○
前川委員長 ただいまの
市長答弁に対しまして、御
質疑等はございませんか。
釣委員。
○
釣委員 市民病院の赤字の最大の原因は、やっぱり
医師確保が大事かないう感じやけど、私、
医師確保は
委員会でも言うたように、28年度に比べたら1人減ぐらいで、産科が3名なくなったいうことが一番の要因やったいうこと。それでも、もっと最大の要因は何かいうたら、担当は、やっぱり
入院患者、それから
外来患者の減ということやけど、それが一番の原因やのに、余りそれの回答でなかったような。
赤穂市内は、もう今入院するとこは
市民病院と
中央病院しかないというか、だからそれで、一般の
診療所からの
病院に声かけて、何かあったら
入院施設は
市民病院でお願いしますとか、そういうことの
取り組みはどうなのか。もう一つ、前回も単に
入院患者とか
外来患者の数の減というけど、それの
取り組みは、もっと考えなあかんなと思うてるんやけれど、それの対策はほかにない、その辺をお伺いします。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 やはり、
入院患者、
外来患者が減になった要因は、先ほど
市長からも答弁いたしましたように、
医師がやっぱり減少すると、それに伴いまして、
入院患者も
外来患者も減少してきてるというのは紛れもない事実でございます。
ただ、どういった補足がということで、今
コンサル等からも指導受けまして、入院の4割がたが
救急患者で運ばれてきた方の人数を占めておるという統計をとっております。それもありまして、今取り組んでおりますのは、救急を断らない、以前から、当然救急は断らないという体制をもっておりましたが、どうしても
診療科の
医師の偏在がありまして、救急を断っている部分がありましたので、必ず症状を
病院で救急を
受け入れた上で、処置をしかねる
患者様につきましては、三次救急の姫路なり、他
病院へ紹介するということを徹底するように今努めているところであります。
こういったことをすることによって、
入院患者増を図っていきたいというふうに今のところ実施しております。
○
前川委員長 釣委員。
○
釣委員 9月27日の
委員会でもちょっと言うたんですけど、
中央病院でもしようような
送迎もやっぱり必要違うかなと思うとんやけど、
送迎をするときやったら
診療所も考えなあかんなというとんやけど、そういう
送迎のことは、
委員会の後
検討されたのか、その辺はいかがでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 患者様の
送迎につきましては、以前は
医療法的にだめだということがあったんですけれども、それが可能だということで、まず
透析からということで
送迎サービスを始めさせていただいております。
患者様の
送迎サービスにつきましては、今の
コミュニティーバスの
運行状況であったり、先ほども
委員さん言われましたように、
診療所の
運営状況であったり、そういったものを加味した上で、今後
検討は進めていきたいとは思っております。ただ今現状では、費用的なもの、私どもで把握してるものには、バスを1台購入する必要があるのと、それの専属の
運転手さんを用意する必要がある等々の課題がありまして、費用的なもの等勘案して、その辺のことを進めていきたいというふうに今のところ考えております。
○
前川委員長 釣委員。
○
釣委員 年間9億近い、一番少なくても3億、4億ぐらいの赤字で、やはりそれからいうたら車1台ということ考えれば、非常に効果あるん違う。またどちらかと言えば、相生から赤穂に来て、
患者さんを迎えに来てるいう話も聞くぐらいなんで、その辺をもっと緊急に考えなあかんの違うかなと思うとんやけど、その辺はいかがでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 送迎につきましては、おっしゃいますように各
病院さんが
送迎バスを走らせて集患に努めてるという事実はございます。
ただ、公的な
病院ということで、
医師会との
連絡調整等もございまして、民間の
医療機関の集患を圧迫するようなことが、基本的には
公立病院としてはあってはならないと考えております。
地域医療支援病院ということで、各
医療機関からの
紹介患者を主に紹介していただくことによって、各
地域の
病院では対応できない重篤な
患者様であったり、そういった方々を当院のほうで集患し、治療していくということを原則にしておりますので、そういった
医師会との
調整等がつけば、車を走らすことに関しては、
検討していくべきことではあるとは考えております。
○
前川委員長 釣委員。
○
釣委員 車を走らすことに民間の
病院を圧迫する、民間もちょこちょこ聞くけれど、
入院施設をほとんどの
