西宮市議会 2019-12-18
令和 元年12月(第 3回)定例会-12月18日-06号
令和 元年12月(第 3回)定例会-12月18日-06号令和 元年12月(第 3回)定例会
西宮市議会第3回定例会議事日程
(令和元年12月18日午前10時開議)
日程順序 件 名 ページ
第1 206
議案第76号 西宮市特別会計条例
の一部
を改正する条例制定
の件
議案第77号 西宮市事務分掌条例
の一部
を改正する条例制定
の件
議案第78号 西宮市職員定数条例
の一部
を改正する条例制定
の件
議案第79号 西宮市一般職員
の給与に関する条例
の一部
を改正する条例制定
の件
議案第80号 議会議員その他
非常勤職員公務災害補償等に関する条例
の一部
を改正する条例制定
の件
議案第81号 西宮市農業共済条例及び西宮市
農業共済事業基金条例を廃止する条例制定
の件
議案第82号 西宮市斎場条例
の一部
を改正する条例制定
の件
議案第83号 西宮市無料低額宿泊所
の設備及び運営に関する基準
を定める条例制定
の件
議案第84号 西宮市児童福祉施設
の設備及び運営に関する基準
を定める条例
の一部
を改正する条例制定
の件
議案第85号 西宮市
幼保連携型認定こども園の学級
の編制、職員、設備及び運営に関する基準
を定める条例
の一部
を改正する条例制定
の件
2 市民生活
の安全及び消防行政について
民生常任委員会
の所管事務調査
の件
1 市民サービス
の向上について
2 地域産業
の活性化及び環境行政について
健康福祉常任委員会の所管事務調査
の件
1 保健・福祉サービス
の向上について
2 中央病院
の経営及び改革について
教育こども常任委員会の所管事務調査
の件
1 学校教育及び社会教育について
2 子ども・
子育て支援サービスの向上について
建設常任委員会
の所管事務調査
の件
1 建築行政について
2 生活環境
の整備について
次期定例会
の日程等議会運営に関する調査
の件
西宮市議会議長
出 席 議 員
1番 河 本 圭 司 16番 菅 野 雅 一 30番 篠 原 正 寛
2番 田 中 あきよ 17番 吉 井 竜 二 31番 坂 上 明
3番 江 良 健太郎 18番 かみたに ゆみ 32番 佐 藤 みち子
4番 多 田 裕 19番 川 村 よしと 33番 野 口 あけみ
5番 大 迫 純司郎 20番 まつお 正 秀 34番 中 尾 孝 夫
6番 たかの し ん 21番 よつや 薫 35番 岩 下 彰
7番 うえだ あつし 22番 花 岡 ゆたか 36番 町 田 博 喜
8番 ひぐち 光 冬 23番 河 崎 はじめ 37番 大川原 成 彦
9番 一 色 風 子 24番 松山 かつのり 38番 八 木 米太朗
10番 宮本 かずなり 25番 山 口 英 治 39番 草 加 智 清
12番 脇田 のりかず 26番 山 田 ますと 40番 大 石 伸 雄
13番 福 井 浄 27番 大 原 智 41番 田 中 正 剛
14番 松 田 茂 28番 澁 谷 祐 介
15番 八 代 毅 利 29番 や
の 正 史
欠 席 議 員
11番 谷 本 豊
説明のため出席した者
の職氏名
市長 石 井 登志郎 土木局長 植 松 浩 嗣
副市長 北 田 正 広 会計管理者 瀬 下 房 子
副市長 田 村 比佐雄 消防局長 山 下 俊 郎
防災危機管理局長 丸 岡 五 郎
病院事業管理者 南 都 伸 介
政策局長 太 田 聖 子
中央病院事務局長 宮 島 茂 敏
市長室長 川 俣 均
上下水道事業管理者
財政部長 荒 岡 晃 彦 青 山 弘
総務局長 中 尾 敬 一 上下水道局次長 佐 竹 令 次
総務局担当理事 山 本 晶 子 教育長 重 松 司 郎
総務総括室長 大 植 進 教育次長 坂 田 和 隆
市民局長 土 井 和 彦 教育次長 大 和 一 哉
産業文化局長 岩 崎 敏 雄
選挙管理委員会委員長
健康福祉局長 山 本 英 男 嶋 田 克 興
こども支援局長 時 井 一 成 代表
監査委員 亀 井 健
環境局長 須 山 誠 農業委員会会長 松 本 俊 治
都市局長 清 水 裕 文
職務
のため議場に出席した事務局職員
事務局長 北 林 哲 二 係長 大 西 正 幸
次長 岩 田 重 雄 副主査 山 口 祐 平
議事調査課長 新 田 智 巳
〔午前10時 開議〕
○議長(大石伸雄) おはようございます。
ただいまから西宮市議会第3回定例会第6日目
の会議
を開きます。
現在
の出席議員数は40
人であります。
本日
の会議録署名議員に、会議規則第87条
の規定により、多田裕議員及び八木米太朗議員
を指名します。
本日
の議事日程は、タブレットに配信またはお手元に配付
のとおりであります。
これより日程に従い議事
を進めます。
まず、日程第1 議案第76号ほか14件
を一括して議題とします。
各件に対する委員長
の報告
を求めます。
まず、総務常任委員長 篠原正寛議員。
◆30番(篠原正寛)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第76号西宮市特別会計条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第77号西宮市事務分掌条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第78号西宮市職員定数条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第79号西宮市一般職員
の給与に関する条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第80号議会議員その他
非常勤職員公務災害補償等に関する条例
の一部
を改正する条例制定
の件、以上5件につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(大石伸雄) 次に、民生常任委員長 川村よしと議員。
◆19番(川村よしと)
民生常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第81号西宮市農業共済条例及び西宮市
農業共済事業基金条例を廃止する条例制定
の件、議案第82号西宮市斎場条例
の一部
を改正する条例制定
の件、以上2件につきましては、去る12月13日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 次に、
健康福祉常任委員長 うえだあつし議員。
◆7番(うえだあつし)
健康福祉常任委員長報告。
ただいま上程中
の議案第83号西宮市無料低額宿泊所
の設備及び運営に関する基準
を定める条例制定
の件につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、異議なく原案
を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(大石伸雄) 次に、
教育こども常任委員長 山口英治議員。
◆25番(山口英治)
教育こども常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第84号西宮市児童福祉施設
の設備及び運営に関する基準
を定める条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第85号西宮市
幼保連携型認定こども園の学級
の編制、職員、設備及び運営に関する基準
を定める条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第86号保育所用地等
の確保
の促進
のため
の固定資産税及び都市計画税
の課税免除に関する条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第87号西宮市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準
を定める条例
の一部
を改正する条例制定
の件、以上4件につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 次に、建設常任委員長 松山かつのり議員。
◆24番(松山かつのり) 建設常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第88号
西宮市営住宅条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第89号西宮市自転車駐車場
の設置および管理に関する条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第90号西宮市下水道条例
の一部
を改正する条例制定
の件、以上3件につきましては、去る12月13日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 委員長
の報告は終わりましたが、ただいま
の報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
上程中
の各件に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、討論
を打ち切り、採決に入ります。
上程中
の各件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました15件はいずれも原案
のとおり可決されました。
次に、日程第2 議案第35号ほか16件
を一括して議題とします。
各件に対する委員長
の報告
を求めます。
まず、民生常任委員長 川村よしと議員。
◆19番(川村よしと)
民生常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第35号西宮市
市民交流センター条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第37号
西宮市立地区市民館条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第38号
西宮市立船坂里山学校条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第41号
西宮市立芦乃湯会館条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第42号
西宮市立若竹生活文化会館条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第43号西宮市
男女共同参画センター条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第44号西宮市
大学交流センター条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第45号西宮市
勤労福祉センター条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第46号西宮市勤労者・
障害者教養文化体育施設条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第47号西宮市市民ホール条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第48号
西宮市立ギャラリー条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第49号西宮市運動施設条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第73号西宮市市民憩
の家条例
の一部
を改正する条例制定
の件、以上13件につきましては、さき
の9月定例会において閉会中
の継続審査となり、去る11月13日開催
の委員会において閉会中
の審査
を行いました。また、今定例会第1日には議案第48号
を除く12件につきましては議案
の訂正がなされ、去る12月13日開催
の委員会においては、上程中
の13件について当局から改めて
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、いずれも賛成多数をもって原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 次に、
教育こども常任委員長 山口英治議員。
◆25番(山口英治)
教育こども常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第57号西宮市
学校施設使用料条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第58号
西宮市立郷土資料館条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第59号
西宮市立公民館条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第60号西宮市立山東自然
の家条例
の一部
を改正する条例制定
の件、以上4件につきましては、さき
の9月定例会において閉会中
の継続審査となり、去る11月21日開催
の委員会において閉会中
の審査
を行いました。また、今定例会第1日には議案第58号
を除く3件につきましては議案
の訂正がなされ、去る12月12日開催
の委員会においては、上程中
の4件について当局から改めて
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、いずれも賛成多数をもって原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 委員長
の報告は終わりましたが、ただいま
の報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論
の通告
を受けておりますので、順次発言
を許可します。
まず、まつお正秀議員。
◆20番(まつお正秀) ただいま上程中
の議案第35号ほか16件
の施設使用料改定にかかわる諸議案について、日本共産党西宮市会議員団は反対
をいたします。
以下、理由
を述べます。
今回提出
の使用料改定にかかわる17議案については、さき
の9月議会において継続審査となった案件です。9月議会では、この議案
を採択すべきと主張した公明党議員団からは、この一連
の改定議案
を継続審査と主張する会派などは改定
