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令和元年第4回定例会(第5日12月12日)

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  1. 豊岡市議会 2019-12-12
    令和元年第4回定例会(第5日12月12日)


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    最終取得日: 2021-06-07
    令和元年第4回定例会(第5日12月12日) ────────────────────────────────────────────────      令和元年第4回豊岡市議会定例会(第5日)                            令和元年12月12日(木曜日) ────────────────────────────────────────────────                          令和元年12月12日 午前9時30分開議 第2日(令和元年12月9日)の議事日程を援用         ───────────────────────────────                  本日の会議に付した事件 日程第2 報告第20号及び報告第21号並びに第 102号議案〜第 149号議案及び第 151号議      案〜第 160号議案〈専決処分したものの報告について ほか59件〉      各議案に対する質疑並びに一般質問      (各議案委員会付託) 日程追加 第 162号議案 建物の無償譲渡及び土地の無償貸付けについて      第 163号議案 豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員             の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について      第 164号議案 豊岡市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例             制定について      第 165号議案 令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第5号)      第 166号議案 令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正
                予算(第4号)      第 167号議案 令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正             予算(第2号)      第 168号議案 令和元年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3             号)      第 169号議案 令和元年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)      第 170号議案 令和元年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第3号)      第 171号議案 令和元年度豊岡市水道事業会計補正予算(第3号)      第 172号議案 令和元年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第4号)             (以上11件、説明、質疑、委員会付託) 日程追加 請願・陳情の付託について         ───────────────────────────────                    出席議員(23名)          1番 清 水   寛         2番 岡 本 昭 治          3番 土生田 仁 志         4番 上 田 倫 久          5番 松 井 正 志         6番 井 上 正 治          8番 西 田   真         9番 青 山 憲 司          10番 足 田 仁 司         11番 竹 中   理          12番 芦 田 竹 彦         13番 関 貫 久仁郎          14番 木 谷 敏 勝         15番 田 中 藤一郎          16番 浅 田   徹         17番 椿 野 仁 司          18番 嶋 ア 宏 之         19番 福 田 嗣 久          20番 伊 藤   仁         21番 村 岡 峰 男          22番 上 田 伴 子         23番 奥 村 忠 俊          24番 石 津 一 美         ───────────────────────────────                    欠席議員(なし)         ───────────────────────────────                    欠  員(1名)         ───────────────────────────────                   事務局出席職員職氏名   局長        松 本 幹 雄   次長        宮 本 ゆかり   主幹兼庶務係長   小 林 昌 弘   主幹兼調査係長   木 山 敦 子   主幹兼議事係長   佐 伯 勝 巳   副班長       藤 井 正 吾         ───────────────────────────────                 説明のため出席した者の職氏名   市長        中 貝 宗 治   副市長       森 田 敏 幸   副市長       前 野 文 孝   技監        鴨 川 義 宣   政策調整部長    塚 本 繁 樹   政策調整部参事   正 木 一 郎   防災監       宮 田   索   総務部長兼会計管理者                                 成 田 寿 道   地域コミュニティ振興部長        地域コミュニティ振興部参事             幸 木 孝 雄             桑 井 弘 之   市民生活部長    谷 岡 慎 一   健康福祉部長    久保川 伸 幸   環境経済部長    坂 本 成 彦   環境経済部参事   小 林 辰 美   コウノトリ共生部長 水 嶋 弘 三   都市整備部長    澤 田 秀 夫   都市整備部参事   河 本 行 正   城崎振興局長    熊 毛 好 弘   竹野振興局長    瀧 下 貴 也   日高振興局長    小 谷 士 郎   出石振興局長    榮 木 雅 一   但東振興局長    羽 尻 泰 広   消防長       松 岡 勇 人   上下水道部長    米 田 眞 一   教育長       嶋   公 治   教育次長      堂 垣 真 弓   監査委員      中 嶋 英 樹   選挙管理委員    川 上 康 則   選管監査事務局長  宮 岡 浩 由   農業委員      村 田 憲 夫   農業委員会事務局長 宮 ア 雅 巳   総務課長      安 藤 洋 一   総務課長補佐    西 村 嘉 通         ───────────────────────────────      午前9時30分開議 ○議長(関貫久仁郎) おはようございます。  ただいまの出席議員数は23名であります。よって、会議は成立いたします。  これより本日の会議を開きます。 ────────・──・──────── ○議長(関貫久仁郎) 議事に入ります前にご報告いたしておきます。  まず、本日、当局より追加議案として提出された第162号議案ほか10件及び請願・陳情文書表をお手元に配付いたしておりますので、ご了承願います。  続いて、本日の議事運営について、議会運営委員長の報告を求めます。  6番、井上正治議員。 ○議会運営委員長(井上 正治) おはようございます。本日の議事運営についてご報告いたします。  本日は、この後、昨日に引き続き、第17番目の奥村忠俊議員から質疑、質問を継続いたします。  また、本日をもって、通告のありました議員の質疑、質問を終局することといたしております。  続いて、各上程議案を所管の委員会に審査付託した後、本日、当局より追加提出された第162号議案ほか10件を日程追加により上程し、説明、質疑の後、所管の委員会に審査付託をいたします。  さらに、日程追加により、陳情3件の委員会付託を行って散会いたします。  なお、明日から24日までは、委員会審査等のため休会することといたしております。  以上、本日の議事運営について、よろしくご協力をお願いいたします。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 以上、報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第2 報告第20号及び報告第21号並びに第102号議案〜第149号議案及び第151号議案〜第160号議案 ○議長(関貫久仁郎) 引き続き昨日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。  なお、質疑、質問は重複を避け、簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても要点を押さえ、適切、簡明になされるよう要望いたしておきます。  次は、23番、奥村忠俊議員。      〔奥村忠俊議員 登壇〕 ○議員(23番 奥村 忠俊) おはようございます。(拍手)23番、奥村でございます。一般質問、きょうの午前中で終わるということになっておりますけども、順番が後になりますと、この3日間、大変悩むというか、なかなか解放されない気分が、そういう状況が続いておりましたけども、きょうはいよいよ私も終わりますので、やれやれと思っております。きょう来るときに、いつも一番、自分の好きなネクタイをしてきたんですけども、私の前におられる芦田さんと同じ紺に黄色のストライプということで、私の後にまたされますけども、それはそれとして、しっかり頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、乙女の湯についてお尋ねをいたします。  出石にあります乙女の湯は平成17年3月にオープンをしました。以後、ことし8月まで地元の田渕温泉運営管理組合によって運営されてきましたが、8月末をもって管理運営を辞退され、以後、閉館の状態であります。しかし、温泉の継続を望む市民の声は強く、市としては乙女の湯を民間へ譲渡し、再開をすることを決定、今回、応募者と正式に契約をされ、温泉を継続していただくことになりました。大変ありがたく思っております。そこで、何点か質問いたします。  まず第1は、今回応募していただきましたこの株式会社キリンジ、そこは1社でございましたけれども、既に11月15日付で出石温泉乙女の湯に係る譲渡先事業者についてということで、文書での譲渡先報告として決定したとありました。本契約に当たり、先方の提案、市からの要望等について、新たな協議がその後あったのかどうか、その点についてお聞きをしたいと思います。  譲渡先であります株式会社キリンジは、インターネットで見る限り、若い人たちが新たな発想でさまざまな事業に挑戦されているように思います。資本金は100万円、社員は4名ということになっております。乙女の湯の経営に当たっては、1年間、大阪の本社から社員1名を派遣されるようであります。その後は地元雇用者に任せると、こういう形になっているように思います。この会社が運営していく提案内容の中で、内湯は温泉水を使わず、上水道を使ってマイクロバブルバスとする。露天風呂は従来の温泉を活用し、源泉そのままの水風呂を新設、繁忙期のみテントサウナを設置予定、地元の食材を使った鉄板焼き店舗を誘致、出口右側のエントランス足湯ベーカリーを誘致するとあります。また、グランピング施設30張りなどと書かれておりますけれども、なかなか聞きなれない言葉でございまして、これについて簡単でよろしいので、説明をしていただきたいと思います。  3つ目に、多くの市民が温泉の再開を望んでいます。今後、応募者と地域住民との懇談会や、あるいは議会での説明会などがあるのかどうか、そういった予定があるのかどうかをお尋ねいたします。  これまで示されている提案以外に、双方から要望等が本契約に当たり出されたのかどうか、その点についてもお尋ねいたします。  2項目め、公共施設のマネジメントについて。  1、公共施設のマネジメントについて、市民懇談会が10月10日から24日にかけて実施されました。その質疑応答の要約は、市のホームページに記載されております。懇談会では、市が公共施設マネジメント計画について説明をされ、それに対する質疑応答が載せられています。豊岡市の提案は、人口の減少や子供の出生数の減少、財政問題などから、保育所、幼稚園、認定こども園の統合を打ち出されています。どこの会場ででも出されているのは、通園距離の問題、送迎の仕方、統合による地域の寂れなど、心配する声が多くあります。市民は本当に心配されていると思います。統合に対する問題点や要望など、保護者から、あるいは地域住民からの声に対し、どのように応えていかれるのか、この点についてもお尋ねします。  また、審議会は地域住民の声をしっかり聞き、受けとめられて答申を出されたのかどうか、この点についてもお尋ねをいたします。  新たに立ち上がる地域デザイン懇談会は、一体何をするところなんだろうかと、どういう人がそのメンバーに選ばれるのか。また、統合することに対する心配や反対する声は大きい、統合する場合の必要な条件などについても、地域デザイン懇談会はその役割を果たしていけるのかと、この点についてもお聞きいたします。  3項目め、コウノトリの野生復帰の取り組みについてお尋ねをいたします。  2005年に放鳥されて以来14年がたち、今では豊岡市を初め、全国に散らばって生息をしております。豊岡市は、コウノトリの野生復帰を市の大きな柱に据え、まちづくりの取り組みをしております。初放鳥以来、今日までで、野生でふ化したコウノトリの数はどの程度いるのか、また、豊岡市内で現に生息していると思われるコウノトリはどれくらいあるのか、お尋ねをいたします。  体の大きな鳥ですので、コウノトリの餌は魚や昆虫など、生物を食すると聞いておりますが、自然界には他の野鳥あるいは小動物も生息している中で、餌は十分確保できているのかどうか、この点についてもお聞きいたします。  4項目めに、出石川にかかる寺内橋及びその近辺の堤防補強についてお尋ねをいたします。  出石川にかかる鍛冶屋橋、これが木製からコンクリートになったのは60年ほど前だと思います。ところが、橋の幅が狭く、車のすれ違いができません。出石観光が注目され出してきた時期に、この橋のかけかえを要望する声が上がりました。しかし、橋に通じる道路、つまり橋の前後の道路も大変狭い道でありまして、家屋の立ち退き等があって、条件が悪いためにそのままになっております。一方、町の中を流れていた谷山川は、しばしば洪水を発生することから、川をショートカットし、出石高校付近から城山の下を、トンネルによって放水路を新設して、寺内橋上流で出石川に合流するようになりました。谷山川の合流によって、洪水時に出石川左岸堤防に直撃するため、決壊を心配する声があります。補強対策はどうなっているのか、お尋ねをいたします。  また、寺内橋の橋脚付近が洗われて深くなっているように思いますが、橋が流されるんではないかと心配する声もあります。対策の予定はあるのかどうか、この点についてもお尋ねします。  この橋の少し上流の右岸に、かつて農業用水路、見性寺井堰と言っていましたが、ののみ口がありました。現在はおよそ1キロメートル下流に統合井堰がつくられて、この見性寺井堰は撤廃されております。もとあった井堰は塞がれていますけれども、ここはのみ口であったわけでありまして、堤防の形は今も水が当たりやすくするための蛇行をした状態であります。この場所は決壊しないかどうかという声もありますが、この点についてもお聞きをいたします。
