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令和3年3月26日市立伊丹病院検討特別委員会-03月26日-01号

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  1. 伊丹市議会 2021-03-26
    令和3年3月26日市立伊丹病院検討特別委員会-03月26日-01号


    取得元: 伊丹市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-18
    令和3年3月26日市立伊丹病院検討特別委員会-03月26日-01号令和3年3月26日市立伊丹病院検討特別委員会 令和3年3月26日(金曜日) 午前10時00分開議 午後0時16分散会 〇場 所  第1委員会室 〇委員会に出席した委員    委員長    小 西 彦 治       委   員  竹 村 和 人    副委員長   上 原 秀 樹         〃    山 薗 有 理    委   員  花 田 康次郎         〃    戸 田 龍 起      〃    大津留   求         〃    高 塚 伴 子      〃    永 松 敏 彦         〃    吉 井 健 二 〇委員会に出席しなかった委員        な    し 〇協議した事項  市立伊丹病院近畿中央病院の統合再編による基幹病院と健康管理施  設の基本設計案の概要等について
    以  上 ○小西彦治 委員長  ただいまから市立伊丹病院検討特別委員会を開催いたします。  初めに、委員の出欠席について申しますが、本日は全員出席であります。  本日の協議事項は、市立伊丹病院近畿中央病院の統合再編による基幹病院と健康管理施設の基本設計案の概要等についてであります。  なお、質問に対して答弁をされる方は、挙手と同時に役職名を述べていただきますと、私のほうで指名させていただきますので、よろしくお願いいたします。  議題に入ります前に、藤原市長から挨拶がございます。 ◎藤原保幸 市長  本日は、小西委員長はじめ、委員の皆様方、本会議が終わったばかりの何かと慌ただしい中、市立伊丹病院検討特別委員会を開催いただきまして、誠にありがとうございます。  本日御報告させていただきたいと考えております案件は、市立伊丹病院近畿中央病院の統合再編による基幹病院と健康管理施設の基本設計案の概要等についてということで御報告させていただきたいと思います。  昨年、12月の24日になりますが、この特別委員会におきまして、市立伊丹病院近畿中央病院の統合再編による基幹病院と健康施設に係る診療機能施設整備計画案について御説明いたしました。本日は、施設整備計画案に対しましていただきました市民の皆様の御意見や御提案等を踏まえまして、基本設計案を取りまとめましたので、御報告させていただきたいと思います。  なお、新庁舎の工事の進捗と併せてこういう新しい病院を造る、相当大きな事業費、大丈夫かと、コロナで経済状況、市の財政厳しくなってる中で、新庁舎の整備、工事は止めるべきではないか、そして病院についても抜本的に見直すべきではないかという一部市民の皆様方の御意見があるやに仄聞しておりますけれども、これ、私は本会議で申し上げましたが、あったほうがいいけども、なくても困らないものを造るつもり全くありません。これから伊丹の未来に向けてどうしても必要なものを造っていくんだ、整備していくんだというつもりでやってまいりました。  そして、この耐震性に問題がある庁舎をどうするか、そして地域医療の中核病院として機能がやや不足している市立伊丹病院をどうするかというのは、私の市長就任以来の長年にわたる課題でございました。ただ、私が市長に就任した直後、非常に財政状況厳しくて、基金を取り崩して当初予算を編成している状況でありましたので、市民の皆様、そして議員の皆様方の御理解をいただきながら行政改革をし、財政の健全化に向けて努力してまいった結果、基金も一定程度たまり、財政指標を御覧いただければお分かりのとおりでありますけれども、近隣自治体に比べて良好な数字を示すに至ったと。そして、コロナで厳しい状況に陥ったことは事実でありますけれども、今後、コロナが終われば直ちに経済がよくなって、税収が増える見込みもありません。ですから、いたずらに市庁舎の整備や病院の整備を先送りいたしますと、そうした整備費用を次の世代、将来世代に転嫁すると、転嫁するというのは押しつけるということにならざるを得ない。そう考えますと、私の思いとしましては、これまでやってきました財政の力を発揮して、問題ないということはぜひ議会の皆様方、議員の皆様方、チェックいただければと思っておりますけれども、将来の財政運営に大きく支障がない範囲で新庁舎及びこの新病院についてもやってまいりたい。  特に、新庁舎はもう工事中のものでありますので、これを止めるというのは私からしますと非現実的な御提案だと思うわけですが、新病院については、基本設計を取りまとめたところでありまして、議会でやめるべきだと言われればやめざるを得ないことでもありますけれども、私の思いとしては、今回のコロナ禍でも医療の重要性が改めて再認識されたかと思います。  そして、実際に伊丹市内でも伊丹病院、あと近畿中央病院でもコロナのクラスターが発生いたしました。率直に申し上げて、感染症対策が十分であるとは言えない。かねてよりの課題でありました高度急性期の救急医療、これ十分にできておりません。脳梗塞、心筋梗塞等、命に関わる発作が起きた場合も市内の病院では対応できず、市外の病院に搬送せざるを得ないというのが現時点での伊丹の地域医療の現状でありまして、これを何とかしたい。  そして、今日御説明いたします新病院ができましたならば、1年365日24時間体制で高度急性期、全ての市民の皆様方の命と健康に関わる医療というのは私、重要な社会的サービス、公共サービス、インフラだと思っておりますので、これをぜひ整備してまいりたい。近畿中央病院を運営しております公立学校共済組合とも、私も直接理事長に、共済組合のトップにこうした私の思いを報告し、協力いただいたところでございます。  なお、また近畿中央病院跡地には、この地域に不足している回復期を中心とした地域医療に貢献できる、必要とされる病院を誘致してまいることは共済組合トップとも了解いただいておるところでありますので、私の思いとしましては、財政上、大丈夫だということを私は持っておるわけでありますが、市民の代表であります議会の議員の皆様方にチェックいただいて、大丈夫だという議会の御了解をいただいた後に、これから実施設計に入り、その次の着工に向けて事業を進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  なお、今日のメインテーマであります基本設計案の詳細につきましては、これから担当から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。     ──────── ◇ ────────    市立伊丹病院近畿中央病院の統合再編による基幹病院と健康管理施設の基本設計案の概要等について ○小西彦治 委員長  それでは、当局の説明を求めます。 ◎統合新病院整備推進班 それでは、私から、(仮称)統合新病院整備工事設計委託業務基本設計書の概要版(案)につきまして御説明さしあげます。  A3横の右肩資料1と書かれている資料を御覧いただけますでしょうか。  1ページおめくりください。こちらが目次になります。目次につきましては、1番の基本方針から始まりまして、施設整備方針、そして配置計画、平面計画、各種設備計画、そしてイメージパース、スケジュールなどにより構成されております。  1ページおめくりください。まず、基本方針になってまいります。基本方針です。1-2、設計のコンセプトです。設計のコンセプトにつきましては、以下の8項目をまとめております。①といたしまして、高度急性期病院としての医療機能の充実、②といたしまして、全ての患者、職員に快適な病院、③といたしまして、大規模災害時に拠点となる強い病院、④といたしまして、感染症への対応、右側に参りまして⑤といたしまして、医療ニーズの変化への対応、⑥といたしまして、環境関係の問題に対する対応といたしまして、2050年カーボンニュートラルに向けたグリーン化技術への取組、⑦といたしまして、医療現場におけるデジタル化への対応、⑧といたしまして、わかりやすいワンフロア外来と安全性を高めるウイング型病棟、これらを基本設計のコンセプトとして進めてまいります。  1ページおめくりください。2番の施設整備方針となります。こちらにつきましては、昨年12月の市立伊丹病院検討特別委員会での再掲となりまして、基本理念・基本方針にはじまりまして施設整備のコンセプトが書かれてございます。  もう1枚おめくりください。続きまして、3番の計画概要となります。計画概要につきましては、左側に3-1、計画概要、そして3-2、建物概要が書かれております。右側の階層構成、こちらの階層構成といたしましては、1つ、昨年度の特別委員会より変更点がございます。昨年度の特別委員会におきましてお示しした施設整備計画では、西棟免震、東棟、連絡棟を制震構造で検討中であるとお伝えさせていただいておりましたが、基本設計を進める中で、災害時の事業継続性やコスト、工期、また建物の接続部の収まり等総合的に検討した結果、今回の基本設計では全てを免震構造とすることで取りまとめております。  もう1枚おめくりいただけますでしょうか。こちらが計画概要、3-3、構造概要、そして3-4から3-8までが設備の概要を取りまとめております。  もう1枚おめくりください。こちらから具体的な計画に入ってまいります。4番、配置計画・動線計画になります。  まず、右側の図面を御覧いただきながら、御説明をさしあげます。敷地の東側に東棟、南西部に西棟、その2つをつなぐ建物として連絡棟を配置しております。また、敷地の北部に立体の駐車場、北西部には職員宿舎・保育所棟を配置します。患者様など病院利用者様の車両の出入口につきましては、既存の敷地出入口と同じところの交差点を利用いたしましてアクセスする形となっております。県道に入庫待ちの車両が滞留することを避けるために、県道入り口から駐車場ゲートまで一定の距離を確保して、満車時でも車両が病院敷地内に滞留できるスペースを確保いたします。  救急車両の出入口につきましては、先ほどの既存の病院交差点とともに、南側の国道171号線にも出入口を設ける計画といたします。  また、搬入車両等の病院関係者の車両出入口は国道171号線側に計画いたしまして、病院利用者の車両と動線が交錯しないように計画をいたします。  タクシー等につきましては、敷地内にタクシープールを設けますとともに、今後のバスの運行計画にも柔軟に対応できるように、ロータリー等の整備をしていく計画でございます。  駐車場につきましては、病院利用者用の平面駐車場を300台、それ以外に病院関係者用の駐車場250台を予定をしております。  また、駐輪場につきましても病院利用者用として250台、病院関係者用として530台程度配置をしております。  次を御覧ください。5番といたしまして平面計画になります。平面計画につきましては、右側の縦に描かれております図面の左側が西棟になりまして、右側が東棟になります。西棟の主な機能構成といたしましては、地下1階に供給部門、1階から3階に診療、管理部門、4階から7階に病棟、8階の屋上にヘリポートを設置しております。  東棟の主な階層構成といたしましては、1階に講堂と健康管理部門、2階にメンタルヘルスケア部門と管理部門、3階、4階は管理部門で配置をしております。  下のところに病床規模を書かせていただいておりますが、こちらにつきましては602床ということで、中身については前回の特別委員会と変更はございません。  1ページおめくりいただけますでしょうか。こちらが1階の平面図となります。平面計画につきましては、右側の図面、向かって左側、西棟からエントランスホールを中心といたしまして、左側から救急、放射線診断、内視鏡、そして放射線治療を配置しております。右側、東棟に移りまして、東棟につきましては公立学校共済組合が運営いたします健康管理施設、そして講堂を配置し、それらをつなぐ連絡棟にコンビニ、カフェを配置いたしました。基幹病院の出入口から分かりやすい位置にエスカレーターエレベーターを設置し、2階外来部門にアクセスしやすい計画といたします。また、南側吹き抜けにつきましてもエスカレーターエレベーターを設置することで、1階と2階の連続性に配慮いたします。  1ページおめくりください。こちらが2階平面図になります。2階の平面図につきましては、まず、外来部門、こちらは外来部門をワンフロアに集約いたしまして、待合の案内表示システムなどと併せ、柔軟に運用できる計画といたします。それ以外にも外来化学療法でありましたり、採血、採尿、心電図にわたる検査を行う検査部門、そして右側の東棟につきましては、公立学校共済組合が運営いたしますメンタルヘルスケア部門で独立した動線を設け、プライバシーに配慮した計画として配置いたします。また、それらをつなぐ連絡棟に患者様もお使いいただけるレストランを配置する予定です。  次のページを御覧ください。こちらが3階の平面図になります。3階の平面図につきましては、敷地の南側、図面の向かって下側ですね。こちらが手術・中央材料部門になります。手術室につきましては、ロボット支援手術ハイブリッド手術など高度な手術に対応できる手術室を15室設ける想定でございます。この北側につきましては、管理部門、医局等を集約し、研修医や職員の利便性、セキュリティーに配慮した計画となっております。