小野市議会 2018-11-28
平成30年第414回定例会(第1日11月28日)
平成30年第414回定例会(第1日11月28日) ┌──────────────────────────────────────────────┐
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│ 第414回
小野市議会(定例会)会議録 │
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│ 平成30年11月28日(水)(第1日) │
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│ 開 会 午 前 10時00分 │
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第1
会議録署名議員の指名 加 島 淳
山 中 修 己
第2 会期の決定 11月28日(水)~12月26日(水)
(29日間)
第3 諸報告 (1)
今期定例会に出席を求めた人の職氏名
(2)本日市長から提出された議案(19件)
(3)
例月出納検査結果報告書 ( 1件)
2.
議員提出議案
決議案第2号
河島信行議員に対する
議員辞職勧告決議
開会 午前10時00分
~議長挨拶~
○議長(
前田光教君) おはようございます。
開会に先立ちまして、ご挨拶を申し上げます。
朝夕めっきり寒くなり、師走を目前に控え、何かと気ぜわしいころとなってまいりました。
本日、ここに第414回
市議会定例会が招集されましたところ、議員各位には、ご健勝にてご参集を賜りましたことは、市政伸展のため、まことにご同慶にたえません。
今期定例会に提案されます案件は、平成30年度会計の補正予算を初め、条例の制定、人事案件などの重要なる案件であります。どうか議員各位におかれましては、格別のご精励を賜りまして、慎重にご審議をいただき、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、まことに簡単粗辞ではございますが、開会のご挨拶といたします。
~開 会 宣 告~
○議長(
前田光教君) ただいまから第414回
小野市議会定例会を開会いたします。
~開 議 宣 告~
○議長(
前田光教君) これより本日の会議を開きます。
日程に先立ちご報告いたします。
松野和彦理事は療養のため、
今期定例会中の本会議を欠席する旨の届け出がありましたので、ご報告いたします。
それでは、お手元に配付いたしております議事日程に基づき、会議を進めてまいります。
これより日程に入ります。
~日程第1
会議録署名議員の指名~
○議長(
前田光教君) 日程第1、
会議録署名議員の指名であります。
署名議員は、会議規則第81条の規定によって、議長より指名いたします。
加島 淳議員
山中修己議員
の両議員にお願いいたします。
~日程第2 会期の決定~
○議長(
前田光教君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から12月26日までの29日間といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
前田光教君) ご異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
~日程第3 諸報告~
○議長(
前田光教君) 次に、日程第3、諸報告であります。
まず、
地方自治法第121条の規定に基づき、説明のため
今期定例会に出席を求めました人の職氏名は、お手元に配付いたしております別紙のとおりであります。
次に、市長から提出されました議案は、
別紙一覧表のとおり19件であります。
次に、監査委員から
地方自治法第235条の2第3項の規定により、
例月出納検査結果報告書1件が提出されております。
次に、11月21日の
議会運営委員会までに受け付けました陳情書は、お手元に配付のとおり、1件であります。
以上の件について、それぞれその写しをお手元に配付いたしております。
以上で、諸報告を終わります。
~日程第4 議案第53号~議案第70号~
○議長(
前田光教君) 次に、日程第4、議案第53号から議案第70号までの以上18件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略いたしまして、理事者側より提案理由の説明を求めます。
市長。
(市長 登壇)
○市長(蓬莱 務君) おはようございます。第414回
市議会定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
議員の皆様方におかれましては、何かとご多用の中、ご出席を賜り、開会の運びとなりました。心から厚く御礼を申し上げます。
さて、現在、小野市におきましては、小野市発展の礎となる数々の
ビッグプロジェクトが進行しているところでありますが、その場をおかりいたしまして、その
進捗状況等を少しご報告をさせていただきたいと思います。
まず、平成32年春の竣工を目指して整備を進めております市役所新庁舎でありますが、おおむね工程どおり進んでおります。
新庁舎が建つ
中央エリア部分では、10メートルほど掘削し、
基礎コンクリートを打つ
免震基礎工事にとりかかっているほか、うるおい
交流館エクラとの連絡橋である
スカイウォークの
基礎工事等も並行して進めているところです。いよいよ、年末から年明けには、本庁舎部分の鉄骨も立ち上がるなど、ようやく皆様方にも目に見えて工事の進捗がわかるようになってまいります。
なお先月、
免震層部分の工事に関し、地震の際、その振動を吸収し軽減するための装置である
免震用オイルダンパーについて、
製造メーカーであるKYB社が
検査データを改ざんしていたという問題が報道されました。新庁舎においても、この
KYB社製の
オイルダンパーが8基使われる予定でありますが、先月、納品予定のダンパー全てについて、
第三者機関の立ち会いのもと検査が実施され、国が設けている安全基準よりもさらに厳しい基準値をクリアするなど、品質、工期ともに問題がないことを確認いたしております。
また、市内の他の施設では、
北播磨総合医療センターにおいて、
免震用オイルダンパー24基のうち、8基が
基準適合品でないとの報告を得ております。
国土交通省の発表では、
基準適合品でないダンパーであっても震度6強から7程度の最大級の地震にも十分耐えうる結果が確認されているということで、安全性への影響はないということでありますが、
製造物責任法等に基づき、速やかに
基準適合品に取りかえるよう要求しているところであります。
この問題に限らず、小野市においては、ものを買うことに対する基本姿勢であるいわゆる
クオリティー、コスト、そしてデリバリーというQCDに対しましては、特に厳しく対応いたしておるところであります。また、そのようなことは今後も基本的に強く基本理念として進めてまいりたいとこう考えているところであります。
次に、来年度末の完成を目指し整備を進めております
浄谷黒川丘陵地の多
目的運動広場でありますが、既に
陸上競技場トラック部分の基礎工事が完了しまして、フィールドにはサッカーなどもできる約8,000㎡の人工芝が張られるなど、約7割程度の進捗状況となっております。
今後、
トラック部分に
全天候型舗装であるタータンを施し、小野市初となる8レーンを有する本格的な400メートルトラックが誕生いたします。また、今年度中に練習用の
サブトラックの整備を行い、来年度には、管理棟や
防災備蓄倉庫も完成する予定であります。
このタータントラックの工事をするときには、やはり気候を十分考慮して、湿度等を考えてやるという、こういう、要は工事を進めればいいという問題ではありませんので、その辺のところもきめ細かく指示をいたしておるところです。
次に、新
都市中央線沿いで兵庫県企業庁と合同で進めております新産業団地の整備でありますが、明後日、11月30日に造成工事の
安全祈願祭がとり行われ、いよいよ本格的に造成工事に着手をいたします。
来年度中には一部分譲を開始する予定でありますが、先ほど申し上げましたQCDのうち、
