加西市議会 > 2019-02-27 >
02月27日-01号

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  1. 加西市議会 2019-02-27
    02月27日-01号


    取得元: 加西市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-07
    平成31年  3月 定例会(第274回)       第274回加西市議会(定例会)会議録(第1日)                      平成31年2月27日(水)                      午前10時開会-----------------------------------          ▲議事日程第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 諸般の報告第4 議案第2号 加西市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について   議案第3号 加西市福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について   議案第4号 加西市工場立地法準則条例の制定について   議案第5号 加西市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第6号 加西市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について   議案第7号 加西市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について   議案第8号 加西市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第9号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の一部変更について   議案第10号 加西市農業共済事業会計事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることについて   議案第11号 (仮称)泉こども園建設工事請負契約の締結について   議案第12号 平成30年度加西市一般会計補正予算(第5号)について   議案第13号 平成30年度加西市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について   議案第14号 平成30年度加西市介護保険特別会計補正予算(第3号)について   議案第15号 平成30年度加西市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について   議案第16号 平成30年度加西市農業共済事業会計補正予算(第2号)について   議案第17号 平成31年度加西市一般会計予算について   議案第18号 平成31年度加西市国民健康保険特別会計予算について   議案第19号 平成31年度加西市介護保険特別会計予算について   議案第20号 平成31年度加西市後期高齢者医療特別会計予算について   議案第21号 平成31年度加西市公園墓地整備事業特別会計予算について   議案第22号 平成31年度加西市産業団地整備事業特別会計予算について   議案第23号 平成31年度加西市農業共済事業会計予算について   議案第24号 平成31年度加西市水道事業会計予算について   議案第25号 平成31年度加西市下水道事業会計予算について   議案第26号 平成31年度加西市病院事業会計予算について   (提案説明)第5 予算決算常任委員会委員選任-----------------------------------          ▲本日の会議に付した事件会議録署名議員の指名  7番 松尾幸宏  8番 植田通孝会期の決定       2月27日(水)~3月26日(火) 28日間諸般の報告議案第2号から議案第26号(提案説明)予算決算常任委員会委員選任-----------------------------------          ▲会議に出席した議員(15名)  1番      深田真史        2番      丸岡弘満  3番      原田久夫        4番      中右憲利  5番      長田謙一        6番      衣笠利則  7番      松尾幸宏        8番      植田通孝  9番      黒田秀一       10番      井上芳弘 11番      三宅利弘       12番      森元清蔵 13番      織部 徹       14番      森田博美 15番      土本昌幸-----------------------------------          ▲会議に出席しなかった議員なし-----------------------------------          ▲議事に関係した者の職氏名 事務局長      古角宏貴   局長補佐      桜井雄一郎 局長補佐      後藤光彦-----------------------------------          ▲説明のため出席した者の職氏名 市長        西村和平   副市長       佐伯武彦 教育長       兼松儀郎   技監        井上利八 ふるさと創造部長  森井和喜   市参事       高井勝仁 総務部長      山本和孝   健康福祉部長    奥隅一博 地域振興部長    河原浩申   都市整備部長    西岡義信 生活環境部長    高井勝正   会計管理者兼検査官 志方信之 教育部長      繁中一也   選挙監査公平委員会事務局長                            大西守人 農業委員会事務局長 亀田哲馬   病院事務局長    前田 晃 △議長開会挨拶 ○議長(衣笠利則君) 皆さんおはようございます。開会に先だちまして、一言ご挨拶を申し上げます。 先週2月21日には9月に起こった北海道胆振地方で再び震度6弱の地震が発生し、地域の方々にはいまだ不安が消えません。被災に遭われました皆様には心よりお見舞い申し上げます。 さて、今定例会より予算決算の審議方法が分科会、全体会と名称が変わり採決の方法が変更になりますが、議員各位におかれましては同様に慎重審議を賜りますように重ねてお願い申し上げておきます。 皆様方におかれましては寒暖の差の厳しい気候の変化の時期でもあり、体調管理にはくれぐれも気をつけていただきまして今期最後の、そして平成最後の定例議会に挑んでいただきたいと存じます。 さて、本日市長より第274回加西市議会定例会が招集されましたところ、議員各位にはご健勝にてこぞってご参集を賜りここに開会できますこと、議長として厚くお礼を申し上げます。 今期定例会に付議されます案件は、申すまでもなく市政執行の基調となる平成31年度の新年度予算案を初めといたしまして、各会計の最終補正や条例案、事件決議など総数25件であります。これらはいずれも重要な案件ばかりでございます。議員各位におかれましては、何とぞご精励を賜りまして活発な議論と円滑な議事進行、そして適切妥当な決定をいただきますようお願いを申し上げ、簡単ではありますがご挨拶といたします。 △市長開会挨拶 ○議長(衣笠利則君) 続いて、市長の挨拶があります。西村市長、登壇の上どうぞ。 ◎市長(西村和平君) =登壇=第274回加西市議会3月定例会の開会に当たりご挨拶を申し上げます。 このごろは随分厳しい寒さもやわらぎ、少しだけ春が近づいてきているような予感をさせてくれます。いよいよ卒業式の季節となってまいります。 市長の仕事は大変幅が広くて、また辛いことや嫌なこともありますが、それを凌駕する嬉しいことや楽しいことがあります。達成感、充実感にあふれております。その一つが卒業式への臨席であります。あの数時間の子供たちには、入学からの数年間が凝縮しています。その姿に接することができるだけでも幸せな時間であります。 さて、新年度を着実にスタートさせしっかりとした歩みを進めていくため、今議会には新年度予算案を含む合計25件の議案を提出いたしました。内容につきましては、後ほどしっかりと時間を頂戴いたしまして施政方針の中で説明をさせていただきます。 ここでは、ことし5月の市長選挙を控え、なぜ積極投資を控えた骨格予算にしなかったのかについて説明をさせていただいてご挨拶にさせていただきます。 加西インター周辺産業団地整備鶉野飛行場跡地の諸事業、(仮称)泉こども園の開設など、大型事業につきましては、これまでたびたびご説明もし、ご了解もいただきながら進めてきた事業の継続事業でございます。新しい市長になったとしても、必要なら修正を加えながら進めるべきものであるというふうに考えております。これらの事業につきましては、スピード感が極めて重要であると考えております。この4月からの1カ月1カ月は、10年を1日に集約したような時間になります。3カ月余りの事業のおくれは許されません。骨格予算による事業の停滞を招かないように年度当初からスタートダッシュで市政運営を行っていく所存でございます。 そのため31年度の当初予算につきましては、一般会計で前年度比9億円の増で215億5,000万円、企業会計特別会計を合わせた全会計で前年度比約18億6,000万円の増で、約453億2,000万円の予算を組んでいます。 ことしの5月からは新たな元号で新しい時代の幕が開きます。私自身は、日増しに絶対に勝ち抜き3期目を担っていくとの思いが強まってまいりました。ふるさと加西が活気あふれるまちであり、住民満足度の高いまちであることを目指し、新年度に臨んでまいりたいと考えております。 この3月議会での活発な議論が市民にとって、また議会や行政にとっても有意義かつ発展的なものとなることを期待しています。議員各位におかれましては、今議会の提出議案につきましてよろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、開会のご挨拶とさせていただきます。貴重な時間を頂戴しまして大変ありがとうございました。 △開会及び開議 ○議長(衣笠利則君) それでは、ただいまから第274回加西市議会定例会を開会いたします。本日予定いたしております議事は、議員各位のお手元に配付いたしております日程表のとおりであります。 それでは直ちに日程に入ります。 △会議録署名議員の指名 ○議長(衣笠利則君) 日程第1、会議録署名議員の指名であります。会議録署名議員の指名につきましては、会議規則第87条の規定に従いまして議長から指名をいたします。7番松尾幸宏議員、8番植田通孝議員、この両議員にお願いいたしたいと思います。 △会期の決定 ○議長(衣笠利則君) 次は、日程第2、会期の決定であります。今期定例会の会期は、本日から3月26日までの28日間といたしたいと思いますがご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(衣笠利則君) 異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は本日から3月26日までの28日間と決定いたしました。 △諸般の報告 ○議長(衣笠利則君) 次は、日程第3、諸般の報告であります。12月定例会以降、閉会中における議長会並びに議長の会務について、その主なものをご報告申し上げます。 まず、1月の25日には東播・淡路市議会議長会定例会が南あわじ市において開催されましたので、丸岡副議長とともに出席いたしました。当日の会議では会務報告の後、会長提出議案として平成31年度予算案を審議いたしまして原案どおり決定いたしております。 次に、2月5日には東京都において開催されました全国市議会議長会基地協議会の総会に出席いたしました。会議では平成29年度会計決算、平成31年度活動方針案、事業計画案、予算案について審議され、いずれも原案どおり決定いたしております。 翌日の2月6日には同じく東京都において開催されました全国高速自動車道市議会協議会の定期総会に出席いたしました。会議では平成29年度会計決算、平成31年度活動方針案会議要望活動日程案、予算案について審議され、いずれも原案どおり決定いたしております。 続いて、2月7日には全国広域連携市議会協議会の正副会長・監事・相談役会議、理事会及び総会が開催されましたので、出席いたしました。会議では平成29年度会計決算、平成31年度活動方針案、予算案について審議され、いずれも原案どおり決定いたしております。また、この総会において役員改選が行われ、加西市は副会長に選任をされております。 また、同日、兵庫県市議会議長会の総会が神戸で開催されましたので、丸岡副議長に出席していただきました。