加古川市議会 2019-06-19
令和元年第1回定例会(第4号 6月19日)
◎日程第3 請願
○議長(
原田幸廣) 日程第3、請願を議題とします。
各
常任委員会に付託中の請願3件について、各
常任委員長から順次報告を求めます。
まず、
総務教育常任委員長の報告を求めます。
総務教育常任委員長。
○
総務教育常任委員長(山本一郎)(登壇) おはようございます。審査の結果を報告いたします。
請願第1号、本件は、計画的な
教職員定数改善を推進すること、教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため、
義務教育費国庫負担制度の
負担割合を2分の1に復元することの2項目について、国の関係機関に対し、意見書の提出を求める請願であります。
委員会は、審査の結果、全会一致で採択と決定いたしました。
次に、請願第3号、本件は、2019年10月1日からの消費税10%への
引き上げの中止を求める意見書を政府に送付することを求める請願であります。
委員から「格差社会が進行する中で、消費税の
引き上げは低所得者にとって大きな負担である」との採択を求める意見や、「ふえ続ける
社会保障費の安定的な財源確保という喫緊の課題解決のためには、
消費税増税は避けられないと考える」「特定の者に負担が集中せず、高齢者を含めて国民全体で広く負担する消費税が、超
高齢社会における
社会保障の財源にふさわしいと考える」「今回の
引き上げには
軽減税率などの対策も行われる」との不採択を求める意見がありました。
委員会は、審査の結果、
賛成少数で不採択と決定いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
原田幸廣) 次に、
福祉環境常任委員長の報告を求めます。
福祉環境常任委員長。
○
福祉環境常任委員長(西村雅文)(登壇) 皆さん、おはようございます。審査の結果を報告いたします。
請願第2号、本件は、70歳以上の市民にバス・
タクシー優待利用券の交付を求める請願であります。
委員から「高齢者にとって、歩行や車の運転は困難であり、外出のために
タクシーを利用することは
経済的負担が大きい。他市町で実施されている高齢者に対するさまざまな支援策を参考にして取り組むことが必要である」との採択を求める意見や、「高齢者だけでなく、全ての市民が活用できる
地域公共交通施策とすることが重要である」「70歳以上の方へ一律に交付することは、財政的な負担が非常に大きく賛同できない」「地域によって交通の利便性に格差があるため、一律に交付することは、公平性に著しく欠ける」との不採択を求める意見がありました。
委員会は、審査の結果、
賛成少数で不採択と決定いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
原田幸廣) 各
常任委員長の報告は終わりました。
これより、請願第1号について、
委員長報告に対する質疑とあわせ討論に入ります。
井上恭子議員。
○(
井上恭子議員) 当請願に対し、かこがわ
市民クラブを代表し、賛成の立場で意見を申し上げ、
態度表明をいたします。
請願事項の1にある
教職員定数改善の推進による30人以下学級とすることについては、
請願理由にあるように、学校現場においては長時間労働是正に向けて教職員の働き方改革が進められようとしており、計画的な
教職員定数改善と30人以下学級とすることが求められています。
請願事項2にある
義務教育費国庫負担制度の
負担割合を2分の1に復元することについても、現在3分の1に
負担割合を引き下げたことで、
自治体財政難を理由に35人以下学級や
個別教育課題への対応に、自治体間の格差が危惧されております。
子どもたちが全国どこに住んでいても一定水準の教育を受けられ、子どもの学ぶ意欲、主体的な
取り組みを引き出す教育の役割は重要であり、そのための条件整備は不可欠です。
このことから、教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、
義務教育費国庫負担制度の
負担割合を2分の1に復元することは、喫緊の課題であります。
以上のことから、2020年度の
政府予算編成において、
請願事項の実現を求めることに賛成し、本請願の全会一致の採択を求め、
態度表明といたします。
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、請願第1号を採決します。
本請願を採択することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、本請願は採択することに決定しました。
次に、請願第3号について、
委員長報告に対する質疑とあわせ討論に入ります。
立花議員。
○(
立花俊治議員) 請願第3号、10月1日の
消費税引き上げストップを求める
意見書採択について、
日本共産党加古川市議会議員団として賛成の立場で
態度表明をいたします。
安倍首相が議長を務める
経済財政諮問会議が、
経済財政運営と改革の基本方針になる骨太方針2019の原案をまとめ、6月21日閣議決定と報じられています。その中に、ことし10月からの
消費税率の8%から10%への
引き上げを予定していると明記し、増税を大前提に
経済財政を運営することを明確にしています。しかし、
自民党本部で記者団の取材に応じた
萩生田自民党幹事長代行は、ことしの4月18日の
インターネット番組で、ここへ来て日銀短観も含めて景気がちょっと落ちている、次の6月はよく見ないといけない、本当にこの先危ないぞというところが見えてきたら、崖に向かってみんなを連れていくわけにはいかない、そこはまた違う展開もあると思う、と表明しています。
内閣官房参与だった
藤井聡京都大学教授は、辞職に当たり、デフレ化の
消費増税が極めて深刻なリスクをもたらすことが懸念されています、この危機を乗り越えるべく、一学者、一言論人として、必要だと信じる政策論を力の限り全力を尽くして発言し続けてまいる所存です、と述べています。
消費税の増税により、増税不況となることが検証されています。
消費税創設以来30年間で、その税収は397兆円にも上りますが、ほぼ同じ時期に法人三税は298兆円減っており、大企業、富裕層への減税の穴埋めになり消えてしまっています。藤井聡氏の
指摘どおり、この間に所得税、住民税も261兆円も減ってしまっています。庶民の負担は嫌でもふえます。10%の増税は、1
世帯当たり8万円の負担増になると言われています。ところが、税理士で元
