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  1. 西宮市議会 2021-03-09
    令和 3年 3月 9日教育こども常任委員会-03月09日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 3年 3月 9日教育こども常任委員会-03月09日-01号令和 3年 3月 9日教育こども常任委員会                西宮市議会                  教育こども常任委員会記録              令和3年(2021年)3月9日(火)                 開 会  午前 9時59分                 閉 会  午後 4時45分                 場 所  4号委員会室 ■付託事件  (こども支援局)   議案第296号 西宮市立地域子育て支援施設条例の一部を改正する条例制定の件   議案第328号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)   議案第325号 工事請負契約変更の件(深津第1~5留守家庭児童育成センター新築工事
     (教育委員会)   議案第320号 工事請負契約締結の件(安井小学校改築工事)   議案第321号 工事請負契約締結の件(安井小学校改築電気設備工事)   議案第322号 工事請負契約締結の件(安井小学校改築空調設備工事)   議案第323号 工事請負契約締結の件(安井小学校改築衛生設備工事)   議案第326号 工事請負契約変更の件(西宮養護学校校舎改築工事)   議案第333号 工事請負契約変更の件(高木小学校南棟・体育館棟長寿命化改修工事)   議案第334号 工事請負契約変更の件(甲東小学校北東棟大規模改修工事)   議案第283号 西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件   議案第297号 西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件   議案第328号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)  (こども支援局・教育委員会)   議案第328号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号) ■所管事務調査  (教育委員会)   1 所管事務報告「西宮市立総合教育センター付属西宮浜義務教育学校について」   2 所管事務報告「西宮市生涯学習推進計画(素案)のパブリックコメントの実施結果について」 ■出席委員   八 代 毅 利 (委 員 長)   一 色 風 子 (副委員長)   江 良 健太郎   大川原 成 彦   菅 野 雅 一   坂 上   明   田 中 あきよ   ひぐち 光 冬 ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   な   し ■傍聴議員   な   し ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)   市長      石 井 登志郎  (こども支援局)   こども支援局長 時 井 一 成   子供支援総括室長兼保育施設整備課   担当課長           大 神 順 一   子供支援総務課長           宮 本 由 加   保育施設整備課長           増 田 太 一   保育幼稚園指導課長           田 中 由 恵   子育て支援部長 小 島   徹   育成センター課長           宮 後 賢 至   育成センター課担当課長           後 迫 竹 宏   こども未来部長 足 立   敏   参事      原 田 綾 女   発達支援課長  地 行 一 幸   子育て総合センター所長           海 部   康  (教育委員会)   教育長     重 松 司 郎   教育次長    坂 田 和 隆   参与兼教育人事課長           八 橋   徹   教育総括室長  薩 美 征 夫   教育総務課長  竹 村 一 貴   教育企画課長  吉 田 巌一郎   教育職員課長  秦   淳 也   学校管理課長  山 下 博 之   学校施設計画課長           柏 木 弘 至   社会教育部長  上 田   幹   参事      中 島 貴 子   地域学校協働課担当課長           後 迫 竹 宏   地域学校協働課担当課長           宮 後 賢 至   文化財課長   俵 谷 和 子   地域学習推進課長           石 井 紀 子   読書振興課長  北   裕 幸   読書振興課担当課長           中 西 しのぶ   教育次長    佐々木   理   学事・学校改革部長           津 田 哲 司   学事課長    因 幡 成 人   学校改革課長  河 内   真   学校改革課担当課長           佐々木 秀 樹   学校教育部長  漁   修 生   学校教育課長  木 戸 みどり   学校給食課長  西 川   哲   特別支援教育課長           原 田 綾 女
      教育研修課長  木 田 重 果  (財務局)   契約管理課長  岡   宏 昭   契約管理課担当課長           岡 部 正 信  (産業文化局)   生涯学習部長  上 田   幹   生涯学習企画課長           中 島 貴 子   生涯学習事業課長           藤 綱 祥 二  (土木局)   営繕課長    伊 東 日出志   設備課長    竹 内 康 浩   学校施設保全課長           南 野 隆太郎           (午前9時59分開会) ○八代毅利 委員長   ただいまから教育こども常任委員会を開会します。  この際、お諮りします。  本委員会の審査日程及び順序につきましては、タブレットに配信のとおりとしたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  なお、審査日程に記載のとおり、所管事務調査の件として、教育委員会から2件の報告がありますので、御承知おきください。  ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるように心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、委員長において議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  委員の皆様には委員会質疑に当たっての注意事項をお手元に配付しております。各自、質疑に際しては改めて御確認いただきますようお願い申し上げます。  次に、当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  これより審査日程に従い審査に入ります。  まず、議案第296号西宮市立地域子育て支援施設条例の一部を改正する条例制定の件を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎子育て総合センター所長   議案第296号西宮市立地域子育て支援施設条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。  第11回定例会議案書の15-1ページをお開きください。また、併せてお配りしております資料につきまして、2ページのほうを御覧いただけますでしょうか。  地域子育て支援施設は、現在、高木北小学校内の…… ○八代毅利 委員長   ただいま市長が来られましたので、御挨拶をお願いをいたします。 ◎市長   すいません、途中に失礼いたします。  おはようございます。  第11回定例会教育こども常任委員会の開会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  委員の皆様におかれましては、本会議の開催に引き続き常任委員会の開催、ありがとうございます。  当委員会に付託されております諸議案につきまして、何とぞ慎重御審査の上、御承認賜りますことをお願い申し上げて挨拶とさせていただきます。  よろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   それじゃ、続けてください。 ◎子育て総合センター所長   地域子育て支援施設は、現在、高木北小学校内の高木北地域子育て支援施設――以下「高木北施設」と言います――と香櫨園小学校内の香櫨園地域子育て支援施設――「香櫨園施設」と言います――の2か所を設置しております。  開設当初は、両施設ともに就学前の親子を対象とした子育てひろば事業と小学生を対象とした健全育成事業の二つの事業を行っておりましたが、高木北小学校において、健全育成事業と同様の放課後キッズルーム事業が実施されることになったことから、令和元年6月議会において条例の改正案を上程し、高木北施設では、令和2年度より健全育成事業を取りやめ、子育てひろば事業のみを実施することといたしました。  このような中、教育委員会の子供の居場所づくり事業が数年をかけて全小学校に導入されることが示され、このことにより香櫨園小学校においても健全育成事業と同様の事業が導入される見込みが立ちましたことから、香櫨園施設においても健全育成事業を廃止し、子育てひろば事業のみを実施することとするため、条例の一部を改正させていただくものでございます。  戻って、1ページの新旧対照表を御覧ください。  香櫨園施設において子育てひろば事業と健全育成事業の両方の事業を実施することとなっておりますが、改正案では実施する事業について健全育成事業を削除しております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆田中あきよ 委員   よろしくお願いします。一問一答で1問だけお願いいたします。  健全育成事業を廃止して、月曜日から土曜日まで子育てひろば事業に移行するということですが、健全育成事業の月曜日の使用者も若干おられたと思います。そして、全体的に広報周知の方法をどのようにされるのか、教えてください。 ◎子育て総合センター所長   健全育成事業ですけれども、香櫨園小学校では、令和元年度実績で、月曜日1日平均12名程度の御利用がございました。こちらのほうにつきましては、廃止するということにつきまして、学校を通じてチラシ等を配らせていただきまして、御案内を間違いなくさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   分かりました。広報周知、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。  以上です。 ○一色風子 副委員長   指定管理のことについて1点、一問一答でお願いいたします。  今まででしたら、健全育成事業と子育てひろばと育成センターということで一体的に指定管理に出されてやってきていたと思います。その部分が健全育成事業を除く子育てひろばと育成センターということになっていくと思うんですけれども、この事業自体、今まで西宮市でやってきていなかった事業ということで、4年ほどやってこられたという実績というものもあるのかなと思いますので、その辺、その三つを一体的にやってきた中でのメリットというものがあれば教えてください。 ◎子育て総合センター所長   同じ小学校内で三つの事業を一体に実施してきたことの評価ということでございますけれども、学校との連携、情報共有が一元化されることで、事業間の連携がスムーズとなり、効率的、効果的な運営が可能になったと評価しております。  また、子育てひろばに来られる保護者の方が、自分の子供さんの成長や育ちの見通しを立てやすくなるといったことや、地域子育て支援施設の利用者が将来的に育成センターの利用者さんになっていかれる可能性もあるということから、就学前に児童、保護者及び職員が相互交流を図ることにより、互いに連携した子育て支援を実践、実現していくことが期待されるというふうに考えております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   ありがとうございます。  未就学から小学生の子供たち、その保護者の皆さんが交流できる場所ということで今までやってこられていたかと思います。その部分で健全育成事業というのが省かれて、子育てひろばと育成センターのみということで指定管理者が運営されていくと思うんですけれども、今おっしゃっていただいたようなメリットというのは、引き続き運営というか、環境が整っているような状態で続いていけるのかどうか、確認をお願いいたいします。 ◎子育て総合センター所長   健全育成事業のほうが令和4年度から廃止されるというところになりましたときに、健全育成事業はなくなりますけれども、教育委員会さんのほうであります子供の居場所づくり事業のほうで、まずその辺の事業のところはしっかり引き継いでいきたいというふうに考えております。  今、健全育成事業のほうでは、自由な空間の中で子供が工作をしたり自習をしたりということで、自主性をすごく大切にしておりますけれども、こちらのほうも子供の居場所づくり事業でもお聞きしているところで、大人のほうは一歩引いて、学習、遊びを通して子供の自主性を大切にしていくということに重きを置いているということで、その辺のところも大切にしてきた思いというのをしっかり引き継いでいきたいということをまず考えております。  今おっしゃられました子育てひろばと育成センターということで二つの事業になってまいりますけれども、先ほど申し上げましたとおり、子育てひろばの利用者が後々育成センターの利用者にもなっていくというようなことで、お互いにどういうふうな関わり方をしたかとかというようなことで一体的な連携、支援というものが行っていけるというふうに考えております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   分かりました。  今ちょっとお伺いしていて思ったんですけれども、子育てひろばというのは未就学のお子さんが行かれる場所ということで、育成センターは就学後の子供たちが行く場所ですけれども、それを一つの指定管理で一つの事業者が運営していく。今後、学校の中には放課後事業としてまた新たに違う事業者さんが入ってくる可能性もあるのかなと思うんですけれども、そのあたり、二つの事業者が一つの学校の中に入っていくという部分に関しては、今までどおり連携、情報共有というのは可能なのかどうなのか、そのあたりすごく大事なことなのかなと思いますので、まだ今からの話とは思うんですけれども、しっかりやっていただけるということで確認させてください。 ◎子育て総合センター所長   地域子育て支援施設と育成センターの高木北、香櫨園につきまして、一体でやってきたメリットというか、その効果というものを、今申し上げましたとおり、市としては一定感じているところで、今後一体的に実施していきたいというふうには考えております。  その中で、やはり同じ建物の中で共有する部分もございますので、そういったところで事業者が違うといった場合に、責任の所在の問題であったりとか安全管理のところを、1者というところで確実にそういったことがないようにしていきたいというふうにも考えておりますし、実際に緊急事態宣言中に育成センターの待機場所がちょっと確保できないというような事態が、変則的な人員の配置によってなったんですけれども、そういったときも、子育てひろばがそのときは実施していないという状況で、急遽そこの場所を提供できないかというようなところで、そこも事業者が一緒であったということですごくスムーズに事が運んだということがございました。  健全育成事業が廃止になるとはいえ、一体的に同じ建物の中で同じ事業者が運営できるということは、やはり非常にメリットのほうが大きいというふうに考えておりまして、今後そういった形で進めていきたいというふうには考えております。  以上でございます。 ◎こども支援局長   今の一色委員の御指摘、すごく大事だと思っております。もちろん複数の事業者が絡んでくるわけですから、でも、事業の方向性は同じなので、複数の事業者が絡んできたとしても、そこはうまく連携できますように、まずは事務局であるこども支援局と教育委員会がしっかりそこは連携していきたいと考えております。  以上です。 ○一色風子 副委員長 
     はい。分かりました。以上です。ありがとうございます。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第296号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第296号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   ここで委員の皆様に申し上げます。  先ほど総務常任委員会より、所管事務調査の件「西宮市教育大綱の改定(素案)に対する意見提出手続(パブリックコメント)の結果について」の所管事務報告について、本委員会との連合審査会を開催されたいとの申入れがございました。  この申入れをお受けすることに御意見はございませんか。 ◆大川原成彦 委員   当日の運営ですけれども、委員長におかれましては、ぜひ議長席に座っていただいて運営をお願いしたいと。前回、普通の理事者席にお座りになって、運営上ちょっと支障があったように感じていますので、議長席で行っていただけたらというふうに思います。  以上です。 ○八代毅利 委員長   検討いたします。  ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、お諮りします。  連合審査会開催の申入れをお受けすることに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、連合審査会開催の申入れをお受けすることに決まりました。  なお、開催日時は3月22日の午前10時より、場所は本会議場で開催されますので、よろしくお願いいたします。  次に、議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち本委員会所管科目こども支援局分を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎子供支援総務課長   議案第328号令和2年度一般会計補正予算(第12号)のうちこども支援局所管分につきまして御説明いたします。  歳出から御説明いたします。補正予算書の 30・31ページをお願いいたします。  款民生費、項児童福祉費、目児童福祉総務費では、右側説明欄にありますとおり、一般事務経費で1億894万円を減額しております。  これは主に、認可外保育施設における新型コロナウイルス感染症対策事業補助金の第1次補正分についての不用額や、償還金利子及び割引料において、過年度保育対策総合支援事業費の実績確定に伴う返還請求の時期が遅れたことにより、計上しておりました返還金を減額するものでございます。  目児童育成費では、3,470万9,000円を減額するもので、内訳は右側説明欄を御覧ください。  地域子育て支援事業経費では、1,040万9,000円を減額しております。  これは、一部施設において当初の見込みを下回る補助基準で事業が実施されたことや、新型コロナウイルス感染症対策事業補助金の第1次補正分に係る不用額の減などによる負担金補助及び交付金の減額でございます。  留守家庭児童育成センター管理運営事業経費では、2,430万円を減額しております。  これは主に、利用児童数の減少に伴い、加配指導員の配置人数が見込みを下回ったことから指定管理料を、郵送件数が減ったことから郵便料を、それぞれ減額するものでございます。  次の32・33ページをお願いいたします。  目児童福祉施設整備費では、8億4,716万5,000円を減額するもので、内訳は右側説明欄を御覧ください。  民間保育所等整備事業費では、7億9,831万6,000円を減額しております。  これは主に、予定しておりました民間保育所の整備の一部が行われなかったことなどにより、民間保育所建設等補助金などの不用額を減額するものでございます。  公立保育所改築等整備事業費では、北夙川保育所新築工事における工事請負費の変更契約分や解体設計委託の費用が当初見込みを下回ったことなどから、1,521万1,000円を減額するものでございます。  留守家庭児童対策施設整備事業費では、深津第1から第5育成センター新築工事について、新型コロナウイルスの影響による工程の遅れから生じた委託料や備品購入費の不用額及び工事請負費の不用額等、合わせて3,363万8,000円を減額するものでございます。  なお、工程の遅れにより工事請負費等の繰越しが生じましたが、これにつきましては後ほど御説明させていただきます。  項障害福祉費、目児童発達支援費では、児童発達支援事業経費で103万2,000円を減額しております。  これは、予定しておりました北山学園の施設補修工事を見送ったことによる工事請負費の減でございます。  目障害福祉施設整備費では、北山学園施設整備事業費で522万8,000円を減額しております。  これは、北山学園のプール防水改修工事において、工事方法の見直し等により生じた不用額でございます。  歳出の説明は以上でございます。  続きまして、歳入を説明させていただきます。  ページを戻っていただきまして、10・11ページをお願いいたします。  款使用料及び手数料、項使用料、目民生使用料、節留守家庭児童育成センター使用料は、右側説明欄にありますとおり、845万8,000円を減額するものでございます。  これは、利用児童数が見込みを下回ったことによる減額でございます。  款国庫支出金、項国庫補助金、目民生費国庫補助金節児童福祉費補助金は、7億2,345万2,000円を減額するものでございます。  子ども・子育て支援交付金では、歳出の地域子育て支援事業でも御説明しましたとおり、一部施設で当初の見込みを下回る補助基準での事業実施があったことや、新型コロナウイルス感染症対策事業補助金に係る不用額の減などに伴い、交付金を減額するものでございます。  保育対策総合支援事業費は、特区小規模保育事業の整備に係る国庫補助分を増額する一方、一般事務経費でも御説明しました、認可外保育施設における新型コロナウイルス感染症対策事業補助金の不用額の減に伴う国庫補助分の減により、減額となるものでございます。  次の保育所等整備交付金と、その下の認定こども園施設整備交付金では、歳出の民間保育所等整備事業費でも御説明しましたとおり、民間保育所や認定こども園の整備計画の一部が行われなかったことにより、減額するものでございます。  次の12・13ページをお願いいたします。  款県支出金、項県補助金、目民生費県補助金、節児童福祉費補助金は、子ども・子育て支援交付金で、国庫補助金と同様に、一部施設で当初の見込みを下回る補助基準での事業実施があったことに伴い、124万8,000円を減額するものでございます。  歳入の説明は以上でございます。  続きまして、繰越明許費の追加について御説明させていただきます。  ページを戻っていただきまして、6ページをお願いいたします。  第2表、繰越明許費補正の3行目、民間保育所等整備事業では、マーヤこども園建て替え工事において、計画決定や補助金申請の遅れから工期全体に遅延が生じたため、2億2,903万6,000円を繰越明許するものでございます。  4行目、留守家庭児童対策施設整備事業では、歳出の留守家庭児童対策施設整備事業費で御説明しましたとおり、深津第1から第5育成センター新築工事について、新型コロナウイルスの影響により工程に遅延が生じたことから、1億9,735万6,000円を繰越明許するものでございます。  一般会計補正予算の説明は以上でございます。御審議よろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   1点だけ、予算書32・33ページ、ここの民間保育所等整備事業費の減は、民間保育所の整備が遅れたということですね。繰越明許のところでもちょっとお話がございましたけど、何か所でどういう原因で遅れて、今後の計画がどうなっているか、待機児童の対策で影響を受けているのか、この辺について御説明いただければと思います。  以上です。 ◎保育施設整備課長   御質問の件ですけれども、当初、予算で計上しておりました民間保育所の持込み型の2案件及び既存施設の建て替えに係る案件2案件が今年度での執行が困難となったため、今回減額をさせていただくところでございます。新設の持込みにつきましては、賃貸物件への切替えも含めて、今年度の整備ができないかというところを模索したんですけれども、それが実現できなかったということで一旦白紙となっております。既存園の2施設につきましては、今年度内で着手に至れなかったということで、次年度に向けて再度計画をし直すという形でしております。  あと、今後の見込みについてですけれども、先日、代表質問等でも御答弁させていただいたとおり、また次年度予算でも整備の案件は上がるんですけれども、令和4年4月の時点でも1歳児において一定数待機児童が生じるのではないかというふうに見込んでおります。  説明は以上です。 ◆菅野雅一 委員   以上です。ありがとうございました。 ◆田中あきよ 委員   御説明ありがとうございます。2問ありまして、一問一答でお願いいたします。1問目は、30・31ページの新型コロナウイルス感染症対策事業補助金について。2点目が、32ページ、33ページの民間保育所建設等補助金について、お願いいたします。  まず、30・31ページの新型コロナウイルス感染症対策事業補助金について、今回この二つが減額補正で上がっておりますが、今回、1次補正、2次補正とありまして、ちょっとなかなかややこしいのかなとも思うんですけれども、今回二つの補正予算ということですが、ほかにも対象となった事業所もあると思います。全体で結構ですので、執行率がどれぐらいだったか、今の時点で分かるところで教えてください。 ◎子供支援総務課長   先ほど委員からお話のありました第1次補正、第2次補正の執行率について御説明いたします。  まず、第1次補正につきましては、令和元年度と、それから、合算分で令和2年度と両方の補正がございました。  まず、令和元年度の第1次補正分の執行率ですが、こちらは全体で30.79%となっております。続きまして、令和2年度の第1次補正、これは合算分になりますけれども、こちらでは50.59%となっています。  それから、第2次補正分ですが、こちらはすみません、令和2年度の決算がまだ出ておりませんので、2月末時点での数字の御説明ということになります。2月末時点で44.59%となっております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。
