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  1. 西宮市議会 2020-09-24
    令和 2年 9月24日決算特別委員会教育こども分科会-09月24日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 2年 9月24日決算特別委員会教育こども分科会-09月24日-01号令和 2年 9月24日決算特別委員会教育こども分科会             西宮市議会              決算特別委員会教育こども分科会記録              令和2年(2020年)9月24日(木)                  再 開  午前 9時59分                  閉 会  午後 4時34分                  場 所  4号委員会室 ■審査事件  (教育委員会(社会教育部))   認定第10号 令和元年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計
     (教育委員会(教育総括室/学事・学校改革部))   認定第10号 令和元年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計  (教育委員会(学校教育部))   認定第10号 令和元年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計  (こども支援局・教育委員会)   認定第10号 令和元年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件 ■出席委員   八 代 毅 利 (主査)   一 色 風 子 (副主査)   江 良 健太郎   菅 野 雅 一   坂 上   明   田 中 あきよ   ひぐち 光 冬 ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   山 田 ますと (委員長) ■傍聴議員   たかの し ん   福 井   浄 ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)  (こども支援局)   こども支援局長 時 井 一 成  (教育委員会)   教育長     重 松 司 郎   教育次長    坂 田 和 隆   参与      八 橋   徹   教育総括室長  薩 美 征 夫   教育総務課長  竹 村 一 貴   教育企画課長  吉 田 巌一郎   教育職員課長  秦   淳 也   学校管理課長  山 下 博 之   学校施設計画課長           柏 木 弘 至   社会教育部長  上 田   幹   地域学校協働課長           谷 口 博 章   地域学校協働課担当課長           後 迫 竹 宏   地域学校協働課担当課長           宮 後 賢 至   文化財課長   俵 谷 和 子   地域学習推進課長           石 井 紀 子   読書振興課長  北   裕 幸   読書振興課担当課長           中 西 しのぶ   青少年育成課長 牧 山 典 康   青少年育成課担当課長           野 田 昭 治   教育次長    佐々木   理   学事・学校改革部長           津 田 哲 司   学事課長    因 幡 成 人   学校改革課長  河 内   真   学校改革課担当課長           佐々木 秀 樹   学校教育部長  漁   修 生   参事      濱 路   学   学校教育課長  木 戸 みどり   学校保健安全課長           中 前 洋 一   学校保健安全課担当課長           金 井 温 宏   学校給食課長  西 川   哲   特別支援教育課長           原 田 綾 女   教育研修課長  木 田 重 果   教育研修課担当課長           谷 口 麻 衣  (土木局)   営繕部長    岩 井 一 郎           (午前9時59分再開) ○八代毅利 主査   ただいまから決算特別委員会教育こども分科会を再開します。  これより審査日程に従い審査を進めます。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いします。  なお、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  初めに、教育委員会所管決算の概要について説明があります。 ◎教育次長(坂田和隆)  教育委員会所管の令和元年度決算の概要につきまして、事前にお配りしておりますA4横長の資料、「教育委員会所管 令和元年度決算の概要」に沿って御説明をいたします。  なお、決算額は円単位ですが、百万円未満を切り捨てて御説明をさせていただきます。  それでは、歳出から御説明をいたします。  1ページの教育委員会所管歳出決算総括表を御覧ください。  一般会計のうち教育委員会が所管する教育費は、予算現額256億6,500万円、支出済額216億4,900万円、翌年度繰越額27億6,400万円、不用額12億5,100万円で、翌年度繰越額を除き執行率は94.5%となっております。支出済額は、前年度決算額に比べ、20億8,700万円、率にすると10.7%の増でございます。また、一般会計に占める教育費の割合を括弧書きで示しておりますが、こちらは12.4%で、前年度決算の11.3%と比べると1.1ポイントの増となっております。  その下、支出済額を性質別に見ますと、人件費や物件費などの消費的経費は156億500万円、校舎の増改築など投資的経費が59億4,200万円、積立金や貸付金などその他の経費が1億100万円でございます。  まず、消費的経費についてですが、前年度と比べると5,200万円の増額となっております。この主な理由は、人件費の定年退職者の増や教育長の退職手当支給などによる2億1,200万円の増額と、その他の高濃度PCB廃棄物処分等の完了による委託料の減などによる1億6,000万円の減額との差引きによるものでございます。  次に、投資的経費では、前年度に比べ19億9,700万円の増額となっております。この主な理由は、香櫨園小学校の校舎増改築工事や西宮養護学校の校舎改築工事などの実施によるものでございます。
     また、その他の経費につきましては、前年度に比べ3,600万円の増額となっております。これは、主に学校給食に係る前年度の収支差額を学校給食費基金へ積立てしたことや、奨学基金に対し高額の寄附があったことなどによるものです。  なお、翌年度繰越額の27億6,400万円につきましては、国の交付金の対象事業として確実かつ有利に公金を得るため、前倒しで補正予算に計上し、翌年度に繰越ししたことなどによるものでございます。  続いて、2ページから7ページにかけましては教育委員会が所管する歳出の決算額で、予算事業ごとに対前年度比較、不用額の主な理由や内容、翌年度繰越額、予算流用の内容を掲載し、8ページから9ページでは投資的事業の執行状況と主な事業等の説明をまとめております。  次に、歳入につきましては10ページ以降になりますが、教育委員会が所管する一般会計歳入決算額の対前年度比較をまとめておりますので御覧ください。  10ページの頭の部分に書いておりますが、収入済額は30億300万円で、前年度決算額に比べますと1億600万円、率にすると3.7%の増となっております。これは主に、外壁・サッシ改修工事などの防災機能強化事業や香櫨園小学校の校舎増改築工事、西宮養護学校の校舎改築工事の実施などにより国庫支出金が増額となったことや、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う臨時休業や児童生徒数が減少したことなどにより学校給食費負担金収入が減額となったことなどとの差引きによるものでございます。  以上、教育委員会に係る令和元年度決算の概要を説明させていただきました。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○八代毅利 主査   決算概要の説明は終わりました。  まず、認定第10号令和元年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち、教育委員会社会教育部分を議題とします。  当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   1点について一問一答でお願いします。放課後キッズルーム事業について伺います。事務事業評価シート122・123ページの子供の居場所づくり事業に関連して放課後キッズルーム事業について質問します。  令和元年度から始めた平木小学校と高木北小学校、2年度から始めた神原小学校、甲陽園小学校、南甲子園小学校の各校の参加児童数はどのぐらいですか。児童や学校、保護者のそれぞれの評判はどうですか。教育委員会としての評価はどうでしょうか。改善点はありますか。御答弁ください。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  まず、各校の登録者数ですが、直近で調べたものが8月25日現在となりますが、平木小学校が144人、高木北小学校が230人、神原小学校が180人、甲陽園小学校が239人、南甲子園小学校が263人です。  1日当たりの平均参加者数につきましては、9月分のデータがまだ届いていないので、2学期がスタートしました8月17日から8月31日におけるデータの概数を申し上げます。  1日の平均の参加者数ですが、平木小学校が30人、高木北小学校が20人、神原小学校が40人、甲陽園小学校が50人、南甲子園小学校が100人です。  評判についてですが、アンケートを取ったのが昨年度平木小学校と高木北小学校で実施した1回のみですので、客観的なデータはそれだけになりますが、児童に対する「キッズが楽しいか」との問いには、7割程度が「楽しい」、3割程度が「普通」と回答しています。保護者に対するアンケートでは、7割程度が「満足」、3割程度が「普通」との回答であり、「楽しくない」や「不満」という回答はごく少数でした。  今年度から実施しました3校につきましても、事業開始後も新規の登録者が時折来られるなど、評判は悪くないと考えております。  日々の運営におきましては、大きなトラブルなどもないことから、現時点で特段改善点はございません。ただし、放課後キッズは単なる見守りではありますが、例えば子供への声のかけ方一つを取りましても、経験を重ねるうちによりよい声のかけ方も見つかってくると思います。事業者に対しては、今後もよりよい居場所の提供を目指すよう指導していきたいと思っております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   2年度で導入予定だった安井小学校では、放課後キッズの導入を一旦見合わせて、従来どおりの子供の居場所づくり事業を継続することにしました。その理由は何でしょうか。9月に再開後の参加児童数はどうなっていますか。児童と学校、保護者のそれぞれの評判はどうですか。お答えください。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  安井小学校では、育成センターの待機児童が多数発生することが予測されたため、放課後キッズの導入校に選定していました。ところが、校舎の改築について学校と協議する中で、令和2年度以降、屋外の2センターに加え、育成センター用に教室が1部屋確保される見通しとなり、当面は待機児童対策の必要性がなくなったため放課後キッズの導入は見送り、引き続き従来の子供の居場所づくり事業を実施することとなった次第です。  この従来の子供の居場所づくり事業ですが、9月1日より再開しております。9月分の集計がまだ出ていないため詳細は分かりませんが、同校のコーディネーターからの報告によれば、1日100人を超す児童が参加しているとのことです。  子供の居場所づくり事業は平成27年度より実施していますが、安井小学校は、この年に導入した3校のうちの一つです。毎年参加者数も市内でも最も多く、いつ訪れても子供たちの楽しく活気あふれる様子を見ることができますので、評判はよいものだと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   3年度以降、放課後キッズルームはどうするお考えですか。拡大する方針ですか。この方針はいつ決めるのでしょうか。御答弁ください。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  放課後キッズは、子供の自由で自主的な遊びや学びを支援する事業であり、また、育成センターの待機児童対策にもつながることを目指す重要な放課後施策であるという考えは今も変わっておりません。令和元年度に実施した平木小学校と高木北小学校では、現時点で待機児童が発生しておらず、一定の効果があったと考えております。  一方で、放課後キッズを導入した学校において、育成センターの新規拡充を抑制させるまでの効果が出ていないことや新型コロナ禍において育成センターを補完する役割を十分に果たすことができなかったことなどから、令和3年度については放課後キッズの拡充を見送り、様々な課題を整理した上で令和4年度からの再スタートを考えております。目下協議中ではありますが、方針の決定の時期につきまして、現時点で具体的にいつまでと申し上げることができません。ただ、令和4年に向け、令和2年度中には決定する必要があると考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   私は、議員の有志と共に南甲子園小学校放課後キッズルーム事業を視察させていただきました。それで、非常に評判がよくて、子供たちも、それから、学校の先生にとっても子供たちの素顔を別の面から見る機会があって、教育的な面でも非常に収穫が多いというふうなお話を校長先生からもお伺いしました。非常にいい試みだなというふうに感じた次第です。  そういう意味から言うと、3年度以降少し停滞するのかなという印象があるんですけれども、具体的にこれから検討する課題というのはどういうことを検討して今後の方針をお決めになるのか、予算的な制約が結構大きな要素になっているのか、1校当たり事業費は幾らなのか、そのあたりについてお伺いできればと思います。よろしくお願いします。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  放課後キッズの1校当たりの事業費につきましては、予算ベースで1校1,300万円で見積りをしております。  先ほど申し上げましたとおり、平木小学校、高木北小学校におきまして待機児童が発生していないということですから、一定の効果はあったと考えてはおりますけれども、実際に今後、両校とも児童数が伸びていくという予測の中で、育成センターをさらに今後増設していくのかどうか、そういう育成センターの増設計画についてそこまでの抑制の効果が出ていないと考えておりますので、今後どのようにすればそういった育成センターの増設を抑制できるまでの効果が出るかというのを、放課後キッズの在り方そのもの、まず一つは放課後キッズの運用が今のままでいいのかということと、あとはこども支援局の育成センター課と連携しながら育成センターと放課後キッズをどのように連携すればよいのか、事業者は別々のほうがいいのかとか、同一の事業者がいいのかとか、いろいろ細かい協議を両局で検討していければよいかと思っております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   丁寧な説明ありがとうございました。  以上です。 ◆坂上明 委員   今、菅野委員が放課後キッズのことを御質問されましたけれども、それの関連というか、僕もこれをやりたかったものですから引き続きお願いをしたいと思います。  安井小学校への放課後キッズ事業導入の必要がなくなったということが、これは8月の後半だったかな、そしてまた、所管委員会の委員のみに報告があったということで、自分たちは正直知りませんでした。  そして、今後も他校への展開も見送るということは、今、後迫課長の御答弁では改善点はないであるとか、あるいは評判がよかったというようなことがありながら、突然に何で他校への展開も見送るようなことになったのか、これは説明がつかへんと思うんだけど。大変失礼なこと――誤解しておったら教えてくださいね。地域のほうからのそれなりのいろいろな抵抗があったとか圧力があったとか、つまり、地域とうまくいかなかったというような話も僕は聞いておるんだけれども、評判がよかったら続けておけばいいじゃないですか。もし何か問題があったからといったって、他校への展開も見送るというのはこれはおかしいんと違いますか。  今、菅野委員のお話もありましたけれども、以前、そういうふうなことで東京のほうなんかにもキッズルームなんかの視察に行きました。今の時代、こういうものがやっぱり必要なんだろうなと思いながら視察もさせていただいた。それを、今の時代に必要だからこそやっている施策に対して、突然に止める必要ないじゃないですか。ましてや、それも他校も含めてですよ。  これね、去年まで課長だった中尾さんがね、僕中尾さんと視察にも行ったことがあるんだけれども、例えば広報にしたって、市のホームページでもいいものをつくっていらっしゃるんですよ。例えば「コラム~放課後の取組みを通して~」、コラムでも多分、失礼ながら、課長としての範囲以上のことをしっかりとやっていらっしゃる。「子供の居場所づくり事業に込めた思い」であるとか「上手に失敗ができる場所」、「正解のない問いに対して」、「背中は成長のバロメーター」、「子供の成長の先にあるゴールは?」、「便利さの中で埋もれてしまう力」、「想像力は社会を救う!?」、「「自立」と「自律」」――「自立」と「自律」の字が違うんだけれども、これの違いであるとか、「事業に込めた思い」、こういうものをコラムとしてわざわざ課長名で広報しているわけですよね。こういうふうなこと、僕はすごく熱い思いを当時聞いておりました。これをある程度めどがつくまで自分がこのやつをやりたかったんだというようなこともおっしゃっていましたわ。  それが今年、後迫さん、中尾さんの下で一緒にやっていらっしゃった方なんだから、その思いもよく感じ取っていらっしゃるんだと思うんだけれども、今も言いましたように、他校への見送りなんかもやっぱりおかしいでしょう。それで、1年、2年、何で空白期間が必要なんですか。何で他校に波及するんですか。いろいろと今まで計画を立てていたことを何で突然に滞らせるんですか。おかしいでしょう。どう思われますか。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  私も中尾課長と共に係長時代から2年間、この居場所づくり事業に携わってきました。当然、コラムであるとか、そういった中尾課長の意思は引き継いでいると自分では思っております。時間がある限りはいろんな学校に通って、子供たちの様子を見たりとか、コーディネーターさんからいろんな日々の状況の報告を受けたりしております。  先ほど申し上げたとおり、放課後キッズ自体が、運営上特段問題がないということと、子供たちに対しての自由で自主的な居場所の提供をするという重要な施策であるという認識は今も全く変わっておりません。  ただ、一つ、大きな修正、転換の契機となったのが、3月10日の所管事務報告におきましては、高木北小学校、平木小学校において、来年度待機児童が出ないという予測だけを捉えて一つ成果というふうにこちらは認識していたんですけれども、実際に育成センターを辞めて放課後キッズに流れる数等を調べましても、例年と比べましても特段大きな移動はなかったということもありまして、今後、育成センターを増設する――子供の数であったりとか就労家庭が増えていく中で、育成センターの増設をこのまま続けていくとなると莫大な費用、コストがかかってくる中で、もともと放課後キッズを導入したきっかけとしましては、育成センターの増設を抑制するという部分も大変大きかったところであります。ところが、実際には、待機児童は多少減ったりゼロにすることはできても、今後の増設を全く抑制するというところまでは行っていないという現実に直面しているということが一つございます。  あとは、安井小学校の件ですけれども、実際に安井小学校はほかの学校と違いまして、もともと従来の居場所づくり事業がありました。従来のスタッフの方々、コーディネーターの方々がいらっしゃいますので、この放課後キッズに切り替えるという話をさせていただいたときは、確かに皆さんからいろいろ御意見をいただきました。キッズになったら5時までになるので、登下校、冬なんかは暗くて危ないとか、やっぱりこれまでどおりよく学校のことを知った者が引き続き子供たちの見守りをしたほうがいいんじゃないかというようなお声は確かにありました。ただ、そういうお声を頂いたから放課後キッズの導入を諦めたということではございませんで、たまたま学校と話をする中で、育成センター用に1部屋お部屋を提供していただけるということが判明しましたので、安井小学校は導入を見送るということになりました。  ほかの学校につきましては、もう安井小学校とは一切切り離しまして、最初に申し上げた放課後キッズの根幹的な部分、そもそもの育成センター増設抑制という部分について当初想定していたほどの効果を上げていなかったというところが大きいのと、あと、新型コロナ禍におきまして育成センターもかなり密になっている中で、放課後キッズのほうがなかなかそれのサポートに入るという仕様になっていないものですから、現状でもやはり育成センターのほうは密にはなっていると思いますので、そういった制度設計もこれまでできていなかったということもあり、改めて時間をかけて検討してまいるというふうに考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   この効果というものは、どこでいいのか、どこでどうなのかという評価の分かれ目が分からないんだけれども、既に実施している2校でも10名程度育成センターを辞めて放課後キッズに来たりしている人がいるんですよ。つまり、一定の効果があるというふうにみなすのかどうなのか。今の時代の趨勢に合ったことをやる、これがいいか悪いかは社会の流れです。例えばこれが10年後になったらどうなるのか分からん。今の時代にはこれが必要だということで拡充策ということで事務事業評価にもつけているわけでしょう。それを突然そうするんだったら、それ相応の理由を先にここで所管事務報告としてやらなきゃいけないわ。ここには実際まだ基本方針としては拡充と書いているじゃないですか。今日の決算のこの委員会の中で出してくる資料に対して拡充と書いているにもかかわらず、拡充策を止めているじゃないですか。正確な報告じゃないということですよ、これ。その辺もう少し大事にやってください。  今も言いましたように、今の時代の事業なんだと思いますよ。ただ、子供の居場所づくり事業、この「居場所づくり」という言葉、これは全国的に使われている言葉なんだけれども、これ、事業名を変えましょうよ。逆にこれを言い出したら、居場所がないから居場所をつくろうやないかという意味でしょう。この言葉、それこそ時代がつくった言葉なのかも分からないけれども、居場所づくり事業の「居場所づくり」という言葉はやめて、「もっといい場所づくり」とかね。「居場所づくり」と言ったら、逆に居場所がないから居場所をつくらなあかんねやという感じの事業名ですから、この事業名もちょっと考えていただいたらどうですか。  後迫課長、ちょっときつい言い方をして申し訳なかったんだけれども、熱い思いでやってきたことを自分が踏襲してやらなきゃいけないという自分も熱い思いを持って、いろいろ壁があるんだと思うんですよ。でも、しっかりとやってください。今の時代の事業ですよ。大変難しい事業だと思いますので、よろしくお願いいたします。  それで、もう一つ、「居場所づくり」という言葉が僕嫌いなので、あえて「子供の遊び場」という言葉でちょっと言わせていただくんだけど、昨日、実はこども支援局のほうにも、子供の遊び場ということに対して―― 一体これはどこかというと、所管がないんですね。子供の遊び場、例えばグラウンドなんかといったら教育委員会であり、公園とかいったら土木局公園緑地課のほうなんだけれども、こども支援局のほうにもお願いしたのは、こども支援局が中心になって縦割り行政の弊害をやめて、子供たちが今からどうやっていったら遊び場として――遊びの中でルールを覚えていく、子供社会をつくっていくというのは今日までやってきたことやと思うんです、自分たちの時代というのは。それも今なかなかできないんだけれども、それ以上に、僕、一般質問でもやらせてもらったんだけれども、全国的な体力低下であるとか、あるいは運動能力低下、特にその中ではキャッチボールができない子とか自転車に乗れない子というのが今全国的な問題になっているんですよ。もちろんグラウンドは開放していただいており、各地の公園も使ってはいるんだけれども、自転車を練習する場所というのが本当にないんですよね。聞くところによりますと、例えば授業が終わった学校の校庭にまた来て遊ぶのであっても、一度家に帰って、来るときに自転車で来るのはオーケーだということなんだけれども、それは自転車に乗れる子が自転車に乗ってくるんだから、乗れない子を今からどうするんだということだと思うんです。特に山側のほうの非常に急斜面のところでは、自転車を道で練習することも到底できないし、もし自転車を外で練習してたら、危ないやないかと怒られるのが落ちなので、その辺のところを考えると、ぜひ自転車の練習場所というものを、例えばグラウンドにそういうスペースを設けていただくとか、自転車に乗れないと言ったら恥ずかしいという子供は結構いるんだけれども、その辺を考慮しながら、根幹にある体力低下ということを何とかクリアするためにぜひ考えていただきたいと思うんです。  こども支援局のほうには、そういうことをこども支援局というところが主体になって教育委員会、あるいは場所で言ったら所管の違う土木局なんかともいろいろと相談をしながら、遊び場をぜひつくっていただきたいというふうなことを昨日も要望としてさせていただいたんですけれども、今日は教育委員会なのでちょっと御意見を聞かせていただこうかな。今の意見についてどうでしょうか。とにかくまず自転車に乗れる子を全部つくりましょうよ。簡単なことなんだけど、今までできていない。実際に自転車に乗れない子は山ほどおります。その辺のところ、もしお考えがあればお聞かせください。 ◎教育次長(佐々木理)  今、頂いた意見ですけれども、確かに子供たちが安全な状況の中でいろんな遊びに取り組むということに関しましては様々な制約がかかっている部分があるかなというふうに思います。一方で、自転車を練習したい子供たちもいれば、一方で、バットを振ってボールで遊んで球技を自由に楽しみたい子供たちもいる。そんな中で公園に求められるのは、ある程度やっぱりルールづくりというようなものも必要かなというふうに思っております。  学校の校庭に関しましては開放はしておりますが、実際自転車を乗り回す生徒と球技を行う生徒が混在するというところには危険性も付きまとうのかなというふうに思っております。  今、場所を分けてというようなお話も頂きました。今後、こども支援局や土木局のほうとも一度会を持って、そのあたり、子供の安全な遊び場ということで話をして、何ができるかということについては考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ぜひよろしくお願いします。もう佐々木さんに任せておいたら大丈夫やね。ぜひよろしくお願いします。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   私からは3点質問させていただきます。今お二方の委員から質問がありました子供の居場所づくり事業について、それから、学校・家庭・地域の連携協力推進事業について、それから、家庭教育関係事業について、この3点になります。一問一答でお願いいたします。  まず、今も菅野委員と坂上委員がおっしゃっていた放課後キッズルームの事業について、教育委員会の方針ですとか、そのあたりの詳しいことはかなり丁寧な説明を頂いたんですけれども、先日の委員会のほうでも、今回の休校の間に育成センターを辞めた子が今年は多いということで、放課後に育成センターに行かずにいる子がさらに増えていると思います。例えば辞めてしまったけれども、放課後キッズがあればそこで遊べるということで行っている子がいるのではないかというちょっと予測的な考えですけれども、なので、育成センターを辞めてキッズに行きましたという子が少ないのでということがあったんですけれども、一旦辞めて放課後キッズに行ったという子の人数は検討事項の中に入っているのでしょうか、入っていないのでしょうか、教えてください。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  待機児童が解消されるかどうかという部分で、昨年度から育成センターを辞める際にその理由を記入していただいていまして、そこに放課後キッズに加入するため育成センターを辞めますという記入欄を設けるようになりましたので、放課後キッズ加入を理由にして育成センターを退所するという数は把握できております。今現在はちょっとすぐには分からないんですけども、把握できるようにはなっております。  育成センターと放課後キッズについて、両方加入することはできるんですけれども、ただ、例えば3時まで放課後キッズに行って、3時からは育成センターに行くとかということは現状ではできない状況にありますので、育成センターに所属しておりながら放課後キッズに参加したいというお子さんは、育成センターにその日は欠席届を出した上で放課後キッズに来ていただくことになっています。  学校を訪問している中でコーディネーターのほうから報告を受けているのは、例えば週1回金曜日だけ育成センターを利用して、あとの曜日は放課後キッズを利用するとか、完全に育成センターは辞めないけれども、放課後キッズにそういった形で来る子は増えているというのは聞いてはおります。ただ、そこの細かいデータはちょっと取れませんので、具体的な数字を申し上げることはできないんですけれども、そういったお話は聞いております。  以上でございます。 ◎地域学校協働課担当課長(宮後賢至)  育成センターを辞退するときに辞退届というものを提出していただいております。昨年度――平成31年度に平木小学校及び高木北小学校での辞退の数というのがありまして、そのうち理由のところに放課後キッズを利用するためというように明確に書き込んであった辞退届の数が、平木で2、高木北で3という数字になっております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   詳しくありがとうございます。  辞退届に理由として書かれていた数字というのが今、表に出てきているということでよく分かったんですけれども、そこに書かれていなくていろんな理由があって辞めて、でも、キッズがあるから行っているという子もやっぱりいると思うんですね。  先ほどからお二方の委員もおっしゃっていましたし、多くの方が思われているんじゃないかと思うんですけれども、この放課後キッズルーム事業、居場所づくり――今、坂上委員は「居場所」ってあまり好きじゃないとおっしゃっていたんですけど、今なかなか公園でも遊べない、フェンスのある公園とかでボール遊びをしてはいけませんよという口頭でのルールといいますか、お互い思いやってのルールというのはあると思うんですけど、法律的な禁止というのは今はないかと思いますので、フェンスのある公園ではやっぱりボール遊びをする子が多くて、そうなると御近所の方から苦情があったりですとか、中には警察を呼ばれてということもやっぱり実際にあるので、子供たちの遊ぶところもないですし、もう本当、現状をよく分かってくださっていると思うんですけれども、いろんな方面から考えて、社会的に考えて、子供たちが安心できる場所を大人がつくっていくしかないというこの時代の流れというのが本当悲しくなるような感じなんですけども、現実そういうことであるということは教育委員会の皆様も一番よく分かってくださっていると思うので、この放課後キッズルームに対してはかなり大きな期待があると私も思いますので、最後、要望ですが、ぜひ早急に今の状態を考え直していただきまして、各学校に取り入れていただけるように要望しておきます。よろしくお願いいたします。  こちらは以上です。  続いて、学校・家庭・地域の連携協力推進事業で、こちらのコミュニティ・スクールの件ですけれども、昨年度コミュニティ・スクール研修会が2回開催されて、各教育連携協議会の委員長ですとか関係者の方が81人、それから、84人参加されたというデータを頂いております。  こちらなんですけれども、各学校によって参加者に偏りがないのかどうか、各学校全ての学校からどなたかは研修会に参加されているのかどうかを教えてください。 ◎地域学校協働課長   私4月から着任しましたので、昨年度の参加者の詳細については把握できていないのですけれども、この研修会の開催だけでなく、各学校を訪問しながら、青少年愛護協議会など地域団体に対して説明も行っておりますので、研修会で十分伝わっていないような校区に関しましては、様々な手法を使って説明をしてまいっております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  私も前もって数字が欲しいですとお伝えしていれば今日お答えいただけたのかもしれないんですけれども、63校対象にと書いてありまして、81人、84人なので、ほぼどの学校の方も参加されているのかなと思うのですけれども、コミュニティ・スクールに関して、学校によってやっぱり形態がちょっと変わってくる、これまでの教育連携協議会も学校によって違うと思いますので、その学校の特色は出てくるとは思うんですけれども、教育委員会として研修会などで全てお伝えされていると思うんですけれども、各学校で様々特色が出てきたときに、それを今後どういうふうに把握をされていくのか、各学校の状態を把握されていくのは、今おっしゃっていたように、各学校をその都度見学されたりお話をされたりする中で把握されるのか、それとも、定期的に何か報告を上げていただいてのチェック機能といいますか、確認をされるのかどうか、今後の予定を聞かせてください。 ◎地域学校協働課長   各学校での学校運営協議会の取組につきましては、今年度に関しましては、新型コロナウイルスの関係でパイロット校におきましてもなかなかスタートしにくい状況がございましたので、細かく電話等で連絡を入れながら学校運営協議会の実施状況を把握し、今回第1回目の開催になりますので、地域学校協働課からも私や統括コーディネーターが出席させていただいて、各学校での熟議の様子を参加させていただいて把握しております。  今後におきましても、学校運営協議会の内容につきましては、事前に公表していただいたり、開催結果について公開していただくようにお願いしておりますので、その内容を事務局であります地域学校協働課にも御提供いただけるようにお願いをしてまいる予定でおります。
