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  1. 西宮市議会 2020-12-11
    令和 2年12月11日民生常任委員会-12月11日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 2年12月11日民生常任委員会-12月11日-01号令和 2年12月11日民生常任委員会                 西宮市議会                   民生常任委員会記録               令和2年(2020年)12月11日(金)                  開 会  午前 9時59分                  閉 会  午後 5時23分                  場 所  3号委員会室 ■付託事件  (請願の審査)   請願第 12号 新型コロナ感染症による影響を受けた市内の大学生への生活支援金給付及び、西宮市による学費を満額徴収している大学への授業改善の申し入れの請願  (環境局)
      議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)  (市民局)   議案第270号 指定管理者指定の件(市民憩の家)  (市民局(市民総括室))   議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)  (市民局(コミュニティ推進部))   議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)  (市民局(市民部))   議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)   議案第260号 令和2年度西宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)   議案第264号 令和2年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)  (市民局(人権推進部/臨時給付金対策室))   議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)  (産業文化局)   議案第251号 西宮市勤労福祉センター条例の一部を改正する条例制定の件   議案第271号 指定管理者指定の件(西宮市民会館)  (産業文化局(産業文化総括室)・農業委員会)   議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)   議案第261号 令和2年度西宮市食肉センター特別会計補正予算(第2号)  (産業文化局(産業部))   議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)   議案第262号 令和2年度西宮市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第1号)  (産業文化局(文化スポーツ部))   議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)  (産業文化局(生涯学習部))   議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)  (市民局・産業文化局・農業委員会・環境局)   議案第259号 令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号) ■所管事務調査  (産業文化局)   1 所管事務報告「西宮商工会館の建て替えについて」   2 所管事務報告「「西宮市生涯学習推進計画(素案)」について」   3 施策研究テーマ「防犯対策(特殊詐欺対策)について」 ■出席委員   田 中 正 剛 (委員長)   宮本 かずなり (副委員長)   岩 下   彰   まつお 正 秀   松山 かつのり   八 木 米太朗   吉 井 竜 二   脇田 のりかず ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   河 本 圭 司 ■傍聴議員   花 岡 ゆたか   福 井   浄   よつや   薫 ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)   市長      石 井 登志郎   副市長     北 田 正 広  (市民局)   市民局長    土 井 和 彦   参与兼臨時給付金対策室長           町 田 竹 之   市民総括室長兼コミュニティ推進部長           森 口   豊   市民総務課長  西垣内 憲 司   鳴尾支所長   中 塚 和 雄   瓦木支所長   山 本 敦 子   甲東支所長   三 村 嘉 伸   塩瀬支所長   森   正 一   山口支所長   上 野 孝 弘   アクタ西宮ステーション所長           角 石 成 行   市民協働推進課長           松 野 歳 之   地域コミュニティ推進課長           和 田 能 宜   地域コミュニティ推進課担当課長           鈴 木 智 久   地域防犯課長  廉 沢 裕 和   市民部長    名 田 智 子   参事兼臨時給付金担当課長           菅 沼   涼   市民課長    但 馬 裕 子   市民課担当課長 北 原 克 彦   国民健康保険課長           北 出 美 穂   国保収納課長  岡 本 一 人   医療年金課長  阪 口 康 宏   高齢者医療保険課長           柳 澤 充 寛   人権推進部長  植 木   純   人権平和推進課長           小 西   昇   人権教育推進課長           井 上 明 憲   若竹生活文化会館長
              鈴 木 利 尚   男女共同参画推進課長           岩 田 豊 子  (産業文化局)   産業文化局長  岩 崎 敏 雄   参与      北 野   健   産業文化総括室長           長谷川 賢 司   産業文化総務課長           杉 原 和 彦   産業文化総務課担当課長           薗 頭 淳 一   農政課長    増 尾 尚 之   消費生活センター所長           赤 松   圭   産業部長    部 谷 昭 治   商工課長    下 野 隆 正   都市ブランド発信課長           岸 本   綾   大学連携課長  菅 沼   涼   労政課長    木 村 國 彦   文化スポーツ部長           藤 江 久 志   参事      土 居 和 子   文化振興課長  谷 川 隆 浩   スポーツ推進課長           田 中 良 紀   参事(西宮市文化振興財団派遣)           土 居 和 子   生涯学習部長  上 田   幹   生涯学習企画課長           中 島 貴 子   生涯学習事業課長           藤 綱 祥 二  (環境局)   環境局長    宮 島 茂 敏   参与      鳥 居 武 久   環境総括室長  岩 田 重 雄   環境総務課長  坂 本 浩 二   環境学習都市推進課長           小 田   晃   環境衛生課長  鮫 島 秀 和   斎園管理課長  藤 原 秀 雄   環境事業部長  田 中 義 弘   美化企画課長  森 川 信 也   環境施設部長  野 田 敏 彦   施設整備課長  高 橋 能 正  (農業委員会)   農業委員会事務局長           増 尾 尚 之  (教育委員会)   文化財課長   俵 谷 和 子   地域学習推進課長           石 井 紀 子   読書振興課長  北   裕 幸   読書振興課担当課長           中 西 しのぶ ■意見表明者  (請願第12号)   江 頭 翔太朗           (午前9時59分開会) ○田中正剛 委員長   おはようございます。  ただいまから民生常任委員会を開会します。  開会に際し、市長の挨拶がございます。 ◎市長   おはようございます。  第10回定例会民生常任委員会の開催に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  委員の皆様におかれましては、本会議の開催に引き続き常任委員会の開催、ありがとうございます。  本委員会に付託させていただいております諸議案につきまして、何とぞ慎重御審査の上、御承認賜りますことをお願い申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。  よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   この際、お諮りいたします。  本委員会の審査日程及び順序につきましては、タブレットに配信のとおりとしたいと思いますが、請願第12号につきましては、意見表明を希望されている方がおられます。出席者の都合を一定配慮しまして、請願の審査につきましては、この後、議案審査の前に行うこととしたいと思います。  これに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  なお、審査日程に記載のとおり、所管事務調査の件として、産業文化局から2件報告を受けた後、施策研究テーマについて協議を行いますので、御承知おきください。  ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれましては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるように心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、委員長において議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくように心がけてください。  委員の皆様には、委員会質疑に当たっての注意事項をお手元に配付しておりますので、各自、質疑に際しては改めて御確認ください。  次に、当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御活用ください。  本日は、報道関係者より委員会の撮影等許可申請書が出ております。  申請内容を読み上げます。  まず、申請者が朝日放送、申請区分はビデオ、撮影等申請箇所については請願第12号に係る審査、申請理由は授業料免額の取材をしている中で対象者が申請するためとなっております。  2者目が、申請者は毎日放送、申請区分はビデオ、撮影等申請箇所については新型コロナによる影響を受けた大学生への生活支援給付及び授業改善の申入れとなっております。申請理由はニュース番組用取材のためとなっております。  以上が申請内容となっております。  議会運営委員会での申合せによりまして、撮影等の可否を委員会で諮らせていただいておりますが、こちらを許可することに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  これより審査日程に従い審査に入ります。
     まず、請願第12号新型コロナ感染症による影響を受けた市内大学生への生活支援金給付及び、西宮市による学費を満額徴収している大学への授業改善の申し入れの請願を議題といたします。  紹介議員の河本圭司議員から請願の趣旨を説明していただきます。 ◆河本圭司 議員   それでは、私から請願趣旨を請願文書の読み上げにて説明させていただきます。    (朗読)  今般のコロナ禍で、アルバイト等により生活費を捻出している大学生の経済状況は、私たち大人の想像を超えて、かなり逼迫した状況です。今回の請願に至るまでに、請願者本人は、学校側とも数回にわたり交渉を行ってまいりましたが、全く納得のいく対応をされず、西宮市に助けを求めています。ぜひとも皆様にこの請願に賛同していただきたいと考えております。  どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  次に、意見表明者の意見を聴取します。  本日の委員会には、江頭翔太朗さんが出席されております。  この際、意見表明者に申し上げます。  西宮市議会請願及び陳情取扱要綱第7条の規定により、意見表明者の発言は請願紹介議員を通じて委員長の許可を得て行い、1回につき5分以内にとどめるものとすること、また、質疑の主たる答弁者は紹介議員であり、答弁者への助言、補足発言のみとすること、以上のようになっておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、意見表明者の発言を許します。 ◎意見表明者(江頭翔太朗)  よろしくお願いいたします。  私は、関西学院大学に通います4年生の江頭翔太朗と言います。  私自身、春学期、オンライン授業が主に――全ての授業がオンライン授業だったと思います。それで、春学期は、一度様子見ということで授業を受けていたのですけれども、蓋を開けてみると、授業の内容といえば、一方通行の授業であったりとか、課題のみといったように、非常に内容としては疑問が浮かぶばかりの内容でした。それに対して関学側は、学費を満額徴収しておりました。その中には、もちろん授業料が含まれております。さらに、その中に、僕らは学校のキャンパスに立ち入ることができていないにもかかわらず、施設管理費という名目で学費が徴収されております。  それに関して、僕は、8月24日、チェンジ・ドット・オーグというサイトを使って、春学期の学費一部返金と秋学期の学費減額を求めた署名活動を行いました。そして、その集まった署名と私自身が制作しました嘆願書を持って学長室に提出させていただきました。その数日後に、関関同立の4大学長による共同声明というものが出されました。その中には、授業の在り方、キャンパスでの――基本的には秋学期はキャンパスでのキャンパスライフを過ごしてほしいという内容が書いてあったにもかかわらず、秋学期、授業が始まった瞬間、対面授業というものは全体のたったの2割でした。にもかかわらず、高い授業料はそのまま変わらず、そして、施設管理費という名目で扱っていましたところも、人数制限があるので、実際のところ、秋学期もキャンパスの中で施設を使えるというのはほんと限られたところでありました。そこに対して学校側は、施設管理費などのそういうお金に関しては、未来投資という発言を使われていました。  現在、学費のことについて、困っている学生、困窮している学生は、思っているより多い状況であります。そこに対して何か支援を講じる――確かに学校側は支援を講じていると思います。ですが、それはまだ全然僕にとっては不十分であり、納得のいく結果ではありません。そこに何か支援を講じるというのは、僕にとっては未来投資の一つではないのかなと感じております。  12月に入ってからは、学校側は、毎年、クリスマスツリーを点灯します。それは、恐らく学費から使われているお金でクリスマスツリーを点灯していると思っています。今年はクリスマスツリーは点灯しないだろうと思っていたのですが、今年も例年どおり点灯されました。学費を減額しないのにクリスマスツリーを点灯するという矛盾が生じているこの学校が、私は非常に残念でなりません。  ですので、西宮市、そして市議会の方々には、ぜひとも、今回、私が出させていただきました請願書の内容を一度御検討いただきたいと思います。  よろしくお願いします。  ありがとうございました。 ○田中正剛 委員長   意見表明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆まつお正秀 委員   いろいろ趣旨は、大学生だけではなくて、特に独り親家庭の高校生なんかも退学を考えている子が2割とか、そういう報道もありますので、大変な状況だと思います。  まず、当局にお聞きしますけども、実際に大学生への支援を国として何らかしていると思いますが、そこら辺どういう支援をしているかというのが分かればお願いします。 ○田中正剛 委員長   一問一答でよろしいでしょうか。 ◆まつお正秀 委員   一問一答で。 ◎大学連携課長   ただいまの質問につきましてお答えさせていただきます。  国のほうでは、日本学生支援機構を通じまして、給付型の高等教育の修学支援新制度の創設、これはコロナ禍に限らず、2020年4月から実施されておるというところと、貸与型の奨学金の募集を既に行っておられるところです。また、家計が急変した場合――今年度はそういう形で当たっておると思うのですけれども――については、年間を通じて随時申込みを行っておられるということで聞いております。あと、今年の5月に、学びの継続のための学生支援緊急給付金を創設しておりまして、そういった支援を行っておるということであります。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   貸与型と給付型とあるというようなことだったんですが、貸与型でしたら、たしか明石市が100万円か何か、そういう制度をつくってはるということも独自にあったと思います。給付型というのは、支給する対象といいますか、所得がこれぐらい低いとか、そういう一定の基準があるかなと思うんですが、そこら辺の状況というのは分かりますか。 ◎大学連携課長   例えば先ほど申し上げました高等教育の修学支援新制度でございましたら、住民税の非課税世帯であったり、それに準ずる世帯の学生、4人世帯の目安年収としまして380万円までということで対象を設けられておるところでございます。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   一定のそういう上限があって、なかなか全体には行き渡らないということだと思います。  紹介議員にお聞きしますけども、確認なんですけども、ここで言われている市内在住というのは、西宮市に住民票がある学生さんだけということなんでしょうか、どこかから関学に通われていても、それは市内におられる学生さんだけという意味なのか、それを念のためにお願いします。 ◆河本圭司 議員   お答えいたします。  今回私どもが言っておる市内の学生というのは、市内に通われている学生全てです。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   そうですか。ということは、市内の大学全てに、いろんなところから通われている学生さん全てに何らかの支給なりそういうのをしなさいということなのか、もう一遍そこの、例えば親元に住民票を置いたまま西宮の学校に通われている人もいるかと思うんですね。そこら辺の住民票のあるなしとか、市内に住民票がなくても、どこか他県から通われている学生さんも含んで、市内の大学に来ていたら支援をしなさいという意味なのか、そこら辺が少し分かりづらいんですけど、そこら辺のことはどうでしょうか。もしあれだったら意見表明者に確認していただいても結構なんですけど。 ◆河本圭司 議員   私の理解する中では、市内の学生という文言をそのまま解釈いたしまして、市内の大学生という認識なのですが、確認のために請願者本人に確認を取らせていただいてもよろしいでしょうか。 ○田中正剛 委員長   そしたら、補足がございましたら、江頭さんのほうから御説明を。大丈夫ですか、補足はございますか。 ◎意見表明者(江頭翔太朗)  市内に通う大学生ということで、市内在住だったりとか、市内の大学に取りあえず通うという判断は、西宮市の方々に任せたいなと思うんですけども、それが、住民票があるないだとか、市内に住んでいればオーケーというのであればそれがベストなんですけれども、例えば住民票があるとかという条件つきでも全然構わないんですけども。何かというと、これが一つ、西宮市からモデルケースとして全国に普及していただければそれで全てが解決するのかなと思うので、市内在住、市内の大学に通う学生という判断は、西宮の市議会の皆様に任せたいと思っております。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。ということは、市内の大学に通っている人たち全てということだと思うんです。  ただ、そこら辺は自治体の判断に任せるということで、例えば西宮市に在住の学生さんだけそういう支援金を出すということになると、例えば同じ大学内で、あんたのところは西宮市からもらっていいねとか、私は神戸やからもらえないからちょっと困るねとかいうふうなことになるかなと思います。そういうことで、西宮市から発信してほしいということは分かるんですけれども、実際にそういうふうなことになったときに、学生さんの中でもいろいろぎくしゃくする部分はあると思うんですけど、そういうことについてはどのようにお考えになりますかね。紹介議員ですかね。 ◆河本圭司 議員   私からお答えします。  請願者も言っておられたように、今後、西宮市がモデルケースとなって全国に波及することを考えております。取りあえずは西宮市としての判断にお任せしたいなと考えております。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。  例えば関学なんかでしたら、たしか三田キャンパスなんかがあるんじゃなかったですかね。となると、市内の大学というふうに言われると、三田キャンパスなんかは対象外になるのかならないのか、関連の大学だから三田にあっても支援の対象になるのか、そこら辺のことも疑問が湧いているんですけど、そこらについてはどうでしょうか。意見表明者に助言いただいても結構なので、紹介議員からお願いできますか。 ◆河本圭司 議員   委員長、請願者本人に発言の許可を頂けますでしょうか。 ○田中正剛 委員長   そしたら、意見表明者のほうからお願いできますか。 ◎意見表明者(江頭翔太朗)  三田キャンパスの件については、そちらも西宮の判断に任せたいなとは思うんですけども、一つ例を出すとすると、三田キャンパスの方々とか三田に在住の学生には、お金という面ではないんですけれども、食べ物の支援というものがございました。そちらは、例えば三田に住んでいる方とか三田キャンパスに通っている学生というくくりで支援されていました。ですので、僕は、同じ関学生ではありますけども、西宮に住んでいるので、その支援というものは受けていません。そういう一つの例があるので、そこの判断は西宮にお任せしたいなとは思っております。 ◆まつお正秀 委員   趣旨的には分かりました。  また、関学で言うたら、万を超すのか、私もよく知らないんですけど、そうなると、例えば1人2万円とか3万円とか出すとなると莫大になるし、市内在住ということであれば、一定、市外の学生さんに市民の税金を使うということがどうなのかという意見もあるかなというふうに思ったり、一方で、そうなると市在住というふうなことにもなると思うんですけど、そこら辺が非常に難しい部分もあるかなと思うんです。せやから、市在住じゃなくて全ての大学生となると、大学の多いところは莫大な支出が出てくる、大学のあるなしみたいなことはあるのかなというふうなことがちょっと疑問には湧いてきます。  取りあえず質疑なので、一応これで終わらせていただきます。  結構です。 ◆松山かつのり 委員   請願者の窮状というのを今お聞きしまして、切々と訴えたことにすごく共鳴はさせていただいております。本当にこのコロナにおいては、全世界の人々が被害者であるという部分からお聞きしたいと思います。  当局にまず、1点だけですけれども、一問一答でお聞きさせていただきたいと思います。  現在の請願者の窮状もお聞きしたと思うんですけども、今回、関学などと同じような、他の市内大学の学生にも市が給付金を給付することは考えて、検討はされるんでしょうか。 ◎産業文化局長   仮に市が行う場合は、市の財源で事業を行いますので、税を負担していただいている市民の方ということになります。ですので、同じ大学で同じ境遇にあられても、市内在住者の方には支援できますけれども、市外在住者の方には支援が行かないということで、そこでバランスといいますか、差が出るというふうな状況になるというふうに考えております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   今、答弁がありまして、やっぱり我々議会も、市の税金を使う以上は、市の公平性、また、どのように使われるか、何よりも市民の理解が必要だと考えております。今の局長の答弁であると、やっぱり同じ大学でも市内に住んでいる方への支援、また、それ以外の支援、西宮市の税金を使う上で、西宮市在住でない方にも支援するということは、これは市民の理解が得にくいというふうに私は今捉えたわけですけれども、公平性という観点からもう一度御答弁いただけますでしょうか。 ◎産業文化局長   先ほども申しましたように、同じ境遇の方であっても、支給される方とされない方がある、市がやる以上はそういうふうになってしまいますので、これはやっぱり、国とか広域で一定考えるべきような事案かなというふうに考えております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   よく分かりました。  確かに市民の理解を得た上で執行していかないと、これは後々本当に大きな汚点になってしまうということも分かりました。しかしながら、請願者のお気持ちというのもやっぱりしっかりと受け止めていかなければいけない、これも救済していかなければいけないということも分かりました。  そういった意味におきまして、この請願を広く理解していただくためには、ちょっと時期尚早かなという感じを私は受けております。  ですので、私が当局に一言申し上げたいのは、今、請願者の意見とかニーズ、そういった思いをしっかりと酌み取って、生活に困っている方の意見を聞きながら、ニーズを把握しながら、施策を打っていただきたい、それは重々要望しておきたいと思います。本当に現場を離れての行政というのはありませんので、その辺は片時も忘れることなく、要望させていただきます。  この請願書については、まだ時期尚早でないかというふうに判断しております。  以上です。
    ◆八木米太朗 委員   紹介議員の方にお尋ねしたいんですけれども、話がどんどん進んでますけども、確認でございます。  この請願の請願事項ですね、それと、タイトルを見ますと、「授業改善の申し入れ」については「西宮市による」というのがついてあるんですね。ところが、「生活支援金給付」は誰がという主語が抜けているんですね。これは西宮市なのか、それとも、例えば政府がするように、ある意味、西宮市議会のほうで政府にそういう要望を出してくれという意味なのか、それはどちらなのか、少なくともこの請願趣旨とかを見ますと、そこが一個も分からない。わざわざ「授業改善の申し入れの請願」のほうは「西宮市による」というのがついているんですね。ところが、その前の「生活支援金給付」の場合は主語がついてないんですね。そこがどうなのかということを教えてください。それでないと、この審査というのは非常に難しくなるので、その辺を紹介議員はどうお考えなのか、まず教えていただけませんか。  一問一答でお願いします。 ◆河本圭司 議員   私どもは、あくまでも西宮市への請願という趣旨から、西宮市に対して市内の大学生への生活支援金の給付を請願しております。  以上です。 ◆八木米太朗 委員   分かりました。  なぜかといいますと、わざわざ「西宮市による」というのが一方についていて、一方でついてないというね。先ほど松山委員からも出ましたけども、こういう生活支援金の給付を全国的に考えるというのであったら意味は分かりますけれども、我々だけでということになるとちょっといかがなものかというふうに思いますので。  続いて質問させてもろうてよろしいですか。 ○田中正剛 委員長   はい、どうぞ。 ◆八木米太朗 委員   それと、紹介議員にお尋ねしますけども、先ほどから市内在住か在学かということでかなり議論がありますけれども、ここに「市内在住の大学生」ということが請願の第1項目に書いてありますね。この文言から言うて、市内在住の大学生というのは、ここの対象となるのはどのぐらいいてはるのか、それを教えてください。  それと、2番目のこの対象となる満額徴収している市内の大学というのはどのぐらいあるのか、分かったら教えてください。  よろしくお願いいたします。 ◆河本圭司 議員   申し訳ありません、そこまではこちらでは把握しておりません。 ◆八木米太朗 委員   ありがとうございました。  そしたら、すみません、当局にお尋ねしたいのですけれども、市内在住の大学生というのは何人ぐらいいらっしゃるのか、把握しておられますか。当局にお尋ねします。 ◎大学連携課長   国勢調査等のデータ等のほうで推計値というのは一応把握はある程度させていただいておるんですが、正確な数字については、申し訳ございませんが、把握できておりません。  以上でございます。 ○田中正剛 委員長   概数も無理ですか。正確な数字じゃなく、概数でも無理ですか。 ◎大学連携課長   すみません、西宮市内の大学に通っている市内在住の学生だと思うんですけれども、約9,000人でございます。市外の大学に通っている学生が2万5,000人で、合わせて約3万5,000人の学生がいらっしゃるということでございます。失礼いたしました。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   ありがとうございます。  当局に続いてお尋ねしたいんですけれども、これまでも、例えば阪神・淡路大震災とか、そういったときに、生活支援金を学生さんへ支給したというような例がありますか、これまで。お尋ねいたします。 ◎産業文化局長   市が行う場合は、福祉的視点とかいうことで、学生ということにとらわれずに、そういう状況下にある方、その中に学生さんも含めてということになると思いますので、学生さんだけを単体で取り出してというのは、私の記憶している限りではないというふうに認識しております。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   ありがとうございました。  質問は以上です。 ◆吉井竜二 委員   今回なんですけど、請願は学生支援と大学への改善要求の二つだと思うんですけど、これを切り分けてお話ししていきたいと思うんですけど、一問一答でお願いします。  まず、1点目は当局に聞きたいんですけど、関学が今、対面授業というのが難しくなっているという話なんですけど、対面授業が難しいのにも理由があると思っていて、学校が対面授業するに当たって困っていることとか必要な支援とかの洗い出しというのは、市が学校の状況について把握しているのかというところを聞きたいので、お願いいたします。 ◎大学連携課長   大学の詳しい状況については、なかなか把握できていないというところが現状でございますが、市と市内大学等で構成する西宮市大学交流協議会におきまして定期的に情報交換というものは行っております。大学で消毒用アルコールが入手困難であるという情報を得まして、市内企業からの優先的な販売の申出というものを各大学に紹介するなどの取組を行ったことはございます。  以上でございます。 ◆吉井竜二 委員   ありがとうございます。  ここなんですけど、アルコールというのはちょっと前の話なので、今はアルコールとかはあると思うんですけど、そういうように、コロナとかという状況だと、必要なものとか、対面授業を再開するために必要なものとかというのは刻々と変わっていくと思うので、せっかく大学交流センターとかがあるまちなので、ここは、大学に対して市が支援できることはないですかというのをこっちで聞いたりとか、連携を取ってできることがあると思うので、そういうのを検討していただきたいなというふうに思っています。  2点目なんですけど、これは八木委員からの御質問であったんですけど、整理がちょっとできてなかったので、もう一度説明してほしいんですけど。学生といっても2パターンあると思っていて、市内に住んでいて市内の大学に通う方と、市内に住んでいるけど、市外の学校に通う方、例えば大阪の学校に通う方とかがいると思うんですけど、正確な学生数というのは把握できていないという話やったんですけど、それの合計がさっきの3万5,000人という合計でいいという認識なんでしょうか。ちょっと質問しづらいんですけど。 ◎産業文化局長   合計については、約3万5,000人ということで間違いないです。  以上です。 ◆吉井竜二 委員   概算ということなんですけど、カレッジタウン西宮だったりとか文教住宅都市というのをうたっているにもかかわらず、概算であって、正確な数字というのを把握してないというのはちょっとどうかなというふうには思ってます。でないと、こういったときに、災害のときもそうですけど、支援とかが必要な学生さんとかもいらっしゃるので、そこに対して文教住宅都市としてできなかったりとか、すぐに移せないというのも疑問が残るところもありますので、ここについては、今の状況を改善するようなことを検討していただければなというふうに思っていて、また、今回は給付金という話だったんですけど、例えば給付金とかがなかったとしても、アルバイトとかがなくなって困っている学生というのがいるのであれば、例えばなんですけど、学校の学びの指導員だったりとかスクールサポートスタッフだったりとかというのは市でも募集していたりすると思うので、そこに本市の学生さんが入ってくれて、さらに、それは有償ボランティアだったと思うので、そこに、バイトができない分、本市から仕事だったりとかを与えてお金が入ってくるようになれば、ウィン・ウィンの関係になると思うので、そういった市としても支援できる取組というのがあれば検討してほしいなというふうに思っています。  意見については、後ほどまた討論で述べさせていただきます。  以上です。ありがとうございました。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。 ◆まつお正秀 委員   関連質問でいいですか。 ○田中正剛 委員長   関連ということでいいですか。 ◆まつお正秀 委員   さっき、市内在住とかいうような話もちょっとあって、私も最初のところで聞けばよかったんですが、例えば市内在住で京都――京都も大学が多いと思うので、京都の大学、大阪の大学、神戸の大学とかに通っている人についても支援をすべきだというのか、さっきは市内の大学に通うというふうなことだったと思うんですけど、市内に在住で他市の大学に通っている人たちは対象としては入っているのかどうか、お聞きしておきたいと思います。 ◆河本圭司 議員   お答えします。  私の認識では、今回の請願については、あくまでも市内の大学というふうな文言ですので、大阪府ですとか京都府の学生は今回の請願の趣旨ではありません。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。じゃあ、市在住で市外に行っている人は対象外ということで、分かりました。  結構です。 ◆脇田のりかず 委員   1点、請願者の方に質問させていただきたいんですけれども、全体的にこの請願の趣旨の内容が、授業料ですとか学費がかなり高くて、それを減免ですとか免除してほしい、要は授業料に関しての支援をしてほしいのかなというような印象を受けました。明石の例がこちらに記載されているんですけれども、緊急支援策として前期分の学費を上限100万円まで貸し付けするという支援策を実施されているという例も挙げてらっしゃるので、そういった印象を受けたんですけれども、請願にございます「生活支援金を給付すること」という請願の内容なんですが、これは、授業料という性格のものとしての給付金なのか、あるいはアルバイトですとかというような状況がかなり厳しいことを背景とした生活費をメインとした給付金のどちらの目的、性格のものなのかというのがありますので、そこを明確にしていただきたいなと思うんですが。 ◆河本圭司 議員   私どもは、アルバイトなどで生活費を捻出している学生を趣旨に入れておりますが、学生の中には、アルバイトしながら生活費も学費も自分で捻出していらっしゃる、困窮して逼迫している学生に対しての貸付けではなくて給付金という形の西宮市からの給付を請願しております。  答えになってますでしょうか。 ○田中正剛 委員長   いや、要は今の質問の趣旨としては、学費としてお困りなのか、それとも生活費、今生活していく上での費用というのがお困りなのかというところを伺っているので、その辺の御答弁をお願いできたらなということなんですけど。 ◆河本圭司 議員   請願者本人に答えていただいていいですか。 ○田中正剛 委員長   補足ということで、お願いしてもよろしいですか。じゃあ、江頭さん、お願いします。 ◎意見表明者(江頭翔太朗)  僕らの認識としては、それは給付された方に使い道は任せるというイメージ――イメージというか、そういう認識でいるんですけども。例えば今回、国からの給付金10万円もありましたけども、それを学費に充てる学生もいれば、生活費に充てる学生というのもいたので、そこは、給付していただければ給付された学生に任せるという判断でお願いしたいなと思っております。 ○田中正剛 委員長   任せるということです。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  恐らくですけれども、先ほどの当局の答弁からしましても、給付の対象となる目的というのはある程度明確にしないと、教育資金としてのものなのか、あるいは生活の支援金としてというものなのか、恐らくそのあたりの管轄であるとか施策の考え方というところが変わってくるかなと思いましたので、このあたりを明確にしたいと思いましたので質問させていただきました。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、ここで質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はございませんでしょうか。 ◆まつお正秀 委員   日本共産党市会議員団は、対象をどうするかとか、市民の税金を市外の人にも使うかどうかというふうなことはありますが、先ほども意見表明者からありました、文教住宅都市でもありますし、大学のまちでもあります。やっぱりそういう点でも、明石市も貸付けですから、給付という点で――本来、国がやらなければいけない制度だと思うんですけども、そこはやっぱり大変不十分だという点では、やはり西宮市から、金額がどうなるにせよ、そこら辺は市のほうで苦慮しながら――苦慮といいますか、財源の捻出も要ると思うんですけれども、一定そういう何らかの制度をつくって広げていくという点では賛同できますので、この請願には賛成をいたします。 ◆吉井竜二 委員 
