豊岡市議会 > 2020-02-28 >
令和 2年第1回定例会(第1日 2月28日)

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  1. 豊岡市議会 2020-02-28
    令和 2年第1回定例会(第1日 2月28日)


    取得元: 豊岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    令和 2年第1回定例会(第1日 2月28日) ────────────────────────────────────────────────      令和2年第1回豊岡市議会定例会(第1日)                            令和2年2月28日(金曜日) ────────────────────────────────────────────────                          令和2年2月28日 午前9時30分開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 報告第1号 専決処分したものの報告について       専決第1号 損害賠償の額を定めることについて      報告第2号 専決処分したものの承認を求めることについて       専決第2号 令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)       専決第3号 令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第7号)       専決第4号 令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第8号)       専決第5号 令和元年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第2号)      報告第3号 令和2年度豊岡市土地開発公社事業計画及び資金計画並びに当初            予算について      報告第4号 令和元年度豊岡市農業共済事業特別会計予算に係る弾力条項の適            用について
         第1号議案 豊岡市辺地総合整備計画の策定について      第2号議案 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について      第3号議案 市道路線の認定について      第4号議案 市有財産の処分について      第5号議案 農業委員会の委員の認定農業者過半数要件の例外適用につき同意            を求めることについて      第6号議案 豊岡市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について      第7号議案 豊岡市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第8号議案 豊岡市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第9号議案 豊岡市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する            条例の一部を改正する条例制定について      第10号議案 豊岡市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定につ            いて      第11号議案 豊岡市立出石永楽館の設置及び管理に関する条例の一部を改正す            る条例制定について      第12号議案 豊岡市立霊苑の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例            制定について      第13号議案 北但広域療育センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正            する条例制定について      第14号議案 豊岡市介護保険条例の一部を改正する条例制定について      第15号議案 豊岡市地域包括支援センターの事業の人員及び運営に関する基準            を定める条例の一部を改正する条例制定について      第16号議案 豊岡市森林環境基金条例制定について      第17号議案 豊岡市立学校教育施設整備基金条例制定について      第18号議案 豊岡市文化財保護に関する条例の一部を改正する条例制定につい            て      第19号議案 豊岡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定            める条例の一部を改正する条例制定について      第20号議案 豊岡市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第21号議案 豊岡市集落排水処理施設等の設置及び管理に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第22号議案 令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第9号)      第23号議案 令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予            算(第5号)      第24号議案 令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予            算(第3号)      第25号議案 令和元年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)      第26号議案 令和元年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)      第27号議案 令和元年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第4号)      第28号議案 令和元年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第3号)      第29号議案 令和元年度豊岡市水道事業会計補正予算(第4号)      第30号議案 令和元年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第5号)      第31号議案 令和元年度豊岡市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)      第32号議案 令和2年度豊岡市一般会計予算      第33号議案 令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算      第34号議案 令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)予算      第35号議案 令和2年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計予算      第36号議案 令和2年度豊岡市介護保険事業特別会計予算      第37号議案 令和2年度豊岡市診療所事業特別会計予算      第38号議案 令和2年度豊岡市霊苑事業特別会計予算      第39号議案 令和2年度豊岡市太陽光発電事業特別会計予算      第40号議案 令和2年度豊岡市管理会財産特別会計予算      第41号議案 令和2年度豊岡市水道事業会計予算      第42号議案 令和2年度豊岡市下水道事業会計予算            (以上46件、説明) 日程第5 委員会提出第1号議案 豊岡市議会の議員の議員報酬等に関する条例の一部を                 改正する条例制定について            (説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決) 日程第6 豊監報第2-1号 定期監査及び行政監査結果報告について      豊監報第2-2号 財政援助団体等監査結果報告について(出石ライオンズク               ラブ)      豊監報第2-3号 随時監査(工事監査)結果報告について      豊監報第2-4号 例月現金出納検査結果報告について 日程第7 請願・陳情の付託について         ───────────────────────────────                  本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 報告第1号 専決処分したものの報告について       専決第1号 損害賠償の額を定めることについて      報告第2号 専決処分したものの承認を求めることについて       専決第2号 令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)       専決第3号 令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第7号)       専決第4号 令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第8号)       専決第5号 令和元年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第2号)      報告第3号 令和2年度豊岡市土地開発公社事業計画及び資金計画並びに当初            予算について      報告第4号 令和元年度豊岡市農業共済事業特別会計予算に係る弾力条項の適            用について      第1号議案 豊岡市辺地総合整備計画の策定について      第2号議案 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について      第3号議案 市道路線の認定について      第4号議案 市有財産の処分について      第5号議案 農業委員会の委員の認定農業者過半数要件の例外適用につき同意            を求めることについて      第6号議案 豊岡市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について      第7号議案 豊岡市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第8号議案 豊岡市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第9号議案 豊岡市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する            条例の一部を改正する条例制定について      第10号議案 豊岡市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定につ            いて      第11号議案 豊岡市立出石永楽館の設置及び管理に関する条例の一部を改正す            る条例制定について
         第12号議案 豊岡市立霊苑の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例            制定について      第13号議案 北但広域療育センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正            する条例制定について      第14号議案 豊岡市介護保険条例の一部を改正する条例制定について      第15号議案 豊岡市地域包括支援センターの事業の人員及び運営に関する基準            を定める条例の一部を改正する条例制定について      第16号議案 豊岡市森林環境基金条例制定について      第17号議案 豊岡市立学校教育施設整備基金条例制定について      第18号議案 豊岡市文化財保護に関する条例の一部を改正する条例制定につい            て      第19号議案 豊岡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定            める条例の一部を改正する条例制定について      第20号議案 豊岡市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第21号議案 豊岡市集落排水処理施設等の設置及び管理に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第22号議案 令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第9号)      第23号議案 令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予            算(第5号)      第24号議案 令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予            算(第3号)      第25号議案 令和元年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)      第26号議案 令和元年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)      第27号議案 令和元年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第4号)      第28号議案 令和元年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第3号)      第29号議案 令和元年度豊岡市水道事業会計補正予算(第4号)      第30号議案 令和元年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第5号)      第31号議案 令和元年度豊岡市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)      第32号議案 令和2年度豊岡市一般会計予算      第33号議案 令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算      第34号議案 令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)予算      第35号議案 令和2年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計予算      第36号議案 令和2年度豊岡市介護保険事業特別会計予算      第37号議案 令和2年度豊岡市診療所事業特別会計予算      第38号議案 令和2年度豊岡市霊苑事業特別会計予算      第39号議案 令和2年度豊岡市太陽光発電事業特別会計予算      第40号議案 令和2年度豊岡市管理会財産特別会計予算      第41号議案 令和2年度豊岡市水道事業会計予算      第42号議案 令和2年度豊岡市下水道事業会計予算            (以上46件、説明) 日程第5 委員会提出第1号議案 豊岡市議会の議員の議員報酬等に関する条例の一部を            改正する条例制定について            (説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決) 日程第6 豊監報第2-1号 定期監査及び行政監査結果報告について      豊監報第2-2号 財政援助団体等監査結果報告について(出石ライオンズク               ラブ)      豊監報第2-3号 随時監査(工事監査)結果報告について      豊監報第2-4号 例月現金出納検査結果報告について 日程第7 請願・陳情の付託について         ───────────────────────────────                    出席議員(23名)          1番 清 水   寛         2番 岡 本 昭 治          3番 土生田 仁 志         4番 上 田 倫 久          5番 松 井 正 志         6番 井 上 正 治          8番 西 田   真         9番 青 山 憲 司          10番 足 田 仁 司         11番 竹 中   理          12番 芦 田 竹 彦         13番 関 貫 久仁郎          14番 木 谷 敏 勝         15番 田 中 藤一郎          16番 浅 田   徹         17番 椿 野 仁 司          18番 嶋 﨑 宏 之         19番 福 田 嗣 久          20番 伊 藤   仁         21番 村 岡 峰 男          22番 上 田 伴 子         23番 奥 村 忠 俊          24番 石 津 一 美         ───────────────────────────────                    欠席議員(なし)         ───────────────────────────────                    欠  員(1名)         ───────────────────────────────                   事務局出席職員職氏名   局長        松 本 幹 雄   次長        宮 本 ゆかり   主幹兼庶務係長   小 林 昌 弘   主幹兼調査係長   木 山 敦 子   主幹兼議事係長   佐 伯 勝 巳   副班長       藤 井 正 吾         ───────────────────────────────                 説明のため出席した者の職氏名   市長        中 貝 宗 治   副市長       森 田 敏 幸   副市長       前 野 文 孝   技監        鴨 川 義 宣   政策調整部長    塚 本 繁 樹   政策調整部参事   正 木 一 郎   防災監       宮 田   索   総務部長兼会計管理者                                 成 田 寿 道   地域コミュニティ振興部長        地域コミュニティ振興部参事             幸 木 孝 雄             桑 井 弘 之   市民生活部長    谷 岡 慎 一   健康福祉部長    久保川 伸 幸   環境経済部長    坂 本 成 彦   環境経済部参事   小 林 辰 美   コウノトリ共生部長 水 嶋 弘 三   都市整備部長    澤 田 秀 夫   都市整備部参事   河 本 行 正   城崎振興局長    熊 毛 好 弘   竹野振興局長    瀧 下 貴 也   日高振興局長    小 谷 士 郎   出石振興局長    榮 木 雅 一   但東振興局長    羽 尻 泰 広   消防長       松 岡 勇 人   上下水道部長    米 田 眞 一   教育長       嶋   公 治   教育次長      堂 垣 真 弓   監査委員      保 田 勇 一   選管監査事務局長  宮 岡 浩 由   農業委員会長    森 井   脩   農業委員会事務局長 宮 﨑 雅 巳   総務課長      安 藤 洋 一   総務課長補佐    西 村 嘉 通         ─────────────────────────────── ◎議長挨拶 ○議長(関貫久仁郎) おはようございます。  開会に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。  この冬は2年連続の暖冬による雪不足に加え、新型コロナウイルスの感染拡大により、本市の経済や市民生活などにも大きな影響が出ております。一刻も早い事態の収束を切に願うものであります。
