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平成30年 5月28日総務常任委員会-05月28日-01号

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  1. 宝塚市議会 2018-05-28
    平成30年 5月28日総務常任委員会-05月28日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    平成30年 5月28日総務常任委員会-05月28日-01号平成30年 5月28日総務常任委員会                 開会 午前 9時30分 ○藤岡 委員長  おはようございます。  それでは、総務常任委員会を開会します。  本日は、議案3件、請願1件、陳情1件について審査をいたします。  それではまず、審査順序についてお諮りをします。  お手元に本日の案件一覧を配付しています。  まず、議案第59号、そして議案第61号、次に議員提出議案第8号、その後に請願第22号、その次に陳情第8号の順に審査をしたいと思います。  なお、請願第22号については口頭陳述の申し出を受けておりますので、先日お諮りしたとおり午後1時から審査を予定しております。そのため、審査の進行状況によっては順番が前後することがあるかもしれませんが、その点よろしいでしょうか。                 (「はい」の声あり)  では、そのようにさせていただきます。  なお、写真撮影の申し出を委員から受けておりますので、それを許可しております。よろしくお願いします。  それでは早速、まず議案第59号、平成30年度宝塚市一般会計補正予算、第1号を議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  論点は設定していません。  質疑はありませんか。  冨川委員。 ◆冨川 委員  何点かお尋ねします。
     まず、文化芸術施設庭園整備事業に関することですけれども、繰越明許とともに債務負担行為工事費等が計上されているわけです。最終的に文化芸術施設に係る工事費と、そして庭園に係る工事費を分けるとするならば、全体の総額と、それに対する文化芸術施設に幾ら、そして庭園整備に幾らというような形で案分できているのであれば、その数値を示してほしいのですけれども。 ○藤岡 委員長  福永産業文化部長。 ◎福永 産業文化部長  済みません、後ほど担当者が来て御説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○藤岡 委員長  担当者が来られました。いいですか。  数田次長。 ◎数田 文化芸術施設及び庭園整備担当次長  まず、建物の建築工事でありますが、これにつきましては昨年度既に契約を締結しておりまして、その契約額が16億8,156万円ということで確定をしております。これに伴って建築工事が行われまして、また今年度中に残りの庭園工事を予定しておりまして、大体今の見込みで2億5千万円ぐらいの工事費を予定しております。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  予算配分庭園関係は2.5億円程度を予定しているということ、それは数値としてはわかりました。  それで、せんだっても議員総会等でいろんな資料が示されておったわけですけれども、その資料の中にも市民との協働という言葉が大きく掲げられております。その中で庭園づくりサポーター等庭園部分に関しても市民の方々が大きくかかわってこようとされているわけですけれども、庭園に関する作業の区分け、指定管理者市民庭園サポーターとの作業の区分けというのは現段階でどのように宝塚市としては考えているのでしょうか、お尋ねします。 ○藤岡 委員長  尾崎都市安全部長。 ◎尾崎 都市安全部長  庭園の中にはメインガーデンという、確かに技術的になかなか管理がしんどい部分もございますし、こういうような基本的な管理についてはやはり指定管理者が担うというふうに考えてございます。ただ、市民の協働という意味では、例えばメインガーデンにおいてサポーターのほうが技術的なスキルを上げた中で移植であったり補植であったり、そういうようなガーデニングをやるような部分の活動でありましたり、また、環境学習でありましたり、そういうような部分を担うということを考えながら、総合的に指定管理者サポーターをコーディネートしながら、そのような作業を進めていくというふうに考えてございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  ということは、作業の区分けそのものに関しては最終的には指定管理者が作業の区分けも含めて決めていくという、そのような考え方でよろしいですか。 ○藤岡 委員長  尾崎都市安全部長。 ◎尾崎 都市安全部長  基本的に私ども今、想定しておりますのが、サポーターと昨年来いろいろとワークショップをしながら、どのようなことをしたいかというようなお話を聞かせていただいています。その中では、サポーターが先ほど申しましたスキルを上げてメインガーデンの管理をやっていきたいであったり、市民ガーデン、庭の花壇の部分をガーデニングしていきたいであったり、いろいろなお話を聞かせていただいています。そういうような市民サポーターの活動を支えていって十分活動できるような状態にした上で、その市民サポーターの活動ありきの中で指定管理者と協働しながら作業を進めていく、一定、市のほうがこういうようなことを想定したという中で指定管理者を決めていくというというふうに考えています。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  お伝えしておきたいのは、指定管理者は庭園に関するプロフェッショナルであると考えています。それに対して、市民の皆さんはやはりあくまで市民の皆さんです。ですから、技術的なスキルアップも期待するというような言葉も聞こえてきますけれども、そこのところは専門家と市民との違いというのはどうしてもいろんな面で出てこようかと思いますので、そのあたりの線引きはしっかりと指定管理業者、そして宝塚市もサポート的に、区分、区分けは間違わないようにというか、しっかりとした的確な、適正な区分けをしていただきたいと、そのように思いますので、それは意見としてお伝えしておきたい。そのような思いから発言をしております。それはよろしくお願いしたいと思います。  続けて、ちょっと質問の内容は変わりますけれども、宝塚フェスタに関することです。  今回、花火をまた演出的に追加するということで、150万円の増額の補正予算が出ておりますが、そもそも宝塚市の花火大会そのものが今延期になっているわけで、その大きな理由というのは、会場をもし変更した場合に大きく警備費がかかっていくであろうと、それも想像を絶するような大きな金額が示されているわけですけれども、今回の150万円という増額の補正予算は、花火の材料、人件費も含めて花火のためのものだけなのか、それとも花火を数十発追加で新たに打つことによって警備の関係も150万円の中で増額されているのか、そのあたりの内容、150万円の内訳というものは具体的にどうなっているんでしょうか、お尋ねをします。 ○藤岡 委員長  森添観光企画課長。 ◎森添 観光企画課長  花火大会の内訳についてですが、150万という形で市の予算を計上しておるんですけれども、実際、事業費としましては300万を見込んでおります。その中で花火を打ち上げる費用と、あと警備費用を含めて300万を予定しております。市の150万に加えて、残りの150万につきましては協賛金であるとかそういうものを集めてやっていこうというような計画で今進めております。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  別途150万で、計300万で花火を打とうということですけれども、私がお伺いしていますのは、その花火を打つことによって、花火の材料費と人件費等だけではなく、通常の宝塚フェスタをやっている以外の警備の増強もするのかしないのか、しないのであればしないでよいと考えているのか、そのあたりを聞いているんです。もう一度お尋ねをします。 ○藤岡 委員長  森添課長。 ◎森添 観光企画課長  花火の警備に関しましては、サマーフェスタとは別の考え方をしております。花火大会サマーフェスタの警備は別で、新たに追加してというような形になっております。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  そうしましたら、別途150万円も含めて、計300万円の事業費の中で警備費というのはどれぐらいを今のところ考えておられるのですか。 ○藤岡 委員長  福永産業文化部長。 ◎福永 産業文化部長  300万の中で、そのうち警備の業務委託として想定しているのは100万円でございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  ちょっとボリューム感が100万円と言われてもわからないのですけれども、宝塚市としては、100万円の警備の増強でもって新たに末広中央公園かいわいで数十発の花火を打ち上げるに関して十分であると判断しておられるということでよろしいですか。 ○藤岡 委員長  福永産業文化部長。 ◎福永 産業文化部長  100万円の業務委託をすることによって、今回の小規模な最後の数分間の花火ということで、これで安全確保できると考えております。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  そもそも花火大会を延期されている最大の理由は警備費の増額ということですので、そういう考えであるのであれば、くれぐれもその範囲の中で十分事故等ないように行っていただきたい、それだけはお伝えしておきたいと思っております。よろしくお願いします。  続けてまいります。  コミュニティ助成金ですけれども、ある地域のやぐらに250万円の補正、増額が出ておりますが、資料を見ます限り、財源は諸収入ということで、国か何かの事業かなと想像するんですけれども、中山五月台のやぐらの新設の総額というのは幾らなんでしょうか。総額幾らで、うち250万円の補助、その総額が幾らかお尋ねしたいんですけれども。 ○藤岡 委員長  上田きずなづくり室長。 ◎上田 きずなづくり室長  今回補正予算に上げております250万ですけれども、委員のおっしゃるように250万円というのがやぐらの経費の総額ということになっております。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  ということは、事業費の総額、100%が全て補助で賄われたという、そういう考え方でよろしいんですね。 ○藤岡 委員長  上田室長。 ◎上田 きずなづくり室長  今回のコミュニティ助成事業、上限額が250万ということになっておりまして、今回購入しますやぐら自身も上限額と同額の250万ということになっておりますので、結果的には100%という形になっております。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  地域にとっては大変ありがたい、よい話であると思います。こういう事業に対して名乗りを上げられる地域というのか、ほかの団体も、今回は中山五月台なのでしょうけれども、幾らかそういうふうな形で応募された団体もあったのでしょうか。 ○藤岡 委員長  上田室長。 ◎上田 きずなづくり室長  今回、30年度につきましては中山五月台の6丁目自治会の申請ということになっております。ちなみに29年度につきましては2団体ほどあったんですけれども、そのうち1団体が採択されているというような状況になっております。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  わかりました。その事業というのは今後も、国の事業でしょうか、継続してされているのでしょうか。 ○藤岡 委員長  上田室長。 ◎上田 きずなづくり室長  今回のコミュニティ助成事業につきましては、一般財団法人自治総合センターというところの助成金になっておりまして、宝くじを財源としております補助金です。こちらにつきましては例年、毎年継続して募集というのがありますので、今後も募集が恐らく継続してあるというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  わかりました。  別の質問になりますけれども、子ども未来部の新設の保育所の関係で減額の補正で、せんだっての委員会①の段階で財源更正とともに放課後児童クラブの併設がなくなったためということで資料も見せていただきましたけれども、そもそも平成30年4月1日の段階で宝塚市内待機児童というのは、その状況をまずお知らせ願えますか。 ○藤岡 委員長  番庄子ども育成室長。 ◎番庄 子ども育成室長  待機児童の状況でございます。資料にありますとおり、平成29年4月1日時点では128人ということになっております。