西宮市議会 > 2019-09-30 >
令和 元年 9月30日決算特別委員会建設分科会-09月30日-01号
令和 元年 9月30日決算特別委員会民生分科会−09月30日-01号

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  1. 西宮市議会 2019-09-30
    令和 元年 9月30日決算特別委員会建設分科会-09月30日-01号


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    最終取得日: 2021-07-30
    令和 元年 9月30日決算特別委員会建設分科会-09月30日-01号令和 元年 9月30日決算特別委員会建設分科会              西宮市議会                決算特別委員会建設分科会記録              令和元年(2019年)9月30日(月)                  再 開  午前 9時59分                  閉 会  午後 4時15分                  場 所  5号委員会室 ■審査事件  (土木局)   認定第5号 平成30年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計          公共用地買収事業特別会計
     (上下水道局)   認定第1号 平成30年度西宮市水道事業会計決算認定の件   議案第70号 平成30年度西宮市水道事業会計利益剰余金の処分の件   認定第2号 平成30年度西宮市工業用水道事業会計決算認定の件   議案第71号 平成30年度西宮市工業用水道事業会計利益剰余金の処分の件   認定第3号 平成30年度西宮市下水道事業会計決算認定の件   議案第72号 平成30年度西宮市下水道事業会計利益剰余金の処分の件   認定第5号 平成30年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計  (都市局・土木局・上下水道局)   認定第5号 平成30年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件 ■出席委員   松山 かつのり (主  査)   よつや   薫 (副主査)   岩 下   彰   河 本 圭 司   草 加 智 清   坂 上   明   多 田   裕   八 代 毅 利 ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   野 口 あけみ (委員長) ■傍聴議員   福 井   浄 ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)   副市長     北 田 正 広  (都市局)   都市局長    清 水 裕 文  (土木局)   土木局長    植 松 浩 嗣   土木総括室長  溝 口 勝 也   参事      坂 上 英 龍   土木総務課長  奥 田 徹 也   土木調査課長  大 川 正 輝   土木管理課長  能 瀬   豊   自転車対策課長 中 川 治 彦   交通安全対策課長           藤 井 清 一   道路部長    向 井 宣 彦   参事      小 倉 敏 和   道路計画課長  山 口 芳 生   道路用地課長  山 本 大 介   道路建設課長  仲 谷 秀 一   道路補修課長  川 崎 真 也   水路治水課長  原   伸 征   公園緑化部長  伊 藤 泰 介   公園緑地課長  田 津 雄一郎   花と緑の課長  藤 原 隆 之   みどり保全課長 岸 本 康 生   営繕部長    森 本 善 夫   営繕課長    伊 東 日出志   設備課長    竹 内 康 浩   公共施設保全課長           南 野 隆太郎   学校施設保全課長           平 野 正 彦  (上下水道局)   上下水道事業管理者           青 山   弘   上下水道局次長 佐 竹 令 次   上下水道総括室長           但 馬 一 生   参事      隅 谷 信 雄   上下水道総務課長           平 岡 房 雄   経営管理課長  北 野 良 太   財務課長    井 田 英 雄   契約担当課長  井 上 滋 生   危機管理企画課長           筒 井 雅 義   業務課長    江 崎 大三郎   計量管理担当課長           小 森   淳   水道工務部長  西 尾 久 和   水道計画課長  森 本 真 一   工事課長    松 本 雅 博   路維持課長  大 下 善 一   給水装置課長  坂 井 元 雄   水道施設部長  山 本 義 邦   参事      小 山 知 邦   施設管理課長  舩 本 和 弘   浄水課長    小 西 幸 雄   北部水道事業所長           前 田 哲 也   下水道部長   上 野 史 雄   下水計画課長  永 井 貴 裕   下水建設課長  竹 田   隆   下水管理課長  藤 井   明   下水ポンプ施設課長           村 上 佳 秀   下水浄化センター所長           仲   浩 延
              (午前9時59分再開) ○松山かつのり 主査   おはようございます。  ただいまから決算特別委員会建設分科会を再開します。  これより審査日程に従い審査を進めます。  まず、認定第5号平成30年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち土木局分を議題とします。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いします。  なお、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  まず、決算の概要について説明があります。 ◎土木局長   平成30年度の土木局所管の一般会計、公共用地買収事業特別会計の決算概要について御説明いたします。  まず、一般会計の歳出から御説明いたします。  お手元にお配りしております平成30年度土木局決算説明資料の7ページをごらんください。  なお、1,000円未満の読み上げは省略させていただきます。  一般会計決算の歳出総額は、資料7ページの一番下の合計欄に記載しております。平成30年度は、欄の一番左の数字、予算現額99億5,170万7,000円に対し、その右、30年度決算額90億9,182万1,000円で、31年度への繰越額を除いた執行率は95.9%となっており、前年度に比べ19億4,386万8,000円、率にして27.2%の増となっております。増の主な理由としましては、道路橋梁新設改良費や公園整備費におきまして道路及び公園の照明灯LED化事業などを実施したためでございます。  次に、平成30年度に実施した主な事業の内容について御説明いたします。  資料は5ページをお開きください。予算費目の目ごとに説明いたします。  まず、5ページ上から2段目の財産管理費では、建築基準法に基づく公共施設の定期点検を実施したほか、公共施設の調査・設計業務を行いました。このほか、営繕関係の業務では、土木局の決算にはございませんが、各所管局の予算により、西宮養護学校・春風小学校改築工事の実施設計や、西宮消防署や安井小学校改築に係る基本設計などの設計業務を行うとともに、香櫨園小学校の改築工事や消防訓練施設などの新築工事を引き続き実施いたしました。また、学校施設整備事業として、山口小学校など2校においてサッシ改修工事を、苦楽園小学校など6校においてトイレ改修工事を実施いたしました。  その下の5段目、防災対策整備費では、山口町上山口における県の急傾斜地崩壊対策事業に対して地元負担金を支出いたしました。  次に、その下の7段目、安全・安心対策費では、交通安全対策として、交通安全教室や自転車教室、街頭などでの交通安全運動を継続して実施し、交通安全意識の高揚・啓発に努めました。  また、その下、住居表示整理費では、引き続き街区表示板などの維持管理を行うとともに、住居表示が未実施である山口町船坂地区について住居表示整備基礎調査業務を行いました。  さらにその下、環境保全費では、海浜部において夜間花火巡視業務を行ったほか、昨年4月より土木局の所管となりました甲子園浜自然環境センター甲山自然環境センターの管理運営を行いました。  次に、その下、環境施設整備費では、中長期修繕計画に基づき甲山自然の家の屋上防水・外壁改修などの工事を実施いたしました。  次に、このページの下から7段目、土木総務費では、官民境界の明示事務を行ったほか、道路上の違反広告物、道路不正使用などの取り締まりや是正指導などを行い、さらにその下、道路台帳作成費では、都市再生地籍調査事業を活用し、道路台帳の整備を行いました。  次に、資料の6ページをごらんください。  6ページ2段目、道路橋梁総務費では、道路情報管理システムのデータ更新などを行い、その下、道路橋梁維持費では、老朽化した側溝などの修繕、舗装の補修工事のほか、路面清掃や道路施設の保守点検などを行い、道路の維持管理に努めました。  その下の道路橋梁新設改良費では、鷲林寺地域の西448号線の道路改良工事を完成させるとともに、北部地区では青葉台と花の峯を結ぶ青峯連絡道整備工事に着手いたしました。道路の2次改築事業としては、引き続き旧国道の小松南町付近における改築工事を実施するとともに、西波止町における西178号線道路改良等事業では、護岸の前出し工事を完了させ、防潮堤沖出し工事に着手いたしました。また、市内各所において、歩道改良事業として段差解消工事を、道路附属施設更新事業として道路照明灯のLED化工事を行うとともに、老朽化した道路反射鏡などの更新工事を実施したほか、名塩ニュータウン内の東山台斜行エレベーターの設備改修工事を実施いたしました。また、橋梁の改良・長寿命化事業として、田尻橋など合わせて11の橋梁で長寿命化修繕工事を実施するとともに、名塩道路の整備にあわせて国が行う西宝橋のかけかえに伴う地元負担金の支出や、一里山歩道橋の修繕工事、若草歩道橋の撤去工事を実施いたしました。  その下、交通安全対策費では、ガードレールやカーブミラーなどの交通安全施設の修繕工事を実施したほか、自転車対策として、市内70カ所の自転車駐車場の維持管理や放置自転車の移動・保管業務、駐輪マナー指導業務を実施いたしました。  さらにその下、交通安全対策事業費では、ガードレールや区画線などの交通安全施設の整備や、道路上の不法投棄物や放置自転車などを保管する中島町不法投棄物保管施設の改修工事を実施いたしました。  さらにその下、河川総務費では、水路の修繕・しゅんせつなどを行うとともに、東川、津門川など2級河川の除草・清掃などを実施し、環境の美化に努めました。  次に、資料7ページをごらんください。  7ページ1段目、区画整理事業費では、鳴尾駅周辺地区土地区画整理事業として、鳴尾駅前広場整備工事に着手したほか、駅南側の側道整備工事を実施いたしました。  その下、街路事業費では、山手幹線や競馬場線において、用地買収や物件移転補償、道路改良工事などを実施するとともに、今後事業化を予定している門戸仁川線の概略検討業務を行いました。また、立体交差等事業費として、阪神本線連続立体交差事業に係る地元負担金の支出や、関連事業である側道整備や鳴尾駅前公園整備などを実施いたしました。  