「⑨公営企業、
外郭団体等の
経営改革」です。
これは何かつけ足し、
発言その他ございますか。よろしゅうございますか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
篠原正寛 委員長
次、「Ⅲ
行政・
市民・企業等多様な主体との協働による
地域経営の推進」、
「①地域力の向上」です。こちらは何か御
意見、
変更点ございますか。よろしゅうございますか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
篠原正寛 委員長
続きまして、
「②企業市民との連携」、これは私で、
変更点はありません。
「④広聴機会の充実」、
野口委員、何かございますか。
◆
野口あけみ 委員
いえ。
○
篠原正寛 委員長
次、「Ⅳ 職員の意欲・能力を発揮できる働きがいのある
市役所づくり」です。
「①人事管理・
人材育成の充実」、3名です。こちらは何か御
発言はございますか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
篠原正寛 委員長
ということで、こちらに関しても1点だけでした。
では、戻っていただいて、「(3)
行政経営改革に有効とされる手法、必要と考えられる行動について本市での
導入等に対する
意見」に関して見ていきます。
こちらも期限内に
修正等はありませんでしたが、
「①公共サービスの
委託化について」、それぞれの
委員の
皆様、何かつけ加えになられること等ございますか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
篠原正寛 委員長
「②RPAを導入するにあたってどのように進めるべきかについて」、この辺はきょう見ちゃったので、ちょっとうじうじと変えたい感じもしてきましたけど、今のところ何かございますか。提出のなかったものでもいいですけど。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
篠原正寛 委員長
きょうみたいな体験をして、きょうもまた
持ち帰り課題になりますので、見てしみじみ思うことがあればちょっと書いていただけると、やっていることがより生きるのかなと。一遍出したらずっと最後まで小一年間固まりというのもどうかと思いますので、また見てください。
次、
「③自治体間ベンチマーキングについて」、こちらも御
変更点等は挙げられておりませんが、何かつけ加えるべきことはございますか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
篠原正寛 委員長
それでは、既存の(1)、(2)、(3)に関しては、微
修正が1点のみ、他は御
意見ございませんでしたので、この程度にさせていただきます。これはまた常に見直していただきまして、毎回いつでも、最後もうこれで固めましょうねというまで
修正、
変更は
オーケーでございますので、できましたら、お時間のあるときにでも見直していただければと思います。
続きまして、
各局のヒアリングについての
報告なんですが、1点おわびがございます。
さきに
皆様に配信させていただきました
資料、もうお目通しになられた方がいらっしゃるかもしれませんが、
ナイスネットの配信もしたんですけれども、所管でない局の全てを
正副委員長で訪問をいたしまして、部長以上の
皆様と懇談をさせていただいておりますということは御
報告いたしました。めでたく全て終わりまして、きょうに間に合うようにレポートをつくりましたので、それをきょうは御披瀝をし、単純な御質問があれば伺いますけれども、深い御
意見についてはお持ち帰りいただいてという予定でした。
約束としては、
録音等はしません。それから、本音で
発言してもらっても、個人が何を言ったというようなことについては出しません。後で、何々部長が何を言ったみたいな、そういうことはいたしませんということで、随分ざっくばらんなお話もしていただきました。その詳細なメモを副
委員長がとってくださいましたので、
報告書としてまとめたんですけれども、
政策局のほうから、
委員会の
公式資料にするのであれば、
各局にちゃんとオーソライズしてくれという注文がありました。
本当はもっとえげつないこともおっしゃっておられるんですけれども、こちらとしてはかなり気を使って、それをかなり標準化した言葉にしているんですけども、そういう御要望がありましたので、最終的にはこの
行政経営改革がうまくいくために我々は研究をしておるわけですから、ここで意地の張り合いをしても仕方がないので、ちょっと
資料を変えまして、きょうのところは、やりとりした内容については一旦破棄をお願いいたします。もう一回
各局に、これで
公式資料にします、よろしいかというオーソライズをもうけさ投げましたので、それで返ってきましたら、
