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平成30年福祉環境常任委員会(10月18日)

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  1. 加古川市議会 2018-10-18
    平成30年福祉環境常任委員会(10月18日)


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    最終取得日: 2021-05-01
    平成30年福祉環境常任委員会(10月18日)              福祉環境常任委員会 会議録   <開催日時・場所> 日時:平成30年10月18日(木)   開会 9時28分                  閉会 10時33分 場所:第4委員会室議事日程> 1 所管事務調査環境部】 ・し尿処理手数料における生活保護減免の廃止について ・新クリーンセンター処理設備の火災について 【福祉部】 ・知的障害者総合支援センター民間移管に向けた公募型ヒアリング調査サウンディング)の結果について 【環境部】 ・ESCO事業について(質問事項) <委員出席状況> 1 出席した委員
      委員長  西村雅文   副委員長 谷 真康   委員   岡田妙子  中村亮太  大野恭平  高木英里        落合 誠  村上孝義  松本裕之  小林直樹 2 欠席した委員   なし <会議録> ○西村雅文委員長   ただいまから福祉環境常任委員会を開催します。お手元の日程表に基づきまして、本日の議事を進めてまいります。なお、開催通知にはありませんでしたが、環境部から新クリーンセンター処理設備の火災について、追加報告申し出がありましたので、日程表に加えさせていただくとともに、お手元に資料を配付しております。それでは、本委員会所管事務質問事項の聴取を行います。あらかじめ小林委員から質問したい旨の申し出がありましたので、小林委員から質問事項のご発言をお願いします。 ○小林直樹委員   環境部ESCO事業について、この事業は注目している事業でもありますし、ぜひともこれからも進めていただきたい事業でありまして、平成22年に導入可能性調査を始めて平成27年から稼働を開始したわけですが、これまで予算委員会決算委員会など、さまざまな場で質疑をされてきました。新しい委員もいらっしゃいますし、一度、ESCO事業について、概要であるとか、導入のこれまでの経緯であるとか、開始からの効果等、今後の課題も含めて、大まかでいいので説明していただければと思います。 ○西村雅文委員長   ただいま小林委員から、ESCO事業についての質問がありましたが、この件につきまして、本委員会で議題とすることにご異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○西村雅文委員長   それでは、そのように決定しました。小林委員からのご質問につきましては、所管事務調査の最後、福祉部の後に議題としたいと思います。関係する理事者の方々には後ほどご答弁をいただくことになりますけれども、環境部長、ご答弁をよろしくお願いします。そのほか、急を要する事情により、この場で質問される方がいらっしゃいましたら、挙手の上、ご発言願います。               (「なし」の声あり) ○西村雅文委員長   理事者入れかえのため、しばらくの間、休憩いたします。                (休憩 9時31分)                (再開 9時32分)    ◎所管事務調査 し尿処理手数料における生活保護減免の廃止について ○西村雅文委員長   再開します。環境部から報告2件のうち、し尿処理手数料における生活保護減免の廃止について報告願います。 ○藤田環境部長   環境部から、し尿処理手数料における生活保護減免の廃止について、それと、先ほど委員長からお話をいただきました一昨日に発生しました新クリーンセンター処理設備の火災についての2件を報告させていただきますので、よろしくお願いします。 ○長谷川環境第2課副課長   (資料により報告) ○西村雅文委員長   理事者からの報告は終わりました。ただいまの報告につきまして、ご質問等をお受けしたいと思います。 ○高木英里委員   この減免ですが、始まった時期と、理由について教えていただけたらと思います。 ○長谷川環境第2課副課長   この減免制度の始まりにつきましては相当古い時期ですので、今となっては詳しい資料が実際のところありません。ただ、規則または条例の改正の状況から、昭和47年に初めて生活保護受給という言葉が出てきていることから推測しますと、恐らくそのころではないかと思われます。そして、規則につきましては昭和60年に現行の規則になっていますので、恐らく昭和47年からは減免制度があったと考えられます。