豊岡市議会 2020-03-26
令和 2年第1回定例会(第6日 3月26日)
て
(説明、
委員会付託省略、質疑、討論、表決)
日程第30 請願・陳情の審査結果について
(
委員長報告、質疑、討論、表決)
───────────────────────────────
出席議員(23名)
1番 清 水 寛 2番 岡 本 昭 治
3番 土生田 仁 志 4番 上 田 倫 久
5番 松 井 正 志 6番 井 上 正 治
8番 西 田 真 9番 青 山 憲 司
10番 足 田 仁 司 11番 竹 中 理
12番 芦 田 竹 彦 13番 関 貫 久仁郎
14番 木 谷 敏 勝 15番 田 中 藤一郎
16番 浅 田 徹 17番 椿 野 仁 司
18番 嶋 﨑 宏 之 19番 福 田 嗣 久
20番 伊 藤 仁 21番 村 岡 峰 男
22番 上 田 伴 子 23番 奥 村 忠 俊
24番 石 津 一 美
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欠席議員(なし)
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欠 員(1名)
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事務局出席職員職氏名
局長 松 本 幹 雄 次長 宮 本 ゆかり
主幹兼庶務係長 小 林 昌 弘 主幹兼調査係長 木 山 敦 子
主幹兼議事係長 佐 伯 勝 巳 副班長 藤 井 正 吾
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説明のため出席した者の職氏名
市長 中 貝 宗 治 副市長 森 田 敏 幸
副市長 前 野 文 孝 技監 鴨 川 義 宣
政策調整部長 塚 本 繁 樹
政策調整部参事 正 木 一 郎
防災監 宮 田 索 総務部長兼
会計管理者
成 田 寿 道
地域コミュニティ振興部長 地域コミュニティ振興部参事
幸 木 孝 雄 桑 井 弘 之
市民生活部長 谷 岡 慎 一 健康
福祉部長 久保川 伸 幸
環境経済部長 坂 本 成 彦
環境経済部参事 小 林 辰 美
コウノトリ共生部長 水 嶋 弘 三
都市整備部長 澤 田 秀 夫
都市整備部参事 河 本 行 正
城崎振興局長 熊 毛 好 弘
竹野振興局長 瀧 下 貴 也
日高振興局長 小 谷 士 郎
出石振興局長 榮 木 雅 一
但東振興局長 羽 尻 泰 広
消防長 松 岡 勇 人
上下水道部長 米 田 眞 一
教育長 嶋 公 治 教育次長 堂 垣 真 弓
農業委員会長 森 井 脩
農業委員会事務局長 宮 﨑 雅 巳
総務課長 安 藤 洋 一
総務課長補佐 西 村 嘉 通
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午前9時30分開議
○議長(
関貫久仁郎) おはようございます。
ただいまの
出席議員数は23名であります。よって、会議は成立いたします。
これより本日の会議を開きます。
直ちに日程に入ります。
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◎日程第1 諸般の報告
○議長(
関貫久仁郎) 日程第1は諸般の報告であります。
まず、本日当局より
追加議案として、第45号議案から第69号議案までの25件が提出され、お手元に配付しておりますのでご了承願います。
続いて、
文教民生委員長から提出された議報第1号から議報第3号までの3件の
審査報告書をお手元に配付しておりますのでご了承願います。
次に、本日の
議事運営について、
議会運営委員長の報告を求めます。
6番、
井上正治議員。
○
議会運営委員長(井上 正治) おはようございます。
本日の
議事運営についてご報告いたします。
本日は、この後、
委員会審査の終了した報告第1号から報告第4号まで及び第1号議案から第44号議案までの合計48件を
議案ごとに、または
関連議案は一括して上程し、
委員長報告、質疑、討論、表決いたします。
次に、本日、当局より追加提出された第45号議案を上程し、説明、質疑の後、所管の委員会に
審査付託をして、本会議を休憩いたします。休憩時間はおおむね1時間とし、休憩中に委員会を開催いたします。その後、
委員会審査終了を待って本会議を再開し、
日程追加により第45号議案を上程し、
委員長報告の後、質疑、討論、表決いたします。
次に、本日、当局より追加提出された第46号議案から第69号議案までの24件を
議案ごとに、または
関連議案は一括して上程し、説明の後、
委員会付託を省略し、全体審議で即決いたします。
続いて、
意見書案第1号を上程し、説明の後、
委員会付託を省略し、全体審議で即決いたします。
次に、請願・陳情の審査結果について、
委員長報告の後、質疑、討論、表決いたします。
続いて、各常任委員長及び
議会運営委員長から申し出いたしております所管事項等について、閉会中の継続審査議決を行い、今期定例会を閉会することといたしております。
なお、閉会後の議長、市長挨拶の後、今月末をもって退職されます職員から挨拶を受けることといたしております。
以上、
議事運営について、よろしくご協力をお願いをいたします。以上です。
○議長(
関貫久仁郎) 以上、本日の報告のとおりご了承願います。
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◎日程第2 報告第1号
○議長(
関貫久仁郎) 次に、日程第2、報告第1号、専決処分したものの報告について、専決第1号、損害賠償の額を定めることについてを議題といたします。
文教民生委員長の報告を求めます。
8番、西田真議員。
○
文教民生委員長(西田 真) 報告第1号、専決第1号について、文教民生委員会における審査の結果をご報告いたします。
本件は、高年介護課職員が、豊岡市昭和町地内のサービス利用者宅を訪問した際、玄関前に公用車をバックで駐車しようとしたところ、誤って玄関ガラス戸に衝突し、破損させたことによる損害賠償額の決定に係る専決処分についての報告であります。
審査の結果、格別異議なく、了承すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 質疑を打ち切ります。
報告第1号、専決第1号は、
委員長報告のとおり、ご了承願います。
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◎日程第3 報告第2号
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第3、報告第2号、専決処分したものの承認を求めることについて、専決第2号から専決第5号まで、令和元
年度豊岡市
一般会計補正予算(第6号)ほか3件を一括議題といたします。
まず、予算決算委員長の報告を求めます。
5番、松井正志議員。
○予算決算委員長(松井 正志) 報告第2号、専決第2号から専決第4号について、予算決算委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。
まず、専決第2号は、ふるさと納税の増収に対応するための経費について、1月6日付で行った補正予算の専決処分の報告であります。
次に、専決第3号は、暖冬に伴う雪不足の影響を受ける中小企業への金融支援で、融資保証料補助に要する経費について、1月31日付で行った補正予算の専決処分の報告であります。
続いて、専決第4号は、安心と成長の未来を拓く総合経済対策に基づく国補正予算の対象事業で、地籍調査、橋梁長寿命化、校内通信ネットワーク改修に要する経費について、全額を繰越明許
費として、2月10日付で行った補正予算の専決処分の報告であります。
各分科会長報告をもとに慎重に審査を行った結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり承認すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) 次に、建設経済委員長の報告を求めます。
16番、浅田徹議員。
○建設経済委員長(浅田 徹) 報告第2号、専決第5号について、建設経済委員会における審査の結果をご報告いたします。
本件は、但馬空港地場ソーラー事業において、早急に消費税の修正申告を行う必要が生じたため、1月31日付で行った補正予算の専決処分の報告でございます。
審査の結果、格別異議なく、原案のとおり承認すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本件は、いずれも
委員長報告のとおり承認することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、報告第2号、専決第2号から専決第5号までは、いずれも
委員長報告のとおり承認することに決定しました。
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◎日程第4 報告第3号
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第4号、報告第3号、令和2
年度豊岡市
土地開発公社事業計画及び
資金計画並びに当初予算についてを議題といたします。
総務委員長の報告を求めます。
20番、伊藤仁議員。
○総務委員長(伊藤 仁) 報告第3号について、総務委員会における審査の結果をご報告いたします。
本件は、豊岡市土地開発公社の令和2年度の事業計画及び
資金計画並びに当初予算についての報告であり、当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、了承すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 質疑を打ち切ります。
報告第3号は、
委員長報告のとおり、ご了承願います。
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◎日程第5 報告第4号
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第5、報告第4号、令和元
年度豊岡市
農業共済事業特別会計予算に係る弾力条項の適用についてを議題といたします。
建設経済委員長の報告を求めます。
16番、浅田徹議員。
○建設経済委員長(浅田 徹) 報告第4号について、建設経済委員会における審査の結果をご報告いたします。
本件は、水稲及び麦共済において、水稲では、昨年8月の台風による風水害を、また、麦では播種直後の降雨による土壌湿潤害を受け、当初予算を超える共済金を早期に支払うため弾力条項を適用したことの報告であります。
審査の結果、格別異議なく、原案のとおり了承すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 質疑を打ち切ります。
報告第4号は、
委員長報告のとおり、ご了承願います。
────────・──・────────
◎日程第6 第1号議案及び第2号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次に、日程第6、第1号議案及び第2号議案、豊岡市
辺地総合整備計画の策定について、ほか1件を一括議題といたします。
総務委員長の報告を求めます。
20番、伊藤仁議員。
○総務委員長(伊藤 仁) 第1号議案及び第2号議案について、総務委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。
まず、第1号議案は、令和2年度に実施する辺地地域における公共的施設の整備に対する財政上の特別措置を受けるため、
辺地総合整備計画を策定しようとするものです。
次に、第2号議案は、中播農業共済事務組合が兵庫県市町村職員退職手当組合から脱退するため、当該組合の規約の変更について協議をしようとするものです。
審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第1号議案及び第2号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
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◎日程第7 第3号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第7、第3号議案、市道路線の認定についてを議題といたします。
建設経済委員長の報告を求めます。
16番、浅田徹議員。
○建設経済委員長(浅田 徹) 第3号議案について、建設経済委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、北近畿豊岡自動車道整備に伴い、コウノトリ但馬空港から公立豊岡病院までの間において、県が新規アクセス道路を整備することに伴い、現在の県道の一部区間を市道として管理するための新規路線として認定するものであります。
当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第3号議案は、原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第8 第4号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第8、第4号議案、
市有財産の処分についてを議題といたします。
総務委員長の報告を求めます。
20番、伊藤仁議員。
○総務委員長(伊藤 仁) 第4号議案について、総務委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、旧森本中学校跡地の土地、建物及び構築物を売却しようとするものです。
審査の結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第4号議案は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第9 第5号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第9、第5号議案、
農業委員会の委員の
認定農業者過半数要件の例外適用につき同意を求めることについてを議題といたします。
建設経済委員長の報告を求めます。
16番、浅田徹議員。
○建設経済委員長(浅田 徹) 第5号議案について、建設経済委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、豊岡市
農業委員会委員の任命において、推薦または応募のあった者の中から選定した結果、認定農業者等が過半数に達していなかったため、委員の
