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令和2年一般会計予算等審査特別委員会−03月17日-01号
令和2年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会−03月17日-01号

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  1. 伊丹市議会 2020-03-17
    令和2年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会−03月17日-01号


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    最終取得日: 2021-08-18
    令和2年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会−03月17日-01号令和2年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会 令和2年3月17日(火曜日) 午前10時00分開議 午後1時31分散会 〇場 所  第2委員会室 〇委員会に出席した委員    委員長    戸 田 龍 起       委   員  竹 村 和 人    委   員  佐 竹 璃 保         〃    加 藤 光 博      〃    大津留   求         〃    久 村 真知子      〃    安 藤 なの香         〃    北 原 速 男      〃    小 西 彦 治         〃    吉 井 健 二      〃    川井田 清 香 〇委員会に出席しなかった委員    副委員長   山 薗 有 理 〇審査した事件とその結果    議案第 14 号 令和2年度伊丹市中小企業勤労者福祉共済事業特別  原案可決            会計予算
       議案第 15 号 令和2年度伊丹市鴻池財産特別会計予算      原案可決    議案第 16 号 令和2年度伊丹市荒牧財産特別会計予算      原案可決    議案第 17 号 令和2年度伊丹市新田中野財産特別会計予算    原案可決    議案第 18 号 令和2年度伊丹市病院事業会計予算         原案可決    議案第 23 号 令和2年度伊丹市モーターボート競走事業会計予算  原案可決    議案第 42 号 地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関  原案可決            係条例の整理に関する条例の制定について                                     以  上 ○戸田龍起 委員長  ただいまから特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会を開催いたします。  初めに、委員の出欠席について申しますが、本日は山薗委員が欠席であります。  円滑な審査のため、質疑に際しましては、委員の方は必ず資料名とページ数、項目を述べていただき、端的かつ的確に行っていただきますようお願いいたします。  次に、答弁をされる方は、挙手と同時に役職名を述べていただきますと、私のほうで指名させていただきます。質疑の意図を的確に把握され、要領を得た答弁をしていただきますようお願いいたします。  会議時間につきましては、申し合わせどおり、午前10時から午後5時までにしたいと思いますので、委員並びに当局の皆様には十分御留意の上、御協力のほどよろしくお願いいたします。  それでは、前回に引き続きまして、順次審査を進めてまいります。     ──────── ◇ ────────  議案第42号    地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について ○戸田龍起 委員長  初めに、議案第42号を議題といたします。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。 ◆久村真知子 委員  これは条例の規定整備だけだと思うんですけれども、簡単に内容についてお聞かせいただけたらなと思うので、説明をお願いできますか。 ◎ボートレース事業局 こちらの議案ですが、各企業の設置等に関する条例の中に議会の同意を要する賠償責任の免除というところがございます。本来であれば議会に議決をいただいて、その損害賠償等を報告するということになっておりますが、免除額のところ、私どもで申し上げますと20万円の免除がございまして、それ以上の部分は議会の議決を必要としますので、報告をさせていただくんですけれども、その根拠法が地方自治法にございました。これが条ずれを起こした関係で、今回、議案を上げさせていただいたということでございます。 ◆久村真知子 委員  伊丹市の条例は今までどおりということで理解をいたしました。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第23号    令和2年度伊丹市モーターボート競走事業会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第23号を議題といたします。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。 ◆佐竹璃保 委員  予算書164ページの電話投票の発売券についてです。  今、スマートフォンとかタブレット端末からのネット投票を含む電話投票が全体の58.39%と、予定以上の伸びがあったとのことで、伊丹市のホームページ刷新とあわせますと、さらなる利益向上への取り組みができるのではないかと考えております。  県のギャンブル依存症対策との兼ね合いで難しいことは一定理解いたしますが、1人の人が多額の金銭をかけるかけ方ではなくて、大勢の方が趣味の一部として使われて楽しまれているというデータが出ていらっしゃるとのことで、今後の方針、今のままで進めばより多くの方への広がりが期待できるのではないかと思っております。  今後、伊丹市のホームページからの誘導での投票促進というところ、仕組みづくりはお考えでしょうか。 ◎ボートレース事業局 委員御案内の電話投票投票促進につきましては、電話投票での投票や会員管理に関する事務を委託しておりますボートレース振興会がさまざまなポータルサイトや新聞などで全国的な広報展開を実施し、新規会員の獲得につなげております。  伊丹市といたしましては、そこで獲得され会員になられた方に対しまして、振興会が送付するメールマガジンに情報を掲載いたしましたり、振興会、ボートレース尼崎公式ホームページ電話投票する上で見やすいように改修しましたり、ボートレース尼崎の舟券を電話投票で購入していただいた方へのキャッシャバックキャンペーンや、本場招待ツアーを実施するなど、直接的なサービスに努めまして、ボートレース尼崎電話投票の促進を図っているところでございます。 ◆佐竹璃保 委員  ということは、伊丹市のホームページからの誘導はなされないということですかね。尼崎市はどうなってるんでしょうか。 ◎ボートレース事業局 各市のホームページからボートレース事業局へのホームページの案内という形でのリンクをさせていただいてるのが現在の状態でございます。  今後については、また担当部局とも相談しながら進めてまいりたいと考えております。 ◆佐竹璃保 委員  次、広報の展開ですけれども、本場の活性化についてです。毎回、特別会計の委員会で質問項目に上がっておりまして、今回は2点に分割させて質問させていただきます。  まず、広報のターゲットとしまして、いつも本場の周り、半径30キロ圏内の方に向けて広報活動を行われているとのことですが、実際に来られる方はギャンブルがお好きな方、ボートレースが好きな方、イベント目当てとして来られている方の3種類に分けられるのではないかと思うのですが、まず、前述の2つについて。  ギャンブルがお好きな方については、競馬場や競艇に行かれてる方へのアプローチが有効だと思っております。そしてボートレースがお好きな方については、同じく、ほかのレースに関心のある方であったりボート自身に関心のある層かなと思っているんですけれども、今後、SNSであったりホームページのどこで広告を打ち出していくかによって、また誘導率が変わっていくと思いますが、見解はいかがでしょうか。 ◎ボートレース事業局 ギャンブルが好きな方やボートレースが好きな方につきましては、直接的な広告を展開しております。  例を挙げますと、ボートレースオフィシャルウエブや、ボートレース尼崎公式ホームページフェイスブックツイッターなどのSNS、また、ボートレースにも詳しいパチンコ、パチスロライターの方のSNS、また、他の公営競技などを取りまとめたインターネットのポータルサイトスポーツ紙などが有効と考えておりまして、そのあたりに広報展開を充実させているところでございます。 ◆佐竹璃保 委員  フェイスブックとかツイッターとかも、独自のアカウントをお持ちということで大丈夫でしょうか。 ◎ボートレース事業局 ボートレース尼崎で公式のものを持っております。 ◆佐竹璃保 委員  次に、最後、イベントについてですけれども、ファミリー層に向けてなど、キャラクターショーなどの打ち出しをされているとのことですが、イベントの企画効果としまして、種類分けしてどのようなイベントで一定の効果が上がっていますでしょうか。  それを踏まえまして、今後、コロナウイルスが終息した後、どのようなイベント打ち出しをお考えか、現時点でのお考えをお聞かせください。 ◎ボートレース事業局 ボートレース場イベントにつきましては、どこもファミリー層への誘致を心がけております。ボートレース尼崎につきましても、キャラクターショー大型プールの設置など、ファミリー層向けイベントを実施した際には、200人から300人、多いときには500人を超えるお子様の来場があり、効果があったものと考えております。  今後におきましても、新型コロナウイルスが収束し、通常どおりイベントが実施できる状況が整いましたら、今年度同様、日曜日や祝日を中心に、先ほど述べましたキャラクターショー大型プールの設置、また、アトラクション型のふわふわ遊具の設置やお笑いライブなど、ファミリー層により一層楽しんでいただけるイベント展開を図ってまいりたいと考えております。 ◆佐竹璃保 委員  このイベントに来られたファミリー層に対しては、券を買っていただく方向なのか、それともイベントを楽しむだけでも来ていただくことで意味があるよという考え方なのか、教えていただいてもよろしいですか。 ◎ボートレース事業局 どちらも実施しております。単純にイベントだけを楽しんでいただくこともしておりますし、来ていただいた方の御両親に、例えば100円でも舟券を買っていただいたらお子様向けへのプレゼントをするなど、そういった形で実施いたしております。 ◆佐竹璃保 委員  コロナウイルスが収束する前にはネットの電話投票の促進をお願いいたします。一応、そこには本場活性化についても引き続き取り組んでいただけたらと思います。 ◆加藤光博 委員  今、新型コロナの話が出てたんですが、多分、場外とか場内無観客で開催になってるんだろうと思うんですけど、現実、今、ちょうど伊丹の開催の日程時期ですよね。通常とそういったお客さんが入らない電話投票のみ、どれぐらいの売り上げの差って出てるんですか。 ◎ボートレース事業局 実際の売り上げにつきましては、2月27日までが通常どおり開催しておったんですけども、2月1日から27日までの電話投票と、2月28日以降、一昨日までを比べますと、電話投票が、それまで20数%の伸びだったものが35%程度の伸びまでふえてる状態にございます。 ◆加藤光博 委員  ふえてるということは、トータルで見たら売り上げが上がってるということですか。 ◎ボートレース事業局 トータルで言いますと、従来、電話投票売り上げは全体の60%弱でございましたけれども、今、伸びがありますので、全体ですと70%弱までの売り上げとなっております。ですので、お客さんが入ってるときに比べますと3割ぐらいの減少になっております。 ◆加藤光博 委員  わかりました。まあまあ、そんなところだろうとは推測してますが。  繰出金ですけど、令和元年度4億円、令和2年が、3億円ということになってますよね。それまでずっと2億円で推移してた状況ですけれども、売り上げが堅調ということもあるんでしょうし、一定、建設改良費もほぼほぼ見えてる状態という、そんな背景です。  もうちょっとふえてきた具体的な内容説明をできたらお願いしたいと思います。 ◎ボートレース事業局 私ども平成26年度に公営企業化させていただきまして、年度当初は純損失の計上がございましたけれども、2年目以降、平成27年度以降は純利益を生んでおりまして、それを一定、建設改良積立金に積み立てておった次第でございます。  ただ、建設改良も私どもが借り上げ施工者ということもございまして、専用場外投票機器とか、あるいは映像機器、こういうものに対しての施設更新といいますか、設備更新だけになりますので、今のところ更新計画では、設備更新の総額は大体14億円と見込んでおります。  それで、今の積み立ての状況でございますが、こちらにつきましては、市の特別会計であったときに設備基金として基金を積み立てておりましたが、これが6億円余り。