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平成19年 2月 6日まちづくり調査特別委員会−02月06日-01号

  • 堺屋太一(/)
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  1. 宝塚市議会 2007-02-06
    平成19年 2月 6日まちづくり調査特別委員会−02月06日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    平成19年 2月 6日まちづくり調査特別委員会−02月06日-01号平成19年 2月 6日まちづくり調査特別委員会                  開会 午前10時03分 ○寺本 委員長  おはようございます。  それでは、第6回、最後の予定なんですが、まちづくり調査特別委員会を開会します。  本日の課題は、中心市街地活性化の進捗状況についてです。  最初に、音楽学校旧校舎利活用サンビオラ建てかえ、逆瀬川アピアの活性化、JR宝塚駅橋上化と駅前広場の再整備の以上4点について、当局から30分程度説明があります。その後、一括して質疑を行いますが、時間の関係で、できるだけ重複した質問を避けていただいて、速やかな審査にお入りいただけるようお願い申し上げます。最初に……   はい、馬殿委員。 ◆馬殿 委員  大変テーマが多いんでね、大きなテーマで、きょうの委員会は、質問する関係もございますけれども、内容が大変、予算の時期にも入っているし、重要なものばっかりで、まさに宝塚、これからのまちづくりの中で大きな課題というか、一番大事なものだと思うんですよ。それを中途半端で議会の特別委員会が終わることは問題があるんじゃないかと思いますので、どれぐらい許していただけるのかね、まさか午前中とかというような話であれば、力を入れてやれば1人でも午前中かかってしまうぐらいだから、そこのところ、質問する側も心づもりがありますからね、その点どう考えておられるのか、お諮りいただきたいと思います。 ○寺本 委員長  皆さん、御意見はありますか。  岡田委員。 ◆岡田 委員  今、馬殿委員がおっしゃったように、これだけのあれがありましたらね、そんなん午前中で終わるはずがないんですわ、皆さん、みんなお持ちのね。先ほどおっしゃったように、やっぱり大事な予算時期でありますし、それで同感ですね、そういう意味では。 ○寺本 委員長  はい、金岡委員。 ◆金岡 委員  総括して皆、4点も一括にやるというのは、ちょっとしんどいんじゃないかと思うんです、意見がばらばらに出てね。やはりある程度、1つずつ片づけていくのが、片づけんといけないということで、1つずつ審議していく方がいいんじゃないかと。話し、異なるからね、これぐらい、その箇所箇所によって。 ○寺本 委員長  いかがでしょうか。一つ一つ審議をすることももちろん考えたんですけども、そしたらとても予定の時間で終われないと思ったもんですから、それで一括というふうに申し上げましたけども、もしお時間が許せれば、今まで委員さんの言っておられるように、かなりボリュームのあるテーマでもありますし、大事なところでなので、先に延長を御了解いただければ、そのような方向で進めたいと思いますが。  はい、野尻委員。 ◆野尻 委員  一応、先ほど委員長が言われたように、もともとテーマが多いんだけど、それはまあいろいろなまちづくりの問題で大切だということで、いろいろ委員長に個々に言うてますけどね、その中は、先ほど委員長がおっしゃったように馬殿委員で配慮しながら、言いたいこと、だとして、でまあ、きょうは午前中というて、決めつけてたきたわけじゃないけども、できるだけ慎重審議して、また委員長、恐らく馬殿委員さんがおっしゃったことも配慮しながらね、1つずつやると、ちょっとまた時間がかかることになっちゃうんで、一括でやっていただいて、その中でお互い配慮していただいてもうたらいいと思われますけど。 ○寺本 委員長  はい、近石委員。 ◆近石 委員  私も今、野尻副委員長の意見に同感なんですけど、午前中というのはなかなかこれは難しいんで、会議、1時ぐらいまでやりとりにして、残りは再度また開いてもらうとかというふうなこともひとつ御検討を。というのは時間が、やっぱりこう4時、5時になる可能性もありますからね。ですから、一定、1時なら1時、やりとりをやって、そこで残ればね、私は再度、別な日にゆっくり時間をとってやるというようなことを……、がいいのかなという形に、そう思ってます。  以上です。
    ○寺本 委員長  それでは、時間延長については、予定よりも、1時ぐらいをめどに進めさせていただいてよろしいでしょうか。                  (「はい」の声あり)  4時まで、5時までということも難しいでしょうから、御予定がある方もおありでしょうから、今の御提案のとおり、1時をめどに進めまして、その後、また大事なことが残るようでしたら、また再度ということで進めさせていただきたいと思います。  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  それはそれで結構だと。これだけのテーマ1日でするというのは、かなり無理があると思うんですが、その場合には、3月議会もございますけれども、再度の委員会はできるだけ早くにやらないと、例えば逆瀬川のアピアの活性化問題についてだって、予算審議とも絡んできますし、それがどう絡むのかというのは後で質疑しますけれど、それからサンビオラの建てかえ計画についても、例えばきょう、建築審査会が開かれるんですよね。きょう違うんかな。               (「継続してやってます」の声あり)  ずっとやっているわけで、その絡み等もあるんで、悠長なことをしておれるテーマではないということだけ御了解いただいて、早急なる次回の開催という形でやっていただかなければ、特別委員会の使命を果たすことはできないんじゃないか、こう思いますので。  それともう1つは、委員会ね、午前中だとか、何時までかとかというようなことについては、やっぱり僕は論外だろうと。テーマの数なり、内容をどう吟味するかいうのは、それでいいと思うんですけど、時間決めて委員会開けというのは、ひとつ特別委員会としては不適当かなというふうに思いますので、その点、よろしくお願いしたいと思います。これ、もう午前中なんか、絶対無理ですよ。 ○寺本 委員長  それでは、よろしいでしょうか。もし長引く場合は、近々日程を調整させていただくということで検討いただきたいと思います。  それでは、当局の方から何か。  上田助役。 ◎上田 助役  おはようございます。  本日はまちづくり調査特別委員会を開催していただきまして、ありがとうございます。  本日の案件でございます中心市街地活性化の進捗状況でございますが、これまでの間、中心市街地におきましては、TMOを中心とする商業活性化の諸事業や産官学民による都市再生プロジェクトなど、さまざまな取り組みを展開してまいりました。しかし、昨年8月、改正中心市街地活性化法が施行されたことにより、市といたしましても早急に活性化の新たな枠組みを構築していく必要に迫られている状況でございます。  また、今後の地区を見ますと、この1年足らずの間に著しい環境変化が起こっており、厳しい状況を打開するため、市民の皆さんの自主的な取り組みに対し、市といたしましても適切な支援を行っていく必要があると考えておるところでございます。  本日は、市の事業として進めております宝塚音楽学校校舎等利活用事業とともに、民主体で進められておりますサンビオラの建てかえ計画及び逆瀬川アピアの活性化の取り組み、そしてJR宝塚駅橋上化及び駅前広場再整備につきまして、現在の進捗状況や課題を担当部長から説明させていただきますので、どうかよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○寺本 委員長  それでは、当局から説明をお願いします。  村上都市産業活力部長。 ◎村上 都市産業活力部長  最初に確認ですが、1点ずつ御説明ということでよろしゅうございますか。 ○寺本 委員長  説明については、一たん全部なさってください。 ◎村上 都市産業活力部長  はい、わかりました。  それでは、お手元の資料の(1)から(3)まで、私の方から御説明を申し上げたいと思います。  まず、(1)宝塚音楽学校校舎等利活用事業の状況についてでございます。  本案件につきましては、昨年の7月28日に本特別委員会を開催いただきまして、一部、状況を御報告しているところでございます。それ以降の状況について、今回御紹介をこう、御報告をいたしたいと思います。  まず、1点目、阪急電鉄株式会社との協力についてでございます。  これにつきましては、先般の特別委員会におきまして、覚書の案ということで御報告を申し上げております。平成18年8月31日付で覚書を締結してございます。「宝塚音楽学校校舎等利活用事業の推進に関する協力に係る覚書」ということで、これにつきましては別紙の方にコピーをつけさせていただいております。案の段階からの変更点でございますが、1番のところの分でございます。土地の買い取りに関しまして、文言語句を追加してございます。以下、2、3、4に関しましては、もともとの案のとおりでございます。  それから、2番目でございます。平成18年度の進捗状況についてでございます。  まず、1番としまして、業務委託の関係。  まず、業者の選定方法につきましては、利活用計画をより高いレベルで具体化するためということで、4つの業務を考えております。この4つの業務を有機的に結びつけ、相互に連携を図りながら遂行していくということを考えまして、これらの業務を連携しながら推進していくことができる業者、単独またはグループということで、公募型プロポーザル方式によって選定をいたしました。  この4つの業務でございますが、その次の項目、委託業務及び委託先のアからエの4項目でございます。1点目が、宝塚音楽学校旧校舎及び街区公園等の利活用計画推進業務ということで、全体の運用等の計画についてという業務でございます。それから、2番目、イとしておりますが、宝塚音楽学校校舎改修基本実施設計業務ということで、これは建物の改修計画に関する基本設計、実施設計の業務でございます。3番目といたしまして、ウです、(仮称)宝塚音楽学校記念公園の設計・測量業務、これは公園の設計業務でございます。4番目としまして、市道武庫川通り線外測量設計業務ということで、これは手塚治虫記念館から桜橋を通りまして旧校舎に至ります道路の改修設計業務ということでございます。  この4点に関しまして、それぞれの委託先、1点目に関しましては株式会社乃村工藝社、ほか、記載してありますとおりの委託先に落札をして進めているところでございます。  これら4つの業務に関しまして、校舎の改修の基本設計、実施設計の業務に関しては5月末の完了予定、それ以外の業務につきましては本年度末、3月末の完了予定でございます。  それから、2点目といたしまして、利活用事業推進委員会の設置ということでございます。  今回、先般、市の方に提案を受けました利活用計画、これを行政計画としてつくっていくようにということが、行政の方に課せられた任務でございます。これに対しまして、いろいろな専門的立場からの指導ないし助言を行うことを目的といたしまして、利活用事業推進委員会を設置してございます。上記4つの業務が適正に行われ、より高い品質で事業計画書指定管理者の選定基準、旧校舎及び公園・道路の設計書などが作成されるよう、4点の役割を担っている委員会でございます。1点目としましては、今ほど申し上げました専門的立場からの指導及び助言、そして2番目としまして企画提案内容への意見、そして3番目としまして、市民提案等を検証し、実現に向けた考え方の整理を行う、そして4番目としまして、市の計画案を承認するということで、最終的にはオーソライズするということが使命でございます。  構成につきましては、実務面での専門家を中心としました委員10名ということで、先般の利活用計画の策定委員から大半がお入りいただいております。また、事業計画そのものを見ていただくということもございますので、会計の面での専門家にもお入りいただいているという構成でございます。  開催状況でございますが、第1回を昨年12月14日に課題整理などをして開催いたしました。来る2月9日に第2回、中間報告ということで開催予定、そして第3回、年度末ですが、3月に最終報告ということで、予定を3回してございます。  3番目といたしまして、市民ワークショップの開催でございます。  趣旨としましては、これらの4つの業務を遂行する上で、市民の御意見をできるだけ反映させると。また、市民の参画を得ながら、この計画の目標であります「宝塚歌劇文化を礎とした新たな宝塚文化の創造」、この実現を目指しております。開催につきましては、市広報誌及び市のホームページで案内を行っておりまして、広く参加を求めました。  で、内容でございますが、本計画の推進に当たりまして、実際に運営に参画してみようという思いをお持ちの方、またこんなプログラムを実施してほしい、あるいは公園や歩道の設計に関して意見があるといった方などで行う意見交換会の形をとってございます。  開催状況でございますが、第1回を昨年12月17日、参加人数は24名、そして第2回を去る1月27日に18名の方が御参加をいただきまして開催いたしました。私も2回とも参加いたしましたけれども、非常に熱心な御意見をお持ちの方がお集まりいただきまして、積極的な立場での意見交換がなされたというふうに考えております。  今後のスケジュールでございます。用地取得に関しましては、本年の2月中を予定してございます。また、運営主体の決定に関しましては、来年度、19年度中に決定をするということでございます。工事につきましては、建物改修、公園の一部に関しまして19年度から20年度にかけて、オープンに関しては、建物と公園の一部に関して20年の秋、そして公園全体に関しましては21年度を予定しております。  その他として、現時点での事業計画案、それから建物の改修案、公園の整備案、そして道路整備案を添付しております。別添のカラーの資料、A3の折り込みになっているものですが、そちらをごらんください。  詳細な説明は、時間の都合もございます、若干割愛してまいりたいと思いますが、まず1枚目、右の下に、抜粋でございます。1−4と書いてある資料でございます。  上に、事業テーマと事業目的として、5つ、中テーマを掲げております。大きなテーマとしましては、先ほど申し上げました「宝塚歌劇文化を礎とした新たな宝塚文化の創造」ということで、まず1番目として、音楽学校としての歴史を活かし、市民による文化創造を支援するということ。そして、2番目として、宝塚文化の形成に歌劇が果たしてきた役割を紹介し、歌劇と市民をつなぐという役割。3点目としまして、市民間、そして市民と来訪者、来訪者間の交流の場を提供しながら、集客を図るという役割。4番目として、市民による文化創造のプロセスを来訪者にも公開、おすそ分けと言っておりますが、来訪者にも公開していこうということでございます。5点目としまして、中心市街地の拠点としまして、手塚治虫記念館、そして宝塚大劇場等との連携による観光集客の地をつくるという5点を掲げております。  事業の構成ですが、文化育成事業、それから観光集客事業、2つを追求していこうということを考えております。その中でそれぞれ自主事業、それから受入事業の2軸で構成していこうということでございます。  左下の運営方針ですが、運営主体としましては、指定管理者を定めるということで考えております。営業時間に関しましては、就業者、お仕事をなさっている方が平日利用できるよう、深夜の開館も含めて検討するということでございます。連携と協力に関しましては、阪急電鉄等への連携・協力を求めるということです。  事業を進めるに当たって重視したいこと、右側でありますが、協働のプロセスと市民を結びつなぐ場という、この2点を考えております。  以下、個別の施設、建物に関しましては、フロアごとのイメージを掲げております。  まず、旧校舎1階に関しましては、「講堂を再現した文化交流ホール」と。左上に現況の音楽学校としての使い方を書いてございます。細かく間仕切りをした形でつくっておりますけども、これを中央にございますような大空間として使用するということで考えております。  2階にまいりまして、ここも細かく本科ルーム、予科ルーム等といった形で間仕切りがしてあるんですが、これを一部間仕切りを抜いた形で、展示室あるいはプロジェクトルームといったことで、ここで「文化を支える人と情報の拠点」というものを考えております。  3階にまいります。3階もバレエ教室、日舞教室、お琴教室という構成でございましたが、こちらに更衣室、あるいはレッスンルームとしまして防音設備つき音楽レッスンを行うような部屋を新設するということで考えております。バレエ教室、日舞教室については、レッスンルームとして、若干の改修を経て、そのままの形で残すということを考えております。  続きましては、公園でございます。「メモリアル・シアターガーデン」ということで、中心市街地では、実は公共的な空間、武庫川の河川敷以外は広い空間がございませんので、開放的な設計の公園ということで考えております。  道路にまいります。「花と宝をめぐるみち」というタイトルをつけてございますが、今、非常に幅員の狭い手塚治虫記念館から音楽学校旧校舎への歩道を拡幅いたします。また、車道に関しても一部拡幅をするということで、バリアフリーかつ歩きやすい形での歩道整備を考えております。  駆け足でございましたが、概要については以上でございます。  続きまして、2番目の項目でございます。サンビオラの建てかえ計画等についてということでございます。お手元の資料の2−1という資料でございます。  一番目としまして、これまでの経緯を記してございます。  平成18年9月5日に「サンビオラ3番館建替え実施に関する要望書」が同館の店舗、住宅の両管理組合から市に提出をされてございます。内容につきましては、平成18年度中に3番館単独での建てかえを決定していくと。ついては、市街地住宅総合設計制度を適用して、容積率800%の適用について配慮を願いたいというものでございました。これに対して市からは、市街地住宅総合設計制度の趣旨に合うような、つまりこれは良好な住環境の形成に資するものということでございますが、こうした建物の設計について協議に応じるという回答を行ってございます。  建てかえに関しましては、店舗管理組合においては100%の同意形成、また住宅においても昨年12月に全50世帯のうち48世帯が建てかえの推進決議に同意をしているという状況でございます。