静岡大学教授の湖東京至さんは、
トヨタ自動車などの輸出大企業は
消費税導入以来、一度も消費税を納めたことがないと指摘しています。そのために、
トヨタ自動車がある
豊田税務署は、
消費税収入がマイナス、赤字、輸出の
還付金制度は消費税の不公正の中でも最たるものと増税中止を強調しています。還付金は消費税の税収全体のおよそ25%、つまり業者の皆さんが納めた消費税のうち、4分の1はトヨタなど大企業に支払われ、残りの75%が国庫に入ると指摘しています。アメリカには消費税がありませんが、
アメリカ政府は
輸出還付金をリベートと言っています。還付金は、明らかに輸出企業への補助金であり、
WTO世界貿易機関ルールに違反していると指摘しています。
軽減税率を導入するから食料品などは8%に据え置かれ、低所得者の負担はそんなにふえないと政府は言っていますが、8%の対象となるのは食料品のほか、
定期購読の新聞とされていますが、もし飲食料品や
新聞購読料が全く上がらなければ、その分、消費税の負担はふえないかもしれませんが、しかし実際には消費税法では、
価格決定権は企業に任されており、8%が適用される飲食料品でも食用油、ポテトチップスほか、
ペットボトル商品、水、お茶、ペプシほかの
値上げラッシュが現実に行われており、記事を拾えば枚挙にいとまがありません。
軽減税率という制度は、全く意味がないのではないでしょうか。
また、2023年10月から
インボイス方式を導入しようと言われていますが、消費税の
減免事業者は登録番号が発行される
仕入れ書が出せません。そのため、取引先や元請、
業務委託元から取引を断られたり、
課税事業者になるよう求められたりすることが懸念されます。
年間売り上げ1,000万円以下の免税業者は、
課税業者と取引を続けられない。8%、10%、記帳経理が大変複雑過ぎる。売り上げ1,000万円以下でも
課税業者になるか、事業縮小、廃業せざるを得ないと嘆いています。
以上のような理由から、10月1日からの消費税10%への
引き上げは行わないよう政府に求める
意見書採択の請願に賛成をいたします。
○議長(
原田幸廣)
小林議員。
○(
小林直樹議員) 請願第3号、10月1日の
消費税引き上げストップを求める
意見書採択に対して、
公明党議員団を代表して反対の意見を申し上げ、
態度表明いたします。
そもそも
消費税引き上げの最大の目的は、
社会保障制度と税の一体改革、すなわち
少子高齢化で膨らむ
社会保障の財源確保と国の
財政健全化を進めることでありました。安倍首相は、
消費税率引き上げの狙いについて、お年寄りも若者も安心できる全世代型の
社会保障へと大きく転換し、同時に
財政健全化も確実に進めていくと強調し、2019年度と2020年度予算で臨時特別の措置を講じると説明し、実際に対策を進めているところであります。
その代表的なものが、未来の宝である
子どもたちのための
幼児教育無償化や、
高校授業料無償化であります。
消費税率10%への
引き上げにあわせ、酒類や外食を除く
飲食料品全般と、
定期購読の新聞の税率を8%に据え置く
軽減税率も導入します。
消費税は、所得の少ない人ほど負担感が重いという逆進性があり、
軽減税率によって
家計負担を軽くする効果が見込めることから、生活者の声を受け、また海外でも多くの国で導入されており、事実上、世界標準の制度として定着しております。
軽減税率実施に向けた
インボイス導入やレジ対応の補助金など、現時点で最も適した対応であると認識しております。
この目的と対策を鑑み、当初の予定どおり執行することが望ましいと判断いたします。
以上の理由から、本請願は不採択といたします。
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、請願第3号を採決します。
本請願を採択することに、賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
[
電子採決システムにより投票]
○議長(
原田幸廣) 押し忘れなしと認め、表決を終了します。
賛成少数です。
したがって、本請願は不採択とすることに決定しました。
次に、請願第2号について、
委員長報告に対する質疑とあわせ討論に入ります。
高木議員。
○(
高木英里議員) 請願第2号、
高齢者向けに、バス・
タクシー優待利用券の交付を求める請願書に対しまして、
日本共産党加古川市議会議員団、賛成の立場で申し上げます。
高齢者になると病院や買い物に行くことが困難になり、
タクシーを利用する場合でも、
経済的負担が大きくなかなか利用できません。2017年10月に行った
日本共産党の
市政アンケートでも、
公共交通機関の充実や
タクシーなどの乗車補助を望む声が上位を占めました。歩行が困難になっていく高齢者の状況は深刻です。
請願者が行った請願の趣旨説明でも、バス代の負担が重く、病院に通う日数を減らし、症状がなかなかよくならなかったなどの声もお聞きしました。
買い物や病院などの送り迎えの家族の支援も限定されます。誰もが年をとり、足腰が弱って、車の運転もできなくなります。他の自治体では、高齢者の
お出かけ支援といった
取り組みでさまざまな工夫がされており、例えば前橋市では、高齢者の
交通手段の確保として、75歳以上の高齢者と
運転免許証返納者と65歳以上で
運転免許証を持たない人を対象に、500円の補助をする
タクシー券を年間120枚発行し、2万人が利用、費用は約1億3,000万円として実施されているそうです。買い物や通院に便利だと喜ばれています。また、姫路市では満75歳以上で神姫バスの
市内停留所間の運賃が1回50円になる
優待乗車証を交付しているそうです。他にも何らかの形で
取り組みが全国の自治体でされています。こういった事例を本市でも参考にして取り組むことが必要だと考えます。
以上をもって賛成とさせていただきます。
○議長(
原田幸廣) 谷議員。
○(
谷真康議員) 請願第2号、
高齢者向けに、バス・
タクシー優待利用券の交付を求める請願書に対し、反対の立場でかこがわ
市民クラブの意見を申し上げ、
態度表明をいたします。
全国的に利用者の減少や
運転手不足による路線バスの廃止・縮小が相次ぐなど、地域の
公共交通を取り巻く環境はさらに厳しさが増しています。
地域公共交通のあり方を総合的な視点に立って見直し、各地域の実情にふさわしく、特性や移動需要に対応した
交通機能の充実を図り、まずは
公共交通空白地域の解消に向けた
取り組みを行い、