     実は私も関学のOBですので、後輩のこういった悲痛な叫びみたいなものについては力になってあげたいなというのが本音です。思い出すと、私は実は3年次編入で関学に入ったので、3年次のときに14単位か17単位ぐらいで入ったので、そこから毎日、朝9時から夕方6時まであそこで勉強して、レポートが1学期に8本とか、テストが十二、三本あったので、本当にアルバイトする時間というのが全くなかったので、本当にお金にも困っていたし、同じような状況というのもすごく想像できます。すごく大変ですよね。だけどしかし、議員という立場で請願についてとなると、公益性だったりとか、対象というのがまだ曖昧かつ不十分なのかなというふうに思うので、すごく心苦しいんですけど、議員という立場ではこの請願について、採択は難しいのかなというふうに考えています。  ただ、後輩の皆さんがこうやって勇気を出して立ったという思いというのは受け取ったというふうに僕は思ってますので、市にできることというのは要望していきたいと思ってますので、そういうところは理解していただきたいなというふうには思っています。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   先ほど質疑の中でも申し上げましたけども、請願者の気持ち、窮状というのは痛いほど伝わってきました。しかしながら、質疑の中でも当局に答弁いただきましたように、市民へ市税を使う、税金を使う公平性のロジックといいますか、これがまだまだできていないのではないかな、イコール市民の理解が得にくいんじゃないかということを非常に感じました。もっともっと詰めていくべき内容もございますので、今回の請願に関しては時期尚早じゃないかという判断で、もうちょっと精度を上げていただきたいというふうに思っております。  以上です。 ◆八木米太朗 委員   先ほども確認させてもらいましたけども、私も、関学のOBでございます。文教住宅都市として学生さんを支援していくというのは、また、学校に対してもいろんなことを助言なり協力していくというのは当たり前でございますけれども、しかしながら、この請願事項の1にしても2にしても、先ほども確認させてもらいましたけれども、やっぱり在住か在学かとかいうようなことをめぐってもそうですし、満額徴収している市内の大学がどの程度あるのかというのも大変不確かな点が多々ありますので、現在のところ、非常に残念ですけども、この請願事項そのものを採択するというのは賛成しかねます。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   私も、いろいろとお話をお聞きしまして、確かに今年は、新型コロナウイルスの影響で経済も大きい打撃を受けておりますし、飲食業ですとか、特に学生さんはアルバイトされていらっしゃる方が多いとは思うんですけれども、この影響を受けた業種でのアルバイトの雇用というのは前年比72%もの減少になっているということで、シフトを減らされたりですとか、経営悪化を理由に雇用契約が打切りになったケースも発生しているというようなケースも、私もいろんなところからの情報として入ってます。なので、このような御要望につきましては、心情的にはすごく理解できるところではあるんですが、請願内容の1にございます生活支援金の給付につきましては、大学生を対象にという前提でお話をしていらっしゃるんですが、同年代につきましては、短期大学ですとか専門学校など、ほかの教育機関に通う学生さんももちろんいらっしゃるということ、先ほどお話しいただいていた市外ですとか市内の学生さん、かなり市外からも多くの学生さんが来られていらっしゃるということなので、市内在住者に限ってこのような生活支援金を市単独で行うということに関しましては、公平性をちょっと欠くおそれもあるのかなというところもありますので、慎重に検討を進めていかねばいけない事項であるかなと思っております。  請願内容の2にございます授業料の減免の決定などにつきましては、大学の自治というものが認められておりますので、大学の自治には大学内の問題に外部からの干渉を排除しようとするような性格のものがやはりこの大学の自治には含まれておりますので、西宮市から私立大学の授業料減免につきまして直接要請ができる立場に立つことはできないのではないかなというふうに考えられます。  大変心苦しいところではあるんですけれども、現時点におきましては、こちらの請願第12号に関しましては不採択という形にさせていただきます。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  請願第12号は、これを採択することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○田中正剛 委員長   挙手少数と認めます。したがって、請願第12号は不採択と決まりました。  ここで説明員が交代をいたします。請願者の方、お疲れさまでございました。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   ここで当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、環境局分を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎環境総務課長   令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち環境局所管の補正予算につきまして御説明申し上げます。  なお、冒頭の議案説明につきましては、着座にて説明させていただきますので、御了承ください。  それでは、補正予算事項別明細書の70・71ページをお願いします。  款民生費、項社会福祉費、目25葬祭事業費は、1,120万1,000円の増額です。右側説明欄、職員の給与費では、当初予算比1名増の職員4名分の人件費で、現員現給による増です。葬儀・斎場管理運営事業経費では、負担金補助及び交付金について都市整備公社への派遣職員共済費の一部相当額に対する補助金で、給与費補正に伴う補助金の減額です。  98・99ページをお願いします。  款、項とも衛生費、目05環境総務費です。6,318万3,000円の減額です。右側説明欄、職員の給与費は、当初予算比5名減の62名分の人件費で、現員現給による補正です。産業廃棄物対策課につきましては、今年4月より環境総括室から環境事業部へ組織変更し、一般廃棄物及び産業廃棄物を合わせて環境事業部一体となり対策を行っております。  目10環境衛生費です。1,059万9,000円の減額です。右側説明欄の産業廃棄物対策事務経費で、会計年度任用職員Bを通年で雇用する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の関係で雇用期間を短縮したことから、報酬、職員手当等、共済費、通勤費の不用額を減額するものです。空き地・空き家対策事業経費は、民有空き地除草業務委託料及び空家対策委託料の執行残を減額いたします。101ページ、ねずみ族昆虫等駆除事業経費は、会計年度任用職員Bの報酬、職員手当等、共済費及び通勤費の不用額、施設保守管理委託及び自動車の購入に係る執行残、研修会参加負担金等は、研修に参加しなかったことによる不用額の減額です。  目15環境保全費です。3,130万円の減額です。環境学習都市推進事業経費では、新型コロナの関係で環境ポスター展を開催しないこととしたため、消耗品費、印刷製本費、手数料及び会場使用料を減額、また、環境学習支援事業の内容を見直したことにより委託料を減額いたします。環境計画推進事務経費は、報酬で環境影響評価専門委員会、環境計画推進パートナーシップ会議、環境計画評価会議の委員報酬、報償費は、EMS研修講師謝金、各研修所への旅費、EMS内部監査員研修参加費などの各種負担金のいずれも不用額を減額いたします。エネルギー政策推進事業経費では、新型コロナの影響により予定していたエネルギー勉強会を開催しなかったため講師謝金を、また、うちエコチャレンジの中止により参加者へ配布予定だったLED電球の購入費を減額、印刷製本費についても、うちエコチャレンジの中止により啓発ポスター等の印刷を取りやめたこと及び第二次西宮市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の修正印刷を来年度に延期したため不用額を減額、また、本年度中の改定を予定していた西宮市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)の改定を来年度に繰り延べたため計画策定支援業務委託料の不用額を減額いたします。なお、事務事業編の計画改定につきましては、今年度中にプロポーザルを実施し、契約を行う予定としており、今回の12月補正で債務負担行為を設定しております。環境監視事業経費では、アスベスト対策のため会計年度任用職員Aの雇用を予定しておりましたが、数回にわたって広報しておりますが、現時点で応募がなく、報酬、職員手当等、共済費及び通勤費を今後応募があった際に必要な経費を除き減額いたします。報償費では、光化学スモッグによる被害がなかったため、被害が出た際の診療に係る報償費を減額、需用費では、環境測定機器に係る消耗品費の執行残、環境測定機器の保守点検委託料と大気、水質などの調査分析委託料の執行残、事業用備品の購入に係る執行残、自動車環境総合改善対策費補助金は、現時点で事業者からの申請がないことから不用額を減額いたします。103ページ、環境監視設備等整備事業費では、年次計画的に購入しております機器の購入費の執行残を減額いたします。  目20墓地火葬場費は、4,386万2,000円の減額です。墓地・納骨堂管理運営事業経費は、会計年度任用職員Aの通勤費を実績に応じて減額し、水道及び下水道使用料については、使用量が想定を上回っているため増額、墓園管理等委託料は、墓園管理システム構築業務委託料の不用額及び樹木剪定など管理委託の執行残、事務機器借り上げ料等は、墓園管理システム等の借り上げ料の不用額等、墓地整備基金積立金は、満池谷墓地の公募区画数及び面積が確定し、墓地使用料の歳入が確定したため、基金への積立金を減額補正いたします。満池谷火葬場設備改修事業費は、火葬場の耐力度調査に係る調査委託料と耐火れんが積替え工事などの施設整備改修工事費の執行残及び不用額を減額いたします。墓地施設改修事業費では、満池谷墓地及び甲山墓園の園路附帯構造物現況調査ほか業務の執行残及び不用額を減額いたします。  項清掃費、目05清掃総務費は、5,284万円の増額です。右側説明欄、環境事業部の職員の給与費は、当初予算比7名増の職員156名分の人件費で、産業廃棄物対策課を環境総括室から環境事業部へ組織変更したことなどによる現員現給の増額です。105ページ、環境施設部の職員の給与費は、当初予算比2名増の職員74名分の人件費で、現員現給によるものです。環境事業部施設維持管理事業経費では、設備関係保守点検等委託料及び事務機器借り上げ料の不用額及び執行残を減額いたします。看板作製委託料と設備補修等工事費の増額については、現在、排出されるごみの中に資源化が可能な古紙類が多く含まれていることから、中前田町にある市所有の遊休地を有効に活用し、古紙回収拠点を整備するため、看板の設置や車両が出入り・駐車できるように工事を行い、紙類の分類・資源化を進めてまいります。ごみ減量等推進事業経費では、環境ポスター展の中止に伴い記念品の費用、消耗品費及び印刷製本費の不用額を減額し、損害保険料は、環境学習バスツアーの中止による不用額、委託料では、看板作製委託料及び環境ポスター展の設営委託業務、会場使用料についても不用額を減額いたします。不法投棄対策事業経費では、毎年6月と12月に実施しておりますわがまちクリーン大作戦を新型コロナの影響により6月は中止したことから、関連する消耗品費、燃料費、損害保険料の不用額を減額し、今年度導入予定としておりましたピリカサービスについて、導入を一時見送っているため、アプリサービス利用料を12月から3月の4か月分に減額いたします。なお、わがまちクリーン大作戦については、12月は地域などの自主判断の下で実施する予定です。じんかい収集等車両整備事業費では、じんかい車両購入費の執行残及び不用額を減額し、環境事業部における一般事務経費は、年度途中で死亡退職や休職となった職員などの代替として会計年度任用職員Bを新たに増員したことなどで32名の会計年度任用職員Bを採用しており、現員現給として報酬、期末勤勉手当、共済費及び通勤費を実績により補正いたします。普通旅費については、全国産業安全衛生大会などが新型コロナの影響により中止となったことから不用額を減額、負担金についても、各種大会や総会が中止となり、減額いたします。そのほか、消耗品費については、執行残を減額いたします。107ページ、環境施設部の一般事務経費は、大会などの中止による旅費及び負担金の不用額、消耗品費の執行残を減額いたします。  目10し尿処理費は、199万8,000円の増額ですが、し尿収集事業経費で、し尿収集等委託料において、工事現場などの臨時分の収集件数が当初予定を上回ることが想定されるため、不足分を増額いたします。移動便所貸出事業経費は、移動公衆便所運搬設置委託料の執行残の減額です。  目20じんかい処理費は、2,516万9,000円の減額です。その他プラスチック処理事業経費では、処理量が、徐々にではありますが、増加しており、処理等委託料を増額いたします。また、その他プラ再生業者ベール検査の立会いを中止したことから、旅費及び検査用車両の借り上げ料を減額するものです。じんかい収集事業経費は、消耗品費の執行残、じんかい等収集委託料の不用額及び執行残を減額し、粗大ごみ処理券販売委託料については、販売実績が想定を上回っていることから増額するものです。使用料及び賃借料は、市民祭りが中止となったことからブース用品のレンタル料が不要のため減額いたします。ごみ電話受付センター運営事業経費については、粗大ごみ等受付システムの執行残及びラインに対応するための開発・導入委託の不用額などを減額するものです。死獣汚物等収集事業経費では、死獣汚物収集運搬等委託料で執行残などの減額です。  目25清掃工場費は、4,372万1,000円の減額です。西部総合処理センター管理運営事業経費で、プラント薬品などの消耗品費の執行残、施設の修繕料や施設・設備維持管理関係委託料の執行残、施設整備改修工事費の執行残及び不用額を減額するものです。公課費につきましては、汚染負荷量賦課金の不用額を減額いたします。  109ページ、目35清掃施設整備費です。3,768万2,000円の減額です。西部工場解体整備事業費は発注支援委託料、西部総合処理センター焼却施設整備事業費は焼却施設整備に係る廃棄物エネルギー利活用構想策定業務委託料、東部総合処理センター破砕選別施設整備事業費は基本計画策定業務及び生活環境影響調査委託料のそれぞれ不用額及び執行残を減額いたします。  次に、130ページ・131ページをお願いします。  款土木費、項都市計画費、目50公園墓地整備費は、431万3,000円の減額です。白水峡公園墓地建設事業費で、合葬式墓地整備に係る実施設計を進めているところですが、確認申請の必要項目が増えたため手数料を増額し、設計委託料については執行残を減額いたします。  一般会計の歳出に関する補正予算(第10号)の説明は以上ですが、引き続き、歳入の説明をさせていただきます。  補正予算事項別明細書12・13ページをお願いします。  使用料及び手数料のうち、使用料、目20衛生使用料です。環境局分は、右側説明欄、墓地使用料及び墓地管理使用料は、今年度、満池谷墓地を公募し、その区画数及び面積等が確定したため、公募状況に合わせて減額いたします。  手数料、目20衛生手数料は、右側説明欄、清掃手数料のうち、し尿処理手数料は、工事現場などの臨時分で収集量が増となる見込みで、浄化槽汚泥処理手数料については、受付実績が見込みを下回るため減額いたします。死獣処理手数料は、収集件数が少なくなる見込みのため減額いたします。廃棄物処理手数料は、事業活動の停滞によりごみ量が減っていることから減額し、粗大・家電ごみ処理手数料については、ステイホーム、在宅勤務などの広がりもあり、家庭の片づけをされる方が増えたと考えられ、実績が当初予定を上回る見込みのため増額いたします。  14・15ページ、国庫支出金のうち、目20衛生費国庫補助金のうち、衛生費補助金は、空家等実態調査業務に対する国の補助金で、歳出額の確定により歳入の空き家再生等推進事業費も減額いたします。清掃費補助金では、東部総合処理センター破砕選別施設整備事業に対する国からの循環型社会形成推進交付金で事業費の確定に合わせて減額するものです。  16・17ページ、県支出金のうち、目20衛生費県負担金です。衛生費負担金は、光化学スモッグの被害がなかったことから歳出で光化学スモッグ対策経費の減に伴い県の負担金を減額するものです。  18・19ページ、目20衛生費県補助金です。環境局分は、衛生費補助金で、低公害車普及促進対策費補助金について、現時点で事業者からの申請がないことから、歳出の減額に合わせ県負担分の歳入も減額するものです。  20・21ページ、財産収入のうち、目10利子及び配当金は、合同運用の利率の実績に合わせて基金の利子を減額いたします。  繰入金では、目05基金繰入金で、基金の充当先である満池谷墓地と甲山墓園の園路附帯構造物現況調査ほか業務及び白水峡公園墓地に整備予定の合葬式墓地設計委託の金額が確定したのに合わせ、墓地整備基金繰入金も減額いたします。  22・23ページ、諸収入です。受託事業収入のうち、目05受託事業収入は、芦屋市からのし尿受入れ量の見込みから減額いたします。  目10弁償金は、環境事業部において6月に発生した物損被害事故に係る車両修繕費用などを相手方から損害賠償金として歳入したものです。  目90雑入のうち、給与費負担金収入は、都市整備公社への派遣職員給与費負担金収入で、現員現給による共済費の補正により歳入も減額となるものです。24・25ページ、実費等徴収金については、民有地除草実費徴収金で、歳出の委託契約金額が減となったことに合わせ減額いたします。資源ごみ回収業者納付金は、新聞、紙パック、雑誌などの古紙類の売却単価の相場が暴落し、値段がつかなくなったことから、5月分から業者からの納付金の単価を0円としたことにより、4月納入分を除き減額するものです。  最後に、債務負担行為についてです。  補正予算書の6ページ及び174ページから177ページに記載しておりますが、歳出のところでも御説明しましたとおり、今年度予定していた西宮市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)の改定を来年度に繰り延べたため、一旦今年度予算の歳出から減額し、来年度予算の歳出に再度計上する予定でございますが、改定作業の期間を十分に確保するため、今年度末にプロポーザルを実施し、契約を行いたいと考えていることから、今回、債務負担行為を設定するものです。  環境局の一般会計補正予算の説明は以上です。  よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆まつお正秀 委員   1点だけお願いします。  事項別明細書の107ページのその他プラスチック処理事業経費がちょっと増えているというふうな話でした。なかなか伸び悩んでいるという話があったんですが、332万円ほどですが、この伸び方というのは、この間、啓発が効いてなだらかに伸びているのか、急激に今回ちょっと伸びているのか、そこら辺の要因というのが分かればお願いします。 ◎環境施設部長   要因でございますけれども、はっきりした要因まで調査・確認できているわけではございませんけれども、やはりコロナの関係で、在宅で何かテークアウトを取ったり、配達、デリバリーを受けたりしたものとか、そういったものによる影響、外食を控えて内食で済ますとかいうような影響で増えているのかなというふうに予想されます。ちなみに、前年の同じ上半期で比較いたしますと、約12%のその他プラの排出量が増えております。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。  ということは、なだらかというよりも今年度に限って増えたという理解でいいんですか。確認ですけど。 ◎環境施設部長   当然、啓発もしておりますので、若干そういった分もあるかとは思いますけれども、やはりほかのごみ種の増加とか減少も考えますと、コロナの影響によって今年はちょっと増えたのかなというふうなことを考えております。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。コロナでステイホームが増えたので、仕事を家でされるから、処理できるものはしようかというふうになったのか、それははっきり分からないということですけど、そこそこというか、そのような考えが分かりましたので、結構です。 ◆松山かつのり 委員   103ページの清掃総務費について、あと1点が105ページの環境事業部施設維持管理について、二つの項目で一問一答でお願いいたします。  先ほどの説明の中で、組織を変更したといいますか、組織を変えたということなんですけど、もう一度詳細に御説明いただけますか。 ◎環境総務課長   今まで産業廃棄物対策課は環境総括室のほうに組織しておりましたけれども、こちらの職員6名を環境事業部のほうに移管しております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   その目的は何かあったんでしょうか。 ◎環境総務課長   先ほど説明の中でも御説明しましたけれども、廃棄物という大きなくくりの中で、産業廃棄物、あるいは環境事業部のほうでは一般廃棄物のほうの処理を行っておりますので、それらを一体的に、総合的に推し進めていこうということで、事業部のほうに移管しております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   産業廃棄物と一般廃棄物を総合的にという、その部分のイメージがちょっとつかないんですけれども、どんな一体的なという、どういうことですか。 ◎美化企画課長   事業者が排出するごみですね、その中に、法律で決められてます産業廃棄物と、それ以外が一般廃棄物ということになっております。これまでの組織であれば、一般廃棄物に関しては我々環境事業部の美化企画課が、産業廃棄物については、旧来、環境総括室にあった産業廃棄物対策課が、それぞれアプローチといいますか、排出事業者に対して指導なり監督ということをやっておりました。ただ、相手とするお客さんといいますか、相手側、排出者は同じ事業者ということで、同一の方ですので、部を一緒にすることによって、産業廃棄物の指導、一般廃棄物の指導というものをトータルで一緒にやろうということで部を一緒にしたということでございます。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   今のでよく分かりました。これは結構でございます。
     次に、古紙回収拠点というお話が出たんですけども、これは、現在は何か所あるんでしょうか。 ◎美化企画課長   今回、まず設置しようとしてますのは1か所でございます。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   現在、中前田町に1か所ということなんですけども、今後、これは増えてくるんでしょうか。 ◎美化企画課長   今回、試しに、今遊ばせているといいますか、今特に使用していない市の遊休地を利活用しましょうというところと、我々、今は古紙の分別排出というものが非常に大きな課題ということになっておりますので、民間の商業施設等に最近であれば古紙の無人の回収ボックスを設置されているというような事例もありまして、そこを利用されている方々も非常に多いということですので、そういった拠点を一つ設けてみて、どれぐらいそこをしっかり利用していただいて、古紙を持ってきていただけるのかなというところで、まずは1か所。今後、どれぐらいの利用量とか、分別排出がどれぐらい進むのかといったようなことを見極めていきながら、実際に増やしていくのかということは今後検討・研究していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   そしたら、中前田町の古紙拠点の状況を見ながら、次を増やすという判断をしっかり研究していくということだと思うんですけども、1点だけ、古紙ですので、無人ということもあって、安全性ですね。例えば、こんなんがあってはならんことなんですけども、放火であるとか、そういった対策というのは必要と思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。 ◎美化企画課長   今回のこの事業は、我々だけでやるのではなくて、実際に市内の古紙回収業者さんと組んでやろうとしております。古紙回収業者さんの側で回収のボックスを用意していただくんですけれども、そのボックスには、当然、消火設備ですね、それも用意していただきますし、あと、防犯カメラも設置していただくことになっております。一応そういった形で放火とかいたずらといったものの抑制というものもしていきたいなというふうには考えております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   結構です。 ◆八木米太朗 委員   えらいささいなことで申し訳ありませんけど、103ページの墓地・納骨堂管理運営事業経費なんですけども、このうちの需用費が、上水道の使用料が55万円増ということなんですけども、何か特別のことがあったんですか、教えてください。 ◎斎園管理課長   特に何らかの原因で増えたということではございません。あくまで使用の実績という形になってございます。  以上です。 ◆八木米太朗 委員   それが普通は不思議ですよね。普通、水道料金なんていうのは、どのぐらいとかいうふうなことを一応検討して、それで予算計上して、何らかの形でそれが一般的に言うて予想を上回ったから補正しますというのが普通やけども、何や分からんけどもというのは、それはあんまりではありませんか。金額にして僅かですけど、通常、我々が考えている予算の補正の仕方としては、金額はささいやけども、ちょっとおかしいから聞いているんです。別に通常ですなんて言われたら、それはないやろうと言わざるを得ないというね。その点どうですか、もう一度答弁してください。 ◎斎園管理課長   確かに何らかの原因があると思うんですけれども、見込まれるというのは、墓地の墓じまい等がそれなりに増えておると思いますので、その際に工事業者の方が水道を使用される、その件数が多少増えたのかなというのが原因かなと今思っておるところでございます。  以上です。 ◆八木米太朗 委員   細かいことなので、とやかく言うのはいかがなものかと思いますけども、やっぱり55万円というのは、普通の感覚で言うたらかなりのものですね、上下水道料金としてね。ただ補正したらええわということでは、やっぱり市民の税金を預かっている以上、もう少し答弁にしてもきちっとしたものを用意して、と思われますなんていうのはやめていただきたいというふうに思いますね。通常は、きちっとそういうのを見越して、大体このぐらいだろうという。ただそれが、例えば100件やと思っておったやつが500件もあった、見込み違いでしたというのやったら分かりますけども、それも非常に曖昧なままでやってしまうという。補正を出す以上は、少なくとも、金額に関わらず、それの根拠というのはきちっと議会で説明できるようにしておいてください。これは指摘しておきます。よろしくお願いします。  以上です。ありがとうございました。 ○宮本かずなり 副委員長   1点だけ一問一答でお願いいたします。  ページ数は107ページ、ごみ電話受付センター運営事業経費のことです。  この中の粗大ごみ等受付等委託料、これは、先ほどの御説明で、ラインの開発のために470万円ほど減額という御説明だったんですけど、もう少し詳しく御説明していただいてよろしいでしょうか。なぜこの470万円が減額されたのかということです。 ◎美化企画課長   この委託料減額の主な要因なんですけれども、今年度からの新たなサービスとしまして、ラインでの受付というものを開始いたしました。このラインでの受付というものは、電話で受け付けしていた既存のシステムをラインでも受付が可能となるようにシステム改修を行う必要がありましたので、その分を予算として計上しておりました。それが913万円計上しておったんですけれども、実際に執行する段におきましては451万円で済んだということで、その差額を含めた470万円ほどが不用額ということで減額したものです。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   分かりました。  計上していたのより半分ぐらいで収まったということで、よろしいのかなと思うんですけど、8月3日からラインをされておられるんですけれども、4か月ほど経過しました。今現在、ラインの収集の受付ですね、割合――電話の割合、ラインの割合というのが分かるのであれば教えてください。 ◎美化企画課長   この8月以降、ラインで受付を開始しましたけども、8月からこの直近11月までではありますけれども、1万1,000件ほどの申込みがラインでありました。今、電話とラインと2種類の方法で受付をしておるんですけども、大体構成比としましては、電話が7割、ラインが3割といった感じで推移しております。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  令和元年度の運営の決算は3,670万円ほどでありまして、単純に計算しますけど、受付の実績が21万7,000件弱、これも単純に計算して、相談1件当たりで169円ほどになるのかなと、電話代が。市民の方がお支払いする粗大ごみの料金も、300円から上は3,600円までございますので、本市のラインは粗大ごみの収集の予約だけなので、持込みの際はまだ予約はラインではできておりません。また、お支払いのことも、ラインではなくて、処理券を取扱店で購入しなければならないということなんですけれども、福岡市のほうでは、粗大ごみの収集の受付から料金支払いまでラインで完結できるという、そういう仕組みもあります。持込みに際しても、電話だけではなく、インターネットでも予約を受け付けできているということもあるんです。今後、先ほど歳入のほうで、ステイホームや在宅勤務でさらにごみが増えることが想定されているということをおっしゃっておられたんですが、今後、支払いについても、処理券の購入だけでなく、ラインで完結できたり、あるいは持込みの際も、電話だけではなくて、インターネットでできる、こういったことも考えていかれる御予定はありますでしょうか。 ◎美化企画課長   前段の支払い方法の部分を先にお答えさせていただきます。  確かに今、全国で福岡市のみがラインペイで実際に支払いまでライン上で完結するという仕組みを取り入れられております。福岡市が全国で一番先駆けて粗大ごみの収集申込みもラインでやったということで、先駆者になっております。我々も、今年度から、まずは受付の部分をしっかり機能するようにラインでやろうということで、申込みの部分だけ特化して行いましたけれども、今後、ラインペイを使った支払いというものも当然視野には入れております。いつになるかというのはまだ未定ですけれども、今後、できれば導入に向けて検討していきたいなというふうには思っております。  以上です。 ◎環境施設部長   もう1点、持込みの場合のインターネット予約は今後検討されるのかというような御質問があったかと思いますので、その件についてお答えいたします。  現状は、市の収集ですと市民の粗大ごみだけですけれども、持込みになりますと、粗大もあり、不燃もあり、可燃もあり、事業系もあり、生活系もありという多岐にわたっておりますので、細かく内容を聞き取った上で、やはり搬入できないようなものもたまにございます。それをきっちりと説明して、搬入者の方に理解いただかないといけないということで、やはり口頭、電話での対応が必要かなと考えております。ただ、やはり今後、市民サービスの向上とか円滑なごみの受入れを考えていかなければなりませんので、ただ、それをしようとすると施設の整備とか回線の改善とか改修とかが必要になってまいりますので、現在、令和8年度に破砕選別施設を改修、更新しようと計画を進めておりますので、その際には何らかの、今よりもより改善された方法について取り組むべく検討を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   ありがとうございます。  最後、意見だけ申し上げますけれども、やはりスマホやネットというのは非常に便利なので、それで予約から支払いまで完結できますと非常に市民の皆さんの利便性が増すと思います。また、結構委託料ですね、電話受付の委託料も令和2年度の当初予算では4,500万円、処理券の販売の委託料も740万円ほど上がっているんですけれども、こういったものもスマホで完結できるのであれば、全てとは言いませんけれども、ある程度抑えられるのか、それによって市民の利便性と浮いた予算の分をもっとごみの事業にできれば、市民の皆さんの有益につながるのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   ここで当局に一言申し上げます。  皆様には反問権と反論権が認められておりますので、御活用ください。  次に、議案第270号指定管理者指定の件(市民憩の家)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎地域コミュニティ推進課長   議案第270号指定管理者指定の件、西宮市市民憩の家「広田山荘」につきまして御説明させていただきます。  議案書24-1ページでございますが、お手元にお配りしました資料により御説明させていただきます。  お手元の説明資料1ページを御覧ください。  西宮市市民憩の家「広田山荘」は、市民の健全な娯楽、休息等のために昭和34年に設置した施設であり、平成17年度から指定管理者制度を導入しております。  一つ目の指定候補者でございますが、公益社団法人西宮市シルバー人材センターでございます。  次に、二つ目の指定期間でございますが、前回と同じく3年とし、令和3年4月1日から令和6年3月31日までとしております。  三つ目の指定管理者に管理を行わせる施設ですが、市民憩の家「広田山荘」でございます。所在地は、西宮市大社町7番17号でございます。  次に、四つ目、指定管理者が行う業務でございますが、資料に記載しておりますとおり、施設の使用の許・不許可及び許可の取消しに関する業務、使用料の徴収、減免及び返還に関する業務、工作物等の設置の承認に関する業務、施設及び設備、備品等の維持管理に関する業務、利用促進を図る業務、その他施設の設置目的を達成するため市長が必要と認める業務などでございます。  次に、2ページを御覧ください。  五つ目、公募及び選考過程でございます。指定管理者は公募としており、7月25日号の市政ニュースに掲載するとともに、市のホームページにも掲載しております。募集要項の配布は7月27日から8月31日で、途中、質疑の期間を設け、申請書の受付期間は8月18日から8月31日までとしております。その結果、今回の応募団体は、指定候補者の公益社団法人西宮市シルバー人材センター1団体となっております。  次に、六つ目、指定候補者の選定方法等でございますが、西宮市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例等に基づき、指定候補者選定委員会を設置し、指定候補者選定につきまして同委員会に諮問いたしました。選定委員は表に記載の5名で、全て外部委員でございます。なお、指定候補者選定委員会の開催は、第1回を7月17日に開催し、10月19日まで合計4回開催しております。  次に、3ページ、(3)、選定基準でございます。西宮市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第4条の規定を基本といたしまして、(Ⅰ)から(Ⅴ)まで5項目の選定基準を設けております。  次に、(4)、審査基準と(5)、評価結果でございます。  申し訳ございません、少しページが飛びますが、5ページ以降に資料を添付しております。A3用紙の5ページ、6ページに審査項目や審査視点、配点などの審査基準を、また、7ページには評価結果を添付しております。  5ページ、A3用紙を御覧ください。審査基準でございます。  表の一番左の列、審査項目といたしまして、1、団体等に関する事項、2、管理運営に関する基本方針について、3、管理運営体制について、4、管理運営業務の実施計画について、次の6ページにまたがりますが、5、維持管理業務の実施について、6、その他業務、7、収支予算に関する事項までの定性評価と、団体の財務状況についてなど二つの定量評価を設け、審査項目ごとに配点を行っております。指定候補者の選定に当たりましては、応募団体から提出された書類を審査基準に基づいて審査するとともに、応募書類だけでは判断しづらい点については、応募団体からのプレゼンテーションを行うなど、ヒアリングも行っております。また、審査項目の中で太枠で囲んでおります項目は、各委員の評価の合計得点が6割に達しない場合は指定候補者として選定しないこととしております。各員には、各項目を5段階で評価していただき、配点が10点の項目は2倍、15点の項目は3倍、20点の項目は4倍した得点を合算して評価を行っております。  選定委員会において審査を行った結果が7ページの審査結果となっております。各項目の得点は、一番右側に記載しております得点の欄でございます。審査項目に従いまして審査を行いました結果、定性評価と定量評価の合計は799点となっております。  申し訳ございませんが、4ページにお戻りください。  (6)、選定委員会の答申(選定理由)ですが、災害時の対応や感染症対策に関する二つの意見が付記されることになりましたが、総合的に評価した結果、公益社団法人西宮市シルバー人材センターが指定期間中において安定的な管理運営を期待できることから、指定候補者として妥当であるとの答申を受けております。  最後に七つ目、指定候補者の決定についてですが、この答申を受けて市内部で検討した結果、答申どおり公益社団法人西宮市シルバー人材センターを指定候補者に選定し、提案させていただくものでございます。  なお、資料の8ページ以降は、応募団体から提出された申請書の概要となっております。一番後ろ、14ページの一番下に提案額を記載しております。  指定管理者指定の件、西宮市市民憩の家「広田山荘」についての説明は以上となります。  よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆八木米太朗 委員   ちょっと気になるところを教えてほしいんですけど、全般的に審査の方法、審査結果、いいと思うんですけど、ただちょっと気になるのが、定量評価の団体の財務状況というのが本来100点満点で60点しかないという。ということは、委員さんが5人いらっしゃって、うち2人が財務状況はよくないという判断をされているわけですよね。そう解釈していいわけですよね。まずそこをお聞きいたします。
    地域コミュニティ推進課長   定量評価の部分なんですけれども、資料で言いましたら6ページになるんですけれども、まず、団体の財務状況についてなんですけれども、こちらの項目は自己資本比率と収支バランスで判定することとしておりまして、自己資本比率が80%以上であれば5点、50%以上であれば4点といった形で、定量的に数字が出ております。それに従いまして算出させていただいた数字が得点となっております。  二つ目の金額の多寡につきましても、提示金額と基準金額が同額の場合は40点、その基準金額から差がありましたら、順次32点、28点という形で点数が下がっていく形式になっております。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   ということは、この7ページの満点――配点掛ける委員数5名というのは、定量評価のところには関係ありませんよということですよね。 ◎地域コミュニティ推進課長   委員おっしゃるとおりでございます。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   であれば、誤解のないように表記を改めてください。そうしませんと、私が今解釈したように、100点で60点やから、この財務状況については何人かの委員さんが悪いというふうに言うたというふうに解釈したんです。分かりました。  でも、あまり満点ではないという、一番の難点が財務状況であるということなので、最後の質問ですけれども、それについて市の考えはどうですか。 ◎地域コミュニティ推進課長   公益社団法人として長年西宮市で活動していただいているシルバー人材センターでございますので、安定した運営を行っていただけるものと考えております。  以上でございます。 ○田中正剛 委員長   いや、この定量評価についての今後ということで御質問はよかったんですよね。八木委員、もう一度お願いします。 ◆八木米太朗 委員   要するに、満点が100点であるのにかかわらず60点であるという点ですよね。これが、今言うた、委員じゃなくて、ここに書いてあるやつで判断したんだ、配点がそうなんだということなので、満点が100点のところで60点という評価に対して市はどう考えてますかということを聞いているんです。 ○田中正剛 委員長   地域コミュニティ推進課長、もう一度お願いします。 ◎地域コミュニティ推進課長   正直、財務状況的には、点数で出ておる数字はございますけれども、市といたしましては、シルバー人材センターのほうに指定管理をお願いしたいというふうには考えております。指定候補者として妥当であると考えております。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   そんなことは言われんでも、議案で上がってきているねんから分かりますやん。ただ、ここに問題は感じませんかと。本来100点であるところが60点だということについて、例えばもっとこういうところの財政状況についてこういうところを改善すべきだと考えているとか、そうでないと、100点のところが60点の評価は何ですかということを聞いているわけです。それをどう市としては評価しているんですかと。それにもかかわらず、要は、指定管理者で上げますよというて議案が上がっているわけですよ。だから、一番疑問に思うのはここなので、そこを説明してくれと言うているのに、いや、候補者で上げてます、審議してください、そんな言い方はないでしょう。違いますか。そこを説明してください。 ○田中正剛 委員長   まず、この評価の仕方ですよね。これはこの広田山荘独自のものかどうかを御説明していただいた上で、これが設定されているのがもし市民局なのであれば、この定量評価、要は指定管理者として選ばれるところが100点満点中60点しか取れないという評価はどうなのかということを問われているわけです。それについての市の回答をお願いしたいなと思うんですけども。難しいですか。 ◎市民総括室長兼コミュニティ推進部長   算出の仕方というのは今確認を要しますけども、全庁的に決まった出し方だと思っております。  100点満点中60点しか取れてないということに対して市がどう思ってるかということでございますが、財務状況的には非常にぎりぎりの線ということだと思っているんですけれども、それ以外、シルバーという団体の特性等を考えますと、ぎりぎりの線でもある程度は大丈夫なのかなという判断はいたしております。だから、基本的には財務状況的には、一般の事業者というところとはある種違うところがあるかと思いますけれども、一定安定して行っていただけるというふうには考えております。  以上でございます。 ○田中正剛 委員長   八木委員、今のお答えでよろしいでしょうか。 ◆八木米太朗 委員   あんまり納得いくような答弁と違いましたけど、それ以上のことを聞いてもしようがないかなというふうに思いますけども、やっぱりここのところね、やっぱりちゃんと説明してもらって、どういう点で財務状況が悪いんやよと。こういう団体であるので財務状況なんてええわけがないというような説明やったらまだ分からんでもないですけども、財務状況がええというのはこういうことですよ、でも、どっちかと言うたら民間でも別に営利を目的としてやっているんじゃないので、こういう点で、財務状況はそんなに芳しくないけども、しっかりやってもらってますというようなしかるべき説明があるのが普通やと思うねんけども、こんな数字が出ておって、そこをちゃんと説明せえへんというのは、議案の説明としてはいかがなものかと思いますので、それは今後よろしくお願いいたします。  私も、シルバー人材センターのことはよく知っているので、分かりますけども、かというて、そんならそうですかと言うわけにはやっぱりいかない、我々は審査する以上はね。そこをちゃんと説明してもらわんといかんので、今後注意してください。よろしくお願いします。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございますでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   ないようでしたら、私のほうから1点お願いしたいんですけれども。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職を交代いたします。 ○田中正剛 委員長   私も、この指定管理者をシルバー人材センターにお願いするということに対して何か疑念があるとかそういうことではなくて、この選び方を若干今後見直すべきかなというふうには思ったところでございます。  その中で、今も質疑の中で少しありましたけども、7ページの定性評価の中でも、利用の促進についてというのが8割に満ちてないということで、低くなっているんですよね。これは、利用の促進って一体何なのかなというところは私には分からないんですけれども、今の利用率というのはどういう状況になっているのかなというところを教えていただいていいですかね。 ◎地域コミュニティ推進課長   令和元年度の数値で申し上げますと、35.1%の稼働率となっております。  以上でございます。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。  この35.1%を、利用の促進という項目を設けていて、委員の皆さんがそれぞれ点数を出した結果、75点満点中54点だったということで、ほかの項目と比較してということなんですけども、点数の割合が少し低いということなんですけれども、これについて何か改善――改善というか、どれぐらいまで利用していただきたいみたいなところの数字って何かあるんですか。 ◎地域コミュニティ推進課長   稼働率につきましては、高ければ高いほどいいとは考えておるんですけれども、今回の提案につきましても、利用率向上につながる取組といたしまして、既存でも予定はされているんですけれども、将棋大会の開催とか、子育て中の母親を支援するイベントとか、そういった形で利用率向上に取り組むというような提案も頂いております。また、近隣住民などへの啓発チラシの配布とか、そういった形での利用率向上につなげる取組も提案していただいておりますので、そういった中で今後も取り組んでいただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。  いろいろと御努力しようとされているのかなというふうに今の御答弁では感じたところなんですね。ところが、この委員さんの点数がそれほど伸びていないというところが若干なぜなのかというふうに思ったところなんです。  もう一つ、今気になったのが、4ページの、先ほども説明がございました、「感染症対策を実施しつつ、事業運営の活性化に努められたい」、つまり、利用をもっと促進してたくさんの人に来ていただきたいということだと思うんですけど、今こうして新型コロナウイルスの感染症が拡大していっている中で、かつ担っていただいているのが高齢者の方ということで、感染すると非常にリスクが高いということなんですけれども、何か特別の対策みたいなことはされているんでしょうかね。 ◎地域コミュニティ推進課長   特別の取組とは言えないかもしれないんですけれども、シルバーさんのほうは、委員長おっしゃるとおり、高齢者の方が従事者となっておりますので、シルバー独自として検温とかそういうのをしながら、従業員の安全も考慮しながら、現在運営していただいております。それも引き続き継続して行うというようなお話を伺っております。  以上でございます。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。  もう要望といいますか、指摘といいますか、しておきたいと思うんですけども、まず、従業員の方が感染されてしまった場合、これは大変なことになりますし、管理運営自体が回っていくのかなというところも心配されるところです。ただ、今、だからといって施設を閉じるとかそういう措置はできないという状況でございますので、利用を促進しなければいけないという命題と、かつ感染を抑えなければいけないという二つの命題を同時に達成するためには、一般的な感染対策では少し手薄なのかなというふうにも感じるところでございますので、こちらは、選定委員会の答申にあるとおり、少し感染対策の工夫が必要なのかなというふうに感じましたので、その点はお願いしておきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職をお返しいたします。 ○田中正剛 委員長   ほかに質疑がないようでしたら質疑を打ち切らせていただきます。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   これより討論に入ります。  本件に御意見はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第270号は、これを承認することに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第270号は承認することに決まりました。  ここで休憩とさせていただきます。  再開は、午後1時とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。           (午前11時55分休憩)           (午後0時59分再開) ○田中正剛 委員長   それでは再開いたします。  次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、市民局分、議案第260号令和2年度西宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第264号令和2年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、以上3件を一括して議題とします。  説明は一括で行っていただきますが、質疑は部ごとに分けて行いますので、御承知おきください。  当局の説明を求めます。 ◎市民総務課長   議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)と、議案第260号令和2年度西宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第264号令和2年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、一括して御説明いたします。  まず、議案第259号のうち市民局所管分につきましては、事項別明細書により歳出から御説明いたします。  白い冊子「令和2年度西宮市一般・特別会計補正予算」の36・37ページをお開きください。  款、項とも総務費、目企画費のうち市民局所管分は、補正額160万4,000円の減額で、右説明欄の中ほどより下、参画・協働推進事務経費は、採択した協働事業のうち新型コロナウイルス感染症の影響により3事業が実施見送りとなったことによる不用額などを減額するものです。  次に、38・39ページをお開きください。  中ほどの段、目広報広聴費は、補正額290万5,000円の減額で、右説明欄の平和施策推進事業経費は、新型コロナウイルス感染症の影響により毎年終戦記念日前後に実施する平和啓発事業を中止したことに伴う不用額などを減額するものです。
     次に、42・43ページをお開きください。  中ほどの段、目特別定額給付金費は、補正額5億4,448万1,000円の減額で、右説明欄の特別定額給付金事業経費は、特別定額給付金の申請期間満了による支給額確定に伴い、給付金や手数料などの不用額を減額するものです。  次の目地域振興費のうち市民局所管分は、補正額3,976万4,000円の減額です。右説明欄の男女共同参画推進事業経費は、新型コロナウイルス感染症の影響により事業の中止や縮小に伴う報償費などの不用額を減額するものです。次の44・45ページ、コミュニティ推進事業経費は、西宮コミュニティ協会が発行する地域情報誌「宮っ子」の休刊により同協会への補助金を減額したことに伴う不用額などを減額するものです。市民祭り補助事業経費は、にしのみや市民祭りの中止によりにしのみや市民祭り協議会に対する補助金を減額するものです。船坂里山学校管理運営事業経費は、ランチルーム改修工事の執行残などを減額するものです。自治会活動支援事業経費は、自治会等公益活動補償制度に係る保険料の不用額を減額するものです。  次に、同ページ下段、目支所及び出張所費は、補正額414万4,000円の減額です。右説明欄の地区センター等整備事業費は、(仮称)越木岩センターの地元説明会に係る印刷製本費の不用額を減額するものです。鳴尾支所事業経費、並びに、次の46・47ページ、瓦木支所事業経費、甲東支所事業経費、塩瀬支所事業経費、山口支所事業経費は、警備業務など庁舎管理に係る委託料の執行残額などを減額するものです。アクタ西宮ステーション事業経費は、空調設備保守点検業務に係る委託料の執行残額などの減額とともに、施設管理組合への空調費負担金について増額するものです。夙川市民サービスセンター事業経費は、清掃業務に係る委託料の執行残額を減額するものです。  次に、50・51ページをお開きください。  下の段、目市民集会施設費は、補正額1,551万2,000円の減額です。次の52・53ページ、右説明欄の市民交流センター管理運営事業経費は、清掃業務などセンターの管理に係る委託料の執行残額などを減額するものです。市民集会施設等管理運営事業経費は、常駐警備業務など市民集会施設等の管理に係る委託料の執行残額などを減額するものです。市民集会施設等改修事業費は、北瓦木センター受変電設備改修工事に係る工事請負費の不用額などを減額するものです。市民集会施設整備事業費は、大箇市民館解体工事設計業務の執行残額を減額するものです。  次に、54・55ページをお開きください。  中ほどの段、目安全・安心対策費のうち市民局所管分は、補正額356万9,000円の減額です。右説明欄の安全・安心対策事業経費は、安全・安心パトロールに係る委託料の執行残額や防犯カメラに係る備品購入費の不用額などを減額するものです。  次に、58・59ページをお開きください。  上の段、項、目とも戸籍住民基本台帳費は、補正額317万6,000円の減額です。右説明欄の戸籍住民基本台帳事業経費は、マイナンバーカードの交付について体制強化を継続するため、会計年度任用職員の人件費や交付特設会場の賃借料などの増、市民課執務室整備改修工事の不用額の減との差引きにより増額となっています。職員の給与費は、市民課職員計45名の人件費で、人事異動や育児休業取得等に伴い減額するものです。  次に、64・65ページをお開きください。  上の段、款民生費、項社会福祉費、目社会福祉総務費のうち市民局所管分は、補正額1,651万1,000円の増額です。右説明欄の職員の給与費は、市民総務課、人権平和推進課、人権教育推進課、及び医療年金課のうち福祉医療業務に従事する職員等、計28名の人件費で、教育委員会から人権教育推進課への移管などにより増額するものです。中ほどの西宮市保護司会補助事業経費は、新型コロナウイルス感染症の影響により保護司会主催事業の中止や縮小に伴い補助金を減額するものです。人権啓発推進事業経費におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響による事業の中止や縮小に伴い講師等謝金や会場借り上げ料などの不用額を減額するものです。芦乃湯会館管理運営事業経費は、光熱水費の不用額を減額するものです。人権教育推進事業経費は、新型コロナウイルスの感染症の影響による事業縮小により不用額を減額するものです。次の66・67ページ、一般事務経費は、コピー用紙購入などの執行残を減額するものです。  次に、同ページ下段、目特別給付費は、補正額286万6,000円の減額で、右説明欄の外国人等障害者・高齢者特別給付等事業経費は、外国人等障害者特別給付金などについて、上半期の給付実績を基に扶助費の不用額を減額するものです。  次の68・69ページ、目国民年金費は、補正額1,615万6,000円の減額です。右説明欄の職員の給与費は、医療年金課のうち年金業務に従事する職員、計9名の人件費で、人事異動などに伴い減額するものです。国民年金事務経費は、業務量の減に伴い会計年度任用職員報酬などを減額するものです。  次の目医療福祉費は、補正額3億9,725万5,000円の減額で、右説明欄の高齢期移行医療助成経費、乳幼児等医療助成経費、障害者医療助成経費、母子家庭等医療助成経費、次の70・71ページ、高齢障害者医療助成経費、こども医療助成経費は、おのおの助成件数が当初の見込みを下回ったため扶助費などの不用額を減額するものです。医療費助成事務経費は、受給者証の郵送件数が見込みを下回ったことに伴う印刷製本費や郵便料の不用額及び医療助成システム保守及び運用に係る委託料の不用額などを減額するものです。  次に、同ページ下段、目若竹生活文化会館費は、補正額818万2,000円の減額で、右説明欄の職員の給与費は、若竹生活文化会館の人事異動などに伴う職員7名の人件費の減と、会計年度任用職員通勤費の増などとの差引きで減額するものです。続きまして、若竹生活文化会館事業運営経費は、新型コロナウイルス感染症の影響による事業の中止に伴い、次の72・73ページ、講座等委託料などの不用額を減額するものです。若竹生活文化会館改修事業費は、空調設備改修工事の設計及び工事請負費の執行残を減額するものです。  次の目国民健康保険事業経費は、補正額4,523万6,000円の増額で、右説明欄の国民健康保険特別会計繰出金は、後ほど特別会計の一般会計繰入金の部分で御説明いたします。  二つ下の段、目後期高齢者医療事業費は、補正額2,940万8,000円の減額で、右説明欄の後期高齢者医療負担金は、令和元年度療養給付費負担金の精算に伴い納付するものです。後期高齢者医療事業特別会計繰出金は、後ほど特別会計の一般会計繰入金の部分で御説明いたします。  引き続き、債務負担行為につきまして御説明いたします。  ページ前に戻りまして、6ページをお開きください。  表の6段目、市民憩の家「広田山荘」指定管理料ですが、これは、広田山荘の指定管理について委託業務契約を締結するものです。限度額は2,216万4,000円で、期間は令和3年度から3年間です。  歳出は以上です。  次に、歳入について御説明いたします。  10・11ページをお開きください。  下の段、款使用料及び手数料、項使用料、目総務使用料のうち市民局所管分は、補正額366万円の減額で、右説明欄の市民集会施設使用料、市民交流センター使用料、男女共同参画センター使用料、次の12・13ページ上の段、船坂里山学校使用料は、新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年3月上旬から令和2年5月末まで休館したことなどにより使用料が減となっております。  次の目民生使用料のうち市民局所管分は、補正額444万5,000円の減額で、右説明欄の若竹生活文化会館使用料におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年3月上旬から令和2年5月末まで休館したことなどにより使用料が減となっています。芦乃湯会館使用料におきましては、芦乃湯会館集会施設のみ新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年3月上旬から令和2年5年末まで休館したことなどにより使用料が減となっています。  次に、同ページ下段、款国庫支出金、項国庫負担金、目民生費国庫負担金のうち市民局所管分は、補正額1,502万5,000円の増額で、右説明欄の保険者支援事業費は、歳出にありました国民健康保険特別会計繰出金の特定財源で、国民健康保険料の軽減額などに応じて財政支援されるもので、当初見込みを上回ったことなどにより国の負担金が増額となるものです。  次に、14・15ページをお開きください。  14ページ4段目、項国庫補助金、目総務費国庫補助金のうち市民局所管分は、補正額5億2,948万4,000円の減額で、右説明欄の女性活躍推進交付金は、新型コロナウイルス感染症の影響により交付金対象事業のいきいきフェスタを縮小したことに伴う減額、特別定額給付金事業費は、給付額の確定に伴い減額するもので、特別定額給付金事務費は、歳出にありました特別定額給付金事業経費の不用額の減に伴い減額するものです。個人番号カード交付事務費補助金は、マイナンバーカードの交付体制強化に係る費用増に合わせ増額するものです。  次の目民生費国庫補助金のうち市民局所管分は、補正額116万8,000円の減額で、右説明欄の隣保館運営事業補助金と次の地方改善施設整備費補助金は、歳出にありました若竹生活文化会館事業運営経費などの減などに合わせ減額するものです。  次の16・17ページ中ほど、項国庫委託金、目民生費国庫委託金は、補正額269万1,000円の減額で、右説明欄の基礎年金等事務費は、歳出にありました国民年金事務経費の減に合わせ減額するものです。  次に、4段下、款県支出金、項県負担金、目民生費県負担金のうち市民局所管分は、補正額3,798万7,000円の増額です。右説明欄の保険基盤安定費(国民健康保険)と保険者支援事業費は、国民健康保険特別会計繰出金の特定財源で、国民健康保険料の軽減額などに応じて財政支援されるもので、それぞれ当初見込みを上回ったことなどにより県からの負担金が増額となるものです。保険基盤安定費(後期高齢)は、歳出にありました後期高齢者医療事業特別会計繰出金の特定財源で、令和2年度に兵庫県後期高齢者医療広域連合が支出する保険基盤安定負担金の負担額が確定したことに伴い、県からの負担金が減額となるものです。  次の18・19ページ上の段、項県補助金、目民生費県補助金のうち市民局所管分は、補正額9,031万3,000円の減額です。右説明欄の無年金外国籍高齢者・障害者等福祉給付金支給事業費から八つ下のこども医療事務費は、歳出の扶助費の減などに伴い、県補助金を減額するものです。  