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  1. 西宮市議会 2021-03-23
    令和 3年 3月(第11回)定例会−03月23日-08号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 3年 3月(第11回)定例会−03月23日-08号令和 3年 3月(第11回)定例会                西宮市議会第11回定例会議事日程                (令和3年3月23日午後1時開議) 日程順序              件         名               ページ  第1                                          286      議案第282号  特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例制定の件      議案第283号  西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件      議案第284号  西宮市都市計画事業基金条例制定の件      議案第285号  西宮市消防本部および消防署条例の一部を改正する条例制定の件      議案第286号  西宮市医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件      議案第287号  西宮市勤労者・障害者教養文化体育施設条例を廃止する条例制定の件      議案第288号  西宮市文化振興基金条例の一部を改正する条例制定の件      議案第289号  西宮市運動施設条例の一部を改正する条例制定の件      議案第290号  西宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定の件      議案第291号  西宮市附属機関条例の一部を改正する条例制定の件
         議案第292号  西宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定の件      議案第293号  西宮市手数料条例の一部を改正する条例制定の件      議案第294号  西宮市動物愛護基金条例制定の件      議案第295号  西宮市食品衛生法の施行等に関する条例の一部を改正する条例制定の件      議案第296号  西宮市立地域子育て支援施設条例の一部を改正する条例制定の件      議案第297号  西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件      議案第298号  西宮市地区計画等の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部を改正する条例制定の件      議案第299号  西宮市営住宅条例の一部を改正する条例制定の件      議案第300号  西宮市森林環境譲与税基金条例制定の件      議案第301号  西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正する条例制定の件      議案第316号  令和3年度包括外部監査契約締結の件      議案第317号  訴え提起の件(市営住宅明渡し等請求事件)      議案第318号  市道路線認定の件(甲第619号線ほか2路線)      議案第319号  市道路線変更の件(西第951号線)      議案第320号  工事請負契約締結の件(安井小学校改築工事)      議案第321号  工事請負契約締結の件(安井小学校改築電気設備工事)      議案第322号  工事請負契約締結の件(安井小学校改築空調設備工事)      議案第323号  工事請負契約締結の件(安井小学校改築衛生設備工事)      議案第324号  工事請負契約変更の件(西宮消防署新築工事)      議案第325号  工事請負契約変更の件(深津第1〜5留守家庭児童育成センター新築工事)      議案第326号  工事請負契約変更の件(西宮養護学校校舎改築工事)      議案第327号  西宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件      議案第328号  令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)      議案第329号  令和2年度西宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)      議案第330号  令和2年度西宮市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第2号)      議案第331号  令和2年度西宮市水道事業会計補正予算(第2号)      議案第332号  令和2年度西宮市下水道事業会計補正予算(第2号)      議案第333号  工事請負契約変更の件(高木小学校南棟体育館棟長寿命化改修工事)      議案第334号  工事請負契約変更の件(甲東小学校北東棟規模改修工事)      議案第335号  工事請負契約変更の件〔山手幹線道路改良(瓦林町外)工事〕      報告第62号 処分報告の件{〔令和2年度西宮市一般会計補正予算(第11号)〕専決処分}      報告第63号 処分報告の件{〔損害賠償の額の決定の件(道路施設管理事故の件)〕専決処分}      報告第64号 処分報告の件{〔損害賠償の額の決定の件(道路施設管理事故の件)〕専決処分}  第2                                          290      議案第302号  令和3年度西宮市一般会計予算      議案第303号  令和3年度西宮市国民健康保険特別会計予算      議案第304号  令和3年度西宮市食肉センター特別会計予算      議案第305号  令和3年度西宮市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計予算      議案第306号  令和3年度西宮市公共用地買収事業特別会計予算      議案第307号  令和3年度西宮市介護保険特別会計予算      議案第308号  令和3年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計予算      議案第309号  令和3年度西宮市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算      議案第310号  令和3年度西宮市鳴尾外財産区特別会計予算      議案第311号  令和3年度西宮市集合支払費特別会計予算      議案第312号  令和3年度西宮市水道事業会計予算      議案第313号  令和3年度西宮市工業用水道事業会計予算      議案第314号  令和3年度西宮市下水道事業会計予算      議案第315号  令和3年度西宮市病院事業会計予算  第3                                          299      議員提出議案第6号 西宮市議会会議規則の一部を改正する規則制定の件  第4                                          299      議案第357号  西宮市固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件      議案第358号  人権擁護委員の候補者推薦の件                                         付託区分  第5                                          300      議案第336号  西宮市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (健康福祉)      議案第337号  西宮市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第338号  西宮市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第339号  西宮市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第340号  西宮市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第341号  西宮市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第342号  西宮市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第343号  西宮市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第344号  西宮市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第345号  西宮市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第346号  西宮市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第347号  西宮市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第348号  西宮市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第349号  西宮市障害福祉サービス事業の設備及び運営に  関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第350号  西宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第351号  西宮市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第352号  西宮市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第353号  西宮市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第354号  西宮市地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第355号  西宮市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件                                        (  〃  )      議案第356号  令和3年度西宮市一般会計補正予算(第1号)                     (総  務)(民  生)(健康福祉)(教育こども)  第6                                          300      議員提出議案第7号 市長の専決処分事項の指定の件           (議会運営)  第7                                          303
         議案第336号  西宮市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第337号  西宮市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第338号  西宮市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第339号  西宮市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第340号  西宮市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第341号  西宮市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第342号  西宮市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第343号  西宮市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第344号  西宮市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第345号  西宮市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第346号  西宮市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第347号  西宮市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第348号  西宮市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第349号  西宮市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第350号  西宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例制定の件      議案第351号  西宮市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第352号  西宮市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第353号  西宮市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第354号  西宮市地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第355号  西宮市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件      議案第356号  令和3年度西宮市一般会計補正予算(第1号)  第8                                          304      議員提出議案第7号 市長の専決処分事項の指定の件  第9                                   (継続審査) 306      総務常任委員会所管事務調査の件       1 市行政の総合企画及び財政運営について       2 市民生活の安全及び消防行政について      民生常任委員会所管事務調査の件       1 市民サービスの向上について       2 地域産業の活性化及び環境行政について      健康福祉常任委員会所管事務調査の件       1 保健・福祉サービスの向上について       2 中央病院の経営及び改革について      教育こども常任委員会所管事務調査の件       1 学校教育及び社会教育について       2 子ども・子育て支援サービスの向上について      建設常任委員会所管事務調査の件       1 建築行政について       2 生活環境の整備について      次期定例会の日程等議会運営に関する調査の件                                   西宮市議会議長                 出   席   議   員    1番  河 本 圭 司  16番  菅 野 雅 一  30番  篠 原 正 寛    