     以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  今まだパイロット校だけで少ないので課長も出席していただいてということで密に連携を取っていただけるのかなと思うんですけれども、増えてきた場合に、全部の学校63校となった場合に人手の問題ですとか連絡の取り方というのは、ある程度のルール化をしていくといいますか、システム化していかないといけないのかなとは思うんですけれども、そこはぜひ漏れのないようにお願いしたいという要望です。  もう一点質問させていただきたいのですが、今回のコロナでいろんなところが動きにくくなってしまった、休校の間に、PTAさんもそうだと思うんですけれども、コミュニティ・スクールの在り方がすごく逆に問われる休校だったんじゃないかなと思うんですけれども、その間に、今の時点で結構ですけれども、せっかくパイロット校で導入されているので、休校中にもっとこういうことができたのではないかという何かそういうことがありましたら教えていただけますでしょうか。 ◎地域学校協働課長   コミュニティ・スクールの根幹となります学校運営協議会、各委員さんが全員集まって会議を持つということがコロナの影響でできなかったのですけれども、学校休業中にも学校再開に向けて自主的に学校で必要な課題を解決していこうという取組を行っていただいた学校がございました。学校再開に当たりまして、子供たちに清掃活動をさせられないというルールもありましたので、トイレの清掃とか共用部分の消毒活動をコミュニティ・スクールのメンバーが主体となってボランティアで行っていただいた学校もございました。  このような取組につきましては、全員が集まらなくても校長先生、コーディネーターといいます推進員さん、委員長、少人数での検討でも動けることでもありますので、そういう取組を行ったという情報を事務局もお聞きしましたので、コロナが落ち着きました6月下旬には、推進員さんに集まっていただく研修会を開催しまして、そこで意見交換の場を持ちまして、自分たちはこの4月から6月の間にこういう取組を行いましたよというのを情報共有いただいて、皆さんに参考にしていただくという機会を持ちました。これからもそういう情報共有の場を持ちながら、推進員の皆さんをはじめ、学校運営協議会が効果的な活動を行っていただけるように支援してまいりたいと思います。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  休校中、学校にしても教育連携協議会ですとかコミュニティ・スクール、そしてまたパイロット校の皆さんにしても、多分その中で何ができるのかなと一生懸命考えてくださって動いてくださったこともたくさんあると思うんですけれども、そこで一つ、最後に要望なんですが、コミュニティ・スクールということで協働して学校を考えていくということで、今回は本当に休校ということが先に決まってしまったので、それを前提としたことしか考えられなかったんですけれども、今後、学校に関しての何かを決められるときにも、もちろんコミュニティ・スクールのところでの話合いとかも重要なポイントになってくると思いますので、今回のことを、いいところはもちろん、各学校でやっていただいたところは情報共有していただきまして、さらにもっと何かできることがあったのではないかというところがあれば、それもぜひ共有していただきまして、万が一同じような事態になったときにそれを生かしていただきたいと思います。  こちらは以上です。  次に、家庭教育関係事業の中の、事務事業評価シートでいきますと118ページですが、こちらのPTA協議会との懇談でPTA活動の見直しについて昨年度考えられたということで、そういう場を持たれたというふうに書いてあるんですけれども、先ほどのコミュニティ・スクールのこともそうなんですが、今回、PTA協議会の方たちも今年度の休校ということで様々な御意見があったのではないかと想像するんですけれども、各学校によってPTA活動も、昨年度もずっと今までもそうだと思うんですけれども、活動によってはかなり差が出てきていると思いますが、そのあたりをPTA協議会の方中心に活動されていると思っています。今回の休校中のPTA協議会としての活動に課題もあったのではないかと思うのですけれども、教育委員会として今後のPTA協議会の在り方について、教育委員会から見ての何か課題ですとか改善点とかというところがあれば教えていただけますでしょうか。 ◎地域学校協働課長   まず、学校休業時期のPTA協議会の動きについて御説明させていただきます。  まず、4月8日にPTA協議会のほうから、PTA協議会としては1学期中に活動は行わないという文書を各単位PTAのほうに出されました。その中で、PTA協議会としての活動を行わないので、単位PTAのほうにも活動を自粛してほしいという要望をされました。しかし、各PTAで悩まれた困り事がありましたら、皆さんPTA協議会のほうに御相談されていますので、週に曜日を決めて、火曜日と木曜日だったと思うんですけれども、曜日を決めて事務所には出勤されてどなたかがいらっしゃるという形を取られていました。また、メール機能を使いまして問合せにもお答えするということはされていらっしゃいました。  PTA協議会に関する課題とか改善点ですけれども、まず本年度は、先日9月初旬に理事会を開催しまして、総会のほうは書面で今月末までに集計を取るというスケジュールを聞いております。その資料等を見させていただきまして、役員のメンバーが、副会長であったり、役職によっては空席の欄がありますので、メンバーが一定数出そろっていないという状況がありますので、そういう人選の部分でPTA協議会を担っていただける方という人材の発掘といいますか、そういう人材の確保が今後も課題ではないかと感じております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  PTA協議会のほうですけど、各学校の単位PTAの方もそうだと思うんですけど、今、課長がおっしゃったように、人選の問題というのは長年の課題であると思います。全国的にも今PTAの在り方というのはいろいろなところで声が上がっていることだと思うんですけれども、今後、西宮市が学校運営、子供たちの学びの場を持続させていく中で、PTAというのがどういう位置づけであるのかですとか、全体的にPTA自体の在り方というのを考えていく時期に来ているのではないかなというふうに考えています。  今年度もまたPTA協議会との懇談も持たれると思いますので、そのときに教育委員会としてどういう方向にといいますか、PTA協議会の方との懇談の中で方向性が見いだせるものであるとは思うんですけれども、どういった形であれば教育委員会としても連携が取りやすいというのでしょうか、今回の休校のこととかでも少し連携が取りにくくなったところがあるんじゃないかなというふうに、私の中でそれが課題になっているんじゃないかなと思うところがあるんですけれども、今後、懇談以外のところで何かあったときに、こういった休校ですとかいろいろなことがあったときにPTA協議会との関係性として、懇談以外にもっと密に連絡を取られるですとか、昨年度から今年にかけて違いが出てくることをもし考えておられるのであれば、そのあたりを教えていただけますでしょうか。 ◎地域学校協働課長   PTAが抱える課題につきましては、委員おっしゃいましたように、人材確保の問題ですとか活動の内容ですとか様々山積しているというのは私も認識いたしておりますので、PTA協議会のほうとPTA全体、各単位PTAも含めまして持続的な活動となりますようにどのような取組を行っていったらよいか話合いを続けているところであります。協議の場、実際に面談して話合いをするだけでなく、根岸会長とは電話等でよく連絡しておりますし、根岸会長は私から連絡があったら嫌がられているかもしれませんけれども、よく連絡を――特に今回休校に関してはPTAのお考えもいろいろございましたので、密に連絡を取りながら関係性をいいものに維持していきたいと考えております。  その中で今後のPTA活動が、各学校での単位PTAにおきましても、負担と思われるのではなく、子供の成長を助けるすてきな活動なんだということを伝えながらPTAの活動に参加していただける方々を発掘したりですとか、持続可能な活動になるように教育委員会としても支援していきたいと考えております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございました。  密に連絡も取っていただいているということで安心いたしました。大事なのは大切なところでの情報共有かなと思います。PTA協議会としてこれは知らなかったですとか、教育委員会としてPTA協議会がそういうのを知らなかったとか、そういうことがないような関係性を続けていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   私からは2点、一問一答で伺いたいと思います。1点目が図書館管理運営事業について、2点目が、畳みかけて申し訳ありませんが、子供の居場所づくり事業について聞きたいと思います。  1点目、図書館管理運営事業ですが、今年度から北部図書館を民間委託しているということで、ちょっとそのことについて聞きたいのですが、民間委託して何か支障といいますか、コロナがあってなかなか検証はできていないかもしれないんですが、そのあたり何か課題が出てきているとか、現時点であれば教えていただけますか。 ◎読書振興課長   北部図書館の委託内容でございますけれども、主に貸出しや返却処理の基本的な定型業務でございます。  その影響ですけれども、現在も中央図書館配置の司書が資料収集とか、集会行事はこれからなんですけれども、あとレファレンス業務を担当しておりますので、特にサービスの低下などは聞いておりません。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  すみません、ちょっと勘違いしていたら申し訳ないですけど、確認ですけれども、これまでは北部図書館の司書さんは常駐されていたということで間違いないですか。 ◎読書振興課長   昨年度までは正規・嘱託職員の司書8名が勤務しておりました。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  8名おられたということで、今、中央の司書さんが対応しているということなんですけれども、実際に何回ぐらい、週何回とか、どのぐらいの頻度で北部図書館に行かれているのでしょうか。 ◎読書振興課長   現在は週1回ないしは2回は山口分室も含めて行っていただいております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  これまで8名おられたのが、もう週一、二回になってしまったということで、ここから意見要望ですけれども、これは間違いなく司書機能としては全くカバーできていないと思うんですね、数から言って。司書機能としては確実に低下していると思います。実際司書さんなんかに聞くと、図書館に来られた方の様子とかを――僕も司書さんのことは正直全然知らなかったんですけど、実際話を聞いたら、すごく利用者さんのことを見ておられるようで、その方の様子を見ていて、ちょっとしたコミュニケーションの中から、こんなイベントをしたらこの地域のためになるかもみたいなことを考えてイベントをするというようなことをやっておられるということを実際司書さんから聞いて、すごいなと思って、本当に司書さんは重要だなとそういう話を聞いて感じたんです。  北部からこうやって司書さんがいなくなってしまうと、本当に北部地域って図書館の機能としては一気に手薄になってしまったんじゃないか。南部には北口の図書館もあって、鳴尾があって、中央図書館――拠点図書館と言われるところがありますけれども、これまで拠点の一つだった北部地域が委託になってしまったということで、これはちょっと南北格差ということにもつながってくるのではないかと思うし、これからいろいろ弊害が出てくるんじゃないかなというふうに感じています。  なので、このままこういう委託をばあっと広げてしまう、鳴尾とか北口とか中央も委託にしてしまおうということではなく、ぜひ北部を委託したことをよく検証していただいて、本当に弊害がないのかどうかということを検証していただきたいと思います。なかなか難しいと思いますけれども、僕は北部に司書機能はもっとやっぱりしっかりと、唯一といいますか、北部の重要な拠点図書館ですので、司書機能を戻していただきたい、直営に戻していただきたいということを要望しておきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  この点は以上です。  次、子供の居場所づくり事業ですけれども、事務事業評価シート122ページになりますが、皆さんからいろいろ指摘がありましたが、最初に、子供の居場所づくり事業でいろいろ型があって、ちょっとこれが分かりにくいので、コーディネーター常駐型とか放課後ルーム型Ⅰ・Ⅱとか、これ、ざっくりでいいのでちょっと説明をしていただけますか。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  こちら事務事業評価シートにありますコーディネーター常駐型、放課後ルーム型Ⅰ、放課後ルーム型Ⅱ、学校地域等連携型というこの四つが放課後キッズが導入される前の従来型の子供の居場所づくり事業というふうに呼んでおります。  この四つの違いですけれども、放課後キッズとの違いは、キッズのほうは委託でやっているんですけれども、この①から④につきましては直営でやっております。その点では全て同じです。  まず、コーディネーター常駐型につきましては、この四つのメニューの中で最も開催頻度が多く、また参加者数が多いメニューとなっております。その名のとおり、市で雇用するコーディネーターを学校に常駐させて活動を実施するメニューであります。常駐とは具体的には、学校の職員室にコーディネーター用の机を用意してもらって、午前中は学校の支援、例えば特別支援学級の授業の補助に入ったりします。そして、放課後になると子供の居場所づくり事業を実施するという形になっております。コーディネーターはほかにもスタッフのスケジュールの調整や毎月のお便りの作成を行ったりします。こちらがコーディネーター常駐型です。  ②の放課後ルーム型Ⅰですけれども、こちらにつきましては、ホームページなんかでもこのような表記にはなっているんですけれども、ちょっと分かりにくいので、②につきましてもコーディネーター常駐型というふうに表記を変えたほうがいいかなと今検討しているところではあるんですけれども、コーディネーターを各学校に常駐させるという意味では①と②が同じであります。  ただ、①と②の違いですけれども、①のほうが活動場所が運動場プラス屋内の図書室であったり家庭科室というのに対して、②のほうは、運動場は活動場所とせずに室内だけで実施しております。その違いだけですので、放課後ルーム型Ⅰというよりかは、コーディネーター常駐型の室内版というふうに申し上げたほうが分かりやすいかもしれません。  放課後ルーム型Ⅱにつきましては、一切学校の施設はお借りせずに、近くの公民館のほうで活動しているという形になります。コーディネーターを置いておりませんので、市のほうで地域の方々に報償費をお支払いしてスタッフとして子供の見守りに参加していただくということになります。  学校地域等連携型につきましては、こちらは学校と市のほうで連携して、例えば放課後の図書室の読書活動をする際に、学校のほうは図書室を提供していただいて、市のほうで見守りのスタッフを派遣するということですけれども、上の三つが完全に市の責任で実施しているということに対しまして、④の連携型につきましては、学校のほうも一定ある程度責任と申しますか、対応していただく形になっておりますので、例えばけがが発生した場合は教頭先生なり養護教諭の方のほうが対応していただいたりとか、完全に市の事業として運営しているというわけではなくて、学校と役割分担しながら実施しているというのが学校地域等連携型です。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   御丁寧にありがとうございました。  これは、すみません、正直知らなかったんですけど、コーディネーター常駐型は午前中から学校に入っているということで、これはコロナの中ですごく価値のあるというか、これはいいなというふうに正直思いました。でも、これでもちょっと不十分だからということで放課後キッズという話が出てきたのかなというふうに思うんですけども、でも、このコーディネーター常駐の形でさらに利用しやすいような形ができればベストなのかなというような気がしています。  それで、ちょっと1個聞きたいのが、先日の本会議のほうで篠原議員がこの放課後キッズのことを取り上げておられましたけれども、本当に言っておられることはもっともだなと思って聞いていたのですが、その質問の答弁で教育長が、従来の子供の居場所づくり事業の在り方を、地域と共にある学校の観点から改めて検討していきたいというふうに答弁されていたんですね。ちょっと聞き直して多分正確だと思うんですが、この意味ですね、もうちょっと詳しく知りたいなと思うんですが、どちらでもいいですから教えていただけますか。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  ひぐち委員もおっしゃるとおり、学校にとってもすごく助かるコーディネーター常駐型につきましては、コロナ禍において学校が休業している間でも、子供の預かりをしないといけない時期がありました。その際に各学校のコーディネーターが積極的に子供の預かりをしたということもありまして、学校長などからは大変ありがたいということで感謝の言葉を頂いたということもありました。  あと、午前中に学校のほうの特別支援学級のサポートに入ったりとか校外学習の付添いをしておりますので、児童の特性もよく把握しているということもあって、放課後の活動にもそれを生かせるというメリットがあるかなというふうに考えております。  先日の答弁のほうでも申し上げましたとおり、放課後キッズの制度を導入した段階では、今後、従来の居場所づくり事業につきましては、放課後キッズを導入する段階で従来型から新方式に移行をどんどんしていくということで考えておりましたけれども、一定ちょっと今、従来型についても再評価しながら、果たして画一的に置き換えていくのが正しいのかどうかというのも検討しているということであります。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  またぜひ進捗状況ですね、丁寧に御説明いただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。ありがとうございました。 ◆江良健太郎 委員   一問一答で3問お願いします。まず、公民館管理運営事業、それから公民館維持管理事業、青少年補導関係事業、この3点お願いします。  まず、公民館管理運営事業、事務事業評価シート134ページ。  集会室の利用件数の実績数が昨年度から6,780件減った理由が、コロナによる理由なんですかというのと、また、稼働率が37.3%で、前年とも0.6ポイントしか変わらないのは、これはコロナによる影響で閉めていた期間も含めた数字ですかというのをまずお願いします。 ◎地域学習推進課長   まず、利用件数の減ですけれども、公民館は、コロナに伴いまして3月3日から5月31日まで臨時休館をいたしました。そのために件数が減となっております。また、稼働率につきましてですけれども、これは利用可能区分数で実際の利用区分数を割って算出するものでございます。臨時休館を行った日数の利用可能区分数はこの稼働率の計算には含めておりませんので影響はございません。  実際に臨時休館以前のコロナの拡大に伴う自主的なキャンセル、それから、空調や外壁改修工事などを理由とした自主的なキャンセルもございましたし、また、定期使用グループの登録数の減であったり、推進員会の講座が各地区の公民館で開催されているんですけれども、それが減されたなど、複数の要因があると考えております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   定期使用グループ数の減というので、主に高齢化を理由に減少しているというふうに聞いているんですけれども、全庁的な生涯学習の推進体制も含めて、今後ここをまた増やしていかなあかんなというふうに思うんですけれども、その辺はどう考えていますか。 ◎地域学習推進課長   まず、定期使用グループにつきましては、こちらは一定の条件を満たすことで、年間を通して決まった曜日や時間帯を登録して活動されているグループです。中央公民館以外ですと月に4回登録することが可能となっております。この定期使用グループにつきましては、高齢化を理由に年々数が減少しているところでございますので、地域学習推進課としまして、支援としてグループの会員募集につきましてホームページのほうにも掲載させていただくなども行っております。  また、新たな利用者に御利用いただくためにも、地域学習推進員会という地域のボランティアの方で構成された団体に事業を委託しておりまして、地域課題の解決を目的とした講座の企画運営を行っておりますことから、その推進員会で新たな講座の企画、他部署との連携を通じて新たな講座の企画の提供ですとか公募の仕方等についても支援しながら利用者の増を進めていただきたいと考えております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   そしたら、今稼働率の目標数値が45%となっているんですが、これも将来的にはもうちょっと上を目指していこうかなというふうに当局としてはお考えですか。 ◎地域学習推進課長   この稼働率の45%の目標値なんですけれども、これは平成28年9月から、これまで午前、午後、夜間の3区分であった使用区分を、1時間半ごとの8区分に変えました。3区分であった頃の稼働率の一番高かった数値を目標としております。区分数を増やしたことにより稼働率は必然的に下がっておりますけれども、その3区分であった頃の稼働率を目標とさせていただいております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   分かりました。ありがとうございました。
     では、次行きます。136ページ、137ページの公民館維持管理事業で、元年度対応で老朽化している設備の修繕が実施されているんですけど、2年度で対応するものというところで、「老朽化が著しく危険な箇所」というような表現をされているんですけど、これは元年度でももちろんそういうところはあったと思うんですけど、何で急にこういう書き方をしたのかということと、元年度、そこもちゃんと修繕していますかという確認をまずさせてください。お願いします。 ◎地域学習推進課長   事務事業評価の文言につきましては、随時発生する不具合や故障については、原因箇所の修繕を行っておりますが、その箇所は改善されましても、設備全体の老朽化が著しく、新たな故障ですとか不具合等が起こる可能性が高いものにつきましては、更新工事を行う等の対応をするということでございます。  昨年度修繕を行い、不調は改善しましたけれども、更新の必要があると判断された設備については、今年度更新の工事を行いました。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   一応確認なんですけど、この「危険な箇所」というような表現をされていますが、市民に危害が及ぶということはないんですかね。 ◎地域学習推進課長   利用者の方々にそういった危険が及ばないように優先度を考慮しながら、限られた予算の中で修繕、そして更新のほうを行っております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   分かりました。ありがとうございました。よろしくお願いします。  では、最後に、青少年補導関係事業、154ページ、155ページなんですけど、市民ニーズの傾向が、昨年度は「あまり変わらない」というふうにあったんですけど、今年度は「やや減ることが予想される」というふうになった理由をまず教えてほしいのと、あと、青パトなんですけど、街頭補導活動が、時間帯が朝から夕方と、昼から夕方過ぎぐらいという比較的早い時間しかやっていないんですけど、これ意味あるのかなというのがちょっとあって、ぶっちゃけ夜のほうが、青少年補導関係事業と言っているぐらいですから補導というか、夜出ているほうが確実に効果があると思うんですけど、夜ってせえへんのですか。お願いします。 ◎青少年育成課担当課長   まず1点目の御質問なんですけども、市民ニーズの傾向が、昨年度に比べましてやや減ることに変更した理由でございますけれども、警察の発表――これは兵庫県警なんですけども、少年の非行情勢が全国的にも減っている傾向があるのですが、同じく県内でも減っておりまして、西宮市内で補導された少年数につきましても、平成30年、令和元年――これはデータ的には歴年ですので年中になるんですけども、対前年度比でかなり減少していることや、新型コロナの影響で、結果はちょっと違ったかなとは思うんですけども、子供たちの外出も自粛されて、青パトでいわゆる回る――数字とかアンケートを取ったわけではないんですけれども、あくまでもそういった客観的な事情で判断をしまして、昨年度よりはやや減るというふうに変更させていただきました。  あと、青パトのパトロール時間ですけれども、これは逆に言いますと、できへんというよりかは、青少年の室内化に対応しまして、青パトの時間帯を令和元年度から見直しております。平成30年度まではそんなに遅い夜間というわけではないんですけれども、一番最後が7時から8時15分の間に回るようにしておりました。あと、午前中、これは子供たちが学校へ登校している時間帯なんですけれども、この時間帯も回っておったんですけれども、令和元年度以降につきましては、午前中の青パトの巡回、夜間のほうも6時から7時15分ということに変更しております。職員につきましても、街頭補導委員が4名いるんですけども、青パト1台で3シフト制によって巡回させていただいております。  青少年の室内化の一因としましては、インターネットやスマートフォンの普及があるというふうに考えております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ちょっと聞きたかったことと内容が違うんですけど、もともと夜やってはったけど、この時間帯にしたということなんですか。 ◎青少年育成課担当課長   夜間の時間帯は、ちょっと短く早めに変更しております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ごめんなさい、もう一回、何で短くしたんですか。僕は夜やったほうがいいんと違うかと言っているので、一応その理由を教えてください。 ◎青少年育成課担当課長   青少年の置かれている状況もいろいろと変化がございますので、現在はこの時間帯でやっておりますけれども、必要、状況に応じて、また今後見直していくことも考えていきたいなと――状況に応じてはですけれども、考えております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  ちなみになんですけど、2号線の某お店の前とか、あと札場筋の某コーヒー店の前の公園とか、結構夜遅い時間、若そうな子とかいたので、一応このことを言わせてもらったんです。  最後に、すみません、市民ニーズが減少傾向にあるのに、何で正規職員が来年度2.58人になっているんですか。それだけ教えてください。 ◎青少年育成課担当課長   職員の増の御質問ですけれども、実は兵庫県の補導委員の連合会というのがございまして、それで毎年度、大体阪神間とか規模の大きい市のほうが担当になるんですけれども、令和2年度――本年度は西宮市が当番となる予定がございまして、実際当番をやるんですけれども、県内の29市町から大体約500人弱ぐらいの補導委員が集まって、大会自体は半日なんですけれども、準備を含めまして当日は1日、準備に関しましては半年以上、1年以上前からいろいろと準備に入る予定でありました。これにつきましては、前年度、前々年度の担当市にお伺いしましていろいろとお話をお聞きしますと、やはり職員ですね、専門の担当職員を増やしたということを聞いておりましたので、この大会のために職員を増したものです。  ちなみに、今年度、新型コロナの影響で、本来であればこの10月に開催予定だったんですが、中止になりましたので、来年度――令和3年度も西宮市のほうで担当することになると思います。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   分かりました。ありがとうございます。以上です。 ○一色風子 副主査   1点だけ、子供の居場所づくり事業について。皆さんたくさん質問していただいています。ただ、やっぱりちょっと私の中でも納得できない部分が多々ありますので、一問一答で質問させていただきたいと思います。  そもそも放課後キッズというのは、事業目的としてどういったものだったのかというのを確認させてください。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  もともと従来の子供の居場所づくり事業が持っていた子供たちの自由で自主的な遊びや学びの場を確保する、提供するということに加えまして、育成センターの待機児童が今後もどんどん増えてくるという予測が出ておりますので、育成センターの待機児童の解消であったりとか、育成センターの増設抑制にもつながるような形で導入できないかということで実施したという次第でございます。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   ありがとうございます。  