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令和 2年 2月10日総務常任委員会-02月10日-01号

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  1. 西宮市議会 2020-02-10
    令和 2年 2月10日総務常任委員会-02月10日-01号


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    最終取得日: 2021-07-30
    令和 2年 2月10日総務常任委員会-02月10日-01号令和 2年 2月10日総務常任委員会                西宮市議会                  総務常任委員会記録             令和2年(2020年)2月10日(月)                 開 会  午前 9時59分                 閉 会  午前11時59分                 場 所  1号委員会室付託事件   な   し ■所管事務調査
     (政策局)   1 甲陽園本庄市営住宅跡地の利活用について   2 西宮市土地開発公社に対する公的支援について  (政策局総務局)   1 施策研究テーマ「西宮市行政経営改革について」   2 その他(管外視察報告書について) ■出席委員   篠 原 正 寛 (委員長)   たかの し ん (副委員長)   澁 谷 祐 介   中 尾 孝 夫   野 口 あけみ   福 井   浄   や の 正 史   山 田 ますと ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   な   し ■傍聴議員   な   し ■説明員西宮市議会委員会条例第19条による)  (政策局)   政策局長    太 田 聖 子   政策総括室長  楠 本 博 紀   政策総務課長  安座間 昌 三   財政部長    荒 岡 晃 彦   政策経営課長  堂 村 武 史   施設マネジメント部長           吉 田 祥 頼   資産活用課長  田 中 仁 志  (総務局)   総務総括室長  大 植   進   人事部長    向   靖 弘   管財部長    天 田 喜 之   管財課長    北 川 浩 二  (中央病院)   病院改革担当部長           橋 本 充 信   病院統合等担当課長           笹 倉 英 司           (午前9時59分開会) ○篠原正寛 委員長   おはようございます。  ただいまから総務常任委員会を開会します。  本日は、まず、所管事務調査の件として、政策局から2件の報告を受けた後、暫時休憩をとりまして、西宮市行政経営改革前期実行計画案について事前報告を受けたいと思います。  この実行計画の正式な所管事務報告は、3月6日の定例会中となる予定ですが、本日はその前段として、勉強会方式、すなわち録音をとめた非公式という形で行いたいというふうに思っております。  それが終わりましたら、再開いたしまして、施策研究テーマ「西宮市行政経営改革について」の協議を行う予定としております。また、最後に、その他として管外視察報告書についても確認を行いたい考えております。  盛りだくさんなんですけれども、きょうは1時から免震構造見学会もあるということなので、コンパクトに要領よく進めてまいりたいと思いますので、御協力よろしくお願いいたします。  ここで委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言となるよう心がけてください。  また、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合も、委員長において議事整理を行う場合がありますので、御承知おきください。  なお、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  次に、当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し、反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、積極的にこれを御活用ください。  それでは、協議に入ります。  所管事務調査の件を議題とします。  まず、本委員会所管事務中、政策局から、甲陽園本庄市営住宅跡地の利活用について報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎施設マネジメント部長   それでは、甲陽園本庄市営住宅跡地の利活用の件につきまして、事前にお配りしております資料に沿って、御説明をさせていただきます。  