赤穂市議会 > 2019-06-27 >
令和元年第2回定例会(第4日 6月27日)

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  1. 赤穂市議会 2019-06-27
    令和元年第2回定例会(第4日 6月27日)


    取得元: 赤穂市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    令和元年第2回定例会(第4日 6月27日)              令和元年第2回赤穂市議会(定例会)会議録 1.令和元年6月27日(木曜日)午前9時30分開議(於議場) 2.会議に出席した議員(18名)    1番  土 遠 孝 昌          10番  瓢   敏 雄    2番  榊   悠 太          11番  汐 江 史 朗    3番  前 田 尚 志          12番  有 田 光 一    4番  田 渕 和 彦          13番  家 入 時 治    5番  山 野   崇          14番  竹 内 友 江    6番  小 林 篤 二          15番  川 本 孝 明    7番  木 下   守          16番  前 川 弘 文    8番  西 川 浩 司          17番  山 田 昌 弘    9番  奥 藤 隆 裕          18番  釣   昭 彦 3.会議に出席しなかった議員   な  し 4.議事に関係した事務局職員
       事務局長  柳 生   信     書  記  澁 江 慎 治                      書  記  作 本 尚 美 5.地方自治法第121条の規定による出席者   市     長  牟 礼 正 稔    教  育  長  尾 上 慶 昌   副  市  長  藤 本 大 祐    市民病院事務局長 長 坂 幸 則   市長公室長    平 野 佳 秀    上下水道部長   永 石 一 彦   会計管理者    尾 崎 順 一    消  防  長  河 本 憲 昭   総 務 部 長  岸 本 慎 一    教 育 次 長  東 南 武 士   建設経済部長   古 津 和 也    教 育 次 長  藤 本 浩 士   市 民 部 長  高 見 博 之    監査委員事務局長   健康福祉部長   西 田 佳 代    選管・公平書記長 三 上 貴 裕   危機管理監    松 本 守 生    財 政 課 長  奥 吉 達 洋   観  光  監  西 浦 万 次    行 政 課 長  橋 本 政 範   地域活性化推進担当部長            大 黒 武 憲 6.本日の議事日程  日程第1  会議録署名議員の指名  日程第2  議事日程の変更        (委員長報告、質疑、表決)  日程第3  諸般の報告  日程第4  一般質問  日程第5  第1号議案ないし第5号議案        (一括上程、委員長報告、質疑、討論、表決)  日程第6   請願第2号  後期高齢者医療保険料軽減特例継続と75歳以上の医療費負担の原則2          割化に反対する請願   請願第3号  少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元          をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書採択の要請について          (一括上程、委員長報告、質疑、討論、表決)  日程第7   意見書案第1号 少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復           元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書の提出について           (上程、説明、質疑、表決)  日程第8   報第4号  専決処分の報告について    専第1号 公用車の交通事故に係る和解及び損害賠償の額の決定について         (上程、報告、質疑)  日程第9   第10号議案 赤穂市監査委員の選任について          (上程、説明、質疑、表決)  日程第10  兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について 7.本日の会議に付した事件   議事日程に同じ ◎開議 ○議長(釣 昭彦君) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。            (午前9時30分)  現在の出席議員数は18名であります。  これより日程に入ります。 ◎会議録署名議員の指名 ○議長(釣 昭彦君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、議長において指名いたします。  会議録署名議員に木下 守議員、西川浩司議員を指名いたします。 ◎議事日程の変更 ○議長(釣 昭彦君) 次は、日程第2、議事日程の変更についてを議題といたします。  このことにつきましては、先般、議会運営委員会が開かれましたので、その経過並びに結果について委員長より報告を願うことにいたします。  議会運営委員長 有田光一議員。 ○議会運営委員長(有田光一君)(登壇)  おはようございます。議会運営委員長報告を行います。  本日の議事運営につきましては、去る6月19日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  本日の委員長報告については、去る6月10日、委員長報告をした以降で変更になった部分についてのみ申し上げます。  まず、日程第7で、請願の審査結果を受けまして、議員提出による意見書案を上程し、委員会付託を省略して、直ちにこれを議了し、その後、日程第8で追加議案として、報第4号 専決処分の報告についてを上程し、当局からの報告の後、質疑を行い、その後に同じく追加議案として、第10号議案 赤穂市監査委員の選任についてを日程第9として上程し、市長からの提案説明、質疑の後、委員会付託を省略して、直ちに議了することといたしております。  また、日程第10として、兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行う予定といたしております。  以上のとおりでありますので、議員各位におかれましては、何とぞ当委員会決定どおり御賛同賜わりますようお願い申し上げまして、議会運営委員長報告を終わります。 ○議長(釣 昭彦君) 議会運営委員長の報告は終わりました。  ただいまの議会運営委員長報告に対し、御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、質疑を終結いたします。  ただいまから表決を行います。  議事日程の変更については、ただいまの委員長報告のとおり行うことに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認め、さよう決します。 ◎諸般の報告 ○議長(釣 昭彦君) 次は、日程第3、諸般の報告であります。  監査委員より、平成31年4月22日ないし令和元年6月13日執行の消防本部に属する平成29年度及び平成30年度の事務事業について、令和元年6月11日ないし6月25日執行の会計管理者の所管に属する平成30年度3月分の現金の出納及び保管の状況について、それぞれ議長宛結果報告の提出がありましたので、その写しは、その都度お手元まで送付させておりますが、この際御報告申し上げます。 ◎一般質問 ○議長(釣 昭彦君) 次は、日程第4、一般質問を行います。  一般質問は、発言の通告により、順次発言を許します。  4番 田渕和彦議員。 ○4番(田渕和彦君)(登壇) 通告に基づき、2点質問をさせていただきます。  第1点目として、循環バス“ゆらのすけ”の運行について。  市内循環バスゆらのすけ、(以下「循環バス」という。)循環バスは、市内のバス交通不便地域の解消や高齢者、障がい者などの車を運転されない方の移動手段を確保する目的で、平成17年度から、誰もが利用できる地域の乗り物として、南北ルートA・B、東西ルートの3ルートの運行から始まりました。その後、高野ルートみどり団地ルートが加わり、5ルートで運行されています。  誰もが利用できる地域の乗り物として運行されていますが、高齢者の利用が中心となっています。  現在の利用状況は、南北ルートA・B、東西ルートは、通年運行が始まった平成18年度と比べ、利用者が減少しています。高野ルートみどり団地ルートは微増にとどまっています。  利用が伸びない原因に停留所までの距離が高齢者にとり遠いこと、マイカーを手放し循環バス利用となれば、日常生活が不便になり、生きがいを失い、孤立することへの不安があるのかもしれません。  マイカーの利用を最小限にし、高齢者が循環バスを利用しやすい仕組みや仕掛けを、市も考える必要があるのではないでしょうか。マイカーを手放すことに抵抗があっても高齢者の車の事故が社会現象化し、運転免許返納を望む家族が増え、また高齢者自身も運転免許の返納を考える方が増えています。  運転免許を返納すれば、いきなり交通弱者となり、循環バスの利用者、利用の対象となります。社会的背景から、今後、買い物や病院、公共施設など生活に欠かすことのできない場所に行くための移動手段として、循環バスを利用せざるを得ない方が増えてくることが考えられます。  循環バスが運行されている地域は、公共交通空白地域です。日常生活を送るのに自分の車を頼りにしてきたわけです。そのような地域の方が暮らせる環境を維持するためには循環バスを利用しやすくすることが必要です。  さきの市長選挙で、牟礼市長と前市長が公共交通空白地域の補完だけでなく、週3回運行を公約に挙げたのもそのためだと思います。  平成31年の第1回定例会で、公共交通の確保として、循環バスに対する赤諒会の代表質問で、増車・増便による全ルートを週3日運行について「手続き上の問題で具体的な運行は決まっていない」と市長御答弁がありました。  年度も変わり、増車・増便に対する予算も組まれております。運行手続きとして「赤穂市公共交通会議」に諮り、また「神戸運輸監理部兵庫陸運部」の認可を得る必要があります。運行ルートの住民は早い対応を望んでおります。
     そこで、質問の(1)として、増車・増便の認可手続きはどこまで進んでいるのか。また、週3日の運行はいつからになるのか、お伺いいたします。  週3日の運行となると、配車や乗務員の手配などで運行曜日の変更が考えられます。現在の運用曜日に合わせて、通院などで利用されている方がいます。曜日設定が変われば、利用者の生活に混乱が生じます。  そこで、質問の(2)として、週3日運行となれば、運行曜日が変更になるのかならないのかお伺いします。  この先、全ルートを週3日運行して、利用者が増えるのか、また、費用対効果から、効果の少ない場所に、民家の少ない場所で運行することに疑問を唱える方もいらっしゃいます。  しかし、高齢者や歩行障害がある場合、自宅から停留所までの距離が非常に遠く感じてる方もいらっしゃいます。循環バスの運行目的は、株式会社ウエスト神姫が走らせている路線バスとは違います。また、バス交通不便地域の単なる解消による公共交通空白地域の補完だけでなく、その地域で生活ができること、マイカーを手放しても高齢者の方が精神的な孤立感に追い込まれることなく日常生活が送れ、生きがいを失うことなく暮らせることにあるのではないでしょうか。そのためには、集落形成などを考慮した細やかな運行で、その利用性を増し、集客を高めることが必要ではないでしょうか。  質問の(3)として、利用性、利便性を考えた停留所の設定、また、増設が考えられないのでしょうか。集客方法など今後検討する必要があると思います。運行時間にさほどの影響が出るとは思わないが、いかがでしょうか。  高齢者にとり、バス停が遠く、利用困難な地区もあります。バスを小型化し、運行することで、そのような地区の対応が可能になります。  質問の(4)として、バスの小型化は考えられないのでしょうか。  循環バスの運行目的は、公共交通空白地域の補完だけが目的ではなくなっています。また、単に運行回数を増やすのでなく、このような地域で暮らすの生活の質の維持を考え、利用しやすくすることにあるはずです。今回の増車・増便に合わせ、こういう地域の住民の声を聞き、取り入れ、利用しやすい循環バスの運行をお願いできないでしょうか。  次、2点目として、学校行事「わくわくオーケストラ教室」事業について伺います。  「わくわくオーケストラ教室」事業は、兵庫県立芸術文化センターで行われている兵庫県の学校行事で、県下の全ての中学1年生が無料で招待され、兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏を鑑賞し、また、演奏に参加することで、クラシック音楽を楽しんでもらうことを目的に毎年行われています。  この事業は、2006年から始まり「自然学校」、「トライやる・ウイーク」と同じく、学校の行事として位置づけされています。  この事業に参加するための交通手段として、県立芸術文化センターから遠隔地にある中学校は、バスを利用した場合、県の「バス利用補助」の対象となり、遠くの中学校はバスを利用しています。補助の額は、バスの借上料と、高速道路の通行料などに要する経費の3分の1を県から受けます。  赤穂市の各中学校もこの対象となり、バスを利用しています。「わくわくオーケストラ教室」の参加は、各中学校で日程が異なることもあり、バスは各中学校単位で借りています。参加生徒の人数により、バスの規模や台数、バスの借上料金も違います。3分の1は県から補助が出ますが、残りの3分の2は参加者負担となり、生徒及び引率の教員の数で割り、1当たりの費用負担を算出すると、平成30年度は各中学校の個人負担額が約2,000円から5,000円と大きな差が出ています。  近隣の自治体では、学校行事である本事業に対して、参加者負担の差をなくするために自治体の補助事業として予算化し、全額負担または一部負担の措置をとっているところもあります。  そこで質問ですけれども、赤穂市も本事業を市の補助事業として予算化し、他の自治体同様の対応がとれないのか、伺います。  以上で、壇上での私の質問は終わります。 ○議長(釣 昭彦君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) おはようございます。田渕議員の御質問にお答えをいたします。  第1点の市内循環バス“ゆらのすけ”の運行についてであります。  その1の増車・増便の認可手続はどこまで進んでいるか。また、運行はいつからかについてであります。  ゆらのすけの増車・増便の時期につきましては、まだ正式に決定しておりませんが、バスの納車に時間を要していますことから、来年1月からの運行を目途に、現在、地域公共交通会議の開催に向け、神戸運輸監理部等の関係機関と協議を行っているところであります。  その2の週3日運行で運行曜日が変更になるのかについてであります。  増便に係る運行日につきましては、現在の運行曜日の変更は行わず、各ルートとも現状を維持した上で、1日増やしたいと考えております。  その3の利便性を考えた停留所の設定、増設が考えられないかについてであります。  ゆらのすけの運行につきましては、これまでも、利用者である地域住民の皆さんからの要望や、道路形態の変更等により、停留所の増設やルートの一部変更を行うなど、利用しやすい環境づくりに努めてきたところでございます。今後も引き続き、利用者のニーズを把握しながら、利用環境の向上に取り組んでまいりたいと考えております。  その4のバスの小型化は考えられないかについてであります。  コミュニティバスの大きさにつきましては、昨年度の実績では、1便当たりの最大利用者数が25名であったことから、現在のゆらのすけと同程度のバスが効率的かつ効果的であると考えております。しかしながら、議員御提案のありましたバスの小型化につきましても、今後利用状況、利用者の御意見など、利用者のニーズを踏まえながら研究してまいりたいと考えております。  第2点の学校行事「わくわくオーケストラ教室」事業につきましては、教育長のほうからお答えを申し上げます。 ○議長(釣 昭彦君) 尾上教育長。 ○番外教育長(尾上慶昌君)(登壇) 田渕議員の御質問にお答えいたします。  第2点の学校行事「わくわくオーケストラ教育」事業についてであります。  市の補助事業として予算化できないかについてであります。  「わくわくオーケストラ教室」事業は、兵庫県の全中学1年生を対象に、西宮市にある県立芸術文化センターにおいて、同管弦楽団による公演鑑賞を通して、芸術文化に親しみ、社会性や豊かな人間性など、子どもたちの「生きる力」を培うことと「夢」を育むことをその目的としております。  この事業に対して、県は、遠方の市町が利用するバスの往復費用3分の1を補助しております。これまで本市では、費用から県の補助金を差し引いた額を参加した1年生の生徒数で割り、その代金を個人負担としておりました。しかしながら、現在、各校の生徒数によって個人負担の額に差が生じており、公平性の観点からも、その改善に向けた対応が必要であると認識しております。そのためにも議員御提案の市の補助事業としての予算化も含め、どのような方策があるのか、今後検討してまいりたいと思っております。 ○議長(釣 昭彦君) 4番 田渕和彦議員。 ○4番(田渕和彦君) まず、市内循環バスゆらのすけの件ですけれども、質問2のところの運行曜日については、変更はないというふうな御答弁でしたので、ありがとうございます。  ただちょっと気になったのが、質問1のところの手続の関係が事務局のほうに対しても十分に進んでないというふうな話やったと思うんですけども、これ、前市長のときからもそういう話があって、この経緯に至っていると思うんですけども、この段階で、そういう状況というのは、これは普通の状況なんですか、それともおくれているというふうに解釈していいんですか、対応は。 ○議長(釣 昭彦君) 平野市長公室長。 ○番外市長公室長(平野佳秀君) 協議の状況でございますが、バスの購入が4月に予算可決後に発注をいたしまして、実際の納車までに約8カ月から9カ月必要だということで、バス会社のほうからはお聞きしております。そうなれば、逆算しますと、早くとも1月ぐらいかということが想定されておりましたので、近いうちに地域公共交通会議を開きまして、そういった手続を踏んでいくわけですけども、決しておくれてるということではないと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 4番 田渕議員。 ○4番(田渕和彦君) わかりました。並行してやるということは、これできないということなんですか、そういうことになると。バスの納入までに七、八カ月かかるというような話だったんですけども、納入に合わせて、並行して、この手続を進めていくということは、これはできないということなんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 平野市長公室長。 ○番外市長公室長(平野佳秀君) 協議につきましては、1月を目途にしておりますので、並行してやっていくということで考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 4番 田渕議員。 ○4番(田渕和彦君) わかりました。週3日になれば、少しは利用する方が増えるというふうに思っております。できるだけ、来年になるかもわからんというような話ですけども、できるだけ早い対応をお願いしたいと思います。  それで市長のほうにもお聞きしますけども、さきの市長選挙では、前市長も、また牟礼市長も循環バスの増便、それから新設、これを公約に挙げていました。各ルートは、経営的には、恐らく成り立たないと思いますけれども、週3日運行については、恐らく公共交通空白地域に対して、さらなる対応が必要というふうなことで、前市長も政治的な判断をされたんではないかなというふうに思っております。増便は住民の望むところでもありますし、先ほどの市長答弁からもそういうふうなものも見えてきます。  それで、牟礼市長は、当選後に、コミュニティバスについて、市民が使われやすいルートに見直しを図る。そのためには、市民の声を聞きながら進めると言われております。現在のコミュニティバスゆらのすけの運行は、公共交通空白地域を補ってはいますけれども、利用するの生活の質の補完というところについては、十分に至っていないというふうに思います。