     今回いろんなところの補正予算でこのコロナウイルス感染症対策の補助金などが出ていて、事業によって本当にその成果というのがまちまちであるなという印象を持っております。今回の新型コロナウイルス感染症対策事業補助金というのが1次と2次と出てきて、対象物がすごく限られているという中で、どれぐらい現場の方たちがそれを理解されて使っておられるのかなということで、今数字をお伺いいたしました。半数ちょっと切るかなというところと、1次のほうで50%以上ということでお伺いしたので、ある程度は周知できているのかなと思うんですけれども、今年度も引き続きまだこのコロナウイルスの影響というのが大きいと思いますので、最後、要望になりますけれども、引き続き各事業所、いろんな品物はそろってきているのかなとは思いますが、やはり消耗品などもあると思いますので、注視していただけたらと思います。よろしくお願いします。  2問目に行きます。  32ページ、33ページの児童福祉施設調整費の中の民間保育所等整備事業費のマイナス補正のところですが、建設に関する補助金は出るということで今回マイナスにはなっておりますが、西宮市の待機児童のこともあって、特区ということで小規模保育所もこれからどんどん増えてくると思います。小規模保育所の方が抱えている問題として、できるだけ増やさないといけないというところもあるので、本当に民間の小さな保育所を開設されるときに、地域の方との問題ですとか、あと安全面ですね、そのあたりは施設の中の問題と地域の危険性の問題ですよね、この辺がすごく大きなことになってきて、これからもっと増えるのではないかと思うのですが、例えばこの建設補助金ですとか整備費用の中から安全対策について使えるお金というのは今後考えておられるのかどうか、そのあたりを聞かせてください。 ◎保育施設整備課長   施設整備補助金の中での安全対策についてということで御質問いただきましたが、民間保育施設につきましては、整備するに当たりまして、施設の内部における設備面であったり、器具などの安全面というところはもちろん内部の整備に当たりますので、そこは一定安全面を配慮した基準に基づく整備を行っておりまして、そこはもちろん国の補助金、市の補助金という形で事業者のほうに補助金を交付するというスキームとなっております。そのメニューにつきましては国のほうで定められておりますので、市のほうで裁量というところはないのですが、一定、中身につきましては、安全対策ということは施されているのかなというふうには認識しております。  また、それ以外の補助金の対象外の部分につきまして、やはりどうしても事業者による一定の持ち出し部分は生じてしまうのかなというふうには考えておりまして、そこについての特段の補助金というのはないというのが現状でございます。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  大変悩ましいところではあると思うんですけれども、特に来年度から1歳から3歳の子供たちを預かってもらえる特例のそういう保育所が増えてくるだろうということで、2歳までの子の動きと3歳の子の動きってやっぱり違うと思うんですね。そこで、小規模保育所の園庭のないところですとか、道路に面しているところで開設されるところとかになると、じゃあ安全面をどうしようかとなったときにかなりの持ち出し部分が出てくると思います。そのあたりで市としてはそういうのをどうしていけばいいのかなというときに、何もできませんとなると、手を挙げてくださる事業所って減ってくると思うんですね。  そのあたりもすごく大事なところだと思うのですが、今後、建物外の安全性に関しては全く考えられないということなのか、そういうところも増えてくるであろうということで何かしらは考えないといけないと思っていらっしゃるのか、どちらかお返事をお願いします。 ◎保育施設整備課長   施設外の安全面についてのお話でございます。  特区小規模を含め、民間保育所、認定こども園等々全てなんですけれども、応募の際にもその辺の安全面という点につきましては、事業者のほうにも一定お考えいただいた上で御提案いただくという形を取っておるところもございますし、やはりその範囲を広げてしまうと、どこまでっていうところにもなってしまいますので、限られた財源の中で整備をするというところで、現状は今のままの補助金のスキームを維持することになるのではないかというふうに考えております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   残念なお答えですけれども、既に来年度に向けて準備されているところもあります。やはり安全面というところで、小規模ということもあると思いますし、財源力があるところではない保育所がどれだけその地域の方との話合いをする中で落としどころを見つけていくかとなったときに、市がどれだけバックアップしてくれるかというのは本当に大きなところだと思うんです。そういうところが、範囲は決まるとは思うんですが、そういうものがあるというだけでまた手を挙げてくださる事業所も増えると思いますので、最後に要望になりますが、ぜひ中だけじゃなくて、特に小規模保育所などの場合の安全面ですね、外での安全面、近隣の方との落としどころ、そのあたりは市のほうでぜひバックアップをしていただきたいと思います。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   よろしくお願いします。2点、一問一答でお願いします。1点目が新型コロナの感染症対策補助金、2点目が民間保育所等整備事業費についてです。  1点目の新型コロナ感染症対策補助で、補助基準に満たない施設があったということを今お聞きしましたが、この詳細を教えていただいてよろしいでしょうか。 ◎子供支援総務課長   新型コロナウイルスの補助金で補助基準に満たないという施設は、この施設ということはございません。施設で購入されたものが補助の対象にならなかったというようなものはございました。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   それは何だったんでしょうか。 ◎子供支援総務課長   補助基準に満たなかったといいますのは、地域子育て支援事業経費での補正につきまして、新型コロナウイルスの補助ではなく、別の施設の補助で補助基準に満たなかった運営をしたケースがありまして、そこについての補正をいたしました。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   すみません、間違えていました。ごめんなさい。  地域子育て支援事業の補助に満たなかったというその詳細を教えていただいてよろしいですか。ごめんなさい。 ◎子育て総合センター所長   補助の基準に満たなかったといいますのが……。──すみません、申し訳ないです。  実際にその基準額まで執行がなかったというところと、あと、実際に日々の執行額、運営の中で購入されたりというようなことで、今回のコロナの補正で実施、執行がなかったというようなものがございました。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   僕が気になっているのは、子供たちが大丈夫やったのかなというのがちょっと気になっていまして、補助基準に満たずに運営されていたということが具体的にどういうことだったのかなというのが全くイメージが湧かなくて、その状態で運営されていたということが、子供たちに、親子にとって何か影響がなかったのかなというのが気になっておるんですが、その辺ちょっと詳しく教えていただけたらなと思って。 ◎子育て総合センター所長   実際に基準額までは満たしていない事業者も多かったのですけれども、その中で日々の消毒とか、そういった消毒関係に関しては費用を上げてきたりとかというようなことで、実際備品とかで空気清浄機とかを上げてこられるところはかなり額が行ったりとかというようなことはありましたけれども、実際にそういうような環境が整っているような事業所もございましたので、そこでその基準額までは満たしていないけれども、日々の運営の中では特に支障を来すようなことにはなっていないというふうな状況でございます。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   分かりました。大丈夫だったならいいんですけども。ありがとうございます。  すいません、次に行きます。  民間保育所等整備事業費ですが、先ほど菅野委員、田中委員も質問されましたが、具体的に人数で言うと何人分の対象児童の分の整備ができなかったのかということが分かれば教えてください。 ◎保育施設整備課長   何人分の整備ができなかったのかということですが、持込み型2案件につきましては、当初想定しておりました定員数としましては、60名と90名の150名、既存施設の建て替えにつきましては10名の定員増というところが、今回補正の減とさせていただく内容となっております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   分かりました。ありがとうございます。  以上です。 ○一色風子 副委員長   歳入と歳出のほうから1点ずつ質問させていただきます。一問一答でお願いします。  まず歳入のほうですけれども、留守家庭児童育成センターの使用料の部分です。845万8,000円の減額というふうになっているんですけれども、この使用料の減額というのは、利用者数が減っているということだと思うのですが、利用者数が減っている主な理由というのはどういったものなのでしょうか。お願いします。 ◎育成センター課長併任地域学校協働課担当課長   利用を辞退されるときには辞退届というものを書いていただきますけれども、辞退届に書かれている辞退の理由として、例年であれば、子供だけで留守番ができるからであったり、育成センターに代わるものができたから、習い事などそういったものが多いのですが、令和2年度はこれらに加えて、在宅勤務になったからという理由が目立ちました。在宅勤務になられても育成センターの利用要件がなくなるわけではございませんが、子供の近くにいられるという安心感から辞退をしたケースが多かったのではないかというふうに推測しております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   今年が去年からどの程度利用者数が減っているのかという人数が分かればお願いします。 ◎育成センター課長併任地域学校協働課担当課長   令和元年度、令和2年度で比較をします。いずれも5月現在と10月現在を比べた場合、令和元年度では156名が減少しておりました。一方、令和2年度では、この期間5か月間の減少が450名というふうになっておりました。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   例年に比べればちょっと多いのかなというふうに数字を見ていて思います。指定管理なので、事業の運営費という部分で子供が減ったことでちょっとそこは難しいということはないとは思うんですけれども、ただ、保育の内容なんかでそれだけの子供たちが──育成センターによるとは思うんですけれども──退所していくという中で、事業の運営面で事業者の皆さんから何か御意見などは出ていたりしますか。 ◎育成センター課長併任地域学校協働課担当課長   利用者が減ることに関しての御意見というのは特段把握をしておりませんけれども、減るとはいいましても、指導員の方はコロナ対策を一生懸命していらっしゃいますので、そういった面での運営面での御苦労があるのではないかというふうには把握しております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   在宅勤務に移行していくということで、当初の申込人数自体はそんなに変わらないのかなと思うのですけれども、途中退所がこれだけの数が増えていくというのは、今後もしかするとあり得るのかなというふうに思っています。西宮市としてこういったことが続いていくということに対しての何か対策などを考えていらっしゃるのか、お願いします。 ◎育成センター課長併任地域学校協働課担当課長   委員の御指摘のとおり、令和3年度の申込みで見ますと、また元に戻っているというような状況ですので、また令和3年度にどれだけの数が途中で辞退をされるのかというところは注視をしていきたいと思っております。  ただ、これが一時的なものなのか、これからもこういった状況が続くのかというところにつきましては、まだ令和2年度だけしかこういうことが起こっておりませんので、令和3年度、令和4年度と引き続き注視をしまして、これが育成センターの将来推計に何か影響を与えるのかというところはしっかり把握をしたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   育成センターの施設整備のための将来推計もですけれども、放課後施策、放課後事業ともリンクしている部分もあるので、そのあたりも一体的に今後しっかりと注視していっていただきたいなと思います。  次に、歳出の部分です。  先ほどから質問が出ております民間保育所の整備事業費の分です。7億9,831万6,000円の減だということで、4か所の保育所の開設見込みが今回なくなって、全部で160名ほどの保育の受け皿というのがちょっと今回は難しくなったということですけれども、まず、既存園ではなくて新規の開設見込みのほうですね、2か所のことなんですが、どの時点で新規の開設という部分を断念されているのか、お願いします。 ◎保育施設整備課長   どの時点でという御質問でございますが、新規につきまして、持込み型につきましてはやっぱり一定時間がかかるんですけれども、賃貸物件型というのが、建物があれば内装改修で対応できるところなので、スケジュール的には比較的短い工期で対応できるかなとは思うのですが、それにつきましても年度の後半になってもなかなか見込みがないというところでございまして、ちょっと正確にいつという時点では申し上げにくいんですが、そういった意味では、今回3月議会で減額申請をさせていただいておりますので、今の時点ということになろうかと思います。  以上です。 ○一色風子 副委員長   このようにして予算のほうは上がっていて、60名と90名の分の保育所をつくっていきますというようなことも予想されていたとは思うんですけれども、その場所の確保みたいな形で断念されているということだと思うんです。その場所の確保の難しさというと、西宮市でいつも大きく課題となって挙げられている賃料の部分だったりすると思うんですけれども、主な理由としてはその部分だけでいいのでしょうか。それ以外にもあればお願いします。 ◎保育施設整備課長   賃料といいますか、事業者による土地の持込みになりますので、やはり市内に適地、保育所の整備に適した土地を見つけていただくというところと、仮にそれがあったとしても、そこの土地所有者さんとの交渉、賃料の相場であったりというところで、あまりかけ離れ過ぎてしまいますと手が出ないというような状況にもなりますし、賃貸物件型であっても同じように、オーナーさんが建物を建てて、そこを居抜きで借りるというスキームでございますので、やはりそこの建物がある立地であったりというところでどうしても賃料というところがネックになってくるのかなと。  市のほうでも一定、所有者に対しては固定資産税の免除であったり、50万円を超える家賃の賃借料補助という施策はさせていただいているんですけれども、なかなかそういうところで適地が出てこないというようなケースもあるのかなというふうに担当課としては考えております。  以上です。 ○一色風子 副委員長   今おっしゃっていただいたオーナーさんへの補助だったりとか、50万円の補助だったりというのは、これは国の政策でよかったでしたっけ。市単独の補助事業ではないですよね。 ◎保育施設整備課長   固定資産税の免除と賃料については、市の単独であったと思います。  スキーム的には、家賃補助につきましては、一定公定価格で補填される部分がありますので、それを除いた分を補助するというスキームになり、市の補助、単独ということになります。免除につきましても同様でございます。  以上です。 ○一色風子 副委員長   市の単独事業でやられているという部分でもなかなか難しさが今出ているのかなというふうに思っています。今後市の政策として、今の市単独でやっているのであれば、なおさらスキームを変えていくなどもちょっと考えていくこともできるのかなと思うのですけれども、そのあたり少し検討とかはされているのでしょうか。 ◎保育施設整備課長   新たなスキームということですけれども、現時点でも一定免除、補助というところはさせていただいておりまして、そうですね……、現状ではこれを変えるというのはなかなか難しいのかなというふうに、仮に上げることで土地が出てくるかというと、そもそもの土地がなかなかないというようなところが大きいのかなというところもありますので、その辺は全体的に事業者とのやり取りの中でそういう声が大きいようであればそういう検討をする余地もあるのかなというところで、今後の課題として捉えてはおるんですが、現時点で制度を拡充するという予定はございません。  以上です。 ○一色風子 副委員長   ありがとうございます。以上です。 ○八代毅利 委員長 
     ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   ちょっといいですか。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお預かりします。 ○八代毅利 委員長   2点あります。一つは、今の新設保育所の件です。一問一答。もう一問が、補正予算書の33ページのPCBについてお聞きをします。  一つが新設保育所ですけれども、8月に所管事務報告があって、新設が7園できますよと。令和4年度までに7園つくる、こういうふうに聞いていたわけですね。先日、一般質問で取り上げようと思ったときに、結局取り上げなかったんですけれども、やり取りしている中では、もう一園増えて8園だったかな、たしか8園できますというようなお話を聞いていたんですよ。この8園というのは、今回は撤退したのがありますよね、四つぐらいありますけれども、それは撤退したという前提で、それ以外に8園ができる、こういう予定だと、こういうことでよろしいのでしょうか。 ◎保育施設整備課長   令和2年度、今回の補正予算につきましては、この4月、令和3年4月1日開園に係る補助金の内容となっております。八代委員長がおっしゃられた7園、8園というところは、令和4年4月に向けての整備でございますので、それにつきましては次年度の当初予算のほうで計上させていただく内容となっております。  以上でございます。 ○八代毅利 委員長   ありがとうございます。  じゃあ、7園か8園かはちょっと正確にはあれしてないけど、8園と僕は聞いていましたけれども、それはその予定ですと、こういうことでよろしいんですかね。 ◎保育施設整備課長   現在、事業者のほうを決定して整備に向けて進捗管理をしているところでございます。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ありがとうございます。分かりました。  もう一点、ちょっとこれは気になったのでお聞きしたいのですが、PCB──230301と書いてある説明のところの12のPCB運搬処分費等委託料。久しぶりにPCBという名前を聞いたので、私が高校生のときに世の中で問題になって、それから何十年たっているんですけど、今回、要は委託料が減額になったということなんですけど、PCBというのはかなり残っているのでしょうか。これはどこにあるやつを処分しようとしたのでしょうか。お聞かせください。 ◎育成センター課長併任地域学校協働課担当課長   PCBにつきましては、変圧器であったりとかコンデンサーであったりとかそういうものに使用されているというふうに聞いております。ただ、現在は製造であったり輸入が禁止をされているというふうなことですので、どれだけの量がまだあるかというところはちょっと把握をしておりませんが、徐々に減ってきているものというふうに考えております。  今回の減の分につきましては、深津育成センターの工事に絡みましてPCBの廃棄の委託料というものを計上しておりましたけれども、実際にいろいろ検査をしていく中で不必要というふうになりましたので減額補正をするものでございます。  以上でございます。 ○八代毅利 委員長   ありがとうございます。  まだ世の中にちょこちょこ残っているんだなというのが分かりましたので、また今後も出てくる可能性がありますので、ぜひそこのところは、そういう改築とかいろんな場面で出てこようかと思いますけど、非常に猛毒のとんでもない物質だということで、私どもも高校生のとき文化祭で取り上げて、世の中、公害問題が物すごくはやっていた時代なので、猛毒で、これはなくさなあかんということでやっていたものですので、ぜひ適切な処分をまた今後ともお願いしたいと思います。  以上です。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお返しいたします。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は、後刻一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   次に、議案第325号工事請負契約変更の件(深津第1~5留守家庭児童育成センター新築工事)を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎育成センター課長併任地域学校協働課担当課長   議案第325号工事請負契約変更の件につきまして御説明いたします。  議案書は44-1ページでございます。併せてお配りしています議案資料を御参照ください。  令和2年3月定例会で深津第1~5留守家庭児童育成センター新築工事の契約議案を議決していただきましたが、当該工事の工期延長が必要になりましたので説明させていただきます。  本工事の工期は当初、令和2年6月1日から令和3年3月27日までのおよそ9か月間を予定しておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う1回目の緊急事態宣言を受け小学校が臨時休業となり、緊急事態宣言が解除され新学期がスタートするのが6月1日からとなりました。環境の変化や、感染への不安をできるだけ取り除くため、静かな教育環境を整えたいという学校側の要望もあり、6月1日から7月20日まで工事を休止しました。また、今年度は夏季休業期間中に短縮授業が実施されたことから、この期間は午前中に解体作業を行うことができませんでした。  以上のことから、令和2年度中に工事を完了させることが困難となったため、本定例会において繰越明許費の補正を上程させていただいております。  繰越明許費の承認を頂けましたら、工期延長の変更契約に向けて事務手続を進めていきたいと考えております。その場合、議決日から当初の工期末である3月27日までに事務処理を完了させることが困難であることから、一旦3月31日まで工期を延長し、事務処理のための期間を確保したいというふうに考えております。  続きまして、営繕課より工事の設計変更について説明させていただきます。 ◎営繕課長   引き続きまして、議案第325号の設計変更内容につきまして説明させていただきます。  説明はお手元のA4横の資料を用いて行いますので、よろしくお願いいたします。  まず、表紙をめくっていただきまして、1ページを御覧ください。全体配置図、付近見取図及び設計変更概要になっております。  今回の工事場所は、阪急西宮北口駅から南へ約500メートルの場所に位置しており、南側はJR神戸線、西側は阪急今津線、北側は市道瓦117号線、東側は住宅地に面しております。  それでは、設計変更の概要について御説明します。  工期延長に関しては、先ほど育成センター課長が説明したとおりでございます。  次に、①の敷き鉄板敷設追加についてです。  敷き鉄板の敷設範囲は、グラウンドのグレーで着色している部分になります。  敷き鉄板は、工事説明の際に教職員及び近隣住民から要望があり、運動場の保護と砂ぼこりの発生を抑止することを目的として工事車両の通行ルートに敷設いたしました。  次に、②の仮設体育倉庫追加についてです。  育成センター新築工事に伴い、解体撤去する既存体育倉庫内にあった学校や地域スポーツ用の体育用具などを小学校の空きスペースに保管する予定でした。しかし、児童の増加に伴い、空きスペースの利用が困難になったため、仮設の体育倉庫をグラウンド内に設置いたしました。  次に、③の排煙オペレーター追加についてです。  ページをめくっていただきまして、2ページを御覧ください。  各育成室と地域交流室の南側の窓は上部に排煙や換気の機能を持たせた形状になっております。火災等の緊急時には煙を適切に外部に排出するために窓を開放させる必要があるため、その開放装置として排煙オペレーターを増設しております。  以上で設計変更内容の説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   3点について一括で御答弁ください。  1点目、学校関係者及び地域の要望ということですが、どのような要望が何件ぐらいありましたか。こういう地面、地盤の養生というのは、当初計画の段階で盛り込むべきものかなと我々素人考えでは考えるんですけど、なぜこれが当初ではなくて、こういうふうな変更の形で出てきているのかというのをお聞かせください。  2点目、この工事内容はどういう内容になっていますか。こういう敷き鉄板というのはレンタルとかリースで借りるものですか、購入するものですか。敷設面積が230平米ということですが、どういう鉄板を何枚ぐらいどういう形で敷く感じになるのでしょうか。その内訳を聞かせてください。  3点目、工事中も子供たちは運動場で遊んでいるのでしょうか。その場合の敷き鉄板の工事、それから、本体工事も含めて、工事車両は延べ何台ぐらい通行する形になりますか。そのときの安全対策等はどういう形でされていますでしょうか。  以上、この3点について御答弁ください。 ◎営繕課長   1点目の敷き鉄板について御回答させていただきます。  当初は、通用門からグラウンドを通りまして、工事現場までの間の工事車両の通行ルートにつきましては、グラウンド内の側溝等、少し傷めると後で補修が要るようなところについて敷き鉄板で計画しておりました。砂ぼこり対策につきましては、工事車両が通るということなので、砂ぼこりが起きてしまうということがございます。そういった場合は、散水をして砂ぼこりを抑制するようなことで当初設計は考えておりました。  ただ、工事着手前に教職員の方と近隣の方に対して工事説明をさせていただきますと、グラウンド全体を工事車両が通行する部分につきましては、敷き鉄板で養生してほしいということの御要望がございましたし、近隣の方からは、工事車両の砂ぼこりを防ぐのに散水では不十分じゃないかということもございましたので、併せて砂ぼこり対策として鉄板を敷くように設計変更をさせていただきました。  敷き鉄板の種類等につきましては、1枚の大きさが大体1.5メーター掛ける3メーターのものを10枚用意をしまして、あと1.5メーター掛ける6メーターのものを約20枚用意して、今回の工事車両が通行する部分に敷設を予定しております。  工事形態につきましては、リースで借りておりますので、現場が終了しましたらまた返却するということになっております。  1点目の質疑についての回答は以上です。  2点目がそれですね、すみません。  3点目の工事中の車両の通行台数につきましては、ちょっと今手元に資料がございませんので、調査しまして、また後日報告をさせていただきたいというふうに考えております。  安全管理につきましては、ちょうど通用門のところにガードマンを1名配置しまして、図面の配置図がございまして、図面で言いますと、北東のこの部分が通用門になっております。ここの通用門のところにガードマンを1名常駐させておりますので、子供の通学時の安全確保はきちんと指導しておりますので、きちんと対応できているものだと思っております。  あと、工事車両がこういう形で敷地内を通るんですが、敷地のグラウンドに面したところにつきましては、1.8メーターのフェンスバリケードを設けまして、子供の侵入防止等を図っておる次第です。  そういうことで、安全管理をきちんとして工事のほうを今進めているような状況です。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   以上です。ありがとうございました。 ◆ひぐち光冬 委員   1点だけ一問一答で。  ちょっと素朴な疑問なんですけれども、排煙オペレーターの追加という、これも当初から予定しておかないとあかんものじゃないかなと思うんですけど、なぜ追加で設置することになったのかというのを教えていただけますか。 ◎営繕課長   排煙オペレーターにつきましても、設計当初は各部屋に1か所ずつ設けておりました。ただ、工事の施工段階で排煙オペレーターの性能等をチェックしまして、今回一つの部屋に六つの排煙窓がついております。ボタンを押しますと、六つの窓がこう、ぱたぱたぱたぱたと倒れていくんですけど、六つの窓を一斉に操作しますと、やはりちょっと故障の原因になるということもございますので、維持管理上、そういった故障を低減させるために、もう一か所排煙オペレーターを追加しまして、適切に作動するようにしております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   7個になるということですか。 ◎営繕課長 
     排煙オペレーターは、図面を見ていただきますと、各育成室と地域交流室の図面がございますが、それぞれ各部屋に1か所ずつ排煙オペレーターを設計で設置しておりました。ただ、先ほども御説明差し上げたように、一つの部屋で六つの排煙窓がございますので、計、六六、三十六の排煙窓があるというふうに考えていただいたらいいかと思うんですけど、1部屋当たり六つの排煙窓を適切に作動させるには、一つの排煙オペレーターではやはりちょっと負荷がかかり過ぎて故障の原因になるんじゃないかということで、施工時にサッシメーカーと協議をしましたので、その故障の率を低減させるために、改めて各部屋に一つずつ排煙オペレーターを追加しております。排煙オペレーターにつきましては、6か所から12か所に増えたということになっています。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   よく分かりました。ありがとうございます。  ついでで申し訳ないんですけど、コロナの対応で改めてちょっと設計を変更しておかないとあかんのと違うかなというようなこと、そういう漏れとか何かないでしょうか。大丈夫でしょうか。 ◎営繕課長   コロナ対策としましては、各部屋に24時間換気の換気扇も設けておりますし、プランを見ていただきますと、窓が開放できるようになっておりまして、玄関等を開放していただくことによって空気の流れを阻害しないような計画としております。空気を入れ替えることによってコロナウイルス等のそういった細菌が部屋の中に滞留しないようなそういった部屋の計画としておりますので、換気という点ではきちんと対策ができているのかなというふうに考えております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございました。以上です。 ◆大川原成彦 委員   一括して何点かお聞きしたいと思います。  まず手続としては、手順としては、補正を上げて、で、翌年度に繰り越しするということで、若干ややこしい手続で御苦労もあろうかと思うんですけれども、一つは、まず工期の遅延というか、延長に伴う工事費の増額というのはあるのかないのか、あるとしたらどのぐらいなのかというのを教えていただければと思います。  それから、増額の金額自体は600万円前後ぐらいですかね、ちょっと引き算していないので分からないんですけれども。で、幾つか増額の要素があって、鉄板と仮設の体育倉庫と排煙オペレーター、この三つを上げていただいているんですけれども、どのぐらいの割合、それぞれどのぐらいの金額になっているのか、差額の600万円の内訳ですね、それの概要というか、大体のところで結構なんですけれども、それを教えていただけたらと思います。  以上。 ○八代毅利 委員長   2点でよろしいですか。 ◆大川原成彦 委員   はい。 ◎営繕課長   まず、1点目の工期延長に伴う工事費の増額につきましては、共通費等が増額になっておりまして、約300万円の増額になります。工期が3か月延びることによって、経費が約300万円増額しているというふうに考えております。  続きまして、今回の設計変更に伴う増額の内訳につきましては、敷き鉄板のリース費用で税抜きで310万円です。仮設の倉庫の追加で税抜きで約70万円、それと排煙オペレーターの6か所の追加で税抜きで約160万円というふうな内訳になっております。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   ありがとうございます。  私の計算もちょっといいかげんな計算で申し訳なかったんですけれども、今お聞きした明細で中身はよく分かるんです。中身はよく分かるんですけれども、議案の変更理由のところですね、ここでは敷き鉄板の内容しか記載されていないのでちょっと分かりにくいかなと。後で出てくる――後でというのは、今日の審査の後のほうで出てくる教育委員会の工事契約の変更の件については幾つか理由が挙げてあって、工期の延長とか当初想定できなかったものが発生したとかそんなふうに書いてあるんだけれども、そこら辺、中身についてはよく理解できて分かるんですけれども、議案の上げ方というか表記の仕方としてちょっと分かりにくいなというふうに感じたので、「等」と書いてあるのでその中に含まれると理解することにして、今後、議案の表現の仕方についてもう少し分かりやすくしていただけたらなというふうに思います。  以上です。ありがとうございます。 ◆菅野雅一 委員   今の大川原委員の関連で質問させていただきます。  この契約金額の変更、今計算すると548万円ぐらいですよね。今教えていただいた金額はそれをはるかに超える金額の合計になると思うんですけれども、そこをきっちり御説明いただけませんか。 ◎営繕課長   当初の契約金額が2億677万8,000円、これは税込みで、変更金額が2億1,220万6,298円なので、差額が540万円というところで……、すいません、先ほど私がお伝えした金額は税込みの金額でお伝えしておりました。申し訳ございません。再度ちょっと修正させていただきます。  