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平成31年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会−03月14日-01号
平成31年一般会計予算等審査特別委員会−03月14日-01号

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  1. 伊丹市議会 2019-03-14
    平成31年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会−03月14日-01号


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    平成31年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会−03月14日-01号平成31年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会 平成31年3月14日(木曜日) 午前10時00分開議 午後0時30分散会 〇場 所  第2委員会室 〇委員会に出席した委員    委員長    戸 田 龍 起       委   員  竹 村 和 人    副委員長   大津留   求         〃    相 崎 佐和子    委   員  服 部 好 廣         〃    泊   照 彦      〃    林     実         〃    吉 井 健 二      〃    川井田 清 香         〃    上 原 秀 樹      〃    佐 藤 良 憲         〃    山 内   寛 〇委員会に出席しなかった委員        な    し 〇審査した事件とその結果    議案第 21 号 平成31年度伊丹市病院事業会計予算        原案可決
       議案第 25 号 平成31年度伊丹市交通事業会計予算        原案可決    議案第 26 号 平成31年度伊丹市モーターボート競走事業会計予  原案可決            算    議案第 46 号 伊丹市病院事業使用料および手数料条例の一部を改  原案可決            正する条例の制定について                                     以  上 ○戸田龍起 委員長  ただいまから特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会を開催いたします。  初めに、委員の出欠席について申しますが、本日は全員出席であります。  円滑な審査のため、質疑に際しましては、委員の方は必ず資料名とページ数、項目を述べていただき、端的かつ的確に行っていただきますようお願いいたします。  次に、答弁をされる方は、挙手と同時に役職名を述べていただきますと私のほうで指名させていただきます。質疑の意図を的確に把握され、要領を得た答弁をしていただきますようお願いいたします。  では、昨日に引き続きまして、順次、審査を進めてまいります。     ──────── ◇ ────────  議案第21号    平成31年度伊丹市病院事業会計予算戸田龍起 委員長  初めに、議案第21号を議題といたします。  関連しまして、議案第46号の質疑を一緒に行います。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。 ◆上原秀樹 委員  最初に、関連する議案第46号も含めて、消費税についてお聞きしたいと思います。  使用料等消費税が課税される部分があるときに100分の110を乗じた額を使用料の額とするという条例改正が出てるんですけども、この使用料等消費税が課税される部分とは、具体的にどの部分なんでしょうか。 ◎米倉康明 病院事務局長  病院の場合、一般的な料金収入については非課税になっておりますので、消費税はかからないわけですけれども、例えば室料差額、個室の料金でありますとか、人間ドックの料金、健診の料金、あるいは診断書等の発行に伴う文書料、そういったものは課税対象となっておりますので、そういったものに消費税がかかるということでございます。 ◆上原秀樹 委員  この会計の中で、その使用料等に課税された場合、どのぐらいの増額になるんですか。 ◎病院経営企画室 今回、8%から10%に上がるというところで、増額になるうちで試算しておりますのは5600万円程度と考えております。 ◆上原秀樹 委員  これは年間通したらどれぐらいになります。要するに課税売り上げといいますか、課税部分消費税部分。 ◎病院経営企画室 今回の10月分の半年分で5600万円ということですので、2倍をして1億1200万円となってました。 ◆上原秀樹 委員  これは10%になった場合で、2%部分じゃなくて、10%部分が5600万円ということですか。 ◎病院経営企画室 差額部分の2%部分です。 ◆上原秀樹 委員  ということは、年間その差額部分も含めてね、8%が9月まで、10%が10月から3月まで、合わせて幾らになるの。要するに、消費税部分全体で、売り上げ消費税。 ◎米倉康明 病院事務局長  年間を通した消費税の差です、8%と10%の差。 ◆上原秀樹 委員  いや、そうじゃなくって、差ではなくて、売り上げ課税消費税は全部で幾らですか。差は5600万円ですけども、これは2%増分ですわね、10月から3月までの。1年間通して、8%が9月まで、それ以降は10%で合わせて幾らですかっていう。  5倍したらいいかな。 ◎米倉康明 病院事務局長  仮払い消費税の合計額としましては、4億8000万円です。年間4億8000万円です。 ◆上原秀樹 委員  これは仮払い消費税ですか。さっき言ったの、仮受け消費税の話をしたんですけど。  今まで聞いとったのは、消費税が10%増税されることによって、この使用料等に課税される分について聞いとる。だから仮受け消費税の話を聞いとるんです。 ◎米倉康明 病院事務局長  売り上げに対する消費税の額は、年間で4100万円余りです。 ◆上原秀樹 委員  要するに仮受け消費税全体は4100万円で、仮払い消費税が、全体が4億8000万円という理解でいいですか。 ◎米倉康明 病院事務局長  そうです。 ◆上原秀樹 委員  病院の場合は、この消費税の計算がややこしくという話を聞いてるんですけども、13ページ、消費税及び地方消費税が2190万円、これが税務署に消費税を払う金額なんですけども、普通考えたら、仮受け消費税と仮払い消費税を引いたのは、引いた分は税務署に払うんですけれども、病院の場合は仮受け消費税が少ないと、仮払い消費税が4億8000万円で多いのに税金を払わなければならないですわね。この2190万円はどういう計算で出てくるわけですか。 ◎米倉康明 病院事務局長  基本的に、病院の場合、控除対象外消費税というのが非常に大きいわけです。それは料金収入が非課税であるために、課税売り上げ割合が小さくて、仮払いで払った消費税のうち、控除していただけない消費税が約4億6000万円ございます。簡単に言えば、その差だけ税務署へ払うということです。 ◆上原秀樹 委員  違うんちゃいますか、差額を払うって言われましたけど。 ◎米倉康明 病院事務局長  仮払い消費税から、控除対象外消費税とか、一部、仮受け消費税の一部は控除されますので、それを差し引きして、仮払いの残った部分については、仮受けの。 ◎病院事務局 総売り上げの中で、非課税と課税の割合が大体5%弱と出てますので、それを仮払いのところにその5%弱を掛けた額で納税をさせていただいてます。 ◆上原秀樹 委員  課税売り上げ割合は、課税売り上げ非課税売り上げの中に占める課税売り上げの割合を出して、これが5%で、5%を仮払い消費税、ちゃうわ、仮払い消費税に5%掛けて、掛けたのを仮払い消費税から引いた金額が仕入れ税控除額になるということですか。要はね、2190万円はどういう計算で出ましたかということを聞いてんですけど。 ◎病院事務局 仮受け消費税引く仮払い消費税掛ける5%。 ◆上原秀樹 委員  5%がこれ、2190万円。 ◎病院事務局 はい。 ◆上原秀樹 委員  課税売り上げ割合が5%ということだから、5%と掛ける仮払い消費税を掛けた金額。 ◎米倉康明 病院事務局長  仮払い消費税が4億8000万円余りと言いました。控除対象外消費税が4億6000万円余りと言いました。仮受け消費税が4100万円余りです。そのうち控除される消費税が2000万円弱でございます。結果、仮受け消費税から控除対象消費税を引いた残りを税務署へ払いますので、それが2190万円の予定でございます。 ◆上原秀樹 委員  わかりました。  もう一つ聞きたいのは、要するにその消費税の計算が、通常の事業をしてはるところは仮受け消費税から仮払い消費税を引いて税務署に納めるけども、病院の場合はそうではなくて、先ほど言われたような計算式によって2190万円払わなければならない。だけども、控除対象外消費税というのが4億6000万円あって、この部分は要するに控除されないわけですわね、計算上は。この問題をどうするかということで以前議論がありまして、国できちんとした対応をしてほしいという意見書を上げた記憶もあるんですけども、これはどんなわけです。 ◎病院事務局 やり方に関しては、結局、今までどおり、診療報酬に上乗せをしてやるという形はそのまま継続されると。ただ、消費税の計算が、厚生労働省等で間違ってたということがわかりました。病院が損してたということがわかりましたので、その分も含めて、10月のアップのときに診療報酬をさわるということをお聞きしております。 ◆上原秀樹 委員  間違っていたというのは、診療報酬に含まれるはずであった消費税部分は考慮していなかった、考慮する金額が少なかった。 ◎病院事務局 報道等で載ってた分では、計算間違いをしてたということで、普通、診療報酬で補填している部分があったとしたら、97%か96%ぐらいでしか診療報酬で補填できてなかったということで、その数%を今後何年間で補填しますということをお聞きしてます。 ◆上原秀樹 委員  ということは、一気には解消をされないということですね。何年間かけて、どういう意味ですか。 ◎病院事務局 10%になったときの分はもうすぐにやりますけども、そうではなくて、以前に多分損してただろうという額に関しても数年間でちゃんと補填すると。どういう形で補填するかっていうことを具体的なところまではお聞きしてませんけど、診療報酬に上乗せするとお聞きしてます。 ◆上原秀樹 委員  その診療報酬に上乗せする部分、本体部分と言われる部分ですけども、本体部分の改定は10月はどのぐらい改定される予定なの。 ◎病院経営企画室 全体の本体部分では0.41%になっておりまして、うちに関係する医科の部分については0.48%、歯科の部分については0.57%と聞いております。 ◆上原秀樹 委員  全体が0.41%上がるということですけども、例えば先ほど言われていたように、控除対象外消費税4億6000万円ありますわね。これをそのまま解消されるわけではないということでよろしい。 ◎病院経営企画室 先ほどのところで試算しますと、うちの消費税分で上がる部分、要は税務署にお金を支払う部分で、差し引きで上がる部分が半年分で5600万円という形になりますので、その部分は今回の10月の部分で補填されると、一応の計算はしております。そのつもりでおります。 ◆上原秀樹 委員  解消されるということで、今回の改正部分は、控除対象外消費税の分も解消される。それを除いた本体の診療報酬はどうなるんですか。0.41%の中で、要するに消費税が2%上がった分で税務署に、2%上がったことに対する部分は解消されるけども、それを除いて、消費税関係なしにしたらね、本体部分はどのぐらい上がってるか。 ◎病院経営企画室 診療報酬に加味されるというところで本体部分が0.41%ということですので、その具体的な内容については、初診料、再診料、また、一般の入院料についてそれぞれ加点されるとお聞きしてます。点数の配分のことについては、まだ具体的に示されておりませんので、今後、どのようなことでなるのかなと。