そして、これを受けて29年度から認可保育所の分園整備や認可保育所2カ所の新設ということを取り組むこととしております。128人を2年かけて解消していこうという考え方でございます。  手法といたしましては、事業者を募集して整備地を確保いただいて、そして開設いただくというやり方にしております。 ○藤岡 委員長  30年の待機児童数。  番庄子ども育成室長。 ◎番庄 子ども育成室長  失礼しました。  平成30年4月1日時点でございますが、速報値といたしましては現在119人でございます。これは、昨年、施設整備できないものの1年をかけまして定員確保策で95人分ふやしましたが、128は解消されず、119という数字になっております。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  ウエブサイトからの資料も見ましたけれども、今回新たに宝塚市内保育所1カ所が宝塚市山本東、もう一カ所が宝塚市山本丸橋2丁目ということですけれども、放課後児童クラブを併設しなくなった場所というのは山本丸橋2丁目と考えてよろしいんですか。そのあたりはどっちなんですか。 ○藤岡 委員長  番庄室長。 ◎番庄 子ども育成室長  資料でお配りしております事業者の選定に当たりまして、整備手法の欄をごらんください。  (1)公募の概要の③のところでございます。整備手法等のところに2件を掲げております。応募法人が施設を設置運営することを前提に用地確保応募法人が行うこと、もう一つの条件といたしまして、長尾小学校区で応募する場合は放課後児童クラブ30人の併設を検討することということで、今回2園を募集しておりましたので、2園を長尾小学校区内でもしも建てるという提案があった場合にはそれを受けられるという状況にしておりましたが、結果的に、一番下でございます。選定結果といたしましては、整備法人といたしまして保育所としての合格基準点に達しておりました、めぐみ会が山本東2丁目、これは長尾小学校区、そしてその下のサン福祉会が提示いただきました山本丸橋2丁目117番地で開設する分については、これは丸橋小学校区ということになりました。  公募の条件に照らし合わせますと、長尾小学校区で応募があった法人は山本東2丁目の部分であったので、2園が1園になったということになりました。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  わかりました。ということは、山本東2丁目のめぐみ会の新設しようとされる保育所には放課後児童クラブも併設されると、そのように理解をいたしました。  そこで、山本東2丁目の事業予定地なんですけれども、ウエブサイトに載っている選考結果についてという資料の中で、選定経過で平成30年2月22日もしくは平成30年2月27日のいずれかに現地視察及びプレゼンテーション審査というような形であります。選定委員会そのものが現地を視察されているという、そのようなことなんですけれども、私も現地を訪れてみました。その中で交通事情といいますか、整備予定地前面道路、そしてエリアを含めて、十分に自動車同士が対面交通できるような幅員が十分ではないのかなと見受けております。交通事情が万全ではないのかなと一般的に客観的に感じるわけですけれども、そのあたりに関しては、宝塚市はどのように考えておられるのでしょうか。 ○藤岡 委員長  番庄子ども育成室長。 ◎番庄 子ども育成室長  御指摘のとおり、周辺の道路環境につきまして課題があることは認識しております。今回、法人からの応募を受けまして現地を視察いたしました。その審査に当たりましてどのような基準を設けたかといいますと、道及び周辺の交通網等が保護者のニーズや本市の意向と合致しているかどうか。また、日影とか騒音、景観等周辺への配慮がなされている計画となっており、送迎用駐車場や駐輪場が確保されているかという観点で、どちらかというと子どもたち、保護者にとってそこが非常に立地がいいかというところを主に考えた趣旨でございます。これは、逆に言いますと、保護者、子どもたちにとってはこの立地は駅近で、周辺はあいあいパークといった公園や緑が多いところであり、環境としては整っておりますが、地域の皆様にとりましてはその地域に車が多く入ってくるのではないかという心配につながっているというのも認識しております。  そのため、今後、ソフト面、ハード面あわせて市民の方、地域の方がこの保育所を建ててよかったとなるかどうかは別問題にいたしまして、私たちとしては必要性を訴えながら、配慮できることを事業者に求めていくというスタンスで臨んでいきたいと思っています。  周辺環境に全く影響がないような保育所整備というのは非常に困難であるという認識を持って、では逆に近隣の皆さんにいかに御理解いただけるかということを前提に、事業者とともに話をしていきたいなというふうに考えております。  交通の不便について御指摘いただいていることは認識しております。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  今の段階で宝塚市としては認識があるということなんですけれども、平成30年2月22日もしくは2月27日の選定委員会現地視察の段階で何も意見は出なかったのでしょうか、そのあたりはどんな意見交換がされたのでしょうか、お尋ねをします。 ○藤岡 委員長  番庄室長。 ◎番庄 子ども育成室長  選定委員会の中においては、現地を見ましたけれども、特に周辺道路の影響についての意見交換はなされませんでした。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  この件に関しましては、現地の皆様への具体的な御説明というのはまだ今後であると伺っております。ですので、そのあたりも含めてしっかりと丁寧に、十分に地域住民の方々等にまずは説明をしていただきますよう。これはくれぐれもよろしくお願い申し上げます。今の段階ではこの程度だと思います。  以上です。 ○藤岡 委員長  ほかに質疑はありませんか。  細川委員。 ◆細川 委員  じゃ、私からは大きく2点です。先ほど冨川委員からも少しありましたコミュニティ助成事業について少しお尋ねいたします。  先ほどの確認なんですけれども、10分の10で助成が行われていて、周知の記録についても資料をいただいたんですけれども、募集があって実際にもう既に購入が終わっているのか、後から市に入ったお金が支払われる助成なのか、そこのところがちょっとわかりにくかったんですけれども、説明していただきたいです。 ○藤岡 委員長  上田きずなづくり室長。 ◎上田 きずなづくり室長  先ほどの助成事業につきましては地域からの申請に基づいて交付が決定されていくわけなんですけれども、実際の事業につきましては、交付を受けた後で例えば備品の購入とかそういったものに対応して使っていっていただくというようなものになります。
     以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  ということは、まだこれから購入をされるということで、非常に地域にとってはありがたい。購入するものが来て、品物を先に立てかえて買ってからではなくて、お金をいただいてから購入ができるというありがたい助成の制度だと思うんです。  資料でいただいた周知の方法について少しお尋ねしていたんですけれども、これ、29年度の周知状況としてはまちづくり協議会代表者交流会で周知をされていたと、口頭で説明ということなんですけど、議事録か何か記録は残っていますでしょうか。 ○藤岡 委員長  古家市民交流部長。 ◎古家 市民交流部長  特にその際の明確な議事録という形では残っておりません。  以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  たまたま残っていないのか、議事録そのものがこの会議にはないのか、そこだけ確認させてください。 ○藤岡 委員長  古家部長。 ◎古家 市民交流部長  説明書、個々の簡単なメモみたいな、概要とまでいかないような、そういうふうな記録は残っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  議事録そのものが会議としてないということでいいんですか。 ○藤岡 委員長  古家部長。 ◎古家 市民交流部長  議事録という形では残しておりません。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  わかりました。  あと広報誌、ことしの1月号において載っているということで活動事例として見せていただいたんですけれども、先ほどの質疑の中で28年度は2つが出て1つが採択、29年度は1つが採択ということだったんですが、要項を見ているといろんなタイプの事業に使える助成制度になっていまして、これは市から希望があれば幾つでも出せるのか、それとも前もって市のほうで出すところを選定して、ある程度これは出すけれどもこれは出さないという、そういう順序を決めて出されるのか、それはどうですか。 ○藤岡 委員長  上田きずなづくり室長。 ◎上田 きずなづくり室長  基本的に、申請がありましたら特に市のほうで当落というのを決めるということはございませんので、一旦県のほうには申請が上がっているということで、申請書を上げていくことになります。最終的には、先ほど申し上げました一般財団法人自治総合センターさんのほうで最終どこに交付するのかというのが決定されるというような流れになります。  以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  ということは、先ほど2つのうち1つが採択されたというのは、市ではなくて最終でという理解でよかったでしょうか。 ○藤岡 委員長  上田室長。 ◎上田 きずなづくり室長  そのとおりでございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  ここまで詳しくお聞きした理由なんですけれども、地域でお祭りをやっているところでは、結構お金がかかるけれども自前で持てないのでリースをかけて、毎年毎年リースを払ってやぐらを借りて盆踊りをやっているというお声を聞くことが幾つかありました。その中で、こうした助成がいただけるのであれば実際に借りたいと思われる団体さんも多々あるのではないかというところで、今回もう少し広く周知をしっかりとしていただいておけばよかったのではないかなというところを思いますので、今回、これを機会にしっかりと周知していただきたいということを意見としてお伝えしておきます。  それから、続きましてもう一点なんですけれども、補正予算説明書28ページにあります債務負担行為で、事前に5月17日に配付されました新庁舎・ひろば整備事業の2ページ、3ページあたりのところについて少し確認をさせていただきたいと思います。  3月の際に、新庁舎整備が3年間延期になると、一方で水道庁舎が非常に危険な状態であるということをいろいろな議員さんからも私もしましたけれども、質疑があって、そのあたりから何とか人命を大事にしようというところで、今回事業を進めていただけることになったのは非常によかったと思いました。ただ、資料を見ていると、新庁舎整備事業が20億から25億に増額していると。当初の予定とどこがどう変わって3年間の延伸を見直したのか、3月のときには、シンプルなものに変えて、それでコストを削減して、そうしてでも早く建てるべきではないかという意見が多々あったように記憶しているんですけれども、そのあたりの違い、華美にならない工夫をどういうふうにされたのか、そこを説明してください。 ○藤岡 委員長  中西企画経営部長。 ◎中西 企画経営部長  新庁舎の関係ですけれども、基本的には今回20億というのが25億になったと。これはあくまでも事業費と予算ということになりますから、入札等によりましての減額等々ありますので、全体としてはひろばも含めて30億の中で抑えていきたいというふうに思っています。その中では華美なものがどこまで、もう基本設計まで終わっておりますので、できるかどうかわかりませんけれども、できるだけ少ない額でいけるようなことで今現在も実施設計を取り組んでおるというような状況になります。  それで、前の資料の3ページの中では財政見通しの影響ということで3年間延伸をいたしておりますものですから、平成30年度から32年度は延伸時にはゼロということですけれども、それの凍結を解除したということになりますので、31年と32年にはこういった形の執行が今予定をされております。できるだけ、財政見通しも含めまして、不足する財源につきましては行財政改革の中で解消していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  行財政改革の中でというお話だったんですけれども、実際にそのあたりの今後、建物が建った後、かかってくる光熱水費、それからガラス張りにしますと、やっぱりガラスを美しく保つために壁物よりもずっとガラスの清掃にお金がかかってくると思うんですね。そういった維持管理費なども計算をされた上でということでしょうか。 ○藤岡 委員長  中西部長。 ◎中西 企画経営部長  管理運営費経費ということになりますけれども、現庁舎と現上下水道局庁舎の管理運営経費をそのまま面積がふえる分に掛け合わせていきますと、新たにやっぱり年間で3千万ほどの経費というのがふえてくるというのは、試算ということで、しております。  以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  現在の庁舎のガラス面のない普通の建物、建築物は四角くてシンプルな建物ほど効率よく使いやすくて、そしてコストも安くつくというふうに言われておりますけれども、そこからいきますと今回の建物の設計自体が、いただいた資料の図を見ていますと複雑で結構コストがかかるのではないかなという、それは見た目、でき上がったときに市民さんが見たときの感覚として、私なんかはその程度にしかわかりませんけれども、見たときの印象が華美だと見えるように思うんです。それで、ガラスを使うことと断熱材の入った壁を使うことでは当然熱効率、あるいは遮断できる部分も違ってきて、空調などにも大きく負担がかかってくるんではないかと思うんですけれども、そういったところの見込みは考えておられるんでしょうか。 ○藤岡 委員長  中西部長。 ◎中西 企画経営部長  庁内的にはガラス面を腰壁に変えるということも検討したんですけれども、荷重がふえてしまって、その分の躯体の増加等々によりまして逆に金額としてはふえていくというような状況になります。  新庁舎もガラス面が多いというようなイメージもあるんですけれども、現庁舎も、実はひさしはありますけれども、かなりガラス面というのは多い建物になっています。ですから、それほど新しいものがガラス面が極端に多いかということはそうでもないということもありますので、今の段階では、これ以上ガラス面をなかなか減らすということも難しいかなというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  そうしますと、今の庁舎の年間3千万円ほどを見込んでおられる金額と今回の庁舎に変わったときの差というのは、そんなに大きく出ないという予測を立てておられるんでしょうか。 ○藤岡 委員長  中西部長。 ◎中西 企画経営部長  あくまでも先ほど申しました3千万といいますのは、現庁舎の平米数に、今2万7,473平米になるんですけれども、このことについて管理運営経費が1億2,900万円かかっておりますという中で面積がその分ふえる分を計算したという、単純計算になりますので、個々個別に具体的にガラス面が何ぼ多いとか少ないとかいうことで比較、試算したような金額ではありません。  以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  わかりました。ガラス面にこだわっているわけではないんですけれども、維持管理というのはずっと続いていくもので、光熱費にしても一旦建てればずっとわずかな金額でも削減できるものならば削減できる方向を選ぶべきではないかなと思ったので、そこをお尋ねしました。  あと、3年間財源を確保しないつもりでということだったんですけれども、今回繰り上げてつくっていくことによって、行財政改革の取り組みの中でとは言っても相当大きくまた新たに確保しなければならない。この債務負担行為というところを承認するとそれが即始まるというところで、また福祉施策とかいろいろな市民さんの施策に影響してくるのではないかなというところが気になります。  特に、やっぱり労力で補えない物的なもの、例えば公園のネットとかフェンスとか、それから道路の補修とか、そういったところの経費が大きく削減されていったんでは誰も手をつけることができないというところに放置となってしまうので、どういったところに視点を置いて行財政改革を取り組んでいこうとされているのかなと思っていたんですけれども、そのあたりはどんなふうにお考えですか。 ○藤岡 委員長  赤井行財政改革担当部長。 ◎赤井 行財政改革担当部長  平成30年3月に作成しました財政見通しでは、新庁舎の進度調整ということで、そこに充てております実施計画の財源を後ろにシフト、延伸するという形で財政見通しを組んでおります。その中で、今回延伸をやめて前倒しでやっていくということになりましたので、今回その費用は今の財政見通しには上がっておりません。確実にどこかで賄わないといけないということになっています。  全体の中で当然考えていかないといけないというふうに考えておりまして、今、委員おっしゃったとおり、平成29年度には全事務事業の見直しを行いまして平成30年から、次は31年から、32年から福祉関係も含めて見直していきますという形をとっております。今後も全て福祉施策等で見ていくかというたら、なかなか厳しい状況でもあります。  そういった考え方をしたときに、実施計画の中にも投資的な経費、いわゆる公共施設的な修繕や補修等も必要ですけれども、その中にも新規拡充の事業もございます。そういったことも含めて今後、投資的な経費、実施計画の財源というものは必ずしも25億の中で賄えるかというたら、そういうわけにもいきませんので、それぞれの年度の事業の必要額等も勘案しながら、これまでの経常的な経費、それから実施計画の財源の中も含めてしっかりと精査しながら、事業費を対応していきたいというふうに考えております。今現時点では、福祉施策等の事業の見直しというような固定的な考えはございません。  以上です。 ○藤岡 委員長  細川委員。 ◆細川 委員  できればそういった見通しがきちっと書面として出されて、それで今回の事業ができるというところと、それとつまり財政見通しですよね。今度出されるのは恐らく9月だと思うんですけれども、今回この補正予算債務負担行為を承認するしないの判断をするときに、そういった見通しがきちっと示されていれば判断もしやすかったなと、後々市民の方に説明をするにもしやすかったなというふうに思います。もう少しそのあたりの見通しというのを数字で見せていただけたらと思っております。 ○藤岡 委員長  それは意見でいいですか。  細川委員。 ◆細川 委員  はい、意見としてお伝えしておきます。 ○藤岡 委員長  いいですか、ほかに。  細川委員。 ◆細川 委員  はい、以上です。 ○藤岡 委員長  ほかに質疑はありませんか。  となき委員。 ◆となき 委員  そしたら、まず文化芸術施設の関連で確認なんですが、資料で指定管理者選定委員会の構成ということで出してもらったんです。知識経験者6名の中で内訳を書いてあるんですけれども、これはどういう方を想定しているというか、学者、大学の先生とかそういう関連団体であるとか、どういう想定なんですか。 ○藤岡 委員長  数田文化芸術施設及び庭園整備担当次長。 ◎数田 文化芸術施設及び庭園整備担当次長  資料で委員の構成、委員会の委員構成というのを挙げさせていただいておりますが、知識経験者6名ということで、各分野という想定しているものを書かせていただいております。  これまでも基本設計などの策定のときに有識者等の検討会を設けて、各専門分野の有識者の方から意見をもらいながら事業を進めてきたという経過がございますので、これまでの経過とかもよく御存じの有識者の方を中心にして選定委員会も構成していきたいと思います。  具体的に委員の選任、お願いというのはまだしておりませんので、想定される分野としては、今こういう分野が想定されるということで考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  具体的にまだということなので、これ以上聞いてもあれかなと思うんですが、若干気になったのは、美術館であるとか博物館であるとかそういう施設の運営ということに関する専門家の方がこの中にいてるんかなと。文化芸術の専門家、芸術にたけた人と、そういう施設を運営する側の知識を有した人という、ここはやっぱりちょっと違ってくるん違うかなと思ったんで、そういう方がいてるのかなというその確認やったんですけれども、そういう観点では入っているということでいいんですか。 ○藤岡 委員長  数田次長。 ◎数田 文化芸術施設及び庭園整備担当次長  おっしゃっていただいているように、これまではどういうような機能を持った建物をつくっていくかというような議論で有識者の方に加わっていただいたという経過がございますけれども、まさにこの指定管理の選定に関しては、これから中身についてどういうような運営をしていくのかというところです。特に文化芸術の分野、これも庭園のところもそうですけれども、おっしゃられるとおり、運営をどういうものを目指していくのかというのは、我々の思いというのを理解していただいてそれが実現できるような事業者の提案を評価できる、そういう委員の方にお願いしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  それと、もう一点なんですが、指定管理の期間なんですけれども、これはこの前の質問でも若干出されていましたけど、5年ということで、5年というのが本当に果たしていいのかどうかという部分なんですが、この施設は、言われているように市民との協働であるとか、さっき庭園の話も出ていましたけれども、そういう市民との関係性の構築という、そこは非常に重要なところやと思うんです。5年で業者が入れかわっていくということで、それが途切れ途切れになってしまうんじゃないんかなという、せっかくみんながかかわってなれてきたそういう事業者が、5年たったら、はい、また新たなとなってくるので、そういう点についてはどういうふうに考えているんですか。 ○藤岡 委員長  数田次長。 ◎数田 文化芸術施設及び庭園整備担当次長  指定管理期間については、募集する側の我々もどういう期間設定をするかというのを悩んでいた項目の一つでありました。ですので、期間を我々判断するに当たって事業者ヒアリングを重ねる中で、実際にやるとしたら事業者側がどう考えるのかというところでヒアリングを重ねてまいりました。その中で、やはり長期の期間設定のほうが指定管理者側も長期的な視点に立って安定的な運営ができるというメリットがあるという意見をいただく一方で、今回については新しい施設、庭園をつくって、それが第1期目の運営、指定管理期間になりますので、例えば光熱水費でありますとか維持管理経費でありますとか、もしくはいろいろな事業などの収入でありますとか、我々も積算しておりますけれどもまだ実績がないということで、そのあたりが逆にこの1期目を取るリスクにもなり得るという意見がありました。  先ほどおっしゃっていた市民サポーターなりも同じ長期的な目で見ないといけないことでありますけれども、まずは実績を見て判断するのは、やり方としては我々、今回についてはよりよいのかなと判断しまして、基本となる5年ということでまずは期間を設定したということでございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  じゃ、今回まずは5年という理解でいいということですか。5年の運営状況を検証しながら、期間はまた考える、検討し直すということもあり得るという理解でいいですか。 ○藤岡 委員長  数田次長。 ◎数田 文化芸術施設及び庭園整備担当次長  市で定めています指定管理者制度の運用指針の中でも指定管理期間については原則5年と書いておりますので、今回は原則に従ったという形になります。  ただ、我々としては、今実際には5年を超えてというのは、ナチュールスパの例でしか5年を超えてというのがないんですけれども、それ以外の施設については5年という指定管理期間をとっておりますので、今後検討する中で長期のほうがいい場合、それのメリットを我々もしっかり整理した上で、もしくは市の中で指定管理者の指定管理期間の設定というのを整理した上で判断する必要があると現時点では考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  じゃ、別の部分で聞きます。  保育所の件で、先ほど冨川委員のほうで若干説明があったんですが、その中で気になったのが、山本東の部分ですけれども、選定委員会現地視察したという話で、選定委員のほうで意見が出なかったという説明をされたと思うんです。選定委員の中に建築であるとかそういう分野の専門家というのはおられるんですか。 ○藤岡 委員長  番庄子ども育成室長。 ◎番庄 子ども育成室長  選定委員会5名の方に依頼したところでございます。うち2名が保育関係、子育て関係の専門家、1名が建築関係の専門家、あとは税理士さん、もう一人が市民公募委員という5名の構成です。なので、建築関係の方も加わっていただきました。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  現地を御存じの方やったらみんな思うと思うんですけれども、かなり周辺の道路が冨川委員が言われたとおり狭いところで、そこに保育所の送り迎えというかなりな車の台数の出入りがあると思うんですけれども、そういう状況と、あと図面を若干見せてもらいましたけれども、敷地内に駐車場を8台確保するような設計になっていたと思うんです。非常に無理がある設計やなとぱっと見て思ったんですけれども、何も建築の専門家の方はそういう意見も出されなかったということでいいですか。