     さて、議員各位にはご健勝にてご参集を賜り、本日ここに、令和2年第1回豊岡市議会定例会を開催できますことは、市政にとってまことに喜ばしいことであります。  今期定例会には、当局提案の報告、事件、条例及び予算の計46件が付議されるほか、会期中に、人事案件24件が追加提案される予定であります。これらはいずれも重要な案件でありますが、とりわけ新年度予算は本市の最大の課題である地方創生に的確に対応する施策を盛り込んだものとなっております。議員各位には、市政推進の見地から慎重にご審議を賜り、適切妥当なご決定をいただきますとともに、円滑な議事運営に格別のご協力をいただきますことをお願い申し上げ、開会のご挨拶といたします。 ────────────────────      午前9時31分開会 ○議長(関貫久仁郎) ただいまの出席議員数は23名であります。よって、会議は成立いたします。  ただいまから令和2年第1回豊岡市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。 ────────・──・──────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(関貫久仁郎) 日程第1は、会議録署名議員の指名であります。  会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、浅田徹議員、芦田竹彦議員の両議員を指名いたします。 ────────・──・──────── ◎日程第2 会期の決定 ○議長(関貫久仁郎) 次は、日程第2、会期の決定についてであります。  この際、議会運営委員長の報告を求めます。  6番、井上正治議員。 ○議会運営委員長(井上 正治) 今期定例会の議事運営についてご報告いたします。  まず、会期につきましては、本日から3月26日までの28日間といたしております。  次に、日程につきましては、本日は諸般の報告の後、当局提出議案を一括上程し、市長の施政方針及び提案説明並びに教育長の教育行政の方針と施策の展開についての説明に続いて、各部長等による議案ごとの説明を受けます。  続いて、委員会提出第1号議案を上程し、説明の後、委員会付託を省略し、質疑、討論、表決いたします。  その後、監査報告を受理し、請願、陳情の委員会付託を行い散会いたします。  次に、明2月29日から3月8日までは、議案熟読のため休会、この間、3日正午を質疑、質問の通告締め切りといたします。  続いて、9日に本会議を再開し、9日を代表質問、11日から13日までの3日間を個人質問、質疑に充て質疑、質問が終局した後、各上程議案を所管の委員会に審査付託いたします。  その後、25日までを休会とし、その間、13日、16日、17日及び24日を委員会審査に充て、26日に本会議を再開し、委員長報告、質疑、討論、表決を行い、今期定例会を閉会することといたしております。  なお、会期中に当局より人事案件が追加提案される予定になっておりますので、ご了承願います。  以上、報告のとおり、今期定例会の議事運営について、よろしくご協力をお願いいたします。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から3月26日までの28日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。  よって、会期は、28日間と決定しました。 ────────・──・──────── ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(関貫久仁郎) 次は、日程第3、諸般の報告であります。  まず、嶋教育長及び堂垣教育次長より、公務のため、本日の会議を早退する旨の申し出がありましたので、ご了承願います。  次に、委員会提出第1号議案が提出され、お手元に配付しておりますので、ご了承願います。  続いて、議会関係の資料として、去る12月定例会における委員会意見・要望及び当局処理状況、11月29日以降の議会活動報告書並びに委員会開催日程表を、それぞれお手元に配付しておりますので、ご清覧願います。  次に、去る12月定例会において可決されました、新たな過疎対策法の制定に関する意見書については、国会及び関係行政庁に対して、送付・要望しておきましたので、ご報告をいたします。  続いて、今議会から、各行政委員会の委員長等及び事務局長については、議案審議において必要な場合のみ出席要求することといたしておりますので、ご了承願います。  この際、森田副市長から兵庫県後期高齢者医療広域連合議会定例会の会議結果等について、発言を求められておりますので、これを許可いたします。  森田副市長。 ○副市長(森田 敏幸) おはようございます。  去る2月2日開催されました、令和2年第1回兵庫県後期高齢者医療広域連合議会定例会の会議結果について報告をいたします。  お手元にホッチキスどめの資料を配付しておると思いますので、それをごらんください。  まず、資料1でございます。提出議案等の概要のとおり、当局から、議案第1号、広域連合第3次広域計画改定の件から、同意第2号、監査委員選任の件の7件と請願2件の計9件について審議が行われました。内容につきましては、記載のとおりでございます。  裏面、資料2をごらんください。会議結果について申し上げます。  議案第3号並びに議案第5号につきましては、一部の議員から、保険料の引き上げ、保険料軽減特例の廃止などにより、反対の立場で意見が出されましたが、賛成多数により原案のとおり可決され、その他の議案につきましては、格別異議なく可決、同意されました。  また、請願第1号並びに請願第2号につきましては、賛成少数につき不採択となりました。  次に、資料3をごらんください。令和2、3年度の保険料率の改定についてご説明いたします。  保険料率は、1人当たりの医療給付費の増加や後期高齢者負担率の引き上げ等により、表1のように均等割額が2,516円の増、所得割率が0.32ポイント上昇しました。そのため、令和元年度末の給付費、準備基金残高見込み額123億9,000万円を全部活用することにより、表2のように、現行に比べ3,331円の増、伸び率を4.05%増に抑えようとするものです。表3は、保険料率上昇抑制措置を講じなかった場合の、平均年保険料額でございます。  裏面をごらんください。賦課限度額を表4のとおり、現行の62万円から64万円に引き上げ、後期高齢者負担率につきましては、世代間の負担の公平性を維持するため、11.41%に引き上げられます。また、低所得者の均等割額の2割、5割軽減につきましては、表5のように、所得基準額が引き上げられ、対象者が拡大されます。一般質問では、窓口負担1割から2割負担にすることについて、広域連合の見解を求める質問がされ、広域連合としては現状維持が好ましく、国に要望しているとの回答がされました。  なお、議案書、配付資料におきましては、議会事務局に提出しておりますほか、広域連合のホームページにも議案等が掲載されておりますので、ご清覧いただければと思います。  以上で報告を終わります。 ○議長(関貫久仁郎) 質疑はありませんか。  ないようですので、以上で諸般の報告を終わります。 ────────・──・──────── ◎日程第4 報告第1号~報告第4号及び第1号議案~第42号議案 ○議長(関貫久仁郎) 次は、日程第4、報告第1号から報告第4号まで及び第1号議案から第42号議案まで、専決処分したものの報告についてほか45件を一括議題といたします。  これより、市長の施政方針及び提案理由の説明を求めます。  市長。      〔中貝宗治市長 登壇〕 ○市長(中貝 宗治) おはようございます。  令和2年第1回豊岡市議会定例会の開会に当たり、議員各位のご健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろのご精励に対し深く敬意を表します。  新型コロナウイルスの感染が全国で拡大しています。去る2月25日には、政府の新型コロナウイルス対策本部で基本方針が決定され、行事開催の必要性を改めて検討することなど、社会全体での対応が求められています。  本市においては、2月3日に庁内連絡会議を開催し、市庁舎等へアルコール消毒薬を設置したほか、手洗い等の感染症対策について、防災行政無線及び市ホームページで周知を行いました。2月20日には、県の豊岡健康福祉事務所、豊岡病院組合、豊岡市医師会、本市関係課による関係機関事前連絡会を開催し、その結果に基づき、医療機関の受診方法について、防災行政無線及び市ホームページで周知しました。  市主催のイベント・行事等については、昨日、市内及び県内で感染者が確認されていない現段階では、①業務上の会議・打ち合わせは、適切な予防対策を講じた上で、原則、平常どおりとすること、②健診等市民生活のための市の本来業務は、適切な予防対策を講じた上で、原則、平常どおりとすること、③集客イベントについては、2週間は基本的に中止または延期とすること、④それ以降のイベントについては、今後の状況を踏まえて改めて検討すること、などの方針を決定しました。  学校園については、首相が全ての小・中学校等の臨時休校を要請したとの報道を受け、①3月2日の午後から春休みまでの間を臨時休校とする、②卒業式等の対応については、別途協議の上、判断する、③その他、具体的課題への対応については、本日午後、校園長会を開いて協議し、現場の声を踏まえて決定するとの判断を、教育委員会において行っています。  なお、幼稚園、保育所、認定こども園については、保護者の就労状況を考慮し、感染拡大防止策をとった上で開設することとしています。  今後とも、状況の変化に最大限の注意を払い、関係機関と緊密に連携、協力し、事態への対応を図っていきたいと考えています。  さらに、観光業、製造業等経済のさまざまな分野への影響も懸念されます。県、観光団体、商工団体、金融機関等と緊密な情報連携を行い、動向を十分に注視しながら、機敏に対応を検討し実施してまいります。  今議会は、2020年度当初予算を初め、諸案についてご審議いただく極めて重要な定例会です。  本日、私から提出いたします案件は、報告事項4件、事件決議5件、条例16件、予算21件の合計46件です。  なお、開会中に人事案件24件を追加提出する予定としておりますので、あらかじめご了承賜りたいと存じます。  ここで、2020年度の本市のまちづくりと市政運営に当たる私の所信を述べさせていただきます。  新年度も、地方創生・人口減少対策に、市の未来にかかわる最大の課題として徹底して取り組んでまいります。  この100年間、豊岡市の人口は、第二次世界大戦終結直後の第1次ベビーブームと若干の例外的時期を除いて、一貫して減少を続けてきました。私たちが地方創生という名のもとに闘っているのは、そのようなかたく、厳しい現実です。  最大の要因は、若年層の流出にあります。豊岡に暮らす価値は、残念ながら、若者、近年はとりわけ若い女性に選ばれてきませんでした。選ばれてきたのは、大都市、とりわけ東京に暮らす価値です。  大きさや高さや速さを競う闘いでは、豊岡のような小さなまちが大都市に伍していくことは不可能です。別の次元の高い価値をつくり上げていくほかにはありません。その旗印が、「小さな世界都市-Local & Global Cityー」の実現です。  それは、地域に根差しつつ、絶えず世界を意識しながら、突き抜けた豊岡に暮らす価値を創造する挑戦です。  これまで、世界に飛び立つためのエンジンとして、コウノトリの野生復帰、コウノトリ育むお米の輸出、インバウンドの促進、深さを持った演劇のまちづくりの4つを上げてきました。加えて、世界水準の製品を生み出す市内企業を第5のエンジンに位置づけることもできます。  そこで問われているのは、ローカルな豊岡において、世界に通用する文化的価値を創造できるかどうかです。  なお、ジェンダーギャップの問題は、その解消が進まない限り世界に飛び立つことはできないという意味でも、重要な課題と考えています。  これまでのさまざまな人々のさまざまな努力によって、方向性と戦列は整いつつあります。今後、さらに市内外の賛同者をふやし、連携しながら、人口減少対策に果敢に挑んでまいります。  続いて、2020年度予算の概要について申し上げます。  人々の日々の暮らしを支えることを市政の基本としながら、新年度予算の打ち出しを「「小さな世界都市-Local & Global Cityー」突き抜けた価値の実現に向けて」としています。  一般会計では、総額460億5,600万円、2019年度当初予算と比較して1.3%の減としています。一般会計のほか、8つの特別会計の予算総額206億5,039万9,000円及び廃止する農業共済事業を除く2つの企業会計の予算総額149億9,763万4,000円を合わせ、総額817億403万3,000円、2019年度当初予算と比較して0.1%の増としています。  一般会計の歳入についてです。  国の2020年度地方財政計画は、市町村税収収入は前年度と比較して0.2%の増、地方交付税総額は2.5%の増としています。  これに対して、本市の市税収入は97億6,809万3,000円で、地域間の課税偏在の是正を図るため法人市民税率が引き下げられたこと等から、2019年度当初予算と比較して5,554万5,000円、0.6%の減を見込んでいます。  地方交付税については、普通交付税は150億円で、会計年度任用職員制度に係る経費算定や地域間の課税偏在の是正を図る地域社会再生事業費の創設等による基準財政需要額の増加と、2016年度から始まった合併算定がえの段階的縮減などの影響を加味した上で、前年度と比較して1億円、0.7%の増を見込んでいます。  特別交付税は、ここ数年の決算状況等から同額の20億円としています。
     地方譲与税及び各種交付金は25億8,156万9,000円で、前年度と比較して約2億2,000万円、9.5%の増を見込んでいます。これは、法人事業税交付金の創設、地方消費税交付金の増額などによるものです。  ふるさと納税については5億円で、前年度と比較して3億円、150%の増としています。なお、新年度事業の財源として、2019年度分のふるさと納税のうち3億円を充てることとしています。  市債は35億6,180万円で、7,640万円、2.2%の増としています。そのうち地方財源の不足に対処するための臨時財政対策債は、地方財政計画を考慮し、9億8,810万円で、1億1,450万円、10.4%の減としています。  したがって、普通交付税に臨時財政対策債を加えた一般財源の影響額では、1,450万円、0.1%の減となります。  自主財源は、歳入全体の33.3%と、2019年度当初予算と比較して0.8ポイントの減少で、脆弱な財政構造が続いています。  歳出については、市民の日々の暮らしを支え続けることを基本としつつ、基本構想に掲げる「小さな世界都市-Local & Global Cityー」を実現するため、市政経営方針に定める戦略的な事業に重点的な予算づけを行いました。  また、地方創生総合戦略を的確に推進するため、地方創生関連事業53事業、5億4,900万1,000円を予算計上しています。  2020年度予算の編成においては、公立豊岡病院組合への負担金や社会保障経費等の増により、歳出に見合う一般財源の確保が困難であったため、財政調整基金から12億円を取り崩し、収支均衡を図っています。  残念ながら、2020年度予算は、財政調整基金と不安定なふるさと納税に依存したきわめて不健全な状況となっています。  2020年度が普通交付税の合併算定がえの優遇措置の最終年度であること、合併特例債の発行可能額も残り少なくなってきたことなど、今後ますます厳しくなる財政状況を見据え、第4次行財政改革にしっかりと取り組んでいく必要があると考えています。  次に、2020年度の主要事業について申し上げます。  まず、地方創生事業についてです。  去る2月21日に、2020年度からの5年間を計画期間とする第2期豊岡市地方創生総合戦略を策定しました。  戦略には、これまでの取り組みから見えてきた3つの新たな視点を加えています。  1つ目は、ジェンダーギャップの解消による、女性に選ばれるまちづくり及び外国人住民との共生を推進する、多様性を受け入れるまちづくりです。  2つ目は、深さを持った演劇のまちづくりです。  3つ目は、国際観光芸術専門職大学(仮称)との連携です。  2020年度は、地方創生関連事業として53事業を掲げています。これらを着実に推進し、戦略目的である、暮らすなら豊岡と考え、定住する若者がふえている状態を目指します。  事業の推進に当たっては、国の地方創生交付金や県のひょうご地域創生交付金、ふるさと納税及び企業版ふるさと納税などを積極的に活用することとしています。  続いて、戦略体系に基づき、主な内容についてご説明申し上げます。  戦略目的を達成するため、6つの主要手段を掲げています。  まず、1つ目の主要手段、豊岡の暮らしの豊かさが内外に知られているについて申し上げます。  その具体的手段、豊岡のよさが内外に伝わっているについてです。  本市の取り組みや理念に共感し、周囲にも市のよさを伝えていただける、豊岡ファンとの関係強化のため、第1回豊岡演劇祭の開催期間中に、市内でファンミーティングを開催します。これまで東京で企業等の関係者にお集まりいただき開催していた豊岡エキシビションにかわるものであり、東京等から、あえて豊岡に足を運んでいただけるような熱心なファンの増加を図りたいと考えています。  また、移住ポータルサイトである「飛んでるローカル豊岡」による情報発信を引き続き行います。  さらに、文化や教育による先端的なまちづくりを進めている自治体で連携して、演劇を活用した非認知スキル向上などの先進的な取り組みについて情報発信します。  次に、具体的手段、豊岡を巣立った人たちが豊岡とつながっているについてです。  就職を機としてUターンする人をふやすため、就活イベントなどを通じて、豊岡で暮らす魅力、地元就職のメリット、やりがいのある仕事の存在などについて伝えます。  ジョブナビ豊岡などのウェブサイトは、Uターン等を検討している人の興味を高めるため、アクセスの解析、サイトの改善等に努めます。  次に、具体的手段、移住・定住を検討する人に情報が提供されているについてです。  豊岡への移住希望者に対して、ワンストップ窓口での相談や現地案内を通じて、地域、住まい、仕事等のコーディネートやマッチングを行います。  また、東京や大阪の移住フェアに出展し、豊岡への来訪や移住を促します。  移住を検討している方が本市に来訪される際には、宿泊費や飛行機旅費の一部を補助します。  さらに、移住者等がまちの人たちと出会い、つながりが生まれる交流拠点として、また、移住者等の暮らしに関する相談の場として、まちのサードプレイスを引き続き開設します。  2つ目の主要手段、多様なライフスタイル・働き方及び多彩な事業活動が実践されているについて申し上げます。  その具体的手段、働きがいがあり、働きやすい場がふえているについてです。  既に市とつながりがあって、IT業界に精通している方の紹介に基づき、IT企業の誘致活動を展開するとともに、市内に新たにIT関連の事業所を開設する事業者等に対して補助金を交付します。  農業に関しては、コウノトリ育む農法における高温障害での品質低下対策として、センサーを利用した水管理の実証実験に取り組みます。  次に、具体的手段、新たな事業や仕事にチャレンジする人がふえているについてです。  ビジネスに関する総合相談窓口である「IPPO TOYOOKA」において、起業を望む若者・女性及び成長を目指す市内事業者を支援します。  農業に関しては、豊岡農業スクールによる新規就農者の育成、農業用機械等導入への補助、都市部などから市内へ移住する新規就農者への家賃補助等に引き続き取り組みます。  次に、具体的手段、豊岡の強みを生かして稼ぐ力が高まっているについてです。  豊岡かばんの展示会等の東京での展開を支援します。この展示会で得られるアンケート結果等をもとに、KITTE丸の内店の商品構成、レイアウト等に工夫を凝らし、訴求力の向上を図ります。  また、アルチザンアベニューにおける豊岡財布スクール、アルチザン財布専科の新設を支援し、高品質な財布を生産できる人材を育成します。  次に、具体的手段、市民が多様な人々を受け入れているについてです。  外国人住民が増加傾向にある中、引き続き神戸大学との共同で外国人住民の実態を把握するとともに、彼らをコミュニティの一員として受け入れ、多文化共生を推進するための戦略を策定します。  3つ目の主要手段、生き生きと暮らす女性がふえているについて申し上げます。  その具体的手段、性別にかかわらず地域での協働が進んでいる、及び性別にかかわらず夫婦が家庭内で支え合っているについてです。  若い女性が、豊岡に暮らす価値をより強く感じられるよう、家庭、地域等を含めたまち全体のジェンダーギャップの解消を目指します。そのための戦略を策定します。ジェンダーギャップ解消についての市民意識の高揚を図るため、委員会における検討状況などを広く発信するとともに、戦略の説明等のためのシンポジウムを開催します。  また、子育てを応援するため、単発的な保育所への送迎や一時的な子供の預かりニーズに応える仕組みとして、豊岡市ファミリーサポートセンターを引き続き開設します。有償ボランティアの形で会員同士が相互援助することにより、働きながら子育てがしやすい環境を整えます。  次に、具体的手段、ありたい姿に向かって生き生きと働ける機会がふえているについてです。  豊岡市ワークイノベーション戦略に基づき、女性も働きやすく、働きがいを感じられる事業所の増加を図ります。それらの事業所の取り組み内容などを広く情報発信し、理解拡大につなげます。経営者、管理職、女性従業員等、さまざまな方に合わせたワークショップ、啓発セミナーなども引き続き実施します。  また、子育て中の女性が働きやすくなるよう、適職診断などを内容としたワークショップの開催や事業所への少日数・短時間勤務の導入促進を進めるとともに、当該導入事業所と子育て中の女性とのマッチング機会を引き続き設けます。  さらに、地域のママの自主的な活動を応援するため、NPO法人ママの働き方応援隊の派遣の場を創出します。子育て中の女性の団体が、旧市町単位にある子育て広場を活用して、一定のイベントを開催する際には、経費の一部を引き続き補助します。  4つ目の主要手段、豊岡で人々が世界と出会っているについて申し上げます。  その具体的手段、世界中から人々が来訪し、豊岡を楽しんでいるについてです。  第1回豊岡演劇祭を、2020年9月のうちの2週末に、城崎国際アートセンター、出石永楽館、江原河畔劇場、市民プラザ、市民会館等を会場にして、実行委員会主催で開催します。  招待演目と自主参加演目で構成されるフリンジ型の演劇祭としては、5年でアジアナンバーワン、10年で世界有数の演劇祭を目指します。  また、演劇祭においては、地域課題の解決に役立つテクノロジーの実証実験を行い、その技術により、豊岡の人々の暮らしを便利、豊かにして、人を幸せにするスマートコミュニティを目指していきたいと考えています。  2019年の本市の外国人延べ宿泊者数は、6万3,648人で、前年比17.2%の増となりました。全国の伸び率9%と比較しても高い伸びとなっています。  地域別の内訳は、城崎地域が5万783人で15.6%の増、次いで、日高地域が5,987人で20.2%の増、豊岡地域が4,510人で6.7%の増となっています。  国別の人数では、台湾が1万5,080人と最も多く、次いで中国が1万843人、香港が6,714人となっています。また、伸び率では、高い順にアメリカが59.1%の増、次いで台湾が43.8%の増、カナダが33.6%の増となっています。  オリンピックイヤーである2020年は、全世界から日本に注目が集まることから、ターゲットである欧米豪に対し、ウエブを中心としたプロモーションを強力に行うとともに、台湾など東アジア市場への働きかけをさらに強化したいと考えています。  