クオリティー、つまり、単に整備して売れるのを待つというのではなくて、いかにしてものを売るかという視点、例えば、新
都市中央線との接続部分における交差点の安全性とか、あるいは工業団地の区画と接続道路との高さといった環境面にも十分配慮するとともに、県の企業庁に対して、先般お越しいただいたときに長い時間をかけて話したんですけれども、小野市における誘致戦略の基本的な考え方である、1つには、異なる業種(異業種)を誘致すること、すなわち、再々申し上げておりますが、同じ業種でありますと景気が悪くなったときに同じように不景気になると、可能な限り異業種を入れるということを1つの目標にするということであります。
2つ目には、小さくても本社機能を誘致するということであります。これは、もう長年話をいたしていると思いますが、1,000人規模の工場を誘致するよりも、300人規模の例えば本社のほうがはるかに税収面等におきまして、圧倒的な成果を市にもたらしてくれるということでありますし、またそこに勤める人が、例えば勤めて転勤等で東京、大阪、あるいは海外に行ったとしても、本社がそこにあるということならばそこへ帰ってきてくれるということであれば、定着率が非常によくなるという、その本社のありようというのは余りほかでは議論されておりませんが、それを誘致の1つの大きな条件というような話をさせていただいております。
3つ目は、設備投資とか、つまり償却資産を我々が税として徴収するという意味から、設備投資とか、あるいは水の使用をするものをすれば、当然、
水道事業等に寄与する、
下水道事業にも寄与するということであります。
また、雇用者数の多い企業を誘致するということについて、強く要望したところであります。
しかし、この3つの観点の要望は、必ずしも、昨今、相手のあることでありますから、お客さんの立場にとってみたら、都合のいい話ばっかりでそこへ小野市へ工場を持って行くというそんな単純なものではありません。しかし、目標は高く、県と市が誘致する以上は、これ初めてのケースなんです。県だけでやるんだったらいいんです。小野市だけがやるんだったら、どっぷりと市としてやっていきます。しかし両者がやるわけでありますし、しかもお客様の誘致、来ていただく企業に対してのお願いでありますから、理念ははっきりするけれども、その辺のところは、いろんな多面的な検討が、私は交渉が必要であろうとこう考えておるところであります。
県としては、造成をして、言い方は悪いですけれども、造成をして後は土地を売ってしまえばそれでいいという、企業庁としてはそれでいいわけでありますけれども、誘致される側の市としてはそういうわけにはいかないわけでありますから、その辺はかなり議論をいたしました。しかし、相手のあることでありますし、今後の交渉の展開の中でどのような判断をするかというところは、かなりの高度な判断が必要であろうとこうなってくると思います。
そして、申し上げましたこの新
都市中央線がつながる既存の
小野工業団地、及び隣接する
小野流通等業務団地からの出荷額というのは、小野市の
工業出荷額の年間約2,700億円のうち、5割を超えまして、約1,400億円となっておるということであります。小野市の産業を支えるとともに、雇用面においても一昨年より1,000人以上ふえるなど、現在約6,200名もの雇用を生んでおるということであります。
加えて、昨日でありますが、
株式会社神菱さんの工場増築のいわゆる竣工式に行ってまいりました。これは、トヨタ・
ダイハツ系でありまして、
ダイハツ工業の社長さんもお見えになっておりましたけれども、
北播磨総合医療センターと同じように、2つの拠点を一本にしていわゆる業務効率を上げるということで、加西市にある工場を集約をして小野市へ持って来て、あそこは本社兼工場ということになると思いますけれども、そういう形で集約をすることによって、
物流コストを下げるとか、それから将来、
スマートインター等の話とか、あるいは
東播磨南北道路の利便性等を考えた中で、やっぱり企業としては効率を上げるということで、工場の集約ということについても、私もきのうその辺のところ全く官・民も同じような基本理念でやっていく必要があるというような話もさせていただいて、お祝いの席での言葉を述べさせていただいたところであります。ついでに、新たな工業団地に自動車系の
ダイハツ工業の傘下に入る会社もできたら来てほしいというようなことも
営業本部長としては、いろいろ申し上げて来ましたけれども、これからありとあらゆるところでお出会いするたびに、どうやって工業団地のほうに、小野市のほうに来ていただくかということを、何をPRするのかということについても話をさせていただいたということであります。
話が余談になって飛びましたけれども、そういう中でありますが、今進めているところの話として、
北播磨総合医療センターとか、あるいは兵庫あおの病院に隣接する県の
福祉先行拠点整備地域では、
民間事業者による高齢者の福祉施設の建設が今、進んでおります。きのうもちょうどその横を見ながらチェックいたしましたけれども、来年2月にオープンする予定です。ここでは新たに100人近い雇用の創出が見込まれており、これまでの
北播磨総合医療センター、あおの病院、新
都市中央線、そしてここに
高齢者福祉施設、新たな工業団地というようなこのような形で、前まではほんの山の中でございましたが、随分、やっぱり
さま変わりをしてきたということであります。
このような、これまでの
北播磨総合医療センターや新
都市中央線を中心とした新たな社会資本の整備や雇用の拡大や人口流入だけではなく、そこで生活をし、子供を産み育てるという意味において、さらなる町の活性化といった、いわゆるこれを
ストック効果といいますけれども、
ストック効果につながっているということであります。
地方創生におきましては、行政の自己満足ではない地に足のついた持続可能な取り組みこそが求められているものであり、小野市の発展は、企業、市民、そして行政がリンケージし、三位一体となって継続的に取り組むことにより、生まれるものであると強く確信をしたところであります。
さて、現在、来年度の
予算編成作業を進めているところでありますが、管理職員に対し、これまでの小野市の行政のありよう、行政経営の理念を再認識した上で、『“
NEXTおの創生”の
ファイナルステージ(総仕上げ)』と位置づけ、予算を編成するよう指示をいたしました。
総仕上げやからもう小野市はこれで何もしないのかというと、そういう意味じゃありません。今やっている基礎になる事業が一つの区切りを来年、いろんなことで迎えてくるという、先ほどのように庁舎、工業団地とかいろんなものが出てくるということであります。そういうことを念頭においた予算編成をするということでの指示をしたということであります。
先ほども申し上げましたように、2019年度の小野市は、新庁舎の建設がもうフルに入ってきます。
浄谷黒川多目的運動広場の整備が完成といったところ、
ビッグプロジェクトが最終年度を迎えているということ、新産業団地も一部の分譲が開始されます。これは、新産業団地というのは、4区画あるわけですけれども、そのうちの2区画を先行して、工事を進めながら2区画は先行して分譲に入っていくということで、完成を4区画40ヘクタールができてから販売に入るということではありません。4区画を工事をしながら、4区画に分けます。そのうちの2区画を先行して販売に入るということであります。このほかにも、
歴史的遺産である堀井城、これはもう就任以来ずっと課題として、あそこの土地を個人から堀井城を取得した段階で、いつ、どのタイミングで堀井城の整備にかかるかということをしておったんですけれども、ご承知のとおり、非常に
グラウンドゴルフをやっている方が、健康志向を含めて、先ほど言いましたいわゆる予防医療も含めまして、非常に盛んになっていますね。そういうこともありまして、これは何も河合地区のためにやるのではなくて、これはもう小野市の施設としてありとあらゆるところからこだまの森へ河合地区の人もたくさん行っておられます。同じように下東条の人たちが堀井城へ来て楽しんでいただくという、そういう加古川を越えた交流ということも念頭に置いて、そこに新たな活性化の基準ができるということも念頭に置いているということであります。堀井城、ともすれば堀井城、また河合に堀井城ができるんかというそういう印象をもし持たれている方がおられたら、それは間違っているのよということで、ご理解いただけるように説明していただければなと思うところです。