子ども・子育て支援事業計画、2020年3月に第2期というものを出していただいていると思います。ちょうど今年の春ですよね。今年の春の3月に同じく所管事務報告がキッズルーム事業の導入についてということであったと思います。この支援事業計画の7ページのほうを見せていただいていたら、「本市においては、留守家庭児童育成センターの待機児童問題や児童館の地域偏在など諸課題がある中、それらの課題に対応した施策のほか、子供たちが健やかに成長するための施策も推進していく必要があります」と書かれています。「そこで、市長事務部局と教育委員会が一体となって、各放課後関連事業を連携させ総合的に放課後施策を推進していきます。その取組みの一つとして、これまで試行してきた子供の居場所づくり事業の運用を見直した新方式「放課後キッズルーム事業(放課後キッズ)」の拡充を進めます」というふうになっています。  放課後キッズの導入校数に関しても、今後、実施を進める校数として、令和元年度実績が2校、平木と高木北になるのかなと思うんですけれども、その後、令和2年度6校、ここは多分、神原と甲陽園と南甲子園小学校、そして安井小学校が含まれているので6校という予定で、3年度以降は11校、16校、21校、26校という形で増えていきますというような計画が3月には出されていました。  これを読むと、先ほど言った事業目的に関して、後半にあった育成センターの待機児童対策という部分に関しては、それはまた少し趣旨が違うというか、いつどのようにして事業目的の中に育成センターの待機児童対策が大きくこの放課後キッズに作用するようになったのかというのが、私たちにはちょっと伝わってこないんですよね。どこでどのようにしてそれが、子供の健全育成のためにあった事業だったのに、プラスもっと大きく、育成センターの待機児童対策がこの放課後キッズに影響しているっていう、どこでその配分が変わっていったのかというのは、3月以降どこかできっと意識が変わったのかなと思うんですけれども、それはどこでどんなふうに決まったんですか。 ◎地域学校協働課担当課長(後迫竹宏)  育成センターの待機児童対策に重点を置くということは、特に3月以降、軌道修正があったということではございませんで、子供の居場所づくり事業が平成27年度からスタートして、あくまで試行実施する中で最終どういうふうな形で行くかということで、平成30年度に全庁的な形でプロジェクトチームを結成いたしました。その中で今おっしゃっていただいたとおり、育成センター以外にも児童館の地域偏在の問題がございまして、こういった放課後施策全般を何とか整理して見直し、新たな事業を立ち上げるということで放課後キッズをスタートさせることになったのですけれども、そのプロジェクトチームの中でもやはり育成センターの待機児童対策というのは喫緊の課題であるという認識ではおりましたので、かなり早い段階からそういった対策としての効果も期待していたところであります。  以上です。 ○一色風子 副主査   所管が違うこども支援局のほうの話になってしまうんですけれども、この留守家庭児童育成センターのほうの今後の方向性に関しては、「4年生の利用ニーズについては順次、受け入れ施設を拡大し令和6年度までに市内の全施設で受け入れをめざします」というふうに書かれています。「5・6年生を中心とした高学年の利用ニーズについては、放課後キッズルーム事業と連携を図りながら受け入れ対策を推進します」というふうに書かれていて、現在、4年生の受入自体もまだまだ進んでいない西宮市の育成センターの待機児童対策に何で放課後キッズが出てくるのかというのが、どうしてもちょっと納得がいかないというか、そのあたりの説明が少し足りないように私は感じています。  そもそもこの事業は、利用する人たち、子供だと思うんですけど、その子供たちが自由に遊ぶための場所をつくっていこうということで始まっている事業だと思うんですよね。それを何かこう、待機児童対策に成果が上がらなかったということが検討課題の一つになっているというのが、そもそも西宮市の社会教育部として始めた放課後キッズ、子供の居場所づくり事業というのがどっちに向いているのかというのが分からないんです。そのあたり社会教育部としてどのように考えているのか、お願いします。 ◎社会教育部長   何度も御答弁等で申し上げておりますように、放課後キッズルーム事業の持つ意義というものはこれまでも非常に大切に考えてきたところではございますけれども、一方で、事業を実施展開していくにはやはり財源のことも裏づけがなければなりません。この事業につきましては、育成センターとの連携を進めることによって全体としては事業費的な面でも効果があるという裏づけがあって開始したというような経過もございますので、そのことを含めまして、全体として事業の在り方を、より子供たちのためになるような形で再構成したいというふうに考えているところでございます。 ○一色風子 副主査   財源の裏づけがなければということだったんですけれども、子供たちが成長していく過程の中、子供が子供らしく遊べる場所があるということが後々成果として上がっていくと思うんですよ。それは多分1年、2年の話じゃなくて、5年、10年、15年先の子供たちが大人になったときにどうなのかという、そこでやっぱり成果が見えてくる。そのための財源の裏づけだったりとか事業費の効果というのも、今どうやってはかるんかなというのが、それと育成センターという、どうしてそこがつながるのかなというのが、どうしても事業の目的という部分と事業の効果という部分の考えがくっつかない。なので、財源がなくて、子供たちの居場所づくり事業、西宮の財源では難しいからやっていけないというような説明であれば分かりやすいと思うんです。それよりも育成センターやそちらの待機児童対策にお金をかけていきたいんだというような、でも、何か今はそのあたりの説明というのが、いや、居場所づくり事業は大事なんだけれども、でも、それに何かちょっと附随した形で育成センターの待機児童もこれで何かカバーできそうだからやってみたけれども、ちょっとそれはうまくいかなかったのかなどうだったのかなみたいな。子供たちの遊び場、居場所という部分というのは、5年、6年かけてこれまで社会教育部がやってきたと思うんですよね。だからこそ、先ほどおっしゃっていたように、子供の居場所づくり事業もいろんな類型があって細かく検証されてきていたと思います。その検証結果の後にこの放課後キッズというものをつくってやっていこうというふうにこの春までは西宮市として考えがあったわけなんですから、そこをもう少し丁寧に私たち議員のほうにも説明を頂きたいですし、何を大事にしたいのかというのを市として改めて考えていただきたいということを要望して終わります。  以上です。 ◎教育次長(坂田和隆)  一色副主査をはじめとしまして、放課後キッズの今回の取扱いにつきまして種々御意見を頂きました。特に今回、3月の時点ではこの事業を進めていくと言っておきながら、結果として、今回一つ足並みを少しだけ、ちょっと一旦立ち止まって見直しを、まあ言ってみたら、今後に向けて、拡充に向けて改めて見直しをするということで立ち止まるという経過につきまして、特に委員の皆様方に対して十分な説明の仕方として、必ずしもこれは適切ではなかったというふうに御指摘を頂いたことについては我々も真摯に受け止めて、今後丁寧な御説明ということについては努めていきたいと思います。  ただ、ここで繰り返し申し上げますが、子供の居場所づくり事業、それから、放課後キッズに向けて、この事業の趣旨であります、子供たちが安心して伸び伸びと遊べる場所の充実といういわゆる根本の部分、ここの拡充についての考え方については、当局としても何ら変わるものはございませんし、この分については拡充していかなければならないという思いも当然ございます。  ただ、それと併せて、市の非常に喫緊の課題、育成センターの整備ということに対して大変大きな事業が係ってくるということについて、この放課後キッズ、いわゆる子供の居場所づくり事業としてそこの部分に対しての効果というのは当然出せるものがありますので、その効果を併せて出していくということのために、今回、放課後キッズという新たな事業の中で、抑制効果を持たせた中で今までの事業趣旨をそのまま続けていくという思いで続けたものでして、結果としてそこまでの、育成センターの拡充を止めるところまでは行かなかったという現状の中で、もう一度そこのところをやり方として見直しをしながらやっていけないかということです。  繰り返しになりますが、足並みをここで一旦止めるという考えは我々は持っておりませんで、あくまで事業継続をしながら、そこで拡充を進めていくという考え方には今後も変わりございませんので、しばらくお時間を頂いてこの整備をさせていただいた中で、また拡充に向けて、当然ながら各委員の皆様方にその方向性も御説明させていただいて、いろいろ御意見を頂いた上で進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○一色風子 副主査   今答弁を頂いたので改めて要望するんですけれども、子供の居場所づくり事業や子供の遊び場をつくるということは、子供が第一で考えて いただきたい。子供の意見をきちんと反映できる、子供の自由度があるからこその遊び場だと思うんですよね。それが失われることのないようにきちんと検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○八代毅利 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで休憩といたします。  再開は12時30分、お疲れさまでした。           (午前11時34分休憩)           (午後0時29分再開) ○八代毅利 主査   再開します。  次に、認定第10号令和元年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち、教育委員会教育総括室及び学事・学校改革部分を議題とします。  当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   6項目について一問一答でお願いします。第1、学校用務員について。第2、連絡帳について。第3、補助教材等のあっせんについて。第4、学校配分予算について。第5、春風小学校教育環境整備事業について。第6、西宮浜義務教育学校について。  それでは、第1点から質問します。事務事業評価シート92・93ページの教育委員会人事関係事務に関連して、学校用務員について質問します。  今年3月定例会の私たち会派・ぜんしんの大迫純司郎議員の一般質問に対し、市は、用務員の配置について用務員業務の標準化、可視化を行うため、用務員が担う業務内容について他市の状況を調査している。現状の業務内容を改めて把握するため、用務員が業務内容を記録する日誌の確認を行いながら、日誌の様式見直しも検討している。令和2年度は、正規職員退職による欠員補充を、これまでどおり正規用務員OBを非正規職員として任用することで対応したい。しかし、令和3年度以降は、職員の退職に伴う欠員補充として、公募により新たに非正規職員を採用する必要性、可能性が高まることからも、標準業務を令和2年度中に策定し、業務日誌の見直しも併せて、用務員業務の標準化、可視化を行いたい。学校現場の要望や意見を反映させた標準業務の策定において、校長、教頭を通じてのアンケート実施を検討すると答弁しています。  これらの進捗状況はどうなっていますでしょうか。御答弁ください。 ◎参与   用務員が行う業務内容につきましては、阪神間で標準職務を策定している他市の標準職務を参考に、現在、現場から意見を聞きながら、本市に合った標準職務の原案を作成し、業務日誌の見直しと併せて取り組んでおります。  今後、校長会、関係組合と協議、調整を行いまして、年度内に策定してまいります。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   用務員の長期的な採用、雇用計画の作成については、この答弁で、当面の間は正規用務員退職後の欠員補充は、人件費抑制の観点から、引き続き非正規職員を配置したい。また、学校に配置する非正規職員の割合を増やしつつ、学校が求める多様な業務を担っている用務員のスキルや経験を継承していく仕組みや人材が必要であると考えている。用務員の業務の在り方や人員配置の考え方についても令和2年度中に検討し、採用、任用につなげてまいりたいと答弁しています。  現在の取組状況はどうなっていますか。御答弁ください。 ◎参与   用務員の採用につきましては、標準職務の策定と並行して検討しているところでございますが、現段階におきましては長期の採用計画の策定には至っておりません。  令和3年度につきましては、現在、正規用務員の退職により欠員となっております学校に配置しているOB用務員の解消に向け、非正規職員での配置を優先してまいりたいと考えております。  以上でございます。
    ◆菅野雅一 委員   現段階では長期の採用計画の策定には至っておりませんとの御答弁でした。これはなぜでしょうか。理由を述べてください。 ◎参与   今コロナの影響もございまして、組合との交渉といいますか、打合せ、協議もまだできていない状況であります。非正規を登用するというところで働き方が変わりますので、それに向けて組合と当局がきちっと話し合った上で新しい施策を講じてまいりたいというふうに考えておりますので、ちょっと遅れているところでございます。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   用務員の業務の在り方、人員配置の考え方についても令和2年度中に検討し、採用、任用につなげてまいりたいというのが以前の答弁でした。このお約束は守っていただけると考えていいのでしょうか。御答弁ください。 ◎参与   できるだけ約束は守っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   長期採用計画の策定のめどについてお聞かせください。 ◎参与   めどといいますと、2年度というふうになりますけれども、今年度、幸いに穴が空くところはありませんものですから、もしかしたら3年度ということになるかもしれませんけど、そこは努力させていただきたいと思います。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   では、2点目の質問に移ります。連絡帳について。事務事業評価シート92・93ページの教育委員会人事関係事務に関連して連絡帳について質問します。  教育委員会人事関係事務の概要では、事務局の学校園に係る業務の簡素化、効率化の推進を挙げています。連絡帳については、長く小学校と家庭との連絡方法として使われてきました。連絡帳は、発熱などによって欠席する場合、保護者がその旨を記載して署名した上で、近所の同学年の児童に託して担任の先生に渡してもらうことになっています。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、こうした方法について懸念する保護者が増えています。また、保護者や学校の負担軽減の観点から、ITの活用を進めるべきとの声が強まっています。こうした点を踏まえて質問します。  ある小学校では教育施設向けICT支援ツールである無料アプリ「コドモン」の活用が試験的に行われています。ウインドウズの機能を利用した独自運用での欠席連絡を始めた小学校もあります。また、多くの小学校では、登下校の安心サービスである「ミマモルメ」の機能を使って連絡帳として活用することを検討しています。  教育委員会としてはこの問題についての対応を各小学校に任せてばらばらの形で放置するのではなく、全市的に統一した形で連絡帳機能のIT化を進めるべきだと考えます。市の考え方を聞かせてください。 ◎教育職員課長   欠席連絡システムについては、校務改善の取組として、小学校1校で試行実施を進めていたところでございます。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響で保護者のニーズが急に高まったことにより、学校主導で既存のソフトウエアを利用したり、欠席連絡システムの試行実施を進めたりするところが出てきているのが現状でございます。  市教委としましては、今後は全校一括導入に向けて各学校に情報提供しながら調整を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   ただいまの答弁では、全校一括導入に向けて各学校に情報提供しながら調整を図っていくという御答弁でした。スケジュール感はどうなっていますか。いつ頃までにというふうにお考えになっておられますか。御答弁ください。 ◎教育職員課長   来年度の初め、つまり4月から導入できるように進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   「ミマモルメ」は現在試行運用ですが、来年度以降はどうする方針でしょうか。御答弁ください。 ◎教育職員課長   「ミマモルメ」もその全市統一の中の候補ということで考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   では、3番目の質問に移ります。補助教材等のあっせんについてお伺いします。事務事業評価シート96・97ページの学校管理運営事務に関連して補助教材等のあっせんについて質問します。  教育委員会は、8月、各学校園に補助教材等のあっせんについてと題した通知を出しました。毎年同様の文書を出しています。この通知には、補助教材についてや被服類(制服、標準服、かばん、水着、体操服、運動靴、体育館シューズ等)について、PTAのあっせんについて、卒業アルバム等の写真業者、修学旅行の旅行業者についての各項目について対応の考え方を示しています。しかし、内容が抽象的なものでとどまっており、対象品や業者の選定過程などが不透明ではないかとの指摘があります。こうした点を踏まえて質問します。  補助教材の対象となる物品はどのようなものでしょうか。具体例を列挙してください。 ◎学校管理課長   補助教材の具体例を幾つか申し上げますと、副読本や資料集、ドリル、問題集をはじめ、音楽における鍵盤ハーモニカやリコーダー、体育における水着や体操服、理科では実験学習キットや飼育・栽培材料、このほかにも絵の具セットや習字セット、裁縫セットといったものなどがあります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   補助教材についてこの通知では、類似品が一般的に流通し容易に入手できるものについてはあっせん廃止の方向で検討することと通知していますが、各学校園であっせん廃止は進んでいるのでしょうか。御答弁ください。 ◎学校管理課長   保護者の中には何を購入したらいいか分からないといった方や、まとめて購入できるほうが便利だと感じる方も一定数おられますので、学校によってはあっせんを行うこともありますが、紹介する程度にとどめて、保護者には同等品であれば支障がないというふうに説明をしております。あくまでも保護者の負担を軽減するための措置ですが、少なくとも最近四、五年ほどでは保護者からの苦情等は聞いておりませんので、理解はされているものと認識をしており、適正に取り扱われているものと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   各学校園で補助教材の選定委員会を設置しているのでしょうか。選定委員会はどのような形式で開催し、その構成メンバーはどなたでしょうか。費用を負担する保護者の意見はどのような形で反映させているのでしょうか。御説明ください。 ◎学校管理課長   平成29年度の調査では、53校園から設置しているとの回答がありました。開催頻度は3年に一度程度が最も多く、次いで毎年の開催というふうになっておりましたが、以降、毎年の事務指導によって恐らく現時点では校数や開催頻度は改善しているものではないかと考えております。  また、構成メンバーとしましては、管理職や教職員のほか、必要に応じて保護者の意見を聴くためにあらかじめPTAの代表を加えている学校もあります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   調査の時点は平成29年度と古く、恐らく現時点で校数や開催頻度は改善しているのではないかという、ちょっと心細い御答弁でした。この辺について実態を正確に把握する必要性があるのではないかと思いますが、御認識を聞かせてください。 ◎学校管理課長   前回調査から確かにある程度経過しておりますので、新たに調査することについてはまた検討していきたいと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   通知では、特定業者に便宜を図ることを厳に慎むことと記載しています。便宜とはどのような行為ですか。禁止すべきことを明確化すべきではないでしょうか。御説明ください。 ◎学校管理課長   便宜とは、保護者に対しまして、あたかも最安値での販売や専売であるかのような印象を与えたり、他社の参入を理由なく排除したりして特定の業者に利益誘導することなどが考えられます。保護者から疑念を抱かれることがないように、このような行為を厳に慎むことは当然だと考えておりまして、経済的合理性、公平性、透明性を意識して、保護者への説明責任を果たすように加えて通知をしております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   この便宜についてはさらに明確な定義がやっぱり必要だと考えます。それによって保護者から疑念を抱かれないようにする必要性があると思います。  続いて、通知では、制服、標準服については、特定業者の独占的な弊害を除くため、定期的に品評会や見積合わせ等を行い、選考過程を明らかにすることとしています。各学校園の具体的な取組はどうなっていますでしょうか。御説明ください。 ◎学校管理課長   制服などの被服類につきましては、生地の素材や縫製の仕方、デザインなどによって価格が左右されるため、単純な価格競争だけでは公平性の確保が困難であると考えております。  そのため、定期的に品評会や見積合わせ等を行ってメーカーや指定販売店を選定するように通知しておりますが、具体的にはサンプル品の展示やアンケートを実施するなど、各学校園とも工夫をして選考しております。  費用を負担する保護者への説明責任を果たせるよう、各学校園には選考過程の記録を残しておくなど、経済的合理性、公平性、透明性の確保について引き続き指導に努めてまいります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   通知では、PTAのあっせんについて、PTAの本来活動ではないことを理解し、PTAにはあっせん廃止の方向に向けて助言することと記載しています。  助言について、各学校園の具体的な取組はどうなっているでしょうか。御答弁ください。 ◎学校管理課長   委員が今おっしゃられたような内容を通知の中には記載をしておりますが、PTAによる物品販売やあっせん行為を現に確認しているということではございません。このようなことがあればPTA本来の活動ではないことを理解していただき、廃止を働きかけるよう注意喚起の意味で通知には記載をしております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   御答弁では、物品販売やあっせん行為を現に確認しているということではございませんという御答弁でした。つまり、これについてはPTAがこうした活動をしているのか、あるのかないのか実態を把握する必要性があるのではないかと思いますが、御認識を聞かせてください。 ◎教育総括室長   先ほど委員のほうから平成29年度の調査では古いという御指摘もいただいておりましたので、また学校に照会をしますときにそういった点についても確認してみたいと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   通知では、卒業アルバム等の写真業者、修学旅行の旅行業者について選考過程を明らかにすることとしています。各学校園の具体的な取組はどうなっているでしょうか。御答弁ください。 ◎学校管理課長   卒業アルバムや修学旅行などの高額経費につきましては、学校園の徴収金に係る取扱要領の中で、見積書等の資料収集と分析、関係教職員から広く意見聴取することに努め、適切な業者を選定し、適切な金額を決定するよう定めております。  これらについては、会計監査を行った上で学校徴収金の行事会計の中で修学旅行費や卒業諸費として各学校園から保護者に会計報告をしております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   保護者から集めるこれらのお金については準公金という扱いだと思うのですが、これについては非常に厳格に保管管理する必要があると思います。内部統制の観点からもこれについてさらにもう少し御説明いただければと思います。お願いします。 ◎教育総括室長   今委員おっしゃいますように、学校の徴収金でありましても、公金同様、準公金として適正に扱うことが求められております。ただ、不正があってはいけませんし、また、いいかげんな取扱いをされても困りますので、学校内で校内の会計監査というものを行っています。また、併せて市の監査委員による監査でしたり、または教育委員会の事務局による事務指導等もありますので、そういった中で適正に執行されているかどうかといったところにつきましては、しっかり学校を監視していきたいと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   校長先生や園長先生は教育の専門家であって、業者選定などについて熟知、熟達しているわけではないと考えます。これらのあっせんについては、公明正大で透明性を確保した形で行われるように、教育委員会が選定方法や選定基準などについて全市的な統一基準をつくった上で各学校園のあっせん作業をサポートすべきではないかと考えますが、市のお考えを聞かせてください。 ◎学校管理課長   学校園の徴収金につきましては取扱要領を定めており、また、補助教材の選定に当たっては教育的価値と保護者の経済的負担を考慮して選定されているかどうか、事務局への届出があった際には確認をしております。  経済的合理性、公平性、透明性の確保を基本として押さえた上で、各学校園の事情によって選定方法を決めることが望ましく、校務の過度な負担にならないよう、屋上屋を重ねるような基準や手続を新たに設けることは考えておりませんが、全庁的な事務処理適正化の流れの中で必要な指導助言につきましては積極的に行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   屋上屋を重ねるような基準、手続を新たに設けることは考えておりませんということですが、反対に学校における事務負担の軽減を図るためにもこうした教育委員会のサポートは必要ではないかと考えます。特にこれからデジタル化、ICT化を進めていく中で、こうしたものについてはできるだけICT化をしていく必要があるのではないかと思います。
     佐々木次長、校長先生を御経験されていると聞きますが、学校におけるこういうふうな作業ですね、業者の選定とか、こういう補助教材等の取扱いについてはどういう点を注意されてやっておられましたでしょうか。 ◎教育次長(佐々木理)  ただいまの御質問に関しましてですけれども、学校のほうとして一番大切なのは、徴収金を払っている保護者に対する説明責任であるというふうに考えています。そういった意味では、選定を行うに当たっての段取りであるとか、その結果であるとか、もちろん集めたお金の使途について正確に報告する義務があるというふうに考えておりましたので、そのあたりにつきましては、学校事務員と十分にお話をした上で保護者に正確に伝わるように、そのあたりを工夫しておりました。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   御答弁ありがとうございました。  こうしたことについてはさらに事務の軽減という観点、それから、透明性、公明正大の観点から透明化を図って、そして簡素化を図っていくことで取り組んでいただきたいと思います。  この質問は以上です。  4点目、学校配分予算についてお伺いします。事務事業評価シート96・97ページの学校管理運営事務に関連して学校配分予算について質問します。  事業概要では、「創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開出来るよう配慮し、配分予算の各費目への充当額を校長の自由裁量に委ねる、いわゆる総額裁量予算制度を採用している。ただし、学校が偏った費目で割り当てを行わないよう配分前に学校管理課において金額の精査を行っている」としています。  令和元年度実施内容では、「学校配分経費は、平成4年度をピークに下がり続けていたが、平成20年度以降、予算の増額に努めている。令和元年度は、児童・生徒一人当たり単価を増額した」としています。こうしたことを踏まえて質問します。  学校配分予算で使用できる費目はどのようなものがありますでしょうか。御答弁ください。 ◎学校管理課長   学校配分予算で使用できる費目につきましては、一部の例外を除き、報償費、消耗品費や印刷製本費などの需用費、郵便料などの役務費、使用料及び賃借料、工事請負費、原材料費、備品購入費があります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   学校配分予算の算定方法はどうなっていますか。 ◎学校管理課長   学校配分予算についてですが、通常学級については学校基礎額、学級数、児童生徒数、教職員数、事務職員数、調理員数や、また、建物の構造や築年数による損耗度合いを考慮した面積を基に算定をしておりまして、特別支援学級については学級数に応じて算定をしております。  なお、本市では総額裁量予算制度を採用しており、先ほどお示ししました各費目への充当額は校長の自由裁量により決定をしております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   児童生徒1人当たりの単価は現在幾らでしょうか。大まかなこれまでの推移についても教えてください。 ◎学校管理課長   児童生徒1人当たりの単価についてですが、例えば震災の翌年度である平成7年度では、児童生徒1人当たりの単価は3万2,242円となっておりました。しかしながら、その後の厳しい財政状況により縮減の傾向が続きまして、平成19年度では児童生徒1人当たり1万8,205円と最も低くなっております。それ以降においては、1人当たりの単価を維持しながら緩やかに増加しており、令和2年度につきましては、令和元年度と比較して増額をし、2万484円となっております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   現在のこの単価の水準について、学校側から何か意見が出たりしていますか。 ◎学校管理課長   特に具体的な意見等というよりも、やはり必要な消耗品であったりとか備品であったりとか、やっぱり学校も傷んでおり老朽化しているということで修繕を行いたい、そういった声は上がっております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   つまり、足りないという声ですか。 ◎学校管理課長   限られた予算内ということは理解をしてもらっていますので、足りないというか、優先順位をつけながらやっていることで、お互いヒアリング等を行いながらやっているところです。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   配分前に学校管理課において行っている金額の精査とはどのようなものでしょうか。 ◎学校管理課長   配分前に行っている金額の精査についてですが、通常ある程度の金額が必要と考えられる費目の予算要求額が極端に少ない場合など、その理由についてはヒアリングを行っております。例えば工事請負費や修繕料、これが少なければ学校で対応が必要な補修が生じた場合に十分な対応ができなくなるおそれがありますので、そういった場合にはヒアリングをしまして、結果に応じて修正等を求めていくということをやっております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  では、引き続いて次の質問に移ります。