伊丹市議会 > 2015-07-07 >
平成27年7月7日総務政策常任委員協議会−07月07日-01号

ツイート シェア
  1. 伊丹市議会 2015-07-07
    平成27年7月7日総務政策常任委員協議会−07月07日-01号


    取得元: 伊丹市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-18
    平成27年7月7日総務政策常任委員協議会−07月07日-01号平成27年7月7日総務政策常任委員協議会 平成27年7月7日(火曜日) 午前9時59分開議 午後3時40分散会 〇場 所  第1委員会室 〇委員会に出席した委員    委員長    北 原 速 男       委   員  泊   照 彦    副委員長   高 塚 伴 子         〃    戸 田 龍 起    委   員  小 寺 秀 和         〃    上 原 秀 樹      〃    篠 原 光 宏         〃    新 内 竜一郎      〃    櫻 井   周 〇委員会に出席しなかった委員        な    し 〇協議事項 出資法人等の平成27年度事業概要及び予算概要について                                 以  上
    ○北原速男 委員長  ただいまから総務政策常任委員協議会を開催いたします。  初めに、委員の出欠席について申し上げますが、本日は全員出席であります。  次に、本日の議題は、出資法人等の平成27年度事業概要及び予算概要についてであります。本議題の進め方につきましては、事前に配付しております協議会資料別紙報告予定時間を目安に行いたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  また、質問に対して答弁をされる方に申し上げます。答弁される方につきましては、挙手と同時に役職名を述べていただきますと、私のほうで指名させていただきますので、この点よろしくお願いをいたします。  それでは、協議に入ります前に、副市長から御挨拶がございます。 ◎行澤 副市長  改めまして、おはようございます。  本日は、北原委員長を初め委員の皆様方におかれましては、御多忙の中、総務政策常任委員協議会を開催していただきましてまことにありがとうございます。  さて、本日の案件は、先ほど委員長より御説明ありましたが、伊丹市が出資や運営補助等の支援を行っております伊丹都市開発株式会社、それから公益財団法人伊丹スポーツセンター公益財団法人伊丹文化振興財団及び公益財団法人柿衞文庫の4法人に係る平成27年度の事業の概要とその予算概要についてでございます。  法人からの報告につきましては、地方自治法の第243条の3第2項の規定によりまして経営状況の報告が義務づけられております3法人に加えまして、柿衞文庫につきましても実質的に市からの補助金により事業運営がなされておりますことから、同様に事業概要と予算の概要につきまして御報告をさせていただくものでございます。  詳細につきましては、各法人より御説明を申し上げますので、皆様方にはよろしくお願い申し上げます。     ──────── ◇ ────────    出資法人等の平成27年度事業概要及び予算概要について ○北原速男 委員長  それでは初めに、伊丹都市開発株式会社について説明をお願いいたします。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  伊丹都市開発株式会社代表取締役の松井でございます。議会の皆様におかれましては、平素より当社の経営に対しまして格段の御高配を賜りまして、この場をおかりいたしまして厚く御礼申し上げます。  本日の資料にもございますように、当社設立は平成7年11月1日でございまして、本年11月1日で当社設立以来満20年を迎えることになります。長きにわたりまして、議会の皆様方初めまして関係各位の格段の御理解、御協力を頂戴してまいりましたことに、改めて深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。  本日は、平成27年度予算の御報告ということでございますが、この委員会の委員の皆様方も一部入れかわりがございますし、また、当社は市からの補助金や委託料といった直接の予算・決算にかかわりますような経費を全くいただいておりませんので、当社設立平成7年以降の経過を本当簡潔に若干説明させていただいてから、予算の御報告させていただきたいと思います。  当社設立、平成7年11月、その同時期に伊丹みやのまち4号館、今の商工プラザの南側の店舗つきマンションがオープンいたしました。そのときに売却することができなかった1階部分の商業床につきまして、市のほうで当社を設立いたしましてその床を当社が資本金と借入金によって取得いたしまして、その床を賃貸事業をしてまいったわけでございます。  また、平成11年にも音楽ホールの南側のみやのまち3号館がオープンいたしました折にも、同様にその商業床の一部を当社が取得いたしまして賃貸事業をしてまいりました。また、加えまして、みやのまち3号館、4号館のマンション管理事業も当社が実施しておりました。  そういったことでこれまで来たわけでございますが、平成20年に市の中心市街地活性化基本計画が策定されました中におきまして、当社を国の補助制度の中で決められておりますまちづくり会社として位置づけされたわけでございます。その後、平成22年には国道171号線の高架下の北村駐車場の管理事業を当社が受け持つことによりまして、それを財源として中心市街地活性化に関する事業も行うということになされたわけでございますが、まだその時点では定款変更がなされておりませんでしたので、大々的な中心市街地活性化ということはできなかったわけでございます。  その後、平成24年に私が代表取締役になりましてから、平成25年の株主総会で定款変更を行いまして、正式に中心市街地活性化の事業を行うということを位置づけたわけでございます。また、加えまして、平成25年度末に先ほど申しましたみやのまち3号館、4号館のマンション管理事業を当社がやる意義が薄れたということで円満に撤退させていただきまして、本社の位置もみやのまち3号館の中から、現在の宮ノ前2丁目のほうに本店を移したわけでございます。  その後、それぞれ中心市街地活性化の事業をいろいろ行ってまいりましたが、みやのまちバラ通りでありますとか、宮ノ前足湯、それ以外にも中心市街地の物件所有のオーナーさんへの助言指導の店舗誘致の応援等、いろいろな事業をやってきたわけでございます。そういったことで日々中心市街地の活性化に少しでもお役に立ちますような努力を重ねておりますので、本日はそういったことをベースに、この予算概要、事業概要を報告をお聞きいただければと思います。  では、事業概要と予算概要につきましては、取締役の沖のほうからさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎沖 伊丹都市開発株式会社事業部長  伊丹都市開発株式会社の平成27年度の事業及び予算概要について御報告させていただきます。概要版の1ページをお開き願います。  事業概要でございますが、まず1つ目に、宮ノ前にございます当社が所有しております伊丹みやのまち3号館の3店舗、4号館の5店舗等の賃貸事業と、2つ目が駐車場管理事業として国道171号線高架下の北村駐車場都市整備公社の解散に伴いまして、当社が暫定的に管理を行っております東有岡及び西野駐車場の管理業務でございます。3つ目が中心市街地活性化に資する事業の、3つの事業を行っております。  次に、予算概要でございますが、まず収入の部といたしまして、売上収入として6053万円を計上しております。その内訳は、不動産事業収入として、伊丹みやのまち3号館、4号館の店舗で計4052万2000円、その他の店舗で541万2000円で、合わせまして4593万4000円でございます。  次に、駐車場管理事業収入でございますが、北村駐車場の収入として1134万円と、東有岡及び西野駐車場の収入325万6000円を加え、1459万6000円を計上しております。営業外収入といたしまして、雑収入等で21万6000円を計上しております。  次に、2ページをお開き願いたいと思います。支出につきましては、販売費及び一般管理費でございますが、内訳といたしまして、人件費で1340万9000円、次に賃借料は、店舗賃借料及び駐車場の道路占用などで、1073万4000円でございます。共益費として622万1000円、これは3号館に当社が保有しております商業床に関する費用でございます。減価償却費につきましては566万円を計上しております。  租税公課は、固定資産税等で282万1000円、委託料151万6000円、これは北村駐車場管理清掃委託料及び宮ノ前足湯清掃委託料等の経費でございます。  次に、広告宣伝費といたしまして117万円、これは各種広告料及び当社のホームページ運営費でございます。管理費といたしまして、480万9000円を加え、販売費及び一般管理費として4634万円を見込んでおります。  以上、支出の部では、合計4634万円を見込んでおり、収入合計から支出合計額を差し引きますと、その下に記載しております税引き前の利益が1440万6000円となります。この税引き前利益1440万6000円から、法人税等を差し引きますと、当期純利益見込額といたしまして878万8000円を予定しております。これに26年度までの繰越利益剰余金1億7152万1000円を加えますと、当期末繰越利益剰余金は1億8030万9000円となる見込みでございます。  また、予定貸借対照表は、別冊の出資法人等経営状況の報告の59ページ以降に掲載しておりますので、御参照いただければと思います。  簡単ではございますが、以上で本年度の事業及び予算概要の報告を終わらせていただきます。 ○北原速男 委員長  それでは、説明は終わりました。  ただいまの説明について質問等がございましたら、どうぞ。 ◆櫻井周 委員  都市開発株式会社さんにおいては、中心市街地活性化の諸事業というのがこれからより中心的といいますか、より創造性を働かせて頑張っていただく分野なのかなと思っておりまして、また、国のほうでもいわゆる地方創生ということでいろいろやれと言っていて、しかしながら実態としてはなかなかいいアイデアが出てくるわけでもなく、余りよくわからないような事業でとりあえずお茶を濁しているような状況なんですが、都市開発株式会社さんとして何か温めているものとか方向性とかでお披露目いただけそうなものがあれば、せっかくの機会ですのでお話しいただけるとありがたいんですが、いかがでしょうか。 ◎沖 伊丹都市開発株式会社事業部長  今考えておりますところにつきましては、まず第1に考えておりますのは、中心市街地の店舗誘致でございます。非常にまだまだ空地がございますし、空き店舗もございます。そういうようなところについて、我々が主体的に誘致をしていくというようなものがまず1点でございまして、先ほど代表取締役のほうからも御説明ありましたように、まずにぎわいの部分では、宮ノ前の通りに足湯も昨年度設置をしまして、多くの方々に喜んでいただいているところでございます。また、加えまして、当社でも昨年度からホームページ等でいろんなイベントの情報でありますとか、あるいは3・4号館の店舗の情報ですね、そのあたりを発信しながら、以前に増して努めていきたいなというふうには考えております。 ◆櫻井周 委員  中心市街地のあたりにはマンションの開発も、今、建設中のところもちらほら見受けられるところで、マンションというと商業地域にマンションができると、何か土地の利用形態としてどうかという意見もあるようですけれども、私はむしろ中心市街地における人口がふえるということで、お客さんはふえるということからビジネスチャンスが広まっているのではなかろうかというふうにも思いますので、そうしたものを生かして、なかなかこの場では決まってないことはお披露目いただけないかとは思いますけれども、さらにいろいろな取り組みお願いしたいなということを要望させていただいて、終わります。 ○北原速男 委員長  ほかにございませんか。 ◆上原秀樹 委員  同じような質問で、最初の発言の中で、まちづくり会社としての位置づけがされて、中心市街地活性化の事業を取り組むと。その財源として北村駐車場を大いに利用するという話があったと思うんです。これは収入で北村駐車場が1134万円で、支出は多分道路占用料等の経費だと思うんですけども、これ収入から経費を引いた純粋に使えるお金というのは幾らになるんですか。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  この予算ベースで事業ごとに仕分けをしてみますと、駐車場管理事業収入が先ほどの1459万6000円でございますが、それに伴う必要経費の支出は、人件費も含めましてざっと770万ほどでございます。差し引き680万ほどが利益になるわけですが、当社は株式会社でございまして、利益の大体4割から45%ぐらいは国税、県税、市民税で取られます。ですから、この680万のうち5割強、6割弱ですので、400万ぐらいが手元に残るだろうということでございます。ですから、丸々利益がその事業に活用できるということではございませんことを、まずお断りしておきます。  で、その利益を使いまして、先ほど事業部長も申し上げましたようなさまざまな事業を行っているわけでございまして、ほとんど使い切っておるということでございます。で、現にこれまで駐車場管理始めましてから既に5年ほど経過しておりますけれども、その間に上げました利益の全ては、一定中心市街地活性化のために使わせていただいております。 ◆上原秀樹 委員  これからさらなる中心市街地活性化のための事業を進めていくということで、店舗の誘致とかいろいろやっていかれるわけですけども、その財源は今までやってきた事業でほぼ使い切るわけですわね。今後の事業展開の中での財源はどうされますか。あるいは、そんなに財源要らないということなのか、いろんなアドバイスとかいうことも含めてソフト面でやっていくということなのか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  財源としましては、駐車場事業だけではなく、もともとメーンの不動産賃貸事業からも収益は上がっておりますので、それも使っていくと。ただ、先ほどおっしゃいましたように、店舗誘致といいましても自前で取得する、あるいは自前で賃借するという以外に、そのオーナーさんにアドバイスをして、オーナーさんの力でやっていただくというものも、そういうやり方がございますので、そのケース・バイ・ケースで柔軟な対応をしてまいりたいと思います。  ただ、当社が物件を取得して、また借入金を起こしてやっていくというものについては、当社の資金力もございますので、全ての場合にできるとは限りませんけれども、その辺はケース・バイ・ケースの判断で柔軟に対応してやっていきたいと考えております。 ◆上原秀樹 委員  わかりました。中心市街地活性化のためには、さまざまな団体と連携とかいうことも当然やっておられると思うんですけども、今度中心市街地活性化計画ですか、また新たな計画がつくられようとしていると思うんですけど、その辺の関与とか、他のいろいろなまちづくりを進める団体との連携なんかはどのようにされていて、今後どうされようとされているんでしょうか。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  まず、連携ということですが、これはもう日々の当社の活動の中で、さまざまな団体、組織さんとは十分やりとりはさせていただいております。また、先ほど沖のほうが申し上げましたホームページの中でもリンクを張りましたりとか、ただ単にホームページだけではなくて、フェイスブック機能も設けておりまして、かなり「いいね!」を頂戴しておりまして、またぜひごらんいただければと思います。そういう意味でソーシャルネットワークも活用させていただいております。  新計画、今年度市のほうで策定されようとしております新しい中心市街地活性化基本計画につきましては、これは当社のほうからあれこれこの場で言うことにつきましてはちょっとおこがましいので、立場も違いますのでなかなか難しいところではございますが、昨年来いろいろ御相談いただきましたことについては、当社なりの意見あるいは提言はさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆上原秀樹 委員  わかりました。いずれにしても空き店舗とか空地が先ほど言われたようにまだまだたくさんありますし、これは空き店舗を埋めるために他の団体も当然一生懸命頑張っておられるわけで、いろいろなところとの連携もさらに強めていただきまして、投資開発株式会社としての領分といいますかね、やるべき範囲あるいはその道のプロというのも多分あろうかと思いますんで、それはそれで大いに力を発揮していただいて、まちづくりあるいは中心市街地活性化に対して頑張っていただきたいと思います。 ◆新内竜一郎 委員  久しぶりにこの会で聞かせていただいて、宮ノ前の再開発事業をされて、最終的に3号館、4号館ということで今おっしゃったように店舗の賃貸でやってきたと。これの今までの過去の賃貸等で、やはり収支的に何とか決算では黒字になっているんですけども、やはり厳しい時代があったと思います。で、なかなか店舗が入らない。今までの中華料理やっていたところ、あれも撤退したりして、駐車場との関係とかいろいろあったわけです。で、今後の賃貸事業としての今までも含めての課題、どういうことがあって、これからどういう対応をしようとされているのか。 ◎沖 伊丹都市開発株式会社事業部長  過去におきましては、本当に今御指摘のありましたように、さまざまな店舗があそこで開業しながらやってきましたが、なかなか駐車場がないというのが一つのネックになっていたと思うんですが、そのあたりを考えまして、道路に面する部分で我々としてはなかなか飲食では非常に厳しいと。その中で私も都市開発のほうに入りましてから、2店舗ほどなんですが、医療関係というんですか、当然やはり中心市街地というところも高齢者もおられますし、その中で医療機関を2店舗ほど入れさせていただいたんですけども、非常に順調に推移をしております。  私どもが所有しております店舗は、3・4号館で8店舗でございます。現在のところは順調に推移をしておりますし、その辺、状況を考えながら店舗誘致には細心の注意を払いながらやっていきたいというふうに考えております。御存じのように、3・4号館の中核となる店舗でございますが、その店舗の契約終了がことしの11月でございます。それに、その店舗に向けても現在、順調に進めておるところでございまして、現在のところは3・4号館では空き店舗が出ることはないというふうには考えております。常にそのあたりについては注意しながら、さまざまな形で店舗側との話し合いもしておるところでございます。現状では、まず空き店舗が出るおそれはないというふうには考えております。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  若干補足させていただきますと、当社は賃貸事業で、ただ単に貸し借りだけではございませんでして、3号館、4号館、それぞれ商人会という、テナントさんのいわば商店街みたいなような、そういう商人会という組織もございます。そういうようなところにもかなり応援をしておりまして、商人会の皆さん方も近年は非常にやる気を出してきておられます。最初に私申し上げました平成25年に整備いたしましたバラの植栽、それを活用した春と秋のバラフェスティバル等、いろんなイベントも活発にやる中で、テナントの皆様方も非常にやる気をもって取り組んでいただけるようになりました。  当社としましては、やはり保有しております床ということに限定するだけ、それがもともと基本ではございますが、それだけではなくてみやのまちという、そのまち全体を盛り上げて集客して、魅力を高めて、当社の保有しております資産価値も高めると。みやのまち全体での資産価値を高めていくということで幅広い取り組みを行っておりますので、今後ともいろいろそういったことで仕掛けなり、商人会の方々等とまた連携もとりながら、みやのまち全体で取り組んで魅力のあるものをつくっていくと、そういったことで取り組んでいきたいと思います。今、事業部長が申しましたように、おかげさまで現在、みやのまちには全く空き店舗がございません。当社の事業収入としましても、そういう穴のあくというようなことは全くございませんので、その辺については当分の間は御安心いただけるかなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆新内竜一郎 委員  おっしゃったように、今、空き店舗はなくて、順調よくいっていると。私も接骨院の所入って、かなり評判がいい方で、市民病院の優秀な方が入られて非常に評判がいいと。で、やはり他市でも中心地の活性化としてこれからの高齢化に向けて、やはり店舗と医療機関、そしてお年寄りが住みやすいまちづくりの、そういう計画、まちづくりを駅前の再開発などをされているわけです。ちょうど時代に沿ってか、こういう医療機関も入られて、これはもうかっちりとしてくると思います。先ほども質問等ありましたけども、やはり賃貸を含めて宮ノ前の活性化ということが、やはりそれぞれの商店の連合会とかでやっていただくのは当然ですけれども、本市の直轄の都市開発株式会社ですから、やはりここに書いている中心地活性化に対して、やはり先ほど言われたイベント等をされているということですけれども、もっと他市から見て、本市はこういうものがあるということも含めて、積極的にそういう活性化事業に取り組んでいただいて、そのリーダーの核になっていただいたらなと思っているわけです。ですから、これからの事業展開、不動産の賃貸のみならず、そういう地域が活性化することによって地価も上がって、評価額も上がる、それによって資産価値も上がるということ思いますんで、今後のもう少し具体的に活性化についての対応をちょっと聞かせてください。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  市内だけではなく、他市からもそういう見て行ってみたいなと、足を運んでみたいなという御意見いただきまして、そのとおりでございまして、宮ノ前足湯につきましては、つい1週間ほど前ですが、ある非常に有名な情報誌のほうから取材の申し込みがありまして、取材に来られたということで9月ごろにはその情報誌に載るということがございますので、どれぐらいの分量で扱っていただけるかわかりませんけれども、かなり期待はしております。  みやのまちのバラ通りにつきましても、あれはマンション管理組合のお金で整備したものでございますが、商店街がああいったバラで埋め尽くされているといった、そういう商店街は全国的にも例がないものだと考えておりますし、そういったことをどういうふうにうまく対外的に発信していくかということは、課題かなと考えております。  当社としましては、もちろん先ほど来申し上げておりますようなソーシャルメディアも含めまして、いろいろPRをもしておりますので、引き続き今後もまた新たなそういう活性化の材料を見つけまして、積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆新内竜一郎 委員  次に、ちょっと細かい点をお聞きしたいんです。