交通弱者への対応と効率的で利便性の高い
公共交通体系の検討が必要です。このような中、本年度の
施政方針では、
公共交通網の再構築に
取り組み、2020年度をめどに
市内路線バス上限運賃制度新設に向けた
利用環境の整備や、
かこバスルートの増設・再編、
加古川以西における
かこバスミニの新たな
ルート導入、
住民提案制度による
コミュニティ交通導入に向け、地域、町内会と連携し協議を進めていくとされています。
本請願は、70歳以上にバス・
タクシー優待券を交付してくださいと記述されています。70歳以上の方への一律交付について、70歳以上の市民を対象に交付金を年間5,000円で試算すると、2億5,000万円もの交付金が必要です。また、対象年齢の設定につきましても検討が必要であると考えますので、今、
優待利用券の交付を要望するタイミングではないと考えます。まずは加古川市
地域公共交通プランを進めていき、
加古川市内で数多く残る
公共交通空白地域及び不便地域の解消を図ること、また市民が利用しやすい
公共交通の整備を推進することが優先と考えます。
よって、請願者の思いは理解できますが、現時点での実現については賛成できない旨、申し上げます。
意見として、本市は
施政方針と並行して、最終的に
交通空白地域として残される方、また
公共交通最寄駅・バス停への移動が容易にできない方への配慮について、十分な検討をしていただくことを強く要請し、
態度表明といたします。
○議長(
原田幸廣)
柘植議員。
○(
柘植厚人議員) 請願第2号について、女性の笑顔で未来を創る会と維新を代表して、
態度表明いたします。
この
高齢者向けにバス・
タクシー優待利用券の交付を求める
請願理由の内容については、もっともであり、十分に理解し共感するところであります。ただ、
請願事項の内容の「70歳以上に」というところについては、まず
後期高齢者である75歳以上からスタートするのが限られた財源を考えても適切かと思われます。また、当会派では
運転免許返納の際の特典なども必要と考えるため、高齢者へのバス・
タクシー優待利用券などと
運転免許返納での特典等、総合した形での実施が有効かつ適切だと考えます。今後も高齢者への配慮ある
交通政策と
運転免許返納促進策は最重要事項と認識していますが、この請願での70歳以上にバス・
タクシー優待利用券を交付してくださいという事項については、年齢などの点で一部賛同できない点もあるため、賛成できないものであります。
○議長(
原田幸廣)
森田議員。
○(
森田俊和議員) 請願第2号につきまして、創政会として反対の立場から意見を述べさせていただきます。
公共交通につきましては、創政会としても最重要課題と位置づけて政策提言を行ってまいりました。特に
公共交通空白地域に対する対応、例えば志方や神吉などにおける
かこタクシーや
公共交通の充実に取り組んでまいりました。また、近隣のバス停や駅まで行くことが困難な方がおられることは十分に認識をしておりますし、その対策は検討すべきと考えております。市としても、
公共交通の問題を重要課題とし、市長も
公共交通の充実を公約とされ、バスの上限運賃制度やデマンド
タクシーの検討なども進められております。
そのような点からも、
請願理由につきましては十分理解をするものの、
請願事項にある70歳以上にバス・
タクシー優待利用券を交付してくださいという点については賛成をしかねます。委員会でもありましたが、本市において70歳以上は5万2,000人おられ、そこに一律交付となると膨大な財政支出が必要となりますし、その金額の一方で施策効果は低いと考えられます。そこに財、税を投入するよりも、現状、市が検討されております施策やバス路線の充実などに充てるほうが効果的であると考えます。さまざまな面からの検討を行い、加古川市の実情に合った
公共交通のあり方を考えるべきという立場から、この請願につきましては賛成できない旨、申し上げます。
○議長(
原田幸廣) 織田議員。
○(織田正樹議員) 請願第2号、
高齢者向けに、バス・
タクシー優待利用券の交付を求める請願書について、
加古川市議会志政加古川を代表し、
態度表明をさせていただきます。
高齢者の日常生活における移動手段の確保は重要課題であると認識しております。
本請願は、70歳以上の方に対し一律にバス・
タクシーの
優待利用券の交付を求めるものであります。
請願理由にもありますが、市街地と農村部など、地域によって交通利便性にかなりの格差があり、市域全域に
公共交通が整備されていない現状において、一律に交付することは公平性に欠けるものではないかと考えられますし、財政面においても現実性に欠けるものです。
現在、ドア・ツー・ドア型のデマンド
タクシーの試験導入など、
公共交通網の整備・充実に向け、さまざまな検討がなされている最中であります。現段階では、将来にわたって持続可能な
公共交通網の構築に向け、よりよい形を早急に検討すべきであって、今、
優待利用券を一律に交付することには賛成できない旨を申し上げ、反対の
態度表明をさせていただきます。
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、請願第2号を採決します。
本請願を採択することに、賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
[
電子採決システムにより投票]
○議長(
原田幸廣) 押し忘れなしと認め、表決を終了します。
賛成少数です。
したがって、本請願は不採択とすることに決定しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第4 議案第5号 〜 日程第8 議案第6号
○議長(
原田幸廣) 日程第4、議案第5号から日程第8、議案第6号までの5件を一括議題とします。
本5件について、各
常任委員長から順次報告を求めます。
まず、
総務教育常任委員長の報告を求めます。
総務教育常任委員長。
○
総務教育常任委員長(山本一郎)(登壇) 審査の結果を報告いたします。
議案第5号、本案は、
市税条例等の一部改正で、地方税法等の一部を改正する法律が平成31年3月29日に公布されたことなどに伴い、所要の措置を講じようとするものであります。
その内容は、個人市民税については、単身児童扶養者を非課税の範囲に追加することなど、軽自動車税については、軽自動車税環境性能割について規定すること、現行の軽自動車税の名称を軽自動車税種別割に変更することなどであります。また、法人市民税については、電子申告が義務づけられている大法人において、災害等の理由により電子申告が困難であると認められるときは、当該方法によらずに申告書を提出できることとすることなどであります。
