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令和 3年 1月18日民生常任委員会-01月18日-01号

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  1. 西宮市議会 2021-01-18
    令和 3年 1月18日民生常任委員会-01月18日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 3年 1月18日民生常任委員会-01月18日-01号令和 3年 1月18日民生常任委員会                 西宮市議会                   民生常任委員会記録               令和3年(2021年)1月18日(月)                  開 会  午前10時00分                  閉 会  午後 2時38分                  場 所  3号委員会室 ■付託事件   な   し ■所管事務調査
     (産業文化局)   1 所管事務報告「勤労者・障害者教養文化体育施設サン・アビリティーズにしのみや)のスポーツ施設への移管について」  (市民局)   1 所管事務報告「西宮市性の多様性に関する取組の方針(素案)のパブリックコメントの実施結果について」  (環境局)   1 所管事務報告プラスチックごみ削減の推進について」   2 所管事務報告「「西宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の改正・指定袋制度の導入及び分別区分の見直し(素案)」に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について」 ■出席委員   田 中 正 剛 (委員長)   宮本 かずなり (副委員長)   岩 下   彰   まつお 正 秀   松山 かつのり   八 木 米太朗   吉 井 竜 二   脇田 のりかず ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   な   し ■傍聴議員   よつや   薫 ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)  (市民局)   市民局長    土 井 和 彦   人権推進部長  植 木   純   男女共同参画推進課長           岩 田 豊 子  (産業文化局)   産業文化局長  岩 崎 敏 雄   産業部長    部 谷 昭 治   労政課長    木 村 國 彦   文化スポーツ部長           藤 江 久 志   スポーツ推進課長           田 中 良 紀  (環境局)   環境局長    宮 島 茂 敏   環境総括室長  岩 田 重 雄   環境学習都市推進課長           小 田   晃   環境事業部長  田 中 義 弘   美化企画課長  森 川 信 也   環境施設部長  野 田 敏 彦   施設管理課長  鳥 羽 孝 浩   施設整備課長  高 橋 能 正  (政策局)   政策推進課担当課長           岡 崎 州 祐           (午前10時開会) ○田中正剛 委員長   ただいまから民生常任委員会を開会いたします。  本日は、所管事務調査の件として、産業文化局より1件、市民局より1件、環境局より2件の報告がございます。  なお、産業文化局からの報告終了後、暫時休憩を取りまして勉強会を行いますので、御承知おきください。  ここで委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように心がけてください。  なお、発言に明白な錯誤等ございましたら、委員長において議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められておりますので、その場合は、宣言していただきまして、内容もこれに基づくように心がけてください。  委員の皆様には、委員会質疑に当たっての注意事項をお手元に配付しておりますので、御確認をお願いいたします。  当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権が認められております。一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権が認められておりますので、御活用ください。  それでは協議に入ります。  所管事務調査の件を議題といたします。  まず、本委員会の所管事務中、産業文化局から勤労者・障害者教養文化体育施設サン・アビリティーズにしのみや)のスポーツ施設への移管について報告がございます。  当局の説明を求めます。 ◎労政課長   お手元の資料に従いまして御説明いたします。  現在、労政課で所管しております勤労会館、勤労青少年ホーム、勤労者・障害者教養文化体育施設サン・アビリティーズにしのみや」の3館のうち、サン・アビリティーズにしのみやをスポーツ施設――スポーツ推進課所管施設に移管することについて御報告いたします。  資料1ページをお開きください。  まず、1の施設概要を御覧ください。  正式名称は西宮市勤労者・障害者教養文化体育施設で、通称としてサン・アビリティーズにしのみや、略称サンアビと呼んでいます。以下「サンアビ」と略させていただきます。  竣工は昭和61年で、34年が経過しております。  広さは1,930平米で、スポーツ推進課所管地区体育館とほぼ同規模になります。  (4)の各階概要の1階を御覧ください。  週1回、アリーナにつきましては一般開放も開催して、個人利用の市民に御利用いただいているところです。  続きまして、次のページ、資料の2ページをお開きください。  イの2階の部分ですけれども、多目的ホール(1)・(2)はマシンジムになっています。アリーナの2階部分につきましては、走路になっておりまして、ウオーキングやランニング等、個人で御利用いただけます。  次の下の半分、ウの3階のところを御覧ください。  教養文化室として和室を設置しています。その隣の部屋の子ども室につきましては、勤労会館、勤労青少年ホーム、この体育館の3館の利用者が使用できる保育施設で、利用料は無料となっております。  その東側――右側にあります相談室につきましては、現在、倉庫になっておりまして、一般利用には供しておりません。  続いて、3ページを御覧ください。  2の所管に至る経緯でございます。  昭和61年に国・政府により設置されまして、平成11年に能力開発業務雇用開発業務を所管する独立行政法人雇用能力開発機構に所管替えをされています。その後、平成15年に機構から本市へ移管されております。  続いて、その下になります。3、スポーツ施設への移管による効果のところを御覧ください。  このサンアビにつきましては、施設の設置趣旨から、勤労者団体障害者団体について優先的な取扱いをしています。勤労者団体は、3か月前から先行予約ができ、障害者団体につきましては、1年前から先行予約できるように配慮しています。そのため、利用状況としましては、表の一番上の行ですけれども、団体の欄にお示ししていますとおり、勤労者団体の使用が全体の約6割を占めています。一方、施設全体の利用人数を見ますと、表の一番下の行、合計欄ですけれども、勤労者2万1,658人と障害者団体1,581人の合計2万3,239人になります。しかしながら、その横のその他の利用者が延べ利用人数で2万7,084人になっておりますので、その他の利用者が延べ利用者数でも上回っている状況です。  なお、移管先のスポーツ推進課所管の体育館では、勤労者、障害者、高齢者等の区分はなく、通常の一般団体になります。そのため、利用実態としてはスポーツ推進課所管地区体育館と相違ない状況になっております。こうした利用実態を踏まえるとともに、本市ではこれまでスポーツ施設を一元管理することによる効率化を進めてまいりました。この観点からも、サンアビスポーツ推進課所管地区体育館として移管するものです。  表の下の部分になりますけれども、移管することのメリットを御覧ください。  現在、「ぷらっと勤労」という予約システムで予約しておりますけれども、移管後は、スポーツ施設共通予約システムである「スポーツネットにしのみや」に統合することで、利用者の利便性が向上します。また、後ほど詳しく御説明いたしますけれども、現在直営で運営している体育館ですが、移管とともに指定管理者制度を導入しまして、一層の市民サービスの向上を図ってまいります。  最後に、利用料金につきましては、スポーツ推進課所管の他の体育館との整合性を図って整理してまいります。障害者団体につきましては、設置経緯や理念継承の観点から、一定の減免を継続して行うことを予定しております。
     資料の最後、4ページを御覧ください。  4、指定管理者制度導入による市民サービスの向上です。  (1)の表を御覧ください。  現在、休館日は毎週水曜日と祝日の翌日になり、今年度――令和2年度で合計66日になります。それが移管後は、毎月1回の保守点検日だけになりますので、年間で12日になります。その差が54日になります。現状より54日間、開館日が増加する予定になっております。  また、開館時間につきましても、1時間、開館時間を前倒ししまして、9時開館のところを8時に早めることを計画しております。  また、開館時間の1時間前倒しと、これまでの区分ごとにあった30分の交代時間をなくすことで、予約枠が1日5区分から7区分に増加します。  これらの取組によりまして、現在97%近い稼働率を、開館日数の増加、予約区分の拡充により、これまで以上に利便性の高い体育館へと転換してまいります。  (2)の各種スポーツ教室などの独自事業の実施を御覧ください。  これまでは直営でしたので、貸し館業務のみを行っていました。ハード面のみの対応でしたけれども、移管後は、各種スポーツ教室を展開するなど、ソフト面の充実にも取り組んでまいります。サンアビの理念であります勤労者と障害者の福祉の増進の理念を受け継ぎ、より具体性の高い振興策とするため、勤労者向け事業障害者スポーツ振興事業を推進してまいります。  次の(3)、指定管理者制度導入による歳出削減効果につきましての表を御覧ください。  開館日や予約区分の増加、利用料金の見直しにより、移管後の歳入は、現在の約623万円が、約6割増しの約1,000万円を想定しています。歳出から歳入を差し引きました実質負担額につきましても、現在の約3,349万円が約3,000万円に低減する見込みで、約1割の節減が可能になる見込みとなっております。  最後に、5、スケジュールを御覧ください。  本年3月議会で条例改正の議案を提出いたします。内容といたしましては、勤労者・障害者教養文化体育施設条例を廃止し、運動施設条例を改正するものです。  以上で説明を終わります。  よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆八木米太朗 委員   3ページのところに、一番最後のほうなんですけども、スポーツ施設への移管というのは全く異存はないんですけれども、やはり障害者と勤労者に特化したものやったわけですけれども、それがそうでなくなるということで、「障害者等の利用にも配慮した料金体系の見直しを行います」と書いてありますけれども、ここが一番心配されるところなので、もう少し詳しく説明していただけませんでしょうか。  以上です。 ◎スポーツ推進課長   現在、市内障害者団体の御利用については、施設使用料は無料で、器具と照明の使用料のみお支払いいただいております。スポーツ施設に移管後は、サンアビの設立経過、理念等に配慮しまして、減免制度を創設したいと考えております。具体的には、移管後3年間を経過措置として、引き続き施設使用料は無料、免除扱いとしたいというふうに考えております。その後、4年目以降は半額減免とする予定にしております。  また、現在の障害者団体の御利用に当たりまして先行予約制度を導入しておりますけれども、この先行予約制度については維持しまして、移管後も障害者団体の活動が予定を立てやすいように引き続き配慮してまいりたいと思っております。  現在の御利用団体とは、既にこの考え方、方向性はお示ししておりまして、内諾というか承諾ということで得ております。  なお、個人使用での障害者の御利用も今ございますけれども、65歳以上の高齢者の使用料と併せまして、無料の扱いについては引き続き継続していく方向で検討しております。  以上です。 ◆八木米太朗 委員   よく分かりました。その点、周知徹底するようによろしくお願いいたします。  以上です。ありがとうございました。 ◆松山かつのり 委員   1点だけ。  開館時間が1時間前倒しになるんですけども、ということは、周辺、近隣の方にはその辺を通知して、何か対策とかを考えていらっしゃるのか、それだけ確認させてください。 ◎スポーツ推進課長   現在、ここの体育館は22時まで使っていただいております。1時間前倒しということになりますので、駐車車両等もございますので、まだ近隣への説明はいたしておりませんけれども、前倒しということもありますし、22時までの開館となりまして、恐らく、今90%を超えておりますこの稼働率というのは維持できるかと思っておりますので、近隣の方々に対しては迷惑をかけないように配慮していくとともに、開館後も、利用者の方には速やかに静かに退館してもらうとか、こういった運用上の周知というか注意喚起も併せて行ってまいりたいと思います。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   ごめんなさい、前倒しによる近隣説明はしなくて、利用者のマナーの向上に努める、その理解でよろしいですか。 ◎スポーツ推進課長   近隣の方への説明というのは、具体的にはまだ決まってないんですけれども、ここの会館の移管のことも含めて、一度ここの地区の自治会長さんには御挨拶方々御説明しないといけないと思っておりますので、できるだけ早いうちに、開館時間のことも併せまして御説明しようと思っております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   結構です。ありがとうございます。 ◆脇田のりかず 委員   私のほうからは、1点だけ。  指定管理者制度に移行されるということなんですけれども、この選定の方法と、あとは、スケジュールの中にいつ頃指定管理者の選定をしていくのかというような内容が書いてないので、これからの流れを教えていただきたいんですけれども。 ◎スポーツ推進課長   今後の流れとしましては、3月議会に指定管理の選定を進めていくために運動施設条例にこのサンアビを組み込む条例改正の議案を上程する予定にしております。その後、令和4年度に選定の手続を進めてまいります。通常は、今年の12月議会に指定議案を上程する予定になっております。また、選定につきましては、サンアビの設立趣旨ですね、障害者・勤労者向けの施設となっておりますので、今後詰めてまいりますけれども、現在、サンアビの施設を使いましてスポーツセンター勤労者向けの事業もしております。そういった観点から、スポーツセンターには、勤労者だけでなく、障害者向けの事業に対するノウハウ、実績、それから人材も豊富にいますので、スポーツセンターに対して指定管理の非公募での選定も含めまして検討していく予定にしております。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。分かりました。  移管されることによって市民の方の利便性は飛躍的に向上すると思いますので、この移管に関しましては、私も異論のないところではございます。透明性だけ維持していけるような形で努めていただきたいと思います。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   私がちょっと懸念しておりました、先行して障害者の団体が予約できるということが維持されるのかどうかということが気になっていたんですけれども、先ほど課長からそのように回答されておりました。障害者の団体が、共通のスポーツ施設管理システムへ移行しという中で、今までのように先行して予約ができるという方法ですね、その辺をもう少し詳しく教えていただいてよろしいですか。 ◎労政課長   現在の予約の仕方ですけれども、こういう先行予約につきましては、ネットからは予約できませんので、職員のほうで聞き取って、例えば第3金曜日の2時半からのこまとか、そういうのを定期的にずっと先に押さえているものでして、直接ネットで1年先とかの予約をしているわけではなく、職員が直接対応しておるところです。  以上でございます。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   直接はあんまり関係ないんですけど、私はあんまり利用してないんですけど、子ども室のことで教えてほしいです。これは無料ですけれども、利用団体は3団体と書いてあるので、利用される方が事前に、部屋を使いますよということだと思うんですけど、別に保育士さんとかはいなくて、それぞれの団体で使う人が時々子供の様子を見に行って面倒を見るというふうな、そういうふうな使い方なのかということをお願いします。 ◎労政課長   こちらの施設につきましては、御指摘のとおり、保育士さん等はいらっしゃいませんので、子供だけで置いておいていただくというのはちょっとまずいので、利用される団体のどなたか大人が必ずいていただいて見ていただくというふうにしておるところです。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。  ということは、事前に使いますよというふうに予約をして使わなあかんので、一応3団体しか使われてないという理解でいいんでしょうか。 ◎労政課長   おっしゃるとおりで、事前にお申し出いただいております。そのほかに、どうしても勤労者体育館の3階――サンアビの3階になりますので、勤労会館のホールとかで事業をされている方とかにとってはちょっと距離が離れてますので、それで若干利用しづらい部分もあるのかなと思っております。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   結構です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめたいというふうに思います。  ここで勉強会開催のため暫時休憩をいたします。  お疲れさまでした。           (午前10時19分休憩)           (午後時44分再開) ○田中正剛 委員長   再開いたします。  まず、当局の方に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答の場合には反論権も認められておりますので、御活用ください。  次に、市民局から西宮市性の多様性に関する取組の方針(素案)のパブリックコメントの実施結果について報告がございます。  当局の説明を求めます。 ◎男女共同参画推進課長   西宮市性の多様性に関する取組の方針(素案)のパブリックコメントの実施結果について御報告いたします。  まず、本日の資料は、「西宮市性の多様性に関する取組の方針(素案)のパブリックコメントの実施結果について」と、「西宮市性の多様性に関する取組の方針(素案)」です。  それでは、「パブリックコメントの実施結果について」を用いまして説明させていただきます。  1ページをお願いします。  パブリックコメントは、令和2年10月24日から11月24日までの1か月間で実施し、34名の方から56件の御意見を頂きました。  「(2)提出意見について」のイ、回答分類別の表を御覧ください。  ①の素案に記載済みの内容のものが15件、②の素案を修正したものが4件、③の今後の参考・検討としたものが21件、④素案のとおりとしたものが5件、⑤その他が11件です。このうち反対の御意見は1件でした。  次に、資料の2ページを御覧ください。  主な御意見の概要とそれに対する市の考え方について、表右端の回答分類で「②素案を修正するもの」と「③今後の参考・検討とするもの」のうち主なものについて御説明させていただきます。  表の左端のナンバー1と2は、パートナーシップ宣誓証明制度に関する御意見で、性的マイノリティーではないカップルも対象にしてはどうかという内容です。この制度は、性的マイノリティーの方々の生きづらさに寄り添い、婚姻や事実婚の選択肢自体がない方の選択肢を確保し、市の権限に属する行政サービスについても利用可能とすることで、制度的な差別の解消を目指す目的で導入するものです。性的マイノリティーではない方同士を制度の対象とすることにつきましては、今後の検討課題とさせていただきます。
     次に、6ページをお開きください。  ナンバー11ですが、パートナーシップ宣誓証明制度で宣誓者の一方が死亡したときの宣誓書受領証の返還についての御意見です。御意見を受け、宣誓者が引き続き受領証を保管したいという御希望がある場合は、返還された受領証に、パートナーシップ制度上は関係が終了し、他の制度などの証明に使用ができないことが分かる目印等を付した上で、宣誓者が引き続き保持できるよう修正しました。  次に、7ページ、ナンバー12は、性的マイノリティーの定義の中のトランスジェンダーの定義に関する御意見です。御指摘も含め様々な表現を検討した結果、「自認する性別と身体的な性別が一致しない人」を「出生時の性別とは異なる性別を生きる人もしくは生きたい人」に修正しました。  次に、8ページ、ナンバー13-1と、9ページ、13-2、こちらも性的マイノリティーの定義に関する御意見です。この取組は、LGBTのみならず、多様な性的マイノリティーも包括し、御意見にあるような多様なジェンダーアイデンティティー ――性自認に配慮する意図がありますので、「男女どちらにも恋愛感情を抱かない人」の部分を「恋愛感情や性的感情の一方またはその両方を抱かない人」に修正しました。  続きまして、10ページ、ナンバー18は、電話以外の相談方法も実施してほしいという御意見です。SNSやメール等による相談は、特有のスキルや性の多様性、ジェンダーの知識、相談経験のある人材確保が必要となりますので、今後の検討課題とさせていただきます。  次に、13ページ、ナンバー27と28、14ページ、ナンバー29は、中学校、高校の制服の在り方についての御意見です。市立中学の制服は、各学校において、教育連携協議会、PTA、生徒会等と協議検討して決定しております。また、市立高校では、多様な性に配慮し、生徒の心の負担を和らげ、安心して学校生活を送ってもらえるよう、制服の在り方について検討してまいります。  次に、15ページ、ナンバー32と33、16ページ、ナンバー35は、トイレなどの配慮についての御意見です。誰もが使える多目的トイレについては、校舎を改築する際に設置するとともに、スペースがあればトイレの全面改修を行う際にも設置するなど、整備に努めてまいります。  次に、17ページ、ナンバー36は、性に関することについて相談しやすい子供たちの環境整備についての御意見です。各校に配置しているスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが対応することで、より充実した相談体制や支援体制の確立を図ってまいります。  次に、19ページ、ナンバー40は、マイノリティーの方の人権や個人情報が守られる環境整備についての御意見です。性的マイノリティーの方々の人権が尊重され、個人情報が守られるとともに、アウティングをはじめとする個人情報の暴露・漏えいにも細心の注意を払いながら取り組んでまいります。  次に、25ページ、ナンバー50では、具体的な取組の支援事業の中の当事者への配慮の検討に環境整備の文言を追加してはどうかという御意見を受けて、「当事者への配慮や環境整備の検討」に修正しました。  次に、27ページ、ナンバー53は、コミュニティースペースの実施についての御意見です。コミュニティースペースにつきましては、対象者や目的、経費等、実施時期も含めて今後検討してまいります。  次に、28ページ、ナンバー54は、担当部署だけの縦割りではなく、横のつながりを大事にした施策の実施についての御意見です。市全体として各部署が連携して対応できるよう努めるとともに、性的マイノリティーに関する知識等についても研修を実施し、また、適切に他の支援窓口につなぐなど、連携に努めてまいります。  30ページを御覧ください。  先ほど御説明いたしましたパブリックコメントの御意見を受けて修正した箇所につきまして、まとめて掲載しております。また、別添の西宮市性の多様性に関する取組の方針(素案)にも修正を反映しております。  続いて、31ページを御覧ください。  パブリックコメントの意見以外で修正した箇所が1か所ございます。あわせて、別添の「西宮市性の多様性に関する取組の方針(素案)」の3ページを御覧ください。  方針素案3ページの「3 用語の定義」、「(2)性的マイノリティ」の大きなアスタリスク、「恋愛感情・性的感情」の網かけ部分ですが、修正前は、「恋愛・性愛」でございましたが、パブリックコメントの意見を受けて修正した2行上の網かけ部分、「恋愛感情や性的感情」と文言を統一するため修正いたしました。  主な意見の概要と御意見に対する市の考え方及び修正箇所は以上でございます。  このパブリックコメントの結果につきましては、ホームページで公表するとともに、市政ニュースなどでも広報していく予定です。また、資料につきましては、男女共同参画推進課、本庁1階総合案内所横ミニ情報コーナー、各支所、市民サービスセンター、アクタ西宮ステーションなどに配架いたします。  説明は以上でございます。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆八木米太朗 委員   パブリックコメントに対する訂正等がされてまして、かなり慎重な結果だと思うんですけれども、1点、気になるところがあるので、一問一答でよろしくお願いいたします。  パブリックコメントの意見を受けて修正した箇所の一覧の一番上にあります意見50のことですけども、これは、こちらの要約したところを見ますと、具体的な取組で、支援事業の中の③で挙がっているんですけども、「その他当事者への配慮の検討」というのを「その他当事者への配慮や環境整備の検討」と、「環境整備」という言葉を入れるということなので、何となく分かるんやけども、それは何となく分かるということで、入れたことがもう一つ不明だという。というのは、この①、②もそもそも環境整備だと思うんですよね。環境整備そのものは、この計画の具体的な取組であるように、環境整備をするというのは、検討事項じゃなくて、やることなんですよね。ですから、この「環境整備」という言葉を安易に使っちゃうとまずいんではないか、むしろ環境整備の実施というふうにしたほうがいいんではないかというふうに思うんですよね。というのは、「その他当事者への配慮」、これもやらないといかんことで、それをいろいろやりますよというのを書いてあって、ほかにもありますよということで③で挙げていると思うんですよね。ですから、ここは、「環境整備の検討」というような言葉を入れるんじゃなくて、環境整備の実施というほうが適切じゃないかと思うんですけども、その点、市のほうはどういうふうに考えているのか、教えていただけませんか。 ◎男女共同参画推進課長   配慮も環境整備に含まれるため、「配慮を含む環境整備」と修正させていただきます。また、「検討」につきましては、予算や人員の問題などもあり、必ず実施できるとは限らないため、する・しないも含め、検討して実施できるものはしていくという趣旨でございますので、「配慮を含む環境整備の検討を実施」と修正させていただきたいと思います。 ◆八木米太朗 委員   ありがとうございます。  私がちょっと気になったのは、環境整備の「環境」というような言葉をあんまり安易に使っちゃうと、つくったときは格好ええんやけど、後々困るので、それはやっぱり慎重にやってもらいたいと思います。そのように変えていただけたらありがたいと思います。ありがとうございました。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   このパブコメの市の考え方について二つほどお尋ねします。  ページ数は19ページになるんですけど、19ページの中の40番ですね、この御意見に対する市の考え方の中で、「アウティング」という言葉が出てきます。このアウティングというのは本人の意に反して公表されるという意味なんですけれども、これに対して市は、「アウティングをはじめとする個人情報の暴露・漏洩にも細心の注意を払い、取り組んでまいります」と書かれております。この具体的な取組について今お聞かせ願えますでしょうか。 ◎人権推進部長   アウティングに対する取組ですけれども…… ○田中正剛 委員長   マイクのスイッチを入れてください。 ◎人権推進部長   失礼しました。  アウティングにつきましては、先般の裁判所でも、このアウティングについては、人格権やプライバシー権などを著しく侵害するもので、許されない行為であるということも明らかと指摘されております。このため、私どもとしましては、市の内部でも当然そういったアウティングをしないということにも配慮しながら取組を進めているとともに、関係各課にもそれについて啓発をしていく、また、市民の方に対しても、こういったアウティングについての啓発を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  アウティングをしないということで、アウティングをしないための何かそういう基になる資料とかガイドラインとか、そういったことを基にしてということですか、それとも個々の判断でということなんですかね。 ◎人権推進部長   現在、具体的な資料についてはまだ検討はしておりませんけれども、一般的な話としまして、こういった危険性があるといいますか、本人に対する人格の侵害であるというようなこともPRしながら啓発に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  このアウティングに関しては、宝塚大学の日高教授という方が非常に熱心にされておられて、当事者1万人を対象に意識調査をした中で、性的少数の皆さんの約25%がアウティングされている経験を持っておられると。2015年にも、一橋大学の男子の学生がゲイであることを同級生に暴露されたことで転落死されております。そういったことで、少数派の方々にとっては非常に人権を侵害されるという、そういったおそれがあるので、ここはもう少しはっきりと、職場でも皆さんに示していただきたいなというふうに思います。  続きまして、28ページになります。28ページの54番なんですけれども、この中で、市の回答として、方針の発表については、市のホームページでも掲載し、また、音声読み上げ、文字拡大機能を活用してくださいということを回答されております。私は、昨年の9月の定例会でも、市政情報が入手しづらい方々のための情報保障、そういった観点から質問させていただいたんですけれども、その中で、市長から、昨年7月に障害を理由とする差別の解消及び誰もが暮らしやすいまちづくりの推進に関する条例が施行されているので、市長も、今後も必要な情報を手話による動画によって閲覧できるように検討する、そのようにおっしゃっていただいております。それで、このコロナ禍の中で、新しい生活様式の中で、スマホでも簡単にアクセスができます市のツイッターであったりライン、そういったSNSを活用した方針の説明であったり、あと、聾者の方々にも分かりやすいといった手話の動画でこの性の多様性の方針の説明もあればよいなと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎男女共同参画推進課長   SNS――ツイッターやフェイスブックも活用してこういった方針等を発信していきたいと思います。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  手話についてはどうでしょうか。 ◎男女共同参画推進課長   講座とかそういったものに関して、参加される方が手話等が必要になった場合は、手話通訳ができるようにしていきたいと思っております。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  方針の発表について、市のホームページで掲載するということで、その後、障害をお持ちの方は、音声読み上げ、あるいは文字の拡大というふうなことを活用してくださいということで市のほうで書かれております。この方針の発表について手話の動画はいかがですかということなんですけど、すみません、もう一度お願いします。 ◎男女共同参画推進課長   この方針の発表に関しての手話通訳のほうは予定しておりません。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  様々な方がおられるので、そういった啓発も考えていただきたいなと思います。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   2点ほど意味を確認したいことがあります。  21ページのナンバー42で、これは僕に理解力がないのでどういう意味か分からなかったんですけども、この御意見の中で、多様性に関する取組の方針に賛成ということで、パートナーシップ宣誓証明制度は同性婚への過度的制度となりという、ここがよう分からへんのですけども、この過度的制度って、これはどう捉えていったらいいのかなということですけど。 ○田中正剛 委員長   市民からの御意見のほうですね。 ◆松山かつのり 委員   分かりますか。 ○田中正剛 委員長   場所は分かりますか、「過渡的制度」。 ◆松山かつのり 委員   何が過度的な制度になっているのか、それがよう分からへんのですけども。 ◎人権推進部長   御意見を頂いた方に具体的にこの内容について確認したわけではございませんので、詳細については分かりかねますけれども、例えば、まず、パートナーシップを通じて性的マイノリティーの方々が婚姻に準じた制度になるということで、将来的にこの方は同性婚が認められるような制度になるのを期待しているのではないかということだと推測いたします。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   よく分からへんのですけども、このパートナーシップ宣誓証明の制度が同性婚への過度的制度、要は行き過ぎた制度…… ○田中正剛 委員長   過度的じゃなくて、「過渡的」ですね。過渡的なので、移り変わりですね、途中経過みたいな感じですね。過渡期の過渡ですね。 ◆松山かつのり 委員   ああ、そういうことですか。すみません、分かりました。ありがとうございます。  もう1点が、これも僕はよう分からんかったんですけども、27ページの御意見ですね、コミュニティースペースというのを僕は初めて聞いたんですけども、これは、今までやってきたということでよろしいんですかね。 ◎男女共同参画推進課長   コミュニティースペースというのは、性的マイノリティー当事者やその家族や友人、関心のある人などが集い、コミュニケーションや情報交換などができる場所でして、西宮市ではまだそういう場所はございません。近隣市では、尼崎市が実施しています。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   尼崎では、例えば場所であるとか、どういった詳細な内容で運営されているのか、分かりますか。 ◎男女共同参画推進課長   尼崎市では、月1回程度、コミュニティースペースという居場所づくりですね、当事者の方の居場所づくりを実施されておりまして、詳細な内容につきましては、こちらのほうでは把握しておりません。  以上です。 ◆松山かつのり 委員 
     じゃあ、今後、西宮市でもこのコミュニティースペース、要は当事者の居場所といいますか、そういった方々がお互い情報交換するとか、生きづらさを共に支え合うとか、そういった場所になるのかなという想像はしているんですけれども、今後は、他市の事例を参考にした取組になるのか、それか、当事者から意見を募集しながら運営していくのか、どういった内容で検討されるんでしょうか。 ◎男女共同参画推進課長   近隣市で尼崎市や、大阪のほうでは枚方市などが実施されておりますので、そういったところを参考にして実施していきたいと思います。 ◆松山かつのり 委員   尼崎、枚方ですね。  最後、1点、確認だけしたいんですけども、この制度によって公的サービスを受けられるようになるというふうに書いているんですけれども、例として市営住宅の申込みというふうになっているんですけれども、そのほかに公的サービスを受けられるようなサービスって何になるんですか。これだけ確認させていただいたら終わります。 ◎男女共同参画推進課長   犯罪被害者等への支援――遺族支援金の支給等がございます。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   ごめんなさい、犯罪者支援、遺族――ごめんなさい、もう一回。 ○田中正剛 委員長   犯罪被害者等への支援、これはイコール遺族支援金の支給等ということですね。 ◆松山かつのり 委員   このほか、市がやっている公的サービスというのは、市営住宅以外、もう大丈夫ということですね。 ◎男女共同参画推進課長   今のところ、この二つを検討していますけれども、それ以外にもできることがあれば実施していきたいと思っております。 ◆松山かつのり 委員   分かりました。  結構です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては反論権も認めておりますので、御活用ください。  次に、環境局からプラスチックごみ削減の推進について報告がございます。  当局の説明を求めます。 ◎環境学習都市推進課長   本日は、プラスチックごみの削減の推進について、現在の取組状況について御報告させていただきます。  それでは、お配りしている資料に沿って御説明申し上げます。  まず、1ページの1番目でございます。  これまでの経緯ということで、西宮市環境政策推進会議の設置についてでございます。  趣旨としましては、本市では、環境学習都市宣言以降、環境学習を軸とした持続可能なまちづくりへの取組を進めてまいりましたが、パリ協定やSDGsの採択、海洋プラスチックごみ問題がクローズアップされるなど、環境を取り巻く動きが加速しております。このような状況を踏まえまして、資源循環や地球温暖化など地球環境保全の分野を取り上げ、行政として担うべき施策・事業を企画・実施していくための市役所の横断組織として、西宮市環境政策推進会議を立ち上げました。  次に、会議の構成員でございますが、市長を会長、両副市長を副会長とした政策調整会議のメンバーで構成しております。また、専門的な事項の検討や複数部局間での調整のため、必要に応じて作業部会を設置することとしており、現在、資源循環対策作業部会と地球温暖化対策作業部会を設置しております。事務局は、環境局の環境学習都市推進課、政策局の政策推進課担当課長(政策企画)の共管となっております。  次に、会議の開催状況と主な協議事項でございますが、10月17日、12月21日の2回開催しておりまして、今回御説明させていただきますプラスチックごみの削減のほか、市施設のエネルギーマネジメントの推進について協議してまいりました。  引き続き、2ページを御覧ください。  2番目の全市的なプラスチックごみ削減の推進についてでございます。  趣旨としましては、現在、地球規模での海洋プラスチック問題が深刻化しており、このままでは2050年までに魚の量を上回るプラスチックが海洋に流出すると予測されております。さらに、地球温暖化の視点からもプラスチック製品の生産や運送、焼却に伴うCO2排出量の削減を推進していかなければなりません。これらの問題を解決していくため、マイボトルの携帯やマイバッグの持参のほか、リデュース、リユース、リサイクルの3Rなど日常生活の中からできること、特にリデュース、リユースの2Rを優先的に取り組み、プラスチックごみを出さないライフスタイルを環境学習都市宣言の精神にのっとり取組を推進するものです。  全体の取組の概略としましては、7ページの次のページにございます西宮市のプラスチックごみの削減に向けた取組の概要のほうに示しております。  これまでの取組や現在の環境問題を背景に、市民、事業者、行政がプラスチックごみの削減に向けて取り組むべき方針の策定、そして、一事業者として市役所が率先行動として行うプラスチックごみの削減に向けた取組方針の策定、市民・事業者への支援・啓発事業としまして、左下にございますように、平成30年度の民生常任委員会施策研究テーマにおいて提言を頂きましたマイボトル・マイカップの利用促進に向けた環境整備の一環として、公共施設への給水スポットの整備を進めていくことを考えております。  次に、西宮市におけるプラスチックごみの削減に向けた取組方針につきましては、その次のページの参考資料2のほうに示しております。  内容については、イメージであり、検討段階にすぎませんが、プラスチックごみを減らす、繰り返し使い、やむを得ず廃棄するときは適切に分別してリサイクルを行う、ポイ捨てをなくすという共通のテーマにおいて、市民、事業者、行政が行うべきことをまとめ、取組方針として本市の意思を効果的に表明する手法を検討しているところです。  さらに、2ページのほうに戻ります。  市役所のプラスチックごみの削減に向けた取組方針でございます。