の趣旨には賛成するがいまだ十分でない点があると
の立場からだと推察する、このように述べられました。確かに継続審査
を主張した多く
の会派などからは、減免
の考え方や政策的に使用料
を設定することへ
の考え方が不明確、あるいは他市と
の比較がわからない、大幅な市民負担につながる今回
の使用料改定
を市長
の施政方針で触れないままで
の突然
の提案に戸惑うなど
の声も出され、その後開催された9月議会後
の継続審査が行われた二つ
の所管委員会では、減免に対する考え方、近隣自治体と
の比較、さらには利用施設
の費用がどの程度かかっているかなど
のデータ
を市民に公表するなどが必要と
の意見も出されました。我が党議員団も、審査する前提
の資料が不十分であるという立場から継続審査に賛成はしましたが、使用料改定
の趣旨に賛同していたわけではありません。
今回
の改定案は、2014年2月に出された
包括外部監査の結果報告書
を踏まえて検討した結果、提案されたと
のことですが、この報告では、いたずらに将来
の財政危機
をあおるとともに、受益者負担
の強化も打ち出しています。この受益者負担については、
監査報告書で言うところ
の原価
のうち主に物件費や人件費など
の施設
の維持管理運営に係る費用
を抽出して算定して算定基礎額
を打ち出し、利用者にその費用
のどれぐらい
の割合で負担してもらうかという受益者負担率
を算出するように求めています。
一方、この報告書では、各自治体によって、いわゆる原価
をどこまで
の範囲で含めて盛り込む
のか
の考え方が分かれるところであるとも指摘
をしています。関連する委員会では近隣市
の調査について
の資料が出されましたが、市が照会した自治体
の幾つかからは回答がもらえず、私が所属する民生常任委員会で出された資料は多くて4自治体分でした。この資料は、自治体によって算定式は違うが、西宮市
の算定している項目
を抜き出してはじき出した数値で他市には算出してもらったという
説明もありました。その中で、市民館
の欄では、西宮市以外で3市
の資料が示されました。その収支状況
のうち収入割る維持管理費
のパーセントは、西宮市29.1%ですが、他市はそれぞれ6.8%、7.3%、0.2%と大きな開きがありました。0.2%と29.1%と
の違いは何かと当局に質問しましたが、全く何もわからないという答弁しか返ってきませんでした。ほか
の施設でも、A市・B市・C市・D市比較表がありましたが、こちら
のA市と市民館
のA市とはまた違い、比較
をしようにもA、B、C、Dがランダムに表示されていると
のことで、計算式もわからず、我々が他市に聞こうと思っても全くわからない、極めて曖昧な資料でした。
そもそも、今回
の改定が大幅な市民負担につながり、さらに、3年ごと
の見直しによって各分類施設ごと
の受益者負担率――これはいわゆる物件費や人件費。多くは算定基礎額
の25%が目標となっていますが、見直しごとに引き上げていけば市民に大きな負担
を強いることになります。したがって、今回
の改定案に賛成することはできません。
市がこうした
包括外部監査報告
を金科玉条
のようにして使用料
を引き上げれば、この10月から
の消費税増税で消費が大きく落ち込んでいると
の報道もあるように、今回
の値上げで市民負担
をふやすことになって、ますます景気が冷え込んでいくことも指摘し、反対討論といたします。
○議長(大石伸雄) 次に、田中正剛議員。
◆41番(田中正剛) ただいま上程中
の、継続審査となっておりました議案第35号ほか16件につきましては、今回は賛成
の立場から意見
を申し上げます。
前回
の定例会で
の我々政新会から
の指摘、意見に対しまして、約2カ月間という短い間でしたが、一定対応していただいたと理解しております。
具体的に整理すべき事項として3点挙げておりましたので、この項目ごとに意見、要望
を申し上げたいと思います。
まず、1点目が、受益者負担割合に大きく影響する維持管理コスト
の妥当性
の検証と対策
の明示についてです。
こちらは、前
の定例会
の後に近隣他市に調査
をかけていただきまして、1平方メートル当たり
の維持管理コストについても比較
をしていただきました。今回は、回答
のあった市が少なく、比較対象が少ないという状況でしたので、今後さらに比較する自治体
の数
をふやして比較、そして分析していただきまして、維持管理コスト
の適正化
を図っていただきますように、まず要望いたします。
二つ目
の点です。施設
の受け付け業務における現金
の取り扱いについてです。
こちらは、施設使用料
の還付金及び前渡資金
の取り扱いについて全庁的にチェック
をされました。今後、現金
を窓口で取り扱う全て
の公共施設
の事務について、受け付け体制、そして現金
の管理方法等
を点検しまして、必要に応じて不正や盗難
の未然防止策
を講じていただきますように要望いたします。
なお、不正が発覚したほか
の自治体では料金精算機
を導入しているケースも見受けられます。今後は、キャッシュレス対応も念頭に入れて対応
を検討していただきたいと思います。
次に、3点目
の減免
の考え方及び政策的配慮
の取り扱いも統一すべきという指摘についてです。
こちらは、まず、減免につきましては、政策局から、減免対象
の団体
の活動状況など
を定期的に確認する方法など
の統一的なルール化
を図り、減免
の考え方についても整理するという方針が示されました。私たちは、減免
を設定すること自体
を否定するものではございません。それは、施設には設置目的があり、より多く
の市民に利用していただくために設置しているものであり、利用料
を稼ぐこと
を第一義としていないからです。次
の料金改定までには、全庁的なルールに基づいて設定し、稼働率
の向上も念頭に置きながら、施設間で公平なものとなるように整理していただきたいと思います。要望しておきます。
そして、政策的な料金設定につきましても、配慮する視点
の明確化に向けて整理すると
の方針が示されました。今後、次
の料金改定までには具現化していただきたいと思います。その際には、稼働率
の低い施設
の使用料自体
を低額にすることによって稼働率
の向上にどの程度寄与している
のか、この効果についても検証していただきまして、同一目的
の施設間で
の受益者負担率
の公平性も考慮して整理していただきますように、こちら
を要望いたします。
以上、賛成討論といたします。
○議長(大石伸雄) 次に、澁谷祐介議員。
◆28番(澁谷祐介) 会派・ぜんしんは、継続審査となっていました議案第35号西宮市
市民交流センター条例の一部
を改正する条例制定
の件ほか16件に今回は賛成します。
以下、理由
を申し述べます。
当該議案は、施設
を利用する者と利用しない者と
の負担
の公平性
を確保するため、施設利用
の対価として受益者に応分
の行政コスト
の負担
を求めるという趣旨から、公
の施設
の使用料
を改定するものです。私たちは、この趣旨自体に反対するものではありませんでしたが、主に、一つは、市民
の負担増に直結する施策であるにもかかわらず、そのことに対する市
の認識が余りにも薄いということ、また、受益者負担割合
の設定に問題があるという2点から、継続審査
を求めました。当該議案が継続審査になったこと
を受けて、市
の認識と対応に一定
の変化があらわれたこと、スポーツ施設
の値上げに関連して大きな影響があるSC21や体育協会に対して一定
の支援策
を講じる考えが示されたこと
を踏まえ、今12月定例会では賛成します。
その上で、2点、要望しておきたいと思います。
1点目は、今回
の料金改定によって生じる使用料収入
の増収分
の一部
を、各施設
の設備
の改善、サービスや利便性
を含めた付加価値
の向上に充てていただきたいということです。
例えば、大半
の公民館においてはWi-Fi環境が未整備
の状況で、パソコンやタブレット端末など
を使うIT関係
の活動
を行うには不便な状況にあり、多く
の利用者が公民館
のWi-Fi環境
の整備
を求めています。また、高齢者
の利用
を考えると、畳に座卓、座椅子、座布団といった形ではなく、フローリングで
の軽量な机、椅子
の整備
を進めるなど、より利用者目線に立ったサービス
の提供が必要です。今後、利用者
の要望に真摯に耳
を傾け、施設
の付加価値
を高めて、顧客満足度
を上げる努力
をしていただきたいです。
2点目は、学校
の運動場、体育館が使えない時期
のSC21など地域へ
の配慮が必要だという点です。
今後、順次学校施設
の建てかえが進められていく中、運動場、体育館が利用できなくなる学校が出てくることになります。こうした学校において代替として市
の施設
を利用する場合は利用料
の減免など、するスポーツ
を支えるという観点から
の支援
を検討するべきだと考えています。
単に今までが安過ぎたからという理由だけで、今まで
の設備、今まで
のサービスで使用料だけ
を上げる
のでは、やはり市民
の理解は得られにくいものだと思います。こうした観点も含め、今後、市民
の負担増に直結する施策
を進める際には、そのこと
の重み
を十分認識していただきたい。議会へ
の説明も含め、早期から十分な告知と周知に努めていただきたい。そして、市民に負担
を求める以上、みずから
の姿勢
を律すること
の重要性
を強く指摘しておきたいと思います。
以上、議案第35号ほか16件に対する賛成討論といたします。
○議長(大石伸雄) 次に、福井浄議員。
◆13番(福井浄) 維新
の会は、継続審査となっておりました議案第35号ほか16件について、賛成
の立場で討論いたします。
この議案に対し、9月定例会で継続審査とさせていただきました。その折に要望させていただいた
のが、現状
の公民館、市民館等
の公共施設について、その施設
を利用される方
の負担とその施設
を利用しない方
の負担
を明らかにし、周知することでありました。これに対し市から要望どおり
の回答が得られたため、本議案に賛成することに至りました。
今回負担
を明らかにするという要望
の目的は、納税者
の納得と今後
の市
のあり方です。市
の公共施設、市民集会施設は偏在しており、明らかに施設が多い供給過剰な地域と、少ない地域やない地域が存在しています。しかしながら、税はどちら
の地域も公平に徴収されています。この著しい不公平
を市は長年放置し、それどころか、供給過剰な地域において新しい市民館が開館されるなど偏在は拡大しています。この不公平さ
を目に見えるようにしようと考えた
のが今回
の要望
の目的でもあります。稼働率10%前後
のほとんど利用されていない施設
の負担
をなぜ拠点施設がない地域
の市民が負担しないといけない
のか。納税者
の視点が欠けています。ほとんど利用されていない施設
を維持したい
のであれば、稼働率
をせめて20%に上げるか、平均的な施設
の使用料
の総額に利用者
の負担
を合わせるぐらい
の受益者負担
の増額がなければ不公平ではないでしょうか。
そして、2点目、市は、今後、地域に拠点
を設け、まちづくり協議会など、地域
の学校、地縁団体、市民団体、社会福祉団体なども結びつけ、
包括的に協議できる組織
をつくっていく方針であると理解していますが、そのような目標
の達成には、市
の公共施設、市民集会施設等
の再整備は不可欠で、地域コミュニティーが壊れるなどという通り一遍
の答弁のみ
を繰り返す姿勢は改めなければなりません。具体的にどこがどうなり、市全体にどのような影響がある
のか、エビデンス
をもって答えていただきたいと考えます。
財源は限られています。税
の著しい不公平はあってはなりません。私は、本会議場や委員会で申し上げ、脇田議員も今回
の一般質問で取り上げています。こんな議員として得にもならない要望
を行っている
のは、西宮市が将来にわたって持続可能な都市となること
を考えているからで、通り一遍
の答弁のみで問題
を先送りする態度はこれからは改めていただきたい。西宮市
の将来
を見据えれば、公共施設、市民集会施設等
の再整備は粛々と行うべきです。
今回
の周知
をきっかけとし、将来につながる政策
を実行していただくこと
を要望して、維新
の会西宮市議団は、議案第35号ほか16件について賛成いたします。
○議長(大石伸雄) 次に、一色風子議員。
◆9番(一色風子) 私、一色風子は、施設使用料
の改定について継続審査となっていた議案第59号西宮市公民館条例
の一部
を改正する条例制定
の件について、今回は賛成
の立場で討論いたします。
公民館は、社会教育法で地域
の学習拠点として力
を発揮することが求められています。そのような理由から使用料自体は必要ないという考え方自体は変わりませんが、今後、公民館という施設という概念ではなく、地域課題
を地域全体で課題解決
のために進めることができる生涯学習
の考え方が全庁的に整理されていくということ
を聞いております。そのことから、子供から大人まで年齢
を超えてともに学ぶことができる環境づくり
を進めていくという理念に沿った運営
を施設にとらわれず進められるということ
を前提にして、今議案
の使用料改定に賛成させていただきます。
また、減免に関しては、まだ課題が多く、整理されなければならない事項が残されていると考えております。特に市が減免団体として認定するだけ
の運営ができている
のかという部分に関して市がどれだけかかわることができている
のか、特にスポーツ関連に関しては、体罰や暴言などないようガイドライン
の作成などを通してしっかりと周知され、減免団体としてあるべき姿
を市として伝えていただくこと
を要望いたします。
以上です。
○議長(大石伸雄) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、討論
を打ち切り、採決に入ります。
採決は起立により行います。
各件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました17件はいずれも原案
のとおり可決されました。
次に、日程第3 議案第91号ほか12件
を一括して議題とします。
各件に対する委員長
の報告
を求めます。
まず、総務常任委員長 篠原正寛議員。
◆30番(篠原正寛)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第91号令和元年度西宮市
一般会計補正予算(第3号)
のうち本委員会所管科目、議案第96号令和元年度西宮市
公共用地買収事業特別会計補正予算(第1号)
のうち本委員会所管科目、議案第99号令和元年度西宮市
集合支払費特別会計補正予算(第1号)、以上3件につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取し、審査しました結果、いずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(大石伸雄) 次に、民生常任委員長 川村よしと議員。