会議では、会務報告の後、平成31年度予算案及び部会提出議案等について審議をいたしまして、いずれも原案どおり決定いたしております。 そのほか各種会議や行事につきましても、加西市議会を代表いたしまして出席いたしております。また、北播磨こども発達支援センター事務組合わかあゆ園議会北はりま消防組合議会播磨内陸医務事業組合議会小野加東加西環境施設事務組合議会につきましてもそれぞれ議会が開催され、選出議員さんに出席をしていただいております。 以上で報告を終わらせていただきます。また、自民の風・誠真会及び市民連合から視察報告書の提出がございましたので、議員各位のお手元に配付させていただいております。ご参照いただきたいと存じます。 これをもって諸般の報告を終わります。 △議案一括上程 ○議長(衣笠利則君) 次は、日程第4、議案第2号から議案第26号までの25件を一括議題といたします。 △施政方針 ○議長(衣笠利則君) ここで、提案説明に先立ちまして西村市長より平成31年度の施政方針を述べたいとの申し出がございましたので、その発言を許可をいたします。市長西村君、登壇の上どうぞ。 ◎市長(西村和平君) =登壇=少し長くなりますが、おつき合いください。 本日、第274回加西市議会定例会の開会際し、平成31年度の予算を初めとする諸案件の審議をお願いするに当たり、お時間をいただき、新年度の市政運営に臨む所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご賛同を賜りたいと存じます。 私が市長に就任してまもなく2期目が終了いたします。私は8年前の就任当初より「5万人都市再生」という大きな目標を掲げ続けています。未来に夢と希望を持ち、豊かな加西市を再生していくため、人口増に向けた地域活性化対策と市民が健康で安心して暮らすことができるまちづくりを進めてまいりました。「5万人都市再生」を果たすためには、市民一人一人の思いをつなぐ絆を取り戻し、心を一つにすることが大切であります。そのためには、信頼される市政を行うことが重要であり、市民の皆様の信頼をより確かなものにするため、マニフェストを着実に実行してまいりました。 その結果、第2期マニフェスト88項目については7割以上を達成しており、これらの施策に粘り強く継続して行ってきた成果が少しずつ実を結び始めた数字となってあらわれてきています。 まず、人口については平成10年以降毎年200ないし300人の社会減が続いておりましたが、平成28年度は93人の減、平成29年度は21人の減と社会減は続いているものの低減し、平成30年度は1月末時点では132人の社会増となり、年間を通して社会増となると期待しておるところでございます。 そして、ふるさと納税は制度開始の平成20年度と平成29年度の実績を比較しますと、109倍、6億3,000万円となり、県下で2位の寄附額となりました。さらに平成30年度におきましても、多くの方々からお選びいただき、既に平成29年度の実績を上回る結果となっております。 さらに、東洋経済新報社が発行する「住みよさランキング」において、平成22年度は全国市区中で558位でありましたが、平成30年は814市区中120位となり、住みよいまちとして上位にランクされるようになり、客観的な指標として加西のまちづくりが評価されているものだと考えております。 さて、平成31年は5月に元号が変わり、新しい時代がスタートする大きな節目となります。この時代の転換期に加西市は3つの大きな事業を進めています。加西インター産業団地の整備、鶉野飛行場跡地周辺の整備、そして北条旧市街地の活性化です。 これらは、次の世代を担う子供たちへ、ふるさと加西の発展のために未来を見据えた大切な事業であり、いずれも加西市の将来を左右する大きな事業でもあります。これらの事業を軌道に乗せ、加西市の発展に全力を注いでいきたいと考えております。 それでは、平成31年度における予算編成に当たっての基本方針についてご説明をいたします。 今年度は、第5次加西市総合計画の後期基本計画のゴールに向けて成果を明らかにしていくとともに、次期総合計画の策定に着手する年であります。また、加西市地域創生戦略5カ年の最終年でもあり、これまでの計画事業の進捗状況をしっかりと見極め、発展的に展開していかなければなりません。このため、基本方針である5本柱、「子育て支援の充実と教育環境の整備」「産業振興と地域ブランド力の強化」「健康づくりと福祉の充実」「都市基盤づくりと定住促進」「住民主体のまちづくり・人づくりの推進」を継続しつつ、将来にわたり市民が希望を持って心豊かに暮らすことのできる持続可能な都市の実現に邁進してまいります。 行政に求められている市民ニーズを的確に把握し、合理的な判断により事業の取捨選択を行い、真に有効な事業を吟味、厳選する中で予算配分の重点化、効率化を図り、あわせて全国から寄せられる多額のふるさと納税の具体的な施策の実行の財源として活用しながら、地域創生の強力な推進に努めてまいります。 平成31年度は、(仮称)泉こども園の建設や鶉野飛行場跡地における地域活性化拠点施設(空の駅)の整備のほか、加西インター産業団地の整備等、大型事業が本格化してまいりますが、国・県の地方創生交付金交付税算入率の高い起債等を最大活用し、公債費の抑制、財政調整基金の確保に努め、財政規律と健全な財政運営を守るという方針により予算編成を行ってまいりました。 その結果、基金取り崩しは平成30年度と同額の5億5,000万円、投資的経費については8億8,000万円、そのうち起債額は5億4,000万円となり、行財政改革プランの範囲内でございます。 平成31年度の5つの基本方針によりまして、新年度に取り組む主要な施策を総合計画に掲げる基本政策に沿って申し上げます。 まず、「子どもが元気に育ちいきいきと活動する加西」を目指す施策であります。学校施設の整備事業として、日吉小学校特別教室改修工事等を行います。また、市内小・中・特別支援学校16校の学校ごとに施設の現状を調査し、長期的に施設を利用可能とするための修繕計画等を策定してまいります。さらに、防災上の観点から、北条小学校運動場雨水貯留施設地下埋設型を整備し、市街地への洪水や土砂流出を未然に防止します。 次に、学校教育の充実としまして、外国語指導助手ALTを増員するとともに、小学校での英語が堪能な地域人材の活用やオンライン英会話の実施、中学校でのオーストラリア国際交流英語能力検定料の補助など、児童・生徒の英語力の向上を図ります。また、WEBを利用した「学習支援システム」の活用、学校図書館の蔵書の充実や新聞の配置、スクールサポーターの拡充により学力向上に努めます。 そして、小学校に続いて平成31年度から中学校でも「特別の教科 道徳」が実施されるのを受け、これまで以上に道徳教育を充実し、豊かな心を育みます。さらに、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果等をもとに加西市の子供の現状や課題を分析し、体力・運動能力の向上をめざします。 家庭地域との一層の連携のもと、義務教育9年間を見通した小中連携を積極的に進めるとともに、保幼小連携交流のさらなる充実を図ります。生涯学習としましては、青少年向けスポーツ教室、子供や家族向け講座イベントの開催など、生涯学習活動を推進するとともに、公民館・オークタウン加西の施設整備を順次進めます。 加西市立図書館では、学校との連携をより一層進め、子供たちの読書活動を支援します。また、市民の暮らしに役立つ情報提供施設として幅広く高度な資料の収集に努め、蔵書の充実に努めます。 スポーツの推進については、グリーンパークトライアスロン in 加西がオリンピックイヤーに10回目の記念大会となるため、パラトライアスロンの開催等、より充実した大会になるよう努めてまいります。また、ワールドマスターズゲームズ2021のテニス大会の加西市開催を見据え、テニス教室の開催を初め、各種スポーツ教室を開催し、市民のスポーツ意識の醸成、スポーツを通じたコミュニティづくりを促進します。また、コミュニティづくりに欠かせないスポーツ施設の改修を行い、スポーツを通じた地域交流にも努めてまいります。 次に、「雇用と経済が元気を取り戻す加西」を目指す施策であります。「加西市ふるさとハローワーク」による就職支援の充実に加え、兵庫労働局と締結した「雇用対策協定」をさらに推し進めます。平成31年度はいよいよ加西インター産業団地の整備が本格的に進むため、雇用確保対策が急がれます。兵庫労働局とは緊密な関係のもと進めてまいります。また国、県や商工会議所、加西市雇用開発福祉協議会等と連携して、確実な情報提供のための体制づくりと学生や子供たちが市内企業の実態にふれる機会を拡充する等の人材育成策を通じて、市内の雇用力を高める環境づくりを推進します。さらに、不足する雇用対策として市内事業所が進める外国人雇用についての支援を具体化してまいります。加西市の経済を牽引する「ものづくり産業」に対しては、加西市産業振興計画に示すとおり、既存工場用地の最大活用を図るため緑地規制を緩和するとともに、生産性向上特別措置法による導入促進基本計画策定により、生産性向上に対する設備更新に対しては3年間の課税免除制度を整備したところであり、労働生産性の向上を図ることで、地域価値の持続的な拡大による経済の好循環の創出を図ってまいります。 また、ルートイン加西「北条の宿」の開業による経済的波及効果を逃すことなく、北条旧市街地周辺での創業支援や空き店舗対策等により地域に賑わいをもたらす取り組みを行い、まちの活性化と定住促進に繋げてまいります。 平成29年度から加西商工会議所と連携し、同会議所内に設置した総合的な産業支援拠点「加西市産業活性化センター」により、市内事業所への支援に関する情報発信及び各種相談や創業支援、事業承継支援を行うなど、中小企業、小規模事業者支援としてさらなる取組を進めます。平成31年度は新たに小規模事業者支援対策として事業承継支援を含めた独自の持続化補助制度を創設します。 農業振興では、担い手の確保と育成を中心とした施策を推進してまいります。新規就農促進協議会の設立によって活発化した就農促進活動の取り組みをさらに推進し、就農による移住者をふやしてまいりたいと考えています。 また、平成30年度に始めた女性向けの大型機械の免許取得支援の対象を若者にも広げ、担い手の発掘と育成に努めます。農村集落活性化のため、地域住民と協働し引き続き多面的機能支払交付金を活用していくとともに、中山間地域等の農業生産条件の不利を補正するため、中山間地域等直接支払交付金の活用を検討します。 また、東高室地区、加西インター周辺地区補助整備事業を推進することにより、農業生産基盤の整備に努めるとともに、市内に点在するため池については、下流の家屋等に被害を及ぼすおそれの高い防災重点ため池を中心に計画的な改修を行います。 特産農産物の生産振興では、JA兵庫みらいと協働してアスパラガスの施設整備支援を行い、加西市での産地化を推進します。特産の柱であるブドウについては、市独自の棚整備及び苗木購入の補助を継続するとともに、ゴールデンベリーAに続く市場出荷品種ブラックビートの拡大に努めます。 また、今まで特産として認知されていなかった花卉、特に高い技術力を誇るハボタンの積極的なPRを進めます。 また、有害鳥獣被害防止対策として、「捕獲による個体数の管理」、「防護柵設置による被害防除」、「里山整備、森林整備等による生息環境管理」の3つの柱により、地域住民、猟友会、行政が一体となり被害防止に努めます。 次に、加西市に住み定住できる基盤を整えるため、市街化調整区域では引き続き、特別指定区域制度地区計画制度を活用し、大胆かつ積極的に課題解決に即した建築規制の緩和に努めます。 加西インター産業団地については、加西市の大きな2本柱である農業と製造業のバランスの取れた維持発展を目指し、平成32年度の一部分譲に向けて、まずは中国自動車道北側区域の整備に取り組んでいきます。整備実現に向けて課題もありましたが、インター周辺の農地を宅地造成するための法手続きについては、関係機関との協議を重ね、産業団地の整備により農業の持続性を高められる農産法実施計画を策定し、農振農用地除外に係る兵庫県の同意を得ることができました。その他の課題についてもようやく事業実施が見込まれる状況となり、スタートラインから一歩踏み出しつつあります。 加西インター産業団地には、全国の主要都市や県内各地域へのアクセスが優れた大規模用地を提供できる等、企業立地に高いポテンシャルがあります。加西市の地域創生の切り札として整備事業を力強く推進し、農業振興と産業振興が両立する地域経済の発展と新たな雇用創出に取り組んでまいります。 定住促進については、市が事業者として進めました「ベルデしもさと」に続く市街化調整区域における新たなまちづくりモデルとして、市と地元が協議し、民間事業者が開発する尾崎町北条高校前地区の宅地分譲が始まります。 また、宇仁地区における新規居住者の住宅区域の拡大等の特別指定区域の見直しを継続的に進めており、さらなる定住促進を図っていきます。