委員会は、審査の結果、全会一致で原案可決と決定いたしました。
次に、議案第7号、本案は、市立自動車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正で、利用者の利便性の向上を図るため、開場時間を見直そうとするものであります。
その内容は、開場時刻を現行の午前8時30分から午前8時15分に、閉場時刻を現行の午後10時30分から午後10時15分に変更すること、施行期日を令和2年4月1日とすることであります。
委員会は、審査の結果、全会一致で原案可決と決定しました。
次に、議案第8号、本案は、
火災予防条例の一部改正で、住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令が改正されたことなどに伴い、所要の措置を講じようとするものであります。
その内容は、住宅用防災警報機等を設置しないことができる要件として、特定小規模施設用自動火災報知設備を設置した場合を追加することなどであります。
委員会は、審査の結果、全会一致で原案可決と決定いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
原田幸廣) 次に、建設経済
常任委員長の報告を求めます。
建設経済
常任委員長。
○建設経済
常任委員長(神吉耕藏)(登壇) 審査の結果を報告いたします。
議案第4号、本案は、
森林環境事業基金条例の新規制定で、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律が制定されたことに伴い、国から譲与される森林環境譲与税を原資として基金を新設し、その運用方法等を定めようとするものであります。
当該基金を財源として実施する森林整備等に関する事業の進め方をただしたのに対し、理事者から「市内にある194ヘクタール、515筆の私有林人工林を対象に、県のガイドラインに沿って事業を進めていく」との答弁でありました。
委員から「森林環境税により、低所得者も一律に財源を負担することとなる制度であるため賛成できない」との意見がありました。
委員会は、審査の結果、賛成多数で原案可決と決定いたしました。
次に、議案第6号、本案は、
建築確認申請等手数料条例の一部改正で、建築基準法が改正されたことに伴い、所要の措置を講じようとするものであります。
その内容は、防災等の理由により壁面の位置の制限を受けた建築物に関する建蔽率の特例の許可申請に対する審査手数料を3万3,000円と定めることなどであります。
委員会は、審査の結果、全会一致で原案可決と決定しました。
以上、報告いたします。
○議長(
原田幸廣) 各
常任委員長の報告は終わりました。
これより、議案第5号について、
委員長報告に対する質疑とあわせ討論に入ります。
[「なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、議案第5号を採決します。
本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号について、
委員長報告に対する質疑とあわせ討論に入ります。
[「なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、議案第7号を採決します。
本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号について、
委員長報告に対する質疑とあわせ討論に入ります。
[「なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、議案第8号を採決します。
本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第4号について、
委員長報告に対する質疑とあわせ討論に入ります。
立花議員。
○(
立花俊治議員)
日本共産党加古川市議会議員団として、加古川市
森林環境事業基金条例について、反対であるとの
態度表明をさせていただきます。
まず第1に、この基金の財源が、復興特別住民税の期限切れに合わせて、1人1,000円の課税がされるようになっていることです。第2に、原資が低所得者も一律に負担する構造になっています。応能負担にすべきだと考えます。第3に、譲与税配分が人口指標となっており、配分方法に疑義を感じています。第4に、東日本大震災の復興財源については、17兆円と枠組みが決められ、所得税は2013年から25年間、税額に2.1%上乗せし、個人住民税は14年から10年間均等割1,000円を上乗せしています。ところが、法人税については2012年度から3年間に限って税額に10%上乗せしただけで、既に廃止されています。応能負担が原則であるべき課税が、大企業に優遇されていることに対して、反対の立場を表明し、終わりたいと思います。
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、議案第4号を採決します。
本案を原案のとおり決定することに、賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
[
電子採決システムにより投票]
○議長(
原田幸廣) 押し忘れなしと認め、表決を終了します。
賛成多数です。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号について、
委員長報告に対する質疑とあわせ討論に入ります。
[「なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、議案第6号を採決します。
本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第9 議案第1号
○議長(
原田幸廣) 日程第9、議案第1号を議題とします。
本件について、各
常任委員長から順次報告を求めます。
まず、総務教育
常任委員会の関係部分について、委員長の報告を求めます。
総務教育常任委員長。
○
総務教育常任委員長(山本一郎)(登壇) 審査の結果を報告いたします。
議案第1号、本案は、
一般会計補正予算(第1回)のことのうち、本委員会の付託部分であります。
