豊岡市議会 > 2021-02-26 >
令和 3年第1回定例会(第1日 2月26日)

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  1. 豊岡市議会 2021-02-26
    令和 3年第1回定例会(第1日 2月26日)


    取得元: 豊岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    令和 3年第1回定例会(第1日 2月26日) ────────────────────────────────────────────────      令和3年第1回豊岡市議会定例会(第1日)                            令和3年2月26日(金曜日) ────────────────────────────────────────────────                          令和3年2月26日 午前9時30分開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 報告第1号 専決処分したものの承認を求めることについて       専決第1号 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第20号)       専決第2号 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第21号)       専決第3号 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第22号)       専決第4号 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第23号)      第1号議案 豊岡市辺地総合整備計画の策定について      第3号議案 兵庫県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増            減及び規約の変更について      第4号議案 豊岡市立生涯学習サロンの指定管理者の指定について      第5号議案 工事請負契約の締結について      第6号議案 土地の取得について
         第7号議案 土地の取得について      第8号議案 豊岡市土地開発基金条例等の一部を改正する条例制定について      第9号議案 豊岡市恩給条例を廃止する条例制定について      第11号議案 豊岡市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第12号議案 豊岡市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定に            ついて      第13号議案 豊岡市立生涯学習サロンの設置及び管理に関する条例制定につい            て      第14号議案 豊岡市社会教育委員に関する条例を廃止する条例制定について      第15号議案 豊岡市国民健康保険条例及び豊岡市国民健康保険税条例の一部を            改正する条例制定について      第16号議案 豊岡市市税条例の一部を改正する条例制定について      第17号議案 豊岡市介護保険条例の一部を改正する条例制定について      第18号議案 豊岡市指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サー            ビスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準等を定める条例            の一部を改正する条例制定について      第19号議案 豊岡市温泉供給条例の一部を改正する条例制定について      第20号議案 豊岡市環境審議会条例の一部を改正する条例制定について      第21号議案 豊岡市特定用途制限地域における建築物等の制限に関する条例の            一部を改正する条例制定について      第22号議案 豊岡市立椒地域ふるさと生きがいセンターの設置及び管理に関す            る条例の一部を改正する条例制定について      第23号議案 豊岡市立集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する            条例制定について      第24号議案 豊岡市給水条例の一部を改正する条例制定について      第25号議案 豊岡市下水道条例の一部を改正する条例制定について      第26号議案 豊岡市集落排水処理施設等の設置及び管理に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第28号議案 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第25号)      第29号議案 令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予            算(第5号)      第30号議案 令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予            算(第3号)      第31号議案 令和2年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)      第32号議案 令和2年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)      第33号議案 令和2年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第5号)      第34号議案 令和2年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第2号)      第35号議案 令和2年度豊岡市水道事業会計補正予算(第3号)      第36号議案 令和2年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第3号)      第37号議案 令和3年度豊岡市一般会計予算      第38号議案 令和3年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算      第39号議案 令和3年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)予算      第40号議案 令和3年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計予算      第41号議案 令和3年度豊岡市介護保険事業特別会計予算      第42号議案 令和3年度豊岡市診療所事業特別会計予算      第43号議案 令和3年度豊岡市霊苑事業特別会計予算      第44号議案 令和3年度豊岡市太陽光発電事業特別会計予算      第45号議案 令和3年度豊岡市管理会財産区特別会計予算      第46号議案 令和3年度豊岡市水道事業会計予算      第47号議案 令和3年度豊岡市下水道事業会計予算      第48号議案 工事請負契約の締結について            (以上46件、説明) 日程第5 第2号議案 工事請負変更契約の締結について      第10号議案 豊岡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制            定について      第27号議案 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第24号)            (以上3件、説明、質疑、委員会付託) 日程第6 豊監報第3-1号 定期監査及び行政監査結果報告について      豊監報第3-2号 財政援助団体等監査結果報告について(豊岡まちづくり株               式会社)      豊監報第3-3号 例月現金出納検査結果報告について         ───────────────────────────────                  本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 報告第1号 専決処分したものの承認を求めることについて       専決第1号 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第20号)       専決第2号 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第21号)       専決第3号 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第22号)       専決第4号 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第23号)      第1号議案 豊岡市辺地総合整備計画の策定について      第3号議案 兵庫県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増            減及び規約の変更について      第4号議案 豊岡市立生涯学習サロンの指定管理者の指定について      第5号議案 工事請負契約の締結について      第6号議案 土地の取得について      第7号議案 土地の取得について      第8号議案 豊岡市土地開発基金条例等の一部を改正する条例制定について      第9号議案 豊岡市恩給条例を廃止する条例制定について      第11号議案 豊岡市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第12号議案 豊岡市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定に            ついて      第13号議案 豊岡市立生涯学習サロンの設置及び管理に関する条例制定につい            て      第14号議案 豊岡市社会教育委員に関する条例を廃止する条例制定について      第15号議案 豊岡市国民健康保険条例及び豊岡市国民健康保険税条例の一部を            改正する条例制定について      第16号議案 豊岡市市税条例の一部を改正する条例制定について      第17号議案 豊岡市介護保険条例の一部を改正する条例制定について      第18号議案 豊岡市指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サー            ビスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準等を定める条例            の一部を改正する条例制定について      第19号議案 豊岡市温泉供給条例の一部を改正する条例制定について      第20号議案 豊岡市環境審議会条例の一部を改正する条例制定について      第21号議案 豊岡市特定用途制限地域における建築物等の制限に関する条例の            一部を改正する条例制定について      第22号議案 豊岡市立椒地域ふるさと生きがいセンターの設置及び管理に関す
               る条例の一部を改正する条例制定について      第23号議案 豊岡市立集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する            条例制定について      第24号議案 豊岡市給水条例の一部を改正する条例制定について      第25号議案 豊岡市下水道条例の一部を改正する条例制定について      第26号議案 豊岡市集落排水処理施設等の設置及び管理に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第28号議案 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第25号)      第29号議案 令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予            算(第5号)      第30号議案 令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予            算(第3号)      第31号議案 令和2年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)      第32号議案 令和2年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)      第33号議案 令和2年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第5号)      第34号議案 令和2年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第2号)      第35号議案 令和2年度豊岡市水道事業会計補正予算(第3号)      第36号議案 令和2年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第3号)      第37号議案 令和3年度豊岡市一般会計予算      第38号議案 令和3年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算      第39号議案 令和3年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)予算      第40号議案 令和3年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計予算      第41号議案 令和3年度豊岡市介護保険事業特別会計予算      第42号議案 令和3年度豊岡市診療所事業特別会計予算      第43号議案 令和3年度豊岡市霊苑事業特別会計予算      第44号議案 令和3年度豊岡市太陽光発電事業特別会計予算      第45号議案 令和3年度豊岡市管理会財産区特別会計予算      第46号議案 令和3年度豊岡市水道事業会計予算      第47号議案 令和3年度豊岡市下水道事業会計予算      第48号議案 工事請負契約の締結について            (以上46件、説明) 日程第5 第2号議案 工事請負変更契約の締結について      第10号議案 豊岡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制            定について      第27号議案 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第24号)            (以上3件、説明、質疑、委員会付託) 日程追加 第2号議案 工事請負変更契約の締結について      第10号議案 豊岡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制            定について            (以上2件、委員長報告、質疑、討論、表決) 日程追加 第27号議案 令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第24号)            (委員長報告、質疑、討論、表決) 日程第6 豊監報第3-1号 定期監査及び行政監査結果報告について      豊監報第3-2号 財政援助団体等監査結果報告について(豊岡まちづくり株               式会社)      豊監報第3-3号 例月現金出納検査結果報告について         ───────────────────────────────                    出席議員(22名)          1番 岡 本 昭 治         2番 土生田 仁 志          3番 清 水   寛         4番 浅 田   徹          5番 松 井 正 志         6番 井 上 正 治          7番 村 岡 峰 男         8番 上 田 伴 子          9番 奥 村 忠 俊         10番 竹 中   理          11番 芦 田 竹 彦         12番 石 津 一 美          14番 上 田 倫 久         15番 田 中 藤一郎          16番 関 貫 久仁郎         17番 椿 野 仁 司          18番 嶋 﨑 宏 之         20番 伊 藤   仁          21番 西 田   真         22番 足 田 仁 司          23番 青 山 憲 司         24番 木 谷 敏 勝         ───────────────────────────────                    欠席議員(1名)          19番 福 田 嗣 久         ───────────────────────────────                    欠  員(1名)         ───────────────────────────────                   事務局出席職員職氏名   局長        宮 本 ゆかり   次長        安 藤 洋 一   主幹兼総務係長   小 林 昌 弘   主幹兼調査係長   木 山 敦 子   主幹兼議事係長   佐 伯 勝 巳   技能職員      松 岡   優         ───────────────────────────────                 説明のため出席した者の職氏名   市長        中 貝 宗 治   副市長       森 田 敏 幸   副市長       前 野 文 孝   技監        鴨 川 義 宣   政策調整部長    塚 本 繁 樹   政策調整部参事   正 木 一 郎   防災監       宮 田   索   総務部長兼会計管理者                                 成 田 寿 道   地域コミュニティ振興部長        地域コミュニティ振興部参事             幸 木 孝 雄             桑 井 弘 之   市民生活部長    谷 岡 慎 一   健康福祉部長    久保川 伸 幸   環境経済部長    坂 本 成 彦   環境経済部参事   小 林 辰 美   コウノトリ共生部長 川 端 啓 介   都市整備部長    澤 田 秀 夫   都市整備部参事   河 本 行 正   城崎振興局長    熊 毛 好 弘   竹野振興局長    瀧 下 貴 也   日高振興局長    小 谷 士 郎   出石振興局長    村 上 忠 夫   但東振興局長    羽 尻 泰 広   消防長       桝 田 貴 行   上下水道部長    米 田 眞 一   教育長       嶋   公 治   教育次長      堂 垣 真 弓   監査委員      保 田 勇 一   選管監査事務局長  宮 岡 浩 由   総務課長      太田垣 健 二   総務課長補佐    西 村 嘉 通         ─────────────────────────────── ◎議長挨拶 ○議長(嶋﨑 宏之) おはようございます。  開会に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。  厳しい冬もようやく終わりを告げ、一気に春の訪れを感じる気候となりました。  新年度を目前にして、希望の持てる市政の推進に向け、決意を新たにしているところであります。  さて、議員各位には、ご健勝にてご参集を賜り、本日ここに、令和3年第1回豊岡市議会定例会を開催できますことは、市政にとって誠に喜ばしい次第であります。  今期定例会には、当局提出の報告、事件、条例及び予算の計49件が付議されるほか、会期中に予算2件が追加提案される予定であります。  これらは、いずれも重要な案件でありますが、とりわけ新年度予算は、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、本市の最大の課題である地方創生に的確に対応する施策を盛り込んだものとなっています。