     最後に、パワハラ防止というか、パワハラ問題についてお尋ねをいたします。  10月4日付の新聞に、神戸市立東須磨小学校で1人の男性教師を集団でいじめているというパワハラ事件が報道されました。今、学校や社会でいじめ問題が取り沙汰されている中で、先生が教育現場で先生を集団でいじめるという事実、ショック以外にありません。しかも内容は殴る、蹴る、車を傷つける、激辛カレーのルーを目につけるなど、50項目にも上っているといいます。テレビで連日、報道されておりますので、皆さん方もよく承知されていると思いますが、まさにリンチであります。いじめをなくする取り組みが一生懸命行われている中で、このような事件が報道されると、もう情けないというか、悲しいことであります。この問題について、教育委員会の所見をお聞きします。  私は、しばしばいじめ問題を取り上げておりますが、豊岡市においてこのような先生による卑劣な暴行事件、そういったものがこれまであったのかどうか、この点についてもお尋ねをいたします。  豊岡市役所における状況を資料でいただきました。2019年度11月末で4件のパワハラ相談があったようですが、無事に解決をしましたと、このようになっておりました。それ以前にも役所内でそういったことがあったのかどうか、この点についてもあわせてお尋ねをいたします。  以上で1回目とし、あとは質問席にて行います。 ○議長(関貫久仁郎) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、公共施設マネジメントについてお答えをいたします。  過日、各地域で懇談会を行いました。この懇談会の趣旨は、市全体での公共施設再編の必要性、それからコミュニティセンター個別施設計画、いわば市全体の公共施設再編の必要性の内訳の一つのようなものでありますけれども、それ。それから体育施設等の個別施設計画、それもそうです。それから幼児教育・保育及び放課後児童のあり方の答申内容、これも教育・保育という観点から議論がなされておりますけれども、実際、同じものを再びつくるのかという観点から見ると、これも公共施設マネジメントの重要な要素です。ということについて説明をし、意見交換をするというために開催したものです。意見交換と申し上げましたけれども、最大の狙い、目的は、市全体がこんな状況になっているということ自体をしっかりとご理解をいただく、お伝えをする、そこからやりとりを始めるという、そういった趣旨でございます。  記録を見ますと、大方は具体的に統廃合の案が出た幼保に関する、その答申内容に集中いたしておりますけれども、これも確かにこれだけでも大変な問題ですけれども、いわば全体の一部でしかありません。スポーツ施設コミュニティセンターも、コミュニティセンターは基本的に残すということでありますけれども、しかし、それにしても大量のこれから改修事業が必要になってくる。学校もやがて同じことが起きてまいります。消防のこともあります。市営住宅のこともあります。その全部がこれから10年間の間に、しかもその後、さらに20年後、30年後も延々と続いていく、その全体像をまずご理解をいただく、しかも人口は減っていく中でどうするのかというこのことを、市民の皆様に我が事として捉えていただきたいという、そういう思いを込めて実施したところです。このことを、仮に公共施設の再編だけの議論をいたしますと、恐らくなかなかぴんとこられなくって、浅い議論に終わったんではないかというふうに思います。これから個別の議論がもう嫌というほど出てまいりますので、そのスタートだというふうにご理解を賜ればというふうに思っております。  もちろん今後、市民の要望、ご意見をできる限りいろんな機会でお聞きして、それを構想なり案の中に反映していきたいと思いますけれども、一方的に市民の皆様から要望をお聞きして、こちらが考えるっていうことでなくって、やりとりをする。行政にだけ任せていただくということではないんだろうと。豊岡市全体がどれほど大変な状況になるか、事態を自分自身の危機としてご理解をいただいて、そして市民とともに一緒に考えていく、そういった方向にぜひ進めていきたいというふうに考えております。  地域の衰退を心配する声はもちろんあります。地域の衰退っていろんな要素があるわけですけども、最大の要因は何といっても人口減少です。まだ日本全体は人口が増加をしていて、まちによって人口減少局面になったまちもありますけども、日本の経済自体が右肩上がりのときにたくさんの施設をつくっている。しかしながら、もはや日本全体も人口減少局面になり、そして個々の市町はもうかなり急激な人口減少が進んでいて、今後さらに見込まれて、そういう中でもうとても施設は抱え切れない、そういう状況の中にあってどうするかというのが今の状況なんだろうというふうに思います。  ちなみに旧市町ごとの人口の動態を見てみました。1920年から2015年まで約100年間、正確に言うと95年ですけれども、豊岡地域は1920年からずっと一貫して右肩上がりで人口がふえておりましたけれども、1985年から1995年の10年間をピークにして、そこから人口減少が始まっています。したがって、豊岡地域の人口減少というのはこの20年ぐらいのことであります。  しかしながら、城崎地域です。ここは1965年がピークで、以後、一貫して右肩下がり、したがって、55年ぐらいですね、のもう人口減少のこの流れがとまらない。それから竹野地域ですけれども、1920年をピークにして、一度1945年、戦争が終わった後にぴゅっとこうふえます。これ、どの町も1945年にふえるんですけれども、それにしても過去のピークを超えることはできず、1920年以来、この一度上がったことを除けば、一貫して右肩下がり。日高地域は1945年がピークでありまして、そこから一貫して右肩下がり。出石地域も1945年がピークでありまして、途中で1985年と2000年にちょっとふえたことがございますけれども、全体の傾向としては一貫して1945年以来、右肩下がり。但東は、これも1945年から50年あたりに一度ふえてますけれども、それでもピークを超えることはできず、全体としては1920年から一貫して右肩下がり。これが豊岡の実態です。  この間に施設ができましたけれども、人口減少はとめることはできませんでした。ですので、人口減少との関係でいきますと、施設のあるなしというのは、それほど果たして影響したのかと。むしろほかの要因が多かったのではないかというふうに思います。もちろん人の気持ちとして、今まであった施設がなくなっていくっていうことは、そのことが何となく寂れた感じがしますし、気分がこう意気消沈するという気持ちはすごくわかりますから、それに対して、なけなしの今の財政状況の中でそれでも何とかするということは、これから精いっぱいやってまいりますけれども、しかし、全体の傾向を見ますと、この100年間、豊岡市はずっと右肩下がりできたというのが基本的な傾向です。これに対して、私たちは適切な対応を打ってこれなかったということではないかと思います。  いろんな理由があると思います。もちろん日本全体の経済政策、文化政策は一極集中を進めてきたことありますけれども、それだけではなかったんではないかと。  私たちのまちが若い人や女性を抑えつけてこなかったか。女、子供は黙っておれと言ってこなかったかどうか。そんなところに一体、女性たちや子供たちは帰ってくるのかといったことです。あるいは、ただただ自分のまちは劣っていると嘆いてこなかったか。おまえはちゃんと勉強して、いい大学に行って、いい会社に入って、ぱりっとした背広を着て、仕事をしていけというふうに、一方的にそのことを子供たちに訴えてこなかったかどうか。大企業に子供が入ったからといって大喜びをして、そして中小零細企業に勤めた子供たちを必ずしもそうは見ないっていうことで対応してこなかったかどうか。自分たちの地域の暮らしがどれほどすてきかという、そのライフスタイルのよさについて、これをちゃんと子供たちに訴えてきたかどうか。  私たち自身も反省すべき点はたくさんあるんだろうというふうに思います。どんなに頑張っても、東京や大阪や神戸のあの大きさ、高さ、速さに私らは勝つことはできません。この格差を埋めようとしても、永遠にこれは埋めることができません。とすると、私たちは別の道を行かなければいけない。  永楽館は、歌舞伎座とか南座には壮大さとか大きさではもうかなうべきものはありませんけど、足元に及びませんけれども、しかし、圧倒的な一体感で高い支持を受けています。先日、JALの会長夫妻お越しになりましたけれども、歌舞伎座の100倍おもしろかったって帰っていかれた。片や物すごく立派な建物、片や隣を車が通るとぶおっと音がするような、極めてそのアメニティーのよくないものが、しかし、対峙してるわけですね。私たちは、私たちのまちの、いわばもう進むべき道として永楽館のような道を目指していくのだと。果たしてこれまでそういったことをしてきたかどうか。ひたすら嘆いてきたのではないかというふうに思います。ですので、地域の衰退っていうことに関していうと、ここのところをしっかりやらない限りは施設の一つ二つが残るっていうようなことでは、とてもとめられることではないんだろうというふうに思います。  もちろんそれとは別に、先ほど申し上げましたように、今まであったものがなくなるということが、人々の気持ちに意気消沈のそのベクトルをもたらすことは間違いありませんので、じゃあ、他方で、とはいいながら全部維持できないことも、これ明らかなわけですから、その中で何とかやりくりしながら、できる限りの努力をしていく。そのためにも市民の皆さんとお互い当事者意識を持ってしっかりと議論をしていく、そのことが不可欠なのではないかというふうに思っております。私も、一方的に私の考えを押しつけるのではなく、しっかりと耳を傾けながら対応するという姿勢でこの問題に取り組んでいきたいと思っております。  その他につきましては、それぞれからお答えをさせていただきます。 ○議長(関貫久仁郎) 教育長。 ○教育長(嶋 公治) 私からは、パワハラのことについてのご質問にお答えしたいと思います。  ご指摘のとおり、東須磨での事件につきましては、同じ教職につく者、そして兵庫県で働く者として大変心を痛めてますし、そんなことが私たちの現場にはないだろうかということは、心引き締めて点検をし、話し合っていきたいというふうに思っています。今のところはいじめも含めまして、このパワハラの認知件数は、本市小・中学校においてはゼロであります。  豊岡市では、2009年5月に定めましたパワーハラスメントの防止に向けた取扱指針で、職員一人一人がパワーハラスメントの問題に対する理解を深め、未然防止に取り組むことと、パワーハラスメントが起こった場合には、速やかに適切な対応を行う、この2点を対策の柱として定めているところであります。今後もこの指針に基づき、対策を進めてまいりたいというふうに考えています。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) 私のほうからは、乙女の湯再開について、契約の相手方に関するお尋ねについてお答えしたいと思います。  初めに、相手方との協議内容についてでございますけれども、現在は仮契約の段階であるために、大まかな施設改修及びオープンまでのスケジュールを中心に協議を行ってまいりました。詳細な協議につきましては、この後、提案いたします建物無償譲渡及び土地無償貸し付けの議案を可決いただいた後に、速やかに行う予定でございます。  次に、契約者の業務内容についてお尋ねでした。  近畿圏を中心に約150室の宿泊施設をプロデュースし、運営管理されている企業です。また、大阪市天王寺区にある自社ビルには、屋上に都市型グランピング施設とバーベキューサイトを運営されています。このグランピング施設ですけれども、魅力的な、グラマラスという言葉とキャンプをかけ合わせた造語でございまして、ホテル並みの設備やサービスを利用しながら快適に過ごせる、快適なキャンプ体験ができると言われているものでございます。  続きまして、温泉の活用、市民要望に対する提案内容についてお尋ねでございました。  温泉施設の活用につきましては、若干の変更はあるものの、現行の乙女の湯としての機能を継続して運営される予定です。また、周辺の市有地において、20代から40代のファミリー層や大学生グループをターゲットにしたグランピング施設、今申し上げましたグランピング施設を計画されております。  市民からのご要望につきましては、正式にはお聞きしておりませんけれども、早期再開のお声は周囲からお聞きしております。譲渡先候補事業者とは4月下旬を目途に再開できるよう、スケジュールを検討してまいりたいというふうに考えております。  組合からは、乙女の湯の名称の継続、前従業員の再雇用をお聞きしておりますけれども、どちらの要望につきましても、前向きに検討しているとお聞きしているところでございます。  次に、候補者と地域住民との懇談会の開催予定ですけれども、今のところ詳細な打ち合わせはできておりませんけれども、譲渡先候補事業者からは、工事着工前に地元区長への挨拶、出石地域の各団体との意見交換、完成時のお披露目会などを考えておるというふうにお聞きしております。今後、必要があれば、その都度、事業者と協議の上、検討してまいりたいと思います。  次に、応募者による議会での説明についてですが、これにつきましては、今のところ考えておりません。  最後です。応募者の要望についてですけれども、譲渡先候補助事業者からは、隣接する市道、河川等の管理をしていただきたいということ、それから市の立場でもプロモーションをしてほしい、していただければというようなお話を伺っております。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(正木 一郎) 私からは、地域デザイン懇談会のご質問につきましてお答えいたします。  基本的にはこのデザイン懇談会の役割につきましては、浅田議員にご答弁させていただきましたとおりでございますけれども、ご質問にありました幼保ですとか小・中の再編に関しましては、別途、教育委員会のほうで検討されるものと考えております。特に小・中学校の適正規模・適正配置の審議会等で引き続き審議されるものというふうに考えておりまして、こちらの懇談会で審議するものではないというふうに考えております。  ただし、村岡議員にお答えさせていただきましたとおり、再編が検討される過程におきまして、存続される施設の中で複合化、多機能化等の可能性はないかですとか、また廃校、廃園となる施設がありましたら、その後の利活用等につきましては、公共施設マネジメントの観点から改めて検討が必要になるものというふうに考えておるところでございます。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(水嶋 弘三) 私のほうからは、コウノトリの現状に関して2点ご質問いただきました。  まず現在の生息数、それから放鳥以来のふ化数等についてお尋ねをいただいたところです。  2007年に46年ぶりに日本の野外でコウノトリが巣立って以降、コウノトリの個体数は順調にふえております。2019年11月9日現在、179羽が日本の野外で生息しています。現在、そのうち約50羽程度が市内周辺で生息していると言われています。ふ化数は把握しておりませんが、市外での繁殖を含め、これまでに215羽が巣立っており、野外のコウノトリの個体数は急速にふえているところです。  次に、関連しまして、餌場の確保対策についてお尋ねをいただきました。  コウノトリは、水田や河川、湿地や水路など、さまざまな場所を餌場として利用しています。市では、放鳥以前からコウノトリの生息を支えるため、さまざまな取り組みを行ってまいりました。具体的には、農家などの協力のもと、27カ所、12.9ヘクタールのビオトープ水田や水系の連続性を確保し、生き物をふやすための魚道を151カ所設置しております。また、餌場の中心となる水田では、安心・安全なお米と同時に、生き物を育むコウノトリ育む農法を推進し、2019年度では428ヘクタールまでに広がっております。水田で餌をついばむコウノトリの姿は当たり前の風景になりつつあります。  さらに、ハチゴロウの戸島湿地の整備や住民による環境づくりで行われている田結湿地に加え、国土交通省が創出し、市と地域が管理する加陽湿地など、多様な水辺環境を再生、創出して、コウノトリが1年を通して採餌できるような環境づくりを行っております。  また、2018年度からは、自然再生アクションプランに基づいて選定した2カ所のパイロットエリアで、市民が主体的に取り組む持続可能な自然再生活動により、コウノトリが舞いおりる環境の創出に努めているところです。