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平成30年第412回定例会(第4日 6月26日)

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  1. 小野市議会 2018-06-26
    平成30年第412回定例会(第4日 6月26日)


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    平成30年第412回定例会(第4日 6月26日)  ┌────────────────────────────────────────────┐  │                                            │  │       第412回小野市議会定例会会議録                   │  │                                            │  │                                            │  │                                            │  │              平成30年6月26日(火)(第4日)            │  │                                            │  │                 開  議  午 後  1時30分           │  └────────────────────────────────────────────┘      第1 議案第36号            上程提案説明質疑、                         民生地域常任委員会付託    第2 議案第31号〜議案第34号、    各常任委員会審査報告、       議案第36号            同審査報告に対する質疑、                         討論表決    第3 議員提出議案第1号         上程提案説明質疑、                        (委員会付託省略
                            討論表決    第4 議員派遣について    第5 各常任委員会及び議会運営委員会の所管事務調査申出 2 本日の会議に付した事件    日程第1 議案第36号          上程提案説明質疑、                         民生地域常任委員会付託    日程第2 議案第31号〜議案第34号、  各常任委員会審査報告、         議案第36号          同審査報告に対する質疑、                         討論表決    日程第3 議員提出議案第1号       上程提案説明質疑、                        (委員会付託省略)                         討論表決    日程第4 議員派遣について    日程第5 各常任委員会及び議会運営委員会の所管事務調査申出 3 議事順序    開議(午後 1時30分)    開議宣告    議案第36号    休憩(午後 1時46分)    再開(午後 2時25分)    議案第31号〜議案第34号、議案第36号    議員提出議案第1号    議員派遣について    各常任委員会及び議会運営委員会の所管事務調査申出    閉会宣告(午後 3時13分) 4 会議に出席した議員(16名)    1番  富田 和也    2番  久後 淳司    3番  平田 真実    4番  椎屋 邦隆    5番  小林千津子    6番  高坂 純子    7番  河島 信行    8番  前田 光教    9番  藤原  章   10番  山本 悟朗   11番  河島 三奈   12番  岡嶋 正昭   13番  竹内  修   14番  加島  淳   15番  山中 修己   16番  川名 善三 5 会議に欠席した議員説明員    な   し 6 議事に関係した事務局職員    議会事務局長     岸本 浩幸    議会事務局課長    大橋 淳一    議会事務局      近都 祐子 7 会議に出席した説明員(15名)    市長         蓬莱  務    副市長        小林 昌彦    副市長        小林 清豪    技監         森本  孝    理事         松野 和彦    市民安全部長     宮村 卓也    市民安全部次長    宇崎 宏明    市民福祉部長     松井  孝    市民福祉部参事    犬塚 良子    地域振興部長     上月 敏之    水道部長       新免 秀晃    消防長        近都登志人    教育長        陰山  茂    教育指導部長     小西 博泰    教育管理部長     橋本 浩明 8 会議に付した事件  1.市長提出議案  議案第31号 平成30年度小野市一般会計補正予算(第1号)  議案第32号 小野市税条例の一部を改正する条例制定について  議案第33号 小野市営住宅条例の一部を改正する条例制定について  議案第34号 小野市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第36号 (仮称浄谷黒川多目的運動広場整備工事請負契約変更について  2.議員提出議案  議員提出議案第1号 小野市議会議員議員報酬等特例に関する条例の一部を改正する条例制定について                 午後 1時30分                〜開 議 宣 告〜 ○議長前田光教君)  これより、4日目の会議を開きます。  それでは、お手元に配付いたしております、議事日程に基づき会議を進めてまいります。  これより日程に入ります。              〜日程第1 議案第36号〜 ○議長前田光教君)  日程第1、議案第36号を議題といたします。  議案の朗読を省略いたしまして、理事者側から提案理由説明を求めます。  地域振興部長。               (地域振興部長 登壇) ○地域振興部長上月敏之君)  議案第36号 (仮称浄谷黒川多目的運動広場整備工事請負契約変更について提案説明をいたします。  議案書の36ページであります。  この議案は、平成29年9月29日、第408回小野市議会定例会での議決を経て契約しました(仮称浄谷黒川多目的運動広場整備工事請負契約変更について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
