豊岡市議会 > 2021-03-12 >
令和 3年第1回定例会(第5日 3月12日)

  • ict(/)
ツイート シェア
  1. 豊岡市議会 2021-03-12
    令和 3年第1回定例会(第5日 3月12日)


    取得元: 豊岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    令和 3年第1回定例会(第5日 3月12日) ────────────────────────────────────────────────      令和3年第1回豊岡市議会定例会(第5日)                            令和3年3月12日(金曜日) ────────────────────────────────────────────────                          令和3年3月12日 午前9時30分開議 第2日(令和3年3月8日)の議事日程を援用         ───────────────────────────────                  本日の会議に付した事件 日程第2 報告第1号並びに第1号議案、第3号議案~第9号議案、第11号議案~第26号      議案及び第28号議案~第48号議案〈専決処分したものの承認を求めることにつ      いて ほか45件〉      各議案に対する質疑並びに一般質問      (各議案委員会付託日程追加 報告第2号 専決処分したものの報告について       専決第5号 損害賠償の額を定めることについて      第49号議案 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第26号)      第50号議案 令和3年度豊岡市一般会計補正予算(第1号)      (以上3件、説明、質疑、委員会付託日程追加 請願・陳情の付託について
            ───────────────────────────────                    出席議員(23名)          1番 岡 本 昭 治         2番 土生田 仁 志          3番 清 水   寛         4番 浅 田   徹          5番 松 井 正 志         6番 井 上 正 治          7番 村 岡 峰 男         8番 上 田 伴 子          9番 奥 村 忠 俊         10番 竹 中   理          11番 芦 田 竹 彦         12番 石 津 一 美          14番 上 田 倫 久         15番 田 中 藤一郎          16番 関 貫 久仁郎         17番 椿 野 仁 司          18番 嶋 﨑 宏 之         19番 福 田 嗣 久          20番 伊 藤   仁         21番 西 田   真          22番 足 田 仁 司         23番 青 山 憲 司          24番 木 谷 敏 勝         ───────────────────────────────                    欠席議員(なし)         ───────────────────────────────                    欠  員(1名)         ───────────────────────────────                   事務局出席職員職氏名   局長        宮 本 ゆかり   次長        安 藤 洋 一   主幹兼総務係長   小 林 昌 弘   主幹兼調査係長   木 山 敦 子   主幹兼議事係長   佐 伯 勝 巳   技能職員      松 岡   優         ───────────────────────────────                 説明のため出席した者の職氏名   市長        中 貝 宗 治   副市長       森 田 敏 幸   副市長       前 野 文 孝   技監        鴨 川 義 宣   政策調整部長    塚 本 繁 樹   政策調整部参事   正 木 一 郎   防災監       宮 田   索   総務部長兼会計管理者                                 成 田 寿 道   地域コミュニティ振興部長        地域コミュニティ振興部参事             幸 木 孝 雄             桑 井 弘 之   市民生活部長    谷 岡 慎 一   健康福祉部長    久保川 伸 幸   環境経済部長    坂 本 成 彦   環境経済部参事   小 林 辰 美   コウノトリ共生部長 川 端 啓 介   都市整備部長    澤 田 秀 夫   都市整備部参事   河 本 行 正   城崎振興局長    熊 毛 好 弘   竹野振興局長    瀧 下 貴 也   出石振興局長    村 上 忠 夫   但東振興局長    羽 尻 泰 広   消防長       桝 田 貴 行   上下水道部長    米 田 眞 一   教育長       嶋   公 治   教育次長      堂 垣 真 弓   総務課長      太田垣 健 二   総務課長補佐    西 村 嘉 通         ───────────────────────────────      午前9時30分開議 ○議長(嶋﨑 宏之) おはようございます。  ただいまの出席議員数は23名であります。よって、会議は成立いたします。  これより本日の会議を開きます。 ────────・──・──────── ○議長(嶋﨑 宏之) 議事に入ります前に、ご報告いたしておきます。  まず、小谷日高振興局長より、本日の会議を欠席する旨の申出がありましたので、ご了承願います。  次に、お手元の配付資料及び文書共有システムに配信した資料についてご説明いたします。  本日、当局より追加議案として提出された報告第2号、第49号議案及び第50号議案、請願・陳情文書表並びに議案付託分類表、以上であります。  続いて、本日の議事運営について、議会運営委員長の報告を求めます。  16番、関貫久仁郎議員。 ○議会運営委員長関貫久仁郎) おはようございます。  本日の議事運営についてご報告いたします。  本日はこの後、昨日に引き続き第17番目の浅田徹議員から個人質問・質疑を継続いたします。  また、本日をもって、通告のありました議員の質疑、質問を終局することといたしております。  続いて、各上程議案を所管の委員会に審査付託をした後、本日当局より追加提出された報告第2号、第49号議案及び第50号議案の3件を日程追加により上程し、説明、質疑の後、所管の委員会に付託いたします。  次に、日程追加により、陳情1件の委員会付託を行って散会をいたします。  なお、明日から25日までは、委員会審査等のため、休会することといたしております。  以上、本日の議事運営について、よろしくご協力をお願いいたします。  以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上、報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第2 報告第1号並びに第1号議案、第3号議案~第9号議案、第11号議案~第26号議案及び第28号議案~第48号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 引き続き、昨日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。  なお、質疑、質問は重複を避け、簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても要点を押さえ、適切、簡明になされるよう要望いたしておきます。  この際、市民生活部長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 昨日、奥村議員の質問に対しまして答弁を保留しておりました件について答弁させていただきます。  家庭ごみ収集運搬業務において債務負担行為を行っている自治体で、契約業者が契約保証金を10%納めている自治体等は、県内に少なくとも4団体あります。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、4番、浅田徹議員。(拍手)      〔浅田 徹議員 登壇〕 ○議員(4番 浅田 徹) おはようございます。4番、会派新生とよおかの浅田徹でございます。  昨日は3・11と関連する番組を見ておりました。非常に特集ということで生々しい当時の映像、さらには現在のいろんな地域の皆さんの思い入れ、やっぱり10年というのは長いようですけども、未曽有の大災害、まだまだ時間はかかるなと、こんな思いをしておりました。私の友人もまだ東北のほうの復興に頑張っておりまして、もう1年は何か頑張ってくるというようなことで聞いております。  暗いニュースが続くんですけども、今週に入ってコロナ感染者を伝える防災メールがぴたりと止まりました。非常にある程度鎮静化の兆しかなと思って、少し喜んでいます。特に8日からは小学校の体育館、夜間使用の許可になりまして、特に私たちの地域も男女バレーボールのチームの皆さんが練習を再開されています。コロナ感染予防に留意しながらも、社会体育の活動が日常に戻りつつあると、こういうふうな状況であろうかなと思ってます。  また、3月10日からはIOC国際オリンピック委員会の総会が開かれておりまして、バッハ会長が再任されたと。さらには、7月23日からの東京大会、これにつきましては予定どおり開催を表明されております。  私は、東京五輪ですけども、豊岡市にとっても大きな意味があるというように思ってます。特に兵庫県の聖火リレーは5月の23日、台風20号で決壊した場所、そこに設置された円山川立野防災拠点からのスタートになります。決壊から既にもう16年が過ぎております。特にまだ継続中の河川整備というふうなことは進んでおるわけですけども、特に私が注視したいのは、今年から新たに円山流域治水協議会、これが去年の8月から立ち上がって、いよいよ円山川の全体の総合治水、これを考える、流す、ためる、備えるでございますけども、この施策が国交省、県、それから関連する3市長、首長の中で協議をされ進められる、これが令和3年度からいよいよ本格スタートというふうなことになります。流域治水プロジェクトというふうな名称でスタートを切ります。  それとまた、この4月、県立の芸術文化観光専門職大学も、この開校も合わせていれば、オリンピック聖火リレーにとって、復興と新たな防災計画、地方創生に向けた将来の豊岡市にとっては明るい希望、ともしびといいますか、聖火の明かりを市民の皆さんと共に、このともしびといいますか、聖火に託したいと、こんな気持ちでおります。  それでは、通告に従い、質問をさせていただきます。  大項目は、安全・安心施策の推進についてであります。これは特に予算が突出して大きい割には、なかなか分かりにくい事業といいますか、計画であるもので、あえて説明を求めたいと思います。  高機能消防指令センターの整備についてであります。  前回の更新整備から13年が経過して、経年劣化による構成機器の故障が相次いで発生している。今回それを最新のシステム更新整備を行うという内容です。特にこういう機器類は、携帯でもそうです、パソコンでもそうです、非常に13年もたてば旧システムからの機能アップとか、さらにはいろんなトラブル防止コンパクト化も含めていろんな改善がされると思っております。それについてはどういう場所を考えておられるのか、まずお尋ねしておきたいと思います。  更新整備費につきましては6億5,173万4,000円という多額な費用が計上されております。指令センターとか各消防車両等にも設置されるんだなと、こう思っておりますけども、なかなかその概要は分かりません。概要についてお尋ねをしておきたいと思います。どのぐらいな台数を、それぞれ支所、署所についての配置についても、どういうふうに考えておられるのかも聞きたいと思います。  このシステムですけども、全てを更新ということですので、製作とか設置工事、発注方法というのはプロポーザルか入札か、また一括か分割かについてもお尋ねしておきたいと思います。業者はどのような機器メーカー、これを何社ぐらい今想定されて準備をされてるのかも聞いておきます。  既に設計は終わっております。この機器のやっぱり施工監理、非常に大事だと思ってます。その業者も特定されると思います。実際は設計した社が監理もするのが一番ベストかなと思うわけですけども、この施工監理業者の発注方法、またどのような業種を何社考えておられるのかもお尋ねしておきます。  問題は、やっぱり新旧入替え時の現行の機械と新機械の入替え、このときに緊急通報受信の一時停止等、トラブルの対策については万全か。また、システム構成機器の製作また設置後の検査ですね、その辺と、さらには更新されての不具合、またメンテナンスの考えについてもお尋ねしておきたいと思います。  また同時に、消防本部庁舎の改修工事も令和3年度に予定されてます。工期工程等、バッティングということは非常に心配されます。その辺の問題についての調整は大丈夫か、これについてもお聞きしておきたいと思います。  中項目の2番は、消防本部庁舎の改修整備についてお尋ねをいたします。  消防本部庁舎は、これもいろんな今まだこれからというふうなことの中で、こういう機器更新もあったり場所も選定される中で、どうしても現在位置でないとというようなことを聞いております。この辺につきましては長寿命化を図り存続させるというような方向を出しておられるようですけども、建物31年を経過しております。改修予算につきまして6,000万円ほどを計上されておるわけですけども、この機能低下、施設ですけども、故障が頻発するような空調、変電、それから乾燥等の設備の改修が中心になっておるようです。