認定農業者過半数要件の例外規定を適用することについて、議会の同意を求めるものであります。
当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり同意すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、
委員長報告のとおり、同意することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第5号議案は、原案のとおり同意することに決定しました。
────────・──・────────
◎日程第10 第6号議案~第10号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第10、第6号議案から第10号議案まで、豊岡市
事務分掌条例の一部を改正する
条例制定について、ほか4件を一括議題といたします。
総務委員長の報告を求めます。
20番、伊藤仁議員。
○総務委員長(伊藤 仁) 第6号議案から第10号議案までの5件について、総務委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。
まず、第6号議案は、市長部局の事務分掌について、地域コミュニティ振興部に文化財の保護に関する事項を加え、コウノトリ共生部から農業共済に関する事項を削ろうとするものです。
次に、第7号議案は、図書館、歴史博物館及び青少年センターの設置、管理及び廃止に関すること、並びに文化財の保護に関することを、市長が管理・執行する教育に関する事務に加えようとするものです。
続いて、第8号議案は、会計年度任用職員の服務の宣誓について、任命権者が定めることができるようにするものです。
次に、第9号議案は、会計年度任用職員制度の導入に伴い、給料を支給される職員の補償基礎額を定めようとするものです。
続いて、第10号議案は、災害派遣手当を創設し、また、勤務1時間当たりの給与額の算出方法を定めようとするものです。
審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第6号議案から第10号議案までは、いずれも原案のとおり可決されました。
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◎日程第11 第11号議案~第15号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第11、第11号議案から第15号議案までの、
豊岡市立出石永楽館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、ほか4件を一括議題といたします。
文教民生委員長の報告を求めます。
8番、西田真議員。
○
文教民生委員長(西田 真) 第11号議案から第15号議案までの5件について、文教民生委員会における審査の結果を、一括してご報告いたします。
まず、第11号議案は、市長の諮問に応じて、出石永楽館の運営委員会を設置するため、所要の規定の整備を行うものであります。
次に、第12号議案は、霊苑における管理料の引き上げ並びに使用料及び管理料の徴収及び還付に係る規定の整備を行うため、所要の改定を行うものであります。
続いて、第13号議案は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童
福祉法の改正に伴い、引用する項番号を改めるため、所要の規定の整備を行うものであります。
次に、第14号議案は、第1号被保険者のうち、生活保護受給者、市民税非課税世帯である老齢
福祉年金受給者等の令和2年度の介護保険料の軽減賦課を定めるため、所要の規定の整備を行うものであります。
続いて、第15号議案は、介護保険法の一部改正に伴い、引用する項番号を改めるため、所要の規定の整備を行うものであります。
審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第11号議案から第15号議案までは、いずれも原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第12 第16号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第12、第16号議案、豊岡市
森林環境基金条例制定についてを議題といたします。
建設経済委員長の報告を求めます。
16番、浅田徹議員。
○建設経済委員長(浅田 徹) 第16号議案について、建設経済委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、森林整備の推進及び森林環境の保全に資するため、豊岡市森林環境基金を設置するものであります。
当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第16号議案は、原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第13 第17号議案~第19号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第13、第17号議案から第19号議案まで、
豊岡市立学校教育施設整備基金条例制定について、ほか2件を一括議題といたします。
文教民生委員長の報告を求めます。
8番、西田真議員。
○
文教民生委員長(西田 真) 第17号議案から第19号議案までの3件について、文教民生委員会における審査の結果を、一括してご報告いたします。
まず、第17号議案は、学校教育施設の整備に要する資金に充てることを目的として、豊岡市立学校教育施設整備基金を設置するため、新たに当該条例を制定するものであります。
次に、第18号議案は、文化財の保護に関する職務権限を
教育委員会から市長に移管することに伴い、豊岡市
文化財保護審議会の設置等に係る規定の整備を行うものであります。
続いて、第19号議案は、放課後児童支援員に必要な研修の修了の要件について、採用日から2年を超えない日までに修了する予定者を含む要件とするため、基準の改正を行うものであります。
審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第17号議案から第19号議案までは、いずれも原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第14 第20号議案及び第21号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第14、第20号議案及び第21号議案、豊岡市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定について、ほか1件を一括議題といたします。
建設経済委員長の報告を求めます。
16番、浅田徹議員。
○建設経済委員長(浅田 徹) 第20号議案及び第21号議案について、建設経済委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。
まず、第20号議案は、下水道事業の計画処理区域面積等を改めるとともに、地方自治法の改正に伴い、引用する条番号を改めるものであります。
次に、第21号議案は、農業集落排水施設の一部を特定環境保全公共下水道の処理区に統合するため、関係条例の一部を改正するものであります。
当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第20号議案及び第21号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第15 第22号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第15、第22号議案、令和元
年度豊岡市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
予算決算委員長の報告を求めます。
5番、松井正志議員。
○予算決算委員長(松井 正志) 第22号議案について、予算決算委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、歳入歳出予算において、入札残や事業
費の確定に伴うもののほか、年度末までの支出予定の精査による不用額等の減額、並びに繰越明許
費及び債務負担行為などの補正を行おうとするものであります。
各分科会長報告をもとに、慎重に審査を行った結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
なお、当委員会は、次のとおり意見及び要望を付すことに決定しました。
出石温泉館乙女の湯の営業再開について、ベンチャー企業の参入によるグランピング施設としての取り組みを大いに期待するところであるが、新型コロナウイルスの影響による経済活動の停滞や景気の悪化が今後の事業展開や運営に悪影響を及ぼすことが心配される。企業との連絡を密にし、景気の動向や社会情勢を的確に把握した上で、確実な事業展開等がなされるよう指導・助言を行うことを要望する。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第22号議案は、原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第16 第23号議案~第27号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第16、第23号議案から第27号議案まで、令和元
年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(
事業勘定)補正予算(第5号)ほか4件を一括議題といたします。
文教民生委員長の報告を求めます。
8番、西田真議員。
○
文教民生委員長(西田 真) 第23号議案から第27号議案までの5件について、文教民生委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。
これらの議案は、いずれも令和元年度各会計の補正予算であり、まず、第23号議案は
国民健康保険事業特別会計(
事業勘定)、次に、第24号議案は
国民健康保険事業特別会計(直診勘定)、続いて、第25号議案は
後期高齢者医療事業特別会計、次に、第26号議案は介護保険事業特別会計、続いて、第27号議案は診療所事業特別会計であります。
当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第23号議案から第27号議案までは、いずれも原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第17 第28号議案~第31号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第17、第28号議案から第31号議案まで、令和元
年度豊岡市
太陽光発電事業特別会計補正予算(第3号)ほか3件を一括議題といたします。
建設経済委員長の報告を求めます。
16番、浅田徹議員。
○建設経済委員長(浅田 徹) 第28号議案から第31号議案の4件について、建設経済委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。
これらの議案は、いずれも令和元年度各会計の補正予算であり、まず第28号議案は太陽光発電事業特別会計、次に、第29号議案は水道事業会計、続いて、第30号議案は下水道事業会計、次に、第31号議案は農業共済事業特別会計であります。
当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第28号議案から第31号議案までは、いずれも原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第18 第32号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第18、第32号議案、令和2
年度豊岡市
一般会計予算を議題といたします。
予算決算委員長の報告を求めます。
5番、松井正志議員。
○予算決算委員長(松井 正志) 第32号議案について、予算決算委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、令和2
年度豊岡市一般会計当初予算で、歳入歳出予算、債務負担行為、地方債、一時借入金及び歳出予算の流用についてであります。
各分科会長報告をもとに慎重に審査を行う中で、一部委員より、反対の立場から、市民税の超過課税について、市民税個人所得割に超過課税を課しているのは全国でも豊岡市だけであり、市民の理解は得られていない。また、超過課税を廃止すると、これまでの水準の行政サービスを提供することが困難となるというのは、税を集める側の論理であり、市民の暮らしの実態や心理を全く無視した超過課税は廃止すべきである。次に、但馬空港利用促進事業補助金について、利用者も限定されており、補助率の見直しを行うべきと考える。よって、本案については反対であるとの意見が出されました。
一方、賛成の立場から、市民税の超過課税について、本予算案では財政調整基金から12億円を繰り入れている。また、自主財源比率は33.3%と類似団体と比べて低く、本市の財政状況は依然脆弱な財政構造である。今後の社会基盤整備、市民
福祉の向上、そして市民の要望に応えるためには安定した財政基盤が必要である。次に、但馬空港利用促進事業補助金については、2018年5月の新型機就航以来、搭乗者数もふえてきている。また、昨年12月、兵庫県において滑走路を2,000メートルに延長して、ジェット機の就航による悲願の東京直行便やアジア諸国への国際便も視野に入れた検討が進められようとしている。このような動きの中で、但馬空港利用促進の取り組みについては、市として従来どおり継続すべきである。よって、本案については賛成であるとの意見が出されました。
このため、採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
なお、当委員会は次のとおり委員会意見及び要望を付すことに決定しました。
まず、旧市町別に開催予定の地域デザイン懇談会については、旧市町別の必要な公共サービスとして提供すべき機能、施設を、主に施設面で議論し、地域デザインプランの策定を目指すものである。
一方、市全域の地域コミュニティをカバーする地域コミュニティビジョン、29の地域コミュニティがそれぞれ作成する地域づくり計画、また、教育関連では市立小・中学校適正規模・適正配置計画、幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画など、さまざまな計画づくりが同時進行となっている。