市役所とその職員が自ら範を示し、率先して取り組む必要があるため策定するものです。  主に想定している内容につきましては、3ページにございます。  市の事務事業において、ワンウエープラスチックやプラスチックを使用した製品をできるだけ控えるといったことをベースに、会議におけるペットボトルでの飲料の提供の取りやめ、イベント等におけるワンウエープラスチック製品の使用をできるだけ控える、プラスチックを使用した製品の代わりとなる製品の使用促進といった内容を想定しております。そのほかにも、ふだんから職員の率先行動、指定管理者への協力依頼を考えており、本年4月から具体的な取組を開始していくことを考えております。  次に、公共施設への給水スポット整備事業でございます。  ここで説明員のほうを交代させていただきます。 ◎美化企画課長   公共施設等への給水スポット整備について御説明いたします。  資料の4ページを御覧ください。  現在、プラスチックごみの削減に関する取組の一環としまして、外出時にはマイバッグやマイボトルを携行し、レジ袋やペットボトルの排出抑制を呼びかけているところであります。中身を満タンにしたマイボトルを持って外出いたしましても、途中で飲み干してしまった場合には中身を補充する必要が生じます。しかしながら、給水できる場所がなければ、結局、コンビニや自販機などでペットボトル飲料を購入せざるを得ません。そこで、マイボトルを持ち歩く新たなライフスタイルへの転換を促進するため、まずは、公共施設へ給水スポットの整備を進め、民間事業者に対しても設置を働きかけていきたいと考えております。  真ん中、図表①を御覧ください。  こちらの図表は、国内における直近15年間のペットボトルの出荷本数及びCO2排出量を表したものです。2004年度と比較しますと、2019年度の出荷本数は1.6倍の236億本であり、国民1人当たり年間約180本のペットボトルを消費している計算になります。近年、ペットボトルの薄型化や軽量化などが進んだ結果、CO2排出量は一定抑制されているものの、年間223万トン、CO2の環境負荷が発生しています。  続いて、5ページを御覧ください。  図表②は、2019年度におけるペットボトルの有効利用率を表したものです。ペットボトルは、リサイクルの優等生と言われており、リサイクル率は85.8%と高い水準を誇っています。さらに、燃やすごみとして回収され、焼却による発電等の熱回収が行われたものも含めますと、有効利用率は98%となっています。  しかしながら、焼却時にはCO2が発生しているほか、未回収のペットボトルは、ポイ捨て等により河川を通じて自然界へ流出し、海洋プラスチックなどの環境汚染の原因の一つになっています。  図表③は、本市における令和元年度の生活系可燃ごみの組成分析調査結果を表したものです。調査の結果、燃やすごみの中にはペットボトルが1.93%混入していることが判明しており、単純計算で1年間に1,470トンものペットボトルが正しく分別されずに燃やすごみとして焼却処分され、CO2を発生させている状況にあります。  ちなみに、令和元年度におけるペットボトルの分別回収量は736トンでしたので、適正に分別排出されている量の約2倍に相当する量のペットボトルが正しく分別排出されずに燃やすごみとして捨てられていることから、発生抑制もさることながら、さらなる分別排出の徹底も重要課題となっています。  続いて、6ページを御覧ください。  図表④は、ペットボトルで飲料水を飲む場合とマイボトルで水道水を飲む場合の環境負荷を比較したものです。は国産のミネラルウオーター、Bは海外から輸入されたミネラルウオーター、Cは冷水器で水道水を、Dは水道水をアルミ製の水筒に入れてそれぞれ飲んだ場合における環境負荷を表していますが、ペットボトルのほうが明らかに環境負荷が高いということがお分かりいただけるかと思います。  続いて、7ページを御覧ください。  本事業の開始時期についてですが、本年6月より開始したいと考えています。  次に、設置場所及び設置箇所数についてですが、本庁舎をはじめとした公共施設に設置すべく現在調整中であります。  設置箇所数は最大で20か所と記載しておりますが、新年度の予算編成は非常に厳しい状況であることから、設置箇所数はもう少し少なくなる見込みです。  次に、給水器の使用等についてですが、水道水直結式で、冷水と常温水の供給が可能な機種の導入を予定しており、リース期間は5年を予定しています。なお、設置機種及び契約締結事業者については、プロポーザルにより選定する予定です。  次に、事業費についてですが、リース料については、フィルター交換やメンテナンス費用を含め、1台当たり約40万円程度と見込んでいます。工事費につきましては、設置する施設により給配水及び電源設備の設置工事が必要となりますが、設置場所については現在調整中です。  次に、今後のスケジュールについてですが、本年2月から3月にかけてプロポーザルを実施し、事業者の選定を行う予定です。その後、3月議会において令和3年度当初予算案が可決されましたら、4月に正式契約を結び、4月から5月にかけて設置工事等を行い、6月からの事業開始という流れで進めていきたいと考えています。  最後、参考としまして、他自治体における取組状況を記載しておりますが、さいたま市や京都市などが一昨年あたりから給水スポットの整備を進めておられます。  なお、表には記載しておりませんが、神戸市、尼崎市、明石市、豊中市などの近隣自治体におきましても、新年度からの事業展開に向けて検討を続けておられるとのことです。  私からの説明は以上です。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  本件に対しまして、御質疑並びに御意見はございますでしょうか。 ◆松山かつのり 委員   3点ほど確認していきたいと思います。  まず1点目に、給水スポットに関しては、環境の面ではすごくいい取組だなというふうに思っているんですけども、以前、私は一般質問の中で、水分摂取というのは熱中症対策になるよ、そういう話をしたことがあるんですね。特に学校園における給水スポットなり冷水器なりの設置を提案したことがあったんですけれども、これは、今後、教育委員会とも連携しながら、学校園での給水スポットなり――今、児童なんかは、水筒を持っている児童が大半ですので、そういった取組、教育委員会との連携した取組は考えてないのか、それだけ確認させてください。 ○田中正剛 委員長   一問一答ということでよろしいですか。 ◆松山かつのり 委員   はい、一問一答ですね。 ◎環境総括室長   今回の給水スポットの整備の趣旨が、市民が気軽に給水できる施設に整備するという趣旨なので、一般市民が自由に出入りできない施設については、今回は対象とはしておりません。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   趣旨は分かるんですけども、要は、せっかく導入するものでしたら、スケールメリットで、例えば学校園に広げるとかとなった場合、価格交渉もできるはずだと思うんですね。冒頭に申し上げましたように、熱中症対策という死に関わる対策につながる施策ですので、やっぱり学校園への設置というのは非常に重要なことだと思うんですね。それを踏まえて、今回はそういった趣旨かもしれませんが、今後、やっぱり教育委員会、学校園にも広げる取組はしないんですかということなんですけども、それはどうでしょうか。 ◎環境総括室長   一応教育委員会もこの事業を進めるということは情報を共有しております。あとは教育委員会がどのように考えるかということが重要になってくると思いますので、答弁はその程度でとどめさせていただきたいと思います。 ◆松山かつのり 委員   分かりました。そんなら、あとは教育委員会にしっかりと私どもは訴えていきたいと思います。学校園の給水スポット、水分補給する体制というのは非常に重要だと思いますので、その辺はこちらでもまた進めていきたいと思います。  もう1点は、先ほどペットボトルを減らす取組として推進していくといったことがあるんですけども、今、庁内で――庁内というか、公共施設に設置している自動販売機、これについての考え方をまず確認させてください。 ◎美化企画課長   庁舎内でも自動販売機が多数設置されておりまして、その自動販売機でペットボトル飲料が販売されているといった状況になっております。本庁舎につきましては、1階に設置しております自販機は災害対応型の機械を導入しているということですので、過去の一般質問、代表質問等におきましても、そういった性質、趣旨があるので、災害時のことも考えるとペットボトルの販売そのものをやめることはなかなか難しいといった答弁をさせていただいたかと思っています。ただ、災害対応型の機械を置いていないような公共施設等もございますので、今回、こういった事業を進めるに当たりまして、庁舎内での自動販売機におけるペットボトル飲料の販売の在り方についても検討して進めてまいりたいなとは思っております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員 
     分かりました。災害に対応してない自動販売機の今後の対応をまた検討するといったことが確認できましたので、よろしくお願いします。  最後、これは12月の私の一般質問でしましたプラごみ削減宣言ですね、これについてもう一度当局のお考えを確認させてください。 ◎環境局長   松山委員から一般質問で御質問を受けた件かと思います。  我々、宣言という形になるかどうかは分かりませんが、今日お示しした形で、プラごみの削減、ゼロを目指していくような削減の方針は定めたいと思っております。ただ、宣言という形になるかどうかについては、すみません、今の段階で明確なことには至っていないということでございます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   現時点ではお答えできないということですので、これはしっかりと、ほんとにここまで踏み込んで、もっともっと踏み込んでやらなければいけない事業ですし、これも一般質問で言ったんですけども、環境学習都市宣言を全国初でやった本市ですから、やっぱりプラごみ削減宣言というものをしっかり明確に打ち出して、その宣言でどういう取組をしなければいけないのかということを分かりやすく市民にお示しするということが大事やと思いますので、検討のほうをぜひ強く要望しておきます。  以上です。 ◆吉井竜二 委員   さくっと簡単にいきたいんですけど、この給水スポットですね、これでどれだけ環境にいい影響を与えるのかなというのが疑問だったので、数値的に何かあるんですかね、これをやったからどれだけペットボトルが削減できましたとかという。 ◎美化企画課長   本日の資料でも他自治体の取組状況ということで何市か紹介させていただきましたけども、既に実施されている他の自治体にもどうですかということをお聞きはしたんですけれども、設置してから年数がそんなにたってないということで、まだ効果検証はできていないというお答えでした。我々も、今回、この事業をやりまして、実際に減っていく部分というのが、例えば自販機の横に置かれているごみ箱の中に投入されるペットボトルが減っていくとか、いろんな庁舎とか商業施設、そういったところで捨てられるペットボトルが減っていくんだろうなということを想像してます。それらのペットボトルは、我々市の処理施設には搬入されてこない部分になってきますので、今、総量がどれぐらいあって、それがどれぐらいになっていくかというのは、なかなか数字を拾うのも難しいところではあるので、今回設置しようとしてます給水器に流水計を設置いたしまして、どれぐらいの方が利用していただいているのかなということは数値として把握していきたいなというふうには考えております。  以上です。 ◆吉井竜二 委員   そしたら、ごみの量が減ったかどうかと利用者が増えているかどうかは別にそんなに関係ないというか、関連性が分からないというか、多分、水を飲んでいても、もしかしたら、ふだん水道水で飲んでいる方が給水スポットに来ていたらごみの量は多分変わってないと思うんですけど、そういったところって――何が言いたいかというと、効果検証が難しいなと思うんです。どうやって効果検証するのかなというのを聞きたいんですけど、お聞かせ願えますでしょうか。 ◎美化企画課長   先ほどお答えしましたとおり、このペットボトルの消費量そのものが我々市のほうで把握している数値以外の部分の変動になってこようかと思っておりますので、なかなかペットボトルの量が西宮市内でどれぐらい減るのかというのは、正直、把握することが難しいと思ってます。ですので、先ほど申し上げましたとおり、流水計をつけまして、どれぐらい利用されたのか、その利用された水の量から、例えば500ミリペットボトルに換算したら何本とか、そういったような見せ方ぐらいしかなかなか難しいのかなというふうには思ってます。  以上です。 ◆吉井竜二 委員   ありがとうございます。  何が言いたいかというと、その検証の仕方だと、果たして本当に環境に対していい影響があったのかというのを、市民も僕も誰も分からないと思うので、その検証方法とかというのは、この事業に当たってはもしかしたらもう無理なのかもしれないんですけど、これからそういう事業をするのであれば、これは効果があったよとか、なかったよとか――要は税金を使うわけじゃないですか。1台当たり5年間で40万円ぐらい使うんでしたっけ。だとしたら、これは効果があったよとちゃんと明確に分かるメニューを用意しないとなかなか納得感はないのかなというふうに思うんです。  ただ、別の見せ方として、効果検証はできないんですけど、こういうのをやっていて、環境にいいことをしてますというファイティングポーズとして見せるというのであれば、額もそんなに大きくないので、ありなのかなと思うんです。でも、基本的には効果検証をちゃんとできる状態のものを出してくれたほうが精査しやすいかなというふうに思うので、次回以降、お願いしたいなというところです。