また、ちょっと目を注視したいのは、女性専用の浴室、仮眠室及びトイレの整備が予定されております。ただ、本体そのものの耐震対策、屋根、外壁等の防水補強、これは既に終わってるというふうなことで、そういう手戻り等は生じないか、そういうこともちょっと心配ですので聞いておきたいと思います。  今回の改修工事で、先ほど言いましたように女性専用施設、浴室、仮眠室、トイレが整備されます。現在の建物、鉄筋コンクリート造ですけども、スペース確保によって内部改造、これで理解してよろしいか、これについてもお知らせください。また、現在1名の女性消防士さんが採用されてるというふうに認識をしておるわけですけども、今、市のジェンダーギャップ推進施策が推進されようとしております。今後予定されている女性消防士、どのぐらい増員をされるのか、またジェンダーギャップというふうなことの中でも、やはり担当職務とか配置についてはどのように考えておられるのかについてもお尋ねをしておきたいと思います。  中項目の3番は、火災予防及び訓練についてお尋ねをしたいと思います。  昨年あまり、火事がかなり抑えられてるという認識をしておるわけですけども、今年に入りまして建物火災が増加しているように思います。特に昨年、豊岡の密集市街地公設市場付近ですけども、地元住民や関係消防団の参加によりまして街区消火訓練が行われました。今年の1月、この訓練場所からほぼ近い、これも大開通りの密集市街地で建物火災が発生しました。鎮火までに長い時間を要したように思ってます。訓練、または実際の消火活動の新たな課題、対策について、どのように今考えておられるのか、ここについてもお尋ねをしておきたいと思います。  私は以前からも申し上げておるんですけども、各消防団の皆さんも基本的な操法訓練も一生懸命やっていただいており、評価もします。ただ、特にこういう各地域における密集街区、これを対象とした公設消防と地元消防団によるやはり実践的な街区消火計画、こういうものがこれから積み重ねが大事かなと、こう思っております。その辺はどうでしょうか。  また、今年の2月に栃木県足利市で山火事が発生しております。鎮火までに10日以上要しておりますけども、これから特に農繁期を迎えるに当たり、農地のあぜ等の野焼きをはじめ、畑地における野菜収穫後のくすべとか空き地でのごみ燃やし、こういうものの飛び火で火災のケースになることも予測されます。予防活動も非常に大事になってくると思いますけども、これからそういうたき火といいますか、そういうものの対策といいますか予防といいますか、そういうのをどのように進められようとしておるのか、これも聞いておきたいと思います。  4番は、伝統的建造物群保存地区保存事業防災計画策定と策定調査についてお尋ねします。  これはちょっと要約しますと伝建伝建と言ってますので、そのようにこれからは言いたいと思います。
     これも予算で伝建の建物、これについての保存修理・修景事業と別に、伝建地区の防災計画策定・調査事業というふうなことで、それぞれ委託及び防災計画策定委員会を開催して、550万円ほどの予算が計上されております。どのような防災計画の策定を予定されておるのかをお尋ねしておきます。  次に、防災マップの更新についてです。これも5年ぶりに防災マップの更新を行うというふうなことで、新たな浸水予定区域、それから調査が最終的に終わったかどうか確認をちょっとしてないんですけども、土砂災害の特別警戒区域、これも表示されるというふうなことになっております。特に内水浸水地域におきましては、指定避難所、どうしてもこれは見直しも必要かなと思う場所もございます。また、土砂災害の特別警戒区域につきましては、なかなか避難所の見直しの検討が進んでいないように思います。そういう地区もあるように思っております。この辺の市の見直しへの対応はどのように考えておられるのかも聞きたいと思います。  さらに、想定最大規模、これは1,000年に一度というふうなことで、洪水による浸水想定区域図も作成され、コミュニティ等に配布というようなことも聞いております。特に豊岡、それと竹野川の中流域の中竹野地区、この辺についての高所避難所の施設の設置明示、これは可能になるんでしょうか、お尋ねをしておきたいと思います。  防災マップの作成に合わせて、マイ避難カード、これも作成に取り組むとあります。促進策をどのように考えておられるのか、また高齢者や障害者等、災害弱者の事前避難については、以前からずっと申し上げておりますように、自助、共助ではとてもタイミングよく逃げどきに合わせて救出、搬送できないということもあります。福祉部門との協働による各福祉施設が所有する送迎用の福祉車両の活用、より安全な検討をやはり前向きに進めていきたいなと思っておりますけども、いかがでしょうか。  次に、大項目の2です。公共施設再編計画の推進についてお尋ねします。  新文化会館の整備についてでございます。ほかにも議員さんもお尋ねなっておりますけども、私は土木屋として、まちづくりの見地から少し聞いておきたいと思います。  特に基本計画を見ておりますと、建設予定地、新文化会館の配置例見ておりますと、総合体育館と南中敷地の狭い範囲に何か押し込まれたような窮屈感が見てとれます。私は今はすぐにできなくても、都市計画道路予定地、既にこれはなくなっております。また、中学校の未利用地もございます。そういうものを隣接する学校用地、今すぐではないですけど、こういうものの活用も含めた検討もぜひ必要かなということ、これも以前申し上げたんですけども、どのように進められるのかもちょっと確認をしておきたいと思います。  次に、アクセス道路です。これが非常に気になるところです。立野河岸線、この1路線になっております。特にもう一路線といえば、特に中心的な道路につきましては立野庁舎に行く立野東線、312からのアクセス道路、これが今のところ何とか使えそうかなと思っております。  それから、非常に道路の問題と併せて、予定地に隣接しております総合体育館、これは特に内水対策として現在の敷地より、ちょっと測ってきたんですけれども、約1メートル50ぐらい高くアリーナの床高を設定して建てておられます。もちろん周辺を見渡していただければ、じばさんもそうですし、向かいにある福祉センター、床面、フロア面、これもちょっと調べたんですけども、総合体育館は階段のところまで来たけども、何とかアリーナ面までは23号で水は来なかったと。そういう非常に高さの基準、それをどのように生かすのか。今の絵を見てましても、フラットなところに非常にバリアフリーもしなくて、すっと何かコウノトリの羽を広げたようなイメージの図面見ておりましても、非常にこれに高さを乗せていかないとというような思いを持っておりますので、いかがでしょうか。  また、基本設計の事業内容につきまして、地歴調査、土壌調査、非常に土壌土質の関係が予定されております。私は土質調査、ボーリングですけども、これがしっかり見直しというわけではないですけども、最終的に設計できればジャストポイントでやはりある程度ボーリング打たないと、ちょっと例えは悪いですけども、城崎大橋みたいに少し調査がずれると全く違う地層の中で2年も遅れてしまうような、また対策工事に大きなお金をかけてしまう。  なぜこんなことを言うかといったら、予定地はご承知のとおりに昭和の初めまでは円山川の本川のまさに河道、川のど真ん中に位置する場所でございまして、非常にそういう土質についても心配をしている。この辺をきっちりやって手戻りが生じないような調査をお願いしたいという思いから聞いております。  また、これもさきの議員が聞いておりますけど、同窓の森の対策です。これも非常に学校の先生とお話聞いてますと、全て本数、実際は352本ありまして、全ての木に、本当に多種多様な木がございます。それに番号と樹木の種類も書いて、森じゃなくて言わば木の博物館的なこと。子供たちも同窓の森と言いながら非常に手入れもしっかりされておって、これを実はどうしても切っていかないとスペースが取れません。その中にはちょうど、見ておりましたけども、西側のほうには、多分端のほうですので、卒業生たちの記念植樹、記念碑も複数基立っております。こういうことも含めて、いきなりこう、やはりある程度そういう緑も残してあげたいなと、未利用地も含めてですけども、こんな検討をもう少し具体的に説明をいただければと思います。  大項目3です。若者交流の促進です。  これは若者独身者の交流ということで、これも再三再四お願いをしてきました。何とか婚活にこだわらず、若手の手による事業や活動などの交流の場を設ける取組、これは多種多様のいろんな若者の出会い、そういう機会を増やしていきながら広げていく、こういう新規事業がここに上がって、大変私としては喜んでおります。その辺の具体策、息の長い取組になるのかなと、こう思っておりますけども、今年度の取組としてはどの程度までを目標とされてるのか、お尋ねしたいと思います。  大項目の4番目です。社会教育の推進についてお尋ねをします。  中項目の1番です。地域における社会教育、生涯教育の現状と課題についてお尋ねします。  公民館から地域コミュニティに移行されて4年になります。私が一番移行されたときに危惧したのは、一括交付金です。8割、2割。それと社会教育がどのように公民館から地域コミュニティに移行されていくのか。地域における社会教育、生涯教育、これは社会体育も含めてですけども、その現状と課題、今後のビジョンをどのように考えておられるのか教えていただきたいと思います。  次に、学校教育の補完についてお尋ねしたいと思います。  第4次とよおか教育プランが示しておりますふるさとの「ひと・もの・こと」、この出会いを体験を通して学びながら夢の実現に向けて挑戦するための非認知能力を伸ばす地域との関わり、この教育力の一つとして、私は子供たちの地域の伝承芸能の保存、それから継承による積極的な関わりは必要かなと、こんなことを日頃から思っております。学校の考え方としてはどうでしょうか。  最後に、社会教育制度の廃止、これは条例案に出ております。この議会に豊岡市教育委員に関する条例を廃止する条例の制定が議案提出されております。廃止の理由としましては、社会教育委員の担当分野が広範囲にわたることから、文化会館、美術館等の個別分野ごとに委員会を設置し、それぞれの委員における議論を行っている現状としており、施設の整備の在り方議論と地域における社会教育活動のビジョンの議論等、これは施設をどうするかというのと全体的な社会活動をどうするかというのは、全然これは別物だというふうに私は考えております。もしも教育制度を廃止するんであれば、僕は地域社会教育推進のためだけの個別分野で新たな委員会を創設をする必要があるというふうな考えを持っております。いかがでしょうか。  以上、1回目の質問といたします。2回目は質問席で行いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、防災マップの更新に関してお答えいたします。  マイ避難カードについてお尋ねをいただきました。マイ避難カードは、その有用性を理解していただいて、区や自主防災組織の役員等により区内での普及を図っていただくことが重要であることから、地域コミュニティ単位で実施する防災ワークショップと出前講座を中心に普及を図っています。  しかしながら、過日の清水議員からのご指摘にありましたように、今のコロナの状況の中で市民の皆様に仮に配られたとしても、しっかりと受け止められていない、そういった状況があることの指摘をいただきましたので、この点については改善をしっかりと図りたいと思っています。  災害弱者の事前避難に各福祉施設の送迎用福祉車両の活用を検討することにつきましては、各福祉施設の本来の利用者の送迎対策や事業所の職員体制等の課題があり、現時点ではなかなか活用は難しいのではないかと考えています。  家族や支援者と災害時の避難方法等をあらかじめ相談をいただき、早めにショートステイを利用していただく、また早めに安全な親戚などの家にあらかじめ避難をしていただくなどの事前の対応をお願いしています。現に奈佐の吉井地区ですと、そのような取組は現になされているところです。  しかしながら、災害時に高齢者が犠牲となる事例が全国各地で起きているのが現状です。高齢者や障害者の要援護者をどのように避難させるか、していただくかは全国的な課題であり、その対応の一つとして、個別支援計画の作成をさらに進める必要があるものと考えています。  豊岡市の実際の取組例でありますけれども、ケアマネジャーによるケアプランの策定に当たって、その人に合わせた避難計画を盛り込んでいただくというようなこともお願いをしています。これは現時点では介護保険の対象になりませんので、あくまで厚意でということでありますけれども、やっぱりその方の状況なりその方の変化を一番よくご存じの方がケアマネでありますので、そういったようなお願いをしているところです。  また、私自身が中央防災会議の下に設けられております避難に関するワーキンググループのメンバーに入っておりまして、その場でも豊岡市の取組を紹介をし、介護保険制度の中にきっちりと位置づけるべきである、そういった提案をいたしてるところです。  また、今後の取組としてですけれども、あらかじめ宿泊施設への避難を考えてはどうかと。ただ、どういう課題があるのか、事態をしっかりと洗い出す必要がございますので、そういう機会が現に出たときに、実験的に要援護者の方々を宿泊施設のほうで見ていただくと、そんなことについても実験をやってみたいというふうに考えているところです。  その他につきましては、それぞれからお答えをさせていただきます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育長。 ○教育長(嶋 公治) 私のほうからは、子供たちの地域の伝統芸能の保存や継承に関する考え方についてお答えをします。  この項目タイトルが学校教育の補完というふうにありますように、子供たちの生きる力は学校の中だけではなく、子供たちが生活する家庭や地域の中で幅広い様々な体験を通して育まれるものだと考えています。  また、地域の行事への参加や伝統文化・芸能の体験等をすることは、ふるさとへの愛着や愛する心を育成することにつながるというふうに考えています。考え方はそういうことです。  