支出で減価償却が出ております。566万ほど出ているんですが、この資産については、建物として約2億強あるわけですが、この減価償却のこの耐用年数は何ぼで、要は資産価値何ぼで、耐用年数何ぼで、それの減価償却費の算出根拠をちょっと聞かせてください。これが一番収支の基本になると思いますんで。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  減価償却につきましては、資産は建物と建物附属設備と構築物、あと器具備品等でございますが、建物につきましては、先ほど委員さんおっしゃいましたように2億強ということで取得価格が2億1800万ほどございます。その耐用年数は39年で、4号館が旧定率法、3号館が旧定額法でございます。で、この27年度の年度末での期末で3号館、4号館の建物、両方合わせまして償却の累計額が1億2300万円ほどでございまして、先ほどの取得価格から引きますと、期末簿価が9500万円になる予定でございます。  それから、建物附属設備につきましては、3号館、4号館並びに本社本店の設備でございまして、これ取得価格が7400万ほどでございまして、当期末までの償却累計額が6800万、それを引きますと期末の簿価が500万強というところでございます。構築物が足湯の設備等でございまして、取得価格が200万、これは足湯につきましては17年償却になっておりまして、当期末の予定の償却累計額が46万円ほどでございまして、期末簿価が160万ほどの予定でございます。固定資産の合計といたしましては、今先ほど申しましたものを全て足しますと、取得価格が2億9590万でございまして、期末の償却累計額が1億9300万で、差し引き期末の簿価が1億200万強でございます。  以上で固定資産税にかかわります償却が538万9000円になっておりまして、残り、あとそれに加えまして繰延資産の償却、これは5年償却でございますが、27万円もございまして、それを全部足しますとここに表示しております566万円という償却額になります。 ◆新内竜一郎 委員  ざっと聞くと、減価償却等引いた簿価等でやると結構健全な経営になっているのかなと思うんです。これ39年ですか、39年で今20年、あと19年、これで今までの例えばこの建物を建てたときのそういう建設費とか、そういうことも含めて減価償却でずっと来てうまくいっているという理解でいいんですか、結論的に。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  減価償却につきましては、もうその基準に基づきまして、定率法、定額法できっちり毎年償却をしておりますので、うまくいく、いかないという問題ではちょっとないかなとは思いますが、御心配されておりますのは、経営にどんな影響があるかというようなことかと存じます。で、建物附属設備といったものにつきましては、こういう減価償却をきっちり行って大丈夫なんですが、もう一つの土地ですね、土地につきましては、4億9000万ほど資産として、貸借対照表を見ていただければわかるかと思いますが、5億弱、4億9800万でしたか、ございます。ただ、それは取得費の簿価でございまして、最初に私、経過報告させていただきました中で、平成の初めごろの取得した土地でございますので、ちょうどバブルのときに用地買収した土地でございまして、非常に簿価が高い、実勢価格とかなり差がございます。その分が、いわば当社の含み損として当社が抱えているということになります。  何年か前のこの委員協議会の場でも私、報告させていただきましたが、当社の資産6億強ございまして、そのうち5億弱が土地でございまして、土地のほうでかなり含み損がございますので、それは表には帳簿上はあらわれておりませんが、それが解消できるまでは一定の不安要素はございますが、貸借対照表だけでなくて損益計算書も含めまして、今のところは順調に経営は成り立っておりますので、そのへんは特段今すぐの御心配はないかとは思います。 ◆新内竜一郎 委員  では、ちょっと確認しておきたいんです。今、土地が4億9800万ほど、そこで今、時価、今のことしの路線価格等発表等あるんですけれども、今の一般の売買の時価でいうと、これどれぐらいになっているんですか。当時の取得価格が約4億9000万ほど、それが今、時価として計算するとどれぐらいになっているんですか。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  ちょっと現在の時価での計算は持ち合わせておりませんが、実は私、平成24年に代表取締役になりましてから、まず真っ先に取り組みましたのが、その所有しております資産の鑑定評価ですね。ですから、所有しております3号館、4号館の物件につきまして、平成24年に不動産鑑定士の方にきっちりと鑑定評価をしていただきました。そのときの評価額は、これも以前報告させていただいておりますが、資産6億に対しましてざっと鑑定結果が3億6000万程度でございましたので、簿価の6割という目安ぐらいが実勢価格であるということでございまして、残る4割がいわば当社の含み損であるということでございます。 ◆新内竜一郎 委員  確かに宮ノ前のとき、確かにバブルのいいときでしたから、これを売らなければいいわけですから、賃貸のほうでやりくりして。ただ、次は補修費とか営繕の費用等は、この予算的にはどこに考えておられるのですか。管理経費等として書いているとこで、これだけじゃないと思うんですけど。 ◎沖 伊丹都市開発株式会社事業部長  修繕費につきましては、我々はもうスケルトンで渡していますから、中に係る費用は一切当社持ちではないと。ただ、転変地変で、そういうような状況で躯体が損傷した場合については、これの費用は我々も面倒見なあきませんけども、実際問題そういう状況ではございません。もう中の部分については全てテナントがやっていくということになっておりますので、計上はしておりません。 ◆新内竜一郎 委員  経営状況を一応改めて理解できました。また頑張ってください。終わります。 ◆戸田龍起 委員  ちょっと1点だけ確認したいんですけど、先ほど店舗全て埋まっているということで、ことしの11月に契約満了の中核の店舗があるということで、その店舗さんも契約延長ですかね、延長されるんですかね、そういうふうに今お聞きしたんですけど、その賃料ですね、それについては今後今までと現状維持のままであるのか、その辺の交渉が今後あるのか、それだけちょっと確認だけいたしておきます。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  中核テナントの店舗のことにつきましては、ただいま交渉中でございまして、最終の詰めをしている状況でございますので、ちょっと相手方のあることでございますから、それがどこであるとか、賃料が何ぼになるとか、ちょっとそういったことについては御勘弁願いたいと思いますが、今、最終交渉の詰めの段階でございますので、空き店舗になるというようなことは全くございませんので、御安心いただきたいと思います。 ◆戸田龍起 委員  そうすると、賃料については今後もしかしたら変わる可能性もあるということですね。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  賃料につきましても、具体的に幾らだというようなことはここでは申し上げることはできませんけれども、これまでの経営といいますか、賃料収入と同じか、ほぼ同程度で、ですから当社の経営的にも全く心配はないということで、済みません、ちょっと歯にきぬをかけ過ぎたようなお答えで申しわけございませんが、そういうことで御理解いただきたいと思います。 ◆戸田龍起 委員  わかりました。今後どうなるか、賃料が下がるんかどうなのかは、これからの交渉やということですけども、今、現段階では御社としては昨年と同じ金額の収入を見込んで予算を今立てているということで、そういう理解でよろしいですね。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  そういう御理解いただいて御安心をいただければ、非常にありがたいと存じます。 ○北原速男 委員長  いいですか、ございませんか。 ◆小寺秀和 委員  2点お伺いしたいんですけども、事業概要で店舗賃貸事業と駐車場管理事業と、あともう一つ、中心市街地活性化に資する諸事業って、3つ上げられているんですけども、この損益計算書を見たときに、売り上げのところを見ると、不動産賃貸事業収入と、あと駐車場管理事業収入という、この2つは対応しているんですけど、この3つ目の市街地活性化に資する諸事業に対応する予算というのはどこに対応してきますか、これが1点目と、貸借対照表に長期借入金が計上されているんですけども、それに対応する支払い利息がないんですけども、これは利息なしということで理解してよろしいんでしょうか。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  まず、1点目の売上高の中に中心市街地活性化に資する諸事業の収入がないということにつきましては、そういう直接利益を得て当社の売り上げになるような、そういう収入の上がる事業は基本的にはないということでございまして、あえて申しますと、不動産賃貸事業収入の3つ目のその他540万、これが東商店街の1店舗を当社が賃借しまして、白壁、屋根瓦を伊丹らしい景観に改修しまして展開をしている飲食店の店舗でございまして、それが金額的にあらわれるとすればその部分かと存じます。  いろいろ事業をやっておりますが、アドバイスでありますとか、連携でありますとか、そういうソフト面の事業が中心になってまいりますので、また足湯につきましては無料でございますので、収入はございませんので、そういった売上収入はないということではございます。  それから、2点目の長期借入金で利息は無利息かということでございますが、そのとおりでございまして、これは国の制度を利用して伊丹市から借り入れている3号館の床を当社が取得したときに、そういう制度融資、無利息の、無利子の制度融資を受けたものでございまして、それの返還でございますので、利子が営業外費用のほうに上がっていないということでございます。以上です。 ◆高塚伴子 委員  先ほど来からホームページの話が出ているんですけれども、状況報告書の57ページの6番の広告宣伝費が今年度117万円計上されていて、去年は30万円なんですね。ホームページがいつ作成されたのか、まずお伺いできますか。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  ホームページにつきましては、昨年度、平成26年度に取り組みまして、26年度の前半でホームページをつくる作業をいたしまして、たしか昨年9月からホームページを開設したところでございます。それで広告宣伝費にそのホームページ運営の部分がふえているというところでございます。 ◆高塚伴子 委員  ウエブデザイナーさんにお任せしたのか、ちょっとそこら辺のところはまたお聞かせいただきたいんですけども、去年の9月から運営しているということであったら、ことし、去年との差額が80万円ありますので、半年度の運営ということであれば、決算としてはこの30万円が70万円になっていて、その実数を根拠として、ことしは117万円計上されているんでしょうか。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  この117万円のうち、ホームページ運営につきましては72万円でございます。残り45万円につきましては、各種イベントで花火大会等始めまして、各種イベントに当社から協賛金を出しまして、そのうちわやチラシや、そういったところに当社の名前を出していただくという、そういう協賛金的なものが45万円ございまして、ですからホームページに係りますのは72万円ということでございます。  その差額が30万とか、70万とかおっしゃっているのは、ちょっと何をごらんになっているのかよくわかりませんが、実はホームページ広告宣伝費に今回は上げておりますが、前回のときには委託料のほうにホームページの経費を上げておりましたので、その辺のずれかなとちょっと推測しておりますが、今もし間違っておれば御容赦願いたいと思います。 ◆高塚伴子 委員  配付されたこういう出資法人等経営状況報告書の去年度、平成26年分とことしの平成27年分の広告宣伝費を比較して、去年が30万だった、ことしが117万円だったということで、その差額の80万円についてはホームページですかというふうに御質問させていただいたので、いただいた資料に基づいての質問ですから、どこでっておっしゃられてもちょっと私も困るんですけれども、ということは、去年もかかっているということなので、今これ予算の話で決算の話をするのはちょっと恐縮なんですけども、去年度もホームページについては費用がかかっているということですね。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  はい、そういうことでございます。26年度決算につきましては、運営費だけではなくって、構築のためのそういう作成経費も含まれておりますから、今後決算のときには、今回の72万円の額よりもさらにふえた額で決算が打たれることになります。 ◆高塚伴子 委員  ありがとうございます。フェイスブックは無料なんですけど、ホームページが月当たり6万円の運営費というのは、ちょっと見せていただいた、拝見したんですけども、市場価格としてどうなのかなという気がしたんですけども、ここはもうちょっと運営会社に対して値下げをしていただくとかっていう交渉が必要なんじゃないかなと思います。  それと、どこのホームページもそうなんですけども、結構最近ウエブ関係詳しい若い方がいらっしゃって自前でつくっていらっしゃるとかっていうところもございますので、そういう社員さんのスキルを利用しながらやっていくというのもいいのかと思いますけれども、定款を見せていただきますと、今、役員さん、代表取締役1名と、社員が2名ということで間違いございませんか。  で、松井さんにしても、沖さんにしても、市役所のほうで長らくお勤めされて、すばらしい優秀な人材が株式会社のほうに行かれて、それはそれでいいと思うんですけど、こういうホームページ関連も含めて、若い方、もっとまちづくりに関心がある若い方が株式会社の中にいればいいと思うんですけれども、株式会社としての一般採用というのは今やっていらっしゃるんですか。 ◎沖 伊丹都市開発株式会社事業部長  現在、やっておりません。採用しておりません。 ◆高塚伴子 委員  じゃあ今3名いらっしゃるのは、全員職員OBさんですかということが1点と、過去に一般募集をされたことがあるのかということが2点目でお伺いします。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  3人のうち1人はプロパー社員でございます。それにつきましては、過去にハローワークのほうでお世話になって採用しております。 ◆高塚伴子 委員  本当今の若い方まちづくりに参加していらっしゃるので、アルバイトとかでも構わないと思うんですけれども、そのホームページも地元の伊丹の方にお願いをしてつくっていただくとかっていうふうな形で、地元の若い方を今後は採用していっていただくような方向で考えていただきたいと思います。これはお願いということで、要望としておきます。  その次なんですけども、中心市街地の活性化ということで、今、宮ノ前のことばっかりおっしゃってたと思うんですけども、株式会社としては中心市街地の自分たちの守備範囲ってどのあたりまでだとお考えですか。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  まず、ホームページ、御要望でございますが、今、ホームページの運営委託自体をいたみタウンセンターにお願いしておりますので、そういった若い柔軟なページづくり、情報提供は十分やっていただいていると感じております。また、当社の現在の売上高の状況では、ちょっとアルバイトとはいえ、社員をこれ以上雇うということは考えておりませんので、よろしくお願いします。
     それから、中心市街地活性化のエリアのお話でございますが、当社はもともと一番最初に私が申し上げましたように、宮ノ前再開発事業に伴って、その4号館のビルの完成と同時に設立された会社で、設立趣旨が宮ノ前地区の末長い振興・発展のために設立という、そういう設立趣旨でございますので、宮ノ前地区、またみやのまちの地区、その辺を中心としながら、できるだけそこだけに限定するということでなくって、中心市街地活性化基本計画に定められている中心市街地区域がございますので、そのエリアでできるだけ事業は展開していきたいと考えております。 ◆高塚伴子 委員  確かに設立趣旨はそうだったかもしれませんけども、定款のところに中心市街地の商店街、商店、商業施設の活性化というふうにうたっているわけですから、原資は伊丹市、市民の税金なわけですから、みやのまちに限らないで、市全体、特に東通り商店会、それからビバ伊丹商店街あたりももう、アーケードはありますけれども、シャッター街になっていて、本当に商店の方々苦しんでいらっしゃいますので、エリアを広げてやっていただきたいと思うんですけども、今おっしゃられた東通りの白壁以外に、みやのまち以外で取り組んだ事業はありますか。 ◎松井 伊丹都市開発株式会社代表取締役  それのところでも、オーナーさんへの指導と言ったらおこがましいですけども、アドバイスとかいろいろやっております。繰り返しになりますが、当社のルーツは宮ノ前、みやのまちということでありますが、それにとらわれて限定するということではなくって、中心市街地活性化の区域の中で、できる限りそういうふうに活性化の材料を探して事業はやっていきたいと考えております。 ◆高塚伴子 委員  副市長はどういうふうにお考えですか。 ◎行澤 副市長  伊丹都市開発株式会社ということで、市のかかわり方ということなんですけども、結局先ほど代表取締役からもお話最初にありましたように、今現在は補助金とか助成金とか一切出してない、設立時の出資金いう形で株式会社に出しているということで、本来、出資したということは、市民に還元するにはどうしたらいいかという中で、例えば株式会社ですと配当とか、今現在ない、そんなに余裕ある、含み損を持った会社ですのでなかなかない。そういう中で、中心市街地へのこういう活性化に資する事業を行っていただいているということで、25年でしたかね、から定款に入れていったということでございますので、これから今現在、次期の中心市街地活性化の計画も立てていく中で、もっともっと前面に出ていただく、なかなか予算もないところでやっていただいている、かつ今、空きをつくれば、空きの店舗をつくってしまうと非常に経営が苦しいという中で並行してやってもらっている、もらっていると言うたらいいんかどうか、そのあたりがあるんですけど、出資者として、そっちも崩れてしまったら元も子もないんで、この都市開発株式会社だけではなく、うちの市として商工とかまちづくりに関係する部署も一緒になって、中心市街地活性化に取り組んでいかないかんということで、今後はまたそのあたりにも力入れてもらうように、市としてもサポートになると、株式会社にお金出すいうのはなかなかと難しいところがあるんで、そのあたりも含めて今後考えていきたいなというふうには思っております。 ◆高塚伴子 委員  ありがとうございました。先日も、金剛院さんの愛染祭りでお二人をお見かけしたので、みやのまちあたりの活性化に頑張ってきていらっしゃるのだなと思って拝見していたんですけれども、今、副市長がおっしゃったみたいに、今まではそうかもしれません。25年度定款に入れたということで、これからは伊丹のまちづくりには都市開発株式会社ありぐらいの勢いで、いろんなところに出かけて行って話を聞くということをどんどん進めていっていただきたいと思いますので、今後の活躍に期待をしたいと思います。終わります。 ○北原速男 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、これで伊丹都市開発株式会社についての質問を終わります。  次に、公益財団法人伊丹スポーツセンターについて説明をお願いいたします。 ◎川村 伊丹スポーツセンター理事長  改めまして、おはようございます。  委員長初め、委員の皆様におかれましては、平素から当伊丹スポーツセンターの運営全般にわたりまして御支援、御尽力賜りましてまことにありがとうございます。この場をおかりして心よりお礼申し上げたいと思います。  何かと節目であります平成27年度も既に3カ月を過ぎてございまして、この間、非常に季節もそうですが、月日が早く立ってきたなという感じがします。特に平成27年度はこのスポーツセンターにとっても節目の年度になるであろうというふうにも思っておりますし、27年、あるいは27年度になりましてから、社会状況も、また経済状況も変動続けておりますし、制度とか仕組みがますます変動しているなということで、時の経過は早いものだというふうに痛感をしているところでございます。  平成27年度、本年度はスポーツセンターの自主的な発展を基本目標に掲げました経営計画の最終年度でもございます。また、この経営計画の次期計画を策定する、推進する年度でもございまして、これまでのセンターの取り組みがどうであったのか、また、これからのスポーツセンターの運営をいかにという、そういう道筋をつくる正念場の年度というふうに捉えております。こういうことを踏まえまして、これまで組織、また体制の充実・強化に努めてまいってございます。その上で私ども理事、そして職員ともども効果的な運営、事業展開に努めております。  過日、スポーツセンターの評議員会もございまして、評議員会では、昨年度の事業展開等々について報告をさせていただき、今申し上げた経営計画につきましても御報告を申し上げたところでございます。そういったことで、今後評議員会に御相談をしながら、また理事会におきまして理事の皆さんとよく協議をさせていただき、より効果的な事業運営に努めてまいりたいというふうに考えてございます。  少しスポーツセンターのこれまでの歩みを申し上げたいと思いますが、御承知のように伊丹スポーツセンターは、昭和46年4月に財団法人として市により設立され、本年度で45年目に入ってございます。平成24年4月からは公益財団法人として新たなスタートを切りまして、3年が経過をしたところでございます。この間、市民の皆様、地域の皆様、そういうような広範な方々の体力の増進、体育、スポーツの振興に大きく寄与するよう、時代の変遷、要請にも即応してさまざまな事業展開を行ってまいってございます。また、国体を初め各種の大会、イベント開催にもよく御利用をいただいてございます。スポーツセンターの組織につきましても、その時々の変遷はございまして、市及び関係機関、組織、そしてまた団体と強力に連携しつつ、取り組みを充実してきたということでございます。こういったことで、現在は地域住民の皆様を初めスポーツセンターの御利用者、また広範な市民の皆様の交流あるいは憩いの場ともなってございますし、子供たちの安全な遊び場ともなってございます。