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平成30年4月23日文教福祉常任委員協議会-04月23日-01号

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  1. 伊丹市議会 2018-04-23
    平成30年4月23日文教福祉常任委員協議会-04月23日-01号


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    平成30年4月23日文教福祉常任委員協議会-04月23日-01号平成30年4月23日文教福祉常任委員協議会 平成30年4月23日(月曜日) 午後1時00分開議 午後3時55分散会 〇場 所  第1委員会室 〇協議会に出席した委員     委員長    篠 原 光 宏       委   員  高 塚 伴 子     副委員長   川 上 八 郎         〃    保 田 憲 司     委   員  小 寺 秀 和         〃    西 村 政 明       〃    里 見 孝 枝         〃    久 村 真知子       〃    服 部 好 廣         〃    加 藤 光 博 〇協議会に出席しなかった委員         な    し 〇協議事項 伊丹市幼児教育ビジョンについて
                                        以  上 ○篠原光宏 委員長  ただいまから文教福祉常任委員協議会を開催いたします。  初めに、委員の出欠席について申しますが、本日は全員出席であります。  本日の協議事項は、伊丹市幼児教育ビジョンについての1件であります。  なお、質問に対して答弁される方は、挙手と同時に役職名を述べていただきますと、私のほうで指名させていただきますので、よろしくお願いいたします。  協議に入ります前に、副市長から御挨拶がございます。 ◎行澤 副市長  本日は、篠原委員長初め、委員の皆様方におかれましては、御多忙の中、文教福祉常任委員協議会を開催していただきまして、まことにありがとうございます。  さて、本日御報告をさせていただきます案件は、今、篠原委員長から御説明のありました伊丹市幼児教育ビジョンについてでございます。伊丹市幼児教育ビジョンの策定につきましては、伊丹市幼児教育ビジョン策定委員会を昨年9月12日から本年3月12日の期間に全7回開催いたしまして、3月27日に本委員会の卜田会長より答申を受領いたしました。本日は、その内容につきまして御説明を申し上げるものでございます。また、議会からも御要望をいただいておりました閉園対象園における意見交換会の日程等につきましてもあわせて御説明をさせていただきたいと思っております。詳細につきましては、担当のほうから御説明させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。      ──────── ◇ ────────    伊丹市幼児教育ビジョンについて ○篠原光宏 委員長  それでは、伊丹市幼児教育ビジョンについて、説明をお願いいたします。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 まず初めに、申しわけございません、資料の訂正をさせていただきます。伊丹市幼児教育推進計画をごらんください。第4章の無償化計画のページをごらんください。伊丹市幼児教育無償化推進計画でございます。無償化推進計画の目次の文言とページ番号について、訂正を申し上げます。まず、目次の5番、実施方法の(5)でございます。私学助成を受ける私立幼稚園というふうに記しておりますが、私立幼稚園の後にイメージという言葉が抜けておりました。ですので、(5)番は私学助成を受ける私立幼稚園イメージというふうに修正のほうをよろしくお願いいたします。  続きまして、同じく目次でございます。6番の実際の保育料(利用者負担額)等の(4)番、私学助成を受ける幼稚園のページ番号が9ページになっていますが、8ページに修正のほうをお願いいたします。  そして、その下、必要経費と財源(概算)のところでございますが、ここもページ番号が10になっておるんですが、9というふうに修正のほうをよろしくお願いします。  まことに申しわけありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。修正のほうは以上でございます。  それでは、私から伊丹市幼児教育ビジョンについて御説明を申し上げます。  伊丹市幼児教育ビジョン策定委員会におきましては、学識経験者公私立幼稚園、保育所の代表、小学校の代表、地域や保護者の代表の方を委員としまして、これまで本市における子供の実態や今後伊丹市として進めていく幼児教育について、また、乳幼児期の子供を取り巻く大人のあるべき姿について、また、遊びを通して学ぶ質の高い幼児教育等について御議論いただきました。そして、これらの議論をもとに、本市の幼児教育においての基本理念と育てたい子供像やこれらを実現するために具体的な方法などについて、熱心に御議論いただきました。また、あわせて、本日お配りしております伊丹市幼児教育カリキュラムにつきましても、後ろの67ページのほうに示しておりますワーキングチーム、ありませんか、また後ほどごらんいただけたらと思いますが、67ページのほうに作成した名簿のほうも載せておりますので、カリキュラムにつきましてもさまざまな施設の先生方に参加していただいて作成をしてまいりました。また後ほどごらんください。きょうの説明は主に伊丹市幼児教育ビジョンでございます。  それでは、概要版リーフレットをきょう使いまして御説明をさせていただきます。概要版リーフレット、伊丹市幼児教育ビジョンをごらんください。  ビジョン策定委員メンバーカリキュラムメンバーはまた違います、メンバーの構成は。カリキュラムのほうもお配りしてるはずなんですが、お手元に行ってないようでしたら、また後ほどお配りさせていただきます。  それでは、伊丹市幼児教育ビジョンの説明に入らせていただきます。 ◆高塚伴子 委員  資料について触れられたんだったら、もう既に印刷が上がってるんでしたら、今配付していただいたほうがいいのかなと思うんですが。 ○篠原光宏 委員長  まだ渡されてない。 ◆高塚伴子 委員  ええ、配付されてないです。いただいてません。 ○篠原光宏 委員長  そしたら、済みません、資料のほう、配っていただいてよろしいですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 はい。皆様にお配りするつもりで御用意はしておりました。このカリキュラムビジョンと概要版のこのリーフレット、3点セットで用意させていただいておりました。申しわけございません。今とりにすぐに行っております。 ○篠原光宏 委員長  カリキュラムだけがないわけですね。今持ってくるそうです。少々お待ちください。  もう来ますかね。では、配ってください。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 お手元に行ってなかったこと、おわびいたします。大変申しわけございません。  では、もう一度、きょうは主にビジョンの説明なんですが、カリキュラムのほうでは、67ページをごらんください。67ページに、作成しましたワーキングチームの名簿が記載しております。伊丹市内の公私立の幼稚園、保育所、認定こども園の先生方や園長先生方に集まっていただきまして、各年齢ごとにグループに分かれて教育の内容を検討していただきました。  それでは、伊丹市幼児教育ビジョンの説明をさせていただきたいと思います。伊丹市幼児教育ビジョンにつきましては、概要版のリーフレットのほうをごらんください。  まず、本市における幼児教育基本理念でございます。リーフレット中央部分をごらんください。「豊かなふれ愛でひろがる幼児教育~「愛情」「自然」「ことば」~」でございます。乳幼児期の子供を育むときに大切にしたいことはたくさんあります。特に今回の幼稚園教育要領等の改定におきましても、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿として、子供の育ちの方向性や大切にしたい観点が上げられております。伊丹市は、その中でも特に「愛情」「自然」「ことば」を3つのキーワードとして大切にしたいというふうに考えております。これら3つのキーワードの内容につきましては、後ほど御説明させていただきます。  続きまして、中央の育てたい子供像の図をごらんください。育てたい子供像につきましては、キーワードを柱として3つ上げております。まず1点目、自分や周りの人に愛情を持ち、主体的に活動する子供でございます。トライアングルのちょうど一番上の愛情の部分でございます。愛されて育った子供は自尊感情が育まれ、自分に自信を持ち、どんなことにも主体的に活動する、そのような子供を育んでまいりたいというふうに考えております。続いて、2点目、生命を大切にし、豊かな感性を持つ子供でございます。五感を大いに使う、自然との触れ合いを通して、あらゆるものの生命を大切にし、豊かな感性を持つ子供を育んでまいります。そして、3点目ですが、しなやかに人とつながり、表現する子供でございます。自分の気持ちを表現することは大切ですが、自分の主張ばかりではなく、相手のことも思いながら主張するという意味で、しなやかというようにあらわしております。しなやかという言葉が、折れそうで折れない、芯はある、自分の考えはしっかり持っているが、柔軟性があるということで、しなやかという言葉を使っております。  それでは、3つのキーワードについて順に御説明をいたします。リーフレットの左側をごらんください。「愛情」の部分でございます。キーとなるのは、「尊い命と異なる個性とのふれ愛」でございます。愛情については、特に3つのことを大事にしたいと考えております。まず1点目でございます。ありのままの私とあなたを大切にするということですが、何かができるからあなたが大切という条件つきではなく、そのままの自分が愛されることが大切だというふうに考えております。2点目ですが、一人一人みんな違う、多様性を認め合うというところですが、幼いころからさまざまな個性に出会い、さまざまな経験を通して人を好きになり、多様な人がいることや、人とはすばらしい存在だという多様性を認め合う心を育んでまいります。そして、3点目ですが、お互いさまの子育てをですが、これは大人のあり方を示しております。保護者は子供の教育について、第一義的責任を有すとされておりますが、保護者が子供に愛情を注ぐということは当然のことかもしれませんが、やはり今の時代、愛情を注ぎたくてもかなわない背景の家庭もあるかと思います。そこで、伊丹市はお互いさまといって、できる人ができるときにできることをして、大人同士つながり、地域で支え、まち全体で愛情を土台として乳幼児期の子供を育んでまいりたいというふうに考えております。  続きまして、その下の「自然」の部分でございます。キーとなるのは、「身近で豊かな自然とのふれ愛」でございます。伊丹市は、都会にありながら豊かな自然に恵まれて、自然と共生関係にある、そういった伊丹のよさを十分に生かしたいというふうに考えております。自然については、3つのことを大事にしたいというふうに考えております。まず1点目、自然のおもしろさ、美しさ、不思議さを感じるということですが、まずは、子供たちが植物に触れて、色や形の違い、においや感触を味わうなどの経験が何よりも大切で、子供たちにはぜひとも経験してほしい内容だというふうに考えております。2点目ですが、自然と触れ合い、豊かな心を育成するですが、自然との出会いや触れ合いによって、さまざまなことを学ぶことがあります。そういったことからも、いつでも自然を身近に感じられるような環境を整えることが大切だと考えております。ただ、環境を整えるというのは、大きな公園をたくさんつくるとかいうことではなくて、例えば就学前施設などの施設内に植物を育てて、子供がいつでも遊んで、遊びに使ったり、草花に寄ってくる虫などの生き物を見たり触れたりできる身近な環境が子供にとっては重要だというふうに考えております。そして、3点目ですが、自然に対する畏敬の念を持つということでございます。人は自然の一員であるということを自覚することは重要であり、自然の厳しさや脅威を感じ、自然を敬う心を幼いころから育んでまいりたいというふうに考えております。  そして、次、右のほうでございます。「ことば」の部分でございます。キーとなるのは、「豊かで美しいことばや表現とのふれ愛」でございます。伊丹市は、これまでも豊かな表現力、国際社会情報社会に対応できるすぐれたコミュニケーション能力を育むために、言葉と読書を大切にする、伊丹ならではの特色ある教育を推進してまいりました。乳幼児期につきましては、表現力やコミュニケーション力の基礎を育むために、次の3つのことを大事にしたいと考えております。まず1点目は、温かな語りとしております。これにつきましても、大人のあり方でございますが、大人の温かな語りかけを通してコミュニケーションの基礎を育んでまいります。2点目ですが、美しい言葉の文化との豊かな出会い、絵本や紙芝居、温かな語りの素話などとの出会いを通して、想像する楽しさとか、言葉のさまざまな楽しさや美しさに気づきながら、言葉の感覚を育んでまいります。そして、3点目ですが、しなやかな表現についてです。自分の気持ちを表現する喜び、身近な人とやりとりする楽しさ、相手の気持ちを思いやる優しさなどを知り、しなやかな表現力を身につけてまいります。  そして、次、その下をごらんください。遊びを通して学ぶということについてですが、伊丹市は、これからも質の高い幼児教育を目指してまいります。本市では、質の高い幼児教育とは、子供が主体的に遊び、さまざまな体験を通して学ぶことこそが質の高い幼児教育であるというふうに考えております。乳幼児期の遊びにおいて大切なことは、遊びはおもしろい、楽しいから取り組まれるということでございます。子供一人一人が好きなことややりたいことがあり、集中したり、没頭したりして、真剣に遊んだ結果、さまざまな力が身についていくというふうに考えております。  ちょうどビジョンの本編の13ページ、14ページをごらんください。このような写真と吹き出しのページになっております。豊かな遊びと学びというふうに、このページでは事例を用いて解説をしております。審議会の議論の中でも、遊びを通して学ぶということについては、できるだけ市民の方にわかりやすく説明することが必要だというふうなことが言われておりました。ここのページでは、子供の心の動きやつぶやき、その背景にこのような学びが見られるというようなことを示しております。子供自身は、例えば社会性を身につけるためにごっこ遊びをしようというふうには思ってはおりません。子供たちつぶやきを周りの大人が気づき、それを価値づけ、学びを意識させることが必要だというふうに考えております。乳幼児期の子供にとっては、体を動かす楽しさや自分の力で行動すること、身近な人とかかわること、自分の気持ちを言葉であらわしたり、表現したりする、そういったことを遊びながら経験するということで、さまざまな力を身につけていくというふうに考えております。  そして、リーフレットの右上のほうでございます。育てたい子供像の実現に向けてという項目をごらんください。これは、今後具体的に取り組んでいくこととして、6つの項目を上げております。まず、①豊かな保育環境の充実を図ります。②保育者の資質向上に努めます。③一人一人に応じた子供の支援の充実を図ります。この③についてですが、障害のある子供への支援に加え、このたび改定されました幼稚園教育要領におきましては、特別な配慮を必要とする幼児への指導として、海外から帰国した幼児等への配慮についても示されておりました。それ以外にも、医療的ケアの要る子、虐待を受けている子、貧困家庭、外国籍の子供など、多様な背景を持つ子供がいます。そういった多様な背景を理解し、支援することが重要だというふうに考えております。続きまして、④幼児教育から小学校教育への接続を図ります。⑤保護者支援を行います。⑥地域とのつながりを大切にします。以上のことに取り組み、本市の幼児教育を充実してまいります。  幼児教育ビジョンの説明につきましては、以上でございます。  続きまして、就学前施設の再編に係る説明会の開催というA4の資料をごらんください。5月11日を初めとして、再編対象となる公立幼稚園公立保育所がある小学校区で説明会の開催を考えております。会場は、公立幼稚園ですが、その地域にお住まいの市民の方や、例えば保育所に通っている保護者の方などにもお集まりいただきますように時間帯を18時30分から20時までとしております。これの周知につきましては、広報伊丹5月1日号やホームページ、また、各幼稚園、保育所等でも掲示をしていただいて、皆さんに周知を図るところでございます。  説明は以上でございます。 ○篠原光宏 委員長  説明が終わりました。  ただいまの説明について、御質問等ございましたらどうぞ。 ◆服部好廣 委員  きょうはこの推進計画と、これを修正された分、これも議論の対象にしてよろしいんでしょうか。 ○篠原光宏 委員長  幼児教育ビジョンについてということで今説明を受けましたので、それについての質問でお願いいたします。 ◆服部好廣 委員  わかりました。じゃあ、ビジョンを中心にさせていただきます。  この冊子を読ませていただきました。よくできているというふうに思います。