〔午前10時 開会〕
○議長(
澁谷祐介) おはようございます。
ただいまから
西宮市議会第11回定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
開会に際し、市長の挨拶があります。
〔
石井登志郎市長登壇〕
◎市長(
石井登志郎) おはようございます。
開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日ここに第11回定例会をお願いいたしましたところ、議員の皆様方の御出席を賜り、誠にありがとうございます。
まず、先週2月13日の深夜に福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生いたしました。
東日本大震災から10年を迎えようとする中での地震でございましたが、かなりの被害も出ている模様でございます。被災されました方々に心よりお見舞いを申し上げます。
さて、
新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的に
新規感染者数が減少傾向であり、本市におきましても、1月に634名であった
感染者数が、2月は昨日現在で136名となっております。しかしながら、依然として兵庫県に
緊急事態宣言が発令中であり、市民の皆様には、不要不急の外出自粛など、引き続き
感染予防対策をお願いしているところであります。
このような状況の中、市民の皆様への
ワクチン接種に対応するため、2月1日より新たに
ワクチン接種の組織を強化し、体制を整えました。国内でも去る17日より
医療従事者への先行接種が始まりましたが、本市におきましても、今後、国や県からの情報を正確に得ながら、着実に
ワクチン接種の準備を進めるとともに、引き続き
感染拡大防止に向け全力で取り組んでまいります。
また、議員の皆様には、
コロナ禍の中での
議会運営につきまして、引き続き様々な御配慮、御協力を頂いておりますことに改めて感謝を申し上げます。
結びに、今定例会に提案させていただいております諸議案につきまして、何とぞ慎重御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶とさせていただきます。
○議長(
澁谷祐介) 開会に際し、私からも
一言お願いを兼ねまして御挨拶を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は現在も猛威を振るっており、令和3年1月14日には、さきの首都圏1都3県に加え、兵庫県を含む7府県を対象に、再度、
緊急事態宣言が発令されました。昨年末から年明けにかけて
新規陽性者が急増し、
医療体制も非常に厳しい状況が続いています。
このような状況下、今後全国的に、
医療従事者等を皮切りに、高齢者、基礎疾患を有する方などの順で
ワクチン接種が行われていくこととなっており、本市におきましても、市民の皆様への広報活動や接種体制の構築が重要となってきます。
また、
新型コロナウイルス感染症の影響は財政面にまで及び、
感染拡大防止、
医療体制の強化に係る取組や、市民や事業者への支援、景気回復に向けた施策の実施等への財政支出が必要となる一方、市税収入は大幅な減少が見込まれるなど、今後非常に厳しい状況になることが予測されます。このことからも、本市の
行政経営改革基本方針にありますように、効率的な
事務執行体制の再構築や業務・人員の適正配分、施策・事業の見直しを不断に推進していくことがより一層求められるところです。
このような中、
今期定例会に提案されております令和3
年度予算案では、総額で昨年度を1.0%上回る約3,324億円、
一般会計では昨年度比0.4%増の約1,939億円の予算が組まれております。厳しい
行財政運営が求められている中、
予算編成に当たられた市当局の皆様の御努力に対して敬意を表したいと思います。
今期定例会は、これら令和3年度の当初予算をはじめとする諸議案を審議する極めて重要な議会であります。どうか厳正かつ公正なる審議を通じまして適切なる結論を出していただきますようお願い申し上げますとともに、あわせて、
議会運営全般につきましても格段の御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
以上、3月
定例会開会に際しての御挨拶とさせていただきます。
現在の
出席議員数は39人であります。
本日は、
花岡ゆたか議員から所用のため欠席、以上のとおり届出を受けております。
本日の
会議録署名議員に、会議規則第87条の規定により、
田中あきよ議員及びかみたに
ゆみ議員を指名します。
本日の議事日程は、
タブレットに配信またはお手元に配付のとおりであります。
ここで日程に入ります前に私から報告がございます。
第11回定例会では、議員間の密集・密接を防ぐため、原則、半数程度の議員に議場から御退出いただく措置を取ることが
議会運営委員会で申し合わせられています。
次に、
議会運営委員の辞任について報告がございます。
会派の解散に伴い、去る1月18日によ
つや薫議員から
議会運営委員の辞任願が提出されましたので、