     議員各位には、市政推進の見地から慎重にご審議を賜り、適切妥当なご決定をいただきますとともに、円滑な議事運営に格別のご協力をいただきますことをお願い申し上げ、開会のご挨拶といたします。 ────────────────────      午前9時30分開会 ○議長(嶋﨑 宏之) ただいまの出席議員数は22名であります。よって、会議は成立いたします。  ただいまから令和3年第1回豊岡市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。 ────────・──・──────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(嶋﨑 宏之) 日程第1は、会議録署名議員の指名であります。  会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、椿野仁司議員、西田真議員の両議員を指名いたします。 ────────・──・──────── ◎日程第2 会期の決定 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第2、会期の決定についてであります。  この際、議会運営委員長の報告を求めます。  16番、関貫久仁郎。 ○議会運営委員長(関貫久仁郎) おはようございます。  今期定例会の議事運営についてご報告をいたします。  まず、会期につきましては、本日から3月26日までの29日間といたしております。  次に、本日の日程につきましては、まず、諸般の報告の中で、兵庫県市議会議長会表彰の報告を行った後、本会議を暫時休憩して伝達式を行います。  続いて、第2号議案、第10号議案及び第27号議案の3件を除く当局提出議案を一括上程し、市長の施政方針演説及び提案理由の説明並びに教育長の教育行政の方針と施策の展開についての説明に続いて、各部長等による議案ごとの説明を受けます。  続いて、第2号議案、第10号議案及び第27号議案の3件を一括上程し、市長の提案説明並びに部長等の説明を受け、質疑の後、所管の委員会に審査付託をし、本会議を休憩いたします。  休憩時間は90分程度とし、休憩中に委員会を開催し、委員会審査の終了を待って本会議を再開いたします。  次に、日程追加により、第2号議案及び第10号議案を一括上程し、委員長報告の後、質疑、討論、表決をいたします。  続いて、日程追加により、第27号議案を上程し、委員長報告の後、質疑、討論、表決をいたします。  その後、監査報告を受理し、散会をいたします。  次に、明2月27日から3月7日までは、議案熟読のため休会、この間2日正午を質疑・質問の通告締切りといたします。  続いて、8日に本会議を再開し、8日を代表質問、9日、11日、12日の3日間を個人質問・質疑に充て、質疑・質問が終局した後、各上程議案を所管の委員会に審査付託いたします。  その後、25日までを休会とし、その間、12日、16日、17日、22日及び23日を委員会審査に充て、26日に本会議を再開し、委員長報告、質疑、討論、表決を行い、今期定例会を閉会することといたしております。  なお、会期中に当局より、予算が追加提案される予定となっておりますので、ご了承願います。  以上、ご報告のとおり、今期定例会の議事運営について、よろしくご協力をお願いします。  以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月26日までの29日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、会期は、29日間と決定しました。 ────────・──・──────── ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第3、諸般の報告であります。  まず、本日の会議に欠席届のありましたのは、福田嗣久議員であります。  次に、お手元の配付資料及び文書共有システムに配信した資料について、ご説明いたします。  去る12月定例会における委員会意見・要望及び当局処理状況、11月27日以降の議会活動報告書委員会開催日程表後期高齢者医療広域連合議会資料並びに監査報告書、以上であります。  次に、去る12月定例会において可決されました意見書案第7号、少人数学級の実現を求める意見書については、国会及び関係行政庁に対して送付・要望しておきましたので、ご報告いたしておきます。  この際、森田副市長から兵庫県後期高齢者医療広域連合議会定例会の会議結果等について発言を求められておりますので、これを許可いたします。  森田副市長。 ○副市長(森田 敏幸) 皆さん、おはようございます。  お手元に配付していただいておりましたら見ていただいたらと思いますし、SideBooksの上段の左から5列目に後期高齢議会概要結果というのがあると思いますので、それをご覧いただいても結構かと思います。では、お聞き取りください。  まず、資料1の提出議案等の概要のとおり、当局から報告第1号、専決処分の報告について(和解)でございますが、から同意第2号、兵庫県後期高齢者医療広域連合監査委員選任の件の7件と、請願2件の、計9件について審議が行われました。内容につきましては、記載のとおりでございます。  続きまして、裏面になります。資料2、会議結果について申し上げます。  7件の議案につきましては、報告第1号は報告のみでございます。その他につきましては格別異議なく、原案のとおり承認、可決、同意されました。  また、請願第1号の後期高齢者医療保険料軽減特例措置廃止をやめ継続を求める請願並びに請願第2号の後期高齢者医療費の窓口負担2割導入を実施しないことを求める請願について、広域連合としましては、請願第1号につきましては、保険料軽減特例措置を恒久的な制度とするよう国に要望してきましたが、国は軽減特例措置の見直しを順次実施しており、特例措置の廃止をやめ継続することは困難である。また、請願第2号につきましては、今国会に提出された全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険等の一部を改正する法律案の審議を慎重に見守るとともに、今後の動向に注視したいとの答弁があり、いずれも賛成少数につき不採択となりました。  なお、議案書配付資料につきましては、文書共有システムSideBooksの後期高齢議会令和3年第1回定例会資料、SideBooksの下段の一番右になろうかと思いますが、そこに配信しておりますので、ご清覧いただければと思います。  以上で報告を終わります。 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑はありませんか。  村岡峰男議員。 ○議員(7番 村岡 峰男) 1点だけ質問をしたいと思いますが、請願2号について、私どもは後期高齢者医療制度の自己負担が今現在1割から2割になると。そのことについては、国民の中にも大きな反対の意見も、声もあるわけですが、この請願について森田副市長、豊岡市の議員としてはどのような見解を、あるいは態度を取られたのか、お聞かせください。 ○議長(嶋﨑 宏之) 森田副市長。 ○副市長(森田 敏幸) 請願の第2号についてでございますけども、やはり内容的には後期高齢者の方の課税所得の28万円という金額があるわけで、それ以上、また世帯の後期高齢者の対象の方の人数によって、年収、所得、そういったものを勘案して負担割合が変わるわけでございますけども、やはり後期高齢の医療費もどんどんどんどん対象者も増え、金額のほうも、予算額も非常に制度の始まりは増えているという実態がございますので、負担できる方には負担をお願いするというふうな考え方で国のほうが進めているということでございますので、その辺は、国のほうの動きも見ながら県の後期高齢としても進めていくという答弁がございましたので、私、一議員としましても、そういった方向もやむを得ない部分もあるのかなということで考えております。 ○議長(嶋﨑 宏之) ほかにありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  次に、2月12日付で兵庫県市議会議長会から関貫久仁郎議員が感謝状を受賞しております。  ここに報告を申し上げ、ただいまから表彰状の伝達式を行います。  暫時休憩します。      午前9時42分休憩 ────────────────────      午前9時44分再開 ○議長(嶋﨑 宏之) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  以上で伝達式並びに諸般の報告を終わります。 ────────・──・──────── ◎日程第4 報告第1号並びに第1号議案、第3号議案~第9号議案、第11号議案~第26号議案及び第28号議案~第48号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第4、報告第1号並びに第1号議案、第3号議案から第9号議案まで、第11号議案から第26号議案及び第28号議案から第48号議案まで、専決処分したものの承認を求めることについてほか45件を一括議題といたします。  これより市長の施政方針演説及び提案理由の説明を求めます。  市長。      〔中貝宗治市長 登壇〕 ○市長(中貝 宗治) おはようございます。  令和3年第1回豊岡市議会定例会の開会に当たり、議員各位のご健勝をお喜び申し上げますとともに、日頃のご精励に対し深く敬意を表します。  まず、このたび兵庫県市議会議長会から表彰をお受けになりました関貫久仁郎議員に対しまして、心からお祝いを申し上げます。今後のさらなるご活躍を祈念いたしております。  次に、新型コロナウイルス感染拡大への対応について申し上げます。  ワクチン接種についてです。  円滑な接種を実施するため、豊岡市医師会と緊密に連携を図りながら、体制整備を進めています。65歳以上の高齢者について、4月に接種を開始できるよう準備を進めており、3月中に接種券の発送や予約受付のためのコールセンター立ち上げを行います。それ以外の方については、4月以降のご案内となります。  なお、当初は、ファイザー社のワクチンを使用します。温度管理や輸送の問題上、大規模会場での集団接種により実施することとなります。ファイザー社以外のワクチンが国により認可されれば、各医療機関での個別接種も可能となります。そのため、実施の詳細について医師会と協議を行っているところです。  今回のワクチン接種は、全市民を対象とした非常に大規模なものです。医師会のお力をお借りしつつ、スムーズに実施できるよう努めてまいります。  STAY豊岡+の状況についてです。  2月22日時点で、予約を含めた利用人数は1,692人となっています。また、申請予定を含めた補助金額は1,318万円です。補助率から算出すると、宿泊に関して少なくとも3,766万円の直接的経済効果が生まれることになります。  また、併せて付与している買物クーポンは、2月22日時点で3万6,555枚が配布されています。全て使用されると、少なくとも3,655万5,000円の直接的経済効果となります。  EAT,BUY&GIFT豊岡の状況についてです。  初回分の2万セットは2月15日に販売を開始し、既に完売しました。2回目の2万セットは2月24日に販売を始め、これも既に完売となっています。  次回の販売は、予定を少し早め、3月16日から行うこととしています。  登録店舗数は、2月22日時点で、EAT豊岡385店、BUY&GIFT豊岡127店の計512店となっています。  新型コロナウイルス感染症対策認証制度「CLEAN and SAFE TOYOOKA」についてです。  2月22日時点で、認証を取得した施設数は900となっています。今後ともまち全体の感染予防力の向上を図りつつ、社会・経済活動の下支えを図ってまいります。  なお、現在、国・県の新型コロナウイルスへの対応策を精査しながら、市独自の追加施策について検討を進めています。会期中に新年度予算の補正予算として提出したいと考えています。
     今後とも、コロナ対策に機敏に、かつ果敢に取り組んでまいります。  さて、今議会は、2021年度当初予算をはじめ、諸案についてご審議いただく極めて重要な定例会です。  本日、私から提出いたします案件は、報告事項1件、事件決議8件、条例19件、予算21件の合計49件です。  さらに、会期中に予算2件を追加提出する予定としておりますので、あらかじめご了承賜りたいと存じます。  ここで、2021年度の本市のまちづくりと市政運営に当たる私の所信を述べさせていただきます。  当面、コロナ対策に全力を挙げながら、市の本来の道筋を失うことなく、市政運営の責任をしっかり果たしてまいります。  未来への責任として、引き続き、市政最大の課題、地方創生・人口減少対策に取り組んでまいります。  豊岡の人口減少の最大の要因は、豊岡に暮らす価値が若者に選ばれていないこと、とりわけ若い女性に選ばれていないことにあります。選ばれているのは、大都市、とりわけ東京に暮らす価値です。それは、あまりにも強大な価値と言わざるを得ません。  したがって、豊岡は、地域に深く根差しつつ、絶えず世界を意識しながら、突き抜けた豊岡に暮らす価値と世界に通用するローカルを磨き上げていくこと、すなわち小さな世界都市戦略が地方創生の有力な戦略であると考えています。  今年は、いよいよ芸術文化観光専門職大学が開校します。コウノトリも住めるまちづくり、コウノトリ育むお米の輸出、インバウンドの促進と並ぶ小さな世界都市実現のためのエンジン、深さを持った演劇のまちづくりがさらに推進力を増します。同大学との連携をしっかりと図ってまいります。  女性に選ばれるまちという点では、男性、女性にかかわらず、生きやすく、生きがいのあるまちをつくることが不可欠です。ジェンダーギャップの解消は、その旗印です。その取組は、過去と現在を否定し批判することに主眼があるのではなく、これまで豊岡が女性との関係でフェアではなかったという反省に基づき、男性中心のモノクロの世界を男女が協働する色合いに満ちた、より豊かな世界に変えていこうという、未来に向けた試みです。  豊岡ワークイノベーション推進会議に参加する企業や幅広い市民と協働しながら、一歩ずつ、着実に進めてまいります。  市の基本構想にあるとおり、小さな世界都市は市のまちづくりの中間目標であり、その先にある豊岡の最終目的地は、いのちへの共感に満ちたまちです。  共感とは、他者への想像力のことを言います。したがって、命の共感は、他の命への想像力であり、その命の立場に立ったとき、世界がどのように見えているかに思いを寄せる能力のことを言います。  ジェンダーギャップ解消戦略は、女性を男性と同様、社会的・経済的な夢を持ち、悔いのない人生を送りたいと願う生身の人間として、よりよく想像し、尊重し、互いに支え合う社会を築き上げる戦略です。それは、いのちへの共感に満ちたまちづくりにとって不可欠の取組と言えます。その意味でも、ジェンダーギャップの解消が、豊岡において揺らぐことなく進んでいくよう、努力を重ねてまいります。  私に与えられた今任期は間もなく終了しますが、引き続き市民の皆様のご支持を得て、市民の皆様とともに、「小さな世界都市-Local & Global City-」の実現と、その先にある、いのちへの共感に満ちたまちを目指して進んでいきたいと考えています。  続いて、2021年度予算の概要について申し上げます。  人々の日々の暮らしを支えることを市政の基本としながら、新年度予算の打ち出しを、「小さな世界都市-Local & Global City-」、コロナ禍で着実に前進するとしています。  一般会計は、総額481億2,300万円、2020年度当初予算と比較して4.5%の増としています。一般会計のほか、8つの特別会計の予算額203億8,038万3,000円及び2つの企業会計の予算額152億2,098万6,000円を合わせ、全会計の総額は837億2,436万9,000円、2020年度当初予算と比較して2.5%の増としています。  一般会計の歳入についてです。  国の2021年度地方財政計画において、市町村税収入はコロナ禍等により前年度と比較して5.4%の減、地方交付税総額は5.1%の増とされています。  本市においては、コロナ禍による市民税、固定資産税、入湯税等の減収を想定し、市税収入は89億8,325万5,000円としています。2020年度当初予算と比較して7億8,483万8,000円、8%の減を見込んでいます。  地方交付税のうち普通交付税は、145億円としています。2020年度で終了する合併算定替えの影響などにより、5億円、3.3%の減を見込んでいます。  特別交付税は21億3,000万円としています。地域おこし協力隊の人数増による増加額を加味し、1億3,000万円、6.5%の増を見込んでいます。  市債は50億5,930万円としています。14億9,750万円、42%の大幅増を見込んでいます。地方財源の不足に対処するための臨時財政対策債が16億1,000万円と、前年度と比較して6億2,190万円、62.9%の大幅増となる見込みのためです。  したがって、普通交付税に臨時財政対策債を加えた一般財源への影響額では、1億2,190万円、0.8%の増となります。  地方譲与税及び各種交付金は26億6,143万8,000円としています。7,986万9,000円、3.1%の増を見込んでいます。新型コロナウイルス対策としての中小事業者等の償却資産等に係る固定資産税軽減措置について、特別交付金が交付されることによるものです。  ふるさと納税は8億円としています。3億円、60%の増を見込んでいます。  自主財源は、歳入全体の33%と、2020年度当初予算と比較して0.3ポイントの減少であり、脆弱な財政構造が続いています。  歳出については、市民の日々の暮らしを支え続けることを基本としつつ、基本構想に掲げる「小さな世界都市-Local & Global City-」を、コロナ禍の中で着実に前進するため、市政経営方針に定める戦略的な事業に重点的な予算づけを行いました。  また、地方創生総合戦略を的確に推進するため、地方創生関連事業に19億5,785万6,000円を予算計上しています。  2021年度予算の編成においては、専門職大学連携推進事業、高機能消防指令センター整備事業及び社会保障経費等に係る歳出が増加することに加え、歳入ではコロナ禍の影響により市税等が大幅に減収するため、財政調整基金から22億円を取り崩し、収支均衡を図っています。そのうちの8億円は専門職大学の運営者に寄附を行うためのものです。地域への貢献に資する大学の取組を支援するため、誘致の際に既に表明していたもので、一旦財政調整基金を充てますが、最終的には但馬定住自立圏に係る特別交付税が財源となります。  2021年度予算は、財政調整基金とふるさと納税に依存した状況となっています。  今後ますます厳しくなる財政状況を見据え、第4次行財政改革にしっかり取り組んでいく必要があると考えています。  次に、2021年度の主要事業のうち、地方創生事業について申し上げます。  2020年2月に第2期豊岡市地方創生総合戦略を策定しました。去る12月には、子育て支援総合拠点等の整備とスマートコミュニティの推進を内容に加えています。  2021年度は地方創生関連事業として52事業を掲げています。これらを着実に推進し、戦略目的である、暮らすなら豊岡と考え、定住する若者が増えている状態を目指します。  事業の推進に当たっては、国の地方創生推進交付金、地方創生拠点整備交付金や県のひょうご地域創生交付金とともに、企業版ふるさと納税などを積極的に活用することとしています。  続いて、戦略体系に基づき、主な内容についてご説明申し上げます。  戦略目的を達成するため、6つの主要手段を掲げています。  まず、1つ目の主要手段、豊岡の暮らしの豊かさが内外に知られているについて申し上げます。  その具体的手段、豊岡のよさが内外に伝わっているについてです。  豊岡ファンとの関係強化のため、豊岡演劇祭2021の開催期間中に、市内でファンミーティングを開催します。東京で開催していた豊岡エキシビションに代わるものであり、東京等からあえて豊岡に足を運んでいただけるような熱心なファンの増加を図りたいと考えています。  また、移住ポータルサイトである「飛んでるローカル豊岡」による情報発信を引き続き行います。  次に、具体的手段、豊岡を巣立った人たちが豊岡とつながっているについてです。Uターンを増やすため、就活イベントなどを実施します。  また、ジョブナビ豊岡やジョブサポ豊岡を引き続き運営するとともに、「若者応援ブック」を発行し、市内の高校を通じて大学生等に配布します。  次に、具体的手段、移住・定住を検討する人に情報が提供されているについてです。  豊岡への移住希望者に対し、ワンストップ窓口での相談や現地案内により、地域、住まい、仕事等のコーディネートやマッチングを行います。  東京や大阪の移住フェアへも出展し、豊岡への来訪や移住を促します。  下見の際には宿泊費用等を、移住の際には引っ越し費用等を、移住後にはコウノトリ育むお米1俵と、段階に応じた支援を行います。  また、移住者がまちの人たちと出会い、つながりが生まれる交流拠点として、まちのサードプレイスを引き続き開設します。  さらに、専門職大学生のための空き家を活用したシェアハウス整備や移住者の起業のためのコワーキングスペース整備に対する補助を新たに行います。  2つ目の主要手段、多様なライフスタイル・働き方及び多彩な事業活動が実践されているについて申し上げます。  その具体的手段、働きがいがあり、働きやすい場が増えているについてです。  オンラインでのマッチングイベントに参加し、自治体との共同事業実施や地方へのサテライトオフィス開設を検討しているIT企業の誘致を図ります。  また、市内にIT関連の事業所を開設する事業者に対して、引き続き補助を行います。  農業に関しては、コウノトリ育む農法における高温障害での品質低下対策として、センサーを利用した水管理に取り組みます。  次に、具体的手段、新たな事業や仕事にチャレンジする人が増えているについてです。  ビジネスに関する総合相談窓口であるIPPO TOYOOKAにおいて、起業を望む若者や女性及び成長を目指す市内事業者を引き続き支援します。  農業に関しては、豊岡農業スクールによる新規就農者の育成、教育機械等の導入への補助、都市部などから市内へ移住する新規就農者への家賃補助等に引き続き取り組みます。  豊岡スマートコミュニティの推進についてです。  トヨタ・モビリティ基金等と協働し、「疎」の非効率と弱点をテクノロジーでカバーして生活の心地よさを高めつつ、人々が多様性を受け入れ、フラットにつながるスマートコミュニティの実現を目指します。  公共交通の分野では、バス路線の乗降者数の見える化や豊岡演劇祭2021での交通施策の検討を進めています。  福祉分野では、各福祉施設が有している送迎用車両を施設間で共同利用し、移動の効率化を図る実証実験を進めています。  さらに、市職員に対して業務改革研修を実施しているほか、防災、コミュニティ、データ活用等の分野でも取組を検討しています。  今後とも、様々な事業者や地域コミュニティ組織等と連携を図りながら、事業を進めていきたいと考えています。  次に、具体的手段、豊岡の強みを生かして稼ぐ力が高まっているについてです。  兵庫県鞄工業組合が、KITTE 丸の内店で行う豊岡鞄の展示会等に対し、補助を行います。  また、豊岡まちづくり株式会社が行う豊岡財布スクール、アルチザン財布専科への補助を行い、高品質な財布を生産できる職人を育成します。  次に、具体的手段、市民が多様な人々を受け入れているについてです。  外国人住民が増加傾向にある中、引き続き神戸大学と共同で外国人住民の生活、日本語学習等について調査を行い、コミュニティの一員として受け入れるための多文化共生推進プランを策定します。また、市役所窓口での翻訳アプリ等の導入や各種申請書の多言語化などにより、行政手続におけるサポートを強化します。  子育て支援総合拠点等の整備についてです。  来る3月末に整備構想の策定を完了する見込みです。具体的施設として、アイティ4階には、生涯学習サロンに加え、屋内型の遊び場キッズランド、子育て総合センター、ファミリーサポートセンター、子供の一時預かり室、女性就労支援施設、多文化交流等を行う市民交流広場を整備する予定です。7階には、こども支援センター及び障害児の療育施設を整備する予定です。  子供、高齢者、女性、障害児、外国人など多様な人々が触れ合い、交流できる場を創出したいと考えています。  生涯学習サロン以外の施設については、2021年4月から実施設計を開始し、7月以降に整備工事に着手して、11月中のオープンを目指します。  生涯学習サロンについては、2021年4月にオープンする予定としていましたが、全国各地で新型コロナウイルス対策のための空調換気工事が数多く発注されたことが原因で、機械設備に係る設計業者が確保できず、設計着手が遅れてしまいました。これにより順次工程が遅れ、3月下旬に整備工事に着手し、6月下旬にオープンする見込みとなっています。  生涯学習サロン設置管理条例案及び指定管理者に但馬高齢者生きがい創造協議会を指定する議案を今議会に提出しています。  3つ目の主要手段、いきいきと暮らす女性が増えているについて申し上げます。  