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 都市整備部参事。 ○都市整備部参事(河本 行正) 私からは、寺内橋及び堤防補強についてお答えいたします。  まず、橋梁のかけかえの県の方針等、改修予定についてですが、寺内橋は兵庫県が管理する県道橋で、県にお尋ねいたしましたところ、現時点でかけかえ計画はなく、点検、補修を行いながら維持していくとのことでございます。寺内橋の詳しい点検は2017年5月に実施され、その結果、補修が必要な部分があるため、2022年度までに補修工事を行う予定とお聞きしております。橋の護床ブロックにつきましては、平成29年9月の台風18号で被災し、本年3月に復旧工事を完了しているとのことでございます。今後も点検を行い、異常があれば、補修を行っていくとのことです。  次に、橋梁上流の左右岸の堤防補強についてでございます。  堤防を管理します国土交通省では、出水期前後の除草時や河川パトロールなどにより、定期的に堤防を確認しているとお聞きしております。堤防線形が水を受ける形になっていることや谷山川放水路の水当たりで心配されていることは、国土交通省にお伝えしたいと思います。別途、その詳しいお話をお聞かせいただきたいと思っておりますので、それからまた防災にも直結しますので、出石振興局とともにお話を地元の方に伺っていきたいと思います。以上でございます。 ○議長(関貫久仁郎) 総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) 私からは、市役所内におけるパワハラの関係についてご答弁いたします。  市役所内におけるパワハラの相談件数ということにつきまして、先ほど議員もおっしゃいましたように、今年度は11月末時点で4件というふうにしております。ただし、相談の内容については、その内容から判断して、パワハラと、こちらが思っているものも含めているということでございます。相談者から直接パワハラであるという言葉は出てないが、内容的にそうではないかという判断の上の4件でございます。ちなみに昨年、2018年度は5件、2017年度は2件、これも同じようにパワハラという直接的な言葉が出てないものも含めての件数であるという状況でございます。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) それでは、通告順に質問をさせていただきます。  この乙女の湯が再開するということで大変ありがたいと思っております。地域の人たちやあるいはファンの人たちも、もうやれやれだったなっていうことで、その点では市のほうに感謝をしております。しかし、今回ちょっと見ますと、今やろうとされてる新しい温泉の形が、皆さん、これまでから温泉につかりに行くという、風呂は家でも入れますのでね。しかし、温泉に入りたいということでたくさん来られてる。いい湯だ、こういうことであったと思うんですけども。  大体考えてみますと、脱衣所から温泉に入っていく。まず、大きな大浴場というか、内湯に入りますね。そこは温泉の気分がして、そして、おもむろに露天風呂に行ったりとか体洗うという形になると思うんですけども、一番メーンになるその大きいところは、今回は会社のいろんな試算があったんでしょうけれども、温泉を使わない、そしてジェット……。何かありましたね。それ、泡ですね、ジェットバブル。これでほぐしてもらうというふうになってますけどね。温泉というイメージが非常に強いんで、そこに入ったときに温泉の香りがしたり、さわるとつるつるするとか、今までそうですから、そういったものがないということになってくると、ちょっと値打ちが下がるなという気が私はするんですよ。そういったことはやっぱりできないということなのか、温泉を使えないということなのか、その点についてももうちょっと聞いておきます。 ○議長(関貫久仁郎) 出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) あくまでも施設、内湯以外の温泉については、当初、議員も初めにお話があったとおりなんですけれども、足湯から始まって外湯については、新設の温泉、源泉を使った水風呂もございます。いずれにしても施設機能を充実するというのが一つはあるのかなというふうにございます。候補事業者につきましては、あくまでも周辺施設の活用も含めて長期的な運営を目指すというふうにおっしゃっていただいております。その事業者の経営的な判断によるものかなというふうに思っておりますので、当然、温泉施設としては維持、機能されるというふうに認識しております。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 温泉ですから、温泉施設としてしてもらうのは大変ありがたい。それは本当にみんな安心してるんです。ただ、そこに行ってみると、温泉にしっかりとつかるという気分が、果たしてそれで満足感がいくんかなっていう心配を私はしてるわけでしてね。僕がするわけじゃありませんので、経営していく以上はいろんな形が、必要な経費も要るし、大変なことですから、それに一々、くちばしを挟む必要はないのかもわかりませんけども、そういったことが少し気になるなというのが私の思いです。  それからもう一つは、以前からサウナをぜひ設置してほしいという声が本当にずっと、最初から出ていました。私も、最初からかかわっておりますので、温泉には、そういう点では、そう言われると、まあまあ、もうちょっともうかったらするとか適当に答えていたんですけども、なかなかそれはできない。今回、提案の中で見ますと、テントを張ったテントサウナっていうことをしていくということになってるの、これはどういうことなのか、余り知りませんので、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(関貫久仁郎) 出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) テントサウナですけれども、文字どおりテントをサウナにしてるというようなものでございます。つくりとしましては、テントの中にまきストーブがありまして、排気用の煙突が立っているという、本当にシンプルなものでございます。まきストーブの上にサウナストーン等を敷き詰めて、まきストーブの熱で温度を上げて、あつあつのストーンにアロマ水等々かけるいうことで、発生する蒸気で湿度を上げて、体温、温度を高めて楽しむというような施設というふうに聞いております。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 一般的にそんなイメージしかここにないもんですからね。ですけども、大体サウナに行きますと、但東でもそうですが、2段ぐらいの腰かけ等があって、密室になって、入ると、もううっとするぐらい熱いという中で汗を出すんですけども、そういうふうにそれはなるんですか。それから場所的にはテントを立てるというのは、あの中の露天風呂の近くであると思うんですけども、どの辺に立てられるか、何人ぐらい入れるかっていうふうに物すごく思っちゃうんですけども、どうでしょうか。 ○議長(関貫久仁郎) 出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) 詳細な内容についてはまだこれからだというふうに思っております。いずれにしましても、通常の、議員がおっしゃってるようなサウナですと、非常に維持費もかかってくると、初期にかかる費用も含めて、維持費にもかかってくるかと思います。あくまでもテントサウナは設置も簡単、予定では、繁忙期のみの設置等を予定されてるようですけれども、状況を見ながら将来的には常設で、常設になるのか、利用期間も延びるような格好になるのかなというふうにはお話は伺っておりました。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 確かにこれに書いてありました、繁忙期のみっていうこと書いてあるんですよね。繁忙期いうのはいつごろを予定しておられるんです。 ○議長(関貫久仁郎) 出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) それも具体的にはお伺いしてませんけども、通常、春と秋というようなことになろうかなというふうに思います。場合によっては、夏休みも含まれるのかなというふうには想定しております。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) いつが繁忙期か私もわからないんで、今聞くんですけども、繁忙期っていうことをあえて書いてあるもんですから、聞いたわけですけども。  それから露天風呂はありまして、大きな玄武岩を使ったほうと、それから普通の岩と両方ありますけども、そこの露天風呂は冷泉のままということで、上から乙女の湯の源泉が送ってきますけども、生ぬるいというか、その状態で使うということですか。 ○議長(関貫久仁郎) 出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) おっしゃるとおりです。テントサウナとの併用というようなこともあり得るというふうに思います。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) そうすると、露天風呂は一年中オープンしておられるのか、そうされるのか。つまり、寒いときに、20度か、20度余りという温泉に入って、果たしてそれで温もるだろうかという気がするんですよ。その部分で、温泉は、露天風呂は今と同じようにお湯もあるというふうなことならわかるけども、30度にもならないような湯に、雪が降っとる中で誰が入るんだろうという気がするんです。それは心配せんでも、こういうことがあるんだということが書いてあればいいんですけども、ないもんですから、だから、繁忙期以外は温泉も含めて全部やめてしまうんかなと。外風呂、つまり、露天風呂は、どうなんですか。じゃあ、あの冷たいままで仕方がない、入ってもらわざるを得ないという、こういうことですか。 ○議長(関貫久仁郎) 出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) 先ほども申し上げました。繁忙期については、具体的な範囲っていうのは、これからだというふうに思っておりますけれども、今のおっしゃっていた水風呂につきましては、テントサウナがございますので、それの併用も考えてるいうようなことだというふうに考えております。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 露天風呂に入っていただいてからテントサウナを利用すると、そのおっしゃる理屈はわかります。ただ、僕、くちばし挟むわけじゃないけれども、寒いときに30度にならないような風呂に入る人はあるだろうかということを、ちょっと私は心配しておるんです。それを使うことで沸かすと相当、燃料がかかるんではないかと思いますけども、そういう希望は、僕は出てくるんではないかなと思うんですね。  あそこの温泉に行って、再開してありがたいと。そう、だから、もううれしいっていうことでたくさんの方が、僕はとにかく来ると思うんですけども、ただ、そういうことを経験すると、お客さんがちょっと集まるのは少なくなってしまうんではないかなという、ちょっと苦労というんか、思いがするんですけども、そんなふうにはならないんでしょうかね。 ○議長(関貫久仁郎) 前野副市長。 ○副市長(前野 文孝) 少し誤解があるかと思ってます。屋内にあるバスは、マイクロバブルバスといって細かい泡が出てきて、普通のお湯を使います。そして先ほどありました冷泉の風呂は小さなつぼみたいなのを並べて、それをかけ流しで、それは冷泉として使うと、低温のものになります。そして今ある現行の露天風呂はしっかりと沸かして温かいものになりますので、それはずっと使い続けるということです。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 僕は、初めて副市長からそのことを聞きました。私は誤解したのかもわかりませんけれども、いただいた文書を見ると、どうもそれは違うように思っている。寒いのに20度か30度ぐらいの湯にどうして入るんやろうと思ってね、心配しておったんですよ、実は。だから、そのことはわかりましたんで、私が十分に理解していなかったと思って、よかったとも思います、それは。  それからもう一つ、時間が余りないんで、終わりにしたいと思うんですけども、このキリンジさんという会社が形態的には非常に小さいように思うんですけども、社員4人と書いてありました。そこから1名を派遣、1年間だけするということですけども、それ以外はもう完璧に地元のどなたかに任せていくという、こういうことになるんですか。 ○議長(関貫久仁郎) 出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) 最初の1年間は、事業の運営状況が少しでも安定するために、大阪のほうからお見えになるということは聞いてます。その後につきましては、地元の若い方、元気のよい方が担っていただければと、そういう方がいらっしゃったらつないでいきたいというふうな希望は持っておられるというところです。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 会社も非常に若い人たちがしておられますし、いろんなことに挑戦されようとすることがうかがえるわけですけども、今回、乙女の湯がそういう形に変わっていって、たくさんの方がやっぱり利用しやすいように、東京からも、地元の人たちともあわせて期待に応えることができるようにやっていただきたいと、こういうふうに要望しておきたいと思います。  次に、2つ目、マネジメントの関係でお尋ねしておきますけども、先ほど市長が、将来の姿についての説明がありました。私もそう思います。しかし、思うんですけども、今生きている人たちや今、現に学校に通ってる人たちとか、その親御さんだとかっていう人たちは、小さくなっていくことに心配をしながらも、そこで頑張って学校に入っていかれてるということがあるわけですね。そして田舎ですし、ご主人が働かれて、それで十分やっていけるというところは、そんなには多くない。そうすると、奥さんと両方が働かれるというのが一般的だと思うんです。その送り迎えということがありまして、そのことは仕事上に影響してくるし、さらに収入にも影響してくるんではないかなと、こういうふうに考えます。  今回、統合して一つにしていこうということは、小さい保育所や幼稚園が維持できるかということから見ると、ある意味でやむを得ないというふうに私も思うんですけども、しかし、保護者の方々がいろんな要望を出されているわけですね。例えば通学、通園方法について考えてもらえないだろうかというようなことがありますけども、そういったことにあくまでそれはできないと。幼稚園は幼稚園ですからバスで送るとしましても、保育所に行ってる子供さんは、それは保護者が責任持って送るべきだということになっておりますけども、そういった件は、やっぱり少し考えて融通ができるような方法というのはとられないのかどうか、どうでしょうか。 ○議長(関貫久仁郎) 教育次長。