それによって、実際、病院の患者層であったり、そういったところで左右されますので、そのばらつきがそれぞれ病院でどれだけ補填されたか、診療所でどれだけ補填されたかというところでばらつきが出るという、その問題になると思います。 ◆上原秀樹 委員  本体部分、多くは人件費などの部分だとされていまして、この部分が上がらなければ、診療報酬が上げられなければ、病院経営も非常に厳しくなるということになりますんで、具体的に原価計算でどういうふうになったかというのは検証する必要はあるんですけども、それはそれできちんと厚生労働省から示されるものなんですか。 ◎病院経営企画室 例年、消費税が上がった場合、もしくは診療報酬の改定のときには、全日本病院協会であったり、全国自治体病院協議会であったりという、当院が属する協議会があるんですけども、全国調査が行われまして、平均的な病院での補填率であったり、改定が正しく行われたかどうかとかいうような調査が行われますので、その部分について、うちは参考にしておるという形でございます。 ◆上原秀樹 委員  いずれにしても、検証をしながら、その検証結果を参考にするということなんで、本来は厚生労働省からきちんとした原価計算が出されて、こういう結果になったということが示されるべきだとは思うんですけどね。診療報酬がこの間、実質的にマイナスの傾向があって、それが病院経営に非常に厳しい影響を与えていると思いますので、これはこれとして、本体部分の引き上げは求めていただきたいと思います。  それともう一つ、12ページの一番下の長期前払い消費税の償却がありますけども、3196万4000円、3200万円償却がありますけど、これはどういう意味なんですか。 ◎病院事務局 こちらは、補助をいただいてる部分の消費税にかかわる部分の費用化した部分、償却した部分です。 ◆上原秀樹 委員  補助をした部分。 ◎病院事務局 はい。 ◎米倉康明 病院事務局長  医療機械とかの購入については資本的支出で行っています。そういった医療機械の購入の消費税、あるいは設備投資消費税について、それを収益的収支に、損益勘定に戻すのに、消費税の10年間に分けて収益に反映させると、10年償却で反映させると。なので、1億円の機械を購入して1億円の消費税があれば、それを今後10年にわたって償却するということで、各年度1000万円の消費税として計算するということで費用化しています。 ◆上原秀樹 委員  わかりました。  いずれにしても、今回、この条例改正によって、この会計に消費税の部分が反映されてるということで、討論でも言いますけれども、消費税増税そのものに我々は反対をしてまして、予算はもう通りましたけどね。反対してる消費税を条例によって改正して、予算に反映することは私たちは反対だということです。  次に、「市立伊丹病院あり方検討委員 会」に関して、これは全体としては一般会計で議論がされます。管理者から本会議で答弁があったこともありまして、この部分に関してのみ質疑をさせていただきたいと思います。  本会議の管理者の答弁は、2つの病院が今のままの形で存続することは困難だと。そういうことになれば、地域の医療ニーズに十分答えることができない。高度急性期などを十分することができない。だから統合して、規模を拡大して高度な医療を提供することと、安定した経営体制を確保することが必要だと。連携して協調を進めることが最善策であって、結論は統合だという判断ですよという答弁だったと思うんです。  地域医療に必要なことについては、私たちも、当議員団が市政アンケートというのを取り組んでまして、その中で救急医療、高度な医療、身近な医療、長期入院に対応できる医療が上位に占めてましてね。身近なところで救急対応できて、高度な医療が提供できる病院が欲しいというのがやっぱり市民の願いだと思うんです。ですから、管理者が言われたように、高度な医療を提供することは非常に大事なことだと私たちは思ってます。  ただ、このことは統合によってしかできないのかということなんですけどね。これから公立学校共済組合近畿中央病院と伊丹市が協議を重ねていくわけですけれども、統合を視野に入れた協議をするということですけどね。これが統合になるかどうか、今のところわからないと言われてますね。ただ統合を視野に入れて、それを目指して協議をしていくことになりそう。統合ということは、2つの病院が1つになるわけですからね。2つの病院が1つになって大規模化する。それぞれの病院の規模がどうなるかわからない中で、統合によらない高度医療の提供と安定した経営は確保できないのかどうかということなんですけれども、その辺はどうお考えでしょうか。 ◎中田精三 病院事業管理者  2つの病院が分かれたままで、どないしたらいいか教えてください。むしろ教えてほしいんです。それがいいと言うんだったら、そっちに行ってもいいと思うんです。もちろん検討はされてるわけでしょう。4つぐらいの検討があって、そういう別々の方法でもこういうことになりますねということを、それでいい答えがあったら教えていただけたら、また検討します。 ◆上原秀樹 委員  我々はね、統合するということは、それぞれ設立母体が違うところが一緒になるんで、当然市民病院ではなくなりますわね、市民病院はなくなるですね。 ◎中田精三 病院事業管理者  そんなこと誰も言うてないですけど、どんな形になるかとも、何とも言うてないです。 ◆上原秀樹 委員  市民病院になるということは、近畿中央病院が消えるということになりまして、もちろん名前はね、市立病院ではなくなる可能性は強いと思うんです。近畿中央病院がもうやめたと、なくなったら、市立伊丹病院だけで大規模化、高度急性期医療は提供できるかもしれませんけども。それは本会議で私が質問したときに、2つの違う母体の病院がそれぞれ一緒になった場合、市立伊丹病院近畿中央病院もなくなる可能性はありませんかと。これは否定をされませんでしたんで、そういう可能性もあるという。言われるように決まったわけじゃないけど、そういう可能性もあるということは本会議で確認されたことなんです。  そうならない方法をいろいろ考えてみるにつけ、例えば今のまま400床ずつの病院をそのまま残すことは難しいと言うてはりますわね。それぞれ高度医療しないと、医局の関係で医者を集めることがなかなか困難になるし、それぞれ取り合いをしたとしても、うまいこと連携できなくなるというような関係でそういうふうに判断をされています。  では、連携の方法として、市立伊丹病院が600床で、例えばですよ。近畿中央病院が200床の病院を何とか努力しましょうということになった場合には、これは統合ではなくて連携になると思うんです。それぞれ病院を、その規模に応じた形で病院を残して連携をしていくということになるんではないかと私は思うんですけども、それは考えられませんか。 ◎中田精三 病院事業管理者  可能性はまだ幾らでもあります。可能性で物を言うたってしようがないです。どんなことがありますね、これをやると、要するに。今もらったのは、いろんなことなって、いろんな2つのうちで、これが一番いいですから、これを中心に検討しなさいということであって、近中が200床になるとか、そんな話1個もないです。要するに、あなたが勝手に言うてることです。自分が勝手につくった物語で私に質問しないでください。 ◆上原秀樹 委員  自分がつくった物語で言ってるんじゃなくって、管理者がいい方法があったら教えてくださいと言いました。こういう方法はありませんかと聞いてるんです。  でね、必ずしも統合をずっと目指して、これしかないと伊丹市が決めてると私は思ってません。できたら、統合によらない規模はいろいろ考えられるにしてもね、連携による方法は考えられないのかということを質問してるだけであって、別に決めつけて、こうですかということを私は言ってませんので、管理者、その辺はちょっと御理解いただきたいと思うんですけど。 ◎中田精三 病院事業管理者  連携はもうしてます、今も。別にしてないわけじゃない。連携してるけども、十分じゃないから、もっといい方法はないかいうことを検討したわけで す。 ◆上原秀樹 委員  ですから、そういう方法も検討をしてくださいということです。  今現在、連携しておられますけど、今後、2つの病院は老朽化によって、いずれにしても、立て直しをしなければならない時期なんです。近畿中央病院は350床でしたかね、2期に分けて建てかえをする、300床でしたか。2期に分けて建てかえをする計画を立てていったけども、結局いろんな医療事情、あるいは地域医療構想案の関係があって、中断をしましょうということですからね。いずれにしても、あそこに残るのか、建てかえするのか、あるいはもう撤退するのか、いろんな判断を多分、近畿中央病院はされると思うんです。伊丹もその建てかえの時期は近づいてきてる。いずれにしても何かの形で、変わっていかなければならないことは私たち認めてます。  一番いい方法は何かということは、もちろん統合だけではなくて、2つの病院を残した連携の仕方はないかとか、いろんな形で議論をしていただきたいということを私は本会議でも言ってるんです。その上に立って、さきに聞いたのは、統合によってしかできないのでしょうかということをお聞きしたんですよ。 ◎中田精三 病院事業管理者  何回も言いますけど、統合がいいという答えをいただきましたいうのが答えなんです、私の市議会で答えた。そして、もう一つ追加したのは、反対しないで協力してくださいということです。それだけです。 ◎行澤睦雄 副市長  これまでの経過というんですか、今そのままで、伊丹市民病院の今の経営形態、今の心療内科とか、そういう病院のレベルで今、さらに建てかえようと思ったら、経営上は成り立っていかない状態にあるということ。近畿中央病院におきましても、今回建てかえ計画が出てきまして、結果的に、先ほど上原委員おっしゃいましたように、要するにベッド数を100床ほど減らす、300何床とかおっしゃいましたけど、それでやっていかないともう回っていかないという状態が現実は今、あるわけですね。  そういう中で、今回どないしようかと、一緒に検討させていただいてるということで、統合も一つの方法ということで、今やっていこうやないかということです。31年度にはそういう会議を、近畿中央病院公立学校共済組合と、市民病院と伊丹市と、いうたら4者ぐらいになるんですかね、病院と当局と。どのように今後連携していったらいいかと、その連携の一つが統合であって、全てがそれがベストかどうかいうことを今後検討していかないかんということで今進めておるという、このことを御理解願いたいということでありますので、よろしくお願いします。