その具体的手段、性別にかかわらず、地域での協働が進んでいる、及び性別にかかわらず、夫婦が家庭内で支え合っているについてです。  若い女性が豊岡に暮らす価値をより強く感じられるよう、まち全体のジェンダーギャップの解消を目指します。  現在、そのためのジェンダーギャップ解消戦略を策定中であり、パブリックコメントを経て、3月中に策定を完了する予定です。  2021年度は、戦略への理解拡大に向けた説明会やワークショップを開催します。また、子育て世帯における男女の家事・育児時間に関する調査や、厳しい状況にあるシングルマザーの生活実態と課題を把握するためのひとり親家庭の意識調査を実施し、有効な施策について検討します。  さらに、ジェンダーギャップ解消に関する条例の制定や、ジェンダーギャップの解消について議論等を行う女性会議の設置について検討を進めます。  ファミリーサポートセンターについてです。単発的な保育所への送迎や一時的な子供の預かりニーズに応える仕組みとして、引き続きサポートセンターを運営します。有償ボランティアの形で会員同士が相互援助を行うことにより、働きながらの子育てを応援します。  次に、具体的手段、ありたい姿に向かっていきいきと働ける機会が増えているについてです。  ワークイノベーション戦略を推進し、女性も働きやすく、働きがいを感じられる事業所の増加を図ります。  働きやすく、働きがいのある職場への変革を目指す事業所で構成するワークイノベーション推進会議の参加事業所数は、設立時の2018年10月時点で16でしたが、直近の2月24日時点では53となっています。  また、従業員の働きやすさ、働きがいなどが高い水準にある事業所への表彰制度を創設しており、年度内に表彰事業所を決定する予定です。  これらの先進的な事業所の取組内容などを広く情報発信し、さらなる取組拡大につなげていきたいと考えています。  経営者、管理職、女性従業員など、それぞれに必要なスキル習得を目指すワークショップ、啓発セミナーなども引き続き実施します。  特に、女性従業員を対象としたセミナーについては、今までに参加された方に対するステップアッププログラムを実施することとしています。  子育て中の女性の就労促進についてです。  出産等を機に離職した子育て中の女性が、少日数・短時間の勤務に就労できるよう、2018年度から市内事業所とのマッチングを進めてきました。これまでに16事業所において39名が就職されています。  さらに、今後デジタル・トランスフォーメーションが進むことを見据え、これに対応できるデジタル・マーケティング人材を育成します。子育て中の女性を対象に、10名程度の育成を図り、ハローワークなどの関係機関と連携しながら、就労先の確保等の出口戦略にも取り組みます。  4つ目の主要手段、豊岡で人々が世界と出会っているについて申し上げます。  その具体的手段、世界中から人々が来訪し、豊岡を楽しんでいるについてです。  2021年9月のうちの二週末に、豊岡演劇祭2021を実行委員会主催で開催します。前回の開催で見えてきた演劇ツーリズムの可能性をさらに切り開くとともに、モビリティ等の地域課題解決に向けた実証実験の場として、引き続き先導的な取組を進めます。また、今回は、養父市や香美町での公演も検討しています。  外国人観光客の動向についてです。  2020年の外国人延べ宿泊者数は、コロナ禍により大幅に減少し、前年比5万3,630人の減、84.3%の減の1万18人となりました。現時点では、積極的な誘客を図る事業は停止しており、海外現地の定期的な状況把握や、旅行会社及びメディアとの関係維持のための情報発信業務に取り組んでいます。  2020年4月から2021年1月までの海外メディアでの記事掲載件数は390件、前年度同期比120件の増、44.4%の増となっています。このメディアとのつながりが、今後必ず成果を生み出すものと考えています。
     国内からの観光客の動向についてです。  2020年4月から12月までの本市の宿泊者数は、大幅に減少し、前年度同期比26万7,962人の減、33.8%の減の52万5,139人となっています。  コロナ禍における経験を踏まえ、地域全体の宿泊予約状況などの観光データをリアルタイムで取得するシステムの構築を図ります。素早い現状分析と対策、観光事業者の経営改善や来訪者の満足度の向上等につなげます。  ワーケーション等の推進についてです。  働き方改革やコロナ禍によりテレワークが推進され、今後、ワーケーション等の需要が増すことが予測されます。  そこで、城崎温泉街に位置し、エーユーの5G基地局が設置されている城崎国際アートセンターにコワーキングスペースを設け、テレワーク拠点として整備します。現在、テレワーク推進計画の策定及びテレワーク拠点の設計業務を進めており、2021年度中の工事完了と運用開始を目指します。  なお、豊岡稽古堂、市役所庁議室、専門職大学にも2021年夏頃をめどに、エーユーの5G基地局が設置される予定とお聞きしています。  さらに、市内各地におけるワーケーション等の拠点整備を促進するため、サービスを提供しようとする市内事業者に対し、通信環境や施設整備に必要な費用の一部を補助します。  城崎温泉街の交通環境についてです。  温泉街の中心部では慢性的に車の渋滞が発生しています。歩行者の安全を確保するとともに、温泉街のそぞろ歩きの魅力を高めるため、一定の時間帯は駐停車や車の使用を控えるなどの独自の交通ルールである、そぞろ歩きルールの啓発活動を行います。  次に、具体的手段、メイドイン豊岡が世界に広がっているについてです。  コウノトリ育むお米の海外販売を引き続き促進します。2020年4月から2021年1月までの間で、17.6トンのお米が輸出されており、前年度同期比44.4%の増となっています。コロナ禍により各国の飲食店では通常営業ができない状況ですが、テークアウトでの使用や小売店での販売量増加により、輸出量は伸びています。  また、フランスのマルセイユにある日本食材を扱う店舗での取扱いが新たに決定しています。初回分として105キログラムの発注があったと聞いています。  2021年度は、状況を見極めつつ、アメリカで開催される日本食エキスポへの出展や、オーストラリア及び香港の食品販売店等での販売プロモーションを行いたいと考えています。  次に、具体的手段、国内外から優れた人材が集まり、豊岡の魅力を高めている、及び世界の人々と対等に向き合う人材が増えているについてです。  城崎国際アートセンターにおけるアーティスト・イン・レジデンスや、子供たちが豊岡で世界と出会う音楽祭を引き続き実施し、豊岡において世界レベルの芸術に触れる機会をつくります。  芸術文化観光専門職大学についてです。  定員80人に対し、全ての選抜入試方式を合わせた志願者数は延べ621人、7.8倍の倍率となりました。  学生寮は去る1月29日に完成しており、大学学舎は本日に完成します。必要な備品や情報システム等は3月中に導入・整備され、いよいよ4月1日に開学する運びとなっています。  開学後は、兵庫県公立大学法人が大学を運営することとなります。このため、同法人と大学用地の無償貸付契約を締結する予定としています。  また、大学内に設置される地域リサーチ&イノベーションセンターに対して、但馬の3市2町が業務を委託し、但馬の地域課題の解決を図る取組を進めます。  演劇のまちづくりについてです。  深さを持った演劇のまちづくりを加速度的に推進していくための各種方策を講じます。  アーティストが市内で自由に活動できる環境を整備するため、大道芸を中心としたパフォーマンス・ライセンスの市独自の認証制度を創設します。  また、演劇のまちづくりを対外的にPRし、共感する企業を増やして企業版ふるさと納税の獲得を図ります。  また、演劇のまちづくりの推進のためのまちづくりコーディネーターを配置します。  5つ目の主要手段、子どもたちのふるさとへの愛着が育まれているについて申し上げます。  その具体的手段、子供たちが豊岡のことをよく知っている、子供たちが様々なコミュニティの中で役割を果たしている、及び子供たちが様々な人とコミュニケーションを楽しんでいるについてです。  豊岡市小中一貫教育「豊岡こうのとりプラン」を公立の全小・中学校で展開し、ふるさと教育、英語教育、コミュニケーション教育の3つの柱で構成するローカル&グローバル学習を進めます。  具体的には、全ての小学校にALTを配置して英語の授業を行うほか、中学校3年生を対象としたイングリッシュ・サマーキャンプ等を実施します。  また、小学校6年生と中学校1年生を対象とした演劇ワークショップによるコミュニケーション教育を継続します。モデル校の小学校1年生から3年生を対象とした非認知能力向上のための演劇ワークショップも引き続き試行します。  高校生に関しては、多様な外部講師を招いて行う地域課題についての総合学習や、地域探求活動によって感じたことをダンスで表現する取組、豊岡の魅力を表現する音楽コンテンツをミュージシャンとともに制作・発信する取組などを支援します。  6つ目の主要手段、結婚したいと思う人が結婚できているについて申し上げます。  その具体的手段、若者が集い、交流する場が増えている及び多種多様な出会いの機会が充実しているについてです。  引き続き、お見合いイベント恋するお見合いや婚活応援プロジェクトはーとピーを実施し、より多くの出会いの場を設けます。  民間団体が主催する婚活イベントの補助制度も継続します。  さらに、婚活事業は敷居が高いと感じる方のために、雑談しながらゲームや占い、映画鑑賞等を楽しむだけのカップリングを行わない交流の場づくりを行います。  次に、具体的手段、交際・結婚に向けた独身者へのきめ細かな支援体制が充実しているについてです。  引き続き、ボランティア仲人「縁むすび」さんにより、若者のお見合いや交際を後押しする取組を進めます。また、社会福祉協議会が運営する結婚相談所への補助制度を継続し、結婚相談員等のスキルアップを図ります。  次に、地方創生事業以外の2021年度の主要事業及び諸般の報告事項等について、基本構想の市民の暮らしを支える施策の体系に沿ってご説明申し上げます。  なお、教育行政の方針と施策の展開については、教育長から別途ご説明申し上げます。  第1に、安全に安心して暮らせるまちについてです。  防災・減災力の向上、消防体制の充実を図るとともに、防犯意識の醸成に努め、安全な暮らしづくりを進めます。  また、生活習慣病予防や健康づくりの支援などにより、安心しておだやかに暮らせるまちづくりを進めます。  具体的には、安全を守るまちづくりとして、100年に一度の降雨における洪水浸水想定区域及び土砂災害特別警戒区域等を示した防災マップを5年ぶりに更新し、全世帯に配布します。  また、国土交通省が所管する福田第一樋門付近に排水機場を構築し、山田川流域全体の浸水被害の軽減を図ります。今議会に、工事契約締結に係る議案を提出しています。  2004年の台風23号で氾濫した稲葉川の河川改修事業に合わせて進めていた稲葉川土地区画整理事業について、来る3月末までに換地に係る登記を行い、いよいよ事業を完了する運びとなっています。これまで多大なご協力を賜りました約200名の地権者の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様に改めて感謝を申し上げます。  消防体制については、中枢的な業務をつかさどる高機能消防指令センターを最新システムに更新します。また、消防本部庁舎の長寿命化を図るため変電、空調設備の改修等を行うとともに、女性専用施設を整備します。ともに実施設計は完了しており、2021年度に整備工事を行います。  安全な暮らしについては、地域団体への防犯カメラの設置補助やLED防犯灯の整備補助を引き続き行います。  また、消費生活相談員の積極的な研修参加によるレベルアップや出前講座等での啓発を通じて、消費生活センターの充実・強化等を図ります。  安心しておだやかに暮らせるまちづくりとしては、玄さん元気教室の普及・拡大、歩キングの推進を図ります。また、健康に係る市民アンケートを2021年度に行い、2022年度に実施する豊岡市健康行動計画の中間評価に生かします。  高齢者福祉では、一人暮らし高齢者等安心・見守り活動やふれあいいきいきサロンに対する補助を引き続き行います。また、2021年度からの3か年を計画期間とする老人福祉計画・第8期介護保険事業計画に基づき、第1号被保険者に係る介護保険料を改定します。必要な条例改正案を今議会に提出しています。  障害者福祉では、障害者の地域生活への移行や就労に向けた取組、発達障害児の早期発見・早期支援に向けた取組などを引き続き実施します。また、障害福祉サービス事業、障害児通所支援事業及び地域活動支援センター事業を行う法人に対し、障害福祉施設の整備に係る費用の一部を補助します。  なお、地域福祉計画の計画期間が2021年度までであるため、次期計画の策定作業を進めます。  子供の貧困対策についてです。  所得格差と学力格差の連鎖を断ち切り、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、次のような施策に重点的に取り組みます。  非認知能力と学力の向上のため、引き続き、演劇ワークショップをモデル小学校で実施するとともに、ひとり親家庭の中学生以下の子供を文化芸術イベントに無料招待します。  また、保育所等の現場職員が子供の課題に早期に気づくことを促す気づきシートを新たに小・中学校にも導入し、早期支援につなげます。  保護者の経済状況の改善については、非正規雇用者であるひとり親を重点的に支援することとし、引き続き将来のキャリア設計を促すステップアップセミナーや就業支援個別相談会を開催します。  子供の生活習慣づくりについては、睡眠習慣に問題がある子供の生活改善を図ります。睡眠記録表を活用していない市内小・中学校に対して、導入に向けて専門家による研修等を実施します。  子供の医療費に係る助成制度の拡充については、住民税非課税世帯のゼロ歳から中学3年生までの子供に係る外来受診の医療費を無料にします。さらに子ども食堂を開設しようとする団体の負担軽減を図るため、設備整備費及び運営費の一部を補助します。  第2に、人と自然が共生するまちについて申し上げます。  コウノトリも住める豊かな環境を取り戻し、人と自然が響き合うまちづくりを進めるとともに、環境経済戦略を推進します。さらに、循環型のまちづくりを進めます。  具体的には、人と自然が響き合うまちづくりとして、市内での二酸化炭素排出量を2050年までに実質ゼロにすることを目指します。  地球温暖化防止対策の普及啓発活動を進めつつ、2050年までの実現シナリオや具体的な取組等を含む再生可能エネルギー導入戦略を新たに策定します。  第6回コウノトリ未来・国際かいぎについてです。  コロナ禍のため、開催を1年延期し、2021年10月30日、31日に開催する予定としています。  現在、実行委員会において、コロナ禍での開催可能性も視野に入れつつ、基調講演の講師の選定やオンラインを活用したプログラム等の検討がなされているところです。  循環型のまちづくりとしては、海洋プラスチックごみによる環境汚染が世界的な問題となっていることを踏まえ、プラスチックごみ削減のための実行計画を策定します。  あわせて、レジ袋削減のためのマイバッグ持参運動の推進、清掃活動や海洋ごみの回収活動の促進、プラスチック製容器包装の分別の啓発等に引き続き取り組みます。  次に、持続可能な「力」を高めるまちについて申し上げます。  地域経済を元気にするまちづくりを進めます。  また、住環境や道路網の整備、公共交通の確保などにより、にぎわいと魅力あるまちづくりを進めるとともに、活力を生むまちづくりを推進します。  具体的には、地域経済を元気にするまちづくりとして、観光誘客の促進や産業の発展促進、市内周遊拡大のための二次交通の充実などに取り組みます。  農業では、環境創造型農業を推進するため、コウノトリ育む農法等に取り組む農業者に対し、国の交付金制度に基づく市の随伴補助を行います。  また、第3期シカ有害被害撲滅大作戦の推進等により、農作物被害の軽減を図ります。  さらに、広域基幹農道の安全・安心な交通を確保するため、蓼川大橋、五条大橋等の農道橋の耐震化事業とともに、長寿命化のための補修事業を実施します。  農業ビジョンの推進についてです。  2020年3月に策定した農業ビジョンでは、持続可能で、幸せを感じる社会の実現に貢献する農業の在り方である豊岡グッドローカル農業を目指し、6つの主要手段とそれに連なる23の取組を示しています。  これらを具体化し、着実に推進するため、農業者や関係機関等から成る農業ビジョン推進委員会を開催し、検討を進めます。  また、総務省の地域おこし企業人交流プログラムを活用して外部人材を登用し、体制強化を図ります。  さらに、美しい農村プロジェクトと銘打ってモデル地区2か所を公募し、専門家のアドバイスの下に、美しい景観形成、再生可能エネルギーの徹底した利用、生き物との共生、農家レストランの経営等、豊岡グッドローカル農業の突き抜けた実践を支援する取組をスタートさせます。モデル地区に対しては、既存の補助事業等も活用しつつ、継続的に支援を行ってまいります。  林業では、持続可能な森づくりを目指し、市行造林事業による除間伐の保育業務、作業道の開設などを実施します。  また、林業ビジョンの策定に引き続き取り組みます。市内の森林の現状や問題点に基づき、将来の森林整備や利活用の在り方などを検討し、持続可能な力強い林業を目指します。  さらに、森林作業道の補修や緊急度の高い危険木の伐採等、比較的小規模な森林の課題を改善するための補助制度を新たに設けます。  工業振興では、北近畿豊岡自動車道に関連して県が整備する県道但馬空港線の沿線土地を産業用地として整備します。2021年度は、主に水路工事等を行います。  商業振興では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内の中小企業を対象とした経営相談や利子補給を引き続き行うとともに、事業継続のための補助制度を新たに設けます。  観光分野では、引き続き玄武洞公園整備事業を行います。  2021年度に工事着手し、2022年夏頃のオープンを目指します。リニューアルにより来園者の滞留時間が延びるような心地よい空間を創出することとしており、オープンに合わせ、入園を有料化したいと考えています。  また、コロナ禍により、地元や近隣地域へ旅行するマイクロツーリズムが見直されています。市民も含めた観光客の増加を図るため、市内周遊を促す体験プログラムを造成し、ウェブサイトやSNSで積極的に情報発信を行います。  賑わいと魅力を創るまちづくりとしては、市道池上日吉線等の道路整備、市道学園線等の大規模舗装修繕、市道久斗野山線等の側溝修繕、市道正法寺坂津線等の道路構造物長寿命化などを進めます。  橋梁については、栃江橋等の整備を進めるとともに、定期点検結果に基づく長寿命化修繕計画に沿って、補修工事を行います。  交通安全対策については、市道野・殿線等での通学路のグリーンベルト設置や、市道太田虫生線等での道路区画線の整備などにより、歩行者にとって安全な道路空間を確保します。  なお、2021年度からの10年間を計画期間とする豊岡市道路整備計画について、パブリックコメントを経て、年度内に策定します。現行計画からの継続事業に加え、城崎の風早線や但東の高龍寺本線などを重点整備路線として盛り込む予定としています。  但馬空港についてです。  コロナ禍により、2020年度の利用者数は大きく減少しました。  2月23日現在、利用者数が対前年度同期比2万3,396人減の1万3,916人、利用率が36.8ポイント減の30.5%となっています。  利用率が50%を下回ると、運航事業者との取決めにより、利用率50%での収益を保証するための欠損補填金を但馬空港推進協議会が支払うこととなります。  協議会にはそのための基金が現存しており、必要となれば今回は基金から支出されますが、長期的な財政運営、ひいては本市への法令外負担金に影響を及ぼす可能性があります。  搭乗回数に応じて豊岡市の特産品を進呈するポイント制度等の取組を引き続き行ってまいります。