◆19番(川村よしと)
民生常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第91号令和元年度西宮市
一般会計補正予算(第3号)
のうち本委員会所管科目、議案第92号令和元年度西宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第93号令和元年度西宮市
食肉センター特別会計補正予算(第1号)、議案第94号令和元年度西宮市
農業共済事業特別会計補正予算(第1号)、議案第95号令和元年度西宮市
中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第1号)、議案第98号令和元年度西宮市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、以上6件につきましては、去る12月13日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、議案第91号については賛成多数をもって、ほかはいずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 次に、
健康福祉常任委員長 うえだあつし議員。
◆7番(うえだあつし)
健康福祉常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第91号令和元年度西宮市
一般会計補正予算(第3号)
のうち本委員会所管科目、議案第97号令和元年度西宮市
介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第103号令和元年度西宮市
病院事業会計補正予算(第1号)、以上3件につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(大石伸雄) 次に、
教育こども常任委員長 山口英治議員。
◆25番(山口英治)
教育こども常任委員長報告。
ただいま上程中
の議案第91号令和元年度西宮市
一般会計補正予算(第3号)
のうち本委員会所管科目につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取し、審査しました結果、異議なく原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 次に、建設常任委員長 松山かつのり議員。
◆24番(松山かつのり) 建設常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第91号令和元年度西宮市
一般会計補正予算(第3号)
のうち本委員会所管科目、議案第96号令和元年度西宮市
公共用地買収事業特別会計補正予算(第1号)
のうち本委員会所管科目、議案第100号令和元年度西宮市
水道事業会計補正予算(第1号)、議案第101号令和元年度西宮市
工業用水道事業会計補正予算(第1号)、議案第102号令和元年度西宮市
下水道事業会計補正予算(第2号)、以上5件につきましては、去る12月13日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 委員長
の報告は終わりましたが、ただいま
の報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論
の通告
を受けておりますので、順次発言
を許可します。
まず、まつお正秀議員。
◆20番(まつお正秀) ただいま上程中
の議案第91号2019年度西宮市
一般会計補正予算(第3号)について、日本共産党西宮市会議員団は反対いたします。
以下、理由
を述べます。
今回提案されている補正予算案には、現地建てかえ
の計画で進められていた市立中央運動公園整備にかかわる今後
の整備費用並びに整備後
の施設維持管理運営費用も含めた合計162億5,809万4,000円
の債務負担行為設定が盛り込まれています。この整備については、さき
の9月議会において私
の一般質問でも指摘したところですが、当初、西宮ストークスが市立中央体育館
をホームアリーナとして活動し、あくまでB1リーグで活躍すること
を前提として、興行的意味合いが強い5,000
人収容
の観客席や150基
のトイレ
の設置、さらに250
人規模
のスイート・ラウンジルーム(整備に当たってはそういう部屋に適用できる部屋)
を整備する予定になっていました。その後、議会などから
の意見も踏まえて、観客席
を一定数減らすとともに、鉄筋コンクリートのみでなく、鉄骨も含めた簡易な方法も含めた工法も可能とし、当初
の計画から
の修正が行われました。しかし、その後、西宮ストークスからこの8月に、B1リーグ参入基準が大きく引き上げられたことなど
を理由として、西宮市立中央体育館
をホームとしないという申し入れが市へなされ、その申し入れ
を踏まえて、当局から、延べ床面積や観客席
の削減など整備
の見直し案が、10月29日開催
の建設常任委員会に、次いで11月13日開催
の民生常任委員会に報告されました。その大きな変更点は、先ほど述べた内容とともに、体育館整備費は133億6,000万円から7億円削減
の126億6,000万円になるというものでした。
皆さん
の多くが御承知
のように、河野市長時代には、アサヒビール跡地
の約半分
を購入して体育館
を移転整備し、その体育館には阪神大震災前にあった温水プール
を整備する方向が示されていましたが、跡地購入撤回
を公約に掲げた今村市長
の市長当選によって白紙となり、現地で
の建てかえとなりました。そうした過程
の中で、ホームアリーナ
を探していたプロバスケットボールチーム・兵庫ストークス
を西宮に誘致することとなり、市立中央体育館
をホームアリーナとすることで建てかえ
の整備計画が進んでいた中で
の今回
の申し入れとそれに基づく見直しとなっている
のです。
今回
の西宮ストークスから
の申し入れによって、市立中央体育館整備
の大きな根拠が崩れたと我々は考えます。126億円という多額
の税金
を使って、中央運動公園
を整備するとともに、今後20年間という長期間にわたる維持管理運営費も含めて新年度には契約するわけですから、その大きな前提が崩れた中で、一旦立ちどまって整備計画
の見直し
をすべきと我々は考えます。
民生常任委員会
の質疑では、今回
の見直しについて体育館利用者
の声
を聞いた
のかという質問に、利用団体
の声は聞いたと
の答弁がありました。しかし、幅広い市民から
の声は聞かれておりません。整備
の大きな前提が変わったわけですから、市民から
の要望が多い温水プール
の整備も含めた全般的な整備計画
の見直し
を行い、改めて市民から
のパブリックコメントも行うべきだと考えます。
日本共産党西宮市会議員団は、体育館
の建てかえに反対するものではありませんが、これだけ大きな金額
の債務負担行為
を今議会で設定することは拙速であると
の考えから、今回
の補正予算に反対するものです。
以上。
○議長(大石伸雄) 次に、福井浄議員。
◆13番(福井浄) ただいま上程中
の諸議案
のうち、議案第91号令和元年度西宮市
一般会計補正予算(第3号)に賛成
の立場ではありますが、当議案
の西宮中央運動公園及び中央体育館・陸上競技場等再整備事業
の債務負担行為について、善処していただくべきこと
を1点要望し、賛成討論といたします。
今回、市は、中央運動公園再整備事業に係る債務負担行為に基づいて事業者
の募集
を開始しようとしています。その募集については、要求水準書に基づいた施設
の整備及びそれら
の維持管理運営について提案
を求めており、この要求水準書
の中
の光熱水費は事業者負担となっています。これは、建設される施設
の設計段階において光熱水費
を予測し、決定する方法です。つまり、まだ建てられてもいない建物
の光熱水費
の予測
を事業者にさせ、事業費
の負担、事業費
の提案
をさせるものです。私どもはこれ
を問題としております。予測
の上で
の光熱水費ですから、実際にかかる光熱水費が多くなる場合も少なくなる場合もあるわけです。多い場合は民間が負担するということになりますが、民間は、当然、利益
を得なければ事業
の継続に影響がありますので、例えば体育館
の冷房
の設定
を高くしたり、人件費等
のコスト
の圧縮
を行うでしょう。その結果、市民サービス低下
のリスクが生じます。また、予測より実際にかかる光熱水費が少なくなる場合は、市は光熱水費
の払い過ぎとなり、民間はその分利益となり、税
の無駄遣いとなります。その結果、市民が不利益
をこうむるリスクが生じます。
このような問題
を極力起こさないため
のやり方として、供用開始してから3年間
の平均値
をとった上で今後
の光熱水費
を決めるという方法があり、これは、実際
の光熱水費に基づきますので、官民ともにフェアなものとなります。
かつてPFI事業は、民間だから安くなるといって民間に安さ
を押しつけるような事業が多く見られ、結果、事業者が参加しなくなるという事態が起きたと聞いています。かく言う私も、かつて、民間は安い、官民連携はコスト削減につながると思っておりました。しかし、その認識は正しかったとは言えません。官
の場合、事業
の中に人件費が含まれない場合があり、それより安くしろと言われた民間はたまったものではありません。コストがかかるものはかかる
のです。現在
のPFI事業は、同じお金でどれだけより付加価値が得られるかというものに変わっています。自由度
を高め、インセンティブ
を与え、民間ならでは
のサービス
の提供
を得られること
をバリュー・フォー・マネー
の一つとしています。
さて、市がこのような方法
を選んだ
のは、予測する光熱水費は実際と余り変わらない、設定したほうが事業者は省エネ
の努力
をするという
のが理由と聞いていますが、西宮市では、電力
の一般競争入札における環境配慮に関する手順書というものがあり、市は、新電力
を選ぶときに、石炭火力が一番安い電力であったとしても、環境に配慮して全て石炭火力
を選んでいません。ですから、当然、事業者もその配慮が求められます。だから、光熱水費が予測より高くなってしまっても、経済性だけで新電力
を事業者は選ぶことができません。そして、予測よりも3年間平均
のほうが、実際値なので、リスクはより少なくなると考えます。そもそも光熱水費で省エネ
を推進させる
のではなく、要求水準書
の中
の項目で環境や省エネへ
の配慮
を求めればよく、それ
をもって事業者
を評価すればよい
のです。
また、民間は、光熱水費負担
のリスク
を避けるため、当然、予測値は高目に設定すると考えられます。このことについて、私は以前、大規模改修費
をライフサイクルコストに入れれば将来負担
の平準化ができると提案したとき、市は、大規模修繕に幾ら費用がかかるか不明確なので、これ
を入れると指定管理料が割高になってしまうと答えられました。光熱水費も同様ではないですか。この二つ
の方針は明らかに矛盾します。
指定管理
の期間は20年です。市民は巨額な費用
を負担します。実際
の光熱水費と予測額に乖離が起きないように、他市
の事例についてもしっかりと検証
を行うことが重要です。光熱水費について毎年わかるよう透明性
を持たせ、モニタリングもしっかり行えば、3年間
の平均値で光熱水費
を決めるほうが合理的であると考えます。
維新
の会は、このようなリスクに対し適切な対応
をとること
を強く要望して、議案第91号に賛成いたします。
○議長(大石伸雄) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、討論
を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事
の都合により2回に分けて行います。
まず、上程中
の各件
のうち、議案第91号
を除く12件
の採決
を行います。
各件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました12件はいずれも原案
のとおり可決されました。
次に、議案第91号
の採決
を起立により行います。
本件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第91号は原案
のとおり可決されました。
次に、日程第4 議案第104号ほか18件
を一括して議題とします。
各件に対する委員長
の報告
を求めます。
まず、総務常任委員長 篠原正寛議員。
◆30番(篠原正寛)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中
の議案第121号
工事請負契約変更の件〔西宮市第二庁舎(
危機管理センター)整備事業〕につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、異議なく原案
を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(大石伸雄) 次に、民生常任委員長 川村よしと議員。
◆19番(川村よしと)
民生常任委員長報告。
ただいま上程中
の議案第104号
指定管理者指定の件(西宮市
市民交流センター)につきましては、去る12月13日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、異議なく原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 次に、
健康福祉常任委員長 うえだあつし議員。
◆7番(うえだあつし)
健康福祉常任委員長報告。
ただいま上程中
の議案第115号訴え提起
の件(
災害援護資金貸付金請求事件)につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、異議なく原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(大石伸雄) 次に、
教育こども常任委員長 山口英治議員。
◆25番(山口英治)
教育こども常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第106号
指定管理者指定の件(
西宮市立瓦林留守家庭児童育成センターほか2施設)、議案第107号
指定管理者指定の件(
西宮市立鳴尾北留守家庭児童育成センターほか1施設)、議案第108号
指定管理者指定の件(
西宮市立高木留守家庭児童育成センターほか2施設)、議案第109号
