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平成30年11月26日産業建設常任委員会-11月26日-01号

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  1. 宝塚市議会 2018-11-26
    平成30年11月26日産業建設常任委員会-11月26日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    平成30年11月26日産業建設常任委員会-11月26日-01号平成30年11月26日産業建設常任委員会   開会 午前 9時30分 ○たぶち 委員長  おはようございます。  ただいまから産業建設常任委員会を開会いたします。  まず最初に、所管事務調査の実施についてお諮りをいたします。  本日、議案の説明後、午後から3つの案件について所管事務調査を行いたいと思います。きょうの流れを各委員さんにお配りさせていただいていますが、これを確認していただいて、よろしいでしょうか。                 (「はい」の声あり)  ありがとうございます。それでは、議案の説明後、所管事務調査を行いたいと思います。よろしくお願いいたします。  流れとしては、書いているように、議案の説明後、一旦委員会の休憩をとり、この休憩の間に常任委員協議会を開催し、論点整理を行いたいと思っています。その後、そのまま昼食をとっていただき、改めて午後から委員会を再開し、所管事務調査を行います。よろしくお願いいたします。  それでは、付託議案の審査に入ります。  本日は、議案5件について説明を受け、確認を行います。  説明に入る前に説明順序についてお諮りいたします。  お手元に説明順序をお配りしていますが、このように、いいでしょうか。                 (「はい」の声あり)  ありがとうございます。  議案第139号と議案第140号の2件については一括して当局からの説明を受けたいと思います。  では、このようにさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  なお、資料請求についてですが、本日議案の説明を受け、審査の必要に応じ委員会として資料請求を行います。各委員から請求のあった資料については常任委員協議会にて最終調整を行い、文書により当局へ資料請求を行いますので、御了承をお願いいたします。  それでは、まず最初に、議案第138号、工事請負契約、仮称、市立文化芸術施設新築工事の変更についてを議題といたします。
     当局から説明を求めます。  福永産業文化部長。 ◎福永 産業文化部長  それでは、議案第138号、工事請負契約、仮称、市立文化芸術施設新築工事の変更につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  まず最初に、議案書のほうをお開きいただきたいと思います。  議案書のように変更するものでございますが、議案書の最初に示しておりますように、まず最初に、「契約の目的」以下、ここに記されているのは現契約の内容でございます。  この議案書の1ページ目の表の一番下に、「3契約の金額16億8,156万円」とあります。これが現在の契約金額でありますが、次ページをお開きいただきまして、これを16億7,572万8千円に変更しようとしています。これによりまして、583万円の減額となります。  次に、6番、工事概要とありまして、(1)最初に、現在の工事概要を示しています。下段、かぎ括弧のところで変更後を書いておりますが、違いは、前回、「連絡通路 鉄骨造 平家建」云々と書いているところがなくなっております。これが工事概要の変更内容となります。  引き続きまして、少し変更の内容につきまして説明をいたしますので、本日は、議案書の参考の資料の第138号のところをお開きいただきたいと思います。  議案第138号の参考を開いていただきまして、最初に、契約工事の変更のページがございまして、2枚目に付近見取図がございます。お開きいただきたいのは、3枚目の図面をお開きいただきたいと思います。  2枚目は変更前のところです。変更前のところに、下に凡例を書いておりまして、網かけをしているところが今回変更しようとするところですけれども、現設計では網かけのところがありますが、網かけのところを撤去するという内容を示しております。図面の左下、スロープのところでございますが、今網かけのところにスロープがございます。これを撤去する。それから、図面中央でありますが、連絡通路のところ、これを図示しておりますが、これも撤去するということでございます。  次のページをごらんいただきますと、変更後の図面になります。  まず、スロープのほうですが、先ほど撤去後に、今度は網かけのところに追加して変更しようとする部分を図示しています。この部分は新設となります。この通路は、庭園の部分に張り出すような構造となっておりまして、スロープ自体の構造は鉄筋コンクリート造でございまして、これを鉄骨の支柱で支えるという構造になっています。勾配につきましては、現在の設計と同様に、変更前と同じく20分の1でなっております。幅員は2.35ということで、従前より少し広目の幅員となっています。  一方、この図面で点線のところに連絡通路がなくなっておりますが、この通路の幅員は、従前は2メーターございまして、その上屋部分を今回なくすんですが、その構造は鉄骨造の金属板ぶきということになっていまして141.8平方メートル、これがなくなっているという変更でございます。  この2つが変更の大きな理由でございますが、これ以外にも、その他といたしまして、若干の増減が出ておりまして、例えば、建物の基礎の部分で重要になります支持地盤の高さが、当初設計をしていたときよりも少し高くなったことで、それに伴いまして地盤改良の範囲が若干小さくなりました。これによる金額が圧縮しておりまして、それによる変更も含まれております。  以上、全体としまして工事の変更の内容は以上のとおりでございます。  続きまして、本日の資料として配付しています産業建設常任委員会①の資料、議案第138号、資料1というところをお開きいただきたいと思います。  ここには、このたび工事請負契約の主な変更内容と、その変更した理由につきまして記しておりますので、そこのページでもって説明いたしたいと思います。  まず1番、連絡通路に関する建築工事の取りやめというのが、変更の内容の大きな一つであります。  (1)に、当初の設置目的を記しています。  もともと連絡通路は、文化芸術センター、それから駐車場、それから手塚治虫記念館を行き来する動線として設計をいたしました。その間にカフェ棟を設置することで、これらの利用増進を図る狙いとしておりました。今回、廃止をすることになりました上屋部分でございますが、これは、来場者が雨天でも快適に庭園内を移動できるように連絡通路に屋根を設置することとしておりました。  (2)に変更理由を記しております。  当初、想定していました民間事業者によるカフェ棟の設置がこのたび困難となりましたので、連絡通路の屋根を設置する必要性が当初のときよりも低下をいたしました。一方で、カフェ棟の設置にかえて、庭園内で飲食などを提供する屋外イベントを積極的に実施していく必要が生じましたので、連絡通路の屋根や柱がその活用のときに支障になるということが明らかとなりました。こうした理由で、上屋部分を廃止しようとするものです。  それから、対応策でございますが、連絡通路に関する建築工事、今言っている上屋部分は取りやめるんですが、通路そのものは塗装部分も含めて現設計のままとなっておりまして、したがって、通路そのものは存在するんですが、上屋がないということでございます。  それから、このことだけによる変更の増減ですが、これをやめましたので、約1,220万円の減額の要因となっております。  続きまして、もう一つの大きな変更の項目で、2の手塚治虫記念館前のスロープの撤去新設でございます。  変更理由としては大きく2つでございます。  1つは、文化芸術センター及び庭園への視認性を向上させることによって、来場者をいざなう新たなエントランス空間としています。2つ目は、現況では手塚記念館スロープによって十分な歩道幅員が確保されていないということで、安全で快適な動線を確保するために変更をしようとしています。これによる要因で金額が増となりますが、その影響額は約1,200万円の増となります。  説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いします。 ○たぶち 委員長  説明は終わりました。  確認することはありませんか。ありませんか。  北山委員。 ◆北山 委員  例の手塚治虫記念館の入り口のスロープを取り除くわけですけれども、詳細図みたいなものがあればちょっと出していただけますか。それから、このことで、手塚プロダクションの手塚眞さんと協議されたというふうに聞いているんですけれども、そのときの協議の内容を記録したものはありますでしょうか。 ○たぶち 委員長  福永部長。 ◎福永 産業文化部長  まず最初に、詳細な図面ということで、従前と従後の図面を対比した図面がございますので、その図面を提出させていただきます。  それから、これを設計に当たって、手塚眞さんと協議をいたしております。その記録がございます。その資料の提出も可能でございます。 ○たぶち 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  もう一点、当初の設計について、いわゆる連絡通路というか、連絡通路だけではないんかもしれませんけれども、そのことについては、デザイン審査会で何か審査していただいたという報告がありますよね。そのデザイン審査会の議事録というのがあればちょっと出していただきたいのが1点。  もう一点、カフェ棟の設置が困難になったというのは、どう見るかはちょっと別にしまして、最初からちょっと無理やったんと違うかと思いますけれども、庭園内で飲食を提供するなど屋外イベントを積極的に実施していく必要があるという、これは何を指しているのか。文化芸術施設でどこまで屋外で飲食を提供するのか。そこが文化芸術施設ということと、イベントのあり方もあるんですけれども、飲食を提供する、その辺の文化芸術施設の持っている目的とか、いわゆる持っているイメージみたいなものと、そこはどう成り立つんかなというのがちょっと疑問なんです、正直言いまして。  飲食を出すんやったら、もっとそれなりのところでやったらいいんで、この場所で飲食して、何かイベントをするという発想が、本来文化芸術施設の持っている目的なり、持っているその辺と合わへんなと思っているんですが、その辺、どんなイベントを……。この前お聞きしたら最大で時間的に1時間当たり最大1,600人で、1日6千人か何か言っていたけれども、そういうイベントをあそこでやったらあかんと言っているんじゃないですけれども、あそこの設置目的とそのことがどうなんかなという、この辺の整合性が私はぴたっといくんかなとちょっと感じます。その辺がわかるような何か資料があれば出していただけませんか。 ○たぶち 委員長  福永部長。 ◎福永 産業文化部長  今2つ御指摘いただきまして、1つ目はデザイン審査会でいろいろ議論いただいていますので、そのときの議事録もありますので、それを資料で提出させていただきます。  それから、2つ目は、今回の資料で、飲食等を積極的にというふうに記しております。その内容とこの施設で、ここに書いている施設目的と、ここに書いている飲食とという関係が、我々の考え方がわかるようなものを資料にして提出させていただきます。 ○たぶち 委員長  いいですか。                 (「はい」の声あり)  ほかに確認することはありませんか。  江原委員。 ◆江原 委員  議案としては580万ほど、何かマイナスになるんですね。先ほどいただいた資料では20万円ぐらいしか差がないんですけれども、だから、さっきちょっと言った地盤の高さの違いによって変わったということがわかる、要はこれがふえたけれどもこれが減って、トータル契約金額が変わるという表が一切ついていないんですよ。どうですか。 ○たぶち 委員長  福永部長。 ◎福永 産業文化部長  御指摘のように、今回の資料は、大きな変更だけに焦点を当てた資料づくりをしましたので、今、江原委員御指摘のように、その他の変更のところの説明が資料にはありませんので、そのことも含めてわかるような、全体で何がふえて、全体として580万減ったというのがわかるように資料として提出させていただきたいと思います。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  はい、それはお願いします。 ○たぶち 委員長  ほかにありませんか。                   (発言する声なし)  ないようであれば、議案第138号の説明はこの程度といたします。  次に、議案第137号、宝塚市農業共済条例の全部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局から説明を求めます。  福永部長。 ◎福永 産業文化部長  議案第137号、宝塚市農業共済条例の全部を改正する条例の制定について御説明をいたします。  本件は、この農業共済条例の根拠となっておりました農業災害補償法の一部を改正する法律が昨年の6月23日付で公布をされました。その後、平成30年4月1日より、新しく農業保険法が施行されました。これによりまして、本市の農業共済関係は、平成31年産から適用されることとなりますので、それに先立ちまして、宝塚市の農業共済条例の全部を改正しようとするものです。  それでは、改正の内容につきまして、担当課長のほうから説明を申し上げます。 ○たぶち 委員長  岡田農政課長。 ◎岡田 農政課長  それでは御説明申し上げます。  このたびの改正は、全部改正になってございますので、少し丁寧に説明を申し上げたいと思います。あらかじめ配付させていただきました資料1と資料2に沿って御説明申し上げます。  まず、資料1では、農業災害補償法に基づき実施されてきました農業共済制度の概要について、次に、本市での実施状況として条例改正の背景にあります農業災害補償法の改正趣旨とその内容を、資料2を持ちながら御説明させていただきます。続いて、資料1の裏面に戻りまして、条例改正の内容を個別に御説明申し上げたいと思います。  それでは、共済制度の概要の説明より始めさせていただきます。  資料1をごらんください。  農業共済制度の概要でございますが、農業共済は、農業災害に対する国の施策として実施されている公的保険制度であります。災害に備え、農家と国が掛金を出し合って共同準備財産をつくり、災害が発生したときに共済金を支払う。そのことによりまして、農家の経営安定を図る相互扶助を目的としております。事業の種類には、農作物共済家畜共済果樹共済畑作共済園芸施設共済の5つの共済事業がございます。  続きまして、2番、本市の状況でございます。  本市では、昭和42年に農業共済条例を制定し、2事業から始まりましたが、園芸施設共済が加わりまして、現在では上記5共済事業のうち3つの事業を実施しております。  続きまして、3番、改正の背景と経過でございますが、農業共済制度は、自然災害による収量減収や損害を補償する制度でございますが、市場価格の低下による減収は補償の対象外とされております。また、対象品目は限定的で、農業経営全体をカバーする制度ではございませんでした。  ここで、対象品目が限定的と申しますのは、収量が統計的に把握されている品目に限られており、今も限られた作物のみが対象とされてきておりました。  このような状況から、品目にとらわれず、農業経営者ごとの収入全体を見て総合的に対応し得る新たな保険制度の導入が求められておりました。  このような背景のもと、農業災害補償法が昨年6月に改正され、新たに農業保険法として本年の4月に施行されたところでございます。  本改正では、農業経営収入保険が新たに制度され、農業経営者セーフティネットとして整備されるとともに、あわせて農業共済制度も見直しがなされ、農業者へのサービス向上及び効率的な事務執行による農業者の負担軽減となるように改正されました。  この中で、農業者のサービス向上につきましては、選択肢がふえる、メニューがふえるということで、農業者の経営の状況によった保険の選択ができるようになったこと。また、効率的な事務執行につきましては、本共済制度は、組合員自身損害評価員として災害現場に出向くなど参加をしてまいっております。御存じのとおり、農業者の減少、それから高齢によりまして、今後も引き続き運営していくために事務執行の効率が求められるというところでございました。  なお、農業経営保険は、全国農業共済組合連合会が事業主体となることから、本市の条例には規定は設けておりません。  続きまして、資料の2をごらんください。  本資料は、農業災害補償法の改正状況の説明でございます。  Ⅱ法律の概要のうち題名でございますが、先ほど御説明申し上げましたとおり、新たに農業経営収入保険事業が創設されたことに伴いまして、法律名が「農業災害補償法」から「農業保険法」に改められました。  2番の農業経営収入保険事業の創設でございますが、かいつまんで御説明申し上げます。  1番の保険資格者、この中では、青色申告を行う農業者が対象とされております。これは、収入の算定を税申告に求められていることから、税申告においては、罰則等の担保措置のもと収入等が漏れなく申告され、証拠となる書類も一定期間保存されるということから、青色申告者を対象とされたものでございます。  それから、3番です。類似制度の加入者は、農業経営収入保険に加入できないこととされております。この対象としましては、後ほど説明いたします農業共済事業のほか、いわゆるマルキン、ナラシ対策など、ほかに農業保険、農業に関する保険に加入するものは対象外とされているところでございます。  (3)補償内容でございますが、保険期間中の農業収入金額が、過去一定年間の農業収入金額をもとに定めた基準収入に農業者が選択する割合を乗じた金額を下回った場合に、下回った金額の一定割合の金額が支払われることとなっておりまして、災害のみならず、市場価格が下落した、そんなことによって収入が減収した場合も一定割合を下回った場合、減少した額の9割が補償されるという制度でございます。  それでは、大きな3番、農業共済事業の見直しでございます。  ①農作物共済の当然加入制を廃止し任意加入とされました。こちらは、経営収入保険が創設されたこと、また米の農業総生産額に占める割合も減ってきた。以前のように、食管法のもとで米がたくさん生産されておった時代と変わってきた、このような状況を反映したものでございます。  ②家畜共済死亡廃用共済及び疾病傷害共済に分離、家畜共済の支払機会の拡大とございます。以前は、家畜共済に加入する際は、死亡廃用と疾病傷害共済、いずれにも加入することとされておりましたが、性質が異なること、このようなことから選択制とされました。  それから③共済掛金率は、危険段階ごとに定めるものとされております。