西宮市議会 > 2019-12-23 >
令和 元年12月23日総務常任委員会-12月23日-01号

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  1. 西宮市議会 2019-12-23
    令和 元年12月23日総務常任委員会-12月23日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 元年12月23日総務常任委員会-12月23日-01号令和 元年12月23日総務常任委員会                西宮市議会                  総務常任委員会記録              令和元年(2019年)12月23日(月)                 開 会  午後 0時58分                 閉 会  午後 2時20分                 場 所  1号委員会室 ■付託事件   な   し ■所管事務調査
     (政策局)   1 本庁舎周辺の再整備について(中間報告)  (政策局・総務局)   1 施策研究テーマ「西宮市行政経営改革について」  (各局等)   1 管外視察について ■出席委員   篠 原 正 寛 (委員長)   たかの し ん (副委員長)   澁 谷 祐 介   中 尾 孝 夫   野 口 あけみ   福 井   浄   や の 正 史   山 田 ますと ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   な   し ■傍聴議員   な   し ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)  (政策局)   政策局長    太 田 聖 子   政策総括室長  楠 本 博 紀   政策総務課長  安座間 昌 三   施設マネジメント部長           吉 田 祥 頼   施設再配置課長 松 浦 修 一           (午後0時58分開会) ○篠原正寛 委員長   こんにちは。  ただいまから総務常任委員会を開会します。  本日は、所管事務調査の件として、政策局から1件報告を受けた後、施策研究テーマ「西宮市行政経営改革について」及び管外視察について協議を行う予定としておりますので、御承知おきください。  ここで委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるよう心がけてください。  また、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合も、委員長において議事整理を行う場合がございますので、御承知おきください。  なお、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  次に、当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、積極的にこれを御活用ください。  それでは、協議に入ります。  所管事務調査の件を議題とします。  まず、本委員会の所管事務中、政策局から本庁舎周辺の再整備について(中間報告)の報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎施設マネジメント部長   それでは、本庁舎周辺の再整備の件につきまして、事前にお配りしております資料に沿って御説明をさせていただきます。  最初に、「本庁舎周辺の再整備について」と書きました表紙の裏面をお願いいたします。  本件の検討に関するこれまでの主な経緯を簡単にまとめてございます。  本庁舎周辺に点在する公共施設の総合的な整備計画の立案につきましては、かねてからの懸案事項であり、まず、平成28年11月に、現在建設工事を進めております第二庁舎(危機管理センター)の基本計画を策定いたしました。これは、本庁舎周辺再整備のリーディングプロジェクトとして、議会からの御意見等も踏まえ、危機管理体制の強化や老朽化対策など喫緊の課題を解消し、庁舎機能の更新・集約化を図るために先行着手したものでございます。  その後、政策局では、平成29年度から、本庁舎及び市民会館ほか周辺公共施設の再整備構想の検討作業に本格的に着手しましたが、翌平成30年には市長の交代がありまして、就任後の6月定例会において、資料記載のとおり、本庁舎周辺整備に関する長期的なビジョンづくりを進める旨、石井市長が所信を述べられています。  また、時を同じくしまして、県市の病院統合・再編整備に係る事務レベルの調整結果におきまして、県立西宮病院の跡地については県と市で有効活用を検討することとなり、これとあわせて本庁舎周辺の再整備を検討することとなりました。  こうした中、昨年度の総務常任委員会におかれては、「本庁舎周辺整備公共施設再配置の考え方について」を施策研究テーマの一つに挙げられ、我々も参加させていただきましたが、11月28日付で、まちづくりと連動した施設の再配置や財政負担の軽減、公民連携についてなど、多岐にわたる御提言、御意見等を頂戴しております。  それから、今年度の施政方針では、本庁舎周辺整備について、今後の長期にわたる取り組みを進めるに当たり、アミティホールの更新が新たなまちづくりの起点にもなることから、5次総期間後期での完成を目指すこととしております。  そして、先般、病院の統合再編基本計画案が取りまとめられ、県立西宮病院の跡地に関しては、県との協議の結果、3号棟は、西宮市が本庁舎周辺公共施設再編整備において敷地を有効活用するとの方針が示されたところでございます。  本日は、こうした経緯のもと、関係事業者と協議中の案件も含まれるため、中間報告とはなりますが、県立病院の跡地活用だけでなく、本庁舎周辺全体の再整備ビジョンと、まちづくりとも連動した公共施設整備構想(素案)について御報告をさせていただきます。  少し時間を頂戴しますが、よろしくお願いいたします。  それでは、本庁舎周辺整備ビジョンのほうから説明をさせていただきます。  表紙をめくっていただきまして、1ページをお願いいたします。  初めに、ビジョン策定の目的としまして、昭和3年に市制で2代目となる本庁舎が六湛寺町に建設されて以来、周辺地区は官公庁街として発展し、多くの公共施設が建設されてきましたが、これから本格的な人口減少社会を迎える中で、多様化する行政ニーズに応え、これまで培ってきた本地区の魅力をより高めるために、空間整備の方針である本庁舎周辺整備ビジョンを作成し、行政と市民、事業者などさまざまな担い手が目指すべきまちの将来像を共有しながら、協働するまちづくりを推進することとしております。  次に、2ページをお願いいたします。  対象地区目標年次についてです。  対象地区の範囲は、図でお示ししているとおり、本庁舎を中心に、西は阪神西宮駅の北側エリアから、東は勤労会館上下水道局庁舎のあたりを対象とし、目標年次は、この本庁舎も更新されているであろう、およそ30年後となる2050年としています。  その下は、上位計画における対象地区の位置づけですが、都市計画マスタープランでは都市核の一つに位置づけられ、また、コンパクトなまちづくりを基本理念とする立地適正化計画では、複合的な都市機能が集積し、市民生活や都市活動の拠点となる都市拠点形成区域の一部に位置づけられています。  次に、3ページをお願いします。  ここでは、六湛寺町周辺の歴史を年表にまとめていますが、時間の都合上、説明は省略させていただきます。  4ページからは、地区の現状と課題についてです。  まず、地区の現状としまして、朝、昼、夜の駅及び本庁周辺の状況写真をお示ししております。  次に、5ページでは、都市機能の現状につきまして、行政機能や商業機能は一定集積しているんですが、都市核に求められるような多様な都市機能の集積は不十分で、上空からの写真でもおわかりいただけますように、駅の北側エリアは、49万都市の特急停車駅の駅前立地を生かした土地の有効高度利用が進んでいない状況となっております。  交通面での現状は、国道2号と171号が交差する自動車交通の要衝であるほか、阪神西宮駅は多くの人々の通勤通学に利用され、また、多くのバス路線の発着点ともなっておりますが、バス乗り場が分散し、駅とは直接接続していないなど、乗換利便性や安全性といった面で交通結節点機能が十分とは言えない状況となっております。  次に、6ページをお願いします。  公園・オープンスペースの現状についてですが、保護樹木などにより周辺地区に比べて緑量が多く、資料下段のカレンダーにありますように、六湛寺公園六湛寺南公園は、市民祭りを初めとする各種イベントに活用されていますが、残念ながら、市役所前線が本庁舎前の広場を含めたオープンスペースを分断している状況でございます。  次に、7ページは公共施設等の現状です。  市制施行以来、市の中心地として多くの公共・公益的施設が集積しましたが、庁舎機能は分散しており、図中、赤字で施設名を示しております昭和40年代以前に建設されました市の施設は、近い将来、次々と更新時期を迎えることとなります。  次に、8ページをお願いします。  