委員会条例第12条第1項ただし書の規定により、同日、議長においてこれを許可しました。
以上、
委員会条例第12条第2項の規定により、報告いたします。
次に、去る2月1日付で発令されました人事異動のうち部長級以上の昇任者の紹介については、第11回定例会では文書に代えて行うこととなっております。
部長級以上の昇任者は、
タブレットに配信またはお手元に配付のとおりであります。
これより日程に従い議事を進めます。
まず、日程第1 会期決定の件を議題とします。
お諮りします。
今期定例会の会期は、本日から3月24日までの34日間にしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
澁谷祐介) 御異議なしと認めます。
よって、
今期定例会の会期は本日から3月24日までの34日間と決定しました。
ここで所定の一部議員に退出をお願いいたします。
〔
一色風子議員、
岩下彰議員、
江良健太郎議員、
大原智議員、かみたに
ゆみ議員、
河本圭司議員、
菅野雅一議員、
坂上明議員、たかのしん議員、
野口あけみ議員、
町田博喜議員、まつお正秀議員、
松田茂議員、
八木米太朗議員、
山口英治議員、脇田のりかず議員退場〕
○議長(
澁谷祐介) 議場にお残りの皆様におかれましては、もうしばらくお待ちください。
これより議事を進めます。
次に、日程第2、令和3
年度予算案をはじめ関連諸議案の審議に先立ち、西宮市
施政方針を聴取することとします。
市長の説明を求めます。
〔
石井登志郎市長登壇〕
◎市長(
石井登志郎) 本日ここに、
西宮市議会第11回定例会の開会に当たり、新
年度予算案をはじめ諸議案の提案とともに、私の
施政方針を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解、御支援を賜りたいと存じます。
昨年の今頃、この1年間がここまで
新型コロナウイルス感染症の猛威にさらされることになろうとは思いもいたしませんでした。未曽有の事態に見舞われた中で、様々な対応・対策に追われた1年でもありました。
保健所設置市である本市は、
積極的疫学調査をはじめ、入院調整や患者搬送などの感染者への対応や、
電話医療相談、
PCR検査の受検調整、健康観察の実施など、主体的な役割を担っているほか、独自の
PCR検査センターの
設置運営などを、西宮市医師会の御協力も頂きながら、実施しております。また、国からの交付金も活用し、数次にわたって
補正予算を組み、
感染予防対策や
経済支援策を進め、
市民生活を支えるための対応に全力で当たっています。こうした対策は、市民の御理解、御協力が不可欠であり、市からの
情報発信にも積極的に取り組んできたところです。一方で、こうした市からの
情報発信については、改良を重ねてはおりますが、まだまだ工夫が必要であると感じております。
今後は、
感染拡大の防止対策はもとより、雇用や経済活動、
市民生活への支援や新しい生活様式を踏まえた
感染防止につながる取組などを引き続き実施していくとともに、
ワクチン接種が滞りなく進み、一刻も早い収束へとつながるよう、全力で取り組んでまいります。
このように、
コロナ対策に向き合いながらも、西宮市をさらに発展させていく、そうした思いを年初に「守り、育む」と表しました。
コロナ禍にあっても、市民を守り、
子供たちを育み、進めていくべき施策の歩みは止めてはならないと思っております。
まちづくりにとって不可欠なことは、地域住民の皆さんの地域をよくしていこうというお気持ち、行動であり、本市では、
市民生活の様々な場面でそうした共助の取組が進められています。行政においては、今まで以上に様々な市民との協働が進むような機運の醸成、仕組み・
仕掛けづくりが大切と考えていますが、中でも、
シチズンシップの醸成と発揮が西宮の市政にはとても大切であると位置づけ、今後も施策を進めてまいります。
具体的には、まず、現在手がけている教育大綱の改定において、
子供たちには
地域社会への関わりを意識してもらうことを、市民に対しては、未来を担う子供を育てることに参画する大切さ、地域に貢献する行動の大切さをうたうこととしております。
また、本年度から12校でスタートしたコミュニティ・スクールは、「地域とともにある
学校づくり」に向け、目指すべき教育のビジョンを保護者や地域と共有し、目標の実現に向けて熟議し、協働する仕組みです。
コロナ禍によって出ばなをくじかれたところは否めないものの、各校において、
子供たちと地域との積極的な関わり方を模索し、
社会総がかりで子供を育もうとする取組を進めています。
生涯学習では、市民一人一人の学びを支援し、学びを通じた人のつながりが地域における様々な活動に生かされるよう、生涯
学習推進計画を改定し、全庁的な推進体制の構築に取り組んでいます。これにより、子供から高齢者まで全ての市民に活躍の場があり、
コミュニティーの一員として安心して暮らすことのできる持続可能な
地域づくりを目指しています。そのため、これまで
教育委員会が所管してきた図書館、公民館、
郷土資料館を
市長事務部局へ移管し、防災や環境、福祉、子育て、
コミュニティーといった施策分野と連携し、幅広く活用されるよう組織体制を整備します。人それぞれの学びが人とのつながりの中で生かされ、