5点目、春風小学校教育環境整備事業についてお伺いします。事務事業評価112ページ、113ページの春風小学校教育環境整備事業について質問します。  112ページの「事業費(コスト)の推移」の「Cの財源内訳」の「その他」は森林環境譲与税交付金のことと考えますが、分かりにくい内容になっています。「西宮市の決算の概要」令和元年度版の11ページ、(2)、森林環境譲与税交付金の使途では、公共施設等整備基金積立金に積み立てられていることなどが書かれているだけです。次年度に春風小学校教育環境整備事業に充てられるものと考えられますが、全体の流れが分かりにくく、議会としてチェックしにくい形になっています。もう少し工夫が必要だと考えますが、市の考えを聞かせてください。 ◎学校施設計画課長   森林環境譲与税交付金につきましては、その使途を考慮することとなっておりまして、本市では、「西宮市の決算の概要」及び「決算に係る主要な施策の成果等説明書」に、令和元年度は次年度に小学校の児童用ロッカー等に木材を利用することを予定しているため、公共施設等整備基金に積立てを行った旨の説明を記載しております。  令和2年度の春風小学校教育環境整備事業につきましては、特定財源として元年度に森林環境譲与税交付金を積み立てた公共施設等整備基金からの繰入金が充てられ、一般財源として2年度分の森林環境譲与税交付金が充てられる予定ですので、使途を公表する際にはそれが分かるように記載したいと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   分かりやすい形の公表を心がけてください。  (2)、森林環境譲与税交付金の使途では、「R1年度は、次年度に小学校の児童用ロッカー等に木材を利用することを予定しているため、公共施設等整備基金に積立てを行いました」と記載しています。この交付金は記載のとおり、間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進などが目的であり、小学校の児童用ロッカー等については本来の使途とかけ離れているのではないでしょうか。この費用については一般財源を使うのが筋ではないかと考えますが、市の考えを聞かせてください。 ◎学校施設計画課長   児童用ロッカーにつきましては、交付金の目的である木材利用の促進の観点から、国産木材を使用して整備するものでして、森林環境譲与税交付金の趣旨に沿ったものであると考えております。  また、森林環境譲与税交付金の使途につきましては、今後、木材利用の促進以外の活用方法につきましても、市として検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。これについては教育委員会に御質問するのはこの程度にとどめておきます。  6点目、西宮浜義務教育学校について質問したいと思います。事務事業評価シート164・165ページの学校改革事務に関連して西宮浜義務教育学校について質問します。  今年4月の開校以来、義務教育学校の学校行事はどのように行われているのでしょうか。御答弁ください。 ◎学校改革課担当課長   学校行事といたしましては、4月7日に入校式を行いました。4月8日に入学式と進級式を実施し、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、開校記念式典を5月29日に開催予定でありましたが延期となっておりまして、現時点では11月13日の開催を予定しております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   通学区特認校制度ですね、校区外の児童生徒を受け入れる特認校制度を利用している子供たちの様子はいかがですか。御答弁ください。 ◎学校改革課担当課長   特認校を利用している児童生徒につきましては、4月、5月に休業となりまして孤独感を感じていた子供たちもいたようですが、6月から学校が再開し、友達との交流が進むにつれて生き生きとした生活を送っている様子でございます。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   保護者や地域住民は学校運営にどのように関わっているのでしょうか。 ◎学校改革課担当課長   保護者や地域住民の方々につきましては、他校と同様、学校に来る機会が減少しておりますが、学校側からすると温かく見守っていただいていると感じていること、また、11月にはオープンスクールを実施する予定としており、特認校制度を利用される保護者の方も見学に来られると聞いております。  西宮浜義務教育学校は、今年度、コミュニティ・スクールに移行しましたが、8月27日にようやく学校運営協議会を開催することができました。PTA、地域住民と共に西宮浜義務教育学校の学校運営に当事者意識を持って参画し、情報共有等を行っているところでございます。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   新型コロナウイルス感染症の影響で臨時休業が長かったですが、その影響は出ているのでしょうか。御答弁ください。 ◎学校改革課担当課長   義務教育学校では、1年から4年を第1期、5年から7年を第2期、8年、9年を第3期としまして、各期別で発達段階に応じた指導や活動の推進を行う予定でありました。全校集会をオンラインでは実施しておりましたが、明日9月25日にようやく体育館に集まり、期別集会を実施する運びとなっております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   市立総合教育センターの附属校になり、9年間を通した外国語教育やプログラミング教育などの先駆的な取組を行うことになっていますが、これらの取組は順調でしょうか。 ◎学校改革課担当課長   西宮浜義務教育学校では、総合教育センターの附属校ということを踏まえまして、センター機能の一部を移転して行うことで、新時代の教育を担う義務教育学校において、指導の連続性を生かした質の高い教育活動を行うことを目指しております。  教育委員会からは昨年度より定期的に指導主事を学校に派遣しておりまして、プログラミング教育と外国語教育につきましては、学校と協力して指導計画の作成を進めてまいりました。また、本年度からは学校に指導主事を常駐させておりまして、先進的な教育理論や技術を導入し、成果を検証するとともに、そのノウハウを市内のほかの小・中学校へも還元するということを目指してきた取組を進める準備は整っております。  現在、まずは通常授業を行うことを優先しておりますが、今年度から本格実施となる学習指導要領の中の主体的、対話的で深い学びを目指した授業改善やタブレットを活用した授業、プログラミング教育、外国語教育について取組を進めることとしております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   義務教育学校の特徴的な教育、さらにその実態について具体的に御説明ください。 ◎学校改革課担当課長   具体的には、小学校におけるプログラミング教育は教科として存在するのではなく、教科の中でプログラミング的思考を養う目的で行われるものでございます。したがって、何年生で週何時間するといったことは定めておりません。昨年度、先行的に市が4年生の社会や5年生の理科などで実践してきましたので、今年度も同様の学習を行う予定でございます。今年は、コロナの影響でなかなか研究が進んでいないのが実情でございます。  次に、外国語教育につきましては、小学校3 ・4年生で週1時間の外国語活動を、5・6年生で週2時間実施しておりまして、7・8・9年生で週4時間の英語学習が行われております。それぞれの学習指導要領に記載されている内容を学習いたしまして、また、小学校1・2年生には年間数時間英語に親しむ活動をする予定でございます。  また、義務教育学校の特徴といたしましては、小学校教諭と中学校教諭の間にて教諭間の乗り入れ授業を実施しております。6年担当教諭が9年生の社会の一部の授業を行っていることや、7年生の英語担当教諭が5年生を週2時間、9年生の英語担当教諭が6年生を週2時間、8年生の数学担当教諭が5・6年生の算数の授業を各学年週4時間、7年生から9年生の家庭科担当教諭が5・6年生を各2時間実施しており、教科担任制に取り組んでございます。  実際に授業を見学した際には、中学校教諭が行う専門的な教科指導を受けることにより、前期課程の児童は意欲的に学習に向かっている様子が見受けられました。また、教員に話を聞いたところではございますが、中学校教諭が小学課程の教材研究を深めることとなり、力量形成につながっているという声が上がっておりました。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   1学年の定員は70人程度としており、その範囲であれば、校区の児童生徒だけでなく、市内全域の希望者を受け入れることにしています。つまり、通学区特認校制度ですね。義務教育学校ではそういうふうにしていますが、現在校区外から何人受け入れていますか。校区外の児童生徒は今後増える見通しですか。御答弁ください。 ◎学校改革課担当課長   令和元年度の通学区特認校制度を利用した人数については21名となっております。8月に開催しました義務教育学校の説明会の参加人数につきましては32名でしたが、今後、公立、私立を問わず、幼稚園や保育所の年長の保護者に対しまして就学説明会のパンフレット等を配布するなど、西宮浜義務教育学校の周知を図りまして、学校の魅力を伝えて関心を持っていただくようにしていきたいと考えております。  なお、10月31日は就学説明会を西宮浜義務教育学校で行うこととしております。
     以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   この御答弁では、現在の利用人数は21名で、8月に開催した説明会の参加人数は32名ということでした。西宮浜義務教育学校を設立した要因の一つとしては、西宮浜地区での児童生徒の減少、将来的には学校としての存立についても危ぶまれるようなことを一定想定してこの特認校制度を設けて義務教育学校を設立したという経過があったと思います。  この21人とかの人数で推移した場合、義務教育学校の存立、西宮浜での学校の存立というのは今後継続的に可能だというふうにお考えになっておられますでしょうか。御答弁ください。 ◎学事・学校改革部長   本年度入られた児童生徒の皆さん、この人数21名というものは決して多いというふうな形でも捉えておりません。また、こうした外からの人数が少しでも増えていくというふうなことを常に、先ほど御答弁申し上げましたように、移動していただくというふうなことがすごく大事というふうなこともありますので、門戸を広げて説明して御理解を頂くというようなことをしながら、また、あとは交通手段とかそういった課題とかもいろいろこれから整理しながら進めていきたいと思っています。どうしてもコロナの関係でなかなか活動が順調にいかなかったという部分もございますので、そういったことも踏まえて、少しでも課題を聞きながら取り組んでいきたいと思っています。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   教育委員会として、義務教育学校についてどのような評価をしていますか。今後、義務教育学校を市内で増やしていくようなお考えはあるのでしょうか。御答弁ください。 ◎学校改革課担当課長   先ほど御答弁申し上げましたように、通常の授業を行うことを優先に考えていることから、現時点ではまだ評価するところまでは至っておりません。  また、他地域での義務教育学校、あるいは小中高一貫校設置につきましては現在予定しておりませんが、西宮浜義務教育学校を設置する過程で得られたノウハウについては、今後、他地域での義務教育学校や小中高一貫校の設置を検討する際に生かしていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   以上です。ありがとうございました。 ◆坂上明 委員   学校施設の長寿命化、この1点でお願いしたいと思います。  長寿命化計画というのは市を挙げての重要課題、もちろん学校施設だけではなくて公共施設全てのものを今、これは市だけでもなく全国的な問題なんですけれど、学校で今後この長寿命化計画ということを取り上げていくことに、まず一つ、もちろん校舎等を今やっていらっしゃるんですけれども、学校プールの在り方というものを今後は考えていかなきゃいけない、このように思うんです。  何でかというと、全国的に学校のプール、どの自治体も各校舎と同様にプールの老朽化が激しいから、それを改修するのか、あるいは廃止にしてしまうのかという議論がなされておって、全廃しているような自治体もあるんですけれども、西宮市ももうそろそろ考えなきゃいけないんじゃないかなと、このように思っております。  というのが、統廃合したときに水泳の授業をどうするんだとか、あるいは、なくしたときに民間プールを利用するのはどうなんだ、これは全国的に同じような課題の下でプールの存廃問題を考えているんですけれども、今回、特にコロナで大型事業が今ちょっと中断をしているようなこともあって、やはり財源ということを考えていくと、学校の場合でしたら、プールの存廃ということが非常に大きな問題だと。校舎を潰してしまってなくしてしまうことはまさかでけへんのやから、やっぱりそうなったらどうなんだといったらプールだと思うんですよね。  プールというのは、使うのが年間何日ですかね、今だったら夏期間限定で、夏休みを除くと授業時間というのは一体何時間あるんやというような中で、全部の学校にプールが設置されているんですよね。今後どんどん少子化が進んでいくという時代になったら、ますますプールに対する負担が大きくなってくるということ、西宮の小学校プールの規模で言うと、大体1校当たり月に100万円ぐらいの管理費が必要じゃないかなと、このように思うんですよね。このプールを仮に改修をして使い続けていった場合に、今後30年間で約1億円の経費がかかるんだろうというようなことが言われておるんですよ。今も言いましたように、このプールのことはもちろん考えなきゃいけないんだけれども、今後の授業の在り方、それをどうするんだということも考えた上で存廃問題というのはもちろん考えなきゃいけないんだけれども、今まだ学校改築、新築等も含めてやっている中で、プールにはまだ考えが及んでいないとは思うんです。これは1年、2年で計画できるものでも到底ないので、もうそろそろテーブルに乗せてやっていかなきゃいけないんじゃないかなとこのように思うんですけれども、ちょっとお考えを聞かせてください。 ◎学校管理課長   学校施設の長寿命化計画ですけれども、31年2月に策定をしておりまして、その中においてこのプールの関係についても記載をしております。さらなる維持管理コストというのを削減する、そういった観点から学校間でのプールの共用化の可能性を検討する必要があるというふうに記載をしているところです。  当面は老朽化した校舎の改修というのがメインでありまして、少なくとも5次総期間中にはプールを改築する学校というのはないんですけれども、プール建て替えには多額の建設費用というのが必要となりますので、今後に向けまして、移動距離であったり授業時間の確保など、個別に様々な検討課題というのがありますので、児童生徒への影響等、そういったものを考慮しながら課題整理を行っていくということとしております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  これは以前にも僕たち視察にも行ったことがあるんだけれども、案外、民間プールを使っているであるとか、例えば民間プールに移動するときにどうするんだといったら、2時間の授業を移動時間で半分使って、そしてその間に1時間の授業をやるとか、民間のプールを使う一番の利点が年中使えるということなんですよね。そういうことで対応している自治体が非常に多いです。今ますます増えてきておりますし、民間プールをどうするんだということが今後の最大の手段になるというようなことも言われておるんですよ。インストラクターも多い。そして、特に小学校はなかなか専科で水泳をやっている先生が少ないといった場合に、事故も少なくなるであるとか、技術も上がるというふうなことを考えてこのプールの存廃問題というのはしなきゃいけないので、これは学校教育部と連携して、もちろん教育委員会は当然で、もちろん市全体のことなんだけれども、授業のことも含めて早い段階から取り組んでいくという必要が僕はあると思うんですよね。初めて今日このようなことを言ったので難しいとは思うんですけど、今日は佐々木次長と学校教育部長の漁さんがいらっしゃるので、今、学校教育部の話のときじゃないんだけれども、これはうまく考えてやってもらわなあかんのやから、佐々木さんがおったら大丈夫でしょう。ちょっとお考えを聞かせてください。 ◎教育次長(佐々木理)  学校における水泳の授業というのは、自らの身を守るという意味でも非常に大切な教育活動だというふうに考えております。水泳のそれぞれの種目のスキルアップも大切なことなんですけれども、まずは水難事故から自分を守るというような意味では、通常の学級に在籍する生徒も特別支援学級に在籍する生徒についても、やはり安全なプールにおいてそういった身を守る行為というものを習得していくということは非常に意義深いものだというふうに考えております。  今おっしゃっていただきましたように、財政面とか、あと使う時期等を考えましたときに、民間のプール利用というのも一つの選択肢であることは確かだというふうに思っております。  ただ、時間割、授業時数が限られる中で、移動時間を含めて、2時間、3時間を要してその授業を行うということが果たしてタイトな教育課程の中で可能なのかどうなのか、そういったこともトータルで考えていく必要があるというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。タイトな授業のことは、僕、また後で聞かせていただきます。  確かにそうなんです。これ、1955年の学習指導要領に全国全ての小・中学校のほうにプールを造っていけというふうなことが載ったんですよね。52年に水難事故が非常に多くて、泳ぎを知らずに亡くなった子供たちが多かったということで、当時の文部省がこれを改正し直した結果こうなっているので、確かにそうなんですよ。命を守るために水泳をやっているというようなことなんだけれども、今で言うと、小学校の場合、プールでの楽しさであるとか、あるいは技術を習得するというところに重きが寄せられているので、民間プールでのインストラクターの指導の下でやるということが今は多く求められているというふうに言われております。それはいろいろ考え方があると思うんですけれども、ある市のアンケートで言いますと、児童の98%が水泳の授業が楽しくなったと言ったんです。それまでは、もし泳げない子の場合は、自分は泳げないから泳げる子の中でのプールが嫌だとか、女の子の場合、特に着替えるのが嫌だとか、そういうようなことがあったんだけれども、ちゃんとした設備のある民間プールで授業をさせていただくということになると、もちろん更衣室なんかも当然そうなんだけれども、そういう環境に置かれると、一つの環境が変わると、子供たちの習得の仕方も感じ方も全然変わってくるということで、それで民間のプール及びインストラクターを使うということを、国のほうもそういうことを全面的に上げてはおるんですけれども、実際環境によって全然変わりますわね。西宮市も一体民間プールが何個あるんやというような問題にもなってくると思うんですけれども、その辺はよくお考えいただいて、そう先まで延ばすことができないような問題だと思うんですよ。何でも言うたら財政面のことを言うんやから、市長がね。だから、その辺は考えて、率先してこれをやっていったら、別のところに財源が浮くやないかというようなこともできてくると思うので、これ、教育現場の一つの課題としても早い段階で取り組んでいただくということは、財政状況のことを考えても十分に得策ではないかとこのように思います。要望させていただきますので、これを早くテーブルの上に乗せていただきたいとこのように思います。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   私からは3点質問させていただきます。一問一答でお願いします。内容は、教育委員会人事関係事務の件と、それから、学校管理運営事務の件、それから、学校維持管理事業について、それぞれ質問させていただきます。  まず教育委員会人事関係事務、事務事業評価シートの90ページのほうを見ますと、こちらの内容の中で、教育委員会会議ですとか総合教育会議を毎年行っているということで事務事業に上がってきていますが、この会議の傍聴のことでちょっと確認をさせていただきたいんですけれども、年間の教育委員会会議、また総合教育会議の年間スケジュールはもう既に毎年当初に決まっているということでよろしいでしょうか。 ◎教育企画課長   年間スケジュールは決まっております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  決まっているということで、市民の方ですとか私たち議員もそうなんですが、傍聴したいなと思ったときにホームページで確認をしても、なかなかそのスケジュールが上がってこない。間近にならないとその委員会のことが出てこないという現状があります。今回、学校が休校になったことですとか、教育に関して市民の方もかなり関心が高くなっておりまして、GIGAスクール構想のことですとか様々な大きく変わっていくことを、直接そういう情報が欲しいと思われる方ですとか、どういった会議で内容が決まっていっているのか直接知りたいという方が私の周りにもとても増えているんですけれども、傍聴したいと思ったときに、まず会議自体の情報が手に入らないという声を聞きます。  今回、先ほどお伺いした年間スケジュールは既に決まっているということで、そのスケジュールを市のホームページに上げていただくというのは可能でしょうか。 ◎教育企画課長   年間スケジュールは今のところ載せてはいないんですけれども、教育委員会会議開催の前に日程の御案内と、あと議題も決まり次第、そちらのほうに載せさせていただいております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   今載せていただいているその教育委員会会議の情報とかは何日前ぐらいにホームページに上げていただいていますでしょうか。 ◎教育企画課長   すみません、詳しい日程自体はちょっと今申し上げることはできないんですけれども、おおむね1週間ぐらい前までには掲載しているのではないかというふうには考えております。  以上でございます。 ◎教育総括室長   吉田課長のほうから今説明がありましたけれども、少し補足させてください。  教育委員会の定例会は、基本的には原則第2水曜日というふうに決まっておりますので、その第2水曜日に基本行っているといったことをしっかりと広報していきたいと考えております。  ただ、具体的なことは直前にホームページにアップしているといいますのは、議題が固まってからその会議の情報を上げておりますのでどうしても直前になりますけれども、基本的には第2水曜日というところは決まっておりますので、そこをしっかり広報したいと考えております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   その議題が決まるというのは、委員会の大体何日前ぐらいに決まるのでしょうか。 ◎教育総括室長   会議の1週間前に事務局の中で――教育企画課のほうが担当しておるんですけれども、1週間前に議題をひとまず締め切ります。ただ、そこからまた変更することもありますので、変更があったらそのときに再度上げ直すといったことをしております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  私もよく教育委員会会議を傍聴させていただくことがあるんですけれども、1週間前に開いて書いてあったことがあまりなかったような気がします。すみません、統計を取っていたわけではないんですけれども、なかなか上がってこないということで、ぎりぎりというイメージがありまして、一般市民の方ですとか、特に傍聴に行きたいなと思っていても、お仕事の関係ですとかおうちの関係で行けなかったという方もいると思うんです。やっぱり市の方向性とか教育について市民の方に知っていただく機会ということで、直接傍聴していただくというのはすごく有効だと思っています。今回も休校の間すごく思ったんですけれども、うわさが一人歩きするということがすごく多い。その中で、そんなん誰が決めたんやろうとか、市長なのかな、教育長なのかな、教育委員の人なのかなとかいろんな話が出てくるんですけれども、やっぱり市民の方たちというのは本当のところを知りたいというふうにすごく思っていらっしゃると思うので、情報公開していただいて、できるだけそういう場を見ていただくことで市民の方もいろんなところで納得されることが増えてくると思うんです。なので、できるだけこういう傍聴の機会がある、こういった委員会もそうなんですけれども、傍聴を勧めるということはすごく大事なことだと思っていますので、委員会の会議ですね、今は議題のほうが1週間前で、また変更があるかもしれないということなんですが、当然変更はあるかもしれないという前提で1週間前には上げていただけたら、それと、年間スケジュールについても第2水曜日というのを広報していただきまして、多くの方に関心を持っていただいて、自分事として見ていただけるようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、学校管理運営事務の件です。こちらは事務事業評価シートの96ページになります。  こちらの各学校園における課題解決に向けた取組を支援する自主・自律の学校応援事業、こちらも平成27年度からの事業であるかと思いますが、こちらの昨年度の実施内容を教えてください。 ◎教育次長(佐々木理)  こちらのほう、管理運営のほうに載っているんですけれども、実際の事務の実行につきましては、学校教育部のほうで担わせていただいているところでございます。  令和元年度につきましては、継続事業を実施したというふうな形になっておりまして、新規のものはこの中には含まれておりません。細かなメニューにつきましては今現在資料を持ち合わせておりませんので、継続であったということのみこの場ではお伝えしたいと思います。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。学校教育部ということで、この後の質問にさせていただくということでよろしいでしょうか。では、また後ほど聞かせていただきます。  では、続いて、学校維持管理事業について。事務事業評価の100ページになります。  小学校、中学校、高校もなんですが、各学校の光熱水費がどうなっているかがすごく気になっておりまして、いろんなところで休校ですとか変化が出てきているだろうなと思います。その中で、先ほども坂上委員からのお話でもありましたプールに関して、今年は実施されなかったということで、水道代が予算的にも下回ってくるのではないかと思われるのですが、この水道代が昨年度と現時点の分で――プールの時期がもう終わりますので、昨年度と今年度の分でどれぐらい違いが出てくるかというのは大体いつ頃分かりますでしょうか。 ◎学校管理課長   プールの使用料につきましては、水道局からの請求があって金額等が確定するのですが、今回休校期間というのが含まれていますので、プールだけではなく、給食の調理室からの水道代とかそういったものも含まれていますので、なかなかプールだけを切り離してというのは難しいのですが、実は、ちょっと前のデータになるのですけれども、プールを使った場合の水道代やほかの維持管理点検代等を含めまして、小・中学校合計で大体約6,000万円ぐらいということで、水道使用料や委託料を含めて小中全校で6,000万円ぐらいの費用が過去かかっていますので、恐らく同等ぐらいの規模になるかなと思っております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  今年のデータが出てくるのが大体いつ頃かお願いします。 ◎学校管理課長   数か月遅れまして、大体11月ぐらいを見込んでおります。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  全体的にいろんなところで、今回の決算は予測できないぐらいの数字の変化が来年度に向けてはあるのかなというふうに思っているんですけれども、先ほどもおっしゃっていました水泳に関して、学校に関してなんですが、給食の水道代というのももちろん関わってくると思うんですけれども、子供たちが今年は水泳の授業が受けられなかったということで、先ほどもおっしゃっていましたように、水泳の授業はまずは水難事故から身を守るためのものである、そういった大事な授業ではあると思うんですけれども、それが一律なかった年というのは多分初めてのことだと思うんです。それがどういうふうに子供たちに影響してくるのかなというのは分からないんですけれども、今回、さっきおっしゃっていました金額、6,000万円かそれ以下になるかもしれないんですけれども、水泳ができなかったその水道代ですとかプール維持費ですとかそういったところからの不用額というのが出てきた場合に、例えばですが、今年度中に今の子供たちにその金額で水泳に代わるものといったら難しいと思うんですけれども、子供たちに直接何かできる事業というのは、この今年度中に何か考えるということは可能性としてはいかがでしょうか。 ◎学校管理課長   通常であれば、光熱水費として取っているものを使わなくなれば、不用額としてそのまま決算で落とすということにはなるかと思いますが、それを別の費目にということは非常に難しいところです。今後、何か不測の事態が生じた場合、そういったことがあるようであれば、予算の流用等について内部で検討ということがあり得るのですが、難しいところかというふうに思っております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  年度内の流用って過去にもあまりないのかなと思いますし、光熱水費から教育に関してのお金というのは難しいのかなと思うんですけど、やっぱり今年の子供たちにすごく我慢させてしまっているところがいっぱいあると思うんですけど、使わなかった予算ですとか金額を何かしらの形で子供たちにそういう場を与えることができないかなというふうに思いまして、不可能だろうなと思いながらちょっと質問をさせていただきました。  去年の決算から本年度予算が立っているんですけれども、今回もし不用額が本当に出てきたときに来年度それをどうするかとかそのあたりも詰めて、今年度からも考えていただきながら来年度の運用に生かしていただきたいと思います。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   2点、一問一答で質問したいと思います。1点目が西宮浜義務教育学校について、2点目がスクールサポートスタッフについて聞きたいと思います。