但馬空港の2019年度の利用者数については、直近の2月25日現在、前年度同期比240人増の3万7,561人となっています。利用率については、前年度同期比2.1ポイント増の67.3%となっています。東京便乗り継ぎ者数については、前年同期比746人増の1万3,311人となっています。  また、航空法施行規則の改正により、但馬空港の滑走路両端の安全区域を2027年3月末までに100メートル延ばす必要が生じています。県はこれを契機に、2,000メートル級への滑走路延長の可能性も含めて、今後の空港のあり方を検討する懇話会を設置しました。滑走路の延長とジェット化、羽田への乗り入れは但馬全体にとって不可欠の方向であり、その実現に向けて全力を挙げてまいります。  城崎温泉は、温泉街の中心部で慢性的に車の渋滞が発生しています。歩行者の安全を確保するとともに、温泉街のそぞろ歩きの魅力を高めるため、桃島バイパスの整備を見据えた交通環境改善計画の策定を地元組織主体で進めます。  次に、具体的手段、メイドイン豊岡が世界に広がっているについてです。  コウノトリ育むお米の海外販売を引き続き促進します。  2020年度は、アメリカで開催される日本食エキスポに出展するとともに、オーストラリアや香港の食品販売店等で販売プロモーションを行います。  次に、具体的手段、国内外からすぐれた人材が集まり、豊岡の魅力を高めている、及び世界の人々と対等に向き合う人材がふえているについてです。  劇団青年団の新たな活動拠点、江原河畔劇場の改修工事が進められています。来る3月28日、29日の両日には、劇場のプレオープン公演が行われ、同時に江原駅周辺の飲食店等が中心となって、飲食イベントが開催される予定です。劇場のグランドオープニングプログラムは、4月29日から5月3日の間、予定されています。  国際観光芸術専門職大学(仮称)については、現在、県が文部科学省へ設置認可を申請中であり、学舎及び学生寮の建築工事は2021年4月ごろの竣工を目指して行われています。  市としても、開学後に大学が行う地域連携事業について、県とともに検討するほか、高校生や保護者、学校教員向けのPR事業への支援などの協力を行うこととしています。  5つ目の主要手段、子供たちのふるさとへの愛着が育まれているについて申し上げます。  その具体的手段、子供たちが豊岡のことをよく知っている、子供たちがさまざまなコミュニティの中で役割を果たしている、及び子供たちがさまざまな人とコミュニケーションを楽しんでいるについてです。  豊岡市小中一貫教育、豊岡こうのとりプランを公立の全小・中学校で展開し、ふるさと教育、英語教育、コミュニケーション教育の3つの柱で構成するローカル&グローバル学習を進めます。  このため、中学校3年生を対象にしたイングリッシュサマーキャンプを継続します。  また、小学校に6名配置しているALTを、2020年9月から13名に増員する予定です。英語への興味、関心を持つために大切な入門期である1、2年生では、熟達している民間会社派遣のALTを、3年生以上では文部科学省が実施しているJETプログラムによるALTを配置します。  小学校6年生と中学校1年生で行っている演劇ワークショップによるコミュニケーション教育も継続します。  さらに、演劇ワークショップによる非認知能力の向上を図るモデル校での取り組みを引き続き試行します。  国に地方創生総合戦略で新たに打ち出された高校生への働きかけに関しては、市内高校での演劇ワークショップの実施を支援し、コミュニケーション能力の向上を促進します。また、高校生がプロのミュージシャン等とともに豊岡の魅力を表現する音楽動画を制作・発信する取り組みや、地域探求活動により感じたことをダンスで表現する取り組み等の支援を実施します。  6つ目の主要手段、結婚したいと思う人が結婚できているについて申し上げます。  その具体的手段、若者が集い、交流する場がふえている、及び多種多様な出会いの機会が充実しているについてです。  お見合いイベント、恋するお見合いや就活応援プロジェクトはーとピーを実施し、より多くの出会いの場を引き続き創出します。  また、民間団体が主催する婚活イベントへの補助金を継続します。  次に、具体的手段、交際・結婚に向けた独身者へのきめ細かな支援体制が充実しているについてです。  引き続き、ボランティア仲人、縁むすびさんにより、若者のお見合いや交際を後押しする取り組みを進めます。また、社会福祉協議会が運営する結婚相談所への補助金を継続し、結婚相談員や担当者のスキルアップを図ります。  次に、地方創生事業以外の2020年度の主要事業、及び諸般の報告事項等について、基本構想の市民の暮らしを支える施策の体系に沿ってご説明申し上げます。  なお、教育行政の方針と施策の詳細については、教育長から別途ご説明申し上げます。  第1に、安全に安心して暮らせるまちについてです。  防災・減災力の向上、消防体制の充実を図るとともに、防犯意識の醸成に努め、安全な暮らしづくりを進めます。  また、生活習慣病予防や健康づくりの支援などにより、安心して穏やかに暮らせるまちづくりを進めます。  具体的には、安全を守るまちづくりとして、防災行政無線のデジタル化を引き続き進めます。2020年12月をめどに、各家庭等へのデジタル戸別受信機の設置を完了し、デジタル放送への完全切りかえを行う予定です。  また、大規模災害が本市で発生した場合に、他の自治体や関係機関からの応援を円滑に受け入れるため、受援計画を策定するとともに、支援いただく関係機関等の情報通信や情報収集に役立つよう、本庁舎の一部にWi-Fi環境を整備します。なお、議場及び本庁舎7階にもWi-Fi環境を整備し、タブレット端末を利用した事務効率化に役立てます。  2004年の台風23号で氾濫した稲葉川の河川改修事業にあわせて進めてきた稲葉川土地区画整理事業については、2019年12月に区域内の造成工事を終えることができました。今後、換地処分を進め、2021年2月には土地登記を完了する予定です。  円山川河川整備事業については、現在、無堤対策として行われている下流部のパラペット工事や鶴岡・日置地区の堤防整備工事に加え、豊岡市街地など下流の河道水位低減を目的とした中郷遊水地の整備が進められています。  このうち、奈佐川合流部から結和橋上流までのパラペット工事については、2004年台風23号時の水位の高さまでの整備が、来る3月末に完了する予定です。引き続き同区間の道路等のかさ上げや来日橋かけかえを含む下流部のパラペット工事が行われます。  ここで、2020年1月31日現在の災害復旧の進捗状況について申し上げます。  2018年の7月豪雨及び9月の台風24号により被災した農地、農業用施設、林道については、国庫負担対象の36カ所のうち34カ所で復旧工事が完成しています。民家裏で発生した5カ所の山腹崩壊の復旧工事については全て完了しています。  道路や河川については、国庫負担対象の98カ所のうち71カ所で復旧工事が完成しています。民家裏山が崩れた小規模急傾斜地の土砂災害4カ所の復旧工事については、全て完成しています。
     また、2019年10月の台風19号により被災した林道1件については、去る12月24日に国による査定を終え、繰越明許費に係る補正予算を今議会に提出しています。  引き続き、災害復旧事業の早期完了に努めてまいります。  消防体制については、中枢的な業務をつかさどる高機能消防指令センターを、最新システムに更新します。2020年度に実施設計を行い、2021年度に工事を実施します。また、豊岡消防署配備の支援車と搬送車、城崎分署配備のはしご車、出石分署配備の高規格救急自動車を更新します。  安全な暮らしについては、地域団体への防犯カメラの設置補助やLED防犯灯の整備補助を引き続き行います。  また、消費生活相談員の積極的な研修参加によるレベルアップや出前講座等での啓発を通して、消費生活センターの充実・強化を図ります。  安心して穏やかに暮らせるまちづくりとしては、玄さん元気教室の普及・拡大、歩キングの推進を図ります。  高齢者福祉では、一人暮らし高齢者等安心・見守り活動や、ふれあいいきいきサロンに対する補助を引き続き行います。  障害者福祉では、障害者の地域生活への移行や就労に向けた取り組み等により、障害者福祉を着実に推進します。  各種計画については、2020年度までを計画期間とする、老人福祉計画・第7期介護保険事業計画、障害者計画、第5期障害福祉計画・第1期障害児福祉計画、さらに2021年度までを計画期間とする地域福祉計画について、次期計画の策定作業を進めます。  障害者就労支援についてです。  障害のある方々の中には、心身面や体力面での制限により、長時間労働や広範な職務の遂行が困難である方もおられ、そのような場合には、一般就労ではなく福祉就労にとどまっていることが多くあります。  そこで、事業所の超短時間かつ特定の職務と障害のある方々とをマッチングする仕組みをつくることにより、それぞれに合った仕事が得られるよう支援します。  発達障害児の早期発見・早期支援についてです。  幼児健診の機会に発達障害を早期発見できるよう、現在よりも詳細なスクリーニング指標を用いた問診を導入します。  これに伴い、保護者の回答の手間がふえるため、スマホアプリを導入し、利便性の向上を図ることとします。  また、発見した子供の課題に対応するため、育児・保護者支援教室の充実等を行うとともに、早期療育の有効性を保護者へ伝え、早期療育への足がかりにしていきたいと考えています。  在宅重度肢体不自由児者訪問リハビリ支援事業についてです。  重度の肢体不自由児者が、訪問リハビリを気軽に利用して身体機能の維持を図ることができるよう、2020年度から、県の補助制度創設に合わせ、随伴補助を行いたいと考えています。具体的には、訪問リハビリに係る訪問看護療養費に関して、医療保険により自己負担が3割であるところ、県と市の補助により、最終自己負担が1割相当額となるようにします。  子供の貧困対策についてです。  2019年6月に子供の貧困対策の推進に関する法律が改正され、市町村に対して子供の貧困対策計画を策定する努力義務が課されました。本市においては、来る3月に策定予定の第2期豊岡市子ども・子育て支援事業計画の一部に、子どもの貧困対策推進計画を盛り込むこととしています。  所得格差と学力格差の連鎖を断ち切るため、現時点では、次のような施策に重点的に取り組みたいと考えています。  まず、非認知能力と学力の向上のために、演劇ワークショップをモデル小学校で引き続き実施するとともに、ひとり親家庭の中学生以下の子供が文化芸術イベントを無料鑑賞できる制度を創設します。  保育所等の現場職員が早期に子供の課題に気づくことを促す、気づきシートを導入し、早期支援につなげます。  保護者の経済状況の改善については、非正規雇用者であるひとり親を重点的に支援することとし、将来のキャリア設計を促すステップアップセミナーや就業支援個別相談会を開催します。  また、子ども医療費の助成制度を拡充することとします。2020年度にシステムを改修した後、2021年度から非課税世帯のゼロ歳から中学3年生までの子供の外来受診に係る医療費を無料にしたいと考えています。  第2に、人と自然が共生するまちについて申し上げます。  コウノトリも住める豊かな環境を取り戻し、人と自然が響き合うまちづくりを進めるとともに、環境経済戦略を推進します。さらに、循環型のまちづくりを進めます。  具体的には、人と自然が響き合うまちづくりとして、豊岡における生物多様性を保全するための普及・啓発や、科学的根拠に基づく、効率的な自然再生活動に取り組みます。また、自然再生のシンボリックな成功例とするため、かつて生き物があふれていたころの豊かな環境を目指し、戸島湿地及び田結湿地において重点的に自然再生活動に取り組みます。  さらに、国内外で進められているコウノトリ野生復帰の取り組み成果や課題を共有し、知恵を出し合いながら国際的議論を深めるため、兵庫県と本市の共催、そして、実行委員会での企画運営により、来る10月31日、11月1日に、第6回コウノトリ未来・国際かいぎを開催します。  循環型のまちづくりとしては、太陽光発電システム設置への補助を継続します。  プラスチックごみについてです。  近年、海洋プラスチックごみによる環境汚染が世界的な課題となっています。国は、2019年5月にプラスチック資源循環戦略を策定し、2020年7月からレジ袋を有料化するなどの取り組みを進めています。  市としても、2020年度にプラスチックごみ削減のための実行計画策定等に取り組みたいと思っています。  また、引き続きレジ袋削減のためのマイバッグ持参運動の推進、ポイ捨てや不法投棄の撲滅運動の推進、清掃活動や海洋ごみの回収活動の促進、プラスチック製容器包装の分別徹底の周知等にも取り組んでまいります。  第3に、持続可能な力を高めるまちについて申し上げます。  地域経済を元気にするまちづくりを進めます。  また、住環境や道路網の整備、公共交通の確保などにより、にぎわいと魅力あるまちづくりを進めるとともに、活力を生むまちづくりを推進します。  具体的には、地域経済を元気にするまちづくりとして、観光誘客の促進や産業の発展促進、市内周遊拡大のための二次交通の充実、効果的な情報発信などに取り組みます。  農業では、環境創造型農業を推進するため、コウノトリ育む農法などに取り組む農業者に対し、国の交付金制度に基づく市の随伴補助を行います。  また、広域基幹農道の安全・安心な交通を確保するため、農道橋の耐震化事業にあわせ、長寿命化のための補修事業を実施します。  農業ビジョンの施策策定についてです。  2015年農林業センサスによる本市の農業経営者の年代構成は、70歳以上の方が約41%を占めています。61歳以上の方だと約77%を占めることとなります。  このままでは、10年後には豊岡の農業を支える人材が圧倒的に不足し、農業がさらに衰退するおそれがあります。そのため、2018年度から、豊岡市農業ビジョンの策定に取り組んできました。来る3月末には策定を完了する予定です。  ビジョン案では、持続可能で幸せを感じる社会の実現に貢献する農業のあり方を、豊岡グッドローカル農業と称し、これを実現するため、3つの戦略目的と6つの主要手段から成る戦略体系を作成しています。  2020年度には、豊岡市農業ビジョン推進委員会を設置し、6つの主要手段に係る具体的な施策等について、検討を進めることとしています。  有害鳥獣対策事業についてです。  2020年1月末現在の鹿の捕獲頭数は、有害捕獲が4,003頭で、前年度同期比7.5%の増、狩猟による捕獲が1,645頭で、前年度同期比11.9%の減となっています。このまま推移すると、2019年度の捕獲目標頭数である6,500頭を超える見込みとなっています。  2020年度からは、第3期シカ有害被害撲滅大作戦を3年間の目標期間で展開します。車で移動しながら、鹿を発見すれば降車して射撃・捕獲する流し撃ち部隊の新設等を行います。  また、県版地域おこし協力隊である地域再生協働員の協力を引き続き得て、猿の追い払いや防護柵の維持管理に関する地元への指導・講習等を実施します。さらに、猿の防護柵設置への補助制度を創設したいと考えています。  林業では、持続可能な森づくりを目指し、市行造林事業による除間伐の保育業務、作業道の開設などを実施します。  豊岡市林業ビジョン等の策定についてです。  市内の森林の現状や問題点に基づき、従来の森林整備や保全のあり方などを検討し、持続可能な力強い林業を目指していくビジョン及び行動計画を2020年度、2021年度の2カ年で策定します。  学識経験者、市内の林業事業者等で構成する検討委員会を設置し、地域に合った安定的かつ循環型の森林整備、森林環境譲与税の活用方針、林業従事者の育成・雇用促進などについて検討します。  関連して、森林環境基金条例の制定について申し上げます。  森林環境の保全事業に必要な財源として、国から地方公共団体へ譲与される森林環境譲与税については、事業の執行残などにより剰余金が発生する場合には、後年度に計画的に事業を実施していくための基金に積み立てることとされています。  当該基金創設のための条例案及び93万円の剰余金を積み立てるための補正予算を、今議会に提出しています。  森林環境譲与税の譲与額についてです。  近年の自然災害の激甚化・多発化を受け、2019年12月に閣議決定された税制改正大綱は、豪雨等の際の森林保水力の重要性に鑑み、森林環境譲与税の譲与額を増額することとしています。  このため、2020年度の本市の譲与額は、2019年度の見込み額2,970万円のおよそ倍額である6,000万円を見込んでいます。豊岡市林業ビジョンの策定経費及び木質バイオマス利活用設備等整備への補助金に充てることとし、残額は森林環境基金に積み立てたいと考えています。  工業振興では、北近畿豊岡自動車道に関連して県が整備する県道但馬空港線の沿線土地を産業用地として整備します。2020年度は、主に上下水道の整備を行います。  観光分野では、玄武洞公園のリニューアル事業を引き続き行います。2020年度に実施設計に取りかかり、公園前の県道工事の進捗状況に合わせつつ、2022年4月のオープンを目指します。オープンに合わせて、入場の有料化を図ることとしています。  また、城崎温泉が開湯1,300年を迎えることに伴い、地元主体の記念事業に対し、支援を行います。  にぎわいと魅力をつくるまちづくりとしては、市道八条線等の道路整備、市道田鶴野東部幹線等の大規模舗装修繕、市道久斗野山線等の側溝修繕、市道正法寺坂津線等の道路構造物長寿命化などを進めます。  橋梁については、栃江橋等の整備を進めるとともに、定期点検結果に基づいた長寿命化修繕計画に沿って、補修設計、補修工事を行います。  交通安全対策としては、市道三坂納屋線等での歩道の転落防止柵の設置や道路区画線の整備、通学路のグリーンベルトの設置等により、歩行者にとって安全な道路空間を確保します。  北近畿豊岡自動車道の進捗状況についてです。  (仮称)豊岡南インターチェンジまでは、2020年度中に開通する予定となっています。これにあわせ、県がアクセス道路として新たな但馬空港線を整備中であり、旧道となる一部区間約1.8キロメートルを市道として引き受けるため、今議会に市道認定に係る議案を提出しています。  その北側の(仮称)豊岡インターチェンジまでの間の豊岡道路については、早期開通を目指して事業が進められています。  さらにその北側の(仮称)豊岡北インターチェンジまでの間については、山陰近畿自動車道との接続を踏まえた都市計画変更の手続が行われ、去る2月18日に県において決定告示がなされました。この区間の一日も早い事業着手を期待しているところです。  バス交通についてです。  市営バスの竹野海岸線において、地域住民がドライバーとして参画するとともに、観光繁忙期の需要に対応した臨時シャトルバスを運行する取り組みを行います。  活力を生むまちづくりについては、現在、地域おこし協力隊として、14人の隊員が活動中です。2020年度は、14職種、18名の隊員の獲得を目指します。  第4に、未来を拓く人を育むまちについて申し上げます。  子育て・教育環境の整備などにより、健やかで心豊かな子供を育むまちづくりを進めます。  具体的には、待機児童の解消を目指し、小規模保育事業の設置運営事業者の公募をさらに進めます。また、八条認定こども園の3歳児保育室の増築を行い、2歳児と3歳児の受け入れの増を図ります。  つり天井を有しない小学校の屋内運動場及び武道場の非構造部材に係る落下防止対策を引き続き行い、施設の安全性を高めます。  豊岡市における幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画についてです。  現在、豊岡市子ども・子育て会議からの答申を尊重しつつ、去る10月の公共施設のあり方を考える市民懇談会での市民意見及び関係する社会福祉法人等との協議結果も踏まえ、市としての計画案の策定を進めています。来る3月26日は、議員説明会において、議員の皆様のご意見を伺いたいと考えています。  その後、各地域での市民説明会の開催やパブリックコメントの実施などを経て、来る8月に計画策定を完了したいと考えています。  小・中学校の適正規模・適正配置の検討についてです。  審議会については、学識経験者、教育・保育関係者、PTA、未就学児の保護者、区長、学校評議員等、さまざまな地域や立場の方、18名に委員として就任いただき、去る2月3日に第1回の会議を開催したところです。  今後、市の児童生徒数の推移などの実情を審議会に示し、実際に極小規模校や複式学級の授業の様子をごらんいただく機会を持ちながら、教育環境をよりよくするために学校はどうあるべきか検討していただくこととしています。  審議会から2020年度中に答申を受け、その内容について、地域の皆様と十分に課題を共有し、対話をしながら、2021年度中には適正規模・適正配置に係る計画を策定したいと考えています。  なお、去る2月25日、港地区区長会長と港東小、港西小、港中、港認定こども園のPTA会長の連名で、港東小学校と港西小学校の統合を希望する旨の要望書が提出されました。  これを受け、2月27日開催の臨時教育委員会会議において、当該希望に沿うべきであるとの決定がなされました。  今後、統合準備委員会を設置して、2021年4月の統合を目標に、協議を進めてまいります。  第5に、人生を楽しみお互いを支え合うまちについて申し上げます。  さまざまな学習の機会と場が提供され、歴史・伝統やすぐれた文化芸術に触れることにより、お互いを尊重し、誰もが日々の暮らしを楽しみ、お互いを支え合うまちづくりを進めます。  具体的には、日々人生を楽しむまちづくりとして、生涯学習サロンの整備を引き続き進めます。2020年度は、新築整備工事に着手します。現在施工している既存建物の解体工事は、入札不調が原因で着工がおくれたため、関連業務とともに繰り越すこととし、繰越明許に係る補正予算を今議会に提出しています。なお、施設のオープンは、計画どおり2021年4月の予定としています。  植村直己冒険館機能強化改修運営事業についてです。  事業契約を締結した豊岡冒険館株式会社は、2020年4月に設計業務を終える予定です。2020年度は、同社において既存建物の改修や展示のリニューアル、全天候型の遊戯施設の建設が行われ、完了した直後に市が買い取ることとしています。リニューアルオープンの予定は、2021年の4月下旬としています。  新文化会館の整備についてです。  2020年度は、建物の構造や配置、各階のレイアウト、内外のデザイン等の基本設計を行います。現在、基本設計業務の契約候補者を選定するため、公募型プロポーザルを実施しており、来る5月に契約を締結し、2020年度内の基本設計完了を予定しています。施設のオープンは、2025年度の早期を目指しています。  東京2020オリンピック・パラリンピックについてです。  ボート競技に関しては、来る5月17日からスイスで開催される世界最終予選の結果により、ドイツ、スイス代表チームの事前合宿の受け入れ人数等が確定します。とよおか2020スポーツ実行委員会を中心に、オリンピックで最高のパフォーマンスを発揮していただけるよう、歓迎の準備を進めます。  日本代表チームは、4年連続となる豊岡での強化合宿を4月に予定しています。現在、予選でのオリンピック出場権獲得を目指して奮闘中であり、強化合宿において最大限の協力を行いたいと考えています。  オリンピック聖火リレーに関しては、今後、本市を走るランナーが公表される予定です。5月24日の本番に向け、東京2020オリンピック聖火リレー豊岡市実行委員会を中心に準備を進めてまいります。  なお、今回の取り組みを契機に、スポーツの推進に関し、すぐれた指導や支援ができる知識・経験等をお持ちの方を、豊岡市スポーツアドバイザーとして委嘱することとしています。具体的には、2020年4月1日からの3年間を任期として、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与の上治丈太郎氏を特別アドバイザーに、ロンドンオリンピック女子バレーボール銅メダリストの紀氏香織氏とNOMOベースボールクラブをアドバイザーにそれぞれ委嘱したいと考えています。  お互いを支え合うまちづくりとしては、地域コミュニティ活動の支援等を行います。  去る2月10日に策定した地域コミュニティビジョンの実現に向け、地域づくりの専門家で構成する、(仮称)地域づくりアドバイザー会議を設置します。同会議から助言を得ながら、市のアクションプランを策定します。