     契約変更内容は、契約金額を1億5,714万円から6,762万6,360円増額し、2億2,476万6,360円にしようとするものであります。  変更に係る主な工事内容につきましては、全天候型舗装下層部分を構成するアスファルト舗装8,250平方メートルの追加及び400メートルトラックを除く部分全天候型舗装表層部分を構成するウレタン舗装2,920平方メートルを追加するものであります。  変更する主な理由といたしましては、1つは、アスファルト舗装を早期に完成させることで下層部安定化を図り、第4種公認の取得に大きく影響するトラック部表層部分の品質を最大限に上げるためであります。  2つ目に、平成32年春の供用開始に向けて事業進捗を図るため、トラック部分以外の表層部分を完成させるためであります。  なお、下層部分を構成するアスファルト舗装につきましては、現在施工中の工事と分けて実施することが困難であるため、トラック部以外の表層工事も含めまして、現在契約中の長谷川体育施設株式会社変更契約を行うものであります。  以上、提案説明といたします。 ○議長前田光教君)  以上で、当局提案理由説明は終わりました。  ただいま議題となっております議案第36号について、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、これを許可いたします。  平田真実議員。               (平田真実君 登壇) ○3番(平田真実君)  民政クラブ平田真実です。議長のお許しをいただきましたので、次の1項目、質疑させていただきます。  議案第36号 (仮称浄谷黒川多目的運動広場整備工事請負契約変更について。  ご答弁は、地域振興部長にお願いいたします。  今回の変更契約内容については、契約金額増加率が43%増、金額にしておよそ6,700万円に上ることから、次の2点についてお伺いします。  1点目、変更契約の具体的な内容について。  2点目、今回の変更契約に至った理由について。  以上、2点です。よろしくお願いいたします。 ○議長前田光教君)  質疑に対し、答弁を求めます。  地域振興部長。               (地域振興部長 登壇) ○地域振興部長上月敏之君)  第1項目1点目、変更契約の具体的な内容について、お答えいたします。  当該事業は、防衛省民生安定施設整備事業の採択を受け、総事業費約11億円、補助率3分の2の補助金を受けて実施している事業でございます。  現在契約中の工事につきましては、契約額1億5,714万円で、サッカー等が行える人工芝フィールド陸上競技を行うタータントラック基層部分に当たります1層目のアスファルト舗装について契約しております。現在のところ、それぞれの工事については、順調に進捗しております。  さて、今回変更する内容ですが、次年度で施工を予定しておりますトラック部に係る基層部分の2層目に当たるアスファルト舗装8,250平方メートルと跳躍競技などが行える部分タータントラックの表層に当たるウレタン舗装2,920平方メートルを追加するものであります。  これらの工事につきましては、早期完成のため、事業の進捗を図るものであります。  次に2点目、今回の変更契約に至った理由について、お答えいたします。  当該工事は、平成29年度に公募一般入札を行い、予定価格約2億2,400万円に対し、落札金額約1億5,700万円、落札率にしますと70%で、長谷川体育施設株式会社が落札し、同年9月29日付で契約している工事でございます。  落札率が70%であったことから、入札残金約6,700万円に相当します補助金約4,500万円を返還するのではなく、事業進捗を図るために、当該予算についても活用していきたいとの思いから、防衛省と協議したところ、次年度で予定しております工事の一部を前倒しで実施することについて承認をいただきましたので、今回追加するものでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長前田光教君)  答弁は終わりました。  再質疑はありませんか。  平田真実議員。 ○3番(平田真実君)  ありがとうございます。  今回、およそ6,700万円の金額にして増額ということがありましたので、市民の皆様にもわかりやすいように、今回質疑させていただいております。先ほどのご答弁からもある程度の内容を理解できまして、確認という意味も込めまして、一点だけちょっと再質疑をさせていただきます。  先ほどのご答弁では、70%の入札率でその残りの部分防衛省補助で有効的に使わせていただくということだったと思うんですけれども、当初の契約の相手方に追加工事ということで依頼するということも方法としてはあったかと思うんですが、今回、方法としましては、改めて入札するという方法と、当初の。 ○議長前田光教君)  平田議員答弁者は。 ○3番(平田真実君)  失礼しました。地域振興部長にお願いします。  改めて、ごめんなさい、何度も申しわけございませんが、改めて入札するという方法と、追加してその工事を依頼するという方法があったと思うんですけれども、その変更契約に至った経緯というところについて、もう一度その確認の意味も込めましてお伺いしてもよろしいでしょうか。 ○議長前田光教君)  再質疑に対し、答弁を求めます。  地域振興部長。 ○地域振興部長上月敏之君)  再質疑にお答えいたします。  まず、先ほど議員からも話のありました今回の増額で入札残金で残った後のそれを工事を進捗させるためには、ご承知のように二通りのやり方がございます。  まず一つは、今回提案させていただいたように、現在の契約追加というところで、工事追加する方法、それから新たにその残金をもって入札するという方法がございます。この2点で、まず一つございますのが、この防衛省補助を受けているということが非常に大きな要点でございまして、我々のその市の判断だけではなかなかいかないという部分がございます。  今回もこの残金についての活用ということで、本来であればこれは返還というのが、普通は返還するということになってくるわけですが、どうしても当局としましても、一日も早く工事を、事業を完成させて、供用を開始したいという思いがございました。で、そういうのもございまして、何とかこの国庫補助金を返還することなく、事業進捗を図れないかということで、防衛省事務担当ともいろいろ協議をさせていただいて、その中でこの2点、どちらかというご相談もさせていただきました。  