各局で、例えば、いや、こういう
言い方はしてないよというのがもしありましたら、それはそれで論争せずに受け入れようと思っています。先方さんが、確かにお話ししました、こういう内容でした、
オーケーですと言っていただいたものを改めて、次回2月10日までに完成したら配信いたしますけど、
皆様にお渡しいたします。それは
各局のオーソライズされたものですので、
政策局がどんなに嫌がろうと、
資料にはさせていただきたいと思います。
よって、きょうのところは、回ってきたことは事実、話してきたことも事実、それによって我々正副が何を感じどう思ったかということについての御
報告にとどめさせていただきたいと思います。急遽の
変更で申しわけないんですが、吐いたつばと一緒で、流した情報は消えないんですけれども、すいませんけど、メールで来ている前
資料につきましては、そのまま削除をお願いしたいというふうに思います。どれだけ
各局からお言葉があるのか、いや、このとおりですよという答えを期待して僕はきょうみんなに送っているんですけれども、それぐらいちゃんと真剣に情報収集していますので、いずれにしろオーソライズされたものを次回改めてお出しします。恐れ入りますが、さきに配信したものは、私の勇み足でございましたのでおわび申し上げまして、取り消しさせていただきたいと思いますので、
皆様におかれましては、それを何かで御活用なさらないように御協力をお願いしたいと思います。あくまで当局とオーソライズされたものは後日必ずまた配信させていただきたいと思います。
というところで、こういう場所ですし、紙のほうがやりやすいなと思いますので、ホッチキスどめの紙でまずざくっと
報告をさせていただき、御質問等ありましたらいただきたいと思います。この前にいろいろやりとりしたことが載ってないので、ここだけ出されてもなという感じもあると思うんですけど、苦肉の策でございますので、これを
報告していきたいと思います。
まず、全局に、ここにあります①から⑤の同じ質問をさせていただきました。プラス、残りの時間で、その
局特有のといいますか、そのときの
雰囲気というか、そのときのその局の持っているような、何となくこういうふうに思ってはるのかなというお考えに沿った質問を僕のほうで自由にさせていただいたので、そこから先は
各局ばらばらになっております。
ということで、この質問とやりとりを終えた
正副委員長の所見であります。
まず、実際にやった順番です。日付とかどなたが担当したというのも最後の2月10日の
配信資料には載せたいと思いますが、まず、昨年、
防災危機管理局に参りました。
まず我々が感じたこととしては、目立ったものだけ言いますと、
取り組みの意義を全庁に浸透させるためには、なぜ今なのかという根拠とか背景の提示がやっぱり欠かせない。逆に言えば、これがまだ十分行き渡っていない。役職のない一職員は当然としても、
説明を受けても、なぜ今なのか、この下にありますように、これは財政の
改革なのか、組織の
体質改善なのか、位置づけがいろんなフェーズを持っていて、いろんな顔を持っていて、どうも人によって捉え方が変わってしまう。要するに、ダイエットせえという話なのか、働き方
改革せえという話なのか、あるいは
業務改善の話なのか、求められる結果がよくわからないというようなお話もございました。
それから、防災という分野の性質上、
防災危機管理局はなくなるわけなんですけれども、
合理化とか
簡素化とか廃止というのを局内から持ち上げてこいというのは極めて困難であろうと。ただでさえ、あれも足りない、これも足りないと言われている中で、これをやめましょうというのは非常に難しいというのを思ってはるんじゃないかというのをこっちが感じました。
生命、安全に直接かかわる本局ではその傾向が顕著であり、よくわからないというのであれば、こうですというふうに
トップダウンみたいな形で言い切るほうがむしろみんな楽になれるんじゃないのかなというのは思ったということです。
続いて、
都市局に参りました。
いろんなお話をしてきましたけども、
改革というのは、言われてこれから始まるというよりは、日々
業務の中で行われている
部分もあるというようなことをおっしゃっておられました。
今まですごくやっているところも、失礼な
言い方だけど、もしかしたら余りできてないところも全部同じスタートラインに立てて、さあ絞れみたいなことにするのは、頑張って
きた局としては本意ではないというような気持ちを感じました。
温暖化の話でよくありますけど、日本というのは
温暖化排出ガスなんていうのは優等生の国なんやけど、今からアメリカや中国と同等に絞れみたいなことを言われたってというのと同じような感じですかね。
それから、こちらもそうなんですけども、ボトムアップでというのは、各現場の意図、意識を大事にしてくれるということであるのかもしれないけれども、
強制力という言葉は書いていませんが、やっぱり