     まず、1点目の西宮浜義務教育学校についてですが、菅野委員のほうからいろいろ質疑があったのでかぶらないように質問したいと思うのですが、令和2年から始まって、コロナもありましたけれども、現時点で現場から、先生たちとか子供たちから実際に上がっている課題、小中一貫校になって何か課題等、もしそういう声が上がっていれば教えてください。 ◎学校改革課担当課長   昨年度までは学校開校に当たって準備委員会や検討部会を実施しておりましたが、今年度につきましては、学校等を含めまして教育委員会との懇話会を実施して、その中で課題を解決していくということを目指しております。第1回を8月29日に実施いたしまして、10月に第2回を実施する予定でございます。  課題につきましては、台風の時期に区域外から通っている子供たちをどうするのかといったことは上がっておりました。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  台風のときに区域外の子供たちをどうするのかというのは、1回学校に来てしまって、帰すかどうかという話ですか。 ◎学校改革課担当課長   片道1時間かかる子供たちもいますので、例えば9時に警報解除となった時点で1時間後なら10時に学校に到着することになりますので、そういったことをどうしていくのかということが課題として上がっておりました。 ◆ひぐち光冬 委員   分かりました。それは検討中ということでよろしいですか。分かりました。ありがとうございます。  今年度21人の校区外の子供が来て、すみません、昨年度に行った説明会に来た人――来年度の募集のための説明会には32人参加したということが先ほどの答弁にありましたけれども、昨年度の説明会では何人の参加があったのでしょうか。 ◎学校改革課担当課長   今年度と昨年度の違いが少しございまして、昨年度につきましては、新型コロナウイルスがございませんでしたので、家族で御参加ということで、大体約130人の方が参加していただいています。家族数としては、約ですが、80世帯ぐらいだと認識しております。今年度につきましては、各世帯の方1人だけの御参加ということで32世帯というような形になっております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  80世帯で結局実際入ったのが21人ということは、単純計算ですけども、説明会に来た中の大体4分の1ぐらいの入学になるのかなと予測されると思うんですが、だから、32人来たとしたら、実際は10名弱ぐらいですかね、来年度の入学になるのかなと思うのですが、この数ですね、先ほども菅野委員からも質問がありましたが、本当に子供たちを増やしたいという中で恐らく21人からはもっと少なくなるんじゃないかと予想されるんですけど、この説明会の参加人数だと。その辺の受け止めをもう一度お聞かせいただけますか。 ◎学事・学校改革部長   先ほどの132名、それは先ほど御答弁申し上げましたように、御家庭、複数で来られたというふうなことがございます。ただ、その中で絶対数というか、全体的な人数から言ったら少ないというふうなことが考えられます。ただ、昨年度はとにかく義務教育学校とは何ぞやというふうな形で来られたという方々もいらっしゃったということがあります。決して本年度来られた人数が多いというふうなわけではございませんけれども、そういったことも踏まえまして、先ほど菅野委員のときも御答弁申し上げましたけれども、私立、公立問わず、就学前の子供さんへのPRですとか、そちらのほうを十分させていただく中で、義務教育学校の内容を御理解いただいて、少しでも関心を持っていただくというようなことを前提に考えているところでございます。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   すみません、もし10人程度の入学になったらということに関してどのように受け止めておられるかなんですが。 ◎学事・学校改革部長   ちょっと確認なんですけれども、入学が10名というのはどういうあれでしょうか。ちょっとそれだけもう一回すみません。 ◆ひぐち光冬 委員   昨年度は80世帯の方が説明会に来て、そのうちの21名が実際入学されたということで、大体その説明会に来た人の4分の1ぐらいが入学を決断するのかなという、すみません、単純な計算で。今年は32人の参加だったということなので、そのうちの4分の1の計算ということで、ごめんなさいね、10人弱になるかと思うんですが、その人数だとしたらそれでいいのかどうか、どう受け止めておられるかということが聞きたいです。 ◎学事・学校改革部長   単純計算というふうなことでおっしゃっておられたという経緯がありますので、私どものほうも、先ほど申し上げた132のうちの21というふうな考え方ではなく、今回来ていただいた人数がどれだけそこの中でつながっていくかというところと、それから、人数的にも、確かに決して多いというふうなことは当然思っていませんので、それを少しでも多くするための人数というふうなことも考えていきたい。決してその十何人というのは多くないというふうには認識しております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   分かりました。ありがとうございます。  それで、先ほどの菅野委員のやりとりの中で、中学校の先生が5・6年生のところに教えに行っているということだったんですが、これは中学校の先生の負担はどうなっているのかなというふうに思いまして、授業量が結構多くなっているんじゃないかというのがちょっと心配されるんですけど、今もしデータがありましたら、中学校の先生で小学校5・6年生に教えに行っている方、ちょっと具体例を教えてほしいんですが、今までの中学校の授業は変わらずにプラスで小学校の授業を持っているのか、その辺がちょっと分かれば教えてください。 ◎教育次長(佐々木理)  クラス数が少のうございますので、例えば中学校であれば週4時間の英語の授業がございます。それを例えば1学年全部持って、最大3クラスと考えた場合に、四三、十二時間というような計算になるかというふうに思います。あと、5・6年生の授業ということになりますので、週2時間というふうな形で計算をしますと、大体十六、七時間ぐらいになるのかなというふうな計算になってくるかと思います。その時間数に関しましては、通常中学校で持っている英語の授業時数と大幅に変わるものではないかなというふうに思っております。  ただ、学年がばらつきますと、それだけ教材準備というものが必要になってまいりますので、そういった意味での負担というものは以前よりも増しているということは確かかというふうに思っております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。よく分かりました。  確かに中学校の授業と小学校の授業というのは全く違うと思うので、授業準備の負担というのは、単なる授業数が多くなったという以上の負担があるかと思いますので、ぜひそのあたり丁寧にフォローといいますか、していただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。  この点は以上で終わります。  次に、スクールサポートスタッフについてですが、今年度コロナがありまして、国のほうの2次補正でスクールサポートスタッフを全校に配置できるように予算措置しますということだったんですが、現時点での配置状況を教えていただけますか。 ◎教育職員課長   もともと年度当初からついておりました小学校1校を除いて、小学校33校、中学校8校、合計41校に配置しております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  すみません、確認ですけど、義務教育学校はまだ配置されていないということでよろしいですか。 ◎教育職員課長   まだでございます。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  そしたら、あと小学校6校と中学校11校、義務教育学校1校、約20校がまだ未配置だということだと思いますが、これ、すみません、配置がまだ進んでいない原因とか分かれば教えてください。 ◎教育職員課長   募集をかけているんですが、なかなか登録者数が少ないというところが原因でございます。引き続きホームページや市政ニュースなどを通じて募集をしているところでございます。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  今、本当にコロナの状況下で、一般質問でも取り上げましたけれども、学校の先生、子供たちもですけど、大変な状況に置かれている中で、このスクールサポートスタッフというのは本当に助かると思いますので、ぜひ早急に全校配置を実現してほしいんですけど、これは応募資格とかあるんですか。何かこういう資格を持っていないと駄目とか。 ◎教育職員課長   特に資格は必要ございません。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  そしたらなんですけれども、ちょっと提案なんですが、こども支援局でやっている――可能かは分からないんですけど、例えばファミリー・サポートの提供会員さんに登録されている方なんかは、自分が子供たちの役に立ちたいと思って提供会員になられているので、例えばそういうところにこちら側から、待つのではなくて、スクールサポートスタッフという子供たちのためのお仕事がありますけどどないですかというような感じでマッチングといいますか、その学校の近くに住んでいる方にお知らせするとか、もし可能であればやっていただけないかなと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育職員課長   これまでしていない募集の仕方をまた考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  ぜひとも早急に全校配置できるように、大変だと思いますが、よろしくお願いします。  以上です。 ○一色風子 副主査   入園関係事業について、1点、一問一答でお願いします。  おむすび広場についてお伺いしたいんですけれども、試行から3年たって、去年から本格実施となったと思います。これに関して、徐々に実施園が増えるにつれて回数というのも増えていったと思いますが、課題や利用者の声などをどのように聞き取っているのか、具体的に教えてください。 ◎学校改革課長   まず、おむすび広場事業の実績でございますが、平成30年度から13園で実施しておりまして、平成30年度が267回、それから、令和元年度――昨年度が386回というふうに拡大をしてきております。  昨年度の本格実施に伴って有料化ということになったのですが、基本的には地域のサポーターの方々に担っていただいておりますので、人材確保の課題というのが一つございます。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   すみません、利用者に関して、おむすび広場を利用された方の御意見などを。 ◎学校改革課長   特にアンケートということを取ったことはございませんが、園長会等で園長先生から聞き取る中ではおおむね満足を頂いているというふうにお聞きをしております。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   今後の人材確保が課題だということで、先ほどもスクールサポーターの話とかもあったりして、どこでもそうなんですけれども、人の確保が難しいという中でこういった地域の方に入っていただきながら子育て支援をしていくという形になっていくと思うので、人材確保を全庁的な形で、どうすれば人が来てくださるのかというのを考えていただきたいなというふうに思うんですけれども、おむすび広場も、できれば園長会だけではなくて、実際に利用されている方へのアンケートというのは子育て支援の中では重要な位置づけになっていると思いますので、アンケートのほうを実施していただけますでしょうか。 ◎学校改革課長   園長会ともまた相談をいたしまして、改めて検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   分かりました。  おおむね皆さん喜んでいただいているということで、今後もこのおむすび広場が継続して子育て支援になっていけばいいなというふうに思っているんですけれども、ただ、令和4年度から始まる小規模保育との連携、公立幼稚園の預かりというのが同じ園内で並行して行われるのかどうなのか、そのあたりを確認させてください。 ◎学校改革課長   おっしゃるとおり、令和4年度以降につきましては二つの事業が共存していくことになります。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   共存していくということなんですが、その実施の際、どのような形で子供たちが交わるのか交わらないのか、そのあたり決まっていればお願いします。 ◎学校改革課長 
     そのあたりにつきましては今後の議論ということでございますが、1号認定の一般枠の子供たち、それから、2号認定の就労枠の子供たち、どちらも同じ公立幼稚園の園児であるというふうな園長会の意見を踏まえますと、恐らく学級編制につきましても一緒にすることになろうかというふうに考えております。  同じ園児として一体感を持って過ごせるよう、今後園長会と共に検討したいというふうに考えております。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   分かりました。  ぜひそのあたり、同じ園のお子さんで1号と2号とが共存するということなんですけれども、遊びに関してはふだんどおり同じ形で遊べるように工夫していただきたいなと思います。  引き続き、公立幼稚園の正規職員の雇用計画についてお伺いしたいんですけれども、過去3年の正規の幼稚園教諭の採用というのはどのようになっていますでしょうか。 ◎教育職員課長   過去3年で申し上げますと、一昨年度2名採用しております。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   一昨年度2名、その後の採用計画というのはあるのでしょうか。 ◎教育職員課長   現在、来年度採用に向けた試験を実施しているところでございます。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   その際は何名の採用を目標にされているんですか。 ◎教育職員課長   若干名を計画しております。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   分かりました。  今後、連携公立幼稚園事業というのが始まるということが見えているんですけれども、そうなると学級数はおのずと増えていくと思うんですよね。なので、その教諭の採用というのが非常に重要になってくるかなと思うんですが、それと併せて、連携公立幼稚園事業が始まれば保育士の採用も教育委員会としてきっと初めてしていくことになるのかなというふうに思うのですけれども、そのあたりに関して給与の差とかそういった研究、検討なんかは進んでいるのでしょうか。 ◎参与   給与面につきましては、保育士の採用になりますので、保育所のほうと合わせるというような形で検討をしていきたいと思います。  以上です。 ○一色風子 副主査   同じ園内に保育士さんと幼稚園教諭の方が共存していくことに今後なっていくと思うんですけど、そのあたりは給与の格差みたいなものが大きく生じるということはないんですか。 ◎参与   検討を進める段階でございますので、今ここでどうなるかというのはちょっと申し上げにくいところでございます。 ○一色風子 副主査   分かりました。  初の試みだと思うので、そのあたり丁寧に進めていっていただきたいなというところと、もう一点、公立幼稚園の中に保育所が一緒になっていくということは、障害児の加配についての考え方自体も、今まで保育所のあゆみ保育だった部分と、幼稚園の就学指導委員会みたいな形の二つのやり方があったと思うんですけれども、そのあたりの考え方についての検討というのは進んでいるのでしょうか。 ◎学事・学校改革部長   そういったところも一応課題として洗い出しているというところになりますので、検討については今後取り組んでいく予定でございます。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   分かりました。  どういった形で障害のあるお子さんへの加配をつけていくのかということも、やっぱり人の配置ということが大前提になってくると思うので、雇用の計画についても併せてそのあたりは一体的に考えていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○八代毅利 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで休憩といたします。再開は2時10分です。           (午後1時59分休憩)           (午後2時07分再開) ○八代毅利 主査   再開します。  次に、認定第10号令和元年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち、教育委員会学校教育部分を議題とします。  当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   2点について一問一答でお願いします。1点目、教育現場における新型コロナウイルス感染症対策事業について、2点目、給食管理運営事業についてです。  1点目の教育現場における新型コロナウイルス感染症対策事業について質問します。  今年3月から5月までの臨時休業で欠落した授業日数は、卒業を迎えた小学6年生と中学3年生以外では、49日、授業時数でおよそ250時間でした。年間の授業時数を確保するため、夏休みに授業日を設定しました。これまでにこうした取組によって授業時数の確保は順調にいっているのでしょうか、授業は順調に進んでいますか、児童生徒に目立った学びの遅れは出てないでしょうか、御答弁ください。 ◎学校教育課長   これまでも、学期ごとに授業時数の確保について確認してきております。今回も、7月31日までの各校の実施状況を確認し、おおむね確保できていること、年間を見通して今後も実施状況、時数と授業の進度を把握し、調整しながら計画していくことが必要であることを校長会議で指導しております。  児童生徒の学びにつきましては、個々の学習状況の把握に努め、必要に応じて放課後などの時間を利用して個別の学習指導を行っていることを確認しております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  多くの学校行事については中止になったりしています。中止や実施の状況についてお知らせください。修学旅行の実施状況はどうなっていますか。御答弁ください。 ◎学校教育課長   全市的行事につきましては、9月以降に実施予定でありました小学校連合体育大会、理科・生活科作品展、造形展などを中止しております。これらについては、市のホームページの新型コロナ感染症対策学校園情報の中の「各種行事等について」のページでお知らせしております。  また、各校で予定しておりました運動会や体育大会などの体育的行事は、小・中学校につきましては、10月を中心に、学年や2学年の規模でリレーなどの走競技やマスゲームを授業参観の中で披露する予定としております。  文化的行事につきましては、音楽会や合唱コンクールなどは学年ごとの実施、図工展などは懇談期間などを利用するなど、観覧者が密にならない工夫をして、児童生徒の日頃の学習成果の発表の場を設けようとしていることを確認しております。  修学旅行につきましては、6月19日以降、準備を進め、感染症対策の観点から行き先や予定などを再検討しまして、旅行社も参加しての保護者説明会を行い、8月下旬より実施しております。  先週までの実施状況としましては、中学校、義務教育学校後期課程20校のうち18校が終了しております。宿泊を実施したのは16校、日帰りは2校でした。残り2校につきましては、10月に日帰りで実施することを予定しております。  また、小学校、義務教育学校前期課程は、9月から2月に修学旅行を予定しております。41校のうち先週までに2校が実施を終えています。  続いて、特別支援学校、高等学校も、実施に向け準備をしております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  コロナ禍が子供たちの心と体に与えた影響について全市的な調査を実施して、実態を把握すべきだと考えます。調査に当たっては、国立成育医療研究センターも協力するとの回答を得ています。この問題についての保護者の不安に応えるためにも、学校任せにせず、市として取り組むべきだと考えます。市のお考えを聞かせてください。 ◎学校保健安全課長   コロナ禍における子供たちの心と体への影響について、現在、各学校が実施しているアンケートや教育相談の中で、学校の先生方が、直接子供たちの顔を見て、目を見て、それぞれの状況を把握して、個別に対応しているところでございます。そして、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが、学校と協力して子供たちに寄り添い、心と体のケアに取り組んでおります。  また、委員御指摘のように、市全体としての子供たちの心と体の状況を把握しておく必要もあるように考えております。  御紹介いただきました国立成育医療研究センターが実施している「コロナ×こどもアンケート」については、現在実施の方向で検討を進めており、先日、国立成育医療研究センターへの問合せをいたしました。西宮市の医師会とも連携しながら、実施について前向きに検討してまいります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   サーモグラフィーカメラなどのこれまでの予算で購入した教育現場での感染対策のための器具や用品の活用、使用の状況はどうなっていますか、効果を上げているもの、効果が少ないものなどについて、現状について教えてください。 ◎学校保健安全課長   当初、非接触型の体温計が入手困難であった時期に、発熱者をスクリーニングするためにサーモグラフィーカメラ導入を決定いたしました。登校時の使用を想定しておりましたが、学校はいろんな門から子供たちが登校してくる関係もあって、予算の関係もあり、各学校園に1台ずつの配置となりましたが、学校園からはやはり台数不足の声も届いているところでございます。学校現場では、懇談会、参観日、あるいは部活動の対外試合など、外部から集団で人が入る際に使用することや、学校健診のときの検温用に使用することなどで活用を進めているというふうに聞いております。  また、国からの補助により各学校へは配分予算を上積みしており、衛生管理として必要なものを各学校ごとに購入しております。例えば、健康診断のときに耳鼻科検診に使用する耳鏡であるとか、歯科検診に使用するミラーなどを購入した学校もあります。器具の個数が増えたことにより健診をスムーズに進められるそうです。  そして、最近になって流通量が増えてきました非接触型の体温計の個数をそろえることにより、子供たちの体温チェックに活用している例も聞いております。  消毒用のアルコールも、以前に比べて流通量が増えておりますので、各学校ごとに必要量を購入して消毒に活用しているところでございます。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   教室でのソーシャルディスタンスなどの感染対策の状況はどうなっていますか。 ◎学校保健安全課長   文部科学省から出されている新しい生活様式を踏まえた学校の行動基準では、西宮市では現在レベル1です。この基準を基に、1メートルを目安に学級内では最大限の間隔を取っております。児童生徒間で用具の貸し借りをしないということや、手洗いやマスクの着用など基本的な感染症対策を徹底することを心がけております。児童生徒が対面にならないように着席することなど、学校園へ配付している衛生管理マニュアルを基に対応を進めているところです。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  続いて、2点目の質問に移ります。  給食管理運営事業、事務事業評価198ページ・199ページの給食管理運営事業について質問します。  小学校における夏休みの授業設定日の簡易給食の利用状況はどうだったでしょうか、御答弁ください。
    ◎学校給食課長   7月で1日約8,100食、8月で約9,200食の食数となっております。7月は7日間、8月は11日間の合計18日間でおおよそ15万7,000食となっております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   簡易給食についての児童と保護者からの反応はいかがでしたか。これについては、アンケートを実施して今後の取組に生かすべきだと考えます。市の考えを聞かせてください。 ◎学校給食課長   アンケートの実施については、保護者及び学校の負担を考え、今のところ実施は考えておりませんが、簡易給食の実施についての意見は市民の声などで頂いており、その情報を共有しております。また、保護者、市民から電話での問合せも複数あり、その情報も共有しており、今後の参考にしたいと考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   保護者からの意見あるいは問合せはどのような内容でしたか。 ◎学校給食課長   簡易給食の実施までについては、やはり簡易給食の内容の改善であったりとかという意見が多かったです。簡易給食の実施をし始めた7月21日以降については、どちらかというと、申込みをした、申込みをしてないなどの学校とのやり取りのトラブルの問合せが多かったです。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   来年の夏休みも同様の事態が発生することを想定して取組を進めるべきだと考えますが、市の見解はどうでしょうか、今回の反省点は何でしょうか、御答弁ください。 ◎学校給食課長   現時点では、文科省による学びを止めないという考え方を基本に、保健所指導の下、休業措置の範囲を必要最小限にとどめております。しかしながら、収束の見通しもないことから、市内一斉及び学校全体が休業となった場合に備え、早い段階で夏季休業中の授業実施の有無を判断するとともに、給食室の環境整備を行いながら、児童生徒の給食についてできることを検討してまいります。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   ここからは要望に入ります。  今回の問題も危機管理上の課題だと思います。どういう事態があるのか、いろんなことを想定しながら取組を進めていただきたいと思います。  質問は以上です。  ありがとうございます。 ◆坂上明 委員   6点、まず難聴児学級、次に学校体育推進事業、3番目に今の給食管理運営事業、そこに給食物資購入事業も含めて、4番目が、教育委員会学校教育部は競技スポーツを所管しているというようなことで、その点からの陸上競技場について、5番目、部活動、そして6番目が、佐々木次長が今お話しになった授業時数がタイトであるというようなこと、その授業時間の配分というんですか、その辺のところについて。確認等もあるので、6項目ありますけれども、そんなに時間はかかりませんので、しばらくよろしくお願いいたします。  まず、難聴児学級のことなんですけれど、また佐々木次長のお名前を議事録に残してしまって大変恐縮なんだけれども、まず、この相談を受けたときに次長のほうに御相談に上がらせていただきました。内容が、今度、上甲子園中学校に上がる小学校6年生、その子は難聴児で人工内耳を装着しております。そして、実は、6年前に春風小学校に入学するときに同種の相談を頂いたものだから、当時も教育委員会にいろいろと御相談をさせていただいて、春風小学校のほうに難聴学級を設置していただきました。その子が今度、6年たって中学校に上がるんですが、同じような症状の人工内耳を持った子がもう1人いらっしゃる、つまり、2人で同じ中学校、上甲子園に上がるんだけれどもということで、教育委員会の担当のほうには恐らくこういう話はいろいろと行っていると思うんだけれども、ぜひ同じ環境下で同じところでこのようにやっていきたい、子供たちも伸び伸びやっておるものだからと、6年前のことをかなり感謝もしていただいておりまして、だから、ぜひ今後もお願いしたいという、そういう切なる願いがございました。この件については、もちろん次長に御相談に上がったんですけれども、ぜひこれを実現させていただきたい。何か1月になるとヒアリング等もやっていくというようなことらしいので、12月議会で、恐らく僕じゃない別の議員がこれのことについて一般質問されると思うんですけれども、何とかいい方向でこの件について今後進めていただきたいと思うんですけれど、今時点での考えを佐々木次長に――僕が当てたらあかんね。ごめんなさい、僕が当てたらあかんね。どうなんですかね。 ◎特別支援教育課長   市教委としましては、対象となる難聴のある児童生徒の障害の状態をまずは把握し、就学相談の場にて保護者の意向を聞き取っております。そして、就学支援委員会という専門家による審議にかけ、中学校でも難聴学級での学習が望ましいという方向性が出されたことも含め総合的に判断した結果、難聴学級での学習が望ましいとなれば、兵庫県教育委員会に新設設置希望を提出いたします。設置についての認可につきましては、県の教育委員会のほうが決定するものとなっております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   非常に分かりやすく、ありがとうございます。  いずれにしても、市教委のほうのお立場というのは非常に重要やと思いますので、これはぜひ、かなり――御相談に上がったのはいつ頃だったかな。今もその都度、この件について相談に行って、恐らく担当課のほうには相談に上がってますよね。 ◎特別支援教育課長   はい。 ◆坂上明 委員   ぜひこれを進めていただきたいと思います。  1月にヒアリングというのは、それで間違いないんですかね。 ◎特別支援教育課長   はい、間違いございません。 ○八代毅利 主査   ちょっと。原田課長。 ◎特別支援教育課長   すみません。  1月の初旬に毎年ヒアリングがございます。 ◆坂上明 委員   分かりました。ぜひよろしくお願いいたします。  1点目はこれで終わります。  次に、学校体育推進事業、これは、事務事業評価シートでいくと178・179ページなんだけれども、もちろん学校体育の推進という字のごとくなんですけれどもね。  この事業概要の一番上の欄のところに、「子供の体格は向上しているが、それを支える運動能力が育っていない現状がある。「全国体力・運動能力等調査」で明らかになった課題を踏まえ、体力・運動能力の向上を目指す」と。これは僕、前々回の一般質問でやらせていただいたこと、まるっきりそのとおりなんですよね。それで、今までの行事等も含めてこのようにいろいろと書いていただいているんですけれども、今回ほとんど行事ができないという状態になったんですが、この行事等というよりも、ここに書いていただいているとおり、根本的な体力不足、運動能力低下ということを解決しなきゃいけない、その解決策というのが大事だと思います。例えば中連体、小連体というのはもちろん大事ですよ。イベントというのは非常に大事なんだけれども、その前に基礎を補っていくということのほうがよっぽど大事だと僕も思うんですよね。だから、ここで言う学校体育推進事業というのでまさに根本的な解決に視点を置いていただくということが重要だと僕は思うんですけれども、その辺のお考え、よろしくお願いします。 ◎学校教育課長   今年度はコロナ対応で実施できませんでしたが、予定しておりましたのが、大学と連携した体つくり運動のカリキュラムづくりを予定しておりました。子供の学びと育ちの連続性に着目して共通の取組を着実に行うことで、例えば今回課題でありました支える力などの強化に努めたいと考えております。例えば小学校の高学年で、学習指導要領にもありますように、発展技として補助倒立に取り組んでいきます。発展技ですので、基本的な技をそれまでの学年で取り組み、習得していることが大切です。低学年では、例えばカエルの逆立ちやカエルの足打ち、中学年で壁倒立に取り組むといった子供の学びの連続性に着目して授業改善を図ることが大切であると考えております。同時に、子供自身が運動の楽しさや喜びを味わいながら、自ら目標を持って発達段階に応じてどのような練習が必要なのかというようなことも考えながら主体的に取り組めるような授業づくりを実践する中で、子供たちの体力を高めたいと考えております。次年度、これを引き続き行っていこうと考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  一般質問のときに僕は意見、要望なんかのところでも言ったんだけれども、体育が苦手だと思った子の頭の中を払拭して体育は楽しいんだというのは、なかなか正直、至難の業なんですよね。一般的に有名な子供たちが、例えば内村航平君なんかにしても、3歳から器械体操をやったとかどうのこうのとよく言うんですけれども、つまり3歳児というのは、それなりの体の保護ができて、守りもできて、つまり運動に堪えていけるだけの十分な能力が備わるのが大体3歳なんですよ。その頃からやっていくというのが一番多いところなんだけれども、今、木戸課長がおっしゃったように、子供はできるだけ幼い時代、例えば小学校だったら1年生、2年生の早い段階で基礎体力をつける、そして体育の楽しさを味わわせるということ。