要は、高齢者の
生きがいづくりの創出と
健康づくりの拠点整備などを本格化するということでありまして、これまでのさまざまな取り組みが実現し、また大きく前進をするということとなります。
しかしながら、何度も言うようでありますが、これらの整備により、ようやく、ここなんですが、小野市がやっと他市と同じ土俵に立てるようになったということにすぎないと、ここを情報をきちっと認識を共有したいと思います。小野市が何か元気でいろんなことをやっているということで、よく言われるんですけれど、何をおっしゃっているんですか、やっと近隣市並みに基盤整備が整理しつつあるんだということの認識を改めて私はここで皆さんにも申し上げておきたいと思うところであります。
そういうことで、今後の急激な人口減少と高齢化という、これまで誰も経験したことのない社会環境の変化を迎える中で、これらの財産、すなわち、これまでいろんな整備してやっと、やっとベースができ上がった、この環境にどう付加価値をつけるか、値打ちをつけないとだめなんですね。そこを行くことが、まさに生き残りではなくて、勝ち残っていくための知恵比べの時代ということであろうかと思います。
そういう人口減少が今、大きく議論されておりますけれども、世界を見渡したときに、これも以前にもお話しさせていただきましたけれども、先進国であるイギリスとかイタリアとかフランスでは、日本と同じような経済環境の中でありますが、人口は約6,000万人、つまり日本が今、1億2,700万人でありますので、600万人に今ちょっと減りつつありますけれども、要するにそういう中で、約6,000万人ですから半分ですね。いうことで、面積はイギリス、イタリアというのは、ご承知のように地理の勉強じゃありませんけれども、日本よりもやや狭いということであります。フランスは日本の面積の約1.5倍でありますから、非常に大きい面積を有するわけでありますけれども、それでも今申し上げましたように、イギリス、イタリア、フランスは約6,000万人強ということであるわけですね。で、ドイツでありますが、日本といわゆる工業先進国として肩を並べております工業立国でありますけれども、ドイツは日本の面積とほぼ同じということで、人口は8,200万人ということでありますから、何か日本のほうでメディアが1億2,700万人が8,000万人になるんで消滅可能都市、これは事実でありますけれども、少し大げさに言っておりますけれども、ちゃんとやっているじゃないですかと、もちろん、国土のありよう、山があるとかないとか河川とかいう環境だったらかなり違っておるんですよね。それはあるんですけれども、人口だけ論ずれば、そういうことなんだということでありますね。
今後50年後には、日本の人口がいわゆる8,000万人から9,000万人になると推計されておりますけれども、実はその姿というのは、先ほども申し上げたように、現在のドイツと同じ状況であり、かつ今のフランス、イギリス、イタリアよりも約3,000万人多い姿であると。何を人口減少を悲観してんねんということが、国家としてやはりもっとそれを前面に出して国民に勇気を持たせて、自信を持たせて、何をやるべきなのかということだと思います。
また、先般、全国市長会の欧州都市行政調査団の一員として、福祉、教育、まちづくりをテーマにフィンランドのヘルシンキ、ちょうど成田から約10時間弱でありますけれども、ヘルシンキとスイスのローザンヌ市を訪問いたしましたけれども、フィンランドは人口が約550万人で、ほぼ兵庫県の人口と同じということです。ちょうどフィンランドが、ただ、1,300キロにわたるロシアと国境を接しておりますので、絶えずその脅威にさらされます。国民が全部、皆、徴兵制を引いておりますけれども。そういう非常に長い国境線を維持するということで、そういう悩みも言っておられましたけれども、フィンランドは人口550万で、ほぼ兵庫県の人口と同じでありまして、で、2つ目に行ったスイスは、840万人でありますので、ちょうど大阪府よりはやや少ない人口ですが、言うまでもなく、いずれも立派な国家として立派に維持されているということであります。すなわち、兵庫県が一つの国であり、大阪府が一つの国であって、それでちゃんとやられているということです。
そういう中で、フィンランドでは高福祉国家として、日本における社会福祉法人が経営する、いわゆる特養、特養といって、特別養護老人の施設や老人の老健、老人保健施設やグループホームといった機能が複合的に整備されまして、高齢者福祉センターが市直営により市内各地で運営されるなど、シンプルで包括的なサービスが提供されています。ただし、消費税は24%でありますけれどもね。日本が今、8%から10%でわいわい言って、2%の差がどうやと言っていますけれども、国家の福祉に対する費用なんで、2%ぐらい仮に、ちょっと問題発言かもしれませんが、納め過ぎたとしても、ああ、国のために奉仕したんやと思えばいいわけでありますから、あんまりどこかで線を引いて、どうああそうというようなことは、私、個人的な意見ですけれども、細かいこと言いなさんなというような気があるんですね。そういった意味では、やはりヨーロッパは、スウェーデン前に行ったときは25%ということで、日本の10%なんていうのは、いずれ好むと好まざるとに、何回も言うてますけど、私は15%から20%はそういう社会として、国民をきちっと、高齢化社会を守っていく社会、国民もそれを容認する社会というのは当たり前だろうというように、これは私個人の持論でありますので、小野市の市長はそれを容認しているということになりませんので、誤解のないようにしていただきたい。
特にそういう認識を深く持ちました。そういうことでありますね。
ただし、庁舎は、ローザンヌ市の、これはIOCのあるところですけれど、ローザンヌ市は1525年につくった市庁舎なんですね。ということは、室町時代かな、につくった市の庁舎が、そこで市長さんお見えになりましたが、ただ、そのときに言えることは何かといいましたら、民間の人が市長になって、あなたはこれからも市長をやりますかと言ったら、次は民間に戻ると言っているんですね。これは、私が言っていることとよく似ていまして、当たり前の社会なんですね。というぐあいに、やっぱり思いつきみたいなことを私言ってみましたけれども、ヨーロッパへ行って初めて、やはりやっと認識できたという思いも持って帰ってきました。これはちゃんと報告書できちっと報告を、第1回、とりあえずはさせていただきましたけれども、もっと詳しい報告をまたいずれ皆さんとともに共有させていただきたいとこう思うところであります。
そういうようなところでありますけれども、そのフィンランドの施設でありますが、ボランティアと一体になって、絵画、焼き物、手芸といった趣味の活動が展開される一方で、ITを駆使しデジタル画面で家族と会話しながら食事をとるなど、まさに予防的に健康寿命を延ばす工夫が大小かかわらず、随所にされておりました。
これからの日本社会は、「予防医療」というのがキーワードになってくると考えておりますが、その方向性に、9月議会でも申し上げましたけれど、私は少し不安感を持って申し上げておりましたけれども、間違いはないと改めて肌で感じた次第であります。
予防医療、予防医療の無料化戦略ということをどうやって、何をどうつくっていくかということは、かなりのハードな知恵と工夫が必要だろうと思います。これから、そういったことについて、戦略的にやっぱり検討を進めていく必要があろうかとこう思います。
このほかにも、教育、環境、まちづくり、自転車専用道がきちんと整備された道路環境など、これからの“まちづくり”に生かすヒントが詰まっておりました。海外の制度を歴史、文化が異なる日本で、そのまままねすることはできませんが、50年後の日本の姿を俯瞰し、かつ、外国人労働者の受け入れ拡大や、インバウンドによる外国人観光客が増加している現状を見れば、あの明治期において日本が近代国家へと大きくかじを切ったのと同じように、これまでの日本の画一的横並びの価値観ではない新たな価値観を柔軟に受け入れ、創造すべき時代にきていると考えております。