それで平成26年の公営企業化後、建設改良積立金としまして積み立てておりますのが6億4000万円余りで、計で12億4000万円まで今積み上げておるという状況で、あと、計画には1億6000万円余り足らないという状況でございます。  こういったところで、もうある程度、委員御案内のとおり、建設改良施設更新計画も一定、めどがついておるということで、今回、12月補正をさせていただいたんですけれども、これは先ほどから申し上げてますように、電話投票の顕著な伸びがございまして、この電話投票といいますのが、余り費用がかからず収益をかなり生む発売形態のものでございます。こういう形で、大体、売り上げの12%ほどが収益になるということがございますので、これが顕著に伸びておるということで、このままいきますと、設備更新計画を上回る利益が上がってまいりますということが予想されましたので、12月のときには2億円の繰り出しを合わせてさせていただいて計4億円と。また、令和2年度につきましても、1億円上乗せさせていただきまして3億円とさせていただいてる次第でございます。 ◆加藤光博 委員  わかりました。  売り上げ好調とはいえ、何か起こって波が出る可能性もあるんですけど、どっかで今、これから3億円ぐらいの繰り出しを予定される中で、何かそういう、今般のコロナのようなことがあって、売り上げがちょっとずつ減ってくるというようなことが長引いたりしますと、かなり影響が出ることもあります。そういった折には、その辺の見直しとか調整とか、そんなことは起こり得るんですか。先々の話ですが、仮定の話になりますけど。 ◎ボートレース事業局 確かに新型コロナウイルスで無観客のレースということは予想をもしてなかったことでございますので、今後これがどこまで続くかというのもわからないんですけれども、場合によっては、売り上げの減少が伴えば繰り出しも見ていかないといけないとは思っております。またこれも建設改良と積立金との兼ね合いもございますので、そこら辺を見ながら検討してまいりたいと考えてございます。 ◆加藤光博 委員  わかりました。引き続き皆さんの御尽力によりまして、また売り上げ好調で、繰出金も安定した繰り出しをよろしくお願いしまして終わります。 ◆竹村和人 委員  今、お話があったとおり、予算も収益収支も10%ぐらい伸びてる感じでまた今、電話投票もすごく好調と。その率も電話投票はいいっていうお話も聞かせていただきました。繰出金についても1億円上乗せもしていただいておりまして、本当に頑張っていただいてるなということも思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  ちょっと細かいことですが、166ページの場間場外発売事務受託費で、一般職の給料が52人上がっておりましてね、金額を見たら214万7000円になってて、1人当たりにしたらすごく少ないんですけど、これは何か意味があるんですか。 ◎ボートレース事業局 166ページの目で言いますと2目ですね。場間場外発売事務受託費。この中についております給与の御説明というか御案内やったと思うんですけども、こちらの費用ですけども、まず、給料、手当って書いてございますが、これは4月以降、会計年度任用職員制度になりまして、今まで賃金でお支払いをさせていただいておりました臨時従事員さん、この方々の給与といいますか、支出費目が給与と手当に変わったということでございます。  この214万7000円といたしましては、これは基本給で、この場間場外伊丹市営以外の他場のレースを受託発売した場合です。ですから、伊丹市のレースとしたと同時に、あわせて他場のレースを専売という形で売らせていただいたときの、伊丹市営のレース、尼崎の競艇場で56日間レースさせていただいているんですけども、それ以外に大きなレース、他場で行っておりますグレードの高いレースを、私どもでいいますと、令和2年度でしたら4日間発売させていただくんですけども、そのときにお支払いさせていただく従事員の給料ということになってございます。 ◆竹村和人 委員  52人の4日間の給料ですよということですね。 ◎ボートレース事業局 そうでございます。 ◆竹村和人 委員  わかりました。50人で割ると1人当たり4万円ぐらいやったんでちょっとびっくりしまして、事情がよくわかりました。
     その下の一般職給ということで、昨年10人だったんですけど、3人ふえて13人になってるんですよね。3人ふえた理由は何だったですかね。 ◎ボートレース事業局 こちらにつきましては3名分ですけれども、今、嘱託職員でおられる方が会計年度任用職員に移行されたということで、正規職員の人数は変わっておらず、予算計上させていただいてございます。 ◆竹村和人 委員  わかりました。またしっかり頑張っていただけたらと思います。 ◆川井田清香 委員  キャッシュレス会員のことでちょっと確認をさせていただきたいんですが、以前資料をいただいてた分で、2月現在でしたら約2200人の会員数がいらっしゃるということですけど、月々三、四十人ぐらい、新規会員がふえてるんですけど、この会員に関しては、どのように加入を促進されてるんでしょうか。 ◎ボートレース事業局 現在、ボートレース尼崎では有料席においてキャッシュレス投票を実施しておりまして、その有料席内でポスター等を張らせていただきまして、会員の促進を図っているところでございます。 ◆川井田清香 委員  例えば有料席でしたらスタンドの7階のロイヤルルーム、あと、5階の指定席にキャッシュレス端末を置かれてるということですけど、5階と7階を利用されている方でキャッシュレスでカードを利用して舟券を購入されてる率ってどのぐらいの方が使用されてるんでしょうか。 ◎ボートレース事業局 おおむねでございますが、有料席で利用されてる方の売り上げの10%程度になります。 ◆川井田清香 委員  10%、そんなに多くはないのかなという印象ですけど、今後、令和2年度以降に実施されます施設の改修にあわせて、投票場の再設置を検討ということですけど、これは尼崎の本場の改修になると思いますので、大体いつごろを再配置の検討をされてるんでしょうか。 ◎ボートレース事業局 現在、尼崎市から聞いてる内容では、令和2年度の11月から12月にかけてを改修の時期としておりますので、そのころが投票所の再配置の時期になろうかと思っております。 ◆川井田清香 委員  具体的に設置場所の案は出てるんでしょうか。 ◎ボートレース事業局 これからまた尼崎市と協議するところでございます。 ◆大津留求 委員  2点お尋ねいたします。  まず1点目が、先ほど加藤委員からありました繰り上げの件ですけども、これだけ売り上げてもらって、それこそ3億円繰り入れていただくのはとてもありがたいことですが、今年度の場合は8年に1回のG1レースがあったということで、一定売り上げが上がったという理解をしております。来年度の場合は、2年前と同じようにヴィーナスシリーズのみとお聞きをしておりますが、平成30年度決算だと、大体収入が134億円、今回、来年度予算でいうと163億円という見込み額ですけども、このあたりというのは、いわゆるいいレースがなかったとしても、電話投票を含め、十分これだけ売り上げられるという解釈でよろしいんでしょうか。 ◎ボートレース事業局 売り上げの予測につきましてはなかなか難しいところがございますが、委員御案内のありましたヴィーナスシリーズにつきましては、昨年度までは、2年に1回という形での開催でございましたが、令和2年度以降は毎年開催できるという形に現在なっておりますので、令和3年以降も大きな変更がなければ同程度の売り上げが見込めるかと思っております。 ◆大津留求 委員  質問の仕方が変でしたね。  令和2年度の予算でヴィーナスシリーズがある。ただ、G1とかがないけども、これだけの売り上げはいけるよと踏んでるのは、やはり電話投票がそれだけ大きいからでしょうか。 ◎ボートレース事業局 おっしゃるとおり、電話投票の伸びがございますので、来年度でいいますと、ヴィーナスシリーズ、G3の企業杯が主なレースになりますが、再来年度以降もヴィーナスシリーズ、あるいは、ほかのG3競走等がございますので、同様の内容のレース体系となります。ですので、同程度規模の売り上げが確保できるものと見込んでおります。また、それ以上のグレードレースが確保できたときには、さらに売り上げの上積みは可能と考えております。 ◆大津留求 委員  ということは、今からはコンスタントに繰入金もこんな形、もしくはそれ以上という、先ほどの感じで次をするであろうという心持ちでいてもいいということでしょうか。 ◎ボートレース事業局 先ほど来話がありました、現在、新型コロナウイルスという関係で電話投票売り上げは伸びておりますが、本場、場外発売所売り上げは一切ないという形になっておりますので、そこでの収益ダウンはございます。今後もそういった形で、どういった事象が起こるかわかりませんけども、現在お示ししております繰出金が確保できるようには努めてまいりたいと考えております。 ◆大津留求 委員  そして、もう一つですが、予算書の166ページの賃借料のバスのことについて若干教えてください。  これは、JR立花駅及び阪急塚口駅からファンの方々を送迎するバスのことだと思うんですが、このあたりのところをちょっと説明いただいてよろしいですか。 ◎ボートレース事業局 バスの借料でございますが、内容といたしましては委員御案内のとおりでございます。こちらにつきましては、ボートレース尼崎で私ども伊丹市の開催、56日レースございますが、このレースにつきましてファンの方を誘導するために、阪急塚口駅とJR立花駅から定期的にバスをループ的に回送しておる状況でございます。  JR立花駅につきましては、大体時間でいいますと、10分から15分間隔でバスを発車してございます。また、阪急塚口駅につきましては、大体30分に1本という形でバスを発車しておる状況でございます。 ◆大津留求 委員  予算として計上されてる分は、伊丹市主催のレース分のみということで、そういう解釈でよろしいですか。 ◎ボートレース事業局 166ページには、上の3行目にございますバスの借料というのが、開催日につくバスの借料ということになります。こちらは伊丹市営の56日のレースでございます。場間場外発売事務受託の中にも賃借料でバスの借料がございますが、こちらは先ほど言いました他場の大きいグレードレース、これは来年度、伊丹市は4日間ありますけれども、そのときにバスを発車させていただくバスの借料ということになってございます。 ◆大津留求 委員  本場の入りが余りよろしくないと、ずっとこの間聞いてるんですけども、昔に比べてだと思うんですが。やはりバスの本数的には、今答弁いただいたとおり、JR立花駅からは1時間に4本ぐらい、阪急塚口駅からも1時間2本ぐらい以上出てる形になるんですが、大体どれぐらいの乗客数、いっぱいになるような感じでしょうか。たまに前を通るんですけど、実際に、これぐらいの本数はなかったらあかんという感覚でしょうか。 ◎ボートレース事業局 例で申しますと、阪急塚口駅から運行してるバスにつきましては、1日に100名から150名程度の乗車人数がございます。1時間に2本程度でございますので、日に10便ぐらい往復させていただきますと1便に10人ぐらいが乗ってる形になっております。JR立花駅と合わせますと、今現在、平日ですと、尼崎本場には大体2000人程度のお客様が来られます。阪急塚口駅、JR立花駅、両方合わせますと1割以上のお客様がバスで来られてる形になりますので、有益なファン送迎にはなってるかと考えております。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第18号    令和2年度伊丹市病院事業会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第18号を議題といたします。  本案につきましては既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。 ◆竹村和人 委員  当初予算の新病院の整備事業について伺いたいと思います。  まず初めに、基本設計と実施設計についてですけども、昨今、多様な発注方式がありますけど、今回どのようなものを考えておられるのかお聞きします。 ◎病院事務局 今回の新病院の実施設計、基本設計ですけれども、委員御案内のとおり、多様な発注方式ということで、昨今、市庁舎、今やっております工事も含めまして、多様な発注方式があることは認識しております。  まず大きくは、設計と工事を分ける分離発注方式と呼ばれるものですね。これは従来から行われてるものです。それ以外にも、今、庁舎で行っております形で、基本設計まで行った上で、実施設計と工事を一括して発注するデザインビルドという方式。それ以外に、設計者が基本設計を行った上で、施工予定者が実施設計段階から参画して技術協力を行っていく形。設計完了後、請負契約を締結するECIという方式。おおむねこの3つの方式があると考えてございます。  現在、今回の統合再編基幹病院につきましては、一応、市立伊丹病院と近畿中央病院の統合に係る意見集約に時間を要するということでありますとか、あと、機能性にすぐれた建物設備の実現と品質確保の両立が期待できるとか、そのようなことがございまして、設計と工事を分ける分離発注方式を採用しようと考えてございます。 ◆竹村和人 委員  その分離方式のメリットとかデメリットについて、どのように認識をされておられますかね。 ◎病院事務局 まず、分離方式についてですけれども、分離方式のメリットといたしましては、基本設計と実施設計を一括して行うという形、今回想定しておりますので、そのようなことについて、発注者の意見を反映をしやすいという部分ですね。  