地域デザイン懇談会では、各計画・各担当課及び各振興局との連携を密にし、それらとの整合性を踏まえた上、また、旧市町間を分断することなく全市で一体感、バランス感のある議論となるよう取り組まれたい。
次に、新型コロナウイルス対策について、日々、状況が変化しつつあることを踏まえ、機敏で効果的な予算編成とその確実な執行に努められたい。
続いて、新文化会館整備事業について、大型プロジェクト、大規模投資である本事業の基本設計の作成に当たっては、昨今の大きな経済状況の変化などに鑑み、将来展望を十分に見据えた上で、施設規模及び機能などを再考、精査されたい。
また、未来への財政負担とならないように、人口規模に見合った施設となるように、イニシャルコスト、ランニングコストを比較、検討しながら思い切った総事業
費の削減、抑制に努められたい。
さらに、事業進捗における節目においては、細やかな報告、情報公開に努めるとともに、協議の中で出された意見を真摯に受けとめ、当局、議会双方の合意により事業推進を図られたい。
次に、生涯学習サロン整備事業について、中心市街地活性化に結びつくよう、市民等の意見を傾聴・反映させた、市民に広く愛され、活用される施設となるよう事業を展開されたい。
また、これ以上の過度な財政負担とならないよう、総事業
費の抑制を図られたい。
続いて、有害鳥獣対策について、これまでの被害防止対策や駆除対策は評価するものの、野生動物による農産物被害は、依然として農業者に深刻な影響を与え続けており、このままではさらに疲弊する農家がふえてくると心配している。2020年度から3年間、第3期シカ有害被害撲滅大作戦に取り組まれるが、さらなる捕獲対策の強化を強く要望する。
次に、専門職大学について、兵庫県は但馬地域の活性化を意識しているが、本市に誘致されるため、本市の財政負担が突出して増加することが懸念される。開校後の財政負担については、十分検討・協議されたい。
続いて、木質バイオマス事業について、ペレットの製造が中止され、今冬においても既にペレットストーブを使用していない施設があると聞いている。ペレットの確保及び使用しないペレットストーブの売却処分も含め、今後の有効活用を検討されたい。
次に、ワークイノベーションの推進について、若い女性のU・Iターンの増加や定着を目指しているが、市内企業などの求人と若い女性の求職希望にギャップが生じているため、ミスマッチ解消に向けた施策の検討をされたい。
続いて、厳しい財政状況の中での大型投資的事業の取り組みについて、これまでから、市の課題の一つは財政の危機である。さまざまな市民要望に対して十分に応えられているとは言いがたい実態があることに加えて、今回、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、倒産や廃業の危機に直面している事業者等がふえることが予想される。景気の後退による市の歳入の見通しがつかない中にあっても、今後、市独自の経済対策等への需要が高まることが想定される。さらに、地域デザイン懇談会など、周辺地域では公共施設統廃合に関して具体の議論が始まろうとしている。このような時期に、中心部では新たな施設の建設が開始されることに対する不公平感や、財政危機であっても将来に多額の財源を要する大型事業に取り組む方針に対して、疑問を持つ多くの市民がいることを十分に踏まえて事務事業を執行されることを強く要望する。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
21番、村岡峰男議員。
○議員(21番 村岡 峰男) 32号議案、令和2年度
一般会計予算に対する反対の立場から意見を申し上げます。
新型コロナウイルスによる感染が、全国、全世界を震撼しています。東京オリンピックも延期が決まるという非常事態の中で迎える令和2年度、この予算案に対して、毎年毎年表明をしている反対項目が一向に改善されないということで、2点の意見を申し上げます。
その第1は、歳入における市民税の超過負担です。
17年4月の1市5町合併から15年が経過をしました。旧豊岡市だけに都市計画税が課せられているという不公平な課税を解消することは、同じ市民に対する当然の行為であったと思います。
廃止は当然のことでしたが、約5億円の歳入を失うことは、財政運営上、また都市基盤整備にかけた起債の償還、とりわけ下水道建設の起債償還のためには、この5億円を失うことは財政上できないと、新たに創設されたのが市民税と固定資産税の超過課税であったと理解をしています。
固定資産に対して、都市計画税を課している都市は多く見られますが、市民税に対して超過負担を求めているのは全国でもまれな課税状況です。ましてや個人市民税に超過課税を課しているのは、全国で豊岡市だけと聞きます。
超過課税の理由として、下水道建設にかけた起債の償還のためということが説明をされてきました。下水道料金で償還することが本来の姿であろうと考えます。
地方創生の第3のエンジンと表現するインバウンド、外国人観光客の増加で最も恩恵を受けるのは城崎温泉の観光関連業者であるのに、観光関連事業者の下水道加入率は、ほかの自治体に比べ、いまだに低い状況ですが、個人市民税にまで超過負担を求めながら、そして、この多くを下水道建設にかける起債の償還だと説明する以上、まず、下水道関連における未接続を是正することではないでしょうか。
代表質問の答弁で、超過課税を廃止をすると、市民の暮らしや命を守るための道路整備や防災対策、産業振興などの社会基盤整備のための財源を圧迫し、これまでの水準の行政サービスを提供することが困難となるとの答弁もありました。まさに税を集める側の論理であって、税を納める側の市民の暮らしの実態や負担に対する心理を全く無視した超過課税の課税は、廃止すべきだと考えます。
第2は、但馬空港利用補助金です。
但馬空港開港から25年が過ぎました。年々、利用者が増加していることはうれしいことです。2年前から導入された新機種による運航で利用者もさらにふえており、ありがたいことだと思います。
行政改革だとして、多くの補助金の見直しが行われても、この空港利用補助金は、補助金増の見直しはあっても、引き下げのための見直しは1度もありません。ほとんどの市民は利用しない。むしろ20年たっても、1度も利用していない市民が70%というアンケート結果もありました。
一方で、1年の間に50回を超え、中には80回を超えて利用する市民もあると聞きます。
豊岡市民と市内事業所に勤務する豊岡市民以外の人々、さらに里帰り出産などでの利用者の一方で、増加してきた観光客や来訪者は、当然のこととして正規の利用料金を払い利用されています。7,700万円を超える補助金、特に本来料金の50%を超える補助率の見直しを求めるものです。
以上です。議場の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
関貫久仁郎) ほかにありませんか。
18番、嶋﨑宏之議員。
○議員(18番 嶋﨑 宏之) ただいま反対討論のありました、第32号議案、超過課税を含む2020
年度豊岡市
一般会計予算につきまして、賛成の立場で討論をいたします。
市民生活は、依然として厳しいという昨今の状況は理解するところですが、歳入における市民税、固定資産税の超過課税、特に個人市民税超過課税廃止についての議論がありました。2020年度予算において、一般会計は対前年度比1.3%の減ですが、経常
費の大幅上昇に対応するために、一般財源に財政調整基金から12億円を繰り入れた予算であり、市税などの自主財源比率は33.3%と類似団体と比べても低く、依然、脆弱な財政構造が続いています。また、2020年度が合併算定がえの優遇措置の最終年度であり、特例債の発行可能額も残り少なくなってきたことや公共施設再編も待ったなしの中、現在と未来の市民要望に応えていく必要があります。市民の日々の暮らしを着実に支え続け、災害、コミュニティ、経済、財政の4つの危機から脱却するための財源としても、超過課税は必要です。今議会でも、今後、行財政改革や公共施設再編など、さらに歳出の見直しを進めながら、地方創生関連事業などにより、人口減少対策に総合的に取り組み、持続可能な力を高めるなどの提案をされております。施策をしっかり検証し、社会基盤整備、市民
福祉の向上、そして市民要望に応えるためには、まずは安定した財政基盤が必要です。
以上、市民税、固定資産税の超過課税を含む本議案についての賛成討論といたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
関貫久仁郎) ほかにありませんか。
17番、椿野仁司議員。
○議員(17番 椿野 仁司) 先ほど、村岡議員から反対討論の中で、超過課税に対して、下水道関連で城崎温泉を名指しでご発言がございまして、大変不名誉なことだなというふうには感じておりましたが、そのことについてのコメントは、今は避けたいと思います。
私は、32号議案の令和2年度
一般会計予算について、賛成の立場から討論を申し上げます。
中でも、先ほどの反対討論の但馬空港利用促進事業補助金についてでありますが、開港以来、官民一体となって多くの方々のたゆまぬ努力によって、今日まで安定した利用促進を図り、実現してまいりました。
さらに、2018年5月の新型機就航以来、搭乗者数もふえてきています。また、昨年12月、兵庫県において、滑走路を2,000メートルに延長して、ジェット機の就航による我々の悲願である東京直行便やアジア諸国への国際便も視野に入れた検討が進められようとしています。
また、市民はもとより市内の小学生たちは、今まで但馬空港から飛行機に乗り、社会見学に出かけていました。空の上から見た自分たちのふるさとに驚きと興奮が、将来、空への憧れ、夢となることを信じております。
このような動きの中で、但馬空港利用促進の取り組みについては、市として、従来どおり継続すべきであり、今回の予算案には賛成をいたします。以上であります。
○議長(
関貫久仁郎) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ないようですので、討論を打ち切ります。
これより第32号議案を起立により採決いたします。
本案は、
委員長報告のとおり、原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
関貫久仁郎) 起立多数であります。よって、32号議案は、原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第19 第33号議案~第38号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第19、第33号議案から第38号議案まで、令和2
年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(
事業勘定)予算ほか5件を一括議題といたします。
文教民生委員長の報告を求めます。
8番、西田真議員。
○
文教民生委員長(西田 真) 第33号議案から第38号議案までの6件について、文教民生委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。
これらの議案は、いずれも令和2年度各会計の当初予算であり、まず、第33号議案は
国民健康保険事業特別会計(
事業勘定)、次に、第34号議案は
国民健康保険事業特別会計(直診勘定)、続いて、第35号議案は
後期高齢者医療事業特別会計、次に、第36号議案は介護保険事業特別会計、続いて、第37号議案は診療所事業特別会計、次に、第38号議案は霊苑事業特別会計であります。
当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第33号議案から第38号議案までは、いずれも原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第20 第39号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第20、第39号議案、令和2
年度豊岡市
太陽光発電事業特別会計予算を議題といたします。
建設経済委員長の報告を求めます。
16番、浅田徹議員。
○建設経済委員長(浅田 徹) 第39号議案について、建設経済委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、令和2
年度豊岡市太陽光発電事業特別会計に係る当初予算であります。
当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第39号議案は、原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第21 第40号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第21、第40号議案、令和2
年度豊岡市
管理会財産区
特別会計予算を議題といたします。
総務委員長の報告を求めます。
20番、伊藤仁議員。
○総務委員長(伊藤 仁) 第40号議案について、総務委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、豊岡市但東町の高橋財産区に係る令和2年度の予算であり、当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第40号議案は、原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第22 第41号議案及び第42号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第22、第41号議案及び第42号議案、令和2
年度豊岡市
水道事業会計予算ほか1件を一括議題といたします。
建設経済委員長の報告を求めます。
16番、浅田徹議員。
○建設経済委員長(浅田 徹) 第41号議案及び第42号議案について、建設経済委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。
これらの議案は、いずれも令和2年度各会計当初予算であります。
まず、第41号議案は水道事業会計、次に、第42号議案は下水道事業会計であります。
当局に対し、各項目にわたり詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。
なお、当委員会は次のとおり、意見及び要望を付すことに決定しました。
まず、第41号議案、水道事業会計については、人口減少が進む中で、料金収入の減少等により、今後ますます厳しい経営状況が予想される。
現在、施設の統廃合やコンパクト化の検討等コスト縮減への努力はされているが、水道料金見直しに当たっては、管路施設の長寿命化や更新投資額の平準化等、長期財政見通しをしっかり立てた上で着手されたい。