資料は2種類お配りしておりますが、最初に、A4横長の、タイトルが「甲陽園本庄市営住宅跡地の利活用について」とある資料をお願いいたします。  表紙の鳥瞰写真で、甲陽大池の東側にあります前方後円墳のような形をした敷地対象地でございます。今後、この対象地において市有地有効活用を進める民間事業者公募により選定するに当たり、事前に募集条件の骨子を公表して対話を実施したいと考えており、本日は、その概要について御説明をさせていただきます。  なお、こうしたプロセスは、先進市である横浜市の手法を参考に、昨年度、旧高須東小学校跡地活用事業において実施した手続と同じでございます。  それでは、表紙をめくっていただいて、1ページをお願いいたします。  まず最初に、対象地の利活用に関する基本方針について御説明いたします。  1点目は、資産の有効活用です。対象地約4,900平方メートルの一部を売却し、財源の確保を図るものでございます。  2点目は、コミュニティ活動の拠点である市民館の建てかえ更新ですが、耐震・老朽化対策として、甲陽園市民館を更新しようとするものでございます。  それから、1ページ下段の左側の位置図では、対象地と、現在の甲陽園市民館及び大池の位置関係をお示ししております。なお、対象地の現況は、その右側の現況測量平面図と写真でお示ししておりますように、不整形な敷地形状であるほか、南側道路面とは最大で約8.2メートルの高低差がある敷地となっております。  次に、2ページをお願いいたします。  ここからは、活用事業の概要についてですが、先ほど御説明した基本方針を同時に実現する民間事業者プロポーザル方式により公募することとし、募集条件の骨子としまして、まず、事業者側提案による市民館建設用地を除く残りの敷地民間事業者へ売却いたします。あわせて、民間事業者には新市民館を整備していただき、市は、その整備に対して、請負契約に基づき設計・建設費を負担します。なお、新たに建設する市民館は、鉄骨造で延床300平方メートル程度の建物とし、敷地内には現状程度駐車場及び駐輪場を確保していただきます。ただし、宅地造成や上下水道、電気、ガス等のライフラインの整備については、民間事業者側において一連の開発事業の中で負担していただきます。  そのほかにも、現場経費削減効果スケールメリットによる建設コスト削減効果が期待できるなど、民間の開発事業とうまく連携し、限られた財源の中で、効率的、効果的に施設整備を進めようとするものでございます。  そのほか、まちづくり条例上の開発条件としまして、大池側敷地道路に直接接する部分については、道路幅員を6メートルに拡幅していただきます。現状の道路幅員が4メートル未満ですので、拡幅面積は170平方メートル程度となります。  また、対象地では、中層のマンション開発が想定されますので、提供公園として、事業提案による市民館建設用地道路拡幅用地を除く敷地、つまり、有効開発面積の10%以上の公園を確保していただくというものでございます。  続きまして、3ページをお願いいたします。  土地最低売却価格についてですが、これは不動産鑑定評価額に基づき設定をいたします。  現行の土地利用制限下での最有効使用としては、先ほども申し上げましたように、中層マンション敷地としての利用が想定されますが、ここでは、事業提案による市民館建設用地を除く面積を約4,000平方メートルとして、最低売却価格を約3億6,000万円と評価しております。最終的には、公募手続開始前に、時点修正した鑑定評価額をもとに決定することといたします。  なお、対象地は、地形上、東側の隣接地より一段高くなっているほか、敷地形状が不整形であるため、建築基準法上の日影規制により、敷地に対して消化できる容積率が100%程度に抑えられることなどが評価上の減価要因となっております。  次に、市が負担する新市民館の設計・建設費上限額についてですが、これについては、今回の対話の中で民間事業者側相場観をお聞きしようと考えております。なお、造成費を含む市の直接発注の場合だと、これぐらいの規模ですと少なくとも約1億8,000万円程度事業費になるのではないかというふうには見込んでおります。  以上、土地売却価格と新市民館の設計・建設費の差額が差し引き売却益ということになります。  それから、次の4ページでは、参考資料としまして、土地の最有効使用といいますか、本件土地活用事業の効果を検証しております。  具体的には、対象地戸建て宅地分譲事業とした場合の事業計画との比較になりますが、右側の図にありますように、宅地造成後、対象地では戸建て宅地が20区画程度供給できると見込まれます。この場合の分譲価格不動産鑑定士意見をもとに算定しますと、総額で5億4,500万円程度となりますが、そのための宅地造成費が、土地開発公社による概算では約3億3,000万円と見込まれることから、売却経費も差し引くと売却収入は1億9,900万円程度ということになります。