余談になりますけれども、やはり向こうでこれは十数年前にヨーロッパへ私が行ったときにも気がついたことでありますが、福祉の施設の部屋には必ず番号ではなくて、その人の名前が書かれて、かつそこには一番、現在の姿とその横に必ずセットになっているのは、若かりしころの一番輝いたときのその写真が全部福祉の施設には張りつけてあるんですね。日本だけですね。104号室、105号室と、ホテルの番号じゃありませんけれども、そういう形になっているのはね。向こうへ行けば必ず番号じゃなくて、ちゃんとした名前とそこにありし今の現在の写真と、それで顔を見ればその部屋がこの人の部屋であるとわかると。で、加えて一番輝いていたときの、ええっ、この人がこんなに年とって変わるんかというぐらい、のような一番輝いていたところのテニスをやっている姿とか、ダンスをやっている姿とかスポーツやっているときの姿がきちっとドアに張りつけてあります。
こういうのは、絶対に日本では、十数年前にそういう話をしたんですけれども、今現在、福祉施設には全くありませんね、日本では。基本的には、最近、青山荘はやかましく言いましたら、若干そういうようなことも少しやっておりますけれども、小野市における福祉の施設は全部それに変えてもうたらどうやということで、ちょっと小野市の施設じゃないんですけど、PRをして、そういう意識改革をしたらどうかと、こういうように今思っているところです。
それとやっぱり自転車道は、優先するのはバスからおりて、一番注意せないかんのは、その横に必ず自転車道が走っているんですね。バスからおりてまたねと思ったら、気いつけてくださいってなって、自転車、猛スピードで走るんですね。その横にいわゆる歩道があるということですから、要するに自転車道が最優先されているということでありますから、あちこちに自転車の駐輪場がたくさんあります。道路のそばに駐輪場がたくさんありますね。乗って行って勝手にとめられるんでしょうけどね。そういう、しかし、日本であれをやろうと思ったら恐らく土地の取得というのはかなり難しいだろうし、なかなか家の立ち退きまでできないだろうというようなことから考えると、やはり中長期的なそういう計画がきちっとなされていたところがやっぱりすごいなというような。ご挨拶の中でこんな感想ばっかり言うとるわけじゃありませんけれども、せっかくこういう機会でありますので、そういう話もさせていただきたいとこう思っているところであります。
小野市におきましても、先ほど言いましたように同様でありまして、決して現状に満足することなくて、絶えず新たな価値観を求めて、絶えず変化し続ける姿勢が求められているということであります。
改革を進める上においても、少しでも満足することは、結果として保守的になるということであり、気がつけば周りから取り残されていたということにならないように、時代のスピードに対する危機感を絶えず持ち続けることが不可欠であります。その意識改革こそが、「もっと小野市を変える」ということにつながってまいると私は思っております。
そして、その目指すべき行動指針は、これまでも、そしてこれからも一貫して、「市民を顧客ととらえた、まさに“顧客満足度志向の徹底”」であります。きのうも
ダイハツ工業の社長とも話をしたんですけれども、やっぱりこの同じようにご挨拶に出てくるのは、いかにしてこの顧客満足度志向にこの拠点がどう対応するかと、もうこれに尽きるということですね。もう全く官民問わず、基本的には全部そこをベースにして考えたら答えが出てくるということだろうと思います。
そういうことで、議員の皆様方におかれましても、「もっともっと小野市を変える」という「無限の理想へのチャレンジ」に対し、ご支援、ご協力をお願い申し上げたいと思います。
さて、今週の12月2日、日曜日には、第5回目となる小野ハーフマラソン2018を開催いたします。全国各地より過去最高となる約5,700名もの、毎年ふえてきておるんですけれども、ランナーからの申し込みをいただきました。
ことしは、アンバサダーの赤星選手もリレー形式で走るということを、昨年のスターターのときに横であおられて頑張りますよと言ってしまったことを公約として覚えていらっしゃったようで、ことしは走らないとだめなんだということで、きちっとやっぱりアンバサダーの赤星さんもそういうことはやっぱりきちっと認識されているということであります。やっぱり一年たって覚えているんだから、大したもんだと思いました。お会いしてそういうふうな話をさせていただきました。
マラソン大会の開催に当たっては、警察や、あるいは自衛隊の方々を初め、小野市連合区長会、小野商工会議所、市内の各企業や地域づくり協議会など、数多くの団体にもご協力をいただいております。
実は、おのまつりもそうなんですね。このマラソンもそうなんですけれども、大事なことは本質の狙いは何なのかといったら、実は小野市民の結集力なんですね。そして、多くの関係機関と連携をとって事をなし遂げるという、イベントをやって走っているどうこうという問題じゃない、本当は地域における小野市の市民力、そういうボランティアを含めたいろんな市民力がどう醸成して長くやり続けていけるか。これは実はイベントのもう一つの側面ということで、実はそれがある意味では、行政としては本質の狙いと考えても私はいいと、過言ではないとこう思っております。
ですから、マラソン大会をやって、そこにお金を投入して、それでどうなのよという意見もあるかもしれませんが、その前に大事なことは、そういうことをなし遂げる市民、住民のやっぱり意識向上の認識というのをもう少し考えないとだめですよという、もう一つの価値、アナザーワン、まさにそのもう一人の自分探しと同じように、もう一人の自分の価値というものを認識をしていただければと思うところであります。
先ほど申し上げたように、1,000名以上のボランティアや多くの市民の皆様の沿道での声援など、まさに市民と皆様との協働による小野市流のおもてなしを存分に味わっていただき、「冬のおの恋」として記録だけではなくて、記憶に残る大会にしてまいりたいと考えております。
最後に、
今期定例会に提出いたしております議案でございますが、補正予算に係るものが2件、条例の一部改正に係るものが7件、
指定管理者の指定に係るものが9件、人事案件1件の計19件であります。
各議案の詳細につきましては、それぞれ担当者から説明をいたしますので、ご審議ご決定を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(
前田光教君) それでは、議案第53号の提案理由の説明を小林昌彦副市長。
(副市長 登壇)
○副市長(小林昌彦君) 議案第53号 平成30年度
小野市一般会計補正予算(第3号)について、提案説明をいたします。
議案書の53ページであります。
このたびの補正は、おの桜づつみ回廊のライトアップに係る経費や、7月の豪雨により被災した道路の災害復旧経費を追加するとともに、ひょうご地域創生交付金、これは本年度新設されました県の単独事業でございますけれども、この交付内示に伴い対象事業の財源を補正しようとするものでございます。
第1条、歳入歳出予算の補正でありますが、既定の総額に歳入歳出それぞれ、6,500万円を追加し、予算の総額を216億3,400万円にしようとするものでございます。
第2条、債務負担行為の補正は、53ページの4、第2表に記載のとおり、桜づつみ回廊警備経費に係る限度額の変更、第3条、地方債の補正は、53ページの5、第3表に記載のとおり、堀井城跡整備事業など5件の限度額を変更しようとするものでございます。
ページを戻っていただきまして、53ページの1、第1表、歳入歳出補正予算の概要について、説明をいたします。
まず、歳入でございますが、款1 市税は、個人市民税の増収見込みによるもの、款15 国庫支出金は、道路の災害復旧事業負担金や学校における危険ブロック塀対策に係る臨時特例交付金等でございます。款16 県支出金は、ひょうご地域創生交付金の増であります。款18 寄附金は、ふるさと応援寄附金、いわゆるふるさと納税の収入見込みによる増、款21 諸収入は、後期高齢者医療に係る療養給付費の精算還付金、款22 市債は、ひょうご地域創生交付金の活用に伴う起債借り入れの減額等でございます。
次に53ページの2、歳出であります。
