• 大川小(/)
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  1. 西宮市議会 2021-03-15
    令和 3年 3月15日予算特別委員会教育こども分科会−03月15日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 3年 3月15日予算特別委員会教育こども分科会−03月15日-01号令和 3年 3月15日予算特別委員会教育こども分科会              西宮市議会               予算特別委員会教育こども分科会記録               令和3年(2021年)3月15日(月)                  再 開  午前 9時56分                  閉 会  午後 4時42分                  場 所  4号委員会室 ■審査事件  (教育委員会(学校教育部))   議案第302号 令和3年度西宮市一般会計予算  (教育委員会(社会教育部))   議案第302号 令和3年度西宮市一般会計予算
     (教育委員会(教育総括室/学事・学校改革部))   議案第302号 令和3年度西宮市一般会計予算  (こども支援局・教育委員会)   議案第302号 令和3年度西宮市一般会計予算 ■出席委員   八 代 毅 利 (主  査)   一 色 風 子 (副 主 査)   江 良 健太郎   大川原 成 彦   菅 野 雅 一   坂 上   明   田 中 あきよ   ひぐち 光 冬 ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   山 田 ますと (委 員 長) ■傍聴議員   な   し ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)  (こども支援局)   こども支援局長 時 井 一 成  (教育委員会)   教育長     重 松 司 郎   教育次長    坂 田 和 隆   参与兼教育人事課長           八 橋   徹   参与      澤 谷   航   教育総括室長  薩 美 征 夫   教育総務課長  竹 村 一 貴   教育企画課長  吉 田 巌一郎   教育職員課長  秦   淳 也   学校管理課長  山 下 博 之   学校施設計画課長           柏 木 弘 至   社会教育部長  上 田   幹   地域学校協働課長           谷 口 博 章   地域学校協働課担当課長           後 迫 竹 宏   地域学校協働課担当課長           宮 後 賢 至   文化財課長   俵 谷 和 子   地域学習推進課長           石 井 紀 子   読書振興課長  北   裕 幸   読書振興課担当課長           中 西 しのぶ   青少年育成課長 牧 山 典 康   青少年育成課担当課長           野 田 昭 治   教育次長    佐々木   理   学事・学校改革部長           津 田 哲 司   学事課長    因 幡 成 人   学校改革課長  河 内   真   学校改革課担当課長           佐々木 秀 樹   学校教育部長  漁   修 生   参事      濱 路   学   学校教育課長  木 戸 みどり   学校保健安全課長           中 前 洋 一   学校保健安全課担当課長           金 井 温 宏   学校給食課長  西 川   哲   特別支援教育課長           原 田 綾 女   教育研修課長  木 田 重 果   教育研修課担当課長           谷 口 麻 衣  (土木局)   学校施設保全課長           南 野 隆太郎           (午前9時56分再開) ○八代毅利 主査   ただいまから予算特別委員会教育こども分科会を再開します。  これより審査日程に従い審査を進めます。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、新規事業あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについては重点的かつ簡潔に、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いします。  なお、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  初めに、教育委員会所管予算の概要について説明があります。 ◎教育次長(坂田和隆)  令和3年度の一般会計当初予算につきまして、お配りしております資料により教育委員会所管分の概要を御説明いたします。  なお、百万円未満の読み上げは省略させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、2ページをお願いします。  教育委員会が所管する一般会計の予算額は234億8,500万円で、前年度に比べ8億7,600万円、率にして3.6%の減となっております。これは、春風小学校の校舎改築工事が令和2年度に完了したことなどによる投資的経費の減額が大きな要因となっております。また、市全体の一般会計に占める予算額の構成比は12.1%となっており、前年度の12.6%より0.5ポイントの減となっております。  次に、性質別に見ますと、消費的経費は167億1,700万円で、前年度に比べ4,500万円、率にして0.3%の増でございます。増減額の主な理由としましては、人件費で、令和3年度の定年退職者数が2年度より少なくなることによる退職手当の減など2億6,200万円の減額となっております。  その下、物件費は、児童生徒用のタブレット端末導入による借り上げ料や、タブレット端末の故障などの問合せに対応するためサポートデスク増強に係る委託料を増額するなど、2億7,800万円の増額となっております。  その二つ下の扶助費は、令和4年度の新入学児童生徒の学用品費に対する支給単価の引上げ、対象児童生徒数が増えることによる就学奨励金など、3,500万円の増額となっております。  また、投資的経費につきましては67億5,100万円で、前年度に比べ9億1,900万円、12.0%の減となっております。これは主に、春風小学校の校舎改築工事が令和2年度に完了したことなどによるものでございます。  次の3ページから9ページにかけましては、教育委員会が所管する歳出予算の対前年度比較表となっております。予算事業ごとに、事業内容や主な増減理由などを記載しておりますので、適宜御参照くださいますようお願いいたします。  次に、歳入について御説明いたしますので、恐れ入ります、1ページにお戻りください。
     このページは、教育委員会所管一般会計予算について、歳入は款別に、歳出は項別にまとめたものでございます。  表の左側を御覧ください。  2行目、国庫支出金につきましては、事業の進捗に伴う春風小学校や西宮養護学校の校舎改築工事に対する国庫負担金や、・中・特別支援学校の施設整備に対する国庫補助金など、全体で5,300万円の減額となっております。  その四つ下、繰入金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により西宮市立中学校に在籍する生徒の海外派遣を中止したことなどにより、全体で600万円の減額となっております。  その下、諸収入につきましては、学校給食の食数増に伴う給食費負担金収入などにより、全体で1,000万円の増額となっております。  なお、10ページから11ページにかけまして、教育委員会が所管する歳入予算の対前年度比較をまとめております。各歳入につきましては、内容や主な増減があったものを記載しておりますので、御参照くださいますようお願いいたします。  次に、12ページを御覧ください。  12ページから15ページにかけまして、令和3年度に実施する主要な事業等の概要を記載しております。一番右側の欄に該当する予算事業名と事項別明細書の掲載ページを記載しておりますので、御参照ください。  また、16ページは、学校施設整備事業の校種別明細で、令和3年度に実施する事業のそれぞれの予定を記載しております。  以上、簡単ではございますが、令和3年度当初予算の教育委員会所管分についての概要説明を終わります。  御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○八代毅利 主査   予算概要の説明は終わりました。  まず、議案第302号令和3年度西宮市一般会計予算のうち教育委員会学校教育部分を議題とします。  当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   4点について一問一答でお願いします。1点目、学校給食のアレルギー対応について、2点目、発砲事件について、3点目、いじめについて、4点目、35人以下学級について。  1点目の学校給食のアレルギー対応について質問します。  事務事業評価シート198ページの給食管理運営事業に関連して、学校給食のアレルギー対応について伺います。  市内の小・中学校と義務教育学校、特別支援学校の児童生徒でアレルギー対応が必要な児童生徒は何人ですか、給食を一部除去している児童生徒は何人ですか、市内の学校で学校給食が原因と見られる食物アレルギー症状の発生状況はどうなっていますか、ヒヤリ・ハット事例はどの程度報告されていますか、御答弁ください。 ◎学校給食課長   令和元年度5月現在のデータですが、市内全児童生徒約3万8,000人に対して約1,170人にアレルギーの対応をしております。そのうち844名に除去対応をしております。  また、委員がおっしゃられたヒヤリ・ハット事例といたしましては、学校給食課へ報告を求めているのは給食の誤配・誤食によるものです。そのうち食物アレルギー症状の発生状況は、例年約10件程度、誤食・誤配が報告されており、令和元年度は11件の誤食・誤配が発生し、症状が現れた事例は6件ありましたが、大事には至っておりません。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   文部科学省が平成27年3月に作成した学校給食における食物アレルギー対応指針では、各学校において、校長を委員長とする食物アレルギー対応委員会を設置して、給食対応の基本方針を定め、保護者との面談で児童生徒のアレルギーについての状況を確認し、対応の決定と公表を行うことを求めています。本市の取組状況について説明してください。 ◎学校給食課長   食物アレルギーがある児童生徒については、学校生活管理指導表の提出を求めるとともに、保護者との面談において、既往歴などを聴取し、学校での配慮事項、緊急時の対応を確認した後、これらの情報を基に食物アレルギー検討委員会を設置し、取り組むように指導しております。この検討委員会で決定した内容を受け、改めて保護者に対し学校での取組や緊急時の対応について確認しており、必要に応じて面談することになっております。また、これらの内容を校内で共通理解を図っております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   教育委員会は、各学校のアレルギー対応についての取組をどのようにしてどの程度把握していますか、アナフィラキシーショックなどの緊急事態が発生した場合、各学校にどのような対応をするように指導していますか、緊急事態の発生時、迅速に教育委員会に連絡が来る体制になっていますか、医療機関や消防局などとの連携体制はどうなっていますか、御答弁ください。 ◎学校給食課長   まず、学校給食に関する部分についてお答えいたします。  学校給食におけるアレルギー対応については、ウズラ卵を含む卵とマヨネーズの調理最終段階での除去をしております。また、除去食の提供、アレルゲンの入った献立についての除去対応、牛乳の提供の停止など、一律の対応を行っております。  以上です。 ◎学校保健安全課長   引き続き、学校保健安全課から回答いたします。  教育委員会では、エピペンを所持している児童生徒やアレルギーに関する校内研修の実施状況について把握しています。  各学校におけるアレルギーの緊急対応については、主治医が記載した学校生活管理指導表に基づき、保護者と相談し、決定しています。また、実際に対応した場合は、経過観察を記録するよう指導しています。  緊急事態の発生時には、学校から教育委員会へ速報が入る体制になっています。学校には、再発防止に向けた対応を協議し、その内容をアレルギー報告書として提出するよう求めております。  西宮市医師会及び西宮市消防局とは、市立学校園として緊急時に使用する学校生活管理指導表などや緊急時の搬送等について共通理解し、連携しております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   学校給食における食物アレルギー対応については、給食室での除去食対応や教室での担任教諭による除去対応を行うことが基本で、代替食の対応をしていません。児童生徒は、栄養を補完するため弁当などを自宅から持参する必要があります。栄養不足を補完する一部弁当の持参について明確な基準はありますか、各学校の対応任せですか、教育委員会として推奨する水準はありますか、御答弁ください。 ◎学校給食課長   給食を全て食べない、または一部除去する場合に代替食の持参を認めています。その際、個別の状況もあることから、保護者に対して栄養素やエネルギー量の水準基準までは示しておりません。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   アナフィラキシーショック発生時のためのアドレナリン自己注射薬「エピペン」について伺います。  携行や使用の基準はどうなっていますか、どのような状態になったときに誰が打つことになりますか、御答弁ください。 ◎学校保健安全課長   アドレナリン自己注射薬「エピペン」の処方及び使用に関する基準は、主治医の指示によるものとなっております。主治医の記載した学校生活管理指導表に基づき、保護者と学校は、保管場所やエピペン使用の基準などを確認し、緊急対応の詳細について決定しています。また、エピペンの注射は、基本的には児童生徒本人が打つことになりますが、児童生徒が注射できない状況にあるときには、人命最優先の観点から、周りの教職員が本人に代わって速やかに注射することとなっております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  2点目の質問に移ります。発砲事件について。  事項別明細書395・396ページの款50項05目20の教育指導費の説明欄、生徒指導事業経費に関連して、発砲事件への対応について伺います。  本年3月3日未明、市内久保町で発砲事件と見られる事件が発生しました。近隣には保育所や学校などがあり、子供たちの遊び場として人気がある西宮交通公園や東三公園もあります。発砲事件は、多くの子供たちが毎日通行する道路沿いで発生しました。市教育委員会は、現場近くの各学校に登下校時の見守りを強化するように指示しました。この事件は、多くの市民に恐怖と不安を与え、これまでの穏やかな市民生活を一変させました。子供たちにとっても、事件への警戒が続く毎日は大きなストレスになっています。銃器使用による暴力は、悪質かつ卑劣な行為であり、断じて許されるものではありません。今回の発砲事件に対して強く抗議します。警察においては、一日も早く犯人を検挙することを求めます。  私たちは、安全で平穏な生活を守るため、銃犯罪を全市民を挙げて根絶する取組を進めなければいけないと考えます。教育委員会として、子供たちがこのような事件に絶対に巻き込まれないように、体制や環境づくりに努める必要があります。子供たちに事件についての概要を伝え、状況に応じて、子供たちが事件などで受けたストレスへのケアも検討する必要があると思います。市の考えを聞かせてください。 ◎学校保健安全課長   今回、事件が発生したときには、警察署より教育委員会のほうに早朝に連絡を頂きました。そして、各学校に早朝の段階ですぐに連絡するもなかなか連絡がつかず、対応を全て準備することはできなかったんですけれども、各学校において、児童生徒の登校時に教職員による見守りを強化して、子供たちが安心できる環境を整えました。また、教育委員会としても、青少年補導課による青パトの周辺パトロールを行い、安全・安心な環境づくりに対応しております。そして、警察とも情報の共有をして、登下校時のパトロールを強化していただきました。そして、学校では、報道された内容などから、事件に関する危険性について各学校で指導いたしました。同時に、かけがえのない命の大切さを指導しております。しかし、子供たちの中には今回の事件でストレスを抱えている場合もあり、学校現場で教職員がアンテナを高くして子供の様子を観察し、変化があった子供への聞き取りやスクールカウンセラーのカウンセリングなどにつなげるような対応を進めております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  3点目の質問に移ります。いじめについて伺います。  事項別明細書395・396ページの款50項05目20の教育指導費の説明欄、生徒指導事業経費に関連して、いじめについて伺います。  いじめの発生状況はどうなっていますか、御回答ください。 ◎学校保健安全課長   いじめの発生件数は、令和元年度、小学校では234件、中学校では160件でした。令和2年度は、小学校では161件、中学校では81件で、前年度よりも減少しておりますが、これは、新型コロナ感染症による臨時休業の影響も考えられます。学校現場では、軽微な事案も含めて積極的にいじめの認知をするように取り組むことで、早期の対応ができて、重大化を防ぐことにつながり、いじめの芽を摘むという考え方で取り組んでおりますので、認知の件数は増加する傾向にあります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   新型コロナウイルス感染症に感染した児童生徒へのいじめや差別は発生していませんか、御回答ください。 ◎学校保健安全課長   新型コロナによるいじめの報告はございませんが、校内で陽性者が出た情報を聞きつけてSNSに誰が感染したかを詮索するような書き込みをするという行為があったとの報告がございました。また、コロナにより学校行事が変更されたなどとデマ情報を拡散させるような行為の報告もございます。小学校では、子供同士で何とか菌という言葉による嫌がらせの行為の報告がございます。コロナ禍の新しい生活様式で手洗いや換気に児童自らも取り組んでいる反面、仲間を菌に例えて嫌がらせ行為に及んでいることから、心のアンバランスが生じていないか心配しているところです。子供たちにとってえたいの知れないものへの不安があるようで、学校現場では、子供たちの様子をしっかりと見て寄り添い、丁寧な指導を心がけております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  4点目、35人以下学級について質問します。  今後どのようなスケジュールで35人以下学級を進めますか、教員の配置や教室の増設などの課題も多いですが、どのような段取りでこれらの課題を克服していきますか、35人以下学級の実現でどのような教育効果が得られると考えていますか、御答弁ください。 ◎教育総括室長   現在、いわゆる義務標準法で定める学級編制の標準は、1クラス当たりの上限を、小学1年生のみ35人、小学2年生から中学3年生は40人とされています。これを小学校全学年で35人に引き下げる改正案が閣議決定され、先週末から本格的な国会審議が始まりました。  スケジュールは、令和3年度から2年生、令和4年度には3年生といったように、5年かけて1学年ずつ段階的に移行することとなっております。  兵庫県では、新学習システムにより既に小学4年生までが35人以下学級になっておりますので、本市の場合は、令和6年度に小学5年生が、令和7年度に小学6年生がそれぞれ35人以下学級に移行することとなります。  実施に当たっては、委員御指摘のとおり、教室の確保が課題で、令和2年5月1日現在の児童生徒数をもって試算すると、最終的には小学校全体で6教室が不足する見込みで、仮設教室が必要になると考えております。また、教員については、県教育委員会が配置することになりますが、きめ細かな少人数指導など、これまでの加配措置がどのようになされるのか、国や県の動向を注視し、市としての対応についても今後検討してまいります。  また、35人以下学級による教育効果についてですが、国では、少人数学級を導入する意義として次の3点を挙げ、議論されてきました。  1点目は、新型コロナ感染症対策として身体的距離を確保しやすくなるということですが、移行完了時には感染が収束している可能性もあります。  2点目は、学習面や生活面でのきめ細かな指導の推進です。子供たちに目が行き届きやすくなり、会話が進むメリットはございますが、その効果については検証する必要があると改正案の附則にも明記されており、現在のところは不明です。  3点目は、学級規模の縮小による教員の負担軽減です。ただし、多様化する課題に対応するためには、併せて加配教員の配置や部活動の運営の見直しなど、多様な取組も欠かせないという意見も出されております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   仮設教室が必要になると考えている学校はどこでしょうか、御答弁ください。 ◎教育総括室長   先ほど申し上げました不足する学級数は、令和2年5月1日現在の児童生徒数を基に試算したものです。児童数の減少によって今後恐らく影響は少なくなっていくものと予想されますが、推計の推移を見守りながら、教室転用の可能性なども踏まえて精査していく必要がございますので、現段階で学校名を挙げてしまうと、いたずらに市民の皆様に誤解を与え、不安をあおってしまいます。よって、この場ではお答えを控えさせていただきたい、このように思っております。何とぞお許しを願います。 ◆菅野雅一 委員   以上です。  ありがとうございました。 ◆坂上明 委員   一問一答で6問、そんなに長くやりませんので。一つ目、部活動、これは中学校に限定していきます。2番目に新学習指導要領、3番目に歴史、近現代史のところで1問、南京事件のことでちょっと聞きたいと思います。4番目、学びの指導員、5番目、不登校、そして6番、呼称――生徒に対する呼び方、この呼称について。以上6問です。  まず、部活動なんですけれども、中学校と高校というのは、もちろん皆さん、スポーツをやっていらっしゃる方だったら、当然、いろいろな考え方が変わってきているということはよく御存じだと思うんですけど、全国的に、今、少し部活動について問題になっていることということを視野に入れた質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
     中学校の部活動は自主的な位置づけなんだけれども、大体中学生の場合は、全体の9割が部活動に入っている、そのように言われております。そして、学校によっては、全ての子供たちに部活動に入りなさいと言っている学校が約3割、また、それに合わせて教員全員に顧問になりなさいというふうに言っている学校が9割ある、このように言われております。そのため、多くの子供たちが、学業との両立ということについてなかなか悩みを持っている生徒が多いということ、そして、教師も、反面、休みたいんだけれども、なかなか部活動があるから休めないんだというふうなこと、そのために、今いろいろと考えられているのが外部指導員であったり外部委託、あるいは民間委託。これは最近よく新聞にも載っておるんですけれども、ほかには、学校の枠を超えて――昔は合同練習をやっていたというふうなところがあったんだけれども、今はそれは、強いもの同士がこうやってみんなでやろうじゃなくて、あんたとこはこれやりいよ、うちはこれをやるからというふうな、そういう分散型の合同の練習をやっているところもあるというふうに聞く。また、朝練習は駄目、土、日、祝日は駄目、夏休みなんかには練習をするな、このようなことが全国的に問題になり、最初にも言いましたように、部活動に対する考え方というのが、生徒はもちろんのこと、教員も全然個人差があって、どれが正しいのかといったら、僕は、部活動は一生懸命やるほうやというふうなことにどうしても頭が行ってしまうので、こういう質問になるんですけれども、今、僕がるる説明をさせていただいたんですが、西宮市に置き換えていただいて、今後の部活動――中学校の部活動は何も競技一辺倒ということではないということは僕は認識しておるんですけれども、それも含めての今後の中学校の部活動問題について、今いろいろと考えていらっしゃることがあったら教えてください。 ◎学校教育課長   今お話がありました部活動につきましては、平成30年度から部活動推進委員会を持ちまして、部活動の在り方について協議してまいりました。その中で、西宮市の部活動方針を定めていったり、各学校が部活動方針を公表していったりというようなところで、部活動そのものが、活動状況が分かりやすい状況というようなところを行ってまいりました。その部活動推進委員会の中で、さらに、今後の西宮市の課題としまして、子供たちの部活動、自分たちが例えば学校から親しんできたスポーツが中学校に上がった段階ですることができないであるとか、そういったような部分も課題としてございます。そうした部分を、学校、それから地域なども含めて、今後、部活動の在り方を引き続き令和3年度以降も部活動推進委員会を開きながら実践研究を含めて研究してまいります。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  自分たちの考えが古いのかも分からないんだけども、最近の民間委託にするとかいうことはどうも理解ができない。というのは、競技をやるということになったら、指導者というものが、休みの日に替わるであるとか、あるいは夏休みに練習をしてはいけないとかというようなことというのは、僕たちにはちょっと考えられなかったことなんですけどもね。何もかにもグローバル化されてきているというのは分かるんですけれども、これは、佐々木次長、ずっと野球もやってらっしゃったということも含めて、個人的な意見を教育次長にお願いするというのはちょっと困るのかも分かりませんけれど、この民間委託や外部指導や、学校は朝練をやめておけとか、土、日、祝日は練習をするなとか、これで今全国的に動いております。体育の関係というのは、自分たちもそっちのほうなので、そのほうでも逆に問題になっておる。しかし、そこには体罰があったりとか、そういうふうなことも含めて今は考えなきゃいけないような時代にはなっておるみたいなんですけど、西宮は、これはどうですか。言うたって、部活動というのは、対外試合のときにやっぱり勝つことを目標にすることというのは当然あることなので、それも含めて御答弁をお願いできますか。 ◎教育次長(佐々木理)  非常にある意味答えにくい部分があろうかというふうには思いますけれども、実際問題、私、前回か前々回かの常任委員会でも、部活動につきましては、やはり部活動というのは、技術面だけじゃなくて生活面もやっぱり含めて、子供たちを丸抱えでこれまで見てきた歴史がある、その中で一定の教育効果を上げてきたというふうに考えていることについては、今も変わっておりません。  ただ、委員からの御指摘もございましたけれども、やっぱり教師の働き方の改革であったりとか、あるいは子供たちの体力面を考えたときに、思春期の時代の子供たちに過度な練習を課することについてはやっぱり少し見直しをしていかなければ、現在の子供たちの発達状況を併せ考えたときに、なかなかやり過ぎていた部分も正直否定できないのかなというようなところはございます。そのあたり、部活を通して得られる社会的な生きていく力であるとか、そういったものを何とか学校教育の中で一つキープしながら、子供たちの体力に合った、あるいはまた、これからの働き方改革につながるような取組をしていかなければいけないかなというふうに思っているところです。そのあたりが、先ほど木戸課長が申し上げました推進委員会等でしっかりと検討されて、西宮市としてよりよい形、子供たちの技術面、体力面も担保しながら、生活面、社会性の育ち、そういったものも同時に考えていけるような形がつくっていければというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   今の子供の育ちの面も含めて言ったら、西宮市の方向性として、民間委託ということについてはどうお考えですか。 ◎教育次長(佐々木理)  民間に委託するということも選択肢の一つではあろうかとは思いますが、先ほども申し上げましたように、やはり子供の育ちというものを考えなければいけませんので、まず第一は学校でできることは学校でする、次は子供たちのことをよく知ってくださっている地域の方々、あるいは教職員OBの方々、そういった方々との協働というものを考えていくのが順序ではないかなというふうに思っているところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   分かりました。  今も言いましたように、中学校の部活動は、おっしゃったように、高校とは全然違っているものだと思うし、その中学校の延長が高校になっているので、中学校の場合は、それで人格形成を――もちろんそれを学んでいくということもよく分かることであって、そこにきつい練習があって、先輩に殴られたりとか、教員に――何で2人、笑うておるんですか。いや、でも昔はそうだったし、何もそれを自分たちは否定もしてなかったんだけども、時代がこうだから仕方がないとしても、いずれにしても、部活動でもそうですけれども、教育の本質からどんどん、どんどん、何につけても、これだというものがだんだん、だんだんぼやけていってしまっているような気がして僕は仕方がないんですよね。いつも言っている運動能力低下も含めてね。その辺は、市として推進委員会のほうで、部活動の本質というのは一体何なんだ、佐々木次長がおっしゃってくれた、本当にそのとおりだと思います。それをやるために実際にどういうことをやっていくんだというのは、やっぱり西宮の独自方式なんかも考えてやっていただければと思います。  文科省が言っていることというのは、自分らが勝手に上から言われて決めて、下に丸投げするんですよ。自分たちはほとんど責任がないような難解なものは文科省が下に下ろしてくるんですよ。だから、その辺は、一番地域の事情が分かっているという教育委員会の方々、あるいは学校の先生方がよく吟味していただいて、今の時代です、体育でしかスポーツをやらないというふうな子供たちが増えている中なので、より一層、今までよりも重要なポストやと思うんですよ。ぜひ考えてやっていただきたい、このように思いますので、よろしくお願いいたします。  二つ目、新学習指導要領なんですけれど、これは、ちょっと確認したいという意味で取り上げさせていただきました。  この4月からは中学校のほうで、今年度は小学校、その前年度は幼稚園なんですけれども、小学校の場合に限ってお聞きするんですけれど、今回この学習指導要領が大きく変わったのが、外国語教育であったり、あるいはプログラミング教育、そして道徳教育というものだったと思うんですよね。  ちょっとお聞きしたいのは、プログラミング教育というのは、残念ながら、自分ははっきり分からないので、もっと勉強させていただかなければ、自分が勉強するほうなので、これはちょっと置いておきまして、外国語教育が、5・6年生が外国語科のような形、つまり格上げになって、外国語活動としては3・4年生に変わるということ、これは今回1年目に突入したということで、年度末を迎えるんですけれども、ここで大きく前回と変わったとか、6月から授業が始まったので、そういうサンプルが少ないかも分からないけれども、その辺はどうなのかということ。  