それから、今回に関しましては病院の建設という部分が大きいところでございますので、医療従事者がそれぞれの専門領域ごとにさまざまな要望を持っておりますので、意見集約に非常に時間がかかるという部分がございます。そのあたりで円滑に進めるためには、まず課題解決とか両病院での協議という部分が非常に大事になってまいりますので、そのあたりを、まず、しっかりと設計に反映する必要があるということで、私どもとしては、この基本設計と実施設計についても重きを置いて発注をしたいとは考えております。  逆に、デメリットとして、一般的に上げられるものといたしましては、先ほど設計と施工を一緒にする施工方式というのが、今後いろいろな形で検討されてきている部分で、施工に関するコストの削減でありましたり工期短縮ですね、このあたりがデメリットとしては上げられるとは考えております。  私どもとしても、デメリットについては認識はしておりまして、先進事例とかを幅広く検討しながら、いろいろなメーカーからの技術提案などを求めるなどして、費用の削減でありますとか工期の短縮というところについては努めていきたいとは考えております。 ◆竹村和人 委員  そういった意味では、今はやってるようなコストが少ないとかっていうことよりも、今回、病院建設ということで、やっぱり発注する側がすごくいろんなニーズがあるのではないかなと思います。その辺きっちり、違う病院同士が統合して新たな病院を建てるということなので、そういった意味では、いろんなニーズ等々があると思いますのでね、しっかりと協議を重ねる中で、いいものをつくっていただきたいと思うんです。  これまでそういう統合新病院への説明会とかパブリックコメント等でいろんな意見とか課題がある。その中の一つとして、新病院へのアクセス、利便性向上という部分について、検討課題にも上がっておりますので、今、基本設計、実施設計をするに当たって、一番気になってくるのがバス停の位置とか、そういう部分について重要になってくるんではないかなと思うんです。そういうことについても柔軟な対応は考えていただいてるのかどうかということをお聞きしときます。 ◎病院事務局 委員御案内のとおり、バス停の位置等々についても検討課題であるとは認識しております。  私どもといたしましては、まず、今回想定しておりますのが、現地建てかえであるということですとか、また航空法による高さの制限でありますとか、容積率による制限など、さまざまな建築条件の中で、委員御案内のバス停の位置等につきましても、利用者の皆様の利便性向上に資する形で、設計の中で専門家の意見も交えながら検討していくというようなことで考えてございます。 ◆竹村和人 委員  設計が主ではなく、やっぱり市民の皆様の意見を十分に配慮する柔軟な対応をお願いしたいと思います。  また、説明会やパブリックコメント等で御意見が多々、今回もありましたし、そういう話を聞く中で、統合の情報について、市民の皆様に浸透していきにくいところが今回あったんじゃないかなとも思います。その一つに情報を発信するコンテンツがなかったんじゃないかな、少なかったんじゃないかなとも思っております。そういった意味では、建設に向けた取り組みの中で、発信できるいろいろなコンテンツが生まれてくるんではないかなと思いますので、そのあたりの情報を含めた、例えば診療科の情報や、また医師や看護師、職員等の声を伝えるようなものを発信する、ホームページ等々、高齢者の方が気になってる部分は非常にあると思いますので、そういった意味では広報紙の配布などして、広く新病院の意義や役割、理解が広がっていくんじゃないかなとも思います。そういう発信等々についての御見解をお聞きしたいんですけど。 ◎病院事務局 委員御案内のとおり、やはり新病院について、さまざまな形でほかの病院が建設していく中でも、その過程について、特に外来でありますとか1階、2階の低層階の部分で、市民の皆様とか、あと患者の皆様がたくさん利用される施設の部分については、市民の皆様方から、御意見を聞くということについては、もちろんお聞きしていきたいと考えております。また、そのあたりがどのような形で進んでいるですとか、今後、病院運営に関しまして、このような形でいろいろなさまざまな議論ができたという部分につきましては、他病院の事例も参考にしながら積極的にホームページ等々で情報発信をいたしますし、また必要であれば広報等も通じて情報発信はしてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ◆竹村和人 委員  そういった意味では、そういう方向性でお願いしたいと思います。  また、昨今、環境に配慮した優しい建築物が主流になっていますけども、建築デザインや先進的な省エネルギー技術を導入する、そういう環境にすごく配慮した建物についての考え方、コンセプトなどはありますでしょうか。 ◎病院事務局 今回の新病院について、建築のデザインであるとか先進的な省エネルギーの技術とかそういう導入の部分ですけれども、病院という建物自体が医療機器を動かすために非常に大きい電力を使いましたり、また空調に必要な熱源とか、当然、患者様、入院されてますので、シャワーとかお風呂とか、あと調理に関するみたいなことでたくさんのお湯を供給しなくちゃいけないみたいなところもございます。ですので、通常の事務所ビルと比較しますと、多くのエネルギーをどうしても消費するというところが病院の建物の特徴としてはございます。そのようなエネルギーについて、エネルギーを安定的かつ効率的に供給していく仕組みの部分については、私どもとしても一番考えなくちゃいけない部分であるかなと思っております。  そのあたりにつきましては、再生可能エネルギーの一つであるガスコージェネレーションシステム、こちら、基本方針にも書かせていただいておりますけれども、そのあたりを中心としまして考えていきたいなと考えております。  また、この仕組み以外にも、もちろん今の建物ではちょっと古くてなかなか難しい部分はあるんですけれども、新しい建物ですと断熱性でありましたり、非常に建物自体の効率も上がる仕組みも考えていけますので、そのあたりのところも含めまして、新しい建物では環境に配慮した、また効率の高い仕組みというのを導入していくことを考えてございます。 ◆竹村和人 委員  今やっぱり環境に配慮していく部分は大事な観点だと思います。建てるときもそうですけど、建てた後のランニングコスト等もやっぱり考えていかなあかん、注視していかなあかん大切な観点だと思います。新庁舎は省エネの環境にすごく配慮した庁舎を建てます。一つの目標としては、ZEBReadyという形で、すごく推奨されてる部分を目指したものとなっていますけども、今もちょっと答弁あったと思いますが、ランニングコストを見据えた考え方の中で、ZEB的な観点についてもやっぱり考えていかなあかんのかなとは思うんですけど、この辺についてはどんな感じですかね。 ◎病院事務局 委員御案内のZEBにつきましても、私ども補助金の獲得も含めましてもちろん考えていかなくちゃならない部分ではあるとは思っております。  ZEBについてですけれども、庁舎はZEBReadyということで、再生可能エネルギー以外の部分での高効率な省エネルギーを備えた建物というところを目指していかれるとお聞きしております。私どもとしましては、先ほど申し上げましたとおりで、病院の場合、昼間もそうですけれども、夜間も含めてたくさんのエネルギーを消費いたしますので、再生可能エネルギーの比率は現在の市立伊丹病院でありましても今も5割近いものを再生可能エネルギーとしてガスコージェネレーションで発電して熱供給もしております。そのあたりも含めまして、もちろん建物としては、高効率なシステムを使っていく中で、現在の市立伊丹病院でも使わせていただいております再生可能エネルギーの比率を高めて、できる限り完全なZEBの運用に近づけていくということを想定はしております。  あと、もちろんそのような形で想定いたしましても、運用の段階で、いざ運用してみたらだめだということになってはいけませんので、そのあたりにつきましては、伊丹病院も以前、平成28年あたりから、このような建物の設備運用に関する部分で、環境省でありましたり経済産業省の補助もいただきながら、システムの効率化については取り組んでおりまして、そのあたりで今多くの実績データが3年程度たまってきているところでございます。そのデータも生かしながら、今後、ビルエネルギーマネジメントシステムと言われるシステムを用いまして、また新たな仕組みとしましては、IoTとかAIも活用できるところはお聞きはしておりますので、そのあたりも含めて、エネルギー解析を行って、建物の運用については適切にできる形で最適化を目指していきたいと考えております。 ◆竹村和人 委員  低炭素社会の実現に向けて、本当に省エネ、CO2を出しにくい積極的な 取り組みをやっていただきたいと思います。  新病院が本当に市民の皆様に理解されて、また、市立伊丹病院が存在しているからこそ住んでよかったな、安心できるまちだと思っていただくものをやっぱりつくっていただきたい、そう思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。 ◆吉井健二 委員  今回のコロナウイルスについて少しお伺いします。  まず、私たちが知れるのはほとんどが報道、テレビ関係で見て、あっ、患者、またウイルスが広がっているなという形で見るんですけども、このとき病院にはやはり患者さんもおられますし、また通院患者もおられるんですけど、どういう電話が鳴ったんでしょうか。そして、その対応についてお伺いします。 ◎病院事務局 今回の新型コロナウイルスの関係につきましては、当然、病院にも患者様からの問い合わせは来ております。ただ、報道等で皆様も御承知のとおり、基本的にさまざまな形でコロナウイルスの疑いのある方について、保健所が窓口を設けておりますので、そちらに一度御相談いただきたいと紹介はさせていただいております。個人質問、代表質問等々でも質問をいただいておりますが、帰国者・接触者外来という形で保健所からの要請を受けまして、さまざまな形でコロナウイルスの疑いのある方につきましては、外来を設け、その外来で患者様の診察を行わせていただく体制を整えておるという状況です。  そのような中で、直接患者様というよりかは、多くは保健所からの紹介での患者さんの受診が多うございます。  院内体制につきましては、そのような形での外来に対応する職員というのは、今の人員体制の中から当番制を引きまして、できる限りそこに多くの人員を投入できる形での対策はしております。  それ以外に特に御入院の方々についてですけれども、こちらの方々については、一応今3月の9日から基本的に面会を制限をさせていただいております。特にそれはウイルス等々について院内での感染防止であったり、やはり患者様皆様、免疫がちょっと弱っておられる方とかいろんな方がいらっしゃいますので、そのような方々について、できる限り接触を減らそうという部分も含めまして、今面会を制限している。そのようなことを院内ではちょっと周知、啓発をしたり、あと入り口では外来患者様等々には手指消毒でありましたり、マスクの着用をお願いしたり、そのようなこと。あとは熱のある患者さんとかがいらっしゃらないかどうかということで、さまざまな形での案内と掲示、それとアナウンスを常にさせていただいて、できる限り発症のおそれがある方については、その方を発見するですとか問診をかける、そのようなことでの水際対策は進めておる状態でございます。 ◆吉井健二 委員  入院されてる方ですと、家族の方とかの面会を求められると思うんですけども、そういうときはどういう対応をされたんですかね。 ◎病院事務局 今おっしゃってるのはコロナウイルスの疑いのあった方ですか。 ◆吉井健二 委員  それも含めて、やはりどうですかという、多分いろんな入院患者の家族の方が心配されるんで、どういう対応をされて今現在あるんかなということをお聞きしたいんですけど、その当時のこと。 ◎病院事務局 通常の入院でございましたら、昨今の事情について患者様の家族様にも御説明はさせていただきまして、できる限り不要不急のお見舞い等々については禁止させていただいているということと、必要最低限さまざまな形で、当然、小児科等々でしたらお子様の付き添いの方ですとか、病院から要請して付き添いをいただく方っていうのはいらっしゃるんですけれども、それ以外の方については面会を御遠慮いただきたいというお願いはしております。  疑いのある患者さん等々につきましては、ちょっと個々個別の症例については答弁は差し控えさせていただきたいんですけれども、さまざまな形でおそれのある患者さんに関しましては、病院から医療的な制限のある部分については説明させていただいて対応しているところでございます。 ◆吉井健二 委員  それから、保健所からの情報が一番ですけども、市立伊丹病院として受け入れるというところまではいかないということでしょうか。 ◎田中久雄 病院事務局長  新型コロナの対応に関しては、さっき言ってました接触者外来ということで要請があって対応してます。あと国から通知が来ておりますのが感染拡大をしたときにはどういう対応をするかということの指示がありまして、基本的に都道府県に連絡が行ってまして、重症を診る病院、軽症を診る病院、疑いでも診る病院、それ以外の普通の病気を診る病院ということで、大体年齢層によってこれぐらいの患者さんが出るだろうということも含めて指示がありまして、そういう準備をしといてくださいねと。大阪府でされてることがニュースで出てますけども、あれは国が出された指示で、その準備をしてくださいねということを言われてますので。