だから、ちょうど小中一貫を西宮浜でやられているんですから、そこで体育の専科の先生、そういう人たちに、小さい子供たちも含めて、体育の体を動かす基本的なこと、あるいは楽しさというのも味わわせていくということは、体力向上、そして運動能力向上につながると思いますので、実験校と言ったら失礼なんだけれども、西宮方式というような言葉を僕は1回使わせていただきましたけれども、小学校でも、専科の体育の先生がいなくても、体育の得意な先生、好きな先生――しかし、嫌いな先生もおれば、苦手な先生もおる。その先生方が教えると明らかに差が出てくるのは目に見えて分かっているんですから、その辺は、西宮方式として、今後何年間かの計画でもいいので、今のスポーツ推進計画でなく、真のスポーツ推進計画をつくっていただくようなことを考えてもらっても、特に学校の授業ですよ、学校体育としてやっていただくというのも重要じゃないのかな、そのように思いますので、この点もぜひよろしくお願いいたします。  これも以上です。  次に、給食の件なんですけど、今、菅野委員のほうから御質問がございました。  今、簡易給食の人気はどうだったんだというようなことで、内容の改善をしてほしいというようなこともあったということですけれども、非常に人気のない簡易給食でしたよね。だから、議会のほうからももちろん、もう少し考えなきゃいけないだろうというようなことでの決議も出させていただいた、そういうようなことなんです。つまり、今回の給食で一体何が問題だったのかというのは、危機管理の対応がやっぱりなかなか難しい、できてなかったということなんですよね。  ここで問題なのは、僕が思うのは、202ページ・203ページの給食物資購入事業というところで、市内全ての食材を一括購入しているんですよね。一括購入しているからなかなか臨機応変に、つまり物資調達に融通が利きにくい、そういう状況に陥っているんではないのかな、これは誰もが考えることだと思うんですよね。これを何か改善する。それとも、一括購入を――今後ですよ。来年の夏のことも菅野委員はおっしゃいましたけども、今後いつ何があるか分からないですわ。コロナでこんなことがあったんだから、また別のものが発生するかも分からない。そういうふうなときにどのように対応していくかというのを考えなきゃいけないときに、今と同じようなシステムをしておったんじゃ、また同じ二の舞を踏むようなことになったら困ると思う。実際にあの給食は人気ないですよ。明けても暮れてもウインナー、食べられへんもん。たまにはハムに替わるとかベーコンに替わるとかやったらいいけれども。だから、それは融通が利くということ、これは絶対に大事なことですよ。大事な子供を預かっているんですから、お金も頂いているんですから、その辺のやり方というものが大事やと僕は思うんですよ。  ここで、これは高いか安いか、すみません、僕は勉強不足で分からないんだけれども、食材配送費というのにこれだけの金額がかかっている。これは、今、一つの業者がこれをやっているんですけれども、聞くところによると、大体1日4万食、それを3回に分けて――当日、翌日、翌々日、この3日間に分けて配送したりしておってこの金額が発生しているというんだけれども、これを例えば、中学校単位に小学校と一緒に幾つかのグループをつくって、それで納入業者を替えていくということにすると、もう少し今も言った融通が利く、あるいは配送費がもう少し抑えられるんじゃないのかなと自分は勝手に思っておるんだけれども、そういうふうなところを工夫する必要も今後は出てくるんじゃないかなと思うんです。つまり、来年の夏にまたウインナーやったらあかんのですわ、簡易給食であろうが。簡易給食にすること自体、僕はおかしいと思う。1年生の子が2年生、3年生になって、どんどん、どんどん体も大きくなってくるんだし、去年こうだった、今年も一緒やといったら、なかなか子供たちも満足いかないし、親もまたかということになると思いますから、その辺のことを考えたら、今、僕が御指摘させていただきましたけれども、その辺はどうでしょうかね。 ◎学校給食課長   まず、一括購入についてですが、現状、小学校で二つの献立、中学校で一つの献立、特別支援学校で一つの献立という四つの献立が現存しておりまして、それぞれ別の食材を学校給食課が一括で購入している状況で、それによって、発注のシステムであったり、アレルギーの対応帳票であったりというのをつくっていますので、一括購入をすぐさま変えるというのはなかなか困難なんですが、委員御指摘のとおり、簡易給食の問題等がありましたので、新たな業者を開拓して、全く違う、これまでに提供したことのないような食材が買えるようにしておくでありますとか、例えば今回、工事のことで一律の対応ということで簡易給食としたんですが、今後は一律でない対応なども視野に入れて検討していきたいと考えています。  以上です。 ◆坂上明 委員   分かりました。  やっぱりウインナーばっかりはやめましょうね。あのポールウインナーというのは、晩のおつまみで、何にもないときにたまたま冷蔵庫の隅っこにこれ1本残っておったやないかいといって食べるのがポールウインナーなんですよ、今の時代。僕たちの子供の頃は、あれをもらったらうれしかったですよ。でも、それを1本が2本になったというて喜んでいる子供はいませんよ。また今日もか、あしたもかということになるので、それは常識的な範囲で考える。これは常識がちょっと抜けている。ポールウインナーを明けても暮れても食べておったらちょっと胸焼けしますよ。その辺、ほんまに考えて、今後、給食のメニューというのは――大事な子を預かっておるんやから、宝物みたいな子供を預かっておるんですから、その子たちの食事なんだから、本当に十分考えてやってください。  この件は以上です。  次は、陸上競技場のことなんですが、実は陸上競技場のことというのも、ここの教育委員会の所管ではないんだけれども、今回たまたまコロナの関係で、御高承のとおり大型事業がストップしておるということで、非常に僕は、中央体育館にしても陸上競技場にしたって、とにかく自分たちは推進派の一人だったんだけど、スポーツを愛する者の一人として推進派だったんだけれども、言葉は悪いですけども、中途半端なものやったら造らんでもええやないかという考えに変わってきております。  一体何でかといいますと、去年、建設常任のほうで、公園内やということで公園緑地課のほうで陸上競技場のことの云々の説明なんかのことで話をさせていただいたときに、全ての委員から、少なくともこんな中途半端なものにせんと、今後50年、はたまた100年、建て替えることのないような大型事業、50万都市にふさわしいものを造れよ、対外的に誇れるものを造ろうやないか、そうじゃなかったらやめたほうがええんと違うかという意見が出てきました。  その中で、今回、例えば西宮の場合の競技スポーツということでやっていただく、今後はこれにかけていくとなったら、例えば体育館の場合は、メインアリーナの面積が減るわけじゃないので、これはスポーツをやる範囲が減るわけじゃないのでちょっと置いておきまして、陸上競技場なんですよ。陸上競技場は、言いましたように、競技スポーツをこれからどんどん発展させなきゃいけないというときに、今、4種の陸上競技場をそれなりの金をかけてまた同じように4種でやろうじゃないかということを言っていたので、そういうことは駄目でしょう、西宮市として、この競技場を造るコンセプトは一体何なんだということをこちらも質問しました。そしたら、例えば、いい競技場を造って記録が出るということになったら、ほかの競技会を誘致することも可能なんですよ。それに対して、4種でいいんだ、陸上競技協会へのヒアリングをしたら、つまり3種の競技場にしたりする必要性は低いと判断した、今、神戸、尼崎でやっている競技を誘致することの可能性は大変難しいから、今言うたように、そういういいものにする必要はないという、こういう答弁やったんですよね。非常に情けない話、そんなものやったら造る必要はないなと思うんだけれども。  ここで競技スポーツということで大事なことを言ったら、脚光を浴びた競技というのは、必ず注目を集めて人気を博すわけじゃないですか。例えば、今、陸上競技で言うたら、今まで日本じゃ考えられないような、リレーでメダルを取るような域まで達してきているということで、100メートル9秒台が男子の場合3人出ているんですよね。例を取ったら、桐生祥秀君が9秒98を2017年に出したんだけれども、高校3年生のときに10秒01を出して、大学4年生で9秒98なんですよ。壁というのはいろいろあるんだけれども、10秒01と9秒98というのは、距離にしたら30センチなんですよ。30センチ伸ばすのにあの子は4年かかっているんですよ。  そういうのはちょっとそこに置いておいて、あともう一つが、追い風参考記録とかという言葉をよう聞くと思うんですけれども、2メートルの追い風を超えると参考記録になります。風は、マイナス1メートルぐらいから追い風2メートルぐらいまでだったら、1メートルいい風が吹くと0.1秒記録が上がるんです。逆だったら0.1秒下がるわけです。0.1秒というのは、あの子たちの域から考えると大体1メートルです、ここらの高校生やったら大体70センチから80センチです。100分の1秒の時代に風が1メートル吹いたら10分の1秒変わってくるんですよ。それだけグラウンドを造るというのはデリケートなんですよね。だから、ここで誘致することというのは、例えば高速トラック――今度の東京オリンピックの国立競技場も高速トラック。高速トラックというたら、全ての走る競技にいい記録を出そうということなんですけれども、それともう一つが風なんだけれども、今言いました桐生祥秀が9秒98を出したときは、あれは追い風1.8メートルやったんですよ。それまでは、予選、準決勝、これは両方で12組あったんだけれども、11組全て追い風過ぎたんですよ。2メートル以上。でも、桐生があまりにも調子ええなということで、例えばゲートを閉めたりとかというて風を変えたりして1.8メートルに抑えて日本記録を出させた。あれは競技役員の成果やと言われるんですけれども、つまり、それだけ競技場というのは今はデリケートであって、いい記録が出るような競技場が西宮にできたというふうなことが情報で流れると、どんどん、どんどん大会をここでやりたいというふうになってくる。今、高体連が中心でやっておるんですけれども、高体連の競技場なんかの責任者なんかは、どこの競技場が記録が出るやろうかと。今、陸上競技の短距離がこれだけ強くなっておるから、とにかくどこに行ったら一番記録が出るかなというようなことを探しまくっているような時代なんですよね。それに対してまるっきり逆行したこういうふうな、4種をまた同じような4種にして、こんなもんで西宮として、僕は、それこそスポーツ推進計画、競技スポーツを上げていこうという中で、時代に逆行しておると思うんですけれど、何度も言うように、所管ではないんだけれども、そういうところを自分たちは預かっておると思ったら、教育委員会として文化スポーツ部スポーツ推進課のほうにどんどん意見を述べていっていただくということが大事なことだと僕は思うんですよ。いつまでも縦割り行政の弊害をしておったら駄目ですよ。これは全市挙げての大型事業なので、関係部署が一致団結して、できるだけいいものを造ろう、最大限できるものをやろうじゃないかというような方向でぜひ考えてもらいたいんです。  これも、また名前を議事録に載せますけれども、佐々木次長には御相談をさせていただいたんですけれども、教育委員会でこういうものをテーブルにのせるということをやっていただくことはできないんですかね。どうでしょうか。 ◎教育次長(佐々木理)  今御指摘ございましたように、競技スポーツの意義というものについては、教育委員会といたしましても、非常に高いものがあるということを意識しております。それは、ひいては学校教育における部活動の充実につながっていくと思います。ただ、部活動が重要なのは、やはり日々の努力の成果が大会等で現れる、その大会等で成果が現れる場所という意味では、やはり競技スポーツ独自の緊張感を味わわせるような、日常とは違った環境の下で競技を行うということは非常に教育的意義もあるものというふうに考えているところでございます。もちろん競技場の今度の再建につきましては、担当部局のほうともお話をする機会を設けることができればというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   うまいこと答弁されたね。困ってしもうたな、そしたらどない言おうかな。  本当に、市長の名前を出したら悪いんやけども、何がやりたいかというのが全然見えないんですよ。西宮市として何を誇って、何を対外的にアピールするのか。例えば陸上競技場でも、いいものを造ると、例えば今言った、百歩譲って大会を誘致できなくたって、今おっしゃった、子供たちが練習成果をフルに発揮して、ほかのところに比べていい記録が出るというふうな競技場、少しでもいいものを造ろうという考えを持ってこそ、新しいものに取り組むことやと思うんですよね。例えば今年建て替えた、10年後にまた建て替えますよというのやったら話は別ですよ。これは一生―― 一生というか、少なくとも50年、100年は、恐らく今度建て替えをすることはいつになるんだというふうな大事なものですよ。ハード面なんて日進月歩ですから、その中で逆行するようなことは全庁挙げて許してはいけないと思うんです。これは大きな失態だと思いますね。体育館は、たまたまストークスがこちらから出ていってしまったということで、客席なんかも減らしてというようなことがあるんですけれども、それはもう仕方がないとしても、陸上競技場というのは再度検討事項として、再度というよりも、絶対に上げていただいて改善しなきゃいけない、このように思いますので、教育委員会としてぜひ力を振るっていただきたい、このように思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、部活動のことなんですけれども、9月1日だったのかな、休日の部活動の地域移管というような、これは教員の負担軽減だということなんだけれども、それも、今も言いましたように、特に中学校の部活動についてなんだけれども、競技スポーツの向上ということに対しては全く逆方向の施策だ、一体国は何を考えてこんなことを言うておるのかなと僕は思うんですけどね。わざわざスポーツ庁までつくっておってこういうことを言っているんですけど。  教員の負担軽減ということに対しては、もちろんそれの成果というのは必要なんだと思うんだけれども、部活動というのは、競技スポーツをやって、練習していい記録を出してというふうなことを基本に置いておるんだと思うんですよね。これが学校の体育とはまた違うところだと思うんですけれど、この休日の部活動の地域移管という、この件について、これは、2023年、3年後には本格稼働というようなことを言うておるんですけれども、こんなことをやられたんじゃ、到底部活動、必ず競技スポーツのレベルは下がります。必ず下がると思うので、これは絶対西宮市としてはやってはいけないことだと僕は思うんだけれども、この点は何かお考えがあったら教えてください。 ◎教育次長(佐々木理)  競技スポーツというのは、先ほども申し上げましたように、学校教育におきましては部活動が一つ挙げられるというふうに思っております。競技スポーツの力の向上というのは、もちろんスキルの向上ということもあるんですけれども、精神面でどういう状態にさせるかということが非常に大切であるというふうに考えております。部活動の教育的意義が高いのは、子供たちをその競技の特性だけで見るんではなくて、日常生活からトータルで精神面について、いろいろと子供たちと話をしながら、生活も正しながら取り組んでいくところにおいてのみ、やはり価値があるものというふうに考えているところです。そういった意味では、日常――平日の活動と休日の活動を分断して行うということは、子供たちの発達段階を考えた上でも、決していい方策だというふうには考えにくいところがございます。  そういったところと、あと、地域がそれを受けるだけの体力があるのかどうなのか、地域に対する不安、負担はどうなるかということも含めまして、慎重に協議していく必要があるというふうに考えております。  現段階で西宮市教委のほうが平日と休日を分断するというような考え方には至っていないということを申し上げておきたいと思います。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  これは、今そちらに先生方が大勢いらっしゃって、現場に帰ると部活動を担当される方もいらっしゃると思うんですけど、これは、子供、生徒と先生の信頼関係なんですよね。あの人の下でやるんだということで、全幅の信頼を持って、指導者はそれに対して自分たちは応えなきゃいけないというようなことで、それが休日になったからといって、たまたま民間移管されたら、どこかのたけた人が来て教えてくれたといったって、それはたまたまその日だけのことであって、今、次長がおっしゃったように、まさしくそうなんですよね。恐らく競技をやっている人たちというのは皆さんそうだと思います。その競技を中心にして自分の人生が回っておるんですよね、その時期は。そういうことを考えると、文科省のどういう人間がこんなことを考えて、こんなばかな施策をやろうとしているのか、僕はあっけに取られるんだけれども、これは本当に、もっと現場のことを知った上でこういう施策をしなきゃいけない。これは、国に対して本当はすごく抵抗したいようなことなんですけれども、西宮市としては、少なくともそういうことだけは絶対にないようにね。競技場は中途半端なものしかでけへんし、またこういうこともやったといったら、競技スポーツに対して本当に明日がないと言われても仕方がないような状態になると思いますので、この件については、ぜひ西宮市としては、いや、うちはそうじゃないぞということ、先生と生徒の、顧問と生徒との信頼関係の構築ほど大事なものはないということを毅然とした姿勢で臨んでいっていただきたい、このように思いますので、よろしくお願いいたします。  最後、授業時間のことなんですけれども、今もスイミングスクールのことで、授業日程が非常にタイトな中でということで、それが果たしてできるのかどうかというふうなことを佐々木次長はおっしゃいました。  週休2日になったということで、今回はコロナの関係があるから特にそうなっているんだと思うんですけれども、その時代その時代に必要なことというのは、例えば今やっておる国、数、英とか、算数であるとか――小学校だったらそうですよね。体育や理科がどうのこうのというもの以上に、今のこれこそこういうグローバルな時代になったら、その時期その時期にこれだけは子供たちにしっかり教えていかなければいけないというふうなもの、あるいは文化芸術というものに対してなかなか子供たちは触れ合うことがないので、今こそそういうふうなものをやろうとした場合、どうしても今ある授業を抑えて別のものをしなさいという、柔軟さを持った時間配分というものがやっぱり必要だと思うんだけれども、今のところ、残念ながらその辺が全然できないというふうなことを、よく教育委員会のほうから僕は言われるんですけれどもね。この辺を、国の施策だと言ったらそれまでかも分かりませんけれども、考えようが何もないんですかね。時間に余裕を持つ。つまり、今も給食のときに融通という言葉を使いましたけれども、融通の持てる時間、昔だったら、道徳の時間とか、学級活動――学活なんかのときは一体何をやっておるんやというふうなときがよくあったと思うんですけれども、しかし、今は道徳も正式科目になってますし、より一層時間が持てない中で、どうしてもこの時期には子供たちに教えたいというものなんかをどのように教えるかという工夫というものは非常に大事だとは思うんですけれども、その辺、どうですかね。今言った時間の融通ということに対しての何かお考えがあったら教えていただけますか。 ◎学校教育課長   委員からお話がありましたように、確かに今年度は、コロナウイルスの関連でやはり時間的な難しさはございます。ただ、少しずつなんですけれども、文化や芸術に親しむような案内が委員会のほうにも来ております。それを学校のほうに周知していきながら、学校のほうとしても、やはり学んだことをどう生かしていくのかということで、そうした本物と出会うような体験活動というのをやっぱり重視しておりまして、できることならば取り組もうというようなことで、そういったものに参加希望される学校も若干ございますというところです。  以上です。 ◆坂上明 委員   だから、時間の融通とかということに対しては、正直難しいんだと思うんだけども、その辺は何か若干でも変更ができていくというふうなことというのはどうしても無理なんですかね、法律というか何というのだろうな。無理なんですかね。 ◎教育長   総合的な学習の時間が確保されてますので、その時間をうまく使えばそのものはできると思います。ですから、教科の枠組みを超えたものをうまく使っていくということは当然必要だと思いますし、それから、先ほど言われたいろんな競技とか何かでもそうでしょうけど、体育の時間をただ体育の時間とするんじゃなくて、そういうところに行ってやるということも体育の時間ですので、そこで体験をしてもらったらいいと思うんですよ。ですから、今、県がやっている自然学校でも、トライやる・ウィークもそうですけども、ただ行くだけで何かするんじゃなくて、自然学校でも、そこに行って授業してもらっても構わないので、例えば理科で、山のほうへ行ったら、植物だとかを見て、実際はこんなふうなんだねという体験をすることも非常に大切なので、だから、その時間をうまく使って、それを理科の時間、算数の時間というふうに替えていったらいいと思うんです。青空教室で足し算・引き算をしてもいいわけですし、掛け算をやってもいいわけですから、そういうふうなことの活用が非常に大事じゃないかというふうに思ってます。  ですから、その辺を柔軟に使うことが、今後、西宮としては大切かなというふうに私は思ってます。 ◆坂上明 委員 
     どうも教育長ありがとうございます。  いずれにしても、6時間掛ける5日間、30時間ですよね。週30時間をどのように使うかということですよね。それが今、正直、かちっとはまってしまっているわけでしょう。だからなかなか融通しにくいと思うんだけど、今、教育長がおっしゃったように、例えば青空の下で算数をするとかというのも非常にいいことですよね。そういうことだけでも多分子供たちの気分も変わると思うし、これはぜひ、西宮市として――国というのは本当に無責任なところがありまして、全部現場にしわ寄せが来てしまうような施策をそのまま持ってきて、自分らは知らん顔をしておるんやけど、国というところは。だから、その辺のところは、西宮市としての、何度も言うように、西宮方式じゃないんですけれども、僕は正直、佐々木次長にも、実はこういうものがあるんやで、こういうものがあるんやでということで何度か御紹介させていただいたり、直接現場に御案内させていただいて、こういうものを学校で取り入れていただくことはできないのかなと言ったら、残念ながら、やっぱり時間の関係でなかなか難しいということでした。  でも、時間の関係で難しいからといって、せっかくいいものがあるのに、子供たちにその体験であるとか発見をさせてやるということをやめてしまうことはやっぱりどうかなと思うんですよね。だから、今後、今言うたように、これが例えば土曜日の授業が復活したらまた話は変わってくるんだろうけれども、恐らくそういうことってあり得ないと思うんですけれどもね。ただ、コロナの関係で、どんどん、どんどん授業の形態も変わってくると思いますので、それもいち早く敏感に悟っていただいて、融通、柔軟な対応で、頭が柔軟になるような、子供たちができるだけいろいろな経験ができるような授業体系というものもぜひ構築していただければ、このように思います。  とにかく現場の先生は大変やと思いますわ。自分らが教員をやっておるときとは雲泥の差で、今は本当に大変やと思うので、お察ししますけれども、今は時代が時代なので、大変でしょうけど、よろしくお願いをいたします。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   私からは、5点、一問一答でお願いいたします。1問目が先ほども少しお伺いしました自主・自律の学校応援事業について、続いてが不登校児童生徒支援事業について、続いて特別支援教育事業について、国際教育事業について、トライやる・ウィーク推進事業についての以上5点です。  まず、先ほど質問しかけたんですが、自主・自律の学校応援事業、こちらの昨年度――さっきお答えいただいた中で、継続しているものですというふうにお伺いいたしました。大体3年をめどにというふうに過去の議事録で見せていただいておりますが、今どういった内容で何年目ということが分かりましたら教えていただけますでしょうか。 ◎学校教育課長   自主・自律の学校応援事業は、平成27年度から開始しております。今年度で6年を経過しようとしておりますが、この自主・自律の学校応援事業は、特色ある学校園づくりをテーマに、学校のほうが企画を上げてきまして、そのことについて行政のほうで支援していく、ずっと支援し続けるのではなくて、やがて学校のほうが自立してその特色ある学校づくりを継続していくということを目的としております。現在、この自主・自律の学校応援事業に取り組んできた結果、学校を支援する事業のほうと少しバランスを考えて、特色ある学校園づくりにつきましては今年度を最終年度としております。  今年度の実施状況としましては、これまでの事業の継続分というようなところで、地域人材を活用してインクルーシブ教育の推進、あるいは外国語教育の推進、それから、例えば幼稚園などで未就園児に開かれた幼稚園ということで、もともと開かれた幼稚園は3歳児が中心だったんですけども、2歳児にもその枠を広げるなどということをこの事業を活用して行っておりました。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   今年度で最終ということなんですが、現在それを利用されている学校は何校になりますでしょうか。 ◎学校教育課長   14校でございます。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  その14校の学校が今後自立していくために、今、市としては支援しながらということだと思うんですけれども、今お伺いしました特色ある学校で、インクルーシブですとか未就園児の子供さんの幼稚園の話ですとか、今後ずっと続けていかないといけないものだと思うんですけれども、その14校の学校は、その後、そのまま継続していけるような道筋がついているというか、自立に向けての準備は整っているということでしょうか。 ◎学校教育課長   本事業につきましては、確かに今で3年目というところもございます。それから、もう既に初期の頃に実施されて、その3年を過ぎているので終了されているところもあります。そうしたところは、そこで実施してきました特色ある学校園づくりのほうを他事業を活用しながら実施したり、あるいは、今でしたらコミスクを実施していっておりますので、その中で地域の方も交えて今後もそういった学校園づくりを継続していくという方向性で進める場合は、コミスクのほうでそれらを継続していくということも今後は可能かと思っております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   分かりました。  もう終わりということで、6年間ということだったと思うんですけど、その中でいろいろ必要なことも見えてきたんだろうなというふうに思います。今利用されている学校はコミスク――コミュニティ・スクールで持続していくというお話もあったんですが、せっかくいい自立に向けての事業であるということでしたら、今後も何かしらの困っておられるところがあればぜひ支援の方法を考えていただけるようにお願いしたいと思います。  この件は以上です。ありがとうございました。  続いて、不登校児童生徒支援事業についてお伺いいたします。  こちらが事務事業評価シートの194ページになりますが、こちらに書いていただいている中で、「民間施設との連携・協力のあり方について検討」と書かれているんですけれども、今現在どんな感じで具体的に民間施設と連携・協力されているのか、教えてください。 ◎学校保健安全課長   現在は、民間のフリースクールであるとかその他民間施設に教育委員会の指導主事が直接足を運んで担当者と話をしながら、今後の在り方について協議をしたり、あるいはそういうフリースクールを対象にした教育委員会との懇談会を、本年度はまだできてないんですけれども、年1回程度は持っているというような方向で進めているところです。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  今後、フリースクールですとか施設との連携をされて、これはちょっと広い意味にもなるんですけれども、最終的なビジョンとしまして向かっている方向といいますか、例えば民間のフリースクール、施設に行っている子たちの出席日数も認定されていくですとか、何かしらフリースクールにも西宮市として支援をしていくとか、その先について、ビジョンについて何か決まっていることがあれば教えください。 ◎学校保健安全課長   まずは、民間施設を紹介できるようなガイドライン、ホームページの構築ということで今取り組んでおりまして、西宮市民の方々に分かりやすくそれらを提示するような形をつくることができたらなというふうに考えているところです。  それから、ビジョンということなんですけれども、やはり不登校のことについて西宮市全体としてどういうふうな取組を進めるのが一番よいのかということは、庁内での対策検討委員会等を持ちまして今協議を進めているところなんですけれども、昨年10月25日に文部科学省から不登校支援の在り方についての通知が出されましたけれども、西宮市として不登校を本当に減らすということを目的にするべきなのかどうなのかというあたりは今協議を進めているところです。数が減ればそれでよいというわけではなくて、やはり子供たち一人一人が社会的な自立を目指して力をつけていくという方向が一つの方向性かなというふうにも考えておるところでございます。  今後、実際にあすなろ学級の地域的な割合からして数が足りていないとか、あるいは民間施設や公民館等の公共施設を活用して不登校への手当てを進めていくとか、いろいろなことが考えられているんですけれども、今後も、庁内の検討委員会等を通じましてビジョンづくりに向けて協議を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  今、不登校を減らすということがいいのかどうかも含めて検討しているというふうに中前課長がおっしゃっていただいていたので、ぜひその内容も知りたいですし、どういうふうに向かっていくのか、すごく気になるところです。  現状として西宮市の不登校の子供たちが増えているということは本当に問題だとは思うんですけれども、何が問題かというと、やっぱり困っている子がいるのが問題やと思うんですね。どうしても学校が無理で、選択肢としてフリースクールだったりほかのことで勉強していきますという、いわゆる元気な不登校の子もいれば、中にはちょっとしんどくなってしまって生活がままならないという子たちも、ほんとにいろんなタイプがあると思うんです。その中で、数だけ減らしていったらいいのかというとそういうことではないというのはおっしゃるとおりですし、ただやっぱり、不登校が増えていくというのは、家庭教育ももちろん大事なところなんですが、学校教育の中でこれだけしんどい子が数字として出てきているというところで、そこへの着手というか見直し、今後の学校自体の中のことも考えていくことも含めて考えていただきたいなと思っているんです。不登校になってしまって、その後考えるというのももちろん大事なんですけれども、何が学校の中で起きているのかというのは、先生方もその場におられるので分かっているところが大いにあると思うんですけれども、やっぱり子供たちの今の心の中ですとか変化って、なかなか親でも分からないところがあると思います。この不登校児童生徒支援事業という事務事業評価シートも今年からこのページができたんですけれども、ここでのデータですとか子供たちへの対応というのが学校教育にすごく必要なことになってくると思うんですね。なので、今後、庁内委員会ですとかでいろんな検討をされる中に、学校教育において何が起こっているのかというところを検討していただく可能性というのはいかがでしょうか。 ◎学校保健安全課長   不登校への対応というよりも、今のお話をお聞きしておりますと、学校がどうあるべきかというあたりだというふうに捉えたんですけれども、やはり魅力ある学校づくりといいますか、学校が変わることによって、結果として不登校である子たちが居場所を見つけることができたり、実際に学校に通うことができたりということにはつながっていくというふうに捉えております。