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平成28年第3回定例会(第1日 9月 2日)

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  1. 豊岡市議会 2016-09-02
    平成28年第3回定例会(第1日 9月 2日)


    取得元: 豊岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    平成28年第3回定例会(第1日 9月 2日) ────────────────────────────────────────────────      平成28年第3回豊岡市議会定例会(第1日)                            平成28年9月2日(金曜日) ────────────────────────────────────────────────                          平成28年9月2日 午前9時30分開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 報告第15号 専決処分したものの報告について       専決第12号 損害賠償の額を定めることについて      報告第16号 平成27年度決算に係る実質赤字比率連結実質赤字比率、実質公            債費比率及び将来負担比率の報告について      報告第17号 平成27年度決算に係る資金不足比率の報告について      報告第18号 放棄した債権の報告について      報告第19号 豊岡まちづくり株式会社第21期の決算及び第22期の事業計画に関            する書類について      報告第20号 株式会社日高振興公社第22期の決算及び第23期の事業計画に関す            る書類について      報告第21号 株式会社シルク温泉やまびこ第12期の決算及び第13期の事業計画
               に関する書類について      第81号議案 豊岡市過疎地域自立促進計画の変更について      第82号議案 物件購入契約の締結について      第83号議案 農作物共済に係る無事戻金の交付について      第84号議案 畑作物共済に係る無事戻金の交付について      第85号議案 園芸施設共済に係る無事戻金の交付について      第86号議案 物件購入契約の締結について      第87号議案 平成27年度豊岡市水道事業剰余金の処分について      第88号議案 平成27年度豊岡市下水道事業剰余金の処分について      第89号議案 豊岡市地域コミュニティに関する条例制定について      第90号議案 豊岡市立多目的集会施設の設置及び管理に関する条例及び豊岡市            立公民館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第91号議案 豊岡市企業立地促進条例の一部を改正する条例制定について      第92号議案 豊岡市営駐車場条例の一部を改正する条例制定について      第93号議案 豊岡市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例            制定について      第94号議案 豊岡市立城崎文芸館の設置及び管理に関する条例の一部を改正す            る条例制定について      第95号議案 豊岡市立神鍋高原観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第96号議案 豊岡市立放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第97号議案 豊岡市農業委員会委員等定数条例制定について      第98号議案 豊岡市証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第99号議案 平成28年度豊岡市一般会計補正予算(第5号)      第 100号議案 平成28年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正             予算(第2号)      第 101号議案 平成28年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正             予算(第2号)      第 102号議案 平成28年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算             (第1号)      第 103号議案 平成28年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)      第 104号議案 平成28年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第2号)      第 105号議案 平成28年度豊岡市霊苑事業特別会計補正予算(第1号)      第 106号議案 平成28年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第1号)      第 107号議案 平成28年度豊岡市水道事業会計補正予算(第1号)      第 108号議案 平成28年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第1号)      第 109号議案 平成28年度豊岡市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)      第 110号議案 平成27年度豊岡市各会計歳入歳出決算の認定について      第 111号議案 平成27年度豊岡市水道事業会計決算の認定について      第 112号議案 平成27年度豊岡市下水道事業会計決算の認定について      第 113号議案 平成27年度豊岡市農業共済事業特別会計決算の認定について             (以上40件、一括上程、説明) 日程第5 意見書案第7号 民泊に対して地域の実情に応じた運用が可能な法制化を求め              る意見書の提出について              (以上1件、説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決) 日程第6 監報第6号 例月現金出納検査結果報告について         ───────────────────────────────                  本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4  報告第15号 専決処分したものの報告について      専決第12号 損害賠償の額を定めることについて      報告第16号 平成27年度決算に係る実質赤字比率連結実質赤字比率、実質公            債費比率及び将来負担比率の報告について      報告第17号 平成27年度決算に係る資金不足比率の報告について      報告第18号 放棄した債権の報告について      報告第19号 豊岡まちづくり株式会社第21期の決算及び第22期の事業計画に関            する書類について      報告第20号 株式会社日高振興公社第22期の決算及び第23期の事業計画に関す            る書類について      報告第21号 株式会社シルク温泉やまびこ第12期の決算及び第13期の事業計画            に関する書類について      第81号議案 豊岡市過疎地域自立促進計画の変更について      第82号議案 物件購入契約の締結について      第83号議案 農作物共済に係る無事戻金の交付について      第84号議案 畑作物共済に係る無事戻金の交付について      第85号議案 園芸施設共済に係る無事戻金の交付について      第86号議案 物件購入契約の締結について      第87号議案 平成27年度豊岡市水道事業剰余金の処分について      第88号議案 平成27年度豊岡市下水道事業剰余金の処分について      第89号議案 豊岡市地域コミュニティに関する条例制定について      第90号議案 豊岡市立多目的集会施設の設置及び管理に関する条例及び豊岡市            立公民館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第91号議案 豊岡市企業立地促進条例の一部を改正する条例制定について      第92号議案 豊岡市営駐車場条例の一部を改正する条例制定について      第93号議案 豊岡市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例            制定について      第94号議案 豊岡市立城崎文芸館の設置及び管理に関する条例の一部を改正す            る条例制定について      第95号議案 豊岡市立神鍋高原観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第96号議案 豊岡市立放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の一部を            改正する条例制定について      第97号議案 豊岡市農業委員会委員等定数条例制定について      第98号議案 豊岡市証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例制定            について      第99号議案 平成28年度豊岡市一般会計補正予算(第5号)      第 100号議案 平成28年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正             予算(第2号)      第 101号議案 平成28年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正             予算(第2号)      第 102号議案 平成28年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算             (第1号)      第 103号議案 平成28年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)      第 104号議案 平成28年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第2号)
         第 105号議案 平成28年度豊岡市霊苑事業特別会計補正予算(第1号)      第 106号議案 平成28年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第1号)      第 107号議案 平成28年度豊岡市水道事業会計補正予算(第1号)      第 108号議案 平成28年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第1号)      第 109号議案 平成28年度豊岡市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)      第 110号議案 平成27年度豊岡市各会計歳入歳出決算の認定について      第 111号議案 平成27年度豊岡市水道事業会計決算の認定について      第 112号議案 平成27年度豊岡市下水道事業会計決算の認定について      第 113号議案 平成27年度豊岡市農業共済事業特別会計決算の認定について             (以上40件、一括上程、説明) 日程第5 意見書案第7号 民泊に対して地域の実情に応じた運用が可能な法制化を求め              る意見書の提出について              (以上1件、説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決) 日程第6 監報第6号 例月現金出納検査結果報告について         ───────────────────────────────                    出席議員(22名)          1番 関 貫 久仁郎         2番 前 野 文 孝          3番 浅 田   徹         4番 椿 野 仁 司          5番 井 垣 文 博         6番 松 井 正 志          7番 西 田   真         8番 青 山 憲 司          9番 広 川 善 徳         10番 竹 中   理          12番 奥 村 忠 俊         14番 上 田 倫 久          15番 木 谷 敏 勝         16番 升 田 勝 義          17番 嶋 﨑 宏 之         18番 福 田 嗣 久          19番 野 口 逸 敏         20番 伊 賀   央          21番 井 上 正 治         22番 伊 藤   仁          23番 村 岡 峰 男         24番 上 田 伴 子         ───────────────────────────────                    欠席議員(なし)         ───────────────────────────────                    欠  員(2名)         ───────────────────────────────                   事務局出席職員職氏名   局長         松 本 幹 雄  次長        羽 尻 泰 広   主幹兼庶務係長    前 田 靖 子  主幹兼議事係長   宮 代 将 樹   調査係長       木 山 敦 子  技能職員      藤 井 正 吾         ───────────────────────────────                 説明のため出席した者の職氏名   市長         中 貝 宗 治  副市長       真 野   毅   副市長        齋 藤 哲 也  技監        山 田   弘   政策調整部長     杉 本 正 憲  総務部長兼会計管理者                                 森 田 敏 幸                       地域コミュニティ振興部長   防災監        垣 江 重 人            岸 本 京 子   市民生活部長     田 中 道 男  健康福祉部長    福 井 周 治   環境経済部長     井 上 隆 俊  環境経済部参事   上 田   篤   コウノトリ共生部長  天 野 良 昭  都市整備部長    井 上 良 一   城崎振興局長     井 瀬 邦 夫  竹野振興局長    宮 嶋 俊 夫   日高振興局長     和 藤 久 喜  出石振興局長    榮 木 雅 一   但東振興局長     谷 岡 慎 一  消防長       中 島 幾 良   上下水道部長     小 島 成 貴  教育委員長     深 田   勇   教育長        石 高 雅 信  教育次長      丸 谷 統一郎   代表監査委員     多 根   徹  監査事務局長    藤 本 正 行   農業委員会長     平 田 敏 通  農業委員会事務局長 上 野 吉 弘                       総務課長兼選管事務局長   選挙管理委員長    畠 中 隆 夫            成 田 寿 道   総務課参事      宮 本 和 幸         ─────────────────────────────── ◎議長挨拶 ○議長(椿野 仁司) おはようございます。  