愛情のページを、なかなか最初出されたときに愛情のことで議論をしましたね、それ、市民に対する押しつけではないかというふうなことも議論しましたけども、今回この中身で、お互いさまであるというふうな表現がされまして、市民の中でそのことがより受け入れやすい形になってきているんではないかというふうに考えます。  策定委員会の議事録を見てみますと、保護者の主観的な問題と、それから客観的な問題がかなりそれについて議論されておりまして、親が子供に愛情を持って接することが家庭の置かれている事情によってもいろいろ難しい面があるということがあります。所得による、どういう構成になってるかということが委員会でも資料として提出されておりまして、3回目のところでそういう資料も出されておりまして、この阪神各市の状況で見たときの所得分布割合ということで、伊丹市がこの近隣では2番目に低いというふうなことが、低い所得の人が多いという状態が出ております。こういうふうな状況があるので、これを伊丹市としてはどのようにこれを解決していこうというふうにお考えなんでしょうか。この資料の21ページ、保護者支援を行いますという、これからの幼児教育充実を目指しての⑤保護者支援行いますということで書いてありますけど、この辺との関連も含めましてお答えいただければと思います。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 確かに第3回の会ではそういった保護者の所得についてもいろいろと御議論いただきました。そういったことも今後また実態を見ていくことも必要だと思いますけども、このビジョンをつくるとき、一番最初に議会のほうからも言われましたのが、やはりこれが出ることで逆に保護者の不安をあおったりしないかというようなことも御意見でいただいておりました。ですので、確かにこういった方針が出ますと、育児書と同じで、このとおりいかないと不安になるとか、そういった所得のこと以外にも保護者の方がこのとおりに子供が育たないと不安だというふうになるのではないかというようなことも当初御意見でいただいておりました。ですので、そういった不安を保護者の方が持たないように、まずは、このビジョンについて、乳幼児期の子供については、こんな発達の道筋でこんなことが大事なんだということと、先ほど服部議員もおっしゃいましたお互いさまということで、審議会の中でもやはり子供と向き合う保護者がまず元気になってほしいんだというようなことは、審議会の委員の皆さんの思いでもありますので、たくさんの目で子供を見て、まずは、乳幼児期の子供について知ってもらう。ですから、一人で抱え込まなくても、まち全体で愛情を土台として乳幼児期の子供を育みますということを、このビジョンを通してしっかりと伝えていきながら、さまざまな実態を、まずは実態を把握して、できることを今後していくことが必要だというふうに考えております。 ◆服部好廣 委員  そうですね、実態把握はこれからだというお話なんですけども、確かにそういう観点で保護者の状況を見ていくというのは、今まであんまりされてなかったのかなというふうな感じもするんですけども、それを進めていっていただきたいと。なかなかこれ、書いたように進められるのは、難しいとは思うんです。特にやはり保護者の皆さんがどういうふうにこれを受けとめるかとすると、やっぱりできたビジョンを正しく受けとめていただかないと、なかなかこれを前へ進めていくことはできないというふうに感じます。よろしくお願いしたいと思います。  2つ目には、自然についても書かれておりまして、この問題も内容には問題がないと思っています。ただ、実際の園の運営ではどうなるのかということです。今回の再編で、広くて自然豊かな園庭を持つ幼稚園が廃園になると。これ、もうかなり去年の議論の中でも出てきました。市がいろいろそういう、昆虫館とか、バラ園とか、緑道とか、いろんな施設を持っておりまして、身近に豊かな自然がある、緑もあるという状態があるんだけれども、実際に幼児が日々過ごすところはやはり幼稚園であり、保育所である。先ほど矢田さんもおっしゃってたように、園庭に自然がちゃんとあるということが非常に大切なんではないかというふうに思うんですけども、残念ながら園庭がなかったり、それから狭かったりというようなことでは、なかなかこれは生かされてこないと。ずっと議論している中でも、園庭のない施設が特に私立で多いという状況の中で、これをどういうふうにしていくのか、やはりこれを具体的にそれを改善していかないと、なかなかこれは進んでいかないのじゃないかということですよね。豊かな保育環境充実図ります、と17ページにありますけれども、身近な四季折々の自然、動植物、水、砂、土、風などに触れる体験といつでも触れることができる環境をつくりますというふうに書いてありまして、これをやはりぜひ実現していただきたいというふうに思いますけども、こういうハード面での計画というのは今どんなようにお考えでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 今回ソフト面幼児教育ビジョンの策定し、進めていくということでございます。ハード面につきましては、現行、既存園につきましては、これまでも、例えば今、園庭が小さいのではないかとか、ないのでないかというところの園につきましても、やっぱりこの自然というのをどうやって触れ合っていくのかということについては、そもそも建屋自身をどうするかというところは別途それぞれの園で考えていかれるところがあろうかなと思いますが、ソフトでどう取り込んでいくのかについては、このビジョン、もしくはカリキュラムの中で、我々、今後幼児教育のセンターも視野に入っておりますので、そういった取り組みも含めて、実現していただけるように努めていきたいなというふうに考えております。 ◆服部好廣 委員  そうですね、自然というのは、ハードが整わないとなかなか、ソフトでイメージだけで自然をつかむわけにいきませんので、やはり触れ合って、嗅いでみて、見て、そういう五感によって自然を感じていくというのが大事になってくるんです。だから、このハード面の充実をしていかないと、やはり全市的に全ての幼児に対する教育を充実させていくというところで、そこで差が出てしまうのはいかがなものかと思うんで、これはやはりハード面での充実というのは、車の両輪で、ソフトがちゃんと整っているのにハードがついてこなかったら、それはなかなかまた問題になってくるのではないかというふうに思うんですね。今ちょうど、1月議会の附帯決議で、これは市民の皆さんの御意見をしっかり受けとめてやっていくというふうにおっしゃってますんで、このことについて、やはりハード面の充実も、その点で市民の皆さんのいろんな御意見を受けた上で、一歩でもやっぱり前進できるようなことを考えていくべきだと思うんですけども、それはいかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 今後、今回の条例制定の中で、認定こども園の整備、また、こばと保育所の移転新築等々ございます。今後新しくつくっていくような想定の中の園につきましては、やはり今回のビジョンが実現できるようなハード面、そのあたりは取り込んでいきながらつくっていくというのは当然かなというふうに思います。ただ、既存の園の中で、公私立幼稚園、保育所、認定こども園ございますが、やはりいろいろそれぞれ園の御事情なりもございますので、どこまでできるかにつきましては、やはりハード面だけに限らず、ソフト面におきましても、いかに自然を体験できるような保育室であったりとか、もしくは園の中の環境設定であったりとかいうところ、また、必要に応じて、やはり近くの公園であったり、街なかを御利用される中で、そういったことに触れ合うことについての子供たちに対する投げかけですね、語りかけ、そのあたりが保育士にとっても大事なのかなというふうに思いますので、そういったことをトータルで進めていきたいかなというふうに考えております。 ◎桝村 教育委員会事務局幼児教育施策推進班副班長  本日は幼児教育ビジョンの御説明でございますので、立ち返っていただきまして、7ページをごらんいただきたいんですけれども、伊丹市は、都会にありながら豊かな自然に恵まれていますという形で説明してございまして、伊丹市が持っている自然の資産を活用して、市内の教育施設全体で園外保育等含めて、自然に触れ合いながら、教育を充実させていこうという話でございまして、園内でとどまった自然を何かしようという話では今回はございません。ただ、それはそれとして、別に施設整備というのは今後もちゃんとしていくこととしておりますので、ちょっと先ほど副参事が説明しましたように、そちら、施設整備のほうは進めていきますが、幼児教育ビジョンで言っております自然との触れ合いにつきましては、伊丹市の緑豊かな資産をどう使って教育を高めていくかというところを議論されて、ビジョンとして掲げているもので御理解いただきたいと思います。 ◆服部好廣 委員  議事録の中にも一応そういうことは議論されてますよね。既存の施設だけではなくて、身近なものをどう取り入れていくかということが大事だというふうな話も議論の中ではされておりまして、そういう策定委員会の中でいろんな議論というのは、やはりそういうふうに生かしていただきたいと思うんです。確かに施設を有効活用するのは、それは当然のことですけども、子供たちが接する時間が一番多いのはやはり園庭ですよね、園庭とか、その園の施設なんです。だから、そこをどう充実させていくかというのは、非常に重要な課題だと思うんですよ。だから、それに対して、いや、伊丹市は自然が豊かですから、それを活用しますでは済まされないと私は思うんですよ。やはりそこに対しては、そういうちゃんとした計画をお持ちいただいて、そういう個々の施設も充実させていくということについては、検討していただかないと、これ、せっかくすばらしいビジョンができても、理想は理想、現実は現実だというて、だんだんギャップが開いていくようでは困りますんで、それはそういうふうにやっぱり考えるべきではないと私は思うんですけど、いかがでしょうか。 ◎桝村 教育委員会事務局幼児教育施策推進班副班長  私立の施設整備につきまして、伊丹市に権限があるわけでもございませんので、要はその中で、教育を充実させていくためにはどうしていくかということが重要であると考えておりまして、できることはやっていきますし、委員がおっしゃられているように、方向性としては正しいと思いますので、できることは今後もやっていきますが、基本的にその今の置かれている環境の中で、より充実した教育をどうやってやっていくのかということが今最も重要であるかと考えております。 ◆服部好廣 委員  私立の施設に対して、権限がありませんというのは、それはそのとおりです。ただ、それはそうですけど、同時にやはりいろいろ御指導いただけるという状況も今回は新たにできてきているんで、それはそういう範囲になるとは思いますけれども、やはりそういうことを通じてやっていただけると思うんですけど、いかがですか。 ◎桝村 教育委員会事務局幼児教育施策推進班副班長  そういう方向性でお話をさせて、そんな急に変わると思いませんけれども、お話はさせていただくことができるのかなと思いますし、目指す方向性は多分同じだと思いますので、できることをやっていきながら、その置かれている環境の中でより教育の中身を充実させていくことが最も必要なのかなと考えています。 ◆服部好廣 委員  ことばの点で、今回、薫習という言葉が取り上げられておりまして、私も不勉強でして、申しわけないんですけど、ことば文化都市というのを制定された中で使われてきたというふうに書かれておるんですけども、残念ながら、私、これ、今回のリーフレットで初めて薫習という言葉を知りまして、すごい言葉があるんだなというふうに思いましたけど、これ、市民的にはどのぐらい周知されている言葉なんでしょうかね。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 確かにおっしゃるように、ことば特区の際にはこの薫習という言葉を用いておりましたが、今現在、市全体でどれぐらい周知されているかということにつきましては、なかなかちょっと難しい部分であるかなと思います。ただ、審議会の中でも、この薫習という言葉がやはり教育そのものであり、よい環境の中で育つことで、じわじわとゆっくりと身についていくという、すばらしい言葉だということで、ぜひともこの言葉を使いたい。言葉の部分で薫習という言葉を用いてますが、やはりこれは教育全体にかかわることではないかということで、今後市民の方も聞きなれてはない言葉だと思いますので、丁寧にここら辺は説明をしていきたいというふうに考えております。 ◆服部好廣 委員  わかりました。  続きまして、こちらのほうの15ページ、これから幼児教育をどういうふうに充実させていくかということが書かれておりまして、なかなかすばらしいことが書いてあるなというふうに思いました。乳児や1、2歳児など、発達過程の初期にある子供にとっては、何よりもまず一人一人の子供が快適に生活でき、健康で安全に過ごし、生理的欲求が十分に満たされることが大切です。そして、子供のさまざまな欲求に対して、大人は愛情豊かに応答的にかかわることで、愛着のある大人への安心感を基地として、自分の身近な環境に向かって探索を始めるようになりますと、このようになるべきだというふうに思います。すばらしいことだと思うんですけど、同時に、やはり伊丹市としての取り組み、これはそういうことですね。わかりました。  それから、幼児教育から小学校への接続の話です。4番目、20ページですね。ここで、2段落目のところですね。幼児教育から小学校教育への接続において大切なことは、小学校教育の先取りをすることではなく、幼児が遊び、幼児期にふさわしい生活が充実、発展することを援助することです。そして、幼児教育では、幼児期の学びが小学校教育においてどのように生かされていくのか、小学校教育では、幼児期には何が育ち、どのような経験をしてきたのかということを相互に知り、理解することが必要ですということで書いてあります。このこと、重要なことだと思うんですけども、これはやはり保護者や市民の皆さんによく理解をしていただくことがすごく大事なことではないかというふうに思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 本当にこの今読み上げていただいた部分が非常に大事だというふうに考えております。幼児期から小学校教育の接続ということで、やはり小学校のお兄さん、お姉さんとかかわることが大事なんだというようなことをよく言われますが、今求められていることは、ここに示しておりますように、まずは幼児教育というもの、乳幼児からの小学校までの教育がきちっと子供の発達の道筋に沿って、そして、ふさわしい生活を幼児期にするということが大事だということ。そして、10の視点が上げられておりますが、その10の視点の方向性に向かって子供たちを育んでいくということが大事だということ。そして、小学校側にとったら、その10の視点を窓口にして、幼児期ではこんなことが育ってきたから、それをもとに小学校での教育をしてくださいということを小学校の側にお願いしたいですし、幼児教育の立場からは、小学校教育の4月、5月、6月ではこういう授業をしたり、こういうような活動をするから、幼児期ではこんなことを育んでおきましょうというような、相互の理解とか、そういった情報共有が必要だというふうに感じておりますので、接続というところの説明については、そのあたりを丁寧に、特に保護者の方には説明していきたいというふうに考えております。 ◆服部好廣 委員  よくわかりました。よろしくお願いします。  続いて、あと、策定委員会のことについてお聞きをいたします。7回開催されたということで、ここに日程も入っております。7回目は提出だけですから、実質審議をされたのは6回ですね。今現在ホームページにアップされているのは4回までの議事録がアップされております。一応ざっと目を通させていただきましたですけども、5回目、6回目の議事録というのはいつ発表されますでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 第5回につきましては、書面開催ということで、主に委員の皆様からこの幼児教育ビジョンの素案にいろいろ書き込んだり、御意見をいただきました。ですので、それを議事録でまとめるということではなくて、いただいた意見を事務局で保管をしております。第6回につきましては、間もなくホームページに上がる予定でございます。 ◆服部好廣 委員  第5回が書面審議ということになって、多分これのもとになった分が具体的な議事録に添付資料としてついてましたけど、あれをたたき台とされて、それに対するいろんな御意見が各委員から寄せられたというふうに思うんですけども、それをこの形にまとめる過程というのが、やはり各委員がこれにいろいろ書き込んで、それを提出されて、それを取りまとめて、これにされたという、そこの過程が結構重要だとは思うんですよね。やはりいろんな御意見があるものを、それをこの文言にしようということでまとめるいうことですから、それなりに重要なところがあるんですよね。ですから、これ、今おっしゃったように、議事録にはできないけど、書面はちゃんと保管されてると。できればその書面は、ちゃんと議事録という扱いにして、誰もが見れる状態にしていただけないだろうかと。本来それが議事録というものではないかというふうに思うんですね。特に今回の場合はたった6回しか開かれない上で、この5回目というのは大変重要だと思うんですよね。