これは、事故を起こした場合、事故が発生した場合、車の車両保険のようなことで、保険料率が上がっていく。そのようなことで、農業者のインセンティブを高めて事故を減らそうという趣旨でございます。  裏面の4番、ごらんいただきたいと思います。  全国連合会でございますが、これは収入保険についてでございます。この収入保険の導入のために、全国を区域とする全国連合会を設立するということになりまして、③全国連合会から農業共済組合、市町村等へ事務委託を可能とするということになっております。本市も県の農業共済組合連合会を通じまして事務を委託したところでございます。  それでは、資料の1にお戻りいただきたいと思いますが、資料の1の裏面でございます。主な改正内容でございます。  左に農作物共済家畜共済園芸施設共済、その他と区分をいたしております。  まず、農作物共済でございますが、加入義務が、一定規模以上の耕作者には当然加入ということで、義務加入とされておりましたが、平成31年産、来年の生産からは任意加入とされました。  続いて、引受方式でございます。改正前は「一筆方式」、「災害収入方式」でございますが、一筆方式とは、1枚の田、この被害が一定程度を超えた場合、損害を補償するという1枚単位の補償方法でありました。それから災害収入方式でございますが、農産物の生産金額の合計が一定割合を超えて減収した場合に共済金が支払われる制度でございました。  これに、右の改正後をごらんいただきますと、「半相殺方式」、「全相殺方式」、「災害収入方式」、「地域インデックス方式」という記入がございます。このうち半相殺は、被害があった田んぼを全て集約して、その被害田のみの被害状況によって判断するもの。それから全相殺は、被害田のみならず、豊作、今まで以上にできた田も全て含めた中で被害を判定するということでございます。地域インデックス方式につきましては、統計データから算出するという方式でございまして、これは、最初に御説明申し上げました事務負担軽減につながるものでございます。  現在、一筆方式は、被害がございましたら損害評価員が現地に赴いたほか、現地で坪刈りと申すんですけれども、サンプル的に地域の田から幾らか刈り取って、脱穀、乾燥、それから製品までした上で確認すると、そのような作業がございましたが、今後、農業共済を続けていくためには事務効率を図る必要があるだろうということで、統計のデータを用いながら共済事業を進めていこうという趣旨でございます。  そのほか、補償割合が以前は7割、災害収入方式になりましたら9割でございましたが、それぞれ割合が定められておりまして、農業者がみずから選択する、方式をみずから選択するという区分がふえたところでございます。  それから、補償特例の欄でございますが、これは、収穫量50%以上減収した圃場は、50%減収として共済金を支払う方式、これも確認の作業が簡易にされておりまして、目視で50%以上の被害が確認された場合は、直ちに共済金を支払うという制度でございます。  続きまして、家畜共済にまいります。  引受方式でございますが、先ほど御説明申し上げましたとおり、死廃共済病傷共済セット加入が分離して、農業者が選択できるようになったということでございます。これに加えまして、補償割合が、死廃共済病傷共済それぞれに選択できないという状況がございましたが、改正後は、それぞれについて補償割合農業者自身が選択できるという制度に変更されます。  続きまして、補償金額でございます。
     改正前は、「期首の資産価値で評価」とございますが、特に、肥育牛、肉用の牛でございますが、期首から成長するにつれて価値がどんどん高くなるということでございますが、万が一被害が起こった場合は、当初の評価によりまして補償がなされてきておりましたが、農業者の被害に的確に対応するということで、事故発生時の資産価値で評価されるという変更となりました。  補償割合につきましては、最低補償割合が、以前は2割から4割というところでございましたが、改正後は一律に2割ということでございます。  続きまして、異動申告でございます。  変更は、毎月、前月の家畜の異動、牛を導入した、死亡したという報告を毎月いただきながら計算をしてまいっておりましたが、今後は、期末に報告を一括して行い、掛金をそのときに調整するという方式になりまして、こちらは農業者、それから私ども事務を担う側にとりましても省力につながるものと思います。  それから、診療費でございますが、現在、初診料は、獣医に家畜を診察いただいた場合、初診料以外は全て共済金の給付対象ということでございましたが、農家ごとに事故の発生状況も違うということもありまして、工夫によってはやはり事故を減らせると、そういうインセンティブを働かせる同じ趣旨でございますが、農家に一定の負担を求めることで総経費を削減していこうという趣旨でございます。  待期間中の事故につきましては、これは農家にとって有利でございますが、導入後2週間以内の事故は原則請求不可でございましたが、これも共済加入者期間であれば請求可能となっております。  園芸施設共済でございます。  加入期間は、被覆期間のみ加入される農家が多かったという現状がございますが、自然災害が多発しており、風害だけでなくて大雨によるパイプハウスの被害もあることから、通年の加入を基本とされたところでございます。  補償金額につきましても、改正後におきましては、農業者が選択できるというオプションがふえたというところでございます。  その他の欄でございます。  掛金は、先ほど御説明申し上げましたが、全てにおきまして危険段階別掛金率が適用されるということでございます。  無事戻しにつきましては、制度としても平成34年度から廃止となっております。本市におきましても、平成29年度から無事戻しは行っておりません。  それから、最後に収入保険に係る解除については、新たに収入保険に入ろうとされる場合は、中途であっても解除されるという経過措置が設けられたところでございます。  長くなりましたが、説明は以上でございます。 ○たぶち 委員長  説明は終わりました。  確認することはありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  1点いいですか。  済みません。ちょっと表の見方がわからなくて。  資料をいただいた分の本市の状況が、昨年度の状況が出ているんですけれども、事故状況のところを見ると、家畜共済のところが、これが何か数字が物すごく大きいん違うかなと思ったんですよ。病傷のところなんかを見たら、これは全部で足してみたら1,240幾つやのに、何か1,163というのは、これは、だから何回も受けてはるトータルの数で見ておられるのか、それとも1頭ずつ見ておられるのか、ちょっとこの数字がどういう、延べになるのかな。 ○たぶち 委員長  岡田課長。 ◎岡田 農政課長  まず、加入状況の欄につきましては、当初の加入時の頭数、それから事故状況につきましては、委員御指摘のとおり延べの数になっておりますので、1頭について複数回事故が発生したということでございます。  以上でございます。 ○たぶち 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  わかりました。  だから、同じ牛が何回か通院したら2回、3回と数えていくので、何番何号の牛がというふうな見方ではないということですね。はい、わかりました。ありがとうございます。 ○たぶち 委員長  ほかに確認することはありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  済みません、ちょっと細かい話。今の大島委員の続きなんですけれども、加入状況というのは、家畜共済の肉用牛と乳用牛と、これを足したもので、次の事故状況はその中の頭数だけを拾っているということでよろしいんですよね。 ○たぶち 委員長  岡田課長。 ◎岡田 農政課長  1頭につき複数回、病傷についてはございますし、死廃につきましては、左の加入状況は当初の加入状況でございますし、次々と導入される肉用牛について、死廃事故が起こったということでございます。  以上でございます。 ○たぶち 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  こんなに死ぬんかなとちょっと、毎年、大体こんなぐらいは亡くなるというか……。 ○たぶち 委員長  岡田課長。 ◎岡田 農政課長  本市が運営しております農業共済事業では、やはり一番事故状況が多い共済事業でございまして、全国的に見ましても、件数も費用も多い事業でございます。  以上でございます。 ○たぶち 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  あと、次の表のところでの主な改正内容の、これも細かい確認になりますけれども、家畜共済の期首の補償金額のところに書いてある文言で、「期首の資産価値」と先ほど読んでいただきました。この期首というのは、導入したときの価値みたいなイメージですか。 ○たぶち 委員長  岡田課長。 ◎岡田 農政課長  各農家ごと、加入期間は1年を単位といたしております。1年の当初の加入時点の頭数でありましたり、それぞれの資産価値となってございます。  以上でございます。 ○たぶち 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  園芸施設共済の加入期間についても、この「被覆期間のみの」というのはちょっと、ごめんなさい、余りイメージができないんだけれども、どう見たらいいのかな。 ○たぶち 委員長  岡田課長。 ◎岡田 農政課長  少し説明が足りませんで申しわけございませんでした。被覆期間と申しますのは、ビニールをパイプハウスに張りまして、加温というか昇温する時期でございまして、それ以外の時期はビニールを取り外す、そういう時期でございます。以前は、その期間、ビニールを張った期間、やはり風の影響を受けやすいということで、この期間のみを対象とする農業者が多かった。しかしながら、自然災害等で水害で事故も発生しているということから、以前から選択はできたんですけれども、このたび通年加入が原則ということになったところでございます。  以上でございます。                   (委員長交代) ○寺本 副委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  ちょっと確認なんですけれども、先ほどの園芸のところで、ビニールを張る期間とかという、ちょっと説明いただいたんですけれども、ビニールハウスは張っているけれども、中に農作物ができない期間もありますから、何もされていないところもあるんですけれども、それで台風とかに、いろんな風害で被害が起きたときも、中に農作物をつくっていなくてもビニールハウスが被害を受けたという場合も対象になるんですか。 ○寺本 副委員長  岸本農政課係長。 ◎岸本 農政課係長  委員長、済みません。  被覆期間というのがビニールハウスにビニールを張っている状態。通常は、それで農作物を農家さんがつくるんですけれども、大体は通年ビニールを張っている農家さんが多くて、その期間中であれば補償対象になるので、農作物をつくっているかつくっていないかというのは施設の保険になるので、そこは補償期間がどうかというのには、判断にはしていません。 ○寺本 副委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  施設の対象ということだから、農作物があろうがなかろうが対象となるということですね。 ○寺本 副委員長  岸本農政課係長。 ◎岸本 農政課係長  さようでございます。 ○寺本 副委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  ビニールハウスは市内にも、北部地域にも結構たくさん張って農作業されているんですけれども、対象になる分と対象にならない分は、分けて資料として何か一覧表で出せますか。 ○寺本 副委員長  岡田農政課長。 ◎岡田 農政課長  引き受けいたしますパイプハウスにもいろんな類型がございますので、資料として対象とならないものもということですので、そういう形で提出させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○寺本 副委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  よろしくお願いします。                   (委員長交代) ○たぶち 委員長  ほかに確認することはありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、議案第137号の説明はこの程度といたします。  ありがとうございました。  次に、議案第136号、宝塚市生活道路整備条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局から説明を求めます。  尾崎都市安全部長。 ◎尾崎 都市安全部長  それでは、議案第136号、宝塚市生活道路整備条例の一部を改正する条例の制定について御説明させていただきます。  説明に当たりまして、議案書とともに参考資料を提出しております。また、資料1を提出しておりますので、あわせてごらんいただきますようお願いいたします。  このたび、建築基準法の一部改定が本年9月25日に施行されております。その中身につきまして、提出しました資料1を見ていただきます。  ここに書いてございますように、「これまで特例許可の実績の蓄積があるものについて、あらかじめ定めた基準に適合すれば、建築審査会の同意を不要とする手続の合理を行う」、こういう趣旨の建築基準法の改定が行われております。このことによりまして、今まで生活道路整備条例で引用しておりました第43条のただし書き、この部分が第43条第2項の2号に規定変更されております。これに合わせた形で今回の生活道路整備条例の変更になります。  参考資料のほうに新旧対照表をつけてございます。それをごらんください。  新旧対照表については4カ所の改定がございまして、まず、上から、一番初めです。  これが、先ほど申しました「建築基準法第43条第1項ただし書」が「第43条第2項第2号」に規定を変えています。  2番目も同じ趣旨の内容の変更になっています。  3番目ですが、現在、「第2条第1号に規定する狭あい道路」というふうに書いてございますが、第2条第1号に規定する狭あい道路、「規定する」という部分の、書く必要性がないということで、今回の条例改正に合わせてこれを削除したいと考えています。  また、一番最後になります。第7条になりますが、「寄付」という文字ですが、「寄付」という文字につきましては、宝塚市の文書法制事務の手引に基づく形で字の変更をしたいというふうなので、その4点の変更を今回行いたいと考えております。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○たぶち 委員長  説明は終わりました。  確認することはありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、議案第136号の説明はこの程度といたします。  次に、議案第139号、市道路線の認定について及び議案第140号、市道路線の認定変更についての2件を一括して議題といたします。  当局から説明を求めます。  尾崎都市安全部長。 ◎尾崎 都市安全部長  それでは、議案第139号、市道路線の認定と議案第140号、市道路線の認定変更について、一括で御説明させていただきます。  説明に当たりまして、議案書、参考資料とともに資料1、2、3を提出しております。あわせてごらんくださいますようお願いいたします。  まず、議案第139号は、道路法第8条第2項の規定に基づき、市道路線の認定を行うに際して、市議会の議決を得ようとするものです。  資料1をごらんください。  本路線は、民間の宅地開発により整備されたもので、都市計画法第39条により管理引継を行い、同法第40条第2項により土地を帰属したものです。路線名は4512号線としまして、起点は長尾町7番4地先、終点は長尾町7番9地先。延長は62.1メートル、幅員は6メートルから12.0メートルで、市道路線を認定しようとするものです。  資料2をごらんください。  平面図、現況写真を添えております。終点には回転帯を設けておりまして、この部分が最大幅員の12メーターとなっております。  次に、議案第140号は、道路法第10条第2項の規定に基づき、市道路線の認定変更を行うに際して、市議会の議決を得ようとするものです。  資料1をごらんください。  本路線は、宝塚市武田尾地区土地区画整理事業の施行に伴い、土地区画整理法第106条により管理引継を行い、同法第105条により土地の帰属を行ったものです。路線名は、市道3417号線。起点は玉瀬字イヅリハ1番83を同130番地先に変更します。終点は変更はございませんが、土地区画整理事業の換地により土地表記が変更されたため、玉瀬字イヅリハ1番96を100番地先に変更しています。また、延長は252.0メートルから324.0メートルに、また幅員につきましては、最小2.5メートルから最大6.2メートルあったものを、今回、最大、最少とも6.0メートルに変更いたします。