開会に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。  去る7月21日、22日の2日間にわたり、市内6地域で議会報告会を開催いたしました。  173人の市民の方にご参加いただき、地域コミュニティ公共施設再編計画、道路整備、空き家対策、若者の雇用、国民健康保険税など、市政各般にわたり多くのご質問、ご意見を賜りました。  議会といたしましては、市民の皆様の生の声を真摯に受けとめ、今後の議会活動を通して市政に反映させてまいりたいと、決意を新たにしてるところであります。  稲穂が黄金色に染まり、朝夕、秋の気配が漂い始めるようになりました。  本格的な台風シーズンの到来でもあります。台風23号の教訓を忘れず、備えに万全を期するとともに、災害のない穏やかな日々を心から願うものであります。  さて、議員各位にはご健勝にてご参集を賜り、本日ここに、平成28年第3回豊岡市議会定例会を開会できますことは、市政にとってまことに喜ばしい次第であります。  今期定例会に上程されます案件は、報告、事件決議、条例案、補正予算案及び平成27年度各会計決算認定議案の合計40件であります。  これらは、いずれも重要な案件であります。議員各位には、市政推進の見地から慎重にご審議を賜り、適切妥当なご決定をいただきますとともに、円滑な議会運営に格別のご協力をいただきますことをお願い申し上げ、開会のご挨拶といたします。 ────────・──・────────      午前9時30分開会 ○議長(椿野 仁司) ただいまの出席議員数は22名であります。よって、会議は成立いたします。  ただいまから平成28年第3回豊岡市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。 ────────・──・──────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(椿野 仁司) 日程第1は、会議録署名議員の指名であります。  会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、井上正治議員上田伴子議員の両議員を指名いたします。 ────────・──・──────── ◎日程第2 会期の決定 ○議長(椿野 仁司) 次は、日程第2、会期の決定についてであります。  この際、議会運営委員長の報告を求めます。  16番、升田勝義議員。 ○議会運営委員長(升田 勝義) 今期定例会の議事運営について、ご報告いたします。  まず、会期につきましては、本日から9月30日までの29日間といたしております。  次に、日程につきましては、本日は、諸般の報告の後、当局提出議案を一括上程し、市長の提案説明並びに各部長等による議案ごとの説明を受けます。  続いて、本日提出されました意見書案第7号を上程し、説明の後、委員会付託を省略し、質疑、討論、表決いたします。  さらに、監査報告を受理し、散会することとしております。  次に、明9月3日から9月11日までは、議案熟読のため休会とし、この間、9月6日の正午を質疑、質問の通告締め切りといたします。  9月12日に本会議を再開して、15日までの4日間を質疑、質問に充て、質疑、質問が終局した後、各上程議案を所管の委員会に審査付託いたします。  次に、9月16日から29日までを休会とし、その間、20日、21日及び23日を委員会審査に充て、30日に本会議を再開して、委員長報告、質疑、討論、表決を行い、今期定例会を閉会することとしております。  以上、報告のとおり、今期定例会の議事運営について、よろしくご協力をお願いいたします。以上です。 ○議長(椿野 仁司) お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月30日までの29日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(椿野 仁司) ご異議なしと認めます。よって、会期は、29日間と決定いたしました。 ────────・──・──────── ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(椿野 仁司) 次は、日程第3、諸般の報告であります。  まず、早水政策調整部参事より、本日の会議を欠席する旨の申し出がありましたので、ご了承願います。  次に、当局より議案にかかわる正誤表が提出され、お手元に配付しておりますので、ご了承願います。  次に、議会関係の資料として、去る6月定例会における委員会意見・要望及び当局処理状況、6月3日以降の議会活動報告書並びに委員会開催の日程表をそれぞれお手元に配付しておりますので、ご清覧願います。  続いて、去る6月定例会において可決されました意見書案第2号、次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修見直しに関する意見書ほか4件の意見については、国会及び関係行政庁に対して送付・要望しておきましたので、ご報告いたしておきます。  この際、齋藤副市長から兵庫県後期高齢者医療広域連合議会定例会の会議結果等について発言を求められておりますので、これを許可いたします。  齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) おはようございます。  それでは、去る8月16日に開催されました平成28年第2回兵庫県後期高齢者医療広域連合議会定例会の会議結果について報告をいたします。  この定例会では、お手元に配付しております資料1、提出議案等の概要のとおり、当局から、認定第1号、平成27年度兵庫県後期高齢者医療広域連合一般会計歳入歳出決算認定の件から、同意第2号、兵庫県後期高齢者医療広域連合広域連合長選任の件の7件と請願1件の計8件について審議が行われました。内容につきましては、記載のとおりでございます。  次のページ、資料2をごらんください。会議結果について申し上げます。  認定第2号、特別会計決算認定につきましては、一部の議員から所得の低い層に対し短期保険証資格証明書を発行すべきでない、保険料軽減のために財政安定化基金をもっと活用すべき等の意見が出されましたが、賛成多数により認定されました。  また、請願2号につきましては、後期高齢者医療の保険料はもとより介護保険料など社会保障に係る高齢者の負担はふえ続け、高齢者の生活はいよいよ苦しくなっている。保険料の軽減特例措置を廃止することなく維持継続してほしいとの趣旨で提案されましたが、賛成少数につき不採択となりました。  その他の議案につきましては、全て格別異議なく、原案のとおり可決、同意されました。  次に、議案第15号の特別会計補正予算につきましては、平成27年度の繰越額から市町国県等返還金精算額等を差し引きました決算剰余金給付費準備基金へ積み立てるため基金積立金として31億8,806万円が増額補正されました。  一般質問では、高齢者の生活は年々厳しくなる現状にあり、保険料軽減策を継続するよう広域連合長として国、県への意見具申を行うべきとの発言がありました。  なお、議案書、配付資料につきましては、議会事務局に提出いたしておりますので、ご清覧ください。  また、広域連合のホームページにも議案等が掲載されておりますので、ご清覧いただければというふうに思います。  以上で報告終わります。 ○議長(椿野 仁司) 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(椿野 仁司) ないようですので、以上で諸般の報告を終わります。 ────────・──・──────── ◎日程第4 報告第15号~報告第21号及び第81号議案~第113号議案 ○議長(椿野 仁司) 次は、日程第4、報告第15号から報告第21号まで及び第81号議案から第113号議案まで、専決処分をしたものの報告についてほか39件を一括議題といたします。  これより市長の提案理由の説明を求めます。  市長。      〔中貝宗治市長 登壇〕 ○市長(中貝 宗治) おはようございます。  平成28年第3回豊岡市議会定例会の開会に当たり、議員各位のご健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろのご精励に対し深く敬意を表します。  兵庫県の友好県である、フランス・アヴェロン県オーブラックで開催された、水をテーマにした文化イベントに招かれ、温泉文化について講演するとともに、本市のPRと誘客促進を強力に行いました。  あわせて、日本政府観光局パリ事務所自治体国際化協会パリ事務所などの関係機関を訪問し、本市の海外戦略の取り組みについて理解を求め、プロモーションへの協力のお願いをしてまいりました。  8月31日には、岡山県奈義町と先端的まちづくりに関する連携協定を締結しました。奈義町は子育て支援を通じ、平成26年合計特殊出生率日本一子ども歌舞伎の取り組み、豊岡市はコウノトリの野生復帰やアーティスト・イン・レジデンスといった、お互い小さなまちながらも先端的取り組みを進めており、お互いの情報やノウハウの交換を進めようというものです。今後は、お互い切磋琢磨しながら、地方創生の道を切り開いてまいります。  さて、今議会に私から提出いたします案件は、報告事項7件、事件決議8件、条例10件、予算11件、決算4件の合計40件です。  それでは、当面する市政の諸課題及び提出議案の主なものについてご説明申し上げます。  第1に、安全に安心して暮らせるまちに関連する内容について申し上げます。  まず、水害時における市民の安全確保推進事業についてです。  この事業は、当初、ことし3月までの予定で行政区単位の防災マップ等の作成を進めてきましたが、国の新たな浸水想定区域図の公表がおくれたため、10月末まで期間を延長しているものです。  国の新たな浸水想定区域図は、激特事業の効果を盛り込んだ1,000年に1回の洪水規模と100年に1回の洪水規模の2種類となっていますが、本市の防災マップは、より現実に即した100年に1回の洪水規模で作成することとしています。  また、避難経路等の検討に役立つように、地図の縮尺を従来の1万5000分の1から、自宅がどこにあるかを確認できる3000分の1程度とし、水害・土砂災害防災マップに標高マップと白地図を加えた3種類のマップをセットにしています。  このほかにも土砂災害警戒区域や堤防が決壊した場合の家屋倒壊危険区域を表示するなど、いざというときの避難に役立つよう工夫を凝らしました。  これらの地図を各区、町内会で有効に役立てていただけるように、活用方法についての説明会を11月ごろから順次、地区公民館単位で開催し、これにあわせ全世帯に配布することとしています。  次に、医療費適正化対策について申し上げます。  医療の高度化、調剤費の急騰等により、急激に医療費が高騰し、今年度の国保税額が、財政調整基金等の投入を行ってなお対前年度比9.8%の増となりました。  そこで、医療費の適正化を促進するために、過去1年間の国保医療のレセプトデータ及び保健事業の特定健診データから、豊岡市の医療費の現状分析を行います。そのデータを医療費適正化事業・保健事業の推進や重複受診、頻回受診、重複服薬患者の指導に役立てます。  データに基づく分析結果の確定に3カ月程度を要しますが、分析結果をもとに短期並びに中長期的な保健事業の実施計画を策定し、保健事業の推進と医療費適正化対策に努めてまいります。  第2に、人と自然が共生するまちに関連する内容について申し上げます。  まず、自然再生アクションプラン策定事業についてです。  現在、野外で暮らす90羽を超えるコウノトリのうち、約50羽が豊岡にすんでいます。野外の繁殖も順調で、数もふえていますが、遺伝的な偏りのほか、野外のコウノトリが郷公園の給餌に頼っていることなど、コウノトリもすめる豊かな自然の再生はまだまだ不十分な状況にあります。  このため自然再生アクションプランを策定し、豊岡における自然再生をさらに進めていきたいと考えています。  豊岡のコウノトリ生息環境を、これまでに蓄積されたデータにより整理、分析することで、科学的根拠に基づいた自然再生を実践するための方法や支援策を構築します。プランは平成29年度末の策定を目指します。  プラン策定後は、人と生き物が共生できる自然再生活動を、多くの生き物が育む可能性のあるエリアにおいて、市民みずからが中心となって取り組むことを目指します。  次に、クリーンパーク北但の状況について申し上げます。  4月1日から開始したタクマグループによる試運転調整を活用したごみの全量受け入れは、事故もなく順調に稼働してきました。7月31日には、外構工事や進入路の舗装など全ての工事が完成し、8月7日に関係各位により竣工式が開催されました。  8月1日からは、運営会社であるほくたんハイトラストに引き継がれ、本稼働しています。  なお、試運転調整期間中は、進入道路での計画収集車両や持ち込み車両等による渋滞は見受けられず、周辺住民からの悪臭や騒音等施設に対する苦情などもなかったと聞いています。  4月から6月の廃棄物搬入量の状況は、豊岡市が7,179トンで3市町全体の74.9%となり、北但行政事務組合が平成24年度一般廃棄物処理計画で予測した割合より1.9ポイントの増となりました。