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  1. 西宮市議会 2021-03-22
    令和 3年 3月22日教育こども常任委員会-03月22日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 3年 3月22日教育こども常任委員会-03月22日-01号令和 3年 3月22日教育こども常任委員会                西宮市議会                  教育こども常任委員会記録              令和3年(2021年)3月22日(月)                 開 会  午後 0時59分                 閉 会  午後 1時50分                 場 所  4号委員会室付託事件   な   し ■所管事務調査  (教育委員会
      1 所管事務報告GIGAスクールスタートパッケージ(案)について」 ■出席委員   八 代 毅 利 (委 員 長)   一 色 風 子 (副委員長)   江 良 健太郎   大川原 成 彦   菅 野 雅 一   坂 上   明   田 中 あきよ   ひぐち 光 冬 ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   な   し ■傍聴議員   な   し ■説明員西宮市議会委員会条例第19条による)  (教育委員会)   教育長     重 松 司 郎   教育次長    坂 田 和 隆   参与      澤 谷   航   教育総括室長  薩 美 征 夫   教育総務課長  竹 村 一 貴   教育企画課長  吉 田 巌一郎   教育次長    佐々木   理   学校教育部長  漁   修 生   学校教育課長  木 戸 みどり   学校保健安全課長           中 前 洋 一   特別支援教育課長           原 田 綾 女   教育研修課長  木 田 重 果   教育研修課担当課長           谷 口 麻 衣           (午後0時59分開会) ○八代毅利 委員長   ただいまより教育こども常任委員会を開会します。  本日の審査日程は、タブレットに配信のとおりです。  ここで委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、委員長において議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  委員の皆様には、委員会質疑に当たっての注意事項をお手元に配付しております。各自、質疑に際しては改めて御確認いただきますようお願い申し上げます。  次に、当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  それでは協議に入ります。  所管事務調査の件を議題とします。  本委員会所管事務中、教育委員会からGIGAスクールスタートパッケージ(案)について報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎参与   私のほうから、GIGAスクールスタートパッケージ(素案)に対する意見募集の結果について御報告させていただきます。  資料といたしましては、「GIGAスクールスタートパッケージ(案)」、「「GIGAスクールスタートパッケージダイジェスト版(案)」及び「意見募集の結果及び市の考え方について」の三つで構成されております。説明は主に「意見募集の結果及び市の考え方について」を用いますので、そちらを御覧いただければと思います。  早速ですけれども、「意見募集の結果及び市の考え方について」の1ページ、「1.意見募集結果概要」を御覧ください。  本意見募集は、西宮市参画と協働の推進に関する条例に基づく意見提出手続ではないものの、実施期間は条例に基づく意見提出手続に倣って30日間といたしまして、1月20日水曜日から2月18日木曜日の間で実施いたしました。意見募集の結果といたしましては、17名の方から御提出いただきまして、意見の件数といたしましては57件と整理させていただいております。  御提出いただいた意見につきまして、回答分類別に整理したところ、右下の回答分類別を御覧いただければと思いますが、①の素案に記載済みが26件、②の素案の修正が4件、③の今後の参考・検討が9件、④の素案のとおりが10件、⑤のその他が8件でございます。  それでは、2ページ「2.ご意見の概要及び市の考え方について」を御覧ください。ここからは、主な御意見の概要とそれに対する市の考え方について御説明させていただきます。  なお、素案の修正を行ったもの、今後の参考・検討とするものとして、表の右端の回答分類で②及び③と整理している意見を中心に御説明させていただきます。  ②としている7番及び8番の意見は、児童生徒の目の負担を含む健康への影響に関するものでございます。4の「(1)ICT端末」に記載しておりました児童生徒用端末利用に係るガイドラインにおいて、健康への配慮から望ましい利用環境や利用時間、保管・管理、故障・紛失、禁止事項についてお示していたところではございますけれども、御意見を踏まえまして、当該ガイドラインの概要について、4の「(1)ICT端末」に追記することにいたしました。  