2番  田 中 あきよ  17番  吉 井 竜 二  31番  坂 上   明    3番  江 良 健太郎  18番  かみたに ゆみ  32番  佐 藤 みち子    4番  多 田   裕  19番  川 村 よしと  33番  野 口 あけみ    5番  大 迫 純司郎  20番  まつお 正 秀  34番  中 尾 孝 夫    6番  たかの し ん  21番  よつや   薫  35番  岩 下   彰    7番  うえだ あつし  22番  花 岡 ゆたか  36番  町 田 博 喜    8番  ひぐち 光 冬  23番  河 崎 はじめ  37番  大川原 成 彦    9番  一 色 風 子  24番  松山 かつのり  38番  八 木 米太朗   10番  宮本 かずなり  25番  山 口 英 治  39番  草 加 智 清   12番  脇田 のりかず  26番  山 田 ますと  40番  大 石 伸 雄   13番  福 井   浄  27番  大 原   智  41番  田 中 正 剛   14番  松 田   茂  28番  澁 谷 祐 介   15番  八 代 毅 利  29番  や の 正 史                 欠   席   議   員                   な       し                 説明のため出席した者の職氏名     市長       石 井 登志郎    都市局長     芦 田 隆 仁     副市長      北 田 正 広    土木局長     植 松 浩 嗣     副市長      田 村 比佐雄    会計管理者    三 原   淳     政策局長     太 田 聖 子    消防局長     山 下 俊 郎     市長室長     川 俣   均    病院事業管理者  南 都 伸 介     総務局長     中 尾 敬 一    中央病院事務局長 須 山   誠     危機管理監    清 水 裕 文    上下水道事業管理者     総務局担当理事  山 本 晶 子             青 山   弘     総務総括室長   大 植   進    上下水道局次長  向   靖 弘     財務局長     荒 岡 晃 彦    教育長      重 松 司 郎     市民局長     土 井 和 彦    教育次長     坂 田 和 隆     産業文化局長   岩 崎 敏 雄    教育次長     佐々木   理     健康福祉局長   山 本 英 男    選挙管理委員会委員長     健康福祉局理事  町 田 竹 之             白 井 啓 一     こども支援局長  時 井 一 成    監査委員     佐 竹 令 次     環境局長     宮 島 茂 敏    農業委員会会長  松 本 俊 治                職務のため議場に出席した事務局職員     事務局長     北 林 哲 二    係長       嶋 作 智 訓     次長       奥 村 仁 美    副主査      池 田 祐 子     議事調査課長   大 西 正 幸    〔午後1時 開議〕 ○議長(澁谷祐介) ただいまから西宮市議会第11回定例会第8日目の会議を開きます。  現在の出席議員数は40人であります。  本日の会議録署名議員に、会議規則第87条の規定により、福井浄議員及び坂上明議員を指名します。  本日の議事日程は、タブレットに配信またはお手元に配付のとおりであります。
     ここで所定の一部議員に退出をお願いいたします。    〔岩下彰議員、大川原成彦議員大迫純司郎議員、かみたにゆみ議員、河崎はじめ議員菅野雅一議員坂上明議員佐藤みち子議員、多田裕議員、田中あきよ議員中尾孝夫議員、松田茂議員、宮本かずなり議員、八木米太朗議員、やの正史議員、山口英治議員、脇田のりかず議員退場〕 ○議長(澁谷祐介) 議場にお残りの皆様におかれましては、もうしばらくお待ちください。  これより日程に従い議事を進めます。  まず、日程第1 議案第282号ほか42件を一括して議題とします。  各件に対する委員長の報告を求めます。  まず、総務常任委員長 大石伸雄議員。 ◆40番(大石伸雄) 総務常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第282号特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例制定の件、議案第284号西宮市都市計画事業基金条例制定の件、議案第285号西宮市消防本部および消防署条例の一部を改正する条例制定の件、議案第316号令和3年度包括外部監査契約締結の件、議案第324号工事請負契約変更の件(西宮消防署新築工事)、議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち本委員会所管科目、報告第62号処分報告の件{〔令和2年度西宮市一般会計補正予算(第11号)〕専決処分}のうち本委員会所管科目、以上7件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。  以上、委員長報告とします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、民生常任委員長 田中正剛議員。 ◆41番(田中正剛) 民生常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第286号西宮市医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件、議案第287号西宮市勤労者・障害者教養文化体育施設条例を廃止する条例制定の件、議案第288号西宮市文化振興基金条例の一部を改正する条例制定の件、議案第289号西宮市運動施設条例の一部を改正する条例制定の件、議案第290号西宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第291号西宮市附属機関条例の一部を改正する条例制定の件、議案第327号西宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件、議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち本委員会所管科目、議案第329号令和2年度西宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第330号令和2年度西宮市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第2号)、報告第62号処分報告の件{〔令和2年度西宮市一般会計補正予算(第11号)〕専決処分}のうち本委員会所管科目、以上11件につきましては、去る3月10日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、議案第327号については賛成多数をもって、ほかはいずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。  以上、委員長報告とします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、健康福祉常任委員長 篠原正寛議員。 ◆30番(篠原正寛) 健康福祉常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第292号西宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定の件、議案第293号西宮市手数料条例の一部を改正する条例制定の件、議案第294号西宮市動物愛護基金条例制定の件、議案第295号西宮市食品衛生法の施行等に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち本委員会所管科目、報告第62号処分報告の件{〔令和2年度西宮市一般会計補正予算(第11号)〕専決処分}のうち本委員会所管科目、以上6件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定いたしました。  以上、委員長報告といたします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、教育こども常任委員長 八代毅利議員。 ◆15番(八代毅利) 教育こども常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第283号西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第296号西宮市立地域子育て支援施設条例の一部を改正する条例制定の件、議案第297号西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件、議案第320号工事請負契約締結の件(安井小学校改築工事)、議案第321号工事請負契約締結の件(安井小学校改築電気設備工事)、議案第322号工事請負契約締結の件(安井小学校改築空調設備工事)、議案第323号工事請負契約締結の件(安井小学校改築衛生設備工事)、議案第325号工事請負契約変更の件(深津第1〜5留守家庭児童育成センター新築工事)、議案第326号工事請負契約変更の件(西宮養護学校校舎改築工事)、議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち本委員会所管科目、議案第333号工事請負契約変更の件(高木小学校南棟体育館棟長寿命化改修工事)、議案第334号工事請負契約変更の件(甲東小学校北東棟規模改修工事)、以上12件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、議案第283号については賛成多数をもって、他はいずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。  以上、委員長報告とします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、建設常任委員長 大原智議員。 ◆27番(大原智) 建設常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第298号西宮市地区計画等の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第299号西宮市営住宅条例の一部を改正する条例制定の件、議案第300号西宮市森林環境譲与税基金条例制定の件、議案第301号西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正する条例制定の件、議案第317号訴え提起の件(市営住宅明渡し等請求事件)、議案第318号市道路線認定の件(甲第619号線ほか2路線)、議案第319号市道路線変更の件(西第951号線)、議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち本委員会所管科目、議案第331号令和2年度西宮市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第332号令和2年度西宮市下水道事業会計補正予算(第2号)、議案第335号工事請負契約変更の件〔山手幹線道路改良(瓦林町外)工事〕、報告第63号処分報告の件{〔損害賠償の額の決定の件(道路施設管理事故の件)〕専決処分}、報告第64号処分報告の件{〔損害賠償の額の決定の件(道路施設管理事故の件)〕専決処分}、以上13件につきましては、去る3月10日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。  以上、委員長報告といたします。 ○議長(澁谷祐介) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論の通告を受けておりますので、順次発言を許可します。  まず、ひぐち光冬議員。    〔ひぐち光冬議員登壇〕 ◆8番(ひぐち光冬) ただいま上程中の諸議案のうち、日本共産党西宮市会議員団の、私、ひぐち光冬からは、議案第283号西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件について反対討論いたします。  以下、理由を述べます。  この議案は、教員の休業日の部活動指導に対して支払われる特殊勤務手当について、国の部活動ガイドラインの改定及び県の特殊勤務手当の算定基準の見直しを受けて、市としてもそれに準じた改定を行うものです。これまでの基準では、部活動を4時間程度すれば、その指導教員に3,600円の手当が支払われていました。それを、3時間程度活動すれば2,700円の手当を支払うようにするというのが今回の改定案です。  これまで4時間程度活動しなければ支払われていなかった特殊勤務手当が3時間程度の活動でも支払われるようになることは、手当をもらえる対象教員も増えることから、一定評価できます。しかし、3時間活動しようが、4時間、5時間、6時間、もっと言えば丸1日活動しようが、一律に2,700円しか支払われなくなってしまうことは、経過措置を取るとしても問題です。なぜなら、対外試合や大会になれば、3時間程度で活動を終えることはほぼ不可能だからです。実際に私が高校球児だった頃、他校と試合をするときは、必ず弁当持ちで、朝から夕方まで活動していました。1試合するだけでも相当な時間がかかりますし、試合の準備や学校間の往復の時間なども含めれば、3時間程度で終わるということはまず考えられません。したがって、このような実態を無視して一律に3時間程度2,700円という基準に押し込めようとすることは、あまりにも乱暴であり、認めることはできません。現に神戸市でも、国や県の改定に伴い基準の見直しを行っておりますが、神戸市では、これまで4時間以上3,600円だった基準を3時間以上3,600円と見直しており、手当を引き下げることなく据え置いています。本市としても、国、県の言いなりではなく、市として真っ当な基準を定めるべきです。  以上の理由から、日本共産党西宮市会議員団は、議案第283号に反対いたします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、まつお正秀議員。    〔まつお正秀議員登壇〕 ◆20番(まつお正秀) 日本共産党西宮市会議員団は、ただいま上程中の諸議案のうち、議案第290号西宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定の件については採決に加わらず退場し、議案第327号西宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件については反対しますので、それぞれその理由を述べます。  まず、議案第290号についてです。  この条例改正は、2022年4月より、市民や事業者が排出するごみについて、市長が指定するごみ袋を使用し、指定された収集所に出すことを求める内容です。現在は自由であるごみ袋が、西宮市と分かる表示がされ、袋の大きさや形は一定の幅を持たせた指定袋を購入し、ごみの種類ごとに出すことを市民などに求める内容となっています。  2020年10月26日から11月25日まで市が行ったこの条例素案に対するパブリックコメントでは、150名から329件の意見が寄せられています。直接この素案に関係のないものを除けば284件、そのうち有料指定袋と誤解されている方も含めて明確な反対が65件、色指定のみでよい、あるいはプライバシーの保護という点で問題があるという意見なども含めると、35%近くが否定的な意見でした。その中には、単純指定袋制は将来ごみ有料指定袋化をするための布石ではないかという意見もありました。  