地域社会に還元されるような学びと活動が好循環する
仕組みづくりを目指します。
こうした大きな理念的な部分のてこ入れを行い、既存施策と調整を図りながら、
シチズンシップのさらなる醸成に向けて力を注いでまいります。
本年から
行政経営改革の
前期実行計画が始まり、市民と共に新たな価値を生み出す
市役所改革を旗印に、各般にわたる改革に着手しています。
その
行政経営改革に関しては、改革実行の三つの視点として、オープン――市民に開かれた市役所へ、スマート――合理的で無駄のない市役所へ、
リライアブル――市民から信頼される市役所へを掲げておりますが、その要とも言えるオープンについては、市役所が、職員だけで仕事をするのではなく、市民や企業、地域で活動する団体などとの連携を通じてよりよいまちを共につくっていく、そのための仕組み、意識の変化を促すようなオープンを志向する改革を進めるとともに、既に述べたような
シチズンシップの醸成に向けた取組を引き続き進めてまいります。
次に、スマートについては、市として、デジタルトランスフォーメーション、いわゆるDXを推進するため、(仮称)西宮市
DX推進指針を策定し、
市民サービスの向上、市の
業務効率化、さらには地域の活性化に向けて、行政手続の
オンライン化をはじめ、市役所のICT化や
デジタル化を
スピード感を持って進めます。これにより、ウイズコロナ、
アフターコロナをはじめ、
少子高齢化、人口減少などの社会変化に対応し、西宮市が市民のために一歩進んだ
行政経営を持続していくため、DXにより新たな価値を生み出し、これまでにない
行政運営の変革を目指す取組を進めてまいります。
また、
業務プロセス分析を通じて、庁内業務の効率化や業務の担い手を最適化するなど、
市役所業務のスリム化、
スマート化の実現を図ります。さらに、
既存事業の棚卸しにより
事務事業の抜本的な見直しを行うなど、事業の選択と集中による経営資源の適正配分と、データを活用し、事業の効果や成果に着目した
行財政運営が行える庁内の
仕組みづくりにも取り組んでまいります。
三つ目の
リライアブルに資する改革は、市民から信頼され、職員にとって働きがいのある市役所になるために、不可欠なことと認識しております。
一昨年来多発した職員の不祥事に対する
再発防止につきましては、職員一人一人の意識向上を図る取組を行ってきたところですが、いまだ根絶には至っておりません。今後も継続して
再発防止の取組を進めてまいります。
また、職員の意欲、能力を発揮できる働きがいのある
市役所づくりに向け、これまで以上に頑張った職員が報われ、モチベーションの維持・向上につなげるため、
人事評価制度の適正な運用に向けた取組を進めるとともに、めり張りのある職務・職責に応じた
職員給与体系への見直しに着手します。
さらに、内部統制の導入に関しては、リスクへの対応による事務の適正な執行の確保と業務の効率性の向上を両輪で進めていきます。
行政経営改革の取組との緊密な連携により、効果的な制度の構築を目指します。
続いて、新年度に実施する主要な事業・施策について御説明いたします。
一つ目は、
子育て支援と教育についてです。
コロナ禍の影響でさらに少子化が進むと懸念されているところです。子供を産み育てやすい環境を整え、未来を担う
子供たちの育ちを応援してまいります。
子育て支援の充実を図るため、
乳幼児等医療費助成制度の所得制限を見直し、対象外となっている世帯の児童への
医療費自己負担額の一部助成を小学3年生まで拡大します。これにより、新たに5,200人が対象となります。
産前産後の女性やその家庭へのケア、サポートに関しては、これまでに、産後
ケア事業や
産婦健康診査の新設をはじめ、妊産婦の方に寄り添った事業を拡充してまいりました。さらに、令和3年度から
多胎児妊婦への支援を新たに拡充し、より安心と感じられる産前産後の
サポート体制を目指してまいります。
また、多岐にわたる事業について、必要な情報が必要な方に適切に届くよう、「みやハグ」からラインへの移行をはじめ、
情報発信の強化に努めてまいります。
本市における最重要課題の一つである保育所の
待機児童対策においては、これまでも様々な手法で受入れ枠の拡大を図ってまいりましたが、令和3年4月には、
国家戦略特区を活用して1歳から3歳児を保育する
小規模保育事業を開始するとともに、その卒園後の児童の受入先を確保するため、令和4年度から一部の
公立幼稚園で預かり保育の実施を予定しています。引き続き、保育の
受入れ枠拡大に全庁を挙げてしっかりと取り組んでまいります。
また、令和3年2月から、保育士・
保育所支援センターの運営を開始し、
民間保育所等の
保育士確保のための支援に努めてまいります。
令和元年度から実施している放課後キッズルーム事業では、現在、実施校を5校にまで拡充しています。児童の自主性を尊重した遊びや学びの場の提供に加え、留守家庭児童育成センターの補完的な役割を担うことも目指しており、一定の評価を得ています。一方で、平成27年に開始したコーディネーターを配置する従来の直営方式との関係の整理や、留守家庭児童育成センターの待機児童解消に寄与するためには、もう一歩踏み込んだ検証が必要であると判断いたしました。今後は、留守家庭児童育成センターとの役割を整理しながら、子供の居場所づくり事業を従来方式もしくは放課後キッズルームの導入という形で数年をかけて全校で実施することを目指してまいります。