それともう一つ、僕が一番望んでいた道徳教育の正科目化というのがやっと実現し、1年間やってきているんですけれど、その辺のところでどういうふうに子供たちの現場が変わったかという、この状況を教えていただきたいと思って質問に取り上げました。よろしくお願いします。 ◎教育研修課長   小学校の外国語活動の点についてお答えいたします。  本年度から3年生、4年生で外国語活動が新たにスタートしたということでございますけれども、それまでに5年生、6年生でいろいろと外国語活動というのがされておりましたので、先生方にとっては今までやってきたというふうなところがございますので、比較的スムーズに3年生、4年生の1時間の外国語活動がスタートしているというふうに思っております。  以上です。 ◎学校教育課長   道徳につきましても、今回の新学習指導要領の全面改訂に先行しまして、平成29年度から特別の教科道徳として小学校のほうで取り組んでおります。その中で、教員のほうも含めまして準備をしてまいりました。やはり何よりも実践できる道徳――求められた答えを受け答えするだけではなくて、やはり実践力のあるものとなっていくようにというような部分が願いとして込められております。授業の中でも、対話的な部分を増やしていって、そうした力をつけていくように授業をして、子供たちの変容を見取っている状況でございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  まず、英語教育のほうなんですけれども、やはり3年生からそうやると、時間をかければかけるほど間違いなく学力は上がっているということで、これは間違いないんですよね。 ◎教育研修課長   3年生、4年生におきましては、英語、外国語に慣れ親しむというふうなところでございますので、そのことが学力につながったかというところについては、ちょっと定かではないかなというふうに思っております。 ◆坂上明 委員   分かりました。  道徳教育のほうなんですけれど、正教科にするかどうかでいろいろやって、やっとできたというような感じなんだけども、このときに問題があったのは、なぜ正教科にしたのか、もし正教科にした場合にどのような授業を求めるのであるかとか、あるいはどのように子供たちを道徳教科に関して評価をするのかとか、今後の教育課程はどのような形で編成していくのかということが正教科にする前の難しい、つまりどういうふうにしていったらいいんだということが非常に悩ましいところだったんだけども、この辺は、木戸課長、ばっちりと西宮の場合はできてらっしゃるんですかね。 ◎学校教育課長   今御指摘があった部分は非常に大きな課題だと感じておりましたので、やはり年月をかけて研修のほうを随分進めてまいりました。特に評価のことにつきましては、十分に、特別の教科道徳になる前年度あたりから各学校で子供たちをどういうふうに励ましていくような評価ができるのかということを各学校が校内研究会などを通じて熟議して取り組んでおります。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  これは、正教科になったということは本当にうれしいことで、ここで西宮の子供たちがどんどん人間が磨かれていくということを心より期待したいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  次に、南京事件と今言いました。僕は、前々回の一般質問で戦争についての教育というものの質問をやらせていただいて、それとは外れたところの南京事件――戦争の一部、もちろん日中戦争ですから一緒になるんですけれども、南京事件のことについて、これは、前の歴史の解釈力のときにも質問でこれを取り上げたことがあるんですけれども、来年度から中学校が使う、西宮の場合は東京書籍の本なんですけれども、これは、テレビ等でいろいろ問題になっておった従軍慰安婦については全然掲載されていないので、それは非常に僕はよかったなと思っておるんですけれど、ただ、この南京事件のことについてこのように書いておるんですよ。この教科書には、この事件は南京大虐殺とも呼ばれている、日本軍は、1937年末に首都の南京を占領し、その過程で女性や子供など一般の人々や捕虜を含む多数の中国人を殺害しました、このように断定しておるんですよね。南京事件って、御存じのとおり、あったかどうかも分からない、あったとされる規模というものも非常にあやふやで、当時の南京市の人口って――昭和12年なんですけれども、南京市の人口というのは20万人、しかし、20万人であるということも正式なのかどうなのか正確な数字は分からない。そこで、20万人のところで30万人虐殺されたというて、これは世界中に中国は発信してまして、抗日記念館のようなものを造っておるわけですよ。そして、子供たちを反日思想にまみれさせるために、そこに毎年、必ず子供たちに行くことを義務づけておるというような、とんでもないことをやっておるんだけれども、いろいろな今までの歴史の資料から見ると、もちろん戦争なんだから、人を殺したりとか、それは当然あることなんだけども、いわゆる今言ったような虐殺というのはまるっきり日本人の場合はないんですよね、いろいろな資料の中で。当時、国民党が300回ぐらい記者会見しているんだけれども、南京が陥落された後、でも、何一つ南京事件に関わるようなことは言っていません。当時、2万人殺されたと国際連盟のほうに中国が主張したんだけども、それも蹴られているんですよね。前にも言いましたけれども、人口20万人がその5年後に25万人に南京市は人口が増えておる、大虐殺があったようなところでそれだけ増えるようなことなんて、到底あり得ないと思うんですよね。しかし、教科書にはこのように断定しておるわけです。これを先生方はどないして教えるんですか。たくさん殺しましたというようなことでおっしゃるのか、まず、こういうことを現場の先生がどういうふうな形で教えられるのか、それを聞かせてください。 ◎学校教育課長   今御指摘がありました南京事件につきましては、教科書の記述に沿って日中戦争の過程でのこととして触れ、詳細な点については調査や研究が行われていることを伝えております。南京事件のような多様な見解がある事柄、未確定な社会的な事象については、偏った取扱いにより、生徒が多面的・多角的に考察したり、事実を客観的に捉え、公正に判断したりすることを妨げることのないよう留意しております。また、歴史学習などに際しては、ガイダンスにおいて、新たな発見や研究により習ったことに対する認識の変化の可能性についても触れております。  以上です。 ◆坂上明 委員   今、木戸課長はそのように御答弁いただいたんだけれども、実際に教科書にはこれだけ断定した文言が書かれておるんですよね。これは無視できませんよ。多面的な、いろいろなことを教えなきゃいけない、そしたら、これに代わる副読本のようなものというのは市としても考えなきゃいけないんじゃないんですかね。僕はそう思うんですけどね。これを書いていた教科書でずっと教えたからといったって、その後に子供たちの頭に一体何が残るかなと思うんですよね。いつも言うように、日本の自虐史観の最たるものであって、中国が必ず外交カードの一つに出してくるようなことなんですよね。中国の切り札みたいなものなんですよ。抗日記念館があるんですから。それで30万人殺されたというようなことを各国の言葉で全世界に発信しておる、しかし、日本は、正式に抗議したことがないんです、これね。その辺のことも含めて言うと、いろいろそういうふうな事例も含めて、子供たちに教えてやっていただきたいですね。今の時代だから、なおさら僕は大事なことだと思うんですよ。何で日本人が日本人をこれだけおとしめるようなことを書くのかなと。大虐殺とこれを言うんだったら、東京大空襲にしても東京大虐殺ですよ。原爆大虐殺ですよ。向こうがやっておることをこういう書き方をしないのが日本の不思議なところなんですけれど、これは、高校のほうでも近現代史というのはどんどん今から重要性を増すというふうなことで、以前、御答弁を頂いておりますけど、この時代のこの国際社会の動きというのは、どうにでも捉えられて、言うたら、戦勝国が言うたことがそのまま通りよるんですよね。しかし、そうではないということを含めて、僕は極めて大事な、子供たちに対して、学習指導要領に載っておる日本人に誇りを持たせるというようなことは、この辺をしっかりと教えるということを必ずやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、学びの指導員。  僕は、別に自分がしていただかなかったから質問するんじゃございませんけれども、来年も学びの指導員、また募集されてますよね。ちょっと確認です。今、学びの指導員というのは何人いらっしゃるんですかね。 ◎学校教育課長   令和2年度につきましては、当初の予定では62校に62名を配置する予定でしたが、途中から国の補助事業も活用しておりまして、学校のほうに、御支援いただく方等、たくさん申出がありましたので、現在190人前後に上っております。  以上です。 ◆坂上明 委員   190人。そしたら、今年度もこの190人の公募ということなんですか。今年度じゃない、ごめんなさい、4月からの新年度です。 ◎学校教育課長   令和3年度の当初につきましては、現在のところの時間数は年間240時間ということで、令和2年度末の年間700時間と比べますと減少しておりますので、そこの部分で全ての方にお願いするという形にはなっておりません。  以上です。 ◆坂上明 委員   分かりました。  今日、僕、この質問をさせていただいたのは、最近は皆さん共通のあれでしょうけど、コロナの関係でなかなか自治会等での集まりというのが制限され、子供たちと話をする機会、例えば祭りとかそういうものもなくなっているような状態なので、話すことも本当に少なくなっているんだけれども、子供たちにとっては、先生なんだけども、学びの指導員というのは先生でもちょっと違う、親しみやすさがあるというようなことで、僕が耳にする限りは、非常に受けがいいように、そのように思います。  ただ、これは教育委員会、耳が痛いかも分からないけども、学びの指導員が自分たちが教師として教室に行ったときなんかに、非常に学校が荒れてますと。多分耳に入ったこと――僕は佐々木次長にも1回言ったことがあると思うんだけど、非常に荒れておると。荒れておるといったら、何かけんかをしているとか、教師に対してどうのこうの、そういうことじゃなくて、つまり、先生がなかなか怒らない、そういうふうなことで、平気で教室内を歩き回っておったりとか、今までだったら、当然、秩序があれだったら叱られておったものが、それが今できないのか、やるのを我慢しておるのか、ちょっと分かりませんけれども、学校が荒れておる。こんな言い方もしてました。そのまま言いますけど、知らぬは議員だけですよと言われましたわ。もちろん僕たちには、今まで到底そういうことが耳に入ってこなかったので、ほんまにわしは全然知らんわというようなことで言ったんだけれども、僕は何人か学びの指導員の人というのは存じ上げておるんですけども、そういう話を聞いてから、ほかの人たちにもそのことを言いましたら、いや、そのとおりですよとおっしゃるんですよね。これは、学校現場、今の時代だから本当に大変なのはよう分かりますけれども、何か対策を打たなきゃいけないんだろうか、全体的なことが僕は分からなくてあえて聞いているんですけれども、その辺はどうですかね。 ◎学校教育課長   学びの指導員の方が授業に入ることによって、教室の前で、一方的にという言い方はあんまりよくないんですけれども、授業者として気づかなかったところを授業後に交流していくことによって、やはり児童生徒の学びあるいは育ちに生かしていけるという部分で連携させていただいているという認識でございます。今、委員のほうから御指摘があったようなケースについては、個々の学校のほうで対応していっているところではないかというふうに考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   僕が聞いたこととちょっとずれているのかなと。ごめんなさいね、木戸課長。学校がそういうふうに本当に荒れているのかどうなのか、今言ったように、荒れるというのは、があっとけんかしたりとか、そういう意味じゃなくて、まあ言ったらだらっとしておると言ったらいいのか、その辺のところの数字であるとか実態というのを把握されているんですかということを僕はお聞きしているんですよ。 ◎教育次長(佐々木理)  学びの指導員に入っていただくということは、やはりそのクラスに対してサポートをしていただくという側面がございます。そういった意味では、軽重をつけるわけではないですけれども、やっぱり学びの指導員さんに入っていただいて授業を進めるべきであるというような学級であったりとかそうでない学級が存在するということは私どものほうでももちろん把握はしておりますし、管理職等の聞き取りから、正直、ここの何年何組の状況が今あんまりよくない状態なんだというような訴えを受けるときもございます。そういった意味では、学びの指導員であったりとか、あるいは学校保健安全課が所管しておりますスクールサポーターであったりとか、そういった方にお入りいただいて、学級運営のサポートをしていただく、そういうことをしておりますので、今、委員がおっしゃられたような実態がないということは言えないというふうに理解しております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ないようにやってくださいね。今の時代やから本当に難しいのかなと思いますよね。尾木ママみたいな、何か訳が分かっておるのか分かってないのか分からんようなのが偉そうなことを評論家としてやってますけども、本当にああいうことで言うていて、いろいろな子供たちの指導ができるのかなと僕は正直思うぐらいなんですけれどもね。  それで、前後するんですけども、呼称、名前の呼び方のことについては最後に聞こうと思っておったんやけど、ちょうど今の学校が荒れているとかそういうふうなことで話をしたことで、ちょっと前後して、5番目に先に呼称について。  これは、産経新聞に、あだ名禁止とか、つまり、ニックネームで呼ぶことについての賛否をアンケートで取ったようなものがあるんです。御存じのとおり、皆様方、僕らも含めて、自分たちが子供の頃であるとか若いときというのは、例えば女の子になったらちゃんづけ、男の子になったら君づけ、場合によってはあだ名と言ったりニックネーム――ニックネームと言ったら何かかわいいようなことをニックネームというふうに認識するんだけれども、とんでもないあだ名で言われたりとかって、そういうことがあり、逆に学校の先生たちも、自分たちの個性で子供たちの呼び方というものはいろいろあったと思うんですけれども、僕は、これはすごく親しみ感であるとかそういうことに対しては、子供に対する呼び方というのは大事だと思うんだけれども、文科省のほうからは、この呼び方をあれせえ、これせえというふうなことの指導は決してないようにほかの資料でも見えるんですけれども、この辺は、西宮市はどのようなことで現場ではやってらっしゃるんですか。学びの指導員なんかの人たちに聞くと、さんづけで呼んでますというふうなこともおっしゃってました。子供たち同士は、例えば下の名前で、明とか雅一とか、そういうふうな感じで呼び合っているけれども、先生の前ではその子供たちも気をつけて、菅野さんとか坂上さんとかというふうなことを言っている、そうやって分けている子供たちもいますと言っているんですよね。でも、これは、どうなんでしょうか、僕がそないして思うのが逆におかしいのかな。子供たちの付き合いであるとか、先生との関係であるとか、この世の中の動きでより一層希薄なものにならないのかなと思って、非常に僕は、名前を呼ぶことの大事さというのは、どういう呼び方で呼ぶかというのは別にしまして、保育園の子に何とかさん、何とかさんというのが果たしていいのかなとか、保育園で卒園式なんかへ行っても何とかさんと言ってますよね、あんな小さな子にね。普通、何とか君、何とかちゃんと言ってあげたらいいんじゃないかなとも思うんだけれども、この呼称についての何か考えというか、いや、こうするんだ、市はこういう方針なんだというふうなことがあれば教えてください。 ◎教育次長(佐々木理)  正直なところ、呼称についての方針は市としては持ち合わせておりません。ただ、子供たち同士の呼び合いの中で、体の一部をもじったような呼び方であったりとか、その子供の尊厳を傷つけてしまうような、例えばいじりであったりとか、いじめであったりとか、そういったものにつながっていくような呼称につきましては、やっぱり厳に慎しむべきというふうに考えておりますので、それを指導するのは生徒指導面でも基本だというふうに考えておりますが、基本的には、子供たち同士が呼び合う呼称につきましては、そういったものでない以上は、子供たち独自の呼び方があっていいんではないかなというふうに思います。  ちなみに、私は、英語教員でございましたので、中学生を授業中に呼ぶときは、ファーストネームで呼ぶことを基本としておりました。これは、ある意味では、英語圏の文化というものを授業の中で体現したいというふうな思いもございましたので、そういう説明を子供にした上で、そういう呼称で呼ばせていただいていた時期があったということは追加してお伝えしておきたいと思います。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   体育の先生はどうなんですか。体育の先生。 ◎学校教育部長   体育の教師というところでございますけども、本当にかなり昔のお話になりますけれども、授業をやるときは、安全を確保するという意味で、さんづけ、君づけというような呼び方を危ないときにはしていなかったなというふうに思います。それから、同姓の子供たち、複数、学級に交ざったりするときは、今だったら許されないことだと思いますけれども、下の名前で呼んだりすることも実際にありました。先ほど佐々木次長からもございましたけれども、やはり人権の問題に関わるようなことにつながるような呼称については控えるべきというふうに思っております。そういったところからしますと、なかなか一律に同じような呼び方でというようなところは難しい状況にあるのかなというふうに考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   僕は、一律に呼んでくれというほうとは全然逆のほうなんです、僕はね。ただ、次長も部長もおっしゃったように、子供たちの身体的な欠陥であるとか、つまり、その子がぐさっと来るようなことで呼ぶのは、それは当然あってはならないことだと思うんだけれど、教員が生徒に対して、おい明とか、坂上とか言うのは、これは非常に親しみ感もあって、僕は嫌いじゃないし、自分も若干、その期間はそないしてやってましたわ。だから、何も強制的でもない、非常に難しいことでもないのかも分からないんだけども、やけに気になりましてね、僕ね。すみません、気になってここで披露するということもそぐわないのかどうか分からないんだけども、これは予算のこういう会議なので、あえて聞かせていただきました。よろしくお願いします。  最後、不登校。  不登校は一体何かというと、まず一つが、今回、コロナの関係でオンライン学習が評価されてきたということだけれども、この不登校の子が学校に来たくない、しかし、オンライン学習をしながら、それで出席扱いにするというふうな学校が増えておるというふうな、これも新聞に載っていたんだけれども、西宮の場合は、何かこういうふうなことがあったのか。なかったらなかったでもちろんいいんですけど、もしあった場合の対策というものも考えておかなきゃいけないと思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ◎学校保健安全課長   コロナの際に、オンラインの活用ということで、不登校児童生徒への対応については、文科省から令和元年10月25日付の通知が出ておりまして、基本的には対面指導をすることによって出席扱いにするというふうに書かれておりますので、基本はそれにのっとった形で行っております。ただ、対面指導といいましても、全ての不登校児童生徒が学校に来られない状況もございますので、それぞれ家庭での学習の状況、それから、オンラインを活用しての状況を判断して、協議の上で不登校の子供たちが出席扱いになるという分については、一件協議でコロナ禍においては対応してきたということでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   今後もしこういうことになってくるとどうするんですかね。というのが、今からどんどん、今回のコロナのおかげと言ったら言葉は語弊があるんですけど、多分、すごく学校教育の体系も変わってくると思うんですよ、世の中全てがね。必ずこういう問題も出てくると僕は思うんですけれど、何か一本ぽんと決めておかなきゃいけないようなことでもあるんじゃないかなと思うんですけど。その方向性だけでもいいですから。 ◎学校保健安全課長   不登校に対する出席扱い、あるいは出席扱いにした場合の評価等については、文科省から通知が来ておりますので、その通知を基にして、西宮市としてどういうふうな形で対応するのがよいのかということを、不登校に対する評価等の検討委員会を立ち上げまして、今、協議を進めているところです。一応、令和3年度中には一定の方向性を出しまして各学校に通知するというような動きを取り組んでいるところです。  以上です。 ◆坂上明 委員   分かりました。ありがとうございます。
     不登校のことなんですけど、一回、僕は中前課長のほうにお電話させていただいて、ちょっと相談したことがあるんですけれども、ある児童――女の子なんだけれど、担任に不信感を持ってしまって、ずうっと不登校が続いておるという子がいるんですよ。もちろんお母さんは、悩みに悩みに悩んでしまっておって、お父さんは、いや、そんなもん学校に行かんかいと。お父さんが強制的に行かそうとするから、そのときは行くんだけれども、より一層それで――それが悪いのかどうなのかだけれど、不登校が続いておると。3学期も、最後なのでもうちょっとしたら担任も替わるじゃないかとかいうふうなことで言い聞かせたりはしているんだけれどもと言っても、これは、小学校4年生の子なんだけれど、小学校の4年生としては心の傷ですよね。担任に不信感を持って全然登校できない状態。親は、一縷の望みとして、学年が替わったときに担任が替わるだろうかとか、あるいは引っ越しまで考えておるらしいんですよね、転校までね。その自宅ではすごい一大事件ですよね。一体何に不信感なんだといったら、私にだけ違う、ほかの子に対するものと私には違う、言葉遣いも違うというふうに4年生の子が言うと言うんですよ。これは僕、多分4年生の子が言っていることが大分筋が通っているんじゃないのかなと思うんですね。やはりその辺は、子供は敏感ですからね。大人には気がつかない敏感さというのが僕は絶対にあると思うし、友達なんかも多い子なので、その友達なんかとは遊ぶんだけれども、要は学校に行くのはあの先生がおるから嫌なんだということ、これは非常に問題点なんだけれども、今どうにかしてくださいというようなことって、なかなか御答弁できないと思うんですけれども、こんなことはあってはならないことでしょう、学校現場ではね。こういうときに担任をどうするんだ、替えればええのかどうのこうのというのは、僕は到底そんなことを言う立場でもなければ、替えたから果たしてどうなんだというような、あとの子供たちもおるのでね、そういうこともあると思うんですけどね。これは、重要課題の一つとして取り上げて、今後、教育委員会のほうでも会議の席で取り上げていただいて――言ったって子供たちの教育ですよ。教育、学校というのは子供のためなんですから、その辺を十分考えていただいて取り組んでいただければ、このように思います。  すみません、少々長くなりました。以上です。 ◆田中あきよ 委員   よろしくお願いいたします。  私からは5点あります。一問一答でお願いいたします。1点目が基礎学力向上事業の学びの指導員について、2点目がトライやる・ウィーク推進事業について、3点目が生徒指導事業について、4点目が不登校児童生徒支援事業について、5点目が特別支援教育事業についてになります。  では、まず1点目の基礎学力向上事業の学びの指導員で、先ほど坂上委員からの質問がありまして、詳しいところを聞けたということなんですけれども、時間数がかなり減るということで、学校現場としてかなりきつくなるんじゃないかなと思います。それで、この学びの指導員の時間数が減るということと、今回のコロナの対応もあって、スクールサポートスタッフの方もかなり入っていただいていたと思うんですけれども、この方たちの配置についてもお伺いしたいと思います。  質問としましては、学びの指導員の方たちの時間数が減った場合の働き方ですね、内容的にどう変わるのか、スクールサポートスタッフの方の配置も併せてお願いいたします。 ◎学校教育課長   学びの指導員につきましては、もともと学習の補助・支援という形で入っております。令和3年度につきましては、タブレット端末を活用した授業も増えてまいりますので、子供たちに対してのそうしたICTの具体的な支援というところもその活動内容に含めてお願いしているところでございます。  先ほど申し上げましたように、現在、年間240時間というところになっておりますが、今年度と同様に、コロナの影響が続いておりますので、今後もまた国の事業等を活用できるものがあればそちらのほうを活用して、時間数を増やすというようなところもしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◎参与兼教育人事課長   スクールサポートスタッフの来年度の配置につきましてお答えいたします。  残念ながら、現時点では国及び県の補助が見込めないため、配置ができておりません。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  学びの指導員について、ごめんなさい、確認なんですけれども、今年度190人ほど入っておられて、先ほど時間数もあって全員じゃなくなるかもしれないということなんですが、人数としては何人ぐらいになるという試算になるのか、もし分かっていれば教えてください。 ◎学校教育課長   こちらのほうにつきましては、それぞれ個々の活動できる時間というのにばらつきがあるかと思われますので、こちらのほうで何人の方がというところまでは現在のところは把握できておりません。年度に入ったら、登録制になっておりますので、もう少し新年度にははっきりと何人ですということがお答えできるかと思っております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  学びの指導員のほうは、またこれから新年度に向けて登録ということで確認できました。  あと、スクールサポートスタッフについては、残念ながらお金がつかなかったということでゼロになるということで、きっと教育委員会のほうでも何とかつかないかと思っていらっしゃったのではないかなと思いますし、現場のほうでも、先生方も、やっぱり一旦こうやって入っていただいて、サポートしていただくと、時間的にも心の余裕ですとかかなり違ったのではないかなと思います。このスクールサポートスタッフについてゼロになるということは、かなり現場の働き方改革と逆の方向に向かっていくのではないかなと思うんですけれども、例えばコミュニティ・スクールも始まるということで、地域の方のお力を借りるですとか、今までとできるだけ変わらずに現場の先生方の負担を減らすという方向で何か検討されていることはありませんでしょうか。 ◎参与兼教育人事課長   その部分について、ついておりませんので、また学びの指導員を広く活用することですとか、市費の事務員がおるんですけども、それを今臨時で入れているところにつきましては、業務内容としまして来年度から新たにそういう消毒等の作業を付け加えるなどして、教職員の負担軽減に努めたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  考えていただいているというところで、現場の先生たちも何とかしようということで市全体で考えていかれるのかなとは思うんですけれども、なかなか苦しい状態だなと、今お伺いしていても、臨時の事務員の方が入ってらっしゃる学校はもしかしたらちょっと手が回りやすいかもしれないんですけど、全部の学校には臨時の方もおられないのではないかというところで、なかなか厳しいだろうと思います。予算をつけて市費でも入れてくださいということが言えたらいいんですけど、なかなかすぐにはいということにはならないと思いますし、つけられるものならきっとこの予算のところで計上されているのだろうなと想像いたします。  ただ、本当にまだ新型コロナというのが収まってない状態で、去年と今年はちょっと状態が違うとは思うんですけれども、ぜひ現場の声を聞いていただいて、一緒に考えていただけたらなと思います。これは要望になりますが、先生方の働き方改革がいいほうに向かうように、よろしくお願いいたします。  続いて、トライやる・ウィーク推進事業について質問させていただきます。  来年度の実施計画がどのあたりまで決まっているのか、そして、それは市のほうが、教育委員会のほうが決定して各学校に通達されるのか、それとも、各学校でほぼ決められて教育委員会のほうに御報告があるのか、教えてください。 ◎学校教育課長   トライやる・ウィークにつきましては、まず、2月に兵庫県のほうで推進協議会が開かれまして、令和3年度の方向性というようなことが話し合われまして、その内容が連絡されました。そちらにつきましては、令和3年度も同じように中学生が地域の中で活動するというのが、県全体としてはそういう方針で来たんですけれども、ただ、兵庫県も広うございますので、その地域の感染状況をよく見て、その地域の中で考えていくようにというような内容でございました。  それらを受けまして、市のほうとしましては、今年度、2回、推進協議会を持っておりまして、今までお世話になりました事業所へのアンケートなどもその中で実施してまいりました。なかなか今までどおり、来年度、子供たちが少人数グループで地域の事業所にて活動することは大変難しいというような状況であることもその中でつかんでおります。つきましては、トライやる・ウィークという活動そのものは、令和3年度、実施してまいりますが、その形態につきましては、今までの地域の事業所での活動ということを来年度は見合わせまして、各学校で子供たちが体験活動を実施するというようなところで、今、次年度に向けての計画を立てているところでございます。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。各学校でということでお伺いしました。  今回頂きました資料の事務事業評価結果に係る3年度当初予算措置状況等調の中の80ページになるんですけれども、改善・見直し内容の令和3年度以降で対応する予定のものという記述の中に、事業所や教員の負担を軽減しながらというふうに書いてあります。事業所の方は、もちろんいろいろと御負担も頂いているというところは想像もできますし、そうなんですけれども、教員の方、学校のほうももちろん負担がいろいろと通常の授業以上にあるとは思うんですけれども、この教員のほうの負担というのが例えばどういったものであるのか、把握されてましたら教えてください。 ◎学校教育課長   教員のほうの負担といいますのは、新たな計画を立てていく部分に大きなところがあるかなと思っております。ただ、そちらのほうにつきましては、今年度実施した内容でありますとか、あるいは県内のいろんな地域でこうした状況の中でトライやる・ウィークを実施した実践例もございますので、そうしたものを紹介していくというような形で事務局のほうが動いております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。対応もしていただいているということでお伺いできました。  これは最後に要望になります。  事業所ですとか教員の先生方の負担などもあろうかと思いますし、中にはPTAの方ですとか、そういった保護者の方がかなり協力的にやってらっしゃる学校もあると聞きます。