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平成29年第7回定例会(第5日12月14日)

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    平成29年第7回定例会(第5日12月14日)


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    平成29年第7回定例会(第5日12月14日) ────────────────────────────────────────────────      平成29年第7回豊岡市議会定例会(第5日)                            平成29年12月14日(木曜日) ────────────────────────────────────────────────                          平成29年12月14日 午前9時30分開議 第2日(平成29年12月11日)の議事日程を援用         ───────────────────────────────                  本日の会議に付した事件 日程第1 諸般の報告 日程第2 報告第21号及び報告第22号並びに第 133号議案~第 178号議案〈専決処分した      ものの報告について、ほか47件〉      各議案に対する質疑並びに一般質問      (各議案委員会付託日程追加 第 179号議案 豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員             の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について      第 180号議案 豊岡市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例             制定について      第 181号議案 平成29年度豊岡市一般会計補正予算(第8号)      第 182号議案 平成29年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正
                予算(第4号)      第 183号議案 平成29年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正             予算(第2号)      第 184号議案 平成29年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3             号)      第 185号議案 平成29年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)      第 186号議案 平成29年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第4号)      第 187号議案 平成29年度豊岡市水道事業会計補正予算(第3号)      第 188号議案 平成29年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第3号)      第 189号議案 平成29年度豊岡市農業共済事業特別会計補正予算(第2号)             (以上11件、説明、質疑、委員会付託日程追加 請願・陳情の付託について         ───────────────────────────────                    出席議員(24名)          1番 清 水   寛         2番 岡 本 昭 治          3番 土生田 仁 志         4番 田 中 藤一郎          5番 井 垣 文 博         6番 松 井 正 志          7番 伊 藤   仁         8番 足 田 仁 司          9番 青 山 憲 司         10番 西 田   真          11番 竹 中   理         12番 芦 田 竹 彦          13番 浅 田   徹         14番 上 田 倫 久          15番 関 貫 久仁郎         16番 木 谷 敏 勝          17番 福 田 嗣 久         18番 椿 野 仁 司          19番 井 上 正 治         20番 嶋 﨑 宏 之          21番 上 田 伴 子         22番 村 岡 峰 男          23番 奥 村 忠 俊         24番 石 津 一 美         ───────────────────────────────                    欠席議員(なし)         ───────────────────────────────                    欠  員(なし)         ───────────────────────────────                   事務局出席職員職氏名   局長         松 本 幹 雄  次長        羽 尻 泰 広   主幹兼庶務係長    前 田 靖 子  主幹兼議事係長   宮 代 将 樹   調査係長       木 山 敦 子  技能職員      藤 井 正 吾         ───────────────────────────────                 説明のため出席した者の職氏名   市長         中 貝 宗 治  副市長       森 田 敏 幸   副市長        前 野 文 孝  技監        上 田 英 則   政策調整部長     土生田   哉  政策調整部参事   谷 岡 慎 一   総務部長兼会計管理者 成 田 寿 道  防災監       垣 江 重 人   地域コミュニティ振興部長              岸 本 京 子  市民生活部長    田 中 道 男   健康福祉部長     久保川 伸 幸  環境経済部長    上 田   篤   環境経済部参事    小 林 辰 美  コウノトリ共生部長 天 野 良 昭   都市整備部長     井 上 良 一  城崎振興局長    井 瀬 邦 夫   竹野振興局長     宮 嶋 俊 夫  日高振興局長    和 藤 久 喜   出石振興局長     榮 木 雅 一  但東振興局長    岸 本 直 幸   消防長        田 邊 光 之  上下水道部長    小 島 成 貴   教育長        嶋   公 治  教育次長      丸 谷 統一郎   監査委員       中 嶋 英 樹  監査事務局長    井 上   貢   農業委員       大 原 博 幸  農業委員      加 悦 富美恵   農業委員会事務局長  宮 﨑 雅 巳  選挙管理委員長   浮 田 一 雄                       総務課長兼選管事務局長   選挙管理委員     津 山 貴 義            安 藤 洋 一   総務課長補佐     西 村 嘉 通         ───────────────────────────────      午前9時30分開議 ○議長(嶋﨑 宏之) おはようございます。  ただいまの出席議員数は24名であります。よって、会議は成立いたします。  これより本日の会議を開きます。 ────────・──・──────── ◎日程第1 諸般の報告 ○議長(嶋﨑 宏之) 議事に入ります前に、ご報告いたしておきます。  まず、本日、当局より追加議案として第179号議案ほか10件並びに請願陳情文書表をお手元に配付いたしておりますので、ご了承願います。  次に、本日の議事運営について、議会運営委員長の報告を求めます。  17番、福田嗣久議員。 ○議会運営委員長(福田 嗣久) おはようございます。  本日の議事運営についてご報告いたします。  本日はこの後、昨日に引き続き、第19番目の椿野仁司議員から質疑、質問を継続いたします。  なお、本日をもって通告のありました議員の質疑、質問を終局することといたしております。  続きまして、各上程議案をそれぞれ所管の委員会に審査付託をした後、本日、当局より追加提案されました第179号議案から第189号議案までを日程追加により一括上程し、説明、質疑の後、所管の委員会に審査付託いたします。さらに、日程追加により陳情1件の委員会付託を行って、散会することといたしております。  なお、明日から25日までは、委員会審査等のため休会することといたしております。  以上、本日の議事運営にご協力をお願いいたします。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上、報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第2 報告第21号及び報告第22号並びに第133号議案~第178号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 引き続き昨日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。  なお、質疑、質問は、くれぐれも重複を避け、簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても、要点を押さえ、適切簡明になされるよう要望いたしておきます。  次は、18番、椿野仁司議員。(拍手)      〔椿野仁司議員 登壇〕 ○議員(18番 椿野 仁司) おはようございます。とよおか市民クラブ椿野仁司でございます。  きょうが一般質問最終の日となりました。思い起こせば12年前、私はそれよりも前に城崎の町会議員をしておりましたので、合併して合併特例、そしてまた第1期の選挙、12年前ですが、今、思い起こしています。もうそろそろ、もうそろそろと言いながら、また今回、このようにして当選をさせていただいて、議場でこういう一般質問をさせていただくことになりました。私よりも期数が多く、長い間議員をされてる方々もおられますが、本当に長い間ご苦労さんだなと思っております。身に覚えのある方は、それでご納得いただいたらと思いますが。  今、いろいろと思い出すんですが、一番最初に第1期でいったときは、余りにも広い豊岡市にあって、道路もわからない、地名もわからない、そういうところを選挙カーを走らせながら行ったことがございます。皆さんも同じだったと思います。但東町の奥藤というところに、城崎を朝6時半に出て、8時第一声をするというむちゃな選挙本部がそういう計画を立ててくれたおかげで、朝8時、奥藤で第一声をやりました。椿野仁司ということを連呼したら、お家からあるおばあさんが出てこられて、城崎の椿野さんって旅館の椿野さんって言われて、ああ、そうですと。そしたら、泊まったことあるでって言われたんで、ありがとうございますということで、それはそれで終わるわけじゃなかったんですけれども、城崎の椿野さんが何で但東町のところに来て選挙をしならなあかんのだというふうに言われました。この春から、市町合併で但東町も城崎も一緒になりましたというふうに申し上げたら、いつからそんなことなったんだと、私はそんなこと聞いとらへんと、但東町は城崎の人は来んでもええでと、そんなことを言われたのが本当に12年前でありました。  それから以降、余りにも一生懸命になり過ぎて、峠を越えておりたところが京都府であったり、それから一生懸命住宅街を走って出かけに奥さん方に言われたのは、ここは養父市ですって言われました。そんな経験がほかの議員さんにもあったのではないかなというふうに思っています。  そういう意味でいくと、今回の議会の一般質問の中で、各議員さんからこの選挙でいろんなところを見聞きしてきた。中でも、本当に空き家が目立ってきたいうようなお話もありました。私は、そのほかに人の暮らしが変わってきたかなっていうところも見受けました。人が少なくなったなというのもあります。それから、逆にふえてきたっていうのは、変わった中に豊岡が中心ですが、大型の商業施設が大分ふえてきたな。そして、街にはかつて小さなスーパーがあったり、そして八百屋さんや魚屋さんがあったのがほとんどなくなって、コンビニ、そしてまた大手スーパーが来るようになってしまいました。これは豊岡だけではなくて、他の地方でも同じことなのかなというふうに思っています。だからこそ、地方創生に向かって、今、待ったなしの、地方が今まさに真剣に市民と、そして市役所、そして我々議会も真剣に取り組まなければいけない大きな課題であろうかというふうに思っています。  質問をする前に、1つだけ感想を申し上げておきます。今まで各議員それぞれいろんなお立場で質問を当局にぶつけております。中でも、やたら今回は市長の答弁が多いように思う。向こうから席で見てると、担当部長が手を挙げるんだが、市長が先に手をぱっと上げるために答えられないということがよくあって、私は指をさしてしゃべったらいいなと思うんだけど、市長が全部しゃべっちゃう。そうすると、部長はもうそれから何も物が言えない。  それから、一々お一人ずつの名前は申し上げませんが、ある議員さんは、いつもになくとげのある質問をされたようでありまして、市長からとげとげしい質問でありましたというようなことや、あえてとげとげしい質問、意見を市長に浴びせられた議員さんもおられます。それから、忠臣蔵をなぞらえて、討ち入りを試みたんだけど討ち死にされた……(発言する者あり)の感のある、私の勝手なですが、議員さんもおられました。  私もきょう、会派で出がけに必ず言うべきことを言ってこいということでございました。そのようにならないようにしなければなりませんが、どうも表現はというか、あれだけど、どうも最近の中貝市長を見ると、何か独断専行というか、少し言うても聞かない、言ったら頑固、もう引くに引けない、これが正しいんだと、あんたは何言っとんやというような、ちょっと少し独断専行というか、ちょっとそういう嫌いがあるんではないのかなと、本人は多分感じておるんだろうけれども、ひょっとしたらあえて感じてないふりをしてるかもしれません。その辺はあくまで感じたまででございますけれども、また第2質でその辺のところをまたいろいろとひもといてみたいなというふうに思っております。とげとげしい答弁を私に浴びせないように、ひとつよろしくお願いいたします。  質問に入ります。  1つ目としては、豊岡市議会議員選挙についてであります。衆議院議員の選挙に伴って、市議会議員の選挙の期間が変更になりました。その理由、そしてまたメリット、デメリット、やったことのメリット、デメリット、何があったのかなというとこら辺をお尋ねをします。  それから、市議会議員選挙で立候補した我々にとって、この期間、少し繰り上げになったんですが、非常にいろんな意味で、いわゆる政治活動をとめられたというか、政治活動に制約を受けました。私たちは、国の選挙に従わなければいけないのか、法律でどうなってるのか私は知りませんが、国に合わせろということは我々市会議員は我々の権利というか、我々に対してどういう、市会議員としての立場をどのように思っておられるのか。選管がどういうふうに思っておられるかってことを聞くのもおかしいかもわかりませんが、私側としては非常に不満としたとこであります。  それから、選挙運動への弊害はなかったか。国の選挙と重複することの弊害を、先ほど申し上げたように、政治活動の制限なんかがあったのではないのかなというとこら辺をお尋ねしたいと思います。  2番目に、市議会議員の選挙の投票時間の繰り上げであります。これはもうたくさんの議員さんも言っておられるので、重複するところは端的に説明をお願いをいたしたいと思います。理由を問います。そしてまた市民の声、意見、苦情はどのようなものがあって、どれぐらいの件数があったのか、この辺も端的にお答えいただいたらと思います。  それから、ほかに方法はなかったかと。これも端的にお願いをしたいと思います。私の申し上げたいのは、議会対応についてということであります。中貝市長はよく、こういう対策本部を設置したら、全国的には珍しい議員の、いわゆる議会の方々に同席していただいて、本部を設置するのにそこに来ていただくということは、ほかの他市では余り例がないんだというようなことをよくおっしゃるんだが、我々はその対策本部にいて何をなすべきなのかなということを考えると、いろんな困難ないろんな問題、そしてどうしても今諮らなければいけないようなことについて、議会側に説明、もしくは相談があっておるのではないのかなということを考えると、今回の相談が一言もないということに対しては、いろいろと理由は聞きましたけれども、ほかの議員の話の中で。私としてもこの辺がまだもう少し納得ができないというところがあるので、このことについては問いたいと思います。  それから、投票所でありますけれども、投票所は皆さんもご存じのように、かつてよりも大分減りました。投票所に行く、特にお年寄りですが、遠くて行けないと、足が悪くて行けない。車がない、投票したくても行けないという方がたくさんおられる。それは多分今回の選挙に出られた方々もお感じになったのではないのかなと思います。