トップダウンでこうしてほしいんやとか、こういう結果をつくってほしいんやというような指示も必要ではないかというように思っておられるように感じました。
それから、
取り組みは
各局によってかなり変わるだろうなと。ここで非常に印象に残ったのが、
事務事業評価というのは、当然ですけど単
年度主義なので1年ごとの変化の
評価なんですけども、
都市局というのはどちらかというと
投資的経費を使うことが多くて、1年後にすぐ結果の出てないものがたくさんあるので、同じピッチで
評価されるというのがどうもしっくり来ないと。例えば、3年、5年かけて交渉を終えて道路を一つつくり上げて
利便性が高まったりしたことについては、なかなか
評価にはならなくて、
年次年次で計画の何%行っているというものにどうしても目が行きがちなので、
仕事内容で言えば局によって違う会社みたいなことをしているわけですから、
評価の形も違っていいというふうに思っておられるようにこちらは感じました。
続いて、裏面に行きます。
上下水道局です。
こちら、位置的にも
業務会計的にも離れていますので、
行政経営改革と言われても、直接
自分たちが真っただ中にいるといういうような感覚は正直持ちにくいのかなというようなことを感じました。市長部局ではないのでということです。
そういった視点も大事だし、
業務改善はもちろん協力できるものは協力していきたいというそういうようなお話も多々出ましたけれども、水の将来といいますか、阪水とか県水とか
自主水源とか、それから、将来避けられないかもしれない
料金値上げとか、そういうことについて、近づいてきてからわっとやるのではなくて、中長期的に何か改善していったり、先を見通していったり、情報を共有したりというようなことを求めておられました。
それから、
技術職がなかなか育ちにくい。外注したりPFIとかしたりすることによって、自前の技術を持った人がなかなかいなくなってきているということに対する
危機感については、
都市局と同様に懸念が示されたということです。
続いて、
消防局に参りました。
消防局は、ここはもっと特殊というか
業務がはっきりしていますので、
市民の生命、財産を守る
業務なので、それでも、
行政経営改革だと言われればもちろんできることはするけれども、
消防力の増強については、他の中核市平均を下回っていたという現状から、
定数増も認められて、ようやく今追いつきつつあるところなので、
人員削減とかということを言われても、消防としては正直戸惑うばかりであるというような
雰囲気でした。
あと、削減をしようよというような提案は全庁的な
マネジメントの中で行ってもらわないと、消防の中から何かいけにえを出せみたいなものというのは、正直難しいのかなと。装備の調達とかそういうところでより合理的にというようなやり方はあるでしょうけれども、むしろ消防署は平均的に必要だとされる
消防力に追いついていかなあかんという意識が強いように感じたので、縮小の話とはちょっと相反しているという、そういう
雰囲気を感じました。
続いて、
こども支援局に参りました。
縮小可能な
事業とか
人員削減の施策はないわけではないけど、局によってかなり違うでしょうねというような意識でおられることがわかりました。
もし仮にそういうものがあったとしても、これだけ例えば予算を削減できました、人員は今まで10人でやっていたのが7人でできるようになりましたといったその成果が、局内で活用できるんやろうかと。できずに、御苦労さんと言って全部回収されて、全体で何人の削減になりました、費用は何ぼ下がりましたみたいなことを言われちゃうのであれば、それを一生懸命やって
自分たちで物すごい努力しはったところと、もし仮にそうでもなくて何も出なかったところがあるとしたら、
正直者がばかを見るよというようなことにはしてほしくないなというような、そういう声が聞かれたと我々は感じております。ここから、努力した局が
評価される仕組みが必要なのかなというふうに思っております。ただし、局の仕事によって、人数とか、まだ減らせるとか減らせないとかは全く違うので、それは一律に1局何人とか、そんな乱暴なことはもちろんできないわけなんですけれども、そういう意識が非常に強いということです。
もちろん結果はつくってもらわなあかんというのは共通の思いですし、必要な
数値化はすべきだという
意見で今のところ統一されておりますけども、さはさりながら、減らせるものがあるとしたら何なのかという議論はやっぱりしっかりしていかなきゃいけないし、一律でばんと落とせるというようなものではないんだろうなというのを感じたということです。
続いて、
産業文化局に参りました。