     なお、県の但馬空港のあり方懇話会については、勉強会を含め、これまで3回開催されています。滑走路の延長とジェット化、羽田空港への乗り入れは但馬全体にとって不可欠の方向であり、本市としても実現に向けて全力を挙げてまいります。  Weぷらざの改修についてです。  1991年3月にJR江原駅に整備したWeぷらざ自由通路は、風雨などによる経年劣化で雨漏りが絶えない状態となっています。  これまで小規模修繕を行ってきましたが、抜本的対策が必要な状態となっているため、屋根、天井、内外壁等の大規模改修を行い、利用者の安全・安心を確保することとしています。  活力を生むまちづくりとしては、地域おこし協力隊を引き続き募集します。現在、32人の隊員が市内で活動中です。採用済みで未着任の3人を合わせると35人になります。また、3年の任期を満了して卒業した隊員は11人で、全員が起業等により本市に定住しておられます。  2020年度は、全国各地から132人の応募がありました。特に直近の12月募集では10人の定員に対して52人もの応募があり、倍率は過去最高の5.2倍となりました。  コロナ禍等により、地方の生活への関心が高まっている現状を好機と捉え、引き続き積極的な募集を行いたいと考えています。  第4に、未来を拓く人を育むまちについて申し上げます。  子育て・教育環境の整備などより、健やかで心豊かな子供を育むまちづくりを進めます。  具体的には、八条認定こども園の3歳児保育室の増築を行い、2歳児と3歳児の受入れの増を図ります。  また、吊り天井を有しない小学校の屋内運動場及び武道場の非構造部材に係る落下防止対策を引き続き行います。  さらに、小・中学校GIGAスクール構想を推進します。児童生徒への1人1台の端末整備や高速大容量の通信ネットワーク整備等により、教育におけるICT活用を進めます。  幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画についてです。  去る2月16日、教育委員会では、市民説明会、パブリックコメントなどを経て、計画策定を完了しました。4月以降に、計画に係る地区説明会等を開催する予定です。  計画期間は2021年度から2030年度です。この間において、就園率が低下している幼稚園の再編・統合と認定こども園への移行、園児数が小規模な保育所・認定こども園の再編・統合を推進し、認可園等39園を28園へ再編する計画です。  少子化が進む将来においても、適切な幼児教育・保育を安定的に実施することを目標としています。  また、再編・統合の推進により各園に十分な保育士等を配置できるようになれば、公立認定こども園における3歳児1号認定子供の受入れや、保護者が育児休業を取得する際の継続入園の拡充などが可能となります。  放課後児童クラブについても、再編・統合により閉園する幼稚園施設等を専用施設として活用することで、保育環境の向上が可能となります。  小・中学校の適正規模、適正配置の検討についてです。  去る2月10日、教育委員会が審議会より答申を受けました。  適正規模については、小・中学校ともに各学年1学級以上とする。1学年1学級のみの場合には20人程度を最低限確保したいとの考えが示されています。  適正配置については、①通学時間はおおむね1時間以内とする。②小学校は原則、同一中学校区域内での再編とする。③中学校は原則、旧市町域内での再編とする。つまり、旧市町域内に小・中学校それぞれ1校ずつは存続させるとの考えが示されています。  学校再編の具体案については、小学校13校と中学校3校を再編対象とする。複式学級が存在する学校を最優先に進める必要があるとされています。  教育委員会では、この答申について地域別説明会を行った後、2021年10月頃をめどに計画案を作成する予定です。  さらに、この計画についての地域別説明会やパブリックコメントを経て、11月頃をめどに計画策定を完了する見込みです。  その後、校区別の説明会を実施し、同意が得られたところから順に、統合準備委員会が設置されることとなります。  なお、去る2月22日、竹野南小学校に関し、中竹野小学校及び竹野小学校との統合を求める要望書が提出されました。今後、3小学校の統合準備委員会が設置され、協議が進められることとなります。  第5に、人生を楽しみお互いを支え合うまちについて申し上げます。  様々な学習の機会と場が提供され、歴史・伝統や優れた文化芸術に触れることにより、お互いを尊重し、誰もが日々の暮らしを楽しみ、お互いを支え合うまちづくりを進めます。  具体的には、日々人生を楽しむまちづくりとして、建築から30年以上が経過し、雨漏りの発生や電気・機械設備の機能劣化等が見られる総合体育館の大規模改修を実施します。2021年度は、実施設計を行います。  また、充実した図書館サービスの提供と職員の事務効率化のため、図書館情報システムを更新します。  なお、社会教育委員について、現委員の任期が満了する5月末をもって制度を廃止したいと考えています。社会教育委員の担当分野があまりに広範にわたることから、文化会館、美術館等の個別分野ごとに委員会を設置し、それぞれの委員による議論を行っているのが現状です。これに鑑み、今議会に廃止のための条例案を提出しています。  植村直己冒険館のリニューアルオープンについてです。  工事は順調に進んでおり、来る4月20日のオープンを予定しています。  施設本館の展示は、植村直己さんの人となりを感じ取っていただけるような構成にしています。また、新たに整備したどんぐりbaseは、大型ネット遊具やクライミングウォールを備えているほか、ロープと専用金具を使ったツリーイングや、寝袋を使った宿泊体験を行うことができます。  子供たちの挑戦する心を育み、多くの皆様に愛される施設となるよう努めてまいります。  新文化会館の整備についてです。  建物の構造や配置、各階のレイアウトなどを定める基本設計を来る3月末にまとめる予定です。  2021年度は、工事発注に向けた実施設計に取りかかるほか、建設地の土壌調査や樹木の伐採工事等を進めます。  2022年度から工事に着手したいと考えており、施設のオープンは2025年度の早期を目指しています。  東京2020オリンピック・パラリンピックについてです。  去る12月、国の新型コロナウイルス感染症対策調整会議により、選手の入国や輸送、実施会場等の場面ごとにおける感染症対策が整理されました。本市としても、これらの対策に従い、聖火リレー及びボート代表チームの事前合宿受入れを予定どおり行うべく準備を進めているところです。  事前合宿については、市民との交流事業の実施が困難な状況となっていますが、ドイツやスイスのボート代表チームが心置きなく大会に集中できるよう、国や県からの助言、支援を受けながら、適切な対応を行いたいと考えています。  お互いを支え合うまちづくりとしては、地域コミュニティ活動の支援等を行います。  地域コミュニティ組織29組織のうちの13組織が、地域の目指す姿を描く地域づくり計画の策定、見直しに取り組んでおられます。任意団体として活動している中間支援組織「ちいきのて」が、地域のニーズに応えつつ、その取組を支援しています。  「ちいきのて」は、来る4月1日に一般社団法人となる予定です。各コミュニティ組織からも、設立への賛同を得ているところであり、一層の支援充実を図ってまいります。  なお、現在、地方創生臨時交付金を活用し、全てのコミュニティセンターへのWi-Fi機器の設置工事を行っています。これを地域づくりに有効に活用するため、地域コミュニティの関係者から成るプロジェクトチームで検討を進めているところです。  さらに、老朽化の目立つ新田地区コミュニティセンターについて、長寿命化のための改修工事を2021年度に行うこととしています。  第6に、市政の運営について申し上げます。  それぞれの地域の固有の自然・歴史・伝統・文化を尊重し、特色あるまちづくりを進めます。  具体的には、特色ある地域の成長と連携として、各地域の特色を生かした事業推進により、地域の振興を図るとともに、人口減少の緩和を目指します。  城崎振興局では、温泉街の情緒ある町並みの適切な保全を図るため、引き続き大谿川沿いの柳、桜の剪定、植え替え等を行うとともに、大谿川パラペットの表面モルタルについて補修を行います。  また、住民や観光客のくつろぎの空間を創出するため、御所の湯ポケットパークの再整備を行います。  竹野振興局では、海町マーケットやまち歩き散策など様々な事業から成る川湊再生プロジェクトに引き続き地元とともに取り組みます。  また、竹野川湊館の改修、仲田光成作品の貸出し、焼き杉板を家屋外壁に使用することへの補助等を実施します。  日高振興局では、日高で暮らす若者の増加を目指し、劇団青年団との連携や観光事業等による地域活性化に取り組みます。  また、道の駅神鍋高原について、周辺施設等との連携による機能強化を図ります。  また、神鍋高原での民間主導プロジェクトによるホテル整備に関し、事業スケジュールがコロナ禍で遅れたため、市が行う上下水道管の布設工事等も開始が遅れています。このため、繰越明許に係る補正予算を今議会に提出しています。  出石振興局では、まちのにぎわいと活性化を目指し、観光イベントへの補助等を行います。  また、出石と40年来の親交がある切り絵画家、久保修氏が、画業50周年を迎えることから、市立美術館、出石史料館、出石明治館等を会場とした切り絵展等を実施します。  さらに、出石伝統的建造物保存地区の災害時における危険性や問題点の解決のため、防災計画を引き続き策定します。  但東振興局では、移住促進住宅を活用し、子供のある世帯を中心とした移住・定住者を増やすことにより、人口減少の緩和を目指します。  また、教育民泊の取組を支援するほか、シルク温泉やまびこの山腹崩壊の復旧や空調設備の更新等、及びそば乾燥調製貯蔵施設の設備修繕等を行います。  参画と協働のまちづくりについては、市民と行政の協働推進指針に基づき、福祉や子育て、環境など様々な分野で市民、NPO、各種団体、企業等と行政とが適切な役割分担と連携を図りながら、まちづくりを進めます。  新しい時代にふさわしい行政経営については、職員の自律的なキャリア形成意識の醸成や、市役所でのジェンダーギャップ解消を目指し、キャリアデザイン推進事業を継続します。職員の各階層で必要となるスキル習得のため、若手から中堅の職員を対象として、戦略的な思考の基礎であるロジカルシンキングの研修を行うほか、管理職を対象として、部下育成や信頼関係の構築に役立つ1on1ミーティングの研修を行います。男性職員の育児休業の取得も引き続き促進します。  また、職員を日本政府観光局、中小企業庁、兵庫県立大学大学院、日本航空株式会社へ引き続き派遣するとともに、新たに専門職大学及びサイボウズ株式会社へ派遣します。  さらに、一層効率的で生産性の高い行政事務を目指し、情報戦略の専門家のアドバイスを受けながら、ICTの活用、導入を進めます。住民の利便性向上のため、申請書等への押印廃止にも取り組みます。  第4次行財政改革の推進についてです。  現在は、時間のマネジメントを柱に取組を進めています。予算に加えて時間も意識してマネジメントし、限られた予算と人員・時間をやりくりして、少ない時間で最大限の成果を目指す取組です。  2023年度までに時間外勤務を2019年度比75%の減とし、災害など緊急時以外には基本的に残業しない状態を目標とします。  その他、ICTの活用、業務の民間委託の推進、施設の包括管理委託の検討、歳入確保の推進などにより、第4次行財政改革大綱の最終年度である2023年度に、単年度当たり4億円の行革効果を得ることを目指します。  学校給食調理業務等の民間委託についてです。  第4次行財政改革大綱に基づき、市が行う給食業務のうち、新たに給食の調理、配缶、食器の洗浄・保管・消毒・調理場の清掃等について、2022年4月をめどに民間に委託したいと考えています。  ただし、業務全体の管理・検査・食材の調達、献立の作成等は、引き続き市が責任を持って行うこととしています。  ふるさと納税についてです。  2020年度の2月22日時点での給付金額は8億4,016万円、寄附件数は1万4,373件で、それぞれ前年度同期比27%の増、39%の増となっています。  寄附者により使途として指定された分野と寄附額は、上位から順に、小さな世界都市の実現を目指すまちづくりに1億9,453万円、未来を拓く人を育むまちづくりに1億7,909万円、コウノトリをシンボルとした人と自然が共生するまちづくりに1億4,025万円などとなっています。  2021年度は、寄附窓口としてJALふるさと納税のサイトを追加するほか、寄附をいただいた方にふるさと応援はがきを送付し、継続的な応援を促します。  公共施設マネジメントの推進についてです。  地域デザイン懇談会を1月から開催する予定としていましたが、コロナ禍により再び延期しました。今後、感染症対策のために開催手法を変更することも視野に入れながら、3月14日の竹野地域を皮切りに、順次開催していく予定としています。  公共施設等総合管理計画の改定等については、主要施設の建物劣化診断調査を終え、個別施設計画の策定を年度内に完了する予定です。これを基に、公共施設等総合管理計画を2021年度中に改訂することとしています。  地区集会施設の地元譲与については、地区の同意を得た上で9施設を譲与することとしており、必要な条例改正案を今議会に提出しています。  市税等のスマホ収納の導入についてです。  来る3月1日から、納税者の利便性向上のため、スマートフォン決済アプリPayPay、LINE Pay等を利用して市税を納付できるようにします。対象は、納付書払いの方となります。納期限までに納付書に印刷されているバーコードをスマートフォンで読み取ることで、時間や場所を問わずに納付することができます。  また、上下水道料金についても、2021年度中にスマホ収納を導入する予定としています。  住民票の写し等のコンビニ交付についてです。  コンビニ交付を実施すれば、市役所窓口への来訪者が減少し、3密状態の発生可能性が軽減されることや、手続にマイナンバーカードが必要で、カードの交付促進につながることから、各種システム改修後の2021年12月をめどとしてコンビニ交付を開始することとしています。  住民票の写し、印鑑登録証明書、所得課税証明書など6種類を夜間、休日においても取得できることになり、住民サービスの向上につながるものと考えています。  水道料金等の改定の検討についてです。  水道料金は2011年4月に、下水道使用料は2016年4月に、それぞれ改定を行いました。  水道事業、下水道事業では、5年ごとに料金改定について検討しており、今回は2020年度に検討作業を行う予定でしたが、コロナ禍により1年先送りしています。  依然、コロナ禍は続いていますが、健全な経営を維持していくためには、適正な料金水準の確保は不可欠です。このため、次期算定期間を2022年度から2026年度の5年間に再設定し、2021年度に、料金改定の要否等を慎重に検討したいと考えています。  ただし、状況によって、検討の中断等、柔軟な対応を行うこととしています。  なお、水道事業について、給水装置工事事業者の指定に係る更新手数料を新設するとともに、設計審査手数料及び工事検査手数料の金額及び区分を見直したいと考えています。必要な条例改正案を今議会に提出しています。  過疎新法に基づく新たな過疎計画の策定についてです。  時限立法である過疎地域自立促進特別措置法は、来る3月末で失効しますが、議員立法により新たな過疎対策法案が国会に提出される見込みとなっています。成立すれば2021年4月1日に施行される予定です。  本市の現在の過疎地域は、引き続き指定される見込みです。  このため、2021年10月頃をめどに、本市の新たな過疎計画を策定したいと考えています。  2021年度の市の組織についてです。  まち全体のジェンダーギャップの解消に向けた取組を強力に推進するため、ワークイノベーション推進室をジェンダーギャップ対策室に改称します。
     地球温暖化防止等を総合的に進めるため、生活環境課に地球温暖化防止対策室を新設するとともに、生活係と環境衛生係を統合し、生活環境係とします。  豊岡市農業ビジョンに掲げる豊岡グッドローカル農業等を推進するため、農林水産課にグッドローカル農業推進室を新設するとともに、農政係と環境農業推進係を統合し、環境農業係とします。  子供の貧困対策をさらに推進するため、社会福祉課にこども未来応援係を新設します。  芸術文化観光専門職大学の4月開学に伴い、大交流課の観光文化戦略室(専門職大学・アーティスト等誘致担当)を、観光文化戦略室に改称します。  稲葉川土地区画整理事業の完了予定に伴い、都市整備課の稲葉川区画整理推進室を廃止します。  最後に、2020年度一般会計補正予算について申し上げます。  まず、補正予算第20号です。これはEAT,BUY&GIFT豊岡やふるさと納税の返礼品等に要する経費である6億7,800万円を追加するため、1月8日付で専決処分したものです。  次に、補正予算第21号です。これは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止協力金や温泉施設の天井改修に要する経費である7,379万1,000円を追加するため、1月18日付で専決処分したものです。天井改修に要する経費については、繰越明許費としています。  次に、補正予算第22号です。これは、新型コロナウイルスワクチンの接種や予防力向上事業に要する経費である4億3,450万2,000円を追加するため、1月29日付で専決処分したものです。ワクチン接種に要する経費については、繰越明許費としています。  次に、補正予算第23号です。これは、補正予算第20号のうちのEAT,BUY&GIFT豊岡に要する経費を2億7,000万円増額するため、2月12日付で専決処分したものです。  次に、補正予算第25号です。8億744万4,000円の減額となっています。  減額の主な内容としては、コロナ禍により事業の一部を取りやめたなどのほか、入札残や事業費確定に伴う不用額の減額です。なお、新型コロナウイルス対策及び経済対策としての国の補正予算に対応した畜産振興事業や橋梁・公園の長寿命化事業等については、予算を増額しています。  繰越明許費では、鉄道交通対策事業をはじめ、年度内にその支払いが終わらないもの34件の追加と1件の変更を行っています。  債務負担行為の補正では、1件の追加、2件の廃止、8件の限度額変更を行っています。  なお、年度内の今後の財政収支見通しについて、地方債や特別交付税・地方譲与税など、現時点では額が確定しないものが多くあり、これらが確定した段階でさらに補正の必要が生じることとなります。  その際には、財政事情を勘案する中で、所要の専決補正を行いたいと考えておりますので、ご了承賜りますようお願い申し上げます。  以上をもちまして、私の総括説明を終え、各議案の詳細については担当部長等から説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。  ありがとうございました。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長の説明は終わりました。  暫時休憩いたします。再開は11時5分。     午前10時53分休憩 ────────────────────     午前11時05分再開 ○議長(嶋﨑 宏之) 休憩前に引き続き会議を再開します。  次に、教育長に教育行政の方針と施策の展開の説明を求めます。  教育長。     〔嶋 公治教育長 登壇〕 ○教育長(嶋 公治) おはようございます。  令和3年第1回豊岡市議会定例会の開会に当たり、議員の皆様のご清栄をお喜びいたしますとともに、日頃の教育行政に対するご理解・ご支援に対しお礼を申し上げます。  ふるさと豊岡を愛し、夢の実現に向け挑戦する子供の育成、非認知能力(やり抜く力・自制心・協働性)を子供たちに、を基本理念とする第4次とよおか教育プランがスタートし、1年がたちました。  豊岡市が教育実践の原点としてきたことは、子供がどう感じ、どう考え、どのように行動しているかといった子供の事実に学ぶことと、子供の声を聞き、受け止め、共感する、子供に寄り添うことです。令和2年度の全国学力・学習状況調査の質問紙では、小学生で約82%、中学生で約72%が、自分にはよいところがあると思うと実感しています。先生が、自分のよいところを認めてくれていると思う児童生徒の割合は、小学生では約93%、中学生では約87%となっており、過去最高の割合となっています。子供の自己肯定感の醸成、教師による肯定的な関わりの浸透はともに高い水準で推移しています。子供たちのこうした背景には、教員が日常的に子供の事実をつぶさに見取り、そのことを確かな言葉で意味づけ、粘り強く伝えようとしてきたことの実践姿勢があります。  今年度は、新型コロナウイルス感染症による臨時休業などもあり、学校教育の根幹が揺らぐ1年となりました。しかし、子供の事実に学び子供に寄り添うという豊岡の教育の実践姿勢が、未曽有の非常時でもこのように子供たちの心に届いていることは、私たちの誇りとするところです。  この先も揺らぐことなくこの姿勢を貫き、本市の教育課題の改善に邁進していく所存であります。  本市では、昨年度策定した第4次とよおか教育プランにおいて、これまでの方向性を発展させるものとして、非認知能力を重視し焦点化することとしました。  子供たちが変化の激しい社会でよりよく生きていくためには、IQや学力テスト等の数値で表すことができる力、認知能力に加え、子供たちが本来持っており、他者との関わりを通して育まれる、最後までやり抜く力、自分の心をコントロールする力、他者と協働する力等の非認知能力を高めることが必要です。  そしてこのことは、本市の教育課題の改善を図るためにも、就学前から一貫して取り組むことが重要だと考えています。  また、2017年度から全ての公立小・中学校において、豊岡市小中一貫教育、豊岡こうのとりプランを実施し、4年が経過しました。  第1期では、9年間をカリキュラムでつなぐローカル&グローバル学習の時間と、一貫性のある学習指導と生活指導に取り組んできました。  2020年度からの第2期では、主体的・対話的で深い学びの実現に向け、授業でつながる小中一貫教育をテーマに取り組んでいます。  他方で、豊岡の子供の数は毎年減少してきており、現在の就学前の子供の数を見ると、地域によっては、今後これまで以上に加速度的に減少していくものと想定され、複式学級を有する学校もさらに増えるなど、教育上の課題も増大することが見込まれます。  このため、教育委員会では、小・中学校の在り方を検討する必要があると判断し、2020年2月に豊岡市立小中学校適正規模・適正配置審議会に諮問し、延べ7回にわたる審議を経て、去る2月10日に答申をいただきました。  審議に当たっては、子供たちにとってよりよい教育環境とするには、学校はどうあるべきかを第一に検討いただき、また、2020年9月から10月にかけて計12回実施した小中学校のあり方意見交換会で寄せられた地域の皆さんの意見についても十分考慮していただいた内容となっています。  今後は、この答申についての地域別説明会を開催する予定としており、2021年中には豊岡市立小中学校適正規模・適正配置計画を策定したいと考えています。  五荘小学校と奈佐小学校、港東小学校と港西小学校の統合については、2020年11月にそれぞれの統合準備委員会から統合に必要な調整項目に係る結論が示されました。  現在、3月24日に予定している閉校式や閉校記念行事、4月7日に予定している統合式、開校式等に向けて、具体的な準備を進めているところです。  また、竹野地域では、中竹野小学校に続いて竹野南小学校についても、統合に向けた要望をいただきました。去る2月22日に教育委員会を開催し、2022年4月を目標に3つの小学校を統合する方針を決定しました。今後は、3校の関係者による統合準備委員会を設置し、統合に向けて調整していきたいと考えています。  それでは、2021年度の教育行政の方針と施策の展開について、とよおか教育プランの体系に基づき、生きる力を育む教育の推進と、子供たちの学びを支える仕組みの確立に分けて説明します。  初めに、生きる力を育む教育の推進について申し上げます。  小・中学校9年間の連続性・系統性を重視しながら、あたまの力、こころの力、からだの力をバランスよく育成します。  また、その3つの力を支える基礎力としての保育・幼児教育、さらには特別な支援を必要とする子供たちの教育的ニーズに応じた適切な指導・支援を含め、総合的に生きる力を育んでいきます。  それでは、初めに、あたまの力の育成について説明します。  豊岡市は、全国に先駆けて、2007年度から小・中連携教育に取り組んできました。2017年度からは、9年間の一貫したカリキュラム、豊岡こうのとりプランを、公立の全9中学校区において実施しています。  このプランの中心となる取組は、ふるさと教育、英語教育、コミュニケーション教育の3つの柱で構成するローカル&グローバル学習の時間での実践です。  ふるさと教育では、ふるさと豊岡の優れた資源を教材とすることで、豊岡への理解を深め、ここに暮らす人々との関わりを通して、ふるさとへの愛着を育てています。ふるさと学習を通して、ふるさとや自分のことで、新たに発見したり考えたりしたことがあるという子供は、小学生84.6%、中学生83%と高い割合で増加しています。  また、ふるさと教育は子供にとって有意義だと思う保護者の割合は、小学校96.2%、中学校93.1%にも上っています。  今後も、本物に触れ、ふるさと豊岡を自分の言葉で語り誇れる子供の育成を目指します。  英語教育では、就学前の英語遊び保育を2017年度から継続して、市内の各幼稚園・保育園・認定こども園で積極的に実施しています。  小学校1・2年生では、2017年度から実施している豊岡市独自の取組である英語遊びを継続します。また、2020年度からは、3・4年生で外国語活動が必修に、5・6年生で英語が教科になっています。とりわけ、初めて教科になった5・6年生の英語では、子供たちの学習意欲を引き出すため、動画や歌、アニメなど、楽しく単語やフレーズを学ぶことができるデジタル教科書を効果的に活用した授業づくりに取り組んでいるところです。  現在、外国語指導助手(ALT)を全小学校に配置しています。アンケートによると、ALTの先生ともっと話したいと答えた児童は、4年生で87.1%、6年生で83.5%となっており、授業以外でもALTと英語で積極的に会話しようとする姿が多く見られるようになっています。