この条例案が審査された民生常任委員会では、当局から、条例化をした上で袋のデザインなどを決めて事業者に見積りを依頼し、ある程度の見通し価格を決めた上で住民などからの要望に基づいて説明会を実施する中で市民などの理解を求めていきたいという考えが示されました。しかし、このやり方では、市民に、市側から押しつけられているという思いを抱かせることになってしまいます。また、当局からは、条例化をしてから進める自治体もあるが、そうでないところもあるという答弁もありました。  必ず条例化ありきの今回の進め方は拙速だと考えるものです。市民に対する説明をもっと行い、少なくとも有料指定袋制度と思われている方たちの誤解を解いた上で進めていくべきと考えることから、我々は退場をいたします。  続きまして、議案第327号西宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件についてです。  この条例改正案は、主に、新年度の国民健康保険料率を定めるもので、新年度の保険料率を平均で1.59%、金額にして2,070円引き上げるものです。これまで市が行ってきた保険料抑制のための繰入れは引き続き行うものの、今年度より1億4,000万円減額して4億5,000万円とし、基金の取崩し額も、保険料抑制のために行いますが、そちらも今年度の3億円から2億5,000万円に減額することも併せて報告されました。ただ、この繰入れを減らすと同時に、一般会計から所得割額に対し家族数に応じて一定額を減額する仕組みも導入しています。このこと自身は、保険料の軽減につながるという点で評価をするものですが、今年度も含めた5年間で6億円の繰入れを順次なくしてゼロにする一方で、新たな減免の額は3億円にとどまることから、保険料が毎年上がり続けることになりかねません。  私は、阪神間自治体の我が党議員に聞き取りをしましたけれども、保険料を据え置くところがほとんどでした。その要因の一つは、コロナウイルスの影響によって所得減が見込まれることも考慮されているようでした。  2018年度から行われた国民健康保険の財政運営における都道府県化によって、参考保険料率と納付額を県が示すものの、実際の保険料については市の裁量で決めることができるようになっています。しかし、国は、保険料引下げのための一般会計からの繰入れを赤字とみなし、その解消計画を策定するように強く求めていることが今回の措置に反映されています。国は、都道府県化を行うに当たって一定の財政措置を講じましたが、その金額の3分の1近くに保険者努力支援制度という仕組みを盛り込み、特定健診受診率、ジェネリック医薬品の使用率や保険料の収納率、さらに一般会計からの繰入れも指標にして競わせています。  一方、国は、子育て世代への支援策として、2022年度から義務教育就学前の子供の均等割を半額免除する方向で関連議案を今国会に提出しています。3月議会では、国が対象とする半額免除の残り半分を市が繰入れで補填することが可能かどうかを当局に伺いましたが、国はそれも一律で保険料引下げになるからできないとしていると答弁がありました。地方分権と言いながら、国が負担軽減としてやることは構わないが、自治体が独自にやることは認めないという地方分権と相反する国の姿勢は許せません。こうした国の姿勢に追随するのではなく、地方自治体の役割を十分発揮していただくことも要望し、議案第327号の反対討論といたします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、一色風子議員。    〔一色風子議員「対面式質問席」使用〕 ◆9番(一色風子) ただいま上程中の諸議案のうち、議案第283号西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件について、反対の立場で一色風子は意見を申し述べます。  教員の多忙化を抑制するため部活動の活動時間を減らしていこうということで、国のガイドラインなどで基準時間の設定、また、国庫負担金の見直しがされました。それに伴い、既に兵庫県では、令和2年1月1日から国に準じた形で基準時間と手当額の改正がされております。西宮市でも、そのような国や県の流れをくんで、兵庫県と同じ内容での改正を提案されているところであります。  しかし、ここは西宮市です。兵庫県内にあるとはいえ、実際に活動している教員や生徒の声はどうなのでしょうか。今議案に該当する職員が働く学校は、市内の市立高校2校が対象で、部活動が活発だということは教育委員会も認識しているところです。ですが、そのたった2校に関する部活動の現状、具体的な活動時間数について教育委員会は議案審査する委員会の場で答えることができませんでした。また、兵庫県での条例改正の審議がいつされているのかも把握されておらず、準じたと言いながらそのことに関心を寄せていないことに驚きました。西宮市では、現在も、部活動の在り方について部活動推進委員会で議論されているところです。その中で、このように国や県に従ってしまえば、西宮市としての方針はどうなるのでしょうか。基準時間の見直しの必要性は一定理解できるものの、現実的なものなのか、それに併せて処遇の低下をもたらすような手当の引下げに関しては納得のいくものではありません。  これまでにも、特に今年度は、教育委員会と学校現場の認識の乖離を感じる機会が多くありました。コロナ禍においてそのようなことが露呈してきているのではないかと感じております。今議案に関しても、現場の声を聞き取るということをし、丁寧に進めていかなければ、本当の意味での働き方を改革していくこと、本来目指している学校現場に結びつかないのではないかと考えております。  以上の理由から、本議案には反対いたします。  以上です。 ○議長(澁谷祐介) 次に、よつや薫議員。    〔よつや薫議員登壇〕 ◆21番(よつや薫) 議案第283号西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件につきまして、先ほどからお2人の反対意見がありましたけれども、私からも一言、反対の立場から意見を述べます。  働き方改革を目的とする本条例改正案とのことでありますが、手当を引き下げることによる改革というやり方としては、あるいは目的を達成する手段としては、筋が通らないのではないかと考えます。  委員会でのやり取り、これは録音をお聞きしましたけれども、お聞きした限り、必ずしも現場の職員からの声が反映されているとは言えない印象は拭えません。現行の3,600円から経過措置を伴いながらであっても一律2,700円に引き下げるというのは乱暴ではないかとの委員からの御意見もありました。県条例に従って市の条例もこう変えますとの流れも、現場の状況をつぶさに反映されたものと言い難く、本来、働き方改革を目的とされるのであれば、教育現場の状況、教職員の皆さんの働き方そのものについて議論を進めるべきと考えます。  以上、本条例案の反対理由であります。 ○議長(澁谷祐介) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、討論を打ち切ります。  ここで控室で待機の議員に入室いただくため休憩しますが、皆様におかれては、このまま自席でお待ち願います。  それでは休憩します。  なお、再開は午後1時32分としますが、皆様に入場いただき次第、再開しますので、よろしくお願いします。    〔午後1時26分 休憩〕     ――――――――――――――――    〔午後1時29分 開議〕 ○議長(澁谷祐介) ただいまから休憩前に引き続き会議を開きます。  これより採決に入ります。  採決は議事の都合により4回に分けて行います。  まず、上程中の各件のうち、議案第283号、議案第290号及び議案第327号を除く40件の採決を行います。  上程中の各件を先ほどの委員長の報告のとおり可決、承認することにして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま採決しました40件はいずれも原案のとおり可決、承認されました。  次に、議案第290号の採決を行います。  本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま採決しました議案第290号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第327号の採決を起立により行います。  本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(澁谷祐介) 起立多数であります。  よって、ただいま採決しました議案第327号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第283号の採決を起立により行います。  本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(澁谷祐介) 起立多数であります。  よって、ただいま採決しました議案第283号は原案のとおり可決されました。  ここで所定の一部議員に退出をお願いいたします。    〔岩下彰議員、大川原成彦議員大迫純司郎議員、かみたにゆみ議員、河崎はじめ議員菅野雅一議員坂上明議員佐藤みち子議員、多田裕議員、田中あきよ議員中尾孝夫議員、松田茂議員、宮本かずなり議員、八木米太朗議員、やの正史議員、山口英治議員、脇田のりかず議員退場〕 ○議長(澁谷祐介) 議場にお残りの皆様におかれましては、もうしばらくお待ちください。  これより議事を進めます。
     次に、日程第2 議案第302号ほか13件を一括して議題とします。  各件に対する委員長の報告を求めます。  予算特別委員会委員長 山田ますと議員。    〔山田ますと議員登壇〕 ◆26番(山田ますと) 予算特別委員長報告。  本委員会は、去る3月5日開催の本会議におきまして、令和3年度の一般会計、特別会計及び企業会計の当初予算案を審査するため、議長を除く全議員を委員として設置されたものであります。  同日、本会議終了後開催しました委員会におきまして、まず、正副委員長の互選が行われ、委員長に、私、山田ますと、副委員長には、大石伸雄議員田中正剛議員、篠原正寛議員、八代毅利議員、大原智議員がそれぞれ選任されたものであります。続いて、審査方法について協議しました結果、慣例に基づき、各常任委員会単位による五つの分科会を設置して審査することに決定しました。また、分科会の運営につきましては、かねてからの申合せに従い、副委員長が所管分科会の主査を兼ね、常任委員会の副委員長にはそれぞれの所管分科会の副主査をお願いすることとなりました。  その後、去る3月12日から4日間にわたり各分科会を開催し、鋭意審査を願っておりましたところ、去る3月17日までに各分科会主査から審査を終了したとの報告を受けております。  そして、ただいま上程中の議案第302号ほか13件につきましては、本日開催されました予算特別委員会において、各分科会主査報告を聴取し、討論、採決を行いました結果、議案第302号、議案第303号、議案第304号、議案第307号及び議案第308号については賛成多数をもって、他はいずれも異議なく原案のとおり承認すべきものと決定しました。  以上、予算特別委員長報告といたします。 ○議長(澁谷祐介) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論の通告を受けておりますので、順次発言を許可します。  まず、野口あけみ議員。    〔野口あけみ議員登壇〕 ◆33番(野口あけみ) ただいま上程中の諸議案のうち、議案第302号令和3年度――2021年度西宮市一般会計予算、議案第303号令和3年度――2021年度西宮市国民健康保険特別会計予算、議案第304号令和3年度――2021年度西宮市食肉センター特別会計予算、議案第307号令和3年度――2021年度西宮市介護保険特別会計予算及び議案第308号令和3年度――2021年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計予算につきまして、日本共産党西宮市会議員団は反対いたします。  以下、討論を行います。  昨年年初から今日に至るまで、世界中、日本中が新型コロナウイルス感染症――以下「コロナ」と呼ばせていただきます。これに翻弄され続け、現在もなお進行中です。よって、まずコロナについて語らずにはおれません。  関西3府県は3月1日に、首都圏も3月21日に緊急事態宣言が解除されましたが、新規陽性者数は下げ止まりどころか増加傾向、また、感染力が強いとされる変異株の流行も重大な懸念材料であり、感染再拡大――リバウンドや第4波の危険も指摘されています。昨年11月頃からの第3波においては、医療壊滅と言われるところまで追い込まれました。陽性者が病院や宿泊療養施設にさえ入れず、最高時には全国で4万6,000人もの人が自宅療養を余儀なくされ、急変で死亡する事態まで起こりました。本市でも、ピーク時には100名もの方が自宅待機や施設留め置きとなっていました。保健所も業務が逼迫、通常時の7倍の人員を配置しても連日深夜までの勤務が続き、職員の疲弊は相当のものだったことでしょう。こうした事態を二度と繰り返さず、現状を打開するには、コロナを封じ込めるために無症状者を発見・保護するための大規模検査がどうしても必要です。3月5日改定の政府基本的対処方針には、高齢者施設に対する社会的検査とともに、再度の感染拡大の予兆や感染源を早期に探知するため、幅広いPCR検査等モニタリング調査やデータ分析を実施すると新たに明記されました。無症状者に焦点を当てた幅広いPCR検査の実施が明記されたことは一歩前進ですが、1日1万件の目標ではあまりに規模が小さ過ぎます。感染拡大の予兆や感染源を早期に探知するためというのであれば、少なくともその10倍、1日10万件の桁での大規模検査の実施にかじを切ることが必要です。  こうした観点から、我が党は、3月12日、菅首相宛ての緊急要請「コロナ封じ込めのための大規模検査を」という3項目の緊急要請文書を西村経済財政担当相に手渡しました。この内容は政府に向けたものですが、本市においても早急に具体化を図り、取り組むべき課題について述べさせていただきます。  一つ目は、社会的検査についてです。  本市では、この3月より、希望する市内介護施設、障害者施設、介護サービス事業所等の従事者、約1万5,000人を対象に、当面週200人のペースで抗原検査が実施されることとなりました。3月19日現在、対象1,630施設のうち51施設、698人が4月中旬までに実施予定とのことでした。施設数で3.1%、従事者数では4.6%と、本当に僅かです。重症化リスクの高い場所への社会的検査については、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会、尾身会長が、感染対策の上で非常に意味がある、今高齢者施設でやっているが、福祉施設や医療機関などにも同じようにやっていけばいい、この検査は、1回だけやるのではほとんど意味がない、定期的に続けてやるのが極めて重要だと、国会での我が党小池参議院議員の質問に答弁しています。新規陽性患者数が一定低減している今こそ、現在、本市が対象としている施設・事業所に対しては、検査を受けるよう積極的に勧奨すべきです。そして、検査対象を新規入所者や医療機関、保育所等にも拡大し、頻回・定期的に実施することを強く求めます。  二つ目は、感染拡大の予兆や感染源の早期探知につながるモニタリング調査を実施することです。  本市において、どのような集団や地域を設定することが妥当か、現時点で私は答えを持ち合わせていませんが、市ではぜひとも専門的知見をもって検討していただきたいと思います。ただ、少なくとも、濃厚接触者となった方の同居家族、あるいは陽性者と接触があったが、濃厚接触者とは判定されなかった方など、感染を疑い、不安に駆られる市民が少なからずおられます。中には自費で検査を受けておられる方もありますが、こうした方々も検査の対象に加えるようすべきです。検討を求めます。  三つ目は、変異株の疑いを確認するサーベイランス検査の割合を大幅に引き上げることです。  神戸市では、市の持つ衛生研究所において、新規陽性患者の7割に変異株の有無を調べるPCR検査とゲノム解析を実施し、その39%、あるいはこれ以上の変異株が検出されていると報道されています。