    上原秀樹 委員  それはわかっていまして、報告書は統合すべきですということで、伊丹市としては、統合を視野に入れた調査研究ということです。あり方検討委員会の報告書では、統合が一番ですよということが出ましたけどね、いろんなことも含めて検討しますよというスタンスだと思うんです。その上に立って、伊丹の中で、高度医療が提供できて、身近なところで病院に通えて、安心できる地域医療をつくっていくということですから、本会議で言いましたけども。きちんと正確なニーズ調査をやることによって、それが確保できるような方向で議論をしていただきたいと私は思うんです。  勘違いしなくてもいいんですけども、我々は地域医療をどうしたらいいかと一生懸命考えてまして、シンポジウムやったり、東京に出向いて、公立学校共済組合の方とも、部長でしたけどね、部長と課長が来られて、いろいろ話は聞かせてもらいました。近畿中央病院近畿中央病院で大変悩んでおられまして、職域における医療は絶対に必要だということもちゃんと言ってありますから。そういうことも踏まえた形で議論は進めていっていただきたいと思います。 ◆服部好廣 委員  ちょっと今、大変重たい議論が進んでたんで、軽い議論をちょっと、させていただきます。  今、市立伊丹病院での治療費の決済は、一応窓口で現金での支払いのみでしたか。 ◎病院経営企画室 患者さんの負担分ということでよろしいですか。 ◆服部好廣 委員  はい。 ◎病院経営企画室 現金でのお支払いです。 ◆服部好廣 委員  私ね、近畿中央病院にも行ったことがあるんですけど、あそこはキャッシュカードでの決済ができるんです。利用者からいったら、キャッシュカードの決済というのがやっぱり今の時期だったら、便利なやり方なんで、それをやっぱり取り入れる必要があると思うんですけど、それはいかがでしょうか。 ◎病院経営企画室 その声は患者さんから幾度もいただいてまして、患者の声であったり、患者様のアンケートであったりということで結構な数をいただいております。ただ、今まで4年ぐらい赤字でいましたので、カード決済をしますと、要はカードに対して費用がかかるというところで、今の情報によりますと、使用額の1%以下の使用料がかかるということになってます。うちの病院でいうと、500万円ぐらいかなというような試算が出てまして、その部分をどう支払うんだというところで、今まで赤字でいましたので、その部分をもっと違う患者サービスであったり、いろんなサービスに使うほうがいいんじゃないかということで、今まで導入はちょっと見送っていた経緯があるんです。今回、1億数千万円ほど黒字が出るという予定をしておりますので、来年度についてカード決済ができるように今、業者等をどう選定するかということで検討をしている予定にしております。 ◆服部好廣 委員  わかりました。  利用者からいったら、一応現金を持って動かないと、緊急の場合とか入ったときに、現金を持っておかないといけないということで、それはそれなりのリスクがあるので、カード決済できるとやっぱりありがたいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、行政評価書の、47ページで市立伊丹病院医療経営の健全化の推進というふうなことが書かれておりますけども、具体的にはどういうことが最も有効になるのだろうかということでお聞きしたいんですけど。 ◎病院経営企画室 こちらに事業の目標で掲げてあるところですけども、救急の患者数を上げるであったり、消化率を向上するであったり、経費の削減であったりというようなことは具体的にはやっておるんですけども、実際には、当院の中で多職種による収支改善チームを立ち上げております。その中で問題とされる、職員から上がってきたような改善案であったり、いろんなことについて取り組んでおりまして、例えば算定率の向上であったり、個室の適正利用であったりとか、いろんな多くのことについて、看護師、医者、事務職も当然まじって、収支改善になるような案を募って、それを改善していくということをやった結果、昨年度で約9000万円か9500万円程度の改善ができたというふうな数字が出ております。そういったことを今後も継続して行っていくということを考えております。 ◆服部好廣 委員  わかりました。  いろいろやれば、そういうことが出てくるということなんですね。9500万円ってかなりの金額ですよね。先ほどおっしゃった黒字額のかなりの部分がこういうことで改善のほうができてくるということなんですけども、ただ、これやればやるほど、経営のことにだんだん矮小化されていって、より患者サイドでいいように改善されることと、それが相乗されるといいんですけど、経営改善だけに目を向けますとね、サービスがそのことによって低下するという可能性が出てくるんです。そこのところはあくまでもやっぱり患者サービスというのは大前提なった上での改善というのを追及していただかないといけないので、その点についてはよろしくお願いいたします。  あと、老朽医療機器の更新、整備というのが出ておりますけども、来年度ではどういうことが特に目玉になってる。 ◎病院事務局 平成31年度の医療機器ですけれども、基本的には、老朽化しているものから順次新しくしていくという姿勢で、特に大きいものにつきましては、来年度、今、内視鏡センターで用いております透視装置、こちらが4000万円ぐらいするんですけれども、その更新を予定をしております。その他の部分につきましては、超音波の診断装置でありましたり、小さな手術、特に最近、腹腔鏡下での手術等々が行われておりますので、その腹腔鏡下の手術で使いますようなカメラでありましたり、その部分について老朽化しているものを順次更新していくと予定で考えております。 ◆服部好廣 委員  わかりました。 ◆竹村和人 委員  クレジットカードを今、考えているような話なんですけど、今現実、世の中がキャッシュレス化を進んでいる。消費税の関係もあるんかなと思うんですけど、クレジットカードだけではなく、電子マネーとかいろいろあるので、そういうことも考えていただきたい。そのキャッシュレス社会に向けて、どのように考えておられるか。 ◎病院経営企画室 今度、導入するカードのことで、企業にお願いをして、提案していただくということを考えておりまして、その中には、やはり先ほど御意見いただきましたそういうものも導入をできるものなら、導入したいとは考えております。 ◆竹村和人 委員  検討の中で、ぜひよろしくお願いしたいと思いますので、お願いします。  あともう1点、先ほどのちょっと関連になると思うんですが、今回、エックス線の透視装置4000万円かけて入れるということですが、特に何か技術的に人が要るとかいうわけではないんですかね。 ◎病院事務局 こちらの機械は、どちらかという内視鏡をするときに、その内視鏡がどの体の位置で、どういうふうな向きを向いてるかというのを確認するために透視しておるということで、普通の透視装置ではありませんでして、360度に近い角度から透視をして、その先端部分とかが見れるようになってます。人に関しては、今も現実、行っている部分ですので、その機械が変わるだけで、新しく増員が必要ということにはなっておりません。 ◆竹村和人 委員  わかりました。  やっぱり高度医療、また求めてますので、やっぱり更新のときに、いい機材を入れていただけたら、本当にそっちの目指してる方向性に行くというのもあります。今、統合等のお話もありますので、そういう機械も移設、移動できるようなものになってるとは思うんですけど、その辺も含めて、先をちょっと、視野のことを考えながら、高度な機械についても購入等も検討していただきたいと思いますので、要望にしときます。 ◆相崎佐和子 委員  市立伊丹病院に関しては、しっかりと運営をしていただいて、本当にありがたい限りであると感謝をしております。市民の皆さんからもいい評判を耳にするところでありまして、本当にありがたいなと思っております。  数点、1つ、がん治療と仕事の両立支援についてです。去年の4月から、両立支援に対して、診療報酬が加算されるということを聞きまして、なるほど、その支援は必要であると思ったところですが、これに関しては、産業医がいる大きい企業のみ適用される等ということで、労災病院などで行われていると聞くところです。ただ、こういう動きは広がっていくにこしたことはないなと思うところでありますので、これに関しての市立伊丹病院の考え方と今後の方向性などを教えていただければと思います。 ◎病院経営企画室 今回、ちょっとうれしいお知らせがございまして、県から、正式通知ではないんですが、口頭通知で、当病院が4月1日から、今まで県指定のがん診療連携拠点病院だったところが国指定に格上げするということで通知をいただいております。そのところで、実は、県と国とでは承認要件が大幅に違いまして、よりレベルアップしたことが必要という形になってきます。当然、今、委員がおっしゃったようなところについても、今後取り組んでいかないといけないというふうには考えておりまして、一月ぐらい前ですけども、呼吸器外科の部長の先生に、就労支援についての研修会がございましたので、そこにも参加していただいて、資料をいただいてきて、今後の取り組み方をどうするかということも検討するように今入ったところでございます。積極的に国指定のがん診療連携拠点病院としてどうあるべきかということでやっていきたいとは考えております。 ◆相崎佐和子 委員  それに向けて勉強会などから始めたらいかがでしょうかと申し上げようと思っていたんですけれども、うれしいお知らせをありがとうございます。  国指定のがんの指定病院になったという、それはどういった経緯ですか。しっかり取り組んでいるから認められたというようなところでしょうか。そこをもう少し、せっかくですので教えていただければ。 ◎病院経営企画室 がん診療においての3本柱で、手術、化学療法、放射線治療、それの取り組みについては、国の指定の指定要件を満たしておるだろうというところと。あと緩和ケアのことであったりという、さまざまな診療従事者ですね、医師の数であったり、技師の数であったり、また取り組んでいる内容であったり、あと患者の患者数ですね、こういったがんの患者がどれだけ見てるかとか、そういった全ての項目について承認要求を満たしておるというところで、今回、県から国指定に格上げになるということになりました。 ◆相崎佐和子 委員  格上げになれば、どのようなことが変わっていくのでしょうか。いろいろとできることがふえていくと、つまり来年度はどういったことが行われていくのでしょうか。 ◎病院経営企画室 県から正式に通知をいただいておりませんので、例えば補助金がおりるかどうかというようなこともわかっていないところではございます。ただわかっておるのは、ブランドが上がって、それぞれのところで患者の考え方も多少は変わるでしょうし、特にドクターを招聘するためには、がん診療連携拠点病院、しっかりしてる病院だなというところでありますので、研修医の方も来やすくなるのかなとは考えております。 ◎病院事務局 あとは、情報が入ってきますので、今までですと、県指定ですので、例えば情報も含めて、研修をやはり国指定のほうが受けやすいということがあります。うちの病院は多分同規模の病院の割には認定関係の看護師や薬剤師、医療技術系、それも医師も含めてですけど、いろいろなライセンスを持っておられる方が多いんですが、これからよりそういうチャンスがふえるので、いろんな研修を受けやすくなるのかなと思っております。 ◆相崎佐和子 委員  阪神の医療圏域において、今、県の指定を受けているところ、また国の指定を受けているところはどのような状況なんでしょうか。 ◎病院経営企画室 先日いただいた資料によりますと、国指定が県下で15施設です。県指定が、9カ所ですけども、県指定が新たに指定されたかどうかは発表はございませんので、今まで9カ所でして、うちの病院が国指定に上がりますので、8カ所になるかもしれません。 ◆相崎佐和子 委員  近隣、この阪神医療圏域ではどのような状況。 ◎病院経営企画室 阪神で国指定が、関西労災病院、兵庫医科大学、近畿中央病院となっております。県指定が、尼崎総合医療センター、県立西宮、西宮市立中央、今までは市立伊丹病院が県指定でございました。 ◆相崎佐和子 委員  じゃあ、ひょっとすると統合という形になれば、がん治療にはかなり強い病院になるかもしれないんですね。ありがとうございます。  ちょっと話がそれていきましたが、がん治療と仕事の両立支援についても、これは本当に進めていければと思うところですので、期待しておりますのでよろしくお願いします。  あと、市立伊丹病院で取り組んでいただいてる病児保育なんですけれども、これは、私もずっと取り組んでほしいということでこれを上げておりまして、市民病院で取り組んでいただいており、ありがたいと思っております。現状と課題等があれば、教えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎病院事務局 まず、課題ですが、7日間連続で予約はできるもんですから、キャンセルがちょっと多いということで、年間通すとキャンセルだけで343回ぐらい、子供がインフルエンザでしたら、7日間予約をとったりされるんですけども、それが思ってたより早く治ったとかがあって、そういうキャンセルの回数が多いということで、このキャンセルが重なったりすると、本当に受けたい人が受けれなかったりとかということがあります。  それと、病児保育ということで、感染症のこともありますから、1部屋に1人のお子様、1人の保育士、ベビーシッターのような形で閉ざされた世界でやってますので、普通の保育とはやはり違うので、保育士自身もほかの保育と違うというイメージがあるので、病児保育をしていただける保育士を見つけることがなかなか難しくて、そこで今、四苦八苦していると。何とかこの病児保育の保育士がもう少し確保できたらと思って、今、努力をしているところです。 ◆相崎佐和子 委員  予約については、それがあったほうが使う側としてはやはりありがたいですので、仕組みはそのまま、ちょっと日数を検討するのも一つかと思いますが。  