その連携もなかなか難しくて、それがいわゆる負担になっているところもあるかもしれないなというふうに想像もするんですけれども、その中で、今、教員の負担の中に、計画を立てていくことなどにもきっと時間ですとかいろんなことで負担になってくるのだろうと思うんですけれども、このトライやる・ウィークの事業内容というか趣旨としては、心の教育や生徒の主体性を尊重した体験活動を通して生きる力を身につけるということで書いてあります。そういうことだろうなと思いますので、例えばなんですが、計画を立てていくということも含めて、生徒たち自身がその時間を使って意見を交換し合ったりですとか、過去の事例はこういうのであったけれども、今こういう状況にあるというところで、中学2年生の皆さんに考えていただくということもできると思うんです。せっかくトライやる・ウィークという歴史のある活動ですので、今この時点でそういった方向に考えていただくのもいいのではないかと思いますので、ぜひそちらの方向性についても一つの選択肢として考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。  3点目にいきます。  生徒指導事業ですが、スクールソーシャルワーカーの方が5名、西宮市にはおられますが、こちらも、先ほどと同じ資料の次のページ、81ページの一番上に書いてあります、令和3年度以降で対応する予定のもののところで、「SSWを効果的に活用するなど、地域性を基にした小中連携による生徒指導体制の確立を図る」というふうにあります。スクールソーシャルワーカーの効果的な活用というのはどういったものであると考えておられますでしょうか、聞かせてください。 ◎学校保健安全課長   スクールソーシャルワーカーの活用ということについては、本当に多岐にわたっておりまして、例えば虐待事案であるとか不登校、いじめ事案、個々の対応について、学校から相談しやすい窓口の一つとしてスクールソーシャルワーカーが位置づけられております。ただ、スクールソーシャルワーカーは、社会福祉士であるとか臨床心理士の専門性を有した人が対応しておりますので、その中で関係機関と連携するという意味で、効率よく、例えば虐待事案であればこども家庭センターにつないでいくとかいうような形での取組で効果を上げている部分もございますので、引き続きケース会議等にスクールソーシャルワーカーが積極的に出席することによって、情報を共有してその対応に努めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   スクールソーシャルワーカーの人は5名ということで、今お聞きしただけでも本当に多岐にわたる御対応を頂いているということは、足りてないのであろうなと思うのはもちろんなんですけれども、ここで1点、もう一つ質問させていただきたいんですが、このスクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラー、よく似た名前ですけど、全く――全くというか、違う業務をこなしてくださっていると思います。西宮市においてスクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの違いを改めて教えていただけますでしょうか。 ◎学校保健安全課長   スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーとの違いということなんですけれども、スクールソーシャルワーカーは、関係機関とのパイプ役、連携を進めるという立場で動いておりまして、スクールカウンセラーは、個々の事案におけるカウンセリング業務を主体としておりますので、直接保護者からの話を聞いたりとか、あるいは子供たちからの相談に乗るというような形で対応しております。当然、スクールソーシャルワーカーもそのような相談対応もすることはあるんですけれども、主な仕事の内容としては、関係機関との連携ということで動いております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  要望になるんですけれども、このスクールソーシャルワーカーの5人から次になかなか増えないなというふうに思っています。今お伺いしたように、スクールカウンセラーもすごい大事なところを担っていただいておりますし、そこからその人一人一人の問題を解決していくとなったときに、カウンセラーの方だけでは解決できないところもあり、やっぱりスクールソーシャルワーカーが動いて連携していかないといけないのだろうなと思います。なかなかいろんな事情があって増えないということなんだろうなと思うんですけれども、これから子供たちを取り巻くいろんな環境ですとかその背景にあるしんどさですとか、先ほど坂上委員から学級がなかなか落ち着いてないところが多いんじゃないかということで御質問もあって、確かにそういうところがありますというお返事も頂きましたので、そういうところにも入っていただきやすいのは、やっぱりスクールソーシャルワーカーなのかなと思います。ぜひこちらも積極的に増やしていっていただけるようによろしくお願いします。  では、次の4番目の質問にいきます。不登校児童生徒支援事業について。  こちらなんですけれども、あすなろ学級の増設ですとか、北部への支援の充実など、予算的にも、ここ数年、増えてきていると思います。不登校庁内検討委員会でしたっけ、そちらも立ち上げていただきまして、対応もしていただいているということなんですが、先ほども、こちらも坂上委員からの質問で、今後不登校児童生徒に対してどういうことが行われるのかですとか、出席日数のことなども聞いていただいたんですけれども、あすなろ学級ですとか出席日数のことは先ほどお伺いしました。それ以外に、学校に行けていない、行けない生徒児童に対しての何か支援なり対応を検討されていることがあれば、今の時点でありましたら教えてください。 ◎学校保健安全課長   不登校の子供たちの不登校になる要因というのは本当に様々だと考えております。不登校の児童生徒が100人おれば100通りの要因があるとも考えておるところなんですけれども、そんな中で、やはり学校に対する不安の傾向があるとか、あるいは人間関係に課題を抱えていて不登校になっていくとかいうような例も小学校あたりからは報告が上がっているところですので、今後の方向性としましては、やっぱり魅力ある学校づくり、学校が変わっていって、子供たちが学校生活を安心して送ることができるという取組も必要なのではないかなというふうに考えているところです。そのようなあたりにつきましても、先ほど委員からお申出がありました庁内の不登校対策検討委員会等で、各学校の情報なんかも共有しながら、今後の対応について検討を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   学校が変わっていくことで、不安傾向がある人には安心な学校であることというお言葉を聞いて、とても安心しました。今その報告の中から、不安傾向があったり、人間関係があってというお話もあって、先ほども坂上委員からの御質問で、担任の先生がなかなか合わない、厳しいという、本当にそういう事例もあると思うんです。ただ、子供たちが不安であるときに、なかなか本当の不安なところというのを伝えられているのかどうかというと、伝えられていないこともあると思います。何で行かれへんのやと聞かれたときに、親に対しては、ちょっと友達が難しいねんとか、担任の先生がと言ってみたり、学校では、いや、ちょっと家でしんどいことがあるとか、そのときに何とか自分を守るための理由づけというのをするところもやっぱりあるという、そういう思いがあります。なので、実際に本当に学校に行けていない子供たち――ぎりぎりで学校に行っている子たちもそうなんですけれども、どういったことが本当に、理由ではなくて、状況としてどういうことにあるのかというところをぜひ知っていただきたいなと思います。  もう1点、質問なんですけれども、あすなろ学級は、なかなか学校に行けない子たちがあすなろ学級だったら行けるかなということで通われるわけなんですけれども、そこで採用されている職員の先生方、この先生方に研修などは――子供たちへの対応、保護者も入ってくるかと思うんですが、研修などは今なさっているんでしょうか、お聞かせください。 ◎学校保健安全課長   現在、教育委員会学校保健安全課として所管しております鳴尾北幼稚園休園施設のあすなろ学級におきましては、週に1回、あすなろ会議と称しまして、指導員と子供たちへの対応について情報を共有したり、研修を深めたりというような時間を持って、協議を進めながら対応しております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   会議ですとか情報共有もしていただいているということなんですが、そこに、例えばなんですが、実際に通われている生徒さんや保護者の方とそこにいる先生との本音のぶつけ合いの話し合いってなかなか難しいと思うんですけれども、例えば不登校を経験された方ですとか、その保護者――通われている以外の方ですね、その保護者との交流をすることで児童生徒の理解につながると思うんですが、そういった研修などはされる予定はありませんでしょうか。 ◎学校保健安全課長   保護者との情報共有という意味におきましては、学校現場と同じように、個々の個人との懇談も、あるいはあすなろ全体の保護者懇談も実施しておりまして、その中で、保護者の立場での困り事なんかも共有しながら対応を進めているところです。  それから、当事者のお話ということで、保護者なんかを例えば研修の場に招いてということを委員からおっしゃられたわけなんですけれども、その件につきましては、今後、検討して、もしその対応が有効だというふうに判断できれば、積極的に活用も進めていきたいなとは思っておるところです。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  保護者の方とは懇談でお話をしていただいているということで、本当に一人一人いろんな思いがあると思うので、お時間はかかると思うんですが、これはぜひ引き続きお願いしたいと思います。  研修のために当事者の人の話を聞くのが有効かどうか検討してということなんですけれども、やっぱり私自身も、ここ数年、学校に行けてない子供さんですとか親御さんとの話を毎週しているんですけれども、そこに、保護者同士よりも、やっぱり当事者ですね、今は社会人になったけれどもというような人が話をしてくれると、やっぱり違う視点で新たな発見があります。ぜひそのあたりも、先生方にも聞いていただきたいなと思うことがたくさんあるので、ぜひこれは前向きに検討していただきたいと思います。  最後に1点、質問です。教育長にぜひお尋ねしたいことがあります。  不登校について、小学校、中学校合わせて約800人ぐらいの子供たちがいるというふうに聞いております。それ以外にも、学校に様々なプレッシャーを感じながら何とか通学しているという子供たちもいます。そういった子供たちに対して今何が一番必要だと思うか、公教育というものの役割、そのあたりを聞かせていただけますでしょうか。 ◎教育長   不登校につきましては、先ほど言いましたように、学校としてのものと、学校外のあすなろという対応とが必要だというふうに思ってます。なぜそういうことを言うかといいますと、最終的には社会に出て自立するということが一番の目的なんですけども、それがなかなか一遍にいかないので、学校という場にまず戻れるかということが非常に大事だというふうに思ってます。その中の社会の中できちんと自分として自立できるということが大切だなと思ってます。ただ、不登校につきましても、先ほど生徒指導の担当が言いましたように、いろんな状況があります。いろんな形がありますので、必ずしもこれがこうだというのはなかなか難しいと思います。  ただ言えることは、昔は、一番最初に、不登校のときはいつも言ってますけど、学校嫌いだとか登校拒否だとかいう形だったんですけども、今は不登校という形になってます。それともう一つは、学校に対する意識がかなり変わってきてます。昔は、我々のときは、小学校というたら学校へ行くことがまず楽しみだった。学校に行っていろんな子と遊んで、朝早くから行って、何で朝7時頃から来るんやとか、ひどい場合は6時ぐらいから学校へ行ってましたので、そういうことがありましたけど、今はほとんどそれがなくなってます。それは、登校のことがありますので、必ずしも行けませんけども、そういう学校に対する意識がかなり変わってきてます。それは、子供だけじゃなくて、保護者のほうも変わってきているので、学校に行かなくてもいいでしょうとかいう感じになってしまってます。でも、その中で子供が自分のやりたいこと、自分がこういうふうに将来やっていきたいことが見つけられれば、それに向かってやっていく。ですから、学校に行かなくても十分にやっていけます。それはなぜかというと、今の学校は、学校に来なかったから卒業できないという状況になってませんので、要するに、履修と修得の問題があって、外国では修得しないと進級させませんけども、日本は年齢でいってますので、自分のやりたいことを一生懸命やって、その中から自分の将来を見つけていけば、高校へでも、それから、自分の違うところへ行くということができますので、そういうふうな柔軟な学校体制がこれから必要になってくるのかなとは一つ思ってます。  でも、あくまでも学校は学校として維持していかなければいけませんので、その中でどうするかというので、多様な学校ということがこれから求められていくのかなと。例えば学校は学校のそれぞれの特色を出していただいて、子供たちにどうしていくかというのが大きな課題だというふうに思ってます。  ただ、その分を民間にということになってきますけど、その分はちょっと問題がありまして、兵庫県の場合に、昔、風の子学園事件という事件がありまして、その行ったところで事件が起こって子供が死んだということがありました。要するに、戸塚ヨットスクール事件と同じようなことになってしまったので、非常にそこを推薦したところの教育委員会が結局最終的に裁判で負けて全部その責任を取らされたということがありますので、そういう意味では、民間が別に悪いわけじゃなくて、そういうこともあるので、特にそういうところと連携を取りながらやっていくことも大切だとは思いますけども、要するに、あくまでも学校の公教育でできないところは、さっき言ったあすなろとか、そういうふうにやっていくことと、さらに、どうしても補えない場合は、民間ということも考えられますし、さらには、今回、オンラインができてますので、オンラインをどう活用していくかということも一つの手かなというふうに思ってます。  取りあえず、出欠席等につきましては、先ほど言いましたように、この令和3年度中に検討してまいりたいというふうに思ってます。基本的には、学校が楽しい学校になるようなことができることが私は一番大切だというふうに思ってますので、よろしくお願いします。 ◆田中あきよ 委員   どこからお伝えしたらいいかなと、今、頭の中が若干パニックになっているんですけれども、自立することが目的で、学校としての在り方がある、目的が学校に戻れるかどうかであって、子供たちがどう自立していくかということでお伺いしたんですが、今お伺いしたのは、学校に行けていない子供たちですとかプレッシャーを感じながら通学している子供たちに対して何が必要かなというところでお伺いしたわけですよね。なので、学校復帰を目的としないという法律もできましたし、それでも学びの場を提供しなければならないということも書いてありますし、ましてや、学校が楽しくなくなったから学校に行ってない、保護者が学校に行かなくてもいいんと違うかとなってきた、世の中が変わってきたという教育長からのお言葉に、今かなり心臓がドキドキしているんですけども、それぐらいだったら、本当にこんなに自殺は増えないですし、親御さんも鬱になったりはしないんですよね。本当に学校が楽しいところであるべきだと私も思いますし、安心・安全な学校であるべきだと思います。それが一番必要かなと思います。やっぱり公教育というものは、みんなが行けて、みんなが同じような勉強できるところということで、ほんとに大事なものやと思うので、じゃあそこに行けない子がどんどん増えている、増えたまま高止まりしているというところを本気で考えていただかないと、なかなかこの問題は、しんどい人たち、人生を歩いていけない人がどんどん増えていくと思うんです、少子化の中で。なので、教育委員会としてそういう方向性で考えておられるのか、教育長がそういうことで考えておられるのか、これからもっといろんな話合いをする場を設けていただきたいなということを今強く感じているんですけれども、1点、あすなろ学級もなかなか行けなかったお子さんが久々に行ったときに、じゃあ今後の目標を書いてくれと言われた。何とかここに来れた子に、さあ君はこれからどんなふうに生きていくんだ、目標を書けと言われて、書けると思いますか、教育長、お願いします。 ◎教育長   書けると思いますかって、それはなかなか書けないと思います。確かにそうですよ。でも、私が言っているのは、学校にただ単に自立のために行けというわけじゃなくて、いきなり社会には無理ですって、そのためには段階を踏んでいって、子供たちが自立していけるような形にしてやらないと、いきなり社会に出られるということは、それこそ学校に来るよりもっともっと難しいことだというふうに思ってます。  いいですか、それとさらに、学校に行けなかったからどうだというふうになったときに、本当に今度は大人になったときに、あるとき、本当にひきこもりになってしまったら、全く外へ出られなくなる状況になります。ですから、その意味で言うと、少なくとも今、学齢期にあるうちに子供たちが何とか自立して立ち直れるようにすることが学校としては大きなシステムだというふうに思ってます。そのためには、学校に直接行けなければ、あすなろだとか不登校のためのそういう教室をつくるだとかいうことで公教育が下支えをするということが大事だと思いますし、また、直接人間関係ができないんであれば、さっき言ったオンラインでできるんであればやっていくということも一つの手だというふうに思ってます。でも、最終的には、何年かのうちに子供たちが自分の目標を持って、目的を持って生きていけるということが非常に大事なことだというふうに思ってます。先ほど言ったように、これはなかなか簡単にはいかないというふうに思います。だから、ひょっとしたら長いことかかるかもしれませんけども、そういうふうにして努力することが非常に大事であって、その中でどうしていくかということが非常に難しいけども大事だというふうに思ってます。でないと、その子供たちが大きくなったときに、その子供たちを支えていくのは親になります。その親が今度は年を取っていったらどうなるか、だから、8050とかいろんな問題が起こってますけども、そのことがどんどん、どんどん広がっていく可能性があります。ですから、今言われているのは、幼児教育のところで子供たちがある程度自分で自立していろんなことをやって、きちんとできるという、要するに教育システムを全部変えようとしてますので、そういう意味では、その中で子供たちが育っていくことが非常に大事だというふうに思っています。  ただ、確かに先ほど言われましたように、いきなり目標とはいきませんけど、自分たちが目的や目標、夢を持って生きていける、そういう子供になっていただいたらいいかなというふうに思ってます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  学校に戻れるかどうかというのは、今お話をお伺いしていて、戻れる学校になるかどうか、学校が魅力のあるものでないといけないということで認識させていただきました。将来の不安ですとか、もちろん8050問題ですとか、不登校からひきこもりになっていらっしゃる方ももちろんおられますし、今は40、50で本当になかなか仕事ができずにという方も実際におられます。そういう方たちって、学校時代の話になると、しんどさというのがあったんだろうなというふうに思っています。学校が、本当に公教育が安心で安全なところになれば、そういう人たちは本当に減っていくでしょうし、しんどさから解き放たれるだろうなと思いますし、自立してと、自立という言葉がよく出てくるんですけど、誰も彼もが一人で自分のことは自分でしてというのはなかなか無理なので、頼れるところは頼り、自分が人にしてあげられるところは人にしてあげたりとか、お互いさまのそういった教育もぜひ目指していただきたいと思います。  要望になりますが、やっぱりそういう人たちの声を聞いていただきたい。まず声を聞いていただきたいというところと、学校に行けなければ先々どうなるか分からへんよという不安ではなくて、じゃあ一緒にこの先どういうふうな道があるか考えていこうというような、そういう寄り添い型の支援をぜひお願いしたいと思います。
     この件は以上です。  最後に、特別支援教育事業になります。  こちらも同じ資料になります。82ページのところで、改善・見直しの内容のところで、令和2年度には、また、交流及び共同学習の充実に向けた取組を進めるという言葉があるんですが、令和3年度以降で対応の予定のものにはその文言が消されています。これは何か目的があってのことなのかどうか、教えてください。 ◎特別支援教育課長   あえて消したというところでございますけれども、随分交流及び共同学習は推進で定着してきたと考えております。ですので、ここの見直しのところに書き添えませんでしたけれども、今後とも引き続き、推進のほうには力を入れてまいりたいと思っております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   いい意味で定着してきたので来年度に向けてはなしということで、分かりました。  これも前からずっとお伝えはしているんですが、交流ということではなくて、障害があってもなくても、同じ場所で生活し、勉強していける方向で考えていけないかどうか、これは最後、要望にしますが、交流ということではなくて、常に一緒に学ぶというところでインクルーシブ教育を考えていっていただきたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 ◆江良健太郎 委員   一問一答で1問だけお願いします。  学校情報化推進事業で、これは令和3年度で学校インターネット回線の増強とあるんですけど、これは、今年度で一応一定整備は済んだけどということでしょうか、お願いします。 ◎教育研修課担当課長   来年度の予算に上げさせていただいているインターネット回線の増強なんですけれども、今年度、補助金を使ってやらせていただいたのは、学校の中の整備――無線アクセスポイントをつけるですとか、基幹線を太くするの部分なんですけれども、来年度は、これをいざ使い出すとなると、やっぱりGIGAの端末がたくさん今回来ましたので、インターネットを使った授業というのもたくさん出てきます。そうなりますと、今、仕組みとして、一旦本庁に集約して、そこからインターネットに出すという形になっています。小学校、中学校の61校が市役所の本庁を通じてインターネットに出ていく形になります。となると、出口が1個しかないことになるので、非常に詰まってしまう可能性は十分想定された。なので、来年度、予算を頂きまして、学校にインターネットの線を1本ずつ引き込んでいくというのがインターネット回線の増強でございます。こういうことをやらせていただこうと思ってます。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   分かりやすい御回答、ありがとうございます。  ちなみに、6億9,300万円ですよね。あと、サポートデスクの増強との内訳というたらいいんですか、これって出ますか。 ◎教育研修課担当課長   おっしゃっておられるのは、多分、学校情報化推進事業費の全部を御覧になってらっしゃると思いますので、その中には、今回、GIGAスクール端末の借り上げ料で大体年間2億円ぐらいかかっているんです。それの分も入ってますし、回線の使用料として今回900万円ぐらい上げさせていただいているんですけど、その分も入ってますし、もちろん、今までの情報化推進ということで、先生方がお使いになる借り上げ料とかのランニングの上に乗っかってきている部分になって、サポートデスクの増強というところに関しては、委託料になるんですけど、それももちろん中に入っていて、大体8,000万円程度上げさせていただいているところでございます。全部丸っと入っている状態になっておりますので。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  これは、GIGAの話をするたびに僕はいつも、回線はけちるなとずっと言っていたので、ぜひ、これもやってみないと分からへんというところがほんまにあるので、ちょっとしんどそうやったらすぐ対応していってもらって、円滑になるようによろしくお願いします。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   私のほうからは、6点、一問一答でお願いします。1点目がコロナ対応による負の影響について、2点目が中学校の制服について、3点目が不登校支援について、4点目が全国学力テスト、市のリサーチプランテストについて、5点目がGIGAスクール構想について、6点目が少人数学級についてです。お願いします。  まず、1点目のコロナ対応による負の影響についてですが、恐らく皆さん御存じかと思いますが、2020年、、中、高の自殺者数が479人ということで、過去最高に上っています。2017年が315人、2018年333人、2019年339人、2020年が479人と、前年比140人も増えているという状況です。これは、コロナの影響がかなり色濃く出ているんじゃないかなと想定されますが、この西宮において、実際に学校生活ですね、我慢を強いられることによっての負の影響とか具体的な事例があれば、子供たち、先生ともに、ぜひ教えていただきたいと思います。 ◎学校保健安全課長   コロナ禍においての子供たちへの負の影響ということなんですけれども、やっぱり学校では、臨時休校の影響によって夏休みとか学校行事が大幅に削減されましたので、当然、子供たちは新たなストレスをため込んで、心身の成長にも大きな影響を与えているんじゃないかなということは心配しているところです。早く通常の学校生活、教育活動に戻していくことによって、子供たちの健やかな成長につながるというふうなことは十分考えられる課題の一つであるというふうに認識しております。  一方で、感染症に対する衛生管理については、どこの学校でも細心の注意を払って取り組んでいるところなんですけれども、子供たちに負の影響ということで、例えばマスクの着用を強いているとか、あるいは体育の授業、あるいは音楽の授業なんかでもマスクをつけたまま実際に授業が行われているとかいうような部分については、委員がおっしゃるように、負の影響の一つに考えられるかなと思うんですが、これは、やっぱり衛生管理という面から見ていきますと両方の御意見が当然出てきますので、教育委員会としましては、例えば陽性者が発生した場合の保健所の疫学調査に対応することであるとか、あるいは医師会や薬剤師会の先生方と協力して子供たちに与える影響ができるだけ少なくなるようにということで取組を進めているところでございます。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  国の方針であったり県の方針、もちろんあると思います。その中で西宮市独自でマスクしなくていいですよとか、なかなか言えない状況にあるのは理解できますが、その影響というのは、本当に市としても、今おっしゃっていただきましたけども、軽く見ないでほしいというか、本当にいち早く元どおりの活動ができるような方向に努力していただきたいなと思っています。  実際にコロナで子供が死んだという例はゼロなんですよね。報告は上がってないと思います。一方で、これだけ自殺してしまう子が増えているというのは、これは、私としてはこっちのほうが怖いと正直思ってます。コロナも怖いですが、これだけの影響が出ているというのは、本当に軽く見てはいけないなと思っています。ぜひ医師会の方などとも協力して、少しでも元どおりの生活に戻せるようにお願いします。  すぐ解放するというのはなかなか本当に難しいと思うので、せめて本当にみんな頑張っている、子供も先生たちもめちゃくちゃ頑張ってくださっていると思います。すごいストレスの中でやってはると思う。なので、私もせめて何かできないかなと考えて、ちょっと取りあえずしばらくの間、宿題はなしにしようとか、何かそんなぐらいの、みんな頑張っているねんから、学校でこれだけ頑張っているねんから、家ではちょっとゆっくりしたらええやんかというぐらいの、そんなメッセージとかを各学校とかに出せないでしょうか。 ◎教育次長(佐々木理)  まず、市の姿勢、教育委員会の姿勢といたしましては、医学的専門知識を持たない私たちのほうで、今のマスクでの生活であるとかそういったことを緩めるということは、やはり子供の命を守るということが第一義でございますので、うかつにすることはできないというふうなことは明確にここで申し上げておきたいというふうに思います。やはり国なりの指針に沿った対応をしていきたい、その中で、マスク等をつけながらでも少しでも子供たちが充実感を感じられるような行事の進め方であるとか、そういったことをやっぱり工夫していくことが第一だというふうに思っております。  また、コロナで学習不便だったから学力ががたっと落ちてしまったというようなことは、やはりそれは起こしてはいけないことだというふうに思いますので、現在、タブレットも配付されておりますので、そういったところを使って、今までとは異なった学習で子供たちが学力を維持できるように取り組んでいきたいというように考えております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  学力はちょっと横に置いておいてほしいなと個人的には思います。今、本当にこのストレスから解放してあげること、できるだけ子供たちが学力などにとらわれずに生きていけることを私としては望みますので、コロナで学習が遅れているからといって追い立てるようなことは逆にしないでいただきたいなというふうに個人的には思います。これは意見としてお伝えしておきます。  この点は以上です。  続いて、2点目、中学校の制服についてですが、制服の選択制について、女性の体を持っていてもズボンをはけたりということですが、これは既に5校で導入済みというふうに聞いているんですが、それぞれの学校で選択制をするに至った経緯、もし分かれば簡単に教えていただきたいんですが、いいでしょうか。 ◎学校教育課長   それぞれの学校で検討委員会などを持ち、また、教育連携協議会や学校運営協議会などとも話をしながら制服の見直しを進めていっている背景には、やはり多様性について考える機会が非常に多くなった、それから、現実的に身近なところにそういった悩みを抱えている子供たちがいるというようなところが大きなきっかけになっているかと思います。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  私は、あくまでまだうわさレベルなんですけど、ある学校では、生徒会が声を上げたことによってこの導入に至ったとかという話も聞いているんですが、その5校の中で、やはり当事者から声が上がったり生徒会から上がったりというのがほとんどなのか、それともそうではないのか、そのあたり、分かれば教えていただけますか。 ◎学校教育課長   幾つかの学校で生徒総会などで取り上げられたことは聞いております。やはり生徒の自主的な活動ということで、自分たちの生活を見詰めて見直す、そういった機会がやはり生徒会活動であります。そうした部分を生徒総会のときに提案という形で、そのまま生徒総会で取り上げられる場合もあれば、広く関係者でもう少し協議をしますというような形もあります。双方の場合があると思われます。