この場合、造成後の宅地から、市民館建設用地として4宅地ないしは5宅地を確保すると、売却収入は1億円を下回ってしまい、新市民館の設計・建設費を賄うことができなくなります。なので、今回は、民間事業者に、一連の開発事業の中で効率的に新市民館建設していただき、なおかつ、土地売却費との差額として一定の売却益が見込まれる本件土地活用事業が有効であると考え、事前の対話を踏まえて適切な募集条件等を定めた公募事業を進めていきたいと考えております。  以上が、資料本編説明でございます。  次に、A4縦長の「募集条件(骨子)」とある参考資料をお願いいたします。  本編と重複する部分の説明は省略させていただきますが、改めて、今回、対話を実施する意義について御説明をいたします。  このプロセスは、実際に本件土地活用事業を行う事業者を募集するものではなく、1ページの中段、(2)のところでお示ししておりますように、一定規模市有地の利活用に際しては、民間事業者のノウハウや活力を効果的に活用し、適切な募集条件等を定めた公募事業を実施する必要があることから、行政だけで募集要項を作成するのではなく、民間事業者が参画、提案しやすい環境を整えるため、事前に募集条件の骨子を公表し、これをもとに対話を実施することで、不動産市場の動向や事業者側意見などを適切に把握しながら、現実的で効果的な事業者選定手続を進めようとするものでございます。  次に、今後の手続に関する大まかな流れについてですが、本日、御報告させていただいた内容を募集条件の骨子として公表し、一定、検討期間を設けた上で、参加希望者との対話を4月から5月にかけて実施いたします。対話結果については、参加事業者の名称は伏せて概要を公表させていただきますが、今回の対話への参加実績は、後の事業者公募評価対象とはなりません。  それから、対話結果を踏まえて募集要項の取りまとめを行い、7月ごろには事業者公募手続をスタートしたいと考えています。  また、公募開始前の6月定例会では、新市民館の設計・建設費に係る債務負担行為の設定について、市民局より補正予算案を上程させていただく予定としております。
     その後、所定の手続が順調に進みますと、11月ごろには優先交渉権者が決定し、年度末の令和3年3月ごろ、契約締結の運びとなります。  なお、対話を実施した結果、本市が期待する事業提案可能性が見込めないなど、公募の延期または事業スキームの見直しを行う場合がありますが、その場合は、改めて御報告をさせていただきます。  次の2ページ、事業用地及び事業概要等につきましては、資料本編の内容と重複する部分が多いので説明は省略させていただき、3ページをお願いいたします。  最初に、募集要項を作成するに当たっての事業者側への確認事項についてです。  上から順に、事業成立性として、我々が今考えている事業スキーム妥当性に関してや、宅地造成工事規制区域内での開発許可に係る技術基準等への適合性のほか、事業スケジュールや施工上の課題といったようなところを、対話に参加された事業者には重点的にお聞きしたいなというふうに考えております。  それから、公募手続では、提案価格事業提案の内容を総合的に評価して、評価値が最も高い事業者優先交渉権者として選定することとしますが、評価に当たっての配点バランスについては、本件土地活用事業では、開発許可制度技術基準への適合性が大きなポイントになると考えられるため、価格点を重視した配点を予定しておりますので、その点についても対話対象項目としたいと考えております。  最後は、事業者参加資格についてです。  申しわけございませんが、ここで資料の一部訂正がございます。3ページ下段の「6 対話参加事業者の資格」とあるところを、頭の「対話」の2文字を削除し、「参加事業者の資格」と訂正させていただきます。まことに申しわけございません。  それでは、説明を続けさせていただきます。  本件土地活用事業への参加に当たっては、次の4ページの②から④に記載しておりますように、事業の実施にふさわしい資力、信用力技術力及び法的資格を有することなどを基本的な条件とさせていただきますが、これらのほかに、①としまして「類似の公民連携事業の実績を有していること」を加えております。近年、PFI事業だけでなく、全国的にも市有地活用した公民連携事業の事例がふえてきておりますが、平地が少なく起伏のある当該敷地において、相当程度造成工事が見込まれる本件土地活用事業では、建設工事の施工に関する適切な地元対応地元調整が求められるほか、新市民館設計業務に関しても、利用する地域住民皆さんとの調整を図りながら、一連の事業を円滑に滞りなく完成させていただく必要があります。  また、経験に基づく効果的なコミュニティースペース提案への期待も含め、デベロッパーとしてのこれまでの公民連携事業の実績を公募参加要件の一つにできないかと考えておりますが、こうした場合の事業者側意見等もお聞きした上で、最終的に募集要項を作成したいと考えております。  