ただ、まだ兵庫県からは実際にうちの病院に対してこうしてほしいっていう具体の指示があったわけではありませんが、ただ、そういうことも言われるだろうということで、言われた場合はどうしたらいいかと。具体例はちょっと今ここではお話しできませんけども、どういう対応をしようということは病院の中で所属長を集めた運営委員会等々で話し合いはされています。 ◆吉井健二 委員  流れはわかりました。あと職員と先生方、患者さんとかの対応をどういうふうにされてましたか。 ◎田中久雄 病院事務局長  ほかの企業さんとかも同じですけども、職員の中からコロナウイルスの感染者を出さないということが最優先ですので、職員に対しては不要不急の旅行等含めて、かからないようにお願いしますということを、これも要請でしかできませんけども、そういう要請をしたり、あと入り口等々、触れる部分とかの清掃、それと消毒と通常からほかの感染症もあるのでやってますけども、それ以上に強化を今しております。あと、37.5度っていうことで言われてますけども、熱のある方に関しては出勤停止ということで、必ず報告してくださいと。あと例えば同居している御家族等、クラスターが発生した場所の濃厚接触者の方とかがおられるところの方が来た場合等も出勤停止ということで2週間様子を見てくださいということで、職員の中から感染者を出さないという取り組みを最優先に今行っております。 ◆吉井健二 委員  お医者さんはどうですか。待機されているんですか。 ◎田中久雄 病院事務局長  はい、御家族にそういう濃厚接触者の可能性のある方に関しても、そういうことがあれば2週間待機していただくことになると思います。 ◆吉井健二 委員  医師が感染して亡くなられたとも報道されてますんでね、その辺は注意されてると思うんですけど、急なことで、ウイルスに対してはどうしようもないというのがありますから、ただ、今回新しく病院も建つんですけども、私もう一つ聞きたいのは、保健所の情報ですけども、各病院でウイルスに対する講習とかそういう感じで補助金とか、医師の配置とかというのは、これから考えられないのか。要は各病院で各市の患者さんを診れるということまでいかないのか、伝染病ですから難しいんだと思うんですけども、そういう体制をとれないとかということです。 ◎田中久雄 病院事務局長  今ある医療資源で対応することになりますので、1つの病院で全部を診るとかっていう先ほどの話もありましたけども、1つの病院で診るということではなくて、国民の皆さん一人一人が協力をしていただくことも必要ですし、今ある資源をどういうふうに有効活用するかっていうことですので、都道府県、保健所を含め、どこかが司令塔になってどういう体制を今ある資源で体制をとっていくということになりますので、うちの病院だけで医師をどっかから集めてきてとかということは普通はちょっと考えられませんので、それはとり合いになりますので、今ある地域の医療資源をどう有効活用してコロナに対応していくかということになってくると思います。 ◆吉井健二 委員  本当にどこでどういうふうに感染してるかわからない病気、ウイルスですので、その辺のところは、今回、伊丹市には、何人か患者さんがおられましたけども、特に市立伊丹病院は、過多な情報も入ってくると思いますけども、気をつけて感染しないように頑張っていただきたいなと思います。 ◆久村真知子 委員  今コロナの問題でいろいろ市民の方は大変気にされていると思うんですが、やっぱりその中で今いろいろ出てますように、やはりコロナで市立伊丹病院の対応がどうなってるかということが大変問題になってると思うんです。その辺で私も聞いておきたいなと思いますけれども、国ではベッド数を12万床確保していると国会でも言われてますけど、そうしたら市立伊丹病院はそれに対して何床の確保をされているのかということと、今、陰圧状態の病室があって、そういうところで治療しないといけないということだと思うんですけれども、今の現状はいかがですか。それから、今コロナウイルスのような問題があった場合に、患者数が大幅にふえた場合とかにどうするのかということが大変気になるとこだと思うんですけれども、そういう問題で、新たに病院をつくるときにはこういうふうにしますという細かい点をやっぱりはっきりしていかないと、いろんな説明会でもさまざまな意見が出てる中で、このような問題が出てきたので、余計に本当に今の市立伊丹病院がそういうものに対応できる体制になっていくのかということが大変気になるとこですけれども、今の現状で市立伊丹病院がどのように対応されてるのかという点についてお聞きしておきたいと思います。 ◎田中久雄 病院事務局長  現在、伊丹病院の陰圧室は3つです。それと独立換気でほかの病棟に空気がまざらない病室が2床ありますので、使おうと思ったら5床ということなってます。一応県にコロナウイルスの患者さんに対して何床使えるということでお答えしてるのは今3床ということでお答えはさせていただいております。ただ、先ほど申し上げましたように、感染のフェーズ、感染期、ピークとかがよくテレビでやってますけども、この時々で病院の対応は変わってきますので、今本当に感染初期のころですね、まだコロナの性質とかもわかってませんけども、そういう中でとりあえず対応できるのはどれぐらいだっていうことでお返ししたのがそういうことです。  実際今、国からのお話がありますように、これから感染拡大と、最悪の場合、イタリアぐらいをイメージするんだと思うんですが、そのときにどういう対応をするんだということでいいますと、これこそ本当に地域完結型医療と同じで、限られた医療資源、医師、看護師、それ以外の放射線技師とかも含めて人間をどう有効活用するかということだと思います。先ほど話ししましたように、重症者、死者を出さないということが大事なので、重症者を診る病院に症状のない人まで入ってしまうとここは崩壊してしまいますので、そういう方を診る病院、感染症としては陽性になってるけど、観察だけで済むよという病院、それと通常の慢性期の患者さんとかを継続して診る病院ということで振り分けていくということが一番効率がいいと言われてます。今国では、イタリアのようになることがあれば、そういう体制をとらなあかんということで準備しましょうという形で指示が出てるんだとは思っております。ですので、伊丹病院の場合で、そういうフェーズごとで、あなたたちはこういう病院として機能してくださいねって言われたら、その対応をしていくということになると思います。 ◆久村真知子 委員  市立伊丹病院はそのような状況だということで、統合に関しては特に南部の近畿中央病院のあたりの方がやはり病院がなくなると困るということで、存続してほしいという署名活動もされてます。こういう状況になった場合は、近畿中央病院も同じだと思うんですけれども、身近に市立伊丹病院のように対応ができる病院がしっかりとあるということ自体が市民の命を守ることに対してはすごくいいことだと思うんです。今こういう予算が出てきて統合する準備をするということに関しては、やはりこれは市民から見たら大変不安な問題だと思うんですけれども、今、近畿中央病院が果たしている役割に関してはどう思われてるんですかね。 ◎田中久雄 病院事務局長  当院が3床と言ってるように、多分ですけども、近畿中央病院も同じように二、三床という話をされておると思います。医療資源が分散してますので、これが一つになればそこは人員体制が厚くなりますので、もっと患者さんを診れると。分散すればするほど診れなくなりますので、先ほど話ししましたように、地域完結型医療をすることで、そこにある医療資源をより有効に使えるようにすれば、もっと多くの患者さんが診れるということになって、重症の人を診る、何々を診るという病院の役割を振り分けることで効率的に対応できれば、今よりいい医療が提供できるんではないかと思っております。 ◆久村真知子 委員  でも、今統合されたらベッド数が200床減るということを皆さん御存じですよね。全体的にベッド数が減る中で、感染症に対しての対策ができる病室をどれだけとれるのか、2つになればもっと効果的にできると言われてますけれども、それがどうなのかというところの問題に関しては、今まで市民の方からの意見もあんまり出なかったかなと思います。統合されたら本当にそうなるのかどうかというのは十分示していただかないと、やはり一般的には別々にあるほうが利用がしやすい、安心だということになると思うんですけれども、そのあたりは今の段階で統合されればもっとよくなるんだということにはちょっと一概に納得できないんではないかなと思いますけど。
    ◎田中久雄 病院事務局長  実際、今コロナ感染者が伊丹市に出てから、当病院の外来でも実は長期投薬をしてそれほど診察の必要がない人たちが来ないように、病院自体がクラスターにならないようにしています。病棟も一緒で、患者さん自身も高齢者の方はやはり家にいるという防御制をとられていますので、今実質病床はもう70%切るか切らないかぐらいの稼働率まで落ちてます。ですので、ベッド自体が少ないから困ってるという状況にはありませんので、今統合の計画をしてるのと同じような感覚が実際起こってるのかなと。ですので、ベッド数が足らないということがないっていうことが今逆に証明できてるのかなとは思っております。 ◎野口隆 病院事務局参事  補足でございますけども、国から国内で患者数が大幅にふえたときに備える医療提供体制についてということで、人口推計からピーク時の外来患者、入院患者、重症者を想定する数が出ております。伊丹市で推計しますと外来については、1日当たりのピーク時で657名の患者さんがかかるという数字が出てるんですけども、これはあくまでもピーク時でございますので、韓国でやってるようなドライブスルーでの受診であったり、そういったことも想定されることから、657名という数字については、伊丹病院は今の現状で800名の外来を診ておりますし、新病院では1400名の外来体制でありますので、その辺のやり方にはなりますけども、当然クリアできる数字なのかなとは考えております。  また、入院患者さんについては、推計しますと325名となっておりますので、今事務局長から伝えましたとおり、600床で今現在、70%の稼働率で10%ぐらい落ちてます。近隣の病院では50%ぐらいになっていると聞いてますので、600床で50%、もしくは入院制限をある程度すれば300床ぐらいの数はすぐに浮いてくるという想定にはなります。  また、重症者の患者については、11名ということですが、当然高度医療の体制をとっていますので、重症の患者数ぐらいは当然受け入れ可能な体制とは思いますので、そのときそのときのフェーズでいろんなやり方はあるとは思うんですけども、決して2病院の体制と1病院になったときで優位か不利かということを考えますと、当然統合して医師であったり体制が充実するほうがしっかりとした医療が提供できるとは考えております。 ◆久村真知子 委員  本当にこの病気に関しては急にこんな大変な状況になってきてますので、今言われたような内容を私はもっと時間をかけて市民の方に理解してもらう時間をちょっととらないといけないんではないかなと感じるんです。市民は全体的にベッド数が減るということで、さまざまな件で心配されてるわけですから、その中でこういう問題が起こって、今後、伊丹市としては大丈夫ですよ、こういう対策をとります、とれるんですよということに関して、もう一度説明会などを開いて皆さんの不安をなくしていくという時間が必要かなと思うんですけれども、そのあたりいかがですかね。もう既に納得されていると思われるんでしょうか。 ◎坂本孝二 地域医療体制整備推進班長  説明会をまた開くべきではないかという御指摘だと思いますけれども、これまでも病床が減るということについての御心配の声、説明会等の会場ごとでやっぱりいただいております。そういう中で、減るということ、なぜそうなっているのかっていう説明もあわせてやってきている中で、現状の病床稼働率を見たときに、800床あるけれども、実はやっぱり7割程度の稼働の状態なので、今、市立伊丹病院と近畿中央病院に入院されてる全ての方がそっくり新病院でも入院体制がきっちり確保できますよと。なおかつ市外で今対応せざるを得ない患者さんも含めて新病院で受け入れしますよということを繰り返し我々からも説明してきてるところです。そういうことを説明してる方々ですが、やはりそれでも200床減ることについては納得できないというのは、なかなかやっぱり私たちと同じ考え方をいただくということはかなり厳しい、難しいのかなと考えております。  一方では、新病院になっていい医療をぜひ実現していただきたいという声もたくさんいただいておりまして、我々も、ぜひそういう形で進めていきたいと考えております。  説明会を、何度も繰り返しやったらいいのではないかというお話でございますが、一定説明としては私たちも十分尽くしてきてるのかなと考えておりますし、今後は一定議会で御了解をいただけるようであれば、次のステップに進む中で、よりいい病院ができますよということを市民の皆さんに発信していく、そういうことに力を注いでいきたいと考えております。 ◆久村真知子 委員  何度も説明会をされてということですが、なかなかまだまだ不安が残るという状況ではないかなと私は思うんです。それに加えて今回のコロナウイルスの問題で、実際、もし統合されたらどうなるのかということに関しては、何らかの方法でもう一度伊丹市は大丈夫だという内容の発信をするべきではないかなと思うんですけれども、すぐに説明会は大変かなと思いますけれども、今の状況から見て、国も各自治体で体制をとるようにと言ってるわけですから。