     資料2をごらんください。  添付しております平面図で、赤囲みをしております部分が区間が変更の路線となっておりまして、白の破線で囲んでおります区間が従前の路線となっております。  右下の標準断面図をごらんください。  道路中心から川側が武庫川の河川区域となっており、県からの河川占用許可により権原を確保しております。  説明は以上です。2議案につきまして、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○たぶち 委員長  説明は終わりました。  何か確認することはありませんか。                   (発言する声なし)  なければ。済みません。                   (委員長交代) ○寺本 副委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  武田尾の議案第140号なんですけれども、ちょっと見に行ってきて、結構いい道路が出ているんですけれども、これはちょっと確認なんですけれども、つっと行ったら結構、武庫川のほうの新道のほうにちょっと車をよくとめてはるんですけれども、ここは駐車禁止区域に当然なるのかな。ちょっとその辺、今後どのような活用というのはされるんですか。 ○寺本 副委員長  尾崎都市安全部長。 ◎尾崎 都市安全部長  今、道路認定をしていただこうとしていますこの路線については、まだ道路の駐車禁止区域にはなっておりません。現状は駐車車両等があるという御指摘いただいております状況については、我々のほうも十分今後とも状況確認していき、必要に応じて警察とも調整していきたいと考えています。 ○寺本 副委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  はい、いいです。                   (委員長交代) ○たぶち 委員長  ほかに確認することはありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  ちょっと図面の見方なんですけれども、資料2のところなんですけれども、赤いところが新道でずっとこうしてぐるっと回るようになっているんだけれども、その右側に「(仮)武田尾公園」と書いてある。ここに公園をつくられるということですよね。この周りの部分はどうなるんですか。つまり道路と公園の間とか。公園はどこまでが公園、意味がちょっとよくわからん。神社があるけれども、ほこらが置いてある。 ○たぶち 委員長  江崎生活安全室長。 ◎江崎 生活安全室長  ちょっとこの図面でいくと公園の位置がわかりにくいんですけれども、「(仮)武田尾公園」と書いているところとその下、線が入っていますL字型になっておりますが、この部分も含めて公園区域となっております。道路と接している状況です。 ○たぶち 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  済みません。ということは、武田尾公園の中に、何か今ほこらみたいなのがありますよね、お稲荷さんがあると。そんなふうなイメージでよろしいんですかね。 ○たぶち 委員長  江崎室長。 ◎江崎 生活安全室長  その上にちょうどほこらがあるんですけれども、これは、この図面でいきますと「武田尾稲荷神社」と書いております正方形の土地の部分が神社となっておりまして、これは公園区域には含まれておりません。 ○たぶち 委員長  ほかに確認することはありませんか。               (「ありません」の声あり)  ないようであれば、議案第139号及び議案第140号の説明はこの程度といたします。  以上で、議案5件の説明についてはこの程度といたします。  お疲れさまでした。  委員の方は残っていただいて、この休憩中に、論点整理と資料請求について常任委員協議会を開催する予定としております。論点整理に当たっては質疑事項があれば事務局に提出をお願いしたいと思いますが、協議会の再開についてなんですけれども、どうしましょうか、11時、事務局のほうが。            (「質疑は11時ということに」の声あり)  質疑内容が11時でいいですか、もうちょっと早くてもいいですか。        (「それからちょっと事務局のほうでまとめますので」の声あり)  まとめてもらわなあかんから。質問項目の提出を、じゃ10時50分までに事務局に提出をしていただいて、再開は11時15分。事務局いいですか、大丈夫ですか、20分ぐらい。           (「わかりました、はい大丈夫です」の声あり)  いいですか。                 (「はい」の声あり)  それでは、10時50分までに質疑等を事務局に出していただいて、再開は11時15分、協議会を行いますので、よろしくお願いいたします。  休憩に入ります。                 休憩 午前10時26分               ──────────────                 再開 午後 1時00分 ○たぶち 委員長  では、こんにちは。休憩を解いて委員会を再開いたします。  委員さんのほうから写真撮影の申し出がありましたので、許可しております。  それでは、所管事務調査を行います。  まず初めに、現在、策定が進められています(1)宝塚市道路網基本構想案についてを議題とし、当局から説明を受け、質疑を行いたいと思います。  当局の説明を求めます。  作田技監。 ◎作田 技監  本日は宝塚市道路網基本構想案について説明の機会をいただきましてありがとうございます。  この構想につきましては、市内の交通渋滞、こういった道路の課題を解決していくということを基本に道路網のあり方について取りまとめるものでございまして、先週の木曜日11月22日ですが、パブリック・コメントの募集期間が終了したところでございます。  詳しい内容につきましては、担当のほうから説明をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 ○たぶち 委員長  尾崎都市安全部長。 ◎尾崎 都市安全部長  本市では、市民アンケートでも出てきますが、道路の問題というのが多く取り上げられます。例えば、交通渋滞でありましたり、道を歩くに当たっても十分な歩道がない、狭い歩道しかない、歩道すらない。また踏切を渡ろうとしましても、踏切が狭くて渡りにくい、限られた歩道しかないので遠回りをせねばならない、また川を渡ろうと思うと、その橋が限定されていると、そこで渋滞が起こると、いろんな課題を本市は抱えているというふうに認識しております。  これは、道路の課題を考えるときというのは、実は交通処理上のメカニズムというものを十分頭に置きながら考えていかねばならんと。道路といいますと、系統的に段階的に結節していくことによって、体系として機能しています。そういう意味では、幹線道路、補助幹線道路などによる道路網によって、それらの諸問題を検討していくというのが重要になっていきます。例えばですが、目の前の道が車が多くて歩きにくい、危ない、こういうような状況も、歩道をつけるために道路を広げていくだけでいいのか、何十メートルも何百メートルも広げて歩道をつけるだけでいいのかということではなく、例えば、その道路に入ってきます通過交通、余り関係ない通過交通を排除できるような、そういうような幹線道路を1本並行的につくることによって、そこに生活道路への通過交通の流入を排除することによって、安全な道路、また環境をつくることができる。  また、一方、目の前の交差点、この交差点が渋滞している。では、この交差点だけを改良すればいいのか、ではなくて、一本先の交差点を改良しなければ対処できない問題であったり、さきの冒頭申しましたように、バイパス機能を設ける、違う道路をつくることによって、その交通渋滞が緩和できる場合、それのほうが効率的な場合ということがあります。  このように、効率的な、また合理的な整備をしていこうとするときには、先ほども言いました道路網で考えていかねばならんということなんですが、我が市の道路網というふうにちょっと考えてみますと、実は、我が市の道路網計画といいますと、都市計画で定めました道路網計画というのが今の計画になっていくわけでございますが、それぞれの道路網を構成しています道路の密度というのに着目しますと、1平方キロ当たりに大体1.9しかないというのが現状です。一般に都市計画で言われますのは3.5から4キロメートル、1平方キロメートル当たりにこのぐらいの道路延長を持った道路網というのが望ましい。それをもって初めて健全な市街地が構成できるものだというふうに言われているところですが、本市においてはそれより低いというような状況です。  阪神間の他市等を見ましても、やはり阪神間の他市におきましては、3から4ぐらいのそういう道路密度をもって順次道路整備を進めていると。このような状況の中で、本市におきましても、やはり健全な市街地をつくっていくための道路網というのは一番初めに位置づけて、そこをもって考察すれば、先ほど申しました体系的な検証をしているということで、道路網をきっちり充実させること、これを大きな目標といたしました。  ただ、都市計画道路をさらに足していくということでは、その成果は現実的でないということで、今我々が考えたのは、既存の道路、今ある道路でそのような道路網を構成するのに十分足りるような道路、これを厳選していきながら、そこを抽出して道路網を組んでいくと、このような作業に取りかかって一定取りまとめた案が、本日御説明いたします道路網の基本構想案でございます。  これから、我々どのように計画を立てていって整備をしていくかといいますと、このような形で道路網を一旦定めます。定めた中で、それぞれを構成している道路というのはやはりまだまだ欠点、課題を持っている道路があります。この道路をやはりもうちょっと歩道を広げなかったら本来の機能を果たしませんよね、この交差点はやっぱり右折だまりを設けなかったら十分な交通処理ができませんよね、そういうような課題を路線ごと、道路ごとに抽出していく作業を、今後第2段階的にやっていこうと思っています。それを取りまとめたのを整備計画というふうに名づけて、それを取りまとめていこうとする。これが第2段階と考えている我々の計画です。  そして、その課題、整備する内容をどういう順番でやっていきますか、事業費もある程度にらみながら優先順位をつけていく、それが整備プログラム。これは第3段階的な作業と考えています。こういう1、2、3のステップをもって、計画的な道路整備を進めていきたいと考えております。  先ほど申しました、本日はその第1ステップの道路網の基本構想でございますが、これにつきましても、先ほど技監のほうからお話がありました、一定パブリック・コメントを受けるなどの諸手続を進めております。これを今年度中早々には策定いたしまして、先ほどちょっと申しました第2段階、第3段階の計画につきましては、次年度整備していきたいというふうに考えておるところです。  詳細につきましては、担当のほうから説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○たぶち 委員長  濱田道路政策課長。 ◎濱田 道路政策課長  そしたら、宝塚市道路網基本構想案につきまして、その概要版3枚に沿って説明させていただきます。  まず第1章、はじめに、先ほどからお話があります宝塚市としては道路の課題、特に渋滞などがあり、その問題を解決していくには都市計画道路の整備もありますけれども、その都市計画道路だけでは解決できないということで、今回道路網の基本構想を案として策定します。  続きまして、第2章、道路に関わる課題背景は、次に、地形など、まちの成り立ちなどがあります。  まず、地形に関してですけれども、本市は宝塚駅を中心として、扇状地に南部、東部に広がっております。そこに交通が集中しております。また、阪急今津線、宝塚線、真ん中に走る武庫川が移動箇所の限定された区間となり、交通の妨げとなっております。  次に、まちの成り立ちとして、宝塚市では主に阪急電鉄今津線、宝塚線の各駅を中心としてまちづくりが形成され、その後、民間の開発によって山手のほうに広がっております。  道路課題として、主に次のとおりであることを確認しております。  まず、1枚目の左下にあります阪神間都市計画道路密度及び都市計画道路整備率比較を見ますと、宝塚市の計画道路密度は1.9、また都市計画道路の整備率は72.8と阪神間に比べて低い数字となっております。この道路密度が低いということは、道路機能は多様である中、鉄道や河川横断箇所などの不足、適切な市街地形成機能不足によるにぎわいの創出不良などが懸念されます。  その都市内道路の機能としては、交通機能、空間機能、市街地形成機能が挙げられます。交通機能は人や物資の移動の機能、空間機能としては防災機能、市街地形成としてはまちの成り立ちの主軸となっております。  では、宝塚市の交通の移動がどうなっているかというところなんですけれども、宝塚市の市外から宝塚市に入り市外に出ていくという交通、宝塚市内で動く交通、また宝塚市内から外に出る交通と3つの交通が考えられますが、宝塚市の場合は、3分の2が通過交通となっております。またその通過交通で渋滞が発生することにより、生活道路などの細い道に抜け道として抜けることで、事故率の発生が高くなったり、安全性が欠けております。  次に、幹線道路の混雑状況を見ていきます。平成22年度の交通量になりますけれども、この絵にありますように、赤い部分が特に混雑度がありまして、数値であらわすと1.75。この1.75というのは慢性的な渋滞状況をあらわしております。このOD調査を指標とした20年後、このデータが22年なので42年になりますけれども、それで交通量が大体全体としては10%車の量が減ると考えられております。場所によっては、それ以上のところもありますけれども、大体この図に載っていますような感じで、特に県道西宮宝塚線の混雑度は低くなって、あと中国自動車道は新名神高速道路ができたことによって軽減されております。  めくっていただきまして、さまざまな道路の課題に対し、多様な道路機能を発揮させるため、以下の3つの道路に分けさせていただいています。幹線道路、補助幹線道路、区画道路。幹線道路は交通量が多く、補助幹線・区画道路の交通量は少なくなっております。  幹線道路といたしましては、多量の交通をさばく、近隣地の地域をつなぐ、高速道路の入り口にアクセスする。補助幹線道路としては、山手地域へのアクセスの主軸を確保する、まちの基盤として適切な道路密度を確保する、駅などの交通結節点にアクセスするなどです。  今回、道路網構想で位置づけるのは、幹線と補助幹線を位置づけます。生活道路に関しては、今回道路網構想では位置づけておりません。  この道路網構想を全て実現できますと、先ほどありました道路密度1.9ということが、キロ平米当たり3.9まで補え、ほかの阪神間の道路密度により近くなっていき、なおかつ右下にあります構想実現時の混雑度につきましては1.75、先ほど言いました慢性的な混雑度はおおむね解消されると見込んでおります。  続きまして、3ページになります。  道路網構想の実現に向けた個別具体の主な対応策といたしまして、幹線道路といたしましては武庫川右岸の南北方向の渋滞対策、武庫川渡河部の渋滞対策、武庫川左岸の東西方向の渋滞対策、その他幅員減など局所的な対策となります。  武庫川右岸南北対策の主な整備といたしましては山手幹線などの整備、武庫川渡河部の渋滞対策といたしましては都市計画道路伊孑志旭町線の整備、武庫川左岸東西方向の渋滞解消といたしましては都市計画道路中筋山本線などの整備、その他としましては局部、交差点の解消として、宝塚消防本部前の交差点などの付加車線の設置などを考えております。  次に、補助幹線道路といたしましては、山手地域へのアクセスの主軸を確保することで防災機能を高めます。まちづくりに望ましい道路密度を確保します。核・拠点間のネットワークを形成します。駅にアクセスし、交通結節点の機能を高めます。  最後になりますが、今回、この道路網基本構想を策定した上で、次のステップとして、道路整備計画を進めます。この道路整備計画に基づき道路整備プログラムをつくり、道路を整備していきます。また、その他民間の開発、大規模開発によって道路を指導し、土地区画整理事業などと調整していきます。  以上、説明は終わります。 ○たぶち 委員長  説明は終わりました。  質疑はありませんか。何か聞きたいことはありませんでしょうか。ありませんか。  たけした委員。 ◆たけした 委員  今聞かせていただいて、理屈はわかったんですけれども、この理屈を根拠とするために何か、例えば、何か最近よくあるAIで車を実際走らせてみて、それでどうのこうの数値がどうでみたいな感じなんですけれども、この算定に当たる何か、どういう感じでこれを調べていったのかなという、これをちょっと教えていただきたいんですけれども。 ○たぶち 委員長  尾崎部長。 ◎尾崎 都市安全部長  一つは、交通渋滞という視点で説明させていただきますと、これはどのようにこの網に車が流れていくかというのはシミュレーションをかけます。そのシミュレーションをかけるための基礎資料というのが、10年に1回国が行いますパーソントリップ調査、この調査による人間の移動状況を踏まえて、どのようにこの網で車が流れていくか、交差点の状況、道路それぞれの状況、道路の延長、それなどを全てインプットしながら、どのように流れていくかというのをシミュレートします。そのことによって、どこにどういうような交通渋滞が発生していくというのを確認しながら今回進めさせていただいて、こう道路網をつくることによって、一定渋滞は緩和していくというような予想を立てていきます。  今後の話です。さらにプロデータということで、皆さんもよく御存じかもわからんですが、車が実際走ってアクセルを踏む云々というようなビッグデータというものを使いながら、さらに今の現在の交差点の実態というのを把握し、それをベースにさらに現地調査に入っていく、そのことによってその交差点での改良であったり、具体な設計につなげていく。これは、これから先の計画の中で反映していきますが、そういうような形で一定の根拠を持ちながら網の検証をし、なおかつそれらの整備計画を立てていこうというふうにしております。  以上です。 ○たぶち 委員長  たけした委員。 ◆たけした 委員  壮大なプランに見えるんですけれども、実際国からの補助ももちろんもらいつつ、道路を進めていくとは思うんですけれども、実際まちづくりという観点においては、やっぱり宝塚市の1枚目のここの1点、計画道路密度の1.9とかいろいろ数字がある中で、渋滞はすごいけれども、結局はとどまる時間が長いので、逆に言うと、本来であれば伊丹であったりとか、尼崎であったりみたいな感じで、大きいスーパーとかを持ってきて、宝塚の中だけで完結させたほうがええん違うかという意見や、外に行かなあかんからこの渋滞がそもそもできるとかという形で、まちづくりの何か、要は渋滞が多いからなくすという、渋滞を争点にした部分と渋滞が多いからこういうふうなまちづくりをしていきたいんやというのが、ちょっと何か僕はかみ合ってないん違うかなと今まで思っていたんですよ。実際、やっぱり外に出ていかないと何もないから、車をよく使うわけじゃないですか。その点の宝塚としての道路政策に関して、まちづくりはどうなんでしょう、答えにくいとは思うんですけれども。 ○たぶち 委員長  尾崎部長。 ◎尾崎 都市安全部長  一つは、この概要版の1ページの右の一番上の確認3というところをちょっと見ていただきますと、実は、何か難しい書き方をしていますが、外外、内内、内外というふうに書いていますけれども、外外の赤の四角で囲んだ67%、これは市外から市外へ行く車の交通量、通過するだけの交通量が67%あって、これが実は交通渋滞に大きな影響を及ぼしているということで、ここをやっぱりきっちり解決せねばならん。  これは私どもの宝塚市の地形柄、ちょっと説明が十分でなかったかもわからんですが、扇状地形をしておりまして、南部から北部、三田へ行くのにどうしてもここを通っていかねばならんという、そういう状況の中で、こういう外外コースが市の中を通過する、こういう大きな車の流れを持っています。  これを実際効果的に排除する方法の一つとして、実は新名神高速道路というのが私ども長年申し上げておったものでして、これの完成を機に一定中国縦貫の交通の流れが新名神に移行しています。そのことによって、176の渋滞も若干緩和しているという状況を生んでいまして、これは一つ成果としてありながらも、それをもとにやはりきちっと外外交通に対する道路網を組んでいかねばならんというのが、私どもの道路網構想に当たっての一つ視点になってくるかなと。  もう一つの2点目、まちづくりということですが、高度成長期はやはりまちは拡散型、車の移動を前提に広がっていくまちづくりがずっとなされてきました。そのことによる大きな課題というのは、委員言われるような渋滞もありますし、また中心市街地がやはり密度が失ってしまって寂れていくという問題、また生活していくにも車がなかったら生活できない、そういう社会。これは高齢が進んでいけば、車を手放さなければならない、そういう方にとってはやっぱり暮らしにくい社会、そういうことになっていますので、第5次総計におきましても、コンパクトシティという概念を打ち上げています。