     かつて議会もそのことについていろいろと要望を選管にしてまいりました。でも、減らすことは減らされてしまって、あとの工夫が何もできてない。今、ことしの新聞だとかテレビ見ましたら投票所についてはいろいろと工夫なさってるところがあります。人の集まられる、例えば、デパートだとかショッピングセンターみたいなところで臨時の投票所を設けられたところもあるというようなこともあるし、それから移動、車で移動して投票を促したというところもあります。  それから、今回、高校生からも投票ができるようになりましたので、学校で投票をできるようにしたというところもニュースで出ておりました。これがやはり次の選挙、これは我々の市議会議員選挙だけではなくて、これからの投票所については工夫が要るのではないかなと、そういうことを思いますので、選管のお考えをお聞きしたいと思います。  それから、ポスターのあの掲示板なんですが、私は余り張りに行ったことがないんでわかんないんですけども、非常にわかりにくい。そしてまた車で行きにくい。狭いところに行かざるを得ない。それから、私はたまたま11番というとこだったので高いとこでしたけども、背が届かない、脚立が要るっていうようなことをおっしゃった方もおられます。この辺の一度点検をしていただきたいなと思います。  それから、高校生が今回投票してくれたんですけれども、彼ら、彼女たちがどのようにして選挙に臨むのかなと思ったときに、近所のおじさん、おばさん、それから親戚、それからお父さん、お母さんがこの人にというようなことであれば、それに従わざるを得ないというか、それが一つの選択肢の一つだろうと思うけど、全くそういうものがない子たちは、顔も名前もわからない、そういう人たちにどのようにして選挙に投票するのかなということを考えると、もう少しこの辺も工夫というか、高校生がただ投票行動をするだけではなくって、やはり議会とか議員とかいうようなことに対して日ごろからやはり関心を持ってもらえるような何か取り組みを我々の市議会も含めてですが、しなければいけないのではないのかなということを感じました。そういうことを選管のほうで今、何かお考えであれば、お答えいただきたいと思います。  それから、台風18号、21号についてでありますが、被害状況、きのうの同僚議員からもいろいろとありましたんですが、今までの台風の中で気づかなかったこと、そしてまた新しくそういった台風被害っていうか、今までは想像してもいなかった、想定もしてなかったところにまた違った被害が起きているというようなところ、土砂崩れだとか鉄砲水とかいろいろとあると思いますが、そういうところがあったのかなかったのかいうことも含めて、そしてまたその対応策でありますけれども、私は城崎のことしかわかりませんので、城崎の例をとっていろいろと過去の対応をしなければならなかったことが対応ができてなかったり、それからもっと地域の皆さんといろんな協議を重ねていって、二度と同じようなへまをしないと、二度と同じような災害に遭わないような工夫をしなければいけないことがどんなことであったのか、それができなかったことは何なのか。この辺もぜひお答えをいただきたいというふうに思います。  できれば、日ごろ答弁する機会のないというか、機会があるんでしょうが、できてない振興局長さんにそれぞれお願いをいたしたいと思います。  最後に、円山川の河川整備計画でありますが、台風23号の後、国交省がこの円山川にこの計画を打ち立てていただきました。これから先、長い年月がかかっての計画でありますけれども、今日の進捗状況はどうなのかというとこら辺をお教えいただきたいというふうに思います。  それから、あわせて、内水対策はどちらかというと国のこの計画の中にどこまで上がってるかわかりませんけれども、いわゆる外堀というか、外には、外水に対しては強くても内水はやはりまだまだ不完全なところが多いというふうに思っております。この辺についてもご答弁いただきたいと思います。  あとは質問席で行います。以上でございます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私も今回の議会では随分自分で答弁してるなと自覚をいたしております。  実は、選挙が終わりました後に、職員にも、大体政治家というのは選挙が終わった後は体がほてると。それはもう直接さまざまな方の意見を聞きますから、そのほてりを持って議場に帰ってこられる。勢い、言葉がきつくなるので、みんな覚悟しておけよと言ってたんですけれども、この議場ではほとんど私に向けられましたので、つまり、敬老会の補助金のことであり、ひぼこホールであり、あるいは投票時間の繰り上げのことについてであれ、みんな私の姿勢についてでありましたので、やむを得ず私の答弁が多くなったのじゃないかなというふうに思います。ただ、少しは肩の力を抜けというご指摘だと思いますので、そのように注意をさせていただきたいと思います。  ただ1点、上田伴子議員が棚からぼた餅とおっしゃいましたけれども、そういう対応をするやわらかさもあるということは少しは褒めていただければなというふうにも思います。  投票時間の繰り上げについてのお尋ねをいただきました。これまでその論拠については多く述べさせていただきましたので、きょうは新たな点のみ、少し追加的にご説明させていただきたいと思います。  ことしの4月に被災地から送るメッセージ、災害時にトップがなすべきことというものがまとめられて公表されました。これは私から全国の被災地のトップに声をかけて集まって作成したものです。東日本大震災の、例えば、陸前高田市長でありますとか、釜石市長、石巻市長、南三陸町長、それから熊本では熊本市長や益城町町長以下関連する市町長、それから水害として、私と見附市長、三条市長、合計15人のトップが集まり、事務局を内閣府の防災担当がして、全体のさばきは国交省の河川局長経験者にしていただいて、いざというときにトップは何をなすべきなのかという、そのエッセンスをまとめたものでございます。そして、4月10日にこれを策定し、防災担当大臣にも提出をし、あわせて全国の全ての市町村長にも、区長も含めてお送りしたものです。  その中で、危機が迫るまでにすべきこと、今、実際に危機が目前に迫っているときにすべきこと、その後にすべきことにまとまっておりますけれども、直面する危機への対応のとこでイの一番に上がっておりますのは、「判断の遅れは命取りになる。特に、初動の遅れは決定的である。何よりもまず、トップとして判断を早くすること」、これが今申し上げた15人の全ての災害経験者のトップの、言うなれば反省も込めた、時に痛恨の思いも込めたその教訓でありまして、それは私にとっても同様のことであります。  それから、私は振興局長に避難勧告、避難指示等危機管理の権限を移譲いたしております。私に相談する必要はないと、全て振興局長の判断で的確にやれと、事前に調整をしてるとその間に時間が失われてしまう、責任は市長がとる。こういうことでその覚悟を求めてきておりますし、実際に全ての避難勧告、避難指示は私に何の調整もなしに、それぞれの振興局長が行ってきております。  それから、議員もお触れいただきました災害対策本部に議会の代表者が入っていただいてることです。これは正直、私は初め、その災対本部に入ってぎょっとしました。つまり、通常は議会は当局の判断を同時並行的か事後的にチェックするという立場ですから、チェックする人が私のそばにいると。これはどうもぐあい悪いなと思ったんですが、その意味がよくわかりました、台風23号で。何かというと、一々議会と調整する暇がないからです。ですので、もう議会の皆様もいわば同じ決定をすべきその土俵の中に入っていただいて、一緒になって決定をしていく。その意味で、非常にスピード感を持つ判断ができると。これもしありませんと、議会の皆さんとしては当然その大切な決定がどんどんなされてるわけですから、当然そのことについていろいろとおっしゃりたくなる。なぜ議会に説明がないのかということもおっしゃりたくなる。そのことに手をとられますと、対策がおくれてしまうということがあって、その意味で異例のことではありますけれども、災対本部に議会の代表が入ってることの意味が非常にあるのではないかというふうに私は思っています。  阪神・淡路大震災のときに、私は兵庫県議会議員でありましたけれども、やっぱり議会としてはどんどんどんどん大変な決定がなされていく。各会派に不満がいっぱい充満してきて、とうとう臨時会が開かれました。その結果、丸々一日、当局、知事以下、全部幹部をそこに拘束をして、そして議論をやった。それはそれで意味がないとは言いませんけれども、その間、災害対策本部の機能はとまったままです。こんなことでいいのかなと。私は当時、自民党の側の副幹事長でありましたので、他の会派に対してもう議会代表1人だけにしようということを言いましたけれども、やっぱり皆さん、それぞれ聞いておられますから、あるいは自分の目で見ておられますから、やっぱりみんな言いたいということで、各会派全て代表質問された。その結果、1日費やしてしまった。そういうことが私自身の経験としてあります。  したがって、やっぱり危機管理のときには議会も当局もむしろ一緒になって意思決定をし、それについて共同責任を負っていくという、その公式がいいのではないかというふうに考えております。  それから、きのう、浅田議員から、タイムラインについてのお尋ねがありました。このタイムラインというのは、どの段階でどの機関が何をするかを決めたものですが、浅田議員はそれに基づいて集まったのかとおっしゃいました。防災監は集まってないと申し上げましたけれども、タイムラインは集まらないでも済むようにということです。集まってやっていたのでは、この間に時間が失われてしまう。なので、一々そのときに調整しなくてもいいように、あらかじめやるべきことを決めておいて、お互いがそう動くであろうことを信頼してやろうということで、これも意思決定の早さをどう担保するかということであります。  そういったことでございますし、それから、きのう、防災監も答弁いたしましたけれども、例えば、舞鶴市の舞鶴で337.5ミリ、48時間で降って、これ観測史上最高の雨でありました。綾部市の睦寄も観測史上最高、温泉町の温泉も、それから養父市の八鹿、近くだけで上げましても実は観測史上最高の雨が降っている。それが台風のコースが少しずれていたら、豊岡も同じことになったかもしれない。特にあのとき私たちが非常に恐れましたのは、流域全体に雨が降るという、そのことでございました。そういった中で、刻々、おくれればおくれるほど投票所の閉鎖が遅くなりますので、みんなの危機が高まっていく。  それから、臨時議会の挨拶でも申し上げましたけれども、この圧倒的に職員が投票事務にとられてまして、災害対策に当たれる職員がわずか3分の1しかいない。そういう状態を長く続けることが本当にいいのかということがありましたので、そういう状況の中で繰り上げということを選管に依頼をしたと、こういう経緯でございますので、ぜひご理解を賜りたいと思います。  ほかに方法がなかったのかというご質問ですけれども、私としてはほかの判断というのは、やっぱり今から見てもあの時点の状況の中ではなかったのではないかというふうに思っております。  それから、議会への事前の説明です。臨時会では、確かに議会への説明がなかった、調整がなかったいうことでおわびをしたところですけれども、改めて今考えてみると、災対本部が開かれていれば当然おられるわけですから一緒に議論できて結論が出せただろう。それ以前のところで議会の側の代表者に相談すると、きのうも言いましたように、インサイダー情報になる可能性があって、痛くもない腹を実は関係者が探られることになってしまう。これはあのときにそう考えたわけではありませんので、今後の課題として、そこは議会と私たちのほうでいざというときどうするのかという事前のやっぱりルールを決めていく必要があろうかというふうに思ってます。  ですので、問題は、そういったことにこういった場合にどうするかということが直前ではなくって、もっと前に本来は想像力を働かせてルールとして決めておくべきだったものをできてなかったというところが大きな課題だと思っておりますので、この議会が終わりましたら、ぜひ議会と私たちの関係の間においてどうするのか、将来に向けたルールづくりをさせていただきたいと思っております。  それから、円山川です。円山川水系の河川整備計画では、外水対策として、洪水等による災害の発生の防止または軽減を図るため事業が進められており、城崎地区、港地区につきましては、下流部無堤対策として、パラペット工事等に取り組まれています。このうち、奈佐小橋から結和橋までの間については、来年度出水期までに開口部を閉鎖する予定と聞いています。また、来日川合流部付近でも既に仮橋への切りかえを終えており、現在、樋門などの工事が進められています。  瀬戸・津居山地区では、地元の意見を考慮しながら工法の検討を進められると聞いております。  内水対策につきましては、円山川の整備により本川の河川水位の低減が図られることから、その後の状況を見ながら対応について検討することになります。  引き続き、治水対策につきましては、地元の皆さんと一緒になって、国交省、あるいは県に強く働きかけてまいりたいと思います。  その他につきましては、それぞれからお答えさせていただきます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員長(浮田 一雄) 私からは、選挙期間の変更についてご説明いたします。  市議会議員選挙の日程につきましては、当初10月29日としておりましたが、9月末の衆議院の解散に伴い、衆議院議員選挙の投開票日が10月22日となりました。選挙管理委員会としては、再度検討を行い、衆議院選挙と同日選挙とすることを決定いたしました。  同日選挙とした理由につきましては、市民が2週連続で投票所に足を運ばなければならないという事態を避けるため、それから、地域の行事の多い10月に2週連続で地域施設を投票所として使用するのを避けるということ、地元地区の皆様に2週連続で管理者、立会人として従事していただくことを避ける、また、選挙当日に従事する職員の人件費を節減する等になります。  一方、同日選としたデメリットといたしましては、期日前投票の期間が衆議院議員選挙と市議会議員選挙で異なるため、市民の皆様にわかりにくくなり、広報や防災無線等で繰り返し周知が必要となりましたなどが上げられます。  続きまして、市議会議員選挙の立候補者の立場と権利を問うと、弊害がなかったかということについてお答えいたします。  市議会議員選挙の候補者の皆様には、大変な決意を持って選挙に臨んでおられる中、同日選挙としたことにより候補者や選挙運動のための準備期間が1週間短くなってしまったり、地域によっては告示日が地元の秋祭りと重なってしまうなど、多大なご苦労をおかけいたしました。突然の衆議院解散に伴う日程変更であったとはいえ、この点についてはおわびをさせていただきたいと思います。  また、ご指摘のとおり、公職選挙法の規定により、選挙時における特定の政治活動が制限されたため、衆議院選挙の公示日となった10月10日以降、市議会議員選挙候補者の後援者等政治団体が行う市政報告会やタウンミーティングなどが行えないといった事例も生じました。法の規定による制限とはいえ、何かとご不便だったことと存じます。  次に、投票時間の繰り上げについて、市民の声、意見、苦情は何件ぐらいで、主な内容についてということについてお答えいたします。  今回の投票時間の繰り上げについては、市民の皆様からも多くの苦情やご意見をいただいております。件数については把握しておりませんが、内容といたしましては、事前に周知すべきだ、選挙権が取り上げられた、放送が遅い、対応がなっていないなど、電話や投票所などで厳しいご意見を多数いただいております。時間の制約のある中で、慌ただしく投票時間の繰り上げの決定を行わなければならなかったといえ、市民の皆様への周知時間が十分とれず、完全な周知ができなかったことについては、選挙管理委員会としては反省であるとも考えております。  次に、投票所に関してのご質問にお答えいたします。  昨年の公職選挙法の改正により、市のどの投票区に属する方でも投票することができる共通投票所が選挙日当日のみ設置可能となり、大型商業施設など人が集まる場所での設置が想定されています。導入に当たっては、共通投票所以外の投票所で二重投票を防ぐために、全ての投票所を通信回線でつなぐ必要があるなど、多額の費用を要します。  また、通信回線を用いた投票システムにおいては、通信障害、他のシステムトラブルが発生する可能性もございます。10月の衆議院議員総選挙においても商業施設を利用した共通投票所の設置は、全国で4市町、投票者数が当日投票者数の3.6%に当たる4,736人にとどまっております。大きなリスクを抱え、多額の費用を要する共通投票所の設置には、高いハードルがあると考えております。  こうしたことも踏まえ、現在行っている期日前投票所をさらに利用いただくための周知、PRに一層努めてまいりたいと考えています。  また、主に過疎化の地域で導入されている移動投票所など各地で進められている先進事例に関しても情報収集を行うとともに、昨年の参議院選挙により竹野の田久日地区において短時間開設している出張期日前投票所の状況も分析しながら、本市においてより効果的な投票環境向上施策についても考えてまいります。  次に、ポスター掲示板について、ご説明します。  今回の市議会議員選挙のポスターの掲示場については、縦3区画、横12区画の36区画で、最上段の列が地上から2メーターの高さとなり、ポスターを張られた方におきましてはご苦労をおかけすることになったと思います。現在は、地上から約80センチの位置に設置するよう発注業者に指示しておりますが、今回の設置状況写真やいただいたご意見を参考にしながら、設置場所及び設置方法の検討を行いたいと考えております。  