その結果、協議に至りまして、やはり事業の性質上であるとか、そのようなことから現在の契約に対して、そこに追加ということで協議の結果に至った理由がございます。  それから、もう一点、技術的な観点からも一つございまして、今、追加しようとしておりますのは、今現在の契約というのは、ちょうどトラック部分、そのタータントラックなんですけれども、そこの基層の一番下のアスファルトだけを今回発注しておりました。それで今後、その後どうするかといいますと、これ3層になっていまして、で、基層が3センチ5ミリのアスファルト舗装、で、さらにその上に3センチ5ミリのアスファルトをさらにいたします。で、その上にゴムチップのような色のついた、あれが1センチ5ミリなんですけれども、この3層でトラックというのは構成されております。で、それを例えば、一番下だけをAという業者がしました。その上を、アスファルト部分をBという業者がしました。そうしたら、その上をさらにまたCという、こうなってきますと、いわゆるもし何らかの担保責任というのが発生した場合、じゃあどこが責任を持つのかということも考えなければならなくなってまいります。  いろいろそういうのも勘案して考えたときに、やはり、せめてそのアスファルト、下の2層は、同一業者にさせたいという、させたいというのか、恐らくもう技術的に言うともうそれしかないのかなというそのような判断もございまして、今回、この現在契約している業者変更契約という形で進めようとしたわけでございます。  この補助金の関係なんですけれども、最近、当然この防衛事業ですので、基地のあるまちにしか補助金のメニューというのはないわけですけれども、非常に全国的に基地がございまして、補助金も配分される中で、なかなか予算が思うようにつかないというのが現実でございます。そんな中で、当局としまして、わずか、やはりそういう入札差金をとにかく返還することなく、事業費に充てて、一日も早くこの多目的運動広場をオープン、供用化したいなという思いもございましたので、今回、このような経緯に至ったわけでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長前田光教君)  答弁は終わりました。  再々質疑はありませんか。 ○3番(平田真実君)  ありません。 ○議長前田光教君)  以上で、平田真実議員質疑は終わりました。  これにて、議案に対する質疑を終結いたします。  次に、常任委員会付託であります。  会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付いたしております常任委員会審査付託表のとおり、民生地域常任委員会に付託して、慎重審査を煩わしたいと存じます。  この際、委員会開催のため、暫時休憩いたします。  再開は、15分前に庁内放送をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。               休憩 午後 1時46分               ───────────               再開 午後 2時25分 ○議長前田光教君)  ただいまから会議を再開いたします。          〜日程第2 議案第31号〜議案第34号、議案第36号〜 ○議長前田光教君)  日程第2、各常任委員会審査報告であります。  去る6月20日の本会議において、各常任委員会審査を付託いたしました議案第31号から議案第34号まで、及び本日の本会議において審査を付託いたしました議案第36号についての以上5件を一括議題といたします。  本件について、審査報告がありましたので、各常任委員長報告を求めます。  初めに、総務文教常任委員長 高坂純子議員。               (高坂純子君 登壇) ○6番(高坂純子君)  総務文教常任委員会審査のご報告を申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第31号及び議案第32号の以上2件でございます。  委員会を去る6月22日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  審査の結果につきましては、お手元委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、いずれも全会一致をもって可決すべきものと決した次第でございます。  何とぞ、議員それぞれにおかれましては、当委員会の決定にご賛同を賜りますようにお願い申し上げまして、総務文教常任委員会審査報告といたします。 ○議長前田光教君)  次に、民生地域常任委員長 小林千津子議員。               (小林千津子君 登壇) ○5番(小林千津子君)  民生地域常任委員会審査のご報告を申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第31号、議案第33号、議案第34号、及び議案第36号の以上4件であります。  委員会を去る6月22日、及び本日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  審査の結果につきましては、お手元委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、いずれも全会一致をもって可決すべきものと決した次第であります。  何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、民生地域常任委員会審査報告といたします。 ○議長前田光教君)  以上で、各常任委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対して、質疑の希望はありませんか。              (「なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  各常任委員長に対する質疑の希望はありませんので、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第31号から議案第34号まで、及び議案第36号の以上5件について、これより討論表決に入りたいと思います。  これにご異議はありませんか。             (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  議案第30号から議案第34号まで、及び議案第36号の以上5件について、討論の希望はありませんので、これにて討論を終結いたします。  これより議案5件を一括して採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに、ご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。