病院はなしにして、診察だけでしてるから、さほど影響はないと思うけど、そういう話をしたことはあるのか、ほかの
病院と。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 当院でも
地域の
医療機関と毎年、年一回
地域連携会議を開催しておりまして、そういった場で、課題としたこともありますし、それがいいかどうかというような具体的なところまでの
検討はいたしておりませんが、課題としては提案をさせていただいております。ただ、入院をもたない各
医療機関は、当然普通の風邪であったりとか、ちょっとした腹痛であったりとか、そういったことまで当院のほうが車を走らすことによって集患してしまうということに関しては、
地域医療支援病院として、この
中核病院、
診療報酬をいただいてる以上、そういったことはしかねるのかなというふうに考えております。
○
前川委員長 釣委員。
○
釣委員 透析のとこをお話されたんで、ちょっとお伺いしたいんやけど、
委員会のときでは、何か2パターンあって、月・水・金は定員をオーバーしてる。逆に、火・木・土については、非常に少ない状況やけど、これの火・木・土は単に少ないのか、もう少し
市民に土曜日もしてるというPRでもやけど、周知をしてるのかその辺をお伺いします。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 当院で月・水・金、火・木・土の2クールを実施していることは、当然来ていただいてる
患者様にも、将来、
透析になるかもしれないと予想されてる
患者様にもお伝えはしております。
ただ、月・水・金が多いのは、やはり土日を使って行楽であったり、そういったところに出かけたいという意図が強いというふうに聞いております。
また、火・木・土につきましても、2クールやっておりますが、今現在、1クールのほうが何とかやっていけてるというような状況の人数になっておりますので、ここを何とか月・水・金だけではなくて、この火・木・土へ移っていただける方については移っていただく。
また、新規で市外の方をこれから取り入れていこうとしておりますので、そういった方にもできる限り火・木・土を御利用いただくように推進していきたいというふうに考えております。
○
前川委員長 川本委員。
○
川本委員 今、
市長のほうから9億2,000万円の赤字が出てるということ言われてましたね。それで、今の
医師不足が続けば、いつ
資金ショートとするんでしょうか。そういう
シミュレーションは考えているんですか、教えてください。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 資金ショートいうのは
現金預金自身は今現在、特にショートしてるわけではございませんが、現に本年度につきましても、
ボーナス等の支払いに一借をさせていただいてる状況にはあります。そういった
シミュレーションもさせていただいた上で、経費の節減なり、
高額医療機器を少しでも、1年でも2年でも更新を延ばす処置であったり、そういった対策を今進めているところであります。ですから、あと何年でどうなる、こうなるというところのおおむねの
シミュレーションはしておりますが、ただ、それに対応するために、本年については、
医療機器の延命であったり、さまざまな対応をしているところであります。
○
前川委員長 川本委員。
○
川本委員 今言われましたけどね、
医療機器の購入は、
医師の指導の下にやっているんでしょうか。やはり、
病院で
医療機器を購入する場合ですね、その専門的な考え、知恵がなかったら、どうしてもやっぱり
医師の指導になってしまうんじゃないかなと思うんですけど、そこら辺はどうでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 医療機器の購入につきましては、当然、
医師の要望というものは年一回予算時期に提出をしていただいております。ただ、その内容につきまして、
コンサル等が精査させていただくのと、当然、私
ども職員によって、それが妥当かどうか、まだ一年もつんじゃないかとか、2年もつんじゃないかとか、そういったところも精査した上で、全てが
医師の
要望どおりに配置しているわけではございません。
○
前川委員長 前田副
委員長。
○
前田副
委員長 まず、2点ほどお聞きしたいと思います。
先ほどの
市長の御答弁で、
透析センターですけど、
夜間透析、これについては、
アンケート調査を実施して柔軟な対応ができないか
検討ということですけど、その
アンケート調査結果によって、何名まで希望があれば対応可能とか、そういうボーダーライン的な数字があるんでしょうか。まず、それ1点お聞きします。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 夜間透析をするに当たりまして、スタッフにつきましては、