それで、今年度も例えば奈佐が3世代のそば会をし、そしてそれでお世話になった方々にお礼として奈佐節を披露するというような、こんなことをやっておりますし、出石中学校は槍振りを保存会の人に教えていただいて披露するというようなことをやっております。  ただ、限られた授業時数であるということ、それからカリキュラムが膨大化してるということ、それから、昨日、田中議員にもお答えしましたが、学校の働き方改革で地域行事についてはなるべく地域に移譲するような、そういう動きがある中で、大切なものではありますけども、内容や方法はマネジメントしながら、地域と話し合って進めていく必要があるというふうに考えています。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 消防長。 ○消防長(桝田 貴行) 私からは、安全・安心施策の推進についての高機能消防指令センターの整備、消防本部庁舎の改修整備と火災予防及び訓練につきましてお答えいたします。  まず、高機能消防指令センター機能アップにつきましては、指令装置モニターを3画面から4画面に増設し、大規模災害時などで必要とするデータをより多く表示できることにより、効果的な運用を図ることができます。  また、車載型映像送受信システムにタブレットを導入し、災害現場の映像を現場本部と指令センターで情報共有することでより適切な部隊管理を行うことができるとともに、災害現場の映像を記録することで火災調査や事故検証にも活用することができます。  さらに、指令システム全体を最新型に更新することにより、迅速かつ円滑な処理を行うことができます。  トラブル防止などの機器の改善はありません。しかし、トラブルにつきましては、更新後におきましても、システム監視装置による常時監視と保守業者による24時間サポートで対応することといたします。  次に、更新機器と発注方法につきましては、更新する機器の主なものとしましては、指令台4台、多目的情報表示盤4面、消防車や救急車の車両運用端末装置21台、内訳としましては、豊岡消防署10台、城崎分署3台、日高・出石・竹野・但東各署所には2台の車両に搭載し、これらから構成するシステム一式を更新する計画としております。  発注方法につきましては、一般競争入札を一括で行う予定としております。  次に、施工監理業務の発注方法につきましては、指名競争入札で行う予定としております。  次に、新旧システムの入替え時のトラブルとメンテナンスの考え方につきましては、緊急通報、これは119番通報、これの回線はNTT固定電話、携帯電話、IP電話とも各2回線を保有しております。入替え時のトラブル対策は、各回線とも1回線ごとの工事により、受信が停止することはありません。  また、システム構成機器の検査につきましては、製作時は検査実施要領書に基づき、施工監理業者が行います。設置後は、完成検査実施要領書に基づき、施工監理業者とともに実施することとしております。  更新後の不具合対策につきましては、1週間程度受注業者が常駐し、対応することといたします。  メンテナンスにつきましては、年1回の点検と365日24時間サポートするなどの保守契約を締結し、対応することとしております。  次に、消防本部庁舎の改修との関係につきましては、高機能消防指令センターの整備と消防本部庁舎改修工事に重複する箇所はありませんので、影響はないと考えております。  次に、消防本部庁舎の改修整備の耐震対策や屋根、外壁の防水補強につきましては、建物本体の耐震は2018年度に実施しました耐震診断により良好との結果から、問題ないと考えております。  また、屋根と外壁の防水補強につきましては、個別施設計画の結果により検討してまいりたいと考えております。  次に、庁舎改造、女性消防士の増員と配置につきましては、女性専用の浴室と仮眠室を整備するため、倉庫等を改造して確保する計画としております。  今後の女性消防士の採用につきましては、国から示されています職員定数の5%となる6名を目標に採用していきたいと考えております。  また、担当職務につきましては、女性消防士の意欲と適性に応じて配置し、活躍の場が広がるよう配慮することといたします。  配属につきましては、当面は女性消防施設を整備する豊岡消防署に配属することとしますが、分署への配属につきましては、大規模な改造に合わせ施設整備を行った後に考えたいと考えております。  最後の火災予防及び訓練につきましては、1月13日、豊岡市中央町で発生しました密集街区火災の課題は、延焼拡大により鎮火までに4時間20分を要したことです。火災現場は、壁と壁が密接する木造の家屋が連続していることから、火炎が屋根裏から壁の内部へと広がり、壁の内部から屋根裏へと延焼を繰り返し、拡大しました。この火災を鎮火させるためには、屋内から壁、天井を破壊し、消火することが有効ですが、濃い煙と熱気に加え、上部からの落下物により消火に有効な開口部を造ることが困難であったため、消火に時間を要しました。  対策につきましては、消火活動に有効な開口部の設定要領や狭い場所での放水要領について、訓練などを実施し、警防力の強化を図ってまいります。また、これらの多くの情報を収集し、火災現場指揮者を補佐する体制を整備することで、さらなる指揮体制の強化も図ることといたします。  次に、消防団との実践的な消防訓練の必要性につきましては、密集街区火災を含め、多種多様な火災現場で連携が必要とされることから、不可欠であると考えております。今後は、密集街区訓練に加え、防火対象物消防訓練や遠距離中継送水訓練などを計画してまいります。  次に、野焼きによる火災予防活動につきましては、例年3月から5月にかけて、野焼きやくすべによるその他の火災が多く発生しています。  火災の予防活動としましては、市の広報紙、防災行政無線、消防本部のホームページやフェイスブックへの広報活動をはじめ、消防団の協力を得て車両広報などで広く市民に注意喚起を行っているところです。  この活動から、2018年には16件の発生したその他火災も年々減少傾向となり、2020年には6件にまで減少し、効果があったものと認識しております。  今後も火災が発生しやすい気象条件のときはパトロールの回数を増やしたり、野焼きなどの行為者には直接声をかけて指導するなどの活動を強化しながら、継続した予防活動を行ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 出石振興局長。 ○出石振興局長(村上 忠夫) 私からは、伝建地区防災計画策定・調査事業につきましてお答えをさせていただきます。  出石伝建地区の建物の多くは伝統的木造建築でありまして、城下町エリアの中心部に密集して分布しております。そのため、とりわけ火災発生時には、他地域に比べ非常に脆弱な面があるということです。  また、地区の南側、西側には河川が、東側から南側にかけまして山地が隣接する地理的な特性がございますので、水害、それから土砂災害などの危険性もあり、災害時には地域住民の生命や生活、それから歴史的な町並み、さらには観光客の皆さんも危険にさらされるといった可能性がございます。  このため、想定されます様々な災害リスクに対する防災対策は急務となっており、現状で災害時の危険性や問題点を調査、把握の上、具体的な対策方針を分析、検討し、出石伝建地区にふさわしい防災計画を策定することとしております。  なお、この防災計画の策定につきましては、出石伝建地区の保存計画の中に位置づけております事業であり、保存修理・修景事業と同様に、国2分の1、県4分の1の補助金を受けて実施をするものです。  私からは以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 防災監。 ○防災監(宮田 索) 私のほうからは、防災マップの更新についてお答えをさせていただきます。  まず、避難場所の見直しについてですが、兵庫県から新たな浸水想定の公表や土砂災害警戒区域の指定が行われる都度、関係する指定緊急避難場所の安全性を検討し、既に見直しを終えています。  したがいまして、今回の防災マップの更新に合わせて、一から避難場所の見直しを行うことは考えておりません。  次に、想定最大規模の洪水時の高所避難所の明示についてですが、今回作成し、市民へ印刷物として配布を計画しております防災マップは、100年に一度の計画規模降雨での浸水を想定したものとしております。  市内には、想定最大規模の浸水想定に対応していない指定緊急避難場所が7か所ありますが、防災マップにはこの7か所を対応していない旨の表示を行う予定といたしております。  なお、県が公表した想定最大規模の降雨による浸水想定区域図につきましては、ホームページ上で閲覧することができます。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 地域コミュニティ振興部参事。 ○地域コミュニティ振興部参事(桑井 弘之) 私からは、新文化会館の整備につきまして、3点お答えをさせていただきたいと思います。  まず、隣接します南中学校学校用地の活用の検討の件でございますが、建設用地の中で新文化会館整備基本構想及び基本計画に定めます施設の機能、規模を満たした施設が整備可能であることから、学校用地を取り込む検討はいたしておりません。  次に、駐車場アクセスの関係でございますが、駐車場の出入口は駐車場内から市道に出るまで時間を要することとなりますが、車両の出入りや施設利用者との安全確保の観点から、現在と同様にじばさんTAJIMA前の1か所とする計画です。  また、浸水対策として、施設の1階フロア高さについては、平成16年台風23号の浸水被害状況を鑑みて決定していきたいと考えております。  最後に、地質調査の関係でございますが、今年度の基本設計業務の中で建物本体の土質調査を6か所実施しており、その調査結果を基に建物基礎の設計を行っています。  また、同窓の森の関係でございますが、同窓の森の卒業記念植樹については、同窓会や南中学校と協議しながら、保存するエリアや移植する植樹を決定しています。  なお、記念碑につきましては、現状のまま保存することとしております。以上でございます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 私のほうからは、若者独身者の交流事業についてのお尋ねにお答えをしていきたいと思います。  まず、取組の具体策についてですけれども、若者独身者の交流事業といいますのは、今までやっておりますはーとピーですとか縁結びさんのように、まさに結婚に向けたという婚活の事業だと敷居が高いというように感じられる方もあります。そこで、雑談をしたりゲームをしたり占いをしたりというようなことの中で、まずは男女の交流を楽しんでいただく、カップリングについては行わないというような交流の場づくりを基本にしながら、若者自身の手でつくっていただくことを想定いたしております。  取組の具体策につきましては、はーとピー企画委員という中で協議をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。  また、どの程度を目標にしているのかというお尋ねですけれども、先ほども言いました若者自身の手による若者の交流の事業ということがコンセプトでございます。まずははーとピーの企画委員の中でその事業の具体化を企画いただいていきます。大体10人から20人ぐらいの集まるイベントというものを定期的に開催できればと考えておりまして、実際にこの事業を行う際には、その事業運営に協力者も要るということが考えられます。そこで、参加者自らが運営に関わっていただくはーとピー協力員というような形で募集をしながら進めていきたいというふうに考えております。  参加者のほうの方々には、その後に例えばはーとピーですとか縁結びさん、恋するお見合いというような事業もありますよというようなことを紹介しながら、まずは自然な交流を発展していただく。その少し先に、そこから新たに結婚に向けたカップルというようなことの誕生につなげていきたい、そういう取組として進めていきたいというふうに考えています。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 地域コミュニティ振興部長。 ○地域コミュニティ振興部長(幸木 孝雄) 私からは、社会教育について2点ご質問いただいておりますのでお答えします。  まず、地域における社会教育等の現状と課題と今後のビジョンについてですが、現状としまして、公民館の廃止後もそれぞれの地域コミュニティ組織で、各種講座、スポーツ大会、文化祭、多世代交流事業など組織的な社会教育活動が継続的に実施されております。  課題としまして、地域住民の価値観や学習ニーズは多様化しておりまして、新たな学習講座の開設や年代、生活スタイルに応じた学びの提供が必要です。それが滞りますと、活動のマンネリ化と、それから担い手が固定化して交流機会が減り、地域内のコミュニケーション力が低下するということなどが課題として認識しております。  今後の展開ですが、豊岡市地域コミュニティビジョンにおける人づくり機能の目指すコミュニティ像は、地区住民が学び合い、豊かに生活していることとしております。  今後、地域の課題解決に必要な学びの提供により市民の学習意欲が向上し、学びの成果が地域の防災、それから福祉、子育て等に生かされることによって持続的な地域社会に貢献できるよう、協働による地域づくりを進めてまいります。