最後に、高校生に対する投票についての事前学習等をということについてお答えいたします。  高校生に対する投票についての事前学習等については、昨年から選挙権年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、県の選管と市の選挙管理委員会で市内の高校を対象に出前授業や選挙物品の貸し出しを行っています。この取り組みは、平成27年の10月から実施され、平成27年度には県による出前授業が2件、市による出前授業が2件、市による選挙物品貸し出しが1件ありました。平成28年度は、市による出前授業を1件実施しました。平成29年度につきましては、現時点では学校からの要望がなく、県、市とも出前授業の実施及び予定はありません。  また、1月に総務省より不在者投票の方法等を周知するチラシが配布されます。4月より進学等で豊岡市に住民票を置いたまま市外へ移住される方への投票啓発として、卒業を控えた市内の高校に在籍する3年生全員に配布する予定としております。  高校生への事前学習による選挙や政治への関心を高めることは、今後を見据えた上でも大変有意義なことであり、若い世代の投票率改善に大きな効果をもたらすと考えております。平成30年度の出前授業につきましては、県選管と協議した上、学校側に積極的に呼びかけてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 城崎振興局長。 ○城崎振興局長(井瀬 邦夫) 台風18号、台風21号についてお問い合わせをいただきました。私からは、城崎地区、そして港地区の被害状況について申し上げます。  台風18号の被害状況は、住家、非住家を合わせて223棟、これは豊岡市全体の住家被害の67.4%に当たります。台風21号では28棟、これは同じく23.5%に当たります。特に被害の大きかった箇所でございますが、台風18号では、円山川東部地域に集中しており、気比で145棟、城崎町飯谷で45棟と、この2集落で当該地域の85.2%に当たる住家被害が発生しています。  過去に例がなかった被害については特に思い当たりませんが、特徴的な事象として、台風18号では短時間での集中豪雨による中小河川の氾濫と土砂の堆積が顕著であったこと、また裏山からの鉄砲水により、湯島地区における旅館や外湯への土砂流入が上げられます。  台風21号では、立野の最高水位は台風18号より18センチ低かったものの、大潮により城崎の最高水位は逆に25センチ高く、円山川の水位がなかなか減少しないため、長時間にわたり幹線道路が冠水したこと、また住家被害は小島、津居山、瀬戸の海岸に近い住宅及び城崎町来日の円山集落に集中したことが上げられます。私からは以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 竹野振興局長。 ○竹野振興局長(宮嶋 俊夫) 私からは、竹野地域の状況について申し上げます。  台風18号の被害状況は、建物被害は一部損壊1棟、床下浸水2棟、土間上浸水4棟でした。  被害規模の大きかった箇所は、道路では金原地区で2カ所の路肩崩壊、河川では、森本地区で護岸崩落、農業用施設では、浜須井地区で農業用水路への土砂流入、農地では下塚地区で農地への土砂流入がありました。  台風21号の被害状況は、建物被害は一部損壊3棟のみでした。  被害規模の大きかった箇所は、森本地区で農業用施設の市場井堰が一部崩落をいたしました。  また、過去に例のなかった箇所は、被害はありませんでしたが、新たな事象として、山の谷筋でないところから大量の水が流れ出てきた箇所がございました。  次に、過去の教訓からの備えについては、集落の裏山から大量の山水が出る御又区及び須谷川が増水して、県道、市道が冠水する須谷区には、それぞれの集会施設に消防団が待機することとしております。  また、竹野川河口は、漁船の航行に支障を来すほどに大量の土砂が堆積していますので、漁協竹野支所に配置した職員が水位を観測し、地域対策本部に報告する体制といたしました。さらに、高齢者世帯のみで構成され、集落が孤立するおそれのある川南谷区、金原区には、台風襲来前に区長へ備えや避難方法について直接連絡を行っています。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 日高振興局長。 ○日高振興局長(和藤 久喜) 私からは、台風18号及び21号の日高地域の被害状況につきまして、お答えをいたします。  日高地域の建物被害では、住家、非住家を合わせて台風18号で、床上浸水2棟、床下浸水9棟、土間上浸水41棟となっています。  台風21号で、一部損壊9棟、床上浸水1棟、床下浸水1棟、土間上浸水39棟となっています。  道路河川で被害の大きかった箇所は、台風18号で市道栗山妙見線の観音寺集落付近で、隣接する観音寺川が増水したため、道路との兼用護岸が崩壊したものがあります。  また、台風18号及び21号の特徴的な事象といたしまして、台風18号では、円山川の河川水位観測所で3時間に水位が7メートル7センチ上昇しましたが、平成16年台風23号の後に周辺の堤防が整備されていたため、大きな被害はありませんでした。  台風21号では、八代川の水位が虹の街付近であとわずかで堤防の天端までという水位に達しました。八代排水機場のポンプをフル稼働したにもかかわらず、水位が低下するまでに時間を要しました。この原因を突きとめるために、国、県、市で情報共有、協議の場を設け、分析をしていただいてるところでございます。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 出石振興局長。 ○出石振興局長(榮木 雅一) 私のほうからは、出石地域の被害状況について申し上げます。  台風18号の建物被害では、住家、非住家合わせて床下浸水2棟、土間上浸水12棟となっております。  台風21号では、床下浸水6棟という状況です。  今回、災害状況としましては、山合いの渓流部や小河川からの土砂の流出が多く見られたということでございます。  また、道路、河川等の災害では、台風18号において道路のり面と路面の崩壊、河川護岸の流出等が福住地域、小野地域に多く見られました。農地災害についても田のあぜの崩壊、水路への土砂堆積等、小野地区などの中山間地域での被害が多く発生しております。  過去に例がなかったような被害としましては特にございませんでしたが、今回の特徴として、さきにも申し上げました土砂の流出がこれまでよりも多く見られたということが上げられるのかなというふうに考えております。  対応についてですが、道路への土砂流出については、一部車両が通行不能となり、直ちに生活道路の確保、被害拡大の防止のため現地復旧を行いました。  こうした土砂流出については、これまでから治山や砂防事業を継続して実施しておりますけれども、早期に完了するよう、引き続き国県に要請に努めてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 但東振興局長。 ○但東振興局長(岸本 直幸) 私からは、但東地域の被害状況について申し上げます。  台風18号につきましては、建物被害は住家の床下浸水9棟、非住家の土間上浸水9棟となっています。  また、被害の大きかった箇所等につきましては、道路では栗尾地区で市道の路肩崩壊、河川では、小坂地区での護岸損壊、農業用施設では、天谷地区での農道の落橋、農地では、同じく天谷地区で畑ののり面崩壊等でございます。  次に、台風21号では、住家の一部損壊3棟、床下浸水1棟、非住家の一部損壊12棟で、住家、非住家の一部損壊、合わせて15棟は、いずれも強風により屋根、壁等の被害を受けたものでございます。  道路、河川で被害の大きかったものにつきましては、道路では、西谷で市道ののり面崩壊、河川では中藤地区での護岸崩壊でございます。  過去に例がなかった被害の特徴としましては、先ほど申しました台風21号におきまして、強風による建物の損壊等がございます。  また、備え等についてですが、台風接近に備えた消防団による危険箇所の見回り、また出水等の箇所のある土のう積み、広報活動、防災行政無線等による注意喚起などを行うとともに、区長様、また民生児童委員さんの皆様には、日ごろから住民の方に早目の避難を心がけていただくよう依頼するなど、人的被害を招かないよう努めています。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 防災監。 ○防災監(垣江 重人) 私からはまず、港地区を除く豊岡地域の被害状況、そして全体の総括についてお答えします。  台風18号の豊岡地域の建物被害は、住家、非住家合わせて一部損壊1棟、床下浸水3棟、土間上浸水13棟です。  台風21号では、半壊1棟、一部損壊3棟、床下浸水2棟、床下浸水6棟、土間上浸水4棟です。このうち、半壊、一部損壊につきましてはいずれも強風により屋根が損害を受けたものでございます。  そのほか特徴的な被害としては、台風18号において、道路、河川等に谷部からの土砂が流出したことが多く見られたことです。これは、短時間に強い雨が降ったことによるものと考えられます。  最後に、まとめとして、過去に例のない今回の台風の特殊性についてお答えします。  台風18号は、短時間に一気に大雨を降らせ、円山川本川や流域の中小河川では、台風23号を上回る水位の上昇がありました。流域全体に満遍なく40ミリ、50ミリの雨が降る現象は、少なくとも記憶にございません。  一方、台風21号は、平成16年の台風23号より3日遅い10月23日の午前3時ごろに、超大型のまま静岡県に上陸しました。観測史上初めてです。  日本近海の海水温の上昇により台風は以前より大型化し、襲来する時期もより遅くなってきました。台風が大型化するということは、台風の進路が本市から遠く離れていても長時間風雨の影響を受けることにつながります。
     こういった台風に今後どう対応していくかということですが、台風18号のような急激な気象状況の変化に対しては、いざ変化に気づいてから対応していてはとても間に合いません。やはり安全側に立って、早くから避難所を開設しておくなど、空振りを覚悟で早目早目の対応が必要になってきます。  しかし、言うまでもなく、早目早目の対応は市民にも行政にも、特に災害時要援護者の皆さんには大変大きな負担が伴います。どの程度までなら許容できるか、実践が可能かを今後十分検討し、最善の策を探ってまいりたいと考えています。  また、選挙の投票日と台風の接近日が重なる場合には、選挙管理委員会と協力してあらゆる可能性を探り、早目早目の情報提供と対応に努めてまいりたいと考えています。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員長(浮田 一雄) 先ほどポスターの掲示板の、地上から約80センチと申し上げましたが、正しくは地上から約70センチの位置に設置するよう指示しております。よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) 18番、椿野仁司議員。 ○議員(18番 椿野 仁司) 丁寧に答弁をしていただきました。時間が余りありませんので、言いたいことだけ言って終わるかもわかりませんが、お許しをいただきたい。  振興局のほうから、また防災監のほうからも台風の件についてお知らせをいただきました。これから申し上げることは、今までの23号、それ以降、やはりもう我々が過去に例がない、そしてまた想定外という言葉よく使うんだけど、想定できないようなことが起こり得るだろうということで、先ほどからずっと聞いていると、特筆して何か大きな例はないけれども、ちょっとこんなことがあったってことで言われた中に、やはり土砂の流出、土砂崩れ、こういうものが結構各振興局からもありました。  それから、その原因は一体何にあるのかなというとこら辺なんですが、一つにはやっぱり鹿がかなり、大きな山を荒らして、これの影響も大きいのではないのかなと思うんですが、端的に天野部長、どうですか。短目でいいよ。 ○議長(嶋﨑 宏之) コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(天野 良昭) おっしゃるとおり、鹿の被害もかなりあると思います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 18番、椿野仁司議員。 ○議員(18番 椿野 仁司) さあ、この辺ですね。ですから、一気に来る水、いろんな水に対して、我々が備えてた、例えば、砂防ダムとか治山事業も含めてやっていくけれども、それではできてない、これからまた新たな、さっきあった、全然違うとこの谷から水が出てくる。これも結構城崎でもたくさんありました。この辺をやはりもう一度点検をしていただいて、していかないといけないのかなというふうに思います。  それから、一つ悪い例を挙げて、城崎の不名誉なことなんで申しわけないんだけど、城崎にまんだら湯というお風呂があるんだけども、台風23号で、当時、市町合併前、だから、管理者の今、財産区の管理者である中貝管理者は知らないことであったんだけど、23号台風のときにポンプ室、機械室が鉄砲水でやられて、相当なお金を使いました。今回、また同じことをやった。これは本当お粗末な限りだと私は思います。その点どうですか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 全くそう思います。なぜあれだけ聡明な方々がおられる城崎の財産区、管理者も町長でありましたけれども、改修するときに備えをしなかったのか、全く不思議でなりません。 ○議長(嶋﨑 宏之) 18番、椿野仁司議員。 ○議員(18番 椿野 仁司) やっぱり一事が万事でね、本当に私たちも他人のせいにするわけにいきません。同じ、私も城崎に住んでる人間として、やはり本当にああいうことがあってはならんというふうに思ってますけれども、なぜそういった備えができなかったかっていうことをきちっとやっぱり精査していただいて、振興局もそうなんですが、それから、地域の皆さんとともに、やっぱりこれは共助という形でいくならば、やはりもっと工夫して、防災監じゃないけど備えを早くからやはり想定をしてやっていくってことをやっていただきたい。  それから、飯谷もそうですが、砂防ダムの役目がちょっと今不備があるのではないのかなと思えるようなところもあるので、この辺もまた一度、都市整備部も含めてですが、一度総点検をしていただかないと、たまる、流れる、またそれを取る。これの繰り返しばっかりなんでね、この辺をやっぱり、県の河川ではありながらもやっぱりその辺をよく点検をしていただきたいというふうに思います。  円山川の整備計画につきましては、市長からもありましたし、私もこの計画概要版を持ってますけれども、とにかく外水に対しては完璧とはいかないけれども、本当に巨額のお金を使って期間を使い、もう着実に国交省がやっていただいているとは思います。内水対策、あとごめんなさい、遊水池整備だとか無堤地区の整備だとかいろいろあると思うんですが、内水に関してはまだまだやっぱり降ってみてたまってみないとわからないっていうようなこともあるんです。中に、やっぱり1つだけ言っておきますけれども、城崎の上山の5差路というところがあるんですが、台風23号以来、道路をかさ上げしていただきました。本来ならばもう少しかさ上げしなきゃいけないんだけども、地元等の理解が余り得られなかったいうことで、今の高さでとどまってるんですが、今回の台風、洪水時もやっぱり50センほど道路から実は道路冠水がありました。これも内水対策ができてないというか、内水対策が全くできてない。この辺がこれからもいろんな箇所で内水対策については非常に問題が起きるだろうというふうに思います。  雨が降ってみないとわからないっていうところが非常に悔しい思いがするんだけれども、これもいたし方ないんだけど、できるだけ対応、対策を考えていただきたいというふうに思います。  一連の選挙のことについて、市長もまた再度確認もありましたし、市長の市広報の中の徒然日記の中にも書いてありました。議員のことをおもんぱかったコメントが書いてありました。それから、臨時会でも基本的に事前のご相談ができなかったことに対しては申しわけなかったと言われました。いろいろと事前の打ち合わせ、相談があったら、市議会議員としてインサイダーというようなお話もあるけれども、あれは後づけの話であって、後から出てきた結果であって、それもそうだと思います。  これから、だからそういう意味では、私が言いたいのは、これからはそういうことがないようにするための事前のやっぱり協議が十分必要だということと、それから、余りにもこれがそういう話が出てこなくて、市長からの謝罪というか、そういった申しわけないという気持ちが前に出てこなかったら、もう議会は対策本部に行く必要がないのではないかというようなことも実は申し上げようと思ってたんだけども、それはそういう、今までの流れで行かれたらいいと思います。  ただ、さっき私が少し市長がかなり、どう言ったらいいんかな、言うことを聞かないとかいろんなことを言いましたけど、独断専行だとかいうようなことも言いましたけど、例えば、老人会の問題でも、やはり重々いろいろとお話し合いをなさった、協議もした上だというお話あるけど、市長が老人会の皆さん、我々もそうだけども、流暢に流れるようにばあっとスピーチしたり、説得力のある発言をすると、もう言いたいことも言えないですよ、年寄りは特に。1年で1回だけど2,200万円、これを無駄だとはおっしゃってないけれども、もっとほかにかえたらいいということはおっしゃっているけれども、私は1年に1回ぐらいお年寄りが楽しいことがあったっていいんじゃないですかというふうに私は思いますよ。