また、あわせて豊岡中核工業団地等の特別料金のあり方についても十分検討されたい。
次に、第42号議案、下水道事業会計については、公共下水道事業の収益は、下水道接続率との関連性が高い。現在においても、公共下水道へ未接続の住宅や事業所、旅館等がある中で、接続に向けた取り組みの強化を要望する。
また、下水道料金見直しに当たっては、施設の統廃合、管路施設の長寿命化及び更新投資額の平準化等、長期財政見通しをしっかり立てた上で着手されたい。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第41号議案及び第42号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第23 第43号議案及び第44号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第23、第43号議案及び第44号議案、令和元
年度豊岡市
一般会計補正予算(第10号)ほか1件を一括議題といたします。
予算決算委員長の報告を求めます。
5番、松井正志議員。
○予算決算委員長(松井 正志) 第43号議案について、予算決算委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、竹野町のジャジャ山公園の落石防護柵設置工事等において、地元との調整に日数を要し、年度内に完了が困難となったため、公園管理
費に係る繰越明許
費の追加を行うものであります。
建設経済分科会長報告をもとに慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
続いて、第44号議案について、予算決算委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、売り上げ減少等が生じ、資金繰りが悪化している市内事業者への支援を行う等の緊急の対策を行うため、令和2年度予算において、債務負担行為を含めた追加補正を行おうとするものです。
各分科会長報告をもとに、慎重に審査を行った結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
なお、当委員会は、次のとおり委員会意見及び要望を付すことに決定しました。
新型コロナウイルス感染症対策について、ウイルスの感染拡大により、
医療現場は緊迫の度合いを深めており、一般市民はもとより、子供たちの心身や生活に大きな影響が及んでいる。
また、観光業、飲食業を初めとする市内事業者の経済状況は悪化の一途をたどっている。
日々、国内外の状況が変化しつつあることを踏まえ、市民へ迅速かつ的確に情報提供を行って不安解消を図るとともに、感染者が確認された場合等の対応策、市内の事業者及び被雇用者に対する休職・休業対策、資金融資等、各段階において適切な効果が期待できる対策を講ずる必要がある。
機敏で効果的な予算編成とその確実な執行に努め、限られた財政を有効的かつ集中的に活用するため、小回りのきいた施策を柔軟性を持って迅速に展開されたい。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも
委員長報告のとおり、原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第43号議案及び第44号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第24 第45号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第24、第45号議案、令和2
年度豊岡市
一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長(中貝 宗治) 第45号議案、令和2
年度豊岡市
一般会計補正予算(第2号)について、ご説明申し上げます。
新型コロナウイルス感染症に関する本市独自の対策を実施したいと考えています。
市内経済の状況について、関係機関への聞き取りや商工団体のアンケートから、観光、飲食、運輸・旅行業など、人の動きに直接左右される業種で、既に大きな影響が出ていることが見てとれます。
また、製造業や建設業では、従来からの材料ストックなどで今はしのいでいても、状況が長期化することで、今後、影響が出てくることが予想されており、市内産業全般への影響拡大が懸念されます。
これらの状況を踏まえ、まずは事業者の資金繰り支援として、市の制度融資枠の3年間無利子の取り扱いを緊急対策第1弾として提案させていただきました。
今回の第2弾では、その後把握したニーズを反映し、より事業者に寄り添った、小回りのきいた支援を行うこととします。具体的には、経営や労務に関する相談体制の充実や雇用調整
助成金等の申請手続に対する専門家指導等のサポートを行います。
なお、これらの業務は豊岡商工会議所、豊岡市商工会に委託することとし、行政と商工団体が連携しながら対応したいと考えています。
また、観光への打撃に対し反転攻勢を行うため、夏に向けて子供たちを中心とした誘客を行うこととし、宿泊を伴って豊岡を訪れる小・中学生に対し、アウトドアなどアクティビティーに使える2,000円のクーポンを発行します。
豊岡の子供たちも大きなストレスを抱えています。そこで、市内の小・中学生にも同額のクーポンを提供します。
今のところ、市外の小・中学生には夏休みから、市内の小・中学生には大型連休から実施したいと考えていますが、具体的実施時期は、事態の推移を注視しながら改めて判断することとしています。
あわせて、夏休み期間中、市内外の子供たちを対象に、さまざまな演劇、パフォーマンス、デジタルアート、絵本作家による絵本の読み聞かせなどを無償で市内各地において実施します。これも実施時期については、推移を見て改めて判断します。
以上の子供対策は、市内7,000人、市外2万3,000人、合計3万人を対象として想定しています。仮称ですが、「豊岡子ども3万人応援プロジェクト“豊岡を遊ぼう!”」と銘打っています。経費については、豊岡ツーリズム協議会に補助を行い、同協議会が主体となって事業を実施します。
新年度予算における新型コロナウイルス対策経費については、先ほど議決いただいた補正予算第1号が4,000万円、今回の第2号が1億6,000万円で、総額2億円となります。
今後とも関係機関と緊密な情報連携を行うとともに、国・県の緊急経済対策の動向にも十分注視しながら、機敏に対応してまいります。
議案の詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
関貫久仁郎) 市長の説明は終わりました。
続いて、議案の説明を求めます。
政策調整部長。
○
政策調整部長(塚本 繁樹) それでは、追加の議案書の1ページをごらんください。
第45号議案、令和2
年度豊岡市
一般会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
第1条で歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億6,000万円を追加し、総額を462億5,600万円とするものです。
10ページ、11ページの歳出の事項別明細をごらんください。
11ページ、1段目の商工振興事業
費は、中小企業等経営安定化緊急支援業務委託料として、2,000万円を計上しています。2段目の観光事業
費は、豊岡ツーリズム協議会への補助金として1億4,000万円を計上しています。
内容は、先ほど市長が申し上げたとおりでございます。
財源内訳につきましては、戻っていただき、8ページ、9ページの歳入の事項別明細をごらんください。
財源は、全額財政調整基金繰入金を充てることとしております。
説明は以上でございます。
○議長(
関貫久仁郎) 以上で、上程議案の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
17番、椿野仁司議員。
○議員(17番 椿野 仁司) コロナウイルスに関する影響は、私は日々刻々という言葉をよく使うんだけど、本当に大変なことになってきていますね。国内外もそうですけども、昨日は東京もというようなことで、どういったらいいのか、本当に大変、もうそれしか言いようがないんですけど、この補正予算の資料を、きのうの夜ですか、大方の議員は議長団から議運のメンバー以外はほとんどは昨晩、メールか何かで来たのかな、ファクスか。私はここで見させてもらったんですが、今、市長がなるほど、それに政策的な判断をしてもらって、こういう提案をいただいた。まだ十分精査ができてないんですけど、これは今後、取り扱いについては多分予算決算委員会でこれを協議していくんだろうというふうに思うんですが、それはそれで、だろうと思います。
ですから、これ、今後はそうなると予算決算委員長の判断に委ねるところだと思いますけれども、これ、この今の状況の中で、私はちょっと質問するのは適当じゃなかったら、また議長のほうから言っていただいたらいいんですが、予算決算委員会になってこれを審議する中で、一体、当局はどれだけのボリュームで我々にその質問、それから答弁をしてくれるのかなというところがわかれば教えていただきたい。
場合によっては、途中休憩を挟んで、このことについて詳しくやっていただかないと、各会派で議論する時間がないと思います。そういった時間を設けていただきたいというのをまず希望します。
それから、今、言った、どのメンバー、このメンバーが全員出てこれるのかこられないのか。場合によっては、政策的判断が必要になってくると、これは今後、やっぱり市民は物すごい不安になっていくんですよ、これだけ大変なことになってくると。先ほど市長からも、今後、観光業だけじゃなくて製造業も加工業者もたくさん大変なことになってくだろうということで、第1弾だけじゃなくて、第2、第3弾というようなことも考えておられると思う。だから、市民のやっぱり不安を払拭するためには、我々議会も当然、市当局と一緒になって、やっぱり思いを共有してやるべき、これはもう大きな問題だと私は思います。
だから、今までのルールだとかやり方だとかということを、少しそれは取っ払ってでも、やっぱり緊急なことをやっていかざるを得ない、そういうことになってくると、市長、副市長の出番がないとかあるとかじゃなくて、政策的判断するのは、市長がやんなきゃいけないんで、そのことに対しては、こういう大事なところには、やっぱり我々としては来ていただいて、来てもらって、そういったことを我々も共有したいというように思いますが、今、この場で言っていいのか、予算決算委員長のもとなのかちょっとわかりませんけども、議長の判断に委ねたいと思います。いかがでしょうか。
○議長(
関貫久仁郎) それでは、質問ということで受けたんですけれども、当局への質問ではなくて私のほうにという部分ありますので、一応、答えを私のほうからも言います。
今現在は本会議ということで、追加予算案が出ました。その内容に関して説明もあったわけですので、その内容に対する説明を受けた後の質疑ということでは、その内容に関しての質問をしていただければ別に問題はないと思いますが、それを深く掘り下げるという部分がありましたら、予算決算委員会の中でも、この場でもよろしいのでやっていただければと思います。
今現在は、当局側はほぼ全員というか、メンバーおりますけども、予算決算委員会ではその対象部署しかおりませんというのが原則ですけども、必要、リクエストがあれば、担当部署以外からも適当な部署の人材を呼んで説明員としたり、説明を受けたりするということはできるということになっておりますので、お申し出いただければいいと思います。
17番、椿野仁司議員。
○議員(17番 椿野 仁司) そういうことですので、どうぞ市長も少しそういう意味も含んで、ひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。
今ぱっと見た段階で、感想というんか、これは主にこれから先ですね、夏休み以降、経済対策については今の1号では、当然令和3年度から5年度にかけてという、利子補給、こういうことでもあるから、今後のことはもう手当てをしていこうという気持ちはよくわかるんだけど、さっき言った日々刻々といろんな場面が想定されるので、慌ててはいけないし焦ってもいけないでしょうし、国がいろいろと、これから、いろんな政策を打ち出してくることは間違いないだろうと私は思う。だけど、豊岡独自で後出しじゃんけんじゃないですけど、豊岡としてはそれはやっぱり日々、市民の不安を払拭するためには何をすべきかということは、これからは本当により段階的に出てくるのではないのかな、急務を要することではないのかなというように思うので、きょうはこの、今回はこの先の夏休み以降のことが出ましたけれども、ゴールデンウイーク後か、ということで、市内の子供たちに対しても対象ということで、大変、私はいいと思うんだけど、ちょっと点が、目の前というか直近のことに対しての対策ということがないので、その辺については、質問です。その辺についてはどうお考えなのかということだけ、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
関貫久仁郎) 市長。
○市長(中貝 宗治) 直近の対策は既に盛り込んであります。当面、大切なことは、需要が減ること等により、企業業績が悪化いたしておりますので、資金繰りによる倒産が出てくる可能性がある。したがって、それを防ぐための資金提供ということが、まず国においてもなされています。これ、政策金融公庫の融資ということですけれども、利子補給による実質無利子かつ無担保のものが、もう既に提供されています。
ただ、そうしますと、そこに多くの申し込みが殺到して、機敏に対応できないことがございますので、豊岡市としても20億円の制度融資の枠はございますけども、その対象者について、利子補給によって実質無利子にするという、これは先ほど可決をいただいたところです。まずやるべきことはここなんだろうというふうに思っています。
また、実際に補助金でありますとか、さまざまな支援策を、中小企業が利用しようとする場に、なかなか事務処理能力が足りないという企業が結構ありますので、ここのところは、現在提案しております補正予算の中に盛り込んでおりますけれども、会議所、商工会議所に委託をして、今の現有人員だけでは対策はとても足りませんので、外部の専門家を採用するなり、あるいは力をかりるなりして、相談体制を充実をし、さらに具体的な補助金等の申請をしようとする場合、特にこういう調整
助成金の申請は結構手間でございますので、そういった場合には、例えば社労士のような専門家に委託をしますと手数料が発生をいたします。それを市が見る。こういったものを予算としてしているところです。