ここでは、上位計画における対象地区の位置づけや市街地整備の方針のもと、中心市街地の再生に向けたまちづくりの課題をまとめております。  項目のみの説明となりますが、まず、「魅力ある都市空間の創造」として、対象地区では、多様な都市機能の集積、にぎわいを生む機能の導入と空間整備が求められること、「公共交通利便性向上」としましては、交通環境の改善と交通ターミナル機能の向上が必要であること、そして、「都市核にふさわしい景観の形成」として、オープンスペースを確保し、緑豊かな空間をつくり、景観形成のあり方について検討する必要があるとしております。  それでは、9ページと10ページを見開きでごらんください。  2050年に向けたまちづくりの将来ビジョンです。  将来、こうありたいという展望としまして、「多世代が集う市民の杜~人々が集い、楽しみ、憩い、学び、そして愛され親しまれるまち~」を掲げ、その実現に向けて、道路や公園、広場など公共空間をリノベーションすることで居心地がよいまちなかを形成し、周辺の民間投資とも共鳴させながら、プライベートな空間の高質化や人々の交流の活発化を促すなど、市民に開かれたシビックセンターとしての新たな魅力の創出と価値の創造につなげるため、その下に五つの基本方針を掲げております。具体的には、次ページ以降、順に御説明いたします。  なお、イラストは、イベント開催時の市役所前線周辺を南側から見たもので、正面にありますのが、現在建設中の第二庁舎(危機管理センター)となります。  11ページをお願いいたします。  基本方針の1番目、「人々が集う賑わいのあるまちへ」についてです。  ここでは、資料下段の網かけ部分にありますように、まず、シンボルロードの整備を挙げています。具体的には、市役所前線のモール化などシンボルロードへのリニューアルに取り組み、その市役所前線六湛寺公園において一体化したオープンスペースを確保し、空間に広がりを持たせるとともに、本庁舎前の芝生化など芝生の力を活用して魅力の向上を図ります。  また、にぎわいを創出するため、道路と敷地の境界など官民の中間領域を新たな公共空間としてオープンカフェに活用することやパークマネジメントの導入など、民間事業者による市有地の活用により地区の魅力向上を図ります。  12ページは、「歩いて楽しい人に優しいまちへ」についてです。  これは、今年度からスタートしました国土交通省取り組みともマッチするものですが、これまでの車が中心の道路空間から、人が中心の空間へと転換し、公共交通が利用しやすく、誰もが移動しやすいまちづくり、居心地がよく歩きたくなるウオーカブルなまちなかの形成を目指します。  具体的には、歩行者にゆとりと潤いを与える空間整備として、資料上段の左側の図にありますように、市役所前線を1車線化して歩道を拡幅するなど、将来的には一般交通を制御するトランジットモール化を目指します。また、市民や企業の協力を得ながら、建物をセットバックさせるとともに、低層部をガラス張りで透明化するなど、歩道と一体的な空間整備を進めます。  それから、誰もが移動しやすい動線の整備としまして、新しくつくる庁舎やホールは駅とデッキで接続するなど利便性と安全性の向上を図るとともに、歩行者が休憩できる緑陰空間を整備することで、まちの回遊性を高めます。  資料中ほどのイメージ図では、参考となる他都市の取り組みとしまして、三宮周辺地区トランジットモール構想や、大阪の御堂筋のフルモール化に関する将来ビジョンなどを御紹介しております。
     続きまして、13ページ、14ページ、こちらは「市民文化を育むまちへ」についてでございます。  昭和3年に2代目本庁舎が建設されて以来、市民文化を発信する中心地としまして発展してまいりましたが、その歴史を次世代に継承いたします。  一つは文化芸術施設の再整備ですが、老朽化やバリアフリー対応のほか、機能面でも課題を抱えたアミティホールを再整備し、市民文化の活動拠点としてより使いやすいホールとし、市民文化のさらなる充実を図ります。  それから、かつては対象地区にありました図書館機能を導入し、本との出会い、新たな知の創造を促進します。また、図書館では、さまざまな情報のほか、社会教育や文化芸術などのプログラムを通じて、新たな居場所や出会いの場、市民参加の機会を提供しまして、まちづくりへの市民参画のきっかけづくりも進めます。  もう一点は、市民に親しまれるシンボルゾーンの形成についてです。  多くの保護樹木が存在する緑豊かな空間を継承するとともに、オープンスペースや建物の屋上・壁面の緑化を積極的に推進し、森の中に都市が溶け込んでいるかのような空間として、六湛寺の杜の創出を目指します。  また、市民祭りなどさまざまなイベントにオープンスペースを活用し、ハード・ソフト両面から本市のシンボルゾーンとなる空間形成を目指します。  次に、15ページをお願いします。  方針の4番目、「災害に強くスマートなまちへ」についてです。  ここでは、災害時にも継続して活動できるシステムの構築とスマートで効率的なエネルギー利用を挙げておりますが、対象地区では、本市の都市核の一つとして、他の地域のモデルケースとなるよう、先進的なエネルギー技術情報通信技術などを積極的に活用し、経済性、環境性にすぐれた空間整備を進めます。例えば、業務の継続性を高めるための自立分散型電源の整備や、地区内におけるエネルギーの面的利用を進めるほか、必要な情報を迅速・適切に発信する情報プラットホームの構築を目指します。  また、再生可能エネルギーの導入や緑化によるヒートアイランド対策など、公共施設の整備だけでなく、民間の開発や土地利用を含め、エリア全体で、時間をかけながらグリーンインフラの形成を図る取り組みなどを推進し、災害に強くスマートなまちづくりを進めます。  16ページは、基本方針の5番、「みんなで協力して育てるまちへ」についてです。  このビジョンは、行政だけの取り組みを示したものではありません。民間事業者やNPO、市民団体など幅広い関係者が共有しながら、さまざまな主体による協働の中で、例えば公共空間の管理や利活用のほか、建物やその敷地をまちに開かれたデザインとするなど、公民連携の視点から、対象地区の魅力向上の取り組みを進めるエリアマネジメントを実践し、ともにまちづくりを進めてまいります。  最後に、17ページと18ページは見開きでお願いします。  目標年次である2050年を想定しました本庁舎周辺のまちのイメージ図イメージ写真です。  個別の施設整備については、この後、公共施設の再整備構想で詳しく御説明させていただきますが、資料の左手、17ページのほうから簡単に御説明しますと、阪神西宮駅北側のエリアでは、駅前空間高度利用や多機能・複合化、交通結節点機能向上とあわせて、文化芸術施設――ホールと図書館機能再編整備が実現し、これらは駅舎とデッキで接続されております。  また、札場筋や駅前通りでは無電柱化が進み、景観軸としてリニューアルされ、駅前と市役所前線をつなぐ東西の区画道路は、建物のセットバックにより歩行者動線が強化され、市役所前線とともに、人が中心のウオーカブルな空間となっています。  公共施設の配置では、統合再編後の県立西宮病院の跡地に保健所関連機能を集約し、将来の新本庁舎は現在の市民会館六湛寺南公園のあたりに移転、駅舎とはデッキでつながるとともに、図書館や市民ギャラリーなど川添町にあります教育文化センターの機能を複合化しています。  また、対象地区ではエネルギーの面的利用や災害時のエネルギーの自立化も進み、新本庁舎は、第二庁舎とも連携した危機管理の中枢拠点として、さらに機能が充実しております。  一方、六湛寺公園や庁舎前広場では、緑化の推進や芝生化のほか、パークマネジメントなど公民連携事業によりにぎわいが創出されるなど、駅前及び本庁周辺が見違えるようなまちになればと考えております。  以上が本庁舎周辺整備ビジョンに関する中間報告となりますが、2050年を見据えた再整備ビジョンは長期にわたる取り組みであり、将来こうありたいという展望としてまとめたものでございます。人口減少や高齢化の時代を迎え、これからの都市開発には、公と民が連携した高付加価値でコストパフォーマンスの高いまちづくりが求められます。そして、公民連携による事業を効果的に進めるには、まちの将来像や方向性をあらかじめ共有する必要があります。そのため、このビジョンが、今後の公共施設整備だけでなく、民間の積極的な投資を促すとともに、その民間開発に対する指針、ガイドラインにもなればと考えております。  それでは、引き続き、公共施設の再整備構想について御説明をさせていただきます。  表紙をめくっていただきまして、1ページをお願いいたします。  初めに、構想策定の目的についてでございますが、この構想は、先ほど御説明しました空間整備の方針であるビジョンとあわせて、公共施設の中長期的な整備手順等をお示しし、まちづくりと連動した効率的で効果的な施設の再編整備を進めるために策定するものでございます。  次に、2ページをお願いします。  公共施設再整備の基本方針についてでございます。  大きく5点を挙げておりますが、2点目から5点目にある「市民の利便性向上」、「業務の効率化」、「危機管理体制の強化」、「維持管理コストの削減」につきましては、既に公表済みの第二庁舎(危機管理センター)の基本計画においても、本庁舎周辺整備に関する基本方針の四つの柱としてお示ししておりますが、ここでは、1番目に「まちづくりと連動した公共施設の再整備」を追加しております。