もう既にこういう予算が上がってるということに関しては、特に南部の人から見れば不安材料がまだまだ残ってしまうということになると思うんですけれども、それを解消するための説明を幾らしてもなかなか難しいと言われてますけど、やはりちょっともう少し努力をしていただきたいなと思うんですけども、いかがですか、何か情報の発信をする方法を考えていただきたいと思いますけど。 ◎坂本孝二 地域医療体制整備推進班長  やはり私たちも全市域回って説明いたしましたが、南部のお住まいの皆さん方からそういうお声が多いと。じゃあ、他の地域の皆さんもやっぱり200床減ることについて不安を持っていらっしゃるのかというと、南部の方に集中してるということが実情としてありまして、身近にあった病院がなくなるということについての不安から200床が減ることについての不安ということに結びついているのかなと考えておりますので、そういうことからいたしますと、病院がなくなるということを解消しない限りにおいては、なかなかその不安が消えるというのは難しいのかなと。だからといって市が南部に病院をつくれるのかというのは非常に難しいところがありますので、我々の今回の基本方針の中においては、回復期病院を誘致していこうということで、その努力をしていくということをお示ししておりまして、我々としてはそういう方向性で南部の方々の不安については解消できるような努力をしっかりやっていきたいと考えております。 ◆久村真知子 委員  伊丹市の中でも地域的にそばにきちんとした病院があったものがなくなるいうことは、大変不安だというのは当然のことだ思いますので、その辺、地域の皆さんの気持ちを酌んでいただいて、今回のこういう状況に対しての説明、そしてまた統合されたらこういう状況の対策をとれるんですよということもわかるように、何らかの形で発信していただきたいなと思います。それで皆さんが納得するかどうかというのはまだ難しい話だとは思いますけれども、情報の発信は必要だと思いますので、何らかの形でお願いしたいと思います。  それで、この設計委託料に関しては、これは伊丹市としての予算ですか。これは近畿中央病院から見てどうですかね、統合再編ですからどちらからも資金を計画されるのかなと思うんですけど、その点についてはちょっと説明いただいていいですか。 ◎病院事務局 委員御指摘の部分についてですけれども、基本設計委託につきましては、まず設計業務の発注に係る手続部分ですとか、そういう部分につきましては伊丹市の予算で執行する予定でございます。もちろん近畿中央病院を管轄しております公立学校共済組合様の部分につきましては、面積でありますとか、そういう部分で一定の割合の負担というのは、また別途求めていくことを想定を今しております。 ◆久村真知子 委員  この中に用地測量とかありますけど、これは今近畿中央病院の土地の分も入ってるということですか。 ◎病院事務局 今回ここに上げさせていただいてます用地測量等委託料に関しましては、市立伊丹病院周辺の用地測量でございまして、これは統合化再編基幹病院建設にかかわる部分で必要な用地測量費を計上いたしております。 ◆久村真知子 委員  そうしたら共済組合がどういう資金の計画をされてるかというのは、いつごろ出るんですか。 ◎地域医療体制整備推進班 今後、設計をやっていく中で、健診機能としてどれぐらいの面積が必要になるかといったあたりも協議しながら進めていくことになりますので、最終的に決定するのは設計の中で調整をしながらということになろうかと思います。 ◆久村真知子 委員  統合再編だったら同じような割合で初めからきちっと両者で話をしてやってくんではないかなと思ってるんですけども。これはそうしたらなぜ伊丹市だけでこういう予算の設計をされるんですかね。その辺の理由はいかがですか。 ◎地域医療体制整備推進班 先ほども答弁の中にございましたが、一定設計、建築費ともに、近畿中央病院さんが運営を予定されている健診部分についての費用は御負担いただくということで考えております。ただ、現状でどれぐらいの面積が必要かというあたりの詳細をまだ詰めれておりませんので、内容がある程度確定した時点で費用負担はお願いしたいと考えております。 ◆久村真知子 委員  全体的にどうなってるかというのもできるだけ早く示していただけたらなとも思います。でもこのような内容についても共済組合との関係なり、また本当に実際には共済組合は共済組合として近畿中央病院をしっかりと運営するのが一番地域の人にとってはいいことかなと思うんですけれどもね。先ほども出てましたけど、やはりこういう形で出発していけば、今市立伊丹病院にいらっしゃる職員さんとか一般職の方が全て今の職場にそのまま残られるのかどうかとか、いろんな面で職員さんの異動もあるのかなと。それで近畿中央病院の職員さんの状況はどうなるのかなと不安があるんですけども、今まで以上に充実して高度急性期医療をするとなれば、そのままの職員さんが継続して仕事をするという方向で考えられるんでしょうか、ちょっとその辺説明していただけますか。 ◎病院事務局 新しい病院を想定するに当たりまして、職員についてですけれども、もちろん今、市立伊丹病院で働いていただいている職員の皆様と近畿中央病院で働いていただいている職員の皆様については、類似の病院を比較いたしましてもほぼほぼ両方の病院の医療従事者の方、もしくは職員の方を足し合わせたぐらいの人数が必要であることはわかっております。もちろんそれ以外に、今度新しくつくる病院に関しましては、高度急性期という、さらに高い医療技術の提供をしていくという部分がございますので、そのあたりについては、さらに職員を募集していって人員体制を厚くするということが必要であるとは感じております。  そのあたりの部分も含めまして、今後、基本設計等々進めていく中で、市立伊丹病院もそうですが、公立学校共済組合様を通じまして、両方の病院でもさまざまな形で診療科の医師や看護師がワーキングチームをつくりまして、どのような医療提供が必要なのか、また医療提供をしていく上で、例えばですが自分たちがこのような研修を受けなくてはいけないのではないか、そのような部分も含めて、人員体制、そして自分たちの仕事の技術的な部分も含めて検討していって、新病院に備えたいと考えております。 ◆久村真知子 委員  今以上に高い医療技術が要るということで高度急性期医療を目指されるので、職員さんが減ってしまうとかなれば、そういうことができなくなるので、そのあたりも十分職員がとどまっていただける対策は必要なのかなと感じております。  先ほど言いましたように、この予算の関係では、やはりもう少し今のコロナ対策に関しても、市民の方が市立伊丹病院が大変頑張ってくれてるという状況が見えることが、まず私は市立伊丹病院に対しての理解がもっと進むんではないかなと。今市民は統合すれば、困ると、そういう不安をすごい抱えておられるわけですから、それに対してちょうど今のコロナウイルスの問題でも、市立伊丹病院としてはこういう取り組みをしてますとか、皆さんの命を守るために頑張ってますよということをもっと発信されないと、やはり不安材料が残ったままという現状ではないかなと思います。今までは感染病がどうなるか、あんまり話の中では出てなかったですけれども、最近はこういうことが結構繰り返されてますから、それに対して市立伊丹病院はこういうことができると、皆さんが納得する情報の発信が今は必要ではないかなと、そういうことを市立伊丹病院からきちっと情報発信すれば、市民も統合再編についての考え方について、また改めていろんな議論が前向きにされるのかなとも感じるんです。感染病棟をつくっていくとか、今のコロナウイルスに対しての伊丹市、市立伊丹病院の対応の仕方というのは十分市民の方に伝わってるのかどうかというところが私はちょっと気になるんですけど、どのように考えておられるのか、また情報発信をもっときめ細かくできるのかどうかのところはいかがお考えなんでしょうか。 ◎病院事務局 今、委員から御指摘の新型コロナウイルス等々に関しまして、私どもといたしましてもみずからの体制についてというよりかは今来ていただいている患者様でありましたり、利用者様への影響については、積極的に情報発信を行っているところではございます。それ以外に体制につきましては、どちらかと申しますと、県からさまざまな病院に対して指示がありまして、やはりその中で、先ほど事務局長からの答弁にもございました形で役割を各病院が負って、その役割の中で適切な医療を行っていくということですので、それにつきまして、皆様方に情報提供できる部分につきましては、その部分をまとめまして、ホームページ等々では情報公開等々をしていけたらなとは思っております。  ただ、細かい医療従事者の対応でありましたり、中身については、今正直なところ国とか県もこの新型コロナウイルスにつきましてはウイルスのいろいろな属性でありましたり、病状の変化等々について手探り状態でございまして、さまざまな形でこういう部分が変更になりましたですとか、こういう部分についてはこのようにしてくださいというのが毎日のように情報として病院に来てる状態でございますので、その中で病院もその時々に合わせまして職員が今対応している状況です。ですので、基本的な姿勢とかそういう部分で皆様方に市立伊丹病院はこういう形で感染症対策について行っていますということについては、今後検討いたしまして、情報発信はしていきたいと考えております。 ◎田中久雄 病院事務局長  少しだけ補足をさせていただきます。今回の新型コロナに関してもですけども、指定感染症でございます。これは二類等々ということになってますので、通常はこの地域では尼崎総合医療センターにある病床を使って診ると。うちが診たらだめということになっております。ただし今回の場合、感染の広がりがありますので、ただし書きということで、法律の中にありまして、特別な場合は診てもいいということがあって、厚生労働省から今こういう状況なので診てもいいよということで通知も流れてます。ですので、こういう指定感染症等の対応については、私たちが勝手にどうのこうのではなくて、国から、そして都道府県からこうしましょうということで指示があって動くと。先ほどから申しましてますように、そういう形になってますので、伊丹病院がこうやるよ、ああやるよって動くのではなく、この地域全体でどう対応していくかということになってますので、伊丹病院はこんなことができるよ、あんなことができるよという情報発信をするのとはちょっと違うのかなとは思っております。 ◆久村真知子 委員  体制としてはそういうことだというのはある程度皆さんも理解されてると思いますけれども、そういう場合に、国からベッドを確保するようにと、急にもし言われた場合に、伊丹市としてきちんとその体制がとれるのかどうかということで、国のあり方もちょっと問題なのかなとは思いますけれども、そういう場合には、公立病院として体制を整えるということがすごく大事なことだと思うんです。そういうときにきちんと市立伊丹病院としての体制ができるのかということで、現状の説明でそれはいいと思いますけれども、将来的にどうなるのかということは、今の時点では国の方針もあると思いますけれども、伊丹市としてやってもらえるのかどうかいうのは、市民は知りたいと思うんです。ベッド数もこういう形で確保をすることができる、こういう状況でやろうとしてるというところは市立伊丹病院の計画として、予定してますよということは言えるんではないかなと思うんです。だから、新しい病院をどんな形のものにするかというところが、今はコロナに対してどうなのかということから考えると、やはり市民は知りたいと思うんじゃないですか。 ◎田中久雄 病院事務局長  繰り返しになりますが、この地域でやっていきますので、今国からベッド数を確保しなさいという話は来てるわけではなく、こういう状況になることがあるので準備しておいてくださいということで都道府県に言ってます。都道府県から市立伊丹病院に直接指示が今来てるわけではありませんけども、そういう指示が都道府県に流れてるということは存じておりますので、何かの指示が来たときには対応できるように、今市立伊丹病院としても体制は整えてます。ただ、今、体制を整えてますよと、皆さんにお伝えすることで、どこかの病院に集まったり集まらなかったりということで、マスコミ等々も含めてですけども、よくミスリードが起きる可能性がありますので、そういうことにならないようにはすごく注意をしないといけないのかなと思ってます。今都道府県から指示のある部分に関しては対応してますので、都道府県からそういう相談窓口で説明をされて伊丹病院に来たりということにはなっておりますので、その辺は必要な方には必要な情報は流れてるんではないかなと思っております。 ◎地域医療体制整備推進班 この非常事態におきましては、1つの医療機関だけでどうっていうことではなく、一番重要なことは各医療機関が効率的に連携して情報を共有していくことだと思っております。今事務局長からもお話がありましたけども、もともと兵庫県内では9つの感染症指定医療機関がありまして、通常は54床あるということです。ただ、これだけでは到底賄えないということで、当初、このコロナウイルス対策で、県は154床までふやすということを表明しました。それは県の責任において情報発信しており、そのあたりをホームページ等で明らかにされている情報です。今後、感染拡大の初期に移ってきて、兵庫県内でも感染者数がふえてるっていう状況の中で、9つの感染症指定医療機関だけでは到底入院医療は提供し切れないだろうということで、一般の医療機関にも入院医療の協力を求めていくということを含めて、今154床をさらに254床にふやしていくということを、既に先週中に兵庫県は公表しています。そういう形で広域的に感染症対策をするのは県の役割となっておりますから、県の責任において情報発信していくことではないかなと考えております。