御承知かもわかりませんが、敷地内には通学路も入ってございます。そういった関係もございまして、伊丹市におけますスポーツ振興の殿堂、あるいは健康増進の拠点とも言えるというふうに考えてございます。  現在、屋内9、屋外3の多様な施設、機能を有する、敷地面積は約7万7000平方メートルの規模を誇っております、伊丹市におけます一大スポーツ健康公園とも言えるのではないかというふうにも思っております。  また、市民の皆様のスポーツ文化、健康を支えるスタッフを含め、100名を超える専門的職員が、年末年始の5日間の休館を除きまして、早朝から午後9時まで幅広い方々の御利用に関係機関、組織、団体のさまざまな御利用に寄与しているということでございます。  そして、先ほど申し上げましたが、快適な御利用とセンターの自主的発展を目指しまして、平成24年12月の施設の保全計画に続きまして、平成25年度からは収支見込みを含めた経営計画を策定したわけでございます。より充実した公益事業の展開と、さらなる健全な経営に向けまして頑張っておるところでございます。  この経営計画につきましては、平成25年度を初年度といたしまして、3カ年度の短期計画にさせていただきました。いわゆる進化する計画ということで、毎年度検証していこうということでございまして、昨年度も中間での検証をさせていただいたところでございまして、次なる経営へのステップとしているところでございます。  基盤となります収支見込みでございますが、平成25年度、この経営計画の初年度は改善傾向にございました。ただ、平成26年度の決算ベースでは少し厳しくなってございまして、さらに今後の経済状況等々を取り巻く環境変動、私どもを取り巻くその変動への対処には、特に24年度に策定をいたしました保全計画の遂行においては非常に厳しいなということは実感でございまして、これまで以上の効率・効果的な事業運営、組織運営、また健全化策をつくっていく、そういったことに一層の注力が必要というふうに思ってございます。  そうした中で、例えばこの経営計画の中に個別項目を掲げてございますが、この個別項目では特に魅力あるステージづくりというのを大切にしてございまして、これまで以上の安全点検の励行なり、あるいは計画的な、あるいは緊急的な補修も行っておりますし、安心・快適には御利用いただけるような施設の整備に心がけておるところでございまして、また、職員の意識改革も含め、救急救命講習、あるいは熱中症対策での日々の点検、さらにはプール監視体制の増強などを行ってまいってございまして、さらには計画的な健康遊具の設置も進めておるところでございます。  また、御利用者には非常に御迷惑をおかけしている駐車場につきましては、昨年度から時間区分の変更をさせていただきまして、今年度からは消費税対応と近隣バランスということも図らせていただいて、一定の料金改定もさせていただきました。結果、御利用者の方々には一定の御負担をいただくということになりましたが、短時間での駐車場の回転率も上がりまして、混雑緩和に一定資しておるのかなというふうにも思いますし、増収ということになりましたので、その増収部分につきましては、公益目的事業の拡充あるいはその駐車場自体の安全対策ということにもつながってございますし、駐車場の安全対策では、ごらんいただいたかもわかりませんが、今年度既に満車、空車の表示も改めさせていただきましたし、昨年度は第1駐車場の入り口のところにハンプを設置させていただいて、そういった安全対策にもこれから今後とも努めてまいりたいというふうに思っております。こうしたように、現経営計画の目標をつくり上げた精神の基盤といたしまして、快適を第一に、信頼され愛されるスポーツセンターとなるよう健全策も含めまして、より効果的な事業展開、運営を進めているところでございます。  しかしながら、これまでも繰り返し、また冒頭でも少し申し上げましたが、まだまだ不透明な社会経済状況でもございます。社会構造も変動をしておりますし、制度、仕組みも変動しておる、そういったそれらの推移に機敏に対応していかなければなりません。よく先ほど申し上げた理事会とか評議員会にも私申し上げておりますが、3年前に公益法人として再スタートをしておりますが、いわゆる公益法人認定法が施行されて6年ほど経過をしてございまして、その公益法人の会計基準といいますか、会計制度についてもいろいろ課題が出てきております。収支相償ということを旨といたします公益財団の経理自体の課題といいますか、問題を抱えておるということでございます。先ほど申し上げた保全計画に基づく施設改修についても課題が山積しているという状況でございまして、これらについては今後の財団の経営と申しますか、運営そのものにかかってくるというふうに思っております。  そういうことで、本年度から抜本的な対処をしていきたいということで、先ほど来も申し上げておりますような経営計画も含めまして、出資者であります市の関連部局とスポーツセンターとで経営計画策定委員会を設置をさせていただきまして、新たな経営計画の策定などスポーツセンターの今後の運営につきまして集中的に今、協議を行っていただいているところでございます。  冒頭申し上げましたが、自主的な発展を目指しております公益財団法人伊丹スポーツセンターの正念場のときというふうに認識をしてございます。繰り返しになりますが、こういったことを踏まえまして、今後は従来にも増して、必要な資源を確保・担保して、より効率的に生かしながら、より効果的な事業展開、また皆さん方のスポーツ・健康への消費動向といいますか、そういったことも注視をし、他の事業への進出、あるいは施設の活用につきましても、より一層の拡充、創意工夫を諮っていく必要があるというふうにも認識をしておりますし、あらゆる組織、あるいは私どもを御利用していただいている団体さん、あるいは個人の方々との協働した対処が必要ではないかなというふうにも思っております。今後ともより一層親しまれる伊丹スポーツセンターとして、快適に御利用いただける伊丹スポーツセンターとして、さらなる皆さんの憩いの場、交流の場、スポーツ文化の場ということを目指しまして、そして伊丹市にとってなくてはならないスポーツセンターとして頑張っていきたいというふうに思っております。そのことが伊丹市の元気なまちへ寄与していくことになるであろうというふうにも思っております。そういったことで、理事初め、職員一丸となって取り組んでまいりたいというふうに思います。  そういったことを踏まえての平成27年度の予算事業ということでございます。その概要につきましては、事務局から御説明、御報告をいたしますので、お願いをいたします。  簡単ですが、冒頭の私の御挨拶とお願いとさせていただきます。私からは、以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎菅原 伊丹スポーツセンター事務局長  私のほうから、事業概要及び予算概要の説明をさせていただきます前に、既にお手元に配付をさせていただいております平成27年度出資法人等経営状況報告、この横判の分なんですけども、この中の記述におきまして、大変恐縮ではございますが、一部数字の修正をお願いさせていただきたく思っております。お手数をおかけして申しわけございませんが、同報告書の5ページ、平成27年度公益財団法人伊丹スポーツセンター収支予算の5ページ中ほどのU、投資活動収支の部、A投資活動支出、1、特定資産取得支出をごらんください。収支予算におきましては553万2000円と計上いたしておりますが、正しくは555万2000円でございます。なお、投資活動収支支出計は正しく計算がされておりますので、当該数字のみの修正ということでお願いをしたく思います。大変申しわけございませんが、よろしくお願いをいたします。申しわけございませんでした。  それでは、引き続きまして私のほうから、平成27年度事業概要及び予算概要につきまして説明をさせていただきます。  冒頭、理事長より説明がありましたとおり、今年度当スポーツセンターは公益財団法人に移行いたしまして4年目を迎えます。これまで以上に体育・スポーツの振興に関する事業を通じ、心身の健全な発達及び豊かな地域社会の発展に寄与するとともに、地域住民の方々に安全・安心で快適なスポーツ環境の充実を図るとともに、笑顔と元気があふれる施設づくりを目標に運営を行ってまいります。また、平成27年度は、先ほどもお話が出ておりましたが、伊丹スポーツセンター経営計画の最終年度でもございます。今後の新たな経営計画の策定を進める年度でもあり、これからのスポーツセンター運営の道筋を定めてまいりたいと考えております。  さらには、施設利用者の安全を最優先に考え、組織の規律向上、調和、協働を大切にいたしまして、事務局部門21名、教室事業等に係ります窓口スタッフ及び指導スタッフの85名の2課4グループ、106名が一丸となりまして、安全で快適な施設利用や、各教室事業の充実に取り組んでまいりたいと考えております。  それでは、総務政策常任委員協議会資料、A4の縦判の分ですが、これの3ページをお開きください。まず、(1)事業概要でございますが、1つには、@スポーツ振興等事業の1)施設対応事業でございます。これは、当センターの体育館を初め、室内プール、野球場、陸上競技場、テニスコート、クラブハウスなどの施設を地域住民の健康の維持増進や競技力の向上に寄与するため、各施設の貸与事業でございます。また、それらの施設を安全・快適に御利用いただくため、今年度、7番、テニスコート人工芝改修工事及び野球場外周道路に健康遊具の設置を予定しております。なお、テニスコートの人工芝改修工事は5月に工事のほうは終了をしております。  続きまして、2)教室事業では、幼児から高齢者までを対象といたしましたスポーツ教室を130教室、定員4660名で実施をする予定でございます。教室の内訳といたしましては、幼児を対象に、体操やバレー、ダンスなど幼児期に著しく成長する神経系やバランス系などの種目を取り入れました教室を16教室、幼児、小学生を対象に、サッカーや水泳などの教室を10教室、小・中校生を対象といたしました体の動きづくりのためのジュニア体育教室やテニス教室などを29教室、親子の対象に体操や水なれのための水泳教室などを12教室、女性を対象にテニスやトレーニングなどの教室を4教室、一般の方を対象にシェイプアップや卓球などの教室を47教室、中高年を対象にニュースポーツを中心とした健康教室やテニス、水泳などの教室を12教室開催をさせていただいております。  続きまして、3)その他といたしまして、春にはテニススクール生によりますトーナメント形式の試合や、親子でピクニック、風船バレーボール大会や水泳交流大会等を実施をしております。また、夏には2泊3日のサマーキャンプや、学校園の夏休みを利用いたしまして鉄棒や駆けっこなどの目的を絞った内容に種目別の内容など、短期特別講座を含んだ教室も予定をしております。  さらに秋には、芋掘りやペタンク等を初め、センター杯といたしまして卓球、バドミントン、テニス大会等、世代間を超えた交流を予定をしております。また、今年度も引き続きまして全国高等学校なぎなた選抜大会への協力支援も引き続き行ってまいります。それ以外にも、各種スポーツ教室での指導のノウハウを生かしまして、センター以外の場所に出向きまして指導を行います出前スポーツ講座、またお子様がいても教室受講や施設利用がしやすい環境の整備といたしまして、託児サービスを継続をしてまいります。  続きまして、A駐車場運営事業では、利便性の高い施設の提供といたしまして、駐車場をより安全に御利用いただく取り組みといたしまして、駐車場内の車両の速度を抑制する減速ハンプの設置を行い、さらなる安全管理に努めてまいります。  次に、(2)の業務の予定量でございますが、各施設の業務の予定量につきましては、@の体育館では、競技フロアでは先ほど申し上げましたなぎなた選抜大会など大会を含め、卓球場、多目的室など合計占用使用時間数は1万2400時間、個人の使用時間数は288時間、トレーニング会員505人、軽トレーニング5128人などを予定をしております。  次に、Aの室内プールでは、占用使用コース数2366コース、個人使用者数2万1288人、プール会員232人を予定をしております。次に、野球場でありますが、兵庫県知事杯伊丹予選大会など占用使用時間数2433時間を予定をしております。  続きまして、陸上競技場では、伊丹市中学校及び小学校連合体育大会など占用使用時間数1664時間を予定をしております。次に、テニスコートでは、伊丹市及び阪神中学校総合体育大会など占用使用時間数1万1249時間、テニス会員330名を予定をしております。最後にクラブハウスでは、占用使用時間数は1940時間を予定をしております。  以上、簡単ではございますが、平成27年度事業概要の説明を終わらせていただきます。  続きまして、予算概要のほうに移らせていただきます。まず、4ページの予算概要のほうをごらんください。活動の内容によりまして、当スポーツセンターの予算構成は、その分類を1行目のT、事業活動収支の部と、下から9行目のU、投資活動収支の部、5ページ上段のV、財務活動収支の部及びW、予備費支出の4つの大科目から構成をしております。  それでは、4ページ上段の@事業活動収入から説明をいたします。  まず、1、基本財産運用収入といたしまして20万4000円を計上しております。これは基本財産1億1000万円のうち、1億円を国債で運用し、残り1000万円は定期預金で運用します利息収入でございます。  次に、特定資産運用収入として3000円を計上しております。これは職員の退職給付の引き当て資産を定期預金での運用によります利息収入であります。  次に、3、スポーツ振興等事業収入といたしまして2億5777万2000円を計上しております。これは体育館などの施設使用料に当たります施設貸与事業収入と、教室事業の受講料に当たります教室事業収入などの合計額となっております。施設貸与事業収入では、1億2288万円を計上し、前年度予算対比で469万6000円の増となっております。主な要因といたしましては、体育館使用料収入では、前年度比で285万3000円の収入増を見込んでおり、具体にはトレーニングルームで軽トレーニングの利用の普及に力を入れており、健康志向の高まりから順調に利用者数が伸びてきております。軽トレーニングの利用から一般トレーニング会員への移行も期待できることで、一方、サービスプログラムの充実を図ること、そういったことで新規利用者などの増も見込めますことから、前年度比で208万1000円の収入増を見込んでおります。  次に、室内プール使用料収入では、前年度比250万5000円の収入増を見込んでおります。これは水中で浮力を得ることによる膝や腰の関節にかかる負担が少ないため、体への負担が大きく軽減されることや、消費カロリーが高いといった水中運動の効果が一般的にもよく知られてきたことから、入場者の増を見込んでおります。  続きまして、教室事業収入でございますが、先ほど事業概要で申しましたように、短期、年間利用、短期特別講座を含めまして、6カ月の赤ちゃんから高齢者まで利用できるさまざまな130教室を開講し、地域の皆様方に喜ばれております。収入額1億3489万2000円を計上いたしまして、前年度比で145万1000円の収入増を見込んでおります。  次に、4、駐車場等運営事業収入でございますが、駐車場の効率的な使用と混雑緩和のため、また近隣の駐車場使用料を鑑みまして、駐車場使用料の見直しを行い、4742万7000円を計上しております。前年度比で1178万6000円の収入増を見込んでおります。  次に、5、補助金等の収入でございますが、これは伊丹市からの補助金収入でございます。センター職員の人件費の一部に当たります運営補助金と、長期借入金の償還元金の建設費補助金の合計額で3857万3000円を計上しております。  次に、寄附金収入は単位計上しております。続きまして、7、雑収入は、33万2000円を計上しております。  以上、事業活動収入の合計は、中段にありますように3億4431万2000円で、前年度比1087万円の増となっております。  続きまして、事業活動支出について説明をさせていただきます。4ページ、中段にございますA事業活動支出は、公益目的事業に当たります経費を1、スポーツ振興等事業費支出に、収益事業に当たります経費を2、駐車場等運営事業費支出に、センター運営上の管理部門の経費を3の管理費支出として、それぞれ予算計上をいたしております。  まず、1のスポーツ振興等事業費支出ですが、2億7200万6000円を202万6000円を計上しており、前年度比較で1276万円の増となっております。具体的に申し上げますと、スポーツ振興等事業費支出は、施設貸与事業費と教室事業費の2つの事業に分かれておりまして、施設貸与事業では1億8037万8000円を計上いたしまして、前年度比で1112万2000円の増となっております。主な要因といたしましては、光熱水費の高騰分や室内プールのLED照明化の器具のリース料並びに新たなサービスの向上といたしまして、体育館1階の男女更衣室の有料ロッカーを、リターン式の無料ロッカーに切りかえをいたしました物品のリース料などでございます。  また、教室事業費では、9164万8000円を計上し、前年度比では163万8000円の増となっております。  次に、駐車場等運営事業費支出ですが、2120万6000円を計上いたしまして、前年度比で80万9000円の増となっております。その主な要因といたしましては、冒頭事業計画でも申し上げましたとおり、第1、第2、第3駐車場の196台の車どめのブロックや減速ハンプの設置などによります駐車場での安全対策の充実を図るための経費の増によるものでございます。次に、管理費支出でございますが、2376万円を計上し、前年度比で365万8000円の増となっております。  次に、4、法人市民税といたしまして8万2000円の計上をしております。結果、事業活用支出計は3億1707万4000円となっております。したがいまして、事業活用収支差額は4ページの下から10行目にありますように、2723万8000円となっております。  次に、Uの投資活動収支でございますが、4ページ下段にありますように、投資活動収入はございませんが、Aの投資活動支出といたしまして、特定資産取得支出で、退職給付引当金資産取得といたしまして114万2000円及び体育館外壁等改修工事資産取得資金支出といたしまして441万の、計555万2000円を計上いたしております。これが冒頭申し上げました数字のミスプリが出ておったところの数字でございます。  また、2の固定資産取得支出といたしまして、テニスコート7番の人工芝改修工事や駐車場の安全確保の一環といたしまして、駐車場の整備及び地域住民の健康づくりを目的といたしました健康遊具1基を設置する経費といたしまして1140万円を計上いたしております。結果、投資活動収支差額は1695万2000円のマイナスとなっております。  次に、5ページ上段にあります財務活動収支でございますが、@財務活動収入はございませんが、Aの財務活動支出といたしまして、長期借入金元金返済分1028万6000円を計上いたしております。結果、財務活動収支差額は1028万6000円のマイナスとなっております。  次に、W、予備費支出はございません。  結果といたしまして、当期収支額は、5ページ下から3行目に示しておりますようにゼロ円となり、平成27年度へ繰り越しをいたします次期繰越収支差額は、同ページ一番下の行に示しておりますとおり、5629万5000円となっております。  以上、簡単ではございますが、予算概要の説明を終わらせていただきます。 ○北原速男 委員長  説明は終わりました。  ただいまの説明について質問等がございましたらどうぞ。 ◆新内竜一郎 委員  スポーツセンターとしていろいろと施設管理していただいているわけです。それのまず利用率です。それぞれの施設の時間では出てあるんですけども、大きい施設について、例えば野球場の利用率、陸上競技場での利用率、体育館などの利用率、この時間では予定の量はあるんですけども、今までの、前年度でも結構です、その利用率はどの程度でされているのか、その辺ちょっと聞かせてください。 ◎伊丹スポーツセンター 失礼します。平成26年度の実績になるんですけれども、野球場の実際の利用率では71.1%、陸上競技場のほうでは61.8%、ちなみに体育館フロアのほうでは、半面当たりなんですけども79%、また片方では75%あたりの稼働率が出ております。 ◆新内竜一郎 委員  テニスコートは。 ◎伊丹スポーツセンター テニスコートが、実はスポーツセンターのテニスコートが13面ほどありまして、各それぞれで稼働率を出しているんですけれども、1番コートから4番コートまでは会員コートとして占用しておりますので、ほぼ100%近い会員様が利用されております。また、一般の貸し館コートであります7番、8番コート、スポーツセンター内にありますコートなんですけれども、そちらのほうで76%から80%ぐらいの稼働率になります。川を挟みます東テニスコート、大会等をされるところなんですけれども、そちらのほうで平均しますと大体55%から60%くらいの稼働率というふうになっております。 ◆新内竜一郎 委員  利用率を上げることによって、当然収益は上がるんです。そこで、野球場です。これ私の知っている範囲で硬式野球やっている方が、この野球場でやるとまず外野の芝生の管理等で非常に危ないというのがあって、もう1点、夜間のナイター施設暗い。ですから、硬式で本式的にやると危ないということを指摘聞いているんです。正式に全国の硬式野球連盟の役員から、できるだけ伊丹で硬式野球等をして、伊丹から硬式のプロ野球選手が輩出されているんで、できるだけ伊丹の一つの目玉として野球等でPRするという一つの方法もあるんです。他市では、やはり野球を通じて全国に名前を売っているとこもあるんで、だから本市として、私も下手ながら野球ずっとやっている関係で、そういう伊丹の体育のいろんな施設あるんですけども、野球場をもっと整備してもらって、例えば尼崎の記念野球場、あそこなどはちょうど選手の名前とか、あるいは電光掲示も含めてそれは立派です。ですから、少なくともそういう整備について、これ今までも議論あるわけです。だけれども、なかなか予算上の関係で進んでない。ナイター施設やるにしても、ポールの高さが低いから、外野で飛んできて目に入って見にくいという基本的なとこがあるんです。ですから、これ収支との関係もあるんですけども、今後のそういう施設改修についての基本的な考え方、今現状では無理であるのか、将来的に何とかスポーツを通じて伊丹の活性化、当然市民の健康づくりということもあるんですけども、その辺の基本的な考え方はいかがですか。 ◎伊丹スポーツセンター 失礼します。今、委員おっしゃられましたように、野球場の整備なんですけれども、実際に今71%、これが高いのか低いのかといいますと、まだまだ活用できるのかなというふうに我々も思ってはおるんですけれども、その中でも平日、昼間ですね、特に陸上競技場とかでしたら昼間なかなか利用者がおられないというのが現状ではあるんですけども、野球場に関しましては、この近隣の関西地区の大学生のリーグ戦として秋と春使われておりますし、春と夏には甲子園の練習会場としても使っていただいている関係もありまして、かなり平日の昼間の稼働率としては高いというような実際印象を持っております。