今回の改正の理由につきましては、いわゆる生活扶助費の中に、し尿処理手数料も含まれるという理解ですが、これも推測ではありますけれども、その当時は、光熱費水道料金などの中に、下水道使用料やし尿のくみ取り料金が含まれていないという理解であったのではないかと思います。 ○高木英里委員   今回、他市の状況も報告されていますが、これは、自治体の裁量でやってきたことですね。法律違反でももちろんないですし、利用者の負担の公平ということを理由にされていますけれども、自治体の裁量でやってきて法律違反でもないこと、そして今、生活保護基準の見直しが年々進められて引き下げられているという状況の中で、減免を廃止するというのは、負担の公平化適正化を図るというだけでなく、生活保護受給者の実態についてどのように考えるのかという、そこの整合性も教えていただきたいです。 ○長谷川環境第2課副課長   ご指摘の裁量という部分でありますが、確かに減免制度につきましては市の裁量に委ねられている部分がほとんどかと思います。ただ、裁量といいましても、やはりそこには一定の制約がありまして、当然、今回のように扶助費の中に含まれて二重給付ということがありますと、これはそもそも生活保護制度最低生活費という本来の趣旨から逸脱するのではないか、そして、そのことが他の生活保護を受給されていない方々への不公平感につながらないか、などといったことを総合的に判断した上で今回の判断となっています。行政の立場からすれば、廃止せざるを得ないということと考えています。 ○高木英里委員   今まで裁量で減免されていたということで、50年近くずっとこの制度があったわけですけれども、廃止によって生活のレベルといいますか、たとえ月の金額は少ないかもしれませんが、確実に今よりは引き下がってしまうということです。生活保護基準も引き下げられていますし、さらに生活の圧迫ということが引き起こされる可能性というのはあると思うのです。それについて、公平性と今の減免によることとどちらを重視するかということでは、公平性という理解でいいのですね。 ○長谷川環境第2課副課長   あくまでも行政の立場としては二重払いを解消したいということが第一の理由です。 ○松本裕之委員   少し桁が違うとは思うのですが、下水道使用料も一緒だと思いますが、今、考えられているところで、この90万円のうち、どれだけ回収できる想定ですか。 ○長谷川環境第2課副課長   回収といいますのは、料金の回収という意味でしょうか。冒頭の説明でも言いましたように、まずは3段階で減免割合を設けていますので、来年4月については本来の手数料の3分の1だけをお支払いいただきます。次には3分の2をお支払いいただくということで、総額でありますおおよそ90万円については一般の料金の収納と同じ扱いとして回収したいと思います。 ○松本裕之委員   そこについてはわかるのですが、それが全て回収されるという想定ですが、当然できない部分もあるでしょうし、そのときの考え方はどうですか。 ○藤田環境部長   今、制度のお話をしているわけですが、徴収につきましては、一般の方の対応もあります。多分、生活保護受給世帯でもこれが始まれば滞納になるのではないかという危惧に対してのご質問だと思います。その辺はほかの制度と同じように徴収に努めてまいりたいと考えていますので、よろしくお願いします。 ○小林直樹委員   し尿収集利用者の負担の公平化適正化を図ると説明がありました。現在は不公平感があるということで、平成29年度の実績で91万3,620円の減免があります。今、この減免の金額はどこから補填をされているのでしょうか。一般会計からとか、それとも、し尿収集利用者から幾らか負担があるのかなど、不公平があるのかと思いますが、その辺はいかがですか。 ○長谷川環境第2課副課長   この91万3,620円につきましては、単に料金をいただいていないということで、負担という意味におきまして、その分の回収については全くしてないということであります。 ○小林直樹委員   下水道使用料に関しましては、行政改革実行プランの中で見直されて減免は廃止されたのですが、そのときにこのし尿処理手数料もあわせてやっていこうという考えは、当時はなかったんですか。 ○長谷川環境第2課副課長   当初は下水道部局行政改革実行プランに掲げていました。下水道使用料について減免制度を廃止する上で、庁内の中で似たような状況になっているものがないかというようなことが企画部を中心にあったわけですけれども、環境第2課につきましても同じ生活排水処理であるということで、おくれてですが、現状では、行政改革実行プランに載っています。 ○西村雅文委員長   そのほかありませんか。               (「なし」の声あり) ○西村雅文委員長   この件についての質疑等はこれで終結いたします。    ◎所管事務調査 新クリーンセンター処理設備の火災について ○西村雅文委員長   続きまして、新クリーンセンター処理設備の火災について報告願います。 ○吉田クリーンセンター所長   (資料により報告) ○西村雅文委員長   理事者からの報告は終わりました。ただいまの報告につきましてご質問等をお受けします。 ○落合誠委員   資料の7の今後の対応のところに、花火等は水に浸した後、廃棄する、と書いてありますが、写真を見るとそんなに大きい花火ではないと思います。打ち上げなど通常市販されている大きい花火でも、使わなくてごみとして出す場合もあると思うのですが、現状は、ごみの分別としては、こういう発火しやすいものを分別するようになっているんですか。 ○吉田クリーンセンター所長   広報や配布した冊子等で、そういった対応をとるように周知はしています。 ○落合誠委員   例えば、家庭で使おうと思っていたのに古くなってしまった花火を大量に捨てる場合なども、普通のごみにまぜて捨ててしまうことがあると思うのです。水に浸してとなっていますが、時間がたてばどれぐらいで乾くかわかりませんが、どうしてもごみ収集車で圧力を与えるときに火災が起こる可能性などもあると思います。ライター等のガスは別にしましょうということになっているのですが、全国的にこういう花火等を別にしているという例は特にないのですか。 ○吉田クリーンセンター所長   全国的にそういう対応をされているというところは恐らくないと考えています。 ○落合誠委員   そうであれば、古い花火をまとめて捨てるということもあり得ることだと思いますので、この水に浸して、ということを皆さんにより理解していただくように、徹底をよろしくお願いします。 ○西村雅文委員長   その他ありませんか。               (「なし」の声あり) ○西村雅文委員長   この件につきましての質疑等はこれで終了します。理事者入れかえのため、しばらくの間休憩します。                (休憩 9時53分)                (再開 9時54分)    ◎所管事務調査 知的障害者総合支援センター民間移管に向けた公募型ヒアリング調査サウンディング)の結果について ○西村雅文委員長   再開します。福祉部より知的障害者総合支援センター民間移管に向けた公募型ヒアリング調査サウンディング)の結果について報告願います。
    井部福祉部長   かねてより民間移管に向けて調整させていただきました加古川市知的障害者総合支援センターについて、その具体的な手続として公募型ヒアリング調査、いわゆるサウンディング調査を実施することにつきまして8月の常任委員会報告させていただきました。本日は、その実施結果につきまして、所管の障がい者支援課から報告させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。 ○村井障がい者支援課課長   (資料により報告) ○西村雅文委員長   理事者からの報告は終わりました。ただいまの報告につきましてご質問等をお受けします。 ○落合誠委員   多くの方から意見や提案を求めるということで、多分、多くのところにご案内をされているとは思いますが、ちなみにどれぐらいのところに案内された結果、関心があってしっかりと答えていただいたのがこの2者なのかということを確認させてください。 ○村井障がい者支援課課長   今回、2者に回答をいただいていますが、周知といたしまして、もちろんホームページ上で掲載をさせていただくとともに、市内で施設入所支援を行っています複数の事業者に対しましては、こちらのほうから直接お電話をさせていただきました。このたびこういったサウンディングをさせていただくといった内容をご説明させていただいた上で、ご意見をいただけたらという話をさせていただきました。 ○落合誠委員   ちなみに、何者にそのようなご案内をされたのか、お願いします。 ○村井障がい者支援課課長   こちらのほうから連絡をさせていただきましたのは4者です。 ○村上孝義委員   確認になりますけれども、実際にこの後、公募条件の整理をしていくことになるのですが、資料の5の実施結果、1から4まで全部そのまま公募条件にするとなると気になるところがあるのです。1の事業者条件を、市内または東播磨圏域に拠点を有する法人に限定してしまうのかということが気になっています。例えば神戸とか、それ以外のところの事業者なら最初から応募できないことになりますので、その辺がどうかということです。3の不動産取り扱いには、土地は無償貸与で30年間、建物は無償譲渡となっていますが、公設民営的な民営化もあるかと思いますし、ここにあるような完全な民営化など、いろんな方法があると思いますが、どのように考えておられるのでしょうか。先ほどの1の事業者条件に合致しなければならない場合は、今回、回答があった2者だけになるのかという気もするのですけれども、もし回答がなかった2者以外から、公募条件に合うから応募したいということがあった場合には、この2者以外でも応募ができるような形になるのかどうか、気になります。