伊丹市でも一般医療機関として入院医療を提供するという体制については、先ほど説明があったとおり、準備が整えられてるものと思っております。  あと、先ほどから情報発信をということでありましたけども、今回の代表質問の中でも川井田委員から質問の中で感染症対策について御質問いただいておりました。今回、本会議場でのやりとりはできませんでしたけども、ホームページ等で質問と回答については公表されておりますので、その情報発信ということについても議員の皆様からも市民の皆様に情報発信していただければいいのかなと。統合によって200床減るということで、そこが問題だということで不安をあおることなくそういう形でも御協力いただければと思っております。 ◆久村真知子 委員  今のコロナ対策に対しての状況の情報発信と建設に関しての感染病棟の問題というのは、時期的に本当にタイミングが悪いかなとは思うんですけれども、皆さんが誤解されて市立伊丹病院に来られることになっても困りますので、その点については病気の問題に対しての情報発信はそれなりにしていただきたいと思います。統合するとその点がどうなるかということに関しては、またもうちょっと時期をずらしたほうがいいんかなと思いますけれども、こういうときにこういう体制がとれる病院になるとという話を私は市民の方にする必要があるんではないかなと思っているんです。ですから、もう少し時期をずらして、先ほど言いましたように、説明会、いろんな形になるかもしれませんけれども、そういう問題についてもきちっと理解してもらうということが必要ではないかなと思ってます。課題が新たに出てきたと思いますので、もう少し時間をとって説明して、納得してもらう方法をちょっと考えてしていただけたらなと思っております。 ◆北原速男 委員  数点お伺いいたします。  まず、1点目ですけども、急性期は、私の理解では刻一刻と変わっていく患者さんに対して手を打つ病院、そんな感じで思ってるんです。それと高度急性期は、刻一刻と変わっていく患者の方に対して、より高度な医療をするという、そんな感じで理解はしています。そこで、今回の基本設計では2億4000万円、それから実施設計では3億2000万円の予算を計上されてますけども、特に高度急性期となると、これまでの委員会等々の説明では、脳血管とか心疾患とか、そういう患者の方が来られたときに対応するということと聞いているんですけども、その場合に、脳だったら脳だけの病気じゃないと思うんですね。そこに例えば高血圧とか、それから場合によっては御高齢だったら糖尿とかいろんな病気が関連してあると思うんです。そう考えると救急の体制というのは非常に大事になってきて、救命救急というとこで搬送されて医師が診ていろいろ手当てするという場合に、急性期になったから全てが助かるということではないと思うんですけども。医師の体制です ね、例えば翌日や深夜になった場合に、1人の医師ではなくて複数の医師が診るという体制が非常に大事と思うんです。これは高度急性期の病院になって、今現在よりもさらに充実したものになるんでしょうか。このあたりを教えていただけますか。 ◎病院事務局 医師や診療体制についてですけれども、やはり委員御指摘のとおり、今さまざまな疾患、たくさんの病気をお持ちで入院されてくる中、その中で心臓であったり脳の何かの障害などの御病気をお持ちの方については、高度急性期病院で対応していかなくちゃいけない部分であるとは思っております。その中で、やはりチーム医療をしていく上で、一番必要になってきますのは、先ほど委員も御指摘のとおり、医師がどんどんどんどんかわっていかないと、お医者さん一人の労働時間が延びていきます。今後、医師の働き方改革等々でも問題になってくる部分でもありますので、医師数については非常に重要になってくると思います。そのあたりにつきましては、今回、統合再編にかかわる部分で、一番肝となる部分ではあるんですけれども、統合再編することで、医師数を集約して、チーム医療に当たる医師の数をふやして手厚い医療、また、翌日とか翌々日になった場合に、チームで当たることで1人の医師が全てを抱え込んでしまうのではなくて、当然今の電子カルテ等々で次の医師に引き継げる仕組みはあるので、情報共有をより一層充実させていって対応できるというところを考えてございます。やはり規模をある程度大きくして、その中で重篤な患者さんに関しても複数の医師が対応できる状態をつくるというのが一番大事であるとは考えております。 ◆北原速男 委員  先般、尼崎総合医療センターに、ある患者の方の見舞いに行ったんですけど、そこで、先ほど課長が言われたように、チーム医療を進めていますという説明がありまして、ああ、なるほど、すばらしいなと思って帰ってきたんです。2025年の開院に合わせて準備されるわけですが、医療も四、五年たつと、いろんな状況もすごく変わってくると思うんですね。ですから最新のいろんないい機器もあると思うんですけども、機器は遅いほうがいいと、個人的には素人考えで思うんですけども、そういうところをぜひ充実したものにしていただきたいというのが1点です。  それともう1点だけ、これは中田管理者にお伺いしたいんですけども、先ほどのチーム医療ということで、実際、救急の方が搬送されますね、病院に。そこで、先ほど答弁であったように、カルテだけでチーム医療はできるもんですか。  それともう一つね、夜になると当然1人の医師が診るのか、あるいは当直の方がいてはって複数で診て、いろんな連携体制で症状を診た場合の具体的な措置ですね、そんなところは救急体制の関係ではどうなるんでしょうか。ドクターの目から見てちょっとお願いいたします。 ◎中田精三 病院事業管理者  難しい問題です、それは。物事をちゃんとしようと思ったら、人、物、金、情報、この4セットをちゃんとしてくれたらいいもんができます。例えば、お金をそのように使ったらあかん、もっとここを削りなさいといったら、いろんなとこに影響を受けて十分なことはできない。一番簡単な方法は、僕は心臓外科ですので、心臓外科の例で言わせていただくと、手術するのには4人ほど要ります。その4人が集まらなかったらどっかに送るしかないです。昼間であっても夜であっても1つの手術をしてて、次の手術ができるにはちゃんとしたチームを組めなかったらいかんです。先ほど言ったようにチーム医療ですわ。例えば大動脈解離の患者が来ると、今即決めて手術をせな助からないわけですね。だからどっかに送らなあかん。伊丹病院で今診断したら、東宝塚さとう病院にお願いするか阪大病院に送るか、尼崎総合医療センターに送るかしか方法がない。伊丹病院では心臓移植はできない。それは、心臓移植のチーム医療を組んでるからできるわけであって、なかなか何ぼ言うたってできません、それはね。  だからそれと一緒で、今後チーム医療をどのように組むか。今のところ考えてんのは、心臓やったら心臓の先生、アメリカのように全部のことをやるという救急の方はあんまりいない。阪大病院であっても救急の先生が最初に受けてるんですけれども、心臓の病気とわかったら、ぽっと放り投げてきて心臓外科がやってたんです。それは、そっちのほうが簡単であるということで、そっちのほうがなれてるということでやる。今後も大体どういうチームでやっていただいたらこの方は助かるか。例えば外傷したら骨折がある、おなかもけがしてる。そしたら消化器外科と整形外科でチームを組んで、どっちが先に手術するか、一番は出血しとったら先にそれをとめる。その後、治すんやったらおなかです、というのは、おなかから物が出てたり破れたりしとったら感染するから早くそれを処置せなあかん。最後に骨折の固定やと。いろんなこと考えながらじゃないとできないと思ってます。  そのためには、救急医療に非常に特化してよくできる方が1人来てくれたらうれしいんですけれども、今のところ、ええ返事はもろうてません、正直。けれども、例えばこんな病院になるから来てと言うと、また違うんです。今まだきちっとしたもんを出せてない。もう一回話し合ってどこまでの病院にするかということを、もう一度基本設計をもとにしてやろうと思ってます。だからこれは段階的にだんだんとよくなっていくものにしていかないと、急に言ったって、ほんまにそんな病院ができるんかって言われてちゃうんですね、阪大に行ってもね。そういうとこがあるんで、段階的にここまでして、先生が言うとったここができるようになったよと、来てくれたらできるよと。そういう話に持っていかないとチームを組むのはなかなか難しいんです。医者が余ってたら大丈夫ですけど、医者がやっぱり足らんです、まだ。だからそういうことを考えながら段階的にやるんで、今言われてもなかなか難しいとこがあるんで、申しわけないですけど、このぐらいしか今のところ私からは言えないです。段階的にはさせていただこうと思ってます。  先ほどからコロナの話が出てますけれども、コロナで私とこの病院に来てくださいという病院は、今までのとこ世界中で知りませんわ。私とこへ連れてきてください、助けますよという病院がどっかありますか、教えてくれたら私見に行ってもいいわと思うてんですわ。ないですわ。みんな必死になってやってるんです。この間、東京のある大きな基幹病院に先生のとこはどないなっとるってメールを送ったら、2人から送られてきました。これから大変です。今、陰圧でちょっとやってますと。2人は何とかやってます。挿管せなあかんようになって大変やと思うてたけども、何とか酸素を出すだけで、5リッターぐらいの量でうまくいって、今のところ挿管せんでうまくいってる。だんだんようなってきてますわということを言うてます。そういうようにして、あそこもすぐにいっぱいになって、だっと分けてやってました。だから分けて私とこはそういう病院じゃないけれども、受けてますということ言ってる。今のと一緒です。伊丹病院は3床と、県には言ってます。だから3床は受けなあかん。約束やからこれは。  2日ほど前でしたかね、NHKやったかどっかで尼崎総合医療センターの患者は19人ぐらいいると言うてたと思うんですよ。だけどあそこの感染症病床は8床のはずですわ。だからどっか潰して入れとんのかな、そんなん僕らはなかなかそういう情報はわからない。何人起こったかというのはわかる。それは、県のホームページに載ってるから僕も時々見て、今、こんだけおるんやなと言うことはわかるんですけれども、どこに送るかは県が決めてます。県から保健所に言って、保健所がやってる。だから保健所が困らないように僕らはするのが今は一番いいかなと。どんな患者がどんだけおって何ですっていうのは新聞で知るのが一番早いです。そんなん言うてくれません。言うてくださいと言うたら大変です。見てくださいと言われました、1回。そこで見てくださいって、公開してます。それはそれで一々調べなあかん。大変やから自分とこのだけ教えてくれるほうがうれしいんやけども、今いっぱいでやってるということもよく見えるんで、要らんことを言うたらあかんと。そこは折れて自分らで調べてやってるところもあります。  桃山病院を皆さん知ってますかね、大阪の。僕、学生のころに見学に行ったことがあるんです。あそこに行ったって患者はおれへん。そらそうや、感染症のときに入れる病院ですわ。だから余裕を持ってつくった病院でないとだめなんです、そんなん。今余裕を持った病院ってありますか。8床だけ置いて余裕を持たせとるだけですやん。そんなん全部余裕を持たして何ぼ起こっても大丈夫ってそんだけせなあかんですわ。だからアメリカは何でできるか、かなりできんのは軍隊があるからですよ。けがをしたとき、すぐ病院をつくって、それに対応せなあかん。軍隊のある国はそういう対応を常に考えてある。自分のとこの兵士がけがをしたらすぐ対応せなあかん。そういうことで、日本ではなかなかそういうのは難しいと思ってます、それはね。別に軍隊を持てという意味じゃないですよ、私。そういうのががっとやれるのはそういうシステムを組まなあかんということで、システムを組まないでだらだらやって、そんなんやったってそれは無理です。  感染症を治そう、なくしていこうと思ったら余裕を持たなできないと思ってるけど、今の経営状態では余裕を持って僕らはできない。だからそれは県とか保健所とかとが話し合ってやらせていただくしか今のところはなかなか難しいんだろうと思っているので、そのくらいのことしか私は考えないです。 ◆北原速男 委員  新病院の施設整備事業のこの予算については、私は賛成ですが、さらによりよいものにしていただくようよろしくお願いをいたします。 ◆佐竹璃保 委員  予算書7ページの医師の給与と会計年度任用職員の給与についてです。  加古川では既に電子カルテの代行人員の導入50名が完了されて稼働されています。伊丹市でも会計年度任用職員を用いての電子カルテの導入がなされるとのことで、医師の働き方改革に向けた取り組みについてお伺いします。  経過措置がなくなる2024年ですね、医師の働き方改革が患者様に与える影響についてお伺いできますでしょうか。簡潔で大丈夫です。 ◎病院事務局 医師の働き方改革に向けての取り組みですけども、まず一番最初に来年度に向けて、実際令和元年度の8月から整形外科で代行入力を試験的に実施しております。代行入力をすることによって、外来診察であったりとか、手術、あと入院患者や救急外来の診察ですね、こういった医師の業務の時間短縮に向けた取り組みをやっていきたいと思って今試験的にやっております。整形外科と内科の総合診で今やっておりますけれども、入力の方法とか検査のやり方、あと医師と代行入力者のコミュニケーションが一番大事ですので、そこを構築したりとか、あと医師それぞれの癖といいますか、こうしてほしい、ああしてほしいという要求、要望がございますので、そこを聞き取りながらいかに診察の時間が短くなるかどうか、効率がよくなるかどうかということを試験的に検討しながら進めていっているところでございます。  