でも、最終的に老人会の皆さんが総意でもって、確認したわけじゃないけどとおっしゃるけど、総意でもってそれでよしとするならば、私たちがこれ以上言う必要も全くないと私は思います。  ただ、1年に1回だけのことでこれだけのお金を使うのはどうかとおっしゃるけど、だとしたならば、比較したら悪いけど、あのチャレンジデーっていうのは一体何なんだろうなと、私はいつも思いますよ。チャレンジデーだったかな。何かよその市と一緒に闘うんでしょう。負けたら、相手の市旗を上げなきゃいけないんでしょう。あれ何か本当に意味があるんかなと、私は、はっきり申し上げると。それこそ無駄とは言わないけれども、やってる側、議員の皆さんでもどれだけ思っておられるか知らないけども、どうなんですか。担当はどこだろう、わかんないんだけど。 ○議長(嶋﨑 宏之) 通告外です。 ○議員(18番 椿野 仁司) 通告外。ああ、なら感想まで。 ○議長(嶋﨑 宏之) はい。 ○議員(18番 椿野 仁司) 感想までですか。 ○議長(嶋﨑 宏之) はい。 ○議員(18番 椿野 仁司) はい、わかりました。でも、言うだけ言っておきましょう、じゃあ。私はそう思います。  だから、そういうことがほかにもあるのではないのかなということを拾い集めると、まあまあまあまあいいんじゃないですかというふうなことになると思います。  それから、これは市長は長いことやっぱり市長をされてるから、まあまあ、おりというとちょっと表現は悪いし、市会議員も長いことするとこうなっていくのかなと思いますけれども、やっぱりなかなか助言ていうんかな。市長がこう言い出したら聞かないという気風が市役所の中にはあるのではないのかなと。それをそこにいる部長や関係者に私が問うても、多分首を縦に振ったり横に振ったりはようしないと思うんだけども、でも、副市長2人おられる、そばに。下向いとらんと、ね。副市長2人おられる。それぞれ部長もいっぱいおられる、担当で、専門的に。何かあったら、やっぱりちょっとちょっと市長、それはあきまへんでとか、それはもうちょっと考えましょうなということがあるんではないのかなと思うんですけど、あるんですか、ないんですか。私にはようわかりませんけど、どないです。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 誰も答えられないと思いますので、私、答えますけれども、きのうもお話ししましたけど、私自身は市民のために判断間違えたくないという非常に強い思いを持ってます。ですから本当のことが知りたいと。悪い情報ほど早く上げよということも口を酸っぱくして言っています。その上で、私には判断するところはなかなか判断を変えません。ですけれども、自分自身の判断が決まるまで、そこのところはいろんな人たちの意見を聞くことに、もちろんそれはしています。  それから、最近、インバウンドにしてもかなり活気づいてる組織でありますけれども、こういった組織はもう私と関係ないとこで動いてるということもありますので、トータルの中でご判断をいただければなというふうに思っております。  それと、幾つかのイベントのこと、この間1日のイベントをこれからイベントを見るときに戦略性があるかどうかということをお話ししたわけですけれども、チャレンジデーにしてもあれだけ見ると本当に意味のないことなんです。ただ、人はなかなか行動に動いていかない。健康づくりを継続すれば結果が出ることはわかっている。でも動かない。動かないために、例えば、今回は3万円の補助金をてなことをやってますけど、そういうことをやってみたりとか、時にイベントをやりながらみんなの耳目を集めてみるという、そういうことの中でやってますが、あれだけ見たらもう議員おっしゃるとおりです。今後、さまざまなイベントが単発で見るのでなくって、本当に流れるストーリーの中にあるのかどうか、そういう位置づけで考えていく必要があろうかな。  ご質問いただいておりませんけど、機会いただきましたので。 ○議長(嶋﨑 宏之) 18番、椿野仁司議員。 ○議員(18番 椿野 仁司) 議長はあかんて言いましたけど、市長は答えていただいてありがとうございました。  最後に、新しいいろんな取り組みの中で私は非常に最近の市の広報はよくちょこちょこ見るんだけど、やっぱり飛んでるローカルというところが、あのキャッチが大変好きでね。飛んでるローカル豊岡とはというところがあるんで、ちょっと読み上げるんで、全文は長いんでありまして、ただ、最後のほうに「このまちにしかない資産を活かし、また新たな価値を生み出していく。それが、世界から尊敬されるまちへのただ一つの道と信じて。ローカルをつきつめた先に、グローバルがあると信じて。挑戦をつづける豊岡市に、会いに来てください。」とあります。  世界に尊敬される豊岡に会いに来てほしい。尊敬されるトップリーダーはあなたです。尊敬される、やっぱり市長に、私は今までのあなたの、本当にそういう意味では小さな世界都市を目指すで、合併以来、本当に苦労を、苦労を重ねて、日本だけではなくて世界に豊岡の名前を本当に一生懸命やってこられた。それは本当に私たちも評価をいたしております。事あるごとに、最近は次の世代とか次の方とかっていって、何かもう心の中ではバトンタッチを考えておられるんかどうか私にはわからないけれど、でも、我々も議会新しくなったんです。だから、我々議会もやっぱり市民とともにいつもあるわけです。だから、市役所も市長も市民とともにやっぱりこれから、これ以上になければいけないと、私は思いますよ。  だったら、今の老人会の問題にしてもひぼこホールの問題にしても、選挙はちょっともう終わったことはいいんだけど、議員の皆さんが何も市長をやっつけてやろう思うて誰も言ってるわけじゃないんです。やっぱり市民の皆さんのためにこうやって一生懸命言っておられるわけだから、もう少しやわらかくして、かたくなに私はここまでだとか言わずに、尊敬されるようなやっぱり市長にこれからも頑張ってやっていただきたいと思います。  市民とともにいつも我々はあるべきだと思いますんで、頑張ってお願いをいたしたいと思います。ともにということでよろしくお願いします。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で、椿野仁司議員の質疑、質問は終わりました。 ──────────────────── ○議長(嶋﨑 宏之) 暫時休憩いたします。  再開は10時45分。     午前10時34分休憩 ────────────────────     午前10時45分再開 ○議長(嶋﨑 宏之) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  次は、24番、石津一美議員。(拍手)      〔石津一美議員 登壇〕 ○議員(24番 石津 一美) 日本維新の会の石津一美でございます。  まず初めに、この豊岡市に初めての日本維新の会の旗を上げさせていただきましたことに感謝申し上げます。また、女性のほうからもたくさんの支持もいただきまして、この議会にどうしても女性の声が届きにくいということで、石津さんのほうからたくさんの声を届けてほしいという声もたくさんいただきました。そして、この初当選後、初めての一般質問なのですが、豊岡市議会で12月定例会におきまして質問の機会を与えていただきましたことに感謝申し上げます。先輩、同僚議員の皆様におかれましては、しばらくの間、ご清聴をよろしくお願い申し上げます。  また、市長を初め、理事者の皆様におかれましては、私の意のあるところをお酌み取りいただきまして、明快でわかりやすいご答弁をよろしくお願いいたします。  今回は2点でございます。子宮頸がん検診についてと、幼児保育・教育現場におけるエピペンの取り扱いについてでございます。  また、漏れがあり、重複し、また解釈の誤りにて的を射ない質問をさせていただく場合もあるかと思いますが、ご指摘いただきますようよろしくお願いいたします。  それでは、質問に移ります。  子宮頸がんの検診についてで、検診の現状と課題を問います。近年、20歳から30代の若い世代の女性に子宮頸がんがふえています。2013年のOECD経済開発機構のヘルスデータでは、子宮頸がんの検診受診率を見てみると、アメリカは85.0%、一方日本は37.7%とかなり低いのが現状です。検診を受けないのは、実はがんが見つかったら怖いからとか、そんな声をよく聞かれますが、しかし、子宮頸がんの検診はがんになる前段階で発見できるメリットがあります。これは、ほかの検診にはない大きな特徴です。  子宮頸がんの検診の目的は、前がん状態、異形成を見つけることです。前がん状態とは、細胞が変化を起こした状態で、そのごく一部が子宮頸がんに進行いたします。細胞診はがんの発見にはとても有効な検査方法ですが、技術的な限界があり、前がん状態では二、三割の見落としがあります。  そこでお尋ねいたします。技術的な限界がある中で、前がん状態では二、三割の見落としがあるので、その時点でのほかの検査方法はなかったのでしょうか。お聞かせください。  もう1点、子宮頸がん検診時のHPV、ヒトパピローマウイルス併用検査の実施状況を問います。また、最近では、子宮頸がんと同時にHPV、ヒトパピローマウイルス併用検査という検査を行うことによって、がんになる可能性のある細胞の発見率が高まっています。そのため、確実に前がん状態を発見するには、細胞診とHPV検査も同時に行えば、子宮頸がんだけではなく、がんになる前の状態、前がん状態、異形成ですが、ほぼ100%発見することが可能になっています。  また、細胞診とHPV検査を併用することで、発見率が高くなることにより、異常がなければ検診の間隔をあけられるというメリットもございます。現在、厚生労働省では、20歳以上の女性に細胞診で2年に1回の定期検診を推奨していますが、日本産婦人科学会では、細胞診とHPV検査を併用すれば、検診の間隔を5年間隔、オランダでは7年間隔にすることができると推奨しています。  そこでお尋ねいたします。本市でもHPV併用検査を実施するべきだと思いますが、ご見解をお聞かせください。  次に、幼児保育の教育現場におけるエピペンの取り扱いについてですが、質問に入る前に、食物アレルギーとエピペンの効果について、少し説明させていただきます。  エピペン、アドレナリン自己注射薬のことです。アドレナリンには、心臓の機能を高めて血圧を上昇させ、ショック症状を改善する効果があり、アナフィラキシーショック時に唯一有効な薬です。気道を広げて呼吸器症状を改善する効果もございます。  エピペンについてまず覚えておきたいこと。食物によるアナフィラキシー発現から心停止までの時間はわずか30分と報告されています。そして、1番、アナフィラキシーが起こったら、まず救急車を呼ぶ。2、できるだけ早期にエピペン注射をすることが効果的。3番目に、エピペンを利用したらすぐに処方されて飲み薬も飲むこと。4つ目、エピペンの効果が切れるころに飲み薬の効果が出てきます。  ここで質問に入らせていただきます。食物アレルギーの現状と課題。アレルギー症状への対応の手順は複雑であり、いろいろな点を確認して進めなければいけません。特に、緊急時にはエピペンを使用するかどうかを瞬時に判断する必要に迫られることから、エピペンを使用するかどうかの基準や判断方法などを明確にしておくことが重要です。兵庫県教育委員会でも平成25年の3月、学校におけるアレルギー疾患対応マニュアルを作成していますが、手順が一目見てわかりやすい状態にはなっていません。また、エピペンについては、緊急性の判断と対応のところで直ちにエピペンを使用する、迷ったらエピペンを打つとはっきり記載されています。  そこでお尋ねいたします。本市独自の食物アレルギー緊急時対応マニュアルは作成されているのでしょうか。また、エピペン使用にまできちんと言及、記載されたマニュアルやガイドラインを作成する考えはありますでしょうか。お聞かせください。また、課題に対してもどのような取り組みを考えておられるのでしょうか。お聞かせください。  次に、2番の幼児保育・教育現場におけるエピペンの取り扱いについて、エピペンの持ち込みや使用についてでございます。  エピペンの注射は、法的には医行為に当たり、本人や家族、または医師以外の第三者が医行為を反復継続する意図を持って行えば、医師法第17条に違反することになります。しかし、アナフィラキシーの救命の現場に居合わせた保育士や教職員がエピペンをみずから注射できない状況にある園児、児童生徒にかわって注射することは、反復継続する意図がないものと認められるため、医師法違反になりません。園児、児童生徒本人が携帯、管理、使用することが基本です。しかし、それができない状況にあり、対応を必要とする場合は、園児、児童生徒が安心して学校生活を送ることができるよう、エピペンの管理、使用について、保育所、幼稚園、学校、教育委員会は、保護者、本人、主治医、学校医、学校薬剤師などと十分な協議を行っておく必要があります。  そこでお尋ねいたします。本市では、過去に保育士、教職員によるエピペンの使用例はあるのでしょうか。また、エピペンの管理、使用について、現場と保護者などの間で協議がされた例はあるのでしょうか。お聞かせください。  あとは質問席にてお願いいたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、子宮頸がんの検診についてお答えをいたします。  豊岡市は、国のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針に基づき、子宮頸がん検診を実施しておりまして、現在のところ、この指針の中にHPVの併用検査が推奨で入っておりませんので、市としては実施をしてないところでございます。  この併用検査について、国のがん検診のあり方検討会において有効性についての議論がなされています。この検討会で有効性評価に基づくがん検診ガイドラインに書かれているこの内容についてのこの評価が出ておりますけれども、細胞診については推奨するけれども、HPV検査とか単独であるとか、それと細胞診の併用については推奨しないというふうに評価が出ております。  もちろん、個人の判断に応じて実施することは可能でありますけれども、検診としては推奨しないとなされています。それは効果がないということではなくって、効果がわからないという視点に立っています。死亡率減少効果の有無を判断する証拠が不十分であるため、利益と不利益のバランスが判断できないため、対策型検診として実施することは推奨できないというのがこの検討会の基本的な方針でございます。  今後、平成25年以降、有効性に関する研究が行われておりまして、追跡調査を行う予定と聞いております。市としては、みずから医学的な判断ができる能力を有しておりませんので、その検討を待ち、指針の中にそれが盛り込まれることになるのであれば、そのことを踏まえて検討させていただきたいというふうに考えております。  その他につきましては、担当のほうでお答えをさせていただきます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育次長。 ○教育次長(丸谷統一郎) 私からはまず、食物アレルギーの対応について答弁させていただきます。  現在、公立保育園・こども園においては、乳幼児が安心で安全な園生活が営めるよう、平成27年2月に作成した認定こども園・保育所・幼稚園における食物アレルギー対応マニュアルに基づき、保護者から情報を確実に聴取した上で、施設内調理を行い、給食を提供しています。  給食献立にもよりますが、包丁やまないたなどの器具、容器等を分けるなど、アレルギー誘因食品が混同、混入しないよう、最大限の配慮をしながら、給食調理を行っています。万が一アレルギー誘因食品を誤食、誤飲した場合についても、当マニュアルに基づき全職員が適切に対応できるよう園内研修を実施するなど、職員間での情報共有の徹底に努めています。  なお、該当園児ごとの支援プランを全職員で情報共有しやすいよう関連様式を一部更新するなど、さらに適切な対応とスムーズな運用に向け、当マニュアルを今年度中に改訂する予定です。  また、小・中学校においても学校におけるアレルギー疾患対応マニュアルに基づき対応を行っています。入学説明会での保護者からの情報提供や就学時健康診断あるいは保健調査票や健康相談等から、学校で対応が必要な児童生徒を把握し、給食センターとの連携を図っています。  教職員の誰もがアレルギー疾患の児童生徒について正しく理解し、情報を共有するとともに、緊急時に適切に対応できるよう、校内研修を実施し、事故の防止に努めています。  次に、エピペンの取り扱いについて答弁をいたします。  子供の命と安全を守るため、本市の保育・教育現場では、エピペンの持ち込みを認めています。先ほど議員おっしゃいましたように、本来、エピペンは、本人が携帯、管理、使用することが基本ですが、それができない状況にあり、対応を必要とする場合は、保護者、本人、主治医、学校医、学校薬剤師等と十分な協議を行い、消防署とも連携を図りながら、適切に対応するよう指導しています。  特にエピペンの管理、使用については、豊岡市教育委員会の学校におけるアレルギー疾患対応マニュアルに基づいた職員会議や研修を行い、教職員全員が共通理解を図り、緊急時の対応に備えるようにしています。そして、幼児、児童生徒が安心して学校園での生活が送れるように努めています。  なお、エピペンの学校園での使用ですけれども、使用例はございません。  また、マニュアルだけではなかなかわかりにくい、研修しても覚えてないというケースもありますので、今度マニュアルを改訂するときには、こうした写真でエピペンの使い方というのでわかりやすくして、職員が戸惑わないように、そういった工夫も考えております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 24番、石津一美議員。 ○議員(24番 石津 一美) どうもありがとうございます。  そしたら、子宮頸がんの検診の併用検査で、実績を上げている市がございます。このHPV併用検査を平成19年度から先駆けてスタートさせたのが出雲市。出雲市では市が費用の80%を負担し、このHPV併用検査を行ったことで約2.34倍もの前がん状態を発見できており、20代から30代の若年齢層の子宮頸がんの検診も100%近い実績を上げているということなんですけども、そこでお尋ねいたします。この件についてどう考えられますでしょうか、ご意見をお聞かせください。 ○議長(嶋﨑 宏之) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 全国の中では先ほどの市長の答弁にもありましたように、先駆けてこういった検診の効果ということで検証を実施している自治体もございます。この検証ということの中では、全国の23都道府県の中で39の市町村がそういった取り組みをされている。近隣でありましたら、兵庫県の宍粟市についてもそういった取り組みを積極的になされているというようなことでお聞きはいたしております。
