伊丹市議会 2019-12-17
令和元年12月17日都市企業常任委員協議会-12月17日-01号
以 上
○
戸田龍起 委員長 ただいまから
都市企業常任委員協議会を開催いたします。
初めに、委員の
出欠席について申しますが、本日は
全員出席であります。
本日の
協議事項は、既に御案内しておりますとおり、4件であります。
なお、質問に対して答弁される方は、挙手と同時に役職名を述べていただきますと、私のほうで指名させていただきますので、よろしくお願いいたします。
協議に入ります前に、副市長から御挨拶がございます。
◎
行澤睦雄 副市長 本日は
戸田委員長を初め、委員の皆様方におかれましては、
都市企業常任委員会に引き続きまして、お疲れのところ、
都市企業常任委員協議会を開催していただきまして、まことにありがとうございます。
本日御報告をさせていただきます案件は、先ほど
委員長から御案内のありました4件でございまして、まず1件目は、第3期伊丹市
配偶者等からの
暴力対策基本計画(案)の
パブリックコメントの実施についてでございます。このたび伊丹市
男女共同参画審議会より答申を受けまして、令和2年度から6年度までの第3期
計画案を策定いたしましたので、本計画の概要及び
パブリックコメントの実施につきまして御報告をさせていただきます。
続きまして、2件目は、
みやのまえ文化の郷再
整備事業における
基本設計の概要についてでございます。昨年度策定いたしました
みやのまえ文化の郷再
整備事業の
基本計画に基づきまして、令和4年4月の
リニューアルオープンに向けまして、策定中の
基本設計の概要につきまして御報告をさせていただきます。
3件目は、
伊丹市営住宅等整備計画(案)の
パブリックコメントの
実施等についてでございます。本年9月に
中間報告をさせていただきました本計画の素案がまとまりましたので、本
計画案の概要及び
パブリックコメントの実施につきまして御報告をさせていただきます。また、
市営住宅の今後のあり方につきまして、
玉田団地の1号館から5号館及び荒牧第6団地、第7団地の
入居者を対象に実施いたしました
意見交換会の結果もあわせて御報告をさせていただきます。
最後の4件目は、
都市計画道路整備プログラムの改定(案)の
パブリックコメントの実施でございます。未
整備道路、
都市計画道路につきまして、計画的かつ効率的な整備を進めていくため、平成28年2月に策定いたしました
都市計画道路整備プログラムの
改定案をまとめましたので、
改定案の概要及び
パブリックコメントの実施につきまして御報告をさせていただきます。
なお、詳細につきましては
担当部局のほうから説明させますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
──────── ◇ ────────
「第3期伊丹市
配偶者等からの
暴力対策基本計画」(案)の
パブリックコメントの実施について
○
戸田龍起 委員長 それでは、「第3期伊丹市
配偶者等からの
暴力対策基本計画」(案)の
パブリックコメントの実施について、説明をお願いします。
◎
市民自治部 それでは、第3期の伊丹市
配偶者等からの
暴力対策基本計画(案)の
パブリックコメントの実施について説明をさせていただきます。
初めに、資料の確認ですけども、A4、1枚物で
パブリックコメントの実施についてをつけております。A3、1枚物で本
計画案の概要をおつけしております。最後に、資料3といたしまして、
計画案の本体をつけております。
計画案の本体は40ページ以上ございますので、説明はA3、1枚物の資料2で説明をさせていただきますので、資料2をごらんください。
それでは、資料2の
計画案全体についての説明をさせていただきます。
まず、本計画の位置づけですが、この計画は、
配偶者からの暴力の防止及び
被害者の
保護等に関する法律、いわゆる
配偶者暴力防止法に基づくものであります。第3期の
計画案の策定の趣旨ですが、これまで本市では、平成21年度に第1期の計画を策定しました。平成22年度に伊丹市の
配偶者暴力相談支援センター、いわゆるDV
相談室ということで、
相談室を設置いたしました。平成27年度から来る第2期計画で、第2期計画が今年度で
期間満了になりますことから、本市の
DV対策をさらに推進するために第3期計画、今回第3期計画として策定するものでございます。
それでは、A3の一番左側に第2期計画、平成27年度から平成31年度までの
取り組み状況を書いておりますが、第2期計画では、4つの
基本目標に基づき、
取り組みを進めてきました。特に今、大きく進んだものを丸印に書いておりまして、ちょっと課題が残ったものを
三角印として記載をさせていただいております。
計画の全体ですけども、
基本目標4つに関して、この丸と三角以外にも190の
具体的取り組みがございました。190のうち、171、約90%、9割方はしっかりと計画の進捗をしたものとなってございます。
真ん中の本市におけるDV
相談の状況、数段上の
相談の状況ですが、伊丹市では、DV
相談室を設置して、
被害者の
早期発見から
相談まで、適切につなげてまいりました。直近3カ年の市全体のDV
相談件数は年間1000件を超えておる形で推移しております。
下の四角で囲んだところ、
真ん中の下がDVの発生に関しての
審議会で出された意見の集約になってございます。計画の策定に当たって、
男女共同参画審議会、ことしの5月に諮問させていただいて、4回の
審議会を経て、11月に答申をされたものでございます。
審議会では、第2期計画の進捗や課題について検討をいただいて、
答申内容は
計画案の形、資料3の
計画案の形でいただいております。
審議会で出された意見、それから第2期計画で課題の残ったものを捉えまして、第3期計画を策定しております。
第3期計画の概要ですが、一番右側、第3期計画、一番表中の右側で表を書いておりますが、第2期計画を引き継ぎ、4つの
基本方針と9つの
重点施策で構成をしております。
まず、4つの
基本方針ですけど、
基本方針Ⅰで、
相談・発見・
通報体制の充実、
基本方針Ⅱで、迅速で安全な
保護体制の充実、3番、
基本方針Ⅲで
自立支援体制の充実、
基本方針ⅣでDVを許さない
社会づくりというような推進となっております。
第2期計画を受けまして、今まで、しっかりと
相談、それから
被害者の方の
安全確保をしてまいりました。第3期計画では、より自立に向けた支援、それからDVをしておる、
DV被害者も、
加害者も出さないような
予防啓発に重点的に
取り組みたいと思っております。
それでは、第3期計画の詳細について、簡潔に説明をさせていただきますので、ちょうどこの本体、
計画案本体の11ページ、12ページ、9ページには
計画案全体像が載っておりますけども、10ページ、11ページというのが第3期
計画案の全体像を説明したものになっております。
基本方針Ⅰですけども、
相談・発見・
通報体制の充実、DVは非常に私的な空間で行われることが多く、潜在化しやすいので、
長期化、深刻化しやすい傾向にありますので、やはり
早期発見、通報、それから
相談につなげるのが一番大事なことですので、これは引き続き体制をしっかりととらせていただいて、第3期
計画案では、特に配慮を要する
障害者、
高齢者、それから最近表面化している
外国籍の方であるとか、
性的マイノリティーの方への
DV対策、ますます
相談が
複雑化、多様化しておりますので、そういった複雑な
相談にもしっかりと対応するような
相談機能を充実させると。
それから、
被害者の周囲でDVを発見しやすい立場にある保健とか医療、
福祉関係者、いわゆる教育の
関係者、それから
児童虐待との関係の連携も図っていきたいと思いますので、そういった形でDVの
早期発見、通報、それから
相談につながるような体制は、これは引き続きしっかりととってまいります。
基本方針のⅡ、迅速で安全な
保護体制の充実ですけども、まずは
被害者の方の生命・身体の安全を守ることが、これが第一になりますので、
法的支援である
保護命令であるとか、これはしっかりと迅速に行って、
安全確保をまずやっていきたいと思います。
第3期計画では、特に
児童虐待との関係で連携をしっかりと図りながら、
被害者と子供の安全、それから
親族等の状況に応じた
安全確保の一層の強化に努めてまいります。また、
被害者に関する情報につきましては、非常にセンシティブな情報、人命にかかわる情報になりますので、これは今も厳重に管理しておりますが、
情報管理はさらに徹底をしたいと考えております。
基本方針の3番目、
自立支援体制の充実でございますが、
被害者がこれまでの生活の場を離れ、新たな場所で自立するための住宅、それから経済的な支援、それから心の回復、
就労場所、子供の関係、さまざまな関連、たくさんございます。そういった
自立支援体制の充実、これは2期計画に引き続きまして、第3期計画では、これまでの
自立支援体制に加えて、
被害者の方の長期にわたる精神的な心の負担を少しでも軽減するために、
自助グループ、
サポートグループの
立ち上げや、そういった活動の支援に力を入れていきたいと考えております。
最後に、
基本方針の4番目、DVを許さない
社会づくりで、暴力を容認しない
社会づくりでございますが、
DV被害者のまだ多くは女性でございまして、その背景には固定的な
性別役割分担意識や潜在的な
女性差別に根差した社会的・構造的な問題がございます。それで男女平等の妨げ、それから
男女共同参画社会の実現の妨げになりますのみならず、これはもう重大な犯罪をも含む
人権侵害、命にかかわる問題になりますので、第3期計画では、このような状況をいち早く改善するために、
DV被害者のみならず、
加害者も出さない、そういった市民への啓発、企業、団体への啓発、それから
学生等の
若年層に対しても、将来のDVを防ぐためにも
デートDVを初め、
若年層への啓発、これもしっかりと強化をしてまいりたいと考えております。
以上が第3期の計画の概要になりますが、今後のスケジュールですけども、資料1にございますとおり、年明け、1月の6日から約1カ月間、
パブリックコメントを実施する予定でございます。
パブリックコメントの意見を踏まえて、3月中に計画を策定して、令和2年4月から新計画で実施してまいりたいと、このように考えております。よろしくお願いします。
○
戸田龍起 委員長 説明が終わりました。
ただいまの説明について、
質問等がございましたらどうぞ。
◆
佐竹璃保 委員 説明ありがとうございました。
児童虐待と違い、女性への暴力の場合は、体力的に、経済的に、ひとり立ちできない子供とは違い、大人であること、
自由意思に基づいて、自分の身は自分で守れる、そしてそれを学んで自立することができるというところだと思います。
基本目標の1から4までつくっていただいている中で、