ですから、もちろんほかにもあるかもわかりませんけれども、まずはこの資金繰りの行き詰まりから倒産するところをできるだけ防いでいくという、そこがまず重要ではないかというように思っています。
他方で、観光業の皆さんにとってみたら、目の前がなかなか見えない。そうしたときに、今すぐに観光キャンペーンはできないけれども、しかし、少し事態が和らいで、そのときが来たら一気に施策を打つという、そのことのメッセージもあわせて送ることが大切なのではないか、このようなことで、夏休みを念頭に置いた予算のほうを、今回、提案をさせていただいているということです。
もちろんそれ以外にも、今後、状況の推移によって、議員お触れになりましたように、どんどんいろんなものが出てくると思いますので、そのときには機敏に果敢に、場合によったら、よく議会の皆さんには実質的に相談させていただきながら、専決補正をしてでも対応をしてまいりたいとこのように考えているところです。
○議長(
関貫久仁郎) よろしいですか。
9番、青山憲司議員。
○議員(9番 青山 憲司) 何点かお伺いしたいと思います。
まず、今回の新型コロナウイルスに伴う世界的な状況は、皆さん、ご案内のとおりであります。先が見通せないということでは、世界各国同じだと思いますし、豊岡市においても、もう既に大きな影響をこうむってるというふうに理解をしております。
代表質問や一般質問の中でも出ておりましたけども、商工会あるいは商工会議所において、意向アンケートとられるということでお聞きをしました。そういった関係事業者の方からの行政に対する要望だとか、あるいは意見を踏まえての今回の補正予算の提案だというふうに理解はしますけども、具体的にアンケートの中でどういった内容があったのか。そのあたりが具体的にわかればお示しをいただきたいというふうに思います。
それと、今回、補正で組まれた財源予算によって、ただし、夏ごろのことを含めてなんですけども、どういった効果を見込んで、今回の予算を組まれたのか、そのあたりの効果の内容だとか、あるいはアンケートに基づいてこういった戦略的な予算を組まれたのかどうか。その予算によってどういった効果が見込まれるのかも含めて、少し詳しい説明をいただきたいというふうに思います。
○議長(
関貫久仁郎) 市長。
○市長(中貝 宗治) アンケートについては、後ほど担当のほうからお答えをさせていただきます。
まず、今、申し上げました融資に関する利子補給でありますとか、商工会議所、商工会の体制整備のことにつきましては、アンケートをとるのと私たち自身の判断と同時並行で進めてまいりました。
資金繰りに関しては、国の思い切った制度が既にできていて、その上にさらに市の補完をいたしますので、資金繰りということについては一定の成果を出すことができるのではないかというふうに思っています。
それから、観光に関してですけれども、実は観光というのは夏ごろに事態が和らいで、豊岡に来てくださいということを大っぴらに言えるようになったとしても、これ、7月か8月に言ったのではとてもキャンペーンは間に合いません。ですので、今から予算としては確保しておいて、準備をしておいて、そして、事態を見て一気にキャンペーンを打つということが不可欠だということで、今回、提案をさせていただいているところです。
もう既に報道でもなされておりますけれども、政府のほうで直接的な給付でありますとか旅行のクーポンといった検討がなされているやに聞いております。実際、過去の熊本地震のときにでも旅行クーポンというものがなされました。私としては、恐らく同様のものが出てくるだろうというふうに考えております。そうしますと、実は日本中がライバルになります。そのときに、価格競争、つまり国のクーポンに加えて、さらにうちは1,000円安いんですよ、2,000円安いんですよというような価格競争に巻き込まれてはならないと。これはもう本当に体力勝負になりますので、小さな自治体というのはそこに勝てないと。したがって、価格競争で勝ち抜くのではなくって、付加価値を高めて旅行の魅力を高めるということによって人々を引きつけようという、こういうふうな作戦、考え方に立っております。
したがって、両親はもちろん大人たちは来てほしいわけですけれども、とりわけ子供たちが今、学校の閉校等で休校等で相当ストレスをためてるはずですので、豊岡に来るとこんなに楽しいことがあるよということで働きかける。子供たちだけで来ることはありませんので、必ず保護者はついてこられるだろうということで、今、子供をターゲットにいたしておりますけれども、家族をいかにこの豊岡に呼び込むか、そういったことを考えてるところです。
特に、これは観光業の方々のいろんなご意見をお聞きしたんですけれども、今のままだと恐らく大型連休も6月も厳しいだろうと。ですので、ここは何とかとにかくしのいでいく、生き延びていく、その上で夏休みに入ったときにどれだけスパートをして多くのお客さんを呼び込めるかというようなことをお聞きいたしておりますので、そういった議論も踏まえて、今回このような提案をさせていただいているところです。
したがって、予定どおり、7月、8月に関してキャンペーンを打つことができるようになればかなり取り戻すことができるのではないか、幾らという予定をいたしておりませんけれども、できるのでないかと思ってます。
ちなみに、市外からの2万3,000人という数字は、これまで豊岡市に夏の間に来ておられる小・中学生の数の推計、その全人数を考えております。もちろんもっと幼児も乳幼児も来るわけでありますけれども、こういった方々の場合にアクティビティーにそもそもお金が余り要りませんので、むしろ小・中学生に絞るということで2万3,000人ということにいたしております。
あわせて、市外の子供のことを考えている最中に豊岡の子供ほっといてもいいのかということに思い至りまして、豊岡の子供たちも2週間とはいえ、かなりつらい思いをさせましたので、そこについては対応しようと。ただ、豊岡の子供たちの場合は屋外がメーンになります。例えば神鍋で思いっきり走るとか、その場合には感染リスクは余りありませんので、夏休みまで待たなくっても、今のような状況のままであるのであれば、大型連休のときに神鍋に行きなさい、海に行きなさいということを言ってもいいのではないかということで、始める時期をそのようにしているところです。
そのことも、恐らく宿泊には役立たないとは思いますけれども、アクティビティーに関連する観光業の方々の支援にはなるのではないかって、このように考えているところです。
○議長(
関貫久仁郎) アンケート結果。
環境経済部長。
○
環境経済部長(坂本 成彦) 商工会等のアンケートについてお答えをいたします。
まず、豊岡市商工会さんのほうで3月5日から10日にかけて、121社に対してアンケートの回答を得られました。その中で、まずは機動的な貸し出し及び低利息の適用というふうな要望がございましたので、これは補正予算第1弾のほうで対応させていただいたということです。それ以外に、迅速かつ正確な関連情報の提供ですとか、各種相談機能の充実、こういった声が高順位でありました。また、豊岡商工会議所さんのほうでは、3月12日から19日にかけて50社に対して回答を得られております。こちらでは雇用確保に努力する企業への支援、補助というふうな声をお聞きしておりまして、今回提案いたしております第2弾の、補正予算(第2号)の内容がこれに当たるものだというふうに考えております。
加えまして、市議会、とよおか市民クラブさんからも緊急提言を3月17日にいただきました。その中では、国、県にはできない、小回りがきいた施策、具体的には、相談体制の拡充、事務手続の簡素化、こういった声もお聞きしておりまして、今回の提案に反映させていただいたということです。以上です。
○議長(
関貫久仁郎) 9番、青山憲司議員。
○議員(9番 青山 憲司) 今の説明で概略わかりました。
ただ、今回、財源となる1億6,000万円、これは財調のほうからの手当てということで伺ったわけですけども、今年度予算でしたかね、12億円の財調からの支出があるということで、これ一般財源として1億6,000万円というのはかなり大きな額だというふうに理解をするわけですけども、今後、来年度、令和2年度の一般会計の予算の中で、これが政策的なこれからの事業にどういった影響を及ぼすのかというのもちょっと気になるところでありますし、こういった各自治体の自主的な事業に対しての国や県からの財政的な支援というのが見込めるのかどうなのか、その2点をちょっとお伺いしたい。
○議長(
関貫久仁郎) 市長。
○市長(中貝 宗治) 今回、両方合わせましても2億円ということでございまして、確かに大きな額でありますけれども、現在の豊岡市の財政調整基金の金額、それから、地域振興基金の額、あるいは、ふるさと納税の利用方法等考えますと、こういったことで一般的な事業に影響を及ぼすことはないものというふうに考えております。もちろん、まずは経済を回復させること、あるいは雇用の安定を図ること、ここのところに仮に今後さらに多額のお金が必要になったとしても、ここは財政に多少影響与えるとしてもやるべきだというふうに考えております。この2億円ぐらいでは、それほどの大きな影響はないものと考えております。
それから、現時点でこういった市の独自の取り組みに対する国、県の支援策はまだ出てきておりませんけれども、必ず出てくるというふうに私としては思っております。大規模災害と同様の事態でございますし、過去の大規模災害では必ずその被災地が市民のためにとにかく自分の判断でやったことについて、国が後で全く知らん顔したという例はございません。少なくとも特別交付税という制度もございますので、私としてはこの対策が一段落したときには、国に対してその支援策はしっかりと求めてまいりたいと、このように考えております。
○議長(
関貫久仁郎) いいですか。
ほかにありませんか。
2番、岡本昭治議員。
○議員(2番 岡本 昭治) 通常のこの議会の中ではあんまり説明をされないかわかりませんけども、昨晩配付されたものがきょう朝、このようにいただいております。この内容の説明について希望いたしますけども、この場なのか、予算決算委員会なのか、どちらかでしていただける予定であるんでしょうか、確認いたします。
○議長(
関貫久仁郎) 岡本議員、今どうぞ。
○議員(2番 岡本 昭治) いやいや、全体のですね。
○議長(
関貫久仁郎) はい。受け取った資料の内容ですね。
○議員(2番 岡本 昭治) ええ、内容を、まず、市のほうからこういうふうな理由とか書いてあるんですけども、内容をまず説明をしてくださいと。
○議長(
関貫久仁郎) 紙面の内容ですね。
○議員(2番 岡本 昭治) はい。これの内容を説明していただいた後、それについての質問はさせていただきたいと。
○議長(
関貫久仁郎) 暫時休憩します。
午前10時57分休憩
────────────────────
午前10時58分再開
○議長(
関貫久仁郎) 会議を再開します。
今、当局より内容いただきました。紙面の内容ですね、予算決算委員会の中でお願いします。
ほかにありませんか。
15番、田中藤一郎議員。
○議員(15番 田中藤一郎) 今回、新たに出されてきたわけですけれども、金額的に非常に高い金額でありますし、やらなければならない部分はやっていかなければならないなというふうには考えておりますけれども、そこでちょっと確認的な部分で聞かせていただきたいんですけれども、もう世界各国、コロナ対策につきましては非常に急ピッチに日々厳しい状態の中、また、宣言だとかいうような形がありますけれども、豊岡の地においてコロナ対策というんか、コロナに対する考え方等、どのようなリスクを考えられておるのか、ちょっとお聞かせいただけますか。
○議長(
関貫久仁郎) 市長。
○市長(中貝 宗治) まず、今現在で豊岡市内で感染者は確認はされていません。兵庫県の場合には住所非公表の方というのも何人かおられますけれども、その場合も含めて、この豊岡市内で感染者が確認されたときは必ず兵庫県から豊岡市に連絡が入ることになっております。漏れなく入ることになっております。現時点で入っておりませんので、まず感染者はこの時点ではいないということになります。
このコロナウイルスの感染そのものについてのいわば医学的、あるいは衛生的な観点からの市の独自の見解というのはございません。誰も専門家はいないということであります。したがいまして、国の専門家会議の知見、あるいは、県当局のアドバイス、そういったことをもとに対応することになっております。
これまで日本の感染者のふえ方が世界の中では異例に低いというふうに言われてまして、そのことについても議員も読まれているとは思いますけれども、専門家会議は特にクラスター感染、感染集団の早期の把握と、この感染集団に対する対応に、重点的に行ってきたと、そして、軽症者ではなくって、重症化しそうな方、現に重症化している人に
医療資源をそこに集中してきた、このことが功を奏しているのではないかというふうに評価をされています。
あわせて、北海道知事のあの呼びかけに見られますように、ああいった政策当局からの呼びかけに対して国民が行動を変容した。つまり、今まではインフルエンザのために手洗いしましょうといってもほとんど手洗いをしなかった国民が、あるいは市民の皆さんが、私も含めてですけど、本当に丁寧に手洗いをするようになってきた。せきエチケットというものもかなり徹底してきた。あるいは、クラスター3要素と呼ばれておりますけど、密閉空間であること、換気の悪い密閉空間であること、それから、多くの人が密集する空間であること、そして会話や発声、言葉を発することが起こり得るような場であること、この3つが同時に重なり合う場所を避けるということを国は求めているわけでありますけれども、そのことがかなり徹底をされてきている、こういったことが背景にあるというふうに専門家の会議は分析をいたしております。
他方で、この専門家の会議はこのようなことも求めています。コロナウイルス対策でその感染を防ぐということももちろん大切なんですけど、あわせて、社会的、経済的な影響を最小限にするということも重ねて、あわせて大切であり、その両方のバランスをとるべきだということが言われているところです。
したがいまして、現時点で感染者が発見されていない豊岡市といたしましては、この制限に基づいて、特に市民の皆様には引き続きうがい、手洗い、せきエチケット、それから、アルコール消毒が可能な方はアルコール消毒等の消毒をしていただくことを徹底をしていただくこととあわせて、先ほど申し上げましたクラスター3要素と呼ばれる条件が同時に重なり合うようなイベント等は市としては行わないし、市民の皆様にも行わないようにお願いをする。また、逆に、イベント等を行う場合には、このクラスター3要素が同時に重なり合うことがないような配慮をしっかりとしていただく、あるいは、特にイベントそのものよりもその前後の懇親会とか交流会で感染するという例がございますので、単にイベントのみならず、その前後で来た人たちが集まってよかったよねって話をすることがないような、そういった配慮を引き続きお願いをしていくこと、こういったことなのではないかというふうに思っております。以上です。