また、児童生徒の目の負担につきましては、健康被害の防止について記載していた3の「(2)児童生徒情報活用能力の育成」において、「目の疲労といった」と明示することといたしました。  具体的な修正につきましては、後ほどまた御説明させていただきます。  3ページを御覧ください。  ③としております9番及び10番の意見は、デジタル教科書の導入によって児童の負担を減らし、教科書が置いて帰れるようにしてほしいという意見でございます。市といたしましては、児童生徒の荷物の負担軽減について各学校に促していくとともに、デジタル教科書につきましては、6の(5)、「③学習者用デジタル教科書の研究」に記載しておりますとおり、今後の国や他の自治体の動向も見つつ、その効果的な活用方法等について検討を行っていくこととしています。  ③としております11番の意見は、家への持ち帰り初期段階であるのでやめたほうがよいという意見でございます。市といたしましては、ICT端末について、授業だけではなく、御家庭でもデジタルドリルなどを活用していただきたいと考えているため、基本的には持ち帰りを想定しておりますけれども、児童発達段階等の観点から、その運用を検討する必要があると考えております。  ③としております13番の意見につきましては、ICT端末保護者学校参加を促進する活動に活用していただきたいという御意見でございます。市といたしましては、今回配備される端末は児童生徒学習活動に資することを目的とすることを原則としてはおりますけれども、教育の情報化全体の中で保護者も対象とした取組について引き続き検討していくこととしております。  4ページを御覧ください。  ③としております17番及び18番の意見につきましては、教職員保護者児童生徒意見を聞いてからこのICTの取組を進めるべきという意見でございます。市といたしましては、素案の作成段階ですとか、今回の意見募集を通じて御意見をお聞きしているところではございますが、引き続き御意見をお聞きしながら、今後のGIGAスクール構想に基づく取組について検討を進めていくこととしております。  5ページを御覧ください。  ②としている23番の意見は、ICT端末活用における負の側面についても記載すべきではないかという意見でございます。先ほど御説明したとおり、健康への配慮から望ましい利用環境や利用時間、保管・管理、故障・紛失、禁止事項についてまとめておりました児童生徒用端末利用に関するガイドラインの概要を4の「(1)ICT端末」の箇所に記載するとともに、健康被害の防止について記載していた3の「(2)児童生徒情報活用能力の育成」において、「目の疲労といった」と明示することといたしました。  1ページ飛ばしまして、7ページを御覧ください。  ③としております31番の意見は、ICT端末通信回線について、Wi-FiよりもLTE回線のほうがよいのではないかという意見でございます。市としては、今後の参考とさせていただくこととしております。  ③としております32番の意見は、Wi-Fiが整備される施設における児童生徒が利用しやすい各施設の予約システム及び使用の際のルール等に関する意見でございます。市としては、各施設または各部屋の特性等に応じて検討していくこととしております。  1ページ飛ばしまして、9ページを御覧ください。  ③としております46番の意見は、学校司書に関してもタブレット利用に関する研修の機会を確保してほしいという意見でございます。市としては、学校司書への研修について毎年開催しており、今後、図書館における児童生徒タブレット利用に関する内容の研修を検討することとしております。  1ページ飛ばしまして、11ページを御覧ください。  ②としております54番の意見は、教育先進国の取組を参考にしてほしいという御意見でございます。御意見を踏まえまして、8の「(3)今後のフォローアップ等」に海外の動向も踏まえる旨を追記することといたしました。  12ページ、「3.「GIGAスクールスタートパッケージ(素案)」にかかる修正箇所対応表」の「①意見募集意見を受けて修正した箇所一覧」を御覧いただければと思います。  先ほど御説明した意見募集意見を踏まえて修正した箇所を本文のページに沿って一覧にまとめております。  児童生徒の健康への配慮に関する7番、8番、23番の意見を踏まえまして、3の「(2)児童生徒情報活用能力の育成」に「目の疲労といった」を追記するとともに、4の「(1)ICT端末」にタブレットPCの利用時の留意事項をまとめた児童生徒用端末利用に係るガイドラインの概要を記載することといたしました。  さらに、教育先進国の取組を参考にしてほしいという54番の意見を踏まえまして、8の「(3)今後のフォローアップ等」の箇所に海外の動向も踏まえる旨を追記いたしました。  なお、記載しておりますページは素案におけるページ数でございまして、資料としてお配りしている「GIGAスクールスタートパッケージ(案)」では64ページとなっております。  続きまして、13ページ「②意見募集意見以外で修正した箇所一覧」を御覧ください。  次に、提出された意見以外で修正した箇所について御説明させていただきます。  なお、単純な時制の修正ですとか文言の適正化等記載内容に大きな影響を及ぼさない細かい修正については、省略させていただいております。  