目標3つ目の
自立支援体制の充実って非常に重きを置くべきではないかと思っております。ただ、その
基本計画、
3つ目を見ていただいたときに、
基本目標が6から11まで上げていただいており、3つの項目からつながっている
重点施策のところがやっぱり1行しか出てこないというのは、難しい点やろうという、発言がすごくしにくいところであることを実感します。
そこでなんですけれども、10年前から、もうこちら、計画いただいていたということで、
自助グループと
サポートグループが
伊丹市内には一つもないという実態で、何とかこれを実現の方向に持っていきたいなと私も考えております。
カウンセラーという仕事をしている方との
かかわりで、
相談をさせていただいて、心が癒やされるというところ、いろいろ生身の経験をした
人同士での
かかわりこそが人生を後々、豊かにしてくれる
人とのつき合いというところにつながっていくのではないかと考えるものです。
そこで、
男女共同参画センター「ここいろ」がこれからできるようになって、そちらの管轄も同部署で行われているところで、そこをリンクさせて何とか
自助グループというところを一つ
立ち上げるようになっていきたいと思っているんですけれども、そのファシリテートとなることが必要というところでお話をさせていただいたんですが、こちらがその
関係機関のところで
立ち上げることができるのか、その
人をどこかから委託して、お金を払って来ていただくことになるのかというところは、お調べいただいてますでしょうか。
◎
市民自治部 委員御紹介をいただいたように、このDVの計画の中で、自立というのは、すごく心のダメージを負った方が自立するのに何年もかかるような状況がございます。一番大事なことだと思います。委員御紹介の経験された方が
地域同士でやっぱり安心して
自助グループを
立ち上げるというのはすごく大事なんですけれども、非常にDVのケース、千差万別で、それぞれ自分のことを一番言いにくい状況なので、
立ち上げが難しいというような現状もあるんですよね。
相談、男女センターでももちろん
フェミニストカウンセリング等の心のケアの
相談事業になりますし、そういった語り、
被害者が少しでも気づきと語りができるような
相談の連携であるとか、そのDV
相談室は本庁が所管してますけど、
男女共同参画センターとそこの連携であるとか、それを図ってまいりたいと考えております。
それで、一番そのキーとなる
ファシリテーター、安全な場をつくる、ですので
ファシリテーターは一番重要なものとして、これを近隣他市もいろいろ調査はしておるんですけども、またそこから手伝っていただけるか、あるいは民間の団体、神戸とかにもあるんですけども、そこにお願いするか、それはちょっとこれから調査していきたいと思っております。
相談の中で自立できてきて、少しでもそういった活動がされたいというお声がけもして、させてもらいながら、
男女共同参画センターとも連携しながら、この自立の部分に関しては、公的な支援は、
自立支援法はできましたので、27年からずっとそことの連携で、公的な支援はやりやすくなりましたけども、
市民同士の助け合い、自助のし合い、これはすごい大事なものになってきますので、そちらのほうを第3期計画では自立、それから
予防啓発、これに力を入れていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆
佐竹璃保 委員
精神面と、また
経済面、どちらも回復して、そして自立支援していくまでに、本当に長期間を要すると思うんで、その単発の企画ではなく、長い期間、何回も集まれる場が必要だと私は考えています。短くとも半年、2カ月に1遍、集まれる場所を設けるなど、例えばきのう殴られて、あざをつくって、次の日、その場に出ていけなくなった。でも、1カ月後、また同じ場所がある。それだけでもすごく安心感があると思うんで、それを市内でも一つつくることが大切ではないかと考えております。
加害者とか、支配したい
人というのは
被害者の自立を一番恐れていますので、その自立の第一歩を踏み出してから3年ぐらいは危ない期間であると思います。実家の住所で待ち伏せて
ストーカー行為をしたりとか、盗聴やGPSや
SNSも今は多様化していますので、そういったところの証拠がもしあれば、すぐに警察とか
関連機関に連絡いただくというところのアドバイスまでしっかりとサポートしていただけるような機会を設けていただけたらと思っております。よろしくお願いします。
◆
山薗有理 委員
基本目標を4つ上げられている中で、
4つ目のDVを許さない
社会づくりという観点で、教育の
デートDVについて取り組む内容についての確認をさせていただければと思います。
このいただきました資料2の一番下にあります目標Ⅳ、DVを許さない
社会づくり、三角として、
教育関係者への啓発の強化というところで、課題として残ったものと記入をされておりますが、それで、そういった課題を解決するために
学生等の
若年層に対して
デートDVや将来のDVを防ぐための啓発の強化ということで、今回、目標として掲げられていると思います。
今回、資料3でいただきました21ページに、詳細について書かれておりましたので、読ませていただきました。
その中で、今現在やっている
デートDVに対する内容と、これからやっていきたいことというふうに記載をされていたのですけれども、この
デートDVっていうのは、今も非常に根深い問題があると思うんですけれども、より一層取り組む必要性があると思います。その中で、これからやりたいことという中で、性教育の中でこういった内容を取り上げて進めていきたいと書かれているんですけれども、
教育委員会とこの内容っていうのはリンクをさせて進めるべきだと思うんですけれども、その
あたりの調整などはどのように進められているのでしょうか。
◎
市民自治部 今後、もちろん
教育委員会も含めまして、支援する
ネットワーク会議、
庁内連絡会議を開催をされ、構築しておりますので、その中でもあわせて例えば警察、
学校関係者であるとか、今までは高校などには
デートDVの講座を実施していたんですけれども、第3期計画では中学校、一歩ずつでも、
中学生にそういった啓発を、
若年層に向けての啓発をしていきたいと考えております。
◆
山薗有理 委員 ありがとうございます。
高校生を対象に、今までは
デートDVってどんなものだ、どういったことが被害なのか、実は自分も被害に遭ってるんだよっていうことを周知をすることと、
あと教員に対しても、こういった内容が実は起きてるんだよっていうことで進められていたと思います。
今回、第3期計画では一歩進んで、
中学生に対してもということで、これはとてもいいことだなと私自身、思います。ちなみに、
中学生のスマホの使用率っていいますのは結構、お持ちになられてる方が多くいらっしゃって、なかなか見えないその
SNSのやりとりがあったり、連絡だったりということもあると思いますので、
中学生に対しても積極的に進めていただきたいと思います。
進める中で、例えば冊子をつくられて、DVDをつくられて、それを見るだけでは何も進んでなくて、例えば講師を呼んだりだったり、こういうものが
デートDVになるんだよっていうことを進められてきたと思うんですけれども、そういった授業の中での絡み方だったりというようなものは、計画は何かされているんでしょうか。
◎
市民自治部 そうですね、私が行って説明もできますけども、より、やっぱり
外部講師の方に入っていただいて、DVといったものを理解していただけるような講座のほうがいいだろうという、まだそのコンテンツ、教材まで行っておりませんが、そういった形での実施をしようと思っております。
◆
山薗有理 委員 ありがとうございます。
今の御答弁の中で、積極的にやっていくという力強い御答弁があったと思います。本当に学校の教員が、そもそも
デートDVについて理解をされた中で進めていかないと、この話ってとても軽く流されてしまいがちだと思います。
そうした中で、講師の活用だったり、課長が行っていただいて、実際に話をしていただくっていうのはとても有効であると思いますし、
中学生でも普通におつき合いされている方もいらっしゃるし、いろんな方がいらっしゃる中で、自分のその価値観が、なかなか将来危険な思考になりがちであるということも知ってもらう機会になると思うし、その中でも友人が知るだけで大分変わってくる
環境づくりができるかなと思いますので、ぜひこの
あたりは積極的に取り組んでいただきたいと思います。以上で終わります。
◆
竹村和人 委員 1点だけちょっとお聞きしたいんですけど、迅速で安全な
保護体制の充実っていうところなんですけども、本当に伊丹市だけではなかなか難しいところがあると思うんですけど、県と市と連携する中で、
安全確保も図っていかないといけませんし、だから
警察等との連携があります、実際にその県と市との連携っていうのは、できてるのかどうか。
◎
市民自治部 県と市の役割ですけど、県はより広域的な啓発に力を入れてもらっていますし、市はやはり
被害者の方に一番身近なので、
被害者の方を
相談をされて、それから自立、この支援の段階に沿った形での役割を担いますので、実際の
相談においては、伊丹の特徴は、警察、裁判所、
保護命令、警察、これがもう
ネットワークでまとめられるので、私どもは
管理職レベルでもしっかりとその
ネットワークをつないでおります。年間で3回からの
連携会議を開いて、課題の共有、それから対応策につきまして考えておりますので、その辺は大丈夫だと思います。
◆
竹村和人 委員 確保の体制ということで、そういうことがないほうがいいんですけど、あったとして、一時的に避難をするとか、それが終わると次、どこか県、市内に住むとか、いろいろと勉強していかなあかんと思うんですが、その
住居等の助成という形で連携をしておるのか。
◎
市民自治部 住居等ですね。初めはシェルターですね。これはもう
安全確保が重要なので、そういった場所というのは非公開ですけども、その後、そういった住宅に移られる、母子の支援の施設であったり、一時的な
市営住宅、
県営住宅もあるので、
優先入居をとっていただいたりしながら、自立、御自身の自立、自宅に向けた支援ということです。このようにステップを踏んで、段階を実施しております。
◆
竹村和人 委員 わかりました。
市単独ではなかなか難しいところとかもあるんかなという部分はわかりました。身近なところで、
人に寄り添って、しっかりと対応していただいていると思いますので、その後で、なかなか単独で行きにくいところへ、行きにくい分野に関しては、
十分連携をすることも大事だし、何よりも
情報漏えいが大変危ない状況になるのかなということでありますので、そういった意味では、そういう
情報網をしっかりとしながら、やっぱりしっかりと広域的な部分については連携を図っていただいて、よくなる部分というのは大いにあるのかなと思いますので。以上です。