     また、地域コミュニティ組織を支援する中間支援組織の立ち上げに向け、地域サポーターを1名増員して2名体制とし、立ち上げの準備を進めます。  さらに、建築年次が最も古く、老朽化の目立つ中筋地区コミュニティセンターについて、長寿命化のための改修工事を行います。  第6に、市政の運営について申し上げます。  それぞれの地域の固有の自然・歴史・伝統・文化を尊重し、特色あるまちづくりを進めます。  具体的には、特色ある地域の成長と連携として、各地域の特色を生かした事業推進により、地域の振興を図るとともに、人口減少の緩和を目指します。  城崎振興局では、大谿川沿いの柳、桜の健全な育成を図るため、剪定、植えかえ等を行います。  また、太鼓橋及び大谿川パラペットの表面モルタルに亀裂・剥落が生じているため、補修を行います。  竹野振興局では、海町マーケットやまち歩き散策などさまざまな事業から成る川湊再生プロジェクトに、引き続き地元とともに取り組みます。  また、御用地館の障子やふすまをスクリーンとして、竹野の資源を盛り込んだプロジェクションマッピングを実施します。  2020年度で第20回目となる、仲田光成記念豊岡全国かな書展については、最終回と位置づけ、実施します。  ここで、森本中学校跡地の処分について申し上げます。  学校教育施設整備のための基金設置を前提に、文部科学省へ財産処分に係る承認申請をしておりましたが、去る1月10日に承認がありました。  これに伴い、仮契約を締結した株式会社白バラドライへの財産処分のための議案とともに、学校教育施設整備基金設置のための条例案及び基金積み立てに必要な補正予算を今議会に提出しています。  日高振興局では、日高で暮らす若者の増加を目指し、劇団青年団との連携や観光事業等の実施に取り組みます。  なお、道の駅神鍋高原の隣接地が民間主導プロジェクトによるホテル立地の候補地となっています。他の候補地と異なり、当該候補地は自然公園法の規制等への対応経費が必要となり、建設コストが割高になるという事情があるため、ホテル側の負担軽減を図って誘致を促進する観点から、上下水道のインフラ整備工事を市で行いたいと考えています。誘致が実現すれば、それを契機に道の駅及び周辺地域の機能強化を目指すこととし、地元を主体とした検討会議の設置を予定しています。  出石振興局では、まちのにぎわいと活性化を目指し、観光イベントへの補助等を実施します。  また、春・秋の繁忙期の渋滞対策として、交通量や交通の流れ等の実態調査を行い、安全で安心な城下町出石を目指します。  さらに、出石伝統的建造物群保存地区の災害時における危険性や問題点を調査・把握し、当該地区の防災計画の策定に取り組みます。  但東振興局では、移住者、定住者をふやすため、地域コミュニティ組織と協働し、ウエブ活用により、移住等に関心のある方にターゲットを絞り込んだ情報発信を行います。  また、移住促進住宅や空き家などの活用により移住を促進するとともに、交流人口の増加や受け入れ家庭の副収入の向上を目指し、教育民泊の取り組みを支援します。  参画と協働のまちづくりについては、市民と行政の協働推進指針に基づき、福祉や子育て、環境などさまざまな分野で、市民、NPO、各種団体、企業などと行政が適切な役割分担と連携を図りながらまちづくりを進めます。  新しい時代にふさわしい行政経営については、キャリアデザインアクションプランに基づいたさまざまな研修やキャリアサポート制度の実施、男性職員の育児休業取得の促進などにより、職員のキャリア形成意識の醸成や、働きやすく働きがいのある組織づくりを進めます。  また、引き続き日本政府観光局、中小企業庁、兵庫県立大学大学院、日本航空株式会社への職員派遣を行います。  さらに、可能な限り効率的な行政事務の遂行を目指し、情報戦略の専門家のアドバイスを受けながら、AI等のICTの活用、導入について検討してまいります。  第4次行財政改革の推進についてです。  早期に効果を上げるため、着手可能なものから既に取り組みを始めています。  まず、市民との共創の具体策として、サウンディング型市場調査を積極的に活用します。事業の検討段階において、行政内部だけで検討するのではなく、広く民間事業者から意見、提案を求め、対話を通して事業の市場性を把握します。活用が見込まれる事業としては、市有地や公共施設の利活用や処分、各種業務の委託等を想定しています。  次に、学校給食センターで行う業務のうちの調理・洗浄業務に係る経費削減のため、民間委託の検討を進めます。検討に当たっては、学校給食センター運営委員会のほか、学校、保護者、栄養教諭、調理員等からも意見を聞き、課題の洗い出しを行った上で、先進地の事例も参考にしながら方針を定めたいと考えています。  ふるさと納税の状況についてです。  去る1月末時点での寄附金額は6億4,898万円、寄附件数は1万147件で、それぞれ前年度同期比3.8倍、3.6倍と大きく増加しました。  寄附者により使途として指定された分野と寄附額は、1月末現在で、上位から順に、小さな世界都市の実現を目指すまちづくりに1億6,949万円、未来を拓く人を育むまちづくりに1億4,127万円、コウノトリをシンボルとした人と自然が共生するまちづくりに1億760万円、深さを持った演劇のまちづくりに8,393万円などとなっています。  2019年度のふるさと納税は、7億円を見込んでいます。そのうち1億7,150万円は、2019年度事業に充当しています。  残額のうちの3億円は、2020年度事業に充当し、残りの2億2,850万円は、今後のふるさと納税額の変動等に備え留保することとしています。  なお、ふるさと納税に係る返礼品と事務手数料に要する経費については、従来、一般財源を充てていましたが、2020年度以降は、ふるさと納税を充て、その残額を寄附者から指定された分野の事業に充てることといたします。  第1回豊岡演劇祭では、企業版ふるさと納税制度も活用することとしています。  公共施設マネジメントの推進についてです。  2020年の夏をめどに、おおむね旧市町単位で地域デザイン懇談会を設置します。各地域における必要な施設・機能について、市民参加型ワークショップ等により、ともに考えます。  旧5町の地域では、それぞれ30名程度の参加者を想定しており、年3回、2年にわたりワークショップ形式で議論し、意見の取りまとめを行います。旧豊岡市域においては、多くの施設が市全体における拠点施設であることから、フォーラム形式で懇談会を実施する予定としています。  活発な意見交換や懇談会の円滑な遂行のため、公共施設マネジメントに関する専門知識を有するファシリテーター等の支援を受けたいと考えており、運営支援業務の委託を行うこととしています。  なお、市が保有する全ての公共施設について、個別施設計画を2020年度中に策定すること、及び策定済みの公共施設等総合管理計画を2021年度中に充実・改定することを国から要請されており、これに対応したいと考えています。  水道料金等の改定の検討についてです。  水道料金は2011年4月に、下水道使用料は2016年4月に、それぞれ値上げとなる改定を行いました。その後、現在までの間、両事業ともおおむね良好な経営状況であったと考えています。  しかし、人口減少や節水型社会への移行に伴う有収水量の減少、施設の大量更新に向けた財源確保の問題、防災・減災対策の必要性など、事業をめぐる環境は刻々と変化しています。  水道事業、下水道事業では、5年ごとに料金改定について検討を行っています。現行料金の算定期間が2020年度で終了するため、次期算定期間に向けて、料金改定の要否等を慎重に検討していきたいと考えています。  2020年度の組織についてです。  第4次行財政改革を強力に推進するため、政策調整課の行財政改革係を行財政改革推進係とします。  ICTを活用した業務の効率化を進めるため、情報推進課を情報管理係とICT推進係の2係とします。  文化関連業務を市長部局に一本化するため、教育総務課の文化財室と歴史博物館を文化振興課の所管とします。  現在、閉館中の植村直己冒険館については、組織と業務を生涯学習課生涯学習係が吸収します。  兵庫県農業共済組合への業務移管に伴い、農業共済課は廃止します。  国直轄事業と県土木事業の促進強化を図るため、建設課の円山川整備事業室と高規格道路建設推進室を統合し、国県事業推進室とします。  用地事務の集約化、効率化のため、用地課を用地対策室とし、建設課の所管とします。  小・中学校の適正規模・適正配置や幼児教育・保育施設のあり方に係る事務を推進するため、教育総務課の企画係を廃止し、学校再編推進室を設置するとともに、こども育成課の幼保政策室を幼保政策推進室とします。  最後に、2019年度一般会計補正予算について申し上げます。  まず、補正予算第6号です。これは、ふるさと納税の増収に対応するための経費で、基金積み立てや返礼品等に要する経費4億4,939万2,000円を追加するため、1月6日付で専決処分したものです。  次に、補正予算第7号です。これは、暖冬に伴う雪不足の影響を受ける中小企業への金融支援で、融資保証料補助金に要する経費1,000万円を追加するとともに、同額を2020年度の債務負担行為として追加し、1月31日付で専決処分したものです。  次に、補正予算第8号です。これは、安心と成長の未来を拓く総合経済対策に基づく国補正予算の対象事業で、地籍調査、橋梁長寿命化、校内通信ネットワーク改修に要する経費2億9,870万3,000円を追加して、全額を繰越明許費とし、2月10日付で専決処分したものです。  次に、補正予算第9号です。13億2,863万4,000円の減額となっています。  減額の主なものは、入札残、事業費の確定に伴うもののほか、年度末までの支出予定の精査による不用額等の減額です。  繰越明許費では、プレミアム付商品券事業を初め、年度内にその支払いが終わらないもの25件、8億7,774万3,000円を追加、3件を変更しています。  債務負担行為の補正では、2件の廃止と8件の限度額変更をしています。  また、年度内の今後の財政収支見通しについては、地方債や特別交付税・地方譲与税など、現時点では確定していないものが多くあり、これらが確定した段階でさらに補正の必要が生じることとなります。  したがって、その際には、財政事情を勘案する中で、所要の専決補正をしたいと考えていますので、ご了承賜りますようお願い申し上げます。  以上をもちまして、私の総括説明を終え、各議案の詳細については担当部長等から説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(関貫久仁郎) 市長の説明は終わりました。  次に、教育長から教育行政の方針と施策の展開の説明を求めます。  教育長。     〔嶋 公治教育長 登壇〕 ○教育長(嶋 公治) おはようございます。  令和2年第1回豊岡市議会定例会の開会に当たり、議員の皆様のご精励をお喜びいたしますとともに、日ごろの教育行政に対するご理解、ご支援に対しお礼を申し上げます。  ふるさと豊岡を愛し、夢の実現に向け挑戦する子どもの育成を基本理念とする、第3次とよおか教育プランの計画期間が2019年度末で終了します。  この5年間、実践の基盤としてきたことは、子供がどう感じ、どう考え、どのように行動しているかといった、子供の事実に学ぶことと子供に寄り添うことでした。小・中学校では、自分にはよいところがあると思う児童生徒の割合と、先生が、自分のよいところを認めてくれていると思う児童生徒の割合は、ともに上昇傾向にあります。教員が日常的に子供のよさを丁寧に見取り、そのことを確かな言葉で粘り強く伝えてきたことの成果だと言えます。  今後も、この実践姿勢を貫き、本市の教育課題の改善はもとより、子供と教師の、また、子供同士の肯定的なかかわりの中で、子供たち一人一人が抱えている課題の解決に取り組むことが重要であると考えています。  教育を取り巻く環境は、著しいスピードで変わろうとしています。こうした中、小学校では、主体的・対話的で深い学びの実現を意図した次期学習指導要領が、2020年度から完全実施されます。英語が教科化されることで、3年生から6年生の年間の授業時間が今よりもそれぞれ20時間多くなり、この増加分の授業時間を確保する必要があります。  2020年3月には、全ての小・中学校の普通教室に空調設備の整備が完了予定であることを踏まえ、子供たちのゆとりある生活の観点から、1週間当たりの授業時間をふやすことなく、市内小・中学校の夏休みを4日間短縮することで対応します。  本市では、国の教育改革の方向性を注視しながら、2017年度から全ての公立小・中学校において、小中一貫教育を実施し、3年が経過しました。  2020年度からは、特に、授業でつながる小中一貫教育をテーマとし、子供たちの生きる力を育むための取り組みとして充実を図ります。さらなるご支援を賜りますようお願いいたします。  さらに、2020年2月に、第4次とよおか教育プランを策定しました。新たなプランでは、引き続き基本理念を、ふるさと豊岡を愛し、夢の実現に向け挑戦する子どもの育成と設定しました。あわせて、これまでの方向性を発展させるものとして、非認知能力を重視し焦点化することとしました。  ふるさとのひと・もの・ことと出会い、体験を通して学びながら夢や目標を持ち、その実現に向けて挑戦するために必要な非認知能力(やり抜く力・自制心・協働性)を伸ばすことが基本理念の実践の方向であると考えています。  一方で、豊岡の子供の数は毎年減ってきており、今の就学前の児童数を見ると、地域によっては、今後これまで以上に加速度的に減少していくものと想定され、複式学級を有する学校もさらにふえるなど、教育上の課題も生じています。  そのため、2019年度は「豊岡の教育の現状と課題について考える」をテーマに、市内7会場で教育懇談会を開催したところ、延べ428名に出席いただきました。  懇談会では、少子化及び複式学級の現状と今後の見込み、少子化による教育課題等についてお伝えし、多くの方から意見を伺いましたが、意見の多くは、小規模校の課題についてもっと詳しい説明が聞きたい、地域ではまとまらないので、市主導で統合を進めてほしいといったものでした。  これらの意見を踏まえ、2020年2月、豊岡市立小中学校適正規模・適正配置審議会を立ち上げました。今後、審議会委員や地域の方等、さまざまな立場の方から意見をお聞きしながら、学校統合という方法も含めて、教育的課題を軽減するためのさまざまな手法を議論し、検討していきたいと考えています。  なお、今後のスケジュールにつきましては、2020年度中に審議会から答申を受け、2021年度中に計画としてまとめる予定です。審議の期間中や答申を受けてから計画策定までの間にも、意見交換会・説明会等を開催し、地域の方から十分に意見を伺いながら、慎重に進めていきたいと考えています。  五荘小学校と奈佐小学校の統合につきましては、現在までに2回の準備委員会を開催し、協議・調整を行っています。今後も、子供や保護者、さらには地域の皆様の不安を少しでも軽減し、円滑に進められるよう検討を行います。  港東小学校と港西小学校につきましては、去る2月25日に港地区区長会長と港東・港西両小学校、港中学校、港認定こども園のPTA会長の連名で、港東小学校と港西小学校の統合を希望する旨の要望書が提出されました。  これを受け、2月27日に臨時教育委員会会議を開催し、要望の趣旨を尊重し、統合に向け準備を進めていく方針を決定いたしました。  今後、統合準備委員会を設置し、2021年4月の統合を目標に検討を進めていくこととしています。  それでは、2020年度の教育行政の方針と施策の展開について、生きる力を育む教育の推進と子供たちの学びを支える仕組みの確立に分けて説明します。  初めに、生きる力を育む教育の推進について申し上げます。  教育は、家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、地域の教えで実がなると言われているように、市全体が子供の成長にかかわる当事者として一体となり子育てに取り組みます。  また、現在の子供たちの姿から、学力の向上、不登校児童生徒の増加、特別な支援が必要な子供たちの教育的ニーズへの対応を最重要課題として位置づけ、その対応を進めます。  それでは、生きる力を育む教育について、あたまの力、こころの力、からだの力、あたま・こころ・からだの3つの力を支える基礎力、特別支援教育の充実の5つの施策ごとに主な取り組みを説明します。  初めに、あたまの力の育成について説明します。  豊岡市は、全国に先駆けて、2007年度から小中連携教育に取り組んできました。2017年度から9年間の系統性と一貫性のあるカリキュラムを実践するため、小中一貫教育、豊岡こうのとりプランを公立の全9中学校区において実施しています。  豊岡こうのとりプランの中心となる取り組みは、ふるさと教育、英語教育、コミュニケーション教育の3つの柱で構成する、ローカル&グローバル学習の時間での実践です。  3つの教育をバランスよく実践することが、子供たちの生きる力を育み、小さな世界都市を目指す豊岡の未来を創造する力を持った子供を育てていくことにつながっていくものと考えています。  ふるさと教育では、引き続きコウノトリ、ジオパーク、産業・文化を共通の学習課題として、「ふるさと学習ガイドブック」やDVD「豊岡ふるさと学習 山陰海岸ジオパーク」を効果的に活用しながら、外部講師の招聘や現地でのフィールドワークを通して、体験に基づく探求的な学習を行います。  豊岡についての知識を習得するだけでなく、自分の生活や生き方と結びつけて考え、学んだことについて相手を意識しながら表現することを通して、ふるさと豊岡を自分の言葉で語り誇れる子供の育成を目指します。  英語教育では、就学前の英語遊び保育を2017年度から継続して、市内の各幼稚園・保育園・認定こども園で積極的に実施しています。2020年度以降においても、引き続き子供の実態に合わせて内容の充実に努めます。