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  どんなふうに導入に至ったのかということが共有されれば、これからやろうというところにも参考になるかなと思ってお伺いさせていただきました。  女性の体を持つ子供であったりトランスジェンダーの子供がスラックスを選べるようになるというのは当然の流れだと思うんですけども、同様に、体が男性で心は女性というお子さんがスカートを選べるというのもできなければ、それは不平等というか、おかしいなというふうに思うんですが、その際に、体は男性で心は女性の人がスカートをはきたいと思ったときに、詰め襟の制服やったらかなり難しくなるのかなというふうな想像ができるんですけど、制服が詰め襟だということがネックになっているんじゃないかなというふうに感じるんですが、ちなみに、今現在、詰め襟の制服を採用している学校は何校ありますか。 ◎学校教育課長   現在8校ございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  この8校で制服の選択制が難しくなっているというような声は出てないでしょうか。 ◎学校教育課長   令和2年度、今年度末までに変更した学校の中には、詰め襟の学校もございます。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  体が女性の場合でスラックスを選ぶというのは、恐らく詰め襟であっても関係ないかなというふうに思うんですが、反対のパターンのときにちょっとネックになってくるんじゃないかなというのは感じます。なので、制服を選択制にするというか、そもそも制服自体が必要なのかというところから考えないといけないなというふうに私は思っています。別に私服でもいいじゃないか、制服が着たい子は制服を着たらいいし、そうすることによってトランスジェンダーの問題なんかも簡単に解決できるし、そういう方向にやはり行くべきだろうなというふうに私としては考えます。ぜひそのあたりも検討していただいて、制服にこだわらないというところから、ゼロからぜひ考えていただきたいなと思いますので、これはぜひよろしくお願いいたします。  この件は以上です。  次に、不登校支援について伺います。  あすなろ学級の増設等、本当にありがとうございます。北部も増えるということなんですが、北部の運営形態がちょっとイレギュラーであるというふうに聞いてます。毎日開くわけじゃないというようなことですが、そのあたり、ちょっと詳しく、北部がどのように運営されていくのか、いつからどんなふうにという、回数とか、教えていただけたらと思います。 ◎学校保健安全課長   北部へのあすなろの手当てにつきましては、ほんと長年の課題でありまして、何とか来年度からスタートということで準備を進めておるところなんですけれども、今年度、塩瀬公民館と山口公民館で、週1回、2時間ずつ程度ということで不登校児童生徒への対応をしてまいりましたが、これを、塩瀬公民館のほうに統合というような形になりますけれども、週2回に増やして、これまでと同じような形で対応していくというのが一つです。  もう一つは、南部のほうにございますような幼稚園の休園施設というのは北部にはありませんので、場所の問題が一つ課題となっておりましたので、いろいろ研究検討を進めている中で、来年度につきましては、年度の途中からになりますけれども、山口中学校におきまして空き教室を活用してあすなろ学級を設置すると。ここにつきましては、今、実際に鳴尾北幼稚園でやっているのと同じような形で週4日という形で対応を進めているということです。設備の問題であるとか、準備期間も必要ですので、一応8月30日開級ということで進めております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   詳しくありがとうございます。  塩瀬のほうは週2ということで、精いっぱいやっていただいているとは思うんですが、やはりできる限り増やしていただきたいなという思いはあります。  不登校の数ですが、西宮市内ですが、2018年816人、2019年866人――、中ですね、、中の不登校です。866人ということで、この不登校の子供たちの数に対して今のあすなろ学級で十分だと思われますか。 ◎学校保健安全課長   この数に対して十分かどうかというあたりにつきましては、個々の対応になりますので、十分かどうかというのはなかなか答えが見つからないなというのが正直なところです。確かに数が増えておるわけなんですけれども、全てをあすなろ学級で対応するというわけではなくて、中にはフリースクール、民間のほうに行っている子もおりますし、あるいは週1回程度、放課後なんかの登校で不登校としてカウントされている子もおりますし、あるいは学校が課題なんかを渡す、あるいはICTを活用するということで対応している子もおりますから、いろいろな対応方法の一つとしてあすなろ学級が挙げられるわけですから、一概に数だけで今の現状が多いか少ないかという判断はできないというふうに考えております。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  今まさにフリースクールなどにも行っているという話がありましたけども、私は、やっぱり今のあすなろの数ではまだまだ少ないなというふうに感じています。実際に学童ですね、育成センターなんかは、育成も頑張って増やしているけども、足りなくて、民間にお願いして、今、民設民営の学童なんかも増えていっているところなんですが、これは、あすなろ学級、不登校支援でも私は同様にすべきじゃないかなというふうに考えています。今既に民設のフリースクールがあるわけですから、そこの力を借りるというのも当然考えなきゃいけない。今、民間のフリースクールに関しては公的な補助は全くなくて、本当に自力でやって、かなり苦しい状況で経営されているという実態があります。これは、本当に今、不登校がこれだけたくさんいて、民間のフリースクールの力も実質的には借りているわけですから、これは金銭的にも予算としても助けないといけないと私は感じるんですが、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎学校保健安全課長   予算的なことがございますので、民間への補助ということも選択肢の一つとして今後研究を進めていくことになるかとは思いますが、実際に今、全国の自治体の中で民間や個人への補助というのを行っている自治体もあるように聞いております。ただ、これは文科省から3分の1の補助が出ておりまして、あと残りを各自治体でという対応をしているんですが、文科省の取決めの中で、都道府県あるいは政令市というのを対象にするというふうになっておりますので、なかなか今の西宮市の予算、財政の中ですぐ民間に対応ということも難しい状況もございますし、今申し上げましたように、文科省からの補助というのも中核市としては認められないということを聞いておりますので、今後研究の一つとして進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  国からの補助で都道府県と政令市が限定であるということですが、それは、施設に対する補助を出そうと思ったら都道府県、政令市限定になるということなんでしょうか。例えば、子供たちのフリースクールに通う利用料を、施設に対して補助を出すんじゃなくて、利用料を補助するとかという、各世帯に補助を出すという考え方でもこれはできないというふうな立てつけになっているんですか。すみません、確認です。 ◎学校保健安全課長   これは、各家庭が負担する額に対しての補助というふうに聞いておりますので、利用料、交通費等、教材等も含めて、全体の3分の1を補助するというふうに聞いております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  どうしても今の法の立てつけだと市単独で補助を出すのが難しいというのであれば、ぜひ県、国に強く要望していただきたいと思います。  不登校の、今、あすなろ学級も増やしていってくださってますが、フリースクールも何校か市内にありますけども、ネックになっているのが、まだまだ数少ないので、通いたくても距離が遠いんですよ。なかなか遠くて行けないという、本当は行きたいけども、行けないという子がたくさんいるんですね。その子たちのためにぜひ何かフリースクール用、あすなろ用の通学バスみたいなもの、巡回バスみたいなものを出したらどうかなというふうに、これがあったら行けるなという子もたくさんいると思うので、ぜひそういう検討もしていただきたいんですが、いかがでしょうか。
    学校保健安全課長   スクールバスのことは全然想定してませんでしたので、今すぐにお答えすることはできないんですけども、現在、フリースクール、あるいはあすなろ学級で出席扱いとして認めて通学している子については、通学定期を購入することができるように、学割の証明書を各学校で発行するというような対応はしておるところです。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  フリースクールとかに行くことによって出席日数を認めている子も実際にいるわけですよね。じゃあ余計補助を出さなあかんのと違うかなと。通学のことはやられているということですが、それだけではなくて、こういう送迎バスもぜひ前向きに検討していただきたいですし、フリースクールの利用料なんかもぜひ前向きに検討していただきたいなと思いますので、これは強く要望して終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、全国学力テスト、市のリサーチプランテストについてです。  今年度は、コロナの影響で中止となりましたが、来年度は実施する予定かどうか、教えてください。 ◎教育研修課長   全国学力・学習状況調査につきましては、国のほうから既に来年度の実施についての通知が来ており、本市も実施する予定としております。  市の学力調査につきましても、国の全国学力・学習状況調査で実施しない教科を行い、補完する形で実施しておりますので、来年度実施する予定にしております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  全国学力テスト、また、市の学力テストというのは、義務ですか、受けなければならないという法的拘束力はありますか。 ◎教育研修課長   全国学力・学習状況調査につきましては、国のほうからの通知というふうなことで来ておりますので、悉皆だというふうなことを聞いておりますので、実施するというふうなことになっております。  市のほうにつきましては、法的な義務ということではございません。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  市は当然義務じゃないでしょうし、全国学力テストも、別に必ず受けなければならないというものではないと思います。別に受けないという選択肢もあると。実際に、この全国学力テストが導入されたとき、第1次安倍政権のときですが、愛知県の犬山市は市として拒否、教育委員会として拒否しています。それは西宮市としては恐らく難しいんだろうなというのは分かるんですが、私としては、そのぐらいしてほしいなと思っています。  実際に、教育法学者の高橋哲さんという方がおられるんですが、その方は、全国学力テストは教育基本法違反であるというふうにおっしゃっています。どういう意味で違反と言っているかというと、現行の教育基本法第16条第1項に違反しているということなんですが、この第16条第1項には、教育は不当な支配に服することなく、この法律及びほかの法律の定めるところにより行われるべきものであるということが云々と書かれているんですが、この全国学力テストというのが不当な支配に当たるという主張ですね、それで違法であるというふうにおっしゃってます。実際に以前、昔、1950年代後半から60年代にかけて、全国学力テスト、同じように悉皆式で行われたときがあって、そのときに違法判決が出ているんですよね、判例で。これは違法であると。今、その後、43年間行わなかったわけですが、また復活しているという現状があります。  そんな現状があって、ほんとにこの全国学力テストというのは、子供たちに非常に大きなひずみを生んでいるし、競争をあおって、先生たちも点数をいかに上げるかみたいなところに注力して、子供たちをどう育てるかみたいなところがないがしろにされてしまう、点数にだけ頭がいってしまうというようなことも指摘されています。このコロナの中において、まだ負荷をかけるかというのが個人的な思いです。ぜひ来年度、まだまだコロナの影響は続くわけですし、これで学力テストを実施するというのは本当に酷でならないと思うので、別にこれは義務でもないですし、ぜひ希望者制にしてほしいんですよ。受けたい子は別に受けたらいいと私も思います。でも、強制じゃなくて、受けたくない子は受けなくていいですよというふうにしていただきたい、そういうアンケートをしていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎教育次長(佐々木理)  今、お申出の件ですけれども、学力テストを実施することが不当な支配になるのかならないのか、あるいは学力テストを行うことが法的な違反になるのかならないのか、一部の学者の見識をもってそれで取りやめるとか実施するとかいうような問題でないというふうに私は考えております。  また、今、委員のほうから、テストの点を上げるかというような御発言がございましたけれども、私たち教職員は、テストの点を上げるためにテストを実施しているわけでもなければ、授業を実施しているわけでもございません。子供たちに生きて働く学力が身につくようにテストもし、指導もしているわけですので、子供たちの学力を正確に把握することによって今後の指導に生かしていくということも必要かというふうに思ってます。  また、学力テストを実施することによって、コロナ禍において子供たちがどういう学力を身につけたのか、それが子供たちにとって非常に負の影響が出ているんであれば、それをプラスにしていくようにどのような指導をしていかなければいけないかということを考えるためのものであるというふうに解釈しておりますので、そういう意味で、学力テストも実施し、今後の指導にも生かしていきたいというのが教育委員会の考えでございます。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  学力テストは既に各学校でもやられてますよね。それで十分じゃないかというふうに思います。それに上乗せするように、この全国学力テストであったり市の学力テストであったり、ほんとに必要なのかということですね。ぜひこれは真剣に考えていただきたいし、今、佐々木次長がおっしゃってくださいました、教員はそんな点数を上げるために働いているんじゃないと。本当にそうだと思います。全ての先生方がそう思っていると思いますが、この学力テストがあることによってその思いが崩されるというか、どうしても競争志向、点数を上げていくという方向に誘導されてしまうという実態があるということですね。恐らく先生方、経験された方も多いと思うので、そういった思いはあるんじゃないかなというふうに思うんですけども、この学力テストがあるということ、実施するということでどれだけ大きな影響があるかということは常に考えておいていただきたいな、これをやることが善であるというような思い込みだけは捨てていただきたいな、ニュートラルに考えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  この点は以上です。  続いて、5点目、GIGAスクール構想についてですが、先ほど江良委員からも質問がありましたが、今、学校のほうで実際に通信トラブルが多発しているという声が上がっています。タブレットが配られてから先生たちのパソコンがフリーズして使われへんがなみたいな、だから、わざわざ子供たちが来る前に早く来て早朝にしか使われへんとか、放課後でしか使われへんというような状況があるというふうに聞いているんですが、こういった状況は、来年度、必ず改善されますか。確認させてください。いつネット環境の整備、来年度予算に組まれている整備が行われて、効果は本当に大丈夫なのかどうか、安心させてください。よろしくお願いします。 ◎教育研修課担当課長   委員御指摘のとおりでございまして、今たくさんタブレットがつながっていっているので、かなりネットワークに負担がかかっていっている、想定より早く負担がかかっていっているというのはよく分かっている状況でして、来年度早々にも作業に入らせていただこうとは思ってます。ただ、学校にもどうしても工事を1回しないといけませんので、来年度すぐといっても4月、5月とかはまだちょっと難しいかもしれなくて、また、業者との調整にもなるんですけども、できるだけ早く、1学期中には何とか一部解決していくような形で調整を行っていきたいと考えております。まだ予算が議決前でございますので、予定としか申し上げられないんですけれども、できるだけ早く対応しようと思っております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   これは、増強がなされたらスムーズに動くようになる、それは大丈夫ですか。 ◎教育研修課担当課長   想定では大丈夫なはずなんですけれども、やってみないと分からない部分もございますので、適宜そこは研究しながら調整していく予定でございますので、今のところ、大丈夫なはずです。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  ネットになかなかつながらへんとかいうて授業が15分とか20分とか流れていったら元も子もないと思うので、そういうことはないようにぜひしていただきたいな、環境整備、ぜひよろしくお願いします。  先ほど江良委員の質問でもありましたが、私も予算の内訳を聞いておきたくて、先ほどもろもろ含まれていますというようなことだったんですが、もう少し詳しく具体的に教えていただくことは可能ですか。何に幾らかかるかということを。 ◎教育研修課担当課長   詳しく申し上げますと、まず、サポートデスクの保守の業務委託料、これは増強の部分なんですけれども、増減として4,000万円ほど増えております。あと、もちろん児童生徒端末の借り上げということで、これは純粋に増えておりまして、年間2億円ぐらい増えております。あとは、回線変更に伴う設定の変更委託料とかで985万円、それから、各学校に光回線を引き込むことによるプロバイダーの利用料で872万円、あとは、ネットワークにかなり負担がかかるというところになってきますので、ネットワークの保守委託料として744万円ぐらい増やしているところでございます。あとは、今までどおりという感じで入っております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  令和3年度の予算に上げられている6億9,300万円の内訳として教えていただけたらありがたいんですが。その増減もありがたいんですが、この6億9,000万円の内訳として聞けますか。すみません。 ◎教育研修課担当課長   内訳でよろしいですかね。報酬費が幾らとかいう。 ◆ひぐち光冬 委員   はい。 ◎教育研修課担当課長   まず、大きいところで、消耗品費が1,827万6,000円、修繕料が100万円、ネットワークの使用料が399万円、委託料が1億4,447万2,000円、使用料及び賃借料として5億4,782万5,000円、あとは、負担金補助及び交付金で604万円です。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  私が聞きたかったのは、今回、国からの補助も出ていて、3分の2の補助が出ているというふうに伺っています。3分の1の負担でこの6億9,000万円が上げられている――全てじゃないかと思いますが、一部かもしれませんが、6億9,000万円が上げられているということで伺っています。これは、6年契約というふうに聞いてるんですが、6年間は国の補助があるのでこれで抑えられているけれども、6年後以降は、国の補助がなくなれば、どえらいことになるんじゃないかということを危惧していて、実際に国の補助がなくなった場合、自治体として出さなくちゃいけなくなった場合、どのぐらいの負担になると想定されているか、ざっくりでいいので、教えていただけますか。 ◎教育研修課担当課長   今回、端末の部分で補助金といたしまして約10億円来ております。ここの部分が全部市の部分としてかかってくる形になることになります、同じ規模を維持するのであれば。  以上です。 ◎参与   今申し上げたのは、あくまで今回の費用が全て市の負担になった場合の総額ということでございまして、今後の端末整備の考え方、もちろんそれがこれまでどおり国の補助を踏まえて市町村で負担するのか、もしくは場合によっては高校ですとBYOD――自分の端末を持ってくるといった方式もございますので、現時点において6年後の費用負担については明確には申し上げられないかと思います。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  万が一国の補助がなくなった場合はプラス10億円になるということで、これはとんでもない、だから、毎年ですよね、毎年かかってくるお金ですよね…… ◎教育研修課担当課長   総額になりますので、今やったら6年間と思っていただいたらいいんですけど、今回入れさせていただいた分で10億円入ってきているのを6年間で割ってもらったらいいかなと。 ◆ひぐち光冬 委員   すみません、ありがとうございます。分かりました。  2億円弱ぐらいということですね、毎年上乗せになってくるということで。これは、現時点でも、財政的には、予算としてはかなり大きな負担になってくるのかなと思います。国の補助があっても6億9,000万円ということでかなりの大きな負担だと思うんですけども、ぜひこれは、6年間は仕方がないとして、意味のあることなのかどうかというのは慎重に検討していただきたいなというふうに思います。特に小学校の低学年にこの機械を与えることが果たしていいことなのかどうかということを6年間かけてしっかりと検証していただきたいなと。これだけの予算的にも物すごく重たいと思いますし、これをかける意味があるのかどうかというところをしっかり検証していただきたいなと思います。よろしくお願いします。  私たちとしては、これよりも、少人数学級にぜひ予算をかけてほしいなと思っていまして、最後、少人数学級の質問に…… ○八代毅利 主査   ここで休憩といたします。  再開は、13時25分。お願いします。           (午後0時24分休憩)           (午後1時23分再開) ○八代毅利 主査   それでは再開いたします。 ◆ひぐち光冬 委員   長くなってしまって申し訳ないです。  最後です。少人数学級について伺います。  この少人数学級については、私も過去、一般質問や委員会でも何度も取り上げさせていただきまして、要望させてもらってます。令和2年6月の一般質問、私が一般質問したときの教育委員会の答弁ですけども、このときに何とおっしゃっていたかというと、35人以下学級について、国や県に要望しており、今後も進めていくというような答弁を頂いております。つまり、市としても35人以下学級は求めているということなんですけども、だったらやりましょうよというふうに思うんですが、改めまして、なぜ5年生以上やらないのか、求めているわけですから、市単独ででもやるべきだと思うんですが、なぜやらないのか、教えていただけますか。 ◎学校教育課長   少人数学級につきましては、国の法改正によりまして令和7年度までに小学校6年生までは35人学級を段階的に導入してまいります。学校園への様々な人的支援が求められていることや、限られた財源であることなどを考えていったところ、現在のところ、市単独で少人数学級の先行実施や拡充は困難と考えております。引き続き、国、県の動向を注視してまいります。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  市単独では困難であるということですね。明石市は単独でやっているんですね。やっているんですよ。だから、西宮ができない理由はないと私は思っています。ちなみに、明石は、小学校1年生で30人学級、来年度からですけども、中学校1年生で35人学級をやると。できるんですよね、やると言っているんですよね。一貫校も、明石市、新しくできるみたいで、そこでは1年生から9年生まで30人でやるということを言っています。なぜ明石市ができたのかは御存じですか、どうやってやったのか。 ◎学校教育課長   申し訳ありませんが、現在のところ、ちょっと資料を持ち合わせておりません。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   これはぜひ調べてほしいんですよ、何で明石はできたんやろうかということを。西宮市としても、35人以下学級を求めているわけですから、市単独では難しいとおっしゃっていますけど、でも、国や県には要望し続けるということをおっしゃっているんだから、単独でもできないかという可能性をぜひ探っていただきたくて、明石はそれを独自でやっているわけですね。何でこれができたのかというのはぜひ研究してほしいし、令和6年とか7年とか、国のあれを待つんじゃなくて、もっと早め早めに前倒しでできないかということはぜひ積極的に検討していただきたいなと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  以上です。
     ありがとうございました。 ◆大川原成彦 委員   一括で4点、ないしは5点になるのかな、お願いします。  まず、小・中学校の学習指導推進事業になると思うんですけれども、いわゆる連体、中連体、あるいは合同の音楽会ですとか、その手の、要するに複数の学校が合同でする事業についてお聞きしたいと思います。  残念ながら、オリンピックの関係もありまして、新年度の事業については断念するというようなお話かと思います…… ○八代毅利 主査   一問一答ですか。 ◆大川原成彦 委員   一括で。申し上げたつもりなんですけど、ごめんなさい。  それで、断念せざるを得ないということだったんですけれども、次年度以降も何があるか分からないので、それに備えた代替の事業ですね、どんな形でやるのがいいのか。今年もお考えになっていただいていると思うんですけれども、今後のそういう会場が使えないみたいな場合に備えた基本的な考え方を整理しておいていただけたらなというふうに思ってますけれども、そこら辺、いかがでしょうかという質問です。  2点目が、度々話題になりましたけども、今年度、コロナ関係で心のケアについて、これは生徒児童の間で大変な課題になりました。いわゆるストレスを学ぶ授業ということで、兵庫県の事業として心のケアについて学ぶ授業がプログラムとして用意されたわけですけれども、先般、平木小学校でモデルの授業がございまして、この委員会のメンバーとも何人かで参観させていただきました。大変よい授業で、まあまあよかったなというふうに思ったんですけれども、ちょうど兵庫県立大学の冨永先生も一緒にお越しいただいていて、終了後に講評を頂いたんですけれども、まず先生がおっしゃっていたのは、平木小学校の6年生のクラスだったんですけれども、非常にクラスがまとまっているなと。要するに、何か困ったことがあったらどうするんだというような問いに対して、学校に相談するみたいな回答を子供たちがしていた、これは、県下でも、ぱっとそういう答えが出てくるってあんまりないそうなんです。そういうことも含めて、非常にみんな仲がいいし、クラス自体がよいクラスだというお褒めの言葉を頂いて、私もすごくよかったなと思ったんです。ちなみに、先ほど坂上委員から呼称の件で質問があったんですけれども、そのクラスは、ファーストネームで先生が授業中もやり取りされてましたし、いろんな意味で、6年生の最後ということもあったのかもしれませんけれども、非常に仲のいいクラスで、そこで行われたストレスについての授業ということで、大変意義深い参観をさせていただきました。  冨永先生いわく、やっぱり国の方針として、この心のケア、ストレスについてしっかり学ぶ授業については、カリキュラムとしてきちんと位置づけるべきだということをおっしゃっていたんですけれども、西宮での今後の取組についてはどのようにお考えでしょうか、そういう質問です。  3番目が児童生徒の健康についてなんですけれども、子供たちの育ちの記録というのは、子供たちが御家庭でノートを持っているということなんですけれども、こども支援局の未来センターでも、ここら辺の子供たちの育ちについての記録、データベースですね、こういったものをやっぱりきちんと整理するべきではないかということも委員会としても提案させていただいているところですし、ここら辺の件について、学校、教育委員会として、小・中学校の児童生徒の皆さんの健康についてのデータ管理、データベース作成みたいなことについてはどのようにお考えでしょうかということをお聞きしたいと思います。  次に、先生方の研修についてです。  研修についてはいろいろ御意見もあったところなんですけれども、このコロナ禍の中にあって、インターネットを利用したセミナーみたいなものもかなり行われていると。いわゆるウェビナーみたいな呼称が定着したみたいですけれども、こういったセミナーみたいなものにもっと積極的に参加されたらどうかなと思いますけど、そこら辺はどのようにお考えでしょうかという質問です。  最後がGIGAスクールに関連する話なんですけれども、これは、直接GIGAスクールの事業についてどうやというよりも、後で出てくる子供の居場所づくり事業に関連してくることなんですけれども、学校教育側として、あるいは教育研修課的にどのようにお考えかということをお聞きしたいんです。先週のこども支援局の分科会でもちょっと申し上げたんですけれども、要するに、子供たちに配られた、貸与された端末を利用した放課後事業みたいなことについて、もっと何か企画できないかみたいなことを提案させていただきました。それで、後ほど地域学校協働課ですか、こちらのほうでお尋ねしようとは思っているんですけれども、教育研修課としてそこら辺の情報提供なり支援みたいなことはどんなふうに考えていただけるでしょうかというお尋ねです。  以上です。 ◎学校教育課長   先ほどお話のありました令和3年度の全市的な行事につきましては、なかなか実施は難しいということで、幾つか発表させていただいております。一つは、新型コロナウイルスの影響がまだまだ続く、行事というのはやはり日頃の授業の積み重ね、その成果をという部分がありますので、やはりそうした授業のほうがまだまだ影響を受け続けるという中で実施困難だというふうに考えているものなどは、例えば合同音楽会などがそれに当たるかというふうに判断しております。それから、オリンピックの関係でというようなところで、球場の貸出日程というようなところも含めまして、・中連体のほうが実施できないということで発表させていただいております。  確かに新型コロナウイルスの影響をずっと受けているわけなんですけれども、一方で、やはりこうした日頃の授業を積み重ねていった成果の部分を行事などで発揮していくというのは、子供たちにとっても励みとなっていきますので、その時々の感染状況にもよるかとは思われますが、例えば令和2年度でしたら、感染状況が厳しいということもありましたので、全校での例えば運動会や体育大会は難しかったんですけれども、例えば授業参観という形で学年ごとに実施して保護者の方にも御来場いただくというような形を取りました。そうしたような形で、学校でそういう成果を発表する場ということが一つ考えられます。また、市としましては、いろんな行事が中止になったり実施できないということになっておりますので、そうした子供たちの学校で活動している姿を少し映像にまとめまして、秋以降に番組として放送するようなことも代替事業として考えております。  