これは、昨年度、総務常任委員会からいただいた御提言も踏まえ、また、対象地区である本庁舎周辺阪神西宮駅の北側エリアは、いずれも同じ阪神西宮駅の駅前に位置しており、今後のまちづくりと密接に関連し、相乗効果も期待できることから、一連のまちづくりをして、駅前空間高度利用と多機能・複合化を基本方針の一つに挙げ、本市の玄関口、都市核にふさわしい多様な都市機能の集積など、民間活力を適正に誘導しながら、まちづくりと連動した公共施設の再整備を進めることとしております。  続きまして、公共施設再整備の具体化に向けた取り組みについて御説明いたします。  3ページをお願いします。  1点目は、「公共施設の集約・複合化」についてです。  最初に、庁舎機能の集約化に関して、新本庁舎の建てかえ更新についてですが、他都市では、本庁舎の更新に際してその建てかえ場所をめぐって大きな議論となるケースが見受けられますが、将来の新本庁舎は、第二庁舎等との連携強化や業務の効率化を図るため、また、これまで当地で培ってきたシビックセンターとしての歴史を継承し、六湛寺町で、具体的には、資料下段の図でお示ししておりますように、現在の市民会館及び六湛寺南公園敷地にて更新することといたします。  そのためにも、アミティホールは先行して建てかえ更新することとし、集客施設として、阪神西宮北側エリアへの移転整備を検討します。  ここで、「検討します」としておりますのは、地権者であります阪神電気鉄道株式会社及び大阪ガス株式会社とは現在協議中であるため、このような表現としており、以下、阪神西宮北側エリアに関しては同様の表現となっております。なお、両社とは、来年の6月定例会までには一定の合意が得られますよう、引き続き調整を進めてまいりたいと考えております。  次に、図書館機能の導入ですが、川添町にある中央図書館ほか教育文化センター機能は、将来の新本庁舎建設時に六湛寺町に移転し、複合化します。  また、これに先立ち、新アミティホールとも連携する駅前立地を生かした図書・情報館的機能の導入を阪神西宮北側エリアにて検討します。  2点目は、「同種の施設を統合」についてです。  まず、保健所関連の施設については、現状、江上町に保健所庁舎が、染殿町の健康開発センター内に中央保健福祉センターが、そして、池田町の消防局庁舎1階に応急診療所が分散しています。これら関連機能を、統合・再編後の県立西宮病院跡地の一部、具体的には3号棟跡地に新保健所施設として集約することとし、あわせて、医師会など関係団体との機能の連携強化を検討いたします。  次に、貸し館機能についてですが、市民会館勤労会館勤労青少年ホームはいずれも貸し館機能を有しております。これらを現在の上下水道局庁舎にて統合し、労働施策推進拠点機能のほか、多目的に利用できる新しい貸し館施設としてリニューアルいたします。なお、勤労会館の固定席を有するホールは、この時点で廃止となります。  続きまして、4ページをお願いします。  3点目として、「文化芸術施設機能向上」についてです。  老朽化だけでなく、機能面でも課題を抱えるアミティホールについては建てかえ更新し、時代に即した施設整備を行います。  なお、資料中ほどの図は、近年整備されました同程度の席数を有する他市のホールと大きさを比較したものでございます。  その下の図書館機能の導入については、イメージ写真のほかは再掲ですので、説明は省略させていただきます。  それから5ページは、「将来の建て替えを考慮した事業手法の選択」についてでございます。  耐用年数等による建てかえ時期を想定しつつ、効率的で効果的な整備計画を検討するとともに、再編により生じる跡地については、必要に応じて将来の建てかえ用地として確保することとします。例えば、資料中ほどにありますように、市民会館解体から将来の新本庁舎建設までの間は、中心市街地の希少な公有地の有効活用の観点からも、飲食店等の収益施設を誘致し、公民連携による公園と一体となったにぎわいのある広場として暫定利用するなど、財源の確保に努めます。  また、新本庁舎建てかえ後の現在の本庁舎の跡地については、式年遷宮のような再配置が行えますよう、5代目の本庁舎建設用地として保有し、定期借地による貸し付けなど財源の確保に努めます。  次に、6ページをお願いします。  「資産の有効活用による財政負担の軽減」についてですが、新本庁舎の建てかえに際しましては、南側の市有地を有効活用することで事業費の増大を招く仮設庁舎の建設は避け、その前段のアミティホールの更新につきましては、閉館期間を生じさせることのないよう、現在地ではなく、別の場所、阪神西宮北側エリアでの再整備を検討します。  また、財源の確保に関して、機能移転後の跡地、跡施設は、国等の機関や民間への貸し付け、売却などにより有効活用を図ります。具体的には、新本庁舎建設費の一部に充当するため、現本庁舎の跡地は貸し付けなどで有効活用することを検討します。  資料では、公民連携による庁舎等の整備事例としまして、渋谷区の事業スキームをお示ししております。これは、敷地の一部について、高度利用が可能となるよう容積率を大幅に緩和した上で、これを定期借地権つきのマンション用地として民間デベロッパーに貸し付け、その対価により区の負担ゼロで新庁舎と新公会堂が整備された事例でございます。渋谷区というまさに東京の都心部ならではの事例であり、本市にそのまま当てはまるわけではございませんが、一定の財源確保が見込まれることから、有効な手法の一つであると考えています。  また、本部機能が第二庁舎に移転した後の消防局庁舎2階から5階につきましては、老朽化や耐震面のほか、交通アクセス面でも課題を抱える青木町のハローワーク西宮に貸し付ける予定で、雇用施策における連携強化とともに、財源の確保にも努めてまいります。  次の7ページは、公共施設の再配置を一覧にまとめたものです。  既に御説明した内容と重複しますので、ここでは説明を省略させていただきますが、1点だけ、上から三つ目の「新貸館等施設」についてですが、将来的には上下水道局庁舎を改修して貸し館機能を集約しますが、県立病院跡地において新保健所施設が供用開始するまでの間は、耐震面で喫緊の課題を抱えた保健所の事務所機能のほか、池田庁舎として暫定利用することといたします。  なお、保健所の検査室機能につきましては、仮移転に要する経費を少しでも圧縮するなどの理由から、新保健所施設が完成するまでの間、その後は解体予定の本庁西館に仮移転する予定としています。  続きまして、8ページをお願いします。  ここでは、「2050年までのロードマップ」をお示ししています。上から順に、5次総の前期・後期、6次総の前期、そして7次総以降という形でまとめております。  まず、5次総前期につきましては、第二庁舎建設に伴う再配置としまして、保健所の上下水道局庁舎及び本庁西館への仮移転や、保健所、江上庁舎の解体、消防局庁舎の改修のほか、上下水道局庁舎の企業会計からの所管がえを行い、これに要する事業費として、第二庁舎の84億円ほか、総額約96億円の事業費を見込んでおります。  なお、来年度――令和2年度は、竣工を迎える第二庁舎の建設工事費のほか、機能移転後の消防局庁舎及び上下水道局庁舎等の転用に係る設計委託料を当初予算に計上させていただく予定としております。  次の5次総後期では、関係事業者との協議が調いましたら、阪神西宮北側エリアにて公民連携の開発事業を実施し、複合施設内での新アミティ及び駅前図書館の整備と、現在のアミティホールを解体するほか、多額の財源が必要となるような用地買収を伴う従来型の公共事業ではなく、阪神電鉄主導で実施する駅前広場整備のうち、無電柱化やデッキの整備など基盤整備に対する道路管理者としての応分の負担を含めまして、超概算ではありますが約83億円の事業費を見込んでおります。  このうち、新アミティ等の整備費約75億円については、現在の規模や想定される敷地条件などから約1万平米程度の施設規模を見込み、その設計・建設費のみを計上しております。これは、街区の再編や都市計画制度の運用により土地の有効高度利用を促し、ほぼほぼ用地費に関する市の負担がない方向で施設を整備できないか、現在、関係事業者と協議を進めておりますので、一定、協議が調い次第、改めて事業スキーム等について御報告をさせていただきます。  また、ホールや図書館の整備については、国の交付金事業の対象となりますので、その見込み額として約21億円を財源の一部に計上しております。  その下は、6次総前期についてです。  ここでは、県立病院の跡地活用に伴う再配置を予定しております。3号棟の跡地を活用して新保健所施設を整備するとともに、保健所のオフィス機能などに暫定利用していた上下水道局庁舎を新貸し館等施設としてコンバージョンするほか、勤労会館等の解体費として、超概算ではありますが約45億円の事業費を見込んでおります。  なお、新保健所施設については延べ床5,700平米としていますが、これは、保健所関連機能を集約するほか、解体予定の本庁南館の事務スペースを合わせたものとして想定をしています。また、新保健所施設の整備費約38億円には土地の購入費も含まれますが、これについては、県立病院移転後の5次総後期での予算化を予定しております。  