◆
吉井健二 委員 10ページですけども、
早期発見という中で、
高齢者の
人たちに
伊丹産業が安全のためにやっているんですけども、そうしたら、もちろん登録してお金も少し要るんですけども、そういうことを使えることができるのかどうか。そういうDVのときにぱっとボタンを押すと、つながると。ただ、
高齢者の場合は
民生委員さんがもちろんついてくれてるんで、すぐに連れ出すんですけど、実際にはこの御夫婦か子供かわかりませんけども、そういうふうにして、ボタン一つで危険度を感じたら、誰かが、
民生委員さんでもいいし、役員が来てもいいと思うんですけども、そういう交渉をしたことはないんでしょうか。
◎
市民自治部 子供の虐待の場合は児童福祉課と連携し、
高齢者等には、地域・高年福祉課と連携していますので、高年福祉課は地域包括ケアやったり
民生委員さんとも連携してますね。その連携をもってDV
相談につなげて、問題を解決といったような内容になろうかと思います。その辺もしっかりといろいろと対応してまいりたいと思います。
◆
吉井健二 委員
高齢者というよりも、やっぱりこういうDVなんかは命にかかわることが多々あると思うんです。ニュースなんかでもいろいろありますから、この前も官僚が息子さんを殺したということも含めて、やはりこの、DVに当たるかどうかわかりませんけども、この例が、だけど、やっぱり命にかかわることでしたら、そういう連携をして、私の知り合いも自分で申し込んでて、ある日突然、体が悪くなって苦しくなったのをボタン一つしたら
民生委員さんと一緒に連絡してくれて、来られて、救急車を呼んでくれたという場合も見てますんで、そういうことも命にかかわることだから、もちろん
伊丹産業は大変なんですけども、1
人のお金としては500円程度かな、払ってやっている。
ただ、
民生委員さんとの連携をしなければならない、まずこれは確実にそうしてほしいなと思うんですけども、
民生委員さんとのそういう連携は、どういう形でされてるんですか。
◎
市民自治部 民生委員さんとの連携ですけども、DV
相談室に直接というのはないんですけども、高年福祉課を通して連携という形で、すぐに通報いただける形になっております。
民生委員さんから直接の通報も案件ではございます、もちろん。
◆
吉井健二 委員
民生委員さんというのは身近におられて、その
人の人物像もわかってて、多分来られるんですけども、こういうDVの場合は相手がほとんど男性なんですけども、それの危険を感じるということで、お一
人では行きにくい。ましてやそこに入っていいものかどうかという判断というのは相当難しいんですけども、市の職員が、いつ行ってるかもわからない状態なので、
民生委員さんの力、やはり
民生委員さんから手が届くいうことは、そういう連絡はすべきやと思うんですね。これ、暴力振るってたら、やっぱり警察がどこで介入できるんやという、介入して、逮捕まで行けるんだという、夫婦間であるところがだめなのかというところはどうなんですかね。
◎
市民自治部 実態はさまざまございますけれども、
民生委員さんも3年ごとに私どもの研修に参加していただいてます。その辺は説明をさせていただいて、緊急時の対応ができるような
人たちを育てています。
◆
吉井健二 委員 私これ見て、これだけDVが多いという数字を見てびっくりしたんです。それで、平穏に暮らしていない子供さんもおられる中で、ニュースを見てますと、子供まで水かけて殺してしまうというのを見ますと、すごく教育の強さを、もっとやらないといけないかなと、子供というか、
中学生、高校生までやってるところもありますので、もう本当にこの辺のところは、今言われる、国全体がやっぱりそういうところを規制していかなければならないのかなと思うんですね。
だから、犯罪とかああいう意識がなくてやってるんでね、DVの男性だと思うんですけども、そういう面を、やはり犯罪であるということをやっぱり法律上、決めていかないと、これ終わらないんじゃないかなと。そういうところは市としては考えるのは難しいんですけど、やっぱり行政がしている一つの任務かなと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。
◎
市民自治部 委員おっしゃるように、本当に命にかかわる問題でありますので、法律がもちろんございますけれども、それにかかわらず、必ず対応していかないといけない。
一番の
予防啓発、DVっていうのはすごく社会の中でしっかりと認知されてきました。
相談につながるような形にもなってまいりましたので、より次期計画では
予防啓発にも力を入れていきたい。
◆
吉井健二 委員 今も言いましたように、
民生委員さんのお力っていうのは、もう本当に縁の下の力持ちでありますので、無理に無理からというのはあれなんですけども、そういう方が正義感も大事ですけど、やはり自分の命もです。DVの相手方は大事かなと思うんで、複数で
民生委員さんも対応できるような、数が少ないかもしれませんけども、複数で対応してもらいたいということと、あとね、夜が多ければ、その辺のところはどうするかというのは、やはり警察の力が要ると思うんです。
それで、今、倒れたから救急車で僕の知り合いの
人が来てくれたんだけども、それぞれ
民生委員さんも一緒になんですけども、そういうふうにして、誰か、第三者が来るような方向性を持たないと、もしかして命をとられる可能性もあるんで、
民生委員さん自身の安全も守らないかんと思うんでね、そういうところはもう行政側でしっかりと手を結んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
○
戸田龍起 委員長 ほかにございませんか。───
それでは、次の
協議事項に移らせてもらいます。
──────── ◇ ────────
みやのまえ文化の郷再
整備事業における
基本設計の概要について
○
戸田龍起 委員長 次に、
みやのまえ文化の郷再
整備事業における
基本設計の概要について説明をお願いします。
◎都市活力部 それでは、私から
みやのまえ文化の郷再
整備事業における
基本設計の概要について説明させていただきます。
まず、お手元の資料をごらんください。1ページをごらんください。外観のイメージ図の下の
みやのまえ文化の郷再
整備事業に係る方針等でございますが、本年1月に策定いたしました、
みやのまえ文化の郷再整備
基本計画を記しております。
再
整備事業の目的でございますが、機能集約を伴う大規模改修工事を実施し、歴史・芸術・文化に係る総合的な発信拠点施設「総合ミュージアム」として整備することで、施設の魅力向上を図ろうとしており、建物の課題として、博物館は昭和47年開館以来、建築・設備等に関する大規模改修を行っておらず、老朽化が著しく進行しております。また、新庁舎建てかえにより、庁舎から電気・空調の供給も不可能になります。
みやのまえ文化の郷では、柿衞文庫、美術館、工芸センター、伊丹郷町館と順次、建てられましたが、築19年から35年が経過しており、長寿命化のための大規模改修が必要となっております。また、バリアフリー化も不十分でございました。
事業展開方針といたしましては、複合化に当たり、各館の連携による事業の相乗効果を生み出し、事業の見直しを行い、施設全体の活性化につながる事業を推進いたします。
運営体制といたしましては、総合ミュージアムとして一体的に展開することとし、公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団と公益財団法人柿衞文庫から成る共同事業体に指定管理で業務委託をすることを想定しております。
右上をごらんください。大規模改修のポイントは、大きく分けて4つございます。
1つ目の施設の一体利用として、展示室・諸室を結ぶ、回遊型の閲覧動線の整備や、各管理諸室の集約化と連携、それらによる設備・インフラ関係の集約化、総合案内所の設置などで、各施設の一体的利用を目指した改修を行います。
2つ目のユニバーサルデザインですが、見やすく、わかりやすい案内誘導サインの整備や、トイレの改修・洋式化、多目的トイレの増設・オストメート対応、授乳室の整備などを行ってまいります。
3つ目の施設の魅力向上・まちのにぎわいでございますが、多様なレイアウトに対応したアトリエの設置や、有限会社重森庭園設計研究所、代表、重森千青氏設計による日本庭園の再整備、Wi-Fiスポットの増設などを行ってまいります。
最後に、機能回復・向上、老朽改修でございますが、展示室等の内装改修や照明のLED化、消火設備の増設等となっております。
次に、主な事業内容でございますが、基本的な考え方としましては、基本テーマを「酒と文化の薫るまち」とした各ゾーンの機能連携による新たな価値を創設いたします。
そこでの重要ポイントは、連携となってまいります。施設内、他の公共施設と、周辺企業と商店と、市民と、イベントと、連携していくことが重要と考えております。
具体的には、1、施設内では、他のゾーンへ誘導できる内容を展示に盛り込んだり、柿衞文庫と博物館が酒と俳諧文化等に関する共同展示や、古文書の崩し字の読み方、意味などの共同事業の展開を想定しております。
2、他の公共施設とでは、美術館の絵本展示など、図書館とのタイアップ事業を行ったり、逆に図書館の読み聞かせを総合ミュージアムなどで行うなどの連携事業を想定しております。また、博物館、柿衞文庫と図書館が連携し、相互の資料やレファレンスを活用した学びの連携や、学校との連携による博学連携やアウトリーチなども考えてまいります。
3の周辺企業・商店とでございますが、鑑賞していただいた方が割引を受けられる、「鑑賞de寄っトク!」の拡大版や、長寿蔵ミュージアムと連携した展示やイベントでございます。
4の市民とでは、旧岡田家住宅・酒蔵の活用や、有岡城址や猪名野神社なども含めたまち歩きなども考えております。
5のイベントでは、従来、郷町館中心に開催しています、鳴く虫と郷町との連携強化や、蔵まつり、宮前まつり等とタイアップした関連イベントの実施で回遊性を図ります。
次に、上に1枚めくり、2ページをごらんください。再整備の概要でございます。
まず、条例でございますが、現在、柿衞文庫を除いた各施設の条例を廃止いたしまして、(仮称)
みやのまえ文化の郷条例を令和4年4月のオープンに合わせて設置いたします。
事業の概要ですが、工事費は約15.8億円を見込んでおります。有利な財源である公共施設等適正管理推進事業債の申請をいたしまして、充当率90%の交付税措置50%となっております。
工程でございますが、
基本計画は昨年度策定済みでございまして、本年度は
基本設計、実施設計を来年3月末完成に向けて作成しているところでございます。改修工事予定でございますが、令和2年8月末で事業を実施し、引っ越しを行い、令和2年12月から着工、令和3年12月に完了予定となっております。平松自転車駐車場は、すぐに着工し、来年度中には完成予定となっております。