1番につきましては、「GIGAスクール構想」という文言について、1月の所管事務報告の際にひぐち委員のほうから、グローバル・アンド・イノベーション・ゲートウエー・フォー・オールの頭文字を取っているということについてどこかに記載いただきたいという御指摘を頂きましたので、1の「はじめに」の注2のところでその旨を記載させていただいております。  2番につきましては、3の「(1)ICT活用により実現を目指す西宮教育の姿・方向」において、もともと令和2年10月に中央教育審議会分科会が公表していた中間取りまとめを記載しておりましたけれども、意見募集開始後の令和3年1月26日に中央教育審議会が答申を公表いたしましたので、そちらの内容を反映しております。  また、1月の所管事務報告の際に坂上委員より、日本型学校教育についてどのように捉えているか、GIGAスクール構想の中でどのように生かしていくかといった御質問を頂戴いたしましたので、それに関する記載を追記しております。  3番と次のページの14ページの4番につきましては、4の「(1)ICT端末」の、意見募集開始時点ではまだ完了していなかったその時点での記載を、ICT端末の配備が既に完了したことを踏まえた記載内容に更新しております。  5番につきましては、先ほど御説明した児童生徒用端末利用に係るガイドラインの概要の記載を踏まえた修正をしております。  なお、同ガイドラインの内容を丸々1ページ分追記したことに伴いまして、以降の項目の素案ページに1ページまたは2ページを追加したページ数が、資料としてお配りしている「GIGAスクールスタートパッケージ(案)」における掲載ページとなりますので、御参考にしていただければと思います。  6番の、4の(2)、③「ア.令和2年度フリーWi-Fi設置事業」につきまして、意見募集開始時点では令和3年3月の整備を予定しておりましたフリーWi-Fi予定どおり3月1日から運用を開始しておりまして、また、児童生徒の学習に適していると考えられる机、椅子が設置している施設の一定の整理ができましたので、記載内容を更新しております。
     7番につきましては、ICT端末が未配備であることを前提としていた記述を、こちらも更新しております。  8番及び9番につきましては、オンライン学活等試行実施が既に実施されている等、3月時点の進捗状況に基づきまして更新しております。  15ページを御覧ください。  10番の5の「(6)-1 不登校児童生徒ICT端末活用」につきましては、学習支援在り方を検討するのに併せて、不登校児童生徒自宅等において学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて検討を進めており、令和3年度中に方針をまとめる予定としていることから、記載内容を更新しております。  11番につきましては、6の「(3)先行事例の共有」の学校間の情報共有の今までの事例についてでございますけれども、本文であれば53ページでございますが、意見募集時点から新たに行われた5件の事例を追加しております。  12番につきましては、6の(6)、③の「ア 学校保護者間における連絡手段ICT化に関するガイドラインの策定」に記載しておりました欠席連絡ツールにつきまして、現在議会に提出させていただいております令和3年度予算におきまして市立小学校及び義務教育学校で導入する経費を計上しておりますので、予算の御承認を頂ければということにはなりますけれども、記載内容を更新するとともに、「ア 学校保護者間における連絡手段ICT化に関するガイドラインの策定」から切り出して、単独で記載しております。  13番につきましては、7の「(1)通信環境の強化」の箇所でございますけれども、こちらも、現在議会に提出させていただいております令和3年度予算におきましてインターネット回線の増強を行う経費を計上しておりますので、予算の御承認を頂ければということになりますけれども、その内容を記載しております。  16ページを御覧いただければと思います。  14番につきましては、8の「(2)「西宮市DX推進指針」における教育情報化の位置づけ」につきまして、同指針の内容を踏まえた記載をしております。  このたびの意見募集の結果につきましては、今月中を予定しております本スタートパッケージの公表に合わせて、GIGAスクール構想特設ページ等において公表することを予定しております。  先ほど御説明させていただきましたとおり、既にICT端末学校に配備されまして、子供たちが持ち帰っている状況にあります。教員に対しては、タブレット活用スモールステップ表に基づいて研修が着実に進められているところでございます。そのような中で、コロナ禍で制限されている器楽の演奏のテストを自宅で演奏した動画の提出によって実施した事例ですとか、自宅療養中の生徒がオンラインクラスの終わりの会に参加することで元気を取り戻したという事例の報告ですとか、難聴の生徒のために音声認識機能活用して授業内容をリアルタイムで文字起こしできないだろうかといった、そういった提案が寄せられている状況でございまして、既に学校現場でもICT端末活用が始まっていることが感じられるところでございます。  今後、このような活用事例の展開も含めまして、本スタートパッケージに基づいた取組を着実に進めてまいりたいと考えているところでございます。  説明としては以上でございます。