     そういう意味では、我々のまちというのは、やはり車に依存するのではなく、歩いて暮らせるまちという。歩くというのは公共交通も含めてですが、そういうまちづくりを中心にしていく。これは、以前宝塚が、阪急がつくったそういうまちづくりに回帰しているものというふうに認識していまして、宝塚の個性、特性を十分に生かしたまちづくりとも合致するということで、我々そういうようなまちづくりを今後目指していくべきというふうには考えております。  以上です。 ○たぶち 委員長  たけした委員。 ◆たけした 委員  初めの部分でおっしゃられたように外外とか、内外とかという部分の内外も結構多いですよね、やっぱり。これが今おっしゃられたように、やっぱり阪急の宝塚線、今津線で成り立ってきたようなところなので、やっぱり内内の、外に行かすんじゃなくて、中でつかまえておくようなまちづくりというのを本当にもっと進めたらよかったん違うかなと思いながら、実際お金もないですし、そんな時間もかけてられるところではありませんので、ただ道路自体は時間が大分かかると思うんですけれども、即効性のあるまちづくりの政策というのもやっぱりやっていかなあかんなというのは思うんです。  それこそ、外外の部分に関しては、本来であれば、バイパスみたいな形が一番よかったのかなというのは思うんですけれども、これは言ってもしようがないことなんですけれども、やっぱり内外の部分に関して、いわゆるまちづくりと、ほんでこれから長期的に見る道路網でのまちづくりというのはまた違うものになってくるかもしれないですけれども、やっぱり根本としては宝塚にお金を落としてもらうという部分のまちづくりを考えていただくと。やっぱり内外はなくして、減らしていくという。外内という概念もちょっと入れていただきたいなと、外内というのがないのが、宝塚の一番しんどいところやなと思っているので、ぜひそこら辺に関してもやっぱりまちづくりのところ、よろしくお願いしますとしか言わないですけれども。 ○たぶち 委員長  尾崎部長。 ◎尾崎 都市安全部長  地域の活性という意味では、もちろん委員がおっしゃっていたようなことを留意しながらと。内外というのは、実は今言われた外内も含んでの話になってきます。いかに車での人を取り込むかというのも改めて考えていかねばならん。  一方で、やはり実はもう一つ考えていかねばならんのは、中心市街地なんかでの、我々、プロムナード構想というのを持っています。やはり人がお金を使っていただくためにはというのは、やはり車でよりは歩いていただく、回遊していただくほうの優位性と有効性が高いというふうに私ども認識しております。  そういう意味では、公共交通をも使いながら、車で来ていただいても、あとはより中心市街地を初め、周辺を歩いていただけるような、そういうふうに歩きたくなるようなまちづくりというのは十分、それをやるには道路整備が重要になってくるんですが、そういうような視点で物を考えていかねばならんというふうに思っています。  以上です。 ○たぶち 委員長  ほかに。  江原委員。 ◆江原 委員  一つは、初めてこんな道路網基本構想ができるわけですけれども、道路というのは市境関係なくいろんな広がりがあるわけだから、実際にこれはどうなんですか。伊丹市なんかはこういう道路網構想みたいなものは、また西宮市とか川西市はお持ちなんですか。 ○たぶち 委員長  尾崎部長。 ◎尾崎 都市安全部長  お持ちじゃないと考えています。伊丹であったり西宮がどういう道路網で整備していこうかとしますと、都市計画道路網というふうに考えています。先ほど担当のほうから御説明させていただきましたように、例えば、西宮については3.1であったり、伊丹については3.4であったり、ある程度都市計画道路をきっちり整備することによって、また都市計画道路網を考察することによって、効率的な具体的な整備の仕方を考えらえる。  ただ、我が市ではそれが十分でないがゆえにというのが今回の対応ですので、ほかの市については都市計画道路網での考察、我々は近隣市のその都市計画にどう整合をとっていくかという視点で考えていこうとは思っています。  以上です。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  他市からおくれているという部分はわかるんですけれども、例えば、宝塚池田線という道路がありますね。この宝塚池田線という都市計画道路は、今、伊丹市の鴻池のちょっと先で行きどまりになっていると。伊丹市域の途中で行きどまりになっておりまして、これは池田と言っているぐらいだから池田市まで、要は空港の近くまで延ばそうというのがもともとの、宝塚市が勝手につくった計画なのか、伊丹も含めた、豊中も含めた、池田市も含めた計画だったのか、ちょっとこの辺がよくわからないんですけれども、実際はその都市計画道路宝塚池田線のことについて、例えば伊丹とか、そのほかの部分との協議というのは進んでいますか。 ○たぶち 委員長  尾崎部長。 ◎尾崎 都市安全部長  御指摘のとおり、宝塚池田線は池田と宝塚を結ぶことを前提に、その交通量も想定し計画した道路です。実際、伊丹では都市計画を打たれていますが、川西では都市計画すら打たれていない実情です。我々この道路を考えるときには、近隣市と調整しながら、また県とも調整しながらこの道路の計画をしておりますので、今現在、伊丹、川西のほうと宝塚池田線の計画のあり方、整備のあり方については調整を進めているところです。  以上です。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  10年前も同じことを聞いて同じ答弁しているんだから、要は、特に川西なんかは全然進んでいないという状況の中で、阪神間の都市計画道路でしょう。阪神間都市計画道路として宝塚池田線という路線を引いているわけで、川西は本当に一部分なんだけれども、その辺の部分をどうやって具体的に進めるかというのは、市同士がどうのこうのと言っている部分よりも、やっぱり県を含めてトータルでネットワークをどうするのという議論をもう一回やってもらわないと、多分宝塚市が一生懸命伊丹やら川西に言っても、何言っていますねんという話だろう、10年間そういうことなんだから。  だから、こういう計画をつくるのはいいんだけれども、具体的にじゃそれをどうするかということが、実はなかなか進んでいかないということがあるので、それ1点ちょっと指摘を、同じ答えだからまた聞いても一緒やから、1点指摘しておきます。  あと、これ図面を見ていてちょっと気になるところ、細かいところで1点聞くと、この概要版の2枚目の仁川の駅のところから西に向いて緑で出ているのは、桝塚高丸線違いますか。これはもう廃止したん違うの、どうですか。 ○たぶち 委員長  尾崎部長。 ◎尾崎 都市安全部長  都市計画道路としては廃止しております。この今回グリーンの線を引いていますのは、現道を使いながらということで、やはり駅へ近寄っていくアクセス道路等の必要性はここでは再度認識しています。都市計画道路を廃止したときには、車での近寄りはどうかというところを仁川の山手地域からの車の交通量も勘案しながら検証しました。そのときには、仁川の再開発事業で行いました東側の駅前広場、あそこで十分仁川地域、山手地域も含んだ交通量に対応できるキャパがあるというふうに検証しています。  そのためのルートは、例えば競馬場高丸線を使いながらできるという判断をし、都市計画の必要性はないと判断いたしました。ただ、現状ちょっと曲がりくねったような線形をしているかと思いますけれども、このグリーンの部分については、現道を使いながら人が歩きやすい、例えば自転車での近寄りもしやすい、そのような既存の道路を使いながらの整備をしていきたいという考え方になっています。  以上です。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  わかりました。  最後1点だけ、これをばあっと見て、2枚目見たらわかるように、市街地部分はいろんなメッシュである程度道路網をつくっていくんだけれども、北部につながる道、宝塚の生瀬の橋のところから上がるルートと中山から長尾山トンネルを行くルートと2本あるんですけれども、今やっぱり聞くところによると、山本の駅におりてくるところの道路が結構なかなか交通量がふえてきたと。  あそこのクランクがまだ解消されないんだけれども、都市計画審議会で、僕が出たときやから大分前やけれども、今の福永さんが、当時は都市計画課かデザイン課の課長であった福永さんがぽろっととんでもない発言をしているねんけれども、それは何かというと、今の山手台の住宅街の中を通る1本の道では対応し切れなくなるのではないか。そうしたときにはもう一本道路を引くというようなことを都市計画審議会の、議員だけじゃなくて、一般の方もいろんな方もいる中でそういう発言をしている。とんでもない発言をしておるなと思って聞いているんですけれども、その当時のあれを受けて、ここにもう一本引くんですか。 ○たぶち 委員長  尾崎部長。 ◎尾崎 都市安全部長  私ども今、北部と南部とをつなぐ動線としまして長尾山トンネルと今の県道塩瀬宝塚線、この2本で南北の交通容量には満足すると考えています。山本駅前の課題というのは実は道路の容量上の課題というよりも、道路容量を十分に果たせない形状の課題、交差点の課題と認識しています。  御存じのように、あそこは山本駅からずっと出てきまして、軌道はアンダーパスでずっと流れるんですが、そこから先の交差点が変則であり、なおかつ密度が高い交差点、そういう交差点形状がその容量を十分に満足させていないと考えますので、これは大きな課題としています。そういう意味では、この交差点改良とともに、この並行路線となります1047であったり1039。この1047というのは、中筋伊丹線というところにつながる中筋2丁目交差点につながる道路、また阪急中山観音駅につながる1033と、これも十分整備しながらこの交通容量に耐えていきたいというふうに考えています。  以上です。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  そう言うだろうと思っていますが。それで、あえてもう一本言うと、要は、山だからしようがないのかもしれないけれども、右岸のほうには山手幹線的に逆瀬川の上、小林の上、仁川の上を渡る幹線をつくろうという都市計画が昔からあった。ところが、宝塚の上の御殿山ぐらいから清荒神、中山寺、雲雀丘に至る横を貫く幹線という計画がいまだにない。地形的には確かに難しいんだけれども、でも、何かコミュニティやら何やらと子ども館をつくるときにどうしても1つでつながれない交通的ないろんなものがあって、2つに分けざるを得ない、3つに分けざるを得ないといまだに言われているので。  だから、特に長尾台小学校のあの辺と、あれを抜くとさらに川西にも抜けられるかどうかという検討をしなきゃいかんねんけれども、避難路として常に下におりなきゃいかんという道路ばかりだから、何でそんなんがないんかなと昔から不思議なんですよ。そこは、ええとか思うかもしれんけれども、よっぽどやっぱり行政が考えて、いろんなことを災害も考えて、この縦1本がおりられなかったらアウトですと言うんだったら、横につなげる道路をつくる、避難路としてこっちも行けますよというのを考えるのが本来は都市計画なんや。  だから、今回そういうものが出てくるのかなと思って期待していたんやけれども、全然変わらへんと。現状をちょっとあれしていくということやから、それは課題だと思っていますよ。やっぱりそれは作田さんがいる間に、があんと1本柱を横に貫くようなものをやったほうが、実は変な渋滞はなくなる部分がいっぱいあるんです。今言った山本におりる道も、おりた人はじゃどこ行くねんといったら、川西方面に抜けていくんですよ。だから、あえて言っているねん。だから、縦ばかり考えないで横に貫く道路というのを宝塚はやっぱり考えて、それにしっかり国の予算をつけてつくっていくぐらいのつもりでないとだめなん違うかなと思いますけれども、どうですか。 ○たぶち 委員長  作田技監。 ◎作田 技監  確かに私も見ていまして、山手幹線は西側にあると、北側には横方向に貫く道路はないなと思っていたんですけれども、やっぱりこの辺はちょっと長期的な課題になってくるのかなと思っていまして、まずは176のほうも4車線あると、それで宝塚平井線という旧の176もあると。そういった中で、まだまだこの市街地の中にも道路が整備できていないという状況では、都市計画がまず昔と今とちょっと変わってきていまして、昔の場合は100年大計やとかということで、まだ事業せえへんけれども、だいぶ先なんですけれども、計画をばさっと入れよった時期があったんです。もう最近それで、都市計画道路を長期に事業着手せず置いているのが問題やということで、消すような時代になってきてますので、ある程度事業のめどが立たないと、新たな都市計画はできないというふうな状況もありますので、その辺は長期的にはそういうのも考えていくような形でやっていくのかなというふうには思っています。  それと先ほど最初に宝塚池田の話がございましたが、実はあれは10年というか、もう震災前からずっと懸案な状況でして、それで川西市のほうとも私、実際何回か協議したこともございます。それで毎回ずっと事業費の捻出とか、予算的なものがあって厳しいとか、そういうふうな話をされておりますので、ちょっと一度こちらにも今の状況を確認させていただいて、それでちょっと考えていきたいなというふうには思っています。  以上です。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  最後に要望しておきますけれども、聞くところによると、他市は余りこういうようなことを含めた基本構想がない中で、宝塚があえてつくるのはいいことなんだけれども、結果、道路というのは一方通行とか、行きどまりでは困るので、いろんな他市とのつながりの中でやっぱり道路というのは機能するんですよ。尼宝線のいろんな立体やら何やら、高速やらもいろんなことを含めて、尼崎との協議も要るやろうし、山手幹線は西宮との協議も要るやろうし、宝塚池田は伊丹、川西との協議も要るやろうし、そういうところをやっぱり動かしていくぐらいにしっかりといかないと、宝塚だけで道路が完結するわけではないので、しっかりと取り組んでいただくよう要望しておきます。 ○たぶち 委員長  ほかに質疑ありませんか。いいですか。                   (発言する声なし)  なければ、宝塚市道路網基本構想案についてはこの程度といたします。ありがとうございました。  では、次に、同じく現在策定が進められています宝塚市災害廃棄物処理計画案についてを議題とし、当局から説明を受け、質疑を行いたいと思います。  当局からの説明を求めます。  影山環境部長。 ◎影山 環境部長  宝塚市災害廃棄物処理計画案を今パブリック・コメントかけているんですけれども、それについて御説明をさせていただきます。  お手元に事前にパブリック・コメントの分も一緒に載っているかとは思うんですけれども、その中の意見募集についてのところを少しおあけいただけますでしょうか。ピンクの紙の次ぐらいになるかと思います。  ここの中で、1番で災害廃棄物処理計画とはとしております。  近年の自然災害、ことしも地震それから雨、いろんな災害があったんですけれども、多発するようになっているということ。宝塚市には地域防災計画というのはつくっておるんですけれども、それに基づいて、阪神・淡路大震災の経験も踏まえて、本市に今後、前のようなああいう大きな大規模災害が発生した場合に、現実的でかつ着実に災害廃棄物の処理を進めていくために計画をつくっていこうとするものです。  計画の経過としては、国のほうから災害廃棄物の対策指針というのが示されました。それをもとに県のほうが兵庫県災害廃棄物処理計画をことしの8月に策定をされております。それらを参考にして、阪神・淡路の経験者の意見なんかも反映しながら、関係部局と協議の上、庁内で策定させていただいたものです。  それでは、カラーの概要版をもとに少し御説明をさせていただきたいと思います。  まず、概要版のほうの頭のところでは、平成7年の阪神・淡路大震災について少し触れておりまして、あのときがマグニチュード7.3の地震でございました。災害廃棄物の量が59万7千トンということで、当時出てきた災害廃棄物の量なんですけれども、28年度のごみの総量から見ると、約8年分に当たるような量が出てまいりました。  これらについては、武庫川河川敷を初めとして大阪砕石さん、それから当時まだ山手台のほうの開発が進んでいませんでしたので、その辺も使わせていただいておおむね2年、一部高司のマンションがあったんで3年にかかったんですけれども、処理そのものはおおむね2年ぐらいで処理をさせていただきました。この辺で得た教訓なんかも今回の計画の中に踏まえながら、取り入れながら策定をしたものです。  平成17年には、兵庫県のほうが災害廃棄物の相互応援協定というのを県下の各市町村、災害廃棄物が出たときには協力し合おうという協定を既に結んでおりまして、何かがあれば県が音頭をとっていただけるんですけれども、応援体制が今のところできているというところになっております。  兵庫県のほうは、阪神の経験もあって防災センターとか、よそで地震があっても率先してやっていくという意味でもいろんな知見を持っておられるというところです。今後、再び市に大きな災害が発生したときに、風水害も含めてですけれども、そういう教訓を踏まえて、適正かつ円滑で迅速に処理ができることを目的にしてつくったものでございます。  市及び市民・事業者の役割なんですけれども、市の大きな役割の1つ目が、平常時に災害時の相互応援協定なんかを結んで準備をしておくということで、本編の15ページ、16ページに、既に各市町でありますとか、いろんなところと協定を結んでおる一覧を示させていただいております。この協定元になっている、中心になっているのが県であったり、我々宝塚市であったりとかいうこともありますので、場合によっては、県にワンクッション置いてから応援を求めるというようなとこら辺も少し示しながら、これだけの協定を今結ばせてもらっているという状況です。  また、概要版のほうにお戻りになっていただきたいんですけれども、この中で災害が発生すれば、この基本計画をもとに災害廃棄物処理の実行計画、具体的な災害の状況を把握して、どれだけの災害廃棄物があるのか把握した上でどう処理していくのかというのを具体的につくっていく必要があるかと思います。  発災したときに、市としては何をせないかんのかというのは、本編のほうをちょっとまた8ページのほうを見ていただきたいんですけれども、この中に対象とする業務として、表の1-5のほうに少しまとめさせていただいています。  平常時でしないといけないこと。