どのようにお考えでしょうか。 ○村井障がい者支援課課長   まず、ご質問をいただきました事業者条件の項目ですが、市内または東播磨圏域に拠点を有する法人ということで、今回、ご意見をいただいていますので、あくまでもそれを参考にさせていただいた上で公募条件の整理をさせていただきたいと考えています。内容としましては地域の状況などをわかっている事業者であってほしいということがご意見としてありましたということです。また、不動産取り扱いに30年間と書いてありますが、こちらの実施要項の素案の中に、市の公有財産規則で30年間という形をとっていますので、少なくとも30年間について無償で貸与という内容となっています。ご意見としてありましたのは、事業者としましては、譲渡を受けてからの施設改修費用や修繕などもありますし、また、社会福祉法人制度改革もありまして、社会福祉法人が有しています資産の部分につきましては、内部留保の部分を使うようにという改正になっていますので、そういった意味合いも込めてのいろんなお話があったということになっています。 ○村上孝義委員   今回サウンディングに対応していただいたのは2者ですけれども、2者以外の関係ない事業者公募条件に合えば応募する可能性がありますが、それは認めるという方向なのか、今の2者で条件をつくってしまって、その2者以外は応募できないということになるのか、どうなのでしょうかということなのですが。 ○村井障がい者支援課課長   こちらは公募条件を整理する中でのご意見として伺いましたので、実際に公募をする際に、こちらが決めました公募条件について、できるということであれば、それを拒むということではないと考えています。 ○松本裕之委員   先ほどこちらから電話で連絡されたのは市内4者と言われましたけれども、4者に絞った理由というのは何かあるんですか。 ○村井障がい者支援課課長   施設利用者がいらっしゃいますので、同じ状況で移管していきたいという思いがありますので、施設を健全にかつ安全、安心に運営をしていただくという意味合いで、施設入所支援を行っている施設を重視させていただいてお声かけをさせていただきました。 ○松本裕之委員   答えられる範囲で構わないのですが、この2者はその4者の中に入っているのですか。本当は2者の名前がわかればいいんですけれども、それは難しいと思うので、例えばその4者の中に1者入っていますとか、そしてもう1者は市外とか、東播磨地域とか、東播磨地域以外とか、その辺ぐらいはお答えは可能ですか。 ○村井障がい者支援課課長   実施要項の中で、事業者につきましては公表はしないと明記していますので、事業者のお名前は控えさせていただきたいと思います。ご質問のありました4者の中に入っているかということになりますと、入っています。地域というご質問でしたが、実施要項では、入所施設生活介護等々のサービスを提供していただける施設ということでご案内をさせていただいていますので、その事業者社会福祉法人である、もしくは社会福祉法人として手を挙げていこうという団体であるということで、ご了解をいただけたらと思います。 ○落合誠委員   先ほど、このご意見はあくまで参考ということだったと思いますけれども、今後、平成31年度に公募されるという条件が出てくると思いますが、この委員会で再度確認があるのかないのかだけお願いします。 ○村井障がい者支援課課長   今回のこういったご意見を踏まえまして、庁内だけではなく外部の方の意見を聞きながら、公募条件の整理を進めさせていただいた上で、また報告をさせていただけたらと思っています。 ○中村亮太委員   確認をさせていただきたいのですが、前回も報告いただきましたけれども、今回のサウンディングの目的をもう一度お願いします。 ○村井障がい者支援課課長   8月の時点で公募型ヒアリング調査サウンディング)をするということで、ホームページ上にも掲載させていただきました。民間活力の活用を図るということを目的としまして、当センターにつきましては民営化を図っていきたいということで、民間事業者の方からのご意見やご提案を踏まえまして実現性の高い公募条件の整備を進めていきたいということで、公募型ヒアリング調査という形でさせていただいています。 ○中村亮太委員   私はこの実現性の高いというところがポイントだと思います。条件を今後またいろいろ考えられると思いますが、そうした場合に、市内4者がその条件にかかってきて、それで実現性の高さというものが担保できるのかということで、疑問に思う部分もあります。今後、公募条件を整理されるときに、その他いいことをやっている事業者が、市外、東播磨圏域以外にもあるはずだろうと思うんです。条件をもし限定してしまうと、今運営している事業者などに絞られてしまうわけです。そうしますと、実現性というのがどこまで担保されるのか、公平性というのは担保できるのかというところになってくると思います。