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   2点について一問一答でお願いします。1点目、目の疲れについて、2点目、荷物の重さについて。  1点目、目の疲れについて。  意見番号7、8、23で目の疲れを心配する声が寄せられています。医学的見地から考えて、成長期子供たちタブレット端末を利用する場合、教室・部屋の明るさや姿勢、連続利用時間、利用頻度などで目に悪影響や負担を与えない限度をどの程度と認識していますか、御説明ください。 ◎学校保健安全課長   まず、教室の明るさについては、学校薬剤師先生方が各教室の照度の測定を行い、学校保健安全法環境衛生基準と照らして管理しているところです。  2点目の姿勢についてですけれども、椅子に深く腰をかけ、背筋を伸ばし、よい姿勢を保ち、机と椅子の高さを正しく合わせて、目と端末の画面との距離を30センチ以上離すことがよいとされています。教職員が絶えず指導し続けることは難しいことですので、子供たちが自発的にそのような姿勢を取れるように指導を進めてまいります。  連続利用時間につきましては、長時間にわたって画面を見ないよう、20分間継続して画面や本を見た後は、20フィート――およそ6メートル以上離れたものを20秒間眺め、目を休めることとし、一度に学習活動が長くならないように進めてまいります。  これらの利用頻度については、心身への影響が生じないよう、日常観察学校健診等を通して、学校医とも連携の上、児童生徒の状況を確認するよう努めてまいります。  紙であるかデジタルデバイスであるかを問わず、長時間にわたり継続して近距離を注視することは、視力低下の予防の観点から避けるべきだと考えております。西宮市では、西宮市医師会先生方と連携して、宮っ子アイ・ケア5を掲げ、子供たちの目を守る取組を進めてまいります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   2点目の質問に移ります。荷物の重さについて。  登下校時の荷物の重さについて、各学年において負担にならない程度をどの程度と考えていますか、タブレット端末を持ち帰る場合、他の荷物を減らすための工夫について何か指導するお考えですか、御答弁ください。 ◎学校教育課長   児童生徒の荷物につきましては、国からも配慮と工夫を行うよう既に通知が出されております。教科書やその他教材などのうち何を児童に持ち帰らせるか、また、何を学校に置くこととするかについて、保護者などとも連携し、児童生徒発達段階や学習上の必要性、通学上の負担などの学校や地域の実態を考慮して判断するよう指導しております。引き続き、今回のタブレット端末の導入を踏まえまして、児童生徒の荷物の重さや量について改めて検討の上、必要に応じ適切な配慮を講じるよう指導してまいります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   以上です。  ありがとうございました。 ◆江良健太郎 委員   一問一答で1問だけお願いします。  スタートパッケージ案の24ページなんですけど、公共施設等におけるフリーWi-Fiのことを書いているんですが、隣の尼崎市さんなんかは、生涯学習プラザといって、元公民館なんかを利用して、不登校の子たちがそこに行って、子供の自立支援員さんがおる場所で学習支援を行っているんですけれども、そういう生涯学習プラザに行ったりとか、あと、民間通所施設というのがあるらしくて、そこに行けば、学校に行かなくても出席扱いにできるようなんです。Wi-Fiが通っているんやったら西宮市でもやりやすくなるのではないかなと考えているんですが、どうお考えですか。 ◎学校保健安全課長   不登校児童生徒に対するICT活用につきましては、令和元年10月25日に文部科学省から「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知が出ておりまして、その中の別記の中に、ICT活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出席扱いについてという項目もございます。一定の条件を満たした場合はもう既に西宮市でも出席扱いにしているところもございますし、Wi-Fiの設置につきましては、今後も開設準備を進めておりますあすなろ学級なんかについても、タブレット活用しながら不登校児童生徒ツールの一つとして学校とつながる、あるいは施設の指導員とつながるような形での活用ができればなというふうに考えております。  ただ、出席扱い取扱いについては、文科省からの通知によりますと、各学校校長先生方が判断するというふうな形になっておりますので、ここの施設に行けば出席扱いというような取扱いは西宮市では考えておりません。それぞれの施設が条件に合うかどうかというのを校長先生方と協議を進めながら、対応を進めていきたいというふうに考えているところです。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  各学校の裁量ということなんですけど、進学するとかとなったら、出席状況とかもやっぱり関係してくると思うので、できるだけそこは前向きに検討していただけたほうがいいかなと思います。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   よろしくお願いいたします。  