最後は、本庁舎の建てかえ更新についてですが、築48年の現在の本庁舎は、震災で建物全体が被災し、既に大規模な補強工事を実施していることや、建てかえには相当な事業費が見込まれることなどから、引き続き、必要な修繕工事を施しながら長期間使用することといたします。このため、現時点では、7次総以降での更新としか予定時期をお示しできません。  施設規模につきましても、教育文化センター機能を含めて、延べ床約3万5,000平米としておりますが、これは、あくまで現在の人員、組織をもとに想定したもので、実際の建てかえ更新に当たっては、その時点での最新の将来展望に基づく検討が必要であり、コンパクトで効率的な施設整備が求められます。  また、現時点で事業費を概算しても余り意味を持ちませんので、あくまで参考として資料にコメントを記載しておりますが、他市における近年の庁舎整備の事例では、同規模の庁舎で180億円規模の建設費が必要となっておりますので、財政負担をできるだけ軽減するには、先ほど渋谷区の事例で御説明したような定期借地の導入など、公民連携による整備手法の検討が必要となってまいります。  次に、9ページから12ページまでは、ただいま御説明しましたロードマップに沿って、段階ごとに機能再編の動きや施設整備のイメージを模式図や写真等を使ってお示ししております。基本的には、これまで申し上げてきた内容と重複しますので、説明は省略させていただきますが、各ページの下段に、それぞれの段階における跡地利用の方針を記載しておりますので、これらの内容について説明をさせていただきます。  当面は、9ページに記載のとおり、5次総前期において、保健所と江上庁舎の跡地3,900平米ほどにつきまして、財源確保のほか、地域の課題解消と市営住宅建てかえ集約の促進につながる有効活用策の検討を進めてまいります。また、ハローワークの移転後は、駐車場としてお貸ししている市有地についても有効活用策を検討してまいります。  10ページは、5次総後期における市民会館の跡地活用ですが、新本庁舎建設までの間、民間の収益施設を誘致した芝生広場等の暫定利用を検討することとしております。  11ページの6次総前期における勤労会館等の跡地、それから、12ページの7次総以降の本庁舎の跡地及び教育文化センターの跡地については、先の話となりますので、現在のところは、いずれも市有財産の有効活用を検討するとしております。  続きまして、13ページ、14ページをお願いします。  ここでは、施設の再整備前後の配置を概念図でお示ししております。  まず、現況についてですが、既に解体済みの施設もあるため、第二庁舎の建設工事に着手する前の平成29年度を現況としています。  また、ピンク色で示した施設は、耐震性能を有していない施設をあらわしております。  川添町の教育文化センターを含めた現況の床面積の合計は、赤字で示しておりますとおり、7万9,137平米でございます。  これが、その下の第二庁舎整備後になりますと、一定、集約化や転用が進むものの、この時点では床面積の合計が現況に比べ若干増加いたします。なお、床面積は増加しますが、国道を挟んで民間ビルを借り上げている庁舎スペースについては解消することが可能となりますので、年間で約2,630万円の経費の削減が図れることになります。  次に、14ページの上段、6次総前期では、新アミティの移転整備や新保健所施設への集約化が進み、また、この時点では本庁南館と西館を解体することが可能となりますので、床面積の合計は7万8,920平米となり、わずかではありますが、現況と比べて縮減しております。  そして、おおむね30年後の2050年ごろにはなりますが、この時点で築65年を迎えます教育文化センター機能を含む新本庁舎の整備が完了すれば、仮にその規模を3万5,000平米と想定したとしましても、床面積の合計は7万4,046平米となり、現況と比べて約5,000平米、割合にして約6.4%縮減することができます。  なお、新本庁舎の規模につきましては、先ほども申し上げましたように、建てかえ更新時点での最新の将来展望に基づくコンパクトで効率的なものとする必要があります。  また、この時点では、新貸し館等施設が築62年、サン・アビリティーズは築64年となりますので、施設のあり方を含め、必要性等について検討する必要があると考えております。  なお、この再整備構想は、現在の機能が将来にも必要であるとの前提のもとで取りまとめたものであり、特に7次総以降となる新本庁舎の建てかえなどに関しては、今後の状況の変化や、その時点での最新の将来展望に応じて見直していく必要があります。  資料についての説明は以上でございます。  最後に、ポテンシャルの高いこうした中心市街地の再生は、活発な民間投資を促し、まちの活性化やにぎわいの創出、人口の維持・増加に寄与するとともに、周辺の地価を押し上げるなど税収の増にもつながります。  このため、これからは、従来型の公共投資だけではなくて、規制緩和の手法を積極的に取り入れながら、民間主導の良質な開発事業を誘導し、それに伴う開発利益の一部を公共施設整備まちづくりに還元する取り組みが必要だと考えております。  そして、こうした公民連携による好循環が実現し、経済的効果も期待できるまちづくりとなるよう、また、公共交通を中心とする主要駅の拠点性が都市の価値向上につながるよう、当面は、向こう10年間におけるアミティホール移転整備保健所関連施設の集約化を中心に取り組んでまいりたいと考えておりますけれども、個別の事業の具体化に当たりましては、跡地の有効活用策を含め、その必要性や適正規模、経済性などについて改めてプランをお示しし、御理解を得ながら進めてまいります。  説明は以上です。  長々となり申しわけありませんでした。よろしくお願いいたします。 ○篠原正寛 委員長   説明は終わりました。  時間軸も横にも非常にワイドな話なので、完成を生きて見られる人がこの中で一体何人いるんでしょうかというお話でございますが、とにかく今ある情報の中から我々は少しでも探るしかないので、御質疑をいただいていきたいと思います。  それでは、本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆野口あけみ 委員   今、委員長からもありましたとおり、30年後ということです。それにしても、ビジョンのほうの7ページにあるとおり、これまでのこの周辺の地域は、順次公共・公益施設が集積をしてきた、計画的にそんなふうにまちづくりをしてきたわけではないと。基本、市役所中心ですから、公共施設が集積するのはそうかなと思いますが、しかし、今回のこのビジョンというのは、30年後までを見据えて主体的なまちづくりを進めるんだということについて言えば、初めてのことなのかななんていう印象も持っています。そのことで質問をしたいのと、それ以外に、貸し館施設の整備についてと、その他の公共施設についてということで、3点を一問一答でお願いします。  最初のビジョンのことなんですけれども、まず1点目、先ほどからも繰り返し出ている30年後。でも、過去の20年、30年を振り返りますと、それなりにあっという間だったなという気もするので、今、20年、30年後のことをこうやって議論することは決して早過ぎることはないんだろうなとは思うんですけど、ただ、先ほどもありましたように、自分のこととしてはなかなか考えにくい。  それで1点目ですが、このビジョンへの参画ですが、若い職員さんとかそういった人の参画というのはどんな感じになってますかということをまず聞きます。 ◎施設マネジメント部長   このビジョンと基本構想を策定する過程といいますのは、庁内で実は局長級の庁内検討委員会というのを設置しております。その下の部会的なところで、課長級以上での幹事会というのを設置しました。内容的にいろいろな事業者であったり関係機関の情報が回りますので、どちらかというと管理職以上の中で案を検討してきたということでございます。今回、中間報告ではありますが、このように初めて公表をさせていただいておりますので、長い取り組みの中でどうやって進めていくのがいいのか、どういった意見がほかにあるのかというところは、今後若い発想といいますか、そういったところも取り入れられたらなというふうには思っております。現在までのところは課長級以上での会で検討をしてきたということでございます。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員 