本市では、こうした解析を進めるすべはなく、PCR検査の中で一定変異株が疑われる検体については、国、県の指示により、加古川にある県立健康科学研究所に送付、解析しているとのことでした。国が対象としているのは全陽性者の5%ないし10%にすぎず、これを神戸市並みに引き上げることが必要です。国や県にもぜひ要請していただきますよう要望いたします。  保健所は、業務逼迫の中でもよく奮闘されておられ、何度敬意を表しても足りないとは思っているのですが、事検査に関しては、ほとんど国の方針の範囲を出ておらず、積極性に欠けると感じています。本気でコロナ封じ込めのためにやれることをやり、言うべきことを言っていただきたい。  検査については以上です。  ワクチンについても一言申し上げます。  ワクチンは、コロナ収束に向けた有力な手段の一つですが、順調に進んだとしても、社会全体で効果が現れるには一定の時間を要します。決してワクチン頼みとなってはなりません。ましてや、接種スケジュールは当初の予定から大きくずれ込み、先行き不透明です。副反応の情報などを含め、適切に情報を公開し、実施されるよう求めます。  人との接触を避けるための外出自粛、文化的あるいは芸術的な行事や活動の自粛、また、国や自治体による営業に対する自粛要請等々によって、日本経済の全体、雇用や市民の生活全般に多大なる影響が続いています。自治体として、感染拡大防止策のみならず、雇用・経済・生活支援が不可欠ということは市長も施政方針で述べておられました。問題意識は共有できていると考えます。その質と量が問われています。国の3次補正によるコロナ対応地方創生臨時交付金を活用した市独自策の補正予算提案がこの後ありますが、我が党は、これまでの予算分科会等で、再度の水道料金減免や、この3月で終了とされている小・中学校スクールサポートスタッフの引き続きの確保、これまで全く対象となっていない保育士や育成センター指導員への慰労金支給などを求めました。これらを含め、引き続き必要な施策、有効な施策を急ぎ研究検討し、連打されることを求めます。  2点目は、西宮市行政経営改革についてです。  今年度から2022年度までの前期実行計画が開始されています。市民に開かれた市役所へ――オープン、合理的で無駄のない市役所へ――スマート、市民から信頼される市役所へ――リライアブルの三つの視点を掲げていますが、前期実行計画における具体策は、行政のあらゆる分野において業務の効率化、スマートばかりに偏っていると考えます。もちろん、地方自治法が言うところの最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならないことは当然でしょう。しかし、効率化、最適化などを強調し過ぎ、そのことばかりに熱中することになれば、地方自治の本旨である住民の福祉の増進のために業務を進めるという本来の職員の職責から離れはしないか懸念をするところです。とりわけ今議会では、保育所の民営化・民間移管が議論の一つの焦点となりました。民間でできることは民間でと言いますが、これは、公民の給与など待遇の格差を前提とし、当然とした上で、安上がりで済まそうということです。むしろ、全産業と比較して月10万円も低いとされる民間保育所保育士の処遇改善にこそ目を向け、国も自治体もその実現のために奮闘すべきです。  そして、本市では保育ビジョンを策定することになっていますが、保育の質を全体として向上させていくために、公立保育所が範を示していくべきです。  この行政経営改革については、引き続き注視してきたいと思います。  3点目は、市役所のICT化、自治体デジタルトランスフォーメーション――自治体DXに関してです。  菅首相肝煎りのデジタル改革関連法案の審議が始まっていますが、その問題点が早くも浮き彫りになっています。関連法案は6本の法案から成り、うち1本の整備法案には59本の法改定案を詰め込む膨大なものですが、関連資料には45か所もの誤りが見つかるなど、拙速な対応、国会での審議や国民的な議論を軽んじる対応が際立っています。  これら法案は、自治体にも深く関わる内容です。  自治体情報システムの標準化・共通化については、私の代表質問でも指摘したように、自治体の業務内容を国のシステムに合わせていく問題を引き起こし、地方自治を侵害するおそれがあります。当局もこの点では、自治体が独自に設けている制度運用に係る機能に対してどこまで対応できるか不明なことが懸念材料だと明言されておられます。  また、法案には個人情報保護法の改定も含まれています。これは、現在は民間、行政機関、独立行政法人の三つに分散して規制している個人情報保護法を統合し、地方自治体の保護条例も一元化しようとするものです。つまり、分散管理されている個人情報を集中管理に変え、本人の同意なしに個人データを利活用しやすくしようとするものであり、大問題です。基本法案の基本理念にそもそも個人情報保護の文言がありません。今、対話アプリ「ライン」の利用者情報が漏えい、露出していたとの情報があり、本人同意の在り方なども問われています。個人情報は個人の人格尊重の理念の下に慎重に扱われるべきであり、自己情報コントロール権を保障する仕組みこそ求められています。  行政手続のオンライン化では、紙や窓口を利用した対面サービスが後退するのではないかという問題も重要です。コロナにおける持続化給付金などでは、デジタル申請のみとされ、対応できない事業者が多数生まれました。本市では、その支援策を取らざるを得ませんでした。デジタル化で無人窓口も実現可能ではないかと主張する総務省幹部もいます。市は、代表質問への答弁で、来庁が必要な方、希望される方のために、従来の対面の窓口をなくすことはございませんと明言されましたが、この立場を堅持されるよう求めます。  デジタル化推進の鍵に位置づけられているのが、現在、税、社会保障、災害対策に限定されているマイナンバーの利用範囲の拡大です。法案では、医師、看護師免許に関する事務や、保育士の登録など国家資格保有者に関する業務をマイナンバーで行えるようにします。預貯金口座に関する二つの法案は、公的給付金の受給者をはじめとして、銀行口座のマイナンバーへのひもづけを促進します。膨大な個人データが国に集まることになります。そして、市では、市民のマイナンバーカード取得を進めようと躍起になっています。半ば強制とも言えるような動きには反対です。  以上のように、デジタル関連法案は、個人データの利活用推進を優先し、住民サービスの低下や地方自治への介入、個人情報保護体制の後退などを招く内容となっており、多くの学者、弁護士などがその危険性を指摘しています。我が党も、デジタル関連法案は、国民にとって害しかないと言わざるを得ず、拙速な審議で成立を図ることは許されないと考えています。徹底審議し、廃案を目指すことを表明しておきます。  4点目、保育所待機児童対策については、特区小規模保育事業並びに連携公立幼稚園事業に反対です。  特区小規模保育事業は、この4月1日からの開園に向け準備が進められていますが、実際にこの特区小規模保育を希望する保護者が現時点ではとても少ないということが明らかにされました。待機児童が非常に多い地域に設置したにもかかわらずです。この事実に対し当局は、初年度なので様子を見ている保護者が多いのではないかと説明していますが、私たち党議員団が指摘してきたとおり、保育の質の面で不安を抱いている方が少なくないということではないでしょうか。このような現状であるにもかかわらず、市は、新年度に新たに9か所の特区小規模保育所を設置する予算を組んでおり、言語道断です。私たちは、ゼロ歳から5歳の子供たちを安定して安心して預かることのできる認可保育所の増設を求めます。  5点目、留守家庭児童育成センターの待機児童対策として放課後キッズルームを受皿にしようとしていることは問題です。育成センターの待機児童対策は、育成センターの増設で対応すべきです。放課後の子供たちの自由な遊び場として放課後キッズルームを整備していくことには意義があり、進めるべきですが、育成センターの役割とは全く別のものです。放課後キッズルームの導入拡大により育成センターの整備が抑制されることのないよう強く求めておきます。  6点目、子供医療費助成制度は、ようやく所得制限が一部緩和され、少し前進しました。しかし、なお中学3年生までの子供たちのうち17%の子供たちが対象外です。85%の全国の自治体が所得制限なしで実施しているというこの水準から随分と後れていると言わざるを得ません。私たちは、引き続き所得制限撤廃と高校卒業までの医療費助成制度の実現を目指していくものです。  7点目、健康ポイント制度について。  2021年10月より開始される健康ポイント事業は、市内在住の70歳以上の高齢者を対象に、高齢者の社会参加、健康増進、介護予防、健康寿命の延伸を目的とし、歩数計及びスマートフォンを使用して、歩数に応じ獲得したポイントを商品券等の景品と交換する事業です。この事業は、鉄道会社3社の協力が得られなくなったとして今年度が最後となった高齢者交通助成制度に代わるものですが、これまでは8割以上の高齢者が利用していた事業が、他市の事例から見ても1割程度の利用しか見込まれないものとなっており、多くの高齢者から残念との声が寄せられています。市は、議会からの声もあり、高齢者バス制度と福祉タクシーの拡充を併せて実施することとしましたが、それでも利用見込みは高齢者の3割程度です。引き続きタクシー利用などへの拡充を求めます。  また、健康ポイント事業では、歩いた人とそうでない人の医療費を分析し、事業効果をはかるとして、国民健康保険のデータを使うとしています。しかし、国保のデータは、医療機関の受診履歴や既往症、服薬の状況等、大変繊細な個人情報です。当局は個人を特定するような収集や活用はしないと説明していますが、ポイント事業を管理運営する株式会社に個人情報が漏えいしないか懸念があります。データの利活用において個人情報をどのように守っていくのか、先ほども指摘しましたが、この事業においても危惧されることを重ねて申し上げます。  その他、各分科会で我が党議員団は、小学校体育館への早期エアコン整備、加齢性難聴となった視覚障害者への補聴器補助、LGBT相談窓口の設置など、具体的に求めてまいりました。これらについても実現に向け検討されるよう求めます。  次に、特別会計予算について順次反対討論を行います。  議案第303号2021年度西宮市国民健康保険特別会計については、さきの日程で述べたとおりの理由で反対です。  次に、食肉センターについては、私たちは、長年、一般会計から多額のお金をつぎ込むことに対し反対し、センターの民営化や廃止を求めてきました。新年度の予算では、新たに一般会計から1億9,400万円の繰入れのみならず、現在2台ある小動物の皮剥ぎ機のうち老朽化した1台を4,400万円の債務負担で購入、合わせて2億3,800万円がつぎ込まれることになっています。2019年度の民生常任委員会は、食肉センターを施策研究テーマとし、昨年5月21日にそれぞれの委員からの意見を取りまとめ、当局に提出しました。この報告書では、多くの委員から、一般会計から多額の市税をつぎ込むことの問題が指摘され、また、このセンターで加工された肉の多くが市外で消費されているということから、県や国が関与して広域的に位置づけるべきという意見も出されています。このまま市税投入を続ければ、いずれ施設の建て替え時期が到来し、その際にはさらなる多額の市税投入が避けられなくなります。  以上のことから、議案第304号2021年度西宮市食肉センター特別会計予算について反対をするものです。  次に、議案第307号2021年度西宮市介護保険特別会計予算についてです。  2021年4月から始まる第8期介護保険事業計画では、1号被保険者の保険料については、基金等を取り崩し、第7期と同額の基準額5,600円に据え置かれました。  一方、特別養護老人ホームに入所した際に自己負担となっている食費や居住費について、低所得者に対し食費、居住費を補助する補足給付制度が第8期計画で変更・改悪されることとなりました。年収120万円の高齢者では、食費の実費負担が月額2万円から4万2,000円に2.1倍になります。さらに、単身で1,000万円、夫婦で2,000万円の預貯金があれば、低所得者であっても補足給付の対象外とされましたが、預貯金の額が年金収入に応じて単身では650万円から500万円に引き下げられました。これは、これだけの貯金額があれば、特養入所後15年間はこの貯金を取り崩しながら生活できるでしょうという国の説明によるものです。そもそも補足給付は住民税非課税世帯の低所得者が対象で、その貯金というのは、それこそどれだけ努力、苦労して築いたことでしょう。せめて葬式代にとためたものではないでしょうか。国は、貯金がなくなれば補足給付の対象になると言いますが、まさに身ぐるみ剥ぐような改悪です。  さらに、高額介護サービスの自己負担額の上限月額は、現在年収383万円以上は4万4,400円ですが、収入を3段階に分け、年収約383万円から年収約770万円はこれまでどおり4万4,400円とし、年収約770万円から1,160万円は9万3,000円に、年収1,160万円以上は14万100円までに上げ、負担が増えます。  このように、このたびの第8期計画における国の見直しは、高齢者に負担を押しつける改悪であり、反対です。  次に、議案第308号2021年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計予算についてです。  国は、世論に押され、この制度の発足時から、均等割の8.5割軽減、さらにその翌年度からは9割軽減を行ってきました。しかし、この均等割における特例軽減を2019年度から順次本則の7割軽減に戻しており、新年度――2021年度からは、残っていた7.75割軽減の方も本則の7割軽減になってしまいます。これにより、本市では9,981人の高齢者の保険料が引き上がることになり、この予算に反対するものです。  あわせて、この制度における窓口負担は、現役並み所得とされる年収373万円以上の高齢者で3割、それ以下の収入の方は1割負担です。しかし、政府・与党は、単身で年収200万円、夫婦とも75歳以上の場合は合計320万円以上の高齢者について2割負担にすることを昨年末に閣議決定し、関連法案を今国会に提出、審議が始まろうとしています。実施は2022年の参院選挙後とし、全国で370万人、20%、兵庫県では22%と推定され、これを当てはめますと、本市では1万1,700人の高齢者の窓口負担が2倍にされようとしているのです。現行の1割負担でも75歳以上の高齢者は年収比で若い世代の4倍ないし6倍も負担しています。負担を苦にした受診控えにコロナによる受診控えが重なっています。そこに負担増の追い打ちは、さらなる受診控えを招きます。こんな冷酷な政治はありません。政府自身が掲げる人生100年時代の看板にも逆行します。政府の病床削減推進法案と併せ、この高齢者医療2倍化法案については国民的運動で阻止したい、その先頭に立つことを最後に表明いたしまして、反対討論といたします。  ありがとうございました。 ○議長(澁谷祐介) 次に、大原智議員。    〔大原智議員「対面式質問席」使用〕 ◆27番(大原智) ただいま上程中の議案第302号令和3年度西宮市一般会計予算に対して、公明党議員団は、賛成の立場から意見、要望を申し上げます。  昨年来、新型コロナウイルスの感染拡大が猛威を振るう中、いよいよ新年度事業が始まります。令和3年度予算案は、総額としては3年連続の増で、阪神・淡路大震災直後の平成7年度を除いて過去最大の規模となる約3,324億円、一般会計では約1,939億円の予算となりました。昨年度より市は、大規模な事業を延期するなどして財源の確保に努めておりますが、市税収入の大幅な減少見込みなど、財政的には厳しい状況が予測されます。感染拡大の防止、医療体制の充実・強化や、危機的状況に陥っている市民や事業者への支援、経済の回復への取組など、本市にはあらゆる事態に備えた万全の対応を求めます。  さて、先般、全国的に緊急事態宣言が解除されたとはいえ、感染の収束はいまだに見通せない状況にあります。