敷き鉄板は、税込みで310万円です。体育倉庫の追加で約70万円、排煙オペレーターの追加で約160万円というのは、すいません、税込みで、少し訂正させていただきます。申し訳ございません。 ◆菅野雅一 委員   工期延長の分は入っていないんですね、300万円としては。 ◎営繕課長   今回は3か月の工期延長の分は入っておりません。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   分かりました。どうもありがとうございました。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第325号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第325号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   ここで当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  次に、議案第320号工事請負契約締結の件(安井小学校改築工事)、議案第321号工事請負契約締結の件(安井小学校改築電気設備工事)、議案第322号工事請負契約締結の件(安井小学校改築空調設備工事)、議案第323号工事請負契約締結の件(安井小学校改築衛生設備工事)、以上4件を一括して議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎契約管理課長   議案第320号から323号までの契約状況について御説明いたします。  まず、議案第320号、安井小学校改築工事の契約状況について御説明いたします。  議案書の39-1ページから39-7ページまでと、本日配付しております議案資料を併せて御覧ください。  今回の工事案件につきましては、総合評価落札方式の施工計画評価型を採用し、制限付一般競争入札を電子入札により実施いたしました。  入札の経過につきましては、令和2年9月2日に入札公告を行い、同日から9月10日までの間、入札参加申請を受け付けいたしました。  今回の入札参加資格は、A4縦の議案資料、議案第320号の議案資料の2ページの「入札に参加する者に必要な資格に関する事項」のとおりでございますが、2者による共同企業体であることとし、共同企業体の代表者については、指名競争入札参加資格者名簿または工事複数業種登録者名簿において、J-1(一般土木建築工事)、またはJ-2(建築工事)に登録されている者で、建築一式の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が、西宮市に本店・本社を有する者にあっては1,000点以上、西宮市に支店・営業所または出張所を有し届出のある者にあっては1,200点以上、その他の者にあっては1,500点以上であることとし、また、共同企業体の他の構成員については、本店・本社が西宮市内にあること、指名競争入札参加資格者名簿または工事複数業種登録者名簿において、J-1(一般土木建築工事)、またはJ-2(建築工事)に登録があり、建築一式の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が710点以上であることなどを条件といたしました。  その結果、議案書の39-3ページにございますとおり、新井組・安武建設特定建設工事共同企業体より入札参加の申請がございました。  その後、9月16日を期限として当該工事の技術資料等の提出を受け付け、その資料を基に技術評価点を決定いたしました。10月6日に競争参加資格確認通知書を資格ありとして発行、同月13日及び14日に電子入札による入札書を受け付けし、15日に開札を行いました。開札の結果につきましては、議案書の39-3ページのとおりでございます。  その結果、新井組・安武建設特定建設工事共同企業体を相手方として決定し、契約金額税込み28億6,000万円で10月16日に仮契約を締結したものでございます。落札率──対予定価格率は97.45%でございました。  なお、今回の案件における評価項目・評価基準及び配点、いわゆる落札者決定基準につきましては、財務総括室長並びに技術職の部長及び課長の計7名で構成する総合評価の技術的審査に関する庁内組織である総合評価検討会議の技術審査部会において決定しております。  最後になりますが、契約業者の経歴につきましては、議案書の39-4・39―5ページのとおりでございます。  続いて、議案第321号、安井小学校改築電気設備工事の契約状況について御説明いたします。  議案書の40-1ページから40-5ページまでと、本日配付しております議案資料を併せて御覧ください。  今回の工事案件につきましては、総合評価落札方式の施工能力評価型を採用し、制限付一般競争入札を電子入札により実施いたしました。  入札の経過につきましては、令和2年9月30日に入札公告を行い、同日から10月8日までの間、入札参加申請を受け付けいたしました。  今回の入札参加資格は、A4縦の議案資料、議案第321号の議案資料の2ページの「入札に参加する者に必要な資格に関する事項」のとおりでございますが、指名競争入札参加資格者名簿または工事複数業種登録者名簿において、L-1(電気工事)に登録されている者で、電気工事の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が、西宮市に本店・本社を有する者にあっては700点以上、西宮市に支店・営業所または出張所を有し届出のある者にあっては900点以上、その他の者にあっては1,200点以上であることなどを条件といたしました。  その結果、議案書の40-2ページにございますとおり、4者より入札参加の申請がございました。  その後、10月14日に競争参加資格確認通知書を資格ありとして全者に発行、同月20日及び21日に電子入札による入札書を受け付けし、22日に開札を行いました。開札の結果につきましては、議案書の40-2ページのとおりでございます。  当該工事案件は、ダンピング受注の防止を目的とした低入札価格調査制度を適用しており、開札の結果、最も低い額で応札した株式会社生瀬電気工業が失格基準価格未満のため失格となり、2番目の本多電気株式会社が調査基準価格を下回ったため、同者に対し低入札価格調査を実施いたしました。提出された調査資料を基に審査を行いました結果、今回の入札価格によっても工事内容に適合した履行がされないおそれがないと判断いたしました。  その結果、本多電気株式会社を相手方として決定し、契約金額、税込み2億9,810万円で11月10日に仮契約を締結いたしました。落札率──対予定価格率は88.70%でございました。  なお、今回の案件における評価項目・評価基準及び配点、いわゆる落札者決定基準につきましては、財務総括室長並びに技術職の部長及び課長の計7名で構成する総合評価の技術的審査に関する庁内組織である総合評価検討会議の技術審査部会において決定しております。  最後になりますが、契約業者の経歴につきましては、議案書の40-3ページのとおりでございます。  続きまして、議案第322号、安井小学校改築空調設備工事の契約状況について御説明いたします。  議案書の41-1ページから41-5ページまでと、本日配付しております議案資料を併せて御覧ください。  今回の工事案件につきましては、制限付一般競争入札を電子入札により実施いたしました。  入札の経過につきましては、令和2年9月30日に入札公告を行い、同日から10月8日までの間、入札参加申請を受け付けいたしました。  今回の入札参加条件は、A4縦の資料、議案第322号の議案資料の2ページの「入札に参加する者に必要な資格」のとおりでございますが、本店・本社が西宮市内にあること、指名競争入札参加資格者名簿または工事複数業種登録者名簿において、L-3(管工事)に登録されている者で、管工事の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が750点以上であることなどを条件といたしました。  その結果、議案書の41-2ページにございますとおり、4者より入札参加の申請があり、2者の応札がございました。  開札の結果、1回目の入札で予定価格の範囲内での応札がなかったため、同日、同条件で再度入札を行いました。  その結果、株式会社原田工業所が落札、契約金額、税込み2億4,420万円で10月23日に仮契約を締結いたしました。落札率──対予定価格率は100%でございました。  最後になりますが、契約業者の経歴につきましては、議案書の41-3ページのとおりでございます。  続きまして、議案第323号、安井小学校改築衛生設備工事の契約状況について御説明いたします。  議案書の42-1ページから42-5ページまでと、本日配付しております議案資料を併せて御覧ください。  今回の工事案件につきましては、制限付一般競争入札を電子入札により実施いたしました。  入札の経過につきましては、令和2年9月30日に入札公告を行い、同日から10月8日までの間、入札参加申請を受け付けいたしました。  今回の入札参加条件は、A4縦の議案第323号の議案資料の2ページの「入札に参加する者に必要な資格」のとおりでございますが、本店・本社が西宮市内にあること、指名競争入札参加資格者名簿または工事複数業種登録者名簿において、L-3(管工事)に登録されている者で、管工事の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が750点以上であることなどを条件といたしました。  その結果、議案書の42-2ページにございますとおり、4者より入札参加の申請があり、1者の応札がございました。
     その結果、株式会社エイダブリューエンジニアリングが落札、契約金額、税込み2億746万円で10月23日に仮契約を締結いたしました。落札率──対予定価格率は99.68%でございました。  最後になりますが、契約業者の経歴につきましては、議案書の42-3ページのとおりでございます。  以上でございます。  工事概要等につきましては、営繕課長より御説明いたします。 ◎営繕課長   引き続きまして、議案第320号の設計概要等につきまして説明させていただきます。  説明は、お手元のA4横の資料を用いて行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、表紙をめくっていただきまして1ページを御覧ください。付近見取図でございます。  今回の工事場所は、JRさくら夙川駅から東へ約200メートルの場所に位置しており、東側は市道である万葉苑筋、南側はJR東海道本線、北側及び西側は住宅地に面しております。  次に、2ページをお開きください。工事概要と配置図になります。  敷地面積は、新設校舎の建設敷地として1万385.99平方メートル、既存体育館敷地として1,656.23平方メートルとなっております。  新設校舎は、既存校舎を解体した後、斜線で示したL型の建物で敷地西側及び北側に配置する計画としております。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建て、延べ床面積は7,865.83平方メートル、各階の床面積は資料のとおりとなっております。  附属建築物として、鉄骨造3階建ての育成センターや新校舎から体育館への空中通路、倉庫などを建築し、その他に門扉の設置、建物周りの植栽工事や舗装工事などの外構整備工事を実施する予定でございます。  工事の完成時期は、令和6年3月8日としております。  今回改築する校舎の計画につきましては、教職員や保護者、地域の代表の方で構成される改築推進委員会と意見交換を行いながら進めてまいりました。  それでは、新設校舎の平面計画について御説明いたします。  3ページを御覧ください。1階の平面図でございます。図面の左側が北の方向を示しております。  北校舎に職員室や校長室等の管理諸室、西校舎に特別教室、給食室等を配置しております。  北校舎の東端に昇降口を設け、それと隣接して運動場側に職員室や校長室等の管理諸室を配置することで、校内や運動場、そして正門にも目が届きやすく、児童の安全確保に配慮した計画としております。  ランチルームは、災害時の避難所機能を集中させる目的から体育館に近い校舎西側に配置する計画としております。また、給食室は、西側道路からの食材等の搬入や荷さばきを円滑に行えるよう、西校舎の南端の西側道路に面した位置に配置しております。  次に、4ページを御覧ください。2階平面図でございます。  L型校舎の結節点に図書室、コンピューター室を配置することで児童が利用しやすい機能的な配置とするとともに、メディアプラザを配置することで調べ学習などに対応できるスペースを確保した計画としております。  普通教室は、北校舎に4教室、西校舎に8教室の計12教室を設けております。  また、特別支援学級を西校舎の運動場側に配置し、それと隣接する形でエレベーターを設置することで、上下階の移動に配慮した計画としております。  次に、5ページを御覧ください。3階平面図でございます。  2階の平面計画と同様に、L型校舎の結節点に図工室、音楽室及び理科室の特別教室を集約し、児童が利用しやすい機能的な配置とするとともに、ミュージアムプラザを配置することで図工の授業で制作した作品の展示や理科の生物飼育などのスペースを確保した計画としております。  普通教室についても、2階と同様に、北校舎に4教室、西校舎に8教室の計12教室を設けております。  次に、6ページを御覧ください。4階平面図です。  西校舎の南側にプールを配置する計画としております。  また、北校舎の屋上については、屋上緑化を施すとともに、近隣住環境への配慮としまして、太陽光発電パネルや空調機器の室外機などは運動場側に設置する計画としております。  それでは、次に、設備工事の概要を説明いたします。  議案第321号の電気設備工事につきましては、敷地の北西側より電力の引込みを行いまして新校舎棟へ導き、屋上に設置する受変電設備を経由して校舎内へと電源を供給いたします。建物内では幹線動力設備、電灯・コンセント設備、電話・放送設備並びに自動火災報知設備を施工いたします。  電灯につきましては、省エネルギーの観点からLED照明器具を全館に採用しております。  次に、議案第322号の空調設備工事についてです。  主にガス式のヒートポンプエアコンを設置しており、普通教室、特別教室及び職員室等の管理諸室並びに給食室の空調に使用されます。室内の吹き出し機については、各部屋での操作だけでなく、職員室に集中制御が可能なリモコンを設け、空調機の管理を行いやすいように計画しております。  次に、議案第323号の衛生設備工事についてです。  まず、給水設備につきましては、水道本管からの引込みを敷地西側から行いまして、一旦、校舎敷地の南西側にある受水槽に水をためてから、隣接するポンプ室内にあるポンプにより各室に給水するものとしております。  次に、衛生設備につきましては、1階から3階に児童用の男女トイレ及び多目的トイレを、4階にはプール利用時のための男女トイレを設置しております。全てのトイレには、人感センサーのついた照明や自動水栓の洗面器を設けております。また、多目的トイレについては、非常時の呼出しを表示する設備を設置し、安全で快適に利用できる計画としております。その他、下水排水設備、消防設備、給食室内の厨房機器設備、給湯設備及びプール設備の工事を実施いたします。  最後に、7ページをお開きください。敷地の北西側から見た外観パースとなっておりますので御参照ください。  以上で工事内容の説明を終らせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  各件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   3点について一括で御答弁ください。まず1点目、工事中の授業についての実施、どこでどういう形で実施するのかについて御説明ください。  2点目、先生方あるいは保護者からどういう要望が出て、どういうところの設計等で配慮されたのか。今回、コロナ禍というのが私たちの生活に非常に影響を与えていますけれども、そういう感染症対策、あるいはインクルーシブ、その辺についてはどのような配慮が設計でなされているのか、これが2点目。  3点目、現在のクラスは何クラスで、今回、普通教室をどの程度つくろうとしているのか、将来的にここの校区は増える可能性があるのか、減る可能性があるのか、その辺の調整、配慮についてどういうふうにお考えになっているのか。  以上、3点について御答弁ください。以上です。 ◎学校施設計画課長   まず、1点目の工事中、授業をどうやって行うんだといったところについての御質問にお答えしたいと思います。  工事期間中につきましては、敷地の南部に運動場があるんですが、その南部のところに仮設校舎を整備しておりまして、その仮設校舎で授業を行う予定となっております。また、プールの授業は、工事期間中はプールがありませんので、近隣のスポーツジムのプールを使う予定で今協議をしているところです。  以上です。 ◎営繕課長   先生、保護者からの要望意見等について御回答します。  まず、コロナの感染症につきましては、建築設備のほうで一応対策をしておりまして、まず教室内につきましては、24時間換気を行うとともに、窓の開閉による空気の入替えを促進しまして、空気が滞留しないように考えております。滞留しないことによってウイルスによる空気の汚れを防止するような計画としております。  トイレにつきましては、手洗いを自動水栓化しまして、水栓機器への接触を減らすことでコロナ対策を考えております。また、トイレの床につきましては、ビニールシートを施工することによって乾式としまして、水を使わない清掃方法を促進しておりまして、水を使わないことから床に水がたまるおそれがないというところで、細菌の発生を防止するような対策をしております。  以上がコロナ対策についてです。 ◎学校施設計画課長   三つ目の現在の学級数でございますが、普通学級で23学級です。  それで、将来的にということですが、ほぼ横ばいかなというところで推移する予定でして、計画としましては24クラス対応として計画のほうをしております。また、何かの開発等が起きて推定以上に増えた場合につきましても、オープン教室のほうで対応できるかなというふうに考えて設計のほうはしております。  それと、インクルーシブについてですが、これにつきましては、多目的トイレのほうで対応のほうをしておりますし、エレベーターのほうの整備もさせていただいております。これによりまして、1階から3階、4階といった形で子供たちの移動については配慮させていただいております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。以上です。 ◆田中あきよ 委員   私のほうからは、1点、一問一答でお願いいたします。  今回の安井小学校なんですが、設計事業者ですね、どちらになったのか、その設計事務所は市内のどこかの学校を担当されたことがあるのかどうか、教えてください。 ◎営繕課長   設計者につきましては、浦辺設計と平田建築設計事務所のJVとなっております。  浦辺設計と平田建築設計事務所のJVで実績につきましては、今工事を行っております西宮養護学校がまず実績として一つ挙げられます。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  以前、何校か最近改築をされた小学校を見せていただきまして、細かいところで幾つか問題点があったと思います。その学校の問題点としては、日頃、子供たちが使うところの角が多いでしたりとか、ちょうど頭の高さに出っ張りがあるとか、そういうところで学校自体が対応されていたところがあったと思うんですけれども、そのあたりの情報も市のほうで今持っていらっしゃると思いますので、そういったこれまでの情報を今回の安井小学校のほうでも反映させていただいているのかどうか、教えてください。 ◎営繕課長   今、田中委員御指摘のように、以前の学校では角が多いとか出っ張りが多いという御指摘を受けております。その点につきましては、我々も教育委員会と協議をしまして、そういった指摘を受けた事例集を今作成しております。その事例集につきましては、課員で情報共有しまして、今後の設計のほうに生かすようなことを今ずっと実施している最中です。  安井小学校につきましては、例えば手すりのところも以前は角がちょっと出ているんじゃないかという御指摘もありましたので、塩ビの手すりにすることによってアールを緩やかにして、児童のけがを防止するような手はずを整えたり、角につきましては、少し面を取って、けがのないようなそういったディテールに、詳細図にしておりますので、一応我々としたら、今できることをきちんと反映させて、今回の安井小学校の改築の設計には挑んだつもりでおります。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   反映させていただいているということで、ありがとうございます。事例集も作っていただいているということで、その事例集というのは私たちも見せていただくことはできるのでしょうか。 ◎営繕課長   我々の内規というか、そういったものになっておりまして、正直な話、お見せするほどのものでもないのかなと。個人的には、ちょっとお見せするのが恥ずかしいぐらいのところもございまして、できましたら、我々の情報共有の一つの冊子として認めていただけたらなと思っております。  今後は、そういった事例集に載っているような事例が学校のほうで起こらないように我々も真摯に設計をしていきたいと思っておりますので、そういったところで御容赦していただけないかなと思っております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  見せていただいて、それをまた細かいところをつつくとか、そういう困らせるようなそういった思いで今お尋ねしたわけではないんですけれども、建築というのは、そのときそのときで設計の方の思いもあるでしょうし、もちろん使う人の使い方とかでも全然違ってくると思うので、もちろん失敗もあったと思うんですけれども、使ってみてこうやったなというところがやっぱり多々あると思うんです。そういうのをプラスのほうに生かしていただくということで、こういう事例集を作っておられるというのはすごく前向きでいいことだなと思ったので、ぜひそちらは続けていただいて、今後、西宮にはこういったものがあってきっちりやっていますという自慢になるぐらいのものを作っていただいてもいいのかなというふうに思っています。  安全に関して設計段階から、できれば、後々で追加追加というよりは、そのときに最初から、設計段階から安全性ですとか仕様のほうを重点的にしっかりと見ていただいて進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   1問だけ一問一答でお聞きします。  この改築に伴って子供たちの机とか椅子も新しくなると考えていいでしょうか。 ◎学校施設計画課長   通常使っている児童の椅子、机につきましては、そのまま再利用ということになります。それ以外で新たな特別教室であるとか新たに必要とされる部分については、老朽化しているとか、もう潰れてしまっているとかといったものについては購入を新たにさせていただきたいというふうに考えて、詳細については学校側と協議を今度進める予定になっております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  今GIGAスクールが始まろうとしていて、タブレットが配られて、声が上がっているのが机が小さ過ぎと。教科書を置いて、ノートを置いて、タブレットを置いて、もう置けませんというような声が上がっているので、もし新しくするのであれば、その辺もぜひ考慮してちょっと大きめの、教室の大きさとの兼ね合いがあるのでどこまでできるか分からないですが、GIGAスクールに見合った机にしてほしいなと思ってお聞きしたんですけれども、また新しくするところがあるのであれば、そういうことを考慮してやっていただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。
    ◆大川原成彦 委員   2点お聞きしたいと思います。  まず、校舎の全体の改築ですね、これについては応札したグループが1団体という理解でよかったでしょうかということです。  落札価格が高止まりで来ているので、そこら辺、複数の入札、応札がされるような仕組み的な工夫は何かできないものか、ちょっとお聞きしたいと思います。  それから、2点目が、体育館の話です。  体育館と今回本体校舎の改築ということで、要するに両者の建物としてのライフが大きくずれているということになるので、体育館の次期更新のときにはまだ本体校舎が十分に使える状態であるというようなアンバランスができると思うんですけれども、体育館の今後の改築ないしは運用についてはどのようにお考えか、この2点、お願いします。 ◎契約管理課長   1点目の御質問にお答えいたします。  入札に参加したのは、1JVのみという形で、他の事業者の参加申込みはなかったという形です。もう少し競争性が働くようにということで私どもも検討しているところでございますが、今回の入札参加条件ですと、まず代表企業になれる市内業者は5者おりました。市内業者で言うと、構成員になれる業者につきましては28者おります。市外業者で言いますと、まず準市内業者が4者、準市内業者を除く市外業者が60者が参加できるという条件設定はしておりました。ただ、結果として、事業者側で積極的に参加しようとする業者なかったという形で、結果としては、私どもとしてはもう少し参加してほしかったなというふうな思いはあります。  今後につきましては、これを改善するというのはなかなか難しいところではあるのですが、例えば総合評価落札方式における市発注工事の点数をつける項目があるんですけれども、それを市のみに限定せずに、例えば兵庫県であったり神戸市であったりの工事成績も同様に成績として加味できるようにしたらどうかとか、そのようなことを今検討しているところでございます。  以上でございます。 ◎学校施設計画課長   2点目の体育館の更新についてというところですが、本市の場合は、31年2月に作成しました西宮市学校施設長寿命化計画、これに基づいて今後の学校施設に関わりますもちろん体育館も含んだ更新について検討していくということで考えております。ちなみに、今回の安井小学校の校舎のほうが先に更新されて体育館のほうが残るわけですが、体育館につきましても、設備の老朽化状況と、基本的にはまずは建築年を基にした状況を把握しながら、必要であれば維持保全の形で手を入れていって、最終80年といったところの目標を持ちながら更新を進めていきたいというふうに考えているところです。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   ありがとうございます。  入札については競争の原理が働くような工夫をぜひお願いしたいとは思います。  体育館については、育成センターもそうなんですけれども、要するに建物のライフがずれているときにどうしていくかという話です。長寿命化と併せて更新については整理すると考えるということでしたので、今後ともよろしくお願いします。  以上です。 ◆坂上明 委員   今の総合評価落札方式というものに何か問題点はもちろんあるはずないですよね。落札方式でね。それで、落札率が97.45%で1者だけしか来なかったんだけど、何でこれしか来なかったかというふうな、何でこの1者、一つしか来なかったかというのは、逆に原因とかというのはお考えになったことはあるんですか。 ◎契約管理課長   明確な理由というのは正直把握できてはおりませんが、一つ考えられるのは、先ほど申しました市発注工事に限定して点数評価している部分については、1点改善できる項目になるのかなというのを一つまず考えております。  ただ、学校の改築工事といいますのが、いろいろと学校の活動をしながらの中での工事ということにもなりますので、もしかしたら建設業者さんのほうでも、仕事としてはやりにくいというか、難しいというか、そういうことを考えている可能性もあるなというふうには考えております。ただ、その中で最終的に各事業者がどのような判断をされたかにつきまして明確に把握できているものではないという状況でございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   以上で結構です。 ◆江良健太郎 委員   1点だけ一問一答でお願いします。  屋上の緑化をされているんですけれども、緑化しているところはフェンス外になるんですけれども、これは子供たちが出ることはないんですか。 ◎営繕課長   屋上緑化につきましては、基本的に環境負荷の低減ということを考えて今回設置をしております。日常的に児童が屋上緑化のあるスペースまで行くというところは想定しておりませんでして、もし仮に屋上緑化のスペースで学習等をする際は、先生引率の下に行くようなことを考えております。したがって、今回、児童が通れるような通路につきましては、1.5メーターのフェンスで囲うことで、屋上にそういった緑化スペースのあるところまでは自由に行けないような管理体系にしております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  もし仮に行くことがあったら、この緑化スペースはフェンスがないので、すごい気をつけてもらわんとあきませんよということだけお伝えしておきます。  以上です。 ○一色風子 副委員長   1点だけ、先ほど田中委員からも御指摘のあった部分です。学校改築、過去の分を含めた反省点をというところなんですけれども、一問一答でお願いします。  先ほど田中委員の質疑の中でも事例集の作成をしていきますということで、ちょっと外に出すのは恥ずかしい、内規のようなものでとどめたいというような御答弁があったかと思いますが、今後学校の設備に関するという部分ではガイドライン的なものをきちんと作成して、それは都度都度やっぱり更新されるべきものではないかなというふうに思いますので、内規にとどめるのではなくて、やはり公表できるような形のものにというふうに思うんですけれども、そのあたり認識としてはどうでしょうか。 ◎営繕課長   現場で起きております不具合であるとか使い勝手が少し悪いというところの改善点につきましては、先ほどお答えしたように、事例集を作りまして、それを引き継ぐことで再度そういった事例が起こらないような工夫はしております。今もいろいろと現場を進めておる中で、新たにそういった不具合の箇所が出てきておりますので、そういったところにつきましてもその事例集の追加をすることで内容の充実化を図っております。  