さらにその下、緑化推進費では、引き続き各種緑化助成を行い、民有地の緑化を進めるとともに、桜の名所・みどりの再生事業や花と緑のまちづくり事業を実施したほか、植物生産研究センターでは、西宮市にふさわしい植物の研究開発に努め、花工房で育成した草花を公園、街路などの公共施設や地域緑化活動に供給いたしました。また、緑化啓発事業として、六湛寺公園でフラワーフェスティバルを開催したほか、北部の山口地域でも西宮フラワーキャラバンinすみれ台を開催いたしました。  このページ下から7段目、公園管理費では、市内各所の公園や児童遊園の維持管理に努めるとともに、その下の公園整備費では、西宮浜総合公園において東西駐車場などの整備工事を実施したほか、御前浜公園において砂浜の園路などの整備を実施いたしました。また、公園施設の更新事業として、公園照明灯のLED化事業を実施するとともに、公園遊具の改修や、川添公園など4カ所でトイレのバリアフリー化を実施いたしました。  一般会計歳出の説明は以上でございます。  続きまして、一般会計歳入の概要について御説明いたします。  資料4ページをごらんください。  一般会計歳入の決算額は、4ページの合計欄に記載しております。予算現額29億1,481万円に対し、決算額が27億8,587万6,000円で、予算現額に対し95.6%となっており、前年度に比べ1億8,411万6,000円、率にして7.1%の増となっております。増の主な理由といたしましては、阪神本線連続立体交差事業に関連する側道整備や、西178号線道路改良等事業の進捗により、県支出金が増となったことによるものでございます。  その他、各費目の主な増減理由については、資料1ページから4ページに記載のとおりでございます。  続きまして、公共用地買収事業特別会計について御説明いたします。  決算説明資料は8ページでございます。  予算現額6,241万円に対し、歳入決算額は5,933万8,000円で、予算現額に対し95.1%の執行となっており、前年度に比べ571万円、率にして10.6%の増となっております。  歳出決算額は5,630万5,000円で、平成31年度への繰越額を除いた執行率は94.8%となっており、前年度に比べ1,390万円、率にして32.8%の増となっております。これは主に、29年度からの繰越分の歳出におきまして、用地買収に伴う残地の取得により公有財産購入費が増となり、それに伴い歳入で繰越金が増となったものでございます。  以上が土木局の決算の概要でございます。  御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○松山かつのり 主査   決算概要の説明は終わりました。  なお、当局の詳細説明は資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  質疑は、一般会計、特別会計一括で行います。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆坂上明 委員   御説明ありがとうございました。  土木局の所管というのは専門的なことばかりなので、自分たち素人はほとんどわからないんですが、少し今後の傾向だけ簡単に聞かせていただきたいことは、橋の長寿命化であるとか道路補修、それと、僕がこの前の一般質問でさせていただいた大丸土地のこと、この件についてお聞きしたいと思います。  まず、大丸土地のことなんですけれど、答弁では、今までは、いろいろ、いろいろ全て何もかにもやっていくのは到底無理があるというようなことから、平成29年10月2日に苦楽園大丸地区私道の管理協定締結に向けた市の考え方というものを向こうの管理組合に御提示いただいた。その説明は、今までは、測量から何から全てやり直さなければなかなか市として管理はできないと言うていたのが、一転というか一歩も二歩も前に進んで、まずあそこのいつ崩れてもおかしくないと言われている三つの橋を、大丸土地の中で修理する、あるいはかけかえる、もう一つは、老朽化の激しい雨水管の事前改修を管理組合の手で行う、その後については、私道ではあるけれども、路面の管理や橋の管理は市が行う、こういうふうなすごく前進した考え方を管理組合のほうに御提示されたんですよね。  それで質問させていただいたのは、管理組合に提出されたすばらしい意見ではあるんだけれども、いずれにしても、橋のかけかえであるとか雨水管の修理というものに関しては1億9,000万円ぐらいの金額がかかるであろうと。その1億9,000万円が管理組合としてはネックになっておる、このように思うんですね。そして、この話し合いは今後まだ時間を要するだろう、その間にもし何か大きな、例えば穴があいたりとか、雨水管が破裂するとか、橋が崩落するであるとかがあった場合はどうするんだろうかということをお聞きすると、その間にはしっかりとした補修はしなければいけないだろうということを局長から御答弁いただいた、こういう経緯なんですね。  実は僕は、この管理組合の人と話をしたことは一度もございませんし、どういう方がいらっしゃるか全然知らんのです。僕はただ、あそこにお住まいの方々に何人かの知り合いがおりまして、その人たちから相談を受けて、実際どういうことなのかまるっきりわからないものですから、過去の議事録を読んだり、あるいは大川課長にいろいろと御説明いただいて、そしたらちょっと質問しようかなということで質問させていただいたという、そういう経緯があったんです。  問題は、向こうの大丸土地の住民というのが、おつき合いが非常に希薄なんですよね。だから、1億9,000万円というものが今後この修繕にかかるということも知らないし、これだけ一歩も二歩も前に進んだ施策を市が管理組合に提示されたということをまず知らないんですよ。そして、あのときも、川崎課長かな、川崎課長とか大川課長に聞いても、管理組合とのいろいろな話し合いのときなんかの出席者も本当に限定された方だけが来ておるというようなことをおっしゃってましたよね。そういうふうなことで、あそこに住んでいらっしゃる方々というのはほとんど御存じないんですよ。大体265世帯、750人ぐらいの方が住んでらっしゃるんですけれども、ほとんどの方が御存じないということなんです。今後の施策を推進するためにはこれが一番解決しなきゃいけない問題だ、このように思うんですよね。  例えば、1億9,000万円がかかる、単純に1軒当たり幾らになるんだろうかなと考えて、もし265世帯で単純に1億9,000万円を割っても、1世帯72万円支払わなきゃいけないということなんですよ。例えばうちはせんでも結構ですと言うた、うちはお金を払うことができないと言ったら、そこだけは雨水管をきれいにしないとか道路の管理はできないとか、そんなことも絶対できないだろうし、この辺の問題を実際に今から克服していくというのが本当に現実として厳しい問題ではなかろうかと思います。さらに長期化する――これだけ前進した施策を向こうに提出しているんだけれども、なかなか前に進まないというふうな、今後そういうことが十分想定されるし、多分そのとおりになるんだろうなと僕は思うんですよ。  だから、これをいずれは決着をつけなければいけない、解決しなきゃいけないという時期がもうそろそろ来るんですよね。そして、言いましたように、今お住まいの方々は、3代目の方々もいらっしゃるんですよね。これは昭和35年に開発されたんですから、もう既に開発されてから60年たっておるんですよ。最初から住んだ人なんかやったら、3代目あるいは4代目の人まで住んでらっしゃるわけですよね。だから、当時のことをまるっきりわからずに今住んでらっしゃって、何でこんな問題を突きつけられているんだ、そういうふうな単純な疑問があるわけですよね。  だから、局長ね、今後、また管理組合とのお話もされるというふうなことをおっしゃってましたけれども、今も言いましたように、管理組合の意向というか、管理組合の人たちが一体どういうふうな考え方で、市とどのようなことをやる――市がこのような提示をしているということも御存じない方々を相手に、265世帯の人たちを相手にこれを交渉しなければいけないと思うんですよね。これは今後どのようなことを考えてらっしゃるんですか。現実として非常に難しい問題だと思うんですけど、どうなんですかね。 ○松山かつのり 主査   これは一問一答ですか。 ◆坂上明 委員   ごめんなさい、一問一答で。 ◎土木局長   先ほど御質問がありましたように、確かに住民の方皆さんが御存じかということもあるかと思います。議会の質問以降、地元の自治会長のほうと接触しまして、年内には住民さんを集めるというような話もお聞きしておりますので、住民さん同士の話し合いの中で少し地元としての問題意識を持ってもらうように市からも働きかけていきたいというふうに思います。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   そうなんですよね。ただ、例えば地元の人たちと話し合うというふうなことを各家に知らさなければ、多分わかられないんじゃないかなと思うんですよね。実際に厳しい問題やと思うし、これは政治的な判断というものをいつかどこかでやらなきゃいけない、そういう場合に、今、この大丸土地のことというのは、土木調査課がこのことについていろいろと考えてらっしゃるんですけれども、もちろん技術的なことは当然土木局でやっていただかなければいけないんですが、今言いましたように、これは政治的な判断というのが非常に大事になってくると思うんですが、所管を政策局に移して、そちらで政治的なことを話し合うということに――僕は一般質問の最後にも申し上げたんですけども、所管を政策局に移すというふうな方法が一つあってもいいんかなと僕は思うんですけど、その辺はどのようにお考えですかね。 ◎土木局長   前の本会議答弁の中でもお答えしましたように、地元の皆様に市からボールを投げかけておりまして、それがまだ返ってきてない状況でございますので、当面は土木局のほうで地元のほうとそういう具体の協議を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。  局長ね、地元の人たちへの投げかけ方というのが大事だと思いますよ。今までと同じように、ただ単に管理組合の組合長というのかな、その人にボールを投げたからといって、向こうの全体としての考え方というものがボールを投げかけたことに関して返ってくるということはないと思うので、まずその会議の開き方というものは本当に慎重に考えていただいて、少なくともこういうことに対して興味があるという向こうの人たちみんなに周知できるような方法というものをぜひ考えてください。  今も言いましたように、なぜか知らないけれども、僕は知り合いが何人かおるんですよ。みんな知らんかったんですよ。だから、当時、大川課長にいろいろ詳細を聞かせていただきましたね。本当にいろいろと教えてもろうて感謝しますけれども、やはり向こうの人たちが一体何で困っているかということはもちろんそうなんですが、その前に、全然話が見えてこない、一体どうなっているんだろうかという興味のある人というか関心のある人は、そのようなところを気にしているんですよね。今も言いましたように、実は組合のほうにはこんなことを投げかけているんやでと言ったって、そんなことをいつ言ったのと。つまり、そういうことを組合のほうに投げかけておっても連絡がないわけですよ。だから、今後の政策的な判断というよりも、まず、一体どうやって向こうと話し合おうかなという、そのやり方が非常に重要やと思いますので、これはぜひよくお考えいただいて、話し合いに入っていただければと思います。せっかくこれだけ進んだことを向こうに投げかけているのに住民が全然御存じないということは、せっかくやっているのにもったいないじゃないですか。