児童虐待の発生を防止し、在宅支援の強化を図るため、令和4年度までに子ども家庭総合支援拠点を設置し、身近な場所で子供やその保護者に寄り添った支援を行ってまいります。また、適切な支援を継続していくために、警察や児童相談所をはじめ関係機関とのなお一層の連携強化を図ってまいります。
不登校児童生徒への対応については、3か所目となるあすなろ学級かわらぎがオープンするほか、北部地域でも安定した居場所づくりを進めます。不登校対策は、市の取組だけでなく、地域
コミュニティーやフリースクールなどの民間施設、NPOなどと積極的に連携することが求められているところです。今後も、関係者との対話を積み重ねるなど、重層的な不登校対策を進めてまいります。
学校教育においては、
コロナ禍を受けてGIGAスクール構想の実現が前倒しとなり、間もなく児童生徒1人につき1台のICT端末の配備を完了いたします。今後は、本年3月末に公表を予定しているGIGAスクール・スタートパッケージに基づき、個別最適化された教育の実現及び社会とつながる協働的な学びの実現に向けて取り組んでまいります。
学校施設については、教育が行われる施設としての役割に加え、災害時の防災機能や地域
コミュニティーの形成など、様々な重要な役割を担っている小・中学校等を都市計画に位置づけ、計画的かつ継続的な施設の維持・保全に努めてまいります。老朽化などの課題がある5校において校舎改築等による教育環境整備を行うとともに、学校施設長寿命化計画に基づく予防保全型の改修を進め、当分の間、同計画の改修対象とならないトイレの環境改善にも取り組みます。
教育大綱については、
シチズンシップの醸成を盛り込むとともに、知徳体に集約される子供の育ちの基本や市全体で取り組む教育の方向性を示すなど、内容に厚みを加え、西宮の教育・子供施策の礎として確かなメッセージとなるよう改定します。その上で、教育現場はもちろん、市民に広くこの大綱を広め、理念の共有を図り、社会全体で
子供たちを温かく育む西宮市を目指してまいります。
また、幼稚園、保育所、認定こども園などがそれぞれの個性を持ちながらも西宮の
子供たちを育む共通理念となる(仮称)幼児教育・保育ビジョンを令和3年度中に策定いたします。
二つ目は、福祉、健康、共生についてです。
人生100年時代と言われる中で、健康づくりは、それぞれの個人にとってだけでなく、
コミュニティーや市にとって、とても非常に大切なことです。特に高齢者の方々の介護予防や健康寿命の延伸を目的として、まちを楽しみながら歩くことにより自然に健康行動が習慣化するよう、新たに健康ポイント事業をスタートさせます。また、お出かけ時やウオーキング中に腰かけていただく休憩場所として、どうぞベンチを令和3年度には約50か所の設置を進めてまいります。
長年多くの方に御利用いただいてきた高齢者交通助成制度については、誠に残念ながら、鉄道会社の御協力が得られないこととなり、現行の仕組みでの助成はできなくなってしまいましたが、新たに高齢者を対象としたバス運賃助成制度を設けることによって、お出かけのサポートをして健康づくりにつなげていただきたいと考えております。
市立中央病院と県立西宮病院との統合については、
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、統合再編新病院の感染症対応機能強化を図るため、統合再編基本計画を改定しました。引き続き、令和7年中の開院を目指して、基本設計、実施設計を進めます。
また、閉院後の中央病院跡地活用については、民間医療機関の誘致を中心に検討を進め、跡地活用計画の策定を目指します。また、統合までの間、
新型コロナウイルス感染症の対応のみならず、引き続き、地域医療支援病院として市民の命と健康を守る役割を果たしてまいります。
誰にとっても住みやすいまち、居心地のよい西宮市をつくっていきたい、そうした思いの中で、住みにくさ、生きにくさを感じている方々が性別にとらわれない多様な生き方を実現できるように、西宮市性の多様性に関する取組の方針を策定し、パートナーシップ宣誓証明制度を導入します。
三つ目は、都市基盤と安全・安心についてです。
いよいよ4月には、本市の危機管理の拠点となる第二庁舎(危機管理センター)が竣工します。近年、全国各地で大きな災害が多発し、また、南海トラフ地震が発生する可能性も高まっています。大災害に対しても、関係部局がおのおのの役割を着実に果たし、部局間で適切な連携が図られるよう、新たな防災情報システムを駆使しながら、実践を意識したシミュレーションや訓練に継続的に取り組み、
市民生活を守る防災体制の構築を促進してまいります。あわせて、防災の要となる地域防災力の向上を図る事業にも積極的に取り組み、市全体の防災力の強化を推進してまいります。
消防体制の強化については、消防本部を第二庁舎(危機管理センター)に移転するとともに、新たな消防緊急情報システムの運用を開始します。また、現在建築工事中の基幹消防署である西宮消防署は、令和3年度末の運用開始を目指し、整備を進めてまいります。