だから、その点については、ぜひそのようにしていただきたいというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 第5回の書面開催でいただきましたものは、第6回の審議会の際に、例えば簡単な文意については、こちらで判断して修正をさせていただきましたが、やはりテーマの部分にかかわるとことか、育てたい子供像にかかわるとことか、議論をいただかないといけないところは、全て第5回でいただいた書面は会長の学識の先生にもお持ちいたしまして、どの部分について、次回の第6回で検討しようかという議論をしてまいりました。そして、第6回の素案には、例えばこの文章とこの文章、どちらがいいか、これはぜひとも議論が要るということについては、第6回の素案で皆さんにお示しするときに、2つ併記をして、どちらがよいでしょうかというようなことも丁寧に一つ一つ議論してまいりました。5回につきましては、皆様、委員の皆様、こういった冊子でそのまま書き込んで送ってくださる方もいらっしゃったら、メモ書きで下さる方もいらっしゃいましたので、そのまま今現在大切に保管させていただいているところでございます。 ◆服部好廣 委員  わかりました。ということは、一応第6回を見れば、いろんなことがわかるというふうに判断してよろしいですかね。わかりました。  もう一つお聞きいたします。1回から4回まで、ずっと出てる議事録を見ておりました。1回から3回まではいろいろな御意見が交錯してまして、これはやっぱり議論していくの大変だなというふうに感じておりましたが、4回目になったら、最終素案がぽんと出てくるわけですよね。当初、委員長も、いや、これを4回で、第6回で仕上げるのは大変だというふうにおっしゃってたような状態もありまして、確かに私も見て、これ、4回、6回、具体的には4回でいろいろ議論して、5回目、6回目はそういうふうに仕上げるという形になりますよね。これだけのものをこの短時間で仕上げるというのは、ある意味大変なことだというふうに思うんですけどね。そこでやっぱり議事録の中でも、多分学識経験者のお二人がこの愛情、自然、ことばというキーワードを提案されておりまして、かなりリーダーシップをとっていただいているという感じなんですけども、どうもほかの委員の方との間にかなりギャップがあるんじゃないかという感じがしまして、本当にこういうことで審議会って、本当に十分な意見がこれで出し合えたのかなというようなことをちょっと感じたんですけど、その辺はいかがでしょうかね。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 本当に実質6回でこの中身を吟味してまいりました。特に第1回の審議会では、現状と課題とか、伊丹市の子供の実態とか、子供を取り巻く環境について、随分たくさんの御意見が出たと思います。ここでやはり愛されて育つことって大事だよねとか、今この時期だから、愛情とか、そういうことを共通理解することが必要だよねとか、今現在、幼児教育の重要性がいろんなところで叫ばれている中で、参加された皆様もそういったところに随分共感していただいたのではないかというふうに感じております。そして、服部委員おっしゃるように、第2回では、主な方向性を2人の学識の先生から出していただきましたが、その回につきましても、審議会の委員の皆様は共感、それでいいんではないかというような方向性を共有したというふうに認識しております。 ○篠原光宏 委員長  服部委員、ほかにもたくさんの委員、きょう出席してますので、質問したいと思いますので、そろそろまとめていただけますか。 ◆服部好廣 委員  はい。では、あともう1点だけお聞きいたします。また、足りなければ、もう一遍回していただいたらいいんですけども、議事録の中で一つ気になったことがあります。それは、1回目から4回目まで1回も出席されてない方が1人いらっしゃいます。多分6回目も出席されてないんじゃないかと思うんですけどね。大方先生ですね。これ、一貫して出席されないというのはどういうことなんかなというふうに思うのと、それから、議事録で、途中から欠席ではなくて、はなから名前が、出席でも欠席でもない形で議事録に入ってこないんですよ。それ、もう一方いらっしゃいまして、もう一方は、1回目、2回目で出席して、あと、ずっと欠席したという方ですよね。誰だったかな、佐伯さんは3回目以降は出席されてない。ちょっとこれ、先ほど6回ということで、短くって、大変な状態で皆さん頑張っていらっしゃったのに、はなから出席できないことがわかっていた人をどうして、これ、委員にしたんですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 全部欠席でかなわなかったのは、大方教授でございます。大方教授につきましては、ぜひともこの委員会に入っていただきたいということで御依頼を申し上げてました。大方教授のほうも、参加できるときはするということで、お声をいただいておりましたが、大変忙しい先生で、ただ、大方先生につきましては、平成26年度の学校教育審議会の会長でもいらっしゃいましたので、ぜひとも、伊丹のいろんな背景を御存じですので、御助言いただきたいというふうに考えて、お声をかけさせていただいておりました。ただ、議事録やこの資料とか、議論の過程については、その都度、大方教授のほうには御報告と御助言をいただいているところでございます。あと、佐伯先生につきましては、最後の回もお越しいただいてたかなというふうに認識しております。間、お休みされたところもありますが、最後の回も出席いただいてたかというふうに認識しております。 ◆服部好廣 委員  わかりました。従来から申しておるんですけど、市民枠はかなり限られておりまして、はなから出席困難な先生がいらっしゃるんでしたら、それをやはり市民枠に広げていただくとか、そもそも今回も保護者の人がお二人で、市民枠は1人という状態なんですよね。そもそも狭いんで、これはやはり拡大していただくように検討していただきたいということを最後に申し上げまして、私の質問は終わらせていただきます。 ◆保田憲司 委員  今、服部委員が質問された議事録のことについて、関連で質問させていただきたいと思うんですけども、まず、第1回、今のところ、第4回まで議事録のほうが作成されているんですけども、第1回、第2回で欠席者というふうな形で明記してあったのが、第3回、第4回では明記してないというふうなの、これは何か理由があるんでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 済みません、その部分については、特に理由はございません。 ◆保田憲司 委員  公式な議事録ですから、様式については統一したほうがいいかと思うんですけども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 おっしゃるとおりだと思います。 ◆保田憲司 委員  わかりました。  次に、一度も出席されなかった委員がいらっしゃるというふうなことなんですけども、その方は、一度も出席されませんでしたけど、委員として学識経験者のところで分野としては載ってるというふうなことなんですけども、先ほど服部委員の答弁で、2人の学識者の方からいろいろ御検討いただきましてというふうなことで御答弁があったかと思うんですけども、1人は会長、4人のうち1人は会長で、仕切り役としてやってるわけで、2人はおっしゃられた副会長というふうなことだと思うんですけども、その大方さんですか、は1回も来られてないというふうな形ではあったけれども、学識経験者として入っておられるわけですから、この方の意見というふうなのもぜひ聞きたいというふうなところでの委員会だったと思うんですけども、そのあたりはどうだったんでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 もちろん御存じの方はいらっしゃると思います。大方先生が平成26年度から審議会で会長さんをしていただいているということは、市民の中でも御存じだと思います。どうして来られないんですかというお声は審議会のメンバーの方からもいただいておりました。ただ、先ほどからも言っておりますように、本当にお忙しい先生でしたので、その都度御説明をして、御報告をして、最終的にはこのカリキュラムのほうでも御助言をいただいてしているところでございます。 ◆保田憲司 委員  お忙しい先生だというふうなところは、そうなんでしょうし、それは事前からもうわかってたというふうなことだと思うんです。さらには、カリキュラムのほうの策定のほうのアドバイザーとしてもなっていただいているというふうな重要なポジションをされている方だというふうなところだというのは認識するんですけれども、やはり委員として選ぶ場合は、一番初めのときに、委員の委嘱、任命というふうなことをしてますよね。ですから、やはりそれに当たっては、委員として、委員の一員としてやっていただくというふうなところがあっての委嘱、任命だと思うんですけど、そのあたりいかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 委員おっしゃるとおりだと思います。ただ、先ほどからも言っておりますように、大方先生が伊丹市のいろんな背景を御存じだということ、また、あわせて、保育所の道しるべという保育所のカリキュラムのほうにもかかわっておられる先生で、随分前から伊丹市を御存じでいらっしゃいます。ですので、今回、大事な伊丹の幼児教育の方向性を決めるときに、全部回は出席かなわなくても、大方先生の御意見がいただきたいというふうに考えておりました。 ◆保田憲司 委員  わかりますが、そういう意味で、1回、2回来れないとかいうならまだわかるんですけども、全部来れないというふうなことになると、やはり他の委員の方からしても、自分たちも、それこそもう全部出席されている方なんかからすると、いやいや、何で1回も出てこないのというお声は出てきて当然だと思うんですよ。もし、事前に、そういうふうな形でお忙しい先生だけど、やはりそういうふうな識見をぜひとも受けたいというふうなんであれば、顧問であるとか、何かそういうふうなもう別枠のポジションとかしておくとかいうふうなこともできたんじゃないかというふうに思うんですけども、そのあたりいかがですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 今回のこの学識経験者の方につきましては、先ほども答弁を主幹のほうがさせていただきましたけれども、この大方先生については、やはり教育関係だけではなくて、保育所関係もかなり精通していただいてたというところで、何とか御意見、このビジョンの中にいただけたらなという思いでさせていただいた。結果として一度もちょっと出席がかなわなかったということは非常に、あくまで結果としては残念なことでありましたけれども、そういう意味では、我々としてはこのビジョン幼児教育ビジョン、伊丹市の中にぜひともそういった直接その会の中で、策定委員会の中で御意見いただきたかった一人であったということでございます。ただ、今回のことを受けまして、今後そういったところは慎重に対応していかなければならないのかなというふうに、改めて次の機会がありましたら考えていきたい。 ◆保田憲司 委員  当局のほうの考えというのも聞かせていただきましたけれども、やはり公の会議ですし、議事録にしても公に残るというふうなところで、そのあたりをもう少し、しかも、この教育ビジョンの中に含めても、市民さんの関心も高いというふうなところも、ぜひともそのあたりも考慮しつつやっていただきたいと思いますし、今後、今回の策定委員だけじゃなくて、委員会とか、審議会とかもそうですけども、やはりそういうところの委員なんかの方が選ばれるというふうなところはしっかりと認識していただけたらというふうに思います。以上です。 ◆里見孝枝 委員  すばらしいビジョンができ上がったなと、関係していただいた皆さんに本当感謝するところでございます。  一つずつ見ますと、本当に当たり前の言葉のような感じもしますが、本当に深い質の高いビジョンにでき上がってるのではないかなと思ったときに、本当に市民の方、また、保護者の方に伝えていくのは、本当に携わって、現場で携わっていただいている保育関係者の先生方かなと思ったときに、この本当にしなやかな表現という一つの言葉をとってみましても、私もすごい好きな言葉で、折れそうで折れないという、そういう人格的なところをどう教育現場で先生方が心にとどめていただくか、そして、その先生方が、また、保育関係者の皆様が子供たちにどう接するか、これを伝えていくのが、また大きなビジョンつくった後の教育委員会のお仕事かなというふうに思いました。  そこで、これはどのように公私立、また、認定こども園で伊丹にお住まいの子供たちに浸透するまで、どのように教育現場のほうでこれを進捗ぐあいを見ながらしていくには、どのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいなと思います。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 里見委員おっしゃるように、これができ上がった後がまた重要だというふうに考えております。どのように、まずは、このビジョンを知っていただくということだと思うんですが、ビジョンカリキュラムにつきましては、各、認可外も含めまして、伊丹市内の就学前施設にお配りするとともに、小学校にも配布をしたいというふうに考えております。また、この概要版リーフレットにつきましては、幼児教育ビジョン周知イベントなども今後開催予定でございますので、そういったイベントでも配って周知をしたいというふうに考えておりますが、里見委員がおっしゃるように、本当に各園所で保護者とじかに接する施設の先生方のお力が本当に大事だというふうに考えております。今週、4月25日には、市内の就学前施設、これは公私立幼稚園、保育所、認定こども園、認可外の先生方にも案内を出しまして、園長、所長会を開催したいというふうに考えております。そこで、まずは、このビジョンカリキュラムができたこととか、幼児教育推進計画全体の計画を説明させていただきまして、それぞれの園でまずはこのビジョンについて保護者の方に説明していただきたいというふうに考えております。カリキュラムにつきましても、先生向けではなくって、幼稚園、保育所、認定こども園において、お母様方、保護者の方にも手にとっていただいて、子供の発達がどんなふうになるのかということを理解していただく一つの手だてになるのではないかというふうに考えております。今いろんなところでそういう話を聞いておりまして、早速このビジョンを例えば誕生会で保護者に話をしてみようとか、そういったことも考えてくださっている園長先生方もいらっしゃいますので、教育委員会としては、そういったいろんな公共施設に配布をしながら、研修会、講演会を開催する。各園所では、本当に身近な保護者の方に一つずつ丁寧にこのビジョンについて保育の子供たちの姿を通して伝えていただく。その両輪でビジョンの周知に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆里見孝枝 委員  ありがとうございます。今両輪でというふうにお答えいただきましたので、本当に保護者だけがこれを読んで、ああ、そうなっていくんだなというのではないと思いますし、また、教育現場にいていただく先生方がこれを本当に私の教育ビジョンというふうに思っていただくことが目の前にいる子供たちの本当に育んでいく教育になるのではないかなというふうに思います。  そこで、また、本当にビジョンを公私立に徹底するのがとても大変だったと宝塚市さんはおっしゃっておりました。そこでの活躍が本当に、何回も私、こんな場で言ってますが、センターがすごい重要な役目をしてたんだというお話が私は本当に感銘しております。そこで、センターの設置は伊丹は平成32年設置で、この2年間、このカリキュラムビジョンが進んでいく中で、どのように現場の浸透ぐあい、進捗状況、また、現場の状況、問題点、そして、在宅の方にはどのようにするのか、その辺はどこがどう責任を持って進めていくのか、また、もし決まってましたら、決まってないともうだめかなとも思いますので、教えていただけたらと思います。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 本当に委員おっしゃるように、センターは32年度までですが、ビジョンは今年度より走り出しますので、周知や保育現場での実践が必要だというふうに考えております。今年度につきましては、幼児教育ビジョンの研修として、年間5回開催を予定しております。内容ですが、やはりこのビジョンを用いまして、伊丹市幼児教育全般についての御説明をまずさせていただきます。そして、愛情についてはどういうことが大事なのか、自然については、ことばについては、それぞれの項目について、それぞれの日を設定しまして、それぞれの先生にお越しいただきまして、国の幼稚園教育要領等の方針とも絡めながら、ビジョンの中身について具体的に説明をしていきたいというふうに考えております。また、愛情、自然、ことばに加えて、伊丹市では遊びを通した学びということにも非常に着目をしておりますので、それにつきましては、また別の先生にお越しいただきまして、遊びを通した学びということで、2回ほど研修会を予定しております。この幼児教育ビジョンの研修、年間5回と、それ以外にも公私立合同研修、これまでもしてまいりました研修会を年間3回、計8回の研修ですので、大体月に1回ぐらいの研修会になるかなというふうに考えております。また、研修会にお越しになれない先生方もいらっしゃいますでしょうし、このビジョンカリキュラムを郵送するだけではなくて、できたら回らせていただいて、お顔つなぎをしながら、ビジョンの周知もさせていただきたいというふうにも考えております。また、先ほど言われました在宅のお子さんにつきましては、本当にこれからどのような実態があるのかというのは、今後きちっと把握をして、対応を考えていくところですので、今後の大きな課題になるというふうに思っております。