○議長(
関貫久仁郎) 15番、田中藤一郎議員。
○議員(15番 田中藤一郎) まさしくそのとおりだというふうに思います。城崎も出石も豊岡市内、まだ、先ほど言われたように感染者が出てないということで、ある意味、人数は少ないとは思うんですけれども、かなり家族の方が来られておるというところを踏まえますと、やはりそういった安心感があるからこそ、人の交流といいましょうか、いうものがあるかと思います。
ただ、先ほど市長が言われましたように、どうクラスターとか集団的な部分を回避していくのかというのが非常に問題だというふうに思っておる中で、今回、演劇的な部分でちょっと書いてあって、どうしてもそのリスクから考えると、今、小学校の入学式や卒業式、いろんなところでも、どういうんでしょう、もう本来ならやめるべきところを、物すごい対策だとか、時間を短くしたりだとかいうふうなことでリスクを回避しているわけですけれども。今回示されてる中のやつで、どうしてもこの演劇の部分では、クラスターというリスクが払拭できないのではないかなと。万が一、そういったところでコロナが感染しただとかいうふうなことが起きれば、この豊岡の観光地に対するリスクというとこら辺でいくと、ちょっと想像するだけでも私自身ちょっと怖いというふうなところがあるんです。
今回出されている中で、ちょっとそのあたりがどうしてもちょっと気になるといいましょうか、ワクチンだとかそういったものができればどんどんいうふうなところがあるかと思います。現に宝塚だとかそういったところが開始したんですけど、結局、公演を取りやめにしただとかいうような形があるんですけど、そのあたり、このままで本当に、もしやれるとしても、なかなか公演だとかそういう事業が結局、年内は行えない状態の中に含まれていくんではないかなというふうな心配があるんですけども、そのあたりはどのように考えられますか。
○議長(
関貫久仁郎) 市長。
○市長(中貝 宗治) まず、クラスター感染、要するに集団感染ともう一つ個別感染ってあるわけですけど、この個別感染を完全に防ぐことはそもそも不可能です。例えば、田中議員の親戚の方が何かこうやって来られて感染することだってあり得るわけですね。ここのとこはできるだけ避ける努力はもちろんしなければいけないし、だからこそ手洗いであるとか必要なんですけれども、ここゼロにすることは不可能だと思います。集団感染が影響力が大きいので、日本の戦略としてこの集団感染をどうたたくかということに注視を、注力してると、先ほど申し上げたところです。
今回、提案させていただいている子供たちの演劇の関係ですけれども、先ほども申し上げましたように、まず、そもそも演劇をやって外からも来てくださいと言えるような状況になっているのかどうかを見きわめる必要があります。ですので、やれるような状況になってることを前提にして、今回は提案をさせていただいています。
いつやれるかどうかについては、今、とりあえず夏休みにはとしてますけれども、先ほど申し上げましたように、今後、事態の推移を見ながら考えたい、判断したいというふうに考えております。
さらに、演劇そのものが必ずしもクラスター3要素を同時に満たすとは限りません。例えば、子供たちの対象ですので、劇場でやるとすると劇場がそもそも法律によって換気が義務づけられておりますので、換気機能があります。つまり、密封された換気の悪い場所とは言えないのではないかと。その上さらに、窓を小まめに、窓があるとするとそういうものを小まめにあけることによって密封された換気のない空間という条件はそもそもなくなってしまいます。あるいは、もう肩を触れ合うようにしてふだんですと狭いところで見るわけでありますけれども、その場合には十分距離をとって見るということもあれば、これは密集ということになりません。それから、演者とその観劇をする人たちの間に一定の距離をとれば、これも密集ということではなくなります。
それから、ライブハウスのええわあというときにはまさに声が盛んに出ますし、サッカーの応援のときには肩組んだりするわけでありますけれども、演劇の場合にはよほどおもしろいとかいうようなことがあれば、わあとかきゃあとか言うと思いますけれども、多くは基本的には黙って見るというようなことでございますので、あるいはその見方についての配慮をする、あるいは注意事項をちゃんと守ってもらうということも必要かなと。そして、例えば会場に入るときに、ふだんですとロビーでたまっていろいろしゃべったり、終わった後、よかったねっとたまったりするわけですけれども、第1列の方から順番に出てくださいというような形であるとか、入るときも同様の形をすると、かなり防げるのではないかというふうに思ってます。
あくまで3要素が1つでもだめだということはなくって、専門家会議が求めているのは、その3要素が同時に重なる場、ここを避けてほしいということでございますので、仮に演劇をやる場合についてはそのことをしっかりとすると、それから、そもそも会場に熱のある例えば子供たちが入らないようにするということは、そもそもその前に重要でございますので、検温をきちっとやって、感染してる可能性がある子供については、あるいは参加者については、そもそもその参加をご遠慮いただくというようなこととあわせてやっていく必要があるのではないか、このように考えているところです。
○議長(
関貫久仁郎) 15番、田中藤一郎議員。
○議員(15番 田中藤一郎) もうそれは十分わかっとるんですけども、本当に1人でも出ることを考えると、僕の地元は出石ですけれども、やっぱり皆さん非常にそのあたりは気にしておられます。ほかの地域でも発生した地域は、本当に人が見事にいなくなったというようなことがありますので、このあたりは再度、予算決算委員会の中でもしっかりとお話を聞かせていただきたいなというふうに思っとります。
決してこういう補正を出してということを反対しとるわけではないんですけれども、逆にリスクがふえるような施策等々がある場合は、ちょっとそういうふうなところでリスク的な、ないとは必ずしも言えないという中でやるというのがちょっと怖いなということで、後でしっかりとやりたいと思います。ありがとうございます。
○議長(
関貫久仁郎) ほかにはありませんか。
11番、竹中理議員。
○議員(11番 竹中 理) 今回、市独自のことということで、非常にいいことだなと思いますけども、今、中小企業支援であったりとか、こういうキャンペーンであったりとかいうことを考えられたんですけど、第2弾、第3弾で例えば市民向けの、例えば教育とか
福祉に関してのそういった施策というような感じで何か、これから考えられるかもわからないんですけども、何かそういうことは、今の現在時点で考えられたりとかしておられるんでしょうか。
○議長(
関貫久仁郎) 市長。
○市長(中貝 宗治) 具体的に検討してるものはございません。あえて言うと、この夏の子供プロジェクトの中で演劇とかパフォーマンスを見てもらうというのも、ある意味、教育的な配慮だというふうに考えております。ストレスをどう発散してもらうかといったときに、なかなか日ごろアートに触れる機会が少ないというのが豊岡の子供たちの状況でもございますから、この機会にあえてアートに触れてもらうということが教育的な配慮になるんじゃないかと思います。
その他のことにつきましては、先ほど来申し上げておりますよう、今後、事態の推移を見ながら、必要があれば、それは分野にかかわらず、やるべきことはやってまいりたいと、このように考えております。
○議長(
関貫久仁郎) 11番、竹中理議員。
○議員(11番 竹中 理) ぜひよろしくお願いしたいと思います。県のほうでも、私、代表質問でも言ったんですけど、例えば生活
福祉資金の貸し付けなんかをスピーディーにできるようにするであるとか、例えば学童保育とか、例えばこども食堂とか、そういったいわゆる子供の居場所づくりなんかの、そういったところに対して県と連携してしっかり支援していただきたいとか、そういう、例えばLINEを活用して、県でもやられてますけど、例えば教育相談というんですか、そういうのも、ぜひそういったことも市独自でしていただけたらなというふうに思いますので、よろしくお願いします。何かあれば、意見があれば、なければ、はい、要望です。
○議長(
関貫久仁郎) それでは、ほかにありませんか。
22番、上田伴子議員。
○議員(22番 上田 伴子) 1点だけお聞きするんですけれども、このコロナ関係で、例えば採用が、テレビなどであります、採用が取り消されたとか、または、派遣切り、派遣会社から派遣されてる社員さんの派遣切りなどのそういう状況はどういうふうに、今あるのかないのかのその調査とか、それから、これからどういうふうに調査されるのか、その点はどこでされるんでしょうか。
○議長(
関貫久仁郎)
環境経済部長。
○
環境経済部長(坂本 成彦) 今のところは状況等は入ってきておりませんし、把握もできてない状況です。今後そういうことが必要になってまいりましたら、また商工団体と連携しながら情報は収集してまいりたいと思います。
そういうことを避けるための雇用調整
助成金というふうなことが国から示されていて、そこを今回応援していこうということですので、今のところの対応はそういうふうに考えてるところです。
○議長(
関貫久仁郎) いいですか。
ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) それでは、質疑を打ち切ります。
ただいま議題となっております第45号議案については、予算決算委員会に審査を付託しますので、ご了承願います。
また、本日の会議は、議事の都合により、正午を過ぎますことをご了承願います。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後1時45分。
午前11時15分休憩
────────────────────
〔予算決算委員会〕
────────────────────
午後 2時47分再開
○議長(
関貫久仁郎) 長時間にわたり委員会ご苦労さまでした。
それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。
────────・──・────────
◎
日程追加 第45号議案
○議長(
関貫久仁郎) お張りいたします。この際、第45号議案、令和2
年度豊岡市
一般会計補正予算(第2号)を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
第45号議案、令和2
年度豊岡市
一般会計補正予算(第2号)を議題とします。
予算決算委員長の報告を求めます。
5番、松井正志議員。
○予算決算委員長(松井 正志) 第45号議案について、予算決算委員会における審査の結果をご報告いたします。
本案は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、経営状況が悪化している市内事業者への相談体制の充実や
助成金等の申請手続に対する事務的サポート等の支援、及び長期にわたる自宅待機によりストレスを受けている市内外の親子にアクティビティーやアートに触れる機会を提供し、もって観光業の活性化を図るため、追加補正を行おうとするものです。
当局に対し、各項目にわたり、詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
なお、当委員会は、次のとおり委員会意見及び要望を付すことに決定しました。
新型コロナウイルス感染症の影響に対する支援について、日々国内外の状況が変化しつつあることを踏まえ、本市の現状を十分に注視しながら、限られた財源を有効的かつ集中的に活用し、機敏で効果的な予算編成とその確実な執行に努められたい。今後の追加経済対策を検討する際は、市民の代表である議会の意見を把握するなど、十分連携して取り組むこと。
中小企業への支援については、市内商工団体との連携のもとに、時期を失することなく経営相談や労務相談を行うとともに、窓口の周知や相談の場の拡大を通じて、団体非加入の個人事業主や企業に対しても細やかな支援が及ぶよう留意すること。
あわせて、農林水産業などの事業者に対する支援策等の検討を行うとともに、風評被害に対する対策を講じること。
また、国や県に対して緊急財政支援を強く要望していくこと。
(仮称)豊岡応援プロジェクト“豊岡を遊ぼう!”については、市内はもとより全国の子供たちへ応援メッセージを発信しようとする取り組みであり、新型コロナウイルスへの反転攻勢を目指す、豊岡市の個性を生かした取り組みの一つと言える。感染症の終息が見通せない状況ではあるが、豊岡での体験を通じて子供たちに元気を与え、その取り組みにより地域経済が循環し、アートや観光分野のみならず、その効果が市内全域に行き渡るよう努められたい。
クラスター発生の要因となるリスク回避対策の徹底を図るとともに、補正予算の使途に関する実施に当たっては市民への理解を得るため、十分な説明を行うこと。
なお、今回のコロナウイルス感染症は、市民の健康や生活、教育など、幅広い分野に影響を及ぼしている。
したがって、今後の市政運営に当たっては、市民の不安を取り除くため、十分な対策を講じられたい。
以上のとおり報告させていただきます。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第45号議案は、原案のとおり可決されました。
────────・──・────────
◎日程第25 第46号議案~第48号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第25、第46号議案から第48号議案まで、
固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについて、ほか2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長(中貝 宗治) 第46号議案から第48号議案までの
固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについてを一括してご説明申し上げます。
現在の
固定資産評価審査委員会の委員3名は、2020年5月15日をもって任期が満了することとなります。
各議案は、新たに3名の方々を選任するため、地方税法の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
第46号議案は再任の古田和博氏について、第47号議案は再任の文垣基氏について、第48号議案は新任の谷口珠紀氏について、同意を求めるものでございます。
以上の方々は、いずれも人格、識見ともにすぐれ、固定資産評価について深いご理解をいただいていることから、適任であると考えております。