本件に関する説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○篠原正寛 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆野口あけみ 委員   何点というのは難しいですが、一問一答で、大きく言えば2点お願いします。1点目はこの土地そのものについて、2点目は事業者公募について。  まず、この土地そのものです。  余り土地勘がなく、横をすっと通った程度なんですけれども、高低差がありますよということで、南側道路面との最大高低差8.2メートル。南側がそうで、どっち側かに池があってということですので、これを造成もしてもらうという予定にはしてはるんですけど、活用する際にはどれぐらいかまでレベルを下げるということはまず可能なんですか。 ◎施設マネジメント部長   横長の資料1ページの下の右側の測量図にありますように、一番高いところが、敷地真ん中あたりにつけております赤丸、一番低いところが、南側山手線のルートに当たりますところの道路面でございます。ちょうど「GL+8.2」と書いている宅地、ここは若干平場になっているんですけど、これに接している池側の道路、これが面一といいますか、ぞろになっておりますので、南側道路面までがばっと全体を下げてくるというようなことは恐らくされないとは思います。南側からの出入りの関係で、南側道路面からは若干造成があるのかなと。あと、敷地北東側というところが、中寿美花壇の六差路の交差点から市民館小学校のほうへ行く道路沿いになるわけですけれども、その間には水路がありまして、このあたり道路と水路のあたりより少し高いという感じになるんですが、このあたりをどういうふうな仕上げにするのかというのは、プランニングによって変わってくる。ちょっと盛るのかなとかいうのはあるのかもしれませんけど、これはあくまで民間事業者側のプランによってということなんですが、造成工事を余り大規模にしますと事業費がかさむ一方でございますので、そのあたりは効率的な造成計画を立てられるのではないかなというふうには思います。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   土地そのものが十分よくわからないなりにも、今の話でいけば、ここを開発するのはなかなか難しい土地なのかなという印象を受けるんです。  そういう上で、先ほどの説明では、横長資料の4ページで、参考にということで、戸建てにしたときには、ざっくり言うと採算がとれませんよという話ですよね。ですから、結論的には中高層マンション建設が考えられますというお話でした。民間が、どんな発想でここをどうしましょうか、市民館建設も含めて、それはこれからの話だとは思うんですけれども、今、市が想定できるのは中層のマンション建設だというお話だったと理解しています。  そういう点でいくと、一番懸念といいますか、大丈夫なのかなと思うのが、「(3)募集要項を作成するにあたっての確認事項」の中にも出ていますが、周辺の生活環境交通環境、景観への配慮、このあたりが、果たして中高層マンション建設という土地活用に当たっての規制といいますか、用途地域等の内容もあるんですけれども、それと環境への問題、それから、いま一つ、隣に池があるわけだから、災害時といいますか、そのあたりの影響といいますか、どう兼ね合いをとるのかななんていう心配があるんです。あくまで民間事業者提案待ちということではありましょうが、市の側が、市有地を使って中高層マンション建設を促進しているような、そんな印象を受けちゃうわけですよ。この事業そのものは、市有地活用して、お金を使わずに市民館まで建ててしまおう、そこに狙いがあるというのは一定理解ができるわけですが、一方で見方を変えると、中高層マンション建設を市が後押しをしているような、そういう印象を受けちゃうんですが、それはそんなことでいいでしょうかという質問になるのかどうなのか。 ◎施設マネジメント部長   まず、今、中高層マンションというふうにおっしゃっていただいたんですけど、私は説明の中で中層マンションというふうに御説明をさせていただいておりまして、先ほど日影規制という建築基準法上の規制の話をさせていただいたのですけども、恐らく4階建てまでぐらいの高さにしかならないのかなと。それと、今回、土地鑑定評価の作業の中では、鑑定機関のほうでの考え方としまして、対象地の最有効使用というのが中層のマンションであろう、そのデベロッパーがこの土地を嗜好するであろうと。