     まさにこのビジョン取り組み方なんですけど、ビジョンの16ページに「みんなで協力して育てるまちへ」というコンセプトがあって、このビジョンは行政だけの取り組みではなくて、民間事業者あるいは市民や市民団体ということで、イメージ図も左下にあるわけですが、でき上がってからのまちをみんなで協力して育てようというような意味もあるのかなとも読みつつ、いや、この全体をこれからどうスケッチしていこうかということについても、やはり民間事業者もだし、市民や市民団体もだしというふうな、このビジョンをつくる経過においてもこういった取り組みが必要なんじゃないのかなという印象を受けているわけです。  民間事業者さんはお金もあるし力もあると思うので、当然そこら辺を別個にせずに一緒にということにはなるかと思うんですけど、市民や市民団体は、このビジョンづくりのところに一体どんなふうに組み込んでいくのかなというとこら辺が、これからでしょうけれども、よくわからないなということがある。後でまた、ビジョンをいつまでにどうするのかということを聞きますけど、今の時点で、ビジョンづくり自体にとりわけ市民や市民団体にどんなふうに参画してもらうのかという、その辺を教えてもらえますか。 ◎施設マネジメント部長   ビジョンそのものの計画づくりということでの御質問ということでよろしいでしょうか。 ◆野口あけみ 委員   はい。 ◎施設マネジメント部長   今回、中間報告で案を提示させていただきまして、関係事業者との協議が調いましたら、「中間報告」というのを取る中で、こういった基本的な考え方に関する計画でございますので、まずはパブリックコメント等については実施をしたいなと思っております。それから、長期にわたる取り組みでまちを育てていくという観点でつくっておりますので、今回お出しした内容が何かがちがちに固まったものでもないと思っておりますので、いろんな御意見を伺いながら、必要なところは修正をかけていき、バージョンアップをしていきたいなというふうに思っております。  ただ、どういった取り組みの仕方、ワークショップだとかそういうところの具体的なプランについては今のところ持ち合わせておりませんが、いろんな御意見を頂戴しながらまとめていきたいなというふうには思っております。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   意見にしますけど、そこのところはこれからやという話ですけれども、パブコメをやっておしまいでは絶対あかんと思うんですね。ワークショップなり、説明会を何度も開くなり、やっぱり市民のまちになっていく、特に若い人たちのまちになっていくわけですから、いろんな発想もあるでしょうし、いろんな御意見もあるでしょうし、そういったものをやっぱりできるだけ出してもらえるような、そんな工夫もしていただかないとだめなんじゃないのかなというふうに思います。  個々の細かいところの引っかかりというのも多分市民によってはあるやろうし、全体の中で、こんなふうな夢を持ちたいなという前向きなお話もあるだろうし、多分いろんな御意見、感想もお持ちになるかと思うので、そういったことが十二分に出してもらえるような、そんな取り組みをこのビジョンづくりの中で生かしてもらえたらなと。ただでき上がったものを利用してくださいよということではないというふうにしてほしいなと思います。これは意見です。  それから、この点では3点目、今は中間報告で素案となっていて、公共施設の再整備構想のほうも、これにはロードマップが出ています。先々わからないにしても、第7次の総合計画期間ぐらいまでを見据えて、いつの時期にはこうこうするんだという、そういうロードマップが出ているんですけど、それはビジョンがあってこそのロードマップだと思うんです。このビジョン自体は、どの部分までいつぐらいまでに確定させていくという予定になっているんですか。先々細かいところまでがちがちのものにはしないというお話もありましたけれども、それでもあらましは決めておかなあかんのかなと。その辺の時間の感覚がよくわかんないんですけれども、ビジョン自体の最終形はいつぐらいまでに完成を目指すのかということを聞いておきます。 ◎施設マネジメント部長   一定ビジョンを示す上で拠点となるような公共施設の配置というのがありますので、それについてはいろんな関係事業者等がありますから、現在、中間報告としております。  まちづくり公共施設整備だけではありませんので、例えばそれと連動してその隣で開発が行われたときに、このビジョンに合っているようなセットバックが行われて、建物の低層部ににぎわいがもたらされるとかというのは順次取り組んでいかれることだろうと思います。  御質問のビジョンそのものをいつまでにつくらないといけないかというところは、これが何かで確定しないとその後のまちづくりが一つも動かないということではないと思いますので、一定の下絵のもとに大きな方向性、将来像はできるだけ早い段階で示させていただきたいなとは思いますけれども、これを使って一緒にまちをつくっていくという活動については、これはもうずっと続いていく話でして、その中で見直すべき点が出てきたり追加すべき事項が出てきたら、追加していく、見直していくというような、そういった取り組みになるのかなと。だから、何年の何月にびしっと決めてしまわないとその後のまちづくりが進まないということでもないのかな、みんなで今後のまちづくりを考えるきっかけづくりになればなというふうには思っております。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   イメージがまだなかなか私も追いついてなくてあれなんですが、さっきもおっしゃったように、ビジョン自体はきっかけづくりにして、追加したり見直ししたり、がちがちに固めないんだというお話もありましたけども、一定のあらましの構想という形で漠と持ちながら、それでも市が主体となる公共施設の再整備、ただしこれも民間との兼ね合いもあるんだというお話ですから、なかなか壮大な話だなという印象を受けています。  いずれにしても、ビジョンを持つことだとか、もちろん周辺の公共施設の再整備についてもそうですが、市民の皆さんが置いてけぼりにならないように、その辺のいろんな発想やいろんな御意見というのは本当に酌み尽くすような、これまでになかったような方法、手法も含めて、それは検討していただきたいなということをこの1点目では申し上げておきたいと思います。  あと進めていったら細かいことを何ぼでも突っ込みたいところですが、それはまた別の機会に譲らせてもらって、1個だけ気になっているのが貸し館機能の集約のところです。  勤労会館、青少年ホーム、これらと市民会館の貸し館も含めて、保健所ができてから後の話ですが、水道局のあの庁舎を改修して、そこに集約しましょうかと。面積の広さのことも公共施設整備の12・13ページにあるんですけど、市民会館勤労会館、青少年ホームの貸し館を足したものが、上下水道局のこの広さに全部入り込むのかどうかというのがちょっとこれだけではわかれへんので、その際ホールとしては廃止というふうには聞いていますけれども、感覚としてどうなのかということをまず聞かせてもらえますか。 ◎施設マネジメント部長   詳細な図面の検討まで全部できているわけではないんですけれども、法改正に伴い位置づけが見直されました青少年ホームの体育室とか器楽室、このほか利用率の低い和室を除いて、いわゆる会議室、これの面積で比較しますと、面積的にはおおむね8割程度に削減されるのかなというふうに思っています。ただ、市民会館の会議室については、アミティホールの練習室とか控室という使われ方も結構しておりますので、そうした機能については新アミティホールのほうで持つということになると思いますので、会議室の面積は8割程度になっても、実態の使い勝手としてはもう少しあるのかなというふうには思っております。  以上です。 ◆野口あけみ 委員   私ごとでもないけど、割とこれを利用させていただいているので、余り減っちゃうと嫌だなという印象があるので、その点のことと、それから、ホールは廃止やというのも、これも現によく利用させてもらっていることもあって、すごく喪失感があるんですよ。意見はともかくとして、ホールの利用率なども考慮して廃止というふうに今の時点で思っていらっしゃるんですか。 ◎施設マネジメント部長   勤労会館ホールの稼働率は、利用枠で約33%ぐらいになっておりまして、ほかのホールと比較しても低い利用率かなというふうに思っております。中身を分析したのが平成28年度なんですけれども、利用されている33%の枠のうち、4分の1に当たる25%が同じ団体の方で、特に客席を使わず何かの練習をされているような使い方をされているというようなことですので、集会とかで集まっていただく分につきましては、他のホール等の代替先を御検討いただくことで一定対応が可能じゃないかなというふうには思っております。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   今後の話にもなるので、これは私どもももうちょっと研究してみたいなと思っているところです。  それと、最後にあった、例えば勤労ホールが稼働しているうちの4分の1が同団体で使っていらっしゃるということで一つ思いついたのが、器楽とかの練習でよくお使いになっているんですよね。青少年ホームのほうもたしか器楽室があったりするんですが、今、公共施設といいますか、行政需要というか、行政課題というか、例えば音楽の練習ができるような施設が全市的に――別にどうしても市役所周辺になかったらあかんということを言うわけじゃないですけれども、そういったものの過不足はどうなのかとか、それから、ここのホールは3割程度ということですが、他のホールはなかなか借りにくいというようなことも漏れ聞いているし、市民会館のホールなんかは特に大き過ぎることもあるから、なかなかそう簡単には借りようかとは思わないんだけれども、手ごろなホールが手ごろな金額でなかなか借りにくいというような、そういう実態もあるのではないかと。