今後の条件を考えていく中で、市外の調査もされるということでしょうか。そのあたりのお考えはいかがですか。 ○村井障がい者支援課課長   まず、実現性の高い公募条件の整理といったところなのですけれども、入所者を含めました利用者の方の障がい者の特性もありますので、支援などができる事業者でないと、今後安定してやっていってもらえないのでは、というところが条件としては必ずあると考えています。ですので、他市で同じような施設をされているところについても確認をさせていただいているところですが、いろんな条件を含めて、公募条件に全て入れてしまえるかどうかというところにつきましては、先ほど申しましたけれども、外部の委員意見も聞きながら整理していきたいと考えています。 ○中村亮太委員   今の入所者とか地域の状況というのを理解していただいたら当然べストだと思いますが、それプラス運営上一番いいのは何かというのがあると思いますので、そのあたりを踏まえて条件というものは決めていただかなければ、公平性という部分に疑義が出てくるといけないと思います。公募条件の整理に関してはより広くお考えいただきたいと思います。 ○松本裕之委員   実施結果が4項目あるんですけれども、これと10月22日に公表される内容とは全く同一のものという理解でよろしいですね。 ○村井障がい者支援課課長   公表するに至っては、意見をいただいた事業者にも確認をさせていただいて、ほぼこの内容で公表していきたいと考えています。 ○神戸障がい者支援課長   基本的には、これと同じ内容で公表していきたいと考えているところです。これは事業者からいただいた提案内容をまとめたものですので、実は個別ヒアリング内容が記載されていません。事業者から個別ヒアリングでいただいた内容を追加するということはあるかもしれませんけれども、基本的にはこの内容で公表していきたいと考えています。 ○松本裕之委員   今、個別ヒアリング内容は、少しでも言っていただくことは難しいですか。 ○神戸障がい者支援課長   2事業者ヒアリングを行いましたけれども、障がいの特性というのが個々ばらばらで、その支援を引き継ぐというのは非常に難しいということが改めてわかったところです。支援方法事業者によっていろいろ違いますけれども、その方法を、保護者利用者などをきっちり理解した上で引き継ぐ、もしくはかえる、ということが大事だということが改めてわかったということです。 ○西村雅文委員長   ほかにありませんか。               (「なし」の声あり) ○西村雅文委員長   この件につきましての質疑等はこれで終了します。理事者入れかえのため、しばらくの間休憩します。                (休憩 10時14分)                (再開 10時16分)    ◎所管事務調査 ESCO事業について ○西村雅文委員長   再開します。それでは、冒頭に小林委員から質問がありましたESCO事業についてを議題とします。小林委員、再度ご質問をお願いします。 ○小林直樹委員   再度ご質問させていただきます。ESCO事業については、冒頭に申し上げましたけれども、平成22年度に導入が可能かどうかという調査から始まりまして、平成27年4月からサービスが開始されました。実際に3年半たった中で、ESCO事業については、予算委員会決算委員会常任委員会報告等さまざま質疑がありました。新しい委員の方もいらっしゃいますし、改めて共通理解を図るという意味で、ESCO事業の概要とか、導入までの経緯、また委員会ではあったんですけれども、ウェルネスパークに選定した理由等、ほかの施設への導入の可能性や検討、またこの事業を導入した効果、また今後の課題等、ご説明願えたらと思います。 ○西村雅文委員長   それでは、ただいまのご質問に対する答弁を求めます。 ○松尾環境政策課課長   (資料により報告) ○西村雅文委員長   それでは、ご質問等をお受けします。まず小林委員、何かありますか。 ○小林直樹委員   資料もつけていただいて、詳しい説明をありがとうございます。説明はほとんどしていただきましたので、私のほうからは、ほとんどないんですけれども、1点お願いします。ことしの9月の委員会でベースラインの見直しという意見もありましたが、その時点では分析できるデータ、資料などがないので見直しの検討はまだこれからということだったんですけれども、それ以降、分析できる資料とかデータが整ったのか、また整う時期など、報告の時期がわかりましたらお願いします。 ○松尾環境政策課課長   現状、ベースラインの見直しにつきまして、事業者から提案を伺っています。仕様が大きく変わった部屋がありまして、これまでイベントや講座があるときに使っていた部屋を、24時間ではないのですが、常時、施設があいている時間帯にリラクゼーションルームとして開放するような部屋に、使用の仕方を変更したということを聞いています。その結果、空調設備の利用時間が大幅に伸びているということを聞いています。