そういうことで利用者が伸びていないんだろうなというふうにも思うわけですけれども、市長は、さきの選挙で、公共交通の不便地域も御自分の足で見て回られたと思います。私も赤穂市内、何回も見て回ってますから、恐らく同じような気持ちのところもあると思うんですけれども、地域の状況を肌で感じてきた中で、住民の声も多分聞かれたと思います。せっかく増便して、よくするわけですから、停留所の設置、増設についても市民の声をよく聞いて、利用しやすい運行ルート、これにしていただけないかということで、ちょっとお聞きしますけれども、今回の増車・増便による週3日運行に当たって、まだ時間がありますから、市民の声を聞いて、それを参考にして、運行の参考にしていただけるのかどうか、そこを市長のほうから御答弁お願いします。 ○議長(釣 昭彦君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君) 今の御質問でございますけれども、私も運行ルートの検討であるとか、あるいは停留所の増設、あるいは変更とか、そういうものについては市民の皆様の意見を聞きながら、可能な限り、そういう対応はしてまいりたいと考えております。ただ私も、手続とかいろんなことがあると思いますので、そういうものを聞きながら、住民の皆様の意見も聞いて、やはり利用しやすい、あるいは需要が伸びるような形での対応をできる限りしたいと思っております。また、他市町の例なんかも参考にさせていただき、町の例なんかも参考にさせていただいて、そういう住民の皆さんの意見も聞きながら、コミュニティバスが利用しやすいような形での運行を検討していきたいと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 4番 田渕議員。 ○4番(田渕和彦君) ありがとうございます。できるだけ、運行ルートを周辺の住民の意見を取り入れながら、本当に利用しやすい循環バスに仕上げていっていただきたいと思います。いろんな社会情勢抱えておりますから、特に周辺地域にとっては、日常生活イコール逆にいうたら福祉の問題にも障害、いろんな問題にかかってきますので、よろしくお願いします。  次に、学校行事のわくわくオーケストラについてですけれども、公平性から改善の必要があるというふうな御答弁いただきましたけれども、実際、かなり差があるというのはもう多分御存じやと思いますけれども、検討していくということなんですけれども、具体的に他市がやっているような状況で、市の事業として取り入れて、それをやっていくというようなことは可能なんですか、そこまで考えてくれて、今の答弁かどうかだけ、ちょっとお聞きしたいんですけども。 ○議長(釣 昭彦君) 藤本教育次長。 ○番外教育次長(藤本浩士君) 他市の状況ですけども、あるまちでは、県以外の分は、町が全部負担しているところ、もしくは、県のどけた分の半分を市町が負担して、その残りの半分を生徒負担というふうなところもございますので、そういう状況も勘案しながら、また予算も伴うことでありますので、そういうものも含めて、どのような方策があるかというのをまた検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 4番 田渕議員。 ○4番(田渕和彦君) この問題で一つ気になったのは、参加費用の負担が大きいという話を私も聞いたわけなんです。そういう中で、市内の5中学に足を運んで調べていくと、参加の費用が学校によって随分差があるということがわかったわけですけれども、この行事が2006年から始まっているわけです。もう十数年になっている。そういう中で、こういう費用の負担の差がずっと続いてきたのかどうか、そこだけちょっと確認させてください。 ○議長(釣 昭彦君) 藤本教育次長。 ○番外教育次長(藤本浩士君) 参加当初から何年かたってるんですけども、子どもの数によって、やはりその差というのは若干そういう形での生じてきてはおりました。 ○議長(釣 昭彦君) 4番 田渕議員。 ○4番(田渕和彦君) 教育長に聞きますけども、学校行事に対して、その参加費用に差があるというのは、これは普通だというふうに父兄とか一般のほうは捉えているんですか。そこだけ教えてください。 ○議長(釣 昭彦君) 藤本教育次長。 ○番外教育次長(藤本浩士君) 教育の公平性という面で見れば、若干の差というのは出てくるのは仕方がないんですが、大きな差については公平性ということでは、公平性の観点からも、その改善に向けた対応が必要であるというふうには認識しておりますので、今回検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 4番 田渕議員。 ○4番(田渕和彦君) 前向きに次年度から対応していただいて、子どもの、また父兄の負担ができるだけ差がないようにお願いしていただきたいと思います。  これで私の質問終わらせていただきます。 ○議長(釣 昭彦君) 次、6番 小林篤二議員。 ○6番(小林篤二君)(登壇) おはようございます。通告に基づき、4点について質問いたします。  市長就任後、多忙な半年だったと存じます。「貧富の差を教育の差にしてはならない」と、公約の学校給食費無料化実現に踏み出し、産廃問題では、建設反対市民の会への補助を実施、西有年産廃計画の事前協議に係る県の照会に、きっぱりと反対を表明されました。政治家として市長の決断に敬意を表します。  さて、質問の第1は、広報広聴の広報です。広聴は、市長はミニ集会を市民に呼びかけ、既に3回、三、四十名の市民との対話に取り組んでおられるとのこと。広報広聴は、市民が主人公の市政をつくる大事な仕事です。  市民は、市長が何を考えどう行動しているのか、一挙手一投足に注目しています。市長の後援会報には「もっともっとむれい正稔を知ってください」と書かれていました。  ホームページ「市長のページ」の欄が用意されています。施政方針など広報あこうに掲載されていますが、市長の考えや思いをメッセージとして発信し、どんな思いでまちづくりをするのか、市民に語りかけ、その機会を増やしていただきたいと考えますが、市長の見解を伺います。  質問の第2は、高齢者の交通安全対策と交通手段の確保です。  高齢ドライバーによる交通事故が増えています。しかし、免許を返納すると途端に交通手段に支障が出てまいります。母子2の命が失われた池袋暴走事故など、高齢者ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が後を絶ちません。新車の7割以上に安全装置が装備されているといいますが、あとは自己責任なのか。国や自動車メーカーの社会的責任も問われています。  質問その1として、高齢者ドライバーの踏み間違い防止装置購入に対し、東京都は、購入価格の9割補助を予定、地方では、熊本県玉名市が補助を実施しています。  赤穂市内の取扱店で、現物を見てみました。停止時及び時速10キロ未満の徐行時にアクセルの急激な踏み込みをした場合、急発信を抑制する仕組みです。交通事故は、被害者でも加害者となっても不幸です。高齢者が加害者とならないよう、赤穂市としても取り組んではいかがでしょうか。  質問のその2に、市内循環バスの需要は高齢化の進行とともに高まっていきます。当初予算で、市内循環バス「ゆらのすけ」を増車し、5ルートを週2日を3日に増便する計画が発表されましたが、早期実施が求められます。先ほど御答弁がありましたが、改めて、実施の目途はいつになるのか、お伺いします。  また、路線バス運行地域へ「ゆらのすけ」導入について、調整はどこまで進んでいるのか、伺います。  質問の第3は、加齢性難聴者の補聴器購入助成についてです。  70歳以上の高齢者の半数は、加齢性の難聴と推定されています。難聴になると、家庭の中でも社会的にも孤立しやすく、との会話やと会う機会が減ってしまう場合も少なくありません。難聴者への聞こえの支援拡充は“生活の質”を向上させる上で重要な課題です。難聴になると、なるべく早い補聴器の使用が聞こえの改善に大切です。しかし補聴器は、高いもので四、五十万円かかるとされ、年金暮らしの高齢者には手が届きません。兵庫県議会では、昨年12月議会で、日本共産党県議団が提案した補聴器購入補助を求める意見書を全会一致で採択、井戸知事も「国に制度化を要請し、県の対応を検討したい」と答弁しています。  国政においても、共産党の大門議員の質問に、麻生財務大臣が「やらなければならない必要な問題」と答えています。  両耳の聴力が70デシベル以上もしくは片側の耳の聴力レベルが90デシベル以上であって、もう一方の耳の聴力レベルが50デシベル以上の方で、障害者手帳が交付されている方に補助制度があります。また、県との共同で、赤穂市には教育的観点から、18歳未満の両耳とも30デシベル以上70デシベル未満の難聴児に補聴器購入補助の制度があります。  日本補聴器工業会の調べでは、70デシベル以上の「高度・重度」は、難聴者全体の8%にすぎません。また、片耳だけでは手帳が交付されません。世界保健機関では、中等難聴の41デシベルから補聴器を推奨しています。日本は70デシベル、制度の対象外となっている加齢性難聴者は、赤穂市にかなりおられると推定されます。ぜひ、市としても取り組むべきではないか、市長にお伺いします。  質問の第4、高野産廃(安定型)最終処分場の環境保全協定に基づく展開検査結果と、熱しゃく減量「1000分の1」について伺います。  1月7日、県も市も知らない間に産廃が搬入処分され、協定が守られるのか危惧されていました。  3月議会の私の代表質問「撤去を求めるべき」とする市長に対する市長答弁は、事業者が「協定の履行が不十分なことは事実」と認めつつ「事業者は、確実な履行に努めている」と今後の協定履行に託す答弁となりました。  また、市民部長は「法令に基づく展開検査を行って、安定型の処分場に埋められるものを埋めているので、撤去の必要はない」と拒否されました。ところが許可外の「木くず」の混入が確認されたのです。展開検査についてお伺いします。  廃掃法では、産業廃棄物を安定型最終処分場に埋め立てる前に、最終処分場に搬入した産業廃棄物を展開し、安定型産業廃棄物以外の廃棄物の付着、または混入の有無について、目視による検査を行い、その結果、安定型産業廃棄物以外の廃棄物の付着または混入が認められた場合は埋め立ててはならないと定められています。  4月22日、赤穂市議会が高野産廃処分場の視察研修を行い、私も参加しました。処分場敷地内の展開検査場から搬入された廃棄物に「木くず」があり、私は「これは木くずだと、ベニアと違う」と指摘しました。説明に当たっていた事業者社員も「木くず」の存在を認め、市も報告を受けていると思います。  安定型処分場で認められているのは5品目、廃プラスチック類、金属くず、ガラス陶磁器くず、ゴムくず、瓦れき類です。環境省の通知によれば「展開検査とは、埋立処分の前に廃棄物を搬入車両等から降ろして拡げ、目視による安定型産業廃棄物以外の廃棄物の付着、または混入の有無を確認するものであり、搬入された廃棄物の全量を対象に行う」とあります。全量の展開検査が必要です。  4月までの展開検査報告書添付写真を拝見しました。2月1日に搬入された公開された写真を見ました。廃プラスチック類が6立方メートルとのことです。一部はシートに覆われ、搬入物が隠れて見えません。全量の検査写真になっていません。これが協定上の展開検査なのか、2月1日の展開検査の写真は、この1枚と搬入車両の2枚のみです。全て廃プラスチックなのか疑問が沸きます。職員が立ち合った写真ならまだしも、報告の形だけ整えた展開検査では、法令及び協定を守った展開検査とは言えないのではないか。  次に、熱しゃく減量と「1000分の1」についてです。  4月22日の視察で「木くず」の搬入事実が確認された際、社員は「産業廃棄物が全てあかん話と違うんです。この全体、埋めとう内の1000分に1にまぜている。こんな小さなやつまで取るんかという話になっています。」要は、1000分の1なら、5品目以外がまざっても、よしと言っているようです。1000分の1の根拠を調べてみました。厚労省の通達に熱しゃく減量の考え方がありますが、これは100度の乾燥や600度の高熱で減量する。業者がもしこのことを言っているようなら、600度の高熱なら「木くず」は灰になっていなければなりません。現地で私と社員が確認したものは、まさに「木くず」でした。産廃搬入物の中に「木くず」が存在すること自身、全く異常なことではないでしょうか。1000分の1の根拠について御存じならば、説明をお願いします。  事程左様に、全国の安定型処分場では、安定5品目以外のものが多かれ少なかれ混入している。それらのものが酸性雨などにさらされて化学変化を起こし、有害物質を溶出していると言われています。そもそも環境保全協定で、安定型5品目以外は搬入してはならないとする原則が破られていたわけです。  安定型の処分場として、埋められないものを埋めていたわけですから、協定に従い、展開検査が行われていない1月7日の初搬入分から全て掘り起こし、展開検査を一から、県と市の担当職員と専門家立ち会いのもとでやり直すべきだと考えますが、市長の見解を伺います。  以上、演壇での質問といたします。 ○議長(釣 昭彦君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 小林議員の御質問にお答えいたします。  第1点のホームページ「市長のページ」や広報あこうで、市長の考えや思いを市民に語りかける機会を増やされたいについてであります。  市民の皆様に寄り添い、開かれた市政を推進していくためには、市長としての考えや思いを伝えることは大切なことであると考えております。
     そのため、ミニ対話集会を開催しまして、市民の皆様の御意見をお聞きしますとともに、記者会見を随時開催するなどしまして、情報発信の場をできる限り設けるように努めているところでございます。  今後も市民の皆様が市政を身近に感じ、理解を深めていただけるよう、あらゆる機会を捉えまして、情報発信に努めてまいりたいと考えております。  第2点の高齢者の交通安全対策と交通手段の確保についてであります。  その1のアクセルとブレーキの踏み間違い防止装置購入補助についてであります。  近年、高齢者が運転する自動車による事故の割合が増加をいたしまして、自動ブレーキやペダル踏み間違い時加速制御装置などへの関心が高まっております。  赤穂市交通安全対策推進協議会では、高齢ドライバーによる交通事故の抑制を図るため、運転免許証の自主返納を促進すべく、高齢者運転免許証自主返納支援事業を行っておりますが、ペダル踏み間違い時加速制御装置につきましても交通事故減少に一定の効果があるものと認識しております。  なお、現在国におきましては、既販車への後付けの安全運転支援装置の開発促進と、その性能認定制度を導入するなど、先端技術による事故防止に取り組んでいるところでございます。  また、兵庫県におきましても、ブレーキ踏み間違い時防止装置の取り付け等に対しまして助成金の創設が検討されております。今後は、それらの動向を踏まえました上で、市独自の助成制度につきましても調査・研究を進めてまいりたいと考えております。  その2の市内循環バス増車・増便の早期実現と路線バス運行地域への導入調整についてであります。  ゆらのすけの増車・増便の時期につきましては、先ほどの田渕議員の御質問にもお答えいたしましたとおり、来年1月からの運行を目途に、現在、関係機関との協議を行っているところでございます。一日も早い運行を目指して協議会の開催などを今後も進めてまいりたいと考えております。  また、路線バス運行地域への導入調整につきましては、現在、神戸運輸監理部など関係機関との協議を行っているところでございます。  第3点の加齢性難聴者の補聴器導入助成についてであります。  加齢性難聴者を含む難聴者のうち、身体障害者手帳の交付を受けている方につきましては、障害者総合支援法に基づき、補聴器の購入等に対しまして補装具費を支給いたしております。  また、身体障害者手帳の交付の対象とならない軽・中度の難聴者のうち、18歳未満の方につきましては、県の軽・中度難聴児補聴器購入費等助成事業に基づき、購入費等の助成を行っております。これらは、いずれも国・県の補助を受けて実施しているものでございます。  加齢性難聴者の補聴器導入助成につきましては、対象者の範囲が相当広くなることが見込まれますことから、現時点では、市単独での実施は困難であると考えておりますが、今後も国、県の検討状況を注視してまいりたいと考えております。  第4点の高野産廃(安定型)最終処分場の環境保全協定に基づく展開検査結果と熱しゃく減量「1000分の1」についてであります。  産業廃棄物受入時の展開検査は、許可品目以外の廃棄物の混入を防ぐため、廃棄物処理法の維持管理基準に基づき、事業者が実施することとなっております。  事業者と市とが締結している環境保全協定では、事業者は展開検査時に写真撮影することとなっており、市といたしましては、当該写真を確認することによりまして、展開検査の実施状況を把握することが可能であると考えております。  初回搬入分からの展開検査のやり直しにつきましては、本年第1回定例会において御答弁しましたとおり、2月6日の市と県とが合同で立入検査をした際に、県から搬入物について特に問題がないとの判断が示されていますことから、事業者に対して改めてやり直しを求める考えはありません。  4月22日に、議会によって当該処分場を視察いただきました際に、許可品目以外のものが安定型産業廃棄物の一部に付着していたということにつきましては、同日、事業者から、付着物については現地視察の際に除去したとの説明を受けており、その顛末につきましても県へ報告しているところでございます。  市といたしましては、異物混入防止は、的確な分別と事業者による搬入物の精査が大変重要であると考えておりまして、事業者に対しまして、改めて許可品目以外の廃棄物の混入防止をしないよう、徹底をするよう申し入れるとともに、展開検査の確実な実施を求めているところでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 本会議を午前10時40分まで休憩いたします。           (午前10時22分)                   (休   憩) ○議長(釣 昭彦君) 本会議を再開いたします。      (午前10時40分)  市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 先ほどの小林議員に対する答弁のうち、第4点の高野産廃(安定型)最終処分場の環境保全協定に基づく展開検査結果と熱しゃく減量「1000分の1」について、一部答弁誤りがありましたので、御訂正をお願いしたいと存じます。  先ほど私は、事業者に対しまして、改めて、許可品目以外の廃棄物の混入防止をしないよう徹底を申し入れるというふうに発言しましたけれども、混入をしないよう、その防止の徹底を申し入れるというふうに御訂正をいただきたいと思います。  それと追加して御答弁申し上げたいと思います。  熱しゃく減量「1000分の1」についてでございますけれども、県に確認しましたところ、県の基準としましては、そのような基準はないということを確認しております。  以上でございますけれども、御訂正と追加の答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 数点再質問をさせていただきます。  まず、1点目の市長の思いをもっと市民の市長のホームページに載せたらどうかという提案をさせていただいた、ここまでの半年間の中で、いろいろと集会に出られたり、いろいろと会議も出られて、市長自身のお考えは、あいさつの中とか出てきてるんだと思うんですが、最近のことです。SNSも含めてホームページなんかで、兵庫県の知事の欄を見ると、相当メッセージをどんどん発信してる。こういうやはり自分の考えをどこまで哲学というんですか、出していけるかというのは、ここのところは市民が市長に求めるところではなかろうかなと思います。  それで、こういったベースが今後総合計画のベースに入っていくわけです。当然、アンケートもとりましょうし、そういった中で、市長の考え、そして市民の考えをぶつけ合う、こういった場面が要ると思うんです。  そこでもう少し、どういった部分を強化し、その広報を強めていくのか。その点、具体性があれば述べてください。 ○議長(釣 昭彦君) 平野市長公室長。 ○番外市長公室長(平野佳秀君) 市長としての情報発信のあり方でございますが、現在も市長御自身が先ほど御答弁させてもらったように、ミニ対話集会でありますとか、記者会見などを通じて積極的に情報発信をしております。