次の20・21ページ中ほど、款、項とも寄附金、目総務費寄附金は、補正額22万1,000円の減額です。右説明欄の参画・協働推進事務経費に充当は、新型コロナウイルス感染症の影響によりまちづくり支援自販機の設置場所の休業に伴い減額するものです。  同ページ下の段、款、項とも繰入金、目特別会計繰入金は、補正額1億732万1,000円の増額です。右説明欄の国民健康保険特別会計繰入金は、都道府県単位化を機に前年度の繰出金の精算を行うものです。  次の22・23ページ下の段、款諸収入、項、目とも雑入のうち市民局所管分は、補正額195万5,000円の減額です。右説明欄の講座受講者負担金収入、次の24・25ページの中ほど、光熱水費使用者負担金収入、一つ飛びまして、親子広島バスツアー参加者負担金は、新型コロナウイルス感染症の影響により事業を中止にしたことに伴い減額するものです。  議案第259号の説明は以上です。  続きまして、議案第260号令和2年度西宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、同じく白い冊子「令和2年度西宮市一般・特別会計補正予算」で御説明いたします。  193ページをお開きください。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ7億2,950万8,000円を増額し、予算総額を450億4,030万6,000円とするものです。  それでは、事項別明細書により歳出から御説明いたします。  198・199ページをお開きください。  款総務費、項総務管理費、目一般管理費は、補正額3,491万7,000円の減額です。右説明欄の職員の給与費は、国民健康保険課、国保収納課の職員、計48名の人件費で、人事異動や超過勤務手当などの減などに伴い減額するものです。国民健康保険事務経費は、消耗品費の執行残額、コンビニ収納等手数料の不用額などを減額するものです。システム開発委託料は、オンライン資格確認等の導入に係る国民健康保険システム改修業務のうち、レセプト対応に係るシステム改修について、国から仕様が示されず、詳細が不明であることから、今年度中の契約、システム改修ができなくなったため、不用額を減額するものです。  次の目連合会負担金は、補正額26万3,000円の減額です。右説明欄の県国保連合会負担金は、兵庫県国民健康保険団体連合会からの通知により負担金が決定したことに伴い、不用額を減額するものです。  次の項、目とも運営協議会費は、補正額20万7,000円の減額です。右説明欄の運営協議会事務経費は、国民健康保険運営協議会委員報酬などの不用額を減額するものです。  次の項、目とも特別対策事業費は、補正額33万2,000円の減額です。右説明欄の収納率向上特別対策事業経費は、印刷製本費の不用額などを減額するものです。次の医療費適正化特別対策事業経費は、職員手当等の増額や海外療養費点検業務委託料の不用額の減額の差引きにより減額となっております。  次の202・203ページをお開きください。  款、項とも保険給付費、目高額療養費は、補正額3億4,241万5,000円の増額です。右説明欄の一般被保険者高額療養費支給費は、当初予算の医療費見込みを上回ったことにより増額するものです。なお、同額が県から交付金として交付されます。  次の204・205ページをお開きください。  款、項とも国民健康保険事業費納付金、目医療給付費分は、予算額の増減はありませんが、歳入予算の補正に伴い、財源内訳を変更するものです。  次の目後期高齢者支援金等分についても、予算額の増減はありませんが、歳入予算の補正に伴い、財源内訳を変更するものです。  次の目介護納付金分も、同じく予算額の増減はありませんが、歳入予算の補正に伴い、財源内訳を変更するものです。  次の206・207ページをお開きください。  款、項、目とも保健事業費は、補正額1,388万8,000円の減額です。右説明欄の健康啓発事業経費は、重複服薬通知業務委託料の不用額などを減額するものです。総合健康診断事業経費は、人間ドック受診者見込みの減に伴い、負担金補助及び交付金の不用額を減額するものです。  目特定健康診査等事業費は、補正額2,257万6,000円の減額です。右説明欄の特定健康診査・特定保健指導事業経費は、郵便料や特定健診等委託料の不用額などを減額するものです。  次の208・209ページをお開きください。  款、項とも基金積立金、目財政安定化基金積立金は、補正額2億2,049万円の増額です。これは、前年度決算に係る剰余金などを基金に積み立てるため増額するものです。  次の210・211ページをお開きください。  款諸支出金、項償還金及び還付加算金、目償還金は、補正額1,951万9,000円の増額です。右説明欄の国庫支出金等超過交付返納金は、前年度に収入した保険給付費等交付金などの精算に伴い、国、県に対し返納を行うものです。  次の項繰出金、目一般会計繰出金は、補正額1億732万1,000円の増額です。これは、都道府県単位化を機に前年度の一般会計繰入金の精算を行うものです。  次の212・213ページをお開きください。  款、項、目とも予備費は、補正額1億1,194万6,000円の増額です。これは、歳入超過分を財源調整として予備費に計上しているものです。  歳出は以上です。  次に、歳入について御説明いたします。  前に戻りまして、196・197ページをお開きください。  款県支出金、項県補助金、目保険給付費等交付金は、補正額3億5,532万円の増額です。右説明欄の普通交付金は、保険給付費の増額に伴い、県から交付を受けるため増額となるものです。保険者努力支援分、特別調整交付金分は、県からの交付決定に伴い増額するものです。特定健康診査等負担金は、受診率見込みの減に伴い減額するものです。  次の款、項とも繰入金、目一般会計繰入金は、補正額4,523万6,000円の増額で、一般会計の歳出である繰出金も同額を増額しています。その内訳は、右説明欄の保険基盤安定繰入金とその下の保険者支援事業繰入金は、国民健康保険料の軽減額などに応じて繰入れを行うもので、それぞれ当初の見込みより上回ったことにより増額するものです。職員給与費等繰入金は、歳出の一般管理費の補正減などに伴い減額するものです。財政安定化支援事業繰入金は、県からの通知により繰入額が決定したことにより増額するものです。その他繰入金は、過年度の特定健診・保健指導に係る国庫返還金に充てるための増額と、歳出の特定健康診査・特定保健指導事業経費の補正減などに伴う減額の差引きにより減額となっています。  次の款、項とも繰越金、目その他繰越金は、補正額3億2,895万2,000円の増額です。これは、令和元年度決算による剰余金を繰り越すものです。  議案第260号の説明は以上です。  引き続き、議案第264号令和2年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、同じく白い冊子「令和2年度西宮市一般・特別会計補正予算」で御説明いたします。  251ページをお開きください。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ1億8,972万9,000円を増額し、予算総額を79億8,366万7,000円とするものです。  それでは、事項別明細書により歳出から御説明いたします。  256・257ページをお開きください。  款総務費、項総務管理費、目一般管理費は、補正額641万1,000円の減額で、右説明欄の職員の給与費は、高齢者医療保険課と兵庫県後期高齢者医療広域連合派遣職員、計20名の人件費で、人事異動や人員増などに伴う給料や共済費の増と、会計年度任用職員報酬などの減との差引きにより増額するものです。後期高齢者医療事務経費は、郵便料などの不用額や印刷製本費などの執行残額を減額するものです。  項、目とも徴収費は、補正額123万7,000円の減額で、右説明欄の後期高齢者医療保険料徴収事務経費は、印刷製本費、通知書自動封入等委託料などの不用額や執行残額を減額するものです。  258・259ページをお開きください。  款、項、目とも後期高齢者医療広域連合納付金は、補正額1億9,075万2,000円の増額で、右説明欄の保険料等負担金、保険基盤安定拠出金、広域連合事務費負担金は、それぞれ兵庫県後期高齢者医療広域連合からの通知により支払い額が確定したことに伴い補正するものです。  次の260・261ページをお開きください。  款、項、目とも保健事業費は、補正額1,433万7,000円の減額で、右説明欄の後期高齢者医療健康診査事業経費は、健康診査や人間ドック費用助成の受診見込み者数を上半期の実績に基づき見直したことにより委託料や負担金の不用額を減額するものです。  次の262・263ページをお開きください。  款諸支出金、項、目とも償還金は、補正額2,096万2,000円の増額で、右説明欄の後期高齢者医療広域連合補助金負担金超過交付返納金は、健康診査に対する補助金など、前年度に広域連合から交付された補助金について、精算の結果、返納が生じたものです。  歳出は以上です。  次に、歳入について御説明いたします。  前に戻りまして、254・255ページをお開きください。  款後期高齢者医療広域連合支出金、項後期高齢者医療広域連合補助金、目後期高齢者健康審査補助金は、補正額564万5,000円の減額です。これは、健康診査に係る国からの補助金を広域連合を通じて収入するもので、健康診査の受診者見込み数を見直したことによる減額です。  次の目特別対策等補助金は、補正額27万4,000円の減額で、右説明欄の特別対策補助金は、健康診査のうち心電図など追加項目に係る国からの補助金を、保健事業推進補助金は、健康診査結果データのシステム登録に係る国からの補助金を、いずれも広域連合を通じて収入するもので、健康診査の受診見込み者数を見直したことによる減額です。  項後期高齢者医療広域連合負担金、目後期高齢者健康診査負担金は、補正額142万5,000円の減額で、これは、健康診査に係る広域連合からの補助金で、健康診査の受診見込み者数を見直したことによる減額です。  目後期高齢者総合健康診断負担金は、補正額156万8,000円の減額で、これは、人間ドック費用助成に係る広域連合からの補助金で、受診見込み者数を見直したことによる減額です。  次の款国庫支出金、項国庫補助金、目高齢者医療円滑運営事業費補助金は、補正額132万円の増額で、これは、当初予算時に見込んでいなかった平成30年度の税制改正に対応したシステム改修に係る国からの補助金を収入することによる皆増です。  次の款繰入金、項一般会計繰入金は、補正額5,030万8,000円の減額で、一般会計の歳出である繰出金も同額を減額しています。その内訳につきましては、目事務費繰入金は補正額3,024万5,000円の減額で、右説明欄の広域連合事務費繰入金は、広域連合からの負担額変更通知による減額で、総務費繰入金は、歳出の総務費を補正減したことに伴い減額するものです。  目保険基盤安定繰入金は、補正額2,237万3,000円の減額で、これは、広域連合からの負担額確定通知により減額するものです。  目保健事業繰入金は、補正額231万円の増額で、これは、歳出の償還金を補正増したことに伴い増額するものです。  次の款、項、目とも繰越金は、補正額2億4,751万2,000円の増額で、これは、前年度の出納整理期間中の保険料収入などに伴う増額で、歳出の後期高齢者医療広域連合納付金などに充当するものです。  次の款諸収入、項、目ともに雑入は、補正額11万7,000円の増額で、右説明欄の兵庫県後期高齢者医療広域連合派遣職員給与費負担金収入は、本市より広域連合へ派遣している職員の給与費が人事異動などにより増額することに伴うものです。  以上で説明を終わります。  御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。
     まず、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、市民局市民総括室分の質疑に入ります。  ここからは部ごとの質疑となりますので、皆さん、御注意いただきたいと思います。  まず、本件に御質疑はございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、市民局コミュニティ推進部分の質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆八木米太朗 委員   コミュニティーの「宮っ子」の発刊について質問させていただきます。  補正予算そのものは別に問題はないんですけれども、この1月・2月号、3月・4月号を発刊するということで聞いておりますけれども、休刊と発刊のどこに違いがあるのか、バロメーターとか基準というのをきちっと設けているのかどうか、それをお聞きしたいと思います。 ◎市民協働推進課長   「宮っ子」のコロナ禍における発行の基準ということでございますが、11月11日に発行元であります西宮コミュニティ協会の理事会におきまして、今後発行するかどうかというところの議論が行われたところでございます。その中で、基本的に、このコロナ禍におきましても、今後につきましてはきちんと感染症対策を施しながら発行していくことを基本とするということが確認されたところでございます。ただし、何でもかんでも発行するというわけではございませんで、例えばコロナの感染拡大等で発行でありますとか配布が困難であるというふうに判断される場合につきましては、役員会等で休刊すべきかどうかというところは今後議論していきましょうという形で決定したところでございます。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   コミュニティ協会の判断に基づいているというような答弁ですけど、行政としてどうなのかということをやっぱりちゃんとしてほしいと思うんですよ。それでないと、何か責任をコミュニティ協会に、表現はあんまりよくないですけど、なすりつけるような、そうじゃなくて、市としてどうなのか、こういう問題というのはやっぱり市がきちっとどうするのかという一定の基準をつくってやらん限り、右往左往するだけですわ、結局はね。私も地域でやっているので、意見を聞かれたので、また再発も非常にあるのでちょっと見合わせたらどうですかと言うて意見を書いたんやけども、それに対する回答なんて一切なしですわ。これもあんまりいい表現じゃないですけど、そんなんやったら意見を聞くなよと言いたくなるので、皆さんの意見を聞いて決めるというんであれば、その辺の意見も慎重にして、慎重に対応せんと、どんどん、どんどん状況というのは変わっているわけですよね。にもかかわらず、結論はほとんど変わらずにそのまま来ているわけです。コロナ対策をすればええではないかというのは、こんなんは一般論ですわ。もちろん全てそうやと思いますね。全てのことというのはそうですよね。コロナ対策をきちんとやれば、それはそれでいいんではないですかというのは、今の一般的な普通の対応の仕方やと思うんです、全てのことに、別に「宮っ子」だけじゃなくてね。そんならそれでええのかというのはどうなのかと思うんです。それやったら、別に市からいろんな方針とかお願いとかをしなくていいわけですよ。でも、また第3次、これからもお正月を越えてまた1月頃、一番問題になるんと違いますかというようなことが言われているわけですよね。そういうのでいいのかどうかというのは、私はもう一遍しっかり考えてもらいたいと思いますね。  これは議論しても仕方ないので、その辺を市としてきちっとした見識を持ってもらいたいということだけはお願いしておきたいと思います。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、市民局市民部分、議案第260号令和2年度西宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第264号令和2年度西宮市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、以上3件の質疑を一括して行います。  各件に御質疑はございませんか。 ◆まつお正秀 委員   2点ほどお願いします。一つは、乳幼児等こども医療費の助成制度の減額の件、もう1点は、国保の、先ほど補正予算で説明された2,000万円ほど減額の国のシステムということでちょっと聞き漏らしたかもしれない、そこの内容を少し聞きたいと思います。  まず、乳幼児等医療費助成のところで、大分大幅ですね、乳幼児で2億1,000万円減額で、こども医療費助成で1億円ですよね。この辺の大幅な減になったのは受診の控えがあると思うんですけど、そこら辺、詳細な要因が分かればお願いしたいと思います。 ◎医療年金課長   新型コロナウイルスの影響が大きいと考えておりまして、休校措置とか緊急事態宣言に伴う、いわゆるステイホームなどにより、接触機会の減少であったり、手洗い、うがい、手指消毒、マスクの徹底など、感染症対策を徹底していただいたことにより、新型コロナウイルス以外の感染症も少なかったことにより扶助費が減少したと考えております。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   受診控えと手洗いが要因かなということですけども、子供さんというのはよく病気をするので、受診を控えたことによって病気が悪化したり重症化したりとか、そういうふうな事例とか、親御さんからこういうことで困ったとかいう、そういう事例とかというのは何か市のほうには来て、把握されているようなことはないでしょうか。あればお願いします。 ◎医療年金課長   特に市のほうでそういったお声は頂いておりません。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   ありがとうございます。  さっき、手洗いである程度抑えられたということですけども、インフルエンザなんかやったらまだ最近の話やと思うんですけども、やっぱり手洗いで病気になるのが抑制されたというふうなことというか、そこら辺は何らか証明というか、そういうふうなことは実際にあるのかどうか。エビデンスという言葉がよくはやってますけど、そういうふうなことがあるのかどうか、お願いします。 ◎医療年金課長   私も新聞報道等で勉強した形になるんですけれども、恐らく子供さんというのはほとんど、インフルエンザとか風邪とか感染性胃腸炎とか、そういった感染症で病院にかかられるというふうに聞いております。直近の兵庫県の感染症発生動向調査等を見ると、やっぱりそういうのがすごく減っているということなので、そういうふうに手洗い、うがい等を徹底していただいたことによりそういった病気にかからなかったというふうに分析しております。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。  その件は以上です。  もう1点は、国保のところで、ごめんなさい、ちょっと私が聞き漏らしたかもしれませんが、199ページでしたかね、システムのところで1,929万何がしかの減額があるんですが、たしか来年の3月からマイナンバーカードと国保証の一体化みたいなことを言うてはって、そういう絡みが、国との関係もさっき私が聞き漏らしているかもしれないんですけど、ちゃんとしたシステムというか対応とか、そういうふうな内容が下りてきていないからできなかったというふうな理解でいいのか、そこの1,900万円ほどの減額の内容をもう少し詳細に教えてください。 ◎国民健康保険課長   国民健康保険事務経費のシステム開発委託料1,738万円の減額の理由でございますけれども、こちらは、オンライン資格確認等システムの導入に係る国民健康保険システム改修業務のうち、新様式のレセプト対応業務のシステム改修につきまして国から詳細が示されていないため、仕様を精査した再見積り等もできない状況であることから、今年度中の契約とかシステム改修を行うことができなくなりました。その分の不用額を減額するものです。  なお、国のスケジュールでは、令和3年10月請求分――9月診療分から個人単位の被保険者番号でレセプトを請求するなど、対応が必要となっておりますので、これに対応するために、令和3年度の当初予算にシステム改修費用を計上し、システム改修を実施する予定でございます。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。レセプトの関係ですね。  ということは、来年3月からのマイナンバーカードと国保証との一体化がされる、そういうふうな関連とかの予算というかそういうものの変動とか、そういうものは何らかの措置というか、今年度中に何か措置とかいうのはないのかな。そういう支出がされるのかされないのか、お願いします。 ◎国民健康保険課長   令和3年3月からマイナンバーカードの健康保険利用ということが始まりまして、その分で個人単位化します被保険者証番号2桁追加という業務につきましては、今年度にシステム改修を行いまして、対応しているところでございます。保険証には、来年の4月の分の新規であるとか再交付であるとか、そちらのほうから対応して保険証を発行することになっております。  以上です。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。  来年3月からということで、たしか病院なんかがマイナンバーカードを入れるカードリーダーとかそういうものを購入せなあかんと思うけど、そういう購入費もたしか国から補助が出るとか出んとかいう話もあったと思うんですけど、そういうふうなものの国から入ってくるお金とか、そういうお金の何らかの算段といいますか、予算組みとかというのは既にされているんでしたっけ、教えてください。 ◎国民健康保険課長   医療機関に対する国の支援につきましては、厚生労働省――国のほうからそういう医療機関関係のほうへの補助となりまして、こちらのほうでは分かりかねます。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。それは直接医療機関が国に申請するということですね。  以上で終わります。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、議案第259号に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  これより議案第259号を除く2件の討論に入ります。  両件に御意見はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  採決は2回に分けて行います。  まず、議案第260号の採決を行います。  議案第260号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第260号は承認することに決まりました。  次に、議案第264号の採決を行います。  議案第264号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第264号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、市民局人権推進部及び臨時給付金対策室分の質疑に入ります。
     本件に御質疑はありませんか。 ◆松山かつのり 委員   特別定額給付金事業について一問一答でさせていただきます。  この結果につきまして、申請件数が22万2,796件、給付件数が22万1,743件とあるんですけども、約1,000件ほど申請に対して給付がなされてないんですけども、この原因を教えていただけますでしょうか。 ◎参事兼臨時給付金担当課長   一つ確認させていただきたいんですけれども、申請者の数が22万二千八百――ごめんなさい。 ◆松山かつのり 委員   796件ですね。 ◎参事兼臨時給付金担当課長   22万2,796件と…… ◆松山かつのり 委員   給付件数が22万1,743件。これはホームページに記載されているあれですね。 ◎参事兼臨時給付金担当課長   失礼いたしました。令和2年9月4日現在は多分それで合っているかと思うんですけれども、今、最新の数字を申し上げさせていただいてよろしいでしょうか。  今、対象世帯数は22万3,682世帯となってまして、対象人数が48万4,630人となっております。申請者数につきましては48万3,745人となっておりまして、支給者数につきましては48万3,634名となっております。  以上でございます。 ◎参与兼臨時給付金対策室長   松山委員の御質問の1,000件という誤差でございますが、一つは、未申請ですね、申請をされてない方、それと辞退された方の2通りを合わせまして約1,000件となっております。その内訳についてでございますが、辞退の数は75世帯104名、純粋に未申請は803世帯、人数にしまして885人ということで、約1,000人の申請されてないというか、給付されない方が現在存在しております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   辞退は自分の御意思でやったんですけども、未申請者というのは何か手当てはされたんでしょうか。 ◎参事兼臨時給付金担当課長   未申請者に対する対応なんですけれども、8月4日の段階で、そのときに未申請世帯がまだ約4,500世帯ほどございましたので、その方に関しましては、申請勧奨のほうをお送りさせていただいておるところでございます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   勧奨して、そこから、ああ忘れてましたとか気づきがあって申請に至ったというのは、その数というのは把握されているんですか。 ◎参事兼臨時給付金担当課長   その理由で申請されたかどうかというところまでは、その細かいところまでは、すみません、把握ができておりません。申し訳ございません。 ◆松山かつのり 委員   ちょっと話は変わります。  今、詐欺事件が結構多いんですけども、本市において、この特別定額給付金についての詐欺状況というのは、分かればで結構ですけど、教えていただけますか。 ◎参事兼臨時給付金担当課長   今、詐欺件数とかそういったものについては把握できておりません。  以上でございます。 ◎参与兼臨時給付金対策室長   市民の方から、いわゆる市民の声で当課のほうに、実はこのような手口をかたって給付金詐欺のような事案の連絡がありましたけども、確かですかというようなお問合せは二、三件届いておるところでございます。当然、私たちはそのようなことはございませんという形で、その方々に対しての回答というのはさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   最後に、9月4日時点でホームページの給付金事業についての記載の中で、給付率が99.5%になっているんですけど、これは最終確定の数字でよろしいんですか。 ◎参事兼臨時給付金担当課長   今のはあくまでも9月4日現在ということで止まっておるんですけれども、11月末現在の数字は、当然9月以降も引き続き受け付けたものもございますので、それも合わせまして、申請率としましては、人数ベースになるんですけれども、現在、99.8%となっております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   結構です。ありがとうございました。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第251号西宮市勤労福祉センター条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎労政課長   議案第251号西宮市勤労福祉センター条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。  お手元の資料をお開きください。  現在、勤労会館前駐車場は無料で供されているところでございますが、従前から課題があり、その解決のため、来年度――令和3年4月1日から有料化するものです。  2の現状と課題を御覧ください。  一つ目、無料であるため利用者以外の方が駐車されて、敷地外へ出られることが散見されます。このような利用者以外の駐車の抑制を図ってまいります。  次に、満車の場合ですけれども、現在、空車になるまで南側の道路上に順番待ちの車両があふれて、周辺の住宅に御迷惑をおかけしております。有料化後は、市役所前公共駐車場への誘導が可能になります。  また、無料であるため、現在、身障者用スペースへ駐車されようとする利用者がいらっしゃいますが、このような利用も抑制されます。  次に、年間収支見込みのところでございますけれども、駐車場収益が約746万円、維持経費が約358万円です。年間でこの必要経費差引き後の収支差、約387万円を見込んでおります。これらから、来年度予算のシーリング充当額を除いた約50万円を備品費、消耗品費に充当して、勤労会館、勤労青少年ホームの机、椅子等の更新を図り、利用者に還元してまいりたいと考えております。  最後、その他のところでございますけれども、お体の不自由な方等へは全額減免を継続実施するとともに、職員の執務時間外にも対応できるようにしてまいります。  以上で説明を終わります。  よろしくお願いします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はございませんか。 ◆まつお正秀 委員   幾つか聞きますけど、一問一答ですけど、不正使用の実態の件ですね。二つ目は、一般の貸し館の施設で駐車場を有料にしている施設があるのかどうかということです。それから、減免のほうで、たしか市長の許可を得た人は――市の職員だと思うんですけども――減免できるというふうになってますけど、その減免はどういうふうにするのか、そこら辺のことですね。それから、利用者――実際にあそこの事務所を使っておられる団体もあると思うんですけども、そういうところの意見を聞いたのかどうかというところの、四つぐらいですね。  実際に不正利用が、防犯カメラをつけてはるのか知らんけど、どういうふうに不正使用だというふうなことが分かっているのかとか、調査はどのようにされたのか、お願いします。 ◎労政課長   まず、一つ目の不正駐車対策でございますけれども、現在、手元に持ってきているんですけども、こういう赤い紙を、発見し次第、ここは勤労福祉センター利用者の駐車場ですということで、ワイパーのところと後ろのワイパーのところに貼るというのをしております。これを使う頻度ですけれども、もちろん増減はありますけれども、1週間に数件、こういったものがありまして、職員がそのたびに対応しているところです。  駐車した車両が、事務所の中に防犯カメラがございますので、そこに止めた方が外に出ていかれる様子なども見えますので、そのときにすぐに対応している状況でございます。  不正駐車については以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   そこに止めて一旦どこかで用事して、また戻ってくるということもあると思うんですけど、そういうふうに止められた方が後から来られても、そういうふうなことも含めて、顔も含めてチェックをされているというか、誰かがそういう監視をするというか、職員の方が常時見張られているということなんですかね。そこら辺の体制はどうなっているのか、お願いします。 ◎労政課長   現在ですけれども、平日の8時45分から17時30分につきましては、職員がおりますので、ずっと防犯カメラをモニターしているわけではございませんけれども、気がついたときは職員が見ているというところです。それで、これを挟むことで、ちょっと悪質な方は一つも声をかけずにそのまま出ていかれる方もいらっしゃいますけれども、やっぱりほとんどの方は、これを挟んでいましたら、ちょっと外へ行ってました、すみませんという方がいらっしゃいますので、そういう方には口頭で、ここはあくまでも勤労会館、勤労青少年ホーム、あと体育館ですね、利用者の方の駐車場ですので、それ以外の御利用の方は御遠慮くださいというのを窓口でお願いしているところです。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。  あと、実際の貸し館、若竹とか市民館とか公民館とかあると思うんですけども、そういうところで実際に駐車場で有料化しているところというのは、実態として分かるところがあればお願いしたいと思います。 ◎労政課長   例えば同じ産業文化局内でしたら、体育館におきましても、北部の体育館等は無料のところがあります。南部でも、今津、甲武、鳴尾等は無料になっております。ただ、それ以外の中央体育館とかそういったところは有料化されているところです。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   じゃあ、公民館とか市民館とかでは、今のところ、どこも有料化はしてないという理解でよろしいですか。 ◎労政課長   公民館、市民館は、すみません、全てを把握しているわけではございませんけれども、公民館については、例えばプレラの中央公民館のところは有料になっておろうかと思います。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   分かりました。  ここで止められない人は市役所のほうへ止めてくださいというふうなことになっていると思うんですけど、市役所の場合は、30分無料で、超えれば費用を取られますけど、こういう会館というのはやっぱり1時間半とか3時間で利用されますから、そういうふうな時間になるのと市役所の利用とを同等に扱うというのはちょっと問題かと思うんですけど、そこら辺については何か検討というか、見解というか、どう思われますかね。 ◎労政課長   駐車場の有料化に当たりまして、今回初めて無料を有料にするものですから、やはり参考にしましたのは、一番近い東館の市役所前公共駐車場の料金、それから、鳴尾支所でも当初30分無料というふうな取扱いになっておりますので、他の公共駐車場と同程度の価格にさせていただいたところです。  以上でございます。