看護師が5名、
ME関係の方が1名、
ドクターが1名最低限必要と考えております。この方々の経費的なことを考えますと、夜間の1回の
透析で約16万、1日にかかるというふうに試算しております。したがいまして、1人の
透析患者から得られる収入のほうが1人当たり2万円というかたちで、症状によって前後することがございますが、2万円と考えておりますので、最低でも8人
透析患者が集まらないことには採算は取れないというふうに考えております。
○
前川委員長 前田副
委員長。
○
前田副
委員長 そしたら、8名以上あれば
夜間透析の実施もできると考えていいんでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 あくまでも8名あれば、最低限の金額は確保できるというふうに考えておりますので、この8名が常時確保できるんであれば実施は可能かなというふうには考えております。
○
前川委員長 前田副
委員長。
○
前田副
委員長 次、午後診の関係なんですけど、私も実際、
市民病院へ行ってきまして、
外来診療予定表をもらってきました。そこを見ますと、内科、
小児科、
皮膚科で午後診ですね、普通の方が普通の
外来の受付をされてるんですけど、それを見ましても内科については、
総合診療科、
内科スポーツドクター外来、内科、
腹膜透析、これが1時半から3時半まで実際やられております。
それと、
皮膚科が午後2時30分から4時まで、
小児科が
アレルギー外来が1時30分から3時、
一般外来が3時から3時半ということをこの表で承知をいたしました。
先ほど、
市長のほうからも内科、
小児科についての午後診の
検討ということをおっしゃいましたが、今ある分について、さらに拡充という
検討なんでしょうか、それとも
検討ということだったんですけど、どういうような
検討なんでしょうか。内容について、お伺いします。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 診療表を見ていただいたらわかるかと思うんですが、今言われました分につきましては、全て予約診ということになっております。
外来、外の
医療機関から紹介された
患者様であったりとか、内部で常にかかってる方で、その時間帯しか来れない
患者様の予約診だけしかしておりません。今回、
市長のほうから答弁させていただきました
小児科及び内科の
診療科系の拡充に関しましては、初診の
患者様、そこへ初めて来る
患者様についても午後診を
検討していきたいというふうに考えております。
○
前川委員長 前田副
委員長。
○
前田副
委員長 ああ、そういうふうになっているんですか。見ますと、
一般外来とか、単なる予約、ほかあるんですよ、
予約制いうのはね。ですけど、
一般外来とかやったら、普通の人もいけると思うんですけど、それじゃない、それも
予約制なんですか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 今現在やっておりますのは、あくまでも
紹介患者様を対象として、予約を取ってからの
外来という受付をやっております。
○
前川委員長 前田副
委員長。
○
前田副
委員長 私の頭の中にあったのは、午後診というのは、
予約制じゃなくて普通の方が予約なしでいけるというふうに思っていたんですけど、そういう
予約制の午後診ということですね、今までは。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 はい、現行はおっしゃっているとおりです。ただ、それを今後、先ほど
市長から答弁していただきましたように、普通の
外来患者、ウオークインの
患者様の
小児科ないし内科の
診療科について
検討を進めて、時間内の午後診ではありますがやっていきたいというふうに考えております。
○
前川委員長 田渕
委員。
○田渕
委員 何点か、ちょっと質問させていただきます。
まず先ほどの
市長答弁の中からお伺いしたいのが、31年4月から整形に
ドクターの派遣予定というふうな話がありましたけども、整形に対しては、人数がなかったんですけれども、整形
医師何人、それから
麻酔科医師何人が派遣ですか、正規ですか、常勤ですか。整形
医師、派遣のように聞こえたんですけども、これは常勤という意味ですかね。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 今、
市長からも答弁ありましたように、先ほど言われた整形外科医であったり、
麻酔科医であったりを常勤医として派遣をいただく見込みとなっております。今現在では、正式な決定ではございませんので、人数等につきましても、整形外科医につきましては、今のところ3名、