香美町は14.5%で0.6ポイントの増、新温泉町は10.6%で2.5ポイントの減となりました。  今後は、学校や各種団体にごみの資源化工程や環境展示を見学していただいたり、ビオトープや散策道が整備された周辺エリアで資源と環境の大切さを学んでいただく施設として活用することとしています。  第3に、持続可能な「力」を高めるまちに関連する内容について申し上げます。  まず、アンテナショップ運営状況についてです。  東京・有楽町のアンテナショップコウノトリの恵み豊岡は、開設から5年が経過しました。  5年目となる昨年7月からことし6月までの総売上高は、4,122万円となり、4年目の3,968万円と比較し3.9%増加しています。総売上額が初めて4,000万円を超えたため、業務委託契約に基づき、日和山観光株式会社から営業料として7万5,000円を市に支払っていただくこととなります。  購入者数も、4年目の4万8,022人から4万8,815人と、対前年度比較で1.7%増加しています。  これらは、前年に引き続き首都圏で開催した豊岡エキシビションや、キハチ青山本店とのコラボレーションイベントなどへの出張販売により、認知度が向上したことが要因であると考えています。また、新商品の販売や市内の農家と連携したオーガニック野菜等の特別販売を定期的に行ったことなども奏功したと考えられます。  東京達徳会、東京県人会、入佐会東京支部総会等への出張販売も実施しており、豊岡出身者のふるさとへの愛着と誇りを高める機会としての役割を果たしています。  ことし5月には、アンテナショップのある東京交通会館イベントスペースで、但東中学校MISSON IN TOKYOと題し、但東中学校3年生が地域特産の販売と豊岡市のPR活動を行う場としても活用されました。  今後も、安定的な経営を基盤とした上で、引き続き豊岡市のブランドイメージを売り出す情報発信拠点としての機能を果たすように努めてまいります。  次に、外国人観光客の動向等について申し上げます。  昨年の豊岡市内に宿泊した外国人の延べ人数は3万4,318人で、前年と比較し約2.3倍の大幅な増加となりました。  ことし4月から6月の第2・四半期は1万1,939人で、前年比1.37倍となり、引き続き順調に増加しています。第1・四半期、第2・四半期を合わせると2万2,481人で、前年比1.57倍になります。  誘客のターゲットとしている欧米豪の第2・四半期は、前年比で欧州が1.08倍、北米が1.42倍、豪州が1.20倍の伸びとなりました。  外国人宿泊客が最も多い城崎地域の第2・四半期は1万934人で、前年同期8,091人の1.35倍となりました。豊岡地域は580人で、昨年284人の2.04倍、竹野地域は383人で、昨年71人の5.39倍となっており、城崎温泉以外のエリアにも外国人観光客が訪れるようになっています。  平成26年8月からCIR(国際交流員)として市のインバウンド事業に従事してきたイギリス出身のサマンサ・バロウさんが任期を終えて離任し、新たに2人のCIRが大交流課に着任しました。カナダ出身のモーガン・ハレルックさんとフランス出身のノロ・ランドリアさんです。2人ともインバウンド事業に従事し、外国人目線のプロモーションや受け入れ体制整備を行い、外国人観光客の誘客強化を図ってまいります。  次に、コウノトリ育むお米の海外販路開拓に向けた取り組みについて申し上げます。  コウノトリ育むお米の海外市場を開拓するため、昨年度から海外の市場調査に関する業務を東邦物産株式会社に委託し、販売を重点的に推進する3カ国を選定しました。  この重点推進国の一つ、アメリカ・ニューヨークで開催された日本食レストランエキスポの視察に、昨年度職員を派遣しました。その結果、期待できる商談会であると判断したため、ことし9月24日に出展することとしました。  出展ブースでは、コウノトリ育む農法の説明や関連商品の展示を行います。また、現地の料理研究家・土井陽子氏に協力いただき、調理法や食べ方の提案をするなど、現地の方に受け入れていただけるよう出展の工夫をいたします。  また、9月1日から21日までの3週間、ニューヨーク・マンハッタンにある高級寿司・和食店ブラッシュストロークと高級フレンチレストランブーレイで、コウノトリ育むお米を使った料理を提供していただく試験事業を展開します。  この取り組みの結果等を踏まえ、関係機関と連携し、早期に本格的な輸出が図れるよう推進してまいります。  次に、IT企業の誘致について申し上げます。  IT(情報通信)技術の発達により、事業拡大を進めているIT関連企業では、地方移転やサテライトオフィス開設への関心が高まっています。  IT関連企業の誘致は、若者、特に女性が働きたいと思う企業を増加させることになり、U・Iターンを推進するために効果的です。  そこで、IT関連企業の立地優遇制度を拡充し、IT関連企業の誘致の推進を図るため、今議会に関係条例の改正案と補正予算を提出しています。  次に、Iターン就業者等シェアハウス整備推進補助金について申し上げます。  近年、かばん業界などを中心にIターンによる就労者がふえていますが、見知らぬ土地での生活は精神的に不安であるとともに、高額な家賃が家計を圧迫し、経済的にも厳しい生活となっています。  Iターンにより市内事業所で働く、または働くために学校へ通う39歳以下の若者に、低廉な家賃で、入居者同士が交流しながら居住できる住宅を最長3年間提供するため、既存住宅等をシェアハウスとして整備する費用に対し補助金を交付します。  これにより、豊岡市内に移住して就労する若者をふやし、移住定住の促進を図ってまいります。  次に、産業用地の造成について申し上げます。  市有地及び民有地で、直ちに企業が立地できる適地がないため、平成25年度に企業立地適地選定調査業務を実施し、以後、用地造成実施についての検討を続けてきました。  その結果、北近畿豊岡自動車道に関連し県が建設する県道但馬空港線の沿線土地が、最も実現性の高い場所であると判断し、企業立地用地として利用が可能かどうか判断するための調査を実施しました。  調査結果を踏まえ、産業用地としての整備を行うこととし、事業に必要な補正予算を今議会に提出しています。  次に、専門職大学の設置について申し上げます。
     豊岡の人口減少の最大の要因は、4年制の高等教育機関がないことなどから、高校卒業後の就職・進学期を中心に10代で大幅な転出超過が発生するのに対し、20代でのU・Iターンによる回復率がわずか35%程度しかないということにあります。  豊岡の地方創生にとって、4年制の高等教育機関の設置は、若者のU・Iターン促進とともに決定的に重要な政策課題となっています。  こうした中で、過日、中央教育審議会は、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関、いわゆる専門職大学の制度化に向けた答申を行いました。  この専門職大学は、地域の産業を支えることによって地域を支える人材の育成を目的とするもので、若者の進学による転出超過の抑制に役立つことはもとより、産業の活性化を通じてU・Iターンの増加にも大きく寄与するものと期待できます。  幸い、市内には県立但馬技術大学校があり、技術者養成の歴史とノウハウがあります。しかも、ものづくりにおける高レベルの技術者の必要性は、今後豊岡のみならず全国的に高まるものと考えられます。  また、豊岡では、城崎温泉を中心にインバウンド需要が劇的に増加しつつあり、基幹産業の一つである観光を支える高レベルの人材の必要性が今後ますます高まっていくものと想定されます。  特に、日本文化の魅力に引かれてくる外国人観光客への対応を考えると、観光を総合コミュニケーションと捉えた人材の育成は不可欠です。同時に、豊岡での実践教育は、観光立国を目指す我が国の地域人材育成の面でも大きな貢献につながるものと考えられます。観光立国を目指す他の国々からの留学生を呼び込むことも不可能ではありません。  教師を含め、さまざまな人材が集まることは、大きな地域活力の源泉にもなります。  同様のことは、但馬地域全体についても言えます。  そこで、過日、但馬3市2町共通の課題として、但馬技術大学校をベースにした県立の専門職大学を誘致することを市町長で合意しました。全国や海外からも学生を呼び込めるような、ものづくり技術系列、観光コミュニケーション系列等を柱とした、魅力的な4年制専門職大学の設置を知事に強く要望しました。同時に市町みずからの課題としても積極的に取り組む決意を伝え、知事からは検討するとの回答をいただいたところです。  今後、地方創生の戦略的事業として、但馬を挙げた取り組みを進めてまいります。  次に、お試し居住事業等の拡大について申し上げます。  長期間空き室となっている市営住宅の効果的な活用と移住定住促進施策として、但東町の久畑二ノ宮住宅の一部をお試し居住住宅事業として活用してきました。今後、さらなる定住支援を図るため、過疎地域に限定せず、事業を市内全域に拡大することとしました。  また、長期間空き室の市営住宅を市外から市内の大学へ進学する学生に提供することで、住宅にかかる経済的負担の軽減を図るとともに、学生の確保を支援したいと考えています。兵庫県立大学からも、学生用の住居整備についての要望が寄せられているところです。  このため、今議会に関係条例の改正案と市営住宅改修に係る補正予算を提出しています。  次に、北近畿豊岡自動車道の延伸に伴う道の駅の整備について申し上げます。  昨年度に実施した道の駅可能性調査業務においては、将来交通量予測をもとに本線とのアクセス方法や観光拠点への誘導性などから、4つの候補地を選定しました。  今年度は、庁内検討会でさらに候補地を絞り込み、導入機能・施設規模・管理運営手法等の検討を進めることとしていました。  こうした中で、国から、新たに事業化された豊岡道路の測量調査エリアを検討するため、(仮称)豊岡インターチェンジ付近での道の駅の可能性について、8月中旬までに回答が欲しいとの要請がありました。  そのため、候補地について経営の観点も踏まえ検討した結果、(仮称)豊岡インターチェンジ付近での可能性が高いと判断し、国に対し道の駅の可能性を含めた測量調査を依頼したところです。  今後は、国の測量調査結果をもとに、道の駅の規模やアクセス方法等を含めた整備の可能性について検討するとともに、庁内検討会で、整備に伴う導入機能や管理運営手法等の具体的な検討も進めていきたいと考えています。  次に、北近畿豊岡自動車道八鹿日高道路の開通記念イベントについて申し上げます。  今年度中に供用開始予定の八鹿日高道路の供用開始直前に、地域のさまざまな団体や市民で完成を祝うとともに、地域情報等を広く発信し誘客促進を図ることを目的とした開通記念イベントを実施したいと考えています。  具体的には、完成した道路やトンネルを使って、各地域の特色ある飲食や特産品を販売したり、豊岡への観光誘客につながる映像を上映し、イベント会場に来られた方々に豊岡の魅力を発信します。  今後の大交流の推進と地域経済の活性化に寄与するものとして、事業に必要な補正予算を今議会に提出しています。  なお、開通後の誘客対策については、現在、市内全域への広がりを検討しており、12月議会に補正予算を提出する予定にしています。  次に、移住定住促進について申し上げます。  今年度から大交流課に定住促進係を置き、移住定住の総合的な窓口を整備しました。窓口では仕事と住まい、暮らしについての情報を一元的に集め、移住や定住を考える方にわかりやすくお伝えしています。  また、移住促進に関するパンフレット・ポスター・動画等の作成・発信、都市部での移住相談会を開催するなど、さまざまな取り組みを進めています。  窓口での相談件数もことしの4月から7月は77人で、昨年同期の34人と比べ2.26倍と増加しており、移住への全国的な流れもあり、取り組みの成果が出始めています。  今後は、引き続き取り組みの推進と窓口での的確な対応を行うとともに、飛んでるローカル豊岡のスローガンのもと、市内外に豊岡の魅力と価値を浸透させるとともに、情報発信を行うことにより、さらなる増加を目指してまいります。  第4に、未来を拓く人を育むまちに関連する内容について申し上げます。  まず、子育て広場の整備についてです。  市内に公園施設は数多くありますが、子育て中の方からは小さい子供向けの公園を望む声を聞いています。そこで、子育て応援策の一つとして、旧市町単位に子育て広場として芝生広場の整備を検討します。  既存の公共用地等を活用し、実際に利用される子育て世代の声を生かして改修します。今年度は候補用地の絞り込みと子育て中の方に参加いただくワークショップにより意見聴取等を行い、来年度以降に設計・施工へと進めてまいります。  次に、小規模保育事業について申し上げます。  平成27年度施行の子ども・子育て支援新制度の中で、小規模保育事業が市町村の認可事業である地域型保育事業として位置づけられました。この事業は、多様な保育ニーズに対応するため、ゼロ歳から2歳児を対象に、定員6人から19人の少人数できめ細やかな保育を提供し、乳幼児の健やかな成長を支援するものです。  市内保育所では、平成25年度から4年間続けて待機児童が発生しており、ことし4月現在では16人となっています。その全員が豊岡地域の児童で、うち14人がゼロ歳から2歳児という状況です。  この待機児童の早期解消を図るために、保育ニーズの高い豊岡地域内で小規模保育事業の展開を促進したいと考えています。  なお、今議会に小規模保育事業のための施設改修費補助に係る補正予算を提出しています。  第5に、人生を楽しみお互いを支え合うまちに関連する内容について申し上げます。  まず、社会包摂(ソーシャル・インクルージョン)の推進についてです。  私たちは、障害のある人や他の国籍を持つ人など、さまざまな人々とともに日々を暮らしています。しかし、その関係は、支援する側とされる側という立ち位置になりがちです。  今、求められているのは、福祉という狭義の観点ではなく、さまざまな違いを互いに認め合いながら、皆に居場所と出番のあるまちづくりです。  社会包摂は、人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、社会の構成員として包み支え合うという理念・概念です。  豊岡市いのちへの共感に満ちたまちづくり条例に定める一人一人を尊重するまちづくりを推進するために、まずは市職員みずからが社会包摂の概念について理解・意識を深め、施策への反映を検討したいと考えています。  次に、出石文化会館の施設管理について申し上げます。  出石文化会館ひぼこホールは、平成6年の開館から22年経過しました。これまで、必要に応じて維持修繕を行ってきましたが、屋根や外壁の経年劣化が予想以上に進んでおり、屋根部材の落下も発見され、人的被害のおそれも出てきました。