     よって、議案5件は、原案のとおり可決されました。            〜日程第3 議員提出議案第1号〜 ○議長前田光教君)  次に、日程第3、議員提出議案第1号 小野市議会議員議員報酬等特例に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたしまして、提出者より、提案理由説明を求めます。  山本悟朗議員。               (山本悟朗君 登壇) ○10番(山本悟朗君)  議員提出議案第1号 小野市議会議員議員報酬等特例に関する条例の一部を改正する条例制定について、提案説明をいたします。  議案書の1ページでございます。  この議案は、議員がその職責を果たすことなく、市議会への本会議において、議員辞職の勧告の決議を受けた場合に、6月と12月に支給される期末手当の額のうち、20%加算されて支給されている措置に関して、当該部分の支給を行わないとするものであります。  私たち小野市議会議員は、市民の厳粛な負託を受けたものであり、市民の代表として、清廉かつ誠実に職務を遂行する責務を負っております。その責務の対価として市民の血税である報酬をいただいているわけでありますので、どんなときにおいても、市民の声に耳を傾け、応える義務があると考えているところです。議員の自覚と責任はそういうものだと思っています。  一方で、現在、小野市議会においては、2名の議員議員辞職の勧告の決議を受けており、議員としての職務の遂行に大きな支障を来しているのを目の当たりにいたしております。  小野市議会として初めてこのような経験をし、議員としてみずからを省みたとき、やはり報酬を得ている以上は、その責務を果たすことが当たり前の姿であり、責務がなされていてもなされていなくても同じように報酬を受け取ることができるというのは、市民感情からしても許されるものではないと考えます。  そこで、私たち小野市議会においては、良識ある議会運営を行うとともに、市民の声にもあった職責を果たしてこそ、その報酬は支払われるべきものであるという原点に立ち返り、議員一人一人が市民代表者としての誇りと責務を自覚するために、このたび小野市議会議員議員報酬等特例に関する条例の改正を提案したいと思います。  なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものであります。  以上、提案説明といたします。 ○議長前田光教君)  以上で、提案理由説明は終わりました。  これより、質疑に入ります。  ただいま議題となっております議員提出議案第1号について、質疑の通告はありませんので、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第1号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決定しました。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第1号について、これより、討論表決に入りたいと思います。  これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  議員提出議案第1号について、討論の希望はありませんので、これにて討論を終結いたします。  これより、議員提出議案第1号を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに、ご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。            〜日程第4 議員派遣について〜 ○議長前田光教君)  次に、日程第4、議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本日以降、平成30年度に予定しています議員派遣について、お手元の資料のとおり、議員派遣していきたいと思います。  これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  よって、お手元に配付しました「議員派遣について」のとおり、議員派遣していくことに決定しました。  お諮りいたします。  ただいま、議員派遣について議決されましたが、派遣場所、派遣期間等に変更があった場合、その決定については、議長に委任されたいと思います。  これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  よって、そのように決定しました。        〜日程第5 各常任委員会及び議会運営委員会の所管事務調査申出〜 ○議長前田光教君)  次に、日程第5、各常任委員会及び議会運営委員会の所管事務調査に関する件について、それぞれの委員長より、会議規則第98条第1項及び第2項の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり、閉会中の継続調査をいたしたい旨の申し出がありました。  お諮りいたします。  各常任委員長及び議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決定して、ご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  よって、各常任委員長及び議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決定しました。                〜閉 会 宣 告〜 ○議長前田光教君)  これにて、本会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。  よって、今期定例会はこれにて閉会いたします。                 〜議長挨拶〜 ○議長前田光教君)  閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  今期定例会は、29日間にわたり、終始慎重にご審議いただき、ここに全議案を滞りなく議了し、閉会の運びとなりましたことは、市政のため、まことにご同慶にたえません。  ここに、議員各位のご精励に対し、深く敬意を表する次第であります。  今後とも議会の活性化、円滑な議会運営にご協力を賜りますようお願いを申し上げます。  