この管理部門と手術をつなぐ部分に集中治療室を配置する計画となってございます。  1ページおめくりください。続きまして、4階平面図になります。4階の平面図につきましては、現伊丹病院につきましても入院されてる患者様の中でリハビリテーションを必要な患者様たくさんいらっしゃることから、入院患者中心のリハビリテーションを計画的に行うために患者動線に配慮して、病棟フロア、右側の図面でいきますと右下の部分にリハビリ部門を配置しております。こちらについては、屋外の訓練場も配置し、屋外でもリハビリができる計画といたします。また、その左側に入院患者様に外の雰囲気を感じていただけるように、屋上庭園を整備する想定でございます。  もう1ページおめくりください。こちらは5階平面図になります。5階以降につきましては、ワンフロアに4病棟、1看護単位40床程度とし、看護しやすい病棟構成で計画してまいります。様々な医療ニーズに合わせて対応が可能なウイング型という形状の病棟構成をしてまいります。こちらがこの図面で5階と6階、1枚おめくりいただきますと7階と、3つのフロアにまたがりまして病棟を構成してまいります。  8階は電気室、機械室、そして屋上に災害時の患者搬送等に活用するヘリポートを設置してまいります。  もう1枚おめくりください。こちらが地下1階の平面図になります。地下1階の平面図につきましては、地下1階は供給部門、こちら薬剤とか栄養管理、患者給食を出してる部門でございます。あとSPDと申しまして、院内の診療材料を提供してる部門ですが、院外からの物品搬入動線と院内への物品搬送動線の安全性・効率性から、供給部門を集約して配置してまいります。  次のページ、御覧ください。こちら6番といたしまして、立面計画となります。立面計画につきましては、上層階にメンテナンス用のバルコニーを病棟外部に配置し、それ以外の部分につきましては耐久性、メンテナンス性、安全性、経済性に配慮した材料を選定して、シンプルな構造でまとめてまいります。  1枚おめくりください。こちらが7番、附属棟になってまいります。附属棟につきましては、7-1、職員宿舎・保育所棟といたしまして、1階、2階に認可保育園、想定定員45名程度と病児保育室を配置いたします。3階から7階につきましては、研修医を中心とする職員宿舎60戸を計画いたしております。  1枚おめくりください。こちらが7-2、立体駐車場になります。立体駐車場につきましては、建物概要のところ、左下に書かせていただいておりますが、地上二階建て、スキップフロアタイプの2層3段の駐車場で、駐車台数は180台となってございます。  1枚おめくりください。続きまして、昇降機設備計画になります。今回の病院につきましては、使用する用途でありましたり、目的によってたくさんのエレベーターが配置されております。エレベーターにつきましては22機、それと先ほど外来と1階の受付部分を結ぶ部分にエスカレーター、こちらが2組を配置する計画で、右側にどの位置にエレベーターが止まるかなどを体系別に書かせていただいた表でまとめております。  1枚おめくりください。こちらが9番、BCP計画(災害時業務継続計画)となっております。統合新病院のBCPの基本方針といたしましては、災害自立運営型の病院の設備システムということで、右上のところにまとめさせていただいております。災害拠点病院として電力、水、そして汚水の貯留ですね、この辺りを全て3日間整備するということで、どのような形で備蓄をしていくのか、その中で使用可能なインフラはどのようになるのかという部分をまとめさせていただいております。  下のところに大きい図として断面図でまとめておりますところは、燃料や水の備蓄等により、災害時にも病院機能がしっかりと維持できる計画をつくってまいりますところを体系別に表示させていただいております。  1枚おめくりください。こちらについては、トリアージ計画になります。災害発生時に患者が出た際に、手当ての緊急度に従って優先順位をつけることをトリアージと申しますが、そのトリアージ、その後の患者の受入れにつきまして、施設整備としてどのような形で行うかをまとめております。右下のところ御覧ください。こちらで救急の部分が重症を受け持ちまして、その右側に中等症の方を受け入れる想定でございます。あと、トリアージと書かれてる部分で患者様をどちらに行かせるのかという医師の判断をいたします。一番右側のところ、講堂のところに軽症者を受け入れるという形で、ふだんは別の目的で使っているんですけれども、災害時にはこのような形の目的でも使えるように、施設整備については準備をする計画となってます。  1枚おめくりください。こちらが統合新病院におけます感染制御の計画となります。右側の断面図のような縦につながってる図面、御覧いただきますと、こちら1階のところを御覧ください。感染症患者は基本的に感染症患者の出入口から救急、集中治療室、病棟、手術へ搬送されます。赤色の縦動線、これが感染症専用のエレベーターとなってございます。3階を御覧いただきますと、手術室と感染のエレベーターで連携しまして、感染症患者の手術対応ができるようにしております。4階、5階、6階につきましては、各病棟の一部を陰圧切替え可能な計画といたします。7階につきましては、感染症拡大期に病棟全体で陰圧に切替え可能な計画といたします。  このような形で通常診療を継続して行うために重要な動線の分離を実現してまいります。  次のページ御覧ください。11番といたしまして、環境配慮計画グリーン化技術への取り組み)になります。こちらにつきましては、もちろん太陽光パネルの設置、それからCO2削減効果などガスコージェネレーションシステムの採用、雨水の散水利用、また屋上緑化など、様々な形での環境配慮の計画、そして木質系の素材など、自然に優しい素材につきましてもできる限り採用していく計画としております。  ZEBにつきましても、新庁舎でもZEBの取得に向けて取り組まれておりますが、病院につきましてもZEBReadyを実現できる形で今、設計を進めておるところでございます。  もう1枚おめくりください。こちらが12番、イメージパースとなってございます。こちらは、今、現病院の西側にあります住友電工の上空より北西側の全景イメージを見た図面になります。手前側に立体駐車場や職員宿舎、奥に病院棟が画面向かって左側から東棟、連絡棟、西棟と配置されております。  もう1枚おめくりください。こちらが同じく北西側のイメージですが、歩道側に立って見上げた統合新病院の部分のイメージになります。  もう1枚おめくりいただきますと、こちら、内観のイメージパースとなってございます。左下のところがエスカレーター、階段を配置しておりますエントランスホール、基幹病院の入り口の部分、そして、中央部分の上部に連絡棟と書かれておりますところが基幹病院と健康管理施設を結ぶ部分にコンビニとかカフェが配置されております連絡棟のイメージ、右下につきましては、病棟にありますコーナー部分の4床室のイメージをイメージパースとして描かせていただいております。  もう1枚おめくりください。こちらが工事事業費・スケジュール・建て替え計画となってございます。13-1、工事事業費につきましては、今回総事業費409億円のうち、約309億円が工事事業費となってございます。工事事業費の内訳につきまして、おのおのの施設別に工事事業費の積み上げを行っております。  13-2といたしまして、スケジュールになります。こちらにつきましては、令和7年度10月に統合新病院の開院、そして既存病院の本館等の解体を経まして、令和8年度1月にグランドオープンという形で事業を進めてまいりたいと考えております。  次のページおめくりください。こちらが13-3といたしまして、建て替え計画になります。安全に継続した医療提供を妨げずに短工期で行う建て替え計画をこちらに計画いたしました。病院利用者の方々の負担を極力抑え、工期を短縮するために、病棟部分の引っ越しにつきましては、既存病院から統合新病院へ1回で行う計画といたします。こちらでは、ステップ1といたしまして、東棟の建設から始まり、ステップ2、ステップ3、ステップ4、そしておめくりいただきましてステップ5、ステップ6と順番に建物を壊しながら建てていく計画を進めます。  ステップ7、こちらが既存病院解体、東棟・職員宿舎改修という工事になるんですけれども、ステップ7の段階で統合新病院につきましては開院をいたしまして、外構整備、駐車場整備を終えまして、ステップ8の部分、こちらが終了時にグランドオープンをする計画でございます。  以上が資料1、基本設計書の概要版(案)の説明となります。  続けまして、資料2、A4の横の資料を御覧いただけますでしょうか。こちら、統合新病院の施設整備について、市民意見を募集いたしました実施概要についてでございます。  1ページおめくりください。こちらが意見募集実施に係る主な周知方法ということで、当初、意見募集につきましては、ワークショップの形式を想定しておりましたが、新型コロナウイルスによります緊急事態宣言を受けまして、今回、動画配信という形で市民意見募集を行いました。広報で2回の広報をさせていただいた上で、ホームページ、SNS等での発信をさせていただきました。  下のページ、2ページを御覧ください。実施概要でございます。令和3年2月5日から3月4日まで、ホームページにより動画で意見を募集いたしました。動画の再生回数は622回、意見者数としては55人となっております。  1ページおめくりください。皆様からいただきました主な意見を類型別にまとめております。  まず、意見といたしまして、テーマ1、受付・待合・案内表示につきましては、見やすく、分かりやすい案内表示をという意見が16件、スマートフォンや電子機器を用いた外来受付・会計が13件、ストレスのない待合空間を求める意見が9件ございました。  テーマ2といたしまして、カフェ・コンビニ・レストランなどにつきましては、市民等様々な人が利用できるレストラン空間が4件、健康に配慮し、快適に過ごせるカフェ・レストランが9件、緑のある空間を欲しいという方が4件いただいております。  その他といたしまして、快適なトイレ空間を求める意見が2件、市バス等の利便性の向上を求める意見が7件、駐車場から病院玄関までの屋根設置ということで、雨天時の雨対策で3件、そして、近畿中央病院の跡地活用及び病院統合等に関する意見が16件ございました。  こちらが資料2の説明となります。 ○小西彦治 委員長  当局の説明は終わりました。  ただいまの説明について、御質問等がございましたらどうぞ。 ◆山薗有理 委員  それでは、確認をさせていただきたいなと思うんですけれども、4ページの配置計画を基にお伺いできればと思ってるんですが、まず、12月24日に行われました委員会の中で、バス停についての考え方についてお示しをいただきました。現在は県道にバス停はあるんだけれども、それを中に持ってこれたらいいなと考えてらっしゃるということで御答弁いただいており、基本計画ができてから交通局ともいろいろと話を進めていきたいなということで伺っていたと思います。  市民病院の今回の計画を拝見させていただくに当たり、バス停を一応この辺りで考えていますということを想定という形でいただければなと思うんですけれども、その辺りについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 今、委員で御案内いただきました4、こちらが配置計画・動線計画となってございます。こちらのタクシー等という、少しオレンジ色で描かせていただいております動線を御覧いただきますと、この動線で車両が進入いたしますと、大きいロータリーを回りまして、基幹病院の出入口、そして時間外と書かれるところに入ってまいります。この辺りにつきましては、車寄せを長い距離取っておりまして、バス等が停車して、乗客の方、乗降していただくスペースはこの辺りで今のところ確保しようと考えております。 ◆山薗有理 委員  市民さんから、バス停が中にあればいいなという声をよく聞いておりますので、ぜひ交通局とも、今、市民病院が描いている形でできるように進めていただきますように要望とさせていただきたいなと思います。  今回、地図拝見させていただくと、バスとタクシーと自家用車と入り口は基本的に同じ形になっていく。出口に対しても基本的に1か所と拝見をさせていただくんですが、そうなると、混乱といいますか、渋滞だったりが発生するのではなかろうかと心配するんですけれども、その辺りについてはいかがお考えでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 車両につきましては、先ほど委員が御心配いただいてるとおり、様々な形で渋滞につきまして私どもも検討は行っております。  まず、病院の利用者様につきましては、警察等の協議の中で、基本的にはこういう交差点、信号のある交差点からの出入りを求められておられまして、やはり出入りにつきましては同じ場所になっておると思います。  あと、タクシーでありましたり、先ほどのバスの運行につきましては、原則は交通誘導員によりましてまず車両の速やかな退出、そして進入における部分につきまして、出入口、並びにたくさんの横断歩道とかもあると思うんですが、その辺りには交通誘導員を配置して誘導させていただくこと、それと、今の現伊丹病院につきましては、駐車場の入り口が敷地に入ってすぐに曲がる形で駐車場に入っていくんですけれども、今回は直線で全ての動きを動線を取らせていただいております。  直線にすることで、入っていく車、進入する車と場内から退出していく車が交差しないようにという形で、直線で信号を待ってる、そしてスムーズに出ていくのを実現させていただいて、渋滞がなるべくできない形での計画をさせていただきたいと思っております。 ◆山薗有理 委員  現状の市民病院の駐車場に入るまでの渋滞はなかなか市民さんからも「結構待つんだよね」とお声があったりするので、今回、新しい病院ではそういったことも配慮して進められてるということで、分かりました。  では、駐輪場の話ですけれども、現状の市民病院の駐輪場がなかなか利用者も多くて台数がパンクしてるんじゃないかなと思うんです。今回、駐輪場については病院の利用者が約250台と、あと病院の関係者が約530台で考えているとお示しされてたんですが、これで大体今の数より対応できると想定されているのか、お考えをお示しいただけますでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 こちらにつきましては、設計事務所も通じまして、様々な形で分析をさせていただいております。台数につきましては、もちろん統合後の患者様の利用者数を想定いたしました台数とさせていただきました。  現伊丹病院の状況から申しますと、患者様にお使いいただける駐輪場が今180台弱ございまして、職員の駐輪場につきましては基本的には空いているスペースの通路で邪魔にならない部分で取らせていただいているのが現状でございます。  今回につきましては、職員の駐輪場につきましては、全てこの東棟と言われる右側のところに配置をさせていただきまして、まず、病院利用者、患者様の駐輪場とは完全に分離をさせていただくというところと、患者様の駐輪場につきましては、この左側のちょうど県道からの入り口付近に造らせていただくこと、また、台数につきましても先ほど申し上げましたとおり、1.5倍以上の容量につきましては確保させていただいてまいりますので、そちらで対応できると考えております。 ◆山薗有理 委員  今回の駐輪場に対しては、現状よりも1.5倍多く見積もっているということで、自転車の利用が多い伊丹市ならではの対策も練っているということで理解をさせていただきました。  12ページになると思うんですけれども、イメージパースでお話ができればと思うんですが、今回、病院利用者用の駐輪場ということで設置されているのが多分道路側の入り口すぐのところになるのかなと思うんです。先ほども御答弁いただいたとおり、車だったりタクシーだったりということで、なかなか交通量の多い施設内の道路になってくるかなと思うんですが、例えば、自転車を利用されているお子様連れの方であれば、お子様って自転車を降りたらすぐに飛び出してしまうっていうのを非常に考えられると思うんですね。  先ほどの御答弁では、多分、ここの目の前の道路が、敷地内の道路が結構車の利用が多いわけで、お子さんの飛び出しとか危険じゃなかろうかというのがすごく気になるんですけれども、その辺りについてはどのような対策を考えられるのか、お示しいただけますでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 まず、駐輪場の位置につきましては、基本的に一番利用者様が駐輪していただくのに、主にこの県道米谷昆陽線を自転車通ってこられますので、それに一番近い位置では配置させていただいております。  ただし、委員から御指摘ありましたとおり、このような入り口に近い位置に配置することで逆に車の動線とも近接してしまうというのはリスクとしてあると考えております。  まずは、この12-1番、北西側の全景イメージのパースに描かれておりますところで申しますと、駐輪場の南側、基幹病院側ですね、基幹病院の入り口側のところにつきましては、ある一定、利用者様が通っていただく通路を確保するんですけれども、それ以外の部分につきましては、飛び出しを防止するために手すり等を通路、車道等の間には設ける形でまず安全の確保はさせていただきたいと思っております。  先ほどの、再度の御答弁にはなりますが、こちらには必ず外来の診療時間におきましては、警備員、交通誘導員を適時配置はさせていただきますので、交通誘導員による横断歩道での人のそういう飛び出しの抑止も併せて行いまして、安全確保に努めてまいりたいと思っております。
    ◆山薗有理 委員  今、手すりだったり、安全誘導員さんの配置だったりということで、その安全対策について考えられてるということで安心しました。  本当にお子さんの動きって想定することができなくなってしまうと思うので、その辺りの対策は十分に進めていただきたいなと要望させていただきたいと思います。  現状の市民病院の利用者の方で送迎をされる方も多くいらっしゃるかなと思います。その中で、この動線を拝見させていただくと、病院利用者は中に取りあえず入って、駐車場に一度止めて、御家族か病院を利用されてる方と一緒に移動されるのかと思ったんですけれども、そうなると、ちょっと距離もあったりしてなかなかつらい方もいらっしゃるんじゃなかろうかと思うんです。なので、送迎されている方の車止めというんですかね、対応はどのようにお考えなのか、お示しいただけますでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 特に今の伊丹病院におきましても、先ほど委員おっしゃいましたとおり、そういう形で送迎される方、多数いらっしゃいます。今の伊丹病院と今回の統合新病院につきましてもほぼほぼ同じような対応にはなるんですが、こちらでいきますと、病院利用者様につきましては、基本的にはこの緑の動線を使って平面駐車場に入っていただくんですけれども、少し足の悪い方とかで病院の入り口で降りられたいという方につきましては、タクシー等の動線、こちらの動線と同じ動線使っていただきますと、この連絡棟と書かれているところの北側の部分につきましては車寄せになってございまして、そちらの車寄せで一旦、患者様を降ろしていただいて、私ども、今、警備員も含めまして車椅子等でも乗り降りのお手伝いもさせていただいておりますので、一旦降りていただいて、運転者様に関しましてはもう一度ぐるっとこのロータリーを回っていただいて平面駐車場にお止めいただくと。  また、帰りに関しましてもその逆さまの手順で平面駐車場から出てきていただいて車寄せで患者様等乗降させていただいて出ていただく計画を考えてございます。 ◆山薗有理 委員  分かりました。やはりそういった利用の方も多いと思いますので、その辺りもきちんと対応されているということで理解させていただきました。  ページが替わるんですけれども、5-5、平面計画の中に今回、リハビリテーションという形で配置がされているとお見受けします。御説明の中でも屋内でも屋上でもリハビリをできるようにと想定されていると御説明あったんですけれども、どういった方が利用されることを想定されているのか、もう少し詳しくお教えいただけますでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 こちらに関しましては、入院患者様の中で当院でも整形外科による人工関節の置換術でありましたり、あと、脳神経外科、また、近畿中央病院ですと脳神経内科のような形で、様々な疾患で一旦手術、処置等を行われた患者様の中で、日常生活に戻るまでの間に歩行の訓練でありましたり、運動負荷をかけた訓練をする必要があります。  そのような患者様に対するリハビリをこちらのリハビリの部分、そしてこの屋外訓練場と書かれている部分につきましては、少し坂道等が入りまして、日常生活におけるそういう負荷がかかる部分を再現しておりますので、その辺りで理学療法士等と運動機能療法士が様々な形で患者様のケアに当たると、そしてリハビリを行っていく施設になってございます。 ◆山薗有理 委員  そういった中で、御説明いただいた方に対して設定されていると理解させていただきました。  今回のを拝見させていただくと、屋上庭園も整備をされる予定になっておりまして、園芸療法も病院では進められてるところもあるそうで、県とかでは園芸療法も進めていくと示されているそうなんで、そちらも一度検討いただき、内部でお話しいただければと、最後要望とさせていただきたいと思います。以上で終わります。 ◆高塚伴子 委員  4ページの動線計画で、山薗委員からもさっき質問があったんですけれども、病院に来られた方を降ろすためには、一旦、中で回転をする形になるんですけれども、それだったら、この緑の線を入れ替えて、まず、大ひさしの前を通って降ろす、で、駐車場に行くっていうルートも考えられなくもないなと思うんですね。  逆に、診察を終えられた方を乗せるには便利だと思うんですけども、病院に来たときと診療終わったときとどっちがしんどいかと思ったら、多分最初のほうが、病院に来られるときのほうがしんどいので、そうすれば、一旦ここで回転することなくスムーズに流れていくのではないかなとは思うんです。すみません、素人の浅はかな考えですけど、その入替えはできないですか。というか不都合ですか。 ◎統合新病院整備推進班 入替えにつきましては、技術的にできるできないで言いましたらできるかもしれないんですけれども、日本の交通ルールに対しまして、右側通行、左側通行というのを入れ替えますと、やはり運転者の方が少しそれを誤解されてしまって、逆走が起きてしまったり、あと、どうしても駐車場に入ったり出ていくところの動線で普通の駐車場はやはり左側の通行で出ていくということが皆さんの中で基本のルールとしてお守りいただいてるところがありまして、その辺りで逆に事故のリスク、車と車が勘違いによりぶつかってしまうリスクもありますので、今のところ、私どもとしては路外の道路法規と合わせた形でのロータリーの設計という形でさせていただいておりまして、できる限りちょっとこちらで、少し御不便はありますが、ロータリーを回っていただく、降車していただく計画とさせていただいております。 ◆高塚伴子 委員  私も左側通行だからかなと思ったんですが、ロータリーを回ると、今度駐車場の列にまた入るときに、ここで渋滞が起こるんじゃないかなとも心配したので、ガードマンさん置かれるっていうこと、交通指導員さんですか、置かれるっていうことなので、そこは安心したほうがいいのかもしれないなと思いました。  それと、このページで救急車が雨にぬれないように、ひさしをつけますっていうのは、171沿いのほうにもひさしがついて、複数台の救急車が止められると考えたらいいですか。 ◎統合新病院整備推進班 救急車につきましては、委員御案内のとおり、この救急車と呼ばれる赤い動線が建物の少し内部に入ってきてる形で今図面を描かせていただいております。こちらにつきましては、建物の内部のところに少し破線で縦に点線が描かせていただいておりますが、こちら、2階部分までは外来という形で大きくなってございまして、その下に少しピロティーみたいな部分、少し空間がある部分に救急車が走る車道を確保しております。今、この西棟と書かれております建物、南北方向ですね、上下方向に85メートル程度ございますので、この中に救急車については十分複数台入ってこれて、停車できるスペースはあると考えております。 ◆高塚伴子 委員  分かりました。  そして、その下のところの利用者さんが雨にぬれずに乗降できるようにひさしというお話があったんですが、立面図ですかね。パース図を見ますと、12-1ですか、長くというか、ひさし、これは連続して雨にぬれないようにひさしが病院の中まで続いていると判断していいですか。 ◎統合新病院整備推進班 委員御指摘のとおり、こちらにつきましては、立体駐車場から建物の下のひさしについて、全て連続してつながるという形でお考えいただいて結構です。 ◆高塚伴子 委員  今度171からの進入についてですけれども、駐車場の中に入っての渋滞、中に入って車の列ができるようにということですが、171から信号までそれほど距離がなくって、今、信号は右折矢印も出ていませんので、信号がなかなかうまく渡れなかったら、1回の青信号で1台、2台しか渡れないとなると、利用者の方が新病院にたくさん来られてっていうことになると、信号から171まで右折の列ができるんじゃないかと思うんです。ここら辺については県と相談してっていうか、信号、右折信号になるのか、時差信号になるのか、あるいは右折車線をもう少し長く取るのか、その辺りの調整はできるんでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 その辺りにつきましては、もちろんこの県道米谷昆陽線を管轄します道路管理者並びに警察との協議も必要になってこようかと思います。  今、こちらにつきましては、環境アセスメント等もございますので、車の通行に対する台数の調査並びに今回、統合新病院開院するに当たりましての交通量の予測について行っております。予測を行う中での右折の滞留につきましても今のところ検討はしておりまして、それにつきましては、今現段階、検討の段階ではそれほど大きな影響はない、交差点をそういうふうに委員が今御心配なされてる171号線の交差点をオーバーしてしまうとか、そういう事象は起きない今、計算結果になっておりまして、ただ、患者様がどのような形で来るのかは今後も予測できないところも一部ございますので、その辺りにつきましては、工事中、また、開院してからにつきましても警察等関係部署と十分に協議いたしまして、信号の時間でありましたり、様々なところで協議はさせていただきたいと思っております。 ◆高塚伴子 委員  ぜひよろしくお願いをします。  交通関係でまとめたいと思うんですが、平面駐車場が完成するのが、スケジュールを見ますと、ステップ8の2026年の7月から2026年の12月の工期を終えてから平面駐車場を整備するとなっていますと、2025年の開院時には平面駐車場が使えないということでいいんですか。 ◎統合新病院整備推進班 そのとおりです。 ◆高塚伴子 委員  平面駐車場が使えなくなると、利用者さんはどこに車を止めたらいいんでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 この2025年の10月から平面駐車場ができない間につきましては、利用者様につきましては、この立体駐車場をお使いいただく形で想定をしております。 ◆高塚伴子 委員  開院直後のほうが多分患者さん、利用者が多いかなと思うんですね。立体駐車場、今、180台ということなので、平面駐車場の駐車場が250台だった、違いますね、300台ですね、平面駐車場の整備を300台と考えられていると、ちょっとオーバーするかなと思いますので、できたら外部にも用意をしておく予定があればいいかなと感じるところですが。 ◎統合新病院整備推進班 委員御指摘のところ、ごもっともでございまして、今、駐車場の台数につきましてもステップごとにどのような遷移になるのかという部分の検討を進めているところでございます。  もちろん、先ほど申し上げました立体駐車場のほかに立体駐車場周辺の部分にも複数台駐車スペースを、この解体工事をしている段階で確保はできておりますので、その辺りをまずは患者様にお使いいただくという形で、あとは職員等でどうしても夜勤の勤務でありましたりということで、自動車で通勤せざるを得ない職員もおりますことから、周辺の土地につきましても一時期、そういう駐車場で借りれないかどうかの交渉につきましても引き続きしていきたいと考えてございます。 ◆高塚伴子 委員  ぜひよろしくお願いします。  交通関係で最後ですけれども、ヘリポートの使用頻度はどれぐらいと考えられていますか。 ◎統合新病院整備推進班 近隣の600床程度の病院で加古川中央市民病院とか近隣の病院あるんですけれども、年間で加古川中央市民病院で少し多いほうだとは言われておりまして、年間10回もいかないぐらい、年間で六、七回ということをお聞きしておりますので、何か災害があるとか、特別な事情がない限り、数か月に一度とかいう頻度だと考えております。 ◆高塚伴子 委員  一応、一回終わっておきます。 ◆永松敏彦 委員  先ほどの関連になります。この平面駐車場、4-1で見てますけれども、利用者が駐車場のゲートに行くまでの直線距離が結構長いのかなと思っております。現状の病院でしたら、もうすぐに右折、左折という行程になります。要は、スピードが出ないかなというので、当然徐行という看板は設置はされるとは思うんですけども、物理的な速度制御的なものをお考えとかはないでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 様々な形で道路に凹凸をしたり、少し道を雁行させてみたりというのが、委員おっしゃってる具体的な速度抑制の手法かと思いますが、来られる方が少し病状の重たい方とかいろんな方もいらっしゃいますので、その辺りは少し慎重に検討したいと考えております。  まずは、スピードの抑制等につきましては、ソフト面ということで、運用的に常時こちらにつきましては交通誘導員配置しておりますので、まずは交通誘導に対して複数人の配置で徐行の呼びかけでありましたり、一旦、何か危険だと思われる場合については、少し車を止めるなどの配慮をまずさせていただくことで、あまり危険なスピードでこの平面駐車場の駐車場ゲートまで向かわない対策についてはさせていただきたいと思います。 ◆永松敏彦 委員  別の話で、5-2とイメージパースの12-3とを見てたんですけども、入り口から入りましてエントランスホールを通じて、受付・会計・相談と横並びになってるという配置です。このイメージパースで見たら、こんな感じかなと思うんですが、今の市民病院、受付と相談と会計とは対面的になってると思うんですね。結構会計のところでたくさんの方が順番待ちをされてるイメージがあります。受付は結構この頃、カードをピッと通すだけで、すぐ、どこへ行ってくださいと、あるんですけども、受付で並ばれてる方は、月初の健康保険の確認とかであるのかな。相談のところはやっぱり多くの方が今おられるのかなと思って感じております。  特に今の市民病院で感じるのが、御高齢の、車椅子に乗られた方と付添いの方がおられて、相談とか受付をされるのはその付添いの方がされてて、車椅子の方はどっか隅っこで待機してるんですけど、結構その場所が今はちょっと狭いのかなと思います。このイメージパースを見ますと、結構ゆったりと広く見れるんですけども、要は、このごめんなさい、素人で、この図面で今との対比が難しいんです。今よりもはるかに広いんですよというイメージなのか、その辺の空間的なものをお教えいただけませんでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 このエントランスホールにつきましては、先ほど委員からも御案内ございました、受付・会計・相談のまずは窓口部分については設けようと思っておりますが、先ほど御指摘ございました、少し時間のかかる相談でありましたり、車椅子等で来られて、高齢の方と付添いの方で少し長く時間がかかるものにつきましては、今この5-2の図面で申し上げます、受付・会計・相談の右側に放射線治療、核医学、内視鏡という水色の部分との間に通路があると思うんですけれども、この通路の相談と書かれた下の部分に小さいお部屋がたくさんございます。この辺りが相談のブースになっておりまして、今の伊丹病院ですと、通路上に少しパーティションで区切った形で相談のブースを作らせていただいておるんですけども、そちらを少しこういう形でお部屋にして、時間のかかる方についてはこちらに誘導をさせていただくことを想定をしております。  それ以外の総合受付ということで、初診で来られた方でありましたり、紹介状をお持ちの方等の受付、そして会計につきましても今後、もちろん今の伊丹病院でも電子決済等の仕組みは導入させていただいております。自動の精算機でありましたり、様々なものも考えられると思いますので、エントランスホールにつきましても今の伊丹病院よりは確かに少し広くなるというとこでもございますが、そのようなソフトの仕組み、もしくはお部屋の活用というところでここについては少し広く使っていただけるのではないかと考えております。 ◆永松敏彦 委員  承知をいたしました。  本当に今の現状で、今の市民病院のイメージしかちょっとなかなか想像できないんですけど、車椅子の方が動くのも手狭な感じの、そういう動線になっております。今回の場合は、もうこのイメージパースどおりでしたら、物すごくゆったりと安心して移動できるのかなと思うて、安心をいたしました。よろしくお願いいたします。以上です。 ◆吉井健二 委員  駐車場についてちょっと私の考えがあるんですけども、立体駐車場があるんですけど、今、いろいろな形の中で駐車のこと言われたんですけども、地下駐車場を、私はすごく造ってほしい一つです。何でかといいますと、車椅子でも入れる、雨の日でも入れるという便利さがあるんです。そして、地下から診療所に行けたり、いろんな形の中で行けると思うんで、地下駐車場の考えはないんでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 まず、この駐車場につきましては、立体駐車場のような建物として配置する駐車場につきましては、ここは建築基準法上、用途的な制限がございまして、今の駐車台数よりも増やすことは難しい状況です。ですので、地下を造りますと地上の部分を減らす形になるんです。あと、地下の駐車場に関しましては、今回の建物、一部地下は造らせていただいておりますが、原則水害に対して強いというところを掲げておりまして、できる限り、地下には駐車等の車を置くことで、浸水のおそれとかそういう部分があるので、そういうところはできる限りなくしたいところございまして、今のところは平面駐車場、立体駐車場という形で地上に想定をしているところです。  確かに、その通路の部分で雨天時に雨がかりになるとか、いろいろな形で地下駐車場のほうが有利な点があるところは理解をしておりますが、現段階の計画としては地上で考えさせていただいておるところです。 ◆吉井健二 委員  金額の問題もあるんでしょうけども、ただ、浸水、要するに雨が降ったり地震来たときは地下が強いと思うんです、雨のときは弱いかもしれませんけども、私は病院というのは、やはり利便性、そして診療所行くまでの時間帯、これ家族も来られてる中で、地下駐車場を造って車椅子、そして動線考えたら、外から回って立体駐車場から入ってきて、ずっと回るよりは地下駐車場のほうがずっと危険もないし、スムーズに行けるんじゃないかという意見です。  それで、ただ、今言われる、いつかは来るかもしれません、大洪水も。でも、にしても入ってる方が安心して診察室に行けるという、これも大事なことです。その辺のところは検討していただくこと、それ1点。  今、皆さん、端末機持って順番をピッピッと鳴らすと、その番号の人が診察所へ行くとか、そういう形が今はやってます。今は、例えば、私、ちょっとラーメン食べに行ったときに、順番待ちのときにぱっとくれて、ピッピッと鳴ったら取りに来てくださいと。簡単な話ですけども、そういう形の中でいくと、待ってる人も、「あ、いつ来るんかな」というのはありますけども、そういう形すると、動線がすごく開けるんじゃないかなと思います。  だから、患者さんが待ってる時間が長いよりも、やはり鳴った時点で、お医者さんでもあります、外出てやってくださいよ、外で待っててくれたら鳴らしますよと言ったら、診療所に来てもらうという、こういうことをすると、やはり人の流れも速いし、先生方もすぐ来られるということで便利だと思うんです。それをちょっと検討していただきたいと思います。  そして、あとは、立体駐車場はやはり大事です。私も尼崎の医療センター行ったんですけども、やはり雨降ったときとか、そういうときにやはり地下駐車場、地下から入って診察所にそのまま行けるという、この利便さと、それから車椅子でも通れるようになりますと、やはり介護の人も楽だし、そして、立体駐車場の上から下りてきてまた時間がかかるし、雨の日は大変だと思います。検討、再検討していただいて、どうしても洪水のことを考えられるんだったら、洪水のためにやったら、病院の外側の話の問題やと思うんで、その辺の対策はまた別に病院がする必要はないかなと思うんです。  逆に、病院は災害が起きた人を助けなければならない使命があるんです。だから、そういうところも含めて再検討していただければありがたいと思います。以上です。 ◎統合新病院整備推進班 委員御指摘、2点あったと思います。  まず、外来等のそういう案内、呼出しに関しましては、今回、動画配信における市民からの御意見の中でも、スマートフォンや電子機器を用いた外来の受付とか会計をしてほしいという意見もございましたので、その辺り、基本的なシステム、ソフトウエア、また人員体制等も含めまして、最良のものを今後検討していきたいと考えております。  駐車場についてですけれども、今、こちらの図面でも描かせていただいております平面駐車場というところには、今の現存の伊丹病院の病棟、一番大きな建物が建ってございます。確かに地下駐車場等を造るのであれば、こちらの位置に造ることになろうかと思うんですけれども、今回、短い工期の中で、まずは病院棟を建て、新しい病院を建てて、そこに移転した上で外構整備もできる限り短時間で終えて、皆様方、多くの患者様を受け入れしたいと考えておりまして、なかなか地下駐車場、仮に造るんだとすれば、すごく工期もかかったり、時間的なところもありますので、その辺りにつきましては、全体を見て慎重に検討はさせていただきたいと思います。 ◆吉井健二 委員  今言われるんで、やっぱりいろいろな形の中でほかの病院に行ったり、やっぱり勉強していただいて、これはいいなというものはやっぱり今でしたら、できるんだったら、そういう形の中で、コストの件、安全面、そして家族の人と来られる、人々の移動はやはり大事かなと思うんです。せっかく新しい病院を造るんですから、やはりそういうところ、「あ、伊丹病院ってすごいな」という感じの中で、安心して患者さんを預けられる病院になってほしいなと思います。要望しときます。よろしくお願いします。 ◆高塚伴子 委員  すみません、今、検討しますっていうお返事だったんですけど、これ今回、案として提出されていて、この委員会が終わったらこの案が取れて基本設計書として動き出すんですよね。地下の駐車場を造る基本設計書をもう一回つくって考え直すっていうことですか。それとももうできないならできないとはっきりおっしゃったほうが私はいいと思うんですけども、いかがですか。 ◎統合新病院整備推進班 補足させていただきますと、工期、コストや安全面とか総合的に考えていくという、基本的な考えを述べさせていただきました。  結局、吉井委員から御指摘いただいた安全面であるとか、効率性、利便性については、ほかの運用でカバーしていくことで、基本的にはこの計画のままで進めさせていただきたいと思っております。 ◆高塚伴子 委員  結構です。よろしくお願いします。 ◆花田康次郎 委員  市の職員の皆さん、いつも議員の顔を立てて、全くない話であっても検討しますと言っていただかなくてもよいかなと思いますが、駐車場の件でちょっと何点か聞きたいんですけども、まず、基本的な話ですけど、中にカフェスペースだとかそういったものを設置する予定だと思うんですけども、事業者さん入れて、そういった方が使われる車は職員駐車場から入ってきて、職員の駐車台数としてカウントされる予定ですか。 ◎統合新病院整備推進班 カフェとかの事業者の方ということでよろしいでしょうか。  はい、事業者等につきましては、病院の関係者の出入口から入らせていただいて、様々な形で飲料でありましたり、そういう物資を運ぶ関係ございますので、関係者の駐車場を使う形でございます。 ◆花田康次郎 委員  立体駐車場と平面駐車場で現在よりかなり台数増えるんですけれども、駐車料金に関しては、現在と同じ金額設定のままでいく予定でしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 こちらに関しましては、まだちょっと今後、全体の運用も踏まえまして検討していくところでありますので、絶対に今現段階と全く同じ料金体系であるのかはなかなか難しい、まだ現段階で決まっておりません。 ◆花田康次郎 委員  最後に1点ですけども、13番のスケジュール載せていただいてるんですけれども、今、答弁の中にもありましたように、工期の話であるだとか、あとは費用の面っていうのはもう大前提で、どんなに効果があっても莫大な費用がかかるものであれば、費用対効果から検討に値しないのは当然の話でありますからいいんですけれども、このスケジュールが近隣で大きな病院が建つときに医師の確保の問題なんかもあって、こちらが早く建たないとなという話、ちょっとお伺いしたことがあったんですけども、これは近隣の病院の計画からすると、当初考えていたとおり、早く建つスケジュールになってるんでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 今回につきましては、近隣で今、県立病院の建て替え等も進んでおりまして、私どもといたしましても同一の年度、2025年度に近隣の病院も建設されると聞いておりますので、同一年度内に建て替えをする計画で進めております。もちろん、工期につきましては、設計事務所通じまして、様々な形での検討を加えた中で、順調にいけば、この2025年10月あたりの開院は可能な形での計画とはなっております。 ◆花田康次郎 委員  病院の統合再編の計画、またこの建築の計画ですね、最低限の費用で最大限の効果が発揮できるように、また時期が来たりだとか、様々なこといろいろと工夫してやってきていただいてるというのは、この数年間見させていただいておりましたので、引き続き、市民の皆様期待されてると思いますから、この計画進めていけますように、努力続けていただければと思います。 ◆竹村和人 委員  4-1のとこから聞かせていただきますと、今、るるお話があったとおりだと思います。天候や曜日によっては県道に車がはみ出たような形で、それも緩和され、改善される計画というお話で、本当にありがたいと思います。  また、立体もできて本当に車の止めるスペースも広くなるのかなということで、あと、全部終わった後の話になるとは思うんですけど、平面に駐車場ができるということで、ここは患者さん中心、また訪れる方中心になるというお話もありました。そういった意味では、平面でなかなか見にくいところがあったりするのかなということで、誘導員の人も設置しながら、交通整理もしていただけるいうお話もありました。250台ばっと平面でしたら、空いてるスペースが分かりにくいんちゃうかなっていうところもあるんですけど、その辺についても誘導員さん等々でやっていただけるいう認識でよろしいでしょうかね。 ◎統合新病院整備推進班 確かに平面駐車場につきましては、かなり広い面積になっておりますので、まずこの駐車場につきまして、一つは4-1の図面で申しますと駐車場ゲートの辺りにまず交通誘導員を配置する予定でおりますことが1点と。よくショッピングセンターとかでも見られます、平面駐車場で自分がどこの位置に止めたっていうの分かる形でのサインボード、AとかBとかいう形でお名前のついたサインボードつけまして、大体今でしたらAの位置が空いてますとか、Bの位置が空いてますという御案内をさせていただこうと考えております。 ◆竹村和人 委員  本当に初めて来る方もいてたりとか、そういう意味では、自分の止めたとこが分かりにくい、探し回るのも大変なことですし、またスムーズな運営もできないかなと思いますので、分かりやすい表示を心がけていただけたらありがたいかなと思いますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。  あと、敷地内にタクシーループ、また今のお話では、バスの計画も予定されて、これまだあくまでも計画なんでね、今後、乗り入れに期待したいんですけども、タクシー乗り場の待合場所もあったりするかなと思うんですけど、よく言われるのが、待合に椅子があったほうがいいみたいな話はよく、腰かけるところが助かるということも重々、バス停にもいろいろ聞くんですけど、その辺あたりは、多分、しっかりと考えて、邪魔にならない形でそういう腰かけるものは考えていただけると思うんですが、念のために聞いておきます。 ◎統合新病院整備推進班 委員御案内のとおり、まず、タクシーにつきましては、比較的病院の中で複数台タクシー自体の車両が待っている状態で、できる限り患者様がスムーズに乗っていただける配慮は引き続きしていきたいと考えております。  また、待合の椅子についてですけれども、連絡棟って書かれてる部分の北側とか、少しひさしのかかっている部分のところで一列に並ぶ形になると思うんですけど、あまりほかの方の通行に邪魔にならない形でベンチ等の設置については検討したいと考えております。 ◎坂本孝二 新型コロナワクチン接種推進・病院整備・地域医療担当理事  バスの件でお話をいただいておりまして、私たちもできるだけ新しい病院にバスが入ってくることを多くの市民の皆さんが期待されてることを認識しておりまして、何とかそういう形で実現していきたいなという思いを持ってるところでございます。  一方で、バスを利用されてる方の中には、駅へ向かって乗ってらっしゃる方も当然いらっしゃいまして、そういう方々からいたしますと、やはり一分一秒早く駅に着きたいのにという、一方でそういう思いもあるということもございますので、そういったこと全体的なバランスを考慮しながら、病院にどういう形でバスが入ってこれるのかということをこれからも交通局さんとの協議を進めていきたいと考えております。  いずれにいたしましても、このバスロータリーが完成いたしますのが、令和8年12月のグランドオープンのときにこのロータリー等も含めたバスの考え方は必要になってくるかと思いますので、その際に実際にどういうバスの交通形態になってるのかって、新しい仕組みも出てくるかもしれませんし、そういったことを含めながら、総合的に検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆竹村和人 委員  そういった意味では、まだちょっと先で、運用面についてもいろいろこれから変わってこようかとは思いますので、そういうスペースができるいうことはそういう可能性もいけますので、ぜひ前向きに検討していただいて、利用者がスムーズに行き帰る、いい病院ができる一つの要素がそこにもあるのかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  話替わるんですけど、1-1になるんですかね、大規模災害時の拠点となる強い病院というところで、冒頭に東日本大震災などを想定、それを上回る大地震への安全性確保という形で、全体的に免震構造するということで強いんだなということがあるんですけど、もし想定されておられるんでしたら、どれぐらいの規模を考えてられるんかなと思うんです。東日本大震災以上ですので、震度でいうたら8とか7以上なのか、その辺は特には、もしあるんでしたら教えていただけたらなと思います。 ◎統合新病院整備推進班 こちらにつきましては、今現段階で建物の設計につきましては震度7程度の地震を巨大地震と考えておりまして、その巨大地震に対応する建物という形での設計をしてるところでございます。 ◆竹村和人 委員  分かりました。文字でそういうふうに書かれてますので、今、最大、日本で今感じてるのがそれなんかなと思いますので、それを上回るようなことも想定されてるということなので、安心できるかなと思います。  また、災害時の業務継続計画に基づいてインフラとかも整備をされて、本当にそういった意味ではこの地震に強い病院が生活の身近な場所にできるいうことは、市民の皆様にとって本当に安心していただける病院にできるんかな。今、何かあちこちで日本の中揺れてますんで、そういった意味ではそういう観点からしても地震に強い、災害時に発揮できる病院はやっぱり早くあったほうがいいと思います。まあまあ早く言うてあしたできませんけども、こうやって今計画を練られてるいうことは一番大事なことだと思いますので、そういう想定されてるいうことは本当に安心できる一つの要素がある、伊丹の取組が本当にいいんだなとも思いますので、ぜひその辺についてもしっかりと発揮できるように進めていただきたいなと思います。  また、そのページの6番にカーボンニュートラルっていうことで、電気自動車の急速充電設備の設置ということですけども、伊丹市の中で、病院なので公共性いうのはなかなかどうなんかなというのはあるんですけど、そういった意味では公共の中で初めて設置されるとは思うんですけども、高速のサービスエリアとか、特に道の駅に設置もされていると思うんですけど、今回、そういう急速給電は設置する台数とかどういう形で考えてるのか。 ◎統合新病院整備推進班 急速充電につきましては、今後、電気自動車の普及が今よりもこの病院が開院いたします2025年、そして今このカーボンニュートラルを目指します2050年にはどんどんどんどん進んでいくと考えております。私どもといたしましても、病院として使う車がどれだけ電気自動車になっていくのか、また、来院される患者様の車がどれほど電気自動車という形で来られるのかという部分については、今後もその動向を考えながらとは想定はしておりますが、今のところ、こちらにつきましては、職員宿舎棟につきまして電気設備に一部余力のあるところがございますので、そちらから電力を給電する形で急速充電設備の設置を想定をしています。  台数については、もちろん今、民間で様々な形で急速充電設備を各社が出ておりまして、私どもも事業者選定をしながら機械を設ける、また、自分の病院のところですね、自病院の充電に関しましては自病院で充電施設を設ける形を考えたいとは思っておるんですけれども、現段階では複数台設置できるようなというところで想定をしておりますので、まだ具体的な台数につきましては今後検討させていただきたいと思っております。 ◆竹村和人 委員  分かりました。社会の流れの中で電気自動車が主流になっていくような、ほかにもあるんでしょうけど、主流になっていくのかなと思います。これ、設置する場所によっては、病院以外の方も使えたりとか、当然、病院に来られた方でお見舞いの時間を使ってってみたいなこともあるんですけども、その辺の使用する想定として、どういうものを考えてるのか。 ◎統合新病院整備推進班 今回設置させていただくとすれば、こちら、4-1にあります平面駐車場のうちの一部区画となろうかと思いますが、こちらの平面駐車場につきましては、今回、設置いたしますのが専用駐車場と申しまして、基本的には病院を利用される方専用の駐車場として整備をさせていただく予定でございますので、基本的には外来患者様等で病院に滞在していただく時間に少し御利用いただくとか、そのようなことを想定をしております。 ◆竹村和人 委員  分かりました。将来見据えて、やっぱりそういう電気自動車はやっぱり主流になるのかなと思いますので、そういうふうにも対応できるということで、あと、この設計に対してはいろんな補助金も今メニュー等々あるので、いいものを活用していただいて、負担軽減するものについてどんどん対応していただけたらありがたいかなと思いますので、ひとつその辺についてもお願いしたいと思います。  そういった意味では、市民負担の部分についたとしても、その次のカーボンニュートラルという考え方も今回取り入れているということですので、そういういいものを使っていただけたらありがたいかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  また、ZEBReadyも取得を目指して環境に優しい取組を導入した本当に省エネの環境に配慮した計画になっておりますので、今後のランニングコストを考えたときでもいい取組、有効な取組だと思います。それについてもやっぱり負担軽減につながることになってますので、ぜひ目指すっていうことなんで、ぜひ取っていただくように期待をしております。病院は電気をよく使うとこですけど、目指すいうことでぜひ取っていただけたらありがたいかなと思いますんで、よろしくお願いしたいなと思います。  次に、医療現場におけるデジタル化への対応ということで等々書いていただいております。これからの医療を考えた場合もやっぱりデジタルというのは非常に重要な視点であります。  ここにちょっと明記されてるのは、医療従事者側の視点に立っての明記ですが、今、デジタル化が急速に進んで、生活の場にもぐっと入ってきておりますが、市民の皆様から見た場合のデジタル化という形でどういうふうに捉えてるのかをお聞きしたいんですが、市民の皆様から外来の受付・会計の意見もありましたけども、患者、病院を訪れた方の負担軽減へのデジタル化に伴う配慮などはどういう形で今考えておられるでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 確かに今、スマートフォンが急速に普及している中で、皆様方からも受付とか案内のところで、やはり今、自分の何人前に待っているのか、また、待ち時間はどれぐらいか、これからどれぐらい時間がかかって会計ができるのかっていう様々な形での病院で今、待合案内の表示だけでは分かりにくいという意見を多数いただいております。  