    ○藤岡 委員長  番庄子ども育成室長。 ◎番庄 子ども育成室長  どんな意見があったかといいますと、候補地の北側の隣地境界がどうなっているのか、中庭をどう活用するのかという法人に対する確認、あるいは園舎の間口が狭い、要するに道路からの接道部分が非常に狭いので、それをどういうふうに駐車場を確保していくのかという、そういう確認の観点で入りました。なので、児童クラブを2階にしたりとかそういう工夫をしておりますというやりとりの中で一定、北側の隣地境界であるとか、むしろ駐車場の確保についてのそちらのほうの評価というような形になったというのが実態でございます。  ただ、これにつきましては、当然地域に根差した園としていくために必ずしもこれを設計変更がきくところがあれば、それは織り込む中で地域の了解もとっていくということが大事なことは同時に認識しておるという前提の中でございます。審査の中では、保育環境というところが主に論点となったところでございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  現時点での周辺の住民、近隣のお宅の方から出されている意見というのはどういう意見がありますか。 ○藤岡 委員長  番庄子ども育成室長。 ◎番庄 子ども育成室長  主に意見として出ておりますのは、今回の敷地に隣接する北側のほうの住環境の悪化ということを指摘されております。  もう一つ、周辺にお住まいの方から言われましたのは、非常に道路が狭いところであるにもかかわらず駐車場が園舎の中にあるということで、入れ込みについて、道路渋滞であるとか、あるいは安全面についての悪化というところについて指摘をいただいているところでございます。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  これ今回、2カ所で2つの法人ですけれども、応募があった法人というのは何法人なんですか。 ○藤岡 委員長  番庄子ども育成室長。 ◎番庄 子ども育成室長  応募のありましたのは2法人でございます。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  後でいいんですが、業者の選定の結果というか、採点表みたいなものがあると思うんですけれども、2法人とも後で資料で欲しいなと思います。 ○藤岡 委員長  番庄子ども育成室長。 ◎番庄 子ども育成室長  用意いたします。 ○藤岡 委員長  後でいいですか。後というのはこの委員会中……。  となき委員。 ◆となき 委員  終わってからでもいいです。 ○藤岡 委員長  終わってからでいいですか。この審査には別にいいですか。  となき委員。 ◆となき 委員  なかなか、場所と図面とをちらっと見せていただいたんですけれども、結構しんどい場所であるなというのを印象として受けています。周辺の方も心配されている声もあるということで、決していい場所ではないのかなという思いはあります。なんですけれども、なかなか土地の確保の問題であったりとか、一定の条件の中で保育所建設を進めるという法人で募集したのが2法人しか来ていないという話なんで、なかなか保育所をやっていくということに、しんどいという状況がやっぱり出てきているのかなと。待機児童を解消するためには保育所の建設を進めていかないといけないんですけれども、なかなかそれがうまいこといっていないというのが今回の状況かなと思います。  課題なんですけれども、以前から私立保育園の経営について、建設コストであるとか土地の費用であるとかというのが割と法人によっては負担になっているということが出されていました。土地の確保なんですけれども、やっぱり何らか土地を確保しやすいような方法というのを検討していくべきなんじゃないかなと思います。そうでないと、なかなか条件の悪いと言ったらあれですけれども、余りよくないような土地を確保せざるを得ないというようなことにもつながっていくのかなと思うんで、その辺と土地確保ということについて何らか課題と認識しているのか、今後何か考えていくのか、教えてほしいんです。 ○藤岡 委員長  土屋子ども未来部長。 ◎土屋 子ども未来部長  保育所の建設に伴いましては、どうしても近隣の皆様から迷惑だというお声をいただくところです。建物の位置関係とか道路事情、子どもの声とかさまざまな課題がありますので、市としては丁寧に誘致に関しての御説明をしていくことが大切と思っています。  また、おっしゃっていただきましたように、そもそも法人に土地を選定して経費も負担をしていただいて保育所を建設することに対して、難しいという面があるのではないかというお話もありました。他市の事例、それから本市の財政状況とかを踏まえながら、今回の事例もしっかりと検証して考えていきたいと思います。  以上です。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  土地の確保という面では広さというのも重要やと思います。今回のここの件でも園庭が狭い、屋上にも園庭を設けるというような施設になって、最近、屋上に園庭というところもふえてきているかと思うんですけれども、基本的に子どもたちの育つ環境としては、きちっとした広い園庭が確保されているほうが絶対いいと思いますので、そういう観点からもちょっと考えていただきたいなと思います。  それと、周辺の住民の方の声なんですけれども、去年、おととしぐらいでしたか、芦屋のほうで保育所の建設に対して反対の声が大きくなって、その場所での建設を断念するというようなことがあったかと思うんです。もし周辺の住民の方のいろいろ理解を得られないと、やっぱり嫌だというような話になった場合、保育所のこの場所での建設を断念するということはあり得るんですか。可能性として聞いておきたい。 ○藤岡 委員長  土屋部長。 ◎土屋 子ども未来部長  まず、市としましては、今回民間の保育所2園を公募しまして、それに関して御提案があった2園に対して審査をして、この2園で誘致していくという決定をしております。  今後、開発事業における協働のまちづくりの推進に関する条例というのがございますけれども、その中の特定開発事業のルールに基づきまして地元協議等々が進められていくということになります。ですから、市の判断といたしましてこの事業をストップするということはなかなかないと思っておりますけれども、過去の事例としましては、いろいろな住民のお声をいただいて、事業者さんのほうでこの場所では難しいということで、また別の場所で一旦は断念されて検討されたというふうな事例も、残念ですけれどもありました。  以上です。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  事業者で判断されるということなんですけれども、市の施策で進めていることですから、周りの理解が得られればもちろんいいんです。理解を得られないままに強引に推し進めるということは、民間事業者やったら何ぼでもあると思うんですけれども、市としてはそんなことはすべきではないと思うんで、やっぱりその辺はしっかりと判断していただきたいなと、意見としておきます。  もう一点ですが、いじめ防止対策委員会なんです。  資料を出していただきました。かなりの頻度で開かれている経過はわかりますが、今年度の当初予算のときには余り開催していくような想定はしていなかったんだと思います。それで補正で今回上がってきているわけですけれども、何も情報がないというのがちょっとどうなのかなと。こっちも議会として予算を議論するわけですけれども、何もわからんけれども何となく開いているんですわ、これから何回開くかわからないんですけれども予算を出すんですわみたいな、それでずるずる来ているような感じなんで、何らかやっぱりどういうことなのかの説明がないと、これでいいんかなというのは非常に思います。そこはここの委員会の方にも御理解いただいて、何らかちょっとした説明なりはすべきじゃないんかなと思うんですが、どうですか。 ○藤岡 委員長  上江洲理事。 ◎上江洲 教育委員会事務局理事  事案の発生が平成28年12月ですから、もう既に1年半が経過しています。私どもも、資料にありますように平成28年12月28日に第1回のときに諮問をして、既に36回というような、かなり回数を重ねて議論していただいているわけですが、大変おくれているということについては率直に申しわけないなというふうに思っております。  第三者委員会とはいろいろ協議をさせていただいているんですが、一番第三者委員会が訴えておられるのは、教育委員会のほうにも立場的に立たない、あるいは被害者側のほうにも立たない、あくまでも独立して中立で判断したいということで、そういう観点からなかなか情報の提供を双方にしないというような立場というか、そういうふうな主義で運営されているというのが実態です。しかし、冒頭申しましたようにかなり経過していますから、私どもとしても早急に答申をしてほしい、答申ができる日程等について御説明いただきたいということで、これは書面で先日も第三者委員会宛てにお願いをしたところです。  これはあくまでもまだ予定ですけれども、次回開催が来月、6月1日に37回目がありますが、その際には我々が文書要望した内容について答申の時期、そういったものについて一定御審議をいただいて、何らかの回答がいただけるものというふうに期待をしています。そういう状況です。  以上です。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  特に早くしろというわけではないんです、しっかりと検証することのほうが重要やと思いますので。だけど、これだけ何の情報もないまま時間だけが過ぎていると、どういう動きでどの段階なのか、それすら全くわからないんで、そういう概要というか、中身の細かいことまでは触れた報告はできないまでも、一定の何らかの形での報告というのはあってしかるべきじゃないかなと思うんで質問したわけです。いずれにしても、しっかりと検証していただいて出していただけたらなと思います。 ○藤岡 委員長  ほかに質疑はありませんか。  大川委員。 ◆大川 委員  簡単に何点か、高齢者雇用福祉事業団への土地賃借、普通財産の貸付料ですけれども、月額でどれぐらいなのか、面積がどれぐらいなのか、場所はどこなのかということをまず教えてほしいのと、それからネーミングライツなんですけれども、相手方が多分指定管理者さんだと思うんです。ネーミングライツに至るまでの経緯というか、何でネーミングライツをやりましょうという形になったのか、経緯を含めて簡単に教えていただければなと思います。まず2点。 ○藤岡 委員長  福永産業文化部長。 ◎福永 産業文化部長  それでは、宝塚高齢者雇用福祉事業団への貸し付けの金額でございますが、対象は普通財産の土地で328平方メートル、これの貸付料を一月で割りますと20万1,748円となります。  以上です。 ○藤岡 委員長  立花社会教育部長。 ◎立花 社会教育部長  私からネーミングライツの取り組みに至った経緯の説明をさせていただきます。  花屋敷グラウンド、今、ライフパートナーフィールドというんですけれども、ここは民間が我々初めてとったということで、この施設についてはやはり民間でしかできない取り組みというのをどんどんしてもらおうと、そのまずコンセプトがあります。その一環としてナイター設備、これも自主的に設置していただいて、活用の幅を広げて収入もふやしてもらう。その取り組みの中でいろいろ話をする中で、例えば自動販売機の設置の問題とかいろいろあったんですけれども、もっといろいろ取り組みもあるだろうという中で、本市の中ではなかなか進んでおりませんでしたけれども、ネーミングライツという取り組みも昨今落ちつきつつありますけども、我々も取り組んでもいいんじゃないかということで、いろんな取り組みの中でネーミングライツというところで、もしかしたら大きい話もあるかもしれないよというようなそういう情報もありましたんで、我々としてはまずはそういう取り組みにしようということで、今回のネーミングライツの取り組みを進めたというところです。  以上です。 ○藤岡 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  ネーミングライツなんですけれども、これ指定管理者さんですよね。指定管理期間はいつからいつまでの5年間というのと、指定管理料は年間どれぐらいなのか教えてもらっていいですか。 ○藤岡 委員長  立花社会教育部長。 ◎立花 社会教育部長  指定管理期間は29年4月から31年3月31日の3年間ということになっています。この3年間というのは、本来は5年を想定していたんですけれども、きずきの森の整備というところの兼ね合いで管理条件が変わる可能性があるということで、3年間ということにさせていただきました。  指定管理料は約1,798万円です。  以上です。 ○藤岡 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  ということは、指定管理が始まって1年後から終わるまでがちょうど2年間だから、終わるまでの間ネーミングライツをすると、大体指定管理料の10%いかないぐらい、8%ぐらいがネーミングライツ料で返ってきていると言うたらおかしいですけれども、指定管理料を出した分の8%ぐらいを何か返ってきているという言い方はおかしいけれども、おもしろい取り組みだなというふうに何か思っています。  もともとネーミングライツは、基本的に施設に名前をつけることがやったあといううれしいものではなくて、それが新聞とか雑誌とかテレビとかに施設として名前が出るときに広告としての効果があるという意味だと思うんですけれども、恐らく、施設全体がばあっと民間が取り組んでイベントをやればやるほど多分出てくると思うんです。普通に考えたら一番始めのオープンのときが一番出てくるときなのかなという気はしています。物すごくいろんな施設だったら取材が入ったりだとかいうことが十分考えられるのかなというふうに思うんですけれども、取り組みとして指定管理者さんにネーミングライツしてもらうという、非常におもしろいと思うし、一発目のオープンのとき、例えば文化芸術施設・庭園とかこことか、確実に報道になるだろうというタイミングのときにネーミングライツ入れるほうが恐らく効果としては物すごい偏りが前のほうにあるはずなので、なるべく前に入れたほうがいいんじゃないかなという気はちょっとしています。  だから、これはこれでおもしろい取り組みだと思うんですけれども、これから指定管理をやる、新しく施設を建てるということが起こってきますので、少しこういうことも頭に入れてやれば、返ってくるという言い方はおかしいですけれども、トータルで見たら財源を少し下げられるという取り組みになって、オープンのときにその名前が既につけられる、報道に出るということで一番効果のある時期にネーミングライツを持っていくという形になるので、事業者さん側にもメリットがあるんじゃないかなと思います。ちょっとそういうことも頭に入れて、250万入ったということだけではなくて、これから少し効果的なネーミングライツの使い方みたいなものを考えてもいいかなというふうに思いました。  それから、普通財産の貸付料、大体100坪ぐらいで、いつもこれは普通財産貸付料の値段のつけ方が毎回毎回ばらばらで、気になるんです。これは何かの標準の1千分の4という形でつけているんだと思うんですけれども、標準になっている金額というのは一体何なのか、ちょっとまた教えてもらってもいいですか。 ○藤岡 委員長  福永部長。 ◎福永 産業文化部長  今回の場合は固定資産税の評価額、固定資産税の評価額が通常、実勢価格の大体7割となります。そこのことを考慮しまして実勢価格に補正をいたしまして、一旦適正な実勢価格を出した上に、今おっしゃられた1千分の4で月数ということで、算出しています。  以上です。 ○藤岡 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  固定資産税から実勢価格に補正すると。4割で割り戻して1千分の4ですね。じゃ、ここはちゃんとやっているわけですね。そうでないところもいろいろあるんで、なるべくそういう形にしていただければいいなというふうに思います。  それから、文化芸術施設庭園整備の指定管理の選定委員の委員構成のところなんです。  ここだけじゃないと思うんですけれども、指定管理の選定委員さんの中に税理士というのが入っているんです。ちょっと気になるんです、実は。恐らくですけれども、文化芸術施設もそうなんですけれども、収支計画なんかを評価していくとき用の専門家として入れていらっしゃると思うんです。世の中に税理士さんともう一個、公認会計士さんといういわゆる会計士さんがいてはりまして、税理士さんというのは、僕ら税金を納める人たちが相談をして、税金を納めることについて税務についての専門家として依頼者の立場に立ってアドバイスをくれるというお仕事をしてはる人。公認会計士さんというのは、いわゆる監査です。数字をちゃんと見て中立な立場で監査をするという役目を持ってはる人なんですけれども、そう考えると税理士さんでいいんだろうかと。税金の専門家ではなくて、会計とかそういう適正さとか監査みたいなものでいうと、公認会計士さんなんじゃないだろうかなという気がちょっとするんです。  さっき保育所のところでも税理士さんというのがぽっと出ていたんで、民間側につくんだったらわかるんですけれども、評価するときに税理士さんじゃなくて公認会計士さんではないかなという気がするんです。何でこれ、公認会計士さんじゃなくて税理士さんなんでしょうか。素朴な疑問です。 ○藤岡 委員長  福永部長。 ◎福永 産業文化部長  これ、会計上の収支計画とかそういったところをチェックしている。いろんな企業の方が当然応募されてきますので、そもそも会社の経営は大丈夫なのかとかそういった観点で、本市の場合は、御指摘のように税理士の方をよく多用しているのが正直傾向として確かにございまして、税理士の方によくお世話になってまいりました。既にそのように御意見をいただいていました。もちろん税理士は、税金の専門家であると同時に会計にも明るいということもあるので、その辺は税理士としていますが、必ずしも税理士でなければならないとかそのようなことではなくて、今先ほど申しました目的に一番ふさわしい方に来ていただくということでございますので、今の御指摘も受けて、公認会計士がいいのか、どういった方がいいのかも含めて全体として考えていくべきと思います。  以上です。 ○藤岡 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  多分、税理士じゃないと思うんです。恐らく公認会計士さんが本来の目的に合ったところの位置で、ほかの市は税理士さんじゃなくて公認会計士さんなんじゃないかなと思うんですけどね、多分。というものの税理士さんの数、公認会計士さんの数やったら税理士さんのほうが圧倒的に多いので見つけやすいという部分もあって、そういう意味で税理士さんなのかなという思いも若干あるんですけれども、本来、多分会社の経営状況、提出してもらった決算書、2期か3期か出してもらうんで、それを見たりとか、出てくる収支計画も見たりとかする本来の役目を担うのは恐らく公認会計士さんだと思うので、ちょっとこれは税理士さんではなくて公認会計士さんのほうで。本当に役目を果たせているのかどうか、多分大丈夫だと思うんですけれども、本来の意味合いでいくならば公認会計士さんだと思うんで、ちょっと検討していただければいいなと思います。  以上です。 ○藤岡 委員長  ほかに質疑はありませんか。  梶川委員。 ◆梶川 委員  1点だけ、予算説明書の28ページの新庁舎等整備工事費債務負担行為のことです。  そもそも新庁舎・ひろば事業ですけれども、先ほど細川委員も言われたように、3年延伸するということです。それでは庁舎がいつ壊れるかわからんということは私も質問しましたけれども、最終的にはもとに戻すということを言われました。ところが、この間の5月17日の資料の4ページのスケジュールのところに、来年7月から1期工事に着工して平成34年6月完了予定となっています。もう一つ前にもらった平成29年11月10日の当初の予定の資料では、今後のスケジュールが平成30年度の下半期から平成32年度にかけて新庁舎ひろば工事を実施していきますと、それで平成32年度末の全体完成を目指して着実に事業を進めていく。だから、もともと30年の下半期からやって32年度、だから33年3月31日ですね。これが今回の資料では1年以上ずれているというか、開始の時期はそんなに変わらへんけれども、完了時期は1年以上延びていますよね。  それともう一つは、2ページの先ほど細川委員も言われたように全体の事業費、一番最初の1番のところですけれども、施設整備費の額は30億から35億にふえていますよね。それについては新庁舎整備事業費と6月補正予算の差、20億から25億になったという、ここで5億ふえています。先ほど中西部長は、5億ふえたけれども最終的には30億におさまるようにしますということを言われたけれども、一応、予算としては5億ふえたことと、時期が1年以上延びたというところについての説明が全然私、わからないんですよ。とりあえずもとに戻すと言ったから、当初の予定どおりやるんかなと思ったらそうでもない。そのあたりの説明は、文化施設の話はこの間の全体会で質疑までしましたけれども、新庁舎・ひろば事業については資料だけもらって全然説明も受けていないんです。とりあえず今回、15億の債務負担行為を採決せないかんのですから、このあたりの変更部分をもう一回ちゃんと説明してください。 ○藤岡 委員長  中西企画経営部長。 ◎中西 企画経営部長  スケジュールの関係はまた後ほどあれしますけれども、金額の関係なんですけど、5月17日付の資料の中でも書いておりますとおり、今回、全体、ひろばも含めて30億が35億になりましたと。その主な要因としましては、新庁舎整備費の事業費が20億ということでお話ししていたものが、今回補正予算という形で出しますと25億という、5億ほど上がっております。これは、事業費と予算ということの大きく違いがあるというのは先ほど御説明をさせていただいたとおりでありまして、当然入札減ということになりますから、大体1割とか、あるいは中央公民館でいきますと86%ぐらいになりますから2億5千万から、多くでいきますと3億5千万ぐらいが入札で落ちるんではないかなというふうに考えております。  それから、若干その当時お話をしていた中身とは、設備も今回、危機管理センターにおきましては非常用電源が72時間ということで3日間対応できるような設備にしたということと、危機管理センターに空調に必要な容量を確保したというとこら辺を、同じように洪水等の対応ということで2階に今持っていっていますので、その設備の荷重に耐えられる構造ということで、その当時より若干金額的なものがふえているのかなというとこら辺も一つの要因としてはあるのかなというふうには思っております。 ○藤岡 委員長  吉田公共施設整備担当次長。 ◎吉田 公共施設整備担当次長  私からスケジュールにつきまして御説明させていただきます。  梶川委員おっしゃいましたように、当初の予定では今年度内の3月ぐらいに何とか契約をしまして事業を進めまして、平成32年度末、非常に短い工期なんですが、それで事業をしようということで想定しておりました。改めまして今年度設計作業を進めておりますが、昨年11月に幾つか設計内容を見直しなんかもしまして、少し設計作業に時間がかかっているところです。そういったことを踏まえまして、今年度末に入札手続開始を始めまして、何とか6月の本契約に持っていきたいというふうに思っております。  その後の工事工程ですが、再度この規模の工事で他事業とかの工事内容等も精査しながら工期を勘案しますと、1期工事で約15カ月、それから2期工事を開始するまでの間に上下水道局庁舎の解体でありますとか引っ越し、そういったものも入れまして全体で工程を再度見直した結果、約1年半ほどおくれてしまうことにはなりますが、34年度の半ばぐらいまでで事業を進めようということで、再度御提案をさせていただいたということでございます。  以上でございます。 ○藤岡 委員長  梶川委員。 ◆梶川 委員  わかりましたというか、中西部長が言われた補正予算やから5億ふえたというのがちょっと理解できないんです。要は1年おくれたから補正予算になって、だから5億ふえたけれども、またこの5億は何とかかからんようにしますとかいう話に聞こえる。補正やから5億事業費がふえたように聞こえたんですけれども、ちょっとそのあたりがわからない。 ○藤岡 委員長  中西企画経営部長。 ◎中西 企画経営部長  済みません、説明が不足していますけれども、あくまでも事業費は決算ベースになります。今回のものはあくまでも予算ベースということになりますから、当然入札にかけるということになりますから、一定設計額どおりの金額を当然計上しないと入札にかけられないということの説明をさせていただいたということになりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○藤岡 委員長  梶川委員。