その数字を下げている要因としましては、やはり冬場のシーズンオフの期間ですね、それも利用時間のほうに含めてはおりますので、そのあたりかなというふうには考えておるんですけども、実際に野球場の外野の芝生につきましては、守備範囲ではやはりちょっと剥がれてしまっているというのが現状であります。ただ、それがちょっと矛盾はするんですけども、甲子園とかのようにきれいな芝を張るというような形であれば、年に3カ月、4カ月は養生期間として利用できない期間というものも設けないといけないというような現状もありますので、そのあたりシーズン一番芝の目が伸びる6月、7月ですとか梅雨時期、この時期に1カ月、2カ月閉めてしまうということで、利用者のほうに御迷惑をかけてしまうということもありますので、現状何とか芝生を生えさせるような努力はしているんですけれども、実際ちょっと稼働率が高いがゆえに剥げてしまっている、それが追いついていないというのが現状であるということも事実であります。  また、2年に1回なんですけども、内野のほうも不陸整備ということで専門の業者を入れまして、内野の不陸整正、イレギュラーとかでけがをされたりということがないように特に注意を払いながら整備を進めていっているところでございます。  ナイター設備に関しましては、平成20年か21年ぐらいにナイターのライトのほうを全て更新をさせていただきまして、かなり照度的には上がってはいるんですけども、まだまだ夜間利用される方にとってはちょっと暗いのかなというところはあるかもしれません。年々照度も落ちてきてしまいますので、そのあたりがちょっと顕著になってきている、今、七、八年たつ頃になりますので、そのあたりというのは次回の補修・保全計画の中でも考えていかなければいけないのかなと。ただ、近隣に団地もすぐにあったり、住民ありますので、夜間スポーツセンターの野球場を見るとかなりまぶしなという印象もありますので、そのあたりもちょっとバランスをとりながら、近隣の方とも調整をとりながらというような保全計画の遂行になろうかというふうに思っております。  あと、スコアボードなんですけれども、これは平成23年に、尼崎の記念球場のほうも参考にしながら、ちょっといろいろ下見とかも行かせていただきながら、電光掲示板のほうに改修させていただいて、今はLEDの電光表示のほうでさせていただいております。かなり好評も得ております。ただ、尼崎の球場ほどちょっと規模は大きくありませんので、各全ての選手が出るわけではないんですけれども、打順回ってきますと名前が出て、少年野球のチームの方ですと、やはり保護者の方も自分の子供の名前が出るということで喜んでいただいたりということで利用していただいていますので、保全計画につきましては、先ほどちょっと理事長、事務局長のほうからも説明がありましたように、24年に保全計画を立てておりますので、ただ施設全体を考えながらの野球場の保全計画にもなりますので、そのあたりも考慮しながら改修のほうの予定を進めていかなければならないというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆新内竜一郎 委員  スポーツ通じて市民の健康づくりということで、非常に大事だと思っています。で、やはり利用率についてもやはりもう少しアップしてやるにも、やはりそういう施設整備も大事だと思うんです。ですから、このあたりを今後対応していただきたいと思うんです。川村さん、そっちへ行っておられるんで、市と連携とって、そのあたりの今後のいろいろな経営的な観点、問題多々あると思うんですけども、その辺の考え方を聞かせていただけたらありがたいです。 ◎川村 伊丹スポーツセンター理事長  今、委員おっしゃったような市との連携とか、あるいは御利用者が快適に御利用いただける、そういった対応等々につきましても、私どもは関係団体、関係組織の意見あるいは個人の御利用者の御意見を常に伺いながら、出資者である市とスポーツセンターの運営につきましては連携といいますか、協議をしてまいりたいというふうに思っております。  冒頭、申し上げましたように、今年度次期経営計画の策定も含めまして、今度のスポーツセンターの運営あるいは経営、そういった取り組みにつきまして経営計画策定委員会というのを市の関係部局と設置をさせていただいて、今、協議をさせていただいているということを申し上げました。その一端というふうにお考えいただいたら結構かと思います。今後とも皆さんの御意見を承りながら、スポーツセンターの技術的な発展に向けて関係機関と協議をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆新内竜一郎 委員  この予算の概要にも補助金等の収入で運営補助金として2800万強、それから建設費補助として997万ちょっとあるわけです。これは今までの算出根拠、どういう形でされているわけですか。例えば、運営補助金については、人件費のほうで賄っているのか、この事務局運営費と予算と、大体2割に近いんです。その辺の内容をもう少し聞かせてください。 ◎伊丹スポーツセンター 運営補助金につきましては、基本的には人件費でございます。市の職員が退職しまして再雇用になりました、その部分につきまして理事長、常務理事、私の部分を市のほうから頂戴しておるという部分でございます。  それと、建設補助金につきましては、今まで27年度、あと5工事分が残っておりますが、以前にスポーツセンターの工事関係につきまして市からの損失補償を受けた部分を支払い部分についてバックアップしていただいておるものでございます。 ◆新内竜一郎 委員  このあたりと、今後の改修と、そして利用率を上げると、こういう関係がありますのでちょっとお聞きしているんです。ですから、もう今から15年ほど前ですかね、やはりスポーツセンターの大改修計画いうことで、審議会で大阪体育大学の先生が入って答申された経過があるんですけども、一部体育館等の改修はされたけれども、今言った野球場とか、そういったところの、陸上競技場も含めてです、なかなか進んでないということなんで、予算との関係があるんで一層行政の市のほうと連携してやっていただいたらなと思うんです。  これ副市長は、考え方として、もう現状の補助金の程度ぐらいで、あとそれぞれスポーツセンターのほうで頑張ってくれというのか、基本的な考え方、ちょっと副市長にお聞きしておきたいです。 ◎行澤 副市長  今、経営といいますか、施設の維持管理等にはやっぱりお金もかかるような話でございまして、今、補助金、先ほど御説明申し上げました人件費と損失補償のときの返済分だけで、独立採算で原則的にはやっていただきたいなというのが市のスタンスなんですが、ただ、施設はやっぱり老朽化してきていると。先ほど、体育館の話、あれ国体のときに大分大規模改修したかなということであったと思うんですけども、今後は現在も先ほど理事長からも話がありましたが、経営計画は27年度、ことしが最終年度と、次期経営計画で計画を今、策定していただいている、その中に市の職員も入りながら、一緒になって今後どうしていくかということを今考えていただいているという中で、あの施設、どうしてもやっぱりスポーツセンターというのは必要であるという、必要なお金としては絶対必要だという考え方を市としては持っております。これまで昭和46年につくってから、市民の方の健康の維持・増進に非常に大きな貢献してきた、寄与してきたという施設であろうという認識は今も変わっておりませんし、また必要な施設であろうということなんですが、今後はそのあたり、これまでも経営健全化に取り組んでいただいておりますが、さらなるそのあたりはまた努力もしていただきながら、あと組織としてもどうしていくべきかとか含めた、また健全計画を立てていただいて、市民のための施設として引き続き、できる限り、何度も言って申しわけないですが、独立採算でできる限りお願いしたいなと。施設はやっぱり何十年もたちますとどうしても疲労してきますんで、そのあたりは市のほうも考えていかなくてはならないという認識ではおりますんで、よろしくお願いしたいなと思っております。 ◆新内竜一郎 委員  今後の運営のあり方、前向きに対応していただきたい。  そこでちょっと1点提案です。やはり市民の健康増進という意味で、SC21、スポーツクラブ21と、各小学校区にできているわけです。例えば、ソフトボールとか野球とかサッカー、それぞれのチームがそれぞれ監督、コーチされている、はっきり言って素人。はっきり言って私のソフトボールチームで、オリンピックに出られた元・日本生命のピッチャーとか、そういう方を呼んで少年野球チームと一緒に野球教室したんです。物すごく反響で、今までの練習してた基本の根底が覆されるようなことがありました。ですから、スポーツセンターと伊丹市の教育委員会のスポーツ振興課と連携とって、そういうSC21、地域に根差しているスポーツ団体にもそういう指導者派遣をもう少ししてあげる、はっきり言って無料でなくても安く、弁当代ぐらいを出すということであればやりますよいう方もあるんです。だから、そのあたりについてもどうなんですかね、本庁のほうとスポーツセンターのほうと連携とって、市民のそういうところに指導者派遣ということも、よく広報などでスポーツセンターのニュースが出ているんですけども、そういう記事は見ないです。だから、あれば申し込みされると思うんで、その辺の対応についてちょっとお聞きしておきたいんです。 ◎伊丹スポーツセンター 失礼します。実はスポーツセンターのほうでも、まだまだPR不足だとは思うんですけれども、出前スポーツ講座というような名称で、スポーツ指導者の派遣事業、スポーツセンター、今年度も130教室を行う予定にしておるんですけども、それぞれの専門の指導員という者がおりますので、その指導員を各学校単位なり、そういう地区のスポーツクラブ21なりに派遣をするというような形の制度自体は設けておりますので、これからどんどんどんどんPRをしていきながら、そういう市民の方にもわざわざ行かなくても来てもらえるというような印象も持っていただけたら、伊丹市民含めて広範囲な地域の方にスポーツの指導を広められるのかなというふうに思っておりますし、また、スポーツセンターのほうでもスポーツだけではなくて、今年度はもう実施したんですけども、熱中症ですとかそういうような対策、特に子供の教室を指導されている指導者の方とか保護者の方に対しましても、そういうような講座も含めて開催していこうというふうな、新たな試みではあるんですけれども、そういうものを今年度から実施したりもしていますので、特に地域のほうにこちらからか出向いていってというようなところには力を入れていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆新内竜一郎 委員  要望にしておきますけれども、やはり指導者でも元プロの選手とか、そういう優秀な人を何とか派遣できるように、またそれぞれのSC21の団体のほうにも案内状を送ってあげるとかすると、かなりあると思いますよ。今、野球とかサッカーとかいうとこにもかなり市民の方多く根差しているんで、いい指導者が入ることによってレベルアップもして、伊丹のやっぱりスポーツの拠点としてこのスポーツセンターがあるということもあるわけです。これ九州でこういうスポーツセンターを中心にまちおこしをされているところがあるんです。だから、そういうことで私申し上げているんで、ひとつ頑張ってください。要望しておきます。 ◆泊照彦 委員  済みません、出資法人と経営状況報告の11ページ、事業活動施設の光熱水費用支出、そして委託費の支出についてお伺いします。節電、節水なり、いろいろと御努力していただいていると思うんですけども、この施設の電気料金の値下げについて、新電力会社とか、その辺を探して少しでも安く努めるというふうなお考えをお持ちなのかどうか。それともう1点、委託費の支出なんですけども、この割合は清掃業務の割合等ちょっとわからないのですけども、管理業務の委託の、もし専門職のスタッフの方々がたくさんいらっしゃるんですから、この保守点検の保守管理の資格をとられて、内部でやっていただけるようにできたら、少しでも委託費が削減できるのでないかというふうに思うんですけど、その辺お考えをお聞かせください。 ◎伊丹スポーツセンター 失礼します。光熱水費に関しましては、泊委員言われましたように新電力会社のほうの、市のほうでもそういうような取り組みもされてますし、神戸のほうでもそういうような取り組みをされてるということで、若干制度自体が始まってすぐはちょっと電力の供給が不安定なんではないかとかというようなちょっと懸念もありましたので、まだちょっと様子を見てる状態ではあったんですけども、いよいよ安定供給のほうもされてるというような形もありますので、実際に来年度以降、具体的に検討していかなければならない課題かなというふうには考えております。  今年度におきましても関西電力さんのほうからちょっと値上げの話も春先にありまして、かなり痛手をこうむってるとこなんですけれども、そういう中で今年度は室内プール、先日なんですけれども、室内プールの照明のほうをLEDに変更させていただきまして、実際の消費電力では現在のものの8分の1くらいまで落とせるということで、室内プールですので屋根もちょっと低目のプールですので、営業時間中、常に電気はつけてる状態なんです。朝の9時から夜の9時までほぼほぼつけてる状態ですので、その中での8分の1という消費電力削減というところはかなり大きな電力の削減になるのかなというふうに考えておりますし、また、利用者に対してもエコな施設ですというようなPRも今からどんどんしていこうというふうに考えておりますので、電気に関しましては今からどんどん進めていこうというふうに考えております。  また、委託料のほうですね。スポーツ施設ですので専門の点検方法ですとか、メーカーでないとできないような点検方法ももちろんありますので、そういうところは専門のほうに任せないと仕方がないところもあるんですけども、日常的な安全点検というものは、理事長冒頭にも申し上げましたようにかなり強化をしております。各勤務者のほうでできるところを見つけ次第すぐに補修をかけていったりですとか、利用者のほうからの要望も聞きながら即座に対応できる体制というものを今年度入りましてすぐにとっておりますので、そのあたりも含めて強化してまいりたいというふうに思いますし、今後そういう視覚的なところにつきましても、体育の施設管理というような面では有資格者がおりますので、そういう専門的な目で見てはおるんですけれども、まだまだ専門的なところというものは少し勉強しながら進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆戸田龍起 委員  スポーツの振興、地域の方の健康づくりという面で、先ほど新内委員、利用率のお話しされましたけども、より多くの市民の方に利用してもらうという観点からちょっとお聞きしたいんですけど、どれぐらいの利用者が今現在スポーツセンター全体でおられるんでしょうか。 ◎伊丹スポーツセンター こちらも26年度直近の数字にはなるんですけれども、施設全体で施設貸与事業のほうでは、貸し館事業ですね、貸し館事業のほうで約40万人ほど、それに教室事業でもう10万人、約50万人ぐらいの方が利用者として使っていただいてるというふうに把握はしております。また、それにプラスしましてランニングをされたりとか通学路で利用されたりというような形で、公園としての放課後の子供たちの遊び場としても使っていただいてますので、それにプラスアルファというようなことを考えますと、かなりの利用者の方が年間は使っていただいているというふうには考えております。 ◆戸田龍起 委員  今50万人ぐらいが利用されてるということで、平成25年度の公共施設白書ではそれぐらいの49万1000人ぐらいということで、ほぼそれぐらいの方かなという、数字的には同じような感じなんですけど、教育委員会の行政評価の中では、36万数千人の利用者が行政評価の中ではですよ、あって、26、27年度は37万5000人の利用者の目標上げられてると。その辺の数字の違いが、これ全部スポーツセンターから教育委員会のほうに報告が上がってると思うんですけど、なぜそんな数字が変わるような数字になるんですかね。 ◎伊丹スポーツセンター 済みません、戸田委員言われるように、数字の差というものが大きな差ではありますので、教育委員会のほうに毎月、前月の数字を報告をさせていただいております。その数字の内訳としましては、基本的には施設貸与事業のほうをさせていただいておりまして、その中には教室事業が含まれていないという、ちょっと過去からの申しわけないんですけども経緯がありまして、それに教室事業を追加するというふうになりますと50万近い数字にはなるんですけども、教室事業、あと貸し館の中でトレーニングルームの利用者の方が一部抜けていたりというような形で、ちょっと整合性のとりにくい部分があるんですけども、事業報告としまして年間のトータルとしましては、スポーツセンターで把握してる数字は50万近いような数字になります。教育委員会のほうに上げさせていただいてる数字としましては大体36万から7万くらいの数字、貸し館がほとんどで、あと一部抜けているところがありましたので、そのあたりはスポーツ振興課のほうともちょっと調整をしまして、そういうずれがないような形で修正をしていくというふうに協議させていただいておりますので、今後修正していきたいというふうに考えております。 ◆戸田龍起 委員  ということは、教室事業云々は含まない、これまでは含んでないけども、これから教育委員会のそういう目標数値にはそういう教室事業なんかも全部含めた形で設定するということで教育委員会とはお話をされてるということでよろしいんですか。 ◎伊丹スポーツセンター 教室事業につきましては、スポーツセンターの自主事業というようなこともありますので、貸し館、施設貸与事業、トレーニング会員とかも含めまして、貸し館につきましては含めていくような形にはしてるんですけども、教室事業につきましては、今報告してるのが月初、1日、2日ぐらいに報告させていただいてますので、そのあたりもタイミングも含めますと、ちょっと教室事業のほうは今のところは省かせていただいてるというような現状です。 ◆戸田龍起 委員  その辺ちょっと教育委員会と市当局のほうもそうですかね、数字が合ってないというのが非常に僕らもちょっと混乱しますんで、その辺はつじつまが合ったような数字を出していただきたいのと、体育館の耐震診断のこともちょっと本会議では聞いたんですけど、ちょっと具体的な話をお聞きしたいんですが、耐震診断を終えて、今、耐震補強設計を進めてるということで、今後、第三者機関に総合判定をしていただいた上で今後の体育館の耐震補強工事をするかどうかというところで、市当局、教育委員会と現在、これ先ほどの理事長がおっしゃった経営計画策定委員会になるんですかね、そこで今協議中のような話を、6月の頭の本会議ではそういう御答弁をいただいてるんですけど、もうちょっと具体的なスケジュール、耐震補強が必要であるという判断をされたときにはいつ耐震補強をやるのかとか、その辺の具体的な話を聞かせていただければありがたいんですけど。 ◎井上 伊丹スポーツセンター常務理事  戸田委員言われますように、今現在、この体育館の改修につきまして、委員会のほうで今議論をしております。それで、何分にも今のスケジュールでいきますと、今現在、補強計画の実施設計をしてるという状況でございまして、あと金額とかいうのはなかなか今のとこはじけない。ただ、額としては億単位の額かなと今は想定できるわけですけども、それにしましても今回の診断につきまして第三者機関の判定が必要ということで、一応判定に入りますのが7月の中旬以降からそういう判定をしていただくということになります。それで、この判定するにしましても、現在設計しておりますけど、その補強設計の中では今の補強計画がいいのかどうかいう、そういう判定ですので、その中で設計の後の手直しとか、そういうことがございますので、実際それが大体9月の中旬くらいまで、その辺の中でかかるかなというようなことになる予定でございます。  それで判定が終わりますと、今度それが実際に現在耐震診断したその結果はどうやったのかにつきましては市のほうに報告する必要がございますので、それが12月末ということでございますので、それまでにその結果、それから補強の予定とかいうことを市のほうに報告させていただいて、市のほうでは大体2月か3月には公表されると聞いておるんですけども、そういうスケジュールになるのかなということでございます。その間、経営計画策定委員会につきましても、工事費とかその辺のことをいろいろ模索しながらちょっと考えていく必要があるのかないうことで、その辺のとこの金額もちょっと今待ってるいう状況でもございます。 ◆戸田龍起 委員  もう一つ、もうちょっと具体的にお聞きしたいんですけど、耐震補強が必要やとなったときには、28年度に工事に入るような考え方をお持ちなんですかね、その辺。