加えまして、市政をより身近に感じていただくために市長の考え、また、顔が見えるような活動記録、先ほど小林議員おっしゃられたような活動記録についても前向きに考えていきたいと思います。現在、そういう意味で、ホームページへの作業について進めているところでございますので御理解をいただきたいと思います。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 努力をしていただくことを求めておきます。この点については。  次、高齢者の安全対策、交通手段の確保の中で、ちょっと前後しますけども、ゆらのすけの関係ですね。先ほど、前の質問者に対する答弁の中で、4月に発注して、8カ月で納車と。こうなると、11月が一つのめどでなかろうかなと思うんですが、同時に事務的なことを地域公共交通会議、これとも並行してやるんだということでしたから、そういうのは早目早目に前倒ししたらいいと思うんです。もう1月がスタートというような話ですけど、もっと前倒しできるんじゃないですか。 ○議長(釣 昭彦君) 平野市長公室長。 ○番外市長公室長(平野佳秀君) 先ほど、田渕議員の御質問にお答えいたしましたのは、バスの発注から8カ月から9カ月必要ということで申し上げたと思います。8カ月だけであれば、そういう御意見もあるんですが、厳しく見れば、大体今のところ、1月が早い時期かなということで、今はまだ正式決定しておりませんが、そういう目途であるということで、今、事務を進めております。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) それでも12月にはスタートできるんじゃないかと、私は計算上、単純に思うんですよ。もう8カ月も、結構かかるんですね。もう少し早く、業者せかしてやらせるという方法はないのかな。もう少し早く、早める手だては打つということの約束をしていただけないか。 ○議長(釣 昭彦君) 平野市長公室長。 ○番外市長公室長(平野佳秀君) 発注しますバスにつきましては、受注生産ということになりまして、メーカー側もそれを一つずつ生産していく体制でございますので、8カ月から9カ月必要ということで聞いております。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 重ねて早期発注、早期納品、そしてスタートが早く切れるように努力してください。申し上げておきます。  もう1点の事故防止の機械なんですが、結構関心が高くて、お店屋さんに聞いたら、9月ぐらいになりそうだと、今から注文しても。そういう話なんです。確かに関心は非常に上がってきてます。実際問題、アクセルを踏み過ぎてぶつかってしまう、をひいてしまう、そういう危険が高くなっているわけです。新車のほうは、いろいろと機械が新しく装着されて、安全装置になってると思うんです。どうなんでしょう。この辺の市独自にも調査を進めるということですけど、県との共同事業という形でのスタートになってくるんでしょうか。その辺、東京都の場合は9割と、熊本県の玉名、ここでは5万円限度に半額というふうなルールつくってるみたいです。何かこれ質問させていただいたんで、どういう形の補助制度、推進体制になってくるのか、その辺具体的に検討されてませんか。 ○議長(釣 昭彦君) 松本危機管理監。 ○番外危機管理監(松本守生君) 県のほうが知事が6月24日の定例記者会見におきまして、高齢ドライバーの安全運転対策としまして、ブレーキ踏み間違い防止装置を後付けする購入者に対して助成するという考え方を示されて、時期についても、できるだけ早くということで、現在、詳細の制度設計も含めて県のほうで研究しているという状況ですので、県とタイアップというふうなところまでの状況には赤穂市としては至ってないというところで御理解いただきたいと思います。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 事は早いほうがいいと思うんです、こういうのは。安全対策というのは、事故を起こさせないためにも早く手を打つほうがいいと、熊本県玉名市の場合やったら、市独自で単独でやってるんだと思うんです。こういったことはいち早く市としても補助制度をつくって、そういった普及啓発を進めていくということが要るんじゃないかと、その辺、市単独では進めるというお考えはないでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 松本危機管理監。 ○番外危機管理監(松本守生君) そこのところも含めて、調査研究を進めてまいりたいという考えでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 調査研究が多いんですけども、調査検討となると、先に進むのかなと。ぜひ進める努力、財源問題もあるでしょうけど、その辺、市長さんにお願いして、予算付けていただくようお願いしておきたいと思います。  次に、加齢性難聴者の、この春に聾唖協会という団体が新しくスタートされました。私もそれに参加させていただいたんですが、かなり手話というんですか、そういうことができる方とできない方もおられるようで、できない場合に、高齢になってきますと、どうしても耳が遠くなってきて、実際話が聞き取れない。そしてコミュニケーションができなくなる。そのときに手話を知ってれば、まだできるんですが、そういった意味で、補聴器を購入し、それを装着するというのは重要なことだろうと。  一つ聞いておきたいんですけど、御存じですか、先ほど御説明にもありました、身障手帳の70デシベルというのは、どういう手帳の発行者なんですが、その状態というのはどういう状態のことを指すのか、御存じでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 西田健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(西田佳代君) 両耳の聴力レベルが70デシベル以上のものにつきましては、40センチメートル以上の距離で発声された会話語を理解し得ないものというふうに規定されております。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) そうですね、たかだか40センチの感覚で会話が理解し得ない、つまり40センチの範囲しか会話が理解できない、70デシベルと。そういう方だけに限定して、現在補聴器の支給があると、補助制度があるということなんですね。もう圧倒的多数の加齢性難聴者というのが、高額でもありますし、補聴器が使えない、補助制度から外れてる。これを何とか救済するべきと考えるんですが、もう一度聞きます。この補聴器の助成制度、前へ進める考えはあるようですが、市単独は難しいということです。中等度の18歳未満の分については要綱で実施されている。こういった形での進め方を市として考えてはみませんか、いかがでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 西田健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(西田佳代君) 補聴器を必要とする高齢者の方、高齢になれば、議員御指摘のとおり、相当の割合でいらっしゃるということは推測はできるかと思います。そして、その方に助成をした場合、相当の費用が必要になることも見込まれますので、現時点では、市単独の助成実施につきましては厳しい、困難であると考えておりまして、国や県の検討状況を注視してまいりたいと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) ぜひ、国、県の動向もありましょうけども、財政ありきの関係でいくと、対象者をまずつかまなあかんと思うんです。どの程度の方々がこういう難聴で困っておられるのか、補聴器を必要とされているのか。こういう方が対象で、努力、改善をすれば、生活の質も上がってくるということでありますから、実態調査を調べることを進めておきたいと思います。  さて、最後の高野産廃です。  返事いただきましたけど、1000分の1については、県の基準はないということでした。熱しゃく減量については、どうなんでしょう。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) 熱しゃく減量の5%というのは、廃掃法上である基準でございます。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 熱しゃく減量で5%にすれば混入してもいいということの理解ですか。違いますよね。分別するべきだし、実際問題、5%減量するということと、安定型処分場にそれをほうり込むというのとは別だと思うんです。その辺の考え方はどうなんでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) 熱しゃく減量の5%という基準につきましては、それでよしとしているわけではなくて、手選別でふるいをかけたりして、極力仕分けをしなければならないということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 問題は、除去したと、私どもが指摘した木くずの混入について除去したということ、要は、あったことの事実については認めてるわけですね。このこと自身が協定違反、法令違反ではないんですか。  展開検査の状況を私自身も公文書公開で調べさせていただいたんですけど、これが2月1日の展開検査です。青いブルーシートに囲まれて、中が見えないんです。2月1日の展開検査の結果というのは、これで廃プラは6立方メートルほうり込んでいるんですけども、こういう状態の1枚しかない。これを市の担当者のところに報告があって、これで展開検査が了ということになっちゃう。これをめくって中身を平たくして、全部を展開検査しないと、本当に何がまじってないかどうかって確認は、役所はできないわけです。この間、4月までに計16回、5日間、廃プラが16立方メートル、混合物が21立方メートル、瓦れきが15立方メートル、ガラス・陶磁器くずが1立方メートル、計53立方メートルほうり込まれているんですが、その1回ごとの写真はこういう写真、山積みになったような形でその下が見えない。こんな事態です。これで本当に先ほど言った木くずとか搬入がチェックできるんですか。実際、1月7日の搬入分については写真もないんです。展開検査してない。ここは協定にさかのぼれば、県が何とかいう、特に問題なしとかいう話ですが、問題あるじゃないですか。木くずがあったんです。それを業者も認め、それを除去したというわけですから、これはもう一度展開検査を一からやり直す、あるいは撤去を求める、そういった手続きが要るんではないか。その場合に、当然市の立ち会い、県の立ち会い、あるいは専門家の立ち会いが必要だと思いますが、そういうことをお考えではないでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) 1月7日の搬入分につきましては、展開検査の写真は撮っておりませんが、展開検査というのは廃掃法で定められた事業者の責務でございますので、展開検査は必要ないということではないということでございます。  あと、展開検査のやり直しにつきましては、先ほど市長、壇上で申し上げましたとおり、県との合同での立ち入りの際にも県も特に問題がないということでございますので、展開検査のやり直しということは考えておりません。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 壇上でも御紹介しましたけども、もう1点、こういった不純物についての扱いは、これは平成27年11月30日の民生の協議会、高見課長、当時の課長さんです。展開検査というのはダンプをそのままさっと入れてしまうということなく、展開検査ですので、平たくして不純物がまざっていないのを確認するのが展開検査だと認識しております。御自身がこういう御答弁をされているわけです。  もう一つ聞いておきたいのは、先ほど言われた1000分の1についてなんですが、業者さんは、あのときに私に対して、産業廃棄物が全てあかん話と違うんです。この全体、埋めてるうちの1000分の1にまぜている、こんな小さなやつまで取るんかという話になった。要は、1000分の1なら5品目以外はまざってもよしとするお考えです。この姿勢です。これが木くずを発見したときの業者さんの説明でした。そういう姿勢であの処分場が運営されてるとすれば、当然、いろんなものが混じっているんだろうなと。こういう形の展開検査しかできないんであれば、十分な形の検査になってないんであれば、この中にもぐり込んでいる不純物が、将来はやはり安定型以外のものが入り込んでいるわけですから、酸性雨等々で流れ出して、千種川へ流れ出す、そして1.5キロ先に水源地が赤穂の場合はある。こういう点から考えても、今回こういった最初の段階できちっとした協定を守らせる、そのために展開検査を一からやり直す、この辺の姿勢をもたないと、1000分がずうっと積み上がって、高野産廃場というのは、8,900立方メートルいけるわけです。9立方メートルはオーケーということで、何が入ってもいいということになっちゃう。これを許しちゃいかんと思うんです。いかがでしょう。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) 平成27年の展開検査の見解につきましては、その当時の見解のとおりでございます。写真につきましては、小林議員持っとっての写真というのは、作業員がもう写っておりまして、まさに作業している途中の写真ということですので、その写真の提出される写真の撮り方についても、再度事業者のほうには申し入れたいと思います。  あと1000分の1の基準につきましては、事業者さんから小林議員聞いたということですが、市としては確認がとれておりませんが、先ほども市長申し上げましたとおり、そういう基準はないということですので、市としては、展開検査をきっちりして、不純物がないようにということで、再度申し入れたところでございますので、引き続き、事業者のきっちりとした展開検査をお願いしてまいりたいと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 最後になりますけども、これでいいんでしょうかね。本当に、あそこの処分場地が間違いなく黒谷川、そして千種川に流れ出す水を汚さないのか、最初が大事ですよ。  市長、この点で毅然とした態度をとっていただきたいんですけども、改めてお伺いしておきます。この時点できっちりしないと、曖昧なまま進むと、1000分の1の不純物が入ってくる可能性が出てきます。何とか止める手だてを、あるいは検査を強化する手だてを考えていただけないでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) 先ほども申し上げましたとおり、きっちりとした分別と不純物の混入がないかというのは大変重要なことと考えておりますので、引き続き、事業者に対してはそのように申し入れておりますんで、事業者の、うちも水の調査等行きますんで、その際に事業所の確認等行ってまいりたいと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 高見部長、これ聞きたいんですけど、この写真というのは、いろんな場面が、作業の工程があって、その中の一場面を切り取った写真だという言い方なんです。その平たくして、不純物がないかどうかを目視するんだという写真ではないですよね、これ。そういう状態で展開検査が、これはいいんだと、市が受理しているわけです。はっきりさせましょうよ。今後のことじゃないんです、今までに53立方メートルもう入ってるんですよ、産廃物が。それに不純物が混じっている可能性があるわけでしょ。こういうのを展開検査で、よしと市はしてるんです。やはり、もう一度やり直すということを求めますが、いかがでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) その写真につきましては、展開検査をしているときの写真ということで認識しております。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。
    ○6番(小林篤二君) 答弁になってないじゃないですか。これ展開検査の例えば1時間作業やってる中の一場面なんですか。展開検査の写真、これが何枚あってもいいじゃないですか。全部写してるということが必要なんです。全量検査が展開検査です。じゃないですか、部長。もう一回答弁願います。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) 展開検査につきましては、当然、全量平たくして検査するものでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 6番 小林議員。 ○6番(小林篤二君) 終わりますけども、このままじゃ納得いかないです。やはりきちっと、この辺はけじめつけましょう。協定に基づく手続き、法令に基づく手続きを市がとるように、業者がとるように求めたいと思います。  以上、質問を終わります。 ○議長(釣 昭彦君) 次、7番 木下 守議員。 ○7番(木下 守君)(登壇) それでは、通告に従い、2点質問させていただきます。  1点目は、赤穂市の自殺対策計画についてお尋ねいたします。  自殺に追い込まれない社会が必要です。子どもから高齢者まで、いつでも身近に悩みを相談でき、変化に気づいてもらえるつながりが必要です。赤穂市から一も自殺者を出さないまちを目指すことを願っています。  平成27年の第1回定例会で、心の健康に問題を抱えるを早期に把握する体制をつくるため、ゲートキーパーの養成が必要ですと発言してまいりました。平成27年度からゲートキーパーの研修会を実施されていることに心強く感じております。さらに地域の方にもゲートキーパーなどのような人材が増えることを期待しております。  警察庁の統計によると、我が国は、自殺者が平成10年以降3万を超える状態が続いていました。国は自殺者数を減少させていくために、平成18年に自殺対策基本法を制定し、自殺を個人の問題とされてきたことを社会の問題として捉え、自殺対策を総合的に推進したことにより、自殺者は、平成24年には、15年ぶりに3万を下回りました。しかし、毎年2万を超える水準の状態が続いており、さらなる取り組みが求められています。  平成28年に自殺対策基本法が改正され、誰もが「生きることの包括的な支援」を受けられるよう、全ての都道府県及び市町村が「自殺対策計画」を策定することになりました。  赤穂市においても、このたび、平成31年度から10年間を計画期間として、赤穂市自殺対策計画が策定されました。誰も自殺に追い込まれることのない社会を目指して、支援の強化が図られることを期待します。  この計画に先立って行われた厚生労働省や赤穂市などが行った分析結果により、赤穂市の自殺の特徴として、自殺による死亡数は年間10前後で推移しているが、年による変動が大きく、自殺による死亡者の男女比は、男性対女性で、約7対3であり、女性に比べ、男性の比率が高く、特に40から60歳代の男性で高い傾向にあります。  自殺による死亡者の同居の有無については、同居ありの割合が高い結果となっています。原因、動機は、健康問題が最も多く、45.3%を占めています。自殺による死亡のうち、自殺未遂歴があるは全体の9.5%、自損行為による救急出動では、毎年10から20が搬送されています。  NPO法人自殺対策支援センターライフリンクによりますと、自殺は、平均すると、4つの要因が複合的に連鎖して起きていると分析しています。例として、病気、失業、職場や家庭での人間関係、介護の疲れなどです。  赤穂市では、特に高齢者や生活困窮者、特に男性に対する自殺対策の強化が必要ではないでしょうか。  庁舎内をはじめ市内の各施設や地域での自殺に関する見守りの体制を整える必要があると考えます。今後の取り組みに期待するところです。  質問の1は、赤穂市の自殺対策におけるこれまでの取り組みと現状についてお尋ねします。  質問の2は、赤穂市自殺対策計画の基本施策・重点施策について、今後の支援体制の強化や推進の取り組みを市民にどう周知するのか。また、特に包括的・全庁的な取り組みについて、どう連携をしていかれるのかお尋ねします。  2点目は、赤穂市の観光振興を図る取り組みについてお尋ねします。  観光立国として、昨今、赤穂市にもたくさんの観光客に来ていただけるチャンスがめぐってきています。2020年の夏に行われるオリンピック、また、2025年の大阪万博など、世界から注目されるチャンスがあります。  