やっぱり待ち時間の軽減につきましては、もちろんこれからシステムの検討がございますので、施設整備でできること、そして、システム、または体制とかで整理していくとこ、様々なとこあると思うんですけども、デジタル機器の利用が非常に皆様方にとって身近な現代となってきている中では、アプリ等を導入させていただく中で、アプリケーションの中で患者様がどこにいても自分の順番が分かるですとか、あと、今回は非常は広い外来ですので、その外来の中でどこに行ったらいいんだという道案内等々につきましても電子機器を使いましてさせていただくことで、不安の軽減でありましたり、待ち時間を有効に活用していただけると、そのようなとこについては今後も引き続き検討させていただきたいと思っております。 ◆竹村和人 委員  デジタル、今言われたアプリなんかはもう日に日に変わっていくし、いいのもできますし、また、そういうアプリを開発することについても民間の力で、また無料で受けれるようなものもあったりするので、これについてもやっぱり取り入れて、またそういう取り入れれる環境も全館にネットを、Wi-Fiをする形にもなっておりますので、そういうのも利用者側も患者さん側も何かちょっとでも使える要素があるとするならば、ぜひ取り入れていただいて、最先端のものをぜひ使っていただきたいし、1回入れたというわけではなくて、今後ずっと続いていきますので、そういう観点で進めていただけたらありがたいと思いますので、何とぞよろしくお願いしたいなと思いますので、その点についてもお願いします。  あと、ちょっと続いとるんですけど、附属棟、7-1に明記されておるんですが、保育の想定ということで、今、保育園が45名、病児保育室が2名の計画で進んでおります。医療関係者など、これまで以上に増える可能性があります。またそういう計画になっておるんですけど、女性活躍など今後の社会情勢を考えたときに、そういった意味では、ちょっと必要な部分は増えるのかなと思うんですが、今、そのニーズの45人、2人という枠はこの計画にあるんですけど、その辺はどういう経緯でそういう計画になったのかいうところを教えていただけたらと思います。 ◎統合新病院整備推進班 今回、職員宿舎と保育所棟というところで、この認可保育園につきましては今、伊丹病院は独自の取組といたしまして認可保育園ということで、今現段階でも運営をさせていただいております。特にゼロから2歳児の方につきましては、院内の方も事業所内保育事業という形で認可保育園としての受入れを行わさせていただいているところでございます。  今回、統合新病院に係ります部分でも、想定人数45名程度とさせていただいております中で、もちろん今回の病院につきましては、近畿中央病院と伊丹病院の統合という形になりますので、一定程度、近畿中央病院、増える職員数に対してのお預かりする園児の数は増えてまいるというところは想定はしております。現段階では、今、伊丹病院におきます保育園に関しましてもかなり外部の人も含めて多くお預かりをしている状況でございますので、その辺りを鑑みたところ、この45名程度の想定定員がいれば、基本的にまず院内の人についてはお預かりできるだろうと。今現段階で、今現在のお預かりの人数ですが、今で26名程度、これが外部の方と内部の方合わせた数字となってございますので、それに対して大体1.5倍程度の容量を定員確保させていただいておりますので、この定員でお預かり、対応についてはできていくものと考えております。
    ◆竹村和人 委員  1.5倍ということで、多分、働く人が今以上に増えると思いますので、そういった意味ではそういう従業員の環境整備、働き方改革の中でそういう働く環境をつくっていくいうこともひとつ大事なのかなとも思いますし、現状より想定のほうが多くて1.5倍だというところで大丈夫かなとも思います。  でも、今後のことを考えたときに、今、ハード面を整備しておりますので、そういった意味ではそういう柔軟な、フレキシブルな受入れ体制を考えてたほうがいいと思うんです、今の段階でね。そういった意味では、スペース的なことについて何か考えておられますかね。 ◎統合新病院整備推進班 今、保育園に関しましては、1階と2階、複数階にわたりましてこの2つのフロアによって保育園を今形成をしております。その中で、もちろん、今のところ想定の人数を設けた上での保育室の設定はさせていただいておるんですけれども、もちろん年齢別で必要な要件、面積も決まっておりますし、それに当たります、従事します保育士の人数も決まっておりますので、その辺り、もしある程度今後の需要の中で人数が増えてくる等々ございましたら、この1階と2階のエリアの中で一部、今後の動向に対しては少し対応できる間仕切りの変更等については少し柔軟に対応できる施設、建物にはしていきたいと思っております。 ◆竹村和人 委員  保育は45人で病児保育も2名という形でなっておりますので、今の想定でしたら、その人数で大丈夫のようにも思いますけど、病児保育についても市とのいろいろ協定があったりするんですけども、柔軟な受入れの体制を考えていただけたらありがたいかなと思いますので、よろしくお願いをします。  最後にお聞きしたいんですけど、地域医療構想の実現に向けた重点施策区域ということで、たしか8月の終わりぐらい、25日か6日ぐらいに指定されたと思うんですけど、国による助言や集中的な支援が受けられるようになってるんですけど、その辺あたりの支援の状況は今回これの今の現状でどんなものがあるのか、ちょっと教えていただけたらなと思います。 ◎統合新病院整備推進班 今回の統合が地域医療構想実現に寄与するということで、昨年8月に厚生労働省から重点支援の指定を受けました。  この中で、財政的支援ということで、病床機能の再編支援を一層手厚く実施という、そんなふうな表現で厚生労働省はしておりまして、その病床再編支援といいますのは、削減した病床数に応じて補助金が頂けるということですが、重点施策区域に指定されるとそれが1.5倍いただけるということで、今回、稼働病床が198床削減されますので、それを機械的に計算すれば、約5億円の補助金が頂けると見込んでおります。 ◆竹村和人 委員  5億円頂けるということで、今の勘定を機械的にしたらということでお聞きさせていただきました。これって、伊丹病院と近中で統合するんですけど、一つの、今回の病院、何かそういう割合とかはなかったですかね。 ◎統合新病院整備推進班 その補助金は2病院に交付するとされてますので、伊丹病院と公立学校共済組合近畿中央病院で分けることになると思います。 ◆竹村和人 委員  分かりました。一つの病院できるし、そこにかかるお金の負担軽減が5億円になるということでお聞きしました。そういった意味では、これからも国、県の動向を注視しながら、補助金等確保できるものについては取っていただく方向性で頑張っていただいて、市民の皆様の負担軽減につながるように努めていただきたいと要望して終わります。 ◆永松敏彦 委員  1点確認させていただきます。  コンビニが1階フロアに設置されております。現在の病院でもコンビニ、物すごく狭小のスペースでコンビニ運営されております。それとは別に地下の1階で医療用品の販売を現在はされておりますが、今回の計画では、このコンビニで医療用販売も一緒にやるという形でよろしいですか。 ◎統合新病院整備推進班 今、委員御指摘の診療材料につきまして、患者さんのニーズに応じて小売させていただくものを今の伊丹病院では地下1階でさせていただいております。今後も事業者の選定等の中でも、もちろん市民さんからの御意見の中でもやはり診療材料を買う場所がなかなかないので、そういうスペースを継続してほしいということを言われております。  ですので、今回、コンビニとかカフェ、レストランにつきまして事業者の選定をしていく中で、まず事業者の中で対応できるのかどうか、対応できないのであれば、そこの部分については引き続き別途何らかの形で事業として継続していくという部分も含めて検討はさせていただきたいと思っております。 ◆永松敏彦 委員  次はもう要望です。いうか、先ほど検討していただくいうことで了解いただいたんですけども、現在、病院で手術等やって退院をする。そのときに腹腔鏡手術とかしたときの傷痕に当てるシートでもいろんな種類がありまして、高いものから、高かったら傷がもうきれいになくなるよとか、これやったらちょっと安いけど傷ちょっと残っちゃいますよとか、いろんな種類があって、その名称がまた難しくて、それもメモで頂いて、先生にメモ書いていただいて、それを買いに行くんですけども、実際、その売店でいらっしゃる方、当然専門の方なので、これ見たらはいはい言うてすぐ出していただける。それがコンビニで同時に売るとなると、尼崎の総合医療センターがそんな体制されてるんですね。1階の、あれローソンさんでしたかね、入ってたのが。行って、もうお昼時なんか行ったら、そんな個別の対応やってられへんのですね、レジで追われててっていうのが。でも、お年寄りの人がメモを持ってうろうろうろうろしてるのも拝見させていただいたので、先ほどみたいに、コンビニ内で売るんであれば、そのコーナーで専属の方がいてくれたらうれしいかな。これはもう利用する側の立場です。  運用する側ではそんなお金出せるかみたいな話になるかも分かりません。そこは業者を選定するときでの仕様書等の書き方でもちょっといろいろ変わってくるのかなと思いますんで、それはぜひとも御検討いただいて、利便性のいい運用をお願いしたいなと思います。 ◆大津留求 委員  まず、この基本設計、実施設計、今からつくられると思うんですけども、伊丹の場合、例えばリータであるとか、新庁舎もそうですが、障害がある方、当事者の方、団体の方の意見をきちっと聞いて、その方々も快適に使用できる施設を造ってると把握をしております。この新病院については、今までそのようなことをされてきたのか、そして、今後される予定はあるのか、お尋ねいたします。 ◎統合新病院整備推進班 身体障害者の連合会につきましても様々な形で身体障害をお持ちの方いらっしゃいますので、私どもとしても今、現段階におきましては、基本設計、やっとゾーニングがこういう形で決まってまいったというところで、まずは事業の御説明を第一弾として皆様方にさせていただいております。  もちろん、今は事業の内容説明でありましたり、意見交換の準備をしつつ、今現段階におきましては、建設する、まずはこのハード部分、建物につきましての御意見をこれから継続して頂戴していく形を今考えております。  新庁舎、またリータとかを含めまして、私どももソフト面とか人員体制で医療現場、特にカバーしていく部分も多うございますので、まずはハード部分から、そしてソフト部分につきましても継続的に意見交換をさせていただきながら、今後も進めていくことで想定はしています。 ◆大津留求 委員  もちろんハード面は一回造ってしまうとその後意見を聞いても変えれない話になっちゃいますので、具体的にどんなスケジュール感で聞いていくような、もう今までで実績はつくられたと思うんですが、聞いていくイメージでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 今回、少し前になるんですけども、3月の23日にも一旦、団体の皆様方にも御説明の場を設けさせていただきました。今後、今、日程は調整中ではございますが、1か月後ぐらいをめどに、皆様方からまた意見を頂戴する形を想定しておりまして、その中では、実施設計が始まったばかりの段階で様々に皆さん方の意見をお聞きしながら、実施設計にも反映させていくというところをまずは皮切りに、それ以降につきましては、実施設計の進み具合でありましたり、また皆様方からの意見の内容を勘案しながら、適時、意見交換の場を持たせていただきたいと考えております。 ◆大津留求 委員  そのような姿勢で適宜、そのたんびに確認をし合いながら進めていただければ、障害のある方に優しい病院であれば皆さんにとって優しい病院になると思いますので、その方向性でよろしくお願いいたします。  続きまして、この新病院、院外薬局になると思うんですが、院外薬局はどこら辺でできるのでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 今回、この病院を建設するに当たりまして、4-1、配置図でございます、西棟の南側のところに、これは土地の所有者の方が別の事業者の方を運営して調剤薬局を運営されてるという形で運営をしております。土地につきましては、今、左側の平面駐車場と書かれた左側に少し白い空地があるんですけれども、こちらに土地を交換する形で私どもとしては土地を交換することを地権者様とお話をさせていただいてるところです。  また、院外薬局につきましてはもちろん、土地の用途につきましては、私どもで決める立場にはございませんので、どんな方になるかは分かりませんけれども、その辺りにつきましては周辺のニーズとかその辺りを考えてお決めになられるとは思います。 ◆大津留求 委員  承知しました。  続きまして、10-1ですね。いわゆる感染症対策ということで、これを見る限り、かなり徹底してるなと思います。実際にこの感染症、また新たな感染症なり起こった場合に、このような形で対応しますよということですが、4、5、6は、これ各何床ずつぐらいあるのか、7階はこれ一角になると思うんですが、何床ぐらいを想定してるのか、ベッド数ですね、教えてください。 ◎統合新病院整備推進班 こちらですが、7階に関しましては、この病棟全体で24床想定をしております。あと、4階、5階、6階につきましては、各病棟の、今、オレンジ色の色を塗らせていただいてる部分で9床ずつ床を想定しております。 ◆大津留求 委員  実際にふだんは通常の病床として使って、そういう緊急時の場合には陰圧ということで感染症対応になるという理解をしておりますが、実際にこれは7階から空けてくわけですか。それとも4階から空けてくわけですかね。