これは内部でだけ共有するのではなくて、設計事務所のほうにも一応公表しまして、設計者に見ていただくことによって、それを設計に反映してほしいなというところがまず1点と、施工業者にもそういった事例集を公表しまして、施工時の注意点としても認識していただくようなことはしておりますので、市の内部だけで使うというのではなくて、そういった関連する業者には公表して、より品質のいい学校建築にしていきたいというふうに考えておりますので、そういったことはずっとこれからも引き続きやっていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○一色風子 副委員長   ごめんなさい、私そんなに田中委員ほど優しくなくて、事例集にとどめておくのはやっぱりどうかなというふうにまだ思っています。作り始めたところなので、今すぐにということは難しいかもしれないですけれども、やはりそういったことをきちんと蓄積した部分というのは公表すべきものかなというふうに思いますので、そのあたり今後の課題として認識していただけたらいいかなと思います。  もう一点ですけれども、完成した際に確認検査、完了検査みたいなものをされているのかなというふうに思います。給付の完了の確認を行う検査と技術水準の向上に資するために必要な技術的な検査というものがされているのかなというふうに思うのですけれども、給付の完了の確認を行う検査というのは14日以内にしなければいけないというふうになっているのですが、この検査二つは今一緒にされているんですか。それとも、時期をずらして検査されているのか、確認させてください。 ◎契約管理課担当課長   今御質問のありました検査の在り方、工事検査は地方自治法第234条の2に基づく先ほど言いました給付の完了の確認の検査と、品確法に基づく確認の検査、評価の検査、この二つになっております。私どもが行っている完了検査はこの二つを一緒にやっておりまして、工事が完了したときに検査を行っております。  以上です。 ○一色風子 副委員長   品質確保法の改正があって、完成後一定期間を経過した後に施工状況の確認とか評価ができるようになっているのかなというふうに思います。今まで香櫨園、高木北と、壁にひびがいったりとかというのは、完成直後には見られないですけれども、少し数か月置いた後にそういったひび割れなどが発生しているという状況を見ると、一定期間を経過した後に評価というものをすべきなのではないかなというふうに思うのですけれども、そのあたり西宮市としては、その検査を同時期にするのではなくて、少し時期をずらしての検査をというのは考えられないでしょうか。 ◎契約管理課担当課長   今言われた完了検査は工事が完了後一括して行っているわけでございますけれども、一定期間を経過した後の施工状況の確認とか評価の仕方をどうするのかというこの辺の問題点は国のほうが何らかの認識をしておりまして、西宮市としてもこれについては、今、国がある一定の指針を出しておりまして、発注関係事務の運用に関する指針ということで国のほうが言われてきています。その中の実施に努める事項という形の中で、今言われた完成後一定期間を経過した施工状況の確認評価として今後検討しましょうということがあります。ただ、現時点では、国も他の自治体も一括した検査を行っている状況でございますので、この辺の推移を見ながら、今後、完了検査の基準をどのような形でやっていくのか、そのようなことを見極めながら西宮市としても考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○一色風子 副委員長   状況を見ながら、推移を見ながらということですけれども、実際のところ、やはり大きな何十億円をかけて学校を二つつくってきているけれども、そこに不備があるという実態は既に西宮市にはあるわけなので、そこに関しては早急に何らかの手だてを打たなければいけないというのが現在西宮市が置かれている立場だと思います。小さな不備に関しては、先ほど事例集の作成をしながらということだったんですけれども、建物の大きな部分というのは、事例集の作成をしてもなかなか難しいところではあると思います。ここの評価というのは、次の施設整備の契約、入札に関連してくる大きな大事な評価の部分だと思いますので、やはりこういうことが続いて起こらないようにしていくための何らかの策というのは西宮市としては非常に大事なことだなというふうに思いますので、もう一度ちょっと答弁を求めたいんですけれども、西宮市としては、やはりちょっとでも早く、独自でも進めていってほしいなと思うんですけれども、そのあたり見解をお願いします。 ◎契約管理課担当課長   西宮市独自ということでございますけれども、現段階では、過去いろいろ不具合があった事例というのがございます。ですから、そのような事例を参考にしながら、完了検査のときに、隠れた瑕疵というのは建築物についてはどうしても起こり得る可能性がございます。ですけども、そのような不具合が後々発生しないように完了検査のときに、どのような不具合が発生したのかというところを重点的に検査をしていくというような方向性で今のところは考えております。  また、それでもどうしても隠れた瑕疵ということで何らかの不具合が発生した場合については、どのような形で検査をしたらそれが発見できるのかということについても日々研究していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○一色風子 副委員長   ぜひよろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   じゃあ、ちょっと私も。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお預かりします。 ○八代毅利 委員長   2点お聞きします。それと意見要望を言います。  1点が、まずプールは年中泳げるいわゆる温水プールですかね。それを確認したいと思います。 ◎学校施設計画課長   今の御質問ですが、プールは通常のプールです。  以上です。 ○八代毅利 委員長   通常のプールというのは、要は温水プールではない、こういうことですかね。答弁してください。 ◎学校施設計画課長   おっしゃるとおりで、温水プールではない通常のプールです。 ○八代毅利 委員長   ありがとうございます。  もう一点が体育館ですけれども、これの建て替えの計画というのはあるのでしょうか。お聞かせください。 ◎学校施設計画課長   体育館につきましては、建築年が新しいということもありまして、長寿命化計画の中に載ってくるような年代の建物ではありませんので、まだしばらく先になるかなと考えております。  以上でございます。 ○八代毅利 委員長   ありがとうございます。  あと意見要望ですけれども、一つは、今回の安井小学校は、全部足すと36億円ぐらいかかっているんですよね。36億円という膨大なお金ですから、岡課長、要はなるべく安くさせると。もちろん品質はちゃんとせなあかんのですけどね、これ1割でも削減すれば3億6,000万円ですよ、1割ね。これは僕が議会でもこの前一般質問でやったけど、小学校にエアコンをつけるのは3億6,000万円でつくんですよ、40校に。なぜかというと、緊防債がありますから、3割で1校900万円なんですよ。エアコンは3,000万円ですから、その3割負担するだけでいいんですよね、900万円で済むんですよ。900万円掛ける40ですよ、3億6,000万円。それが全部ついちゃうというお金なんですよね。だから、ちょっと仕組みをもうちょっとね、競争させて値下げさせる、これはしっかりとやっていただきたいと思います。膨大な金額ですよ、これ、36億円というのは。それをぜひお願いをしたいということです。  あともう一点申し上げると、途中で何か追加のお金が出たりしますよね。何かの事情で工事金額が増えますとか、こういうところの精査もしっかりしてもらいたいんですよね。やっぱりこういったところで結構利益の上乗せをたくさんしているとかそういうことがあり得るんじゃないかなと。素人的な感覚ですけど、大体業者というのはそういうところに利益を潜り込ませたり、そういうのはほかと競争させようがないのでね。そこの1者にやらせるしかなくなっちゃうのでね、元のやつのが若干の変更とかね、競争も何もないので、入札もないですからね。そこもしっかりとお願いしたいなということです。  以上です。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお返しいたします。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。
     各件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  採決は4回に分けて行います。  まず、議案第320号の採決を行います。  議案第320号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第320号は承認することに決まりました。  次に、議案第321号の採決を行います。  議案第321号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第321号は承認することに決まりました。  次に、議案第322号の採決を行います。  議案第322号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第322号は承認することに決まりました。  次に、議案第323号の採決を行います。  議案第323号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第323号は承認することに決まりました。  ここで休憩といたします。再開は13時20分。休憩です。           (午後0時18分休憩)           (午後1時18分再開) ○八代毅利 委員長   それでは、再開します。  次に、議案第326工事請負契約変更の件(西宮養護学校校舎改築工事)を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎学校施設計画課長   議案第326工事請負契約変更の件につきまして御説明いたします。  議案書の45-1ページを御覧いただきますようお願いします。  本件は、令和元年6月定例会で契約議案を議決いただいた西宮養護学校校舎改築工事において変更契約を行うものです。  まず変更事項ですが、契約金額29億1,714万5,834円を29億5,740万2,726円とするものです。これによりまして4,025万6,892円の増額となります。  次に、変更理由でございますが、敷地西側水路とその擁壁の基礎形状変更や地中障害物の撤去などに伴い、設計を一部変更の上、費用を増額する必要が生じたことにより契約変更を行うものです。  なお、このことによる契約の相手方及び工期につきましては、記載のとおり変更はございません。  続きまして、営繕課より変更契約に関する工事内容について説明させていただきます。 ◎営繕課長   引き続きまして、議案第326号の工事の変更内容を説明させていただきます。  説明は、お手元のA4横の資料を用いて行いますので、よろしくお願いいたします。  まず、表紙をめくっていただきまして、1ページを御覧ください。全体配置図、付近見取図及び工事概要になっております。  工事場所は、阪神久寿川駅から北東に約500メートルの場所に位置しており、北側に春風公園、西側、南側及び東側は住宅地に面しております。  校舎改築工事では、まず既存校舎を解体撤去し、その解体跡地に新校舎を建設する計画としております。また、門扉の設置、建物周りの植栽工事や舗装工事、西側水路の改築工事などの外構整備工事を行い、令和3年7月14日の工事完成を目指しております。  設計変更に係る変更項目については、図面の右下の表を御覧ください。  ①の水路・擁壁の基礎形状の変更についてです。  配置図西側の楕円形で示した①の位置において、既存の水路と擁壁を解体撤去した後に新しく築造する水路と擁壁の基礎形状を変更いたしました。  次に、②の間仕切りカーテンの仕様変更についてです。  教職員及び保護者からの要望により、普通教室を区切るために取り付けるカーテンの種類の変更を行いました。  次に、③の地中障害撤去処分についてです。  既存校舎の基礎を解体するために地盤を掘削している際、大量のコンクリート殻や瓦礫類が出てきたため撤去処分を行いました。  次に、④のその他として、既存ぐいの撤去長さの変更やくい頭補強筋の仕様変更などを行っております。  次に、1枚めくっていただきまして、2ページを御覧ください。  ①の水路・擁壁の基礎形状の変更概要の説明図になっております。  左の図が設計時の基礎形状です。  当初擁壁の基礎は、厚み100ミリメートルの基礎コンクリートと、その基礎コンクリートの下の土砂を300ミリメートルの厚みで砕石に置き換え、擁壁を安定させるよう設計をしておりました。  しかし、掘削時に確認した擁壁下の地盤は、柔らかく粒子が細かい粘土質の土で、擁壁を安定させるには満足しない土質であったため、右図のような基礎形状に変更を行いました。  変更後の基礎は、鉄筋を入れた厚み250ミリメートルの基礎コンクリートと、その基礎コンクリートの下の土砂を400ミリメートルの厚みで砕石に置き換えた部分、及び土とセメントを混ぜて築造した約2.5メートルの長さの柱状部分とを併用し、擁壁の安定性を確保しております。  次に、1枚めくっていただき、3ページを御覧ください。  ②の間仕切りカーテンの仕様変更の説明図になっております。  平面図の太線で示した位置に設置する教室間の間仕切りカーテンの仕様を変更し、太い破線で示した位置には更衣用のカーテンを追加しております。  間仕切りカーテンについては、設計時において教室内で児童生徒に体調不良などの緊急事態が発生した際、教職員同士が迅速に連携できるよう、普通カーテンの設置を要望されておりました。  しかし、工事請負契約後に教職員及び保護者と協議を行った際、感覚が過敏な子供たちにとっては、風などにより普通カーテンが細かく揺れると集中力を維持する妨げになるため、揺れが起こりにくい素材のものにしてほしいという要望があり、普通カーテンからアコーディオンカーテンに変更することとしております。  また、子供たちが普通教室内で着替えたり、休憩できるスペースの設置を教職員から要望されたため、普通教室の一角に更衣用カーテンを追加し、スペースを確保することとしております。  次に、1枚めくっていただきまして、4ページを御覧ください。  ③の地中障害撤去処分の工事概要の説明図になっております。  太線で囲まれグレーに着色した範囲にはコンクリート製の布基礎などが、また、太線で囲まれ斜めにハッチングされた範囲にはれんがや塩ビ管などの瓦礫類が大量に埋まっておりましたので撤去処分を行いました。  以上で変更内容の説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆田中あきよ 委員   御説明ありがとうございます。この4,025万6,892円の内訳を教えてください。すみません、一問一答でお願いいたします。 ◎営繕課長   まず、①の水路・擁壁の基礎形状の変更につきましては、約1,650万円です。  続きまして、②の間仕切りカーテンの仕様変更につきましては、約800万円の増額になっております。  ③の地中障害撤去処分につきましては、約300万円の増額、最後になりますが、④のその他工事としまして約950万円の増額になっております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  基礎のところに1,650万円とその他の950万円というのが、ちょっと数字を聞いてすごく高いなという印象を持っております。  カーテンについてと地中障害物については、前回からも地中障害物については、こういうものが出てきたときに処理をするのがということでお答えも頂きましたので、今回は仕方がないのかなというふうに思っております。カーテンについても、仕様でこういったほうが子供たちも生活に支障が出にくいということであれば、これも仕方がないといいますか、必要なものかなと思います。  この基礎のほうとその他の金額なんですが、かなり大きくなっておりますが、まず基礎のほうですね、今回壁を、軟らかいところだったということなんですが、もともと工事をされるときに建物自体の地盤調査というのはされると思うんです。調査をされたときに、水路がすぐ横にあるということと、建物の地盤を検査するということで、すぐ横の場所であるということでこの軟らかさというのが最初に確認できなかったのかなというところがあるので、まずそれを教えてください。 ◎営繕課長   今回の建物を建設するに当たり、地質調査は計4か所で実施しております。ここの水路と擁壁のすぐそばでも1か所、2か所やっておりまして、その地質調査の結果から、今回の図面にもうたってありますが、砂質シルトを支持層として設計を検討いたしました。今回の砂質シルトにつきましては、N値が3から5ということもございまして、支持力を計算した上で今回の擁壁であります1.7メーターの擁壁が安定するかどうかというチェックをしました。設計時にはきちんともつという結果も出ましたので、今回は、この左の図面のような基礎形状にしております。  また、もともとは同じような形態の擁壁と水路がございましたので、その擁壁と水路につきましても、別に沈下することもなくきちんと構造部として機能しておりましたので、基礎地盤とすれば問題ないのかなという判断もしておりました。  その2点から、今回このような設計をして基礎形状にしたところです。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   この基礎形状のN値が30分の3とか23とか書いてあるのが、数字が小さいほうが軟らかい地質ということで聞いているんですけれども、このN値が出た時点というのはどの時点で分かったのでしょうか。最初に設計の段階で分かっているのか、それとも、改めて地質調査を、その場で4か所以外のところでしたときに分かったのか、もう一度お願いします。 ◎営繕課長   地質調査につきましては、設計段階で調査をしておりますので、設計段階からこういった地層だというのは把握しておりました。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   最初からもし分かっているとしたら、やっぱりこの擁壁とかこういう壁というのは、前の北摂地震でも倒れて大変だったということで、市内でもかなり調査も入っていると思うんですけれども、もともとこのN値が出ているということであれば最初からこの設計が出てこなかったのかなというところがあります。  先ほどお答えいただいたその他の950万円という、こちらも詳細を教えていただけますでしょうか。
    ◎営繕課長   まず、その他の既存ぐいの撤去長さの変更に関しましては、撤去長さの総延長が短くなりましたので、約400万円減額しております。次のくい頭補強筋の仕様変更につきましては、約400万円の増額になっております。あと、公園側溝の形状変更につきましては約950万円の増額になっております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   内容のほうは分かりました。ありがとうございます。  最後に要望ですけれども、先ほどの午前中の安井小学校の件のところでも八代委員長から、補正予算というか、後から出てくる分に関しては本当に競争ができないというところもありますし、私たちもなかなかプロの方っておられないと思うので、ぱっと見て何が安くて何が高いというのが分かりにくいと思うのですが、だからこそ最初の設計というところが大事だと思いますし、今回に関しては水路がすぐ横にあって、建物もすぐ横で、最初からこのN値がすごく軟らかい地層というところが分かっていたというところで、なぜ今出てきたかなという不信感はやはりあります。今回それをしないと安全性を欠くということなので、予算はもちろん通さないといけないとは思うんですけれども、やはり後から出てくる工事については、さらに精査をしていただきたく、そして、その内容も私たちに分かりやすいように、一つ一つの金額が幾らというふうにはなかなか出せないとは思うんですけれども、このくいを何本打つとかというのも出てきていますので、大体のところでくい1本につきどれぐらいの経費がかかるというところら辺は出ると思いますので、それが基本的な計算になるのかなと思います。  なので、できるだけ細かいところをチェックしていただき、さっきも本当に八代委員長もおっしゃっていたんですけれども、学校の建物に使うお金は必要なんですけど、やっぱり建物以外にももっと優先したいところがあるよなというところも正直、西宮市としては使いたいお金がたくさんあると思うんですね。なので、その辺はぜひ今後精査していただいて、もっと分かりやすく伝えていただけるように御尽力をお願いしたいと思います。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   一問一答で1問だけ。この水路擁壁の基礎形状の変更について。  田中委員の質問に関連してですけれども、私の聞き間違いだったら申し訳ないです、最初の説明では、思ったより地質が軟らかかったからこういう変更をしたというふうに聞こえたんですけれども、ところが、今、田中委員の質問では最初から分かっていたというので、その辺の理解ができないんですけれども、なぜこういう工事変更をすることになったのか、ちょっと分かりやすく教えていただいてよろしいでしょうか。 ◎営繕課長   地質調査結果からは、この砂質シルトのN値につきましては3から5ということなので、粘土層にすれば若干弱いかなというぐらいの支持力はございます。こういった砂質シルトで軟弱地盤と言われていますのは、N値が2から3ぐらいの層が軟弱地盤というので、それよりは支持力としたらきちんと確保できている地層ということで判断しておりました。  現場で掘ってみますと、やっぱり地下水が想定以上に高くて、地下水がちょっと含まれることによって粘土がちょっと、言葉が悪いんですけどぐちゃぐちゃの状態でして、そこに直接擁壁を置くことは不同沈下につながるんじゃないかなという判断を現場でしまして、今回このような変更に至ったというのが実情なんですけど、よろしいですか。 ◆ひぐち光冬 委員   掘って、粘土のようなぐちゃぐちゃになっているというところまでは最初は分かっていなかったという理解でよろしいですか。 ◎営繕課長   そうですね。そこまではちょっとうちのほうも把握しておりませんでしたので、そこのところをきちんと把握するべきだったというふうには少し反省はしているところです。もう少し地質調査を密にして、その辺の地下水の状況とかもきちんと把握をしておれば、当初設計からこういった、図面で言いますと右のような柱状改良したような基礎で設計できていたのかなというのはちょっと思っているところです。  ただ、これも現場でやっているさなかで分かったことなんですが、当初の設計からこういった柱状改良の費用を見越して設計するのか、変更時に分かって適正に変更してその費用分を見るのかというところで、工事費の増減というのはないというふうに考えております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   分かりました。ありがとうございます。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第326号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第326号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   次に、議案第333号工事請負契約変更の件(高木小学校南棟・体育館棟長寿命化改修工事)を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎学校管理課長   議案第333号工事請負契約変更の件につきまして御説明いたします。  追加議案書の7-1ページを御覧ください。  本件は、令和2年6月定例会で契約議案を議決いただいた高木小学校南棟・体育館棟長寿命化改修工事において変更契約を行うものです。  まず変更事項ですが、契約金額6億4,356万6,000円を6億6,974万4,209円とするものです。これによりまして2,617万8,209円の増額となります。  次に、変更理由でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により学校の夏休みが短縮されたため、工期の延長が必要になったことや、後ほど説明させていただきますが、設計を一部変更の上、費用を増額する必要が生じたことにより契約を変更するものです。  原契約の目的と契約の相手方は、2、3に記載のとおりです。  4の工期につきましては、令和2年7月10日から当初令和3年4月30日までのところを、令和4年4月28日まで延長をいたします。  なお、議決事項は契約金額のみのため、議案書には当初契約時の工期が記載されることとなっております。  続きまして、学校施設保全課より変更契約に関する工事内容について説明させていただきます。 ◎学校施設保全課長   では、追加議案第333号の工事内容につきまして、私のほうからお手元の議案資料を使いまして御説明申し上げます。  まず、表紙を1枚めくっていただきまして、1ページでございます。付近見取図となっております。  御承知のように、高木小学校は、阪急西宮北口駅の北東約600メーターに位置しておりまして、東側道路向かいに高木公園、そして、残る3方は、大体住宅地にそれぞれ囲まれておる場所に位置しております。  次に、2ページのほうを御覧ください。  建物配置図になっておりますが、工事の対象は現在、南棟、そして、体育館棟及び周辺の各棟の一部で行っておりまして、令和2年7月から工事を開始し、これまで体育館棟の改修が終了し、現在、南棟各部の改修を進めているところでございます。  今回の設計の変更の項目ですが、先ほど学校管理課長より説明のございましたように、新型コロナウイルス感染症対応に伴います夏休み短縮により生じました工期延長に係る共通費の増額に加えまして、設計当初の想定よりも外壁の改修に係ります下地の補修が多くなったことなど、各改修箇所での施工量の精査を行いました結果、増額が発生しております。  現在、授業を行いながらの改修でもございまして、安全管理とともに工程管理も今後とも万全を期してまいりたいと考えております。  以上で契約変更に係る工事内容の説明を終わります。御審議のほどどうぞよろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第333号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第333号は承認することに決まりました。  次に、議案第334号工事請負契約変更の件(甲東小学校北東棟大規模改修工事)を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎学校管理課長   議案第334号工事請負契約変更の件につきまして御説明いたします。  追加議案書の8-1ページを御覧ください。  本件は、令和2年6月定例会で契約議案を議決いただいた甲東小学校北東棟大規模改修工事において、変更契約を行うものです。  まず変更事項ですが、契約金額2億6,067万8,000円を2億6,518万7,619円とするものです。これによりまして450万9,619円の増額となります。  次に、変更理由でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により学校の夏休みが短縮されたため、工期の延長が必要になったことや、また後ほど説明させていただきますが、設計を一部変更の上、費用を増額する必要が生じたことにより契約を変更するものです。  原契約の目的と契約の相手方は、2、3に記載のとおりです。  4の工期につきましては、令和2年7月10日から当初令和3年6月30日までのところを、令和4年4月28日まで延長いたします。  なお、議決事項は契約金額のみのため、議案書には当初契約時の工期が記載されることとなっております。  続きまして、学校施設保全課より変更契約に関する工事内容について説明させていただきます。 ◎学校施設保全課長   続きまして、追加議案第334号の工事内容につきまして、私のほうからお手元の議案資料を使って御説明させていただきます。  まず、表紙をめくっていただきまして、1ページでございます。付近見取図になっております。  甲東小学校でございますが、阪急門戸厄神駅の北約600メートルに位置しております。およそ4方を住宅地に囲まれている場所に位置しております。  次に、2ページのほうを御覧いただきますと、配置図になっております。  工事対象は、北東棟及び周辺各棟の一部で行っております。これも令和2年7月より工事を開始いたしておりまして、現在、教室の内装及び外装の塗装などの各種改修を進めているところでございます。  設計変更の内容でございますが、高木小学校と同様に、先ほど学校管理課長より説明のありましたように、新型コロナウイルス感染症対応に伴います夏休み短縮により生じました工期延長に係ります共通費の増額に加えまして、当初設計の想定よりも、甲東の場合は内装改修のほうの下地補修が多くなっております。それも含めまして、各箇所の施工量精査を行ったことによる増額が発生しております。  本件も授業を行いながらの改修でございまして、やはり安全管理とともに工程管理には引き続き万全を期してまいりたいと考えております。  以上で契約変更に係る工事内容の説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長 