水道事業では、今後も、給水人口の減少や節水機器の普及などにより収益が減少していくことが見込まれることから、人件費をはじめとする経費の削減をさらに進めるとともに、施設の長寿命化や老朽化管路の更新を重要度に応じて計画的に行うことで費用の縮減や平準化を図りつつ、近隣水道事業体との広域化・共同化の研究を進めるなど、必要な施策を推進してまいります。
下水道事業では、多発する局地的な豪雨等に対応するため、国が進める国土強靱化の方針に沿って、治水安全度を向上させるための雨水浸水対策事業を進めています。
コロナ禍によるライフスタイルの変化の一つとして挙げられるのが、自転車活用の推進です。昨年7月に策定いたしました西宮市自転車利用環境改善計画を踏まえ、主要な自転車通行路線にピクトマークなどの明示を行い、安全な自転車通行環境につなげる取組を行っています。引き続き、こうしたハード対策に加え、交通安全啓発活動などのソフト対策により、安全意識の向上を図ってまいります。
四つ目は、住環境などを含む環境政策についてです。
文教住宅都市を宣言し、住宅地として高い評価を受けている本市にとって、住環境の充実、自然環境の保全は重要課題です。都市部にありながらも、甲山をはじめ六甲山系の豊かな山々は、市民にとって潤いをもたらし、本市にとって大きな財産です。この森林を適切に管理し、整備していくために、森林環境譲与税を活用していくこととし、まずは里山林の保全に必要な森林調査等に着手します。
指定後30年を迎える生産緑地の所有者等に対して、買取り申出が可能となる期日を10年延長できる特定生産緑地の指定の周知を図るとともに、緑やオープンスペース等の機能を有する公共施設用地として活用するための
仕組みづくりについて検討し、都市部に欠かせない緑地空間の保全に努めてまいります。
本市に住み、学び、働く全ての人々が環境学習を軸とした持続可能な
まちづくりを進めることをうたった環境学習都市宣言の精神を承継し、さらに発展させていくため、二つの表明を行い、具体的な行動へとつなげてまいります。
一つ目は、地球温暖化対策として、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目指します。平均気温上昇を産業革命以前に比べ1.5度Cに抑える努力をするというパリ協定の目標達成のためには、国や県の取組に合わせて本市もできる限りの努力をしなければなりません。このため、西宮市地球温暖化対策実行計画において中期的な目標を設定するほか、具体的な施策としては、ごみ焼却施設で得られるカーボンフリーな電力の公共施設への供給のモデル実施や、市施設のLED化に向けたロードマップの策定などに取り組みます。また、各家庭での省エネ行動などを促進する補助事業や啓発活動を積極的に実施してまいります。
二つ目は、資源循環型社会の構築を目指したプラスチックごみ削減運動の推進です。地球規模で海洋プラスチック問題が深刻化しており、御前浜や甲子園浜などがプラスチックごみにさらされているという現実に直面しています。プラスチックごみ削減に向けて、市民、事業者、そして行政が取り組むべき方針を策定し、周知を図るほか、市役所においても率先した取組を実行してまいります。
また、マイボトルの使用などライフスタイルの転換を促すため、まずは市の施設に給水スポットを整備いたします。
ごみ処理に関しては、さらなるごみの減量と分別排出の徹底を促進するため、ごみ排出時の指定袋制度の導入に向けた取組を進めます。また、東部総合処理センター内での新たな破砕選別施設の整備に合わせ、ごみの分別区分の見直しを進めます。
一方、焼却施設については、芦屋市とのごみ処理広域化の可能性について協議を続けてきましたが、広域化に対する基本認識の違いを埋めることができませんでした。今後は、一層の環境負荷の低減が図れ、効率的・効果的な整備や運営が行われるよう検討してまいります。
アスベスト飛散防止対策では、解体等工事現場への立入検査体制の拡充や、携帯型の検査機器の導入、吹きつけアスベスト除去等の補助事業の拡充などに取り組みます。
五つ目は、都市の魅力、産業についてです。
コロナ禍に見舞われ、さくら祭も市民祭りも、春、夏の高校野球大会も、さらには新年の西宮神社の福男選びもない1年が過ぎてしまいました。地域での運動会、文化祭、音楽祭などの行事も限られ、とても残念な思いがいたしました。私にとってこうした経験は、地域のつながりや心に潤いをもたらす文化芸術などソフト面の大切さを再認識することとなりました。引き続き、感染症対策に取り組みながら、ウイズコロナに対応した芸術文化・スポーツの振興や、本市の魅力発信に向けて取り組んでまいります。
生涯学習部門の
市長事務部局への移管については既に述べたとおりですが、地域の資源である公民館、図書館などの生涯学習関連施設をもっと多世代の方々に活用していただいて、
地域づくりの拠点となるよう、行政、地域団体、NPO、企業、学生などの皆さんがよりよい
地域社会に向けて学び行動するきっかけとなる場づくりを進めてまいります。
また、こうした
シチズンシップの醸成の機運を大学のまちでもある本市ならではの取組にもつなげていきたいと思っています。今般、大学交流センターが開館20周年を迎えますが、これを契機に、大学のまち西宮がさらに発展していくため、