休館でございますが、
みやのまえ文化の郷は令和2年9月から令和4年3月まで、博物館は令和3年10月から令和4年3月までの半年間を予定しております。再オープンは令和4年4月でございます。
右上は、施設の概要となっております。現況の
みやのまえ文化の郷と博物館の施設概要を載せております。既存スペースの活用と拡張として、平松自転車駐車場の一部を歴史収蔵庫に使用し、
みやのまえ文化の郷には3階建ての約616平米の増築棟を建て、1階にはアトリエ・ギャラリー、2階には歴史展示室、3階には電気室や機械室を整備する予定でございます。
みやのまえ文化の郷と博物館の延べ床面積が7162平米だったものが、5921平米となり、1241平米減となります。この部分が集約されたことになります。
ちなみに、平松自転車駐車場の面積でございますが、延べ床面積が1528平米のうち、383平米が歴史収蔵庫になります。
3ページをごらんください。全体平面図を載せております。各エリアと主な展示箇所でございますが、2階部分から御説明いたします。赤の点線で囲んでいる部分が増築部分になり、1、歴史展示室の設置とした部分が博物館の常設展示室に当たるところでございます。
次に、下の1階部分でございますが、旧岡田家住宅に2、酒づくりの展示、その下の柿衞文庫に新たに3、導入展示を設けます。赤の点字で囲んでいる部分が増築棟1階部分で、4、アトリエを新たに設置いたします。5、ショップや厨房も利用しやすく改修する予定でございます。
右上の地下1階部分のレイアウトは、変更はございません。
下に参りまして、地下2階でございますが、新たに博物館の移転に伴う収蔵庫の新設です。美術館の書庫や美術研究室を右側に移動させ、歴史収蔵庫、歴史研究室として整備いたします。
次に、4ページをごらんください。用途連携による立体動線を示した図となっております。次の点線が自由回遊動線で、緑の点線が自由回遊動線でございます。日本庭園を散策いただけるようにしております。赤の実線が展示閲覧動線となります。従来どおり、1階の柿衞文庫前でチケット購入いただき、そこから1階展示室から2階展示室や地下の共同展示室と回遊経路としていただくようになっております。従来の建物と増築棟との間には連絡通路を設けておりますので、サインとあわせて、わかりやすい動線を目指しております。
次の5ページから7ページに展示工事の内容を示しております。
まず、5ページですが、博物館の常設展示にかわる「1、歴史展示室」になります。基本テーマの「酒と文化の薫るまち」を念頭に、伊丹の歴史、文化の変遷を所蔵資料をひもときながら紹介いたします。展示のポイントとしましては、1の伊丹の歴史がわかるハイライト展示、縄文・弥生時代から今日まで伊丹がどのような変遷をたどって今日に至ったかを伝えるため、基本的な通史としつつ、各時代の重要事項を中心に紹介いたします。
2、展示前の通路も展示室として活用。現状の博物館から展示面積が大幅に縮小するため、新町家からつながるスロープをフォトギャラリーにし、展示室前には縄文弥生の伊丹を配置し、スペースを有効活用いたします。
3、実物資料と映像を合わせた展示。建物の所蔵品を生かすためにも、実物を中心に展示いたします。また、展示する中央に映像演出を加え、古代・中世の伊丹、近代の伊丹、近現代の伊丹の3つのコンテンツを用意し、映像によりそれぞれの時代にどのような出来事があったか、時代の概要が学べ、資料が背景にある物語を感じられる演出にしております。
その他、連絡通路にはデジタルフォトフレームを配置し、大正から昭和の懐かしい伊丹の写真を展開いたします。
次に、6ページをごらんください。「2、酒造り展示」でございますが、こちらは重要文化財であります旧岡田家住宅の酒蔵で清酒発祥の地としての酒づくりを当時の雰囲気とともに伝える展示をしております。
ここでは、建造物を生かす展示として、映像などを活用し、当時どのような酒づくりが行われていたのかをわかりやすく紹介し、人々の営みを感じてもらえるような展示にしたいと考えております。例えば酒だるをのぞき込むと、酒づくりの歴史がグラフィックで解説されます。
また、酒づくりの工程の一部を体験できるハンズオン展示の導入を予定しております。例えばたるにお酒をつぐとき、たるをたたくのですけれども、それは音で酒の入っている程度を知ることができ、またたるの中の泡を消す役割を兼ねていると言われております。空のたると半分ぐらい入ったたると、満杯のたるなどをたたき、音を比べるといった体験展示も考えております。
その他、おけなどを持ち上げ、その重さの体験や、酒づくりの道具に実際に触れてみる体験なども考えております。
また、遺構にタブレットをかざしますと、AR画像で当時の酒づくりの映像が重なり、解説をいたします。また、大型のたるの中に入って記念撮影もできるようなフォトスポットの設置も考えております。
次に、7ページの「3、柿衞文庫」でございますが、こちらは新町家2階に事務所を移設することによって、あいたスペースを使いまして、導入展示を予定しております。初めて柿衞文庫に来られた、訪れた
人でも、伊丹と俳句の関係性や柿衞文庫の重要性を感じられる、代表的な所蔵作品を紹介できるようにしていきます。
また、ここではタッチパネルで遊びながら俳句のようなものを学んだり、俳句をつくったりできる体験展示も取り入れております。また、柿衞文庫にある代表的な所蔵品や収蔵品をデータベース化し、検索や閲覧ができるデジタルアーカイブスを導入いたします。タッチパネルの検索端末で自由に閲覧できるようにいたします。
次に、8ページをごらんください。「アトリエ」でございますが、現在、工芸センター地下2階にありますセミナー室を地下1階の増築部分に移設し、外からも講座の内容がわかるように工夫することで、クラフトに興味を持っていただけるようにしております。また、当日、観光に訪れた来館者にも楽しめるよう、1日体験講座など気軽に参加できる講座を実施いたします。
ショップは総合ミュージアムとなりますので、各施設で販売していた商品や図録、展覧会の関連商品なども販売できるよう、陳列量、収蔵量ともに充実いたします。
また、旧石橋家厨房を改修し、週末ごとに周辺企業と商店などの協力を得て、カフェやイベントの開催を予定し、交流、にぎわい創出に中心市街地の活性化との相乗効果を図ります。
次に、9ページをごらんください。主な改修内容を載せております。トイレの改修や授乳室の設置のほか、総合案内所の設置、エレベーター改修、照明、空調機器などに加え、屋上防水や外壁など大規模改修も実施いたします。
最後の10ページをごらんください。平松自転車駐車場内に新設する歴史収蔵庫についてでございます。収蔵庫と前室を設け、383.28平米の広さとなっております。
以上、簡単でございますが、資料の説明でございました。
○
戸田龍起 委員長 説明は終わりました。
ただいまの説明について、
質問等がございましたらどうぞ。
◆北原速男 委員 説明ありがとうございました。数点お伺いさせてもらいます。
まず、1点目なんですけども、この博物館で、5ページ目、展示内容が載っておるんですけどね、ここで近現代の伊丹っていうところで、その中で、阪神・淡路大震災とかいう、被災と復興とかいうものが書かれてありますが、この最初の展示等でWi-Fiの整備とか、多言語表示とか、恐らくこれはいわゆるインバウンドの関係とか、
外国人の方が来られるというようなことも想定されているとは思うんですけども、そうなると、例えば伊丹の姉妹友好都市の佛山、それからハッセルトとか、そういう展示ですね、そこのところは具体的にはこの中に盛り込まれることになるんでしょうか。どういう形になるんでしょうか。それが1点です。
それで、あともう1点は、それと関連するんですけども、その新庁舎のほうができて、当然、大村市とか、たくさんの方が友好都市で来られます。そう考えると、友好都市との関連で、そこを盛り込んでもいいのかなというようなことも思うんですけど、この
取り組みについて、お伺いいたします。
◎
教育委員会事務局 5ページ目にございます常設展示につきましては、本市の歴史を通じてとなっておりますので、ここで特別に佛山やハッセルトについての今の関係を展示ということは、今のところは考えてございません。
ただ、実際にこの常設展示以外に特別展示等もしていくものと考えておりますので、そのときにまたそういう連携を、姉妹都市も含めてのお互いの歴史を知るような、そういう展示も考えていければなというふうに思います。
◆北原速男 委員 そうしますと、そういう場合はどこの所管で、どういうふうにまた紹介されるんでしょうか。全くしないということになりますか。
◎都市活力部 新しい施設は総合ミュージアムということでありますので、先ほど申し上げましたように、指定管理でやっていくことになりますので、多分所管のほうは文化振興でまた指定管理者のほうと
相談しながら、そういう催しなどというのは考えていくことになると思います。
◆北原速男 委員 これができるのが令和何年ですか。
◎都市活力部 令和4年4月です。
◆北原速男 委員 そうですね、そうすると、市庁舎のほうも当然できてきますから、何とかそこをちょっと工夫していただいて、できるようになったら、その期間内に、常設ではなくて、何か来られた方がそちらに、当然来られますから、全くないということで帰るとかえって失礼かなというふうに思いますので、しかも、これで終わりではありませんので、これから友好都市がお互い発展していく中で、さまざまな友好のあり方も考えられますので、ぜひとも御検討をしていただきたいと、それだけ述べさせていただきます。
◆
山薗有理 委員 説明ありがとうございました。数点お伺いできればと考えております。
まず、1点目です。これから
みやのまえ文化の郷が指定管理者ということになりましたけれども、共同事業体という形で進められるというふうに御説明がありました。今までは指定管理も3つあって、ここに説明というようなことを報告をされてきたと思うんですけれども、その共同事業体になることによって、そういった報告だったりということは、少しイメージがつかめなかったので、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
◎都市活力部 今まで
みやのまえ文化の郷でございますけれども、指定管理としましては、文化振興・スポーツ財団ですね、柿衞以外は指定管理を受けておりました。柿衞の場合は、まだ民間、公益財団法人でしたので、そのまま指定管理ではなくという形でやっておりますけれども、これを今度、市の施設になりますので、今、考えているところでは、文化・スポーツ財団と柿衞文庫が共同で指定管理していただこうと。その仕方は、まずそれぞれ公益財団法人は存続しますので、まず協定なり、柿衞と文化・スポーツ財団が結んでいただいた中で、共同で指定管理のほうに応募いただくということになっております。