    ◆まつお正秀 委員   分かりました。  それから、三つ目の減免のところですけど、今でも利用された方に、何か判こを押してとか、無料券を渡すとか、そういうふうなことをやられて、利用者についてはちゃんとそういう対応ができると思うんですけど、そういう形は検討されたのかどうか、そこら辺の状況をお願いします。 ◎労政課長   もし利用者の方に全員減免するという場合、現在、事務室の我々の体制がどうしても8時45分から5時半までの勤務になっておりますので、平日夜間とか休日はおりませんので、もし利用者の方にパス券を渡すという対応をするのであれば、そういった体制の整備から実は必要であるというふうに考えておりまして、現在のところは、まずは当初30分無料ということで進めたいと思っております。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   減免については、たしか市長が認めた人は減免をするというふうに書いてあるところがあったと思うんですけど、それは、市の職員なんかが利用するときには減免される――減免するときには、何らかのカードなり何らかの手続というか、どういう手続で減免をされるのか、教えてください。 ◎労政課長   まず、お体の不自由な方等、手帳をお持ちの方につきましては、ゲートのバーが開く精算機のところにカメラがございますので、そこに手帳を示していただくことでバーが開く、減免されるようになっております。そのほか、私ども市の職員が公用で止める場合等は、無料のパス券を渡す形で出口でゼロになる、そういった対応を考えております。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   まあまあ、障害者は手帳を持っているからそういう方たちは分かる。市の職員は、無料券といいますか、そういうのを出すということで、市の職員の場合は、そんなに夜7時とか8時とか、そういう利用はないということで、一定市の職員がいる間に対応できるから、そういう減免のカードで対応できる、そういう理解でよろしいですか。 ◎労政課長   もちろん、土、日に市の事業がありまして、その際に市の職員が対応していることはあるんですけれども、現在、土、日にお使いの場合も、必ず平日に利用券をお取りいただくことになっておりますので、そのときに、例えば必要枚数が2枚になるとか、その場合は事前にお渡しすることは可能ですので、そういった対応で進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   まあまあ、そういう減免のやり方については分かりました。  あと、四つ目の、そこを利用されている団体とかの、協議会じゃなくて、何かそういうのがあるというふうに聞いているんですけど、そういうところにこのことについての何らかの意見とかそういうものを聞かれているんだったら、そこら辺の内容を教えていただきたいと思います。 ◎労政課長   今回の有料化に当たりまして、私どもの勤労会館の2階に入居されています西宮労働者福祉協議会さんにも御意見をお伺いしましたし、あと、私どもが所管しております審議会である勤労福祉審議会のほうにも諮ってまいりました。労働者福祉協議会さんのほうからも、もちろん有料化によって一定の負担はかかりますけれども、無料が有料化になるというのは、一定、時代の波というんですかね、趨勢であるので仕方ないかなという意見がおありのようです。ただ、その一方で、私どもの施設の趣旨からして、やはり一定の割引とかサービスとかがあれば助かるなという御意見も頂いております。そのほか、勤労福祉審議会のほうでの御意見としましては、その中でも、一般の駐車場と異なって、この施設の特性とかを考えた上で利用者向けの何らかの措置というのが必要ではないかという御意見を頂いたところです。  以上でございます。 ◆まつお正秀 委員   大体内容は分かりました。  取りあえず質疑についてはこれで終わります。 ◆脇田のりかず 委員   2点、一問一答でお聞きしたいんですけど、1点が委託先の民間企業についてと、あと、収益、年間収支見込みについて簡潔にお聞きしたいと思うんですけど。  まず1点目は、これはどちらの会社に有料駐車場としての委託をされる予定でしょうか。 ◎労政課長   どこに委託するかというのは、この12月で議案が通りましたら、初めて次のステップに動ける形になっておりまして、恐らく1月の早期発注の入札のほうにかけまして、大体二、三社かと思うんですけれども、そこに私どもの仕様を提示した上で、応募いただけるところに入札いただく、そういう形になろうかと。実際に契約するのはリース会社になりますけれども、1月にその手続を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。分かりました。  ということは、年間収支見込みの収益って、どういう形で算出されているのかなと思ったんですけど。 ◎労政課長   大手の会社が2社ございまして、それぞれ実は現地を見てもらって、収益見込みというのを出してもらったんですけれども、その中の金額の低いほうですね、収益の少ないほうの会社のを採用して掲載しているところです。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   少ないほうで書いてらっしゃるということですね。  費用があって、差額が387万6,720円と。これを備品費、消耗品費などに充当するということなんですけど、これで、例えば今、公民館とかは割と設備というか、貸出しの物品とかも割と充実していると思うんですけど、勤労会館に関しては、ちょっとそのあたりがまだ不足しているように思います。こういったところの貸出しの物品であるとか、例えばWi-Fiの環境であるとか、こういったものの環境整備に備品費という形で充当なさるのかなと。具体的にこれをどういう形で充てていかれるのかというのをお聞きしたいと思います。 ◎労政課長   387万6,720円と書いておるんですけれども、このうちの大半、約330万円ぐらいは、令和3年度の予算のシーリングでしぼむところを、事業を圧縮しないように、そこに充当したいと考えておりまして、今回、備品費と消耗品費に充当できる予定額としては、備品費で41万8,000円、消耗品費で12万円の計約53万8,000円になっております。  そのうちの備品費のほうにつきましては、今、委員御指摘のとおり、例えば貸出しのスクリーンなんかもかなり古いものを使っておりますので、かなり重たくて設置が難しいというところがございます。そういったスクリーンの更新と、それから、御要望も頂いているんですけど、椅子と机がやはり傷んできている部分がございます。この40万円ではなかなかがっさり換えるというのは難しいんですけれども、年次的に、特に机と椅子、破れた部分とか直せない部分とかがございますので、そういったものの更新に充ててまいりたいと考えております。  消耗品費につきましては、今、手指消毒のアルコール等でかさんでおったりしますので、そういった形で利用者の方に還元してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   分かりました。ありがとうございます。  毎年これだけの差額――今はコロナの関係でいろいろと予算も厳しい中なので、こういう形で税外収入を得ていくという考え方はいいと思いますし、利用者以外の不正駐車みたいなものを抑止する意味合いでもこういった取組というのは重要だと思うんですけれども、収益を得るのであれば、それをどういった形で市民の方々に還元していくかというのはやっぱり考えていかないといけないでしょうし、これは毎年、収益がありますよね、差額が発生すると思いますので、これの使い道を、うまく皆さんに還元しているんですよということを分かってもらえるようなPRですとか広報をするとか、そういうことも心がけていただきたいですし、あと、先ほどまつお委員もおっしゃってましたけれども、やっぱり利用者向けの減免というか割引サービス、これはやっぱり、市役所に住民票ですとか印鑑証明を取りに来るというのとはちょっと利用される方の目的が違いますので、ある一定、そういったところで、1時間は無料にするですとか、1時間半までは無料にするとかというのは、何かそういった策を講じていただいてもいいのではないかなと。今回のこの有料化の趣旨には反しないと思いますので、そのあたり、ちょっと御検討していただけたらなというふうに思います。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   もしないようでしたら、私のほうから質問をお願いしたいんですけども。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職をお預かりします。 ○田中正剛 委員長   これは、今回、条例を改正されて、駐車場を有料化するということなんですけども、この駐車場自体が勤労会館を使用する人のための駐車場という位置づけは変わっているのか変わってないのかというところと、今まで無料の間に会館を利用していない人が使っていたことを不正使用としていたんですけども、今後は、このお金さえ払えば、勤労会館を使わなくても不正使用にはならないという理解でよろしいんでしょうか。 ◎労政課長   今後も引き続き、有料化後につきましても、あくまでも勤労会館、勤労青少年ホーム、それからサン・アビリティーズにしのみや、勤労者体育館の利用者の駐車場であるということは変わらないと思っております。  ただ、今までのように、止めてどちらかへ行かれる方ですね、それはどうしても発生すると思うんですけれども、基本的には、そういう方にも、注意喚起として、入り口のところで引き続き、会館、ホーム、体育館の駐車場ですよというのはお伝えをしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○田中正剛 委員長   そうであるのかなというふうには推測してましたが、当然、その場合は、特にお昼間、この勤労会館が開いている時間帯の料金設定というのはある程度高くしておかないと、ほかの駐車場よりも安い状態にしておくと、要は、電車を利用する方がそこに止めるほうがいいやんということになれば、利用目的が変わってくるように思うんですね。ですので、あくまでもこの駐車場の利用目的に沿った料金設定にしないとまずいんじゃなかろうかなというふうに思ってまして、そうなると、お昼間の会館が開いている時間帯は周辺よりもかなり高くしておく、その代わり、先ほど来ありましたけれども、会館の利用者についてはそこをちゃんと割引するという形にしないと、駐車場の使い方が全然変わってくるんじゃないのかなということをちょっと危惧してます。ですので、今回の条例については、一旦やってみないと分からないというところもあるんでしょうけれども、その辺はしっかりと検証していただいて、市がこの駐車場を設置している利用目的に沿った利用がされているかどうかというのは状況を追っていただいて、好ましい状態でなければ迅速に改善をするように、これは求めておきたいなというふうに思います。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職をお返しいたします。 ○田中正剛 委員長   ほかに質疑はございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんでしょうか。 ◆まつお正秀 委員   日本共産党議員団は、この条例案に今回は反対をいたします。  先ほどもありましたように、減免の在り方、先ほども利用者が利用できないというふうな可能性もありますから、もう少しそういったことも含めて検討した上でやっていくべきだというふうに思いますので、今回の早急な条例化には反対をしたいと思います。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第251号は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○田中正剛 委員長   挙手多数と認めます。したがって、議案第251号は承認することに決まりました。  次に、議案第271号指定管理者指定の件(西宮市民会館)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎文化振興課長   議案第271号、西宮市民会館の指定管理者指定の件につきまして御説明いたします。  お手元の資料の1ページをお開きください。  現在、西宮市民会館の指定管理者となる団体は、公益財団法人西宮市文化振興財団でございます。このたびの指定管理が令和3年3月をもちまして終了となることから、令和3年4月1日からの西宮市民会館の指定管理者の指定に係る手続を進めてまいりました。  昭和42年に整備された西宮市民会館は、市の文化芸術施策の拠点施設として位置づけられ、市民の文化芸術活動の場として大きな役割を果たしてきました。公益財団法人西宮市文化振興財団は、芸術文化活動の振興を図り、地域の芸術文化の向上に寄与することを目的に昭和63年4月に設立され、市内の文化芸術関係諸団体と十分に連携を図りながら、市民会館の円滑な運営を行うとともに、子供たちへの芸術体験や市民の文化活動の活性化に寄与する観賞、講座等の実施に重点的に取り組んできました。  以上のことから、公益財団法人西宮市文化振興財団が市民の文化芸術活動の拠点である市民会館の管理者として必要とされる、市内の文化芸術関係諸団体と十分に連携を図りながら運営を行うことのできる唯一の市内団体であることから、公募によらず、引き続き指定管理者とするものでございます。  新しい指定管理期間は、令和3年度から7年度の5年間でございます。  次に、2ページを御覧ください。  4、指定管理者が行う業務でございますが、文化芸術の鑑賞事業等の企画・実施に係る業務のソフト事業、それから、施設の使用許可、使用料徴収や施設の適切な維持管理などの業務でございます。  5、指定管理者候補の選定方法でございますが、外部専門委員4名から成る選定委員会を設置し、御審議いただきました。委員は、2ページの下段の一覧のとおりでございます。  選定委員会は、7月27日、8月24日、9月24日の延べ3回、書類審査及び面接を行う選定委員会を実施しております。
     指定候補者からは、従来から培ってきた市内の様々な芸術団体と連携した事業展開や市民と共につくり上げる事業のほか、3ページの上段に記載の4点について新たに提案がありました。  審査基準は、4ページから6ページに示させていただいております。審査は、委員による書類審査と面接審査を行い、6ページの基準により採点いたしました。4人の採点合計の平均点が70点以上の場合、指定候補者として妥当であると定めておりますところ、結果といたしまして、8ページにございます78.8点という評価でございます。  なお、提案金額につきましては、7ページに記載のとおりでございます。  最後に、3ページに戻りますが、⑥選定委員会の答申で、選定委員会からは、西宮市文化振興財団を指定候補者として妥当であると判断するに当たり、ア、市民ニーズを適切に酌み取りながら質の高い文化事業を展開すること、また、専門職の専門性を生かした新たな事業を積極的に展開すること、イ、管理運営におけるコスト意識を持ち、経費削減に努めること、ウ、今後も利用者アンケート等で市民ニーズを十分に把握し、市民サービスの向上に努めること、以上の3点について意見を付し、市長に答申を頂いております。これを受け、市長は、同財団を西宮市民会館の指定候補者として決定したものでございます。  説明は以上でございます。  御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第271号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第271号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、産業文化局分、議案第261号令和2年度西宮市食肉センター特別会計補正予算(第2号)、議案第262号令和2年度西宮市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第1号)、以上3件を一括して議題といたします。  説明は一括で行っていただきますが、先ほど同様、質疑は部ごとに分けて行いますので、御承知おきください。  当局の説明を求めます。 ◎産業文化総務課長   議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち産業文化局所管分につきまして、歳出から御説明いたします。  白い冊子「令和2年度西宮市一般・特別会計補正予算」の36・37ページをお願いいたします。  款、項とも総務費、目08大学交流センター費は、補正額290万9,000円の減額です。右側説明欄の大学交流センター管理運営事業経費は、新型コロナウイルス感染症の影響で事業の中止や縮小したことなどにより委託料の不用額などを減額するものでございます。  次に、46ページをお願いいたします。  一番下の段でございます。目54生涯学習費は、補正額1,132万3,000円の減額です。49ページ右側説明欄でございますが、生涯学習推進事務経費は、57万9,000円の減額で、新型コロナウイルス感染症の影響で実施する事業に影響があり、生涯学習推進計画の印刷製本費などを減額するものです。生涯学習管理事業経費は、42万3,000円の減額で、需用費や委託料などの不用額や執行残額を減額するものです。生涯学習事業経費は、1,032万1,000円の減額で、新型コロナウイルス感染症の影響で宮水学園の講座が中止となり、報償費、委託料、使用料及び賃借料の不用額などを減額するものです。  次の目55市民文化費は、補正額1,470万4,000円の減額です。右側説明欄の文化振興財団補助事業経費は、157万円の増額で、現員現給に基づき文化振興財団の専任派遣職員に対する共済費の不足分を増額するものです。文化芸術振興事業経費は、877万4,000円の減額で、新型コロナウイルス感染症の影響で一部事業が中止となり、委託料、負担金補助及び交付金を減額するものです。大谷記念美術館補助事業経費は、750万円の減額で、学芸員1名の退職により管理運営補助金を減額いたしました。  次の目57市民文化施設費は、補正額688万円の増額です。右側説明欄の職員の給与費は、919万5,000円の増額です。これは、文化振興財団派遣職員の人件費で、当初予算時8名から9名になったことなどによるものでございます。51ページ右側説明欄をお願いいたします。市民会館管理運営事業経費は、37万4,000円の減額で、備品購入費の執行残額を減額するものです。市民ホール管理運営事業経費は、57万円の減額で、委託料の執行残額などを減額するものです。市立ギャラリー管理運営事業経費は、111万4,000円の減額で、委託料の執行残額などを減額いたしております。貝類館管理運営事業経費は、5万7,000円の減額で、委託料の執行残額などを減額しております。市民ホール等改修事業費は、20万円の減額で、委託料の不用額を減額するものです。  次の目60スポーツ推進費は、補正額750万7,000円の減額です。右側説明欄のスポーツ推進事業経費は、580万円の減額で、新型コロナウイルス感染症の影響で一部事業が中止となり、報償費などの不用額を減額するものです。運動施設管理運営事業経費は、170万7,000円の減額で、AED借り上げ料の不用額や執行残額及び備品購入費の執行残額などを減額するものです。  次に、110・111ページをお願いいたします。  款労働費、項労働諸費、目05勤労福祉費は、補正額539万6,000円の減額です。右側説明欄の職員の給与費は、労政課の職員7名の人件費で、現員現給により279万6,000円の減額となっております。勤労者福祉事業経費は、260万円の減額で、新型コロナウイルス感染症の影響で一部事業が中止となり、報償費、委託料などを減額するものです。  次の目10勤労施設費は、補正額437万8,000円の減額です。右側説明欄の勤労会館等管理運営事業経費は、165万8,000円の減額で、施設管理関係委託料の不用額などを減額するものです。勤労福祉施設改修事業費は、272万円の減額で、工事請負費の不用額などを減額いたしております。  次の目25福祉共済事業費は、特別会計への繰出金で、後ほど特別会計の一般会計繰入金の部分で御説明いたします。  次に、112・113ページをお願いいたします。  中ほどでございます。款、項とも農林水産費、目10農林水産総務費は、補正額105万8,000円の減額です。右側説明欄の職員の給与費は、農政課職員6名の人件費で、現員現給により29万3,000円の減額となっております。武庫川水利対策委員会運営事務経費は、7万4,000円の減額で、委員会開催回数の減により報酬が減額となっております。一般事務経費は、69万1,000円の減額で、新型コロナウイルス感染症の影響で一部事業が延期となったことなどにより委託料の減額などを行っております。  次の目15農林水産振興費は、補正額169万6,000円の増額です。右側説明欄の農業振興対策支援事業経費は、218万4,000円の増額で、県の補助事業であるひょうご市民農園整備事業を活用した都市農地活用サポート事業に係る委託料が増加したことなどによるものです。115ページ右側説明欄をお願いいたします。農業体験推進事業経費は、13万円の減額で、そば作り体験事業の中止により委託料を減額するものです。有害鳥獣及び外来生物捕獲等事業経費は、35万8,000円の減額で、委託料の執行残額の減額などによるものです。  次に、116・117ページをお願いいたします。  款、項とも商工費、目05商工総務費は、補正額3,808万3,000円の減額です。右側説明欄の職員の給与費は、産業文化総務課、消費生活センター、商工課、都市ブランド発信課などの職員32名の人件費で、当初予算と比べまして3名減となっております。  次の目10商工振興費は、補正額2億8,289万8,000円の減額です。右側説明欄の地域商業活性化対策事業経費は、2億1,376万6,000円の減額で、新型コロナウイルス感染症拡大に対する緊急経済対策経費等の不用額を減額するものです。中小企業融資あっせん事業経費は、6,424万8,000円の減額で、新型コロナウイルス感染症拡大に対する緊急経済対策経費である中小企業融資保証料負担金などの減額、預託額確定による中小企業融資預託金の減額などでございます。産業育成等事業経費は、488万4,000円の減額で、新型コロナウイルス感染症の影響で一部事業が実施できないことなどにより減額するものです。  次の目15観光費は、補正額12万5,000円の増額です。右側説明欄の都市ブランド発信事業経費は、新型コロナウイルス感染症の影響で一部事業が実施できないことなどによる補助金等の減額と観光事業者支援事業補助金の増額との差引きでございます。  次に、118・119ページをお願いいたします。  目25消費対策費は、補正額145万2,000円の減額です。右側説明欄の消費生活センター管理運営事業経費は、15万5,000円の増額で、空調使用料の増額及び委託料の執行残額の減額との差引きでございます。消費者教育・啓発事業経費は、160万7,000円の減額で、新型コロナウイルス感染症の影響で一部事業が実施できなかったことによる減額です。  次の目35食肉センター事業費は、特別会計への繰出金で、後ほど特別会計の一般会計繰入金の部分で御説明いたします。  引き続きまして、債務負担行為について御説明いたします。  前に戻りまして、6ページをお開きください。上から4番目、5番目でございます。  まず、市民会館指定管理料は、期間が令和3年度から令和7年度までで、限度額が5億8,763万2,000円となっております。  次の市民ホール管理運営基本計画検討業務は、期間が令和3年度で、限度額は500万円でございます。  歳出は以上です。  次に、歳入について御説明いたします。  10・11ページをお願いいたします。  真ん中ほどでございます。款使用料及び手数料、項使用料、目10総務使用料のうち産業文化局所管分は、右側説明欄の貝類館観覧料から運動施設使用料までで、いずれも新型コロナウイルス感染症の影響で施設を休館したことなどによります減額でございます。  次に、12・13ページをお願いいたします。  中ほどでございます。目25労働使用料は、補正額347万3,000円の減額です。右側説明欄の勤労会館使用料は215万2,000円の減額、勤労青少年ホーム使用料は132万1,000円の減額で、いずれも新型コロナウイルス感染症の影響で施設を休館したことなどによる減額でございます。  次に、16・17ページをお願いいたします。  一番下でございます。款県支出金、項県補助金、目10総務費県補助金は、補正額9万1,000円の減額です。右側説明欄の学校・家庭・地域の連携協力推進事業費は、新型コロナウイルス感染症の影響で社会教育主事講習が中止となり、それに伴い補助事業も中止となり、減額するものです。  次に、18・19ページをお願いいたします。  中ほどでございます。目30農林水産費県補助金は、補正額280万5,000円の増額です。右側説明欄のひょうご市民農園整備事業費は、280万円の増額で、先ほど歳出で説明いたしました都市農地活用サポート事業に係る補助金でございます。  次の目35商工費県補助金は、補正額2,400万円の減額です。右側説明欄の商店街お買い物券事業補助金は、先ほど歳出で説明いたしました新型コロナウイルス感染症拡大に対する緊急経済対策経費の減額に伴い県補助金を減額するものです。  次に、22・23ページをお開きください。  中ほど少し上のところでございますが、款諸収入、項貸付金元利金収入、目35商工貸付金収入は、補正額1,200万円の減額です。右側説明欄の中小企業事業資金融資預託金・利子は、先ほど歳出で説明いたしました預託額確定による減額でございます。  次に、同じページ中ほど少し下でございますけれども、項、目とも雑入のうち産業文化局所管分は、右側説明欄の文化振興財団派遣職員給与費負担金収入で、これは、専任派遣職員に係る共済組合等事業主負担分相当額を収入するもので、共済費の不足分157万円を増額いたします。次に、25ページ右側説明欄でございますが、市展出品料収入から講座受講者負担金収入までは、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少したもので、情報センターの印刷機器等使用負担金収入が484万4,000円の減額、宮水学園の講座受講者負担金収入が1,114万8,000円の減額となっております。最後に、同じページ下のほうでございますが、自動販売機取扱収入は、大学交流センターにおける収入で、10万2,000円の減額となっております。  産業文化局の一般会計補正予算の説明は以上でございます。  次に、農業委員会一般会計補正について農業委員会事務局長より御説明いたします。 ◎農業委員会事務局長   議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち農業委員会分について御説明いたします。  補正予算書の112・113ページをお開きください。  款、項、目とも農林水産費、目05農業委員会費は、92万4,000円の減額です。右側説明欄の職員の給与費は、職員3名分の人件費で、現員現給による32万8,000円の減額です。農業委員会運営事務経費は、59万6,000円の減額で、欠員となった農業委員1名分の報酬等の減額によるものです。  農業委員会の一般会計補正予算の説明は以上です。 ◎産業文化総務課担当課長   議案第261号令和2年度西宮市食肉センター特別会計補正予算(第2号)について説明させていただきます。  補正予算書の216・217ページをお開きください。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ43万6,000円を増額し、予算総額を3億5,830万2,000円とするものです。  それでは、事項別明細書により歳出から御説明します。  220ページ・221ページをお開きください。  款、項とも公債費、目05元金は、補正額51万円の増額です。右側説明欄の長期債元金償還金は、地方公共団体金融機構による令和2年度に元金が生じない条件での借入れを予定しておりましたが、一部元金が生じる銀行資金での借入れとなったため、元金を増額補正するものです。  次に、目10利子は、補正額7万4,000円の減額です。右側説明欄の長期債利子は、当初予定していた利率より実行利率が低くなったため利子を減額補正するものです。  歳出については以上です。  次に、歳入について説明いたします。  前に戻りまして、218・219ページをお開きください。  款、項とも繰入金、目10一般会計繰入金は、歳出と同額の43万6,000円を増額するものです。  以上で説明を終わります。 ◎労政課長   議案第262号令和2年度西宮市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。  歳入歳出一括して御説明いたします。  まず、歳入について御説明いたします。  補正予算書の226・227ページを御覧ください。  目10利子及び配当金、1万1,000円の減、目10一般会計繰入金、496万8,000円の増、目05繰越金は前年度からの繰越金が1,471万1,000円の増、目90雑入は478万4,000円の減。今年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大により事業が実施できなかったことに伴い、御本人負担分の歳入が減少したことに伴うものです。  続いて、歳出について御説明いたします。  補正予算書の228・229ページを御覧ください。  目05事務費が現員現給により496万8,000円の増。  目10事業費が991万6,000円の増。内訳といたしまして、右側説明欄、福祉共済基金積立金は、前年度繰越金の増額分1,470万円を増額いたします。福利厚生事業経費は、観劇などの各種福利厚生施設の借り上げ料などの実績に基づき不用見込額を減額するものです。今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により事業が実施できなかった代替として、ステイホーム等新たな生活様式に対応した事業を展開するため、消耗品費を増額しています。具体的には、会員向けの図書券等を割安で提供することなどを予定しています。また、過年度事業参加負担金還付金についても、前年度の還付が発生しなかったため減額いたします。