給与改定等に伴う人件費補正に加えて、款2 総務費は、ふるさと納税の増加に伴う推進経費の追加、款3 民生費は、養護老人ホームへの入所措置費の増額、款7 土木費は、おの桜づつみ回廊のライトアップに係る設備整備費と開催経費の追加、款10 災害復旧費は、7月の豪雨により被災した道路の災害復旧経費を補正しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、53ページの6以降に記載しております歳入歳出補正予算事項別明細書をご高覧願います。
以上、提案説明といたします。
○議長(
前田光教君) 次に、議案第54号を
市民福祉部長。
(
市民福祉部長 登壇)
○
市民福祉部長(松井 孝君) 議案第54号 平成30年度
小野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、提案説明をいたします。
議案書の54ページでございます。
このたびの補正は、保険給付費の増とそれに伴う保険給付費等交付金の増額が主な内容でございます。
第1条、歳入歳出予算の補正でありますが、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ、1億2,000万円を追加し、予算の総額を55億1,380万円にしようとするものであります。
次に、54ページの1、第1表、歳入歳出補正予算について、説明をいたします。
まず、歳入でありますが、款4 県支出金1億2,000万円の増額は、保険給付費の増加に対応する補正でございます。
次に、歳出でありますが、款2 保険給付費の増額は、当初推計より今年度上期の医療費が大幅に伸びたことによる補正であります。
なお、詳細につきましては、54ページの3以降の歳入歳出補正予算事項別明細書をご高覧願います。
以上、提案説明といたします。
○議長(
前田光教君) 次に、議案第55号から議案第58号までの以上4件を小林昌彦副市長。
(副市長 登壇)
○副市長(小林昌彦君) 議案第55号から議案第57号までの一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例ほか、特別職の職員の給与並びに議会の議員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定の3議案について、一括して提案説明をいたします。
議案書の55ページから57ページまででございます。
これらの議案は、本年度の人事院の給与勧告等に準じて給与改定を行うため、関係条例の規定の一部を改正しようとするものであります。
主な改正内容は、まず、議案第55号 一般職の職員に関する給与については、若年層に重点を置いた給料改定とし、平均0.2%の引き上げを行うとともに、勤勉手当支給率について、0.05カ月分の引き上げを行おうとするものでございます。
次に、議案第56号及び議案第57号の特別職並びに市議会議員の期末手当におきましても、一般職と同様に、本年度から年間0.05月分を引き上げ、年間4.45月分とするものであります。
また、平成31年度以降において、6月及び12月の期末勤勉手当の支給率が均等になるよう配分をいたします。
これら条例改正の施行期日につきましては、給料と平成30年度の勤勉手当及び特別職等の期末手当の改正は、公布の日から施行することとし、給料の改正は、平成30年4月1日から、勤勉手当の改正は、平成30年12月1日から適用しようとするものであります。
また、平成31年度の勤勉手当等の改正は、平成31年4月1日に施行しようとするものであります。
次に、議案第58号
小野市議会議員及び小野市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明をいたします。
議案書の58ページであります。
この議案は、公職選挙法の一部改正に伴い、これまでの市長選挙に加え、新たに市議会議員の選挙において選挙運動のために使用するビラを頒布できるようになったことから、法の規定に従い、当該ビラの作成費用を公費負担することについて、条例で定めようとするものでございます。
具体的な改正内容は、
小野市議会議員選挙における選挙運動用ビラの作成単価を現行の市長選挙と同額の7円51銭と定め、法で定められている選挙用運動ビラの作成上限枚数を公費負担しようとするものでございます。上限枚数は、市議会議員選挙にあっては4,000枚、市長選挙にあっては、これまでどおり1万6,000枚となります。
なお、この条例は、公職選挙法の一部を改正する法律の施行にあわせ、平成31年3月1日から施行しようとするものであります。また、この条例の施行に伴い、これまでの小野市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例は廃止いたします。
以上、提案説明といたします。
○議長(
前田光教君) 次に、議案第59号を
市民福祉部長。
(
市民福祉部長 登壇)
○
市民福祉部長(松井 孝君) 議案第59号
小野市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明をいたします。
議案書の59ページでございます。
この議案は、児童福祉法施行令等の改正により、所得算定等において未婚のひとり親に対する寡婦控除のみなし適用が実施されることに伴い、兵庫県福祉医療費助成事業実施要綱の一部が改正されたことにあわせて、
小野市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
具体的な内容につきましては、高齢期移行助成や母子家庭等医療、また重度障害者医療の支給に係る所得制限等の判定において、基準となる市町村民税所得割の額の算定の際、婚姻歴のない未婚のひとり親を地方税法上の寡婦または寡夫とみなして、税額を計算するため、本条例において、所得を有しない者等の用語の定義の整理や寡婦(夫)控除のみなし適用を行い判定する旨の規定を新たに設けるものでございます。
なお、この条例は、公布の日から施行し、改正後の規定は、兵庫県福祉医療費助成事業実施要綱にあわせ、平成30年9月1日から適用しようとするものでございます。
以上、提案説明といたします。
○議長(
前田光教君) 次に、議案第60号及び議案第61号の以上2件を消防長。
(消防長 登壇)
○消防長(近都登志人君) 議案第60号
小野市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明をいたします。
議案書の60ページであります。
この議案は、消防法令に関する重大な違反、例えば自動火災報知機やスプリンクラーの未設置など、現に違反状態にある防火対象物について、利用者等に対し、その建物の危険性に関する情報を公表するとともに、防火安全に対する認識を高め、火災被害の軽減を図るとともに、防火対象物の所有者等による速やかな防火安全体制の確立を促すため改正しようとするもので、既に人口20万人以上の都市で実施されております。
具体的には、公表の対象となる防火対象物は、病院や福祉施設、旅館などの不特定多数の方が出入りする建物で、屋内消火栓やスプリンクラー、自動火災報知機等の設置義務のある建物となっております。
また、公表に当たっては、立入検査等において違反が認められ、その結果を通知した日から14日を経過してもなお改善がなされないものについて、ホームページ等により公表を行うこととしています。
なお、本条例は、平成31年4月1日から施行しようとするものでありますが、現時点において、市内で公表の対象となる違反対象物はないことを申し添えます。
次に、議案第61号
小野市消防団員の定員、任命、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明いたします。
議案書の61ページであります。
現在小野市では、地域防災力の中核を担う消防団員の平均年齢が年々高齢化しており、特に20歳代の占める割合は、平成10年に約60%でありましたが、平成30年には、約13%となるなど、若者に魅力ある消防団づくりは急務であります。
また、近年豪雨等の自然災害が増加傾向にある中、公助だけでなく自助共助の重要性が増しており、消防団に求められる役割もこれまで以上に重要になるなど、地域防災力の中核を担う若手消防団員の充実強化を図る必要があることから、中心となって活動する団員の処遇を改善するため、本条例を改正しようとするものです。