    ○教育次長(堂垣 真弓) 今回、たくさんのご要望の中でやはり通園対策を望む声がたくさんございました。今回いただきました答申の中では通園対策もお願いしたいというふうな望む声がある一方で、やはり子供の安全面ですとか、それから保護者の方が連れてきていただいて、保育士とやはり子供のことについてちょっと話をしていただく、コミュニケーションをとる時間なども必要ではあるんではないかということなどから、特に今回の校区がなくなる、撤廃するっていうことも提案に上がっていますので、やはり保護者等の送迎を原則ですべきではないかというふうなご提案にはなっています。ただ、先ほど申し上げましたように、たくさんの皆様から送迎についてやはり地域によって交通事情も、それから地理的要件もさまざまでございますので、もう1回、今度、計画案を策定する段階で検討はしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 今、次長が答弁されたのは、こないだ全体で、皆さんに集まってもらって聞きましたね。出されたものはよく知っておられると思うんですけども、そういったものを一つ一つ今度は検討していくと。今の通園方法についても、やぶさかではないというか、そういうものに入ってるということですね、そう理解したらよろしいですか。 ○議長(関貫久仁郎) 教育次長。 ○教育次長(堂垣 真弓) 具体的にどのようにということは今はちょっと申し上げられませんが、検討していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 私は勉強不足でよくわかりませんけども、最近は地域デザイン懇談会というのがインターネット見てもたくさん出ておりまして、いろんなことをやってるんですけども、なかなかそれを理解することはできないんですけども、今回、豊岡市でもこの懇談会を立ち上げるということですけども、簡単でよろしいから、ざっと、どういう作業をされるのかということについてお聞きします。 ○議長(関貫久仁郎) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(正木 一郎) 地域デザイン懇談会と今の教育委員会の適正規模・適正配置の審議会とは、また別のものではあるんですけれども、今、議員お尋ねされてるのは保育所、幼稚園再編、あと小・中の再編のお尋ねかと思うんですが、それは別の審議会ということにはなるんですけども、私のほうからその地域デザイン懇談会につきましてご説明をさせていただきたいと思います。  以前にも浅田議員のほうにご答弁させていただきましたけれども、来年度以降、旧市町単位を基本といたしまして設置をしていく予定をしてるものでございます。来年度予算で実施経費などを計上いたしまして、議論いただくことを想定しております。  現時点での素案といたしましては、これまでの説明会形式ではなくて、さまざまな観点で意見交換をしていただきますように、市民参加型のワークショップ形式を基本として行うことを検討してるところでございます。活発に多様な意見をいただきたいというふうに考えております。人数につきましては各地域で30人程度、年齢比、男女比などが偏らないようにする必要があるというふうに考えてるところでございます。今後、各振興局とも連携を図りながら、人選、方法を含めまして内部検討を進めたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 分けて考えるっていうことでありましたけども、関連もよくしてると思いますので、私はとにかく今の幼稚園、保育所、また、こども園そのものが一つになっていくということに、地域のやっぱり理解がないとできないことだろうなというふうに思っておりますので、その点について十分理解をしていただけるようにというふうに思います。  それからあわせてですけども、小学校に今度入りますわね。そうすると、小学校そのものは、じゃあ、どうするんかということで、これも議論がまだ始まっていないということなんですけども、今、目指しておられる幼稚園、それから保育所、こども園、これを一つにするというのと、小学校そのものはどうするかということは関係はないんでしょうか。私はもうすぐにそこに関係してくると思うんですけど、その辺はどのようにするんですか。 ○議長(関貫久仁郎) 教育長。 ○教育長(嶋 公治) 就学前と、それから就学してからの教育や保育を一貫して考えるということは、これは非常に重要なことだと思っておりますので、よく関係があります。ただ、規模が小さいという課題をどうするかということで、昨日来ずっと次長が答弁してることなので、なるべく小学校校区は重視しながら考えていきたいと思っておりますし、たとえその校区が違ったとしてもカリキュラムがありますので、大きな差異がないように、場所によって違う教育が行われないようにと、そんなことは注意していきたいというふうに考えております。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) そういう学校や保育所だとか幼稚園というものが、そういう意味では今までなかったような形になる、大きな変化になるわけですから、確かに学校と幼稚園だとか保育所っていうのは少し違いますけども、そこを通っていくわけですから、そのことがきちっとした形で保障されたり、安心をやっぱり生むということに一緒になっていかないと、これは少し違うからということで切り離すことはできないんではないかなと、私もそう思います。別に、いずれにしましても、やっぱり教育委員会が考えたり、行政が考えたりすることでは当然ですけども、そこに入る子供さんや保護者の方々が中心ではないかなと思いますので、そういうことをやっぱりしっかり受けとめて進めていくべきであると、こう考えますので、その点お願いしておきたいし、そうしていただけると信じたいんで、お願いしたいと思います。  時間がありませんので、次に進みますけども、寺内橋の関係で少し聞いておきます。先ほど答弁をしていただきましたんですけども、地域に長年住んでおりましたら、やっぱり災害のときの、自分たちの住んでいるところがどんな状態になるかっていうことはよく知っておられるわけですね。出石川も本当にたくさん直していただいてますし、橋も次々によくなっているということは承知しております。それは感謝してるわけですけども、それでもどこが決壊したりすることがわからないというのも事実なので、そういうことを考えたときに、ぜひ先ほど申し上げた橋の補強の問題、それから補修済みとおっしゃったんですけども、橋のこの、上の橋の分じゃなしに橋脚というんですか、下のほうね、そこが洗われてるように思いますけども、その部分も、あれはもう改修されたんですか。 ○議長(関貫久仁郎) 都市整備部参事。 ○都市整備部参事(河本 行正) 寺内橋、86メーターぐらいあるんですけど、その下に橋の幅よりも広く護床ブロックというのが敷かれておりますけども、その部分が先ほど言いました29年災で被災して、ことしの春までに災害復旧ということでもう1回据え直しをして、流れた部分も補充したというふうに聞いております。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) なかなかそこはよく通るんですけど、よく見えないっていうのが、草も生えてるっていうことありますけども、真ん中だけが流れるような形になってまして、ちょうどそれがその中心に橋の足の部分があるんですよ。そこが我々、僕が知ってるときと比べると相当下がってるという状態があるもんですから、あえて聞いてるんですけども、それは大丈夫なんですか、それで。 ○議長(関貫久仁郎) 都市整備部参事。 ○都市整備部参事(河本 行正) 現在のところは、ことしの3月までに災害復旧で一応悪いところは直したということに聞いております。それからまた橋ですので、川自体は国土交通省が管理しておりますんで、橋は兵庫県が占用してされておりまして、年に1回、最低でも河川のほうの占用物のパトロールということで、それは義務づけられておりますし、兵庫県におかれましても道路パトロールということで、その辺も前後は、点検のほうは見られておるというふうにお聞きしておりますので、今のところは状態は保たれているというふうに考えております。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) それでは、今の寺内橋の関係でほかのことも質問しておりましたけども、谷山川がショートカットで出石川に直接に流れるということがあって、相当の水量は洪水時に当たるということで水位ももう当然、上がらざるを得ないんですけどね。それが左岸側の鍛冶屋地域の人たちは、その合流して以後、いつかはこうやって合流して、ぶち当たって堤防が切れるんではないかという心配を毎年しておられるんですね。せめて、堤防にブロックといいますかね、そういうものが張ってもらえないだろうかという声があるんですけども、そういったことについて聞かれておりますでしょうか。 ○議長(関貫久仁郎) 都市整備部参事。 ○都市整備部参事(河本 行正) 私、治水とか、こういった全般的なことに携わるようになって5年なんですけども、一応、今回この谷山川放水路の件は初めてお聞きしたような状況なんですけども。形状を見ておりますと、非常にスムーズに流れるように、出石川本川に向かって、こう形状としては設置されておるんですけども、おっしゃいましたように、そういう事象が、水が当たって盛り上がってというような事象があるのであれば、ちょっと詳しくお聞きして、そのことを伝えていきたいというふうに思っております。どんな状況で、どのような水の流れがあってとか頻度とか、そういったことをもう少し詳しくお聞きして、それを伝えていきたいなというふうに思っております。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) いわゆる一つは、その辺よく調査をしていただいて、お願いしておきたいと思います。  それからもう一つお願いしておりましたのは、先ほど右岸側の旧見性寺井堰の取り口、水ののみ口なんですけどね。これがうまいこと、その方法、水がとれるような形で堤防がもともとつくってあったもんですから、今はもう廃止をされたけども、それはその状態残ってるんです。したがって、その部分が前に出ないだろうかなと。スムーズに堤防、少しへっこんでる部分がもとに戻らないかなというのが近所の人たちの声なんです。大丈夫だというふうに言われてるんで、それが間違いないと思いますけども、見られたらわかりますけども、本当にそういう形で、もともとそこから水路は井堰としてとられたもんですから、のみ口の辺なら、やっぱり改修もお願いしたいなというふうに言われるのが今の状況でありますので、その点もあわせてよく見ていただいて、検討してといったことが、どうですか、できますか。 ○議長(関貫久仁郎) 都市整備部参事。 ○都市整備部参事(河本 行正) 見性寺井堰の跡については、私もちょっと先日行ってまいりました。井堰の跡であろうなという湾曲はあるんですけれども、撤去工事の後の堤防復旧ということで、形としては滑らかな形にはなっておりますので、そこのところから、もう急に、こう余りにも見て不安というようなことは感じておりませんでした。ただ、地元の方、そういうことを言っておられるということなんで、例えばもう少し詳しくどういう、あのときにこういう当たりがあったでとかいうことを詳しくお聞きして、それをお伝えをしたいなというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(関貫久仁郎) 奥村議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 初めてお話ししたことですので、そのとおり、その方向でよろしゅうお願いします。  それから最後、このパワハラの問題なんですけどね、いじめ問題が日本全体で起こっておりまして、豊岡でももちろんそうですし、毎日のように子供さんの自殺の問題だとかっていう悲しい記事が載ってますね。そういうことに対して日本のそれで、自分に小さい子供があるとかないとか、関係なしに学校がそういういじめの場所になってしまう。そこで、いじめるほうじゃなしに、いじめられるほうの悲しみ、あるいはもう自殺をするっていうようなことまで起こるわけですから、そのことについて、もうみんなが心配するんですね。それをどこで食いとめるかと、もちろんこれ学校もありますし、行政もありますし、地域社会もあるんですけどね、やはりその現場がどうなのかということは問われると思うんですよ。  ですから、教育委員会も、各学校にそういったことのないように、しっかりこれまでから指導もされてると思うんですけどね。幸い学校では今、豊岡市ではないということでありますので、それはありがたいと思いますけども、神戸でそういう大きな事件が起こっていると。これを聞きますとね、学校って何だろうと。つまり、先生が指導しなきゃならない、その指導している先生は恐らく子供さんのいじめに対して、いじめを寛容に見てですよ、ああ、いじめぐらいせんとだめだというようなことを、私は普通のときにはしてないと思うんですよ。ちゃんと子供には、そういったいじめ行為とか、そういうことはだめですよと言いながら、実は自分たちは集団で学校の先生をいじめてると。もうこれ読むと、本当に卑劣なことをしてるっていうことでありました。考えられない、こんなことは。  そういうことが豊岡ではないということですから、それはありがたいことなんですけども、私はこのことは非常に重要なやっぱり教訓として学んでいく必要があるんではないか。そんな子を出してはならないというふうに思います。そのために努力もされていると思いますけども、本当に真剣に職員の方々とも相談を、あるいは話し合いをしながら、今度のこのことを教訓にして学んでいく必要があるんではないかと。一層その子供たちが安心して学校に行くことできる。不登校が起こったり、あるいはおびえたり、そういったことのないような、そういう学校、地域にするように頑張ってもらいたいと思うんですけども、その点についてお聞きしておきます。 ○議長(関貫久仁郎) 教育長。 ○教育長(嶋 公治) その前に風通しのよい学校運営をするということがキーワードになってきますので、豊岡市の場合は提言シートというシステムをつくっていまして、学校運営に対して職員がどんな思いを持ってるか、風通しも含めてそのことを直接、教育委員会に声を届けるようなシステムがありますので、その中で学校運営もそうですし、パワハラも含めて気になるようなことがありましたら、調査をしたり、あるいは出かけていって、聞き取りをして中に入って対話をするというような、そんなことをしています。  先ほどゼロと言ったのは、豊岡と県教委が同じような方向で持ってます指針がありまして、職務上の権限や地位等を背景にした言動であること、それから2つ目は、本来の公務や指導の範囲を超えて、人格の否定や個人の尊厳を侵害する言動、3つ目は、一過性でなく、繰り返して行われる言動、東須磨はそれがあったわけです。そういうような指針に照らし合わすと、今のところはないですけども、でも、例として攻撃をするとか否定するとか、強要するとか、あるいは妨害するとかっていうことがあって、このことは、ひょっとしたら校長は、そういう意味ではないけども、受け取る側は強要されたと思う場合もあるかもしれませんし、否定されたと思うかもしれません。それは感情もあるので、行き違いはありますので、そういうものが提言された場合はしっかりと聞き取りをして、対話を基本にしながら、両者の思いはどうだったのかということをしていく。こんなことを今してるところですので、そういう案件は幾つかありますので、気をつけていきたいというふうに思っております。いずれにしましても、ご指摘のとおり、よい職場づくりがよい教育をするんだということを心しながら進めていきたいというふうに思っています。 ○議長(関貫久仁郎) 以上で奥村忠俊議員の質疑、質問は終わりました。 ──────────────────── ○議長(関貫久仁郎) 暫時休憩します。再開は10時50分。     午前10時37分休憩 ────────────────────     午前10時50分再開 ○議長(関貫久仁郎) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次は、12番、芦田竹彦議員。(拍手)      〔芦田竹彦議員 登壇〕 ○議員(12番 芦田 竹彦) 12番、豊岡市議会公明党、芦田竹彦でございます。今定例会最後の質問になりまして、皆さんからトリやトリや言われて、はい、トリです。最後、令和元年を飾れるような質問ができたらなと、自己満足に陥らないようにしっかり質問してまいりたいというふうに思います。したがいまして、当局におかれましては、非常に前向きな答弁を、丁寧な答弁を期待をしておきます。  政府は、民間企業の融資や支出も含めた総事業費は26兆円規模で、2019年度補正予算に国費、数兆円を計上いたしまして、内部留保を活用した民間投資の喚起などで持続的な成長を促すとともに、自然災害への対応を急ぐとしております。12月5日の閣議決定では、19年度補正予算と20年度当初予算の15カ月予算といたしまして、自治体の支出、財政投資などを含み、10兆円規模の見通しと発表をいたしました。災害からの復旧復興、経済の下振れリスクを乗り越える支援、未来への投資と東京五輪後の対策の3点を柱だといたしました。景気の下支え方策、中小企業の設備投資、高齢者問題、就職氷河期世代の就労支援、防災・減災対策、道路整備、土砂災害、市街地の無電柱化などを盛り込み、これまでのアベノミクスの成果を前進、加速させるとありました。個人消費を促し、企業の内部留保を活用して投資を回避し、デフレ経済を脱却し、成長と分配の好循環を期待をいたしまして、質問に入らせていただきます。  