     ただ、一方で、今現段階におきましては、その評価が必ずしも確定をしていないという部分がございまして、ここに対します負担の部分もございますので、現在のところ、市としてはそういったことの効果がやっぱり確認されれば、そういったところについても検討はしていきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋﨑 宏之) 24番、石津一美議員。 ○議員(24番 石津 一美) ありがとうございます。  もう1点、今後の課題といたしまして、この細胞診とHPV検査を併用することで次の検診が3年後になり、それまで一、二年ごとの検診を受診していたほうからすれば、生活の質の向上にもつながっているとのことなんですが、さらに市が費用の80%を負担していますが、それまで一、二年ごとに検診を行ってきたものが細胞診とHPV検査を併用することで次の検診が3年後になるため、歳出面ではほぼ変わらないようです。  そこでお尋ねいたしますが、HPV併用検査を実施するに当たり、ハードルとなるものは何があるのでしょうか。ご見解をもう少しお尋ねしてもよろしいでしょうか。お願いいたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) この併用の検査ということになりますと、実際にがん検診だけでも細胞をとりますし、そのHPVも同じように併用であれば同時に1つ、1回とればということで、そこはあえてもう一度とる必要はないということはありますので、同時にできるということであれば、本人さんの負担については1回で同じように済むんだからいいじゃないかという部分かなというふうに思います。  一方で、あとはそこの、先ほどから言っております、その効果のほどがどうであるのか、さらに費用がどうであるのか、先ほど通常であれは国は2年に1回受けていただければという考え方の部分が、例えば、5年ということで、本当にそういうことがガイドラインなりで示されて、そういうことで本当に効果が同じだというようなところが示されるということになれば、その費用の部分についても今おっしゃっていただいたようなところは確認されれば、費用的な部分にも問題は特にはないのかなという考えはいたしております。そこはその辺の様子を見ながら、判断をしていきたいというふうに考えます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 24番、石津一美議員。 ○議員(24番 石津 一美) ありがとうございます。  また課題に対して、今後どのような取り組み、今お聞きしたんですけども、もう少し取り組みの方法があるんであれば、もう少しちょっと教えていただきたいんですけども、どうでしょうか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 先ほどからお答えをいたしておりますように、現段階においてはその有効性という部分で、確実に検証されていないという段階にございますので、豊岡市としてはいずれにしても、まずは細胞のがん検診のほうはしっかりと進めていく必要があるということで、一人でも多くの方にしっかりと検診を受けていただける、そういった体制をつくり、そういったことができますように、対応はしていきたいと思います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 24番、石津一美議員。 ○議員(24番 石津 一美) それでは、検診のほうの対応のほうはよろしくお願いいたします。  エピペンのほうについて1点、よろしいでしょうか。例えば、保育園、保育所、幼稚園、学校、エピペンを常備して緊急時にそのエピペンを使用する場合は、医師法違反になるのでしょうか。そして、ほかにももしA君が処方されているエピペンを保育所で管理していたところ、もう一人のBちゃんがエピペンを使用せざるを得ない状況に陥ったときに、A君のエピペンをBちゃんに使用してもよいのでしょうか。そして、使用した場合は、医師法違反になるのでしょうか。お聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育次長。 ○教育次長(丸谷統一郎) 医師法の関係ですけれども、先ほど議員がおっしゃったように、緊急時に、そのときに使うということであれば医師法にはならないというふうに認識をしております。  また、保育所の場合なんですけれども、小さいお子さんですので、保護者とかときちっと話をしまして、その子のかばんの中にその子用という形でしておりまして、ほかの子に使うようにはしないということがマニュアルにはしております。  その子供がその園にいるということについても消防署とはもう事前に連絡をとるようにしておりまして、何かあったときには早く対応できるような、そういった対応もしております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 24番、石津一美議員。 ○議員(24番 石津 一美) ありがとうございました。  学校関係でお聞きしたいんですけども、公立の学校、あとの結果の私立とかほかの学校のほうはどうでしょうか。全部全体的にみんなマニュアルとかいうのはつくられてるんでしょうかということ、お願いいたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育次長。 ○教育次長(丸谷統一郎) 先ほど申しましたように、学校につきましては、学校におけるアレルギー疾患対応マニュアルということがありまして、しっかりとしておりますし、教職員についても研修をしているということであります。  ただ、私立につきましては、ちょっとこちらで把握ができないということがあります。  小・中学校につきましては、基本的にはやはり本人が持っていて、本人がするということが基本ということで、保護者等のほうも話をしているんですけれども、やはり低学年になるとできないとかいうことがありますので、学校によっては本人が持っている場合、それから教室と職員室で保管している場合、それから保健室等に保管しているという場合もあったり、それぞれ個人ごとに対応をしてるということにしております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 24番、石津一美議員。 ○議員(24番 石津 一美) どうもありがとうございました。  そしたら、これで私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で石津一美議員の質疑、質問は終わりました。 ──────────────────── ○議長(嶋﨑 宏之) 暫時休憩いたします。  再開は午後1時。     午前11時09分休憩 ────────────────────     午後 1時00分再開 ○議長(嶋﨑 宏之) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  次は、11番、竹中理議員。(拍手)      〔竹中 理議員 登壇〕 ○議員(11番 竹中 理) 11番、会派豊岡市議会公明党の竹中です。少しですが、会派名が前回より変わっております。よろしくお願いいたします。  今議会の最後の質問者となりました。2期目の改選後、初めての質問が最後の大トリということで、身が引き締まる思いです。いつになく緊張しております。ことしの最後、とり年の大トリをしっかりと最後まで頑張ってやっていきたいと思います。終わりよければ全てよしとなるよう、最後までしっかりとお聞き取りをよろしくお願いいたします。  10月22日の市議会議員選挙におきましては、本当にことしの選挙は忘れられない選挙となりました。いろんな意味で異例ずくめ、まず突然の衆議院の解散、そして1週間の選挙の前倒し、そして選挙期間中の雨、雨で、最後は投票日の台風接近、そして4時間の時間の繰り上げと、本当にいろんな選挙を私も応援したりとかしておりますけども、こういう選挙は本当に初めてでありますし、本当に記憶に残る選挙です。  皆様の多くの応援をいただき、党員、支持者の皆様、また友人にご支援をいただき、再び市政壇上へ送っていただきました。感謝申し上げます。選挙を通じて多くの方から多くの要望や相談を受け、精査をして、できることもあり、できないこともありますが、これからもあくまでも市民目線に徹して、市政に反映できるよう、邁進してまいります。また、自分自身の議員力を高めていきます。本日の質問の大半がこの選挙の中でお聞きした内容となっております。  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  1つ目の項目は、市長総括説明の中から5つ質問をします。  まず、若者応援事業「TOYOOCOME」についてです。UIターンをさらに進めるために、市内事業者が提供する支援や市が行う助成等を集約し、まち全体で若者を応援している姿勢を示す、非常によい取り組みだと思います。  具体的には、自動車購入特典やレジャー施設利用割引、航空機運賃の助成などです。パッケージにしてパンフレットなどを作成するために現在、協議を行っているということですが、自動車教習所に係る助成を行ってはいかがでしょうか。豊岡で暮らすには、自動車は不可欠です。豊岡に帰ってくるタイミングまたは豊岡を離れるタイミングでこの助成があれば感謝されると思います。  次に、就学援助システムについてです。これは、きのうの上田議員も質問されていましたので、内容の説明は重複しますので結構ですので、1点だけお聞きをします。この新しいシステムの導入によって、必ず入学前に援助できるのは確実かどうか、確認だけさせてください。  次は、図書館活用促進についてです。これもきのう質問がありましたが、ことしの2月、豊岡市と平田オリザさんが作成された豊岡市図書館未来プランは5年プランですが、その中で利用者アンケートがあり、その中の項目の一つに図書館をさらに活発に活用するために読書手帳を交付してほしいと希望する声が多いとありました。  この読書手帳は、全国の公明党地方議員が率先して推奨し、多くの市町村で実施されております。例えば、東京のあきる野市では、読書意欲の向上を図るため、自身の読書履歴が一目でわかる読書通帳、読書手帳を導入をされました。まず、小学3、4年生を対象に中央図書館で取り組まれ、利用者がふえたと報告があります。読書手帳とは、借りた本の記録をシールに打ち出し、手帳に張ることで、自分が読んだ本を記録するものです。システムを導入し、ICチップなどで自動的にする方法もありますが、手作業で手帳をつくられている2種類のやり方があります。豊岡市の中央図書館でもぜひ導入を提案をいたします。  次に、公共施設整備基金についてです。これもこれまでの議員が多く質問されておりますので、重複は避けたいと思います。公共施設だけに限定し、基金を見える化をしたということは、非常にいいことであると評価をしております。1つだけ質問いたします。基金創設の経緯とメリット、デメリットをお聞かせください。  次に、敬老会補助金廃止に伴う高齢者福祉施策についてです。これも多くの議員の議論をお聞きしているところですが、1質では1点だけお聞きをいたします。  まず、市民の声を聞く中で、非常に使い勝手が悪いのではないかとか、これまでも申請や報告手続が大変で老人クラブの方の負担が大きいのではないか、また以前提案ありました地域コミュニティに一括交付し、自由度をつけるほうがよいという意見をお聞きをしております。これに対しましてどのように思うか、お聞かせをください。  2項目めは、初めて質問いたしますけども、持続可能な開発目標、SDGsといいます、の取り組みについてです。SDGsとは、貧困や格差、気象変動などの課題解決に向け、国連加盟国が2016年1月から2030年末の達成を目指して取り組む持続可能な開発目標のことをいいます。私たち公明党は、人間の安全保障の理念を盛り込む紛争の温床を絶つことにつながるSDGsの達成へ向けて、全力で取り組むことを決めています。国連では、SDGsに関するハイレベル政治フォーラムが開かれており、国際社会の取り組みも加速してきています。  政府は、2016年5月にSDGs推進本部を設置し、同年12月にはSDGsの実施指針を策定しており、2020年度からは我が党の要望を踏まえて、次期学習指導要領にSDGsの理念を反映することも決まっております。  1つ目の質問として、豊岡市は市職員の意識改革としてこのSDGsの取り組みをされているかどうか、またされておられたら状況をお聞かせください。  2つ目として、今後、12年間の基本構想や4年間の市政経営方針で将来の未来像として小さな世界都市を掲げ、メッセージを全世界に発信しようとしています。これは、SDGsの目指す理念と合致するものだと思います。本市でも企業や民間団体との連携のもと、世界の貧困や格差の解消につながるような特定分野において、具体的なSDGsの推進に取り組むべきではないかと考えますが、市のご見解を伺います。  3つ目として、そういった意味で、以前から何度か質問をしております食品ロス、いわゆる食べ残しをなくす運動、フードバンクに企業などの連携をしながら取り組んでいただきたいと思いますが、いかがですか。  4つ目として、市民活動の盛り上がりはどうか、以前にも聞きましたが、その後、どのようになっているか、また今後どのように市としてバックアップするかをお聞かせください。  3つ目の項目は、第7期介護保険事業計画についてです。  来年度、平成30年から実施される第7期介護保険計画は、来年3月に策定完成予定です。現在、完成に向けて取り組まれていますが、まず1つ目の質問をいたします。検討委員会の状況をホームページ等で資料等を拝見させていただく中で、1つ知りたいのは、日高地域での訪問医療、訪問介護の状況をお聞かせください。  2つ目の質問は、地域包括ケアシステム、在宅介護体制の充実についてです。可能な限り住みなれた地域で生活を継続できるような包括的な支援、サービス提供体制の構築を目指す地域包括ケアシステムですが、このほど、豊岡市の地域包括ケアシステムの拠点として、日高地域がモデルとなる予定ですが、最初にまずお聞きしたいのが、兵庫県の施策として取り組まれている地域サポート型特養施設というものがあると聞きますが、豊岡市では何施設取り組まれておられるのか教えてください。  次に、小学校区ごとの家事援助の種類や配食サービスの事業内容、また対象者、回数など教えてください。また、そのような生活支援サービスをどこに相談すればよいか、また今後、市民の方がそういった生活支援サービスを知りたいときに何を見ればよいか、何かよいツールのようなものがあるのか、お聞かせください。  最後の項目は、市民要望より2つご質問します。  1つ目は、以前より何度か質問しております梶原区の内水問題についてです。このたびの台風18号、21号においても完全に浸水をしておりました。きのうの浅田議員の答弁の中にもありましたが、鎌谷川の農業用排水路があけっ放しになっていたことも原因ではありますが、地元梶原区の長年の悲願でもありますこの水路ですが、改善されれば地元の方も大変喜ばれると思いますが、進捗状況はどのようになっておりますか、お聞かせください。  最後に、豊岡市のごみ袋についてです。以前にもうちの会派の議員が質問をいたしましたが、ごみ袋を結ぶときに非常に結びにくいという声を大変多く聞きます。切り込み等を入れて結びやすくしていただきたいと思いますが、ご見解をお聞きします。また、予算的に大きくなるのでしょうか。ならないのであれば、ぜひともご検討をお願いします。  以上で1回目の質問とし、あとは質問席にて行います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、若者応援事業「TOYOOCOME」についてお答えをいたします。  「TOYOOCOME」というのは、豊岡にカム、あるいはカムバックを縮めたものでありますけれども、UIターンを促進しようとするときの旗印になっております。現在、就職戦線の状況が圧倒的な売り手市場になっていて、そして学生の方々が以前よりもさらに福利厚生の充実度合いを企業を選ぶ際の一つの指標にしてきてるということが言われています。この点から見ますと、中小零細企業が圧倒的である豊岡の企業というのは、もうその時点で都市部の大企業との間にすごく差がついてしまっているということがございまして、これに何か少しでも対応できないかということから、今回のようなことを考えた次第です。  