具体的な改正内容は、消防団員の報酬を年額1万2,000円のところ、3,000円増額し、北播磨地域では一番高くなる年額1万5,000円にしようとするものです。
なお、この条例は、平成31年4月1日から施行しようとするものであります。
以上、提案説明といたします。
○議長(
前田光教君) 次に、議案第62号を
市民安全部長。
(
市民安全部長 登壇)
○
市民安全部長(宮村卓也君) 議案第62号
小野市一般廃棄物最終処分場の管理に係る
指定管理者の指定について、提案説明をいたします。
議案書の62ページであります。
この議案は、
小野市一般廃棄物最終処分場について、現在の
指定管理者の指定期間が来年3月31日をもって満了を迎えることから、議案書に記載のとおり、当該施設の
指定管理者として株式会社タクマテクノス西日本支社を指定し、管理を行わせたいので、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
同社は、平成25年度より当該施設の
指定管理者として適切に管理を行っており、このたび提出されました事業計画書などにおいても、施設の適正かつ円滑な管理運営体制が確認でき、また、緊急時における組織体制や対応策もとられていることなどから、施設の設置目的である市内の一般廃棄物を衛生的に処理し、市民の生活環境の保全の推進が図れると判断いたしました。
また、選定に当たっては、地元区長など市民の方を交えた小野市公の施設
指定管理者選定委員会における審査においても、施設の管理を行うに適当と認める旨の回答も得ております。
なお、指定期間は、平成31年4月1日から平成34年3月31日までとしております。
以上、提案説明といたします。
○議長(
前田光教君) 次に、議案第63号から議案第67号までの以上5件を
地域振興部長。
(
地域振興部長 登壇)
○
地域振興部長(上月敏之君) 議案第63号から議案第67号まで、地域振興部の所管に係る公の施設の
指定管理者の指定について、一括提案説明をいたします。
議案書の63ページから67ページまでであります。
まず、議案書の63、64、そして67ページでありますが、各議案書に記載のとおり、
小野市都市公園(15施設)、
小野市公園(16施設)、及び白雲谷温泉ゆぴかについて、これまでの管理実績等を評価した結果、引き続き公益財団法人小野市都市施設管理協会を
指定管理者として指定し、管理を行わせたいので、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
次に、議案書の65ページの
小野市伝統産業会館、議案書の66ページの
小野市立鴨池休憩所についても、同様の理由により、それぞれ小野市商工会議所と小野市観光協会を
指定管理者として指定しようとするものであります。
なお、指定の期間は、それぞれ平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間としております。
以上、提案説明といたします。
○議長(
前田光教君) 次に、議案第68号から議案第70号までの以上3件を
教育管理部長。
(
教育管理部長 登壇)
○
教育管理部長(橋本浩明君) 議案第68号から議案第70号まで、教育委員会の所管に係る公の施設の
指定管理者の指定について、一括して提案説明をいたします。
議案書の68ページから70ページまでであります。
これらの議案は、
小野市屋外運動場(河合運動広場)のことでございます。小野市
総合体育館、小野市
匠台公園体育館について、これまでの管理運営実績等を評価した結果、引き続き、公益財団法人小野市都市施設管理協会を
指定管理者として指定し、管理を行わせたいので、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
なお、指定の期間は、それぞれ平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間といたしております。
以上、提案説明といたします。
○議長(前田光教君) 以上で、当局の提案理由の説明は終わりました。
~日程第5 議案第71号~
○議長(前田光教君) 次に、日程第5、議案第71号を議題といたします。
議案の朗読を省略いたしまして、理事者側より提案理由の説明を求めます。
市長。
(市長 登壇)
○市長(蓬莱 務君) 議案第71号 小野市固定資産評価審査委員会の委員の選任について、提案説明をいたします。
議案書の71ページであります。
この議案は、現固定資産評価審査委員会の委員である藤木保喜委員及び松永 進委員の任期が平成31年3月9日で満了となりますので、その後任といたしまして、小野市黒川町916番地、松永 進氏を再任し、加西市山下町1336番地、横山英一氏を新たに選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会のご同意を求めるものであります。
2期目となる松永委員は、土地家屋調査士、測量士として登記測量事務所を開業されており、社団法人兵庫県公共嘱託登記土地家屋調査士協会の理事も経験されるなど、土地、家屋等固定資産に関しての知識や経験も豊富であります。
また、横山氏は、弁護士としてご活躍されており、平成23年9月に小野市内に法律事務所を開設されるなど、民事、商事、相続及び債務処理等、幅広く取り組まれております。さらに、現在、本市の公文書公開審査会委員、個人情報保護審査会委員、行政不服審査会委員も務めていただいており、法的な観点から、固定資産の評価に対する審査申し立てに対し、適切な判断をしていただけるものと考えております。
両氏とも、固定資産評価審査委員会の委員として適任であると考えますので、ご同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
以上、提案説明といたします。
○議長(前田光教君) 提案理由の説明は終わりました。
この際、お諮りいたします。
ただいま上程中の議案につきましては、同意人事案件でありますので、議事の順序を省略し、直ちに表決に入りたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(前田光教君) ご異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
議案第71号について、これより採決に入ります。
本案は、原案のとおり同意することに決定して、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
前田光教君) ご異議なしと認めます。
したがって、議案第71号は原案のとおり同意することに決定しました。
~日程第6 決議案第2号~
○議長(
前田光教君) 次に、日程第6、決議案第2号
河島信行議員に対する
議員辞職勧告決議を議題といたします。
地方自治法第117条の規定によって、
河島信行議員の退場を求めます。
(
河島信行議員 退場)
○議長(
前田光教君) 提出者を代表して、山本悟朗議員から提案理由の説明を求めます。
(山本悟朗君 登壇)
○10番(山本悟朗君) 決議案第2号について、提出議案の朗読をもって、提案理由の説明とさせていただきます。
決議案第2号
河島信行議員に対する
議員辞職勧告決議
我々
小野市議会は、昨年12月の市議会本会議において、
河島信行議員に係る2つの疑惑行為に関し、市議会並びに市民に対して、一切の説明責任をなされないことは、市民全体の代表者としての良識を欠くあるまじき行為であることを主な理由として、
河島信行議員に対して、みずからの意思により議員を辞職するよう勧告する決議を採択した。
その2つの疑惑とは、椎屋邦隆議員の議員資格審査に関するプロセスにおいて、「事実とかけ離れた虚偽の情報を流布した」こと及び「市民からの疑義に対して、その事実を隠ぺいしようと画策した」ことである。
いずれの疑惑も、それが事実であるとするならば、
小野市議会として見過ごすわけにはいかず、何が真実なのか、その事実を突きとめ市民に明らかにする責務がある。
小野市議会では、
議員辞職勧告決議を採択した昨年12月以降も、疑惑に係る重要性に鑑み、議員総会の開催、