どんなイメージなのかなと。 ◎田中久雄 統合新病院整備推進班参事  実際、この運用に関しては、感染症のタイプで変わってくると思います。結核とかでしたら、もう普通に各病棟のところを1部屋ずつ使うとかっていう形になりますし、感染症の状況によって、非常に多くの人数の方が非常に短時間で出るということになれば7階ということになりますし、そうでなければ、4、5、6階の一部を使うとかという形になると思いますんで、そのときの状況によっていろいろな形で対応できるように、今回は考えております。  ですので、例えば、今回のコロナの状況の場合、7階を使って、その後4、5、6階を追加して使う形になるのか、もしくは7階の同じフロアのところを広げていく使い方もありますので、そのときの人員体制、また今言った感染力、それとか重症化の率とか、そういうことでいろいろな形でそのときによって変えていくと考えております。 ◆大津留求 委員  とてもその辺も臨機応援にフレキシブルに対応できるということで、すごいなと、素直に思っております。  続きまして、13-2でお聞きします。実際に来年度実施設計が行われて、再来年度の4月から建設に入るスケジュール感と見られますが、まずちょっと最初にそれるんですが、東棟を建てるときに、何か地下から変なものが出てくるとかという心配って特にないんでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 東棟の建設場所につきましては、現在、職員宿舎等が立っております場所になります。今、もちろん、地歴調査と申しまして、この土地をどのような形で使っていたのか、またその土地に対してどのような用途で使っていたのかという部分も含めまして、今、県と協議をしているところでございます。もちろん、その中で、土壌汚染等のことを御心配いただいてると思うんですけれども、その辺りにつきまして、まずはその地歴調査の中で、安全かどうかという部分についての判断が県である一定なされるものとは考えております。  その後、仮に建物の下とかの部分で何か汚染物質が出てきたという部分が出てきましたら、また別途、その部分の汚染度等につきましては対応していかなくちゃいけないものだとは考えておりますが、現段階でそのような形で県と協議していく中で、まだ現段階では判明してない状況でございます。 ◆大津留求 委員  この間、総務でちょっとあったんですけども、廃棄物、ごみのようなものが地下に埋まってて、それを処理しなければならないとかっていうので2か月ぐらいかかるという話があったんですが、じゃあ、そういうことも事前に調べてるので、このスケジュール的には問題がないよという解釈でよろしいでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 もちろん、今、建物が建っているそのさらに下につきましては、今現段階でも調査のしようがないところもありますので、その辺り、何か出てきたというところについては、もちろん全体スケジュールの中で吸収できる分は吸収していく、またどうしても延びる部分につきましてはまた御相談させていただくことにはなろうかと思います。 ◆大津留求 委員  続きまして、先ほど竹村委員からのお話にもありましたが、みどり保育園についてちょっとお尋ねいたします。定員が15人増えてということで、よかったなと思うんですけども、実際に2022年4月に東棟が建設が始まりますということは、そのときにはみどり保育園の建物を壊さなければなりませんということですね。次、ステップ4ですか、職員宿舎・保育所棟仮供用開始、こっから多分みどり保育園を使うことができるのかなと想定をするんですが、そうなりますと、1年ぐらいですか、1年半ぐらい、その間はみどり保育園の子供たちはどこで過ごすのでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 今、この東棟建設には含まれておりませんが、来年度、私どもで施設の老朽化によりまして、宿舎、そして保育園の入ってる建物については解体を予定をしております。その中で、もちろんみどり保育園についても影響を受けるんですけれども、こちらに関しましては院内の別のところで仮設の保育園を今の現況の保育園と同規模のお子さんが預かれる形でまずは造らせていただいて、そこで仮設の保育園で運営をさせていただこうと思っております。  その保育園につきましては、この新しい職員宿舎・保育所棟が出来上がるまでは、そちらで保育をさせていただいて、出来上がり次第、速やかにそちらに引っ越しをするという形で現段階では想定してます。 ◆大津留求 委員  もうちょっとだけ詳しく教えてほしいんですが、いつ頃、その壊す、壊すっていうのはここに確かに入ってないんですけども、壊すのはいつ頃、どれぐらいの、1年半ぐらいになるのか、その期間、仮設というのは今ある病院の中のどっか空いてるフロアを使うのか、その辺のところ、もう少し詳しく教えてください。 ◎統合新病院整備推進班 今、来年度ある程度この解体をしていくという中で、仮設の保育所についてはこの全体のスケジュールを含めますと、大体2年間ぐらいは仮設の保育所、2年弱ですね、1年と10か月程度は仮設保育所での運用を想定をしております。  仮設保育所に関しましては、現段階におきましては、医局棟の1階部分を一部使わせていただいて、そこで保育所を仮設で造らせていただく想定でございます。 ◆大津留求 委員  分かりました。そのことはみどり保育園の保護者さんなどは御存じなのでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 今年度、入ってこられる方はまだ現段階で伊丹病院に来ていただいておりませんので、入ってきていただいてから御説明をさしあげる形にはなろうかとは思っております。  もちろん、まずはそういう工事をさせていただくという部分、そして仮設の保育園となりますが、今の保育園と同じようなしつらえで造らせていただくという部分についてもこれから説明をある程度させていただく想定でございます。 ◎統合新病院整備推進班 補足させていただきます。  新しく見学に、保護者の方など来ていただく際に、そういったことの御案内は園からもさせていただきますので、そういう状況で知らずに入園されるということはないような形で案内はする予定になっております。 ◆大津留求 委員  じゃあ、今現在、保育園にいてはる子の保護者さん、御家族さんには、今から説明するということだけども、1年10か月間みどり保育園が使えないということは、ほぼほぼもう時間、あと何か月後かにはなくなりますよっていうイメージ、え、どういうことですか。 ◎統合新病院整備推進班 来年度の発注の工事ですので、また具体的な日程につきましては工事業者とも調整の上、決定という形にはなっていこうかと思います。一応、現段階では、今いらっしゃる、来年度も引き続き保育としてお預かりさせていただく保護者の方々には、一定程度工事があることについては説明をさせていただいておりまして、保育園がなくなるというのではなく、仮設の保育園で引き続きお預かりさせていただくという説明をさせていただいてるところです。 ◆大津留求 委員  すみません、ちょっと勘違いしました。じゃあ、もう今いる方には説明済みなんですね。了解済みということですね。 ◎統合新病院整備推進班 はい、今いらっしゃる方についてはある一定程度、詳細の部分まではお示しさせていただいておりませんけれども、工事がある旨、そして仮設の保育園という形での保育となる旨についてはお話はさせていただいております。 ◆大津留求 委員  承知しました。  その場合、当然ながらみどり保育園の宿命として、病児保育も漏れなくついてくると思うんですが、病児保育も、じゃあ、その仮設のところで同じようにやるということでよろしいですか。 ◎統合新病院整備推進班 はい、病児保育につきましてもお部屋につきましてはいろいろな施設要件ございますので、その施設要件に満足する形で仮設の場所にちゃんと建設する予定でおります。 ◆大津留求 委員  みどり保育園に通ってる保護者さんも安心して預け続けられるという解釈と分かりました。  最後に、ちょっとコロナの関係で、本当であれば皆さんに集まってもらって意見を聞こうということをしようと思ったのが残念ながら動画ですか、私も拝見しましたけども、なかなかよくできた動画で、皆さんから意見をお聞きになられた、この統合新病院の施設整備についての市民意見募集の実態概要を頂いてるんですが、基本的にこれの扱い方、55人の方から多分様々な御意見、ここに出ている以外にも様々な細かいところは違うような御意見もあったかと思うんですが、どういう扱い方をするということでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 設計に反映できるものについて、できる範囲で反映していくということと、運用についての御意見については、今後、それを反映できるようにしていきたいということです。  あと、その他の意見、御覧いただいたところ、市バスの利便性向上については、先ほど答弁させていただいたとおり、開院までの間、さらに検討を進めていくと。あと、また④のところで件数が多かったところ、跡地活用ということがありますが、これにつきましても冒頭、市長からの挨拶ありましたとおり、民間医療機関の誘致に向けて伊丹市が調整を進めていくということでございます。 ◆大津留求 委員  最後にします。先ほど、今ちょうど出ました、最初に市長から御挨拶の中で、跡地に回復期病床を含む民間の分について、誘致に向けて、了解をいただいている旨のお話があったかと思います。市長が言われた内容は、12月24日に言われたことを言われたのか、そこからまた少し何か一歩進んだのか、そちらはどちらでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 11月に統合委員会という、今年度3回やりましたが、11月の第3回の統合委員会におきまして、回復期病床の確保については民間の医療機関の誘致で進めるべきだという議論をいただきまして、検討結果をいただきまして、それを受けて藤原市長が11月に共済組合の理事長と直接お会いいただいて、跡地については回復期機能を有する医療機関に売却していただくように要望をしたということで、その趣旨について、あちらの理事長も一定納得いただいたという、そういう意味でございまして、当然、公立学校共済組合としても今後機関決定をしていかないといけませんので、それはこれからということでございます。 ◆大津留求 委員  そうしましたら、理解としては、12月24日にお聞きした時点と事態は、そこからこの間の間に何か理事会とか開かれたわけではなく、そのときのお話をされたという理解でよろしいですか。 ◎統合新病院整備推進班 そのとおりです。 ◆大津留求 委員  結構です。 ◆上原秀樹 委員  ほとんど今、各委員の方から言われたんですけど、1つ、A4の紙のことで先ほど大津留委員が質問されました。パブリックコメントと違いますから、一つ一つ当局の考えを示すということではないということは理解してますけども、こういった意見が出されたことに対して、分類ごとでもよろしいんですけども、こう対応します、例えば、基本設計ではこれは取り入れることができますとか、取り入れることはできませんとか、基本設計の後、ソフト面でこれは検討しますとか、そういう形での返しというのは必要だと思うんですけども、それはされる予定ですか。 ◎統合新病院整備推進班 これまでも市民の意見交換会であるとか、シンポジウムでいただいた意見については、このような形で概要を類型別にお示しして、皆さんに御説明してきたところでございます。今回についてもこのような形で、今日の特別委員会ではお知らせさせていただきました。  基本的にこの要望につきましては、お応えできるものについてはお応えしていきたいということでございますので、そういう方向で我々は考えております。 ◆上原秀樹 委員  お応えしていきたいということはホームページなんかでそれを掲示されるという理解でよろしいですか。 ◎統合新病院整備推進班 現在のところ、この資料を掲載していく予定でございます。 ◆上原秀樹 委員  今日もらった資料を掲載するということで、先ほど言われたお応えするというのはもちろんこの基本設計とか次のソフト面での計画を遂行する中で応えられるところは応えていくという意味なのか、あるいはこれを掲載して、いや、これはできません、これは検討していきますとか、そういうことも掲載するということですか。 ◎統合新病院整備推進班 細かいところまでは掲載する予定はございません。 ◆上原秀樹 委員  せっかくいただいた意見で、本来は意見交換会でされて、当局の方から、これは御意見いただいたんで検討しますとか、そういう受け答えができるんですけども、これは一方通行で御意見いただいたということで、何らかの形で生かしてほしいということで意見を出しておられるんでね、案を。先ほど言ったように、パブリックコメントと違うという制度は理解してますので、そこまで細かくはしなくてもよろしいんですけども、当局の意見を少し入れることも含めて考えたほうがいいんではないかなと思いますので、検討してください。  次、先ほど、4-1で配置計画のところでいろいろ意見が出されました。一つは、平面駐車場があるのと、それから立体駐車場があります。立体駐車場からは屋根つきの通路ができるということで、イメージパースの中でもそれが示されています。