     説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆田中あきよ 委員   一問一答で1点お願いいたします。  この甲東小学校なんですけれども、以前この案件が出てきたときに、甲東小学校周辺の安全面についてお願いしていたこともあると思います。今までの工事期間中に特に問題がなかったかどうか、今後さらに工事期間が延びるということで、さらに子供たちの安全性というところが問題になってくると思うんですけれども、これまでに特に事故ですとか、そういった不安要素がなかったかどうか、教えてください。 ◎学校施設保全課長   ただいま御質問いただきました甲東小学校周辺で安全対策は万全であるかという問いかけに対しましては、現状では、工事に対して不測の事態等は起こっていないという報告を受けておりますが、引き続き、先ほど申し上げましたように、安全対策には万全を期してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  最後に要望を1点なんですが、先ほどの議案333号の高木小学校の件、それから、334号甲東小学校の件もそうなんですが、金額と内容を大体で変更理由に書いていただいていますが、これを見てもその金額が妥当なのかどうか、示された中で精査するのもなかなか難しいとは思うんですけれども、どういったところでこの金額が幾ら使われているのかというところが示されていないので、どこに幾らぐらいかかっているというのは示していただけるのではないかと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第334号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第334号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   次に、議案第283号西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎教育職員課長   それでは、議案第283号西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件につきまして説明させていただきます。  議案書の2-1を御覧ください。  平成30年に国が策定した、部活動の在り方に関する総合的なガイドラインにおいて、学校の休業日における部活動の生徒の活動時間は3時間程度とする基準を定めました。これに伴い、教員給与の平成31年度義務教育費国庫負担金において部活動指導の教員特殊業務手当が見直され、兵庫県も令和2年1月1日より、「土日4時間程度3,600円」から「土日3時間程度2,700円」に改めました。  本件は、市費負担教員、つまり市立高等学校教員に対する部活動指導業務に係る特殊勤務手当の支給額について、先ほど申し上げたガイドラインの方針に基づき改正するもので、その支給単価については、国や兵庫県に準じて改正するものでございます。  業務に従事した1日について支給する額でございますが、支給要件については、現行の「4時間」から「3時間」に変更し、支給額については、現行の「3,600円」から「2,700円」に改正するものでございます。  なお、改正に伴う緩和措置として、令和3年度と令和4年度の2年間に限り経過措置を設けます。令和3年度については、部活動指導業務に4時間程度従事した場合に3,300円を支給し、令和4年度については、同じく4時間程度従事した場合に3,000円を支給することといたします。  また、本条例の現行の別表については、議案書の2-2、2-3を御覧いただきますようお願いいたします。  最後に、改正条例の施行期日でございますが、令和3年4月1日とするものでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   クラブ活動の部分をお伺いします。一問一答でお願いします。  ここの該当部分のクラブ活動、現状、各学校はどのぐらい実際やっているんでしょうか。 ◎教育職員課長   具体的な時間数というのは現在ちょっと持ち合わせておりませんが、市立高等学校両校、東高校、それから西宮高校両校ともクラブ活動にはかなり力を入れておりまして、土日の活動も行っているところでございます。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   その時間を3時間に改めるわけですね。 ◎教育職員課長   はい。 ◆菅野雅一 委員   その辺の周知等はどういうふうにされるお考えですか。 ◎教育職員課長   周知の方法につきましては、学校長を通じて教職員には周知させていただくとともに、また、市の部活動の時間については、また広く、例えば市政ニュースとかそういった形で市民にも広げていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   以上です。ありがとうございます。 ◆ひぐち光冬 委員   一問一答で1点だけ。  周知といいますか、これはもう4月から変わるわけなので、事前に言っておく、また、先生方の声を聞いておく必要があるかと思うのですが、こういうふうになりますよということはお知らせしているのか、そして、何かしらの反応が返ってきているのかどうか、教えていただいてよろしいでしょうか。 ◎教育職員課長   市立高等学校の教職員組合等を通じて先生方の声をお聞きしながら、また、こちらの方針についてもお伝えし、御理解をお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   現時点でこのことに対して何か反対の声とか、または賛成の声とか出ていないか、ちょっと教えていただいてよろしいでしょうか。 ◎教育職員課長   賛否両輪というのは実際ございます。やはり3時間では物足りない、休日の活動時間ですね、物足りない、それでは足りないというふうにお考えの先生もいらっしゃいますが、反対に、それが御負担になられているという先生もいらっしゃいます。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   現実問題としてなんですが、市西と東高校とで考えてですけれども、私は野球部だったのでよく野球の試合とか行っていたのですが、市西と東高校で試合をするとして、3時間でできると思いますか。 ◎教育職員課長   確かに例えば野球の試合というふうになると、それは試合時間だけを取れば3時間で行えることもあろうかと思います。ただ、準備、片づけ、移動の時間、そういったものを含めるともちろん超える場合もあろうかと思います。ただ、通常の練習ですと、準備、片づけも含め十分行えるところがあるのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  私も練習なら大丈夫だろうなと思うのですが、土日は試合をすることが多いと思うんですね。試合をするとなれば、大体せっかくここまで来たんやし2試合やろうかというふうになるのが普通だと思います。みんなが本当に3時間以内で抑えれるのであれば致し方がないかなと思うのですが、現実的に難しい。試合になれば無理だという中で全てを2,700円にしてしまうというのは、ちょっと私は乱暴だなというふうに考えています。また討論で述べたいと思いますが、取りあえず以上で終わりたいと思います。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   一問一答でお願いいたします。  今回、この条例の一部を改正する条例に当てはまるのが市立高校2校ということなんですけれども、その他の県費対象の中学校ですとか県立の高校などが今現状どうなっているのか、分かるところで教えてください。 ◎教育職員課長   県費教職員についてですけれども、先ほども少し述べましたが、令和2年1月1日から土日4時間程度3,600円から、土日3時間程度2,700円に改めておりまして、同じように経過措置が行われております。それで、令和3年1月1日――つまり、現状ですけれども――は3時間程度で2,700円、そして経過措置として、4時間程度行われた場合は3,300円、そして令和4年1月1日からは、4時間程度行われた場合は3,000円、そして令和5年1月1日からは一律で3時間程度とみなし2,700円という予定になっております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  今現在、この条例自体が平成17年西宮市条例第55号となっているんですけれども、大体時給900円ぐらいの計算かなと思うのですが、この手当が出るようになってから、その前と――今回、条例改正になる前の条例ですね、これまでの条例で変化ですとか、学校の中での御意見とかがもしあれば教えてください。 ◎教育職員課長   県費のほうでございますが、この条例改正ということと、あとは働き方改革ということも併せてなんですが、先生方の勤務する時間ですね、それの削減に向けては意識をしていただいているかというふうに思っております。ただ、先生方の長時間勤務については課題というふうに捉えておりまして、それで各学校の長時間勤務の時間については、毎月平均時間を集約させていただいて、今後に生かそうとしているところでございます。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   働き方改革の中で部活動が占める問題点というか割合がすごく大きいなというふうに思っています。実際、皆さん思われるように、現実とちょっとかけ離れているかなと。やりたい人もいるし、実際本当にもっと減らしたほうがいいという意見もあると思うんです。ただ、それを現場の声としてどんなふうにこの条例に落とし込めているのかなというか、実際、結局この条例を当てはめることで、現場の先生方、生徒さんもそうなんですけど、先生方に逆に負担になっている部分がないかというところがすごく懸念としてあります。例えばさっきの試合の話もそうなんですけれども、夏休みで長めに練習できるけれども、試合の前で練習したいけれども、その時間の区分があるのでちょっと分けてしなあかんかなとか、いろいろ現場でもしかしたら考えながらやっておられるところもあるんじゃないかなというふうに思います。そういった声を市のほうで把握されているところ、実際の部活動の中で本当に働き方改革につながっていくかどうかというところをどんなふうに考えておられるのか、聞かせてください。 ◎教育職員課長   市教委におきましても、西宮市中学校の部活動推進委員会というのを立ち上げておりまして、そちらの中で持続可能な部活動の在り方、今後の在り方について検討が図られているところでございます。
     以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。部活動の推進委員会があるということで、西宮市としても今後部活動というところでも検討されていくということで理解できました。  働き方改革はすごく多方面からも考えておられると思うんですけれども、部活動が占める割合、先ほども申しましたけれども、かなり大きなところだと思いますので、ここからは要望ですが、ぜひ現場の先生方のお声も、そして生徒の人たちの声も聞いていただきながら、条例改正などのときには丁寧な説明も含めてお願いしたいと思います。  以上です。 ○一色風子 副委員長   この経過措置に関することで1点、一問一答で質問させてください。  段階を経てということですけれども、経過措置の区分分けというのはどういった根拠でされていったのか、ちょっと教えてください。 ◎教育職員課長   この経過措置につきましては、県の経過措置に倣いまして、同じように進めさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   県のほうの条例改正というのはいつされたのか、教えてください。 ◎教育職員課長   令和2年1月1日でございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   では、令和元年の12月議会でそのことが審議されているということでよろしいですか。兵庫県のほうではそれよりももっと前から審議されていたのか。 ◎教育職員課長   正確な期日というのは、申し訳ありません、ちょっと存じ上げておりませんが、ただ、施行に至ったのは令和2年1月1日ということでございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   先ほど田中委員の質疑の中でも、部活動の在り方について検討されているということだったんですけれども、委員会の中ではこのことに関して御意見はなかったのでしょうか。 ◎教育職員課長   先ほど申し上げた西宮市中学校部活動推進委員会というのが行われている中で、中学校の部活動の在り方がはっきりした段階で、続いて高等学校の部活動の在り方というのも検討する予定でございます。その中で、市としても県に倣ってこのような経過措置を行っていくというような話はさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   在り方を考えている最中というか、その中で先にこうした手当を条例で決めてしまうというところなんですけれども、先にどちらかというと方針を決めてから、じゃあそれに合った手当をこうしていきましょうというふうな形には西宮市としてはならなかったのでしょうか。 ◎教育職員課長   先ほど申し上げたとおり、令和2年1月1日に県のほうが改正されてということがございましたので、当然委員おっしゃるように、ゆっくり進めないといけないというようなこともあろうかと思いますけども、この条例改正については、県に倣ってというところに重きを置いておりますので、このタイミングになったということでございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   質問は以上にします。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。 ◆ひぐち光冬 委員   日本共産党市会議員団は、この議案第283号に反対します。  理由は、先ほども述べましたが、試合をしたときに3時間程度に収めるというのは非常に難しい、ほぼ不可能だと思いますので、この3時間程度2,700円というのは、安過ぎるなという思いはありますけれども、それはそれでいいとして、ただし書をつけてほしいなと思います。これはこれで、ただし、試合や大会などでやむを得ない、3時間を超える、4時間を超える、もうやむを得ない場合はこれまでどおり3,600円とすると。この2段階ですべきじゃないかなというふうに思います。どう考えても3時間は無理なのに、全員2,700円ですよ、段階的措置を取るとしても、最終的には2,700円になりますよというのは、ちょっとあまりにも乱暴なやり方だなというふうに思いますので。以上です。 ○一色風子 副委員長   先ほど質疑させていただいたんですけれども、現状がどうなのかということを今ぱっと答えていただけないというそのあたりから、まずやっぱり丁寧な議論がこのことに関してはされていないのではないのかなというふうに思います。もちろん兵庫県の条例でそのようになって、県費職員に関してはもう1月1日からそのような動きになっているけれども、市の職員として、また、西宮市としてどうあるべきなのかというのはやはり丁寧に進めていくべきですし、働き方を変えていくということはとても大切なことなんですけれども、この手当をこうすることで変わるだろうとか、基準の時間を減らすことで変わるだろうとかって、本当にそこの部分で実際に働き方が変わっていくのかどうなのかというのは、やり方として私はちょっと合わないのではないかなというふうな思いがありますので、この議案に関しては反対をさせていただきたいと思います。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第283号は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○八代毅利 委員長   挙手多数と認めます。したがって、議案第283号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   次に、議案第297号西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎特別支援教育課長併任参事   それでは、議案第297号西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件につきまして説明させていただきます。  議案書16-1ページを御覧ください。  本件は、甲子園春風町の校舎改築を行っている「西宮市立西宮養護学校」の校名を、「西宮市立西宮支援学校」に改名することに関連し、所要の条例改正を行うものでございます。  校名の改名に当たっては、学識経験者、学校長、教育委員会事務局で構成する西宮市立西宮養護学校校名変更検討会を立ち上げ、検討してまいりました。  「西宮支援学校」とした理由でございますが、西宮養護学校は、これまで培ってきた肢体不自由、重度重複障害のある児童生徒への教育の高い専門性を生かし、これからは小学校、中学校、義務教育学校を積極的に支援していくことが求められています。これまでは、「養護」されている学校という意味が大きかった学校が、これからは市の特別支援教育の中心となり、地域の学校園を「支援」していく立場に立つ意味を込めて、西宮市甲子園春風町の校舎が改築されることを機に、校名を「西宮市立西宮養護学校」から「西宮市立西宮支援学校」とする案に至りました。  校名を変更する背景としましては、平成19年4月、学校教育法が一部改正され、盲・聾・養護学校の制度から特別支援学校の制度に転換されました。同法第74条では、特別支援学校の大きな役割として、特別支援教育のセンター的機能を果たすことが明文化されました。  また、学校種別としては、「特別支援学校」であるにも関わらず、今回の校名案では「特別」を抜きまして「西宮支援学校」としております。これは、障害のある子供への教育は「特別」なことではなく行うものだという捉えを校名変更検討会で確認しております。  最後に、施行期日につきましては、新校舎竣工後、2学期の始業式に合わせて、令和3年9月1日とするものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆ひぐち光冬 委員   一問一答で1問だけですが、支援学校に名前を改められたということで、これまでも小・中学校なんかには支援してきたというふうに思うのですが、実際に名前が変わることによって支援する内容が増えたりするのか、変わったりするのか、もしそういうことがあれば教えていただけますでしょうか。 ◎特別支援教育課長併任参事   これまでどおり、特に大きく支援内容が変わるということはございませんが、より一層積極的に特別支援学校の専門性を地域の学校のほうに働きかけていきたいという気持ちはございます。 ◆ひぐち光冬 委員   分かりました。ありがとうございます。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   1問だけ。  この校名変更について市民の皆さんに広く知っていただく、周知する必要があるかと思っているんですけども、その方法についてどのようにお考えでしょうか。 ◎特別支援教育課長併任参事   まずは、学校のホームページや学校便り等で知らせ、そして、肢体不自由児者父母の会や社会福祉協議会ともつながりがございますので、そのあたりからも広く広報していく所存でございます。 ◆大川原成彦 委員   ありがとうございます。  西宮市がインクルーシブな教育環境に向けても力強く踏み出しているということをやっぱり多くの市民の皆さんに知っていただく必要があると思っておりますので、市政ニュース等、なるべく多くの方の目に触れるような取組をぜひお願いしたいと思います。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長 
     なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第297号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第297号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   次に、議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち本委員会所管科目教育委員会分を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎教育企画課長   議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち教育委員会所管分につきまして、歳出から御説明いたします。  白い冊子「令和2年度西宮市一般・特別会計補正予算」の50・51ページをお開きください。  款50教育費、項05教育総務費、目10事務局費は、補正額448万7,000円の減額で、右説明欄の施設管理関係事務経費は、図面の電子化や設計・調査業務に係る委託料の不用額を減額するものです。  次の目15教育振興費は、補正額891万8,000円の増額で、右説明欄の奨学事業経費は、ふるさと納税の寄附金を奨学基金へ積み立てるための積立金の増額と、対象者見込数の減に伴う藤田奨学貸付金の不用額の減額との差引きによるものです。  学習研修等奨励事業経費は、ふるさと納税などの寄附金を教育振興基金へ積み立てるため、積立金を増額するものです。  次の目20教育指導費は、補正額1,676万3,000円の減額で、右説明欄の特別支援教育事業経費は、児童の欠席等による医療的ケア支援事業委託料の不用額を減額するものです。  教育支援センター整備事業費は、瓦木幼稚園休園施設における空調設置等工事請負費の不用額を減額するものです。  学校人権教育事業経費は、外国人児童生徒に係る生活・学習相談員等謝金の不用額を減額するものです。  次の項10小学校費、目05学校管理費は、補正額3,115万円の増額で、右説明欄の小学校管理運営事務経費は、国の補助金を活用し、各学校が校長判断で、迅速かつ柔軟に、感染症対策等を徹底しながら、教職員への研修及び学校教育活動の円滑な運営に取り組むための消耗品費や備品購入費などの増額と、研究指定中止に伴う講師謝金などの不用額の減額との差引きによるものです。  次の52・53ページ、小学校維持管理事業経費は、手洗い場の一部自動水栓化・レバー式水栓化に係る工事請負費の不用額などを減額するものです。  次の目10教育振興費は、補正額362万7,000円の減額で、右説明欄の小学校体験活動事業経費は、自然学校指導補助員謝金の不用額を減額するものです。  次の目15学校整備費は、補正額1億1,092万8,000円の減額で、右説明欄の小学校施設整備事業費は、災害時に避難所となる体育館への換気設備設置に係る工事請負費などの不用額を減額するものです。  次の項15中学校費、目05学校管理費は、補正額1,734万2,000円の増額で、右説明欄の中学校管理運営事務経費は、小学校と同様に、校長判断で、教職員への研修及び学校教育活動の円滑な運営に取り組むための消耗品費や備品購入費などの増額と、研究指定中止に伴う講師謝金の不用額などの減額との差引きによるものです。  中学校維持管理事業経費は、小学校と同様に、手洗い場の一部自動水栓化・レバー式水栓化に係る工事請負費の不用額などを減額するものです。  次の54・55ページ、項20特別支援学校費、目05学校管理費は、補正額302万1,000円の増額で、右説明欄の特別支援学校管理運営事務経費は、小・中学校と同様に、校長判断で、教職員への研修及び学校教育活動の円滑な運営に取り組むため、消耗品費や備品購入費を増額するものです。  特別支援学校維持管理事業経費は、小・中学校と同様に、手洗い場の一部自動水栓化に係る工事請負費の不用額を減額するものです。  次の目10教育振興費は、補正額290万4,000円の減額で、右説明欄の特別支援教育事業経費は、欠席等により通学困難な児童生徒のための通学タクシー借り上げ料の不用額を減額するものです。  次の目15学校整備費は、補正額2,191万4,000円の減額で、右説明欄の西宮養護学校校舎等改築事業費は、工事請負費の不用額を減額するものです。  次の項25高等学校費、目05学校管理費は、補正額480万円の増額で、右説明欄の高等学校管理運営事務経費は、小・中学校と同様に、校長判断で、教職員への研修及び学校教育活動の円滑な運営に取り組むための消耗品費や備品購入費などを増額するものです。  次の目20学校整備費は、補正額323万2,000円の減額で、右説明欄の高等学校施設整備事業費は、小学校と同様に、災害時に避難所となる体育館への換気設備設置に係る工事請負費の不用額を減額するものです。  次の項30幼稚園費、目05幼稚園費は、補正額34万6,000円の減額で、右説明欄の幼稚園維持管理事業経費は、施設管理関係委託料の不用額を減額するものです。  次の56・57ページ、項35社会教育費、目05社会教育総務費は、補正額429万4,000円の減額で、右説明欄の子供の居場所づくり事業経費は、施設補修工事費の不用額を減額するものです。  郷土資料館管理運営事業費は、名塩和紙学習館の実習中止に伴い、講師謝金の不用額を減額するものです。  郷土資料館改修事業経費は、施設整備改修工事費の不用額を減額するものです。  次の目15公民館費は、補正額842万4,000円の減額で、右説明欄の公民館管理運営事業経費は、過年度使用料還付金の不用額などを減額するものです。  公民館維持管理事業経費は、常駐警備業務など施設管理関係委託料の不用額を減額するものです。  次の目22図書館費は、補正額164万1,000円の増額で、右説明欄の図書館管理運営事業経費は、ふるさと納税の寄附金を図書館振興基金に積み立てるため、積立金を増額するものです。  次の項40保健体育費、目10給食費は、補正額4,973万2,000円の増額で、右説明欄の給食施設設備整備事業費は、令和3年度実施予定であった学校給食室空調設備設置事業が、国の令和2年度補助事業として補助金の交付決定を受け、これを効率的に活用するため前倒しすることに伴い、工事請負費を増額するものです。  給食管理運営事業経費は、学校給食調理業者に対し、衛生管理の徹底、改善を図るための経費を補助する事業費の確定に伴い、不用額を減額するものです。  引き続きまして、繰越明許費について御説明いたします。  前に戻りまして、6ページをお開きください。  下から8番目でございます。款50教育費、項10小学校費、学校教育活動継続支援事業の繰越額6,000万円、次の項15中学校費、学校教育活動継続支援事業の繰越額2,720万円、一つ飛びまして、項20特別支援学校費、学校教育活動継続支援事業の繰越額320万円、次の項25高等学校費、学校教育活動継続支援事業の繰越額480万円につきましては、歳出で御説明いたしました、校長判断で、教職員への研修及び学校教育活動の円滑な運営に取り組むための支援事業につきまして、国の補助事業を効率的に活用するため、令和2年度補正予算で計上し、事業費を繰り越すものです。  下から6番目、一つ飛ばしました項15中学校費、中学校施設整備事業の繰越額は1億8,720万円で、個別空調化改修について、国の補助事業を効率的に活用するため、令和2年度補正予算で計上いたしましたが、学校教育活動への影響などから、年度内の執行が不可能なため、事業費を繰り越すものです。  下から3番目、項35社会教育費、公民館における自動水栓化事業の繰越額は404万9,000円で、公民館のトイレ手洗い場自動水栓化について、令和2年度補正予算で計上いたしましたが、想定を上回る受注により、自動水栓の製造メーカーの納期に大幅な遅れが生じており、年度内の工事完了が困難なため、事業費を繰り越すものです。  次の項40保健体育費、給食施設設備整備事業の繰越額は5,460万円で、これは歳出で御説明いたしました、学校給食室空調設備設置事業につきまして、国の補助事業を効率的に活用するため、令和2年度補正予算で計上し、事業費を繰り越すものです。  歳出は以上です。  次に、歳入について御説明いたします。10・11ページをお開きください。  中ほどの款45国庫支出金、項05国庫負担金、目50教育費国庫負担金は、補正額2,546万2,000円の増額で、右説明欄の西宮養護学校校舎等改築事業費は、西宮養護学校校舎等改築工事に対する国庫負担金を増額するものです。  次の12・13ページ、中ほどの項10国庫補助金、目50教育費国庫補助金は、補正額1億8,087万4,000円の増額で、右説明欄の節小学校費補助金の学校施設環境改善交付金は、歳出で御説明いたしました、学校給食室空調設備設置事業が国の補助事業の対象となるため増額するもの、節特別支援学校費補助金の学校施設環境改善交付金は、西宮養護学校校舎等改築工事に対する国の補助金が増額となるため増額するものです。  節小学校費補助金、中学校費補助金、特別支援学校費補助金、高等学校費補助金の学校保健特別対策事業費補助金は、歳出で御説明いたしました、校長判断で、教職員への研修および学校教育活動の円滑な運営に取り組むための支援事業に係る経費が、国の補助事業の対象となるため、それぞれ増額するものです。  次の款50県支出金、項10県補助金、目50教育費県補助金は、補正額4,485万円の減額で、右説明欄の節教育総務費補助金のひょうご地域創生交付金は、交付決定に伴い、教育支援センター整備事業に係る経費に対する補助金2,099万1,000円、「こころん・サーモ」構築事業に係る経費に対する補助金39万5,000円、西宮浜小中一貫教育推進事業に係る経費に対する補助金564万6,000円をそれぞれ増額するものです。  節小学校費補助金、高等学校費補助金の複合災害に備えた避難所の体制強化事業費は、歳出で御説明いたしました、体育館への換気設備設置工事費の減額に伴い、それぞれ減額するものです。  次の14・15ページ、下のほうになります。款項とも寄附金、目50教育費寄附金は、補正額2,125万5,000円の増額で、右説明欄の節教育総務費寄附金は、教育振興基金及び奨学基金への寄附金を増額するものです。  節小学校費寄附金は、小学校の老朽化対策に役立ててほしいとの意向で頂いた寄附金を増額するものです。  節社会教育費寄附金は、図書館振興基金への寄附金を増額するものです。  次の16・17ページ、上の款75諸収入、項15貸付金元利金収入、目50教育貸付金収入は、補正額69万1,000円の増額で、右説明欄の藤田奨学資金貸付元金を増額するものです。  項目とも雑入のうち、教育委員会所管分は、補正額324万6,000円の減額で、右説明欄の学校臨時休業対策費補助金は、歳出で御説明いたしました、学校給食調理業者が衛生管理改善を図るための経費を補助する事業費の確定に伴い、減額するものです。  説明は以上です。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   2点、一括で御説明ください。  学校教育活動継続支援事業、校長の判断での研修というお話ですが、これは具体的にもう少しお話しいただければと思います。  もう一点、給食施設設備整備事業、これは歳出と繰越明許に入っていますが、大体何校分のどのような設備工事なのでしょうか。教えていただければと思います。お願いします。 ◎学校管理課長   まず、校長判断のほうで感染症対策であったり研修費用、その国の補助事業の件なんですけれども、研修の内容につきましては、教育委員会が実施するような法定な研修ではなくて、学校独自で必要と思った研修といったところで、まだちょっと具体的にはどういったメニューをするのかということはこちらは伺っていないんですけれども、あくまで学校のほうが必要と思った研修を受けているというようなことになっております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   すみません、もう少し具体的に、どういう趣旨に沿ったどういう研修なんでしょうか。ちょっと教えていただけますか。ごめんなさい。 ◎教育総括室長   今、山下から説明しました研修ですけれども、今回のコロナの対応で夏休み、夏季休業の短縮等により研修機会を逃した教員がおりますので、学校の判断でそういった教員の資質向上のために研修を行おうと。そういうことをするのであれば、報償費ですとか、それとか外部のところが主催する研修に行くのであれば、そういった旅費とか参加費用を補助します、そういった制度でございます。ですので、内容については学校のほうで判断することになります。  以上です。 ◎学校給食課長   質問のうち給食施設整備工事費の件ですが、来年度に実施する4校分の給食室へのエアコンの工事の費用です。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございました。以上です。 ◆田中あきよ 委員   2問、一括でお願いいたします。1問目は、50ページ、51ページの教育指導費の中の教育委員会教育支援センター整備事業費、瓦木幼稚園の空調のところの減額補正と、それから、小学校、中学校、特別支援学校の水栓取替え工事費の減額補正について、2点お願いいたします。  1点目の瓦木幼稚園の空調でマイナス補正ということですが、これは多分あすなろ「かわらぎ」になるところかなと思うのですが、今回この空調で減額になっていますが、全体の整備費がどれぐらいになるのか、分かれば教えてください。  それから、水栓取替え工事費のほうですが、小学校、中学校、特別支援学校、全て取替え工事が終わったということでよいかどうか、2点、よろしくお願いいたします。 ◎学校管理課長   まず、2点目の水栓の取替えの件について御報告します。  全て終わったのかというところですが、まだ学校によっては、本当に一部なんですけど、まだ残っているというところがございます。  以上です。 ○八代毅利 委員長   瓦木幼稚園のほうはどうですか。 ◎教育企画課長   教育支援センター整備事業費としましては、原型予算額7,989万5,000円、今回1,458万4,000円を減額補正しまして、6,531万1,000円となっております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  まず、水栓の取替えのほうがまだ残っているということで、先ほどもありましたが、なかなか水栓の物自体が入らないから残っているということでよろしいでしょうか。 ◎学校管理課長   やっぱり校数が多いということと、一つの業者がいろんな学校を担当しておりますので、そのあたりで時間がかかっているところで、物自体の確保というのはできております。  以上です。