現在、地元におきましては正式に設計業者と契約をいたしまして、宝塚南口にふさわしい建物設計と容積率800%に向けた基本設計に取り組んでおられます。  現状での課題でありますが、1番館から2番館を経まして3番館、5番館へとつながっているペデストリアンデッキ、歩行者専用のデッキがございます。これに関しまして、新しい建物の景観、デザイン面等の関係から、一部の撤去ができないかという申し出がございます。これに関しまして、市として検討、そして県とも協議を行っているという状況でございます。この点に関しては、地元におきましてデッキの通行量調査を実施していくということでありまして、その結果も参考にしながら、歩行者動線の確保等、どういった対応をしていくのかということを検討していきたいと思います。  また、サンビオラ3番館の北側の特殊街路、テラスのような形で武庫川に面している部分でありますが、この取り扱いについて、県が進めております武庫川の護岸改修事業とあわせたバリアフリー化等を含めた検討を行っているという状況でございます。  3点目として、今後のスケジュール、裏面にもスケジュール、詳しいものがございますが、ことしの9月に建てかえ組合の設立認可を受け、来年の7月に解体工事、平成23年の1月に竣工ということを予定しているということでございます。  また、次の項目でございます。4番目として、1番館の動向についてでございます。  市といたしましては、従来から1番館から3番館までを含めたサンビオラ全体での再生の取り組みが望ましいのではないかという観点から、1番館の管理組合の役員とも協議を重ねてまいりました。店舗管理組合住宅管理組合とも、当面のところはリニューアルで対応していきたいという意向でございましたので、将来の建てかえに向けた勉強会を行っていくということでございます。市といたしましても、公共施設等の管理者、それと区分所有者、両方の立場がございます。こうしたことから、地元ともに今後の進め方について研究をしていきたいというふうに考えております。  続きまして、3番目、逆瀬川アピアの活性化策についてでございます。お手元、3−1という資料でございます。  まず1点目としまして、西友リヴィンの退店後の経緯でございます。  平成18年の3月でございますが、キーテナントのリヴィンが6月末に退店をするということを受けまして、名店会、家主会等の6団体で地元の対策協議会が組織されました。キーテナントの誘致あるいは今後の商業施設としてのあり方についての検討を進められております。市はこの対策協議会にオブザーバーということで参加をしてございます。現時点、平成19年1月末の時点では後継のテナントがまだ決まっていないということで、各店の売り上げに関しましても大きな打撃が出ているということでございます。  再生に向けての課題と取り組みでありますが、大きく4点、課題がございます。この4点の課題につきましては、キーテナントのフィッシング、後継のテナントを誘致するべく誘致活動をしてきた中でも、浮き彫りになってきたものでございますが、区分所有床の一体化ということが1つございます。これに関しましては、個別の権利者からの賃借、買収等ということで解決を図ろうとしておりまして、対策協議会におきまして、昨年の11月から12月にかけて商業者全員へのヒアリングを行われ、権利者、商業者の意向の確認をしつつ進めておられるという状況でございます。  そして、2番目として、施設のリニューアルであります。オープン後、20年間、一度も大きなリニューアルをしておりませんので、キーテナント床、それから個店床ともに内装の改修あるいはバリアフリー化を進めていく必要があるということでございます。  3点目として、駐車場の整備であります。アピア1、2につながる駐車場の整備が不十分であるということがございまして、新たに駐車場の整備を行う必要があるということでございます。  この(2)(3)の実施に当たりましては、市において策定をいたします中心市街地活性化基本計画に位置づけをしまして、国の認定を受けること及び国の補助金の受け皿となるまちづくり会社の設立が必須の条件となろうというふうに考えております。  4番目としまして、商業のみの機能ではなく、地域の生活の拠点としての再生がございます。これに関しましては、昨年度、平成17年度に国の全国都市再生モデル調査の採択を受けまして、地域の核として少子高齢化、教育等のニーズに対応していく必要があるということがございます。  矢印をつけましてクラブアピア構想ということで書いてございます。これはもともと、地元で商業の再生のために顧客の囲い込みといったこと、例えばデパート等でカードを発行したりという会員制の仕組みをつくったりしておりますが、もともとの発想はそういったところから始まったものでございます。ただ、地域の生活拠点として、商業以外の意味での地域との連携、密接な連携が必要であろうということで、少し拡大した概念として現在進めているところでございます。  3番目でございます。現時点でのこれらの取り組みに対する市の支援の考え方でございます。  まず1点目として、これは大前提でありますが、アピアの再生に関しては市の支援は必須のものであるということで、先ほどの中心市街地活性化基本計画の策定等、市が果たしていくべき役割を速やかに推進するということがございます。そして、2番目として、当面、市の財政出動を行わない方法を優先して検討するということで進めております。また、3点目として、補助金の受け皿となるまちづくり会社につきましては、市の出資が法的な要件となっております。出資の方法等を含めた市の関与について今後検討を進めていくということでございます。  今後の取り組みでございますが、各個店の体力、先ほど12月の歳末商戦で大きな打撃をこうむったということを申し上げましたが、ことしの11月、次の歳末商戦に向けた形でのキーテナントを入れたリニューアルオープンが必須であろうということで、11月を1つの目標としてございます。これを達成するためには、補助金の受け入れによるリニューアルないし駐車場の整備、区分所有床の一体化といった取り組みを進めていく必要がございますので、最も条件のよい経済産業省のメニューを使う場合であれば、速やかに中心市街地活性化法に基づく活性化協議会を立ち上げて、基本計画の認定等の作業を進める必要があるということがございます。  目標として、8月には国の認定を受けて、事業に着手したいということで考えております。一方、この補助金の受け皿となるまちづくり会社を5月には立ち上げて、施設のリニューアル、駐車場整備について進めていくということでございます。  ちょっと非常に複雑な構造ではございますが、そのため、3−2というところに簡易スケジュールの目安となるものを掲げてございます。  2つのケースが考えられまして、このチャートの上半分、中心市街地活性化基本計画の認定を必要とするものをケース1として、右に流れていってございます。基本計画の認定を必要としないものをケース2として書いてございます。  活用し得る補助金としては3通りございます。ケース1として、中心市街地活性化基本計画の認定を必要とするものとして、右の方をごらんいただきますと、戦略的中心市街地整備補助二次要望というタイトルで書いてございますが、これが経済産業省の中小商業者に対する補助メニューでございます。その下の暮らし賑わい再生事業、これが国土交通省の中心市街地活性化のための空きビル再生のメニューでございます。このどちらか、あるいはケース2といたしまして、基本計画の認定を要しないものとして、下の段に横書きで書いてございます少子高齢化対応活性化補助金というのがございます。これも経済産業省の施策でございます。  これ、それぞれ要件が違いますし、補助率あるいは限度額等も異なってまいります。この3つのいずれかの組み合わせということで、実際に進めていく作業が異なってくるというものでございます。これに関しましては現在、国土交通省、それから経済産業省との協議を重ねておりまして、最も確実に必要なタイミングで補助が受けられるものということで、現在、それぞれのバランスを考慮しているという状況でございます。現時点では併記しているというものでございます。  それと、3−3、次のペーパーの表面でございますが、中心市街地活性化準備会の構成案の概念図を記してございます。1月末発足というのがちょっとおくれておりまして、2月初旬、2月の9日に具体的には準備会を開催する予定にしてございます。  一番上の固まりでございますが、主な担い手としまして、網かけとなっているところでございます商工会議所と、世話役としてソリオ宝塚都市開発、逆瀬川都市開発、そして宝塚市がございます。中心市街地活性化法におきましては、基本計画は、市において策定をして、国に認定申請をするということになっているんですが、この基本計画に関して、中心市街地活性化協議会において意見をもらうことということにされております。この協議会の構成メンバーが、この商工会議所、そして世話役となっておりますまちづくりを担当する社ということで、ソリオ宝塚都市開発と逆瀬川都市開発ということで構成をしていこうと考えております。  以下、準備会の推進フォーメーションとして、事務局、発起事務に関しましては商工会議所、運営事務に関しましては両第三セクターということで、それぞれタウンマネジャー等の指導を受けつつ、運営を進めていくということで考えてございます。  その後に、一番下の欄でございますが、中心市街地活性化協議会の設立ということで、2月ないし3月には協議会の設立に向けて進めてまいりたいというふうに考えております。  以上、大変駆け足ではございましたけれども、3点に関しまして概要の御説明を申し上げました。私からは以上でございます。 ○寺本 委員長  秋山建設部長。 ◎秋山 建設部長  私の方から、4点目のJR宝塚駅橋上化及び駅前広場再整備につきまして御説明をさせていただきます。お手元の方に、皆様方、資料の中に図面をおつけしていますんで、図面を使いながら、こちらの方で説明させていただきたいと思います。  まず、JR宝塚駅の広場等公共施設及びJR宝塚駅舎の整備概要でございます。  駅前広場の拡張整備につきましては、従前、7,900平米の全体面積になっておりましたが、今回約800平米ふやしまして、8,700平米としております。  その800平米を広げた内容でございますが、まずは送迎車両、キスアンドライドの需要増に対応した停車バースを確保しております。これにつきましては、身障者ブースを2台、それを含めまして14台を確保しております。  それから、JRの駅前のところに今、タクシーの駐車場があるわけでございますが、駅前、JR側が若干セットバックすることによりまして、このタクシー乗り場のところが広くなります。そこに観光バスの待合需要に対応した停車スペース、それから長距離バス路線の誘致のためのバスバースの設置等を考えていきたい、そういうことで、2台分のバスバースを設置しております。  それから、駅前広場内の歩道の拡幅につきましては、阪急側、JR側を含めまして、標準幅員6メーターを確保することにしております。それから、バス等大型車の需要増に対応した車路線形の改善を行っております。これもJR側がセットバックすることによりまして、従前、阪急側の方は直線車路になっていた分、JR側が少しS字がかった部分を直線車路に変更するものでございます。  それから、自由通路の整備でございます。バリアフリー化対策といたしまして、自由通路、現在の自由通路でございますが、そこにエレベーターをユニベール側に1基、それから駅前広場の中央にも1基設けたいというふうに考えております。それから、自由通路のエスカレーターの改良につきましても実施したいというふうに考えております。  次に、JR宝塚駅舎の橋上化でございます。  駅舎部分につきましては約1,500平米、開発部分、大阪側になるわけですが、その部分につきましては約920平米を予定しているところでございます。  その中で、バリアフリー化施策につきましては、駅構内にエレベーターを2基、これは上下ホームでございます。それから、エスカレーター4基、これも上下ホームともに2台ずつということでございます。それから、福祉多機能トイレの設置、男女各1カ所、トイレの総面積については約100平米ということにしています。それから、いろんな宝塚に関する情報の発信装置の設置も検討していると、以上でございます。  それから、当然、今回の橋上駅つくりかえにつきましては、阪急、JRの乗りかえ機能の向上という意味なんですが、歩行者動線、現在、ため池踏切と、それから今、東側の踏切の2カ所ございますんですけど、その歩行者動線を自由通路に誘導することによりまして、近接踏切での歩車分離が図れるんではないかというふうなことです。それから、駅の改札口の前でございますが、約300平米を活用して、広いゆとりのあるコンコースの設置をいたすことにしております。それから、JR駅舎の橋上化とあわせまして、その大阪側でございますが、店舗、コンビニ、喫茶、雑貨販売、それから利便施設等を設置するというふうな考え方がメーンであります。  この整備の現状と今後の進め方について御説明させていただきます。  駅前での課題を整理しまして、平成18年3月に交通結節点機能の充実やバリアフリー化を図るため、駅前広場等の都市計画変更を行っているところでございます。また、同年4月に交通結節点改善事業、この認可を得まして、平成22年度の完成を目指し、本事業を進めているところでございます。  また、これと並行しまして、エレベーターの設置等バリアフリー化事業につきましては、まちづくり交付金で整備することとしまして、同年2月13日に都市再生整備計画、宝塚市中心市街地計画に位置づけております。
     現在、本市が、自由通路のバリアフリー化を図るため、自由通路のエレベーター設置に係る設計を行っており、JR側の橋上化と調整をしながら、設置工事を進めていくように着手します。  次に、JR西日本におきましてでございますが、橋上化事業の計画概要を現在取りまとめているところでございまして、本年1月には地元等関係団体の代表、周辺自治会であるとか、身障連でありますとか、商工会議所、商店連合会等に説明し、現在、意見交換を行っているところでございます。今後、本市等とも調整しながら、計画を具体にし、本年秋ごろから橋上化工事に着手しまして、平成22年春の完成を目指しているところでございます。  施工の手順としましては、本年の1月から夏ごろにかけましてJRが、橋上化工事の準備作業としまして、現跨線橋より三田方面約80メートルの位置に仮跨線橋を設置いたします。これにつきましては、エレベーターを設置しまして、暫定的なバリアフリー化の対応を図っておるということになっております。さて、本年の秋ごろから平成20年の春ごろにかけまして、三田方に仮駅舎を設置しまして、また列車停止位置を三田方に移行させるため、ホームを延伸する予定になってございます。平成20年の春ごろから平成22年春ごろにかけましては、JRが自由通路、三田方に橋上駅舎設置工事をいたしまして、大阪方に開発床設置工事を行うということになっておりまして、平成22年の春ごろから平成23年の春ごろにかけまして、仮駅舎を撤去した後に、本市が駅前広場の拡幅整備を行うというふうな内容となっております。  以上、簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。 ○寺本 委員長  説明は終わりました。  質疑はありませんか。  小倉委員。 ◆小倉 委員  音楽学校の公園の件でちょっとお伺いしたいんですけど、以前、私、本会議で、いわゆる跡地の歴史的な経緯を踏まえて、日本のプロ野球の発祥の地であるというようなね、ああいう歴史をぜひ残してもらいたいということで、公園ができるなら、そういうところにも設置をしてもらいたいという要望をしたことがございますが、その後、関係者といいますか、早稲田大学のいわゆる宝塚の・・・といいますか、関係者からも同じような要望が出ておりましたけれども、早稲田のOBの人たちは、いわゆる関学の小学校の東側ですか、の小さな公園に設置をしてはどうかというような言い方をね、要望でされてるんですけども、それについての取り扱いはどういうふうに考えておられるのか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。 ○寺本 委員長  小林公園緑地課長。 ◎小林 公園緑地課長  今、小倉委員がおっしゃいました発起人のような形を現地のことですね、昨年回らせていただきました。場所的には、プロ野球発祥の場所がちょうど荒神川の今、公園になっております、その場所がどうもグラウンド、ですから池側の関学のグラウンド、関学の学舎予定地も含めて、あのあたりの公園のところの緑地あたりにできれば設置したいなというお話をお聞きしておりました。で、まあ一応、寄贈というふうな、これはいささかテクニック的な話ですが、一角にできれば石づくりの余りメンテナンスの手間がかからないようなアイテムで設置できないかなというふうなことでの現地を見ながらの出会いを持たせていただきました。一応、今現在としてはそういう段階ですので、我が方としてはそれを基本にしながら、もし何かまた事情が変更が出てくるようであれば検討させていただこうかなというふうに思っております。  以上でございます。 ○寺本 委員長  小倉委員。 ◆小倉 委員  場所の問題はまあともかく、そういった歴史をぜひ残してもらいたいのと、市が全部、確かに市の費用でやるということがいいのかどうかね。そういう関係者がいらっしゃって、ぜひ寄贈したいと。市民からのいろいろな寄附も含めて、そういうことができれば、市として場所の提供ということをぜひ考えていただきたいというふうにお願いをしたいと思います。  それと、この音楽学校の記念ということで、当然、ここにも書いてあるとおり、宝塚歌劇のいわゆる文化を礎とした新たな宝塚文化の創造ということで、音楽学校ということも含めて、宝塚歌劇ということを何か銘して持ってこられるとは思うんですけれども。考えますと、宝塚歌劇がことしで90何周年か、といいますと、もう既に100周年というのが数年先になってきますね。そのときにいわゆる阪急としてどういう事業を考えておられるのか。100周年というと大きなやはり節目でもあるし、そういうことと何かこの事業が重なり合っている部分があるのか。また何かそういうふうな、阪急側が100年に向けた何か新しいような構想を、周辺に何か記念館みたいなのを建てるとかというような考え方が当然出てくるんじゃないかと思うんですけれども、何かそういうお話は聞いておられますでしょうか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  宝塚歌劇の100周年に向けて、阪急ないし歌劇としてどういう事業を考えているかというところでは、まだすり合わせができておりませんが、2014年が歌劇100周年でございます。