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平成28年第103回定例会(第6号 3月22日)
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  1. 篠山市議会 2016-03-22
    平成28年第103回定例会(第6号 3月22日)


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    平成28年第103回定例会(第6号 3月22日)        第103回篠山市議会定例会会議録(6)           平成28年3月22日(水曜日)              午前 9時30分 開議   〇出席議員(18名)      1番  園 田 依 子         2番  小 畠 政 行      3番  吉 田 浩 明         4番  渡 辺 拓 道      5番  河 南 克 典         6番  木 戸 貞 一      7番  栗 山 泰 三         8番  奥土居 帥 心      9番  國 里 修 久        10番  足 立 義 則     11番  恒 田 正 美        12番  大 上 磯 松     13番  植 村   満        14番  堀 毛 隆 宏     15番  前 田 えり子        16番  森 本 富 夫     17番  隅 田 雅 春        18番  林     茂 〇欠席議員(0名)
    〇地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         酒 井 隆 明   副市長        平 野   斉   教育長        前 川 修 哉   代表監査委員     畑   利 清   政策部長       堀 井 宏 之   総務部長       植 村 富 明   市民生活部長     野々村   康   保健福祉部長     倉   剛 史   農都創造部長     芦 田   茂   まちづくり部長    梶 村 徳 全   上下水道部長     酒 井 和 正   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会                        固定資産評価審査委員会事務局                                   井 上 晃 司   消防長        畑   光 明   教育部長       上 田 英 樹 〇議会事務局職員出席者   局長         長 澤 光 一   課長         福 西 保 博   係長         青 野 元 彦 〇議事日程 第6号 平成28年3月22日(水曜日)午前9時30分開議   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  諸般の報告   第 3  特別委員会所管事務調査報告        ・少子化・定住促進対策特別委員会   第 4  議案第 1号 篠山市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税               に関する条例   第 5  議案第 3号 篠山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改               正する   第 6  議案第 8号 篠山市公の施設使用料条例の一部を改正する条例   第 7  議案第 9号 篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正する               条例   第 8  議案第10号 篠山市空き家等の適正管理及び有効活用に関する条例の一               部を改正する条例   第 9  議案第12号 篠山市火災予防条例の一部を改正する条例   第10  議案第13号 篠山市立畑スポーツ施設条例   第11  議案第16号 平成28年度篠山市農業共済事業事務費賦課総額及び賦課               単価を定めることについて   第12  議案第17号 平成28年度篠山市農業共済事業会計特別積立金の取崩し               について   第13  議案第30号 平成28年度篠山市一般会計予算   第14  議案第31号 平成28年度篠山市住宅資金特別会計予算   第15  議案第32号 平成28年度篠山市下水道事業特別会計予算   第16  議案第33号 平成28年度篠山市農業集落排水事業特別会計予算   第17  議案第34号 平成28年度篠山市公営駐車場事業特別会計予算   第18  議案第35号 平成28年度篠山市国民健康保険特別会計予算   第19  議案第36号 平成28年度篠山市後期高齢者医療特別会計予算   第20  議案第37号 平成28年度篠山市介護保険特別会計予算   第21  議案第38号 平成28年度篠山市農業共済事業会計予算   第22  議案第39号 平成28年度篠山市水道事業会計予算   第23  議案第40号 学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例               の整理に関する条例   第24  議案第41号 篠山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例   第25  議案第42号 篠山市立ふれあい館等に関する条例の一部を改正する条例   第26  議案第43号 財産の無償譲渡について   第27  議案第44号 篠山市立栗柄ふれあいセンターの指定管理者の指定につい               て   第28  議案第45号 平成27年度篠山市一般会計補正予算(第8号)   第29  議案第46号 平成27年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第5号)   第30  発議第 1号 水道施設耐震化の推進に対する支援の充実・強化等を求め               る意見書   第31  常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件               午前 9時30分  開議 ○議長(林  茂君)  皆様、おはようございます。  これから、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(林  茂君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、13番、植村 満君、14番、堀毛隆宏君、15番、前田えり子君を指名します。 ◎日程第2  諸般の報告 ○議長(林  茂君)  日程第2.諸般の報告を行います。  本日、市長等から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。  これで、諸般の報告を終わります。 ◎日程第3  特別委員会所管事務調査報告 ○議長(林  茂君)  日程第3.特別委員会所管事務調査報告を行います。  少子化・定住促進対策特別委員会の報告を求めます。  木戸少子化・定住促進対策特別委員長。 ○少子化・定住促進対策特別委員長(木戸貞一君)(登壇)  おはようございます。  そうしましたら、少子化定住促進対策特別委員会の報告をさせていただきます。なかなか報告する時期がございませんでして、今回最終の提言を市長、教育長に提出させていただきました。その内容をベースに報告させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、本委員会は、議会において人口減少問題、少子化問題は、今の状況が続くと、地域の存続にかかわる問題となると判断し、議会として、対策について調査・研究することを目的に、平成26年10月2日に設置されたものであります。委員会の任期は、今期の議員の任期までとして、これまで約1年半、活動してまいりました。本委員会は、基本的には、調査・研究を目的として設置されたものでありますが、委員会では、調査を通じて、市に提言すべき事案があると判断できるものについては、積極的に提言書としてまとめ、議会にお示しし、市長に提言していくという形をとらせていただきました。結果として、平成27年5月に第1次提言、同年9月に第2次提言、そして本年3月に最終提言と、計3回の提言を市長に行ってまいりました。  それでは、委員会のこれまでの活動及び調査・研究の内容と成果について、御報告させていただきます。  なお、委員会では、成果を「少子化対策、定住促進施策に係る報告」と題して、約50ページの報告書に要約し、議会と市長、教育長へ提出しておりますので、こちらをベースに報告させていただきたいと思います。  報告書では、「まずはじめに」と題しまして、委員会の基本方針を書かせていただいております。委員会の基本方針は、まず、少子化対策及び定住促進施策は、全国の多くの自治体で多種多様な対策が講じられており、限られた人の奪い合いだという意見もありますが、日本全体で少子化、高齢化、都市圏への人口集中といった、いびつな偏りが発生しており、この流れを社会全体で是正する必要があること。そういった観点で、少子化対策、定住促進対策は、出生率の改善など、全体的に底上げするためにも、全国的に取り組む必要があること。取り組みに当たっては、地域により生活環境や自然環境、集落のルールなどがそれぞれ異なることから、それぞれに見合った施策の展開が必要であり、本市には本市に見合った施策が必要になること。こうしたことを踏まえ、委員会では、本市の少子化、定住促進対策等について調査・研究を行い、本市の施策にどのような方向性を持たせていくべきか、そのための具体策について議論することを基本的な方針といたしました。  次に、報告書の構成につきましては、報告書をお持ちの方はごらんいただけたらと思います。報告書は、5章立てで構成しておりまして、第1章では、委員会の思いと活動の粗筋を、第2章では、調査研究内容、第3章では、「変革する社会に対応するしくみ」と題して、これからの議会、行政のあり方について、第4章では、委員会での調査・研究を通じて見えてきた課題、第5章で、それらの課題に対する委員会の提言という形でまとめております。  それでは、報告の内容、粗筋を少し報告したいと思います。  まず最初に、調査研究のところです。報告書のページは2ページになりますけれども、まず初めに、人口減少時代の国の動きということで、委員会ほうでは調査をいたしました。委員会として、確認しました事項につきましては、まず1点目が、2008年よりこの日本が人口の減少局面に入ったこと、そして二つ目が、東京圏への人口集中ということで、都市圏への人の流れというものを確認させていただきました。それを踏まえまして、次のページになりますけれども、「地方創生」、国が今、地方創生を叫んでおりますが、この地方創生という取り組みにおきましては、これまで長い間、都市集中というこの人口のいびつな状況を人と物の流れを変えようとする大きな取り組みであるというふうに委員会では確認させていただきました。続きまして、近隣自治体の人口動向ということで、三田市、丹波市の動向を調査いたしました。これにつきましては、報告書に書いておりますので、またごらんいただけたらと思います。  続いて、篠山市の人口動向ということで、委員会におきまして本市の人口動向、特に年少人口を中心に細かな移動を分析させていただきました。まず1点目、篠山の人口の動向につきましては、今、人口減少ありますけれども、この主な要因は、主に死亡数の増加が要因であるというふうに委員会のほうではまとめさせていただきました。  ページを移っていただきまして、7ページ、8ページに移りますけれども、ここでまとめさせていただきましたのは、地区ごとのそれぞれの人口等分析した結果、特に篠山口駅周辺に人が集まっていると、そういう傾向があるということを確認させていただきました。その後、高齢化の動向でありますとか、年少人口の動向を確認させていただいております。年少人口につきましては、近年横ばいの状況にありますけれども、これにつきましては、第2次ベビーブームの世代、この周辺の世代が親になりまして出産が続いているというふうに委員会では捉えました。その下の世代、30代、20代というのがどんどん減っておりますので、少子化はもう一度加速する可能性があることに十分注意が必要であるということで、委員会では結論づけさせていただきました。  続いて、地区別の人口、それぞれの地区ごとの人口を委員会で調査いたしました。この地区ごとにおきましては、11ページをごらんいただけたらと思います。11ページにまとめさせていただきましたが、まずゼロから4歳、これにつきましては、今年度の市長の執行方針にもありました、重点地区で、市内全域で人口が減る中、この重点地区では増加が見られましたので、これにつきましては、注目すべき値であることを委員会としても確認いたしました。しかしながら、他の年齢層、また地区ごとを細かく分析しますと、重点地区以外の多くの地区でも年少人口の減少が見られること、また特に3階級全てで減少している地区もあり、今後は重点地区以外にも地区ごとの状況をきめ細かに分析し、それぞれに対して効果的な施策を講じていく必要があることを委員会として確認いたしました。続いて、世帯の状況、出生率を調査いたしております。  ページ移っていただきまして、13、14ページで今後の人口見通しということで、委員会のほうで調査いたしまして、結論といたしましては、2020年の人口見通しが今のままでは、篠山市は3万9,000人から4万人程度の範囲であると考えられ、今以上により効果のある施策を講じなければ、総合計画で定めた目標数値を維持することが難しいというふうに結論づけさせていただきました。そして、この目標数値を達成するためにも、篠山らしさを生かすこと、多様で変化するニーズに合った施策を今後、展開していただきたいということでまとめさせていただいております。  次のページに移っていただきまして、15ページ以降には、定住促進について、委員会のほうで調査いたしました。まず1点目、「田園回帰」という流れ。これは国のほうでもありますように、田園回帰という流れが今、日本にあるということを確認させていただきました。その後、篠山市の転入、転出、転居の状況を委員会として調査いたしました。ここで出ました数値上の結論といたしましては、都市部から田舎を求める田園回帰の流れが本市でも生まれていると、こういうことを確認させていただきました。  続いて、市内の移動について委員会として調査いたしました。これにつきましては、結論としまして、市内移動については、定住促進施策の効果がまだあらわれているとは言いがたいものがあるというふうに結論させていただきました。しかしながら、本市の定住促進施策におきましては、若い世代を対象にしたものでありまして、効果の検証につきましては、転居の年齢層を詳しく調査し、継続的にもう少し調査をしていただきたいということで委員会としては、まとめさせていただいております。  次に行きまして、19ページなんですけれども、転入、転出、転居の理由ということで、市のほうで平成23年にアンケートをとったものを委員会としても採用させていただき、調査をいたしました。ここではこの傾向がなかなかしっかりしたものもあらわれているということで、今後継続的な取り組みとして実施するべきであるというふうに結論づけさせていただいております。  次に、篠山市への定住志向ということで、委員会のほうでは、国勢調査のデータをもとにそれぞれの年齢層が経年ごとにどういうふうな変化を示しているかということを確認させていただきました。そしてこれで浮かび上がったこととしましては、高校卒業期に市外へ出ていく若者が多いと。しかしながら、30代で子供を持つ親の世代が篠山に移り住んでおり、小さな子供を持つ親世代の定住志向があるのではないかということで、委員会としては結論づけさせていただきました。  次ページが就業の実態、そして市内高校の進路状況等々調べさせていただいております。特にここで委員会としましては、大学や専門学校に進学した学生たちに、篠山市へ今後定住してもらえるように、学生が就職活動を始める時期、こういった時期に合わせて市内の企業の就職説明会の案内を送付する等の活動が必要であるというふうにまとめさせていただいております。  続きまして、23ページですけれども、移住希望者のニーズと市内不動産の流動状況ということで、兵庫県宅地建物取引業協会からヒアリング調査を行いました。ここで出ました意見としましては、家庭菜園レベルの「農ある暮らし」のニーズがあるということを確認させていただいております。  続いて、住宅ストックの状況、空き家の現状を調査いたしております。ここでは、空き家予備軍に対する対処を考える必要性、また、市内における空き家をしっかりと把握することが必要であるというふうに結論づけさせていただきました。