当然ですけれども、人は足りてますかと聞かれて、十分足りてますというところはどこもなくて、全局が、いやいやもっと欲しいんやというふうに口をそろえておっしゃいます。これはどこまでどうなのか、いや、足りてますと言うと取られるのと違うかということの裏返しなのか、その本音まではわかりかねますが、答えとしてはそういうことです。ここも、いろいろ大変な中、調整してやりくりしていますよということでありました。
それから、
事務事業評価の中で、文化とかスポーツとか産業の
振興度、どのくらいそれが発展しているかとか、浸透しているかとかということを数値で示すことは困難なんですよねということがありました。
先ほどもありましたけども、
事務事業評価というのは、どうしても同じスタイルに全部の
事業を無理やり当てはめているわけですね。だから、それで見ると、同じ
事業に何人来たとか、去年より予算が少し減ったとかふえたとか、そういう視座で見てしまわれることが多いので、何か別の
評価の手法が必要なのではないかというのをこちらは感じました。
それから、これは
市民局もそうなんですけども、
市民の領域というのが
基本方針にあったんですけど、ここをいかにふやしていけるか。例えば、
産業文化局はいろんな団体と
協働作業をやっています。JAさんとか
観光協会とか、いろんな
外部団体と仕事をやっているんですけども、その
人たちの自力で取り組むという姿勢が多くなればなるほど、
行政としては
行革効果も生まれるのではないか。いわゆる参画・協働みたいなものを進めるべきではないかというようなことを御
意見としておっしゃっているという印象を受けました。
続いて、3ページに参ります。
健康福祉局に行きました。
先ほども出ているように、
実行計画がいろんな顔を持っていて、項目も幅広くて、出てくる
実行計画の
進捗管理とか、なぜできている、なぜできてないの
説明責任はどこが負うんだろうということがよくわからないんだというようなことを悩んではりましたので、そういったことをきれいに整理して、その所在を、それぞれに局でするもの、課でするもの、あるいは
政策局のもの、あるいは全体であるものというようなふうに分ける必要を感じました。
ここにありますけど、どうすれば、本当に必要なこと、できるかもしれないということをきちんと正直に示してくれて、
各局がチャレンジしていけるのかというのは、むしろ理屈よりも心理的なアプローチ――よくわからないのでみんな若干引いているというか、ゆっくりぎみに行かないと、先導するように出ていって、いろんな案を出したら、それはええな、すぐやって、できなかったら、あんたのところのせいやでみたいなふうにされるのと違うかという
恐怖心を感じているように私たちは感じました。
あとは、努力した局へのインセンティブというのはこちらもそれに近いようなことをおっしゃっていましたので、
した者負けみたいなのはやっぱり余計テンションを下げるんだろうなということです。
それから、
環境局です。
環境局は、やっぱりこの
基本方針に関しては、
地域力の向上というものまで入っているんだけど、片や反面、この先の超
高齢社会の中で、財政的に非常に苦しいのでいろんなものをダウンサイジングしていかなきゃいけないというもので、下手をすると、進めていくと相反することになれへんやろうかという戸惑いのようなものを持っておられるように感じました。間違っていることが入っているわけではないんですけれども、幾つの項目が入っていて、それぞれどういう方向にベクトルがあるのかということの絞り込みとか整理とか
説明がまだまだ必要なのではないかなと。
それから、全庁的な整理というのは、局長だけではなかなか難しい。どうしても局長はその局を代表して、その局の利益をという
部分が、よしあしは別にしてありますので、市長、副市長のリーダーシップに期待する
部分が大きいのかなということであります。
それから、
環境局も、今、やっぱり
技術職がなかなか育ちにくい環境であるということは感じておられるようでした。
それから、項目をいろいろ挙げられたとしても、日常
業務が減るわけではないので、結果的にそれがうまくいって日常
業務が減るということはあるのかもしれませんけど、その過程の中で、日常
業務に足して何か新しい
取り組み項目をばんと与えられても、実行するのはちょっと難しいのと違うかというような想像をしておられるように感じました。ゴールが見えないというのは大体共通というか、多くの局に見られた感想だったというふうにこちらは感じております。
続いて、教育
委員会です。
教育
委員会も、本庁、市長部局とはちょっと違う味ですので、こちらはどっちかというと、働き方のほうに重きを置いてはるというような空気でしょうか。
教員職というのは勤務時間と給料がリンクしてないので、なかなか難しいと。ここもそうですけど、財源とか人員を仮に教育
委員会が削減したとしても、それを使って、教育
委員会がなかなか手が回らんと思っていることができるならいいけど、そうでないのであれば、局としてのメリットは余り感じないのかなというふうに思っておられるようです。