    ◆田中あきよ 委員   分かりました。業者さんが手が回らないということで認識いたしました。こちらは引き続きお願いしたいと思います。  あと、瓦木幼稚園跡ですが、大体6,500万円ぐらいの金額になるということですが、この金額であすなろ「かわらぎ」のほうの事業費という認識でよろしいでしょうか。 ◎教育企画課長   ちょっと計算いたしますのでお待ちいただけますでしょうか。  整備事業費でございますので、ハードの部分の予算額ということになりますが、主にトイレ改修工事でございますとか、あと空調設置分に係る部分ですので、ハード設備に関しましては、今回補正後の予算額の中で整備していくという形になります。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。急に質問したので、数字のことのなので、計算していただいてありがとうございます。  ハード面だけでやっぱり6,000万円以上かかるということで、幼稚園を小学生、中学生向けに変えていくとか、持続的に使っていくというところでこれだけお金がかかるということでまた新たに認識をしたところです。もう少し細かいところでももっとお金がかかるのかなと思いますので、この金額から見ても、学校に行けない子供たちへの支援というところで、これだけのお金をかけて1か所つくるのか、今後、地域とも関連を持たせてというふうにもおっしゃっているので、限られた予算の中でできるだけ多くの子供たちへの支援につながるようによろしくお願いいたします。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   一問一答、1点だけですが、歳出で小学校施設整備事業費で1億1,000万円ほどの減が出ています。これは小学校体育館の換気設備の不用が出たということですが、ちょっと詳細を教えてください。 ◎学校管理課長   今回、小学校の体育館に換気設備を設置するというところでやっておりますが、発注方法の工夫であったりとか単価契約を実施したり、まとめて発注するようなところで経費が大分削減できたというところもあります。あと、そのほかに、もともと全校に設置するというところで進めていたのですけれども、既に体育館に換気設備があるというところもその後から分かったところで、ただ、あったとしてもほとんど使っていない学校というのもありまして、そういったところにはやはりメンテをして設置ということになりますので、そういった使っているところについてはちょっと取りやめたりとか、そういったこともやることによって減額補正ということになっております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   具体的に何校取りやめたところがあるか、既についていたというのが分かったというのが何校あるか、分かりますか。 ◎学校管理課長   今回取りやめた学校というのが、機能的にもこれから設置していく機能ともちゃんと劣らずというか、そういった状態のものが分かったのが、香櫨園小学校、甲東小学校、高木小学校、上甲子園小学校、鳴尾北小学校、小松小学校、以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  6校あったということで、40校中6校もそういうところがあったというのは、ちょっと調査がずさんだったのかなというふうに思います。また同じようなことのないようにしていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は、この後一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   次に、議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち本委員会所管科目を議題とします。  本件に対する質疑は既に終了しております。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第328号のうち本委員会所管科目は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第328号のうち本委員会所管科目は承認することに決まりました。  以上で付託事件の審査は全て終了しました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   次に、所管事務調査の件を議題とします。  本委員会の所管事務中、教育委員会から西宮市立総合教育センター付属西宮浜義務教育学校について報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎教育研修課長   今年度開校いたしました西宮市立総合教育センター付属西宮浜義務教育学校についての報告をいたします。  確認の意味を含めまして、開校までの経緯や目指すところ、学校の概略を前半に記しております。  スライド1では開校までの経緯を、スライド2では目指すところを書いてございます。  小規模となった西宮浜小学校、西宮浜中学校を、小中一貫校である義務教育学校として再スタートすることにより、学校全体としての集団規模を大きくするとともに、西宮浜への就学を地域外からも可能とすることにより、集団の規模を継続的に維持していこうとしています。小中一貫教育で9年間を通した学びの充実、また、総合教育センターの付属校とすることにより、西宮浜における先駆的な取組の成果を他の小中学校へ還元していくことを目指しております。  スライド4、「西宮市立総合教育センター付属校」を御覧ください。  付属校といっても、私立学校によく見られるような理事会の下に校長を置くといったような統括の関係とは異なり、学校と総合教育センターがそれぞれの立場の役割を踏まえ、連携して教育を推進していく関係でございます。  次のページ以降、学校の概要並びに様子を記しております。  スライド5・6は、学校経営方針をお示ししております。  スライド7、「児童・生徒数」を御覧ください。  右端には特認校で就学している児童生徒の数を記しております。現在21名の児童生徒が在籍しております。  スライド8には、カリキュラム編成の基本的な考え方を表にしております。  西宮浜では、従来の小学校段階を前期課程、中学校段階を後期課程と呼んでおりますが、義務教育学校の特性を生かして、1年生から4年生までをⅠ期、5年生から7年生までをⅡ期、8・9年生をⅢ期とした指導上の学年区分を取っております。1年生から4年生までのⅠ期の児童が西校舎で、5年生から9年生までが東校舎で一緒に過ごしております。  スライド10からは、学校生活の様子を写真とともに紹介しております。写真についてはほとんどが今年度のものですが、一部昨年度のものもあります。  開校の時期にコロナ感染が重なり、推進できた部分とできなかった部分がございます。そのあたりを含みながら抜粋して説明します。  スライド10から15については、学校行事を紹介しております。小中の9年間を通しての学びの視点では、異学年交流は核となるものの一つです。これまで小学校、中学校の時代から、行事を通しての異学年交流に取り組んできましたが、今年度はコロナ感染の影響で行事の縮小、削減により、十分な推進ができていないのが現状です。  スライド16を御覧ください。  四三二制を定着させるための期別集会を持っております。子供たちにも意識づけができているようです。  次のページ、スライド17を御覧ください。  これは前期課程の特別活動におけるクラブ活動の様子です。後期課程の部活動と連動して取り組んでいます。5年生、6年生の放課後部活動の参加については今後取り組んでいく予定としております。  スライド19、授業風景を御覧ください。  5・6年から一部教科担任制を行い、算数や外国語、音楽、家庭科の教科においては、後期課程の中学校籍の教員が授業を行っております。子供にとっても教員にとっても得るものはあったと報告を受けており、推進できております。  西宮浜義務教育学校で先進的に取り組んでいる、英語・外国語教育については、9年間を意識したカリキュラム研究を昨年度から行っております。  スライド20、21を御覧ください。  1年生から英語に親しみ、3・4年生の週1時間の外国語活動、5・6年生の中学校教諭による授業を経て、後期課程へ進んでまいります。通年で配置しているALTや地域人材、さらには市内大学の学生など多くの人的資源を活用し充実を図っています。昨年度は、外国語の授業で学んだことを校外学習で実際にインタビューをする活動をして、生きた英語でのコミュニケーションを楽しみました。また、今年度はスカイプを利用して台湾の小学校との交流を行いました。  プログラミング教育も力を入れて取り組もうとしております。昨年度は国立教育政策研究所の研究指定校事業の指定を受けて、授業研究、カリキュラム研究に取り組みました。しかし、今年はコロナの影響で全体的に教育課程がタイトとなり、プログラミンング教育の研究が足踏みをしている状態にあります。  次に、総合教育センターとの連携について御報告いたします。スライド23を御覧ください。  今年度から学校内に総合教育センター西宮浜分室を設け、指導主事と主任研修指導員を常駐させています。総合教育センターの資源を生かし、学校において先進的な学習活動を展開し、その成果を市内各校へ広げていこうとしております。  今年度はICT活用においてこの取組が進んでおります。スライド24を御覧ください。  今年度、教育委員会は兵庫教育大学と連携協定を結びました。この協定の一環として、8月に西宮浜義務教育学校の教員に向けて、ICT活用に関する研修を行いました。これは、9月に5・6・7年生にタブレットが配備されるためです。GIGAスクール構想によって1月から2月に市内全学校に1人1台タブレットが配備されましたが、西宮浜義務教育学校では先行して実施いたしました。現在、学校の教員とセンターの指導主事がどのようにタブレットを活用して授業をつくっていくかの共同研究を行っております。指導主事は授業づくりから関わり、実際の授業を見て実践事例としてまとめることをしております。この事例を蓄積し、各校へ情報提供することにより、各校での取組も充実してくると考えております。今後もこのような連携を様々行っていきたいと考えています。  義務教育学校では、中1ギャップの解消についても期待されるところですが、校長先生からは、5・6年生が後期課程の生徒と同じ空間で生活をし、その姿を見ていることが非常に大きく、また、後期課程の教師による授業が行われていることなどがギャップを埋めることにつながっていると感じているとおっしゃられており、中1ギャップ解消に期待が持てると考えております。  今年度推進できた部分もあればまだまだできていない点も多くございます。学校と連携し、来年度、取り組んでいきたいと考えています。  続いて、学校改革課、佐々木課長より説明いたします。 ◎学校改革課担当課長   私からは西宮浜義務教育学校の就学説明会及び就学状況について御説明いたします。  スライドの25を御覧ください。  就学説明会は、令和2年10月31日に西宮浜義務教育学校にて行いました。参加世帯数は49世帯で、参加者は子供を含め73名でした。アンケートの結果を見ますと、説明会の内容については満足いただいた結果となっております。  スライドの26を御覧ください。  通学への興味については、「迷っている」が多く、次に「通わせたい」となりました。魅力に感じたことについては、9年間の一貫教育が多く、次に、四三二制の学年段階区分となりました。主な質問や意見等については、記載のとおりでございます。  スライド27を御覧ください。令和2年度、令和3年度の就学状況となっております。  令和2年4月に就学した児童生徒は、合計で21名。令和3年4月に就学予定の児童生徒は22名となります。令和3年4月に、西宮浜に居住している入学予定の新1年生は26名でありますが、通学区域特認校制度を利用する新1年生が12名入学することによりまして、合計38名となり、単学級を回避することができました。  就学説明会のチラシを作成した際に、幼稚園、保育所の年長さんの保護者に配布したことにより、新1年生が多く参加した結果ではないかと考えております。来年度も引き続き、義務教育学校の周知に努めていきたいと考えております。  また、右手に記載しておりますが、特認校の保護者の声としては、義務教育学校ならではのきめ細やかな指導を期待している声が多くありました。  めくっていただいて、最後に、「西宮浜義務教育学校運営の基本コンセプトの取組状況と今後の方向性」を御覧ください。  先ほど木田課長が説明した内容を含んだ取組状況と今後の展望について1枚の紙にまとめておりますので、御参照ください。  以上で、西宮市立総合教育センター付属西宮浜義務教育学校についての説明を終わります。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。
     本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   5点について一問一答でお願いします。1点目、地域との協働活動について。2点目、学力面での成果について。3点目、保護者の評価について。4点目、学校給食について。5点目、総合教育センターについて。  1点目から質問します。地域との協働活動について。  西宮浜は以前から学校と地域の連携が密接ですが、義務教育学校の発足で地域との関係がどのように変わりましたか。西宮型コミュニティ・スクールが同校でもスタートしましたが、他の小学校や中学校との違いはありますか。コミュニティ・スクールを西宮浜でどのように生かしていきますか。御答弁ください。 ◎学校改革課担当課長   西宮型コミュニティ・スクールにつきましては、学校運営協議会において、地域住民の学校運営への参画と地域との教育連携事業を実施しまして、地域と共にある学校の理念に基づく包括的、機動的な協働活動を推進するものです。  西宮浜でも本年度に学校運営協議会が設置されまして、ほかの学校と同様、学校経営方針の共有とその実現に向けた学校、家庭、地域の連携と諸活動の推進が図られていますが、西宮浜の地域の特色といたしましては、既に前期と後期の連結を意識して議論が行われているという特徴がございます。9年間の一体的な子供の育ちに鑑み、学校運営協議会での熟議を前提としつつ、これまで行ってきたあいさつフェスタ、マリナワークといった地域連携行事などのほか、貝類館や公民館といった施設を活用し学習しながら、産業団地、近隣高等学校、大学との連携によるキャリア教育、さらには英語学習推進のための地域人材の活用や学校図書館の活用などを進める予定と聞いております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   2点目の質問に移ります。学力面での成果について伺います。  義務教育学校の発足で学力面での成果は上がっていますか。数値を含めたデータはありますか。タブレット端末での学習効果はありますか。5・6年生の一部教科での教科担任制は効果を上げていますか。御答弁ください。 ◎教育研修課長   学力面での成果についての数値を含めたデータのほうはございません。  タブレット端末の学習効果につきましては、子供の姿から主体的に取り組んでいるという様子が伺えますので、一定の効果はあると思われます。  また、教科担任制につきましても、より専門的な教科指導が可能な後期課程の教師は、子供たちの後期課程における学習を見据えて興味を持たせる授業を展開しており、児童にとっては知的好奇心を持って学習に取り組むようになっているというふうに報告を受けておりますので、学習効果が一定あるものと考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   ちょっとここで再質問します。  学年区分なんですけれども、教育課程の区分、指導上の学年区分、これまでの小学校、中学校の区分けで前期課程、後期課程と言っている。それ以外に義務教育学校になって、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期と言っている。どちらを学校では主に使っているんですか。子供は混乱しないのかなと。私、聞いているほうは、二つの意味合いの学年区分が同時に入ってくるのでよく分からなくなってしまうんですが、その辺は学校ではどういうふうに指導して、保護者にもどういうふうに指導されているんですか。 ◎教育研修課長   前期課程といいますのは、いわゆる教育課程、いわゆる小学校の何を学ぶかというふうなところの学習指導要領につきましては、1年生から6年生というふうなところは決まってございますので、後期課程も含めてそういった学習をするということでございます。ですが、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期というのは、指導上この固まりで学校行事等、そういったところを少し取り組んでいこうというふうなところで考えてございます。そういった整理をしております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   そのような整理を子供たちがよく分かるようにどのように指導されていますか。 ◎教育研修課長   Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期といいますのは、先ほども御説明しましたように、そういった意識を持たせるためにも期別集会というふうなものを持ちまして、そこで狙いであるとかそういったことを共有したりとか、そういった機会を増やしているということでございます。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   3点目の質問に移ります。義務教育学校についての保護者の評価について伺います。  保護者は、義務教育学校についてどのように評価していますか。通学区域特認校の保護者とそれ以外の保護者の間で評価に違いはありますか。通学区域特認校の保護者から、小規模ならではのきめ細かな指導を挙げる声が多いですが、これは具体的にどういうことでしょうか。学校関係者の間では、学年が単学級の学校について弊害を指摘する声も多いですが、保護者はその点についてどのように考えておられますか。御説明ください。 ◎学校改革課担当課長   保護者の評価に関しましては、教育委員会で現在保護者にアンケートを配布いたしまして回収している最中となっております。  また、スライドでお示しした保護者の声につきましては、電話等による連絡の際に聞き取った内容となっております。特認校の保護者の懇談会を1月に開催予定としておりましたが、開催直前に緊急事態宣言が発令されたことにより延期した状況となっております。  また、単学級に関する保護者の御意見等につきましては、単学級になることで、いじめ等が起こったときに逃げ場がないことや、人間関係が固定化されるということを心配している声があったと聞いております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   学校給食について伺います。  5年生と6年生は東校舎で7年生以上と同じメニューの給食を食べていますが、問題は生じていませんか。量は7年生以上と比べて少ないのでしょうか。御説明ください。 ◎学校改革課担当課長   主菜、汁物等で量を調整した場合も月当たりの栄養摂取基準に対する充足率は満たしております。また、児童や保護者より給食に関する意見や要望も特には出ておりません。  また、7年生以上と比較しまして、量を0.85倍としていますが、特に量、味、見た目とも問題ないと考えております。むしろ中学生向けの仕様で高学年にとっては満足の様子であるというふうに聞いております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   5点目、最後の質問に移ります。総合教育センターについて。  総合教育センターは、義務教育学校での先駆的な取組の成果を他の小・中学校へ還元していくとのことですが、具体的にどのように進めますか。先駆的な取組を行ってPDCAサイクルを働かせて、何をどのように他の小・中学校へ還元していくかについて綿密な計画を立てる必要があると考えますが、当局の考えをお聞かせください。 ◎教育研修課長   取組の内容につきましては、先ほど御説明いたしましたように、まずは総合教育センターと学校の教員が共同研究を進めることで生じる成果や課題を各校に周知します。また、公開授業を実施した際には、参加者、指導助言に来ていただいた大学教授等からの御助言も頂き、今後の取組に生かしてまいります。また、「こころん・サーモ」を開発した際のように、何か事業を始めるに当たっての先駆的なデータ収集を行い、その効果を検証するといったような取組も考えられます。  このような取組を年間計画に位置づけ、計画性を持って取り組んでいかなければならないというふうに考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   以上です。ありがとうございました。 ◆坂上明 委員   義務教育学校一連のことで一問一答でお聞きします。  義務教育学校設置、これは平成31年のそのときに決定ということで、そのときからずっと、正直、自分自身が義務教育学校、小中一貫校ということがどうなるかというのがまるきり把握ができていないというようなことで、何度も特別に、控室にお越しいただいて御説明を聞き、そしてこの4月、結果6月からですけれども、このように設置に至ったということを前置きさせていただくんですけれども、実施後まだ1年にも満たないので、まだまだどう評価するかというようなことというのは資料不足で判断するにも大分時間を要するんじゃないかなと思うんですけれども、今の説明の中で中1ギャップというのが、校長先生から説明を聞くと、それには非常に効果があるんじゃないかなということをメリットとしておっしゃったと思うんですけれども、でも逆に、一方でデメリットとしては、当時から僕もずっと思っていたんだけれども、逆に中1ギャップという新たな刺激というのが非常に少なく、9年間ずっと同じ顔ぶれで慣れ親しんでしまう、悪い意味でね。そうなった場合に新たな変化というのがなかなか見つかりにくい、そういうデメリットもあるんですよね。いつも説明で聞いていたのが、その中1ギャップを解消するということがもちろん一番のメリットなんだということで何度も説明も聞いたんだけれども、今も言いましたように、逆にそれがデメリットというようなことにもなりかねないんじゃないかなと僕は思っておるんですけれども、今の時点で、まだまだ資料は少ないとは思うんですけれども、その辺の評価について学校ではどのような評価というか、感想があるんですか。  中1ギャップ、あるいは逆にデメリットとして、今言いましたように慣れ親しんでしまうというような点は。両方の性格の生徒児童がもちろんいらっしゃると思うんですよね。全てが中1ギャップがいいのか悪いのかというのは判断しにくいとは思うんだけれども、その辺のところで新たに発見されたものというのはありますか。 ◎教育研修課長   校長先生からは、先ほど申し上げたようなプラスの変化がというふうなところで何か変わっていますかということで聞いておるんですけれども、一つ、お答えになっているかどうか分かりませんけど、校長先生がちょっと残念に思っているというところに、後期課程の部活動に5年生、6年生がちょっと参加できていないんだというところで、非常に楽しみにしている生徒がいるというふうなところで、何とかこれを早くしてあげたいんだというふうなことを聞いておりますので、これが中1ギャップの解消にどうつながるかというのは分かりませんけれども、そういったことを校長先生のほうはおっしゃっておられました。  デメリットのところにつきましては、申し訳ありません、ちょっと私、持っている材料がございません。 ◆坂上明 委員   今、菅野委員の御質問の中で、学習効果では一定の効果があったというふうな御答弁があったと思うんですよね。つまり、今までの六三制じゃなくて、四三二制になって一定の効果があったということなんですけれども、一定の効果というのは具体的にどういうふうな効果があったんですか。 ◎教育研修課長   すみません、こちらのほうも何かデータがあるということではなくて、子供の様子から、非常に主体的に取り組んでいる様子が見れるというふうなことでありますとか、子供たちに授業はどうかというふうなことを聞きますと、後期課程の先生が、中学ではこういうふうなことを今後学んでいくんだよというふうなところもおっしゃられる中で、知的好奇心を持って学習に取り組んでいるというふうなことを聞いていますというふうなことを伺っております。  以上です。 ◆坂上明 委員   一定の効果というのは、何か効果があってこその一定の効果という表現だと思うんですよ。つまり、今までのものよりも何かいいことがあった、つまり効果があったということが具体的に見えなかったら、一定の効果というような表現というのはできないと思うんですけど、その辺どうですか。 ◎教育研修課長   確かにおっしゃられるとおりかと思います。客観的なデータというふうなところがないまま発言してしまいました。申し訳ございません。 ◆坂上明 委員   判断するには、先ほど言いましたように、時間をかなり要すると思うんです。小中一貫校が西宮浜にできたというのは、この「目指すところ」に書いていらっしゃるし、当然最初のいろいろな説明のときにもお聞きしておったんですけれども、これが西宮浜の対策をするために小中一貫校をつくった、最初のきっかけというのは多分そのようなことで僕は聞いたような覚え――間違っていたら指摘してください。そういうようなことがあったんだけれども、これを自分たちも視察に1度だけ行かせていただいて、そしてその後の説明を聞いておりますと、義務教育学校というのはこういうものなんだなということが僕もそれなりに分かってきたというところはあるんですけれども、今後、西宮浜対策だけじゃなくて、他地域への波及というものはどうなんでしょうか。というのは、この「目指すところ」を読みますと、明らかに小中一貫校というのはこれだけ優れたものなんだよ、効果があるものなんだよというのを書いていらっしゃる。しかし、一定の効果があったということに対しての具体的な説明はできなかったという中で、そして、アンケートのことなんかも説明されましたけれども、他地域に対して、今、小学校41校あるんですけれども、ほかのところに対する波及というのを今後考えていらっしゃるのかどうなのかということも大事なことやと思うんですけれども、その辺はどうなんでしょう。かなり時間は要すると思いますよ。その辺の説明がもしできるようでしたらお願いします。 ◎教育次長(佐々木理)  ただいまの御質問についてお答えいたします。  開校当初から、西宮浜義務教育学校でのしっかりとした検証を経て、以降のことを考えていくということを申し上げておりました。今委員から御指摘がありましたように、一定の効果とは言うものの、聞き取り等による効果でございますので、今、子供たちの心の中にどういう変化が起こっているのか、あるいは学力面でどういうような効果が出てくるのか、このあたりについては十分時間をかけて検証していく必要があるというふうに思っております。  今回、残念なことに、やはりコロナ禍によってできないことがたくさんございました。非常に言い訳がましくなるんですけれども、コロナ禍でできなかったことを次年度、次々年度、コロナがどういう状況になるか分かりませんけれども、学校運営をしていく中で子供たちの変化、心の変化、学力面の変化に着目しながら検証しまして、今後、他地域への波及等については、その時点でまた考えていけたらというふうに思っております。  ただ、地域的に校区事情も様々でございますので、一律に何かができるというものではないというふうに考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  例えば今まで2年生、3年生、4年生だったものが、突然この4月から義務教育学校に変わったというんだったら、その変化というのは、多分子供たちにもそれなりに、子供っていうのは非常に敏感なところがありますので、多分そういうところは感じている子供たちというのは結構いるんだと思うんだけれども、最初から、例えば新1年生なんかだったら、9年間のこのスタイルが普通に行われているわけなんですよね。