その辺のところをよく考えてください。  そういうことで、まず1点目は以上です。  それで、今も言いましたように、大丸土地の問題というのは、橋が三つあって、それがいつ崩れてもおかしくない、それも含めて、とにかく全ての施設の老朽化ということが――これは何もここだけじゃなくて、全てのハード面での老朽化というのは今後一番考えなきゃいけない行政の非常に大事な仕事だと思うんですけど、この中で、西宮市の橋梁長寿命化修繕計画というものを平成28年に出されているんです。これは第2次かな。平成31年4月1日時点で市が管理する橋梁が675、そのうち横断歩道橋が27あるということで、このものの定期点検が平成24年から26年にかけて654の橋を、そして、道路法施行規則改定後、去年、おととしで残りの橋を点検した、こういうふうなことがずっと書かれておる。これはそのような理解でいいんですね。まず確認で1点。 ◎道路補修課長   橋梁数につきましては、現在、再確認等の最新では、道路橋648橋、横断歩道橋27橋でございます。点検等に至る現在までの経緯については、委員おっしゃるとおりでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  このうち建設後60年経過しているところが209で全体の31%であると。しかし、今から18年たった令和18年ごろ――当時平成28年からだったら今後20年後には、その割合が63%まで上昇するという、急速な老朽化ということなんですよね。  今言った点検の中で、これは点検を四つに区分されておるんですね。まず健全であるということ、予防保全段階であるということ、早期措置段階、それと緊急措置段階。この緊急措置段階というのは、道路橋の機能に支障が生じている、または生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態であるという、こういう件についてはどの橋も該当しなかった。ただし、早期措置段階、つまり、道路橋の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態であるのが41の橋梁と一つの横断歩道橋であるという、こういう結果が出ておるんです。今も言いましたように、今後、何も橋のことだけじゃない、いろいろな全ての施設の老朽化というのが実際に課せられた行政の課題なんですけれども、これだけの橋――つまり、橋というのは、道路に穴がぽこっとあくというような問題じゃないですわね。橋がもし落ちたらえらいことじゃないですかということを前提にしてまずお聞きするんですけれども、今後、41の橋梁と一つの横断歩道橋、まずこの42個の橋を一番に考えないといけないという計画は、いついつまでにこうする――ごめんなさい、もし資料でそのようなものが提出されているんだったら、僕は見てないから非常に勉強不足で申しわけないんですけれども、ちゃんとした計画というのはもうでき上がっているんでしょうかね。 ◎道路補修課長   ただいま委員がおっしゃいましたとおり、早期措置段階に達する橋梁数が道路橋で41橋、横断歩道橋で1橋ございますが、現在のところ、何年度までにどの橋梁を確実にと断言できるところではございませんが、近年ずうっと、毎年度十数橋ずつ補修を行っておりますので、同様の十数基の橋梁数になると思われますけれども、今後も予備設計など、概略設計などの段階を踏みまして、順次橋梁を修繕していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  そしたら、歩道橋も入れて42が全て完了するというのは大体いつごろのことをお考えなんですかね。というのは、今言いましたように、令和18年には老朽化の問題が63%まで上昇するという、そういう課題も抱えながら、とにかく迅速にしていかなきゃいけない。つまり、イタチごっこじゃないんだけれども、どんどん、どんどん、これをやったらまたやらなきゃいけないというような問題が出てくると思うんだけれども、とりあえずこの42の橋についてはいつごろの完了予定というような、そういう計画はちゃんとできておるんですか。 ◎道路補修課長   今後この橋梁に関しまして、次期点検の段階に入るまでの向こう5カ年のうちに修繕をしていきたいという前提で検討をしておるところでございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   計画的な修繕を実施した場合と実施しない場合の修繕工事費を試算した結果では、計画的な修繕を実施すると今後100年間でおおむね86億円――これは約30%に該当するんですけど、このコスト削減が見込める、そういうふうなことも試算されているようなので、本当にしっかりとした計画で――言うたってこれだけでは済まないというふうなことで、その中でいろいろふだんから、事務事業評価の100ページの道路橋梁新設改良事業のところでも、事業概要のところにはいろいろなことを書いてらっしゃる。特に道路補修課のほうには、僕たちもよく相談するんですけれども、これが毎日毎日、山のように連絡が入ってくる。そういうふうな中で計画的にやらなきゃいけないという難しい問題を抱えていると思いますので、ぜひともしっかりとした計画を立てていって、できるだけコストがかからない方法もよくお考えいただいて、お願いしたいと思います。
     それで、今言いました100ページの事業概要のところに、歩道改良事業で「歩道の段差解消及び勾配改善」というふうなことが書かれているんですけれども、こういうのも全て、市民の声なんかからも市民からの話があれば改良していく、そして、いろいろとパトロールをしながらやっていっていただくというふうなことも書かれております。ここではなくて、別の資料に書いてらっしゃるんですけど。川崎課長になってからは一度も御相談したことはないんですけれども、僕は当時それまでの課長の方によく言っていたのは、健常者じゃなくて、つえをついて歩いている人たち、そして高齢者の人たちというのは、健常者にはわからない若干の勾配があるとか、ちょっとした穴が一つあいているだけで非常に歩きにくいというふうなことをおっしゃっている。もちろん自分たちはそこまで気がつかないですけども、確かにそうなのかなと。つえをついてらっしゃる方というのは、ほんの一つ穴があいているだけで、そこにもしつえが入ってしもうたらどうなるんだとか、そのようなことをお考えになると思うんですよね。これは、市内全域にわたると何カ所あるのかわからないんだけども、この辺の対応というのは限りなく迅速にやっていかなければいけないことなんじゃないのかなと思うんですけども、その辺は、課長、例えばきょうこの話を聞いた、現地を見に行ってくれた、さあいつやろうと。まあ言うたら、工事はそんな大がかりな工事ではないんだとは思うんです。つまり、健常者にはわからないそういう苦労があるということを考えた場合だったら、言われてからどれぐらいで完了できるものなんですか。 ◎道路補修課長   御要望を受けてから何日で完了できるかというのはなかなか断言できるものではございません。特に昨今、御要望数がかなり増大しておる状況でございまして、現場を見に行くまでにもちょっと日数を要するというところでございます。できるだけ緊急に措置をしていきたいと思いますので、案件によりましては手早く1週間以内で対応できることもございますし、当然、1カ月以上かかる案件も中にはございます。ただし、状況によりましては最小限の応急措置を即日行うという対応もしておりますので、今後も速やかな対応に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  僕は実は、何年か前に近所のつえをついている人に現地に連れていかれて、これがどないしたんやと言うたらごっつい怒られました。あんたらはわからへんねん、あんたはどうもない、普通に歩いたやろう、わしらはこれが困るねんというふうなことを実際にその場に行って言われたことがあって、ああ、そうなのかなと思ってね。そのとき、課長がどなたやったのかな、ちょっと覚えてないんだけれども、言ってすぐに対応してもらったんだけれども。特に道路の舗装の修繕計画の中では、市民からの情報をもとに随時対応していきたいというふうなことも書いてらっしゃる。こういう場合、それこそバリアフリー化じゃないけれども、よく考えてやっていただければ、このようにこちらからもお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  それで、済みません、ちょっと話はそれるのかもわからないんですが、実は神道政治連盟という、もちろん神社庁の関係なんですけれども、そういうところで、よく僕たち、日本全国の神社なんかに行くというような機会があるときに、決まって総代のほうから話があるのが、神社とか――神社仏閣ですよね、観光地にもなるし、そして、特に体の悪い人たちであるとか障害を持ってらっしゃる方々がお参りに行くところのバリアフリー化についてです。行政なんかはこういうことに対して、例えば神社庁と相談をしてもらうとか―― 一番大きいのは、皆さんもぴんとこられると思う、多分伊勢神宮なんかへ行ったら、砂利道ばっかりで、到底車椅子で内宮の中でも拝殿のところまで行くというのは本当に至難のわざのように難しいですね。伊勢神宮なんて規模が全然違うんですけども、西宮にも有名な廣田神社、あるいは西宮神社、そして門戸厄神もあったりするんだけれども、神社庁の中に行くと必ずそういうふうな話が出るんだけれども、なかなかそういう話は一般的にはならないと思うんですよ。例えば神社庁のほうからそのような相談が行政のほうにあった場合、例えば自分らも全国的に参拝者が来やすいように、せめて、一つのルートだけでも車椅子がずっと行きやすいようになるような方法をお互いに考えましょうかというふうなことというのはできるのかできないのか、これはどうなんですかね。 ◎道路補修課長   今、委員がおっしゃられたように、神社庁のほうからの協力要請なりがあった場合、我々として何もしないというようなことは考えておりません。ただ、現在のところ、西宮市内において、一年中観光客が殺到するというような神社仏閣というものはなかろうかと思いますけれども、もしかなり年がら年中といいますか、観光客が殺到するような規模の催しが行われたりとか、今後展開されていくとかいうような中で御相談を受けた場合は、お互いに協議しながら、どういう対策が有効かということは検証可能だと私は考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。  今、僕はちょっと観光という言葉を使ったんだけれども、今も言いましたように、やっぱりお参りに行く方々が、何か理由があるからお参りに行くというようなときは、何も観光地で、そして、えべっさんだったら三が日だけに行こうかとか、そのようなことではないと思うんですよね。やっぱり年中何とか、せめて1本のルートだけでも何かできないのかなと思うんだけれども、なかなか神社庁のほうでそれを整備せえと言っても、ましてや、ああいうのは全部一つ一つの個人経営――個人経営じゃないけれども、一つ一つの経営なので、西宮神社にだけルートをつけようやないか、廣田神社にだけ必要やとかいうようなことなんて到底無理だと思うので、そうなったらやっぱり行政の力というのは必要じゃないのかなと。それがもしできれば、車椅子の人たちでも非常に参拝しやすくなるというふうなことにもなると思うので。僕はそのようなことを聞かれたこともあるものですからね。僕やったら、例えば委員会のやつで伊勢神宮に行ったら、これだったら伊勢市の議員はどんなことを考えておるのかなと思ったり、例えば質問したらどうなのかなとか言ったこともあるんだけれども、それは、現実にそういうことでお困りの方々がいらっしゃるということで、いつでも参拝ができるような形ができればいいんじゃないかと。