◆
山薗有理 委員 協定を結んで一緒に指定管理に手を挙げるということで理解したんですけれども、一緒にすることによって、ある種、会議を持つケースもふえていったりとか、話をする機会なんかもふやしていくことが必要であると思うんですけれども、そういったことも今現在、話し合いの中で出ているのでしょうか。
◎綾野昌幸 都市活力部参事 先ほど御説明させていただいたとおり、柿衞文庫の事務所が現在の新町家のほうに移りまして、現在のその博物館機能移転するそこの事務所と同じになる予定でございます。ですので、今の柿衞文庫、博物館という、いわゆる歴史的な展示についての密接な
かかわりということになりますし、現在、我々も各担当で調整させていただいたところなんですけれども、今後も一緒になって、全体会というのを持っておりますので、そのような形で情報交換を重ねていきたいと考えております。
◆
山薗有理 委員 こういったことで一緒になるということで、コミュニケーションを図っていかないと、結局うまく進まないんじゃなかろうかという、問題意識を持ちまして、お伺いをさせていただきました。理解させていただきましたので、そのように密に連携をとりつつ、いいところはいいというふうに引っ張っていただければというふうに考えております。
いただきました資料5ページ、今回、説明を聞きまして、総合ミュージアム化するということで、これからの入館料はどのような設定になるのかということが少し気がかりです。というのも、現状、美術館というのが、その展示の内容についてお値段の上限があったりとか、博物館は大体、無償で今、入れる状態になっているということで、その入館料の設定について、これから気になるなと思ったんですけれども、その
あたり、今現状どのようにお考えか、お教えいただけますでしょうか。
◎都市活力部 今のところ、有料ゾーンと無料ゾーンにつきまして、美術館、柿衞のところに関しましては有料ゾーンとして、チケットの売り場を柿衞文庫の前の受け付けでさせていただきます。博物館に関しましては無料ゾーンということで、この地図で見ますと、左側が無料ゾーン。4ページでございます、この立体動線を見ていただきますと、柿衞の展示室のところからチケットを買いまして、立体動線としましては有料のゾーンとしましたら、そこから2階に行っていただいて、地下の美術館の共同展示なんですけど、そちらのほうに、こういう形になりますけれども、そのこの図の左側でございますけど、こちらが無料ゾーンとなりまして、歴史展示室や岡田家とか、旧石橋家のところとか、無料ゾーンとして、今のところ考えておるところでございます。
◆
山薗有理 委員 今の段階で、入館料については、一部有料で、一部無料ということで進められるということで、ある種、現状の進め方の方式でされるということで理解をさせていただきました。
ちなみに、美術館に関しては有料という認識でいいんですかね。
◎都市活力部 美術館は有料ということで考えております。
◆
山薗有理 委員 あと、美術館については何度か拝見をさせていただきましたし、人気がある内容については本当にたくさんの方が市外からも来場されてるという認識をしております。そういった方が無料ゾーンにも行ってもらう、なおかつ興味があるからということで柿衞のところに入っていただくというふうなつくり方にしていただければ、もっと魅力も上がってくるかなと思いますので、進めていただければと思います。
最後になんですけれども、いただきました資料8ページ、ショップと厨房のほうなんですね、御説明の中で、今ある石橋家の手前にあるカウンターですね、バーカウンターみたいな、すごく雰囲気があるところをこれから厨房にかえて、週末だったり、地域の商店街の方に利用してもらうということで考えられているということでございました。
この総合ミュージアム化をするに当たりまして、この中にそもそも食べたり飲んだりできる場所がなかったということで、こういった問題解決を進めさせられる施策になるのかなと思うんですけれども、せっかく厨房化するのであれば、これから、先ほどの説明の中で、ショップと厨房をともにされていくのかなと思うんですけれども、できれば週末だけではなくて、もっと積極的にそういったことをすべきかなと思うんです。というのも、やはり
人って食べ物があったり、飲み物があったりしたほうが集まるなというのを思いましたので、質問させていただいてるんですけれども、この厨房の活用について、現状、先ほど週末の地域の商店街の方に利用していただいたり、カフェだったりということを構想を聞いたんですが、平日の利用についてはどのようにお考えでしょうか。
◎綾野昌幸 都市活力部参事 石橋家のカウンターにつきましては、今御質問いただきましたように改装を考えておりまして、できるだけ「酒と文化の薫るまち」というテーマでございますので、そういったお酒の試飲であるとか、先ほど課長が説明でも申し上げましたような企業とか、飲食店の方々に来ていただいて、このカウンターの前の席であったりとか、あるいは石橋家でくつろいでいただくというような形ができたらなと考えているところです。
今のところ週末ということで考えておりまして、どれぐらいのお客様に来ていただけるかというのが読めないところもございますので、まず週末でスタートさせていただいて、平日やっていただけるところ、受けていただけるところがあるんであれば、また土曜日も含めて平日もと考えておりますので、まずはちょっと週末で活用を考えさせていただけたらなと思っております。
◆
山薗有理 委員 ここの活用方法って、とても無限だなと思いまして、雰囲気がとてもいいからこそ、なかなか知ってもらって中に入ってもらったら、めっちゃすてきやんということで、広まっていくかなと思います。
石橋家で年1回、高校生のお茶会なども開催されていて、本当に雰囲気があって、お茶会としてもいい場所だなと思うんですけれども、そういったことをもっと市内の方にもそうですし、市外の方にも発信をしていただく、そして協力をした方にとってもメリットがあるような活用方法を進めていただければと思いますので、こちら要望とさせていただいて、終わります。
◆
竹村和人 委員 今回、伊丹の中心市街地にこれだけ機能集約して本当にいい
取り組みができているのかなというふうにも思っております。すごく期待をしております。また、主要な事業についても本当に中心地で、周りがそういう環境もあり、図書館がある中で、またいたみホールとか、きららホールとかアイフォニックホールとかっていう本当に中心市街地に固まっておる中で、連携して、いろんなイベント等をできるその中で、発信ができる拠点にもなるような、そういう
取り組みができたらなというふうには、本当に思っております。今、そういった意味では、伊丹のいいところの発信ができる拠点にもしていただきたいなというふうに思います。
ちょっと伊丹の愛着っていう部分でこのようなことを一般質問をちょっとしましたので、そういった意味では、この伊丹の歴史、縄文時代からずっと流れてる中にあって、それが分かっていってくれるというのはほんまにすごい
取り組みなんだなというふうに思います。本当に市内の
人はもとより、市外の
人も、また今、インバウンドっていう形ですね、本当に伊丹のよさをわかっていただける、そういう
取り組みがここではできるのかなっていうふうにも思っております。この常設展示の中にあって、そういうインバウンド的な対応として、何か考えてはるんかなっていう、まあまあ、これまだできてないんですよね、これからやと思うんですけど、その辺についてはどういうふうに考えておられますか。
◎綾野昌幸 都市活力部参事 こちらのほうですね、やはり全体的にも和の雰囲気でございますので、日本酒、清酒の企業のミュージアム、酒造会社も近くにございますので、一つはその日本酒というものをキーワードにして、情報発信していって、日本の方にも御来館いただけたらなと思っておりますのが一つと、また日本庭園のほうも有名な設計の方に設計していただいてますので、すごく上手に、今までなかなかPRできなかった、できていなかったのですが、今後は日本庭園なんかも絡ませながら、インバウンドの方という目線で申し上げますと、そういう点、和のところを強調してまいりたいかなと思います。
もう一つ、伊丹の愛着みたいなお話をいただきましたんですけども、そういう市外とか
外国の方も、もちろんたくさん来ていただきたいんですけど、市民の方にもそういった歴史に関して愛着を持っていただけるように、特に学校への、子供たちに何遍も何遍も来てもらえるような施設になればなと考えておりますので、本当はターゲットをこうやって絞っていかなあかんのでしょうけど、市外の方と市民の方と、両方考えていきたいと思います。
◆
竹村和人 委員 そういった意味では、この展示、常設展示についてもいろんな説明等がたくさん説明あっても、なかなか読めへんところもあるかもわかりませんけども、今結構、QRコードとかいう部分で、かざすとその説明が何かあったりとか、また映像まではないけども、附属するような知識が出てきたりとかっていうのが博物館等々であると思いますけど、そんなことも考えていただいたらいいのかなというふうに、その辺は何か考えておられますか。
◎都市活力部 多分、多言語とかの説明の関係だと思うんですけども、スペースの問題で、本来でしたら日本語だけでなくて英語、韓国語とか中国語ですね、上手にしていきたいところでございますけれども、スペースの関係もございますので、今ちょっと私も場所がないので、ピクトグラムとか、いろいろITを使ってできるような部分もあるというふうに聞いておりますので、そういうもののペイントとか、今、委員がおっしゃってた展示の解説などをQRコードとか、Wi-Fi環境を整えようと思いますので、その分を持ってきたらいいかなということで研究しているところでございます。
◆
竹村和人 委員 本庁では、この中で、今提示もありましたけど、体験する場所とかあると、また今言われてるようなQRの技術を使いながら、本当に、いいところの発信をする。来ていただいて、体験できて、楽しんでいただけるような、またそういった意味では、リピーター等で来られる部分、そういう
取り組みも大事だと思いますけど、特に常設展示ですので、何かずっと、1回、2回来たら飽きられるところもないとは言えないので、その辺の
取り組みなんかも考えていただきたいなと思うんですけど、その辺については、まだ、1回目もできてへんので、なかなか答えにくいところはあると思いますけど、その辺もちょっとこう、1回で終わるんじゃなくて、その先も考えていって、また一番初めに言いましたけども、連携できるいい場所でございますので、そういった意味では、お金取るところでも無料で見ていただけるような展示を幅広く考えるとか、もうちょっと、やっぱり今、伊丹に来ていただいて、いいな、訪れていただきたいなっていう、この場所に必ずなるのかなというふうに思っていますので、ぜひ知恵を絞っていただいて、連携もしていただく中で、よりよい