    ◆梶川 委員  これ、だから文化芸術施設は物すごく皆さん議員に全部説明して、質問の時間までとってやりました。庁舎・ひろばについても、それはとりあえず事業はもうちょっと後なんでしょうけれども、今回債務負担行為で15億の予算まで審議するのに、資料だけくれて説明がないというのがちょっと私不親切やなと思って、それはこちらから要求したら各個別で対応してくれたのかもしれませんけれども、文化芸術施設と同様、大切な問題ですから説明をちゃんと一回してほしいんです、全体として。要望です。してくれますか。 ○藤岡 委員長  答弁を求めていますので。  中西部長。 ◎中西 企画経営部長  今回も、議会に御説明上がったときに、議会のほうでどういう場面での御説明が適切かという判断を議会側でされたという経過がありまして、ただ、私どものほうが丁寧に議会に説明をするということになりますと、当然各会派を回りまして説明すべきだったなというふうに反省をしております。全体会での説明をするということになりましたら我々させていただきますし、もし各会派ということになりましたら個別にまた回らせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○藤岡 委員長  それでよろしいですか。                (「結構です」の声あり)  ほかに質疑ありませんか。  石倉委員。 ◆石倉 委員  2点お尋ねしたいと思うんですけれども、まず1点目です。資料1で、サマーフェスタのときに花火をというふうなことで補正で150万出てきているんですけれども、先ほどのお答えの中でトータル300万ぐらいを見込んでいるということで、これについて、まず規模についてどのように考えておられるのかと、それから見込み額について聞かせていただきたいと思います。答えをいただいた上で、次またお話したいと思うんです。  それとあと、本当に事案として難しいということは理解しているんですけれども、中学生転落事案に関する宝塚市のいじめ防止対策委員会の開催状況と今後の予定というところで、1カ月に3回も開かれているのが6回もあって、1カ月に2回開かれているのが6回あるんです。それで、この内容について難しいというのも理解できますし、いろんな状況、生徒さんのプライバシーとかいろんなことで出てこないというのもよくわかるんですけれども、わかった上で、今後の予定も含めて、余りにもこれ、ふだんのいじめ、それからいろいろな状況も、たくさんこれ以外にもいっぱいありますよね。これが決して軽いとは思っていないんですけれども、あえて聞かせていただきたいんです。  さっきとなき委員さんも言われましたけれども、しっかり検証してもらいたいんです。これについて何かお答えしにくいというのはわかった上なんですけれども、どういうふうに考えておられるのかなと思って、聞かせてください。 ○藤岡 委員長  先ほど花火の件は、全部の事業費が300万という御説明があったかと思うんですけれども、150万が予算で、あと150万は協賛金ということで、規模は70発か80発という規模の御説明があったんですが、それを踏まえての御質問があれば。  石倉委員。 ◆石倉 委員  70発から80発ぐらいというのもさっき聞かせてもらったんですけれども、逆にこの予算でいけるんかなというのがやっぱり私の中であるんです。試算した上でやっておられると思うんですけどね。 ○藤岡 委員長  150万の予算で、150万は足らずの分は協賛金で合計300万と見込んでいる。それが本当に足りるのかなということの確認がしたいということですか。  石倉委員。 ◆石倉 委員  そうです。協賛金というと、やはり観光協会であったりとかいろんなことも考えられると思うんですけれども、それについてどういうふうに考えていらっしゃるのかなというふうな。 ○藤岡 委員長  協賛金をどんなところからお願いするかということをお聞きになりたいということですか。  石倉委員。 ◆石倉 委員  はい。 ○藤岡 委員長  じゃ、森添観光企画課長。 ◎森添 観光企画課長  先ほどの御質問についてなんですけれども、まず予算につきましては、先ほど御説明したように市から150万、残りの分を協賛金などでという形でお伝えしましたが、その分の残りの150万に関しては、実施主体である宝塚市国際観光協会もみずからの自主財源を150万計上するような形で予定しております。  残りの部分に関しましては協賛金、協賛金の部分に関しましては、以前花火大会でお世話になった企業さんであるとか、当然国際観光協会の会員さんであるとかというところにお伝えいたしまして、協賛金をお願いに上がろうかと考えております。  規模については、先ほどもお伝えしたように2分から3分の70発から90発程度というふうな形で、規模についてはやはり演出の中で上げるということと、あと交通規制であるとかその辺の安全面を考えると費用的にもこれぐらいというか、3分というところが一番ベストかなというところで今回は計画しております。  以上です。 ○藤岡 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  ずっと花火大会がなしというのが続いているので、やはり市民の方も望んでいることであるし、例えば神戸のルミナリエなんかでは来られた方に協賛金、ワンコインみたいな寄附してもらえませんかというふうなことも言われて、実際続いている部分もあるんですけれども、市としてそんなことは考えて……。それをいただいたときにまたどうするかというのが難しいと思うんですけれども、そういうことも市民に対しての何かというのは考えておられるんでしょうか。 ○藤岡 委員長  森添課長。 ◎森添 観光企画課長  当然、今回3分上げさせていただくということで、市民の皆様の動きというのも変わってくると思います。その中で、会場で例えば寄附金を集めるとか、今回の上げることに関しての趣旨に賛同いただけるということであれば、そういうのも方法の一つかなと思いますけれども、それは今後、協議を進めさせていただきます。 ○藤岡 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  今後についてちょっとやっぱり考えていただきたいなという希望で、意見です。 ○藤岡 委員長  いじめのほうは、先ほど6月の第三者委員会で改めて答申を早急にお願いしたいという文章を提出して、そこで何らかの結果が出るっていう、ある程度のが出るということはお答えがあったと思うんですけれども、それ以外に何かお聞きになりたいんですか。  石倉委員。 ◆石倉 委員  でも、すごくお答えしにくい、難しいということは理解した上なんですけれども、1カ月に3回開かれているのが6回もあるんです。また1カ月に2回開かれているのが6回もあるねんね。それでまた今後も続いていくという、それで、これは転落事故で難しいということもよくわかっているんですけれども、各学校とかの中では比較検討しようがないんですけれども、子ども、■■■■■■■■■■とかいろんな難しいのがあるのはわかっている中で、これについて、難しいのはわかっているんですけれども、何かどういうふうに考えていらっしゃるのかなという、意見としてもらってもいいし、しっかり検証していってもらいたいなという。 ○藤岡 委員長  それは要望ですかね。  石倉委員。 ◆石倉 委員  うん。本当に何か時間……。はい、済みません。 ○藤岡 委員長  じゃ、まとめていただいて。  上江洲理事。 ◎上江洲 教育委員会事務局理事  実は、ちょっと説明不足だったんですが、資料6をお渡ししている中で、第24回、第25回のあたり、平成29年11月、12月ぐらいですが、実は第三者委員会から正式にはこの時期に答申をしたいというようなことが一度ありました。ところが、やはり御遺族等の関係で追加の調査をしてほしいというような御要望も出たようで、そういうものに関係して少しずれたというのが実際事実でございますし、この件は一応審議会にも御案内はさせていただいたかと思っています。  今、委員長からも私の答弁の説明がありましたが、6月1日に次回、37回目の審議会が開かれます。そこに市のほうから、教育委員会のほうから要望している答申の時期あるいは内容等も踏まえて、その辺一定第三者委員会で審議をして、御答えはいただけるものと思っています。現実、もう既に各委員さんでは取りまとめの内容についてかなり今は作業をされているというふうに聞いていますから、喫緊、遅くない時期に答申をいただけるものと思っています。そういうふうに我々も引き続き要望してまいりたいと思っています。  以上です。 ○藤岡 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  答えにくいのにありがとうございます。 ○藤岡 委員長  石倉委員、ちょっとこの事案について特定するような文言が何カ所かあったので、今の議事録の整理をまた後日させていただくということでよろしいですか。  石倉委員。 ◆石倉 委員  はい、結構です。 ○藤岡 委員長  この事案を特定するような文言があったということがちょっと気になりましたから、済みません。  あと、ほかに質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、委員間の自由討議を行いたいと思います。  発言の申し出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度といたします。  ほかに質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  それでは、これより採決を行います。  議案第59号についてお諮りをします。  本件について原案のとおり可決することに異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  資料請求は、ごめんなさい、採決した後ですけれども、後日ということでとなき委員から御請求がありましたので、済みません、終わっちゃったところですけれども、先ほどのとなき委員から依頼がありました選定委員会の選定結果、保育所の。それがわかるような、点数とか、その資料は委員会として請求させていただきますので、よろしくお願いします。質疑の中でしようと忘れていました。  どうしましょう、ここで一旦休憩をとったほうがいいですか。           (「トイレ休憩したいと思います」の声あり)  じゃ、5分でいいですか。10分。じゃ15分に再開。  しばらく休憩します。                 休憩 午前11時06分               ──────────────                 再開 午前11時16分 ○藤岡 委員長  では、休憩を解いて委員会を再開いたします。  次に、議案第61号、宝塚市市税条例及び宝塚市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入りたいと思います。  論点は設定しておりません。  質疑はありませんか。  冨川委員。 ◆冨川 委員  この議案に関しましては、先日丁寧に説明いただいているんですけれども、その結果、この条例が施行されたとして、1年間に宝塚市財政に与える影響、市税等の増減、そのあたりはシミュレーションできているのでしょうか。そのあたり、具体的に示していただきたいと思うんです。 ○藤岡 委員長  資料②で出ている分を説明してもらいますか。  冨川委員。 ◆冨川 委員  いや、出ているなら結構です。 ○藤岡 委員長  説明は一応、あと追加の資料の説明を概要だけしてもらいますか、影響額に関して。  冨川委員。 ◆冨川 委員  資料の説明をしてもろうてよろしいか。 ○藤岡 委員長  とりあえず、追加資料なんで。  柴市税収納室長。 ◎柴 市税収納室長  それでは、先般常任委員会①で資料要求のありました本市の市税収入への影響に関する試算について説明をさせていただきます。  資料2をお願いいたします。  まず、1、個人市民税についてですが、平成33年1月1日の法施行となり、その時点での調定額がわからないため、平成29年度課税をベースにして概算額を試算しております。  (1)個人市民税の非課税範囲の拡大による影響額のうち、①障がい者、未成年、寡婦及び寡夫の非課税要件を125万円以下から135万円以下まで引き上げたことによる影響額についてですが、対象人数が283人、非課税の範囲拡大による影響額は437万4千円の減額になると試算しました。内訳は下段の表のとおりでございます。  次に、②非課税基準の10万円引き上げによる影響額につきましては、対象人数が3,828人、非課税となる市民税の影響額は1,636万1,100円の減額になると試算しています。内訳は下段の表のとおりでございます。  次に、裏面をお願いいたします。  (2)基礎控除の見直しによる影響額についてですが、対象人数が984人、基礎控除見直しによる影響額は1,830万6,600円の増額となります。内訳については下記の表を御参照ください。  次に、2、市たばこ税について説明いたします。  (1)紙巻きたばこ税の見直しによる概算の影響額ですが、改正内容として、国及び地方のたばこ税の利率を1本当たり3円引き上げることと、あと平成30年10月1日より1本当たり1円ずつ3段階に分けて実施するというものです。現在の旧課税方式では、例えば440円のたばこで1箱20本入っていますが、440円のうち105円が市たばこ税となっています。1本で換算すると5.25円が市たばこ税となります。これに今回の見直しによる増額分が上乗せされます。