また、・中連体のように会場が何らかの形で借りることができないというようなことが続いた場合の対応ということなんですけれども、こちらにつきましては、移動のことであるとかを考えていったときに、あまり遠くまで今のところは考えにくい状況もありますので、近隣で代替となるような場所で実施することはちょっと難しいというところが今のところの見解でございます。  以上です。 ◎教育研修課長   4点目の教員の研修をオンラインでというふうなところについてですけれども、本年度は、法定研修以外の専門研修がなかなかできない状況でございましたけれども、その際に、独立行政法人がしております教員研修の研修動画がたくさんございました。それについては、こういうふうなものがありますよということで、集合ではないんですけれども、見ていただいて、それからそのレポートを課すというふうなことの研修もいたしましたので、今後そういったものがたくさん出てまいるかというふうに思いますので、しっかりと情報提供なりをしていきたいなというふうに考えております。  5点目の放課後の子供の居場所等につきましてですけれども、現在も既に、放課後にこんなことをしたいんだというふうなところで、どんなことができるんだろうかというふうな御相談を受けたところもございますので、そういったところにつきましては、機具の操作でありますとか環境設定等々につきましては支援をさせていただいているところでございます。なお、そういったところの情報がありましたら、こういった使い方もありますよというふうなところで情報提供のほうを各校にしてまいりたいなというふうに思っております。  以上です。 ◎学校保健安全課長   心のケア、ストレスを学ぶ授業についてなんですけれども、県の教育委員会からこの授業展開についての指導案等が送られてきまして、市内の全ての学校に発出しているところです。こちらではつかみ切れてない部分も含めまして、それぞれの学校でこの授業については、特活であったり、道徳であったり、学活等で実際に行われているというふうには聞いております。ただ、心のケア、ストレスを学ぶ授業というのは、この展開だけに限るわけではございませんから、いろいろな教材を活用しながら、今後、学校の中のカリキュラムの一つとして心のケアには取り組んでいっていただくというような方向で考えているところです。  続きまして、子供たちの育ちの記録のデータベース化という御質問なんですけれども、各学校で行われております身体測定等については、学校保健安全法にのっとってそれぞれのデータを集約して、県のほうにも報告を上げておりますので、個々人のデータベース化というところまでは至っていないんですけれども、一定データとしては整理しております。  それから、個々人については、それぞれ健康手帳等を持参しておりまして、自分の成長は順番に見ていくことができるような形で学校で整えているところです。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   御答弁ありがとうございました。  学校が合同でやる事業についてなんですけれども、コロナの関係、あるいはオリンピック等での会場の関係、対応をいろいろ考えていただいているということで、ありがとうございます。映像化して番組として流すみたいなことも、大変皆さん喜んでもらえると思います。  それと、これもオンラインを利用した学校同士の交流ですとか、もちろん遠隔地とのやり取りもあるし、市内の幾つかの校区で集まってとか、あるいは西宮市内の大会みたいな、バーチャル連体、バーチャル中連体みたいなのを考えてもらってもいいと思うし、これからそういった手法もいろいろ工夫しながら考えていっていただければというふうに思います。  それから、研修の件なんですけれども、動画をいろいろ利用しながらということで、ありがとうございます。  要するに、趣旨の一つは、学校の先生方にもっと外に出ていただいて――外に出ていただいてというのは、実際に足を運ばなくてもいいんです。バーチャルでもいいんですけれども、西宮市外のいろんな皆さんと交流を深めていただいて、情報交換もそうだし、情報収集もそうだし、体験の交換もあるだろうし、いろんな形で交流していただく、先生方のそういったふだんの日常の積み重ねの中で経験を膨らませていただくということが子供の育ちにも大きく参考になるんじゃないかなというふうにも思いまして、そういう意味で提案させていただきました。御検討いただけたらと思います。  それから、心のケアについては、今後とも、学校によっても、クラスによっても、いろいろな違いがあるので、それに応じた形での取組を丁寧にお願いできたらなというふうに思います。  冨永先生いわく、まだまだこま数としては、やっぱり年間で3こま、4こま取っていくべきだけども、国が、文科省が動かないと、現場だけでの推進というのはなかなか難しいとも思うのでということはおっしゃっていたんですけれども、まあまあ、文科省はともかく、西宮は西宮でできることをしっかり取り組んでいただければというふうに思います。  それから、GIGAスクール構想ということで、子供たちが端末を持っていろんなことができる環境になってきました。先ほどの先生方の研修もそうだし、あるいは学校ごとの交流みたいな話もそうだし、あるいは放課後事業ですね、放課後キッズ、あるいは育成センター事業ね、こういったことも全部、バーチャル育成センター、バーチャル放課後キッズみたいなこともできるようになってくるので、ぜひそこら辺の取組について、教育研修課としても、情報提供、いろんなお手伝いをしていただけたらというふうに思います。今後ともよろしくお願いします。  以上です。 ○一色風子 副主査   全部で5点について一問一答でお願いします。一つ目はインクルーシブ教育の推進について、二つ目は学校情報化推進事業経費について、三つ目は、ちょっと簡単にお伺いしたいんですけれども、ヤングケアラーのことについて、四つ目が不登校について、最後に学校現場と教育委員会の関係性というのをお伺いしたいなと思っています。以上5点です。  まず、一つ目のインクルーシブ教育の推進についてです。  新年度予算のほうで、学校協力員のほうが大分と予算が800万円ほど減っていて、…… ○八代毅利 主査   これは一括ですか。 ○一色風子 副主査   一問一答です。  学校協力員が800万円ほど予算が減っていて、代わりに介助支援員さんのほうが増えているということなんですけれども、このあたりのことというのは、現場のほうには相談とか、学校協力員さんは減ってもいいから、介助支援員さんをこの程度増やしてほしいみたいなお声があったのかどうか、確認させてください。 ◎特別支援教育課長   この協力員の減と、それに替わります介助支援員の増のことでございますが、会計年度任用職員の介助支援員に替えていくことによりまして、研修を打つこともできますし、より適切・的確な支援を構築できる専門性の向上も狙っているものでございます。  この協力員を減らしながらも介助支援員を増やしていくという決定につきましては、校長会等で話をしておりまして、現場のほうのお声も聞いている次第でございます。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   新年度、介助支援員さんは32人ということで、16人ほど増える、倍増になるということなんですけれども、学校協力員のほうは、謝金という形になっているので、子供の数の実態に合わせた予算を立てているということなので、実数的にはどのような形になっているのかというのが具体的には見えてこないというところなんですけれども、このあたり、学校長のほうにはそのようにお伝えしているということではありますが、大分と800万円ほどの予算が減額になるということで、大体の人数でいくとどれぐらいの学校協力員さんを引き揚げるというか、学校で活動しなくなるのかという大体の人数というのは把握されてますでしょうか。 ◎特別支援教育課長   人数での積算が非常に難しい状態でございます。といいますのが、協力員というのが一つの学校に例えば800時間入ると考えても、それを学校のほうで1週間に2時間だけ入られるような協力員さんも1人ですし、1週間の中で10時間入ってくださる協力員さんも1人ですし、それによって数を比較するというのは非常に難しいことでございます。 ○一色風子 副主査   学校協力員さんは、そのように運用の方法というのが様々で、時間数も個々によって違うということで、ついてくださるお子さんによっても違うのかなというふうに思うんですけれども、多分、減っていくことで1人の協力員さんが受け持つというか、動かなければいけない体制というのはちょっとしんどくなるんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、そのあたり、危惧はされてますでしょうか。 ◎特別支援教育課長   実際にそのような方ももしかしたらおられるかも分からないんですけれども、学校のほうには、何時間分、子供たちに必要な時間数があるので、そこを使ってくださいというふうにしますので、協力員さん1人でたくさんを賄っていただく場合もあれば、また、協力員さんを増やして運用していただいても結構という形になります。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   増やして運用することもあるかもしれないということだったんですけれども、例えば本当に人数、人手が足りないということで、保護者の方がまた学校現場のほうに行かなければいけないというようなことにならないかどうか、そのあたりはどうでしょうか。 ◎特別支援教育課長   基本的には、保護者に支援を求めるというのは、本当に子供さんの体調が不安定であるとか、そういうときにはやはり体調管理の面で御協力いただくこととかもございますが、学校現場で子供たちの自立していく力も育てるという観点から、基本的には保護者ではない支援体制を構築してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   保護者ではない形での支援体制の構築ということで、ぜひそのように進めていってほしいと思います。  とはいっても、私の耳のほうにはいろんな情報が入ってきていて、やっぱり保護者の方がどうしても行かなければいけない状況になっているということも伺っていますので、今おっしゃられたように、ぜひ構築していっていただきたいなと思います。  もう1点なんですけれども、通学に関して保護者の付添いが必要だというケースというのはどれぐらい把握されてますでしょうか。 ◎特別支援教育課長   小・中学校の特別支援学級のお子様で自力で通うことができなかったり――それは安全性の面においてでございますけれども――とか、集団登校のほうでも難しいというときに関しましては、基本的に保護者に登下校につきましては協力を求めているということでして、それが具体的に何人かということは、今持ち合わせておりません。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   今、小・中学校の特別支援学級のほうに在籍しているお子さんでということだったんですけれども、特別支援学級に在籍していなくても、通常級に通われているお子さんで保護者の付添いが必要だというふうに言われている方もきっと中にはいらっしゃるかと思います。その辺の数も併せて把握はされていないということでよろしいですか。 ◎特別支援教育課長   現在は分かりません。 ○一色風子 副主査   そのあたり、御相談などは教育委員会のほうにはないでしょうか。 ◎特別支援教育課長   こちらのほうに通学の登下校に関して直接的に御相談があったということはございません。 ○一色風子 副主査   分かりました。  実際のところは、多分、保護者のほうが送迎されているというケースは見受けられると思います。ちょっと調べたところでいきますと、ファミリーサポートなんかを活用されているのかなと思ったら、登校ではそういったことを活用されている方はゼロ人でして、下校では、放課後、学童保育だったりとか児童デイに送迎するということで使われている方もいらっしゃったんですけれども、少しそのあたり、ぜひ実態を特別支援教育課のほうでも把握していただきたいなと思います。  最後に、先ほどひぐち委員のほうから全国学力テストのことが話題として上がっていて、この全国学力テストなんですけれども、インクルーシブ教育の推進という面から見たときに、全国学力テストを受けられないお子さんというのはいらっしゃるのかどうなのか、確認させてください。 ◎教育研修課長   全国学力・学習状況調査の実施要綱の中には、特別支援学校及び小・中学校の特別支援学級に在籍している児童生徒のうち、調査の対象となる教科について下学年の内容に代替して指導を受けている児童生徒、知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の教科の内容の指導を受けている児童生徒は調査の対象としないというふうなことを書かれております。 ○一色風子 副主査   この全国学力テストというものが、ふだんの子供たちの生活であったり、学校の学びの中で一応調査結果を見て学校や教育委員会の中でどのようにしたら学びやすくなるのかというのを考えるために、多分調査をしているんだというふうに教育委員会のほうでは認識されているのかなと思って先ほどお話を聞いていたんですけれども、でも、対象外になっているお子さんが対象年齢の中にいるという状況に関して、特別支援教育課としては、そのあたり、違和感はないですか。 ◎特別支援教育課長   違和感……。通常の学級の中に支援を必要とする子供たちがいる、その子たちが学力テストを受ける…… ○一色風子 副主査   特別支援学級や特別支援学校に在籍している生徒さんで、その年齢の授業を実際は受けられていないということが多分要因で、全国学力テストはその年齢に達していていても受けることができないという現状があります。インクルーシブ教育を推進していくという視点を持ったときに、特別支援教育課として、このことに関して私は違和感を持っているんですけれども、原田課長は、そのあたり、分からないですかというような質問でした。 ◎特別支援教育課長   失礼いたしました。  特別支援学級であったり特別支援学校の子供たちは、下学年である教育課程を編成したり、特別支援学校教育に合わせた教育課程を編成しておりますので、同年代の子供たちと同じ学力テストを受けるということに関しての違和感は、私自身は感じておりません。 ○一色風子 副主査   やっぱりそのあたりで、インクルーシブ教育の推進について共有しながら、一緒に進んでいきたいという思いがちょっと遠い感じがいつもしているところの一つなのかなというふうに感じています。
     ちょっと話は戻るんですけれども、現状、通学の状況だったりとか、あと、学校協力員さんのお話であったりとか、保護者の方の支援がなければなかなかその支援の必要な子供たちが地域の学校で学べないという状況もあるということもありますので、そのあたり、やはりその地域にいる同じ学年の子供たちが地域の学校で学んでいきたいというふうな思いがあるというところに関しては、なるべくそこに応えていく――なるべくというか、絶対に応えていけるような体制づくりというのをぜひそういった視点を持って進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、学校情報化推進事業経費になります。  新年度、国のほうはデジタル教科書のモデル導入を考えているということで、今、西宮市のほうでも手を挙げていらっしゃるというふうに伺っております。デジタル教科書がもし新年度以降に西宮市でモデル実施されるというふうになった場合、西宮市ではデジタル教科書の導入についてどのような視点を持って導入についてのモデル実施をされていくのか、今何かお答えできることがあればお願いします。 ◎学校教育課長   学習者用のデジタル教科書につきましては、現在、国からの回答を待っている状況でございます。少し実施内容を御説明させていただきますと、まず、全ての子供たちに紙の教科書は配布されます。その上で、各校1教科から2教科程度を研究していくということになってまいります。ですので、その教科も学校ごとにいろんな教科が想定されますので、そちらにつきましては、広く研究できればというふうに考えております。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   広く研究していく中で、子供たちの健康面ということに関しては配慮されるのでしょうか。 ◎学校教育課長   子供たちの健康面につきましては、デジタル教科書の研究とはまた別に、GIGAスクールのスタートパッケージも後ほど所管事務報告で御説明させていただきますが、特に長時間使用でありますとか、そういった部分を気をつけていくようにということで、学校の関係者もそうですけれども、御家庭でも子供たち自身も、そういった部分を気をつけていくことができるようにというような呼びかけも同時に行ってまいります。 ○一色風子 副主査   ちょっと先の話になるんですけれども、例えば学習者用のデジタル教科書と紙の教科書、どちらか選べるような状態になるのか、それとも、国がこうですよと言ったらその方向性になるのか、そのあたりはどうでしょうか。 ◎学校教育課長   こちらのほうにつきましては、国のほうもまだまだ研究段階ですので、あまり明確なことが出ておりません。そうした部分も含めて国の動向を見ながらというふうに考えております。  以上です。 ○一色風子 副主査   国の動向を見ながらということなんですけれども、西宮市としての方針はこうしていきたいんだということを一定出すことができた場合、国の方針と違っていてもそれを進めていくことができるのかどうなのか、そのあたりはどうですか。 ◎学校教育課長   教科書ということになりますので、やはり国の方針というものが優先といいますか、大きなルールがあるかと思っております。  以上です。 ○一色風子 副主査   分かりました。まだ新年度以降もモデル導入されるかどうか分からないような状況で答弁いただいて、ありがとうございます。  健康面にぜひ配慮していっていただきたいというところは多分教育委員会も保護者のほうも皆さん思っているところなのかなと思いますので、そういったところを重点的にぜひ見落とさないように、デジタル教科書のほうのモデル導入についても考えていっていただきたいなというふうに思っています。  3点目、ヤングケアラーのことに関してなんですけれども、これは、今回、一般質問のほうで出てまして、国の調査を教育委員会のほうでは注視して、その後考えていきますというような答弁だったんですけれども、国の調査がどのような形で出たら教育委員会としてはどういうふうな動きになるのか、何か想定されていることはありますか。 ◎学校保健安全課長   国の調査を注視していくというふうな答弁をさせていただいたんですけれども、この国の調査自体は、対象の生徒児童に調査内容を配布して、それをインターネット――スマートフォンやパソコンで答えるような形の調査ですので、そのデータ自体は西宮市に特定した形では頂くことができないように聞いております。ただ、国の調査として全体のヤングケアラーの存在、割合などはある程度見えてくると思いますので、そのあたりを注視しながら、西宮市内にも一定数のそういう子供たちが存在するということを踏まえて、その対応については今後検討していきたいというふうに思っております。 ○一色風子 副主査   対応を今後していくということなんですけれども、スクールカウンセラー ――先ほど午前中の質問の中でも、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの御質問が出ていました。現在の体制ではなかなかそのあたりも厳しいんじゃないかというような御質問もあったのかなと思います。現状、その形の中で、さらにヤングケアラーということが見えてきて、じゃあもっと対応していかなければいけないというふうになった場合、西宮市としてはどういった体制の中でやっていかれるのか、お願いします。 ◎学校保健安全課長   このヤングケアラーの問題については、例えば、学校の先生方が、家庭訪問したときに見えてきたりとか、あるいは子供との懇談の中でヤングケアラーの存在が明らかになってきたりということで、学校としてその子の状況をつかむことはできるんですけれども、その対応自体についてはなかなか学校現場だけでは難しい問題があると思いますので、福祉の関係部署等とも連携しながら、今後ヤングケアラーの対応を検討していきたいというふうに思っております。 ○一色風子 副主査   分かりました。  多分、0人ではなく1人でもいれば対応していかなければいけない状況にはなるんだろうなというふうに思っていますので、その辺、状況はしっかりと把握していただきながら体制の構築を進めていっていただきたい、具体的な体制の構築というものもぜひ今後示していただきたいなと思いますので、お願いします。  4点目の不登校についてです。  以前にもお伺いしていたかなと思うんですけれども、不登校の子の学校健診に関して、学校では受けられない場合、どこか外で、かかりつけのお医者さんであったりとか、そういったところで学校健診の代わりに受診ができるというような体制というのは、今どの程度検討や小児科の先生なんかとお話などが進んでいますでしょうか。 ◎学校保健安全課長   長期欠席の子の学校健診の対応につきましては、医師会のほうとも相談を持ちかけているところです。今現在の対応といたしましては、学校現場で、健診の日に欠席した子供たちについては、学校医さんの御厚意により別日を設けて保健室で健診をする等の対応は実際に行われているところです。ただ、長期欠席で全く学校に来ていない子の実情は、実際、健診をすることができていないんですけれども、その子たちについては、学校から健診の呼びかけ、対応方法等についてはお知らせして、できる限り健診を実施できるような方向で動いているところです。  以上です。 ○一色風子 副主査   呼びかけをして、学校にも来られないというような形が続いているという状況ではあるのかなと思いますので、引き続きそのあたり、どこか、小児科の先生だったりとかで必ず受診はできるような形というものをつくっていっていただきたいと思いますので、引き続き検討していっていただきたいと思います。お願いします。  あと、不登校の対策ということであすなろ学級が増えたりとかというような形も出ていると思うんですけれども、午前中、田中委員のほうからも質問がありまして、やっぱり公教育としての不登校対策というか、不登校にならないための公教育ってどういうふうにあるべきなんだろうかということを学校や教育委員会が考えていかなければいけないというようなところに立っていると思います。不登校児童への今目の前にある対応ということであすなろ学級というものをどんどんつくっていってはいらっしゃるのかなと思うんですけれども、やっぱり人数的には800人を超えるような形で学校に行けていない子供たちがいるという現状に対して、学校現場ですね、ふだん行っている地域の学校に対して、不登校にならないためにどんな対策が前年度よりも新年度できるようになっているのか、そういったことを何か取組はされているのか、質問します。 ◎教育次長(佐々木理)  午前中、いろいろと議論をさせていただいたんですけれども、教育長が申し上げたこともこれから私が申し上げますことも、やはり魅力ある学校づくり――まず今の学校の状況の中で不登校生がこれだけいるわけですので、やはり不登校生を少しでも生まないように、ある意味、フィルターを下げるような努力はしていかなければいけないだろうという課題認識は持っております。そういったところにつきましては、従前より相談はさせていただいていることなんですけれども、新年度になりましたら、教育長と私のほうで、全ての学校はなかなか難しいかも分かりませんけれども、多くの学校を訪問させていただいて、今現在何か学校の中で不登校を生んでいる要因がないかどうかというのをもう一度見直してほしい、また、もし何か学校に来ることの妨げになっているものがあるのであれば、そのあたりについては厳に検討してほしいというようなあたりは話をしていく予定をしておりますので、その後、学校の変化に注目していきたいというふうに思っておりますし、必要に応じて指導助言もしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   新年度以降、次長と教育長で学校のほうを回っていただけるということで、不登校の子供たちを生まないための学校づくりというのを見直してほしいというような形で回っていただけるのかというふうに思います。  次の質問とちょっと重なってくるので、併せて質問するんですけれども、学校現場と教育委員会の情報の連携とか、そのあたりの温度差であったりとかということを感じています。先日、キャリアパスポートというものが学校のほうからお手紙が来まして、子供たちがキャリアパスポートというものを持って帰ってくるので、保護者の皆さんはそれに対して励ましの言葉などを書いてあげてくださいねみたいなお便りがありました。このキャリアパスポートに関して、一体何だろうかと私も思ったので、知り合いの先生とかにもお伺いしたら、学校現場のほうでも、キャリアパスポートというものが、兵庫県から出てきたものがあったのに、突然、西宮市からの仕様にも変わってみたいな、ちょっと混乱しているような状況がかいま見られました。そのあたり、教育委員会がこのように考えているんだけれども、学校現場のほうに、本当に現場の先生一人一人には必ずしも同じような熱い思いが届いていないというか、説明が足りていなかったりとか、そういったことが起こっているんだなということを実感したんですけれども、そのあたりのことに関しての認識というのは教育委員会のほうにあるかどうか、確認させてください。 ◎教育長   先ほど次長が言いましたように、私たちも、一番最初の教育長になったときから学校訪問はしてます。いろんなことを聞いてます。それとは別に、教育委員会としては、学校長、小学校、中学校それぞれ集まっていただいて、市の方向だとかというのを説明していってます。ただ、なかなか量が多いので、全部が全部というわけにいかないんですけれども、できる限りそれがきちんと伝わるようにということはしていっているところです。  今回のコロナでも、きちんとそれぞれの学校は、マスクと手洗いと3密を防ぐ、それをきちんと対応していってもらってますので、逆に言えば、私たちが学校を訪問したときに、子供たちはすごい、立派だなというのを思いました。確かにそういう意味では、あるところはきちんとできているのかなと。ただ、全体的に十分ではない面がありますので、また教育長、次長一緒にそれぞれの学校を訪問しながら、それから、別に指導主事等も学校訪問してますので、その中でいろんなことがありましたら、それを受けて対応したいと思ってます。  以上です。 ○一色風子 副主査   コロナだったというところもあって、なかなかそのあたり、情報共有も思うようには進まなかったというところも今年度はあったのかなというふうに思っています。だからといって、新年度以降はどうなのかというところを考えると、あまりそこら辺、もしかすると変わらないんじゃないのかなというふうにこちらは思ったりもしてます。先生たち、やらなければいけない業務がやっぱり増えてますし、減ることはないですよね、増える一方で。なので、その中で先ほども予算、新年度、結構体制が変わっていく、学びの指導員さんも時間数は減りますし、スクールサポートスタッフの配置もなくなってしまう、こういう現状の中で、本当に先生たちが、教育委員会がこうしてほしいんだという思いに実際に応えていけるのかというと、そこはほんとに難しいんやろうなというのは実感しますし、全国学力テストのこともそうですけど、思いはそうかもしれないけれども、実態としてはそこがイコールになっていないというところがきっとあるんだと思います。それが影響しているからこそ、不登校も800人という高止まりの状態で、子供たちにもしわ寄せが行っているんじゃないのかなというふうに感じていますので、いま一度、新年度以降、次長と教育長が学校を丁寧に回っていただけるということで、そこでしっかりと現場の先生たちの声を聞き取りしていただくことがもしかするとよりよい学校づくりのほうに好転していくのかもしれないなというのは思いますから、ぜひ、田中委員もおっしゃってましたけど、なるべく寄り添えるような形で学校訪問していっていただきたいなと思います。やっぱり疲弊している先生たちがたくさんいる中で、教育委員会ができることというのは、その先生たちの気持ちを酌んで、一緒に歩みを進めていくことだろうなと思いますので、そのあたりのことをぜひよろしくお願いします。  以上です。 ○八代毅利 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 主査   次に、議案第302号令和3年度西宮市一般会計予算のうち教育委員会社会教育部分を議題とします。  当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   放課後キッズルーム事業について1点、一問一答でお願いします。  令和3年度の子供の居場所づくり事業の事業内容について説明してください。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  まず、本年度につきましては、放課後キッズルーム事業――以下「放課後キッズ」と言いますけれども、この放課後キッズを5校、従来方式を14校、合計19校で実施いたしました。御質問の令和3年度についてですが、まず、放課後キッズにつきましては、実施校は5校のままですが、このうち2校で長期休業期間中の開始時間を8時半から8時にするなどの改良型を試行実施いたします。また、従来方式につきましては、市職員であるコーディネーターを学校に配置して実施するコーディネーター常駐型を新たに1校で実施するとともに、これまで公民館でのルーム型として実施していた1校をコーディネーター常駐型に移行することとしています。これにより、従来方式の実施校が1校増え15校となり、子供の居場所づくり事業全体としましては合計20校で実施する予定です。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   放課後キッズ事業の実施校では、単年度で委託業者が替わり、コーディネーターが替わってしまうことを悲しんだり、寂しく思う児童が多いのが実情です。制度として改善を図るべきだと考えますが、市の考えを聞かせてください。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  御指摘のとおり、令和3年度につきましては、放課後キッズ実施校5校のうち4校で事業者が替わることとなりました。当事業実施要綱では、児童の安全確保やトラブルの円滑な処理などの点から、まずは育成センターの指定管理者と特命随意契約を結ぶことを原則としており、5校のうち高木北小学校については、この原則に基づき、引き続き育成センターの指定管理者が放課後キッズも受託することとなりました。また、平木小学校については、来年度から新たに育成センターの指定管理者が放課後キッズも受託することとなりました。しかし、残る神原、甲陽園、南甲子園3校につきましては、育成センターの指定管理者が受託しなかったために、一般競争入札により新たな委託事業者を選定した次第です。  各事業者に確認している限りでは、スタッフの半分以上は引き続き従事していただける予定ですが、コーディネーターは替わることになりそうな状況と聞いております。委員御指摘のとおり、事業者が替わりますと、これまで親しんできた児童が残念に思ったり戸惑いを覚えたりすることがあるかもしれません。教育委員会としては、事業自体の継続性や安全性も考慮し、毎年事業者が替わることのないような選定方法について現在検討しているところでございます。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   以上です。  ありがとうございました。 ◆坂上明 委員   子供の居場所づくり事業、この1点で、一問一答でお願いいたします。  一般質問のときには、この件で七つ質問させていただいて、教育長が御丁寧に御答弁いただきました。 ○八代毅利 主査   スイッチを入れてください。 ◆坂上明 委員   いつもすみません。  それで、まず、いつでも言っていたんですけども、今日は宮後課長も後迫課長もいらっしゃるんですけれど(笑声)皆さんが何で笑ったか御存じですか。名前が似ているということで笑っているんですよ。  まず、この両者――キッズと従来型、この二つのものというのは、互いにメリット、デメリット、当然書いていただいておるんですけれども、教育長も、今後は全校的に数年のうちにとおっしゃっていただいて、全校にとにかく設置しようということで今後動いていっていただけるんですから、より精査していただいて、お互いのいいものをお互いに吸収し合って、そして、デメリットの分はどんどん排除していくという方法をこの1年の間にやっていっていただきたい、このように思うんです。  それで、前回の質問のときに、七つの質問のうち、まず一つ目に、来年は何で従来型2校なんだというふうな――実施時間が圧倒的にキッズのほうが長くて、実施時間のことを考えると、圧倒的に子供たちが遊ぶ時間が多いじゃないかというふうなことで、にもかかわらず、従来型を2校増やすということについての説明をということで議場でも改めて頂きました。  今日、後迫課長がいらっしゃるんですけれども、この従来型のよさというものをすごくいろいろと語っていただいて、これは多分、学校訪問してそのよさというのがよく分かっているんだと思うんですよね。それも含めて、来年度は、今も言いましたように、やはり実施時間の延長ということをぜひ考えていただいて、来年度に実験のようなことをされるんだけれども、まずその辺を絶対に改善しよう、改良しようというお考えの下で、課長、やっていただきたいと思うんですけども、従来型のよさというものを改めて御披露いただいて、そして、時間的なことをぜひ延長しようというふうなお気持ちをお聞きできればと思うんですが。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  従来型のうちのコーディネーター常駐型につきましては、12月の所管事務報告でも申し上げましたとおり、市の職員であるコーディネーターを学校のほうに配置させまして、午前中から放課後までは学校の支援を行います。主に、特別支援学級のサポートであったりとか、給食の配膳、入学式とか卒業式、運動会などの準備とか後片づけ、様々な活動を通して、子供たちの特性を把握したり、あるいは家庭の背景なんかも把握するということになりまして、それが放課後の活動に生きてくるということは御説明したとおりでございます。  ほかにも、実際に所管課として思うことなんですけれども、これは直営のよさというのがあると思っております。例えば月1回、コーディネーター研修会というのを開催しております。各学校のコーディネーターを会議室に集めまして、日頃の活動の様子とか子供たちの様子、あるいは意見交換なんかをしております。例えば冬場、寒くなってくると、手洗いがおっくうになって手洗いがいいかげんになるという場合にどういうふうに子供たちにうまく声をかければちゃんと聞いてくれるかなとか、あるいは、個別的なケースで、こういう場合はどういうふうに対応したらいいのか、どういうふうに教職員と連携を取っていったらいいのかという議論がされております。あるいは、今は新型コロナ禍におきましてなかなか密になるような遊具の提供は控えておるんですけれども、一人でできるような工作ですね、いろいろ楽しめるような工作を何とかコーディネーターの皆さんが工夫し合って、研究し合って、日々改善しているところであります。  こういうふうに、コーディネーターは日頃から子供たちのことをよく把握しておりますし、常に子供たちの放課後のことを研究して、思って活動しております。そういった部分で、所管課としても、従来型というのは、子供たち、保護者にとってもすばらしい事業であるというふうに認識しております。  ただし、委員おっしゃるとおり、放課後キッズと比較しましては、やはり事業時間の問題であるとか、そういった実施時間の差がございます。従来型につきましては、下校時刻につきましては学校の下校ルールに準拠しておりますので、学校とか地域、保護者の皆様がこの放課後の在り方を今後議論していただく中で、放課後の下校時間等も変更がありましたら、この居場所づくり事業の下校時間の変更を検討することは可能であるというふうに考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。