また、附属施設の地盤沈下も確認されています。  緊急措置として、部材落下が懸念されるエリアへの立入禁止措置や、屋根の応急措置を実施しています。  このような状況を受け、建物自体の老朽度調査を実施したいと考えています。  老朽度調査の結果と機能維持のために必要となる舞台設備等の大改修、地盤沈下対策の概要を踏まえ、ひぼこホールの今後について、検討を行ってまいります。  次に、日高文化体育館の改修について申し上げます。  日高文化体育館は、昭和62年の開館から29年経過しています。ことし5月には、外壁の一部が剥がれタイル破片が落下するなど、老朽化による施設の破損、劣化等が散見されるようになりました。  当施設は、災害時の避難所に指定していることから、安全性の確保を最優先する必要があります。  このため、緊急措置として外壁の全面的な点検を行うとともに、剥離等の劣化が著しい部分の改修を行い、建物の長寿命化を図ります。  また、当施設はつり天井などの非構造部材における耐震化対策が未実施となっているため、来年度につり天井等の耐震化にあわせて、照明機器のLED化、空調設備等の改修を行うこととし、今年度、実施設計を行いたいと考えています。  次に、ホストタウン事業の進捗について申し上げます。  国では、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、地方公共団体と大会参加国とが相互交流を行うことで、地域の活性化を図る取り組みであるホストタウン事業を推進しています。  本市は、6月14日付でモンゴル国を相手国とするホストタウンに登録されました。長年続けてきたモンゴル国との交流に、スポーツ分野による交流が加わることで、より幅広い関係構築が期待でき、小さな世界都市豊岡の価値を高め、まちの活性化につながるものと考えています。  その一環として、同国のボクシングチームの事前キャンプを誘致すべく、現在、モンゴル側と折衝を行っています。今年度中には、事前調査団を迎えて条件面などを調整し、事前キャンプへの実現に向けて協定を締結したいと考えています。  次に、新しい地域コミュニティの推進について申し上げます。  地区公民館をコミュニティセンターへ移行する来年4月まで、半年余りとなりました。スタートに向けた仕組みづくりの検討も、いよいよ仕上げの段階に入っています。  今議会に、関連する条例の制定及び改正案と、新たに債務負担行為の設定に係る補正予算を提出しています。  また、地域向け組織運営に係る概要の説明会を5月に開催しましたが、今回の議案の内容も踏まえ、10月に再度、より詳しい説明を行う予定にしています。実務的な面も加えて地域の皆さんに理解を深めていただき、スムーズなスタートを切りたいと考えています。  第6に、市政の運営に関連する内容について申し上げます。  まず、地方創生の推進についてです。  昨年10月30日策定の地方創生総合戦略は、今回、戦略会議を経て、最終的な成果指標等の整理及び設定を確定させ、7月26日付で第2版を策定したところです。この戦略に沿って、しっかりと取り組んでまいります。  今年度から地域再生法に基づき交付される地方創生推進交付金は、当初予算で計上した事業を組み合わせ横展開タイプによる2事業の交付申請を行ったところ、地方創生の先導的な事業に認められ採択されました。  一つは、豊岡が好きだから帰ってくる事業で、ふるさと教育、英語教育、コミュニケーション教育の3つを柱としたローカル・アンド・グローバル教育と、かばんを中心とした安定的な雇用創出や、Uターン就職の取り組みとなっています。  もう一つは、世界の人々が豊岡を楽しむ誘客事業で、外国人観光客をターゲットとした動向分析・PR事業のほか、首都圏からのアクセス強化や二次交通の充実、地域プロデューサーの配置などの取り組みです。それぞれの事業に満額の2,500万円の採択を受けました。  当初は、国費1億円を上限とした先駆タイプと国費2,500万円を上限とした横展開タイプの2事業で交付申請を行う予定としていました。しかし、5月中旬に国から先駆タイプの申請要件が複数自治体による共同事業を前提としたものに急遽変更されたため、単独事業は申請要件に該当しなくなりました。  このため先駆タイプの交付申請を断念し、横展開タイプによる2事業の交付申請を行うこととなったものです。  その後、国は今回の申請状況等を踏まえ、事業の申請上限数の緩和措置などを図り、本市もさらに1事業の追加申請が可能となりました。9月の第2回申請で横展開タイプによる交付申請を行うこととしています。  次に、放棄した債権について申し上げます。  昨年4月1日に豊岡市債権の管理に関する条例を施行し、平成27年度末に初めて、死亡、行方不明、破産、生活困窮等の事由により時効期間を経過し、徴収不能と判断した債権を中心に放棄を行いました。  同条例の規定に基づき、決算の認定に合わせ、今議会に報告するものです。  放棄した債権の概要は、建築住宅課、教育総務課、水道課の3課、9債権、一部に水道の水栓数を含みますが、延べ1,428人、7,141万7,842円です。  今後とも滞納が生じないよう取り組むとともに、生じた滞納については適切に管理、徴収に努めてまいります。  次に、農業委員会法改正に伴う農業委員会の体制変更について申し上げます。  農業委員会等に関する法律が改正され、農地の集積化や耕作放棄地の発生防止など農地利用の最適化をよりよく果たせるように、農業委員会制度が大きく変わりました。  主な変更点は、1、農地法に基づく許認可事務に加え、農地等の利用の最適化の推進が最も重要な事務であることを明確にしたこと、2、農業委員の選出方法が公選制から市長が市議会の同意を得て任命する方法になったこと、3、担当区域における農地利用の最適化推進のための現場活動を行う農地利用最適化推進委員が新設されたことなどです。  豊岡市農業委員会では、現委員の任期満了後の平成29年4月21日に新体制をスタートさせる必要があり、現在、その準備を進められています。  このため、新しい農業委員、農地利用最適化推進委員の定数等に係る条例案を今議会に提出しています。  次に、平成28年度一般会計補正予算(第5号)について申し上げます。  予算全体を見直し、今後の執行見込み額を精査する中で、過不足が生じる経費や昨年度の人事院勧告の反映及び今年度の人事異動による人件費の整理など、緊急やむを得ないものを計上しています。  歳入歳出の補正総額は7億8,406万6,000円の追加となり、これに必要な財源は繰越金等で措置しています。  また、平成27年度の決算確定に伴う決算剰余金の処理のため、財政調整基金へ4億6,000万円を積み立てます。  次に、平成27年度の決算の認定に関連し、その概要を申し上げます。  一般会計の総額では、北但ごみ・汚泥処理施設整備事業に伴う北但行政事務組合への負担金の大幅な増額とそれに伴う合併特例債発行額の増額により、歳入歳出とも500億円を上回る規模となりました。  歳入面では、市税収入が、個人市民税や法人市民税では増収となったものの、固定資産税が3年に1度の評価がえの影響により大幅に減収となり、全体としては減額となりました。地方消費税交付金、コウノトリ豊岡寄附金は、大幅な増額となっています。  一方、歳出では、社会保障関係経費の自然増や高い水準で推移している公債費に加え、北但行政事務組合への負担金が増嵩するなど厳しい状況が続きました。  しかし、財源の確保や経費の節減に努め、平成27年度は豊岡市地方創生総合戦略を策定し、人口減少対策に着手しました。また、小さな世界都市の実現を目指して、豊岡エコバレーと大交流、これらを支える情報発信と人材育成に重点的な予算づけを行い、国内外への情報発信やインバウンド戦略など特徴的な施策を展開し、地域経済の活性化に積極的に取り組んでまいりました。  さらに、コミュニティ、災害、経済衰退、財政崩壊という4つの危機に立ち向かうため、新しい地域コミュニティのあり方検討、学校等公共施設の耐震化、経済成長戦略の推進、公共施設マネジメント計画の策定など、果敢に、大胆に、挑戦する施策を推進してまいりました。  その結果、一般会計の最終的な実質収支については、8億3,352万9,000円の黒字決算となりました。平成26年度の実質収支額との差し引きである単年度収支額も、8,775万5,000円の黒字となり、年度中の基金への積立金や取り崩し額など黒字・赤字要素を加味した実質単年度収支は11億2,567万7,000円の黒字となり、おおむね適切な財政運営ができたものと考えています。  また、経常収支比率については、87.6%と前年度から1.2ポイント改善しています。地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率については、今議会に監査委員の意見を付して報告しています。実質公債費比率は12.6%と前年度と比較し1.3ポイントの改善となり、地方債発行の許可団体を判断する18%を引き続き下回りました。将来負担比率は112.5%と1.7ポイントの負担増となりましたが、早期健全化基準を下回っています。  このように財政指標については国の基準を下回っていますが、いまだ地方債の現在高が非常に高い水準にあります。下水道事業などの公営企業や一部事務組合に対する一般会計の負担についても、今後、引き続き高い水準で推移することが見込まれ、厳しい状況が続くものと考えています。したがって、企業会計や一部事務組合を含めた公債費負担の適正化を図ることが最重要課題であると認識しています。  加えて、税収入の確保、未利用地の売却、滞納対策の徹底や受益者負担の適正化等財源の一層の確保に努める必要があります。また、歳出面では、経常的経費の抑制など、一層の削減を図らなければならないと考えているところです。  以上が決算の概要です。詳細については、お手元に決算書及び関係資料をお届けしていますので、ご清覧賜りますようお願い申し上げます。  以上をもちまして、私の総括説明を終え、各議案の詳細については担当部長から説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(椿野 仁司) 市長の説明は終わりました。
     暫時休憩いたします。再開は10時25分。     午前10時15分休憩 ────────────────────     午前10時25分再開 ○議長(椿野 仁司) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  続いて、議案ごとの説明に入ります。  まず、報告第15号、専決第12号について説明を求めます。  都市整備部長。 ○都市整備部長(井上 良一) それでは、議案書の1ページをごらんください。報告第15号、専決処分したものの報告についてご説明申し上げます。  市長に委任する専決処分事項の指定についての規定により専決処分しましたので、地方自治法の規定により議会にご報告するものです。  2ページをごらんください。専決第12号、損害賠償の額を定めることについてご説明申し上げます。  本案は、損害賠償について相手方との合意が得られましたので、平成28年8月23日付の専決処分により損害賠償の額を決定し、示談を行ったものでございます。  概要につきましては、平成28年4月6日午前8時40分ごろ、議案書記載の相手方が市道高屋戸牧線を自転車で中学校へ通学中、豊岡市正法寺147番5地先において道路側溝のコンクリートぶたが持ち上がっている箇所に乗り上げて転倒し、自転車及び学生服を損傷したものでございます。  過失割合につきましては市側の9割、損害賠償額は4万8,870円でございます。  今後とも道路パトロールを充実するなど危険箇所の安全点検を行ってまいりたいと考えておりますので、格別のご理解をお願いいたします。  以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(椿野 仁司) 次に、報告第16号から報告第18号までの3件について、一括をして説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 3ページをごらん願います。報告第16号、平成27年度決算に係る実質赤字比率連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率の報告についてです。  本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、監査委員の意見をつけて報告するものです。  まず、一番左側の実質赤字比率、これは一般会計に診療所事業、霊苑事業の特別会計を加えた一般会計等の標準財政規模に対する赤字の比率を示すものです。実質赤字額が生じておりませんので、横線表示しております。  次に、連結実質赤字比率、これは全会計に対する比率を示すものです。これにつきましても連結実質赤字額が生じておりませんので、横線表示しております。  次に、実質公債費比率は12.6%。これは一般会計等の元利償還金と準元利償還金の大きさを指標化し、資金繰りの危険度を示すものです。  また、将来負担比率は112.5%。これは一般会計が将来負担すべき実質的な負債から基金など充当可能な財源を差し引いた額の標準財政規模に対する比率を示すものです。昨年度比較等は市長が申し上げたとおりです。  4ページ以降に監査委員の意見書を提出しておりますので、ご清覧賜りますようお願いをいたします。  7ページをごらん願います。報告第17号、平成27年度決算に係る資金不足比率の報告についてです。  本件も地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、公営企業会計ごとの平成27年度決算に係る資金不足比率について、監査委員の意見をつけて報告するものです。  資金不足比率は、公営企業会計の資金不足を事業規模である料金収入の規模と比較して指標化したものです。太陽光発電事業特別会計、水道事業会計、下水道事業会計、農業共済事業特別会計のいずれの会計とも資金不足は生じておりません。したがって、資金不足比率の欄はいずれも横線表示しております。  8ページ以降に監査委員の意見書を提出しておりますので、ご清覧賜りますようお願いをいたします。  11ページをごらんください。報告第18号、放棄した債権の報告についてです。  豊岡市債権の管理に関する条例の規定に基づき放棄しましたので、報告するものです。  12ページをごらんください。放棄した債権の詳細ですが、各債権について放棄した根拠ごとに、さらに消滅時効についてはその事由に分けて整理をしています。  住宅使用料債権は、合計欄記載のように11人、624万600円を放棄しました。  次の住宅共益費債権は、2人、12万4,680円を放棄しました。  次のページ、住宅建設資金貸付金債権は、6人、1,704万3,370円を放棄しました。  次の住宅改修資金貸付金債権は、2人、118万5,334円を放棄しました。  