コロナの脅威から市民の命と生活を守り抜くことに全力を挙げるとともに、その先を見据え新たな展望を開くスタートの年にしていかなければなりません。公明党議員団は、どこまでも市民の窮状に寄り添い、一人の声を大切にする政治の実現に今年度も全力で取り組んでまいります。  それでは、ここから各論に分けて意見を申し上げます。  まず、新型コロナ対策におけるワクチンの円滑接種に総力を挙げていただきたい。政府の方針では、4月から接種を開始できるよう準備を進める予定でしたが、ワクチン供給量もいまだその全貌が明らかにならず、接種計画策定に当たっては課題が山積しています。接種対象者に順次クーポン券を送付する期日も延期されました。また、国は、知的・精神の障害者も優先接種に加えることを明言しました。一人では接種できない方や寝たきりの方などへの対応についても、医師チームを御自宅に派遣するなどの検討が必要です。短期間でこれほど多くの人にワクチンを接種することはこれまで経験したことのない大事業です。しかも、感染収束の見通しが立たず、医療従事者の不足が指摘される中、希望者全員に接種するためのマンパワーがきちんと確保できるのか、深刻な課題でもあります。私たち公明党は、党内にワクチン接種対策本部を設置し、国と地方が緊密に連携し、このネットワーク力を発揮し、未曽有の大事業が安全に進むよう党を挙げて取り組んでおります。市長におかれても、市民の命に関わるこの事業に失敗は許されないとの強い覚悟で、総力を挙げて取り組んでいただきたいと思います。  次に、医療・療養環境の充実です。  コロナ対応の長期化に伴い、医療機関の経営は極めて厳しい状況にあります。さらに、看護師の離職などが相次いでいることに加え、昨年末から新規感染者数の下げ止まりも続き、病床の逼迫も深刻さを増しています。医療提供体制を断じて守るため、病床確保に向けた働きかけや、看護師、保健師らの専門人材の派遣調整など、市が前面に立った最大限の支援をお願いしたいと思います。  一方、自宅等で療養する方には、血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターの適切な使い方を徹底し、体調の悪化などを迅速に把握する仕組みを厳格化するとともに、体調の変化に応じて医療機関と確実につながる体制を早急に構築すべきです。  次に、全世代型社会保障を進める子育て負担軽減を加速させるべきです。  政府が昨年策定した全世代型社会保障改革の方針には、公明党が20年以上にわたり推進してきた不妊治療の保険適用や待機児童対策などが盛り込まれました。不妊治療については、2022年度からの保険適用に向けた工程表が定められ、保険適用までの間は助成金が大幅に拡充されます。また、流産を繰り返す不育症についても、自治体が検査費用などの助成を行う場合、最大5万円の補助金制度が創設されます。  待機児童の解消に向けては、新たに14万人分の保育の受皿を確保する新子育て安心プランが策定されました。21年度税制改正では、ベビーシッターや認可外保育施設の利用に対する助成金や産後ケア事業の消費税が非課税になります。このような取組に加え、安心して子供を産み育てられる環境整備に向けては、さらなる経済的負担の軽減が重要です。これまでにも公明党が子供医療費助成制度を推進してきたことで、未就学児を対象とした助成制度が全市区町村で実施されております。本市の新年度予算案には乳幼児等医療費助成制度の拡充が盛り込まれましたが、コロナ禍による影響も踏まえ、さらなる拡充も検討すべきです。  あわせて、少人数学級にも触れておきます。  いよいよ公立小学校の1クラスの人数を25年度までに40人から35人に引き下げることが決定しました。小学校全体の上限人数の引下げは約40年ぶりとなります。少人数学級の実現は、公明党の長年の主張でもあり、一歩前進と評価しています。これによって、教員が子供たちと向き合う時間が増え、いじめや不登校などに対応するきめ細かな指導の充実が可能となります。また、少人数によるICT――情報通信技術を活用した学習を推進することで、一人一人に応じた学びの実現につながると期待できます。  本市においても、教員の働き方改革や英語の専科教員、ICT支援員の配置などを通じて教員の質を確保しつつ、小学校35人学級を段階的に進めながら、中学校も含めた30人学級の実現に向けて検討を進めていくべきと考えます。  次に、本市が進めるデジタル化は、市民の生活向上につなげろと申し上げたい。  デジタル社会の構築は、ポストコロナにおける経済成長の源泉であり、市民生活の向上や豊かさの実感につながるデジタル化をあらゆる分野で進めていく必要があります。そのためには、高速通信網の整備や情報システム・データの標準化、行政が保有する情報を有効活用できるデータ連携基盤など、デジタル全体の基盤整備が急務です。デジタル化は、どこまでいっても市民のサービス向上につながってこそその価値があるということをどうか忘れないでください。デジタル活用支援員制度の活用など、デジタル機器に不慣れな方への手だては最も重要なことであります。  次に、脱炭素社会の構築です。  50年カーボンニュートラル、温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることの実現を目指す脱炭素社会の構築は、デジタル化と並び、国の産業構造やライフスタイルの転換を促し、今後の日本経済の発展を左右する最重要の取組です。本市も、ゼロカーボン宣言を行った以上、これまでの延長線上ではなく、官民が総力を挙げて取り組まなければ目標達成は困難であり、鍵を握る民間の革新的な技術開発を後押しする支援が不可欠です。国の20年度第3次補正予算案には、公明党が提案した企業の革新的技術開発を支援する基金が盛り込まれました。こうした予算を活用し、あらゆる施策を総動員し、技術開発から実証、社会実装をトータルで支援していくことが重要です。同じく国の新年度予算案などには、ゼロカーボンを目指す自治体の計画策定から設備導入の支援などが数多く盛り込まれており、こうした支援策も活用しながら、国としっかり連携を取って取組を加速させるべきです。  次に、防災・減災に関して意見を申し上げます。  コロナ禍においても、甚大化する風水害や切迫する巨大地震への対策は待ったなしです。昨年、政府が与党からの強い要請を受けて、総事業費15兆円規模の防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策を決定しました。災害に強いまちづくりを進めるため、同対策に盛り込まれた計123項目にわたる施策をこれからの5年間でどれだけ進めることができるのかが問われる重要なスタートの年となります。私ども公明党議員団の主張を踏まえて、インフラ老朽化対策などの施策を強力に進めていただきたいと思います。  あわせて、広域避難対策にも一言申し上げます。  昨年、公明党は、近年の台風や豪雨などの被災地で行ったアンケート調査を基に、政府に対し、新たな防災・減災対策を提言しました。提言を受けて政府は、高齢者などの避難支援情報を盛り込んだ個別計画策定の促進・強化、避難勧告と避難指示の一本化とともに、広域避難を円滑に行うため、災害が発生するおそれの段階で国の災害対策本部を設置できるようにするなど、新たな制度化の方針を明らかにしました。こうした国の動きに遅れることなく、市民の命を守る対策の検討をどうかよろしくお願いいたします。  最後に申し上げます。現在も続くコロナとの闘いは、市民生活になお影響を与えております。その中で、本市が一丸となって危機を乗り越え、諸課題を大きく前に進めるためには、行政の信頼が何よりも不可欠です。市長を先頭に、全職員が自らを律し、そして襟を正し、ひたすら市民生活の向上のために働く姿勢を示す中でしか、失われた信頼は回復できません。市政の一翼を担う議会議員として、私たち公明党議員団もまた、西宮市政の発展のため、生活者の目線で政策の合意形成を図り、市民に安心と希望を送る政治の実現に全力を挙げることを改めてお誓いし、公明党議員団の賛成討論といたします。  御清聴ありがとうございました。 ○議長(澁谷祐介) 次に、よつや薫議員。    〔よつや薫議員登壇〕 ◆21番(よつや薫) ただいま上程中の諸議案のうち、議案第302号2021年度西宮市一般会計予算、議案第303号2021年度西宮市国民健康保険特別会計予算、議案第304号2021年度西宮市食肉センター特別会計予算、議案第307号2021年度西宮市介護保険特別会計予算、議案第308号2021年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計予算、以上5議案につきまして、反対の立場から、以下、順不同ではありますけれども、理由等を述べていきたいと思います。  議案第302号2021年度西宮市一般会計予算についてでありますが、まず、新型コロナウイルス感染症による1度目の緊急事態宣言が出されて既に12か月近くがたち、改めてこの1年間、コロナ対策・対応に関わられた医療機関、保健所、介護施設などの公、民間を問わない全ての職員の皆さんに敬意を表するとともに、感染された方には改めて心からのお見舞いを申し上げたいと思います。  今般のコロナ禍で特に明らかになってきたことの一つは、働く女性が非正規としての仕事を奪われたり、子供たちの間では自殺に向かう傾向が特に女子に多く現れ始めたりしております。また、高齢の女性に困窮度を増す傾向も見られ、今後も状況に応じた丁寧な対応が必要であると考えられます。  さて、本年4月よりパートナーシップ宣誓証明制度が西宮市においても始められることになりましたのは、多くの方々が歓迎しているものと思われ、性の多様性に関する取組も始められる西宮市として、画期的な事業の始まりであると評価したいと思っております。くしくも先週、札幌地方裁判所において、同性同士の婚姻を認めないことは法の下の平等を定めた憲法第14条に違反するとの判決がありました。パートナーシップ宣誓証明制度は、婚姻制度とは異なる制度ではありますが、国による現状の不平等な扱い、不当に差別される状況が放置されているという、いわば立法の不作為、国の行政の無関心を地方自治体が補完し、当事者支援の大きな一歩に踏み出した瞬間だと言えます。人口の約5%から8%とも言われる性的マイノリティーが共に住むまちとしての市政運営を今後ともよろしくお願いしたいと思います。  予算の内容の細目に移りますが、何点か残念な点だけに少し触れたいと思います。  まず、議会費につきまして、昨年後半から、一部会派から議会図書室の経費の削減を求める声がありましたが、来年度予算では約85万円の削減ということになりました。来年度も議会図書室の経費削減の協議を議会運営委員会で続けるとのことでありますが、その意義は見いだせません。続けるのならば、その設置目的や、利用可能な人たち、つまり、議員だけでなく、議会事務局や全ての市の職員、市政記者、元議員の方々、議長が利用することを認めた人など、図書室の利用規程で利用できる人の意見は何ら反映されていません。削減の目安として、書籍の利用状況と代替策の有無という基準が示されていますが、同じ議会費の中で年額144万円という政務活動費をそのまま広報広聴費として全額議員個人だけの広報紙に使い切る場合、ネット配信などの代替策があるか否かを自らチェックすることはしないという矛盾を抱えています。政務活動費を広報広聴費に使うことが駄目だと言っているのではありません。設置目的や趣旨よりも図書費の経費の削減ありきの議論をするのなら、まず自らの公費の支出の削減から厳しく始めてはいかがかということであります。議員個人の広報紙は自らポスティングして、経費をかけない議員も一方では多数おられます。そのポスティング費用さえも含めて、政務活動費の広報広聴費として公費の144万円を費消してしまう者が、一方で多くの人が使う図書室の経費削減の議論を続けることのおかしさに、この際、気づくべきであります。  以下、支出すべきでない主な項目について少し触れます。
     まず、マイナンバーカード交付体制拡大に伴う補助金が倍増しております。個人情報を集積していく国の流れに乗ることの危険性にストップをかけるべきであります。  また、これまで続けてこられました防犯カメラ設置管理事業については、来年度は維持管理経費のみとなりますが、それでも約1,500万円余りが今後も毎年必要となります。昨年も指摘しましたが、防犯の効果の検証結果が定かではなく、一方で、犯罪が行われてしまった際の捜査に資する部分があり、その点で、本来、警察の予算とするべきではないのかとの趣旨の質問が昨年の委員会でもあったことを改めて指摘しておきます。  そのほか、以下述べます各特別会計への繰出金等について、それぞれの議案ごとに触れていきます。  次に、議案第303号2021年度西宮市国民健康保険特別会計予算につきましては、市は、本会議における一般質問の質疑の中で、県から示された2021年度国民健康保険事業費納付金、標準保険料率から算定した1人当たりの保険料は14万513円で、令和2年度の本市保険料率から算定しました1人当たり保険料と比べ8.05%の上昇となるとのお答えが、これはまつお議員の質問の中でありました。このままでは被保険者の大幅な負担増となるので、一般会計からの繰入れと国民健康保険財政安定化基金からの繰入れを行い、保険料率の急激な上昇を抑制することとし、それでも1.59%の保険料の上昇ということであります。一方、保険料の高騰に対処するための新たな減免制度が創設されたことは大きく評価できる点ではありますが、国において保険料率抑制のための一般会計繰入れは計画的に削減・解消すべき赤字とされていることから、今後、2024年度には繰入れをゼロにするという計画となっております。非常に難しい国保事業の運営を市は強いられているわけで、その中での工夫、努力は大いに認めるところではありますが、保険料の上昇については、このコロナ禍である点を考え合わせても厳しいものがあると言わざるを得ません。  次に、議案第307号2021年度西宮市介護保険特別会計予算につきましては、西宮市高齢者福祉計画・西宮市介護保険事業計画(素案)によりますと、西宮市の第1号被保険者数と要介護認定者はともに増加傾向にあり、2020年度では、65歳以上の第1号被保険者が11万6,844人、要介護認定者が2万1,911人となっています。第1号被保険者に占める要介護認定者の割合である認定率は増加傾向にあり、2020年度では18.8%となっています。介護保険特別会計は、要介護認定者数の増加によって前年度比5.9%増となっていますが、介護給付費準備基金を活用し、新型コロナウイルス感染症による社会への様々な影響が懸念されることも勘案して、月額保険料は第7期と同額の5,600円に据え置かれました。しかしながら、本人年金収入等が120万円を超える方にとっての補足給付の負担増、あるいは高額療養費制度における上限額の上昇も厳しいところとなっております。  次に、議案第308号2021年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計予算につきまして、昨年度の改定で2021年度も保険料率は10.49%であり、0.32ポイント引き上げられました。賦課限度額は2万円引き上げられ、1人当たりの平均保険料率は4.05%の引上げが続いています。民生分科会においては、特例軽減制度についての質疑があり、2021年度には、これまで7.75割の軽減を受けていたが、本則の7割に戻るという人が実に約1万人に上るということでありました。再来年度には、これまでの1割負担の人のうち約22%の人が2割負担になるという試算もあり、これ以上の負担を被保険者に強いるのは避けるべきと考えます。  最後に、議案第304号2021年度西宮市食肉センター特別会計予算についてであります。  来年度も一般会計から1億9,400万円余りの繰入れが行われる予定であるということであります。これは、2020年度当初予算と比べて6.4%の増でありますが、一方、食肉センター使用料の歳入の見込額はマイナス6.5%を見込んでおられ、センターの運営自体はじり貧状態に入っているのではないかと考えられます。  一方、昨年度の民生常任委員会における施策研究テーマの提言を受けて、目標を改定されています。先週の予算特別委員会民生分科会では、その3点のうち2点について以下のような答弁がありました。