委員会は、審査の結果、賛成多数で原案可決と決定しました。
以上、報告いたします。
○議長(
原田幸廣) 次に、福祉環境
常任委員会の関係部分について、委員長の報告を求めます。
福祉環境常任委員長。
○
福祉環境常任委員長(西村雅文)(登壇) 審査の結果を報告いたします。
議案第1号、本案は、
一般会計補正予算(第1回)のことのうち、本委員会の付託部分であります。
民生費のうち、児童福祉費における子ども・子育て支援制度管理システム改修業務委託料1,218万8,000円について、補正理由をただしたのに対し、理事者から「10月からの幼児教育・保育の無償化に向けて、国から示された新たな情報に基づき、認可外保育施設利用者の支給認定や利用料補助の計算・支払事務に対応するためにシステムを改修するものである」との答弁がありました。
委員会は、審査の結果、賛成多数で原案可決と決定いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
原田幸廣) 次に、建設経済
常任委員会の関係部分について、委員長の報告を求めます。
建設経済
常任委員長。
○建設経済
常任委員長(神吉耕藏)(登壇) 審査の結果を報告いたします。
議案第1号、本案は、
一般会計補正予算(第1回)のことのうち、本委員会の付託部分であります。
商工費におけるプレミアム付商品券事業のプレミアム付商品券販売・換金等業務委託料2億6,500万円に関連し、対象者への周知方法をただしたのに対し、理事者から「広報かこがわ、ホームページ、町内会での隣保回覧による周知に加え、民生委員を通じての周知も行う予定である」との答弁がありました。
委員から「
消費税増税反対の立場から、
消費税増税に関連して実施されるプレミアム付商品券事業に関する予算が含まれている本案には賛成できない」との意見がありました。
委員会は、審査の結果、賛成多数で原案可決と決定しました。
以上、報告いたします。
○議長(
原田幸廣) 各
常任委員長の報告は終わりました。
これより、議案第1号について、
委員長報告に対する質疑とあわせ討論に入ります。
岸本議員。
○(岸本建樹議員) 議案第1号、令和元
年度加古川市
一般会計補正予算(第1回)について、
日本共産党加古川市議会議員団として
態度表明いたします。
補正額3億188万2,000円のうち、教育費として幼稚園建設事業で、幼稚園教室に空調設置のための設計費用が追加されたことについては、市民の願いである教育環境の早期改善を求めることの実現に向け、前進したものとして評価いたします。快適な教育環境整備が一日も早く実現することを期待するものです。
商工業振興費では、消費税10%への増税対策事業として、市民税非課税世帯と3歳までの子育て世代に対し、プレミアム付商品券販売・換金等業務委託料として2億6,500万円が計上されています。財源は、全額国庫支出金として準備されていますが、問題を指摘いたします。
消費税は、1989年に福祉目的として導入され、以来31年間の累積納税額は397兆円となっております。一方、法人税は消費税が上がるたびに繰り返し減税され、31年間の減収額は累計298兆円となっています。消費税のほとんどが法人税減税の後の穴埋めとなり、福祉予算への活用はわずかしかない現状です。
日本共産党加古川市議会議員団は、
消費税増税ストップの立場です。本年10月に予定されている消費税10%への増税後、日本経済の落ち込みが予想される中、プレミアム付商品券は低所得者や子育て世代への支援になるでしょうか。増税後の買い控えによる経済落ち込みを下支えする施策として、所得の少ない、生活の厳しい世帯や子育て真っ最中の家庭に対し、短期間に消費行動へ誘導するものではないでしょうか。この商品券は、一般の商品券と違い、使用期限が来年2月末日です。3月1日からは使用も換金も不能となることも明らかになりました。実態としての対応は理解しますが、市民の生活を守る立場として、賛成できるものではありません。
よって、本補正案に対し、反対いたします。
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、議案第1号を採決します。
本案を原案のとおり決定することに、賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
[
電子採決システムにより投票]
○議長(
原田幸廣) 押し忘れなしと認め、表決を終了します。
賛成多数です。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
しばらくの間、休憩します。休憩中に議会運営委員長から議会運営委員会を開催したい旨の申し出がありますので、議員の方は直ちに協議会室にお集まりください。なお、本会議再開時間につきましては、追ってお知らせいたします。
(休憩 午前10時19分)
(再開 午前10時40分)
○議長(
原田幸廣) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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◎日程第10 議案第9号 〜 日程第12 議案第11号
○議長(
原田幸廣) 日程第10、議案第9号から日程第12、議案第11号の3件を一括議題とします。
順次、提案理由の説明を求めます。
総務部長。
○総務部長(平田喜昭) 議案第9号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
冊子番号4の1ページ及び2ページをごらんください。
本案は、
加古川東市民病院跡地整備事業建設工事請負契約締結のことで、市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものです。
この工事は、平成29年7月に策定した加古川東市民病院跡地活用計画に基づき、跡地全体における公共施設間の一体的・効果的な連携を図ることで、地域住民に魅力的な空間を整備することを目的として、東加古川公民館、東加古川子育てプラザ及び東消防署を新築移転しようとするものです。
平成31年2月8日、2社による総合評価一般競争入札を行った結果、27億3,900万円をもちまして、加古川市野口町良野1506番地、前川建設株式会社を代表とする3社で構成される建設コンソーシアム各社と本案記載のとおり請負契約を締結しようとするものです。