指定管理者指定の件(
西宮市立津門留守家庭児童育成センターほか1施設)、議案第110号
指定管理者指定の件(
西宮市立用海留守家庭児童育成センターほか1施設)、議案第111号
指定管理者指定の件(
西宮市立平木留守家庭児童育成センター)、議案第112号
指定管理者指定の件(
西宮市立塩瀬児童センターほか1施設)、議案第113号
指定管理者指定の件(
西宮市立高木北地域子育て支援施設)、議案第120号
工事請負契約締結の件(
北夙川保育所新築工事)、議案第122号
工事請負契約変更の件(
西宮養護学校校舎改築工事)、議案第123号
工事請負契約変更の件(
春風小学校校舎改築工事)、以上11件につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、議案第106号、議案第109号、議案第110号、議案第111号及び議案第112号につきましては賛成多数をもって、ほかはいずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 次に、建設常任委員長 松山かつのり議員。
◆24番(松山かつのり) 建設常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第114号
指定管理者指定の件(西宮市自転車駐車場)、議案第116号訴え提起
の件(
市営住宅等明渡し等請求事件)、議案第117号訴え提起
の件(
費用支払等請求事件)、議案第118号市道路線認定
の件(西第1436号線ほか2路線)、議案第119号市道路線変更
の件(鳴第235号線ほか1路線)、以上5件につきましては、去る12月13日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 委員長
の報告は終わりましたが、ただいま
の報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論
の通告
を受けておりますので、順次発言
を許可します。
まず、ひぐち光冬議員。
◆8番(ひぐち光冬) ただいま上程中
の諸議案
のうち、日本共産党西宮市会議員団は、議案第106号
指定管理者指定の件(
西宮市立瓦林留守家庭児童育成センターほか2施設)、議案第109号
指定管理者指定の件(
西宮市立津門留守家庭児童育成センターほか1施設)、議案第110号
指定管理者指定の件(
西宮市立用海留守家庭児童育成センターほか1施設)、議案第111号
指定管理者指定の件(
西宮市立平木留守家庭児童育成センター)、議案第112号
指定管理者指定の件(
西宮市立塩瀬児童センターほか1施設)について反対いたします。
以下、理由
を述べます。
我々日本共産党西宮市会議員団は、かねてより、育成センターに指定管理者制度、とりわけ公募による選定はなじまないと主張し続けてきましたが、まさに今、指定管理者制度による問題が噴出してきています。昨年度、公募により指定管理者となった株式会社が運営する育成センターでは、4月当初にいた指導員は半年足らずで全員入れかわり、総括責任者も既に3
人目。指導員がころころかわり、子供も保護者も落ちつきません。夏休みには、資格
を持つ指導員が足りず、社内
の他事業に従事している未経験職員がヘルプに入りあたふた。開所時間
の8時に職員が誰も来ず、登所した子供たちが待ちぼうけ
を食らって混乱したということも聞いています。また、前
の指定管理事業者から引き継ぎ
を受けていた職員が4月早々にいなくなり、引き継ぎ
の意味はなし。指定管理
の指定
を受けたらあとはやりたい放題と言わんばかり
のずさんな運営に、関係者は混乱させられてしまっています。
この株式会社
の昨年度
の選考時
の得点が平均で676点。それに対し、今年度、議案第109号で指定されている事業者は、こちらも株式会社ですが、平均で617点です。このずさんな運営
をしている事業者より59点も低い事業者が議案第109号で選定されてしまっている
のです。本当に大丈夫な
のでしょうか。
しかも、この議案第109号で指定されている事業者は、全体
の評価結果
を見る限り、今回公募
を実施した8施設
のうち7施設に応募しており、たまたま競合相手がいなかった2施設でのみ選定
を受けています。しつこいようですが、本当に大丈夫な
のでしょうか。
公募による指定管理者選定
を行う限り、このようなリスク
を背負ってしまうことになります。競争性
を促し、サービス
を向上させていくことが公募制
の売り
のはずですが、1事業者のみ
の応募では、競争性が生じないどころか、むしろ質
の悪い事業者が参入してくるリスク
を生み出してしまうことになってしまう
のではないでしょうか。子供たち
の健やかな成長
を願う育成センター事業や子育て支援事業がこのようなリスク
を抱えながら行われることは、我々には容認できません。多少
のコストがかかったとしても、子供たち
の安心・安全な育成
を第一に考えるならば、公募制ではなく、非公募によってこれら
の事業
を行うにふさわしい事業者
を選定すべきだと考えます。
よって、日本共産党西宮市会議員団は、これら
の議案に反対いたします。
以上です。
○議長(大石伸雄) 次に、一色風子議員。
◆9番(一色風子) 私、一色風子は、議案第104号
指定管理者指定の件、以下、議案第106号、議案第107号、議案第108号、議案第109号、議案第110号、議案第111号、議案第112号、議案第113号、議案第114号について、反対
の立場で討論いたします。
指定管理者制度について、現在
の事業者選定
の際
の評価や、そもそも
の指定管理
の目的
を市として整理するべきと考えます。評価点
の最低基準に関して、市として統一したルールがないということですが、評価
のあり方に関して基準
をつくっているであろう選定委員会
の委員がさらに妥当かどうか判断するという評価について、特に1者応募
の際にそのような方法で選定されていることが臆測
を呼ぶような方法になってはいないでしょうか。先ほど
のひぐち議員
の討論でも明らかになっている部分ではあるところだと思います。
また、評価
の最低点
の基準
を全庁的に設けている近隣自治体
を、短い時間ですが、ちょっと調べさせていただきました。神戸市と三田市、尼崎市、茨木市、吹田市、宝塚市、伊丹市、芦屋市とお伺いさせていただいたんですけれども、こういった評価
の最低点
の全庁的な基準
を設けている
のが茨木市、吹田市、宝塚市、伊丹市、芦屋市と、近隣自治体でも多くある状況であります。
西宮市では部署によっては最低基準点
を設けていないということですが、この最低基準点
を設けることが難しい施設という
のは、そもそも点数で評価することがその施設に合っていない、なじまない施設ということではないでしょうか。また、最低基準点
を設けた場合、点数
を満たすことができず、指定事業者が選定できなければ、その施設
の運営がたちまち困難になる、そのこと
を回避するためにそのような基準
を設けることができない
のではないかというふうにもとれます。
事業者
を選定する
のは、ただ単純に施設
の管理
をすればいいだけではないものも含まれています。そうであればなおのこと、安定的に施設
の運営管理ができ、そして、評価に関しても納得がいく選定になっていなければ、そもそも
の指定管理者制度
の目的から外れてしまいます。
非公募施設、公募施設とある中、その理由に関しても統一見解ではありません。市民館は身近で利用しやすい施設
のため
の非公募、育成センターは、競争原理による、よりよい運営
のため
の公募、これは、理由がそれぞれ逆でも通用するような理由です。
特に育成センターに関しては、社会福祉法人が手
を挙げにくい制度となっているようにも思われます。現在、社協
を含めて来年度選定される予定となっている事業者も含めると、社会福祉法人は3団体のみです。新規参入は株式会社ばかりとなっています。これがどういうことな
のか。少し次元が違う話かもしれませんが、西宮市で
の工事契約は、一定、市内事業者が優先的に発注
を請け負える形となっています。それは、市内事業者
の育成と危機管理上だと聞いております。育成センターも同じように、市内
の社会福祉法人が手
を挙げ、運営することができれば、市内
の事業者
の育成とともに、雇用
の創出、また、この育成センター
の指導員として働くというちょっと特殊な時間帯で
の働き方
を法人内でカバーすることも可能になる
のではないでしょうか。
競争原理が働き、保育
の質が向上するということですが、継続して手
を挙げることができないくらいに、また、市内
の社会福祉法人が複数、手
を挙げてこようと思えないほどに、育成センター
の指定管理に関しては運営が厳しいものではないかと考えています。指定管理者制度
を進めていく
のであれば、何
を目的にしてこの制度
を継続させる
のか、本当
の意味で民間
の力
を発揮できる仕様書
のつくり方、評価
のあり方
をいま一度検討するべきです。
そのような理由から、指定管理者制度に関しては制度
のあり方
をもう一度検討していただきたいと
の理由から、反対します。
以上です。
○議長(大石伸雄) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、討論
を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事
の都合により3回に分けて行います。
まず、上程中
の各件
のうち、議案第104号及び議案第106号から議案第114号
を除く9件
の採決
を行います。
各件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました9件はいずれも原案
のとおり可決されました。
次に、議案第104号、議案第107号、議案第108号、議案第113号及び議案第114号
の採決
を起立により行います。
各件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました5件はいずれも原案
のとおり可決されました。
次に、議案第106号及び議案第109号から議案第112号
の採決
を起立により行います。
各件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました5件はいずれも原案
のとおり可決されました。
次に、日程第5 議案第105号
を議題とします。
本件は、地方自治法第117条
の規定により、除斥
の対象となりますので、澁谷祐介議員
の退席
を求めます。
〔澁谷祐介議員退場〕
○議長(大石伸雄) 本件に対する委員長
の報告
を求めます。
民生常任委員長 川村よしと議員。
◆19番(川村よしと)
民生常任委員長報告。
ただいま上程中
の議案第105号
指定管理者指定の件(市立大箇市民館ほか20施設)につきましては、去る12月13日開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、異議なく原案
を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 委員長
の報告は終わりましたが、ただいま
の報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論
の通告
を受けておりますので、発言
を許可します。
一色風子議員。
◆9番(一色風子) 議案第105号
指定管理者指定の件について、反対いたします。
理由は、先ほど
の日程で述べたとおりです。
以上です。
○議長(大石伸雄) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、討論
を打ち切り、採決に入ります。
採決は起立により行います。
本件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第105号は原案
のとおり可決されました。
〔澁谷祐介議員入場〕
○議長(大石伸雄) 次に、日程第6 議案第139号
を議題とします。
本件に関する当局
の提案理由
の説明を求めます。
市長。
〔石井登志郎市長登壇〕
◎市長(石井登志郎) 議案第139号西宮市
監査委員
の選任について同意
を求める件につき、提案理由
を御
説明申し上げます。
令和元年12月31日付をもって退任いたします鈴木雅一氏
の後任には石橋正紀氏
を適任と認め、選任するに当たり市議会
の同意
を得るため提案する次第であります。
何とぞ御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大石伸雄) 当局
の提案理由
の説明は終わりました。
お諮りします。
本件に対する質疑、討論並びに委員会
の審査は、これ
を省略することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、本件に対する質疑、討論並びに委員会
の審査は省略することに決定しました。
これより採決に入ります。
上程中
の本件は、これに同意することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案第139号は同意されました。
次に、日程第7 議案第140号
を議題とします。
本件に関する当局
の提案理由
の説明を求めます。
市長。
〔石井登志郎市長登壇〕
◎市長(石井登志郎) 議案第140号西宮市公平委員会委員
の選任について同意
を求める件につき、提案理由
を御
説明申し上げます。
令和元年12月24日付で任期満了
の中村豊氏
の後任には田中厚弘氏
を適任と認め、選任するに当たり市議会
の同意
を得るため提案する次第であります。
何とぞ御同意
を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大石伸雄) 当局
の提案理由
の説明は終わりました。
お諮りします。
本件に対する質疑、討論並びに委員会
の審査は、これ
を省略することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 異議なしと認めます。
よって、本件に対する質疑、討論並びに委員会
の審査は省略することに決定しました。
これより採決に入ります。
上程中
の本件は、これに同意することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案第140号は同意されました。
次に、日程第8 議案第141号
を議題とします。
本件に関する当局
の提案理由
の説明を求めます。
市長。
〔石井登志郎市長登壇〕
◎市長(石井登志郎) 議案第141号西宮市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意