当然それに向けた取り組み、市の方としても進めてまいりたいですし、今後調整していくということで考えてございます。当然その、大劇場とこの音楽学校とで連携した形で100周年をやっていきますような何らかの取り組みも必要であるというふうに考えております。 ○寺本 委員長  小倉委員。 ◆小倉 委員  宝塚ファミリーランドの跡地は、ほぼこれで大体の概要が市民に知らされただろうと思うんですけども、この公園のそばですね、国道沿いのところの跡地計画、これはどうなってんでしょうか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  お尋ねの点は、国道沿いで、今回の音楽学校記念公園と今、民間の自動車のディーラーが入っているところの間、隣の敷地でございますね。隣の敷地に関しましては、既に開発の計画が上がっておりまして、産婦人科の医院が来るということでございます。かなりレストランあるいはエステなどを併設した高級路線での産婦人科医院が進出してくるということで、計画が出ております。 ○寺本 委員長  小倉委員。 ◆小倉 委員  あと、動線のところにいわゆる水道のポンプ室みたいなのがございますけれども、水道局のやつですね、これは将来的には移動を含めて何かこういう可能性はあるのかどうかね。今、これ、ちょっと動線見ますと、これがきちっと外れて道をつくるようになってんですけども、これの扱いは水道局の方はどう考えていらっしゃるのか、その辺についてちょっとお尋ねをしたいと思います。 ○寺本 委員長  秋山部長。 ◎秋山 建設部長  今回も、上下水道局の方とちょっと若干調整をさせてもうたんですけれども、現状の方とすると、当然、今の実態も含めまして必要な施設だということと、近々に建てかえる計画はないということなので、現状の中では今の建物はそのまま存置するという中での歩道線等も検討していただているというふうな状況でございます。 ○寺本 委員長  ほかに質疑はありませんか。  近石委員。 ◆近石 委員  今の小倉委員が御質問した関連でちょっとお伺いしたいんですけど、こういったこの動線を見て、本当にこれで本来の観光客を呼んだりすることが本当にできるのかなあという感じがするわけですね。で、例えば今、この動線に沿って音楽学校の旧校舎へ行きますわね。行っても、この内容であれば、1時間ぐらい見たら、大体もう終わってしまうんかなという感じもしますし、その公園も、本当にここで言っているライブは音がうるさいし、できへんし、現実に本当の公園だけに終わるんかなという感じになりますから、そういう意味からして、中心市街地の活性化の延長線上と出したら、何か物足りへんなという感じがするわけですけれども、この点はいかがなんでしょうか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  確かに野外劇場ということで設置をしておりまして、余り大きな音でのいわゆる大コンサートというものは、近隣の関係もございまして、難しかろうかと思います。ただ、施設、建物自体も余り大きな建物ではございません。その中でさまざまな文化発信をしていくということで、1時間見て帰られる方も確かにおられるかとは思うんですが、一つ、目的を持って来ていただける方をどれぐらいふやせるかということで、ソフト面での工夫をしていきたいというふうに考えております。 ○寺本 委員長  近石委員。 ◆近石 委員  確かにソフト面での工夫というのはあるんですけど、現実に、持ってる、そのソフト面の工夫は今までやってこられたかどうかですよね。今の観光プロムナードを見ても、ソフト面の工夫とか言うて、結局ハードだけに終わって、人が余り来ないというような状況ですね。ですから、そういう意味からして、ソフト面というのは民間がやるんですよね。現実に本当にそれができるかどうかというのは、大変な疑問なんですね。だから、もう少し人の行くとこへもう少しほかの違ったハード面を若干つくって、例えば食べ物屋とか、まあどうかわからへんですけどね、ちょっとこうね、公園の、公園、現実に置くかは別にして、そういった、ちょっと人がそこでね、食べたり、飲んだりして、ちょっと時間が費やされるとかというハード面もやっぱり必要じゃないかなと。だから、少なくともここで2時間ぐらいは何とか何かこなせるような形にしないと、結局、その中心市街地の観光プロムナードだって、歩いて帰るだけですよと、こういうことになるわけですね。ですから、そこのあたりについてはいかがなもんですかね。というのは、本当にこの公園だけにすれば、どのぐらい本当に、ていのいい緑の緑地にしかなれへんの違うかなというのが率直な気持ち。だけど、金突っ込んで、本来は観光プロムナードの一環としての活性化をねろうておるわけですからね。だから、そのあたりはちょっと金突っ込み過ぎで、効果がないん違うかなという、もう少しやる以上は効果のあるね、やっぱりことにしないとだめと違うかなと思いますけども、その点いかがですか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  まさに御指摘の点、私どもの中心市街地の活性化の取り組みの中で大きく反省をすべきところかと思います。要は余り行かないと。いろんなところに足をとめて、なごむような機能、人が集える機能がないということが、ずっと言われてきているわけでございます。例えば社会実験で取り組みました足湯ですとか、オープンカフェもしかりでありまして、何とか町の中のたまりをつくっていこうという取り組みの一環でございました。  今回の音楽学校に関しましては、ちょっと説明を省略したところもあるんですが、1階部分の図面をごらんいただきたいと思うんですが、先ほど大きな講堂を再現した文化交流ホールということで、いわゆる専用ホールではなくて、左上に点線で囲ってございますが、カフェを中心として、いろんな文化的な公演があるものということを考えてございます。通常はカフェということで、カフェにしましてもそれ自体で人が来るような、例えば非常にケーキがおいしいとか、コーヒーがおいしいとかですね、そういったカフェ自体で売りになるようなものができないかということを考えております。  これに関しましては、先ほど御紹介いたしました市民ワークショップにおきましても、非常に議論があったところで、ぜひそれだけを目指して来るような、例えばおいしいまち宝塚という取り組みをしておりますけども、そういったところの出店店舗等も連携して、そこに目的を持って来られるような方、あるいはそこで長時間滞留していただけるような方をふやすように工夫をせよと、こういった御提案をいただいておりますので、そういった意味での先ほどのソフトの工夫というのを考えていきたいと思っております。 ○寺本 委員長  近石委員。 ◆近石 委員  ぜひそういう形で、ソフト、ソフトと言っても、現実になかなかできんわけですからね、できたらハードの点をある程度ここに置いて、そこで時間をある程度つぶせるということはやっぱり必要かなという感じしてますね。特に、これは観光プロムナードの堺屋太一さんがいろいろ提案されてましたわね、これ10何年前にされて、だけど結局それも何もできてないわけですね。あんだけ高いお金で、言ったら企画立案してもらって、結局何もできてへんということなんで、ですからできるだけ、あのときのやっぱりいろんな計画書もあるわけですから、やっぱりあの中から、いい案もあると思うんです。例えば音楽のまちづくりとかいうて、音楽に絡んだ居酒屋とか、そういう形のね、どっかやろうとかという話も出てましたわね。ですから、やっぱりそういうことも含めて、ぜひハードの面では人が滞留できるような場所をもう少し検討していただきたいなというふうに要望しておきます。  それと、サンビオラの建てかえの件ですけども、このスケジュール、建てかえ計画のスケジュールですね、具体的に動いてるんかなという感じを受けております。以前も結局、このサンビオラが破綻したのは、民間の地権者が何人か反対して、最終的にはもうだめだということでありますけども、今回はそういった、ここに書いてますように、まだ若干、100%の同意は得ておられないということですけども、そのあたりは心配ないんですかね。 ○寺本 委員長  乾谷都市再生担当次長。 ◎乾谷 都市再生担当次長  先ほど冒頭に部長の方から説明したんですが、今、建てかえにつきまして、基本的にはマンション建てかえの円滑法に基づきます建てかえ計画を今現在進めておるわけですが、店舗管理組合につきましては、基本的にすべての区分所有者が現時点で同意をされておりますが、マンションについては50分の48と。ただ、これにつきましては、法に基づきます正式の建てかえ決議というものではございません。今後建てかえを進めていく上での建てかえ推進決議を書面で確認されているという状況でございまして、基本的に、すべての建てかえ決議をとる段階では、基本設計等に基づきます資金計画を概算にしろきちっと整理をいたしまして、今の区分所有者がどれぐらいを負担して、資産がとれるんか、そういった計画に基づいて最終建てかえ決議をとっていくという形でございます。  なお、この48人しかとれていない実情ですが、あとの2名についても基本的に同意は得ていると。距離的な問題もございまして、とれてないのが実態であるというような報告を現時点で受けております。 ○寺本 委員長  近石委員。 ◆近石 委員  そういう意味では、本当に距離的な問題だけなんですかね。ちょっとその点どうですか、再度。 ○寺本 委員長  乾谷次長。 ◎乾谷 都市再生担当次長  自己所有と。自分で当然、区分所有のマンションを持っておられるんですが、居住はされておりませんで、賃貸で活用されているというようなことで、1月のかなり早い時点の集計データをいただいておりまして、その時点ではまだ同意がとれておらない。ただ、電話等の確認は現時点で役員さん等がされているということで、基本的に同意は得ているという内容でございました。 ○寺本 委員長  近石委員。 ◆近石 委員  それと、ここに、2−1のところに、1番館から3番館までを含めた全体の取り組みだったんだけども、結果的に1番館については一緒にできへんかったという状況、まあこれは3番館だけということですけども、その中でのやっぱり1番館の、本当は1番館から3番館と一緒にやるのが一番合理的な形ですけど、結局できなかったいうのはどういうところに、合意ができなかったいうのはどういうところに問題点あるんですかね。 ○寺本 委員長  乾谷次長。 ◎乾谷 都市再生担当次長  市といたしまして、サンビオラの再生なり活性化につきましては、いわゆる1、2、3番館トータルの中で再生計画を作成されまして、基本的には建てかえという基本的な歩調の中でやはり進めていくというのは理想だというふうな市の方の思いの中で、いろいろ1番館なり3番館の役員さんと協議を進めてきた経緯がございます。といいますのは、竣工しましたビル自体は、いわゆる1番館なり3番館は同時期でございますから、ビルの老朽化等もやはり3番館も1番館も同じスタンスで来ておりますので、そういった観点で進めていきたいという思いがございます。  ただ、1番館と3番館の大きく現時点で1番館が建てかえに踏み切れない大きな理由といいますのは、ニッショーの各店舗がございますが、この分についての整理が現時点でできておらないというのが一番大きな理由でございます。といいますのは、今現在、破産管財人が所有をしております床でございますが、当初はニッショーの親会社のニプロが所有していたという床でございますが、つい最近でございますが、ニッショーの床については所有権がかわりまして、御存じのように阪急百貨店にかわったという経緯がございまして、破産管財人からの取得等につきましても、当初の管理会社との契約等の整理も含めまして、阪急百貨店と今、進めざるを得ない。  そういった中で、具体的に、各店舗を中心といたしまして、どういう形の再生を進めていくんかということで、店舗の中でいろいろ議論された中で、当然、建てかえいうのは視野に入っておるわけでございますが、当面やはりリニューアルの中で対応していくというのが店舗管理組合としての方針を決定されたという状況がございまして、足並みがそろわなかったという実態でございます。ただ、建てかえ等については、やはり勉強会等を今後いたしまして、できるだけトータルの中でやはり再生が図れるように、やはり1番館としても今後いろんな角度で勉強していこうという考え方でございます。 ○寺本 委員長  近石委員。 ◆近石 委員  今回のこのサンビオラの3番館は、これ、民間中心の再生開発ということで、全国的にも多分、これが成功すれば、またいろんな意味でのまた見方があるんかなというふうなことであります。特に観光プロムナードの玄関口の1つでありますんで、市も今後、この民間関係が中心的にやるわけですけども、ぜひ全面的なバックアップをして、ぜひこういったことが成功するように要望いたしておきます。  それと、もう1点だけですけども、逆瀬川アピアの活性化のところでありますけども、これから11月にかけて、スケジュールを出されておるわけですけども、この中で宝塚市としてどの程度のお金がここに入るんかなということになるんですけど、まだ具体的に決まっているかどうかわからへんですけども、そのあたりはいかがですか。 ○寺本 委員長  乾谷次長。 ◎乾谷 都市再生担当次長  基本的に、逆瀬のアピアの方で今現実に進めております計画につきまして、市の方がいわゆるハードを中心とした当然補助金をいただいて、こういう計画を進めていくという計画を練っておるわけですが、基本的に非常に多額の事業費を要する事業でございます。一番大きいものとして、当然1番館、アピア1のリニューアルというものがメーンになっておりまして、床の統廃合等に伴います床の取得なり、工事関係がついてまいります。それと一体的にあわせて整備をしたい駐車場の整備等があるわけでございますが、こういったものを、補助金をもらって、一番、市の方の負担が軽くて、地元に有利になるというような補助体系に乗せまして整備を進めていこうという基本的な考え方を持っておりまして、冒頭に言いましたように、市の方の負担が軽くなる事業といたしまして、ここに挙げております経産省の補助メニューでございますが、戦略的中心市街地整備事業というものに乗せまして、基本的には3分の2を直接補助で持ちまして国からいただいて、こういう事業を進めていこうという市としての思いもございますし、そういう観点で地元の方と話をしているわけでございます。  ただ、市の方がこういったものを想定して、それ以外の補助に振りかえる可能性もございますが、そういったものについて、現時点で来年度の予算措置という形の対応はしておりません。といいますのは、すべてのこういった補助をいただいて進める前提条件が、すべて改正の中心市街地化の基本計画の認定を国からまず得るというのが前提条件でございまして、11月のストーリーにあわせましたら、8月には内閣府から認定をいただくというものが必須要件でございまして、当面これに市の方としては全力を投入していくという考え方でございます。 ○寺本 委員長  近石委員。 ◆近石 委員  そういうことだとは思うんですけれども、やはりその補助金をもらう場合は、市の負担も当然出していかないといかんわけですから、一応あったとしてね、どのくらい想定されておるのかな。概算でいいですから、それがわかればちょっと答弁いただきたいと思います。 ○寺本 委員長  乾谷次長。 ◎乾谷 都市再生担当次長  基本的に、市の方が必ずこのストーリーの中で負担をせざるを得ない基本的な考え方いうのは、まちづくり会社をアピアの方で設立をすると。これは、逆瀬川都市開発の会社から一部業務を分社するような形でまちづくり会社を設立いたしまして、補助金等の受け皿と将来のまちづくりの推進母体という考え方でございますが、これにつきましては法の中で規定がございまして、資本金のベースに置きかえまして100分の3以上を宝塚市が出資をする。こういった中でできるまちづくり会社いうのは、第三セクターの会社になるわけでございますが、こういう法の要件がございます。  ただ、資本金ベースをどれぐらいに想定をするんかいうのは、すべての今現在、会社の方で進めております経営収支計画等に基づいて、資本金の額が整理を、一定の額が出た段階で、市の方の出資については判断せざるを得ないという考え方を持っております。ただ、こういったものにつきましても、予算措置については19年度は当初ではしておらないというのが実態でございます。 ○寺本 委員長  近石委員。 ◆近石 委員  ぜひ、このアピアの活性化というのはやらんことにはいかんわけですけども、やはりこういう段階的、計画でいけば、最初にある程度の天井決めておかんとね、もうずっと行ってまうわけですね、市の負担というのは。ですから、私はそこをちょっと心配しているわけですよ。ですから、1つのめどというのは決めておいて入っていかないと、これもう市が余り入ってやったら、成功するためしないわけですよ。ですから、そういった面では、民間に本当にもう全部やってもらうという気持ちでいかんと、これ、再開発に持っていっても絶対成功しないわけですから、そういうことを含めて、ぜひその天井を決めていただくということを要望いたしまして、一応私の方はそれで終わっておきます。 ○寺本 委員長  江見委員。 ◆江見 委員  今のところと関連するんですが、市の支援のあり方として、支援というか、かかわり方のあり方として、例えば活性化協議会とか、準備会とかにかかわっておられるメンバーって、ずっと同じような顔ぶれという気がするんですよ、商工会だとか。もちろんそういう人たちが必要なんですが、地元の宝塚に対する思いを持っている人がおって、市民的利用者である、一番近い利用者である市民の声があって、そこの上にやはりもう少し、もっと、何ていうんですかね、先進的なというか、こう洗練されたやはり声を入れていく努力といいますか、何かそういうことがもうちょっとできないのかなという。  この前、電通いう会社がありますね、電通は広告業界で有名ですけれども、まちづくりにもかかわっているんです、最近、事業で。非常に、そういう人たちに会うたんですが、すごいいろんな情報を持っていますし、世界じゅうの情報を持っていますし、新しいまちづくりということに対してはすごく斬新な意見を持っているんですね。だから、そういう人たちのもっと声を入れていくような、それについて市が情報を持つなり、いろんなかかわり方を持って、支援していくような方法というのができないのかなというふうに思います。そういう、この前、そういう人たちと会って話してたんですけどもね。  あとまた、旧音楽学校の方ですね。先ほど動線の話がありましたけども、この線を見てると、例えばこの旧音楽学校の校舎のとこまで来ると、そこから清荒神の方まで向いて行けば、また新たな場所が、清荒神という場所があっていいんですけれども、ここまで来ると、もう行きどまりみたいな感じになっちゃうということですね。