     以上で説明を終わります。  よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、産業文化局産業文化総括室及び農業委員会分、議案第261号令和2年度西宮市食肉センター特別会計補正予算(第2号)、以上2件の質疑を一括して行います。  両件に御質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、議案第259号に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  これより議案第261号の討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第261号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第261号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、産業文化局産業部分、議案第262号令和2年度西宮市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第1号)、以上2件の質疑を一括して行います。  両件に御質疑はありませんか。 ◆松山かつのり 委員   簡単にでございますが、3点について一問一答で。一つは地域商業活性化対策事業経費、2点目が中小企業融資あっせん事業経費、3点目が都市ブランド発信事業経費について、手短に一問一答でお願いします。  まず、地域商業活性化につきまして、不用額が2億1,300万円とあるんですけども、この原因と今後の対策といったこと等は検証されているんでしょうか。まずそれをお聞きさせてください。 ◎商工課長   地域商業活性化対策事業経費におきまして各種補助金等を計上しておりますけれども、このうち、まず、商業共同施設維持管理事業というものがありまして、要するに、商店街とかの固定経費の一部を補助するという従来の制度がありました。こちらについては192万2,000円を減額するというものが中に含まれております。そちらについては、今回のコロナ対策事業の中で商店街等の固定経費――電気代とかアーケードの道路占用料などを100%補助するという制度を設けましたので、そちらでカバーできたということで、今回の補正で減額させていただきます。  一番大きな数字で言いますと、感染症対策等による店舗等賃料支援金の1億7,155万9,682円というものがありますけれども、当初、3,700件の対象の事業者があるということで予測して計上させていただきました。実際に申請のあった件数というのが2,270件で、そのうち給付に至ったのが2,203件、あと、重複が62件と、現在も不備などで保留になっているものが5件あります。そういうところで、件数の予測との乖離というものがあったんですけれども、そちらにつきましては、支給の条件が西宮市内で店舗を賃借されている方ということになりますけれども、そういった情報が全くないという中で、経済センサスの中で計上されている個人事業主の数から大体7割ぐらいと予測した結果であって、結果的に2,200件ほどしか対象にならなかったというところです。広報なども取り得る手段は可能な限り取らせていただいて、周知のほうも、関係団体を通じてかなり徹底してきたつもりではありますので、結果としてこうであったということしか申し上げられないと考えております。  あと、商店街お買い物券・ポイントシール事業、これも3,600万円の減額になりますけれども、当初、10団体と予測していたんですけれども、結局、手挙げ制なので7団体からしか手が挙がらなかったという結果でございます。  説明は以上です。 ◆松山かつのり 委員   これは、予測での話で大変申し訳ないんですけども、今コロナがまた蔓延して外出自粛も要請されているという状況の中で、そういった事業者支援というのがまた次の補正で組まれるとは思うんですけれども、それに向けて、例えばこういったのと類似する制度というのがまた出てくるのかなとは思うんですよね。今回、予測に対してなかなか、実施できたというか、乖離があったというふうに御答弁があったんですけども、これを次の補正でなくせるようにするには、今のうちに何がいけなかったのかという制度設計ですかね、それをしっかりと見直しする必要があると思いますけど、その辺のお考えとかはあるんですか。 ◎商工課長   制度設計におきまして、類似する補助制度等をもう一度するというのであれば、恐らく実数に近い予測というものが可能かなとは考えております。ただ、これまでやってまいりました支援策を設計した時点と現在とではやはり状況は全く違うのかなと考えております。我々が先んじて、例えば市独自の融資制度に信用保証料補助を乗せたり、あと、利子補給の額を乗せたりということをさせていただきました。それと、賃料支援につきましても、全国でも結構早いうちにさせていただきましたけれども、後追いという形で国や県などから同様の制度が出てまいりました。今後については、そういった国とか県などの支援策というものを見ながら、基礎自治体として果たすべき役割というのは、例えば穴を埋めるような支援策になってくるのかなと思いますので、その際、同じように、例えば市内でお店を借りていらっしゃる方が対象になるのであれば、今回のことは生かせるというふうに考えています。 ◆松山かつのり 委員   相手が目に見えないコロナだけに、予測も大変だと思うんですけれども、今回、ちょっと不用額が大きいので、これをしっかりまた生かせるようにお願いしたいと思います。  次に、あっせんについてなんですけども、これも同様なんですけど、結局、不用額がかなり大きいな、6,400万円ですか。この不用額をもっと生かしていけばもうちょっと救済できるところもあったんじゃないかなというふうに素人ながら思うんですね。この辺を、さっきと同様の質問になるんですけども、今回の取組に対して何か検証なりしているのかどうか、いかがですか。 ◎商工課長   融資制度につきましては、先ほども申し上げたとおり、市のほうが先んじてコロナ対策の融資制度をつくったというところでした。制度を設計したときは恐らく500件ほどの御利用があるというふうな積算になっておりますけれども、その後、国、それから県のほうでより限度額が大きくて利率も低くて、あと、3年間の利子補給がついてますとか、担保も要りませんとか、いろんなものが出てまいりました。結局、そちらのほうへ移っていったと。市のほうの融資制度を受けられた方も、そっちのほうがいいということで借り換えされた方も中にはいらっしゃいます。そういうところで、結果的に西宮市の制度を使われた方が非常に少なかったので、これだけの不用額が出ているというものです。  以上です。 ◎産業部長   この融資制度をつくるに当たりまして、一応市としましては、民間の金融機関にもいろいろと状況であるとかニーズなどをお聞きして、大体件数はこれぐらいかなということはしております。ただ、先ほど課長のほうから申し上げましたとおり、その後、国であるとか県のほうによりよい融資制度ができたということで、そちらのほうに流れてしまったということでございます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   反対に、先行したがゆえに後でいい策が出てきたということで、痛しかゆしというところで、次回ももしコロナで事業者ね、特に飲食店なんかはすごく困りますので、本当にニーズに沿った取組をしていただきたいと思います。先に走ったがゆえに、次に出てきた商品がよかったということで伸びなかったということは理解しましたので、次に生かしていただきたいと思います。  最後に、都市ブランドについてですけども、これは、市内ホテル等利用促進事業及び酒蔵巡りバスツアー支援事業ということですけども、この現状、コロナの感染状況に鑑みた中で、この事業はどういう方向性で、見送りとか、いや、やるんだとか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎都市ブランド発信課長   今回のこの事業につきましては、施策研究テーマ報告書の提言を踏まえまして、新型コロナウイルス感染症の影響を受けてイベント自粛により来訪者が減少している酒蔵地帯への誘客促進と、一方で宿泊者が激減している市内ホテルの利用を促進するということを目的として、2事業を計上しているという状況ではございます。ただし、委員御指摘のとおり、現在、政府がGoToトラベルの一時停止及び期間延長なども検討しておりますので、今後の国、県の方針によりましては、感染拡大の防止の観点から、やむを得ず一時事業を停止いたしまして、静観しつつ、慎重に事業を展開していく必要もあるかなと考えております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   分かりました。  これは、我々が出した施策研究テーマにお応えいただいたということでございますので、その辺は感謝いたします。適切な判断をして、この事業は、やる時期が来たらということだと思いますので、そのときにはまた元気な西宮をつくっていただくように、よろしくお願いします。  以上です。 ◆吉井竜二 委員   1点です。一問一答でお願いします。  松山委員と一緒で、地域商業活性化対策事業経費についてなんですけど、これは、先ほどの質問から、商店街の個人事業主の家賃補助がこれだけ不用額として残ったという結果なんですけど、逆にこれだけまた使えるというか救える可能性が増えたということなので、この経費については、しっかりと今後も精査していきたいなというふうに思っているんですけど、今回の事業に当たって、成功したことと失敗したことというか、効果に結びつかなかったことの分析ってできていらっしゃるんでしょうかね、部署の中で。もしできているんであれば、紹介してほしいなと思ってます。難しいかな。難しいかと思いますけど。 ◎商工課長   いろんな事業をさせていただきました。その結果を課としてみんなで、何がよかった・悪かったというところの振り返りというのはできておりません。御紹介できるものはないんですけれども、いずれの事業に関しましても、例えば家賃支援については、途中で業種を追加したりとかいうようなこともありました。それやったら最初からやっておけばよかったじゃないかというところの話にもなりますでしょうし、また、さっきの融資に関しても、先走り過ぎて結局空回りに終わってしまったというところもあります。そういった様々な次へ向けての改善点というものはすぐにこうやって申し上げることができる状態ではあります。また、キャッシュレス決済で、今、ペイペイの事業もさせていただきましたけれども、そちらについても、今後、また同様のことをやるのであれば、今回のこうしたらよかったなと思えるような改良点につきましては、次回に反映をしっかりさせていきたいと思います。  以上です。 ◆吉井竜二 委員   商工課長、すみません。変な質問をしちゃって。というのも、意図があって、PDCAの中の今はまだPとDをやったんですけど、これからがチェックとアクトの段階なのかなと思って今質問させてもらったんですけど、やっぱりその段階だったので、いい機会かなと思うんですけど、ここからの精査からアクションにつなげてほしいと思うんです。僕は飲食店をやっているんですけど、経営しているんですけど、結局は、売上げが上がるようなサポートというのが一番ありがたいんですよね、やっぱり。なので、地域振興が図られるような、商品券だったりとか、以前から私が提案しているプロモーションサイトだったりとかというのを進めていただいて、売上げが上がる施策、補助というのもありがたいんですけど、一番は売上げが上がってくれたら問題は解決するので、そういったところにフォーカスしていただきたいなというのは思っています。  先日も内々で、もしかしたら楽天でそういうプロモーションサイトがつくれるかもというお話を頂いたんですけど、そういうのがもしいろいろ分かれば、また進めていってほしいなというふうに思ってますので、期待してます。よろしくお願いいたします。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、議案第259号に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  これより議案第262号の討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第262号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第262号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、産業文化局文化スポーツ部分の質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、誠に誠に申し訳ないですけど、私のほうから質疑をさせていただきたいことがございます。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職をお預かりします。 ○田中正剛 委員長   1点なんですけれども、先ほど49ページの文化振興財団補助事業経費で、派遣職員の現員現給による補正がございました。こちらは、今、文化振興財団のほうに派遣している職員の人数をまず確認させていただきたいんですけれども。 ◎文化振興課長   派遣職員は、現在、兼務派遣が係長を入れて4名、専属の派遣が5名です。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。それは皆さん、市の正規職員を派遣しているということで理解させていただきました。
     先ほど市民会館の指定管理のほうを非公募で指定させていただいてます。こうした市の指定管理者を受けていただいている団体の中で、このように職員派遣を行っている団体ってございますか。 ◎文化振興課長   文化施設の中ではございません。 ○田中正剛 委員長   文化施設の中では。市全体では分からんかな。 ◎文化振興課長   市全体では、ちょっと私は把握しておりません。すみません。 ◎スポーツ推進課長   市の外郭団体である当課所管の西宮スポーツセンターには、今1名、定年後の嘱託職員ということで、兼務派遣ということでいたしております。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。  ここからはもう意見なんですけれども、今、市の職員のほうも大変厳しいタイトな中で、しかも、この感染対策の中で人員を捻出していただきながら御対応いただいております。そのような中ですので、以前から課題にはなっていたと思うんですけれども、この文化振興財団に対する派遣職員、いわゆる補助ですね、こちらのほうは、やっぱり改めて効率化も含めて見直しをしていくべきなのかなというふうに感じておりますので、改めてこれを機に、一度またその辺の検討をしていただけたらなということを要望しておきたいというふうに思います。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職をお返しいたします。 ○田中正剛 委員長   ほかに質疑はございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目、産業文化局生涯学習部分の質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決はこの後一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管科目を議題といたします。  本件に対する質疑は既に終了しております。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第259号のうち本委員会所管科目は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第259号のうち本委員会所管科目は承認することに決まりました。  以上で付託事件の審査は全て終了しました。  ここで休憩をいたします。  再開は、3時25分とさせていただきます。           (午後3時11分休憩)           (午後3時25分再開) ○田中正剛 委員長   それでは再開いたします。  次に、所管事務調査の件を議題とします。  本委員会の所管事務中、産業文化局から西宮商工会館の建て替えについて報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎商工課長   今回の報告の趣旨ですけれども、令和3年度に建設予定の新西宮商工会館内に設置される(仮称)起業家支援センターの整備について説明するものです。  資料の1ページを御覧ください。  まず、各論の説明に入る前に、前提を整理させていただきます。  現商工会館は老朽化しており、耐震性に問題があることから、再建が計画されておりますけれども、これに合わせまして、地域交流センターと起業家支援センターの機能を整備する予定です。新たに整備されるそれらの機能は、西宮商工会議所が設置者となり、運営の主体となるもので、市は、建設に際して、起業家支援センター設置に相当する整備費及び運営に対する補助を予定しております。  それでは、具体的な報告内容へ移らせていただきます。  まず、(1)、目指す将来像ですけれども、表1にあるとおり、本市の新規開業率は全国や兵庫県の平均に比べて高い割合で推移しております。また併せて、大学の多いまち、文教住宅都市といった本市の特性があることから、それらを生かす施策の展開を念頭に、関係団体との連携を深め、女性、若者、高齢者など幅広い層が起業しやすい環境を整備し、住宅都市特有の消費者ニーズに対応したスモールマーケットで住民の生活の質を高める起業を促進するために、起業を志すところから開業、継続、発展に至る各段階に応じたきめ細やかな支援を図ることにあります。  資料2ページをお開きください。  (2)、現状と課題です。  現状は、表2にあるとおり、本市で実施している起業塾の参加者実績では、女性の積極的な参加が見られ、おおむね半数が女性で、特に本年度は実に7割が女性です。また、業種別開業数においては、年平均で950件程度のうちおよそ8割が住宅都市ならではの日常生活に欠かせない、または生活の質を高めるような業種となっております。  次に、課題ですが、年平均の開業数が950件ほどある一方で、本市で開催されている開業関係のセミナーへの参加者は、平成28年度実績で296名にとどまっております。この状況から推測されるのは、十分な準備をせずに開業に至った事業者が少なくないということです。西宮商工会議所によると、セミナーなどを受講してから開業した事業者と全く受講せずに開業した事業者で1年後の存続を比較したところ、前者は約50%、後者は約10%と大きな差が見られるそうです。その他、既に開業されている事業者からは、起業時にどこに相談するべきか分からなかったという声も聞こえることや、少ない労力での課題解決、新型コロナウイルス感染症の拡大によるマーケットの変移、市や商工会議所以外の機関が開催するセミナー情報収集など、多くの課題が残されております。  3ページを御覧ください。  ここから、現状と課題を踏まえまして、起業家支援センターの概要について説明させていただきます。  まず、役割分担ですが、起業家支援センターが設置されることを契機として、市は、施策の立案と大学や金融機関などとの連携の調整、西宮商工会議所の事業実施支援に徹し、セミナー開催や起業家支援センターの運営等、事業の実施主体を西宮商工会議所が担います。  次に、各論に入ります。  一つ目は、様々な支援機関と連携した起業前後の切れ目のない支援です。市と西宮商工会議所、日本政策金融公庫、民間金融機関、大学等が連携し、事業計画の立案や初期経営に関する知識の習得、起業家同士の人脈づくりなど、起業前後のそれぞれのステージで必要な支援を行います。  次の各種支援機関の役割ですが、市内大学については、西宮商工会議所が大手前大学及び武庫川女子大学と既に連携協定を締結していることもあり、その枠組みも活用しながら、起業を目指す学生の掘り起こしや起業家と学生が協働する場の提供を想定しております。金融機関は、セミナーや起業時の資金調達、クラウドファンディングの実施支援、中小企業診断士協会や税理士協会などの専門家は、起業家のそれぞれの分野の課題解決を行い、先輩起業家は、本市の実施する起業塾の卒業生を中心に組織されているみやこむの協力の下、相談会や勉強会、交流会などを開催します。  次の起業支援ワンストップ相談窓口の設置は、相談員となる起業コーディネーターをコワーキングスペース内に常時配置し、市と西宮商工会議所、その他の支援機関との連携機能を生かしながら、起業希望者や起業済みの方が相談しやすい体制を構築します。  4ページをお開きください。  次のICT人材の育成は、二つ下の項目、情報発信ルーム、及び、もう一つ下のICT推進ルームを活用し、各種講座の開講やウェブ通販、動画配信など、情報通信技術の知識取得や実践の場を提供するものです。  コワーキングスペースでは、会員制とし、一時的または長期間の利用を想定しています。また、利用者の希望に応じまして、郵便物や宅配の受渡しも可能な事業所の所在地としての活用も想定しております。  最後の会議室は、セミナー開催や融資相談会、交流会、記者会見場として活用します。  5ページには、体制イメージと起業家支援センターが設置される3階の平面図を掲載しております。  6ページをお開きください。  これ以降は、本年8月に御報告させていただいた市と西宮商工会議所との間で締結した覚書の内容と、それに基づく協議の状況について記載しております。  まず、覚書の内容ですが、建設用地、既存建物の解体、経済的支援、その他の協力・支援の4項目となっております。それぞれについて、資料7ページ以降に沿って御説明します。  一つ目は、土地の貸付条件についてです。  考え方の基本的な部分として、本市では、財産の交換、譲与、無償貸付に関する条例が制定されており、第4条において、公共的団体が公益事業の用に供する場合は無償または時価よりも低い価額で貸し付けることができるとされています。したがって、商工会議所の土地の利用方法がその規定における公益事業に該当するかどうかが判断基準となります。  商工会議所が行う収益事業は、その収益の全てを本来業務の事業費に充当する場合に限り認められておりますが、このことをもって全ての収益事業を公益事業と認めるものではありません。あくまでも市の財産の適切な管理という側面と商工会議所の収益事業の内容で判断すべきものと考えます。なお、土地の貸付条件については、現在も協議が継続しております。  次に、(2)、既存建物の解体ですが、こちらは、市の所有である本館及び南館は、いずれも所有権は移転せずに、商工会議所の費用と責任の下、解体することで合意しております。  8ページをお開きください。  (3)、経済的支援です。  起業家支援センター設置に対する整備補助金は、以前に御報告させていただいたとおり、1億円を計上し、うち5,000万円は国の地方創生拠点整備交付金を充当するべく、令和3年1月に内閣府に対して交付申請を行う予定です。なお、予算の計上ですが、令和2年度3月補正予算で行い、令和3年度へ繰り越す予定ですが、今後、内閣府からの通知内容によっては、令和3年度予算として計上する可能性もあります。  次の(4)、その他の協力・支援については、新商工会館建設中の仮移転先として、フレンテ西館の306号室を貸し出す予定です。また、本年10月より技術系職員を週1回程度で派遣しております。  9ページを御覧ください。  (5)、納税協会ですが、新商工会館へは区分所有者として入居することを確認しております。  最後に、今後の予定ですが、西宮商工会議所によりまして12月中に工事の入札が行われ、令和3年4月以降に建設工事の契約を締結、令和4年2月に竣工、同4月から新商工会館内で業務を開始するとのことです。  説明は以上です。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はございませんか。 ◆八木米太朗 委員   3点ほどまず質問させていただきます。順番によろしくお願いします。  まず、5ページの体制イメージ図にありますけども、この中で、「西宮市」とありますけれども、新センターの内容を見ますと、大学連携課なんかが関わるべきだと思うんですけれども、その点はどうかということについて、まず最初、よろしくお願いします。
    ○田中正剛 委員長   3点ですね。 ◆八木米太朗 委員   はい、3点。 ○田中正剛 委員長   一問一答ですか。 ◆八木米太朗 委員   一問一答でお願いします。 ○田中正剛 委員長   項目だけお願いしていいですか。 ◆八木米太朗 委員   これと、あとは、土地の貸付条件の確認、最後がフレンテを新しい移転先として貸し出す条件ですね。その三つです。 ◎産業部長   産業部のほうで大学連携課のほうも所管しておりますので、私のほうから答弁させていただきます。  この起業家支援センターでは、やはり大学生もそういった起業なんかに関心を持っていただく、また、起業家支援センターと大学とが連携していろんなビジネスに関するような連携した取組をやっていくようなことを考えておりますので、所管のほうは商工課となりますが、大学連携課とも連携して、共に事業をやっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   ありがとうございます。  ぜひその辺はきちっと、一方だけじゃなくて、生涯学習も連携やと盛んに言うているんやから、しっかりとやっていただかんと、むしろ大学連携のほうが主体となってやるべきことだと思うんです。ですから、その点はよろしくお願いいたします。  この点は以上です。  その次が、確認でございますけれども、土地の貸借の条件について、今協議中だと。それで、私どもとしては、これをきちっと決着しない限り、例えば予算計上とかあらゆる点で前へ進める、具体的に前へ進めるのは議会においてはあり得ないというふうに考えております。その認識でいいかどうか、お答え願います。 ◎産業文化局長   覚書をして協議しているもので、残っているものはこの土地の貸付条件、この一つになっておりますので、早い段階で貸付条件についても商工会議所と合意に至るように協議を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   その点は答弁していただかなくても十分承知しておりますけども、そのことについて具体的に調わないうちに例えば予算計上が――5,000万円を市が負担するとおっしゃっていますよね。そういう予算計上がされるというのは、それは違うと思って、特に私どもはそういうふうにずっと言うてきたんです。それがない限り、予算計上なんかされても困りますよと。反対せざるを得ないんです、予算計上されるとね。それは、やっぱり西宮の商工への支援の在り方としては違うと思うんですよね。別に考えなければいかんと思うんですよ。でも、そういうまずいやり方をされちゃうと、本来の商工に対する支援の在り方とは別になってしまうのでどうかということを聞いているんです。だから、我々は、それは少なくともやめてほしい、予算計上すべきではないと。当然そうなると、建設計画も遅れることになりますけど、それは、そういうふうにしてもらわんと我々としても困るなと思っているんです。その点はどうかということをもう一度確認をお願いいたします。 ◎産業文化局長   市も、予算計上するときには、土地の問題については合意に至るというようなことで進めていきたいというふうに考えております。ただ、予算を計上するかどうかというのは、まだ今協議中でございますので、確約的なことは言えませんけれども、方針といいますか、考え方としては、当然合意をした上で予算を上げるという気持ちでやっているということでございます。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   何回も繰り返しになりますけども、県とか国のお金も伴うことやから先にやりますということだけは絶対にやめていただきたいということを要望として付け加えたいと思います。よろしくお願いします。  最後なんですけども、これは確認でございます。8ページに、フレンテを貸し出すということになってますけども、これは無料なのか有料なのか、その点、よろしくお願いします。 ◎商工課長   今のところ、庁舎管理課等に確認を取っておる段階では無料で貸出しが可能というふうに聞いております。  以上です。 ◆八木米太朗 委員   分かりました。これは議論しません。そういう市の考えだということを理解させていただきます。  ありがとうございました。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   私から3点、一問一答で、まず、課題のところでお聞きしたい点があるのと、起業支援ワンストップ相談窓口の設置、あと、コワーキングスペースについてですね。  まず1点目、課題のところなんですけど、「十分な準備をせずに安易な開業を行っているケースが少なくない」と書いてらっしゃるんですが、この安易な開業というのは具体的にどういうことを指してらっしゃるのかなと思いまして、教えていただけますでしょうか。 ○田中正剛 委員長   御質問は1点だけでよろしいですか。 ◆脇田のりかず 委員   一問一答で。 ○田中正剛 委員長   項目は。 ◆脇田のりかず 委員   項目は課題について。課題の中でお聞きしたいことがあります。 ◎商工課長   あくまで推測という域で書かせていただいているんですけれども、要するに、自分で事業をやっていくときに知っておくべき、会計のことなんかもそうですし、税金のこと、それから、その方がやろうとしている事業において必ず必要になってくるようなランニングコストのこととか、そういった知識を十分につけずに起業に至っている方がいらっしゃるんじゃないかなというふうな推測でございます。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  開業者数は年平均で950件あって、大体3分の1ぐらいですかね、それが起業関係のセミナー参加者という形になってますけども、ここから言うと、存続されている事業者さんとか廃業の事業者さんとかというのは、データ的にはどういう形で推移されているかというのは把握できてますでしょうか。 ◎商工課長   本市の関係するセミナー等を受けられた方で起業に至ったというところは捕捉は一定しております。ただ、廃業に至ったという部分に関しては、追跡がなかなか難しい面もございますので、行っておりません。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   分かりました。実際問題難しい部分もあるのかなとは思います。  この起業支援の事業というのは、市がどういうことをやっていたりですとか、商工会議所がどういうことをやっているかというのは、これは西宮市に限った話じゃないですけど、やっぱり広報をどういう形でしていくかというところはすごく重要だと思うんですよ。書いてらっしゃるように、情報が共有されていないというところはすごく重点課題だと思うんですけども、これについてどういう形で解決を図っていくか、市としてのお考えがあればお聞かせいただきたいんですが。 ◎商工課長   起業家支援センターで行うことの具体につきましては、今後、商工会議所、市の職員も含めまして、運営の委員会的なものを立ち上げてしっかり協議していこうという段階にはなっております。その一方で、情報の収集・共有というところは非常に課題だとは思っております。今でもたまたま、具体的に言うとみやこむの方が、今度尼崎でこんなセミナーがあるよとか教えてくださって、これはぜひ西宮の起業を考えてらっしゃる方にも共有すべきだということで、うちのSNSで流したりとかということをやっているんですけれども、起業家支援センターができた暁には、そういったものは能動的に情報を取りに行く、そして積極的に展開していくということはぜひともやっていただきたいと考えています。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   分かりました。  これからなので、固まってないところもあられるでしょうし、実施の運営主体としては商工会議所さんになるというお話は事前に聞いておりますので、そのあたり、市としても、お金を出すわけですから、しっかりと意見も吸収していただけるように、意識していただけるようにお願いいたします。  2点目なんですけど、起業支援ワンストップ相談窓口の設置ということで、「起業コーディネーターを常時配置し」とあるんですが、この起業コーディネーターというのは、どこの機関の方で、何名配置なさるのかなという、このあたりの起業コーディネーターの詳細を教えていただきたいんですが。あと、どういう方かですね。例えば民間の方だったら、税理士とか社労士とか、そういう士業の方なのかどうなのかというところも含めてお聞かせいただけますでしょうか。 ◎商工課長   具体的にどういった方と決めている状態でもありません。ただ、想定としては、少なくとも商工会議所の経営相談員より――よりというか、彼らが担うことのできる起業予定者の方の相談であるとか、事業計画の策定とか、そういったことは最低限できるというところで、例えば他市の事例だったら、曜日によっていらっしゃる方が違うということもあります。起業経験者の方がいらっしゃるときもあれば、税理士の方がいらっしゃるときもあるというようなことで、その辺は今後決まっていくものということで御理解いただければと思います。 ◆脇田のりかず 委員   分かりました。決まってないということですね。  じゃあ、この起業コーディネーターの方は、例えば無報酬なのか、報酬が発生するのか、そういったあたりも決まってないという理解でよろしいんですか。 ◎商工課長   決まっておりません。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。なるほど、これからということで分かりました。ありがとうございます。  最後のコワーキングスペースの運用に関してなんですけども、これは事前に会費制だと伺ってますし、あと、住所地として利用できるということでお話を伺っているんですが、登記はできないという話です。登記ができない理由を教えていただいてもよろしいでしょうか。 ◎商工課長   登記につきましては、商工会議所としての判断でさせないというふうに決まったと聞いております。その理由が、例えば廃業された場合に、登記をそのまま残したままどこか連絡もつかなくなってしまうというようなケースも十分想定されると。商工会議所は、公益的な団体であるというところで、その所在地によく分からない事業者が存在しているかのように残り続けるというのはあまり好ましくないんじゃないかというふうなことをおっしゃっていたのをお伺いしてます。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   分かりました。  コワーキングスペースって、民間がやる場合は、結構登記もオーケーですよと。それに関しての不具合も特に聞いてはいないんですけど、公益性たる立ち位置で難しいということなのであれば一定理解はできるんですけど、リスクとかトラブルとかということはあまりないんじゃないかなとは思うんですけれどもね。  このコワーキングスペースって、大体の収容人数というか定員とかいうのもまだ決まってないんですか。 ◎商工課長   部屋の平米数は、もう建設の入札をかけると言っているぐらいなので決まってはいるんですけれども、中に置く備品類については、また建設とは別に入札をかけるというお話でしたので、取りあえず提案を受けてというような形なので、具体的に人数までは私たちも聞いてはおりません。 ◆脇田のりかず 委員   分かりました。ありがとうございます。総じていろいろ決まってない部分が多いという現状ですよね。  現状、この時点での所管事務報告という形でいろいろ書いていただいているので、詳細をお聞かせいただけたらなというところだったんですけど、内容が固まってない中なので、これは、いつ中身が大体決まって、概要が決まって、ある程度の質疑にも対応できるよというようなタイミング、時期というのは大体どれぐらいなんですかね。そのときに改めて所管事務報告していただけるということなんでしょうかね。 ◎産業文化局長   予算を3月補正か当初で上げるというふうに言っておりますので、それをめどに商工会議所のほうと詰めて、当然、国のほうにも申請をしますので、そのスケジュールで詰めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   3月の予算で計上なさるんだったら、そのときには大体詳細が固まっているという理解でよろしいんですかね。 ◎産業文化局長   細部まで決まっているということではないですけれども、今頂いたような御質問については説明できるようなところまで熟度を上げていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員 