    ◆里見孝枝 委員  ありがとうございます。研修会、8回、年にとっていただくということですので、先生方、お忙しいので、御自分の予定など、鑑みていただきながら、参加できるようなものにしていただくのと、今お話の中で巡回ということも考えてらっしゃると。幼稚園に行って研修が、こちらから出前的に行くというのも一つかなとも思いますので、そういうのもしながら、この2年間、また、センターに向けてもこの2年間で行ったことがセンター運営の大きな力になるかとも思いますので、やれることはいろいろ工夫し、知恵を絞りながらやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、この説明会の開始のスタートに関してなんですが、スタートしていただくということで、これ、説明会とございますが、新たに何か説明することがあるということなのでしょうか。それとも、その現場でお話をお聞きするということなんでしょうか。また、今までの御説明をさらにそこの再編される幼稚園に合わせて詳しく今後の流れを御説明するということなのでしょうか。何か新しいことがあるのではないかと御期待だけさせて、行って、また、そうではないようなことが起こってしまうのもとても残念なことでございますし、どのように考えてここに臨むのか、お聞かせいただきたいなと思います。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 今回この説明会につきましては、1月の臨時議会で条例可決いただいたときの附帯決議、また、請願の中で、改めて説明、協議が求められたところでございます。そういった中で、我々も改めてこれをという説明が全体としては、あれから何か変わってるいうことはございませんので、今回趣旨としましては、やはりもう少し細かな意見交換というような形で、もっとこっちから一方的な説明ではなくて、御意見をやりとりできるような会にすることによって進むことができないかなというふうには考えてございます。そういったことから、これまでやってこなかった事前の質問を受け付けさせていただくような形でありますとか、また、参加もどれぐらい来られるかわからなければ、こちらの体制も難しくて、例えば小さなワークショップをするにしましても、こちらの体制が5人であれば、20人来られたら分かれるのもちょっと非常に難しいところもありますので、事前申し込みという形をとらせていただきながら、当然当日来られることは妨げるものではございませんが、そういった新しい取り組みの中で、ちょっとこちらも体制を整えていけたらなというふうに思っております。それと、できる限り小学校区、同じニーズの方が来ていただけるものと、そういうことで小学校区ごとでさせていただいておりますので、できる限りその実際のお話がちょっとできたら、この説明会、この意見交換会が有意義なものになるのかなというふうには考えております。 ◆里見孝枝 委員  ありがとうございます。  事前質問を申し込んだり、事前に申し込みをいただいて、大体来ていただくような人数を把握したいなというようなことでされると。幼稚園や保育所とか、そういうところでしたら、そういう申し込み、始まりますみたいのを掲げていくということですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 各公立幼稚園、保育所につきましては、掲示板のほうに、こういったいついつさせていただきますということで掲示させていただくのとともに、広報、それに伴いますホームページ中で詳しくそういったことをお伝えしていけたらなというふうに思っております。特に事前質問につきましては、やはり限られた時間でございますので、そういったことで、我々もある程度お返しできるようなところと時間が有意義に使えるようなところもありますので、そういったことをいろいろ工夫をしながら進めていきたいと考えてございます。 ◆里見孝枝 委員  充実した内容にやはり、せっかく質問も受ける、申し込みもできるとなると、充実した内容にしていかなければいけないと思いますので、なるべく早く地域の方とか、保護者の方に知っていただくことが大切かなと思いますし、いただいた質問はなるべくお答えしていただきたいなと。途中で、いただいた質問ですよ、事前にいただいた質問を途中でやめてしまうということのないように、当日出てくる質問でいっぱいいっぱいになってしまうということは、時間的にあり得ることかもしれませんが、事前にいただいた質問には十分に考慮していただいて、御納得いただいて、痛みも伴うこともわかって参加してくださってる方々も多くなるかと思いますので、その辺はしっかりこの御説明で皆さんがまた再びそこから改めてスタートが切れるようなものにしていただきたいと思いますので、心を尽くしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆西村政明 委員  まずは、このカリキュラムですけど、これ、委員会中に配られたということなので、このカリキュラムに関する協議というのはまた別日で設定されるということでよろしいでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 幼児教育ビジョン、伊丹市の大きな方向性として、伊丹市の幼児教育ビジョンの御説明をさせていただきたいというふうに考えておりました。カリキュラムにつきましては、主にビジョンを具体的に保育現場でどのようにするかということで、就学前施設に配らせていただきますので、カリキュラムについての御説明は予定はございませんでした。 ◆西村政明 委員  それはちょっと違和感はあるんですけども。というのは、カリキュラムも就学前の施設の関係者が、職員さんが見ればいいということではなくて、これは本来、ビジョンカリキュラムというのは、市民さんであったり、保護者の皆さんと共有をするという話ではなかったですか、違いますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 もちろん就学前施設の先生方、主にですが、保護者の方にも子供の発達の道筋がわかるというものでもありますので、ぜひとも見ていただきたいというふうには考えております。 ◆西村政明 委員  見ていただこうというのはわかるんですけども、ここの文教の協議会で、このビジョンでよいかと言ったら語弊があるかもしれませんけども、内容を見てどうかというのがこの場です。カリキュラムに関しても、当然そのように同じタイミングでやるのであれば、カリキュラムビジョンともに意見を出させてもらうという場があれば結構ですが、いや、カリキュラムは全然別物ですというのは、ちょっとこれは違和感ありまして、ビジョンはやっぱり将来展望や将来像ですから、それを具体的に実現していくためのカリキュラムなわけですから、カリキュラムの中身自体がビジョンビジョンにそぐわないもので仕上がってしまっていては、そんなことにはなっていないでしょうけども、まだ見てないので、何とも言えません。そういうことですから、ぜひとも協議会を持っていただくことで対応いただきたいなというふうには思っておりますし、そもそもこれ、配り忘れたわけではないんですか。見せるつもりではなかったということですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 済みません、お手元に行ってなかったのは、大変申しわけございません。ただ、ビジョンカリキュラムと概要版のこの3つのセットでぜひとも皆様に見ていただいて、御意見いただきたいというふうに考えておりました。 ◆西村政明 委員  これは後に委員長と相談させていただいて、議会のほうで収拾すれば問題ないのかなと思いますので、ここはやはりビジョンカリキュラム、ワンセットですから、これが委員会の途中で出てきてもかなわんなというのが正直なところです。  確認をしてまいりますけど、先ほど里見委員のほうからも、ビジョンカリキュラムの周知をどうしていくのかというところで、就学前施設、小学校やイベント、主に園の先生方に見てもらいたいということだと思うんですけども、先ほども申し上げたとおり、保護者さん、特に保護者さんが伊丹の幼児教育はこう進めていくんだよということを共有していただくということは非常に肝心だと思っておりますので、その点で、それぞれの園において、保護者さんには説明を行うという予定にされているということですが、配布されるものはどんなものを配布されますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 各幼稚園、伊丹市内の全部の保護者のお手元には、そういったイベントなんかを機会にお手元に見ていただくというふうに考えております。各園には、このビジョンカリキュラムも概要版のリーフレットもそれぞれ置かせていただきまして、保育の現場で園長先生や先生方に使っていただきながら、保護者の皆様にも知っていただくというふうに考えております。また、子育て支援センターとか、むっくむっくルームとか、そういった公共施設にもこのビジョンなんかを置かせていただきまして、皆様のお目に触れるようにしたいというふうに考えております。 ◆西村政明 委員  予算の関係があるので、ばんばん刷って配りまくるというわけにはいかないのかもしれませんけど、今の話ですと、もう口頭だけで説明をして、各イベントなり、施設には配置はしているけども、保護者さんにはお手元には何も残らない状態で説明だけされるという、そういうことで間違いないですか。何か配らないんですか、配布物はないのか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 今のところはそういったイベントや各園所で手にとっていただくというふうに考えております。 ◆西村政明 委員  手にとっていただくというところをどう捉えたらいいかなんですけど、それは目についた人が、これは何かできてるなと、幼児教育ビジョン、そういえば、そんな話あったなということで、関心のある方がとるというだけの話なのか、それとも、手にとっていただくように、1世帯に1部ずつ配布するのかといえば、恐らく前者なんですよね、関心を持った人がとられる。それで本当に幼児教育ビジョンなりというところの共有って図れますか、大丈夫ですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 置いていて、興味のある人だけごらんくださいというのではなくて、施設の先生方には積極的に、例えば学級懇談とか、PTA総会とか、折に触れて、このビジョンについては保護者の方に説明していただきたいというふうに考えておりますし、教育委員会としましては、周知イベントやそういった保護者向けの講演会なんかも開催して、積極的に周知をしていきたいというふうに考えております。 ◆西村政明 委員  方法はいろいろあるとは思うんです。これを、だから、園に置いておいて、園長先生、保育士さんなり、幼稚園教諭ですかね、とか、こども園の先生が伊丹の幼児教育ビジョンというのが、こういうのが定まりましてということで丁寧に御説明をされて、それを保護者さんが理解をして、ああ、そんなふうに伊丹は今向かおうとしてるんだと、じゃあ、うちでもそういう保育、教育、実践してみようかなという気になってもらえれば、それで結構かと思うんですけども、言ってることとか、そもそも共有すると言っておきながら、とるもとらないも自由みたいな格好になってしまうようでは、これは全然いけなくて、そういう意味では共有を図れないのかなというふうに思ってしまいますから、その辺はしっかりと保護者と連携ができるような形というのをしていただきたいと思うんです。その今ビジョンカリキュラムについては、今、これ、カリキュラムはありませんが、ビジョンは協議中ですので、これ、就学前施設でこのビジョンカリキュラムを用いられるのは大体何月から、いつからとお考えですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 カリキュラムですか。 ◆西村政明 委員  ビジョンカリキュラム。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 4月25日には全就学前施設の園長先生、所長先生方にお集まりいただきまして、ビジョンカリキュラムの御説明をさせていただきたいというふうに考えております。その後、早急に各園所にお配りさせていただくというふうに考えております。 ◆西村政明 委員  4月25日に集まって、その後、速やかにということですけども、その後、先ほど言われた保護者さんに説明を開始されるのはいつごろというふうに考えてらっしゃいますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 保護者の皆様につきましては、各園所で折りに触れて御説明はされるかと思いますが、教育委員会としましては、まずは幼児教育の周知イベントとしまして、6月にこのビジョンの周知をさせていただきたいというふうに考えております。主にこのビジョンを保護者向けの講演会なんかも催しまして、愛情、自然、ことばといった、その重要性なんかについて講演会をしたいというふうに考えております。 ◆西村政明 委員  これは保護者さん向けの説明というのは、これはそれぞれに個別に考えていただいたらいいのかと思いますけども、やはりそこに保育や幼児教育に携わられる方、御自身がこのビジョンカリキュラムを十分把握しない状態で説明をされたら、それこそ浮ついたことになってしまって、全く入ってこないということになってしまいますので、しっかり実践とか踏まえて、このビジョンカリキュラムで説明できるわという時期を見て、やっていただきたいと思うんです。それは要望でお願いいたします。  先ほど、これも里見委員からしなやかなという表現がすばらしいということでおっしゃっておられて、私もそうだと、策定委員会の中の議論の過程を見ながら、そう思っておったんです。ただ、このロゴですね、「いきいきたくましくみらいへ」というところ、これ、あくまで伊丹にこだわって、い、た、みにこだわって、「いきいきたくましくみらいへ」というのをつけられたと思うんです。ただ、ここのたくましくがすごく気になって、ここはしなやかにという表現がよろしいんではないかというふうに発言されたというふうに私は記憶をしておって、でも、ここをしなやかに、い、し、みになってしまいますので、伊丹じゃなくなってしまうんですけども、それよりまして、このたくましくを採用された理由というのはわかりますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 伊丹のこの幼児教育のキャラクターとして、「いきいきたくましくみらいへ」という、これは本当に策定委員会ができる前に、とにかく伊丹の幼児教育を知っていただきたいということで、こういったキャラクターやこういった文言を考えた次第でございます。ですので、い、た、みも兼ねておりますが、この「いきいきたくましくみらいへ」という言葉は、とにかく伊丹の幼児教育を皆さんに知っていただきたいということで、当初考えていた言葉でございます。ただ、今回、いろんな御議論いただきまして、最終的にはこういった「豊かなふれ愛でひろがる幼児教育~「愛情」「自然」「ことば」~」、また、たくましいよりもしなやかというほうがいいよねという御意見もいただきましたので、今この伊丹の幼児教育基本理念をここにデザインするとか、その辺のことも考えたりしているところでございます。 ◆西村政明 委員  それ、い、た、みで語呂合わせをしたいという思いはわかるんですけど、やはりたくましくの持つ意味とか、何をそこに求められていくのかということを想像したら、これはやはりたくましくというのは、あんまり幼児教育なんかにそぐわないんちゃうかなという御意見で、そこの深い理由までは御説明されなかったので、議論は深まりはありませんでしたが、その点もしっかり考えて、運用上はやっていただきたいと思います。  あと、遊びを通じて質の高い幼児教育を提供していくというところを何度か表現されておりますけども、私、これ、まじまじと見させてもらって、ありのままのあなたでいいよというような表現がすばらしいなと思ったんですけども、一つは、ありのままのあなたでいいよといっても、そのありのままのあなたでいいということを本人自身の努力で何とかなるというわけではなくて、それは外から、特にかかわる大人のサポート、応答力とかいう表現されてたかな、そういう形で支える周りの環境があってこそなんですよね。だから、子供同士がお互いに認め合いなさいとか言っても、そんなことは通じないですよね。ですから、ここの愛情というところの幼児教育を実現させようと思えば、これは子供たちにどうこうという以前に、保育士さんの持つ多様性であったりというところをまず教育していかなければならないと思うんですけども、その点というのは新たに何か考えられていますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 西村委員がおっしゃるとおりだと思います。