    ◎井上 伊丹スポーツセンター常務理事  もちろん私ども、施設を改修するにしましては、やっぱり安全・安心で使っていただくというのが、これ大前提でございます。そういうことがありますんで、28年度には一応改修はやっていきたいと思っております。 ◆戸田龍起 委員  理事長も今現在でも経営が非常に厳しいと冒頭におっしゃっていたんで、この辺は市当局のお力もまた必要やと思うんですけど、そうなった場合はできるだけ早く、やっぱり多くの市民の方が体育館使われておりますんで、できるだけ早い段階で工事のほうに入っていただきたいと思います。 ○北原速男 委員長  ほかにございますか。ほかにあと何名かいらっしゃいます。 ◆高塚伴子 委員  済みません、手短にします。  広告宣伝費のことなんですけども、今ちょっと出前講座がPR不足でしたという話だったんですが、スポーツセンターさんの広告とか宣伝に関しては、ほぼ印刷製本費と受講者募集チラシ配布以外にちょっと見当たらないんですが、何か具体的にされてるかというのが1点と、ホームページも見せていただきましたけれども、ホームページの部分の費用はどこにのってるのか、幾らかということが1点と教えていただけますか。 ◎伊丹スポーツセンター スポーツセンターのPRにつきましては、先ほど委員言われましたように年に1回、スポーツセンターの教室の募集関係も含めまして2月に伊丹市及び、今年度、27年度から、宝塚市の一部、南側のほうにつきましても全戸配布させていただくと。伊丹市は全戸配布、宝塚市の一部は一般のお宅のところに配布させていただくというような形で予算のほう計上させていただいております。それが印刷製本費と、あと委託料のほうにその配布費用というものが入っております。  ホームページのほうの運営費用につきましても、ホームページのほうが使用料としましてホームページのホスティングサービス料という形で計上させていただいております。使用料のほうに計上させていただいてるというふうになっております。 ◎伊丹スポーツセンター ホームページの使用料なんですけども、施設貸与事業の使用料のほうでホームページ用ホスティングサービス使用料として月に1万6200円の12カ月分19万4400円、それとドメインの更新料として1年に1回、6480円を予定しております。先ほどちょっと、出させていただきますけれども、チラシ、こんなふうに12枚物で毎年出させていただいてます。先ほどの出前スポーツ講座のほうもことしは大きく打ち出そうということで、こちらのほうに大きく載せさせていただいています。 ◆高塚伴子 委員  ありがとうございました。ちょっとホームページの使用料は先ほどの都市開発株式会社との比較をしたかったのでちょっとお伺いしたんですね。というのは、都市開発株式会社さんのホームページとすごくよく似てるんです、レイアウトが。なので、何かどこか同じところなのかなと思ったんですが、ありがとうございました。  済みません、それから、ホームページに関して最後に1点なんですけども、事業計画と予算計画が上がってるんですけども、アイコンは全て過去の年度からpdfなんですが、ことしだけはそれを開くと拡張子がtifになっていて非常に見にくいんですね。多分tifというのは画像を取り込んでpdfに変換をして張りつけてると思うんですけども、pdfは文章のまま読み込んでpdfのファイルだと思うんですが、ちょっとそれ、数字、ところどころで途切れているので、見やすいように改善をしていただきたいことを要望しておきます。  それと、もう一個だけ、済みません。障害者スポーツのことについてお伺いしたいんですけれども、伊丹市でも障害者スポーツ協会というのができまして今後取り組んでいきますし、2020年度には日本でもパラリンピックが開かれるんですけれども、例えば一般募集の教室で知的の障害者さんであったりとか障害児さんだったりが希望されている場合があるのかどうか。そのときの対応はどうされてるのかということと、あと障害者団体からスポーツセンターの使用に関してお問い合わせがあるのかないのか。今後障害者の方に対する、スポーツというよりももうちょっと低いレベルの健康づくりになってくるかと思うんですけれども、どういうふうにその方々にアピールをしていって健康づくりなりスポーツ振興に取り組んでいかれようとされているんだったら、どういうふうにされていこうと思われてるのかをお伺いします。 ◎伊丹スポーツセンター スポーツ教室に関しましては、特に春先ですね、親御さんのほうから要望があったり問い合わせがあったりということは数件はあります。ただ、専属で指導者をその方に必ずつけて教室に参加していただくというところまでなかなかスポーツセンターのほうでも対応がしかねる部分もあります。もちろんサポートできる部分では一般の利用者の方に対して介助というような形で少しお手伝いをさせていただいたり、基本的には教室に関しましては入っていただいて、ちょっと難しいということであれば親御さんと相談をさせていただくというような対応をとらせていただいてます。一般利用の方に関しましては、基本的に介助の方を付き添いにしていただいて、ほかの例えばプールとかでしたら監視者がそこにつきっきりになってしまいますとほかの方の安全管理がとれなかったりもしますので、そういう面でも介助者の方に必ずついてきていただいて、その方が基本的にはフォローしていただくと。その中で全体の中で監視者なり指導者が見ていくというような対応をとらせていただいております。  施設のほうなんですけども、問い合わせのほうですね、実際に昨年度は伊丹市のアイ愛センターのほうが耐震の関係だと思うんですけども改修工事に入っておりまして、その間、利用する場所がないということで、スポーツセンターのほうにもかなり多くの団体の方が使っていただきました。実際に使っていただく中でいろいろ、駐車場のことですとか施設のスロープのことですとか、そういうところは調整させていただきながら、こちらも対応しながらさせていただいておりますので、今後につきましてもそういうような要望がありましたら、個別で対応が必要であれば検討をもちろんしていきますし、今ある施設の中で全ての施設にスロープはついておりますので、ただ、各部屋に入るところにちょっと段差があったりというところでの対応、細かい対応というものも含めましてしていきたいと考えております。また、3月に大体車椅子のバスケットボールの大会ですとか、そういうところも貸し館としてしておりますので、実績としてありますので、そういうところも意見を聞きながら今後も進めていきたいと考えております。 ◆高塚伴子 委員  ありがとうございます。ぜひ積極的に取り組んでいっていただきたいと思うんですけども、障害者スポーツ指導員という、資格ではないんですが研修があるんですけども、それを取って障害者の方がいらっしゃっても対応できるような、必ず介護者がついてなければスポーツセンターが利用できないというとなかなかハードルが高くなってしまって、特に知的の子供さんたちなんかは体ももっと動かしたいというお声も聞きますので、確かにほかの方の安全確保がとても大事ですし、皆さんの安全確保は大事なんですけれども、障害者団体のほうにも働きかけて、積極的にスポーツセンターを使っていただくようなこともアピールしながら、市全体としての健康づくり、スポーツ振興に努めていただきたいと思いますので、要望とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎伊丹スポーツセンター 毎週月曜日の夜にハンディをお持ちの方のグループは定期的にお使いになっております。そのほか、ほかの団体も日曜日に定期的にお使いになっております。スポーツ基本法が50年ぶりに改正されまして、その中に障害者のスポーツというのも位置づけられておりますので、スポーツセンターも基本的には基本法にのっとった運営に努めていくということが大切かなというふうに思っております。よろしくお願いします。 ○北原速男 委員長  いいですか。 ◆高塚伴子 委員  はい、ありがとうございます、結構です。 ◎川村 伊丹スポーツセンター理事長  今ちょっと御質問、御指摘受けた部分について、私ども真摯に受けとめ、しかるべき対応をとっていきたいというふうに思います。  少し今までの御指摘に対するちょっと補足をさせていただきたいと。最後に御質問、御指摘を受けた高塚委員の御指摘でございますが、冒頭障害者スポーツ協会のお話をされてました。私ども事業報告の中で申し上げますが、風船バレーボール、これにつきましては、むしろ障害者スポーツ協会、その風船バレーボール、一昨年に初めて私どものほうで堺市のほうから指導者お招きして、誰もができるニュースポーツということで、障害者の方初め、あるいは高齢者、子供、全ての方ができるスポーツということで、そういうニュースポーツということで一昨年に開催をさせていただいて、その前後に障害者スポーツ協会が設立されたというふうに伺っております。この風船バレーボールにつきましても、昨年度、あるいは今年度も継続してやっておりますので、また御支援賜りたいというふうに思います。  それと、戸田委員から御指摘を受けました耐震関連でございまして、私ども25年12月に、耐震改修促進法によりまして5000平米以上の体育館については、耐震診断の必要があるということを認知いたしまして、それ以後、耐震診断、あるいは今年度になりましてから耐震補強設計まで至っております。その耐震診断結果については、認定機関の認定を受けた後、当該行政庁、伊丹市から発表されるということになりまして、それが先ほど常務理事が申し上げた2月ごろということでございますが、ただ、私どもは御利用者にも安全に御利用していただきたい。特に体育館につきましては、いわゆる災害時の収容避難所ともなってございますので、あるいは先ほど冒頭申し上げましたいろんな大会でありますとかイベントで活用いただいてるということもありますし、先ほど副市長のほうから申し上げた非常に高い稼働率を持っております体育館でございます。体育館棟の中には卓球場もあり、また柔道場とか剣道場等々、それからトレーニングルームもございます。そういうことも含めて対応していく必要があろうということで、基本的には耐震補強をしていきたい、いこうといった公益財団法人ですし、今の経営計画上、非常に厳しい経営を余儀なくされておるというようなこともございまして、今後の推移を見ながら市とよく協議をして対応してまいりたいというふうに思っております。  ただ、スポーツセンターでできることはしていこうということで、この新年度予算、当初上げておりませんでしたが、緊急に避難できるといいますか、対応できる対策といいますか、それを今月中には対応したいというふうに考えております。これも市の危機管理室と十分協議をしながら、危機管理室の対応も含めまして対処してまいりたいというふうに思っております。  いずれにしても28年度には、あるいは早く耐震補強をやっていきたいということでございまして、それを含めて、今、冒頭申し上げた委員会を設置をし、市と協議をしておるということでございますので、今後ともそういうことも含めまして、皆さん方の御協力、御支援賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○北原速男 委員長  委員長から一言申し上げます。先ほど理事長としての御丁寧な答弁がございましたが、協議会の委員の進行上、議論が深まりますので、できる限り今後はその質疑の際に御答弁をお願いしたいと思います。これは委員長からの発言でございます。  ただ、理事長の思いは十分わかっておりますので、その点は御理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、これで公益財団法人伊丹スポーツセンターについての質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。 〇休 憩 〇再 開 ○北原速男 委員長  それでは、休憩を解いて、会議を続けます。  次に、公益財団法人伊丹文化振興財団について説明をお願いいたします。 ◎川村 伊丹市文化振興財団理事長  伊丹市文化振興財団理事長の川村でございます。  委員長、また委員の皆さんにおかれましては、平素より伊丹市文化振興財団に対しましての御理解と格別の御支援を賜っております。厚くお礼を申し上げたいと思います。  午前中にも申し上げましたが、ほんまに時のたつのは早いなということでございまして、きょうは雨模様ですが、七夕ということで7月7日ということで、節目の日ではないかなというふうに思いますが、文化振興財団の事業展開も3カ月も経過をしておりまして、先月には当財団の理事会、評議員会で財団の今、そして昨年度の事業展開について御報告、協議をさせていただいたところでございます。  御承知のように、当財団は伊丹市の文化及び生涯学習の振興のため、平成4年2月に財団法人として設立されて以来23年という時が経過しておりまして、いわばまだまだ若い団体ということだというふうに思います。この間、平成22年7月からはいち早く公益財団法人としての認定を受けまして5年が経過をしております。県下でも一番早く公益財団法人としての認定を受けた団体ということになります。5年を経過いたしておりますが、より一層地域の文化、あるいは生涯学習の発展のために幅広い公益事業の展開などに努めてきておるところでございます。  現在、年間で申し上げますと、年間延べ100万人を超える御利用者を有する市内9施設の管理運営と受託事業の適切な展開をさせていただいておりますが、そのほか、生涯学習及び芸術文化に関する自主事業を初め各種事業をより一層充実させるために、そして財団としての主体的な健全な経営に職員一丸となって取り組んでおるというところでございます。  そうした中で、これも午前中にも申し上げましたが、こういった場でもかねてより申し上げております、まだ不透明な世の中でもございますし、こういった変動、世の中の制度、仕組みもさまざまに変化をしておりまして、そういった変化とか変動を的確に捉え、先を見通して事業展開をしていく必要があろうというふうに思います。  公益財団として認定を受けて5年たっておりますが、公益財団法に基づく、これも午前中申し上げましたが収支相償とか、あるいは財産保有のいろんな制限等々ありますし、そういった大きな課題をこれからどうクリアをしていくのかということもあります。さらには、財団として指定管理者制度の検証もしていく必要があろうと。今、指定管理者として基本的には3期目がスタートして1年たってございますが、指定管理者としての検証も財団としての検証を起こしていく必要があろうというふうに思いますし、27年度は節目ということで、市の総合計画、事業実施計画の中間年度ということで、これから行財政運営改善計画とか事業実施計画というのを策定していく、あるいは各種行政計画も策定するということになっておるやに聞いてございまして、そういった行政計画の方向性ということも見きわめていく必要があろうというふうに思います。  今後は従来にも増して必要な資源、これは人的資源も含めてでございますが、その資源をいかに生かすのか、効果的に生かすのかということにも腐心しながら、効果的に事業展開をしていかなければいけないというふうに思っております。  そういうことで、文化振興財団におきましても、財団のこれからの方向、事業展開の方向も含め、あるいは運営形態の方向等々も含め、あるいは人的な人材育成という観点も含めて、この文化振興財団としてのあすを見出していく、仮称ではございますが、文化振興財団経営計画というのを策定をしようということで今年度から取り組んでおるということでございます。これは午前中のスポーツセンターも同様ですが、スポーツセンターの収支見込みも含めたそういった経営計画を策定し、次期計画に至っておりますが、文化振興財団は今年度からそういった経営計画を策定していこうというふうに考えてございます。  繰り返しになりますけども、転変続ける制度とか仕組みとか、あるいは経済状況、そういったことに鑑みて、そういったことにきっちりと対処していく、例えば形であるとか、あるいは手法を変えてでも、文化振興財団として自立的発展につなげていく、そういう経営計画にしていきたいなというふうに思ってございます。  市民の皆様、あるいは地域の皆様にあらゆる文化と学習の機会を提供することによりまして、そうした事業拡充によって地域の文化、生涯学習の振興に寄与し続けていく所存でございます。そのことが地域の元気、また財団としてのあすをつくり上げていくというふうにも思っております。  これからも元気なまちへ、あるいは文化あふれる、あるいは芸術、さらには生涯学習に親しめる、そういった環境づくりの一大財団として頑張ってまいりたいというふうに思いますので、委員の皆様におかれましてもなお一層の御支援、御尽力賜りますよう、重ねてお願いを申し上げます。  こうした中で、今年度は従来にも増して運営及び事業推進、あるいは事業展開における市、また地域との連携、協働事業の推進、施設活用の観点からの事業推進を図っておるということでございます。そういうことで、平成27年度の事業概要、予算概要につきまして事務局から御説明、御報告をいたしますので、よろしくお願いいたします。 ◎春次 伊丹市文化振興財団常務理事  そうしますと、ただいま理事長からもありましたように、平成27年度公益財団法人伊丹文化振興財団の事業概要及び予算概要につきまして御説明させていただきます。お手元資料6ページをごらんいただきたいと存じます。  まず、事業概要でございますが、公益財団法人伊丹文化振興財団は、平成26年度から3期目となる市内8施設の指定管理者として、また、平成25年度に指定を受けた昆虫館を加えまして、市内9施設の管理運営を行ってまいります。今年度もなお一層、接しやすく親しみやすいものから上質のものまで幅広い事業を展開し、市民が気軽に芸術文化や生涯学習に触れ、参加する機会を提供いたします。  事業推進に当たりましては、市民サービスの向上と効果的な経費執行に努めます。また、教育現場への出向いてのアウトリーチ事業、地域団体との連携や商店街等との協働による文化事業等を積極的に展開し、地域文化の向上とまちの活性化にも寄与してまいります。  各施設の主要事業につきましては以下に記載されておりますが、まず@の伊丹市立文化会館、いたみホールでは、音楽を初め舞踊、演劇、伝統芸能など、幅広い年齢層の方々に共感を得られるさまざまなジャンルの公演等を開催するとともに、市民の主体的な文化活動の支援に努めます。また、中心市街地における文化的中核施設として、市内外からの集客を高めることによってにぎわいや活力のあふれるまちづくりの一端を担ってまいります。  舞台鑑賞のほうですが、まず、主催事業としては、要望が多い親子で楽しめる公演として、歴代ライダーが登場する仮面ライダースーパーライブ、劇団四季ファミリーミュージカル屈指の人気作「人間になりたがった猫」を実施いたします。また、音楽公演では、世界最高峰オーケストラ、ベルリンフィルのメンバーによるアンサンブル・ベルリン、実力派歌手、加藤登紀子50周年記念コンサート、ミュージカルスターとともにミュージカルとシネマの名曲をお届けするオーケストラポップスコンサート「シルビア・グラブ&今井清隆with大阪交響楽団」などを開催いたします。  一方、共催事業のほうでは、親子向けにNHK・Eテレ「フック ブック ロー」にレギュラー出演しております谷本賢一郎のたにけんのファミリーコンサートや日本で最も長い歴史と伝統を誇る吹奏楽団、大阪市音楽団のスペシャルコンサートを実施いたします。また、舞踊公演としましては、名門キエフ・クラシック・バレエによる「眠りの森の美女」、華やかな舞台をお送りいたします。さらに、吉本お笑い&新喜劇公演は、伊丹出身の芸人も含め豪華メンバーで、4年連続の開催となります。  また、市民参加型事業として、市民ピアノリレーコンサートや関西男性合唱祭バッカスフェスタなど、市民の主体的な文化活動を支援する事業として市民企画公募事業、DOING!DOING!などを継続的に行います。  Aの生涯学習センター、ラスタホールですが、文化・学習施設、図書館、フィットネスジムなどで構成される複合施設としての機能を生かし、子供から高齢者まで幅広い世代に御利用いただけるよう、親しみやすく地域に根差したものをモットーに、多彩な文化・学習事業を展開いたします。  ラスタホールでは、その中心となるのが講座・教室事業でございます。歴史、文学、経済などさまざまな分野の専門家を招いた講義形式のラスタ教養大学、あるいは趣味、音楽、パソコン、料理などを楽しむ実技セミナー、ピラティスやゆったりヨガなどのフィットネス講座も開催いたします。  市民参画・協働事業としまして、ただ学ぶだけでなく、学びの成果を発信し、ボランティア活動等を通じた地域還元へと発展させていく、そういった学びのステップアップのコーディネートにも取り組みます。このような取り組みの中で、ラスタ自然クラブ、子育て支援ボランティア事業、シニア企画グループなどが生まれております。また、科学をキーワードにした講座の企画を実践している市民グループ、サイエンスカフェ伊丹とも連携して、さまざまな講座を開催いたします。  また、鑑賞事業としては、恒例のクラシックを気軽に楽しむアーベントコンサート、あるいはラスタ映画倶楽部として懐かしの名画などを上映するほか、朗読劇の魅力を大いに味わえるあめんぼ座の朗読劇なども引き続き実施いたします。  次に、B演劇ホール、アイホールでございますが、済みません、説明の前、1点御報告をさせていただきたいと思います。アイホールのディレクターでもございます岩崎正裕が作・演出した劇団太陽族「それからの遠い国」の成果が評価されまして、昨年12月に平成26年度文化庁芸術祭の優秀賞をアイホールが受賞いたしました。これもひとえに皆様方の御指導、御鞭撻のたまものと御礼申し上げます。  さて、アイホールですが、現代演劇を初めとした舞台芸術の普及、発展を企画の柱にしまして、より一層独自性のある事業を展開してまいります。今年度は幼児から祖父母まで3世代が楽しめる新作演劇公演を自主制作するほか、市民が参加しやすいワークショップを継続することで一人でも多くの方々に舞台芸術への関心と理解を深めていただくように努めてまいります。  舞台鑑賞では、岩崎正裕プレゼンツ「とおのもののけやしき」、3世代が観劇できる演劇作品を創造し、当館のレパートリー作品となることを目指してまいります。現代演劇の歴史を再検証する連続企画、現代演劇レトロスペクティヴ、平成21年度から開始した人気シリーズを本年度も継続して実施いたします。今回は昨年文化庁芸術祭新人賞を受賞した笠井友仁が演出を務めるエイチエムピー・シアターカンパニーが佐藤信の「阿部定の犬」を上演いたします。また、東京の人気劇団、マームとジプシーが、日本を代表する演出家である蜷川幸雄さんの半生を描く作品、「蜷の綿」を上演いたします。  講座・ワークショップなどでは、演劇ラボラトリー上田一軒プロジェクトは、初心者を対象にした演劇の実践講座とその修了公演を行います。また、土曜日の午前中にお試し感覚でワークショップを体験できる土曜日のワークショップとして、ストレッチ・アンド・エクササイズ、お芝居をかじってみようなどを引き続き実施いたします。  教育現場へのアウトリーチとして、県立伊丹高校や市立東中学校の総合的な学習の時間に演劇講師を派遣するという、27年度につきましても引き続き実施してまいります。関西で活躍されている演出家、俳優とともに6回にわたり指導を行い、舞台芸術のおもしろさの一端を伝えるアプローチとしてまいります。  C音楽ホール、伊丹アイフォニックホールでございますが、世界各地の音楽や踊りを楽しめる特色事業、aiphonic地球音楽プログラムと幅広い年齢層のニーズに合った多彩な事業を展開する一般事業の2本を柱に、各事業を実施してまいります。  舞台鑑賞としてaiphonic地球音楽プログラム、「円熟の極みへ〜MJQ結成30周年記念コンサート」では、結成30周年を迎えるマンハッタン・ジャズ・クインテットによるエキサイティングなジャズナンバーを御紹介いたします。また、アイリッシュ・トラッドの最重要バンド、アルタンによる「アイリッシュ・トラッドの頂へ!〜天上の歌、フィドルの躍動」などをお楽しみいただきます。  一般事業、「東儀秀樹&塩谷哲〜光降る音〜」では、日本の伝統楽器の可能性を無限大に広げ、雅楽の世界に新風を吹き込む東儀秀樹とジャンルを超えて活躍するピアニスト、塩谷哲がつくり出す新たな世界をお楽しみいただきます。また、アイフォニック・セレクションvol.5、「舘野泉ピアノリサイタル〜柴山直子を迎えて」では、左手のピアニストとして活躍する舘野泉のコンサートに、そのまな弟子で伊丹出身の柴山直子が登場いたします。その他、毎年恒例の鳴く虫と郷町の関連企画「貸切!変身!鈴虫音楽堂」、市民の音楽活動を支える事務局として伊丹シティフィルハーモニー管弦楽団では、ファミリーコンサートvol.26など、コーラスグループ連絡協会ではクローバーコンサートなどを実施いたします。また、第30回となる伊丹市民オペラでは、プッチーニの「トスカ」を実施する予定です。講座教室では、文化サロン「話題探訪」、年8回、アイフォニック音楽教室はオカリナとゴスペルを継続して実施してまいります。  次のD美術館でございます。子供から高齢者まで幅広い年齢層が楽しめる展覧会を工芸センターと共同開催するなど、みやのまえ文化の郷の有機的活用と集客力の向上を図ります。加えて、市美術協会展など市内美術作家と協働した展覧会を開催し、誰もが気軽に美術館を楽しめる場と機会を提供してまいります。  4月には、工芸センターと共同で誕生50周年記念「ぐりとぐら展」を開催いたします。本展は、中川李枝子さんと山脇百合子さんの姉妹による人気作品、双子の野ネズミ、ぐりとぐらの作品が50周年を迎えたことを記念して、「ぐりとぐら」全7作品の貴重な原画を初め、姉妹のデビュー作「いやいやえん」の挿絵原画など、関西初となる約170点の作品を紹介いたしました。