     もう一つ、地域での社会教育について、新たにそのためだけの委員会を設置する考えはいうことでございました。地域における社会教育活動につきましては、豊岡市地域コミュニティビジョンを道しるべとして、地域コミュニティ組織自らがそれぞれ具体的な活動計画を策定され、実施されるということになっております。  社会活動は、地域コミュニティ組織において旧公民館時代から継承された事業に加え、地域の課題解決のための人材育成等の取組が継続されます。  社会教育委員が廃止された後も市として支援は必要だと考えますが、地域社会教育推進のためだけの委員会を設置する予定は今のところなく、地域の自主的な発想を尊重して進めるべきだというふうに考えております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 浅田徹議員。 ○議員(4番 浅田 徹) それでは、順に行きたいと思います。  特に消防センター関係はよく理解できました。そごのないようによろしくお願いしたいと思います。  特に気になりましたことは女性消防士です。消防団のほうでは、既に10年前ですか、女性消防隊が小型操法の全国大会に県代表で行って、並みいる強豪を抑えて9位に入賞と。ただ、消防団の女性消防隊とやはり公設の消防士とはちょっと違うのかなと、こう思っております。特に適正配置等の調査を見ておりましても、ここ10年、15年ぐらいが一番高齢化によるいろんな要望も含めて、やっぱりマンパワーが要るというようなことも出ておりまして、今は本当に少数精鋭で頑張っていただいておるのはよく分かります。  ただ、この辺の女性、消防士の皆さん、今言われるように当面は6名程度、ある程度採用しながらということがあるわけですけども、そういうこれからやっぱり高齢化も、いろんな地域でのやっぱり心肺蘇生とか、そういう活動にも物すごくやっぱり、予防も含めてですけども重要な局面をここ20年ぐらいは迎えるのかなと。その辺の対応をしっかり、ジェンダーギャップも大事です。しかし、少数精鋭にとらわれないで、ある程度必要な確保はお願いしたいな。これはお願いです。しっかりよろしくお願いしたいというふうに思います。  特に訓練のことです。これも一応頑張っていただいてるというふうなことの中で、やはり実践を磨くといいますか、その辺、やはり形だけじゃなくて、特に今このようにいろんな豊岡の市街地だったら消火活動も新たなやっぱりそういう局面といいますか、非常に延焼しやすい建物構造というのも把握されておりますので、やはり消火も含めてですけども、火事を出さない予防というふうな、しっかりこの辺もお願いしておきたいなという思いがあります。  順番に行けば、その中で野焼きです。これも考えてみますと、生活環境課のほうで家庭ごみとか例外措置がありまして、例えばたき火とかキャンプとか地域の伝承的なものとか、そういうものについてはいいですよと。その辺が大きく広がれば飛び火等で火災になるという、その辺の生活環境の指導部分、つまりその辺の指導の形。地域に養成されてます環境衛生推進員の中にも、それはちゃんと地域でもやってくださいと言われるわけですけども、往々に見逃したものがやっぱり大きく被害があるというふうなとこら辺の指導は、やっぱり上手に連携を取っていただいてお願いを、これもお願いしたいなと思ってます。よろしくお願いします。  次です。出石伝建です。これも資料を頂きました。ありがとうございます。ただ、この中で256棟というふうなことで、ほとんど、びっくりしました、江戸期のものが10棟あります。土蔵とか神社と、そういうもの。それと、ほとんどが明治、7割ぐらいが明治の建造物。これ175棟というふうなことで、これも私も出石の大火のを調べますと、これも明治9年に出石大火、まだ江戸から明治にというふうなことの中で消防体制も十分できてない、多分水をかけるというよりも破壊消防だったかなとか思っとるわけですけども、明治9年、ちょうど見てみましたら、2時間から3時間でほとんど今の伝建地区の3分の2以上が消失したと。家屋は966戸、一気に消滅したということがあります。  例えば今回の市街地の建物、非常に木造だということですけども、全てこの辺は震災後ですから、昭和の初期に建てられたものばかりです。城崎もご承知のとおり。ただし、出石伝建はほとんどが明治9年、その被災後すぐに復興で、そのままの形で建てられたものがほとんどです。こうなりますと、非常に私は防災計画ですね、伝建そのものは言わば道路に面して建物の古い連たん、格子を見せたりというふうなことになるわけですけども、しかし、中に入りますと非常に燃えやすくて、なかなか防火壁もないというふうなことがあります。これは個々の建物ですけども、例えば防火壁を造るとか屋根裏を類延焼しないようなものも含めて、この事業には対象になっておるのか。また、そういうことも含めて、消防という消すということと建物に類延焼させない、つまりそういう装置ですね、そういうことについてはどのようにお考えになってるんでしょうか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 出石振興局長。 ○出石振興局長(村上 忠夫) 今議員おっしゃったとおりでして、今回調査分析に当たっては、その辺りの構造的な脆弱性だとか、それからこれまでのいろんな災害の歴史なんかも含めていろいろと、いろんな多方面から今分析をしている最中です。  今後構造的に、建築あるいは修理・修景に当たってどういった基準を加えていくべきか。もちろん災害そのものを完全に防ぐというのはまず無理だと思いますので、もし火災が起きたときにそれをできるだけ災害を小さいうちに抑え込むと、そういったことに向けて、もちろん今防災計画の策定に当たりましては消防団の関係者の皆さん、それから消防署の出石分署の皆さんにも入っていただいて、ご意見なりご提言をいただきながら今進めてる最中ですんで、その辺りのことも十分含めて、策定に向けて進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(嶋﨑 宏之) 浅田徹議員。 ○議員(4番 浅田 徹) 建物が個人所有というふうなこともあります。非常に古い。ですから、いろんな防災、言わば地震に対する補強でありますとか当然耐震的なもの、でもこれは全て個人さんに係ることです。しかし、ある程度そういうことも目を向けていかないと、今の本当に伝建地区の建物が老朽化と併せて、言わば表通りだけ化粧しても、なかなかその辺のこれからの存続というのは難しいのかなと。  特に消火、予防につきましては十分こういう街区消防計画も公設でつくっていただいておりますし、そういうもの反映しながら、あと構造体としてその辺をしっかりお願いをしておきたいなと、よろしくお願いしたいと思います。  次の防災マップの更新です。ここが非常に悩ましいとこで、新たな浸水エリアを想定しました。ところが、私もこういうマップ作りと併せて内水対策で何回もお願いしてます。今の例えば内水対策というのは、特に内水ポンプの操作につきましては、いやいや、もう床下までは、そこまできっちり対応できる能力、時間、操作ということがあるわけですけども、問題は全部例えば新田、六方周辺の開発地、それから下陰、中陰、福田等、やっぱり既存の道路、つまり避難路そのものが農道に少し生活道路、市道にしたものですから、当然宅地は全て1メートル強かさ上げがしてございます。したがって、そのポンプは1メートル強の水までは当然想定しながら建物は守るという、そういう言わば思想の中でポンプの稼働時間、外水の関係でされております。こうなりますと、非常に防災マップにつきましても、重要なことは逃げどきを逃がさないというふうなこと、ジャストポイントで逃げてほしいと。これよく分かります。でも、やはり市長もお答えいただきましたけども、本当に逃げどきに逃げられない人の対策をまず、市長も事前にそういう方、地元の民生委員さん等も含めて、ケアマネさんも含めて、早めに避難させていく。こういうことを特に内水エリアを考えないと、非常に難しいわけですね。それぞれ避難の情報を流すにしても、なかなか内水情報にも伝わりません。その辺をしっかり把握、特に指導される場合は本当にこの辺のマイ避難カード、的確に、また作れない方もありますので、今言われましたコロナ禍でなかなかその辺も難しいというふうなことがあるわけですけども、しっかりその辺は、本当に個人がしっかり命を守れるマップの使用及びカードの作成、これは重々にお願いしたいなと思っております。  次行きます。これは新文化会館です。学校用地はその中で収まりますよというふうなことなんですけども、以前私も言ったと思うんですけども、南中学校の用地は非常に広大な、それは学校としてはあれだけの面積があればというふうなことがあります。しかし、これは50年代、堤防と平行して都市計画道路大磯線という16メーターの道路がグラウンド、今の自転車小屋と、それから、正面玄関をぐるっと回って豊田に抜ける道路がございました。その道路用地も予測して、その道路が学校校舎に近づいたところに同窓の森といいますけれども、実際あれは交通騒音の言わばブラインド的にそういうものを当時の市長が学校用地じゃないわけですけども植えたと。ところが、その道路は、いやいや城崎方面に向けて紆余曲折して、結局は廃止になりました。  これ何が言いたいかいったら、あそこは市民会館、今は福祉センター、それから前は以前は豊岡病院もありました。南中を建てる。あのエリアの道路が非常に脆弱だから、メイン的なつまり市街地、これの言わば東側の幹線道路、その幹線道路から中学校、今はないわけですけども、ウェルストークですね、立野庁舎、そちらも幹線道路からいける。さらに市民会館、つまり南からも東からもというようなことでの計画がございました。それがまさに時代を変遷してさらに外環状ということで今、交通配分は広域農道のほうに車両が行ってるというふうなことになってます。  何が言いたいかいったら、結局は道路が脆弱で、これ一本でこれで交通処理しますいうのは、とんでもない僕は道路屋から見れば、本当にこれだけの施設を持っていくことに対してもう少し例えば道路部門の担当、都市計画部門の方と話をしていかないと、そういうことも含めて、取りあえず暫定的でもそういう何か所かやっぱりアクセスできることも考えないと駄目だなと思っておりますけども、その辺の認識についてどうでしょうか。これだけはちょっと聞いておきたいと思います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 地域コミュニティ振興部参事。 ○地域コミュニティ振興部参事(桑井 弘之) 先ほど答弁でも申し上げましたが、駐車場にアクセスするのに複数出入口を設けますと、やっぱりそこまではスムーズに行けたとしましても、駐車場構内での混雑でありましたりだとか中での事故、トラブルの原因となるかと思いますし、非常に中での誘導も複雑になってきて、人の配置も多くなってきたりする関係がございますので、先ほど答弁いたしましたとおり、出入口については1か所で、今の計画どおりしていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 浅田徹議員。 ○議員(4番 浅田 徹) なかなか難しいことを言ってるな、今からさらに買収をしてということも、道路確保のための、新設道路のための。でも、もう一本やっぱり立野東線ですか、そちらからの何とか道路が来てますので、それも考えていただきたいなと。  それと、やはり近未来ですけども、市民会館も取り壊される云々ということは、やっぱり交通、駐車場表示する電光掲示板で満車云々、第1、第2、第3、そういうことも踏まえてやっていかないと、とんでもない交通渋滞、入っても出れない、入ったら動けないみたいなことがありますので、これは強くまた状況を見ながら言っていきたいと思います。  次に行きます。学校教育の補完についてです。教育長にお答えをいただきました。私これを質問しましたのは、去年12月の1日の「市老連とよおか」に、いかがする3世代そば打ち交流会ということで、地元のこれは長寿会、高年クラブの会長さんが寄稿されております。どういうことかいったら、奈佐小学校が廃校になると。長い歴史のそば打ち交流会が今年は最後だろうと。聞きましたら、まだやっとっていうのはコロナでやろうと思ってたんだけどもできなかったと。これ残念だなと、もう卒業してしまうしというふうなこと。問題は次からです。やはりそば会は3世代、おじいちゃん、それから子供、孫というふうなことでされるわけですけども、そば会が終わった後、小学校の子供たちが奈佐地区の独居老人の宅を訪問して、声かけそばということでそばをずっと配って振る舞って、おじいちゃん元気みたいな活動がずっと続いてきたと。これが一つ大きな要素があります。  それとまた、これは豊岡市の無形文化財、奈佐節です。これはクラブ活動とか地域コミュニティじゃなくて、学校の教育課程の中でしっかりと地域の伝承が守られてきた。子供たちが一生懸命体得して、それが大人になってもさらにその次の時代に続けていくようなことをやってきたけども、廃校になって五荘に行ったら全部こういうものが続かなくなってしまうと、もう終わりだと、非常にちょっと何か嘆き悲しまれるような、こういうことを寄稿されてます。  私は、ふるさと教育、ふるさとでもいろんなそれぞれ教本とか作っていただいております。ふるさと、ジオパーク、コウノトリ、それから歌舞伎に城崎アート、写真入りでありますけども、教本、知識は知識ですけども、私は子供たちの非認知能力というのは、その中で地域の人たちとの交流、会得していく、体験をする、これは非常に僕は大事だと思ってる。その中で考えたり失敗したりとするような、これが僕は地域の本当に最たる教育力の、僕はそこを大事にしないと、教科書、教本、副読本等で授業としてやるのと全然僕は違うと思ってるんですね。その辺、統廃合というふうなことの中で独自の小学校での取組文化というのはなくなっていくわけですけども、これは五荘小学校も含め、特に竹野ですね、中竹野もいろんな轟太鼓、いろいろとございます。そういうものどのようにやっぱり教育課程として考えていくのか、その辺だけはちょっとお答え。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育長。 ○教育長(嶋 公治) 奈佐の市老連の記事を私も読ませていただきましたし、今、浅田議員おっしゃったことはそのとおりだと思います。ですので、ふるさと教育は3点あって、ふるさとのひととこととものに学ぶということですから、それはそのとおりです。  ただ、言いましたようになかなか学校の教育課程にそれを組み込むということは難しいということもありますので、それで統廃合の準備委員会の中では、その行事も大切にしてほしいという奈佐からのそういう意見も出ておりますので、どんなことが可能なのか。できれば地域のコミュニティが中心となって、そしてそれを教育課程外でやっていくということが可能性としては大きいのではないかなと、そんなふうに考えてます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 浅田徹議員。 ○議員(4番 浅田 徹) 私は社会教育かなと思ってます。その辺が市がなくなるのは非常に残念な気持ちです。またこれは頑張りたいなと。終わります。