被害想定・計画をつくっておくということと、一番大事なのが、3つ目に書いています市民への広報・啓発ということで、災害があってから、ああしてください、こうしてくださいと言うよりも、平常時から、災害がもしあればこういうふうにしておいてくださいねということを周知する必要があるのかなというふうには思っています。今年度クリーンセンターのほうで、ごみの出し方の保存版のやつのつくり直しを今考えておりまして、その中に1ページほどこれを盛り込んでいこうかなというふうにも思っているところです。  それから、初動期、発災から3日程度のところなんですけれども、まず被害状況の確認をする。有害的なものが出ているか出ていないかなんかの把握もしながら、県、国それから自衛隊も含めてですけれども、応援が必要なのかという調整もしたりとか、廃棄物の処理については片づけごみがどうなるかとか、搬入券の申請を受けたりとかいう形の準備も進めておく必要があると。それから、一番大事なのが仮置場の設置になろうかと思います。平常時から仮置場については、ある程度候補地を選定しておきながら、協定等を結びながら準備をしておきたいと思っているんですけれども、必要な仮置場の確保をするというのが、この初動期の一番大切なところかなと思います。市民へも、ここに仮置場をつくったので持ってきてほしいというような広報・啓発活動。  それから、応急対応期、4日目から2週間程度ですけれども、ここで災害状況を把握した上で実行計画をつくり、その上で災害廃棄物の処理を具体的に進めていくと。仮置場の運営も進めていきながら、市民への啓発を継続してやっていくという状況になろうかと思います。  復旧・復興期、2年程度となるんですけれども、これについては粛々と計画に沿ってごみ処理を進めていくということになろうかと思います。  少しまた概要版のほうにお戻りいただくんですけれども、そのような形をして、市のほうでは必要な資機材の準備をしたりとか、各市の支援への要請の準備をしておく、それから仮置場の設置、それから⑥で少し書いております仮設トイレや段ボールトイレの備蓄という形で書いております。  発災すれば大体6時間後に一番初めに問題になるのが、トイレの問題だと思っておりまして、それについては、今、宝塚は下水道がもう98から99%いってしまっているので、実際にバキュームカーというのがすごく少なくなっている状況です。実際には、福井浄水さんと都市環境サービス、市内には2者しかないという状況になりますので、この想定を南海トラフ地震というふうにおいて、南海トラフ地震の場合は、津波の発生が東北の地震と同じような発生が想定されているんですけれども、津波が来れば、武庫川流域の下、尼崎のところに処理場があるんですけれども、そちらがまず使える可能性も十分にあるのかなと。そうなれば段ボールトイレのような形で、この前防災訓練を見ていただいたかと思うんですけれども、おしめみたいな紙のああいう形にしまして、ビニールに入れて捨てると、それで燃やしてしまえるということも一つの大きなメリットかなと思っていまして、段ボールトイレなんかの備蓄も防災とも協議しながら進めていっているところです。  それと、7番目には、先ほど申しました市民への平常時からの周知ということにしております。  それから市民・事業者の役割なんですけれども、災害であっても、ごみの分別というのをしていただく必要があるというふうに思っております。東北、熊本それから広島でもいろんな災害がありましたけれども、今大体災害廃棄物の8割程度をリサイクルしているというのが実績になっています。阪神のときにはそれだけできなかったんですけれども、次の地震が起きたときにはそういう形で、きちっと使えるものは使えるという形をとっていきたいなというふうには思っております。  それと、市のほうからいろんな情報が出ると思いますけれども、市民の方々はそういう情報に基づいて協力をしていただくと。好き勝手にそこらにほらないと。3番目に書いているんですけれども、指定場所以外でごみを出したりとか、よくあるんですけれども、災害に遭っていないけれども、このついでに要らんやつ出しておこうとかいう便乗ごみでありますとか、そこらで野焼きをされるとかということがないようにというのも周知していきたいなと思いますし、協力をお願いしたいなというふうには思っております。  先ほど申しましたように、災害廃棄物であってもリサイクルしていきたいと思っていますので、ごみの分別、排出に協力をしていただきたいと。前のときにはミンチ解体と言うたんですけれども、家を屋根瓦あるままショベルで上から潰していくような形でやっていたのが多かったんですけれども、ああすればもうリサイクルには回せませんので、手順を踏んだような解体もしていきながら、リサイクルに努めていただきたいというふうには思っております。  1枚中めくっていただきますと、計画対象とする災害というふうに書いております。  今回の災害廃棄物処理計画の中では、対象とする災害を南海トラフ巨大地震、それと市の防災計画に基づきます直下型の地震というふうには考えておりますが、特に南海トラフ地震については、この30年の間に70から80%、昔は70%と言っていたのが80%に上がっているという状況もありますので、一番心配しているところですので、被害想定を南海トラフ地震において、この計画を策定させていただいております。  それから、近年の風水害、土砂災害のほうふえてきてはおるんですけれども、この辺の特徴を捉まえますと、この南海トラフ地震の災害計画の中で十分対応できるんじゃないのかなとは思っております。新たな知見等が出てくれば、見直しの中でこういうやつも取り入れていきたいなというふうに思っています。南海トラフ地震の規模なんですけれども、想定規模マグニチュード8から9、発生確率は70から80%としております。阪神のとき、それから熊本が大体マグニチュード7.3でしたので、それから見ても大きい。東北の地震がマグニチュード9ですので、同じ程度という形になろうかなと思います。  災害廃棄物の処理の基本的な考え方として、下に示させていただいておりますのは、今回我々思っていますのは、災害廃棄物と通常生活で出てくるごみ、これを区分して処理をしていこうと。クリーンセンターのほうでは、今までどおり通常のごみを処理していくというのを大前提で堅持していきたいなというふうに思っています。  瓦れき等の災害廃棄物については、ほかの市ではよくあるんですけれども、仮置場を一次仮置場、二次仮置場、三次仮置場、要は、家の近くの小さな公園にまず出してください。それを市のほうがもうちょっと大きなところへ持っていって、最終的には大きな仮置場で処理するというようなのがよくあるんですが、我々のほうでは地の利がいいというか、大阪砕石さんもありますし、井本砕石さんの大きな土地が、協力をお願いするという前提はあるんですが想定できますので、できたらそこへ一発で持っていってしまいたい。そこでおおむね2年間で処理をしていきたいというふうに思っています。それで、やるに当たっては、先ほど申しましたように、分別して資源をしていくということを考えております。  仮置場へは搬入処理券という形で規制をかけさせていただくと。阪神のときもそういう形でやらせていただいたんですけれども、誰彼なしに入るのではなくて、きちっとルールを守ってもらって持ってきてもらうということを考えております。  右のほうのページに入っていただきますと、災害がれき類等の処理と仮置場としておりまして、どれぐらいの瓦れきが出てくるのかというのを表にしております。これは兵庫県のほうが計画をつくるときに、南海トラフ巨大地震の被害想定を各市町別につくってくれてはりました。それを今回は使わせていただいております。この計画では、全壊が67棟、半壊が1,258棟、合わせて1,325棟が被害を受けるだろうというふうにしております。そこから出てくる瓦れき、国の指針とか、経験から出てくる計算をされた分なんですけれども、3万7,658トン、4万6,739立米ぐらい出るだろうということで想定しております。  この量はどのぐらいの量になるのかといいますと、阪神・淡路のとき、全壊が3,533棟、半壊が9,596棟ありましたので、そのときの瓦れきの量が59万7千トン、20分の1ぐらいにおさまるんじゃないかという想定になっています。阪神のときに潰れる家は、言い方は悪いですけれども潰れてしまっている。耐震も補強も大分進んだということもあって、こういう数値になっているのかなと思いますけれども、こういうものを1カ所の仮置場で何とか処理したいというふうに考えています。  災害廃棄物の中には、これ以外に家の中の食器が割れたりしたときの片づけごみでありますとか、避難所から出てくるごみ、それから避難所から出てくるし尿、そういうものがあわせて出てくるというふうに考えております。  仮置場での処理についてなんですけれども、この下の表にもあるんですが、集まってきた瓦れきを許可制度で直接仮置場へ搬入していただいて粗選別をします。阪神のときもそうやったんですけれども、ユンボの先が少しスリット状になっていて流動選別してもらって、コンクリートなんかはそういう形でリサイクルに回せるかなというふうに思っておりますし、家の柱とかはりの大きな木なんかについてはそのままリサイクル材として使ったりとか、発電所の燃料として出荷できるやにも聞いておりますので、そういう形で処理をしていきたい。仮設の焼却炉をつくっているのが今よくあるんですが、我々のほうはそれをせずに、なるべく民間施設をうまいこと使ってやっていくというのは、阪神間の地の利がいいということがあるんですけれども、そういう形でやりたいなというふうには思っているところです。仮置場へ入るときには、搬入処理券を発行して、それで持ってきていただきたいなというふうには思っています。  最終ページの後ろのページに、ちょっと仮置場の模式絵みたいなものを書いております。  仮置場の必要面積としては1万8,696平米ということで、井本砕石さんで5.45ヘクタールですので大体5万4,500平米ぐらいの敷地がありますし、大阪砕石さんですとラ・ビスタのほうで39.7ヘクタールですので39万7千平米、それから奥のほうで12.76ヘクタールありますので12万7,600平米ぐらい、十分な広さをお持ちなので、今後こことも協議をしていきながら、いざとなれば使わせてほしいなということを初めに協定等を結べたらというふうには思っています。  仮置場の中は、こういう形で可燃性粗大ごみ、木製家具とかと書いていますけれども、大きな敷地を利用して、順番にこういう形でおろしていっていただいて、一方通行で出ていってもらうと。前回のときちょっとできなかったんですけれども、搬入量を把握したいなとも思っております。その辺の計量器も小型でロードセル型のやつがありますので、そういうやつを使いながら把握していきたいなというふうには思っています。中側のほうで、できたら作業重機で走らせたり、こちらサイドの作業をして、クロスをなるべく避けたいなというふうには思っています。この辺については、実行計画の中で明らかになっていくことになろうかと思いますけれども、こういう形で進めていきたい。  し尿処理についてなんですけれども、し尿処理については、避難所のトイレだけでは多分不足するだろうということで、少なくとも発災から1週間程度は指定避難所1カ所について2基程度仮設のトイレを置くとしたら、大体91基必要かなというふうには思っています。ただ、先ほども申しましたように、南海トラフ地震の場合は、仮設トイレが実際使えるかどうかというのがちょっと疑問でして、僕も東北のときに仙台に行かせていただいたんですが、仮設トイレがいっぱい置いてあるんですが、全部バッテンマークしてあったんですよ。これはなぜですかと聞くと、処理するところが、くみ取ってもないんですと、それで公共下水道をそのまま使ってくださいと、下のやつは潰れていますけれども、それしかもう方法がないという形でそうやられていました。実際には、流されていたんですけれども、今言いましたような段ボールトイレみたいな形で焼却処理すれば、衛生的にも処理できますし、そういうものも考えていきたいなというふうには思っております。  そうは言うものの、地震で水がとまってしまったり、電気がとまってしまうと、今高層マンションが市内にもたくさんふえていますので、水が上がらない、水が出ない、だからトイレが要るというようなそういう問題もありますので、日ごろから各家庭にも段ボールトイレじゃないんですけれども、おトイレの中で受ける簡易トイレみたいなものもありますので、そういうのを周知しながら備蓄もお願いしながらやっていけたらなというふうには思っているところです。  具体的な内容については、本編のほうでいろいろ詳しく書いているんですけれども、11ページのほうを少し見ていただきますと、災害廃棄物として出てくるであろう廃棄物を想定しておりまして、ここに可燃物、不燃物として分かれていますけれども、こういうごみが出てきたらどういう処理をしようというのを書かせてもらっています。この中で、④でその他の廃棄物の中で、真ん中のほうに、市が受け入れない廃棄物というものがあります。これがアスベストの分です。石綿の入っている廃棄物とPCBが入っている機器、コンデンサーとかそういうものになってくるかと思いますけれども、それについては災害であっても適正な処理をしていただくと。阪神のときに、このアスベストがいろいろ飛び散ったとかという反省も踏まえて、そういう形をとりたいなというふうに思っております。  それから、少し後ろのほう、19ページ、20ページには、地震があったときに今のクリーンセンターの施設が本当に使えるかどうかのチェックをする必要があるということで、具体的に何を見ないかんのかというのが、そのときになってまごつかないように、こういうチェックリストもつくって、基本目視が中心なんですけれども、こういうところを見ていこうというのを準備しております。  それから、発生量の推計については、21ページ以降に書いておりますけれども、こういう形で、実際に実施計画をつくるときに計算しながらやっていくという形になっていますが、今我々のほう、僕もそうなんですけれども、ここに来ています久根参与とかが災害廃棄物の直接対応もさせてもらった職員です。それから小川所長にしてもみんな震災を経験しているんですが、そういう職員がもう定年間近という状況になっていまして、震災を知らない職員がふえていると。そういう中では、資料編のほうにすごく分厚い資料編をつくらせてもらいました。それは今までの経験をなるべく残していこうということで、この資料を見たら大体わかるように残していこうという形にさせてもらっていますし、その中には実行計画のマニュアルもつくらせてもらいました。このマニュアルはなるべく数字入れたらどんどんつくっていけるような形のものを準備させてもらって、なるべくノウハウが残るような形にしたいなという思いでつくらせてもらっているところです。  それと、最後のほうには補助金もこういう形でもらえるんですよというようなものも残しております。阪神と違うのは、東北で出てきた思い出の品という考え方です。写真であるとか貴金属なんかもたくさん出てきたんですけれども、阪神のときは余りこういうのは考えていなかったんですが、今後はこういうのも一つ頭に置いてやっていく必要がありますよという形にさせてもらっています。  資料編の中では、いろんな、国から、東北のときには自動車もいっぱいだめになりましたので、協会さんに協力してもらって処理したりとか、その場その場でいろんな臨機応変な処理をしていっています。そのときのノウハウなんかも一つにまとめて、資料編の中で残していくような形にして、なるべくまごつかないような形をとれるようにという形の計画を今回させてもらっています。  パブコメはかけているんですけれども、この計画の大方が、どちらかといえば市の内部、特にクリーンセンターの中でやっていく仕事がほとんどにはなっておりますが、今11月1日から今月いっぱい、パブコメを募集しておりまして、市民の方にはこのパブコメを通じて、災害のときにはちゃんと分別してくださいね、協力してくださいねというのを周知する一つの手法としてもパブリック・コメントをさせていただきました。今2件ほど御意見をいただいています。まあまあいいものができているのと違いますかとか、あともうちょっとフェニックスに行く道順とか、そういうようなものも書いておいたらどうですかという御意見もいただいていますけれども、そういう形で我々もこれができれば、市民の人に周知をしていって、災害のときに少しでもまごつかない。  もう一つは、阪神のときは冬だったのでまだよかったんですけれども、夏であれば生ごみが腐ったりとか、電気がないと冷蔵庫の中が全部腐るとかということもあります。優先的にクリーンセンターサイドでするのは腐敗性の廃棄物、生ごみを中心にやっていきますので、場合によってはガラスやとか瓶や缶、それから粗大ごみもそうなんですけれども、我慢できるものは少し我慢してください。家でため置いてくださいということもお願いしていきながら、順々に処理をしていきたいなというふうに考えているところです。  説明は以上です。よろしくお願いをいたします。