取り組みにしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
最後に1点なんですけど、ちょっとここには、そんなに中にはないんですけど、実は最近、
高齢者の方とか、いっぱい車で来はって、いわゆる入り口まで車で、言うたら車寄せみたいな、また多くの方に市外から来ていただくっていうことについては、バスですね、観光バスみたいなのを、そういう寄せつける場所いうのは何か考えてはるんですか。
◎都市活力部 駐車場でございますけれども、御存じのとおり、一番西側のところに駐輪場という形で一部ありますけれども、あそこを開放しましても、観光バス1台ぐらいですかね、とめられるぐらいの大きさなので、地域の例えば商業施設とか、そういうところとも協力しながら、例えばそういうこともありますので、そういう散策みたいに伊丹でしていただけますので、そういうことがたやすくなるかなということを考えながら、そこに駐車場、バスを置いていただいて、そこでまた買い物とかをそこでしていただいたり、こちらのほうに来てもらったりというようなことができればなというふうに、今のところはまだ具体的な話は聞いておりませんけど、そういうことをしていきたいなということは考えてまいります。
◆
竹村和人 委員 駐輪場までバスで来て、乗りおりができるんですかね、そういうふうなところがあると、計画される方、民間の計画される方、いろいろあると思うんですけど、そういう方がやっぱり選んでいただいて、そこにバスからおりて入って、バスに乗る。そのバスはちょっと遠い駐車場にも、空港のとこでもいいし、そういうことを視野に入れながら、計画を持っていただかなあかんし、施設的なこともあるし、いろんな方面と協力もせなあかんとは思うんですけど、そういうことを広い目で見ていただくのも連携のうちに入ると思いますので、来ていただいてよかったなっていう、最終的にその方々が思われるような
取り組みも、ちょっと研究もしていただけたらなと思うので、要望しておきます。よろしくお願いします。以上です。
○
戸田龍起 委員長 ほかにございませんか。───
それでは、ここで暫時休憩をいたします。
〇休 憩
〇再 開
○
戸田龍起 委員長 休憩を解いて会議を続けます。
──────── ◇ ────────
「
伊丹市営住宅等整備計画」(案)の
パブリックコメントの
実施等について
○
戸田龍起 委員長 次に、「
伊丹市営住宅等整備計画」(案)の
パブリックコメントの
実施等について、説明をお願いします。
◎都市活力部 それでは、私から「
伊丹市営住宅等整備計画」(案)の
パブリックコメントの
実施等につきまして報告をさせていただきます。
まず、配付させていただいております資料ですけれども、資料3-1といたしまして、「
伊丹市営住宅等整備計画(案)」の
パブリックコメントの実施についてと書いてございますA4サイズのものが1枚、それから次に、資料3-2といたしまして、概要版
伊丹市営住宅等整備計画(案)と書いてございますA3サイズでカラー両面刷りのものが1枚、次に、資料3-3としまして、
伊丹市営住宅等整備計画(案)と書いてございます冊子になっているものが1部、そして、最後に資料3-4としまして、
市営住宅入居者との第2回
意見交換会の概要及び今後のスケジュール等についてと書いてございますA4サイズ、横とじのパワーポイントで作成していますのが1部の計4種類になってございます。
それでは、まず、お手元の資料3-1をごらんください。「
伊丹市営住宅等整備計画」(案)の
パブリックコメントの実施についてでございますが、令和2年度を初年度といたしまして、以降10年間における
市営住宅の整備や管理についての方針をお示ししております本計画につきまして、本年9月に
中間報告といたしまして、本
協議会で報告させていただきましたが、このたびその素案がまとまりましたので、その内容につきまして、
パブリックコメントを実施したいと考えております。
実施時期でございますが、3でお示ししておりますとおり、令和2年1月6日から2月4日までの約1カ月間を予定しております。
周知方法、閲覧場所、意見書の提出方法などにつきましては、資料にお示ししておりますとおりでございます。
では、具体的に、この本計画の内容につきまして御説明を申し上げます。お手元の資料3-2、概要版、
伊丹市営住宅等整備計画(案)と書かれてございますA3サイズのカラー両面刷りになっております資料をごらんください。この概要に沿って説明をさせていただきたいと思います。
まず、一番上にお示ししております第1章では、計画の目的や基本的な視点をお示ししており、計画期間は令和2年度から令和11年度までの10年間とし、
市営住宅などの整備や管理に関する方針を示すことを主な目的としております。
続きまして、その下の第2章では、
市営住宅の状況といたしまして、現在の管理戸数に加え、
市営住宅の現状や今後の整備などに関する方向性をお示ししております。現在の管理戸数といたしましては、中堅所得者向けの住宅も含めますと、本年4月1日時点では2133戸となっております。
また、今後の方向性につきましては、施設の長寿命化や耐震改修、バリアフリー化、既存の
市営住宅ストックの弾力的な活用などの必要性について明記をしております。
そこで、右側の上にありますけれども、第3章では、本計画の4つの
基本方針をお示ししております。まず、1つ目に、
市営住宅のあり方としましては、原則として建てかえは行わず、民間賃貸住宅を活用しながら住宅確保要配慮者に適切に対応できる管理戸数といたしております。
2つ目に、建物の長寿命化の推進といたしましては、一定の耐震性を有してはございますが、十分ではない
市営住宅の耐震改修を実施することといたしておりますとともに、外壁や屋上などの耐久性の向上に向けた改修工事も実施することといたしております。
3つ目には、居住性の向上といたしまして、バリアフリー等を目的とした既存の住宅ストックの改善を行うことといたしております。
4つ目には、適切な維持管理を推進するために、これまでに引き続き、日常点検や定期点検を実施し、適切に修繕工事を実施するとともに、その履歴を整理した住宅カルテを活用し、計画的な維持保全を図ることといたしております。
そこで、左側の下に移っていきますが、具体的な整備手法の検討結果につきまして、第4章としてお示ししております。本年9月の
中間報告の際も申し上げましたとおり、整備手法の検討に当たりましては、平成28年度に国土交通省より示されております公営住宅等長寿命化計画策定指針に基づきまして、本市で管理いたしております2133戸の
市営住宅のうちから、中堅所得者向けの住宅221戸と、民間賃貸住宅を借り上げて
市営住宅として提供しております80戸を除いた1832戸の
市営住宅について判定を行いました。
まず、左側のフロー図の①番、将来のストック量推計といたしましては、ちょっと右側のフロー図のほうもごらんいただきたいんですけれども、これも国土交通省より示されておりますストック推計プログラムを用いまして、推計を行いました。どの資料を用いて推計を行うかというのも国の指針で示されておりますので、その指針に従い、国立社会保障・人口問題研究所、いわゆる社人研の資料や住宅土地統計調査、過去の国勢調査などを参考に推計を行い、右側のフロー図の中ほどにあります4、著しい困窮年収未満の世帯数を6447世帯と推計しております。
この中には、
県営住宅や福祉施設を利用される世帯数が含まれておりますので、これらを差し引き、5、
市営住宅目標管理戸数の設定の欄にお示ししておりますとおり、中堅所得者向けの住宅を除いた将来の伊丹市における目標管理戸数を1700戸程度といたしております。
そこで、今申し上げましたこの推計結果を踏まえまして、中堅所得者向けの住宅と民間借り上げ住宅を除いた1832戸の
市営住宅をどのように整理や維持管理を行うのかを判定するフローにつきましては、左側のフロー図に戻りまして、②番から④番までの順で判定を行いました。
市営住宅敷地の状況や住棟の物理的な特性、将来の目標管理戸数等を踏まえまして、1次判定、2次判定と行いました結果、
真ん中の表にお示ししておりますとおり、9月の
中間報告でも申し上げましたが、
玉田団地の1号館から5号館と、荒牧第6団地、荒牧第7団地につきましては用途廃止、その他の住宅につきましてはそれぞれ耐震改修工事やバリアフリー化、長寿命化を図ってまいることといたしました。
裏面に移りまして、第5章では、今申し上げました判定結果を踏まえまして、今後の
市営住宅の活用方針をまとめてお示しをしております。繰り返しになりますが、表の一番上、
玉田団地の1号館から5号館、荒牧第6団地、荒牧第7団地におきましては用途廃止とし、その実施方針につきましては、右側の枠内にお示しをしております。これまでも申し上げてまいりましたが、
入居者の住みかえを円滑に進めるため、その住みかえに係ります経費の一部を支援するほか、住みかえ先となります住居を確保するために、そちらにお示ししております
市営住宅につきましては、公募の停止を実施してまいります。
その他の住宅につきましては、右側の
真ん中の表にお示ししておりますとおり、これからも安全に、安心してお住まいいただけますよう、耐震改修工事を初めとした適切な修繕工事を計画的に実施してまいりたいと考えております。
また、その下の枠内にお示しをしておりますとおり、
高齢者などへの入居ニーズの対応といたしましては、これまでも実施しておりました
高齢者改造工事に加えまして、公募の際の住戸タイプ別の人員に関する要件や、入居に関する要件の緩和にも対応してまいりたいと考えております。
以上で、
伊丹市営住宅等整備計画(案)に関する説明は終わらせていただきます。
続きまして、お手元の資料の3-4をごらんください。9月の本
協議会におきまして、委員の皆様に御報告を申し上げました住みかえに係る支援策につきまして、対象住宅の
入居者の方々にお示しするため、2回の
意見交換会を実施いたしましたので、その概要と今後のスケジュールについて御説明を申し上げます。
1ページ目をごらんください。本年9月に実施いたしました2回目の
意見交換会につきまして、その概要をお示ししております。表の一番下、対象137世帯に対しまして、一番右端にお示ししてございますが、現在まで119世帯の方々に説明を申し上げてきたところでございます。
なお、その下に米印でお示しをしておりますとおり、残りの世帯の方々につきましては、今後も個別にお伺いし、説明を実施してまいりたいと考えております。
次に、その第2回
意見交換会で