そこで、2021年度は、各校に配置するALTを増員する予定にしています。  イングリッシュ・サマーキャンプは、夏季休業中に開催予定としています。中学校3年生の希望者を対象に、オールイングリッシュでの活動を3日間行い、英語によるコミュニケーション力の向上を図ります。  このように、幼児期から小・中学校までの連続性と系統性のある学習を通して、自分のこと、ふるさとのことを英語で話すことのできる資質・能力を育成します。  次は、コミュニケーション教育についてです。  小学校6年生と中学校1年生を対象とした演劇的手法を取り入れた授業は、全市展開して4年を経過しました。  子供たちは、友達と主体的に関わり、折り合いをつけながら課題解決を図っていく姿が増えてきました。男女関係なく、仲間と関わることで乗り越えられる体験を積むことで、コミュニケーションの大切さを体験的に学んでいます。  この学びをさらに広げ、定着させるためには、本市が目指すコミュニケーション教育の視点を、全ての教科・領域に置かなければならないと考えています。  2点目に、こころの力の育成について説明します。  子供たちが将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら自分らしい生き方を実現できるよう、体系的、系統的なキャリア教育に取り組みます。  人権教育については、人権感覚の涵養を基盤に、自他に対する肯定的な態度と、共生の心の育成に努めます。とりわけ、コロナ禍の中では、差別や偏見が生じないよう実践的な行動力を育成するための生きた学習の場とする方針です。  道徳教育については、教科となった道徳の授業を中心に、学校教育全体を通して取り組むとともに、他者や自己との対話による、考える道徳の授業づくりを進めます。あわせて、積極的に授業を公開し、家庭や地域と連携した取組を進めます。  防災教育については、過去の災害を踏まえた年3回のメモリアルデーの防災・減災授業を継続するとともに、家庭・地域・専門機関と連携した体験型の防災教育を充実させます。  こうしたこころの育成の際に基盤となるのは、非認知能力の向上です。  2年間の取組を踏まえ、2021年度もモデル校2校で、小学校1年生から3年生を対象とした演劇ワークショップを引き続き実施し、プログラムの開発と評価方法について検証を進めていきます。  3点目に、からだの力の育成について説明します。  例年実施されている全国体力・運動能力テストは、2020年度、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。  2019年度の結果では、対象となった小学校5年生、中学校2年生男女全てで、体力合計点が全国平均を上回る結果となっています。このことは、幼児期や小学校低学年における運動遊び、豊岡市版小学校体育準備運動の取組をはじめとする体育授業の充実が運動能力の底上げにつながっているものと考えています。  しかし、ここ数年の50メートル走や上体起こしなど、体幹を使って行う運動の能力が低いという課題もあります。  今後も、運動遊びや、体育授業の工夫等により、健やかな体づくりに取り組んでいきます。  また、新型コロナウイルス感染症に関して、子供たちが感染症の正しい知識を身につけ、正しく行動する力を育成するために、学校の新しい生活様式に基づき、引き続き実践的な指導を通して、感染症予防のための能力・態度の育成を図ります。  4点目に、あたま・こころ・からだの3つの力を支える基礎力の育成について説明します。  乳幼児期は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う時期であり、環境を通して教育・保育を行うことが重要であると考えます。  公立、私立の幼稚園・保育園・認定こども園では、実践の中で印象に残った出来事557集め、そこから読み取った子供の事実や保護者の関わりで構成された第2次スタンダード・カリキュラムを基に教育・保育を進めています。  自分が大好きな子供、夢中になって遊ぶ子供、友達が大好きな子供を目指す子供像とし、内容は自立心・思考力・協同性を柱としています。  各園では、本カリキュラムを活用し、職員の資質向上のため、公私立の枠を超えて自らの実践を外に開き、意見を聞くための学びの公開保育を実施しています。  なお、このカリキュラムをより実効性のあるものとするため、保育実践の留意点などを具体的に盛り込んだ「活用の手引き」を作成しています。2021年度上半期の完成を目指しています。  5点目に、特別支援教育の充実について説明します。  まず、縦の連携として、特別な支援を要する子供たちが就学前から学校卒業時まで連続性のある適切な支援を受け、その能力や可能性を最大限伸ばし、自立し、社会参加するために必要な力を培うことが重要だと考えています。  大学研究者のスーパーバイザーの指導の下、子供たちの実態を把握し、一人一人の教育的ニーズに応じた指導・支援を行います。  次に、横の連携として、こども支援センターを核とし、教育と福祉、保健、医療等の関係機関と連携を図りながら、様々な困難や課題を有する子供と家庭が抱える問題を解決するため、適切な支援を行います。  とりわけ、2020年4月から2021年1月までの臨床心理士等による相談件数は422件、訪問件数が292件、検査等の件数が107件あり、学校園や保護者からのニーズは高い状況が続いています。  なお、2021年度から心理士を1名増員し、体制を強化することとしています。  適応指導教室ふれあいルームでは、学校に行きたくても行けない児童生徒や保護者の思いを受け止め、学校復帰や社会的自立に向けて支援するとともに、家庭環境を含めた複合的な要因がある場合は、学校とスクールソーシャルワーカー、家庭相談員が連携して対応します。  保護者支援としては、不登校など同じ悩みを抱える保護者同士が情報交換・交流できるよう座談会を開催します。  次に、子供たちの学びを支える仕組みの確立について申し上げます。  学校園、家庭、地域は、それぞれのよさを生かしながら責任と役割を自覚し、連携・協力していくことが重要です。  2020年3月には、2020年度から向こう5年間の第2期豊岡市子ども・子育て支援事業計画を策定しました。  子供を安心して産み育てられること、子供が集団の中で互いに育ち合う環境を確保すること、子育ての不安や負担感を和らげ、親子がしっかりと向き合い、子育てが楽しいと感じられるよう、引き続き、教育や福祉の分野だけでなく、庁内関係各課や関係機関と連携し、家庭と地域・事業者・行政がそれぞれの役割を認識し、協働して取組を進めていきます。  初めに、教職員の資質能力の向上について説明します。  学校現場に求められる役割は多様化しており、専門的知識・実践的指導力等、必要な資質・能力を高めるため、体系的な研修を行うことが重要です。  まずは授業力の向上です。児童生徒の興味・関心、発達や学習上の課題を踏まえ、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた指導方法の工夫・改善が重要です。  本市では、独自の指導過程を5つの徹底継続実践事項と位置づけ、全ての学校において実践し、授業研修の柱としてきました。
     それに加え、GIGAスクール構想によるICTの活用、小学校高学年の英語の教科化等、指導力向上のための課題は山積しています。小規模校や若手教員の多い学校では、独自の研修が困難であることから、教育研修センターを核として、研修事業を実施していきます。  他方で、全国的に教職員の長時間業務が課題となっており、本市においても教職員の長時間業務は課題であると認識しています。そこで、2020年6月に、豊岡市学校における働き方改革推進方針を改定しました。学校現場における働き方の見直しに向けた意識改革、業務改善をより一層推進していきます。  また、公立園においても、ICTを利用した業務改善を推進するため、保育システムを順次導入していきたいと考えています。既に八条認定こども園と西保育園に導入しており、職員の負担軽減や保護者とのよりよいコミュニケーションづくりに効果を上げています。2021年度は竹野認定こども園に導入することとしています。  2点目に、学校園の組織力の強化について説明します。  まず、社会的に大きな問題となっているいじめについてです。子供のサインを見逃さないため、引き続き全ての学校で毎月1回いじめアンケートを実施し、いじめの積極的認知に努めます。  加えて、小学校3年生以上の全児童生徒を対象に、広島大学が開発した、学校環境への適応感を測る心のアンケート、アセスを実施し、子供たちの心の状況を客観的に捉え、学級での子供の状況把握に努めます。  また、5月・9月・2月を子供の心を理解する強化月間とし、児童生徒に個別面談を行い、いじめや問題行動の未然防止、早期発見、早期対応を組織的に取り組みます。  不登校の児童生徒数は、2012年度から増加傾向が続き、豊岡市の教育の中心課題となっています。  2020年度においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、学校生活のリズムに適応しにくい児童生徒も見られました。  引き続き、アンケートや面談を通して、児童生徒の心と体の状態をしっかり把握し、心のケアに努めていきます。  3点目に、安全・安心な教育環境の整備・充実について説明します。  2016年度に策定した学校施設整備計画や市全体の公共施設再編計画に基づく小・中学校の豊岡市学校施設個別施設計画を、2019年度に策定しました。  この計画は、緊急性や児童生徒の安全性、教育環境に配慮しつつ、事業量や事業費の縮減及び平準化を図り、適切な時期に必要な施設整備を行うためのものです。2020年度以降、小中学校適正規模・適正配置審議会の答申や、他の公共施設の在り方等の検討状況等と整合性を図りながら、学校施設に求められる機能・性能を維持・確保していくこととします。  学校施設の安全性や防災機能の充実を図るための体育館及び武道場の照明器具等非構造部材の落下防止対策事業については、2019年度中に全ての中学校の整備を終えました。  2020年度から小学校の工事にも着手しており、2022年度には計画している13校について整備を完了する予定としています。  2018年度の猛暑を受け、実施してまいりました小学校・幼稚園等の普通教室・保育室等への空調設備整備につきましては、2020年3月に完了し、2020年夏から全学校園で稼働しています。  新型コロナウイルス感染症対策として整備を進めている小・中学校33校の理科室、音楽室、被服室等の空調設備については、2021年夏までに整備を完了する予定としています。  その他、子供たちの安全を確保し、学習・保育環境を向上させるため、定期的に遊具、防火設備等を点検し、教育・保育施設の修繕・改修を行います。  教育用情報機器については、国の方針を受け、本市でも取組を進めており、2021年度1学期中には1人1台の学習用端末の整備が完了する予定です。  さらに、小・中学校の校内通信ネットワークの高速大容量化等、ICTを活用した豊かな学びを提供するための環境整備を図ります。  学校給食においては、①安全安心な食事の提供、②「食育」につながる給食づくり、③地域とつながり地域を大切にする給食づくりを学校給食の目標とし、食材の地産地消率の向上に努めます。  食物アレルギーについては、対応マニュアルに基づき、学校給食センターと学校園が関係機関とも連携し、事故防止と発生時の即時対応の徹底など、対応の充実を図ります。  また、学校給食センターの調理業務等については、豊岡市学校給食調理業務等民間委託に関する基本方針を2021年2月に策定しました。  2021年度早々に保護者への説明や広報等、必要な手続を行い、22年4月に向けて民間委託を進めます。  4点目に、家庭と地域による学校と連携した教育の推進について説明します。  家庭の就労環境が変化し、望ましい生活環境の定着が難しくなってきている状況がある中で、睡眠や食事の大切さを保護者に正しく伝えることはとても重要なことであると考えます。  そのため、学校園においては、本市教育委員会が作成し、配布している、すくすくメッセージ、はばたきメッセージや、睡眠の大切さ(眠育)を知らせる紙芝居「めらとにんじゃのしゅぎょう」等を活用するとともに、子育てセンターやこども支援センター等において、保護者等に基本的生活習慣や子供の発達への理解を深めるための子育て講座等を充実します。  次に、地域全体で未来を担う子供たちの成長を支えるための県の新たな施策、地域学校協働活動の取組の推進です。地域と学校で子供たちにどんな力を育てていくのか、そのためにどんな学校にしていくのかという目標を共有し、地域と学校が協働して子供たちを育みます。  また、地域ぐるみで子供を育てる取組として、放課後子供教室を実施し、地域における子供の居場所づくりに努めます。  さらに、学校と地域が一体となり、特色ある学校づくりを進める学校運営協議会制度、コミュニティ・スクールを2020年度に先行実施した2校のモデル校を対象として実施します。2021年度は、学校運営に地域の声を積極的に生かし、校区の実情を踏まえた検討をさらに進めます。  ファミリーサポートセンターは、会員数が1月末現在で264人となり、順調に会員数を増やしています。子供の預かりや送迎などの相互援助活動も、新型コロナウイルス感染症の影響により上半期は落ち込みましたが、今は順調に活動が進んでいる状況です。  今後も、会員募集に努めるとともに、会員研修や会員間の交流事業の充実を図り、育児と仕事を両立し、働きながら子育てがしやすい環境づくりに資するよう取り組んでいきます。  小学校の統廃合に伴い、放課後児童クラブも統合します。児童が放課後等に安心して過ごせる生活の場となるよう、入所希望児童の受入れ体制の確保を図り、適切なクラブ運営に努めます。  地方創生を先導する子育て支援総合拠点等をアイティ4階及び7階フロアに整備するため、施設のコンセプト、機能、整備方針、管理運営の考え方等を盛り込んだ子育て支援総合拠点等整備構想を2021年3月末に策定し、2021年11月中のオープンを目指します。  次に、待機児童対策について説明します。  ゼロ歳から2歳児の保育ニーズの高い豊岡地域内において、2021年4月に市内で5か所目となる小規模保育事業所が開園します。  また、2019年度に幼児教育・保育の無償化が実施されてから、3歳児以上の保育ニーズがさらに増加しているため、2021年度は八条認定こども園の3歳児保育室の増室など施設の改修工事を行うこととしています。これにより、2022年4月から受入れ枠を拡大し、待機児童の解消を目指します。  待機児童の発生、放課後児童クラブのニーズの急増、急激に進む少子化などの課題を総合的に解決するため、去る2月16日に豊岡市における幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画を策定しました。  この計画は、今後の子供の数や保育ニーズの推移を見据えた上で、よりよい幼児教育・保育の質の確保、保育所・放課後児童クラブ等の施設の在り方といった課題について、市の基本的な方針や具体的な施設の再編・統合について定めたものです。  本計画の推進に当たっては、関係園、保護者、地域の皆様などと十分議論を行いながら推進していきたいと考えています。  教育委員会は、とよおか教育プラン、豊岡市子ども・子育て支援事業計画を踏まえ、市長部局と一丸となって本市の教育行政に取り組んでいかなければならないと考えています。  議員の皆様には、格別のご理解とご協力をお願い申し上げます。  以上をもちまして、2021年度の教育行政の方針と施策の展開についての説明を終わります。ありがとうございました。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育長の説明は終わりました。  続いて、議案ごとの説明に入ります。  まず、報告第1号、専決第1号から専決第4号までの4件について、一括して説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) それでは、議案の3ページをご覧ください。報告第1号、専決処分したものの承認を求めることについてご説明いたします。  本件は、地方自治法の規定により専決処分しましたので、議会へご報告し、承認をお願いするものです。  5ページをご覧ください。専決第1号、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第20号)についてです。  第1条で、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6億7,800万円を追加し、総額を591億2,789万9,000円とするものです。  16ページ、17ページの3、歳出の事項別明細をご覧ください。2款総務費の説明欄、1段目の基金管理費と2段目のふるさと応援寄附金推進事業費は、ふるさと納税の4億円の増収分に係る地域振興基金等への積立金及び返礼品やポータルサイトの運営委託料等です。  7款商工費の説明欄、商工振興事業費は、プレミアム付応援商品券、EAT,BUY&GIFT豊岡の販売・換金等を委託する経費です。  財源内訳については、戻っていただき、14ページ、15ページの2、歳入の事項別明細をご覧ください。財源は、ふるさと納税、商品券販売収入のほか、一般財源は前年度繰越金及び財政調整基金を充てています。  続いて、19ページをご覧ください。専決第2号、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第21号)についてです。  第1条で、歳入歳出予算の総額にそれぞれ7,379万1,000円を追加し、総額を592億169万円とするものです。第2条で繰越明許費を追加しています。  22ページをご覧ください。繰越明許費補正です。但東シルク温泉やまびこ管理費、たんたん温泉福寿の湯管理費で、合計1,379万1,000円を繰り越すものです。  30ページ、31ページの3、歳出の事項別明細をご覧ください。7款商工費の説明欄、1段目の商工振興事業費は、兵庫県が飲食業者等に対して行う新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金に対する市負担分を県委託金として支払うものです。  2段目は、先ほど繰越明許費を追加した但東シルク温泉やまびこ及びたんたん温泉福寿の湯の浴室天井の補修工事費です。  財源内訳については、戻っていただき28ページ、29ページの2、歳入の事項別明細をご覧ください。財源は全額財政調整基金を充てています。  続きまして、33ページをご覧ください。専決第3号、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第22号)についてです。  第1条で、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億3,450万2,000円を追加し、総額を596億3,619万2,000円とするものです。第2条で繰越明許費を追加しています。  36ページをご覧ください。繰越明許費補正です。新型コロナウイルスワクチンの予防接種事業の4億2,055万9,000円を繰り越すものです。  44ページ、45ページの3、歳出の事項別明細をご覧ください。4款衛生費の説明欄、人件費と予防接種事業費は、市民への新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費です。その下、感染症対策事業費は、事業所等において感染症予防力向上のための備品等の導入に係る補助金を増額するものです。  財源内訳については、戻っていただき42ページ、43ページの2、歳入の事項別明細をご覧ください。財源は、国庫支出金等のほか、一般財源は財政調整基金を充てています。  続きまして、47ページをご覧ください。専決第4号、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第23号)についてです。  第1条で、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億7,000万円を追加し、総額を599億619万2,000円とするものです。  58ページ、59ページの3、歳出の事項別明細をご覧ください。7款商工費の説明欄、商工振興事業費は、プレミアム付応援商品券、EAT,BUY&GIFT豊岡の委託料を増額するものです。  財源内訳については、戻っていただき56ページ、57ページの2、歳入の事項別明細をご覧ください。財源は、地方創生臨時交付金、商品券販売収入を充てています。  説明は、以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第1号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) 61ページをご覧ください。第1号議案、豊岡市辺地総合整備計画の策定についてご説明いたします。  本案は、2021年度から実施しようとする辺地地域の公共的施設の整備に対し、財政上の特別措置を受けるため、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の規定により、当該辺地に係る総合整備計画を定めることについて、議会の議決を求めるものです。  計画の内容は、63ページから67ページの総合整備計画案に、公共的施設の整備計画2事業を記載しています。  計画の内容につきましては、豊岡市内町において農地整備を行うとともに、日高町栗栖野に位置する神鍋診療所の医療機器整備を行うものです。  これらの事業の財源として、辺地対策事業債を有効に活用したいと考えています。  説明は、以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第3号議案について説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) それでは、73ページをご覧ください。第3号議案、兵庫県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増減及び規約の変更についてご説明いたします。  本案は、地方自治法の規定により、令和3年4月1日付で、北播磨清掃事務組合の兵庫県市町村職員退職手当組合からの脱退及び市川町外三ケ市町共有財産事務組合の当該組合への加入に伴い、当該組合の規約を変更することについて、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものでございます。  内容については、77ページの新旧対照表をご覧ください。  別表第1号表中、「北播磨清掃事務組合」を「市川町外三ケ市町共有財産事務組合」に改めるものでございます。  この規則は、令和3年4月1日から施行することとしております。  説明は、以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第4号議案について説明を求めます。  地域コミュニティ振興部長。 ○地域コミュニティ振興部長(幸木 孝雄) 79ページをご覧ください。  第4号議案、豊岡市立生涯学習サロンの指定管理者の指定についてご説明いたします。  本案は、豊岡市立生涯学習サロンについて、指定管理者を指定し、期間を定めて管理を行わせようとするもので、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものです。  指定管理者の候補者には、高齢者を中心とした生涯学習活動を行っている但馬高齢者生きがい創造学院の運営母体である但馬高齢者生きがい創造協議会を選定し、指定の期間は令和3年6月28日から令和6年3月31日までの2年9か月としています。  なお、81ページに、施設の概要等を記載しておりますので、ご清覧ください。  説明は、以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第5号議案について説明を求めます。  都市整備部参事。 ○都市整備部参事(河本 行正) 83ページをご覧ください。  第5号議案、工事請負契約の締結についてをご説明申し上げます。  本案は、(仮称)福田排水機場土木工事につきまして、豊岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により、議会の議決を求めるものです。  契約の目的は、(仮称)福田排水機場土木工事。契約の方法は、指名競争入札。契約金額は2億5,091万円で、その他の詳細につきましては、記載のとおりです。