    ○たぶち 委員長  当局の説明は終わりました。  説明に対して質疑はありませんか。何かありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  かなり具体的にいろいろなことを、阪神のときの教訓も踏まえた上でつくっていただいているなというのがありまして、災害時であろうとやっぱりリサイクルはしていかないと、後になっていろんなことが出てくるから、そこまで書いてくださっているなというのは思っていました。  もう一つ、やっぱり私が一番聞きたかったのが危険物だったんです。それもちゃんと11ページのところでアスベスト関連も、特にそのときのために今亡くなっているんじゃないかとか、発症されているんじゃないかという方もたくさんいらっしゃるから、それに関しても一応これを書いておられるんだけれども、一つは、市では受け入れないというのは仮置場で少し調査をされてという感じで、それで受け入れないけれども、国の指針に従って対応と書いてあるけれども、具体的にどんな感じなのかちょっとつかめないので、そこを教えていただきたいんですけれども。 ○たぶち 委員長  影山部長。 ◎影山 環境部長  アスベストについては、国のほうで処理の指針というのが出ています。災害であっても、飛び散らないように囲いをして、よくぬらして湿潤状態にして取っていこうという形は、これは変えられないと思います。飛んでしまったらもう最後なので、そういうやり方をせざるを得ないのかなと思います。だから、そう簡単に、潰れたからさあここを処理しましょうという形にはならない。恐らく、後回しじゃないですけれども、準備が整って初めて潰していくのかなという形になるのかなと思います。  アスベストがどこにあるのか、それからPCBがどこにあるのかというのは各部署である程度押さえていますので、そういうところが被災されているかどうかというのは調べていく必要があるのかなと思います。それで、そこがそうであれば簡単に潰さないでくださいね、お宅はこういうことになっていますから、こういう処理をしてくださいねという指導をしていくような形になろうかと思います。  阪神のときには、公費解体という形にはなったんですけれども、規模によっては公費解体にならなければ、事業主さん本人が頑張ってもらうという形になるのかなとは思います。 ○たぶち 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  だから、アスベストなんかだと大体何年前、この時期より前に建った建物というのが大体対象になるかなというのもわかるし、気になったのは、ここに万一仮置場でと書いてあるから、一度仮置場に持っていきはるのか、それともその場で今おっしゃったみたいにするのか、ちょっとその辺がどういう状態ですか。 ○たぶち 委員長  影山部長。 ◎影山 環境部長  基本的には入れないという形にしていますが、場合によっては、入ってくる可能性もなきにしもあらずと思っています。万一入ってきてしまって、気がつけば国の指針にのっとって、袋に入れて出ないようにしてとかという二次災害が出ないような対策をしていく必要があるのかなというふうには思っています。基本的には、受け入れないという形にしたいなというふうには思っています。 ○たぶち 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  同じように、放射性物質なんかもそうなんですけれども、放射性物質なんかはあそこの松江のところを今見ていたら、別に人員派遣というかな、職員の派遣ぐらいだから、余り関係ないのかと思うんだけれども、気になっていたのが、燃料なんかを宝塚の市内も通って運んだりするというときの、その途中で中段でやっぱり被災する可能性なんかもありますよね。いつ……。               (「こちらで」の声あり)  そうですね。だから、そういうことに関しても、これはちょっと防災のほうかもしれないけれども、その辺はちょっと考えておかないでいいのかなと思いますけれども、運搬の。 ○たぶち 委員長  影山部長。 ◎影山 環境部長  今我々のほうで考えているのが、阪神の約20分の1程度ということであれば、宝塚市で発生した災害廃棄物そのものは、恐らくリサイクル80%するとなると、できないのが瓦れき類とか土砂とか、そういうものになってくるとは思います。それは大阪湾フェニックスのほうへ持っていくような形になるのかなと思いますので、放射性のそういう被害があるようなところを通っていくということは、恐らくちょっと考えづらいかなというふうには思います。  ただ、その放射性のものが、どこがどう潰れて出てくるかというのによりけりですけれども、福井県とか津軽のほうがもしなれば、逆に放射能がそこから半径何キロメートルの範囲で出てくるという形になるのかなとは思います。 ○たぶち 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  そうでなくて、燃料を原発とかに運搬中に被災する可能性だってあるじゃないですか。それを言っているんです。           (「うちが原料を持って出ていく」の声あり)  違う違う。宝塚市内を通過するというのがどうもあるみたいだから、そういうのもちゃんと考えとかないといけないんじゃないですかと言っているんです。 ○たぶち 委員長  影山部長。ちょっと質疑が違うようですね。 ◎影山 環境部長  ごめんなさい。この災害廃棄物処理ということで、簡単に言えば、瓦れき処理をどうするかという計画になっていまして、今言われた防災を含めて災害時の対応は、防災計画のほうでやっていく話になろうかなとは思います。 ○たぶち 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  それはそうかもしれないけれども、そこ一帯は汚染されますよということを言っているだけですから。そこにひょっとしたら道路の脇に住宅もあるし何でもあるから、それだけちょっと気をつけられたほうがいいんじゃないんですかということですが、それでないというのだったらそれで結構だと思います。 ○たぶち 委員長  ほか大丈夫ですか。  江原委員。 ◆江原 委員  これは国の指針と県の処理計画を受けて宝塚はつくりますということやね。これは兵庫県下の各市町村みんなつくっているんですか。 ○たぶち 委員長  影山部長。 ◎影山 環境部長  今できているのは伊丹市さんぐらいかなと思います。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  ただ、今後ぼちぼちつくっていくんだろうけれども、ちょっと中身を見てあれと思ったのは、基本的に宝塚で被災して、宝塚で発生した災害時のごみの廃棄物の処理計画なんですよね。南海トラフ等を想定しているんだけれども、御存じのように、基本的には南海トラフ地震で大きな想定が二転三転変わってはいるけれども、津波の発生があって、西宮、尼崎等の海側はそれなりの浸水域があるけれども、武庫川の上流をずっとさかのぼってきて宝塚、この役所の辺は数メートルということで、余り大きな被害がなさそうだということからすると、宝塚で発生した災害ごみじゃなくて、西宮または尼崎または芦屋で発生した災害ごみの受け入れということは、全然どこにも書いていないんですよ、これ。  だから、それがどうなのかなというのがすごく気になって見ていたんだけれども、阪神・淡路のときに宝塚で発生した災害ごみは、全然他市に処理依頼はされませんでしたか、どうでしたか。 ○たぶち 委員長  影山部長。 ◎影山 環境部長  民間を使ったんですけれども、他市にお願いすることなく、宝塚の場合はいっています。阪神のときに他市へ行ったのは、恐らく西宮が川崎のほうへ列車で持っていったというのがあったように思いますけれども、あのときはこの辺は何とかこの中で自分のところで皆さんやっていたというような感じやったと思います。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  それがいいのかどうかは別にして、よそへ流れたとか。今はこういうのを想定して、事前にこうやってどんどんつくっていくわけで、特に兵庫県はつくっているから、そんな中で、被災市同士の連携という中で、もしも西宮からの受入依頼というのが来たらどうするんですか。 ○たぶち 委員長  影山部長。 ◎影山 環境部長  県の計画もちょっと僕も参加させていただいていたので、中身はある程度わかるんですけれども、一番皆さん想定されたのが、宝塚の場合、仮置場の場所がよそさんの土地ですけれども、想定できるところがあると。西宮それから芦屋は前の地震のときには、埋立地が完了していなかったので、そこを全部使っておられたというのがありました。そこが今はもうみんなまちになってしまったので、西宮、芦屋で思いつくところがないんです。そういう意味では、宝塚にそういう土地があるときにはお願いしますというような話が来るだろうというのが結構議論になったところです。実際にそうなるであろうと思いますので、嫌とはなかなか言いづらいんじゃないのかなというふうには思っていますし、そのキャパの容量にもよると思います。  今御指摘にありました尼崎、西宮、芦屋、神戸にしても、大都市ばかりです。人口的にも我々の倍以上あるような市なので、生活ごみ一つとっても、うちで受け入れられるというような規模ではないと思いますので、県で話したときには、もっと関西広域の大きな範囲の中で考えていく必要があるのかなと。そのときに南海トラフの地震であれば、なるべく地域内でやっていこうという原則があるので、できるところはなるべく応援するんですけれども、それでもあふれる分については、県境をまたいで京都府さんとか、ああいうところにお願いしていくような形になっていかざるを得ないのかなというのは想定されていたところだったと思います。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  基本的に環境行政というかごみ行政というのは、今までのとおり、各それぞれの自治体でやると、焼却炉の問題も含めてという長い歴史の流れの中で、ごみやから災害時も基本的にそれぞれの自治体で何とかせえという流れが本来だけれども、やっぱり災害が発生していざそうなったときに、じゃ本当にそれができるんかいなという話です。  例えば、本当に津波で、東日本大震災後も3回ぐらい我々も行ったけれども、災害ごみそのものが全部海に持っていかれちゃたんですよ。だから、いまだに残っている陸前高田市なんか本当に何にもなくて全部海に持っていかれちゃったんですよ。災害ごみの発生自体の量がほとんどなかったという災害もあるわけで、それと今回の南海トラフとはちょっと違うような気が、と思うので、当然海側の都市からの災害ごみの搬入というのは想定されるし、阪神間で今までいろいろやってきたのに、このときばかりはだめですよと言われても絶対いかないと思うから、僕はこれがあれした後の検討課題か何かの中で、やっぱり他市からの受け入れの件はどうするかということはどこかにつけておかないと、僕はあかんの違うかなと思いますよ。  だから、そういう意味で、宝塚はいろんなところと協定してここをお願いしますわとやっているけれども、他市のところからあれしたら、それはだめですというわけには絶対いかないんだから、どこかしらにそんなことの記述やら何やらを入れておかないと、今の段階でやっておかないと、本当に阪神・淡路を知っている人がいなくなったときに、その一言もなかったらそれで終わっちゃう、ということもあるので、老婆心ながらその辺もやっぱり考えておくべき違うかなと思います。 ○たぶち 委員長  影山部長。 ◎影山 環境部長  23ページのほうに、災害廃棄物の処理可能量という表を出しております。今の現在のごみ焼却炉であれば余力が結構ある形になりますので、今おっしゃっていただいていた、自分のところの市も処理せないかんのであれですけれども、余力の範囲内でとっていくということも、これはどこかに、最後のところにも広域的な災害についてのお互いに協定を結んでいるわけですから、嫌とは言えないので、その辺については少し記述をしていきたいというふうには思います。 ○たぶち 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  済みません、なければ、少しいいですか。                   (委員長交代) ○寺本 副委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  これは、こちらにも計画案の中の34ページとか、し尿処理、トイレ、それと最初の概要版にも書いてあるんですけれども、トイレのことが書いてあるんです。  私、この前も言ったと思うんですけれども、阪神・淡路大震災と今の時期を比べると、高齢社会になって、大人のおむつがやっぱり多いと。施設もこれだけふえてきている中で、大人のおむつを処理しようと思えば、なかなか焼却しにくいということも以前から聞いていますし、前回に比べたら大量にふえると思うんです。この段ボールトイレでも、結局はビニール袋で包んで処理をするということになると思うんです。  簡単に、ここに、平常時と同様にごみ処理を堅持していくというのが大前提となっているんですけれども、ここでやっぱり気になるのが、さっき言ったおむつの処理をどうするかということを何かちょっとつけ加えていただく。これはやっぱり家庭内とか施設内では置いておくわけにはいかないものですから、その辺の対応、対策というのが少し必要ではないかなと思うんですけれども、今考えがあればまたちょっと教えていただければ。 ○寺本 副委員長  影山部長。 ◎影山 環境部長  御指摘のとおり、この紙おむつというのが大きな問題になってくると思います。今現在も平常時でもう随分ふえてきておりまして、全国平均でいきますと、家庭ごみの大体6%から7%になってきている。高齢が進んでいる過疎地であれば、生活ごみのもう多いところでは2割から3割がおむつになっているというようなところもあって、そういうところはもう燃やせないんで、別処理をお願いしますと言っているところも出てきているぐらいです。  宝塚にあっては、幸いなことにそこまで多くはなっていません。まだまだ燃えるごみがたくさんある中に入ってきますので、いかに後は攪拌していってまぜて、燃やせるものと上手に、ゆっくりにはなるかもしれませんけれども、燃やしていけるのかなというふうには思っています。  これがいつ来るかということもあるんですけれども、今、国土交通省も環境省もこの紙おむつ自体がやっぱりこれからの課題であるということで、おのおのいろんな検討会や委員会を立ち上げていただいています。国土交通省は下水処理できないかと。3ステップで分別してやっていこう、それからダスターシュートみたいな形で別途処理して公共下水に入るまでにうんこやおしっこと分けて燃やせるものを取る、最終的にはディスポーザーみたいな形で粉砕して下水終末処理場まで持っていく技術はできないだろうかみたいなことも今考えておられるようです。  環境省のほうも、やっぱりこれはリサイクルできないのか、おむつをおむつにリサイクルするとか、ほかの資材にするとか、固形燃料にするとか、いろんな案を今出されています。そういう技術ができてくれば、別にリサイクルのルートもできるのかもしれませんが、今現在は、今言いましたような形で、燃やすごみをいかにまぜもってちょっとずつ燃やしていくかという形にならざるを得ないのかなというふうには思っているところです。 ○寺本 副委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  子どものおむつだったら、こんなに小さくなるんですよ、赤ちゃんのとかは。大人のおむつはどうしてもそんなに小さくならないし、もう本当に1日、2日ためればすごいごみになっちゃうので、できたら、今環境省のほうもいろいろ考えてはると思うんですけれども、災害はいつ来るかわかりませんから、だから、新しいクリーンセンターのところでそういうような対応をやっぱり考えていくということも大事ですし、ちょっと大人のおむつ、災害用のトイレ、これだけの案は出されていますから、何かその辺を少しつけ加えていくようなこともちょっと考えていただければいいのかな。これから、今いろいろ考えておられますから、どうなるかはわかりませんけれども、どうかな。 ○寺本 副委員長  影山部長。 ◎影山 環境部長  当面は今の状態を想定しておくべきやと思いますので、今おっしゃっていただいたように、これの処理については、攪拌してとか、適正に処理できるようなことをどこかにつけ加えるとかしたいなと思います。  基本的に焼却炉というのは生ごみを燃やすことを頭に置いてつくっている処理なので、大体含水率が85%ぐらい、水が85%あるものを燃やしていこうという施設になっています。85%といったらじゃぶじゃぶみたいなイメージですけれども、初めの3分の1の工程で水気を飛ばして、真ん中の3分の1で燃やして、最後の3分の1で完全燃焼、灰をきれいにしていくというふうになっていきますから、この紙おむつであっても、恐らくその範疇におさまっていくんじゃないのかなと。そればかりくるとなかなか自燃しにくいものなのであれですけれども、恐らく燃えていくだろうなとは思います。  ただ、それだけを、今もそうなんですけれども、介護施設を回っている許可業者さんがいてはるんですけれども、そこが収集してきはると、おむつがまとめて車1台ぼそっと出てくるような、極端な話、そないなるので、それは今もよく攪拌しながら燃やして、問題なく燃えておりますので、そういうのを徹底していくという形をとっていきたいなというふうに思います。 ○寺本 副委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  ありがとうございます。                   (委員長交代) ○たぶち 委員長  ほかに質問ありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、なければ、宝塚市災害廃棄物処理計画案についてはこの程度といたします。ありがとうございました。  しばらく休憩。再開は2時40分。この時計で2時40分再開にします。                 休憩 午後 2時30分               ──────────────                 再開 午後 2時39分 ○たぶち 委員長  それでは、休憩を解いて再開をいたします。  次に、(3)手塚治虫記念館リニューアルについてを議題とし、当局から説明を受け、質疑を行いたいと思います。  当局の説明を求めます。  福永部長。 ◎福永 産業文化部長  本日は手塚治虫記念館リニューアルについて御説明の機会をいただきありがとうございます。  手塚治虫記念館のリニューアルにつきましては、今年度当初予算において1億5千万円の予算を設定させていただいております。当初予算の設定時には実際国費の配分が不透明だったこととか、あと詳細の設計ができていないということで、詳しい説明がこれまでできていない状況でございました。  このたび、本年に入りまして、額の確定がどんどん進んでまいりまして、その後関係機関と調査をして設計が決まりまして、近々委託契約に向けて今事務を進めておるところでございます。  本日は、そのこれまでの経過と並びに現在考えておりますリニューアルの計画につきまして、担当室長並びに手塚治虫記念館長のほうから説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  失礼します。  それでは、お配りしている資料でまず御説明させていただきます。後ほど館長のほうの説明では、お配りしている資料と前のモニターと両方を使わせていただきますので、同じものですけれども、見やすいほうでごらんいただければと思っております。よろしくお願いします。  それでは、1枚目の資料でございます。  手塚治虫記念館リニューアル、平成30年度から31年度についてということでございます。  今年度、30年度ですけれども、福永部長御説明のとおり、当初予算で予算をいただきまして、ひょうご地域創生交付金という県の補助金のメニューを活用しましてリニューアルさせていただくことといたしました。あわせて、こちらは市単独予算になりますが、管理運営事業の中で開館以降、未更新で老朽している空調の更新を予算額5,130万円いただきましてやらせていただく予定で、今現在、最終調整を進めておるところです。  ②でございます。本年6月にひょうご地域創生交付金の県の補助金の内示がございました。こちらにつきましては、宝塚市分といたしまして1億500万円の内示がございました。こちらにつきましては、現年度予算のみで繰り越しは原則できないという中で、補助率は2分の1でございます。この内示額を受けまして、これまで平成29年度からリニューアルについて協議を行ってまいりましたが、その内容をベースに内示額の範囲で、記念館として優先度の高い内容及び年度内に竣工できる条件で取りかかれる内容を手塚プロダクションと協議をしてまいりまして、合意に至っております。その内容につきましては、後ほど御説明させていただきます。  ③でございます。上記の①、②に関しまして、休館期間を本年、平成30年12月25日からといたしました。こちらにつきましては、年内の宝塚歌劇公演日と調整いたしまして、できるだけ年内ぎりぎりまで多くの来館者に来ていただきたいという思いから、今年12月25日から休館させていただいて、来年の3月31日までとさせていただいて、9月25日に記者発表させていただいて、事後になりましたが、議会のほうにもこの旨お知らせさせていただいたところです。なお、再オープン後の平成31年4月25日は、開館25周年に当たりますので、その前後の日で何か記念イベントなどをやりたいなと思って予定をしておるところです。  次、④でございます。この内容で協議を行い、おおむね合意に至っておりましたところ、11月の上旬ですけれども、県の補助金のひょうご地域創生交付金の追加内示がございまして、こちらにつきましては2,295万円の追加内示がございました。ですので、今年執行できる上限といたしましては1億500万円プラス2,295万円で、当初予算で設定いたしました1億5千万円からこのうち1億500万円プラス2,295万円でリニューアルをあわせてやりたいということで、今現在手塚プロダクションと調整中でございます。  資料に基づきますと、一番下のほうに、平成31年度でやりたい事業ということで何点か書かせていただいておりますけれども、その内容を今年度先行する形で使えないかということを、今現在調整しておりますところです。  その資料の一番下、平成31年度でございます。  兵庫県のほうからは、このひょうご地域創生交付金というのは平成30年度と31年度2カ年にわたって実施するということでお聞きをしておりますので、平成31年度につきましても、手塚治虫記念館としてやりたいことを今現在手塚プロダクションさんとかと協議をしております。また、記念館として優先順位の高いものをピックアップしております。  その内容が下表、下図にあるところでございます。手塚治虫記念館G階、1階、2階と3層構造になっておりますので、表に基づきますとG階、アニメ工房の壁面またアニメ工房のシステム改修、また1階にいきましたら、火の鳥メッセンジャーの映像、それにアトムビジョン、2階にいきましたら、企画展の照明やライティングレールまたは企画展展示室の改修など、平成31年度にも1億5千万円の範囲内でいろいろ調整いたしまして、2カ年にわたりましてリニューアルを進めてまいりたいというふうに考えております。  引き続きまして、館長のほうから、詳細につきまして御説明させていただきます。