いずれにしましても、本当に必要な取り組みだと思っておりますので、いろいろ大変でしょうが、引き続きよろしくお願いをいたします。  あともう1点、治療費の滞納についてですが、これも気になっておりましたので、いっときお伺いさせていただいておりました。弁護士に入っていただいて対応しているということでしたでしょうか、状況をお教えください。 ◎病院経営企画室 未収金が発生した場合には、まず1年間は、当院の職員が督促状を通知したり、電話で督促をしたりということで取り組んでおります。1年間を通じて支払いのない場合に限りまして、弁護士事務所に委託をしております。 ◆相崎佐和子 委員  状況としまして、どうしても一定未収金が発生する類いのものであろうかと思って捉えてはいるんですけれども、そこはきちんと進めていただいてると認識をしていてよろしいでしょうか。 ◎病院経営企画室 例年、年々未収金の額も減ってきておりますので、取り組んでおると思っております。 ◆相崎佐和子 委員  あと最後に、市立伊丹病院の今後についてですが、どうしていくかは一般会計のほうになりますが、基本的には。先ほど来、少し話も出ておりました。これに関しては、現段階で、あり方検討会から統合が望ましいのではないかというお答えをいただいて、それを軸に今後、これから検討していくというフェーズだと思っています。  今後、どうなるかは、来年度4月以降に検討という形になりますが、一定いろんなお声も聞くところで、地元の方にすれば、大きい病院があるからこその安心感、それはまあ、そうなんだろうなとも思うところであります。そんなことも含めて、いずれにせよ、地域医療の体制、よりよい体制をつくっていくんだということを軸に、市民の皆さんに丁寧に説明をして、御理解をいただくという段階が必須だと思っておりますので、そこは丁寧に進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎中田精三 病院事業管理者  ちょっと捕捉でお答えさせていただきます。  国のがん診療連携拠点病院がとれたのは、県としてやってると同時に、国の条件をクリアするようにみんなが頑張ってくれたからです。それだけみんな頑張ってくれたんで、私はもう全員に感謝してます。こんなに早くとれるとは思ってません。これを何とかとりたいと思ってたんですけれども、とってくれたのは皆さんの努力があったからだと私は皆さんに感謝しているところです。  それから、もう一つ、がん患者の働く点です。きのう、先週、私も産業医の講習を受けに行って、その話を聞いてきたんですけれども。労災病院で、乳がんの先生、女の先生でしたが、それにのっとってやった症例はまだ1例しかありませんと言うてました。けれども、言いかえたら、私自身脳外科ですけれども、心筋梗塞になった人は、必ず家族と同時に上司に来てもらって、この人はこういう働き方でここまで戻っていくから、こういう仕事にしてあげてくださいということを、もう昔からやってるんです。たまたま今回は、法律でそこを、がんの患者はほかの人よりもなかなかしにくいだろうし、言いにくいだろうから、法律にしてオープンにして、皆さんがお話ししてできるように、患者のためにもなるようにということであの法律ができたと私は理解してるんです。医者は今まで、ずっとしてるんです。言いにくいところも、こういう法律ができて、どうされますかという言い方が医者からも非常に言いやすいということもあって、患者のためになるだろうと私自身は考えておりますので、私のところは、呼吸器外科と呼吸器内科の先生は、できるだけそれをしたいんで、産業医の先生と情報をとったり、医師会で情報をとったりしたいんで、先生、ちゃんとしてください言うて、今構築したりしているところであり、あれは国のがんをとるにかかわらず、常にそないあるべきやと思って、もう進めております。 ◆相崎佐和子 委員  がん治療に限らず、病気とお仕事の両立は大事であり、それを前から進めていただいてるということで本当にありがたいです。引き続き、がん治療のみならず、ほかの病気と仕事の両立も進めていただくようにお願いできればと思います。  あと、国のがん治療の指定については、私どもからお礼を申し上げます。ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。 ◆上原秀樹 委員  日本共産党議員団を代表して、議案第21号、平成31年度伊丹市病院事業会計予算に対して反対の立場から討論します。  本会計予算には、安倍政権が10月から消費税率を10%に引き上げることを前提に、病院使用料等に対して消費税分を8%から10%に変更する予算が含まれています。消費税10%への増税に対しては、国民の暮らしにおいて、年金では実質年金の引き下げ、毎月勤労統計調査の不正偽装で、昨年の実質賃金が下がっていたことが明らかになったこと。8%への増税以来5年間で、実質家計消費支出が25万円落ち込んでいることなどで、ますます悪化をたどっています。また、景気の指向も降下していることから、増税する根拠はなくなりました。消費税増税によって、さらに国民の暮らしが破壊されるとともに、日本経済への影響もはかり知れません。日本共産党はこの立場から、ことし10月からの消費税10%増税に反対し、野党と国民の共闘で増税をストップするために奮闘しています。  したがって、このような消費税増税を含む予算に賛成することはできません。委員各位の御賛同をお願いいたします。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、討論を終結して、表決に入ります。  本案は、起立による採決を行います。  本案を原案どおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。        (賛成者起立) ○戸田龍起 委員長  起立多数であります。よって、議案第21号は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第46号    伊丹市病院事業使用料および手数料条例の一部を改正する条例の制定について ○戸田龍起 委員長  次に、議案第46号を議題といたします。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますが、質疑のほうも終結させていただいてよろしいでしょうか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。 ◆上原秀樹 委員  日本共産党議員団を代表して、議案第46号、伊丹市病院事業使用料および手数料条例の一部を改正する条例の制定に対して、反対の立場から討論します。  本条例は、ことし10月1日以後の診療に係る病院使用料等に対して、消費税分を8%から10%に変更しようとするものです。消費税の10月からの10%増税に関しては、先ほど、議案第21号に対する討論で述べたとおり、これに反対しているところであります。  したがって、このような消費税を病院使用料等に添加することに賛成することはできません。委員各位の御賛同をお願いいたします。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、討論を終結して、表決に入ります。  本案は、起立による採決を行います。  本案を原案どおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。        (賛成者起立) ○戸田龍起 委員長  起立多数であります。よって、議案第46号は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第25号    平成31年度伊丹市交通事業会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第25号を議題といたします。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。 ◆服部好廣 委員  2月5日の発表によりますと、阪急バスが運転士全員を正社員として、人手不足の解消のために実施をするということになりました。これに対して、伊丹市バスはどのようにお考えかということと、市バスの正社員と比べて、阪急バスの正社員の労働条件というのはどのぐらい差があるのか、もしわかれば教えていただきたいと思います。
    ◎交通局 委員御案内いただきました阪急バスの正社員の募集というとこでございますけれども、正規職員の採用につきましては、まず伊丹市交通局の状況から申し上げますと、現状では、それを受けての正規職員の登用の再開ということは現時点では考えてはおりません。  まず、正規職員の勤務形態、様態、その中身につきましては、いわゆる現業職という形になりますので、実際のダイヤの内容であったりとか、運行の内容であったりとかによって、その差というのも出てこられると思います。ただ、伊丹市交通局の場合ですと、シフトの勤務ということをさせていただいておりますので、いわゆる時間雇用という、勤務している時間分につきましては、一定拘束時間等がそう長くないであったりとかというところがございますので、単純にちょっと比較はしにくいかなと思っておりますけれども。 ◆服部好廣 委員  わかりました。  記事によりますと、運転手の不足がかなり深刻で、こうしないと人員確保できないということで、やろうとしてはるということですけども、その点については、伊丹市バスとしては何とか充足している状況で大丈夫ですか。 ◎交通局 今現状は、直近ですと、昨年の12月に嘱託乗務員等採用させていただいておりますけれども、その際に、募集につきましては、若干名という形で募集させていただきましたが、その際にも約20数名は御受験いただきまして、その中で実技試験等を経た上で今、採用させていただいてるという現状があります。  他社と比べまして、どのあたりが我々の有利点があるのかというところは、先ほど申し上げましたとおり、勤務の様態というところの中で、他社では変形労働といいますか、いわゆる拘束の時間の長いような勤務が重なったりとか、いろんな要素がある中で、雇用者の方がそういう中で選んでいただいてる結果なのかなと思っております。  今後につきましては、補正予算の関係の中でも申し上げましたけれども、会計年度の任用職員の関係もございますので、そういった中で処遇については順に考えて、議論させていただけたらと思ってはおります。 ◆服部好廣 委員  会計年度任用職員ということになりますと、要するに1年間ということですよね。そういう雇用形態の人もこれからはふやしていくということですか、今のお話。 ◎交通局 今現状、雇用の形態につきましては、私どもも正規職員という雇用がもちろん安定のある雇用というのは理解しているところなんです。ただ、そもそも嘱託職員を補充としておりますのが、いろいろ経営の観点だったりとか、さまざまな面から、各種事業所もそういう形の採用を継続されてきたという現状がある中ででございますので、我々のほう、先ほど申し上げましたとおり、正規職員の雇用ということを今現状、考えておりませんので、引き続き、嘱託職員という雇用を続け、ただ、先ほど会計年度任用職員ということで申し上げましたのが、会計年度任用職員という制度の中で嘱託雇用が整理されるということがございますので、今後は、そういった制度に沿って対応させていただきたいということを申し上げた中身でございます。 ◆服部好廣 委員  わかりました。  今の全体的なお話で聞いていきますと、運転手の年齢構成というのは、年々やっぱりだんだん上に上がっていくという状況にならざるを得ないと思うんですけど、要するに正社員としての若い人が採用されないということになりますと、嘱託職員、定年超えた人の割合がふえていくのではないかと思うんですけど、その辺はどうなんでしょうか。 ◎交通局 委員御指摘のとおり、現状、平均年齢45歳を超えているようなところがございますので、確かに若い世代ということの入ることによっての新陳代謝による効果であったりとか、さまざまな効果というの見受けられる形になろうかと思いますが、ただもっと、正規職員ということで、もし仮に採用、今現状もそうですけれども、嘱託乗務員につきましては、年齢制限等一定設けない形で募集させていただいております。