麻酔科医につきましては1名、病理医につきましては1名といった形で
常勤医師を派遣いただく見込みとなっておりますので、そう御理解いただいたらと思います。
○
前川委員長 田渕
委員。
○田渕
委員 来年の4月から見込みとして、病理医が1名と整形外科医が3名、それから
麻酔科医が1名、常勤としての見込みということですね。
続いて、ちょっとお聞きしたいんですけども、健診
センター関係のところがちょっと話がありましたので、
商工会議所等でチラシ、パンフ等配布してということと、それから企業を訪問して、特に
幹部職員が営業というのもあるという話がありましたけども、その健診
センター関係で、例えば赤穂の
医師会との関係が当然出てくると思うんです。それとまた、民間の
病院との絡みが出てくると思うんですけども、そういう中で、本当に十分な成果が出るような状況を想定して言われているのかいうところなんです。むしろ、役所関係とか、官公庁関係のところを他市も含めて積極的にお願いに回ってしていくというのが、やり方としてはやりやすいのではないかなと、市内の企業となってくると、民間との絡みの関係で、
医師会の絡みでなかなか難しいようなことも考えられるんですけど、その辺はどういうふうにお考えでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 おっしゃってますように、確かに、民間、企業等々決められた
病院がございますので、難しい面はございます。ただ、今回ってお話を聞かせてもらってる中で、当院を選定する
病院の一つに加えていただきたいということで、各企業さんのほうにはお願いをしております。中には、
病院として加えていただいた企業さんもございます。そういったことから、当市職員につきましても、広報等、庁内報等通じて当院での受診を呼びかけているところでありますので、さらにそういった形の活動を続けてまいりたいというふうに考えております。
○
前川委員長 田渕
委員。
○田渕
委員 続いて、その午後診の関係で先ほどもありましたけども、予約診の関係で午後診やってるのはわかっているんですけども、答弁の中の話では、
小児科、内科等で初診を含めた午後診を
検討したいという話なんですけれども、今話の中で、日勤帯でということなんですけども、それはわからんこともないんですけども、
市民の方が求めているのは、日勤帯ではなしに、要するに午後の6時、7時までの仕事が終わってからの診察ができないかというようなことも意見が結構あるんですけれども、そのあたりの
検討というのは今回はされてなかったということですね。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 今回、今
検討してますのは、おっしゃってますとおり時間内でのなおかつ今まで予約診しか受けておりませんので、急な子どもさんであったり、
内科系の腹痛であったりの方々について時間内で、まずは
初診患者さんを受けていきたいというのが趣旨でございます。おっしゃってますように、時間外のところにつきましても、今後
検討は必要かとは思いますが、今の現状、費用対効果、当然延長するに至っては
ドクターだけではなく、検査技師、薬剤師全ての者が日直を今現在、救急でやっておりますので、それにかぶせて配置をしなくてはいけないという状況もございますので、そういった費用面を考慮しないと、なかなか踏み切れない状況にあることは事実なので、その辺の
検討は今後進めていきたいとは考えております。
○
前川委員長 田渕
委員。
○田渕
委員 今言われたとおりやと思いますけども、夜間に関してはやっぱり緊急
外来の関係で体制はとってますけども、当然それをやってしまうと、人の配置から場所から含めて大きな費用がかかるということで、当然それは考えないかんのですけども、だけど、将来的にはそういうことも含めて、ちょっと考えていただきたいということと、それから、これも短時間でそうやりますという話ではありませんので、本当に
検討した中で、やれるのかどうかやっていただきたいと思います。
それと、もう1つですけども、
夜間透析に関して
アンケート調査を実施した上で、柔軟に対応していきたいというふうな話がありましたけども、8人おれば採算ベースゼロですわね、トントンでやっていけるという話でしたけども、実際の話として、今現在の
透析患者さんの導入の平均的な年齢とか、それから実際の
透析やられてる方の年齢配分なんか見たときに、そういう対象者の方が何人ぐらい今おるというふうに想定されてるんでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 今現在といいますか、7月末現在にはなりますけれども、全部で
透析患者91名いらっしゃいます。その中で、年齢帯が50歳未満の方が4名、60歳未満の方が8名、70歳未満の方が30名、80歳未満の方が29名、90歳未満の方が19名、90歳の方が1名という年齢構成になっておりまして、平均年齢で70.4歳。夜間を今のところ、