     ありがとうございます。  先ほど八木委員もおっしゃった、土地利用の部分も含めてですけれども、今回はなかなか見えない部分がある中での所管事務報告だと思うんです。なので、今回の所管事務報告の論点はどこかというと、恐らく経済支援の市からお金を出すところのお話なのかなと思うんですよね。だから、ポイントが今回ぼやっとしているところがあるなと思ったので、そのあたり、次回以降、ポイントを明確にした上で御報告いただけると、こちらとしても非常に質疑もしやすいし、御答弁もしやすいんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   さっきの脇田委員の話にまつわる平面図についてですね、これが1点と、目指す将来像について、この2点を一問一答でしていきます。  先ほど、コワーキングスペースについては不確定要素がかなりあるということでお聞きしたんですけども、テナント、これについてもどういう用途を目指しているか、その辺はどうなんでしょうか。「テナント」と書いてますけども。 ◎商工課長   テナントについては、基本的には公益的な団体に入居していただくということで聞いております。 ◆松山かつのり 委員   例えば、公益的な団体ってどんなイメージを持てばいいんですかね。 ◎産業部長   今現在、ライオンズクラブ等、それからアクサ生命といったところが入居されておられますので、そういったところが引き続き入られるのではないかなというふうに聞いております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   確認。僕はあんまりよく分かってないんですけども、今既に公益的な団体で商工会議所に入っているところが引き続き入るということで受け止めていいんですか。 ◎産業部長   はい、そのように聞いております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   分かりました。  この件はこれで結構です。  次に、目指す将来像についてなんですけども、これは非常に分かりにくいんですけど、中盤のちょっと下より、「今後は」から続く文章があるんですけども、その2段目に、起業しやすい環境を整備するとともに、女性、若者、次に高齢者って出てくるんですね。高齢者の起業というのはイメージがないんですけど、これは例えば、高齢者でリタイアされた方を対象にしているのか、現役ばりばりで働いている、いわゆる僕ら中高年の層を目指しているのか、この高齢者の将来像というのが全然見えないんですけど、どういう見当ですか。 ◎産業部長   これに書いておりますのは、我々がイメージするのは、男性で働き盛りが起業するというようなイメージがあるんですけれども、そうではなくて、女性であるとか、若い大学生であるとか、高齢者――リタイアされる方とか、本当に幅広い層の方に起業していただいて、例えば高齢者であれば、今、人生100年時代ということで、本当にセカンドキャリアであるとか生きがいというのが求められる中で、そういった今までの現役時代に培ってきた、そういったスキルを基に起業をしていただくといったことも今後必要になってくるのではないかなということで、幅広い層の方に起業していただくというようなことでこのように記載させていただいてます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   今まで商工会議所で起業のスキルアップを図るために参加された高齢者って、実態はどんな感じなんですかね。 ◎商工課長   一般的に高齢者と言えば65歳以上という区分になってしまうかとは思うんですけれども、これまで起業塾等に参加された方の統計の中で、55歳以上という区分では集計はしております。皆様のお手元にありませんけれども、令和元年度で起業塾に参加された方が27名いらっしゃるんですけれども、そのうち8名が55歳以上の方という状況になっております。ということで一定、一般的な高齢者という65歳以上については分かりませんけれども、ある程度はいらっしゃるのかなと考えております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   令和元年度、27名って、これは何の27――ごめんなさい、僕は聞いてなかったのか、27名って、これは何ですか。 ○田中正剛 委員長   じゃあ、もう一度商工課長、27名の説明を。 ◎商工課長   令和元年度に実施した起業塾、市と商工会議所でやっている起業塾ですね、その参加者が27名いらっしゃったということです。 ◆松山かつのり 委員   これから多分、このコロナの中で職を奪われてしまって、そういった方も一念発起というか、そういった方々も入ってくるのかなと思うんですね。そういった意味では、今、課長がおっしゃったように、55歳もかなり、8名参加されているということで、この「高齢者など」という、この「高齢者」という表記はもっと具体的にしたほうがいいと僕は思うんですね。若者とか女性というのは大体イメージがつきやすいんですけれども、高齢者というのは、僕はすごくイメージがつきにくかったんですよ。これは、リタイアされた方を対象にしているのか、今、課長のおっしゃったように、幅広いという意味では55歳以上とか、そういった捉え方をしているんですけど、一般的な高齢者と捉えてみたら、僕なんかは、僕の意見ですけども、当然、リタイアされた65歳以上の方がさらに人生100年に向けての次のスキルアップで起業していこうという、そういう方が対象なんだと思っていたんですね。この表記をもうちょっと分かりやすい内容にしていただいたほうがいいのかなというふうに思いますので、これは僕の意見として述べておきます。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   もしなければ、またすみません、私のほうからよろしいでしょうか。委員長を代わってください。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職をお預かりします。 ○田中正剛 委員長   今、質疑の内容を聞いてまして、私は、この起業家支援センターのほうの整備に対する運営補助金を御用意されるということで認識しておったんですけども、この運営に対しての役割分担みたいなお話があったんですが、基本的には、この起業家支援センターの運営というのは商工会議所がなされるというふうに理解していたんですけれども、何か市のほうで運営に対しても、例えば補助を考えていたり、何か委託を考えていたりみたいなことはあるんですか。 ◎商工課長   現在でも、起業塾等々のセミナーに関しては、市が委託事業として実施しております。起業家支援センターになっても、起業塾等、主要なところは継続されるのかなというふうに考えておりますので、一定、委託料なのか、それをまとめて起業家支援センターの事業として補助金に切り替えるのかといった、そこまではまだ分かりませんけれども、一定そういった形で運営のほうにも補助していく形になろうかと思っております。 ○田中正剛 委員長   今、セミナーの委託をされている委託料はお幾らなのかということと、このセンターができた後にどのくらいの財政規模で委託をされようと思っているか、もしくは運営補助をされようと思っているかというところは重要だと思うんですけども、何か具体的なものはございますでしょうか。 ◎商工課長   今、起業家支援セミナー、起業塾、経営者塾、IT活用セミナー、飲食店開業セミナーなんかをやってますけれども、総額で令和2年度で610万円ほどの委託料を、予算ですけれども、計上しております。起業家支援センターができた後にこれを倍増するんだとか、そんなことは市としては考えておりません。もし何か金額が増えるのであれば、今のところは、コワーキングスペースの中に起業コーディネーターを常時配置するというふうな説明もさせていただきましたけれども、その方に対する人件費相当の何かというものが乗っかってくる可能性はあるのかなというふうに考えております。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。  このセンターを整備するのに補助をしたがゆえに、市のほうにこの運営に対しても一定の補助の義務が生じるようなことがあってはいけないと思ってます。あくまでも商工会議所の事業に対して、一定商工会議所の役割というものを認めた上で、この整備については補助がなされると理解しております。その中で、商工会議所のほうで起業家支援センターの必要性を認めていただいて、そこに対して市も整備に対して補助をするという構図だと思いますので、新たに人件費の補助が発生するとか、その辺については非常に慎重にすべきかなというふうに思っております。もちろん補助であったり委託というのが税金で賄われる限りは、当然その成果みたいなところも問われるというふうに思っておりますので、あくまでもこれをつくってしまったから市が何とかせなあかんみたいなことにはならないように、先ほど来ありましたけれども、その他の土地の使用料の条件とかもありましたけれども、それはやはり整備をする段階で一定取決めは必要なのかなというふうに思っておりますので、その点は十分検討をお願いしておきたいなというふうに思います。それで、明示をできればしていただきたいなというふうに思います。  以上です。 ○宮本かずなり 副委員長   委員長職をお返しします。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、「西宮市生涯学習推進計画(素案)」について報告がございます。  当局の説明を求めます。 ◎生涯学習企画課長   西宮市生涯学習推進計画の素案について御説明させていただきます。  資料のほうは、資料1「西宮市生涯学習推進計画(素案)」と、資料2、概要版のほうの2種類、御用意いたしております。資料2の概要版はポイントを絞って記載したものですので、本日は、資料1の素案のほうで御説明させていただきます。  まず、資料1の表紙をめくっていただき、裏面に目次がございます。  計画素案は、第1章から第4章までと、最後に資料編という構成となっており、48ページまでございます。  1ページの「1 計画策定の趣旨」のところを説明させていただきます。  令和元年からスタートした本市の第5次総合計画で目指すまちづくりの実現には、行政の施策だけでなく、市民の主体的で積極的な参画が大切であること、その参画につながる市民の意識や行動の変容のために欠かせないものが生涯学習であり、持続可能なまちづくりにとって大きな役割を果たします。  その次の段落で、本計画の前の計画として平成12年策定の計画があり、「夢はぐくむ生涯学習のまちづくり」を目標に策定してから20年経過している状況でございます。  一方、地域に目を向けますと、子育て世帯や単身高齢者の孤立問題をはじめ、人間関係の希薄化の課題や、そのような人たちに手を差し伸べる様々な地域活動の担い手不足、高齢化の課題があって、コミュニティーの機能低下を招いている現状がございます。  こうした現状を受けて、社会教育委員会議からは二つの答申が提出されております。平成30年には、活力あるコミュニティーを持続可能なものとするために求められる社会教育の在り方について、また、次の令和2年の答申では、これからの社会教育が個人の成長と地域社会の発展の中心的な役割を果たすべく、人づくり、つながりづくり、地域づくりの好循環をつくり、地域社会の持続的発展につなげていくことが重要であるとの提言を受けております。これらの提言を踏まえ、今後の生涯学習施策を具体的に展開していくため、生涯学習推進計画を改定することといたしました。  めくっていただいて、2ページを御覧ください。  ここでは、生涯学習の定義について、まだまだ生涯学習は、宮水学園のような高齢者向けの学習だけ、または教育委員会など特定の部署だけで終わっているものというイメージを持たれる方もいらっしゃいますので、説明をしております。特にこの計画では、最後の文章でゴシックで表しているところですが、生涯学習とは、生涯を通じ、他者との関わりの中で社会参加をしながら取り組む学習、社会参画に向かう生涯学習に焦点を当てて全庁的に取り組んでいく、そのための計画素案でございます。  次の3ページには、SDGsの17のゴールの達成に生涯学習は関連することを示しております。  また、3ページの下の部分や次の4ページのように、本文とは別に、ところどころ、コラムという形で、押さえておきたい情報を記載しております。  5ページを御覧ください。  第5次総合計画における本計画の位置づけについて、総合計画の政策分野である6項目のいずれにおいても市民の主体的な取組を引き出す生涯学習というのは重要な役割を担っております。  同じくそのページの下の(2)、計画の期間ですが、令和3年度から令和12年度までの10年間といたします。  次に、6ページをお願いいたします。ここからは第2章でございます。  本計画の目指す将来像を、「学び つながり ささえあうまち ~文教住宅都市 にしのみや~」といたします。  中ほどですが、本市が特に取り組みたいのは、まち全体の豊かさにつながる生涯学習に市民誰もが参加できる環境づくりです。本市の原点として、1960年当時、石油コンビナート誘致をめぐって市民が主体的に学習し、熟議を重ねた結果の文教住宅都市宣言にも触れております。  最後の段落では、本計画では、市民一人一人が、年齢、性別、障害の有無などにとらわれず、これからの社会を生きる力を身につけることができ、また、学んだ成果や学びを通じたつながりが様々な地域活動に還元され、さらに、誰もが安心して暮らすことができるまちづくりにつなげていくことを目指します。  これをイメージにした図が7ページの下の図になります。この7ページでは、計画の中で常に意識して取り組むこととして、二つの視点――「学び・人づくり・つながりづくり・地域づくりの循環の促進」と「学びを通じた持続可能なまちづくりの推進」を基本視点として示しております。  8ページには基本方針を書いておりますが、後で御説明いたします。  9ページは、平成12年策定の前計画の取組状況について触れております。  次の10ページは、ここから生涯学習推進の課題とその対応について整理しております。  今回、計画策定に当たっては、10ページの囲みの中に記載した調査を実施いたしました。市政モニター調査、公民館地域学習推進員会を対象に行った推進員会調査、施設調査、障害のある方に伺ったアンケートです。  これらの調査結果と社会教育委員会議の答申を踏まえて、本市の生涯学習推進における課題を六つ挙げております。  (1)、地域活動の担い手の高齢化・不足、(2)は、次のページで、地域が抱える課題や地域が持つ資源の発掘と情報発信、(3)、地域の生涯学習拠点施設の管理運用の仕組みの整備・改善と施設間連携の促進、次のページ、(4)、市民の多様な学習ニーズに対する行政の役割の明確化、(5)、ICTを活用した新しい学習活動の在り方の検討、最後に、(6)、全庁的な生涯学習推進体制の構築でございます。  また、この課題に対応して取り組む施策の方向が第3章のどのあたりに書かれているかを、矢印の先の枠囲みで示しております。
     それでは、14ページを開いていただきまして、ここからは第3章の施策の展開です。  「学び つながり ささえあうまち」、この目指す将来像の実現に向けた取組について、二つの基本視点の考え方に基づき、四つの基本方針ごとにまとめております。  「基本方針1:多様な学びの機会の提供」、「基本方針2:誰もが参加できる学びの環境づくり」、「基本方針3:つながりささえあう学習の促進」、「基本方針4:生涯学習を通じた地域づくり・まちづくり」です。この基本方針の1、2は個人の生涯学習の促進、3、4はそれをいかに地域づくり・まちづくりに生かしていくかといった流れで構成しております。  それでは、15ページを御覧ください。  現状と課題は、市政モニター調査などを踏まえて項目をまとめ、特徴的なデータはグラフにしております。今回の計画では、数値目標を明確に設定しておりませんが、グラフを載せている項目につきましては、継続して市民意識調査や市政モニター調査などを実施して推移を見ていきたいと考えております。  この現状と課題を踏まえ、推進していく施策を次のページに黒いひし形ごとに書いております。これら一つ一つについては、本日は時間の関係もございますので、説明は割愛させていただきますが、御了承いただきますようお願いいたします。  それでは、来年度以降、この計画に基づいて具体的にどういうことに取り組むのかが大事になってまいりますので、基本方針に沿って今後の取組を中心に御説明いたします。  まず、一つ目は、16ページを御覧ください。  16ページの下の学びと活動のプラットフォームです。基本方針1の「多様な学びの機会の提供」のための取組になります。  本市の各部署で行われている生涯学習事業を体系化し、市のホームページ上で、市民が学びたい、何か活動したいと思ったときに検索しやすい画面の作成を目指します。同時に、行政側も、縦軸を意識して、学んだことがどういった活動に生かされるのかを意識して企画したり、横軸を意識して、重複している事業の整理や一緒にやったほうが効率的ではないかといった見直しに生かしていきたいと考えています。  二つ目の取組は、基本方針2の「誰もが参加できる学びの環境づくり」の中で、25ページを御覧ください。オンライン講座の開催について書いております。  新しい学びの形態として、オンライン講座は、外出の困難な方や高齢者、子育て中の保護者など、物理的・時間的制約のある人の学習参加につながっているというメリットもあり、他部局とも連携してノウハウを積み上げていきたいと思っております。  続いて、基本方針3の「つながりささえあう学習の促進」、基本方針4の「生涯学習を通じた地域づくり・まちづくり」に関する取組といたしましては、まず、30ページを御覧ください。  30ページの現状と課題のところに、右下のグラフでは、あなたは生涯学習に関する市民向けの企画やプログラムづくりなど、市民の学習を支援する活動に参加したいと思いますかという質問をしております。市民の経験や能力を生かした講座やプログラムがあるとか、市民の学習を支援する活動に参加してみたいという市民の方が合わせて4割いらっしゃいます。このような方々が活躍できるようつなげていく仕組みが重要であると考えております。  33ページを御覧ください。  33ページの一番下のひし形、「まちづくり人材の育成と活躍の場づくり」の項目では、新たな(仮称)西宮シチズンカレッジについて書いております。既に庁内の各分野で実施されている人材養成講座を取りまとめて、学びがどういう活動に生かされるのか市民に分かりやすく提示することで、育成した人材が学んだ成果を生かせる仕組みとしたいと考えております。  次の34ページを御覧ください。  三つ目の今後の取組として、分野横断・住民参加型ワークショップに取り組みたいと考えております。ふだんから地域との関わりが深い担当課にも呼びかけて、地域団体の方だけでなく、課題意識を持つ市民や地元企業、事業所など多様な主体に参加していただくよう促し、立場の異なる者同士が分野を超えて地域のことについて話し合い、交流し、地域に目を向けるきっかけとなる場にしたいと思います。ワークショップの場所は主に公民館を考えておりまして、貸し館中心の運営を見直し、地域づくりの拠点として活用していただくきっかけにもしたいと思います。  36ページを御覧ください。  36ページの一つ目のひし形のところで、「地域づくりの拠点としての公民館機能の再構築」という項目を立てておりまして、先ほどのがここにつながってまいります。  このことについては、右側の37ページの四角で囲んでいるところに、学びを通した地域づくりの拠点イメージということで示しております。公民館などの施設が今後目指していく姿として、人づくり、つながりづくり、地域づくりの拠点として、ここに書いているような様々な取組を関連部署と連携して進めていきたいと考えております。  続きまして、41ページを御覧ください。  41ページの図、ここには、地域団体の代表者等が集まり、それぞれ目的を持って連携協働して地域課題の解決に取り組んでおられる代表的な会議体を六つ載せております。こうしたネットワーク型の活動も、縦割りの行政分野ごとに目的別に行われている側面があります。これらが、できるだけ一体的に機能し、一般市民や企業市民にも参画していただいて、持続可能な運営となるよう、行政の関わり方も縦割りでなく、連携して取り組む必要があると考えています。決して新たな会議体をつくって屋上屋を重ねるのではなく、地域力の総合化として、地域の実情に応じた地域コミュニティーのネットワークづくりを目標に掲げ、まずは緩やかに連携していきたいと考えております。  最後の取組の四つ目は、次の42ページのコミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進です。  大人も子供も学んだことを学校や地域で生かせるスクールコミュニティー、学校を核とした地域づくりを進めていきます。コミュニティ・スクールは、学校運営に密接に関わりますので、教育委員会のほうが中心となってこのことは進めてまいります。  これらの生涯学習推進の取組を通じ、人づくり、つながりづくり、地域づくり、そして、また新たな学びにつながって、循環していくことを目指します。  44ページを御覧ください。ここからは、第4章「計画の推進体制」です。  (1)、生涯学習推進に向けた組織再編について書いております。ここの二つ目の段落では、宮水学園など、内容が体系化・定型化されているものについては、市の外郭団体である公益財団法人西宮市文化振興財団と連携し、財団が実施している文化芸術活動との相乗効果により、さらなる充実を図りたいと考えております。  また、(2)、ネットワーク型行政の推進では、行政の取組だけではなく、地域団体や大学、民間も含めたネットワークが必要であることを書いております。  45ページの(3)、職員研修の充実では、従来型の発想と異なるネットワーク型の連携をしていくためには、市職員全体の意識改革や研修が大事であることについて書いております。  その下の図が生涯学習推進本部を含めました生涯学習推進の体制図でございます。  最後に、46ページから、資料編といたしまして、生涯学習推進計画の策定経過をまとめています。これまでに公募市民も入った生涯学習審議会で意見を聞きながら策定を進めてまいりました。また、庁内体制である生涯学習推進本部会議及び幹事会に随時進捗を報告し、意見聴取するとともに、関係所管と協議を進めてまいりました。  47ページの最後にパブリックコメントについて記載しております。教育こども、民生の両委員会で報告後、市民の皆様の御意見を伺うべく、パブリックコメントを予定しております。市政ニュースの1月1日号と西宮市ホームページにて募集広報を行い、募集期間は、ここで1月1日からとしておりましたけれども、ほかのパブリックコメントと調整をいたしまして、令和3年1月4日から2月3日という期間でさせていただきたいと思います。  素案は、市役所や各支所、公民館、図書館などに置かせていただき、皆様からの御意見を頂いた上で、来年3月に計画策定の予定でございます。  説明は以上でございます。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はございませんか。 ◆八木米太朗 委員   私、一般質問で質問させていただいたので、そのときはあえて再質問もせずに、この所管事務報告でまたさせてもらうということだったんですけども、時間を頂きますと1時間も2時間もかかるので、手短に大事なところだけ、さわりになりますけども、何点か、全部で今のところ予定は6点ございます。順番にやらせてもらいます。  まず…… ○田中正剛 委員長   項目だけ先に。 ◆八木米太朗 委員   一つは、この素案の名称の問題、この計画は誰のためのものかということですね。その次に、それに関連して、行政から見た視点と、地域――我々市民の側とがごっちゃになっておるんと違うかという、それが三つ目です。四つ目はコミュニティ・スクール、これも一般質問でさせてもらいました。これについてです。その次、5番目が、言葉の使い方とか表現の方法をもっと慎重にやってもらいたいということで、一つは「学び」という言葉とイメージ図ですね。あとが、言葉の使い方で、熟議を重ねるということ、あとは、ほかの要望もちょっと入れたいなと思ってます。  以上です。 ○田中正剛 委員長   分かりました。 ◆八木米太朗 委員   まず、私は、一般質問でも言わせてもらったんですけど、この推進計画というのは、平成12年でも出ておりまして、通常、こんなんが出てくるときには、第2次とか、何かつくんですね。そうせんと、固有名詞なので、いつのやつやら分からへんとなってしまう。それはちゃんと、改訂とか第2次とか、そういうのをつけるのかどうか、それをまずお願いいたします。まず1問目。 ◎生涯学習企画課長   計画策定時には、委員御指摘のように、2021年から2030年などと計画期間を入れまして冊子等を作成する予定にしております。 ○田中正剛 委員長   名称は。 ◎生涯学習企画課長   名称は、西宮市生涯学習推進計画で、何年から何年というタイトルをつけたいと思っております。 ◆八木米太朗 委員   いずれにしても、やっぱりきちっと分かるように、出したときに、例えば改訂とか第2次とかをやっぱりつけるべきだったと思うんですよ。それとか、最初が2021年やったら2021年とかね。それをつけんと混乱するんですよね。それはやっぱり避けたいと思うので、きちっとよろしくお願いします。  2番目の質問なんですけども、通常こういう計画とかプランとか、条例もそうですけども、例えばですけれども、市民の役割とか、市民がどうすべきだとか、行政の役割とか、事業者とか企業の役割とかいうふうなことで、それぞれ立場によってやるべきこととかしてほしいこととかというのが分けて書いてあるんですね。ところが、この計画を見ますと、全般的に市からの、いわゆる行政からの視点ばっかりなんですね。それでいいのかどうか。例えば40ページを見ますと、基本方針4で、「地域の多様な主体との連携体制」とか、施策の方向で「地域団体との連携・協力体制の充実」と書いてあるんですね。これはあくまでも行政が主語ですよね。行政が地域の多様な主体との連携体制を構築する、行政が地域団体との連携・協力体制の充実を図るというような意味だと思うんですよね。それで本当にいいのかどうか。生涯学習をきちっとやるためにはそれだけでいいのかどうかというのはかなり疑問なので、その点、なぜもっと分かりやすいように、市民がやらないといかんことも私はあると思うんです。行政がやらないといかんことも、もちろん事業者とか企業もやっていただきたいというんですかね、やらないといかんことというのはあると思うんですけども、その辺はなぜ整理してやらなかったのか。行政の側からばっかりのこと、この計画はそれだけになっているのか、教えていただきたいと思います。 ◎生涯学習企画課長   今回策定するこの計画は、基本的に市民の生涯学習を支援するために必要となる行政の取組について書いております。確かに御指摘のように、40ページの「地域団体との連携・協力体制の充実」という言葉は、後ほど書いてある文章からすると、「との」というのは、やはり御指摘のとおり、おかしいなというのは所管として思いますので、ここは再考したいなと考えております。  ただ、42ページのほうの「地域の多様な主体との連携・協力の充実」というのは、行政としてももっとNPOや民間事業と連携していきたいということで、この意味はこのように考えております。市として生涯学習の施策を進めることによって市民の学習や事業者によって取り組まれる地域の活動を促進して、より豊かで持続可能なまちづくりにつながっていくことを目指したいと考えております。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   これは、私の考えとして言わせてもらっているので、そういう点がちょっとおかしいと言うたら語弊がありますけども、やっぱり通常の計画とかそれとはちょっと、特に生涯学習ということなので、行政側からだけ言うてええ問題ではないと思うんですよね。それはよろしくお願いします。  それは次の質問にも関連するんですけども、この41ページの図で、「地域の多様な主体によるネットワークづくり」ってあるんですよね。「地域力の総合化」というのがあるんです。これは明らかに行政がこれを目指すと言うても、基本的には地域、市民の協力、市民が主体としてやらない限り、こんなん地域力の総合化なんてあり得ないと思うんです。行政が望んでも、それは単なる望みだけですよね。本来これをやるとすれば、私、一般質問で言わせてもらったように、こういう地域団体をいっぱいいっぱいつくってきた行政が、その責任者として統合なり再編をすべきだと思うんです。それで一般質問をさせてもろうたんですけども、特にこれなんかは、一番よく分かるように、市民側がやらないといかんことや、そういう視点から捉えるべきやと思うんですけども、その点はどうですか。先ほどの行政の視点だけじゃなくて、市民の立場としてやっぱり生涯学習に対してやらないといかんこと、そういうのがあるんではないかというのに関連して。再質問みたいな格好ですけども、続きの質問です。よろしくお願いします。 ◎生涯学習企画課長   委員のおっしゃるとおり、地域力の総合化というのは、市民の主体的な参画がなければ実現しないものと考えております。今回のこの計画を策定するに当たって、やはり多くの地域団体が担い手不足ですとか役員の高齢化など課題を抱えておられるということをお聞きしまして、生涯学習での課題というふうに捉えております。  一方で、調査結果からも、本市には何らかの情報やきっかけがあれば地域や社会での活動に参加する可能性がある、気持ちのある市民が多くいらっしゃいますので、そこをつなげる仕組みが学びであるというふうに考えています。学びは主体的なものですが、仲間で行うことで深まって、活動のほうも広がっていきます。また、様々な団体同士が出会い、それぞれの立場や専門性を生かすことで、視点が広がったり、新たな発想が生まれたり、これまで知らなかった情報や支援、ネットワークを得ることができると考えます。そのため、市としては、課題意識を持った地域住民、企業市民など、できるだけ多くの参画が得られるような話合いの場づくりとしてワークショップなどを計画し、住民の主体的な参加のきっかけづくりとなるよう、地域の実情に応じて取り組んでいきたいと思っておりまして、そういう形で支援のほうをしていきたいと考えております。 ◆八木米太朗 委員   これは議論しても時間がたつばかりなので、次に行きます。すみません。  次は、コミュニティ・スクールです。  これも、一般質問で言いましたけども、私は、42ページの一番上にある「学校を核とした地域づくり(コミュニティ・スクール)の推進」とあるんですね。これがあるから、もちろん前もってこの情報とか説明は受けていたので、こんなんは当然市長部局やないかと言うたんですけども、ぶっちゃけ話、このやつは今日まで明らかにしたらいかんということなので、ここに書いてあるやないかと言えなかったんですけども。  答弁では、はっきりとはおっしゃいませんで、市長さんが、当面は教育委員会やけども、市長部局で所管したらいいんと違うかなというようなニュアンスに受け取れる答弁やったと私は勝手な解釈をしておるんですけども。  資料に書いてあるように、例えばその下に「西宮型コミュニティ・スクール」、「「地域とともにある学校づくり」を目指し」とあるんです。これは、教育委員会から言えば、地域と共にある学校づくりであるけれども、生涯学習全体からいくと、やっぱり学校を核とした地域づくりだと思うんですね、コミュニティ・スクールというのは。私は今、うがった解釈を言いましたけども、当面の所管は教育委員会でいいかもしれへんけども、やっぱり最終的には市長部局がきちっと所管でやらんと達成できないんと違うかなというふうに私は深く思っておるんです。これももう一般質問で答弁いただいたんですけども、もしそれについてまだ御感想なりがあれば聞かせてください。 ◎生涯学習企画課長   コミュニティ・スクールは、委員もおっしゃっているとおり、地域と共にある学校づくりというのと学校を核とした地域づくり、両方の側面があると認識しております。まずは、今はまだ全校にコミュニティ・スクールが導入されていない段階で、教育委員会が責任を持ってコミュニティ・スクールの導入を進め、それに対して市長事務部局においても、しっかりと連携を取りまして必要な支援を行っていくことで、その両方を実現するよう進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   よろしくお願いします。これもあんまり深く追求すると時間もあれなので、次に行かせてもらいます。  あとは、言葉の使い方とか表現というのを大事にしてもらいたいなということで、一番端的な例が、7ページでしたか、イメージ図。7ページの基本視点の下の図なんですけども、この中で、「学び」という言葉が何か所もいっぱい出てきているんですね。一番大事なのは、この「循環」の下にある丸をしてある「学び」だと思うんですね。この「学び」が、例えば一人一人の学びであるとか学習というふうに言うんであればまだ分かりますけども、この「学び」と横の「一人ひとりの学び」とか、上に「つながる学び」、「社会参加」、「学びの意欲創出」とか、「学び」がいっぱい出てきているんですよ。こういうのは、イメージとしてはやっぱりおかしいんではないかと思うんですね。むしろ私の感覚から言うと、このプラット全体が学びだ、むしろこの下にあるのは一人一人の学び、そういう出発点があって、それで循環していくというのやったら分かりますけども、何か「学び」というのを乱用してある、かえって混乱するんじゃないかと思うんですけど、もう少し慎重に言葉というものを使ってもらいたいと思うんです。  一般質問では、学びと学習はどう違うのかとも質問させてもらったけども、実は違うと思うんですよね。私は違うと思うんです。その使い分けもしてもらって、もう少し分かりやすい概念図とかイメージ図もつくってもらいたいなと思うんですけれども、その辺について感想なり、いや違いまっせということであればお尋ねしたいと思います。 ◎生涯学習企画課長   この図を作成するに当たっては、審議会でもいろいろ議論を重ねましたし、この図の基になるのは令和2年の答申書に初めて出てきておりまして、そこでも議論した記憶がございます。ただ、今回、学びというのは、2ページの2段落目に書いているんですけれども、「本計画において、「学び」とは、日々の経験や振り返り、そして人との関わりを通して、その人の認識や行動が変わっていくこと」としています。この7ページの図の「学び」も、その意味として使っておりまして、様々な場面で学びがあるということを図で表現しております。学びが人とのつながりを育み、学んだ成果や学びを通じた人とのつながりがまた様々な地域活動に生かされ、それがさらにまた新しい学びの意欲につながるという、学びと活動の好循環によって一人一人の発達と持続的な社会の発展につながるということを矢印で示したものになってます。そういう意味で、幾つか「学び」という言葉を使っておりますけれども、単に知識の獲得に終わるのではなく、異なる場面で学びが組み合わさったり、総合学習を通して新たな物の見方ができるようになるなど、同じ学びであっても深まり広がっていっているものである、循環を通してそういうふうになっていっているものであると考えております。  ただ、今後、そういう御意見もあったということは審議会でも再度議論したいと考えております。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   その点、よろしくお願いします。  もう一つ、非常にしょうもないことなんですけども、42ページで、表現の問題なんですけども、上から4行目ですね、コミュニティ・スクールのところで、「熟議を深める学校運営協議会」。「熟議を深める」なんていうのは通常言いませんよね。「熟議を重ねる」ぐらいですわ。議論を深めるとは言うけど、熟議を深めてどないするねんと。ささいなことやけども、もう少し言葉を大事に使ってほしいなというふうに思いますね。  同じように、例えばよつや議員も指摘されていたんですけども、「シチズンシップ」というような言葉の使い方も、まだまだ僕らは、シチズンシップなんていうのは、もちろん市民そのものという言葉もまだまだ我々は獲得した言葉じゃないと思うんですね。それをこういうところで安易に横文字で使ってしまうというのは、やっぱりできるだけ避けてもらいたいと思うんです。それでないと、本当にまちづくりとか地域づくりにつながるような市民とか我々、行政もそうやけども、そんなん生まれませんよ。そこをもっと大事にしてもらいたいなと思います。  その点、質問か意見か分かりませんけども、何かあったらおっしゃってください。すみません、よろしくお願いします。 ◎生涯学習企画課長   八木委員から御指摘いただきまして、42ページの「熟議を深める」というのは改めたいと思っております。  また、御指摘のシチズンシップについて書いているところが33ページに出てくるんですけれども、ここも、「シチズンシップの醸成」というのと「市民性を育む」というのと、確かにいろんな言い方をしているところがありますので、ここについても、御指摘を踏まえてもう一度、パブリックコメントまでに修正して出したいというふうに思っております。  以上でございます。 ◆八木米太朗 委員   ありがとうございます。  「シチズンカレッジ」とか、いろんな言葉も出てきますし、やっぱり言葉というのはもっと大事に使っていただきたいなというふうに思います。  また、これは教育委員会の話ですけども、コミュニティ・スクールも、西宮型コミュニティ・スクールとかいうてわけの分からん、どこが西宮型やねんというね。西宮型とか何々型とつけていいことではないわけやから、もう少し分かりやすい言葉の使い方をしてもらいたいと思います。これは要望としてよろしくお願いします。  以上で終わります。