非常に有名な神社が二つもあるんですからね。廣田神社とえべっさんとね。その辺は、もしそういう話が出たらよろしくお願いします。  それと、主査ごめん、もう1点、僕、言うのを忘れていた。1点、いいですか。 ○松山かつのり 主査   はい。 ◆坂上明 委員   どうぞベンチというて、あちこちに市民が座りたいときにいつでも座れるようなところをつくろうというようなことで、そのどうぞベンチに寄附をしてくださいというふうなことで呼びかけてますわね。このどうぞベンチというのは恐らく市長が公約に上げてらっしゃるんだということで、どうぞベンチというものの寄附を集めていると。その寄附は――資料がどこかに紛れちゃったな、ごめんなさい。その寄附は、何もそのどうぞベンチのベンチだけに特化せずに、設置事業に寄附は利用したいというふうなことを書いてらっしゃるんです。どうぞベンチの寄附をお願いしておきながら、どうぞベンチには限らず、設置事業に対して使いたいというふうなことをただし書きのようなことで書いてらっしゃったんだけれども、どうぞベンチに寄附してくれと言っておるのにどうぞベンチに限らず設置事業にというふうなことは、それでいいんですかね。僕の理解の仕方が間違っていたら教えてください。  あったあった。どうぞベンチのところで、「「どうぞベンチ」は、市民等の皆さまがお出かけ時に気軽に腰かけていただく休憩場所として設置するもので、ご寄附を募って「どうぞベンチ寄附金」」――これは公共施設等整備基金ということやね――「へ積み立てて活用します。いただいたご寄附は、ベンチを特定せず、設置事業全体の財源として活用させていただきます」、このように書いておるんですよね。どうぞベンチの寄附を募りながら設置事業全体の財源にするというのは、ちょっとこれはどうなのかなと思うんだけど、これは僕のそういう理解でいいんですかね。間違っていたら教えてください。 ◎土木総括室長   設置するどうぞベンチの施設の単価と、それを設置するための整備費を込みで寄附金を使わせていただきますので、設置費用込みでという意味で表現しているんですけども、その設置場所については特定できないですよというような意味で書いているつもりでした。  以上です。 ◆坂上明 委員   でも、僕が読んでそういうふうに思うというのは、自分の考え方がちょっと浅はかなのかもわからないんですが、これはもうちょっと表現の仕方を変えたらどうですか。つまり、どうぞベンチに使うておるわけじゃないですか。だから、どうぞベンチに寄附をお願いします、あなた方の寄附でどうぞベンチをふやしますということをぽんと言うたら、それはどうなんですかね。 ◎土木総括室長   委員おっしゃるとおり、ちょっと誤解を生むような表現で、どうぞベンチを設置するそのベンチの費用と設置費用という意味ですので、表現はまたちょっと変えていきたいと思います。  以上です。 ◆坂上明 委員   そんなややこしいことを言わんと、どうぞベンチをつくります、それでええんと違いますか。  ただ問題は、これは市長公約なんですよ。市長公約のことを寄附で賄うというのは――これは堂々と議会に対して予算はこうなんだというようなことを何で出してこれへんのでしょうか。これは何かあるんですか。副市長、どうなんでしょうか。 ◎土木総括室長   これは、市長からの指示で、一般財源をなるべく使わない方法を一遍検討しなさいということが初めにありまして、御寄附を募って設置していこうかという計画をつくってみました。  以上です。 ◆坂上明 委員   そうなんですか。でも、これは市長公約で、これも訴えて選挙に通った方なんですから、それをただ単に全て寄附で賄おうという考え方は、もう一回整理すればどうなんでしょうか。いいんですよ。寄附をつけてやろうという市民の方々の気持ちをいただくというのは非常にありがたい、いいと思うんですけれども、市長公約ですよ。今までの施策の中で、市長がどこまでこのどうぞベンチに対してウエートを置いてらっしゃるのか知りませんけれども、退職金とどっちが大事か知りませんけれどもね。これは公約としてやっているんだから、寄附だけで賄うということじゃなくて、議会に対してちゃんとした、こういうことをやるんだという説明ができないのか、その辺は僕はちょっとわかりませんけれども、今の表現の仕方とどうぞベンチの財源の確保というものをもう一度考えていただければなと。でなければ、なかなか計画的につけられないと思うんですよね、もしつけようとするんだったら。その辺はもう一度再考してください。よろしくお願いします。  以上です。 ◆多田裕 委員   私からは、大きく2項目、道路補修についてと公園について、一問一答で質問させていただけたらと思います。  まず、道路補修の道路パトロールについてひとつ聞きたいんですけども、まず、確認の意味を込めて、どんなことをされているのかということと、頻度というんですかね、どれぐらいのペースでされているのかをお聞きしたいと思います。 ◎道路補修課長   当課で行っております道路パトロールについては、もちろん舗装や側溝、あと安全施設なども含めた道路構造物の破損がないかどうかということを中心に道路点検を行っておるものでございます。  それから、ペースということにつきましては、これは、平日の勤務日毎日でございます。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  それの合計が2万3,868キロということでよろしいでしょうか。 ◎道路補修課長   記載のとおり、その合計運行距離数ですね、それが記載されておるということでございます。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  毎日されていて、それに対して処理件数が704件ということになっているんですけども、その件数に関しては妥当かなという認識なんでしょうか。 ◎道路補修課長   年度によって差はございます。かつては1年間で1,000件を超えたようなときもございますが、近年は1,000件未満で推移しております。内容としましても、先ほど申し上げましたとおり、道路の損傷を発見して早期の修繕に至っておるものでございます。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  令和元年度でも2年度以降でも、引き続きパトロールの点検を強化されていくということになっているんですけども、何か具体的な案みたいなものはありますでしょうか。 ◎道路補修課長   内容につきまして、年度ごとにやはり市民の御要望の傾向というのも変わってきております。近年で言えば、安全施設のフェンス類に関する要望がやはりふえておりますので、そういう事情にも合わせて安全施設などを重点的に見ていくなど、点検の仕方などについて考慮していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  市民の要望というお話なんですけども、道路補修とかが一番よく相談を受けたりする回数が多かったりするので、市民の目というのがやっぱり一番確かかなというふうには思うんですね。坂上委員もおっしゃっていたように、高齢者ですとか、車椅子、つえの方、あとはベビーカーを押されている方とか、なかなか健常者であったりとか市の方とかでは気づかない面も、地域住民の方のほうが具体的な考えや視点をお持ちかなと思うので、例えばアプリを使ってもっと市民の声が届きやすくするとか、地域団体と連携するとか、そのあたりに関しては何かお考え等はありますでしょうか。 ◎道路補修課長   現在のところ、市民からの通報につきましては、例えば市民の声というものに写真を添付するなどというのも現実可能でございますし、地図を見ながらの普通の電話のやりとりでもすぐに場所がわかりますので、現在のところ、これ以上に何かアプリを使うといった計画は今のところはございません。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  先ほど申し上げましたように、結構我々議員のほうに相談に来られることも多くて、どこに言ったらいいのかわからないという方も多分多いと思うんですね。なので、広報といいますか啓発というか、こちらまでというのをもう少し周知徹底されてもいいのかなというふうには考えております。  この点に関しては以上です。  もう1点が道路照明のLED化のことなんですが、補修件数が298件となっているんですが、これがLED化をされた件数、基数ということでよろしいんでしょうか。 ◎道路補修課長   委員がおっしゃられたのは、事務事業評価シートに書いておる道路照明灯補修298件というものだと思いますが、これは、道路照明灯のLED化の件数ではなく、一般的な補修、消えているなどといったことに対する補修の件数でございます。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  そうしましたら、LED化を行った基数で言いますと何基、何件になりますでしょうか。 ◎道路補修課長   本市内に所在します道路照明灯のうちLED化の対象としておりますのは全部で5,700基ございます。そのうち約4,800基を平成30年度に行いました。この4,800基といいますのは一般照明でございますけれども、残り約900基については、地域との協議などでちょっと趣向を凝らしたようなデザイン照明ばかりでございます。こちらのほうはやはり地元との協議も必要でございますので、残り900基については、向こう5年かけてLED化していく計画でございます。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   今回の事業として4,800基を行って、予算としては6億2,000万円ぐらい合計したらかかっていたかなと思うんですが、LED化によるコスト削減は幾らぐらいできるのかというところはある程度見込みがあるんでしょうか。 ◎道路補修課長   道路照明灯のLED化によるコスト削減につきましては、道路照明灯と公園灯と合わせてでございますが、向こう15年間において約16億円の経費の削減が見込めると検証した上で、我々は実施に移しております。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございました。  道路補修に関しては、以上で終えさせていただきたいと思います。  次が公園についてなんですが、地域住民による公園清掃等管理委託について質問させていただきます。  地域コミュニティーの活性化という面でも非常にこれは注目しているんですが、コストカットという面からも聞いていきたいと思うんですが、今現在、246公園、196団体に委託しているということで、それの委託料をお聞かせください。 ◎公園緑地課長   公園の除草につきましては、全体で約3億円ぐらいの維持管理費を要しております。そのうち、地域住民による除草清掃費につきましては2,300万円ということになっております。  以上です。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  具体的な数字はちょっと難しいかもしれないんですけど、地域住民に委託することで大体どれぐらいのコストカットが見込めるかという試算はできてらっしゃいますでしょうか。 ◎公園緑地課長   申しわけありません、試算まではできておりませんが、一般的に1公園を業者に委託する場合と地域住民にお願いをする場合とでは、半額以上は違ってくるかと考えております。