本当に今まさに、公立幼稚園なんかでいいますと、4歳児が、新入園の4歳児が入ってきまして、不安なお子さんもたくさんいらっしゃって、泣いてるお子さんもたくさんいらっしゃるんですが、そんな泣いたり、困ったり、時にはお母さんって叫んでる姿も見られるんですが、ありのままの私というのは、やはりどんな姿を見せても丸ごと受けとめてくれるって、その安心感がまずは大事だというふうに思います。子供の立場からすると、ありのままの私を認めてもらってるという実感はないんですが、自分のことを理解しようとしてくれてる人がそばにいるというのは、子供たちなりに考えているところでございます。ですので、ありのままの私を大切にするということも多様性につきましても、本当に大人の姿勢が一番だというふうに考えております。特に多様性につきましては、乳幼児期の子供は元来多様な人たちと向き合うマインドを持ち合わせているというふうに大学の先生なんかがおっしゃっております。多様性を受け入れることに本来子供は何ら抵抗を持っていない。ただ、どうして持つようになるかというと、やはり大人が多様性に違和感を持ったり、そういうふうなことを排除したりする、そういった姿勢を見て子供たちはそういうことを感じていくんだというふうなことも言われておりますので、ここの愛情につきましては、子供にありのままの私、まずは自分を大事にしてほしい。そして、多様性を認めてほしい、そんな子供に育ってほしいって考えておりますが、基本となるのは大人の姿勢だというふうに考えております。審議会の中でも、子供の課題というよりも大人の課題だよねという話が随分出てまいりました。ですので、この辺の愛情については、特に丁寧に、全ての大人の方たちに理解していただくように説明していきたいというふうに考えております。 ◆西村政明 委員  前にも何度か例に出させていただいて申し上げてるんですけども、例えばジェンダーフリーみたいな保育が保育現場では行われているけども、いざ家に帰ったら、あんた、男なのに、そんなめそめそしないっていうことを言われるような家庭やったら、子供自身はどちらを大事にしていいのか、どちらが正しいのかってわからなくなってしまう。だから、その辺が家庭と保育現場、幼児教育の現場との連携を密にすることだ思っていて、ただ、その辺の感性というのは、まず公教育、幼児教育をされるところであったり、保育をされるところが備えていないと、そういう展開はできないですよね。だから、そこはしっかりとやっていただくことが肝心だし、こうやってうたわれた以上は、今まで以上にしっかり取り組んでいただきたい。あとは、遊びの中で、ずっと読ませていただいて、一つちょっと違和感があるなと思うのは、遊びというのは、やはり子供と子供同士の主張の争いみたいなところがあって、いわばおもちゃのとり合いであったり、ルール自体に文句があるとかいうところで、トラブルが起こってこそ子供たちが互いに気持ちよく遊ぶためには、自分のこう主張したいけども、ここを譲るというような、その辺の調整であったりという部分が大きくあるんじゃないかって私は前から思ってたんですけども、そういった表現がこの遊びの部分で全然出てこないんですね。子供同士のいさかい、トラブルみたいな部分の表現はないんですけど、そういう観点というのは遊びの中にはないんですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 委員が言われるように、子供の葛藤体験ということが大変重要だというふうに現在言われております。このビジョンの本編の11ページのなぜ遊びが必要なのでしょうかというところの3段落目ですかね、何よりも大切なことはということで、ざあっと下まで書いてあるんですが、ここが遊びに必要な要素、学びにつながる遊びに必要な要素だというふうに考えております。なかなか葛藤体験という言葉は出てないんですが、確かに仲よく遊ぶだけじゃなくって、意見と意見をぶつけて、きょうは我慢するという日があったりとか、それは大人が我慢しなさいというんではなくて、子供自身がきょうは我慢したほうが楽しく遊びができるというふうに子供自身が納得して折り合いをつけるということが大変重要だと考えておりますので、そういった言葉は出てないんですが、例えば何よりも大切なことは、子供が自分で好きなこと、やりたいことを見つけること、その楽しさや喜び、悔しさなどを共感できる仲間がいること、そういった、きょうは思いが通らなかった悔しさとか、けんかをして悔しいとか、そういったこともここに織りまぜております。ですので、西村委員がおっしゃる、そういったトラブルなんかは、本当にこの幼児期において重要な学びの一つだというふうに考えております。 ◆西村政明 委員  最後に、私もずっと子育て終えてない、今、継続中ですけども、4人目もついに就学前から小学校のほうに上がらせていただきまして、この間、就学前ですごい思いましたのは、やはり自分自身の子育て感というのは家庭の中で向き合ってる我が子との関係でしかないですよね。多少それが広がって、近所の子とかあるかもしれませんけども、基本的には子育て感というのはその中でしかない。兄弟のいらっしゃる家庭なんかでは、兄弟との関係の中からどのように自分の思いを主張して、どこを協力し合ってとか、妥協して、調整してということをやるかというところは見れますけども、それがいざ社会に出たときに、うちの子がどういうふうに振る舞っているのかとか、何を学ぶべきなのかということは、これは一歩外に出た公教育の場や保育の場から情報をいただかないとわからないんですよね。ですから、その家庭の中で完結している問題だけではなくて、社会性を身につける、その場からいただける情報というのが非常に子育てにとって有意なものであるし、その点、今回ビジョンで共有していこうということになっていますから、しっかりとその辺の連携がとれるような、ビジョンができたことで連携がとれてきたなと思っていただけるように進めていただくようにお願いしておきます。 ◆高塚伴子 委員  内容については、策定委員会の皆様が御努力されてつくっていただいたことなので、それほど知識のない私が触れることではないと思いますが、ちょっと言葉遊び的なというか、抽象的な表現が非常に多くって、読んでくださる保護者さんとか、あるいは具体的なカリキュラムがあるにしても、ちょっと理解ができないな、本当に何を目指しているのかわかんないというところも幾つか感じられるんですが、でも、策定委員の皆さんの総意でつくられたので、それはそれで尊重させていただきたいと思います。  先ほどから、この刷り物をどうするんだという話が出てきているので、もう少しきちっとお答えいただきたいんですが、この概要版は2万部印刷されてますよね。保護者には、例えば3、4、5の就学前施設の子供さんたちの親御さんには配られないということですね。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 今のところは、全家庭に配布するということではなくて、イベントやそういった各園所で置かせていただくというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  今1学区で大体2000人ぐらいになりますので、例えば3歳と5歳の子供さんがいる家庭もありますでしょうから、いないと考えても1学年に対して2000部配れば済むことなので、掛ける3で6000部。2万部から6000引いたら1万4000残りますので、私たち、これ、いろんなところでいただくことになるのかなと考えるんですけれども、2万印刷されているんだったら、園、保育所を通じて配布されれば、多分満遍なく見ていただけることになると思うので、そのあたりは計算に入れての2万部じゃなかったんですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 高塚委員おっしゃるように、できるだけいろいろな方には見ていただきたいというふうに考えております。おっしゃるように、本来なら、各家庭にお配りをして、本当におうちに置いていただいて、いつでも見れるというふうにすると、さらに周知ができるのではないかというふうに思いますので、今後少しその点については検討させていただきたいというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  知っていただきたいのは、やはり就学前施設を利用される子供さんの保護者さんなわけですから、2万のうち6000をそこに配布したところで、じゃあ、残り1万4000、十分にありますよね。関係ないというわけではないんですけども、地域の方だったり、高齢者の方がイベントで強制的にいただく場合もあると思いますので、一番必要な人にまずお渡しをするということが必要ですので、これはもう必ず園を通じ、園や保育所を通じて、まず保護者の方にはお渡ししていただかないと意味がないと思いますので、その点は要望しておきます。  次に、カリキュラムは、これは2000部印刷されてるんですけれども、就学前施設の先生方、保育者さんと、あと、小学校の先生方に配ると、2000部で足りるんですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 例えば就学前施設のお一人お一人の先生方というのは少し難しいかもしれませんが、担任をしていただいている幼稚園、保育所、認定こども園の担任の先生、あと、小学校につきましては、1年生の担任の先生なんかも考えて、今現在2000部でいけるのではないかというふうに考えております。ただ、各、私立なんかにおきましては、どの程度クラスがあって、どのような先生がいらっしゃるか、隅々まで把握ができておりませんので、4月25日の施設長会で一定担任の先生にお配りしますが、もし足りないところがあったら、随時言ってくださいというようなアナウンスもして、必要な分、行き渡るようにしたいというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  クラス数は多分、公立幼稚園公立保育所わかると思いますし、私立も委員の中に私立幼稚園の方が入ってらっしゃるので、それはわかると思うんですが、そのクラス数で担任の先生となると、何人ぐらいですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 今ちょっと考えておりますのが、例えば公立幼稚園であれば、大体2学級、どの幼稚園も2学級、私立幼稚園であれば、3、4、5の3学年があるということで、また、保育所につきましては、6学年あるという計算で、私立保育所につきましても、6学年あるところと、小規模保育ですと3学年のところもございますので、そういったことも考えて、そこから担任の先生が、保育所につきましては複数担任のところもありますので、大体担任の先生がいらっしゃるということで、学級数で換算しているところなんですが、例えば補助先生がいらっしゃったり、いろんな立場の先生もいらっしゃって、その先生方にもお配りしたいという施設がありましたら、随時お声を聞いてお配りしたいというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  いや、私が聞いたのは、何クラスあって、先生何人で、この2000部印刷してるのんが足りるのかなって思ったので、何クラスで何人に渡るんですかというふうに伺ったんですが。  では、出てなかったら、本来であれば、誰に渡さないといけなくて、そのためには何部印刷する必要があって、プラスアルファはどれぐらいかということを考えないと、印刷部数が出てこないと思いますので、残してももったいないですし、本当に要るものだったらきちっと渡るように印刷されないといけない。これだと、1部118円かかりましたって書いてあるんですけれども、後で追加印刷よりも最初に必要部数はきちっと計算をした上で、必ず必要な人には渡るようにしていただかないといけないと思いますので、必要な人にはきちっと渡す、渡していただくようにお願いをしておきます。同じことがこのビジョンのほう、こちらは1500部で若干印刷部数に差がありますので、多分これ、セットでお渡ししたほうがよければ同じ印刷部数になるのかなと思いますので、今後いろんな刷り物をされる場合にもきちっとニーズを、対象の人でニーズをきちっと計算した上でお願いをしたいと思います。  印刷物については以上なんですが、対象施設、カリキュラムのほうはゼロ歳からになってるんですけども、このビジョンの対象施設というのは、これはこちらの幼児教育推進計画では、幼児教育は3歳からと位置づけているんですけれども、カリキュラムはゼロ歳からになっているので、伊丹市としては、幼児教育というのは、やっぱりゼロ歳からと考えていらっしゃるということになるんですかね。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 委員おっしゃるように、カリキュラムはゼロ歳から、そして、ビジョンも、ビジョンの中にも示しておりますように、乳幼児期からの幼児教育が大事だというふうに示しておりますので、ビジョンにつきましても、ゼロ歳から、大きな幼児教育の方向性を考えているところでございます。 ◆高塚伴子 委員  前回というか、この常任委員協議会等で幼児教育は何歳からですかという話が出ていたと思うんですが、3歳以上はカリキュラムが統一されたということで、そこの部分でビジョンなりが出てくるというところの説明があったと思うんですけれども、今おっしゃったみたいにゼロ歳からを幼児教育と考えるのであれば、幼児教育、就学前施設に行ってない家庭への支援ということが必要になってくると思うんですけれども、そこに対しては、服部委員の質問にもお答えがありましたけれども、今後実態を把握した上で対応していくという御答弁あったんですが、今後どのような調査なり、実態把握なりをされていって、どういうふうな支援をされていくのか、もし今考えをお持ちでしたらお願いします。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 就学前、在宅のお子さんについてですか。確かにほとんどのお子さんが現在いろいろな就学前施設に行かれているんですが、やはり教育委員会なんかにも5歳になっても在宅でいらっしゃるようなことがあって、今から幼稚園に入りたいんだというような御相談もあったりします。そういうところの在宅にいらっしゃるお子さんをまず実態を見るというところが大きな課題ですが、それについては、一つは、保健センターなんかとも情報共有をするとか、いろんなところの施設とかかわって情報をいただかないといけないと思いますが、それについては今後十分に検討していくことだというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  以前は3歳以上を幼児教育と位置づけていらっしゃったのが、今回のビジョンカリキュラム見せていただくと、ゼロ歳からを幼児教育と位置づけましたと今御答弁されたわけですよね。3、4、5のちょっと3は置いといて、4、5はほぼ100%の方が就学前の施設、どこかには行っていらっしゃるけれども、ゼロ、1、2に関しては、保育所ニーズも高いけれども、なかなか入れない方もいらっしゃる。3歳までは家で見たほうがいいという考えの方もいらっしゃるし、下のお子さんがまだうんと小さいので、おうちで子供さんを見ているという家庭もあるということを考えたら、ゼロ、1、2のお子さんをお持ちの家庭の保護者の方は在宅が多い。では、その多い在宅の方にどういうふうに教育ビジョンをお知らせをして、幼児教育の支援をしていかれるか、そこの部分を、もう3、4、5じゃなくって、今ゼロ歳から全部が幼児教育だとおっしゃったので、だったら、ゼロ、1、2の在宅の方の御支援はどうされるんですかということが知りたかったんです。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 ゼロ、1、2の子供さんや保護者の方の支援につきましては、今も少し子育て支援センターなんかに伺って、どんなような講座をされてるのかとか、そういった子育て支援センターでされているような実態なんかもお伺いしているところでございます。ですので、子育て支援センターやむっくむっくルームや、例えばボランティアでされている共同保育さんやサークルネットワーク会議といって各サークルの方が代表の方が集まって会議されているような場もございますので、そういったところにぜひとも出向かせていただきまして、幼児教育ビジョンの周知に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  教育というと、教育、今いらっしゃるのも教育委員会の方なんですけれども、ゼロ、1、2ってなると、今度子育て支援のほうになるので、教育とは年齢で教育と違うような部分にあるんですけれども、そこにちゃんと子育て支援施設だったり、保育のところに教育委員会の方が出向いてビジョンのことをお知らせしていただけるということですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 そのあたりの今後連携も必要になってくるかと思いますので、教育委員会としては、そういったゼロ、1、2のお子さんの実態とか、保護者の方の実態なんかも、今後まだまだ不十分ですので、見ていかないといけませんし、十分にそういった子育て支援センターとは連携をとっていきたいというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  施設によって、福祉の部分と教育の部分に分かれているんですけども、今おっしゃったみたいに、ゼロ歳からを幼児教育と考えられるのであれば、福祉、保育所の部分と協力をしていただく、連携をしていただいて、お互い協力しながら、よりよい幼児教育に向けて取り組んでいかれるといいなと思いますので、期待しておりますので、よろしくお願いをいたします。  