     すみません、ありがとうございました。 ◆脇田のりかず 委員   私からは、公民館の活用の部分と、地域学習推進員の発掘について、あと、新たな部署についての3点、一問一答でお聞かせいただきたいと思います。  全体的に、地域づくり、地域でのコミュニティーの形成であるとか、学びの場の提供であるとか、いろんな側面から書いてらっしゃるんですけれども、社会教育法でも公民館はそういう場であるということが明確に定められていることと、今回、市長部局にこれが移ってきたということもあるので、公民館をいかに活用していくかというところが地域コミュニティーを推進していく上で重要なハブになっていくんじゃないかなというふうに私は考えているんです。じゃあ、公民館の在り方を、市長部局に移ってこれまでと違う運用をどのように明確につくっていくのかというのが、再構築していって、課題解決講座の運営を充実させていきますよとは書いていただいているんですけれども、今現時点ではですけれども、具体性が見えないんですよ。  私、ちょうど去年、令和元年の12月に一般質問でこの話をさせていただいていて、例えば三鷹の例であるとか――三鷹は市民参画という形でそういったディスカッションの場を新たにゼロベースでつくって、そこからボトムアップ的に政策に生かしていこうというような取組をされているのが三鷹ですけど、新居浜の例とかも1年前に一般質問で挙げさせてもらってますけれども、やっぱりこれまで公民館にあんまり入ってこられなかった方をどうやって入れていくかというところが重要になってくると思うんですけどね。そのあたりの公民館の在り方というのを、もし何か現時点で具体的にどういう形で活性化させていくのかというようなお考えがあれば聞かせていただきたいんですけれども。  あとあわせて、他市の事例の研究とか、これはされてますでしょうか。併せてお聞かせいただきたいと思います。 ◎地域学習推進課長   公民館の在り方につきましては、今後、市長部局に移管されましてからも、十分検討を重ねていくことになるかと思うんですけれども、現在行っている活動をさらに深める形で公民館の利用の促進や地域課題の解決に向けた対応などをさらに進めていきたいと思っております。先ほどの生涯学習企画課長の説明の中で、この素案の中にもございましたけれども、現在、地域の課題、それぞれテーマを持ってワークショップを開く場所として公民館をメインに考えていただいている部分もあります。あと、推進員会のほうで講座を企画・運営していただいておりますけれども、市長部局に移管されることで、より他部署との連携を通じて、行政も、地域によってそれぞれ課題が違っている部分もあるかと思います。それに合わせた啓発の講座ですとか人材育成とか地域づくりの講座などを御紹介といいますか、提案させていただく、それを推進員さん自身が自分たちの地域の中で必要と思うものを選んでいただき、それをまた地域のほうで講座を開くことで新たな参加、地域課題について皆さんで考えていただく場にもなるかと思っております。  また、今、公民館活用促進プロジェクトと申しまして、一定の条件の下ですけれども、個人ですとかNPOの皆様に公民館を活用していただくということで、年2回募集を行って、各公民館で講座を開催しているんですけれども、そういったところもさらに広げていくことで公民館をさらに多様な学習の場ということに使っていただけるのではないかと考えております。  それと、他市の事例につきましては、すみません、まだ特に具体的に事例を研究しているというところまでは進んでおりません。  以上です。 ◎生涯学習企画課長   他市につきましては、昨年、地域学習推進課の石井課長も、生涯学習事業課の藤綱課長と、あと、地域コミュニティ推進課の和田課長と中島の4人で、松本市ですね、松本、長野あたりは非常に社会教育が盛んですので、松本市と豊田市と静岡市、3市、視察に行ってまいりました。特に松本市は、公民館で福祉との連携を非常にしっかりされてまして、あと、事務の在り方、運営の在り方なんかも非常に参考になりました。あと、豊田市は、実際は文化振興財団が全て指定管理を受けてやっているところでしたけれども、非常に横の、子育て関係とか自治会の活動を見据えたりとか、公民館のロビーの使い方というのがすごく参考になりましたので、そういうのを参考にさせていただきながら、今後、在り方というのをもっと進めていきたいというふうに思っております。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  これからなので、新たな課題であるとかというところもこれから見えてくる部分もあるでしょうし、それは追って私も見ていきたいと思うんですけど、視察に行かれて、松本市ですとか豊田市、いろんな市によって地域性ももちろん違うし、人口の構成ももちろん違う、それは分かり切った話で、ただ、必ず参考になる部分もありますし、どういう部分を他市のところから取り入れたかというのが分かるというか、こういう事例がすごくよかったのでそういった部分を本市でも取り入れていきたいと思うというような形でおっしゃっていただけると、こちらとしてももちろん勉強になりますし、期待もできるとか、そういう形で議論を重ねていけるいいきっかけにはなるかなと思いますので、そういった情報であるとかというのはぜひこちらにも教えていただけたらなと思います。  私たちも、もちろん一般質問を通じて、三鷹のそういう話であるとか、新居浜がどうとかというような話もさせていただいているので、そういう形でいいものをつくり上げていければ一番いいのかなというふうに思いますので、そのあたりは引き続きよろしくお願いいたします。  地域学習推進員の発掘なんですけど、これもさっきの話と同じで、これまで活用されていなかった、公民館にあまり出入りされていなかった年代層の方、そういった方々が公民館の中に入ってくることによって、公民館地域学習推進員というような形で活動してもらえるんじゃないかなと思うんです。  現状、この地域学習推進員の方って、やっていただいている方は全公民館で何人ぐらいいらっしゃって、年齢層というか、平均年齢と言うとちょっとあれかもしれませんけど、大体の主な年齢層の方、どのくらいの年齢の方がいらっしゃるのか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎地域学習推進課長   現在、公民館1館で7名の推進員さんに活動していただいているんですけれども、欠員がある公民館もございます。そろえば168名なんですけれども、すみません、具体的な数字は今手元にございませんが、最大で168名になります。  年齢層につきましても、詳細なデータがないんですけれども、60代、50代の方が多いかと思います。ただ、30代、40代の若いPTA層の方もいらっしゃいます。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  幅広い年齢層の方をいかに入れていくかというところだと思うので、30代、40代の方もいらっしゃるということなので、そういった子育て世代の方、主婦の方であるとか、もちろん我々働いている男性の方でも、時間の関係もあるかもしれないんですけど、行政であるとかそういった部分に興味がない人ばかりではないので、いろんな属性の方々――年齢であるとか職業であるとか、そういったいろんな方の知見が公民館の事業を活性化させるために必要かと思うので、いかに公民館を盛り上げていくか、そこにどれだけの人を巻き込んでいけるか、その中で恐らくこの推進員の成り手というところが発掘できてくると思うので、これは非常にリンクしている部分があるなと思いますから、これに関しましては、非常に頑張っていただきたいなというふうに思いますね。先ほどおっしゃったように、この推進員の方々が各公民館での講座であるとか企画であるとかを考えているんであれば、これがダイレクトにその地域の公民館の活性化につながるわけですから、ここは非常に重要なところなので、特に重点的に意識して取り組んでいただきたいなと思います。  ごめんなさい、最後に、行政内部の連携強化として、全庁的にこの生涯学習事業を把握・コーディネートする部署を設置するということなんですけど、これは、産業文化局の中に部署を設置されるんでしたっけ。 ◎生涯学習部長   このたび、条例改正案を出させていただきまして、移管を予定しております公民館、図書館、郷土資料館につきましては、産業文化局の生涯学習部に位置づける予定でございます。 ◆脇田のりかず 委員   これは、その部署がどういう形で全庁的に関わっていくのかというのが、前からも資料として見せていただいているロードマップ的なものは分かるんですけれども、具体的にどういう形で横串を刺していくのかというのが、これは非常に、言うのは簡単で、やるのは難しい話だと思うんですよね。ここを担っていかれるということなので、非常に重い責任と結果を求められるところだと思いますから、この部分につきましては、また新たな、どういう形でやっていくのかというのはぜひまた早めに決めていただいて、どういう形で方向性を打って施策を出していくのか、実行していくのかというのは決めてもらいたいなと思いますし、共有してもらいたいなと思いますので、そのあたりはよろしくお願いいたします。いつぐらいまでに具体的な部署のやっていく方向性であるとかというのは分かりますか。 ◎産業文化局長   今回の組織改正の議案が通りましたら、来年の4月にはそういった組織をつくるということになると思いますので、それまでに、議案が通れば準備ということで教育委員会と産業文化局で話をしながら進めていきたいと思います。  それと、全庁的には、ここにも書いてありますように、生涯学習推進本部という組織を立ち上げて、市長をトップとして、各局長ですね、全体に下ろしていくような組織は既につくっておりますので、その下の幹事会というのもつくって――北田副市長をトップとした、主要になる局長も入った幹事会もつくっておりますから、そういったところも動かしながら、全庁に広めていくような体制を、4月の組織が出来上がったら、そこからスタートできるような形で進めていきたいなという目標を持ってやっております。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   分かりました。そのあたりの情報に関しましては、楽しみにしています。  固まってから議会にお話しされるというよりかは、各議員の方々も、地域から出られている方はもちろん、地域の実情に非常に詳しい方々ばかりだと思いますので、そのあたり、どういう形でこれからやっていくかという意見を共に共有・交換しながら、このあたりはつくっていけたら一番いいんじゃないかなというふうに思いますので、そのあたりもちょっと御留意いただきながら進めてもらえたら幸いだと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめたいと思います。  次の協議事項に入る前に、ここで当局の御挨拶がございます。 ◎副市長   本常任委員会に付託されました議案第259号令和2年度西宮市一般会計補正予算(第10号)の件ほか諸議案につきまして、慎重なる御審査の上、御協賛賜りまして、誠にありがとうございます。  審査の過程で頂きました御要望、御意見等につきましては、十分に留意しまして、今後の行政運営を的確に執り行ってまいります。  今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  どうもありがとうございました。 ○田中正剛 委員長   ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、施策研究テーマ「防犯対策(特殊詐欺対策)について」を議題といたします。  市当局の方に本日御出席いただいておりますけれども、あくまでもオブザーバーでの参加ということでお願いしておりますので、この点、御留意のほどお願いいたします。  まず、前回の委員会におきまして、まつお委員から御要望がございました西宮市における還付が生じる業務について全庁に照会した結果がございます。ただ、こちらのほうは、照会して集まってきた資料を正副委員長で確認させていただきまして、大変デリケートなと言ったらいいんでしょうか、情報がございまして、こちらのほうは、タブレットのほうへの配信は控えさせていただきまして、後ほど閉会後に皆様のほうに資料として配付させていただきたいというふうに思いますので、その点、まず御了承いただきたいなというふうに思っております。  続きまして、各金融機関の特殊詐欺対策の取組についても一定当局を通じて調査していただきまして、その資料をタブレットのほうに配信させていただいております。こちらのほうも、具体的な金融機関名というのは控えさせていただきました。分かってしまう部分もあるかもしれませんけれども、控えさせていただきました。こちらのほうも、本市にはまだほかにも金融機関はございますけれども、やはり各金融機関はいろいろと慎重にされているところもございまして、要は、防犯対策でございますので、犯罪を犯す方に手のうちをさらすというのはあまりよろしくないというような御意見といいますか、反応もあったと聞いておりますので、全ての金融機関に対して照会をかけたわけではないんですけれども、一定その辺も察しまして、今回、三つの金融機関のそれぞれ取組を掲載させていただきましたので、その点、こちらも御了承いただきたいな、御参考にしていただいたらどうかなというふうに思っております。  続きまして、前回、脇田委員から御紹介いただきました東京都の特殊詐欺被害防止講演のDVDなんですけれども、こちらのほうも問合せを事務局を通じてしていただきましたら、現在、東京都都民安全推進本部というところのホームページのほうで閲覧ができるということで、こちらに最新のものを上げていただいているということでございます。こちらは、平成30年版ということなので、今の状況と少し事情とか状況が違う部分もあろうかと思うんですけれども、一定こちらを皆さんのほうで、各自、ホームページで見れるそうですので、閲覧していただいたらどうかな、提言に当たっての参考にしていただけたらいいんじゃないかなというふうに思いますので、こちらのほうも、そういった形で報告とさせていただきたいというふうに思います。  本日は、前回、現在の西宮市の体制としまして、特殊詐欺対策については消費生活センターのほうで所管されて、様々な啓発等々されているということだったんですけれども、前回少し御指摘もございまして、本来はやはり、防犯対策ということもございますし、前回も御意見があったとおりで、やはり警察との連携等々も必要になってくるんじゃないかというところもございますので、今日は、地域防犯課のほうからも御出席いただいておりますので、まず、皆様から地域防犯課に対して何か御質問等々がございましたら、この場で確認をしていただけたらというふうに思っております。順番は特に問いませんので、適宜お願いしたいと思うんですけれども、何か御質問等がございましたら。 ◆脇田のりかず 委員   地域防犯課さんのほうで警察と情報共有を、振り込め詐欺・特殊詐欺の件数ですよね、市内で起きている件数の実際の実情というのは把握されてらっしゃいますでしょうか。 ◎地域防犯課長   毎月ということではないんですが、現状、直近が令和2年10月末現在のデータを頂いております。西宮警察と甲子園警察、その合計の特殊詐欺の種類別――還付金詐欺とかオレオレ詐欺とか、種類別の件数と被害金額を教えていただいてます。ちなみに、10月末現在で、西宮市内では138件、1億9,300万円ほどの被害が出ております。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  前回の勉強会というかお話のときに、消費生活センターさんと地域防犯課さんのほうでどういう形で連携を取られてこの振り込め詐欺の対応に当たっていくか。要は、現状、全体像が見えていない、警察と連携が取れない消費生活センターだけでは難しい部分もあられるでしょうし、地域防犯課さんのほうでどういう形で今後動いていかれるのか、どう対策を取られていくのかというのも、正直見えない部分があるんです。なので、このあたり、どういう形でこれから、兵庫県の中でも一番多い西宮の振り込め詐欺をどうやって市として予防ですとか啓発に取り組んでいくのかという今後の方向性を具体的に教えていただきたいんですよ。増えるばっかりで、現状として抑止できてない部分があるのかなと思いますので、このあたり、これからの対応策を教えていただきたいと思います。 ◎地域防犯課長   まず、今後の対策の以前に、現状、地域防犯課がやっておることから御説明させていただきたいと思います。  地域防犯課は、御存じのとおり、コミュニティ推進部というところで、コミュニティ推進部というのは、地域の皆さんの活動を支援したり、一緒に防犯を進めるというのが大事だと思っております。そういったことから、具体的に令和元年度――昨年度では、防犯教室というのを、防犯協会に委託して、自治会とか老人会とかそういった地域団体を対象に行ってまいりました。内容としては、NPO法人さんに特殊詐欺の寸劇を演じていただいて、それを見てもらったり、特殊詐欺のDVDとかを市民の方にまず見ていただいて、その後に、警察の生活安全課の職員のほうから、市内の特殊詐欺の発生状況とか対策などについての講話をしてもらうという、そういった流れの防犯教室を、西宮警察署管内で18回、甲子園警察署管内6回、合計24回、昨年は実施しております。あとは、警察と防犯協会をはじめとした地域の皆さんと一緒に、西宮市内の駅であったり大きなショッピングモールとかに行きまして、街頭キャンペーンとかを一緒にさせていただいたりしてます。  あともう一つ大きなことで言えば、青パトがございますが、青パトに青愛協や自治会の方たちと一緒に乗って、それぞれの地域のパトロールをさせていただきながら、特殊詐欺の啓発広報をしたり、警察から、例えば、今まさに夙川地域で特殊詐欺の予兆電話がたくさん出ているよということがあれば、警察から依頼があって、青パトで夙川方面を回ってくれへんかとかいうことでお声をかけていただいたときは、行くようにさせていただいてました。  もうちょっと長くなりますが、いいですかね。  昨年度の分はそんな感じだったんですが、今年は、コロナということで、一番本腰を入れたかった防犯教室というのができない状態でした。それで、代わりに、やはり防犯協会に委託しておるんですが、個別の御家庭、各戸を訪問して、インターホン越しに特殊詐欺のちょっとした啓発のチラシと防犯グッズというのを入れさせてもろうて、お声をかけさせていただいております。その訪問先というのは、西宮警察と甲子園警察から、それぞれ330ぐらいの実際に被害があったり予兆電話があった住所――人の名前までは教えてくれませんけど、ここであったよというのを教えていただいたので、そこらを中心に訪問して啓発しております。  あと、特殊詐欺の啓発キャンペーンということで、郵便局さんを中心に防犯協会と地域の方が、年金支給日とかにキャンペーンしていただいたりしております。  今後のことですね、今年度、2回ほど消費生活センターの声かけで会議をさせていただいて、警察だとか弁護士会とか地域包括支援センターとか民生委員さんとかいろんな方で、「消費者教育のあり方検討会」というのを持っていただいて、2回ほど情報共有ができたので、正直、昨年まではあまりできておらなかったんですが、今回、これをきっかけにより密にしていけたらなと思っております。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   現状は分かりました。ありがとうございます。いろいろやっていただいているなというのは分かりました。  ただ、コロナ禍というのもあるので動きづらいのも理解はできるんですけど、なかなか犯罪組織は止まってくれないというか、自粛してくれないので、そのあたり、こういう状況ではありますけれども、これから形を変えて効果的な対策をどういう形で打っていくかというのをやっぱり考えていかないといけないのかなというふうに思うんですけど。ごめんなさいね、オブザーバーとして参加されているので、ごめんなさい。  現状は分かりました。ありがとうございます。 ◆八木米太朗 委員   勉強会みたいなものなので、当局にあんまり言うのはなにかと思うんですけど、ただ、僕らは、啓発とか情報を流して注意してくださいよと言うしか手はないと思うんですね。それを効果的にやるのは何やというたら、私は聞こえにくいとか文句をいっぱい並べておるけども、17日にあるあの放送を、あれは何を言うておるか分からへんけども、あれをやるのがやっぱり一番やと思いますわ。あれは、何を言うておるか分からへんから結構聞くんですよね。何を言うておるか分からへんから。17日のときのあの放送を使うとか、ホームページでも、知ってますかというて――西宮なんて、振り込め詐欺なんか全国トップクラスですよ、金額面で言うてもね。要は、お金持ちが多いわけですよ。それで、要するに孤立している人が非常に多いということなんですね。孤立してない人は、いろんな人に相談するから、割とかからないんです。ところが、孤立している人は、自分だけで判断するから引っかかっちゃうんですね。確率的に言うてですよ。やっぱりそういう方が西宮は多いので、それで、お金は持っている、そういう方は比較的多いので、被害額がやっぱり多いと思うんですね。そういうことをみんな知らんと思うんです。それをいきなり、ホームページのトップページに、皆さん、知ってますかというてちょっと漫画でも入れながら注意を促すと。それこそ小学校でも、子供たち相手にやるべきだと私は思うんです。要するに、交通安全なんかと一緒ですわ。みんながそういう気でないと、これはやっぱり阻止できないんと違うかなというふうに思うので、特に防犯のほうも地域でやるということなので、そっちの課もあることやから、やっぱりコミュニティーと一緒になって、そこはやっぱりやってもらいたいなと。使えるものは全部使いましょうな。言うたら先ほどの生涯学習と一緒で、全庁挙げてやらんと、こんなもんはできないですわ、はっきり言うてね。だから、あんまりこだわらずに、防犯のほうにも言うて、17日にやるあの放送をやってますよね、あれも度々ああいうのも使いながら皆さんに呼びかけるというふうな努力をしてもらいたいなと思いますね。  以上です。お願いというのか。 ○田中正剛 委員長   御意見をいただいているということで。協議の中ですので、御意見をどんどん頂けたらと思いますけれども。 ◆松山かつのり 委員   今、八木委員の話で、緊急告知ラジオですね、僕も最近買ったんですよ、この前、一般質問をするからということで。買ったら、やっぱり17日にいきなり、僕はいなかったけど、家内が家におったときに、1階と2階でえらい下でピーピー、ピーピー鳴っている、家内が行ったら、緊急告知ラジオが鳴っている、びっくりしたということで、すごいこれはいいねという話をされてました。緊急告知ラジオは、公共施設にも今設置されていますし、これは今、八木委員の言うように、あるものは全て使えということやから、この緊急告知ラジオにも放送を一定、17日とは限らないで、防犯の日って何日か知りませんけども、それに合わせて活用するのも一つ手じゃないかなというふうに思いますね。  以上です。 ○田中正剛 委員長   なるほど、確かにそうですね。 ◆まつお正秀 委員   この間、神戸新聞が12月1日に、特殊詐欺が兵庫県で14億円、10年間で過去最高で、西宮が1億9,000万円やったかな、ということで、やっぱり率としても多いということで、相手の話術がうまいから、3時間ぐらい話してしもうてだまされてしまうというようなことらしいので、やっぱり警察が言っているのは、留守番電話にするのが一番いいだろうというふうなことを言ってますので、この間、脇田委員やったかね、録音チューのことも、録音時間は5分でしたかね、短かったんですけども、やっぱりそういうものをつけることが防ぐ大きな手だてになるのかなというようなことは、この新聞記事を見てちょっと思いましたね。話してしまうと、さっき八木委員が言うた、一人で生活していると相談する人もいないし、相手の思うつぼになってしまうというふうなことになりますから、やっぱり電話で直接話さない、一旦留守電で聞いた上で対応するというのが大きな効果を発揮するんじゃないかなというふうに思います。 ○田中正剛 委員長   ちなみに、今、まつお委員からございました録音チュー、前回、情報提供があったんですけれども、こちらの資料はタブレットのほうに載せておりますので、また御参照いただけたらと思います。  ほかは大丈夫でしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   どこの部署がやるべきかみたいなところになると縦割りになってしまうということがありますのでなんですけど、今のお話では、一定、地域防犯課のほうで警察と連携をされて情報がある程度下りてきているのかな、それがなかなか地域に伝わりづらいのかなというふうなところがあったので、今、御意見の中で、いろんな手段を活用して情報を提供していけたらいいんじゃないかということだったんですけども、これは質問なんですけども、コロナでなかなか対面での会議等々がしにくいということだと思うんですけども、防犯協会さんと、あと、甲子園警察署、西宮警察署と、あと西宮市で協定を結んではると思うんです。その協定の中では、定期的な会合を持って情報共有をしていくというようなことだと理解していたんですけども、その協定が生かされてそういう定期的な情報交換会みたいなものをされてらっしゃいますでしょうかね。どれぐらいされているかなんていうことも含めてお願いしたいんですけれども。 ◎地域防犯課長 
     協定を平成30年10月に結ばせていただいて、主に地域の防犯活動が、担い手さんの方とかがやはり高齢化して、担い手不足ということで、持続させていくために、何とか防犯協会、市、警察で支援、支えていかなあかんねということで協定しました。その中に主に情報共有とかでありました。これ以降に、我々地域防犯課の職員と防犯協会の事務局と警察の主に生活安全課さんになるんですけれども、定期的な会合というのはできてないんですけれども、随時、日々それぞれ連絡は取り合っておりますし、犯罪情報表とかいろいろ防犯協会と警察の連名の分とかを頂いております。ですので、具体的にどうしよう、こうしようというときは、それぞれ警察署へ行かせていただいたり、こっちに来ていただいたりしてお話をしております。今年も、西宮署の生活安全課長さんが異動になられて、10月から新しい方が来られたので、甲子園警察署の方と一緒に御挨拶に来られて、2時間ぐらい、ずっとうちのほうで、これまでの経過であったりとか、これから特殊詐欺とかはどうしましょうとかいう話とかはしております。  我々よりもっと上の方たち、市長とか局長級というのは、警察の署長さんとか幹部さんとかというのも、去年も2回ほどありましたし、今年は1回あったかと思います。そんな状況です。 ○田中正剛 委員長   やはり警察との窓口というのはどうしても地域防犯課のほうになってくるのかなというふうに思いますので、特殊詐欺対策についても、一定、窓口というところを担っていただくのがいいのかなというふうに私は感じたりもするところでございました。  今後この協議を進めていくわけなんですけれども、その中でまたいろんな情報提供をしていただけたらなと思っておるんですが、先日のニュースでちょっと見たんですけども、兵庫県警のほうが特殊詐欺対策本部を、これは12月10日なので昨日ですね。立ち上げたということでニュースになっていたんです。設置したのは9日ですね。この件で何か市のほうで、こういうことをしてほしいとか、こういう対策をしますみたいなことの連絡というのはありましたでしょうかね。 ◎地域防犯課長   この件に関しては、特に警察からは御連絡いただいておりません。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。県警のお話なので、多分、県警のほうでいろいろとされるのかなと思うんですけれども、こちらのほうにも、今、まつお委員からありましたとおり、記事のほうには確かに14億5,000万円で、兵庫県だけが何か増えているらしいですね。ほかの地方公共団体は結構減っているみたいなんですけども、特殊詐欺自体が、兵庫県が非常に増えているということで、こういう対策本部を設置されたということなので、本当、情報を早く皆さんにお伝えするというのも一つ課題なのかなというふうに思います。  ちょっと提言までいろいろと情報の収集をしないといけないかなと思いますので、もし今日の段階でこれ以上ないよということであれば、今日はこの程度にとどめたいなと思うんですけども、よろしいでしょうか。    (「はい」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、本件は今日はこの程度にとどめたいというふうに思います。  この際、お諮りいたします。  本委員会の所管事務中、1、市民サービスの向上について、2、地域産業の活性化及び環境行政について、以上2件について閉会中の継続審査としたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  いま1点、お諮りいたします。  本委員会で採決しました事件に対する委員会報告書及び請願審査結果報告書の作成につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思います。  これに御異議ありませんでしょうか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  本日の委員会のまとめということでございます。  今日は、冒頭、大学生からの請願の審査に始まりまして、その後、補正予算、指定管理の指定の件、その後、所管事務報告が2件ということで、大変幅広い内容の審査がされて、多様な意見が出てきたのかなというふうに思っております。また、少し長引くんじゃなかろうかなと思ったんですけれども、皆さん、御質疑のほうを端的にしていただきまして、御協力のおかげでスムーズに進行できましたことをこの場お借りして御礼申し上げたいというふうに思います。  以上でまとめとさせていただきます。  これをもちまして民生常任委員会を閉会いたします。  御協力ありがとうございました。           (午後5時23分閉会)...