     以上です。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  地域住民に委託している公園では市の業者は除草・清掃作業は行わないのか、それか回数をちょっと減らすという感じなんでしょうか。 ◎公園緑地課長   地域の方に維持管理をお願いしている公園につきましては、基本的には一般の業者は入れないということになっております。  以上です。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。そしたら大分コストは浮いてくるのかなというイメージですかね。  今後は、継続的に広報を行う必要があるというふうにも課題事項として挙げられてますが、何か具体的にこうしていこうというのがもしあればお聞かせ願います。 ◎公園緑地課長   住民参加清掃団体数につきましては、地域の高齢化によってやめていかれるような公園もございますし、逆に新たに参入いただいているような公園もございまして、計としては横ばいのような状況になっております。  今回の議会で多田委員にも御質問いただきましたように、芦屋市などで新たな取り組みなども始めておられるとお聞きしておりますので、他市のそのような状況も参考にしたいと思いますし、西宮市のホームページの改良も加えながら、PRを重ねまして、各地域における住民参加清掃数の新規加入が見込めるような取り組みを進めていきたいと考えております。  以上です。 ◆多田裕 委員   ぜひ前向きに検討していただけたらと思います。  あと1点だけ、公園のほうのLED化に関してもお聞きしたいんですが、こちらは何基ほど行われたのか、御説明願います。 ◎公園緑地課長   市内全域で約2,000基のLED化を実施いたしました。  以上です。 ◆多田裕 委員   そちらで全部という認識でよろしかったでしょうか。 ◎公園緑地課長   公園の照明灯につきましては、ポール形といいますか、柱の先端に灯具のついている一般的な照明灯になっております。公園につきましては、平成30年度でほぼ全照明灯のLED化、2,000基の更新を終えておりますので、30年度で完了ということになっております。  以上です。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  コスト面で言うと、先ほど合わせての額を15年間で16億円カットできるというお話だったので、こちらに関しては以上で私からは終わらせていただきます。 ◆草加智清 委員   街路事業、これは競馬場線ですね、それと阪神本線の高架事業関連、阪神鳴尾駅周辺の土地区画整理事業、交通安全、それから、県の事業、区画整理と道路改良工事かな、この辺で大体六、七点、基本は一問一答で、できるだけ簡単にやりますので、よろしくお願いします。  まず、阪神本線の連続立体交差事業。  鳴尾工区も完成して、側道の安全対策も順調に進んでいって、あと交差道路の件ですね。3本あったのかな、町田川橋梁のすぐ西側とさらに西側、24時間のスーパーとかホームセンターのあるところ、ちょうど公園もあったよね。あの交差道路ね、ちょっと名称は忘れましたわ。その2本は自転車と歩行者の専用道路やね。これは十分に安全対策をしていただいて、北田副市長がまだ土木局長のときからずっと取り組んでいただいて。  問題は第1交差道路ですわ。第1交差道路の安全対策について、これまで本会議の中でも取り上げたことがあるんだけど、ここは、自転車歩行者専用道路と違うて、車両が通行するんですわね。開通時に安全対策として信号設置を強く要望してきたんだけど、いまだに信号は設置されてないんですよね。  1点、確認だけしておきたいんやけど、開通したときはいつでしたでしょうか、まずそれを教えてください。第1交差道路。 ◎道路計画課長   新設第1交差道路につきましては、平成31年2月1日に開通しております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   わかりました。  それ以後、信号を設置しないで、信号設置の要望はかなわず開通したんだけど、その直後、また、今までを含めて、交通量調査をしたのかしてないのか。一遍に言うけど、したのであれば、その辺の中身ね、どういう内容だったのか、教えていただきたいと思います。 ◎道路計画課長   交通量調査につきまして、開通後の交通量状況につきましては、供用直後の平成31年2月19日と4カ月後の令和元年6月20日に、7時から19時まで12時間の交通量調査を実施しております。それで、開通前の交通量が約900台でございました。それが開通直後の2月の段階では約1,200台、6月の調査では約1,600台となっている状況です。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   わかりました。調査はしていただいた、直後と4カ月後にしていただいたというのはわかりました。  あと、現在に至るまで、小さな交通事故というんですか、何かそういう事故は多分何もないと思うんだけど、そういうふうな事故は発生していませんでしょうか。 ◎道路計画課長   信号の要望等もしておりますので、甲子園署のほうに交通量調査の結果を持っていった際に、甲子園署のほうからは、開通後の事故は見受けない、事故は起こってないということで聞いております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   幸い今まで事故はゼロ、発生してない、これはそれで大変いいんです。信号の設置はなかなか実現しないんだけど、今の質問に関連して聞きたいんやけど、わかっていたらでええので、信号機の老朽化はどんなものか。市内の信号機はどれぐらい老朽化しているのか。それと、信号機の一般的な寿命というのは何十年なのか、この2点を聞きたいです。 ◎交通安全対策課長   信号機の老朽化についてですけれども、兵庫県警察本部のほうが所管しておりまして、具体的な数字は今現在わかりません。  それと、寿命につきましても、信号機のメーカーにもよると思いますので…… ◆草加智清 委員   大体のは。 ◎交通安全対策課長   それも今現在では存じ上げておりません。 ◆草加智清 委員   これはまた調べられる範囲で調べてもろうたらええんだけど、僕が勝手に思っているのは、市内の信号機にも老朽化している信号がいっぱいあって、それをまず取りかえていかんと、新しい信号設置を要望されても、御承知のように、あちこちいっぱい信号を設置してほしいという要望は市内にかなりあるはずだから、それでなかなか実現しないのかなと思って聞いたんだけどね。ましてや、高架事業の側道の安全対策で、自転車と歩行者の専用道路やないのに、車両も通行するのに、信号を設置してくれと鳴尾連合自治会も強く要望しておるのに、それが実現できないということやから、老朽化している信号が多々あって、なかなかそこまで手が回らへんのかなという、そういうのでちょっと聞いてみたんです。今後また個人的にも聞きたいと思います。  関連やからあと1点だけしますけど、西宮の信号機で、今言っていたLEDの信号というのはどれぐらいあるんかな。少ないと思うんやけど、それを把握しておったら教えてください。 ◎交通安全対策課長   県警本部に確認しまして、西宮市内でのLED化の数字はまだ調べ切れてないんですけれども、兵庫県下全体では、LED化の率につきましては平成30年度末で34.5%と聞いております。  以上です。 ◆草加智清 委員   わかりました。  これ以上は言いませんけども、この第1交差道路の安全対策は、信号にまさるものはないですよ。今は事故がないからいいですよ。調査したらふえておるわけやから、これは諦めんと粘り強く信号設置は継続して要望していただきたい。これは改めて強く要望しておきますので、信号設置についてはよろしくお願いいたします。  この第1交差道路の件は以上で結構です。  それと関連で、今、信号のことを言うたので、小松小学校の通学路の、特に正門前の安全対策で、これも信号設置を要望してきている経緯があるんだけど、今のあれと一緒でなかなか信号が設置されへんねんけどね。どうしても信号設置が無理なのであれば通行規制。朝の登校する時間は決まっていて、1年生から6年生まで一遍に登校してきますのでかなりの人数が登校してきますから、通行規制なりのことも考えなあかんかなと思っているんだけど。交通安全対策ですぐにできることは、僕らはようわからんけど、カラー舗装とか看板を掲げるとか、何か考えてくれているのかな。全然変化ないんやけどね。その辺、タイミングが合うてへんのか、全くやってくれる気がないのか、その辺だけ確認しておきたいと思います。 ◎交通安全対策課長   小松小学校前の交差点の安全対策につきましては、ことしの5月に通学路の交通安全総点検をしております。その中で、道路管理者、警察、教育委員会において現場を確認しております。その結果、市で実施可能な安全対策としまして、まず、小松小学校前の交差点の北側なんですけれども、南進する通過車両に対しまして、速度抑制、スピード落とせの注意喚起看板を設置しました。8月に設置しております。さらに、交差点のカラー舗装化や、あと、路面標示で「文」と大きく緑の字で書く、学校が近いですよというようなマークがあるんですけれども、そのマークの追加についても現在検討中でございます。  以上です。 ◆草加智清 委員   わかりました。看板を設置していただいたということで、ありがとうございます。気がつかんで申しわけない。  今、地域の見守り隊の方と校長先生が正門前に立って、本当に朝は大勢の方に協力していただいて、今のところそういう事故は発生してないので、それは非常にいいんですね。また、帰りの下校時間は学年によって違いますけど、それでも地域の方が見守り隊として、小松校区の方に非常にそういう活動に貢献していただいて、今そんなに事故は起こってないのでありがたいんです。  今の信号の話になりますけど、どうしても信号設置が無理なら、地域の御理解を得ながら通行規制をかけられないのかということも地域で考えていきたいと思っておるんですけども、できれば押しボタン式の信号も含めての設置ね、その辺も声を届けていただきたい。  現場も見ていただいて、そんなら、交通量が少ない、車両が少ないとか、そういうことで信号設置は無理やということを言われるんですよね。あと、構造上の問題も言われるんですけどね。朝は、交通量が少ないから逆にスピードを出すんですよ。朝はみんな急いでます。車の人もバイクの人も通行人も自転車の人も、全ての人が急いでおるからね。今は事故が発生してないからそれは本当にいいんだけど、それを交通量だけで判断されてもね。  小曽根線を利用して旧国道から2号線まで出るときに、信号が5カ所あるんです。そんなら下手したら3回ぐらいひっかかるから、一言で言うたら抜け道ですわ。抜け道で車両が少ないからびゅんと行くんですわ。もし小松小学校の児童の方が巻き込まれたら大変なことになるので、その辺を。  さらに、ちょっと言いたくないけど、旧国道はきれいにしていただいていて、改修されて歩道の幅も広いんです。そんなら、小松小学校の前の道路――道路名はちょっと忘れたけど、ごらんになっているからわかると思うけど、歩道は非常に狭いし、そんなんで非常に危険なので、その道路のことも含めて、特に信号設置ね、その辺は引き続き、車の台数だけで判断しないで、そういう状況を十分に把握して、信号設置をあわせて強く要望しておきますので、よろしくお願いいたします。  この件はこれで。  次に、街路事業で競馬場線ね。  鳴尾競馬場線と言わへん、競馬場線と言うのかな、これはあともうちょっとやと思うんですよ。現在の進捗率と完成予定というのかな、それだけ聞いておきたいと思います。 ◎道路建設課長   競馬場線の進捗状況ですけれども、平成30年度末の進捗状況は、買収面積ベースで約98%、34件中の33件が契約済みとなっております。  平成30年度は、水路改良工事等に着手して、全体330メートルのうちの約130メートルを改良いたしております。今年度は、残る200メートルの水路改良工事にあわせまして、昨年に水路改良工事が終わっている箇所の歩道整備も着手しているところです。引き続いて残る歩道整備や最終の車道舗装に取り組みまして、令和3年度には道路工事が完了できるように進めてまいります。  以上です。 ◆草加智清 委員   これもいろいろ努力していただいて、ようやくゴールが見えてきたという感じで、令和3年ですか、予定どおりに完了するように、引き続いてあともう一踏ん張りしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それと、阪神鳴尾駅、特に北側ですね、きれいに更地にして、何ができるのかいろいろ聞かれるんだけど、僕らは全然わからないのでね。また、高架下には、武庫川女子大のステーションキャンパスとか、そういうのが10月7日からオープン予定かな、何かそんなんで、地域の人じゃなくて、鳴尾駅周辺に久しぶりに来られた人ね、びっくりされてます。駅は上に上がっているわ、きれいになって、高架事業が完成して大変変わって、それで、北側は更地になってますわね。ここに何ができるのかというのでいろいろ聞かれるんやけど、今の時点でわかっている範囲で教えてもらえませんか。 ◎道路計画課長   事業主の阪神電鉄株式会社からは、鉄骨2階建ての食品スーパーマーケットなどを計画しており、工事期間は本年の12月から令和2年8月で、令和2年9月のオープン予定と聞いております。  なお、店舗とまだ契約締結されてないということで、店舗名の公表につきましては、年内公表はなく、オープン直前の店舗名の公表になるといったようなことでございます。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   スーパーが来るということだけはわかっているということで、どこのスーパーが来るということはまだわかってないということで、聞かれたらそない言おうと思います。ありがとうございます。  この件はこの辺でいいです。  あと、簡単なことで、道路改良事業の旧国道ですね。これまで順調に進んできているわけです。それで、コンビニエンスストアがあって、歩道と駐車場のところで、安全対策で間口の幅8メートルでガードレールを設置してよろしいかということで設置されたんですよね。完成されてから、思ったのと違った、出入りが非常にしにくいというふうなことで、設置されて完成してから言われたんですけどね。もともとそういうことで承諾して設置されておるわけやから、なかなかそういう対応は難しいということでお答えはしているんだけど、こんなことは間違いないと思うんやけど、間口8メートルというのはちゃんと現実に間隔はあいてあるんやね。その確認だけ、まず1点だけしておきたい。 ◎道路建設課長   地先の方と協議させていただいて、8メートルという形で、現場でも間口はそのとおりと確認しております。  以上です。
    ◆草加智清 委員   細かいことで、今言ったようなことがあるので、今後進めていく中で、十分その辺を踏まえて、納得した上で今後は進めていただくように。今後は、道路改良事業で、甲子園筋までコンビニはなかったと思うので、コンビニはもうないと思うけどね。その辺のことでそんなことのないように十分に――市はちゃんと8メートルあけておるんやから、でき上がってから後で、やっぱりそんなんは違うとか、そんなことがないように、その辺も踏まえた十分な説明・納得、進め方――ほかの細かいこともいっぱいあったんですよ。店の前、この店はここに木を植えてほしいと言うわ、隣の店は困ると言うわ、調整でいろいろ苦労されたと思うんですよ。そんなことも聞いてますけど、いろんなことを踏まえて、工事中の安全対策も含めて、今後進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、県の事業に関して3点ほど聞いておきたいと思うんですね。  まず1点目、通行どめになった鳴尾橋ね。  鳴尾橋の災害復旧工事ね、最初1回目に通行どめになったとき、小曽根線が大変混雑しまして、バスが時刻表どおりに全然行かない、30分以上おくれていたと思うんですわ。そんなんで往生したんやけどね。2回目に通行どめになったときは、市のほうでも十分に周知徹底されて、いろいろ努力されたと思うんですよ。というのは、全然混雑しなかった。ほんまに大変よかって、うれしかったんやけどね。  それで何が聞きたいのかというと、当初、開通するのは9月末までかかると言うていたんや。それがまたありがたいことに、9月4日でしたかな、早目に開通されて、何でこんなに早うできたのかちょっと気になるので、それだけ教えてください。 ◎参事[土木局](坂上英龍)  1カ月早まった理由ですが、幾つかあるんですけれども、まず、新しい橋桁を設置する前に古い桁を取らないといけません。あそこの工事は、台船を持ってきまして、大潮の満潮時に合わせて台船が上に上がり、その上でジャッキアップして外す、反対に架設するときも、大潮で上がったときにジャッキアップで架設する、こういう二つの工程があります。海上保安部からは夜の施工はだめだと言われてましたので、明るいうちで大潮で満潮になるタイミングは限られた日にちでした。そのときにたまたま台風の来襲が外れました。それともう一つ、低気圧で強風が吹きますと、桁を上げているときにゆらゆら揺れて危ないので、ある一定の風速10メートル程度が吹くと工事中止になります。そういったものが全くない、天候に非常に恵まれたというのが一つございます。  もう一つは、橋桁をかけましたら、上にアスファルト舗装だとか、橋の両側に壁高欄とか、道路標識、照明灯、橋桁が落ちないようにくっつける安全装置みたいなもの、いろんな作業があるんですけども、通常、土、日、祝日は休みです。それと、夜はやりません。昼間工事が普通です。ところが、海に面した自治会の方々が、土、日、祝、盆に関係なく、夜間工事もどんどんやってくれ、早期完成を最優先してくれということだったので、企業のほうも、盆を返上して、夜間工事もやらせていただきまして、それで工期がぐっと短縮できたというのがあります。  最後は、県の担当者が本当に休みなく、用意周到に準備をして、早期復旧に向けてやるんだという強い思いがあったのが大きな理由だと思います。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   これは、鳴尾地域の皆さんを初め、本当に早くできて大変喜んでまして、ありがたかったと思ってます。よくわかりました。本当にありがとうございます。  次に、同じ県の関連で、昨年の9月4日の台風21号の、一言で言いますと災害復旧の状況ですけど、甲子園浜の堤防――遊歩道ね、あと、東護岸の防潮堤、それと、鳴尾浜護岸の水路側壁でしたかな、その辺を含めた災害復旧の状況についてです。当初、公園のはめ込んであったれんがが落ちて、ジョギングしている人がそれに足をつまずいて骨折したとか、いろいろあったんですけど、その辺、災害復旧の状況について聞いておきたいと思います。 ◎参事[土木局](坂上英龍)  まず、1カ所目の甲子園浜の堤防です。  委員が言われるのは、県立甲子園浜海浜公園にある防潮堤の外側の東西に長くある、皆さんがランニングしたり散歩したりとかする場所でございます。ここは、言われているように、タイルがあちこちで剥がれて、壁のタイルも剥がれたり、いろんな状況でした。これは、本年の7月末に完了しております。  続きまして、二つ目の甲子園浜内のゴルフ場の横にある、ちょうど鳴尾橋が損傷したところに防潮堤があるんですけども、甲子園浜の埋立地の東側です。東側の防潮堤が数十メートルにわたって海側に倒れました。越波によって越えた水が海側に戻ることによって倒れました。これにつきましては、9月末――きょうが工期になってます。現場も完成してまして、10月に検査をして竣工するというような状況でございます。  三つ目は、ちょうど鳴尾浜のリゾ鳴尾浜の駐車場がございます。駐車場の南側に水路と道路があって防潮堤があります。そこも越波で水路の壁が倒れましたので、これは昨年度中に、前年度で工事完了いたしております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   ありがとうございます。わかりました。  関連してもう1点だけ。  鳴尾川の防潮堤の沈下対策、これは一般質問で取り上げた経緯があるんですけども、この辺の進捗状況。鳴尾川の防潮堤の沈下対策、その辺の進捗状況、それだけ最後に聞きたい。 ◎参事[土木局](坂上英龍)  鳴尾川の津波防災の防潮堤の沈下対策でございますけれども、全長が1,760メートルございます。昨年度の10月から工事に着手しました。ちょうど今、1年たってございます。その状況は、工事箇所5カ所、延長554メートル完了いたしております。この9月に新たに4工区を発注しております。3工区は業者が決まり、1工区は10月に決まります。その工区は、4工区をまだ発注しているんですけども、年度末で工事が終わります。終わりましたら大体1キロぐらい完成したことになります。したがいまして、今年度、1年半をかけまして1,760メートルのうちの約6割ぐらい完成する予定としております。県のほうも、もともと令和5年を完成目標としておりましたけれども、予算確保とか施工の円滑な地元説明会とかを開催して、できるだけ早く完成させたいという思いで取り組んでおられます。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   ありがとうございました。よくわかりました。  もう質問はしませんけども、リゾ鳴尾浜の件で意見、要望だけ最後に申し上げておきたいんですけどね。  これは、また民間で調査して可能性を探るというようなことは聞いているんだけど、健康増進運動施設としての役目というんですか、一定の役割はもう終えたんじゃないか。健康増進運動施設ということで年間1億円からのお金を市がつぎ込まないと維持していけない、また、老朽化がどんどん進んできている、15年、20年もたつのに15億円、20億円というお金が必要や、修理から含めて市が全部やらないといかんと。いろいろ言うたら、やっぱり予算がネックになりますわね。坂上委員が言うたどうぞベンチでも寄附でとか、そういう総合的な最重要点のことでやってもらわないと、毎年1億円のお金が消えていってね。あそこは、時間を延長しても赤字が出るし、バスをふやしても赤字が出るし、今の状況では打つ手は全くないのでね。周りの環境は全然変わってきているし、過去の一定の調査結果も出てますし、その辺を十分踏まえて、ただ単に理由をつけてずるずる、ずるずる延ばすんじゃなくて、方向性をきっちり決めてもらいたい。民間に売却するか、あと、健康増進運動施設としてのあれはもうやめて、その辺は決断していただくように、ずるずる、ずるずる延ばさんとね。その辺だけ強く要望しておきます。  私は以上です。 ◆八代毅利 委員   臨海対策事務と不正使用取締事務、交通安全対策事業、鳴尾駅土地区画整理事業、街路事業、交通安全施設整備、以上ですね。一問一答で。  まず、主に事務事業評価シートですけども、この74ページの臨海対策事務、これは読んでもよくわからん。説明は若干受けたんですけども、これは何をやる事業なのか、教えてください。 ◎参事[土木局](坂上英龍)  臨海対策事務というのは、今、臨海部で県が津波防災のインフラの工事をやったり、今回の台風を受けて災害が起こったり、その他、各種いろんな事業を展開されております。それに加えて、市のほうも臨海部でいろいろ事業をやります。特に臨海部というのは、県の事業なのに説明会がなかなかうまくいかないとか周知徹底が図れてないというのが過去からございましたので、私が窓口になって地元の自治会との場づくりを提供する、そういう役割を担っております。  以上でございます。 ◆八代毅利 委員   その中で、今、県の事業その他、草加委員からいろいろ御質問があったんですが、その中の一つ大きな事業で新川の水門等の工事がございます。これについて概略をお教えいただきたいんですけども。 ◎参事[土木局](坂上英龍)  新川の水門の工事なんですが、これは、県のほうでもかなり大きなプロジェクトです。これを津波防災インフラ整備計画の一つとして位置づけられてございます。既設の新川水門がもう50年を経過して非常に老朽化していることから、施設をリニューアルすることに加えまして、新川の水門を今津港の沖に出します。沖に出すことによりまして、今まで波が来て危険だった防潮堤の越流区間が1キロ縮小できます。それともう一つは、今津港に点在します、潮が上がったときに閉めないといけない防潮門扉――陸閘といいますけれども、これが11カ所あります。これらが必要なくなります。そういった大きな効果がございます。  平成27年から着手いたしました。ところが、昨今の台風とか、海の中での工事でしたので地下から非常に湧水が湧いてきたというのもあって、今は約2年おくれになっております。今年度は、基礎のくいが終わりまして、今は底盤コンクリート――門扉の土台のコンクリートを今やっております。これが今年度中に終わりますので、終わりましたら、門柱の柱が今年度立ち上がってきます。土台が終わって立ち上がってきます。来年度以降、機械を入れたり、門柱のてっぺんに操作室等を設置する予定になってます。これが令和2年度に完成する予定になってます。それが終わりましたら、今度、海の中に水門がございますので、約2年かけて、西側のほうに向かって東川という川がございますが、そこの水門に向かって第1線の防潮堤を築いていきます。築きましたら、海の中を埋め立てて、その上に、今度は東川と新川から川の水が流れてきますので、その二つの2級河川の水を海に吐き出す排水機場というものがございます。新川・東川統合排水機場というんですが、その施設をつくって完成になります。それが令和8年を今予定してございます。  以上でございます。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  大変な大工事だという、そんな感じだろうと思います。当然、地域住民の方々も御不安なりいろいろなあれがあると思いますので、県と住民の間に入る、あるいは市と住民の間に入っていろいろ対策をされるという、そういう事業だということをお聞きいたしましたので、非常に大事でございますし、住民の理解をしっかりと得ていただくということが非常に重要なことでございます。ただ、その効果は非常に多くの方々が、例えば今のお話ですと津波に対しても安心できる、今まで以上に安全対策が進むということを御理解いただくということで、なかなか一般市民ではよくわかりませんので、そこら辺のところを御説明いただき、また、さまざまな御要望等もあろうかと思いますので、しっかりお願いしたいと思います。  最後に意見、要望なんですけど、地域の方々とさまざまなやりとりをされる中において、やはりある程度は立て分けも必要でございます。議会に報告してないことを民間に知られてしまっては当然いけませんので、そこら辺のところはきちっとした立て分けをしていただければというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次が事務事業評価の84ページ、不正使用取締事務というものでございます。  これは、不正使用といってもいろいろありますので、放置自転車なり、さまざまやっておられると。  その中で、私は特に気にしておりますのは、一般質問等でもいろいろ取り上げているんですが、その前に、事業概要の二つ目に「不正使用等に対する勧告、撤去等の是正措置」と書いてあるんですが、これをもう少し詳しく説明いただきたいんですが。 ◎土木管理課長   事業概要の「不正使用等に対する勧告、撤去等の是正措置」ということでございますが、これについては、不正使用とかで現場に赴きまして、その不正使用している方に直接お話しして撤去するように指導したり、また、口頭で撤去しない場合は文書で指導を行っております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   それは、要は公道上、例えば市道上に私有のもの、個人のものを設置して、あるいは置いている、それで道路を利用している、こういったものは当然含まれているわけですね。確認ですが、お答えください。 ◎土木管理課長   道路上に個人のものが、例えば植木鉢であったりとか看板であったりとか、放置されている状況でございます。  以上です。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  これは一般質問でもたびたび取り上げて、例えば、ここにありますように、一番下の路上の違反広告物、条例等によりましてこれは簡易除去できるわけですね。宣伝の看板、電柱に――このごろは少なくなってますけど、よく電柱に宣伝を張ったり、そういうのは大分撤去されてきているわけですけども、私がこれもたびたび土木管理課にもお願いしている件ではございます。やはり商売人が自分のところの商売のために――特定のところなんですけどね。鳴尾のある地域で、果物屋ですわ、ざあっといっぱい置いておられる、それで、客が座ってジュースが飲めるように椅子も置いてあったり、本当に業者が利益を上げるために道路を利用している、それに対してなかなか――道路法第44条の2というのは、条文だけをそのまま読めば強制撤去可能というふうに法律が改正されたんですよ。3年ぐらい前ですか。これは、やっぱり道路法第44条の2でこういう項目があるんだということを明確にして、そういう非常に悪質なところに対しては、この場合は国道にもかかっているので、やっぱり国と市と警察が連携してやっていかないと、相手は非常にうまいことやってますからね。車の駐車違反もしているんですよ。だけど、それも何かうまいこと切り抜けるというか、どうなっているのか。警察にもたびたび通報は行っているようなんですけどね。やっぱりそれはきちっとしていただく。実際に条例をつくってやっておられるところもあるんですよ。東京の幾つかの区なんかではそういう条例をつくってやってますので、やった者勝ちというのはやっぱりいけないと思います。ぜひしっかりと――もちろん本人が自主的にやってもらえるのが一番いいんですけど、そうでない場合は、警察あるいは国と連携してしっかり対応していただく、これをぜひお願いしたいと思いますので、これは要望として申し上げます。よろしくお願いします。  三つ目は交通安全対策事業ですけども、自転車については、前々からマナーがよくないということで、私のほうから要望させていただいたのは、今、毎月2日に、県警のほうで自転車――何やっけ、名前は忘れましたけど、自転車指導取り締まり強化日みたいになっているわけです。それに合わせて、一応要綱で西宮市としても自転車安全利用の日ということに設定していただいて、今、啓発活動をいろいろやっていただいているわけですね。その中で、市民の認知度があんまりないので、私は、もっとそれを――なぜ2日の日かというと、要するに、県警と合わせて同じ日を西宮市としても自転車安全利用の日にするということでしていただいたわけです。例えば、庁内にいらっしゃるいろんな方の中には自転車で通勤する方もいるし、市民の方もいるので、そういう方に庁内で、きょうは自転車安全利用の日ですよと呼びかける、あるいは学校で、高等学校なんかでは、例えばホームルームで、きょうは自転車安全利用の日ですから、特にふだん以上に自転車について注意をしていきましょうというようなことをやるとか、あるいは自治会とか企業等でそういう啓発をもっとやってもらうようにするべきだと思うんですけど、それについてはいかがでしょうか。 ◎交通安全対策課長   自転車の交通安全のルールにつきましては、毎月2日を自転車安全利用の日と定めておるところです。さくらFMの放送でありますとか、あらゆる広報媒体を使いましてそういった啓発をしているところでございますけれども、今後も、学校等で、ホームルームとかそういった時間でも、少しの時間でも取り入れていただけるように働きかけのほうはしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  特に高校生のマナーって非常に悪いというのはいろんなところから――私も、通学の時間帯を見ますと、本当にいつも冷や冷やするような状況です。毎月毎月2日というのは来る――休みの日は前後の日でやってもらえばいいので。特に14歳以上になりますと、御存じのとおり、危険行為14項目というもののうち一つでもひっかかって警察に捕まり、2回切符を切られたら講習を受けないといけない。6,000円払って講習を受けるというのがあるんですけど、要は、車と違って捕まらないんだ、そういうことではないんだということをやっぱり明確にしておかないといけないので。中学生もそうですよね。14歳以上というのは中学生もかかってきますので。自転車安全利用五則というのがありますけど、それとともに危険行為14項目、これはしっかりと、答えてみろというぐらいの感じで学校で教えるぐらいやってもらいたいなというふうに思います。ありがとうございます。  もう一つ、これに続きまして、注意喚起看板についてお聞きしたいんです。先週、都市局の都市デザイン課のほうでいろいろやりとりをさせてもらったんですけども、注意喚起看板について。確かに私も以前、甲子園高潮町で非常にすったもんだがあって、あの件でいろいろと、都市デザイン課がチェックして、この場所につけるべきかどうかをあたかも都市デザイン課が決めているような、そういう感じだったわけですね。そんなのはおかしいだろうと。交通安全対策課が交通安全に対して責任を持つわけなんですけど、それに対してその申請を都市デザイン課がチェックして、この場所には要らんだろうみたいな、そういう結論を出すのはおかしいということで申し上げて、それが、交通安全対策課で一定の条件を決めていただいて、それに沿ったものであれば、都市デザイン課を経由することなく、それでできるということなんです。  もう一つお願いしたいのは、注意喚起看板というのはつけてもらったんですけど、非常に評判が悪いんですよね。全然目立たない看板で――いろいろ御苦労いただいて、つけていただいたのはもちろんありがたいんです。だけど、注意喚起看板というのは、普通の、例えばここは公園ですよとか、そういうサインとは全然意味が違いますのでね。やっぱり注意を喚起するものですから、もうちょっと目立ったものじゃないと。字が細いし、しかも、薄茶色のこんなデザインで、これで果たして効果があるのかと、逆にまた文句を今言われているんですよね。ついても逆にまた文句を言われるという状況で、やっぱりそこら辺は、交通安全という効果を図るためのものですから、ここは公園ですとか、そういう普通のものとは全然意味合いが違いますのでね。公園の看板はいいですよ。非常に落ちついたもので、僕は、あれはデザインがいいと思うんですけど、これはちょっと違うと思うので。