平面駐車場は今でもそうですけども、車を置いた後の人の動線というのがなくて、てんでん、それぞればらばら、この通路まで歩いていかれるんですけども、平面駐車場の中での人の動線を示すものがあれば、安全対策にもなるんではないかと思うんですけども、それはお考えでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 今、平面駐車場につきましては、基本設計といたしましてはこのような形でのまとめをさせていただいておりますが、今後、実施設計におきましては、もうちょっと詳細な部分、どの部分について通路的な扱いとするのかとか、あと先ほどおっしゃったとおり、いろんな意味で歩行者の安全も確保してまいらなくてはならない部分もありますので、その辺りについて実施設計も含めて検討させていただくこととしております。 ◆上原秀樹 委員  ぜひ検討してください。量販店など行きますと、結構丁寧な動線が描かれていて、歩行者はここを通るという、そういうこともなされていますので、お願いします。  それと、5-1の病床規模ですけども、全体として602床というのは前の基本構想の中で601.7という想定はされていまして、そのとおりの病床数になってるんですけども、基本構想のときには、新機能と、それから既存機能、回復期等で合わせて601.7ですけども、基本構想の中で出された数字とこれはきちんと整合性が取れてるという理解ですか。 ◎統合新病院整備推進班 そのとおりです。 ◆上原秀樹 委員  新機能というのが集中治療20床と34床で54床で、緩和ケア病床の上までが当初の新機能の73床に対応するという理解したらいいんですかな。ちょっと足してませんから。 ◎統合新病院整備推進班 その考え方とこの考え方がびっちりとリンクするということではないので、この602病床を算定する際に基本的な考え方として、新機能と言われてるのは、今現在市外行かれてる方を市内で安心して入院いただけるということが基本になったということで、そういう方が重症であれば、3階のICUにいて、安定していけば4階以上に移っていくと思われますので、それが全くイコールになることではなく、基本的な600人床を考えたその機能を十分果たせる病床の配分だと、今回お示ししている病床配分だと、そう御理解いただきたいと思います。 ◆上原秀樹 委員  分かりました。  次に、5-8で、栄養管理部門の調理方式はニュークックチル方式ということで、これは一旦作って、温かいのを急速冷凍というか、冷やして、また温めるというやり方ですけども、これの利点といいますか、今と違う点はどういう点が違うんですか。 ◎野口隆 統合新病院整備推進班参事  ニュークックチルというのは、事前にある程度の工程まで食事を作りまして、それを一旦冷凍をかけまして、当日、それをまた解凍して温めて食事提供する工程になりますので、今回、400床から600床に上がるというところで、かなりの食事を一斉に作らないといけないということがありますので、工程を分散できるメリットがあります。その上で、解凍するということで、時間が分散できますので、人件費も人の配置も若干減らせるところがありますので、今後、人の問題等、労働力の問題等も出ておりますので、今回この方式を採用したと考えています。 ◆上原秀樹 委員  分かりました。これは別に前の日に作ったのを温めるということではなくて、その日のうちの工程でさきに作っておいたのを冷凍して、直前に温める方式にするということですか。 ◎野口隆 統合新病院整備推進班参事  一部ですね、料理の段階の一工程までは前日まで作ると。それを一旦冷凍かけて、次の日に解凍をして、温めるなり、新しく加熱するなりという工程でございます。 ◆上原秀樹 委員  分かりました。  この調理部門は、今まで公で直営でやってましたけど、それを続けるという理解でよろしいですか。 ◎野口隆 統合新病院整備推進班参事  はい、そのように考えております。 ◆上原秀樹 委員  はい、分かりました。以上です。終わります。 ◆高塚伴子 委員  12時過ぎましたけど、簡単に聞きます。  財源計画のことですけども、今回、建築費、工事事業費として309億円が計上されています。病院全体の事業費が409億円と聞いてますので、大体100億円が医療機器だったりとか、家具とかそういうものになると思うんですが、この309億円の財源、例えば補助金が幾らでとかっていうことが分かってれば教えてください。 ◎統合新病院整備推進班 409億円というところで財源内訳を御説明させていただきます。 ◆高塚伴子 委員  はい、結構です。 ◎統合新病院整備推進班 まず、国、県の補助金であるとか、そういうもので約168億円を見込んでいます。次に、市の負担ですけども、伊丹市の負担ですけども約99億円、その残り、伊丹病院が負担する分については142億円と考えております。  これから広報特集号4月1日号で今回の基本設計の中身を市民の皆さんに広報していきますが、今申し上げました財源の内訳についてもその広報特集号の中でお知らせしていこうと思っております。 ◆高塚伴子 委員  伊丹市と病院の負担の241億円は全額起債ということでよろしいですか。 ◎統合新病院整備推進班 はい、そのとおりです。 ◆高塚伴子 委員  国、県補助の168億円のうち、国、県の別は分かりますか、国、県の別は。 ◎統合新病院整備推進班 168億円のうち多くを占めてるのが起債に当たる交付税措置が138億円ぐらいありまして、高塚委員がおっしゃる県の部分というところでいけば、地域医療介護総合確保基金というのがあるんですが、その中で、再編統合支援事業というのがあるんですけども、そこが約16億と見込んでいますが、その基金自体が県3分の1、国3分の2という財源構成であるんですが、県が実施する事業としては16億円ということでしょうか。 ◆高塚伴子 委員  とある県議さんの新聞によりますと、多額の財源を県から得ることに伊丹市は成功していますと書いてあるので、どれぐらいあるのかなと今伺ったところ、16億円のうち3分の1は県負担ということで5億円程度兵庫県からの補助がいただけているということで理解しました。
     それと、建築費の関係ですけども、学校共済組合さんはこの409億円のうちの負担はどれぐらいになりますか。 ◎統合新病院整備推進班 健康管理施設の占有面積を仮に2000平米としまして単純計算すると、約8億円になるのではないかなと。 ◆高塚伴子 委員  409億円のうちの8億円が共済組合さんの負担でということですよね。 ◎統合新病院整備推進班 はい、先ほども申し上げた168億円という中に入れております。 ◆高塚伴子 委員  分かりました。財源については結構です。  最後に、ちょっとだけお伺いしたいんですけども、今日も傍聴にいらっしゃっている市民の皆さんがすごい関心を寄せておられるところでいつもニュースとかをいただいてありがとうございます。その中で、この病院の事業に関しては、伊丹市の問題ではなく、阪神圏域の医療の問題なのでと書かれていて、県が指導助言を行っているのだと書かれてるんですが、県からどのような指導助言があって、県とはどれぐらいの頻度でこの病院の計画についてお話しされているのかについて教えてもらえますか。 ◎統合新病院整備推進班 先ほど、竹村委員から重点支援区域の指定のお話がありましたが、その指定を受けるに当たっても県といろいろ調整をしながら、指定を受けることができたっていうところがございまして、常に県とは報告、情報共有している状況でして、こういう形でいけば、財政的な支援を受けれるだとか、そういう指導を受けていることは確かにそうでございます。  今後も病院を開設するに向かって、いろんな手続がございますので、継続的に県医務課となるんですけども、御指導いただく立場でございます。 ◎藤原保幸 市長  ちょっと県とのやり取りについて補足させていただきます。  冒頭の御挨拶でも申し上げましたけれども、私、市長になったときからこの病院の問題を大きな課題として捉えておりました。要は、阪神間というのは兵庫県下で大きな病院は、どうも臨海部に偏在してると。要は、神戸でありますとか尼崎、西宮、それに対して阪神北については大きな病院がありません。ありませんので、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、それぞれが市民のニーズに応えるためにということで市民病院をつくってきた。市立で運営してきたと。そして、あまり固有名詞は、隣で尼崎市は大きな市でありながら、市立病院がなくて済んでいる。なぜかって県立病院があるからです。これはおかしいじゃないかと。  ですから、そもそもの昭和30年代、40年代、人口の中心が圧倒的に臨海部でしたから、そこに多く県民が住んでるということで県民の病院をつくられた。ただ、その後、20世紀、要は、高度経済成長期から阪神北部に人が大勢住むようになってきて、人口の重心が大分北に上がってきたと。ただ、医療についてのサービスは、今、先ほど申し上げたようなことで南に偏在していると。ですから、そういうことでそれぞれの市が運営に苦労してるわけです。伊丹市も何とか単年度黒字になりましたけれども、川西市は市立、直営では持ちこたえられなくなって民間移管されて、宝塚市も経営の抜本的な在り方を検討する状況になってこられて、三田市も同様です。  そういうことで、阪神北部の市長同士で、これはいかがなものかと、ずっと前から言ってまして、井戸知事にも直接お目にかかってこの話ししたことがあります。こういう歴史的経緯を踏まえれば、阪神北でもっと県が力を入れて、そもそも高度救急医療、三次救急っていうのは県の仕事ではないかと。一次、二次までは市はやるけれども、三次は広域的観点から広域自治体たる県がやるべきではないかということは申し上げて、理屈は一定理解いただいたかと思いますが、ただ、県も極めて財政厳しい折、新たな県立病院を造ることはできないと。  私は、西宮のやつをこっち持ってきたらいいじゃないですかとまで申し上げたんですが、それも地元の西宮の県会議員さんはお認めにならないだろうということもありまして、結果として、井戸知事が私に言われたのは、伊丹市頑張るなら県は応援してあげるよということになって今日に至るということであります。市長になりましてから阪神北部の病院については、いろんな議論をしてまいりまして、市立病院一緒にして県立病院に移管したらどうかとか、独立行政法人つくったらどうかとか、一部事務組合つくったらどうかとか、いろんなことを考えてまいりましたが、結果として伊丹市にとって最善の策を決定、私なりに決めたのが市内の、例えばですけれども、阪神北部で一緒につくるとすると、宝塚、川西、伊丹で3市でやろうとすると、じゃあ、どこにつくるのかという話にすぐなるわけでありまして、そういう問題等を考えて、これは大変かなと思ってきたわけですが、結果的に川西市も宝塚市もなかなか財政的に伊丹市と一緒になって大きな病院をつくるのは難しいという判断をいただきましたので、それではということで、伊丹市内にあった近畿中央病院も建て替えに苦労されていましたので、一緒にしたらどうかという話を持ちかけたところ、乗ってきていただいて、今日の計画になったと。そういうことでありまして、県とはいろいろ私なりに知事とも直接お話しして、こういう話を進めてきたこともありまして、県からはできる範囲で最大限の応援をしてあげようと。  今回の感染症対策もいろいろ説明しましたけれども、基本的に今回の新型コロナウイルスの対応もそうですけれども、県と市の役割分担からすれば、伊丹市における感染症対策は県が保健所行政の一環として責任を持って対応すべきでありまして、伊丹市が単独で感染症対策を考えて、市立の病院でここまでやると決めた話では基本的にありません。  そういう意味で、知事にも感染症対策どう考えるべきかというお話をしたところ、できるだけの準備しておいてほしいと。地域医療構想の中で感染症の議論がまだ十分ではないところもありますので、今回もよく言われますように、欧米に比べて人口当たりの病床数が多いにもかかわらず、また感染症、重症の方が人口比で比べて欧米に比べて少ないにもかかわらず医療崩壊の危機が言われてるというのは、要は、病床の使い方、利用の仕方が不十分。よく言われますように、私立病院は、なかなか民間病院はコロナ対応したくてもやりにくい。結果として一部の公立病院と公的病院に固まっているということが日本の医療行政の問題、病院行政の問題として顕在化したのが今回であろうと。  いろいろ言うように、そういう中で、この伊丹に新しい統合新病院の構想を考えてまいりましたので、知事にもその話をして、今後の感染症対応を県としてしっかり考えていくので、できるだけの協力をしてほしいという要請を受けていると、そういうことであります。  そういう面で、指導、助言といいますか、県と相談しながら連携しながらやってまいり、県からは基金の活用等において伊丹市を支援してあげようとは言っていただいたと。ただ、県が責任持って県が運営するということは断られてしまったと、そういうところであります。 ◆高塚伴子 委員  議会からも県要望でいつも県立病院ということを上げてきて、途中からそれは無理だということで3市ですかね、3市での統合の病院の話も出ましたけれども、結果として伊丹市が責任を持って阪神北圏域の医療を守ることも含めて、市民の命を守るための新しい病院を決めたということで、私も十分理解をしております。  県も全面的にバックアップをしていただける、協力していただけるというのであれば、5億円程度の補助ではなく、今後のランニングコストの面でもぜひとも多額の援助をいただきたいなと思っております。今後とも県との協力をよろしくお願いして、終わります。 ○小西彦治 委員長  ほかにございませんでしょうか。───  それでは、これをもちまして散会といたします。              以   上  伊丹市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。  令和  年  月  日  市立伊丹病院検討特別委員会      委員長   小 西 彦 治...