これ、右に曲がったら、今、トヨタのレクサスがあって、今度ここ来て、また176通って、今度戻っていって、もう戻っていくって、何か別の目的があるとかね、今後のやはり、観プロもやっぱり回廊性というんですか、ぐるっと回ってくる1つルートが形成されているんですけれども、ここにだって、音楽学校へ来て、どんつきじゃなくて、ここからもう1回回廊していくような持っていき方というものを想定できないと、まあ人の流れってなかなか持ってきにくいんじゃないかなという気がするんですけれども。  カフェとかでもまあいいと思うし、この中身を見てますと、全然、創造、クリエイティブというんですかね、いろんな文化的な本当の活動をあおるような目的になっていますから、それはまあいいと思いますけれども、ただ、やはりこれをやっていくとともに、全体的な中心市街地のあり方いうものを、もう少しグランドデザインというのを書いていかないと、一つ一つのやっぱり施設で何かを追求して、結局、でき上がった町は何か整合性に欠けているといいますかね、全体的なバランスが失われているようなことになっていると、もったいないと思いますんで、この辺のことをしっかり考えておられるのか、聞きたいということがあります。  あと、この近くに行くと、先ほどの回廊性ということであれば、一番いいところに今、ティップネスとか、スポーツ施設があったり、住宅公園があったりします。この前も電通の方が来られまして、こんないい場所、この施設はいいけれども、部長も頑張ってスポーツジムへ通ってる方もいらっしゃいますしね、いいんだけれども、あそこはやっぱり、スポーツジムはスポーツをしたい人が行くところ、ベビーザらスですか、これは子どもの何か服を買いたい人が行くところ、住宅公園は住宅を買いたい人が行くところであって、よっぽどのそういう個別の目的があって初めて行くところやと思うんですね。  中心市街地、そういうのもあってもいいんだけれども、結局、ふらっと歩いてみようというか、その中でいろんなところへ寄ってみようという、ちょっと歩きたい町というにはかけ離れていってるんじゃないかなと。そういう意味では、前にあった、今になって本当に宝塚ファミリーランドというのはファミリーが楽しめる、家族が本当に小さいお子さんから年配者まで楽しめるような場所だったんじゃないかなというふうに今、再認識をするんですけれども、そういうテーマといいますか、1つのやっぱりそういったデザイン、全体のデザインというか、そういうものが必要だと思うんですよ。本当にそういったことで、今、これは大事なことだと僕は思っているんです。そういう全体の議論というか、そういう展望みたいなものがあるのかどうか、これ、まずお答えいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  2点あったかと思います。  1番目の協議会にもう少し洗練された声をということなんですが、現在ここに名前が出ていますのは地元の団体なわけですが、まず1つ、これに加えていこうというふうに考えておりますのが、地域の住人さんの団体です。当市におきましては、コミュニティ行政の流れ等もございまして、まちづくり協議会がございます。地元の自治会もございます。特に先般の都市再生モデル調査におきまして、いろいろつながりが出てきたもの、あるいはまちづくり協議会で逆瀬川アピアの活性化のために例えばお祭りを仕組んでいただいたりといったこともございます。こういったところとの連携をしながら、途中の説明でも申しましたけども、単に商業の再生だけではなくて、地域の生活全般としての議論をしたいというのがこの協議会でありますので、メンバーの構成には工夫をしていきたいなと思います。  また、例えば電通といったところを御紹介がありましたけども、そうしたところでアドバイスをいただけるような方がおられるようであれば、ぜひお話を聞きながら進めていきたいなと思っております。  それと、2点目、中心市街地全体のグランドデザインについてでございますが、1つには、委員からも御指摘がございました、観光プロムナードを中心とした回遊性をこれから音楽学校を含めてどう展開していけるのかというところが核になると思います。ただ、やり方に関しましては、近石委員からの御質問の中でもありましたけども、必ずしも今までのやり方がよかったのかというと、反省すべき点も多々あると思っております。この辺のところを踏まえた上で、今回の中心市街地活性化基本計画で1つ、市の行政計画になりますので、市としてのグランドデザインを示す必要があると。  御指摘ありましたティップネス、住宅公園等、目的的な、ある目的のためだけにしか行かないような施設だけでは、これはよくないと思います。ただ、ああいった施設も、恒久的なものかというと、恐らくそうではないと思います。中期的な事業展開というふうに私ども見ておりまして、その先に、事業者は恐らく阪急さんということになろうかと思いますが、どういった展開をされていくのかということも、市としてもいろんな働きかけをしていかなければいけないなというふうに考えております。  以上でございます。 ○寺本 委員長  江見委員。 ◆江見 委員  阪急さんの事業主体だと思いますから、ただやっぱり阪急と宝塚市の関係性、経緯というか、町における重要度、非常にこれは高いものですから、積極的にこれは何か話をしてほしいという、これは住民の思いだと思いますね。ぜひお願いしたいですね。  東京に、豊洲ですか、キッザニアというのができたんですね。結構はやってるみたい。あれもメキシコで発祥しているんですけれども、子どもの就労体験というんですかね、実際そこで何かアルバイト、働く体験を、いろんな職業で働く体験をして、そこでかわりの貨幣みたいなを得て、それをためていける銀行もあって、どんどんためていけて、その中で例えば飲食なんかはそれを使えたりするんですね。非常におもしろい施設で、就労体験、子どものそういうテーマパークとして、非常に向こうでははやっているみたいなんですけれども。これをぜひ、川西市なんかもそれを誘致でけへんかというようなことで結構動いてはったみたいですけど、宝塚はせっかくあの場所、もともとファミリーというテーマがあったわけですから、こんなんがあったらいいんじゃないかなと僕も思いまして、ちょっと調べてたりするんですけれども。  ただ、あれがイオングループがくっついてて、あれに送ると、一緒に大きい複合施設が、大型商業施設が来るという可能性がやっぱりありますからね、そうすると、やっぱり地元の商売、産業についてはやっぱりこれ大きな打撃がありますから、その大きい複合商業施設が来ると町がつぶれると言うて、もうあちこち、そういう拒否的な思考をされてる自治体も多くある。だからそういう意味では、キッザニアはまあどうかということで、それはまた別に考えるとしても、何かテーマを考えて、それについては多くの住民さん、市民の声も含めて、意見を考えて、その上で、さっきの準備会もありましたけれども、あえてやっぱり市とは、市の思い、単純にいうと、また別のそういう苦労というんですかね、先進的な斬新な声を取り入れるということ、それをあわせて、すり合わせて、新しい宝塚を考える準備が本当に必要だと思っています。それは要望しておきたいと思います。  あと、すみません、前回のこれ特別委員会でしたっけ、この覚書、阪急さんの覚書ありますね、旧音楽学校という学校がある。そこで示された計画の中にも、その音楽学校の記念準備室というのがあったりしますけれども、どの程度、阪急からの協力が得られるのか、その後、その話というのは具体的に進んでいるんでしょうか。例えば元歌劇団、四半期回ったからちょっと元スターがいらっしゃいますね。そういったもんの、この旧音楽学校で育っていかれたスターという方というのがいらっしゃるわけで、その人たちの何か持ち物だとか、当時の写真だとか、いろんなもんがやっぱりあるのとないのとで全然違ってくるわけですよね、例えば。そういったことの協力体制というか、関係性って、どういうふうにその後、良好にやっておられるのか、ちょっとお伺いしたいです。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  まず、最初のキッザニアの御紹介ございましたけれども、実は逆瀬川アピアでも類似の取り組みを行っております。さかせがわ子ども市場という名称がついておりますが、小学校にも御協力をいただきまして、総合学習の一環として商店の研究としていただいて、一日、物を売っていただくと。キッザニアに比べると規模は小さいんですが、実は2月8日に西山小学校の児童さんが来られて、逆瀬川アピアで実施をいたしますので、ぜひ地元の取り組みということでごらんいただければと思います。  それと、今の阪急との協力関係でございますが、ワークショップ2回経て、こんな取り組みをしていこうというのが固まってきた段階で、個別具体の協力、例えばこの衣装を貸してくれとか、こんな資料を貸してくれというのは、これからということになります。ただし、当然、もう個別に相談して進めていきましょうということでの大筋の合意はできておりますので、今後ということになります。  1つ、この音楽学校は収蔵庫がとれない、非常に狭いものですんで、例えば何かをずっとお借りして展示をするようなことというのは、なかなか難しいと思います。企画展ごとに、順繰り順繰りで、お借りしては返し、お借りしては返しということになろうかと思いますので、そういった運用の仕方になっていくのではないかというふうに考えております。  それと、もう1点、第2回の市民ワークショップでございますけれども、私どもの市の図書館副館長、倉橋副館長から、市の歴史に関する資料について御紹介をさせていただきました。主に観光絵はがきなどが多いんですよ。非常に古くからの歴史を物語るものが残っております。こうしたものを個人的に収蔵されている方にも将来協力を仰ぎまして、そういった形の企画展も開催できるのではないかというふうに考えております。1つには、例えば池田文庫ですとか、阪急のプチミュージアム等との協力連携といったことも、これから視野に入れていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○寺本 委員長  江見委員。 ◆江見 委員  結局、今、いろんなことが紹介されたわけですが、自主事業と受入事業という2軸ということになっているんですけれども、受け入れいうのは、まあ言うたら貸し館的な事業ということですよね。それと、自主事業というのは、じゃ、この当館で企画をし、やっていく事業、これはその指定管理者が企画をし、やっていくということなんでしょうか。それとも、市が、そこに書いてあるとおり、例えば文化的な事業について、直接かかわっていくということなんでしょうか。ちょっとその辺、具体的に教えてもらえますか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  自主事業と受入事業の考え方は御指摘のとおりであります。受け入れは、貸し館的に、企画を持ち込んでいただいたものをやっていただくということであります。自主事業に関しましては、運営方針のとこでも書いてございますが、指定管理者を定めるとしておりますので、そこで企画をしたこの当館での事業ということになろうかと思います。実際、市が直接やるのかということで、市の主催するような企画というのもあろうかと思いますが、実際には指定管理者の方でかなり工夫をしていくというものが中心になるのではないかと今の段階では考えております。 ○寺本 委員長  江見委員。 ◆江見 委員  指定管理者がこういったことを運営していくということはいいとは思うんですけれども、今、指定管理者という新たな、この18年度、17年、18年とかに出てきた新たなそういった事業分野ですね、民間にとっては。そこが出てきたがために、いろんなところが、大きい会社も参入をしていってるわけですね。その中で、例えば宝塚温泉なんかもそうですけれども、その1館、一つ一つの施設での採算性よりも、こんなんあちこちで指定管理者をうちはやっているんですよという実績をつくっていくことが、会社にとって1つの初期的な目標としてやっていってるような感じもあるんですね。そうなると、1つの採算、その地域にどれだけ利益をもたらすかよりも、会社全体として指定管理者事業として成功させたいという思いがあって、なかなか1つの施設が例えばうまくいかなくても、じゃうちはこれだけ実績としてやっていますよというようなことを言えたらそれでいいという、そんなことになってしまうんじゃないかなという危惧が実際あるんですね。  例えばナチュールスパでも岩盤浴始めましたけれども、結構、岩盤浴この辺なくて、近い女性の方に聞くと、岩盤浴できたら楽しみやわ、いつなんやろうってホームページでチェックしているんだけど、ホームページが全然更新されてないよという声を当時聞きました。これ、市役所の中でホームページがなかなか更新されてませんねという議論はわかったけど、民間、指定管理者なら、民間が入って、そういうことが余りなされてへんというのは残念やなと思うわけです。そういったことがないように、ぜひ指定管理者、本当に民間の活力というものがうまく生かされるように、ぜひその、切り離して指定管理者に任せたら終わりじゃなくて、市としてその辺の助言というか、指導というか、かかわり方をしっかり担保していってほしいというのが1つの願いです。  以上で終わります。 ○寺本 委員長  ほかにありませんか。  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  すべての項目、これ一括にというような方向になっておりますので、幾つか質問したいと思います。
     まずは音楽学校の関係ですけど、先ほども動線の関係だとか、いろんなんが出ておりましたが、これは過去にも私、何点も指摘をしたことがありますけれども、もともとは音楽学校を保存していこうと、そして市が中心になって情報を発信していこうと、こういう形で、大変ミュージアム的な発想で出発したと思うんですよね。ただ、その中でどうしても膨大な財政出動が必要だということの中で、国の補助金等ですね、公園では自衛隊の関係、それから音楽学校については中心市街地等の関係の補助金等を活用するのが一番有利ではないのかなと。そういう面から見ると、少しゆがんだ見方かもしれませんが、市が保存しようというねらいと、それからその裏づけの財政のよりどころというものについて、少しひずみがあったのではないかというのは過去に指摘をしている中です。  ただ、やはり中心市街地なり、先ほど観光プロムナード等の話がありますけれども、1つは今、回廊になってないんじゃないかとかですね。中心市街地というのはエリアとしては清荒神駅まであるわけですから、以前は、そういう面から見ると、中心市街地の区域に、エリアには入っているけれども、少し外れですよという意味のことを言いました。だけど、一方では、観光プロムナードという1つの視点があって、動線確保をされているわけですけど、以前から観光プロムナードというのは一番中心を向かなきゃいけない。堺屋太一さんのテーマで先ほどお話が出てましたが、一番大きな仕掛けというのはやはり月地線だと。月地線をどう活用していくのか、一番仕掛けがやりやすくて、またおもしろい地域。そしてもちろん花のみちだとか、いろんなのがありますけど、それは一定の整備が行われているわけですから、これからある意味での未知数ということの中で、月地線。だから当然、以前の宝塚の計画の中では、宝塚南口駅周辺地域の活性化計画の中にも、駅前広場、きょうはデッキの話が出ていましたが、駅前広場だとか、月地線にどう仕掛けをつくるのかということで議論があったと思いますね。  それと、もう1つは、あの地域というのは、さっと思い出すだけでも、5つぐらいのいろんな網がかぶっているわけですよね。マイタウン・マイリバーもあるし、リジウムもあるし、幾つもの網をかぶって、しかしながら何一つとして実現はしなかったということですが、やっぱりそのあたり、音楽学校というのは、何も回廊してもらわなくても、それだけで、先ほども答弁があったように、目的を持って来られて、そして楽しんでいただくというか、目的を達成してお帰りいただくということで、決して観光客がずっと回り回っていかなきゃならない施設とも思いません。行かれる方はそれで意義があるわけですけれど。そういうことから見たら、やはり観光プロムナード、中心市街地という形での発想が基本に、取ってつけたみたいについたわけですけど、幸か不幸か、それを中心に今後まちづくりをしていかなきゃならない。  当然、国の方ではそういうものを期待して補助金も交付されているんじゃないかと思うわけですけど、そういう今言うてる月地線、後の議論に出てくるサンビオラの特殊街路、このあたりについてはどう考えておられるのか、聞いておきたいと思うんですよ。音楽学校に今、集中してやっているんだけど、他の観光プロムナードというのは何の予算化もないし、計画のあったものも凍結されてる。市民ホールもそうですよね。市民ホールありきの中で、サンビオラ、月地線。僕もよくわからないんだけど、サンビオラの特殊街路が、当時は私、議員してませんからようわからんのですけど、どんなねらいでそこに特殊街路ができたのか。月地線はあそこで2方向に分かれているわけですけれど、そのことも含めて概括的にまず見解を求めたいと思います。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  まず、月地線でありますけれども、観光プロムナードに関して、最も公共の手が入っていないところだというふうに私も思います。今後どう活用していくのかということなんでありますが、かつての中心市街地活性化基本計画、法改正によって白紙に戻っているものなんですが、それの中では、公共による歩道の美装化といったものが計画として上がっていたかなと思います。これをじゃ再度また着手をするのかというと、これもなかなか財政的なことも含めて難しいかなと思います。  また、一方で、現在、月地線に進出をされている事業者の方は、それぞれ思いを持って、この場所でぜひ事業を展開したいということで進出してこられている方も多いと聞いております。こうした民間の取り組みを何とか支援する方向で考えていけないのかなというのが一つ方向性としてございます。参考でございますが、池田銀行さんは、池田市の中心市街地において出店される事業者さんに、池田市とタイアップして有利な条件で融資をしていくという仕組みをつくっています。こういったものも将来使えないのだろうかということで、今勉強をしているという段階でございます。  それと、サンビオラの特殊街路につきまして、私も当時の経緯をつまびらかに知っているわけではないんですけども、一つその、河川沿いの空間整備ということで、現在の北側の特殊街路があったと。