続いて、7月からは「写楽と豊国〜役者絵と美人画の流れ〜」を開催いたします。役者絵の分野で競った2人のライバル、東洲斎写楽と歌川豊国の作品を軸に、江戸の人々を夢中にさせた人気役者や力自慢の力士たちを初めとする寛政期から幕末までの浮世絵約140点を紹介し、歌川派の役者絵と美人画の流れを展示いたします。また、10月からは鴨居玲展「−踊り候え−」を開催いたします。没後30年となる兵庫県ゆかりの画家、鴨居玲は、人間の孤独、不安、運命に正面から対峙することで独自の作品世界を確立し、深く暗い色調の中に光を感じさせる画風で今なお多くの鑑賞者の心を捉えています。本展では、代表的油彩作品に初出品となる素描作品も加えた約100点を通して鴨居玲の画業の全貌を明らかにする大規模な回顧展となります。  以上3本の大きな企画展を行うとともに、6月と3月には例年に引き続き、伊丹美術協会展、伊丹市芸術家協会展を開催し、洋画、日本画、写真、書、彫塑、工芸、デザイン等、多彩な美術各分野の展覧を行うとともに、当館の所蔵品を用いたユニークな企画展「THE COLLECTION」を開催し、館蔵品の魅力を通して美術館により親しんでいただこうと考えております。  Eの工芸センターでございますが、工芸センターでは、多くの方々に国内外のすぐれた工芸作品やデザインに親しんでいただくため、伊丹国際クラフト展を初めとする企画展や、プロを目指すジュエリー作家育成を目的として伊丹ジュエリーカレッジ、ものづくりを実践していただく各種講座、事業などを通して幅広い工芸文化の普及に努めてまいります。  企画展として、東海・甲信越のうつわ展では、東海・甲信越で活動する気鋭の作家37名による器を第1部「−陶、漆、竹、木−」と第2部「−クローズアップ・陶−」に分けて御紹介します。日本酒ラベルデザイン展では、清酒発祥の地伊丹が誇る伊丹酒と各分野で活躍するデザイナーとのコラボレーションを行います。伊丹にある2つの酒造メーカーの日本酒の瓶に張るラベルのデザインを募集し、展示を行います。また、毎年開催している国際公募展である伊丹国際クラフト展は、テーマをジュエリーとして、国内外から作品を募ります。本年度は海外の大学からの団体出品を募るなど、良質な作品が多く集まるように努めてまいります。  市民企画・参加では、伊丹工芸クラブ会員による作品展「伊丹クラフトフェア by 伊丹工芸クラブ」と関連するワークショップを実施いたします。  講座等においては、1年間ジュエリー作家を育成をする専門的なカリキュラムで伊丹ジュエリーカレッジを開催します。また、一般向けの講座、事業では、市民の創作活動を支援し、上質な学びの場を提供する事業として陶芸、手織り、デッサン、版画などの各種工芸講座を実施いたします。子ども向けには、夏休み1日クラフト教室を開催いたします。  その他、旧石橋家住宅の1階に伊丹郷町クラフトショップを設けて、ジュエリーカレッジ修了生の作品を初め、全国のクラフト作家の作品を展示販売しております。  次に、F伊丹郷町館でございます。国指定重要文化財、旧岡田家住宅の酒蔵、県指定文化財、旧石橋家住宅の活用を図り、市内外から訪れる方々が地域の歴史や伝統を語り合える場を提供してまいります。また、施設が持つ独特の雰囲気、魅力を活用することにより、アーティストとの共同企画公演や展示事業などを実施してまいります。  自主事業の展示事業としまして、旧石橋家住宅を会場にした漫画家、毛利泰房氏の石ころアート展を実施いたします。川や海、道端、公園などで拾った自然のままの石ころに動物や昆虫などの絵をペンや絵の具で描いたものを展示いたします。鳴く虫と郷町では、その中核施設として鳴く虫の展示、コンサート、カフェ等の各種イベントを行うほか、週末の臨時夜間開館も予定いたしております。そのほかには、市民ボランティアが作成した絵本の展示や絵本づくりのワークショップを行う手づくり絵本展、旧岡田家住宅酒蔵で行うバロックコンサートなどを実施する予定でございます。  Gの図書館南分館でございます。複合施設の中にある図書館の利点を生かし、地域の情報発信基地として幅広く市民の知的好奇心に応えられるように努めてまいります。また、読書案内の発行やボランティアグループとの連携をさらに深めながら各種行事等の充実を図るなど、図書館により親しんでいただけるよう取り組んでまいります。  読書普及事業としまして、本に触れる、本に親しむということで、親子で本に親しむ場としていただくために、おはなし会やわくわく絵本広場、赤ちゃんと絵本のふれあい講座などを実施します。また、季節ごとの事業として、七夕、夏休み、ハロウィン、クリスマスなど、それぞれに特徴あるお楽しみ会などを催してまいります。  また、平成25年度からスタートしましたほうかご図書館くらぶについては3年目を迎えまして、これまでの運営の中で見えてきた課題などについて、よりスムーズな運営ができるよう検討を加えてまいります。そして、図書館本館では既に実施されていますが、南分館におきましても平成27年度からカエボンに取り組んでいく予定でございます。  H昆虫館でございますが、昆虫館は市立の体験学習施設として、市民を初めとする利用者の皆様に良質な自然環境学習の機会と魅力的な生涯学習の場を提供してまいります。年間を通し14種、約1000匹の生きたチョウを間近で観察できるチョウ温室やさまざまな生きた昆虫が観察できる生態展示室などの常設展示のほか、特別展では夏に伊丹市昆虫館開館25周年を記念いたします特別展「いたこんニコニコパラダイス」を実施いたします。企画展では、「春にチョウのふしぎ展」を開催します。これは、在野のチョウ研究家、畑明夫さんよりいただいた貴重なチョウの昆虫標本、約230種、6600点の展示をベースに、チョウの多様な魅力とその奥深さについて紹介するものです。秋には、伊丹の生物多様性をテーマにした「伊丹の自然2015」を、冬には昆虫が皮を脱いで成長する様子を取り上げた「だっぴ〜虫のぬけがら大集合〜」を実施いたします。また、今回で3回目となるデジタル昆虫写真コンクール「いたこんでフォトコン」も開催いたします。25周年事業としては、音楽ホールと連携して行う25周年記念ファミリーコンサート、昆虫館周辺で保全を行っているゲンジボタルを初めて市民に一般公開するホタルファミリー観察会などを実施いたします。また、好評いただいてる鳴く虫と郷町は、もちろん講座、講習会では定番の自然観察会、昆虫標本の作り方講座、夏休みの昆虫に関する質問を受け付ける夏休みむしむし相談室など、バラエティー豊かな内容を展開してまいります。さらに、市内の学校や教育委員会はもちろん、昆虫館友の会、伊丹の自然を守り育てる会などの市民団体等との連携を深めることで昆虫館が地域の生涯学習拠点となることを目指してまいります。  Iの情報提供の項ですが、当財団の情報紙「アイテム」は、地域や市民にもっと親しんでもらおうと、まちとアートをつなぐ伊丹のアイテムをコンセプトとして、各施設が催す事業、それと関連する伊丹の情報などを紹介し、あわせて文化・芸術情報を発信することでより多くの方々に芸術・文化に親しんでいただこうとするものでございます。年4回、計6万部を発行しております。伊丹市や近隣の公共施設、鉄道各駅の構内など、あるいはマスコミ各社にも配布してPRを行っております。また、ケーブルテレビやエフエムいたみの放送でも、各館の催しなどの情報提供を行ってまいります。  以上で事業概要の説明を終わらせていただきます。  続きまして、予算概要でございますが、10ページをごらんいただきたいと思います。  T、事業活動収支の部でありますが、事業活動収入の合計は10億6006万1000円で、前年度当初と比べまして3421万1000円、3.3%の増加でございます。その内訳としまして、基本財産運用収入59万5000円、これは財団の基本財産2億円の運用収入でございます。次の会費収入112万5000円、これはアイフォニックホール友の会及び工芸センターの工芸クラブの会費収入でございます。事業収入9907万9000円、これは文化会館ほか8施設の企画事業の入場料収入や講座参加料収入でありますが、リスクを抑えるため、共催事業や提携事業をふやしながらも、増収要因の見込まれるものは主催事業として積極的に実施してまいります。利用料金収入1億4618万1000円、これは各館のホール、貸し室使用料、それと美術館の入館料収入でございます。なお、昆虫館の入館料につきましては、利用料金制をとっておりませんので、直接市の歳入となっております。次の受託事業収入7億5121万9000円、これは9施設の指定管理料で、施設の維持管理に係ります人件費、光熱水費、清掃費、事業実施経費など、市からの委託料でございます。事業実施経費や関連経費については見直し、節減を図りますが、電気料金の値上げや事業実施に伴う負担金、委託料などの増によりまして、昨年度と比べますと2404万9000円、3.3%の増となっております。次の補助金等収入6156万3000円は、財団本部の人件費等の運営補助金と各種助成金でございます。昨年と比べますと864万7000円の増となっておりますが、これは退職給与引当金相当の補助金がふえたこと、あるいは演劇ホールの助成金の増によるものでございます。雑収入29万9000円は、ラスタホールのフィットネスジム、プロショップの販売手数料などでございます。以上、事業活動収入は10億6006万1000円となります。  次に、2の事業活動支出では、@の事業費支出でございますが、文化発信事業費281万6000円、これは財団が発行しております情報紙「アイテム」の印刷製本費、鳴く虫と郷町の関連経費などでございます。次の友の会事業費22万5000円は、アイフォニックホールの友の会にかかわる経費でございます。次の文化会館事業受託事業費4216万7000円から昆虫館事業受託事業費2493万9000円、ここまでは市からの受託事業に係る経費、チラシの印刷費、広告費、公演委託料、講師謝礼などの経費でございます。最後の昆虫館事業費1065万9000円、これにつきましては、オリジナルグッズですとか刊行物の販売等、昆虫館独自の事業に係る経費でございます。@の事業費支出の合計は2億2617万8000円となりまして、昨年度比300万、約1.4%の増となってございます。  Aの施設管理受託事業費支出でございますが、各館の施設管理に伴う人件費、光熱水費、あと清掃委託料等の経費でございます。文化会館施設管理受託事業費2億991万円から最後の昆虫館施設管理受託事業費1億808万9000円までの施設管理受託事業費支出の合計は7億9473万9000円で、電気料金の値上げを初め、人件費、光熱水費、清掃委託料などの義務的経費の増加によりまして、前年度比2700万、約3.5%の増となっております。  Bの管理費支出でございますが、4360万5000円、理事、評議員などの報酬も含め、財団本部の人件費、事務費等でございます。今年度は退職手当の支払いがございますので、昨年度に比べましてふえております。  以上、事業活動支出10億6452万2000円で、昨年度比は3800万、約3.8%の増となってございます。そして、事業活動収支の差額はマイナスの446万1000円となっております。  Uの投資活動収支の部でございますが、投資活動収入は特定資産取崩収入884万6000円、これは退職給与引当金の取り崩しでございます。  投資活動支出の特定資産取得支出538万4000円、これは退職給与引当金として積み立てるものでございます。  Vの予備費支出は9万円を計上しております。  以上の結果、事業活動支出、投資活動支出及び予備費支出を合わせた当期支出合計は10億6999万6000円となりまして、当期収入合計の10億6890万7000円と差し引きしまして、当期収支差額はマイナスの108万9000円となります。これに前期繰越収支差額の4588万円と合わせ、次期繰越収支差額は4479万1000円となる予定です。  以上、簡単ではございますが、平成27年度の事業概要及び予算概要の説明を終わらせていただきます。 ○北原速男 委員長  説明は終わりました。  ただいまの説明について、質問等がございましたらどうぞ。 ◆泊照彦 委員  出資法人等経営状況報告の38ページで、施設管理受託事業費の支出の件です。それの光熱水料費の支出、そして12目の委託料の支出の件に関してです。多分いたみホールですからほとんどが電気料金に当たると思いますが、5266万8000円、これについての今後の節約なり、どういった考え方を持っておられるのか、それと、委託料支出で9706万、設備運転管理、清掃、保守点検等の委託、これも民間企業でしたらこういうのをどうやって減らしていくかというのを業者を変えるとか、いろいろと運営については見直していくんですけども、これ予算上げておられますけども、これ見直した結果がこの数字ですか。 ◎春次 伊丹市文化振興財団常務理事  今御指摘のように、いわゆる光熱水費、値上げもございますし、いわゆる義務的経費というようなことで位置づけられてはおりますが、見直し、確かにいろいろな経費、少しでも削減できる、しようというようなことで、やれるところはやるんですが、業者の見直しまでというようなところでは、当然ながら毎年、複数の業者との見積もり合わせではございますが、そういったことによりまして一番やはり当然安い業者にとっていただいてるわけです。日ごろのそういう業務の執行といいますか、やっていただいておるのを見ておりましても、今やっていただいてる業者というのは私どもは非常によくやっていただいてるというふうには認識しておりまして、できるだけ御利用いただける、市民の方々を初め皆様方に気持ちよく使っていただける、そのようなことを念頭に置きながら、いろいろ業者との指導といいますか、そういったこともやりながら現状行っておるところでございます。 ◆泊照彦 委員  私の個人的な意見で申しわけないんですけども、文化会館の職員さんの支出金額の倍の委託料という、これ考えられないんですわ、はっきり申し上げて。光熱水料費もそうなんですけども、やはりいたみホールですからガス、水道なんかほとんど使わない、ほとんどが電気代だと思います。やはり新電力会社とか、少しでも何とか支出を抑えようとして、そんな選択肢もいろいろあると思うんですよ。その辺は本当に考えられてこの予算をつけられたのかどうか。設備費の運転管理、いろんな業者さんを当たられたと思いますけども、これは考えられない。これはやっぱり半分ぐらいでもおかしくないぐらいのできる範囲です。設備の運転管理いうて、これどういった業者が、これ専門の資格とか、あんなん要るんですか。 ◎春次 伊丹市文化振興財団常務理事  最後の設備の運転管理というようなことでお話ございましたが、固有名詞出してどうかと思いますけど、日本管財さん、恐らくここもそうかなとは思いますけども、日本管財さんにやっていただいております。当然それぞれ電気なり、いろんな空調設備なり、いろんな部分について、それぞれ専門の知識を持った経験のある方々にやっていただいておりますので、金額の多寡をおっしゃられますとあれなんですが、これまでとそう変わらない金額で、当然値上げの部分等は反映させていただいておりますが、多少のアップはやむを得ないのかなというふうには思っております。 ◆泊照彦 委員  やはりこういった委託料の支出なりを削減を目指されて、事業に回されるとか職員の方々の給料に回すとか、いろんなことができると思うんですよ。もうちょっと考えていただきたい。いや、今後さらなる検討をお願いしたいと思います。 ◆新内竜一郎 委員  今まで宮ノ前の再開発絡みも含めて、中心地の活性化、そして文化都市伊丹として7館等建設してきて、今ここへ来て、私もトータルの決算、予算等をちょっと考えてまして、今年度の予算概要を見てますと、やはり市の補助が主体。特に収入についても10億強ということです。  そこで、先ほど理事長がおっしゃった公益財団として5年たって、行財政計画も今後検討していくということです。このあたりをどのように考えておられるんか、この施設についてのやはりどれだけの市民に対しての効果、もっと言うと中心地の活性化等にどれだけ効果があったのかどうか、その辺も含めてちょっとお聞きしておきたいんです。 ◎川村 伊丹市文化振興財団理事長  まず、文化振興財団として、収支見込みも含めた経営計画は今後の財団としての運営、経営と、そういったことのありようを策定していこうと。これ経営計画、まだまだ仮称ではございますが、文化振興財団経営計画を策定していこうということで今進めておるということは冒頭申し上げたとおりでございます。  もう一つの文化振興財団の役割になろうかと思います。定款にも記載しておりますように、兵庫県において、文化学習事業を展開していこうということでございまして、これも冒頭、私、御挨拶の中で申し上げておりますが、伊丹市のまちの元気に寄与していく、これが最大の役割だというふうに思っておりますし、いわゆる文化事業を通じ、あるいは生涯学習事業を通じ、そういう展開を通じて、まちの元気に寄与していこうということでございます。たまたま9館、一部は中心市街地外にはございますが、そういった施設の最大活用を通じて伊丹市全体の元気なり、そういったことに寄与していこうという、そういうつもりで事業展開をしておりますし、伊丹市からいただいております指定管理料、これを最大活用していこうということでございます。お答えになるかどうかということですが、そういうことで日々頑張っておるということでございます。
    新内竜一郎 委員  最初、トータル的に聞きましたけども、次にちょっと個別にお聞きしておきたいんです。文化会館は、これは市民の方がやはり非常に多くの方が利用されるということで、例えば演劇ホールも、音楽ホール、美術館、工芸センター、昆虫館、これのそれぞれの利用者数、どれぐらい年間にあるのか。今この予算で見ると、それぞれ大体1億からちょっと弱あるわけです。だから、それぞれの個別の原価計算言うたらあれですけども、そのあたりについてちょっとお聞きしておきたいんです。 ◎春次 伊丹市文化振興財団常務理事  今、各施設の入館者数というようなことで御質問ございました。平成26年度の数字でございますが、冒頭、理事長から申し上げましたように、トータルで100万強ということで、一応全部申し上げますと、文化会館では20万5000人ほど、それから生涯学習センターでは20万2000人ほど、演劇ホールでは4万4700人、音楽ホールでは11万8000人、美術館では2万6000人、工芸センターでは5万9000人、伊丹郷町館では7万3000人、図書館南分館で14万9000人、伊丹市昆虫館では13万5000人ほどでございます。 ◆新内竜一郎 委員  それだけの利用の中で、この経費で割ると、1人当たり大体どれぐらいかかってます。要は以前にこれを建設するときに、産業の活性化やということであったわけです。今、理事長がおっしゃったように、その後やはり経済的な面で考えると非常に難しいということで、教育という形に方向転換した経過があるわけです。だから、教育ですから生涯学習等ですから、余り経済的な感覚でやると非常に難しいということで今日来た経過あるんです。  そこで、やはり財政が豊かなときであればいいんです。これからの公共施設等のいろんな再配置とかいろんなことを考えていった場合に、市民から見ると本当に十分に活用できてるんだろうかと。もっと言うと、今の利用者の中で伊丹市民がどれだけの人が利用されてるか、もしかわかれば、ちょっとパーセントでもいいです。例えば演劇ホールで4万4000人ほどとそれぞれおっしゃったんですけども、伊丹市民がどの程度ぐらい利用されてるんか、もしか把握されてるようやったら答弁していただきたい。 ◎春次 伊丹市文化振興財団常務理事  済みません、今、手元には、いたみホールのデータしかございませんので、済みません、いたみホールでの伊丹市民の利用割合でございますが、これ25年度の決算でございます。利用件数におきましては80.4%、それから利用人数では76.8%、それから利用料金につきましては56.9%というふうな数字になってございます。  それと、最初のほうにおっしゃいました例えば各施設の1人当たりということでおっしゃいましたが、他にきっちりそういう数字を細かく出したものはございませんが、例えば各施設の職員数と、それから各施設の予算ということから無理やり出すとすればそういったことになろうかなと思うんですが、例えばでございますが、いたみホールはアルバイトの方も含めまして11名いらっしゃいます。そこで年間使う事業費としましては、例えば2億5000万ほどというようなこういった数字になりますし、それぞれ施設で設備なんかの維持管理とか、そういったものがやはり特にいたみホールは大規模ですから、ほかの館と比べまして一概にちょっと比較しにくいのかなと思います。そういうことで、おっしゃってました例えば1人当たりというようなことは、済みません、今、申しわけないですが、ちょっとお答えできません。 ◆新内竜一郎 委員  要は文化事業ですから非常にそのあたり難しいいうのは理解して私も聞いてるんです。例えば、当初、演劇ホール、これは一応ざっとですよ、1億2000万強、経費かかっていて、4万4000人ね。その中で市内の方がどれだけ利用してるか。例えば演劇ホールは、私も以前に一部使おうか思って行った。ところが、専門の、他市の方がぱっと押さえられて、なかなか利用しにくい。市民の方が非常に利用しにくいということであったわけです。もっと言うと、美術館です。これも約8800万ぐらいかかっていて、2万人が入館者。これの今現在のランニングコストでこれですけども、今までの美術館の収蔵品の購入した費用等、非常にたくさんあるわけです。これをやはり活用して伊丹市の文化、芸術等の活用に寄与するということであったわけです。だから、本当にここへ来て原点に戻って、今、理事長がおっしゃったように、まさしく元気なまちづくりということで一応自己評価して、そのあたりを今後どうするかということも考えていただきたいと思うんです。  だから、例えば私自身も阪神議長会などで伊丹にようこそおいでいただいた、シティホテルで会合して、伊丹でこういう美術館、あるいは昆虫館等ありますと、行っていただいたですかと、知ってもらってますか言うたら、ほとんどの方が御存じないんですね。飛行場線で空港から西へおりてきても、美術館のところ、あの交差点、角っこ、あれなども本当見にくいんです。だから、もう少しこれから地方創生絡みもあって、この資源を有効に活用するというんであれば、もっと観光スポット的にもPRしていく必要があると思うんです。  だから、例えばJRの物産協会のあそこのとこに行って、こういう資料整理、伊丹に来られるとこういうとこありますよと、こういう観光の資源ということも含めて今後対応する必要があるのかなと思うんです。その辺の見解、ちょっと聞かせてください。 ◎川村 伊丹市文化振興財団理事長  先ほど私はまちが元気になる、それが文化振興財団、簡単に言えば、そういうことだろうなというふうに申し上げました。  私、常々文化とて、いわゆる財政とか経済とか無縁でないというふうに申し上げましております。確かに財政事情非常に厳しき折、文化事業に投下するお金がなかなか難しいなというふうには思います。思いますが、まちを元気にするというのは、やはり心にゆとりも必要でしょうし、あるいはそういった先駆的な芸術とか、そういったものに触れると、あるいは生涯学習として常に意欲を高めていくといったような、そういった場を提供していくという、そういう機会の提供も必要だろうと。