    ○たぶち 委員長  河合手塚治虫記念館館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  それでは、私のほうからは、1億500万円の内容について御説明をさせていただきます。  先ほど室長が申し上げましたとおり、テレビのほうとそれから私のほうでお手元に同じ資料を御用意しております。どちらか見やすいほうをごらんいただけたらありがたいと思います。  私の説明のほうは、まずリニューアルプランの内容についてと、それから現状の1枚物のカラーの紙が1枚ありまして、こちらを掲示しながら現状を見ていただいて、リニューアルプランという形で御説明をさせていただきます。  それでは、まずリニューアルプラン修正版ということで、こちらの内容なんですが、今回リニューアルする内容に、コンセプトが2つありまして、まず1つ目が、「なぜ宝塚に手塚治虫記念館があるのか」という原点に立ち返り、来館者が自然に理解できるような展示体系に再構築する。2つ目が、開館からのコンセプトである「見て、触れて、感じる手塚治虫の世界」をより来館者に満足していただけるような展示空間を目指しております。この2つがリニューアルプランの大きなコンセプトになります。  それでは、早速ですが、リニューアルプランの内容について御説明します。  3ページのほうをごらんください。  まず、手塚治虫記念館は室長も申しましたとおり、3階構造となっております。G階、1階、2階。まずG階の一番下の階から御説明していきます。  まずG階、3ページのところなんですが、大きくリニューアルのほう3カ所を考えております。  まず1つ目がピロティ天井の張り直し、上の部分の黄色いところになります。そして宝塚ジオラマの改修、下のほうの黄色い部分になります。そして最後に、手塚先生人形の修繕と、この3点になります。  まず、ピロティ天井の張り直しなんですが、実は、ここは2020年の文化芸術施設のグランドオープンに合わせまして、ここも手塚治虫記念館の入り口になります。ピロティ天井に絵が書いてあるんですが、まず現状としまして、こちらの1枚物の紙を見ていただきたいんですが、表のG階、1、ピロティ天井、現状と書いてあるものです。上のほうに絵が張ってあるんですが、大分薄汚れるというか薄くなっていまして、24年たつので仕方がないところになるのですが、こちらの上の天井の絵をもう一回張り直そうと。リフレッシュして新しいピロティにするというのが1つ目になります。  それから、2つ目が宝塚ジオラマの改修です。  こちらもピロティに向けて、文化芸術施設からの動線としては、こちらのほうからも入り口になるんですが、ここからも手塚治虫記念館に入場できますので、ここの入り口に自動ドアを入ってすぐ突き当りのところに、こちらに今現状として、2番、宝塚のジオラマ、現状というのがあるんですが、こちらちょっと大分宝塚ホテルの模型が外れたり、実はいろいろと細かいところで老朽というか、ちょっと古くなってきていまして、こちらのほうもあわせて、やっぱり入った正面のところでインパクトが一番大きいところになりますので、ここを改修しようと。こちらリニューアル計画案におきましては4ページになります。前のほうにも出させていただいているんですが、こちらの現状をこちらの4ページのほうに、完全に入れかえまして、画面も今小さい画面が3つあったんですが、大きな大型モニターを1つ入れて映像を流したり、手塚先生の生涯について映像を流したり、あと小さな小窓をつけてデジタルフォトフレームということで、いろいろ映像を流したりというような展開を考えております。これが2つ目のリニューアルです。  最後の3つ目が、3ページに戻っていただきたいんですが、アニメ工房のところの奥に手塚先生の人形があります。              (「今何言っているの」の声あり)  3ページです。3ページの一番左端のほうです。アニメ工房を抜けて、こちらの一番奥に手塚先生の仕事部屋となりまして、手塚人形がここに置いてあって、実は昔、先生が机に向かってずっと仕事をしているシーンを複写していて、たまに後ろに首が回って向くんですけれども、これ実は今のところとまっています。ずっとこの状態で後ろ向きっ放しで、先生仕事してへんのかという状態になっていますので、実は、これはたまに後ろを向いて、そこをシャッターチャンス、今で言ったらインスタ映えするということで、たまに向くからこれは価値があるんやというところで、ここもちょっと一遍直して、来館者にまた喜んでもらいたいというようなリニューアルしようかなとは考えております。  今申し上げたのはG階のこの3点になります。  お話も進めまして、次、6ページのほうごらんいただいて、1階のほうにいきます。  1階のほうのリニューアルなんですが、こちらのほうも大きく分けて3カ所のリニューアルを考えております。  まず1つ目が、6ページの左の入り口を入ってすぐの天井ステンドグラスがあります。アトムとかリボンの騎士、サファイア、それからマグマ大使とかいっぱい先生のキャラクターが描いてある天井部分になるんですが、こちらも開館から24年ということで、大分色あせてきまして、見た感じちょっとどうしても古臭い感じがします。ここのステンドグラスを全部新しくリニューアルすると。入られた方にインパクトを与えているという点では、ここも変えたら、光もLEDにかえたりとかいろいろ改修しまして、ここのまず改修を1つ目と考えております。  2つ目が、常設展示室になりまして、ここも大きくエリアとしては常設展示室の改修ということで1つなんですが、ここに実は火の鳥未来編、生命維持装置のカプセルがいっぱい並んでいまして、それが今現状、参考写真の右下にあります。子どもが見ていたりとかあるんですが、ここに生命維持装置の名目でカプセルがいっぱい並んでいまして、この中に先生の遺品とか、先生の日記とか、ここを一通り見ていただくと手塚治虫について理解していただけるという常設展示室があります。ここの中の生命維持装置のカプセルの中を全部入れかえて、もう一度再構築し直して、先生と宝塚の関係をもう一度来られる方に新しいものを見ていただくということが1つになります。  それから、ここのエリアでいうところに実は大きな年表があります。常設展示室に入られまして、すぐ右のあたりに、裏面になります、現状の写真であれば、裏面の左下に手塚治虫漫画年表とありまして、大きな年表があって、先生の書かれた作品とか、小さい丸なんですが、中にレオとかアトムとかいっぱいこういったような先生のキャラクターとあわせて年表が書かれていますが、こちらもやっぱり大分古くなってきまして、もう一度先生のアニメキャラもきれいな写真を使ったり、もうちょっとわかりやすく構築し直そうということで、来られた方はまず年表を見られると思いますので、こちらの年表も全面リフレッシュということで考えております。ここは常設展示の大きな2項目の1つとなります。  最後、その常設展示室を抜けて、アトムシアターに行く手前に今メッセンジャー機、こちらの写真でいきますと、裏面の左上の3番のところに常設展示室メッセンジャー機というのがあります。ちょっとぼこっとした、これも実は火の鳥の作品の造形物の一つなんですが、ちょっと前に出過ぎている部分がありまして、こちらをリニューアルプランでいきますと、8ページのほうの内容に変更しようというふうに思っております。  アトムビジョンの、8ページへいきますと、アトムビジョンの左側に入り口がありまして、そこの右側のところに、65インチのテレビを置いて、ここで先生の「手塚治虫を語る」と「手塚治虫大いに語る」と今2本番組を流しているんですが、その番組を引き続き流そうと、そういったところでここは大きく変えようかなと思っております。  ここでテレビを見るに当たって、どうしても番組が全部合わせたら90分ぐらいあって、ちょっと長いので、見られる方は立ったままやとちょっとしんどいとなっておりますので、今は現状椅子を2つだけ置いて、見られる方がどうしても椅子の奪い合いというか、立って見られている方もいらっしゃるので、ここに椅子をもうちょっと、椅子かソファーか今協議中なんですが、座れるところを置いて、なおかつここは常設展示室への動線になりますので、前を通られるとちょっと邪魔になるかなと考えて、その椅子の後ろに動線を確保して、周遊がしやすいような形で、来られる方になるべくストレスがないような形でここも改修しようかなというふうに考えております。  1階につきましては、以上になります。  それで、最後に2階のところです。ページでいきましたら11ページになります。2階のほうのリニューアルについて、最後御説明をさせていただきます。  2階のほう、ここも大きく分けて3つあります。  1つ目は情報・アニメ検索機の改修、2つ目が展示本棚の改修、最後が現在カフェというかジャングルカフェ、飲み物を提供するところがあるんですが、そこをちょっと親子で触れ合うスペースが少ないということなので、そこを親子スペースに変えると、この3点の改修を、リニューアルを考えております。  まず、情報・アニメ検索機の改修ですが、こちらも手塚作品の造形物をモチーフとしてつくった造形物になりまして、現状はこちらの現状写真の裏面の2階の1、情報・アニメ検索機、現状のところで、こうやって何個かモニターがあって、それを来館者の方がいろいろと先生のアニメ作品を見たり、ゲームしたり、先生の生涯について勉強したり、いろいろこちらで楽しめるという情報・アニメ検索機なんですが、実は中のシステムが大分古いというか、状態も悪くなっておりまして、何とか今現状つなげて動いているという状況になりますので、ここを今回リニューアルに合わせて、手塚先生の作品も、アニメ、全部で60タイトルをつくられているので追加したり、それから造形物もちょっと色あせていますので、もう一回これをきれいにしたりとかというところで改修を考えておるところが1つ目になります。  2つ目が、展示本棚の改修ということで、こちらのほうは同じく下の2番の単行本展示棚、現状が、どうしてもハロゲンライトを使ったりして、ちょっと中に置いてある作品が大分光とかで悪くなってきたり、状況もちょっと危ないなというのがありますので、こちらの本棚もがらっと改修しまして、リニューアル案でいきますと12ページのほうです。こういうふうに全面すっきりして、しかもLEDを使った内部蛍光灯の使用をしたりとか、先生の作品をふやしたりとかというところで、来られた方が見て手塚作品、昔の貴重な作品をこういうふうに展示してあるんやなと感心していただけるような内容に変えたいなと思っております。これが2つ目です。  最後が、ちょっとさっき申し上げましたジャングルカフェというカフェがあるんですが、ここをちょっと親子で触れ合えるスペースということで、親子さんが来られて、靴脱がれて、中でお絵描きしたりとか、そういったことが、そういうスペースがどうしても少なかったので、そこを改修して、13ページのところにありますが、全体としてここの一角にそういうお絵描きテーブルを置いたり、皆さん、親子がくつろげるようなスペースをということに考えております。こちらで一応1億500万円ということで内容になります。  以上です。 ○たぶち 委員長  説明は終わりました。  説明に対して何か質疑はありませんか。  北山委員。 ◆北山 委員  ことしと来年ということは、30年度と31年度やけれども、来年度も予算はつく可能性は高いんですか。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  県のほうからは、2カ年でこの交付金を出すということをお聞きしている段階で、確率は、継続してお願いしたいという協議はずっとしてきていますので、来年度も1億5千万円の半分7,500万円を上限として、幾ばくか内示いただけるものと思って考えておりますけれども、確定は我々もそうですけれども、県のほうも予算の審議を経ないと確定はいただけませんので、話はそこからなんですけれども、内々では2カ年でやりましょうというようなお返事は、担当者レベルですけれどもいただいているようなお話です。 ○たぶち 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  それで、それはまあ好ましいというんか、やっとと言ったらいいんか、それで、ことしの分と来年度分と、全体の改修計画というんか、最も好ましいというんか、最も目指すと言ったらいいんか、改修計画はあるんですか。例えば3億とか4億程度の改修計画があって、その内のこれだけと理解したらいいんか、その辺を知りたいんやけれども。やっぱりそれを持っておかないと、全体として1年、2年たったらこうなりますよということの中でここをやると。  私は、この今の施設ももちろん改修せなあかんけれども、もうちょっと広がりというか、外を向いて広がりをつくるのが、どっちでつくるんか、文化芸術施設のほうの予算でするのか、こっちの手塚さんのほうでするんか、ちょっと方法はいろいろあると思うんですけれども。やっぱりもうちょっと広がりを、新たに既存の施設をリニューアルして、新たにいろんな視点から順次するんはいいんやけれども、それにプラスアルファというか、この際さらに広く皆さんが来てもらえるようにできひんかなと思っておるんですけれども、その辺の全体計画というのをほんまは知りたいんやけれども。 ○たぶち 委員長  河合手塚治虫記念館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  実は平成29年度に手塚プロダクションに委託しまして、全体契約で4億6,700万円ということで計画を1回つくってもらっています。その計画に基づいて、実はうちらも予算という話になりますので、実は当初1億5千万円でやると言っていたのが、今回1億500万円やったり、来年度がちょっとまだ確定していないとかで、手塚プロさんのほうでやっていただく形になるんですが、どうしても予算がないので通年続けてできないということで、一旦3月末でやめて、来年また4月から予算がついたらやるということなので。どうしても当初の計画からはもう、じゃ逆に予算がある範囲でやっていただくということで、今こういうふうな形になっていますので、我々としては、最初あった計画としてやりたいのはやまやまなんですが、ただ最初に私コンセプト言いましたように、とは言いながらやっぱり全体としての大きな一本の筋がないといけないので、最初にコンセプトをもう一度協議し直しまして、コンセプトに基づいてもう一度1億500万円、ことしについては内容を考えて、また来年度やるときもまたコンセプトをもう一回見直しして、全体を来られる方にお伝え、PRできるような形でやりたいとは思っております。 ○たぶち 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  最初、市とプロダクションで考えたその今後の一定の改修計画プラス、それは僕ら議会は見たんかな。見ましたか。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  お出ししていないと思います。 ○たぶち 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  してないね。何かそういうものをちょっと、全体計画を見たいような気がするねんけれども。そうしとかんと、これを見てこれを見てといったらなんか、出されへんのかな。それはどういう、調査費か何かつけたんかな、市で。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  平成29年度に200万円ほど繰越予算をちょっと使わせていただいて、一定のリニューアル計画は策定したんですけれども、今回館長が先ほど申し上げたように、予算ありきでちょっと県のほうも縛りがちょっときつくなりましたので、当初つくったリニューアル計画からピックアップして優先して、今回立ち上げたつもりですけれども、当初からは随分変化したような感じで、今調整を進めているような状況になっております。 ○たぶち 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  その当初のリニューアル計画というのを参考に見たいなと思いますけれども、その辺も一遍検討してください。              (「わかりました」の声あり)  それと、これを見ていると、ことしも休館、ことし12月末から1、3月休館しますよね。来年またついたら、また休館せないかんのがね。そうするとちょっとずれたらまた休館せないかんのかね。全部予算がついたらできますけれども、もしかしたらずれるかもしれませんよね。またことしも休館し、次も休館せざるを得んのか。それは予算のことやからしようがないけれども、どこかの道路改修みたいにちょっとずつやるというのも、僕は困ったものやなと思うんやけれども、やっぱりそうなりますよね、これやったら。改修している分だけ見てもらうわけにはいかへんからね、あれは恐らく。そうせざるを得んのですかな、これは。そうですか。