大項目1点目でございます。第2期地方創生総合戦略案でございますけども、多様性を受け入れるまちづくりでは、女性に選ばれるまちとして、若い女性を呼び込む施策とありますが、どのような戦略で策定されようとしているのか、現時点で伺いたいと思います。  2点目は、増加傾向にある外国人との共生では、多様な働き方の人材が求められます。日本では、技能実習生が30万人以上いるとのことでございますけれども、失踪した外国人は昨年1年間9,000人とされ、悪質ブローカーの排除など、さまざまな課題があると指摘をされております。本市の外国人住民数、2019年9月末で810人、人口に占める割合は約1%となっております。これから先、日本は、豊岡は多国籍国家になると思われます。外国人の相談窓口の充実など、本市の受け入れ体制、就労支援体制を伺っておきます。  3点目です。専門職大学が2021年春、仮称でございますけども、開学予定でございます。大学との連携では、児童生徒のコミュニケーション教育を進める内容について、現時点で具体的にはどのような内容を検討されておられるのか、狙いは何かを聞いておきたいと思います。  次に、大項目の2点目、安心・安全の地域づくりについて、3点お伺いをいたします。  1点目は、高齢者も安心して暮らせる地域社会で、高齢者の特殊詐欺被害防止について、全国的に詐欺被害が一向に減らない。本市も、2019年10月末で件数にして5件、金額にして796万円という被害状況でございます。群馬県の藤岡市では、振り込め詐欺などの被害の減少に向けまして、本年4月から詐欺被害防止機能がついた電話機の購入に補助金を支給をいたしまして、好評を得ていると、新聞報道で知りました。本市の見解と周知状況を伺っておきたいと思います。  2点目です。高齢者事故防止対策で、ペダル踏み間違え防止の助成について、これは本年6月の定例会でも質問をいたしましたけれども、昨今の悲惨な事故が後を絶ちません。また、9月26日、市長と老人クラブ連合会役員の皆様との意見交換会があって、そのときにも市独自のハード面、ソフト面の両面での支援の要望が出されております。県は、本年10月から半額助成を開始をいたしました。本市も設置の助成をすべきだと思いますが、再度、見解を伺っておきます。  3点目は、防犯カメラの設置の考え方について、これは同僚議員にもありましたので、答弁は結構でございます。ただ、通学路は設置予定なしと伺いましたので、市は、市の所有する公園とか施設などに設置するなど、安心・安全の地域づくりの観点から、さらなる効果的な設置推進を図るべきだと私は思います。いま一度聞いておきたいと思います。  次に、大項目の3点目、がん対策の推進について伺います。  日本では現在がんに罹患する人が増加傾向にあり、がん対策は一億総活躍社会の実現に向けて取り組むべき課題の一つであります。2018年の3月、閣議決定した第3期がん対策推進基本計画では、生涯のうちに2人に1人ががんに罹患すると推定されており、がんは国民の生命と生活、健康にとって重大な問題であることから、国のがん対策の全体目標として、がん予防、がん医療の充実、がんとの共生、ともに生きる共生でございますけれども、この3つの柱が掲げられました。  国立がん研究センターによりまと、2016年にがんで死亡した人は37万2,986人に上り、そのうち死亡者数及び死亡率の一番高い部位は肺との報告がなされ、男性は1位、女性は2位となっている現状でございます。また、2016年8月、同センターが受動喫煙による肺がんリスクが1.3倍にふえるとの報告を発表すると、国も2018年の7月に受動喫煙防止法を成立させ、本市も本年7月に本庁舎内全面を禁煙にいたしました。私も一応たばこは吸いますけども、気をつけたいなと思ってる、はい、これはまた別の話です。肺がん対策に向けた環境整備は一歩ずつ前進しているという状況でございます。一方、総務省が発表しております2016年度の肺がん検診の受診率は職域を除いて全国平均で7.7%にとどまっており、がん検診の受診率の目標値50%とは大きく乖離している現状でございます。  日本対がん協会によれば、医療技術の進歩に伴い、肺がんも早期に発見、治療すれば、約8割が治る時代になっているとのことです。さらに肺がんの5年生存率は病期1期では81.8%に対しまして、2期では48.4パー、3期では21.2、4期では4.5%と進行に伴いまして予後が悪くなることからも、早期発見は重要であり、早期発見のためには肺がん検診の受診率向上は大変重要な取り組みであろうと思います。  3点ほど伺います。  1点目、肺がん検診と特定健診の受診率は、それぞれどれぐらいでございましょうか、お教えいただきたいと思います。  2点目、肺がん検診受診率向上のためのオプト方式の導入については、同僚議員の質問にもありましたので、答弁は結構です。ただ、竹中議員からのリレー質問として2質で行います。  3点目です。抗がん剤副作用により脱毛するケースをよく聞きます。特に女性は外出するのがおっくうになるし、購入費用も高額となるようです。私はよくわかりません。ウイッグ購入に対する本市の考え方をお聞きをしておきます。  最後の質問です。持続可能な環境社会の構築について、海洋ごみ対策では、海洋プラスチック問題の現状、想定される被害といたしまして、生態系を含めた海洋環境の影響、船舶航行への障害、観光・漁業の影響、沿岸域居住環境への影響など、近年、海洋中のマイクロプラスチックが生態系に及ぼす影響として懸念されております。日本海のみならず、持続可能な開発目標、SDGs14項目め、海の豊かさを守ろうから、廃プラスチック類の排出抑制、リサイクル推進への意識の啓発につきまして、私たちが心がけること、最後のトリにふさわしい質問をいたしまして、1回目の質問といたします。  あとは質問席で行います。 ○議長(関貫久仁郎) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、多様性を受け入れるまちづくりについてお答えをいたします。  先日、東京一極集中の要因について多角的な観点から議論をするとして、国土交通省が設置した企業等の東京一極集中に関する懇談会におきまして、委員の中から豊岡におけるジェンダーギャップ解消の取り組みが紹介をされたんだそうであります。つまり、東京一極集中、あるいは大都市一極集中の背後にジェンダーギャップの存在があるという論旨でありますので、こういった認識がさらに日本全体広がっていけばいいなって、あるいは豊岡の中でもさらにさらに認識されればいいなと、そんなふうに願っております。  この豊岡において女性に選ばれるまちをつくるための切り口として、私たちは、まず職場におけるジェンダーギャップの解消ということに目を向けました。豊岡市役所内においては、キャリアデザインアクションプランの策定をし、実施を進めております。また、豊岡市役所も含めた事業所、民間を含めてでありますけれども、においてはワークイノベーション戦略というものを策定をし、進めているところです。  特にこれまでのご質問にもお答えしてきたところでありますけれども、例えばワークショップを開催をし、それから現在、表彰制度の準備も行っているところです。これは、かなり厳しい水準や基準に基づいてジェンダーギャップの解消に取り組んでいる、あるいは男性であろうと、女性であろうと働きやすく、働きがいのある職場であるところ、そういったものを表彰するというものでありますけれども。他の例で見ますと、そのこと自体が職員募集に有利になってるというようなことはございますので、きちっと進めながら、ジェンダーギャップを進めることが得であると、そういった実例をふやしつつ、事態を変えていきたいと思っております。ただ、ここは、いわば戦略的にまず働く場所の改革からということで努めて入ったわけでありますけれども、地域や家庭、まち全体が実は問題でありますので、そのことに関する戦略を策定すべく、現在その作業を進めているところです。  過日、有識者に、豊岡市の分析とともに提言をいただくようお願いをしておりまして、その提言がなされました。それによりますと、ジェンダーギャップの解消の意義やメリットが十分まだ理解をされていないという実態、あるいは多くは高齢男性である世帯主を中心とした地域づくりになっていることなどの課題が明らかにされています。その上で今後の戦略策定に当たっては、中高生・教員、それから20代の男女、経営者・起業家の3グループから意見を聞き取るといったこと、プロセスを発信するといったこと、市が率先して取り組むことなどの提案がなされております。こういった提案をしっかりと踏まえながら、今後、市全体のジェンダーギャップ解消戦略を策定していきたいと思っております。  特に私自身がこの提案の中で注目しておりますのは、中高生です。私たちも、例えば議員もそうでしょうけど、今さら夫婦関係における役割分担を根本的に変えろと言われますと、なかなか難しい、つい反発をしたくなります。ですけれども、中学生や高校生が、私たちがこれからこのまちに住もうとすると、どうあってほしいかと。そのことを本当に純粋に提言されたときに私たちはそれを無視できないんだろうというふうに思います。やはり私にも孫がおりますけれども、女の子の孫が例えば将来、大きくなったとき、その子が女であることだけでさまざまな何か不利益を受けて、そして男性のもとでただただ服従していく、そんな人生を歩んでほしくないというふうに本当に思います。だとすると、私たちは次の世代のためにもこのジェンダーギャップの解消を、これは本当に真剣にやらなければいけないって、このように考えているところです。  それから、外国人との共生についてもお尋ねをいただきました。  議員がお触れいただきましたように、もう豊岡市民の1%を外国籍の方が占める事態のような状態になっております。今後、さらにこれは入管法の改正でありますとか圧倒的な人手不足の状況を考えますと、さらにふえていくことが十分予想されます。その際に、ただただ安価な労働力をそこに求めるというようなことであってはいけないんだろうというふうに思います。安価な労働力ということは、そのご本人たちにとって必ずしもいい労働環境、生活条件ではない。勢いそういった方々が集まる。さまざまな不満がそこで募ってくる。そして必ずそうでない方々、つまり、もともといる私たちの間にあつれきが起きてくる。それが社会不安になる。そのことがいわば愛国主義をさらに刺激をして、より一層排外的になっていくと。こういったことが見えますので、私たちはきちんと地域の一員として受け入れていくと、その体制と実践を進めていく必要があるというふうに考えております。  実際、例えばインバウンド一つとりましても、日本人だけでインバウンドの対策を立て対応するよりも、その国のことをよく知っている、その国の国籍の方々の力をかりるほうがはるかにいいわけでありますから、地域の一員としてしっかりと受けとめていく、受け入れていく、そのことを進めてまいりたいというふうに思っております。  幸いにして、日本は陸続きではございませんので、難民が一挙に何十万人と押し寄せるというようなことはございませんので、その分、いわば一緒に共生していくための時間があります。物事を消化する時間がある、そのことをうまく利用しながら、豊岡市としての対応をしていきたいというふうに考えているところです。  それから専門職大学との連携についてのお尋ねもいただきました。  では、せっかく専門職大学は再来年でき、すぐれた教授陣もやってこられますので、高大連携をしっかりと進めたいというふうに考えております。高校自体は豊岡市立のものは一つもなくって、県立と私立でありますけれども、高校生ももちろん大切な市民でありますし、この高校生が豊岡市に対してどのような気持ちを持ってもらえるかが、ひいてはやがて帰ってくる率に大きくかかわってまいりますので、ここは県教委とか当該、私立高校だけに任せるのではなく、市の関心事としても高校の教育のレベルの質を上げるっていうことに支援をしたいと考えております。  具体的には今、既に現在、平田オリザさんが豊岡のみならず、但馬中の高校に出向いてコミュニケーション教育を進めておられますので、専門職大学ができた暁には、市と専門職大学と高校との間で十分協議をした上で、専門職大学の力をかりてコミュニケーション教育あるいはその他、今後どんなものがあるか、よく検討したいと思いますけれども、進めていきたいというふうに思っております。  当面、なぜコミュニケーション能力なのかということでありますけれども、演劇によるコミュニケーション能力の向上ということを、豊岡市は既に小・中で進めておりまして、これを高校にも広げていきたいと考えています。なぜ演劇等がコミュニケーション能力の向上になるのか、こんなふうに私たちは説明をしています。  もし、いじめっ子が本気でいじめられっ子の役割を演じたら、どういうことがその子に起こり得るのか。逆にいじめられっ子がいじめっ子の役を本気で演じたら、その子にどういうことが起こり得るか。恐らくそれぞれにも言い分があって、それぞれの正しさがあるということを直感的にわかるはずです。10人いれば、10人の主観的な正しさがある。その正しいものと思っている者同士が、しかし、答えを出していかなければいけないときに、その違いを乗り越えてどのようにみんなで協力していくのか。あるいは違いをほっておくのでなくて、何とかやりくりして一緒に生きていく、そういうことはどのようにしてなし遂げていくのか。コミュニケーション能力は、そのための重要なスキルです。  これからさらに豊岡にも、あるいは日本にも多くの外国籍の方がお越しになり、あるいは障害のある方々はもっともっと社会に出てこられるでありましょうし、男女の別のことについては、ジェンダーギャップの解消っていうことは進んでいくだろうと思います。困難な課題だと思いますが、LGBTの問題だってあります。  こういったみんな違うもの同士が一つの社会を構成していかなければいけないときに、まずは違うっていうことを認めることからスタートすることが要るんだろうと。そのことがまさにコミュニケーション能力の一番の大前提でありますけれども、そのことを演劇を通じて学ぶことができるとすると、これは豊岡の大きな強みになりますので、豊岡市内の高校生が演劇を通じたコミュニケーション能力を身につけることをやっていけば、それは豊岡自身に対する愛着にもつながっていくだろうと。あるいは大学に行ったときに、むしろ豊岡のほうが進んでいたと、そういった感想すら持ってもらえるかもしれないと、そんな期待を持ちながら、高校との関係を強めていきたい、そのように考えております。  その他につきましては、それぞれからお答えをさせていただきます。 ○議長(関貫久仁郎) 市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) 私からは、安心・安全の地域づくりにつきましてとまた、持続可能な環境社会の構築についての質問についてお答えをさせていただきます。  まず、安全・安心の地域づくりについて、高齢者を特殊詐欺被害から守る通話録音装置の購入補助についてのご質問がございました。  現在、豊岡市におきましては、詐欺被害防止のための通話録音装置への購入補助は行っておりません。被害防止対策としましては、留守番電話に設定して内容を確認してから応答する、着信番号が表示される設定を利用する、怪しい電話は家族や知人に相談してから対応していただくことなどを、現在としては呼びかけているところでございます。  続きまして、こうした特殊詐欺防止のための周知状況につきましてのご質問がございました。  この周知状況につきましては、市内で詐欺事案が発生し、被害が拡大するおそれがあるときは直ちに防災行政無線によって市民への注意喚起を起こっております。  また、平時からさまざまな啓発活動を行っています。具体的には2017年度から路線バスの車内で詐欺被害の防止と消費生活センターの相談窓口を紹介する車内放送を流しております。市内の公立病院3カ所の路線で放送しているところでございます。  市の広報では、よくある詐欺の手口の紹介や対処方法を隔月で掲載しています。地域の老人会やサロンなどに出向いて実施する、くらしの安全・安心講座で、振り込め詐欺や悪質商法の手口を紹介し、対処法を解説しております。  また、地域の中で高齢者に接する機会の多い、見守り活動に従事されている民生委員・児童委員やコミュニティの福祉部会の方々にも詐欺被害防止に関する知識を習得していただけるよう、啓発講座を開催しているところであります。  詐欺の手口は、次々と新しい手口が発生しておりまして、手口に応じた啓発活動をさまざまな方法で実施したいと考えております。