国内はもちろん、インバウンドに対する対応が市として重要な課題となっています。観光客には、歴史や温泉、宿泊、食事に重きが置かれていることをテレビ等で紹介されています。  兵庫県公式サイトでは、ひょうごツーリズムガイドの中に「あいたい兵庫」と題して、現在、2019春夏特集号「兵庫はお城日本一」として赤穂城が紹介されています。坂越の北前船や赤穂市の塩が日本遺産として認定され、注目されているときに、観光にさらなる工夫を凝らし、いかに赤穂市に宿泊し、ゆっくりと観光していただけるか、大事なときを迎えていると思います。  市長として、観光振興に対する熱意をお聞きするために質問させていただきます。  インバウンドの取り組みとして、アジアや欧米からの観光客に対する観光に関する施設案内の表示を主立ったところから進める必要があると考えますが、見解をお尋ねします。  また、観光施設の活用方法として、歴史博物館は、赤穂義士に特化するとか、海洋科学館には、塩づくりとともに赤穂市の塩田の歴史がわかる施設に統一するなど、めり張りをつけることが大事ではないかと思います。  赤穂駅では、帰る際にたくさんのお土産を買って帰っていただけるように、売場の整備や、物産館を情報発信の拠点にするなど検討が必要ではないでしょうか。今後どのように活用を図られようとされているのか、見解をお尋ねします。  以上で、壇上からの質問を終わらせていただきます。 ○議長(釣 昭彦君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 木下議員の御質問にお答えをいたします。  第1点の赤穂市の自殺対策についてであります。  その1の赤穂市の自殺対策におけるこれまでの取り組みと現状についてであります。  市民の皆様に対しましては、毎年9月の自殺予防週間に、県と共同で啓発活動を行っていますほか、リーフレット等の随時配布、健康教室での講座を行っております。また、個別の健康相談のほか、今年度より相談窓口につながる「こころの体温計」を開始したところでございます。  相談支援体制といたしましては、昨年度に策定いたしました赤穂市自殺対策計画に基づきまして、職員がそれぞれの業務において、自殺のリスクのある方に対しまして、早期に気づき、適切な支援につなげることができますよう、ゲートキーパー研修を実施して、人材育成を図っていくこととしております。  その2の赤穂市自殺対策計画の基本施策・重点施策についてであります。  まず、市民の皆様への周知につきましては、広報はじめホームページ、早かごセミナーなどの活用によりまして周知を図ってまいります。また、民生委員・児童委員等の関係者の皆様方に対しまして研修を実施するなど、周知を深めてまいりたいと考えております。  支援体制の強化及び包括的・全庁的な取り組みにつきましては、自殺のリスク要因に関わる、あらゆる所管が自殺予防の包括的な支援の入り口となりますよう、その1でお答えしましたとおり、職員の人材育成を行い、全庁的な連携体制づくりに取り組むとともに、兵庫県赤穂健康福祉事務所とも連携して実施してまいりたいと考えております。  第2点の赤穂市の観光振興を図る取り組みについてであります。  赤穂市の今後の観光振興に対する取り組みにつきましては、昨日、家入議員の御質問にもお答えをしましたとおり、観光を産業と位置づけまして、地域経済活性化へとつなげるための事業を実施していくことが基本的な方向であると考えております。  議員から御提案がありましたインバウンド向けの施設案内の整備や、また施設の特色化につきましては、一定の効果があると考えられますので、費用対効果を慎重に考慮しながら、優先順位を設定しまして、今後検討し、実施してまいりたいと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 7番 木下議員。 ○7番(木下 守君) それでは再質問させていただきます。  まず、自殺の現状をお伝えさせていただきました。年に10で、聞かれた方は多いか少ないか、非常に判断は難しいと思いますが、私は、多いなと思います。全国的な平均だそうですけれども、多いときには、県や国の平均の死亡率を上回っていると、この赤穂市が。そういうこともあります。集中的にそういう年もあったのかと思いますけれども、そういったことからすると、先ほどの市長の答弁にありましたように、全庁的、その前にゲートキーパーの研修とかありましたけども、当然まちの中にたくさんそういった民生委員・児童委員、また自治会の中、いろんな施設のところで、窓口でそういった方を見抜くというか、しっかりアンテナ張って受け止めていける対応をすぐ連携とれるようなことが必要だと思います。これは学校関係においても必要、当然いじめの問題や関係してくると思いますけれども、今回の計画というのは、私は本来は全庁的に、もうそれぞれの所管が集まって、1カ所において一つになって、こういったことが課題に出てるけれども、全体として、皆さんのどういう協力ができるか、そういうことも検討される場も、例えば会議が持たれるものだと思ってたんですけども、そういったものは考えておられないのか、1点お伺いします。  それともう1点、ゲートキーパーの件ですけれども、順次増やしていくということが、この計画書の中にもたくさんの目標書いておられますけれども、まずは職員を当面考えていくのか、同時並行で、先ほど言いました民生委員・児童委員とか、地域のいろいろな高齢者に関しても、自殺者が多いとか、男性にも多いとか、赤穂市の特徴があるので、重点項目は、必ずそこに含めていくということがありますけれども、ちょっと男性も入ってないということが気になりましたので、そういった取り組みの中身ですね。そういうことをお聞きをしておきたいと思います。  「こころの体温計」においては、私も使わせていただいて、そこには非常にチェックしやすい、横には、赤ちゃんをお持ちのお母さんに向けたそういうアンケートというか、調査もできるようにというぐあいに取り組んでおられますけれども、そういった件数もお聞きできたらと、メンタルヘルス、心のストレスを感知する、この「こころの体温計」の数の状況もわかれば、お聞きしたいと思います。  1点目をお聞きします。 ○議長(釣 昭彦君) 西田健康福祉部長。 ○番外健康福祉部長(西田佳代君) まず、計画策定につきましての全庁的な取り組みということにつきましては、一堂に会しての会議ということは設けてはおりませんけれども、策定に関しての事業の洗い出しでありますとか、それから生きる支援関連事業の整備でございますとか、そういった作業において全庁的に取り組んでまいったという状況でございます。  それから今後以降につきましての庁内での全庁的な連携の体制ということになるかと思いますけれども、答弁にもありましたように、ゲートキーパー研修等により意識づけということをさせていただきたいと思っておりますので、それぞれのところがそれぞれの業務を通して自殺対策を図っていくというような体制をとってまいりたいと思いますので、特に新たな会議ということについては、現在のところ考えておりません。  それから職員と地域に関しての周知、意識啓発ということかと思いますけれども、これにつきましては、当然、同時並行で行ってまいります。  それから、「こころの体温計」の件数でございます。  「こころの体温計」につきましては、4月の中旬から開始させていただきまして、5月末現在、本人モードでのアクセス数が1,966件、それから、赤ちゃんママモードのアクセス件数が384件となっております。 ○議長(釣 昭彦君) 7番 木下議員。 ○7番(木下 守君) ありがとうございます。実態が具体的に、「こころの体温計」の数は1,966ですかね、大変多いことにびっくりしました。やはりこういったチェックをそれぞれの方が思いついたときに利用するということから、少しでも相談窓口につながることが、その以降に紹介の窓口がたくさん設けておられましたので、そこへつながることをお伝えしていきたいと思います。  自殺問題、非常にシビアな部分があって、余り表に出ない、先ほど、この計画の中に書いておりますけれども、相談者が身近にいるかとかいないかとか、いてもなかなか相談できないという、特に男性に多いんじゃないかなと思うところもあります。赤穂の特に傾向として、そういった男性に対する施策も特に必要だと思いますし、先ほど協議会、全庁的なそういう会議というのは持たれないとなっていましたけども、やはり一つの家庭の中で子どもであったり、現役世代であったり、おじいちゃんおばあちゃんであったり、一つの家庭では、間違いなくその中で起こってることですので、はっきりそういった全庁的にというか、一つの家庭で起こることが行政として把握できるような仕組みというのを早く検討していっていただければと、それぞれの事業、それぞれの所管だけで把握することではなしに、このように、市長があいさつで解決できるというか、メッセージというんですか、最初のところの、初めにというところで、多くの防ぐことができる社会的な問題であると、防げるということをおっしゃっていますので、そういった取り組みが必要ではないかと思います。ぜひ検討していただきたいと、これは要望しておきたいと思います。  次の2点目の観光振興についてですけれども、先ほど質問させていただきました、今の現状から言いますと、大きな行事が国において、オリンピックであり、そして万博であり、そういうインバウンドに対する取り組みというのが、この観光アクションプログラム、赤穂市の。この中に結構しっかりとそういった取り組みは必要と書かれてるんですね。非常に厳しい今回アンケートもとられて、周辺の大阪とか東京方面の方たちにもたくさんのアンケート調査されて、赤穂市は観光地として余り認識されていないという厳しい意見もありました。やはりネットの環境が整ってる現在ですので、そういうインバウンド、海外から来られるお客さんも本当にぱっと目で見て、この場所に何がある、すぐに案内が表示、看板とか表示板がすぐに目に入って、いろんなものを鑑賞、観光していただけるようなそういう整備というのを急がないといけないと思うんですけども、この観光客の入り込み数も、昨日も話出てましたけども、やはりお金をかけるからには、そういったどこかピンポイントのように、ぐっとメインに置くものがなくてはならないんだと思います。  一つお聞きしたいことは、今、市内にある各施設、壇上でも申し上げましたけれども、ここへ行けば、例えば歴史資料館に行けば、2階にメインに赤穂義士のことありますけれども、1階もメインでそういう義士の、赤穂義士がいっぱい詰まっている、赤穂義士だらけとか、海洋科学館のほうへ行けば、塩づくりに関しては世界から、特に赤穂の塩づくりに関しては、いっぱいそこで紹介されている。そういった特化した方向で、めり張りをつけてはどうかと思います。  当然赤穂駅の件も先ほど言いましたけれども、物産館が情報発信といいながら、情報、本当に全てのいろんな発信される旅館も予約できたり、いろんなそういう状況の環境が整ってるか、お土産があったり、そういうパソコンが置いてあったりで、本当に、何かめり張りがどうなっているのか、非常に心配するところがあります。そういう施設のめり張りという面で、特に急がないけないということは感じておられると思うんですが、そういった点について考えをお伺いします。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) まず、そういった施設、歴史博物館とか海洋科学館、赤穂義士、また塩田の歴史がわかるような施設に特化すればどうかというような御提案だと思うんですけれども、確かに歴史博物館とか海洋科学館、それからほかの施設も観光に資する施設という面は確かにございます。ただし、それぞれの施設の設置目的でございますが、こちらは、例えば歴史博物館では郷土の歴史に関する資料の収集、保管、調査研究及び展示等を行い、市民の教養の向上、文化の発展に資するために設置されております。これは条例です。  それと海洋科学館では、例えば海洋科学に関する知識の普及及び啓発を図り、市民の科学教育の向上に資するために設置されるとされております。施設の分類上では教育所管の社会教育施設ということになります。  それぞれの博物館の取り組みなんですけれども、開館以来約30年余りたっているところが多いんですけれども、展示だけではなくて資料の収集や保管、それから調査研究などに努めてまいりまして、教育、それから文化の学術的な拠点としても、そういった施設として現在に至っている状況でございます。  例えば歴史博物館では、議員おっしゃったような塩の展示、それから赤穂義士にもありますが、例えば赤穂城の展示もございます。それは赤穂城を訪れる観光客のためのガイダンス的な説明的な機能を有するものでございます。あと赤穂の文化財、重要な歴史的なことでもあります赤穂上水道の展示等もございます。それから例えば民俗資料館でしたら、展示だけではなく、赤穂の民俗を学ぶ小学生にとっては、今や欠かせない存在となっております。  また、海洋科学館、今おっしゃいましたけれども、海洋科学館の現在の取り組みですけども、もちろん科学の展示もございますが、科学運営協力会の指導のもとに子ども科学教室とか、サイエンス寺子屋、そういったものを長年にわたり開催しまして、子どもの科学に対する知識、それから夢を育んできた施設でございます。  また海洋科学館では、塩のみならず、定住自立圏の事業がございまして、その中で、圏域の自然科学の学習拠点施設として、そういった役割を担う施設といたしまして、開館から長年経過いたしまして陳腐化いたしました資料などを改修するために、平成27年度から5カ年かけて事業費約8,000万使いまして、大規模な改修を行っているところでございます。  議員御提案の日本遺産、こちらの認定を機に施設のコンセプト、それを赤穂義士、あるいは塩の歴史に特化して、観光客増を図っていくというような趣旨ですけども、それは十分理解できますけれども、ただいま申し上げましたような施設につきましては、今までの設置の趣旨、それから運営してきた経過、経緯もございますために、直ちにそういったコンセプトを特化するといったようなことは、課題が多い事項だと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) お土産物売場と案内所、それから情報物産館の件でございますけれども、これ所管は観光協会ということでございます。市としましても、補助金を投入しておりますので、当然そこへのガバナンスということは必要になってくるというふうに思います。  観光協会の機能自体ですけれども、昨今、DMOというふうなことが観光庁のほうで推進されてますので、観光協会の機能自体がどうなのかという議論も一つあるかと思います。そうした流れも含めまして、今、お土産物売場が2つあるということについてどう考えるか、案内所の機能はどうすべきかというふうなこと、それを観光は産業であるということ、経済的な効果を生むものであるというふうな位置づけのもとにどうすべきかということを考えていきたいというふうに思ってございます。 ○議長(釣 昭彦君) 7番 木下議員。 ○7番(木下 守君) それぞれの所管のほうで御答弁いただきました。それぞれの設置の目的、趣旨があるのはわかります。でも観光で来られた方は、いろんな施設を回る際に特化した、ここへ行くと、それメインですごくわかるなと。やはりめり張りというのが大事かと思います。先ほど物産館の件も言いましたけど、長いこと物産館、各議員の方も質問されて、あちらの活用というんか、本当に年間結構費用、予算かけてると思うんですけども、その分を例えば駅のほうに人員を投入して、たくさんお土産を買っていただくような、そういうほうに携わっていただくとか、いろいろと思い切ってかじ取りを変えないといけないのではないかと思いますけど、やはり教育委員会としての考え、観光協会としての考え、これが何か一体になっていくような、そういうような方向、今すぐにどうこうというのは難しいのは承知しておりますので、当然観光客がそういった教育委員会に関するそういう施設も回られるのも当然多いですので、そういう連携というか、そういう検討は何かなされているのかというのを1点お聞きします。  それと市長に、今の赤穂市の観光に関する方向性ですね。先ほど私が質問した方向性についての市長の観光に経済的な効果を上げるための方策といいますか、考えがありましたら、教えていただきたいと思います。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) 施設というお話ですけれども、インバウンドの対応というのは大変重要であるというふうに認識はしております。きのう家入議員の御質問にもお答えしましたとおり、それを推進していくためにはインフラの整備は非常に大事でございます。それともう一つは、外国目線でのコンテンツの開発、これも非常に大事です。この二つがそろってはじめて来ていただける。要するに最近出ている議論としましては、情報発信が先行している。それで外国が実際来ていただいたときに満足いただけるコンテンツがない。そこで失望して帰られる。それが悪い仕組みで広がるというふうになっている自治体もあるというふうな報道もございます。これ私としては、確かに正しいというふうには思っておりまして、そういった意味で、インバウンドに関しては慎重に進めてまいりたいというふうに考えている次第でございます。  そうした中で、当然教育の管轄している施設と観光の管轄している施設というのは現在当然あるわけですけれども、とはいっても、来るお客さんからいえば、それはどちらの所管であるかは全く関係ない話であります。したがいまして、じゃあその施設をどういうふうな方向性に持っていくのかということを今後、これはしっかり議論していくべきかなというふうには考えておりますので、御質問にあった、今現在しているのかというところについては、まだ未着手でございますけれども、問題意識としては、そこございますので、今後の検討課題であるというふうに考えてございます。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 教育委員会といたしましても、ただいま議員のほうから、見せ方、展示物等にめり張りをつけるとおっしゃられましたけれども、それは大変重要なことだと思っております。それぞれの施設が今ある塩に関する遺産、数多くの資料持っておりますけれども、日本遺産のストーリーの中で、それがどんな位置づけになっているのかとか、ストーリーの中でどんな役割を果たしてきているのか、そういったことを市民の方とか、それから観光客の方の皆様にわかりやすく啓発して、知っていただいて、赤穂のほうに足を運んでいただくような工夫をすることが、もちろん観光のほうとも連携をいたしながら、そういった工夫をしていくことが大切なことだと今考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 市長。 ○番外市長(牟礼正稔君) 赤穂市の観光に対する私の考え方を申し上げさせていただきたいと存じます。  先ほど、壇上からでも答弁させていただきましたとおり、議員の御提案のありましたインバウンド向けの施設案内でありますとか、施設の特色化というのは、私も一定の効果があると思っておりますので、今後の参考とさせていただきたいと考えております。  御案内のとおり、赤穂市は、忠臣蔵のふるさとでございます。そこに昨年度は、北前船の寄港地、本年度は、「日本第一」の塩を産したまち播州赤穂が日本遺産に認定されました。それを契機にしまして、私としましては、やはり観光産業と位置づけまして、地域経済の活性につながるような観光振興を図ってまいりたいと考えております。  そういうことから、今後は赤穂市日本遺産協議会を中心にしまして、議会の皆様方の御意見、また、関係諸団体の御意見も頂戴しながら、赤穂市が観光客を呼び込むために何をしていくか、そういうことを自分としては考えながら、観光振興に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 7番 木下議員。 ○7番(木下 守君) それぞれの所管、また市長に答えていただきまして、赤穂は観光地かどうかと言われたら、いや、観光地かなという、市民の方もおられます。観光地だと私は思います。たくさんの資源があるので、あとは生かし方をどうするか、先ほど西浦観光監が言われたような展開を非常に期待してますし、市長が言われたように、本当にこれからの展開、特に目の前には、もう万博、来年にはオリンピックありますので、特にスピード感持って対応、当然人材もそれなりに必要かと思いますので、それをお願いしまして、質問にかえさせていただきます。  以上で質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(釣 昭彦君) 次、10番 瓢 敏雄議員。 ○10番(瓢 敏雄君)(登壇) 皆さんこんにちは。牟礼市長には、初めての一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  質問の1、新田地区の通称・新田田んぼについて伺います。  牟礼市長は、当選後、報道のインタビューで、赤穂インター周辺部の水田をほ場整備して、その一部を産業誘致に活用したいというのが考え、まずは、新年度の予算案に調査費を計上したい。道の駅や福祉施設、物流、スーパーといった複数の話が来ているので、土地所有者と事業者のマッチングを支援していきたい。と述べておられます。  御発言に対して、第1回定例会では、多くの会派が代表質問で取り上げました。今日はその後、僕が地元から伺ったことも踏まえ、質問をさせていただきます。  牟礼市長は、第1回定例会の代表質問で、赤穂インター周辺部とは、大津・柿山地区の農地14.5ヘクタールと、関西福祉大学北西に位置する新田地区21ヘクタールとして、新田地区からの要望を庁内で検討していると答弁しておられます。  通称・新田田んぼと呼ばれる新田五軒家、十五軒家、七軒家の南に位置する約70町歩の田んぼは、市の農業振興地域の指定がございません。  市は、新田田んぼについて、これまで地元から、農道や水路等の整備について要請があれば、適切な修繕を行って対応していると議会で答弁しています。その一方で、地元からは、そのような農道や水路、あぜ道等のこと、あるいは管理の行き届かない田んぼ、耕作放棄田の増加など、田んぼの将来についての不安がいっぱいと伺います。  地元は、平成27年暮れに、新田農地の今後のあり方について、地権者へのアンケートを行いました。そして、それはほ場整備の実施に向けて計画されたものでございましたが、ほ場整備を断念せざるを得ないような結果となりました。  農業従事者の高齢化や後継者がいないこと、農地以外の利用を期待する等の回答が多くございました。アンケートを受けて、先の市への要望書の提出となったのでございます。  平成28年、29年と議会の代表質問でもアンケートや新田田んぼについて質問がありました。その際の答弁では、関係する諸計画との整合性を図りながら、農業振興地域整備計画見直しの際の基礎資料として活用すると伺いました。  質問の(1)は、庁内での検討の進捗状況について伺います。  新田田んぼについて、先の代表質問からの進捗を伺います。