議会運営委員会への参考人招致など、再三にわたり機会を設け、
河島信行議員に説明を求めてきた。しかしながら、
河島信行議員しか知り得ない事実について、明確な説明がなされないために、真実はいまだ闇の中である。
来年4月に
小野市議会議員の改選を控え、このまま時間切れとなって事実を闇に葬ろうとされる姿勢は、
小野市議会全体の信頼を損ねるものであり、もはや、市民全体の代表者である市議会議員としての自覚と良識を著しく欠くものと言わざるを得ない。
よって
小野市議会は、
河島信行議員に対して、2度にわたってなされる議員辞職勧告の意味を深く受けとめ、みずからの判断において、
小野市議会議員の職を辞することを改めて勧告するものである。
以上、決議する。
○議長(
前田光教君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
ただいま議題となっております決議案第2号について、質疑の通告はありませんので、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております決議案第2号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
前田光教君) ご異議なしと認めます。
よって、委員会付託を省略することに決定しました。
お諮りいたします。
河島信行議員から一身上の弁明をしたい旨の申し出がありますので、発言を許可したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
前田光教君) ご異議なしと認めます。
よって、
河島信行議員の弁明を許可することに決定しました。
この際、
河島信行議員の入場を許可いたします。
(
河島信行議員 入場)
○議長(
前田光教君) それでは、
河島信行議員の弁明を許可いたします。
河島信行議員。
(河島信行君 登壇)
○7番(河島信行君) 私、河島信行に対する
議員辞職勧告決議案に、私の主張を述べる機会を与えていただきありがとうございます。
さて、提出議員、山本悟朗議員の決議に反対いたします。
2点挙げられておられます。
1点目、「事実とかけ離れた虚偽の情報を流布した」ことは、否定いたします。2点目も「市民からの疑義に対して、その事実を隠ぺいしようと画策した」ことについても否定いたします。
私、河島信行は、椎屋邦隆議員が現に小野市西本町に住んでおられることの事実を、関係の皆様にお知らせした次第です。何ら事実とかけ離れておりません。
兵庫県井戸敏三知事は、平成29年8月10日付で椎屋邦隆議員は
小野市議会議員資格ありとの結論、決定、裁決を下されたのは周知の事実です。椎屋邦隆議員は、やむなく訴訟、民事裁判を蓬莱 務小野市長に対し、提訴されたのです。この事実を見ても、隠ぺいを画策はしておりません。万一、この私、河島信行に対する
議員辞職勧告決議案が可決されたならば、国の判断をいただくことも視野に入れてまいります。
山本悟朗議員の文言の中にもあります。来年の選挙で山本悟朗議員の主張が正しいのか、私、河島信行及び椎屋邦隆議員の主張が正しいのか、選挙において小野市民有権者の判断に委ねたく決意しております。
最後に申し添えます。
私、河島信行と椎屋邦隆は、小野市内くまなく歩きながら、良識ある市民と触れ合う機会があります。その方々は、「河島信行さん、椎屋邦隆さん、負けたらあかん、議員を続けて頑張れよ。」と心強い支援を肌で感じる毎日です。河島信行、私と椎屋邦隆の二人は、市民の温かい支援を糧に来年の選挙に立候補いたします。
よい機会を与えていただきありがとうございました。
○議長(
前田光教君)
河島信行議員からの弁明は終わりました。
河島信行議員の再度退場を求めます。
(
河島信行議員 退場)
○議長(
前田光教君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております決議案第2号について、これより討論、表決に入りたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
前田光教君) ご異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
これより、討論、表決に入ります。
決議案第2号について、討論の希望がありますので、発言を許可いたします。
椎屋邦隆議員。
○4番(椎屋邦隆君) 真政クラブの椎屋邦隆でございます。
決議案第2号
河島信行議員に対する
議員辞職勧告決議に対して、反対の立場から討論いたします。
昨年12月の市議会本会議において、私、椎屋邦隆と
河島信行議員に対して、誤った考えのもとに
議員辞職勧告決議をしたのみならず、辞職勧告決議をされた議員は報酬、期末手当の2割を削減するという、一見、正しい提案とも思われる議決をした後、その運用をするがごとく、またしても誤った考えのもとに議員辞職勧告を行っていると言わざるを得ません。
河島信行議員は、昨年12月以降、議員総会や
議会運営委員会の場で各議員の質問に対して、誠実に答弁をしておられます。それらの答弁を虚心坦懐に受け入れることなく、明快な説明をされないとか、真実はいまだ闇の中であるとなどと、誹謗中傷するばかりであります。
平成28年2月8日、市長室において、蓬莱 務市長が
河島信行議員に対して、「椎屋のマンションの水道使用量が少ない。椎屋は小野市に住んでいない。椎屋はここで一線を引いて、2年後に再チャレンジさせえ。次点だったものがかわいそうだ。
河島信行議員は会派をやめえ。」と、言われたことは、
河島信行議員からお聞きました。
翌々日の2月10日、小林清豪副市長と
前田光教議員が私の元上司である小野小学校の元校長先生のお宅を訪問して、私、椎屋邦隆の辞職を説得してほしいと頼んでいます。このことは、元校長先生からお聞きしました。
さて、平成28年8月10日、兵庫県井戸敏三知事は、私の議員資格や居住問題に関して、「
小野市議会の決定は、法の規定及びその解釈を誤った違法な決定である」という兵庫県自治紛争処理委員の意見書を受けて、
小野市議会の決定を全て取り消しました。
今回の決議も誤った考えのもとに作成された誤った決議であると言わざるを得ません。よって、
河島信行議員に対する
議員辞職勧告決議に反対いたします。
以上です。
○議長(
前田光教君) 次に、平田真実議員。
○3番(平田真実君) 決議案第2号
河島信行議員に対する
議員辞職勧告決議案に賛成の立場から討論いたします。
失礼いたしました。民政クラブの平田真実と申します。
私は約1年前、
河島信行議員に対する辞職勧告決議案に賛成討論を述べた際、これまでから求めてきた説明責任について、何が本当なのか、真実はどこにあるのか、今後も説明を求めていくべきだとの考えを申し上げました。その真実はどこにあるのか、その後の議員総会での
河島信行議員の主張で、私は、次の3つに着眼点を置いています。
1点目、「議員資格問題をもみ消してもらおうとみずから市長にアポイントをとったにもかかわらず、“市長に呼びつけられた”と虚偽の発言をした」とのことについては、北播政経懇話会の場で蓬莱市長より、「河島、話あるねんけど、またするわ。」との話があり、その後、
河島信行議員が市長室で市長と面会すべくアポイントをとられたという流れがあったという主張。2点目は、「市民からの疑義に対し、隠ぺいしようと画策した」という点については、「隠ぺいをするようなことは思っていないが、話し合いを提案したことは認める。隠ぺい画策はしておりません。」ということ。3点目は、たび重なる質問に対して、かみ合わない返答を重ね、あげくの果てに答えられた「質問した議員の考えでお考えになればいい。」という3つの主張です。
私は、
河島信行議員のこれらの発言を通して、少しではありますが、この一連の案件に対する実態はつかめてきたと考えています。
議員の職務の中で、大きな権限の一つでもある一般質問を許されないにもかかわらず、「係争中につき答えられない」と説明を果たされない河島議員の姿勢に小野市政がゆがめられるほどの重大な事柄を隠しているのではないか、何が本当なのか説明を求める必要があるとしましたが、先ほどポイントとして挙げた