今後、不登校に焦点を当てると同時に学校が変わっていくという時代であるとも捉えておりますので、そのあたりについても今後検討・協議を進めていきたいというふうに思います。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  ぜひ進めていただきたいと思いますし、先ほど坂上委員のほうからのお話にもありましたように、学校の授業を目いっぱい頑張っている中で、なかなか余裕がないといいますか、ゆとりがなくなっているところをすごく懸念されていて、教育長からも、青空の下での勉強もいいですとおっしゃっていたのが本当にいいなと思いますし、とにかく教室に入れないという子が、もしかしたらそれだったらみんなと勉強できるかもしれないですし、自信につながるのと違うかなとすごく思ったので、ただ、それを本当に現場に落としていくというんですかね、そういう言い方じゃないかもしれないですね、現場にそういう教育長の考えを浸透させていくというんですか、伝えていく、西宮市としてはそういうのでもいいんだよ、子供たちがとにかく元気に学び、成長していくことを望んでいるんだよということを現場の先生方、学校が実際にそういうふうにやれるようなシステムというんでしょうか、今はできていないのが現実だと思うんですけど、それを実際にやろうとしたらどういうことが必要だと思われるか、お聞かせください。 ◎学校保健安全課長   その具体について今後協議を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ぜひそのあたり、今、教育長からもそういうふうに言っていただいたので、どうやったらそういうふうな授業、魅力のある学校ができるのか、早急にお願いしたいと思います。これはお願いで終わります。よろしくお願いいたします。  続きまして、特別支援教育事業について質問させていただきます。  こちらは、事務事業評価の204ページになりますが、この中で、途中入級・就学相談が94件ということで書かれています。これは多分、昨年度の評価を見ますと、57件から94件になっていると思うんですけれども、かなり増えているなと思いますが、この相談のあった内容的にどのような障害のお子さんたちからの相談になっているのかというのと、その94件のお子さんたち皆さんが特別支援に移られたのかというのをお聞かせください。 ◎特別支援教育課長   就学相談の件数でございますか。 ◆田中あきよ 委員   途中入級・就学相談、途中入級が94件になってまして――間違っていたらすみません。これは多分、通常の学級にいて、学年の途中で何年生からは特別支援のほうにという相談だと捉えておりましたが、もしその94件の内容が分かりましたら教えてください。 ◎特別支援教育課長   ありがとうございます。  途中の学級の変更というのはございまして、通常の学級から特別支援学級を希望する子供もいれば、逆に特別支援学級で学びを進めていたところ、通常の学級のほうに替わりたいという、その双方の内容がございます。ちょっと今、それぞれの件数につきましては手持ちがなくて申し訳ございません。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   分かりました。この数字の中に両方があるということで認識いたしました。  どのような障害の子たちかなと気になったのは、昨日のこども未来センターのところでも話に上がってきたんですけれども、発達障害、学習障害と言われる子たちの相談が今増えているということで、そういった子供さんたちが通常の学級では一緒に勉強するのがなかなかしんどくなって、特別支援学級のほうにというお話が多いのかなというふうに想像していたので、数字的にもしそうであればという仮定の話になるんですけれども、それであれば、やはり先ほどの魅力ある学校につながるんですけれども、なかなかじっと座っているのが難しいですとか、そういった子供たちが教室ではないところで勉強ができたりですとか、多様な勉強の仕方ということが学校の中で可能になれば、多様な子供たちが安心していられる時間が増えるのではないかなと思います。特別支援学級の子供たちも増えている、発達障害と言われる子たちも増えているという現状を見ると、このまま通常の学級で勉強していくのがしんどい子たちがどんどん特別支援学級・学校のほうに行くことが本当に幸せにつながっていくのかなと。みんなにとってですね。通常の学級の子たちにとっても、特別支援の子たちにとっても、そこが本当にお互い手厚いと言われる教育になるのかなと思うと、ちょっとそこに疑問がありまして、本当の意味でのインクルーシブを進めていただきたいなと思っています。  昨年の決算のときにもお伺いしたかと思うんですが、インクルーシブ教育というのがすごく出てきますし、インクルーシブ教育システム構築に向けてという言葉も出てきます。インクルーシブ教育について、今現在の西宮市として目指している方向を聞かせてください。 ◎特別支援教育課長   インクルーシブ教育システムの構築であったり、インクルーシブ教育の推進という言葉をよく使うのですけれども、間違いなく目指すところは共生社会でございます。障害のある方も障害のない方も、障害のある子供たち、障害のない子供たちが共に過ごしやすい生活をしていけること、これが共生社会を目指すというところでございまして、そこに向けて、幼稚園からですけど、小さい子供の頃から障害のある子もない子も、できる限り共に同じ場で学びを進め、それでその子供の教育の中身が合わないところにずっとおらせるというのも、またこれは教育効果的にはやはりちょっと違うところもあるかと思うので、その子の個に応じた、ニーズに応じた教育の中身をしながら、そして、できる場面では共生社会を目指す、障害のある子もない子も学習場面を共にするという、この両方を目指すのがインクルーシブ教育でございます。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   何を目的にするのか、どこを目指すのかって、個々によって違うと思いますし、特に障害と言われる、発達に凸凹があったりですとか、人とは違うと言われるような体の機能がそういうことであったりする子供たちにとって、本当に共生社会というのがどういうことになるのかなと考えるところがあります。簡単に共生社会と言っても、やっぱりなかなか難しいなと思うところもありますし、今、こういうふうにしてくださいというのも簡単には言えないというふうに思っているんですけれども、やっぱりお互いを知りながら育っていくということが共生社会につながるんじゃないかなと思うと、やっぱりどんどん特別支援教室とか学校の子が増えていっている、小さい頃からお互いを知らずに育っていくというのがインクルーシブにつながる、共生社会につながるのかなと思うとちょっと疑問がありまして、今、西宮市として、できるだけみんなで同じ学校で、地元の学校に行きたい人はできるだけ地元の学校でというふうな思いですとか、そういう方向性がインクルーシブ教育、共生社会と言われるそれに向かって進んでいるのかどうかを教えてください。 ◎特別支援教育課長   まさに共生社会を目指して教育の中身でも推進しているというふうに思っております。そういう努力をしております。分けたところでの学習場面というのがやはり出てくるんですが、交流及び共同学習ということも推進しておりまして、その場面場面では一緒にやろうというところの時間をきちっとつくる、交流及び共同学習ということについても力を入れております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  うちも、娘が特別支援学級から学校に行ったので、交流の場面というのもあったんですけれども、運動会だけとか、音楽会があるので御招待されてという、そこはやっぱり一緒の時間ではないなと思うんです。実際、保護者としても思いますし、大人になった障害がある方たちの話を聞いていても、そこでどれだけ日常を一緒に過ごしているか、どれだけ生活で時間を共にできるかというところがやっぱり共生社会になるんじゃないかなと思いますので、これは最後、要望になりますけれども、ぜひ西宮市としてのインクルーシブ教育、共生社会、教育が合わない子はこちらでというのではなくて、どういう教育だったら合っていくのかというところを考えていただきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。  以上です。  続いて、国際教育事業についてですが、こちらは216ページになりまして、日本語指導が必要な外国人の児童生徒、小学生11人、中学生3人で、昨年度よりちょっと減っているのかなと思うんですけれども、この児童生徒の皆さんの休校中の対応がどういうものであったのか、教えてください。 ◎学校教育課長   休校中につきましては、必要に応じて生活・学習相談員のほうの支援を行うというような形にしておりました。ただ、やはり外出そのものが自粛ということがありますので、その回数であるとかはかなり少ない回数になっております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  休校中、「まなみや」ですとか、学習についてもインターネットを使ったりとかがあったと思うんですけれども、この生徒さんたちの学習ですとか、そういったあたりの支援は何かあったんでしょうか、もしあれば具体的に教えてください。 ◎学校教育課長   休校中の支援につきましては、まず、保護者も含めまして、今学校で何が起こっているのかということをできるだけ伝えていくというようなところで、いろいろな通知に関しまして、例えば翻訳をしていくであるとか、そういったところを充実させておりました。その他の支援につきましては、学校のほうで必要に応じて、その子供たちが学びを理解できるような形で支援しておりました。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  ちなみになんですが、この小学生、中学生それぞれ、もしかしたら卒業された方もいるかもしれないんですけど、今年度は何人ぐらいおられるんでしょうか。 ◎学校教育課長   すみません、日本語指導が必要な子供たちということでしょうか。 ◆田中あきよ 委員   はい、外国人児童生徒の人数、今年度のですよね。 ◎学校教育課長   外国人児童生徒というのは。
    ◆田中あきよ 委員   日本語指導が必要な外国人児童生徒ですよね。小学生11名、中学生3名は、もう卒業されたかもしれないし、今年度の人数が分かれば教えてください。 ◎学校教育課長   今年度につきましては、予定として50名を超す予定にしておりましたが、実際、入国のほうができない状態になっておりますので、40名台で止まっております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ということは、昨年度の11名、3名で14名から大分増えているということでよろしいでしょうか。 ◎学校教育課長   日本語教室の開設というところで言いますと、今、日本語指導が必要な子供たちが全て日本語教室のほうを活用しているわけではございませんので、そこは実際にずれがございます。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。ちょっと勘違いしておりました。すみません。ここに上がっている人数というのは、日本語教室に通われているということで、今現在は、外国人の児童生徒さんが40名ぐらいおられるという認識でよろしいでしょうか。ありがとうございます。  必要に応じて対応してくださったということなんですが、いろいろ困られたこともあっただろうなと思いますし、何が困り事かというのを発信されるのもなかなか難しいところもあるんではないかと想像いたしますので、学校のほうからですとか、つながっているところの方から困り事がないかどうかというのを、アウトリーチで、もしこういう不測の事態が起こった場合とかにも支援をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  以上です。  最後に、トライやる・ウィーク推進事業についてになります。  こちらは、昨年度までは通常どおりで運営されていたかと思うんですが、今年度は、現状、どういうトライやる・ウィーク事業になっているのか、教えてください。 ◎学校教育課長   今までは、地域の中で5日間、地域の活動場所で活動するというようなところで実施してまいりました。今年度につきましては、やはりコロナウイルスの感染状況等もございますので、県のほうから改めて通知が出まして、1日単位での活動も可能であるということでございます。その後、西宮市のほうでは、今年度につきましては1日単位の活動ということで実施の計画を今進めているところでございます。  以上です。 ◆田中あきよ 委員   1日でということで、これまで1週間ぐらいあったのが短くなっているんですが、具体的に今年、トライやる・ウィークのこういうのがありますよという通知だったのか、詳しくは手元に書類とかはないんですけれども、その中にキッザニア利用というのがあったと聞いているんですけれども、それはどういった利用の仕方で、利用されている学校があるのかどうか、教えてください。 ◎学校教育課長   トライやる・ウィークにつきましては、改めまして、7月に実施に向けた説明会を学校教育課のほうで実施しております。その後、学校のほうが計画を立て、大体このようなことで考えておりますというような把握している状況から言いますと、地域の中の方々に来ていただいて、例えば環境活動などをされる方に来ていただいて講演をしていただく、その後、子供たちの活動として環境に関係する活動を行う、あるいはユニセフなどの方に来ていただいて講演していただいて、地域の中で募金活動を行うなどといったような、そういうような活動を行う予定であるということを聞いております。  また、地域の中の職業的な体験ができるような場所があるところを利用されるということも聞いております。そちらにつきましては、こちらのほうも、そういったことが地域の中にあるのであれば可能であるということは説明会のほうでも説明しております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。  トライやる・ウィークの目的といいますか、設立からもう21年になるんですかね、21年目。ずっと続いてきた事業だと思いますし、中学2年生になったら、みんな、トライやる・ウィークがあるというふうに思っていると思うんですけれども、今回、コロナ禍の中で、各地域に出ていって事業者さんにお願いしてというのはかなり大変なことでもあると思いますし、無理があるかなとは思うんですけれども、キッザニアというのを聞いたときに、そういうところがあるというふうに聞いたときに、キッザニアを営業されている会社側の何かお仕事のほうを中学生が体験するのかなと思ったんですけれども、それ自体、その中の施設を使ってということであれば、ちょっと目的が違うのかなと思って今質問させていただいたんですけれども、もしそのあたりで何か把握されているところがあれば教えてください。 ◎学校教育課長   今年度の活動につきましては、やはりコロナウイルスの関連もありますので、活動内容がかなり限られている中でどのようなことができるのかということを考えていっているところはあるかと思います。そうした中で、いろいろな御相談を受ける中で、県の中でもそういった職業体験というか、職業に就かれている技術者の方とお話もしながら、同時に体験活動を行うような施設もあるんですけれども、何せ幾分遠いところでもあるというようなところもありまして、近くでというようなところで、そうした職業体験ができるような施設を利用するようなケースも出てきているかと思います。ただやはり、そうした施設につきましても、これまでの年につきましては、地域の学校がその施設の中で、体験ではなくて、その中でスタッフ側の活動をすることを一緒にやっている関係性から、そうした施設を利用するという関係性も生まれてきているのかなというふうに捉えております。  以上でございます。 ◆田中あきよ 委員   改めてお伺いしたいんですけれども、トライやる・ウィーク推進事業、トライやる・ウィークは、職業体験が目的でよかったですか。 ◎教育長   ちょうど21年前、トライやる・ウィークをしたのが私のときでして、ですから、事業の中身をよく知っているんです。もともとは、神戸の須磨区の事件があって、その後、中2のバスジャックがあったり、先生を刺したという事件があって、要するに荒れる中2というのがあって、中2の子供たちに何かいろんなことを体験させないと社会に出ていけないんじゃないか、それが一つ。もう一つは、何か目標を持って、自分たちは将来こういうふうになっていきたいという、そういう夢を持ってほしいというのがありました。それでこのトライやる・ウィークは始まったわけです。  そのために、1週間、いろんなところへ行って、自分らのやりたいこと――ですから、職場に行く必要もなくて、例えば、将来私はすごいプロの絵描きになりたいというんであれは、プロの先生のところへ行って絵を習うとか。最初の頃は、地域という限定はあったんですけど、中にはどうしても無理を言って、吉本に行って喜劇の練習をした人もいます。その子供は、そのままその仕事に就いて今テレビに出てます。そういうこともあって、その子供が、自分は何がやりたいか、将来どういうことをしたいかという、そういう体験をするというのが主な目的だったわけです。  これをやっているのは、兵庫県と富山県だけ、今二つやってます。それは全国的にその2県だけがやっている話で、子供たちが何をしたいかということですけども、今回、こういうふうにコロナがあったので、要するに、人と人との接触というのがなかなか難しいのがあって、日にちを短くしたのと、先ほど言ったように、いろんな人の体験を聞くことによって、ああそうかとか、自分はそういうときにどうすればいいのかということを学ぶことによって、将来の自分の夢を開いていくと。ですから、特に中学校2年生のときに夢を持ってほしいという。ちょうど一番精神的に難しい時期なので、将来自分がどうなるかという。ですから、小学校のときはそこまで夢を持たないんですけども、中学校になったらそういうふうになってくるので、その時期にやる。しかも、中2の前期のところでやってほしいというのが希望でして、そのことが結局、中3になって自分の将来を決めるときに役に立つというのでこの事業を始めた経緯があります。  ですから、今回そういう形でやっているということです。 ◆田中あきよ 委員   ありがとうございます。まさに設立当時のお話も聞けてよかったです。  職業体験だけが目的ではないということは、まさにそのとおりだと思いますし、今回、1日限りでどういった選択肢があるのかなというところで、各学校、すごく迷われていたと思うんです。長くいつもどおり実施するのか、中止になるのか、こうやって1日だけになるのかというのも、もしやるとなったら相手先があることなので、教育委員会からの判断というんですかね、それを待っておられた現場の学校ですとか関わっておられる保護者の方とかもあったと思います。キッザニアの話をちょっと聞いたので、本当にそこに予算を使ってしまっていいのかな、今、中2にとってそこかなというのがあり、質問させていただいたんですけれども、今後も西宮市として、今、重松教育長がおっしゃっていただいたような、中学生で大事な体験をするということと、それから、地域から出られたところもあるようですけれども、やっぱり地域の方がどんなことをされているのかということですとか、地域の方にも、大人の方にも、ああ、中学生って今こんな感じなんだというのを見ていただけるすごくいい事業だと思います。今、兵庫県と富山県しかやってないというのを教えていただいて、初めて知ったんですけれども、今年はもう仕方がないんですけれども、ぜひ来年度からまたできる方向で――やっぱりそこをどういうふうにやっていくかというのを、現場の先生ですとか、そこに携わられる、PTAの方なのか保護者の方なのか、学校によると思うんですけれども、負担になってくるようですとまた意味が違ってくるのかなと思いますので、事業としてどういうふうに持続していけるのかというのも考えていただきまして、ぜひ続けていただきたいと思います。  以上です。ありがとうございます。 ◆江良健太郎 委員   一問一答で3点、お願いします。  1点目、基礎学力向上事業、2点目が生徒指導事業、3点目が学校健康診断事業です。  基礎学力向上事業、事務事業評価シート166ページなんですけど、学習状況調査からうかがえる自ら学ぶ力というのが昨年度に比べて16.3%達成率が落ちているんですけど、これはどういった理由ですか。 ◎学校教育課長   まず、学習状況調査といいますのは、全国学力・学習状況調査の中で、質問紙ということで児童生徒に50項目近い質問を行っておりまして、その状況からこちらのほうで、家で自分で計画を立てて勉強しているという回答をした児童生徒の割合を取り上げております。こちらにつきましては、確かに委員がおっしゃられましたように、非常に大きく1年で後退しているように思えるんですけれども、何せ毎年、小学校6年生、中学校3年生での実施ですので、実施している集団がちょっと違うというようなところもございます。それから、若干なんですけれども、経年比較していると、この尋ね方につきましても、家で自分で計画を立てて勉強していると尋ねているのが平成30年度でございます。令和元年度になりましたら、家で自分で計画を立てて勉強していますかという、尋ね方もちょっと変わってきております。そのあたりなんかも影響しているのではないかということも少しありますので、確かにこちらにつきましては課のほうでも気になるところでございますので、引き続きいろんなことを注視しながら、こういった自ら学ぶという、子供のそういった部分を伸ばしていけるよう、こういったデータを生かしていきたいと思っております。  以上でございます。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  そんなら、このパーセンテージというのは年度によって一定変わってくる要素があるんやというのが分かったんですけど、この自ら学ぶ力というのは、僕が前に一般質問で取り上げたプログラミング的思考という、その辺を私は、普通に学校で、勉強というカテゴリーよりも注視しているので、ぜひこの辺、上がるように取り組んでもらいたいなと思います。  次が生徒指導事業、186ページなんですけど、中学校1クラス当たりの問題行動発生件数が目標0件で4件起こってしまっている。これはいじめを除くというふうになっているんですけど、具体的にどういった内容があったんですか。 ◎学校保健安全課長   毎月、月ごとの問題行動の内容については、各学校から学校保健安全課のほうに報告をしてもらっております。中学校全体で20校あるんですけれども、その平均が各校4件ずつということになっているんですけれども、その内容としては本当に様々です。例えば万引きなどの刑法犯行為、あるいは家出であったり深夜徘回であったり、中学生の飲酒、喫煙など虞犯行為もございます。ただし、ここに挙げたような問題行動、今申し上げたようなことは本当に少なくて、全体として最も多く報告を受けているのは、生徒同士のトラブル、ささいなけんかなども問題行動としては報告を上げてもらっているところですので、学校内での指導により解決しているものがほとんどです。また、最近は、トラブルの原因としては、ラインとかSNSによる書き込みが原因となったトラブルも増加しているという傾向がございます。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  あと、令和元年度よりスクールソーシャルワーカー5名配置と書いているんですけど、これは、効果はどういったものがありましたか。 ◎学校保健安全課長   スクールソーシャルワーカーについては、虐待あるいは子供の貧困、それから保護者の対応などで、学校だけではなかなか改善が困難な課題の解決のために学校の教職員と福祉などの関係機関が連携するために、スクールソーシャルワーカーがコーディネートしているというような取組を進めております。その一つ一つの事案によっては、学校のほうに関係者が集まってケース会議を開いて解決に向けての対応を相談するような取組を進めているところでございます。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  これは4件となっているんですけど、実際、もうちょっとほんまは多いんと違うかなと自分の感覚的に思うんですけど、先ほども課長がおっしゃったように、SNSでのトラブルというのが今後も増える可能性があって、最悪、最近SNS関連でいろんな方が亡くなられたりしているので、この辺をちょっと注視して、しっかり見ていっていただきたいなと思います。  じゃあ、次にいきます。  学校健康診断事業、190ページなんですけど、歯科検診の際に、歯科情報の管理状況というのはどうなっていますかというのと、あと、虫歯が10本以上あれば口腔崩壊という状態になって、ネグレクトの可能性があるというふうになるんですけど、これについてどういった対応をしてますか。 ◎学校保健安全課長   まず、学校で歯医者さんによる歯科検診を実施した後には、各学校ごとに、その検診のデータをパソコンに入力してもらって、教育委員会のほうに報告するというシステムを構築しております。このデータについては、県への報告にも使うというような形をとっております。管理としましては、パソコン上のサーバーの中に保管して、個人情報漏えいのないような形で対応しているところでございます。  次に、口腔崩壊についての御質問ですけれども、西宮市の児童生徒で虫歯が10本以上ある、いわゆる口腔崩壊が全体の約0.2%ございます。0.2%というのは、平均しますと各校1人いるかいないかというあたりです。ところが、口腔崩壊は0.2%ということなんですけれども、逆に、全体の65.1%は虫歯が1本もございません。治療する必要もないということです。それから、治療が済んだという子供たちを合わせますと、全体の82.9%は虫歯がありません。  口腔崩壊はネグレクトの可能性があるという御質問なんですけれども、このデータで10本以上虫歯がある児童生徒については、今申し上げましたような歯の検査を実施する以前に、もう既にネグレクトであるとか児童虐待の対応を、各学校で関係機関やスクールソーシャルワーカーと連携して情報共有しながら取り組んでおる児童生徒ばかりです。そんな中で、歯科検診をすることによって10本以上の虫歯があるということが分かってきた場合には、保護者のほうに歯の治療を進めるようにというような話を働きかけるというような取組を進めております。  以上です。 ◆江良健太郎 委員   ありがとうございます。  歯医者さんが言うには、口腔崩壊の原因は、やっぱり歯磨きをしてないことが一番の原因と言っているので、あと、10本以上じゃなかったとしても、これが仮に9本やったとしても、予備群に当たるわけなので、その辺については口臭で分かるそうなんですよ、歯医者さんが言うには。なので、学校の先生にも、その辺をしっかり気をつけていただいて、早期発見できるように取り組んでいただきたいなと思います。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   何か皆さんから休憩したいオーラがぷんぷん出ているような気がするんですけど、すみません、やらせていただきます。  5点、一問一答でお願いします。1点目は不登校児童生徒支援事業について、2点目が研究・研修事業について、3点目が全国学力テスト、市のリサーチプランテストについて、4点目が少人数学級について、5点目がランドセル問題について質問したいと思います。  まず1点目、不登校児童生徒支援事業についてですが、昨日、こども支援局のほうでもあすなろ学級みらいについて質問させていただいたんですが、あすなろ学級なるおきたについて、昨年度、委員会でも視察に行かせていただきましたが、あそこも2教室、勉強するところがたしかあって、ホームページを見ると、集団でやるところと個別で対応するところというふうに書いてあったんですけど、仕様としては、やっぱり学校の教室のような仕様でしたよね。ちょっと確認だけ。すみません、お願いします。 ◎学校保健安全課長   各教室に、学校と同じように授業ができるような黒板を設置して、仕様としては学校と同じような形で整えております。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  今年度から社会的自立を目的にするということにもなってますので、学校復帰を目的としないということになっているので、ぜひ個々に合わせたような環境ですね、学校仕様ではなくて、もっと別の、雰囲気からも学校っぽくないような、そんなふうにしていっていただきたいと思ってます。ただ、不登校の子で学校に戻りたいという子も確かにいるので、片方は学校仕様でもいいと思うんですけど、片方はちょっと雰囲気を変えるとか、そういうことを来年度ぐらいにはぜひやっていただきたいなと。今来ている子供たちともぜひ相談していただいて、みんなどんなふうな雰囲気の場所がええかというようなことも相談していただいて、個々に応じた環境づくりを進めていっていただきたいと思ってます。これは要望です。よろしくお願いします。  新しく来年度からあすなろ学級かわらぎができるということですけども、これに関しても、教室が何教室とかも分かったら教えてほしいんですが、今、学校仕様で考えているのか、それとも学校っぽくないようなふうに考えているのか、今のところ何か計画がありましたら教えてください。 ◎学校保健安全課長   瓦木幼稚園については、実施計画に基づいて今準備を進めているところなんですけれども、今、委員がおっしゃったような、子供たちの居心地のよい教室も想定内で準備を進めております。教室の数につきましては、もともと今休園しております瓦木幼稚園の校舎自体が結構規模が大きくて、使うことができる場所は鳴尾北幼稚園休園施設よりも多いです。それぞれの子供たちのニーズに応じた活用の仕方ということを今後検討していきまして、開級に向けて具体的な準備を進めていきたいと思いますが、予算のこともございますので、その辺等を考えながら準備していきたいと思います。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。できる範囲でぜひ前向きに検討していただけたらと思います。  規模がなるおきたより大きいということですけど、なるおきたはたしか40人程度の定員やったかと――違いますかね。かわらぎはどのぐらいになるか、教えてください。 ◎学校保健安全課長   すみません、説明が悪くて申し訳ございません。規模が大きいというのは校舎の規模が大きいということで、鳴尾北幼稚園休園施設に比べたら瓦木のほうが校舎が大きいという意味で申し上げました。  定員というのは、きちっと40名というふうには決めてはいないんですけれども、募集対象としては40人程度ということで、なるおきたと同じような形で進めていく予定をしております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  ここからは意見、要望なんですけど、本当に僕も、このあすなろ学級、不登校支援、教育支援センターに可能性を感じてまして、学校とは一味違う教育機関としてすごくいろんなことがここでできるんじゃないかなというふうに思っています。教育委員会の皆さんとも、昨年、やまびこの郷とかに行かせていただいて、すごく皆さんもよかったと感じておられたと思いますし、ああいうふうな、本当に体験を通じて学んでいくというようなところができたらええなと思って、昨日も紹介させてもらったんですけど、カレーライスを一から作るというような、関野先生という方が武蔵野美術大学というところでそういうゼミをやっていまして、本当にお米を一から作る、鳥も一からひなから育てて1年かけてそれをやる、塩も海から自分たちで取ってくる、お皿も自分たちで作って、スプーンも自分たちで作るというような、それを最後のゼミで頂くわけですけども、カレーライス1杯にこれだけのエネルギーを使っていたのかということを実感すると思うんですね。それって本当に今までの価値観、これから自分が食べ物を食べるときにがらりと変わる、そういう力を持っていると思うんです、そういう授業というのは。カレーライスを一から作るというのをここでやるのはなかなか難しいと思うんですけど、そういうふうな方向でもぜひあすなろ学級を活用でけへんかなということは検討していただきたいと思っていて、実際に和歌山に、今日、本を持ってきましたけど、きのくに子どもの村学園というところがあって、プロジェクトを中心にやっている私立の学校なんですけど、まさにカレーライスを作ろうとかいうことを授業の中心に据えて、カレーを作るためにも算数は要るし、国語の力も要るし、それでそういう教科の力もつけていくという、それもちゃんとやっている、そういう学校がありまして、これが今、全国に5校とイギリスに1校、今増えていっていて、僕は、こういう教育が自分の中の理想としてあります。こういうのをぜひ不登校支援から取り入れていけないかなということを思っていて、この前、田中さんに教えてもらったんですけど、不登校は、教育支援センターだけじゃなくて、不登校特例校というのがあるということで、不登校の子供たちのための学校をつくることができる、これは国の制度になっていて、今全国に16校――公立7校、私立9校、不登校特例校があるということで、これもできたら、今のあすなろ学級よりできること、予算規模も増えてくると思うので、まだまだ先の話になるかもしれないんですけど、検討の一つとして不登校特例校という道もちょっと頭の片隅に置いておいてもらえたらうれしいなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。