     答弁を総合すると、新田地区から昨年7月に要望があり、8月、9月、12月と関係7課長による協議を行って地元の意向の把握に努めたのです。ただ、要望について具体的内容は見えてないとあります。地元との聞き取りを行うとも述べておられるようにも思います。現在の状況を伺います。  質問の(2)は、整備する地域の確定について伺います。  市長からは、新田地区については、21ヘクタールとお聞きしてございますが、僕は約70町歩、おおむね70ヘクタールと伺っています。また、大学北側農地5ヘクタールといった答弁もございます。地元の要望は新田田んぼ全域のことと考えますが、地域の範囲について伺います。  質問の(3)は、地元との協議等を早急に進めてほしいでございます。  田んぼの地権者、維持管理の受託者とも高齢化が進んでございます。だからこそ市の対応を待っておられずに、直訴をされたんだと思います。要望書が提出されてから、間もなく1年が来ようとしております。受けるほうも提出したほうもや組織が変わってしまいます。報告は都度、地元にしていただいているんでしょうか。  新田地区のみならず、大津、木生谷、折方の地域をも巻き込んで、市がその中に入って、将来への協議を早急に行っていただきたいと願いますが、お考えを伺います。  また、代表質問では、現在、企業からの出店要望があるとも答弁しておられますが、企業には、市の手順など、きちんと説明しておられるのでしょうか。現在の状況を伺います。  次は、質問の2、日本遺産に対する市の取り組みについて伺います。  まず、(1)荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」について伺います。以下、北前船と省略します。  北前船の日本遺産に、赤穂市が追加認定を受けて1年がたちました。この6月8日、9日には1周年をお祝いし「北前船寄港地坂越浦まつり」が、「坂越のまち並みを創る会」の主催で盛大に行われました。この1年、「坂越のまち並みを創る会」には、昨年5月24日の追加認定セレモニーをはじめ、6月から7月にかけての坂越まち並み館と旧坂越浦会所でのパネル展示や歴史講座やミニコンサートなど、また、11月18日の「第1回北前船寄港地セミナーin赤穂市坂越浦」、この3月にも「北前船寄港地坂越浦マラニック大会」を開催し、寄港地機運を発信し続けていただいております。関係の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ところが市は、せっかく認定を受けた大切な財産の扱いを「坂越のまち並みを創る会」に任せっ放しのように僕には思えてなりません。  昨年6月6日には追加認定を受けた関西7市町が大阪で会見、観光振興と交流人口拡大の取り組みを説明しましたが、市はどのようにこの1年、この日本遺産に取り組んできたのでしょうか。イベントの際には、市の幹部、担当の姿を拝見いたします。予算や事業など、これからどのように北前船に取り組んでいくのか伺います。  次に、(2)「日本第一」の塩を産したまち播州赤穂について伺います。  以下、「日本第一」の塩とします。昨年5月25日の朝刊、報道各紙には、「北前船」の追加認定を喜ぶ地元の人々が紹介されておりました。今回、5月21日の朝刊各紙には、「日本第一」の塩の認定を喜ぶ牟礼市長はじめ担当部署と思われる職員が報道されてございます。同じ日本遺産でも「北前船」とは市の取り組み方が違うのかなと思いました。  また、報道では、まちおこしの起爆剤との期待を語っておられますが、教育の担当者ばかりのようで、観光や産業の顔が見えません。これで本当に全市を挙げて取り組めるのかなと感じました。  関係文化財は、市内各地区にまたがり、歴史・文化もまちまちと思います。広報紙や新聞で、祝日本遺産と報道されても、一般市民は、その実感を持てるのでしょうか。遺産に指定を受けた地域は、バッジや旗、横断幕や懸垂幕等、まちを挙げてお祝いの機運を高めているように感じます。単独で地域型の日本遺産を受けるだけの覚悟がおありで申請をされたものと考えたいのですが、準備不足ではありませんか。  また、「坂越のまち並みを創る会」のような組織は、「日本第一」の塩にはあるのでしょうか。文化庁との予算や事業の件、地域での事業と担当となる部署、は十分なのでしょうか。等心配がいっぱいです。こちらの日本遺産にもどのように対応するのか、伺います。  次に、質問の3、赤穂城跡の活用及び市道上仮屋25号線の道路整備について伺います。  市内一円における日本遺産の誕生で、観光で赤穂を訪れるの足が、お城から遠のくことを懸念いたします。赤穂城内、大石神社の西側、南側の多くの部分は、現在フェンスで覆われてございます。城内の赤穂城跡一帯での現状変更の禁止という看板には、赤穂城跡は国史跡、都市公園、風致地区などに指定されています。許可なく現状を変える行為は、法律により禁止されています。とあります。もう随分長い間、塀の向こうを見ていないような気がします。僕は園遊会のようなことを二之丸庭園でできないかと、この場で申し上げたことがありますが、市民や観光客がお城に親しみを持てるよう、その活用を考えていただきたいと願ってございます。  総合計画の中間改定の施策の展開には、赤穂城跡と一帯として、加里屋地区の緑や歴史的景観の保全と形成に取り組みますとあります。なのに今は、主に芝生や樹木の管理のため税金が投入されているように思えてなりません。城内広うございます。桜や紅葉だけでなく、スイセン、チューリップ、ショウブ、菊と、切れ間なく市民や観光客をお招きすることもできるのではないでしょうか。ほかにもさまざまなイベントも考えられるのではないでしょうか。  姫路城や明石城と比べることはできないと思いますが、市民や観光の皆さんがもっと城内に足を向ける取り組みを期待いたします。お考えを伺います。  また、市道上仮屋25号線、塩屋門から石垣沿いに「お成り道」に至る市道は側溝や舗装の整備が進んでおりません。上仮屋地区が整備されたころは、この道路は、整備の優先順位が高かった路線と思いますが、今となっては地域の優先順位は低いものと思います。ボランティアの方々には、石垣沿いのスポットを整備いただいてございます。観光の面からも、「お成り道」と合わせ、整備する必要があるかと存じますが、お考えを伺います。  次は、質問の4、西有年の産業廃棄物最終処分場建設計画について伺います。  牟礼市長は、先の第1回定例会で、計画には終始一貫、断固反対であり、まずは、産廃反対市民の会への支援を行うと何回も答弁されました。  質問の(1)は、県との関係についてでございます。  現在の赤穂市の抱える問題は、産廃問題だけではございません。市民病院のことをはじめ、河川、橋梁、その他のインフラ整備など、県と連携、協調しなければならない事業は数多くあります。断固反対という感情論だけではなく、赤穂市環境基本条例、赤穂市生活環境の保全に関する条例、あるいは、赤穂市自然環境の保全に関する条例、このような上乗せ条例や横出し条例で、事に臨むという形も考えられると存じます。県との信頼関係を心配いたしますが、お考え伺います。  質問の(2)は、住民投票の実施についてでございます。  昨年6月20日、産廃反対市民の会は、会員の皆様が集めた2万7,701筆の署名を持って西播磨県民局へ陳情に参りました。また、10月5日には、追加の署名も含めて、県庁まで市民の意思をお伝えいたしました。  業者の新たな動きの中、反対の運動も新たな局面を迎えることになるものと思います。このような事態を迎え、牟礼市長に確認しておきたいことがございます。住民投票の実施についてでございます。  住民投票は、特定の案件に関して、住民が直接賛否等の意思表明を行い、その結果により意思決定することでございます。産廃をめぐっては、過去、岐阜県御嵩町、宮崎県小林市、岡山県吉永町、宮城県白石市、千葉県海上町、今は、旭市となってございます。そして、高知県日高村で住民投票が行われており、静岡県御前崎市では、産廃施設の計画をめぐり、現在その動きがあります。そして、住民投票の結果、反対の得票率が圧倒的に多かった吉永町、白石市、海上町は、県が不許可なり撤回の要請をして、設置に至ってございません。  牟礼市長は、断固反対とおっしゃってございますが、市民の意を確認しておく必要があるのではないかと僕は考えます。牟礼市長のお考えを伺います。  以上で、壇上での質問を終わります。 ○議長(釣 昭彦君) 本会議を午後1時まで休憩いたします。(午前11時58分)                   (休   憩) ○議長(釣 昭彦君) 本会議を再開いたします。       (午後1時00分)  市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 瓢議員の御質問にお答えをいたします。  第1点の新田地区の通称・新田田んぼについてであります。  その1の庁内での検討の進捗状況についてであります。  昨年7月に新田自治会から要望を受け、8月と9月に庁内で協議を行っております。また、12月には自治会との協議の場を持ち、さらに本年2月に出店を希望される企業と面会し、手順等を説明した上で、事業計画の提示を求めているところでございます。  現時点では、企業側からの事業計画の提示に至っておりませんので、その後の庁内での検討は進んでおりません。  その2の整備する地域の確定についてであります。  地域につきましては確定しておりませんが、自治会から要望を受けておりますのは、関西福祉大学北側の農地約5ヘクタールについてでございます。  その3の地元との協議を早急に進めてほしいについてであります。  今後につきましては、企業側からの計画の提示があった後に庁内で検討した上で、自治会と協議をしてまいりたいと思います。なお、地権者の調整につきましては、出店を希望する企業が進めるものと考えております。  第2点の日本遺産に対する市の取り組みについてであります。  その1の荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~についてであります。  昨年5月の追加認定を受けまして、赤穂市では、ウエブサイトの特集ページの作成、歴史文化基本構想への掲載、史跡めぐりパンフレットの作成、旧坂越浦会所での企画展示など、北前船の日本遺産認定を知っていただくための情報発信や、地元団体が開催するセミナーへの講師派遣などの取り組みを進めてまいりました。  さらに、坂越小学校がモデル校となり、北前船こども交流拡大プロジェクトを実施しまして、テレビでも大きく取り上げていただいたところでございます。  また、北前船日本遺産推進協議会に加盟いたしますとともに、関西の認定自治体と共同記者会見を行うなど、同協議会や認定自治体との連携を進めてきたところでございます。今後につきましても地元団体への支援のほか、赤穂市の二つの日本遺産のストーリーを積極的に活用して、地域の活性化や観光振興につながるような取り組みを進めてまいりたいと考えております。  その2の「日本第一」の塩を産したまち播州赤穂についてであります。  認定を受けての周知につきましては、市役所や駅での懸垂幕などの設置のほか、広報あこうへの掲載やウエブサイトの特集ページの作成などにより、市民の皆様にお知らせをしているところでございます。  また、日本遺産を活用する組織につきましても、昨日、土遠議員、家入議員の御質問にもお答えをいたしましたとおり、このたび協議会を立ち上げまして、今後文化庁の補助事業を活用しながら、市を挙げてさまざまな取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。  第3点の赤穂城跡の活用及び市道上仮屋25号線の道路整備についてであります。  赤穂城跡は、市のシンボルとなる日本100名城にも選ばれています国史跡でございます。昭和46年の史跡指定以来、計画的に整備を行い、現在は本丸の整備が完了し、二之丸の整備を進めているところでございます。  二之丸の花見広場は整備済みとなっており、二之丸庭園も平成28年から部分公開を開始し、市民や観光客にも親しまれ、事業は着実に進んでおります。しかしながら史跡という性格上、保存が前提であり、また、計画的かつ学術的な根拠に基づく整備が求められていますほか、多額の事業費が必要なことから、城全体の整備完了までには相当長い年月を要することが予測されます。また、三之丸等の未整備部分につきましては限定的ではありますが、さまざまなイベントなどで活用が図られているところでございます。  今後につきましても、可能な範囲でイベントなどの利用などの活用を図っていきたいと考えております。  なお、市道上仮屋25号線の道路整備につきましては、現在のところ美装化等の整備予定はありません。  第4点の西有年の産業廃棄物最終処分場建設計画についてであります。  その1の県との関係についてであります。  西有年の産業廃棄物最終処分場建設計画に係る県からの照会に対しましては、5月24日付で、当該計画については到底認められるものではないとの意見を付して回答したところでございます。  また、5月29日の記者会見におきまして、改めて、建設計画は認められるものではないという立場を表明したところでありますが、回答後も他の事案を含めまして、県とは密接に連絡調整を図っておりますので、議員御指摘のような心配はございません。  その2の住民投票の実施についてであります。  赤穂市民の民意は、議会による「産業廃棄物最終処分場建設に反対する都市宣言」の採択や昨年の産業廃棄物最終処分場建設反対赤穂市民の会による2万7,982筆の署名により確認できておりますので、西有年の産業廃棄物最終処分場建設計画の是非を問う住民投票の実施は現時点では必要ないものと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それでは、答弁につきましては、全体的に議事録ができましてから精査させていただくことにして、担当部署には、新田田んぼについてですけれども、この新田田んぼ、地元からの要望とか、企業からの引き合いとかの間に入っていただいておると思ってよろしいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 古津建設経済部長。 ○番外建設経済部長(古津和也君) 地元から要望受けております約5ヘクタールの宅地、こちらの土地利用につきましては、地元自治会でありますとか出店希望者、こちらのほうと面会した上で協議をしているという状況でございますので、入っているという形とまではいかないですけども、そういった今の状況としては、そういう状況でございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それでは、この5ヘクタールについてのみ、地元の皆さんが理解できるように説明や協議が担当となされておるものと認識してよろしいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 古津建設経済部長。 ○番外建設経済部長(古津和也君) 要望いただいたのは、当然代表者の方いらっしゃいますので、そちらの方々とは協議等進めておりますので、そういったことで御理解いただけたらというふうに思います。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 5ヘクタールについてだけですか。 ○議長(釣 昭彦君) 古津建設経済部長。 ○番外建設経済部長(古津和也君) はい、現在につきましては、動いているといいますか、新田田んぼ、こちらのほうで、現在要望受けておりますのは、5ヘクタールだけでございますので、その部分についてのみの今回の協議ということでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 何もこの新田田んぼについては、地元の要望だけではないと思うんです。さきの市長選挙を通じまして、市長が選挙民に対しまして約束されたこともあるんではないかと思いますが、5ヘクタールについても大切なことではございますが、それと公約とは別のことではないんかなと思いますが、市長が約束されたことが実現できるように取り組んでおられると理解してよろしいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 古津建設経済部長。 ○番外建設経済部長(古津和也君) 現在の状況につきましては、一部ではございますが、全体の中でできる範囲でもって取り組んでいるということで御理解いただけたらというふうに思います。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それでは、5ヘクタールは、この第一段階と思ってよろしいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 古津建設経済部長。 ○番外建設経済部長(古津和也君) 第二段階があるのかということになりますと、なかなか、あくまでもどういった整備をするのかということにつきましては、できるできないございますが、地元の意向というのが一番大切だというふうに考えてございます。この新田地区につきましては、これまでもほ場整備でありますとか、こういったいろいろと望む声ございましたが、なかなか地元としてまとまってないというのが状況でございまして、そういったものが全体として、まとまった段階で、どういった方向に進んでいくのかということを決めていくべきであろうというふうに考えてございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢 議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それでは、地元がまとまれば、もっと話が進むものと思えばよろしいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 古津建設経済部長。 ○番外建設経済部長(古津和也君) はい、まずは、それが第一番だというふうに考えてございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それでは、そのようによろしくお願いします。  次、北前船にいきます。  北前船に関しましては、これ、市が主体となって、これまでもいろいろなことをやってきたと思えばよろしいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 日本遺産の認定に向けまして、市が行ってきたことといえば、もちろん地元の積極的な活動の力は大きいとは思うんですけれども、これまでに認定に向けて、赤穂市が長い間取り組んできました坂越の歴史文化の調査とか保存、それから整備への取り組み、そういった成果が評価されて、今回の認定につながったものと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 歴史文化基本構想は、北前船のためにつくったものですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 北前船のためだけにつくったものではありません。赤穂市全体の歴史文化の構想のあり方というのを示すためにつくったものでありまして、その中に赤穂市の歴史文化の一つとして、北前船の項目を入れたものでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。