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で浅田徹議員の質疑、質問は終わりました。 ──────────────────── ○議長(嶋﨑 宏之) 暫時休憩します。再開は10時50分。     午前10時39分休憩 ────────────────────     午前10時50分再開 ○議長(嶋﨑 宏之) 休憩前に引き続き会議を再開します。  次は、14番、上田倫久議員。(拍手)      〔上田倫久議員 登壇〕 ○議員(14番 上田 倫久) おはようございます。今日は、後ろに傍聴席のほうに、五荘地区の区長会長であります方と副会長でありますと、親分が3名来ておられます。私、70歳に今年なります。同級生の2人は70歳になる、同じメンバーでございます。大変元気の出る五荘でございます。  会派は今、新生でございます。14番の私、上田倫久と申します。今回の第1の質問者は、先ほど言いましたけれども会派新生の関貫議員でございました。18名の議員がこのたび質問に立っております。最後、大トリとしまして、私、上田倫久でございます。どうぞよろしくお願いします。  きっちりと終わるように言われておりますので、できるだけ簡潔に明瞭に、時間内に終わりたいと思っております。  議員にさせていただき、8年目を迎えました。この場に立たせていただけますこと、大変感謝しております。人のため、世のために、謙虚にしておごらず、頑張っています。今年は70歳になります。いつ心が折れるかもしれないという崖っ縁で踏ん張っている状況でございます。  今年の大河ドラマ、渋沢栄一氏の「「生き方」を磨く」の中に、覚悟を決めて腹をくくり、天命をのみ込めということが書かれておりました。なぜ議員になったのかと問うこの頃でございます。同僚議員も志ある方々ばかりで、市民目線で市民の代表として市政を改善し、推し進めておられます。明るく元気に前向きに、自分の言葉で対話すること。先輩議員の言葉が耳に響きます。逃げるな、隠すな、うそつくな。ビジョン、ミッション、PDCA。いろいろと勉強させていただいているこの頃でございます。  所信表明、市長が言われてました2月26日、本市のまちづくりと市政運営についてです。未来への責任として引き続き市政最大の課題、それは何か。地方創生、人口減少対策だ。豊岡の人口減少の最大の要因は、豊岡に暮らす価値が若者に選ばれてないこと、とりわけ若い女性に選ばれてないことにある。選ばれてるのは大都市、とりわけ東京に暮らす価値です。それは、あんまりにも強大な価値と言わざるを得ない。したがって、豊岡は地域に深く根差しつつ、絶えず世界を意識しながら、突き抜けた豊岡に暮らす価値と世界に通用するローカルを磨き上げていくこと、すなわち小さな世界都市戦略が地方創生の有力な戦略であると。  今年は、いよいよ芸術文化観光専門大学が開校。コウノトリも住めるまちづくりコウノトリ育むお米の輸出、インバウンドの促進と並ぶ小さな世界都市実現のためのエンジン、深さを持った演劇のまちづくりがさらに推進力を増します。同大学との連携をしっかりと図り、市の基本構想にあるとおり、小さな世界都市は市のまちづくりの中間目標であり、その先には豊岡の最終目標、命への共感に満ちたまち。共感とは何か。他者への想像力のこと。したがって、命への共感とは何なのか。他の命への想像力であると。その命の立場に立ったとき、世界がどのように見えてるのかに思いをはせる能力のことだと市長は言っておられます。  8年前にも、この場に立たせていただきました。父から「帰ってこいよ」という歌を歌って叱られましたけれども、あれから8年がたちました。最重要課題は、人口減少対策です。今でも変わっておりません。人口が減り、限界集落となり、まちや村が消えていく。  この2月に1週間かけて、認定保育園、幼稚園、小学校、中学校を但東町、出石町、日高町、旧豊岡市、竹野町、城崎町と、認定保育園のあるところをずっと回ってまいりました。大変豊岡市は広うて1日で回り切れず、3日か4日かかったと思います。4つの危機、コミュニティ崩壊の危機、2番目、災害の危機、3番目、経済衰退の危機、4番目、財政崩壊の危機、これは8年前にもあったと思います。重要課題として社会の潮流、これは新たなものも入っておりますが、人口減少社会の到来、災害の大規模化と頻発化、3番目、地球環境問題の深刻化、グローバル化、人間の役割の劇的変化、豊岡市のまちづくりについて、市長の決意は。豊岡市は、障害の有無、性別、年齢差、国籍の違い、価値観、文化・習慣の違いなど、様々な違いを持つ多様な人々から成っている。その多様は、グローバルの進展の中で今後さらに急速に拡大していくことが見込まれる。こうした中、我々は命への共感に基づいて、その違いを受け入れ、理解し、共に生きていく必要がある。特に、今現在言われてますジェンダーギャップのことも上げられております。  豊岡市のまちづくりにおいて、多様性はまちや組織のエネルギーになる。このような考え方に基づき、豊岡市の基本構想、これは私も一緒にメンバーとしてつくらせていただいた記憶があります。2017年9月に策定いたしました。目指すまちの将来像は、「小さな世界都市-Local & Global City-」の必要条件の一つとして、多様性を受け入れ、支え合うリベラルな気風がまちに満ちていることを上げています。  豊岡市21年度の当初予算案、これは神戸新聞2021年2月20日に載っておった分ですが、豊岡市は今年度どうするのやというようなことで、19日に発表した2021年度一般会計当初予算案は、20年度比約20億6,700万円、同4.5%増の約481億2,300万円となったと。若者人口の回復を目指し、地方創生事業の演劇のまち、ジェンダーギャップ解消などを推進する。豊岡市予算案の概要は、演劇のまちの推進では、新たに専門職大学連携推進8億9,000万円、豊岡演劇祭の開催5,434万円、ジェンダーギャップ解消や子育て支援、ジェンダーギャップの解消推進650万円、子育て中の女性の就労支援415万円、新たに子育て支援総合拠点整備5億7,149万円、移住定住促進では2,486万円、新たにワーケーション・テレワーク拠点整備4,700万円、地域おこし協力隊の活動推進2億1,169万円と新聞紙上には出されておりました。  豊岡で人々が世界と出会っている演劇祭について、芸術文化観光専門職大学について、演劇のまちづくりについて、また地域経済を元気にするまちづくり、観光分野について、玄武洞公園、但馬空港について等、いろいろと新たに引き続きこの豊岡市を活性化するための取組がなされております。  ところで、質問の第1は、「小さな世界都市-Local & Global City-」についてです。  「小さな世界都市-Local & Global City-」を展開するための演劇、観光、専門職大学との関係性と方策について、豊岡市基本構想における市政経営方針(前期)の最終年度を迎えるこの時期に、現状と今後の課題についてお聞かせください。  2つ目、小さな世界都市を実現していく上で、芸術文化観光専門職大学、豊岡演劇祭、観光産業との関係性と方策はどうかということをお聞きしたいと思います。  続いて、第2番目の項目ですが、豊岡市の幼保施設再編計画について。  これも神戸新聞に出ておった分ですが、2月の18日です。待機児童5年以内の解消を見込む。豊岡市は、市内の幼保施設など、適正な規模や配置による豊岡における幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画を策定したと発表。公立と私立を合わせて39園から28園に再編統合。少子化と保護者の就業率の増加から、全幼稚園と一部の保育所を認定こども園へ移行する。豊岡地域を中心に発生している待機児童について、小規模保育所の増園などにより、5年以内の解消を見込むということが出ておりました。  未来を拓く人を育むまち、幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画、小・中学校の適正規模・適正配置。大項目2としまして、幼児教育・保育及び放課後児童の在り方、小・中学校の適正規模・適正配置についてお伺いいたします。  特に1番目は、竹野地域、但東地域など広い校区、園区における通学通園に対する課題の認識と方策についてお伺いしたいと思います。  但東町は3つの谷がありまして、みんな回ろうと思っても大変時間がかかって大変でした。また、同じように竹野も、三原のほうとか海側とかいろいろありまして、大変広いです。この2つの地域は特にしっかりと考えないといけないと特に思いました。竹野地域、但東地域など広い校区、園区における通学通園に対する課題の認識と方策についてお伺いいたします。  2つ目、これは地元、今ここに来られてます五荘地区のことなんですが、五荘地区は大変人口が密集しているところで、園が集中しておりますというふうに私は感じます。認定こども園、また新たにできるところもありますし、ゼロ歳から5歳までのということで大変満員というか、いっぱいになっておるというふうに思うんです。どうにか市全体としてのバランスをどう考えておるかということをお聞かせ願いたいと思います。  3番目には、廃校・廃園になった後の施設の利活用でございます。実際五荘地区では奈佐小学校がなくなりますし、どうするのかというようなこと。それで、港小学校のところも統合されるんですけども、今度また竹野でしょうか、そういうところもまたなってくるということでございます。どうするんかということです。  次、大項目3でございます。穏やかで安らかな住みよい地域づくりについてということで、子育て支援総合拠点の整備構想、これはデータ等にももらいましたですけども、具体的な整備内容が出ておりました。子供が元気に遊ぶ場所、屋内型の遊び場、キッズランド4階。ここは、ゼロ歳から12歳までの子供とその保護者が天候に関係なく安全に体を動かして遊ぶことができる場を提供すると。遊び場は、乳幼児と児童の遊び場エリアを工夫して配置し、子供の安全性を確保しますと。  それで、2つ目には子育てを応援する場所、子育て総合センター、これ4階ですが、子育て中の親とその子供を対象に、子育て親子の交流の場の提供と交流促進、子育てに関する相談、援助の実施、地域の子育て関連情報の提供を実施する子育て総合センターを整備すると。その次にまた、預かりということで一時預かりもするという。また、ファミリー・サポート・センターもそのところにするという。こども支援センターということでございます。それで、7階のほうでは、こども支援センターとして不登校や発達障害の子供や親への支援、子育て家庭の相談を行うこども支援センターを整備すると。ここでは、発達障害児の通所型療養施設、7階ですが、発達障害児の幼児期の運動遊びで脳の機能が発達することが分かっている。演劇的要素を取り入れた運動遊びを行う通所型療育施設の活動場所を確保するということでございます。  ジェンダーギャップ等の関係もありますでしょうか。また4階に戻りますと、女性の活躍を後押しする場、女性の就労支援、女性の働きたいを応援するため、就職相談、企業アドバイスの機会提供や短時間労働等を行うワークスペースを確保するでございます。  多文化共生、4階。外国人住民、コミュニティの一員として受け入れ、共生するため、生活相談、日本語教室、日本文化講習、交流事業などを行う場ということでございます。  5番目には、高齢者の生きがいを創造する場、生涯学習サロンも4階に整備されます。  また、にぎわいと新たな交流を創出するサードプレイス、市民交流広場も整備されます。  何かすごくごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃとしておりまして、何か整理がつくんかどうか、大変ちょっと心配でございます。  そこのところの人員の配置とか維持管理、人員、収入などの見通しについてお伺いしたいと思います。  最後になりますが、大項目の4でございます。  危機的な財政についてでございますが、ここの第4次行財政改革の推進ということでは、現在時間のマネジメントを柱に取組を進めておると。予算に加えて時間も意識してマネジメントし、限られた予算と人員、時間をやりくりして、少ない時間で最大限の成果を目指す取組をしておると。2023年までに時間外勤務を2019年度比75%の減として、災害など緊急時以外には基本的に残業しない状態を目標にするということが書かれており、またその他、ICTの活用、業務の民間委託の推進、施設の包括管理委託の検討、歳入確保の推進等により、第4次行財政改革大綱の最終年度である2023年度に単年度当たり4億円の行革効果を得ることを目指すというふうなことで、第4次行財政改革推進のことを言われております。  また、ふるさと納税につきましては大変好評でございまして、2022年度の2月25日の時点で寄附金額は8億4,016万円、寄附件数は1万4,373件で、それぞれ前年同期比の27%の増の39%の増となっておると。これがずっと続けばいいんですが、ふるさと納税についてもちょっとお聞きしたいなと思っております。  大項目として、危機的な財政について、これはずっと昨年からも、2年ほど前からも言われておりまして、長期財政見通しでは、昨年の8月見通しによると10年間で49.4億円の赤字が見込まれる。行財政改革によりどのように対応していくのかということを具体的に教えていただきたいと思います。  以上で第1の質問等を終えまして、2質につきましては別席で行います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、小さな世界都市に関するご質問にお答えをいたします。  豊岡市の基本構想におきましては、小さな世界都市を目指すということにいたしております。市政経営方針(前期)の最終年度を迎えるに当たって、現状と今後の課題についてお問合せをいただきました。  この小さな世界都市ということに関していうと、着実に前に進んできただろうというふうに思っています。私たちはしばしば、やるべきことがたくさんあって、あまりにも何ができてない、これができてないと考えて、時に絶望的な気持ちになったりするんですけれども、そういったときは振り返ってみることがとても大切です。豊岡の野生復帰が全くなされてない豊岡がどんな姿であったか。