また、市長を初め市当局各位におかれましては、真摯なる態度で審議にご協力いただき感謝いたしますとともに、その過程で述べられました議員各位の意見等につきましては、今後の市政執行に十分反映されますよう希望するものであります。  私たち議員は、5万小野市民の厳粛な負託を受けたものであり、市民の代表として清廉かつ誠実に職務を遂行する責務を負っています。その責務、すなわち職責を果たしてこそ、報酬は支払われるべきものであるという原点に立ち返り、今期定例会において小野市議会議員議員報酬等特例に関する条例の一部改正条例議員みずからの提案により可決されたところであります。  この条例は、附則に記載されていますとおり、公布の日から施行されることになりますので、昨年12月定例会において、椎屋邦隆議員及び河島信行議員が受けられた議員辞職勧告決議は適用されないことになりますが、両議員におかれましては、改正された小野市議会議員議員報酬等特例に関する条例第1条にありますように、「小野市議会への住民の信頼の確保を図るため」という趣旨、並びに議員辞職勧告決議が可決されるに至った原因を改めて重く受けとめていただき、速やかに市民に対し、その説明責任を果たしていただけるよう小野市議会を代表する議長として、この場でお伝えしておきます。  そして、議員一人一人が市民代表者として、誇りと責務の重さを改めて自覚をし、日本国憲法に定められた地方公共団体の議事機関として「重要な政策の決定」と「行財政運営の批判と監視」という二つの重大な市議会としての役割を果たすべく、引き続き円滑な議会運営、そして議会の活性化に皆様方の一層のご指導、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げる次第であります。  いよいよ夏本番の蒸し暑い日を迎えようとしておりますが、議員各位並びに市長を初め当局の皆様方におかれましては、健康にご留意いただきまして、市政伸展のため、一層のご活躍を賜りますようお願い申し上げます。  終わりになりましたが、報道関係各位のご協力に対し、厚く御礼申し上げまして、まことに簡単粗辞ではございますが、閉会のご挨拶といたします。  どうもありがとうございました。  それでは、市長より、閉会に当たり、発言の申し出がございますので、お受けいたします。  市長。                 〜市長挨拶〜 ○市長(蓬莱 務君)  第412回市議会定例会の閉会に当たりまして、一言お礼かたがた、ご挨拶を申し上げます。  議員各位には、今期定例会に提出しておりました補正予算を初め、契約案件など6議案につきまして、慎重にご審議をいただき、いずれも原案のとおり可決、ご決定を賜りました。  心から厚く御礼を申し上げます。  また、先ほど、議員提案により、小野市議会議員議員報酬等特例に関する条例の一部を改正する条例が可決をされました。  この条例改正は、仕事をやってもやらなくても報酬がもらえるという、まさに成果と報酬が連動しない社会に風穴をあける決断であると評価をいたしております。  市長就任以降、さまざまな場面で、大変厳しい言葉ではありますが、「公務員は成果と報酬が連動しない社会である」と言ってまいりましたが、小野市においては、公務員制度に一石を投じるべく、目標管理の一つである方針管理制度と連動した人事評価制度を構築し、平成18年からは、勤勉手当への成績率導入など、全国に先駆け、いわゆる能力成果主義の本格実施を行ってきたところであります。  我々行政だけではなく、議会もまた、市民の血税により報酬をいただいている以上は、まさに見える成果を問うことが重要であり、先日の市長への手紙にもありましたように、「職務を果たしてこそ報酬は払われるものである」という一言に私は尽きるとこう考えております。  昨年度の政務活動費の廃止に続き、前例にとらわれることなく、みずからをもって改革をし続けられていることに対し、議員の皆様方に敬意を表するとともに、議会とともに新しい時代の新しい行政のあり方を絶えず問い続けてまいりたいと考えております。  さて、今期定例会におきましても、一般質問を通じまして、8名の議員の方々からさまざまな視点で幅広く、そして貴重なご意見、ご提言をいただきました。再度ここで総括をさせていただきたいと思います。  まず、久後議員のほうから、農業を取り巻く環境の整備についてでありますが、小野市の農業を持続可能なものにするためには、まずは、一つには農地の集積化、そして二つには担い手の育成が不可欠であり、加えて三つには小野市のいわゆる地域特性を踏まえ、より付加価値の高い商品をいかにして売るかというビジョン、戦略を考えることが重要であると申し上げました。農業もまたまさに経営である以上、所得をふやすためには、技術と経営力を身につけるとともに、既存の枠組みに頼らない「自立した農業経営」とは何かを突き詰めて考えることが必要であると考えております。  そして、高坂議員のほうからは、堀井城跡地の整備についてでありますが、今回の整備は、河合地区の方々からのみずからをもって地域を変えたいと、そういう強い要望を受けて行うものであります。  歴史的遺産を残し、後世の人たちに伝えていくといういわゆる“静的側面”だけではなくて、地域の人たちの交流の拠点としての“動的側面”も加味した持続可能な拠点の整備というソフト面にその本質があるわけであります。歴史的価値を地域住民とともに引き継いでいけるように、市民のための城として再構築をしてまいりたいと考えております。  次に、平田議員からでありましたが、防災と災害時対応についてでありますが、現実問題として、災害初期のいわゆる混乱した状況下においては、避難者名簿の作成に当たり、さまざまな項目を完璧に収集することは困難であります。まずは、シンプルな帳票を作成するなど、災害発生後の各段階の、すなわち初期段階、第2段階、第3段階に応じた、いわゆるその現場に対応した対応を行ってまいりたいと考えておるところであります。