を求める件につき、提案理由
を御
説明申し上げます。
令和元年12月23日付で任期満了
の松本史郎氏
の後任には引き続き同氏
を適任と認め、選任するに当たり市議会
の同意
を得るため提案する次第であります。
何とぞ御同意
を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大石伸雄) 当局
の提案理由
の説明は終わりました。
お諮りします。
本件に対する質疑、討論並びに委員会
の審査は、これ
を省略することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、本件に対する質疑、討論並びに委員会
の審査は省略することに決定しました。
これより採決に入ります。
上程中
の本件は、これに同意することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案第141号は同意されました。
次に、日程第9 意見書案第7号ほか2件
を一括して議題とします。
各件に対する提出者
の説明を求めます。
まず、山田ますと議員
の説明を求めます。
〔山田ますと議員登壇〕
◆26番(山田ますと) ただいま上程中
の意見書案第7号学校
の体育館における空調設備
の整備に関わる緊急防災・減災事業債
の対象期間延長
を求める意見書提出
の件
の提案に当たり、僭越ながら提出者
を代表して私から提案
説明をさせていただきます。
文案朗読をもって提案
説明にかえさせていただきます。
学校
の体育館における空調設備
の整備に関わる緊急防災・減災事業債
の対象期間延長
を求める意見書(案)
災害時、避難所になる学校
の体育館において空調設備
を整備することは避難所
の生活環境や避難者
の健康状態
を良好に維持するために不可欠な課題であり、多く
の市民から強い要望が出されている。しかし、多く
の地方公共団体にとって財政上
の制約から、一般財源だけで
の整備は難しい状況にある。
緊急防災・減災事業債は、①地方債
の充当率100%、②交付税措置として元利償還金
の70%
を基準財政需要額に算入と
の内容から、地方公共団体がこの事業
を進めるうえで、極めて重要な財源
の保障になっている。
しかし、この事業債は令和2年度に終了する予定になっており、地方公共団体が事業計画
を策定するうえで大きな不安材料となっている。西宮市においても令和2年度にこの事業債
を財源として市内
の市立中学校全20校
の体育館に空調設備
を整備する方針だが、この事業債
の対象期間が予定通り終了した場合、市立小学校
の体育館における空調設備
の整備について時間がかかる恐れがある。
よって、国におかれては、地方公共団体にとって喫緊
の課題である防災・減災対策に引き続き取り組めるように、東日本大震災に係る復興・創生期間である令和2年度までとされている緊急防災・減災事業債
の対象事業年度
を令和3年度以降も延長するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条
の規定により意見書
を提出する。
なお、提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣であります。
以上であります。
何とぞ本案に対し御賛同いただきますようお願いしまして、提案
説明といたします。
続きまして、意見書案第8号加齢性難聴者
の補聴器購入に対する補助制度
の創設
を求める意見書提出
の件
の提案に当たり、僭越ながら提出者
を代表して私から提案
説明をさせていただきます。
文案朗読をもって提案
説明にかえさせていただきます。
加齢性難聴者
の補聴器購入に対する補助制度
の創設
を求める意見書(案)
加齢性難聴は日常生活
を不便にし、コミュニケーション
を困難にするなど生活
の質
を落とす大きな原因になる。
また、最近では鬱や認知症
の危険因子になることも指摘されている。それは、加齢性難聴によりコミュニケーションが減り、会話することで脳に入ってくる情報が少なくなることによって、脳
の機能
の低下につながると
の理由からである。
70歳以上
の高齢者
の約半数は加齢性難聴になっているといわれており、今後さらに高齢化率が上がることによって難聴者が増えていくことも予想されている。
日本
の難聴者率は、欧米諸国と大差はないが、補聴器使用率は低く、補聴器
の所有率は欧米
の半分以下といわれており、日本で
の補聴器
の普及が求められる。
しかし、日本において補聴器
の価格は片耳当たり概ね3万円から20万円であり、保険適用ではないため全額自費となる。身体障害者福祉法第4条に規定する身体障害者である高度・重度難聴
の場合は、補装具費支給制度により1割負担、中等度以下
の場合は購入後に医療費控除
を受けられるものの、その対象者はわずかで、約9割は自費で購入していることから、特に低所得者に対する配慮が求められる。
欧米では、補聴器購入に対し公的補助制度があり、日本でも、一部
の自治体で高齢者等
の補聴器購入に対し補助
を行っている。
補聴器
の更なる普及で難聴になっても生活
の質
を落とさず、心身とも健やかに過ごすことができ、認知症
の予防、ひいては健康寿命
の延伸、医療費
の抑制にもつながると考える。
よって、国におかれては、加齢性難聴者
の補聴器購入に対する公的補助制度
を創設するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条
の規定により意見書
を提出する。
なお、提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣であります。
以上であります。
何とぞ本案に対しご賛同いただきますようお願いしまして、提案
説明とします。
○議長(大石伸雄) 次に、よつや薫議員
の説明を求めます。
〔よつや薫議員登壇〕
◆21番(よつや薫) ただいま上程中
の意見書案第9号
女性差別撤廃条約選択議定書の批准
を求める意見書提出
の件
の提案に当たり、提出者として提案
説明をさせていただきます。
まず、文案
を朗読させていただきます。
女性差別撤廃条約選択議定書の批准
を求める意見書(案)
国連で1979年に、女性差別撤廃条約(以下「条約」)が採択されてから40年が経ち、日本が1985年に批准してから来年で35年になるが、性別による差別が撤廃されたとは言い難い状況である。セクシャルハラスメントやDVなど
の性暴力、男女賃金格差や非正規雇用など雇用上
の問題、さらには大学入試で
の差別的扱いなど日本社会
の男女間
の不平等な扱いに対し、改善
を求め多く
の女性たちが声
を上げ続けている。
条約は、2019年6月現在で189か国が締約国となっている。また、条約
の実効性
を高めるため、1999年に
女性差別撤廃条約選択議定書(以下「選択議定書」)が採択され、締約国
のうち112か国が批准しているが、日本はまだ批准していない。
個人通報制度と調査制度
を内容とする選択議定書は、女性
の人権保障
の「国際基準」として、条約
の実効性確保に重要な役割
を果たしている。日本でも選択議定書
を批准し個人通報制度
を導入することで、性別による不平等
をなくすため
の効力が強まることが期待される。
国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)における日本
の本条約実施状況報告審議では、2003年、2009年、2016年ともに選択議定書
の批准が奨励され、日本
の批准
を繰り返し求めている。また、第4次男女共同参画基本計画は、「女子差別撤廃条約
の積極的遵守等に努める」「女子差別撤廃条約
の選択議定書については、早期締結について真剣に検討
を進める」と明記している。さらに、国会においては参議院で選択議定書
の早期批准
を求める請願が2001年から2016年
の間に20回も採択されている。
政府は、男女平等
を実現し全て
の人の人権が尊重される社会
をつくるため、速やかに選択議定書
の批准に向けて動き出すべきである。
よって、本市議会は、国に対し、条約採択40年・選択議定書採択20年という節目に当たる本年こそ、選択議定書
を批准するよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条
の規定により意見書
を提出する。
なお、提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣、外務大臣、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)であります。
さて、本意見書
の趣旨は今述べたとおりでありますけれども、折しも昨日12月17日、世界経済フォーラム――WEFが世界各国
の男女平等
の度合い
をランキングした2019年
のジェンダーギャップ指数
を発表しました。調査対象153カ国
のうち日本は121位と、前年2018年
の110位に比べ再び大きく順位
を落とし、過去最低となり、G7
の諸国
の中で最下位にとどまり続けています。この現状
を是正し、足らず
を補完し、実質的な男女
の平等社会
の実現に実効性ある制度
を保障した
のが
女性差別撤廃条約選択議定書であります。2016年、国連女性差別撤廃委員会――CEDAWは、前回
の勧告
を改めて表明するとともに、活動
の全て
の分野において女性が直接あるいは間接双方
の差別から保護されること
を保障するという観点から、本条約第1条に従い、女性に対する差別
の包括的な定義
を国内法に早急に取り入れること
を締約国に要請するとしていましたが、2018年秋に、女性活躍推進法、雇用機会均等法改定、パワーハラスメントに関する労働政策審議会雇用環境・均等分科会が開かれ、労働組合や女性団体が、差別
の定義
の均等法へ
の取り入れ、間接差別
の見直しなど
を求めていました。しかし、均等法改定
の好機にもかかわらず、条約第1条
の差別
の定義
を均等法に規定することも、雇用管理区分
の廃止
を含む間接差別
の見直しも行われず、法律案にもなりませんでした。この立法
の不作為
を補完し、実効性ある平等
を確保するためにも、条約上
の権利
を侵害された個人から
の通報制度
を定め、条約
の効果的な実施
を図る選択議定書
の批准
を改めて求めるべきであります。
意見書案に例示して述べていますように、性別による差別が撤廃されたとは言いがたい状況は、男女賃金格差や非正規雇用など雇用上
の問題、あるいは昨年にわかに露呈した大学入試で
の差別的扱い等にとどまらず、セクシュアルハラスメント等に対する法制度
の未整備や、性暴力事件が立件され、起訴されたにもかかわらず無罪判決が連発されるという司法
の状況も続いています。法律に基づいて執行された結果、本条約に照らせば不当な結果がもたらされている場合、選択議定書
の個人通報制度によって救済
の道が開かれることになります。
この国における性差別、格差
の厳しさ
を数値で示されたジェンダーギャップ指数
の悪化
を示すまでもなく、なお深刻な現実が横たわっています。その現状
を是正するために、地方議会としても、差別にくみせず、放置しない姿勢
を示すべきではないでしょうか。せめて本意見書案
を採択することによって、性別による差別
を解消する動き
を西宮市議会全体
の意思として示すべきと考えます。
何とぞ本案に対し御賛同いただきますようお願いいたしまして、提案
説明といたします。
○議長(大石伸雄) 提出者
の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
上程中
の各件に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、これをもって質疑
を打ち切ります。
この際、お諮りします。
上程中
の各件につきましては、会議規則第37条第3項
の規定により、委員会
の審査
を省略することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、上程中
の各件につきましては委員会
の審査
を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論
の通告
を受けておりますので、順次発言
を許可します。
まず、篠原正寛議員。
◆30番(篠原正寛) 政新会は、意見書案第9号
女性差別撤廃条約選択議定書の批准
を求める意見書に反対します。
以下、理由
を述べます。
我々は、そもそも国連に多く
を期待していません。我が国にとって国際協調はもちろん大切であり、国連が唯一
の世界組織であることは認めますが、国連は、世界政府ではなく、日本
の主権
を超えた存在でもなく、平和
を愛する諸国民
の集いでもありません。我々日本人
の多くは、舶来品がありがたかった時代から
の影響で、国連とか国際と名がつくと、無意識にあがめたがり、権威あるものとして受け入れてしまう性癖があります。そして、この悪癖は、各種外圧として、近年、さまざまな国や思想集団から国民
の意識操作
のため
の手段として利用され続けている
のです。
国連
の名で表明される報告や見解には、大国
のエゴと途上国
のしたたかさ、そして、各国諜報機関
のヒューミント、また、さまざまな機関や団体
のロビー活動に大きく影響されているという側面があります。特に大国が余り関心
を向けない国連機関
の委員会などはなおさらな
のでしょう。この国際機関にアピールするという宣伝工作は、平和ぼけに首までつかってきた戦後
の日本が最も苦手な分野でもあり、日本国政府・外務省が国連
のあらゆる場所で日本
の主張と国益
を守ってくれているとはとても思えません。
逆に活発な
のがロビイストたちです。この中には、法曹界やNGOなど組織化された日本
の特定団体も含まれます。もちろん彼らは、みずから
の思想運動
のために国連
を黒船として利用している
のであり、平均的な私たち
の意識や考え方
を代表してくれている
のではありません。
今まで国連
の名で提出された日本に関する勧告や報告書
の中には、日本にとって悪意ある事実誤認や極端に歪曲された前提によるものがありましたが、これら
の背景には、先ほど述べた各国
のヒューミント、日本人ロビイストたち
の宣伝工作、アピールと外圧利用という陰湿な狙いが隠れています。それが意見書にある国際基準なるもの
の正体だと思います。
選択議定書は、たとえその国
の最高裁による司法判断で決着がついた問題でも、気に入らなければ、個人、団体
を問わず国連
の機関に通報でき、通報があれば、人権
の専門家と言われる外国
人たちが周りから寄せられるさまざまな情報
をもとに審査し、その対象国に改善勧告