一方で、月地線自体は、現在の県道と交差しまして、市役所の方にそのまま延びてくる路線でありましたので、その路線として保存をすると。一方で、サンビオラをぐるっと回りまして、駅前広場の方に坂道を上がって一周してくるという、この2本に分けられたということですので、動線確保と空間形成と2つの視点があったのではないかと思います。  市民ホールにつきましても、今後どうした形で整備をしていくのかというのが課題として依然として残っているわけなんですが、それと含めて右岸側の整備というものを総合的に考えていく必要があろうかというふうに思います。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  きょうは月地線の話が中心でないんで、またの機会に、またの機会って僕はもうないんか、したいと思いますけどね。以前もさんざん議論したけど、あそこは同時に、月地線は生活道路の指定道路としての整備を一部やってんですよね。そのやはり整合性に問題があるよというのを以前、議論したことがありますよね。だから、そこら辺のことも含めて、それはまたよく、仕掛けの部分と生活道路と、そしてまちづくりというようないろんな観点からやはり今後考えるべきところであろうと。それなくして宝塚の観光プロムナードというようなものは語れないん違うかな。何か今、音楽学校に特化してしまってるみたいに思うけれども、本来はそうでないでしょう。本来は、音楽学校は別に観光プロムナードと結びつける必要はないわけですよね。だけど、やはり国の補助金等の絡みの中で、そういうものを使った。そこのところは、やはりまちづくりをする側からいえば、一定の整理をしておく必要があるんじゃないかと、このように申し上げておきたいと思います。  ただ、特殊街路の話については、余り、時間かけたら2時間ぐらいかかっちゃうから、できるだけ簡単にやりますけれども、一定の整理をきちんとやらないと、サンビオラの開発に直接かかわる話と理解しておりますし、事業を志しておられる方もそのことについては既に市の方に要望事項として挙げているわけですよね。それともう1つは、市の庁内的にも、少しオーバーにいえば対立しているというか、それぞれの分野でぶつかっている。村上部長がどちらも絡んでおられるわけやけど、そういう内容があると思うんですね。ただ、それはちょっと置いておきます。  サンビオラの再々開発というのか、位置づけ、建てかえ工事ですよね、について少し議論したいと思うんですけどもね、まずこれ、市長が、第一小学校のタウンミーティングだとか、テーマにもなってないんだけど、それから観光協会の朝食会だとか、その他市民のいろんな集まりの中で、もうサンビオラの開発が固まったみたいな形で、その議論の中には、もう都市計画も何もかも全然お構いなしで結論づけておられるような議論をされているわけですが、担当課としては、一連の市長発言をどのように理解をし、どのように評価されてますか。そして、それは今後の今の計画の中で市も支援すると言っているわけですけど、9月7日の答弁書ここにありますけど、その絡みについて御見解を伺っておきたいと思います。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  小学校のタウンミーティングと、それから観光協会の朝食会での市長発言ということでございますが、確かに当時、まだ市の方針として確定というところまで至っていなかった段階ではなかったかと思います。ただ、庁内での協議でこういった方向でいこうかといった議論は恐らくしていた段階で、市長としてこういう方向で進めてたいということで発言をされたのではないかというふうに考えております。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  第一小学校のをかなり詳細に伺っているんですけど、何で市長の方からこのタウンミーティングでサンビオラの開発の件が出てきたのかなという、突如出てきて、そして800%が出てきて、マンションの戸数まで出てきたと。ところが一方、庁内的には、800%は無理やで、730ぐらいが限界かなというようないろんな話があった段階ですけど、市長はもう明言されているんですよね。  そのことについてはこれ以上余り深くやらないけど、今後失敗しないためにも申し上げておきたいと思いますけど、やっぱり市長としては、きょう助役、よく聞いていただいて、山本勘助役をやってもらいたいと思うけれども、やっぱりいろんな背景が、今、正直言って建築審査会やいろんなところで頭を悩ましているようなこともいろいろあるわけですからね。それも、第一小学校に参加されてた方は、全然別に聞きたくないテーマだった、内容だったんだけど、一方的に言われて戸惑っているという、もう何か確定したみたいな言い方をされているわけで、この種の話というのはやっぱりそれはタブーですから、そのことについてはしっかりと現実を押さえて……。だから、市民の方は、物すごい宝塚市はサンビオラの開発に協力的で、支援するんかなとみんな思うてますよ。場合によっては財政出動も含めて考えてますよ。ところが、最近は、はっきりしているのは、800は何とかしたげるけれども、1円たりともお金は出さないよというのが、市長の今のお考え。その中で、800がどう出てきて、どうなのかという整合性がないんですよね。そのことについて、これ以上は言いませんが、指摘をしておきたいと思います。  それから、先ほどあった説明資料の2−1で見ますと、1番館の動向についてというところで、1番館から3番館までを含めたサンビオラ全体での取り組みが望ましいということで、市が一定の提案というか、アドバイスというか、決意というか、そういうものが出ましたですね。ところが、1番館は今それどころじゃないと。ニッショーから阪急百貨店にかわって、そこの絡みがあるから、もう管財整理は5年もたつし、挫折しようとしてますわな。未売却についてはもう危険信号がともっていると思うんだけど、そこら辺のことも含めて、やはり宝塚市がもう少し対応を僕は考えてあげるべきだと。  1から3までの提案をするということであれば、当然、阪急電鉄も含め、いろんな関係者が含まった構想、基礎にはそれがあると思うんですよね。だから、そういうことから見たら、それは1番館の意向で、今はそれどころではないんですよ、管財整理がスムーズにいくためにもう今、四苦八苦してるんですよというのが、今、1番館の考え方だと思いますけれども。そこら辺のところもやっぱり、直接今回のサンビオラの3番館の建てかえにはちょっと関係ないけれども、1番館についても、源は何かというと、三セクの会社の破産に伴ってきてるわけですから、そのあたりきちんとリードしてあげる必要があるんじゃないか、私はそういうふうに指摘をしておきたいと思います。  そこで、1番館から3番館の構想というのは、もちろん宝塚国際・文化センターもあるし、場合によってはその他の行き詰まっている市民ホールをあそこへ持ってこれないかということも、おっしゃってはいないけれども、考え方の中で市の取り組みが分厚くなっていくというようなこともいろいろあると思うんですが、注目すべきは、再々開発する中で大変有利なポイントだと思ってるんですけど、南側の駐車場ね。今、商業組合かどこかにお貸しになっているわけですけど、あそこで例えば、きちんと整理された計画でないんで、ましてやそれがとんざしたわけですから、とんざまで言わないわな、要するに提案が受け入れられなかったわけですから、紹介するのは正直言ってどうかなという思いはありますけど、特殊街路に僕は入っていきたいんで、それが大きな再々開発、建てかえの大きなポイントでもあると思うから申し上げるんですけど、あの南側の駐車場にやね、住宅棟の考え方もやっぱりあったと思うんですね。そして、河川敷のあの特殊街路をつぶして、そして護岸をしっかりやって、そしてあそこは民有護岸違いますからね、武庫川でもあの境の中で民有護岸でないのはあの部分だけかもしれない、調べてはいないけど。あとはほとんど民有護岸ですよね。あそこにさらに河川側に住宅棟、そして住宅を固めてしまえば、そのセンター部分には大変多岐な発想で開発ができるのかな。  それが一番の僕、メリットだと思うし、そして住宅の方にも、河川敷の方か駐車場か、両方選択肢もあるし、資金計画からしてもいろんな意味で大変利権を持っていると、こう思っているんですけど。私は、そういう市の提案があるというのであれば、あの特殊街路、この間、小林の駅前のところで、都市計画の廃止、変更、いろいろな議論が本会議で出ていたわけで、そう簡単にできるものとは私も思いませんけれども、やはり今の再々開発のモデルになる宝塚、それからその他、今のまちづくりの手法、方向づけ、いろんなものを考えてみたときに、ましてや事業者の方は、聞くところによると、そんなん下さいと言ってるわけじゃなくて、売却、売ってもらうことも含めてというような話も出ているし、それから、何もそれがそこへ建物が建つわけじゃなくて、面積要件を大きくするというようなことからすれば、結果的には特殊街路、今のバリアフリーに沿わないようなあの特殊街路よりは、もっともっと形としては、総合設計も含めながら、特殊街路にもっとふさわしい、もっと憩いのある空間というものは十分可能である。  そうなれば、ワンフロア、今の計画では、これ、図面が出ているようだけれども、建築審査会へ出ているん違うかな、立面図、平面図、出ているでしょう。今、出せない時期なのか、どうなのかというのは、私も迷うところなんで、資料提供してくださいいうことは思いませんけどね。なぜかというと、暫定的なものだから。どうなるかわからないわけやから、建築審査会の審査の中で急がして、平面図、立面図を出してきたわけですから、この特別委員会には別に出す必要は僕はないと思っていますが、大体そんなもん想像つきますがな。その中には当然、特殊街路を使わない、そして店舗として最低限やっていけるワンフロア、800平米、そして800%の絵がかいてあるはずや。要望事項になったらそうなる、そういう絵をかかざるを得ないわけや。大分無理がいろんなところであると思うけど、それは工夫というのか、無理なのかわかりませんけどね。  だから、そういうようなことから見て、この特殊街路というのは、確かに都市計画なり、その方面からいうと、これは問題ですよと。そんなことできませんがなという話もよくわかる、正当な考え方や。もうその例が、近隣の地域から問い合わせが来てるわけでしょう。大阪の教職員組合の開発や何やかやから、もうそのあたりを察知して、素早く対応が寄せられているというか、動きが出ているわけですから、そう簡単にはいきませんよね。いかないけれども、市の方から1から3までの提案をしたということは、特殊街路をなくしていくという前提、まあ特殊街路を外して住宅棟を建てるんやっていう理屈はあるかもしれないけど、基本的にはそんなむだなことをする必要はないわけや。マンションの北側に、河川側に特殊街路を置いておかんなん、公園を置いておくんだったら、まだわかるけど。  だから、そういうことから見て、この特殊街路をどうしていくのかね、市長の構想からいくとやね、そこまでは考えておられないんでしょうけど、そういうものを全部クリアしなければ、これは最終的には政治判断だと。都市計画がどうのこうのいう話じゃなくて、政治判断だと僕は思ってますけれど、市長の思いを達成しようと思ったら、これ、やらないと、市長の思いなんか達成できませんねん。そこら辺について、今の時点で大変答えにくいとは思うけど、特殊街路を今、つぶしてください、要望しますと私は言うてるんじゃない。やっぱり使える手法は全部使って、有利なものは全部有利になって、中途半端な開発をやって、またいろんな問題が後から出てくるんじゃなくて、やっぱり全国に誇れるような再々開発のモデルをつくったらどうやと。後で議論するアピアかてそうでしょう。全国に先駆けて、大変先駆的な先進的な対応をやろうとしている。サンビオラも同じことだと思うんだけれども、そのことについてどのようにお考えになりますか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  まず、1番館から3番館までを含めたサンビオラ全体での取り組みということは、確かに冒頭の説明でも申し上げましたとおり、市としては一番望ましい形であったと思います。御指摘をいただいた住宅棟あるいは中央の開発といったことも、内部では検討の俎上に上がった一つの絵柄であったと思います。そういった形で全体での取り組みができないかという働きかけを何度かしてきたわけなんですが、その裏には、今現在の都市計画、再開発時点での都市計画ですが、それが1番館から3番館、5番館も含めた形での全体のものになっているということがあって、一つ、その都市計画を仮に変更するのであれば、特殊街路も含めてなんですが、変更するのであれば、全体としての考え方の整合性をとる必要があろうということがあって、全体での再生ということができないかという働きかけをしてきたというものでございます。現時点で3番館のみの建てかえということで状況が進展していっているわけなんですが、一つ、それだけということであれば、これはなかなか都市計画全体をいじるのは難しいと思います。ただ、現在の状況より、よりよいものになるといったところでの整備がいずれにせよ必要になってくるというふうに担当としては考えております。  確かに、全国のモデルということで、きのうも実は国土交通省で再開発ビルのその後、リニューアルも含めた形でどう進めていくのかといった会議があったわけなんですが、その中でも1つの事例として着目をされているというところでございます。我々としても使える手法はすべて使っていきたいと思いますし、また手法としてないということであれば、どうしても必要なものということであれば要望していくと。あるいは新しい解釈を求めるということも含めて、よくよく検討していきたいというふうに考えてございます。ただ、今の時点でどういった形で進めるかということでございますが、現時点では都市計画をいじらないということでの考え方を進めているというのが現状でございます。  以上です。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  今の特殊街路について、やはり幅広い議論、ただ単なる原理原則だとか、そういうものから離れて、原理原則を大事にしなきゃならないことは私も否定しませんけれども、例えばそれを入れても今よりはいい特殊街路ができるんですね、そこへ建物が建つわけじゃないんやから。ましてや今、図面が出ている内容で予測される総合設計のいろんな、まあ総合設計も後で議論するけどね、まだ見直し中やろ。だから、そこら辺もまだ、具体的な提案があっても、対応を今のところ即答できないような状況だけれども、総合設計からいくと、あそこについては大変、建物の周辺、本当に余裕のあるものができるわけだし、今のは何か階段下がっていって、何かちょっと広場があるいうだけで、あれが特殊街路、道路というように思っている人、まあだれもいないん違うかな。議員さんもこの間、あそこを何人かで歩いて、これ、特殊街路、道路ですよと言うたら、えっとおっしゃってた方おられたけれど、そんなもんですよ。  だから、やっぱりただ単に容積緩和だとかどうだとかという、宝塚の場合、総合設計やったかって、あそこにペンシルビル建つだけの話やん。だけど本当にごっついペンシルビル建つのかいうたら、航空法の関係の高さ制限があるわけやから、あの32階のマンションが限界とも言われているわけで、そこら辺のところも含めて、特殊街路についてはやっぱり柔軟な思考で、それが事業者の有利になるとかどうかという観点ではなくして、やっぱり再開発、再々開発のグレードを上げ、そして再開発するための、成功するためのやっぱり要因に結びつくのであれば柔軟に対応することが必要ではないのかな。近隣の地域からいろんなことがあったとしても、それは工夫すれば、南口に限定する、それぐらいの権限、それぐらいの考え方が市に与えられて当たり前のことで、それもできない言うねんやったら市はまちづくりを放棄してるのと同じだと私は思うんですけどね。だから、そこら辺のことも含めて柔軟に対応していただきたいと思います。要望しておきます。  それから、現状での課題の中で、デッキの撤去がありますね。これも交通量調査をやってとかいろいろおっしゃったけど、ほとんど利用はないわ。ましてや市民の中でもあれが道路やと思っている人はいないよね、余り。アーケードのあり方だとか、道路のあり方だとか、いろいろ過去には議論したことがあるけど、あれで一番問題は何なのかというと、駅から来て、1番館、2番館の前を通って、そして5番館に行くのに、2番館の建物の中を通って行くという考え方があるわけやな。ごめんなさい、3番館を通って5番館へ行くという、建物の中通る。前も、さっき橋上化の話が出てたけど、あのビルのエレベーター活用して駅の裏側へ来るというような話もあったわけですが、このことについては、やっぱり第一に、建築審査会に出てる図面はデッキはあれへんわな。デッキを撤去する形で今、出てると思うんですよ、もちろん。  でも、これはやっぱり先ほどの理屈と同じで、しっかりとやっぱり対応を考えてあげないとあかんですよ。当然これはかなりの工事費が伴いますよね。だけど、これは宝塚が南口の再開発をやったときの1つの課題なんですから、これこそ回廊か、回遊性か何か知らんけど、そういうものになってたんかどうか知らないけれども、やはり今としては、邪魔言うたらおかしいけれども、あれなかっても何の障害もないし、厄介な代物、厄介なデッキという形に僕はなってると思うんですよね。そこら辺をどう考えてはんのかな。  例えば先ほどの話でも、特殊街路でも、きれいに整備する言うたかって、皆さん方、当然、どうおっしゃるかわからないけど、特殊街路の部分は、廃止するしないにかかわらず、しなかっても、事業者側で整備させようと思ってるねんやろ。まさか市がせえへんやろ。だから、それかていびつな考え方で、特殊街路やて、そんなふさわしくない特殊街路を置いて、もっと今の特殊街路より利便性のあるバリアフリーの整備を、なおかつそれを求めてる事業者にさせて、だけども少しでも開発に有利になる面積要件は、それは売ってくれ言われても、譲ってくれ言われても、それは譲らない。よう考えてみたら、何やいじめてるというか、邪魔してるというかやね、そして一方では、1、2、3の開発計画があったら、そこは考えますよ、こんな話がまかり通るのかっていうことですよ。  ましてやこのデッキは今のところ、そこまで話が詰まってるのかどうか知らないけど、老婆心かどうか知らないけど、そこら辺の、なくしてしまうのであれば事業主の方でやりなさい。市長が3番館にお金1円も出さないよというのは、賛否両論があると思うけれども、それが市長のお考えであれば、それは仕方ないことや。だけど、こんなとこまで、特殊街路の整備費まで、そしてこんなとこまでやらせて、宝塚の再々開発をやっていかなきゃいけないのか、ましてや破産した会社のしりぬぐいをそこまでやってやらせるのか、ここら辺のことについてお聞きしておきたいと思います。