     小学校では、2020年度から、新学習指導要領実施により、3、4年生で外国語活動が必修に、5、6年生で英語が教科になります。1、2年生では2017年度から実施している豊岡市独自の取り組みである、英語遊びを継続します。  現在、外国語指導助手(ALT)を全小学校に配置していますが、来年度から英語の授業時数がふえるため、各校に配置するALTを増員して、全ての英語の授業をチームティーチングで行うこととしています。アンケートによると、4年生の94.5%が英語の授業が楽しい、6年生の80.3%が英語の授業が好きと答え、多くの児童が休み時間、給食、掃除の時間など、授業以外でもALTと英語で積極的に会話をしようとする姿が見られます。  また、夏季休業中においては、中学校3年生の希望者を対象にオールイングリッシュでの活動を3日間行う、イングリッシュサマーキャンプを引き続き開催する予定としています。昨年度は、市内全ての中学校から、前年度比でおよそ倍増となる45人の生徒が参加し、91%の生徒がとてもよい体験ができたと答えました。  このように、幼児期から小・中学校までの連続性と系統性のある学習を通して、自分のこと、ふるさとのことを英語で語ることのできる資質・能力を育成します。  コミュニケーション教育では、相手が伝えたいことや相手の意図を理解する能力、自分が伝えたいことを相手に正確に、効果的に伝える能力の育成を目指し、継続して取り組みます。  とりわけ小学校6年生と中学校1年生では、引き続き多様な意見をすり合わせて合意形成を図ったり、仲間と協働して課題を解決したりすることを目標とした演劇的手法を取り入れた授業を行います。  また、この教育は、やり抜く力、自制心、協働性といったIQなど数値であらわすことのできない非認知能力を向上させることにつながる可能性があり、全ての教科・領域で重視していきたいと考えています。  さらに、この能力の育成は、幼少期に出力型の学習を通して働きかけることが有効であることから、モデル校2校において、小学校1年生から3年生を対象とした演劇ワークショップを引き続き実施することとし、プログラムの開発と評価方法の研究を行っていきます。  小・中学校の授業実践については、主体的・対話的で深い学びの実現のため、何を学ぶかだけでなく、何ができるようになるか、そのためにどのように学ぶかということを重視した授業改善に努め、確かな学力の定着と教職員の授業力向上に取り組みます。  2点目に、こころの力の育成について説明します。  子供たちが現代の複雑で予測困難な社会に対応し、将来を見据えて社会的自立に必要な能力を育成するため、体系的、系統的なキャリア教育に取り組みます。また、人権感覚の涵養を基盤に、自他に対する肯定的な態度と共生の心の育成に努めます。あわせて、子供たちの豊かな人間性と社会性を培うために、発達段階に応じた体験的な活動を推進します。  道徳教育については、教科となった道徳の授業を中心に、学校教育全体を通して取り組みます。授業では、問題解決的な学習や体験的な学習等を取り入れ、他者や自己との対話による授業づくりを進めます。また、積極的に授業を公開し、家庭や地域の皆様の理解と協力を得られるよう工夫します。  防災教育については、過去の災害を踏まえた年3回のメモリアルデーの防災・減災授業を継続するとともに、市民総参加訓練を初め家庭・地域・専門機関と連携した取り組みを実施します。  3点目に、からだの力の育成について説明します。  小学校5年生、中学校2年生を対象とした全国体力・運動能力テストの結果から、全8種目の体力合計点は、2019年度においても全国を上回る結果となっています。特に、女子の体力合計点は過去最高を記録し、中でも5年生は県内でトップクラスとなりました。これは、幼児期や小学校低学年における運動遊び、豊岡市版小学校体育準備運動の取り組みが運動能力の底上げにつながっているものと考えられます。  しかし、ここ数年、50メートル走や上体起こしなど、体幹を使って行う運動の能力が低いことが課題と言えます。  今後も、就学前教育施設と小学校の連携教育の核として、運動遊びや、各校での体育の授業に体幹を鍛えることを意識した運動やトレーニングを取り入れ、健やかな体づくり、運動する楽しさや心地よさを味わわせる授業づくりに取り組んでいきます。  4点目に、あたま・こころ・からだの3つの力を支える基礎力の育成について説明します。  乳幼児期の教育・保育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な時期です。子供たちは、集団の中で夢中になって遊ぶ体験などから興味と関心を広げ、新しいことに挑戦し、自分で考える力・学びに向かう力を身につけていきます。  幼稚園・保育園、認定こども園では、望ましい基本的生活習慣を初め、人とのかかわり方や思いやりなど、幼児期に身につけさせたい子供の姿をまとめた、スタンダード・カリキュラムや「すくすくプログラム~育てたい5つの力~」などを活用しながら、教育・保育を進めます。  なお、スタンダード・カリキュラムについては、就学前教育施設に関する関連3法令の改定を踏まえ、新たに第2次スタンダード・カリキュラムを2020年2月に策定しました。  本カリキュラムは、公立園と私立園の両方から集めた557のエピソード記録をもとに、子供の姿や事実から育ちや学びを読み取って作成しており、より豊岡の子供たちの実態を踏まえたものになっています。  今後、このカリキュラムを活用した公開保育研修会を実施し、職員の資質向上とさらなる就学前教育・保育の充実、あわせて保護者への普及啓発に努めます。  5点目に、特別支援教育の充実について説明します。  特別な支援を要する子供たちが、就学前から学校卒業時まで系統的、継続的に適切な支援を受け、その能力や可能性を最大限伸ばし、自立し、社会参加するために必要な力を培うことが重要だと考えています。  こども支援センターでは、さまざまな困難や課題を有する子供に係る相談を受けて、教育と福祉、保健等の関係機関と横の連携を図りながら、子供の家庭が抱える問題を解決するため、適切な支援を行います。  保護者や学校園から、特別な支援が必要な子供の相談に応じ、臨床心理士等による面接や学校園訪問により、実態を把握し、必要に応じて検査を実施の上、個々の特性や課題に応じた支援方策を助言していきます。2019年4月から2020年1月までの実績としては、相談件数が405件、訪問件数が356件、検査等件数が100件あり、学校園や保護者からのニーズは高い状況が続いています。  適応指導教室ふれあいルームでは、学校に行きたくても行けない児童生徒や保護者の思いを受けとめ、学校復帰や社会的自立に向けて支援するとともに、家庭環境を含めた複合的な要因がある場合は、学校とスクールソーシャルワーカー、家庭相談員が連携して対応します。  保護者支援としては、同じ悩みを抱える保護者同士が情報交換・交流できるよう座談会を開催します。  また、大学研究者のスーパーバイザーの指導のもと、モデル校において、子供たちの発達段階を把握し、全ての子供がわかる授業を目指して、授業のユニバーサルデザイン化の視点から授業研究を行います。  次に、子供たちの学びを支える仕組みの確立について申し上げます。  学校園は、子供たちにとって安心して自己表現し、他者と協働して学び合う場であり、心身ともに安全安心な場所でなければなりません。  家庭は、子供の教育に第一義的責任を有し、保護者が子供の基本的生活習慣を身につけさせるとともに、自立心を育成する場です。  また、地域は、子供がさまざまな体験を通して生きる力や他者を思いやる力を身につけるところであり、地域の行事への参加を促すなど、「顔でつながり、声でつながり、心でつながる」を合い言葉に、地域全体で積極的に子供を育てる機運を高めていかなければなりません。  学校園・家庭・地域がそれぞれの責任と役割を自覚し、連携・協力していくことが、子供の学びを支えるためには重要であると考えています。  それでは、子供たちの学びを支える仕組みについて、教職員の資質能力の向上、学校園の組織力の強化、安全・安心な教育環境の整備・充実、家庭と地域による学校と連携した教育の推進の4つの施策ごとに、主な取り組みを説明します。  初めに、教職員の資質能力の向上について説明します。  学校現場に求められる役割は多様化しており、専門的知識・実践的指導力等、必要な資質・能力を高めるため、体系的な研修を行うことが重要です。  他方で、全国的に教職員の長時間業務が課題となっており、本市においても教職員の長時間業務は課題であります。そこで、2017年12月に、豊岡市学校における働き方改革推進方針を策定しました。  その取り組みの一環として、2019年4月から市内の全公立小・中学校に統合型校務支援システムを導入し、各学校において運用を開始しています。今後も、業務の効率化を図り、学校現場における働き方の見直しに向けた意識改革、業務改善をより一層推進していきます。  学校現場の働き方改革を推進することで、教員が子供と向き合う時間を確保し、業務に専念できる環境を整え、学校教育の質の向上を図ります。  2点目に、学校園の組織力の強化について説明します。  まず、社会的に大きな問題となっているいじめについてです。子供のサインを見逃さないため、引き続き全ての学校で、毎月1回、いじめアンケートを実施し、いじめの積極的認知に努めます。  教職員が子供の声を丁寧に聞き、子供のよさや持ち味を見出そうとする姿勢を持つことによって、子供と教職員が互いに信頼し合い、ふだんから何でも話し合える環境を整えます。  加えて、小学校3年以上の全児童生徒を対象に、学校環境への適応感をはかる、アセスを実施し、子供たちの心の状況を客観的に捉え、学級での子供の状況把握に努めます。  また、5月、9月、2月を、子どもの心を理解する強化月間とし、児童生徒に個別面談を行い、いじめや問題行動の未然防止、早期発見、早期対応を組織的に取り組みます。  不登校の児童生徒数は、2012年度から増加傾向が続き、豊岡市の教育の中心課題となっています。  また、不登校の原因も家庭に係る状況、人間関係の問題、学業の不振など、多様化かつ複雑化しており、学校の対応能力の向上が求められています。  まず、授業づくり、集団づくりを中心とした魅力ある学校づくりを推進するため、豊岡市不登校対策アクションプランの見直しを行います。また、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、こども支援センター、福祉や医療等の関係機関との連携を密にしながら、個に応じたきめ細かな指導の充実に向け、教職員の能力、専門性の向上を図ります。  あわせて、小中連携教育で構築してきた引き継ぎ連携システムについては、その取り組みにより、小学校6年生から中学校1年生にかけての不登校出現率を抑えることができています。今後は、より実効性のあるシステムにするため、見直しを図るとともに、中学校進学時の生活や学習を支援するためのカリキュラム、アプローチアンドスタートカリキュラムに基づく実践を進めます。  3点目に、安全・安心な教育環境の整備・充実について説明します。  2019年度は、2016年度に策定した学校施設整備計画や市全体の公共施設再編計画に基づく、小・中学校の豊岡市学校施設個別施設計画を策定しました。  この計画は、緊急性や児童生徒の安全性、教育環境に配慮しつつ、事業量の縮減及び平準化を図り、適切な時期に必要な施設整備を行うためのものです。2020年度以降、小中学校適正規模・適正配置審議会の審議状況や他の公共施設のあり方等の検討状況等と整合性を図りながら、学校施設に求められる機能、性能を維持・確保していくこととします。  学校施設の安全性や防災機能の充実を図るための、体育館及び武道場の照明器具等非構造部材の落下防止対策事業については、2019年度中に全ての中学校の整備を終えました。  2020年度からは、小学校の工事に着手することとしており、2023年度中には全ての小学校について、整備を完了する予定としています。  2018年度の猛暑を受け実施してまいりました小学校・幼稚園等の普通教室・保育室への空調設備整備につきましては、2020年3月に整備が完了する見込みとしており、2020年夏からは、全学校園で稼働できる予定です。  その他、子供たちの安全を確保し、学習・保育環境を向上させるため、定期的に遊具、防火設備等を点検し、教育・保育施設の修繕、改修を行います。  子供たちが情報モラルを身につけ、情報を適切かつ主体的、積極的に活用する能力を育成するとともに、一人一人に応じた学びを推進するため、教育用情報機器の計画的な整備と更新を進めます。  国では、児童生徒向け1人1台の学習用端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する、GIGAスクール構想を推進しています。本市では、国の補助を活用し、2020年度に小・中学校の校内通信ネットワークの高速大容量化を図ります。  学校給食においては、①安全安心な食事の提供、②食育につながる給食づくり、③地域とつながり地域を大切にする給食づくりを学校給食の目標とし、食材の地産地消率の向上に努めます。  食物アレルギーについては、対応マニュアルに基づき、学校給食センターと学校園が関係機関とも連携し、事故防止と発生時の即時対応の徹底など、アレルギー対応の充実を図ります。  また、学校給食センターについては、人事管理の効率化を図るとともに、子供たちに安全・安心で安定的な学校給食を提供するため、調理・洗浄業務等について、民間委託導入に向けた検討を進めます。  4点目に、家庭と地域による学校と連携した教育の推進について説明します。  家庭の就労環境が変化し、望ましい生活習慣の定着が難しくなってきている状況がある中で睡眠や食事の大切さを保護者に正しく伝えることはとても重要なことであると考えています。  そのため、学校園において、本市教育委員会が作成し、配布している、すくすくメッセージ・はばたきメッセージや睡眠の大切さ(眠育)を知らせる紙芝居「めらとにんじゃのしゅぎょう」等を活用するとともに、子育てセンターやこども支援センターなどにおいて、保護者等に望ましい生活習慣や子供の発達への理解を深めるため、子育て講座等を充実します。  次に、地域の主体的な学校支援の取り組みとして、学校支援地域本部事業を継続し、学校と地域のつながりを強めます。  また、地域ぐるみで子供を育てる取り組みとして、放課後子ども教室を実施し、地域における子供の居場所づくりに努めます。  さらに、学校運営に地域の声を積極的に生かし、学校と地域が一体となり特色ある学校づくりを進める学校運営協議会制度、コミュニティ・スクールをモデル校2校に導入します。モデル校による先行実施を通して、校区の実情を踏まえたコミュニティ・スクール豊岡方式を具体的に検討します。  ファミリーサポートセンターは、会員数が1月31日現在で226人となり、順調に会員数をふやしています。  子供の預かりや送迎などの相互援助活動も、平均して月45件以上あり、順調に活動が進んでいる状況です。  今後も、会員募集に努めるとともに、会員研修や会員間の交流事業の充実を図り、育児と仕事を両立し、働きながら子育てがしやすい環境づくりに資するよう取り組んでいきます。  放課後児童クラブは、利用児童数が年々増加する状況にあります。児童が放課後等に安心して過ごせる生活の場となるよう、入所希望児童の受け入れ体制の確保を図り、適切なクラブ運営に努めます。  生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児教育の重要性や幼児教育の負担軽減を図る少子化対策の観点などから、消費税率引き上げ時の2019年10月から幼児教育・保育の無償化が実施されました。  保育ニーズの高まりにより、待機児童が解消できない中、喫緊の課題である保育士等の確保のため、2018年度から2019年度の2年間、2つのモデル園で保育士等確保推進事業に取り組み、その成果などを市内全園へ周知しました。  2020年度からは、当該事業を参考に、各園において、より働きやすく、より働きがいのある園づくりが進められていくことを期待しています。  なお、公立園については、市の財政状況を踏まえつつ、①ICTを利用した業務改善、②保育補助者の配置を順次導入していきたいと考えており、2020年度は、保育支援システムを西保育園に導入することとしています。  ゼロ歳から2歳児の保育ニーズの高い豊岡地域内において、2020年4月に市内で4カ所目となる小規模保育事業所が開園します。さらに1カ所の開園を目指し、2020年度も小規模保育事業設置運営事業者の公募を行い、その施設改修工事に係る支援を計画しています。  また、2020年度と2021年度の2カ年で、八条認定こども園を増改築して受け入れ枠を拡大し、待機児童の解消を目指します。  待機児童の解消、放課後児童クラブのニーズの急増、急激に進む少子化などを総合的に解決するため、豊岡市における幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画を策定することとしています。  この計画は、今後の子供の人数や保育ニーズの推移を見据えた上で、よりよい幼児教育・保育の質の確保、保育所・放課後児童クラブ等の施設のあり方といった課題について、市の基本的な方針や具体的な施設の再編・統合計画について定めるものです。  昨年9月13日に、豊岡市子ども・子育て会議からいただいた答申及び関係する社会福祉法人等の意見を尊重しつつ、10月に市内6会場で実施した市民懇談会でいただいた意見を踏まえ、市としての計画(案)を作成しているところです。来る3月26日には議員説明会を開催し、議員の皆様のご意見を伺いたいと考えています。  その後、改めて説明会を開催して市民の皆様から再度ご意見をいただくとともに、関係する社会福祉法人等との協議をさらに重ね、2020年8月に計画を策定する予定としています。  また、国において、2012年8月に、子ども・子育て支援法が制定され、この法律に基づき、2015年3月に市が策定した、豊岡市子ども・子育て支援事業計画により、就学前の教育・保育、地域における子育て支援を総合的に推進してきました。  現行の計画が2019年度で終期を迎えることから、新たな計画となる、2020年度から向こう5年間の第2期豊岡市子ども・子育て支援事業計画を2020年3月に策定する予定としています。  教育委員会は、とよおか教育プラン、豊岡市子ども・子育て支援事業計画を踏まえ、市長部局と一丸となって本市の教育行政に取り組んでいかなければならないと考えています。  議員の皆様には、格別のご理解とご協力をお願い申し上げます。  以上をもちまして、2020年度の教育行政の方針と施策の展開についての説明を終わります。ありがとうございました。 ○議長(関貫久仁郎) 教育長の説明は終わりました。  暫時休憩します。再開は11時30分。     午前11時16分休憩 ────────────────────     午前11時30分再開 ○議長(関貫久仁郎) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  市長からの発言の申し出がありましたので、これを許可します。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 先ほどの長い総括説明の中で、若干、読み間違いがありましたので、おわびして訂正をさせていただきます。  お手元に配られている総括説明の原稿でいきますと10ページ、国際観光芸術専門職大学(仮称)の建築工事を、2021年1月と言うべきところを4月と言っておりました。  それから、12ページの婚活応援プロジェクトという言うべきところを、就活というふうに読んでおりました。  さらに、17ページ、農業ビジョンのところで、60歳以上と言うべきところを、61歳と、それから、18ページの林業ビジョンのところで、将来のと言うべきところを、従来というふうに読んでおりました。おわびして訂正をさせていただきます。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、議案ごとの説明に入ります。
     なお、説明順序につきましては、第17号議案から第19号議案までの3件を先にいたしますので、ご了承願います。  それでは、まず第17号議案から第19号議案までの3件について、一括して説明を求めます。  教育次長。 ○教育次長(堂垣 真弓) 156ページをごらんください。第17号議案、豊岡市立学校教育施設整備基金条例制定について、ご説明いたします。  本案は、学校教育施設の整備に要する資金に充てることを目的とした基金を設置するため、提案するものでございます。  これは、旧森本中学校跡地施設の財産処分の承認に当たっての条件として、国庫納付金相当額以上、この基金に積み立てることにより、国庫納付が不要となるため設置するものでございます。  158ページをごらんください。条例案要綱によりご説明いたします。  1の設置につきましては、学校教育施設の整備に要する資金に充てるため、基金を設置するものでございます。  2から5につきましては、市の他の基金と同様の扱いとしております。  6の処分につきましては、学校教育施設整備のために必要な費用の財源に充てる場合に限り、処分することができることとしています。  附則で、この条例は公布の日から施行することとしています。  次に、159ページをごらんください。第18号議案、豊岡市文化財保護に関する条例の一部を改正する条例制定について、ご説明いたします。  本案は、文化財の保護に関する職務権限を教育委員会から市長に移管することに伴い、豊岡市文化財保護審議会の設置等に係る規定を整備しようとするものでございます。  162ページをごらんください。条例案要綱によりご説明いたします。  改正の内容の(1)につきましては、文化財保護に関する事務について、市長が管理し、及び執行するために必要な規定の整備をするものでございます。  (2)につきましては、豊岡市文化財審議委員会を、豊岡市文化財保護審議会とし、文化財保護法に規定する地方文化財保護審議会として位置づけるものでございます。  (3)につきましては、審議会の組織及び運営に関する必要な規定の整備をするものでございます。  附則で、この条例は令和2年4月1日から施行することとしています。  163ページから168ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  次に、169ページをごらんください。第19号議案、豊岡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、ご説明いたします。  本案は、放課後児童支援員に必要な研修の修了の要件について、採用日から2年を超えない日までに修了する予定者を含む要件とするため、基準を改正しようとするものでございます。  171ページをごらんください。条例案要綱によりご説明いたします。  改正の内容は、放課後児童支援員となる職員に必要な知事または指定都市の長が行う研修の修了の要件を、採用日から2年を超えない日までに研修を修了する予定者を含む要件とするために必要な読みかえをするものでございます。  附則で、この条例は令和2年4月1日から施行することとしています。  172ページに、新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、報告第1号、専決第1号について、説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) それでは、議案書1ページにお戻りいただきたいと思います。報告第1号、専決処分したものの報告について、ご説明いたします。  本件は、市長に委任する専決処分事項の指定についての規定により、専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定により報告をするものでございます。  2ページをごらんください。専決第1号、損害賠償の額を定めることについてをご説明いたします。  本件は、交通事故による物損事故で、令和元年12月6日、午後2時15分ごろ、豊岡市昭和町地内におきまして発生をしたものでございます。本年1月6日付で専決処分し、損害賠償額は2万9,700円で、相手方及び事故の概要につきましては、記載のとおりでございます。  今回の事故は、運転者の後方確認や駐車時における危険予測など、安全配慮の意識が不十分であったことによる事故でございます。  今後は、運転中の安全意識の徹底、それから、危険予測をして事故を未然に回避するなどの安全配慮の意識の向上を図り、事故の再発防止に努めてまいりたいと思います。まことに申しわけございませんでした。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、報告第2号、専決第2号から専決第4号までの3件について、一括して説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) それでは、3ページをごらんください。報告第2号、専決処分したものの承認を求めることについて、ご説明いたします。  本件は、地方自治法の規定により専決処分しましたので、議会へご報告し、承認をお願いするものです。  