を出すということ
を可能にするものです。日本がこれ
を批准すれば、国際ロビイ活動と関係
のある活動家たちが、敗訴織り込みで訴訟
を連発し、情報戦に勝利して国連
の名による改善勧告
を狙いどおり頂戴できる。すると、一部マスコミがこれ
を大きく報道し、また日本が世界から避難された、このままでは日本が世界から孤立するなどと喧伝して、一般国民
の平均的な思想にダメージ
を与えること
をできるかもしれない。それが批准
を声高に推進しようとする
人たち
の当初から一貫した目的な
のだと思っています。
憲法
を含む日本
の法律や慣習、文化、国民
の平均的感覚など全て超越した勧告
を、何者かよくわからぬ人々が、何
の影響
を受けたかわからないまま一国に突きつける、これが我が国に有益であるとはとても考えられません。
日本
のことは主権者として普通
の日本国民が決めます。急進的な偏った方々
の声や、これに汚染された国連
の勧告は必要ありません。我が国は、女性差別撤廃条約
を批准しました。この理念
の実現
を主権者として一
人一
人が、そしてみんなが考え、男も女も多く
の人たちに受け入れられる方法で実行していきましょう。
意見書は、地方議会
の意思として公式に提出される大切な意見表明です。賛成であれ反対であれ、議会
人であるなら、日本国として女性差別撤廃条約は批准しながら長年この選択議定書は批准してこなかった理由
を慎重に考えてみるべきな
のです。本心では女性差別
を残したいと考える保守的な連中
の意図的なサボタージュ、本当にそんな幼稚な理由な
のでしょうか。選択議定書
の内容に我が国
の司法や憲法と
の整合性がとれない可能性が含まれている、そんな危険はない
のでしょうか。国連加盟国
のほとんどが条約そのものは批准しながら、選択議定書
の批准が6割に届いていない理由と、この批准
を声高に主張する人々
の本当
の目的
をよく考え、結論
を出すべきだと思っています。
軍事や安全保障では日本
の特殊性、独自性
を言い立てながら、この手
の話になると世界基準なるもの
を持ち出される
のは、ダブルスタンダード、御都合主義
の使い分けです。我々国民は、いつまでこのようなマッチ・ポンプ式
の運動にからめ捕られるお
人よし
のままな
のでしょうか。多く
の国民が目覚め、本当にやるべきことに正しく向かっていけるよう、男女
を問わず、平均的な多く
の国民が望む形で女性差別がさらに撤廃されていきますよう心より祈りますし、微力ながらできる貢献
をこれからもしてまいりたいと考えております。
以上、反対討論とします。
○議長(大石伸雄) 次に、佐藤みち子議員。
◆32番(佐藤みち子) ただいま上程中
の意見書案第7号、意見書案第8号、意見書案第9号について、日本共産党西宮市会議員団は賛成
をいたします。
私からは、意見書案第9号
女性差別撤廃条約選択議定書の批准
を求める意見書提出
の件について理由
を述べます。
2019年6月4日、女性差別撤廃条約実現アクション参加46団体は、女性差別撤廃条約
の個人通報制度
を認める選択議定書
の批准
を求める署名5万2,184
人分
を国会に提出しました。女性差別撤廃条約は、政治、経済、社会などあらゆる分野で女性差別
をなくすこと
を定めた条約です。この条約
の実効性
を高めるために、1999年に
女性差別撤廃条約選択議定書――以下「選択議定書」――が採択されました。選択議定書は、条約違反
の差別で被害
を受けた女性――個人または集団――が国連
の女子差別撤廃委員会に対して通報できる制度
を定めたものです。通報できる
のは、最高裁
の判決でも差別が是正されないなど国内手続
を尽くしていることが基本ですが、問題
の解決が不当に引き延ばされている場合などにも通報できます。通報
を受けた委員会は、その内容が差別撤廃条約という国際基準に照らして違反しているかどうか
を審査し、締約国に意見や勧告
を行います。委員会
の意見や勧告には法的拘束力はありませんが、国際基準に立った判断は女性
の地位向上に大きな力となるものです。浅倉むつ子共同代表・早稲田大学名誉教授は、選択議定書
を批准することで女性差別撤廃条約
の実効性が確保され、男女共同参画社会
の実現につながると強調しています。
検討すると言って政府は20年たっても批准に背
を向けています。そろそろ検討
を終えて批准するため
の努力
をすべきです。署名数でも明らかなように、積み重ねてきた大きな声があります。西宮市議会でも、意見書
を採択し、国に批准
を迫るべきです。
以上、賛成討論といたします。
○議長(大石伸雄) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、討論
を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事
の都合により2回に分けて行います。
まず、上程中
の各件
のうち、意見書案第7号及び意見書案第8号
の採決
を行います。
両件
を原案
のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました意見書案第7号及び意見書案第8号は原案
のとおり可決されました。
なお、ただいま可決されました意見書案
の取り扱いにつきましては、正副議長に御一任願います。
次に、意見書案第9号
の採決
を起立により行います。
上程中
の本件
を原案
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立少数であります。
よって、ただいま採決しました意見書案第9号は否決されました。
次に、日程第10 請願第2号ほか1件
を一括して議題とします。
両請願に対する委員長
の報告
を求めます。
まず、民生常任委員長 川村よしと議員。
◆19番(川村よしと)
民生常任委員長報告。
ただいま上程中
の請願第3号西宮市に
気候非常事態宣言を求める請願につきましては、去る12月13日開催
の委員会において、紹介議員から
説明を聴取するとともに、意見表明者からも意見
を聴取し、審査しました結果、賛成少数により不採択とすべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(大石伸雄) 次に、
健康福祉常任委員長 うえだあつし議員。
◆7番(うえだあつし)
健康福祉常任委員長報告。
ただいま上程中
の請願第2号
指定難病医療費助成制度で「軽症」とされた難病患者に対する国へ
の意見書提出
を求める請願につきましては、去る12月12日開催
の委員会において、紹介議員から
説明を聴取するとともに、意見表明者からも意見
を聴取し、審査しました結果、表決で可否同数となり、委員長裁決により不採択とすべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(大石伸雄) 委員長
の報告は終わりましたが、ただいま
の報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論
の通告
を受けておりますので、順次発言
を許可します。
まず、佐藤みち子議員。
◆32番(佐藤みち子) ただいま上程中
の請願第2号
指定難病医療費助成制度で「軽症」とされた難病患者に対する国へ
の意見書提出
を求める請願、請願第3号西宮市に
気候非常事態宣言を求める請願につきまして、日本共産党西宮市会議員団は賛成
をいたします。
私からは、請願第2号について
の意見
を述べます。
本請願は、
指定難病医療費助成制度について、重症度基準による選別
をやめ、軽症者
を含めた全て
の指定難病患者
を医療助成
の対象とするよう国に意見書
の提出
を求めています。請願にもあるように、2014年5月に難病患者に対する医療費等に関する法律――難病法が成立し、これにより、指定難病は56疾病から約300疾病に広がりました。しかし、全て
の疾病に重症度基準
を導入し、指定難病
の中でも患者
を区別して、症状
の程度が一定程度以上等あり、日常生活または社会生活に支障がある者以外
を軽症として原則医療費助成から外しました。重症
の方は2割負担、軽症と診断された方は窓口
の負担が3割になり、収入
の少ない
人にとっては大きな負担です。
請願では、医療費助成から外された軽症
の患者
の半年間
の平均通院頻度が5.36回から3.57回へと大幅に減少していること
を指摘し、患者団体からは、受診抑制による重症化
を心配する声も上がっていると述べています。
そもそも難病とは、一つ、発病
の機構が明らかでない、二つ、治療法が未確立、三つ、希少疾患であって長期
の療養
を必要とするものと定義しています。その中で、指定難病になる要件として、患者数が人口
の0.1%程度で、客観的な診断基準が確立されていることとされています。
難病患者は、生涯にわたって治療が必要であり、そのためにも、難病とされる疾病は、重症、軽症
の区別なく、全て
を医療費助成
の対象とするとともに、新たに発見された難病についても速やかに医療費助成
の対象とすべきです。先進国で公的医療保険制度
のある国では、窓口負担は無料もしくは少額
の定額制が主流であり、外来でも入院でも原則3割
の窓口負担という
のは日本だけで、世界でも異常です。全て
の国民は、貧富
の差にかかわりなく医療
を受ける権利があり、医療
の保障
をする責務は国が負うという
のが憲法第25条
の精神です。
以上
の理由から、本請願
を直ちに採択し、国に意見書
を提出すべきです。
○議長(大石伸雄) 次に、ひぐち光冬議員。
◆8番(ひぐち光冬) 私
のほうからは、請願第3号西宮市に
気候非常事態宣言を求める請願について、賛成
の立場から意見
を述べたいと思います。
近年
の異常なまで
の猛暑や熱波、そして猛烈な台風や豪雨など、異常気象が当たり前
のように襲ってくるようになった今、多く
の人々が気候変動に危機感
を募らせています。しかし、世界気象機関によると、昨年度
のCO2
の世界平均濃度は407.8ppmに達し、過去最高
を更新。この期に及んで我々人類は、大量
の二酸化炭素
を大気中に排出し続けています。
請願趣旨にも書かれてあるとおり、国連気候変動に関する政府間パネル――IPCC
の1.5度特別報告書によれば、このまま
の速度でCO2
を出し続ければ、2030年から50年
の間に地球
の平均気温は産業革命以前よりも1.5度高くなる可能性が高いと言われており、1.5度以下に抑えるためには、CO2排出量
を2030年までに45%削減し、2050年ごろには実質ゼロにする必要があると言われています。
このような危機的状況
の中で、世界
の国々や地方自治体は、
気候非常事態宣言を出し、CO2削減
の取り組み
を強めていっています。既に国、自治体含め1,000以上
の行政が宣言
を出しており、日本においても、長崎県壱岐市、長野県白馬村、長野県、福岡県大木町で
気候非常事態宣言が出され、明石市も近いうちに宣言すると表明しています。
そのような中で、我が日本政府は、発電所
の中で最も多く
のCO2や大気汚染物質
を排出する石炭火力発電所
をいまだに推進しており、CO2排出量は世界第5位。そして、先日閉幕した国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議――COP25において、環境後進国に贈られる化石賞
を2度も受賞するなど、非常に不名誉な状態にあります。このままこの国
の方針に任せるわけにはいかない、国が動かない
のであれば、まずは一
人一
人の市民、そして自治体から動こうという思いで出された
のが今回
の請願です。
西宮市は、既に環境学習都市宣言
を出しており、その施策が不十分な状態でその上から
気候非常事態宣言を重ねていく
のはいかがなものかという意見も伺いました。しかし、我々は、環境学習都市宣言と
気候非常事態宣言は全く
の別物だと考えます。
気候非常事態宣言は、環境について学んでいこうというような悠長なものではありません。今すぐにでもCO2
を削減していこうという緊急性
を訴えるものです。
今とめなければ我々
の未来はないかもしれない、次世代に確実にこの地球
を残していくためにも、我々日本共産党西宮市会議員団は、この請願に賛成いたします。
以上です。
○議長(大石伸雄) 次に、一色風子議員。
◆9番(一色風子) 私、一色風子は、請願第3号西宮市に
気候非常事態宣言を求める請願について、賛成討論
をいたします。
この請願
の審議がされていました委員会
の質疑
の中でも、グレタさん
のこと
を取り上げられていましたが、最近
のコメントにもあるように、今
の最も脅威な
のは行動しないことだとおっしゃっています。非常事態宣言という形で、ある意味、市民
の皆さんに不安感
を持ってもらうことで行動
を促す、今最速でできることと考えたときにはこの方法が一つ
の手段になり得ると私も考えます。
気候変動は待ったなし
の状況です。少しでも多く
の人とこの危機感
を共有し、行動すること、考えること
をしていきたいと願う請願者
の方
の趣旨に私は賛同いたします。
委員会
の審議では、環境学習都市宣言について深めるべきだという御意見が多数出されました。その意見は私ももっともだと思います。いま一度、この環境学習都市宣言に関して私たちは学び直し、具体的な施策
を提案していく立場にあります。ぜひ多く
の議員から環境や気候変動に関する施策が多く環境局に今後提案され続けること
を期待します。私も、もちろんこの議会
の場で提案していきたいと考え、もう既にそのことに関して動き始めています。きょう今からでも、私たちは危機感
を持ち、1
人からでも子供たち
のためにこの
気候非常事態宣言を宣言していきましょう。
以上です。
○議長(大石伸雄) 次に、田中あきよ議員。
◆2番(田中あきよ) 私、田中あきよは、ただいま上程中
の請願第2号と請願第3号について、どちらも、紹介議員
の一
人として、賛成
の立場から意見
を申し上げます。
請願第2号
指定難病医療費助成制度で「軽症」とされた難病患者に対する国へ
の意見書提出
を求める請願について。
請願
の趣旨にもありましたように、2014年5月にいわゆる難病法が成立し、この法律に基づき、国から指定された指定難病は現在333疾患が対象となっております。この難病とは、発病
のメカニズムが明らかでないため治療法が確立しておらず、大変希少な疾患で長期
の療養が必要となるものです。その中でも国が医療助成制度
の対象としている難病が指定難病であります。その指定難病であること自体、非常にまれで、治療法が確立していない病気であるということが前提にあり、軽症と診断されましても指定難病であることに違いはありません。治療
を継続しているからこそ病状が安定し、通常
の生活
を送っておられる方もあり、今回