入居者の方々からいただきました主な御質問や意見、要望と本市の回答につきまして、2ページ目から4ページ目にかけてお示しをしております。代表的なものといたしましては、転居先の候補となる住戸に関する御質問や、転居に際して新たに必要となる物品に関する質問、転居に伴って発生する不要品の取り扱いに関する質問などが出されました。本市がいたしました回答につきましては、そちらにお示ししておるとおりでございます。
そこで、これまでの第1回、第2回の
意見交換会を踏まえまして、大きな課題であり、またたくさんの
入居者の方々から切実な御要望がございました転居後の家賃の上昇に伴う新たな負担軽減策について検討してまいりたいと考えており、それをお示ししておりますのが、5ページ目になります。
転居後の家賃の負担軽減策につきましては、9月の
中間報告の際にも御説明を申し上げましたとおり、一定期間の据置期間を設定するとともに、法令に基づきまして、5年間の傾斜家賃を実施することとしておりましたが、それに加えまして、新たに減免措置を検討してまいりたいと考えております。このたびの住みかえの対象となります世帯の大半が単身世帯及び2
人世帯となっております一方、住みかえ先の候補となります近隣の
市営住宅は、専有面積が60平米を超える住宅が多く、これらの広い住戸に住みかえようとした場合、これまでと比較して大幅に家賃が上昇し、円滑な住みかえが実施できないことが予測されることとなりますため、5年間の傾斜家賃が終了いたしました後の減免措置につきまして、検討してまいりたいと考えております。減免措置のイメージにつきましては、5ページにお示ししておりますとおりでございます。
次のページに行きまして、6ページ目には先ほどの
伊丹市営住宅等整備計画(案)の説明でも申し上げましたように、用途廃止事業に係る支援策の一環としまして、住みかえ先の住戸を確保するために公募を停止する
市営住宅につきましてお示しをしております。具体的には、6ページの上の表にお示しをしております住宅が対象となってございます。
最後に、今後のスケジュールにつきましては、6ページの下の表にお示ししておりますとおり、冒頭でも申し上げましたが、来年の1月6日から2月4日まで
パブリックコメントを実施し、2月下旬から3月上旬にかけまして、委員の皆様にその結果を御報告申し上げる予定としております。
では、先日、委員の皆様に文書にて御案内申し上げましたように、本日、本
協議会におきまして御報告を申し上げました内容ごとに、今週末の21日土曜日に第3回目となります
意見交換会を開催し、
入居者の方々に御意見を伺ってまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
○
戸田龍起 委員長 説明は終わりました。
ただいまの説明について、
質問等がございましたらどうぞ。
◆
竹村和人 委員 私から1点、ちょっとお聞きしたいんですが、単身
高齢者の申し込みが非常に多い状況であると。また、公募受付の
入居者人員に関する要件もまあまあ多いということで、14ページの応募者の状況なんですけども、一
人単身者が申し込みが793件、50%近いようであります。その辺の状況を踏まえて、今どういうふうな手続を考えておられるんでしょうか。
◎都市活力部 今、委員から御質問ありましたとおり、確かに単身で高齢の方の入居のお申し込みというのは多い傾向にございます。それに対しまして、今、私どものほうでストックとして抱えておりますのがなかなか少ないということで、こういった倍率になっておるのかなというふうに考えております。
そこで、この概要の中でも一部申し上げましたけれども、入居要件の緩和なり、そういったものを今、考えております。具体的には、表現がちょっとややこしいですけど、間取りで今、
入居者の数を決めさせてもらっているんです。例えば2Kだったらお一
人とか、3Kだったら2
人とかっていうのを決めさせてもらっておるんですけれども、これを今、平米数、何平米あるかによって
入居者の数を決めていきたい、設定してまいりたい。それで、例えば兵庫県さんなんかはこういったやり方をしておりますので、恐らくこれが主になってると、大きなところはそういうようなことをやっておりますので、同じこの
伊丹市内で、兵庫県と伊丹市でやり方が違うというのもそごが出ますので、そういったところを要件を緩和するということでしますと、今2
人からになっておりますところが1
人から入ることができるようになる。そうすることによって、お一
人で入れる住戸をふやすというふうなことで対応をしてまいりたいなというふうに考えております。
◎都市活力部 今の補足なんですけども、資料の38ページのほうにちょっと事例がございまして、これは福井県の高浜町の
市営住宅なんですけども、職員のほうが視察にも行ったんですけれども、既存の
市営住宅、58平米の
市営住宅を半分に割って、二戸一改造しまして、単身向けの
市営住宅に改装工事をするということで、面積が減った分、やはり家賃のほうも、もとの分は減額できるというふうな対応策をしていったものもございますので、今後、
市営住宅の全てがこのような形で対応できるとは限りませんので、プランによってはできるところ、できないところがございますので、こういう方法も検討していきたいと考えております。
◆
竹村和人 委員 今の現状からいろいろ検討をされているいうことだと、非常にありがたいなと思います。具体的には、やっぱりそういう1
人の応募が多くて、それに応えられる部分というのは少ないと。だから、1
人でも入れるような枠組みを勘案しながら、またこういう改造をしながら対応していくということだと思います。本当にありがとうございます。
具体的にそれをどれぐらい考えているのか。まあまあ、すぐには答えられへんところもあるんでしょうけど、応募に対する何%かをやっぱりお応えしないとだめなのかなと。いつまでもないからだめなんですとかっていう部分というのは、ちょっと残念なところもありますし、そうした意味では、一定、目標を定める中で考えていかないと、やっぱり現状に合わせてつくっていく。そこにやっぱり制度を賄えるっていう部分というのはあるので、この辺を明確にする中で進めていただきたいなということもありますので、何か考えていらっしゃいますか。
◎都市活力部 具体的な目標で、まずその、なかなか今、室長が申しましたこの分割っていうのは、やはりお金がかかりますので、それは国ないし県ないし、その補助がどれだけいただけるとか、そういった財源状況もございますので、その辺を調整しながら進めてまいることになろうかなと思うんですけど、まずは倍率がかなり今、高いですので、やはりその、全国的にこれをやりますと、多分全国的な公営住宅の入居の倍率、応募の倍率、大体5%ぐらい。この大阪府域、この近畿で大体6%ぐらいになってるんですね。ですので、その
あたりまで下がるような感じで、目標、ある程度は準備はしなきゃいけないのかなと。伊丹市でも、全体の倍率はそこまで高くないんですけども、この単身
高齢者向けのところというのは、どうしても今の運用ではこういった状況になっているということですので、その辺を勘案しながら進めてまいりたいなというふうには考えております。
◆
竹村和人 委員 そういった意味では、そういう目標を掲げながら、やっぱり対応していくということが大事だと。今、社会情勢の中で、その中で求められているということがありますので、それは柔軟に対応できるように、こういう機会を捉まえてやっていただきたいなというふうに思いますので、どんどんどんどんまたいろんなニーズ、情報っていうのは変わってくる可能性もありますけど、やっぱり今こういう状況になってますので、ぜひとも早急にやっていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。以上です。
◆小西彦治 委員 このA3の資料の右下のところのストック推計プログラムについてと、またほかにもあるんですけども、この1700戸の設定とかっていうのは、人口が減少していく中で、世帯のその状況も変わっていくっていうのは別にして、単純にこの数を減らしていくっていう、10年間かけてのこの計画っていうところで、具体的に今、借り上げ住宅を除いて1832戸からこの数字に行き当たるまで、どこをどう減らしていくとかっていう具体的な案とかというのはありますか。
◎都市活力部 今のところなんですけども、ここにお示ししておりますとおり、玉田の1号館から5号館、荒牧第6団地、第7団地が198戸ございますので、これを用途廃止とすることで、今後10年間の1700戸っていうところは確保してまいります。
◆小西彦治 委員 ありがとうございます。そうでした。
その中で、今、現状借り上げ住宅を80戸あるっていうところから、今後借り上げ住宅の数っていうその推移、増か減かっていうところのそのイメージとかっていうのは、どういうような形で組み合わせしていく感じですか。
◎都市活力部 今申し上げました
玉田団地、荒牧第6団地、第7団地につきましては、近くにエレベーターつきの住宅があるというところから、基本的には直営のそういう団地に移り住んでいただきたいというふうに思っておりますが、中にはお一
人で行かれるのに、早く行きたいけれども、なかなか間取りが一致しないですとか、そういった場合もございまして、そういった場合は周辺の借り上げ賃貸住宅なんかを、その方1代に限り借り上げていくと。それで、その方が例えば御家族とまた一緒に住むとかいうふうになった場合は、またオーナーに返していくというような形で調整しながらしていきたいなと思いますので、今のところはそういった借り上げ住宅として、そういった運営をしていこうかなというふうに考えております。
◆小西彦治 委員 今、この適正っていうふうなところで、規模別の建設状況っていうところを見てますと、平米数のその割合が、この
基本計画の42ページなんですけど、こちらを見たら、多分平米数で割り当てがあって、1981戸の中での平米数の割り当て、10平米ずつですね、そちらのこの割り当てが今後その継続していく中で、また世帯での世帯人数も変わっていくっていうふうなところも踏まえて、これが適正かどうかっていうことも、もうこれからは時系列的に、その考えていかないといけないと思うんですけども、それについてはどんな感じですか。
◎都市活力部 単身の世帯が今、入られている住宅というのは、やはり30数平米とか、そういったところが、先ほども申しましたが、間取りで決めてますので、そういうちょっと手狭になっているというふうになってます。
そこを先ほども申しましたように、平米ですることによって、例えば3Kでも1
人で入れるとかっていうふうな感じでなりますので、そういった運用をすることによって、広く入っていただけるというか、そういうふうに運用していってるような古い住宅としてはそういうふうに運用していきます。それで、新しい住宅につきましては、3LDKみたいなのとか、4LDKとか、広い住宅がありますので、そこにつきましては家族の多い