こちらも、こういう複雑なことに関しては、実行性を持たせるためにはやっぱり
トップダウンが必要ではないかと思われている。これはみんな無責任に言っているというのではなくて、自発的にという
部分と、それから、こっちだという方向を大きな声で指し示してくれることというのはいかに大事かという、そういうことをおっしゃっているんだというふうに思います。
それから、ここは労務職を抱えてますので、近年ずっと
人件費の削減とかそういう
改革をしてきている。なお課題が残っているのはわかっているので、正しく情報を共有して、今までやってきたこともオープンにして、もしできてないことや課題やまだできるのと違うかと思うことがあるんだったら、それもオープンにして今後議論していく必要があるのではないかというような感じです。こちらが読み取ったのは、割と一番強くアタックされやすい部門やねんけども、自助努力はそれなりにしているんですということを一生懸命訴えておられるように感じました。
土木局ですが、やっぱり同じように、意義や意味についてよく理解し切れてないなという類いの声が幾つかありました。このまま、それはそれ、ええやんか、もうとにかく具体策やというふうに入っていっても、しっかりと軸足がとれてないので、それをどう進めるかとか、どこまで行ったら成功かということについても
意見が相違してしまう可能性があるなというふうに感じましたので、真の
部分の理解共有というのは本当にどこまで行っても不可欠だなというふうに感じました。
それから、
市民対応の多い部署です。土木というのは、公園がこうなっているぞとか、道路が陥没しているぞとか云々ということで、そういう対応を最優先にやっているということなので、中長期的な
業務改善というのは
自分たちの中でなかなか簡単には見えてきにくいと思っておられるように感じております。
市民対応も、
市民の方に満足していただけるように質を向上したいと思いつつも、かといって、時間外労働を削減していかなきゃいけないというのも事実であって、対応できない時間が出てきたりするということもあって、両立するにはどうしたらいいんだろうというその手だてを考えたいなと思っておられるように感じます。
それから、書いてないけど、他所でもあったんですけど、やっぱり昇進を希望しない職員がふえたという実感を持っておられるようです。
それから、働き方
改革もそうですけれども、
言い方は難しいんですけど、求められた
業務をきちんとこなせない職員も現実にいて、そういった人への対応のようなものも一定必要ではないか。なぜならば、個人を責めるというよりも、ほかの人にその分しわ寄せが来ている。係としては、
業務は終わりませんでしたでは済まないので、そういう
人たちにしわ寄せが行っている現実もあるんだということは切実だということはおっしゃっていました。
最後、
市民局に行ってきました。
この
取り組みは何をもって成功なんだというところのそのゴールが共有できた感は、こちらもちょっとないように感じました。
画一的な指標を設定するというのは、いろんな本質がまざっちゃっているのでかえって難しいのかなというふうに思っておられるようです。
市民サービスに直結する局ですので、日々新しい
取り組みが求められる機会が非常に多い。ただし、新しいことをせえというんだったら、人間も要れば財源も要りますよと。議会の皆さんからもいろんな御提案はいただくんだけど、それはやりたいなと思うねんけど、でも、片や、当然費用はふえますとか、人はふえますと言ったら、それはそれで許してもらえない
雰囲気もあるので、ここらあたりはぜひ話をオープンにして理解を得ていきたいというようなことです。
それから、ここも同じなんですけど、主体的に検討、判断を局で行うことと、トップが判断したり
トップダウンで指示が来るということをうまく分けてほしいなというのは、こちらも願望として持っておられるように感じました。特にそういう指示がなければ、根本的な見直しという
部分が進まなくて、成果は
各局が直接
業務の合間に手がけたちょっとしたことということで終わってしまうのではないかということです。結果としては、ボトムアップと
トップダウンの適切な使い分けがこの
取り組みの成否を分けるというように感じたということでした。
最後に、これらのことを通して共通して見られたことを七つ挙げさせていただいております。これは当然こちらの
意見です。
1番は、温度差はあれど
行政経営改革の目的や目標に対する理解、認識がばらばらである。行財政
改革なのか働き方
改革なのか市役所のあり方
改革なのか、これが多重に映り、何をすべきなのかはかりかねている様子が各所で見られた。まずは認識の統一、せめてゴール、目標はどこだという統一は必要ではないだろうか。これ
なしに具体的にいろんな手法が始まっても、できたというところとできてないというところと、同じことをやっていても答えが二つ出てしまう可能性があるのかなと思います。