これら新しいまちづくりを全市的に展開できるよう各ふるさと創造会議との協議を進めます。 また、東高室地区と中野・下宮木地区において、地域住民と協働し商業施設を誘致することにより、地域の生活利便性の向上と活気あふれる魅力的なまちづくりを積極的に推進してまいります。 増加傾向にある空き家対策については、平成30年度に実施した空き家調査等の結果に基づき利活用可能なものは空き家バンク物件として登録を進めてまいります。また、国の補助金を活用し、一級建築士や税理士、司法書士等の専門家によりことし2月に設立された加西空き家対策専門家協議会、通称え~がい加西では、空き家になる前に行う予防対策も含めた空き家相談がワンストップで可能となることから、相談者の利便性向上を図るとともに団体自身が自走できる運営体制となるよう行政としてもサポートしてまいります。 市街化区域については、周辺に商業施設が立地する等歩いて暮らせるコンパクトなまちです。北条12区を中心とした旧市街地の住環境整備と土地活用の促進を目指し、引き続き官民境界等先行調査の実施にあわせ、住民と行政の協働のまちづくりを進めてまいります。また、北条旧市街地の賑わいづくりとまちなか居住の推進のため、地域の歴史文化資源である空き家空き店舗を活用した異なる4種類のモデル拠点施設のハード整備が平成30年度末で完了します。既にこれら拠点施設を中心に地域住民等による自主的な取り組みが始まってきておりますが、北条旧市街地がさらに活気溢れ魅力的なまちとなるよう継続的な支援を実施してまいります。 また、地元からの要望の強い地籍調査事業も加速化させてまいります。同時に、若者定住促進住宅補助制度を継続し、UJIターンや若者、子育て世帯が市内に一戸建て住宅等を購入建築しやすい環境をさらに整えます。また、若年世帯の市内への転入を促すために、新婚世帯向け家賃補助を引き続き実施いたします。 公共交通に関しましては、加西市地域公共交通網形成計画に基づき、北条鉄道、路線バス、コミュニティバスが一体となった交通網を確立します。また、地域主体型交通等地域の取り組みを支援し、交流促進による地域の活性化につなげます。また、北条鉄道の利便性向上のため、法華口駅の列車交換施設の整備に着手いたします。 市内の道路網整備については、幹線市道整備と集落内市道の改良工事を計画的に実施してまいります。また、国道、県道の整備につきましては、兵庫県とともに計画的な整備に努めてまいります。 老朽化した市道や市道に付属する道路施設の維持、修繕等について、通学路を重点的に地元要望に迅速に対応した整備を行ってまいります。特に、鶉野飛行場跡地周辺地区の利活用を促進するための(仮称)市道鶉野飛行場線の整備について、引き続き積極的に事業を推進するとともに、現国道の渋滞解消及び通行の安全性を目標とした(仮称)市道鶉野飛行場線へと繋がる国道372号加西バイパスの整備につきましては、兵庫県と一体となり、早期事業化に向けて取り組んでまいります。鶉野飛行場跡地及び周辺の戦争遺産を一体として観光整備し、市内外の観光客と地域住民の交流の場を創出するため、都市再生整備計画に基づき、防災備蓄倉庫、防空壕等の歴史遺産へのアクセス道、散策道、休憩所、トイレ等の整備を進めてまいりました。引き続き、地方創生推進交付金先駆タイプを活用して、地域活性化拠点施設「空の駅」の整備を推進していきます。鶉野飛行場跡地全体がフィールドミュージアムとなり、戦争の記録と記憶を後世に伝える平和学習や飛行機技術の継承に取り組むほか、地域活性化拠点施設を加西市の玄関口、交流の場として位置付けて、四季を通じてたびたび加西市を訪れ、熱気球や農産物収穫等のさまざまな体験ができる平和ツーリズムを展開していきます。 また、旧海軍飛行場ゆかりの加西市、姫路市、宇佐市、鹿屋市で平成30年度立ち上げた「空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会」の輪をさらに広げて、全国各地から人が集まり、交流人口の増加と加西市の活性化につながる仕組みづくりに取り組んでいきます。 また、市内の文化財や歴史文化遺産の保存と活用をより具体的にまちづくりと地域の活性化に生かすため、平成29年度に策定しました「加西市歴史文化基本構想」をステップアップし、文化財保護法の改正に伴い「加西市文化財保存活用地域計画」を策定します。 平成25年から実施しています播磨国風土記事業については、平成29年度より観光まちづくり協会の事業として継続しており、その中でも加西市の未来を担う小学生たちによる「加西市こども狂言塾」事業を重点プロジェクトとして位置づけ実施しております。1,300年以上も前から地域に伝わる「根日女物語」を狂言師の野村萬斎氏に監修、演出していただき新作狂言「根日女」を創作し、今を生きる子供たちが生まれ育ったふるさと加西を想い演じることは、新たな文化の継承と郷土愛を醸成する正真正銘の地域創生の事業です。平成31年度より三木市との連携を具体化させてまいります。 平成30年度から国では交流人口から関係人口、そして移住定住へという新たな考え方が示されるようになってきました。地域外の方が加西市へ継続的に関わり続ける仕組みを構築し、将来の移住定住へつながる新たな地域づくりの担い手となる加西ファン、すなわち関係人口の創出を進めてまいります。 ふるさと納税につきましては、平成30年度は魅力ある返礼品をふやすだけでなく、従来の「ふるさとチョイス」及び「さとふる」に加え、新たに「楽天」、「KDDI」のサイトへの掲載を追加しました。今後は、地域の特産品である返礼品を充実させつつ、民間団体の活動や市が主催する行事への参加等、体験型の返礼品の充実も図っていき、「交流人口」から「関係人口」の増加へと繋がるような取り組みも推進してまいります。 3つ目に「誰もがみんな元気で安心して暮らせる加西」であります。子育て支援施策として平成24年度から実施しています中学3年生までの子供の医療費無料化、平成28年度から実施した4、5歳児の保育料の無料化を継続するとともに、平成31年10月から実施予定の幼児教育無償化にも対応し、さらなる子育て世代の支援をいたします。 就学前教育については、地域の子育て支援の拠点施設として質の高い幼児教育と保育の一体的な提供を行う認定こども園を整備し、保育士、教諭の資質や専門性を高めた職員配置のもとに3歳からの幼児教育を進め、特別支援教育の充実を図ります。 また、泉中学校区においては、平成32年度の開設に向け、(仮称)泉こども園の整備を進め、私立園も含めた幼保連携型認定こども園の施設整備を市内全域に展開し、子育て環境を充実していきます。 障がい者に対する交通手段の確保に対する要望の高まりを受け、現在福祉タクシーチケットの利用を1回の利用につき2枚まで利用可能だったものを3枚に拡大します。 また、現在タクシーチケット発行の対象とならない手帳所持者についても認知症等による高齢者の自動車運転による事故が社会問題となっていることから、ご本人ご家族や地域の不安を解消するため、65歳以上で運転免許証を返納された方にタクシーチケットを発行し、自動車免許返納の推進と安心した生活の基盤づくりにも努めます。 また、聴覚障がいを持つ方に対して従来から意思疎通支援施策を続けるとともに、ICT 機器を活用した手話通訳を行う等、暮らしやすい環境づくりに向け、引き続き取り組んでまいります。 生活困窮者に対しては、総合的な相談支援事業に加え、就労準備支援事業を行い、就労困難な方への仕事の体験を通じて、一般就労への支援を地元民間企業の協力を得ながら行います。また、家庭の経済格差に起因する子供の学力格差などによる貧困の連鎖は深刻です。生活困窮家庭等の子供を対象に学習支援事業を実施するとともに、ひきこもり対策事業を実施し、就労準備支援や学習支援等社会参加につなげます。加えて、平成30年度より開始した生活困窮家庭の児童等への高校進学に対する一時金の支給等の支援については、制度導入の契機となった前橋市のタイガーマスク運動支援の精神を他の自治体等にも広めていきたいと考えています。 子育て家庭の負担軽減を図るためファミリーサポート事業の利用者のうちひとり親家庭や低所得家庭へ助成を行います。また、支援が特に必要な家庭にヘルパーを派遣し、養育環境の維持改善を図ります。さらに、ひとり親家庭に対する就労促進のための資格取得の支援を拡充します。 また、ドメスティック・バイオレンス対策については、引き続き相談しやすい窓口づくりと関係機関との連携強化を図りながら、迅速な被害者保護と安全確保に努めてまいります。 次に、健康づくりにつきましては、生活習慣病予防と重症化予防に努めてまいります。このためには、健診により自分の健康状態を知り、生活習慣を改善していくという健康行動の実践が大切です。そこで、節目年齢に対するがん検診無料クーポン券の配布や託児付きの土日健診の充実に加え、加西市国保とその他保険加入者の20歳から39歳の方の特定基本健診の自己負担額の無料化を継続し、受診しやすい環境を整えることで受診率の向上を図ってまいります。 平成30年度より「胃がんゼロのまち」を目指し新たに実施した市内の全中学3年生へのピロリ菌検査では、平成31年度から学校検尿と同時に実施することで生徒への負荷の軽減に努めます。 運動の普及については、通常の運動教室や昨年から始めた運動リーダー養成コースを実施し、その後の普及活動支援の充実も行ってまいります。また、3年間で1,500名の参加を得た運動ポイント事業は、これまでの活動量計からスマートフォンの活用へと運用システムを変更し、加えてイオンモールウォーキングとの連携をさらに強化し、より広い層からより多くの参加を得て事業のさらなる活性化を図ります。 また、事業実施に当たっては、無関心層へ有効な影響力を与えてくれるインフルエンサーの育成も意識したポイント付与システムを構築します。 母子保健対策として、新たに視覚スクリーニング検査機器を導入し弱視等の早期発見に努めます。利用者支援事業、すくすく相談窓口の設置等や産後ケア事業に加え、平成30年度から開始した新生児聴覚検査への全額補助、産婦健診及びおたふく風邪ワクチン予防接種への一部補助を継続実施し、安心して子育てができるよう支援体制の充実を図ります。 高齢者施策としては、高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画に基づき、団塊の世代の方々が75歳以上になる2025年度までに住み慣れた地域で、いきいきと自立した自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域包括ケアシステムを深化させます。 平成29年度に加西病院に設置した加西市在宅医療介護連携相談室を活用した多職種間の連携を強化することで、医療介護連携の課題を明確にし、地域包括ケアシステムの充実を図ります。 また、住民とともにつくる地域共生社会の実現に向け、生活支援サポーター事業の充実、地域包括支援センターの強化等による介護保険制度の適正な運営に取り組みます。 また、引き続き「元気100歳健康長寿のまち」を目指し、かさいいきいき体操の普及やサロン活動等、住民力を主体とした高齢者の支え合いづくりや生きがいづくりを進めていきます。 また、平成30年度にモデル地区として1生活圏域に配置した第2層生活支援コーディネーターを全生活圏域に配置し住民ネットワークの構築と地域人材の発掘や育成に努めます。 認知症対策については、認知症地域支援推進員と連携し、引き続き地域や学校で「認知症サポーター養成講座」を開催し、認知症の正しい理解を深めるとともに普及啓発を図ることで、地域住民とともに市民、行政、事業者連携で認知症になっても誰もが住み慣れた地域で暮らしていけるような地域づくりを目指します。具体的には、見守りSOSネットワーク事業の拡充を図るほか、平成30年度に開始した、一人外出高齢者等の家族に対する探索サービスに係る経費の一部補助について一層の周知を図るほか、探索方法の拡充等、行方不明になっても早期に発見できる捜索体制整備を行います。 誰もが安心して暮らすために、医療提供体制の安定的な運営と超高齢社会における疾病構造の変化に対応した医療の充実は欠かすことはできません。これからも加西病院の使命は重大であると考えています。そのために、現在加西病院の将来構想の策定に力を注いでいます。将来構想では、厳しく現状を分析しながら、近い未来から数十年先までを見据え、市民の健康を守るとともに、不安を取り除き幸せに暮らすために加西病院が公立病院としての果たすべき役割を明示していきます。 安全・安心な地域社会は、全ての施策の基本です。防犯対策においては、事件解決の有効手段となる防犯カメラを市内の主要な交差点等に引き続き設置するとともに、さらなる犯罪発生抑止力の強化を図るため、地域団体の防犯カメラ設置に対する助成について、引き続き実施してまいります。 防災対策では、台風の接近等に伴う風水害対策に資するため、市内のさらに詳細な気象情報を収集できるよう現在2か所設置している超高密度気象観測システムPOTEKAを4か所に増設いたします。