コウノトリ育む農法がなかったとしたら、豊岡の農業の景色はどのようなものであったのか。あるいは、インバウンドも活況を呈さずに国内需要だけの観光であったとしたら、今の豊岡はどのようなものであったのか。永楽館や城崎国際アートセンターや平田オリザさんの移住や青年団の移転や、あるいは江原河畔劇場がない豊岡は一体どのようなものであったのか。専門職大学の可能性がかけらもないような豊岡だとすると、どのようなまちであったのか。そうした中でジェンダーギャップ、圧倒的な男社会だけが頑としてあるという豊岡であったとすると、果たして豊岡はどのようなまちだっただろうか。そのことを考えますと、やるべきことはこれから先にたくさんございますけれども、私たちは着実に前に進んできた、このように考えております。  ただ、課題としましてはいろいろとありますけれども、何といってもジェンダーギャップの解消ということであります。特に20歳から24歳の女性が帰ってこない。これは豊岡に限らず、実は日本中の自治体で起きているところでございます。結局最終的には東京に取られてる。ですので、子育てを応援しようにも、その前にそもそもカップルになるべき女性がいない男余りの状況になっていて、確実に人口減少、少子化を加速していく、そういった状況が厳としてあります。  なぜ女性たちが帰ってこないのかということでありますけど、大きく3つについて考える必要があると思います。豊岡の人口減少は、まず若い人が帰ってこない、とりわけ若い女性が帰ってこない。したがって、男性であろうと女性であろうと、まず若い人が帰ってこない理由というのがあります。それをかつては貧しくてつまんないという言い方してたわけですけども、経済的な魅力が弱い、大企業もない、有名な企業もない、給料も安いという経済的な魅力に欠ける。文化的な魅力に欠ける。優れたアートに触れる機会はほとんどない。おしゃれな街角もないというようなことです。  ところが、女性の場合には、それにプラス男社会であって、社会的に自分たちの地位が低いということが重なっています。仮に一見魅力的な職場があったとしても、入ってもしょせんずっと補助的な仕事しかさせてもらえない。大学を出て意欲を持ってこれから人生を切り開こうと思うけれども、結婚や出産をすると辞めざるを得ない。辞めないとしても家事、育児は男性が手伝ってくれないので、結局女性はそれを引き受けて、したがってキャリアアップは見込むことはできない。そういった状況の中で、女性は果たして帰ってくるのかということです。  大学を卒業するときに、保育所が整備されているか、子育て支援が充実するかでまちを選ぶ女性はほとんどいないはずです。そうではなくて、これから働こうとしている、キャリアを積んでいこうとする、そこの魅力がない。魅力がないことの最大の要因はジェンダーギャップだ、こういったふうに私たちとしては見立てているところです。  したがって、ジェンダーギャップの解消がなされたら女性は帰ってくるのかではなくて、そもそも経済的な魅力をどのようにつけるのか、文化的な魅力をどのようにつけるのか、そして男性であろうと女性であろうと、生きがいを持ち、あるいは生きやすいようなまちをどのようにつくるのか、その全てをやらない限りは、若い女性たちは帰ってこない、若い男性たちは帰ってこない、こんなふうに考えているところです。  したがって、この課題はなお大きな問題として私たちの前に立ちはだかっておりますので、引き続き努力を重ねてまいりたいと思っています。  新年度には、前期4年間の評価を実施するとともに、基本構想の中間目標である「小さな世界都市-Local & Global City-」の実現とその先にあるいのちへの共感に満ちたまちを目指し、2022年度からの市政経営方針を策定することにしています。  次に、芸術文化観光専門職大学等についてのお尋ねもいただきました。小さな世界都市の実現の推進力の一つが、深さを持った演劇のまちづくりです。リーディングプロジェクトである豊岡演劇祭は、豊岡演劇祭で始める持続可能なまちづくりをコンセプトとし、地域課題解決の実験場としての役割も担っています。  昨年開催した豊岡演劇祭2020の来場者アンケートによりますと、全来場者の約50%が県外から、関東からは15%からお越しになっていること、また市外からの来場者のうち73%が宿泊されていること、宿泊者の平均宿泊日数が2.17泊と一般の宿泊観光客よりも多いことから、演劇ツーリズムの可能性を確信したところです。  ちなみに2017年のデータですけれども、国内観光客の宿泊平均日数が1.42泊、インバウンドの平均宿泊数が1.38泊でありますので、この演劇祭の2.17泊というのは優位に多いというふうに言えます。これをしっかりとさらに拡大をして、豊岡の経済の推進力の一つにしていこうというふうに考えています。  また、お触れもいただきましたように、芸術文化観光専門職大学というのは演劇祭とも深く関わっております。この専門職大学は、4年間で800時間の臨時実務実習をするということになっておりまして、演劇祭はその実習先としても位置づけられています。国際フェスティバルの現場、企画から実践までというのをフィールドに大学生は学び、経験を積むことを通じて、より実践力のある人材が育っていくことを期待をしています。  専門職大学、演劇祭、観光業等が相互に連携し作用させることにより、より大きな効果が生まれるものと考えており、そのように努めてまいります。  また、先ほど少し触れました地域課題解決の実験場という意味ですけれども、例えばAIを活用したオンデマンド交通の実証ということも昨年行いました。なかなか疎のある豊岡では公共交通が効率的に運用できない、しかし必要だと。どのようにこれを守っていくのかということとなった場合に、方向としてはオンデマンド、ここで必要だという人があればそこにバスなり車を配車をする。ところが、あちらでもこちらでもニーズがありますと、どのように車を配車するのが最も効率的かは、これ人間では理解できません。そこでそのような差配をAIにさせて、限られた資源をこの広い広い非効率な豊岡の中で効率的に回していく、そのための実験を演劇祭の中でやってるところです。  その他様々な先端的な技術を使った実験を行っておりますので、単に演劇に関することのみならず、豊岡の地域課題解決の糸口をこの演劇祭の中で探ってまいりたいというふうに考えております。  その他につきましては、それぞれからお答えをさせていただきます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育次長。
    ○教育次長(堂垣 真弓) 私からは、まず幼保の在り方、小・中学校の適正規模・適正配置についてお答えをいたします。  まず、竹野地域、但東地域などの通学通園に対する課題の認識と対策についてお答えをいたします。  通学につきましては、今後学校統合などの再編が進むと、いずれの校区においても通学距離と通学時間が長くなることが課題であると認識しています。例えば、2月に学校統合に係る要望書を提出された竹野南小学校区では、仮に竹野小学校へ通うことになれば通学距離が最長で20キロメートル程度、通学時間は1時間近くかかることとなり、児童への負担が大変大きくなります。このことは他の地域においても同様の課題として生じてくると認識しており、学校再編に当たっては児童生徒の安全確保や負担軽減を考慮し、統合準備委員会や地域のご意見をお聞きしながら、既存の路線バスの活用や運行ルートの調整、スクールバスの運行など、当該地域に最適な通学方法を検討することとしています。  通園につきましては、豊岡市における幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画では保護者送迎を原則としていますが、通園距離が長くなると保護者の方に今まで以上に送迎の負担をおかけすることになることは認識しています。このため、著しく通園が困難となる場合は、地域の実情を踏まえた上で必要な対策を検討することとしています。一方で、子供や園職員の心身の負担、運行事業者や添乗員の確保など、現実的な課題もございます。今後、順次実施する地域協議の中で、保護者や地域の皆様と相談しながら、実施可能な通園の在り方について検討していきたいと考えています。  次に、五荘地区など人口密集地に園が集中していることについて、市全体のバランスについてお答えをいたします。  人口の多い五荘地区には、幼稚園、保育所、認定こども園が合わせて6園ございます。また、他地区に比べると規模の大きな施設が多く設置されています。これは、子供、保護者にとって利便性が高く、園を開設するためにまとまった土地を確保できた場所に各園が整備されたためというふうに認識しています。  本計画では、施設の再配置ではなく、既存の園を活用し、できるだけ速やかな待機児童の解消と将来においても適正規模の子供集団を確保することに重点を置いて、再編・統合計画を検討いたしました。  なお、地域の子供同士が地域の園に通えるようにすることも踏まえ、旧市町域を超えた再編・統合は現時点では行わないこととしています。  次に、子育て支援総合拠点等整備構想についてお答えをいたします。  子育て支援総合拠点等の整備による施設の年間維持管理費につきましては、4階の増床部分として共有部分の管理費1,904万円、駐車場料金1,723万円、光熱水費約580万円の合計約4,200万円を見込んでおります。人員につきましては、運営手法によって異なるため、現時点では算出いたしておりません。  なお、利用料につきましては、大型遊具を有するキッズランド、市民交流広場内の学習室及び一時預かりについて一定の利用料をご負担いただきたいと考えておりますが、具体的な利用料につきましては今後検討していきたいと考えています。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(正木 一郎) 私からは2点、そのうちの1点、閉校・閉園になった後の利活用につきましては、昨日までの村岡議員、それから西田議員、それから木谷議員のほうにお答えしたとおりでございます。  もう一点、長期財政見通しで見込んでいる赤字への対応についてです。大変厳しい財政状況が見込まれております中、行政サービスの提供を持続可能なものにするためには、第4次行財政改革大綱に基づく行財政改革を着実に進める必要があるというふうに考えております。  第4次行革では、赤字への対応として公共施設の再編、大規模改修の財源に公共施設整備基金を活用した上でなお不足する単年度当たり4億円を大綱の最終年度である2023年度に行革効果額として得ることを目標にしています。  第4次行革では、取組の柱の一つに、歳出の効果的・効率的な実行ということは掲げております。具体的な取組といたしましては、ご指摘いただきましたような時間のマネジメント、またICTの活用や業務の民間委託などに取組を進めております。  もう一つの柱であります歳入の確保につきましては、ふるさと納税の推進、また市有財産の売却、貸付け等の推進などのほか、ネーミングライツの導入の検討なども進めていきたいというふうに考えております。  また、そのほかの柱としまして、市民との協働、また職員の意識・行動改革ということを掲げまして、4億円の目標額の達成に向け、全力で取り組んでまいりたいというふうに考えております。  また、歳出増の要因には、公共施設の老朽化に伴います改修・更新費用の増加ということがございます。公共施設につきましては、マネジメント基本方針に定めております3原則、1つ目に分野横断的な視点に基づく保有量の最適化、総量縮減、2つ目に計画的な保全による長寿命化、3つ目に効率的、効果的な維持管理運営といったことに基づきまして進めてまいります。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上田倫久議員。 ○議員(14番 上田 倫久) ありがとうございました。  では、最初から、第1の項目からですけれども、豊岡市基本構想の中で言われております小さな世界都市の中で、どうしても元気な経済、今稼ぐというか、商売ではないんですけども、そういう経済的な面をもっと稼げないかという、観光業もそうなんですけども、金を稼ぐというところについて何か、どうお考えですか。ちょっと分かりますかね。いろいろと演劇とかそういうふうなこと、文化的なものとか教育的なものとか、そういうふうなものは充実させていかれると思うんですけれども、商業というか、そういう経済的なことについて、コウノトリ米を販売するとか言われとるんですけども、観光業とかもっと何かぼんと稼げるものが何かないんかなという気はちょっとするんですけども、そういうことどうでしょうかね。  大学も一応できるし、演劇もするし、演劇も金があんまりもうからんような気もするんですけども、何かどうにかそれをできるような、何か中小企業とかそういう企業とかなんかも含めるんだろうけども、何かそこにもう一つ、何か金を稼ぐというか、みんなで稼ごうぜというようなところは何かないんかなという気はするんですけども、その点はどうでしょうかね。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 稼ぐというのは基本的に個々の企業がなされることでありますので、そういった企業の先進的な取組なんかを特に応援をさせていただいて、新たな分野を切り開いていく、あるいは生産性向上のための取組に対し補助するなどの支援をすると、そういったことが大切かなと思っています。  豊岡市の経済全体の状況を見てみますと、最も外貨を稼いでいる産業というのはあります。これは豊岡を一つの国に例えたときに、外に売れば輸出、外から買えば輸入。輸出のほうが多ければ外貨を稼いでる、外からお金を持ってくるということになります。最も稼いでるのは宿泊業です。豊岡の中では圧倒的な量です。2番目に外貨を稼いでるのは、かばんです。大体宿泊の3分の1ぐらいの外貨の稼ぎ高です。そこで、豊岡市は地方創生戦略の中でこの2つの産業分野を豊岡の基盤産業というふうに位置づけて、特に業界の方々と力を合わせてここを強くする、そしてそこに若い人の仕事の受皿をつくっていく、あるいは所得を上げる、そういったことを取り組んでまいりました。  観光に関していいますと、実は豊岡の観光業というのは、第2四半期、第3四半期が、これは閑散期です。第2と第3四半期ですね。第1四半期と第4四半期は、これはかなりお客さんお越しになる。