幸い、ご本人の内諾もいただいておりますので、何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
関貫久仁郎) 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案は、いずれも
委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも原案のとおり同意することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第46号議案から第48号議案までは、いずれも原案のとおり同意することに決定しました。
────────・──・────────
◎日程第26 第49号議案~第67号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第26、第49号議案から第67号議案まで、
農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて、ほか18件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長(中貝 宗治) 第49号議案から第67号議案までの
農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについてを一括してご説明申し上げます。
現在の
農業委員会の委員19名は、2020年4月20日をもって任期が満了することとなります。
各議案は、新たに19名の方々を任命するため、
農業委員会等に関する法律の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
第49号議案は新任の大坪豊氏について、第50号議案は新任の栗原安信氏について、第51号議案は再任の高尾利美氏について、第52号議案は再任の西沢泰裕氏について、第53号議案は新任の平峰英子氏について、第54号議案は再任の村田憲夫氏について、第55号議案は新任の森田強氏について、第56号議案は再任の石橋重利氏について、第57号議案は新任の瀧下康徳氏について、第58号議案は新任の中島覚氏について、第59号議案は再任の原清美氏について、第60号議案は新任の平野薫氏について、第61号議案は再任の宮岡正則氏について、第62号議案は新任の和田敏明氏について、第63号議案は再任の井谷勝彦氏について、第64号議案は再任の大原博幸氏について、第65号議案は新任の仲川弘之氏について、第66号議案は新任の上坂定氏について、第67号議案は新任の大谷均氏について、同意を求めるものでございます。
以上の方々は、いずれも人格、識見ともにすぐれ、農地等の利用の最適化の推進に関する事項などの職務に深いご理解をいただいていることから、適任であると考えています。
幸い、ご本人の内諾もいただいておりますので、何とぞご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(
関貫久仁郎) 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案は、いずれも
委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、いずれも原案のとおり同意することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第49号議案から第67号議案までは、いずれも原案のとおり同意することに決定しました。
────────・──・────────
◎日程第27 第68号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第27、第68号議案、
教育委員会の教育長の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長(中貝 宗治) 第68号議案、
教育委員会の教育長の任命につき同意を求めることについてをご説明申し上げます。
現教育長の嶋公治氏は、2020年5月16日をもって任期が満了することとなります。
その後任の人選について慎重に検討しました結果、これまで教育研修センター所長、豊岡小学校長、教育長を歴任するなど、豊富な教育行政経験を有し、人格、識見ともにすぐれた同氏に引き続きご就任願うことが最も適当であると考え、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
幸い、ご本人の内諾もいただいておりますので、何とぞご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(
関貫久仁郎) 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案は、
委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、原案のとおり同意することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第68号議案は、原案のとおり同意することに決定しました。
────────・──・────────
◎日程第28 第69号議案
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第28、第69号議案、
教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長(中貝 宗治) 第69号議案、
教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについてをご説明申し上げます。
現
教育委員会委員の西村和亜氏、通称佐伯和亜氏は、2020年5月16日をもって任期が満了することとなります。
その後任委員の人選について慎重に検討しました結果、人格、識見ともにすぐれ、教育行政に深いご理解をいただいております同氏に引き続きご就任願うことが最も適当であると考え、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
幸い、ご本人の内諾もいただいておりますので、何とぞご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(
関貫久仁郎) 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案は、
委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、原案のとおり同意することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、第69号議案は、原案のとおり同意することに決定しました。
────────・──・────────
◎日程第29
意見書案第1号
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第29、
意見書案第1号、指定難病
医療費助成制度の改善を求める意見書の提出についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
8番、西田真議員。
○議員(8番 西田 真)
意見書案第1号、指定難病
医療費助成制度の改善を求める意見書の提出について、案文の朗読をもって説明にかえます。
────────────────────
指定難病
医療費助成制度の改善を求める
意見書(案)
2014年5月に「難病の患者に対する
医療等に関する法律」(難病法)が成立し、2015年1月から新たな指定難病
医療費助成制度が施行された。
これにより「重症度基準」による選別が行われるようになり、難病と認定された患者であっても、この重症度基準によって「軽症」と認定されてしまうと
医療費助成の対象外とされるようになった。
2017年12月31日の経過措置終了に伴い、難病
医療費助成を受けられなくなった不認定患者等は全国で約14.6万人(不認定8.55万人・申請なし6.05万人、経過措置適用者の5人に1人)に上っており、その影響についてマスコミでも大きく報道された。患者団体からは受診抑制による重症化を心配する声もあがっている。
さらに、「軽症」者が対象外とされれば、国は「軽症」者の数や病状等の情報を入手できなくなり、難病の実態を把握して原因究明や治療法の早期開発につなげるという制度目的も果たされなくなるとの専門家の指摘もある。
すべての疾病は早期発見・早期治療が重要であり、特に難病はいったん重症化すると回復が著しく困難となるうえ、合併症の発症リスクや発がんリスクが高い等の特性をもつ場合もあり、早期の段階から定期的な受診によるフォローを行うことが必須である。「軽症」者を
医療費助成の対象外とすれば、難病の重症化が進む危険性が非常に高くなる。
今後、「軽症」者を含めたすべての指定難病患者が費用等の心配なく早期受診できるよう、早急に下記事項の実現を求めるものである。
記
1 指定難病
医療費助成について、重症度基準による選別をやめ、「軽症」者を含めた全ての指定難病患者を同
助成の対象とすること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年3月26日
豊岡市議会
────────────────────
議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
関貫久仁郎) 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案は、
委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、原案のとおり可決することに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、
意見書案第1号は、原案のとおり可決されました。
ただいま可決されました
意見書案の取り扱いについては、議長に一任願います。
────────・──・────────
◎日程第30 請願・陳情の審査結果について
○議長(
関貫久仁郎) 次は、日程第30、請願・陳情の審査結果についてを議題といたします。
お手元に配付しておりますとおり、
文教民生委員長から議報第1号から議報第3号までの
審査報告書3件が提出されております。
まず、議報第1号、令和元年陳情第3号、公立豊岡病院組合内病院の充実に関する陳情についてを議題といたします。
文教民生委員長の報告を求めます。
8番、西田真議員。
○
文教民生委員長(西田 真) 文教民生委員会に審査を付託されました令和元年陳情第3号、公立豊岡病院組合内病院の充実に関する陳情についてについて、審査の結果をご報告いたします。
本県は、厚生労働省が病床削減のため再編統合の再検討を促すとして、日高・出石
医療センターを含む424の公立・公的病院を公表したことに伴い、次の内容を求めるものであります。①国の病床削減、再編統合再検討の方針に反対の意思を表明し、公立豊岡病院組合には、病床削減、再編統合再検討をしないよう働きかけてほしい。②大学医学部の定数をふやすなど医師不足解消のために国が責任を持つよう働きかけてほしい。③救急や周産期
医療など広域的な事業については、国・県立病院に準じた財政支援を要請してほしいという趣旨のものであります。
委員会において陳情の内容について慎重に審査する中で、一部委員より不採択の立場から、陳情趣旨①、病床削減、再編統合しないようにとの働きかけについて、
医療提供体制、診療機能、人口減少など地域の実情に応じて見直すことも当然必要な観点であり、見直しに当たっては必要に応じ地域
医療構想会議等の場でしっかりと議論を尽くすべきだと考える。よって本陳情は不採択とせざるを得ないとの意見が出されました。
一方、採択の立場から、厚生労働省は、病床削減の再検討を促すとして424の公立・公的病院を公表したが、地域の実情を踏まえることなく唐突になされたものであり、大変遺憾に感じる。陳情趣旨はもっともであり、本陳情は採択すべきであるとの意見が出されました。
このため、採決を行った結果、賛成少数により不採択とすべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
22番、上田伴子議員。
○議員(22番 上田 伴子) ただいまの
委員長報告に反対の立場で、また、この陳情に対して賛成の立場で意見を申し上げます。
公立豊岡病院組合内病院の充実に関する陳情については、この陳情の趣旨にもあるように、厚生労働省は病床削減の再編検討を促すとして424の公立・公的病院を公表しましたが、豊岡病院の院長も事情も知らず勝手に名前を上げられたことに対して、自分たちの病院のことは自分たちで決めると病院の広報誌にコメントをしています。
但馬地域では人口減少と高齢化に伴い、交通手段も少ない中、住民は身近なところに入院設備のある総合病院を求めています。在宅
医療とも連携できる病院を充実させることが必要です。医師の絶対数が少ないことによる医師不足を解消して病院を安定的に運営できるようにする国の
医療政策が必要です。病床削減や病院統合ではなく、病院機能を充実させることこそ求められます。また、救急
医療や周産期
医療など広域的な事業が経営を圧迫していることを鑑み、国・県立病院に準じた財政支援が求められます。
以上、陳情への賛成討論とします。よろしくお願いいたします。
○議長(
関貫久仁郎) ほかにありませんか。
19番、福田嗣久議員。
○議員(19番 福田 嗣久) 陳情3号、公立豊岡病院組合内病院の充実に関する陳情について、
委員長報告に賛成の立場、不採択の立場で意見を申し上げます。
厚生労働省の病院再編・統合の必要な公立・公的病院として日高
医療センター並びに出石
医療センターの名前が上げられ公表されました。そのことについては地域の実情を踏まえることなく唐突になされたものと大変遺憾に感じておるところでございます。
さて、この陳情にあります記2、大学医学部の定数をふやすなど医師不足解消のため、国の責任を果たすように働きかけてほしいという点に関しましては、新専門医制度の影響などもあり、医師不足並びに診療科の医師偏在が現在でも解消できずにおります。また、医師の働き方改革の本格導入も直前に控え大変危惧をいたしております。国としての医師不足解消の責任については同意できると考えております。
また、記3につきまして、財政支援の要請に関しましても、診療報酬で見ることが困難である経費については、地方交付税措置の拡充、県に対しましては県立病院が設置されていない地域であることも踏まえ、引き続きの支援を求めるべきと考えております。
しかし、記1にございます病床削減、再編統合しないようにとの働きかけについては