なお参考といたしまして、3ページから8ページに施工内容、付近見取り図、総合評価方式での選定結果の状況並びに地方自治法の抜粋を添付いたしております。また、本案件につきましては、設計と施工を一体的に発注するデザインビルド方式を採用していることから、具体的な建物配置図及び平面図につきましては、今後請負業者が作成することとなるため、現時点では添付することができません。建物の配置など、事業のイメージを図でお示しするために、本日議案第9号参考資料として、事業者募集時に市が作成しました計画平面図を配付させていただきました。この計画平面図は、実際の工事図面とは異なりますことをご了承の上、ご参照ください。
続きまして、議案第10号につきましてご説明申し上げます。
同じく冊子番号4の9ページ及び10ページをごらんください。
本案は、
平岡中学校給食配膳室整備及び
外壁等改修工事請負契約締結のことで、市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものです。
この工事は、令和2年度から中学校給食を開始するため、平岡中学校に給食配膳室の整備を行い、また教室と西渡り廊下の屋上及び外壁の老朽化が進んでいることから、学校の施設環境の改善を図るため改修を行おうとするものです。
令和元年5月10日、4社による郵便応募型条件つき一般競争入札を行った結果、1億6,610万円をもちまして加古川市野口町二屋336番地、株式会社松本工務店が落札いたしましたので、同社と本案記載のとおり請負契約を締結しようとするものです。
なお参考といたしまして、11ページから16ページに工事施工内容、付近見取り図、建物配置図、平面図並びに入開札の状況を添付いたしておりますので、ご参照ください。
続きまして、議案第11号につきましてご説明申し上げます。
同じく冊子番号4の17ページ及び18ページをごらんください。
本案は、
平岡南中学校給食配膳室整備及び
便所改修工事請負契約締結のことで、市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものです。
この工事は、令和2年度から中学校給食を開始するため、平岡南中学校に給食配膳室の整備を行い、また教室棟における便所の老朽化が進んでいることから、学校の施設環境の改善を図るため、改修を行おうとするものです。
令和元年5月10日、2社による郵便応募型条件つき一般競争入札を行った結果、1億3,420万円をもちまして、加古川市野口町二屋336番地、株式会社松本工務店が落札いたしましたので、同社と本案記載のとおり請負契約を締結しようとするものです。
なお参考といたしまして、19ページから24ページに、工事施工内容、付近見取り図、建物配置図、平面図並びに入開札の状況を添付いたしておりますので、ご参照ください。
以上で、議案第9号、議案第10号及び議案第11号の提案理由の説明を終わります。
○議長(
原田幸廣) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
ただいま説明の終わりました本3件については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。
これにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、以上のように決定しました。
これより、議案第9号について、質疑とあわせ討論に入ります。
松本議員。
○(松本裕之議員) 議案第9号に関して質問させていただきます。
複合施設ゾーンの公民館、子育てプラザは、こういう共有ゾーンですね、非常に多く思われます。また、市民交流や地域愛着の醸成を促すとなっていますが、既存の施設の運営等、
取り組みと比較し、どのような方向の施設になるのでしょうか。
そして、選定理由の5つのコンセプトと、人と人とのつながりを重視した基本理念のもととのことですが、どのような方法なんでしょうか。
また、エリア分断の解消とはどういうことなんでしょうか。お聞かせください。
○議長(
原田幸廣) 企画部長。
○企画部長(井ノ口淳一) まず初めに、既存施設等との
取り組みとの比較というご質問等に関しましては、基本的には公民館と子育てプラザ、それから消防署の移転ということにはなってまいりますが、やはり複合施設という性格もございますので、やはり子どもから高齢者の方まで、世代間を越えた交流の場という形で活用していきたいと思っておりますし、また一方で消防署が横に来ますので、市民の方の防災意識の向上になるような、また施設の連携を進めてまいりたいと考えております。
その次に、基本理念の
取り組み方法等についてということで、このたび業者のほうから出てまいりました設計理念が、心を豊かにする場の実現に向けてということを理念にするということで提案がございました。この中の特徴といたしましては、緑あふれるおおらかな空間、それから風景の価値をまちの魅力へ、それから安全安心を与える場とするといったものを特徴とするというような提案がございました。これにつきましては、我々が今基本コンセプトとしております、交流・学び・安心・憩い・にぎわい、これについては合致するものであるというふうに評価しているところでございます。
また、エリアの分断の解消ということなんですが、これは我々が今考えておりました絵につきましては、北部分と南部分の途中で施設がありまして分断されているということがありまして、今回の提案の中では北と南をつなぐ自由通路というようなものを設けていきたいというような提案がございました。これによりまして、南北の交流というものができる、往来ができると考えております。
また一方、消防署との連携につきましては、複合施設をL字型にしまして、訓練等を見やすくするといったような提案もございましたので、そういった形で今後引き続いて調整を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
原田幸廣) 松本議員。
○(松本裕之議員) すばらしい施設になるかなという感じを受けたんですけれども、ただ、今までどおり公民館というようなお考えのような形も聞こえたんですけど、この施設なんですけれども、今までの社会教育というところを飛び越えて、コミュニティー機能を本当に大いに取り込めれる、まさしく市長が進められる市民協働のまちづくりの拠点にふさわしい施設になるようにも思うんです。そういったところのお考えをもう一度ちょっとお聞かせください。
○議長(
原田幸廣) 企画部長。