     避難所運営を最適化するためには、行政の都合ではなく、被災者の立場に寄り添うとともに、小野市と小野市の中の各地区の特性も考慮した対応が必要であります。そして、何よりも重要なことは、日ごろからの備蓄品の準備などのいわゆる自助と、地域コミュニティにおける共助の風土というのをつくり上げていくことが大変重要であると申し上げました。決してこれは、避難してきた方の名簿をおろそかにしようと言っていることではないということだけは、ご理解いただきたいという旨の答弁をさせていただいたつもりであります。  次に、山本議員からでありますが、本会議における一般質問の取り扱いについてでありますが、一般論として、大多数の市民の代表である多くの議員、すなわち市民自身が河島信行議員と椎屋邦隆議員は、議員にふさわしくないと決定した以上、それを決議した議会の場で両議員議員として一般質問するということ自体が矛盾していると考えておるところであります。  市民の血税である報酬をいただきながら、その市民から求められているみずからの説明責任、なぜそのようなプロセスになったということに対するいろんな質問等に対して、全く今、答弁をなされておらないわけでありますけれども、みずからの説明責任という義務を果たされないことについて、市民の方からも「職務を果たしてこそ報酬は払われるものである」とのご意見が寄せられているところであり、市政を預かる者として、市民の声をないがしろにするのもいいかげんにしていただきたいとそんな思いであります。  小野市においては、知った以上は知らないふりをしないといういわゆる風土を、行政はもちろん、議会としてもしっかりとつくり上げるべきであると考えておるところであります。  そして、河島三奈議員からでありますが、小野市における防犯カメラ整備等への取り組みについてでありますが、小野市における防犯に対する基本的な理念は、防犯カメラしかり防犯灯しかり、それらがなくても安全で安心な社会を実現することがまさに基本的な理念であるということを申し上げました。  小野市の地域特性を考えたときに、単純に防犯カメラをふやせばよいというものではなく、地域と行政と警察が連携をし、市民力、地域力を高め、犯罪のないまちをつくるという意識改革こそが小野市における防犯の本来目指すべき姿であると考えております。  このことは、先ほどの平田議員とも同じようなことでありまして、これをもって防犯カメラが必要でないとか、防犯灯が必要でないとは、決しては言っていないということです。我々の目指すべきは、本来どうあるべきなのかということをしっかり押さえていく必要があるということを申し上げているところであります。その点は、誤解のないようにご理解いただきたいということで答弁をさせていただいたつもりであります。  次に、加島議員のほうからでありますが、白雲谷温泉ゆぴかの今後のビジョンということでありますが、年間35万人、これまで延べ500万人の方にご利用いただいておりますが、来年度、大リニューアルするという方針であることを明らかに申し上げました。  改修に当たっては、さまざまなご意見をお聞きしながら、例えば新たな付加価値をつけるという意味において、新たな露天ぶろといった魅力の創造をどうするか、小野アルプスやあるいは先般5月にオープンしました鍬溪温泉などと周辺地域とのいわゆる連携をどうするか、そして、安全面をやっぱりさらに充実するということも含めた三つの観点を中心に、特に工事期間等をどう考慮に入れるかということも含めまして検討してまいりたいと考えております。大リニューアルの計画に係りまして、発信をしていくということであります。  次に、川名議員からでありますが、障害者総合支援法等の改正についてでありますが、小野市においては、的確にご指摘をいただきましたけれども、理念と政策は一致すべきであると一致し、どの分野においても公平公正であるべきであるというのは一貫した考え方であります。  わかあゆ園における療育に関し、一部負担が生じていることや、医療費の手続等につきまして、償還払いとなっていることにつきましては、どちらかといいますと、これまで何ゆえもっと早く議論にならなかったのかということは反省いたしておりますが、いわゆるポケットになっていた、もちろん答弁の中で申し上げましたけれども、保育といいながらいわゆる通常の保育ではないという側面があったからだと思いますが、いずれにしましても、いわゆる不公平になっていたんではないかという決断であります。  基本的には小野市における医療費の無料化や保育料の無料化と同じ次元で考えるべきという決断をいたしました。メリットとそのデメリットを十分精査し、そしてその償還払い等の払い方という具体的な方策はいろいろ考えてみないといかんと思いますが、利用者の立場を理解した上で、来年度から実施する方向で検討してまいりたいとそのように答弁をさせていただきました。  そして、藤原議員からでありますが、非婚ひとり親のいわゆる寡婦(夫)控除みなし適用についてでありますが、小野市が地方から国を変えるという決意で取り組んできました小児医療費の無料化の施策とは根本的に背景が違うと申し上げました。みなし寡婦(夫)控除の適用につきましては、既に2019年度の税制改正大綱の中でも明記されているところであり、国による全国的に統一した対応が本来あるべき姿であると考え、そのように答弁させていただきました。これは、国として進んでいくということでありますので、それを見きわめるということであります。  以上でありますが、いずれにいたしましても、これらのご意見等の趣旨を十分に受けとめ、さらに住みよい小野市のまちづくりに生かしてまいる所存であります。  さて、平成29年度の決算状況につきましては、現在、分析中でありますが、その速報を議員の皆様に申し上げておきたいと思います。  平成29年度は、市役所庁舎の移転の新築、新産業団地の整備といった将来の小野市の命運をかけたビッグプロジェクトに加え、これまでからの小野市の強みである子育て支援や教育のさらなる強化、高齢者の活躍推進など、次世代へつなぐ小野市の新たなまちづくりに向け、また一歩大きく前進した年でありました。  今や小野市における子育て支援の代名詞ともいえる、県内初となる高校3年生までの医療費の完全無料化や、就学前4歳・5歳児における所得制限なしの保育料の無償化を継続するとともに、新たに新生児聴覚検査と産後のうつ予防を目的とした産婦検診費用の助成も開始したところであります。  特に、保育料の無料化につきましては、先般、国が当初の予定を前倒しして、2019年の10月から3歳から5歳児までの保育料の無償化を実施する方針を打ち出したところであり、また、小児医療費の無料化についても、これまで科せられていた国庫負担金を減額するというペナルティーが一部廃止されました。医療や教育の無償化は、本来国家がナショナルミニマムとして行うべきであり、地方から国を変えるという強い決意で取り組んできたことが、今や他市にも波及し、そして国をも変えるという大きなうねりへと発展したところであります。当初、医療費の無料化により医療費が増大すると言われてまいりましたが、結果として、重篤になる前に病院にかかること等により、医療費が減るという見える成果にもつながっております。  