医療の提供体制、また、診療機能を人口減少など地域の実情に応じて見直すことも当然必要な観点であります。将来的に見直しという点が出てきた場合、地域
医療構想会議等、また、市議会等でしっかりと議論を尽くすべきと考えております。
よって、この点からして同意できないというところもありますので、この陳情については不採択せざるを得ないと考えております。以上でございます。
○議長(
関貫久仁郎) ほかにありませんか。
〔討論なし〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論を打ち切ります。
これより議報第1号、令和元年陳情第3号を起立により採決いたします。
本件に対する
委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決をいたします。本件は、採択と決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
関貫久仁郎) 起立少数であります。よって、議報第1号、令和元年陳情第3号は、不採択と決定いたしました。
次に、議報第2号、請願第1号、子どもの幸せを願う豊岡市民の要望(請願署名)を議題といたします。
文教民生委員長の報告を求めます。
8番、西田真議員。
○
文教民生委員長(西田 真) 文教民生委員会に審査を付託されました請願第1号、子どもの幸せを願う豊岡市民の要望(請願署名)について、審査の結果をご報告いたします。
本件は、豊岡市の幼稚園・保育園・認定こども園の統合計画、放課後児童クラブ(学童保育所)、小学校区のあり方について、子供の幸せと市民の暮らしの向上のため、次の事項を実現するよう求めるものであります。①小学校区ごとの全ての住民の理解と合意をもとに計画方針を決めること。②計画方針を決める期限を設けず、地域住民の意思を尊重し小学校区ごとにそれぞれ適切な時期に計画方針を決めることという趣旨のものであります。
委員会において請願の内容について慎重に審査する中で、一部委員より不採択の立場から、本請願趣旨にある小学校区ごとの全ての住民の理解と合意をもとに、計画方針を決める期限を設けず計画方針を決定することは理想ではあるが、現実的には困難、かつ多くの時間を費やすこととなる。速やかな対応を願う保護者の希望や、当事者である子供に寄り添ったものであるとは必ずしも言えない。また、全体計画の策定を阻害する要因となりかねない。よって、本請願は不採択とすべきであるとの意見が出されました。
一方、採択の立場から、市内6会場で開催された市民説明会において、地域を分けて丁寧に説明し、住民の意見を聞くべきだとの多くの声が出された。地域の実情に応じたさまざまな課題がある中、計画策定に期限を設けることにより意見や要望が制約され、おろそかになりかねない。長い歴史のある教育施設を集約、再編してしまう事業は慎重に進めていかなければならない。よって、1,133名の署名が添えられた本請願は採択すべきであるとの意見が出されました。
このため、採決を行った結果、賛成少数により不採択とすべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論はありませんか。
22番、上田伴子議員。
○議員(22番 上田 伴子) ただいまの
委員長報告に対して、反対の立場、また、この陳情に対して賛成の立場で意見を申し上げます。
豊岡市における幼稚園・保育園及び放課後児童のあり方について計画案が策定され、10月に市内6会場で市民説明会が持たれましたが、全ての公立幼稚園を廃止するなどの問題点が多くあり、もっと地域を分けて丁寧に説明して住民の意見を聞くべきだとの意見が説明会では多く出されています。地域の実情に応じたさまざまな課題がある中、長い歴史のある教育施設を集約、再編してしまう事業は慎重に進めなければならないと思います。さまざまな課題がある中、計画策定に期限を設けることなく、意見や要望をしっかりと聞いて進めていかなければならないと思います。よって、1,133名の署名が添えられた本陳情は採択すべきであると考えます。
以上、陳情への賛成討論とします。よろしくお願いいたします。
○議長(
関貫久仁郎) ほかにありませんか。
1番、清水寛議員。
○議員(1番 清水 寛) 議報第2号、子どもの幸せを願う豊岡市民の要望について、
委員長報告に賛成、請願に不採択の立場で討論をいたします。
子供の幸せを願う気持ちについては全く同感ではあります。今議会の冒頭で嶋教育長が説明された、教育行政の方針と施策の展開の中で、市では待機児童の解消、放課後児童クラブのニーズ急増、急速に進む少子化などを総合的に解決するため、昨年9月13日の豊岡市子ども・子育て会議からの答申及び10月に市内6会場で実施された市民懇談会の意見を踏まえ、豊岡市における幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画(案)を作成しており、議会閉会後の本日3月26日に議員説明会を開催し議員の意見を伺うとされています。
まずは議員としっかり議論を重ねた上で、市は改めて説明会を開催して市民から意見を聞き、関係する団体ともしっかり協議した上で、2020年8月に計画策定とのスケジュールをお聞きしています。
また、小学校の統廃合についても、それぞれの地域でPTAや区長会など地域の関係者で話し合いが進められており、市も個別に相談に応じているとお聞きしております。
本請願で求められている、小学校区ごとの全ての住民の理解と合意をもとに計画方針を決める期限を設けず計画方針を決めることは、理想的ではありますが、現実的には非常に困難であり、調整に多くの時間を要することは、速やかな対応を願う保護者の希望や当事者である子供に沿ったものであるとは言えず、逆に統一的な考えに基づいた全体計画の策定を阻害する要因となりかねません。
よって、
委員長報告のとおり、本請願は不採択に賛成すべきと考えます。以上です。
○議長(
関貫久仁郎) ほかにありませんか。
〔討論なし〕
○議長(
関貫久仁郎) 討論を打ち切ります。
これより議報第2号、請願第1号を起立により採決いたします。
本件に対する
委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決をいたします。本件は、採択と決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
関貫久仁郎) 起立少数であります。よって、議報第2号、請願第1号は不採択と決定いたしました。
次に、議報第3号、陳情第2号、指定難病
医療費助成制度で「軽症」とされた難病患者を
助成対象に戻すため国への意見書提出を求めることに関する陳情書を議題といたします。
文教民生委員長の報告を求めます。
8番、西田真議員。
○
文教民生委員長(西田 真) 文教民生委員会に審査を付託されました陳情第2号、指定難病
医療費助成制度で「軽症」とされた難病患者を
助成対象に戻すため国への意見書提出を求めることに関する陳情書について、審査の結果をご報告いたします。
本件は、国に対し、指定難病
医療費助成制度について、重症度基準による選別をやめ、「軽症」者を含めた全ての指定難病患者を同
助成の対象とするよう求める陳情であります。
委員会において慎重に審査を行った結果、陳情の趣旨はもっともであり、全会一致により採択すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(
関貫久仁郎) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) お諮りいたします。議報第3号、陳情第2号については、同趣旨の
意見書案第1号が先に可決されておりますので、採択されたものとみなすことに決定してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
────────・──・────────
○議長(
関貫久仁郎) 次に、各常任委員長及び
議会運営委員長からお手元に配付しております一覧表のとおり、所管事項及び陳情第1号について、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。各常任委員長及び
議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査として付託することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
────────・──・────────
○議長(
関貫久仁郎) 以上で、今期定例会に付議されました案件は、全て議了いたしました。
お諮りいたします。これをもって今期定例会を閉会したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、令和2年第1回
豊岡市議会定例会は、これをもって閉会をいたします。
午後3時24分閉会
────────────────────
◎議長挨拶
○議長(
関貫久仁郎) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
去る2月28日に開会しました今期定例市議会は、28日間にわたる全日程を終了し、本日ここに閉会の運びとなりました。
この間、議員各位には、一般会計、特別会計及び企業会計、合計約817億円の令和2年度当初予算を初め、報告、事件、条例、補正予算、人事などの重要案件につきまして、終始熱心にご審議を賜り、適切妥当な決定をいただきました。議員各位の精励に対し、衷心より厚く御礼を申し上げます。
さて、今期定例会では新年度の市長の施政方針、教育長の教育行政方針を初め、新型コロナウイルス感染症対策、子供の貧困対策、小・中学校の適正規模・適正配置、公共施設マネジメントなど、市政を推進する上で重要諸課題について真摯な議論が交わされました。市長初め当局各位におかれましては、議会審議の過程で議員各位から述べられました意見、要望などを十分に尊重し、今後の市政運営に反映されますよう、強く要望いたしておきます。
新型コロナウイルス感染症が世界的規模で拡大を続け、終息のめどが全く立っておりません。今、世界中が見えない敵との先の見通せない戦いに挑んでおります。日本でも英知を絞り感染拡大阻止、終息に向け多くの方がご尽力をされておりますが、昨日、東京で新たに41人もの感染者がわかり、オーバーシュートへの不安がより高まった状況であります。幸いにも当市、但馬地域、感染者は出ておりませんが、いま一度、改めて感染拡大阻止に向け気を抜いてはならないと感じております。
4月、感染者の出ていない島根県のある市議会よりの視察が予定されておりましたが、先日、中止の連絡がありました。なぜと思いましたが、感染者ゼロの島根県の市議会にとり、懸命な処置かもしれません。近づかない、近づけないが感染阻止の重要なファクターなのかもしれません。
国からの自粛要請、それによる自己規制などにより、2月より社会活動の混迷、低迷が続いており、本市でも多くの業種や市民生活に多大な影響が出、同時に市民は大きな不安を抱えている状況であると考えます。感染阻止、社会活動の維持と相反することへの挑戦となるかと思いますが、市当局におかれては市民への適切な情報提供、適切な指示並びに行動、危機打開のための迅速な施策の実施に万全を尽くしていただきますよう、強くお願い申し上げます。
春、新たな動きもあります。当地が地域活性化に絶大なる期待をする日高地区にできます江原河畔劇場のオープンの時期であります。この3月28日、29日にはプレオープンとして規模を縮小しての上演となりますが、多方面より多くの方がお越しになり開催されることをうれしく思います。しかしながら、この時期、大変大きなリスクを感じるところもあります。市が大きくかかわっている事業でもありますので、主催者には感染予防に万全を期して、無事開催されることを願い、同時に将来のにぎわいの地となることを望むばかりです。
当地の桜のつぼみも日に日に膨らみを増し、春の息吹みなぎる好季節を迎えようとしております。議員各位はもとより、当局各位におかれても何とぞご自愛をいただき、市政進展のため一層のご活躍をいただきますことをお願い申し上げ、閉会のご挨拶といたします。ありがとうございました。
────────────────────
◎市長挨拶
○市長(中貝 宗治) 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
去る2月28日に開会いたしました令和2年第1回定例市議会は、全日程を終了し、ただいま閉会の運びになりました。議員各位のご精励に対し、ここに深く敬意を表します。
今議会に私から提出しました案件は、いずれも原案どおり、適切なるご決定をいただき、心から厚くお礼を申し上げます。
市行政の各般にわたり、議員各位からいただきました貴重なご意見等につきましては、今後の市政執行に当たり、十分に心してまいります。
新型コロナウイルスの感染拡大の対応につきましては、今後とも状況の変化を注視しつつ、機微に対応します。
直近では、23日に警戒本部会議を開催し、もし児童生徒または教職員に感染症患者が発生した場合は、当該小・中学校のみを臨時休業とする、市がイベント等を行うときには、①換気の悪い密閉空間であること、②多くの人が密集すること、③近距離で会話をしたり声を発したりすることの3つの要素が同時に重なり合わないようにするなどの方針を決定しました。特にこのイベント等開催時の注意点については、市民の皆様にも同様の対応をお願いすることとし、ホームページや防災行政無線で周知してまいります。
また、市税、上下水道料金、市営住宅使用料等について、新型コロナウイルスの影響で支払いが困難となっている方に対し、現行制度を活用し、実情に応じて、徴収猶予、支払い猶予を行うこととしています。
東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期がIOCの臨時理事会で承認されたとともに、聖火リレーも中止となるとの報道がなされました。
計画的にさまざまな準備を進めてきただけに残念ではありますが、同時に、世界各国は非常事態となっていることを重く受けとめなければならないと感じています。
延期後の日程等が判明次第、再び、さまざまな調整を開始し、万全の体制で暖かくお迎えできるよう、着実に準備を進めてまいります。
いよいよ春本番を迎えます。新型コロナウイルスの影響への対応を最優先としつつ、他方でまちづくりにおける明るい話題を提供できるよう努めてまいります。
議員各位には、健康にご留意いただき、なお一層ご活躍賜りますよう祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。
午後3時32分
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