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   2点、設置場所と他自治体の取組状況についてお聞かせいただきたいと思います。一問一答でお願いします。  まず、設置場所及び設置箇所数なんですけど、本庁舎、支所、公民館、体育館などとあるんですが、この中で今考えていらっしゃる優先順位というか、順序としてはまずどこから設置していく御予定でしょうか。個人的には、やっぱり水分を取られる機会の多い体育館とかが一番よろしいのではないかなと思うんですが、そのあたり、どのようにお考えであるかをお聞かせいただきたいと思います。 ◎美化企画課長   設置場所の優先順位、選定の条件等なんですけれども、基本的には、ある程度地域を満遍なく、ある程度カバーできる場所に設置したいなというふうには考えております。そうなってきますと、やはり支所であったり公民館であったりといったところがメインのターゲットにはなってこようかなと思っております。  今お話の中でありました体育館なんですけれども、本市の体育館ですね、1か所、サン・アビリティーズ以外のところにはじかに口をつけて飲むタイプのウオータークーラーが既に全て設置されているということなので、ここについては、今回我々が導入しようとしてます水筒での対応型のやつに無理やり置き換えをしなくても、一定そのウオータークーラーで、水筒を持っていっていただければそこで給水はできるのかなというところで、体育館は、給水スポットという形で見せ方の中には含めたいなと思ってますけど、今回設置する箇所としては外してあります。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   サン・アビリティーズはどうしますか。 ◎美化企画課長   我々としましては、サン・アビリティーズにも設置したいなということで、設置候補のリストの中には入れているんですけれども、新年度の予算編成が厳しいというところで、サン・アビリティーズ自体が、設置しようとしますと工事費がそこそこかかるということで、今、新年度の予算査定を内部でやっているんですけれども、なかなか難しい指示を頂いております。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   この工事費の部分のお話でちょっと考えたんですけど、この給水スポットは水道直結式しか方法がないのか。例えばですけど、ミネラルウオーターまでいかなくても、水道水をタンクに入れて使うとかというような形式のものがあるならば、工事費が必要じゃなくて、また、設置もしやすいところも増えてくるのではないかなと。  二つ目の質問のところにも絡んでくるので言っちゃいますと、ほかの自治体でも、さいたま市、葉山町とか所沢市とか、これだけの設置されている台数についても、全て水道直結式での実績なのかどうか、その辺をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎美化企画課長   今回、水道直結式をやりたいというメリットのところなんですけれども、今、委員から御提案がありましたボトル型の分ですね、よく一般家庭とかで、大きい、例えば4リットルとか5リットルとかのボトルが送られてきて、それをカートリッジのように付け替えるタイプの給水器といったものもあるんですけれども、取替え式の分だと、それを運ぶというところの輸送の部分で、車で運ぶとなりますとCO2が出るといったこともありますので、水道直結式のものが一番環境負荷が低いというところで、今回我々としては水道直結式であることを条件にしたいなというふうに考えております。  他の自治体の事例なんですけども、他の自治体も、今回、名前を挙げさせてもらっている5市町ですね、いずれも今私が申し上げたような観点から水道直結式を採用ということをお聞きしております。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  さっきのお話でいくと、サン・アビリティーズは、工事費も結構かかるし、今給水設備がない。皆さん、利用者の方はそれぞれ工夫して、もちろん水筒なんかをお持ちいただいているんでしょうけれども、今回の趣旨・目的から考えると、ペットボトルをめちゃめちゃ持ってきている人が体育館にいたとして――サン・アビリティーズにいたとしてですけれども、そういうところこそこういった給水スポットが必要なんじゃないかなと思うんですよ。例えばウオータークーラーを設置するであるとか、ボトル式――水道水なので、現地で誰かが補給することも別にできるっちゃできるとは思うんですけれども、そういった実情に応じた導入というのも柔軟性を持って対応していただきたいなと思うんです。その辺の可能性としてはあるのかないのか、本庁舎も支所も含めてですけれども、入れられるところと入れられないところがあるという話は事前説明のときにもお聞きしているので分かるんですけれども、工事費というところがかかってくると予算もやっぱり大きくなるじゃないですか。なので、このあたりの工事費を極力削減しながら、ペットボトルの削減というのを目的にされるのであれば、水道直結式だけじゃなくて、いろんな方法も考えてみられたらいいんじゃないかなと思いますけど、どうでしょうか。 ◎美化企画課長   今回、設置場所を選定するに当たりまして、各局に設置できるかどうか、また、設置してほしい、不要だとかといった意向調査というものをさせていただきました。それで設置してほしいという御希望を頂いた施設なんですけども、一定排水ですね、水筒に補充するんですけども、いろんな方が利用されるので、使い方が適切でないような利用者がいた場合、水がジャーと出っ放しになったりというところで、床がすごく濡れてしまって、気づかずに通られた方が水で滑って転倒するんじゃないかとかといったことを懸念されておられまして、それで、排水にはつないでほしいという希望がかなり多かったんですね。なので、給水の部分は、先ほど委員が言われたようなボトル型というふうな感じで直結しないような機種を採用するということを考えたとしましても、排水のところで、そこを排水につないでほしいということを言われますと、やっぱり工事がどうしても必要になってくるのかなというところで、今回は、できれば排水もつなぐような形での設置の方法というものを優先して考えているというところです。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。分かりました。  排水設備があってということであれば、工事が必要のないところを優先的に入れていくということで、極端な話をすると、工事がかかるところは今回は入れないという認識のほうがいいんですかね。 ◎美化企画課長   まだ予算査定も、今日予算査定がある状態なので、あんまり明確には申し上げにくいんですけども、一定工事費用がかかったとしても、その施設の利用者が割と多いようなところには工事してでも設置したいなというところが幾つかはございます。なので、それ以外のところは、基本、今ウオータークーラーが設置されているけれども、結構老朽化が進んでいる、ちょうど置き換えも検討されているような公民館とか支所というものが工事費なしで置き換えだけをしようというような感じで、できるだけ工事費用を圧縮しながら、可能な範囲で多く設置する方向で我々としては予算要求を上げにかかっているといったところです。  以上です。 ◎環境局長   脇田委員御指摘のように、なるべく我々もたくさんのところにと思っておりますが、取りあえず、小さくなるかもしれませんが、まずはスタートしたいという思いもございます。翌年度以降も広げていきたい。また、他市では民間施設にも設置をお願いしているような事例もございますので、一旦今回はスタートさせていただいて、徐々に広げていきたいという姿勢でございますので、御理解いただきますようによろしくお願いします。 ◆脇田のりかず 委員   分かりました。ありがとうございます。  重複しますけど、サン・アビリティーズは給水施設がないということで、いろいろ所管的な問題もあると思うんですけれども、ここは局長に頑張っていただいて、給水スポットをつけられるようにどうにかお願いします。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   取組についてが1点と、給水スポットについて1点、お伺いします。  まず、取組なんですけれども、3ページです。  先ほど庁内の自動販売機のことで松山委員が取り上げられましたけれども、その御回答の中に、自動販売機からペットボトルをなくしていく、それは災害に関してできないんだという御説明だったと思うんですね。豊中市とかでは、ワンウエープラスチックを削減する取組として、ペットボトルを使わないプラスチックスマート自販機を役所に設置している、販売機には、紙パック、缶飲料など、環境負荷が少ないパッケージがセレクトされている、また、鎌倉もそうですし、門真でも、指定管理者と共同して市内の公共施設にペットボトル飲料、こういったものの販売を削減しているということで、ほかの自治体ではワンウエー削減としてそのような取組をされておられるんですけれども、先ほど御説明いただいた、私はちょっと分からなかったんですけど、ペットボトルを災害時に置かなければいけない、その他、紙とか缶では駄目なんだというふうに受け取ったんですけど、その辺、なぜペットボトルじゃないと災害では駄目なのか、教えてもらえますか。 ◎美化企画課長   水に関しては、ペットボトル以外の容器で販売されている製品そのものが今ないといいますか、例えば紙パックでのミネラルウオーターとか缶のミネラルウオーターといった、そういった製品そのものがないので、どうしても水に関してはペットボトルでの販売というのが一般的な形式になっております。災害時に停電とかということが起こりましたり、断水が起きた場合に、市役所本庁舎に避難されてこられた方は、手回しで発電できる自販機というものを、今、本庁舎の1階に設置しておりますので、自販機の中にある分だけにはなってしまいますけれども、それで一定水を提供できるといった性質のものを置いているといったことでございます。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。庁内の自販機の数というても知れているんでしょうけれども、商品自体がペットボトル以外がなかなかないということで、理解いたしました。  次に、給水スポットについてなんですけれども、まず、市が設置されようとしている給水スポット、これは、不特定多数の方々が利用されるということでしょうか。 ◎美化企画課長   そのとおりでございます。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  先ほどウオータークーラーのこともちょっとおっしゃっておられて、私ちょっと、これを読ませていただいていて、一つだけずっと気になってはいたんですけど、今この時期なので、コロナの感染が広がっております。給水スポットは非常にいいことだなと思うんですけれども、7ページのほかの自治体、4市1町さんですか、これらは事業実施が全てコロナの前の実施なんですね。不特定多数の方々が利用されるということで一つ懸念というか心配がありまして、例えばマイボトルといっても、やはり自己管理なので、必ずしもきれいに洗えていないということもあるのかな、そういったときに、給水口のところでの感染リスクはどうなるのかなと考えたり、あとは、不特定多数ですから、どなたが使われるのか分からない、マイボトルじゃなくて、ペットボトル、しかも、自分が口で飲んで使い回したペットボトルで給水される方もおられるのかなと。そうすると、ペットボトルの口をつけているところに給水部分が当たると、これもまた感染するのかな、そういったことは何か管理をされるのかなということを思います。今、このコロナの時代に給水スポットを取り入れてみたんだけれども、他市でもちょっと感染が出てきて使用不可になったということもないのかなということも考えるんですね。プラごみの削減目的で、先ほど御説明いただきましたけれども、マイボトルの中身がなくなればコンビニや自販機でペットボトルを購入せざるを得ないんだ、だから、給水スポットの整備が必要だということで、確かにそうだなと思うんですけれども、感染防止によって使用禁止となってしまわないのか、そういったことも想定した上で衛生的に皆さんに安心して御使用いただける、そういう対応策をお持ちなのか、これはお尋ねしておきたいと思います。 ◎美化企画課長   今既に実施されている各市――さいたま市さんとか京都市さんに、このコロナが始まって以降、給水機の運用自体をどうされてますかということはお聞きしましたけれども、特に止めることなくそのまま使っていただいているというお答えでした。今回、水筒で給水していただくということなんですけども、まだどの機種になるか決定はしておりません。飲み口自体をダイレクトに接触させて水を入れるといったような形式ではないので、委員が心配されているようなことは可能性としてはなかなか低いのかなとは思います。ただ、一定気にされる方は気にされるとは思いますので、実際、各施設に設置した後は、職員が小まめに消毒するとか、そういったことぐらいしか対応としてはなかなか難しいのかなと思っています。  あと、実際、各学校等、公民館とか、体育館もそうですけど、じかに口をつけて飲むタイプのウオータークーラー自体が、施設によっては、感染防止というところで使用中止になっていたり、一方ではそのまま使っていたり、その辺も対応はまちまちといったような状況でもありますので、我々としては、その辺のことも考えますと、こういったじかに口をつけない、水筒に入れて飲むといった形に置き換えるほうが、まだコロナ対策としては有効ではないのかなとは思ったりしています。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、「西宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の改正・指定袋制度の導入及び分別区分の見直し(素案)」に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎美化企画課長   「西宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の改正・指定袋制度の導入及び分別区分の見直し(素案)」に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について御報告いたします。  資料の1ページを御覧ください。  今回の意見提出手続につきましては、昨年10月9日の所管事務報告の後、市政ニュース10月25日号及び市ホームページにて周知を行い、10月26日から11月25日までの1か月間、実施いたしました。今回からラインでの意見提出が可能となったこともあり、全部で150名の方から計329件の意見提出がありました。  提出された意見に対する回答分類結果は記載のとおりとなっておりますが、①素案に記載済みの内容ですが61件、②素案を修正しますが件、③今後の参考・検討としますが73件、④素案のとおりとしますが150件、⑤その他が45件となっております。  それでは、提出されました意見及び市の考え方について報告させていただきますので、資料の2ページを御覧ください。