地域防災の両輪となる自主防災組織と消防団への支援充実を継続するとともに、平成30年度からは、自主防災組織と共同した総合訓練を実施しており、市民自らが災害に対応できる技術の向上を図り、防災意識の高揚と防災体制の強化に取り組んでまいります。 また、地域防災の要である消防団につきましては、現在進めております「あり方検討委員会」において、消防団のあり方、消防団員のあり方等についてさらに議論を深め、平成31年度9月議会には短期の課題について提案し、中長期の課題については以降の予算に反映させてまいりたいと考えております。 さらに、鶉野飛行場跡地の防災備蓄倉庫に隣接して、悪天候のもとでも使用可能な訓練場の整備を進めてまいります。 消費者行政につきましては、消費者被害の未然防止、拡大防止に向けて積極的な啓発など予防に重点を置いた施策を行います。消費者問題が複雑かつ多様化する状況下において迅速かつ的確な相談体制の強化を図ります。また、警察や地域の団体、事業者とも連携して消費者トラブル防止に取り組んでまいります。 4つ目に「地球に優しい環境都市加西」を目指す施策であります。昨年12月20日に全国で12番目、兵庫県下で初めて「世界首長誓約/日本」に署名いたしました。パリ協定の目標達成に向け、持続可能なエネルギーの推進、温室効果ガスの国の削減目標以上の削減、気候変動の影響への適応と持続可能で強靭な地域づくりに取り組みながら、今後2年以内に具体的な内容を定めた気候エネルギー行動計画を策定いたします。また、他市町にも呼びかけてまいります。 次に、「グリーンエナジーシティ構想」の推進につきましては、エネルギーをつくる「創エネ」から、エネルギーを貯める「蓄エネ」と、エネルギーを上手に使う「省エネ」の支援にシフトしているところです。そのため住宅用の太陽光発電施設の補助は、平成29年度をもって終了し、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、蓄電池への補助制度を継続し、クリーンエネルギーの普及を図ってまいります。 自然との共生では、「生物多様性かさい戦略」を軸として、加西市の貴重な生態系の保全を推進します。あびき湿原については、昨年10月に市の天然記念物に指定されましたので、引続き関係機関と協力を図りながら平成31年度の県の天然記念物指定に向けて取り組んでまいります。また、市内の希少生物の生息状況については現在「加西の貴重な生態系48」として把握していますが、さらに詳細な生態系データの整備に努めるべく補足調査や新たな地区での植生調査を本格実施します。今後、有識者による検討会で議論を深め、助言を頂きつつ加西の生態系調査の集大成として取りまとめいたします。 また、植生調査を自治会、教育機関等と連携し取り組んでいくことで地域の活性化や環境学習への利活用を図ります。ごみ処理対策については、引続き不法投棄、野焼きに対する指導を強化してまいります。住民主体の「粗大ごみ拠点回収」は、持込み場所が身近な地域内であることから、非常に好評を得ておりますので継続実施してまいります。ごみターミナル設置場所の確保が難しい市街地につきましては、今後3年計画で、衛生的な生活環境を確保するため、移動式ごみターミナル設置にかかる補助金制度を拡充いたします。 また、ごみ減量に対し補助事業を継続し、循環型社会の推進に努めてまいります。埋立最終処分場におきましては、平成30年度に引続き、埋立最終処分場工事を実施し、延命化と廃棄物処理の適正化を図ってまいります。 次に、加西衛生センターにつきましては、平成28年4月より公共下水道への放流とともに、運転管理及び機器管理の長期包括運転管理委託を開始しており、引き続き環境負荷に配慮した運営を行ってまいります。 水道事業につきましては、加西市水道事業経営戦略に基づき、効率的かつ柔軟な事業展開を図りながら持続可能な経営に努めてまいります。また、災害時でも安全で安定的に水道水を供給するため、平成30年度に整備を完了いたしました鴨谷町の新しい配水池に関連する送水施設及び送配水管を関係機関と協議を行いながら、早期に供用開始できるように整備を進めてまいります。既存施設の更新については、加西市水道ビジョン及びアセットマネジメントに基づいて、費用の平準化を図りながら計画的に事業を実施いたします。 下水道事業につきましては、汚水対策として汚水管誤接続調査や老朽マンホール蓋取替えなどの不明水浸入対策事業を継続して実施してまいります。雨水対策としては、引き続き中野地区の雨水渠整備事業を実施してまいります。下水道処理施設につきましては、生活排水処理計画に基づき、経営の効率化と安定的な汚水処理を目的として農業集落排水地区ならびにコミュニティプラント地区の公共下水道への統合に向けた接続工事を計画的に実施してまいります。平成31年度は農業集落排水南網引地区の接続を完了させコミュニティプラント在田南部地区の接続工事に着手いたします。 5つ目は、「パートナーシップによる地域経営」であります。加西市では平成25年度から小学校区を単位とした住民主体のまちづくりを進めるための組織である「ふるさと創造会議」を立ち上げ、平成30年3月に市内全地区で組織が設立されました。 現在、各地区の創造会議では地域内のさまざまな団体や組織が集まり意見交換を積み重ね、多様な住民がまちづくりへ参画できるように取り組みを進めており、次に地域課題の解決に向けた活動を実行する段階へと進んでいます。このような活動を支援すべく、市外の先進事例を学ぶ研修会の開催や情報発信や組織強化の支援等、ふるさと創造会議の活動を更に発展させる取り組みを進めてまいります。 また、平成27年度から導入した「地域おこし協力隊制度」については、活動から約4年が経過し、これまで市外から5名の隊員が加西市へ住民票を移し、さまざまな地域おこし活動を実践してきました。その中で2名の隊員が退任後も加西市で起業し定住しています。 今後は、まちづくりの中心的な組織である「ふるさと創造会議」を協力隊の受け皿として、地域が協力隊に求める活動と協力隊が地域で実践したい取り組み等をマッチングさせ、外部人材を活用した地域づくりを進めてまいります。 次に、加西市地域交流センターでは、センター事業への市民参画を進めるため市民による加西市地域交流センター運営会議を開催しています。自主的に集まったメンバーがアイディアやネットワークを生かし、地域交流センター交流プラザにおいて自ら企画したイベントやセミナーを開催しております。引き続き市民による市民のためのまちづくりを進めます。 また、若者ターミナルスポットにおいて若者や女性がチャレンジできる場を創出し、起業相談やセミナー開催など夢の実現の第一歩となる拠点となるよう運営していきます。また、播磨農高プロデュースレストラン「はりまのちっちゃな台所」、出逢いサポーターが1対1の出逢いを支援する「加西市出逢いサポートセンター」等、若者の新しいチャレンジや出逢いを全力でバックアップするまちとして、さまざまな施策を展開しています。同時に、女性の活躍を目的として若年女性や子育て中の女性を対象とした起業支援や女性講座、交流事業にも取り組みます。 広域的な取り組みとしましては、播磨圏域連携中枢都市圏及び北播磨広域定住自立圏の推進により、観光やイベント等、自治体同士が互いに連携・協力を行いながら、活力ある地域の維持に向けて一層効率的かつ効果的な行政を引き続き推進します。 また、加西市総合計画の実施計画として定められている行財政改革プランについて、持続可能な財政基盤の確立、行政サービスの向上と効率的な行政運営、5万人都市再生に向けた総合的な施策の展開へ向け、新たな計画の策定に着手します。 以上、平成31年度施政方針に基づき、今定例会に提案させていただいております「平成31年度当初予算案」を初め各議案につきまして、ご審議をよろしくお願い申し上げます。 議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。
    ○議長(衣笠利則君) 市長の施政方針が終わりました。 △提案説明 ○議長(衣笠利則君) 続いて、担当部長よりただいま上程中の各議案に対する提案理由の説明を求めます。 まず、条例関係について、議案第2号及び議案第3号について、健康福祉部長奥隅君。 ◎健康福祉部長(奥隅一博君) それでは、健康福祉部関係の条例案2件についてご提案申し上げます。 まず、議案第2号加西市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。議案書の1ページ2ページ、審議資料の1ページをお願いいたします。このたびの改正は、国民健康保険法施行令の改正に伴うもので、改正点としましては2点ございます。 まず1点目ですが、国民健康保険税の課税限度額を引き上げるものでございます。具体的な改正内容につきましては、審議資料の1ページに記載しておりますとおり、基礎分、いわゆる医療分の限度額を現行の58万円から3万円引き上げ61万円に、後期高齢者支援分と介護納付金分は現行どおりで据え置き、課税限度額全体では現行の93万円から3万円から引き上げ96万円とすることで、高所得者に応分の負担を求めるものでございます。 次に2点目ですが、国民健康保険税の軽減判定の所得基準を見直し、減額基準を改正するものでございます。具体的な改正内容につきましては、審議資料1ページにございますように、5割軽減の判定所得基準では被保険者数に乗ずべき金額を現行の27万5,000円から28万円に引き上げ、また2割軽減の判定基準では被保険者の数に乗ずべき金額を現行の50万円から51万円に引き上げることで軽減の適用範囲を拡大し、低所得者の負担緩和を図るものでございます。 続きまして、議案第3号加西市福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書の3ページから5ページ、審議資料の1ページをごらんください。 兵庫県の福祉医療費助成事業実施要綱等において、未婚のひとり親家庭、母子、父子、いずれの場合においても福祉医療費助成の受給資格を判定する所得判定の際に、地方税法上の寡婦控除いわゆる寡夫控除も含めまして、適用があったものとみなして計算するいわゆるみなし適用を実施するために要綱の一部改正がなされたことを受けまして、県の要綱に準拠して所要の改正を行うものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第4号について、地域振興部長河原君。 ◎地域振興部長(河原浩申君) それでは、議案第4号加西市工場立地法準則条例の制定についてご説明を申し上げます。議案書の7ページから9ページ、審議資料の1ペーシをご参照願います。 本議案は、工場立地法により国が公表いたします準則において全国一律に緑地面積率が敷地の20%以上、環境施設面積率が敷地の25%以上となっているところを同法第4条の2第1項の規定に基づきまして、加西市独自の準則を新たに定めようとするものでございます。本市は山林地域や農村部に位置しておりまして、周辺を豊かな自然に囲まれ、工場がみずからの敷地内において緑地を整備する必要性が非常に低い状況でありまして、全国の一律の緑地面積率になじまないこと、また市内にある4つの産業団地は全て区画が満杯でかつ手狭な区画も多くなってきているということや、市内に本社を置きます製造業者の約7割が、規制の厳しい市街化調整区域に集積していることなど、拡張が困難で工業用地が不足しているという状況から、市内の事業所より緑地規制の緩和を求める要望を多く受けているところでございます。 既存の工業用地での事業拡張や、新たに予定されております産業団地での土地の有効利用を図るため、加西市の周辺環境に配慮した適切な緑地面積率などを定めた工業立地法に基づく市の準則条例を制定するというものでございます。 以上、簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第5号について、都市整備部長西岡君。 ◎都市整備部長(西岡義信君) 議案第5号加西市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。議案書の10ページから12ページ、審議資料の2ページ及び7ページをごらんください。 加西市では、市街化調整区域における地域の実情に応じたまちづくりの実現に向け、都市計画法の規定に基づく地区計画制度を活用し、土地利用規制の緩和と誘導を進めているところでございます。既に、現在本条例では市内6カ所の地区計画区域における開発また建築のルールを定めております。このたび加西インター周辺における新産業団地整備を行うため、市街化調整区域内における新たな地区計画として加西インター産業団地地区地区計画の都市計画決定を本年3月に予定をしております。このため、新たな地区計画の区域内における建築物の用途、敷地面積、壁面の位置、建築物の高さなどに関する基準について本条例に追加する必要が生じたことから条例の一部を改正するものでございます。 以上、簡単ではございますが、よろしくご審議賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第6号について、技監井上君。 ◎技監[大型プロジェクト推進担当](井上利八君) 議案第6号加西市特別会計条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書の13ページと14ページをお願いいたします。 今回の条例改正は本市の農業と産業が両立する地域経済の発展と新たな雇用創出への取り組みとして、加西インター北側において産業団地整備事業に着手するため地方自治法第209条第2項の規定により加西市産業団地整備事業特別会計を新しく興すため条例の改正をするものであります。この条例の第1条第4号としまして、加西市産業団地整備事業特別会計を新たに加え、加西インター産業団地整備事業のために設置するものであります。 以上で、説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第7号について、教育長兼松君登壇の上どうぞ。 ◎教育長(兼松儀郎君) =登壇=それでは、議案第7号加西市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例についてご説明を申し上げます。議案書15ページから17ページ、審議資料2ページをごらんください。 今回の改正の対象となる条例は、加西市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例、加西市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準定める条例、加西市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の3条例であります。これらの条例は国の法律改正等に伴い、条例改正が必要となっています。国の法令と同一内容を記載している関係上、文言の修正、条ずれの対応等の改正を行う必要が生じておりますが、当該条例においては加西市独自の基準を定めていないことから、今後は国の定める基準をもって加西市の基準とし、国基準をそのまま列挙する方式から引用する方式に変え、合わせて暴力団排除に関する規定を追加して所要の改正を行うものであります。 なお、この時期に改正を行う理由は、国の保育料の無償化によるものであります。国の保育料の無償化については、認可外の家庭的保育事業等も対象となりますので、事前に国基準や市の基準の整理を行う必要があり改正を行います。 どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第8号について、病院事務局長前田君。 ◎病院事務局長(前田晃君) それでは、議案第8号加西市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書18ページから19ページ、審議資料の2ページをご参照願います。 今回の改正は市立加西病院の診療科目の追加及び一部診療科目名の変更を行おうとするものでございます。診療科目の追加につきましては、加西病院ではこれまで内科を初め18診療科を標榜していましたが、高齢者や複数疾患を有する患者の医療ニーズに適切に応えていくためこのたび総合内科を診療科に加えようとするものです。 次に、診療科目名の変更につきましては、現在神経内科として標榜している診療科目が精神科や心療内科と混同されやすく一般の方がよりよく診療内容を理解しやすくするということで、一般社団法人日本神経学会が神経内科を脳神経内科に変更することを決定されました。これを受けて改正を行おうとするものでございます。 以上、まことに簡単ですが説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続いて、事件決議関係に移ります。議案第9号について、総務部長山本君。 ◎総務部長(山本和孝君) それでは、議案第9号兵庫県市町村職員退職手当組合規約の一部変更についてご説明申し上げます。議案書の20ページ、21ページ、審議資料の2ページをご参照願います。 本議案につきましては、篠山市の名称が平成31年5月1日から丹波篠山市に変更されることに伴い、兵庫県市町村職員退職手当組合規約の別表第1号表及び別表第2号表中の当該市の名称を変更するため地方自治法第290条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 以上、まことに簡単でございますが説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続いて、議案第10号について、地域振興部長河原君。 ◎地域振興部長(河原浩申君) 議案第10号加西市農業共済事業会計事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることにつきましてご説明を申し上げます。議案書の22ページ、審議資料の3ページをお願いいたします。 平成31年度加西市農業共済事業におけます水稲、麦、家畜、畑作物及び園芸施設共済にかかわる事務費につきましては、加西市農業共済条例の規定によりまして事務費予定額から収入予定額に相当する金額を差し引いた金額及び連合会に支払う賦課金を共済加入者に賦課するということとなっております。平成31年度の事務費予定額4,413万9,000円から収入予定額4,149万3,000円を差し引いた金額264万6,000円に連合会への支払い賦課金259万5,000円を加えた金額524万1,000円を賦課総額といたしまして賦課単価につきましては現行と同率と定めることについて加西市農業共済条例第5条第2項の規定によりまして、議会の議決をお願いするものでございます。 以上、簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第11号について、都市整備部長西岡君。 ◎都市整備部長(西岡義信君) 議案第11号(仮称)泉こども園建設工事請負契約の締結についてご説明を申し上げます。議案書23ページ、審議資料3ページと8ページから13ページの工事概要書、配置図、平面図、立面図をご参照ください。(仮称)泉こども園は保護者の就労形態や多様化する子育てニーズに対応するため当市では、最後になりますこども園として整備を行うものであります。このたび(仮称)泉こども園建設工事の請負契約の締結に当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定及び議会の議決に附すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 入札は制限付一般競争入札で行い、工事請負金額は消費税込みで6億998万4,000円でございます。契約の相手方は、加古川市野口町良野1506番地、前川・黒田特定建設工事共同企業体代表取締役前川容洋でございます。工期は議会の議決のありました日から平成32年3月15日までとしております。 工事内容ですが、新園舎は鉄骨造2階建て延べ床面積は2,051平方メートルであります。1階に職員室等の管理室とゼロ歳から3歳児の保育室及び調理室等を配置をいたします。2階には4歳から5歳児の保育室及び遊戯室等を配置いたします。保育室や遊戯室は、建物の南側に配置し床や腰壁に木材を使用することで明るく温かみがあり、園児が元気に活動できる空間づくりをいたします。 さらに、活動的な保育環境づくりとして建物2階のバルコニーから園児が直接園庭に出られるように建物両端に屋外階段をもうけております。なお、地下雨水貯留施設につきましては、建設工事と一体整備をいたしますが、こども園建設工事とは別工事として新年度に入札を予定しているところでございます。 以上、ご審議のほどよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 次に、補正予算案に移ります。議案第12号について、総務部長山本君。 ◎総務部長(山本和孝君) それでは、議案第12号平成30年度加西市一般会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。別冊の補正予算書とあわせて審議資料の3ページから4ページをご参照願います。それでは、補正予算書の1ページをお願いいたします。 まず、第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ16億2,989万6,000円を減額し、予算の総額を191億1,299万1,000円とするものでございます。 今回の補正につきましては、主に本年度における歳入見込みや事務事業の執行に伴う事業費及び人件費等の歳出の見込みを精査することにより補正の必要が生じたものを処理するものでございます。 次に、第2条の繰越明許費につきまして10ページの第2表をごらん願います。今回の補正に計上しました繰越明許費は、総額で3億3,600万円でございます。主なものについてご説明申し上げます。事業名、社会資本整備総合交付金事業の5,440万円は(仮称)鶉野飛行場線の道路改良工事等でございます。また、都市再生整備事業の1億990万円につきましては、鶉野飛行場跡地周辺で整備を進めている散策用歩道整備工事費等でございます。また、学校管理費の5,810万円につきましては、特別支援学校の感覚学習室と体育館の改修工事費等でございます。 次に、第3条の債務負担行為の補正につきまして同じく10ページの第3表をお願いいたします。いずれも南部学校給食センター建設事業の延期に伴い、債務負担行為を廃止しようとするものでございます。工事費の1,200万円につきましては、現在の給食センターの解体工事費でございます。また、備品購入費の900万円は給食配送車の購入費、設計管理費委託料360万円につきましては、工事監理委託料でございます。 次に、第4条の地方債の補正につきましてご説明申し上げます。補正予算書の11ページをお願いいたします。第4表地方債補正の1.変更につきましては、合計20の記載におきまして7億3,820万円の減額を行うものでございます。多くの事業債が事業費の確定に伴い、減額するものでございますが、ため池等整備事業債の増額につきましては、国の補正予算を活用し、県営ため池事業を前倒しで実施するものでございまして起債の限度額を910万円から1,630万円に、また産業団地整備事業債につきましては、県の自治振興事業の助成を活用し、限度額を3,750万円から4,560万円に増額するものでございます。 続きまして、歳入歳出予算の主なものについてご説明申し上げます。まず、歳入の補正について予算書の16ページ17ページをお願いいたします。 まず、5款市税5項市民税10目法人税2,190万円の増額は、製造業企業を中心とした収益の増に伴う法人税割の増によるものでございます。同じく10項固定資産税5目固定資産税1億1,450万円の増額は、企業の設備投資の増に伴う償却資産等の増によるものでございます。 次に、26ページ、27ページをお願いいたします。65款財産収入10項財産売り払い収入5目不動産売払収入7,223万1,000円の減額につきましては、北条西保育所跡地等の土地売却が、平成31年度になる見込みであるというところでございます。75款繰入金5項基金繰入金10目財政調整基金繰入金5億6,712万4,000円の減額は市税収入等の増及び各事業費の確定等に伴う歳出の減により、減額するものでございます。 次に、28ページ、29ページをお願いいたします。同じく35目ふるさと応援基金繰入金1億円の増額は、ふるさと納税活用事業の増に伴う繰入金の増でございます。 次に、歳出の補正について主なものをご説明申し上げます。40ページ、41ページをお願いいたします。15款民生費15項児童福祉費5目児童福祉総務費5,775万6,000円の減額は民間認定こども園整備事業における工期変更に伴うもので子育て支援特別対策事業補助金5,734万4,000円の減額等によるものでございます。同じく10目児童措置費9,684万円の減額は、当初見込みよりも受け入れ園児数が少なかったこと等に伴う私立保育所等給付費交付金4,798万1,000円の減額によるものでございます。 次に、50ページ、51ページをお願いいたします。40款土木費10項道路橋梁費10目道路施設改良費1億6,168万4,000円の減額は(仮称)鶉野飛行場線等の事業費の確定に伴う社会資本整備総合交付金事業1億5,438万4,000円の減等によるものでございます。 次に、60ページ、61ページをお願いいたします。50款教育費35項保健体育費20目給食施設運営費8億2,857万6,000円の減額は南部学校給食センター建設事業の延期に伴う工事請負費7億9,000万等の減額によるものでございます。このほか職員給与等におきまして育児休業の職員に係る給与費等2,285万円の減額を合わせて行っております。 以上、まことに簡単でございますが説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続いて、議案第13号から議案第15号までの3件を一括して、健康福祉部長奥隅君。 ◎健康福祉部長(奥隅一博君) それでは、議案第13号から議案第15号まで健康福祉部関係の特別会計補正予算についてまとめてご提案させていただきます。 まず、議案第13号平成30年度加西市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。補正予算書の1ページをごらんください。 今回の補正は既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,607万9,000円の増額をし、予算総額を歳入歳出それぞれ53億9,257万9,000円とするものでございます。 次に、補正予算書の2ページと3ページ、審議資料の4ページをごらんください。歳入の主なものについてご説明申し上げます。60款県支出金1,182万5,000円の増額は、歳出の保険給付金の増に伴い、県の交付金が増額されるものでございます。75款繰入金425万4,000円の増額は、保険基盤安定の負担金が確定したことに伴い、国及び県から負担金を含め一般会計から繰り入れる金額を増額するものでございます。 次に、補正予算書の4ページ、5ページ、審議資料の4ページをごらんください。歳出の主なものについてご説明申し上げます。10款保険給付費1,182万5,000円の増額は、保険給付費の中で高額療養費が予算を超えることが見込まれるため増額するものでございます。この増額分につきましては、歳入で申し上げましたように県から増額の交付金が交付されるものでございます。 次に、議案第14号平成30年度加西市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。 今回の補正につきましては、主に保険給付費及び地域支援事業費の減等に関して歳入歳出それぞれ所要の補正を行うものでございます。それでは、補正予算書の1ページをお願いします。 今回の補正につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,817万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ47億4,783万3,000円とするものでございます。 次に、歳入について主なものをご説明申し上げます。議案書の2ページ、3ページ、審議資料の4ページをお願いいたします。55款国庫支出金547万1,000円の減額は、介護給付費国庫負担金調整交付金地域支援事業交付金の減によるものでございます。57款支払基金交付金1,931万円の減額は、介護給付費及び地域支援事業に係る第2号被保険者の負担分である社会保険診療報酬支払基金からの交付金の減によるものでございます。60款県支出金1,053万3,000円の減額は、介護給付費県負担金及び地域支援事業交付金の減によるものでございます。75款繰入金5,287万6,000円の減額は、一般会計からの繰入金及び介護給付費準備基金からの繰入金の減によるものでございます。 続いて、歳出について主なものをご説明申し上げます。補正予算書の4ページ、5ページをお願いいたします。5款総務費363万1,000円の減額は、職員給与等の減によるものでございます。10款保険給付費7,700万円の減額は、介護サービス費等諸費、特定入所者介護サービス費等の減額によるものでございます。25款地域支援事業費461万6,000円の減額は、介護予防事業費、包括的支援事業・任意事業費及び一般介護予防事業費の減によるものでございます。 続きまして、議案第15号平成30年度加西市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。補正予算書の1ページをごらんください。このたびの補正は既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,243万3,000円を増額し、予算総額をそれぞれ6億4,203万9,000円とする補正予算でございます。 次に、補正予算書の2ページと3ページ、審議資料の5ページをごらんください。歳入の主なものについてご説明申し上げます。5款後期高齢者医療保険料1,876万2,000円の増額は、保険料現年度賦課分の調定見込額の増によるものでございます。75款繰入金652万6,000円の減額は、保険基盤安定繰入金の確定によるものでございます。 次に、補正予算書の4ページと5ページをお願いいたします。歳出の主なものについてご説明申し上げます。10款後期高齢者医療広域連合納付金1,398万8,000円の増額は、保険料収入の増等に伴い、納付金が増額になるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第16号について、地域振興部長河原君。 ◎地域振興部長(河原浩申君) それでは、議案第16号平成30年度加西市農業共済事業会計補正予算(第2号)につきましてご説明を申し上げます。農業共済事業会計補正予算書の1ページをお願いいたします。第2条で収益的収入及び支出の予定額を補正しようというものでございます。 引き続きまして、補正予算書の4ページ並びに審議資料の5ページをお願いいたします。畑作物共済勘定の支出につきまして、畑作物共済金を144万8,000円増額するものでございます。この理由は大豆については開花期の高温乾燥に加えまして、台風20号、21号による風雨の影響によりまして着果、着莢(チャッキョウ)の不良が多数発生いたしました。このため共済金の支払いが予算を超えてしまうというそういう見込みとなったためでございます。これに伴います収入の増は、畑作物保険金130万3,000円を見込んでおります。ほかの収入の不足額14万5,000円につきましては、法定積立金を戻し入れ支払いに充てる予定でございます。 以上、簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(衣笠利則君) 続いて、当初予算案に移ります。議案第17号について、総務部長山本君。 ◎総務部長(山本和孝君) それでは、議案第17号平成31年度の加西市一般会計予算についてご説明申し上げます。分厚い別冊の加西市予算書、まずこちらのほうの3ページをお願いいたします。 まず第1条でございます。歳入歳出予算の総額を210億5,000万円と定めております。これは、前年度に比べ9億円の増額で率にして4.5%の増となっております。第2条の債務負担行為と第3条の地方債につきましては、後ほどご説明申し上げます。第4条の一時借入金につきましては、借入金の最高限度額を50億円と定めているところでございます。 次に、同予算書の9ページをお願いいたします。まず、先ほどの2条関係の債務負担でございます。第2表債務負担行為でございます。第6次加西市総合計画そして1段飛びまして健康かさい21計画、障害者基本計画・第6期障害者福祉計画・第2期障害児福祉計画そして気候エネルギー行動計画の各策定業務につきましては、それぞれ平成31年度から32年度にかけて計画を策定するため合計で1,230万円を限度に債務負担をするものでございます。 また、2段目の市民会館コミュニティセンター改修工事事業につきましては、耐震改修工事を平成31年度から32年度にかけて実施するため3億9,070万円を限度に債務負担するものでございます。 また、下の表3段に掲げます図書館、地域交流センターそしてふるさとハローワークの各空調設備改修事業につきましては、アスティアかさい3階、4階にあるそれぞれの施設の空調の設備について平成31年度に設計を行い、32年度に改修工事を行うという予定をしておりまして、その工事監理費について合計195万円を限度に債務負担するものでございます。 次に、10ページをお願いいたします。先ほどの第3条関係の地方債についてでございます。第3表地方債であります。市民会館整備事業ほか全部で15件総額20億5,530万円につきましては、記載の方法等定めております。なお、個別の事業につきましては、省略させていただきます。 次に、歳入歳出予算の内容についてでございますが、この予算書ではかなり膨大なページ数になりますので、別途配付させていただいております平成31年度予算概要こちらの資料のほうでご説明申し上げます。4ページをお願いいたします。歳入予算の内訳でございます。主なものについてご説明申し上げます。 まず、5款市税でございます。市税68億4,260万円につきましては、固定資産税について企業の設備投資による償却資産等の増加を見込んでおります。また、法人市民税については、景気回復による企業業績の改善等から増加を見込んでおり、市税全体では前年度に比べて1億1,090万円の増、率にして1.6%の増を見込んでおります。なお、市税の内訳については5ページのほうに記載しておりますのでご参照ください。 続いて、引き続き4ページをお願いいたします。まず、15款利子割交付金から25款の自動車取得税交付金までにつきましては、いずれも県税として徴収された税のうち一定割合を県内の市町に交付されるというものでございます。兵庫県の平成31年度予算をもとにして計上しておるところでございます。 続いて、18款地方消費税交付金8億5,000万円は、本年10月に消費税率が改定が予定されておりますが、国に納められた税が県を通じて市に交付されるまでには、相当の時間を要し平成31年度中の増額につきましては、ほぼ見込めないということからおおむね前年度と同水準ということで見込んでおります。25款自動車取得税交付金につきましては、本年10月に消費税率の改定に伴い、自動車取得税の廃止が予定されていることから前年度に比べ2,500万円の減、率にして43.9%の減を見込んでおります。 次に、26款環境性能割交付金につきましては、先ほどの自動車取得税の廃止に伴い、新たに導入が予定されているものでございまして、車の購入に当たりその車の燃費基準に従い課税されるというものでございます。なお、自動車取得税交付金が前年度に比べ2,500万円の減に対し環境性能割交付金が1,700万円としておりますところは、環境性能割の税率が本年10月から1年間、1%分軽減されるということを見込んでのものでございます。 次に、33款地方特例交付金3,800万円につきましては、個人住民税におけるいわゆる住宅ローン減税の実施に伴う市の減収を補てんするもののほか、先ほどご説明いたしました環境性能割の軽減に係る市の減収分について全額国庫で補てんされるという制度にになっておりまして、前年度に比べ1,400万円の増、率にして58.3%の増を見込んでおります。35款地方交付税につきましては、36億7,500万円前年度に比べ5,900万円の増、率にして1.6%の増を見込んでおります。これまでの交付実績等に地方財政計画における交付税の増減率を乗じるなどして推計しているところでございます。 次に、55款国庫支出金24億9,340万1,000円につきましては、民間認定こども園整備に対する子育て支援特別対策事業補助金1億9,276万円の増、(仮称)泉こども園整備に対する幼稚園建設費補助金6,587万2,000円の増、市民会館コミュニティセンター耐震改修工事に対する防衛施設周辺整備事業補助金5,130万1,000円の増等により前年度に比べ2億4,003万円の増、率にして10.7%の増を見込んでおります。 60款県支出金16億1,994万9,000円につきましては、参議院議員選挙事務委託金及び県議会議員選挙費委託金3,060万6,000円の増そしてひょうご地域創生交付金2,500万円の増等により前年度に比べ6,711万4,000円の増、率にして4.3%の増を見込んでおります。65款財産収入1億374万1,000円につきましては、別府幼児園跡地等の売却により前年度に比べ2,195万6,000円の増、率にして26.8%の増を見込んでおります。 70款寄附金6億6,354万円につきましては、ふるさと応援寄附金を6億円そして企業版ふるさと納税を5,000万円と見込んでおり、前年度に比べ1億4,252万円の増、率にして27.4%の増を見込んでおります。 75款繰入金11億5,909万9,000円につきましては、財政調整基金の繰入れを前年度同額の5億5,000万円、ふるさと応援基金の繰入れを前年度1億円増の6億円と見込んでおり、総額で9,863万9,000円の増、率にして9.3%の増を見込んでおります。 また、85款諸収入6億9,484万8,000円につきましては、低所得者及び子育て世代を対象とするプレミアム付商品券事業における売上金1億6,500万円の増等により前年度に比べ1億8,091万5,000円の増、率にして35.2%の増を見込んでおります。 90款市債20億5,530万円につきましては、臨時財政対策債が8,500万円の減になること等から前年度に比べ2,350万円の減、率にして1.1%の減を見ております。 続いて、歳出でありますが、6ページに記載しております款別内訳により増減額の大きなものについてご説明申し上げます。 