     今回の税制改正による①紙巻きたばこ税の増額分の負担割合についてですが、たばこ税増額分1本当たり平成30年10月1日から32年9月30日に1円で、市たばこ税が0.43円、平成32年10月1日から平成33年9月30日に2円で、市たばこ税が0.86円、平成33年10月以降3円で、市たばこ税が1.29円の増額となっています。  これに基づいた年度別の増額分の影響額につきましては、前提条件として現在、健康志向等でたばこ購入の減少が続いており、その減少率については平成24年度から29年度の各年度時の減少率の平均である年0.96、すなわちマイナス4%を採用、また、年間たばこ本数については平成29年度実績を採用し、これをベースにしております。その結果、平成30年度から平成34年度までの5年間で4億9,128万7千円の増額と試算しました。  年度別の増額分の影響額は、②の表のとおりでございます。  なお、この5年間で、先ほど説明しましたとおり、たばこ購入本数が前年比平均で0.96、マイナス4%と想定しており、そのたばこ税収の減額を試算しますと、税改正の増額分に近い4億8千万円ほどが5年間で減収となります。したがいまして、見直しはしたものの、たばこ購入本数減少の影響で5年間で累計しますと税収は現時点と大きくは変わらない、そういう状況でございます。  あと、加熱式たばこの課税方式見直し部分の影響の試算につきましては、たばこ税の申告書に紙巻きたばこと加熱式たばこの種類別表示の記載がないということ、それとあと需用量等で情報が現在大変乏しいということから試算することが大変厳しい状況ということで、今回は影響額の試算はいたしておりません。  説明は以上でございます。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  影響がプラス、マイナスほぼないのではないかと、そのような予測はわかりました。 ○藤岡 委員長  よろしいですか。  冨川委員。 ◆冨川 委員  はい。 ○藤岡 委員長  それで理解をしていただいたということですね。  ほかに質疑はありませんか。  三宅委員。 ◆三宅 委員  前回いただいていた資料①の中の一番最終、中小企業者等が取得した先端設備等に対する特例措置についてなんですけれども、中身どうのこうのではなくて、対象となる設備投資に関して、一番最初の支援に係る経過の中では「中小企業の先鋭的な設備投資」という表現が使われていて、2以降は「先端設備」というのが4回ほど出てきます。この先鋭的な設備投資というのがいまいちよくイメージできないので、少し説明をしていただければと思います。 ○藤岡 委員長  奥田商工勤労課長。 ◎奥田 商工勤労課長  資料につけさせていただいています大きな1番のここにだけ出てくる先鋭的という言葉なんですが、こちらは、中小企業の生産性革命実現のためにどういった設備を入れるかというときに、真に革新的な事業を行うための設備を投資すべきということで、革新的な事業を行うための設備というところを用語として先鋭的な設備投資というふうに記載をさせていただき、そのための手段として先端設備、いわゆる最新の設備を入れましょうという形になっておりまして、イメージとしては革新的と同じような意味合いで使わせていただいたんですが、こちらは先端的、先鋭的というような同じようなちょっとややこしい表現になってしまったことは申しわけございません。意味合いとしては以上になります。 ○藤岡 委員長  三宅委員。 ◆三宅 委員  誤字かなと一瞬思っただけなので、今ので大体理解をしました。 ○藤岡 委員長  ほかに質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申し出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度といたします。  ほかに質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。討論はありますか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第61号、宝塚市市税条例及び宝塚市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてお諮りをいたします。  本件について原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  それでは、次に議員提出議案第8号、宝塚市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。  大川委員。 ◆大川 委員  修正案を提出させていただきます。                 (資 料 配 付) ○藤岡 委員長  大川委員から議員提出議案第8号に対する修正案が提出されました。  今提出されました修正案を議題に追加し、一括して審査します。修正案を提出された大川委員に説明を求めます。  大川委員。 ◆大川 委員  修正した箇所なんですけれども、附則の施行日を平成30年4月1日というふうにもともと設定していたんですけれども、過ぎているということもありまして、7月1日に修正させていただいています。金額等は変わらず、そのままということでお願いしますということです。よろしくお願いいたします。 ○藤岡 委員長  では、今、提出議員からの説明が終わりました。  引き続き、質疑を行いたいと思います。  質疑はありませんか。  となき委員。 ◆となき 委員  以前のときにも意見としては言ったんですが、基本的に議会改革のテーマである議員報酬については代表者会で議論して全員合意する形で決めるというのが通常の流れであると思いますので、今の現状として、以前の状態からまだ何も変わっていない状況なので、継続とすべきだと思います。 ○藤岡 委員長  ただいま、となき委員から本議案について継続審査の申し出がありました。  お諮りをしたいと思います。  議員提出議案第8号について、継続審査とすることに賛成する委員の挙手をお願いします。                  (賛 成 者 挙 手)  賛成多数です。  よって、本件は継続審査とすることに決定をしました。  それでは、次に請願の口頭陳述の方が午後1時に来られるということなんですが、あと残りが陳情第8号なんです。陳情を先にやってしまってもいいですか。                 (「はい」の声あり)  それでは、次に陳情第8号、「別居・離婚後,子を連れ去り,子を実親と引き離し続ける人権侵害,人身取引,児童虐待」を防止する条例整備及び「別居離婚後,子の面会交流支援」に関する条例整備と,それぞれの国に対する法整備の意見書提出についての陳情を議題とします。  直ちに審査を行います。  審査は委員間での自由討議の形で行います。  特に理事者に参考質疑がある場合は、その旨を発言の上、お願いをいたしたいと思います。  何か発言することはありませんか。  となき委員。 ◆となき 委員  陳情の取り扱いというのは改めてどういう結論になるんでしたか。 ○藤岡 委員長  直接は……。               (「私のほうで」の声あり)  麻尾係長。 ◎麻尾 議事調査課係長  陳情の結論につきましては、まず採択、一部採択、趣旨採択を含みます。それと不採択、それから審査不要、これは、審査に入る前にこれは審査する必要がないでしょうということでございます。それから結論を得ずということで、審査したけれどもこれは結論が出なかったというような結果になるんですけれども、この4種類に大きくはなります。 ○藤岡 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  ということで、内容的に非常に難しい部分もあり、言われている主張の意味合いがよくわからない部分もあるんですが、ということで、結論を得ずということでどうでしょうか。 ○藤岡 委員長  では、大方の皆さんがそのような感じですので、本件の審査はこの程度にとどめます。ということで。                 (「はい」の声あり)  それでは、この時間からしますと、休憩をします。  では次、開会は午後1時から、請願審査からになりますので、そのときに皆さん、休憩になってからあれですけれども、全部終わった後に視察の御相談をしたいので、スケジュール帳を御持参いただきますようにお願いします。  はい、それでは休憩します。                 休憩 午前11時32分               ──────────────                 再開 午後 1時00分 ○藤岡 委員長  それでは、休憩を解いて委員会を再開いたします。  次に、請願第22号、「核兵器禁止条約」に日本政府が参加・署名を求める請願を議題とします。  写真撮影の申し出がありますので、それを許可しておりますので、よろしくお願いいたします。  本件につきましては、請願者から口頭陳述の申し出があります。陳述者の方は5分程度で発言をお願いいたします。よろしくお願いいたします。  座ったままで結構です。 ◎陳述者 きょうはお忙しい中、私たちのために本当に時間割いていただいて、ありがとうございます。  唯一の被爆国である日本を初め各地において、みずからの被爆体験を語り、核兵器による被爆者を二度と生まないよう願って活動する被爆者の願いです。  核のない世界実現に向けて、日本政府が歩み出すことを求めての意見書を提出していただきたいと思って請願を出しましたということと、私自身、ついの住みかとして宝塚に住んで33年になります。30年間ずっと各学校、中学校、神戸のほうだったら大学まで、私も被爆体験を30年間ずっと語り続けてきております。戦争のない、核兵器のない、いかにして平和であるかということ、そして皆さんが平和であることのとうとさ、今が何で平和であるかということ、今、子どもだけじゃなくて、きっと大人にも知ってもらいたいと常に思っています。  350万人の命があって今の平和があるということ、それを子どもにもしっかりと伝えていって、朝も学校へ行って、その帰りに今出ているんですけれども、その体験をした者でないと、苦しかった生活、原爆が落ちて終戦を迎えて73年になりますけれども、私には青春がなかった。恋愛もできなったし、お嫁にも行けなかったし、お嫁に行くときになったらあなたは被爆者だから、被爆者だからだめということで、とても辛い青春時代を過ごして、今一番幸せというのは、各学校に呼ばれていって自分の体験を話して、戦争とはこんなものだよ、平和とはこんなものだよ、全然私は勉強していません、学徒動員の生活がほとんどですから。勉強しないと社会にはついていけないよということを語っています。  今、皆さんも戦争を御存じない人ばかりおられて、私は叫んでいるけれども、本当に体験した者でないとわからない苦しみ、勉強はできなかった、もちろん恋愛もできなかった、結婚もできなかった。今が一番青春だと思っています。この仕事をさせてもらって、原爆でいろんな文化もいろんなものを、宝物をなくしたけれども、今、一つ宝物があるということは、語り部として出ていくことが宝物だと、私の一つの宝物は学校に行って子どもたちにああだよ、こうだよということを伝えていくことが私の今の宝です。  一生懸命頑張って、一生懸命これを伝えていって、今数えでいくと、満じゃないよ、数えで90歳です。だから、90歳だけれども死ぬまで声を上げて伝えていきたいと思っております。  もう一つ、今度あの世へ行ったら、たんすの角が丸くなるまで結婚したいと思っています。ただ、それが私の夢です。それが楽しみです。それだけ結婚が大変だったということ、青春時代がなかったということをみんな知ってください。  以上です。ごめんなさい、詰まったりして。 ○藤岡 委員長  口頭陳述は終わりました。  次に、質疑に入ります。  質疑は原則として紹介議員のほうにお願いいたします。  理事者に対して参考質疑を求めるときは、その旨を発言していただいて質疑をお願いしたいと思います。  それでは、質疑はありませんか。  冨川委員。 ◆冨川 委員  今、お言葉を伺いまして、また読ませていただきまして、お気持ちがよくわかります。  質問させていただきます。