     25ページ以降につきましては、子育て世代の声ということで、市内の子育てサークル7団体からヒアリングした結果を掲載しております。  26ページに、委員会の議論の内容、考察としましては、子育て世代の多様な声を吸い上げるための場所やツールが必要であるということを確認させていただきました。  27ページ以降、本市の定住促進に向けた取り組みの検証ということで、まず1点目が、「ふるさと篠山に住もう帰ろう運動」推進事業を検証させていただきました。  29ページに委員会での議論の内容、考察としまして、まず一つが、PDCA、情報公開に対する認識をしっかりしていただきたいということ、二つ目が、補助金が使われた実績数を効果と見るのではなく、施策の結果、地区の人口や子供の数がどうなったかという結果を重視した検証結果を示してほしいということでまとめさせていただきました。  次が篠山暮らし案内所について、これもヒアリングをいたしました。これの結論としましては、成約件数、登録物件数ともに空き家の流動化を本格化するのには、今は圧倒的に数が足りない状況でありますということですので、移住希望者のニーズと空き家の所有者の考えのアンマッチを今後解消しまして、空き家の流動化が進む手段を考えていただきたいということでまとめさせていただきました。  そして、31ページ、「ささっ子子育ていちばんプラン」ということで、委員会で調査をいたしました。ここでの委員会の議論の内容、考察は、部局を超えて子供の育ちを考えるセクションの設立が必要ということでまとめさせていただいております。  そして、32ページ以降に、他自治体の参考事例調査といたしまして、一つは、島根県の「地区別カルテ」の活用、二つが岡山県総社市の産・官・学・民の連携ということで、委員会で視察調査したものの内容を掲載しておりますので、またごらんください。  35ページにつきまして、島根県に視察した内容の地区別カルテを用いた取り組みの可能性ということで、自治会長会との意見交換をいたしました。そこで意見交換で出た意見等をここでまとめさせていただいておりますので、ごらんいただけたらと思います。  37ページに地区別カルテ以外の意見いろいろ出されまして、その結論としましては、行政において、地域の状況、特色を踏まえた支援が求められているとともに、民間事業者や地域との連携の旗振り役も期待されているということを確認しましたので、また当局のほうで対処のほうよろしくお願いしたいと思います。  そして、38ページ、変革する社会に対応する仕組みとしまして、篠山市の今後の議会、行政のあり方というものを委員会のほうで考察したので、この内容を報告させていただきたいと思います。  まず一つ目が、篠山のような4万人規模の町では少子化対策や定住促進対策には、それほど大きなマスという面的な単位を考える必要はない。それぞれの地区で、年間数人程度の移住や出産、転出防止を増加させれば持続可能な町として生まれ変わることができると委員会では考えております。そのために、篠山らしさを追求すること、その魅力に集う人々をうまくキャッチするような施策が求められるということで結論づけさせていただきました。  そして、39ページに移っていただきまして、そういったものを実現するために、小さな声やニーズをしっかりキャッチし、これを少子化対策、定住促進施策につなげていく、それが重要である。そしてまた議会におきましては、特に若い世代との対話が少ない状況にありますので、今後そういった視点で議会運営を行っていただきたいということで、委員会としてまとめさせていただきました。  40ページ、第4章として、調査を通じて見えてきた課題としまして、大きく4点、小さくまとめると5点にまとめさせていただきました。  まず1点目が、ニーズに対する機動的対処の必要性ということで、ここでは「農ある暮らし」のニーズ、子育て世代のニーズということで、それぞれまとめさせていただいております。2点目が、ニーズをキャッチするための仕組みの必要性、情報発信の強化の必要性としてまとめさせていただきました。3点目が、地域の実情に対応した取り組みの必要性、4点目、社会で応援する子育て支援の仕組みづくりの必要性をそれぞれまとめさせていただいております。  そして、41ページ目以降で、委員会としまして、これらの課題を踏まえ、提言を五つの形でまとめさせていただきました。  まず一つ目が、篠山版地区別カルテを導入し、地区それぞれにきめ細かなフォローをということで、この地区別カルテをそれぞれ地区ごとに展開していってほしいということで、委員会として提言一つ目、まとめさせていただきました。  提言2としまして、産・官・学・民の力を結集した「子育て、移住者応援団」の仕組みづくりをということで、この多様なニーズと、ニーズ自体も時代によって変化するということで、これらをうまく拾い上げるような仕組みづくりをしてほしいということで、提案を二つ目にまとめさせていただきました。  提言3としまして、「農ある暮らし」へのニーズ対応で定住促進をということで、これにつきましては、空き家と耕作放棄地が課題となっている地域におきまして、農ある暮らし、いわゆる家庭菜園を行うような、この農ある暮らしが実現できるような一定の規制緩和等の施策を考えていただきたいということで提言させていただきました。  提言4、子育て世代の「声」を聞く、今どきのツール活用をということで、子育て世代の生の声をそれぞれ行政が吸い上げるような、そういったプラットホーム的なものを考えていただきたいということで、提言4にまとめさせていただきました。  最後、提言5ということで、「町ぐるみで、実感が湧く子育て支援を」と題しまして、子育て世代への支援策、より実感が湧くものが効果的であるとして、それぞれ行政のほうで対応を検討していただきたいということでまとめさせていただきました。  以上、五つの提言をまとめさせていただきまして、この調査・研究、そして報告を市長、教育長へ提出させていただきました。  また最後に、提言以降のページにつきましては、それぞれのお示ししたデータの参照元、また委員会の活動記録等を掲載しておりますので、またそれぞれにごらんいただくように、よろしくお願い申し上げます。  当局におかれましては、本報告の内容を御精査いただきまして、今後の行政運営に生かしていただきますようにお願い申し上げます。また、提言の項でも述べておりますが、委員会では、就学期、就職期における人口減少への対策についての議論など、積み残した課題もあることから、来期以降の市議会におきまして、これらの課題について、それぞれ議論が深まっていくことを願うところであります。  以上、本委員会の活動報告とさせていただきます。 ○議長(林  茂君)  これで、特別委員会所管事務調査報告を終わります。 ◎日程第4  議案第1号 篠山市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に              関する条例 ○議長(林  茂君)  日程第4.議案第1号 篠山市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例を議題とします。  本案につきましては、総務文教常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  奥土居総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(奥土居帥心君)(登壇)  おはようございます。総務文教常任委員会委員長の奥土居でございます。  ただいま議題となりました、議案第1号 篠山市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例について、総務文教常任委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月16日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の制定の趣旨としては、地域再生法の一部改正に伴い、本社機能を有する特定業務施設を移転し、または拡充する企業を支援するため、固定資産税の不均一課税を定めるもので、地方活力向上地域において本社機能を有する特定業務施設を整備する企業のうち、平成30年3月31日までに認定を受けた企業に対し、事業の用に供する固定資産税を課税することとなる年度から3年間軽減しようとするものです。  委員会では、当局から説明を受け審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について、御報告申し上げます。  まず、委員から、本条例制定の後、どのような取り組みを進めていこうとしているのかとの質疑が出され、当局から、企業に対し既に地方拠点強化の税制の支援措置について説明を行っているが、今後、不均一課税の実施が決まればトップセールスを初め、企業訪問により再度PRしていくとの回答がありました。  また、委員から、本社機能の移転・拡充に伴う不均一課税の優遇措置を受けるためには、事業所が都道府県知事の認定を得ることになっているが、地方活力向上地域に本社機能を有しているかどうかは県が確認するのかとの質疑が出され、当局から、詳細は決まっていないが、市で現地調査を行い、最終的には県で判断することになると考えているとの回答がありました。  また、委員から、本社の中枢部門の移転が対象ということであるが、工場や店舗のほうが雇用に結びつくと考える。この制度に取り組む理由はとの質疑が出され、当局から、工場については、別途奨励金制度があり、市としても取り組んでいる。今回、国が進めているのは本社機能を地方に移転させるもので、市内には本社が大阪市内で、生産工場が篠山市内に立地する企業が多くあり、例えば、その本社の情報処理部門や研究所を篠山工場に併設できないかというものである。これにより、雇用が生まれることから、この国の制度を活用して、本社機能移転に力を入れていこうとしているとの回答がありました。  また、委員から、今回、兵庫県全域を対象とした地域再生計画において、不均一課税に14市町しか取り組まないのはどうしてかとの質疑が出され、当局から、手挙げ方式によるもので、地域再生計画に掲載しないと取り組むことができないことから、篠山市としては最初から取り組む意思表示をしていた旨の回答がありました。  また、委員から、3年間の支援では本社機能を移転するための動機にはならないと考える。例えば、5年から7年間実施するという市独自の支援策は検討しなかったのかとの質疑が出され、当局からは、工場における奨励金と一体での期間の検討もしていきたいと考える。不均一課税では、地方交付税で補填される率に合わせて軽減率を段階的に減らしているが、市からの上乗せができないかも検討している。今回の条例制定には間に合わなかったが、さらに一歩踏み込んだ支援ができないか検討していくとの回答がありました。これに対し、委員から、市としての追加支援がないとトップセールスに回っても話がまとまらないと思われることから、さらなる支援の検討をお願いしたいとの意見がありました。  以上の質疑応答を行った後、討論はありませんでした。その後、表決を行った結果、議案第1号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。 ○議長(林  茂君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第1号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第1号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第5  議案第3号 篠山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正              する条例 ○議長(林  茂君)  日程第5.議案第3号 篠山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例を議題とします。  本案につきましては、総務文教常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  奥土居総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(奥土居帥心君)(登壇)  総務文教常任委員会委員長の奥土居でございます。  ただいま議題となりました、議案第3号 篠山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例について、総務文教常任委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月16日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例等の改正の趣旨としては、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部改正により、職員に係る能力及び実績に基づく人事管理の徹底を図るための規定が新たに設けられたことに伴い、地方公務員法を引用している条例の規定整備と、職員の職務を給料表の各等級へ分類する際の具体的な基準となる等級別基準職務表を新たに規定し、その等級ごとの職員数の公表を行うなど、関係5条例を改正しようとするものです。  委員会では、当局から説明を受け審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について御報告申し上げます。  まず、委員から、篠山市職員の給与に関する条例第8条の等級別基準職務表の規定の中で、「同表に掲げる職務とその複雑、困難及び責任の度が同程度の職務」とある、その複雑、困難な程度を判断する基準はどのようなものかとの質疑が出され、当局から、具体的な基準はないが、例えば給料表の1級と2級はどちらも主事の職務で、基本的には一つの階級に一つの職名が原則であることから、2級の職については相当の知識経験が必要な業務を行う職務として区別している。管理職では6級と7級があり、事務局長はその職務の内容により6級または7級に格付される。この場合も7級の事務局長は困難な業務を行う職務として区別している旨の回答がありました。  また、委員から、住民への公表事項に、人事評価の状況を追加した理由はとの質疑が出され、当局からは、地方公務員法の改正で、能力と実績に基づいて人事、任用を行うと規定され、人事評価等を活用して適切に格付された職員の等級ごとの人数を公表することが義務づけられたためである旨の回答がありました。さらに、委員から、公表することで等級別の職員分布が公になっていく。他の類似団体との比較なども容易になってくると思われるが、他市と比較して本市の分布はどのような状況かとの質疑が出され、当局から、管理職の比率は、丹波市などと比較して同程度である。4級の扱いについては、本市は係長職として試験制度を導入しているが、丹波市は主任と係長職であり、主任は年数で到達することから4級の職員比率は丹波市のほうが高くなっている旨の回答がありました。そして、委員から、予算書の給与費明細書の中にも等級別の職員数が示されているが、これと同程度の公表になるのかとの質疑が出され、当局からは、等級別の人数だけでなく、もう少し詳細に部長や事務局長などの職名ごとに人数を公表する予定であるとの回答がありました。  以上の質疑応答を行った後、討論はありませんでした。その後、表決を行った結果、議案第3号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。 ○議長(林  茂君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第3号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第3号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第6  議案第8号 篠山市公の施設使用料条例の一部を改正する条例 ○議長(林  茂君)  日程第6.議案第8号 篠山市公の施設使用料条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案につきましては、民生福祉常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  園田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(園田依子君)  民生福祉常任委員会委員長の園田でございます。  ただいま議題となりました、議案第8号 篠山市公の施設使用料条例の一部を改正する条例についての民生福祉常任委員会の審査について、御報告申し上げます。本案につきましては、去る2月16日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。  本条例の趣旨は、現在、城東公民館内にある子育てふれあいセンターが手狭なため、B&G海洋センター体育館を改修し移転するのに伴い、海洋センターの会議室が貸館利用できなくなるため改正するものであります。  委員会では、当局からの説明を受け審査を行いました。以下、審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告を申し上げます。