     参考資料を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は、以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第6号議案及び第7号議案について、一括して説明を求めます。  教育次長。 ○教育次長(堂垣 真弓) 89ページをご覧ください。  第6号議案、土地の取得についてご説明申し上げます。  本案は、合橋小学校用地を取得するに当たり、議会の議決を求めるものでございます。  取得する土地は、豊岡市但東町出合市場字下川原185番1ほか11筆、取得面積は6,766.82平方メートル、取得価格は5,629万7,618円、契約の相手方等は記載のとおりでございます。  次に、95ページをご覧ください。第7号議案、土地の取得についてご説明申し上げます。  本案は、合橋認定こども園用地を取得するに当たり、議会の議決を求めるものでございます。  取得する土地は豊岡市但東町出合市場字タナ川368番1ほか10筆、取得面積は5,082.36平方メートル、取得価格は5,167万2,789円、契約の相手方等は記載のとおりでございますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第8号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) それでは、101ページをご覧ください。第8号議案、豊岡市土地開発基金条例等の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、豊岡市土地開発公社の解散に伴い、基金の管理方法等に関し所要の規定の整備を行うため、条例を改正するものです。  105ページをご覧ください。1、改正の内容です。  (1)では、豊岡市土地開発基金条例について、豊岡市土地開発公社に係る貸付けの規定を削除し、基金の運用から生ずる収益は、予算に計上して整理するものとしています。  また、この条例には基金の処分に関する規定がございませんでしたので、規定の整備を行うものです。  (2)では、豊岡市財政調整基金条例のほか6件の基金条例についても、豊岡市土地開発公社に係る貸付けの規定を削除するものです。  この条例の施行については、附則で、公布の日から施行することとしております。  106ページから113ページに各条例の新旧対照表を添付していますので、ご清覧願います。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第9号議案、第11号議案及び第12号議案について、一括して説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) それでは、115ページをご覧ください。第9号議案、豊岡市恩給条例を廃止する条例制定についてご説明いたします。  本案は、恩給受給者の死亡により、恩給を受ける権利を有する者がいなくなったことから、条例を廃止するものでございます。  117ページの附則で、この条例は、公布の日から施行するとしております。  続きまして、125ページをご覧ください。第11号議案、豊岡市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  128ページの条例案要綱をご覧ください。本案は、新たに市の職員となった者が任命権者に提出する宣誓書の押印義務を廃止しようとするものです。  附則で、この条例は、令和3年4月1日から施行するとしています。  129ページには新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  次に、131ページをご覧ください。第12号議案、豊岡市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  134ページの条例案要綱をご覧ください。本案は、当条例に規定されている審査申出書、口頭による意見陳述の調書、口述書、実地調査の調書及び議事の調書への押印義務を廃止しようとするものです。  附則で、この条例は、令和3年4月1日から施行するとしております。  135ページ以降に新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第13号議案及び第14号議案について、一括して説明を求めます。  地域コミュニティ振興部長。 ○地域コミュニティ振興部長(幸木 孝雄) 137ページをご覧ください。第13号議案、豊岡市立生涯学習サロンの設置及び管理に関する条例制定についてご説明いたします。  本案は、生涯学習サロンの施設整備に伴い、条例を制定するものであります。  144ページの条例案要綱に従い説明いたします。  1では、生涯学習の機会及び交流の場を提供することにより、生涯学習を推進し、もって生涯学習の振興に寄与するため、生涯学習サロンを設置することとしています。  2では施設の名称と位置を定め、3では事業内容を、4では職員として館長その他職員を置くこと、5及び6では休館日及び開館時間を定めています。  7から12までは使用の許可、許可の基準、使用権譲渡の禁止、特別の設備設置等のほか、許可の取消し等、使用料の徴収について定め、145ページ、13から14では使用料の減免及び不還付のほか、15では入館及び入場の制限等について定めています。  16から17では行為の禁止、立入り等、原状回復の義務について、18では損害の賠償等について定めています。  19では生涯学習サロンの管理を指定管理者に行わせることができ、その際に必要な規定の読み替え等について定め、20では指定管理者に利用料金を収受させることができることとし、その際に必要な規定の読み替え等について定めています。  21では規則への委任を、22の附則では、この条例は公布の日から起算して6月を超えない範囲内で施行することとしております。  続いて、147ページをご覧ください。第14号議案、豊岡市社会教育委員に関する条例を廃止する条例制定についてご説明いたします。  市が設置している社会教育委員について、現委員の任期が終わる5月末をもって制度を廃止するため、委員の設置条例を廃止するものです。  昨今、社会教育における諸課題は多様化、複雑化し、担当範囲も広範に及んでおり、これら全てを社会教育委員で議論することが厳しくなってきております。  このため、今は文化会館や美術館など社会教育の分野ごとに委員会を設置して、それぞれで議論を行っているのが現状であります。  このことから、社会教育委員は、一定の役割を果たしたものとして、廃止するものであります。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第15号議案及び第16号議案について、一括して説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 151ページをご覧ください。第15号議案、豊岡市国民健康保険条例及び豊岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴い、当該法を引用して定義する新型コロナウイルス感染症の規定を改めるため、所要の改正を行うものです。  内容につきましては、154ページの豊岡市国民健康保険条例及び豊岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案要綱によりご説明いたします。  1の改正の内容として、豊岡市国民健康保険条例及び豊岡市国民健康保険税条例の新型コロナウイルス感染症に係る定義を改めることとしています。  2の附則として、この条例は、公布の日から施行することとします。  なお、155ページには豊岡市国民健康保険条例、また156ページには豊岡市国民健康保険税条例の新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  続きまして、157ページをご覧ください。第16号議案、豊岡市市税条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  160ページをご覧ください。条例案要綱によりご説明いたします。  1の改正の内容につきましては、収益事業を行っていない認可地縁団体に係る法人市民税を課税免除とするものです。収益事業を行っていない認可地縁団体に対しては課税し、減免しているのに対して、収益事業を行っていない、いわゆる行政区は課税対象となっておりません。この認可地縁団体と行政区には実質的な差異は認められないことに鑑み、課税する必要はないと判断し、課税免除とするものです。  なお、これまでの一般質問の議論の中で多くの認可地縁団体の未申告の状況が明らかになりましたが、未申告だった収益事業を行っていない認可地縁団体については本改正の趣旨に基づき遡及して申告させ、課税することはせず、今後、収益事業を行っていないことを確認の上、課税免除の対象とすることとします。  なお、161ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第17号議案及び第18号議案について、一括して説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 163ページをご覧ください。第17号議案、豊岡市介護保険条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、第8期介護保険事業計画の計画期間であります令和3年度から令和5年度までの介護保険第1号被保険者の保険料率を定めようとするものでございます。  166ページの条例案要綱をご覧ください。  まず、1の(1)は、第3条関係で、令和3年度から令和5年度までの各段階の保険料額につきまして第7期同様に10段階区分とすること。基準となります第5段階の保険料を現行の第7期と同額の年額7万3,800円、月額6,150円に据え置くことを基本といたしております。  その上で、第7段階以下の所得区分と保険料率を国の基準に合わせること。また、第7段階以上の基準所得金額を改正しようとするものです。  具体的には、1点目のアにつきましては、第2段階の保険料の額を3,690円引き上げ、これに伴い保険料の減額賦課額も同額を引き上げます。  イは、第7段階の保険料の額と基準所得金額を引き上げています。  ウ、エにつきましては、第8段階、第9段階に区分します基準所得金額をそれぞれ引き上げております。  (2)では、附則第5条関係で、新型コロナウイルス感染症に係ります定義を改めるものでございます。  2の附則では、施行期日を令和3年度4月1日とし、改正後の条例の規定は令和3年度以降の介護保険料率から適用することといたしております。  なお、附則第5条の定義の改正につきましては、公布の日から施行することといたしております。  167ページ以降に新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  続きまして、171ページをご覧ください。第18号議案、豊岡市指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。  174ページの条例案要綱をご覧ください。  改正の内容につきましては、第2条及び第5条関係で、条例で引用しております厚生労働省令、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等の改正に伴い、介護事業者の提供するサービスの評価に関する読み替えの規定を改正するものでございます。  附則で、この条例は、令和3年4月1日から施行することといたしております。  なお、175ページ以降に新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第19号議案について説明を求めます。  環境経済部参事。 ○環境経済部参事(小林 辰美) 議案書の179ページをご覧ください。第19号議案、豊岡市温泉供給条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  182ページをご覧ください。豊岡市温泉供給条例の一部を改正する条例案要綱によりご説明申し上げます。  1、改正の内容でございます。今回の改正は、出石温泉の温泉スタンドが老朽化したため、温泉供給を廃止しようとするものでございます。  2、附則におきまして、施行の日を公布の日からとしております。  183ページに新旧対照表をつけておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第20号議案について説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(川端 啓介) 185ページをご覧ください。第20号議案、豊岡市環境審議会条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、組織再編及び事務移管によって、環境政策の総合調整事務をコウノトリ共生課から生活環境課へ移管するため、庶務担当部をコウノトリ共生部から市民生活部に改めるものです。  なお、この条例は、令和3年4月1日から施行することとしています。
     189ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第21号議案について説明を求めます。  都市整備部長。 ○都市整備部長(澤田 秀夫) 191ページをご覧ください。第21号議案、豊岡市特定用途制限地域における建築物等の制限に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、建築物の用途を制限する地域を追加するため改正を行うものです。  194ページ、条例案要綱をご覧ください。  改正の内容としまして、1、建築基準法の改定により引用する規定を改めるものです。  2としまして、豊岡市特定用途制限地域に城崎自然環境保全地域と城崎田園居住環境保全地域を追加し、それぞれに建築基準法の規定で建築してはならない建築物を定めるものです。  附則としまして、この条例は、令和3年4月12日より施行することとしています。ただし、建築基準法の改正により引用する規定の改正は、公布の日から施行することとしています。  195ページから202ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時。      午後0時00分休憩 ────────────────────      午後1時00分再開 ○議長(嶋﨑 宏之) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  続いて、第22号議案について説明を求めます。  竹野振興局長。 ○竹野振興局長(瀧下 貴也) 203ページをご覧ください。第22号議案、豊岡市立椒地域ふるさと生きがいセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、椒地域ふるさと生きがいセンターの管理方法の規定について、市または指定管理者のいずれの管理も可能とする規定に改め、あわせて関係規定の整備を行うものです。  207ページの条例案要綱をご覧ください。  改正の内容は、休日及び開館時間を定め、現在の指定管理者による管理とする定めを市長による管理及び市長を指定管理者と読み替えて管理する定めに改めるために、必要な規定の整備を行うこととしています。  附則、(1)でこの条例は令和3年4月1日から施行すること、(2)で経過措置を定めています。  208ページ以降に新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第23号議案について説明を求めます。  日高振興局長。 ○日高振興局長(小谷 士郎) 213ページをご覧ください。第23号議案、豊岡市立集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、減価償却資産の耐用年数等に関する省令に規定する耐用年数を経過した2施設及び事業完了後10年を経過し補助金所管省庁等の承認を得た7施設の計9施設を当該地区に無償譲渡するため、条例から削除しようとするものです。  216ページの条例案要綱をご覧ください。  1の(1)、アからクの8施設は、施行日を令和3年4月1日としています。  (2)の1施設につきましては、令和3年度中に法定耐用年数を経過し、令和4年4月に地元地区に譲渡するため、施行日を令和4年4月1日としています。  217ページ以降に新旧対照表を添付しておりますので、ご覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第24号議案から第26号議案までの3件について、一括して説明を求めます。  上下水道部長。 ○上下水道部長(米田 眞一) 219ページをご覧ください。第24号議案、豊岡市給水条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  224ページの条例案要綱をご覧ください。  改正の内容の(1)は、料金、加入金及び手数料の額を消費税及び地方消費税の総額表示に改めるものです。  (2)は、指定給水装置工事事業者の指定に係る更新の手数料を新設し、給水装置工事の設計審査及び工事検査手数料の金額と区分を見直し、道路等占用申請手数料を廃止するものです。  附則として、消費税等の総額表示の改正は令和3年4月1日から、手数料の改正は7月1日から施行することとしています。  225ページ以降に新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  次に、231ページをご覧ください。第25号議案、豊岡市下水道条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  235ページの条例案要綱をご覧ください。  改正の内容の(1)は、責任技術者の登録及び指定工事店の指定に係る効力の停止期間をそれぞれ最大30日から最大6か月に延長するものです。  (2)は、下水道使用料及び加入金の金額を消費税等の額を含めた総額表示に改めるものです。  附則として、消費税等の総額表示の改正は令和3年4月1日から、責任技術者の登録等の効力停止期間の改正は令和3年7月1日から施行することとしています。  236ページ以降に新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  続いて、239ページをご覧ください。第26号議案、豊岡市集落排水処理施設等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定です。  243ページの条例案要綱をご覧ください。  改正の内容の(1)では、使用料、加入金の額を消費税等の総額表示に改めます。  (2)では、農業集落排水施設の三江東部地区、八代地区、平田地区、コミュニティ・プラントの神美北部地区を廃止して、公共下水道等にそれぞれ統合します。  附則として、この条例は、令和3年4月1日から施行することとしています。  244ページ以降に新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第28号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) 265ページをご覧ください。当局の皆さんは、議案ナンバー2のファイルの265ページになります。第28号議案、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第25号)についてご説明いたします。  第1条で歳入歳出予算の総額からそれぞれ8億744万4,000円を減額し、総額を593億605万1,000円とするものです。  第2条で繰越明許費を追加及び変更し、第3条で債務負担行為を追加、廃止及び変更、第4条で地方債を追加及び変更しています。  270ページをご覧ください。繰越明許費補正です。34事業、17億9,802万9,000円を追加し、1事業の繰越額を変更するものです。国の第3次補正予算に係るものや関係機関等との調整に日数を要したことなどの事由により、年度内の事業完了が困難と見込まれるため繰り越すものです。  272ページをご覧ください。債務負担行為補正です。追加は1事項、142万4,000円、廃止は2事項、262万5,000円、変更は8事項、限度額を6億6,437万2,000円減額しています。  273ページをご覧ください。地方債補正です。1事業を追加し、16事業について事業費の精算見込みに基づいて限度額の増減整理を行っています。  398ページ、399ページをご覧ください。歳出補正予算総括表により、歳出の主なものについてご説明いたします。  まず、2款総務費です。主な内容欄、上から7行目左側のバス交通対策事業費は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による路線バス運行補助金の増額です。  3款民生費の5行目左側の障害者(児)自立支援給付事業費は、サービス利用回数増加による増額です。  4款衛生費の4行目右側の公立豊岡病院組合負担金は、額の確定に伴う精算等による増額です。  400ページ、401ページをご覧ください。6款農林水産業費の5行目の地籍調査事業費、その右の畜産振興事業費、6行目左側のポンプ場管理費は、国の第3次補正予算に対応した事業です。  8款土木費の4行目左側の橋梁長寿命化事業費、6行目左側の公園施設長寿命化事業費も国の補正予算に対応した事業です。  