4ページをごらんください。専決第2号、令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)についてでございます。  第1条で、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億4,939万2,000円を追加し、総額を480億8,739万9,000円とするものです。  補正理由は、市長が申し上げたとおり、ふるさと納税の増収に要する経費で、1月6日に専決処分させていただいております。  13ページ、14ページの歳出の事項別明細をごらんください。  14ページ、1段目の基金管理費は、ふるさと納税増収分の3億円を地域振興基金に積み立てるものです。  2段目のコウノトリ豊岡寄附金推進事業費は、ふるさと納税増収分の返礼品やポータルサイトの委託料等を増額するものです。  財源内訳については、戻っていただき、11ページ、12ページの歳入の事項別明細をごらんください。  財源は、普通交付税とふるさと納税を計上しています。  続きまして、15ページをごらんください。専決第3号、令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第7号)についてです。  第1条で歳入歳出予算の総額に、それぞれ1,000万円を追加し、総額を480億9,739万9,000円とするものです。  第2条で債務負担行為を追加しています。  補正理由は、市長が申し上げたとおり、暖冬に伴う雪不足の影響を受ける中小企業への金融支援に係る経費で、1月31日に専決処分させていただいています。  18ページをごらんください。債務負担行為補正です。1事項、限度額1,000万円を追加しています。  25ページ、26ページの歳出の事項別明細をごらんください。  26ページ、1行目の中小企業金融対策事業費は、暖冬対策融資保証料補助金1,000万円を計上しています。  財源内訳につきましては、戻っていただき、23ページ、24ページの歳入の事項別明細をごらんください。  財源は全額、普通交付税を充てることとしています。  続きまして、27ページをごらんください。専決第4号、令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第8号)についてです。  第1条で、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億9,870万3,000円を追加し、総額を483億9,610万2,000円とするものです。  第2条で繰越明許費を定め、第3条で地方債を追加及び変更しています。  補正理由は市長が申し上げたとおり、国補正予算の対応事業に要する経費で、2月10日に専決処分させていただいております。  30ページをごらんください。繰越明許費です。全5事業2億9,870万3,000円を定めています。  31ページをごらんください。地方債補正です。2事業を追加し、1事業の限度額を変更しています。  40ページ、41ページの歳出事項別明細をごらんください。  41ページ、1段目の地籍調査事業費は、市営事業分の地籍調査に係る経費です。  2段目の橋りょう長寿命化事業費は、日置橋の補修工事、五荘大橋の設計業務、道路橋の定期点検業務に係る経費です。  3段目の栃江橋整備事業費は、旧橋撤去に係る詳細設計経費です。  4段目の小学校の学校施設管理費及び43ページの中学校費の学校施設管理費は、校内通信ネットワークの改修経費です。  財源内訳につきましては、戻っていただき、36ページから39ページの歳入事項明細をごらんください。  財源は、市税、普通交付税、国県支出金、繰越金、起債を計上しています。  説明は以上でございます。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、報告第2号、専決第5号について、説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(水嶋 弘三) 専決第5号、令和元年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第2号)について、ご説明いたします。  第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ445万4,000円を追加し、予算の総額を1億1,522万3,000円としています。  なお、本予算につきましては、1月31日に専決させていただいております。  事項別明細書により、主な内容についてご説明いたします。  55、56ページをごらんください。歳出では、但馬空港地場ソーラー事業の施設リース料に係る消費税について、早急に修正申告を行う必要が生じたため、施設管理費の公課費に、2016年度から2018年度までの3カ年分の消費税及び地方消費税の追加及び延滞分445万4,000円の増額を計上しています。  戻っていただき、53、54ページをごらんください。歳入では、基金繰入金に歳出と同額の445万4,000円の増額を計上しています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、報告第3号について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) 57ページをごらんください。報告第3号、令和2年度豊岡市土地開発公社事業計画及び資金計画並びに当初予算についてご説明いたします。  本件は、令和2年2月5日に、土地開発公社の理事会で決定された後、市長が承認したものであり、地方自治法の規定により議会へ報告するものです。  60ページをごらんください。事業計画です。令和2年度は、取得計画及び処分計画ともありません。  61ページをごらんください。資金計画です。受け入れ資金の当年度予定額は、合計で9,047万8,000円です。前年度繰越金の減少により、前年度比182万円の減額となります。支払い資金の当年度予定額は、合計190万7,000円で、全額が販売費及び一般管理費です。  当初予算の内容につきましては、実施計画説明書によりご説明いたします。  68ページをごらんください。まず、収益的収入及び支出ですが、収入の(1)事業収益は、事業計画がないためゼロ円となっています。(2)事業外収益8,000円は、定期預金等の利息及び公社保有土地の貸し付けに伴う使用料です。  69ページをごらんください。支出の(1)事業原価は、事業計画がないためゼロ円です。(2)販売費及び一般管理費190万7,000円は、職員給与負担金や需用費など、公社の経常的な経費を計上しています。(3)事業外費用はゼロ円です。  70ページをごらんください。資本的収入及び支出ですが、借入金残高がなく、新たな借入金の予定もありませんので、ともにゼロ円です。  当初予算の内容は、以上のとおりですが、予算書等、関係資料を添付しておりますのでご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、報告第4号について、説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(水嶋 弘三) 議案書71ページをごらんください。報告第4号、令和元年度豊岡市農業共済事業特別会計予算に係る弾力条項の適用について、ご説明いたします。  本件は、地方公営企業法の規定による弾力条項を適用しましたので、議会に報告するものです。  今回、弾力条項を適用したのは、水稲及び麦共済において、水稲では昨年8月の台風による風水害を受け、麦では播種直後の降雨による土壌湿潤害を受け、当初予算を超える共済金を早期に支払う必要が生じたため、適用したものです。  内容につきましては、74ページをごらんください。水稲及び麦共済の不足額288万7,000円の追加とその財源の増減でございます。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第1号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) 75ページをごらんください。第1号議案、豊岡市辺地総合整備計画の策定について、ご説明いたします。
     本案は、2020年度に実施しようとする辺地地域の公共的施設の整備に対し、財政上の特別措置を受けるため、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の規定により、当該辺地に係る総合整備計画を定めることについて、議会の議決を求めるものです。  計画の内容は76ページから80ページの総合整備計画案に、公共的施設の整備計画3事業を記載しています。  計画の内容につきましては、日高町伊府において、植村直己冒険館の改修及び施設整備、日高町栗栖野においては、神鍋診療所の機器の整備と市道栗栖野-山田線の舗装修繕を行うものです。これらの事業の財源として、辺地対策事業債を有効に活用したいと考えています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第2号議案について説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) 議案書81ページをごらんください。第2号議案、兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について、ご説明申し上げます。  本案は、地方自治法の規定により、令和2年4月1日付で、中播農業共済事務組合の兵庫県市町村職員退職手当組合からの脱退に伴い、兵庫県市町村職員退職手当組合の規約を変更することについて、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  84ページの新旧対照表をごらんください。現行の欄、別表第1号表中の「、中播農業共済事務組合」を削るものでございます。  なお、施行日につきましては、令和2年4月1日としています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第3号議案について説明を求めます。  都市整備部参事。 ○都市整備部参事(河本 行正) 85ページをごらんください。第3号議案、市道路線の認定についてをご説明申し上げます。  本案は、市道但馬空港連絡線について、市道路線として新たに認定するため、道路法の規定により議会の議決を求めるものでございます。  87ページの路線認定図をごらんください。北近畿豊岡自動車道(仮称)豊岡南インターチェンジまでの開通予定に合わせまして、現在、県がコウノトリ但馬空港から豊岡病院付近の国道426号までの間のアクセス道路を整備中です。これに伴い、旧道となる現在の主要地方道、但馬空港線の一部区間を県より引き受けて、市道として管理することとなり、延長約1,830メートルを新規路線として認定しようとするものです。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第4号議案について説明を求めます。  竹野振興局長。 ○竹野振興局長(瀧下 貴也) 88ページをごらんください。第4号議案、市有財産の処分について、ご説明いたします。  本案は、市において活用予定のない土地、建物等を処分しようとするものであり、豊岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例の規定により、議会の議決を求めるものです。  処分する財産は、旧森本中学校跡地施設で、土地は豊岡市竹野町森本字上梅田551番1ほか7筆、1万3,442.72平方メートルと、その敷地内に存する体育館などの建物及び構築物です。  処分予定価格は、2,907万3,904円で、相手方などにつきましては、議案記載のとおりです。  なお、89ページ以降に財産の明細、位置図などを添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第5号議案について説明を求めます。  農業委員会事務局長。 ○農業委員会事務局長(宮﨑 雅巳) 92ページをごらんください。第5号議案、農業委員会の委員の認定農業者過半数要件の例外適用につき、同意を求めることについて、ご説明申し上げます。  現在の農業委員会の委員は、2020年4月20日をもって任期が満了することとなります。後任委員につきましては、農業委員会等に関する法律の規定に基づき、市議会の同意を得て市長が任命することとなります。任命に当たりましては、原則、委員の過半数を認定農業者等が占めるようにしなければなりませんが、推薦または応募のあった者の中から選定した結果、認定農業者等が9名であり、定数19名の過半数に満たないため、過半数を占めることを要しない場合の例外規定を適用したいので、農業委員会等に関する法律及び同法施行規則の規定により、委員の少なくとも4分の1を認定農業者等とすることについて議会の同意を求めるものでございます。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第6号議案及び第7号議案について、一括して説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) 93ページをごらんください。第6号議案、豊岡市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について、ご説明いたします。  本案は、本市の組織、機構についての見直しに伴い、事務分掌条例の一部を改正するものです。  95ページ、条例案要綱をごらんください。改正の内容につきましては、地域コミュニティ振興部の事務分掌に文化財の保護に関する事項を加え、コウノトリ共生部の事務分掌から農業共済に関する事項を削ることを定めています。  次に、附則ですが、この条例の施行期日を令和2年4月1日とすることを定めています。  なお、96ページに新旧対照表を記載していますので、ご清覧ください。  続きまして、97ページをごらんください。第7号議案、豊岡市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23第1項の規定に基づき、市長が管理し及び執行する教育に関する事務に、図書館、歴史博物館及び青少年センターの設置、管理及び廃止に関する事務等を追加するために、当条例を初め、関係条例の一部を改正するものです。  100ページ、条例案要綱をごらんください。  改正の内容につきましては、市長が管理し及び執行する教育に関する事務に、図書館、歴史博物館及び青少年センターの設置、管理及び廃止に関すること並びに文化財の保護の関することを加えることを定めています。  続きまして、附則ですが、附則の第1項につきましては、この条例の施行期日を令和2年4月1日とすることを定めています。  次に、附則の第2項につきましては、この条例の施行の日前に、豊岡市教育委員会の職務権限によりなされた処分、手続その他の行為のうち、この条例の規定により市長が管理し及び執行することとした事務に係るものについては、市長によりなされた処分、手続その他の行為とみなすことを定めています。  最後に、附則の第3項につきましては、その他の条例については、所要の規定の整備を行うことを定めています。  なお、101ページから110ページまでに新旧対照表を記載していますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第8号議案から第10号議案までの3件について、一括して説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) 111ページをごらんください。第8号議案、豊岡市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、会計年度任用職員の服務の宣誓について定めようとするものでございます。  内容につきましては、113ページの条例案要綱によりご説明申し上げます。  改正の内容は、会計年度任用職員の服務の宣誓について、任命権者は別段の定めをすることができることとしており、附則では、施行日について、令和2年4月1日としております。  114ページには、新旧対照表をつけておりますので、ご清覧ください。  続きまして、115ページをごらんください。第9号議案、豊岡市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、会計年度任用職員制度の導入に伴い、給料を支給される職員の補償基礎額についての規定を定めようとするものです。  内容につきましては、117ページの条例案要綱によりご説明申し上げます。  改正の内容は、補償基礎額を定める規定に、給料を支給される職員の補償基礎額を加えることとしております。  附則では、施行日について、令和2年4月1日としております。また、経過措置として、改正後の条例の規定は、この条例の施行日以後に発生した事故に起因する公務上の災害または通勤による災害に係る補償について適用することとしております。  118ページには新旧対照表をつけておりますので、ご清覧ください。  次に、119ページをごらんください。第10号議案、豊岡市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、職員の給与について、勤務1時間当たりの給与額の算出方法、災害派遣手当の支給等に係る規定の整備をしようとするものでございます。  内容につきましては、123ページ、条例案要綱をごらんください。  改正の内容の1、(1)のアでは、災害対策基本法等による災害派遣の職員が、住所または居所を離れて市の区域に滞在する場合に支給する災害派遣手当を定め、職員の寒冷地手当の規定を削ること、イでは、職員の勤務1時間当たりの給与額の算出に係る規定について、算出に用いる1週間当たりの勤務時間を改めること、ウでは、行政職給料表級別標準職務表における4級及び6級の標準職務の規定の一部を改めることとしております。  次に、(2)では、パートタイム会計年度任用職員の勤務1時間当たり報酬額の算出に係る規定について、月額による報酬の場合の算出に用いる1週間当たりの勤務時間を改めることとしております。  (3)では、公益的法人等への職員派遣の給与の規定について、寒冷地手当の規定を削ることとしております。  (4)では、企業職員の給与の種類等の規定について、災害派遣手当の規定を定め、寒冷地手当の規定を削ることとしております。  (5)では、任期つき短時間勤務職員の給与条例の適用を除外する規定のうち、寒冷地手当の規定を削ることとしております。  2の附則、(1)では、施行日を令和2年4月1日としております。  (2)では、(1)の改正に関して必要な経過措置等を定めることとしております。  124ページから131ページまで、それぞれ新旧対照表をつけておりますので、ご清覧ください。  説明は以上でございます。 ○議長(関貫久仁郎) 暫時休憩いたします。再開は午後1時。     午前11時59分休憩 ────────────────────     午後 1時00分再開 ○議長(関貫久仁郎) 休憩前に引き続いて会議を再開します。  続いて、第11号議案について説明を求めます。  地域コミュニティ振興部参事。 ○地域コミュニティ振興部参事(桑井 弘之) 議案書132ページをごらんください。第11号議案、豊岡市立出石永楽館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、出石永楽館の運営委員会の設置に関して改めようとするものです。  条例案要綱によりご説明申し上げますので、134ページをごらんください。  改正の内容は、運営委員会は市長の諮問に応じて設置することに改めるものです。  附則で、この条例は公布の日から施行するものとしております。  なお、135ページに新旧対照表を掲載しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第12号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 136ページをごらんください。第12号議案、豊岡市立霊苑の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、豊岡市立霊苑における管理料の引き上げ並びに使用料及び管理料の徴収及び還付にかかわる規定の整備を行うため、改定をしようとするものです。  138ページをごらんください。条例案要綱によりご説明いたします。  1の改正の内容ですが、使用料の徴収は一括して徴収し、管理料の徴収は3年分を限度に前納で徴収することにし、あわせて管理料の還付の額の算出方法について改め、また、1平方メートル当たりの年額の管理料について、西霊苑にあっては400円を420円に、東霊苑にあっては500円を520円に、それぞれ20円引き上げるために改定するものです。  また、2の附則ですが、(1)で施行期日を本年4月1日からとすること、(2)で経過措置を定めることとしています。  なお、139ページから140ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第13号議案から第15号議案までの3点について、一括して説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) それでは、141ページをごらんください。第13号議案、北但広域療育センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。  143ページの条例案要綱をごらんください。  改正の内容は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法の一部改正に伴い、引用する項番号を改めるものでございます。  附則で、この条例は公布の日から施行することといたしております。