     もう延長しましょうね。これはぜひ考えてください。特に長期休暇、夏休みなんかでも午前中ということなので、冬休みとか春休みはどうなんだというような問題も出てくると思いますし、今言いましたように、それだけ従来型がいいというものだったら、従来型をより改良して従来型をやっていくというのも手ですよね。だけど、問題が、この前も言うたんだけれども、教育長からの御答弁はまだなのでまた教えてくださいと言ったことはコスト面なんですよ。言いましたように、時間が圧倒的に違うんだ、それを同等な時間にした場合、同じような条件にした場合だったら、コスト面では、従来型は1校650万円というよりも上がっていくのは当然だ、それだと思うんですよね。それは別に僕は悪いとかそんなことは言ってないんですよ。ただ、コスト面での比較をするんだったら同じような条件下でやることが第一ですよね。  それを考えた場合、今、後迫課長、あれからちょっと時間がたっているんだけれども、この辺のコスト面、大体これぐらいになるんだろうなというふうなことというのはお分かりですかね。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  メリット、デメリットの表におけるコストなんですけれども、あくまで現状では、放課後キッズは予算ベースで幾らです、従来型につきましては、安井小学校を参考に幾らですということで提示させていただきました。ある程度実施時間数が異なりますので、実施時間を同じようにした場合は、当然コストも従来型のほうも上がってくるかなとは思うんですけれども、従来型の報償費につきましては、現状、2時間以上で2,000円という形で報償費を支払わせていただいております。特に雇用関係を結んで時給幾らという形でお渡ししているわけではございませんので、具体的に幾らという金額は御提示できないんですけれども、あくまで表につきましては現状でこのぐらいかかっているということで御理解いただければと思います。  以上です。 ◆坂上明 委員   ぜひやってみてくださいね。でなければ、施策の推進というところには何らかの妨げになってしまう可能性があるよね。これをやろうと思っても経費がかかるんだとか、その経費の問題というのは、いずれにしても問題としては大きなものになってくると思うんですよ。でも、これは全て子供の将来に対する投資だということで、教育委員会の予算というものはすごく大切な予算だと思いますよ。全て子供たちの、西宮の未来への投資ですよ、それを思ったら、現状が子供の遊ぶ場所がほとんどなくなってしまっているというふうなことの問題を解決するための施策なんだから、生涯学習の中でも重要な位置だというふうに、教育長はそのようにおっしゃっていただいたけども、まさしくそうなんだから、その辺のところのコストというものは別のものとはちょっと違うということも考えてやっていただきたい、このように思うんですね。  それで、一旦下校のことについても御検討いただけるということだったんだけれども、質問じゃなくて、この前、菅野委員も御指摘されてましたけれども、キッズの改良型と育成センターの選択制というものも、1年間はもちろん検証する時間をということでこの前もお話がありましたけれども、その内容というものは、とにかく誤解のないように保護者には御説明いただきたい、このように思います。僕はあくまでも選択制というのは、この施策に対して逆行していると思いますので、それはぜひ見直していただくこと、早期に見直していただくことを心よりお願いしたいと思います。  今言いましたように、遊び場というのは本当に大事で、面白い資料がありまして、子供たち、夏休みであるとか放課後に一体何をやりたいんだ、1,000人のアンケートなんですよ。上からいくと、サッカー、ドッジボール、鬼ごっこ、縄跳び、これは今までの子ともほとんど――サッカーが今は男の子に人気があるんだけれども、5番目になしというのがあるんですよ。つまり、何をやりたいのか分からないと。つまり、それだけ外とのそういうのがないという今の特徴を表しているんだろうなというふうな、評価としてNPOの代表者がそのようなことを書いてますね。  この中で、もちろん今言うたサッカーが1番、2番がドッジボール、3番が鬼ごっこ、縄跳びが4番とかというてあるんですけども、大体一般的なことがずっと多いんだけども、今言った5番のなしというのを問題視したのと逆に、隠れ1位の言葉があるんだと。これは一体何かといったら、友達とサッカーをしたい、みんなでドッジボールをしたいとか、つまり、みんなとか友達という言葉がいっぱい入っているらしくて、これが4分の1を占めておるというんですよね。だから、子供たちは今こういうのに飢えているんですよね。それを解消するのにも、この居場所づくり事業、教育長は名称も変えていただけるということですので、この居場所づくり事業のよさですよ、これを伸ばしましょうよ。子供たちは、結局何をしたいかじゃなくて、誰と何をするかということをみんなで期待しているんじゃないかなということを締めくくりで書かれておったので、この居場所づくり事業というのは本当に、後迫課長ね、大変な部署やけども、すごくやりがいのあるところだと思いますので、今後ともぜひ、これは西宮をアピールする、子育てするなら西宮の最たる事業として、今後ぜひ成長させていただきたい、このように思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   よろしくお願いいたします。  私からは、1点、質問させていただきます。一問一答です。  学校・家庭・地域の連携協力推進事業について、コミュニティ・スクールについて質問させていただきます。  既にパイロット校で進められているコミスクだと思うんですけれども、その中でどういったことをされているという事例ですとか、また、コーディネーターの方の働き方が今こんなふうに働かれていますということのデータがあれば教えていただけますでしょうか。お願いします。 ◎地域学校協働課長   コミュニティ・スクールについての御質問にお答えします。  今年度からスタートしましたコミュニティ・スクール、学校運営協議会制度ですが、コロナ禍にございまして、春から、4月からスタートしたいと思ってらっしゃった学校がほとんどなんですけれども、実際、学校運営協議会の開催が6月以降ということにずれ込んでしまいました。しかし、学校が臨時休業から再開するときに子供たちへの支援を行ってくださった学校もたくさんございまして、具体的に申しますと、学校再開の際に、清掃活動を子供たちがしないことになってましたので、コミュニティ・スクールの地域学校協働支援員の方を中心に、トイレ清掃に入っていただいた学校もございましたし、あと、共用部分、階段の手すり等の消毒作業を行ってくださった学校もございました。その後、秋以降は順調に学校運営協議会も開催できておりましたので、今年度の事業内容の充実ですとか実施のために、学校運営協議会で議論しながら、また、自分たちの立場でできることを考えていただきながら、子供たちの学校での授業の充実と経験の充実に携わっていただきました。  あと、推進員さんの具体的な取組を付け加えて説明させていただきますと、鳴尾北小学校では、コミュニティ・スクールの活動に賛同いただける方をコミスクサポーターという名称で募集されて、より充実した活動を行っていただいた取組がございました。あと、学校運営協議会の議事内容ですとか記録作成等、熟議が行われる場での準備作業ですとか記録作成等にも推進員さんが活躍してくださっております。  説明は以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  スタートされている学校では、しょっぱなから学校休校ということでなかなか難しいところもあったということなんですが、その後、その学校に必要なところに入っていただけたということで、本当にありがたいなと思います。  今、働き方といいますか携わり方で、サポーターを募集してくださったり、記録などをしてくださっているということなんですが、来年度の学校の中が、午前中からの質疑にもありましたように、やっぱり先生たちの働き方が、人が少なくなるということでかなり現場の先生たちは大変なことになっていくのじゃないかなというふうに思うんですが、その場合、子供たち自体もしんどいところとか課題も見えてくるところだと思いますし、先生方にもなかなかしんどい課題が見えてくると思うんですが、そういった学校の運営について、どのあたりまでコーディネーターの方々が携われるのか、例えばどういった会議に出られるですとか、学校から何かしらの相談を持ちかけることもあるのかどうか、どの辺まで学校の内部のところに入ってきていただけるのか、それとも、そのあたりはまたそこではないですということなのか、方針が決まっていたら教えてください。 ◎地域学校協働課長   推進員さんの活動について御説明させていただきます。  先ほど申し上げました具体例の中にトイレの清掃のことを申し上げましたが、それは、最初は校長先生がPTAさんのほうにお声がけしたそうなんですが、PTAの中で意見が割れたので、推進員さんに御相談されて、推進員さんが呼びかけて清掃ボランティアを募集したということをお聞きしております。また、ある中学校では、推進員さんが、部活動を再開するに当たりまして、顧問の先生だけでは生徒全員への感染防止の配慮が十分にはできないということで、推進員さん中心に部活動のサポートにも入ったということをお聞きしてます。また、いろんな会議への出席につきましては、コミュニティ・スクール、学校運営協議会に説明が必要な場合は、校長先生とともに、青愛協ですとか地域団体の会議に出席されているということもお聞きしております。学校運営協議会のメンバーの中に地域団体の代表の方ですとかいろんな立場の方が出席されておりますので、そのそれぞれの会議で必要な場合は、推進員さんも会議に出席されて、学校運営協議会と取組の説明をされているというふうにお聞きしております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。学校の先生も御相談されながら今年度に関しては進めてこられた学校があるということで確認できました。  どこまでなのかなというふうに、外から見ていてということなんですけれども、コーディネーターの方、推進員の方が、現場の相談事にも乗っていただき、それを地域の力で解決していただくというのが本当にコミスクの目的でもあるのかなと思うんですけれども、やればやるほど学校間で差が出てくるのかなというふうにも思います。推進員の方にいろんな方が入られると思いますので、そこでやっぱり気になられるんじゃないかと思うんですけど、他校ではどういうふうにしているのかなとか、全体的に市としてどんなふうにコミスクが進んでいるのかなということで気になられる方もあると思いますし、情報共有ということで、直接推進員の方たちが一堂に集まられて、情報交換ですとかそういった報告会などをされる予定というのはありますでしょうか。 ◎地域学校協働課長   田中委員おっしゃられました情報共有の場ですとか情報交換する場につきましては、今年度、2回開催しました。研修会という名で1回目は開催したんですけれども、推進員になってくださっている方は、元PTA会長ですとか、子供たちのサポートのために惜しみなく活動してくださる方々ですので、研修するまでもなく、自分たちで積極的に動いてくださる方なので、逆に推進員同士で意見交換の時間を設けまして、自分たちが各学校でどんな取組をされているか情報共有していただきまして、それぞれが刺激を与え合って、じゃあ自分の学校でもいい取組を取り入れさせてもらおうとか、推進員さんのほうからもこの情報交換の場を設けてほしいというリクエストがございますので、2回目に実施のときは、情報交換だけの時間のためにお集まりいただく機会を設けました。来年度以降も、この情報交換についての場は設けていきたいと予定しております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   既に取り組んでいただいているということで、ありがとうございます。  また反対に、これからどんどん進んでいく中で、悩み事なども出てくるのではないかなと思います。そういった場合は、推進員の方が直接市のほうに御相談されるという窓口といいますか、そういう広報もされているのかどうか、確認させてください。 ◎地域学校協働課長   推進員さんの方が悩まれた場合は、まずは学校の校長先生に御相談されると思うんですけれども、地域学校協働課のほうに元校長先生の統括コーディネーターを配置しておりますので、その統括コーディネーターの先生に御相談の御連絡を頂くことも定着してきております。推進員さんに御説明する際に、何か困り事がありましたら地域学校協働課のほうに御連絡いただくように研修等でも御説明しておりますし、推進員さん同士で連絡ツール、連絡先を交換し合って情報共有していることも、そういう方がいらっしゃることもお聞きしておりますので、推進員さん同士で情報交換しながら解決されていることもあるのではないかと思っております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。積極的に活動をしていただいているということで、その点については安心いたしました。  子供たちの声を直接聞いていただくというのは、そういう機会があるのかなというふうに思うんですけれども、最後に要望なんですけれども、もちろん学校の先生方とこの推進員の方が御相談されたりですとか学校のことを考えられることもあると思うんですが、せっかく入っていただいてますので、ぜひ生の子供たちの声も聞いていただいて、そのあたりも共有していただけるような、そんな仕組みにしていいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   一問一答で2問、お願いします。  一つ目が公民館の定期使用グループについてと、二つ目が青少年補導関係事業で、一つ目の公民館の件なんですけど、これは、去年の決算分科会で、公民館の定期使用グループ数が、高齢化もあって、どんどん、どんどん減ってきています、それやったらあかんから、今後グループ数を増やしていけるようにやっていきますという話やったんですけど、その後の進捗はどうですか。 ○八代毅利 主査   一問一答ですか。 ◆江良健太郎 委員   はい。 ◎地域学習推進課長   グループの数なんですけれども、やはり実は少しずつ減ってきておりまして、それが、高齢化もございますし、しかもコロナでなかなか活動を復活できてないという部分もありまして、現在のところ、少しずつですけど、やはり減少傾向にございます。  地域学習推進課といたしまして、まず、定期使用グループにつきまして、会員募集のチラシの作成されたものを館に掲示させていただいていたものを、ホームページのほうでも見ていただけるような形にするなど、広報に努めるようにはしております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   じゃあ、9月から減っているということなんですよね。これはまた考えていかなあかんなと思いますわ。取りあえず意見として言っておきます。  二つ目の青少年補導関係事業なんですけど、これは、一般質問でも取り上げさせてもらったんですけど、来年度もうちが担当市で、大会運営方法について、コロナやのに普通にやるというのはどうやねんという話をさせてもらったので、今後、規模の縮小に向けて動いてくださいということを言わせてもらったら、それについては意見を大会関係機関に伝えていっていただけますということやったんですけど、これは、いつというか、どういった形でお伝えしていただけるんでしょうか、お願いします。 ◎青少年育成課担当課長   来年度の県の補導委員大会でございますが、10月に開催予定であるんですが、当然、今年度、担当の予定でしたので、事前には役員会とかそういった中では委員のおっしゃられるような中身で相談はさせていただいております。正式には来年度のことになるんですが、4月中に県の補導委員の大会の会長、副会長――役員会のようなものなんですけども、そちらのほうに私と市の補導委員の協議会の会長が出席させていただく予定になっております。その中で、委員のおっしゃられるような内容で改めて相談させていただくのと、5月の初旬に県の補導委員の総会がございます。正式にはそこで、来年度、西宮のほうで事業開催ということで承認を受けた後に、さらに具体的な内容での詰めの話をしていくことになりますので、もっと詳細な詰めた話を、5月以降、関係機関と申しましても県の補導委員連合会になるんですが、そちらのほうできっちりと――うちのほうの事業も開催担当市としては考えないといけませんので、きっちり伝えていく予定ではおります。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。ちょっと言いにくいと思うんですけど、ほかの市も多分そんな感じやと思うので、よろしくお願いします。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   一問一答で1点だけ、子供の居場所づくり事業についてお伺いします。  菅野委員や坂上委員からもありましたけども、現時点の計画で、最終的には全ての学校に広げていくという方針を出されていたかと思いますが、これは、全ての学校で実施されたときの、おおよそでいいんですが、キッズをどのぐらいにするかとか、従来型をどのぐらいにするかという、今の段階で分からないこともあるかと思いますが、大体でいいので、このぐらいの予算になるのではないかという数字がもし出ていたら教えていただけたらと思います。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  今後の導入計画につきましては、数年かけて全校で実施するという事業計画はございますけれども、具体的にどこの学校をいつということがまだ決まってはいない状況ではあります。しかしながら、概算でということですと、例えば放課後キッズのほうが予算ベースでは1,300万円、一方で従来型につきましては650万円とかいった金額になりますので、ざっくりということであれば、間を取りましたら1校1,000万円で、41校ですと4億円とかいう計算になろうかと思います。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  これもかなり個人的な意見になってしまうんですが、私としては、特に放課後キッズというものに関して、今は賛成でも反対でもないというような感じです。というのも、私が子供の時代でもそうですけども、放課後に何でここまでお金をかけるのかなというのが単純な思いです。子供って、別にどこでも遊び場は自分で見つけると思ってますし、確かに遊び場の環境というのは変わってきているのかもしれないんですが、そういうことを含めて考えてみても、果たして本当に学校を開放するというようなことにこれだけの予算を使うというのが、何かちょっと腑に落ちてません、自分の中では。ちょっと迷っているところではあります。  実際に、今方針としては全校に広げるということを決めておられますが、各校で放課後キッズを導入してほしいという、または従来型でもいいんですが、こういう放課後事業を導入してほしいというニーズというのは本当にあるんでしょうか。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  直接学校長であるとか学校のほうからぜひ子供の居場所づくり事業を導入してくださいとかいう申出はそれほどはないんですけれども、ただ、例えば地区の青少年愛護協議会などを訪問した際は、隣の学校でこの子供の居場所づくり事業があるということを聞いて、ぜひともうちの学校でも導入してほしいというようなお話も時々耳にします。数年前に実施した本市のアンケートでも、子育てについての保護者の視点での要望としましては、トップに安全な遊び場を充実させてほしいということで結果が出ております。そういう意味では、我々が子供の時分と比べても公園の数は増えてはいるかとは思うんですけれども、やはり子供たちが巻き込まれるような事件や事故があったりとか、あるいはボール遊びを禁止する公園も多くありますので、少しでも学校の施設、学校の運動場なんかを活用しまして、大人の見守りも配置する中で実施していくことができればなというふうに考えております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  僕も、ボール遊びが大きいかなというのはちょっと思うんですけども、ボール遊びができない地域の子もいるんですかね、そういう公園がないところもあるのか、そういうところでは、学校を使うというのは意味のあることだろうなというふうに感じてます。ただ、使うにしても、大人の見守りとかを考えるにしても、こういうことこそ、私は、コミュニティ・スクールであったり、地域の力を借りればいいんじゃないかなと思います。これを事業者に委託して――指定管理ですかね、指定管理して、1,300万円ほどかけるというのは、何かちょっと納得いかない部分がまだ自分の中にはあります。こういうことこそ、本当に地域の力を借りて、放課後、子供たちと一緒に遊んでやってくださいというような、そういう大人も恐らくたくさんいると思うし、地域の子供たちを私たちが育てていくんだというような意識でやられる方もいると思うので、決して反対ではないんですが、その在り方というのを改めてまた見直していただけたらなというふうには思ってます。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   一括で4点、5点、同じテーマで各担当の部署にお尋ねしたいと思います。何かといったら、バーチャルね、仮想。  まず一つは、放課後事業、放課後キッズ、バーチャル放課後キッズについて。  先日も育成センター事業の中でそういうことができないかみたいな提案をさせてもらったんですけれども、GIGAスクール構想が本格的に始まることによって児童生徒の皆さんが端末を持つ、そのことによって大きくデジタルの環境が前に進んだということで、児童生徒の皆さん全員がそういうことを利用できるというふうになると。それを踏まえて、子供の居場所づくり事業の中でどんなふうな取組ができるか、これから考えますでも結構なんですけれども、まずお尋ねしたいと思います。  次に、文化財。これも一緒です。  文化財については、特にデジタルアーカイブという文化財保護、あるいは文化財の閲覧の仕方で、近年、全国的に、あるいは全世界的に、いろんな世界の博物館でいろんなものがいながらにして鑑賞できるというような取組が進んでいます。西宮の文化財については、酒造りの資料から始まって、西宮にもいろんな歴史があるし、和紙もあるし、いろいろあるということで、それを紹介するためにも、そういった事業ができないかどうか、お聞きしたいと思います。  それから、公民館。  公民館についても一緒で、バーチャル公民館、そういった事業ができないか。宮水学園の放送によるみたいなのがあったのかと思いますけど、公民館事業のほうでもどうでしょうかという御提案です。  それから、図書館。  これも、電子図書館、もう全国的に始まっているところもありますけれども、あるいは西宮でも一般質問で取り上げられたこともあったかと思います。これの取組についてはどうでしょうか。  最後に、青少年育成事業。  これは、リーダー研修ですとか、あるいはバーチャルファミリーキャンプみたいなこととか、これもいろんな工夫ができるかなというふうに思ってます。  それぞれのセクションでどんな取組ができそうだみたいな、ちょっとそこら辺のお考えをお聞きできたらと思います。簡単で結構です。よろしくお願いします。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  子供の居場所づくり事業とGIGAスクール構想に絡めてお答えいたします。  子供の居場所づくり事業は、本来の趣旨としましては、放課後の子供たちに自由で自主的な遊びの場や学びの場を提供するということですので、基本的に、大人が何か指導したりとか、大人からアプローチするということはございませんので、そういったことは事業の本来の趣旨からそれるんですけれども、ただ、GIGAスクール構想によりまして1人1台端末が配付されているというような状況の中で、自主的な活動を前提とした上で、何かみんなが一緒になって、タブレットなりコンピューターを共有するという中でより教育的な効果が高められるようなタブレット等の活用方法はないかということは検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ◎文化財課長 