1点目は、繰入金の抑制に努める、さらなる経費の低減に努めるという点であります。これは非常に現実問題として難しいのではないかと考えられます。そして、3点目として、センターの将来像について、広域化を県に強く要望していくとともに、再編による民営化、廃止など様々な選択肢について調査してまいりたいということでありましたが、短期的な結論を得ることは困難と考えているということでもありました。今後も、相当期間、この状態で運営せざるを得ないのではないかと考えられます。繰越額は年々増大していく一方で、センターの利用実態が減少していくのであるとすれば、実質的にもコストパフォーマンスも悪化していくことになります。センターの将来像については、広域化は厳しいし、あるいは廃止か民営化しかないのではないかと考えられます。  設備改修費として来年度予算で計上されている工事費4,400万円について、耐用年数が10年から15年の機器の設備費としていますが、基本的に2022年をもって大型更新期の投資的工事については当面の間行わないという御答弁があり、早い時期にセンターの将来像について結論を見極めるべきと考えます。  以上、議案第304号についても反対するものであります。 ○議長(澁谷祐介) 次に、一色風子議員。    〔一色風子議員「対面式質問席」使用〕 ◆9番(一色風子) ただいま上程中の諸議案のうち、議案第302号令和3年度西宮市一般会計予算について、先日の本会議場での議案質疑の際に新年度予算に盛り込まれている件に関して質問させていただき、そのことへの意見も含めて、新年度予算に対して、賛成はするものの、御留意いただきたい点に関して意見を述べさせていただきます。  まず、ゼロカーボンシティーを表明したことについてです。  私は、この表明に関して大きく評価するところでありますし、本気で市として取り組んでいただきたいと考えております。その本気度が知りたいと考え、質問させていただきました。とにかく、西宮市の特徴的な、事業者との協働で開催されている環境計画推進パートナーシップ会議に関して、どのように今後事業者を巻き込みながら西宮市らしい脱炭素社会、循環型社会を形成していくのか、具体的にぜひ示していただきたいです。その中で、カーボンゼロを目指さなければならない目標として、市長のリーダーシップを進めていただければと思います。  次に、パーソナル知育絵本という新たな事業に関してです。  この事業に関しては、2点の観点から意見を申し述べます。  1点目は、知育絵本という言葉にまず抵抗感があります。そして、何か発達や読み聞かせの習慣化などの研究を目的にしなければ、ただ子供たちが楽しむだけのために300万円の予算をつけることもできないのかとの思いもありました。西宮市で生まれた子供たちへ、初めて出会う絵本を西宮市から贈呈する、ただそれだけでよいのではないでしょうか。子供の発達に関しては個々に違う、興味・関心も違います。どんなにたくさんの絵本をそばに置いていても、絵本に興味を持たない子もいるでしょう。どうか、ただそこに生まれ、今を生きている子供たちへ、子育てに奮闘している、そんな家庭に対して寄り添っていただきたい。現在策定が進んでいる幼児教育・保育ビジョンでは、まさに寄り添い型の支援をしていこうという決意が見えます。ゆっくり親子になろう、そんな温かなメッセージがビジョンの柱として描かれています。同じ西宮市の中にある政策です。子供の発達を気にすることなく目の前にいる我が子に向き合える、そのための子供と親をつなぐきっかけになるかもしれない、そんな絵本のプレゼントにしていただきたいです。  2点目は、なぜこのような事業に司書の力を発揮できるようなものにしなかったのかという点です。西宮市は図書館を直営で運営しています。多くは非正規職員ですが、司書さんもいらっしゃいます。本来は、こういった方々が持っている力を存分に発揮し、親子への読書のアプローチをするべきです。図書館の日常運営に忙殺されているかもしれませんが、レファレンスや本の紹介ができるのが司書さんの本来業務と言えるでしょう。公立図書館のよさはそこにこそあります。貸出冊数などでははかれない公立図書館の力をこの300万円を使って発揮してよかったのかもしれません。民間企業に委ねるのではなく、中にある本当のマンパワーに目を向けていただければと思います。  次に、公文書館的施設に関してです。  庁舎再編の中で公文書を一つの場所に集約していく中で見えた課題について質問いたしました。公文書の歴史的価値に関しての基準に関して、西宮市非現用公文書収集大綱がありますが、策定されてからまだ一度も見直しをされていないということが分かりました。この件に関しては、適切な見直しを行うとの答弁を頂いておりますので、そのようにしていただきたいと思います。  また、公文書は市民の財産という観点から、専門的な知見の下、適正に管理されるべきものと思いますので、そのような職員配置をお願いしたいと思います。  質疑では触れておりませんが、森林環境譲与税に関して、基金を創設し、市内の森林管理に着手していくという方針が出されております。個人的にはそのような使い方をしていただきたいと思っていたので、調査の後、どのように西宮市として森林の活用をしていくのか、間伐材などをどのように有効活用していくのか、ぜひ市民の皆さんにも広く意見を聞いていただければと思います。  また、芦屋市とのごみ処理の広域化が頓挫し、単独でのごみ処理施設の整備となります。コロナ禍におけるごみ質の変化や、今後の西宮市の環境施策の中でのごみ減量化など、改めて施設の規模や描く未来を見据えた中で、過度な施設整備や施設の配置にならないように、市内の中で施設の集約化という視点も持ちながら、整備方針に関しても柔軟に考えていただきたいということ、また、丁寧に進めていただきたいという点から、都度、議会に報告いただきたいということを要望いたします。  教育・子供施策に関しては、担当委員会の場で意見をたくさん申し上げております。そのことに関してもどうぞよろしくお願いいたします。  以上、意見といたします。 ○議長(澁谷祐介) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、討論を打ち切ります。  ここで控室で待機の議員に入室いただくため休憩しますが、皆様におかれては、このまま自席でお待ち願います。  それでは休憩します。  なお、再開は午後2時42分としますが、皆様に入場いただき次第、再開しますので、よろしくお願いします。    〔午後2時36分 休憩〕     ――――――――――――――――    〔午後2時39分 開議〕 ○議長(澁谷祐介) ただいまから休憩前に引き続き会議を開きます。  これより採決に入ります。  採決は議事の都合により2回に分けて行います。  まず、上程中の各件のうち、議案第302号から議案第304号、議案第307号及び議案第308号を除く9件の採決を行います。  上程中の各件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま採決しました9件はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第302号から議案第304号、議案第307号及び議案第308号の5件の採決を起立により行います。  各件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(澁谷祐介) 起立多数であります。  よって、ただいま採決しました5件はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、日程第3 議員提出議案第6号を議題とします。  提出者の提案理由の説明を求めます。  町田博喜議員。    〔町田博喜議員登壇〕 ◆36番(町田博喜) ただいま上程中の議員提出議案第6号西宮市議会会議規則の一部を改正する規則制定の件の提案に当たり、僣越ながら提出者を代表して私から提案説明をさせていただきます。  本規則改正の趣旨は、本会議や委員会への欠席に関して欠席事由等を明文化するとともに、請願者に対し提出時に求めている押印の扱いを変更するものであります。  議員各位におかれましては、何とぞ本案に対し御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とします。 ○議長(澁谷祐介) 提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  上程中の本件に御質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。  この際、お諮りします。  上程中の本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の審査を省略することにしたいと思います。  これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、上程中の本件につきましては委員会の審査を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  上程中の本件に御意見はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。  上程中の本件を原案のとおり可決することにして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま採決しました議員提出議案第6号は原案のとおり可決されました。  次に、日程第4 議案第357号ほか1件を一括して議題とします。  両件に関する当局の提案理由の説明を求めます。  市長。    〔石井登志郎市長登壇〕 ◎市長(石井登志郎) 議案第357号西宮市固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件につき、提案理由を御説明申し上げます。  令和3年3月31日をもって任期満了の戸谷裕之氏、三木繁氏の後任にはそれぞれ引き続き同氏を適任と認め、選任するに当たり市議会の同意を得るため提案する次第であります。  続きまして、議案第358号人権擁護委員の候補者推薦の件につき、提案理由を御説明申し上げます。  令和3年6月30日をもって任期満了の植村弘巳氏、岡本宏美氏、黒木順子氏、平原マサ子氏、矢野一江氏の後任にはそれぞれ同氏を適任と認め、推薦するに当たり市議会の意見を求めるため提案する次第であります。  何とぞ御同意を賜りますようお願いいたします。 ○議長(澁谷祐介) 当局の提案理由の説明は終わりました。  お諮りします。  両件に対する質疑、討論並びに委員会の審査は、これを省略することにして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、両件に対する質疑、討論並びに委員会の審査は省略することに決定しました。  これより採決に入ります。  まず、上程中の議案第357号は、これに同意することにして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、議案第357号は同意されました。  次に、上程中の議案第358号は、これを可決することにして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、議案第358号は可決されました。  ここで所定の一部議員に退出をお願いいたします。
       〔岩下彰議員、大川原成彦議員大迫純司郎議員、かみたにゆみ議員、河崎はじめ議員菅野雅一議員坂上明議員佐藤みち子議員、多田裕議員、田中あきよ議員中尾孝夫議員、松田茂議員、宮本かずなり議員、八木米太朗議員、やの正史議員、山口英治議員、脇田のりかず議員退場〕 ○議長(澁谷祐介) 議場にお残りの皆様におかれましては、もうしばらくお待ちください。  これより議事を進めます。  次に、日程第5 議案第336号ほか20件を一括して議題とします。  当局の提案理由の説明を求めます。  北田副市長。 ◎副市長(北田正広) 提案理由を御説明申し上げます。  なお、議案番号のみを申し上げ、事件名を省略いたしますので、よろしくお願い申し上げます。  議案第336号から議案第355号までの20件は、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する厚生労働省令及び指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する厚生労働省令に伴い所要の規定を整備するものでございます。  議案第356号は、令和3年度一般会計補正予算(第1号)で、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費として歳入歳出予算にそれぞれ12億5,661万1,000円を追加し、歳入歳出予算総額をそれぞれ1,951億1,281万5,000円とするものでございます。  以上21議案につきまして、何とぞ御賛同賜りますようお願い申し上げます。  以上で提案説明を終わります。 ○議長(澁谷祐介) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  上程中の各件に御質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。  上程中の各件は担当常任委員会に付託します。  付託区分は議事日程に記載のとおりであります。  次に、日程第6 議員提出議案第7号を議題とします。  提出者の提案理由の説明を求めます。  たかのしん議員。    〔たかのしん議員登壇〕 ◆6番(たかのしん) ただいま上程中の議員提出議案第7号市長の専決処分事項の指定の件につきまして、僣越ながら提出者を代表して提案理由を申し上げます。  本議決は、地方自治法第180条第1項の規定により市長において専決処分にすることができる事項を指定するもので、昭和48年3月30日付の議決を廃止し、新たに二つの項目を追加する議決でございます。  提案理由は、収入未済金、いわゆる滞納金の収納を機動的に行うことでございます。当局では、令和3年度から標準的な債権管理事務モデルを本格導入し、収納対策をより強化いたします。その中で訴訟等の法的措置を行うことが想定されますが、現在は、訴えの提起に関することは全て議会の議決を必要としております。そのため、滞納整理の現場において、訴えの提起までに長期間を要し、実効性のある対応を取りづらくなることが懸念されます。他の自治体では、少額の金銭債権や市営住宅に係る訴えの提起を専決処分事項に指定している例が多く、本市でも同様の対応を目指すものです。  なお、本件は、議会の議決権に関する事項であることから、当局に発案権はないものと解されるため、議員提出議案として提起するものでございます。  提案に関する説明は以上です。  よろしくお願いいたします。 ○議長(澁谷祐介) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑の通告を受けておりますので、発言を許可します。  よつや薫議員。    〔よつや薫議員登壇〕 ◆21番(よつや薫) ただいま上程されました議員提出議案第7号市長の専決処分事項の指定の件について質疑させていただきます。  まず、専決処分というのは、議会におられる皆さんには当然のことながらよく御存じのことと思いますが、地方自治法第179条と第180条と、大きく二つの専決処分があります。  まず、この第179条に基づく場合は、緊急の場合の専決処分としまして、主に議会が機能しない事態への対処を目的として、首長さん――市長さんですね――独自の判断で処理するためにあるものとされています。次の定例会などが開かれたときに議会の承認を得る必要があるとされています。昨年以降、コロナ禍の中で、各自治体の中でも、この第179条に基づく専決処分というものが各自治体で行われた場合も多々あったのではないかと考えられます。  