(「
異議なし」と言う者多数)
御
異議なしと認めます。
よってこれら各案については、
委員会付託を省略することに決しました。
続いて
討論に入ります。御
意見のある方はどうぞ。────ございませんか。
それでは
討論を終結して、
表決に入ります。
お諮りいたします。
これら各案を
原案のとおり決することに御
異議ございませんか。
(「
異議なし」と言う者多数)
御
異議なしと認めます。
よって、
議案第74号から76号の各案は、いずれも
原案どおり可決されました。
△「請願第1号」
○
議長(
尾嶋猛君) 次に、
日程第8、請願第1号を
議題といたします。
文教生活常任委員会にその
審査を付託いたしました請願第1号の
審査結果につきましては、お手元にお配りいたしております
報告書のとおりであります。
これより
審査報告に対する
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。────ございませんか。
それでは
質疑を終結して
討論に入ります。まず、通告者の発言を許します。
30番
大西泰子君。
◆30番(
大西泰子君) (
登壇)
議長より発言の許可を得ましたので、私は日本共産党
議員団を代表いたしまして、請願第1号、
学校給食の自
校方式を求める
請願書について賛成
討論をいたします。
伊丹市は、昭和42年からセンター方式による
学校給食が行われています。現在調理員一人当たりの調理数は220人分となっており、宝塚市や川西市では自
校方式が行われており、調理員一人当たりの調理数は約140人余りであり、
伊丹市は宝塚や川西の約2倍の調理数となっています。その上に給食センターから各学校に搬送するために調理時間は2時間40分と短くなり、調理員さんは子供たちにおいしい給食を食べさせたいと頑張っておられますが、加工食品や冷凍食品に頼らざるを得ない状況になっています。また、つくってから食べるまでの間時間がかかるので、学校によっては油が分離して、天ぶらやフライなどはべちゃべちゃになってしまって、おいしさが半減してしまう。またメニューに変化がつけにくくなるという状況になっています。また調理員と栄養士は日常の交流がないので、子供の反応がわからないために、残滓も多く出ています。食べるまでの時間が長いために食中毒その他の事故が起こりやすく、食中毒が発生すると大規模になり、最近の食中毒は、センター方式実施のところで起こっています。
学校給食法第1条では、
学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資し、かつ国民の食生活の改善に寄与するものであることにかんがみ、
学校給食の普及、充実を図ることを目的とするとなっています。安全でおいしい給食を提供することはもちろんのこと、子供たちの人格形成や生きる力を養う上で、
学校給食が教育の一環として重要な役割があるのです。
学校給食は、ただ作って食べさせたらよいというものではありません。子供たちに調理室で働く人々の姿を教え、そこに参加させ、自分たちの住んでいる土地はどんな食べ物があるのか、どんな味があり、どのような調理方式があるのか、それが口に入るまでの経路を教え、社会の仕組みを教える。これが教育の一環だと思います。ところが、センター方式では、作る人と食べる人が隔離されているために、調理員、栄養士がいくら苦労して作っても、調理過程すらわからない。労働の尊ささえわからない、ただの食品であり、嫌いなものは残して捨てるということになっています。これでは教育の役割りは果たせていないと思います。
以上、申し上げましたセンター方式では、あまりにもデメリットが多すぎます。また、災害時には学校が避難所になっております。各学校に給食設備があれば、避難された人たちに暖かい栄養のある食事の提供もスムーズにいくのではないか、このことの大切さも強調しておきたいと思います。
老朽化したセンター施設の建て替えの時期もきているようでありますが、この時にこそセンター方式から時効方式に変えるべきです。財政面を初め多くの困難はありますが、何よりも
学校給食が教育の一環であるということ、そして将来の社会の発展を支えるのが、未来の主権者であります。この子供たちに最善のものを与える。これは大人の責任です。このことからも、経済面よりも教育面の需要性を選択すべきであるということを付け加え、請願者の願意は妥当と考え、賛成
討論といたします。
議員各位におかれましては、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
○
議長(
尾嶋猛君) 通告による
討論は終わりましたが、ほかにございませんか。
それでは
討論を終結して、
表決に入ります。
本請願に対する
委員会の
審査結果は不採択であります。
この採決は起立により行います。
本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
(「賛成者起立」)
起立少数であります。
よって、請願第1号は不採択と決しました。
以上をもちまして、本日の
日程は終わり、今期定例市議会を閉会するはこびとなりましたが、閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
△「あいさつ」
○
議長(
尾嶋猛君)
議員各位におかれましては、去る12日の招集以来、何かと御多忙のなかにもかかわりませず、本
会議あるいは常任
委員会の円滑なる運営に御協力を賜りますとともに、
当局から提出されました重要諸案件について、慎重かつ詳細に御審議をいただき、それぞれ適切なる結論を得ることができました。各位の御精励に対しまして心から敬意を表する次第でございます。
これからは日々暑さが増し、過ごしにくい時節になりますが、
議員並びに
市長初め、
当局の各位におかれましては、御自愛をいただき、御精進くださいますようお願いいたしまして、閉会のごあいさつといたします。
次に
市長よりごあいさつがございます。─────
市長。
◎
市長(
松下勉君) (
登壇)第3回定例市議会が閉会されるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今期
定例会は、6月12日に招集以来18日間にわたりましたが、この間
議員各位におかれましては、御提案申し上げました補正予算、
条例の
制定、
改正等、多数の重要案件につきまして、終始御熱心に御審議を賜り、ここに議了いただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。
また、この度は3月の
定例会で披瀝することができませんでしたが、本年度の市政に対する私の所信の一端を述べさせていただきましたが、これに対しましても深い御理解を賜りましたことを重ねてお礼申し上げます。
今後の市政運営にあたりましては、共につくる安心して暮らせるまちを基本理念に、本市の復興施策を協力に推進するとともに、都市基盤の整備、福祉施策の推進、産業の振興など、山積する諸課題に全力をあげて取り組んでまいる所存でございます。
また、今期議会の審議を通じてお聞かせいただきました数多くの貴重な御
意見、御要望につきましては、これらの趣旨をできるかぎり尊重し、今後の施策の繁栄に努めてまいりますので、
議員各位の一層の御支援御協力を賜りますようお願い申し上げます。
これから本格的な暑さに向かいます折から、
議員各位におかれましては、十分御自愛をいただき、ますます御健勝にて御活躍いただきますようお祈り申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
○
議長(
尾嶋猛君) これをもちまして、
平成7年第3回
伊丹市議会の
定例会を閉会いたします。
〇午前10時43分 閉 会...