ということになれば、なかなか何がいいのか、効果がどうなのかというのは判断しにくいとは思うんですけれども、その辺はしっかりと、時間はもちろん要していただいてやっていただくということはいいことだと思うのでよろしくお願いします。  それで、すみません、ちょっと僕が認識不足で申し訳ないんだけれども、ほかの地域から通っている子が何人かいましたよね。もしこの子たちの保護者なんかがやっぱり近くの学校に通わせて、つまり、従来どおりの六三制のところに行かせたいなであるとか、逆に西宮浜で教育を受けている子たちの保護者が、菅野さんのときに、保護者の評価というのはまだ分からないとおっしゃっていたけれども、この小中一貫校はうちの子にはもうひとつじゃないかというようなことを、今言いましたメリット、デメリットがあるんですから、そういう場合の対応というのは考えていらっしゃるんですか。 ◎学校改革課担当課長   一応、入学当初のときには、そこから卒業するまで通うということを当初からお約束していただいて通っていただくというふうなことになっております。  ただし、そういう事情がございましたら、また相談に乗りまして、個々に対応してまいりたいと、そういうふうに考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   これ、ぜひ考えてあげたほうがいいんじゃないかな。市として初めての試みであるけれども、子供たちが実験台と言うたら大変失礼な言い方だけれども、その中でその子がもし合わないということになったら、例えば入学するときに、9年間通ってくださいよ、分かりましたと。分かりませんなんか書く子なんかいませんよ、そんなの。その地域にもしいて、ほかのところからでも、多分いいんだろうなと思ってそうするんだから、その辺は逆に歴史が新しい分、対応は教育委員会のほうがしてやらなきゃいけないと僕は思いますので、その辺は御検討ください。  最後に、すいません、僕、以前一般質問でも運動能力低下ということ、子供たちの体力低下、運動能力というよりか体力低下やね、前も言ったように、キャッチボールができない子であるとか自転車に乗れない子であるとか、これは運動能力低下になるんだと思うんだけれども、そのときに、ちょうどこの義務教育学校に体育を専科とする教員たちがその中にいらっしゃるんだから、その人たちで少し体力低下を補うであるとか、スポーツの楽しさを味わわせてやりたいというようなこと、それ、一度試みていただければどうなのかなと僕要望させていただいたと思うんだけれども、子供の体力低下、運動能力低下というのは、今後とんでもない大変な問題になっていっても不思議じゃないぐらいこれは重要な問題なんですよね。その克服のために、今も言いましたように、ちょうど四三二制でいくんだったら、専科の体育の教員にその辺のところの工夫をより一層していただくというふうなことっていうのは、もしそういうようなことが可能であればぜひやっていただいて、子供らの体力低下、運動能力低下というのを少しでも補っていただく、そういう考えをぜひ持っていただきたいんですけれども、その辺どうでしょうか。 ◎学校教育課長   西宮浜義務教育学校におきまして、中学校の体育の教員も小学校の体育を担当している者と相談しながら進めていっている様子は聞いております。今回、ICTの活用等もありますので、少し民間の力を活用して、コロナ禍ですので、子供たちの間では縄跳びに一生懸命取り組んでいる様子がありますので、縄跳びをそういうICTを活用して、自分のバランスであるとか、そういったものが測れるような取組というのが紹介された部分もありますので、それを体育の授業の中で活用するようなことも今進めております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  体力の二極化というのが本当に今の子供たちの悪い特徴になってしまっているので、その辺はぜひ補って、モデル校としてもぜひスポーツの推進というのをやっていただきたい、このように思います。  今後、とにかく時間を要すると思いますけれども、しっかりとした資料を作っていただいて、今後に生かしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   私からは4点、一問一答でお願いいたします。1問目が、ICT活用での健康に関して。2点目が、デジタル教科書について。3点目が、特認校制度で21名来られているという児童生徒さんについて。四つ目が校訓についてになります。  まず1点目ですが、ICT活用で今回先生たちへの研修もあったということで、兵庫教育大学との連携協定で教員の研修があったということですが、これは西宮浜義務教育学校の先生方全員が対象となった研修でしょうか。 ◎教育研修課長   8月に行われました兵庫教育大学との研修につきましては、全員といいますか、西宮浜義務教育学校の教員については受講しているということになります。
    ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  そうしますと、1年生から9年生まで全部の先生が対象であったということで認識しております。  ICT活用で今アイパッドを使用するに当たって健康面でいろいろ危惧されている点もあると思うんですけれども、研修内容の中で特に低学年について先生方への注意事項ですとか、今後、子供たちに対しての健康に関する指導的なものが内容としてあったのかどうか、教えてください。 ◎教育研修課長   兵庫教育大学との研修の中におきましては、そういった内容は触れられておりませんでした。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  今、各学校の子供さんたちが持ち帰って実際に手にしていると思います。やっぱり子供たちはすごくうれしそうで、触りたい子が多いというふうに聞いていて、すごくいいことだと思うんですけれども、やっぱり健康に関してのどういったところで子供たちへの体に影響していくのかというのはすごく大事なところだと思います。  もう一点質問させていただきますが、この義務教育学校でそのあたりの子供たちの健康に関しても調査ですとか、今後、ICT活用に関して特化して何かしら調査をされる予定とかはありますでしょうか。 ◎教育研修課長   今のところ考えてはおりませんでしたけれども、今後、こういった健康面というようなところも十分留意されるところではございますので、少し検討させていただきたいと思います。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  こちらの総合教育センターの付属ということで、ぜひそのあたりも調査して発信をしていただければなと思います。不安をあおってしまうというようなそんなことではなくて、もし健康を害するという何かしらの調査が出たら、やっぱりすぐに対応するべきだと思いますし、前もってそういう情報があれば特に活用していただきながら、後になって子供たちの健康がということにならないようにぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  2点目、デジタル教科書についてですが、今後こういったデジタルの教科書も入ってくるのかなと思うんですけれども、義務教育学校が先行して何かをするですとか、特にそういうことではなくて、市全体で何かを考えているとか、今現在で決まっていることがあったら教えてください。 ◎学校教育課長   学習者用のデジタル教科書につきましては、令和3年度、国のほうが調査研究を進めたいというふうに考えております。ただ、今予算成立前でございますので、具体的な内容、これが決定しましたということは下りてきておりませんが、西宮市としては、市全体で希望するということを希望としてはお出ししている状況でございます。 ◆田中あきよ 委員   分かりました。  こちらも先ほどの健康のことに関してもちょっと危惧するところもありますし、先生方の働き方改革というところで先ほどもありましたが、デジタル教科書が入ってきた学校はどうなるのかなというところもあります。ぜひ現場の声も聞いていただきながら進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  3点目ですが、21名の児童生徒さんが特認校制度で他の地域から通われているということなんですが、全員じゃなくていいんですけれども、ちょっと遠い方もあるのかなと思っております。どのあたりから通われているか、教えてください。 ◎学校改革課担当課長   令和2年4月に入られた児童生徒については、一番遠くて生瀬小学校になります。近くとなりますと、浜甲子園であるとか真砂とかというところでございます。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  生瀬の方もかなり遠いかなと思うんですけれども、今現在、自転車は駄目で自動車はオーケーというふうになっているのかなと思うんですけれども、皆さんどういったふうに通学をなさっていて、その中でこれまでに危険なことですとか、何かしらでちょっと遅刻をしてしまったですとか、そういった問題点がなかったかどうか、教えてください。 ◎学校改革課担当課長   生瀬の方につきましては、台風があったときにJRが止まりまして、学校に来れなくて欠席というようなところはございました。あと、今年度入られた方につきましては、1年生から4年生までで人数が4人しかございませんので、あとはバスと電車で来ているというような状況でございます。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   交通の便というところがこの義務教育学校の一つの課題にもなってくるのかなと思います。何がいいのかというのはちょっと答えがなかなか出ないところではありますが、いずれ他の地域からもということであれば、例えば安全なバスを活用するですとか、そういった方向でも考えていっていただきたいなと思いますが、今現在でそういった交通のことに関して、バスを増便するとか、スクールバスまではいかなくても、何かしなければならないのかなという声が出ているのか出ていないのか、教えていただけますか。 ◎学校改革課担当課長   特にバスのことにつきましては、阪神であったりJRであったりと出ていますけれども、本数が足りないということは特にはございません。  あと、車の件に関しましては、駐車場を今整備しておりまして、西校舎のところに駐車場を今現在整備中というところでございます。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  今後どういったふうに人数が増減していくのかというところもあるんですけれども、そのあたりも注視しながら対応していただければと思います。よろしくお願いします。  最後、校訓についてですが、これはこちらから何かを言うべきものではないのかもしれないんですけれども、6のところで校訓に「自立」、「協働」、「創造」と書いてありまして、「自立」のところに「人にたよらず、自分で考え判断し、主体的に行動する」とありまして、なかなか「人にたよらず」というのが時代的にどうなのかなと思っています。思っていますといっても、こちらが学校に何か文句をつけるとかそういうことではなくて、「協働」のほうに「支え合い」とか「共に学びあい」とかあるので、こういった教訓を各学校で考えておられると思うんですけれども、その元となるものが例えば今見直しをされている教育大綱だったりですとか、そういったところからこういう校訓というのは考えておられるのか、それとも、校長先生――その学校の校長先生も替わられるのであれなのかなと思うんですけど、どういうふうに決めておられるのか、決定されているのか、教えてください。 ◎教育次長(佐々木理)  校訓につきましては、西宮浜の場合は、言ってもまだ二十数年の歴史ではございますけれども、学校の歴史に比較的よっているところが多いかなというふうに思っております。かつてからこの地域では、あるいは、この学校ではこういったことを大切にしてきたというものが綿々と受け継がれている部分があるかなというふうに思います。  ただ、時代の移り変わりとともにその解釈であったりとか、あるいは見直しであったりとかは進めていく必要もあろうかというふうに思います。  今後、教育大綱が改定されまして広く出される中で、またそれも参酌しながら新たな時代に合った校訓ができていく可能性もあるかなというふうに考えているところです。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  何年かに1回変わるものというものではないと思いますので、その歴史ですとかその風土ですとかその土地柄とかもいろいろあると思うんですが、今回、教育大綱も改定されるということで、時代に合ったものですとか、校訓にそれが影響してくるのかどうかというのはちょっと、どういうふうに扱われるものなのかというのが今分からないんですけれども、できれば教育大綱がいいものに出来上がれば、それに準じて学校のほうも何か考えていただくきっかけになればなと思いました。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ここで、質疑の途中ですが、休憩します。再開は15時40分。           (午後3時31分休憩)           (午後3時38分再開) ○八代毅利 委員長   それでは、再開をいたします。  本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆ひぐち光冬 委員   1点だけ、一問一答でお願いします。  学校の先生同士の交流についてですけども、他市の以前からやっている義務教育学校のところの話を聞くと、やはり中学校文化と小学校文化は全然違うから、そこのコミュニケーションが非常に難しいという話を聞いたことがありまして、まだ1年なので何とも判断できないところはあるかもしれませんが、そのあたりのこれまでの中学校の先生と小学校の先生との間のコミュニケーションで何か聞いている声とかがありましたら教えてください。 ◎教育研修課長   委員おっしゃられていますように、小学校文化と中学校文化のギャップというふうなところで、開校当初、そういったところが問題になるというところは聞いておりました。ただ、西宮浜におきましては、もともと非常に連携をしていたという部分と、それから、昨年度、先生方で来年度どうしていくかというふうな会を大分持っていたというふうなことは聞いております。しかしながら、やっぱり実際始まってみるといろんな文化の違い等も今年はあって、それを来年度につなげていくというふうな取組をしているということを聞いております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ちょっとすいません、基本的な確認なんですが、今5・6年生の先生と7・8・9年生の先生は一緒の職員室にいるということでよろしいですか。 ◎教育研修課長   ええ、5年生以上の東校舎の先生は一つの職員室におります。 ◆ひぐち光冬 委員   分かりました。  これまでも連携を取ってきたということで、割とスムーズに行っているのかなということで安心しましたけども、そのあたりもぜひ先生方の声を聞いていただいて、何か困ったことがあれば対応できるようにしていただけたらと思います。ありがとうございます。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   一問一答で3点、教育センター付属校についてと、さっき学習効果が言われていたんですけど、授業内容がどんなんやったかというのと、最後、義務教育学校に関してメリットをもう一回教えてほしいなというので3問お願いします。  1点目が、総合教育センター付属校の学校と、総合教育センターがそれぞれの立場の役割を踏まえて連携するというふうにスライドに書いておるんですが、もうちょっと具体的に分かりやすくお願いします。 ◎教育研修課長   学校における教育課程につきましては、学校長の権限において、その地域や学校の実態及び児童生徒の心身や発達段階、特性などを十分考慮して編成されておりまして、各学校が設置する教育目標の達成に向けた教育活動につきましては学校が担うことになっております。  一方、総合教育センターは、教育研究や教員研修の役割を担っており、経験豊富な指導主事等による指導及び助言に加え、多様化する教育課題へ対応するため、各種の専門性に優れた大学等の有識者ともつながりを持っておりまして、その資源を学校の教育活動に生かしていくことが連携となります。  要約いたしますと、研究と提案というのが総合教育センターの役割、その提案を生かして教育課程を編成し実践するというのが義務教育学校の役割となるかと思います。そして、その成果を共有、検証して、市内を中心に発信していくといったことが連携というふうに捉えております。  以上でございます。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  では、二つ目に行きます。  ICT教育の先進校としてタブレットを使用した授業内容についてお答えをお願いします。 ◎教育研修課長   調べ学習やカメラ・ビデオ機能を用いた授業でありますとか、個人の意見を集約して学級や班で共有する機能を使っての授業などで活用しております。例えば理科の授業などでは、班ごとに実験をした際に、タブレットで実験結果を写真として記録し、その結果を基に各自が考察して、写真と共に考えをまとめ、発表、交流することで、多様な考え方を共有することができたとの報告も受けております。また、実験結果の写真を見ながら考えるといったことで、学習を苦手としていた授業も考えやすかったというふうなことも聞いております。  以上でございます。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  最後に、アンケートとかのメリットというのもあったんですけど、もう一回、義務教育学校に通わせるメリットと魅力はどこか、教えてください。 ◎教育研修課長   義務教育学校は、小学校6年間と中学校3年間の合計9年間の課程を一体として学びます。一つの職員集団によります9年間の系統的な教育、9年間の継続的な生徒指導等が実践され、1年生から9年生までの異学年交流などを行うことができるといったところがメリットであり、魅力でもあると考えております。  西宮浜義務教育学校では、この利点を生かし、さきに申し上げた先進的な取組に加えて、小学校6年間と中学校3年間の合計9年間を、4、3、2という学年ブロックに組み替え、発達段階に即した指導に取り組んでおります。  以上でございます。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  アンケート結果で、「迷っている」という方が半数ぐらいいるんですけど、これが距離が遠いからやっぱり迷っているという意見が一番多かったと伺っているんですけど、その次のスライドに行ったら、特認校で保護者の声ですね、ICTなど先進的な教育の推進、異学年交流による子供の成長、外国語教育の推進というところがやっぱりこの学校の押せるポイントなのかなと個人的に思うんですけど、ほかにも小規模という御意見も書いているんですけれども、これは義務教育学校だからという意見ではないと思うので、この辺の強みをもっと生かしていってほしいと思います。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   3点、一括でお願いします。  デジタルの取組というのは何かの話題として出ていますけれども、いわゆる支援の必要な生徒児童の皆さんが何人ぐらいいらっしゃるのかなということと、そういう皆さんに対して、例えばですけど、デイジーというデジタル教科書がありますけれども、デジタルな教材が増えることによって大きな教育効果を見込むことができるのかなと思ったりしています。そこら辺の取組についてはどのようにお考えでしょうかというのがまず1点目です。
     それから、2点目がクラブ活動の件です。  先ほど来、運動、スポーツの件について話題になっていましたし、休憩の間もその話題で盛り上がっていたんですけれども、見ると、小規模校ながらしっかりクラブ活動をされていると。陸上、卓球、女子バスケット、サッカー、バドミントン、文化系でジャズバンド、文化活動、今後設置予定では女子野球というのが検討されているというふうになっています。非常に楽しみだなと思って見ているんですけれども、金地校長先生にお伺いしたら、サッカーが割と強いということをお伺いしていまして、強いクラブを一つ売りにできないかなみたいなこととか、子供の時代になるべく多くの種目のスポーツをすることが教育上効果があるというふうにも言われているし、なるべくたくさんの経験をさせてあげてほしいなというふうには思うんですけれども、小規模校ながらこれだけたくさんのクラブ活動をやっていただいて、非常にいいことだなと思っています。その中で、恐らく指導者のよしあしというのは学生スポーツの場合には要素としては非常に大きいので、そこら辺、一つは目玉になるクラブみたいなものができないかなと。クラブ活動についてはどのようにお考えでしょうかということをちょっとお聞きしたいと思います。  最後、3点目が宣伝について。  これはいい学校ができたなということで非常に感心していらっしゃる方もあちらこちらでお聞きするんですね。ただ、西宮市は何でもっと宣伝しないんだというようなこともおっしゃっていまして、もちろん学校のホームページもあるし、教育委員会のページもあるんですけれども、もう少し立体的な、何かしらイベントに事寄せて宣伝できるようなことはないかなというふうに思ったりしていますけれども、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。  以上3点、お願いします。 ◎教育研修課長   1点目の支援の必要な生徒の数でございますけれども、現在全校で16名というふうなことで特別支援学級に在籍をしております。  委員おっしゃられるように、これからデジタルというふうな中で様々な効果的な支援というのは考えられるかというふうに思いますので、そこにつきましても情報共有しながら進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◎学校教育課長   西宮浜義務教育学校の部活動についてということだったんですけれども、まず、今、市全体の視点から、学校の規模と部活動の設置数などについても少しずつ見ていくような状況にあります。そうした中で、西宮浜の規模から考えていきますと、部活動の数というのは、委員がおっしゃっていただいたように、本当に適切な数で活発に活動しているかなというふうには今見ております。ただ、今後、市全体の部分でも同じような課題があるんですけれども、子供たちのニーズに応えていく部分、それから、その競技の技術向上とかといった部分で、やはり地域のお力をお借りするようなところもあるのかなというようなところもありますので、そういった部分をまた今後、できるところを学校と相談しながら進めていきたいなと考えております。  以上です。 ◎学事・学校改革部長   宣伝というふうなことで御質問でしたけれども、私どものほうも、本来的には、コロナ禍でなければここでしっかりと、本年度開校してそういった取組ですね、小中一貫、義務教育学校としての取組を大々的にアピールしたいというふうに思っていたところだったんですけれども、先ほどから御説明申し上げていますように、なかなかそういう活動ができなかったというところがございます。  そういったところもありますけれども、来年度今度来ようとされている予定者の方が22名、僅差ですけれども今年度よりも多かったということ、それからあと、傾向としまして、新1年生の子供さんが12人来られてということで、私どもも正直、こういった人数の方がまとまって小学校新1年生に入られるということは、予想以上に反響があったんだなというふうに思っております。そういった方が少しでも満足していただけるというか、行かせてよかったというふうに思っていただけるようにしていくということと、先ほど御説明しましたような幼稚園、保育所のほうに説明のパンフレットとかを配ったというふうなこともございますけれども、来年度につきましては、市政ニュースとかそういったものもフルに活用しながら、もっと皆さんに知っていただくというふうなことを含めて検討していきたいと思っております。  以上でございます。 ◎学校教育課長   少しだけ補足させていただきますと、現在の部活動の中で女子バスケットのほうが県大会のほうにも進んでおりまして、かなりトップレベルというところの活躍だけ御報告をさせていただきます。補足です。 ◆大川原成彦 委員   ありがとうございます。  新しい取組で県下でも注目を浴びているプロジェクトだと思うんですね。それだけに影響力は大きいし、ぜひ市長とかをどんどん呼んで、市長にツイッターに書いてもらうとか、あと委員さんの中でも発信力のある方はたくさんいらっしゃるので、いろんなイベントというか学校を見に行く機会をつくっていただいて、どんどん宣伝してほしいなというふうに思います。今後ともしっかり取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。  以上です。 ○一色風子 副委員長   3点について一問一答でお願いします。一つ目は、きめ細やかな指導について。2点目は、学校図書館について。3点目は、ちょっと簡単になんですけれども、特別支援学級のほうのことについてお伺いしたいと思います。  一つ目のきめ細やかな指導についてですけれども、先日ちょっと説明を受けた際に、1年生から9年生までの学級編制をお伺いしました。2年生と3年生と5年生が単学級、1学級で、それ以外は2学級から3学級の編制になっているんですけれども、単学級になっているクラスだけ34人だったり32人だったり39人という、一学級がちょっとボリュームのあるクラスの単位になっているなというのをお伺いしていて思いました。それ以外の2学級だったり3学級だったり、中学校の学年になる7年生、8年生、9年生でも、一学級25人だったり30人だったり28人みたいな形で授業を受けることができているというところを見ていると、きめ細やかな指導を小規模校でということで保護者の声を見ていますと、そのあたりの単学級になっているクラスの子供の数がやや多いというところに対して、今後何かしら補助というか、逆にもう少しそこも分けられるぐらい、30人以下学級を目指してみるとか、そういったことを考えられないのかなと思っているんですけど、その点に関してはいかがでしょうか。 ◎教育研修課長   新学習システムというシステムがございまして、今、西宮浜では1年生、2年生で国語と算数、3年生、4年生では算数のほうを新学習で持っているということですので、2人の先生がというふうなところでのきめ細やかさを持っているかなと思います。こういったことは維持していけたらなというふうに思っております。  以上です。 ○一色風子 副委員長   その新学習システムを導入してというところですし、あと、特認校制度で転入転出という部分の、例えばここの学年は単学級になりそうやなと思ったら、もう少し呼んでこれるような形を取るとか、何かちょっと工夫をして、2学級以上で1クラスの人数が少しでも少なくなるような形で、そういった学校って今多分市内にほぼない状況だと思います。30人以下学級で学校が運営できているという状況というのがどういった学校運営になっていくのかというのは、ぜひ研究の課題として見ていっていただけると、子供たちへの効果がどのように出るのかというのが全体的に見渡せるのではないかなというふうに思いますので、ぜひそのあたりを進めていただきたいなと思います。  2点目の学校図書館についてですけれども、司書さんを市立図書館から配置されていたかと思います。そのあたりの効果について教えてください。 ◎学校改革課担当課長   司書の資格を有する会計年度任用職員Bの2名を西宮浜の義務教育学校に配置しまして、学校司書業務と学校図書館の地域開放業務を行っております。  勤務につきましては、週5日で行っていまして、火曜日から土曜日まで行っております。勤務時間については、8時45分から午後4時15分まででございます。火曜日と金曜日の午前中は、東校舎と西校舎の学校図書館で学校司書業務を行い、午後は西校舎で地域開放業務を行っております。また、土曜日については、全日にわたり地域開放業務を行っているというところでございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   図書の司書さんをこれだけの時間配置できるというのはほかの学校ではできないことかなというふうに思っています。例えば、こうして1週間の間に司書さんが長く滞在していただけることでのどういった効果を期待しているのかという部分があれば教えてください。 ◎学校改革課担当課長   具体的な業務としますと、蔵書管理やブックトークなどのことを行っておりまして、読書活動への助言や協力をはじめ、担当職員が休暇であったとしても、不在の場合は中央図書館の司書が地域開放業務に当たっているというような状況でございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   何をもって子供たちへのよい効果というふうな指標を見ていくのかなというのが今後西宮浜での図書室の活用については研究していく一つの点なのかなというふうに思うんです。今それを聞いてぱっと出るかどうかは分からないんですけれども、ぜひ図書室の活用と子供との関係性みたいなことも、今後きちんと私たちにも成果指標として見せていただきたいですし、今後の西宮市の図書に関する考え方もそこと関連していくことになるのかなと思います。学校図書館への司書の配置ということもぜひ拡充もしていっていただきたいと思いますので、その部分、私、興味深い面でもありますので、ぜひお願いしたいです。  最後、3点目の特別支援学級のことなんですけれども、特別支援学級と原学級という部分で校舎が分かれて運用になっているケースがある、もしくはそういったこともあり得るみたいなお話を伺ったんですけれども、実際は今どのような形になっているでしょうか。 ◎特別支援教育課長併任参事   現時点では、原学級と特別支援学級が校舎で分かれているということはございません。小学校5・6年生におきましては、皆、東校舎のほうに行っておりまして、特別支援学級の5・6年生も東校舎のほうで基本的には学習をしております。原学級である交流及び共同学習は推進している状態でございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   それは、障害の種別がたまたまそうであったということではなくて、今後も障害の種別に関係なく、原学級と校舎が分かれることはないということでよろしいでしょうか。 ◎特別支援教育課長併任参事   はい。基本的には、5・6年生からは東校舎というような使い方になっております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   分かりました。  そのあたり、特別支援学級と原学級との関係性だったりとかインクルーシブの進め方も、そこでぜひなるべく原学級でどのようにしたら子供たちが共に学ぶことができるのかということを中心にして進めていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 委員長   次に、西宮市生涯学習推進計画(素案)のパブリックコメントの実施結果について報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎生涯学習企画課長併任参事   西宮市生涯学習推進計画(素案)に対するパブリックコメントの実施結果について御報告いたします。  お配りしております資料1の横長のものでございます。そちらの表紙のほうを御覧ください。  パブリックコメントは、令和3年1月4日月曜日から2月3日水曜日まで実施し、44名の方から105件の御意見を頂きました。  意見提出方法や提出者の年代別、居住地域別、職業別は御覧の表のとおりです。  その下の(2)、提出意見についてのアは、頂いた御意見を大まかに項目別に分類した件数です。今回、本当に多種多様な御意見や提案を頂きました。意見項目の分類は参考程度になりますが、めくっていただいて2ページ以降の表は、この項目順に並べております。  主な項目ごとの御意見の概要を申し上げますと、「情報提供」では、生涯学習に関する情報をSNSなどを活用してこまめに広報するよう求める御意見、「ICT活用」では、特に高齢者に対するICTの学習が必要であるといった御意見など、四つ目の「学習機会」の項目では、宮水学園の在り方に対する御意見などが多くございました。また、「施設」では、高齢になると近くの公民館などでの学習がよいなどの御意見、「市民参加」では、例えば地域団体に対するポイント制度の創設など、市民が生涯学習に参加するためのアイデアを数多く提出していただいています。「連携・協働」では、地域団体や学校、NPO、大学、民間企業などとのネットワークづくりを促進すべきという御意見や、自治会などの地域活動に関する御意見がございました。また、計画の期間や進捗管理についての御意見もございました。  次に、その右側の表イの「回答分類別」の欄を御覧ください。  御意見に対する市の回答は、①の御意見の内容が既に素案に盛り込まれているもの22件、②、御意見を基に素案を修正するもの12件、③、今後の参考・検討とするもの62件、④、御意見の反映や対応が困難であるもの7件、⑤、素案の内容と直接関係のないもの2件の合計105件でございます。  2ページから26ページまでが御意見の概要及び市の考え方でございます。左端は通し番号で、1から105までございます。本日は一つ一つの説明のほうは割愛させていただきます。頂いた御意見については、計画に反映しなかったものも含めて、施策を進めていく上で参考にさせていただきます。  続きまして、27ページを御覧ください。  パブリックコメントの御意見のうち、計画素案に反映させた御意見が12件ございました。複数の御意見を受けて修正したものや、一つの御意見で2か所修正したものもありまして、全部で9か所素案を修正いたしましたので、修正箇所について御説明します。  この①の一覧表は、左から通し番号、計画案のページ番号、意見ナンバーは反映させた御意見の番号、そして修正箇所の前後を表にしています。お手元に資料2で計画案もお配りしておりますので、併せて御覧いただきながらお聞き願います。  まず一つ目の修正箇所は、資料2でいきますと、5ページを御覧ください。一番下の(2)、「計画の期間」のところです。修正箇所は網かけになっております。  修正前は「計画期間を10年とし、必要に応じて見直す」としておりましたが、変化の激しい時代にあって、きちんと短いスパンで見直すようにといった御意見が5件ほどありまして、「第5次西宮市総合計画の基本計画の見直しを踏まえ、本計画についても中間見直しを行うものとします。」と修正いたしました。  二つ目、三つ目の修正は、計画案で言うと8ページを御覧ください。基本方針2と基本方針4の文章が長いという御指摘に基づいて修正しております。  四つ目の修正は、計画案の21ページを御覧ください。これは、意見番号で言うと37番の方の御意見で、グローバル化の推進と在留外国人、訪日外国人の増加への対応について記述が弱いのではという御指摘を受けまして、21ページ一つ目の「◆」の「人権に関する学びの支援」の項目に、「多文化共生の観点から、様々な文化的背景を有する」と文言を追記しました。  五つ目の修正は、計画案では27ページの下から二つ目の図書館の項目です。図書館の記述が少ないという御意見がありましたが、図書館については、別途、部門別計画として図書館事業計画がございますので、その旨を加筆いたしました。  六つ目、七つ目の修正箇所は、同じその計画案27ページの一番下の項目で、お二人から、市内には美術館、博物館が多数あるのに具体的な言及がないといった御意見がありまして、修正前は「郷土資料館」としていた項目を「博物館」とし、次の「文化」の項目に書いていた貝類館や大谷記念美術館についても記述するなどの修正を加えました。  あわせて、計画案の最後のページ、48ページに資料編として生涯学習関連施設の一覧を載せておりますところに、49ページになりますが、私立の博物館なども追加いたしました。  続きまして、8番目の修正箇所は、計画案の39ページを御覧ください。三つ目の「◆」の「地域共生社会の実現に向けた生涯学習の推進」の項目のところです。計画の遂行には社会福祉協議会との緊密な連携が不可欠であるという御意見に基づきまして、西宮市社会福祉協議会との連携について明記いたしました。  9番目の修正箇所は、計画案では45ページの一番下、2、「計画の進捗管理」のところで、内部評価と外部評価の区別が分かりにくいとの御指摘があり、修正をいたしました。  パブリックコメントに基づく素案の修正は以上でございます。  続きまして、資料1の29ページ、パブリックコメント以外で修正した箇所は、軽微なものを除きますと1点で、計画案2ページの生涯学習の理念図につきまして、図書館、公民館、郷土資料館の市長事務部局への移管を反映させた図に差替えをいたしました。  もう一点、計画案の7ページを御覧ください。  このたびの報告資料には間に合わなかったのですが、2月25日に開催いたしました生涯学習審議会での協議によりまして、この7ページの下に記載しております「生涯学習を基盤とした持続可能なまちづくり」の循環している図の一部を修正いたします。4か所、文言を修正いたします。  修正箇所は、左下の俵型の枠組みの中の文言が「一人ひとりの学び」となっているのを、「成長・自己実現」といたしまして、さらにその左上の「つながる学び」としているところを、「つながる喜び・楽しみ」といたします。同じく右上の枠内の言葉も、「社会参加」となっていますが、「社会参加への意欲」と改めまして、右下はそのままですけれども、中央の文言が今「循環」となっているところを、「生涯学習の循環の促進」といたしまして、本計画の基本的な考え方ができるだけ明確に伝わるように修正を加えることといたしました。計画の印刷時には変更後の内容になっておりますので御了承ください。  最後に、この生涯学習推進計画(案)につきましては、本日の教育こども常任委員会及び明日の民生常任委員会でパブリックコメントの結果とともに報告した後、3月中に計画を策定、4月以降印刷して配布する予定です。  また、パブリックコメントの結果及び市の考え方については、3月25日以降公表いたします。結果は各支所や公民館、図書館などで配布するほか、ホームページにも掲載し、市政ニュース3月25日号でも広報いたします。  報告は以上でございます。 ○八代毅利 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   4点について一問一答でお願いします。1点目、パブリックコメントの件数について。2点目、シチズンシップの醸成との関係について。3点目、実施計画や取組項目について。4点目、ネットワーク型行政について。
     1点目、パブリックコメントの件数についてお伺いします。  今回はパブリックコメントが多かったですが、その要因についてどのように認識されているでしょうか。提出者の属性やコメントの内容から、市民の興味の高さについてどのようなことが読み取れますか。御答弁ください。 ◎生涯学習企画課長併任参事   パブリックコメントでは、44名の御意見を頂きまして、感謝しております。  多かった要因といたしましては、ラインやQRコードからインターネットにつながるなど、意見提出をしやすくなっているという方法がまず挙げられると思います。また、パブリックコメントを、今後の生涯学習の取組方針を一人でも多くの方に知っていただく機会と捉えて、講座の参加者や公民館、地域学習推進員、過去の社会教育委員の方などに積極的に案内をしたことも要因の一つであると考えております。  提出者の属性としまして、年齢層としては、60歳以上の方が7割以上を占めていますが、人生100年時代、何歳からでも学び直し、学び続けることが重要となっている中で、本市では宮水学園だけでなく、日頃から学習に取り組んでおられる市民が多くおられて、それぞれの立場から御意見を頂いたものと考えております。  コメント内容から読み取れる市民の興味の高さについては、分かりやすい情報提供やICTを活用した新しい学習活動の可能性、そのためのICTリテラシーの学習が必要であるといった御意見から読み取ることができます。  また、今回の計画は、生涯学習が持続可能なまちづくりにつながることを目指していることから、自治会活動や地域活動に日頃から取り組んでおられる市民の方から、本計画、計画案で言うと41ページになるんですけれども、そこで示した「地域力の総合化」の実現を求める御意見を頂きました。このことから、それぞれの地域で担い手不足とか、同じ人が役員をしているなどの課題意識をお持ちの方がいらっしゃると考えております。  今回頂いた御意見を参考にしながら、各地域の人々が地域や個人の課題を伝え合ったり話し合ったりできる場づくり、市民参画を促す仕組みづくりに着実に取り組んでいきたいと考えております。 ◆菅野雅一 委員   2点目の質問、シチズンシップの醸成との関係について質問します。  石井登志郎市長が、令和3年度施政方針のシチズンシップの醸成の中で生涯学習推進計画について言及しています。シチズンシップの醸成と生涯学習計画とはどのような関係でしょうか。どのように連動しているのでしょうか。シチズンシップの醸成は生涯学習計画の上位の概念ですか、1項目ですか。シチズンシップの醸成は政策理念でしょうか、あるいは政策か、事業か、計画か、御答弁ください。 ◎生涯学習企画課長併任参事   社会的な課題や地域課題を解決するには、市民一人一人が自分にできる範囲で、自分たちの暮らすまちの活動に積極的に関わっていこうとする意識、すなわちシチズンシップを備えた市民の存在が不可欠です。近年、各課と団体だけ、当事者だけでは解決できない課題が増えています。様々な主体同士をつなげるなど、課題を解決するためのコミュニティーづくりや地域の思い、行政の考えを伝え合ったり、調整したりできる場づくりといったところで生涯学習が果たす役割があると考えております。  しかし、シチズンシップは、行政が市民に強制する性格のものではなく、生涯学習との関連で言えば、学びの機会を創出し、学びと活動を適切にコーディネートし、学びと活動が好循環する持続可能な地域づくりを目指す中でおのずと醸成されていくものでございます。  このことから、シチズンシップの醸成は、生涯学習推進計画が目指す生涯学習を基盤とした持続可能な地域づくりを進めることで育てていきたい重要な施策目標であると考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   3点目、実施計画と取組項目について伺います。  生涯学習推進計画については、基本方針までは詳細に記載されていますが、実施段階での計画や取組項目の内容が乏しく、判然としません。具体的な取組について数値目標を設定しないのでしょうか。この内容でPDCAサイクルを働かせることは可能でしょうか。御答弁ください。 ◎生涯学習企画課長併任参事   生涯学習推進計画は、産業文化局、教育委員会だけでなく、生涯学習に関するほかの部局の代表的な事業を網羅しておりまして、各事業におけるPDCAサイクルの実施については、市全体で行う事務事業評価によるものと考えております。  生涯学習社会や持続可能なまちづくりの実現は、数値目標では表しにくいものですが、計画に記載した主な事業について目標を達成できたか否かは、毎年本部会議に取組状況を報告して自己点検を行うほか、生涯学習審議会で第三者の意見を頂いた上で判断し、次の取組につなげたいと考えております。 ◆菅野雅一 委員   この部分、再質問します。  目標を達成できたか否かは自己点検を行うほか、生涯学習審議会で第三者の意見を頂いて判断するということですが、自己点検なり審議会での判断なり、そういう審議なりについて、判断する基準というものはどういうものをお考えになっておられますか。どういうものを想定されておられますか。御答弁ください。 ◎生涯学習企画課長併任参事   今回、生涯学習推進計画では四つの大きな基本方針というのを設けて、それぞれに項目を立てて目標としております。その項目ごとにどういう取組があったかという取組状況について報告し、それが効果的に行われているかどうか、市民にとって有益なものかどうかというような基準で皆さんに判断していただきまして、よりよいものは取り組みますし、やめていくものとかそういう評価をした上で、よりよい生涯学習の機会の提供などに取り組んでいきたいと思っております。 ◆菅野雅一 委員   この基本方針、美しい文言ですけれども、抽象的なので、それを判断するとしたら、判断する自己点検の場合だったら職員なり、審議会だったら審議委員の先生方の主観がかなり入ってしまうんじゃないかと思うんですが、その辺についてのお考えを聞かせてください。 ◎生涯学習部長併任社会教育部長   判断するに当たりましては、当該事業の事務事業評価における成果指標等を参考にすることになると考えております。ただ、それだけが全てではなくて、実際に取り組んだ当事者が実施した後どういうふうに考えたか、その都度の振り返りということも重要と考えておりますので、あわせて、その都度振り返って反省して、また見直していくということも大事にしていきたいと考えております。 ◆菅野雅一 委員   取組については、ロードマップというか、どういうふうな段階を歩んでいくのか、例えば最終年度が令和12年度ですよね、その段階にどういうふうな社会、市民、どういうふうな在り方になってほしいのかという、みんなが分かるような目指すべきゴールというのは何かお考えになっているのでしょうか。この計画からはそれは見えてこないのですが。 ◎生涯学習企画課長併任参事   この計画のゴールで一番大事にしたいと考えているのは、41ページに「地域力の総合化」と中央に書いておりますけれども、地域の多様な主体によるネットワークづくりが進んで、これが各地域ごとにそれぞれの特色を持った取組としてより充実していく形というのを最終目標に考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   4点目の質問に移ります。ネットワーク型行政について伺います。  計画44ページの「計画の推進体制」でネットワーク型行政の推進について記載していますが、ネットワーク型行政とはどのようなものですか。ネットワーク型行政は、どのような利点とどのような弱点を持っているのでしょうか。縦割りの行政組織に横串を刺して運営しようとする場合は、トップのリーダーシップが不可欠ですが、当局はどのように認識されていますか。御答弁ください。 ◎生涯学習企画課長併任参事   本計画においてネットワーク型行政とは、行政の各担当部署がその専門性を発揮し、単独で課題解決を図るのではなく、課題解決を第一に考え、各部署や各関係機関、さらには地域団体やNPO、大学、民間事業者などを生涯学習という切り口で適切につなぎ、それぞれが必要な専門性を発揮することにより課題解決を図るスタイルの行政を言うものと考えております。  行政組織は、法令や条例、規則などで自らの所掌事務が特定されている結果、与えられた範囲のみで任務を全うしようとするいわゆる縦割り行政となる傾向があります。このことを強く意識した上で、各部署が適切に連携を図ることで、効率的、効果的な行政運営につながり、市民にとっても各施策の関連が分かりやすいものになると考えています。  ネットワーク型行政の弱点としましては、その問題意識を常に職員間で共有しなければ、縦割り行政に戻り、成果を上げられないという点が挙げられます。この弱点を克服するには、市職員が生涯学習の振興に対する共通理解を高めることも大切ですが、委員が御指摘のように、トップである市長のリーダーシップが不可欠となります。  このことから、生涯学習推進本部会議を組織し、本部長である市長のリーダーシップの下、担当課任せにするのではなく、各局長から指示を下ろして、計画の主眼でもあるネットワーク型行政を推進することとしております。 ◆菅野雅一 委員   この部分も再質問させていただきます。  生涯学習計画を拝見して、各局のいろんな事業に網がかけられている印象を受けます。反対に言えば、生涯学習、今回この計画のオリジナルの新事業というのはあるのでしょうか。御答弁ください。 ◎生涯学習企画課長併任参事   この計画の中で具体的な取組として大きくは三つ載せております。16ページの「今後の取組み」という項目で載せているものになります。まずは「学びと活動のプラットフォーム」、これは仮の名前にはなるんですけれども、各部署で取り組んでいるいろいろな学習や活動について体系化した上で、市のホームページでその体系化した画面を、ポータルサイトというところまで行くかどうかはちょっと、生涯学習のポータルサイトを目指して、こういうプラットフォームという画面をホームページ上につくって、市民の方が学びや活動の情報が取りやすくするようなことをまず一つ具体的な取組として考えております。  もう一つは、25ページで「オンライン講座の開催について」というのを今後の取組として載せております。コロナ禍を受けまして、一堂に会して大きな会場で講座を実施するというのが難しくなっておりますので、オンライン講座を開催するようなそういう設備、資材なんかを購入する予算なんかも来年度予算に上げておりますので、この取組をまずは生涯学習部のほうで取り組んだ上で、全庁的にそのノウハウを広げていけるように取り組んでいきたいと思っております。  もう一つが、34ページに今後の取組として「分野横断・住民参加型ワークショップ」というのを載せております。ここにも書いておりますように、新たに策定した今回のこの計画の理念や方向性を周知するとともに、各地域でいろんな地域活動の団体をしていらっしゃる方や今まで公民館なんかにいらっしゃったことのないような地域住民の方、また、行政もいろんな分野の地域に関わるような担当職員に声をかけまして、地域の未来について話し合ったり、こんなことをやってみたいというような夢について語り合えるようなワークショップを幾つかの公民館で開催するというのを来年度の新たな取組としてやろうと思っております。  あと、一つ戻りますけれども、33ページには、ここに「シチズンシップの醸成」という項目を一つ設けておりますけれども、それの二つ目のところに「(仮称)西宮シチズンカレッジ」として、これまで各分野で実施されている人材養成講座を取りまとめた形で再編しまして市民に提供できればなというようなことも考えております。今、実際予算を組んでやろうとしているのはこのあたりの事業になります。 ◆菅野雅一 委員   庁内連携は、具体的にどのような庁内連携が必要でしょうか。各局の各事業の担当者は、この計画を見て、これだったら今までどおり自分の担当事業を一生懸命やればいいんだと、それだけだと思ってしまう危険性もあると思うんですね。そうじゃないんだと。これからまた生涯学習という切り口でやっていくんだということを具体的に説得するにはどういうふうに言ったら、今まで各担当が一生懸命やられていたのとは違うんだということを説得できるんでしょうかね。 ◎生涯学習企画課長併任参事   特に連携が必要と考えている部門について書いたのがこの計画の38ページ、39ページでございます。38ページには「環境学習と生涯学習の一体的推進」と書いております。39ページには、「防災・減災のための学習機会の充実」と「災害に強い地域づくり」、そして「地域共生社会の実現に向けた生涯学習の推進」ということで福祉部門、そして「青少年の健全育成を通じた地域づくり」ということで、これらの部署とは計画の策定段階から何度かお話合いとかもさせていただいて計画にこのように載せますし、今後一緒に取組を進めていただけるように依頼をしながらこの計画の策定をいたしております。  その他多くのほかの課ともいろいろ協議は進めているんですけれども、先ほどの御答弁で一番最初に言いました「学びと活動のプラットフォーム」というのはそういう意味で、このプラットフォームでいろんな施策をつなぐことで、みんなこういう形で生涯学習という切り口ではつながっているということで気づきを促して、職員研修などにも積極的に呼びかけて、職員間のそういう機運というかそういうのを高めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   いわゆる行政も民間企業もそうですけど、大半の企業は縦割りで、そこに横串を刺すというのは非常に難しいんですよね。それぞれの担当者の評価は縦割りで評価が決まる。横から評価することって非常に少ないので、じゃあ他部局に協力してどの程度のメリットが得られるのか、そこはすごくシビアに繊細に見ているところがあるので、本当にこの種の事業は、小さいことからでもいいから確実に成果を上げて見える形にしていくということが重要だと思うんですけれども、それでみんな成功体験を積んでいけば、どんどん求心力が強まっていくんじゃないかと思うんですけど、そのあたりについての御認識を聞かせていただければと思います。 ◎生涯学習企画課長併任参事   昨年度も開催しました生涯学習推進本部とその幹事会というところでも、特に北田副市長からもスモールステップでやるようにというふうなことを指示されておりますし、岩崎局長からも、小さいことでいろんな成功事例をつくって、それを他部局に広めていくことがまず大事だというふうなことで、その方針に従って進めていくことにしております。 ◆菅野雅一 委員   横串を刺す、例えば最近であれば、判こについての短期的なタスクフォースみたいな形をつくって、横串を刺す手法としては割と成果を上げていると聞いています。職員の意識もそれによって大分変わった部分、特に若手の職員の意識が変わった部分があると思いますけれども、場合によってはそういうのを、全体は難しいですけど、各事業ごとに短期的に小規模にタスクフォースを組んでやってみる、いろんな部局の若手職員とかを入れてみるという手法も検討の余地があるのかなと思うのですが、そのあたりについての御認識を聞かせていただければと思います。 ◎生涯学習部長併任社会教育部長   委員が御指摘になりましたタスクフォース的な手法とか、あるいは手挙げ方式で、意欲のある方々、幅広い年齢層からのそういった方を募集するなどということを、今、課長が次年度にやりたいというふうに申し上げた事業をするに当たっても取り入れるようなことを今思案しているところでございます。そういった形を取ることで横串を刺すというところの助けにしていきたいと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   非常に難しい部分もあると思いますけど、期待していますので頑張ってください。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   私からは1点、一問一答でお願いいたします。  冊子でいきますと、パブコメの6ページにあります「情報提供」のところですけれども、どういうふうに情報提供するか、広報していくかというところで、市の回答としては、「今後の取組みの中で、チラシの作成やSNSでの発信等を通じて、PRをしてまいります」と書いてあるところと、また、6ページの一番下には、「周知については、市ホームページや内容を簡潔に示した分かりやすいリーフレット等により、市民への周知に努めてまいります」と書いてあります。  この広報の仕方について具体的に決まっていることがあったら教えてください。 ◎生涯学習企画課長併任参事   今言っていただいた9番の方の御意見は、ポータルサイトの設置ということですけれども、ポータルサイトの設置というのが、先ほど菅野委員のところで説明いたしました「学びと活動のプラットフォーム」のことでして、これについては来年度の後半から公開できるように取り組んでまいりたいと思っておりまして、そのプラットフォームができたときにはいろいろなチラシやSNSなどの発信をして、皆様にPRをしたいと考えております。  また、この計画そのものについても皆さんに周知するために、概要版といいますか──これが50ページ近くある長編になっておりますので、周知できるような分かりやすい概要版にした上で、先ほど言ったワークショップなんかでもお配りして、皆様に周知を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  ポータルサイトのほうについては、準備ができたらということで、こちらもチラシですか、SNSでの発信ということで、分かりました。ありがとうございます。  それと、全体的な分かりやすいリーフレットを作成してということなんですけれども、内容が大分濃いものになっているので、簡単なものを作成するのもかなりの手間もかかるのかなとは思うんですけれども、さらにその中で、例えば障害のある方にも分かりやすいものをですとか、通常使われるものと、さらに何かもっと分かりやすい版を作っていただくということは今計画の中にありますでしょうか。 ◎生涯学習企画課長併任参事   今回、パブリックコメントのときには、素案もテキストファイルにしてホームページに載せるなど、読み上げなどもしやすいような形での広報に努めたりしております。この計画の最終版ができたときにも、写真やできるだけ大きい文字で表示したりとか、できるだけ分かりやすくというふうには思っておりますけれども、点字とかそういうところまでは現在のところ計画しておりません。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   点字のほうは今予定にはないということですけれども、今質問しました6ページの次の7ページの下のほうには「ICT活用(合理的配慮)」というところで御意見も頂いているかと思います。聴覚障害者の方でも参加しやすい環境ですとか、今言っていた点字のほうでしたら、視覚障害のある方でも分かりやすいようにとかというところは大事なところだと思いますし、さらに軽く知的障害のある方でも読んだら分かるですとか、説明する方が分かって説明できるようなもの、そういったものもぜひ考えていっていただきたいと思います。  最後に要望ですけれども、大きな文字で書くとかというふうにも言っていただいていたのですが、今ユニバーサルデザインということで、誰でも読みやすい文字というのも大分進んできていますので、そのあたりも今後長きにわたって使って──途中で見直しもされるとは思いますけれども、基になるところだと思いますので、一番最初にそのあたりも力を入れてつくっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 ◆坂上明 委員   質問じゃなくて、僕、何度も生涯学習のときにはさせていただいているんですけれども、今回44人の──意見要望ということで聞いていただきたいと思います。  44人の方から、訂正箇所、修正箇所というのは、どこを見てもすごく読み込んでこのような修正、こういうようなことで書かれていらっしゃるんだなと思って、僕もちょっと感心して見たんですよ。だから、総合計画と同等の上位に位置するものだと思いますので、本当に頑張ってください。中島課長ね、今ずっと御答弁も見事にされていっているので、すごく勉強していらっしゃるんだなと思うんですけれど、中間見直し等もあるんですけれども、僕、何度も言ってるんやけど、部局なんかの再編というのも絶対にどうしても必要じゃないのかなと思うんですけれども、常にこの意見ばかりを上田部長とか中島課長なんかにも、議場でも言ったことがあるんですけれども、本当に壮大な計画で、とんでもないものだと思いますので、大変だと思いますけれども、やってください。とにかく見直しというのはやっぱりやっていただくものやと思うんですよ。計画の見直しというのではなくて、その計画をするためのその組織編成というものの見直しも僕は必要やと思いますので、常に言うことは変わらないんですけれども、ぜひとも頑張ってやっていただきたいと、このように思います。もう意見と要望ということでよろしくお願いします。  以上です。 ○八代毅利 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  この際、お諮りします。
     本委員会で採決しました事件に対する委員会報告書の作成につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  本日は、令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のうち本委員会所管科目を承認しました。その他の議案も全て承認しました。また、所管事務報告として、西宮市立総合教育センター付属西宮浜義務教育学校についてと合計2件、質疑をさせていただきました。  ここで当局の挨拶があります。 ◎教育長   教育こども常任委員会の閉会に当たり一言御挨拶申し上げます。  各委員におかれましては、議案第328号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第12号)のほか諸議案につきまして、本当に精力的に審議いただきまして、ありがとうございました。  ここでいろいろ承りました意見、それから、御要望につきましては十分留意いたしまして、事業の執行に万全を期していきたいと思っております。  なお今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。 ○八代毅利 委員長   ありがとうございました。  これをもって教育こども常任委員会を閉会します。  御協力ありがとうございました。           (午後4時45分閉会)...