これももうちょっと研究もしていただきたいところなんですけれども、そういったことや、今後の行政課題、それこそ30年の間にはどんな行政課題に見合った公共施設が必要になるのかということについても、まだ未確定だけれども、例えば児童相談所などは中核市としてこれを持つことは、今は「できる」ですけれども、必置ということも十分想定されるわけです。その時々の行政課題や、あるいは市民のニーズに応じた公共施設をこの周辺に集積していくということで言えば、公共施設の配置の再整備の構想の中でそういったものの余地があるのかないのかと言えば、余地がなさげに見えるんです。市民会館が先に動いて、保健所、市役所ぐらいまでは、時期は別としてほぼ確定しているわけですよね。そういった中で、例えば児童相談所や、例えば音楽の練習室が足りないなといったようなとこら辺はどんなふうにお考えでしょうか。 ◎施設マネジメント部長   まず最初に、他のホールの実態だけちょっと御紹介させていただきます。  勤労会館は400席、旧の席幅とかになるんですけど、同程度で言いますとフレンテホール、プレラホールということになるんでしょうけど、大体50%強の稼働率でございます。これだけまず申し上げておきます。  それから、アミティホールのほうでは当然音楽の練習場というのは幾つかとることになるだろうと思いますが、改めまして、貸し館機能のほうで音楽の器楽練習室を行政のほうで確保するということまでは今我々のほうでは考えておりません。それを全部公共側のほうで用意する必要があるのかというところもやっぱり考えていかないといけないのかなというふうに思っております。  児相については、これからどういう対応をしていくかというのは今この場ではお答えはしかねるところでございます。よろしくお願いします。  以上です。 ◆野口あけみ 委員   今の中でなかなか全部はお答えにしくいとは思いますが、いずれにしても、先ほどもお答えがあったように、これから先の中ではどんな行政需要にどう対応していくのかというのは、必ず変化はあるものだと思われます。もちろん跡地の利用、市有財産の有効活用という部分がほかのところにもあるわけですから、そういったこともあわせてそれぞれ検討してもらいたいなと思います。  それを考えるにしても、一番中核となるこの周辺がどうなっていくのかというのは、いろいろ追加、変更、見直しをしながらも、一定程度は決まっていかないと難しいのかなという、そういった兼ね合いがありつつの話だなというような印象を受けました。いずれにしても、これは今回こういう形で報告もあったわけですから、市民の皆さんにもぜひ関心を持ってもらって、いろんな御意見を私のほうでも聞くような取り組みをぜひ進めたいなと思っています。  私は以上です。 ○たかのしん 副委員長   2点、一問一答でお聞きします。一つはこの再整備ビジョン、再整備構想の位置づけのお話と、もう一点は新アミティホールについて、この2点で一問一答でお聞かせください。  まず、今回、この二つのビジョンと構想が長期的な今後の将来的なビジョンを示したという意味では、一定道筋をつけたということは評価できるのかなと思っているんですけども、まだ先の話過ぎて、あと費用面もまだまだざっくりした数字しか出てきていなくて、それ自体の各論のよしあしを判断できる水準にはないのかなと思っています。そういった中で、今後、各論のそれぞれの施設整備を進めていくに当たって、ビジョンと構想をどれだけ守るのか、どれだけここに縛られてしまうといいますか、そこの位置づけをまず教えていただけますか。 ◎施設マネジメント部長   このビジョンと構想の「素案」というのが取れて、晴れてビジョンと構想になったからといって、全ての事業がこれで認められたというものでは当然ないというのは、冒頭の御説明でもさせていただきましたつもりですし、個別の事業化、特に公共施設の事業化に当たりましては、それぞれの事業内容、適正な規模であったり、必要性であったり、経済性といったところは改めてプランとともに御説明をして、予算審議の中で御議論いただくということでございます。まずは、行政側がこういうことを考えていますよと、将来こういうまちになったらいいなという展望のもとでビジョンを示していますので、民間事業の方は、行政が考えていることも踏まえて、できればそれに沿ったようなまちづくりを検討していただくようなガイドラインみたいなものにも使っていただけたらなという、その程度の位置づけだと思っていただいたらいいと思います。  構想のほうは、一番大きいのはこの本庁舎だと思っておりまして、これが築80年に長寿命化をしようとするとあと30年ということになります。そこをやり遂げるに当たってのロードマップといいますか、手順を一定こうやると今ある機能がうまくローリングをしながら効率的に整備できるよというのをまずはお示しすることが大事かなと思っております。当然途中での見直しはあってもいいと思っていますが、今までのように、何かが古くなって課題があるから建てかえよう、どこの土地があいているのであそこにしようというような対症療法的な対応ではなくて、一定道筋を立てた上で進めていく必要があるんだろうということでお示ししております。なので、個別の事業の位置づけがここで確立するということではないということは承知しております。  以上でございます。 ○たかのしん 副委員長   ありがとうございます。  最初の御説明の中にもそういったお話はあったんですけれども、今おっしゃっていただいたところが非常に重要かなと思っておりましたので、改めて質疑という形で御答弁をいただきました。  2点目のほうなんですけれども、仮に今の計画のままで今のビジョンに沿ってアミティホールの新築、移転整備をするとして、市内にいろいろホールの機能がある中でも、アミティって、中学校の合唱コンクールであったり、各校文化系の部活動の拠点であったり、割と市民利用というんですか、そういったところの中心的な存在として今まで機能していると思うんですけれども、そのような機能だったり、設置の狙い、位置づけというところは、新しいものを整備しても変わらないということでいいんでしょうか。 ◎施設マネジメント部長   今現在、産業文化局のほうで、どういった機能、規模というのは検討を進めているところでございますが、我々政策局のほうとも共通して認識しておりますのは、超一流の芸術を鑑賞する芸文センターといったような性格のものではなく、このホールがオープン当初から担ってきました、市民が気軽に文化芸術を発表したりとか体験できる場を提供する、そういった機能をより高めていって、できるだけ幅広く多くの市民の方に利用していただくような施設運営ということを目指したいなということは、政策局と産業文化局のほうでは共通して認識をしております。  以上でございます。 ○たかのしん 副委員長   ありがとうございます。  今おっしゃっていただいた趣旨というか目的でいくと、来られるお客さんについても、すごく遠方からいろんな人を呼び込んでというような広域の集客を目的とするホールではないという認識でいいでしょうか。 ◎施設マネジメント部長   今、コアになる部分はこれは共通認識としてお答えしたんですけれども、アミティホールの稼働率を見てみますと、土、日、祝は結構埋まっているんですが、平日、特に午後とかそのあたりの稼働率が低いということもありますので、そこの稼働率を高めていって、にぎわいの創出に寄与するだとかというようなところを追求していったときに、そこの利用がどういったターゲットを対象にするかというのはこれからの検討課題なのかなと思っておりますが、主たる目的としては市民利用の市民ホールであろうというふうに思っております。  以上でございます。 ○たかのしん 副委員長   ありがとうございます。  今おっしゃっていただいたみたいに、芸文センターもある中で、もしくは電車に乗って10分、15分行けば大阪や神戸にも行けて、プロの方が演奏するようなホールというのはすごくたくさんある中で、本当にこの市民会館に求められる機能は何なのかというところをすごく重視していただきたいなと思っています。  そうなったときに一つだけちょっと引っかかっているのが、同時にそこに設置しようとされている図書・情報館、これの位置づけがいまいち見えないといいますか、今、市内にない機能だと思うんです。これを新しく設置することの意義といいますか、狙いについてもう一度御説明いただけますか。 ◎施設マネジメント部長   現時点で図書・情報館のイメージが全部固まっているわけではないんですけど、例えばホールと複合化するとなりますと、ホールにつながる図書スペースとしての使い方を考えるとか、あるいは、学習情報のみならず、市民生活に必要なさまざまな情報を得やすい場所、駅前でのそういうスペースを確保するというようなイメージも持っております。新たに生まれ変わります駅前空間の付加価値を高めるためにも、図書館機能の導入というのは検討したいなというふうに思っております。  例えば最近出た報道でいきますと、神戸市が人口減少対策で駅前整備というのを西区のほうで3点挙げられていまして、例えば名谷、垂水、西神中央、この中ではいずれも駅前に、にぎわい創出、人が集うような場所としての図書館機能の導入なんかも検討されておられます。