ですから、そういう意味では、年齢に限らず、雇用の間口という中で受け入れさせていただいたことございますので、新陳代謝のよさもありますが、一定ベテランということで、技術を持って御入局いただけるようなメリットもございますので、そのあたりにつきましては、求人の状況も踏まえて考えていくところかなと思っております。 ◆服部好廣 委員  ちなみに今、マックスの年齢の方は何歳ですか。 ◎交通局 非常勤の嘱託職員の乗務員ですけれども、今現在は67歳の年度末まで勤めていただくという形でしております。 ◆服部好廣 委員  67歳、私と同い年なんで、まだまだお若いですね。わかりました。この件はこれで結構です。  次に、空港行きバスでちょっとお伺いをいたします。  空港エクスプレスバスの事業ですけれども、今回、このバスの改装費用は一般会計から出るので、市バスは関係ないんですけども、これをやって、どのぐらいこの量がふえるというふうに事業者としては考えていらっしゃいますか。 ◎交通局 既に一般会計で御案内のありますように、(仮称)空港エクスプレスバスにつきましては、阪急伊丹を経由するということになっておりますので、阪急伊丹で御利用になられる方がかなりふえるであろうと考えられます。  実際の料金収入の増というのは現在のところは、私どもでは試算しておりません。 ◆服部好廣 委員  わかりました。  阪急伊丹を経由するというのは、明らかにそれによって利用者はふえるだろうというふうに思うんですけれども。  今回、どんなデザインになるかはちょっとある意味期待するような、期待しないようなところがあるんですけれども、少なくとも、これは空港に行くんだということが明らかにわかるようなデザインじゃないと意味ないかなと思うんですけどね。やはりせっかくやるんだったら、かなり目を引くものにしたほうがいいんだろうなと思ってます。それこそ、一般会計から繰り出していただくんですから、思い切って、例えばロンドンを走ってる2階建てバスとか、ベルギーを走ってるバスとか、そういうのを持ってきて、走らせて、市バスと違うものが走っとるわという感じで見てもろうたほうが、明らかにそういう効果が高いんじゃないかと。少々ラッピング、内装でほとんど使われると思うんですけど、もちろんラッピングもするんだと思いますけども、その辺でどこまで効果があるかですけども、その辺については、今、市バスとしてはそういう口に挟むことはできないですね。 ◎都市交通部 空港エクスプレスバスにつきましては、交通政策課で実際の事業を進めていくことを考えておりまして、デザインにつきましては、伊丹市のブランドとして、都市ブランドとしてふさわしいものをインバウンド対応等も含めたもので、伊丹市の特徴と、それから日本の和風、和のテーストを生かしたような形で利用を促進していけるようなもの、当然、空港と伊丹を結ぶようなデザインというのを考えてと思ってるんですけれども、その選定におきましては、3つ程度、複数個のデザインを出しまして、そのデザインを利用者、市民を中心とした利用者に投票していただく形で選定していく方法を考えております。 ◆服部好廣 委員  わかりました。とはいっても、国際便ができるわけじゃないんで、国内便で来はった人が伊丹に来ていただこうと思うと、そのバスに乗ったら伊丹へ来るわけです。だから、伊丹の魅力というのは、今、一体何を、いろいろありますけど、まあ、なぎなたですか、なぎなたでもつけますか。やっぱりそういう形にしかならないわけでね。どうするか、結構デザイン的には難しいかなと思うんですけども。逆にまた、今度は行くほうの人は、こっから市バスに乗って行こうと思いはる人が乗られるわけでね。それが、どういうイメージのものがやっぱり、ここからわざわざ市バスに乗って空港へ行こうと思いはるかというところはやっぱりデザイン的にいろいろ考えないといけないんかなと思いますので、ぜひ御検討よろしくお願いいたします。  あと、市バスのICカードでの利用がどんどんふえてきているということで出ておりますけども、このICカードの交通機関での共通化といったのがどんどん進められておりまして、それによる効果はどのぐらい上がってくるとお考えでしょうか。 ◎交通局 御案内のとおりでございまして、交通系ICと言われるもので、現在でしたら、PiTaPa、ICOCAがお使いいただけるんですけれども、それに加えまして、Suica、PASMO、関東系で使われてるカードなども使えるようになるということでございます。ただ、効果といたしましては、空港を御利用のお客様によりますと、やっぱりSuicaが使えない、もしくは、PASMOですね、使えないんですかというようなお問い合わせいただいてますので、その辺については一定の効果があるんじゃないかと思っております。 ◆服部好廣 委員  わかりました。  空港行きバスで効果が上がってくるということですね。私もあれを使ってまして、非常に便利で、1枚あったら大概どこでも行ける状態になっていましてね、その効果はやっぱり高いのかなと思います。もちろん、発券のいろいろな手間とか、その後もなくなっていきますけど。  先ほど、病院のとき、キャッシュカードでという話をしたときには、その手数料は1%未満で必要になってくるということで聞いておりまして、それが今回、大体どれぐらいになりますか、手数料でいったら。 ◎交通局 我々、スルッとKANSAIに加盟しておりまして、そこでは今、ICOCAとPiTaPaが使えます。そこで精算業務等々を行うわけですけれども、今、手数料で1.29%もらっております。 ◆服部好廣 委員  スルッとKANSAIを経由すると1.29%になるということだね。先ほど病院でキャッシュカード決済すると1%未満で経費が必要になると言ったから、0.3%ぐらいオンされてしまってるんですけど、その辺というのは直接はできない。 ◎交通局 直接精算するというのはなかなか難しいとは思います。鉄道であったり、バスであったり、全ての公共交通機関が使えますので、各社局1社で精算するというのは多分無理だと考えてます。  我々のitappyというハウスカードがございますけども、これについてもそこのシステムを通す必要がございますので、それには手数料はかかりませんけど、独自で精算というのはなかなかやっぱり難しいというところです。 ◎交通局 先ほど手数料の件、お尋ねいただきましたけれども、実際にはスルッとKANSAIに、いわゆるシステムサーバーを使用する中で、このネットワークに入らせていただいてるという前提がございます。その中での手数料ってなりますが、利用額に対して1.298%いうことでございます。 ◆服部好廣 委員  わかりました。今後ともよろしくお願いいたします。 ◆泊照彦 委員  3点ほどお尋ねしたいんですが、交通事業会計の収益的収支予算の総括表の中から軽油費ですが、今、世界経済、貿易摩擦があつれきしてるんですけど、この軽油費の振れですね、どれぐらいまで見ておられるのかちょっと教えてほしいんですけど、振れ幅を。 ◎交通局 軽油費についてでございますが、平成30年度につきましては、当初、税抜き95円で読まさせていただきました。31年度につきましては税抜き100円で計算させていただいております。と申しますのが、30年度につきましては、一番大きな開きで13円ほど上下額がございました。ただ、押しなべてということになりますと、若干もちろん減る形にはなるんですが、そういったところも含めまして、新年度につきましては、5円プラスといいますか、100円ということで見させていただいております。 ◆泊照彦 委員  わかりました。ちょうど落ちついた形での動向に入ればいいかなと思っております。  停留所の件なんです。前も質問させていただきましたけども、道路上の危険な停留所がまだまだ残ってると思うんですけども、その整備計画的なものは上げていただいてるんですか。それはないんですか。 ◎交通局 現在、バス停が市内346カ所ございますが、各関係機関の許可をいただいて設置してまいりましたんで、危険な箇所というのは、当然、歩道幅員がもう少しあればいいかなというところも、委員御指摘のように、意見はいただいてます。即座に危険という箇所での設置というのは今は認識してるのはないんですけど、歩道幅員とか、そういった隣接する、御利用者からもう少し安全な確保というか、そういった場所を御指摘されてる箇所はございます。それについて何らか対策というのは、これまでにも隣接する場所を探しましたけども、結果として見当たらず、現在に至っておる状況です。新たな計画というのは今のところない状況になっております。 ◆泊照彦 委員  やっぱり市民の方々からも御要望いただいてるんで、我々もこうやって提案させていただいてるんですけども、例えば南鈴原の北向きです。本当に住宅と、歩道幅員なんかあるのかないのかどうか、そんなとこに立っておられる。実際に車にちょっと当てられたとかいう方もいらっしゃるわけですから、そういう声もやっぱり十分に理解していただいて、今後の対策をとっていただきたい。例えば数カ所上げると、船原とか、あの辺もそうだと思うんですよ。船原郵便局の前ですか、あの辺も反対側もどうやってここ立つんやろなという声も上がっておるんで、その辺十分にまた御検討いただくように要望しときたいと思います。  委員長、あとタイヤなんですけども、昨年10月末に東洋ゴム工業株式会社が東洋タイヤと名前を変更しました。これまでかなり昔から、東洋タイヤの更新タイヤをはめて運行していただいたと思うんです。今、フランスメーカーの分をはめていただいてると思うんです。その比率は大体どれぐらいなんですか。 ◎交通局 93両のバスに対しまして、9割ほどはミシュランタイヤを装着しております。若干1割未満は、今、委員御指摘のように、車両更新時には東洋タイヤのものを装着させていただいてます。 ◆泊照彦 委員  やっぱりちょっと因果関係がございましていろいろ質問させていただきましたけど、やはり本社機能を伊丹に持ってきていただいてるんで、できれば更新時は徐々に、市内企業に立地してる東洋タイヤをひとつよろしくお願いしたいと思います。要望とします。 ◎増田平 自動車運送事業管理者  タイヤにつきましては、従前から局といたしましては費用対効果でどれぐらいの走行距離が走れるかというところで、タイヤの単価と走行距離との関係の中で、ミシュランタイヤは実は単価は高いんですけど、走行距離が他のメーカーと比べて全然違いますので、また再生もできますので、そういった意味でかなりコストとしては変わってきます。そういうことで、従前からミシュランのタイヤを使っておりますが、東洋ゴム、今、東洋タイヤですが、本社を伊丹に持ってこられた折に、交通局としても何とか応援していかないといけないということで、今は、新車につきましては、全てメーカーのほうに東洋タイヤをはめてくれということでお願いをしております。ただ、その東洋タイヤの更新のときにはミシュランタイヤに変えさせていただいてると、そういった状況でございます。 ◆林実 委員  本会議の代表質問で、無料バスのことで質問があって、最後の意見か要望かがちょっと言いっ放しになってたんで、当局の見解をお伺いしようと思います。  どういうことかっていうと、無料パス代は今までから市が出してるんだけれども、その6億円分をバスで負担するような姿勢で臨んでくれというふうな話があって、無料パスは通勤、通学の乗車ではないことが多く、市営バスとしては市の施策に協力し、負担金などなくてもやる、こういった思想で臨んでいただきたいというふうな意見が出て、バスで無料乗車の6億円分を全部出すというふうなことの要望みたいなものが出たんですけども、今、ここの予算決算見てても、バス自体は累積の赤字が4億円ぐらいあって、バランスシート上も債務超過になってるっていうことで、決して経営状態がいいという話にはなってないと思うんです。まず、僕はそれは一番初めに立て直すことが大事やと思って、それは皆さん頑張っておられると思っています。  6億円、市バスが出すということにしたら、6億円分もうけんとあかんということになって、市バスがもうけるっていうのは、収入をふやすか、経費を減らすかになるわけですけども、今まで経費を減らすということに関しては非常に御苦労なさってきて、僕も長いことずっとおつき合いをしてるんですけども、それは大変結構なことやと思うんです。  