     今回非常に多くの御意見を頂いたため、内容によってある程度の分類をいたしました。本日は、時間の都合もありますので、何点かポイントを絞って御説明いたしますので、あらかじめ御了承いただきますようお願いいたします。  まず、(1)、制度全般に関することですが、ナンバー1からは指定袋制度の導入は賛成であるとの意見をまとめております。  続いて、資料の3ページを御覧ください。  ナンバー23からは指定袋制度の導入は反対であるとの意見をまとめています。今回本市が予定しております導入手法は、市がデザインや規格を定めた袋を用いますが、ごみ処理手数料は上乗せしない単純指定袋でありますけれども、ごみ手数料を上乗せする有料指定袋と勘違いされて反対意見を唱えられている方が多く見受けられました。  続いて、少し飛びますが、資料の10ページを御覧ください。  (2)、指定袋の仕様等に関することですが、ナンバー7を御覧ください。数名の方から袋のサイズに関する意見が寄せられています。素案にも記載しておりましたが、世帯によって人数が異なり、1回当たりのごみ排出量も異なることから、袋のサイズは、大45リットル、中30リットル、小15リットルの3種類を用意するという予定にしておりましたが、もっと小さなサイズの袋を用意してほしいとの御意見も頂いております。袋のサイズ展開については、頂いた御意見も参考にしながら、検討を進めてまいりたいと考えています。  続いて、資料の14ページを御覧ください。  中ほど、ナンバー46、このたび指定袋を導入する目的の一つに分別排出の徹底がございます。現在、燃やすごみを排出される際には、中身が見えない黒い袋で出されていることが多い状況ですけれども、組成分析結果で明らかになっておりますとおり、分別排出がなかなか徹底されていない状況にあり、中身の見えない袋を使用できることが適正な分別排出の阻害要因の一つになっていると推測しています。そのため、ある程度中身の判別が可能な色合いの指定袋を導入したいと考えているわけですけれども、その反面、プライバシーが気になるとの御意見が寄せられています。現時点におきまして袋の色は未定ですけれども、燃やすごみ用の袋に関しましては、完全な無色透明な袋ではなく、若干濁りを入れた半透明の袋を導入したいというふうに考えております。  続いて、資料の19ページを御覧ください。  (3)、ごみの分別や排出方法に関することです。  ナンバー20を御覧ください。  現在、本市では、燃やさないごみとペットボトルの排出時には市が配付しております折り畳み式コンテナを使用していただいており、月に計6回の使用となっております。しかしながら、現行の分別収集形態では、粉々になった瓶類はガラス製品や陶磁器などと混ざり合ってしまい、十分な再資源化が行えていないことや、ペットボトルの収集回数が月2回と少ないことなどから、このたびの破砕選別施設の更新に合わせまして分別区分の見直しを行い、資源化率の向上を図ることといたしました。その結果、これまでどおりコンテナ収集を継続した場合には1か月に12回コンテナを使用していただく、そういう必要が生じることとなります。確かにコンテナ収集方式には、ごみ袋を使用せずに収集できるメリットがあるんですけれども、地域によっては、高齢化や共働き世帯の増加などにより収集日当日のコンテナの出し入れが負担であるとの声が寄せられております。また、収集作業が終了後もコンテナが道路や歩道上に長時間放置されており、通行の支障になっているケースも見受けられております。このようなことから、缶・ペットボトルとその他不燃ごみにつきましては、コンテナの使用から袋収集へ変更する方向で検討を進めてまいりました。  しかしながら、現在、ごみ袋を使用せずに缶類やペットボトルを出せているのに、袋収集に切り替わった場合には袋を新たに購入しなければならなくなるため、経済的負担の増につながるとの御意見が寄せられています。また、袋収集となった場合には、施設での処理工程の中で取り除かれた袋は焼却処分することになるため、CO2発生量の増につながりますけれども、プラスチックの使用を抑制し、地球温暖化の原因となっておりますCO2をなくす脱炭素の方向性と相反するのではないかとの御意見を頂戴しています。本市といたしましては、様々な要因を総合的に判断しました結果、素案でお示ししたとおりの内容にて分別区分及び収集形態の見直しを進めていきたいというふうに考えております。  続いて、資料の22ページを御覧ください。  (4)、負担軽減措置に関することです。  ナンバー1を御覧ください。指定袋制度を導入するに当たり、市が一定数量のごみ袋を無料で配布してほしいとの御意見です。近隣では箕面市などのように、毎年、世帯人数によって異なる数量のごみ袋を無料で配布する代わりに、無料で配布されたごみ袋で収まり切らない場合はごみ処理手数料を上乗せした有料指定袋を購入していただく、そういった仕組みを導入している自治体も確かにございます。ただ、今回本市が予定しております導入手法は、ごみ処理手数料は上乗せしない単純指定袋でありますので、市販のごみ袋と同様、御自身で購入していただきたいというふうに考えております。  続いて、資料の23ページを御覧ください。  現在、自治会等の各地域団体にて地域清掃ボランティア活動を実施していただいておりますけれども、指定袋を導入することにより、もし仮に袋代が高くなってしまうと自治会等の費用負担が増加するため、市が地域清掃活動用のごみ袋を用意してほしいとの御意見です。現在、年に2回実施しておりますわがまちクリーン大作戦に関しましては、こちらでごみ袋を用意して配布させていただいておりますけれども、通年で実施されておられる地域清掃活動で使用されるごみ袋につきましては、各団体等で用意していただいております。今回本市が予定しております導入手法は、ごみ処理手数料を上乗せしない単純指定袋でありますので、これまで同様、市販のごみ袋と同様、各団体等で御用意していただきたいというふうに考えております。  続いて、資料の24ページを御覧ください。  (5)、不適正排出・不法投棄に関することです。  ナンバー7を御覧ください。分別ルールを守らずに出されたごみは、警告シールを貼り、収集されないとのことだが、残されたごみ袋はどうなるのかとの御意見です。現在も、本来の収集日以外の日に出されたごみなど、ごみ出しルールが守られていないごみにつきましては、警告シールを貼り、収集せずにごみステーションに残しております。ただ、指定袋の導入後は、不適物の混入が確認しやすくなるため、収集せずに残していく頻度が高くなることも一定想定されます。もし正しい分別がなされていないごみをそのまま収集してしまいますと、そのごみを出された方は自分の出し方は問題ないと思ってしまい、今後も同様の出し方をし続けることが予想されますので、ごみ出しルールが守られていないごみにつきましては、収集せずに残すべきと考えております。ごみ出しルールが守られていないごみステーションにつきましては、利用世帯に対する啓発チラシのポスティングや、集合住宅等の場合につきましては、管理会社の働きかけなどの対応を行っておりますけれども、場合によりましては、袋の中身を確認し、排出者が特定できた場合には直接指導を行うことも想定しております。  続いて、少し飛びます。資料34ページを御覧ください。  (7)、その他についてです。  ナンバー60を御覧ください。ごみ袋を買いだめしているため導入開始時期を遅らせてほしいとの御意見です。今回、素案でもお示ししておりますとおり、導入開始時期は早くても令和4年4月を予定しており、直ちに開始するわけではありませんので、それまでの間に使い切っていただけるものというふうに考えております。  資料の36ページを御覧ください。  参考資料といたしまして、意見提出者がどのような手段で意見を提出されたのかを集計いたしました。冒頭で申し上げましたとおり、今回からラインでの意見提出が可能となっており、150名中83名の方がラインにて意見を提出されております。  右隣、②の表ですけれども、住所や氏名の記載がなかった8名の方を除く142名の方を対象に意見提出者の意見種別を、賛成、反対、質問、意見4種類に分類した表になります。今回、142名のうち約37%に当たる53名の方から反対との意見を頂戴いたしました。  今回提出のありました意見及び市の考え方についての説明は以上となりますけれども、素案の内容を大きく修正すべき意見はございませんでした。よって、お示ししました素案の内容に沿って指定袋制度の導入及び分別区分の見直しを遂行していきたいというふうに考えております。  なお、今後のスケジュールについてですけれども、本日の所管事務報告及び1月29日に開催を予定しております西宮市環境計画推進パートナーシップ会議・廃棄物減量推進部会において、それぞれ頂いた御意見等を踏まえて素案の見直しを適宜行った後、2月10日付でパブリックコメントの結果を公表し、令和3年3月定例会にて条例改正案を上程することを予定しております。  私からの説明は以上です。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆八木米太朗 委員   一つだけ、意見というのか要望なんですけども、23ページに書いてあります、クリーン作戦のときはごみ袋を支給されるけども、その他のボランティアで清掃活動をするときは、指定袋をこれまでどおり買ってくださいよというふうに書いてありますけども、こういうボランティア活動というのはやっぱり推奨すべきものだと思うので、それが膨大な負担になるということであれば、市民の方にも膨大な負担を強いているという結論になっちゃうので、この説明は、指定袋に変えてもこれまでの黒い袋と変わりませんよということを切々と言うているんやから、それを言うのやったら、せめて、わずかなことなので、クリーン作戦と同じように、私は、この際、こういった活動を推奨してもらうのに、無料で、一定何らかの方法を講じて、自治会なりボランティア団体にそういうのはお渡しするということは検討すべきだと思うんですけども、それについてはいかがでしょうか。 ◎美化企画課長   貴重な御意見ありがとうございます。  地域清掃ボランティアですね、各自治会等の御厚意によって今成り立っているもの、そういうふうに我々としても認識はしておるところなんですけれども、実際問題としまして、ごみ袋ですね、1年通してという部分までなかなか無料配布する財源的な部分の精査とか検討も必要となりますので、今この場で即、はい分かりましたという返答はなかなかしにくいところではあるんですけれども、今後の課題として受け止めたいというふうに思っております。  以上です。 ◆八木米太朗 委員   ボランティア活動に対して、例えば保険を掛けているとか、いろんなことでやってますよね。私は、保険を掛けることよりもこんなんのほうがもっと重要じゃないかなと思うんです。保険を掛けるんやったら、前々から言ってますように、話はそれますけども、ボランティア共済なんかをやるべきだと思って、民間の保険なんて掛けるのはいかがなものだというようなこともあるし、それはやっぱり、ボランティア活動を一定推奨するような制度というのは全体的にきちっとつくっていってほしいと思うんですよ。ぜひ検討をお願いしたいと思います。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   4点、一問一答でやります。一つ目はコンテナについて、二つ目は不燃ごみの指定袋について、3点目、個人情報について、4点目は減免についてを一問一答でします。  まず、コンテナについてなんですけども、現状、コンテナというのは、例えば収集の段階で破損することがありますよね。破損した場合、市が新しいコンテナを用意すると思うんですけども、それは大体、年間どのぐらい破損してどのぐらい費用がかかっているのか、それをまずお聞かせいただけますでしょうか。 ◎美化企画課長   昨年度の実績になります。新たにごみステーションができましたということでコンテナを配付した数が1年間で587個、足りないので追加で欲しいといった御要望にお応えしたものが157個、破損したので新たなものと交換してほしいといったものが815個、それから、紛失してしまったということで配付し直したものが99個、合計しますと1,658個のコンテナを配付させていただいております。昨年度――令和元年度、全部で2,000個のコンテナを発注・購入しておりまして、その金額が187万円となっております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   それが令和8年度から分別を見直して、基本的には、缶・ペットボトル、不燃ごみというのが袋になるという方針を示しました。