しかし、先手管理で予防保全、これは、製造メーカー等でいわれるいわゆるPreventive Maintenance、PM的な発想でありますが、に取り組むことが本来のあるべき姿であるということを申し上げ、今後、『医療の無料化から予防医療の無料化へ』と、これをキーワードに、医療にかからないための新たな一手を小野市から全国に示してまいりたいと考えておるところであります。  また、昨年度は、市内全域において10分以内の救急到達を可能とした第三の救急拠点、消防北分署や、災害時にはその北分署と連携して炊き出し等災害支援の拠点ともなる新学校給食センター、さらには、参画と協働を実践する拠点でもある鍬溪温泉を相次いで整備をいたしました。そして、兵庫県企業庁との共同事業により、新たに1,000人もの雇用を生み出すことになるひょうご小野産業団地の整備、これは約84億円でありますが、県が67億円、小野市が17億円ということでこの整備、あるいは新都市中央線から新産業団地を抜け山田町へつながる新都市南北線の整備、約8億円でありますが、それとまた、先ほど、契約変更に係る議決をいただきましたが、災害時には自衛隊の活動拠点ともなる浄谷黒川丘陵地多目的運動広場の整備、約11億円であります。さらには、新庁舎の建設工事約60億円もいよいよ本格的に始まるなど、総額にして約160億円以上にも及ぶまさに小野市の大きな“夢”であるビッグプロジェクトも実現に向け、順調に現在進んでおります。  これだけ積極的な事業展開をしている中にあっても、形式収支から翌年度に繰り越すべき財源を差し引いたいわゆる実質収支では、約2億7,000万円の黒字となり、さらに財政基金の積み立て取り崩しを加味し、前年度との実質収支を比較した実質単年度収支は、約5,000万円と8年連続して黒字を確保し続けております。  また、市の借金であります市債の残高でありますが、学校給食センター等の整備により2億8,000万円増加したものの、ピークであった平成26年の約189億円より4億円少ない185億円となり、一方、市の預金であります基金の残高でありますが、ほぼ横ばいの90億円を確保いたしておるところであります。  なお、可能な限り有利な財源を活用し、事業を展開しており、この借金のうち、後から4分の3が地方交付税として補てんされるということになっておりますので、市の実質的な負担額というのは、4分の1程度の約48億円と低く抑えておるのが先ほどの4つの指標の中の数値が健全財政を維持するものとして表示をされております。  その結果、先ほど申し上げましたが、次世代が負担すべき借金をはかる将来負担比率や、財政の健全性を表す実質公債費比率など、4つの指標につきましても、全項目において引き続き安全水準を確保できる見込みで、将来にツケを回さない健全な財政運営を行っているところであります。  しかしながら、財政を取り巻く環境というのは、これからますます厳しさを増して、少しでも油断をしますと直ちに厳しい状況に陥ります。  私が市長に就任した当時の国の借金は、約600兆円でありましたが、私は何度もいずれ800兆円になり1,000兆円を超えるということを今から20年前のときにそういう話を、いろんなところで話をしてまいりましたけれども、今では、その約600兆円の就任時から、今では1,090兆円を超えようとしております。  そのような中で、消費税も来年10月から10%に引き上げられる予定でありますが、諸外国における国民負担率、これは所得に対する社会保障費とか、あるいは税負担の割合のことを国民負担率と言っているんですけれども、を見たときに、あの高福祉国家として知られるスウェーデンの国民負担率は56%でありますが、既にドイツでも53%、フランスでは68%、いわゆる社会保障費や税負担等割合でありますけれども、これが68%になっており、日本はまだ42%ということでありますから、遥かに高くなっております。  日本においては、そのスピードとレベルにおいて世界に類を見ない高齢社会を迎える中で、現状のサービスを維持、充実していこうと思えば、好むと好まざるとにかかわらず、いずれ消費税を15%あるいは20%、いや25%にしなければやっていけない時代がくると考えております。少なくとも、今、国はずっと8%を10%に伸ばしてきましたけれども、好むと好まざるにかかわらず15%は目の前に迫っていると、そのように考えて、我々はどうあるべきなのかということを今からしっかりと考えていく必要があろうと思います。果たしていつなのかということは、これはもう政局が大きく影響しますので、これをやるということは、政権が倒れるということもあるかもしれませんので、なかなかそう簡単にはいかないでしょう。でも、財源をどこから引っ張ってくるのかということは、好むと好まざるに本当にこれしかないはずなんですね。そういうところが大きな問題です。  しかし、全国規模で社会が縮小し、個々の市町村が全ての行政サービスをフルセットで単独で手がける時代はもう限界を迎えております。行政が全てのサービスを担うべきとの固定観念から脱却をし、行政も市民とともに、人口減少社会に適合する社会の構築に向けた意識改革を図っていく必要があると考えております。  そのような中で、重要となってきますのが、三つであります。一つには「高齢化」であります。二つには「老朽化」であります。施設備等の老朽化であります。そして三つには「コミュニティ化」、いわゆる「広域化」への対応であります。これらの問題に対していかに対応していくかが、今後の自治体の将来を左右すると言っても過言ではないと考えております。  この中の例えば老朽化でありますが、小野市等であれば、今、最近この災害で大阪のほうでありましたけれども、水道がどんどん破裂をしているということでありますが、小野市であれば早くから小野市はスクラップアンドビルドをやっていますから、そのことについては早くやってきてよかったなというふうに思っているんですけれども、そういう状況であるということであります。  小野市においては、地域が主体的に自由に活動を行えるようにするための各地区の地域づくり協議会への活動支援とか、高齢者の社会参加への意識改革を促すきっかけとなったエイジ・ルネサンス・パーティ、あるいは地域活動シニアサポートモデル事業等の取り組みなど、市民のコミュニティの形成や社会参画を促す取り組みを何年も前から継続して取り組んでまいりました。  全て行政がやる時代は終わったということを言い続けてまいりましたけれども、まさにそういう時代が進捗しているということであります。  また、公共施設の老朽化に対しましては、財政負担の均衡化を図りながら、計画的に整備を進めてまいりました。市内の小中特別支援学校を含む全ての耐震化工事を既に完了させ、小野中学校の建てかえ及び小野東小学校の大規模改修等を行うとともに、今後、小野南中学校や、これは特に場所の問題が一番大きなポイントになります。