助役さんしか答えられへんのや。 ○寺本 委員長  秋山部長。 ◎秋山 建設部長  すみません、今、道路の問題に集中しているようなんで、管理者の立場として一応お答えさせてもらいますけど、今現状の中でデッキにつきましても機能が全くないわけではございませんので、確かに今回、リニューアルされるような形の段階につきましては、現況の歩道交通量、歩行者交通量等よく調査をされて、その結果、いろんな形で御相談はさせてもらいますよと。それは撤去も含めた対応でございますが、ただ撤去につきましても、現況がやっぱり道路形状をしている以上、私どもの方は、道路管理者の方の立場としましても、やはり何らかの形で今の平面部にとりつく機能を回復していただくということが、やっぱり基本的な考え方になろうと思います。それから、特殊街路につきましても、形はどうあれ、つくったときから道路としてある程度、現在30年を経過しておるわけでございます。その状況の中で道路形状があるわけですが、バリアフリーの考えがあるにいたしましても、私どもの方はそこまでバリアフリー化を求めるという考え方は、今の段階で具体的な建築計画を見せていただいてませんので、まだそこまでの話はしてませんけど、課題があるにしましても、現状道路は機能しているという考え方はとっています。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  道路を管理する側としては、それ以上もそれ以下もないよね、何ぼ時間かけて言うたかて。だから僕は言ってるんですよ。そらすべて市長の政治判断やん。公約まで掲げて、サンビオラの活性化、先ほどの再々開発をやろうとしてるわけでしょう。そこらあたりに、やはり前向きにいろんな対応を考えてあげないと、その他のところでもこれから課題になることはありますよ、大きな課題。だけど、今ここで私がそれ出したら、皆さんも答えられへんし、ちょっと課題が大き過ぎるとは思うけれども、今指摘していることについてはしっかりと……。いつも言うんだけど、サンビオラの再開発、もうできたみたいな形でえらいもうばーんと掲げるけど、中身ついたら、何の協力もないねや。あんたでやりなはれ。  だから、もっと言うなら、1、2、3の構想かて、皆さん方のところでは、僕も自画自賛される内容じゃなくて、いいものやと思ってるわ。絵はかいてないけど、考え方は。だけど、それは市長は否定したやろ。1、2、3の構想は市長から、市長まで上がって、提案してつぶれたんじゃなくて、市長へ上がる前に……。市長の意向としては1、2、3の話なんかあり得ないんや。だから、一方では大変熱意を込めて、サンビオラ蘇生させるぞと言ってるけど、実際問題、冷たいものや。ちょっと800やれるようにしといてよと言うたら終わりの話や。それがどんな問題が派生してくるのかということも、全然触れておられない。だから、そこら辺のところをね、きょうは指摘だけにしときますけど、しっかりやらないと……。  僕は事業者の味方で言うてるん違うねん。あそことんざしたら、うまくいかなかったら、1番館も、後5年か10年か知らんけど、同じ問題が出てくるんだけど、3番館、あのマンションはゴーストタウンやんか。だから、村上さんが住んでるところはゴーストタウンの上におるわけや、今現在。一番ようわかってると思うねん。だから、そのあたり、ほんまに一生懸命考えてる人、中には、その事業者の中の一部には、いろんな自分のことだけしか考えてない人もいるかもしれない。だけど、全体的にはやっぱり南口がこのままであってはいけないいう形で取り組んでおられる方が大多数だと思うので、お金は出さんでもええけど、知恵は出して、いつも言うてるやん、市長が。ほな、市長のサンビオラにおける知恵って何や。何もあれへんやん。そうやろ。  変な話やけど、道路の特殊街路を売ったら、市はお金入ってくんねや。ほんで同じものができんねや。場合によっては事業者に整備させたらええねやん。そして、ペンシルビルじゃなくて、もうちょっと、ワンフロア、1,000までいくのかどうか知らんけど、十分なるフロアができて、800とかになってきたら、階層をやね、やっぱり少なくとも3階ぐらいまでの階層、今、再開発の事業の中で、3つのフロアなんか、そんなんできない。ある医療機関が3階、もうほぼ話が来ているとかという話も入ってるよ。そういう話があるやんな、Tさんが来てるんやと。ほぼ間違いないんやというて言ってるけど、建物本体はどうなん建つかわからへんような状態やから、今のところ。  だから、私も理路整然と法的に議論はようしませんけど、そこら辺のところはやっぱりしっかりと取り組んでやってもらわないと、いろんな規制もいろんな考え方も大事かもしれんけど、しょせんにぎわいをつくり、市ができない観光プロムナードをあの部分だけでも蘇生させようとする、まあ蘇生じゃなくて、あの場合は全然何も初めからないんやから、そこへ新しいものをつくっていこうということにも寄与するわけなんで。そうでしょう、音楽学校やったら余りなじめへん、国の補助金取るためには、なじめへんような手法まで用いて、以前指摘したけど、かなり無理して理屈をつけて、国の金を取ってきたわけやん。国は一応、書いてあるのが正当性があれば、何でもひっつけるよ、ある程度使ってもらわないと予算を消化できへんから。  だから、そんなんでは困るよということを言ってるわけで、だから行政が中心になったときは何でもするわけや。ところが、民間がやったら、何か余り市が損も何もしないものをしゃくし定規に言うてしまって、つぶしてしまう。その源は市にあったということですから、しっかり地元がいてもらいたいと思います。サンビオラについてはまだまだこれからですからね、近日中にもう1回会議をやられるのであれば、もう少し突っ込んだ議論をしますけど、きょうはこの程度に置いておきたいと思います。  最後、アピアね。アピアはますます、先ほどの話からいうと、行政は積極的な形に対応してるけれども、本当にそうなのかという疑問に思うような表現がいっぱいありますよね、この資料の中にも。結局、私もいろいろお話を伺いましたが、大変厳しい話であり、時間のかかるものであり、今いろいろと説明された絵にかいてあるとおり、補助金の関係からいうと、そのタイムスケジュールでいかなきゃいけない、そしてフローはこういう形にならざるを得ないんでしょうけど、かなりやっぱり時間のかかる話ですよね。4階は何やら健康を中心にしたものがちまたではできるいうてなってるけど、そんなん何も保障あれへんやんか。何も決まってへんやんか。厳しい見方する人は、それでも1年以上はかかるでと、こう言ってるわけ。ところが、今の話でいくと、もっともっと展開が早いみたいになるんだけど、それは今言うてんのは補助金やいろんな関係のことだけに絞ってるからや。  だから、僕が言ったんは、それまでの間、権利者やら個店がね、体力もつのかということやん。これ、市に聞いたかって、関係者の方来られてるからあれやけど、そこへ答弁求めるわけにもいかないからやね、本当に体力がその間持ちこたえられるのか。そして、全体的な資金計画、会社をつくってと言うけども、そんな宝塚3%ぐらいの出資金の中でやね、どうやっていくのかという資金対応も大変心配だと、こう思っております。  ただ、絶対やりますよと市の支援は必須です、それはそうですよ。逆瀬川というのは、以前からどう位置づけられてんのかというと、まさにこれこそ二眼レフなんですよ。市長の言うてる二眼レフは間違ってるんです。顕微鏡と望遠鏡で二眼レフとは言わないんです。本当のまちづくり、宝塚のまちづくりの二眼レフとは何かいうたら、逆瀬川と売布なんですよ。きょうは商業担当の方の部長がおられるけど、答弁は求めませんが、間違ってんですよね。だから、その一方の二眼レフの逆瀬川をどう活性化させるのかと。以前から私は言うてます。どんどん再開発するけど、ほっといたら商売人の墓場をつくってるんやでと。再開発後の支援をどう的確にやっていくのか。10年たったらソリオになんねや。20年になったらアピアになんねん。30年になったらソリオになんねん、それはもう計算どおりや。免れない。よほど全国的ね、よほど知恵を絞らんとあかんわけや。ところが今までは皆無だった。再開発の商業支援というのは皆無だったんですよ。  そこで、きょう、今の資料の中の3の方から入っていくけど、現時点での市の支援の考え方、アピア再生の市の支援は必須であると。基本計画の策定と市が果たすべき役割を速やかに推進します。だから、これでいくと、計画の予算が当初予算に出てくるわけや。そうですね。500万出てくると。それだけ要るのか要らないのかわからんけど、当初計画の中では、この基本計画の策定に500万出てくると。  だけど、その次、(2)番のところへ、これ、この資料をだれがつくったんか知らんけど、当面と書いてあんねや。当面、市の財政出動を行わない方策を優先して検討しますと。市の財政出動は行わない方策、これが本当やねんな。阪上市長もこう考えているわけや。ところが、そんなんで、アピアのリニューアルというか、今度の計画はできないねん。だから、皆さん方、都市再生の方ではそんなことが無理なんは百も承知だから、当面と書いてるんやろう。500万だけでアピアが、市の持ち出し500万だけでアピアが再生するはずあれへんやん。1けた違いますよとなるやん。  皆さん方、経済産業省の3分の2の補助で、3分の1地元でやりますと。ほな、今度の話の中で一番中心なのは何かいうたら、2番のところに書いてあるけど、区分所有床の一体化やのに、これも大変やわ。学校でいうたら、校区決めるようなもんやんか。そらもう大変な争いになるわ。だけど、やろう言うてんねんやん、当事者は。ところが、駐車場の整備もあんねん。駐車場の整備の中に経済産業省の補助金はないわな。あっても国交省の関係やわな。そうすると、3分の1は随伴やわな。市のお金が出ていくわな。ここら辺の整合性どう答えますか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  3通りあるという御説明を申し上げました。御指摘の経済産業省の施策、基本計画の認定が伴うもの、伴わないものがあるんですが、基本的には、中小事業者、商業者への直接補助というのは、経済産業省系の施策の考え方であります。一方で、国土交通省系は、住宅・社会資本の整備ということですので、地元公共団体の随伴を求めるという、全く違う考え方をしています。経済産業省の施策の中で、例えば駐車場といった、例えばアーケードみたいなところは施策の対象になっていますので、仮に駐車場も見えるのかどうかといったところが今、検討の焦点になっていると。当然、1地区に当たって幾ら出せるのかという話もありますので、いや、その宝塚の逆瀬川だけにそんなに出すわけにいかないよという考え方もあろうかと思います。ですので、その辺の見きわめをつけるということがあって、資料に戻りますが、当面、市の財政出動を伴わない方策、これはすなわち経済産業省系の施策を優先して検討すると言っていいかと思いますが、そういう検討をしているというのが現状でございます。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  その話、わかりますが、大変私から言えば悲観的な部分が多い。必ず随伴を伴うような、覚悟されて、要するに国から補助金もらってやる事業の中で、宝塚市は全然お金使わずに計画だけつくって済むようなことを、僕から言うたら、考えること自体が、厚かまし過ぎるというか、現実的でないというか、そういうことだと思う。皆さん方もようようわかってんねや。だけど、金出せへんでという天の声があるから、そうなってるだけの話であってやね。  ほなもっと聞くけれども、3分の2、経済産業省の何とかいう手法、その分に乗せたとしても、そして基本計画で今回、当初予算、これからの議論になるわけですけど、それが決定したからといって、ほかに宝塚市のお金が出ていく可能性ってないですか。今言われているように、駐車場も経済産業省の範囲の中に入ったとする、そして3分の1はそれも含んだ形で地元が見るということでいけば、宝塚市の財政出動はありませんか。私、財政出動したらいかんと言うてないんですよ。最低限は当然必要でしょう、アピアを大事にし、蘇生させるのであれば。それはどうなんですか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  財政出動に関しては、当市はゼロではありませんで、途中でも御説明をいたしましたまちづくり会社、この3分の2の経産省系の施策をいただく場合の受け皿となる会社への市の出資というのは、これは中心市街地活性化法では3%以上の出資ということがございますので、この点では市の財政出動は必ず伴うということになると思います。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  それはわかってますがな。その出資金という形でのいろんな方法もある。花のみちでは7億あるところからもらって、7億出資金出した。それで花のみち、今、大変なんね。だけど、あれ、14億の出資金出てるわけや。だけど、そのうちの7億は市のものですよ。まあ大抵、返ってきませんでしょう。その他いっぱい挙げれば、僕、すぐに幾つも出てくるけど。だけど今言うてんのは、その出資金以外にお金の発生ありませんか。そんな楽なというか、甘い事業ですか。  今の答えてよ。ただ、当初予算にないのはわかってるわいな。どう事業が進んでいくのか、国との絡みやいろんなもんあるし、また会社も設立されてないし、わかるよ。だから、当初予算では出てへんけど、当初予算の500万以外に、ここには財政出動がないのですかということを言ってんねや。発生しませんかというふうに。発生するんだったら、そら、出していかんといかんわけやから。ほな、もしもそれが答えられないんやったら、発生したら出すんですね、どうなんですか。 ○寺本 委員長  上田助役。 ◎上田 助役  非常に厳しい財政状況の中で、かつアピアの再生をやっていかないかんというのが市の方針でございます。当面、市の財政出動を伴わない方策を優先して検討しますということですんで、今、都市産業活力部の方で、経産省の補助金、国土交通省の補助金、一番、市にとって、また会社にとって有利な方法で検討してくださいというのが、今、市の考えでございます。  その中で、馬殿委員がおっしゃるように、3分の2が経産省で、3分の1が地元で、市は何もなしですかと。確かにこの公のこの補助金を取ることについてはそういう制度になっておりますけど、やはりこれに対する附帯経費とか、そういうものは当然出てくると思います。それはあくまでもそのときに、先ほど近石委員の方からもございましたけども、アッパーを決めておくべきという議論をおっしゃいましたけれども、ただ、うちはやはり全体の計画を見て、そのときの財政計画上、どのぐらい市が出せるんかというもんをあわせまして判断していきたいと思っておりますんで、ゼロかと言われたら決してそうではないと考えております。ただ、それが1億やったら出せるけど、例えば2億は出せませんと。今それをこの場で・・・、こういうふうに思います。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  いや、僕はそんな1億みたいな、えらい気前よく言うね。1億出すねんやったら……       (「例えばです。いえいえ、違いますよ、全然違いますよ」の声あり)  いやいや、ちょっと待ってよ。1億もそんなん出すんやったら、僕、こんな議論してへんやん。                (「違いますやん」の声あり)  数千万の話を今ここまで僕は詰めていかんといかんという話になっとんのにやね。      (「すみません、例えとしてそう申し上げたんで、例えば……」の声あり)  ちょっと待てや。 (「1千万であれば2千万は出せないと。そういうような1つの全体を見た中で、市の財政状況等を加味して、市が出せる金を決めていきたいというのが実態です」の声あり) ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  いや、これはね、はっきり言うて出ざるを得ないんですよ。一方、そういう会社をつくり、そしてこういうスキームの中でやっていく。そして基本計画、はっきり言うて、そんなんする気やったら、こんなん500万も出して基本計画する必要ないんやから。そうでしょう。ほな、それに伴って一番有利な、皆様方、ましてやその部長、・・・ですよ。ひとつそこら辺のとこ含めてやね、出てくるものにはそれぞれの時点で予算計上せな仕方ない。僕が見たかて1億もかかるかいな。          (「先生、例えでございますので。例えです」の声あり)  いうことは、もう何ぼ出てきても、そういうやつは出るいうことは、アッパーの話出たけど、僕、そんなんなかなか今は出されへんと思うけど、1億も要らんわいな。               (「いえいえ、違います」の声あり)  例えば別の手法でいけば別やで。          (「いえいえ、ちょっと、いやいや、ですから」の声あり)  まあこれで安心しました。助役さんが言うねんから……。  適当に補正も組んで。今はもう後ろ、助役、後ろ見てみ、みんなほころんだやん。ほころんでへんのは当事者の方かな、余りほころんでへんけど。ほころんでるやないの。しっかり対応をお願いしますよ。  余りやると、何やおまえ、1時までの時間合わせしてるのかと思われたらいかんので、私だけじゃないんで、最後1点だけにして、まだ本当は何点かここに書いてんですけどね、1回だけしたいと思います。  この再生に向けての課題と取り組みの中で、駐車場の整備がありますね、駐車場の整備。当然これは以前から、今、駐輪場になっている部分、3号地かな、あれ、開発の。いろんな位置づけが過去にはあったし、いろんな形、経緯がありました。市が買ったときの理由には、駐輪場も当然あるけれども、当時の市長の構想であったコミセンの話もありました。いろんなことがあって、大変貴重な土地というか、かなり高価なものを用意したというか、買ったというのか、経過がありますね。どちらかというと、駐輪場で置いとくのは、値がついた土地の値打ちからいうと、もったいない土地だと思います。  その中で、駐車場の今、構想というのは、駐輪場を考えてるんですか、1番館専用の駐車場というのは。そして、それが当然立体になって、だけど自走式でいくと、かなり全体的には広い、広いといったって余り広くないけど、自走式なんかでいかないと駐車場なんかはなかなか無理だけど、自走式でいくと、やっぱりちょっと手狭な部分はある。