病院としてこの人数からすると、移行して仕事上の関係で夜間に来たいという人数は、マックスでも4名ないし5名しかいないというふうに試算しております。
○
前川委員長 田渕
委員。
○田渕
委員 夜間透析に関しましては、
ドクターの関係とかスタッフの関係等含めて、いろいろ
検討していかない、即座にやりましょう、やりませんという話ではないと思うんで、そこらはしっかり
検討していただきたいと思います。
○
前川委員長 山野
委員。
○山野
委員 来年から整形や麻酔に先生が来てくださるそうですけど、今ヘルプで来てくださってる先生への常勤化、そういったことのアプローチは、どういうふうに行っているんですか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 現在、非常勤で来ていただいてる方につきましては、常勤で来ていただけないので、非常勤で来ていただいてるという状況にありますので、その方々への常勤のアプローチというのは、今のところいたしておりません。あくまでも、非常勤で来ていただいてる先生につきましては、大学医局から常勤では無理ですが非常勤であれば可能ですよということで来ていただいてる先生ですので、そちらの方に常勤でうちに残ってくださいというアプローチはいたしておりません。
○
前川委員長 田渕
委員。
○田渕
委員 経営的に9億2,000万円赤字が出てるということなんですけども、
病院というのは単純に計算しやすい。
外来何人増やせば、入院が何人増えていただければ何ぼ稼げるというのは変な話ですけども。となってくると、いろんなこと言われましたけども、今年度は、例えば
外来患者を去年三十何人減ってるという話ですけど、
外来を一日当たり30人増やそう、入院を15人増やそうとか、単純な目的を設定して、各科にお願いしていうようなことはやられてるんでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 集患につきましては、
コンサル等の指導もございまして、院長のほうから全職員に1.2割増しを目標に、集患に努めるよう常々申しております。
入院患者につきましては、今のところ250名を目標値にして、毎日それにどれぐらいの量が達してるかというのを医局と看護部に張り出しまして、周知をしているところであります。
○
前川委員長 田渕
委員。
○田渕
委員 一番大事なのはそこやと思うんですけども、その中でスタッフが、やはりどうしてもせないかんのやというふうなやる気が出るようなモチベーションを上げるような形での指導とかお願いとか、そういうのをしっかりやっていただかな、本当の意味の成果は出てこないと思うんですけども、その辺はちゃんとコンサルタント含めてやられてるんでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 コンサルタントにつきましては、各部門のほうに個々に入っていただきまして、どこをどう改善すればいいか、どこをどうすればいいかということの指導等もいただいておりまして、既に3つのプロジェクトを立ち上げております。
HCU関連、
外来関連、ちょっと済みません、正確なところはちょっと覚えておりませんので、先ほど言いました2つ以外にもう1つプロジェクトチームを立ち上げて対応しているところでございます。あくまでも、職員の意思を聞いた上で、職員から発動するということを目的としてやっておりますので、できる限り職員の意思のもとに、集患を進めていきたいと思っております。
○
前川委員長 田渕
委員。
○田渕
委員 それには当然、
経営企画室が中心になって動いてるということでしょうね。まさか院長が中心になるいうことではないでしょうね。そこらはどうですか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 当然、発信は
経営企画室ということになっております。ただ、単位等々のこちらへの指導等がありまして、院長からやはり言っていかないと職員は動かないのではないかということで院長からの発信、ただそれは、あくまでもコンサルがこういうことをやっていくといいというようなことをある程度、コンサルさんの責任にするわけではないですが、コンサル指導の下に院長が代弁をしているというような形で職員の覇気を高めてるところであります。
○
前川委員長 前田副
委員長。
○
前田副
委員長 先ほどの答弁の中で、
寄付講座という話があったんですけど、これについては内容というんですか、どこの大学とかそういった具体的なことは、今の段階では決まっているんでしょうか。
実際、この前我々、会派のほうで視察に行ったんですけど、