鑑定の評価の手法の中に開発法というのがあるんですけど、それは実際に最有効使用で何ができるのかを想定して、一定プランニングをして、その総販売価格から建設費負担経費なんかを除いた、要は事業計画を立てて土地の値段というのを算定していくんですけど、その検討作業の中でも、大体40戸台のマンションになるんじゃないのかなというような検討はされておりますので、大規模なマンション建設ということにはならないというふうには考えております。なので、その範囲の中で周辺の環境への配慮というのは事業者側にお願いしたいということでございます。  それから、池の関係での防災上の御質問があったかと思うんですけれども、概略の地盤の状況というのは調べさせていただいておりまして、もともと市営住宅が建っていた今の対象地は地山であるということがわかっております。大阪層群という一定の地盤のかたさを持ったところで、一番弱いのは、1ページの位置図でちょっと深い緑色で塗っています三角の児童遊園というのがあるんですけど、ここが堰堤といいますか、池の水をせきとめている部分ですので、ここは盛り土ということになっていまして、ここをさわるということは非常に問題があるんですけれども、今対象地で赤く塗っているところはもともとが地山だったところですので、都市計画法開発許可の中でも一定技術基準は厳しく設けられておりますので、そのあたりをクリアすれば問題はないのかなというふうに思っております。  市が市有地を売却してマンション建設を後押ししているというような御指摘もあったんですけれども、これは委員のお話の中にもありましたように、やはり限られた財源の中で効率的に公共施設維持保全をしていくために、こういった公民連携事業というのを今後積極的に取り入れて、効果的な建てかえ更新というのを進めていきたいというところに今回の事業スキームの意義があるのかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   きょうは説明でもあり、賛否がどうこうということではないんですが、その前に、中高層と言ったのはあくまで言い間違いですので、訂正しておきます。  そもそもこの事業での利活用とこの開発とどちらを選ぶかという表現はおかしいかもしれませんが、そういった点での選択だというふうなことだと思います。ただ、写真を見る限りにおいても、結構緑のある空間であり、それが恐らくマンションに変わるであろうという点では、周辺の住民の皆さんも含めて理解はどこまで得られるのかという懸念はあるなということは申し上げたいと思います。  たまたま高塚町の山を削った宅地造成というのを見させてもらったんですけど、あれはまだ途中ですから、見事にはげ山で、ここに山があったなんて想像できないぐらいの感覚でしたけれども、一旦失われた緑とか広々とした空間というのはなかなか取り戻せないということがあるので、限られた財源云々なんていうところを一番押されちゃうと、そうかななんてちらっと思ったりもするけれども、必要な甲陽園市民館はこの中で建てかえて、あとは公園で置いておくなんていう選択肢もあるんじゃないのかなと思ったりもするわけです。これは意見として申し上げておきます。  もう一点目の事業者についてということですけれども、このたび、募集のための要件をつくるために先に対話をして、その上で正式な募集要項もつくって、それに公募してもらうという2段階ということなんですけど、縦長の資料の1ページ目に、「対話への参加実績事業者公募評価対象とはなりません」とあります。対話の中では、事業者さんがどこまでどう対話をして、私はその対話の中身というのがなかなかイメージできないんですけど、恐らく、自分だったらこうするみたいな、そういったものも一定持ち込んだ上で、その際の条件はこうだとかというお話になるのかな、あるいは、そんなことは何もなしに対話しはるのか、ちょっとその辺はよくわかりませんが、少なくとも対話に参加したところ、そのところが実際の事業者公募評価対象とはならないとは言うても、誘導とまで言うと失礼かもしれませんけれども、一定優位になるんじゃないのかなと思っちゃうのは、これはげすの勘ぐりなんでしょうか。質問です。 ◎施設マネジメント部長   今回、この後、2月に条件の骨子を公表させていただいて、御興味を持たれた事業者さんは現地も見られますでしょうし、申し込みによっては一定資料等も御提供しますので、それは事業者さんなりに深く検討を進められるところもあれば、何となくざっくりと事業のイメージを持たれて対話に参加される方もいらっしゃると思います。そこは程度の問題はいろいろあるのかなとは思います。  我々がこの対話をするというのは、民間事業者側の意向を把握して、現実的な募集手続を進めていく上で、民間側の意見も事前に取り入れたいというような一つのメリットがあるのと、民間事業者側は、我々がどういうイメージを持っているかというのを対話の中でもつかんでこれるのかなと。こういう手続が一番最初にされたのは恐らく横浜市だったと思うんですけれども、双方メリットがあるんだろうということで、こういう事前対話というような流れが出てきているというところでございます。  