財源内訳は、戻っていただき、394ページ、395ページの歳入補正予算総括表をご覧ください。  16款国庫支出金の主な内容欄、一番下左側の地方創生臨時交付金は、事業費確定等に伴う充当の見直しによる増額です。  20款繰入金は、一般財源の不足分として財政調整基金から約16億7,000万円繰り入れていたものを約8億3,000万円減額するものなどとなっております。  396ページ、397ページをご覧ください。22款市債の一番下左側の減収補填債は、新型コロナウイルス感染症の影響により減収した市民税の法人税割、市たばこ税、地方消費税交付金等を補填するため、地方債を特別に発行するものです。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第29号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 議案書の409ページをご覧ください。第29号議案、令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第5号)についてご説明いたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億2,106万6,000円を減額し、予算の総額を88億4,876万1,000円とするものです。  主な内容は、事項別明細でご説明いたしますので、422ページをご覧ください。まず、歳出です。総務費の減額は、人件費に係るものです。  次に、保険給付費の減額は、医療費の伸びが当初の見込みよりも減少したことによるものです。  また、次のページの424ページまで続きます国民健康保険事業費納付金につきましては、県支出金等の減額による財源更正です。  次の保険事業費は、人件費及び決算見込みによる不用額の減額です。  次に、426ページをご覧ください。基金の積立金の減額は、財源調整によるものです。  その次の諸支出金のうち還付金の減額につきましては、新型コロナウイルスの影響による国保税減免に係る過年度分の見込額が確定したことによるもの、償還金の増額は保険給付等交付金を県へ返還するものです。  428ページをご覧ください。繰出金の増額は、資母診療所の赤字補填に係るものです。  続きまして、戻りまして、418ページをご覧ください。歳入の内訳ですが、国民健康保険税の増額は収納率のアップ等を見込んだもの、次の国庫支出金の減額は新型コロナウイルスの影響による国保税減免に係る現年課税分の見込額が確定したこと、その次の県支出金は保険給付費の減額に伴う普通交付金の減額及び都道府県繰入金等の減額によるものです。  420ページをご覧ください。繰入金の減額は、保険基盤安定繰入金等の決算見込みによるものです。  また、次の諸収入の増額につきましても決算見込みによるものです。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第30号議案について説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 433ページをご覧ください。第30号議案、令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予算(第3号)についてご説明をいたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額からそれぞれ249万6,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ8,553万8,000円とするものでございます。  主な内容につきましては、事項別明細書によりご説明をいたします。446ページをご覧ください。歳出ですけれども、総務費、医業費ともに決算見込みから減額するものでございます。  戻っていただきまして、442ページをご覧ください。歳入です。診療収入、使用料及び手数料を決算見込みにより減額をいたしております。  また、444ページの繰入金につきましては、一般会計と国民健康保険特別会計のほうから繰入れを増額するものでございます。  次の諸収入と県支出金の増減につきましては、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金と新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業費補助金の予算科目を組み替えするものでございます。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第31号議案について説明を求めます。  市民生活部長。
    ○市民生活部長(谷岡 慎一) 451ページを覧ください。第31号議案、令和2年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ678万8,000円を追加し、予算の総額を13億1,909万8,000円とするものです。  主な内容につきましては、事項別明細でご説明します。462ページをご覧ください。まず歳出ですが、総務費の減額は人件費に係るものです。  次の後期高齢者医療広域連合納付金の増額は、保険料等の決算見込みによるものです。  1ページ戻っていただきまして、460ページをご覧ください。歳入の内訳ですが、保険料の増額、次の繰入金の減額は、いずれも決算見込みによるものです。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第32号議案及び第33号議案について、一括して説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) それでは、467ページをご覧ください。第32号議案、令和2年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明をいたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額からそれぞれ1億5,627万5,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ103億594万3,000円とするものでございます。  主な内容につきましては、事項別明細書によりご説明をいたします。482ページをご覧ください。歳出ですが、このページの総務費、保険給付費から492ページの地域支援事業費まで、それぞれの事業費の実績見込みにより増額または減額するほか、財源更正を行おうとするものでございます。  戻っていただいて、476ページをお願いいたします。歳入です。このページの保険料、国庫支出金、支払基金交付金から478ページの県支出金、繰入金、また480ページの諸収入までの増減額につきましては、いずれも実績見込みによるものでございます。  続きまして、497ページをご覧ください。第33号議案、令和2年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第5号)についてご説明をいたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額からそれぞれ1,216万4,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ2億9,856万円とするもので、第2条で地方債を補正いたしております。  次に、500ページをご覧ください。地方債補正です。診療所整備事業費で40万円を減額し、借入限度額を450万円とするものでございます。  主な内容につきましては、事項別明細書によりご説明をいたします。518ページをご覧ください。歳出です。このページの豊岡休日急病診療所費から522ページの但東歯科診療所費まで、それぞれの決算見込みにより主に人件費及び医薬材料費を減額するものでございます。  戻っていただきまして、506ページをご覧ください。歳入です。このページの休日診療所から516ページの但東歯科診療所までの共通事項といたしまして、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金と、それから新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業費補助金につきまして、予算科目を諸収入から県支出金に組替えをいたしております。  そのほか補正の主なものといたしましては、豊岡休日急病診療所から高橋診療所につきましては、診療収入を減額し、一般会計繰入金を増額しております。  また、但東歯科診療所につきましては、診療収入を増額し、一般会計繰入金を減額いたしております。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第34号議案について説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(川端 啓介) 529ページをご覧ください。第34号議案、令和2年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額からそれぞれ138万円を減額し、予算総額を1億557万5,000円とするものです。  今回の補正は、停電の影響により電力売払い収入が減少したこと等から精査したものであり、事項別明細書により主な内容をご説明いたします。  540ページ、541ページをご覧ください。歳出では、総務費の基金積立金で310万円増額、施設費の施設管理費で山宮及び竹貫地場ソーラーの消費税及び地方消費税の精算により34万7,000円の減額、諸支出金の一般会計繰出金で413万3,000円の減額を計上しています。  戻っていただいて、538ページ、539ページをご覧ください。歳入では、財産収入の生産物売払い収入で138万円の減額を計上しています。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第35号議案及び第36号議案について、一括して説明を求めます。  上下水道部長。 ○上下水道部長(米田 眞一) 543ページをご覧ください。第35号議案、令和2年度豊岡市水道事業会計補正予算(第3号)です。  第2条、業務の予定量は、事業の先送りや入札残などにより配水施設費を6,415万2,000円減額します。  第3条、収益的収入及び支出では、水道事業費用を110万1,000円増額します。これは主に、昨年12月の大雪による停電対応に係る職員の時間外手当を補正したものです。  544ページをご覧ください。第4条、資本的収入及び支出では、収入を100万円、支出を6,415万2,000円減額します。  第5条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費では、職員給与費を171万1,000円減額します。  546ページ以降に実施計画等を添付しておりますので、ご清覧願います。  続きまして、555ページをご覧ください。第36号議案、令和2年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第3号)です。  第2条、業務の予定量では、国の補正予算に係る建設改良費を増額しています。  第3条、収益的収入及び支出では、し尿処理負担金等の減額により下水道事業収益を6,177万4,000円減額し、下水道事業費用では資産減耗費や人件費等の精査により1,843万5,000円を減額しています。  556ページをご覧ください。第4条、資本的収入及び支出と第5条、企業債の補正では、建設改良に係る費用を増額しています。  第6条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として職員給与費を補正しています。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第37号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) R03一般会計予算書をご覧ください。当局の皆さんは、別冊の白い冊子の令和3年度豊岡市一般会計予算並びに予算説明書をご覧ください。  3ページです。第37号議案、令和3年度豊岡市一般会計予算についてご説明いたします。  第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ481億2,300万円と定めています。  第2条で債務負担行為を、第3条で地方債の限度額等を定めています。  また、第4条で一時借入金の借入れの最高額を60億円と定めています。  第5条は歳出予算の流用ができる場合を定めたもので、給料、職員手当及び共済費の予算に不足が生じた場合は、同一款内での各項間の流用をお願いするものです。  9ページをご覧ください。債務負担行為です。6事項について、限度額9,078万5,000円を計上しています。  10ページから12ページは、地方債です。29事業で、総額50億5,930万円を計上しています。  次に、R03.03、資料ナンバー1、豊岡市予算についてをご覧ください。当局の皆さんは、別冊の背表紙に第1回豊岡市議会定例会(3月)資料と書かれた青いファイルの中の右上にファイルナンバー1と記載しています2021年度豊岡市予算についてをご覧ください。  4ページ、5ページの円グラフをご覧ください。一般会計の歳入の構成比です。最大は地方交付税で、2020年度と比較して2.3ポイント、次いで市税も2.5ポイント減少している一方、市債が2.8ポイント、繰入金も2.3ポイント増加しています。以下、ご覧のとおりでございます。  歳出では、民生費の割合が最も大きく、2020年度と比較して1.0ポイント減少、次いで総務費は3.3ポイント増加しています。以下、ご覧のとおりとなっております。  次に、R03.03、資料ナンバー4、一般会計予算説明資料をお開きください。当局の皆さんは、同じファイルの最後につけていますナンバー4と右上に記載しています2021年度一般会計予算説明資料をお開きください。  3ページをご覧ください。給与費明細書です。  まず、1、特別職ですが、一番下の比較の欄をご覧ください。その他特別職の職員数は、選挙執行に伴う投開票事務従事者の増加がありますが、前年度実施の国勢調査の指導員・調査員の減少が大きいため、145人の減となっています。  給与費についても同様の理由により報酬が減額しており、一番右側の合計では543万4,000円の減額となっています。  続いて、2、一般職の(1)総括ですが、比較の欄をご覧ください。職員数は、会計年度任用職員の短時間勤務職員が57人の増、フルタイム職員と会計年度任用職員以外の職員は合わせて2人の減となっています。短時間勤務職員の増は、選挙執行に伴う投開票事務従事者の増加によるものです。  給与費についても同様の理由により報酬が増額、選挙執行に伴う投開票事務の時間外勤務手当化等により職員手当も増額となり、一番右側の合計では6,698万7,000円の増額となっています。  8ページをご覧ください。債務負担行為の調書です。  13ページの計の欄をご覧ください。中央のやや右の列、過年度議決済みに係る当該年度以降の支出予定額の計は43億9,661万9,000円となっています。  16ページ、17ページをご覧ください。地方債現在高の見込みに関する調書です。  17ページ、合計の行、当該年度中起債見込額は50億5,930万円、その右側が元金償還見込額で66億8,036万円、これらを差し引きすると、一番右側、2021年度末現在高見込額は478億8,959万6,000円となっています。  18ページをご覧ください。一般会計歳入予算総括表です。  1、市税から13、交通安全対策特別交付金までは、市長が申し上げたとおりでございます。  15、使用料及び手数料は、家庭系廃棄物のごみ処理手数料の減額などにより1,341万5,000円の減となっています。  20ページをご覧ください。19、寄附金は、ふるさと納税と企業版ふるさと納税などで2億9,750万円の増となっています。  20、繰入金は、財政調整基金や公共施設整備基金などにより11億9,614万円の増となっています。  このうち財政調整基金は、専門職大学への寄附として8億円、一般財源不足分として14億円を繰り入れるため、9億6,514万5,000円の増となっています。  22、諸収入は、2019年度に廃止した農業共済事業特別会計の精算金の減額などにより1億2,026万3,000円の減となっています。  22ページをご覧ください。一般会計歳出予算総括表です。  まず、2、総務費です。専門職大学連携推進事業費、子育て支援総合拠点等整備事業費、ふるさと納税推進事業費などの増額により18億8,187万5,000円の増です。  3、民生費は、後期高齢者医療事業費、児童保育運営事業費の増額などにより1億37万4,000円の増です。  4、衛生費は、じんかい処理事業費、予防接種事業費の減額などにより9,184万3,000円の減です。  6、農林水産業費は、農業総務費、地籍調査事業費などの減額により1億8,311万9,000円の減です。  24ページをご覧ください。7、商工費は、玄武洞公園整備事業費の増額などにより1億4,972万5,000円の増です。  8、土木費は、内水処理事業費、Weぷらざ整備事業費、上野橋整備事業費の増額などにより6億2,293万6,000円の増です。  9、消防費は、高機能消防指令センター整備事業費、消防本部庁舎整備事業費などの増額により1億8,854万5,000円の増です。  10、教育費は、植村直己冒険館機能強化事業費、生涯学習サロン整備事業費、小学校施設管理費の減額などにより6億8,608万3,000円の減です。  12、公債費は、2018年度に借り入れたデジタル防災行政無線などの起債の元金償還開始により7,851万9,000円の増となっています。  2021年度に取り組む主な施策等については、既に市長が総括説明で申し上げたとおりです。  30ページをご覧ください。一般会計投資的経費一覧です。  32ページをご覧ください。投資的経費の合計は53億2,064万円です。普通建設事業費では、前年度対比23.2%の増となっています。  33ページをご覧ください。一般会計地方債の内訳です。合併特例債は、一番下の小計欄、9億1,780万円を予定しています。  34ページをご覧ください。公共施設等適正管理推進事業債は5億4,790万円となっています。  36ページからは市税調定見込み並びに収納見込額調べ等の資料を添付していますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第38号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 別冊、令和3年度豊岡市特別会計予算並びに予算説明書の3ページをご覧ください。第38号議案、令和3年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算についてご説明いたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ87億1,340万6,000円とするものです。  第2条では、一時借入金の最高額を5億円と定めています。  第3条では、歳出予算を流用することができる範囲を定めています。  内容につきましては、別冊資料の2021年度豊岡市予算についての20ページをお開きください。  まず、歳出予算総括表によりご説明いたします。国民健康保険事業につきましては、2018年度から県と本市が共同保険者となり、県単位化が始まりましたが、国保税の賦課総額及び税率につきましては本市で設定いたしますので、当初予算は骨格予算とさせていただいております。2020年中の課税所得及び2020年度の繰越金の額が把握できる4月下旬に改めて精査いたしまして、国保運営協議会の答申を経た上で、6月定例市議会に本格予算をご提案申し上げたいと考えています。  歳出の内訳につきまして主なものをご説明いたします。まず総務費は、正規職員、会計年度任用職員に係る人件費及び事業運営に係る事務経費を計上しています。  次の保険給付費は、県が過去3年間の医療費の伸びに基づき算出した内示額を計上しています。  その次の国民健康保険事業納付金につきましては、医療給付費分、後期高齢者支援金等分、介護納付金分を合算した額を県へ納付金として納めるものです。