     委員からの、現在、B&G海洋センターの会議室を利用されておられる方が、次に使える新たなスペース等は提供できるのかとの質疑に対し、当局からは、現在、年間300人から400人程度が使用されているが、基本的には会議をされることはなく、体育館利用者の荷物置き場や控室として使われていることが多い。今後は、会議室や控室が必要なときには城東公民館のあいている部屋を使っていただくことになるとの回答があり、委員からの城東公民館のトイレにはおむつ交換ができる場所があるが、海洋センターにはあるのかとの質疑に対し、当局からは、海洋センターのトイレについては、今回、子育てふれあいセンターが入ることにあわせて、女性用トイレを一部改修する。改修にあわせて乳幼児を座らせることのできる設備を設置するとの回答がありました。  以上、質疑終了後、討論を行いましたが、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第8号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(林  茂君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第8号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第8号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第7  議案第9号 篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条              例 ○議長(林  茂君)  日程第7.議案第9号 篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案につきましては、民生福祉常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  園田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(園田依子君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の園田でございます。  ただいま議題となりました、議案第9号 篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例についての民生福祉常任委員会の審査について、御報告申し上げます。本案につきましては、去る2月16日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  この条例の趣旨は、中学校3年生までの子供医療費について、平成26年7月から、一定の所得要件のもと、医療費負担の無償化を実施しておりますが、今回、さらに1歳から中学3年生までの通院及び入院と、小学校4年生から中学校3年生までの入院に対して、所得要件を撤廃し、子育て世代への支援を充実させるため、条例の一部を改正するものです。  委員会では、当局からの説明を受け審査を行いました。以下、審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告を申し上げます。  委員からの平成26年7月からこども医療費の無償化を開始し、2年間で所得制限の撤廃をすることになる。それはどの時点で検討したのかとの質疑に対し、当局からは、平成27年7月に年次更新を行い、その結果、所得要件により無償化の対象外となった方が4から5%であった。その時点で、今後はその方にも安心して医療を受けていただけるよう見直しの検討を開始した。なお、財源の関係もあることから、新たに対象となる方のこども医療費については、入院費のみを無償化の対象としているとの回答があり、委員からの今後も段階を踏んで、無償化の拡充を実施する可能性はあるのかとの質疑に対し、当局からは、無償化の開始により医療費が伸びているため、今後の動向を確認する中で検討していくとの回答があり、委員からのこども医療費の通院については、今後も所得要件が継続されるが、完全無償化にした場合の影響額はどの程度かとの質疑に対し、当局からは、400万円程度と見込んでいる。県下では、11市が完全無償化を実施しており、今後、県下の状況を見ながら検討していく。今回は、まずは小学3年生までの完全無償化と、中学3年生までは負担が大きい入院について対象とした。なお、無償化の開始により、軽傷での通院や時間外の診療が増加しており、その対応のために救急医療にも影響が出てきているため、適切な受診についての周知も必要と考えているとの回答がありました。  以上、質疑終了後討論を行いましたが、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第9号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(林  茂君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第9号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第9号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第8  議案第10号 篠山市空き家等の適正管理及び有効活用に関する条例の一               部を改正する条例 ○議長(林  茂君)  日程第8.議案第10号 篠山市空き家等の適正管理及び有効活用に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案につきましては、産業建設常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  栗山産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  おはようございます。産業建設常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました、議案第10号 篠山市空き家等の適正管理及び有効活用に関する条例の一部を改正する条例についての産業建設常任委員会審査の主な内容について、御報告いたします。本議案につきましては、去る2月16日の本会議において、当委員会に審査付託されたものであります。  本条例改正の趣旨については、平成27年5月に全面施行された「空き家等対策の推進に関する特別措置法」において、自治体の権限が法的に位置づけられ、税務情報の利用や調査権の付与、対策費用に対する補助制度や税制上の措置が講じられるようになったことから、同法第6条第1項に規定された「空き家等対策計画」の作成や対策の実施などを審議するため、同法第7条第1項の規定に基づき、市長の附属機関として「篠山市空き家等対策協議会」を設置しようとするものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入り、委員からの資力がない方に対して解体費を支援するとのことだが、補助制度の活用を勧めてもなお解体工事を実施されない場合は、市が率先して解体を行うべきではないかとの質疑に対し、当局からは、市が率先して行うべきかどうかについては、協議会の中で議論があるかもしれないが、そもそも老朽危険空き家の撤去は所有者みずから行うべきものであり、国庫補助金の交付条件としては、所有者の3分の1負担を前提に交付されるものである。逆に言えば、所有者の意思がなければ、国庫補助金自体が交付されないこととなる。市は少なくとも工事費の6分の1を負担するとしており、今後ふえ続ける空き家問題に対応していくためには、財政的な問題も検討していく必要がある。補助制度の活用を提案してもなお解体工事に応じていただけない場合は、法に基づく手続により行政代執行を実施し、要した費用を所有者に請求することとなる。その請求にも応じていただけない場合は、税務当局が行う滞納処分と同様の措置を行うこととなるとの答弁がありました。  また、対策計画において、空き家の増加を予防する仕組みも検討していくのかとの質疑に対し、当局からは予防的な方策としては、本市では既に定住促進事業の一つとして空き家バンクの創設や定住アドバイザーによる空き家状況の調査等、空き家の利活用施策を実施している。空き家対策計画には、空き家の有効活用についても議論いただき、盛り込んでいく予定であるとの答弁がありました。  また、協議会での決定については、どの程度拘束されるのかとの質疑に対し、当局からは、市長の参与機関であることから、そこで審議し、決定されたことについては、当然、市の方針として拘束力を持つものと考えるとの答弁がありました。  また、空き家等対策協議会の委員の任期は2年となっているが、平成28年度中に対策計画を策定した後はどのような活動を行っていく予定かとの質疑に対し、当局からは、計画の実施に関する協議についても、協議会の所掌事務と考えており、協議会にて検討を要すると判断する課題があった場合に開催することとしているとの答弁がありました。  また、規則案において、協議会の会長は市長をもって充てることとあるが、市長がメンバーに入る協議会構成について問題はないのかとの質疑に対し、当局からは、条例改正により設置しようとする協議会は、地方自治法第138条の4第3項に設置根拠を置く附属機関である。この附属機関には、諮問機関と参与機関があり、本協議会は参与機関として位置づけようとしていることから、市長を委員構成とすることは法解釈的には問題ないと考える。また、西脇市においても、本市と同様の考え方で協議会を設置しようとしているとの答弁がありました。  審査終了後、議員間討議を行いましたが、意見等はありませんでした。討論はなく、表決を行いました結果、議案第10号は、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、産業建設常任委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告といたします。 ○議長(林  茂君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第10号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第10号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第9  議案第12号 篠山市火災予防条例の一部を改正する条例 ○議長(林  茂君)  日程第9.議案第12号 篠山市火災予防条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案につきましては、民生福祉常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  園田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(園田依子君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の園田でございます。  ただいま議題となりました、議案第12号 篠山市火災予防条例の一部を改正する条例についての民生福祉常任委員会の審査について、御報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月16日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の趣旨は、火災の発生のおそれのある設備や器具に対する火災予防上の基準は、消防法第9条で国が示す基準に従って市町村の火災予防条例で定めることとなっております。今回、当初想定していなかった設備や器具が流通してきたことから、国が示す基準が改正されたことに伴い、可燃物等との間に設けるべき安全な距離を定めている別表第3に新しい設備や器具を追加するため、条例の一部を改正するものです。  委員会では、当局からの説明を受け審査を行いましたが、質疑等はなく、討論を行いましたが、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第12号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(林  茂君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。