対話に参加されたところが有利かどうかというのは、当然早く検討をスタートしたところが一定有利性はあるかもしれませんけれども、実際募集をスタートしますのが7月ごろを予定をしておりまして、優先交渉権者の決定が11月ごろということで、通常のこういったプロポーザルで3カ月程度検討期間を設けるということはクリアをしておりますから、最初から入っていないと圧倒的に不利だということにはならないのかなというふうには考えます。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   その辺はどこが有利、どこが不利なんてことにならないようにというふうには思います。  それと、何か一つ聞こうと思ったけどちょっと忘れたので、とりあえず以上にします。思い出したらまたさせてください。 ○篠原正寛 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が一部交代いたします。御苦労さまでした。    (説明員交代) ○篠原正寛 委員長   それでは次に、西宮市土地開発公社に対する公的支援について報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎政策総務課長   西宮市土地開発公社に対する公的支援につきまして、お手元にお配りしております資料に沿って御説明をさせていただきます。  1ページをお願いいたします。  1番、現状についてでございますが、兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院との統合再編新病院の整備用地については、新病院建設候補地の先行取得に関する基本協定書に基づき、平成27年2月に西宮市土地開発公社が不動産会社より先行取得をしております。  用地取得費については、本市が西宮市土地開発公社との金銭消費貸借契約に基づき貸し付けており、返済期限は令和2年3月31日となっております。公社に対する貸付金額は55億550万円で、これは土地代金の全額となっており、市から先行取得を依頼したものであるため、無利子での貸し付けとなっております。  下の図をごらんください。  ①で本市が公社に土地代金を貸し付け、②、③で公社が不動産会社と売買契約を締結し、土地代金を支払い、引き渡しを受けており、現在、公社が保有しております。今後は、④、⑤で公社が兵庫県と売買契約を締結し、土地を引き渡し、兵庫県からの土地代金の支払いが完了すれば、⑥で公社から市に貸付金が返済されることになります。  2ページをお願いいたします。  統合再編に係るこれまでの兵庫県との協議の結果、令和元年度中に兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編基本計画の策定を完了する予定であり、令和2年度に県において用地取得費が予算計上されることとなったため、公社から貸付金の返済猶予についての公的支援要請がありました。  今般の公的支援要請は、西宮市第三セクター等への関与に関する条例第2条第2項第4号の「貸付金の返済を猶予し、返済計画を変更すること」に該当するため、同条例第7条第2項の規定により、3月市議会へ報告議案として提出する予定でございます。  公的支援の内容は、本市と公社における金銭消費貸借契約の貸付期間について、令和2年3月31日から令和3年3月31日まで延長をするものです。  今後の事務手続につきましては、本日の所管事務報告の後、3月市議会へ報告議案を提出させていただき、報告終了後、公社と基本協定書及び金銭消費貸借契約の変更手続を行い、令和2年度に公社と兵庫県において整備用地の売買契約を締結する予定でございます。  3ページは事務の流れを図にしたものですので、御参照いただければと思います。  次ページの資料1は三セク条例の条文を、その次のページ、資料2ではこれまでの主な経緯を記載しておりますので、あわせて御参照ください。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○篠原正寛 委員長   説明は終わりました。  タイトルが悪いですね。何すんねんという感じですが、要は期日を延ばすという話だけでございます。  本件に御質疑、御意見はありませんか。 ◆野口あけみ 委員   本題とは違う1点だけ。一問一答で1問だけです。  1ページの土地開発公社と兵庫県との売買の話です。令和2年度に県のほうで予算化をして買いますよという話ですが、この買い取り金額というのは、最初に土地開発公社が不動産会社から買い取った55億550万円そのものの予定ですか。利息はつかない無利子だったということですけど、それだけもしわかれば。 ○篠原正寛 委員長   県の買い取り価格ですね。 ◎管財課長   土地開発公社のほうが兵庫県のほうに売却する値段につきましては、当然、土地開発公社の取得価格55億550万円が基本になりますが、それに公社側の事務手数料というのが必要になりまして、それがその価格の0.2%になりますので、その金額を上乗せしたものが県のほうに買っていただくべき金額になります。  以上です。 ◆野口あけみ 委員   わかりました。 ○篠原正寛 委員長   ちびっとだけもうかるという感じですね。  ほかにありますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が一部交代します。御苦労さまでした。    (説明員交代) ○篠原正寛 委員長   冒頭に申し上げましたように、これから暫時休憩をとりますので、その間に、西宮市行政経営改革前期実行計画案事前報告勉強会方式で行いたいと思います。  それでは、暫時休憩といたします。           (午前10時34分休憩)           (午前11時49分再開) ○篠原正寛 委員長   それでは、委員会を再開いたします。  次に、施策研究テーマ「西宮市行政経営改革について」を議題とします。  本日も、市当局の方々に御出席をいただいておりますが、あくまでもオブザーバーでの参加ということでお願いをいたしておりますので、御承知おきください。急に立場が変わって、今はお客様でございますので、皆さんよくわきまえておいてください。
     それでは、もう時間もありませんので駆け足でまいりたいと思いますが、各局にヒアリングをした結果、これを紙でもお配りしておりますし、データで見ていただいても結構ですけれども、これをごらんいただきたいと思います。  前回、出先で委員会をやりましたときには、申しわけありません、こちらの準備不足で、完全に各局のオーソライズが終わってなかったということもございましたので、手前どもの正副の回ってきた感想のみにとどめさせていただきましたけど、このたびめでたく全局と再度やりとりいたしまして、修正要望があったものについては修正を入れさせていただきましたので、委員会資料として、研究材料として挙げさせていただいております。  時間の関係もありますので、読み上げは全て割愛をさせていただきますけれども、各局に全く同じ質問をした部分と、それ以外に自由にフリートークした部分というのがございまして、それを受けて、我々がどう感じたかということを書かせていただいております。それぞれどこまで本音なのか、本気なのかというのは人間のことですからわかりませんが、割り引いて、市の一員として、市の方針に当然沿っていかなきゃならないという気持ちを持ちながらですけれども、それでもさまざまな御意見を披瀝していただきました。後ろ向きだったというよりは、意見があるからこそ熱もあるということなのかなというふうに感じましたので、これをもって、もうこの計画はだめだねというようなことにはもちろんならないわけであります。  一番最後のところに、「全体を通しての考察」、これは前回もちょっと取り上げましたけども、多くの局で共通して感じたこと、あるいは共通して言葉として出たこと、これをまとめた7項目がございます。これはあくまで正副の感覚なので、これを別途お読みいただいた上で、皆さんがまた別のものを感じたりされることは当然おありやと思います。それはもう自由にやっていただければと思います。あくまで参考資料でございますので、これをまた御自身の御意見に何かの形で生かしていただければ幸いかなと思ってやらせていただきました。  政策局皆さんにはさぞやうっとうしい、目の前を飛ぶハエみたいな、そんな気分だったのかもしれませんけれども、これを読んでみると、確かに各局は今、割と混乱もしているし、言い方は悪いけど、くちゃくちゃなんですね。だけど、このまま行ってこの結論がくちゃくちゃになることに比べたら、天国と地獄ほどの差があるなと。今は何ぼくしゃくしゃでもいいから、そこから一致するものをつかみ出して軌道に乗せていきたいというのが我々の願い、使命でありますので、そのためにさせていただいたということです。  きょうは時間の関係もございますので、全て配付の説明にとどめさせていただきたいと思います。これは当局の皆様にも行っておりますので、御参考にしていただければというふうに思います。  それから、既に出ておりました持ち帰り課題の意見募集については、この段階での修正は一件もございませんでした。ただ、今回のこのヒアリング資料や新しく出てきた計画に対しての意見を言っているうちに、当然さかのぼって、過去自分が言ったことが陳腐化してくることは幾らでもあるわけですので、これは最後まで、締め切りですと言うまで見直しは常に可でございますので、今回は何も修正点はございませんでしたけど、絶えずまたお目通しをいただければと思います。よろしくお願いいたします。  それから、次回3月6日は定例会中で、当然議案が中心になってくる。