    ○10番(瓢 敏雄君) 赤穂にとってすごく大事なことですから、当然、歴史文化基本構想に入れるのは当然じゃないですか。それをさも大げさにいうのはどうなんかなと思いますが。もっともっと大事なことやと思うんですが。入れてしかるべきやと思うんですが。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 歴史文化構想に入れたというのは、歴史文化構想自体が、認定されたのが5月でございますけれども、構想自体は3月でほぼでき上がっておりました。その認定を受けて、印刷に間に合うように、北前船の項目について急遽差し込んだものでございまして、そういった意味で、こちらの答弁の中に入れたものでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それでは、ちょっと前後しますけども、「日本第一」の塩についても、歴史文化基本構想にまた追加したようなことがあるんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 塩のほうの遺産認定につきましては、本年度の5月でございますので、でき上がった時点では、もう歴史文化基本構想ができ上がった時点で、1年ほどたっておりますので、その中に、あえて日本遺産のものをつけ加えるということはしておりません。ただ、塩の遺産関係について、塩のストーリーについては、その中にあらかじめ入っております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それでは、またこれから改訂するとかいうふうなことはあるんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 今のところ、作成したてでございまして、改訂するようなことは近々にはございませんが、将来的に、また改訂するということになりましたら、当然その中には日本遺産としての記載はしていかなければならないものと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 話はもとに戻しますけども、それでは北前船に関しまして、ことしは、市は何をするのか、予算はどのようにとっているんでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 北前船の予算ですけれども、協議会のほうに負担金として予算はとっておりますが、特に北前船関係の予算、行事とかイベントにはとっておりません。ただし、教育委員会といたしましては、これまでも取り組んできましたように、引き続き学校教育とか、それから社会教育の分野での北前船の活用、それから構成文化財の調査研究、それから保存と検証といった文化財としての学術的な分野におきまして取り組みを進めていきます。  また、観光振興、それから地域活性化につきましても、所管課、それから関係団体には協力し、また連携していきたいと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) いつもこういった質問をすれば、所管がわからなくなるんですけども、観光できちっと食べていけるような赤穂になっていくんやというような、これまでの答弁だったと思うんですけども、きょうきのうとね。そうすれば、何をするのか、予算もないようなことでお客さん呼べるんですか。学校でするだけですか。事業は、まち並みを創る会に任せてしまうんですか。そこに参加するだけのものですか。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) これまでの活動ということで、市がやってることと観光協会と一緒にやってることがございます。先ほど説明にはなかったんですけれども、市としましても、例えばJR西日本のふれあいハイキングにそれをやってみたり、明石公園でありましたふれあいフェスティバルといったものに参加もしております。あと観光協会のほうでは、ファムツアーということ、何回か御説明しておりますけれども、台湾の旅行会社の方を坂越のほうにお連れして、まち並みも歩いていただいてますし、船まつりにも参加をしていただいてます。これは、つまりツアーを組んで台湾からお客さんを呼ぶためのそういう施策でございますので、そういったことは当然継続をしていきます。そういったツアー等が造成されていけば、当然経済的な効果もございますので、そういった点で、観光としても取り組んでいるというふうに御理解いただければというふうに思います。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) まち並みの会に任せきりということでございますが、例えば平成30年度の取り組みを見てみますと、ただいま市長が答弁した以外にでしたら、例えばPR用の懸垂幕ですね、こちらは木戸門とか、それから坂越浦会所に北前船のことをPRするための日よけ幕、それからのれん等を坂越浦会所のほうに設置いたしまして盛り上げております。  それから、例えば姫路市のほうで日本遺産の、これは銀の馬車道というような展示会のイベントがあったんですけども、そういう場におきましては、赤穂の北前船のパネルとか、そういう日本遺産のものも展示させていただいて、北前船のPRを行っているところでございます。  それから、先ほども申しましたが、そういったまちづくりの講演会などには、市の職員を講師として派遣したりもしております。  それから協議会のほうなんですけれども、当然北前船の日本遺産推進協議会の総会とか会議があるんですけども、そういったところに参加いたしまして情報交換、それから関西の地区では、そういった交流セミナーがありますので、講演会とか、それから、その場において研修、情報交換などを行っているところでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) いろいろされとるんですね。いろいろされたらお金要るん違うんですか。予算はなかっていいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 当然そういった会議に対します出席の予算というのはとっておりますが、事業自体を実施している、イベントとかそういうのを実施しているわけではございませんので、そういった予算はとっておりません。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) 今年度もファムツアーやりますというふうに申し上げました。観光協会のほうでは、そこに向けて予算化をしておりますので、予算化をしていないというふうなことには当たらないというふうに御理解いただきたいと思います。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 市では、ほかのところに参加したりなんかしたら、予算はつけんでもできるんですか。例えば出張に行くんでも、観光の面で、台湾の方々に会うのでも予算づけしとらんでも会えるわけですか。それでパネルなんかも、さっき言われましたけども、パネルをつくるんでも予算なしでつくれるんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) 観光協会のほうで予算化していると申し上げた次第でございます。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) パネル等につきましては、一般的な事務費の中で執行するような形でございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 北前船の観光として、きちっと予算をとってやっていくようなことはしないんですか。全体的に。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) 観光協会のその事業につきましては、北前船も含む赤穂全体のファムツアーということで予算化しておりますので、個別のコンテンツ別の予算化というのはしておりません。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) そしたら、北前船のことにつきまして、観光協会がする事業やと思えばよろしいですか。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) そういうことではございません。市のほうがやる事業も当然ございますし、例えば北前船の協議会に参加するということもやってございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) そうすると、これ補助金とかいうのがあると思うんですけども、補助金とかの申請とかいうのは、いつまであるんですか。何に使えるとかいう分は。市へ来る分は観光協会にいってるんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) それは北前船の推進協議会への補助金というふうに理解いたしましたけれども、塩の場合は、赤穂市の協議会に予算が塩のほうはつきますけれども、北前船のほうは北前船の推進協議会というのがございますので、そこに予算措置をされております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) そしたら赤穂へは補助金とかは入ってこないわけですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) そういった補助金は、あくまで北前船の推進協議会についての補助でございまして、そういった補助金が加盟している団体に分配されて、それぞれが自由で使えるというような補助金ではございません。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) ちょっとよくわからないんですが、そしたら、赤穂で何か事業すると思っても、全部赤穂の持ち出しになるわけですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) そういった推進協議会では、実施する事業以外の事業でしたら、赤穂市からの持ち出しになると考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 済みません、ちょっと余りよくわからなかったんです。これから市が表に立ってフォーラムとかに参加していくような形にするんですか。それとも今までどおりのような形でいくんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 教育委員会といたしましては、そういったフォーラムにつきましては、本来、地域間交流による地域活性化観光フォーラムという形で実施しておりますので、フォーラムの趣旨、観光に位置するものですので、これまでの開催内容から見ましても、教育委員会が所管部局として、そういったフォーラムに主体的に取り組む事業ではないということで認識をしております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それでは、塩のほうに入ります。  塩のほうに関しては、今の北前船じゃない、日本遺産の機運はどのように思われているんですか。今の市民にどのように日本遺産に塩が認定されたんやでというようなことをきちっとアピールできているという考えでよろしいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 市民にアピールできているかということでございますけれども、現段階では、さきの土遠議員や家入議員の質問にお答えいたしましたとおり、例えば市のホームページとか、それからインスタグラムへのSNSへの発信、それから懸垂幕、それから駅における懸垂幕を掲げたり、そういったものです。あと広報あこうへの掲載、そういったものを使いまして、市民の皆様に少しでも知っていただくような取り組みをしております。  それから7月上旬にはなるとは思いますけれども、そういった日本遺産のポスター、日本遺産に認定されましたというポスターまだできてございませんので、でき次第、そういったポスターをつくりまして、各種団体とか関係機関に掲出を依頼して、市を挙げて、そういった日本遺産の機運を盛り上げていこうと考えているところでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 去年の北前船の事を考えてみたら、あまり変わってないような気がするんです。それで、坂越は申請の段階から、このまち並みを創る会が一生懸命頑張ってこられて、ここまで来たと思うんですけども、塩のほうも、今、協議会を立ち上げられたわけですけれども、これはもっと以前から、申請の前からしとかなあかんことやったん違うんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 協議会を申請前に立ち上げてということでしょうか。例えば、認定があってはじめてそういった補助金が出ますので、そういった事業するのに補助金の受け皿となる協議会が必要となってきますので、申請後に協議会を立ち上げたという次第でございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 日本遺産に認定してもらおうと思ったら、その前から運動していくんじゃないんですか。そしたら、市がやったから、後からできた時点で、それからしか始まらないわけですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 申請はあくまで教育委員会として、日本遺産に認定していただきたいというような申請を上げまして、それに基づいて認定されたものでございまして、各種団体が先に認定されるためにそういった活動しなければならないとか、そういうことではございません。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) そしたら、お金の受け皿としてつくられたみたいな感じですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) お金の受け皿というだけでは、今後、事業といたしまして、例えば情報発信の事業、それから人材育成の事業、それから普及啓発、それと活用のための整備、これらを補助申請いたしますので、そういったところの内容のほうも御協議をいただこうということでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 予算や補助金のことしの計画というのが既に立てておかないといけないと思うんですけども、それは期間があると思うんですね。補助金単独ですから。それが十分使えるような形になるんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 補助金につきましては、現在文化庁のほうに申請中でございまして、まだ採択をされてないような状況でございます。未確定でございますので、詳しいその中身につきましては、御回答差し控えさせていただきたいと思います。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それは、これこれにこれを使うから何ぼ申請するとかいう、集まりではないんですか。そういったのもあって、結局、もっと前から立ち上げとかなあかんかったん違ういうて言いたいんですけども。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 当然そういった申請の時点にどういった事業をしたいというような計画的なものは文化庁のほうに上げております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) それは、じゃあ協議会は関係なしで、市のほうで準備したということでいいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) はい、申請する時点ではそうでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 北前船にしましても、「日本第一」の塩にしましても大事なことやと思うんですけども、これ観光には負担が増え過ぎるのではないかと思いますけども、対応部署というのは、教育のほうがされるということでよろしいんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 北前船のその申請に係る事務、それから教育的なこと、文化財的なことにつきましては、教育のほうが担当としてやっていこうと思いますが、観光につきましては、また観光部署との連携をしながら進めていきたいと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) さきの木下議員の質問にもあったんですけども、今の施設にこれ制限があるんやったら、観光のための施設を計画するしかないん違うんかなと思うんですけども、観光協会の局長さんとか観光監とか、赤穂に余人をもってかえがたいような逸材がおいででございますので、市民の期待に応えていただいて、観光できちっとできるようなことも考えなあかんのと違うんかと思いますけども、教育委員会のほうと違って、こっちが出てくるようなことは考えられないんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) きのうの御質問にもお答えしたかというふうに思うんですけれども、今の段階、事務局の運営については教育のほうでお願いをしております。その交付金につきましても、内容的に情報発信の部分もありますので、それは一緒になってやっておりますし、交付金の文化庁への説明といいますか、ヒアリングあったんですけども、それは私も行っておりますので、実際に交付金がおりた後に観光として何をやるかというのは、当然メニューはつくって、観光のほうでもそれはしっかりと対応していくということは当然だというふうに考えてございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。