     なお、144ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  次に、145ページをごらんください。第14号議案、豊岡市介護保険条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  本案は、消費税税収の一部を公費財源として、低所得者の介護保険料の軽減強化を段階的に実施している中で、その最終段階として、令和2年度の介護保険料率の減額賦課を定めるため、所要の改正を行おうとするものでございます。  147ページの条例案要綱をごらんください。  改正の内容は、第3条関係で、第1号被保険者のうち生活保護受給者、市民税非課税世帯である老齢福祉年金受給者等の低所得者に対し、その所得段階に応じた令和2年度の介護保険料の軽減後の賦課額を定めています。  次に、附則第1項で、この条例の施行期日について、軽減に要する財源確保のための政令の公布を待つ必要があることから、この一部改正条例の公布の日から起算して六月を超えない範囲内において規則で定める日といたしております。  附則第2項では、経過措置といたしまして、改正後の条例第3条の規定は、令和2年度以降の年度の介護保険料率について適用し、令和元年度分までの保険料率は、なお従前の例によることといたしております。  なお、148ページに新旧対照表を添付いたしておりますので、ご清覧ください。  続いて、149ページをごらんください。第15号議案、豊岡市地域包括支援センターの事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。  151ページの条例案要綱をごらんください。  改正の内容は、介護保険法の一部改正に伴い、引用する項番号を改めるものでございます。  附則で、この条例は公布の日から施行することといたしております。  なお、152ページで新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第16号議案について説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(水嶋 弘三) 議案書153ページをごらんください。第16号議案、豊岡市森林環境基金条例制定についてご説明いたします。  本案は、市長総括説明のとおり、森林整備の推進及び森林環境の保全に資するため、豊岡市森林環境基金を設置しようとするもので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものです。  155ページをごらんください。条例案要綱によりご説明いたします。  1で、基金の設置目的を定めています。  2で、積立額を定めており、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律の規定により、譲与される森林環境譲与税の額のうち、市長が定める額等としています。  3から5については、市の他の基金と同様の規定としています。  6で、基金は森林整備の推進または森林環境の保全のための財源に充てる場合に限り、処分できる旨を規定しています。  8の附則で、この条例は公布の日から施行するものとしています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第20号議案及び第21号議案について、一括して説明を求めます。  上下水道部長。 ○上下水道部長(米田 眞一) 173ページをお開きください。第20号議案、豊岡市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  改正理由は、下水道事業の経営の基本に関する事項及び地方自治法の改正により、引用している条番号を改めるためです。  176ページの新旧対照表をごらんください。  第2条で、下水道事業の経営の規模を、第6条で、引用している条番号をそれぞれ記載のとおり改めます。  附則として、この条例は令和2年4月1日から施行することとしています。  続きまして、177ページをお開きください。第21号議案、豊岡市集落排水処理施設等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  改正理由は、処理区域の統廃合により、一部の処理区と処理場を廃止するためです。  179ページの条例案要綱で説明させていただきます。  農業集落排水施設のうち、知見地区を廃止して特定環境保全公共下水道の清滝処理区に統合します。  附則として、この条例は令和2年4月1日から施行することとしています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第22号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) ファイルナンバー2のほうをごらんください。最初のページ、181ページをごらんください。第22号議案、令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第9号)についてご説明いたします。  第1条で、歳入歳出予算の総額からそれぞれ13億2,863万4,000円を減額し、総額を470億6,746万8,000円とするものです。  第2条で、繰越明許費を追加及び変更し、第3条で債務負担行為を廃止及び変更し、第4条で地方債を追加及び変更しています。  186ページ、187ページをごらんください。繰越明許費補正です。25事業、8億7,774万3,000円を追加し、3事業の繰越額を変更するものです。いずれも他事業や地元との調整などの事由により、年度内の事業完了が困難と見込まれるため、繰り越すものでございます。  188ページをごらんください。債務負担行為補正です。廃止は2事項、104万5,000円です。変更は8事項、限度額を5,170万7,000円減額しています。  189ページをごらんください。地方債補正です。1事業を追加し、14事業について、事業費の精算見込みに基づいて、限度額の増減整理を行っています。  291ページ、292ページをごらんください。歳出補正予算総括表により、歳出の主なものについてご説明いたします。  まず、2、総務費です。主な内容欄、上から2行目、右側の基金管理費は、基金利子を増額する一方、2019年度のふるさと納税のうち1億7,150万円を寄附者が指定した2019年度事業に充当することから、地域振興基金への積み立てを同額減額するものです。その下、左側、プレミアム付商品券事業費は、非課税対象者の申請が低調だったことにより、商品券換金等業務委託料などを減額するものです。  次に、3、民生費です。右側一番下、生活保護措置費は、医療扶助費の増額によるものです。  4、衛生費です。左側一番下、じんかい処理事業費は、主に北但行政事務組合の負担金減額によるものです。  7、商工費です。右側下、産業用地整備事業費は、県道但馬空港線の進捗のおくれによる減額で、これらは2020年度当初予算で改めて計上しております。  次に、11、災害復旧費です。昨年10月の台風19号により被災した林道岩崎(いわさい)線の災害復旧工事費です。  財源内訳は、戻っていただき、289ページ、290ページ、歳入補正予算総括表をごらんください。  1、市税は、市民税、固定資産税、市たばこ税等は増収、入湯税は減収を見込んでいます。  17、財産収入は、基金利子を増額するほか、豊岡東デイサービスセンター用地、旧森本中学校跡地の売り払い収入によるものです。  19、繰入金は、一般財源不足分として財政調整基金から13億1,500万円を繰り入れていたものを7億6,800万円減額するものなどでございます。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第23号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 議案書300ページをごらんください。第23号議案、令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第5号)についてご説明いたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ3億433万8,000円を追加し、予算の総額を90億1,922万3,000円とするものです。主な内容といたしましては、保険給付費の見込み額や補助金の確定に伴うものです。  321ページと322ページをお開きください。歳出補正予算総括表により、主なものをご説明いたします。  総務費の一般管理費は、人件費を増額するものです。  保険給付費は、医療費の伸びが当初の見込みよりも上昇したことにより増額するものです。  保健事業費は、人件費の減額によるものです。  諸支出金の増額は、保険給付等交付金、償還金の増額及び資母診療所の赤字補填に係る繰出金の増額によるものです。  1ページ戻っていただきまして、319ページと320ページをごらんください。歳入補正予算総括表により、主なものをご説明いたします。  国民健康保険税の増額は、収納率のアップ等を見込んだものです。  県支出金の増額は、保険給付費増額に伴い、県からの交付金を増額するものです。  繰入金につきましては、一般会計からの基盤安定繰入金等を決算見込みにより、減額するものです。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第24号議案について説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 323ページをごらんください。第24号議案、令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予算(第3号)についてご説明をいたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額からそれぞれ134万6,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ8,947万3,000円とするものでございます。  補正予算の内容につきましては、事項別明細書によりご説明をいたしますので、332ページをごらんください。まず、歳出ですけれども、総務費について、人件費を減額するものでございます。  戻っていただいて、330ページをごらんください。歳入ですが、決算見込みにより、繰入金を減額いたしております。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、25号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 335ページをごらんください。第25号議案、令和元年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ1,880万5,000円を減額し、予算の総額を12億5,149万3,000円とするものです。  337ページをごらんください。歳出の内容につきましては、第1表によりご説明いたします。後期高齢者医療広域連合納付金は、決算見込みによる保険料の増額及び保険基盤安定繰入金の減額により減額するものです。  1ページ戻っていただきまして、336ページをごらんください。歳入の保険料は、決算見込みにより増額いたします。繰入金の減額は、保険基盤安定繰入金の決算見込みによるものです。諸収入は、保険料の徴収に伴う延滞金を増額するものです。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第26号議案及び第27号議案について、一括して説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) それでは、346ページをごらんください。第26号議案、令和元年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)についてご説明をいたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額からそれぞれ1億2,129万1,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ98億9,380万3,000円とするものでございます。  359ページをお願いいたします。まず、歳出ですけれども、このページの総務費、保険給付費から、367ページの地域支援事業費まで、それぞれ事業費の実績見込みによりまして増減額をいたしており、そのほか財源の更正を行おうとするものでございます。  戻っていただいて、353ページをお願いいたします。歳入ですけれども、このページの国庫支出金、支払基金交付金、県支出金から、357ページの諸収入まで、いずれも実績見込みによりまして増減額を行うものでございます。  続きまして、370ページをごらんください。第27号議案、令和元年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明をいたします。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額からそれぞれ508万1,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ2億8,116万円とするものでございます。  補正予算の内容につきましては、事項別明細書によりご説明をいたします。  384ページをごらんください。まず、歳出ですけれども、このページの豊岡休日急病診療所費から、388ページの但東歯科診療所費まで、それぞれの決算見込みにより、人件費及び医業費の減額を行うものでございます。  戻っていただいて、378ページをごらんください。歳入ですけれども、豊岡休日急病診療所は診療収入を増額し、一般会計繰入金を減額いたしております。森本診療所は、診療収入、一般会計繰入金、県支出金及び市債をそれぞれ減額いたしております。380ページ、神鍋診療所は、一般会計繰入金を減額いたしております。高橋診療所は、診療収入及び県支出金を増額し、一般会計繰入金を減額いたしております。382ページ、但東歯科診療所は、診療収入を減額し、一般会計繰入金を増額するものでございます。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第28号議案について説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(水嶋 弘三) 続きまして、議案書393ページをごらんください。第28号議案、令和元年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
     第1条で、歳入歳出の総額に、歳入歳出それぞれ100万3,000円を追加し、予算の総額を1億1,622万6,000円としています。  今回の補正は、売電収入などが増加したことにより精査したものであり、事項別明細書により主な内容についてご説明いたします。  402、403ページをごらんください。歳出では、総務費の基金積立金に394万1,000円の増額、施設費の施設管理費に3カ所の地場ソーラー施設の消費税及び地方消費税の精査による86万円の減額、諸支出金の一般会計繰出金で207万8,000円の減額を計上しています。  戻っていただきまして、400、401ページをごらんください。歳入では、財産収入の生産物売り払い収入及び基金運用利子に100万3,000円の増額を計上しています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第29号議案及び第30号議案について、一括して説明を求めます。  上下水道部長。 ○上下水道部長(米田 眞一) 404ページをごらんください。第29号議案、令和元年度豊岡市水道事業会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。  第2条、業務の予定量では、暖冬などの影響により、配水量が例年を下回る見込みのため、年間総配水量、一日平均配水量を補正しています。また、他事業との調整や入札残などによりまして、配水施設費を1億1,369万2,000円減額しています。  第3条、収益的収入及び支出では、主に給水収益の減額により水道事業収益を、委託料等の減額により水道事業費用をそれぞれ減額しています。  次のページになりますが、第4条、資本的収入及び支出では、工事請負費の減額により、収入、支出ともそれぞれ減額しています。  そのほか企業債の限度額、議会の議決を経なければ流用することのできない経費をそれぞれ減額しています。  続きまして、413ページをお開きください。第30号議案、令和元年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第5号)についてご説明いたします。  第2条、業務の予定量は、水道と同様に、暖冬などの影響により、年間排水処理水量及び一日平均排水処理水量を補正しています。  第3条、収益的収入及び支出では、下水道使用料や一般会計補助金等の減額により、下水道事業収益を2億385万8,000円減額し、下水道事業費用では、統廃合に係る資産減耗費などを減額しています。  次のページになりますが、第4条、資本的収入及び支出と、第5条、企業債の補正では、資本費平準化債を増額補正しています。  そのほか、議会の議決を経なければ流用することのできない経費などを補正しています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第31号議案について説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(水嶋 弘三) 議案書424、425ページをごらんください。第31号議案、令和元年度豊岡市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  今回の補正は、各共済の引き受け実績や被害額確定による決算見込みに基づく収支の過不足の調整、人件費等の補正であり、3,165万6,000円の減額補正であります。  まず、第2条の収益的収入及び支出の補正では、収入支出それぞれ3,165万6,000円減額して、補正後の総額を1億5,207万円とするものです。  次に、426ページの第3条、議会の議決を経なければ流用することができない経費の補正として、職員給与費を1,311万3,000円減額し、4,744万6,000円としております。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第32号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(塚本 繁樹) 別冊の令和2年度豊岡市一般会計予算並びに予算説明書をごらんください。白い冊子でございます。  まず、1ページです。第32号議案、令和2年度豊岡市一般会計予算についてご説明いたします。  第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ460億5,600万円と定めています。  第2条で債務負担行為を、第3条で地方債の限度額等を定めています。  また、第4条で一時借入金の借り入れの最高額を60億円と定めています。  第5条は、歳出予算の流用ができる場合を定めたもので、給料、職員手当及び共済費の予算に不足が生じた場合は、同一款内での各項間の流用をお願いするものです。  7ページをごらんください。債務負担行為です。6事項について、限度額3,030万6,000円を計上しています。  8ページ、9ページは地方債です。25事業で、総額35億6,180万円を計上しています。  背表紙に第1回豊岡市議会定例会3月資料というファイルをお開きください。それの右上にナンバー1と記載しています、2020年度豊岡市予算についてをごらんください。  4ページの円グラフをごらんください。一般会計の歳入の構成比です。最大は地方交付税で、2019年度と比較して0.7ポイント増加しています。以下ごらんのとおりでございます。歳出では、民生費の割合が最も大きく、2019年度と比較して0.8ポイント増加、また教育費も1.5ポイント増加しています。以下ごらんのとおりとなっております。  次に、ナンバー4という、同じファイルの中に最後につけているナンバー4と右上に記載しています、2020年度一般会計予算説明資料をお開きください。  1ページをごらんください。給与費明細書です。まず、1、特別職ですが、比較の欄をごらんください。左から2列目の職員数の欄のその他特別職は、2020年度は選挙が予定されていないことにより、投開票事務従事者の数が減少すること、また、会計年度任用職員制度の開始に伴い、非常勤嘱託職員が一般職である会計年度任用職員へ移行することなどにより、971人の減となっています。また、給与費等についても、同様の理由により減少しており、合計で11億834万6,000円の減額となっています。  続いて、2、一般職の(1)総括ですが、比較の欄をごらんください。会計年度任用職員のうちパートタイム職員は887人の増、フルタイムの職員79人と、会計年度任用職員以外の職員6人を合わせて85人の増で、合計972人が増加しています。これは会計年度任用職員制度への移行により、従前は賃金として支出していたものを給与費として支出すること、また、従前の非常勤嘱託職員の給与費が特別職から一般職へ移行したことに伴うもので、合計では18億3,876万5,000円の増額となっています。  6ページをごらんください。債務負担行為の調書です。11ページの計の欄をごらんください。中央のやや右の列、当該年度以降の支出予定額の計は41億8,874万2,000円となっています。  13ページ、14ページをごらんください。地方債現在高の見込みに関する調書です。14ページ、合計の行、当該年度中、起債見込み額は35億6,180万円、その右側が元金償還見込み額で65億4,736万1,000円、これらを差し引きしますと、一番右側、2020年度末現在高見込み額は494億3,082万5,000円となっています。  15ページをごらんください。一般会計歳入予算総括表です。1、市税から、13、交通安全対策特別交付金までは、市長が申し上げたとおりでございます。14、分担金及び負担金は、幼児教育の無償化に伴う特定教育・保育施設利用者負担金の減額などにより1億3,546万3,000円の減額となっています。15、使用料及び手数料は、幼児教育の無償化に伴う幼稚園保育料の減額などにより545万円の減額となっています。  17ページをごらんください。19、寄附金は、ふるさと納税と企業版ふるさと納税などで3億1,920万円の増額となっています。20、繰入金は、財政調整基金や公共施設整備基金の減額などにより、5億8,666万6,000円の減額となっています。