そして、当然、どうされるのかわからないけれども、建物の中にどっかの階で接続するというか、そういうようなものも1つは考えられると思うんだけど、駐車場の構想はどうなってますか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  現時点でこれに確定しているというものはまだ申せませんけれども、理想的には当然、駐車場に直結しているものがないアピア1のすぐ隣の今御指摘のあった市の駐輪場の敷地が、場所としては理想的であろうということであります。ただ、仮にあそこに駐車場をつくれば、じゃ、駐輪場の機能はどう代替するのかといったところで、多々課題はあろうかと思います。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  それもいいんだけど、それはまあ1つの話として、まだ煮詰まってないわけだけど、あの位置でというようにはおっしゃいましたけど、要するに今の駐輪場をそのままの面積で駐車場として活用できるのかどうかいうことですわ。それはどう考えておられるんですか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  当然、現在の敷地の上に立体駐車場をつくると、仮に1階部分を駐輪場というような構造にしたとすると、当然その駐車場の方に至れるような構造が出てきますので、駐輪場の面積が繰り込まれるということになります。そうした場合に、例えば地上・地下の2層式にするのか、あるいは別にもう1つ、繰り込まれた分の駐輪場の敷地をとるのかといったところは、今後検討していく必要があろうかと思います。当然、ほぼ満車状態の駐輪場でありますので、機能確保あるいは遠くなってしまっては当然利用者の方に負担がかかるということがございますんで、いろいろ含めた形での検討をしていかなければならないという段階でございます。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  そのときにね、今の駐輪場だけじゃなくして、駐輪場と、逆瀬川との駅に1区画、土地がありますね。これはもともと伊孑志のTさんがお持ちの分をK社に売り、そして開発で出てきたのは、M社が開発を出して、9階建てだったかな、マンション計画があった。そして、とんざして、今、N社に渡ってますね、大阪の。これは間違いないんです。このN社の方が今、市長のところへ来られているんじゃないんですか。市に来られてるんじゃないですか。それはどういう意味ですか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  現在、土地を所有されている方が市長のところに来られているという経緯は確かにございますが、実際にどういった形で進めるのかということでは、民民間での解決が望ましいということで、市としては関与しないという方向で進めているということでございます。 ○寺本 委員長  馬殿委員。 ◆馬殿 委員  いろいろ限界もあるし、配慮しなきゃならない部分もあろうと思いますけれども、この件についてちまたではいろんなうわさが巻き起こってますよね。それは私は何もはっきりわからないわけですけど、考えてみたら、最終、今お持ちのN社も開発業者なんですよね、マンションを売るのが専門の会社なんです。ほんで、M社でマンション建設はつぶれたんですね。消防の件もありました。消防署の指導がありました。それで、それはクリアしました。はしご車の問題もありました。いろんな形があったけど、最終的には、理由は僕はわかりませんが、M社はマンション建設を断念した。ほんでそれを、マンション建設が専門の方が宝塚市に来られて、その土地を買ってくれという形で来られてるわけです。開発で協議に来られてるんじゃないんですよね。土地を市になり、どっかに売却をするという形で来られてるんですよね。  そして、M社からN社に売却された金額はかなり高額ですよね。じゃ、市が買うとなれば、その高額か、以上の、だれしも一緒ですやん、その高額、それを上回らないと土地は売りませんわな。何のために買うたかわからへんわけやから。マンション建てるためにマンション業者が買ってるんだったら、宝塚市へ来るのは、マンションの開発について指導してください、これはどうなんですかというの来るのあるけど、そうじゃないとすれば、土地を買うてくださいと来るなら、必ずそこは大変高い金額で買って、市に買うてくださいと来るんだから、売却益を求める以外に何もないんですよね。  だから、きょうはそれだけの指摘にしておきますけども、やっぱりそのあたりも含めて、確かに自走式で云々といえば、1区画としては余り意味のない土地だけど、マンションもろくすっぽ建たない土地だけれども、駐車場として一体で使うとなれば自走式の通路ぐらいは確保できるわけやから、大変有効ではあります。だけど、結論から言ったら、そんな高額であんなん買う話じゃないんですよね。ましてやその方の、推察することはできないけども、じゃ、その土地をM社から買われた動機は何なのか、これは商売ですから、何のために買われたのか。そこがマンションを計画して、また挫折しての話じゃなくして、この間買ったとこやないの。昨年買ったとこだよ。そして、買うてくれ言うてきてんのや。そのことだけきょうは指摘をして、皆さん方、失敗しないようにしっかりと対応していただきたいということを要望して終わります。 ○寺本 委員長  ほかに質疑はありますか。
     金岡委員。 ◆金岡 委員  ちょっと1点だけね、これ、中心市街地の活性化ということで、これは3−3に書いてあるものです。ちょっとここだけお聞きしておきたいんですけど、これはサンビオラの建てかえ、逆瀬川アピアの活性化、ソリオと宝塚の駅上化の問題ですわね。ほな宝塚市としては、これ、中心市街地として一体のものとして考えてますわね。今、そこのところを活性化する話を聞いていますけども。これを一体としてどう連結、つながって、市の市街地として活性していくというのか、ちょっとこれお聞きしたいんですが。宝塚、南口、逆瀬と、仁川が入ってもいいんですけどね、とにかくこの3本柱を今一番、本当にこれを、3つを今までから連携した形でやってきたんかどうかね。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  今までの中心市街地活性化の考え方、いわゆる中心市街地と申してまいりましたのが、宝塚駅と宝塚南口駅を中心とした地区でありました。今般、逆瀬川も加えた形で、御指摘がありました3駅を中心市街地ということで新たに位置づけをしようというふうに考えております。と申しますのは、旧、旧と申しますけれども、従来の中心市街地に関しましては、主に外部からの集客あるいは文化発信といった機能が中心となってきた、観光プロムナードを中心としたところということでございました。また、一方で、逆瀬川に関しては、市内最大の商業集積でありますし、一つ、生活・商業の核であると言い方ができるということがございます。前回の中心市街地活性化基本計画から、約11年ですので7、8年たっているところでございます。その中で新たに加わった状況というものを加味しまして、今回、宝塚と南口、それから逆瀬川、この2つの核を中心として位置づけをしていこうということでございます。  それ以外のところにどう展開をしていくかということなんですが、本日の議論の中でも御指摘がございました、駅ごとに再開発をやってきた歴史がある当市でございますので、逆瀬川でうまくいった手法というのが、ほかの地区、例えば売布、例えば仁川といったところにも将来応用ができるんじゃないかということを考えてございます。ですので、旧中心市街地に関しては商業・観光の核、そして逆瀬川に関しては生活・商業の核であり、全市的な先駆けということを考えていきたいと、こんな位置づけで現在考えているところでございます。 ○寺本 委員長  金岡委員。 ◆金岡 委員  そういう思いを最初からやっておれば、そういう衰退していくいうことはなかったはずなんですね。果たしての今のそのやり方で持続していけるのか、各駅、駅が。宝塚はね、喜んでいうのか、悲しい言うたらええのか、駅がたくさんあり過ぎるんですよね。1つのところに集中した市街地ちゅうもんができないんですね。これ、一番大変なことや思いますよね。そして、地方から来られる商業地いうもんじゃないんですよね。宝塚市内のお客様がぐるぐる回ってるだけであって、こちらが活性化すれば、こちらが衰退すると。今までからそういう状況を見てきてるんですよね。そして今ここに至ったわけです。  この経験を踏まえて、また同じことの繰り返しするんだったら、ただ建物がさらになったというだけのことであって、10年、15年先になったら、先ほど馬殿委員が言われたように、またつぶれてしまうというようなことのないように、やはり駅、駅の特徴を持たしたものをやっぱり考えていただき、市外からのお客さんが来ていただけるようなものをやっていかないと、22万市民がぐるぐる回ってるだけでは何の意味もなくなってくるからね。発展性というものは絶対おきてこないからね。宝塚市に利益というものがなくて、上がらないしね。やはりよそのお客さんに来てもうて、初めて宝塚市の利益になってくるんやから。そら、もう言わんでも、もうそこらは物すごいもう研究してやってくれてはると思うけどね、これ、この図に書いたるのを見るとね。やっぱりもう1度そのところをはっきりと見きわめてやっていただきたいとお願いしておきます。  以上です。 ○寺本 委員長  ほかにありませんか。  岡田委員。 ◆岡田 委員  1−9の資料、道路問題でね、いわゆる音楽学校の周辺でありますけども、これはいわゆる604号線で、いわゆる桜橋、これは図面のとおり歩道も広くなるということはありがたいんですけど、ここも車の往来が非常に多いと。皆さん御存じのとおりね。それはこれ、やっていただいて大分いいと思いますけれども、いわゆる音楽学校の北側線路沿いにいわゆる駐車場、6台か7台ぐらいが入る。あれは前に現地へ行ったときにもね、質問したんですけども、あれはまああれで駐車場で置いておくという話を聞いておるわけで、再度、その後の変わりがないかどうか。  それと、特に観光プロムナードといえども、これ非常に、例えば宝塚駅、南口、清荒神駅の3駅のネットワークということをここに書いておられますけど、宝塚駅、それから南口の駅は割と整備されております。特に清荒神の駅の周りね、今度、平成20年には関学の小学部も開校されまして、あれ、非常に、例えばですよ、地理的には清荒神が一番近いと思うんですわ、利用されるのがね。まあ利用される場合ね。そしたら、清荒神のベガ・ホールの西側にできてね、旧の176へ出る。あれも今もう右側にできませんよ、北から南へ下がってきたら、すぐ信号ある。また、宮の町のとこのセブンイレブン前も、すぐ信号あるということで、これ、歩道がないんですね。特にJRの高架下から、いわゆる散髪屋の荒神川のとこ、歩道ないですね。あれを何とか整備せんことには、今まで事故がないのは、二、三ありますけどね、これ実際、歩行者の場合、非常に困りますよ、これ。特にセブンイレブンなんかは全然ありませんわ。2車線やから、車、2台、信号待ちしてますとね、これは全然、歩行者は通れない状態ですね。それと、手前の、荒神川を挟んで、最後は一方通行になってますけどね、これも車が通ると、これは歩行者非常に、もちろん狭いところで、歩道はありませんわね。そのあたりどういう、今現在、質問されても答えは出ないと思いますけど、やっぱり将来そういうことを考えんと、特に関学の、まあこの関係ないですけども、これ小学部になると、子どもさん小さいですね。そういったことで、安全面からおいても非常に危険やなというのを感じますけど、そのあたりと。  それと、観光プロムナードいえどもね、立ってるか、お散歩してるか、旧音楽学校のいわゆる駐車場、前も言いましたけどね、これは阪急の西側の、大劇の西側の広い駐車場、それと阪急のガードの横の、これはただの歌劇用の駐車場やと思いますけど、これは利用できるんですね。例えばここへ観光バス入ってきて、もちろん有料やから、拒否は阪急はしてないと思いますけど、そのあたりもやっぱり、阪急で言えや、市の施設があるちゅうのを駐車場は使えませんよとかね、それは有料やから、そういうことはないと思うけども、確認したいと、こう思うわけでありますね。  それと、先ほどお話がずっと出ておりますけど、逆瀬川アピアの活性化について、今回の計画見ますと、これはありがたい、駐車場ですね。これもテナントが昨年6月に撤退して、大方7カ月目に入るわけですけども、やっぱりこれは何でかいうたら、やっぱり第一、駐車場の問題だと思うんですね。本当に30年前ね、なると、車やからという考えを、恐らくそういう考えから、甘い考えがあったかわかりませんけど、最近はやっぱり特に車社会ですからね。だから、万代百貨店ができたり、中州線沿いに。やっぱりあれもこたえてます。そういったことで、撤退せざるを得ない、もう結局は変わらないからね、そういうぐあいになって、最悪の場合になって、特に昨年の特に年末の稼ぎたいときに、本当にこの30%に対して、これ実際にないんですわ、もう15%、20%ぐらいしかね。いっぱい、買い物客で、みんないろんなところがそういう事態になってますんでね、非常に国の方でも力入れて、補助金等々頑張っていただいております。これ、予定では第一次の要望、第二次要望ありますけれども、これ、第一、第二の要望に時間かからんわけですから、第一要望から第二要望、いろんな計画出てからですけどね、そのあたり、答弁にあったかと思いますけど、再度聞いておきたいと思います。そのあたりよろしくお願いします。 ○寺本 委員長  山本課長。 ◎山本 都市再生課長  音楽学校の駐車場の確保についてお答えさせていただきます。  前回、7月のこの委員会におきましても、一定の駐車場の確保をすべきだというふうな御意見いただきました。そしてまた、市民を対象にしたワークショップの中でも、来館者用の駐車場をできるだけ確保するようにというふうないろんな御意見をいただきまして、その上で駐車場確保について今、検討をしております。一応、建物の北側の部分と、それから東側の提供広場の部分を幾らか使いまして、管理用の駐車場あるいは身障者用の駐車場にプラスして、一般の方の来館者用の駐車場は10数台は確保できるのではないかというふうに考えております。それと、あと、駐車することまでは難しいんですけれども、観光バスが来たときに、そこで寄りつきをして、転回をするようなスペースはそこで確保したいというふうに思っております。それと、あと、それでも足らない場合も考えられますので、今後、阪急電鉄と協議いたしまして、ガーデンフィールズとの駐車場の連携についても協議をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○寺本 委員長  秋山部長。 ◎秋山 建設部長  私の方からは、関学の小学校を見ましたんは、校舎の経路につきまして御説明させていただきます。  当然、関学の小学校があそこに来るということで、先ほどの観光プロムナードの件もございますけれども、何とか荒神への歩行路線が確保できないかと。しかも効率的にということで、建設の方ではいろいろ検討はさせていただきました。  1つの方法として、一番安全に効率的に資金投資も少なくて済む方法としては、荒神からまっすぐおりられて、それで国道176を、歩道橋を使って、あれを越えまして、ほんで旭町の中を走って、それで長尾線に出ていただいて、それで警察の前の横断歩道橋を渡っていただいて、それから176の歩道を宝塚駅側へ行くというのが、非常に立体化もされてて一番いいわけですが、やはり距離が長くなるということと、横断歩道橋を上がって下がってという形もありますので、それも非常にちょっと難しいんじゃなかろうかというのと、次に、今のベガ・ホールから少し西側に行っていただいて、それから荒神川沿いにおりて、それで川面神社の中を通って横断するという形もあるんですけど、先ほどおっしゃったように、セブンイレブンの前の歩道を設けてあるような、そこはやっぱり必然的に4車線道路を平面で横断する通学経路になってしまうというのは、やっぱりこれも難しいというようなところで、やはり根本的な解決を見るには、やはり176の計画変更をもちまして、今現在、道路の中山それから平井を抜けて、まあ次年度から雲雀丘の工区も進めますので、その整備の大体見えた段階で、売布から宝塚の上の整備ができる中で、国道の整備ができるという方向でまとめられたらというふうに思います。そこ、関学の方ですけども、現在のところ、荒神の方は通学駅にはなってないと。宝塚と南口、そういうふうにお聞きしてます。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  私の方からは、最後の点です、逆瀬川の支援に関する補助金の要望時期ということでございます。  3−2のフローで、ちょっとわかりにくいんですが、上のケース1の真ん中あたりに交付金要望・申請というのがございます。ここから横出しをしまして、戦略的中心市街地整備補助、経産省施策と、暮らし賑わい再生事業補助、国交省施策、両方とも二次要望ということで書いてございます。この二次要望と申しますのは、実は一次要望は来年の当初ですので、今年度内に応募しなけりゃいけないということでございます。経済産業省の施策に関しましては、中心市街地活性化基本計画の認定後でないと申請ができないということがございますので、必然的にこの一次要望には乗せることはできないということです。当然、この8月末ぐらいの段階までには、先ほどの経産省施策と、国交省施策とをどういう割り振りにするのかというところも含めて方針を決定していくはずですので、その後、速やかにこの第二次要望に乗せていくというタイミングになろうかと思います。  以上です。 ○寺本 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  1点お聞きしたいんですけれども、宝塚のこの音楽学校の旧校舎の利活用ということに関して、現在、3回かな、ワークショップが開かれていると思うんです。こういう市民の意見を取り入れてっていう形が、以前にはなかった方向性というかな、とてもいいことではないかなというふうに思って、市民に元気も出てきていますし、もちろん市としてもこういう意見があったのだということで活性化に結びつくし、いいことだなというふうに思っているんですけれども、ワークショップで出てきた意見が、いろんな意見が出てきましたと書いてあるんですけれども、これは利用させていただこうというような意見というのは、どういうふうなのが出たのかを教えていただけますか。 ○寺本 委員長  山本課長。 ◎山本 都市再生課長  ワークショップ2回行いまして、いろんな御意見が出ています。