     文化財のデジタルの公開ということなんですけれども、既ににしのみやデジタルアーカイブというものの中で、西宮市指定の文化財である岡本家文書の文書の公開であったり、絵図類の公開は既に先行して行っております。そのほか、史跡の件でいきますと、西宮砲台とか徳川大坂城の石丁場跡などは、現地に行っても文化財の全体のイメージがなかなかされづらいというところがありますので、これからは、VRとかそういったものもいろいろ活用して文化財全体が分かるようなデジタル化の事業も進めていきたいというふうに考えているところです。  以上です。 ◎地域学習推進課長   公民館では、公民館地域学習推進員会のほうで地域の方々が講座を企画・運営しておりますが、今年度、コロナの関係で来館を伴う講座は全て中止といたしまして、その代わり、予定していた講座の中から、講師さんに御相談する形で、市のユーチューブを活用しましたオンラインの配信を進めております。今年に入って既に幾つかアップしておりまして、35講座を順次公開していく予定としております。また、次年度も引き続きなんですけれども、計画する講座の中で一つはオンラインの配信を実施するようにということで推進員会のほうと話を進めております。  以上です。 ◎読書振興課担当課長   電子図書館の導入につきましては、利用者のニーズに合ったコンテンツを十分にそろえていく必要があるなど、整理すべき課題が数多くあると考えております。さらに、導入経費や毎年発生するコンテンツ購入費等の財源確保の課題もあることから、現時点では導入する考えには至っておりません。今後、他市での導入状況やその内容等も精査しつつ、研究を続けてまいりたいと考えております。  以上です。 ◎青少年育成課長   委員御質問の件、現在のところ具体的な検討というところでは青少年育成事業では行っておりませんが、今後、特に青少年リーダー育成などにつきましては、世代的にも非常に電子媒体になじみやすい世代でございますので、オンラインでの研修事業の配信なども含めて研究してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆大川原成彦 委員   ありがとうございます。  お答えしにくい質問で申し訳なかったんですけれども、やはり権利が関係するものについては、少し図書館なんか、難しい部分もなかなかあるのかなというふうには思いますけれども、西宮の個性を皆さんに知っていただく、それをこれから経験して身につけて、また後世に伝えていくのが今の小・中学生の児童生徒の皆さん、それの先頭に立つのがGIGAスクールが始まる今年の児童生徒の皆さんだということを子供たちにもよく分かっていただいて、みんなの財産、みんなの資産を大事にしていこうということを訴えていただければというふうに思います。いろいろ御苦労かと思いますけども、よろしくお願いします。  以上です。 ○一色風子 副主査   2点について一括でお願いします。  1点目ですけれども、図書館の管理運営事業経費についてです。  新年度以降、生涯学習のほうに移っていかれるのかなと思うんですけれども、そのことによって図書館の司書さんというのがどういった活動が幅広くできるようになるのか、教えてください。  2点目は、先ほど菅野委員から質問があった放課後キッズの中で、毎年、事業者が替わらないようなことを今後考えていきたいなというような答弁がありましたが、そのことに関しては、例えばどういったところの事例を参考にされていこうとお考えなのか、お願いします。 ◎読書振興課担当課長   来年度から図書館を移管することになりますと、図書館のほうでは、今後、地域の学習拠点としての役割に加えて、他部局と連携した個人のスキルアップや就業等の支援、あと、住民ニーズに対応できる情報拠点としての役割が求められると考えております。このため、図書館のほうでは、市民が気軽に利用できる公共施設であるという特色を生かして、生涯学習の関連の各部門と一層の連携を図りながら、市民生活に役立つ情報提供を行っていきたいと考えておりまして、その重要な業務を担うのが司書であると考えておりますので、今後、さらに各部局と連携を進める中で、広く活躍できるように努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  事業者が毎年替わることのないような事業者の選定方法ですけれども、現状では、一般競争入札を実施しておりますので、毎年、事業者が替わるというような事態も起こり得るということでございます。この一般競争入札につきましては、今後ですけれども、単に価格によって事業者を判定するのではなくて、事業者の実績であったりとか、事業者のノウハウとか事業者からの提案内容などによって総合的に評価できるような、価格以外の部分でも評価できるような事業者の選定方法について、例えばプロポーザル方式であったりとかいうのを考えていきたいと思っております。それとともに、例えば債務負担を取るなどして、毎年替わることのないような何か事業者の選定方法はないかということにつきましては、例えば契約管理課であったりとか関係所管課とも協議しながら検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ○一色風子 副主査   図書館のほうなんですけれども、他部局と連携して一層これからも司書さんのほうに活躍していっていただけるということなんですが、例えば今回、新年度予算のほうに、私は質疑させていただいたんですけども、産業文化局のほうでパーソナル知育絵本共同研究事業負担金というものが出ていました。こういったことって、ほんとであれば司書さんが子育てひろばなんかに出向いて、そこに来ておられる御家庭に対して絵本を、こういったものがあるというのをぜひ広めていけばよかったんじゃないのかなというふうに思ったんですけれども、そういったことが今後可能になる。子育てひろばだったりとか、健診の場所だったりとか、そういったところに司書さんが出向いていってくださるということでいいんでしょうか。 ◎読書振興課担当課長   その点につきましては、館内のサービスもさることながら、司書が図書館で利用者を待つのではなく、やはり各地域にあるニーズのあるところで図書サービスを行うということが大変重要であると考えておりますし、これまでも実施はさせていただいているんですが、今後、移管することによって一層関係部局との連携が深まって、より充実したサービスを行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○一色風子 副主査   ありがとうございました。  以上です。 ○八代毅利 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで休憩といたします。  再開は、15時25分。           (午後3時11分休憩)           (午後3時23分再開) ○八代毅利 主査   再開します。  次に、議案第302号令和3年度西宮市一般会計予算のうち教育委員会教育総括室及び学事・学校改革部分を議題とします。  当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   5点について一問一答でお願いします。1点目、夜間中学について、2点目、小学校の空調設備の整備について、3点目、学校用務員について、4点目、学校警備員について、5点目、欠席連絡アプリについて。  1点目の夜間中学について質問します。  令和3年度の主要な事業で、夜間中学広域入学事業として135万6,000円の予算が計上されていますが、夜間中学について説明してください。 ◎学事課長   夜間中学とは、市町村が設置する中学校におきまして、夜の時間帯に授業が行われる公立中学校の夜間学級のことでございます。義務教育を修了しないまま学齢期を経過した方や、不登校などの様々な事情により十分な教育を受けられないまま中学校を卒業した方、外国籍の方で本国において義務教育を修了してない方などが、仕事や家の用事を終わらせてからでも通えるように夜に授業が行われる学級のことでございます。平成28年12月に施行されました義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律、いわゆる教育機会確保法で全ての地方公共団体に修学機会の提供等の措置を講ずることが義務づけられることとなりました。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   公立の夜間中学は全国でどのぐらいありますか、兵庫県ではどうなっていますか、御答弁ください。 ◎学事課長   公立の夜間中学は、現在では10都府県28市区に34校が設置されております。  兵庫県では、神戸市が、兵庫中学校北分校――これは神戸市兵庫区でございます――と、丸山中学校西野分校――これは神戸市の須磨区でございます――の2校と、尼崎市が成良中学校琴城分校――これは尼崎市の南城内にございます――の1校が設置されております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   西宮市民が神戸市と尼崎市の夜間中学に入学できるようにとありますが、今までは入学できなかったのでしょうか、御説明ください。 ◎学事課長   これまでは、神戸市、尼崎市に在住しているか在勤していることが条件となっておりました。令和3年度からは、受入れ人数に応じた夜間中学の運営に係る経費を一部負担することで、本市市民も入学できるよう協議を行ってまいりました。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   兵庫県下の各夜間中学では、生徒数はどのぐらいいるのでしょうか、御説明ください。 ◎学事課長   令和3年の2月現在でお答えいたします。神戸市立兵庫中学校北分校は13名、神戸市立丸山中学校西野分校は31名、尼崎市立成良中学校琴城分校は34名となっております。  西宮市民の在籍状況につきましては、神戸市の2校に在籍している本市の生徒はございませんが、尼崎市立成良中学校の琴城分校には6名が在籍しております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   夜間中学での学習内容はどうなっていますか。 ◎学事課長   平日17時30分頃から21時頃まで授業がございます。学習教科は、国語、社会、数学、理科、英語、音楽、美術、技術・家庭科、保健体育の9教科となります。そのほか、遠足や修学旅行、運動会などの行事も行っております。現在はコロナ禍で中止しているところでございます。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   夜間中学については、制度そのものを知らない方も多いと思いますが、今後どのように周知を図っていきますか。 ◎学事課長   現在もホームページ等で夜間中学の案内は行っておりますが、今後は、尼崎市及び神戸市設置の夜間中学へ広域利用が可能になったことを広報していくとともに、関係課へも周知し、市民から御相談いただけるように努めてまいります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   西宮市でも夜間中学を設置することはできるのでしょうか、御答弁ください。 ◎学事課長   夜間中学の設置につきましては、財政負担や設置場所等の課題整理のほか、ニーズの把握が重要となっております。令和3年度より神戸市及び尼崎市へ本市市民も入学できることとなりましたことから、まずは広域利用の制度を活用した修学機会の提供を行ってまいります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   事業費135万6,000円の内訳はどうなっていますか、どういう算定基準で神戸市や尼崎市に負担金を払うのですか、受け入れてもらう生徒数や授業の月数などを算定するのでしょうか、御答弁ください。 ◎学事課長   事務負担金につきましては、学校運営に要する経費――これは、学校教材費であるとか、教員以外の人件費、光熱水費等のうち地方交付税措置部分の20%を除いた金額を在籍人数で割り戻しまして1人当たりの負担額を算出しており、神戸市、尼崎市それぞれ5名分、計10名分を計上しております。実際の支払いにつきましては、月ごとの在籍者数に応じて年度末に支払う予定となっております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   尼崎市の学校が6人の西宮市在住者を受け入れてくれたのはなぜですか、この人たちの分も新年度以降は本市が負担することになるのですか、御答弁ください。 ◎学事課長   尼崎市立成良中学校琴城分校に在籍している6名につきましては、尼崎市で勤務しているという条件を満たした生徒となります。事務負担金については、令和4年度より入学した生徒から対象とするよう最終調整を行っております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   夜間中学の授業料はどうなっていますか、入学後に発生する諸費用はありますか、給食などはどうなっていますか、御説明ください。
    ◎学事課長   入学後の本人負担につきましては、授業料については無料となっており、給食についても、尼崎市はパンと牛乳、神戸市は弁当と牛乳が無料で提供されます。給食代は事務負担金に含まれております。また、これまでも、夜間中学へ在学している西宮市民の修学援助といたしまして、所得基準を満たした生徒へ年額2万4,760円が支給される西宮市中学夜間学級在学者就学助成金制度も設けております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   入学後、何年で卒業する形になっていますか。 ◎学事課長   修業年限は3年となっておりますが、尼崎市からは、習熟度によっては期間が延長になることもあるというふうに伺っております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  2点目の質問に移ります。小学校体育館の空調設備の整備について質問します。  私の2月26日の代表質問について、市は、小学校などの学校体育館への空調整備につきましては、これまでも、中学校に整備する体育館空調の有効性などを確認するとともに、市の財政状況を見極めた上で検討する、財源確保という意味においては一定の支援が得られる、一方で、設置後に多額のランニングコストがかかることや、老朽化が著しい学校施設の改築や長寿命化改修などの教育環境整備に充てる事業費の確保、また、このたびのコロナ禍による市財政へのマイナス影響なども見極めていく必要があるとの認識を示しました。  こうした観点から質問します。  令和3年度の中学校体育館の空調設備のランニングコストをどのように見込んでいますか、御説明ください。 ◎学校管理課長   令和3年度の当初予算には、1校当たり、光熱費を約60万円、保守点検費用を約15万円と見込んでおり、合計で約75万円となりますが、中学校全体で約1,500万円を計上しております。令和3年度につきましては参考となる実績がないため概算額で計上しておりますが、令和4年度以降は、実際の稼働状況などをしっかりと把握した上で、精査した金額をもって予算要求をしたいと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   中学校体育館の空調設備の耐用年数は何年ですか、耐用年数が過ぎれば次は一般会計を使った整備になるのでしょうか、当局として小学校体育館の空調設備の整備について慎重な理由の一つにそれがあるのですか、御説明ください。 ◎学校管理課長   空調設備の耐用年数は、稼働時間などによっても変わってまいりますが、おおむね15年から20年で更新が必要になってくると考えております。次回更新する際には、このたびの緊防債のような財政支援が約束されているわけではありませんので、一般的には補助金を活用して更新することになります。その場合、これまでの実績では、実際の工事費の5分の1から6分の1程度しか補助がつかず、ほとんどが一般財源で負担することになるかと考えられます。また、国に補助申請を行っても必ず採択されるとは限りませんので、そのときの情勢によっては補助がつかない可能性もあります。また、体育館に空調設備を一斉導入した場合、ほぼ同時期に更新時期が到来することになるため、慎重にならざるを得ない理由の一つとして、後年度への財政負担が大きいと思っております。そのほか、普通教室の空調設備についても、今後更新を控えております。高等学校は平成18年から平成20年にかけて整備を行い、また、小・中学校については、平成25年から28年にかけて一斉に整備を行いましたが、初期に導入した高等学校では、冷房能力の低下が現れてきておりますので、更新の検討が必要な時期になってきております。一方で、エレベーターの更新や長寿命化改修などの老朽化対応なども必要ですので、そのあたりのことも含めまして、市全体で慎重に判断する必要があると思っております。  体育館空調につきましては、これまでも答弁させていただいたとおり、緊防債の事業期限が延長されたことを踏まえ、関係部局との協議を引き続き行ってまいります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   小学校体育館の空調設備の整備について、地域や保護者からの要望が強いことを市はどのように認識していますか、御説明ください。 ◎学校管理課長   地域からの要望については、スポーツクラブ21の活動などで一定のニーズがあると認識しております。また、学校教育のみならず、防災の観点や地域活動での利用など、総合的な観点から検討する必要があると考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  3点目の質問に移ります。学校用務員について質問します。  去年、私どもの会派・ぜんしんの大迫純司郎議員の一般質問に対し、市は、用務員の配置について、用務員業務の標準化・可視化を行うため、用務員が担う業務内容について、他市の状況を調査している、現状の業務内容を改めて把握するため、用務員が業務内容を記録する日誌の確認を行いながら、日誌の様式見直しも検討している、令和2年度は、正規職員退職による欠員補充をこれまでどおり正規用務員OBを非正規職員として任用することで対応したい、しかし、令和3年度以降は、職員の退職に伴う欠員補充として公募により新たに非正規職員を採用する必要性・可能性が高まることからも、標準業務を令和2年度中に作成し、業務日誌の見直しも併せて、用務員業務の標準化・可視化を行いたい、学校現場の要望や意見を反映させた標準業務の策定において、校長、教頭を通じてアンケートの実施を検討すると答弁しています。これらの進捗状況についてどうなっているのか、御説明ください。 ◎参与兼教育人事課長   用務員の業務内容につきましては、今年度、阪神間他市の状況を調査し、他市で示されている全ての項目を列挙したものを素案としまして、10月頃から関係組合と協議を行ってまいりました。この協議の内容に沿いまして、項目を加除・修正したものを西宮市版の標準職務案として作成いたしまして、年明けの小・中学校校長会で説明を行った後、2月末までを期限としまして、全校の校長、教頭、用務員に標準職務表の案を配付するとともに、この案に御意見を下さいというような形でアンケート調査を実施しました。アンケートで返送されましたのは28件ありましたが、その意見に基づきまして若干修正したものを完成版として、それに合わせまして、標準職務の項目が変わっておりますので、用務員の日誌についても変更いたしまして、毎年、用務員日誌を送付している3月末の時期に合わせまして各学校に配付することとしております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   標準職務案の内容について伺いたいと思います。  他の職種と比較して業務量は多いのですか、少ないのですか、午前8時15分から午後4時45分までが標準的な勤務時間と聞いていますが、業務量としてこれだけの勤務時間が必要ですか、外部委託の業務を含めて他の職種の業務の一部を用務員が引き受けられる余地はないのでしょうか、御説明ください。 ◎参与兼教育人事課長   まだ標準職務表をお示しできてない中で申し上げるのは申し訳ないんですが、用務員の業務量が多いか少ないかと問われますと、やっぱり非常に多いというふうに考えております。今回、用務員の標準職務を見える化したことで、校長である管理職や用務員本人、それからまた、外向けにアピールできる材料ができましたので、この辺はより明確になったというふうに考えております。  また、外部委託を含めたほかの職種の業務の一部をできないかということですけれども、こちらにつきましては、今、全部1人体制でございますので、非常に体制として脆弱といいますか、1人で校務を行っておりますので、その辺は非常に難しいかと考えております。もし必要なら、ほかにどんな業務があるかというのを考えながら検討していきたいと思います。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   標準職務の作成を踏まえて、令和3年度以降、学校用務員の補充をどのように行っていきますか、御説明ください。 ◎参与兼教育人事課長   現在の用務員体制は、先ほど申し上げましたように、各校1人となっておりまして、さらにそのうち5名はOBの用務員を配置している状態でございます。OB職員を配置しているという脆弱な体制は早期に解消しなくてはならないというふうに考えております。標準職務が明確になったことで外部からの公募を行いやすくなったと考えることから、令和3年度以降につきましては、一般公募で会計年度任用職員の採用を行うとともに、用務員体制の確立に向けた検討も行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   4点目の質問に移ります。  学校維持管理事業経費に関連して、学校警備員について質問します。  小学校と義務教育学校の計41校の警備費用は、小学校維持管理事業経費の委託料4億6,575万3,000円のうち2億3,247万6,000円と聞いています。1校当たり年間567万円に達しています。業務は、校門の開閉や施錠・解錠、校内巡回、一定の場所で警備する立哨警備などです。標準的な勤務時間は、午前7時から午後0時半と、午後5時から午後7時半であり、外部に委託しています。学校の安全環境の整備は極めて重要です。  こうした観点から質問します。  学校の警備体制の現状と課題についての認識を聞かせてください。 ◎学校管理課長   警備体制の現状につきましては、まず、学校の校門付近に警備員ボックスを設置し、制服制帽の警備員を1名配置しております。業務時間は、午前中は7時から12時30分または13時まで、また、午後については17時から19時までまたは19時30分までとなっております。午前7時から7時45分まで、校門の解錠、機械警備装置の解除を行った後、教室の解錠や校舎内外を巡回し、異状の有無の確認を行っております。その後、7時45分から午後12時半または13時までは、立哨警備を行っております。夕方の17時以降は、各教室の施錠や校内の巡回を行っております。その他の業務としましては、不審者・不審物の発見及び措置、施設や設備等の破損または危険箇所の有無の確認、異状発生時には状況に応じた緊急措置、警察や消防等への通報など、児童の安全の確保に努めております。  課題につきましては、午後の時間帯であります12時半ないしは13時から午後5時までの間に警備員が常駐しない時間帯があることです。これは、労働基準法により1日の勤務時間が8時間と定められていることから、1人の警備員が勤務できる時間帯としていることによります。なお、学校の希望に応じて時間帯の変更に応じるといった対応を行っておりますが、学校や地域からは、終日の立哨警備の要望があります。しかしながら、業務時間を増加することは新たに人を雇うという必要があるため、委託料の増加分として約8,200万円の増が見込まれることや、また、業者のほうからは人員の確保が難しいということも聞いております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   学校の安全を守ることを前提に質問しますが、警備業務の一部を学校用務員に配分できる余地はありませんか。警備を強化する観点から、学校用務員が状況に応じて警備業務を補完できる体制や環境を構築することも検討すべきだと考えますが、市の考えを聞かせてください。 ◎参与兼教育人事課長   小学校の校門解錠、それから施錠時間は、先ほど申し上げましたように、平日では朝7時、夕方おおむね19時ないし19時半となっております。小学校の用務員の勤務時間は8時15分から16時45分であることから、用務員がそういうことに当たるためには、時間外勤務を命じなければならないこととなります。このことだけに超勤を命じるというのは、あまりに不合理といいますか、そうですので、なかなか難しいかと考えております。  また、校門での立哨警備につきましては、朝7時45分から12時半ないし13時となっておりまして、この間の立哨警備に就かせること、また、午後を用務員に就かせることということになりますと、用務員が行うべき校内の環境整備や施設設備の補修であるといった本来業務に支障が出ると考えております。また、校門の解錠・施錠、立哨といった絶対に人が必要であるという業務では、今の1人体制の場合の休暇や、不在になったときの代替の人員を必要とすることから、今現在の1人体制ではなかなか難しいかなというふうに思っております。警備を強化するとの観点で申し上げますと、やっぱり経費がかかってまいりますので、その辺も慎重に検討が必要であると考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  5点目の質問に移ります。公立小学校、義務教育学校における欠席連絡アプリの導入について質問します。  事業内容について説明してください。導入によってどのような効果が期待できますか、いつ導入しますか、各学校で一斉に導入しますか、先行的に導入した学校はどうなっていますか、御説明ください。 ◎教育職員課長   保護者がスマートフォンなどを使用して欠席連絡を送信できる欠席連絡アプリについて、来年度当初より全ての小学校及び義務教育学校で一括導入したいと考えております。このアプリの導入により、学校の管理画面で欠席者を一覧で把握できることから、教職員の業務改善につながるものと期待しております。既に試行実施している学校も含め、全校一斉に導入させていただく予定でございます。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   以上です。  ありがとうございました。 ◆坂上明 委員   1点、一問一答で、エアコンの件なんですけれども、今、山下課長がいろいろ御答弁されてました。つまり、中学校はついたわけで…… ○八代毅利 主査   スイッチ。 ◆坂上明 委員   ごめんなさい。すぐに忘れまして申し訳ないです。  何で小学校にはつけないのか、これは質問の仕方を変えますわね。  何でここまでかたくななんですか。なぜなんですか。というのが、先日、本会議場でも、うちの大石議員からの質問への御答弁で、教育長ももちろん必要だ、危機管理監も必要だと言っているんだけれども、なぜここまでかたくなに、いや、つけないぞと。つけようかなじゃないんです、つけないんですよ。今、菅野委員に対する山下課長の御答弁も、ランニングコストがこれぐらいかかるであるとか、耐用年数は15年から20年、そのときになったら補助金を使わなきゃいけない、補助金もあるかどうか分からんとか、一斉につけたものだから、もちろんそのときにまた全部のあれを直さなきゃいけないとなったらまたお金がかかるとか、つまり、エアコンをつけないための理由ばっかり言うておるんですよ。少しでも子供のことを考えて、あるいは震災であるとかそういう避難時のことを考えて、何とかしようという答弁が何一つないんですわ。何度も何度も言うておるように、これは請願も全会一致、決議も全会一致、その決議内容といったら、市立、中、高校の体育館にエアコンを設置する請願に対する決議なんです。これも全会一致なんです。これは議会の総意なんですよ。それに対してどうしてここまでかたくなになるのか、その理由を教えてください。 ◎学校管理課長   やはり、先ほど申し上げました更新費用であるとか、多額の予算があるというのはありますけども、なかなか教育委員会だけでは決められない、市全体で決めるような非常に大きな事業だと思っております。特に、まだ現在、市長も申し上げましたとおり、つけないと決まっているわけではない、今回、緊防債も延長されますことから、そのあたりも含めて協議は続けていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   なかなか答弁できにくいと思うんですけど、今回、3兆円の5年間なんですよ。3兆円で5年間延長、それで、1年目の使い方によって緊防債の予算は下がります。2兆円しか使えなかったら、来年度2兆円になるんですよ。そのようなことも含めたら、言ったら悪いけど、僕はいつでも言う、取り合いですよ。おっしゃったように、補助金なんて取り合いなんですよ。言うたら、これだけまとまっておるじゃないか。僕は逆に言ったら、普通これだけの大型事業をやるのに対して、市議会はなかなか納得してくれへんのやというたらやりにくいよ。それを何とか納得させるようにということで、副市長以下、担当者がずうっと議会のほうに、つまり調整役に回るということをしなきゃいけないけども、これは、市議会が全部認めて、何とかやってくれよと言っている、逆の話なんですよ。これほどやりやすい大型事業。そして、僕、市長には言うんやけど、ちょっと失礼やけど、これをやってみなさい、次の選挙、黙っておっても通るわというて。ここで政治選挙のことを言ったらおかしいんですけど、でも、市長というのはやっぱり選挙を抱えているので、そういうことを考えてやるのも当然のことなんです。だから、そういうことも含めて、多額の費用がかかるというて、多額の費用というたって、この前も八代議員がおっしゃっていたけども、中学体育館、中学校に比べれば小学校の場合は規模も小さいし、中学校ほどのランニングコストがかかるわけでもなければ、そして、最も大事なのは、避難所というのは小学校の体育館がメインなんですよ。もし何かあったらどうしますか。去年、おととし、何もなかったからよかったけれども、これは、もちろん教育委員会だけで決められるわけでもなければ、いわば市長決裁でしょう。市長がどうしてここまでかたくなになっているか、直接聞けるチャンスがないからここで聞かなきゃ仕方がないんだけれど、これは議会の総意をもう少し重く受け止めて、議会とこれだけのことで対立するんですか。そんなことも考えなきゃいけないんと違うかなと思いますけれどもね。もう議会でやることは全てやったと僕は前回の一般質問のときにも言いましたよ、請願も全会一致、決議も全会一致だと。議会としてもう一つまた考えなきゃいけなくなりますよ。それだけ重要な問題として自分たちは思っているんですけど、何でそれなのに前向きに答弁ができないのか、これ以上――薩美室長、何かあるの。 ◎教育総括室長   御指名ですので、お答えします。  実際は、導入しないというのではなく、今回、我々も、新型コロナの感染症対策で先行きが不透明になってきたというところがどうしても協議を延長せざるを得ない理由になってしまったのかなと思っております。それと、実際、緊防債が5年間、事業期間延長ということになりましたので、実際、中学校につけてみた状況を踏まえて、先ほどちょっとランニングコストのほうも、机上計算と菅野委員の質問にお答えしたところですが、実際のランニングコスト、それから、今後の整備費用とか、そういった意味では、先にかかる事業費をしっかりと計算して、必要性は議会でも全会の決議というのも頂いておりますところですので、あらゆる面で総合的にと申し上げましたけど、学校教育だけではなく、防災の観点、それから地域の利用の観点、そういったところから市としてしっかりと、これは本当にしっかりと協議を進めていかなければいけないと思っておりますので、たまたま今回はコロナの影響もありましたので、本来の老朽化しておる学校の長寿命化も本当に進めたかったんですけれども、延長せざるを得なくなったとかいった状況もありましたので、なかなか体育館の空調というところまで決断というのが難しかったといったところもございます。ですので、市全体で協議といいますのは、議会の決議、それから、先ほど御質問でも頂きましたように、市民の方からの利用ニーズというところも踏まえて、しっかりと協議はしていかないといけないと思ってますので、かたくななまでに入れないというのではなく、今、緊防債の延長がありましたので、しっかりと必要経費とかランニングコストとかそういったところも全部俎上にのせて協議をしていきたいといったところから、今回はこういった苦しいお答えをせざるを得ないといった状況にあったということを御理解いただけたらと思っております。  以上です。 ◆坂上明 委員   薩美室長にいろいろ御答弁いただくのも申し訳なかったかも分からないけど、そうしたらもう少し含みを持った答弁をしたらよろしいやん。どう見てもかたくななんですよ。文言は大事ですよ。  しかし、何度も言うように、子供のために、避難所のために、市民のためにという、もう少しそういう面がどこかしら見えてくるような文脈というのは大事ですね、答弁には。その辺が残念ながら一度も今まで僕は聞いたことがない。確かにこうこう言われたからこうだと思うけれども、そうじゃないという、全てそういう答弁なんですよ。何とか今、緊防債の間――緊防債の3兆円が5年というのは、去年の11月かな、12月時点で、北田副市長なんかも御存じですよ。緊防債が5年延長になりましたよということをこっちも御報告しましたので、そしたら、その頃から計画しようと思ったらできるじゃないですか。何も今になって、来年4月になってからやるようなものじゃないじゃないですか。これだけでも約半年ぐらい遅れるわけですよ。だから、もう少し前向きに、とにかく子供のためだ、未来への投資ですよ。市民のためだということで、今後何が起こるか分からない、非常時のときのことを考えて、しまった、遅かった、えらいこっちゃということにだけはならないように、これは、今のところ、教育委員会の場でしか、ここでしか言えないんですけれども、ぜひそういう考えでこのエアコン設置のことについては今後当たってください。心からよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   よろしくお願いします。  私からは3点あります。一問一答でお願いします。1点目が教室不足対策事業について、2点目が奨学事業について、3点目が学校施設のブロック塀改修事業についてになります。  1問目の教室不足対策事業についてなんですが、仮設校舎設置校について、今現在でプレハブ校舎が建っている学校は何校あるのか、教えてください。 ◎学校施設計画課長   この令和2年度末で仮設校舎というものは、10小学校の45教室、8中学校の32教室を設置しております。