     続きまして、ペダル踏み間違い防止装置の助成についてのご質問がございました。  ペダル踏み間違い防止装置の助成につきましては、ご指摘のとおり県で10月23日から受け付けを開始された高齢運転者事故防止対策事業補助金制度がございまして、11月末までに補助申請件数は約250件で、そのうち豊岡市にお住まいの方からの申請件数は8件と聞いているところでございます。この制度の周知に努めてまいりたいと考えております。また、市では引き続き高齢者への交通安全対策として、四季の交通安全・交通事故防止運動時の市広報等での啓発や警察署と連携した街頭キャンペーン、高齢者向け交通安全教室への協力、高齢者が参加されることが多い、くらしの安全・安心講座にて交通安全についても啓発を行っていきます。  なお、県の補助制度に上乗せして助成することは考えておりません。  続きまして、持続可能な環境社会の構築について、特にプラスチックごみについてのご質問をいただいたところです。  プラスチックごみの排出抑制、リサイクル推進につきましては、廃プラスチックが輸出できなくなって、国内で処理が滞っていることや、海に流れ着いたプラスチックごみによって海洋プラスチック汚染が深刻な社会問題となっております。また、ことし大阪で行われましたG20大阪サミットでは、2050年までに、海洋プラスチックごみの追加的な汚染をゼロにまで削減するという大阪ブルー・オーシャン・ビジョンの共有がなされておるところでもあります。本市におきましては、但馬海岸を抱え、また、山陰海岸ジオパークを抱えておりますので、非常に重要な課題であるというふうにも考えているところでございます。  プラスチックごみの排出抑制、リサイクル推進の対策を図る上で重要なのは、個人がごみ対策に係る意識、関心を高めることだと考えております。市民の皆様には資源ごみとして分別していただき、計画収集していることとあわせて、市内各所でマイバッグ持参運動、ポイ捨て禁止看板の設置、不法投棄パトロール及びクリーン作戦の実施の支援を行っております。これらの取り組みにつきましては、豊岡市環境衛生推進協議会と連携して啓発活動等を行ってきたところでありますが、ほかの関係団体等とも連携して、市民への啓発等を進めていくことも大切だと考えております。  また、心がけることということもご質問といいますか、お話がございました。  今後は持続可能な社会に向けて3R、リデュース、リユース、リサイクルの中でもリデュース、排出抑制が非常に重要であるとも考えておりまして、また、個人的にできることとしてはマイボトル持参運動などがあるというふうに思います。私もこの職につきましてからなるべくプラスチック製のものを使わないようにしようということで、できる限りマイボトルを持参をする、また、マイバッグを持参して買い物に行くっていうことを心がけております。こういったことが、一人一人の心がけが非常に大事だというふうに思っておりますし、また、市役所の中でもいろんな会議等がありますので、そういったところで排出抑制を進めていきたいと思いますし、また、イベントでもたくさんのそういったごみが出ると、プラスチックごみが出るっていうこともありますので、排出抑制の試みが進むことを期待したいと考えております。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) 私からは、防犯カメラの設置について、市の考え方についてということでお答えしたいと思います。  基本的には設置基準などについては、学校関係は除いてですが、設けておりません。したがいまして、施設の管理者、各部署になろうかと思いますが、そこが必要性を判断していくということになろうというふうになっております。ちなみにこの本庁舎につきましては、できました当初から屋内に20台、屋外に3台というふうなテレビカメラ、テレビ防犯カメラを設けておりまして、モニター管理できるような状況になっております。さらに昨年度7台を、屋外周辺が見えるものということで新たに設置しました。入り口が4カ所ございますので、その4カ所について、全て出入りが確認できるような形で設置したというものでございます。振興局とか立野庁舎には現在ありません。上下水道部、消防のほうにはあるというふうな状況でございます。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 都市整備部長。 ○都市整備部長(澤田 秀夫) 私からは、公園への防犯カメラの設置についてお答えします。  現在、市が管理する公園は123カ所ございます。そのうち、防犯カメラがついてるのは1カ所で、城崎駅通り公園のみ防犯カメラが設置されております。このカメラにつきましては、地元の町内会のほうで設置されて管理をされておるものでございます。市としまして今後、現在のところ、公園に防犯カメラを設置するという考えは持っておりません。しかし、防犯カメラが設置されることによって犯罪への抑止効果があること、また、起きてはならないことですけども、何かあったときには役に立つというようなことは認識しております。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 私のほうからは、がん対策についてのお尋ねにお答えをしたいと思います。  まず、肺がんの検診や特定健診の受診率の関係ですけれども、豊岡市の特定健診の受診率につきましては、2018年度が45.7%でありまして、3年前と比較しまして、2016年度が43.9%ということで1.8ポイント上昇いたしております。また、肺がん検診の受診率につきましては、2018年度が36.5%ということで、直近3カ年の中ではほぼ同率で推移をしているという状況でございます。  次に、ウイッグについてのお尋ねですけれども、抗がん剤治療の副作用によって脱毛するというようなことがあって、ウイッグの購入を必要とされる方があるということについては、認識をいたしております。しかし、市としましては、まずは各種がん検診の受診率の向上、早期治療の促進に努めることが課題であるというふうに考えておりまして、助成制度の創設については現在のところ考えておりません。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 芦田議員。 ○議員(12番 芦田 竹彦) それで、それぞれ答弁をいただきましてありがとうございました。私が提案させていただいた助成については、ほぼ余りいい回答がないということでございますけれども、最後のトリにふさわしくないような回答をいただきまして、ほんまに残念ですけども、1個ずつ、ちょっと再質問をさせていただきたいと思います。  先ほど市長からも総合戦略案ということでの取り組みをお伺いをいたしました。本当にそのとおりだなということを思っております。先日、椿野議員との話の中で雇用関係ですね、雇用関係で人手不足、すぐやめてしまうというような声、あの言葉がちょっと私は頭離れなくて、その日はちょっと寝られませんでした、どうしたらええんだろうと、きのうはよう寝ましたけど。  ちょっと状況を確認しておきたいと思うんですけど、私ね、大きな人口減少とかになったのは、以前にもちょっとお話ししたかもわかりませんけど、認識が違ってたらちょっと訂正いただきたいですけども、家族構成の変化が一つと、それから雇用体系の変化がもう非常に大きな要因だろうと。若者、都会に行ってしまう、4分の3が豊岡に帰ってこないとかいうのはありますけども、要は非正規労働がふえたことが大きな、僕は原因だと思ってますので、ここを解消しないことには。東京一極集中でと市長おっしゃいますけども、例えば東京は賃金の単価が高い、田舎はそれに比べると最低賃金の話もしますけども、900円、きょう現在。やっぱり高いほうに若者とか、そんなんは行くんです、憧れもあるかもわかりませんけども。そこで所得がある程度、生活が得られたら、そこで安定して、安定というか、Uターンしてこないということに私は大きな、この非正規雇用、生み出したのが人口減少で、今の現状がそういう状況にあるんじゃないかなということはもう既に考えてまして、ここをもう国挙げてといいますか、地域挙げて、どうしたら個人所得をふやすようにしていくことがもう一番解決策だろうなと思っているんです。  貧困状態なんかも20から64歳の7人に1人が今、貧困、15.6%って言われておりますけども、この貧困を解消しないことには全てに潤うといいますか、底上げできないという感じを強く思っております。  質問をさせていただきます。外国人との共生ってありました。810人、今、外国人の居住者の方がいらっしゃる。また、現場ではどういうことが起きるかなということを考えるんです。技能実習生で来られる、知識や技能を身につけて、今やったら入管法で5年ぐらい滞在されるんだと思いますけども、現場は6人、正規社員がいる、例えばですよ。4人、非正規がいる。そこに外国人が1人か2人か入るわけです。今まで4割だった非正規がこの外国人を含めたら半分、6割になる、5割になってしまう。低い賃金のほうに、外国人労働者の方を働かせて、生活は、タコ部屋みたいな1部屋に5人か6人ぐらいも一緒に生活されて、貯金もする、本当に希望が持てるような、そんな5年間になるんでしょうか。  私は、だから、何が言いたいかと。もっと賃金体系を上げて条件をよくして受け入れしないと。その人たちが5年たって母国に帰られたら、その外国人の人の感想はどないかというと、日本ではえらい目に遭うたわと。よいと思って、技術を身につけていったけども、帰ってきたら、大変なことになったわと言われませんか。そういうことをちょっと私は思うんですけど、その点については、市長どうでしょう。 ○議長(関貫久仁郎) 市長。 ○市長(中貝 宗治) それはそうだろうというふうに思います。ですから、低賃金の労働力を外国人に求めるという発想そのものが、そもそもどうなのかというふうに思います。もちろん全部否定するわけではなく、現にそこで回っている企業があることも確かですから、そのことも一から否定するわけではありませんけれども、今後、労働力不足の中でそもそも低賃金に甘んじさせるようなところに来る人はいなくなるだろうと。ですから、その実は人手不足対策というのは、いかに労働環境をよくするかということにかかわっているということがあります。他方で、韓国の今の経済状況の悪さが、一方的に最低賃金を上げたことに起因するっていうことが盛んに言われておりますので、単に上げればいいっていうことではないと。上げれば、それを誰かが負担しなければいけないわけですから、そこをうまく経済を回しながら賃金を上げていくということをしていくほかはないんだろうというふうに思います。  ですので、例えば観光業なんかはもっともっと労働環境というか、労働の働き方そのものをもっと改善をしていく。実際、人手不足といいながら、実際にその辺ができてる旅館は、ちゃんと実は若い人が雇えてるという実態もあります。その方向にやっていく必要があると。今までは100円安い、200円安いというそのことで日本中が、いわばしのぎを削ったわけですけれども、そうではなくってサービスの水準そのものを上げて、それに見合う浄財をいただいて、そのことによって経営者も労働者もハッピーになるという仕事をしなければいけないと。やっぱり日本はずっとそこのところは安いものはいいっていうこと一辺倒できて、世界でも最高レベルの質の労働力を非常に安価に、しかも非正規に追いやってやってきたっていうんで、そのツケが今いっぱい来てるんだろうというふうに思います。  先日、政府が財とか何かを使って公共ホテルを何かつくるというような案を出したそうでありますけれども、それに対する反論を見ておりますと、かつて例えばグリーンピア何とかとか公的に非常に安い施設をだあっとつくっていったと。その結果、かかってるコストからいくと、2万円や3万円の浄財は本来取るべきなのに、それを1万円でやってしまったと。そうすると、民間はそれ取れないもんですから、やっぱりそこに抑えていかなければいけない。その結果、安いほうがいいというふうに、実は日本の観光業はなってしまっていて、そして、そこのところはいきなり今度は高級ホテルをつくるんだといっても、そもそも需要がなくなってしまってるというようなことが指摘をされていました。私は、全くそのとおりだろうというふうに思います。この状況を変えていくのは、なかなか生半可なことはできないと思いますけれども、先ほど言いましたようにとにかく質の高いものを提供して、それに見合う浄財をいただく、みんながハッピーになると、この道を目指すほかはないと、このように思います。 ○議長(関貫久仁郎) 芦田議員。 ○議員(12番 芦田 竹彦) 市長の認識は本当にそのとおりだなと思います。  先日、宮古島で、テレビ見てましたら、朝のニュースでやってんですけども、宮古島に週に1遍3,000人ほどの外国人の船が来るらしい、見られた方あるんですかね。その船が来て、そこに観光でお越しになった外国人の方がばあっと落としていくわけですね、お金を。どういうことが起こってるかっていって、やってたんです。宮古島って、賃金は東京から見たらはるかに低いですよ。だけども、どういうことかというと、島の中でタクシー業界もそうなんですけども、飲食関係もみんな潤ってバブル状態になってるというんですよ、不動産バブル。だから、外国人があっとなって、活気ができることはいいことなんです、ごみ対策とかあるんでしょうけども。不動産バブルですから、そこで働く人たちの賃金は安くて、東京の半分だと。家賃が東京並みだと、こんなばかな、宮古島の人に言わせたらこんなことはおかしい、続くわけがない。  それは観光で来られる方ですから、だから私、先ほどちょっと言いました、外国人の方が住居の永住、短期でもされることはちょっと違うかもわかりませんけども、市長の認識はそういうことだということで、方向性を聞きましたので、確かにおっしゃるとおりで、徐々に賃金なんかは上げていかざるを得ない、一気に上げることはできません。企業の支払いの単価がありますから、企業の存続ということもありますので、これは今後、しっかり議論していきたいなというふうに思っております。いろんなさまざまな思いがありますけども、次に行きます。  特殊詐欺ですけども、これも通話録音の設置補助はないということを聞きました。ただ、呼びかけとか注意喚起ということでPRをされてるのを聞いて、資料をいただきました。これね、2016年から、2016年、これ多分年度じゃなくて、年だと思いますね。警察署調べなんですけども、9件起きてます。金額で4,707万円。2017年度9件、金額はちょっと言いませんけども、9件。それから2018年は3件で、先ほど言いましたように2019年は10月末現在で5件と。年だとしたら12月が若干ふえるんでしょうけども、詐欺っていうのは12月、お金が動くときにはやっぱりそういうことでなるんでしょうけども。  私はもっと効果的に、例えば防災無線なんかでも、その詐欺が集中する、今は起こってから注意喚起をして、こういうことで詐欺ありましたので、皆さん気をつけましょうねと、気をつけてるんですよ。気をつけてるけど、減ってない。ということは、もっと集中的に期間限定してでもいいですから、それが起きそうなときに事前に被害に遭わないようというPRが必要なんですけども、PRが必要ということと、設置はやっぱり老人世帯の方はひとり住まい、二人住まいあるんでしょうけども、詐欺にかかるのは大概、高齢者なんですよ。そこを何とかしなきゃと思うんですが、再度お伺いしたいと思いますが、どうですか。 ○議長(関貫久仁郎) 市民生活部長。 ○市民生活部長(谷岡 慎一) PRの方法については、これがベストっていうわけでもないと思いますので、そこはいろいろと手法、いろんな事情を見ながらも考えていきたいと思います。また、今でもそれなりにもやってきてるところでありますので、今のことを踏まえながらも、していきたいなと思っております。  また、詐欺被害については、高齢者だけではなくて、いろんな年代の方がいろんな形で被害を受けているといった報告も受けています。手口自体が非常に巧妙化しておりますので、以前のようにATMに行けといったようなことが、今では古い手法になってしまって、どちらかというと今コンビニに行って、電子マネーを、番号を言えみたいな形のほうが進んできたりとか、犯罪の手段自体が非常に巧妙化してますし、日進月歩みたいな形になっておりますので、そういったことも含めて、こちらとしては注意喚起をしていきたいと思っております。以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 芦田議員。 ○議員(12番 芦田 竹彦) 部長答弁いただきましたけども、そういう状況だろうなと、それは理解できます。その理解してるというのは、現状が減ってないからです。いろんな手口がふえて、でも、件数として、被害として減らないということを、ここは何とかしなきゃということの思いで申し上げているわけです。  詐欺に関連して、消費者トラブルなんかもよく耳にします。知らんうちに、老人世帯で外壁が直ったとか屋根を修理したとか、家の中に入ってお子さんが見たら、えらい高額な布団がふえたとか、浄水器が新しくなってるとか、その方が知らないうちにそういうトラブルがふえたとか。詐欺とはちょっと違いますけども、そういったことは社会とか地域でやっぱり守ることも一つなんですけども、高齢者の方に何かそういうトラブル的な対策は、もう減らせないかなという思いがするわけです。これも意見だけにしておきますけども、ちょっとやっぱり検討して、社会全体で守るようなことを考えられないかなということの一つがそういった通話録音装置のことで、これである程度防げるわけですから、実際に取り組んでおられるっていうところが他市ではあるわけですから、ちょっと考えてみる必要があるんではないかなということを思います。  次、行きます。事故防止対策です。  県は半額助成ということを、先ほど申し上げました。豊岡では、さっき部長は8件とおっしゃいましたか。8件ぐらい申請のあれがあるということですよね。だから、それだけ、まあまあ需要があるといいますか、その事故防止に対する意識があって、本人もやっぱり事故防止しないということで心がけてはいるんですけど、やっぱり起きるのは起きるんです。起きたら、悲惨な状況になるんですよ。  だから、私が申し上げたいのは、県が半額助成をしたと。豊岡もその状況を感じて取り組むという姿勢、例えば100台限定して4分の1負担となると、機械が大体4万円前後ですから、100台しても100万円じゃないですか。何か金額であんまりこれ申し上げたくないですけども、何かそこが高齢者対応といいますかね、ことが要るんではないかなと。市長も高齢者クラブの方とも懇談されたときに要望としても上がっておられる、地域でも守っていこうと重く感じておられるということを、ぜひ市民の声として。全額補助をせえと言うんかいという話はしないんですけども、市は、そういった方にも厚く体制として安全を担保できるような対応をとってますよという姿勢が、やっぱり僕は大事ではないかなと。県が半額やるから、そっちをもう利用してくださいというのは、それはそうとしてわかりますけども、そういった思いがここでは何度もいたします。  これは意見ですから、答弁は結構でございますけども、ええ。(発言する者あり)えっ、ありましたら、どうぞ。 ○議長(関貫久仁郎) 市長。 ○市長(中貝 宗治) お気持ちはよくわかります。例えばこれは災害対策もそうなんですけれども、なぜ人はあんなにも逃げないのかと。余りに行政依存が強過ぎると。行政は逃げれと言えば、それまではほっとく、逃げろと言っても逃げない、命を失ってしまうっていうことは余りにも多いわけですね。他方で、これは東大の片田教授が来られるたびに言われますけども、アメリカでハリケーンのときにあっという間に逃げる。この被害の違いは何なのかと。結局、災害に遭って死んで命を失ったり、けがをして損するのは誰なのか、それはご本人ではないかと。余りに自己防衛に対する意識が低過ぎるのではないかということが災害の場面でも絶えずあります。  例えばペダルのことでありますとか、先ほどの録音装置のこともよくわかります。ですけれども、そのことによって損害を受けるのはご本人なわけです。だとすると、しかも損害を受けるのはご本人だけではなくって、事故を起こして誰かの命を奪ってしまうと、そのことについての責任を負うのは行政ではなくて、その方です。だとすると、自分自身がもっともっと人に、例えば事故を起こすことによって迷惑かけることのないように、自分自身を守るというように、そのことをぜひされるべきではないのかと。ここのところに安易にその補助制度をつくっていくと、結局、行政任せになってしまうのではないかと。  これが例えば高齢者の問題、この2つだけなら、むしろこの2つのことだけなら、そのことは市の財政状況には可能かもしれませんけれども、いろんな場面があるわけですね。今たまたまここ大きな課題になっておりますけども、ご高齢の方々でもやっぱりそれは助けてあげたほうがいいなと思うこと、いっぱいあるかもしれません。そのことを全部、私たちがカバーできるわけでありませんので、もしそれでも何かやるとすると、本当にここのところは、もうやむを得ないというようなところは、やっぱり絞っていくべきなのではないかというふうに私たちは考えておるところです。  決してほっておけばといいということではなくって、まずはご本人自身の問題としてご本人自身が対策をとっていただくと。車を乗り続けていきたいということであれば、まさに自分自身の自己防衛として買っていただけませんかと。あるいはだまされて何百万も取られるのであれば、その録音装置、そんなにそれに比べれば高い金額ではないわけですから、何とか自分で買っていただけませんかというところが、まずはスタートなんではないかと。その上でなおということがある場合に、初めて行政としてどうするかということを考えるほうが本来なんじゃないかというふうに、大変トリの質問に足らない答えなんですけども、思いとしてはそういう思いでいるというようなところでございます。結局そのほうが社会全体のその災害対応の能力であるとか防衛能力というのを上げていくんではないかなと、私はそのように思います。 ○議長(関貫久仁郎) 芦田議員。 ○議員(12番 芦田 竹彦) ここは、やっぱり市長とは、ちょっと私とは見解が違います。それは今後またやっていきたいなと思います。  ちょっと時間がありません。がんのほうに行きたいので、がん対策、はい、答弁いただきました。これ以前にも私、質問をして、がんの受診率、これを質問したら、2年前だったかな、全然ね、やっぱりがんに対する受診率は変わらない、36.数%。50%からしたら、かなり開きがある。ここを埋めるにはどうするかということで私、質問してるわけです。2人に1人はがんになります。なるので、早期発見に早期治療は重要なんだということを我々が、行政も国も全体的な話は捉まえなきゃいけない、これは強く思います。  取り組みの中でレディースデーを設置とありましたけども、このレディースデーの設置、例えば女性だけが受診されるんでしょうけども、そういったことの取り組みによってふえたんでしょうか、受診率が、掌握されてるんやったら、ちょっとお答えください。 ○議長(関貫久仁郎) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) レディースデーの設定によってふえたかどうかということについては、現実としては把握をいたしておりません。ただ、それは受診をしやすい環境が当然できますので、この日であれば私は行くわということで、参加をいただきやすい環境であることは間違いないというふうに理解しています。 ○議長(関貫久仁郎) 芦田議員。 ○議員(12番 芦田 竹彦) 把握されてないということですけども、例えば申し上げたいのはレディースデーとなるんだったら、女性の医師、女性のレントゲン技師が、そういう体制を僕はつくるべきだと思う、レディースデー等実施されるんであればね。だけど、そんなのふえないですよ。だから、体制を来年も含めてやっていただくんやったら理解できますけども、これもちょっと答弁は、これはいいです。  例えば、次行きますけども、受診されましたと、レントゲンを撮られますねと。撮られたときに豊岡は二重読影、わかりますか、ダブルチェック、1人のあれではなくて2人で見るような体制になってるんでしょうか、シングルなんでしょうか、お聞きします。 ○議長(関貫久仁郎) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 今おっしゃったのは、レントゲンだとかそういう画像で撮ったデータについて、その健診の結果として、ここは例えば、がんがあるぞというような読み込みを1人だけがするのか2人がするのかということだと思いますけれども、1人がまず撮ったデータについて確認をして、それを別の方がさらに確認をして、ああ、そうだなというような点検をする、それを結果表のほうに転記をしていくというような作業をしております。ドクターも最終確認をいたしております。 ○議長(関貫久仁郎) 芦田議員。 ○議員(12番 芦田 竹彦) じゃあ、二重読影、もうしてるということですね。はい、わかりました。はい、了解しました。  オプトアウト方式、この竹中議員からのリレー質問なんです。これを私は聞かなきゃいけないんですが、オプトアウト方式はご存じですね。要は他市でも取り組んでる、これはつくば市さんの健診なんで、受診しないものにバツをする。本来ならば、受診したいところに丸をしてくださいって今、豊岡市も案内配ってるんですね。受診しない、これは嫌だということにペケをしたら、その他は自動的に受診になると、これがオプトアウト方式なんですけども、これで多くの自治体が、東京都なんかもそうなんです。東京都の中央区も取り組み前と取り組み後で比べたら9.9%、1割ふえた。翌年からはずっと10%ふえて、推移をしていると。だから、オプトアウト方式にすると、かなり効果があるということは言われてるんですので、ぜひ先ほど導入の経費がないということなんですけども、取り組んでほしいなということを強く思うんです。仮に導入する際には、やっぱり様式変更とかシステム変更が要ると思いますから、このシステム変更なんかは豊岡は検討されたことありますか。 ○議長(関貫久仁郎) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) このオプトアウト方式ということの採用そのものをまだ検討しておりませんので、それに関してのシステム変更についての見積もり等々の検討はいたしておりません。 ○議長(関貫久仁郎) 芦田議員。 ○議員(12番 芦田 竹彦) これやってくださいよ、導入するんは別にしてね。どれぐらいかかるんかと、見積もりぐらい、そんな金かかる話ではないじゃないですか。見積もり代だけ払えばいいだけでしょう。ぜひ、どういう金額ぐらいでできるかということをね、もうふやすためですから、これやってほしいなと思うんですけども、見積もりをどれだけかかるかというぐらいをちょっとおやりいただけないですか。 ○議長(関貫久仁郎) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 見積もりをすることだけについては、別に難しいことはありませんので、それは可能だとは思うんですけれども、そもそもこのオプトアウト方式のいい点、悪い点っていうところをもう少ししっかりと検討していく必要があるなと。  おっしゃったように、導入をすれば受診率が伸びるだろうということは、私どもも想定はします。ただ、この導入の当初に当たっては、先ほどおっしゃられましたつくば市も今年度からスタートしたという中でお聞きをしますと、やっぱり方式が変更されますので、非常に間違いがあったり、問い合わせがたくさんあったり、白紙で持ってこられたりというようなこともあると。さらに負担金をいただく関係がございます。健診の種類によっては自己負担がありますと、申し込んだつもりであるのか、つもりでないのかによって、この負担を払うつもりがなかったのに結果、払わされるというような事態になることも考えられますので、そういったところを丁寧に対応していって、どうすれば本当にそれが実現可能なのか、そういったことのまず全体を見た上で、なるほどこれならいけるなということであれば、見積もりもしながら実質的なその検討ということでしていければというふうに思います。この方式は、いい点は確かにあるだろうなという認識はいたしております。 ○議長(関貫久仁郎) 芦田議員。 ○議員(12番 芦田 竹彦) 認識はされてるわけですから、他では10%以上、1割以上効果が上がっとるわけですから、50%いう、例えば豊岡がこれをやって、目標にする50%を超えたとなったら、半分以上の方がもう検査を、これ職域だけのを除くということになりますから、そうじゃないかわかりませんけども、そういったことになるわけですから、もうぜひこれは取り組んでいただきたいなということを要望しておきます。  次に、ウイッグ。私はこの質問もせなあかんなということで、ウイッグを上げてやりましたけども、冷たい返答です。ない。報道関係でも見ますよね、闘ってるわけですよ。がんとの共生、僕はもう共戦ですわ、その方にとっては。そういう本当に生か死か、闘っておられて、いろんなさまざまな思いがあるでしょう、本人も家族の方も。女性は外出するのがやっぱりおっくうになったりとか、金額、私はわかりません、はっきり言って。どれぐらいかかるのかわかりませんけども、それに対して、闘っておられる方に対して何かウイッグ助成って取り組んでおる他市もあったと聞きますけども。そういったことで生活、万全の状況の中でも何とかがんと共生ということで闘っておられる人に対して、女性、自己責任じゃないかと、毛が抜ける。私、はい、毛が抜けたのは自然現象なんですけども、そういう女性なんかは病気でなったわけですから、何かそこには要るんではないかなということを思うわけです。どうですか、部長、もう一度。 ○議長(関貫久仁郎) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) おっしゃられる気持ちは理解しているつもりでありますけれども、実際にそこに豊岡市、市として手を出すべきかどうかといったときに、先ほど来、いろいろな助成制度についての提案もいただいたところですけれども、まず豊岡市としてこういったがん対策ということで考えますと、やはり議員からのご指摘もありますように早期発見をして、早期治療に取り組んでいただく、そこがまずは第一であろうというふうに思います。そうした中で考えますと、豊岡市としては、まず、その健診の受診率をいかに上げていくか、そのがん対策の必要性をいかに市民の方に理解をいただくか、そういったことにしっかりと努力することのほうが、いわゆる先決だろうという理解の中で、現在のところは助成制度については考えていないということでございます。 ○議長(関貫久仁郎) 芦田議員。 ○議員(12番 芦田 竹彦) 受診率を上げるということは理解できても、その中の項目の一つのウイッグ装着の助成については、そこまでは手は回らないということなんだと理解しました。これはまだ今後また捉まえていきたいと思います。  海洋ごみのことでお伺いをします。これはSDGsということで、本当に私たち個人がやっぱりやる山陰海岸ジオパークのこともありますけども、必要があるなということを市民の皆様にも周知をしながら、思います。特にテレビでよく見るのは、亀がビニールくわえて泳ぐとか、鯨を解体したらプラスチックダイヤモンドが出てきたとか、生態系に及ぶ影響ははかり知れないものが今後あるんだなということで、改めてそういうことを市民の皆様、私たちができるということで、先ほど部長、3Rのこと、マイボトルとマイバッグ持参は結構なことです。私もそれに取り組もうかなとちょっと決意をいたしましたので、しっかり前向きにPRも含めて、意識を変えていかなあかんなということを思っております。はい、これ答弁、結構です。  最後トリということで何か不完全燃焼に終わったような感じになりますけども、私の所感といいますか、意見としてちょっと聞いていただきたいと思います。今回の全体的の皆さんから意見とか要望とか出されて、市の取り組みもお伺いしました。やっぱり豊岡が選ばれるまち、豊岡は住みやすいまち、生きていてよかったなとそういったまちをということで、ちょっと聞いてください。  人口減少の最たる要因は、本当に雇用形態の変化による問題だなっていうことは、さっきお話ししました。ちょっと調べました、日本の貧困の現状。相対的貧困率は7人に1人、単身世帯女性で3人に1人、男性4人に1人、高齢者は5人に1人というのが貧困であると。なぜこのような状況になったのか、私は、これはもう本当に政府の施策にもう、一言で言ったら問題があったと思っております。非正規雇用が4割にふえた、失われた20年、30年って言いますけども、氷河期世代と同一になってしまいますね。働いても所得が上がらない、貯金もできない、将来に希望が持てない、若い人たち結婚して子供を産み、育てる環境が生活できる水準なんでしょうか、本当にもう痛感いたします。対策を講じないといけないなと。