私からは2点、一括でお願いいたします。不登校児童生徒の件と特別支援教育児童生徒の件になります。  1点目の不登校児童生徒指導要録上の出席の取扱いについて令和3年度中に取り決めたいということで書いていただいているんですけれども、決まった場合に、どのような方法でどのような広報のされ方をするのか、もし決まっていたら教えてください。  もう1点、特別支援教育のほうなんですけれども、こちらは、活用事例の収集と共有をしていただけるということで、もう既に幾つか共有事項なんかも出てきていると思うんですけれども、特別支援学校ですとか特別支援学級に通う子たち情報収集ももちろんなんですが、通常クラスに通う支援の必要な子もいるかと思います。そのあたりの共有の仕方が決まってましたら教えてください。  以上です。 ◎学校保健安全課長   不登校児童生徒指導要録上の出席扱いにつきましては、今現在、教育委員会内に不登校児童生徒に対する評価等検討委員会を立ち上げまして、その方向性を何とか令和3年度中に提示しようということで協議を進めているところです。その方向性が決まりましたら、校長会議、あるいは不登校の担当者会等で提示しながら、各学校へ周知していこうというふうに考えているところです。  以上です。 ◎特別支援教育課長   通常の学級内にもおられる支援を要する子供たちへの活用についても、情報を収集し、また、特別支援教育ハンドブック等においてでも活用事例を報告して共有できるように努めてまいりたいと思います。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  まず、不登校児童生徒のほうの指導要録上の出欠の扱いは、評価の検討委員会を立ち上げて、そこで検討していただいているということで、分かりました。  先ほど江良委員からの要望もありましたように、指導要録上であっても、やっぱり、通知表をもらったときに出席となっていることで、認められたという気持ちがすごく高いというふうに聞いておりますので、ぜひ前向きに御検討をお願いいたします。  支援の必要な児童生徒の皆さんへの共有ですね、通常クラスに通うお子さんに対しても共有していくということで、ハンドブックなどを通じてということで頂きました。こちらも、もしかしたら特別な支援が必要であるかどうか、微妙に分からないといいますか、本人もなかなか訴えができず、実は周りもちょっと分かっていないということもあるかもしれませんので、そういった事例が、特別な子にだけではなく、実はみんなにやりやすい方法ということもあるかもしれませんので、広く共有していただいて、ぜひ活用していただきたいと思います。  最後に要望になりますが、どうしても少数派と言われる不登校児童生徒のお子さんや特別支援の子たちというのは、こうしてちゃんと対応していただけているということで安心はするんですけれども、どうしても全体から見て少数だと、ちょっと取り残されがちなところも教育の中ではあるかなと思いますので、そういった子たちがやりやすい方法というのは実は誰もがやりやすい方法かもしれないという視点でぜひ考えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆ひぐち光冬 委員   一問一答で1点だけです。海外の研究についてお伺いしたいと思います。  頂いたパブコメの資料の11ページの54番の御意見ですね、フィンランドやオランダなどの教育先進国と言われているところ、ここの取組を参考にしてくださいということが書かれておりまして、これは私も全くの同感です。実際にそのことも追記するということで、変更を加えるということですけども、実際にこれまでに海外の事例を研究したり、もしそういう実践をされていたらそれを教えてほしいし、また、これから新年度、海外の研究をする計画がもしあれば、具体的に決まっていればぜひ教えていただきたいと思います。 ◎教育研修課長   残念ながら、きちんとしたというか、そういったところの研究というのは今までございません。マスコミ等とか市販されている本とか、そういったところの情報は持っておりますけれども、研究というところはしておりませんし、来年度も、なかなかそこの研究というようなところについては難しいかなと思いますけども、できるだけ多くの情報のほうを持ち帰っていきたいなと思います。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  よくも悪くも、ここに海外の動向を見ていくということを追記しようとされているわけなので、ぜひちょっと重く捉えていただきたいなと。ただニュースをピックアップしていくだけとかではなくて、確かにこのコロナの状況下で実際に海外に行ったりというのは難しいかもしれないんですが、できるのであれば、やっぱり本当に現地に行ってどんな教育をされているのか視察するというのはすごく有効だと思うので、ぜひ見ていただきたいなと思います。これは、本当に有効に使っているところもたくさんあるだろうし、逆に、私が以前に委員会の場でお示ししましたけども、本当に先生が要らなくなってしまって、各ブースで一人一人が個別にやっているみたいな悪い例もたくさん海外では出てきていると思うので、そんなんも両方含めて、ぜひ積極的に見ていっていただきたいなと思います。