いろんなつながりで、利用者の立場であるとか、それからまた実際に運営が始まったときに一緒に参画して、いろんなことができるというふうな立場から、いろんな御意見をいただいたわけでございますけども、例えばある程度、旧校舎の1階におきましては、できるだけ狭い、余り広いスペースではありませんので、そういう狭い空間を生かしたような使い方、より工夫をしてほしいとか、カフェもおしゃれなものにしてほしいとか、利用者の立場としては、照明、音響、そういったものをきちっとそろえてほしいとか、そんな御意見もありました。  それから、今までのやっぱり公共施設にないような、先ほども説明いたしましたけども、できるだけ利用者の使い勝手のいいような、ある程度、利用時間もできるだけ、例えば終電車までそこでいろんな訓練、おけいことか練習ができるとかですね、そういう利便性も発揮してほしいとか、そんないろんな御意見もありました。  それから、展示に関しましても、歌劇とか音楽学校だけにかかわるものではなくて、あの場所自体が、先ほど御意見もありましたけれども、映画の撮影所があったり、それから大運動場があったり、それから50メートルの公認プールがあったりとか、非常に歴史深い場所でありますんで、そういったものをいろいろ市民の方にも紹介するような、そういったものを展示すべきやと。それに対してまたいろんな形で市民の方にも協力を呼びかけて、そこに、ワークショップに参加されていた方も、できるだけこれからもそういう部分では御協力いただけるというふうなことも確認をさせていただきました。ざっとそういうものでございます。 ○寺本 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  私は、これ以前に検討委員会が開催されたワークショップに参加させていただいたんですけども、やっぱりそこで出てきた意見も、やはり歴史っていうことにスポットを当てることも必要であるということも言ってましたし、それからあと、やはり観光プロムナードの一環としてね、先ほど余りそちらの観光プロムナードの一環という位置づけよりも、どちらかというとミュージアム的な要素が強いというふうなこともおっしゃっておりましたけれども、観光プロムナードとしてずっと回ってもらうということをやはり考えた上で、やっぱり観光都市宝塚としてもこれを生かしていくことが必要ということもすごく出てたと思うんです。  やはり同じように歴史深い場所だったということもおっしゃっているんですけれども、何か余り、お話聞いていると、そういう建物というよりも、3階などは完全におけいこね、市民の方の日常的なおけいこの場所という感じで答えておられますし、突然ふらっと来て、何か講座に入るとかというような形ではちょっと難しいなというのを思っております。1階だけはふらりと来られても参加できるかなというのもあるんですけれども。他の、そのワークショップでもやはり同じように、ほかの場所ではないような、どっかへ行っても同じような、名前だけ変えたらあるような、そんな施設はもう要らんというようなこともはっきりおっしゃってたので、やはり同じような意見が出ているなというふうにも、今お聞きして思っていたんですけれども。  今回、これ、建てられるときに、文化育成事業ということも含めて2つの事業を柱として考えておられるんですけども、文化育成事業に関しては、対象というのは大体、年齢層とか、どういう人を対象にされているのかなというのと、それからあと、全体の建物のイメージっていうかな、コンセプトというか、イメージとしておしゃれという言葉も出ましたけれども、おしゃれっていうことに一番中心的なものを持ってきているのか、それとも伝統・歴史っていうかね、伝統的な重厚さというようなものを持ってこられてるのか。そういう全体的なイメージというのがあると思うんですけれども、その辺はどういうふうに考えておられるんでしょうか、ちょっと2つ。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  まず1点目、育成事業の方の対象でありますが、いわゆる教室ということで、一般の方ということだけではないと思います。まず、当然、歌劇にまつわる体験といったこと、一般の観光客も含めてというのは当然あるかと思います。ただ、それ以外に、例えば音楽ですと、セミプロぐらいのレベルの方をさらにプロに近いところまで引き上げるようなかなりレベルの高いもの、例えばミュージカルといったものをここから生まれていくような形で、一つ、外に向けて発信できるようなレベルのものを目指していきたいなというのがございます。  年齢層に関しましては、そういった観点から広く対象をとりたいなと思っておりますが、運用のところでも申し上げましたが、勤めをしながら、実は趣味以上のレベルで例えば音楽をやっているといったような方にも御利用いただけるような、そんなことを考えております。  それと、建物のコンセプトでありますけれども、おしゃれというのは、宝塚音楽学校ということですので、基調になろうかと思います。ただ、歴史として、やはり音楽学校として使われてきた建物だということは、これは重視をしなければいけないということですので、伝統、おしゃれ、それぞれと。伝統を全く捨て去ったような形でおしゃれを追求するということではないという、ちょっと幅ったい言い方になりますが、そんなところを考えているわけです。  また、建物に関しても、先ほどの図面の中で色づけをしてあるところが残す部分でありまして、残すところはきちんと残して、なぜここは残されているのかというのを見ていただくというようなことも含めて、図面の緑色で塗ってあるところですね、含めて紹介するような展示というのも必要かなというふうに考えております。  以上です。 ○寺本 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  今のお答えの中で、ツタが張りめぐらされているというふうな、すごくやっぱりあの建物のやっぱり一番の売りじゃないですけども、そうだと思うんですね。ツタの育成は、前も質問出てましたがどうするんですか。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  ツタに関しましては、ほぼどなたに聞いても、この建物のイメージ、シンボルといった見方をされているようです。ぜひ復元してほしいということがございます。かつて甲子園球場でもこういった形で、改修に当たってツタを一たん外して、また再生をしたといったことがございます。県立人と自然の博物館にも相談をさせていただいておりまして、植物としては強いものですので、今、開発の関係で土壌の水分が減っているとか、あるいは2年前の台風の塩害等で若干傷んでいるというとこはございますけども、建物の改修に当たって、外して、養生いたしまして、ツタが絡まる外観というのを後に再生していくということで考えております。 ○寺本 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  やっぱり生きているものですからね、時間がかかるというので、その辺、きっちり計画的にいかないところも、多々あると思うんですけども、本当にそこはもう本当にシンボルという、何ていうのか、お願いしたいと思ってます。  それと、観光ということで、今、特に関西は、海外のね、中国、それから韓国から海外の旅行客というのを呼び込んでいる。そういうのでたくさん来られて、本当に安い宿に泊まって、すぐまた帰っていかれるような、そういう観光客というのをかなり呼び込めると思うんですよね。その辺を対象にということは全然考えておられないんでしょうかね、歌劇ということも含めて。 ○寺本 委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  現在、手塚治虫記念館で外国の方向けの展示、表記の仕方を工夫しているという事例が既にございます。当然、この音楽学校旧校舎におきましても、日本を代表する舞台芸術を世界に紹介するという役割もこれはあろうかと思います。例えば表記の問題ですとか、あるいは外国人向けのガイドツアーのようなものができるとよいなというふうに思いますが、検討していきたいなというふうに考えております。 ○寺本 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  ぜひともその辺、積極的に、表記の問題ぐらいではなくて、より語りかけるということも含めて考えていただけたらと思うんです。手塚治虫記念館も、本当にアニメというのはやっぱり世界に誇る日本のアニメで、その中の大御所の手塚治虫さんの記念館があるということですから、本当に歌劇の人気も高まっているから、2大要素があるんですから、これを絶対生かさない手はないと思うんですね。観光地に行きましても、本当に日本人客以上にやっぱり中国、韓国からのお客様というのはたくさんおられて、今、本当になかなか国内で観光というのは活性化というのは難しいところもあるんですけれども、その辺やっぱりもっと焦点を当てて、かなり見込んで、当て込んでというのも変ですけど、もうちょっと働きかけが全然できてないんじゃないかなというふうに思うので、その辺も含めて考えていただきたいと思います。  もう1つ、これ、音楽学校じゃないんですけども、以前、私もちょっと質問をさせていただいたことがあるんですけども、JR宝塚駅っていうのは、本当に通過駅という要素だけにもう絞ってしまうんでしょうか。店舗を一応書いてあるんですけど、物産っていうかな、宝塚の特産品も販売するようなスペースというのは全く設けないんでしょうかね、そういう考え。どうでしょうか。 ○寺本 委員長  秋山部長。 ◎秋山 建設部長  当然、都市再生の方からも要望いただくなり、橋上化の推進協議会からもそのような要望をいただいてます。ほんで、私どもの方もそういう要望書をJRの方に提出させてもろとるわけですが、今お聞きしてますのは、先ほど説明させてもうたようにコンビニであるとか、そういうようなものしか考えていないということでございます。コンビニの中のコーナーで少し宝塚のものを販売するという考え方はあろうかと思いますけど、それ以上のことは今の段階では考えていないというようなことでございますので、当然、皆さん方から、せっかく当駅が新しくなって、何らかの宝塚の特産物とか、そういうようなものをスポットが何とかふやせないかというお話もございますので、私どもの方としてはJRの方にその期待ができなかった場合に、自由通路を含めまして若干の何か考える必要があるんじゃなかろうかなというふうには改めて再検討していきたいという考え方は持っています。 ○寺本 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  わかりました。期待しています。よろしくお願いします。  以上で結構です。 ○寺本 委員長  ちょうど時間なんですが。えっ、ちょっとまだ出てないんですが。 ○野尻 副委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  ぎりぎりになりまして。ちょっと音楽学校について最後に確認させていただきたいんですけれども、余り何とも、余り楽観していないんですが、もともと観光の目玉として、16億の事業として決心されたと思います。それで、またその後の検討委員会の中で、市民活動の場というか、そういう場としての位置づけみたいなものの方が結構大きくなってきたのかなという気がしているんですけども、総合プロデューサー的な、文化の発信であるとか、あとアーティストの育成であるとか、観光にしても、その辺の何かプロデューサー機能みたいなものをここに持たせられるのか、この指定管理者にね。そこまでの指定管理者を選べないと、本当に何かこう貸し館業務とオープンカフェあたりを当てにするぐらいしかなくなるんじゃないかという気がするんですが、どうでしょうか。何かいろんな1階はこうする、2階はこうするで、今度、市民を交えたワークショップの中で熱心に検討されたとしても、市民が入った場合は利用しやすさみたいなものは結構希望は出るけども、本当に応援主体になり得る力量があるのかっていうところがね、心配するんですが、どんな感じでしょうか。 ○野尻 副委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  まさに御指摘の点が非常に大きなポイントになると思います。指定管理者にすべて任せるというのは、この場合、適当ではないのかなと。かなりこちらとして使用について注文をつけるというか、逆にそれだけの力量のある者でないと管理ができないと思います。指定管理者がイコール総合プロデューサー機能を持つということになるのか、あるいは別途、総合プロデューサーたる人を雇い入れるようなことになるのか、その辺のところも含めて検討したいなと思ってます。今回、その市民ワークショップの中で検討、御意見をいただいたところはまさにそこでありまして、いろんなアイデアを生かせるような仕組みをどうつくっていくかというところで我々は工夫していきたいというふうに思っております。  また、先ほど市民活動の場に振れてきているんではないかという御指摘がありましたが、大島委員への答弁でもお答えしましたけれども、いわゆる一般的なものではなくて、ここから芸術を新たに発信していくところまでレベルを上げたいと思っておりますんで、そういった意味では観光の目玉ともなり得るんじゃないかなというふうに考えております。 ○野尻 副委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  ソリオにもいろんな文化教室ありますし、ここは公民館以外にも結構そういうカルチャーセンター的な機能のところ、比較的多い市だと思います。また、西宮なんかも結構そういうのがたくさん出てきてますんでね、1つは、それほどのニーズがあるのかどうかと。ちょっとこれはわからないからお聞きしますけども、ニーズがあるのかということと、それとそのグレードみたいなものを本当に差別化できるのかなと。例えばミュージカルスクールみたいな養成講座みたいなところまでの誘致をねらっていらっしゃるのか、既存の教室との差というのをもうちょっと説明していただきたい。  それと、収益の面では、カフェの収益と。これも物すごいはやりまくる場所でもないような気もするんですけれども、そのうち、飲食の収益と、あとライブの収益ですよね。それと教室、貸しスペースの収益で終わるのかなと。この設備って結構、ライブの会場にするんだったら、メンテナンスとか、いろんな面で投資も要るでしょうし、お金がかかりそうな気がするんですが、そこら辺は検討されたのかということ。  それと、先ほど山本課長の方から市民ワークで出た意見とかをお聞きした印象なんですけど、やっぱり余り具体的な提案というふうにも聞こえなかった。まあ全部おっしゃったわけじゃないですけども、市民が入ればこれぐらいの意見は出るだろうというような印象を持っているんですけれども、それはどうなんでしょうか。あの、形を……すみません。  これ、ちょっと機会がなくなるもんですから、それだけお答えいただきたいんですが、ナチュールスパの指定管理者を募集したときも、1社、今のところ以外、結構規模とか、レベルとか、能力とか、全然違う格のところが応募してきたというところがありますよね。そんなんで少し心配をするんですけども、どうでしょうか。 ○野尻 副委員長  村上部長。 ◎村上 都市産業活力部長  ちょっと順番にお答えしていきたいと思いますけども、まず既存の教室との差ということで、例えば町の声楽教室、バレエ教室とは明らかに違う形ということで、それは公益性というか、文化の発信みたいなところにどれぐらい寄与できるかという目で、何件かの持ち込み、自主企画と持ち込み企画ということで運用しておりますけれども、何らかの企画を選考する機能も、指定管理の中に入るのか、あるいは総合プロデューサーが握るのかはわかりませんが、これが必要になってこようかと。あいているからだれでもどうぞということだけではないというふうに思っています。  それと、カフェとしての採算ですとか、あるいは設備に大分お金がかかるんじゃないかということなんですが、音楽専用ホールではありませんので、ある程度、例えば音響性能みたいなところは犠牲にせざるを得ないと思います。その中で、ライブハウス程度の音響性能を備えた形で整備ができればなというふうに思っております。これもワークショップの中で実際にそういった音楽活動をされている方の御意見としてあったんですが、音楽専用ホールで発表する場合と、あるいはそういう気さくな、お客さんとの距離の近いライブハウスで発表する場合と、おのずから考え方が違ってきますし、それはそれで別のものとしてとらえますよということもございましたので、一つ、その辺の間のニーズというものを追求していくと。当然、ベガ・ホール、市内ではございますし、あるいは西宮の芸文センターとの違いというのも、これはつくっていく必要があろうと思いますので、そういったところの層をねらっていきたいというふうに思っております。  それと、ワークショップでの具体的な提案ということなんですが、先ほどの持ち込み事業みたいなものをいろいろ提案していただいたように思います。そういったものが持ち込めるような形に逆に指定管理しなきゃいけないなと思っておりまして、すべてを管理者で自主事業としてやるものでもないと。まさにそういったところの持ち込みに新しいアイデアがあろうかなというふうに思いますので、その余地はぜひ残していきたいと思っております。具体的な提案として、例えば造園と教育を結びつけたような形でのワークショップを公園でやったらどうかといったところもございましたし、また実際にそういうことをやらせてもらえるんだったらNPOをつくって取り組むよといった御意見もございました。個々には、そういったものを募集していって、先ほどの審査にかけていくということになるかと思います。 ○寺本 委員長  それでは、少し時間が・・・いただきましたけれども、これで質疑を終わります。  まだ言い足りない方もあったかと思いますが、この程度にさせていただいて、本年度は本日を含めて6回にわたって委員会を開催いたしました。その概要をまとめて、次回の定例本会議において委員長報告を行う予定にしておりますので、また報告案がまとまりましたら委員の皆様にまた御確認いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  最後に提案なんですが、きょう、質疑しましたが、質疑というか、お聞きしました報告の内容は、結構、今、市民の関心の高いところでもありますし、ほかの議員の方にも知っていただく意味が大きいかと思います。なので、本日配付しました資料について委員以外のほかの議員さんにもお配りしたいと思うんですけども、その点、よろしいでしょうか。                 (「異議なし」の声あり)  それでは、そのようにさせていただきます。  いろいろと質疑の御協力、ありがとうございました。  これで本日の委員会を終了します。                  閉会 午後 1時11分...