説明会の開催について、再編対象となる小学校区だけというふうに書かれているんですが、例えば伊丹幼稚園は残る存続園になるんですけども、その伊丹小学校区の方でも、南西部認定こども園だったかな、児童センターのところにもし認定こども園ができたときには、別に同じブロック内ですから、通うことが可能だと思うんですけれども、残る園についてもクラス数がふえたりとか、拠点園になったりして、園自体も今までとは同じにはいかないということが出てくると思うので、全園で開いたほうがいいのかなって思うところがあるんですが、それは変更が全く出ないわけではないですから、その辺、もし何か存続園のエリアに住んでらっしゃる方でも、質問があった場合にはどのように対応されていかれるのかなと思うんですが、どうされますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 今回このお示しさせていただいている説明会につきましては、やはり一番大きな課題で地域の方がおっしゃっておられるところの再編ということにターゲットを絞りまして、議論が広まりますと、なかなかちょっと細かいお話もしにくいかなというところで開催させていただくところでございます。そのほか、幼児教育ビジョンでありますとか、そういった幼児教育推進計画自身につきましては、そのビジョンの周知とあわせてになるのか、そのあたりはちょっと別途いろいろ考えていかなければいけないのかなとは思っております。まずは、一番の課題のところについて、ちょっとクリアできるかわかりませんけども、進んでいきたいなというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  わかりました。また別の機会を設けて、例えば認定こども園に対する市民の方の不安だったりもありますので、新しい幼児教育施設とビジョンとあわせて、全ての子供さん、幼児さんをお持ちの保護者さんを対象にどこかできちっと説明会なり、お話をしていただく機会が設けられればいいなと思いますので、ちょっと検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。以上です。 ◆久村真知子 委員  今の再編の説明会ですけれども、この時間帯が夜だけになってますよね。土日も入ってないとか、関係者の保護者が来るとなったら、この時間帯で一番ちょっと大変じゃないかなと、子供さんがいるということでね。これをちょっと土日も入れるなりして、昼間にも行うとかいうふうに考えないと、きちんと参加できるかどうかいうのがちょっと難しいんではないかなと。また、そういうことが難しいならば、また違う日にこういう説明をしてほしいというような地域から要望があれば、してもらえるのか、その辺の考え方がどうなのかな。やっぱり関係者がきちんと来て話し合いをするというのが議会での附帯決議の内容だと思いますので、その時間帯のことと、それと、一つは、なぜまた説明会をするかいうのが附帯決議に基づいてということだと思いますけど、そういうものをわかるような説明書もお渡ししていただくとかすれば、参加、初めて来られる方も理由がわかるんではないかなというふうに思うんですけども、その2点についてちょっとお聞きしたいと思います。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 まず、時間についてでございますけれども、この5月半ばから5月中に御説明会させていただくに当たりまして、いろいろ御利用者、今回保育所も、幼稚園でやりますけれども、幼稚園に限らず、保育所のお話も出てくるのかなというところもあります。そういった中で、そういった方も利用できる時間帯というふうに考えましたときに、この夕方ですね、18時からのところで設定をさせていただいたところでございます。どこが、日曜日がいい方、土曜日がいい方、昼間がいい方、いろいろいらっしゃるのかなとは思うんですが、一番何とかやりくりしながら出てきていただける時間帯なのかなと。一方では、ホームページ等々では託児についてもお知らせをさせていただいてるところでございますので、そういった環境を整えながら、この説明会のほうに御参加いただけるようにというふうに考えております。それと、御参加いただけない方もいらっしゃる場合もございます。そういったことで、先ほど申し上げました事前質問ですね、そういった中でいただくことによって、お知り合いの方が参加されれば、そこでその御質問に対しての御回答はさせていただくということございますので、そういった仕組みの中で進めていきたいなというふうに考えております。  あと、前段のところについての説明書きのようなものというところでお聞きはしておりますが、そういう意味では、一定、今回再編対象となる幼児教育推進計画の中での趣旨については簡単に触れさせていただいておりますが、どこまでお伝えしたらいいのかになりますので、ホームページの中では、できるだけお伝えできるような形で考えていきたいなというふうに思っております。 ◆久村真知子 委員  この予定と違うときに説明会をしてほしいんですというふうな要望があった場合は、ちょっとしてもらえるのかというところはどうなりますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 これまでもいろいろ御要望の中では適時対応させていただいたと思っております。そういう意味では、この再編、このエリアの中でのお話が別途必要であるということでありましたら、時間帯等々、調整させていただいて、対応はさせていただくこともあろうかなと思っております。 ◆久村真知子 委員  この教育方針が先ほどもちょっと出てましたけど、地域の方とかと一緒に進めていくというのが基本だというふうに受け取ってるんですけれども、幼稚園だけじゃなくて、以前は地域の自治会組織、社協とか、そういうところでも説明とか行かれてるんですけれども、特にこども園になるところなんかに対しては十分な説明も、いろんな疑問も出ると思うので、そういう団体に対しての説明会なり、地域の人、ちゃんと対象にしたものをやらないと、いつも神津のこども園の話が出ますけれども、何回も何回も地域の方と議論をしてきて、ああいう形になったということなので、ほかのあと3つつくるこども園に対してもそういうふうな方向をよければやっていくべきだと思うんですね。まだ皆さんも神津のこども園のことなどを余り知らない方もたくさんいらっしゃると思いますので、子供が1カ所に200人以上も来る予定ですから、そういうふうなことを考えるだけでも大変地域の人は不安が出るんじゃないかなと。だから、神津ではこうですよというふうな資料なども要るかなとは思うんですけれども、そういうあたりに対しての説明会と、そういう内容をきちんと説明する日をとられるのか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 今回地域の方の御説明会というような形がないのかというところの御質問かなと思いますが、当然この説明会、日程設定させていただいたところには、地域の方、来ていただくのは当然、別に排除してるものではございません。先ほど神津の例を踏まえられて、地域ともっと密接にということがございました。それにつきましては、神津につきましては、御承知のように、当時、地域の活性化というところもある中では別の意図も含めてされておられたところもあるのかなというふうに考えております。そういう意味では、まずは保護者の方に、一番当事者である保護者の方に御説明し、御理解いただく中で、認定こども園につきましては、また周辺の方、工事等々で御迷惑なりおかけするところもあろうかと思います。そういった意味では、通常の手段を、例えば荻野でさせていただいたような周辺の説明会なんかはさせていただく必要はあるのかなと。また、できた後の地域とのつながり方というのは、また別途それはさせていただく機会というのは必要なのかなと思っておりますが、それは次のステップといいますか、進んだどこかのプロセスの中で必要になってくるものかなと思っておりますので、まずはこういった形でさせていただきたいと思っております。 ◆久村真知子 委員  先ほど、このビジョンつくるに当たっての欠席者の名前が出て、途中で出てこなくなったりと、それはちゃんと修正をして、わかるようにしてもらえるのかというところ、ちょっと確認しときたいと思うんですけども。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 先ほども議事録については、全回統一した示し方でということを御助言いただきましたので、その点については修正させていただきます。 ◆久村真知子 委員  再編の関係で、先ほど服部委員も園庭の問題とか、自然の問題、ちょっと質問されてましたけど、私も今このビジョンカリキュラム見て思ったんですが、伊丹は大変自然がたくさんあるからという話でしたけれども、そういうふうには感じるんですけれども、実際にここに書かれてることで、2歳児、3歳児ですね、3歳児の30ページのところに、近隣の散策に行き、興味関心などを広げるというところで、猪名川、昆陽池、天神川、瑞ケ丘、緑ケ丘公園とかありますけれども、これ、実際に3歳児の子供たちを連れて、保育所なり、これは幼稚園ですけど、その3歳児の子供がこういうところに実際に散歩に行ってるんですかね。私は先生1人が何人か集団でちょっと連れていったら、大変危ないとこじゃないかなと。土手から転げ落ちたりしたら、なかなか助けるのも大変かなというふうに思うんですけれども、現実はそういうふうにこういうところを利用しているのか。逆に、私は、先ほど園庭がある幼稚園の大事さというのかな、いろんな木の実を拾ったり、そういう体験をする2歳児、1歳児のこと書かれてますけど、そしたら、やっぱり園庭の中に木があったり、そういう体験ができるというところが大事だと思うんですね。だから、実際に再編するときにいい園庭があるところが閉鎖されてしまうという、そういうところを保護者の方はすごく残念に思ってるというふうに思うんですけど、実際にこういうふうな伊丹の実際にすごく豊かな自然がありますけど、それが子供たち、小さい子にとって安全なのかどうかいう、これが本当にできるのかどうか、ちょっと私は疑問に感じるんですけど、現実にこういうところで散歩したりしてますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 私、前職の保育課長やってたときなんかの場面になるかなと思いますが、やはり日々日々、園の中、園庭だけにとどまらず、近隣の公園なんかには出向きながら、いろいろ広い場所で地域の方たちとある意味動きを見ながら触れ合っていただいたりとかいうところも含めてやってございます。ただ、ここに例示してます大きなところですね、そこにつきましては、遠い、近いもありますので、そういったできるだけ自然の環境を利用できるような形で進んでいくというのが今回カリキュラムの内容かなと思います。当然ながら、これをつくっていく上で、現場の職員が知恵を出し合って、話し合ってつくっておるもんですから、そういった危険なとか、これはできないというところではなくて、やはりこれは適切に踏まえて実施していくべきだというところであるかなというふうに認識しております。 ◆久村真知子 委員  現実にここで散歩してる様子いうのは、私も見たことないんですけどね。保育所でもちょっとした車に乗せて、日が当たったり、外へ連れ出しているのはありますけれども、3歳の子をこういうところに連れていくのは、やっぱり1対1での大人がついてる場合は大丈夫だと思いますけれども、集団で連れていくのは、私はすごい危ないんではないかなというふうに思うんですね。だから、そういう意味で、自然との触れ合いというのはどういうものか、この点については少し皆さんの意見ももうちょっとちゃんと聞いていただきたい。もうちょっと大きな子だったらどうかなと思いますけど、3歳児が、私も天神川近いからよく行きますけれども、土手から落ちたりする可能性もあると思うんです。そうなったときに助けることができないと大変危険な状況の自然だと思うんですね。やっぱり危険なところもあるということをもうちょっときちっと考えておってもらわないと、伊丹には自然があるから大丈夫なんだだけでは危ないかなというふうに思うんですけど。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 確かにこの川沿いというのはいろんな危険があるかと思いますが、このページは、3歳児を担当した保育所、こども園の先生や公立幼稚園の先生、民間の保育所の先生3人が集まってこのページを作成されました。確かに公園にしても、川沿いにしても危険な場所はあるかとは思いますけども、必ず事前に下見をして、特に小さいお子さんであれば、範囲を決めて、このあたりだったら大丈夫だろうということで園外保育にも行かれると思いますし、特に3歳のお子さんですと、本当にたくさんの大人の数で見守りながら、こういった園外保育に行かれてるかと思います。ですので、現場の先生方も十分に安全には留意しながら、こういったこともできるのではないかというような提案だったというふうに考えております。 ◆久村真知子 委員  保育所の子供さんの散歩でも、本当に気をつけてされてる中でも、こういうところでは散歩してないというのは、私はちょっと現実がそうじゃないかなと。だから、自然のある、園庭が大事だということがそこに示されてると思うんですけれども、こんなところに子供連れていったら、すごく水辺というのは危険ですから、ちょっと目を離したすきに、子供なんて、3歳の子なんかどこ行くかわからないという現状があると思いますので、やはりこの再編については、園庭をしっかりと確保するというところが保護者の皆さんが心配してるとこですから、きちっとしていただきたいと。こども園についたら、子供が大きくなる割に、本当に園庭が十分にとれるのかなと。園庭が、これほど遊びが大事だということを位置づけてらっしゃるわけですから、当然そうだと私も思いますけれども、そうなると、子供たちに安全な遊び場、園庭というのが大事だということで、きちっとそういうところを実行していただきたいなというふうに思いますので、この3歳児の件についてのカリキュラムについては、どうかなというふうにもちょっと疑問を持ちますし、その点もまた考えていただきたいなというふうに思います。だから、この再編の説明会の中で、そういうふうなところの意見が出るのかどうかということもあると思いますけれども、できるだけ意見を積極的に聞くようにもしていただきたいなというふうに思います。 ◆川上八郎 委員  説明会のほうですけれども、先ほどからこの夜の時間帯ということで、保育所の保護者へも配慮したということで、託児もしているということなんですけれども、保育所終わって、すぐまたこの説明会に出るというのは、なかなか時間的にもきついのかなと。それから、この廃園対象の園だけではなくて、先ほどもありましたけれども、残る園についても随分中身が変わったり、それから、3歳保育は実施されるけれども、抽せんになる可能性もあるということで、実際どうなのかというふうなことの不安を持っておられる方はたくさんあるので、先ほど何らかの機会をまた考えていきたいということでしたが、ぜひそういう機会をまた、この説明会の中で出てきたことをもとにしながら柔軟に検討していただきたいと思います。これは要望にしておきます。  ただ、この再編自体にも納得がいっていない保護者、地域の人たちもまだまだおられるので、この中で、要望等もいろいろ出てくるかと思うんですけれども、そういうことに対する対応はどんなふうに考えておられますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 どういった御要望をいただくことになるかなというところかなと思いますが、基本的には今回条例も成立、可決いただきまして、再編についての箇所については確定したのかなと思っておりますので、その大枠の中でどういった運用、こんな運用ができないかなというようなところが今回いただけるところなのかなと。そういう意味では、今後新しい園舎建設のところについては、それを踏まえながらということもあろうかと思いますし、既存園については、それができるのかどうかというところはまた事前にいただきましたら、検討した上で、またもうちょっと時間が必要なものであれば、また改めてというところで、両者寄っていきながら、いいほうに向かっていけたらなというふうに考えております。 ◆川上八郎 委員  ぜひ、決まったことだからという、そういう説明の仕方ではなくて、この概要版のほうでも就園希望者の状況等により、実施予定年度、閉園については変動する場合がありますとかいうことについては、何カ所か丁寧に書いておられるので、この説明会の中での要望等についても丁寧に聞いていただきたいと思います。  それと、この説明会については、再編に係る説明会ということで、このビジョン等については、説明はされないということですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 特にしないとかいう確たるものはないんですが、やはり一番今お話し合いを寄り添いながら間を詰めながらやっていかないけないのが再編なのかなというふうに思っております。そういう意味では、御質問があれば、そこら辺は当然お答えはしていきますし、そういう中では、その会場の雰囲気といいますか、相手の市民の皆様、保護者の皆様の御意向も含めて、そういった会の方向は考えていきたいなというふうに思っております。 ◆川上八郎 委員  説明に当たって資料等が要るのかなと思うんですけれども、この概要版のほうには再編の中身も裏側には書いてあるんですけれども、これを配って説明するとか、それから、ほかの資料を配って説明するとかいうことについてはどんなことを考えておられますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 いろいろな形で、そのリーフレットもありますし、別途違ったリーフレットも作成しておりますので、そういった何か目に見えるものがないと実感も湧きにくいところもあろうかなと思いますので、そういったものもお配りしながら、御説明はさせていただきたいなというふうに考えております。 ◆川上八郎 委員  再編の中身について、いろいろ議論が出ている中で、もうビジョンまで出すとややこしいのかなと思うんですけれども、その説明会の中身、それほどややこしくならないようであれば、せっかくの機会ですので、ビジョン等についても説明しながら、本当に地域で一緒に子育てしていくわけですから、そういうふうな説明もまた考えていただきたいと思います。  それと、このビジョンの20ページのところですけれども、幼児教育から小学校教育への接続を図ります、ビジョン、それぞれ大事なことが書いてあるんですけれども、ここの中で、就学前施設の保育者と小学校教職員との合同研修を充実しとか、地域の就学前施設と小学校の子供同士の交流を深めとか、それから、関係者等との情報交換会を開催するなどというふうに書いてあるんですけれども、これまでは公立幼稚園と小学校、それから、公立幼稚園と地域との情報交換会ということで、それはそれで問題があったわけですけれども、非常に簡潔してて、日常的にも交流がしやすい関係の中で積み上げてきたんですけれども、これからは小学校の側も地域の側も、これまで交流したことのないところ、しかも、地域の子供じゃない子供らのほうがどっちかというと多いようなところと交流をしていくということで、具体的にはなかなかややこしいと思うんですけれども、今の時点では具体的にどんなことを考えておられますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 まず、研修につきましては、これまでもしていましたように、就学前施設の保育者と小学校の先生方との接続の研修はこれまでもしておりましたので、今後充実したいと考えております。地域の就学前施設と小学校の子供同士の交流というとこでは、川上委員おっしゃるように、今後新たなことを構築していく必要があるとは思います。今一つの学校は今まで公立幼稚園との交流だったのが、ちょっと地域の保育所のお子さんにも声をかけて、図書館を公開してみようとか、図書館の司書に絵本の読み聞かせしてもらって、ちょっと呼んでみようとか、そういったことも少しずつ今始められているところでございます。ですので、小学校側にもこういった接続が大事なんだとか、ビジョンがこういうふうになったんだということを十分に説明して、小学校側のほうからも地域の就学前施設に動いていただけるように、今後声をかけていく必要があるというふうに考えております。また、関係者との情報交換会といいますのは、今後できればいいなと思ってることが一つございます。それは、地域の就学前施設の特に横の連携ということで、今までは公立は公立、民間は民間だったのが、例えば年長組の担任を持っている先生方に集まっていただいて、今接続期のちょうどアプローチカリキュラムの時期にはどんな課題があるのかとか、どういったことを最終、10の方向に向けて今保育をしてるのかとか、そういった民間と公立の先生方とが集まって、特に就学前の情報交換会なんかもできればいいなというふうに現在考えているところでございます。 ◆川上八郎 委員  新しく始めることが多くて、実際やってみないとどういうことができるのか、どういうふうにできるのかいうのは試行錯誤だと思うんですけれども、地域の側も地域の公園の管理をしてたり、地域で子供を対象にいろんな催し、行事等もしているので、うまく連携ができたら、広がりが持てるのかなと。でも、片方でうまくいかないと負担感ばかりになってしまうので、そこら辺がうまくいくような、そういう情報提供とか、そういうふうなことを委員会のほうからも丁寧にしていただきたいと思います。  それと、この幼児教育推進計画、今年度から10年間の計画になるわけですが、無償化だけでも10億円余り、それから、再編で建設工事も含めれば、随分多くの予算が使われる、そういう事業になるわけですけれども、10年間の中で、例えば先ほどから在宅の子供に関してどうするのか、それから、これまで実態把握が全然できてなかったようなところの就学前施設についても、ビジョンカリキュラムが実施していけるように関係を持つということで、いざ関係を持っていくと、随分いろんな課題が出てこようかと思います。もちろん議会でも質問はさせていただくんですけれども、進捗状況の報告というのか、そういうふうなことについてはどんなふうに計画されていますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 進捗状況の報告というのは、各施設からのということでございますか。 ◆川上八郎 委員  それもだし、推進計画、10年間の分のこの計画が出てるわけですけれども、その年度、その年度のこの計画に基づいてどういうふうに進捗しているか、課題は何なのかというふうなことについての報告なんですが。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 幼児教育推進計画全体のお話かと思います。どのタイミングでどのようにということはないですが、これからいろんな場面で動きがございます。例えば認定こども園の整備にしましてもございますし、その場面で、例えばそれがこのたびの議案、議決いただく際なのか、いろんな場面はございますが、いろんな場面でそれは幼児教育推進計画の進捗はお伝えしていかなければならないのかと思っております。ただ、今の段階でこれとこれとこれと、この時期にこの時期にという計画は持ち合わせておらないところでございます。 ◆川上八郎 委員  国のほうも幼児教育の無償化、3歳からするわけで、いずれそっちのほうに移行するということですけれども、国に先駆けて実施をするということで、いろんな課題、他市からも注目されているところであります。国に先駆けてするということで、うまくいけば、国が実施する時期にもうまく対応ができていくのかなと思いますので、そういう意味でも、在宅の子供、それからこれまでわからなかった就学前施設の課題とか、そういうことについては、しっかり把握していただいて、情報提供をしていただくことを要望しておきます。以上です。 ◆服部好廣 委員  二、三点お願いいたします。  1つは、先ほど配られましたカリキュラムで、ワーキンググループの議事録の中でも出てくるんですけども、ビジョンをつくりながらカリキュラムをつくるという点につきまして、その整合性をどうとるんだというふうなことが議事録の中にも出ております。最終的にこういう形になっているから、何とか整合性とられてでき上がったのかなというふうに思うんですけども、その辺について、無理はなかったのかどうかというのをちょっとお聞きしたいんですけど。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 その御心配については、当初からいろんな場で御意見をいただいておりました。幼児教育ビジョンの会がありますと、その後に必ずカリキュラムの会を設けまして、ビジョンの出た意見とか、進捗状況とか、その都度カリキュラムの会で御報告するようにしておりました。また、幼児教育ビジョンの副会長の先生にも愛情、自然、ことばのキーワードについて、カリキュラムの会にも出向いていただいて講話をしていただいておりますので、十分に情報共有しながら進めてきたというふうに認識しております。 ◆服部好廣 委員  カリキュラムのほうの制定のワーキンググループのほうから、教育ビジョンのほうへの働きかけというのはあったんでしょうか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 カリキュラムに出ていただいている先生方もビジョンの会に傍聴に行かれて勉強されるというふうなことも見受けられました。 ◆服部好廣 委員  一応それについては、何とかされたというふうに理解をしときます。あとは、これ、中身が、よく熟読させていただきまして、どうなってるか確認させていただきたいと思います。  2つ目は、説明会の問題です。今までのお話で、一応は、馬場副参事のお話では、これに限らず、必要があれば、追加をしていきますということで、そのように理解してよろしいですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 引き続き、必ずこの時期にという、どこでタイミングが合うかいうのはありますが、まずは、ここで御説明させていただいて、その御理解度、お互いの認識も含めて、必要であれば、そういったことも検討しなければいけないかなと思っております。 ◆服部好廣 委員  今開催予定日としては、5月11日から5月30日までということで、5月中ということになっているわけですけども、これは何か意味があるんですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 別途この説明会に際しまして、自連のほうにも情報提供させていただいたときにもありましたが、ある程度役職が参加すべきだというところがございまして、6月に入りますと議会にもなってまいりますので、なかなか動きもとりにくいかなというところもあって、5月中にこういった形で設定をさせていただいているということでございます。
    ◆服部好廣 委員  そういう事情ですから、当然それを延びて、6月で適当な日がとれるならば、それでも構わないということにはなってくると思うんですけど、だから、特別に5月末でないとだめだということではなくて、たまたまそういう事情があったから5月末までということで設定されたということでよろしいですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 たまたまと申しますと、やっぱり6月議会、なかなか本会議の答弁書作成、また、委員会での準備、もろもろございますので、そういう意味では、できるだけ早くさせていただくということも必要かなというところも考え合わせまして、この設定にさせていただいたところでございます。 ◆服部好廣 委員  次に、説明で、先ほど馬場副参事が右手で持っていらっしゃった、そのブルーのリーフレット、それはいつ作成された分ですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 作成につきましては、もともと色がちょっと違いますけれども、従前やった充実の中身を今回このプロセス、8月公表して以来、プロセスの中で内容を変更したものを今回踏まえてつくらせていただいたものでございまして、できましたのが最近の状況でございます。 ◆服部好廣 委員  新しいものということですね、一応。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 体裁とか、中身についてはこれまで御報告させていただいたところでございますが、この青になってるのは、新しくつくったのかと言われますと、そのことになりますが、それまでのプロセスを改めてここに盛り込ませていただいたというところでの認識でございます。 ○篠原光宏 委員長  済みません、それが一体何なのかというのが全くわからないまま今話ししてるので、ちょっと一応どういうものなのかだけ、簡単でよろしいので、説明いただけますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 従前はこういった色合いでパブリックコメントの前から地域の説明会でつくらせていただいたところでございます。裏面もこういった形で、再編の当時の予定なんかを書かせていただいております。今回、これから変更したところについて、例えば再編の予定園につきましても変更がありましたので、そういったことを盛り込んでつくらせていただいたのがこの青いブルーのリーフレットでございます。 ○篠原光宏 委員長  ありがとうございます。 ◆服部好廣 委員  前回のいろいろ説明会、私も説明会という言葉、あんまりふさわしくないと思ってるんですけど、説明懇談会ぐらいにしていただいたほうがいいのかなというふうに思うんですけど、特に附帯決議ができて、というか、半年間の議論の中でいろいろたくさん議論してきた中で、私たちはそれなりに何か変化があったというふうに理解をしておりまして、今お示しいただいたリーフレットが、その変化をちゃんと反映したものになってるかどうかというのは、今遠目でわからないので、ちょっと心配しているんです。具体的には、この8月の分からこの3月の分ですね、この分厚い資料がどこが変わったかというのを見てみたんですよね。そうすると、ことし1月の附帯決議の内容を本当に理解した上でこれを書きかえられたのかどうかというのは、ちょっとすごい疑問に感じるんです。ざっと見ただけで7点疑問点がありました。細かく言うと、またこれから20分ぐらいかかりそうなんで、それはやめときますけど。ということで、これを下敷きにして物をつくられているとすると、十分な内容ではないと。しかも、その小さいパンフレットで、内容的にもほとんど、前のときもこんな少ないものでわかるのかというお話がありました。今回、少なくともこれは、裏面はそれなりにいろいろ解説がされてまして、最低これぐらいはやはり説明会で提示すべきではないかという気がするんですけども、それはいかがですかね。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 どういったことの資料でもってさせていただくのかというのは、また御質問、事前質問の内容等々も見まして考えさせていただきたいなと思います。できるだけ膝をつき合わせながら意見交換というのが我々の思いの趣旨の一つでもございますので、そういったことも踏まえて、そこら辺は検討していきたいと思います。 ◆服部好廣 委員  検討していただくということで、よろしくお願いします。  あと、3点目ですけども、やはりこれに関係するんですけど、2万部つくって、高塚委員からの質問にお答えされたような状態で2万部つくってるんだけど、それぞれの中心的な人たちには説明のときに使うけど、なかなかそのぐらいしか行かないというふうなお話だったんですけど、先ほど教育ビジョンの中で話ししましたけど、やはり保護者とか地域で、理解していただかないといけないという人は中心部分じゃないところにたくさんいらっしゃるんじゃないかという気がするんです。だから、なかなか情報が伝わりにくいところにいらっしゃる方々に本当は理解していただかないといけない状況があるのではないかというふうに思うんです。それからいくと、例えば重立った人を集めた会場でこれ配布して、理解を進めるんですというて、例えば園長先生とか、そのあたりの人が理解をされて、保護者の方にお話しされる。1回ステップがありますね。さらにクラスの担任の先生とか、担任の幼稚園の先生とか、保育士さんがお話をされると、保護者の方に、3ステップぐらいかかるわけですよね。だんだん本来伝えたいことが正しく伝わらない状態になっていくのではないかと。これ、もちろん1回でなくて、何回も繰り返し繰り返しいろんな場面でされるということになると思うんですけども、それ、本当にどうしたら本当に正しくうまく伝わっていくのかということについては、物すごく難しいところがあるんですよね。最低このリーフレットぐらいは、まず一遍全部渡った上で、あれでわかりますかというフィードバックをされた上で、まださらにもう1弾、2弾と打っていかないと、なかなかこれだけのビジョンを伝わって、それこそ本当に市内あらゆるところでいろんなことが実践されていくなんていうことにはなかなかなっていかないのではないかというふうに思うんですけど、いかがでしょうかね。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 委員おっしゃるように、まずは、知っていただくということと、まず、1回見ただけでもなかなかそれは周知にも至らないと思いますし、配布部数とか、配布先については、きょう、たくさん御助言いただきましたので、十分に検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆加藤光博 委員  一つだけ確認させてもらいたいんですけど、再編に係る説明会、るる質疑されておられまして、高塚委員が質問したときは、この再編に係る説明であると。ビジョン等々の説明については別途考えますという話で、川上委員が聞かれたときは、場合によれば、この中身も話ししてくださいというたら、いいですよみたいな話を聞いたように私は記憶するんですが、一体この説明会はどういう説明会になるんですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 済みません、プロセスの中でちょっといろいろ誤解があったかとは思います。基本的には、まず就学前施設の再編の今回御説明会というふうに御理解いただきたいと思います。ただ、先ほど川上委員のほうに申し上げたのは、私の思いとしましては、例えば一定そこら辺はもうわかったけども、こんなんどうなるんですかいうような御質問に対して、ここではもう答えませんということは、ちょっといかがなものかなというのもありますので、そういった御質問が出て、お答えできる範囲では対応はしなければいけないのかなというところでございます。