     討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第12号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第12号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第10  議案第13号 篠山市立畑スポーツ施設条例 ○議長(林  茂君)  日程第10.議案第13号 篠山市立畑スポーツ施設条例を議題とします。  本案につきましては、総務文教常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  奥土居総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(奥土居帥心君)(登壇)  総務文教常任委員会委員長の奥土居でございます。  ただいま議題となりました、議案第13号 篠山市立畑スポーツ施設条例について、総務文教常任委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月16日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の制定の趣旨としては、畑小学校跡地活用検討委員会から少年サッカーのできる多目的グラウンドとしての整備の要望書が提出されたことから、閉校となった畑小学校のグラウンド及び体育館について、地域の活動拠点としてだけでなく、子供たちのスポーツ活動の拠点としても活用できるよう社会体育施設として位置づけ、整備・運用するため、新たに条例を定めようとするものです。  当委員会では、当局から説明を受け審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について御報告申し上げます。  まず、委員から、整備する施設の利用者は、畑地域が中心なのか、市全域なのか。ある程度利用者を特定したほうがよいのではないかとの意見が出され、当局から、子供たちが思い切りサッカーができる環境を整えたいと考えているが、一方で畑地域の活動拠点としての場所でもある旨の回答がありました。  また、委員から、サッカー関係団体からは、使用料の負担が重いという意見があるが、減免の対象にはならないのかとの質疑が出され、当局から、青少年登録団体については、減免の対象となるとの回答がありました。  また、委員から、整備の計画では、サッカーの公式試合ができるものかとの質疑が出され、当局から、少年サッカーの試合ができる規定のグラウンドである旨の回答がありました。  また、委員から、日常の管理が大事になると考えるが、どのように管理を行うのかとの質疑が出され、当局から、管理については、現在、みたけの里づくり協議会に委託しており、引き続き地元でお願いしたいと考えている。なお、少年サッカーチームが拠点として利用するのであれば、ある程度の管理も担ってもらえないか検討していきたいとの回答がありました。  また、委員から、使用申請や使用料、メンテナンスなど管理上必要なことがかなりあると思われるが、最小限の経費で最大限の効果が得られるよう検討されたいとの意見が出され、当局からは、現在の委託の内容は、体育館の鍵の開け閉めや草刈り等である。地域からは少年サッカーのできるグラウンド整備という要望であったが、それに特化したグラウンドではなく、現在の使い方も継続し、できるだけ経費のかからない管理を検討していきたいとの回答がありました。  また、委員から、地域で使う場合、使用方法はどのようになるのかとの質疑が出され、当局から、基本的には、地域で管理と利用をしてもらいながら、教育委員会と連携し、サッカーやそのほかにも使ってもらえるようにしていきたい。これまで、みたけの里づくり協議会が管理し、地域優先で利用されてきた。地域外の利用は教育委員会が窓口となって、利用希望日をみたけの里づくり協議会に確認してきており、今後もその方法で管理していきたい旨の回答がありました。  また、委員から、いつから利用できるのかとの質疑が出され、当局から、平成27年度にプール解体の工事を終え、平成28年度にToToの助成を受けて同年度内の完成を目指しているとの回答がありました。  また、委員から、こども発達支援センターの利用者もグラウンドを使うということであったが、支障はないのかとの質疑が出され、当局から、これまでからこども発達支援センターが利用する時間と地元が利用する時間帯は余り重なっていなかった。少年サッカーチームが利用する場合も土・日曜日が主な利用日になることから、調整できると考えている。同センターの理事長とも十分に協議しながら進めていきたいとの回答がありました。  また、委員から、新しく整備する駐車場はスポーツ施設に含まれるのかとの質疑が出され、当局から、駐車場はグラウンド、体育館の利用者だけでなく、こども発達支援センターの利用者の共用となることから、スポーツ施設の範囲には含めない予定であるとの回答がありました。これに対し、委員から、事故等が起きたときの責任分担もあることから、安全な管理ができるよう態勢の構築をお願いしたいとの意見が出されました。  以上、質疑応答を行った後、討論についてはありませんでした。その後、表決を行った結果、議案第13号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告といたします。 ○議長(林  茂君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第13号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第13号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第11  議案第16号 平成28年度篠山市農業共済事業事務費賦課総額及び賦                課単価を定めることについて  日程第12  議案第17号 平成28年度篠山市農業共済事業会計特別積立金の取崩                しについて ○議長(林  茂君)  日程第11.議案第16号 平成28年度篠山市農業共済事業事務費賦課総額及び賦課単価を定めることについて、及び日程第12.議案第17号 平成28年度篠山市農業共済事業会計特別積立金の取崩しについての2件を一括議題とします。  本案につきましては、産業建設常任委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  なお、審査の報告と質疑、討論は一括して行いますが、採決は議案ごとに行います。  栗山産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  産業建設常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました、議案第16号 平成28年度篠山市農業共済事業事務費賦課総額及び賦課単価を定めることについて、及び議案第17号 平成28年度篠山市農業共済事業会計特別積立金の取崩しについての産業建設常任委員会審査の主な内容について、御報告いたします。本議案につきましては、去る2月22日の本会議において、当委員会に審査付託されたものであります。  両議案は、農業災害補償法及び篠山市農業共済条例により、平成28年度事業における賦課総額と賦課単価を定めるとともに、篠山市農業共済条例により、特別積立金を取り崩し、農業災害補償法に規定する損害防止事業等の費用に充てるものであります。  担当部署より説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑及び意見はありませんでした。審査終了後、討論はなく、表決を行いました結果、議案第16号、第17号は、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、産業建設常任委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告といたします。 ○議長(林  茂君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから一括して委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから一括して討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第16号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第16号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第17号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第17号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第13  議案第30号 平成28年度篠山市一般会計予算  日程第14  議案第31号 平成28年度篠山市住宅資金特別会計予算  日程第15  議案第32号 平成28年度篠山市下水道事業特別会計予算  日程第16  議案第33号 平成28年度篠山市農業集落排水事業特別会計予算  日程第17  議案第34号 平成28年度篠山市公営駐車場事業特別会計予算  日程第18  議案第35号 平成28年度篠山市国民健康保険特別会計予算  日程第19  議案第36号 平成28年度篠山市後期高齢者医療特別会計予算  日程第20  議案第37号 平成28年度篠山市介護保険特別会計予算  日程第21  議案第38号 平成28年度篠山市農業共済事業会計予算  日程第22  議案第39号 平成28年度篠山市水道事業会計予算 ○議長(林  茂君)  日程第13.議案第30号 平成28年度篠山市一般会計予算から、日程第22.議案第39号 平成28年度篠山市水道事業会計予算までの10件を一括議題とします。  本案につきましては、予算特別委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  なお、審査の報告と質疑、討論は一括して行いますが、採決は議案ごとに行います。  吉田予算特別委員長。 ○予算特別委員長(吉田浩明君)(登壇)  予算特別委員長の吉田でございます。
     ただいま議題となりました、議案第30号 平成28年度篠山市一般会計予算から、議案第39号 平成28年度篠山市水道事業会計予算の10議案についての予算特別委員会の審査について、御報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月22日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。  委員会では、各分科会座長からの審査の報告を受け、審査を行いました。まずは、各分科会審査におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告を申し上げます。  総務文教分科会審査においては、学校教育充実事業に関し、篠山東中学校や丹南中学校で実施している反転授業について、全市的に進めていこうとしているのかとの質疑が出され、当局から、反転授業については、授業の前にDVD等で予習を行うことで授業に見通しをもって臨むことができ、その効果はあらわれていると思う。ただし、授業に見通しを持たせる方法は、反転授業以外にも考えられるため、反転授業を全校で実施することは今のところ考えていないが、研究したい学校においては、指定研究事業などを活用して支援していきたい旨の回答がありました。  次に、学校地域連携事業に関し、コミュニティスクールが全校実施になるが、学校評議員のように外から見て意見を述べるのでなく、学校運営について議論するような組織にしてほしいとの質疑が出され、当局から、平成27年度の成果としては、学校地域運営協議会委員に対し学校が経営方針を説明し、意見等を求めることができ、運営協議会であいさつ運動や美化作業などの行事等も実施できた。課題は、委員に学校運営委員会に積極的に参画してもらい、ともに学校を盛り上げていけるように進めていくことで、教育課程に係る内容にも意見を求めるほか、地域のヒーローをつくる取り組みなどにもかかわってもらえればと考えている。学校の状況等を地域に積極的に発信するよう努めていきたい旨の回答がありました。  次に、放課後児童対策事業に関し、岡野の児童クラブは、夏休みになると利用者がとても多いと聞いている。何とかしなければならないと思うが、城北との分散も含め、教育委員会として考えはあるのかとの質疑が出され、当局から、岡野周辺の校区には、篠山幼稚園、たまみず幼稚園、岡野幼稚園の三つの幼稚園があり、私立認定こども園として、ささやまこども園と富山こども園が開園している。どのように整理するのかについては、早急に考えなければならない時期に来ている。幼稚園の統合が行われることになれば、あきの幼稚園施設も出てくるので、そうした施設の活用も考えられる。将来的には、幼稚園の配置計画と児童クラブも含め、総合的に考えていく必要があるとの回答がありました。  次に、病児保育事業に関し、市民のニーズも高い病児保育事業を小嶋医院内で開設することに伴い、小嶋医院の負担はどうなるのかとの質疑があり、当局からは、今回の整備については、医師会と調整し、基本的には小嶋医院の負担がないように100%補助としている旨の回答がありました。また、定員4名は多くないのかとの質疑が出され、当局から、市の診療所での開設も考えたが、どの診療所についても市の周辺部になってしまうこと、及び開設には医師会の協力が不可欠で、医師会の理事会等で協議を行う中で、最終的に小嶋医院で開設することになった。人数についても当初2名を予定していたが、感染症が出た場合、最低でも4名は必要であろうということになった旨の回答がありました。  次に、職員人件費に関し、来年度の職員の採用方針はとの質疑が出され、当局から、今年度は、内定者の辞退や年度途中の退職などもあり、現時点で440人となった。来年度については450人体制に戻していくため、18人の採用を行う旨の回答がありました。  次に、一般管理費に関し、全国の過疎地で地元高校の魅力を活用した地域振興を行っている事例が多くあるが、市内の3高校については、地域の活力に結びつく教育機関であってほしいと願う。高等学校振興会補助金を担当している総務課として、市全体の取り組みの再整理を中心になって考えられたいとの意見が出され、当局から、高校の振興については、定住促進や地域振興にとって重要な課題と認識している。特に、東雲高校は篠山の農業農都施策をアピールする上で全国的にもユニークな存在になっていることから、教育委員会、農都創造、政策担当などと連携して整理していきたい旨の回答がありました。  次に、電子計算費に関し、職員用のパソコンの納入を予定されているが、タブレットの導入についての考えはとの質疑があり、当局から、パソコンとタブレットでは一長一短がある。会議等で使用する場合はタブレットがすぐれており、事務に使用する場合は、画面の大きさや操作性、使用するアプリーケーションにおいてパソコンがすぐれている。今後、使用する用途に応じてタブレットの導入を検討する旨の回答に対し、液晶部分を取り外し、タブレットのように利用できるパソコンもあり、来庁者への説明対応に有効であると考えるので、あわせて検討願うとの意見が出されました。  次に、創造都市ネットワーク推進事業に関し、職人学校の創設について、特定の技を継承するなど絞り込む必要があるのではないかとの質疑があり、当局から、今ある篠山技能高等学院を抜きにして考えられないことから、できれば大工等の技術などに丹波焼等の工芸や、将来的には農業にも広げたい旨の回答がありました。  次に、会計管理費に関し、資金の運用におけるマイナス金利の影響はどうかとの質疑が出され、当局からは、現在篠山市では、歳計現金は定期預金で運用し、基金については定期預金と債券で運用をしている。今年度も兵庫県住宅供給公社債の購入時期を迎えており、3月初めの説明会で提示予定の金利を見た上で、公金運用検討委員会で購入方針を決定する予定にしている。ただし、昨今の状況から購入額を減額することも視野に入れている旨の回答がありました。  次に、民生福祉分科会審査においては、災害時要援護事業に関し、対象者が1,640人に対し、台帳登録者は747人と、未登録者が多いが、施設に入っているのか、あるいは在宅介護を行っているのかとの質疑が出され、当局から、未登録者のうち、施設に入所されている方が500名程度、家族と同居していることから登録しない方が含まれており、中には地域の人に自分の障害を知られたくないという理由で登録されていない方もいる旨の回答がありました。  次に、老人クラブ助成事業に関し、老人クラブについて、何年も前から会員数が少ないと聞いている。地域のコミュニティーのために必要であるが対策はあるのかとの質疑が出されました。当局から、申請書類の簡略化や、老人クラブ加入者を対象とした「お達者クラブいきいき塾」の開催など取り組みを行っている。市老人クラブ連合会や支部での役員に係る負担感など、単位クラブでのリーダーが確保できないことなどが課題となっている。また、老人クラブ以外で、個人で趣味的な活動やボランティア活動をする機会や人がふえていることもある。今後はますます地域での支え合いや介護予防事業を地域で展開する中で、老人クラブの役割は重要であり、自治会やまちづくり協議会と連携し、高齢者が地域で集え、活動できる場づくりを進めていきたい旨の回答がありました。  次に、子育てふれあいセンター費に関し、ゼロ歳児から保育園へ預けるというのではなく、子育てふれあいセンターを中心として、母親が子供を自分で育てる、それを支援していくことも大切であると思う。また、子育てサークルを育成することも必要であると思うが、どう考えるのかとの質疑が出され、当局から、子育てふれあいセンターに登録されているグループには、施設利用の無料化や玩具の貸し出し等の支援をしている。家庭で子供を育てるということは大切なことであり、充実した子育てふれあいセンターの事業を心がけたい旨の回答がありました。  