寄付講座をやってるということで、かなりの効果があるということもお聞きしておりますので、ぜひこれ、金額も多額になるかもわかりませんが実施してほしいなという一つの施策でもありますので、そういった具体的なことについて、一つまずお聞きします。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 今現在、京都大学の耳鼻咽喉科のほうと下準備に入ってるところであります。その関係で、
常勤医師が今月、耳鼻咽喉科を退職されますので、非常勤の
医師を今2名送っていただいてるんですが、あと1名追加で、これはもう寄付する以前の話ということで、まずは非
常勤医師を送りましょうということで10月から送っていただくこととなっております。
来年度に向かいましては、予算化をさせていただいて、
寄付講座を前面に進めていきたいというふうに考えております。
○
前川委員長 前田副
委員長。
○
前田副
委員長 もう1点ですけど、二期構想について4億8,000万の赤ということおっしゃいましたけど、この二期構想ですね、いろいろな収支計画たてているんですけど、つくった当時と今と全然状況が変わっております。ですので、そういった今の現状に合わせたような見直しをした上でのこの収支計画ですか、それをつくる考えとか、それをお示ししていただけるようなことはあるんでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 二期構想を策定した時点から以後、また5年毎の計画ということで改革プランというのを29年度にお示しをしたところであります。そういったところでの見直しを図っていくことは可能かというふうに考えております。
ただ、その当初に策定した二期構想の金額に関しまして、今現時点で二期構想が既に完了した時点におきましては、そちらの金額を見直してまた提示することに特に意味はないかと思っておりますので、その改革プラン、今ですと改革プランと二期構想で、もう既に
ドクターの減少に伴いまして、収入構造を減らした形で提案をさせていただいてると思いますが、そういった見直しをその時点、その時点ではかけていきたいというふうには考えております。
○
前川委員長 前田副
委員長。
○
前田副
委員長 私たちとしましては、
市民病院を大変心配しておりますので、こういったことを何回も聞くんですけど、例えば30年度から向こう10年のこういう収支のバランス状況、そういったものを本当いったら知りたいんですけど、どういうふうになるのか、そういったものは可能なんでしょうか。
○
前川委員長 長坂市民病院事務局長。
○
長坂事務局長兼
介護老人保健施設事務長 当然、年度年度の予算をたてていく上で、見込みというものをたてていっておりますので、そういった御呈示は各年度ごとの予算としては、させていただけるものとは思っております。
ただ
病院の予算、御存じのように支出ありきの収入というところがございます。といいますのは、当然
医療を優先していくわけでございますので、
医療機器の購入であったり、そういったところを節減はするんですが、どうしても買わなくてはいけない部分というのがありますので、それに見合った収入予算をたてていくというのが
病院の公営企業の原則となっておりますので、そういった形のお示しはできるのかなとは思っております。
○
前川委員長 田渕
委員。
○田渕
委員 公営企業の全部適用ということで、独立採算でかなりやられてるとは思いますけども、先ほども
市長のほうからも話ありましたけども、公的な
病院の役割として、不採算部門、これを担う必要があるということで、同時に
先進医療の追及もせないかんということで、収入面において人口減少、また
患者減ってるような中で、非常に厳しい状況やと思いますけれども、やはり
市民の安全・安心を確保するという意味で、ある程度の赤字は仕方ないと言ったらおかしいですけども、必要悪として、やはり
市民の
医療を担うための努力、これしっかり本当にやってもらいたいと思います。
○
前川委員長 前田副
委員長。
○
前田副
委員長 全職員が
経営改善に当たるということですけど、院長のリーダーシップという発言もあったんですけど、
市長が管理者ということで、トップの位置にあるわけです。ですので、もう一度
市長の
市民病院、最後の砦というのは重々承知しておりますが、
市長の
市民病院あり方、どうするか、再度、
市長のほうから御答弁をいただきたいんですけど。
○
前川委員長 明石市長。
○
明石市長 今年の新年度の予算のときに、私はきっちり言うたと思います。
二期構想が済んで、これから経営やと、経営に力を入れていくというようなことを申し上げたと思います。そういう意味では、非常に
経営改善、これはもう大きなお金を入れておりますので、当たり前のことといえば当たり前のことですけど、ただ、いろんな取り巻く環境、