2番は、いずれも
業務改善は平素から行っていますよという自負を
各局は持っているので、今さら廃止や縮小
事業を自分の手で挙げることはできないという
雰囲気。これは、実際にないよということもあるでしょうし、ここでたくさん出したら、ふだんやってないのかと言われるのと違うかというような心理的なものもあるようです。
先ほどから言うように、
トップダウンとボトムアップを適切に使い分ける必要があるのかなというふうに思いました。
3番は、これも多数の局で思ったんですが、仮に
業務を
合理化し予算や人員を捻出しても、ただ吸い上げられるだけで、真面目にやった者負けという懸念、これが各所に感じられました。上げた成果に対する個別部署ごとのインセンティブがいいかどうかというのは当然議論の余地はあるとは思うんですけれども、どのくらい真正直にやるのか、周りの出方を見てみようという
雰囲気をこちらは感じました。うちだけ出ていってすごい頑張って何か上げるのは嫌やな、隣は何をする人ぞということで、結局ペンギンシンドロームが起こるのかなと。お互い見合って押し合って、なかなか前に進まないというのが起こるのかなというふうに思いました。
4番は、現在の
事務事業評価に対する
評価が多くの部署で低く、等身大の
評価に、また、改善につながっていないと皆が思っている意識は感じられました。
評価の方法を局や
事業の性質ごとに改良したほうがよいのではないかなというのは感じました。前回生まれた
事務事業評価で、役に立つ
部分もあるんですけれども、ある意味、性質の違うものを全部同じ弁当箱に押し込めている感はあるので、これも一考の余地はあるのかなというふうに感じました。
5番は、各所、人がふやせないことへの不満を随所で聞きました。ただし、平均的な類似規模自治体に比べて総人数が多かったり、
人件費率が高いというのは事実なわけです。それは知ってますけど、でも、他の職種や部署のせいで我々が一律にその責めを負うものなんでしょうか、不公平だろうというのが内心があるようにも聞こえました。
人件費高どまりの要因は結局正式には解明されないままなんですけども、とにかく単純比較でもいいので、これをもう一回やり直して、共有して、多いけどこういうサービスをやってんねん、これは必要か不要かもう一回見直して、必要だったらこの人数を認めようやというようなちゃんとした議論を議会も含めてきっちりやらないと、外形上のことだけで常に批判されたりするのかなというのは感じました。
6番は、直接どなたかがこう言ったわけではありませんけれども、13年前の
行政経営改革は、どちらかというと行財、行財で来て、絞っても一滴も出なくなった状態の目先を変えただけの過ぎ去る嵐という
雰囲気に若いころの自分は思っていたよというような空気がありましたし、そうさせた要因には、当時の責任者――今は自分が責任者なんですけど、当時の責任者たちは、自分がいる間に結果が問われないというものに対して、それなりに扱っている姿を見聞きしていたというような証言も幾つかあったので、これは無関係ではないのかなというふうに思います。
そこで思ったのは、僕ははっきりそうは言いませんでしたけど、じゃあ今度はあなたがそうならんといてくださいねというのが一つと、もう一つは、10年先に完成する案件を、10年後いない人ばかりで決めて取り組むのはどうなのかなと。つまり、40代とか、10年後に局長クラスになっていそうな世代の
意見というのも当然巻き込んでいく必要はあるんじゃないかというのは感じました。
7番目は、どこから手をつけていいのか、誰が管理すればいいのかという声は多く聞かれました。
実行計画は、その目的、規模、かける時間、及ぶ影響などが余りにも広範囲になることが予想され、その進行において整理、収拾がつかなくなる可能性があるのかなと思います。すぐできる、現場で考えるなど最も身近で小規模な、それを私は「虫の目」と名づけたんですけど、それと部局で考える、やや時間をかける、
事業検証などを伴う、これは「人の目」と名づけました。それから、市全体で考える、条例制定や大規模な予算づけ、複数年にわたる検証と
修正が必要なものを、俯瞰で見るという意味で「鳥の目」と名づけましたけど、この三つに分類して、それぞれの
進捗管理を別の者が行うことが望ましいのかなというふうに思いました。でないと、些事――あしたでもやれるようなことと、物すごい時間やお金がかかることが同列に並んできてしまっては管理が非常に難しいというところです。
一方的な
説明で申しわけありませんでしたけども、意味のわからんところで御質問がありましたら承りたいと思います。何かございますか。なければ
説明にとどめ、2月10日に正式なものをもう一度お出しするということにしたいと思いますが、大体伝わりましたですか。
◆山田ますと
委員
冒頭おっしゃったように、これそのものは表に出してはいかんものを今御
説明いただいたんですか。
○
篠原正寛 委員長