の軽症という判定で助成
を打ち切られ、医療機関へ
の通院頻度が減少しているというデータから、非常に危険な状態であると判断できます。
また、指定難病は、患者へ
の医療費助成という目的と、病気
の情報収集
をし、病気
の解明と治療方法
の確立
を目的としているはずです。軽症という判定で助成対象でなくなると、もともと提出書類が複雑で、入院すると申請に行けないという事例もあることから、国としては軽症から重症になる事例
を把握することが困難となり、病気
の解明、治療
の確立が進まないことは明白です。
指定難病患者
の早期発見・早期治療が重症化
を防ぎ、国民
の健康と保険医療費
の軽減にもつながる可能性があることから、この請願
を採択すること
を求めます。
続いて、請願第3号西宮市に
気候非常事態宣言を求める請願について。
昨今
の異常気象については、申し上げるまでもなく、そこに対する西宮市として
の取り組み
をどうしていく
のかというところですが、西宮市が現在取り組んでいる第2次西宮市地球温暖化対策実行計画は、ことし
の3月に策定されたもので、すぐに効果があらわれるものではないと思われます。
2017年8月
の市民アンケートから、環境問題に大変関心があるという
人が22%、やや関心がある
人が59%でした。80%以上
の方が関心があるということです。しかしながら、現在、環境局で各家庭で
の電気、ガスや省エネに関するモニター
のアンケート
を約1,400
人の方に実施しておりますが、一般
の市民
の方から
の参加は1桁であり、各団体に協力
をお願いしている状況です。一般市民
の方に関心
を持っていただくという
のがなかなか難しいということ
のあらわれだと思います。また、その結果
を指針として形にする
のは来年度中となり、市民
の皆様へ
の広報はさらに再来年となるかと思われます。
今回、非常事態宣言
を出すことで、西宮市
の環境に対する姿勢
を示し、第2次西宮市地球温暖化対策実行計画
を広く市民に取り組んでいただくことにもかなり効果があるものと考えます。
非常事態という意味合いからタイミングが重要であり、市民
の賛同
を得るにはできるだけ早く西宮市として宣言することが必要だとするところから、この請願
の採択
を求めます。
以上です。
○議長(大石伸雄) 次に、よつや薫議員。
◆21番(よつや薫) 上程中
の請願第2号
指定難病医療費助成制度で「軽症」とされた難病患者に対する国へ
の意見書提出
を求める請願及び請願第3号西宮市に
気候非常事態宣言を求める請願について、いずれも直ちに採択すべきと
の立場から、いずれも紹介議員
の一
人として意見
を述べます。
まず、請願第2号
指定難病医療費助成制度で「軽症」とされた難病患者に対する国へ
の意見書提出
を求める請願
の文中では、軽症とされて対象から除外された患者が全国で約146,000
人であり、不認定とされた約8万5,500
人、医師
の診断で軽症とされたことなどから都道府県へ
の申請ができなかった
人が約6万500
人となっており、これまで助成
を受けていた患者
の約2割に上る数字であります。しかし、そもそも原因がよくわからず、治療法も確立されていない
のが難病であり、軽症とされても症状が重症に変化することもあります。難病
の患者は、発症してから診断が確定するまで長期間、複数
の医療機関
を渡り歩く
人が珍しくありません。療養や通院
のために仕事
を失う
人もいます。助成
を打ち切られることへ
の患者
の不安は大きいものがあります。個々
の患者
の実情
を把握し、きめ細かく配慮することが本来あるべきであります。
本請願事項であります軽症者
を含めた全て
の指定難病者
を助成
の対象とするよう国に対して求めることに賛成すべきと考えます。
次に、請願第3号西宮市に
気候非常事態宣言を求める請願につきまして意見
を述べます。
請願趣旨でも触れられています長崎県壱岐市、長野県白馬村にとどまらず、その後も、今月に入り長野県が「
気候非常事態宣言-2050ゼロカーボンへ
の決意-」
を出され、福岡県大木町でも
気候非常事態宣言が、それぞれ
の首長名で出され、この12月定例会
の時期にも多く
の地方議会で
の決議
の採択が予想されています。
請願者が西宮市
の環境学習都市宣言
を重く見られ、請願事項としては、この環境学習都市宣言
を実行可能な行動指針とし、市民や事業者へ緊急対応
の必要性
を認知してもらう意味で、市議会議員
の皆様で西宮市に対して
気候非常事態宣言を行うよう働きかけ
をお願いしますと議会、議員に対して
の請願
をされているわけです。
私たち議員は、気候危機が迫っていること
を積極的に発信し、2030年までに温室効果ガス
を半減し、2050年までに実質ゼロにするために、全力で取り組まなければなりません。また、私たちは、所属する自治体や日本政府に対して、
気候非常事態宣言と実効的な対策と行動計画
の立案と実施
を求めるべきであり、気候危機に対して市民やNPOあるいはNGO
を含む諸団体、自治体や行政機関と連携した取り組み
を広げるべきであります。
以上、請願者
の意思
を酌み、議会としても西宮市に
気候非常事態宣言を求める請願にはぜひ賛同するべきであります。
以上、賛成討論といたします。
○議長(大石伸雄) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。
〔発言
を求める者あり〕
○議長(大石伸雄) 河崎議員。
◆23番(河崎はじめ) ただいま
の請願第3号西宮市に
気候非常事態宣言を求める請願につきまして、市民クラブ改革は、委員会では当初、継続で臨みましたが、最終的には反対しておりますので、反対
の立場から討論させていただきます。
気候非常事態という
のは、出された方
の気持ちはすごくよくわかるんですね。ですから、最初は継続で臨ませていただきました。例えば私が小学生だった昭和30年代、広田小学校
のトイレ
の向こうには冬になったら大きなつららが下がってました。昭和40年代、甲陵中学校へ行くときには、冬
の朝はいつも霜柱
をバリバリと踏んで歩いてました。そういったことが今はもう西宮では、バケツ
を外に出していても凍らない、このような、本当に
気候非常事態宣言そのままやと思います。
例えば、ことしはゲリラ豪雨は免れましたけども、いつか時間100ミリとかいう雨が来年か再来年か台風で降る可能性もあります。ですから、この趣旨はすごくわかるんですが、でも、西宮にはやっぱり日本で一番最初に宣言している環境学習都市宣言という
のがあります。
それと、もう一つ
の継続にしたかった理由としては、いろんなところが――壱岐市やとか鎌倉市、長野県がやっているんですけども、もうちょっと具体的なもの――鎌倉市は具体的じゃなかったですけども、壱岐市なんかでしたら、2050年にはCO2
をゼロにするとか、具体的なものがついているので、そういったもの
をつけることによって、もうちょっとこれ
を具体的なものにすることで継続
を図りたかったんですが、その辺は否決されてしまいました。
審査
の場面で副市長とか環境局長とかが聞いていたと思うんですけども、やっぱり西宮市も、もうちょっと環境学習都市宣言で具体的なもの、例えば内閣府
の地方創生推進室が、平成30年度には29都市、令和元年度には31都市
を、SDGs
の取り組みに対する提案
をした都市に対してSDGs未来都市という
のを指定してます。そして、補助金も出してます。ですから、西宮もそういうもの
を目指していく、そういうふうにしていただけたらと思います。
ですけど、この宣言に関しては、今回は否決で臨ませていただきます。
以上です。
○議長(大石伸雄) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、討論
を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事
の都合により2回に分けて行います。
まず、上程中
の両請願
のうち、請願第2号
の採決
を起立により行います。
本請願に対する委員長
の報告は不採択でありますが、本請願
を採択することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立少数であります。
よって、ただいま採決しました請願第2号は不採択とすることに決定しました。
次に、請願第3号
の採決
を起立により行います。
本請願に対する委員長
の報告は不採択でありますが、本請願
を採択することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立少数であります。
よって、ただいま採決しました請願第3号は不採択とすることに決定しました。
次に、日程第11 陳情審査結果報告
の件
を議題とします。
陳情第4号につきましては、担当委員会において審査願っておりましたところ、委員長から議長に対し、タブレットに配信またはお手元に配付
のとおり審査結果報告が提出されましたので、この際、御報告します。
次に、日程第12 議案第124号ほか14件
を一括して議題とします。
当局
の提案理由
の説明を求めます。
北田副市長。
◎副市長(北田正広) 提案理由
を御
説明申し上げます。
なお、議案番号のみ
を申し上げ、事件名
を省略いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
議案第124号及び議案第127号は、国家公務員
の給与改定が実施されることに伴い、本市
の一般職員及び一般職
の任期付職員
の給与について所要
の規定
を整備するものでございます。
議案第125号及び議案第126号は、特別職
の国家公務員
の期末手当が改定されることに伴い、本市市議会議員並びに市長、副市長及び常勤
監査委員等
の期末手当について所要
の規定
を整備するものでございます。
議案第128号は、
一般会計補正予算(第4号)で、歳入歳出予算にそれぞれ1億1,076万7,000円
を追加し、歳入歳出予算
の総額
をそれぞれ1,830億6,937万6,000円とするものでございます。補正
の内容といたしましては、職員
の給与改正などに伴う人件費
のほか、公務災害に係る和解金等
を追加するものでございます。
議案第129号から議案第133号まで
の5件は、国民健康保険特別会計ほか四つ
の特別会計
の補正予算で、合わせて293万2,000円
を追加するものでございます。補正
の内容といたしましては、職員
の給与改定などに伴う人件費
を追加するものでございます。
議案第134号は、
水道事業会計補正予算(第2号)で、収益的収入及び支出
の支出で409万4,000円
を増額するものでございます。また、資本的収入及び支出
の支出で117万1,000円
を増額するものでございます。
議案第135号は、
工業用水道事業会計補正予算(第2号)で、収益的収入及び支出
の支出で15万5,000円
を増額するものでございます。
議案第136号は、
下水道事業会計補正予算(第3号)で、収益的収入及び支出
の支出で173万5,000円
を増額するものでございます。また、資本的収入及び支出
の支出で53万円
を増額するものでございます。
議案第137号は、議員
のうちから選任される
監査委員
の数
を現在
の2
人から1
人に改めるものでございます。
議案第138号は、公務中に使用していた椅子
の瑕疵により負傷した元臨時職員である相手方と和解するにあたり、相手方に支払う損害賠償額
を決定するものでございます。
以上15議案につきまして、何とぞ御賛同賜りますようお願い申し上げます。
以上で提案
説明を終わります。
○議長(大石伸雄) 提案理由
の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
上程中
の各件に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、これをもって質疑
を打ち切ります。
上程中
の各件は担当常任委員会に付託します。
付託区分は議事日程に記載
のとおりであります。
これより、先ほど議案
の付託
をしました担当常任委員会
を開催し、その後、議会運営委員会
を開催するため、暫時休憩します。
〔午前11時55分 休憩〕
――――――――――――――――
〔午後2時05分 開議〕
○議長(大石伸雄) ただいまから休憩前に引き続き会議
を開きます。
上程中
の議案第124号ほか14件につきましては、担当常任委員会
の審査が終了した旨、報告
を受けております。
これより上程中
の各件に対する委員長
の報告
を求めます。
総務常任委員長 篠原正寛議員。
◆30番(篠原正寛)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中
の、議案第124号西宮市一般職員
の給与に関する条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第125号西宮市議会議員
の議員報酬、費用弁償及び
期末手当支給条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第126号市長、副市長及び常勤
監査委員
の給与条例等
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第127号西宮市一般職
の任期付職員
の採用等に関する条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第128号令和元年度西宮市
一般会計補正予算(第4号)、議案第129号令和元年度西宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第130号令和元年度西宮市
農業共済事業特別会計補正予算(第2号)、議案第131号令和元年度西宮市
中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第2号)、議案第132号令和元年度西宮市
介護保険特別会計補正予算(第3号)、議案第133号令和元年度西宮市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、議案第134号令和元年度西宮市
水道事業会計補正予算(第2号)、議案第135号令和元年度西宮市
工業用水道事業会計補正予算(第2号)、議案第136号令和元年度西宮市
下水道事業会計補正予算(第3号)、議案第137号西宮市
監査委員条例
の一部
を改正する条例制定
の件、議案第138号和解
の件(
損害賠償請求控訴事件)、以上15件につきましては、先ほど開催
の委員会において、当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料