議案の処理をしなければなりませんので、それをやりますけれども、あわせて所管事務報告と研究テーマの時間もとりたいと思っております。  持ち帰り課題ですけれども、まず、今までの修正は、申しましたように常に自由でございますので、見てくださいというのが1点。それから、いよいよきょう出された計画に対する御意見を募集します。募集の仕方も統一したいと思います。1から78の項目がありますので、各項目に対する意見、78あってもええし、自分がチョイスしたものだけでもいいし、数は全く自由でございますので、必ず番号をつけてください。何番に対するものかという場号をつけてください。複数というのは当然あり得ると思いますけど、どこに対して言った意見かというのを必ず明確にしてください。それプラス、当然全体に対する総論の御意見もあると思いますので、それは別項目として総論という部分で御意見を承りますので、整理するために、そういう形で各項目に対してと全体に対してというその2項目でお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  もうすぐ議会が始まります。この中には代表質問をされる方も多くいらっしゃいますし、一般質問をされる御予定の方もいらっしゃいます。なかなかタイトなスケジュールになって、量的にもハードになってくると思いますけど、提出日を2月25日に設定させていただきたいというふうに思っております。2月25日です。まことに勝手ながら、僭越ながら私のお勧めですけれども、代表質問、一般質問が近づけば近づくほど、当然そっちにかけるウエートのほうが大きくなってしまうので、できましたら早めに処理していただくのが無難かなというふうに思います。代表質問の前日にこの宿題をやるなんて、考えただけでもぞっといたしますので、何とか早めに取り組んでいただくことをお勧めしたいと思います。2月25日の締め切りです。今申し上げたことも含めて全て文書で再度お出ししますので、御協力をよろしくお願いいたします。  ということで、本件もこのぐらいにとどめたいと思うんですけど、研究テーマについて、何か特別に御意見、御質疑がありましたらいただきますが、よろしいですか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が退席します。きょうはどうも御苦労さまでした。ありがとうございました。    (説明員退席) ○篠原正寛 委員長   それでは、その他といたしまして、管外視察報告書について協議したいと思います。  前回、管外視察でしたけども、視察報告は管内と同等にということで事前に打ち合わせが終わっておりました。その報告書を副委員長が頑張ってつくっていただきましたので、きょう確認をいただいて、よろしければ、これをもって本委員会の視察報告としたい、ホームページにも掲載したいというふうに思います。  ページをあけていただけますでしょうか。  管内視察と同等でありますので、簡略化して書いてございます。日時、参加委員、視察先、視察事項、概要を書きまして、意見・感想と写真を2点程度載せさせていただいております。  本件について何か御意見がありましたらいただきますが、いかがでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   では、この報告書をもって、これは案にしておりますけども、当委員会の視察報告と確定させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   では、そのように決定いたしました。  本件はこの程度にとどめます。  ということで、協議事項は全て終了いたしました。  それでは、本日全体を通じて御意見、御質疑がありましたらいただきますが、何かございますでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   それでは、本日の委員会のまとめでございます。  本日は、まず所管事務報告2件をお受けいたしました。暫時休憩をいたしまして、西宮市行政経営改革実行計画の案につきまして、質問、質疑、確認、意味の共有を中心に時間をとらせていただきました。次回の3月6日からいよいよ本格的な論争の口火を切ってまいりたいと思います。議会も始まりますので、お忙しいところだと思いますが、格段の準備をもって臨んでいただきますよう、お願いいたします。  5月には提言を出すことになりますので、事実上4月いっぱいぐらいまでが協議期間になろうかと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それと、管外視察の報告書につきましては、原案をそのまま御承認をいただきました。  以上でございます。  それでは、これをもって総務常任委員会を閉会いたします。  御協力ありがとうございました。           (午前11時59分閉会)...