次に、まちづくり活動推進費に関し、地域づくり交付金(テーマ型)が19地区に交付され、定住促進支援に活用されるということであるが、具体的には、どのような事業に交付するのかとの意見が出され、当局から、平成28年度より新たに実施するもので、地域や集落が主体となった定住促進対策の取り組みに10万円ずつを交付する。まちづくり協議会に交付するのか、単位自治会に交付するかについては、今後企画課と調整をしながら進めていきたい旨の回答がありました。  次に、男女共同参画センター費に関し、国の目標として女性の管理職を30%設けると掲げられているが、今の本市の係長以上の管理監督職の割合は何%かとの質疑が出され、当局から、審議会等の委員に女性が占める割合は約20%で、市職員の係長以上の管理監督職の割合についても約20%である旨の回答に対し、市職員の管理職は女性の割合30%を目指すべきである。自治会役員や各種委員会の女性登用についても30%を目指すべきと考える。なお、自治会の中では、女性に役割を持ってもらうという考えがまだまだ難しい地域が多くあり、改革を行っていくことが大切である。そうした取り組みができる講演会やセミナーの開催を考えていくべきと考えるとの意見が出されました。  次に、安定ヨウ素剤配布事業に関し、平成28年度事業では、3歳から18歳まで、まだ受け取っていない市民を中心に配布を進めていくと説明を受けたが、今年度はどの程度の配布を終え、来年度どの程度の配布を目標としているのかとの質疑が出され、当局から、1月31日から2月21日まで5日間、延べ10回で、4,477人分を配布した。平成28年度については5,300人に配布することを想定している旨の回答がありました。  次に、介護保険特別会計においては、権利擁護事業に関し、高齢者虐待の防止については、人権推進課との連携も必要となるが、どのような連携を考えているかとの質疑が出され、来年度の人権推進課は特に高齢者の人権をテーマとして取り組むと聞いており、一緒に動くことが多くなる中、今は来年度の取り組みを協議しているところである。市内には高齢者の人権だけでなく、消費者被害や虐待、認知症の問題もあり、それらを含めて人権推進課と情報を共有しながら、高齢者対策に取り組んでいきたい旨の回答がありました。  次に、産業建設分科会審査においては、景観形成事業に関し、丹波篠山ロマン街道について、何を目的として事業を実施するのかとの質疑がありました。当局からは、日本遺産に認定される中、篠山の魅力を市民へ浸透させていくとともに、地域活性化に結びつけていく仕組みづくりの一つとして、ルートを設定していきたいと考えている。後々は、ロマン街道のパンフレットや道標、案内図板等も整備していく中で、観光や景観まちづくりに資するものにしていきたいと考えている旨の回答がありました。  また、国庫補助道路整備事業に関し、市道大沢新栗栖野線について、弁天街道とつなぐ計画はどうなっているのかとの質疑が出され、当局から、平成27年度に都市計画道路の見直しを行った。当初は掘割工法による計画であったが、トンネル工法による整備を図ることとしている。計画自体は継続することとなっているが、財政的なこともあり、実施時期等の詳細は未定となっている旨の回答がありました。  次に、農都創造推進事業に関し、農都創造計画について、策定に向けた進捗状況はとの質疑が出され、当局から、審議会で1年間にわたり議論いただいた結果、3月中に答申をいただく予定となっている。以降、答申をもとに市で案を検討した上で、パブリックコメントを実施し、6月をめどに策定したいと考えている旨の回答がありました。  次に、担い手支援事業に関し、施政方針で示された丹波篠山農学校の取り組み内容はとの質疑が出され、当局から、現在、農都創造部で行っている各教室やスクール事業を体系的に整理した上で、農学校としてPRしていきたいと考えている旨の回答がありました。  次に、生物多様性推進事業に関し、丹波ささやま生きもの48について、具体的にどのような取り組みを行っていくのかとの質疑が出され、当局からは、篠山市には多くの個性的な生き物が生息している。それらの生物を保全していくキャッチフレーズとして、多くの個性的なアイドルが集まったAKB48にあやかり、丹波篠山生きもの48としている。生き物については、市内の小学校6年生にアンケートで選出いただいたものを参考にし、選定していきたいと考えている。取り組みの内容としては、生物多様性ささやま戦略を具体的に推進していくために、例えば、水路工事を実施する場合に生き物の生息環境に応じた工法で行う仕組みづくりを行うことや、生き物を工事の前に退避させるといった仕組みを庁内の関係各課や事業者、市民に浸透させていくこと、また、モデル地区をつくり、観察会や生き物の生息環境を整える工事を実施すること等を考えている旨の回答がありました。  次に、観光宣伝事業に関し、各課においてさまざまなパンフレットが作成されているが、統一感がないように考える。観光キャッチフレーズを前面に出す等、PRの軸を決めて情報発信をしていくべきではないか。篠山の強みを統一して発信していくことも定住につながっていくと考えるがどうかとの質疑が出され、当局から、行政が作成しているパンフレット類については、民間と比較し、人が見えないこと等から、おもしろみに欠けるとも言われている。これからは、単なる場所の発信にとどまらない篠山の町の魅力をトータルに発信していくパンフレットを観光協会とも連携し検討していきたい。一方で、多様なニーズに応えるためには、日本遺産やユネスコ創造都市ネットワーク等、目的別のパンフレットも必要であり、他部署とも連携して行っていきたい旨の回答がありました。  次に、観光まちづくり推進事業に関し、外客誘致推進事業について、どのような方向性で取り組んでいくのかとの質疑が出され、当局から、外客誘致については、副市長をトップとする検討会を設置し、どういう客を誘致するのかを検討している。今はやりの爆買いについては、篠山には似合わないことから対象とは考えていない。観光庁が実施したアンケートで日本文化に興味を持っていることが明らかになった欧米系がターゲットになるのではないかと考えている。国を絞って取り組んでいくのか、旅行形態を絞って取り組んでいくのかについては、今後、検討していく必要もある。篠山においては個人や小グループをターゲットにしていくのがよいのではないかと考えている旨の回答がありました。  次に、下水道事業特別会計予算においては、まず、公共下水道管理費に関し、公営企業会計へ移行するメリットは何かとの質疑が出され、当局からは、平成32年度までに公営企業会計へ移行するように国が全国の自治体へ要請をしている。法適化のメリットとして、下水道施設を恒久的な財産として維持していく上で、固定資産の情報を整理し、減価償却費を数字化し、経費として計上することで、経営情報をより正確に把握することができる。また、適切な経費をもとに料金算定を行うことができる。加えて、公営企業会計への移行が全国的に進めば、決算内容において、統一的に他の団体との比較が可能になる。また、31年度までに移行を行う場合、国から財政支援措置を受けながら移行業務に取り組める旨の回答がありました。  次に、水道事業会計予算においては、施政方針において、水道料金は維持するということであったが、一般会計からの繰入金を受けながらの運営になるのかとの質疑が出され、当局から、繰入金は基準内の繰入金であり、交付税措置もある。赤字補填的な要素の繰入金は発生していない旨の回答がありました。  続いて、各分科会からの報告後、審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告を申し上げます。  まず、委員より、図書館管理運営費について、「図書館ビジョンにおける丹波市との連携について、人事異動を理由に事業の進捗がおくれている」との答弁があったとの報告があったが、事業進捗のおくれを人事異動に求めることについては、理解できない。定期的に人事異動がある中、事業の引き継ぎをどのように行っているのか等についての質疑はあったのかとの意見が出され、総務文教分科会座長からは、委員からも、「今の回答は言いわけにしか聞こえない」との意見も出され、分科会においても人事異動は理由にならないと認識している。そうしたこともあるが、「丹波市との連携については、平成30年4月を目途にする中、28年度は力を入れて取り組みたい」との答弁があり、所管の委員会としても注視していきたい旨の回答に対し、委員より、人事異動については、引継書をつくった上で、適切に業務の引き継ぎが行われていると認識しているが、同様のことが他の事業でも起こらないように、適切な体制をつくっていくべきである。議会としても、しっかりと注視していく必要があると思うとの意見が出されました。  次に、委員より、保健衛生総務費に関し、健康大学について、どのような方を対象に実施しているのか等の質疑はあったのかとの意見が出され、民生福祉分科会座長からは、健康大学を実施するに当たり、ターゲットとしている年齢層や開催周知の方法についての質疑に対し、受講者層は高齢化が進んでおり、平均年齢は60歳代が多くなっている。呼びかけについては、以前に受講された方に案内を送付しており、記者発表やホームページ、市の広報紙により行っている。20代、30代が少なく、50代から80代の方や90代の方も受講されているとの答弁があったが、それ以上の質疑はなかった旨の回答がありました。  次に、委員より、保健増進事業費に関し、中学生を対象としたピロリ菌検診については、国内でも先駆的な事業である中、26、27年度の結果について、どのような評価をしているのかとの質疑が出され、民生福祉分科会座長からは、ピロリ菌検診に関しては、全国に先駆けた検診として注目されており、平成26度の実績は366名中355名が受診し、受診率が96.99%で、そのうち要精検者は19名で5.35%となっている。平成27年度は、397名中376名の受診で94.71%の受診率で、要精検者は35名で9.31%となっているとの答弁があったが、評価に関する質疑等はなかった旨の回答がありました。また、長寿福祉一般事務費に関し、認知症対策事業について、施政方針において、「ふえ続ける認知症高齢者への取り組みの充実」が掲げられている。最近の報道でもあったように、交通事故において、認知症患者と一緒に生活している家族の監督責任が問われる時代になっており、これまで以上に認知症に対する理解が重要になってきていると考える。そうした中、負担金を拠出して丹波市と取り組んでいる認知症対策事業については、どのような事業をされているのかとの質疑が出され、民生福祉分科会座長からは、丹波認知症疾患医療センターの事務諸経費等としての運営補助金であるが、それ以上の説明や質疑はなかった旨の回答に対し、委員より、認知症対策については、今後、大きな政策課題となってくると思うので、所管の委員会としても注視いただきたいとの意見が出されました。  次に、委員より、地域医療対策事業費に関し、兵庫医科大学ささやま医療センターへの救急搬送については、毎年350件前後が搬送されている。救急搬送が集中している一方で医師は減っているが、対応に問題は生じていないのかとの質疑が出され、民生福祉分科会座長からは、当局からは、二次輪番については、篠山市と丹波市で交互に事務を行っており、スムーズに受け入れをされていると考えている。また、小児救急における受け入れについては、平成26年度は738名、平成27年度は1月末時点で620名、輪番救急における受け入れについては、平成26年度は163名、平成27年度は1月末時点で139名となっている。昨年、県立柏原病院の小児科の医師が退職したことに伴い、その分をささやま医療センターが担っており、その分の委託料が増加した。また、県立柏原病院における輪番時の体制について、現在は外科医と内科医の2人体制であるが、平成28年4月からは外科医、もしくは内科医の1人体制となるという報告があったとの答弁があった旨の回答がありました。  次に、委員より、いじめ防止等対策事業に関し、本市では、「篠山市子どものいじめ防止等に関する条例」を制定しているが、その後、上位法になる国の「いじめ防止対策推進法」が制定されるとともに、本年度より総合教育会議という制度もできた。これまでは、市長が教育委員会に対し、意見を言える場がなかった中、いじめ防止対策を行うことを目的に、保健福祉部が管轄し、取り組んできたが、制度等が変わった今後において、教育委員会との整合性に関する質疑等はあったのかとの質疑が出され、民生福祉分科会座長からは、そうした質疑はなかった旨の回答がありました。  次に、委員より、新エネルギー・省エネルギー事業費に関し、ペレットボイラー稼働補助金について、重油価格よりもペレット燃料のほうが高額となっている。あえてペレット燃料を使用し、その差額分に税金を投入する正当性について、質疑等はあったのかとの質疑が出され、産業建設分科会座長からは、所管事務調査報告でも報告したが、篠山市新エネルギー・省エネルギービジョンに掲げられている再生可能エネルギーとして、環境面だけでなく、災害対応にも考慮されており、防災拠点の一つでもある、ぬくもりの郷の防災力の強化にもつながるものであると認識している旨の回答がありました。また、重油価格が安いときは、重油ボイラーを使用していくべきであると考えるが、そうした質疑等はあったのかとの質疑が出され、産業建設分科会座長からは、市のエネルギー政策としてペレットを使用していくことに加え、国の補助金を活用し、購入した経緯から、国への報告分は最低限稼働させる必要性があると確認している旨の回答がありました。  次に、委員より、観光宣伝事業に関し、丹波観光ネットワーク推進委員会負担金及び北近畿観光連盟負担金について、これらの団体に参画し、どのような取り組みを行っているのか等の質疑はあったのかとの意見が出され、産業建設分科会座長からは、そうした質疑はなかった旨の回答がありました。それに対して、委員より、費用対効果も含め、所管の委員会として注視いただきたい旨の意見が出されました。  最後に、委員より、都市計画事務費に関し、電線類地中化可能性検討事業について、多額の費用がかかる中、財政再建中の本市で今、取り組むことの必要性等の質疑はあったのかとの意見が出され、産業建設分科会座長からは、国交省が無電柱化に係るガイドラインを出しており、一般的には無電柱化事業は四、五年の事業期間を要すると示している。28年度以降の取り組みについては、地域計画課、地域整備課、上下水道課、社会教育・文化財課及び商工観光課、等、関係課による庁内研究会を立ち上げ、地中化に向けた事業手法や事業箇所、事業手順等の調査・研究や、先進地の事例調査等も行いたい等の答弁があった。まずは、工法等も含め、検討事業であると認識している旨の回答がありました。  その後、討論を行いましたが、討論はなく、採決を行いました結果、議案第30号 平成28年度篠山市一般会計予算、議案第35号 平成28年度篠山市国民健康保険特別会計予算、議案第36号 平成28年度篠山市後期高齢者医療特別会計予算及び議案第37号 平成28年度篠山市介護保険特別会計予算の4議案については、賛成多数で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  また、議案第31号 平成28年度篠山市住宅資金特別会計予算、議案第32号 平成28年度篠山市下水道事業特別会計予算、議案第33号 平成28年度篠山市農業集落排水事業特別会計予算、議案第34号 平成28年度篠山市公営駐車場事業特別会計予算、議案第38号 平成28年度篠山市農業共済事業会計予算及び議案第39号 平成28年度篠山市水道事業会計予算の6議案については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、予算特別委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いして、審査の報告とさせていただきます。  なお、今回の審査において、各分科会や全体会審査の中の意見等については、執行部において十分な検討をいただき、今後の予算執行に反映いただきますよう申し添えるとともに、あわせて私の報告の機会も最後であります。この新年度予算が酒井市長を初め、執行部、そして新たなる市議会の御尽力によって市民の生活向上と世界に誇るまちづくりに生かされることを祈念いたしまして、審査の報告といたします。 ○議長(林  茂君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから一括して委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから一括して討論を行いますが、討論に際しては、冒頭に議案番号を述べていただきますようお願いします。