     研究・研修事業ですけども、今年、コロナで夏休みが短くなって、本来、夏休みに学校の先生たちってばあっと研修したりすると思うんですが、中学校では来年度から新学習指導要領が始まるということで、研究授業なんかをこの夏休みに入念にやる予定やったということを実際に先生から聞いてます。今回、夏休みが短くなってしまって、先生たちのそのあたりの研修のカバーというのは、ちゃんとできているのか、新年度に向けてちゃんと問題なく研修ができているのかどうか、できてないのであればどうカバーしていこうと考えているのか、その辺を教えていただけたらと思います。 ◎教育研修課長   委員御指摘のとおり、コロナというふうなところで夏休みが短くなった中、教員も多忙というふうなところもありましたので、夏季休業中、多くの職務研修、専門研修をする予定でございましたけれども、それを必要最小限の研修にとどめざるを得ないというふうなことになりました。しかしながら、具体的にした研修につきましては、初任者研修であるとか、2年次、3年次といった、いわゆる法定研修とともに、今本当に必要だと言われる、例えば小学校の外国語活動の研修、あるいはICTの研修、そういったものをしてきております。また、今後――今後というのは今もそうなんですけども、なかなか悉皆であるとか、宿泊研修ができないというふうな状況がありますので、独立行政法人の教職員支援機構が作成しております研修動画のほう、最新のものを活用したオンライン研修というふうなものを企画研修として今実施してきております。  今後、学校の状況、実態を鑑みながら、必要な研修のほうを企画していくというふうな予定にしております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  このオンライン研修というのは、先生たちが受けたいときに受けられるような状態になっているんですか。 ◎教育研修課長   そのとおりでございます。 ◆ひぐち光冬 委員   分かりました。ありがとうございます。  念のため確認なんですが、来年度、特に中学生ですね、新学習指導要領が始まって、教える内容とかもちょっと変わってくると思うんですけど、その辺の準備、問題はないかどうか、大丈夫かどうか、確認させてください。 ◎教育研修課長   中学校のほうも、来年度、完全実施、全面実施ということでございますけれども、その前の年から研修をしてどんというわけではなくて、やはり数年かけての研修のほうをしてきております。当然、今年度が身近というふうなところですので、より深いといいますか、より研修のほうを進められたらいいかなというふうに思っておりましたけれども、昨年度、それからその前の年からそれに対しての準備を、市教委のほうと学校のほうもしてきておりますので、大丈夫かと思います。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございました。大丈夫だったらいいんですけども、もう既にやっておられるとは思うんですけど、ぜひ現場の先生方と、不安がないかどうか、コミュニケーションを取りながら、必要な支援といいますか、そういうことをしていっていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。  次に移ります。3点目、全国学力テスト、市のリサーチプランテストについて聞きます。  今年度はコロナで中止になったんですけども、来年度の予定が今もし分かっていればよろしくお願いします。 ◎教育研修課長   文部科学省より、令和3年度につきましては5月27日に全国学力・学習状況調査をするというふうなところでの通知が来ておりますので、その通知に従って実施する予定にしております。また、市の学力調査についても、同じように実施をというふうなことを考えております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。やるんですね。  市が独自でやってはるリサーチプランテスト。基本的に全国学力テストが国、数、英、基本はそうだと思うんですが、理科とか社会を市が独自でやってはると思うんですけど、ほかの市でもそういう市独自のテストはやってはるんですか。すみません、自分で調べたらいいんですけど、もし知っていたら。 ◎教育研修課長   詳しいところについては承知をしていない部分もありますけれども、どの市におきましても、その市の学力というふうなところの調査というものは非常に大切なところであるというふうに思いますので、すみません、きちんと分かりませんけども、されているところもあるのではないかなというふうに思います。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。分かりました。  ここからは意見、要望ですけども、コロナで今年、本当に子供たちも先生方も保護者も大変な思いをされていると思います。それって絶対に来年度ももちろん影響は続くと思います。来年、早速このテストを実施するのかというのは、僕は正直やめてほしいなというふうに思ってまして――以前からテストはやめてほしいということは言っているんですけど、本当に学力ではかれることって、小指の爪の先ぐらいの話やと思います。その人間存在の中で学力って本当に小さい部分やと思うんですけど、その小さい部分で子供たちが序列化されてしまって、一喜一憂して、自分は駄目な人間やとかいってへこんでしまう子もいるわけで、そんなもったいないことはないなと思っていて、確かに学力テストを求めている人もいるとは思うんですけども、せめて希望制とかにでけへんのかなと、来年度だけでも、まだまだコロナの影響は残っていると思うので――ごめんなさい、要望と言ったんですけど、これは質問させてください。  全国は無理だとしても、市のほう、市が独自でやっているほうを希望制でやるということは可能でしょうか。 ◎教育研修課長   全国学力・学習状況調査の補完としてというふうなところでの市のサポートプランでございますので、やはり全てがというふうなところで取り組むというふうなところで考えております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   無理だと分かって言いました。すみません。  でも、市は学力なんかでは君たちのことを判定しませんよ、そんなことで君たちの価値をはかることはしませんよというようなメッセージとして、僕はこのテスト、できたらやめていただきたいなと思っておりますので、どうぞ検討してください。よろしくお願いいたします。  次にいきます。  少人数学級についてですが、今年の国の第2次補正予算で、小6、中3を少人数編制するために必要な教員を加配する措置が取られているんですけども、西宮市の加配の状況を教えてください。 ◎学校教育課長   今、委員からありました国の措置の関係で、県のほうからの新学習システムを活用した追加配置につきましては活用しておりまして、現在、小6、中3関係で小中合わせて17名、追加の配置になっております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。  これは、今後増える予定とかは。これがマックスですか。 ◎学校教育課長   こちらの関係はこれが最終だと伺っております。  以上です。 ◆ひぐち光冬 委員   分かりました。  17名でも非常に大きい数だと思います。小6と中3にそれぞれ配置されているということで、でも、これは、残念ながら今年いっぱいの事業だと思うんですけども、何とか頑張ってもらわれへんかなと。今、国のほうも少人数学級を進めていこうという方向で動いているという報道が流れているので、実際どういうふうに動くかというのは分かりませんけども、もしも国が今までどおりいく、やっぱり少人数学級をやらへんとなったとしても、できる限り市のほうで、17名は難しいとしても、少しでも残すという方向で頑張っていただけたらうれしく思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。  最後に、ランドセル問題なんですけども、これは、市民の方から問合せがありまして、それで僕も初めて知ったんですけども、ランドセルは義務じゃないんですね、早く教えてくださいよというような問合せというか、ランドセルってすごく高いし、そんなことを知っていたらランドセルを買わんかったのにというような感じですけども、問合せがありまして、僕もそれで初めてランドセルは義務じゃなかったんやということを知ったわけですけども、実際、今はコロナの状況で本当に苦しい家庭が増えているのは間違いないと思うので、これはぜひとも周知していく必要があるんじゃないかなと思ってます。教育委員会が周知するのがいいのかどうかというのは、ちょっと僕も分からないんですが、何がベストかちょっと分からないんですけども、できる限り事あるごとに、通学かばんは何でもいいですよというようなことは伝えていったほうがいいんじゃないかなと思うんですが、その辺の考えを聞かせていただけますか。 ◎学校教育課長   学校教育課のほうにも実は、ランドセルを必ず購入しなければならないと思われている方から直接お声を頂いております。御本人様に丁寧にそうではありませんということを説明させていただくとともに、校長会議がすぐございましたので、ランドセルを必ず購入しなければならないと思ってらっしゃる方もおられる様子がある、コロナで家庭の経済状況が変化しているケースも考えられますので、引き続き入学説明会などで丁寧に説明していただきたいということをお願いしております。  以上でございます。 ◆ひぐち光冬 委員   ありがとうございます。お知らせいただいてありがとうございます。  ぜひ、単発で終わるんじゃなくて、実際にちゃんと伝わっているかどうかというところも含めて、今後、継続的に、そういう状況があるということ、多くの方が義務と思っている状況があるというところを考えて対応していっていただきたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 ○一色風子 副主査   最後に、3点、質問させてください。1点目は、先ほど田中あきよ委員の質疑の中で、特別支援教育のことに関して確認しておきたいなと思ったことがあったのでその1点と、2点目はスクールソーシャルワーカーについて、3点目はコロナ禍における学校教育についてということで、一問一答でお願いします。  1点目、先ほどの田中あきよ委員の特別支援教育の質疑の中で、ちょっと分かりづらかったので再度確認させていただきたいんですけれども、インクルーシブ教育システムの西宮の目標としては、共生社会を目指しつつ、個に応じた学びを進める、その2本立てでいくというような感じで答弁されていたかなというふうに思ったんですけれども、そのあたり、もう一度答弁をお願いしていいですか。 ◎特別支援教育課長   先ほどそのように申し上げました。特に個に応じた教育のことについてなんですが、文部科学省のほうからも、多様な学び場を設置しなさいということで、そこについては西宮のほうでも大事に取り上げているところでございます。多様な学び場といいますのが、その子供に応じて、通常の学級、通常の学級に在籍しながら通級の指導、そして特別支援学級、そして特別支援学校、このような段階を経た子供に応じた学び場、これをしっかりと設置しておいて、子供の状況に応じて、教育課程を自由に編成できるのが特別支援学級や特別支援学校です。なので、通常の学級では、国、算、理、社が30時間の中にきちっと入っているものが、その子の特性に応じて時間割を編成、変更できるというのが特別支援学級や特別支援学校のよさでございますので、そのあたり、子供の状態に応じて多様な学び場をその子に合ったところで在籍して学習していく、これを個に応じた教育ということで目指しています。それとともに、やはりできる限り、極力できる限り、みんなと一緒に共に学び場を同じくするというのは、本当にそれも大事なことだと思っていますので、その両輪を西宮の教育としては行っていきたいと思っております。  以上です。 ○一色風子 副主査   分かりました。  現状、文部科学省から出されていることだったりとか、特別支援学級、特別支援学校に行くことでカリキュラムを自由に編成できるんだというような、ちょっと現状、通常級の中でやりにくいことが特別支援学級とかだったらできるので、そちらで多様な学びを進めていきたいというようなお考えがあるのかなというふうに思います。  ただやっぱり、共生社会って2本立ては成り立たないというか、共生社会は共生社会で一つだと思うので、その中に多様な学び場があるというような考え方でいかなければ、目指すべきところが共生社会なのに、共生社会ともう一つあるんですというような説明だと、今後、西宮市は2本立てで進んでいくのかなというふうに感じるので、そのあたりの説明をもう少し、共生社会なのであれば、共生社会の中に多様な学び場があるんですよというふうな形で今後説明していっていただきたいですし、制度上の問題があってなかなか通常級の中で自由にカリキュラムを組んでいくことができないということも壁ではあるのかもしれないんですけれども、共生社会を進めていくということが大前提であれば、通常級の中での学びも多様な学び場として進めていけるような工夫ということをぜひ進めていっていただきたいなと思っています。  来年度からタブレットの配付なんかも始まっていくと思うんですけれども、通常級で過ごされているそういった障害のあるお子さん、支援の必要なお子さんに関して、タブレットの利用、その子に合わせたアプリなんかの利活用というのはできるようになっていくというふうに思っていたらいいですかね。 ◎教育研修課担当課長   委員御指摘のとおり、そのような形の使い方になっていく――これは今もそうなので、そういう形の流れは続くと思っております。  以上です。 ○一色風子 副主査   今もそうなのでということだったので、現在通常級に通われているお子さんで学校の中にタブレットなんかがあったりすれば、それを活用して授業の中でその子が学びやすい、多様な学び場を提供できるということはあり得ると思っていたらいいですか。 ◎教育研修課担当課長   今も、もちろん学校等々からそのようなお申出があれば、今あるものを活用した形での御提案なりの環境構築をさせていただく形にはできると思ってます。今のところそういう形でやっておりますので。  以上です。 ○一色風子 副主査   じゃあ、そのあたり、ぜひ周知していっていただきたいと思います。  特別支援教育に関してはこれで終わります。  次に、スクールソーシャルワーカーに関してです。  先ほどの江良委員のスクールソーシャルワーカーの効果についてという質疑の中で、虐待や子供の貧困などに関してスクールソーシャルワーカーは動いてますというような答弁がありました。子供の貧困に関しては、子供の貧困大綱というものの中に、学校を子供の貧困対策のプラットフォームと位置づけられていたと思います。まさに西宮市の子ども・子育て支援プランの中にも、子供の貧困対策に関しては書かれているんですけれども、スクールソーシャルワーカーは、学習・進学の支援や生活の支援、保護者への支援ということで位置づけられているので、教育委員会の中ではこのスクールソーシャルワーカーが子供の貧困に関して対応していく窓口になるのか、そうなると学校保健安全課が窓口になるのかなというふうに思うんですけれども、そのあたり、教育委員会として子供の貧困についてここが窓口ですというような形ではっきり明確にされていれば教えてください。 ◎学校保健安全課長   子供の貧困のことについては、やっぱり今現在、社会的な大きな問題の一つであるというふうに教育委員会としても捉えているところですけれども、窓口ということについては、スクールソーシャルワーカーは学校保健安全課が所管しておりますけれども、何か学校から困り事、相談事があったときに学校保健安全課が窓口になって対応しているような実情がございます。その中で、例えば今おっしゃられているような子供の貧困の問題について対応するべきときには、福祉の関係の子供家庭支援課等につないで連携して、先ほどの答弁の中でも申し上げましたけれども、その事案についてケース会議なんかを開く場合には、福祉の担当者も一緒に入ってその対応を進めているというような現状がございます。  以上です。 ○一色風子 副主査   もちろん教育委員会だけではないし、スクールソーシャルワーカーだけで子供の貧困やそういったことに関する問題解決に向かっていくというわけではなく、福祉は福祉のほうで対応していかなければいけないし、教育は教育で、ほかの部局いろいろあって、つながって連携されているとは思うんですけれども、西宮子供の生活応援ネットワークというものもあって、その中に教育委員会も含まれているんですけれども、「教育委員会(学校園を含む)」という書かれ方をしていて、教育委員会って事務局ですよね。この事務局の中で誰がそれを対応しているのかなというのがこれを見ていても分からないですし、現場の対応はスクールソーシャルワーカーの方がされているのかもしれないんですけれども、全体的に大きな課題として教育委員会としてはどういうことができるのかなというのを誰が考えるのかなというところが明確にされてないなというふうにちょっと思っていたので、そのあたり、少し教育委員会として考えていただきたいなというふうに思っています。  学習支援とか伴走型の就学継続支援というのは、子供家庭支援課だったり厚生課のほうで今後されていく予定なんですけれども、その二つも今後は統合されていくという予定なんですが、教育委員会としては、学習支援だったりとか伴走型の就学継続支援ということを考えていく予定はないんでしょうか。 ◎教育次長(佐々木理)  以前に、例えば生活保護世帯であったりとか、そういった世帯に対して教育委員会として何か学力補充的なものをしていくような予定はないのかというような御質問を頂いたようなことも記憶しております。そのときにも教育委員会の姿勢として申し上げましたのは、教育委員会というところは、その子が貧困状態にあるとかないとかという問題ではなくて、学力の補充が必要な児童生徒に対しては、皆さんに対して手当てをしていく、そういったことが教育委員会の仕事であるということで、生活保護であるとかそうでないとかいうことで分け隔てするのは教育委員会としての方向ではないということでお答えしていたと思います。  以上でございます。 ○一色風子 副主査   もちろん全体の中で学習支援をしていく、全ての子供に対して学習支援をしていくというのが教育委員会ですということなので、もちろんそうしていただきたいですし、一応、子供の生活応援ネットワークの中には教育委員会も入ってますし、子供家庭支援課だったり厚生課のそういった福祉の分野も入っているので、そのあたり、学習支援だったりというところの話を、もう少し教育委員会も、直接的じゃなくてもいいんですけれども、外からでも関わっていけるような連携体制というのを明確にしていっていただきたいなというふうに思っています。  もう1点、学校を窓口としてスクールソーシャルワーカーの方が福祉につなげていったりされていると思うんですけれども、どれぐらいの割合で福祉につながっているのかというような統計というのは取ってますか。 ◎学校保健安全課長   統計としてのデータは取っておりませんけれども、それぞれの事案については全て記録を残しておりますので、福祉、例えば子供家庭支援課であったりとか児童相談所であったりとかにつながったことについては全て分かるような形では整えておるところです。
    ○一色風子 副主査   分かりました。  事務事業評価シートの187ページ、学校問題解決支援チーム派遣による改善割合ということで、実績として少しずつ数字が落ちてきているのかなというのが少し気になってはいるんですけれども、支援が届きにくい子供、支援が届かない家庭にしっかりつながることが重要ですというのが大綱の見直しの中でもさらに言われているところだと思いますので、アウトリーチの指標みたいなものも持ちながら、教育委員会として子供の貧困にこんなふうに関わっているんだというところをもう少し統計なども取りながら見えるようにしていっていただきたいなというふうに思っていますので、お願いしたいところです。  国のほうでもそういったアウトリーチの指標というのは持っていないので、それを基礎自治体のほうで持つというのもどうなのかなというところもあるかもしれないんですけれども、どんなふうにして改善していっているのかというのはなかなか見えづらいところですし、関わりでどういうことが大事なのかというのも分かりづらいところだと思うので、模索しながらだと思うんですが、非常に重要な社会問題ではあると思いますので、学校の中でどのように関わっていくことがベストなのかというのを今後もぜひ積極的に学校と教育委員会とで考えていっていただきたいなというふうに思っています。  スクールソーシャルワーカーに関しては以上です。  最後に、コロナ禍における学校教育についてなんですが、3月の初めに学校休校に突然なりまして、再開があったりとか、また休校になったりとかということを繰り返していきます。給食実施に関しても、様々な課題があったのかなというふうに思っているんですけれども、この学校休校だったり再開、給食実施に関することで、教育委員会として一体どのような形で会議体を持って検討していったのか、どういう会議体があったのか、議事録はそこで作られたのか、そのあたりのことをお伺いしたいんですが、お願いしていいですか。 ◎教育長   コロナにつきましては、原則は対策会議――市長が中心になった対策会議で、そこに教育委員会も入って、次長等が入っていくというふうにして、その中で教育についても全部対応させてもらいました。ですから、九十何回かやっていますので、その中で議員さんとの話も全部、次長が出たりして話をしてますので、基本的にはそうです。それを受けて教育委員会の中でじゃあどうしたのかというのは、全部報告は行っております。  以上です。 ○一色風子 副主査   学校給食のこともそうですし、学校が休校になる際のこともそうなんですけれども、私は情報公開請求させていただいて、資料を頂いたんですが、文科省から下りてきた通知文だけだったりとか、そもそも会議体を開いてないので、学校給食実施に関する資料がないんですというような返答があったりとかして、私たちが本当に知りたい情報は、一体教育委員会の中で何を話し合われて、例えばポールウインナーの話とかもそうなんですけれども、どうしてそういうふうな結果が生まれたのか、それまでの過程ということを結局知ることができなかったんですよね。なので、やっぱりコロナというのは私たちの生活にすごく大きな影響を与えましたし、子供たちにとっても重大な影響を与えている、今後何年かたったときに何か形になってくる可能性もあるのかなと思うんですが、そういう場合の、会議体はなくてもどういうことが話し合われたのかというような教育委員会内での会議録、議事録というものは残すべきだったんじゃないのかなと思うんですけれども、今後、そういったことがあった場合に議事録などを残していただけるのかどうか、確認させてください。 ◎教育長   基本的には対策会議での議事録が残ってますので、そこに教育委員会も、全体として、市としてどう取り組むか、それが一番基本だと思います。先ほど言ったように、ここはちょっといろいろもめているところなんですけども、学校を休校にするのが教育委員会の責任なのか、それとも市長の責任なのかというところがあって、今から10年近く前のインフルエンザのときに休校にしたのは市長の責任でやったんですよ。学校保健安全のやつに書いてあるのは、設置者がというふうに書いてあるんですけど、その設置者の解釈が国もどうも揺れているみたいですし、ですから、そのときにそういうふうにあったので、県立学校のときも県知事でないと休みにできませんでした。学校判断では絶対休校にできませんでしたので、そういう意味でいったら、あくまでも市長の判断かなと。ただ、その学校を運営するのは教育委員会なので、責任は最終的には教育委員会がと言われますので、そういうふうに起こったときにどっちがどうなのかと。ただ、非常事態宣言が起こったときには一斉に休校したという形になってますので、そういう意味では、やっぱり上のほうからのあれなのかなというふうに思っています。  ただ、先ほど言ったように、そういう細かいところをどう決めたのか、対策会議にかかるまでの記録をどうしたのかというのについては、若干これからもメモを残していきたいというふうに思ってますので、よろしくお願いします。 ○一色風子 副主査   ありがとうございます。  そういった細やかなメモというのが大事になってくると思います。記録として保存していただきたいですし、それが全て公文書になって今後残っていくと思いますので、こういうことはないといいなというふうに思うんですけれども、昔どういったことがあったのか検証できるような資料として残していっていただきたいと思います。  もう1点、5月15日に文科省が発出した事務連絡についてなんですけれども、これは、「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等の実施における「学びの保障」の方向性等について」という通知文が文科省から下りて、その後、兵庫県教委から西宮市教委に下りてきて、それが各学校長へというふうに、同じ内容のものが通知文として広がったんですけれども、その中に、次年度以降を見通した教育課程編成ということで、今年度在籍している最終学年以外の児童生徒に関しては、令和3年度または令和4年度までの教育課程を見通して検討を行い、学習指導要領において指導する学年が規定されている内容を含め、次学年または次々学年に移して教育課程を編成するというふうに、緩やかに少し次の学年に持ち越してもいいですよというようなことが書かれています。これがあることで、カリキュラム――先ほども少しカリキュラムのほうが時間がいっぱいいっぱいで大変ですよねみたいな話もあったと思うんですけれども、それ以上にコロナの中で時間が足りないという中で、少し緩やかに学びを進めていけますよというような通知文が発出されてました。  だけれども、6月に西宮市教委として各学校には、文科省からはこういう通知を出したんだけれども、西宮市としては年度内に全てカリキュラムを終わらせてくださいという通知文を出してますよね。この辺の関係性だったりとかをどのように考えているのか、お願いします。 ◎教育長   西宮の場合は、転出入が結構あります。ですから、そのまま次の学年ということになると教えてないという形になりますので、必ず全部終わらせるという形で西宮は対応しました。 ○一色風子 副主査   転出入が多いので、次の転出先に行ったときに学び残しがないようにということで、年度内に全てカリキュラムを終わらせていこうというのが西宮市の方針で、国から出たものとはまたちょっと違う方針を打ち出したんですけれども、そのことによって、学校の先生たち、年度内に必ずカリキュラムを終わらせなきゃいけないということで非常に余裕がないというふうに伺っています。やっぱり先生たちに余裕がなくなると、それって必ず子供たちにしわ寄せが行くと思っていますので、そのあたり、確かに転出入があって、カリキュラムが違うというのは、それは多分コロナじゃなくてもあり得るのかなというふうに思うんですけれども、こんな大変な、何か月も学校がなかった中で、子供たちは早送りするわけにはいかないですし、やっぱりそれぞれの学びのペースがある中で、本当の学びの保障を進めていこうと思ったときには、やはり文科省が出していた通知文でとどめておくべきだったんじゃないのかな――これは意見ですけれども、ぜひそのあたり、再度お願いしたいところではあります。通知文、今年度中にということだったんですけれども、もしかするとまた学級閉鎖なんかがあったりして、カリキュラム編成していくのがすごく難しいということも出てくるだろうなというふうに思いますので、6月に出した西宮市の通知をやっぱり変えますというのも、何か二転三転してしまうのもあれなんですが、やっぱり現場の先生たちや子供たちのことを考えたときに、詰め込みでの学びの保障ではなく、本当の意味での学びの保障をぜひ進めていっていただきたいなというふうに、これは意見とします。よろしくお願いします。  以上です。 ○八代毅利 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 主査   なければ、これで質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決はこの後一括して行います。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○八代毅利 主査   次に、認定第10号令和元年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち本分科会割当て分を議題とします。  本件に対する質疑は既に終了しております。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。 ◆ひぐち光冬 委員   共産党議員団は、この決算に対して反対の立場です。  理由に関しては、本会議の場で述べたいと思います。  以上です。 ◆坂上明 委員   政新会は、賛成いたします。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   会派・ぜんしんは、賛成します。 ◆田中あきよ 委員   市民クラブ改革は、賛成といたします。 ◆江良健太郎 委員   維新の会も、賛成です。 ○一色風子 副主査   BCP無所属セッションも、賛成です。 ○八代毅利 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○八代毅利 主査   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  認定第10号のうち本分科会割当て分は、これを認定することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○八代毅利 主査   挙手多数と認めます。したがって、認定第10号のうち本分科会割当て分は認定することに決まりました。  以上で本分科会割当て分の審査は全て終了しました。  この分科会におきましては、こども支援局、そして教育委員会所管の決算につきまして審査をさせていただき、賛成多数をもちまして認定をさせていただきました。  ここで当局の挨拶があります。 ◎教育長   決算特別委員会教育こども分科会の閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。  委員の皆さんにおかれましては、本分科会に付託された令和元年度決算認定の件につきまして、慎重なる審査の上、御協賛を賜りましたこと、誠にありがとうございます。  審査の過程で賜りました御意見、御要望につきましては、十分に留意いたしまして、今後の行政を的確に執行してまいりたいと考えております。  なお、今後ともなお一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  本日はありがとうございました。 ○八代毅利 主査   これをもって決算特別委員会教育こども分科会を閉会します。  なお、来る10月1日午前10時に本会議場において決算特別委員会全体会を再開します。  御協力ありがとうございました。           (午後4時34分閉会)...