○企画部長(井ノ口淳一) 運営の内容につきましては、現在、庁内で検討委員会を立ち上げまして進めておるところでございます。いずれにしましても、地域に愛される拠点ということでは間違いありませんので、できる限りそういった形で広く活用していただけるような施設にしてまいりたいと考えております。
○議長(
原田幸廣) 松本議員。
○(松本裕之議員) それから最後ですけれども、公民館ですし、市民協働のことを言わさせてもらったんですけど、所管に関してだけ、ちょっと今の考えをお聞かせください。
○議長(
原田幸廣) 企画部長。
○企画部長(井ノ口淳一) 国のほうではいろいろと市長部局にというような形での方向も出されてるところもございます。ただ、一方でやはり教育委員会に所管を置いているという過去の経緯もございまして、前の一般質問のほうでも答弁させていただきましたように、加古川市の社会教育は特に他市に比べて非常に活性化してすぐれてきたところがございますので、そのあたりも検証しながら、どういった形がいいのか、今後検討していきたいと考えております。
○議長(
原田幸廣) 稲次議員。
○(稲次誠議員) きょう、参考資料をいただいたわけですけれども、今回、多くの市民が利用されることを目的とした施設ということなんですけれども、駐車場が市からの提案としてはこれまでの4倍程度かと思うんですけど、実際にこの台数を確保できるのか、駐輪場はどのくらいあるのかということをまずは確認させてください。
○議長(
原田幸廣) 企画部長。
○企画部長(井ノ口淳一) 駐車場、駐輪場につきましては、我々、市のほうが出しております要求水準におきまして、複合施設ゾーンでは駐車場が155台、駐輪場は50台、消防署ゾーンにつきましては駐車場が35台、あとは駐輪場確保というような形で要求水準を出しておりまして、これについては今のところ、この水準に沿った形で提案がなされております。ただ、一方で先ほど申しましたように、南北の新たな使い方、活用というのが提案されておりますので、それを踏まえまして、またこういった駐車場の台数は確保しつつ、どういう形になるのかはまた調整させていただきたいと思います。
○議長(
原田幸廣) 稲次議員。
○(稲次誠議員) わかりました。この図を参考になんですけれども、南北を行き来するようになったとしても、近年、高齢者ドライバーであったりの操作ミス等が懸念されてる中で、ここの施設にはやはり世代を問わず集まる、非常にいいものだと思うんですけれども、ここの建物に面したところの駐車場部分、そこにやはり強固な何かガードというのか、そういったことが既に含まれてるのかであったり、台数確保のために駐車場がかつかつの駐車場になってないかということ、ちょっと細かなことなんですけど、を確認したいということと、また別なんですけど、消防署の前の道路ですね、私の認識で、北側の道路の拡幅ということで、ここのエリア全体的に拡幅されるのかという認識だったんですけれども、消防署の北側の道路については、これまでとそんなに変わりがないのかなという感じなんです。渋滞が多いところなので、これで消防車の出動等に影響が出ないのかという、その3点についてお願いします。
○議長(
原田幸廣) 企画部長。
○企画部長(井ノ口淳一) まず、駐車場の関係でございますが、今提案がなされてあります駐車場は臨時駐車場として一部分を置いておくと。そこは普通は広場として活用して、人が多いときについては臨時駐車場として活用するというような提案がなされておりますので、そういうような形で余裕をもった運営ができるのではないかなと考えております。
昨今の高齢者等の事故等がいろいろ問題になっておりますので、今後、整備に当たりましては、そのあたりもちょっと考慮に入れながら、調整を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
原田幸廣) 建設部長。
○建設部長(東保弘一) 消防署の前の道路の拡幅というお話ですが、計画するに当たりまして、新たに交通量調査を実施しております。それに基づきまして右折レーンの長さ等を決定しておりまして、交差点の拡幅部分については現状の計画平面図で問題がないかと考えております。それと、緊急車両の対応についても問題はないかと考えております。
○議長(
原田幸廣) 岸本議員。
○(岸本建樹議員) 通告していませんが、関連で質問させていただきます。
けさ配っていただきましたこの地図を見ておりまして、ちょっと感じたところを質問させていただきます。
まず、消防署の出動回数はどれぐらいなのかなということと、またその消防署の出動によって、横にあります子育て施設への影響、音の影響なんですけど、そういうことはどれぐらい影響があるのかなというのをお尋ねいたします。
○議長(
原田幸廣) 消防長。
○消防長(長谷川雅士) 緊急出動の場合ですけれども、救急にありましては、東消防署からは1日8件から9件ぐらいの出動件数はあります。火災にありましては年間、管轄区域で100件程度ですので、全てが全て東消防署が出るわけではないので、頻度的にはそんなにないのかなというふうに思っております。
出動に関して、以上です。
○議長(
原田幸廣) 消防長。
○消防長(長谷川雅士) 音の影響ですけども、一応緊急車両ですので、公道を走る場合はサイレン吹鳴というのが必要条件となっておりますので、確かに周りには住宅地もマンションもあったりしますので、何らかの影響はあろうかと思いますけども、今のところやはり道路公法上、その辺のとこについては大変難しい問題ですので、今後いろんな意見を聞きながら考えたいと思います。
○議長(
原田幸廣) 岸本議員。
○(岸本建樹議員) 私が心配しているのが、横に子育て施設ということで、小さいお子さんがたくさんやってこられることを期待している中で、今言う消防署の音の話と、その子どもさんへの影響というようなことは、うちの市の企画部のほうとしてどのように考えられたのかなということだけお尋ねいたします。
○議長(
原田幸廣) 企画部長。
○企画部長(井ノ口淳一) 出動に際しての安全確保でありましたら、それは問題ないと思いますし、中の部分については、一応分けた形で子育てプラザと消防は建てていきますので、見学するとこはまた新たに確保してまいりますけれども、混じって消防車両を見に行くとか、子どもが見に行くとかということは、それはないというか、それは安全確保には十分対応していきたいなと思っております。
○議長(
原田幸廣) 岸本議員。
○(岸本建樹議員) 私がお尋ねしているのは、子育て施設と消防署が隣接することで、子育てに音の影響はないのかなというようなことを私は心配するんですけど、企画部のほうとしてはその辺の心配はされましたでしょうか、どうですかということを聞いてます。