次のページ、学校給食徴収金債権は、47人、436万3,674円を放棄しました。  次の水道料金債権は、水栓数で1,355、4,231万992円を放棄しました。  次のページ、簡水施設損害弁償金債権は、1人、6万6,801円を放棄しました。  統合簡水加入金債権は、1人、3万9,000円を放棄しました。  次のページ、受託工事収益債権は、3人、4万3,391円を放棄しました。  以上、放棄したものは、9債権、合計7,141万7,842円です。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いをいたします。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、報告第19号について説明を求めます。  環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) 議案書の17ページをごらんください。報告第19号、豊岡まちづくり株式会社第21期の決算及び第22期の事業計画に関する書類についてご説明申し上げます。  本件は、地方自治法の規定によりご報告するものでございます。  平成27年度につきまして、カバンストリートを訪れる観光客を初め多くの方々に来店いただきました。前年度より2,000人増の1万8,000人の来店者であります。  アトリエ部門は豊岡かばん、豊岡産かばんとも各企業の定期的な新作の投入があったほか、新たな取引メーカーも2社にふえたところでございます。  8月には豊岡カバンサローネがアルチザンにて開催をされ、百貨店のバイヤー、かばん関係者の方が豊岡に来ていただき、盛況を博したところでございます。  スクール部門につきましては、南は福岡、北は北海道まで全国から9名の生徒が入校し、その中で3名の生徒が地元豊岡の企業へ就職をいたしております。  また、豊岡市より学校給食センター給食配送業務を落札し、給食配送業務を継続しております。  23ページをごらんください。次に、経営状況でございます。  アルチザン事業のうちアトリエ部門は、売上高で対前年1,219万4,000円増の7,048万9,000円となり、営業利益は758万9,000円となっております。  スクール部門は、1期生より3名ふえ、9名で収入増になったほか、豊岡市の委託事業で豊岡市革製かばん、それから革小物生産能力養成業務を受託するなどして売上高は対前年519万4,000円増の1,300万7,000円となり、営業利益は27万7,000円となっております。  学校給食配送事業は、3年間の業務を受託し、今年度の売上高は700万円でございます。  全体としては売上高は対前年922万円増の9,052万6,000円、経常利益も対前年874万7,000円増の1,292万2,000円となりました。  今期につきましては税引き前純利益が欠損金を超えたため、一部課税対象となっております。税引き後の当期純利益は、対前年789万5,000円増の1,185万9,000円の黒字となり、繰越利益剰余金の累積赤字額3,074万円が1,880万円に縮小、改善をされております。  続いて、22期の事業計画でございます。  32ページをごらんください。21期に引き続き経営改善に努め、アルチザン事業、学校給食配送事業に取り組みます。  アルチザン事業のうちアトリエ部門は、スタッフの商品知識のアップに努めるなど顧客満足度を高める取り組みのほかインターネットサイトでの販売強化、それから周辺観光地との連携を図ります。  スクール部門は、入校生8名で、全員が但馬外からの入校となりました。講師陣も充実し、レベルの高いスクールとなってるとこでございます。  今年度の強化点としまして、新たに東京より皮革製造等に強い講師を採用し、企業社員向け講座にも力を入れるよう計画をいたしてるとこでございます。  これまで膨らんでおりました税務上の累積欠損が21期で全額相殺されましたので、22期につきましては当期利益の全額に対しまして法人税等の課税がされることになっております。したがいまして、税引き後当期純利益は前期より減ることが予想されており、一方、また資本の累積欠損は残っておりますので、引き続き資本の累積欠損を解消すべく努めるとこでございます。  詳細につきましては、お手元に配付いたしております資料をご清覧をいただきますようお願い申し上げ、報告とさせていただきます。  以上、ご審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 次に、報告第20号について説明を求めます。  日高振興局長。 ○日高振興局長(和藤 久喜) 議案書の35ページをごらんください。報告第20号、株式会社日高振興公社第22期の決算及び第23期の事業計画に関する書類につきまして説明いたします。  本件は、地方自治法の規定によりご報告するものです。  37ページをごらんください。まず第22期の営業状況ですが、公社は地域とともにつくる個性ある道の駅を目指して、イベントの実施やお土産開発などに取り組んできました。  こうした中、道の駅「神鍋高原」の来店客数は徐々にふえ、前年度からも2,410人増の16万2,804人となっています。  しかし、今期は冬季の雪不足により神鍋スキー場の入山者は昨年を大きく下回り、約7万7,000人減の8万4,000人となりました。この影響は大きく、かんなべ温泉ゆとろぎの入館者数では1,816人減の6万9,960人となっています。  売上高については、公社全体で2億2,749万円と前期から55万円増と、ほぼ横ばいを維持しましたが、当期純利益は301万7,000円で、前期の31.9%となっております。  次に、第23期の事業計画についてでございます。  48ページをごらんください。公社は、これまでも周辺施設と協力提携関係を深めて事業展開を図っておりますが、本年度オープンのフランス発祥のアウトドアパーク、フォレストアドベンチャー奥神鍋とも協力し、かんなべ温泉ゆとろぎとの間で相乗効果を高めます。  9月3日には第38回神鍋火山まつりで4年ぶりに花火が復活します。夏シーズンと秋シーズンの端境期の売り上げ増につながるものと期待しております。  また、公社では、神鍋高原野菜を使った商品の開発やイベントを行います。  神鍋線200円バス利用促進を兼ねたビアナイト企画も趣向を凝らし、地域との良好な関係づくりを進めます。  温泉部門については、入館者の増加に努め、燃料使用の効率化に配慮して経営に当たっていきます。  また、プレスへの情報提供や神鍋ほっこり通信、ホームページなどを通じた情報発信に努め、来店者の増加と売り上げ増加を目指します。  詳細につきましては、決算等の状況の報告をご清覧賜りますようお願い申し上げ、報告とさせていただきます。  以上、ご審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、報告第21号について説明を求めます。  但東振興局長。 ○但東振興局長(谷岡 慎一) 議案書の51ページをごらんください。報告第21号、株式会社シルク温泉やまびこ第12期の決算及び第13期の事業計画に関する書類について、地方自治法の規定によりご報告いたします。  53ページをごらんください。株式会社シルク温泉やまびこでは、平成25年5月に赤字経営を改善するためにコンサルタントを導入し、経営改善計画を実施してまいりました。第12期におきましては、経営改善計画の継続的な取り組みにより全施設の利用者数は17万9,263人と前期比101.0%増加し、売上額も3億7,563万8,000円、前期比105.0%となりました。  次に、58ページの損益計算書をごらんください。損益状況は、営業利益が74万6,000円、営業外収益は635万5,000円となり、今期経常利益は710万1,000円、税引き後の当期純利益は688万6,000円となっております。  続きまして、63ページをごらんください。第13期の事業計画です。  利用客より要望の高かった個室ダイニングの新設、本館洋室仕様、フロントの一元化に加えて、経年劣化による外壁の塗装工事などの改修工事を本年1月より着工し、去る7月30日にグランドオープンしたところでございます。  なお、経営コンサルタント契約を解消し、7月1日より正規社員として総支配人を採用いたしました。今期は、グランドオープンや新体制の構築により安定した経営を目指しています。  詳細につきましては、予定損益計算書等をご清覧賜りますようお願いし、以上、報告させていただきます。  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第81号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 66ページをごらん願います。第81号議案、豊岡市過疎地域自立促進計画の変更についてです。  本案は、平成28年度から平成32年度まで5カ年の豊岡市過疎地域自立促進計画の一部を変更するため、議会の議決をお願いするものです。  変更の理由は、過疎対策事業債を有効に活用するため新たに事業内容の追加等を行うものです。  67ページ、68ページが変更内容です。左の欄が施策区分ですが、区分1の産業の振興におきまして地域プロデューサーの設置を、次のページ、区分6の教育の振興におきまして中学校空調設備設置事業の事業内容を追加するものです。  また、竹野庁舎改修については、当該施設は公民館及び図書館機能を含む複合施設であり、改修工事がそれらの部分にも及ぶことから、区分9のその他地域の自立促進に関し必要な事項から区分6の教育の振興へと事業の位置づけを変更するものです。
     以上、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第82号議案について説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) それでは、69ページをごらんください。第82号議案、物件購入契約の締結についてをご説明申し上げます。  本案につきましては、職員が使用いたします事務用パソコンを購入するに当たり、豊岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定に基づきまして、議会の議決をお願いするものです。  契約の目的でございますが、事務用パソコンの購入。  契約の方法は、指名競争入札です。  契約金額は、1,404万円。  相手方等につきましては、記載のとおりでございます。  以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第83号議案から第85号議案までの3件について、一括して説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(天野 良昭) 70ページをごらんください。第83号議案から85号議案までの農作物共済畑作物共済園芸施設共済の無事戻し金の交付についてご説明いたします。  この無事戻しは、豊岡市農業共済条例の規定により議会の議決を求め、兵庫県農業共済組合連合会から特別交付金及び市の特別積立金を財源として交付しようとするものです。  第83号議案、農作物共済に係る無事戻金の交付については、水稲と麦に係る無事戻し金に交付するもので、水稲の交付対象は3,263名、麦の交付対象は2名、第84号議案、畑作物共済の大豆は6名、第85号議案、園芸施設共済では17名にそれぞれ無事戻し金を交付しようとするものです。  交付の時期につきましては、麦は平成28年11月、その他は連合会から特別交付金の交付を受けた日から10日以内を予定をしております。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第86号議案について説明を求めます。  消防長。 ○消防長(中島 幾良) 73ページをごらんください。第86号議案、物件購入契約の締結についてご説明申し上げます。  本件は、購入から15年が経過し、経年劣化の著しい豊岡消防署配備の水槽つき消防ポンプ自動車を更新するものであり、契約方法は指名競争入札です。  契約金額は、5,756万4,000円です。  そのほかは記載のとおりでございます。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第87号議案及び第88号議案について、一括して説明求めます。  上下水道部長。 ○上下水道部長(小島 成貴) 74ページをごらんください。第87号議案、平成27年度豊岡市水道事業余剰金の処分についてご説明いたします。  本議案は、平成27年度豊岡市水道事業剰余金の処分について、議会の議決を求めるものでございます。  処分内容につきましては、未処分利益剰余金4億7,642万3,228円のうち、豊岡市奨学基金への繰り出しを目的とした豊岡市奨学基金積立金に70万円を、事業の施設実体の維持等のために施設の建設、改良、再構築及び企業債の償還等に充当することを目的とした資産維持積立金に1億3,030万円を積み立て、残余の3億4,542万3,228円を繰越利益剰余金として翌年度へ繰り越すものでございます。  続きまして、75ページをごらんください。第88号議案、平成27年度豊岡市下水道事業余剰金の処分についてご説明いたします。  本議案は、平成27年度豊岡市下水道事業剰余金の処分について、地方公営企業法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  処分の内容につきましては、未処分利益剰余金5億7,321万9,906円のうち、1億7,154万2,781円を企業債の償還に充てることを目的とした減債積立金に積み立て、残余の1億167万7,125円を繰越利益剰余金として翌年度へ繰り越すものでございます。  以上、よろしくご審議をお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第89号議案及び第90号議案について、一括して説明を求めます。  地域コミュニティ振興部長。 ○地域コミュニティ振興部長(岸本 京子) 76ページをごらんください。第89号議案、豊岡市地域コミュニティに関する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、地区公民館の範囲で新しい地域コミュニティを推進していくに当たり、新しい地域コミュニティ組織と市の協働に関する事項並びに豊岡市立コミュニティセンターの設置及び管理に関し必要な事項を定めようとするものです。  条例案要綱により概要をご説明いたしますので、94ページをごらんください。まず1番、第1条関係で、先ほど申し上げました本条例の目的を定めています。  2番から5ですけれども、地域コミュニティ組織と市の協働に関する事項についてです。