全国的にも、駅前の複合施設の中に図書館機能をにぎわい施設として導入する。とにかくにぎわいを高めたいというのと、ホールとの親和性といいますか連携を高めて、それぞれの施設の相乗効果を図りたい。今はそういったところの狙いでして、中身の具体的なところは、子供に特化するのか、ビジネス系でいくのかというのはいろいろあると思いますが、駅前ならではの図書館機能が確保できたらなと。最終的に本庁に中央図書館が来るまでに結構間がありますので、このあたりの図書館機能というのがずっとない状態が続いているということも背景にはございます。  以上でございます。 ○たかのしん 副委員長   ありがとうございます。  あとはもう意見、要望にしておきます。  今おっしゃっていただいたとおり、あるにこしたことはないと思うんですけど、ただ一方で、公共施設マネジメントという中で施設総量は減らしていきましょう、コンパクトにしていきましょうというお話もある中では、この部分はちょっと逆行してないかなという点で少し懐疑的です。さらに、こういう機能を持たせるにしても、本当に行政でやらないといけないのか、それはもう民間に任せてしまっていいことなのかというところについては、まだ議論の余地があるのではないかなと思いますので、この点は今後具体的な計画が出てきた際に、また協議、意見交換させていただければと思います。  以上です。 ○篠原正寛 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   それでは、思ったより質疑が少なかったので、私からちょっと。交代してください。 ○たかのしん 副委員長   委員長の職務をかわります。 ○篠原正寛 委員長   もう質問はいたしません。意見、要望のみ申し上げたいと思います。  本件はダーツの的が大き過ぎて、大き過ぎるがゆえにどない投げても当たるものやから、逆に質疑しにくいというか、全員がいろんなことを思っていらっしゃるんだけど、それをコンパクトにまとめてお話をするには物すごい時間と労力がかかるので、まだそれが実現してないところがあると思うんです。それほど壮大な話なんですが、私からは、ここの委員長を兼ねてというか、2点お願いしておきたいことがございます。  1点は、今、当委員会では行政経営改革を研究テーマとしてやっております。それはどんな言い方をしようと、ある意味行革色を帯びた話をしているわけで、つまり、具体的には事業を見直したりしてちょっとでも節約でけへんか、それが人であれ時間であれお金であれ、少しでも合理的にできないかというようなことをやっていって、本当に煮詰まっていくと、それこそ100万円とか50万円の予算でも削ろうよというお話になっていくと思うんです。  片や一方で、こういった再整備ビジョンというのは大きな話で、何十億円、100億円、200億円というお金を投じられる話なので、一見すると相矛盾するというか、こっちで50万円、100万円ちびっているときに、こっちで何百億円投資するというお話に聞こえてしまってはまずいのかなというのは物すごく思います。  なので、同じ市がやっていることですので、これをできたら行政経営改革の一環という位置づけでぜひ進めていただきたいなと。つまり、行政経営改革は、今あるお金を減らすというだけではなくて、将来かかるはずのお金をかけないようにするとか、減らすとか、投資はゼロにならないので、その投資をより賢く安く済ますということも含めて行政経営改革なのだと思うのです。こういうプランは、お金をけちる話とばらまく話とは違うんです、どっちもお金を最大合理的に使う話をやっているんですという位置づけで進めていただいたほうがいいのかなと。そういう意味では、投資話だけどスマートプランなんだということを、ポジションとしては常に維持していただきたいなと。その目で見ていけば、何が無駄で何が無駄でないかということも、また一つの軸から見ることができるのではないかなというふうに思いますので、それはぜひお願いしたいと思います。  そしてもう一つなんですが、いろんな絵や写真で見せられると、どうしてもイメージ先行になってしまうところがあるので、私もただの普通の人間ですから、緑や通りや祭りやきれいな建物を見せられると、それはそれでいいんだろうなと思うんですが、まちの形を変えるのであれば、そのときの社会問題の解決に資するような戦略を練り込んでほしいと思います。これができるのがもし10年後なら10年後の、20年後なら20年後の社会問題が今と同じかというと、また変わっていくと思うので、私ももちろん断定できないですけど、仮にもし今だったら、例えばこれだけの都市なのに実は買い物が不便やとかという声があったり、こんなに都市部なのに自分たちの目線で見れば、交通不便地区と言われるところがあったりとか、それから、独居の人の問題とか老老介護の問題とかいろいろありますよね。そういった福祉的なことであるとか、あるいは防災の面であるとか、そういったことを同時に解決できるような――というのは、やっぱりまちの形や施設の位置も物すごく大きなファクターだと思うんです。それは大きく変えるときがチャンスなので、もちろんここにはいろんなコンセプトが書いてあるんですけれども、そのときそのときの社会問題を解決するのに資するための施設であったり、まちであったり、道の形であったり、車の通し方であったりということを常に意識していただけたらなというふうに思います。  もう一つ、人口減少していく中でどこかを活性化していくということは、下手をするとその周辺が衰退していくということにもつながりかねないわけです。例えば商店が集まってしまったり、人が集まってしまったりすることによって、その周辺にあった商売とかお店が成り立たなくなっていくとか、そういうことも含めてどう拾っていくのかということを、この図にあらわれる外のことも含めて、民間事業者じゃないので、まち全体がよくなっていかないと意味がないわけですから、それもあわせて考えていただきたい。  それから、今あるこのすばらしい絵やこういうコンセプトなんですけども、今いいなと思っていることも、10年後にはもう陳腐化している可能性もあると思いますので、常にフレキシブルに、その時代その時代の最新のものを取り入れていけるような、先ほど野口委員からはいつ固めるのという話もありましたけど、もちろんいつかは固めなあかん反面、余り固めると、行政の開発は終わったころにはむちゃくちゃ時代おくれになっているなんていうのはよくある話なので、それがないように、常にいつでも変幻自在な状態も残していただきたい。それだけ意見としてお伝えしたいと思います。  以上です。 ○たかのしん 副委員長   委員長の職務をお返しいたします。 ○篠原正寛 委員長   それでは、本件はこの程度にとどめさせていただきたいと思います。  ここで説明員が退席いたします。どうも御苦労さまでした。
       (説明員退席) ○篠原正寛 委員長   続いて、施策研究テーマ「西宮市行政経営改革について」を議題とします。  本日は、前回出しました持ち帰り課題は、ちょうど議会中でありましたので、皆様それぞれ忙しくしていらっしゃったということもあり、どなたからも修正のエントリーはございませんでした。もちろんきょう御意見の発表もできますが、当局に毎回来ていただいていますけど、今回はお呼びしておりません。新しい情報を提供できるというような感じがしなかったので、むしろ仕事をしてくださいということで、きょうはこちらからお断りして、お呼びしておりません。  まず、前回と変わっていないという状態ですので、一応確認だけさせていただきたいと思います。  まず、「(1)基本方針及び実行計画に対する意見」の「①基本方針全般に対する意見・要望」、これはどなたからも今回は修正はございませんでした。  今の段階はこれでよろしゅうございますか。何か御意見のある方はいらっしゃいますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   続いて、「②実行計画の数値化に対する意見」、これも修正はどなたもございませんでした。  現段階ではこれでよろしゅうございますでしょうか。    (「はい」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   「③既存事業の見直しについて(アイデア提供)」、これもどなたも修正はございませんでした。  今のところはこれでよろしゅうございますか。    (「はい」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   次に、「(2)基本方針小項目のうち、ご自身が選択された5項目に対する意見・要望(その項目をどうしたいか、どうあるべきか等)」、それから、どういう手段があるかということ、これも何も修正等のエントリーはいただいておりません。  現段階ではこれでよろしゅうございますか。    (「はい」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   最後が、「(3)行政経営改革に有効とされる手法、必要と考えられる行動について本市での導入等に対する意見」です。  