○議長(
原田幸廣) 企画部長。
○企画部長(井ノ口淳一) ここの子育てプラザというのは、何も眠るというんですか、ここで子どもが寝るような施設ではありませんので、ここに子どもが遊びに来るという施設ですので、特にサイレンであるとかいうようなことで支障が出るということはないと考えております。
○議長(
原田幸廣)
森田議員。
○(
森田俊和議員) 先ほど交通量の話が出てたと思うんですけど、この計画が出た当時から、うちの会派からもこの前面道路、これが市民病院があったころから、特に西行きについては慢性的な渋滞道路という現状の中で、今回、消防署と公民館、子育てプラザ、3つが来ると。どうしても一時に出入りのある施設でございますから、この前面道路一本だけでは、多分はけないんやないかなということで、当初から二方向での取りつけ道路を検討してほしいというふうに申し入れを、たしかしてたと思うんです。
先ほどの建設部長の答弁ですと、この西の八幡別府の県道の交差点については、問題ないということやったんですけれども、今後、この施設が完成しましたら、どうしても信号がある以上は、前面、車がとまってしまいますので、その辺の解消のための二方向、もう一本、当時、一色の区画整理のほうの道へ抜けるような道路は検討できませんかということをお願いしてたと思うんですけど、その辺の検討をされたかどうか、お答えをお願いいたします。
○議長(
原田幸廣) 建設部長。
○建設部長(東保弘一) 先ほど、ため池のほうに抜ける道路の検討はしたかどうかというお話でいいんでしょうかね。
そういう検討はやってないというのが事実でございます。
○議長(
原田幸廣)
森田議員。
○(
森田俊和議員) 今回これだけの施設を整備されるわけですから、従前の市民病院があったころからの渋滞状況を考えますと、やはりその点については、今後あわせて先行的に考えていかないと、できてからこれやるとなると、非常に暇もかかる。その間、先ほどの1日に9台ぐらい救急車が出動しておるということを考えますと、当初の出おくれの時間というのは人命救助に大きく影響を及ぼすと考えられますので、その辺あわせてぜひ検討のほう進めていただきたいということをお願いいたします。
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、議案第9号を採決します。
本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第10号について、質疑とあわせ討論に入ります。
[「なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、議案第10号を採決します。
本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第11号について、質疑とあわせ討論に入ります。
[「なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) 質疑、討論を終了します。
これより、議案第11号を採決します。
本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
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◎日程追加 意見書案第1号
○議長(
原田幸廣) ただいま、
総務教育常任委員長から意見書案第1号
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書が提出されました。
この際、本件を日程に追加し、議題にしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、以上のように決定しました。
これより、意見書案第1号を議題とします。
本案については、意見書案の朗読、会議規則第36条第3項の規定による提案理由の説明及び質疑、討論を省略することとしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、以上のように決定します。
これより、意見書案第1号を採決します。
本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
お諮りします。
ただいま可決しました本案の意見書の字句の修正並びにその取り扱いについては、議長にご一任いただきたいと思います。
これにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、以上のように決定しました。
次に、各
常任委員長及び議会運営委員長から、所管の事務について、会議規則第103条の規定により、お手元へ配付しております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りします。
各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。
[「異議なし」の声あり]
○議長(
原田幸廣) ご異議なしと認めます。
したがって、以上のように決定しました。
以上で、今期定例会の会議に付議されました事件は全て議了しました。
閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
本定例会は、去る6月6日に開会し、本日まで14日間にわたり、
令和元年度補正予算を初め、条例案件など重要な案件について、各議員の熱心なご審議により全て議了できましたことは、市政進展のため、まことに喜ばしい限りであります。ここに議員の皆様方のご精励に深く感謝とお礼を申し上げます。
理事者の皆様方におかれましては、審議の過程で各議員から表明されました意見並びに要望事項につきましては、今後の行財政運営に十分反映されますよう強く要望いたします。
また、体調管理の難しい時期ではございますが、議員並びに理事者の皆様方には健康に十分ご留意いただき、さらなるご精進をお願い申し上げ、閉会のご挨拶といたします。
以上をもちまして、
令和元年第1回
加古川市議会定例会を閉会します。
お疲れさまでした。
(午前11時09分 閉会)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する
令和 年 月 日
加古川市議会議長
会議録署名議員
同...