その際に、個々の企業が大企業の福利厚生に匹敵するものをつくるってことはもうほとんど不可能でありますので、私たちのは町ぐるみでこんなに皆さんを応援してるという、そのメッセージを伝える。仮に町中のものをそろえてみたところで、社宅があるわけではありませんし、福利厚生の施設なんかもこれはどう考えても難しいと。  ただ、例えばでいきますと、豊岡にはウェルストークがあります。ウェルストークの利用料金というのは、都市部の通常のああいった施設に比べて約半額でありますので、これも実は福利厚生と言えるのではないかというような発想からです。  今申し上げましたようなことから、UIターンをさらに進めるために、市内事業者が提供する支援や市が行う助成等を集約して、まち全体で若者を迎える姿勢を示して、豊岡で働く魅力をアップするとともに、言うなれば冷静な比較ということよりもまちを挙げて応援してるというその姿勢でもって情に訴えていこうというような、そういった狙いがございます。  想定してるメニューといたしましては、現在、自動車購入特典やレジャー施設利用割引、それから航空運賃助成などでありまして、各事業者と順次協議を進めてるところです。既に市が持っている、先ほど言いましたような航空券の助成制度なんかもともとあるわけでありますけれども、それ以外にもなるほどなと賛同いただけるような民間の企業がおありになれば、そのものも加えていきたいということで順次、協議を進めているところです。  本事業では、市が新たな負担をしてまで支援メニューをつくるということは考えておりません。まち全体で応援してるというその雰囲気でもって示していこうということでございますので、市が新たに何か税金を突っ込んでやるということではなくって、より多くの企業に、意気に感じてメニューを提供いただければなと、こんなふうに考えてるところです。  そんなことですので、現在のところ、自動車教習所に係る補助も自動車教習所自体がまけちゃるわとおっしゃれば、もちろんそれにこしたことはないんですけれども、市のほうで税金を突っ込んでまでということは考えておりません。今後、事業者から新たな支援策等でご協力いただける申し出があった場合には、随時協議を行いまして、追加していきたいというふうに考えているところです。またぜひ議員におかれましてもここは、してもらえそうだというような情報がございましたら、お寄せいただければ大変助かります。  その他につきましては、それぞれからお答えをさせていただきます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育次長。 ○教育次長(丸谷統一郎) 私からは、就学援助システムを導入することにより、入学前に援助が確実にできるかどうかということについて、お答えいたします。  就学援助システム導入後は、認定に必要な世帯情報、所得情報をこれまでは担当者が閲覧し、それぞれ転記していたものから、コンピューターで一元管理することで、認定に関する事務を迅速に行うことができるようになります。さらに、支給事務においては、これも担当者が1件ずつ振り込み処理をしていたものを、システムによる一括振り込み処理が可能となります。これにより、新入学児童生徒学用品費の入学前支給についても平成31年度入学予定者分から就学援助システムを利用した認定及び支給事務を行うため、迅速かつ確実に保護者へ入学前支給ができるものと考えております。  なお、平成30年度、来年度の新入学者につきましては、システム導入前ではありますが、申請の受け付け時期を早めることで、手作業で今年度中に支給するようにしたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 地域コミュニティ振興部長。 ○地域コミュニティ振興部長(岸本 京子) 私からは、図書館の活用促進のご質問についてお答えをいたします。  豊岡市では、子育て中の世代の方を中心に、家族間で行う読み聞かせを記録する家読ノートがありますが、システム化された読書手帳の導入はしておりません。一部利用者の方から、読書記録が欲しい、あるいは借りた本の履歴を残したいなどという要望がございます。例えば、通帳記録機型の自動印字式を導入する場合ですけれども、議員がご質問の中にありましたように、新たなシステム費用だけで6カ所ございますので、250万円程度必要と試算をしております。図書館の次回システム更新時に、例えば、利用の効果ですとか他自治体の利用状況もお聞きするなどして研究をしたいとも思いますし、その更新時に改めて検討はしていきたいとは考えております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 政策調整部長。 ○政策調整部長(土生田 哉) 私のほうからは、公共施設整備基金の基金設立の経緯等についてご答弁申し上げます。  公共施設再編計画は昨年11月に策定をいたしました。その過程の中で、議員各位からもこの再編計画を実行するための財源はどうするのかというご質問を多数いただいておりました。これまでから、市のほうでは、災害だとか将来の財源不足への備え、また今後必要となっていく公共施設の老朽化対策の財源として財政調整基金を積み立てているんだというご答弁を申し上げておりました。  しかし、財政調整基金条例では、災害や経済事情の変動等により財源が著しく不足する場合に取り崩すというふうにしておりますので、公共施設の老朽化対策としての使途、これは余りに明確になっておりませんでした。昨今、国で行われている地方財政を取り巻く議論の中でも、地方が持っている基金についてのご議論があり、使途をもっと明確化すべきではないかということがございます。それらも見据えて、公共施設再編計画等に基づく公共施設の整備、除却等への使途をより明確にした公共施設整備基金を今回設置しようとするものでございます。  基金を設立のメリットでございます。基金を設置したメリットとしては、現在想定しております今回積みかえる70億円、これでもとても十分な額とは申せませんけども、特定目的基金として使途を限定したことにより、特定財源として扱うことで公共施設の整備、除却等の財源がより明確になります。また、基金の説明責任を十分に果たし得るものであろうというふうに考えております。  デメリットとしては、現在、特に考えられるものはないものと考えております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(久保川伸幸) 私のほうは、何点かのご質問をいただいております。  まず、敬老会補助金の廃止に伴います高齢者福祉施策の関係ですけれども、敬老会の補助金ですとか老人クラブの活動費補助金などの申請や実績報告ということで、高齢者の方々を中心に書面の作成が面倒であるとか、手間が大変だというようなお声は聞かせていただいております。  そこで、今回提案している事業につきましても一定のご報告をいただくという必要はありますけれども、事務手続を極力簡素化し、負担感のないものとなるように努めたいというふうに考えております。  また、見守り事業を老人クラブ連合会にお願いしますことにつきましては、老人クラブ連合会からご提案をいただきましたものと同様の趣旨であったということから、具体的な手法について一緒に検討していきたいということで考えたものでございます。  また、地域コミュニティに一括交付をしたほうがというような声があるということでのお尋ねですけれども、地域コミュニティにつきましては、本年度スタートしたばかりという中で、各地区コミュニティに一律にこうした新しい事業を展開を検討いただくというのは、現時点では難しいのではないかというふうに考えております。  ただ、地域コミュニティにおきましても今回提案をさせていただいております事業の引き受け手ということになって活動をいただければという期待は、いたしているところでございます。  次に、食品ロス、フードバンクへの関与ということでのお尋ねをいただいております。本市では、豊岡市社会福祉協議会に委託をして実施をしております生活困窮者自立相談支援事業の中で、緊急食料支援事業という名称でフードバンクを展開いたしております。食料を必要としている生活困窮者に対して、食料を提供するという取り組みを行っているものでございます。
     この事業は、食品ロスの解消を目的としたものではなく、生活再建に向かうための必要な取り組みということで、社会福祉協議会の善意銀行の預託金や市民等からの寄附によって食料等を調達しているものでして、現時点では十分賄えている状況にございます。  このようなことから、本市としましては、フードバンクの取り組みは食品ロスを解消する上でも有効な一つの取り組みだということで認識はいたしておりますけれども、今のところ、積極的に関与するということで考えてはおりません。  次に、第7期介護保険事業計画の関係でのお尋ねです。  日高地域の訪問診療、訪問看護の実情についてのお尋ねですけれども、訪問診療を実施している医療機関は市全域で36カ所あるというふうにお聞きをいたしております。実施している医療機関名については公表されていないため、実際に日高地域での実施医療機関数については把握をできておりません。  次に、介護保険の訪問看護についてですけれども、市全域で23事業所がありまして、日高地域ではこもれび訪問介護事業所、市社協の日高ヘルパーステーション、同じく市社協の日高西ヘルパーステーション、またたじま荘訪問介護事業所のこの4事業所がございます。  次に、訪問看護についてですけれども、訪問看護ステーションの数は、市全域で7事業所ございます。日高地域では、在宅介護センター豊岡リハビリ対応型訪問看護ステーションリガレッセ、それから南但訪問看護センター日高サテライトのこの2事業所がございます。  次に、地域サポート型特養のことについてのお尋ねですが、市内の地域サポート型特養としましては、特別養護老人ホームたじま荘と、特別養護老人ホームこうのとり荘の2施設がございます。  地域サポート型特養といいますのは、高齢者の在宅生活を支援するために、生活援助員等を配置して、地域住民を対象に24時間体制の見守り等を行う特別養護老人ホーム等で、県の認定を受けたものを言います。優遇措置としまして、初年度の設備費及び賃金の一部助成がございます。  しかし、この事業は平成28年度の募集を最後に、現在、新規認定は行っていないと県からお聞きをいたしております。本事業は、高齢者施策として有効な事業ですので、県が事業を終えたこともあり、市としては、市の既存事業の組み合わせ等により補完していきたいというふうに考えております。  次に、小学校区ごとでの家事援助、配食等のサービス体制ということでのお尋ねでございます。  まず、公的な家事援助サービスですが、要介護認定者を対象とするホームヘルプサービス、また要支援認定者等を対象とした介護予防給付相当サービス、さらに要支援認定者等のうち専門的な支援の必要がない方を対象とする支え合い生活支援サービス、また、65歳以上のひとり暮らし高齢者等で介護認定を受けていない方を対象とした軽度生活援助事業のサービスの4種類がございます。  これらサービスの内容によりまして、提供主体というのは異なっておりまして、介護保険事業所が行うものと、介護保険外の民間事業者が行うものがございます。またこのうち、支え合い生活支援サービスは小学校区ごとで、その他のサービスは市全域を対象としたサービスということになってございます。  次に、配食につきましては、市が事業者に委託をして、おおむね65歳以上で調理が困難なひとり暮らしの高齢者などを対象に、週3回を上限として、食の自立支援事業のサービスを地域支援事業の中で実施をいたしております。また、市内では、民間の配食サービス事業者も有償でサービスを提供いたしております。  家事援助と配食は多様な事業主体によるサービス提供で、議員お尋ねのような体制ということでなってきているというふうに考えます。  なお、これらのサービス事業の利用につきましての相談につきましては、市もしくは地域包括支援センターということで対応をいたしております。  生活支援サービスの内容はどんなものかというようなところですけれども、生活支援サービスは地域支援事業の中に位置づけられた高齢者の在宅生活を支えるサービスということで、見守り、外出支援、買い物や調理、掃除といったような家事の援助等がございます、家事支援がございます。  地域包括ケアシステム構築の日高地域作業部会では、住みなれた地域で暮らし続けることを目的に、生活支援サービスに加えまして介護事業所、医療機関、買い物ができる場所、集いの場所等々地域にある社会資源をまとめた地域資源整理表を作成いただいております。この社会資源整理表は、介護や福祉の関係者を初め、市民の方々にも活用いただけるようにしたいということで考えておりますけども、現段階、個人事業者名もございますので、こういったことを含めております関係から、周知の方法や更新の方法等について現在、社会福祉協議会のほうと調整をさせていただいてるという状況にございます。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(谷岡 慎一) 私からは、SDGs(持続可能な開発目標)について答弁をさせていただきます。  SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年に国連で定められた目標でございまして、貧困、教育、生物多様性など17の目標と169のターゲットから成るものでございます。  本市では、本年9月9日に国際開発学会と共催でSDGsをテーマとしたシンポジウムを開催し、市民、市職員に対してその理念や意義についての啓発を行いました。その中で、第一線で活躍する専門家がSDGsの現状を説明するとともに、再生エネルギー、教育、生物多様性などSDGsのさまざまな分野において豊岡で活躍している方々との意見交換が行われました。  SDGsの実施に当たりましては、国、市民社会、国連機関だけではなくて、地方自治体でも取り組むことが求められています。本市では、特にSDGsを意識して取り組んできたわけではありませんが、生物多様性の推進、ジオパークのような自然遺産や城崎、出石のような歴史的景観に配慮したまちづくりなど、SDGsの目標に合致した取り組みを進めてきました。日本国内でも地域レベルでの実践について、滋賀県、北九州市がシンポジウムなどを行っているところです。また慶応義塾大学を中心として企業や自治体をつなぐ取り組みが始まっておりまして、事務レベルで連携を深めているところでもありますので、本市での実践について検討してまいりたいと考えています。  また、市民活動の状況や盛り上がり、また今後のバックアップをどうするのか、こういったことについてもご質問がございました。  豊岡における民間企業や市民団体のSDGsの取り組みについて、特に把握してるわけではございませんけれども、豊岡でのSDGsシンポジウムにおいて、再生エネルギーや教育などに携わるSDGsに関心の深い方々がいらっしゃいまして、そうした方々と第一線で活躍する専門家との間で積極的な意見交換が行われたところでございます。  今後は、慶応義塾大学等の研究機関などとの連携状況を踏まえながら、市民社会との連携についても検討を進めてまいりたいと考えています。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上下水道部長。 ○上下水道部長(小島 成貴) 私からは、梶原区からいただいております要望について、お答えさせていただきます。  梶原区の雨水幹線整備については、平成13年当時、境界確定ができなかった地権者の相続人を確認し、9月27日にご本人とお会いしまして、当時行った用地境界の経緯につきまして、相互に確認を行いました。また、雨水幹線整備の計画につきましても説明を行いまして、事業協力いただけるとの前向きな回答をいただいております。  今後は、地元区や関係地権者とともに、事業実施に向けて調整を図り、来年度には用地測量に向かいたいと考えております。以上でございます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 市民生活部からは、ごみ袋の切り込みにつきましてお答えをいたします。  指定ごみ袋に切り込みを入れることは考えておりません。主な理由は、経費の増嵩でございます。切り込みを入れますには特殊な加工機械が必要でございまして、市内2社の業者は所持をしておりません。導入には1台当たり約1,000万円以上の高額な導入資金が要るといったことと、維持費も必要と聞いております。その結果、指定ごみ袋の作成委託業務には、1年当たり数百万円程度の増額になるものと思われます。  なお、市外の業者に生産を委託しますと、納期がおくれるリスクがあります上に、経費の増嵩、また輸送コストの増加や長距離輸送に伴う二酸化炭素、CO2の排出量の増加につながることなども考えられます。  以上のことから、現時点では切り込みを入れるということは考えていないということでございます。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) それぞれありがとうございました。  順次、質問していきたいと思います。  まず、市長に答弁いただきましたTOYOOCOMEです。これも相談を受けて、改めてうちに来てほしいと言われて、選挙中だったんですけど行って、もともと大阪の方なんですけども、大阪から但馬に引っ越しされて美容師さんされてるんですけども、子供がまた帰ってこれるように、何かいろいろ市でも考えてるんだけども、一番但馬はもう車が絶対必須だと。