実際、試験的に進めているところですので、どれだけ短くなったかというのはこれから出てくるかとは思っておりますけれども、これをすることによって将来的には効果を出していきたいと思っておりまして、その効果は外来診察時間の短縮を図ることで入院患者様への回診であったりとか、あと手術の時間をふやすとか、そういったことをして医師の時間外労働を全体的に減らしていきたいと考えておりますことから、今年度試験的にやってるものを徐々に広げていきたいと考えております。 ◎病院事務局 補足ですけれども、2024年の働き方改革にそれがどのような形で影響するのかについてですが、やはり医師の業務には外来の診察業務以外に手術、入院患者の診療、救急外来における診療とさまざまなものがございますので、現在と同レベルの外来、入院、救急といった医療提供につきましては、医師の超過勤務に基づいて成り立ってる部分が多うございますことから、医師の確保ができないとなかなか同レベルの医療提供は困難であるという部分がちょっと大きい課題としてございます。  あとそれ以外にも長時間労働におけるインターバル時間の確保も課題としてありまして、当直明けについては勤務制限がかかっておりまして、次の勤務にかかるまでの間、少し時間をあけなさいというのがございます。このあたりについても、やはり医師の確保がうまくできないと、当然、当直明けの医師が次に働くことができないことから、その方が担当している、例えば外来でありましたり手術は中止せざるを得なくなってくるというところで、2024年の働き方改革はちょっと患者様にとって大きい影響があるのではないかとは考えてございます。 ◆佐竹璃保 委員  加古川でも試験的に導入されていて、お医者さんの労働時間が短くなるかと思えば、逆に患者数がふえて回すことでまた新たな課題として、やっぱり医師が不足するという事態が起こっているということで、きっと本市においても同じことが起きるのではないかと思っております。  それで、医師確保についてですけれども、新しい病院の名前ってもう決められてますでしょうか。 ◎病院事務局 まだ今回皆様方にお示ししております基本方針の中では統合再編基幹病院と名前を指し示しております。新しい病院の名前につきましては、議会にお諮りいたしまして、来年度のフェーズといたしまして、公立学校共済組合様を交えて議論していく中で、いろいろな議論の中で生まれてくるものと考えておりまして、現段階ではまだ決まっておらないという状況でございます。 ◆佐竹璃保 委員  30代から50代ぐらいの現役のお医者さんからお伺いしたんですけれども、次、自分が開業するに当たって、どこで医師の経験を積んでいくかっていうのを考えたときに、もう中身ができ上がってる病院の中で、総合医療センターと地域の名前が入った市民病院だったらやっぱり総合医療センターの名前がついてるほうが箔がつくといいますか、というところで選ばれる方が多いということで、中身を見てもらうきっかけ、取っかかりの一つの部分として、市長は伊丹市ってつけたいって御意向もきっとあるかと思うんですけれども、そのあたりを調整していただいて、お医者さんから見たところでどう思われるかなっていうところもおもしろいかなと思いまして、意見として上げさせていただきます。  あと先ほどの関連ですけれども、コロナウイルスの対策において、院内の感染予防とか対策についてわかったんですけれども、先ほど尼崎総合医療センターの話も出てたとおりで、病床数をふやしていかないと今後対応が間に合わないであるとか、今後、新型コロナにかかっている人以外の患者様への影響って何かありますでしょうか。言える範囲で教示いただけたらと思います。 ◎田中久雄 病院事務局長  実際、今コロナウイルスが発生してから、市内でも徐々に患者さんがふえてきているという状況がありまして、実際重症な方、かかっててちょっと医療が必要な方、PCR検査で陽性だけど無症状に近い方、それとちょっと症状あるけどマイナスに出てる方がいます。重症の方はやはり尼崎総合医療センター等で診ていただかないといけないんですけども、そうでない患者さんの裾野が広がっているという状況で、そういう方を入院させたりする病床が今どんどん足りなくなってきてるのかなと思ってます。それをどこがどう対応するかというようなことを、これから県がリーダーシップを発揮されて、当病院等を含めていろいろ指示が来るのかなと。そのためには伊丹病院もすぐ対応できるようにどういう準備を進めたらいいのかなということで今やってます。ですので、そういう準備を進めるために、先ほど話ししましたように、今、入院しなくても、外来、来なくてもという方に関しては遠慮していただいているという状況があるので、そういう部分でちょっと影響が出てるかもわかりません。 ◆佐竹璃保 委員  使える病床数が3床ということで、国と県の要請で重症患者と軽症患者とほかの患者さんに分けてくださいねという病棟の振り分けがあったと思うんですけれども、3床は重症のところになるんですかね。 ◎田中久雄 病院事務局長  説明不足で申しわけないです。今のところは患者さんが出たら何人診れますかっていうことなので、一番安全を見て陰圧室がある3床ということでお返ししてますけども、今後もう少し拡大したときのために準備しときなさいよって国が言ってますので、そこの部分に関して直接市立伊丹病院に今指示がまだない状態です。ただ、指示が来るだろうということで、今、病床を確保できるための準備は進めているということです。今はあくまでも陰圧室3床で対応できますよというお返しをしてるだけでございます。 ◆川井田清香 委員  がん診療連携拠点病院についてですけど、予算書の6ページに県の補助金がついてるんですけど、ここの備考のとこにほかとなってますので、この補助金の金額と、あとどういう事業に対しての補助金なのか、内容を教えてください。 ◎野口隆 病院事務局参事  がん診療連携拠点病院の指定要件であります、がん相談の事業と医療者に対する緩和ケア研修の事業に当たる部分の補助金として800万円出ております。 ◆川井田清香 委員  このがん診療連携拠点病院は国の指定ですけど、県からこの補助金が出るのはなぜでしょうか。 ◎野口隆 病院事務局参事  県からいただいている形になっておるんですけども、国から県に入りまして、県からうちに入るということになってます。 ◆川井田清香 委員  この指定は一度受けたら指定期間ってどのぐらいなるんでしょうか。 ◎野口隆 病院事務局参事  今回の指定に関しましては3年と聞いております。 ◆川井田清香 委員  この指定期間中は毎年この程度の補助金がいただけるということでよろしいでしょうか。 ◎野口隆 病院事務局参事  そう考えております。 ◆川井田清香 委員  先ほど、がんの相談や緩和ケアの事業を推進されてるということですけど、実際に今がん患者さんの診療ってふえてるんでしょうか。 ◎野口隆 病院事務局参事  がん患者さんについては、年間がん登録の数が新規で1200程度ありますので、年々ふえてる状況でございます。がん相談については今までもやっておったんですけども、ことしの10月ぐらいから正面玄関を入ったところの横にブースを新たに設けまして開始しました。やはりわかりやすいという場合がございまして、3倍程度相談の数がふえていると聞いておりますので、がん患者さんもふえてますし相談の数もふえてるという状況でございます。 ◆川井田清香 委員  がんにもいろんな種類があると思うんですけど、特に市立伊丹病院ではこのがんに力を入れてるとかそういうのはありますか、それともオールマイティーにいろんな御相談を受けられてますか。 ◎野口隆 病院事務局参事  がん登録の数から申しますと、消化器系のがんが主に多くございまして、消化器のがんというのは大腸がんであったり胃がんであったりですけども、その次は、血液内科も充実しておりますので、白血病的な血液疾患のがんの患者さんもございます。それと、乳がんの患者さんも多くございます。 ◆川井田清香 委員  今回、指定を受けてるということで、お医者さんの確保に関して影響ってありましたか、指定を受けることによって充実するとか、そういう影響ってありますか。 ◎野口隆 病院事務局参事  実際に国指定になったから医師が来たという報告を受けた事例はないんですけども、当然病院を選ぶのには、地域医療支援病院であったり、国指定のがん診療連携拠点病院の実績のある病院ということでブランド化されてますので、そういったことは当然影響はあると考えております。 ◆川井田清香 委員  もう1点だけ会計年度任用職員についてですけど、今回、403人の方が移行されるということで、全体でいいので給料と手当、あと法定福利費の影響額をお伺いします。 ◎病院事務局 会計年度任用職員の職員化に伴う額については、全体額で2630万円の増となってございます。 ◆川井田清香 委員  合わせて全体でこの額ということで理解させていただきます。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。 ◆久村真知子 委員  ただいま委員長から発言の許可をいただきましたので、私は議案第18号、令和2年度伊丹市病院事業会計予算に反対の立場から討論をいたします。  この議案は、伊丹市と近畿中央病院、公立学校共済組合による統合再編での運営を行うとの方針の予算として、再編基幹病院整備費が用地測量・物件調査委託料6633万5000円、基本設計委託料2億4000万円、債務負担行為として実施設計委託料3億2700万円が計上されています。  市立伊丹病院と近畿中央病院を統合再編し、医療の充実をうたっていますが、病床数は600床で運営するとされています。両病院のベッド数を合わせれば800床であることから、200床も減るということになるわけです。統合により60年間市民が利用してきた近畿中央病院がなくなることは、特に市南部の市民から大きな不安の声が上がっています。それは既に市長宛てに提出された1万6000筆の署名にもあらわれています。この間、伊丹市は住民説明会と市民への説明を行ってきたとされていますが、地域住民の納得できる説明になっていないのが実情です。市民にとっては健康と命がかかっている問題です。市内でも高齢者が全国並みとなっています。このような社会に対応するためには、ベッド数を削減することには賛成できません。  国では、統合再編を求める全国の公立公的病院名を昨年9月に公表しました。このことに関しては、地域の特性を無視しているなどと批判が集中しました。このような流れのもとに統廃合、病床の削減などを行うことは、地域医療の充実でなく、崩壊の方向となってしまいます。  今回の新型コロナウイルス問題でも、病院が減ることにより皆さんの不安が増しています。統合でベッド数を減らすのでなく、どちらの病院でもコロナ対策が行われるよう対処していただくことが市民からは求められています。  身近な病院の充実を求める市民の声を無視することはできません。現状では市民の中では議論が十分に尽くされていないのが現状です。市立伊丹病院の建てかえ、充実が必要なことは認めますが、近畿中央病院との統合を前提にした統合再編基幹病院整備費については認めることができません。さまざまな意見が寄せられているところですから、市民が納得できるよう慎重に審議を進めることが必要と思いますので、整備費以外は賛成ですが、それらが含まれている議案第18号に対しては反対といたします。 ◆佐竹璃保 委員  委員長より発言の許可をいただきましたので、新政会を代表いたしまして、議案第18号、令和2年度伊丹市病院事業会計予算への賛成討論を行います。  市立伊丹病院は平成29年度より市立伊丹病院改革プランに基づき、効率的な病院運営に努力されております。全国の公立病院のおよそ半分が経営赤字という状況のもと、市立伊丹病院は平成30年度決算において4億円の経営黒字を出し、新年度予算においても3400万円の黒字予算を示されました。医師不足が叫ばれる中、常任の精神科医を招かれるなど、医師数も84名から93名へと昨年度に比較し9名ふえ、医療技術員数も88名から101名へと13名ふえています。今年度も伊丹市民の医療の核とし医療事業を行っていただくことを期待するものです。  今年度の予算で特筆すべきものは、近畿中央病院との統合をベースにした新病院移設整備事業で、本年度は3億円強を投じて基本、実施設計に着手します。市立伊丹病院は平成30年度の市立伊丹病院あり方検討委員会、平成31年度の伊丹市と公立学校共済組合による共同研究の結論を受け、近畿中央病院と統合し600床規模の新病院を建設することになりました。  その背景として、厚生労働省では2025年を目指した地域医療構想の実現に取り組んでいます。2025年以降も少子高齢化の進展が見込まれ、さらに人口減に伴う医療人材の不足、医療従事者の働き方改革といった新たな課題への対応も必要となる中、2040年の医療提供体制の展望を見据えた対応を整理し、地域医療構想の実現などだけでなく、医師、医療従事者の働き方改革の推進、実効性のある医師偏在対策の確立の推進が必要と考えられています。  本市では、地域医療構想実現だけでなく、高度急性期医療を必要とする市民が近隣市の病院で受診せざるを得ない状況があり、基幹となる病院の統合再編を決定したということです。統廃合の決定に当たりましては、17小学校区での説明会や出前講座、昨年11月の共同調査報告会やことし2月のいたみホールでの説明会を開催し、多くの市民の皆様に参加していただきました。短い時間の中でできる限りの対応をしてこられたと考えております。  市立伊丹病院と近畿中央病院の統合再編に係る基本方針案に対するパブリックコメントでは、62名の方から121件の御意見が寄せられました。その御意見の中には、市内の慢性期、回復期病床数の確保、病院へのアクセス、南部の医療ニーズへの対応などがございました。それぞれの課題につきましては、新政会も検討すべきと考えております。今後の事業進捗の間にも市民の意見に耳を傾ける努力をされることを求めておきたいと思っております。  新庁舎の建設が進んでいる中、新病院を建設することに対し、財政的な不安があることは否めません。しかし、伊丹市の人口が微増ではありますがふえ続け、まちが元気である今こそ最適な医療体制構築へと働きかけていただくことが重要でございます。将来負担を減らし、安心・安全のまちづくりへとまた近づくものと考えます。  したがいまして、議案第18号、伊丹市病院事業会計予算並びに新病院設立に関して賛成の立場とさせていただきます。委員各位の御賛同をお願いいたします。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、討論を終結して表決に入ります。  本案は、起立による採決を行います。