あくまで趣旨は再編というところで絞っていきたいというふうには考えております。 ◆加藤光博 委員  そういう意味でしたら、わかりました。あれもこれもやってしまうと、何が本来の説明会なのか、ぐちゃぐちゃになってしまって、わけがわからないようになりますので、その質問に一定答えるいうことは当然かとは思いますが、しっかりとこの説明の趣旨の目的踏まえて、ビジョンビジョンで別の機会で説明するようにしてもらわなかったら、ちょっともうくちゃくちゃになってしまって、受け手は多分わからないようになると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆高塚伴子 委員  1月臨時議会で結構修正案が出されたりとかで大紛糾したテーマで、なおかつ、請願も採択された、附帯決議も可決されたという議案に対して、ちょっと当局の説明なり対応がこの間、緩いというか、きちっと対応されてないなというのがきょうの答弁を聞いてても思います。例えばカリキュラムも配られていない。説明会で使おうとしている資料も私たちの手に届いていない。もう少しきちっと議会に対して説明責任を果たすべきだと私は思いますので、その点、副市長にもきちっとお答えいただきたいと思うんです。今後どういうふうに進めていかれますか。 ◎行澤 副市長  今回、資料をちょっとお渡しするのを、このカリキュラムですね、正副議長と正副委員長まではちょっと御説明させていただいたと。委員の方にはまだ届いてなかったということで、まことに申しわけございません。また、次の地元説明会、意見交換会という意味もございますけども、その会議で使う資料というのは、まだこれから、ちょっと私もまだ見てない状態ですので、そのあたりはこれからちょっとチェックするという状態なんで、たまたまあそこは彼が持ってたということだと思うんですが、そのあたりはしっかりと議員の皆さん、委員の皆さんに対しまして、説明なり、お渡しして、その場でまた御説明をさせていただけたらなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆高塚伴子 委員  根回しという言い方ではないと思うんですけども、例えば会派に説明に、こういうのできたよって説明に回ったら、そのときにも質問が出るかもしれないので、もう少し丁寧に議会のほうにも来ていただければいいなと思いますので、今後、この再編案がまとまったらそれで終わりではなくて、今後のほうが大事なので、丁寧な対応をお願いしたいというのが1点です。  それと、このビジョンのほうなんですけれども、31ページのところに計画期間は5年間とし、2022年度にビジョンの充実を図るための見直しを行っていきますとあるんですが、この計画は何の計画、計画期間に指している、計画期間が指している計画はどの計画ですか。上に伊丹市総合計画、第2次教育振興基本計画、子ども・子育て支援計画、幼児教育推進計画ってありますよね。総計とか、幼児教育推進計画、これ、10年だし、子ども・子育て支援計画はこの間見直し、10年間だけどもこの間見直しがあったということだと、5年間の計画期間を持つ計画はどれですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 伊丹市幼児教育ビジョンのことを指しております。学習指導要領なんかは10年スパンで見直しておるんですが、本市においては、平成34年度に一定、南西部こども園が開設をするということで、就学前施設が一定形が落ちつくのかなということも思います。ただ、その背景となるいろいろな実態とか、そういった幼児教育を取り巻く環境なんかも再度見直す必要があるというふうに考えておるところでございます。 ◆高塚伴子 委員  この幼児教育ビジョンというのは、決して計画ではなく、幼児教育理念と育てたい子供像を書いたものというふうに書かれているので、計画ではないと私は思って見せていただいてたんですが、これは計画なんですか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 おっしゃるように、大きな方向性です。ただ、幼児教育のそういった実態とか、背景とか、変わる部分もあるかと思いますので、再度充実を図るために見直しが必要かというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  そうであれば、この31ページのところの計画期間はではなくて、伊丹市幼児教育ビジョンの実施、取り組み期間はというふうにしないと、どれの計画が対象なのかわからなくなってくるので、そのあたりは、本来であれば訂正を求めるところです。  あと、これがおっしゃるような計画であれば、この概要版の右のところに、概要版って書いてあるところの愛情、自然、ことばの下の育てたい子供像の実現に向けてというところに、こんなことを取り組んでいきますって書いてますよね。このビジョンが計画であれば、実施計画というものが必要になってきて、例えば豊かな保育環境の充実を図る、じゃあ、そのためにはどういうふうなことを取り組むのか、それにはどれぐらい財源が要って、どこの担当課が取り組むのかというような実施設計が当然必要になってくると思うんですが、この幼児教育ビジョンについては、それは策定される予定があるのかないのか。この取り組みというのは、ビジョンのもとで取り組まれるのか、それとも、子ども・子育て支援計画の中に、例えばビジョンの位置づけみたいなんで入れるのか、そのあたりはどう考えていらっしゃいますか。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 この6つの項目については、今後具体的に示していきたい方向ですが、主に幼児教育ビジョンの柱をもとにしながら今後進めていくものだというふうに考えております。ですので、今のところ、1個1個の項目に対しての計画というものは持ち合わせておりませんが、主に幼児教育のこの3つの柱をもとにしながら、6つの項目について進めていくというふうに考えております。 ◆高塚伴子 委員  ビジョンというのは、幼児教育を進めていって、小学校に上がるまでにこんな子供に育ったらいいなというのがここに書いてあって、そのために保護者だったり、保育者だったり、地域はこういうことで応援をしていこう。そのために、市はこういうことをやっていきたいというのがここに書かれているわけですから、これは大まかな方向ではなくって、取り組むべき内容ですから、具体的にこのためにはこれをやるというのがあってしかるべきだと考えるんですけども、それがわざわざビジョンのもとでの実施計画が必要になるのか、それとも子ども・子育て支援計画の中の事業のどれかが該当するので、そこを充実していくというふうな取り組みでも構わないとも考えるんで、そのあたりはどうなんですかって伺ったんですが。 ◎木下 教育長  あくまでもこのビジョンにつきましては、その幼稚園教育要領なり、保育指針なりを踏まえる中で、伊丹ならではとしての教育の推進、保育の推進という形でつくらせていただきました。そして、これまでも申し上げてますように、それぞれの公私立の幼稚園、また、保育所等々につきましては、建学の精神といいますか、そこ独自の教育方針でもって教育を進めてこられた。そのものがベースにある中で、また、教育要領が示されている中で、それを踏まえつつ、やはり伊丹として伊丹の子供を育てたいという形で、この愛情と自然とことばということを大事にしたビジョンを示させていただいた。これをしっかりと踏まえる中で、その捉まえ方については、これを踏まえた教育、保育を保育士がいろいろと工夫をする中で、自校の教育課程、カリキュラムに生かしていく、そういうふうに捉まえています。だから、これとセットでこのカリキュラムにつきましても、だから、オーソドックスなものを示させていただいておりますけども、これを全て全部完璧にやるということではなくって、それぞれの保育所なり幼稚園なり認定こども園がこれまで進めてきたものがあると思いますので、それにこういうような考え方を加味していく、そういう保育、教育を進めていきたい、このように考えてます。 ◆高塚伴子 委員  おっしゃってることはすごくよくわかるんですけれども、ばらばらだった教育指針というのがこのビジョンで1個になったと。それは、例えばA幼稚園とB幼稚園でちょっと差があったとすれば、そこを補完するために伊丹市はこの6つの事柄に取り組んで、均一的な、どこの幼稚園やどこの保育所で教育を受けても同じだよというような状態になるようにこれをやっていきたい、これをもってそれを、その差を埋めていきたいということですよね。だから、例えば豊かな保育環境の充実を図るというのがA園ではすごい豊かだけど、B園ではちょっとそれが足らないというときには、伊丹市は、じゃあ、具体的にどんな取り組みをしていったらいいのかというのが必要なんじゃないですかねって私は思ったんですが。だから、ちゃんとしたビジョンのもとでの実施計画をつくるのか、今あるいろんな計画の中にそれをプラスアルファとして盛り込んでいくのか、どっちなんですかというのを伺ってたんですが。 ◎木下 教育長  例えば愛情という項目を捉まえたときに、このビジョンでいう愛情とは多様性、ダイバーシティーというのを非常に大事にしていきましょう、そういうような感性に立った子供を育てましょう。ありのままの自分の姿でいいというものを愛情という、これを一つの伊丹市としてのならではにしましょうというようなものを共有しながら、それぞれの園なり、保育所なり、認定こども園で進めている教育に、その視点に立った教育、保育を進めていきたいというように私は考えてます。 ◆高塚伴子 委員  おっしゃっていることはよくわかるんですが、ここに6個書いてますけども、市としてはとりたてて実施計画をつくったりとか、財源の予算化をしたりとか、事業を新たに考えたりということはなくって、今のままの状態でこのビジョンになるように頑張ってくださいというふうに皆さんにお願いするんですね。 ◎桝村 教育委員会事務局幼児教育施策推進班副班長  高塚委員おっしゃるように、普通は1層目に理念があったら、その次に実施計画があって、何年に何をして、何が財源が幾らかというような計画になっていくんですけど、幼児教育ビジョンの場合、今考えてますのは、理念はつくりましたと。改めてこれだけの実施計画をつくるのではなくて、総合計画といいますか、市全体の財源計画を組む中で、3カ年ローリングを毎年やっていっておりますので、その中に組み込み予算化し、議会へ毎年提案していくという形の中で、幼児教育の充実を具体的に実施していくということを計画していけばいいのかなと考えております。 ◆高塚伴子 委員  ありがとうございます。それが聞きたかったんです。  31ページに戻るんですが、ビジョンの充実を図るための見直しというのは、普通だったら目標とか、数値とかがあるわけで、それが当然今ないわけですよね。カリキュラムを今、教育長がおっしゃったように、100%これをやったらいいというわけではなく、方向性だったり、取り組みの一例として出しているものなのでということだったら、何をもって見直しの項目とするのかというのがちょっと気になるところなんですが、ビジョンの見直しというのは具体的にどういうことに基づいてここがよかった、ここを充実したいというふうに考えるんですか。 ◎木下 教育長  それは、今平成30年ですので、34年までの社会状況の変化、大きい一言で言えば。それと、やはり保護者ニーズとか、子供の置かれている状況とか、いろんなものが変わってくると思います。だから、今はこの時点で基礎児童数がこれだけあって、幼稚園希望者がこれだけいて、保育所ニーズがこれだけあってというようなことがありますけども、これから先どのような社会状況の変化が起きてくるかはまたこれはやってみないとわからないところもあります。そういうようなことを加味しながら、それに合った、やはりその時点で最適な幼児教育、方向を示していきたい、見直しを図っていきたい、このように考えています。 ◆高塚伴子 委員  時間がありませんので、結構です。また違うところで質問させてもらいます。 ◆久村真知子 委員  愛情問題とか、小学校に入るまでの10の姿とか見ても、全体的に感じとして、これが本当に家庭の方々にきちんと理解されるのかなといえば、ちょっと何か微妙なところもあるかなと。私が思えば、子供や家庭に対して、ちょっとこういうものを押しつけてるというふうにも感じられるかなという気がするんですけれども、そのあたりで、以前から質問もさせていただいてますけれども、子供の教育をするため、当然教育基本法なり、日本の憲法に基づいてされてるんですけれども、伊丹の場合は子供の人権についての、日本が人権条約批准してもう大分なるんですけれども、これ、そういう子供には人権があるんだというところを市民の方に理解してもらう、すごい大事じゃないかなと思うんですけども、ほかのところでも、川崎でしたかね、ちょっと見てましたら、やはり市民の方にそれを理解してもらうのにいろんな工夫をされて、子供には人権があったのかと、簡単に言えば親の所有物とか、そういうふうな感覚で見てる人も多いかなと。だから、愛情にしてもいろんな捉え方があるし、大変難しいと思うんですけど、こういうものをやはり市民に発信するためには、子供の基本的な人権をきちんと皆さんに理解してもらうために、私は子供の人権条例というのが伊丹にも必要かなと。少なくとも日本が子どもの権利条約をちゃんと批准して、各いろんな地域では条例をつくったり、皆さんにそれを理解してもらう工夫を、いろんな形でされているわけですよね。だから、伊丹市としては、この子供の人権条約の趣旨がこの中にどういうふうに反映されているのか、今までもいろんな計画にはちゃんとそういう理念に基づいてしておりますというふうな答弁いただいてますけど、今回のこのビジョンについては、そのあたりをどのようにお考えなのか、私たちがどういうふうに理解すればいいのか、ちょっとお聞きしておきたいなと思うんですが。 ◎教育委員会事務局幼児教育施策推進班 確かに本当にゼロ歳の子供から人権があるということは、保護者や市民の方にも周知したいことですが、ビジョンの中でどの部分と申しますと、やはり愛情の①のところだと思います。ありのままの私というところを考えております。先ほども説明で言いましたように、何かができたから大事にされるとか、そういう条件つきではなくて、一人一人のありのままの姿、どんな姿を見せても丸ごと受けとめる、その一人一人の子供を大事にするというところで人権とつながってくる部分であるというふうに考えております。 ◆久村真知子 委員  この中には、一言も子供に対して人権があるとか、そういうことありませんよね、全然。だから、私は基本的にはそういうところを市民の方にも知ってもらって、当然子供もそれを知らなければならないし、そういう意味では、この計画をやはり子供たちのためでもありますから、当然。子供たちが積極的に受けとめていくと。自分にも権利がちゃんとあるということを自覚を持って、こういう動きを自分自身のものだというふうに能動的に受けとめていくというふうになれば、そういう子供に対してしっかりとこういう権利があるんですよということを本人も知って、周りの人も知るということが一番私は必要ではないかなと思いますので、また今後、そういう資料として入れられるものがあるならば、していただきたいなと思います。 ◆服部好廣 委員  この説明会の周知の話なんですけども、事前に質問を募集するというお話がありました。ということは、それなりにかなりきちっと周知しないと、なかなかこのお話が本来の力を発揮しないというふうに思うんですね。今お考えの状態は、各園、保育所、それからホームページまででしたか。もうちょっと広げることは、もちろん広報がありますけどね。広報が配布されるのは5月1日付だから、それ以降になりますよね、当然。だから、なかなか日程的に厳しいのかなと思うんですけど、プラスアルファ何かお考えでしょうか。 ◎桝村 教育委員会事務局幼児教育施策推進班副班長  広報、二、三日前からもう実際に入り出すと思うんですけれども、決して我々もそれが十分、今の状態が十分であると思ってないので、例えばむっくむっくルームにも張り出すとか、子育て支援アプリなどの協力も得られないかなど、今からとれるあらゆるものをちょっと考えていきたいと思ってますので、今すぐこれしますというほど何も固まったものはございませんが、できるだけ多くの方に理解していただけるように周知方法、考えていきたいと思ってます。 ◆服部好廣 委員  よろしくお願いいたします。 ◆久村真知子 委員  要望ですけど、議事録の中に書かれてましたけど、ふだん議会でも出ますけど、公園でのボール遊びができないとか、そういうふうな声が結構多いので、それで地域の子供たちが、先ほども自然の中で触れ合うことが大事だというならば、やはり公園の使い方などもどうしていけばいいのかをなかなかこうだというのは示せないと思うんですけど、そういう内容も地域で利用者が集まって話をするとか、何か工夫をしていかないと、いつまでたってもこの問題が解決しないなと思いますので、何か機会がありましたら、そういう話を提案するということもしていただきたいなと思いますので、終わります。 ○篠原光宏 委員長  ほかにございませんか。───  ないようですので、以上で文教福祉常任委員協議会を終了いたします。               以   上  伊丹市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。  平成  年  月  日  文教福祉常任委員協議会       委員長   篠 原 光 宏...