まず、10款総務費3億2,480万円の増につきましては、主にコミュニティセンターの耐震改修工事費等の増に伴う市民会館管理運営費が9,430万3,000円の増、また北条鉄道法華口駅の交差施設整備事業費等の増に伴う公共交通政策事業費が、8,374万8,000円の増、また寄附額の増加に伴うふるさと納税推進事業費が、6,092万5,000円の増となるためでございます。 15款民生費11億8,552万3,000円の増につきましては、主に(仮称)泉こども園整備事業費等の増に伴う公立保育所運営事業費が、8億6,045万8,000円の増、また民間認定こども園整備事業費が、2億199万1,000円の増となるためでございます。 30款の農林水産業費1,392万1,000円の増につきましては、主にため池整備事業等の団体営事業費が2,606万3,000円の減になるものの地籍調査事業費が3,913万3,000円の増となるためでございます。 35款商工費2億3,504万1,000円の増につきましては、主に消費税引き上げの影響緩和策として実施する低所得者及び子育て世代を対象とするプレミアム付商品券事業費が、2億2,116万9,000円の増となることが主な理由でございます。 40款土木費2億4,000万8,000円の減額につきましては、平成30年度は一般会計で1億600万円を予算化しておりました加西インター周辺における産業団地整備事業費について新たに設置する特別会計において予算化することに伴う減、また鶉野飛行場跡地周辺整備を進める都市再生整備事業費7,737万9,000円の減、そういったものが主なところでございます。 45款の消防費3,021万9,000円の増につきましては、主に防災基盤整備事業費2,011万の増によるものでございますが、このうち1,000万円につきましては、鶉野飛行場跡地の備蓄倉庫南側に国の補助事業を活用して駐車場を整備するのにあわせ、市単独事業として消防団の訓練等にも活用できる場を整備するものでございます。 50款教育費8億5,910万3,000円の減につきましては、南部学校給食センターの工事費等の減に伴う給食施設運営費8億1,660万1,000円の減が主な理由となっております。 60款公債費1億385万9,000円の増につきましては、主に臨時財政対策債の償還の増によるものでございます。 65款諸支出金1億4,000万円の増につきましては、主にふるさと納税の増加に伴うふるさと応援基金費積立金の増によるものでございます。 なお、この予算概要の14ページには普通建設事業の一覧を掲載しておりますので、あわせてご参照いただきたいと思います。 以上、まことに簡単ですが一般会計当初予算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続いて、議案第18号から議案第20号までの3件を一括して、健康福祉部長奥隅君。 ◎健康福祉部長(奥隅一博君) それでは、議案第18号から議案第20号まで健康福祉部関連の特別会計予算についてご提案させていただきます。 まず、議案第18号平成31年度加西市国民健康保険特別会計予算についてでございます。予算書の209ページと予算概要の8ページをお願いいたします。予算書の209ページでは第1条で予算総額を歳入歳出それぞれ49億9,200万円と定めており、前年度と比較して4,300万円0.9%の減となっております。 次に、予算書の210ページをお願いいたします。歳入の主なものについてご説明申し上げます。5款国民健康保険税は9億6,402万7,000円を見込んでおり、被保険者数の減少から前年度と比較して4.1%の減となっております。60款県支出金36億1,131万円は昨年度から国保都道府県化により保険給付費を賄うため県から交付される保険給付費等交付金でございます。75款繰入金4億円は保険基盤安定職員給与費、出産育児一時金等一般会計からの繰入金でございます。 次に、予算書の211ページをお願いいたします。歳出の主なものについてご説明申し上げます。5款総務費6,951万2,000円は、職員の人件費を含む総務管理費及徴税費等でございます。10款保険給付費34億8,573万7,000円は療養給付費、高額療養費、出産育児一時金、葬祭費等保険者が負担する費用でございます。21款国民健康保険事業費納付金13億2,081万3,000円は平成30年度からの国保都道府県化に伴い、市に賦課され県に納める納付金でございます。25款保険事業費5,247万5,000円は、疾病予防のため保険事業や特定健診、特定保健指導を実施するものでございます。35款諸支出金2,384万6,000円は、保険給付費等交付金の償還金や保険料過誤納還付金を計上しております。なお、予算書の212ページ以降に予算の詳細を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。 次に、議案第19号平成31年度加西市介護保険特別会計予算についてご説明申し上げます。予算書の239ページ、予算概要の8ページをお願いします。予算書の239ページの第1条で予算総額を歳入歳出それぞれ48億1,800万円と定めており、前年度と比較して1,800万円、0.4%の増となっております。 次に、予算書の240ページをお願いいたします。歳入の主なものについてご説明申し上げます。5款保険料は、10億6,159万円を見込んでおり、65歳以上の第1号被保険者の増加から前年度比で1.3%の増を見込んでおります。55款国庫支出金10億8,587万5,000円は介護給付に対する国庫負担金7億8,505万9,000円と介護給付に対する後期高齢者割合等を勘案して交付される調整交付金及び地域支援事業交付金を合わせた国庫補助金3億81万6,000円の合計額でございます。57款支払基金交付金12億2,454万9,000円は介護給付費及び地域支援事業に対する40歳から64歳までの第2号被保険者の負担分が交付されるものでございます。60款県支出金6億8,459万2,000円は、介護給付費に対する県負担金6億4,412万3,000円地域支援事業に対する県補助金4,046万9,000円の合計額でございます。 75款繰入金7億6,125万3,000円は、介護給付費及び地域支援事業に係る市負担分と介護認定事業及び人件費をその他事務費として一般会計から繰り入れる一般会計繰入金7億5,000万円と保険料収入が介護給付費等の保険料負担分を下回ることによる不足分を介護給付費準備基金から繰り入れる基金繰入金1,125万3,000円の合計額でございます。 次に、予算書の244ページをお願いします。歳出の主なものについてご説明申し上げます。5款総務費1億4,038万円は、職員の人件費を含む一般管理費、介護認定事業費等であり、前年度比12.5%の増となっております。これは制度改正に伴うシステムの改修費の増、職員増に伴う給与費の増、また新規事業である免許返納者へのタクシー利用助成によるものでございます。10款保険給付費44億170万7,000円は第7期介護保険事業計画標準給付費見込額に合わせた事業費を見込んでおります。 次に、25款地域支援事業費2億7,078万1,000円は、介護予防一般高齢者施策等の事業内容、委託等について見直し対前年度比1.9%の減としております。50款諸支出金95万1,000円は、保険料還付金でございます。90款予備費418万1,000円につきましては、保険給付費のおおむね0.1%程度を置くこととしております。なお、246ページ以降に予算の詳細を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。 続きまして、議案第20号平成31年度加西市後期高齢者医療特別会計についてご説明申し上げます。予算書の269ページと予算概要の9ページをお願いします。予算書の269ページの第1条で予算総額を歳入歳出それぞれ6億7,500万と定めており、前年度と比較しまして4,700万円7.5%の増となっております。 次に、予算書の270ページをお願いします。5款後期高齢者医療保険料4億7,379万4,000円は、特別徴収保険料と普通徴収の保険料の合計額であり、これは加入者数の増加等により前年度比較で11%の増加となっております。75款繰入金1億8,491万6,000円は、事務費繰入金と保険基盤安定繰入金を一般会計から繰り入れるものでございます。 次に、予算書の271ページと予算概要の9ページをお願いします。歳出の主なものについてご説明申し上げます。5款総務費3,060万4,000円は、職員の人件費と総務管理費及び徴収費でございます。10款後期高齢者医療広域連合納付金6億2,813万8,000円は、保険料を後期高齢者医療広域連合へ納付するものでございます。 なお、予算書の272ページ以降に予算の詳細を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。 以上、まことに簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) ちょうど昼食の時間ではございますけど、このまま本会議を続けさせていただきます。 続きまして、議案第21号、議案第24号及び議案第25号の3件を一括して、生活環境部長高井君、お願いいたします。 ◎生活環境部長(高井勝正君) それでは、生活環境部関連の議案第21号、議案第24号、議案第25号の3件についてご説明を申し上げます。 まず、議案第21号平成31年度加西市公園墓地整備事業特別会計予算についてご説明を申し上げます。予算書の291ページから297ページ、予算概要書の9ページをごらんください。平成31年度の歳入歳出の予算の総額をそれぞれ700万円と定めております。 まず、予算書の294ページ、295ページの歳入についてご説明を申し上げます。50款使用料及び手数料5項使用料5目公園墓地整備使用料の349万8,000円につきましては、新規の公園墓地使用料といたしまして4区画分の222万3,000円、また公園墓地維持費といたしまして42区画分の127万5,000円を見込んでおります。 次に、10項手数料5目公園墓地手数料の2,000円につきましては、霊域使用許可証の書きかえ等の手数料7件分の2,000円を見込んでおります。80款繰越金350万円は前年度からの繰越金でございます。 続きまして、予算書の296ページ、297ページの歳出についてご説明を申し上げます。まず、5款公園墓地整備費5項公園墓地整備費5目公園墓地整備費350万円につきまして、主な内容といたしまして11節需用費40万1,000円のうち、施設の維持にかかわる修繕料として26万9,000円13節委託料としてトイレ清掃やごみ収集、樹木の剪定等の樹木等管理委託料270万4,000円を予定をいたしております。 最後に、90款予備費90項予備費90目予備費につきましては、350万円を計上をいたしております。 次に、議案第24号平成31年度加西市水道事業会計予算についてご説明をいたします。水道事業を取り巻く経営環境は引き続き水需要の低迷が続くことが予測され非常に厳しいものとなっております。今後も安全かつ安心な水道水を将来にわたって安定的、継続的に供給していくため水道ビジョンや経営戦略に基づき計画的な施設整備を実施してまいります。 また、現代の経営環境に対応した経営の効率化、健全化への取り組みを引き続き推進し、市民の皆様に信頼される水道事業運営に努めてまいりたいと考えております。 それでは、別冊の加西市水道事業会計予算書の1ページをお願いをいたします。まず、第2条業務の予定量でございますが、これまでの業務実績等に基づきまして給水件数を前年度比0.5%増の1万8,600件と見込み1日平均配水量は対前年度比0.4%増の1万3,568立方メートルとし、年間総排水量は496万6,000立方メートルと予定をいたしております。主要な建設改良事業は鴨谷4工区の配水管敷設工事、栗田ポンプ場の詳細設計等に対する事業費といたしまして3億3,177万7,000円を計上をいたしております。 第3条収益的収入及び支出の予定額でございますけれども、業務の予定などから勘案し、収入では受託工事収益等の減少から対前年度比で0.2%減の11億8,145万3,000円に、支出は配水修繕費及び受託工事費等の減少によりまして、対前年度比で2%減の12億151万5,000円を計上し、収益的収入及び支出では差引3,831万9,000円の純損失を見込んでおります。 次に、第4条資本的収入及び支出の予定額でございますけれども、収入は対前年度比で18.1%減の3億2,235万9,000円に、一方2ページに記載をしております支出は、対前年度比18%減の4億2,260万4,000円としております。収入減の主な要因は、水道管路耐震化事業にかかわる企業債及び補助金が減少したこと一方、支出の主な要因は配水設備拡張に伴う建設改良費の減少によるものでございます。