そういうことを含めて、全般的にまちが元気になるならと、そういう役割が私どもにあるのかなというふうに申し上げております。  そういう中で、私どもは常に今、市のほうから受託をしています施設の管理運営、その施設につきましても最大活用をしていく必要があろうというふうに思いますし、あるいはその施設を生かした市外からのにぎわいの呼び込みも一つかもわかりません。あるいは、税で出資をしていただいてる財団ですし、あるいは税で管理委託料もいただいておりますので、その税をいかに市民の皆さんに還元をするか、そういう面も大切にしながら、その施設を最大活用していく、あるいはそこの施設で展開をする、あるいはアウトリーチと称していろんなところへ出かけていって事業展開していくといった自主事業につきましても、どう展開をしていくかということに常々腐心をしておりますし、そういう事業展開をしていこうということでございます。そういう使用体制を収支見込みも含めた経営計画、今後の文化振興財団のありようの中でも示していきたいと。今委員から御指摘のあったことも盛り込みながら、あるべき姿を追い求めていきたいというふうに思いますが、現時点では今お預かりしている施設、あるいはそこで培ったノウハウ等々、最大に生かして、伊丹のまちを元気にしていくというのが私どもの役割だというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆新内竜一郎 委員  要は伊丹の貴重な文化施設、資産だと思うんで、これをいかにして活用して、まちの活性化につなげていただく。そのためにも、今言った他市でも観光資源を活用していろんな手を打ってこられてます。ですから、そういうことでこれからも一層頑張っていただきたいと思います。  そこで、ちょっともう少し細かく聞かせていただきますけれども、昆虫館事業費の中でオリジナルグッズを販売したということでお聞きしたわけです。これは非常にいいことやってるなと思うんです。伊丹に来られて、伊丹の土産、オリジナル商品としてやられてるということで、例えばカブトムシの何かグッズみたいなもんをつくられたようにも一度聞いてます。これはこの予算の中でどこに収入として上げておられるわけですか、こういう。 ◎伊丹市文化振興財団 概要書でいきますと事業収入のところでございます9907万9000円というのがございます。その中の内訳を文化会館の事業収入でありますとか、以下、図書館の南分館等ございます。その中での昆虫館の事業収入でございますが、そちらの中に1065万9000円という数字になります。自主事業の収入としましては、そちらのほうが、これは講座のほうも含めましてですが、そういった収入、約1000万ぐらいの収入になります。 ◆新内竜一郎 委員  いいことなんですよ。こういうグッズをもう少しPRして、伊丹のほうに来られた方に販売する、こういう手だて、今、昆虫館に来られた方がそこへ来て買っておられるのか、もっと伊丹のほかでも販売してるんかいう件、その辺ちょっと聞いておきたい。 ◎伊丹市文化振興財団 昆虫館のグッズに関しましては大体3つの展開がありまして、まずは新内委員おっしゃられたとおり、館に来られた方がやはりお土産として持って帰ってもらえる。昆虫館でしか売ってないものもなかなかユニークなものもつくっておりますし、定番のチョウチョウやカブトムシのステーショナリー、文房具とか、そういうものが用意してあるというのが1つ。もう一つは、全国的に一般的にお客さんが買うというよりは、非常にさらにユニークで、わざわざ、一部ですけども全国から買いに来られるような珍しいもの、例えば昆虫館オリジナルのTシャツだとか、そういうのを用意しております。そして3つ目なんですけども、企画展とか特別展に合わせた内容のものを売っております。昨年度実施いたしまして好評でした昆虫食という展示をやりました。昆虫食のときには、やはりニーズがありますので、缶詰だとかハチノコの瓶詰めだとかを信州の一流の業者から取り寄せまして販売しました。やはり中途半端なものでは喜んでいただけませんので、やはりちょっと値段はよかったんですけど非常に喜んでいただいて非常にいいこともありましたし、喜んでいただいてまたリピーターにつながったというのもあります。その3つですね、来た方のリピーターの方、お土産としたものが1つ、もう一つとしては、わざわざ遠くから来ていただけるようなユニークなものが1つ、もう一つはタイムリーなものを1つとありますけども、特に2番と3番に関しましては今後も力も入れまして、昆虫館にもいろいろ問い合わせがあるんですけども、例えば虫好きの方で、しかもコアな虫好きといったら、日本でいったらもしかしたら0.1%かもしれませんけども、0.1%といったら全国ではすごい数になりますので、そういう方に関しましては、例えばうちでしか売ってないものというのはほかでも売ってませんので、わざわざ足を運んで、もしくは京阪神に来たときに足を寄らせて、また寄っていただけるというまでの観光価値というのがあるということを特に最近認識しておりますので、そういう意味でもっともっとアピールしていきたいと思いますので、あと、さらにはもっともっとちょっと魅力的な商品をふやしていきたいと思います。 ◆新内竜一郎 委員  確かに魅力的ないい商品、先日もちょっと聞いて、私もこういうことやってるということで皆さん頑張ってるなと思っていたんです。だから、これ商工との関係ですけども、やはり商工プラザの中に展示するとか、JR駅の観光物産ギャラリーに展示するとかいうことで、これやはりはっきり言って昆虫館だけでなくて、伊丹でこういうオリジナルグッズもありますよと、これはジュエリー工房も一緒なわけです。工芸センター、あれもジュエリー工房をやって、ジュエリーを通じて商品をつくって売り、そしてそういう産業の活性化につながるということであったわけです。だから、ここへ来て私は芽が出てきたのかなと思うんで、このあたりを一層どのようにしてPRされます、ちょっとその辺だけお聞きして。 ◎伊丹市文化振興財団 ありがとうございます。ジュエリーカレッジの話については、まさに今ちょうど動き始めまして、この7月の14日に搬入をしまして、16日から特別展が始まりますので、それからジュエリーカレッジをやるジュエリーの作家さんが昆虫のジュエリーをつくって、それを1カ月ぐらいに交代、交代で出して、それをお客さんのほうに展示販売を行うというのを始めようとしてるところです。それについては、やはりお客さんというのは見る目が非常に厳しいですので、逆に作家さんの方のいい刺激になりますでしょうし、非常にユニークなジュエリーができましたら、先ほど申したようにお好きな方というのは遠くからも来られますので、いい話題になるかなと思います。  そして、物産ギャラリー、駅というのもまたアピールポイントと考えておりますが、昆虫館として特に最近、私とかがフロアに出てお客さんと話をして思いますのは、空港ですね、大阪空港でちょっと時間があいた、どこかないと言ったら、タクシーで昆虫館に来たら、こんないい施設があったのかで喜んでいただいたというようなことがちょっと何件か、口頭でちょっとお話をして。というのも、どうしても季節外れで大きな荷物をガラガラと抱えてる方がおられましたんでどうしたんですかと聞いたらまさしくそういうことだったので、ちょっとそういうのをアピールしていこうと思いまして、そしたらちょうど大阪空港のほうとは伊丹市の生物多様性の調査も含めまして、空港内の敷地というのは貴重な動物、シルビアシジミとかがありますので、調査で入らせていただいてるんですけども、その縁でいろいろと連携しようかという雰囲気は生まれておりまして、この9月には昆虫館の出向で空港の中に集まる子供たちの昆虫講座も行いますし、ギブ・アンド・テークじゃないですけども、そしたら当然、空港のほうで寄られてる方で時間があいたときに昆虫館に来られて喜んでおられる方があったと実際のお客さんの声を伝えたところ、じゃあそれをぜひ広報させてくださいというふうな担当者のほうから連絡をいただいておりますので、特に大阪空港と連携を図って、より広報をしていきたいと思います。ついでに虫だけじゃなくて、伊丹市内に魅力的な施設がいっぱいありますので、宮ノ前もそうですし、寄っていただけたらいいですからって、一度来ていただけたらついでじゃなくて、次は伊丹にもっと時間を割いていただけるようになる魅力的なまちだと僕は信じておりますので、そういうふうにアピールしていきたいと思っております。 ◆新内竜一郎 委員  あと要望しときます。貴重な、いいアイデアでジュエリーとのコラボして、そういう商品開発をやっていただきたいと要望しときます。終わります。 ◆泊照彦 委員  大事なことをお聞きするのを忘れてました。  財団の方がちょっとお答えしにくいと思いますんで副市長にお答えをいただきたいんですが、やっぱり公共施設マネジメントが今進められてます。それぞれの各施設が一生懸命頑張っておられて、生き残りをかけて一生懸命頑張っておられるんですけども、財団の方にしたら全て残してほしいというふうな形になると思うんですが、当局としては公共施設マネジメントを進める中でどういった点でこの施設を残していきたいというふうな観点を持っておられるのか、ちょっと教えてください。 ◎行澤 副市長  今現在、公共施設マネジメントということでちょっと検討を一部させていただいておりまして、今、文化振興財団では9施設ということで、市内でまだ博物館とか、そういういろんな文化施設がございます。文化施設を持ってるということは案外、逆に言うたら強みではないかな、都市としてですね。やはり急に今から、例えば柿衞とか美術館とか工芸センターとか、急につくろうと思ったかて、つくったかて歴史、あるいはそういうのを持ってないと非常に弱いもんだろう。伊丹はそのあたりは、酒の文化から発祥した俳諧文化ということで柿衞持ったりとか、そういう歴史を持ってるということは非常に大切であって、これはある面、強みであるとは思っております。  ただ、こういう財政状況の中で、本来市が持つべきかどうか、物によったら県が持つべきではないかとか、いろいろあろうかと思います。先ほど新内委員からもおっしゃいましたように、市民の方がどのぐらい使ってるかということもありましたように、本来、市民の方の税金で運営されてる部分も多くございますし、逆に市外の方に来ていただくためにやっているようなイベントとか、そういうのをあえて呼び込むということを市でもやってる場合もあると思いますんで、そういうのをいろんなところをトータル的に考えて、どういう施設を残していくか。このまま全部を残すというのはなかなか厳しいん違うかなというふうには今のところ思ってます。ある程度案をつくらせていただきまして、結局市民の皆さんへのアンケートとか、またパブコメなんかも通じまして、御意見聞かせていただいて、担当してる人間とかは、やっぱり残してもらいたい気持ちは非常に強いというふうには思ってるんですが、背に腹はかえられん場合も往々にしてありますし、それはうまいこと残しながら、今の機能をどこかへ移せないかとか、言うたら2つを一つにするとか、そんなことも考えながら、今、これまで先人の方、まちの先人の方が苦労して残されてきた、今まで培ってきた歴史、文化いうのがありますから、なるべくなら残していきたいなという気持ちは持っておりますんで、そこはまた皆さんとも御相談、あるいはアンケート等をとりながら、うまいこと残していくような方策を今後考えていきたいなというふうに思っております。 ◆泊照彦 委員  今、副市長から御答弁いただいたんですけども、非常に難しい選択を迫られるということは十分に理解しております。ただ、私としてはやっぱりかなり市外で有名になってきた昆虫館、そしてまた工芸センターも意外と市外の方が御利用いただいて、これはすごいということで、非常に有名になってきてるんで、できたら伊丹が誇れるものをやっぱり今後、逆に市民の方が工芸センターを余り知らないところも弱点があるんですよね。そういったことも含めて、より各施設の皆さん方に対してはPRに努めていただきたいなというふうに思ってますし、当局、副市長は個人的にどういうような見解をお持ちなのか、ちょっとお聞かせください。 ◎行澤 副市長  ちょっと個人的な気持ちも入るんでちょっと偏ってるかもしれないんですけども、文化財、今日的な文化行政の意義というんか、そういうのをちょっと考えてみたこと、要するに予算でどれぐらいここら辺をつけたらいいかとかいうような話、皆さん案外悩まれると。ここまででええんか、ここまででええんか、もうこんなん要らんのじゃないかと。周りの市を見ても、こういう施設を持ってないところが比較的多いかなという感じの中で、ある面、強みを持ってるのかなというふうに僕自身は、ちょっと個人的なもので申しわけないですが考えてまして、まず何点か思ってる一つが、当市のイメージアップということで、まず文化都市ということは言いやすいなという感じ。それと、今、地方創生で人口の増加施策を今考えようと言うてる中で、このあたりも一定強みになるのじゃないかなというふうに思ってますし、また、高齢化がどんどん進んでいく中で、案外時間をある程度余裕が持つような方がふえてくる中で、そういう施設を持ってるというのは僕はもうちょっと年いけば、そういうとこ行きたいないう気持ちも案外持っておりますんで、そういう方もふえてくるんじゃないかなというふうに思ってありますし、また、今、先ほどもまちの元気ということで理事長もおっしゃいました、新内委員もおっしゃいましたように、まさにそうだということで、それに対しても寄与していくのではないかとは思ってます。  それとあと、市民の心の活性化いうて、どう言うたらいいんかわかりませんが、ふるさとの思いとか、愛着、もともと伊丹はこういうのがあって、そこの出身だよと言えるのは案外、全国どこに行ったかて誇れる清酒発祥の地という強み持ってますんで、それに派生する俳諧の文化を持ってるということでございますんで、そのあたりですね。生涯学習の機能とか、そのあたりもずっと持ってるわけですから、そういうのを全体的に考えたら、やはりできる限り残していきたい。  ただ、それとは一方反対に財政的な問題とか、将来世代の負担を残さないようにだけはやはり考えていかないといけない。財産は残したいんですが、負担はあんまり残したくない。ですから、スリム化して何とか残せるような方向はないものかというふうに考えていきたいなというふうに思っております。 ◆泊照彦 委員  今、非常にお答えにくいことを御答弁いただいたなというふうに思ってます。お気持ちとしては全ての施設を残したいというのを理解しましたんで、なるべくそういうことになるようにお願い申し上げまして発言終わります。 ◆小寺秀和 委員  予算を9施設、施設ごとに事業活動収入と事業活動支出というのを見比べてみたときに、8つの施設は収支ゼロになってて、演劇ホールだけ2000万ほどマイナスということになってるんですけども、これ、原因というのはどういうところにありますか。 ◎伊丹市文化振興財団 基本的には指定管理をいただくということで、支出か収入のほう、演劇ホールの場合は助成金というのがございます。文化庁、あるいは地域創造のほうから助成金をいただいております。それに加えまして、収支差といいますのは指定管理料いただいておりますので、そういった意味では演劇ホールに限らず、ほかの施設も指定管理料いただいてるという限りではマイナスということになるわけでございますが、指定管理料につきましても、支出に伴う助成金とそれ以外の利用料金でありますとか、そういったものの差し引きで収支はゼロとなっております。指定管理料を除きまして、収支はゼロという予算にはなっております。 ◆小寺秀和 委員  補助金等収入の中にある助成金等収入、この2000万ぐらいが演劇ホールに該当するものですか。 ◎伊丹市文化振興財団 はい、そういうことでございます。助成金につきましては2049万7000円というのが収入として別にございますので。 ◆小寺秀和 委員  補助金等収入の残りの市補助金収入、これにつきましては、どういった算出方法といいますか、どこに充てるために支出されてるものになりますか。 ◎伊丹市文化振興財団 補助金のほうの収入の内訳でございます。こちらのほうは4101万1000円でございます。支出のほう、管理費のほうが支出の金額5212万ほどございまして、そのうちの補助金をいただいておりますのが例えばエフエムいたみに対します広告料、こちらのほうを補助金としていただいております。それ以外に4023万3000円、これでございますが、管理費の人件費と物件費というのが3475万9000円いただいております。それと退職手当の積み立ての資金としまして538万4000円、あと予算上では予備費としての9万円でございます。それを合わせまして、トータルで4108万1000円の市の補助金をいただいております。 ○北原速男 委員長  いいですか。  ほかにございませんでしょうか。 ◆高塚伴子 委員  出資法人等経営状況報告書の横長の資料なんですけれども、事業活動収入のところの3の事業収入のところと4の利用料金収入のところでお伺いしたいんですけれども、3の事業収入というのは、例えば文化会館事業でしたら講演とか、音楽ホールでしたらコンサートとかの収入になると思うんですけれども、美術館に関しては講座と刊行物販売が事業収入になっていて、展覧会の収入が4の利用料金収入に上がっていて、そちらのほうがボリュームとして1372万3000円と大きくなっているんですが、ほかの施設を見ますと貸館と特殊器具収入ということで、実際に講演とか事業を行ったものの入場料ではなくて、館を貸したときのそれこそ利用ですよね、利用したときの利用料金収入としてここに上げているので、美術館の入館料とか展示に係る費用というのはここに入れるよりも事業収入に入れたほうが事業としての売り上げがわかっていいかなと思うんですが、美術館だけここに入ってるのはどうしてなんでしょうか。もしかして前に伺ったことがあったらごめんなさいで、答えていただきたいんですけど。 ◎春次 伊丹市文化振興財団常務理事  美術館の入館料ですけれども、美術館条例の中でそういう利用料金として収入するということになってございます。おっしゃってるように、確かに財団の理事さんや評議員の方からも、今、高塚委員がおっしゃったように事業収入に入れたほうがわかりやすいんじゃないかなというお声は頂戴しておるんですけれども、現状はそういうことで、利用料金に入れざるを得ないんじゃないかということでございます。 ◆高塚伴子 委員  済みません、条例ちょっと見てなかったものですから。そういうふうなお話が出るんだったら、これはやっぱり条例改正をしてでも事業収入のほうに入れられるようにしたほうが、いい展覧会があれば当然事業収入がふえますよね。ことしの「ぐりとぐら展」なんかはすごく行列が長くて、日曜日の朝は何十人も待っていらっしゃるという、そういうものが貸館のところで反映されてしまっていたら、後で見たときにこのときはたくさん部屋を使ったのかなというふうになってしまいますので、ぜひ近いうちにでも条例改正のほうをお願いしたいなと思いますけれども、取り組みについてはいかがでしょうか。 ◎春次 伊丹市文化振興財団常務理事  私どもが申し上げることじゃないと思います。市の担当部署と協議させていただきながら、適切に対処してまいります。 ◎行澤 副市長  今ちょっと常務理事言いましたように、担当のほうとちょっと調整はさせていただきます。どうなるかちょっと、いろいろやっぱりそれなりに理由があるんちゃうかなというふうにも半分ちょっと思ったりしてまして、それはそれなりの今、条例の中になってるん違うかなと思ったりもしますんで、そこをちょっと分析させていただいて、必要ならばそのあたりも検討させていただきたいと思います。 ◆高塚伴子 委員  そうですね、やはり実態がわかるような、条例だけに引っ張られるんじゃなくて、実態がわかるような会計処理をしていただきたいと思いますので、その点はよろしくお願いします。  それから、続けてお伺いしたいんですけれども、郷町館の管理のところでお伺いしたいんですが、国の指定文化財ということと、それから県の指定文化財がございますけれども、管理運営上で特に注意をされてるとか配慮されているところがあったらちょっとお聞かせいただきたいんですが。 ◎伊丹市文化振興財団 当然、今、私どものほうで管理、市のほうから受託事業として国の重文、それと県の指定文化財、石橋家ですね、この辺の管理をお任せいただいております。当然これは重文なり県の指定文化財でございますので、こういった部分のやっぱり損傷とかそういったものも当然気を配る必要がございますし、特に重要文化財、県の指定文化財ということで市内、あるいは市外からもかなり多くの来館者がそれらを見に来られます。こういった部分で、やはりそういった建物の内容が来られた方に、十分理解をしていただけるように、案内業務を含めて市の中心市街地にある貴重なそういう文化財を通して市外にもPRをしていきたいと。こういった部分について、トータル的に管理運営上では配慮をしておるつもりでございます。 ◆高塚伴子 委員  では、郷町館の人員配置についてお伺いしたいんですけれども、館長1名、嘱託2名、事業スタッフ1名とありますが、館長さんについては工芸センターと兼務というふうに書かれておりますので、例えば給料・手当支出のところは嘱託さん2名の分になっているのか、そのあたりをお聞かせ願えますか。 ◎伊丹市文化振興財団 郷町館の部分でいいですね。工芸センターもですか。 ◆高塚伴子 委員  工芸センターは結構です。 ◎伊丹市文化振興財団 郷町館の部分につきましては、私を含めまして嘱託職員2名と、それと案内業務関係のスタッフ、これの1名で、今のところ43ページに書いております受託事業支出の中の給料・手当支出968万円の内容はこの3人の分で予算化をしております。 ◆高塚伴子 委員  嘱託2名とスタッフ1名の給与がこの1番の分に当たるということですよね。岡田家と石橋家に関しては委託に出していませんか。 ◎伊丹市文化振興財団 委員おっしゃるとおり、次のページ、44ページの13目の委託料支出615万の中に文化財保存協会に対しまして委託料を出しております。これは私どもが平成13年に今の郷町館の管理運営を財団が市から委託を受けております。このときはまだ指定管理になっておりませんで、市からの委託ということで、この当時、委託を受けた段階から郷町館の監視業務、あるいはそういう案内業務等、こういったものについて、その内容で委託を受けてるといった状態できております。財団が受けた当初からその体制できてるということを申し上げてる。 ◆高塚伴子 委員  財団が委託を受けた段階から文化財保存協会に委託に出しているということですよね。そのときは委託ですけど、委託の再委託という形になりますか。 ◎伊丹市文化振興財団 内容的にはそういうことになります。 ◆高塚伴子 委員  わかりました。そうしましたら、今の職員配置というのが兼務の館長1名と、それから嘱託2名と事業スタッフ1名、プラス委託の文化財保存協会の職員ということになりますよね。 ◎伊丹市文化振興財団 文化財保存協会の委託料は1名分でございます。 ◆高塚伴子 委員  済みません、兼務の館長さん1人、嘱託職員さん2人、事務スタッフさん1人で、委託、ここからは違う給与体系になりますけども、文化財保存協会に委託して来られてる方が1人ということで、兼務を除けば4名体制で郷町館が運営されてるということですか。 ◎伊丹市文化振興財団 そのとおりになります。 ◆高塚伴子 委員  では、済みません、ちょっとことしの予算書を見てみたいんですけれども、過去3年分ちょっと見せていただきました。郷町館管理運営費のところなんですけども、平成25年は委託料1980万6000円と嘱託報酬が出ています。平成26年は委託料が2055万円と、それから嘱託報酬が434万5000円が出ています。ことしは2105万円が出ているきりなんですけども、ちょっと違うところを見てみまして、文化財保護活動費のところで文化財保存協会運営費補助に505万1000円出ているんですけれども、これはどうしてなんですか。 ◎伊丹市文化振興財団 それは市の予算でございますね、おっしゃってるのは。ちょっと私どものほうは、市の予算の内容までは存じ上げておりません。財団の中で申し上げるとしましたら、今お手元のほうに配付をさせていただいてる内容の予算組みになっております。今、高塚委員がおっしゃってるのは市のほうから出されてる予算組みだと思いますが、ちょっと私どものほう、そこまで承知しておりませんので。 ◆高塚伴子 委員  では、質問を変えます。では、郷町館のところに今、何名がいらっしゃいますか。 ◎伊丹市文化振興財団 郷町館で、給与体系の部分では今申し上げたとおりですね。あと、それ以外の文化財保存協会で1名、もう一人いらっしゃいますね。それは私どもは予算の執行の対象、委託料の対象にはなってないと。 ◆高塚伴子 委員  お給料が違うといっても、同じ場所で働いておられて同じ文化財を管理運営していくという中で一緒にお仕事をされてるわけですから、指示だったりとか事業の指導だったりとかということになると思うんですけど、そこ人数には入れられてるけども関係はないというふうなことですか。 ◎伊丹市文化振興財団 業務がちょっと私どもの業務をやっておられるわけではございませんので、文化財保存協会としての業務ですんで、だから人件費は市のほうから行われてるのかもわかりません。それで、私どものほうはあくまで監視業務、文化財の監視業務ということで1人、1名分の臨時職員待遇の委託料を執行してると、こういう内容でございます。 ◆高塚伴子 委員  はい、わかりました。じゃあ確認なんですけど、文化財保存協会から来ていらっしゃる方は2名いらっしゃって、その方々は文化財保存協会の職員として岡田家とか石橋家の案内をされているので、岡田家、石橋家の建物に対しての管理業務であったりとか保守業務であったりとかということについてはお仕事をされていないということですね。 ◎伊丹市文化振興財団 全くしてないということではないですけれども、私どものほうで予算を組んでおりますのはあくまで1名分でお願いをしてるということになります。 ◆高塚伴子 委員  済みません、保存協会のほうからそういう重要文化財であるような岡田家、石橋家のものに対して、法人格を持たない文化財協会の職員という形で2名採用されて管理運営を任されてるということについては荷が重いような御相談があったのでお伺いをしてるんですが、ここは本当はそういうお話、内々にしろということなのかもしれないんですけども、公のところでどういうスタンスで例えば文化財保存協会さんに仕事を委託しているのか、その職員さんに対して財団としてはどういうふうな態度で仕事を任せているのか、責任の所在はどこにあるのか、何か、例えば火事になったときに文化財保存協会の職員が責任をとらされるのか、文化振興財団が責任をとるのか、あるいは市として責任をとるのか、そのあたりの責任の所在がはっきりしないままにそういうふうな職員配置になってるということは、私は国の重要文化財を預かる伊丹市としてはちょっと曖昧過ぎるなと思ってるんですけど、そのあたりはいかがですか。 ◎伊丹市文化振興財団 施設の管理につきましては、当然文化振興財団が市から委託を受けてやっておりますので、トータル的には責任はこちらにあるとは思います。今ちょっと人の採用どうのこうのというのは私どもが採用をしてるわけではございませんで、それは任意の団体の文化財保存協会さんのほうで対応されてる話だと思います。  私どもで直それを人をつけて、やる手もございますが、いきさつは一番最初に申し上げましたように13年に私どもがあの施設を管理委託を受けたときの状態のままでまず一つきてるということがあります。それと、そうしたらなぜ、例えばやりかえないんだということも出てくるかと思いますが、これにつきましては、当然今までかなりあの施設についてはそういう伊丹の酒、あるいはそういう岡田家のああいう住宅の文化財のいろんな知識をお持ちになってる方がどうしても必要になります。今いらっしゃる方、それと前にいらっしゃった方もかなりそういった文化財の説明、あるいはそういう案内業務をする上でかなりの豊富な知識をお持ちになってやっていただいてるということもございまして、今現在その形で継続をさせていただいてるという状況でございます。  あの箇所につきましては、あくまで監視業務をする場所ということで当然思っておりますので、そういったふうに御理解お願いしたいと思います。 ◆高塚伴子 委員  わかりました。間もなく決算の委員会もございますので、そこのあたりはまた別で聞きたいと思いますけれども、あくまでも文化振興財団が管理をすると、責任を持って管理をしていくと、委託に出しているけれども責任を持って管理をしていってるということで間違いございませんね。 ◎伊丹市文化振興財団 先ほども言いましたけれども、あくまで文化振興財団が郷町館の管理運営を任されてる以上は、当然、最終的な責任、施設の管理という面から見ましたら文化振興財団にあります。 ◆高塚伴子 委員  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  それと、済みません、引き続きでもう一つだけお願いしたいんですけども、アイフォニックの4階の練習場のことなんですが、当初3つあったと思いますが、現在2練習室のみの貸し出しとなっているというふうに書かれているんですけども、そのあたりを御存じの方は。 ◎伊丹市文化振興財団 今の御指摘は、練習室というのは当初、確かに3つ、同じ形の練習室が3つございました。その後、伊丹市が平成5年に敦煌の復元楽器を購入いたしました。このときに楽器を買うたときに場所が全く見当たらないいう状態の中で、今、御指摘の3つのうちの1つを復元楽器の置き場にしているという状態で現在も続いております。 ◆高塚伴子 委員  実はこれ、私、落選する前のときに本会議で聞かせていただいて、そのとき平成21年だったと思うんですけれども、平成5年から平成21年まで、24時間、空調管理で楽器を保存しているということで、じゃあ幾らぐらいの価値があるんですかと言ったら、買った当時300万円ぐらいだったっておっしゃったと思うんですけども、楽器が100もなくて90幾つだということで、1個当たり3万から一番高くても10万ぐらいだったという話で、21年ですから、当時買われてから16年ぐらいたっていて、もう弦も伸びて、きちっと保存はされていたんだけれども楽器としての価値はもうないということをお伺いして、時々はコンサートのたびにギャラリーというか、入り口のピロティーのところに飾ったりはしてるんですけれども、大阪芸術大学のほうに引き取ってくれと言っても、こんなくずは要らないというふうなことも言われちゃって、何とかしてくださいねっておっしゃったら、例えば中学校に持っていくとかしますっておっしゃって、あれからもう6年たって、そのまま引き続き出しもしないで24時間空調で練習室1個潰しているということが、ちょっと私、今聞いてびっくりなんですけども、本当にこのままでどうされるおつもりなんですか。 ◎伊丹市文化振興財団 おっしゃるとおりなんです。確かに私どもも正直申し上げて、あそこが練習用に使えれば年間百何十万という収益がありますし、利用者の方も練習場として使っていただける有意義な部屋やと思ってるんです。それで今おっしゃるとおりに、先生のほうから以前に小学校へ寄附したらどうやというような話もありましたけども、正直なところ、一つずつの楽器の値打ちといいますか、これの全体を見てみると、10個なり20個なりの楽器をそろえてみるとなかなか、敦煌の壁画のこういうもんがあったんやというような感じなんですけども、一つを例えばですけども小学校の入り口にぽんと置いたとしても、何これというような感じになってしまうんで、私どももどこかへ、ほかの利用方法がないもんか、先ほど先生言われましたけども、音大に引き取ってもらわへんやろとかいろいろ考えたんですけども、今のところいい手だてがないと。今のところ、今、経営計画を今年度中に作成しようとしておりますので、その中にこの話は上げておりますので、何とか私としては練習室に戻してほしいという要望は持っております。 ◆高塚伴子 委員  よくわかりました。20年ぐらい、電気代も半端じゃないですよね。練習室が年間百何万だったら、みすみす2000万から3000万の収入が失われているということになって、どこかで、何だろう、お土産物的価値はあっても、私たちもいただいたお土産、すごいいいなと思っても、何かだんだんほこりかぶって、結局何か箱の中みたいなこともあったりするので、どこかで思い切らないと、費用対効果というんですかね、保存するのに山ほどお金がかかって、結局誰の目にも触れないでしまわれてるわけですよね。もし何かの災害が起きたときに潰れちゃった、幸いだったわというようなことがないように、災害があっては困りますからそんなことは冗談では言ってはいけないんですけれども、効果的な利用方法を考えていただくのが第一なんですけれども、だめな場合は廃棄ということも視野に入れながら、あるいはオークションもあります、官製オークションもありますのでそこに出してみるとかして、やっぱり本来的な練習場としての機能を取り戻して、市民の皆さんが御迷惑にならないような館の運営を心がけていっていただきたいと思いますので、これは私もすごく心配しておりましたから、いい方向で片づくように期待をしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○北原速男 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、これで公益財団法人伊丹文化振興財団についての質問を終わります。  それでは、次に公益財団法人柿衞文庫について説明をお願いいたします。 ◎佐藤 柿衞文庫理事長  失礼いたします。公益財団法人柿衞文庫理事長の佐藤でございます。平素は柿衞文庫につきまして、議員の皆様方初め、皆様方には御理解、御支援を賜っておりますことを心から感謝しております。ありがとうございます。  柿衞文庫では、昨年、開館30周年を迎え、特別企画として30周年記念の芭蕉展を開催いたしました。この芭蕉展につきましては、柿衞文庫が開館してから30年間に、その30年間に新たに発掘した、またはあると思われていたけれどもわからなかったなど、貴重な資料を、それを持っておられる方などからもお借りして展覧会をいたしました。本物の持つ力であるとか、柿衞ならでは集めることができた貴重な資料、それから当館が持っております芭蕉の資料等展示させていただき、大きな称賛をいただきました。30周年ということでそういうことをさせていただいたんですけれども、今からまた御説明させていただきます27年度も、これにも増して頑張れるようにしていきたいと思っております。  では、本日、総務政策常任委員の皆様方に公益財団法人柿衞文庫の平成27年度事業概要及び予算概要につきまして、今から御報告申し上げます。  報告内容につきましては事務局長から御説明させていただき、少し補足説明を館長からさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎佐久良 柿衞文庫事務局長  説明に先立ちまして、申しわけございませんけれども、修正がございますのでよろしくお願いをいたします。  1ページでございますけれども、1ページの一番下のところに俳句資料室事業がGとなっておりますけれども、これ7番目ですので、Fで修正のほうよろしくお願いいたします。  それでは、平成27年度公益財団法人柿衞文庫事業概要及び予算概要につきまして説明をさせていただきます。  1ページをごらんください。事業の概要でございますが、本年11月1日が伊丹市施行75周年となりますことから、展示事業のうち、伊丹市に関連するものにつきましては伊丹市制75周年と冠をつけさせていただき、例年どおり特別展を2回、小企画展を4回開催いたします。  まず、特別展でございますが、秋季特別展として「俳画のたのしみ 近世編」を9月12日から10月25日までの38日間開催いたします。柿衞文庫の創設者であります岡田柿衞翁が絵で俳諧するのが俳画であると述べておられますように、俳画は句と絵の両面から楽しむことができます。近世の俳画の楽しさに触れる作品を俳画の流れに沿って紹介をいたします。また、新春には、「大阪俳句史研究会設立30周年記念 俳画のたのしみ明治・大正・昭和編」を1月16日から3月6日までの44日間開催いたします。大阪俳句史研究会が設立30年となりますことから、大阪俳句史研究会がその対象として研究してまいりました明治、大正、昭和の関西俳壇の俳画を紹介いたします。秋季特別展とも連動する展覧会でございます。  次の小企画展でございますが、「伊丹市制施行75周年 おにつらくんと楽しむ 鬼貫と伊丹」につきましては、4月11日から5月31日までの44日間開催いたします。伊丹を代表いたします俳人、鬼貫をキャラクターに、おにつらくんが紹介いたします。次の「伊丹市制施行75周年 柿衞翁と伊丹」につきましては、6月7日から6月28日までの19日間開催いたします。伊丹市の行政、文化に多大に貢献されました柿衞翁の紹介、検証をいたします。次の「戦後70年 戦地からの絵手紙 絵と句に込められた妻への想い」につきましては、7月11日から8月30日までの44日間開催いたします。若くして戦死されました日本画家、前田美千雄が妻や家族に宛てた絵手紙と作文を紹介いたします。次の「手紙シリーズV 芭蕉とその門人」につきましては、10月31日から12月23日までの46日間開催いたします。手紙シリーズの第3弾として、所蔵いたします俳人書簡の調査、研究の成果を紹介いたします。  次の調査研究事業につきましては、昨年と同様に実施をいたします。  次の書籍刊行事業につきましては、特別展の図録として秋季には「俳画のたのしみ 近世編」を、新春には「俳画のたのしみ 明治・大正・昭和編」を発行いたします。  次の普及教育事業でございますが、かきもり文化カレッジが5コースございまして、1つ目の専門コースでは秋季特別展関連講座として「俳人の書と画T」を9月12日に、「俳人の書と画U」を10月3日に開催し、また、新春特別展関連講座として「俳人の書と画V」を2月20日に、「俳人の書と画W」を2月27日に開催いたします。2つ目の講読コースでは、「柿衞本『おくのほそ道』をよむ」を年10回、毎月第4土曜日に開催いたします。3つ目の実作コースでございますが、俳句コースが毎月第3火曜日に、男の句会コースが毎月第3土曜日に、それぞれ年10回開催いたします。4つ目の鑑賞コースでは、「直筆で楽しむ蕪村の手紙」を年5回、また、「資料でたどる伊丹の江戸時代」を年5回、それぞれ隔月の第4火曜日に開催いたします。さらに、研究コースとして「坪内稔典とたどる岡田柿衞翁の生涯」を年10回、毎月第2金曜日に開催いたします。  次の特別展記念講演会でございますが、秋季特別展記念講演会として「近世俳画の世界」を9月19日に開催し、また、新春特別展記念講演会として「大阪俳句史研究会の30年」を1月30日に開催いたします。  次の第25回鬼貫顕彰俳句表彰式(一般の部)及び当日句会でございますが、元禄期を代表いたします郷土伊丹の俳人、上島鬼貫を顕彰して、全国より俳句を募集し、著名な選者4名の選考により表彰者を決定し、8月1日に表彰式を行います。  次の第14回正岡子規記念伊丹野球大会でございますが、平成14年に開催いたしました特別展「正岡子規 関西の子規山脈」を記念して設けられた大会でございまして、伊丹野球協会の協力により、社会人チームがトーナメント方式で試合を行い、優勝チームに子規の横顔をモチーフにした盾を贈呈いたします。  次のその他の事業でございますが、7事業ございまして、資料の閲覧、複写、出品、撮影、掲載に関する事業につきましては、研究のための館蔵資料の閲覧や複写サービス、各種刊行物掲載のための写真提供、他館展覧会への出品を行います。  次の柿衞賞事業につきましては、柿衞文庫の創設者であります岡田柿衞翁の偉業をしのぶとともに、将来性のある新進の俳文学研究者に送られます第24回柿衞賞の授賞式を6月7日に行い、その後、受賞者によります講演会を開催いたします。  次の友の会に関する事業でございますが、友の会ニュースにつきましては年1回発行し、俳跡を訪ねる旅につきましても年1回実施いたしますとともに、台柿を鑑賞いたします鑑柿会を開館記念日であります11月3日に開催いたします。
     次のことば文化都市推進事業でございますが、伊丹大使であります宮本輝氏と道上洋三氏に対談をしていただきます第10回伊丹市ことば文化講演会を6月21日にいたみホールで開催いたします。  次の行政、他団体との連携と人的派遣でございますが、他団体から要請を受けますと適宜職員を派遣いたします。  次の也雲軒事業でございますが、5事業ございまして、第25回鬼貫顕彰俳句表彰式(小・中・高校の部)につきましては、伊丹市内外の小学生から高校生までの俳句作品を募集し、選考によりまして表彰者を決定し、8月21日にアイフォニックホールで表彰式を行います。次の俳句と遊ぼうにつきましては、鬼貫顕彰俳句、小・中・高校の部の入選者を対象として8月22日に色紙を制作していただき、その作品を翌日の8月23日に柿衞文庫で展示をいたします。次の第12回鬼貫青春俳句大賞につきましては、柿衞文庫の開館20周年を記念して全国的な若手登竜門として設けられた賞でございまして、15歳以上30歳未満の方を対象に、1人30句を要件として募集を行い、12月5日に公開選考によりまして表彰者を決定し、表彰式を行います。次の俳句ラボにつきましては、15歳以上49歳以下の方を対象として、若い世代のための若い講師による句会で、青春俳句大賞の受賞者が講師となり、若者に俳句のすばらしさを伝えていきます。次の、ことばを考える講座につきましては、各界のユニークで著名な方を講師として、言葉の魅力を探ります。  次の俳句資料室事業でございますが、2事業ございまして、俳句創作と俳句研究活動に貢献されました女性俳人に贈られます第7回桂信子賞の授賞式を1月11日に行い、その後、受賞された方に講演をしていただきます。次の俳句朗読会と対談につきましては、10月12日に開催し、俳優、清水紘治氏の朗読で俳句の世界を楽しんでいただき、その後お話をしていただきます。  以上で事業概要の説明を終わらせていただきます。  続きまして、予算概要につきまして説明をさせていただきます。  2ページをごらんください。まず、事業活動収入の部でございますが、基本財産運用収入につきましては、基本財産の定期預金の利息収入5万円及び閲覧等による資料利用料収入80万円でございまして、予算額が85万円。特定資産運用収入は退職給付、俳諧資料による利息収入でございまして、予算額は5000円。会費収入は友の会の会費収入でございまして、予算額が116万円。事業収入は、展示事業による観覧料収入284万5000円、書籍刊行事業による図録等の出版物売り払い収入260万7000円、かきもり文化カレッジの講座受講料収入108万6000円及び俳句資料室事業の講座受講料収入45万円でございまして、予算額が698万8000円。補助金等収入は伊丹市のことば文化都市推進委託事業収入120万円、伊丹市からの運営補助金5494万7000円でございまして、予算額が5614万7000円。寄附金収入は一般寄附金収入でございまして、予算額が1000円。諸収入は普通預金の受取利息収入1000円、雑収入40万900円でございまして、予算額が41万円でございます。その結果、収入総額が6556万1000円となっております。  次に、事業活動支出の部でございますが、事業費支出につきましては展示事業等9事業の支出でございまして、展示事業支出693万円、書籍刊行事業費支出348万9000円、講座事業費支出108万6000円、調査研究事業費支出127万円、柿衞賞事業費支出87万7000円、俳句資料室事業費支出293万9000円、友の会事業費支出116万円、也雲軒事業費支出67万9000円、ことば文化講演会事業費支出120万円でございまして、予算額が1963万円となっております。次の管理費でございますが、人件費支出3586万3000円、会議費支出5000円、諸経費支出1179万1000円でございまして、予算額が4765万9000円となっております。その結果、支出総額は6728万9000円となり、事業活動収支差額はマイナスの172万8000円となっております。  次に、投資活動収入の部でございますが、特定資産取り崩し収入につきましては、俳句資料室事業引当資産取崩収入248万9000円で、収入総額が同額の248万9000円となっております。  次に、投資活動支出の部でございますが、特定資産取得支出につきましては、退職給付引当資産取得支出66万円、俳諧資料購入取得支出1000円でございまして、予算額が66万1000円となり、支出総額は同額の66万1000円となっております。その結果、投資活動収支差額は182万8000円となっております。  当期収支差額につきましてはゼロ円となり、前期繰越収支差額10万円を加えますと次期繰越収支差額が10万円となっております。  以上で予算概要の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いをいたします。 ○北原速男 委員長  それでは、説明はいいですか。 ◎今井 柿衞文庫館長  先ほど局長のほうからお話がありました、説明のありました事業概要について、一部補足させていただきます。  特別展の2回と申しますのは、先ほど理事長のほうからお話がありました30周年の芭蕉展、その調査、研究の中から、より新しい俳画の資料というものが出てまいりました。これは岡田利兵衞柿衞翁が研究されていた後を受けまして、芭蕉のものをいろいろと調査しているうちに関連の俳画というものがいろいろ見つけられたわけでございます。この1・2回の特別展をあわせて見ていただきますと、俳画の始まりの近世、江戸時代初期から近代の昭和に至るまでの俳画というジャンルの流れが名品でたどれるというふうにことしは考えさせていただきましたわけでございます。それぞれの講座等もそれにあわせて組んでおりますので、ぜひお聞きいただきますと俳画の楽しさというものがわかっていただけるのではないかというふうに思っております。 ○北原速男 委員長  説明は終わりました。ただいまの説明について質問等がございましたらどうぞ。───いいですか。  それでは、これで公益財団法人柿衞文庫についての質問を終わります。  それでは、以上をもちまして総務政策常任委員協議会を終了いたします。大変お疲れさまでした。              以   上  伊丹市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。  平成  年  月  日  総務政策常任委員協議会      委員長   北 原 速 男...