ですので、労働効果見ますと、これまでは要は派遣労働で、つまり需要が少ないわけですから、正規職員雇ってますと支出が多く出てしまいますので、派遣労働に頼っていたと。ですけれども、第2四半期、第3四半期のお客さんが増えれば、通年雇用が発生をします。なので、それをやろうといってやってまいりました。  インバウンド、海外からのお客さんの場合に、豊岡は欧米豪、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアをターゲットとしてますけども、実はこの第2四半期、第3四半期に最も多くお越しになるのは、この3つの地域です。欧米豪で、城崎のデータでいきますと恐らく四十三、四%ぐらい、外国人の中で欧米の方々が占める。ですので、欧米豪を中心としたインバウンドでもって需要そのものを増やして、通年雇用を発生をさせて、雇用を若い方の働く場所をつくり上げていく。特に国内観光と違いまして、海外からのお客さんの場合には、日本の文化を例えば英語で伝えていく、やり取りをするという、過去にはなかったある種のやりがいが出てきますので、若い人を引きつけるのではないかと。  かばんにつきましても、過去に価格競争で豊岡のかばんは衰退の一途をたどってきたわけでありますけれども、地域ブランド、豊岡かばんというブランドを作ることなどによりまして、2010年に底を打って、豊岡は今や日本最大のかばんの生産拠点になっています。輸出のほうにも目が行き始めていて、高い高付加価値のかばんを作る。そのことによって経営者も従業員もハッピーになる。  さらに、豊岡財布という動きも支援をしてまいりました。実は財布とか、あるいは名刺入れ、革小物というんですけれども、かばんとほとんど同じぐらいの値段で売れます。そして、そこは豊岡はほとんど今まで手をつけてませんでしたので、マーケットが真っさらで残っている。ですので、うまくいくと豊岡財布を行うことによって豊岡のかばん産業の規模を2倍にすることができる。そういった提案がかばん業界の側からありまして、豊岡財布を地域に根差すための指導者ですね、非常に優れた技術の指導者を豊岡市が費用を全額負担をして豊岡に来ていただいて、そして地域に技術を移転することをやってまいりました。既に豊岡財布はブランド化をされ、そして商品として出てくるようになっています。そのようなことも豊岡市としてはやってまいりました。  さらに、観光に戻りますけれども、日本の観光自体の弱み、弱点、まだまだできてないところは、アミューズメント、あるいはエンターテインメントだと言われてまいりました。夜泊まって酒飲んで寝るだけだと。それに対して、そこでミュージカルを見る、音楽を聴く、芝居を見る、そういったようなアートと組み合わせることによって宿泊・滞在時間が延びる。このことが今、日本全体にとって観光の上での大きな課題になっています。演劇のまちづくりというのは、まさにその先頭を切るような取組であるというふうに考えています。  昨年行いました2週末かけてやった豊岡演劇祭の経済効果は約7,500万円。これは座席数を半分以下に減らして7,500万円でありましたので、フルでいけば多分1億円、2億円はすぐ超えてしまうんだろうというふうに思っています。その意味でも、観光は豊岡の演劇のレベルをさらに上げて付加価値を上げて、そして豊岡の経済を豊かにする、そのことを引っ張る力になるものと、このように考えてるところです。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上田倫久議員。 ○議員(14番 上田 倫久) 思いは分かりました。  以前は市長はコウノトリ市長というふうに言われてたと思うんですけれども、今度は深さを持った演劇市長というふうなことでなるんでしょうかね。  質問もちょっと皆さんからも出されておりましたけども、深さを持った、だから深さということは浅さの反対ですよね。広さでもなくて。ちょっと分かったような分からないような感じがするので、ちょっと浅さと深さ、広さと狭さ、どういうふうにお考えになってるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 広さということについては、もう既にかなり広がってきてるというふうに思います。永楽館歌舞伎は、今はコロナで残念ですけれども、大人気になっています。ウイーンでありますとかイタリアからもお客様が来られるようになっていました。コロナの前ですけれども。城崎国際アートセンターには、今や世界中から一流のアーティストが続々と本当にやってきています。平田さんが移住をされ、そして平田さんが主宰されている劇団青年団は日本有数の劇団です。そして江原河畔劇場ができて、そして芸術文化観光専門職大学もでき、演劇祭も先ほど申し上げたように大成功のうちにスタートいたしております。ただ、それだけですと演劇のまちなわけですけれども、あえて深さを持ったというふうに言っています。それは、演劇がまちの様々な分野で、他の分野で機能を果たしてるということを意味しています。言わば地域に深く根差してるという状態のことをいっています。  例えば豊岡では、公立の全ての小学校6年生と中学校1年生に、演劇によるコミュニケーション能力の向上という取組を行っています。つまり、子供たちがコミュニケーション能力を身につけるというところに演劇は役立ってるということです。まだ2つの小学校でのモデル的な実験でありますけれども、演劇のワークショップによる非認知能力の向上、これは学力とか、あるいは学力テストのように数値で表される能力じゃなくて、やり抜く力とか、それから人と協働する力とか、自分の情動をちゃんとコントロールする力とか、数値に表せない能力のことをいいますけれども、これは幼児期、あるいは小学校の低学年のうちにアウトプット型の、つまり表現をするような活動によって身につくと言われています。そこで、演劇を子供たちが自ら作り演じることの中で非認知能力を身につけてもらって、生きる力につなげていこうという取組をやってますけれども、こんなところにも演劇は役立っている。  発達障害児の場合も、1歳6か月ぐらいでスクリーニングをして、ちょっとこの子少し気になるところあるよねというふうに見つけ出して、早くから盛んに体を動かすということの訓練を積めば、実は小学校に上がる頃には言語能力が健常者と変わらなくなるということがこれまでに分かっています。言葉を子供が身につけますと、自分のもやもやした気持ちを言葉で表せますので、周囲の人たちとのコミュニケーションが可能になります。つまり、自分の中に閉じ籠もるのではなくて世界とつながっていく、こういったことが可能になるわけですけれども、発達障害児というのはなかなか人との協働ができないというようなことがございますので、そこに演劇とかダンスの素養を持った指導員が来て、思いっ切りおかしな格好をする、思いっ切り不思議な格好をする。それにやがて子供がつられて一緒に体を動かして、そして協働が始まる。これも成果が出てきています。発達障害児の発達支援という観点においても演劇やダンスが力を発揮してるという実例ありますけれども、こんなふうに単に演劇楽しいよねだけではなくて、子供たちの学習であるとか発達であるとか、そんなところにまで演劇が深く根を張っているまち、そのことを深さを持った演劇のまちというふうに言ってるところです。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上田倫久議員。 ○議員(14番 上田 倫久) 分かりました。  次に、平田オリザさんの件なんですけれども、専門職大学の学長であり、また豊岡市芸術参与でもあります平田オリザさんの件ですけども、今後どのようにやっぱり豊岡市に関わってもらわれるのかいうようなこととか、コミュニケーション教育、また演劇、城崎アートセンターの座長ですか、等もありますし、そういう面で大学ができましたらかなり向こうのほうに取られる気がするんですが、豊岡市のほうについてどのようなことをしていただくのかいうことをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 平田さんとも折に触れて話をしてるんですけれども、少なくとも市の芸術参与という職務、役割は引き続き果たしていただこうと思っています。  もともとは城崎国際アートセンターの芸術監督に就任されるときに、平田さんのほうから単にアートセンターだけではなく教育だとか、あと市の文化政策だとか様々なところに力を貸すことができるような職責にしてほしいというご依頼があって芸術文化参与にした経緯がございますので、そこは引き続きしていただくことになります。  また、学校で行われているコミュニケーション教育についても、引き続きお力をお借りすることにしています。  城崎国際アートセンターの芸術監督については、現在どうするか、引き続き議論といいましょうか、検討しているところです。ざくっとそんなところです。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上田倫久議員。 ○議員(14番 上田 倫久) 続きまして、教育のほうに行かせて……。それまでに、市長、2年ほど前にもお聞きしたと思うんですが、市長のリーダーシップ論というんですか、はどのようにお考えになっておるのか。トップダウンであったりボトムアップであったりすると思うんですけども、市長自身のリーダーシップはどういうふうに考えておられるのか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上田議員に申し上げます。発言は通告された要旨を逸脱しないように、発言通告、多分されてないんじゃないかと思いますけども、逸脱しないようにお願いします。  では市長、答弁、じゃあお願いします。 ○市長(中貝 宗治) お許しを得て答弁させていただきます。  リーダーシップの在り方とか型っていろいろあると思うんですけれども、私自身は自分のリーダーシップについてこんなふうに考えてます。方向性を示すこと。方向性というのは、何が問題なのかという問題をまず見つけ出すこと、危機がどこに潜んでるかを見つけ出すこと、その危機を回避するためにはどの方向に全体としてまちが行くべきかを見つけ出すこと、指し示すこと、これがまず1番だと思っています。  ただ、それを構成員と共有しませんと、トップだけがそれが分かっていて、そして職員も市民の皆様もさっぱり分からないということでは意味がないわけでありますので、それを共有することができる力。共有した上で、今度はその成員が、つまり市民の皆さんや職員、あるいは議員の皆さんもそうなんですけれども、同じ方向性を持って進んでいけるように鼓舞をすることということではないかというふうに思っています。  もちろん、方向性が大きく決まったからといって、やるべきことは本当に多岐にわたります。その多岐にわたる一つ一つをトップが全て考えたり実行することは、これは不可能ですので、そこは市役所ということでいくと、職員が私、リーダーの示す方向性なり、あるいは議会とも議論した上で示した方向性に基づいて、それを実現させるための具体的な施策を個々も活発に考え、そして精力的に進んでいけるような、そういう風土をつくることではないかというふうに思っております。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上田倫久議員。 ○議員(14番 上田 倫久) ありがとうございました。  続きまして、教育のほうなんですけれども、先ほど認定保育園から幼稚園から小学校、中学校と、ゼロ歳から15歳までの一応整備計画が出されてきとるように思います、この10年間で。一番心配に思ったのは、先ほども言いました豊岡市の中の大変広いエリアの中で、特に但東町とか竹野のところの部分は綿密に計画してもらわなあかんいうことと、豊岡市の人数がたくさん育っております五荘地区のところにもやっぱり整備して、ただ待機児童を解消するというだけではなくて、整備、整理をしながらしていっていただきたいなということを思ってます。  それで、ゼロ歳から5歳までが一応枠でなってくると思うんですけども、それはスタンダードカリキュラムの中で出されてるわけですよね。あと、小学校、中学校のほうにつきましては、第4次とよおか教育プランのほうで出されておって、その中の小中一貫のほうはコウノトリということで全国つながってるわけですね。そういうことでちょっと読ませて、いろいろと資料も全部見せていただいておったら、ゼロ歳からの目標、目的等も全部書かれておりまして、大変すばらしいなというふうに思っております。  先ほども言いましたけども、1市5町の中で1週間ほどかけて回っておりまして、特に但東町の中などへ行きますと、高橋小学校とかのところなんかでは東井義雄先生の名前があって、その碑があって、子供が星を目指すとかね、そういうふうなことが書かれておったです、その場所場所によって。但東町に行ったら東井義雄さんがおられたり、これひたすら命の教育を探求し尽くし、日本のペスタロッチと呼ばれた教育者での「どの子も子どもは星」を目指し、命の不思議、すばらしさ、教育の原点の方がおられるその地域。また、竹野のほうへ行きますと、仲田光成さんですか、仮名書道の方がおられたり、日高のほうへ行くと冒険家の植村直己さんがおられたり、出石に行くと、たくさんおられるんだけども斎藤隆夫さんがおられたり、豊岡では赤木正雄さん、砂防の父の方がおられたり、城崎のほうへ行くと平田オリザさんかなと思ったりもするんですけども、いろんな方がたくさんずっとおられると。大変全員、広い但馬の中ですばらしい人がいっぱいおられるということをつくづく感じました。  質問になるかどうか分かりませんが、ふるさと教育を小・中学校ではコミュニケーション教育とふるさと教育と英語教育ですか、それを重点的にやられるということなんだけども、ゼロ歳からでもどういうふうに、認定こども園の中ではそういうふうなつながる分の3つの目標みたいなんはあるんかどうかいうことをちょっとお聞きしたいです。 ○議長(嶋﨑 宏之) 通告に従ってお願いします。通告外は質問しないようにしていただきたいと思うんですが。関連という形で広げると切りがなくなっちゃうんで、質問通告された趣旨にのっとって質問お願いします。 ○議員(14番 上田 倫久) スタンダードカリキュラムについて、ちょっと教えてください。