     次に、保健事業費は、レセプト点検をはじめ医療費の適正化対策に係る事業、特定健康診査、特定保健指導事業及び生活習慣病の重症化を予防するために要する費用です。  また、被保険者自身が積極的に健康管理を行っていただくため、特定健康診査において、40歳から74歳までの国保加入者は受診料を引き続き無料化することとしています。  続きまして、1ページ戻っていただきまして、18ページ、19ページをご覧ください。歳入ですが、国民健康保険税につきましては、4月下旬に2020年中の課税所得が確定した後に税率算定等を行いますので、暫定的に計上しています。  次に、県支出金ですが、普通交付金分は歳出で計上している保険給付費の総額から傷病手当金、結核医療付加金を除いた額を計上し、また特別交付金分は2019年度の実績見込み等により県から内示のあった額を計上しています。  次の繰入金は、保険基盤安定繰入金及び職員給与費繰入金等を計上しています。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第39号議案について説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) それでは、特別会計予算書のほうの45ページをご覧ください。第39号議案、令和3年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)予算についてご説明をいたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ8,554万5,000円と定め、第2条で一時借入金の最高額を1,000万円と定めております。  内容につきましては、豊岡市予算についてのほうの25ページをご覧ください。予算の概要ですが、本事業の目的は国民健康保険法に基づく資母診療所の運営を行うものでございます。  次に、28ページの予算総括表をご覧ください。歳出です。総務費は、医師、看護師等の人件費、診療所運営に係る管理費などを計上いたしております。  医業費は、医療用消耗器材費、医薬品等の医薬材料費などでございます。  公債費は、施設整備や医療機械器具の購入に係ります市債の元利償還金でございます。  戻っていただいて、26ページをお願いいたします。歳入です。診療収入につきましては診療報酬等によるもの、また使用料及び手数料につきましては診断書の文書料などでございます。繰入金は、一般会計と国民健康保険事業の事業勘定からの繰入金を計上いたしております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第40号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 特別会計予算説明書の71ページをご覧ください。第40号議案、令和3年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計予算についてご説明いたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ13億2,424万円とするものです。  第2条では、一時借入金の最高額を5,000万円と定めています。  内容につきましては、別冊資料の2021年度豊岡市予算についての36ページ、37ページをご覧ください。まず歳出予算総括表ですが、総務費は、職員の人件費のほか必要な事務経費を計上しています。  次に、後期高齢者医療広域連合納付金は、徴収した保険料と保険基盤安定繰入金を広域連合に納付するものです。  次に、諸支出金は、被保険者の転出、死亡、所得更正等により保険料に変更が生じ、過誤納付が発生した場合に還付するための還付金のほか、一般会計への繰出金を計上しております。  続きまして、1ページ戻っていただきまして、34ページ、35ページをお開きください。歳入の主な内訳ですが、保険料につきましては、兵庫県後期高齢者医療広域連合から示された令和3年度の見込額を計上しています。  次に、繰入金は、事務費、保険基盤安定及び人件費分などの職員給与費等に係る繰入金の見込額を計上しています。  また、諸収入のうち保険料還付金、保険料還付加算金は、広域連合から歳入し、同額を歳出に計上しています。また、雑入は、一般会計へ繰り出す広域連合からの委託料を計上しています。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第41号議案及び第42号議案について、一括して説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) それでは、また特別会計予算書の95ページのほうに移っていただきたいと思います。第41号議案、令和3年度豊岡市介護保険事業特別会計予算についてご説明をいたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ98億6,396万9,000円と定めております。  第2条で債務負担行為を定め、第3条で一時借入金の借入最高額を5億円と定めております。  第4条で歳出予算の流用ができる場合について定めております。  98ページをご覧ください。債務負担行為としまして、地域包括支援センター運営事業につきまして、期間を令和5年度までとし、限度額2億5,109万2,000円を計上いたしております。  内容につきましては、また豊岡市予算についてのほうの41ページをご覧ください。概要ですが、本事業の目的は、豊岡市老人福祉計画・第8期介護保険事業計画に基づきまして、保険給付及び地域支援事業を実施するものでございます。  44ページをご覧ください。歳出ですが、総務費は、事業運営や介護認定審査会に係る人件費、事務費及び認定に係る主治医意見書の作成手数料などでございます。  保険給付費は、各種の保険給付に係る費用を計上しております。  地域支援事業費につきましては、要支援の方などが利用される介護予防・生活支援事業費、また介護予防ケアマネジメント事業費、地域包括支援センター事業の運営事業費等でございます。  次に、基金積立金ですけれども、介護保険事業計画は3か年を計画期間といたしておりまして、3年間トータルでの収支均衡を原則といたしております。  具体的には、介護の保険給付費につきましては令和3年度から令和5年度にかけまして徐々に増加、一方で、財源であります第1号の介護保険料は3年間大きく変化しないという計画になっております。  したがいまして、3年間のそれぞれの収支を初年度の令和3年度は黒字、2年度は収支均衡、3年目は赤字になるものというふうな想定をいたしております。  そこで、基金積立金は、令和3年度の黒字分を3年目の赤字に備えて、基金として積み立てようというものでございます。  諸支出金につきましては1号被保険者保険料の還付金等で、予備費を500万円といたしております。  戻っていただきまして、42ページをお願いいたします。歳入です。保険料は、第1号被保険者の介護保険料でございます。  国庫支出金は、介護給付費に係る負担金並びに調整交付金及び地域支援事業費に係ります交付金などでございます。  支払基金交付金につきましては、社会保険診療報酬支払基金から保険給付費と地域支援事業費に係ります第2号被保険者の負担分として交付される交付金でございます。  県支出金は、保険給付費に係る負担金、地域支援事業費に係る交付金でございます。  また、繰入金は、一般会計からの介護給付費や地域支援事業費に係ります市の負担分及び低所得者保険料軽減繰入金、また事務費等に係る繰入れを計上いたしております。  諸収入につきましては、地域支援事業に係ります食の自立支援事業の利用者負担などの雑入を計上いたしております。  次に、また特別会計予算書の145ページのほうに移っていただきたいと思います。第42号議案、令和3年度豊岡市診療所事業特別会計予算についてご説明いたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億7,903万9,000円と定め、第2条で地方債について、第3条で一時借入金の最高額を2,000万円というふうに定めております。  148ページをお願いいたします。地方債につきまして、診療所整備事業費で、限度額を150万円と定めております。  内容につきましては、また豊岡市予算書のほうに移っていただいて、49ページをご覧ください。本会計の目的といたしましては、休日急病診療所等の4か所の市立診療所と1か所の市立歯科診療所の管理運営を行うものでございます。  52ページの予算総括表をご覧ください。歳出です。豊岡休日急病診療所費の総務費は、医師、看護師等の報酬や診療所運営に係ります管理費などでございます。医業費は、医薬品等の医薬材料費や消耗資機材などでございます。  以下、森本診療所等、各診療所費の総務費及び医業費の主な内容欄につきましては、この休日急病診療所と同様でございます。  なお、備品等の老朽化に伴い、神鍋診療所では超音波画像診断装置、高橋診療所では電解質測定器をそれぞれ計上いたしております。  戻っていただいて、50ページをご覧ください。歳入です。休日急病診療所から但東歯科診療所まで、収入として診療収入、手数料、一般会計繰入金のほか、医療機器整備に係ります県補助金、地方債などを計上いたしております。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第43号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 別冊、豊岡市特別会計予算並びに予算説明書の191ページをご覧ください。第43号議案、2021(令和3)年度豊岡市霊苑事業特別会計予算についてご説明いたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,066万5,000円と定めています。  第2条では、一時借入金の借入額の最高額を100万円と定めています。  予算の内容につきましては、別冊の豊岡市予算についての58ページ59ページをご覧ください。歳入歳出予算総括表により、主なものをご説明いたします。  上段1の歳入予算総括表ですが、使用料及び手数料は、永代使用料と管理料などで1,054万9,000円を見込んでいます。  そのほか、財産収入、諸収入等を計上しています。  下段2の歳出予算総括表ですが、霊苑管理費として、修繕料の130万6,000円は、西霊苑の擁壁等の修繕に係るものです。  委託料の405万3,000円は、東・西霊苑の保守点検及び維持管理に係るものです。  霊苑整備基金積立金の240万1,000円は、管理料の一部を基金に積み立てるものです。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第44号議案について説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(川端 啓介) 別冊の特別会計予算書もしくは該当のファイルの207ページをご覧ください。第44号議案、令和3年度豊岡市太陽光発電事業特別会計予算についてご説明をいたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億147万円と定め、第2条で一時借入金の最高額を1,000万円としております。  主な内容につきましては、別冊の資料ファイルのナンバー1、2021年度豊岡市予算についての62ページ、63ページをお開きください。  まず、下段の歳出予算総括表をご覧ください。総務費の655万6,000円は、事業執行に伴う事務費と基金積立金でございます。  施設費の4,333万7,000円は、山宮、コウノトリ但馬空港、竹貫の3か所の地場ソーラーの施設管理費でございます。  諸支出金では、一般会計への繰出金5,055万7,000円を計上するなどいたしております。  次に、上段の歳入予算総括表では、財産収入の中で生産物売払い収入1億139万8,000円を計上するなどとしております。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第45号議案について説明を求めます。  但東振興局長。 ○但東振興局長(羽尻 泰広) 別冊、特別会計予算並びに予算説明書223ページをご覧ください。第45号議案、令和3年度豊岡市管理会財産区特別会計予算についてご説明します。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ204万9,000円と定めております。  内容につきましては、別冊資料、2021年度豊岡市予算について、68ページ、69ページをご覧ください。  下段、歳出の内訳でございますが、管理委員5人の委員報酬等一般管理費、財産管理費、予備費を計上しています。  上段、歳入の内訳ですが、基金利子等の財産運用収入、立木売払い収入、前年度繰越金、預金利子を計上しています。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第46号議案及び第47号議案について、一括して説明を求めます。  上下水道部長。 ○上下水道部長(米田 眞一) 別冊の特別会計予算並びに予算説明書の239ページをご覧ください。第46号議案、令和3年度豊岡市水道事業会計予算です。  第2条、業務の予定量では、給水人口を前年比1.2%減の7万8,630人とし、主な建設改良事業では配水施設費を13億3,223万3,000円計上しています。  第3条、収益的収入及び支出は、収益、費用ともに前年度より減少しています。  240ページをご覧ください。第4条、資本的収入及び支出では、前年と比べ建設改良費を約3億7,000万円増やし、13億3,339万3,000円計上しています。  そのほか、企業債、一時借入金などについて、それぞれ計上しています。  続きまして、267ページをご覧ください。第47号議案、令和3年度豊岡市下水道事業会計予算です。  第2条、業務の予定量では、排水処理人口を前年比0.8%減の7万5,100人とし、主な建設改良事業では、管渠施設事業費を9億5,454万4,000円、処理場施設事業費を11億9,706万9,000円計上しています。  第3条、収益的収入及び支出は、下水道使用料や一般会計補助金などを減額し、前年度と比べ収入が2.6%、支出が1.6%少ない予算にしています。  268ページをご覧ください。第4条、資本的収入及び支出では、施設の統廃合や長寿命化を推進するため、ほぼ前年並みの予算にしています。  そのほか、企業債、一時借入金などをそれぞれ計上しています。
     説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第48号議案について説明を求めます。  都市整備部参事。 ○都市整備部参事(河本 行正) 議案書に戻っていただきまして、569ページをご覧ください。第48号議案、工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。  本案は、(仮称)福田排水機場機械電気設備工事につきまして、豊岡市条例の規定により、議会の議決を求めるものです。  契約の目的は、(仮称)福田排水機場機械電気設備工事。  契約の方法は、一般競争入札。  契約金額は3億7,290万円で、その他の詳細につきましては記載のとおりです。  参考資料を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で説明は終わりました。  これらの上程議案について、本日は説明のみにとどめます。 ────────・──・──────── ◎日程第5 第2号議案、第10号議案及び第27号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第5、第2号議案、第10号議案及び第27号議案、工事請負変更契約の締結についてほか2件を一括議題といたします。  これより市長の提案理由の説明を求めます。  市長。 ○市長(中貝 宗治) ただいま議題となりました第2号議案、工事請負変更契約の締結についてご説明申し上げます。  本案は、2018年の9月議会で議決をいただいた豊岡市防災行政無線デジタル化整備工事請負契約について、機器の追加整備等により契約金額を増加する必要があるため、変更契約の締結に係る議決を求めるものです。  なお、追加整備等に伴い、工期の延長も必要となりますので、現在の工期限が2月28日であるため、本日に議決を賜ればと考えております。  次に、第10号議案、豊岡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、新型コロナウイルス感染症に係る防疫作業に従事した職員に対し、特殊勤務手当を引き続き支給するためのものです。  来る3月給与における支払いのため、本日に議決を賜ればと考えております。  次に、第27号議案、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第24号)についてご説明申し上げます。  これは、コロナ禍における外出自粛等の影響で経営に深刻な打撃を受けている貸切りバス、タクシー事業者への給付金支給に係る経費のほか、今後の除雪を行うための経費及び三江小学校の普通教室に隣接するトイレの改修について、授業の妨げにならない夏休みに早期実施するための経費です。  いずれの事業も迅速な対応が必要であり、本日に議決を賜ればと考えております。  何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。  以上で私の説明を終え、各議案の詳細につきましては担当部長等から説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長の説明は終わりました。  続いて、議案ごとの説明に入ります。  まず、第2号議案について説明を求めます。  防災監。 ○防災監(宮田 索) それでは、議案書の69ページをご覧ください。第2号議案、工事請負変更契約の締結についてをご説明申し上げます。  本案につきましては、2018年9月28日に議決をいただきました豊岡市防災行政無線デジタル化整備工事の工事請負契約の変更契約の締結について、豊岡市条例の規定により議会の議決を求めるものです。  当初契約金額11億9,448万円を12億1,144万円に1,696万円増額し、工期限を2021年3月22日に延長するものです。  その他は記載のとおりです。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、第10号議案について説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) それでは、119ページをご覧ください。第10号議案、豊岡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  122ページの条例案要綱をご覧ください。本案は、新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための防疫作業に従事する職員の特殊勤務手当の特例について、支給の対象期間を定める規定を削り、作業に従事した場合の手当を支給することとしています。  附則で、この条例は、公布の日から施行し、改正後の感染症防疫作業に従事する職員の特殊勤務手当の規定は令和3年2月13日から適用するとしています。  123ページには新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 続いて、第27号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) 247ページをご覧ください。第27号議案、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第24号)についてご説明いたします。  第1条で歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億730万3,000円を追加し、総額を601億1,349万5,000円とするものです。  第2条で繰越明許費を追加しています。  第3条で地方債を変更しています。  250ページをご覧ください。繰越明許費補正です。小学校費の学校施設整備事業8,980万3,000円を繰り越すものです。  251ページをご覧ください。地方債補正です。公立小学校整備事業について、限度額の変更を行っています。  258ページ、259ページの3、歳出の事項別明細をご覧ください。2款総務費の説明欄、1段目の公共交通利用促進事業費は、貸切りバス、タクシー事業者に対して事業継続の支援を行うものです。  8款土木費の説明欄、雪害対策事業費は、道路の除雪業務委託料等を増額するものです。  260ページ、261ページをご覧ください。10款教育費の説明欄、小学校施設整備事業は、国の第3次補正予算を活用し、三江小学校のトイレを改修するものです。  そのほか、公共施設の除雪経費を計上しています。  理由は、先ほど市長が申し上げたとおりです。  財源内訳につきましては、戻っていただき、256ページ、257ページの2、歳入の事項別明細をご覧ください。財源は、国庫支出金、市債のほか、一般財源は特別交付税及び財政調整基金を充てることとしています。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で上程議案の説明は終わりました。  これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  ただいま議題となっております第2号議案及び第10号議案については総務委員会に、第27号議案については予算決算委員会に審査を付託しますので、ご了承願います。  この際、暫時休憩いたします。再開は午後3時30分。      午後1時59分休憩 ────────────────────      午後3時30分再開 ○議長(嶋﨑 宏之) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ────────・──・──────── ◎日程追加 第2号議案及び第10号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。この際、第2号議案及び第10号議案、工事請負変更契約の締結についてほか1件を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  第2号議案及び第10号議案、工事請負変更契約の締結についてほか1件を一括議題といたします。  総務委員長の報告を求めます。  21番、西田真議員。 ○総務委員長(西田 真) 第2号議案及び第10号議案について、総務委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  まず、第2号議案は、豊岡市防災行政無線デジタル化整備工事請負契約について、変更契約を締結しようとするものです。  次に、第10号議案は、新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための防疫作業に従事する職員の特殊勤務手当の特例の対象期間を見直そうとするものです。  審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、いずれも委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第2号議案及び第10号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程追加 第27号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。この際、第27号議案、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第24号)を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
     第27号議案、令和2年度豊岡市一般会計補正予算(第24号)を議題といたします。  予算決算委員長の報告を求めます。  23番、青山憲司議員。 ○予算決算委員長(青山 憲司) 第27号議案について、予算決算委員会における審査の結果をご報告いたします。  本案は、公共交通事業者への給付金に係る経費、道路、施設の除雪経費及び三江小学校のトイレの改修に係る経費の追加補正並びに繰越明許費及び地方債の補正を行おうとするものです。  各分科会長報告を基に慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第27号議案は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第6 豊監報第3-1号~豊監報第3-3号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第6、豊監報第3-1号から豊監報第3-3号までの3件についてであります。  保田、中嶋、松井各監査委員から、別紙のとおり報告書が提出されておりますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で本日の日程は終わりました。  この際、お諮りいたします。明27日から3月7日までを議案熟読のため休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  次の本会議は、3月8日午前9時30分から再開いたします。  本日の会議はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。      午後3時34分散会 ────────────────────...