もう車がないと生活できない。その中で、子供たちが喜ぶのはやっぱり車の免許取るときに、この豊岡、地元でできたら取りたいなっていうね、思いがすごい言われるわけです。1人だけじゃなしに何人かそういう形で、とにかくこの地方創生っていうか、人口減少の対策をする中で、何とか1人でも求められるものがあるんならば、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思うんですけども、先ほどの答弁のほうでは、新たな予算としては考えられないということであるわけですけども、今後、そのメニューというのはもうずっと変わらないっていう方向で考えてよろしいんですか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 環境経済部長。 ○環境経済部長(上田 篤) このTOYOOCOME応援事業につきましては、この12月議会で補正予算として82万円ご提案いたしております。これはPR用のリーフレット、例えば、市内の民間事業者の方のいろんな支援、応援、市の応援ていうものをパッケージにしてお伝えする、UIターンを考えてる方たちに。これはできましたら、予算の議決いただきましたら、2月13日に大阪で2019年卒、大学だったら今の3回生なんですけど、を対象とした企業研究会、交流会を大阪で開催して、その後、3月13日には県等と合同企業説明会を開催しますんで、その際にぜひそのリーフレットをパッケージにした応援のメニューをつくって、それをリーフレット等でお知らせする、プラス、ジョブナビ豊岡という就職とか企業情報をウエブでどんどん発信してまして、そちらのほうでもご紹介するっていうことでございますんで、もう今後、どんどんそういう基本的に市が財政負担を伴わない応援を、民間事業者の方が企業力でどんどんどんどんメニューに加えていくということも可能であるというふうに思ってますし、ぜひふやしていきたいと、応援メニューをというふうに考えてます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) ぜひ、市のほうでも働きかけていただいて、先ほど言いましたように、教習所のほうにも声かけていただきながら、またほかの事業のほうもそういった一つ一つふやしていただけたらなというふうに思います。  特に本当にこの但馬は車が必要です。若者を、今、若者が車離れっていうふうに言われてますけど、今はちょっとだんだんと盛り返してきてるような感じもあります。そうした形で豊岡で住む上では車っていうのは非常に必須だと思います。それの一つでも補助になって、少しでも若者が来ていただけたらなというふうに思ってます。  ちなみに、私の娘もことし高校を卒業して春から外に出て、Uターンの予備軍でございますけども、ぜひ4年後ぐらいにはそれが可能になってたらええなというふうに思っております。  以上でここは質問終わります。  それから、就学援助システムのことで、これにつきましては前の議員の方への答弁で詳しく説明をお聞きをしましたので、特にはあれなんですけども、一つ、以前僕は高校の就学、そういう支援金が県のほうのやつであるのが非常におくれてる、それは県のほうの教育委員会のほうでちょっとおくれているようなことを前、ちょっと質問したことがあると思うんですけども、これは県のほうも同時に同じようなそういう形で早くなったりとかする予定はあるんでしょうか。わかっておれば、ちょっとここでわからないかもわからないですけども。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育次長。 ○教育次長(丸谷統一郎) 済みません、県立の学校等については、ちょっと把握しておりません。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) こういう形で今まで、例えば、手作業でやってたこの縦割りで、例えば、市民閲覧はそこまで見に行って調べて、手作業で調べておったりとか、課税台帳を見てやってたのをこのシステムによって早くなるということは、非常に早くなるということはいいなというふうに思いますけども、ただこれはそういう候補者というか、予定者が早く決まるっていうことであれなんですけど、現場の事務の方、例えば、学校関係とかの事務の方の声を聞くと、根本的なのはそういう就学援助ができるかどうかもわからない人たちがいて、どこに聞いたらいいのかわからない。当然、民生委員さんとかそういう聞き取りにもなると思うんですけど、非常に民生委員さんにそういうことも敷居が高いという方もおられるという現実があります。そういう方の人たちのもうちょっとこう寄り添うというか、今、申請主義っていうか、申請をしないとできないっていう体制じゃなくて、自動的にっていうか、そういうことができるようなことがあればさらにもっといいんではないかなと思いますけども、そのことはどういうふうに、どうでしょうか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育次長。 ○教育次長(丸谷統一郎) さきの議員のときにもお答えいたしましたけれども、かなり生活が困窮しているという状況の中でも自分は頑張りたいという方もあって、必ずしも全員がそれを求めていないというケースもあるということがありまして、こちらから自動的にってするのではなくて、あくまでも申請という形でさせていただいてます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) そこまでもわからない方っていうか、何ていうんでしょう、就学、例えば、こういうものがありますよ、どうしますかっていうことを聞いてあげることも大事だと思うんですけども、そういうことができたらもっと支援することになると思うんですけど、こういうことは難しいと思いますけども、どうでしょうか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育次長。 ○教育次長(丸谷統一郎) 今、従前に入学説明会とかそういったときにこういう制度がありますということは説明をさせていただいてます。  やっぱり仮に就学とは別にして、例えば、学校に子供さんが入られて、そのときにやっぱり用意できるものができないっていうようなケースがあるようであれば、先生方からも保護者に対してこういう制度もありますよということもできるようにしておりますので、そういったことでいろんな機会を捉えて、制度については周知していきたいといってますし、今後もそれを続けていきたいというふうに思っております。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) ありがとうございます。ぜひ漏れのないようにというか、1人でもしっかりできるようによろしくお願いします。  それから、図書館活用促進ですけども、これは先ほどの答弁のほうで、システムを導入するのに250万円かかるということなんですけども、これシステムはいつ更新されて、あと何年後ぐらいにシステム新たに更新される予定っていうのはいつぐらいでしょうか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 地域コミュニティ振興部長。 ○地域コミュニティ振興部長(岸本 京子) およそシステム5年程度で更新をしております。それこそ今のもう機械の種類がメンテナンスができないような状態になるような機種になってしまえば、またそれを早める可能性があると思うんです。たしか27年度に更新をしたところだと思いますので、しばらくまだかかると思います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) 確認しますけど、30年度っていうんですか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 地域コミュニティ振興部長。 ○地域コミュニティ振興部長(岸本 京子) そのころになろうかと思っています。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) この読書マップっていうのは、余り知らないかもわからないんですけど、非常に読書の、すごく本を読みたいっていうのの意欲につながるっていうことで、読書通帳とも言うんですけども、例えば、銀行のATMで預金通帳へ記録するようなタッチパネル方式で、子供でも簡単に操作できて、読書意欲が高まるということで、先ほどもあきる野市とかで成功されて、ほかにもいっぱいあるんです。これはICチップで自分の読書記録が残せるということで、これは1冊300円とかで購入してもらうっていう、そういうふうな形です。  それは、そういうふうにされてるのは多分、システムが更新時のときにたまたまそういうふうな議論があって、私はちょっと質問するのが遅かったんですけども、いろんな各市町村でちょうどそのタイミングのときに、できたら読書通帳を機械でできるようにというふうなことも提案をされてるところが非常に多くて、今、市町村でたくさんされてます。  機械でできなくても、例えば、手作業、手の通帳をつくるということもしようと思えばできるんです。要は、図書館の利用率をどう広めていくかっていう観点で、1人でも、あの手この手でいろんな形でやっていくっていうのは、すごく、こないだ、きのうの教育長のお話にもありましたけども、本を読むということは非常に学習能力が高まるというふうなこともおっしゃいましたけども、それにあわせて、ぜひ次のシステム導入、まずは機械でやるのと手作業でやるのとちょっと分けて考えないといけないと思うんですけども、とりあえずは手作業でもできる方向でもやろうと思えばできると思うんですけども、ここですぐにっていうのはできないと思いますけど、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 地域コミュニティ振興部長。 ○地域コミュニティ振興部長(岸本 京子) 先ほどの答弁で大変失礼しました。32年度の更新になると思います。申しわけございませんでした。  それから、今、議員がおっしゃいましたように、自書型といって自分で記録を残す、養父市さんがそれを導入をしておられますし、新温泉町でもそのような形かなというふうに情報を得ております。それから、シール型といって、マーケットに行ってレシートのような、ああいう形で出てきたものをそこに張りつけるというものと、先ほど申し上げました通帳型という3種類があるというふうには聞いているんですけれども、それぞれちょっと近隣市町で養父市、新温泉、篠山も導入しておられますので、ちょっと利用状況をお尋ねをしてみたんですけれども、それぞれ小学生、それから一般用ということで配っておられるようですけれども、ちょっとその利用状況は、やはり個人に渡してしまうので、どのように自書して記録をしておられるかが把握ができていないというようなこともお聞きをしていますので、もう少し費用をかけたり、どちらになっても、手書きであっても印刷をして、デザインですとか冊子にしなくてはいけませんので、費用がそれなりにかかってこようかと思いますので、その効果も含めて、教育委員会もまたご意見を頂戴いたしながら、研究をとりあえずさせていただくことが先かなというふうに思っております。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) 教育長は今のお話聞いて、どのようなご感想でしょうか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 教育長。 ○教育長(嶋 公治) 読書記録を残すというのは非常に効果があるということで、そのシステム導入以前にも今、幾つかの学校で読書記録を残して、それを交流しながら、読書意欲の喚起をするというような取り組みを進めています。  ただ、教育学というか、現場でいいますと、それはあくまでも入口なので、小学校の低学年、中学年に関しては外発的な動機づけで読書意欲の喚起につながるんですけども、高学年とか中学校になるとなかなかうまくいかないので、総合的に考えて、図書館の利用促進というよりも、教育委員会としては読書が好きになるとか、たくさん本を読むとか、そういうような観点で、うまくそれが使えるようであれば地域コミュニティと協議をしながら考えていけたらなというふうに思いますけども。あの手この手で、先ほど言われたように、子供たちの読書推進していきたいというふうに思っています。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) ありがとうございます。ぜひこの機会というか、タイミングいいところでシステム導入できるようであればお願いしたいのと、手作業でももしそういった形でできるのであれば、取り組みがなされれば図書館の利用も少しは活用されるんじゃないかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  ちょっと順番を変えますけども、市民要望についてということで、先ほど言いました梶原区のことですけども、もう一度ちょっと確認すると、地権者の方に9月27日にご本人とお会いして一応、了解を得てるということですね。来年度の用地測量の予算を今、申請中ということでよろしいですか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 上下水道部長。 ○上下水道部長(小島 成貴) 来年度要望として用地測量費も今後、要求はしていきたいとは考えております。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) ありがとうございます。非常に長年、ずっと長い間、そういうふうに苦労されてる地元の方もしっかりまた喜ばれると思います。それも含めて、少しでも早く進んでいけるようにお願いしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  それから、ごみ袋の件です。これちょっと自分のとこの党の話なんですけども、今年度、香美町に公明党の議員が合併後初めて空白区が入って、一応3市2町の中に公明党議員が全部できまして、丹波、篠山も含めて10人の議員が誕生したわけなんですけども。もっと言えば兵庫県の中でもあと神河町が空白区になってまして、神河町が来年選挙ありまして、それが議員が誕生しますと兵庫県全部の市町村でうちの党の議員が誕生すると、これはちょっと余談ですけども。  何が言いたいかというと、今回も新しい議員も含めていろんな形の情報交換をすごいやられるようになりまして、LINEでグループつくりましていろんな情報交換する中で、今回、ごみ袋の話がたまたま、市民相談の中から非常に結びにくい、ちょうど切り口が、写真も、きょう出せれないんですけども、一番上のところがぽこんぽこんと漢字の山みたいな感じで、空白が2カ所あるような、ああいう切り口、大体そういうとこも同じでした。  まず最初、香美町の議員の方が写真を送ってきていただいて、あ、これいいな、あと新温泉もうちもやってます、朝来もやってます、丹波、篠山も、ああ、ちょっと済みません、丹波はわからないですけども。  という形で、一応そういう形のネットワークができたからそういうことがわかったわけなんですけども。以前もうちの議員が質問したときに、前の答弁ではたしか、非常に、結べるのは結べるんだけども、何かごみの量が少なくなるからとかという話の答弁をお聞きしたような記憶もあるんですけども、先ほどは維持費が1,000万円、年間数百万円かかるということなんですけども、その辺はどうして豊岡だけできないのかな、豊岡だけできないという言い方はあれですけども、そういう民意というか、そういう市民の方の声もあったと思うんですけども、その辺はありましたか、市民の声みたいなの。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 平成26年度に夏ごろに市民の方から2人ほどそういったご意見をいただきまして、内部で検討いたしました結果、今おっしゃられた香美、新温泉は実際取っ手というか、切り込みを入れられていると。ただ、こちらのほうは海外に生産を委託をされているようでございまして。私どもの考え方としては、海外生産というのはやはり粗悪品が出る可能性もございますし、過去の例からいきまして、輸送費も高くつくといったことや、それからCO2が長期の輸送で発生をするといった観点から、環境を扱う私ども市民生活部としては適当ではないという結論で、海外生産に頼ることのない方法でということで市内の業者にお願いをしたんですけれども、先ほどご答弁したような経費が増嵩するといったことでやめた経緯がございます。  実は市民の方のそのご意見を26年いただきましたときに、その翌年1月25日付の市の広報でその結論ということではないんですけれども、小さな記事で申しわけなかったんですけれども、取っ手つきのご要望がありましたと、ただ製造価格の上昇や市内業者の受注のこと、それから環境影響の面から導入を見送ります。要望に応えることができませんがご理解くださいといったようなことを広報のほうでも27年1月25日でお知らせをして、それ以降、直接、私どものほうにご意見等をいただいたということはございません。以上でございます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) 何ていうんでしょう、子ども医療費のことを引き合いに出してもあれだと思うんですけども、経費がかかるというのは当然かかると思うんです。だけど、私が聞いているのは10数名の声なんですけども、何ていうんでしょう、もっと市民の方に寄り添ったことができないのかなと思うんですけど、田中部長とかはごみ結んだことあります。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 私も平成26年のときに、お声をいただきましたときに取っ手つきのものとそれから取っ手のないものとでどれだけ量が入るだろうということでペットボトルを入れてしましたら、議員さんおっしゃるとおりで全く同じ本数が入りましたので、容量は変わらないという結論でございます。  ただ、実はそれ以外にもごみの価格のことですとかご議論いただきましたので、ことしの7月に指定ごみ袋のアンケートといったものを、対象の方が環境衛生推進委員さんという、各地区で2名から3名お願いしてる方ですので、そういったごみの意識については高い方だと思うんですけども、そういった方に質問させていただきましたときに、今現在のごみ袋の使い勝手はいかがでしょうかということで、不便ではないという方が7割を、78%ですからもうほぼ80%に近い方でございますし、不便であるといった方は約20%、そのうちに値上がりしてもいいので切り込み、取っ手をつけてほしいといった方は2割のうちの25%でございますので4分の1ですので、全体で見ますと5%程度だったというアンケートの結果がございましたので、私どもの今のごみ袋の形についてはご理解をいただけてるんではないかというふうに考えてるということでございます。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) 私もほぼ毎日、まあ、毎日じゃない、結んでおりまして、ごみを入れれば入れるほどすごく苦労して難しいんです。本当に切り込みがあれば、もうすごく簡単なんです。北但行政の中で香美町と新温泉がやってる、豊岡だけやってないというのは何かあるのかな、ないかもしれませんけど、なぜそういう発想がないのかな、ぜひお願いしたいなというふうに思うんですけども。必ずもう絶対できないことなんですかね、予算的に。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市民生活部長