をもとに審査しました結果、議案第125号及び議案第126号については賛成多数をもって、他はいずれも異議なく原案
を承認すべきものと決しました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(大石伸雄) 委員長
の報告は終わりましたが、ただいま
の報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論
の通告
を受けておりますので、順次発言
を許可します。
まず、佐藤みち子議員。
◆32番(佐藤みち子) ただいま上程中
の諸議案
のうち、議案第125号西宮市議会議員
の議員報酬、費用弁償及び
期末手当支給条例の一部
を改正する条例制定
の件、議案第126号市長、副市長及び常勤
監査委員
の給与条例等
の一部
を改正する条例制定
の件に、日本共産党西宮市会議員団は反対いたします。
以下、理由
を述べます。
この2議案は、議案第124号及び議案第127号で
の一般職員、一般職
の任期付職員
の給与、期末勤勉手当
の改定に倣い、市議会議員及び市長等
の特別職
の期末手当
を年間で0.05月引き上げる条例案です。
一般職
の給与や期末勤勉手当は、人事院勧告で示された国家公務員に適用される俸給表
の改定に準じて改定
を行うことになっています。これは、地方公務員法に定められた均衡
の原則によるものであり、法的根拠が明確です。一方、市議会議員及び市長等
の特別職
の期末手当改定は、法的根拠があるわけではなく、一般職
の改定に準じて行っている
のです。県内
のほとんど
の団体が同様
の扱いと
のことですが、特に西宮
の議員、特別職
の報酬や給与、期末手当は他市に比べても格段に高い水準にあり、一般職
の引き上げに合わせて引き上げることに正当性はないと考えます。
ましてや、この10月から消費税が10%に増税され、総務省
の10月分家計調査では前年同月比で5.1%も減少、懸念されたとおり、消費が冷え込み、景気が悪化しています。市民
の暮らしは一層厳しくなっている
のです。こうした状況下で
の議員及び特別職
の期末手当引き上げには市民
の理解も得られないと申し上げます。
なお、当局
の調査によると、政令市
の中で神戸市など7市で、議員
の期末手当改定条例は市長提案ではなく議員提案と
のこと。今後、西宮市でも検討すべきではないか、このことも申し添えます。
また、提案されている補正予算には反対する議員及び特別職
の期末手当引き上げ分も含まれていますが、影響はわずかであり、補正予算には反対いたしません。
以上です。
○議長(大石伸雄) 次に、福井浄議員。
◆13番(福井浄) 議案第124号から議案第127号まで
の4件、補正予算
の議案第128号から議案第136号まで
の9件につきまして、維新
の会西宮市議団は退場させていただきます。
以下、理由
を述べます。
今回
の職員
の給与・手当等
の増額は人事院勧告に基づいており、それは、地方公務員法第14条
の情勢適応
の原則や第24条第2項
の均衡
の原則が根拠となっています。その点については理解しております。しかし、人事院勧告に基づいたものでも、市はそのとおりに行う義務がないこと
を先ほど
の総務常任委員会で確認しております。
消費増税による景気
の減退、公共施設等
の施設更新や長寿命化、社会保障費
の増大など
の原因により、本市
の財政はより厳しくなっています。また、本定例会
の総務常任委員会で
の当局
の答弁で、本年度から基金
の取り崩しが始まる予測であることが明らかになっています。昨年、福井市で雪かき
の費用がかさみ職員
の給料
をカットしたなど
の自治体
の実例からも、今後市
の財政状況が厳しくなるという問題は、情勢適応
の原則や均衡
の原則よりも優先すべきことであると考えます。これら
のこと
を鑑みれば、当市には一般職
の給料等
を上げる要素はありません。
また、特別職や議員
の報酬は、特別職報酬等審議会で審議し、答申されております。これは、報酬等
を審議するものではありますが、市長が退職金
のあり方について意見
を求めたことなどから、期末手当等に関しても市として
のあり方
を示すものと考えております。報酬は据え置きだが、期末手当は答申に関係なく上げてもよいというわけがありません。
また、特別職
の国家公務員
の期末手当
の改定によって本市
の常勤特別職や議員が期末手当
を改正することには法的根拠はなく、慣例であります。これも先ほど
の総務常任委員会で確認しております。
特別職報酬等審議会
の本年度
の答申は据え置きです。もちろん私は、その答申にかかわらず、市
の財政
を鑑みて報酬等
を減額すべしと、5年間、主張しております。
以上
のことから、私どもは反対
の立場
をとるところではございますが、我が会派
の議員が重い病気によって長期欠席
を余儀なくされる状況にあり、現時点において議案に反対するという立場
をとれる状況ではないと
の判断に至りました。
このような諸事情から、維新
の会西宮市議団は、議案第124号から議案第127号まで
の4件、補正予算
の議案第128号から議案第136号まで
の9件につきまして、退場とさせていただきます。
○議長(大石伸雄) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。
〔発言
を求める者あり〕
○議長(大石伸雄) よつや議員。
◆21番(よつや薫) 議案第125号西宮市議会議員
の議員報酬、費用弁償及び
期末手当支給条例の一部
を改正する条例制定
の件につきまして、反対
の立場から意見
を少し述べさせていただきます。
先ほど開催されました総務常任委員会におきましては、議案第124号西宮市一般職員
の給与に関する条例
の一部
を改正する条例制定
の件
の概要としましては、その御
説明の中で、人事院勧告に基づき国家公務員
の一般職員について0.05月給与
を引き上げる改定が実施されることに伴って西宮市
の職員給与について所要
の改正
を行うということであり、地方公務員法
の適用で、均衡
の原則及び情勢適応
の原則、これに準拠するということでありました。この点については理解できるところであります。
一方、本条例案は、特別職
の国家公務員
の期末手当が改正されることに伴い市議会議員
の期末手当について所要
の規定
の整備
を行うためとされています。先ほど
の委員会では、やはりその答弁
の中で、議員
の期末手当について、人事院勧告に準拠する規定はなく、慣例であると
のことでありました。また、そのほかにも特別な根拠もない、見当たらないことから、他に引き上げるべき根拠もありません。
したがって、議案第125号については、根拠
のない実質的な引き上げとなり、それ
を議会でみずから可決することは単なるお手盛り
のそしり
を免れないことから、本条例制定
の件につきましては賛成することはできません。
以上、反対討論です。
○議長(大石伸雄) ほかにありませんか。
〔発言
を求める者あり〕
○議長(大石伸雄) 一色風子議員。
◆9番(一色風子) 私、一色風子は、議案第125号西宮市議会議員
の議員報酬、費用弁償及び
期末手当支給条例の一部
を改正する条例制定
の件について、反対
の立場で意見
を述べます。
先ほど行われました総務常任委員会
の中で、職員期末手当
の改定に関しては地方公務員法に人事院勧告に準拠する法的根拠があること、議員
の期末手当改定に関しては、法に定められているような規定はなく、職員
の給与改定に準ずるということが慣例になっていること、西宮市特別職報酬等審議会
の一番直近
の7月24日
の答申では現行据え置きが適当とされていると
のことが明らかになったことから、以上
のこと
を踏まえまして、議員として市民
の皆さんに
説明することが難しいと考えることから、本議案に賛成することはできません。
以上、反対討論とします。
○議長(大石伸雄) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) なければ、討論
を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事
の都合により4回に分けて行います。
まず、上程中
の各件
のうち、議案第137号及び議案第138号
の採決
を行います。
両件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案第137号及び議案第138号は原案
のとおり可決されました。
次に、議案第124号及び議案第127号から議案第136号
の採決
を行います。
各件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました11件はいずれも原案
のとおり可決されました。
次に、議案第126号
の採決
を起立により行います。
本件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第126号は原案
のとおり可決されました。
次に、議案第125号
の採決
を起立により行います。
本件
を先ほど
の委員長
の報告
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立
を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大石伸雄) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第125号は原案
のとおり可決されました。
次に、日程第13 総務常任委員会
の所管事務調査
の件ほか5件
を一括して議題とします。
各件につきましては、それぞれ担当
の委員会において調査願っておりますが、各担当
の委員長から、今期定例会中に調査
を終了する見込みがないため閉会中
の継続審査とされたい旨
の申し出がありました。
よって、お諮りします。
上程中
の6件は、閉会中
の継続審査とすることにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、上程中
の6件はいずれも閉会中
の継続審査とすることに決定しました。
以上で本日
の議事日程は全部終了し、今期定例会に付された事件は全て議了しました。
よって、お諮りします。
今期定例会
の会期は、あす12月19日までと議決されておりますが、会議規則第7条
の規定により、本日をもって閉会したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、今期定例会は本日をもって閉会することに決定しました。
閉会に際し、市長
の挨拶があります。
〔石井登志郎市長登壇〕
◎市長(石井登志郎) 第3回市議会定例会
の閉会に当たり、一言御挨拶
を申し上げます。
議員
の皆様におかれましては、連日にわたり、提案いたしました諸議案につきまして慎重な御審議
をいただきまして、厚く御礼
を申し上げます。御審議に際しまして賜りました貴重な御意見、御要望に関しましては、今後十分に留意してまいりたいと存じます。
本年も残すところあとわずかとなりました。皆様におかれましては、健やかに新年
を迎えられますこと
をお祈り申し上げて、閉会
の御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(大石伸雄) この際、私からも一言御挨拶申し上げます。
去る11月29日に開会しました今期定例会におきましては、議員
の皆様方
の終始熱心な御審議
を賜り、おかげをもちまして、各会計補正予算や条例
の制定・改正など諸議案
の審議も無事終了することができ、本日ここに閉会
の運びとなりました。議員
の皆様
の御協力に対して、衷心より厚くお礼
を申し上げます。
当局におかれましては、審議
の過程で述べられました議員
の皆様
の貴重な意見並びに要望などについて真摯に受けとめられ、今後
の施策に反映していただくよう、強く希望する次第であります。
さて、今年
を振り返りますと、4月に統一地方選挙が行われ、6月には市民
の負託
を受けた市議会議員41
人で
の新任期がスタートしました。また、5月1日には新天皇陛下が御即位され、元号は平成から令和へとかわり、新たな時代へと一歩
を踏み出しました。
そういった中、ことしも全国各地で甚大な被害
をもたらす自然災害が起こりました。8月
の九州北部豪雨、9月から10月にかけては、台風15号・19号により関東・甲信越地方などで大規模な浸水被害や土砂崩れなど大きな被害
をもたらしました。本市においても、今後高い確率で発生すると言われている南海トラフ巨大地震
を想定した防災・減災対策だけでなく、局地的な豪雨や大型
の台風に備えた対策や啓発
を早急に進めていく必要
を感じており、そのためには、行政中心
の公助
の対応だけでなく、共助、自助といった住民中心
の対応
を推進することが行政に求められています。
一方、スポーツ
の分野では明るい話題もたくさんありました。中でも、アジアで初めて
の開催となったラグビーワールドカップ日本大会では、日本が初
の決勝トーナメント進出
を果たし、我々に勇気と感動
を与えてくれました。「ワンチーム」というフレーズが全国で使われ、流行語大賞に輝きました。まさに日本中がワンチームとなった大会でありました。来年開催される東京オリンピック・パラリンピックでは、日本選手団がすばらしい活躍
を見せてくれること
を今から期待しております。
本市に目
を向けますと、今後10年間
の市
の長期的なまちづくり
の基本的方向と施策・事業
を示す第5次総合計画が策定され、4月からスタートしたところです。市では、現在も、行政経営改革、内部統制制度、組織改編など、さまざまな検討が進められており、また、保育所等
の待機児童問題や、老朽化が進む公共施設
の更新、そして、統合まで
の病院経営問題、市役所周辺
の再配置計画など、喫緊
の課題も山積しております。市議会では、これら課題
の一つ一つ
をしっかりと審議し、解決に向けて着実に前へと進めていかなければなりません。
さて、ことしも残り少なくなってまいりました。議員
の皆様、職員
の皆様におかれては、一層健康に留意され、御家族ともどもお元気で健やかな新年
をお迎えになりますよう、心から祈念申し上げる次第でございます。
最後になりましたが、市当局並びに行政委員会
の皆様、報道関係
の皆様方
の御協力に対し厚く謝意
を表しまして、閉会
の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
これ
をもって本日
の会議
を閉じ、今期定例会
を閉会します。
御協力ありがとうございました。
〔午後2時25分 閉会〕...