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上田議員、幼児教育・保育、放課後児童の在り方、あるいは小・中学校の適正規模・適正配置、それがテーマになってますので、その辺のところの質問していただかないと、内容に入っていくともう際限なく深くなっていきますので、その辺ちょっとわきまえて質問をお願いします。 ○議員(14番 上田 倫久) では、そういう教育目標とか目的、幼児保育の目的、目標につきましては、ここにもスタンダードカリキュラムということを載っておりますので、これはなら自分で読めばいいわけやから、やめさせていただきます。  今一番問題になってる認定こども園のところの分なんですけども、例えば奈佐小学校のところや五荘地区の五荘、奈佐小学校のところの分については、認定こども園が今度二十何年でしたかね、かなり遅い時期、後半になるんですよね。今の現状を見とったら、これも全部見てきたんだけども、ゼロ歳からの認定保育園ができたりね、いろいろします。それをもうちょっと八条認定こども園と同じような形で、どう言ったらいいんか、五荘奈佐幼稚園のほうももうちょっと早めれないんかなという気がちょっとあるんですが、その点はどうですか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育次長。 ○教育次長(堂垣 真弓) 五荘奈佐幼稚園につきましては、幼保のあり方計画の中で後期に位置づけさせていただいております。現在のところ、この計画の趣旨といいますのが、適正規模の子供の集団をつくるということに重きを置いております。現在の五荘奈佐幼稚園につきましては、ある程度の人数が今のところはございますので、それと市全体の中の整備の順番とか財政的なことも全て総合しまして後期の、それから事業をあそこは民間に引き継いで、そこを改修する必要がございますので、一度になかなかできないということもあり、後期のほうにさせていただいてるという状況にございます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上田倫久議員。 ○議員(14番 上田 倫久) では、最後になりますけども、自分が、見せんでもええんかどうか分からんけど、渋沢栄一さんという本を今読んでおりまして、今、大河ドラマのほうで渋沢栄一のをやっております。そこで逆境になったときどうするんか、どうしたんかというようなことをちょっと言われておりまして、そのことを大変自分は感動しております。これを自分で読めばいいんだろうけども、これをちょっと言わせてもらって終わりにしたいと思います。よろしいですか。  渋沢栄一さんでございます。「「生き方」を磨く」という本なんでございますけれども、世にきっちり恩返しをするというようなことで、この決意から自信が生まれると言われてます。人がこの世に生まれてきた以上は、自分のためだけではなく、必ず何か世のためになるべきことをやる意味や義務があるものと私は信じる。つまり、人は生まれるとともに天の使命を受けているのである。世に生まれたのは直接には父母の恵みであるが、本源は造物主があって、何事かやるべき使命を与えて自分をこの世に出したのであるから、この使命を全うすることが人間の義務であるということを書かれております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次からは、そういったことも質問通告に入れていただいて質問していただくような形でお願いします。逸脱をしないように、くれぐれもお願いします。  以上で上田倫久議員の質疑、質問は終わりました。  以上で通告に基づく発言は終わりました。  これをもって上程議案に対する質疑並びに市の一般事務に関する質問は終局いたします。  本日の会議は、議事の都合により、正午を過ぎますことをご了承願います。  ただいま議題となっております報告第1号並びに第1号議案、第3号議案から第9号議案まで、第11号議案から第26号議案まで及び第28号議案から第48号議案までについては、議案付託分類表のとおりそれぞれ所管の委員会に審査を付託しますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程追加 報告第2号、第49号議案及び第50号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。この際、報告第2号、第49号議案及び第50号議案、専決処分したものの報告について、ほか2件を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  報告第2号、第49号議案及び第50号議案、専決処分したものの報告について、ほか2件を一括議題といたします。  これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○市長(中貝 宗治) ただいま議題となりました報告第2号、専決処分したものの報告についてをご説明申し上げます。  本件は、物損事故1件について、損害賠償の額の決定に係る専決処分をしましたので、地方自治法の規定により報告するものです。  次に、第49号議案、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第26号)について申し上げます。  これは、新型コロナウイルスワクチンの接種業務に係る人件費や接種会場へのワクチン配送費、移動手段のない方向けのシャトルバス運行経費などです。財源は全額国費で賄われます。  今年度の補正予算ですが、執行が来年度となるため、全額を繰越明許費としています。  なお、その他のワクチン接種に必要な経費については、去る12月議会での補正予算第19号及び1月の専決補正予算第22号で計上しています。  次に、第50号議案、令和3年度豊岡市一般会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。  これは、現時点での国、県の新型コロナウイルス対策を精査した上で、必要と考えられる本市の支援策を新年度に機敏に実施するためのものです。  具体的な支援策は、経済的理由により学びの継続が困難となってる本市出身の大学生等への給付金支給、コロナ禍克服のために観光事業者が行う新規性・話題性のある誘客事業への補助、建築業者や設備業者等を支援するための住宅リフォームへの補助、時短要請の延長に伴う飲食業者等への協力金の措置などです。  これらに係る予算計上額は2億7,960万8,000円で、財源のほぼ全てが国から追加交付される予定の地方創生臨時交付金です。  なお、そのほかに、大雪により損壊した農業用ビニールハウス等の復旧を早期に支援するための経費7,055万9,000円を計上しています。  急遽議案を提出し、ご審議を煩わせますことをおわび申し上げます。
     各議案の詳細につきましては担当部長からご説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長の説明は終わりました。  続いて、議案ごとの説明に入ります。  報告第2号、第49号議案及び第50号議案について、一括して説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) それでは、議案書の3ページをご覧ください。報告第2号、専決処分したものの報告についてご説明申し上げます。  本件は、市長に委任する専決処分事項の指定についての規定により専決処分しましたので、地方自治法の規定により報告するものです。  5ページをご覧ください。専決第5号、損害賠償の額を定めることについてご説明申し上げます。  本件は物損事故であり、令和2年12月17日または18日頃、豊岡市戸牧地区内において発生し、損害賠償額は3万250円です。詳細につきましては、記載のとおりです。  今後再発防止に努めてまいりますので、格別のご理解をお願いいたします。誠に申し訳ございませんでした。  続きまして、7ページをご覧ください。第49号議案、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第26号)についてご説明いたします。  第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,114万8,000円を追加し、予算の総額を594億5,719万9,000円とするものです。第2条で繰越明許費を変更しています。  10ページをご覧ください。繰越明許費補正です。新型コロナウイルスワクチンの予防接種事業費を4億2,055万9,000円から5億7,170万7,000円へ増額するものです。  18ページ、19ページの3、歳出の事項別明細をご覧ください。4款衛生費の説明欄、人件費、予防接種事業費は、新型コロナウイルスワクチン接種に係る追加経費です。財源内訳については、戻っていただき16ページ、17ページの2、歳入の事項別明細をご覧ください。財源は、全額国庫支出金を充てることとしております。  続いて、21ページをご覧ください。第50号議案、令和3年度豊岡市一般会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億5,016万7,000円を追加し、予算の総額を484億7,316万7,000円とするものです。  32ページ、33ページの3、歳出の事項別明細をご覧ください。2款総務費の説明欄、1段目の多文化共生推進事業費は、新型コロナウイルス感染症に関して市内の在住外国人が相談できる窓口を市内2団体に業務委託するものです。その下段の竹野振興局プロジェクト事業費は、冬季の竹野川湊館でのプロジェクション・マッピングの上映、竹野地域への移住促進、スマートフォンを使ったまち歩き事業に要する経費です。4款衛生費の説明欄、感染症対策事業は、感染者または濃厚接触者とその同居家族で外出できない状況にある方を対象に、食事または日用品等を提供するものです。  34ページ、35ページをご覧ください。6款農林水産業費の説明欄、水産業振興事業費は、過大となった在庫水産物の利活用を支援するため、ハタハタの炊き込みご飯の缶詰を災害時の備蓄物資として活用するものです。7款商工費の説明欄、1段目の商工振興事業費の事業委託料は、県と協調して行う飲食業者等に対する時短要請の2月8日から3月7日までの延長分の協力金です。その下、補助金の商店街消費拡大支援事業費は、商店街が取り組む期間限定のプレミアム付お買物券またはポイントシール事業への補助です。その下の住宅等改修支援事業費は、建築関連の需要を創出するため、市内の施工業者を利用して住宅や事業所等のリフォームを行う場合に、その経費の一部を補助するものです。その下、交付金の緊急事態宣言事業継続一時支援給付金、神鍋地域事業者支援給付金は、中小企業庁の一時支援金制度の対象とならないいわゆるみなし法人や神鍋地域の宿泊業などの事業者に対する支援です。2段目の観光事業費の事業委託料の演劇訪問公演等事業は、保育園、認定こども園、幼稚園や特別支援学校、障害福祉施設において質の高いアート体験機会などを提供するものです。その下、大道芸パフォーマンス公演事業は、大道芸人によるパフォーマンス公演を市内の観光地各所で開催するものです。その下、補助金の観光地魅力強化事業費は、継続的な誘客及び大交流の実現に寄与する事業の経費の一部を補助するものです。その下の神鍋地域自然学校受入れ支援事業費は、市内小学校が自然学校を神鍋地域で実施する場合に、昨年に引き続き宿泊費用の一部を補助するものです。10款教育費の教育総務事務局費は、経済的に学びの継続が困難な本市出身の大学生等に在校生で10万円、新入生で20万円を支援するものです。  36ページ、37ページをご覧ください。オリンピック・パラリンピック推進事業費は、事前合宿地への選手等の受入れの際に感染症対策に必要な備品、消耗品の購入費用等です。これらは、新型コロナウイルス感染症対策に係る地方創生臨時交付金を活用した事業でございます。  戻っていただいて、32ページ、33ページをご覧ください。6款農林水産業費の説明欄、農業振興事業費は、大雪により甚大な被害を受けた農業用ビニールハウス等の再建及び解体撤去に要する経費の補助で、地方創生臨時交付金事業ではなく、一般の事業となります。  財源内訳については、戻っていただき、30ページ、31ページの2、歳入の事項別明細をご覧ください。地方創生臨時交付金、県支出金を特定財源としているほか、一般財源につきましては、財政調整基金を充てることとしています。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で上程議案の説明は終わりました。  これより一括して質疑に入ります。質疑ありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  ただいま議題となっております報告第2号については総務委員会に、第49号議案及び第50号議案については予算決算委員会に審査を付託しますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程追加 請願・陳情の付託について ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。この際、請願・陳情の付託についてを日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  請願・陳情の付託についてを議題といたします。  新たに議長において受理しました陳情1件について、請願・陳情文書表のとおり所管の常任委員会に審査を付託しますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で本日の日程は終わりました。  この際お諮りいたします。明13日から25日までを休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  次の本会議は、3月26日午前9時30分から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。      午後0時06分散会 ────────────────────...