そうすると、料金収入を上げるということなんですけど、収入の状況を見ると、普通の有料券種16億円ぐらいの収入があって、特別乗車が6億円ぐらいで、計22億円ぐらいとなってるんで、30%以上ぐらいは特別乗車証のお金だとなるわけで、単純に考えると、これを市バスで持つ話になったら、250円とか280円ぐらいの値段にして、料金を上げるということでしか方法としてはないと思うんです。  僕は市の施策自体を、料金を上げて、特別乗車証の分を利益を上げると考えれば、その分は乗車してるバスの利用者が負担することになるわけで、市の施策を市バスの利用者が負担するという形になると思うんですね。それは、僕はちょっとぐあい悪いんじゃないかなというふうに思うんです。こういった姿勢で臨んでいただきたいというふうなことがあって、答弁がなかったんで、それをちょっと、市営バスとしてどういうふうに考えてはんのかということをお伺いしてみたいなと。 ◎交通局 今、本市から繰り入れさせていただいてる無料パス、5億9700万円ございますけれども、市バスに体力があれば、市バスで持ちますよと言いたい気持ちはございます。ただ、これは実質的に無理でございまして、我々バス事業者としては、お客さんに乗っていただいて、お客さんから料金をいただく、もしくはお客さんに乗っていただいて、別の方に負担していただくと、こういうシステムがなければ無料で乗車していただくということができませんので、バス事業者自身が負担して高齢者の方、障害者の方に乗っていただくということは、許可がおりないということで御理解いただいたらいいと思います。 ◆林実 委員  ちょっといいですか。今、できたらやりたいみたいな、すごいもうかってたらやりたいみたいな話もしてはってんけど。僕は公営企業なんやから、すごいもうかってたら乗車料金を安くする方向でその利益を使うべきで、それを市の施策として使うというのは本末転倒なような気がするんですが、いかがでしょうか。 ◎交通局 先ほど私答弁させていただきましたのは、それぐらいの気持ちを持って経営に臨んでおるということですんで、実際には当然、市の施策としてやっておるということは理解しておりますので、それを市バスが負担するということは、実際に無理ですし、もし可能だとしてもなかなかそれは、ほかの一般のお客さんに負担いただくということになりますんで、その部分は非常に難しいということでございます。 ◎増田平 自動車運送事業管理者  本会議で質問いただきまして、その後で御意見いただいた中で、私が答弁する時間も何もございませんでしたので、あの場では申し上げられませんでしたけれども、そもそも伊丹の市営バスは公営ではありますけれども、道路運送法で定められた一般乗り合い旅客自動車運送事業ということで許可をいただいております。この自動車運送事業として国から認可いただいてるんですが、これは公営であろうとも民営であろうとも全く同じでございまして、道路運送法で有償というのが決められております。したがいまして、無償で乗っていただくことは基本的にできませんので、今、よくある無料パスとかいう形で無償のようなイメージを持っていただくんですけれども、これは市から特別乗車証の負担金という形でいただいたものを交通局では運賃収入として入れてますので、国から認可いただいてるということでございまして、これを全くいただかずに我々走るとなりますと、そもそも自動車運送事業としての認可がいただけなくて、ナンバープレートも緑から白に変えて、福祉輸送というんでしょうか、コミュニティーバスとしてやっていかないといけないようになりますんで、間違いなく、次長がそういう気持ちはあるって言いましたけれども、あくまでも地方公共団体が持つ公営企業としてのバス事業でございますから、もちろん市の施策に協力して、交通局でできるところは担っていくという思いは思っておりますけれども、事運賃に関しまして、この部分を一般会計からもいただかない、お客様からもいただかないということはできませんので、そのことについては御理解いただきたいと思います。 ◆林実 委員  僕は理解してるんですけど、次長、ちょっと揚げ足とったみたいな形でえらい申しわけないです。それはそれで結構やと思います。  それでもう1個、そのときに出たのは、新興住宅地への路線延長とダイヤ変更ということが出てまして、そのときに、市域の中央部とか南部に人口がふえて、通勤時間帯にバスがないと。現に困ってる人がいて、新規に住宅が建設されながら、この地域には何年もバスが来ないというふうに言われたというふうな御発言があったんですけども、バスが全然通ってへんとこってほとんどないと思うんですけど、これは何か、バスとしては認識をされていますか。 ◎交通局 新しく住宅が建っていってるとこは認識しておるんですけど、実際にそこにバスを走らせるとなると、適当な経路がとれないといいますか、現状の中では走らすことがちょっと難しいとこに住宅ができていたり、そういうところは認識しております。あと、伊丹市の場合は、大規模開発みたいなものがほとんどございませんので、中心市街地などでは大型マンションができたりしますけれども、そこはなかなか我々の事業としては期待できないとこがございますし、現実には我々が現状のバスを運行させておりまして、例えば満員通過が出てくるとか、そういう日常的な情報をもって本格的な情報収集に当たるというのがバス事業者の常でございます。 ◆林実 委員  路線延長の話が出てたんですけど、例えば僕ら単純に考えて、その手前まで来てて、もうちょっと路線延長したら割と大きな住宅地に届くみたいなところは対処されてるんですか。 ◎交通局 それはおととしぐらいにやったダイヤ改正の中で、ちょうど鴻池東というところがございまして、もともと7系統といいまして、南畑から尼宝線に出てJRへ向かう部分なんですけど、その南畑のところをちょうど鴻池東といいまして、新しい道路のちょうど高架下なんですけど、そこまで延長したというのありますけど、なかなかバスが延長するには、実際に回転が可能なことであったり、いろいろな制約がありますんで、市内にはそういった場所というのは、今すぐに思い浮かぶっていうのが実際にはないということでございます。 ◆林実 委員  経営のこともあるし、とりあえず困ってる人がいたらそこまでバス延ばすっていうたら、それはなかなか大変なことなって経費もかかるだろうし、また、新たな路線をどんどんつくっていくっていうふうなことでもないと思うので、こういうふうな意見が出てるんで、そういう意見も聞きながら、しかしながら、経営がうまいこといかへんようなるのはぐあい悪いんで、そこんところをうまいこと手綱さばきをして頑張っていただきたいと思います。以上です。 ◆川井田清香 委員  予算書の137ページなんですが、超過勤務手当は前年度より約5000万円アップしてるんですけど、この理由を教えてください。 ◎交通局 超過勤務手当のことだと思うんですけども、増額してる理由につきましては、例えば職員の病気休暇でありますとか育児休業でお休みされてる職員もいてる中で、運行は穴をあけれないというところで、誰かが走っていただかないといけないというところで、そういった場合は超過勤務で走っていただくというところもありますので、そういった形で超過勤務がふえてるところでもございます。 ◆川井田清香 委員  例えば長期お休みされるとなりますと、そのままずっとお休みをとっていただいて、新しく職員を雇うというのではなくて、今いらっしゃる方で超過勤務をつけて対応されてるということでよろしいですか。 ◎交通局 そのとおりでございます。 ◆川井田清香 委員  今、長期休暇されてる職員、どのぐらいいらっしゃるんでしょうか。 ◎交通局 長期休暇については、今調べさせていただきますけども、超過勤務が発生してる理由としましては、我々、勤務数というのを決めてまして、それに職員をずっとはめ込んでいってるわけです。その勤務数にはめ込まれてない人は、いわゆる週休日、公共日、休み、我々でいう土日になるんですけども。労働者には当然、有給休暇も保障されてますし、役所の場合、夏休みもございます。そういうパターンで本人が勤務に当たってるときに有休をとりたいとなれば、かわりの者が入るのが、バス事業の宿命なんですね。そこで、まず、超勤が発生してくると。そんなことから、超勤は、バス事業の場合は膨れ上がってくると。それに、今御質問ありましたように、例えば長期の休暇、休暇といいましても、有休の分は全て見込んでおりますんで、病気休暇であったり特別休暇であったり、そういうものがプラスアルファの材料として考えられるということでございます。 ◎交通局 現時点での長期というのが1カ月以上の病気休暇であるとかっていうふうな考えをしておりまして、現時点では1名、育児休業に関しましては、現在2名の方が取得されておりまして、平成30年度、今年度、2月末現在なんですけども、実際に病気休暇は、交通局では3日以上を病気休暇で取得って形しておるんですけども、37名が病気休暇を取得をされたということで、うち、1カ月以上、長期が9名程度となっております。 ◆川井田清香 委員  予算書としては、金額が約5000万円上がってるというのは、そういう職員が1人なりふえたということでよろしいでしょうか。  それで、132名って載ってるんですけど、これはざっと簡単に割ると、1人当たり年間115万円ぐらいの超過勤務を課すことになるので、これは先ほど何かバス事業としては仕方ないシフトの組み方だということなんですけど、一般的に見ると、1人115万円はすごい高いのかなと思うんですけど、このあたりは、なかなか改善は難しいんでしょうか。 ◎交通局 まず、先ほど次長からも答弁さしあげましたけれども、今現状の我々がお客様に提供するサービスに当たっては、今の現状の運行を継続するというとこが大前提にございます。その中で、先ほど申し上げました職員の休暇と福利厚生の部分もやはり両面を見ながらしていかなければいけない。その中での運行の補充といいますか、その際のマンパワーの補充につきましては、現状の中でやっていく分につきましては、かかる経費、いわゆる超過勤務手当ということになりますけれども、その分については、今現状、状況としては、必要な内容と理解しておりますが。 ◆川井田清香 委員  この件は了解いたしました。  次なんですけど、予算の説明書の中にですけど、不正乗車に対する追徴金が入ってるんですけど、伊丹市バスにおける不正乗車の状況と、もし発生したときにはどのように対処されてるんでしょうか。 ◎交通局 総数は今、手持ちにないんですけれども、月に1件から2件程度発生しております。  発生した場合は、バスの乗務員がその場でお客様の個人情報をお聞きして帰ってくると。事務方でそれをお客様に再度連絡さしあげて、追加の料金をいただくという方法をとっております。 ◆川井田清香 委員  今回入ってるこの10万円というのは、どのくらいちょっと追跡されるかわからないんですけど、不正乗車の金額そのものと思ってよろしいんでしょうか。 ◎交通局 そのとおりでございまして、方法としましては、その期間に当たり、1日当たり往復料金を頂戴してるというところでございます。 ◆川井田清香 委員  ちょっと分母がわからないんですけど、回収率ってどのぐらいなんでしょうか。 ◎交通局 100%でございます。 ◆川井田清香 委員  この不正乗車の件はわかりました。  次に、たまたまホームページにこの前の台風21号のときの運休になったときの、定期券の方なのかちょっとわからないんですけど、返金をしますのでということで、手続してくださいというような案内が載ってたんですけど、このことについて、どういう対応されたのかお聞きします。 ◎交通局 御案内のとおり、ホームページもしくは車内刷り、窓口掲示等で御案内差し上げまして、あと、定期券をちょうど更新をされる方につきましては窓口にお越しいただきまして、窓口でその期間が含まれてるかどうかというのを確認させていただいて、お声がけをさせていただき、払い戻しの手続も同時に行っていただいとるというところでございます。 ◆川井田清香 委員  この返金の手続っていうのは定期券をお持ちの方対象で、申請があった方のみにされてるっていうことでしょうか。 ◎交通局 申請があった方のみとなっておりまして、その申請につきましては、先ほど答弁申し上げたとおりでございまして、更新というのが一定ございますので、更新の際に9月の4日、5日の期間の定期券をお持ちだったお客様が更新されるというときに御案内申し上げてるというとこでございます。 ◆川井田清香 委員  そうしますと、定期券をお持ちの方にはほぼ全員の方に通知ができるということで理解させていただきます。  あと、これも今回、市バスのグッズ売り上げが上がっているので、これは何ですかということで勉強会のときにちょっと質問させていただきまして、トミカのミニカーということだったんですけど、その質問をしたことによって、今年度なんですかね、市バスが70周年ということを私は知ったんですけど、50周年と60周年のときには何かイベントなりグッズ販売とかされていたのかなと思うんですけど、今回70周年に当たって何かイベントとか取り組みされてるのか、されるんでしょうか。 ◎交通局 50周年はプリンバスというやつですね、創業当時のカラーリングを施したバスを2両入れまして、3両かもしれません、申しわけないです。3両ほど入れまして、それを運行させていたと。60周年については、ふれあい市バスフェスタを開催してます。  70周年の方針としては、今の時代でございますので、交通局が創業して70周年を迎えたいうことを皆様に知っていただこうということを主眼に置きまして、今後、のぼりを立てたり、バス車内でPRをしたり、そういうことでバスに御乗車いただいてる方に、皆さんに知っていただこうという取り組みを考えております。これまでのように大きなイベントを企画したりというのはございませんが、お金をかけずに何とかお祝いしていただきたいなというようなことで今考えております。 ◆川井田清香 委員  トミカの市バスの、車の件なんですけど、トミカっていったら結構有名なメーカーで、ミニカーになるのもすごいことかなと思うんですけど、販売の経緯というのはどのようなもので、そういうコラボができたんでしょうか。 ◎交通局 トミカはいろんなバス会社のバスをデザインして、もう既に販売しておりますので、声をかければすぐ調整に入れる状態になっております。  この場で御案内させていただくとすれば、6000個つくる予定になっておりまして、販売価格は税抜きで900円を予定しておると。6000個といいましても、多いのか少ないのかというところになるんですけど、できるだけ市内の方に買っていただきたいと思ってまして、最初は交通局の案内所、そして営業所、あと、1日乗車券で今、セブン−イレブンが協力してくれてますんで、そこの店舗で売っていただくことをお願いしようかなと。予算承認していただければ、早速協議に入ろうかなと思ってます。その売れ行きを見て、ネット販売をするかどうかを考えていこうというとこです。各社局はネット販売をいきなりすれば数日で売り切れというところが出てるみたいですけど、まずは市内の人に買っていただきたいという思いでございます。 ◆川井田清香 委員  ちなみに製作費用はどのぐらいかかるんでしょうか、トミカにお支払いするといいますか。 ◎交通局 ざっとした見積もりでございますけど、400万円弱ぐらい。実際には三百七、八十万円かなっていうところなんですけど、それぐらいで今は見込んでおります。 ◆川井田清香 委員  少しは売り上げが期待できるということで、この件はこれで終わります。  いろいろちょっと調べてまして、2月1日なんですかね、市営バス瓦版13号が発行されてますけど、全戸配布されてるってことなんですけど、ちょっと私はあんまり拝見したことがなかったので、これとてもすごく年に1度の発行ですので、内容すごいまとめられてるんですね。経営状況についてもすごくわかりやすく書かれてるので、こういう審議の場にもすごい役立つなと思って読ませていただいてたんですけど、この中にちょっと書かれてあったことなんですけど、例えば今回の行政評価報告書の中でも来年度に向けての事業内容であったり目標であったり、いろいろ書かれてあるんですけど、やはりいつも市バスの事故の件とか、サービス内容については、今までいろんな質問なり意見が出てるんですけど、ちょうどここに市営バスの巡回モニター調査結果が載ってたんですけど、乗車時の挨拶が、悪いところをちょっと申し上げますけど、できてないっていうのが約101件、マイクの活用ができてない117件、安全運転ができてない56件で、結構な件数で評価が出てるんですけど、このあたりを調査しっかりまとめられたと、どのように対応されていくのか、来年度に向けての見解をちょっとお伺いします。 ◎交通局 今、委員御案内いただきました市バスモニターでございますが、そもそも市バスにモニターとして来ていただきまして、乗車した体感であったりとか、こちら表まとめていただいてますような内容、直接そういった御意見をいただける場としても我々捉えております。  この結果につきましては、乗務員の研修に生かす、どのようなポイントで研修に取り組んでいくのかというところの視点の1つとして、適宜活用していきたいと考えております。  また、今後につきましてですが、その取り組みの時期につきましては、一定、時期が決まるようなことがありましたら、モニターの一部からは、時期を変えて、例えば夏休みであったりとか、いわゆる利用者のお客様の層がいろいろ想定されますので、そういった期間のいろいろを経ながら引き続きやっていただきたいというような御意見もいただいておりますので、今後はそういったモニターの時期等も考えながら、継続して事業のほうに反映できるように取り組んでいきたいと考えております。 ◆川井田清香 委員  このようにしっかりモニターの調査もされてますし、予算等でも事故件数をなるべく目標数を下げていく努力はされてるかと思いますので、このような調査結果はしっかりと反映していただきたいなと思います。  あと、もう1点なんですけど、もちろん安全運転なり、車内でのサービスの向上は大切なんですが、それプラス、バス待ち環境がとても重要だと思いますし、バス停の上屋とか現地の要望はすごい私自身も市民の方からお聞きするんですが、毎年1カ所なり2カ所なり、ベンチの設置等はしていただいてるんですけど、停留所が今、ざっと何件、市内にあるのか、ちょっと私わからないんですけど、大体全体数に対してどのぐらいのパーセンテージで現在は設置されてるんでしょうか。上屋と現地、それぞれお願いします。 ◎交通局 バスの停留所でございますが、346カ所ございます。そのうち、上屋設置数が122カ所、ベンチの設置数が45カ所になっております。ベンチのうちの7基が収納式ベンチということになっております。
    ◆川井田清香 委員  ベンチ等、毎年1基なり2基なりつけていっていただいてるんですけど、これは毎年ふえていってこの数なのか、新しく置きかえてるのか、あとこれ以上、もう少しふやしていくことができないんでしょうか。 ◎交通局 毎年委員御指摘のようにふやしていければいいんですけども、なかなか占用許可基準を満たす場所がないのが現実でございまして、毎年更新させていただいてるのは、従前、テント式という上屋を設置しておりましたが、それが老朽化によって、更新している新たなアルミ式の上屋の工事を進めておるところでございます。  新たな設置箇所について全くしてないのかということについては、そうではございませんで、新たな道路拡幅が、道路線引きがされた後、占用許可基準が満たす場所につきましては上屋を設置させていただいてますし、また、ベンチも設置させていただいてる状況ですが、年度によってはつけられない、新たな設置が拡充できる年とできてない年がございます。 ◆川井田清香 委員  設置するには設置基準があるのは十分承知しておりますので、また、先ほど御答弁にもありましたけど、道路が拡幅されたりとか、昔とは道路の形も変わってきてる部分も場所もありますので、そういうところに関しては、バス停の位置を変えるのは大変なことだと思うんですけど、多少ずらしたりして、いいバス停、停留所の設置ができるように努めていただければと思います。これは要望としときます。以上です。 ◆相崎佐和子 委員  ダイヤ改正について伺います。  来年の3月に改めてダイヤ改正をすると聞いております。来年の3月に予定ですので、新年度ダイヤ改正に向けて、さまざまに取り組んで準備をされるかと思いますが、実際にどのような取り組みをして、ダイヤ改正をする予定でしょうか。 ◎交通局 まず、確実なのが空港エクスプレスバスで、あと、それを走らすということでございますんで、我々としては今、現実に全路線の乗降客数調査をしております。この中で、今の便数よりもふやすほうがい路線、予想より乗っていないので減らすべき路線、そういうふうな形で色分けをしていくと。それが済みましたら、いよいよ新しいダイヤを組んでいくわけでございます。今はそういう調査段階にありまして、具体的にここの路線をどうのこうのということはまだ全然決まってない状況でございます。ただ、1つ気になってるのは、新しい補助制度の中で補助の対象にならない路線が5つございますので、これをどうすんのかとか、そういうとこは交通局として今悩ましいところというようなとこでございます。 ◆相崎佐和子 委員  乗降調査などをしてニーズを的確に把握するのでしょうかということをまずお伺いしたかったので、調査はもう進めているところであるということですね。  市民の皆さんからもさまざまなお声をいただいているかと存じます。そういったお声は、実際に反映させるのでしょうか。いろいろなお声はあると思いますので、全て100%っていうわけにはいかないんですけれども、貴重な御意見として加味するべきだと思っているんですが、いかがでしょうか。 ◎交通局 お客様からいただく御意見の中にもいろいろとございまして、このバスはいつもおくれるとか、運行に関するような御意見ですと、やっぱりそれは我々も真摯に受けとめて、もうちょっと時間を詰まんとあかんねとか、そういうふうなことをしたり、あと、鉄道との連結が非常に悪いとか、そんな意見も確かにいただきますんで、それについてはJR、阪急のダイヤを見ながら。ただ、鉄道もダイヤ改正しますんで、どっちが先かいうのが難しいんですけども、できるだけそういうことには応えていきたいと思っております。ただ、家の近くにとめてほしいとか、ここへ行きたいとかいう意見もかなりいただくんですが、そこはちょっと難しいかないうことで、御理解くださいというところでお断りさせていただいてるというところです。 ◆相崎佐和子 委員  そうですね、本当いろんなお声があるかと思いますが、さっき次長がおっしゃっていただいたように、鉄道路線との連携、我々も聞くところですし、あと、満員見送りというんでしたでしょうか、乗れなくて次、次乗ってくださいっていうようなところであるとか、そういったお声は真摯に受けとめて、ダイヤ改正をしていただきたいなと思います。  あと、ダイヤ改正について、過去、雨の日ダイヤを検討してはどうかですとか、最終バスの時間をもう少し夜遅くまで運行してはどうかという質問を本会議や委員会で見て、出ておりまして、検討、研究を進めていくという御答弁だったんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎交通局 まず、雨の日ダイヤでございますけども、実際、今も、試行的といいますか、継続はしております。ただ、やっぱり降水確率で運行させてますんで、実際には雨が降らない日もございまして、その場合は我々、超勤で乗務員に走っていただいてるということになりますんで、結構な負担が伴っておるというのも事実でして、バス事業者はもともと雨の日であっても晴れの日であっても、お客さんが多い時間帯で乗り切れない時間帯、そういうときは待機の乗務員を抱えてまして、トラブルがあったときに走ることができる要員を抱えてまして、その職員に今すぐにお客さんが満員になってるからそこへつけてくれと、この路線を走ってくれというような指示を出してしのいできたと。結構これが伊丹市の場合、スピーディーにいきますんで、雨の日ダイヤと比較すればどうかなっていうとこがあって、どちらかというと、待機勤務の者が応援で走るほうがいいのかなっていう考えが今ちょっと大きくなってきてるというのが正直なとこです。  あと、深夜バスでございますけども、これも常々御意見いただいておるんですが、これについては、一度試算をしたことがあるんですね。これも朝の始発をさわらずに終発を延ばすということになれば、当然、人件費もかかってきますし、伊丹市の主要路線を走らすと、1本走らすという試算した場合、1日に3万円ぐらい赤字が出るという試算になったんです。