実際に計画として位置づけてそこまで踏み込もうということにならないと、ニュースのピックアップぐらいで終わってしまうと思うので、せっかく書き加えること、修正することにしたのであれば、ぜひ積極的に計画にも入れて海外の情報を取っていくということをしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   1問だけお願いします。  6ページに端末のOSについて、クロームブックがよいと思うという、こういう御意見があるんですけれども、この御意見の趣旨はどういう意味なんでしょうかということです。実際、学校現場には、現在、ウインドウズの端末は標準的に装備されているということなんだと思いますけれども、もちろんこのGIGAで用意された端末も含めてね。例えばほかのOSで動く端末が、iOSとかクロームOSとかで動くような端末は学校に置いてあるんでしょうか。 ◎参与   まず、最初のどういった御趣旨かということだけ私から答弁させていただきまして、現在の配備状況等については後ほど谷口課長のほうから御説明させていただきたいと思います。  まず、29番にございますクロームブックがいいと思うというところにつきましては、ほぼ意見をそのまま持ってきているところでございまして、どういった趣旨かというのはこれだけでは分かりかねるところではございますけども、他の自治体等で、クロームですとかiOSとかを使っていることもありまして、その中で何かしらこの御意見を出された方がいいなと思われたんじゃないかなというふうに当局としては思っております。  以上でございます。 ◎教育研修課担当課長   学校の中の配備状況なんですけれども、ほぼウインドウズで占められておりまして、今回のGIGAの端末で30台だけ、西宮養護学校に配備している30台だけがiOSとなっております。そのほか、学校特別支援学級用にということで学校の配分経費でアイパッドを御購入されているという例はたくさんございますので、そこで何台かずつiOSが入ってきている状況でございます。クロームブックは、今のところ入ってはいませんので、ウインドウズとiOSが二大のOSとなっております。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   御答弁ありがとうございます。  これの市の考え方のほうでは、学校現場で使われてきた今までの教材との互換性の問題とか、標準的にウインドウズが使われているということで書いてあるんですけれども、クロームのいいところは、アンドロイドと操作性がまあまあ似ているというか一緒だということと、あと、ハードに対する負荷が、iOSもそうなんですけども、ウインドウズに比べて軽く動くということなのかなというふうに理解してます。ウインドウズの場合は、バージョンアップするたびに、上位互換を保つためにいろいろややこしい、どんどん、どんどん膨れていっている経緯があるので、そういう意味では、クロームブックみたいな選択もあってもいいのかなというふうには思います。  ただ、ウインドウズが標準だと私も思っているし、ウインドウズの選択というのはそれがいいというふうに私も思いますので、このクロームブックを提案された趣旨をちょっと聞いてみたかったなということです。  あと、学校現場でふだん児童生徒の皆さんも、実際、御自分の例えばスマホなんかではアンドロイドを使っているわけですね。それを考えると、操作性についてはいろいろなOSがあって、ここにソフトの互換性のことも書いてあるんだけども、いわゆるエミュレーターみたいなものもあるし、現実、我々議会ではアイパッドを使ってますけども、当然ウインドウズでも見られるようになってますし、そういう意味での互換性というのはそれほど大きな障害にはなってないのかなというふうにも思ってます。  それで、そこら辺のことも児童生徒の皆さんに、日常的にはスマホはアンドロイドだよねみたいな話もぜひしてあげてほしいと思いますし、そういう多様性の中でどういう選択をしてきたのかというような理屈をぜひ教えてあげてほしいなというふうに思います。プログラミング教育をはじめとして、既にコンピューターの仕組みみたいな話もしていただいているというふうにはお聞きしているので、せっかくの機会なので、今後とも、何で一人一人がデバイスを持ってこういうやり方が始まったのかとか、何のためにしているんだとか、どういう仕組みになっているのかみたいな話はぜひ折に触れてしてあげてほしいと思うし、西宮の教育界のデジタル革命のパイオニアなんだみたいな、子供たちにしっかりそういう意識を持っていただいて、大人の人にも教えてあげられるぐらいの、そういう知識と教養を身につけていただけたらなというふうに期待しております。  以上です。 ◎教育研修課担当課長   すみません、一つだけ補足をさせてください。  今回、ウインドウズのOSを選定した大きな理由として、オフラインでも稼働するというのが大きな理由としてございます。クロームOS、iOSに関しては、ネットワークがないと動かないといったような状況が発生することがあり得ると思いましたので、私どもといたしましては、検討した結果、ウインドウズでOSをそろえて、オフラインでも安定して利用できるような環境を御提供しようと考えた次第でございます。  以上です。すみません、補足です。 ○一色風子 副委員長   2点について一問一答で、先ほどの江良委員と田中委員の質問の中で少し確認しておきたいなと思った事項がありました。