このうち財政調整基金は、一般財源不足分として2019年度には16億円を繰り入れていましたが、2020年度は12億円と、4億円の減額となっています。なお、地域振興基金のうち3億円は、市長が申し上げたとおり、ふるさと納税を寄附者の指定する事業に充当するために繰り入れするものでございます。22、諸収入、1億3,269万円の減額の主なものは、2019年度事業のプレミアム付商品券販売の終了に伴うものです。  19ページをごらんください。一般会計歳出予算総括表です。まず、2、総務費です。2019年度事業のプレミアム付商品券事業費、日高庁舎管理費などの減額により、2億2,035万6,000円の減です。3、民生費は、介護保険事業特別会計繰出金、児童保育運営事業費の増加などにより、1億8,746万8,000円の増です。4、衛生費は、公立豊岡病院組合負担金の増加などにより、1億2,772万5,000円の増です。6、農林水産業費は、農業総務費、地籍調査事業費、森林環境整備事業費などの増額により、8,100万2,000円の増となっております。  21ページをごらんください。7、商工費は、城崎文芸館管理費、経済成長戦略推進事業費、産業用地整備事業費の減額などにより、1億8,121万3,000円の減となっております。8、土木費は、橋りょう長寿命化事業費、下水道事業負担金、要緊急安全確認大規模建築物耐震化助成事業費の減額などにより、10億6,852万6,000円の減です。9、消防費は、豊岡消防署消防設備施設整備事業費、防災行政無線整備事業費などの減額により、2億3,861万6,000円の減となっております。10、教育費は、小学校施設整備事業費、生涯学習サロン整備事業費、植村直己冒険館機能強化事業費の増額などにより、6億2,555万7,000円の増です。12、公債費は、2016年度に借り入れした北但ごみ汚泥処理施設整備に係る起債の元金償還が開始により、1億3,033万3,000円の増となっています。2020年度に取り組む主な施策につきましては、既に市長が総括説明で申し上げたとおりでございます。  27ページをごらんください。一般会計投資的経費一覧です。  29ページをごらんください。投資的経費の合計は、43億1,844万5,000円です。普通建設事業費では、前年度対比6.7%の減となっています。  30ページをごらんください。一般会計地方債の内訳です。合併特例債は31ページの小計欄、5億8,700万円を予定しています。緊急防災減災事業債は、8億3,890万円となっています。  33ページからは、市税調定見込み並びに収納見込み額調べ等の資料を添付していますので、ご清覧ください。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第33号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 別冊、令和2年度豊岡市特別会計予算並びに予算説明書の1ページをごらんください。第33号議案、令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算についてご説明いたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ88億8,464万円とするものです。  第2条では、一時借入金の最高額を5億円と定めています。  第3条では、歳出予算を流用することができる範囲を定めています。  内容につきましては、別冊資料の、2020年度豊岡市予算についてをごらんください。右肩にナンバー1と振ったものです。別冊資料の2020年度豊岡市予算についての19ページと20ページをごらんください。まず、歳出予算総括表によりご説明いたします。  国民健康保険事業につきましては、平成30年度から県単位化が始まりましたが、国保税の賦課総額及び税率につきましては豊岡市で設定いたしますので、当初予算は骨格予算とさせていただいております。2019年中の課税所得及び2019年度の繰越金の額が把握できる4月下旬に改めて精査いたしまして、国保運営協議会の答申を経た上で、6月定例市議会に本格予算をご提案申し上げたいと考えています。  歳出の内訳につきまして、主なものをご説明いたします。  まず、総務費では、正規職員、会計年度任用職員に係る人件費及び事業運営に係る事務経費を計上しています。  次の保険給付費は、兵庫県が過去3年間の医療費の伸びに基づき算出した内示額を計上しています。  次の国民健康保険事業納付金につきましては、医療納付費分、後期高齢支援金等分、介護納付金分を合算した額を県へ納付金として納めるものです。  次に、保健事業費は、レセプト点検を初め、医療費の適正化対策に係る事業、特定健康診査、特定保健指導事業及び生活習慣病の重症化を予防するために要する費用です。  続きまして、1ページ戻っていただきまして、17ページと18ページをごらんください。財源となる歳入ですが、国民健康保険税につきましては、16億6,104万2,000円計上しておりますが、4月下旬に2019年中の課税所得が確定した後に税率算定等を行うこととしています。  次に、国庫支出金ですが、システム改修に伴う補助金です。  次に、県支出金ですが、普通交付金分は歳出で計上している保険給付費の総額から結核医療賦課金等を除いた額を計上し、また、特別交付金分は2019年度の実績見込み等により、県から内示のあった額を計上しています。  次の繰入金は、保険基盤安定繰入金及び職員給与費繰入金等を計上しています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第34号議案について説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) それではまた、別冊の特別会計予算書のほうにお戻りをいただいて、特別会計予算書の39ページをごらんください。第34号議案、令和2年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)予算についてご説明をいたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8,303万9,000円と定め、第2条で、一時借入金の最高額を1,000万円と定めております。  内容につきましては、また、先ほどの別冊の豊岡市予算についてのほうの24ページをごらんください。予算の概要ですけれども、本会計の目的は、国民健康保険法に基づく資母診療所の運営を行うものでございます。  27ページの総括予算表をごらんください。まず、歳出ですけれども、総務費は、医師、看護師等の人件費、それから診療所運営に係ります管理費などを計上いたしております。医業費につきましては、医療用の消耗機材費、それから医薬品等の医薬材料費などでございます。公債費は、施設整備や医療機器購入に係ります市債の元利償還金でございます。  戻っていただいて、25ページをごらんください。歳入ですけれども、診療収入は診療報酬等によるもの、また、使用料及び手数料は診断書の文書料などで、繰入金は一般会計と国保事業勘定からの繰入金でございます。  以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第35号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 特別会計予算説明書の59ページをごらんください。第35号議案、令和2年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計予算についてご説明いたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億8,175万4,000円とするものです。  第2条では、一時借入金の最高額を5,000万円と定めています。  内容につきましては、別冊資料の、2020年度豊岡市予算についてをお開きください。  35ページと36ページをごらんください。まず、歳出予算総括表により説明いたします。総務費は、職員の人件費のほか必要な事務経費を計上しています。後期高齢者医療広域連合納付金は、徴収した保険料と保険基盤安定繰入金を広域連合に納付するものです。次に、諸支出金は、被保険者の転出、死亡、所得更正等により保険料に変更が生じ、過誤納付が発生した場合に還付するため、還付金のほか一般会計への繰出金を計上しております。  1ページ戻っていただきまして、33ページと34ページをごらんください。歳入の主な内容ですが、保険料につきましては、兵庫県後期高齢者医療広域連合から示された令和2年度見込み額により計上しています。次に、繰入金は、事務費、保険基盤安定及び人件費分などの職員給与費等に係る繰入金の見込み額を計上しています。諸収入のうち、保険料還付金、保険料還付加算金は、広域連合から歳入し、同額を歳出に計上しています。また、雑入は、一般会計へ繰り出す広域連合からの委託料を計上しております。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第36号議案及び第37号議案について、一括して説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) それではまた、特別会計予算書のほうにお戻りをいただいて、80ページをごらんください。第36号議案、令和2年度豊岡市介護保険事業特別会計予算についてご説明をいたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ100億1,555万1,000円と定め、第2条で、一時借入金の借り入れ最高額を5億円と定めております。第3条では、歳出予算の流用ができる場合について定めております。  内容につきましては、また別冊の豊岡市予算書のほうの40ページをごらんください。予算の概要ですが、本会計は、豊岡市老人福祉計画・第7期介護保険事業計画に基づきまして、保険給付及び地域支援事業を実施するものでございます。  43ページをごらんください。まず、歳出ですけれども、総務費は、事業運営や介護認定審査会に係る人件費、事務費及び認定に係る主治医意見書の作成手数料などでございます。保険給付費は、各種保険給付に係る費用でございます。地域支援事業費は、要支援の方などが利用される介護予防生活支援サービス事業費、介護予防ケアマネジメント事業費、地域包括支援センターの運営事業費等でございます。諸支出金は、第1号被保険者保険料の還付金で、予備費は500万円を計上いたしております。  戻っていただいて、41ページをごらんください。歳入ですけれども、保険料は、第1号被保険者の介護保険料でございます。国庫支出金は、保険給付費に係る負担金並びに調整交付金及び地域支援事業費に係る交付金でございます。支払基金交付金は、社会保険診療報酬支払基金から保険給付費と地域支援事業費に係ります第2号被保険者の負担分として交付される交付金でございます。県支出金は、保険給付費に係ります負担金、地域支援事業費に係ります交付金でございます。繰入金は、一般会計からの介護給付費や地域支援事業に係る市の負担部分、それから低所得者保険料軽減繰入金、事務費等に係る繰入金並びに介護給付費準備基金からの繰入金を計上いたしております。  なお、低所得者介護保険料繰入金につきましては、今議会に上程をいたしております介護保険条例の一部を改正する条例制定に伴う、1号被保険者におけます低所得者の介護保険料の軽減強化を執行されたものとして計上いたしております。  諸収入は、地域支援事業費に係ります食の自立支援事業の利用者負担などの雑収入を計上いたしております。  次に、再度、特別会計予算書のほうに戻っていただいて、124ページをお願いいたします。第37号議案、令和2年度豊岡市診療所事業特別会計予算についてご説明をいたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億7,340万3,000円と定め、第2条で、地方債について定め、第3条で、一時借入金の最高額を2,000万円と定めております。  128ページをお願いします。地方債は、診療所整備事業費で限度額を総額490万円といたしております。  内容につきましては、また、別冊の豊岡市予算についてのほうで、48ページをごらんください。予算の概要ですが、本会計の目的は、休日急病診療所等4カ所の市立診療所と1カ所の市立歯科診療所の管理運営を行うものでございます。  51ページの予算総括表をごらんいただきたいと思います。まず、歳出ですけれども、豊岡休日急病診療所費の総務費は、医師、看護師等の人件費や、診療所運営に係ります管理費などでございます。医業費は、医薬品等の医薬材料費、ガーゼ等の消耗資材費等でございます。以下、森本診療所等各診療所費の総務費及び医業費の主な内容欄につきましては、先ほどの休日急病診療所と同様の内容でございます。
     なお、備品の老朽化に伴い、森本診療所では小型分包機を、神鍋診療所ではデジタルエックス線画像診断装置を、高橋診療所では往診用公用車をそれぞれ計上いたしております。  戻っていただいて、49ページをごらんください。歳入ですけれども、休日急病診療所から但東歯科診療所まで収入として、外来収入、手数料、一般会計繰入金などを計上いたしております。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第38号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 別冊の、豊岡市特別会計予算並びに予算書の166ページをごらんください。第38号議案、令和2年度豊岡市霊苑事業特別会計予算についてご説明いたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ842万7,000円と定めています。第2条では、一時借入金の最高額を100万円と定めています。  予算案の内容につきましては、別冊資料ナンバー1の2020年度豊岡市予算についての57ページ、58ページをごらんください。歳入歳出予算総括表により、主なものをご説明いたします。  下段の歳出予算総括表ですが、霊苑管理費は主なものとして修繕料で、西霊苑の擁壁の修繕等に130万7,000円計上しています。委託料の406万7,000円は、東西霊苑の保守点検及び維持管理に係るものです。  上段の歳入予算総括表ですが、使用料及び手数料は、永代使用料と管理料などで762万9,000円を見込んでいます。そのほか、財産収入、繰入金等を計上しています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第39号議案について説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(水嶋 弘三) 別冊の特別会計予算書178ページをごらんください。白い冊子のほうです。第39号議案、令和2年度豊岡市太陽光発電事業特別会計予算についてご説明いたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億147万円と定め、第2条で、一時借入金の最高額を1,000万円といたしております。  続きまして、また内容について説明をさせていただきますので、別冊の資料ファイルの中のナンバー1、2020年度豊岡市予算についての61、62ページをお願いいたします。  まず、下段の歳出予算総括表をごらんください。総務費の812万8,000円は、事業執行に伴う事務費と基金積立金でございます。施設費の4,318万3,000円は、山宮、コウノトリ但馬空港、竹貫の3カ所の地場ソーラーの施設管理費でございます。諸支出金で、一般会計への繰出金4,913万9,000円を計上するなどいたしております。  次に、上段の歳入予算総括表では、財産収入の中で、生産物売り払い収入1億139万8,000円を計上するなどしております。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第40号議案について説明を求めます。  但東振興局長。 ○但東振興局長(羽尻 泰広) お戻りいただきまして、別冊の特別会計予算並びに予算説明書191ページ、白いほうの冊子です。お願いいたします。第40号議案、令和2年度豊岡市管理会財産区特別会計についてご説明をいたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ211万5,000円と定めております。  内容につきましては、別冊資料1、ピンクのほうのファイルになります。資料ナンバー1、2020年度豊岡市予算についての67ページ、68ページをごらんください。  下段、歳出の内訳でございますが、管理委員5名の委員報酬等の一般管理費、財産管理費、予備費を計上しております。  上段の歳入の内訳でございますけれども、基金利子等の財産運用収入、前年度繰越金、預金利子を計上しております。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 続いて、第41号議案及び第42号議案について、一括して説明を求めます。  上下水道部長。 ○上下水道部長(米田 眞一) 済みません、また白冊子のほうにお戻りください。白冊子の203ページをごらんください。第41号議案、令和2年度豊岡市水道事業会計予算についてご説明いたします。  第2条、業務の予定量では、給水人口を前年度と比べ1.8%減の7万9,600人とし、主な建設改良事業では、老朽管の更新や日高町の岩中浄水場の受水池改築などを行うため、配水施設費を9億4,401万円計上しています。  第3条、収益的収入及び支出は、収益、費用ともに前年度より若干減少しておりますけども、次のページ、第4条、資本的収入及び支出では、前年度と比べ、建設改良費を2億5,900万円ふやし、9億6,343万6,000円計上しています。  第5条、債務負担行為では、城崎町の大見塚受水池、配水池改築事業の土木工事が2カ年にわたるため、令和3年度の限度額2,560万円を予定しています。  そのほか、企業債、一時借入金などについてそれぞれ計上しています。  続きまして、226ページをごらんください。第42号議案、令和2年度豊岡市下水道事業会計予算についてご説明いたします。  第2条、業務の予定量では、排水処理人口を前年度と比べ0.8%減の7万5,692人とし、主な建設改良事業では、管渠施設事業を11億9,723万5,000円、処理場施設事業費を10億7,082万5,000円計上しています。  第3条、収益的収入及び支出は、前年度と比べ、下水道使用料や一般会計補助金などを減額し、収入が7%、支出が3.5%少ない予算にしています。  次のページをごらんください。第4条、資本的収入及び支出では、引き続き施設の統廃合や長寿命化を推進するため、前年度と同程度の予算にしております。  そのほか、企業債、一時借入金などをそれぞれ計上しています。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 以上で上程議案に対する説明は終わりました。  本日は、説明のみにとどめます。 ────────・──・──────── ◎日程第5 委員会提出第1号議案 ○議長(関貫久仁郎) 次は、日程第5、委員会提出第1号議案、豊岡市議会の議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  6番、井上正治議員。 ○議員(6番 井上 正治) 委員会提出第1号議案、豊岡市議会の議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例制定についてをご説明いたします。  本案は、議員が議会の会議、常任委員会、議会運営委員会等に交通用具を利用して出席した場合における費用弁償の支給要件及び額の見直しを行うため、改正しようとするものです。  3ページの条例案要綱によりご説明いたします。  1の改正内容ですが、第4条及び別表関係について、議員が議会の会議、常任委員会、議会運営委員会等に交通用具を利用して出席した場合の費用弁償について、片道2キロメートル以上における移動距離に応じ、当該移動距離の区分による費用弁償の日額を定めるものです。  2の附則ですが、この条例は令和2年4月1日から施行することとしています。  なお、4、5ページに新旧対照表を添付していますので、ご清覧ください。  以上のとおりでありますので、議員各位のご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(関貫久仁郎) 説明は終わりました。  お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) 質疑を打ち切ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) お諮りいたします。本案は、原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) ご異議なしと認めます。よって、委員会提出第1号議案は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第6 豊監報第2-1号~豊監報第2-4号 ○議長(関貫久仁郎) 次は、日程第6、豊監報第2-1号から豊監報第2-4号までの4件についてであります。  保田、中嶋、椿野各監査委員から、別紙のとおり報告書が提出されておりますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第7 請願・陳情の付託について ○議長(関貫久仁郎) 次は、日程第7、請願・陳情の付託についてであります。  別紙文書表のとおり、陳情1件について、議会運営委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ○議長(関貫久仁郎) 以上で本日の日程は終わりました。  この際、お諮りいたします。明29日から3月8日までを議案熟読のため休会としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  次の本会議は、3月9日午前9時30分から再開をいたします。  本日の会議はこれにて散会をいたします。お疲れさまでした。      午後1時59分散会 ────────────────────...