その空調時間の伸びに対しまして、当然、一定程度、光熱水費にも影響があると考えられますので、現状では、利用時間が伸びたという資料は提供を受けているところですが、その後、利用時間が光熱水費のほうにどの程度影響があったのかということを今検証している段階であります。その検証が整って一定のベースラインの見直しに値するような数値、データが出そろいましたら、ベースラインの検討を具体的に進めていきたいと考えています。その場合には、常任委員会でもまたあらかじめご報告できたらと考えています。 ○小林直樹委員   まだ明確な時期はわからないですが、また報告をよろしくお願いします。環境の概要にもESCO事業について載せていただきまして、特にCO2も微量ですけれども、だんだんふえてきている状況ですね。この事業はいい事業ですし、注目されている事業ですので、途中で頓挫はしない、継続していただけるものと思いますが、この事業を導入したことで成果が出て、これから可能であればほかの施設に導入していけるような、そういう事業にしていただきたいと思いますので、意見ですけれども、よろしくお願いします。 ○落合誠委員   1点だけ確認なのですが、契約期間が9年ということになっていて、契約締結時の書面には、こういう外的要因に対して今後こうするというのは記載されているのかどうかだけお願いします。 ○松尾環境政策課課長   省エネルギーサービス契約書に、ベースラインの見直しに関する記載がありまして、気象条件等の著しい変動があった場合に見直しを行うということになっています。ただ、著しいという内容はどこまでかということは明確に記載されていませんでして、この件について両者で協議しながら進めていく必要があるという状況になっています。 ○落合誠委員   本当に夏は暑かったりするので、その契約であれば、まだ契約期間が長くあるので、今後の変更等も含めてよりよい環境にしていくという前提で変更もあり得ると解釈したらよろしいですか。 ○松尾環境政策課課長   先ほど課題のところでも申し上げましたが、ESCO事業者の責に帰さない部分で大きな影響を受けるような要素もたくさんありますので、そういった部分を踏まえて今後の見直しも必要と考えています。従前からESCO事業者からは、ジムの利用者が増加しているという申し入れもありまして、その分も継続して調査をしているところであります。その件と、先ほども委員からありましたが、酷暑やかなり寒いといった気象変動が非常に大きいというのが特に最近の状況だと思いますので、そういったことにある程度対応していかないとESCO事業者のリスクが非常に高くなり過ぎるということもありますので、前向きに考えていく必要があると考えています。 ○松本裕之委員   9年後のことを確認させていただきます。削減保証額がなくなるのですが、光熱費が少しずつ上がっているようですけれども、約6,800万円というベースラインとの関係で、当然下回ると思いますが、その辺はどんな想定をされていますでしょうか。 ○松尾環境政策課課長   ベースラインにつきましては、当時の単価で計算しているというのもありまして、単価については電気代も含めて、特に灯油代などが大きく上下移動するということから、効果額はそのときの燃料費によって、最終的な支払い額という意味では変わってくる部分があります。今後の見込みというのは、その状況次第になると考えています。現状、削減のエネルギー使用量自体が達成しない部分もありますので、その分は当然9年間を経過後も状況が変わらなければ、その状況が継続される可能性はあるとは思います。ESCO事業者も、大きな工事は費用の面もあり、なかなか難しいのですが、小さな費用で済むものについては、細かなチューニングを常々続けているというのも聞いていますので、そういった内容を加味しながら事業を進めていきたいと考えています。 ○松本裕之委員   もう一点だけですけれども、9年後の保守関係のお話などはされている状態ですか。今後の状況によりますが、それによって合算の額が影響されると思うんですけれども、その辺の考え方など、わかる範囲でお願いします。 ○松尾環境政策課課長   9年後以降の保守に関しては、まだそういったお話はしておりません。これまでESCOの中には、保守管理、維持管理も含めて包括で契約されているということでありまして、従前、旧の施設で行っていた保守管理費用は減額という形にはさせていただいてはいるんですけれども、9年後以降の分については今後の協議事項ということで、現状ではまだ何も協議は進めていないところです。 ○西村雅文委員長   ほかありませんか。               (「なし」の声あり)
    西村雅文委員長   それでは、この件につきましての質疑はこれで終了します。以上で本日予定していました議事は全て終了しました。本日の福祉環境常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。...