まず、「①公共サービスの委託化について」、「②RPAを導入するにあたってどのように進めるべきかについて」、「③自治体間ベンチマーキングについて」、それぞれこれもどなたも現時点で修正はございませんでした。  何かつけ加えること、その他はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   これにつきましては、変えるのがいい、変えないのがいいということもなく、変えたいときにぎりぎりまでいつでも修正できるという意味で毎回やっております。今回は、ちょうど議会もありましたので、みんな議員ですから、そちらのほうがウエートが高くなるのは当然でございますので、この程度にさせていただきたいと思います。  次回の委員会が1月16日に予定されております。毎回、同じように持ち帰り課題でございますので、今回、本当はもうちょっと向き合って出してもよかったかなと思われる方は、お正月のお料理に飽きたらちょっと取り組んでいただくなどしていただいて、また詳しいことは書面でお伝えさせていただきますけど、次の16日に間に合うように、期限までにお出しをいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  本件はこの程度にいたしますが、よろしゅうございますか。何かおっしゃりたいことがあれば。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   続きまして、管外視察についてなんですが、前、口頭で申し上げましたけども、きょうお手元にパンフレットをお配りしました富士通デジタル・トランスフォーメーション・センター、これが中之島にございます。市との現取引業者でございますので、これを機に癒着とかということもないわけでございますけれども、そこが持っていらっしゃるいろんな企業とか自治体に対してデモンストレーションを見せるショールームみたいなもの、これがあるよということをお伺いしました。ここで委員会をやりつつ、我々はRPAがどうとかいろいろ言っておりますけど、物が動いている様子というのは視察でも特に見てきませんでしたので、これを見たいなということで、前回、企画しておりますということをお話ししました。  詳細が決まってまいりましたので、御報告と、一部皆様に御了解いただきたいことがございますので、説明させていただきます。  まず、候補日ですけれども、先方と当方のその他の議事の都合上、来年1月31日、これはもともと委員会の予定日ですので、この日に行かせていただけたらと思っております。テーマは、西宮市行政経営改革に資するICT等の最新技術について我々が見聞してくるということです。同時に委員会もその日に行わせていただきます。もちろん時間には配慮して、委員会も当然コンパクトに行う予定にしております。  行き先は富士通デジタル・トランスフォーメーション・センターで、大阪の中之島にございます。  行程といたしましては、通常10時-12時程度の委員会というイメージでいらっしゃったと思うんですけど、済みませんが、ちょっと前後お時間をいただきまして、9時20分に議会棟を出発して、車のほうは手配しておりますので乗っていただき、移動。中之島ですから30分程度で着くかと思います。10時から11時半まで視察。まず、動画等を拝見して実演を見せていただく。それから、質疑があって、展示してあるいろいろな施設を20分程度で見学するということです。それが終わりましたら、11時半から12時半、これは最大でという意味ですけど、1時間、その場所の会議室をお借りして委員会を開催をさせていただき、このときは所管事務報告はないというふうに聞いておりますので、我々の研究テーマのみに絞ってやらせていただければと思っております。それが終わりましたら、移動いたしまして、解散。ですので、最長でということになりますけれども、西宮市議会棟前に帰るのが1時になるということですので、前後小1時間ずつぐらいいただければということになっております。  ここで皆様にお諮りしたいのですけれども、これは私も議長とか事務局ともいろいろお話しさせていただいたんですけど、委員会ですので、外に出るということでどうしても管外視察という位置づけにするしかないということでした。フレキシブルな委員会の開き方というのも今後の議会改革の中で続けて話していきたいなと思う議題の一つなんですが、今現在はそういう仕組みができておりませんので、今の仕組みに乗りますと管外視察ということになります。  しち面倒くさいのは、管外視察となりますと、管外視察の進行のマニュアルがあって、そこには、事前勉強会をしなさいよ、事前質問をつくりなさいよ、帰ってきたら報告書を1カ月以内に出しなさいよというふうになっております。この秋に行ってきたものに対しては、我々は一生懸命それをやったわけなんですけれども、日当も出ないほど近いところですので、事実上これは管内視察に近い行程になるわけです。  ですので、皆様にちょっとお諮りしたいのは、事前勉強会を行うこと、事前質問を集めて先方に送ること、全員が1カ月以内に報告書を提出すること、この3点については、この管外視察に関しては割愛をさせていただき、管内視察と同様に委員会で一つの報告書をつくる。正副でつくりますので、それを皆さんに見ていただいて、御了承いただければそれにするという形でいきたいと思いますが、御了承いただけますでしょうか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   嫌やという人は余りいらっしゃらないと思いますので、ということでいきたいと思います。一般的に言う管外視察と性質が違いますので、むしろ形は管内視察なので、そちらに合わせさせていただきたいと思います。  きょうの委員会で御了承いただいたものと決定させていただきたいと思います。  それでは、もう一回繰り返しになりますけれども、次回16日にまた委員会がありますので、そのときにきっちりしますけども、31日は少し早めにお集まりいただき、最新のデジタル機器等が実際に動いている、物を解決している、何かを読み取っているという姿をこちらで見聞させていただき、かつ、委員会日でありますので、現地で少しでも意見交換できるように委員会もさせていただくということにさせていただきたいと思います。  本件に関して何か御意見、御質問はございますか。 ◆野口あけみ 委員   当日の委員会は、視察した内容についてとおっしゃいましたか。テーマ全体についてとおっしゃいましたか。 ○篠原正寛 委員長   テーマ全体の予定です。 ◆野口あけみ 委員   そしたら、宿題が出て、修正なんかしたら、その修正のこともその場でやったりするということですか。 ○篠原正寛 委員長   場所が変わっているだけで、やることはいつもと同じということです。もしかしたら、これを見たことによって何か自分の考えが少し動いたり変わったり、刺激を受けたりすることがあり得ると思いますので、それはその場では口頭披瀝ぐらいしかできないんですけども、期待しているところとしては、それで次にまた、まだ書きかえが可能な期間ですので、そこで何か新たに加わったり書きかえることがあればいいなと思いつつ、こういう企画にしております。 ◆山田ますと 委員   今、西宮市がされているものというのは富士通さんのものをされているということなんですか。この間、時間がどうこうとおっしゃいましたが。短縮のデータが出るとか。 ○篠原正寛 委員長   いわゆるRPAと言われるもののプログラムが全部富士通製かどうかはちょっと把握しておりません。少なくとも今までも過去も使ってきたシステムと言われるもの、これのお取引が深いので、現取引に対するものなので、議会として行っても問題なかろうというお話をしたまでなので、西宮の実績で最新の部分でどこまでというのはちょっとわかりません。済みません。 ◆山田ますと 委員   AIとRPAとか言われるようなものを当日学ばせていただけるということですか。 ○篠原正寛 委員長   そういうことです。 ◆山田ますと 委員   わかりました。 ○篠原正寛 委員長   どこまでかは私も行ってみないと。AIと会話ができるかどうかとか、そういうのは行ってみないとわかりません。済みません。  ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   それでは、本件はこの程度にとどめさせていただきたいと思います。  では、以上で本日の協議は全て終了しました。  全体を通じて何か御質疑、御意見はございますでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○篠原正寛 委員長   それでは、本日の委員会のまとめでございます。  本日は、政策局より所管事務報告がございまして、本庁舎周辺の再整備について(中間報告)、これについての説明と質疑がございました。また、施策研究テーマについての確認、並びに、1月31日に行きます管外視察の内容について確認をさせていただき、事前準備や報告その他についてはきょう決定をさせていただきました。  まとめとしてはその程度にさせていただきたいと思います。  それでは、これをもちまして総務常任委員会を閉会いたします。  御協力どうもありがとうございました。           (午後2時20分閉会)...