一方、第180条に基づく議会の委任による専決処分でありますけれども、先ほどの提案者からの御説明もありましたように、主にスピーディーな運営のために決議までの時間を省略するためにあるとされ、あらかじめ議決で決められた事項に関しては、首長――市長が自由に処分できるというもので、第179条とは異なり、議会に報告するだけでよく、承認を求める必要はないというものであります。  今回の議員提出議案は、この第180条に基づくもので、それは、地方自治法第96条が定めております議会の権限として規定してます必要的議決事項の例外を定めていると言っていいものであります。この第96条の内容といいますのは、普通地方公共団体の議会は、次に掲げる事件を議決しなければならないとありまして、何号か掲げてあります。そのうちの第12号というのがありまして、これは、普通地方公共団体がその当事者である審査請求その他の不服申立て、訴えの提起、和解、あっせん、調停及び仲裁に関することとして挙げております。今回の御提案は、これに係るものと思われます。  改めまして、私たちは西宮市議会の議員であります。その西宮市議会は、2015年3月に西宮市議会基本条例を当時の議会改革特別委員長をはじめ全ての議員が議会全体の合意として制定いたしました。行政のトップにあって選挙で民主的に選ばれる市長に対して、同じく民主的選挙によって選ばれる一方の議決機関である議会あるいは各議員が、この市長と議会といういわゆる二元代表制の意義を発揮するべきとの決意から、当時の議会の総意でこの議会基本条例が定められたものと認識しております。  そこで、まずその点に関連して、以下、質問事項を述べます。あらかじめ提案議員に対しまして質疑内容を全て通告させていただいておりますが、一部、言葉を少しだけ、一部分だけ変えているところがありますので、その点については、そのときに正確にお伝えしたいと思います。  また、質疑は一括でこの場からせざるを得ないということもあるため、御答弁に対する再質問は控え、後刻の討論で意見等を述べていきたいと思っております。  それでは質問です。  1点目、この議員提出議案が可決されてしまうと、これまで議会の議決案件とされてきた範囲が大きく削減されることになりますが、それは西宮市議会基本条例前文の二元代表制の真価を希求することに照らして違和感はありませんか。  次に2点目として、同様に、この議員提出議案は、西宮市議会基本条例の第1章、議会の基本理念である第2条第1項第1号の議会の活性化や、議会の責務を規定した第3条第3項、「議会は、市長に対し健全な牽制関係を持って対峙し、行政執行の監視を行う」という条文に照らして適切なものと言えるでしょうか。  3点目、地方自治法第180条は、同法第2節、議会の権限――先ほど述べたところですけれども、議会の権限の第96条で定める必要的議決事項の例外規定だと考えられますが、例外を拡大する方向の今回の議員提出議案だという認識はおありですか。  4点目、地方自治法第180条の趣旨は、専決処分を規定した第179条とも異なる制度趣旨・目的と考えられます。その点はどのように解釈されていますか。  5点目、この3月定例会において、同じ兵庫県内の高砂市議会においては、過去に議決された市長の専決処分事項の指定についてというもの自体を廃止し、地方自治法第180条に係る専決処分も議決が必要となるよう改める議決をされたと聞いております。西宮市とは全く正反対で、議会の機能を高める議決だと考えられますが、それに対して西宮市議会は議決機関としての機能が低下するのではないでしょうか。  次に、6点目、地方自治法第180条は、第179条と異なり、報告案件であり、事後に承認を得る必要はない作りになっています。提出議案中の第2号、「市営住宅等の家賃等の支払及び明渡しの請求に係る訴えの提起、和解及び調停」では、事前に審査もなく、提訴した後の報告だけで議会をスルーできるという立てつけになっているのではないでしょうか。  7点目、地方自治法第180条は、第179条とは異なり、議会の定例会開会中にも専決処分ができると解釈できるわけであります。今回の提出議案は、それも行政当局に許すという議案ですか。ここの文章が当初通告した内容と少し違います。この最後の文章、今回の提出議案はそれも行政当局に許すという議案ですかというふうにお聞きしたいと思います。  8点目、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、いまだにコロナ禍の中、不要不急の案件は避けるべきかとも考えますが、コロナ禍にあって、急いでこの議案は成立させなければならない案件なのでしょうか。  以上8点、お答えいただきたいと思います。 ○議長(澁谷祐介) 提出者の答弁を求めます。    〔たかのしん議員登壇〕 ◆6番(たかのしん) まず、よつや議員におかれましては、本件の審査に当たりまして詳細な御質問を頂きまして、誠にありがとうございます。  また、御丁寧な通告並びに通告との差異につきましても御丁寧にお示しくださいまして、誠にありがとうございます。  それでは、8点、御質問いただきましたので、順にお答えをしてまいります。  1点目、今回の提案が西宮市議会基本条例前文の二元代表制の真価を希求することとの整合性、違和感の部分についてお尋ねを頂きました。  御指摘のとおり、本件を可決いただきますと、議会の議決案件とする範囲が狭くなることは事実でございます。二元代表制の下、議会が果たすべき役割、これは極めて重いものと認識しておりますが、一方で、公平性等の観点から、今回の提案趣旨でございます収入未済金への対応を機動的に行うことも重要と考えております。その中で、今回の提案が必ずしも二元代表制の真価を希求することとは相反しないと考え、議案提出に至った次第でございます。  2点目でございます。同じく議会基本条例第2条第1項並びに第3条第3項に照らして適切なものかというお尋ねでございます。  こちらも、1点目への御回答と同様に、お示しいただきました議会基本条例第2条第1項、また、第3条第3項の趣旨、これらは私としましても重要と考えております。しかしながら、地方自治法が専決処分の規定を設け、第180条においてどこまでを軽易な事項と捉え、専決処分の対象とするかということの判断を議会に委ねていることに鑑みれば、専決処分事項を追加することが議会の活性化や行政執行の監視といった議会の責務を毀損するものではないと考えております。  続いて、3点目、今回の提案が地方自治法第96条の議会の権限に係る例外を拡大する方向のものではないか、そういった認識を持っているかという御質問でございましたが、こちらにつきましては、御指摘のとおり、第96条の例外を拡大する方向のものであるというふうに認識しております。  続いて4点目、地方自治法第180条による専決処分と第179条による専決処分、ここの制度趣旨・目的の違いについてどのように解釈しているかというお尋ねでございます。  御指摘のとおり、第179条と第180条に定める専決処分は、異なる趣旨・目的のものと考えております。議会の権限を一部首長に委任するという構図は同じですが、第179条では、議会が成立しないときなどの要件が法に定められている法定委任であり、緊急的な対応を想定した規定と考えられます。一方、第180条については、任意の委任であり、軽易な事項の議決を不要とすることで、事務執行の機動性あるいは効率性を確保することが目的であると解釈しております。  5点目でございます。県内の高砂市議会の事例を御紹介いただきました。御紹介いただきまして、ありがとうございます。  議会が議決事項の審査によってチェック機能を果たすことはもちろん重要でございますし、一方で、市当局の実務上の課題をクリアすることも重要と考えております。地方自治法第180条が専決処分事項の指定を各地方議会の議決に委ねている以上、両者のバランスを意識してそれぞれの議会が個別に判断するべき性質のものと考えております。今回の提案については、他市でも同様の事例があり、100万円以下の金銭債権並びに市営住宅に関する訴えの提起に絞った内容であることから、議決機関としての機能を大きく低下させるものではないと考えております。  6点目でございます。本件が提訴した後の報告だけで議会をスルーできる立てつけとなっていないかという御指摘でございました。  地方自治法第180条による専決処分、こちらは、事前の承認を必要とせず、議会へは報告のみを求めております。とはいえ、報告事項に対しても議員が質疑を行うことは可能であり、議決事項でなくても議会の存在が市当局の事務執行に一定の影響力を持つものと考えております。  7点目、今回の提出議案は、定例会開会中も専決処分ができる、それを行政当局に許すという意味の議案なのかという御質問を頂きましたけれども、そちらについては、お見込みのとおりでございます。  最後に8点目です。コロナ禍の中、不要不急の案件は避けるべきなのではという趣旨の御指摘を頂戴しました。  今回、令和3年度から当局が標準的な債権管理事務モデルを導入するため、議決のタイミングとしてはそれまでに行うことが適当であると判断いたしました。  以上でございます。 ○議長(澁谷祐介) 提出者の答弁は終わりました。  通告による質疑は終わりましたが、ほかに御質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。  上程中の本件は議会運営委員会に付託します。  これより、先ほど議案の付託をしました担当常任委員会及び議会運営委員会を開催するため、暫時休憩としますが、議会運営委員会につきましては各常任委員会終了後に開催する予定でございますので、よろしくお願いします。  それでは暫時休憩します。    〔午後3時08分 休憩〕     ――――――――――――――――    〔午後4時57分 開議〕 ○議長(澁谷祐介) ただいまから休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日程第7 議案第336号ほか20件を一括して議題とします。  上程中の議案第336号ほか20件につきましては、担当常任委員会の審査が終了した旨、報告を受けております。  これより上程中の各件に対する委員長の報告を求めます。  まず、総務常任委員長 大石伸雄議員。 ◆40番(大石伸雄) 総務常任委員長報告。  ただいま上程中の議案第356号令和3年度西宮市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管科目につきましては、先ほど開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、異議なく原案を承認すべきものと決定しました。  以上、委員長報告とします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、民生常任委員長 田中正剛議員。 ◆41番(田中正剛) 民生常任委員長報告。  ただいま上程中の議案第356号令和3年度西宮市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管科目につきましては、先ほど開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、異議なく原案を承認すべきものと決定しました。  以上、委員長報告とします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、健康福祉常任委員長 篠原正寛議員。 ◆30番(篠原正寛) 健康福祉常任委員長報告。  ただいま上程中の、議案第336号西宮市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第337号西宮市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第338号西宮市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第339号西宮市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第340号西宮市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第341号西宮市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第342号西宮市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第343号西宮市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第344号西宮市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第345号西宮市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第346号西宮市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第347号西宮市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第348号西宮市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第349号西宮市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第350号西宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例制定の件、議案第351号西宮市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第352号西宮市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第353号西宮市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第354号西宮市地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第355号西宮市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第356号令和3年度西宮市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管科目、以上21件につきましては、先ほど開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定いたしました。  以上、委員長報告とします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、教育こども常任委員長 八代毅利議員。 ◆15番(八代毅利) 教育こども常任委員長報告。