入居者に入っていただくというような形で運用をしてまいれたら、比較的広く住んでいただけるのかなというふうには思っております。
◆小西彦治 委員 マッチングってすごく難しいと思う中で、この
市営住宅における課題っていうところで、老朽化した住宅っていうのは往々にしてエレベーターがついてないと。また
高齢者の方がこれからふえていく中で、一
人世帯がふえていきながら、
市営住宅でありながらも、やっぱり民間のところを一部活用しないといけない、その方に、世帯、世代だけ活用しないといけないというところで、柔軟に対応していかないといけないと思うんですけども、その際の、今までは低廉で借りてた家賃が、かなり上がってしまうとか、その限度はあると思うんですよ。どうしてもここしかマッチングできないという中で、その負担が多くなる、負担となるとかというところに対しては、対応っていうのはどんな感じですか。
◎都市活力部 基本的に
市営住宅のお家賃っていうのは民間賃貸住宅の借り上げたところに入ろうが、直営のところに入ろうが、計算方式は一緒です。ですので、恐らくその設備が新しくなったりとか、やっぱりエレベーターがついたとこに入った
人、その分は高かったりしますけれども、民間借り上げ賃貸住宅に入ったから、例えば家賃が上がるっていうのは、そういうことにはならないですので、ここは例えば、全く同じ
人が同じ収入条件で、同じ条件の民間賃貸住宅を、同じ条件の公営住宅に入った場合、これは計算方式は一緒ですので、家賃がそこを理由にして上がるということはありません。
また、設備が例えば新しいところに入ったりとかすると、その分は若干ちょっと利便性とか、そういうところで民間賃貸住宅の設定家賃が上がる、多少上がるということはありますけども、ですので、お家賃がそこで上がることはないんですけれども、ただ、お一
人の方で入られるのに、例えばこれぐらいの間取りのところが当たったら、これぐらいの家賃になるというのはわかりますので、そこにつきましては、指定管理者さんのほうで支援を専門にする職員さんも雇っていただいてますので、そういった方と協力をしながら、不動産業者のほうで
相談に乗っていただいたりしながら、マッチングしている借り上げ賃貸住宅を借りていくというような対応も行っていきたいです。
◆小西彦治 委員 ありがとうございます。家賃が一部変わるかもわからへんという中で、一方で、
入居者の方が年々高齢化する中、また年金が下がっていくっていうことも見越す中で、この家賃の滞納が年々上がっていってるんですね、この46ページですけども。これを回収するとかっていうのも当然必要なんですけども、やっぱり住まれてる方のその状況を踏まえて、最低限度の生活を保障するという意味では、滞納をどうしても、滞納は普通はしたくないと思うんですね。でも、せざるを得ないっていう状況っていうところもやっぱりしっかりと考えていきながら、家賃っていうことの回収、また設定とか、あと住居っていうことも考えていただきたく要望しておきます。以上です。
○
戸田龍起 委員長 ほかにございませんか。────
それでは、次の
協議事項に入りたいと思います。
──────── ◇ ────────
「
都市計画道路整備プログラムの改定」(案)の
パブリックコメントの実施について
○
戸田龍起 委員長 次に、「
都市計画道路整備プログラムの改定」(案)の
パブリックコメントの実施について説明をお願いします。
◎都市交通部 それでは、私のほうから御説明させていただきます。
まず、資料の確認ですが、
パブリックコメントの実施について、A4サイズで1枚、改定(案)の資料がA4サイズの両面印刷が3枚、A3タイプの図面が2枚になります。
それでは、御説明させていただきます。今回、
パブリックコメントを実施する案件案は、
都市計画道路整備プログラムの
改定案についてです。意見の募集期間は、令和2年1月6日から2月4日となります。そのほか周知方法などについては資料を御参照ください。
まず初めに、改定の経緯を申し上げますと、ことしの3月に兵庫県の社会基盤整備プログラムの策定が行われましたので、平成28年9月に策定しました本市の
都市計画道路整備プログラムを改定します。
その
改定案の内容についてですけれども、まず1ページ目をごらんください。策定の目的ですけれども、
都市計画道路整備プログラムは、未整備の
都市計画道路について、計画的かつ効率的な道路整備を進めていくことを目的に策定するものです。今後、優先的に整備すべき路線と事業の着手予定時期を公表し、透明性の確保を図ります。
本市の
都市計画道路の現状ですが、全59路線、計画総延長は80キロメートルで、そのうち約70キロメートルが整備済みです。整備率は88%となっています。
2ページをごらんください。プログラムの策定内容ですが、本プログラムはおおむね5年ごとに改定を行っており、今後の9年間を前期4カ年と、後期5カ年に分け、県と市の
都市計画道路について、路線名と事業着手の予定時期を公表するものです。
策定道路についてですけれども、現行のプログラムは
都市計画道路網の見直しを未整備路線についてアンケート調査を実施した上で評価を行っています。今回のプログラムの改定につきましては、市民意識調査を通じて、
都市計画道路の進め方や重要視する点を伺い、その結果を踏まえ、現行の整備プログラムをベースに改定しております。
3ページ目をごらんください。事業評価項目の設定については、
都市計画道路はさまざまな役割を持っていますので、各路線を評価するため、5つの大項目をもとに11個の項目を設定し、今後、
都市計画道路を整備する上で、どのような点を重点的に進めるべきか、市民意識調査を行いました。
4ページをごらんください。市民アンケート調査結果につきましては、図3をごらんいただきますと、安全・安心が66.4%と最も高く、現行のプログラムと同様に、安全・安心に関する意識が高い結果となっています。
未整備路線の評価につきましては、表1に事業着手予定路線の評価結果を掲載しております。今後、9年間で優先して整備すべき路線については、県施工では塚口長尾線の美鈴工区、市施工では口酒井森本線の森本南工区と、宝塚池田線の大野工区になります。
5ページをごらんください。事業着手予定箇所図についてですけども、図面右下の凡例をごらんいただきますと、黒色の実線は整備済みの路線を、波線は未整備の路線を示しています。青色は現在、事業中の路線で、1番の塚口長尾線、昆陽南工区と、2番の山田伊丹線、昆陽泉町工区です。
次に、赤色実線の令和5年度までの前期着手予定する路線はございません。赤色波線の令和10年度までの後期着手予定路線は3番の塚口長尾線、美鈴工区と、4番の口酒井森本線、森本南工区です。
最後に、緑色の波線に示した宝塚池田線の大野工区については、事業の方針及び時期等について、引き続き検討、調整を要する路線としています。
なお、参考資料として一番最後のページに新旧対照の図面を添付しております。
この
改定案について
パブリックコメントを行い、市民からの御意見を踏まえ、来年2月の策定を予定しております。
以上で御説明を終わります。よろしくお願いします。
○
戸田龍起 委員長 説明は終わりました。
ただいまの説明について、
質問等がございましたらどうぞ。
◆北原速男 委員 この5ページの西野中野線なんですけども、これが未整備路線ってなってるんですけども、できてるんちゃいますか。あそこに広い、オアシスのある線じゃないですか。違いますか。
◎都市交通部 この西野中野線は、県道になるんですけれども、この部分については今、未整備になっております。委員がおっしゃってるところは中野中山線と西野中野線の交差するところに靴屋さんがある箇所になろうかと思います。
◆北原速男 委員 あれを広げるんですか。
◎都市交通部 あそこはまだ未整備です。
◆北原速男 委員 わかりました。
◆小西彦治 委員 この5ページのところの宝塚池田線、5のところなんですけども、地権者の方々との長年そのお話、協議もされているんだと思いますけど、全然この検討とか整備調整路線ということで、先がちょっと見えない中で、ここを合体するとすごく便利かなというふうなところも思いながら、ただ一方では、川西のほうとも話しなくちゃいけないというところも把握しているところではございますが、また、詳しく教えていただけたらなと思います。以上です。
◆北原速男 委員 伊丹緑ケ丘線なんですけどね、あそこのバス通りやと思うんやけども、これは具体的にはもうその未整備路線で、今後はどんな感じになるんですか。確かにバスが通行するのが非常に難しくて、中にはバスが猪名野神社の手前に突っ込まって行き交うようなこともしてますけども、この計画というのはこれからどういうふうになるんですか。
◎都市交通部 5ページで、未整備箇所の路線については、基本的にこれ、全て都市計画決定されている路線ですので、整備する時期が今でも未定という形であって、整備はすべき路線として考えております。時期については、今のところ緑ケ丘線については整備時期は未定という形です。
◆北原速男 委員 わかりました。
未定で、例えばその同じ未定のところがあるでしょう、その先ほどの西野中野線とか、東野山本線、これの優先順位なんかはどういうふうになるんですか。未整備の中での優先順位。
◎都市交通部 今回お示ししているプログラムにつきましては、令和2年から今後10年ということで、10年先を見据えた整備する路線を掲げておるんですが、確かに委員がおっしゃるように、そのほかの路線についても当然順位はあろうかとは思うんですけれども、なかなか10年先のことをどうするかということは、今のところ考えておりません。
◎森脇義和 都市交通部長 10年間の計画で、ある程度その事業の進捗を見ながら計画をお示ししていくということにしておりまして、今回のように定期的に5年ごとに見直す中で、その事業の進捗を見ながら、次に優先順位が高いところを順次繰り上げていくというような形をとっています。
どういう形で優先順位を決めているかというのが、市民アンケート調査のところの事業評価項目ということで、3ページとかに上げておりますが、いろんな視点がある中で、こういう大きな5項目で、それぞれ未整備区間の事業評価を行って、整備効果が高いのを優先的に整備していくというような形になろうかと思いますし、一定の区間、整備効果が上がる区間ということで、未整備区間の中でも、そういう区間設定も考えて、事業を図っていくというようなことをやってきておりますので、計画的に、その定期的に見直しを行い、事業の進捗を見ながら次、どこの区間を行くかというようなことを検討しながらやっていく状況です。
○
戸田龍起 委員長 ほかにございませんか。───
ないようですので、これをもちまして散会といたします。
以 上
伊丹市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。
令和 年 月 日
都市企業常任委員協議会
委員長 戸 田 龍 起...