    ○10番(瓢 敏雄君) お城の中ですけども、お城の中、本丸、二之丸、二之丸が終われば三之丸へ移るんかなと思うんですけども、これずうっと、そしたら長い年月にわたって、ずっと塀があるというのも、こんな名城というのは、ほかにもあるんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) ほかにもあるかというような御質問なんですけども、長い年月をかけて整備しているというところでしょうか。そういったところは、具体的にはどこというのは申し上げられませんが、通常、長い年月をかけて整備しているところもあると考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 三之丸なんかフェンスで覆われている部分のほうが多いと思うんですけども、それでも別に何も言われることもないということですか。僕らが生きてる間にもう見られんような気がするんですけども。史跡いうたら、そんなもんなんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 現在の赤穂城の整備につきましては、重点的、そして計画的に整備しているところ二之丸でございます。二之丸庭園を除きますと、崩落のおそれのあるような二之丸の城壁の修理、そちらのほうを現在優先して実施しているところでございまして、緊急性があるということで、それらを実施しているところでございます。  国の補助金につきましても、こういった緊急性の点が評価されて、現在採択をされているところだと考えております。  そういった三之丸の整備ですけれども、それにつきましては、やはり整備は国や県の補助事業の採択を受けながら計画的に実施しておりますので、これまでもその採択や、それから影響を受けて進捗が滞っているような状態もございます。ただそのため、それが将来的にいつ完成されるのかとか、三之丸の整備にかかれるのかといった具体的な年月については、ちょっとお答えはできません。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 赤穂のシンボルは赤穂城だと思うんですけども、赤穂城の整備委員会では、観光客にお城をアピールするような検討をなされて、今の結果という答弁やったかなと思うんですけども、それで、この地域が観光によって成り立つように取り組めるんでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 現在、赤穂城の整備計画におきましては、本丸、それから二之丸を中心とした、こちら復元、それから活用ゾーンと呼んでおるんですけれども、そういった本丸、二之丸、復元ゾーンというのは、お城を本来の歴史的景観に近づけるような復元的な整備を優先してしているものでございます。そういったことでお城の価値を高めて観光客とか訪れる方にもPRしていきたいと考えているところでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 上仮屋25号線ですけども、三之丸の石垣沿いで、塩屋門から花岳寺や駅へ向かう道路ですけども、ボランティアが花壇とかを整備しとるんですけども、観光では、これは重要な道路だと思うんですけども、ちょっと考え方が違うんではないかなと思いますけども、観光の面からという形では考えられませんか。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) その整備については、全く検討はしてございません。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 検討をするようなことになることはないんですか。 ○議長(釣 昭彦君) 西浦観光監。 ○番外観光監(西浦万次君) 現状をもう少し把握して、その上で判断させていただきたいというふうに思います。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 産廃のことですけども、県への回答は、環境基本条例を根拠として、到底認められるものではないとしておられるんですかね。それは、感情や解釈であって、県や経済界に通じるんかなと思いますけども、これはきちっと通じるんでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) このたびの回答につきましては、赤穂市の環境基本条例の理念にそぐわないものということで回答させていただいたところでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 僕は、あくまでもそれは解釈や感情であって、改めて条例とかで、上増しのバリケードを築くようなことも必要ではないんかなと思ってた次第なんですけども、そういったことは、今の条例だけで県へ対抗できると判断できるということでいいんですかね。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) 条例の上乗せという部分ですが、判例にもございますように、廃掃法以上の基準で規制をかけるというのは、法令違反であるという判例が出ておりますので、なかなか、今の環境条例を改正して、上乗せ条例をつくるというのは、なかなか難しいんではないかと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 住民投票ですけども、署名によって確認済みというようなことを言われたんですけども、住民投票は市長からは言い出さないということなんですか。断固反対とおっしゃるんやったら、信を問うべきかなと思ったりもしますけども。今の状態で十分と判断されるんかどうか、最後にお伺いしておきます。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) 当然、このたびの市長選挙におきましても、当然市長は断固反対ということで、公約で当選していることでございますし、先ほど壇上でも申し上げましたとおり、市民の会のほうから2万7,982筆の反対署名が出ているということで、現在のところでは、住民投票までは必要ないものと考えております。 ○議長(釣 昭彦君) 10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) ちょっともう一回、現在のところということは、何か変わることがあるということですか。 ○議長(釣 昭彦君) 高見市民部長。 ○番外市民部長(高見博之君) 言葉尻を捉えられると、なかなかあれなんですが、将来的には、可能性がないわけではないということで、現時点では考えてないということでございます。 ○議長(釣 昭彦君) 以上で、通告による質問は終わりました。  これをもって一般質問を終わります。 ◎議案一括上程 ○議長(釣 昭彦君) 次は、日程第5、第1号議案 令和元年度赤穂市一般会計補正予算ないし第5号議案 赤穂市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題といたします。 ◎各常任委員長報告 ○議長(釣 昭彦君) これより所管常任委員会の審査の経過並びに結果について、委員長の報告を求めます。  まず、民生生活委員長 家入時治議員。 ○民生生活委員長(家入時治君)(登壇) 民生生活委員長報告を行います。  当委員会に付託されました第1号議案関係部分など3議案について、去る6月17日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  まず、第1号議案 令和元年度赤穂市一般会計補正予算関係部分についてであります。  委員から、自衛隊員募集事務費について、当該事業は、広報の充実を図ると聞いているが、その具体的な内容は何か、とただしたところ、当局から、市役所に設置する懸垂幕と市民課窓口設置のモニターへ募集情報の掲載を行うものである。との答弁があった。  さらに委員から、当該事業は、法定受託事務であるが、資料の提出は求めることができる規定であり、義務づけではない。本当にしなければならないのか、とただしたところ、当局から、情報提供という意味ではしなければならないというわけではないが、法的根拠があれば、住民基本台帳法に基づき、閲覧は可能であるため、そちらで対応している。との答弁があった。  さらに委員から、個人情報保護法では、個人情報は、本人の同意がなければ取り扱ってはならないとあるがどうか、とただしたところ、当局から、個人情報の提供しているのではなく、住民基本台帳法に定める住民基本台帳の閲覧の範囲で対応している。との答弁があった。  次に、第4号議案 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  委員から、今回の改正では、保証は必ずしも立てなくてもよいが、その場合、貸付けを受ける者が償還できないなどのリスクが増えないか、とただしたところ、当局から、今回の改正は、災害者支援の充実強化を図るためのものであるが、無条件に無利子にした場合、貸し倒れや延滞など債権回収に係るリスクが伴うため、保証を立てる場合は無利子、立てない場合は利子を年率3%以内にするということである。との答弁があった。  また、他の委員から、保証はどのような資格要件なのか、また、資金の財源はどうなるのか、とただしたところ、当局から、保証の要件は、国から特段示されていないが、収入等を確認した上で判断したい。また、財源については、国が3分の2、県が3分の1で、市の持ち出しはない。との答弁があった。  次に、第5号議案 赤穂市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  委員から、今回の改正で、施設に新たな対応が発生するのか、また、警報機の設置方法や取扱いが変更になったのか、とただしたところ、当局から、閉鎖型スプリンクラーヘッドの技術的な部分については、感度試験の方法が変わったため条例に反映したものである。また、今回の改正で市内において、新たに影響する施設はない。との答弁があった。  また、他の委員から、今回の特定小規模施設用自動火災報知設備がこれまでの自動火災報知設備に対し、主な相違点、性能、経費はどうなるのか、とただしたところ、当局から、通常の自動火災報知設備は、熱や煙を感知するためのものであり、音響装置、配線接続され、延べ面積300平方メートル以上の店舗等や延べ面積500平方メートルのアパート等に設置される。その中で、特定小規模用自動火災報知設備は、配線接続方式のほか、無線連動方式が含まれる。性能的には、火災を知らせるという意味で違いはない。また経費的には、従来の自動火災報知設備の感知器は数千円が主流であるが、資格を持った消防設備士が工事にかかわるため、設備金額、工事費用、書類手続や代行料金等費用がかかる。特定小規模施設用自動火災報知設備は、設置において資格が不要となるため、経費は安く抑えられるが、感知器単体は1台1万5,000円程度である。との答弁があった。  以上の経過をたどり、採決いたしました結果、付託されました第1号議案関係部分については賛成多数で、第4号議案など2議案については全会一致で、可決すべきものと決した次第であります。  以上で、民生生活委員長報告を終わります。 ○議長(釣 昭彦君) 民生生活委員長の報告は終わりました。  次、総務文教委員長 汐江史朗議員。 ○総務文教委員長(汐江史朗君)(登壇) 総務文教委員長報告を行います。  当委員会に付託されました第1号議案関係部分など3議案について、去る6月19日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  まず、第1号議案 令和元年度赤穂市一般会計補正予算関係部分についてであります。  委員から、子ども・子育て支援システム改修事業について、幼児教育無償化に伴う改修と聞いているが、無償化による口座引き落としの処理はどうなっているのか。また保育所、幼稚園の一時預かりに対しての処理はどうなっているのか、とただしたところ、当局から、現在、保育所・幼稚園の利用者から口座振替で保育料をいただいており、該当される方については、口座からの引き落としを停止することになっている。幼稚園の預かり保育についても同様に、口座引き落としの停止を行う。保育所一時預かり事業については、それぞれ施設にいったん支払い、その領収書を市に提示した後、必要に応じて償還払いを行う。との答弁があった。  さらに委員から、保育所一時預かりについては償還払いしかないのか、とただしたところ、当局から、保育所一時預かりの利用者は、複数の施設利用の可能性があり、それを確実に管理し、無償化の手続を正確に行うため、領収書を拝見した上で、全額を償還払いにすることで考えている。との答弁があった。  次に、第2号議案 赤穂市税条例等の一部を改正する条例の制定についてであります。  委員から、単身児童扶養者の対象者は何いるのか、また市民税の非課税範囲である所得135万円は、給与収入では幾らになるのか、とただしたところ、当局から、単身児童扶養者の対象者は市内で約20程度、所得135万円は給与収入におきかえると、約204万円になる。との答弁があった。  さらに委員から、単身児童扶養者が20程度ということだが、対象者への周知方法や申告漏れの対象はどのように考えているのか、とただしたところ、当局から、この改正も含めた税制改正全般の周知について、広報あこうあるいはホームページを通じて行っていきたい。また、単身児童扶養者の対象者には、子育て健康課が毎年7月に実施する児童扶養手当現況届の提出依頼文書送付の際、今回の改正内容を記載したお知らせ文書を同封するようにお願いしたい。また申告の関係については、年末調整関係書類や住民税申告書の改正が予定されているので対応できると考える。との答弁があった。  次に、第3号議案 赤穂市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  委員から、改正内容としては項が1つ増えているがどうか、とただしたところ、当局から、今回の改正については、地方税法附則第15条に第17項が追加されたことにより、それ以降が項ずれとなっていた関係で、本条例も項が1項ずつ繰り下がっているものであり、内容に変更はない。との答弁があった。  以上の経過をたどり、採決いたしました結果、付託されました第1号議案関係部分など3議案については、全会一致で可決すべきものと決した次第であります。  以上で総務文教委員長の報告を終わります。 ○議長(釣 昭彦君) 総務文教委員長の報告は終わりました。 ◎質疑・討論・表決 ○議長(釣 昭彦君) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対して御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、これで質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  6番 小林篤二議員。 ○6番(小林篤二君)(登壇) 日本共産党赤穂市会議員団を代表して、第1号議案 令和元年度赤穂市一般会計補正予算の委員長報告に反対の立場で討論をいたします。  歳出2款1項1目一般管理費、自衛隊員募集事務費の追加補正25万3,000円であります。  自衛隊員募集に係る広報活動の充実を図るとして、懸垂幕を作成し、市庁舎懸垂幕塔につり出し、窓口モニターに画像を掲載するものです。財源は、全額国庫の委託金です。例年1万7,000円程度の広報費用の予算であり、全額国庫の補填があり、あえて反対はしてきませんでしたが、今回は、県から重点市町の指定を受けてとのこと、何が重点なのか、なぜこの時期に充実するのか、十分な説明はありませんでした。  今、専守防衛の自衛隊が変貌しています。安倍政権のもと、安保法制、いわゆる戦争法が強行採決され、災害救助に頑張る自衛隊が今や集団的自衛権の行使が容認され、海外で戦争する組織へと変えられています。  最新鋭のステルス戦闘機の爆買いや護衛艦いずもの空母化など、もはや専守防衛の組織ではなく、まさに攻撃型の組織へと変貌を遂げています。  さらに安倍政権は、自衛隊を憲法9条2項に明記して、海外で戦争できる憲法に変えようとしている中、自衛隊員の募集に自治体を協力させようとする予算ではないでしょうか。  赤穂市は、非核平和都市宣言を行っており、市民の総意として戦争反対、核兵器の開発、実験、使用禁止を表明しています。この宣言に照らしても、市役所庁舎に自衛隊員募集の懸垂幕を掲げるのは、都市宣言の名に背くことになりかねません。  対象者名簿について、答弁によれば、住民基本台帳の閲覧、転記にとどめているようです。他市の問題となっている電子媒体での提供やラベルシールの提供などは拒否されるよう求めておきます。  以上、反対討論といたします。 ○議長(釣 昭彦君) 以上で、通告による討論は終わりました。  他に討論はございませんか。(なし) 御発言がなければ、これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  第1号議案 令和元年度赤穂市一般会計補正予算について採決いたします。  お諮りいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。
     本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。(起立多数) 起立多数であります。  よって、第1号議案は原案のとおり可決されました。  次、第2号議案 赤穂市税条例等の一部を改正する条例の制定についてないし第5号議案 赤穂市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを一括採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。  本案は、いずれも委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、第2号議案ないし第5号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。  本会議を午後2時15分まで休憩いたします。       (午後2時02分)                   (休   憩) ○議長(釣 昭彦君) 本会議を再開いたします。       (午後2時15分) ◎請願上程 ○議長(釣 昭彦君) 次は、日程第6、請願を議題といたします。 ◎所管常任委員長報告 ○議長(釣 昭彦君) これより請願の審査の経過並びに結果について、所管常任委員長の報告を求めます。  請願第2号 後期高齢者医療保険料軽減特例継続と75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願について。  民生生活委員長 家入時治議員。 ○民生生活委員長(家入時治君)(登壇) 民生生活委員会における請願の審査報告を行います。  当委員会に付託されました請願第2号について、去る6月17日委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  請願第2号「後期高齢者医療保険料軽減特例継続と75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願」についてであります。  委員から、請願の趣旨については理解するが、この問題については、各都道府県で意見を審議された上で国へ要望されており、国においても、経済財政諮問会議や財政制度審議会のほか、厚生労働省でいろいろ議論された上で、税負担の公平性も踏まえた制度の恒久化に向け議論が進められており、総合的な判断をしっかり見守っていかなければならないことから、今回の請願に対しては不採択とする。  さらに、他の委員から、高齢者の方が必要な医療を受ける機会の確保から、医療費窓口負担の原則1割は今後とも守っていくべきと考えるが、世代間の負担の公平性、制度の持続性を高める観点から、保険料の軽減特例措置の廃止を中止し、元に戻し、維持・継続するのは困難であること。赤穂市も加入している兵庫県後期高齢者医療広域連合議会においても、後期高齢者の窓口負担については、高齢者の方が必要な医療を受ける機会の確保という観点から、現状維持に努めるよう、全国後期高齢者医療広域連合協議会を通じて国に要望していることから、今回の請願については不採択とする。  さらに、他の委員から、これは国の財政において、今後増えていく医療費をいかに抑えていくかという問題であり、請願者の考え方は理解できるが、国における財政全般あるいは福祉全般のことであり、ここで議論し結論を出すのは困難であることから、今回の請願に対しては不採択とする。  さらに他の委員から、後期高齢者医療保険料の低所得者に対する軽減特例措置については、保険料を2割にすれば、わずかな年金収入での高齢者の生活はますますひどくなる。政府は、社会保障費の削減を転換し、憲法25条に定められた社会保障の増進義務を果たすべきであり、そのための財源は税の負担能力に応じた課税原則に立ち、大企業や富裕層等への負担など、不公平税制を改めることで確保できる。そして、医療費負担の原則2割化については、これまでの窓口1割負担の原則を崩すのは、後期高齢者医療制度創設以来の大改悪であり、国の社会保障に対する責任を大きく後退させることになり、そういうことは認められない。よって、採択とするなど、意見の開陳がなされた次第であります。  以上の経過をたどり、採決いたしました結果、請願第2号は、賛成少数をもって不採択と決した次第であります。  以上で、民生生活委員会における請願の審査報告を終わります。 ○議長(釣 昭彦君) 民生生活委員長の報告は終わりました。  次、請願第3号 少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書採択の要請について。  総務文教委員長 汐江史朗議員。 ○総務文教委員長(汐江史朗君)(登壇) 総務文教委員会における請願の審査報告を行います。  当委員会に付託されました請願第3号について、去る6月19日委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  請願第3号「少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書採択の要請について」であります。  委員から、少人数学級の推進や教職員の定数改善は必要であり、義務教育費国庫負担制度2分の1復元についても、学校教育環境が良くなるのであればするべきであると考え、今回の請願については採択とする。  さらに、他の委員から、少人数学級については、生徒が集中して授業が受けることができるなど、その良さは理解できることから、採択とする。  さらに、他の委員から、子どもたちと向き合う時間の確保及び豊かな教育環境の確保の観点から、30以下学級にすることは望ましいことであり、本請願を採択し、意見書を提出すべきであるなど、本請願を採択すべきとの意見の開陳がなされた次第であります。  以上の経過をたどり、採決いたしました結果、請願第3号は、全会一致でもって採択すべきものと決した次第であります。  以上で総務文教委員会における請願の審査報告を終わります。 ○議長(釣 昭彦君) 総務文教委員長の報告は終わりました。 ◎質疑・討論・表決 ○議長(釣 昭彦君) これより所管常任委員長の報告に対する質疑を行います。  まず、請願第2号について御質疑ございませんか。(なし)  次、請願第3号について御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、これで質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  15番 川本孝明議員。 ○15番(川本孝明君)(登壇) 私は、日本共産党赤穂市会議員団を代表し、請願第2号 後期高齢者医療保険料軽減特例継続と75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願に対する委員長報告に反対し、採択すべき立場から討論を行います。  この請願は、財政制度審議会などで議論が行われている75歳以上の医療費負担を原則2割にすることについて、高齢者が安心して医療が受けられるようにするため、引き上げを行わないように求める意見書を国に上げることを求めています。  安倍政権は、社会保障費の「自然増削減」を基本方針として、医療制度の連続改悪を行っています。75歳以上の高齢者の負担増につながるものとして、後期高齢者医療保険料の特例軽減の廃止・縮小をはじめ、入院時の食事や光熱水費の負担引き上げ、紹介状なしで大病院を受診した際の追加負担徴収、高額療養費の自己負担上限の引き上げなど強行してきました。  後期高齢者医療保険料の低所得者に対する均等割軽減を受けているは、市内の被保険者のうち1,420います。こうした方々の窓口負担を2割に引き上げれば、年金などのわずかな収入で生活をされている高齢者をますます医療から遠ざけ、重症化を招くことにもつながります。  政府は、社会保障費の削減をやめて充実に転換し、憲法25条に定められた社会保障の増進義務を果たすべきです。そのための財源は、税は負担能力に応じて課税するという原則に立って、法人税や研究開発減税などの大企業優遇税制を改め、大企業に中小企業並みの負担を求めるとともに、株式譲渡所得への低い税率をはじめ、超富裕層、大資産家の税負担を軽くしている所得税や相続税の不公平税制を改めることなどで確保すべきです。  窓口1割負担の大原則を崩すことは、国民の大反対を押し切って強行された後期高齢者医療制度の創設以来の大改悪であり、国の社会保障に対する責任を大きく後退させることであり、絶対認められません。  消費税10%になれば、薬価も上がり、既に諸物価の高騰も見受けられます。後期高齢者の医療保険料軽減特例継続医療費負担の原則2割化反対の意見書を、決定権のある国に出すことが必要です。  以上、議員諸氏の賢明なる御判断で、御賛同をお願いし、討論を終わります。 ○議長(釣 昭彦君) 以上で、通告による討論は終わりました。  他に討論はございませんか。(なし) 御発言がなければ、これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  請願第2号 後期高齢者医療保険料軽減特例継続と75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願について採決いたします。  お諮りいたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択であります。  本請願は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。(起立多数) 起立多数であります。  よって、請願第2号は、不採択とすることに決しました。  次、請願第3号 少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書採択の要請について採決いたします。  お諮りいたします。  本請願に対する委員長の報告は採択であります。  本請願は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、請願第3号は、採択とすることに決しました。 ◎意見書案上程 ○議長(釣 昭彦君) 次は日程第7、意見書案第1号 少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書の提出についてを議題といたします。  意見書案第1号に対する提案議員の趣旨説明を求めます。  4番 田渕和彦議員。 ○4番(田渕和彦君)(登壇) ただいま御上程いただきました意見書案第1号 少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書の提出について、地方自治法第99条による別紙意見書を赤穂市議会会議規則第14条の規定により提出します。  提出議員は、山田昌弘議員、家入時治議員、小林篤二議員、木下 守議員、田渕和彦であります。  案文の朗読により、提案趣旨説明とさせていただきます。  少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度の2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書。  4月から働き方改革関連法が施行されたものの、学校現場では解決すべき課題が山積しており、子どもたちのゆたかな学びを実現するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。  特に小学校においては、新学習指導要領への移行期間中であり、外国語教育実施のため授業時数の調整など対応に苦慮しています。ゆたかな学びの実現のためには、教職員定数改善などの施策が最重要課題です。また、学校現場においては、長時間労働是正にむけて教職員の働き方改革がすすめられようとしていますが、中でも教職員定数改善は欠かせません。  義務教育費国庫負担制度については、小泉政権下の「三位一体改革」の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。厳しい財政状況の中、独自財源により人的措置等をおこなっている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることの原因となっています。国の施策として定数改善にむけた財源保障をし、子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。ゆたかな子どもの学びを保障するための条件整備は不可欠です。  よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるように、下記の措置を講じられるよう強く要請します。  記  1 子どもたちの教育環境改善のために計画的に少人数学級を推進すること。具体的学級規模は、OECD諸国並みのゆたかな教育環境を整備するため、30以下学級とすること。  2 教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  令和元年6月27日 兵庫県赤穂市議会議長 釣 昭彦から衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣宛であります。  議員諸氏の御賛同をお願い申し上げまして、提案の趣旨説明とさせていただきます。 ○議長(釣 昭彦君) 提案議員の趣旨説明は終わりました。 ◎質疑・表決 ○議長(釣 昭彦君) これより質疑に入ります。  意見書案第1号について御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、これで質疑を終結いたします。  この際お諮りいたします。  ただいま上程中の議案は、議事の順序を省略して、直ちに表決に入りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
     よって、さよう決します。  これより表決に入ります。  意見書案第1号 少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書の提出について採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、意見書案第1号は原案のとおり可決することに決しました。 ◎議案上程 ○議長(釣 昭彦君) 次は、日程第8、報第4号 専決処分の報告について、専第1号 公用車の交通事故に係る和解及び損害賠償の額の決定についてを議題といたします。 ◎市長提案趣旨説明 ○議長(釣 昭彦君) これより市長の説明を求めます。  市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) ただいま御上程をいただきました報告案件につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  報第4号 専決処分の報告についてであります。  専第1号 公用車の交通事故に係る和解及び損害賠償の額の決定についての専決処分につきましては、公用車の交通事故に伴います和解及びその損害賠償額について、掲記のとおり専決処分を行ったものでございます。  詳細につきましては、担当部長から御報告をいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(釣 昭彦君) 市長の説明は終わりました。 ◎所管部長細部説明 ○議長(釣 昭彦君) 続いて、所管部長の細部説明を求めます。  岸本総務部長。 ○番外総務部長(岸本慎一君) それでは、議案の細部につきまして御説明申し上げます。  お手元の令和元年6月第2回赤穂市議会定例会提出議案(その3)をご覧いただきたいと思います。  2ページをお願いいたします。  専第4号 専決処分の報告についてであります。  3ページをお願いいたします。  専第1号 公用車の交通事故に係る和解及び損害賠償の額の決定についてであります。  本件事故の内容につきましては、平成31年2月3日午後3時ごろ、本市職員が公用車で国道250号を走行中、赤穂市高野1263番地の相手方施設の防護柵に衝突したため、防護柵の一部が損傷したものであります。  和解の内容といたしましては、市が相手方の損害額62万8,377円の全額を損害賠償金として相手方に支払うことで示談が成立したので、専決処分をさせていただいたものであります。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○議長(釣 昭彦君) 所管部長の細部説明は終わりました。 ◎質疑 ○議長(釣 昭彦君) これより質疑に入ります。  報第4号 専決処分の報告について、専第1号 公用車の交通事故に係る和解及び損害賠償の額の決定について御質疑ございませんか。  10番 瓢議員。 ○10番(瓢 敏雄君) 平成30年度の事故は21件と以前お伺いしましたけども、備前や相生というたら、このぐらいの事故があるんですか。  それと防護柵が62万円、どれだけスピードが出てたんやというところでございます。ブレーキとアクセルを踏み間違えるんでしたら、世間では免許返納というようなことになる話が出てくるのと違いますか。これも100対0の事案ですわね。この職員、今も運転しているんでしょうか。ペナルティーはどのようになっているんでしょうか。 ○議長(釣 昭彦君) 岸本総務部長。 ○番外総務部長(岸本慎一君) まず、交通事故の発生件数についてでございますけども、備前市や相生市の状況については、こちらは把握しておりません。 ○議長(釣 昭彦君) 東南教育次長。 ○番外教育次長(東南武士君) 事故の状況でございますが、走行速度は、制限速度50キロ以下で走行中の事故でございます。場所は高取峠なんですけれども、当時雨天でございまして、後輪がスリップして、車が制御不能となったためにフェンスに衝突したということでございます。  運転した職員につきましては、訓告処分ということで、厳重の注意をされております。現在も車のほうは運転をしております。 ○議長(釣 昭彦君) 御発言がなければ、これをもって上程議案に対する質疑を終結いたします。  本会議を暫時休憩いたします。            (午後2時43分)                   (協 議 会) ○議長(釣 昭彦君) 本会議を再開いたします。       (午後2時44分)  いたします。  本会議を暫時休憩いたします。                                   (午後2時43分) ◎赤穂市監査委員の選任 ○議長(釣 昭彦君) 次は、日程第9、第10号議案 赤穂市監査委員の選任についてを議題といたします。 ◎市長提案趣旨説明 ○議長(釣 昭彦君) これより上程議案に対する市長の提案趣旨説明を求めます。  市長。 ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) ただいま御上程をいただきました第10号議案 赤穂市監査委員の選任について御説明を申し上げます。  本市監査委員細川曻二氏から、令和元年6月30日をもって辞任したい旨の申し出を受け、これを承認することといたしました次第でございます。  よって、その後任として、慎重に検討いたしました結果、赤穂市加里屋中洲4丁目13番地 小寺康雄氏を適任と考えまして選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定により、その御同意をお願いする次第でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(釣 昭彦君) 市長の説明は終わりました。 ◎質疑・表決 ○議長(釣 昭彦君) これより質疑に入ります。  第10号議案 赤穂市監査委員の選任について御質疑ございませんか。(なし) 御発言がなければ、これをもって質疑を終結いたします。  この際お諮りいたします。  ただいま上程中の議案は、議事の順序を省略して、直ちに表決に入りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、さよう決します。  これより表決に入ります。  第10号議案 赤穂市監査委員の選任について採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり同意することに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、第10号議案は原案のとおり同意することに決しました。  本会議を暫時休憩いたします。            (午後2時47分)                   (協 議 会) ○議長(釣 昭彦君) 本会議を再開いたします。       (午後2時48分)  いたします。 ◎議案上程 ○議長(釣 昭彦君) 次は、日程第10、兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてを議題といたします。  議員選挙の方法については、指名推選によりたいと存じますが、これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認め、さよう決します。  お諮りいたします。  指名の方法については、議長において指名することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認め、さよう決します。  兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員に藤本大祐副市長を指名いたします。  お諮りいたします。
     ただいま議長において指名いたしました藤本大祐副市長を兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員当選人と定めることに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました藤本大祐副市長が兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員当選されました。  ただいま当選されました藤本大祐副市長が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により、告知いたします。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。 ◎閉会宣告 ○議長(釣 昭彦君) この際お諮りいたします。  今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  よって、会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。  これに御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。  よって、令和元年第2回定例会は、これをもって閉会いたします。 ◎議長閉会あいさつ ○議長(釣 昭彦君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  議員各位には、去る6月10日の開会以来、18日間にわたり、終始熱心に御審議を賜わり、付議されました専決処分の報告をはじめ一般会計補正予算、条例の一部改正、事件決議、人事案件、請願の審査など、全ての案件を滞りなく議了いただき、ここに無事閉会の運びに至りましたことは、市政発展のため、まことに御同慶にたえません。  なお、市長はじめ理事者各位におかれましては、審議の過程において議員各位から出された意見や要望等を尊重され、今後の市政執行に努められるよう希望してやまない次第であります。  また、終始御協力賜わりました報道関係にも厚くお礼申し上げる次第であります。  まことに簡単措辞ですが、閉会のあいさつといたします。  ありがとうございました。  市長。 ◎市長閉会あいさつ ○番外市長(牟礼正稔君)(登壇) 閉会に当たりまして、一言お礼を申し上げます。  今期定例会におきましては、令和元年度一般会計補正予算をはじめ条例の一部改正や事件決議等につきまして慎重なる御審議を賜わり、いずれも原案どおり可決いただきましたこと、心からお礼を申し上げます。  審議の過程で頂戴いたしました御意見、御要望等につきましては、その意を十分に体しまして、市政執行に努めてまいりたいと存じますので、今後とも従来どおりの御支援、御指導賜わりますようお願いを申し上げます。  終わりになりましたが、本定例会を通じ、御協力を賜りました報道関係各位に対しまして厚くお礼申し上げ、簡単措辞でございますが、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。  ありがとうございました。 ◎散会宣告 ○議長(釣 昭彦君) これをもって散会いたします。御苦労さまでした。            (午後2時53分)                    ( 了 )  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  赤穂市議会 議  長  釣   昭 彦        署名議員  木 下   守        署名議員  西 川 浩 司...