地域社会との連携強化や学習機会の提供による人材の育成、学生のキャリアデザインの支援など、センター機能の拡充に努めてまいります。
地域経済に活力と雇用をもたらすため、西宮商工会議所と連携して、起業家支援センターを整備し、起業ニーズに応じた支援や情報提供、多様な事業者間の交流を促進するなど、新たな産業の担い手を創出する拠点づくりを行います。
また、市内事業者の育成と市内経済の活性化に向けて、アンケートなどにより事業者の声を聞く機会を設けるほか、庁内各部局に事業者の情報の周知を図るなど、市内事業者の受注機会の確保に努めてまいります。
最後に、政策推進についてです。
限られた行政資源を効率的に活用していくため、政策推進の柱となるのは、既に述べた
シチズンシップの醸成であり、
行政経営改革の推進です。
今般、職員の広報広聴マインドの醸成のために策定した西宮市広報広聴ガイドラインは、
行政経営改革の大切な取組の一つですが、三つの基本方針として、行政情報の分かりやすさ、市民の声を
まちづくりや市政に反映、市民と市役所の協働を掲げています。全職員が広報を自分事と捉え、市民に分かりやすく情報を発信するとともに、市民の声を積極的に市政に取り入れ、市民と共によりよいまちをつくっていく、こうした考えに立っています。
市民の声に寄せられる御意見は、私が就任する前と比較すれば2倍と大幅に増えており、こうした市民の声に対する市からの回答も含めて、共有すべき財産と考えているところです。誰かの疑問はほかの誰かの疑問との認識に立ち、頂いたお声とその回答については、カテゴリーごとに整理して公開することといたします。また、市が進める施策について市民に直接御意見をお聞きし、事業の改善につなげる取組も進めてまいります。
こうした取組を進めていくことで、市民に市政を身近に感じてもらい、市民と市役所の協働へつなげていくことを目指してまいります。
住民自治を進めていくための要は、地域住民の自治会活動をはじめとした地域団体の活動です。
コロナ禍において、これまでどおりの活動が十分にできなかった団体が多い中、ホームページの開設など新たな取組を進める団体の活動に感銘を受けました。こうした事例も参考にしながら、ウイズコロナに対応する地域団体の新たな取組への支援を検討してまいります。
公共施設マネジメントでは、事業費の平準化やトータルコストの縮減を図るため、現在策定作業中の建築系公共施設の個別施設計画を取りまとめ、施設の特性に応じた効率的で効果的な公共施設マネジメントの推進に向け、引き続き取組を進めてまいります。
コロナ禍による市財政への影響は、現時点でどれだけの規模になるかは確定できないものの、相当なインパクトになるのではないかと予測しております。現時点で、リーマンショックが襲った平成21年頃の状況を上回るのではないかと考えております。新年度当初予算においては、市税で対前年度26億円、率にして3%の減を見込んでおり、一定程度の国からの支援を見込んだとしても、第5次西宮市総合計画策定時に計画した事業を進められるだけの財源を確保できるか、まだ見通すことはできません。
そうした中、昨年6月には、今後の財政負担が大きくなる事業に対しては令和2年度の執行について立ち止まるという判断をいたしました。また、その際には、令和3年度に、財政収支の見通しを示した上で、個々の事業の執行について判断すると御説明したところです。こうした大変厳しい財政状況の中でも、コロナ対応はもちろんのこと、教育、子育て、福祉など、日々の
地域社会を支えるために、市は、必要な役割を果たしていかねばなりません。既に
行政経営改革に着手しており、これを堅実に前進させ、市民と共に新たな価値を生み出す市役所へと改革していくとともに、それだけにとらわれず、今後明らかになる市財政収支の見通しを踏まえ、必要な対策を取ってまいります。
世界的なパンデミックとなり、今もその渦中にある
新型コロナウイルス感染症の大流行は、これまでの社会の在り方を根本的に変えるような決定的な転換点として歴史に記録されることでしょう。大変厳しい逆境の中ではありますが、私たちは、それでも今を生き、未来に向かって力強く歩んでいかねばなりません。そのために私たちに今求められているのは、過去の価値観に拘泥するのではなく、しなやかに新しい生き方、新しい社会を築いていくことであると思います。市政においても、過去の積み上げや前例にこだわらずに、市民にとって必要な施策を効率的・効果的に実行していくための不断の改革を行いながら、堅実な運営をしてまいります。
この春で就任から丸3年を迎えますが、令和3年度は、今、私に与えられている任期にとって大切な最後の1年でもあります。住みたいまちランキングなどでも評価を頂く本市ですが、市制100周年を迎える令和7年、そしてその先においても、より良好な文教住宅都市として評価されるよう、未来につながる1年にしたいと考えております。
次に、令和3年度予算について概要を御説明いたします。
歳出では、
新型コロナウイルス感染症への対応に関わる予算や
子育て支援などの社会保障関係経費に関わる予算などが増となりました。一方、歳入においては、根幹となる市税収入について、