    市民生活部長(田中 道男) 香美、新温泉に比べまして私ども豊岡市のごみの袋の量といいますのは大変たくさん消費させていただいております。燃やすごみ袋だけで年間300万枚を超える枚数を今、お使いをいただいておりますが、その単価が、おおむねですけども大体10円前後というのが1枚当たりの単価なんですけれども、1円、例えば影響が出ましても300万円の値上がりといいましょうか、経費増になりますので、そういったことを考えますとごみの手数料のことに反映するといったことも考えられますので、今現在のやり方で、先ほど申し上げましたアンケートの結果も含めて、経費のこと、それから市民の方の要望の観点から、豊岡市としては今のものを継続していきたいというふうに考えてるということでございます。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) 議員というのはいろんな予算があって、それをどう分配していくかというのが仕事だと思うんです。特に我々は本当に福祉というかそういった生活者の目線でそういうことを提案しているわけなんですけども、ぜひご検討いただいて、何かいい答えが出ればありがたいなというふうに思いますが、答弁にはないんですけど、市長、その辺どうでしょうか。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 先日来の議論とよく似たような話だと思うんですけれども。  要するに、確かに結ぶの便利なんですけれども、それつくると、この真ん中のところがごみとして出てきます。それ潔しとするのかどうかです。そして、先ほど来、答弁させていただいてますように、そういった切り込み入れる加工機を市内の業者は持っていませんので、そうしますと豊岡でつくれるのに、それわざわざよその業者のものを買うのかどうか、香美、新温泉は海外からと聞いておりますけれども、そうしますとわざわざ海外でできたものを船か何かに乗せて持ってくる輸送のコストや、その間に消費されるエネルギーをよしとするのかどうか、そういうことを含めた上で果たして市民の皆さんどっち選ばれますかということではないかと思うんですね。  機械そのものも業者自体が持っておりませんので、そうすると業者に対してそれ買えということを言うことになります。もしこの業者が、うち、そんな投資しないと言われたらほかから買わなければいけない、わざわざ買わなければいけない。  そういうのを丸ごとで考えてみますと、確かに結ぶのは、私もたまに結びますのでわかるんですけれども、果たして本当、市民の皆さんはそれ望まれるのかどうか、何もご存じないときには、もちろんこっちが便利に決まってますし、隣でできてるじゃないかとこういう話になるんですけども、今申し上げましたような事情をご説明してなお多くの市民が、いやいや、やっぱりそうだとおっしゃるのかどうかというと、私は豊岡の市民の皆さんは恐らく環境という観点から、完全に賛成とまで言わなくっても、そういうことなら仕方がないのかなというふうに追認をいただけるんじゃないかなと、こんなふうに思っております。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) 大変時間が、とってしまいましたので、ちょっとまた次の議論にしたいと思います。  地域包括ケアなんですけども、たくさん質問し過ぎてちょっとあれなんですけども、豊岡市は何年か前、ことしでしたっけ、みとり日本一という非常に栄誉あるあれをいただいてると思うんですけども。特に本当に日高が今度モデル地域ということでなっていく、その中で地域包括ケアシステムの拠点としてなるために、やっぱり訪問医療と訪問介護、この辺の充実が大事だと思うんですけども。  私が質問をして少し進歩したなと思うのは、先ほど言われました社会資源整理表というやつですね。要は地域の方に、ここの地域はここにお店があって、ここに何か自転車屋さんがあって、ここに例えば訪問医療ができるそういう場所があるという、そういうマップみたいな感じですね。市民の方にそういうしっかりと開示する、見せる化していくということがすごくこれから大事だと思いますので、そういったことでは今回ずっと見させていただいてて、それは一歩進んで、さらにもう少し言えば、そこの病院の開示をもう少ししていただけるような形というのはもっともっと必要性を感じていただいて、いろんな医師会の方、全ての方、感じていただいて、少しでも早く進めていけるようにできたらいいなと思いまして質問終わります。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で竹中理議員の質疑、質問は終わりました。  以上で通告に基づく発言は終わりました。  これをもって上程議案に対する質疑並びに市の一般事務に関する質問は終局いたします。  ただいま議題となっております報告第21号及び報告第22号並びに第133号議案から第178号議案については、お手元に配付しております議案付託分類表のとおり、それぞれ所管の委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程追加 第179号議案ないし第189号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。この際、第179号議案、豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について、ほか10件を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  第179号議案、豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について、ほか10件を一括議題といたします。  これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○市長(中貝 宗治) ただいま議題となりました第179号議案、豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について、第180号議案、豊岡市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定についてほか、関連する補正予算議案9件についてご説明申し上げます。  去る8月8日に行われたことしの人事院勧告は、月例給、ボーナスともに平成26年度から4年連続となる引き上げとなりました。その主な内容は、1、民間給与との格差0.15%を是正するために、初任給を1,000円引き上げるとともに、給料月額の平均0.2%の引き上げ、2、期末勤勉手当の年間0.1月分の値上げというものです。国においては、この勧告内容に基づく関係法案が第195回国会に提出され、去る12月8日に可決成立しました。本市としましても、人事院勧告に準じて一般職の職員及び特別職等について給与改定を行うべく、関係条例の改正並びにこれに伴う補正予算を提案するものです。  議案の詳細につきましては、担当部長からご説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 市長の説明は終わりました。  続いて、議案ごとの説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(成田 寿道) それでは、追加議案書の1ページのほうをごらんください。179号議案、豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、人事院勧告に準じて、一般職の職員の給料月額及び勤勉手当の支給割合等を改定しようとするものです。  12ページをごらんください。主な内容につきましては、条例案要綱により説明申し上げます。  まず、1の改正の内容の(1)でございます。本年度12月期の勤勉手当の支給割合について、0.85月分を0.95月に0.1月、引き上げようとするものでございます。また、行政職給料表及び医師職給料表について、給料月額を引き上げようとするものです。改定後の給料月額につきましては、議案の2ページから10ページに掲げております別表第1、別表第2のとおりでございますので、ご清覧いただきたいと思います。  次に、(2)、平成30年6月期以降の勤勉手当については0.95月を0.90月に改めることとしております。  続きまして、1の(3)、(4)です。豊岡市一般職の任期つき職員につきましても、職員の給与条例に準じて給料月額の引き上げ等、所要の規定の改正を行おうとするものです。  続きまして、2の附則でございます。(1)及び(2)は、施行期日等を定めるものですが、1の改正内容の(1)の給料月額の引き上げについては平成29年4月1日から、勤勉手当に関する規定については12月期の勤勉手当の支給基準日である12月1日から適用し、1の(2)及び(4)につきましては平成30年4月1日から施行するというものです。  次に、(3)につきましては、1の改正内容の(1)の改正に関し、必要な経過措置等を定めようとするものです。  なお、教育長につきましては、豊岡市教育長の給料等に関する条例の規定により、一般職の職員の例によることとなっております。  続きまして、28ページをごらんください。第180号議案、豊岡市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。本案も人事院勧告に準じて改定しようとするものでございます。  30ページをごらんください。条例案要綱によりご説明申し上げます。  1の改正の内容の(1)につきましては、本年度12月期の市長等の期末手当について、6カ月以上の在職の場合、2.225月を2.325月に0.1月引き上げようとするものでございます。また、6カ月未満の短い在職期間の場合の支給割合について、それぞれ整理しようとするものでございます。  (2)につきましては、平成30年度以降に支給する期末手当については、6月支給を2.075月分から2.125月分に、12月支給を2.325月分から2.275月分とし、年間で0.1月分を引き上げようとするものです。また、6カ月未満の短い在職期間の場合の支給割合についても、それぞれ整理しようとするものでございます。  なお、市議会議員の皆さんの期末手当につきましては、豊岡市議会の議員の議員報酬等に関する条例の規定により、市長等の例による割合を乗じて得た額となります。  続きまして、2の附則、(1)、(2)についてです。施行期日等を定めるものですが、12月期の期末手当については支給基準日である12月1日から適用、また、平成30年度以降の期末手当については、平成30年4月1日から施行しようとするものであります。  続きまして、補正予算の説明を申し上げます。  今回追加で提案しております補正予算については、一般会計につきましては、人事院勧告に準じて職員の給料月額、勤務手当等の改定及び市議会議員の改選に伴うものでございます。その他の会計につきましては、人事院勧告に準ずる改定に伴うものでございます。  まず、33ページをごらんください。第181号議案、平成29年度豊岡市一般会計補正予算(第8号)についてでございます。歳入歳出にそれぞれ3,578万円を追加して、予算の総額を563億3,522万1,000円としております。  詳細については43ページ以降に議会費以下、それぞれ関係する科目に計上しておりますので、ご清覧いただきたいと思います。  次に、69ページをごらんください。第182号議案、平成29年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第4号)についてでございます。  これにつきましても83万4,000円を増額補正しようとするものでございます。  次に、81ページをごらんください。183号議案、平成29年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予算(第2号)でございます。  これについては8万1,000円を増額補正しようとするものでございます。  次に、93ページをごらんください。第184号議案、平成29年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。  これについても9万8,000円を増額補正しております。  次に、105ページをごらんください。185号議案、平成29年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。  98万5,000円を増額補正しております。  次に、117ページをごらんください。186号議案、平成29年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第4号)についてでございます。  33万4,000円を増額補正しております。  次に、129ページをごらんください。187号議案、平成29年度豊岡市水道事業会計補正予算(第3号)についてでございます。  第3条の収益的支出の75万5,000円と、第4条の資本的支出の28万1,000円の合計、103万6,000円を増額補正を行うものでございます。  次に、137ページをごらんください。188号議案、平成29年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第3号)についてでございます。  第3条、収益的支出の56万1,000円と第4条、資本的支出の28万3,000円の合計、84万4,000円の増額補正を行うものです。  最後に146ページをごらんください。189号議案、平成29年度豊岡市農業共済事業特別会計補正予算(第2号)についてでございます。  事業勘定の欄に38万7,000円の組み替え補正を行っております。  説明は以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で上程議案の説明は終わりました。  これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  ただいま議題となっております第179号議案ほか10件については、お手元に配付いたしております12月14日追加提案分の議案付託分類表のとおり、それぞれ所管の委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程追加 請願・陳情の付託について ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。この際、請願・陳情の付託についてを日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  請願・陳情の付託についてを議題といたします。  新たに議長において受理いたしました陳情1件については、お手元に配付いたしております文書表のとおりであり、所管の委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で本日の日程は終わりました。  この際、お諮りいたします。明15日から25日までを委員会審査等のため休会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  次の本会議は、12月26日午前9時30分から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。      午後2時18分散会 ────────────────────...