不登校のことについてと特別支援教育の関連です。  まず、不登校のことなんですけれども、指導要録上の出席扱いに関しては令和3年度中にということでした。ただ、江良委員の質問の中で、今は出欠の判断というのは各校の校長先生の判断で、校長と協議しながら進めていくというような答弁もあったんですけれども、このあたり、もう令和3年度中には学校ごとの判断というのはなくなって、西宮市としての方針を示していくのか、それとも、ある一定の西宮市としての方針を示した上で、またさらに学校長の判断があるのかどうなのか、そのあたり、確認させてください。 ◎学校保健安全課長   指導要録上の不登校児童生徒の出欠の扱いにつきましては、文科省の通知にありますように、学校長の判断ということについては変わりません。ただ、一定の方向性を示すという意味で、評価等検討委員会教育委員会内に立ち上げて検討を進めていくというような形を取っていこうと考えております。
    ○一色風子 副委員長   最終判断は学校にあるんだけれども、方針としては教育委員会がこういった方針を一応ベースとしてつくっていくということで確認させていただいてよろしいですか。 ◎学校保健安全課長   そのような考え方で進めていきます。この検討委員会の中で一定の方向性を示していくというようなことで考えているところです。 ○一色風子 副委員長   分かりました。またそのあたりのことを詳しく今後お知らせいただけたらと思います。  2点目の特別支援教育のことなんですけれども、事例の共有としてハンドブックを通して学校の中で共有されていくということだったんですが、このハンドブック、西宮市特別支援教育のハンドブックを配付していますということなんですけれども、ICTに係るページというのは今後の作成で、まだ今はない状況だと思うんですけれども、これは、障害のある児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導や支援、就学等事務を行うためにというふうになっているので、先ほど田中委員のほうから全ての子供たちに必要な支援になるようにというような御意見もあったので、私もそうあるべきだろうなと思うので、この特別支援教育のハンドブック内だけで周知されていると少し見落としがあるのではないかというふうに考えるんですけれども、そのようなことはないのか、それとも、ある一定違う方法を考えなければいけないのか、そのあたり、どうでしょうか。 ◎教育次長(佐々木理)  ただいまの質問内容についてお答えさせていただきます。  委員から御指摘のとおりで、特別支援教育を受けている子供たちだけに限った周知という形ではないというふうに思っております。全ての子供たちに汎用性のある、先ほど御指摘にもありました、やっぱり不登校の子にやりやすいことはほかの子供たちにとってもやりやすいことだということがございますので、全ての子供たちに対するグッドプラクティスを集めたような形で周知していくというような方向性で進めていきたいというふうに思っております。またそこで特別支援に特化したものがあるんであれば、それはハンドブックのほうにも載せていくというような形で取り組めたらと思っております。  よろしくお願いいたします。 ○一色風子 副委員長   もう一つ確認なんですけれども、今の佐々木次長のお答えですと、2種類の事例集みたいなものが出来上がるというわけではないのですか。 ◎教育次長(佐々木理)  グッドプラクティスは一つ出します。もちろんその中で特別支援に特化したものは抜き出してお示しすることはあるということでございます。 ○一色風子 副委員長   分かりました。  そのあたり、学校園の中での先生方ももちろんなんですけれども、保護者へのそういった方法、事例というものをきちんと先生から伝えていくということも重要やと思うんですけれども、情報として目に見えるような形で保護者の方にも何かしらの形でそのあたりが見られるようなものというのは作成される予定はありませんか。 ◎教育次長(佐々木理)  今のところ、その具体は正直持っておりません。ただ、今御指摘も受けましたので、その方向も考えていきたいと思います。 ○一色風子 副委員長   ぜひそのように進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○八代毅利 委員長   それなら私から。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお預かりします。 ○八代毅利 委員長   2点だけ、デジタルディバイドについてです。一問一答で。  まず一つ目が、養護学校なんですが、養護学校でのICT化において必要な機材は全部そろう状況でしょうか、お答えください。 ◎特別支援教育課長   一部、海外から輸入しなければならない装置で向こうの出来上がりがちょっと遅れているというような情報は耳に入っておりますが、何らか整えていくように、入出力装置等、進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○八代毅利 委員長   ありがとうございます。  