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対者の発言を許します。  前田えり子君。 ○15番(前田えり子君)  15番、前田えり子です。反対の立場から討論を行います。  議案第30号 平成28年度篠山市一般会計予算、議案第35号 平成28年度篠山市国民健康保険特別会計予算、議案第36号 平成28年度篠山市後期高齢者医療特別会計予算、議案第37号 平成28年度篠山市介護保険特別会計予算について、反対の意見を述べたいと思います。  「年金が減った」「給与や賃金が減った」「売り上げが減った」「医療費の負担がふえた」など生活が苦しくなると言われる方が多く、水道料金の引き下げや国保税の引き下げ、介護保険料利用料の引き下げ、減免、保育料の引き下げなどを求める声が切実です。篠山再生計画は、みんな負担を分かち合うとして、年間12億円から13億円の事業、市民サービスを切り捨て、市民、職員に犠牲を強いる計画が実行されてきました。市の職員は、削減の目標を達成し、正規職員は450人となりましたが、臨時職員や非常勤嘱託員などの非正規で働く職員の割合が多くなりました。市財政は、毎年黒字で再生計画がつくられた当時には、二、三年で底をつくと言われてきた財政調整基金も27年度末には、25億円もある見込みです。  この間、定住促進や子育て支援、鳥獣被害対策等の充実など、新しい事業もできるようになってきました。市民の暮らしはどんどん厳しくなっています。介護や医療の不安、ひとり暮らしの不安が高齢者には募っています。予算の使い方を市民の暮らし第一に安心して暮らせるように、基金も活用して医療や介護を安心して受けられるようにするべきではないでしょうか。1億円の繰り入れで高くて払えないと悲鳴が上がる国保税、1人当たり約1万円の引き下げができるのではないでしょうか。3年ごとの見直しで介護保険制度はどんどん悪くなり、要支援者の保険外しや利用料の負担増が行われました。サービスの低下が起こらないように、財政的にも十分な支援が必要です。後期高齢者医療は2年ごとの見直しで保険料の引き上げです。年齢で医療を差別するこの制度は廃止し、もとの制度に戻すべきです。  国は2002年3月31日に同和にかわる最後の特別法を終了しました。その理由として、本来時限的なもの、特別対策をなお続けていくことは同和問題の解決に有効とは考えられない、人口移動が激しい中で、同和地区、同和関係者に対象を限定した施策を続けることは、事実上困難としています。部落問題は、社会問題としての性格はなくなっているのです。市民が人権についておくれた意識を持っているかのように、人権学習や住民学習を押しつけることはやめるべきです。  以上、議案第30号、第35号、第36号、第37号についての反対討論といたします。 ○議長(林  茂君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。  大上磯松君。 ○12番(大上磯松君)  12番、大上でございます。  議案第30号から第39号の10議案について、一括して賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  平成28年度予算は、世界に輝く篠山の時代をつくるため、農都創造や日本の原風景と誇れる土地利用と景観保全、ふるさとの森や川の再生と生物多様性に取り組むための事業で編成されています。そして、日本遺産の認定及びユネスコ創造都市ネットワークへの加盟を果たした篠山市の力が試される大切な年度でもあります。その第一歩目として、新たに策定された第2次篠山市総合計画後期基本計画の1年目として、限られた財源の中、最大の効果を発揮していくための予算が編成されていると考えられます。引き続き、財政の健全化に取り組んでいかなければならない中であっても、国民健康保険や介護保険など、福祉や市民生活にも配慮された予算が編成されていることも確認できましたことから、当初予算案に賛成するものであります。  議員各位におかれましては、御賛同いただきますことをお願いして、賛成討論といたします。 ○議長(林  茂君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議案第30号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立多数です。  したがって、議案第30号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第31号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第31号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第32号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第32号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第33号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第33号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第34号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立)
    ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第34号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第35号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立多数です。  したがって、議案第35号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第36号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立多数です。  したがって、議案第36号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第37号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立多数です。  したがって、議案第37号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第38号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第38号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第39号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第39号は、委員長の報告のとおり可決されました。  ここで、暫時休憩をいたします。再開を11時25分とします。               午前11時16分  休憩               午前11時25分  再開 ○議長(林  茂君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  ここで、吉田予算委員長から発言を求められておりますので、発言を許します。  吉田予算特別委員長。 ○予算特別委員長(吉田浩明君)  先ほどの報告の中で、全体会におきます中におきまして、図書館の運営管理についての図書館ビジョンで、丹波市と篠山市の連携ということがあったわけでございます。その理由の中に人事異動によるということのみを申し上げましたが、分科会の中では、「それとともに一からスタートのように行っていること及び丹波市の職員2名が療養休暇中であることも進んでいない状況である」ということを私、報告漏れをしておりましたので、御了解をいただきたいと思います。修正いたします。 ◎日程第23  議案第40号 学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条                例の整理に関する条例 ○議長(林  茂君)  日程第23.議案第40号 学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  植村総務部長。 ○総務部長(植村富明君)(登壇)  ただいま御上程いただきました、議案第40号 学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  議案書1ページ及び2ページ、議案第40号説明資料並びに条例改正新旧対照表1ページから10ページまでをごらんいただきたいと思います。  本条例は、学校教育法等の一部を改正する法律の施行による学校教育法の一部改正により、小学校から中学校までの一貫教育を実施するための新たな学校の種類として「義務教育学校」の制度が創設されたことに伴い、関係する条例の規定について所要の整理を行うものでございます。  改正の内容といたしましては、第1条におきまして、篠山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例中、育児を行う職員の早出遅出勤務に関する規定において、制度の対象となる学齢児童を養育する職員として「義務教育学校の前期課程に就学している子のある職員」を追加するほか、学齢児童の範囲の明確化を図るための字句整理を行います。  次に、第2条から第4条までにおきまして、篠山市公の施設使用料条例、篠山市こんだ薬師温泉ぬくもりの郷の設置及び管理に関する条例並びに篠山市立西紀運動公園条例の各条例中、施設の使用料を定める別表において、児童及び生徒の定義に「義務教育学校の前期課程又は後期課程に就学する児童又は生徒」を追加するほか、児童及び生徒の範囲の明確化を図るための字句整理を行います。  次に、第5条におきまして、篠山市子どものいじめの防止等に関する条例中、学校の定義に係る規定に「義務教育学校」を追加します。  最後に、第6条におきまして、篠山市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例中、放課後児童支援員の資格に関する規定におきまして、放課後児童支援員の有資格者となり得る者に「義務教育学校の教諭となる資格を有する者」を追加します。  なお、本条例の施行期日に関しましては、法律の施行期日にあわせ、平成28年4月1日からとしております。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(林  茂君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第40号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第40号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第24  議案第41号 篠山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条                例 ○議長(林  茂君)  日程第24.議案第41号 篠山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  野々村市民生活部長。 ○市民生活部長(野々村康君)(登壇)  ただいま御上程賜りました、議案第41号 篠山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  お手元の議案書3ページ並びに条例改正新旧対照表11ページ、そして議案第41号説明資料をごらんください。  初めに、本条例は、非常勤消防職員や消防作業従事者等が公務中、または消防作業等従事中に、死亡または障害状態となった場合、遺族補償年金または障害補償年金等を支給する旨、定めています。このたび、「非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令」が平成28年2月24日に公布され、その規定が平成28年4月1日から施行されることになりました。改正の内容につきましては、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、非常勤消防団員等の公務等に対する損害補償に関し、同一の事由により厚生年金保険法による障害厚生年金等が支給される場合における、傷病補償年金及び休業補償の額に乗じる調整率をそれぞれ改正するものです。  なお、改正条例の施行期日に関しましては、政令の施行期日にあわせ、平成28年4月1日からとしています。同様の改正であります地方公務員災害補償法施行令の一部を改正する政令が1月22日に公布され、2月16日の第103回篠山市議会定例会第1日に「篠山市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例」を上程し可決いただきましたが、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令が、2月24日に公布され、同日での上程が間に合わず今回となりましたことを御理解賜りたいと思います。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(林  茂君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第41号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第41号は、原案のとおり可決されました。