新型コロナウイルス感染症の影響による減収を見込んでいますが、臨時財政対策債を含む実質的な地方交付税については増となっております。また、市債の活用も積極的に進めていますが、喫緊の行政課題への対応に必要な財源の確保が難しいため、不足する額につきましては、財政・減債基金から繰り入れることといたしました。
このように編成いたしました新年度予算は、
一般会計1,938億5,620万4,000円、前年度比0.4%増、特別会計908億8,514万2,000円、前年度比2.5%増、企業会計476億8,922万円、前年度比0.6%増、合計3,324億3,056万6,000円、前年度比1.0%増となっております。
以上、新年度の市政に臨む私の決意と施策の大要を申し上げました。
議員各位並びに市民の皆様の御支援をお願い申し上げますとともに、予算案をはじめとする諸議案に御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
澁谷祐介) 以上で
施政方針の説明は終わりましたが、
施政方針に対する代表質問は後日行うことにします。
次に、日程第3 議案第282号ほか48件を一括して議題とします。
当局の提案理由の説明を求めます。
北田副市長。
◎副市長(北田正広)
今期定例会に提案いたしております事件は、議案第282号から議案第
326号までの45議案及び報告4件でございます。
議案につきましては、先ほどの
施政方針に基づき本市が令和3年度において各行政分野にわたり執行しようとする施策に関するものなどで、条例案20件、令和3年度各会計予算案14件、一般案件4件、工事案件7件でございます。
提案理由を説明申し上げます。
なお、議案番号のみを申し上げ、事件名を省略いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
議案第282号は、地方自治法に基づく監査専門委員を設置することに伴い報酬の額を定めるもの、議案第283号は、教員の部活動指導に係る
特殊勤務手当について所要の規定を整備するもの、議案第284号は、西宮市都市計画事業基金を設置するもの、議案第285号は、第二庁舎への移転に伴い消防本部の位置を変更するもの、議案第286号は、
乳幼児等医療費助成制度の拡充及び県の福祉医療費助成事業実施要綱の改正に伴い所要の規定を整備するもの、議案第287号は、西宮市勤労者・障害者教養文化体育施設を運動施設に移管することに伴い条例を廃止するもの、議案第288号は、文化振興基金をより幅広い事業に活用するため所要の規定を整備するもの、議案第289号は、西宮市立松原体育館の設置に伴い使用料等を定めるもの、議案第290号は、一般家庭から排出される生活系ごみ及び事業者から排出される事業系一般廃棄物の排出時に使用するごみ袋について指定袋制度を導入するもの、議案第291号は、一般廃棄物処理施設整備事業の事業者の選定について審議を行う附属機関を設置するもの、議案第292号は、第8期西宮市介護保険事業計画に基づき令和3年度から令和5年度までの第1号被保険者の保険料率を定めるとともに、所要の規定を整備するもの、議案第293号は、犬または猫の引取り手数料などの手数料の改定を行うもの、議案第294号は、西宮市動物愛護基金を設置するもの、議案第295号は、
食品衛生法の改正に伴い所要の規定を整備するもの、議案第296号は、香櫨園地域
子育て支援施設で実施する事業を変更するもの、議案第297号は、西宮市立西宮養護学校の名称を西宮市立西宮支援学校に改めるもの、議案第298号は、浜甲子園団地地区計画の変更に伴い所要の規定を整備するもの、議案第299号は、特定公共賃貸住宅について入居者の増加を図るため市外居住者の入居申込みを可能とするもの、議案第300号は、西宮市森林環境譲与税基金を設置するもの、議案第301号は、工業用水の給水について工業の用と散水など工業の用以外の用途で制度上異なっている取扱いを統一するものでございます。
続きまして、議案第302号から議案第315号までの14件は、令和3年度の
一般会計及び特別会計並びに企業会計予算案でございます。
議案第302号
一般会計予算は、歳入歳出予算総額1,938億5,620万4,000円で、前年度当初予算に比較して7億7,564万2,000円、0.4%の増でございます。増額の主な理由は、新型コロナウイルスワクチンの接種に係る経費などによる衛生費の増でございます。
議案第303号から議案第311号までは、国民健康保険など九つの特別会計に係る予算で、歳入歳出予算の総額は908億8,514万2,000円で、前年度当初予算に比較して22億4,348万円、2.5%の増でございます。増額の主な理由は、保険給付費の増などによる介護保険特別会計の増によるものでございます。
次に、企業会計でございますが、議案第312号
水道事業会計予算で、収益的収支では、収入112億7,201万7,000円、支出104億3,942万9,000円となり、差引き8億3,258万8,000円の純利益を予定しております。資本的収支では、収入23億3,350万9,000円、支出51億4,533万8,000円となり、差引き28億1,182万9,000円の不足額につきましては損益勘定留保資金などで補填いたします。