なぜ河川のあそこに避難場所である中学校があの場所に設置されているのか、それと小中一貫校の連携を考えながら、市民住民の意見を十分聞きながら、建てかえはやる。ただし、どの場所にやるかということは、大いなる議論をやっぱりするべきであろうとこう考えております。そういう小野南中学校や、あるいは旭丘中学校の改修も順次予定しているところであります。  今現在、ちょうど私が就任いたしまして2年目だったと思うんですけれども、行政にもいわゆるバランスシート、あるいは損益計算書といって、いわゆるBS・PLというのをどうやるべきかということで、日本経済新聞の中で私が公会計フォーラムに、大阪でホテルでありましたけれども、あれから約20年近くがたっているんですけれども、なかなか公会計が進んでいなかったんですけれども、ここへきて国もいよいよいわゆる資産をどう表示するかということを含めての公会計というのがクローズアップを、また再びなってまいりました。  そういう中で、小野市の職員にも既に公会計基準によるそういう数字を出させました。その結果、公会計におけるいわゆる資産老朽化比率、これは有形固定資産の減価償却率をずっと加味したものでありますけれども、現在の比率は50%、いわゆる北播磨5市では一番低い、低ければ低いほどいいんですけれども、老朽化率が高いということはそれだけ早く公共の施設をやりかえていかないかんということになります。参考までに申し上げますと、一番いわゆる資産老朽化比率、小野市は50%でありますが、低いのは小野市であります。でその次が、加東市であります。その次が三木市であります。その次が加西市であります。最後は西脇市と。どういうことかというと、三木、加西、特に西脇は、公共施設を、非常にそういった意味では老朽化比率が高いということは、それだけ今の目先ではなしに、次の公共施設をやるための大変ないわゆる費用がかかってくるということですね。こういうように、公会計における有形固定資産の減価償却率、すなわち、いわゆる資産の老朽化比率ということを絶えずやっぱりチェックをしておかないと、目先で今財政がいい、いいと言っていても、今ある公共施設がどのような総資産を持っておって、どのような償却をするのって、どれだけ老朽しているのかという、その辺をしっかりやることが、将来の予算を形成する上で非常に重要なことであるということでありますので、参考までに申し上げました。  さらに今、全国的に問題となっているのが、先ほど申し上げましたけれども、上下水道管の老朽化についても、いち早く取り組みました。順次、スクラップアンドビルドを進める一方で、今後ふえることが想定される老朽化に伴う突発的な漏水や断水に備え、休日、夜間を問わず迅速に対応できるように日ごろからの資機材の確保を含めた、これリスクマトリクスによる危機管理、これ影響度や頻度に応じた時系列による対応管理でありますけれども、これも既に指示をいたしているところであります。  また、広域化においては、医療には市境はないと、神戸大学と小野市と三木市が一緒になって取り組んだ北播磨総合医療センターの整備や、クリーンセンターにおいては、小野市と加東市の2市に加えて、平成26年から加西市も含めた3市で連携してごみ処理を行っていることは、既にご承知のとおりであります。  なお、旧滝野町域のごみ処理につきましては、現在、西脇市と多可町で構成する北播磨清掃事務組合で処理されておりますが、来年度から小野クリーンセンターで加東市が全面的に小野へ入ってくるということになろうかと思います。  そして、今後の動向でありますが、三木市が政権がかわった後、三木市がどのようなごみ処理戦略に動くかということは、この年末までに何らかの動きがあるかもしれないと私は想定をいたしておりますが、これらを含めながらこの小野市と加西市、加東市、全面的に入ったものに加えて、三木市との間の連携をどのようにするか、今は白紙であります。この辺のところも注視をしながら、いわゆる病院とか、こういういわゆるごみ処理とか等々につきましては、私は広域連携が不可欠であろうとこう思っておりますが、これは相手のあることでありますので、その辺のところは慎重に事を運びたいと思っています。  これらは、あくまで一つの例にすぎませんが、小野市におけるこれまでの数々の取り組みは、単に目先の課題に対処するのではなくて、将来を見据えた持続可能な社会をいかに築いていくかという、まさに言われてからやるのではなくて言われる前にやるという後手から先手管理で取り組んできたものであります。  あらゆる場面において既存の枠組みにとらわれることなく、これからの時代の流れ、ありようを見きわめてまいりたいと考えております。  現在の社会情勢の流れというのは、日本がちょうど明治維新から約70年をして、あの悲惨な戦後という大きな時代の転換期を経験したのと同じように、終戦からちょうど70年以上が今経過をして、明治維新前後の日本、そして戦中から戦後にかけての日本のように、従来の価値観が通用しなくなり、大きく物事が変化する時代の転換期にあります。  しかし、どれだけ大きな変革の中にあっても、我々が決して忘れてならないのは、より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するかという、これを追求するという、まさに行政も経営であるという基本理念を私は変えてはならないとこう思っております。時代が大きく変化するときであるからこそ、基本理念を見失うことなく、一層原点に立ち戻るという必要があると考えております。私はそれをいつも看脚下という言葉で表現をいたしております。  市民を顧客と捉えた「顧客満足度志向」の徹底、何をやっているかではなく何を成し得たかを問う「成果主義」、画一的横並びの仲よしクラブから脱却し、ここしかない小野らしさを追求するいわゆる「オンリーワン」、そして言われてからやるのではなく言われる前にやるという「後手から先手管理」の『行政経営4つの柱』を軸に、強い信念をもって、小野市の進むべき道はかくあるべしという主体性のある取り組みを引き続き展開してまいりたいと考えております。  議員の皆様方にもこのことを十分にご理解をいただき、さらなるご支援を賜りますよう、お願いを申し上げます。  議員各位におかれましては、今期定例会に賜りましたご精励に感謝を申し上げますとともに、これから本格的な暑さを迎えようとする折から、健康には十分ご留意をされまして、市政伸展のためにさらなるご活躍を祈念申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長前田光教君)  お疲れさまでございました。               閉会 午後 3時13分...