やはりデジタル化の中で取り残される方がいてはいけませんので、ぜひ、輸入物で、コロナはあんまり関係ないかもしれませんけど、いろいろ事情があって遅れてくるということだそうですので、ぜひしっかりと対応をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  もう1点が、2点目ですけど、外国籍の子供さんですね、日本語がなかなかまだ十分できない子供さんについて、このデジタル化への対応のためにどのような支援をされていくのか、お答えください。 ◎学校教育課長   海外にルーツを持つ児童生徒につきましては、1人1台の端末は持っているわけなんですけれども、特にコミュニケーション、保護者の方を含めたコミュニケーションを取るというところの難しさがこれまで課題としてありました。そうしたときに、やはりこういった端末の翻訳機能などを使って、そういうコミュニケーションをスムーズに図っていくというようなところが進むのではないかと考えております。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ありがとうございます。  確かにグーグルで非常に翻訳機能とか――グーグルを使うのか何を使うのか知りませんけど、そういうのをぜひフルに活用いただいて、そういう子供たち、外国にルーツを持っている子供たちが早く日本語になじめて、また、タブレットにもなじめる、そういう御支援をぜひしっかりお願いしたいと思います。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   今、八代委員長からの質問で、関連質問で1点、質問させてください。  今、養護学校のほうのお子さんたちにタブレットを使う際に必要なものがまだ少しそろっていないという御答弁を頂いたんですけれども、たしか養護学校のほうには予算がついていて、各学校の特別支援のお子さんたちに必要なものは各学校の予算の中からというふうな答弁を以前頂いたかと思います。今現在で、各学校のほうで何か学校ごとに用意されている補助機具的なもの、何か既に購入されている学校があれば教えていただけますでしょうか。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお返しします。 ◎特別支援教育課長   現在、その調査をしておりませんので、今お答えすることはできませんけれども、今後、どのような機材を購入し、活用しているのか、調べてまいりたいと思います。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  前に養護学校のほうに予算がついたときにもお願いしていたんですが、各学校のほうで各学校の予算でするのは、それは何か違うのではないかとそのとき一色副委員長からも御指摘があったように覚えております。必要であれば、やっぱりどの子もみんなが同じように使えるものであるとしたら、それなりの予算も必要なのではないかなと思いますので、今後ぜひ調べていただきまして、そういう事例がありましたら前向きに御検討いただきますようお願いいたします。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  この際、お諮りします  本委員会所管事務中、1、学校教育及び社会教育について、2、子供・子育て支援サービスの向上について、以上2件について閉会中の継続審査にしたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  ここで、3月末をもって退職されます坂田教育次長に一言御挨拶を頂ければと存じます。 ◎教育次長(坂田和隆)  貴重なお時間を頂戴し、申し訳ございません。  ただいま委員長から御案内いただきましたとおり、私、この3月末をもちまして定年を迎えることになりました。昭和60年――1985年に入庁以来、36年間、非常に月並みな表現ではありますが、あっという間に駆け抜けた感がございます。この間、市役所の諸先輩や同僚の皆さんに支えていただき、また、市議会議員の皆様方にも公私にわたりまして何かと御指導等を頂きましたおかげで、何とかここまでやってこれました。  特に平成20年に課長を拝命以降は、一般質問や委員会の事前調整等、様々な場面におきまして議員の皆様方には何かと私の至らぬところから御心配や御迷惑をおかけしたことが多々ございましたが、その都度、適切に御指導、御鞭撻いただき、いつも助けていただきました。この間の御交誼に対しまして改めて深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。  今後は、一市民といたしまして、職員の皆さんの日々の奮闘ぶりを陰ながら応援するとともに、市議会議員の皆様方の御活躍を心よりお祈りしていきたいと考えております。  本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。(拍手) ○八代毅利 委員長   今後も健康には十分御留意の上、また別の場で御活躍されますことをお祈り申し上げます。  長年にわたって本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。  本日は、GIGAスクールスタートパッケージ(案)についての説明を頂き、また、質疑をさせていただくことができました。  これをもって教育こども常任委員会を閉会します。  御協力ありがとうございました。           (午後1時50分閉会)...