そこは何かちょっとやむを得んのかな。やむを得んですか。 ○たぶち 委員長  河合館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  当初の4億6,700万円の計画が出たとき、3億円とか話をしていたときは、年度としては30年度と31年度の1月から3月、4月から6月にやろうと言っていたんですけれども、これがどうしても31年度の予算がわからないので、手塚プロダクションも一旦、予算がわからない状態でやることはできないので、それで1回3月31日でやめて、4月1日でまた協議でついたお金でまたやるという話になりますので、ちょっと僕らとしても本当は何度も閉めたりあけたりしたくないんですけれども、仕方がない部分があるのかなと。それで、ただ閉めるとしても、今回は空調の機器更新とかいろいろあって、3カ月休みますけれども、次回は2カ月程度のお休みで、一番お客様が少ない1月、2月ぐらいでやりたいかなとは考えております。 ○たぶち 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  わかりました。 ○たぶち 委員長  ほかに質疑ありませんか。  江原委員。 ◆江原 委員  ちょっと数字がよく理解できないんですけれども、政処さんは1億5千万円と言うんだけれども、どこにも1億5千万円というのは資料上は出てきていません。それで、②の県補助金内示額1億500万円で30年度分繰越不可と書いてあって、補助率2分の1と書いてあるんです。繰越不可ということは事故繰りも含めて一切不可という理解で、これ補助率2分の1ということは、要は、1億500万円の県補助金は2分の1された金額が1億500万円なのか、何かその辺がちょっとわからないので、まずこれ説明してください。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  済みません。説明がまずくて申しわけありません。  当初予算1億5千万円というのは、この資料に確かにどこにも記載がありませんで、予算額1億5千万円いただいたうち、県の内示額が1億5千万円の内示をいただければ予算額と満額だったんですけれども、市の予算額1億5千万円に対して県の内示額が1億500万円ということで、県からいただくのはこのうちの半分ですので、5,250万円を県からいただける形、あと残りの5,250万円は市の持ち出しといいますか、市の財源を使わせていただいてやらせていただくという構成になっております。  以上です。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  要は、補助金が結局目減りして1億500万円しかないけれども、当初想定して宝塚市で予算立てした1億5千万円はやりたいから、結果としては補助率が下がって、さらに2分の1しかつかないから5,250万円は市の持ち出しで予算として、この事業はトータル1億5千万円でやりますということですか。違うの。 ○たぶち 委員長  福永部長。 ◎福永 産業文化部長  済みません。そういう意味ではございませんでして、当初予算で1億5千万円でやろうと思っていましたが、今回県の内示で事業費ベースで1億500万円ということになりましたので、幾ら1億5千万円の予算があっても、この事業費ベースの金額以上には執行すべきじゃないと考えておりまして、実際の、今年度の事業は1億500万円で執行して、そのうち半分の5,250万円の補助を受けてトータル1億500万円の事業をすると。ただし、ちょっとややこしいですが、先般11月にさらに2,295万円の追加があったものですから、これはその1億500万円に上乗せをして、合計1億2,795万円を今度執行するということになります。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  この④の追加内示の2,295万円もトータルベースで、県からの補助がこれの半分、だから1千1百四十七、八万円というのが県の補助金で、それプラス市の持ち出し分、裏負担をちゃんとつけて、トータル事業費としては1億2,795万円になったということやから、1億5千万円までいかへんけれども、多少あれしたということなんだけれども、これは契約やら工事発注というのはしているんですか、していないんですか。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  今回手塚プロダクションさんと委託契約でさせていただく予定で進めております。契約は間もなく今月中に締結する予定で、今最終局面で調整しております。委託料でちょっといただいております。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  要は、手塚プロダクションのほうに基本的に委託をするんだけれども、3カ月ぐらいでできるものなんですか、どうですか。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  今回冒頭御説明したように、間に空調工事を挟みます。ですので、休館します期間12月25日から3月31日までの間なんですけれども、12月25日から休館しましたら、直ちに不必要となる部分、一旦外に置いたほうがいいものの排出を始めまして、年明け1月中ごろから空調の工事に入らせていただきます。それが2週間程度かかってまいります。それが終わりましてから、江原委員もおっしゃった企画展示の出し入れをまた行いまして、3月31日までに竣工必ずできるという予定で今進めておりますので、4月1日には再オープンできる見込みで今進めております。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  結構タイトなあれやなと思いながら聞いているんですけれども、わかりました。それで30年度はそういうことですね。  それで、その下に書いてある31年度、言ってはったアニメ工房壁画リフレッシュとか工房システム改修とかいうのは、これからまた県の補助金がつくかつかないかわからないけれども、県の補助金が申請をしている最中のものなんで、先ほど説明してもらった30年度の分としては全くダブっていなくて、この分がまた新年度として想定をされているということですけれども、これは大体G階、1階、2階でまた幾らぐらいの想定のものですか。 ○たぶち 委員長  河合館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  G階、1階、2階、全部合わせまして1億5千万円という想定で今協議をしております。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  1億5千万円ね。大体県の補助金が年度当初からつくのかつかないのかわからないんだけれども、どっちみち6月、7月ぐらいに内示があってということになるので、この第2期というのは7、8、9という意味なのか、第2期というリニューアル案を協議予定やから、7、8、9ぐらいでリニューアル案を協議して、やっぱり同じようなタイミングで寒い時期の1、2、3月にまた同じようなリニューアルのための工事閉館をする、そういうことですか。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  今おっしゃった中では、後者のほうでございまして、今年度第1期工事、来年度を第2期工事という書き方をしておりますので、来年度はまた館長が先ほどちょっと説明したかもしれませんけれども、お客様の一番減る時期、寒い時期、1月、2月ごろに閉館させていただいて、第2期のリニューアルで1期、2期工事で終わりたいなというふうに予定しております。  以上です。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  そういう意味の2期なんやね。2期リニューアルという意味やね。今回が1期で、2期リニューアル、そしてまた同じような時期にこんな説明がまたあって、12月から1月、2月、3月にかけてリニューアル工事を完成させたいということでよろしいね。                 (「はい」の声あり)  わかりました。 ○たぶち 委員長  ほかに質疑はありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  この展示内容が変わるということですけれども、今展示されている昆虫のスケッチみたいなあの辺も変わっちゃうんですか。 ○たぶち 委員長  河合館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  基本的には、残すのは今から精査になりますので、皆さんから人気あるやつは置いていきたい。昆虫は人気がありますので、できる限り、アンケートもとっていますので、それに沿って直したいなと思っております。 ○たぶち 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  その時代に合わせてリニューアルするのはいいんですけれども、もともとの資料館的な部分も残しておかなきゃいけないかなと、手塚治虫が……。いろんなファンがいると思うんです。アニメのファンもいれば、昆虫のファンもいて、手塚治虫の人生そのものもすごく慕っている人もいてたりもするので、地味な部分も、少ないかもしれないけれどもやっぱり残す使命はあるのかなと思っていますので、原画のスケッチとか私はとてもやっぱり感動した、最初に見たときに、写真かと思ったんですけれども、手塚少年がやっぱり学校時代、小学校、中学校のときにそのノート、紙の少ない中で、そういう帳面の工面をしながら描いたというふうなところはやっぱり伝えていきたいなと。そのときの時代背景もあると思うんです。そこから戦争に突入していくとかいうのもあるので、そこは流されずに残していただきたい部分だなと思っています。
    ○たぶち 委員長  河合館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  そういった御意見もいろいろ勘案しながら進めていきたいと思います。 ○たぶち 委員長  いいですか。  江原委員。 ◆江原 委員  1点言い忘れたんですけれども、僕はやってないからよくわからないんだけれども、今いろんなところで海外の方も日本の方もそうやけれども、インスタ映えってやっているじゃないですか。それが結構わあっとツイッターも含め、いろいろフェイスブックも含め、いろんな形で情報発信していただけると。今、第1期リニューアルで、これはインスタ映えのスポットやというのは、館長、どこかありますか。 ○たぶち 委員長  河合館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  今回リニューアルの中には入っていないんですが、館に入られてすぐに火の鳥があるんですけれども、火の鳥をバックに手塚治虫記念館がありまして、そこから写真を撮られている方はたくさんいらっしゃって、インスタ映えという意味ではそこが一番いいんじゃないかなとは思います。  入られて、入り口すぐにアトムの像とサファイアの像がありますけれども、そこの前でも結構皆さん写真を撮られていて、インスタ映えというところでは、そこの3点が一番インスタ映えするんじゃないかなと思います。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  だから、あえて何も置いていないけれども、そこで勝手にやっているということがいいのか、何かここはそういうカメラのマークをちょっとつけておくとかを含めた、余りよくないのは、例えば、顔を突っ込んでこうやってやるとかいうのは、あれはちょっといまいちやけれども、要は、初めて来られた方がどこにどういうのがあるのかなとわからないでぽんと入ってくると、ぐるっと回ってやっぱりここかじゃなくて、ここはどうです、館内全部自由に写真オーケーなのか、それもわからないということがあるので。カプセルみたいなところは撮ったらだめでしょう、かどうかわからないんだけれども、どこまでがカメラ撮影オーケーでどこがだめか、ビデオがいいのか悪いのかというのが、どこかに書いてあると思うんだけれども、ぱっとわからないので、ここは撮影オーケーよみたいなマークがちょっとあると、海外から来られた方も含めて、ぱっとここでといって自撮りをこうしてみたりするわけだから、そういう優しさというか、そういうものをつくってあげておいたほうがいいのかなと、要望しておきます。 ○たぶち 委員長  河合館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  御意見ありがとうございます。  そういった英語表記とかもあわせて、常設展とかはやろうと思っていますので、そういった表記も含めてまた検討していきたいと思います。 ○たぶち 委員長  ほかに質疑ありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  忘れちゃったので、キャラクターショップはどういうふうになっているのかということと、閉めている間はどこかで買えるところがあるのかというのはどうでしょう。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  館内のショップは、閉館期間中は営業しませんので、別途特設売り場を設ける予定はございません。ただ、今、宝塚北SAを3月からオープンしておりまして、手塚グッズも多数販売しておりますので、館内でしか買えないものももちろんたくさんあるんですけれども、北サービスエリアへ行っていただいたら、たくさんグッズが買えますので、そういったところも私の立場でPRはしていきたいなと思っております。              (「わかりました」の声あり) ○たぶち 委員長  いいですか。                 (「はい」の声あり)  ほかに質疑ありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  1つ、済みません。外国人のお客様対応で、英語表記とあとイヤホンのガイドとかはどれぐらいするものですか。               (「どういうことか」の声あり)             (「言語の種類ということか」の声あり) ○たぶち 委員長  言語の種類やね。  寺本委員。 ◆寺本 委員  そうね。言語の種類と、どんなシステムで聞けるようになっているんですか。 ○たぶち 委員長  河合館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  今ちょっとオーディオとかそういったものはなくて、何カ国語かのパンフレットで館内を見てもらうようなシステムで、例えば、中国の方が来られたら中国語版パンフレットを渡して、これで見ていただくとかという形になっています。  そして、今自体が日本語の表記しかないので、リニューアルで英語版の表記をしていこうかなというところで考えています。 ○たぶち 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  じゃ、音声ガイドなしですね。 ○たぶち 委員長  河合館長。 ◎河合 手塚治虫記念館長  今のところはないです。 ○たぶち 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  これも、ちょっとインバウンドを考えたり、今でも中国、台湾の人が来てはるときに、どうやって見てはるんかなというのはずっと思っていたんです。去年、英語圏の方に案内してくれと言われて泣きそうになりましたけれども、そういう人たちがやっぱり目でしか見られない状態というのは、ちょっともう本当に音声で入れなきゃいけない時代にもなってきていると思うし、海外に行ったときに美術館とかでも、やっぱり大抵イヤホンなんかで、そのまま歩けば、その前にとまったら聞こえるというふうな時代になってきているので、ちょっと予算上難しいのでしょうけれども、ちょっとそれは意識しておいて、今後につないでほしいなと思っています。  日本の出し物でも、余り耳なれない、いろんな出し物のときに、私も歌舞伎に行って、歌舞伎のガイドがあったからやっぱり全部がわかるというふうな、解説とか、物すごく行ってよかった感は全然違うので、じっと読みながら歩くのはなかなか時間をとられてしまうというのがありますので、ちょっとそれもほとんど標準装備に近くなってきているん違うかなというふうに思っています。 ○たぶち 委員長  政処室長。 ◎政処 宝のまち創造室長  今、寺本委員おっしゃっていただいた、後の機能追加といたしまして、メッセンジャー機というところで流れている映像に英語の字幕スーパーが出るようになりまして、登場していただく有名な作家さん、漫画家さんの数もふやした中で、英語表記の通訳ができる状況で見られるというのが1つありますのと、今年度、携帯のアプリを使って、外国人の方も少し楽しんでいただけるような機能追加を、これは国の地方創生のお金を使わせていただいて、今検討というか考えておりますので、携帯のアプリを使って、館内でWi-Fi機能で楽しんでいただけるような機能は追加したりと、それは今年度中の仕事としてあわせてやりたいと調整しておりますので、表記は英語しかないんですけれども、そういったところで外国人の方も楽しんでいただける館にしたいなと考えておるところです。 ○たぶち 委員長  いいですか。                 (「はい」の声あり)  ほかに質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  以上で説明は終わりました。  当局の皆さんお疲れさまでした。ありがとうございます。  では、委員の皆さん、少し残っておいてください。  本日説明を受けた宝塚市災害廃棄物処理計画案について議決対象にすべきかどうか御意見ありませんか。               (「いいん違う」の声あり)  しなくてもいいですか。誰かしなくていいですか。              (「しなくていいです」の声あり)  という御意見がありましたので、それでは議決対象としないことを委員会の意見とすることに御異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  はい、ありがとうございます。  今回の結果は、委員会の意見として議長へ報告することといたします。  次に、その他ですが、何かありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、以上で本日の議題は全て終わりました。  最後に、今後の予定ですが、11月29日午前9時30分から産業建設常任委員会を開催する予定にしておりますので、よろしくお願いいたします。  審査順については、協議会で確認したとおり、本日と同じ順番で行い、最後に議員提出議案第10号の審査を行いたいと思います。  以上をもちまして、委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。                 閉会 午後 3時25分...