これは平成27年2月に策定した豊岡市新しい地域コミュニティのあり方方針の方向性を反映した内容としています。  第2条で、本条例で言う地域コミュニティ組織は、規則で定める複数の大字を包含する区域、つまり現在の地区公民館の範囲ごとに住民の合意に基づいて設置される組織であって、多様な地域課題の解決や地域運営に主体的かつ総合的に取り組むものと規定しています。  第3条と第5条で、市は要件に該当する組織を1地区につき1組織を認定することができると規定し、29地区の地域コミュニティ組織を協働するパートナーとして市が支援していくことを規定しています。  第4条では、地域コミュニティ組織の役割を規定しています。  6から24については、豊岡市立コミュニティセンターの設置及び管理について規定しています。  第7条及び別表第1で名称と位置、第8条で職員の配置、第9条で休館日、第10条で開館日を定めています。  11から22については、公の施設として管理運営していく上で最低限必要な事項として入館の制限や禁止行為などを定めています。  96ページに移っていただきまして、23から24は、指定管理者制度と利用料金制を導入することができることとし、その際に必要な規定の読みかえ等について定めています。  25は、この条例の施行に関して必要な事項は規則で定めることとしています。  26は、附則についてです。(1)附則第1項関係で、この条例の施行期日を平成29年4月1日としています。(2)附則第2項関係で公民館の設置及び管理に関する条例を廃止すること。附則第3項から第12項関係で、この条例の施行に伴い関係条例について所要の規定の整備を行うこととしております。  なお、97ページから113ページに関係条例の新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  続いて、114ページをごらんください。第90号議案、豊岡市立多目的集会施設の設置及び管理に関する条例及び豊岡市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、西気地区公民館及び竹野南地区公民館の新築移転に伴い、施設の位置及び施設使用料を改めるとともに、西気地区コミュニティセンターを廃止しようとするものです。  条例案要綱によりご説明いたしますので、117ページをごらんください。まず1番、改正の内容ですが、(1)では豊岡市立多目的集会施設から豊岡市立西気地区コミュニティセンターを削ること、(2)では西気地区公民館及び竹野南地区公民館の新築移転に伴い、それぞれの公民館の位置及び施設の使用料を改めることとしています。  2番、附則についてです。(1)でこの条例の施行期日を規則で定めることについて、(2)で経過措置として竹野南地区公民館の使用料はこの条例の施行の日以後に使用許可を受ける者について適用し、同日前に許可を受けている者については従前の例によることとしています。  なお、118ページから120ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  以上、2議案につきましてよろしくご審議賜りますようお願いいたします。以上です。 ○議長(椿野 仁司) 上下水道部長。 ○上下水道部長(小島 成貴) 申しわけありません。私の先ほどの説明を3点ばかり訂正させていただきます。  まず、87号議案の平成27年度豊岡市水道事業剰余金と申し上げるべきところを余剰金と申し上げておりました。大変失礼いたしました。  それから88号議案、平成27年度豊岡市下水道事業剰余金と申し上げるところを余剰金と申し上げました。大変失礼いたしました。  もう1点は、同じく88号議案の残余の額4億167万7,125円と申し上げるとこを1億167万7,125円と申し上げておりました。大変申しわけございませんでした。訂正させていただきます。 ○議長(椿野 仁司) 暫時休憩します。     午前10時53分休憩 ────────────────────     午前10時53分再開 ○議長(椿野 仁司) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、第91号議案について説明を求めます。  環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) 議案書の121ページをお開きください。第91号議案、豊岡市企業立地促進条例の一部を改正する条例制定についてご説明を申し上げます。  本案は、市内の経済成長促進のため情報通信業の用に供する施設等を新増設する場合における指定事業者の要件の緩和、また指定事業者に対する雇用奨励金の限度額を引き上げ、企業の新規立地や増設投資を促進し、産業振興を図ることを目的として改正しようとするものでございます。  123ページお開きください。条例案要綱により概要をご説明申し上げます。指定事業者の要件にかかわる改正についてでございますが、情報通信業の用に供する施設等を新増設することに伴う常用従業員の新規雇用者数が操業開始の日において3人以上である場合は、施設等を新増設するための投下固定資産総額を問わないことといたします。  次に、雇用奨励金の拡大につきましては、常用従業員の新規雇用者数1人当たりの金額を10万円から30万円に、また限度額を1,000万円から3,000万円に引き上げます。  この条例は、平成28年10月1日から施行することとし、改正前に奨励措置を行う指定事業者として指定を受けた者に係る雇用奨励金は従前の例によることとしております。  説明につきましては以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第92号議案及び第93号議案について、一括して説明を求めます。  都市整備部長。 ○都市整備部長(井上 良一) 議案書125ページをごらんください。第92号議案、豊岡市営駐車場条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、豊岡駅前駐車場について、指定管理者に管理を行わせることができる施設に移行するため改正するものでございます。  128ページをごらんください。内容につきましては条例案要綱によりご説明いたします。まず、第15条関係で、市長は、市営駐車場の管理運営上必要があると認めるときは、指定管理者に駐車場の管理を行わせることができることとしています。  次に、第16条関係では、指定管理者に駐車場の管理を行わせる場合において、市長が適当と認めるときは、指定管理者に駐車場の利用に係る料金を指定管理者の収入として収受させることができることとしています。また、その他所要の規定の整備を行うこととしています。  なお、附則で、この条例は平成29年4月1日から施行することとしております。  続きまして、135ページをごらんください。第93号議案、豊岡市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  138ページをごらんください。内容につきましては条例案要綱によりご説明いたします。まず、公営住宅法施行令の改正によりまして収入算定上非婚の父母が寡婦控除の対象となることに伴い、市条例の不要となる規定を削除するものです。  次に、長期間空き室となっている市営住宅を有効活用するため国土交通大臣による承認を受けた住宅について地域を限定せずに定住目的のUターン・Iターンをする者及び市内の大学に入学するために転入する者への目的外使用の許可を可能とするよう条例の一部を改正するものです。  附則で、この本条例は平成28年10月1日から施行することとしています。  以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第94号議案について説明を求めます。  城崎振興局長。 ○城崎振興局長(井瀬 邦夫) 議案書の141ページをごらんください。第94号議案、豊岡市立城崎文芸館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案は、城崎文芸館の改修に伴い利用料金の限度額を引き上げようとするものでございます。  143ページの条例案要綱をごらんください。附則で、この条例は平成28年10月18日から施行することといたしております。  144ページに新旧対照表を添付いたしておりますので、ご清覧ください。  以上、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第95号について説明を求めます。  日高振興局長。 ○日高振興局長(和藤 久喜) 145ページをごらんください。第95号議案、豊岡市立神鍋高原観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について説明いたします。  本条例改正は、神鍋高原キャンプ場と神鍋高原野外ステージ並びに神鍋高原体育館について指定管理制度導入に向けた規定の整備を行うものです。  149ページをごらんください。条例案要綱により説明いたします。改正内容の(1)につきましては、管理運営上必要があるときは、指定管理者に観光施設の管理を行わせることができるとする規定を設けるというものです。あわせて必要な読みかえ規定等を整備しております。  改正内容の(2)につきましては、利用料金制に関する必要規定を設けるというものです。なお、利用料金制を導入する場合、条例に利用料金の限度額を規定し、指定管理者はその範囲内で市長の承認を得て利用料金を定める必要があります。  この限度額を規定するに当たり、改正内容の(3)にありますように近隣施設の使用料や利用料金を参考にして使用料を改正しております。  また、本条例は平成29年4月1日から施行することとしております。
     説明は以上です。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第96号議案について説明を求めます。  教育次長。 ○教育次長(丸谷統一郎) 議案の154ページをごらん願います。第96号議案、豊岡市立放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。  156ページをごらんください。改正条例案要綱によりご説明申し上げます。改正内容は、城崎放課後児童クラブについて利用者の利便性を高めるため実施場所を追加すること及び資母放課後児童クラブについて施設の老朽化に伴い実施場所を変更するものでございます。  附則により、この条例は平成28年10月1日から施行することとしております。  次ページの新旧対照表に改正後の各放課後児童クラブの位置を掲げておりますので、ご清覧ください。  以上、よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第97号議案及び第98号議案について、一括して説明を求めます。  農業委員会事務局長。 ○農業委員会事務局長(上野 吉弘) 158ページをごらんください。第97号議案、豊岡市農業委員会委員等定数条例制定についてご説明申し上げます。  本案につきましては、農業委員会等に関する法律が改正され、農業委員の選出方法が公選制から市長が市議会の同意を得て任命する方法になったこと、それから農地利用の最適化推進のための現場活動を行う農地利用最適化推進委員が新設されたことに伴いまして、豊岡市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定め、あわせて農地利用最適化推進委員の報酬額を定めるものでございます。  161ページをごらんください。条例案要綱に基づきまして改正の概要をご説明申し上げます。改正の内容ですが、2といたしまして農業委員会の委員の定数は19人とすること、3といたしまして農業委員会の農地利用最適化推進委員の定数は25人とすることを定めるものでございます。  4の附則ですが、(1)では、この条例は公布の日から施行すること、(2)では選挙による委員の定数等に関する条例、それから部会の委員の定数に関する条例の旧条例2つを廃止すること、それから(3)では現在の農業委員会の委員の任期満了の日までは廃止前の条例の規定がなおその効力を有すること、それから(4)では、農地利用最適化推進委員の報酬額を月額3万3,200円と定めるものでございます。  なお、162ページに新旧対照表をお示ししていますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。  続きまして、163ページをごらんください。第98号議案、豊岡市証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。  本案につきましても農業委員会等に関する法律の改正に伴いまして、所要の改正をしようとするものです。  164ページをごらんください。条例案要綱に基づきまして改正の概要をご説明申し上げます。内容ですが、農業委員会等に関する法律の改正に伴いまして、引用する条番号を改めるものでございます。  附則としまして、この条例は公布の日から施行することを定めるものでございます。  なお、166ページに新旧対照表をお示ししていますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。  以上でございます。よろしくご審議をお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第99号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 167ページをごらんください。第99号議案、平成28年度豊岡市一般会計補正予算(第5号)についてです。  第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億8,406万6,000円を追加し、予算の総額を497億265万4,000円としています。  第2条で債務負担行為を追加し、第3条で地方債の追加及び変更をしています。  171ページをごらんください。債務負担行為補正です。6つの事項、限度額合計2億7,888万2,000円を追加しています。  まず、自然再生アクションプラン策定業務は、平成28年度、平成29年度の2カ年でプランの策定を行おうとするものです。  次の地域コミュニティ推進事業は、新制度へ円滑に移行できるようにコミュニティづくり交付金及びコミュニティセンター業務委託料の額を明らかにするものです。  次の豊岡農業スクール開校事業は、平成29年度の入校生を募集しようとするものです。  次の英語教育推進事業は、平成29年度から小学校へ配置する外国人英語指導助手を民間企業に委託するため事業者を決定しようとするものです。  次のジオツアーバス運行事業費補助金は、平成29年4月からのツアー誘致に向け今年度中から売り込みを始めようとするものです。  