     趣旨の一番最後の行から2番目ですけれども、核兵器禁止条約に日本政府が不参加を表明していますとありますが、不参加の理由とはどういうものなのでしょうか、お尋ねします。 ○藤岡 委員長  江原議員。 ◆江原 議員  その当時の具体的なあれはちょっとなかなか情報が入ってきませんでしたが、ことしになって長崎で行われた市民セミナーのパネルディスカッションの場に外務省の今西さんという軍備管理軍縮課長というのが参加されまして、その中で今西さんが核兵器禁止条約に賛同しない日本政府の見解ということについて説明をされておりまして、簡単ですけれどもちょっと読みますと、北朝鮮の核ミサイル開発が重大な脅威になっているとして、米国の核抑止力の維持が必要と強調した。さらに、核禁条約ですけれども、略して。この条約は安全保障の観点を考慮していないと指摘し、もし参加すれば日本国民の生命、財産を危険にさらすことになるという考え方で日本は賛同していないと、こういうふうに述べられました、参考にということで。その当時じゃないですけどね。ことしになって今西さんが言われたのはこういうことでした。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  私の調べでは、北朝鮮の核ミサイル開発への深刻化などに直面している中、核兵器国と非核兵器国との間の対立を一層助長し、その亀裂を深めるものである、そういうような観点から反対したと、私の調べではそのように聞いております。参考までに申しました。  もう一点お尋ねをいたします。  請願項目の2行目ですけれども、「核の無い世界実現に向けた行動」とありますが、核のない世界というのはどういうものを指すのでしょうか、お尋ねをします。 ○藤岡 委員長  田中議員。 ◆田中 議員  まさしく読んで字のごとし、核兵器のない世界なんです。今現在2万発から3万発の核兵器が存在しているというふうに言われているんですが、地球上のいずれの地にも核兵器を使用させてはならないという立場ですから、1発残らずなくしていく方向で考えていくというのがこの言葉の意味だというふうに思っています。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  もう少し詳しくお尋ねしますけれども、核といいますのは兵器としての利用以外に何らかの関係で、例えば発電ですとかの平和利用と言っていいんでしょうか、どう言ったらいいんでしょうか、それはちょっとわかりませんが、兵器以外の利用も現実問題として国内でもされていますが、そういうものに対する取り扱いというのはどのように考えておられるのでしょうか。 ○藤岡 委員長  田中議員。 ◆田中 議員  ここではあくまでも核兵器禁止条約に関することですので、当然、核についての研究なりというのは一定進めていく必要はあるんだろうなというふうに思います。ここでいう核というのは核兵器のことだというふうに理解していただきたいと思います。 ○藤岡 委員長  ほかに質疑はありませんか。  大川委員。 ◆大川 委員  請願の項目に「核の無い世界実現に向けた行動を日本政府が歩みだすことを求める意見書を提出してください」というふうに書いてあります。タイトルは「核兵器禁止条約」に日本政府が参加・署名を求める請願というふうになっています。つまり、日本政府がそういう行動、日本政府が歩み出すことを求める意見書というのは、内容としては核兵器禁止条約に日本政府が参加、署名を求める、そういう意見書を出してくださいという意味でしょうか。 ○藤岡 委員長  江原議員。 ◆江原 議員  全会一致で採択いただけるのであればストレートに請願のタイトルどおりの意見書を出していただければありがたいと思いますが、あくまで議会ですから、議会の中で皆さんが一致して出させる範囲の意見書であればいいのかなという、多少そういう意味で請願項目自体についてはあえて表現を具体的な部分から抽象的な部分に変えたという思いで、これは請願者の思いでもあったので、宝塚市議会が全会一致していただいて、非核平和都市宣言をしている宝塚ですので、そういう意味では何らかの意見書案を出してほしいなというニュアンスがあったので、少しタイトルとは違った抽象的な表現にしたというのが実態です。 ○藤岡 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  タイトルは、じゃ変えなかったんですよね。それは。 ○藤岡 委員長  江原議員。 ◆江原 議員  だから、それは非常に具体的に中身が皆さんに理解しやすいという意味で、核兵器禁止条約に基づいた日本政府の対応ということですので、あえてそのままにしたという意味です。また長くすると長いタイトルになるじゃないですか。という意味でそういうふうに残しているというふうに御理解ください。 ○藤岡 委員長  ほかに質疑はありませんか。  石倉委員。 ◆石倉 委員  2点聞かせていただきたいと思うんですが、ノーベル平和賞のICAN事務局長のフィンさんが来られて、長崎や広島の原子爆弾の使用という人類史上最悪の経験をして日本がというふうなことが書いてあるんですけれども、私たちのほうに届いているのも、実際、被爆当時にまだ出産されていないおなかの中におられた方が、その後被爆をされてしまっていろんな大変な思いをされたというようなことも聞いているんですけれども、大変な経験をされたというようなこともいろいろ聞いているので、何かそういうことを紹介議員さんのほうで聞いておられるようなことがあれば、また言っていただきたいなというのが1点。  それから、今度2020年の核拡散防止条約の準備委員会が開かれて、その中でまた新たな展開というか、何か伝わってきておりますでしょうか。2点、もしあれだったら教えてください。 ○藤岡 委員長  江原議員。 ◆江原 議員  その当時に妊娠されて胎児であった方も当然いらっしゃるでしょうし、被爆された1世の方同士で、また違う地域の方と結婚された被爆2世と言われる方も、どういう形で、遺伝で病気その他いろんな部分を引き継ぐかどうかわかりませんけれども、そういう方々も実際結婚のときに、あなたのお父さんは広島でしたかというようなことでもって結婚が破談になったというのは、現実的にもあったというのを私は聞いています。そういうようなことで、ただ単にその当時に長崎、広島にいた方だけではなくて、その方々から生まれた2世または3世にとっても、いろんな意味でさまざまな差別と言われるかどうかわかりませんが、実際影響を受けているというのは現実の問題かもしれません。  それから、もう一点のNPTの関係ですけれども、これは請願者全体の意見で共有してつくった文章ですので、一部私のほうでも抜かせていただいたんですが、2020年の核拡散防止条約、俗に言うNPTという再検討会議に向けた準備委員会がジュネーブでことしもう行われました。5月4日まで欧州本部で行われました。核禁条約採択後の初めてのNPTの会合でもあって、非常に注目されました。  そのNPTの中で、核の非人道性を根拠に核を違法化した核禁条約がどのように議論されるか、核保有国と核禁条約を推進した国々とが対立して終わることなく、現実的で確実な核軍縮への道を開く必要があるというふうに言われておりましたが、実は、この準備委員会では余り議論が出なかったというのが実態です、5月の段階。なぜかというと、核禁条約に伴って、かえって核保有国と非核保有国との溝が広まってしまったという実態があって、余り議論ができなったというのが実態だったようです、私が聞いているのは。  これではまずいということから、何らかの形で核保有国と非核保有国、批准をした方々との間の対話をしていかないとNPT自身も進まないというのが今の現実問題になっているというようなことで、日本が提唱した賢人会議というようなものも開かれて、そういうような対話する場を設けていくという流れをつくらないとまずいのかなというふうに思っております。  なぜあえてこういうふうに言うのかというと、昨年の7月に採択された核兵器禁止条約というのは、完全に核はだめなんだと、非人道的で完全にアウトですと、核の使用またはそれを使うぞというような威嚇も含めてだめだと、こういうふうにしました。そういうふうにやっている国も幾つかあるわけですけれども、完全に違法ですよというのをぽんと決めちゃった。結論ありきで決めちゃってから何とかしましょうというのがこの条約です。ところが、今までの世界の中では、NPTという核軍縮という閣議の中で、現実的にどうやったら核が少なくなり、軍縮されていくのかというのをずっと保有国も含めて議論されてきた大きな会議がありました。これが2020年に向けてさまざまに準備をしてきた。そういう流れがある中で今回、昨年ぽんと条約があれしたことによって、今まで保有国を含めたNPTに参加していた方々が今までの努力はどうなってしまうのかというようなことで、今回の準備委員会、5月では議論ができなかったという結論に至ったそうです。  そこで、やっぱり日本という国が出ていく場があるのかなと。日本は唯一の被爆国ですから、ここが保有国と非保有国との間に立って何らかの動きをしない限り今後この対話の場は設けていかれないというようなことで、ICANのフィン事務局長が長崎に来て、セミナーで核軍縮、核廃絶の流れはまさしく被爆者の皆さんのお力ですというふうに評価をしたのは、まさしくそういうことだったのではないかなと私は思っていますので、日本が今後どういう形であれ核軍縮または核廃絶に向けてリーダーシップをとっていかざるを得ない立場になっているんだなという意味で、こういうような意見書を出して、日本がどういう形であれリーダーシップをとってほしいんだ、それが被爆者の思いだという思いで書かせていただいたというふうに私は思っています。  これは、請願者のそれぞれ思いが若干違うんで、細かい表現はあえて書かなかったですけれども、私はそういうふうに思っています。 ○藤岡 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  わかりました。本当に今聞かせていただいたように丁寧な説明をしていただいて、ありがとうございます。  それと、本当に言葉に言いあらわせないほど皆さんそれぞれが大変な思いを続けてこられたという、ありがとうございます。 ○藤岡 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間による自由討議に入ります。  発言の申し出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、質疑に戻します。  ほかに質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって質疑を終結します。  それでは、これより討論に入ります。  討論はありませんか。  冨川委員。 ◆冨川 委員  反対の立場で討論いたします。  我が国は、唯一の被爆国として核軍縮、不拡散に主体的、積極的に取り組んできました。一方、核兵器禁止条約については、保有国の賛同が得られていない現状から条約への参加に対して慎重な立場をとっています。核兵器の廃絶については、こうした現実を踏まえ、NPT体制を維持しながら核軍縮に取り組む対応が必要と考えます。  我が国は、核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議について、核兵器のない世界を目指すという我が国の基本的立場に合致せず、北朝鮮の核ミサイル開発への深刻化などに直面している中、核兵器国と非核兵器国の間の対立を一層助長し、その亀裂を深めるものであるとの観点から反対をしています。北朝鮮がこの決議に賛成する一方、核兵器国は決議に反対したことからも、我が国の評価が正しいものだったと考えます。  他方、条約は賛成多数で採択されましたが、我が国は唯一被爆国として、核兵器国と非核兵器国の協力を促進する立場から主張していく方針です。  NPT体制を維持し、核兵器国と非核兵器国の対立を回避し、現実的な核軍縮プロセスに取り組む我が国の基本的な姿勢と異なる立場であることから、現時点では核兵器禁止条約には賛同しかねるものと考えます。  我が国は、現実的、実践的に核のない世界を実現するために着実に前進していきたいと考えており、核兵器国と非核兵器国との間の橋渡しを世界で唯一の被爆国として役割を担っていく方針ですが、その目的は、核兵器禁止条約への参加ではなく、現実的な核廃絶に向けた取り組みを着実に進めていくことと考えております。  以上のような理由から、本請願に対しましては反対をさせていただきます。 ○藤岡 委員長  ほかに討論はありませんか。  梶川委員。 ◆梶川 委員  では、賛成の立場で討論いたします。  先ほどの■■さんのお話を聞かせていただいて、やっぱり唯一の被爆国日本が、私の立場は核兵器禁止条約に参加することでありますけれども、先ほど紹介議員からもありましたけれども、いろんな意見の違いはあるとしても、やっぱり日本が核兵器をなくすということで、別に今言われたように核兵器の禁止条約に参加してくださいと請願項目には書いてありませんから、この書いてあるように核兵器による被害者を二度と生まないように願っているということについては、私は全ての政党、全ての国民が願っていることだと思います。  今回いろいろ工夫された請願の項目について反対をされるというところについては、私はちょっと理解できませんけれども、宝塚の市議会として被爆者の願いをやっぱり受けとめて、この請願については賛成をしてみんなで話し合って意見書をつくっていくという宝塚市議会の姿勢を私は示すべきだと思いますので、賛成の討論といたします。 ○藤岡 委員長  ほかに討論ありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  請願第22号についてお諮りをいたします。  本請願について採択することに賛成する委員の挙手をお願いします。                  (賛 成 者 挙 手)  賛成多数です。  よって、本請願は採択されました。  それでは、以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての案件の審査は終わりました。  今後、委員会報告書を作成し、6月20日水曜日の午前9時30分から常任委員協議会を開催して、委員会報告書について協議したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これをもちまして総務常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。                 閉会 午後 1時25分...