議案第313号
工業用水道事業会計予算は、収益的収支では、収入4億83万7,000円、支出3億6,121万1,000円となり、差引き3,962万6,000円の純利益を予定しております。資本的収支では、収入9,110万円、支出2億6,550万8,000円となり、差引き1億7,440万8,000円の不足額については損益勘定留保資金などで補填いたします。
議案第314号
下水道事業会計予算は、収益的収支では、収入121億8,627万7,000円、支出119億9,080万3,000円となり、差引き1億9,547万4,000円の純利益を予定しております。資本的収支では、収入73億2,660万1,000円、支出121億6,794万7,000円となり、差引き48億4,134万6,000円の不足額につきましては損益勘定留保資金などで補填いたします。
議案第315号
病院事業会計予算は、収益的収支では、収入51億4,230万5,000円、支出65億8,388万7,000円で、14億4,158万2,000円の損失を予定し、資本的収支では、収入7億8,573万3,000円、支出7億3,509万7,000円を計上しております。なお、
一般会計からは15億7,733万円を繰り入れるとともに、長期借入金として510万円を計上しております。
議案第316号は、令和3年度の
包括外部監査契約を締結するもの、議案第317号は、市営住宅の家賃の滞納者等に対し市営住宅の明渡しと滞納家賃等の支払いを求めて訴えを提起するもの、議案第318号及び議案第319号は、いずれも開発行為に係る公共施設の帰属によるもので、議案第318号は、3路線について市道の路線認定を行うもの、議案第319号は、1路線について市道の路線変更を行うものでございます。
議案第320号から議案第323号までの4件は、いずれも安井小学校の改築に係る工事請負契約を締結するに当たり提案するもので、議案第320号は改築工事に係るもの、議案第321号は電気設備工事に係るもの、議案第322号は空調設備工事に係るもの、議案第323号は衛生設備工事に係るものでございます。
議案第324号から議案第
326号までの3件は、工事請負契約を変更するに当たり提案するもので、議案第324号は
西宮消防署新築工事に係るもの、議案第325号は深津第1から第5
留守家庭児童育成センター新築工事に係るもの、議案第
326号は
西宮養護学校校舎改築工事に係るものでございます。
以上45議案につきまして、何とぞ御賛同賜りますようお願い申し上げます。
次に、報告第62号から報告第64号までの3件は、地方自治法第179条に基づく
処分報告の件で、同条の規定により、報告し、承認を求めるものでございます。
処分の内容といたしまして、報告第62号は、令和2年度の
一般会計補正予算(第11号)で、新型コロナウイルス
ワクチン接種に係る経費などを追加し、併せて債務負担行為の補正について限度額を追加したものでございます。
報告第63号は、車両が道路すりつけ部に接触した事故の損害賠償の額を決定したものでございます。
報告第64号は、市が管理する樹木の根が民有地内の汚水管等を破損した事故の損害賠償の額を決定したものでございます。
以上の件につきまして、何とぞ御了承賜りますようお願い申し上げます。
次に、報告第65号は、地方自治法第180条の規定による市長の
専決処分事項の指定に基づく
専決処分で、和解に係るもの1件、損害賠償の額の決定に係るもの6件、工事変更契約に係るもの4件につきまして、同条の規定により報告するものでございます。
提案説明は以上でございます。
○議長(
澁谷祐介) 提案理由の説明は終わりましたが、上程中の各件に対する質疑は後日行うことにします。
ここで控室で待機の議員に入室いただくため休憩しますが、皆様におかれては、このまま自席でお待ち願います。
それでは休憩します。
なお、再開は、午前11時3分としますが、皆様に入場していただき次第、再開しますので、よろしくお願いします。
〔午前10時59分 休憩〕
――――――――――――――――
〔午前11時01分 開議〕
○議長(
澁谷祐介) ただいまから休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、日程第4
包括外部監査結果報告の説明要求の件を議題とします。
お諮りします。
包括外部監査人から提出のありました令和2年度
包括外部監査結果報告については、地方自治法第252条の34第1項の規定により、
包括外部監査人に出席を頂き、説明を求めたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
澁谷祐介) 御異議なしと認めます。
よって、本件については、
包括外部監査人に出席を頂き、説明を求めることに決定しました。
以上で本日の日程は全部終了しました。
次会は、来る2月26日午前10時から本会議を開くことにします。
なお、ただいま議場に在席の議員には、文書による開議通知を省略させていただきますので、御了承願います。
本日は、これをもって散会します。
御協力ありがとうございました。
〔午前11時03分 散会〕...