    ◎日程第25  議案第42号 篠山市立ふれあい館等に関する条例の一部を改正する条                例  日程第26  議案第43号 財産の無償譲渡について ○議長(林  茂君)  日程第25.議案第42号 篠山市立ふれあい館等に関する条例の一部を改正する条例及び日程第26.議案第43号 財産の無償譲渡についての2件を一括議題とします。  議案の朗読を省略し、一括して提案理由の説明を求めます。  なお、説明と質疑、討論は一括して行いますが、採決は議案ごとに行います。  野々村市民生活部長。 ○市民生活部長(野々村康君)(登壇)  ただいま御上程賜りました議案第42号 篠山市立ふれあい館等に関する条例の一部を改正する条例、議案第43号 財産の無償譲渡についてを一括いたしまして、提案理由の御説明を申し上げます。  説明に当たりましては、議案書の4から5ページ、条例改正新旧対照表の17から18ページ、及び議案第42号及び第43号説明資料に基づき御説明をさせていただきます。  篠山市立ふれあい館等に関する条例の一部を改正する条例では、平成20年に定めました篠山再生計画に基づき、平成22年4月より設置しておりました研修会館等を地元移譲もしくは解体撤去を行ってきましたが、地元移譲が未了であった有居研修会館について、地元と協議が整い平成28年4月1日に移譲を予定していることから、この条例の対象が「篠山市畑ふれあい館」「篠山市日置ふれあい館」「篠山市西紀ふれあい館」「篠山市味間ふれあい館」「篠山市古市ふれあい館」及び「篠山市有居研修会館」であり、「ふれあい館等」の「等」は、「有居研修会館」のみを指し、条例に「等」を入れる必要がなくなることから、その「等」を削除するものです。  次に、議案第43号の財産の無償譲渡につきまして、篠山市再生計画では、研修センターは全て地元地域、自治会等に移譲することと実施内容に定めており、16カ所ありました研修センター等の最後となりました有居研修会館もその建物と土地を平成28年4月1日に無償譲渡しようとするものです。譲渡する相手先は、これまでから指定管理を受けていた有居自治会といたします。  以上、篠山市立ふれあい館等に関する条例の一部改正する条例及び財産の無償譲渡についての説明とさせていただきます。  御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(林  茂君)  提出者の説明が終わりました。  これから一括して質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから一括して討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第42号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第42号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第43号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第43号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第27  議案第44号 篠山市立栗柄ふれあいセンターの指定管理者の指定につ                いて ○議長(林  茂君)  日程第27.議案第44号 篠山市立栗柄ふれあいセンターの指定管理者の指定についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  野々村市民生活部長。 ○市民生活部長(野々村康君)(登壇)  ただいま御上程賜りました議案第44号 篠山市立栗柄ふれあいセンターの指定管理者の指定についてにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。  議案書7ページ、議案第44号説明資料をお開きください。  篠山市立栗柄ふれあいセンターは、宅地面積2,311.7平米、延べ床面積295.4平米の鉄筋コンクリート造平家建てで、地域総合整備事業債により平成13年3月に完成し、平成13年4月1日から篠山市栗柄自治会長を指定管理者として施設の運営管理をしています。平成28年4月1日には、地域総合整備事業債の償還が終了しますことから、本施設を栗柄自治会に無償譲渡するため、経年劣化していました箇所の修繕を行ってきましたところ、前面道路である主要地方道路篠山三和線の進入部分の傷みが著しく、道路法に基づく改修工事が必要となり、道路を管理する丹波県民局丹波土木事務所に申請しましたところ、その協議に不測の時間を要し、工事を年度内に完了することができず、その予算を繰り越しせざるを得ないことと、新たに屋根と空調設備に著しい劣化が認められたため、これに修繕を施した上で栗柄自治会に譲渡する必要が生じたことから、指定管理期間を1年間延長しようとするものです。  指定管理者の選定は、栗柄自治会会長 宮定敏和氏を候補者として、平成28年3月14日に開催した篠山市指定管理者選定委員会において選定しており、市議会の議決を得ようとするものです。  以上、議案第44号の提案理由の説明とさせていただきます。  御審議いただき、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(林  茂君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。  渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  4番、渡辺です。  提案の趣旨は理解させていただきました。ただ、譲渡に当たっての空調等の改修ですけれども、実際それについて、どれぐらいの見込みをされておるのかという部分について、御説明願いたいと思います。 ○議長(林  茂君)  野々村市民生活部長。 ○市民生活部長(野々村康君)  見込みにつきましては、金額と期間ということでよろしゅうございますでしょうか。前面道路のグレーチングの工事につきましては、繰越額が283万円でございまして、繰り越しの予定では5月末日までに道路の進入路の工事は終わりたいと考えております。屋根の改修工事と空調の改修工事につきましては、平成28年度の予算計上額が864万円でございまして、平成28年度の適切な時期に工事を発注し、28年度内に完了する見込みでございます。  以上です。 ○議長(林  茂君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第44号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第44号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第28  議案第45号 平成27年度篠山市一般会計補正予算(第8号)  日程第29  議案第46号 平成27年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第5                号) ○議長(林  茂君)  日程第28.議案第45号 平成27年度篠山市一般会計補正予算(第8号)及び日程第29.議案第46号 平成27年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第5号)の2件を一括議題とします。  議案の朗読を省略し、一括して提案理由の説明を求めます。  なお、提案説明と質疑、討論は一括して行いますが、採決は議案ごとに行います。  議案第45号について、堀井政策部長。 ○政策部長(堀井宏之君)(登壇)  それでは、議案第45号 平成27年度篠山市一般会計補正予算(第8号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  このたびの補正は、さきの補正予算第7号で御承認いただきました、国の補正予算に対応する「地方創生加速化交付金事業」や「年金生活者等支援臨時福祉給付金事業」、さらには災害復旧事業など合わせまして24事業につきまして、平成28年度への繰り越しをお願いするものでございます。  それでは、予算書1ページをお開きいただきまして、第1条の繰越明許費につきましては、予算書2ページの第1表 繰越明許費で順に説明をさせていただきます。  まず、2款総務費、1項総務管理費のうち官学地域連携事業と総合戦略推進事業につきましては、国の補正予算に係る地方創生加速化交付金を活用した事業で、官学連携は篠山フィールドステーションの床やトイレ改修等の経費で、年度末までに工事期間がとれないための繰り越しで、完了は平成28年10月31日を予定しております。総合戦略は、篠山口駅に人材育成拠点を設ける「篠山イノベーションラボ」の第2期工事及び平成28年度の運営等に係る経費で、完了は平成29年3月31日を予定しております。それぞれの繰越額は493万円と4,803万9,000円で財源は全額国庫補助金でございます。  次に電子計算費は、国の補正予算に係ります情報セキュリティ強化対策事業で、年度末まででは実施期間がとれないことから繰り越しをするもので、完了は平成28年12月31日を予定しております。繰越額は1,690万2,000円で、財源は国庫補助金845万円、地方債840万円、一般財源5万2,000円でございます。  西紀支所費は栗柄ふれあいセンターの進入路改修工事で県との協議により、工法の見直しが必要となり、年度内の工事完了が困難による繰り越しで、完成は平成28年5月30日を予定しております。繰越額は283万円で全て一般財源でございます。  3項戸籍住民基本台帳費、戸籍住民基本台帳費につきましては、マイナンバー制度に係る個人番号カード交付事業で年度内の発行部数が見込みより少なかったため、国の指示により繰り越しをするもので、完了は平成29年3月31日を予定しております。繰越額は1,036万7,000円、財源は全額国庫補助金でございます。  4項選挙費、選挙管理委員会費は、選挙人名調整システムの改修で国会での改正法案の可決がおくれ事業着手がおくれたことによる年度内の完了が困難になったことによる繰り越しでございます。完了は平成28年5月31日を予定しております。繰越額は204万2,000円で全額一般財源でございます。  次に、3款民生費、1項社会福祉費年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業につきましては国の補正予算に係るもので、年度末までに実施が困難なため繰り越すもので、完了は平成28年8月31日を予定しております。繰越額は1億5,772万3,000円で、財源は全額国庫補助金でございます。2項児童福祉費児童福祉一般事務費につきましては、国の補正予算に係る子ども・子育て支援システム改修で年度末までに実施が困難なため繰り越すもので、完了は平成28年6月30日を予定しております。繰越額は194万4,000円で、財源は国庫補助金97万2,000円、一般財源97万2,000円でございます。味間認定こども園整備事業につきましては、園舎の建設工事で、業者決定後の工程協議により年度内の完成が困難となったことによります繰り越しで、完成は平成28年5月31日を予定しております。繰越額は6億25万4,000円で、財源は国庫補助金2,489万6,000円、地方債2億3,440万円、公共施設整備基金繰入金3億1,253万3,000円、一般財源2,842万5,000円でございます。  次に、6款農林水産業費、1項農業費ため池等整備事業につきましては、国の補正予算に係る河川占有工事、山の神頭首工工事を行いますが、年度末までに工事期間がとれないため繰り越すもので、完成は平成29年3月10日を予定しております。繰越額は3,100万円で、財源は県補助金2,536万9,000円、地方債370万円、一般財源193万1,000円でございます。  次に、7款商工費、1項商工費DMO準備事業につきましては、国の補正予算に係る地方創生加速化交付金を活用した、観光推進組織の設立準備事業で、年度末までに実施が困難なため繰り越すもので、完成は平成29年3月31日を予定しております。同様に観光宣伝事業も、国の交付金を活用した事業で、英語版観光パンフレット等の作成が、年度末までに期間がとれないため繰り越すものでございます。完了は平成28年12月31日を予定しております。繰越額は、それぞれ1,207万4,000円と195万7,000円で全額国庫補助金でございます。  次に、8款土木費、2項道路橋りょう費道路維持管理費につきましては、自治会からの要望などにより市道の舗装修繕を行っておりますが、平成26年度から繰り越した災害復旧工事や7月に発生いたしました災害復旧工事を優先してきました結果、38件が年度末までの完了が困難となったために繰り越すもので、完了は平成28年9月30日を予定しております。繰越額は3,448万4,000円で、財源は一般財源でございます。国庫補助道路整備事業につきましては、3件の繰り越しで、橋梁修繕工事では南矢代地区の曙橋ほか、県道河川等にかかります橋梁の足場の占有に係ります渇水期の着工となったため、年度内に完成が困難となり、繰り越すものでございます。完成は平成28年5月31日を予定しております。繰越額は4,086万7,000円、財源は国庫補助金1,847万7,000円、地方債1,900万円、一般財源339万円でございます。市単独事業は、用地の相続手続や工法について地元協議などに不測の日数を要し、年度内に完成が困難なため3件を繰り越すものでございます。完成は平成28年5月31日を予定しております。繰越額は350万円で、財源は全額一般財源でございます。橋梁維持管理費は、9カ所の橋梁修繕をする経費で、修繕工法の再検討が必要となり不測の日数を要し、年度内完成が困難になったものによる繰り越しで、完成は平成28年5月31日を予定しております。繰越額は669万円、財源は全額一般財源でございます。  3項河川費河川維持修繕事業につきましては、繰り越しの災害対応及び7月発生の災害復旧工事を優先した結果、年度内完成が困難による8件の繰り越しで、完成は平成28年9月30日を予定しております。繰越額は1,031万5,000円、財源は全額一般財源でございます。  次に、9款消防費、1項消防費防災基盤整備事業は、川西地区の消防団詰所兼車庫新築工事について入札が不調となり契約に不測の日数を要したことによる繰り越しで、完成は平成28年8月31日を予定しております。繰越額は2,009万2,000円、財源は地方債1,950万円、一般財源59万2,000円でございます。  次に、10款教育費、1項教育総務費学校施設維持管理費につきましては、市内小中特別支援学校の吊り天井耐震化工事について入札の不調により、契約まで不測の日数を要したことによる繰り越しで、完成は平成28年5月31日を予定しております。繰越額は1億1,844万4,000円で、財源は国庫補助金3,838万1,000円、地方債8,000万円、一般財源6万3,000円でございます。7項保健体育費篠山東部学校給食センター管理費につきましては、さきの補正予算で、蒸気ボイラーの更新を行うものでございますが、業者選定後、給食停止中の春休みに入れかえを行うため、完成は平成28年4月8日を予定しております。繰越額は885万6,000円で財源は一般財源でございます。  次に、14款災害復旧費、2項農林水産業施設災害復旧費農地農業用施設災害復旧費につきましては、農地2件、農業用施設5件において工事入札の不調が続き、契約までに不測の日数を要したことによる繰り越しで、完成は平成28年7月29日を予定しております。繰越額は1,016万7,000円で、財源は国庫補助金834万1,000円、地方債70万円、災害復旧事業地元分担金27万2,000円、一般財源85万4,000円でございます。林業施設災害復旧費につきましては、春日江地内の林道災害復旧で補助金交付申請者より年度内完了が困難であるとの申し出により繰り越すもので、完了は平成28年8月31日の予定でございます。繰越額は100万円で、財源は全額一般財源でございます。3項公共土木施設災害復旧費道路橋りょう災害復旧費につきましては、市道栃梨辻東線で平成26年災害復旧工事箇所が7月の発生の災害によりさらに大規模にのり面崩壊したもので、再度国の災害査定を受けることとなったための繰り越しで、完了は平成28年12月31日を予定しております。繰越額は1,894万2,000円で、財源は国庫補助金812万1,000円、地方債1,000万円、一般財源82万1,000円でございます。  最後に、河川災害復旧費につきましては、住山地内におきまして地元との調整に不測の日数を要しましたことによる繰り越しを行うもので、完了は平成28年5月31日を予定しております。繰越額は172万9,000円、財源は地方債170万円、一般財源2万9,000円でございます。  以上、平成28年度へ繰り越しをしようとする事業は24件となっております。繰越事業の予算総額は、22億800万4,000円で、そのうち平成28年度への繰越額は、24事業合わせまして11億6,514万8,000円で、予算額のうち52.8%でございます。これら繰越事業におきましては、一日も早い事業の完成に向けまして努力をしてまいりますので、御理解をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。  以上で、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議をいただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(林  茂君)  次に、議案第46号について、酒井上下水道部長。 ○上下水道部長(酒井和正君)(登壇)  続きまして、議案第46号 平成27年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第5号)について、提案理由の説明を申し上げます。