収入が支出に対して不足する1億24万5,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金等で補てんするものといたしております。 なお、2ページ第5条から第9条につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。詳細につきましては、3ページ以降の予算実施計画書をご高覧いただきますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第25号平成31年度加西市下水道事業会計予算についてご説明を申し上げます。下水道事業を取り巻く経営環境は水道事業にもまして非常に厳しいものとなっております。今後も公衆衛生の向上、生活環境の改善のために経営戦略に基づき、管渠ポンプ施設の長寿命化や浸水対策を計画的に実施してまいりたいと考えております。 それでは、別冊の加西市下水道事業会計予算書の1ページをお願いをいたします。まず、第2条業務の予定量でございますけれども、これまでの業務実績等から1日平均排水処理量を1万1,920立方メートルと見込み、年間総処理水量を436万2,900立方メートルとしております。 また、主な建設改良事業費として中野地区雨水渠整備事業、在田南部地区公共下水道工事等、公共下水道事業で5億3,504万2,000円を、コミュニティプラント事業で680万円、合計5億4,184万2,000円の事業費を計上をしております。第3条収益的収入及び支出の予定額でございますが、業務の予定量等から勘案しまして収入は対前年度比で0.9%減の20億4,830万1,000円に一方、支出は対前年度比で0.5%減の24億4,786万1,000円としております。収入支出ともほぼ前年度並みでございます。収入は一般会計からの繰入金の減少が主な要因で支出は減価償却費及び償還利息の減少等によるものでございます。 以上の結果、収益的収入及び支出では、差引3億9,115万7,000円の純損失の見込みとなっております。 次に、第4条資本的収入及び支出の予定額でございますが、収入は対前年度比22.9%増の12億7,799万9,000円に一方、支出は2ページになりますけれども、対前年度比19.8%増の19億2,545万8,000円としております。収入増の主な要因は、国庫補助事業ほか在田南部地区下水道工事及び国正コミュニティプラントの機能強化事業等に係る企業債の増加によるものでございます。一方、支出の増は中野地区雨水渠整備事業を初め南網引処理施設統合工事、在田南部地区下水道工事、国正コミュニティプラント機能強化事業等工事請負費の増加に伴う建設改良費の増でございます。資本的収支において収入が収支に対して不足する6億4,745万9,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金等で補てんするものといたしております。 なお、2ページ第5条から第10条につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。詳細につきましては、3ページ以降の予算実施計画をご高覧いただきますようお願いをいたします。 以上、3議案まことに簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第22号について、技監井上君。 ◎技監[大型プロジェクト推進担当](井上利八君) 議案第22号平成31年度加西市産業団地整備事業特別会計予算についてご説明を申し上げます。このたび加西インター周辺地区を産業導入地区として農村地域への産業の導入に関する実施計画を策定しております。そして、県知事同意を得られることができましたので、加西インター北側において産業団地整備事業に着手するため、平成31年度加西市産業団地整備事業特別会計予算として提案するものでございます。予算書の301ページをお願いいたします。第1条に平成31年度の歳入歳出予算の総額をそれぞれ11億1,300万円と定めております。 次に、第2条の債務負担行為と第3条の地方債につきましては、後ほど説明をさせていただきます。 次に、第4条の一時借入金につきましては、借り入れの最高限度額を10億円と定めております。 次に、304ページをお願いいたします。第2表の債務負担行為につきましては、債務負担行為の事項、期間、限度額を定めております。各事項の内容につきましては、1の2工区の産業団地造成・道路工事は、31年度から32年度にかけて行うため6億8,040万円を限度に債務負担をするものでございます。産業団地造成・道路工事監理業務委託は、1の2工区の産業団地造成、道路工事の工事監理費について2,050万円を限度に債務負担するものでございます。 次に、兵庫県土地開発公社先行取得用地費は、兵庫県土地開発公社への1の1工区の用地取得業務の委託費について5億580万円を限度に債務負担をするものでございます。 次に、兵庫県土地開発公社事業資金借入に係る債務保証は、兵庫県土地開発公社が1の1工区の用地取得業務のために借り入れた資金の保証について5億220万円を限度に債務負担するものでございます。 続きまして、305ページをお願いいたします。第3表の地方債は、起債の目的、限度額を定めております。 次に、301ページをお願いいたします。歳入であります。財産収入としまして土地売買仮契約に係る契約保証金4億2,300万円、そして繰入金としまして一般会計から職員給与費としまして2,700万円、市債としまして産業団地整備事業債6億6,300万円を計上し、合計11億1,300万円を見込んでおります。 続きまして、予算書の312ページをお願いいたします。歳出でございます。産業団地整備事業費としまして11億1,300万円であります。内容につきましては、予算書の313ページをお願いいたします。主なものとしまして工事請負費4億5,360万円これは、宅地造成費、道路整備費、調整池整備費でございます。 続いて、公有財産購入費3億5,652万円これは、1の2工区の用地購入費であります。次に、委託料1億4,195万1,000円これは、1の2工区の埋蔵文化財発掘調査費並びに工事監理業務委託費でございます。 以上で説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第23号について、農業共済事業会計を地域振興部長河原君お願いします。 ◎地域振興部長(河原浩申君) それでは、議案第23号平成31年度加西市農業共済事業会計予算につきましてご説明申し上げます。別冊の農業共済事業会計予算書の1ページそれから予算概要の10ページをお願いいたします。第2条の事業の予定量でございますが、農作物共済の水稲では引受戸数2,400戸、引受面積2,004ヘクタール。麦につきましては、35戸、231ヘクタールの引受を予定をしております。家畜共済につきましては、死亡廃用共済と疾病傷害共済に分離されました。両共済を合わせまして2,905頭を、そして畑作物共済につきましては、大豆1類2類合計で16ヘクタールの引受を予定をしております。 次に、2ページをお願いいたします。園芸施設共済では、ガラス質及びプラスチックハウス75棟の引受を予定いたしております。 次に、損害防止事業でございますが、水稲病害虫防除に対する助成や家畜検診等の事業実施によりまして被害、事故の未然防止に努めてまいります。 次に、第3条の収益的収入及び支出の予定額でございますが、農作物共済勘定以下5勘定科目の総合計で1億1,162万7,000円を計上しております。第4条につきましては、業務勘定におきます他会計からの一時借入金の限度額を定めておりまして、第5条、第6条につきましては、流用に関する事項を、また第7条は一般会計からの業務勘定への補助を受ける金額を定めるものでございます。 なお、3ページ以降の諸表につきましては、ただいまのご説明申し上げました内容の明細でございますので、説明を省略させていただきたいと思います。 以上、説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第26号の病院事業会計予算について、前田病院事務局長お願いいたします。 ◎病院事務局長(前田晃君) それでは、議案第26号平成31年度加西市病院事業会計予算についてご説明申し上げます。別冊病院事業会計予算書1ページおよび予算概要の13ページをご参照願います。 まず、第2条の業務の予定量でございますが、年間の延べ患者数を入院で7万4,825人、1日平均205人と見込んでおります。外来では、12万6,880人、1日平均520人と見込んで試算しております。また、医療機器の購入につきましては、30年度に電子カルテシステムの更新を終えたため、前年度比大幅減3億1,000万円減の1億1,000万円とし、施設整備事業には前年度比2,800万円増の6,800万円を予定しております。 次に、第3条収益的収入及び支出についてでございますが、収入は患者予定数をもとに57億2,785万3,000円とし、内訳は医業収益を51億6,868万円、医業外収益を5億5,917万2,000円と見込んでおりまして、前年度と比較いたしますと7,002万7,000円、率にして1.2%の減となっております。支出につきましては、60億7,708万6,000円を計上しておりまして、前年度と比較いたしますと6,286万4,000円の減、対前年度比率1.0%の減となっております。内訳につきましては、医業費用で58億2,712万7,000円、医業外費用が2億4,209万9,000円、特別損失で766万円、予備費で20万円としております。 次に、第4条の資本的収入及び支出でございますが、収入は前年度比2億7,949万3,000円減の3億4,800万5,000円で内訳は企業債で前年度比2億8,200万円減の1億7,800万円、出資金が前年度比214万7,000円増の1億6,964万3,000円となっております。 予算書の2ページをごらんください。支出は前年度比3億759万9,000円減の4億8,029万4,000円で内訳は、建設改良費が前年度比2億8,118万9,000円減の1億7,881万1,000円、企業債償還金が前年度比363万円増の3億138万3,000円、また投資は前年度比3,004万円減の10万円を計上しております。 続いて、第5条の企業債でございますが、医療機器購入事業債の限度額を前年度比3億1,000万円減の1億1,000万円、病院施設設備事業債の限度額を前年度比2,800万円増の6,800万円として利率を年4%以内と定めております。 第6条では一時借入金の限度額を17億円とし、第7条におきましては予定支払経費の流用の範囲を定めております。第8条では議会の議決を得なければ流用することのできない経費を定めております。給与費及び交際費となっております。第9条は一般会計からの補助金を定めたもので今年度は、1億8,884万9,000円を計上しております。第10条は薬品費、給食材料費等の棚卸資産の購入限度額を3億4,989万円と定めるものであります。 なお、予算書の3ページ以降につきましては、予算実施計画ほか諸表をただいま説明いたしました内容をもとに策定したものでございますので、説明は省略させていただきます。 以上、これで説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) どうもご苦労さまでございました。 以上で提案理由の説明が全て終わりました。 △予算決算常任委員会委員の選任 ○議長(衣笠利則君) 次は、日程第5、予算決算常任委員会委員の選任を議題といたします。予算決算常任委員会委員の選任につきましては、委員会条例第5条第1項の規定により、議長から議員全員を予算決算常任委員会の委員として指名いたします。 お諮りいたします。ただいま、指名いたしましたとおり議員全員を予算決算常任委員会委員に選任することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(衣笠利則君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました議員全員を予算決算常任委員会委員に選任することに決定いたしました。 △散会 ○議長(衣笠利則君) 以上で、本日予定いたしておりました日程が全て終わりました。長時間ご協力ありがとうございました。 お諮りいたします。明28日から3月6日までは、議案熟読のため本会議を休会いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(衣笠利則君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定いたしました。 次の本会議は、3月7日午前10時より開会いたしまして、議案に対する質疑並びに市政全般にわたっての一般質問を行います。 なお、発言通告につきましては、質疑、一般質問ともに3月1日金曜日の午後3時までにお願いをいたします。本日はこれにて散会といたします。ご苦労さまでした。     12時27分 散会...