公立病院の使命もそうですけど、例えば市の財政との関係を一つ見ても、従来は、地方交付税の算定基礎、病床数やったわね、今は稼働してる、実際使うておる病床数が単位になってるんですよ。結局、どういうことかといいますと、やっぱり
公立病院改革で病床の稼働率を70%以上にせいというようなことが言われております。皆さん、決算書見られておると思いますけども、今の
赤穂市民病院の稼働率、そういうことからすると、以前の交付税の算定基礎から見ますと、非常に金額そのものが落ちてくるというようなこともありますし、
診療報酬の関係も毎年毎年、事業者側と利用者側、そういうところで駆け引きがいろいろなものがありまして、国のほうで決まったものがおりてくると。一概に、この経営努力だけで、どうのこうのというようなところがなかなか力が及ばないところもあるというのを重々知ってるんですけど、そんなことは理由にならんというようなことで、やはりしっかり経営していかなあかんだろうと。そういう意味では、もう常に危機感をもっているというか、そういうつもりでおるんです。
私、三セクが破綻したときの27億3,000万の手続を、手続というか、あとの処理に当たったときの経験もありまして、非常に、そういった面では、もう何でまた、というようなそういう懸念も、先ほども
川本委員のほうから
資金ショートの話がありましたけども、
資金ショートじゃないですけども、経営そのものを見て見ましたら、そういう懸念もあります。しかし、それを回避すべく今院長始め各
先生方、それからいろんな職員が頑張って今活動しよるというような実態ですので、そういうことになりますと、もう赤穂市の安全・安心の最後の砦が守れんということになりますので、それはもうぜひとも何とか回避していくような努力をせないかんと、そのように思っております。
やはり、いろんな意味でといいますか、今コンサルタントが入っております。このコンサルタントの使い方一つによっても、
病院内にそれぞれの職種であつれきが生じたりして、非常に難しい面も当然予測されると思いますので、自分としては、非常にそういった面ではコンサルタントの活用、活用したらいいんやけど、なかなか難しいなというようなことも思ってるんですけども、ある意味、専門家の力を借りなあかんだろうというところもあります。
それと、
皆さん方も御存じのように、
公立病院そのもの、近隣のたつの、高砂、加西、そういうような
病院の状況も、垣間耳に入ります。同じように、
公立病院、
自治体病院として頑張っておられるんですけど、非常に懸念材料非常にあります。そういうような状況を踏まえますと、非常に厳しいなと思いますけど、やはり一番兵庫県南西端の
地域中核病院として、県域を越えた岡山県側からの
患者の皆さんもおられるので、そこを何とか二次
医療圏の赤穂地区ということで、何とか踏ん張らないかんと、そういうような思いでおります。
医師の確保は、先ほども申し上げましたけど、少しでも脈がある、見込みがあるというようなとこらは率先して声かけてくれるいうようなことで言うておりますので、自分としても積極的に動いてまいりたいとそのように思っております。
なかなか先生は、何歳になっても大学との関係は消えないというのがこの
医療界にあるようでして、非常に皆ひもつきで、それを嫌ってぽんと切って、今のところどこでも働けますので、切って働いておられる一匹オオカミといいますか、そういう一人で仕事をしてる派遣
医師で飯を食うとるというようなお医者さんもおるようでございますので、そういうお医者さんがいいのか悪いのか、それも我々事務職には、なかなか判断しかねるところがあります。そういうこともあります。非常に複雑な問題が絡んでおります。絡んでおりますけど、やはり根底は何かと、
市民病院としての本来の目指すべきものは何か、それを設立しておる自治体の長としてどうだというようなところをしっかりと十分に意識して事に当たりたいとそのように思っております。
○
前川委員長 以上で、
質疑等を終結いたします。
これをもって、
市長総括質問を終了いたします。
ただいまから表決に入ります。
まず、認第1号 平成29年度赤穂市一般会計歳入歳出決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議あり) 異議ありの声がありますので、挙手にて採決いたします。
本案は、原案のとおり認定することに賛成の
委員の挙手を求めます。(挙手多数) 挙手多数であります。
よって、認第1号は、原案のとおり認定されました。
次、認第2号 平成29年度赤穂市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議あり) 異議ありの声がありますので、挙手にて採決いたします。
本案は、原案のとおり認定することに賛成の
委員の挙手を求めます。(挙手多数) 挙手多数であります。