     補正予算書をごらんください。  第1条で翌年度に繰り越して使用できる経費として、第1表の繰越明許費に定めるものでございます。1ページでございます。第1表の記載のとおり、公共下水道事業建設費について、金額2,000万円を繰り越すものでございます。内容といたしましては、下水道補助事業の社会資本整備総合交付金事業で実施しております、丹南処理区農工団地関連、管路築造工事につきまして、地域の農作業等に配慮して農繁期終了後に工事着手し、年度内完成を目指しておりましたが、地下水位が高い状況が判明いたしました。管路埋設高の調整に不測の日数を要したことから、繰り越すものでございます。工事の完成予定は本年5月末ということで予定しております。  なお、財源につきましては、国庫補助金2分の1、残り下水道事業債というものでございます。  本工事も一日も早い完成を目指してまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(林  茂君)  提出者の説明が終わりました。  これから一括して質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから一括して討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから議案第45号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第45号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第46号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、議案第46号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第30  発議第1号 水道施設耐震化の推進に対する支援の充実・強化等を求め               る意見書 ○議長(林  茂君)  日程第30.発議第1号 水道施設耐震化の推進に対する支援の充実・強化等を求める意見書を議題とします。  議案の朗読を省略し、趣旨説明を求めます。  栗山産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  産業建設常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました発議第1号 水道施設耐震化の推進に対する支援の充実・強化等を求める意見書につきまして、提案理由を述べさせていただきます。  まずは、今回、意見書を提出するに至った経緯を述べさせていただきます。今定例会の初日にも報告しましたが、産業建設常任委員会においては、平成28年1月29日に所管事務調査で、今年度に設計、28年度に増設工事が予定されている栗柄浄水場の現地踏査を実施しました。その際に、委員より、今後の水道施設の維持・管理に関する質疑の中で、兵庫県議会や県内の議会においては、「水道施設の耐震化推進に対する支援等を求める意見書」を国等の関係機関に提出している議会もあることを確認しました。  そうした中、所管の委員会として、これからの水道施設の維持・管理についての調査・研究を行うこととし、2月17日に担当部署に出席いただき、水道施設の耐震化について、県内自治体等の取り組み状況や本市の状況等の説明を求めました。その主な内容は以下のとおりです。  水道施設の耐震化率は、全国的に低い状況にある。今後、予想されている南海トラフ巨大地震などの自然災害に備えるためにも、計画的・緊急的な施設の耐震化が必要となっている。人口減少社会の到来や東日本大震災の経験等、水道を取り巻く環境の大きな変化に対応するため、事業者間の広域連携の強化が求められている。市内の水道施設の耐震化の状況としては、市内の浄水施設10カ所のうち4カ所は耐震化されている。なお、平成32年度までに統廃合等により、浄水施設を10カ所から7カ所とする計画となっているが、その7カ所のうち3カ所が耐震化済となり、1日の処理能力から試算した耐震化率は32.3%となる。基幹管路約88.7キロメートルのうち約26.5キロメートルが耐震適合となっており、耐震化率は29.9%であるが、市内全体の管路668キロメートルで見ると、耐震適合となる管路の比率は4.3%にとどまっている。本市の水道事業の現状としては、財政的な制約もある中で、老朽管の更新を行いながら耐震化に取り組んでいる状況であり、国の財政措置が拡充されれば、計画的な取り組みの方向性も見えてくる等の内容を確認しました。  このように、人口減少や経済的な要因等による水需要の減少に伴う経営環境の悪化や職員数の減少及び専門的技術の継承の難しさなど、水道事業を取り巻く環境は年々厳しさを増している中、計画的に進めるべき水道施設の耐震化は遅々として進んでいない状況等に鑑み、協議の結果、委員会として、意見書提出を提案することにいたしました。  今回の提案は、篠山市議会として、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣に対して、地方自治法第99条の規定により意見書を提出しようとするものです。  意見書の内容は、議員各位のお手元に配付しておりますとおり、1.水需要の減少による水道事業者の厳しい経営環境を踏まえ、水道施設の耐震化等に対する支援の充実・強化に努めること。  2.災害からの復旧・復興に係る国や自治体等を含めた組織、支援体制や水道事業者間の広域連携の強化に向け、必要な措置を検討し講じることを求めるものです。  議員各位におかれましては、当委員会の意贈書提出の提案に御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(林  茂君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  討論なしと認めます。  これから発議第1号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(林  茂君)  起立全員です。  したがって、発議第1号は、原案のとおり可決されました。  お諮りします。  ただいま可決されました意見書の取り扱いについては、議長に一任いただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  異議なしと認めます。  したがって、意見書の取り扱いについては、議長に一任いただくことに決定しました。 ◎日程第31  常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件 ○議長(林  茂君)  日程第31.常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件を議題とします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、それぞれの所管事務について会議規則第75条の規定によって、お手元に配布しました一覧表のとおり、閉会中に調査したい旨、申し出がありました。  お諮りします。  各委員長からの申し出のとおり、閉会中の調査とすることに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(林  茂君)  異議なしと認めます。  したがって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の調査とすることに決定しました。  以上で、本日の日程は、全部終了しました。  会議を閉じます。  第103回篠山市議会定例会を閉会します。  閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今期定例会は、2月16日の招集以来、本日まで36日間の長きにわたり、終始格別の御精励を賜り、諸議案を審議いただき、いずれも適切妥当なる結論をもって議了できましたことは、市政進展のため、まことに喜ばしい限りでございます。ここに、議員の皆様方の御精励と御協力に対し、深く敬意を表しますとともに、心から厚く御礼申し上げます。また、市長を初め、当局の皆様におかれましては、予算の編成から提案までの御労苦は言うに及ばず、各議案の審議に御協力いただきましたことに対し、深く感謝を申し上げます。  審査の過程及び一般質問等で述べられました議員各位からの意見、要望は十分尊重され、今後の市政執行に反映されますよう強く望む次第であります。依然として、篠山市を取り巻く環境は大変厳しい状況下にありますが、職員一丸となって、篠山再生計画を着実に実行していただきながら、施政方針で述べられているように、篠山の魅力を伸ばし、定住促進、子育てと教育、農都創造、企業振興と観光などに力を注ぎ、市の活性化、定住につなげ、「地方都市のリーダー」となるよう、ともに取り組んでまいりたいと思います。  さて、平成24年4月に市議会議員選挙が執行され、5月から私たち18人の議員が誕生いたしました。あれからはや4年の月日が流れ、私たちの任期も残すところあとわずかとなりました。4年間を振り返ってみますと、新たな取り組みとして、議会報告会の開催、議会災害対策本部設置要綱の制定、ICT化を進めるべくタブレットの導入、また、総合計画調査特別委員会、少子化・定住促進対策特別委員会を設置し、調査・研究を行い、いずれも市長に対して申し入れを行いました。また、浅学非才の私が平成26年5月1日の臨時会から本日まで、議長という大任を務めさせていただきましたが、その間、隅田副議長を初め、議員の皆様、市当局の皆様には、円滑な議会運営に御協力いただきましたことに対し、心から感謝を申し上げる次第であります。  来る4月24日には、市議会議員選挙が執行され、新たに18人の議員が誕生することになります。議員の皆様におかれましては、市民の審判をあおぐべく立候補を決意されている方、また、今期をもって御勇退される方、それぞれ歩まれる道は異なりますが、4年間、議員として御精励を賜りました御労苦に対し、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第でございます。立候補される方の御健闘と御勇退されます方の今後ともの御健勝にての御活躍を御祈念申し上げます。  後になりましたが、報道関係者各位の御協力に対し、厚く御礼を申し上げ、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。  続いて、酒井市長から御挨拶がございます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今期の定例会は、先月2月16日に開会され、本日閉会の運びとなりました。御提案を申し上げました案件は、平成28年度一般会計、特別会計の予算など、いずれも重要な案件ばかりでありましたが、大変真摯な御審議をいただきまして、適切なる御定をいただきまして、まことにありがとうございました。本定例会で御審議に際、いただきました貴重な御意見、また、代表質問、一般質問での多くの御提言につきましては、今後の市政執行に生かしていきたいと考えます。  さて、今期の定例会は議員の皆様にとりまして、4年の任期の最後となる意義深いものであったと思います。この4年間の皆様の議員活動、議会活動、その真摯な御活躍、市民の皆さんのための御活躍に対しまして、心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。皆様が就任をされました平成24年から篠山市議会基本条例が施行され、その中に盛り込まれています「開かれた議会」「行動する議会」として、定例会終了ごとに「議会報告会」を開催され、また、政策課題を議員全員が共有しながら政策提言を行う「政策討論会」など実施され、積極的な議会改革に取り組まれてきました。また、篠山再生計画を議員みずからも取り組むために、平成25年6月から、任期中における議員の期末手当10%の削減も実施されました。平成26年3月には全議員にタブレット端末を貸与され、クラウドシステムの運用を開始されたり、災害対策の支援に当たり、篠山市議会災害対策本部設置要綱を制定され、議員みずからが迅速、適切な対応をするための基準と体制を定められました。  さらに、少子化・定住促進対策特別委員会、総合計画調査特別委員会を設置していただき、それぞれ貴重な御提言をいただきました。政務活動費については、公開方法を簡素化され、議会事務局の窓口に備えつけるとともに、議会ホームページで収支報告書を公開されるなど、市民に開かれ、信頼される議会を築いてこられました。また、定住促進、農都創造、子育てと教育、歴史文化まちづくり、企業振興など、市政のさまざまな分野で適切な方向性を導いていただきました。議員の皆様の御提言が市政に生かされたものが数多くあります。農都創造条例、森づくり条例、手話言語条例、路上喫煙防止条例、城東グラウンド整備、味間認定こども園整備着手、学校運営協議会、こども医療費の無料化など、篠山市の大きな施策につきましても、いずれも議員の皆様の御提言から導かれたものであります。  これらの皆様のおかげで、昨年、「日本遺産認定」「ユネスコ創造都市」の加盟へ結びついたと考えております。その御活躍に対しまして心から敬意と感謝を申し上げます。そして、この議会を最後に御勇退をされます、3期お務めいただきました吉田議員、2期お務めいただいた林議長、大上議員、1期お務めいただきました植村議員には、多くの市民の信望と期待を集めて議員となられ、すぐれた識見と篠山市をよくしようという情熱を発揮していただき、大変御活躍いただきまして、本当にありがとうございました。  吉田議員におかれては、副議長を務められ、議会をまとめていただきました。最後の一般質問で文化を生かしたまちづくりの御提言をいただきましたように、篠山の文化の振興、そしてデカンショ、ホッケーのまちづくり、職場の環境改善、学校運営協議会など、元市職員、特に教育分野を中心にすぐれた識見で多くの御指導、また御活躍をいただきました。さらに農業、森林、里山、防災など、市政全般に幅広く御提言をいただきました。  林議長におかれては、議長として議会を代表して、御活躍をいただきました。行政改革調査特別委員会委員長を務められたり、篠山再生計画、行財政改革に特に熱心に取り組んでいただきました。収賄事件の再発防止、職員の人事や評価のあり方、市役所の体制づくりなど、常に改革の視点で御提言をいただき、また東部地域の活性化や手話言語条例の推進では、手話では篠山市民の第一人者と言われるほど、御活躍をいただきました。  大上議員におかれては、副議長として議会をまとめていただきました。みずから丹波焼の作家であられ、丹波焼の振興、そして観光、産業の振興には特に熱心にお取り組みをいただきまして、おかげで丹波焼は、今や日本遺産やユネスコ創造都市の中心となったと思います。また、人口増加の施策や地元今田町の課題、さらには教育で道徳教育の推進や幼児教育の充実にも力を入れていただきました。丹波焼から人間国宝という最後の御質問をいただきましたが、みずからも人間国宝を目指されて、ますますの御活躍を祈念いたします。  植村議員におかれましては、各種委員会の委員長、副委員長を務めていただきました。殊に人権施策におきまして活躍をいただき、本人通知制度の創設、改善、子どもいじめ防止条例、マイナンバー制度の諸課題などに御活躍をいただきました。また、ふるさと創生奨学金、消防職員の増員など幅広く御提言をいただきました。  これからも勇退されます4人の皆様の思いをしっかりと受けとめて、今後の市政運営に生かしていきたいと考えます。今後ともそれぞれの道で御健勝にて、御活躍をいただきますように、また、何かと御指導をいただきますように、お願いを申し上げます。また、来年4月に執行されます選挙に立候補されます皆様には、これから特にお忙しい日々になるかとは思いますけれども、どうか御健闘を祈り申し上げます。  現職の皆様は、それぞれ幅広い市民の皆さんや地域の信望を集めておられ、安定した闘いであると拝察いたしていますが、最後まで油断せずに闘っていただき、再びこの議場で相まみえることを楽しみにしています。そして、日本遺産のまち、ユネスコ創造都市のこの篠山市のさらなる魅力あるまちづくりと活性化に向けて、ともに取り組んでいきたく願っています。  皆様のますますの御健勝と御活躍を心からお祈り申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。  皆様、大変ありがとうございました。  以上です。               午後 0時20分  閉会
     地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                        平成28年3月22日                        篠山市議会議長  林     茂                        篠山市議会議員  植 村   満                        篠山市議会議員  堀 毛 隆 宏                        篠山市議会議員  前 田 えり子...