     以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  今言っていただいた学校の中に、教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱というところの指定地区に該当する学校というのはありますでしょうか。 ◎学校施設計画課長   もちろんございます。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   もちろん入っていると思うんですけれども、中には、まだ予測地区であったり、もしかしたら入ってないところもあるんじゃないかなと思うんですけれども、入っていないところもあるんでしょうか、教えてください。 ○八代毅利 主査   答弁できますか。 ◎学校施設計画課長   地区指定のないところも設置はあります。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  今ホームページから見ますと、17校、学校名が書いてあるんですけれども、見ていくと、まだまだこれから住宅地が増えそうだなというところもあります。今日、午前中でしたか、菅野委員からの質問で、教室不足のことで令和6年から6教室の不足が――少人数学級だったかな。その質問から、令和6年から6教室の不足が予想されるというふうな計算がされていますが、この住宅開発の抑制でまだ地区指定にも入っていないところもあるということで、少しこの辺の関連が、そこも見据えて、その地域で住宅開発に関して少し学校の教室のほうを優先するといいますか、市として、教育委員会として、そちらを重点に置いていくということは今後考えられるんでしょうか。 ◎学校施設計画課長   現在はそういった35人学級であるとか、そういった推移につきましては、今直近で出るわけではなくて、あくまでも兵庫県の場合は4年後以降になります。4年後以降になりますと、実際に推計のほうもどう上振れするのか下振れするのか分からない状況ですので、こういった推計を考えて仮設教室等の設置等を考える場合につきましては、推計の推移を注視しながら準備等は進めていく必要があるかなと考えております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ホームページでは、各学校の今後数年の推移が出ていたと思うんです。なかなか減っていくところが少ないイメージがありまして、ちょっとデータをちゃんと取り出せてないんですけれども、逆にまだ増えていくところもあるというふうに――ごめんなさい、指定地区ですね、指定地区にされている学校でまだ増えていくところもあるという予想がされているということなので、この少人数学級、いずれやっていくということでもう方向性が決まっているということなので、要望になりますが、どんどん増えてしまって、教室も足りない、例えば職員室の中で先生の机も入らないというような、困りますということを学校から聞いたこともありますので、先を見据えて早めに手を打っていただきたいなと思ってます。よろしくお願いします。  2点目の奨学事業についてになります。  今年度に引き続き、来年度も高校奨学生を対象とした通信費の支援が予算に計上されていて、ちょっと安心しております。資料の中に、国の制度変更などの動向を注視しつつというふうに書かれているんですけれども、来年度――令和3年度に関しては、1年間は支援の継続ということでよろしいでしょうか。 ◎学事課長   令和3年度につきましては、令和2年度に引き続きまして、オンライン学習通信費を給付するものでございます。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   これは、令和4年度にもし国がもう支援を打切りしますとなった場合に、市として対応はどのようにされるか、ある程度方向性が決まっていたら教えてください。 ◎学事課長   現状で言いますと未定と言うしかお答えができません。当然、国、県の動向及び本市の財政状況、また、コロナが今後どのようになっていくのか、収まっていくのかというようなところも踏まえまして、検討するというようにはなると思います。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  ここからは要望になるんですけれども、この支援が月々1,000円ということで通信費として高校奨学生の家庭を対象に支給されているということなんですけれども、これはなかなか、本当にその1,000円が通信費に使われているかというのは確かめるのも難しいところだと思いますし、といっても、もちろん大人もなんですが、高校生たちも、今やタブレットがなくても携帯がないと生活できないということもあると思いますし、この通信費が月1,000円というのはかなり家庭的には助かっていると感じております。しかし、このコロナの対策の支援として、幾つかのアプローチで生活困窮者の方に支援が今回挙がっていると思うんですけれども、もし打切りになったときに、本当に、ないからすぱっとやめようかとか、そういうことでなくて、全体的に、教育委員会の管轄以外にも、全庁的にこの生活困窮者の方たちへの支援がどういうふうになっているかというところを精査していただきまして、本当に切っても大丈夫なのかどうか、ほかに支援が何とか行っているのかどうか、そのあたりのポイントも見ていただきながら整理していっていただきたいと思います。続けられればそれが一番いいなと思うんですけれども、もしそういう打切りとなった場合は、ぜひ全庁的な精査をして見ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  3点目、学校施設のブロック塀改修事業になります。  こちらも資料の中に詳しく書いていただいてまして、平成30年に大阪の北部のほうの地震で緊急点検をしていただいたあとの残りの部分ということでブロック塀の改修事業をしていただけるということなんですけれども、今回、学校で言いますと、何校が対象になっていて、期間はどれぐらいかかるのか、教えてください。 ◎学校管理課長   ブロック塀につきましては、平成30年度にありました大阪北部地震の後、全ての学校の緊急点検を行いまして、まず、人通りの多いところに面しているようなところから優先的に撤去を行いました。今回、残ってますのが、全部で22校分あります。そのうち、令和3年度に撤去・改修するのが12校分というふうになっております。今後、年次計画的に令和6年頃までに改修したいというふうに考えております。ただ、やはり一定時間を要する理由としましては、隣地境界にブロック塀があるということで、境界の確定でそういった協議に時間が必要であったりとか、あと、学校と民地側に高低差があって、土留めのような役割をしているようなブロック塀がありますので、地崩れを起こさないような構造の計算だったりとか、そういったことで検討に時間を要するものが残っているというところになっております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  最後に要望になります。  先日、補正予算のほうで出てきた西宮養護学校の改築で追加工事の件で、水路近くにあった、かなり地盤の弱いところにもともと建っていた塀を取り除いて次に建てようとしたら、思っていたよりもっと緩かった、それで基礎部分を追加しないといけないということが先日分かったところです。精査していただいていて、しっかり見ていただいて、順番にこれから4年間かけてやっていただけると思うんですけれども、水が出るところが西宮は多いと思いますので、もし緊急的にですとか、何かしら――この間に地震がないとも限りませんので、その場合はぜひ対応を早めてもらうですとか、もちろんやっていただけるとは思うんですけれども、もし地盤のことで何か分かったりしたときには御対応をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   一問一答で3問、お願いします。全部新規事業で、欠席連絡アプリと、学校のトイレ環境改善事業、先ほどあった学校ブロック塀改修事業についてお願いします。  まず、1点目の欠席連絡アプリなんですけど、これも今回コロナによって新規事業として上がってきたわけですけど、以前からこの内容というのはかなり僕は、子供がしんどいときに、わざわざその子供を家に置いて近所の家に連絡帳を持っていくという、そのことをしていたようなんですけど、今回、導入されてよかったんですけど、多分今までそういう話があったのに何でここまで延ばしてきたのかという、何か理由があるんやったら教えてほしいなと。 ◎教育職員課長   本来、学校の業務改善という目的でこちらのほうも計画をさせていただいていたところですが、なかなか学校側はあまり必要性を感じられてないような状況でございました。ただ、委員おっしゃるように、このコロナ禍において、保護者のほうからも声があり、学校側からも急速にこの必要性が高まってきて、このタイミングになったということでございます。  以上でございます。 ◆江良健太郎 委員   分かりました。ありがとうございます。  ちなみに、このアプリ、既に何校かでやっているということなんですけど、このアプリは単独になるんですか。というのは、こども支援局やったら「みやハグ」を公式ラインに移行するというふうな形を取っているんですけど、またこれは別でというふうなんですかね。 ◎教育職員課長   単独で考えております。  以上でございます。 ◆江良健太郎 委員   これも、何で単独にしたんやろうというような思いがちょっとあるんですけど、結局、ラインアプリに追加する形にしたら、ラインのお友だち数も一定増える可能性もあったにもかかわらず、また別でやって、何でやってしもうたんやろうなという、そういう気持ちになるんですよね。なので、今後もしこういうことがあるんやったら、既存のやつにどんどんオンしていく形を取っていってほしいなと意見を言っておきます。  以上です。  次に、学校トイレ環境改善事業なんですけど、これは、何校やって何か所なんですかね。今後15年程度改修対象とならない築40年以上のトイレというのは、何か所で何校ありますか。 ◎学校管理課長   今後15年程度、大規模な改修が入らない学校なんですけども、全体で20校133か所があります。そのうち令和3年度については7校35か所を計画しております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   分かりました。ありがとうございます。  ちなみに、絶妙にこの範囲に入ってけえへんトイレって多分あると思うんですけど、それってどれくらいあるか分かりますか。15年、築三十何年みたいな、そういう絶妙な。 ◎学校管理課長   まず、15年程度改修がない学校を対象にしてますので、やっぱりそのあたり、例えば十二、三年であっても老朽化が進んでいたりしたら対象にはしていくというふうに考えております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   分かりました。ありがとうございます。  次に最後なんですけど、ブロック塀改修事業で、これが主な事業等の概要のところで、建築基準法上不適合と判断したものというような書き方をされているんですけど、これは、どの程度――程度ですよね。建築基準法をどれだけ下回っておったかという度合いと言ったらいいんですかね、それとかって分かりますか。 ◎学校管理課長   実は学校ブロック塀が要は建設当時ぐらいからあるようなところであまり手を入れていなかったところがほとんどですので、そういった図面等もなかなかない中で現地調査を行いまして、だから、割合というのまでは、なかなかそこまでは分からなかったんですけども、また、法律改正もありまして、高さの制限が低くなったりとか、既存不適格、そんなんを含めまして、例えば高さが高過ぎるであったりとか、あと、控え壁という控えのブロックがあるんですけども、その間隔が長過ぎたりとかもありますし、ほとんどそういったものが多いような状況でした。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   聞いている限りでは、結構、建築基準法が改正されているというのもあってなんですけど、大分危ないようなブロック塀が多かったということみたいなので、引き続きしっかりそういった、災害時に倒れてけがであったり何かするおそれがないようにしっかりと整備していっていただきたいなと思います。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   よろしくお願いします。  一問一答で2点、質問したいと思います。1点目がスクールサポートスタッフについて、2点目が学校体育館のエアコン設置について。2点目に関しては、菅野委員、坂上委員から質問がありましたので、意見、要望だけにしたいと思います。  まず、1点目のスクールサポートスタッフについてですが、これは、午前中の審議で田中委員からもありまして、3月末でスクールサポートスタッフの配置は終わってしまうということなんですけども、3月末で消毒などの学校のコロナ対応は終わるんでしょうか。 ◎教育職員課長   3月末で終わるというふうには考えておりません。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   当然そうだと思います。だとしたら、このスクールサポートスタッフの配置が終わるというのはやっぱりおかしいんじゃないかなというふうに思います。  先日、私は、先生たちと話す機会があって、ちょうど予算委員会があるんですけど、何かネタはありませんかというようなことでお話しさせてもらったんですけど、開口一番出てきたのが、スクールサポートスタッフがいなくなるんですよね、これはきついということをおっしゃっていました。それだけ今本当に助かっているということですし、コロナのこのスクールサポートスタッフが配置されるまで、先生方が自分で消毒とかしてはったとき、本当に大変だったということを心からおっしゃっていました。その中で配置されて、かなり助かったので、それがまたいなくなってしまう、コロナの対応も終わるわけじゃないのにいなくなってしまうというのは本当にきついということをおっしゃってましたので、これは強く訴えておきます。  ちなみに、全ての学校に市でスクールサポートスタッフを置こうと思ったら、大体予算はどのぐらいになりますか。 ◎教育職員課長   ざっくり申し上げて8,000万円程度というふうに思っております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  8,000万円。国からの第3次臨時交付金、これが約11億7,000万円、西宮に来ているというふうに聞いています。つまり予算的には十分にできるんじゃないかなというふうに思います。これをなぜやらなかったのか。コロナの対応が続くにもかかわらず、そういうスクサポは国からの補助がなくなってしまうけれども、必要だから市単独ででもやろうというふうに、本当にやってほしかったなと思います。いろいろ今、臨時交付金で何をするかという計画を練られているかと思いますが、その中にこのスクールサポートスタッフを入れることをは十分に可能だったんじゃないかなというふうに思います。今回…… ◎教育総括室長   先ほどスクールサポートスタッフを市単独で入れたら8,000万円というお答えをさせていただきました。その一方で臨時交付金のお話もありましたけども、うちのほうも、まだまだコロナの対応で学校に手が必要だということは重々承知しております。また、今回、例えばですけど、GIGAの端末が入りまして、そういったICTにも手がかかる、そういった意味で、学校をしっかりとサポートしていかないとというところは思っております。ただ、スクールサポートスタッフについては、補助がつかなかったので市単独ではという話は考えてませんでしたけども、スクールサポートスタッフというラベリングしているもの、それから、今日午前中に学校教育部がありましたけど、向こうにも学びの指導員があったりとか、ああいう支援をうちのほうではトータルで考えまして、学校のそういった負担が少しでも軽減になるようにということにつきましては、今後、補正対応も含めまして、しっかりと検討はしていきたいと考えておりますので、全く内部で協議も検討もしてないということではございませんので、一定御理解いただけたらと思っております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員 
     ありがとうございます。  補正対応も検討しているということで、ぜひこれは強くお願いしたいと思います。学びの指導員のことも出ましたけども、年で240時間ですかね、ということで、週当たりでは本当に一、二回入れるかというようなところだと思います。それでも全く不十分だと思います。また、事務員の手を借りるということも出てましたけども、それでも決して足りないと思います。ぜひ学校の状況を、この4月以降、しっかり見極めていただいて、本当に先生方に負荷がかかるということは子供たちに結局そのしわ寄せが行くわけですから、そういうことは決してないように、できるだけ早く補正対応であったりということを検討していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  この点は以上です。  2点目、小学校体育館エアコンの設置についてですが、これは、もう意見、要望だけです。  私たちとしても、早急に設置をしていただきたいということを強く訴えたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  以上です。 ○一色風子 副主査   2点だけ簡単にお願いします。一括で質問します。  夜間中学について、先ほど菅野委員のほうから質問がありましたが、周知に関してはホームページ等で案内しますということでしたが、どういった方々が対象になることを想定して広報を考えているのか、その周知の中には、先ほどの答弁の中にあったように、授業料などの本人負担など、あと、修学援助であったりとか、給食があるというような内容がきちんと含まれるのか、その辺、教えてください。 ◎学事課長   3月25日号の市政ニュースでの広報を予定しております。ただ、年間広報計画に上がってませんでしたので、ちょっと紙面を何とか確保していただきたいというお願いで載せさせていただきますので、そこについては、尼崎と神戸の夜間中学に本市市民も入学できることとなりましたというような程度にとどまるとは思いますけれども、ただ、併せましてホームページのほうでは、その詳細について、例えば今おっしゃいましたように、給食の制度もありますよとか、授業料の負担はないですよとか、大体こういう時間帯の学校ですよというような内容は載せさせていただきたいということと、あと、関係各課へも、夜間中学については外国人の方が入学される可能性もありますので、秘書課とかとも連携を取りながら、そういうお問合せがあれば丁寧に御対応できるように進めていきたいというように思っております。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   ごめんなさい、一問一答でお願いします。  関係各課ということで、外国人の方にもということでしたけれども、過去に不登校で小・中学校に全く行けなかったけれども、そのまま卒業してしまったというような方に対しての広報にはどのような形を考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎学事課長   その辺につきましては、まずはホームページ上でそういうような具体例として掲載させていただくということももちろんですが、教育委員会の中でも、今後、情報の共有をしながら、例えば不登校のお話であるんであれば、学校保健安全課とかもそういうお話を聞くこともあるとは思いますので、関係課とも連携していくというふうには考えております。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   ありがとうございます。  丁寧にその辺を進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。  最後に、公立幼稚園のことに関してなんですけれども、特区型の規模保育所との連携が始まる、新年度以降、3歳児のお子さんが公立幼稚園のほうにも遊びに行くような形になってくるのかなというふうに思います。その次の年には連携幼稚園として幼稚園のほうでも受けていくということにもなるのかなと思うんですけれども、就労家庭が入るということが大前提になっていく幼稚園での受入れということで、今いろいろと検討はなされていると思うんですけれども、その反面、今までやってきた公立幼稚園での幼児教育、大切にしてきた幼児教育というものがどのような形で受け継がれていくのかというところもとても気になっています。やはり就労家庭にとってはちょっとしんどい親子行事なんかもあるけれども、親子が育っていく中での大事な部分というのもあると思うんですけれども、そういったことは、公立幼稚園の先生方には意見などは聞いていただいているのでしょうか。 ◎学校改革課長   現在、園長会のほうでも委員会をつくっていただきまして、月に1回、こども支援局と教育委員会と園長会の代表と一緒に議論しているところでございます。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   その中では、就労家庭を受け入れていく部分でのサービス的な観点と、だけれども、幼稚園の中で大事にしていきたいんだというようなお話というのは両面出ているのでしょうか。 ◎学校改革課長   おっしゃるとおり、現在も、一部の幼稚園では認可外と併用されている方がおられる園もございますし、そういった園での事例なんかも参考にしながら、1号認定の親御さん、それから2号認定の親御さん、それぞれ特徴があると思いますので、丁寧に対応していきたいというふうに議論をしているところでございます。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   ありがとうございます。  引き続きそのような形で進めていっていただきたいと思いますので、お願いします。  以上です。 ○八代毅利 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 主査   では、私が。 ○一色風子 副主査   主査の職務をお預かりします。 ○八代毅利 主査   2点について一問一答で、まず一つは学校体育館について、二つ目は避難所について。  まず、学校体育館について一問一答でいきますけども、学校体育館は全てバリアフリー化できていますでしょうか。 ◎学校管理課長   体育館につきましては、単独で建っているものだけではなく、校舎の中にあったりとか、2階部分にあるとか、様々ありまして、全てがバリアフリー化対応になっている状況ではございません。  以上です。 ○八代毅利 主査   学校体育館のバリアフリー化に緊防債が使えますか。 ◎学校管理課長   所管している財務局との協議にはなるかと思いますが、防災面での整備については一定のメニューがあるかと思いますが、ちょっと管轄ではないので、そこまでは分からないところです。  以上です。 ○八代毅利 主査   ありがとうございます。  中学校へのエアコンの設置はもう済んでいると思いますけれども、中学校体育館ですね、この目的を教えてください。中学校体育館へのエアコン設置の目的をお答えください。 ◎学校管理課長   中学校体育館に今年度の設置なんですけども、まず、議論するときには、学校教育の観点、あと、避難所での観点、地域スポーツとの観点、そういった様々な観点から、関係局長が集まりまして検討会を開きまして、議論しました。その中で、当時、緊防債が令和2年度までの期間ということもありまして、そういった面で財政面、それとあと、避難する場合には市内各地に均等に満遍なく配置できるバランス等を考えて、中学校単位という場所的なもの、それと、単年度で補助が終わりますので、単年度で工事ができる校数のぎりぎりマックスが大体20校ぐらいだったというようなことを踏まえまして、中学校に整備をしたという結論になりました。  以上です。 ○八代毅利 主査   緊防債を活用したということは防災が主目的だと思うんですけども、今、幾つかの目的を答えられましたけども、優先順位をつけるとどういう順番になりますかね。エアコン設置の目的。緊防債を使っているわけですからね。 ◎学校管理課長   三つの観点がありましたけれども、防災面が大きいかなと思います。  以上です。 ○八代毅利 主査   ありがとうございます。  そういうことでつけていただいているわけですが、次の二つ目の質問にいきますけど、避難所についてということで、先日の一般質問でも行いました。それで、今、いろいろ議論がありましたけど、小学校にはなかなかすぐには、少なくとも来年度にはつかないという感じだと思います。いつ災害が起きるか分かりません。しかも、避難所の中の自主避難所というのは、たしか13かな、今指定をしているんですけど、そのうち二つはいろんな事情があって中学校になっているんですけど、ほかは全部小学校になってまして、これは、要するに、避難指示だとかそういうふうなのが出る前に自主的に避難する、自分の家は危ないから避難しようという、こういう方が行くわけですけども、今まで公民館とかを使っていたのを全部小学校の体育館にする、そういうふうに危機管理室がしまして、私は、それだったら、小学校にしているけども、エアコンがついていないわけですね、避難所でありながら。それであれば、近隣の中学校に変えたらどうかということを私は申し上げた。お金は1円もかかりませんからね。佐々木次長御存じの鳴中も鳴もすぐ近くですわ。わざわざ鳴尾小学校にしているんですよ。何でやといったら、コミュニティーの拠点だからとか何か訳の分からないことを言っているわけですね。避難する人は、当然、エアコンのあるほうに避難したいじゃないですか。だったら、中学校に変えろと、近いところにね。鳴尾だけじゃないんですよ。今津も、今津中と今津は近いし、山口も山口中と山口は近い、浜脇もそうですよ。中学校と小学校が近い。上甲子園がちょこっとあるかも分からないけど、近い。それも、そのまま何が何でも小学校に入れなきゃいけないんだ、避難所は小学校なんだ、コミュニティーの拠点とかなんとか、何かそんな理由づけだけで、自分らの勝手な論理で避難者をその中に押し込めようとしているわけですよ。僕は、これはおかしい、近隣の中学校に変えてくださいと言っているわけですが、うんとは言わない。その理由が全くほとんど根拠がない、理屈をこねているだけの話で、危機管理室が危機管理ができてない危機管理室なんですよね。申し訳ないですけど。いつ災害が起きるか分からないんですから。  そこで質問申し上げたいのは、今申し上げた、例えば山口、今津、鳴尾、浜脇、この辺、例えば学校、中学校の体育館のほうに避難所を変えたら何か大問題が起きるんでしょうか、その辺をお答えください。 ◎教育総務課長   避難所の決定に当たりましては、教育委員会はもちろん、総務局と協議しておりますけれども、最終的に決定するのは総務局でございまして、こちら教育委員会では、どういった問題が発生するかということについてはちょっとお答えができないです。申し訳ございません。  以上です。 ○八代毅利 主査   ありがとうございます。  危機管理のできてない危機管理室、ここにおられる方は皆さんそう思うと思うんですよね。何でわざわざ、金を投じて、税金を投じてエアコンをつけたところに行かせないで、すぐ隣のエアコンのついてないところに避難者を避難させるのか、常識で考えてあり得ないことを考えているという、そういう危機管理室の状態であると。今言われたように、確かに避難所をどこにするか決めるのは危機管理室ですけど、そこがそんな状態であるということで、危機管理室がいないので、ここではそれ以上言いませんけども、まずは学校体育館に設置していただきたいんですけど、できない間はそういうふうに――自主避難所というのは毎回開く避難所ですので、それ以外の避難所を開くことは、ほとんど、よっぽどの大災害でないと、10年に1回ぐらいの大災害にならなきゃ開きませんから、自主避難所に来る方って、やっぱり大変な方が多いんですよ。おうちが結構古くて、心配で、一人暮らしとか、そういう方がやっぱり避難してくるわけなので、学校体育館はきちっとエアコンが――せっかく緊防債を使った以上、中学校に避難所を変えていただく、これが大事だなと思っておりますので、ぜひまた協議の中でもそのようにおっしゃっていただければなと。危機管理室とお話をする場合も、竹村課長におかれては、ぜひそのような主張をしていただきたいなと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○一色風子 副主査   主査の職務をお返しします。 ○八代毅利 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決はこの後一括して行います。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 主査   次に、議案第302号令和3年度西宮市一般会計予算のうち本分科会割当て分を議題とします。  本件に対する質疑は既に終了しております。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。 ◆ひぐち光冬 委員   日本共産党市会議員団は、議案第302号令和3年度西宮市一般会計予算に反対いたします。  理由は、本会議場で述べたいと思います。  以上です。 ◆坂上明 委員   政新会、賛成します。 ◆菅野雅一 委員   会派・ぜんしんは、賛成します。 ◆江良健太郎 委員   維新の会も賛成です。  以上です。
    ◆田中あきよ 委員   市民クラブ改革は、賛成といたします。 ○八代毅利 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 主査   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第302号のうち本分科会割当て分は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○八代毅利 主査   挙手多数と認めます。したがって、議案第302号のうち本分科会割当て分は承認することに決まりました。  以上で本分科会割当て分の審査は全て終了しました。  委員の皆様には、この2日間、熱心な審査をしていただき、また、当局におかれては真摯な答弁を賜り、令和3年度一般会計予算のうち本分科会所管科目については、議案は全て承認されました。  ここで当局の挨拶があります。 ◎教育長   予算特別委員会教育こども分科会の閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。  委員の皆様には、本分科会に付託された令和3年度一般会計予算の件につきまして、本当に慎重なる審査の上、御承認を賜りましたこと、ありがとうございました。  審査の過程で賜りました様々な御意見、御要望につきましては、十分に留意いたしまして、今後の行政を的確に執行してまいりたいと考えております。  なお、今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  本日はありがとうございました。 ○八代毅利 主査   これをもって予算特別委員会教育こども分科会を閉会します。  なお、来る23日午前10時に本会議場で予算特別委員会全体会を再開しますので、定刻御参集くださいますよう、よろしくお願いいたします。  どうも御協力ありがとうございました。           (午後4時42分閉会)...