次の兵庫神鍋高原マラソン全国大会実行委員会補助金は、来年度の大会の準備を今年度から進めるためのものです。  172ページをごらんください。地方債補正です。上段は追加、下段は限度額の増減を行うものです。追加、変更を合わせて今年度の借入限度額は58億5,260万円となります。  233ページ、234ページをごらんください。歳出補正予算総括表により主なものについてご説明いたします。今回の補正では、各款にわたって人件費の補正を行っています。人事院勧告の反映、職員の人事異動に伴う予算科目の変更などによるものです。  まず、2、総務費です。主な内容欄の右側、上から2行目、基金管理費4億6,270万円は、地方財政法の規定に基づく平成27年度の決算剰余金の処分など財政調整基金に4億6,200万円、奨学基金に70万円を積み立てるものです。その下、市民プラザ管理費は、アイティ管理組合法人によるアイティビルの空調機器の更新に合わせ市民プラザ等7階の空調機器の更新費用を負担するものです。その左下、竹野振興局プロジェクト事業費は、空き家の管理状態や所有者の意向など詳細調査を実施するための経費に対しての補助金が97万5,000円、焼き杉板の町並みや歴史的価値などを理解するための啓発ワークショップを開催するための業務委託費が86万4,000円です。その右、企業誘致推進事業費は、IT関連企業の立地優遇制度の拡充に関するものです。その左下、労働力確保支援事業費は、Iターン就業者等シェアハウス整備に関するものです。  次に、3、民生費です。右側上から10行目、民間老人福祉施設助成事業費は、国の介護離職ゼロに向けた新規事業であり、介護サービス事業者が介護ロボットを導入する際の経費の一部を補助するものです。その2つ下、子ども子育て支援交付金等事業費2,200万円は、小規模保育事業に係るものは1,650万円で、私立保育園等が保育指導計画や勤務シフト表などを作成する保育業務システムの導入や保育中の事故防止を図るための保育室等へのカメラ設置費用を補助するものが550万円です。  次に、4、衛生費です。右側1行目、予防接種事業費は、ことし6月、予防接種法施行令の改正政令が公布されたことに伴い、新たにB型肝炎の予防接種を定期接種として実施するための経費です。  次に、7、商工費です。右側1行目、観光事業費は、八鹿日高道路の開通記念イベント開催に関するものです。その左側3行目、産業用地整備事業費は、企業立地用地を整備するものです。  次に、8、土木費です。左側2行目、住宅管理費は、お試し居住事業等に供するため市営栄町住宅を改修するものです。  次に、10、教育費です。右側3行目、社会教育総務費は、社会包摂の概念について職員の理解、意識を深めるための研修費です。左側5行目、公民館管理費は、豊岡地区公民館の経年劣化した外壁の一部修繕及び非常階段の塗装を予定していましたが、今回修繕工事を進めるため再点検を行ったところ、壁面劣化は全体に及んでることが判明したことから外壁全面の補修工事を実施し、施設の延命化を図るものです。その右、日高文化体育館管理費5,304万1,000円のうち老朽化による施設の破損、劣化等の対策は5,300万円です。また、つり天井等の耐震化対策に係る実施設計費が800万円です。なお、当初予算で予定していたつり物補修の費用は、耐震化対策と一体で実施するために795万9,000円を減額しています。その左下、出石文化会館管理費は、老朽度調査を実施するものです。その下、日本・モンゴル民族博物館事業費は、ホストタウン事業に関するものです。  財源内訳については、戻っていただきまして、231ページ、232ページの歳入補正予算総括表をごらんください。国、県支出金など特定財源を増減しているほか、一般財源では繰越金6億円などを計上しています。  237ページには投資的経費を掲載しておりますので、ご清覧いただきますようお願いをいたします。  以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第100号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 239ページをごらんください。第100号議案、平成28年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第2号)についてご説明いたします。  第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,031万2,000円を追加し、予算の総額を114億9,649万円とするものです。  241ページをごらんください。歳出の主な内容につきまして、第1表によりご説明いたします。まず保健事業費の増額につきましては、市長総括説明でありました医療費適正化対策に関する業務委託料等でございます。  次に、基金積立金につきましては、平成27年度決算確定に伴い一般会計繰入金等精算後の実質余剰金を精査し、増額するものでございます。  次に、諸支出金につきましては、平成27年度国庫負担金等の精算に伴う償還金の確定及び一般会計繰出金の精算により増額するものでございます。  次に、左の240ページをごらんください。歳入につきましてご説明いたします。まず療養給付費交付金につきましては、平成27年度退職者医療療養給付費等交付金の精算により増額するものでございます。  次に、繰越金につきましては、人件費等に係る一般会計繰入金を増額するものでございます。  次の繰越金につきましては、平成27年度決算の確定に伴い増額するものでございます。  以上でございますので、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第101号議案について説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) 254ページをごらんください。第101号議案、平成28年度豊岡市国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予算(第2号)についてご説明いたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ663万6,000円を追加し、総額をそれぞれ1億41万円とするものです。  主な内容につきましては、事項別明細書によりご説明いたしますので、263ページをごらんください。まず歳出ですが、総務費では、人件費の調整により6万7,000円を減額しています。  また、諸支出金670万3,000円の増額は、平成27年度決算剰余金の確定に伴い一般会計へ繰り出すものです。  戻っていただいて、261ページをごらんください。歳入の内訳ですが、繰入金6万7,000円の減額は一般会計からの繰入金、また繰越金670万3,000円は平成27年度決算の確定に伴うものです。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第102号議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 265ページをごらんください。第102号議案、平成28年度豊岡市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,276万4,000円を追加し、予算の総額を11億9,938万2,000円とするものです。  267ページをごらんください。歳出の内容につきまして、第1表によりご説明いたします。まず、後期高齢者医療広域連合納付金を増額いたしますが、これは保険料について平成27年度分の精算及び28年度分の決定に伴い納付金を増額するものでございます。  次に、諸支出金につきましては、平成27年度事務費及び職員給与費等の確定に伴い一般会計繰出金を増額するものでございます。  次に、左の266ページをごらんください。歳入につきましてご説明いたします。一般会計繰入金の減額は、人件費分でございます。  次に、繰越金の増額につきましては、平成27年度決算の確定に伴うものでございます。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第103号議案及び第104号議案について、一括して説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) 276ページをごらんください。第103号議案、平成28年度豊岡市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億6,043万2,000円を追加し、総額をそれぞれ89億8,667万4,000円とするものです。  主な内容について事項別明細書でご説明いたしますので、287ページをごらんください。まず歳出ですが、1款総務費の補正は、職員の人事異動に伴うものです。  次に、3款地域支援事業費の55万5,000円の増額は、要支援の方の訪問介護、通所介護の利用者負担について利用料が高額になる方に上限額を超えた利用料を給付しようとするものです。  5款基金積立金の6,566万3,000円は、平成27年度の繰越金のうち国、県等への返納金を除いたものを介護保険給付費準備基金として積み立てるものです。  289ページお願いします。7款諸支出金の1項償還金及び還付加算金7,809万2,000円は、平成27年度の保険給付費と事業費の確定に伴う国、県負担金等の返納金です。  3款繰出金1,612万2,000円は、精算に伴う一般会計への繰出金です。  歳入をご説明いたします。283ページをお願いいたします。3款国庫支出金の333万3,000円と5款県支出金6万9,000円は、地域支援事業費の現年度事業費増額分と昨年度に実施した事業分の追加交付です。  4款支払基金交付金15万6,000円と7款繰入金6万8,000円は、いずれも地域支援事業費の現年度事業費増額に伴う補正です。  285ページをお願いします。8款繰越金1億5,680万6,000円は、平成27年度決算の確定に伴うものです。  続いて、291ページをごらんください。第104号議案、平成28年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。  本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,689万1,000円を追加し、総額をそれぞれ3億2,843万6,000円とするものです。  補正予算の主な内容につきましては、事項別明細書によりご説明いたします。300ページをごらんください。まず歳出ですが、森本診療所費523万7,000円の減額は、人事異動等に伴う人件費の減額と臨時看護師賃金の追加を行うものです。  神鍋診療所費は人件費の調整を、また高橋診療所費は5月まで勤務予定であった嘱託医師と退職とその間の代替医師の人件費等の調整を行うものです。  次に、302ページ、諸支出金2,173万5,000円は、平成27年度決算の確定に伴い一般会計へ繰り出すものです。  戻っていただいて、298ページをごらんください。歳入の内訳ですが、森本診療所の減額、高橋診療所の増額は、いずれも一般会計繰入金です。  繰越金2,173万5,000円は、平成27年度決算の確定に伴うものです。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第105議案について説明を求めます。  市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 304ページをごらんください。第105号議案、平成28年度豊岡市霊苑事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ522万7,000円を追加し、予算の総額を1,343万2,000円とするものでございます。  305ページと306ページをごらんください。第1表によりご説明いたします。今回の補正は、平成27年度決算に係る繰越金の確定に伴い、歳入では繰越金を増額し、歳出では同額を予備費に増額するものでございます。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第106号議案について説明を求めます。  環境経済部長
    環境経済部長(井上 隆俊) それでは、315ページをお開きください。第106号議案、平成28年度豊岡市太陽光発電事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。  第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ566万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億183万9,000円とするものでございます。  予算の内容につきましては、予算説明で説明いたします。324ページをごらんください。歳入の増額をしまして、総務費の基金積立金を38万9,000円、諸支出金の一般会計繰出金を527万6,000円増額するものでございます。  戻っていただきまして、歳出のほうにつきまして322ページでございます。平成27年度豊岡市太陽光発電事業特別会計の決算により繰越金566万5,000円を計上いたしております。  以上、ご審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第107号議案及び第108号議案について、一括して説明を求めます。  上下水道部長。 ○上下水道部長(小島 成貴) 326ページをごらんください。第107号議案、平成28年度豊岡市水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  第2条、業務の予定量の補正では、主な建設改良事業のうち配水施設費を443万9,000円減額し、9億6,424万2,000円といたします。  3条の収益的収入及び支出の補正では、支出の水道事業費で1,921万5,000円増額して、23億1,731万9,000円といたします。これは過年度の水道料金に対する漏水軽減が1月の記録的寒波の影響で増大し、既に予備費を充当していることに伴う増額、人事異動に伴う人件費の増額によるものでございます。  第4条の資本的収支の補正では、次の項になりますが、資本的支出で183万9,000円減額して、20億3,649万3,000円といたしております。これは総合行政ネットワーク用のパソコン購入の増額、人事異動に伴う人件費の減額によるものでございます。  第5条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費について職員給与費を1,027万5,000円増額して、1億6,784万4,000円といたします。  