ということは、コンテナを2,000個発注して187万円という予算がついているわけですけども、これが大幅に減ると考えられるんですけれども、その辺はどういう見解ですか。 ◎美化企画課長   今の見直し案では、令和8年度以降、コンテナを全く使わないということではなくて、瓶についてはコンテナを引き続き使うといった内容になっております。ただ、瓶の排出される総量ですね、排出量ですね、それがどれだけ多いのかということになりますと、正直そこまで多くはないでしょうから、コンテナの数自体は、配付数は、今と比べたら若干少なくはなるのかなというふうには思っております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   これもさっきの八木委員の話じゃないけれども、このコンテナに要する費用がかなり圧縮されるといった場合、要らなくなった、不要になった予算をしっかりボランティアへのごみ袋とかに回すように、そういった措置をしていただきたいというのが1点。  今、戸建ての場合のコンテナの出し入れとマンションでのコンテナの出し入れの個数が全然違うと思うんですね。例えば戸建ての場合は1個出したら十分だと思うんですけども、マンションの場合はそれを4個も5個も出さなあかんという、そういった負担感というのはどう把握されているんでしょうか。 ◎美化企画課長   今、西宮市内で約1万6,000か所のごみステーションがございます。道路や歩道上を使っているごみステーションがそのうち約1万、残り6,000が敷地の中にごみステーションがある、いわゆる集合住宅とかといったような状況になっております。実際、今の実情なんですけども、敷地の中にごみステーションがあるような集合住宅等ですと、そこにコンテナを出しっ放し、置きっ放しにしていても通行に支障がないということなので、あとは、大きな集合住宅等であれば管理人さんが常駐ないしは通いで来られているようなところであれば、管理人が全てやってくれるということで、集合住宅にお住まいの方のほうが負担は少ないのかなと。逆に戸建てで数軒で1か所のごみステーションを使われていて、道路や歩道上を使われているところであれば、当番でどなたかが毎朝出して、収集が終わった後は片づけということをされているということなので、戸建て住まいの方のほうが出し入れの負担感は大きいのじゃないのかなというふうに思っております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   今の答弁を受けて2問目へいくんですけども、ペットボトルが毎週になるということで、その分、コンテナの出し入れが非常に負担につながるといった声も、確かに僕もよう聞いてます。あれは、軽いものじゃなくて、高齢者の方には重たい、結構な重さがあるということですので、あの後、僕も何人かにヒアリングをしました。やっぱり出す分というか、片づけるほうが大変なんやと。要は、仕事をする人が増えて間に合わへん、出すのは8時までに出すんやから、全然出勤に間に合うけども、片づけるのは全然無理や、そういった負担の声を聞きました。  そこで、缶・ペットボトル、その他不燃物に関しては、袋の計画をされていますけれども、パブリックコメントでは非常に反対の意見が多かったというふうな印象があるんですね。燃やすごみについての単純指定袋導入というのは、反対はあるけれども、おおむね賛同が得られるのかなと思っていたんですけれども、不燃ごみについてかなりの負担感を訴えるという声があったんです。その辺、どういうふうに考えてますか。 ◎美化企画課長   今、委員がおっしゃられたことは、我々当局側としましてもなかなか悩ましいところであるのが正直なところです。市民の方のコンテナの出し入れの部分の利便性を優先すべきなのか、それとも袋収集にする――ただ、説明の中でも申し上げましたけども、今、袋を使用していないのに袋を使用していただくということで、その袋を燃やして環境負荷につながりかねないという部分、どちらを優先すべきなのかというのは、正直悩ましいところではありますけれども、施設整備のスケジュールのこともありますので、早々に方針は決めていかないといけないなというふうに考えております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   ペットボトルなんかは袋に入れて出される家庭も中にはあるんですよね。ある方が言われたのが、単純指定袋じゃなくて色指定袋にでけへんのかという声があったんですね。そうなると、市販の分で安い袋を使用できますし、高い指定袋にしなくてもいけるといった声があるんですけども、缶・ペットボトル、不燃については色指定という考え方はないんですか。 ◎美化企画課長   今回、我々が単純指定袋を導入しようとしている理由の一つでもあるんですけども、燃やさざるを得ないごみ袋につきましてはバイオマスプラスチックを導入しなさいという国の方針というものもございます。なので、袋収集にするのであれば、バイオマスプラスチックを一定の割合配合した単純指定袋にすべきかなというふうに考えております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   じゃあ、話をちょっと変えますけども、この不燃ごみの単純指定袋について、他市の事例があれば教えてください。 ◎美化企画課長   隣接の神戸市は、今、缶・瓶・ペットボトルの袋収集、その他不燃ごみの袋収集といったことをやっておられます。他の自治体でも、不燃ごみ用の袋ということをやっておられるところも結構あります。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   分かりました。  これは意見になりますけども、おおむねどっちがいいのかなということを聞いたところ、この際、燃やすごみを指定袋にするんやったら、もう一緒にやったほうがいいという声も多かったです、正直言って。やっぱりコンテナを出す負担というのは物すごい大変や、これ以上分別が増えることによってコンテナの出し入れが増えるということはすごい負担を感じるという声のほうが非常に多かったかなというイメージが僕の中にはあります。これを、他市の事例もあって、他市が缶、瓶、ペットボトルの指定袋導入に際してどういった市民への説明をしたかというのをしっかり研究しながら説明を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  これは以上にします。  次に、3点目、個人情報について。  この御意見の中で、僕がこれはちょっと何とかしなければいけないと思ったのは、女性特有のごみに関する記述が必要なのではないかというふうに思いました。特に女性の一人暮らしが多いこともあって、犯罪や不安を感じる方が非常に多いと思います。それは、やっぱりビニールの指定ごみ袋を使うということで、女性の方の反発というのは非常に多いんじゃないかと思うんですけれども、その辺のケアといいますか、記述といいますか、方法といいますか、その辺は何か対策は考えているんですか。 ◎美化企画課長   正直申し上げますと、中身が見えるということでは、分別をしっかりしていただくというところと相反するといいますか、相入れないような部分になってきてしまいます。他市でも同様に、中身が見えない袋を使われているところのほうが、兵庫県下で言いますと、西宮とお隣の芦屋市、猪名川町、あと加古川市ですか、その3市1町のみで、それ以外のところは全て皆さん、中身が見える袋を使われていて、その辺の問題も、クリアしているとまでは言いませんけど、共存しながらといいますか、そういった状況も受け入れながら生活をされているのかなというところなので、どうしても中身が見られたくないようなものは、紙袋に包んでいただくといったような出し方をしていただくぐらいしかないのかなとは思います。ただ、西宮はまだステーション方式を利用してますので、お隣の尼崎市のように戸別収集方式は利用してませんので、ストレートに誰が出したごみとまでは分からないような状況でもあるので、そこはなかなか難しいところではあるのかなというふうには思っております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   確かに難しいです。本当に何をしていいか僕も分かりませんけども、ただ、そういった被害に遭ったといいますか、そういったことに見舞われた方の相談といいますか、電話相談というのか、これは今後は開設するんですよね。 ◎美化企画課長   すみません、確認です。今回のことに関して専用の電話を、コールセンターといいますか、そういったものを設置するのかという御質問でよかったですかね。  専用のというものは特段設置はいたしません。今、我々美化企画課で、通常、ごみに関する相談とか、あとはごみ電話受付センターで受けておりますので、そこで対応させていただく予定にしております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   これもあとは意見、要望にしておきますけども、たしか今回のパブリックコメントも、ラインを活用することによって件数がぼんと増えたという御意見もありました。前の多様性のパブリックコメントの中にあったのが、電話相談できる時間帯にはいないんだと、帰ってくるのがね。要は、電話できる時間帯に帰ってこられたらええけどなかなかできないといったこともありますし、かけてもなかなかつながらないといったこともありますので、相談体制というのはやっぱりスピードが要りますので、その辺、SNSを活用した、ラインとかを活用した相談窓口体制を整えるのが非常に大事やと思います。電話でも、一旦かけてもつながらへんかったら、もうええわとなってしまう可能性もあるので、やっぱりそういった苦情といいますか、そういった被害があったという、嫌な思いをしたというのは迅速に対応するべきであって、それはやっぱりラインとかSNSを使ってしっかり対応できるような取組をぜひともお願いしたいと思います。  この件は以上です。  最後、今後、高齢者、また子育て世帯について、指定袋を導入するといったことに対する負担感という声も聞きました。特に高齢者や子育て世帯のおむつの問題についてなんですけども、おむつについて、実は私、昨日、娘に聞いたんですけど、子供のおむつが1日に何個も出る、これが指定袋によってかなり負担になるという声も聞きました。おむつを使用しているこういった世帯に対する減免とかそんなんが必要ではないかなというふうに思うんですけど、その辺はどうですか。 ◎美化企画課長   有料指定袋を導入されている自治体でありましたら、例えば生活困窮者であったりとか生活保護世帯に対する一定の軽減措置というものを取っておられる自治体は多いんですけれども、繰り返しになりますけど、今回我々が導入しようとしておりますのはごみ処理手数料を上乗せしない単純指定袋でありますので、一定、バイオマスをどれぐらい配合するかによって市販のごみ袋の単価とどれぐらい価格差が出るのかというところは、我々が価格設定をしませんもので、正直今の段階で分かりませんけれども、かなり差が出るような単価にはならないと思っておりますので、今も市販のごみ袋を買ってもらっている状況であっても、おむつを使われる方が増えればごみ袋を買う量が増えるというのは、それは同じことだとは思いますので、そこは一定、市民の方に引き続き御負担していただくしかないのかなとは思っております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   これは意見、要望です。  今の意見もよく分かる答弁だと思うんですけれども、おむつを使う方であるとか障害者であるとか、そういう減免ですね、しっかり現場の声を拾って、本当に必要なところに必要なサービスが届くような、そういった制度にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