現状の結果、今に原因が、結果がこういう状況があるとすれば、過去にそれは原因があったと、当然のことですよね、市長さん何遍もおっしゃいます。じゃ、未来に、将来、未来の、もうこうありたいなという未来には、さまざまやるわけですよね。それをやろうと思ったら、今、取り組むしかない。知恵を出し合って、やっぱり取り組む、もう市長のおっしゃるとおり。だから、そういうことを含めて、いろいろ議論しながら今後やっていきたいなという感じを総括的には思います。  いきなり賃金なんて上がりませんから、やっぱり内部留保は、本来ならば設備投資に回すとか人材育成に回すとか、技術開発に回すとかいうことで使われるんですけど、過去最高で企業なんかは内部留保をためています。それをもう喚起をして、消費を潤しながらやっていかないといけないなということを私はもう痛感をいたします。ぜひともその賃金を上げる環境をつくる、もうこれを今後の私らのテーマにして、非正規雇用から正規雇用の方、最低賃金を上げるための経済対策をして、しっかりデフレから脱却を図っていきたいなという思いであります。  政府も、やっと全体型の社会保障ということで重く見てやりました。幼児教育の無償化もそうです。高齢者の方への月5,000円で年間6万円の給付増もそうですね。だから、全世代型の社会保障を今後も継続をして取り組んでいくということを決意をいたしまして、私の質問といたします。ありがとうございました。 ○議長(関貫久仁郎) 以上で芦田竹彦議員の質疑、質問は終わりました。  以上で通告に基づく発言は終わりました。  これをもって上程議案に対する質疑並びに市の一般事務に関する質問は終局いたします。  ただいま議題となっております報告第20号及び報告第21号並びに第102号議案から第149号議案まで及び第151号議案から第160号議案までついては、お手元に配付いたしております議案付託分類表のとおり、それぞれ所管の委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程追加 第162号議案〜第172号議案 ○議長(関貫久仁郎) お諮りいたします。この際、第162号議案から第172号議案まで、建物の無償譲渡及び土地の無償貸付けについてほか10件を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  第162号議案から第172号議案まで、建物の無償譲渡及び土地の無償貸付けについてほか10件を一括議題といたします。  これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○市長(中貝 宗治) ただいま議題となりました第162号議案から第172号議案までについてご説明申し上げます。  まず、第162号議案、建物の無償譲渡及び土地の無償貸付けについてです。  去る11月29日、豊岡市立出石温泉館乙女の湯の設置及び管理に関する条例の廃止に係る議決をいただき、同日付で株式会社キリンジと乙女の湯の施設譲渡等に関する仮契約を締結しました。本案は、この仮契約を本契約として成立させるため、建物の無償譲渡及び土地の無償貸し付けについて、地方自治法の規定により議決を求めるものです。
     次に、第163議案、豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について、第164号議案、豊岡市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定についてほか、関連する補正予算に係る議案8件についてご説明申し上げます。  去る8月7日に行われたことしの人事院勧告は、月例給、ボーナスともに、2014年度から6年連続となる引き上げとなりました。その主な内容は、1、民間給与との較差を是正するため、初任給を引き上げるとともに、30代半ばまでの職員が在職する号俸について、給料月額を平均0.1%引き上げる。2、期末・勤勉手当を年間0.05月分引き上げる。3、住居手当の上限を2万7,000円から2万8,000円に引き上げるというものです。  国においては、この勧告内容に基づく関係法案が第200回国会に提出され、去る11月15日に可決、成立、11月22日に公布されています。本市といたしましても、人事院勧告に準じて、一般職の職員及び特別職等について給与改定を行うべく、関係条例の改正案並びにこれに伴う補正予算を提出するものです。  各議案の詳細につきましては、担当部長等からご説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(関貫久仁郎) 本日の会議は、議事の都合により、正午を過ぎますことをご了承願います。  市長の説明は終わりました。  続いて、議案ごとの説明に入ります。  まず、第162号議案の説明を求めます。  出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) それでは、議案1ページをごらんください。第162号議案、建物の無償譲渡及び土地の無償貸付けについてご説明申し上げます。  去る11月29日、豊岡市立出石温泉館乙女の湯の設置及び管理に関する条例の廃止を議決いただきまして、同日付で株式会社キリンジと乙女の湯の施設譲渡等に関する仮契約を締結しました。  無償譲渡しようとする建物及び無償貸し付けしようとする土地の所在、面積は、議案に記載しておりますとおりでございます。  また、土地の無償貸付期間につきましては、2020年2月1日から2030年1月31日までの10年間とし、貸付期間満了後の貸付料及び貸付期間については、相手方との協議により決定することとしております。  施設譲渡等に関する仮契約を本契約として成立させるため、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 次に、第163号議案から第172号議案までの10件について、一括して説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) それでは、追加議案の2ページをごらんください。まず163号議案、豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、人事院勧告に準じて職員の給料月額、住居手当の額及び勤勉手当の支給割合等を改定しようとするものです。  内容につきましては、13ページ、条例案要綱をごらんください。改正内容の1、(1)につきましては、地方公務員法の改正に伴い、期末手当を支給しない者に係る規定に引用されていた同法の条項が削除されたため、その引用条項を削るもの。さらに本年度12月期の勤勉手当の支給割合について0.925月分を0.975月に、0.05月引き上げようとするもの。さらに行政職給料表及び医師職給料表について、給料月額の一部を引き上げようとするものです。改定後の給料月額につきましては、議案の3ページと7ページに掲げておりますので、ご清覧いただきますようお願いします。  次に、(2)につきまして、住居手当について、手当の支給対象となる家賃額の下限の引き上げ及び勤勉手当の支給限度額を引き上げようとするものです。令和2年6月期以降の勤勉手当について、0.975月を0.95月に改めようとするものです。  続いて(3)、(4)についてでございます。一般職の任期つき職員につきましても、給与条例に準じて給料月額の引き上げ等、所要の規定の改正を行うとするものです。  附則です。(1)、(2)は、施行期日等を定めるものでございます。改正内容の1の(1)及び(3)の給料月額の引き上げについては、平成31年4月1日から適用するもの、勤勉手当につきましては、12月期の勤勉手当の支給基準日である12月1日から適用しようとするものです。そのほかについては、令和2年4月1日から施行しようとするものです。  (3)につきましては、必要な経過措置等を定めておるものです。  続きまして、30ページをごらんください。164号議案、豊岡市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案も、同様に人事院勧告に準じて市長等の期末手当の支給割合を改定しようとするものです。  内容につきましては、32ページ、条例案要綱をごらんください。1の(1)につきましては、本年度12月期の市長等の期末手当について、2.225月を2.275月に、0.05月引き上げようとするものであります。  (2)ですが、令和2年6月期以降の期末手当については、2.275月を2.25月に改めようとするものです。  なお、市議会議員の皆さんの期末手当につきましては、豊岡市議会の議員の議員報酬等に関する条例の規定により、市長等の例による割合を乗じて得た額となっております。  続きまして、附則です。施行期日等を定めるもので、12月期の期末手当については12月1日から、令和2年度以降の期末手当については令和2年4月1日から施行しようとするものです。  以上が条例改正に関する説明です。  続きまして、35ページをごらんください。  第165号議案、令和元年度豊岡市一般会計補正予算(第5号)から145ページの第172号議案、令和元年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第4号)までの8件につきましては、全て人事院勧告に準じて給料等の改定を行うことに伴う補正予算でございます。  まず35ページは、一般会計の補正予算でございます。  本案は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,287万3,000円を追加して、予算の総額476億3,800万7,000円とするものです。  次に、69ページをごらんください。第166号議案、令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第4号)についてでございます。  歳入歳出予算の総額にそれぞれ47万9,000円を追加し、予算の総額を87億1,488万5,000円とするものです。  続いて、82ページをごらんください。第167号議案、令和元年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予算(第2号)についてでございます。  歳入歳出予算の総額にそれぞれ3万6,000円を追加し、予算の総額を9,081万9,000円とするものです。  95ページをごらんください。第168号議案、令和元年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。  歳入歳出予算の総額にそれぞれ8万5,000円を追加し、予算の総額を12億7,029万8,000円とするものです。  108ページをごらんください。第169号議案、令和元年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)についてでございます。  歳入歳出予算の総額にそれぞれ50万4,000円を追加し、予算の総額を100億1,509万4,000円とするものです。  123ページをごらんください。第170号議案、令和元年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。  本案は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ16万5,000円を追加し、予算の総額を2億8,624万1,000円とするものです。  続いて、136ページをごらんください。第71号議案、令和元年度豊岡市水道事業会計補正予算(第3号)についてでございます。  本案は、第3条の収益的支出37万9,000円、第4条の資本的支出17万2,000円をそれぞれ追加し、総額で55万1,000円の増額補正としているものでございます。  最後に、145ページをごらんください。第172号議案、令和元年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第4号)についてでございます。  第3条の収益的支出28万2,000円、第4条の資本的支出16万7,000円をそれぞれ追加し、総額で44万9,000円の増額補正とするものです。  説明は以上です。 ○議長(関貫久仁郎) 以上で上程議案の説明は終わりました。  これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。  椿野議員。 ○議員(17番 椿野 仁司) 今ごろ、こんなことを聞いたらどうかと思うんですが、人事院勧告というものは、大体給料、給与に対して勧告することが大体お役目なのか、これの仕組みはよくわからないんだけども、人事院勧告があったら下げたり、上げたり、そうだから、やむを得ないって言われたら、それまでなんだけど。例えば財政破綻したような地方自治体が過去にもありましたけども、すべからく、日本国の地方自治体は全て人事院勧告なるものに準じなければいけないというのが法律、憲法、よくわからないんだけど、一番そういうことに詳しい市長が答えていただくのがいいのかなと思うんだけど、本当にこれって何となく感情的なもので、言ったら悪いんだけど、世の中、いろんな動きがある中で我々も同じですけれども、こういうことが本当に、だから、仕方ないんですよっていうことでおさまり切れないようなところが若干、私にはどうしても拭い切れないところがあるんですが、わかってるようで、わかってないような私が悪いのかどうかわかんないんだけど、その点いかがですか。 ○議長(関貫久仁郎) 総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) 人事院勧告制度につきましては、国家公務員の給料を民間給与と比較してということで法律に決められた制度でございます。各都道府県、各市町村におきましては、規模にもよりますが、人事委員会を持っているところがございます。そこについては、国の人勧を参考にしながら、また、自分のところで、それぞれ独自で判断した、調査をした結果で出しているという状況のようです。  豊岡市の場合は人事委員会を持っておりませんので、人事院勧告の内容を精査しながら、それを取り上げるべきなのかどうかという判断で、今回に至っているという状況でございます。 ○議長(関貫久仁郎) 椿野議員。 ○議員(17番 椿野 仁司) 的確な答弁をいただきました。今後の問題でもありますけれども、こういう今、この議会でもいろいろとありました。人口減少、それからいろいろと財政の問題、いろんなことがある中で、その辺のことは真剣に考えていただいてると思いますけれども、やはり我々みずからやはりそういう立場にあるということであれば、十分そういうことを加味しながら右倣えではなくて、十分その辺をお考えを今後もいただいて、そういった道筋をしっかりと立てていただきたいというふうに思います。  これで結構です。 ○議長(関貫久仁郎) ほかにありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) 質疑を打ち切ります。  ただいま議題となっております第162号議案から第172号議案までについては、お手元に配付いたしております12月12日追加提案分の議案付託分類表のとおり、それぞれ所管の委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程追加 請願・陳情の付託について ○議長(関貫久仁郎) お諮りいたします。この際、請願・陳情の付託についてを日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  請願・陳情の付託についてを議題といたします。  新たに議長において受理いたしました陳情3件について、別紙文書表のとおり、所管の常任委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ○議長(関貫久仁郎) 以上で本日の日程は終わりました。  この際、お諮りいたします。明13日から24日までを委員会審査などのため休会といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関貫久仁郎) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  次の本会議は、12月25日午前9時30分から再開をいたします。  本日はこれにて散会をいたします。お疲れさまでした。      午後0時13分散会 ────────────────────...