          (小西彦治委員 退席)  本案を原案どおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。        (賛成者起立) ○戸田龍起 委員長  起立多数であります。  よって、本案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。  ここで暫時休憩といたします。 〇休 憩 〇再 開     ──────── ◇ ────────  議案第14号    令和2年度伊丹市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計予算戸田龍起 委員長  議案第14号を議題といたします。 本案につきましては、既に説明が終わって おりますので、直ちに質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆吉井健二 委員  中小企業共済が終わったということで、本当にずっと続けていただきたいというよりも私自身も10年ぐらいかかわってて、地域の人じゃなく本当に中小企業の人たちが集まっていろんなことでお互いに交流を持たれてるということもありました。野球とか親睦会もしたり、ゴルフ場に行ったり、それから映画とかね、そういう補助的な応援もしてくれてということで、非常に中小企業にとってはありがたい制度かなと思ってたとこですけども、どういうわけなのか再度教えていただきたい。この会計が補助金が要らないというのか、いやいや募集しても応募がないということなのかお伺いしたいと思います。 ◎都市活力部 昨年9月に協議会で、令和2年度をもって終了する方向で今検討してますということをお話しさせていただいておりました。そのときにも御説明させていただいておりましたけども、他制度も同様、さらにすぐれた制度が今広がってきております。具体的には県の制度でありますファミリーパックもありますし民間の制度もありますので、市から3000万円の規模で1000万円、3分の1程度繰り入れをしてるという状況を考えて、福利厚生というものの必要性は認識しつつも、市が直接実施することが本当に必要なのかというところから、今回は検討させていただきました。おおむね事業者の方にも説明させていただいておりますけども、日ごろより御愛顧いただいてましたので、寂しくなる、残念なるわというお声はいただいておりますけども、廃止した上でファミリーパック等に移行をしていただくということに関しては御理解をいただいているところでございます。 ◆吉井健二 委員  中小企業でこれがよかったのは、冠婚葬祭も出していただいてたんですね。だから結婚したり、それから退職された方にもお金が出て。県でも同じようなシステムでしょうか。内容を教えていただけますか。 ◎都市活力部 給付金の関係でございますけれども、金額の多い少ないというのはもちろんございますが、基本的には給付金は同様に県のファミリーパックもありますので、例えば結婚祝い金、出産祝い金、入学、卒業、災害見舞金といった、私どもでも持ってるメニューというのは基本的には網羅しております。それ以上にスケールメリットといいますか、各施設、飲食店等を利用するときに、どうしても私たちは範囲が狭くなってしまうというのがあるんですけども、県全体、県外も含めてで集められているんで、より広く使われている。あわせてこちらに県が健康を目的に補助金を入れておりますので、人間ドックに関しては市でしたら8000円が上限になってるところがこちらの制度では2万円、インフルエンザの予防接種を受ける方も若干ふえてきておりますけども、補助が、市でしたら500円のところが3000円となっておりますので、もちろん我々がすぐれてる面はございますけども、十分新しいところでもメリットは見出せるものかなと考えております。 ◆吉井健二 委員  県が同じ条件ではないといえども、県でも考えられてるということですけども、中小企業に集まっていただいて、そういう話はされたんですか。 ◎都市活力部 まず、昨年9月に都市企業常任委員協議会で御説明させていただきまして、それ以降、私どもの共済審議会で説明会をする旨をお伝えした上で、11月1日に会員向けの説明会を行っております。ただ、その際、お集まりいただいたのが、対象321事業者の方のうちの28社でしたので、まずそこの説明の中でいただいた意見というのは先ほど申しましたとおり、一定御理解はいただいております。ただ、2点ほどここが困るというのをいただいてまして、1つが健康診断定期巡回で市内9カ所ぐらいで私ども健康診断を受けていただくようにしておりましたが、新たな制度、ファミリーパックになるとございませんので、社員の健康管理のためにも何か考えてほしいという御意見をいただいております。もう一つは今年度で1600万円程度になっております基金の処分に関して、全額とは言わないけども、新たなところに行くということも考えて、会員に還元といいますか、基金の趣旨から考えても戻してほしいというお話、この2点をいただいておりまして、これに関しては今検討を進めております。健康診断に関しても何かしら共済制度という形ではなく中小企業の皆さんが利用できる形でできないかなということで今検討を進めている最中でございます。基金に関しては財源等、どう内訳をとりながら皆さんにお返しするかという検討を進めている最中です。長くなりますけども、28社しか来られておりませんでしたので、終わってから全ての事務所にまず同じ資料をお送りしております。ただ、送り放しでは御理解いただけない、お忙しくて見られないということもありますので、職員手分けしまして全ての事業者に電話をしております。あと窓口に来られたときにも御説明をしております。ただ、残念ながら数十社に関しては何度連絡をとってもなかなかお忙しいのか出られないということがありましたので、1月に入ってから再度同じ資料を送るのと、都度何かあれば御連絡くださいということでお手紙をつけてまして、電話もしております。宛名不在で戻って来ないということは手元には届いておるのかなと思いますけれども、電話、窓口等を含めても皆さん、説明会と同様の反応であったということで、廃止に向けては仕方がないという御理解はいただいているものと認識しております。 ◆吉井健二 委員  県の会費としては幾ら集められているんですか。 ◎都市活力部 県のファミリーパックに関しましては月500円です。 ◆吉井健二 委員  一人頭月500円でいいですか。 ◎都市活力部 はい。 ◆吉井健二 委員  有効期限は、1年間ですか。 ◎都市活力部 毎月500円の掛金、私どもでしたら400円になっておりますけども、これはよほどファミリーパックで会費の見直しが入らない限りは基本的には500円ずつを毎月お掛けいただくことになります。 ◆吉井健二 委員  県ということで、今言われるメリットもありデメリットもあるんですけども、伊丹市の場合は特に本当に中小企業の方たちが頑張っておられるいうことでありがたい制度だったと思うんです。時代の流れで仕方ないんかなというのと、県ですからやはり場所的には伊丹市内じゃなくちょっと遠くなるんかなというのが懸念してるとこと、それからあとは中小企業といえども、やっぱり年齢的に脱退される方もおられると思うんでね。そういうところで仕方ない部分かなと思うんですけども、ただ、私自身は中小企業を守ってもらいたいのが一つで、やっぱり今言われる健康診断とか、県との交渉でもう少し掛金を安くできるとかいうのは市としては難しいとこですかね。 ◎都市活力部 先ほどから私も県と申しましたけども、県からの事業を受けてまして、公益財団法人の兵庫県勤労福祉協会が実施しております。もし移行するとしたらということで、昨年来何度かお話はさせていただいておりまして、伊丹市の方々が入られたりする場合、掛金を減額できないかという御相談もさせてはいただいたんですけども、やはり県域全体で事業を行っておりますので、本市だけというのはなかなか難しいということはおっしゃっております。  繰入金をこれまで1000万円程度行っており、その財源が浮くということもございますんで、令和3年度に向けては新たな中小企業支援を考えていきたいなと考えております。 ◆吉井健二 委員  それはありがたいことです。お手紙を出したところにも、今言われた財源が少しあるからということはまだ言われてませんか。 ◎都市活力部 説明会を含めまして、令和3年度以降どういった形でやっていくということに関しては、具体的なところもまだ出てませんので、お伝えはしておりません。ただ、健康診断に関しては、市直営でないにせよ、規模が少し小さくなってでも皆さんが受けれるようにしたいなというところはお返しはしております。 ◆吉井健二 委員  結局は中小企業というのは、底辺で本当に家内工業というんですか、小さいとこでやってはる人がたくさんおられる中で、中小企業共済は本当に横のつながりもすごくよかったので、少し残念ですけど、時代の流れから言えばやっぱり自分らでやらないかん部分、レジャーの部分もそうですけどもやって、ただ、今言われましたやはり健康管理についても、本当に高齢者がふえてる中で、その辺は県とタイアップしていただいて、頑張っていただきたいなと。また、市で出るんでしたらありがたいと思ってますので、希望を持って思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆竹村和人 委員  今のお話の中で大体わかりました。  今後、どういうスケジュールになるんでしょうかね。 ◎都市活力部 まず、廃止条例の提案に関しましては、私ども今回3つの条例が関係いたしまして、共済そのものの条例、それと基金、特会条例の3つあります。廃止に関しましては、基金の処分も含めて検討した上で9月議会で御提案したいと考えております。ただ、ファミリーパックに再来年度の4月から移行していただくことを考えますと、まずはこの方向で進んだとしたら、皆さんファミリーパックに移られますか、それとも独自で違う福利厚生を探しますかといった意向調査を夏前ぐらいから動きたいと思っております。条例をお認めいただいた後にはファミリーパックに皆さんでそれぞれ手続していただくというとなかなか煩雑になりますので、私どもが持ってるデータをファミリーパックに提供することで円滑に新たな会員になれるようなことを考えたいと思っております。最終的には年度内に一定希望される方の事業所の中の従業員の方のデータをお渡ししてスムーズに4月から福利厚生を受けれるようにしたいと思っております。 ◆竹村和人 委員  基金とか云々っていうのは、あり方検討会を開いたりとかじゃなくて、独自で判断される方向性ですかね。 ◎都市活力部 まず、議論の場の一つとしましては、先ほど申しました共済審議会がございますので、そこで御意見をいただきたいと思ってます。また必要に応じて議会の皆様に、どのような形で御説明、御報告するかは考えていきたいと思っております。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第15号    令和2年度伊丹市鴻池財産特別会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第15号を議題といたします。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第16号    令和2年度伊丹市荒牧財産特別会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第16号を議題といたします。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第17号    令和2年度伊丹市新田中野財産特別会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第17号を議題といたします。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。  以上で本委員会に付託されました案件の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして散会といたします。              以   上
     伊丹市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。  令和  年  月  日  特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会      委員長   戸 田 龍 起...