     以上です。 ◆まつお正秀 委員   2点ですかね、一つはパブリックコメントで出されている、ごみで出される中身の確認の件ですね。もう一つは条例化の時期についての質問です。  一つ目は、パブリックコメントがようけあったのでちょっとうろ覚えなんですが、今考えてはるのは、指定袋に入れて、中身が分かったらいかんようなものを例えば小さい黒い袋に入れてそれをまた指定袋に入れて出すというふうなことは置いていくのか、そういうのでも収集するということなのか、そこの確認をお願いしたいです。 ◎美化企画課長   現状でも、例えば毎回毎回、御飯を調理されて、台所で発生する生ごみですね、それを大きな45リットルのごみ袋にじかに出すということはあんまりされないと思いますので、小分けにした袋に入ったごみが45リットルのごみ袋の中に幾つか入っている状況なのかなというのは、私、自分の家を想像してもそういう状態であることは想像がつきます。なので、そういったものを全て収集しませんといったような考え方は持ち合わせておりません。どちらかと言いますと、ぱっと見、例えばペットボトルがたくさん入っているとか、例えば新聞がそのまま束になって入っているとか、明らかに分別をちゃんとしてもらえれば資源化できるようなものが混入しているようなものについては収集せずに置いていくということを想定しております。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   例えば、さっき出た女性特有のものとかが黒い小さい袋に入れて指定袋に入れてあったら、それはそのまま持って帰るということでいいんですかね。 ◎美化企画課長   一応そういった対応で取りあえずは考えております。ただ、大きな黒いごみ袋に完全に二重袋にされるというようなケースであれば、置いていくということも考えられますが。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。  それから、何回かパブリックコメントで出てきたんですが、ごみ袋でひどいところなんかは収集の方が毎回開けてはるみたいなことが2か所か3か所ぐらい出てきたんですけど、実際にそういうふうな、誰がどんなんを出しているか分からへんのに持っていっているのに、ここは頻繁に違うやつを出しているからといって開けたりしているケースというのはあるんでしょうか。ここに書いてある声にあるようなことがあるのかどうか。 ◎美化企画課長   現状はそこまではやっておりません。と言いますのが、ほとんどが黒い袋で出されておりますので、中身に何が入っているのか全然見えないのがほぼほぼ全ての状況です。なので、今そこまではやっておりません。ただ、今後中身が見えるということになってきますと、ちょっとひどいようなケースにつきましては、場合によっては中身を開けるということもやらなくてはいけないケースもあり得るのかなというような想像はしております。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   ということは、パブリックコメントで書いてあるやつはちょっと誤解があるというか、中を開けて毎回のように確認しているみたいな意見もあった――同じ人が何回も出してはるのかもしれんけど、二つか三つかあったと思うんですけど、誤解やという理解でよければそれでいいんですけど。 ◎美化企画課長   書いておりますのは、今後そういった対応も考えられるという意味合いで書いておるものです。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。  あともう一つは、条例化のことですけど、さっき37%ぐらいの方がパブリックコメントでは反対だというふうなことなんですが、我々も共産党で2回ほど説明会をしてもらったこともあって、やっぱりなかなか我々と思うようなというか、ちょっと誤解というか、有料化やというようなところもあったりすると思うんですが、その他プラのときにも400回ぐらい説明会をやられた、今回は600回ぐらい説明会をしたいなというふうなことやったと思うんですが、間違っていたらまた言ってほしいんですが、その他プラのときには、市のほうからここそこで説明会をしますと。今回の指定袋のほうは、住民さんあたりから説明会に来てちょうだいよということであれば行きますというふうなことだと思うんですが、その他プラのときも同じように住民さんからの要望だったのか、それとも市が、例えばどこそこの自治会さんとか、集まってください、説明しますよというふうなやり方やったのか、これから予定されているのと以前の説明会との違いとか、そこら辺の在り方を教えてください。 ◎美化企画課長   前回、その他プラのときは、我々、呼ばれたらどこにでも行きます、いつでも行きますといった形で、各地域から説明に来てくださいといった要望に沿う形で、1年間で450回ほど行かせていただきました。今回も、条例が可決しましたら、いついつから指定袋制度を始めます、説明会を開催しますので、説明に来てほしい場合は連絡を下さいというような形で周知・告知させていただいて、呼ばれたら行くといった対応を考えています。年間大体600回ぐらい呼ばれることも想定はしております。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   その進め方の理解というか、私もよう分からんのですけど、今、いろんな誤解をされている方もこのパブリックコメントでもたしかたくさん出てきてますので、一定そういう説明をやった上で条例化をしたほうが、市民にとっては何か押しつけられたという、そういう感じになるよりも、できるだけ誤解を解いたほうが――いろんな意見があるので、なかなか全ての誤解を解けるというふうにはならんと思うんですけども、誤解を解いた上で進めていったほうがいいのかなというふうに思うんですが、スケジュール的に、次の破砕選別施設とかにおける収集方法の変更とかもありますから、一定お尻も決まってくるのではないかと思うんですけど、一定の市民の理解を得た上で条例化というようなことは考えられへんのかどうかをお願いしたいと思います。 ◎美化企画課長   破砕選別施設の更新につきましては、令和8年度からの稼働を予定しておるんですけども、今の段階からどういった分別区分にするとか、どういった収集――コンテナにするのか袋にするのか、そういったものを決めないと実は施設整備のスケジュールが間に合わないといったようなスケジュール感であります。あとは、ごみの分別がしっかりなされていないという状況に対して、やはり我々としましては、一刻も早く何とか現状を改善したいという思いも強くございますので、できましたらこの3月議会で条例改正案を上程しまして、1年間かけてしっかり説明ももちろんさせていただいた上で、令和4年4月から指定袋制度の導入に踏み切りたいなというふうには考えております。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   来年の4月に導入しないと、破砕選別施設のことも含めて間に合わへん、例えば説明会を先にやっちゃっていくと、それがずれ込んでくるとそういう予定がもう間に合わへんというか、日程的なものがやっぱりあるんですかね。その辺、確認をお願いします。 ◎美化企画課長   分別区分をどう見直ししますかといったところで市民の方の意見は、今回はパブリックコメントという形で意見募集させていただいたんですけれども、またそれを時期をずらしてさらに意見を聞くといったことになりますと施設整備のほうに影響が出るといったことがございますので、今申し上げましたスケジュールで進めていきたいなというふうには考えております。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   いろいろ考え方は分かりました。  取りあえず以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、私のほうから。委員長職を代わっていただいてよろしいでしょうか。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職をお預かりします。 ○田中正剛 委員長   すみません、ちょっと確認です。確認だけですけれども、先ほどまつお委員からありました収集をせずに置いていく基準なんですけども、これは結構明らかにしておかないと、収集する方って、業者さんも何社かありますし、あるものは取っていってもろうて、あるものは厳しくて置いていかれるみたいなことになると、混乱をするのかなと思うんですけど、これは、説明会とかまでには、一定どういうものは置いていって、どういうものは一旦持ち帰るとか、その辺はお示しになられるんですか。ごめんなさい、一問一答でお願いします。 ◎美化企画課長   説明会の中では、具体的にこれだったら持っていきます、これだったら残していきますとあんまり明確に言い過ぎてしまうと、その基準がまた独り歩きしてしまうといった可能性もありますので、ある程度の考え方の説明をちゃんとすることも、それ自体も啓発の一つだと思ってますので、一定、こういうような状況だったら置いて帰ることもありますよみたいな言い方になってしまうのかもしれませんけど、ある程度の説明はやはりする必要があるなとは考えております。前回、その他プラがスタートしたとき、割と透明か半透明かという運用を厳格にし過ぎたときはかなり混乱したという、そういう反省点もございますので、今回、我々も実際に収集作業をする職員の者、あと、委託業者の者ですね、非常に多くの者がごみ収集に携わっておりますので、判断があまりぶれぶれにならないように、一定の考え方というものはちゃんと整理していきたいなというふうには考えております。  以上です。 ○田中正剛 委員長   分かりました。混乱をしないようにしておいていただきたいな、我々がそういう指摘を受けないように、しっかりと制度設計しておいてもらわないと困るなということでございます。  今御説明の中でその他プラのお話がございました。その他プラのときの混乱ですかね、そういうことがありましたけども、今でもその他プラの収集において置いていかれているものというのはあるんでしょうか。 ◎美化企画課長   半透明ということで、実際に中身がある程度は見えます。持った感じ、明らかに何かその他プラ以外のものが、例えば重さとか音とかで判断がつくような場合であれば置いて帰ることもあります。あとは、外袋――レジ袋は基本的にその他プラの対象物なので、レジ袋を使って出さないでくださいということは当初から申し上げている部分ですけれども、実際に収集する段において、レジ袋を使っているのか、それとも市販のごみ袋を使われているのか、正直判別が不可能な状況ですので、そこはレジ袋で出された分については収集はさせていただいているというのが実情であります。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。  これを伺ったのは、最初はやはりどれだけ頑張っても混乱はするのかなというふうにはちょっと想像はしておるんですけれども、収集されなかったごみの取扱いをどのように考えているかということを伺いたいんです。  その他プラの場合は、当時、私のところにも苦情がありまして、置いていかれていると。これは、その他プラですから、生ごみ等は基本的には入ってなくて、半透明だったから持っていってくれなかったみたいなことだったんですね。ただ、今度は生ごみなんですよね。持っていっていただかなかったら迷惑するのは周辺の方なんです。出された方もそうなんでしょうけれども、誰が出したか分からん状態でごみステーションにはありますから、収集しなかったごみの取扱いってどうするお考えなんですかね。 ◎美化企画課長   確かに、今、委員長が懸念されている部分は大いにあろうかと思います。ただ、先ほど説明の中でも申し上げましたけれども、分別ルールが守られてないものをそのまま収集してしまいますと、その方はずっとその状態で出し続けるということになってしまうだけですので、そこは一定置いて帰るといった対応は必要になってくるのかなと思います。実際に置いて帰ったごみを、出された方がぱっと気づいて、自分が出したごみがそのまま残っているわということで引き揚げてくださるケースもあるのかもしれないですけれども、実際のところ、多分、地域でごみの当番とかをされている方が、御厚意でといいますか、それで引っ込めていただいて、また次の曜日に出し直ししてくれているといったケースも多いのかなというのは、我々通常業務をやっている中でもそういった声は聞きます。なので、先ほどの答弁の中でも申し上げましたけども、場合によっては、中身を実際に開けて、排出者にダイレクトに注意をするといった対応も今後は必要になってくるのかなというふうには考えています。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。まさにそのとおりでして、ちょっとお手間なんですけれども、ひどい場合はではなくて、特に最初は、置いて帰ったごみは全部取りに行ってもらいたいんですね。それで、出した人を特定してちゃんと注意していってもらいたい。つまり、生ごみの場合は、御厚意に甘えるわけにいかないと思っているんですよ。特に戸建ての収集の場合、網の出し入れもごみ当番がします。そこにごみが残っていたら、まずその網を引き揚げられないんですね、そのまま置いたままだと。仮に網だけしまったとしましょう。そしたら、ごみだけが置かれていると、今度は必ずカラスに荒らされるんですね、そういうごみって。なので、置いておくわけにもいかない。なので、当然、ごみ当番の方が家に置いておかざるを得ないなと。物すごい臭いがするんですよね。庭に置いておってもカラスが来ますから、家に入れないといけなくなるんですよ。物すごい臭いがするんですね。かつ、それをもう一回そのまま出すわけにいかんのですよ、そのまま出しても持っていってくれないですから。つまり、その人が中を開けて分別して出さなあかんということが発生するのは容易に想像がつくんですよ。それを強いるということですか。それとも、それは絶対にしないということですか。それだけお答えいただいておきたいんですけども。 ◎美化企画課長   確かにおっしゃるとおりで、そういったケースも想定といいますか想像されると思われます。ただ、地域の方々にそういった御負担が発生しないように、今日頂いた御意見も踏まえまして対応のほうは検討してまいりたいなというふうに考えます。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。その点はくれぐれもお願いしておきたいと思います、最初に想定される一番のことだと思いますので。ほかの自治体でも、指定袋にしてそんなことが問題になっているというのはあまり耳にしないので、心配し過ぎなのかなという部分もあるんですけれども、やはり今までずうっと黒いごみ袋で慣れてきているところがありますので、最初は絶対にそういう混乱があるというのは想定して動くべきかなと思いますので、今御回答いただいたとおり、しっかりと検討して対応を考えていただきたいなということで、守っている方が負担をするようなことのないようにだけ徹底していただきたいなというふうに思います。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職をお返しします。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  以上で本日協議すべき事項は全て終了いたしました。  本日の委員会のまとめということでございますが、数多くの所管事務報告がございまして、皆さんから忌憚のない御意見が出たのかなというふうに思っておりますので、当局の方におかれましては、真摯に受け止めていただきたいな、また、御対応をお願いしたいなというふうに思います。  以上を委員会のまとめというふうにさせていただきたいと思います。  これをもちまして民生常任委員会を閉会いたします。  御協力ありがとうございました。           (午後2時38分閉会)...