329ページ以降に実施計画、キャッシュフロー計算書、予定貸借対照表など添付しておりますので、ご清覧いただきたいと思います。  続きまして、335ページをごらんください。第108号議案、平成28年度豊岡市下水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  第2条、業務の予定量の補正では、主な建設改良事業のうち管渠施設事業費を236万4,000円増額し、10億1,349万1,000円とし、処理場施設事業費を13万7,000円増額し、5億5,327万4,000円といたします。  第3条の収益的収入及び支出の補正では、収入の下水道事業収益を42万2,000円増額して、59億9,073万6,000円とし、支出の下水道事業費用を24万9,000円減額して、57億2,714万3,000円といたします。これは消費税及び地方消費税還付の増額、人件費の増減額、過年度損益修正損の増額などによるものでございます。  次に、第4条、資本的収入及び支出の補正では、資本的支出を250万1,000円増額して、47億5,788万6,000円といたします。これは人件費の増額とネットワーク用機器の購入費の増額によるものでございます。  次に、第5条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費については、職員給与費を394万7,000円減額して、1億1,976万8,000円といたします。  第6条、利益剰余金の処分の補正ですが、繰越利益剰余金の金額を1億8,933万3,000円に改めるものでございます。  338ページ以降に実施計画、予定キャッシュフロー計算書、予定貸借対照表等を添付しておりますので、ご清覧いただき、ご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第109号議案について説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(天野 良昭) 344ページをごらんください。第109号議案、平成28年度豊岡市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  第2条の収益的収入及び支出の補正では、収入、支出をそれぞれ369万4,000円を増額し、1億7,247万6,000円とするものです。今回の補正は、農作物共済畑作物共済園芸施設共済の無事戻し金の交付に係る予算措置のほか27年度決算による額の確定によるものです。  346ページをお願いいたします。第3条の資本的収入及び支出では、固定資産取得費108万5,000円を増額補正するものです。  第4条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正では、職員給与費569万5,000円を減額するものです。  348ページ以降には実施計画、予定キャッシュフロー計算書、予定貸借対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第110号議案について説明を求めます。  政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 355ページをごらん願います。第110号議案、平成27年度豊岡市各会計歳入歳出決算の認定についてです。  本案は、地方自治法の規定により、平成27年度豊岡市各会計歳入歳出決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定をお願いするものです。  内容は、別冊の決算書の604ページ、605ページをごらんを願います。実質収支に関する調書により各会計の概要をご説明いたします。  まず一般会計ですが、歳入総額は515億179万6,000円、歳出総額は504億4,139万3,000円、歳入歳出差し引き額は10億6,040万3,000円です。このうち28年度へ繰り越すべき財源が2億2,687万4,000円ですので、これを除いた実質収支額は8億3,352万9,000円の黒字決算となります。  その右に8つの特別会計を記載いたしておりますが、5の実質収支額の行をごらんください。いずれも黒字決算であり、その額は国民健康保険事業(事業勘定)は3億173万6,000円、国民健康保険事業(直診勘定)は資母診療所に係るもので670万4,000円、後期高齢者医療事業は2,287万7,000円、介護保険事業は1億5,680万7,000円、診療所事業は豊岡休日急病診療所、森本診療所、神鍋診療所、高橋診療所及び総合健康ゾーン診療所に係るもので2,173万5,000円、霊苑事業は622万9,000円、管理会財産区は255万1,000円、太陽光発電事業は566万5,000円です。  財政状況等につきましては、市長が申し上げましたので、省略をさせていただきます。  概要は以上ですが、決算書、監査委員の決算審査意見書、主要な施策の成果を説明する書類を提出いたしておりますので、ご清覧賜り、よろしくご審議賜りますようお願いをいたします。 ○議長(椿野 仁司) 次に、第111号議案及び第112号議案について、一括して説明を求めます。  上下水道部長。 ○上下水道部長(小島 成貴) 356ページをごらんください。第111号議案、平成27年度豊岡市水道事業会計決算の認定についてご説明いたします。  本案は、地方公営企業法の規定により、平成27年度豊岡市水道事業会計決算を、監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。  内容につきましては、別冊の公営企業会計決算書でご説明申し上げますので、4ページをお開きいただきたいと思います。まず決算報告書でありますが、収益的収入及び支出の決算額は、収入が25億8,285万4,907円、支出が23億1,287万7,510円となりました。  6ページの資本的収入及び支出の決算額では、収入の3億5,499万5,499円に対しまして、支出が15億7,184万5,914円となり、収支の不足額12億1,685万415円につきましては欄外に付記しておりますとおり損益勘定留保資金などで補填しております。  続きまして、8ページ、9ページの損益計算書をごらんください。9ページになりますけども、当年度純利益として2億2,748万9,118円を計上し、当年度未処分利益剰余金は4億7,642万3,228円となりました。この未処分利益剰余金につきましては、実質的な利益について処分することとし、今議会において第87号議案として提案のとおり、豊岡市奨学基金積立金に70万円、資産維持積立金に1億3,030万円の合わせて1億3,100万円を積み立て、残額3億4,542万3,228円を翌年度に繰り越すこととしております。  12ページ以降に貸借対照表及び決算附属書類として事業報告書、その他書類を添付しておりますので、ご清覧いただきたいと思います。  続きまして、議案書の357ページをごらんください。第112号議案、平成27年度豊岡市下水道事業会計決算の認定についてご説明いたします。  本案は、地方公営企業法の規定により、平成27年度豊岡市下水道事業会計決算を、別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付すものでございます。  内容につきましては、別冊の公営企業会計決算書でご説明申し上げます。54ページをごらんください。金額はちょっと1,000円単位とさせていただきたいと思います。まず、決算報告書でございますけども、収益的収入及び支出の決算額は、収入が60億3,628万6,000円、支出が55億8,704万8,000円となりました。  56ページの資本的収入及び支出では、収入が23億8,739万円に対しまして、支出が45億4,086万1,000円となり、収支の不足額21億5,347万1,000円につきましては、下段に付記しておりますとおり当年度分損益勘定留保資金などで補填しております。  58ページから59ページの損益計算書につきましては、59ページの中段、当年度純利益として3億7,878万円を計上し、当年度未処分利益剰余金は5億7,322万円となりました。この未処分利益剰余金につきましては、今議会において第88号議案として提案のとおり、減債積立金に1億7,154万3,000円を積み立て、残額4億167万7,000円を翌年度に繰り越すこととしております。  62ページ以降に貸借対照表及び決算附属書類として事業報告書、その他の書類を添付しておりますので、ご清覧いただき、ご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 続いて、第113号議案について説明を求めます。  コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(天野 良昭) 358ページをごらんください。第113号議案、平成27年度豊岡市農業共済事業特別会計決算の認定についてをご説明いたします。  本案は、地方公営企業法の規定により、平成27年度豊岡市農業共済事業特別会計決算を、別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。  内容につきましては、別冊の公営企業会計決算書でご説明申し上げます。118ページをごらんください。まず、決算報告書でございます。収益的収入及び支出の決算額は、収入が1億5,784万4,816円、支出が1億5,651万9,341円となりました。  次に、120ページの損益計算表でございます。下から3行目の当年度純利益の合計欄をごらんください。132万5,475円の純利益となっております。各共済勘定ごとは、全て黒字となっております。  次の121ページ、剰余金計算表でございます。その下が剰余金処分計算書です。  122ページの下段、欠損金処理計算書をつけております。  123ページ以降につきましては、貸借対照表、決算附属書類として事業報告書、キャッシュフロー計算書等を添付しておりますので、ご清覧ください。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(椿野 仁司) 以上で上程議案に対する説明は終わりました。  本日は説明のみにとどめます。 ────────・──・──────── ◎日程第5 意見書案第7号 ○議長(椿野 仁司) 次は、日程第5、意見書案第7号、民泊に対して地域の実情に応じた運用が可能な法制化を求める意見書の提出についてを議題といたします。  意見書案第7号について、提出者の説明を求めます。  16番、升田勝義議員。 ○議員(16番 升田 勝義) 意見書案第7号、民泊に対して地域の実情に応じた運用が可能な法制化を求める意見書の提出について、案文を朗読して説明にかえます。  民泊に対して地域の実情に応じた運用が可能な法制化を求める意見書案。  民泊については、急増する訪日外国人観光客への宿泊施設の供給という観点を初め空き家の有効活用や農家体験等を通じた交流による地域活性化の観点など、その地域によって実情は異なる。  本市の主要な基盤産業である観光は、地域の中でも生産、雇用、消費が行われる地域に根づく産業であり、裾野が広く、経済波及効果が大きい。まさに地方創生の切り札とも言える家主不在型民泊の無秩序な推進は、ホテル、旅館など宿泊業のみならず地域経済や市民生活に大きな打撃を与え、地方創生の壊滅的崩壊につながらないかが強く懸念される。  民泊については、これまで政府の規制改革会議や有識者の検討会において規制の見直しや緩和策が検討されてきた。この中で現行法では営業が認められていない住居専用地域でも可能にする方向で検討が進められている。  また、この新たな枠組みで提供されるものは、住宅を活用した宿泊サービスであり、ホテル、旅館等を対象とする既存の旅館業法とは別の法制度での対応が現在検討されており、平成28年度内のできるだけ早い時期での成立を目指していると聞いている。  このため国におかれては、法制化に当たり下記のとおり取り組まれるよう強く要望する。  記。1、地方創生の本義でもある地方の自主性、独自性発揮のためにも民泊に関する制度全体にわたり地域の実情に応じた市町村の判断により運用可能な法制化を進めること。  2、民泊については、公衆衛生、防火、防災や防犯など管理責任の点で明確なルールを設けるとともに、その厳守を徹底される仕組みを盛り込んだ法制化を進めること。  3、宿泊需給が逼迫する都市部に比べて余裕のある地方の旅館、ホテル、民宿などに訪日外国人観光客を誘導し、周遊させる仕組みをつくること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成28年9月2日。豊岡市議会。  議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(椿野 仁司) 説明は終わりました。  お諮りいたします。本案は、委員会審査を省略いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(椿野 仁司) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(椿野 仁司) 質疑を打ち切ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(椿野 仁司) お諮りいたします。本案は、原案可決することに決してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(椿野 仁司) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第7号は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第6 監報第6号 ○議長(椿野 仁司) 次は、日程第6、監報第6号についてであります。
     多根、上野、嶋﨑監査委員の3名から別紙のとおり報告書が提出されておりますので、ご了承願います。 ────────・──・──────── ○議長(椿野 仁司) 以上で本日の日程は終わりました。  この際、お諮りいたします。明9月3日から9月11日までを議案熟読のため休会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(椿野 仁司) ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。  次の本会議は、9月12日午前9時30分から再開いたします。  本日の会議はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。     午前11時44分散会 ────────────────────...