     ただいま上程中の議案第356号令和3年度西宮市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管科目につきましては、先ほど開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、異議なく原案を承認すべきものと決定しました。  以上、委員長報告とします。 ○議長(澁谷祐介) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  上程中の各件に御意見はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。  上程中の各件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま採決しました21件はいずれも原案のとおり可決されました。  ここで所定の一部議員に退出をお願いいたします。    〔岩下彰議員、江良健太郎議員、大石伸雄議員大迫純司郎議員、かみたにゆみ議員、河本圭司議員、草加智清議員、佐藤みち子議員、篠原正寛議員、中尾孝夫議員、花岡ゆたか議員、ひぐち光冬議員、福井浄議員、松山かつのり議員、八代毅利議員、山田ますと議員、吉井竜二議員退場〕 ○議長(澁谷祐介) 議場にお残りの皆様におかれましては、もうしばらくお待ちください。  これより議事を進めます。  次に、日程第8 議員提出議案第7号を議題とします。  上程中の本件につきましては、議会運営委員会の審査が終了した旨、報告を受けております。  これより上程中の本件に対する委員長の報告を求めます。  議会運営委員長 町田博喜議員。 ◆36番(町田博喜) 議会運営委員長報告。  ただいま上程中の議員提出議案第7号市長の専決処分事項の指定の件につきましては、先ほど開催の委員会において、提出者から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、賛成多数をもって原案を承認すべきものと決定しました。  以上、委員長報告とします。 ○議長(澁谷祐介) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論の通告を受けておりますので、順次発言を許可します。  まず、大原智議員。    〔大原智議員登壇〕 ◆27番(大原智) ただいま上程中の議員提出議案第7号市長の専決処分事項の指定の件について、公明党議員団は反対の立場から意見を申し上げます。  これまで西宮市議会は、自治体の最大の使命である住民の命と暮らしを守るべき観点から、その住民である市民を訴えるという手段には一定の関与が必要であるという立場を貫いてまいりました。議案に対しては、個別の内容を詳細に議論することが本来の議会としての関与の在り方であり、その議決権をあえて市長側に委ねるということには相当の理由が必要ではないでしょうか。私たち西宮市議会は、西宮市議会基本条例の中で、議会の活性化とは、地方議会・議員が有する議事機関としての権能が最大限活用される状態と定めました。このたびの議案は、この目指すところにまさに逆行するものと考えます。  公明党議員団は、議会の権限を市長に譲ることには、議会の監視が届かない状態の中で当局の任意により訴訟提起がなされることになるため、慎重であるべきと考えます。地方自治法第179条の法定代理的専決処分の場合は、次の会議において議会に報告し、その承認を求める必要があるのに対し、今回の第180条による任意代理的専決処分の場合は、議会に報告するのみで足りるとなっています。一定条件があるとはいえ、議決を経ずに市民を訴える意味は重大な問題であります。行政は遵法主義を貫くべきで、そのための法令です。市当局には、守るべき市民に対し訴訟提起をすることは、あくまでも最終手段であることを自覚して、安易に訴訟するのではなく、訴訟に至るまでの過程において債務者の状況をしっかり把握し、あらゆる努力をしていただくべきであると申し上げておきます。  さらに申し上げると、議会が提案すべきは、事務執行の機動性ではなく、議会の議決が必要であれば、臨時会を開催する、または通年議会とし、随時開催するなど、議会の機動性を向上させることへの提案であり、そうした議論をせずして議会の権能を放棄するかどうかの議論など、あまりにも安易に過ぎるものと考えます。  以上のことから、公明党議員団は、本議案には反対をいたします。  以上、公明党議員団の反対討論といたします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、野口あけみ議員。    〔野口あけみ議員登壇〕 ◆33番(野口あけみ) 議員提出議案第7号市長の専決処分事項の指定の件について、日本共産党西宮市会議員団は反対をいたします。  以下、討論を行います。  専決処分は、本来、議会の議決・決定を経なければならない事柄――これは地方自治法第96条で定められていますが、この事柄について、地方公共団体の長が地方自治法の規定に基づいて議会の議決・決定の前に自ら処理することを言います。議決しなければならない事件には、条例の改廃や予算の議決、決算認定などとともに、訴えの提起や和解、あっせん、調停、損害賠償の額決定など、15事件が具体的に挙げられており、専決処分はあくまで例外だということが重要です。これは、先ほどの本会議質疑の中でも提案者も認めておられます。  このたび提案されているのは、地方自治法第180条、「普通地方公共団体の議会の権限に属する軽易な事項で、その議決により特に指定したものは、普通地方公共団体の長において、これを専決処分にすることができる」に基づく専決処分事項の指定に、1、市営住宅等の家賃等の支払い及び明渡しの請求に係る訴えの提起、和解及び調停、二つ、100万円以下の金銭債権に係る訴えの提起を追加しようとするものです。これはいずれも市民に対する訴えの提起であり、私たちは、とてもではありませんが、軽易な事柄とみなすことはできません。2015年12月議会において、UR借り上げ市営住宅の明渡し及び損害金支払いを求める訴えの提起が議決事件として提案され、審議されました。詳細の説明は省略いたしますが、マスコミも注目する、阪神・淡路大震災から20年経過してもなお解決が図られていなかった大きな本市の課題でした。本会議建設常任委員長報告によれば、各委員から、訴訟を起こす前にもう少し当事者間で話し合うべき等の意見が出たため、採決の結果、全会一致で継続審査となりました。そして、翌2016年3月議会で同議案は、日本共産党西宮市会議員団、無所属議員以外の賛成多数で採択されましたが、同時に、訴訟手続と並行して引き続き代理人による協議を継続すべきとの内容の附帯決議が全会一致で採択されたのであります。市民に対する訴えの提起に関して、このように議会らしい徹底審査が行われたのは、専決処分とせず、議決事件としているからです。  提案者は、専決処分とはいえ、後に議会への報告が義務づけられているため、当該訴訟に関して議員が意見を述べる機会は担保されていると主張されていますが、後に意見を述べても、その結果を覆すことができないのです。よつや議員の本会議質疑にもあったとおり、西宮市議会基本条例の基本理念や責務である議会の活性化、議会と市長との健全な牽制関係、行政執行の監視という観点からも、専決処分事項の拡大はすべきではありません。  また、過日、金銭債権に係る訴えに関して、提案者から、訴訟による有効な結果が見込まれる場合に限定して実施するもので、議決事項の見直しが訴訟の乱発、濫用につながる可能性は極めて低いなどとする論点メモを頂いております。しかし、当局が新年度から導入する予定の標準的な債権管理事務モデルでは、これまで各所管でばらばらだった債権管理をマニュアルに基づいて実施し、滞納繰越し後は、原則、法的手続によって対処しようとしています。現状では、市民に対する債権管理では、市営住宅家賃と災害援護資金貸付金以外はほとんど公的手続を取ってこなかったわけですが、財産調査権のない学校給食費や育成センター使用料などの私債権も、有効な結果が見込まれる、つまり差押えができるのならば訴えようというのです。提案者の言い分をうのみにすることはできません。  以上の理由で、日本共産党議員団は、本議案に反対をいたします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、一色風子議員。    〔一色風子議員「対面式質問席」使用〕 ◆9番(一色風子) ただいま上程されております議員提出議案第7号市長の専決処分事項の指定の件に関しまして、反対の立場で意見を申し述べます。  提案者の趣旨に関しては、一部理解できる部分があるものの、本来あるべき議会としての役割を考えた際に、私は、議員として果たしていかなければならないものがあると感じております。議案として上がってくる議決案件全ては、この西宮市の市民の生活に係るものです。一つ一つには背景があり、影響を受ける西宮市の市民の方がそこにおります。地方自治法第180条による専決処分は、事前の承認なく、事後の報告のみで流れていくことを容認するものです。そのことを議会から提案することに対して私は違和感があり、以上の理由から、賛同できるものではありません。  以上、意見といたします。 ○議長(澁谷祐介) 次に、よつや薫議員。    〔よつや薫議員登壇〕 ◆21番(よつや薫) ただいま上程中の議員提出議案第7号市長の専決処分事項の指定の件につきまして、反対の立場から改めて意見を述べさせていただきます。  先ほどの本会議質疑でも触れましたが、私たちは、議会に身を置く者として、その権能について深くその意義を考えるべきと思います。本会議質疑でお答えいただいた答弁の中で、幾つか気になる点といいますか、ありました。その1点目は、一方で公平性等の観点から収入未済金への対応を機動的に行うこと。2点目、第180条の趣旨としては、軽易な事項の議決を不要とすることで、事務執行の機動性や効率性を確保することが目的であると解釈しているということ。3点目、市当局の実務上の課題をクリアすることも重要ですと。4点目として、地方自治法第180条は、第179条とは異なり、議会の定例会開会中も専決処分ができると解釈できます、今回の提出議案は、それも含めての議案ですかということに対して、そのとおりですというお答えもありました。そして、当局が標準的な債権管理事務モデルを導入するため、それまでに議決することが適当であると判断しましたということで、これは提案議員からのお答えだったわけですけれども、同じ議会に身を置く者として、これは行政の当局のお答えではないかと見まがうばかりの御答弁だったと私は感じております。  先ほどの議会運営委員会でも、感覚的なという御意見もありましたけれども、感覚ではありません。地方自治法、あるいは議会基本条例をきっちりと解釈した場合に、やはり議会に身を置く者としては、このまま行政の立場からの見方ではなく、あくまでも専決処分は例外であるということ、それは先ほどの質疑でも指摘したとおりなのであります。本提案では、訴訟案件になる場合でもフリーパスになるのではないかとの指摘をしたつもりであります。  以上のことを踏まえまして、やはりこの議員提出議案については賛成することはできません。 ○議長(澁谷祐介) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) なければ、討論を打ち切ります。  ここで控室で待機の議員に入室いただくため休憩しますが、皆様におかれては、このまま自席でお待ち願います。  それでは休憩します。  なお、再開は午後5時28分としますが、皆様に入場いただき次第、再開しますので、よろしくお願いします。    〔午後5時23分 休憩〕     ――――――――――――――――    〔午後5時26分 開議〕 ○議長(澁谷祐介) ただいまから休憩前に引き続き会議を開きます。  これより採決に入ります。  採決は起立により行います。  上程中の本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(澁谷祐介) 起立少数であります。  よって、ただいま採決しました議員提出議案第7号は否決されました。  次に、日程第9 総務常任委員会所管事務調査の件ほか5件を一括して議題とします。  各件につきましては、それぞれ担当の委員会において調査願っておりますが、各担当の委員長から今期定例会中に調査を終了する見込みがないため閉会中の継続審査とされたい旨の申出がありました。  よって、お諮りします。  上程中の6件は、閉会中の継続審査とすることにして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、上程中の6件はいずれも閉会中の継続審査とすることに決定しました。  以上で本日の議事日程は全部終了し、今期定例会に付された事件は全て議了しました。  よって、お諮りします。  今期定例会の会期は、あす3月24日までと議決されておりますが、会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。  これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澁谷祐介) 御異議なしと認めます。  よって、今期定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に際し、市長の挨拶があります。    〔石井登志郎市長登壇〕 ◎市長(石井登志郎) 第11回市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様におかれましては、去る2月19日以来、連日にわたりまして、令和3年度西宮市一般会計及び特別会計予算案をはじめ提案させていただきました諸議案につきまして、終始慎重かつ熱心に御審議の上、御協賛を賜り、厚く御礼を申し上げます。  御審議に際し賜りました貴重な御意見、御要望などにつきましては、今後十分に留意いたしまして、その執行に万全を期してまいりたいと考えております。  さて、昨年3月1日に兵庫県内初となる新型コロナウイルス感染症患者が本市で確認されてから1年余りが経過いたしました。この間、市民の皆様には、多大な御協力、御理解を賜ってまいりました。このことにつきまして、深く御礼を申し上げるところであります。依然として予断を許さぬ状況にはございますが、市といたしましては、市民の皆様に対するワクチン接種の準備を着実に進めるとともに、引き続き感染拡大防止に向け全力を尽くしてまいりますので、議員の皆様におかれましても、御支援、御協力のほど、よろしくお願いいたします。  結びになりますが、議員の皆様をはじめ市民の皆様から賜りました御厚情に厚く御礼を申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。  ありがとうございました。 ○議長(澁谷祐介) 第11回定例会を閉じるに当たりまして、この際、私からも一言御挨拶を申し上げます。  去る2月19日に開会しました今期定例会におきましては、議員の皆様方の終始熱心かつ慎重なる御審議のおかげをもちまして、約3,324億円に及ぶ令和3年度当初予算をはじめ提案されました数多くの重要議案も多くの議論を経た上で議了することができ、ここに閉会の運びとなりましたことは、誠に御同慶に堪えません。  この間、予算特別委員長の重責を果たされました山田ますと副議長、また、本会議、委員会を通じ議会運営に御協力いただきました議会運営委員会の正副委員長をはじめ議員の皆様方に対しまして、心から感謝申し上げる次第でございます。  また、市長をはじめ市当局が議会の審議に寄せられました真摯なる態度に対し謝意を表しますとともに、審議の過程で述べられました議員各位からの貴重な意見や要望につきましては、十分尊重され、今後の市政執行に反映していただきますよう、この際、私からも要望しておきます。  さて、兵庫県内でも新型コロナウイルス感染症の治療に当たる医療従事者らへのワクチン接種が始まりましたが、全国民への接種が終了し、収束するにはまだまだ時間が必要だと思われます。一方で、社会は、ポストコロナ時代を見据えた新しい経済構造への転換に動き出しており、本市においても、AIによるビッグデータ解析技術やIoTなどの利活用など、超スマート社会への対応を進めていくことも望まれると考えております。  このような状況下で、本市議会は、二元代表制を担う一翼として、行政執行を監視し、また、積極的な政策提案を行うことにより、議会が政策形成の舞台となるべく、今後より一層邁進していきます。  ところで、今月末をもって退職されます局長をはじめ多くの職員の方々におかれては、長年にわたり大変お疲れさまでした。今後とも、健康には十分御留意の上、御活躍されますとともに、本市発展のため、折に触れて御協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
     最後になりましたが、理事者の皆様方並びに報道関係の皆様方の御協力に対し、厚く御礼を申し上げます。  誠に不肖、至らない私ではございますが、皆様方の寛容と御協力に対しまして心から御礼申し上げ、意は尽くしませんが、閉会の挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。  これをもって本日の会議を閉じ、今期定例会を閉会します。  御協力ありがとうございました。    〔午後5時32分 閉会〕...