3万円といいましても、1日にすれば知れてますけど、年間にすればすごい額になりますんで、ちょっとその辺は今のところ市バスとしてはちょっとなかなか厳しいなと、今の体力ではなかなかしんどいというところで、どうしても、例えば市の施策でどうのこうのという話になれば別ですけど、事業者としてはちょっとその部分は今とりにくいかなっていうのが現状でございます。 ◆相崎佐和子 委員  わかりました。  ダイヤ改正で、新興住宅地についての配慮もするべきではないかと思っているんですが、そこはいかがでしょうか。先ほど答弁があったように、大規模な開発がされてというところはないんですけど、大きなマンションが建ったところもある中で、そのあたりの配慮は、ダイヤ改正においてはいかがでしょうか。 ◎交通局 我々、市が人口統計の推移をホームページ上で公開してますけれども、あれの年齢別の地域別をずっと追いかけるようには、1年に1回ですけどしてまして、どこどこの地域が、市民の方がふえているというのは理解はしているんですが、バス1台走らすぐらいふえてるとこがなかなか、現実問題としてはないんです。バス事業者としては、繰り返しになりますけども、日々走らせている路線ごとをずっと見てますんで、そこでここの停留所からお客さんがいつもよりふえてるという情報は、乗務員、毎日見てますんで、そういうのが入りますんで、逐一。それをもって実際にどれぐらいふえていってるか。例えば増便することによってペイできるんかどうかとか、そういうことを見ていくんですね。そういうとこも検討しながら、次のダイヤにはつなげていくということにはなります。ですから、ちょっと後追いにはなりますけど、需要があって、さらに増便をかけるぐらい市民の方がふえておるというところについては、そういう可能性はあるということです。 ◆相崎佐和子 委員  それは乗降調査していただいての中で、ダイヤ改正の中で検討していただいたらいいかと思います。  単純に想像するに、千僧の大型マンションできたところは、阪急伊丹駅ぐらいなら歩いていかれるかもしれないですけれども、JRまでとなると、やっぱりバス御利用の方も多いのかなというところなので、それは乗降調査したら多分おわかりになると思うので、反映していただけたらなと思っています。  あと、空港エクスプレスについても、車体自体は市でということになるんですが、路線であったりとかっていうのはこのダイヤ改正の中で検討していくということですよね。御要望の中で、阪急伊丹駅、JR伊丹駅を通っていくことになるんだろうけれども、そうじゃなくて、伊丹市内からも行けるような路線を組んでほしいみたいな御要望も聞かせていただく中、空港エクスプレスの路線については、市外から来られるような方も対象にして考えるのか、あくまで市内の交通網を充実させる市バスとして走らせる、どのような見解で路線を考える予定でしょうか。 ◎交通局 路線については既に決まってまして、JRを出まして、阪急伊丹に向かうと、そこから神津とまりまして、空港へと。普通便と同じルートになります。ただ、停車停留所が違うということだけなんですけど、それは交通政策課もかなりいろんな路線を検討して、4案とか5案とか、検討をしていたところは私見てますんで、実際にここの停留所にとめたらどうなのとか、ここを通過させたらどうなのとか、いろんな発想でやってはりましたけども、現実問題として、お客さんの数であったり、雨の日にどんだけのお客さんが滞留するかとか、そういうものを全て検討していった結果、今のルートになったということでございます。 ◆相崎佐和子 委員  わかりました。  あと、もう1点。ダイヤ改正で、前回、ダイヤ改正したときに、乗務員の勤務時間を配慮しなければいけないみたいな話が出ていたかと思います。1便運転して、休憩なしで、次すぐ乗るとかは配慮しなければならない等々あったかと思うんですけれども、今回のダイヤ改正でもそういった乗務員に対する配慮が必要だと考えているんですが、これは配慮していただけるということで捉えてよろしいでしょうか。 ◎交通局 一応、今のダイヤで全てその辺は解決はされておるということでございます。ただ、実際に、今は、我々としては順調に走っておると思ってるんですけども、A停留所からB停留所の区間については常に渋滞が発生してるんですよと、そういう状態はもう生の生きた情報なんですね。そこを1分で見るのか2分で見るのとか、こういうとこで実際のダイヤを決めていくわけですけど、そういうふうな作業はこれからになりますんで、そこは職員にとっても非常に気になるところではないかなというところで考えております。 ◆相崎佐和子 委員  私の聞き方が悪かったのかもしれないですけど、懸念しているのは、ダイヤ改正します、増便たくさん、例えばなりました。そのしわ寄せが乗務員の勤務に響かないようにしていただきたいということですので、そのあたりをお願いいたします。  いずれにせよ、ダイヤ改正、定期的には必要なことであるかと思いますが、大変な作業にはなりますけれども、よろしくお願いいたします。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して、表決に入ります。  お諮りいたします。本件を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。よって、議案第25号は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第26号    平成31年度伊丹市モーターボート競走事業会計予算 ○戸田龍起 委員長  次に、議案第26号を議題といたします。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。 ◆林実 委員  ことしの予算に入る前に、去年はいろんな災害が多発した年ということで、競艇もそれでいろんなことがあったとお伺いしております。それで、どういうふうなことがあったのかというのと、またちょっと早いんですけど、大体売り上げというか、どういうふうになったかということを、まずお聞かせいただいていいですか。 ◎ボートレース事業局 委員御案内のとおり、30年度におきましては、いろいろな自然災害に遭いました。ボートレース尼崎で実施いたしました伊丹市営レースでは、6月に発生いたしました大阪北部地震で、このときは企業杯を行っておったんですけれども、3日間が中止になったというような状況でございます。  また、7月に発生いたしました西日本豪雨などの自然災害によりまして、前検といって、レースが開催する前の日に選手の皆さんが集まっていただくんですけれども、西日本豪雨の結果、九州、四国からの選手が来れなかったということで、土曜日開催、初日でしたけれども、これが中止で順延になってしまったということで、かなり年度前半は売り上げ目標を大きく落ち込む結果となってございましたが、年度後半におきましては、電話投票により売り上げが大きく伸びて、結果、当初見込んでおりました年間売り上げ、100億8000万円を見込んでおりましたけれども、結果といたしまして10億円程度上回る111億円程度になる見込みとなってございます。 ◆林実 委員  大変御苦労さまでございました。今回は電話投票の売り上げが後半にふえて、前半の売り上げをカバーしたということなんですけど、いつもいつもそううまいことはいかへんと思うんで、立てた予算は1年間やったらこんだけいくやろという、割とかつかつの予算を組んではると思うんですけども、台風とか大雨とか、そういうことに影響されるということで、大きく落ち込んだとき用の手だてというのは、別に必要ではないんですかね。 ◎ボートレース事業局 売り上げが落ち込めば、それに係る経費、例えば払戻金等も削減になりますので、全体としては赤字になることはないとは思うんですけれども、ただ、31年度も市へ2億円を繰り出す予定をしております。ここに若干の影響が出るかもしれませんけれども、そこは経営努力で頑張っていきたいと考えてございます。 ◆林実 委員  いつも基金のことばかり言うんですけども、何かあったとき用にちょっと使えるようなお金みたいなもんも、今の基金というのはどっちかというと改修費用とかで積立金を使うんだけども、ちょっと違うのも余分に持ってたらどうかなと前から思ってて、ことしはいいレースも来て、売り上げも上がって、景気がええときにそういうのもちょっと考えはったらどうかなと思います。  今、積立金の状況というのはどういうふうになってますでしょうか。 ◎ボートレース事業局 現在、建設改良積立金ですけれども、全額で3億1100万円を積み立てております。 ◆林実 委員  それはどういうふうなことに使う。 ◎ボートレース事業局 この3億1100万円ですが、既に平成28年度に場外発売場の姫路及び滝野の映像機器及び投票機器の更新を行いました。この更新の耐用年数が6年ぐらいと考えてございますので、次の更新時に使うための費用として積み立ててございます。 ◆林実 委員  そういうふうなもんをずっと積み立てていくんやけども、また、更新すると次に要るということなんで、ちょっとそういうふうなとこ手厚くふだんから積み立てていくってしたほうがうまくいくんじゃないかと思うんですけど、それはどうですか。 ◎ボートレース事業局 委員御案内のとおり、この更新をかけさせていただいた姫路及び滝野の場外発売場、この後、売り上げが増加しておるという状況もございますので、さらに建設改良の積み立てということで、更新計画は立ててございます。  1つは、場外発売場の洲本が平成25年4月にリニューアルしておりまして、既に6年が経過しておるということがございますので、こちらの更新費用として約1億5000万円を積み立てたいと考えております。  また、ボートレース尼崎におきましては、競争水面の対岸にございます大型映像装置、私ども、オーロラビジョンと呼んでおりますけれども、こちらのモニター部分、電気計装部分についても、既に法定耐用年数を経過しておるということがございます。近い将来リニューアルする計画が出てくるであろうと推測しておりまして、このオーロラビジョンを更新するとなると、10億円程度かかると試算しております。このうち、伊丹市が負担するというのが開催日数で案分することになるのかなと考えておりますので、3億円程度。ですから、合わせて4億5000万円ほど、あと積み立てを考えさせていただいて、最大で7億5000万円ほどの建設改良の積み立てが必要と今考えてございます。 ◆林実 委員  それはこれから積み立てていくっていうことでいいんですか。 ◎ボートレース事業局 先ほど総務課長が御説明いたしましたのは、ボートレース事業局としての考え方、これから積み立てていきたい目標額、計画でございまして、私ども、伊丹市の一般会計への繰出金を出すことが安定的な収益をしながら、それも第一使命でございますので、この積み立てにつきましては、市の財政当局とも十分に協議をしながら、できる範囲内で進めていきたいと考えております。 ◆林実 委員  こういうのって、どちらが回っても要るもんで、そのときに積み立ててなかったら、その年困るということになるのが目に見えてるんで、僕はどうしても2億円出さなくても、当初言ってた1億円でもええんかなと思いますが、財政当局がどう言うかわからへんのですけども、積立金みたいなもんを、今、割と調子がいいですから、そういうときにきっちりと積み立てて、今後のために使っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して、表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。よって、議案第26号は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。  以上で本委員会に付託されました案件の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会を終わります。              以   上  伊丹市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。  平成  年  月  日  特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会      委員長   戸 田 龍 起...