河島信行議員の3つの主張を通して、小野市政がねじ曲げられるような恐ろしく重大なことは隠されておらず、疑惑の程度は大きなものなのか、はたまた、ささいなものなのか、それはもはや各議員のとらえ方によって違ってくるものです。
これらの発言を受け、今、
小野市議会として問題視すべきことは、事が重大かそうでないかではなく、
河島信行議員の議会運営に対する姿勢であると考えています。恐ろしく重大なことではないそのような隠し事に、我々
小野市議会は1年間、いえ2年間翻弄され続けました。昨年12月からも真摯な対応がなされず、それぞれの議員の職務にまで差しさわりを与え、議会運営に対する不誠実な姿勢は議員としてあるまじき姿勢です。
市民の皆様は、この2年間の
小野市議会の状況をどのようにとらえているのでしょうか。本来すべき議論の時間が削られているのではないか、いつまでやっているんだというお声もいただいています。そのように対応せざるを得ない状況をつくってこられた
河島信行議員の姿勢は、
小野市議会への信頼と品位を傷つけるもので、到底許されるものではありません。
河島信行議員の対応次第では、現在に至っていないということは明らかではないでしょうか。
来年の4月には改選が行われ、改選以降この議論がなされることはないでしょう。だからこそ、私たちの任期中に責任を持ってこの問題の終息地点を見つけなければなりません。よって、
河島信行議員に対する
議員辞職勧告決議案に賛成することといたします。議員各位におかれましては、ご理解をいただき、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
以上です。
○議長(
前田光教君) 次に、藤原 章議員。
○9番(藤原 章君) 日本共産党の藤原 章でございます。
私は、決議案第2号
河島信行議員に対する再度の辞職勧告決議について、反対の立場で討論をいたします。
今回の
河島信行議員に対する再度の辞職勧告の理由は、椎屋邦隆議員の資格審査のプロセスにおいて、「事実とかけ離れた虚偽の情報を流布したこと」、「市民からの疑義に対して、その事実を隠ぺいしようと画策したこと」という2つの疑惑について、最初の辞職勧告以後も、再三にわたり機会を設けて説明を求めてきたが、明確な説明がなされないということです。
私が本決議に反対いたしますのは、「2つの疑惑について明確な説明がなされない」ということは、前回の辞職勧告決議と同様の理由でありまして、同じ理由で重ねて同じ決議をするということは、二重処罰禁止という憲法上の精神から見て、妥当ではないと考えることです。
また、この2つの疑惑は、初回の辞職勧告決議で述べられておりますように、市長からの市議会本会議での挨拶や議会答弁、また小野市ホームページ掲載の市長ブログ等で発信されたものであり、資格審査のプロセスというより、椎屋議員の資格問題をめぐって市長と
河島信行議員の間で発生したものでありまして、第一義的には当事者間で処理をすべき問題であると考えることです。
この間、
河島信行議員から十分納得できる説明や弁明がなされたとは思えませんが、それをもって再度の辞職勧告をすることは何の解決や前進にもつながらず、行き過ぎではないかと思いますので反対いたします。
議員各位のご賛同をお願いして反対討論といたします。
○議長(
前田光教君) 次に、高坂純子議員。
○6番(高坂純子君) 市民クラブの高坂純子でございます。
決議第2号
河島信行議員の辞職勧告に関して、私は賛成の立場で意見を申し上げたいと思います。
さて、先ほどから反対討論、賛成討論が出ておりますけれども、私はまず一番に、私たち市議会議員はどこを向いて行くべきでしょうか。市民の方から、「あなたたちはわしらを見とるか。」というようなご意見をいただきました。私たちはこの2年間、市民を見るのではなく、この中ばかりを見ていたのではないかというその一言に尽きるように思います。
先ほど、平田議員からの賛成討論もございましたが、私たちは市民の声を聞き、市民のためによりよい小野市政をと一人一人がこの議会にやってまいっております。それを、本当に言えないことなのかと思うほどのことを、守秘義務であるとか、裁判中であるとか、そういった小さな理由をもとにいつまでもずるずると引きずって、私たち議員を翻弄させておられるのは、
河島信行議員ではないでしょうか。本当の真実はどこにあるか、私たちは、何度も何度もご本人に伺いました。しかし、いつもはぐらかされてばかりでございます。
私はきょう、しっかりした原稿は書いておりません。それは、先ほどの
河島信行議員の弁明をお聞きして、思ったことをこの場で申し述べさせていただきたいと思ったからです。
河島信行議員は先ほど、「小野市内をくまなく回り心強い支援をいただいた、頑張ってくださいと市民の人に勇気づけられた、そして春の選挙でこの答えがわかる。」というふうにおっしゃいましたが、本当にそれが市民の意見でしょうか。頑張ってくださいが本当の市民の思いでしょうか。私はまた逆に、あななたち市会議員は一体何をしているんだという声をたくさんお聞きしました。市内を回って、自分たちの弁明をすることが本当に市会議員の仕事でしょうか。市民の声を聞き、しっかりとこの議場でしっかりと発言をすること自体が議員の仕事です。
それならば、今までずっと黙っていたことをしっかりと私たちの前で正確に正直に言うことが、まずは議員としての第一歩であり、議員の資格であると私は思います。
いつまでたっても前へ進まないこの
河島信行議員のお考えを正していただくためにも、私は
河島信行議員の辞職勧告に賛成をいたします。どうぞ議員の皆様には、賛同のお願いを申し上げたいと思います。
以上、賛成討論を行わせていただきました。
○議長(
前田光教君) 次に、加島 淳議員。
○14番(加島 淳君) 改革クラブの加島 淳でございます。
私は、決議案第2号
河島信行議員に対する
議員辞職勧告決議案に対し、賛成の立場から討論いたします。
決議案に記載のとおり、私たち、
小野市議会では、昨年12月議会終了以降も議員総会の開催、
議会運営委員会へのご本人の参考人招致など、再三にわたり機会を設け、
河島信行議員しか知り得ない事柄について説明を求めてまいりました。
市議会議員は市民の代表であります。その説明責任は、対市民のみならず、市議会議員に対しても、一体何があったのか、真実はどうであったのか、しっかりとした自分の言葉での説明が必要であったにもかかわらず、核心に触れる説明は一切ありませんでした。
小野市議会が今、このような状態になっている要因は、長年の教員生活で培われた豊富な知識と経験をお持ちである、
河島信行議員本人が一番ご理解されているところであると思っております。
さて、来年4月には、市議会が改選されます。
河島信行議員がこの一件をこのままの状態で改選を迎えようとされている態度は、我々市議会全体の信頼を損ねるものであり、市民全体の代表としての自覚と良識を著しく欠くものであると判断するほかありません。
よって
河島信行議員は、公人としてみずからその責任を重く受けとめ、その良識と判断において、改めて
小野市議会議員の職を辞するべきと考えるところです。
以上、私の賛成討論といたします。
○議長(
前田光教君) これにて、討論を終結いたします。
これより、決議案第2号を採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(「起立多数」)
○議長(
前田光教君) ご着席ください。
起立多数であります。
したがって、決議案第2号は原案のとおり可決することに決定しました。
この際、
河島信行議員の入場を許可いたします。
(
河島信行議員 入場)
○議長(
前田光教君) これで、本日の日程は終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
あす11月29日から12月17日までは、議案熟読のため、休会いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
前田光教君) ご異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
次の本会議は、12月18日午前10時から再開いたします。
本日は、これをもって散会いたします。お疲れさまでございました。
散会 午前11時32分...