よって、認第2号は、原案のとおり認定されました。
次、認第3号 平成29年度赤穂市職員退職手当管理特別会計歳入歳出決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、認第3号は、原案のとおり認定されました。
次、認第4号 平成29年度赤穂市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、認第4号は、原案のとおり認定されました。
次、認第5号 平成29年度赤穂市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、認第5号は、原案のとおり認定されました。
次、認第6号 平成29年度赤穂市墓地公園整備事業特別会計歳入歳出決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、認第6号は、原案のとおり認定されました。
次、認第7号 平成29年度赤穂市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議あり) 異議ありの声がありますので、挙手にて採決いたします。
本案は、原案のとおり認定することに賛成の
委員の挙手を求めます。(挙手多数) 挙手多数であります。
よって、認第7号は、原案のとおり認定されました。
次、認第8号 平成29年度赤穂市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議あり) 異議ありの声がありますので、挙手にて採決いたします。
本案は、原案のとおり認定することに賛成の
委員の挙手を求めます。(挙手多数) 挙手多数であります。
よって、認第8号は、原案のとおり認定されました。
次、認第9号 平成29年度赤穂市後期高齢者
医療保険特別会計歳入歳出決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議あり) 異議ありの声がありますので、挙手にて採決いたします。
本案は、原案のとおり認定することに賛成の
委員の挙手を求めます。(挙手多数) 挙手多数であります。
よって、認第9号は、原案のとおり認定されました。
次、認第10号 平成29年度赤穂市
病院事業会計決算認定について採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、認第10号は、原案のとおり認定されました。
次、認第11号 平成29年度赤穂市
介護老人保健施設事業会計決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、認第11号は、原案のとおり認定されました。
次、認第12号 平成29年度赤穂市水道事業会計決算認定について、採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり認定することに、御異議ございませんか。(異議なし) 御異議なしと認めます。
よって、認第12号は、原案のとおり認定されました。
以上で、本
決算特別委員会に付託されました平成29年度各会計の決算についての審査につきましては、全て終了いたしました。
ここで、
決算特別委員会委員の総意として、私
委員長から一言申し上げます。
このたび、当特別
委員会に付託されました平成29年度各会計決算に係る審査につきましては、事務事業成果報告書等の訂正の申し出が非常に多くありました。
このことは、審査を行う上で支障となることであり、また、提出書類に対する不信感を抱くことともなります。
今後、十分精査した上で提出をしていただくことを申し上げます。
市長より挨拶の申し出がありますので、これを受けることにいたします。
明石市長。
○
明石市長 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
前川委員長さん、
前田副
委員長さんを始め、
委員の皆様方には、平成29年度の決算につきまして、さる9月27日から今日まで長期間にわたりまして、慎重な御審議をいただきました。
また、先ほどは認定の御決定をいただきましたことを厚く御礼を申し上げます。
各所管における審査の過程で頂戴いたしました御意見等につきましては、今後の執行に当たり十分配意いたしますとともに、適切な対応ができますよう指導してまいりたいと存じます。
今後とも御指導のほどよろしくお願い申し上げまして、非常に簡単ではございますが、お礼の御挨拶にかえさせていただきます。ありがとうございました。
○
前川委員長 これをもちまして、本年度の
決算特別委員会を終わらせていただきます。
長期間の審査、ありがとうございました。
御苦労さまでございました。
(午前10時30分)
( 了 )...