デザインについても、同じ色で統一するとかなんとかではなくて、交通安全の注意喚起のものなんだということで、デザインについては何とかマニュアルというのがあるんでしょうけど、そこを改訂して、交通安全の注意喚起するものについてはこういう形のものでやっていくんだというのを明確にされたほうがいいんじゃないかと。やっぱり必要な効果を明らかにしていくためのものであるということでね。それは意見、要望として申し上げさせていただきます。  もう一つは、看板に対するアンケート、どう思いますかと。多分ほとんどの人は否定的だと思ったけどね。いろんな種類の看板があるんだけど、特に今の所管で言えば交通安全の注意喚起の看板、それを見てどう思うのか、それはアンケートをとられてもいいんじゃないかとは思うんですけどね。やっぱりあれじゃ目立たないから、設置をお願いした人にとっては、あれっ、これかみたいな感じに多分なっていると思いますので、これも要望として申し上げさせていただきたい。ぜひアンケート調査していただければということで、よろしくお願いします。  あと、96ページの鳴尾駅周辺地区土地区画整理事業についてでございます。これについては、一つ、土地区画整理事業で駅前が非常にきれいになった、これは非常に喜ばしいことなんですが、道路の整備に伴って買収された土地が駅前にあるんですけど、買収されてそこがどうなったかというと、狭い土地なので使い道がないので、残地みたいなものですよ。それで、公園みたいになって――公園というのではないんですけど、若干木を植えて、低い植え込みを植えてもらって、小さな石の台みたいな、要するにちょっと座ったりできるようなものがあるんです。そこのお隣の家、何軒かあるんですが、以前は家があったので、逆に家の塀とかで非常に安全だったんですけど、それがなくなっちゃったものですし、丸裸の更地みたいになっちゃって、結局、そのすき間から隣のおうちだとか裏庭とかにも人が入っていけるような状況になっているということで、非常にお困りの方がいて、一応対応していただいておるわけなんです。そこはしっかりと所有者の方の御意見もいただいて――家があったのが急になくなっちゃって、更地になって、突然家と家のすき間に人が入ってこれるという、そういう状況というのは非常に危険な状況です。御心配もされておりますし、御高齢でもあるのでなかなか自分で対応する方法もないということでもありますので、そこの塀の設置なんか、そういう問題がありまして、具体的には御存じかとは思うんですけど、ぜひよろしくお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎道路計画課長   委員御指摘の箇所は、区画整理事業ではなくて、連続立体交差事業に伴います残地の部分だと思います。以前から委員のほうからも御指摘いただきました鳴尾駅の北東側ですね、そこの箇所につきましては、前回お話しさせていただきまして、市のほうにおいてポケットパークという形で植栽とベンチ等を置いているんですけども、その間にフェンスを設置するような形で御説明させていただいております。  以上でございます。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。ぜひそのとおりよろしくお願いしたいと思います。御対応いただけるということで、ありがとうございます。  次に、98ページの街路事業。  これは、草加委員もいろいろ御質問されたんですが、一つだけ質問させていただきたいんですが、これができますわね。今1軒だけ買収が終わってなくて、これは、収用はしないんですかね。それだけまず一つ、質問します。 ◎道路用地課長   整備事業は、今、山手幹線熊野工区と競馬場線が動いておりますけれども、収用に係るほど難航しているというのはほとんどなくなっておりまして、山手幹線では私道を含んで2件、それと、競馬場線でも1件という形になっております。そちらの地権者の方ともお話を進めさせていただいているところでございます。特に今のところ、収用になるというふうには想定していないところでございます。  以上です。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  そうしましたら、特に競馬場線については、水路を全部暗渠化するとかこれからされるところだと思うんですけども、完成後には、以前から私のほうで一般質問等でも要望しているんですが、その北側ですね、旧国道から小曽根線に向けて鳴尾北小学校の東側を通っていくんですね。真ん中が水路になってまして、これも一応競馬場線の一部なんでしょうけど、ここは都市計画が廃止になっておりまして、道路を広げることはないわけですけれども、地域の方から非常にたくさん御要望をいただいているんですが、この真ん中の水路、これを完全に暗渠化してもらって、実質的には道路がそれだけ広がった形になりますので、それで両側に歩道をつけてほしいと。あそこは非常に危険なんですよね。非常に危険な狭い道路になってまして、事故が起きてないのが不思議なぐらいですので、都市計画道路が終わった後は、引き続いて旧国道から小曽根線に向けての道路の改良というんですかね、水路の暗渠化と歩道の整備と。できれば電柱も無電柱化してくれればいいんですけど、なかなかそれは難しいかもしれませんけど、一応お願いしたいんですけど、いかがでしょうか。 ◎道路計画課長   今、委員のほうから御質問がありました旧国道から小曽根線の間の安全対策ということで、ここにつきましては、以前、都市計画道路という位置づけでございましたけれども、これを見直して、今は都市計画道路を外すとなっております。ただ、地域の方からも安全対策についての御要望もお受けしているところでございます。現在、道路幅が約13メートルございます。この中で、道路の中央を流れる水路を暗渠化しまして両側に歩道を設ける計画としております。  先ほどから説明させていただいております旧国道以南の競馬場線の整備のほうも順調に進んでおりますので、これに引き続き事業着手できるよう、次年度より交渉、検討などを進めてまいります。  それと、無電柱化につきましては、こちらの真ん中に水路があるというところもございまして、そういった埋設物等の引き込み等の関係がありまして、この路線の無電柱化については市としては難しいと考えております。  以上でございます。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  確かに水路があるし、お金の問題もありますので、なかなか無電柱化は難しいと思います。可能であればぜひ御検討いただきたいなと思っております。  今の旧国道から北の今後の対応、引き続いて西宮市が進めるようやっていただけるということで、ありがとうございます。  最後に、106ページの交通安全施設等整備事業なんですけども、これは、今年度の話ですけど、補正予算でたしか800万円ふやして、緊急安全対策みたいな形で幹線道路の交差点については、何カ所か忘れましたけど、危険等があるところに対してガードレールなりポールなりを設置するというふうには聞いておるんですけどね。それは今年度の話なんですけど、要は、今回は補正予算でやった後に、あの大津の事件を受けて今後どのように――幹線道路は一応やったということになるんですが、それ以外のところは何かお考えはあるんですかね。交通安全対策をするというお考えはございますか。 ◎道路補修課長   委員がおっしゃられたとおり、今年度、都市計画道路クラスの主要幹線道路同士の交差点の巻き込み部分について安全対策工事を実施する予定でございますけれども、これに引き続きまして、国からの通知も来ております、未就学児が日常的に集団で移動する経路について、今、こども支援局が主体となって合同点検を行っているところでございます。通学路というのも、学校、すなわち市、公側が大きく関与して決めているところでございますので、未就学児の移動する経路や通学路についても、今後、安全点検などの結果を整理して、現在はまだどの箇所でどういう整備をするというのは全く決まっておりませんが、今後、整備箇所・手法などが決まりましたら、引き続き実施してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◆八代毅利 委員 
     ありがとうございました。  ああいう非常に不幸な事件があって、それから今対策をしていただいているわけですけど、それに引き続いて未就学児の通学路についても点検して、問題箇所を対応するということでございますので、今後、進捗状況も教えていただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。  ありがとうございました。  以上です。 ○松山かつのり 主査   ここで休憩します。  再開は、1時10分でお願いします。           (午前11時59分休憩)           (午後1時08分再開) ○松山かつのり 主査   再開します。  ほかに御質疑はございませんでしょうか。 ◆河本圭司 委員   事務事業評価結果報告書の92ページで、八代委員とちょっと重なるんですけど、交通安全対策事業で、交通安全対策基本法、市民生活の安全推進に関する条例で、平成21年度から交通安全協会の女性交通指導員を市の嘱託職員として雇用となっておりますけれども、これを少し詳しくお聞かせいただけないでしょうか。 ○松山かつのり 主査   これ1項目だけですか。 ◆河本圭司 委員   はい、1項目だけです。 ○松山かつのり 主査   一問一答ですか。 ◆河本圭司 委員   一問一答でお願いします。 ◎交通安全対策課長   交通安全協会というのは、西宮警察署と甲子園警察署の両警察署に交通安全協会というのがございます。そこで自転車の安全教室とか交通安全教育を行う職員が交通安全協会の職員としていたんですけれども、そこに対して市も補助金を出していたというような経緯があったんですが、主に市の施策として交通安全教育も重要だということで、やっていくということになりましたので、平成21年度からは嘱託職員として西宮市のほうに来ていただいて、市の施策として交通安全教育を実施しております。  以上です。 ◆河本圭司 委員   わかりました。ありがとうございます。  今後ともぜひ推進していただきたいと思っております。 ◆岩下彰 委員   順番に言いますね。住居表示、花火、阪神何とか協会というのがどこかに載っていたので――13ページかな、説明資料の13・15ページに阪神何とか協会とか兵庫県何とか協会と書いてある、その件について、4番目は公園について、5番目が歩道橋撤去のことで、6番目は山幹、最後に、要望を含めての話として学校施設についてということで、七つ。  住居表示で、去年もそちらに座っているときに質問したんですが、例えば私の家は、24軒ほどが12軒ずつ並んでいて、号までが一緒で、あとの番号を二、三年前からつけられるようになりましたね。それがどんどん進んでいるのか、どうなっているのか。新しいところはできるのかなと思ったりするんですが、結局、24軒なら24軒がオーケーにならないとその番号は多分つけられないんだろうなと思うんですが、そのあたり、現状はどうでしょうか。  一問一答でお願いします。 ◎土木調査課長   今、委員がおっしゃられましたのは住居表示の枝番の制度のことかと思います。  枝番につきましては、平成25年度から枝番の制度を実施しておりまして、委員がおっしゃられたように、住居表示の基礎番号というのがあるんですが、その基礎番号から私道が伸びたり、あるいは複数の住居がある場合は同一番号になるという問題がございまして、その問題を解消するためにこの枝番制度というものが実施されております。枝番制度で予定の枝番として我々は持っておるんですが、申請があった場合については、まとめて付番するのではなくて、個々に付番できるような形になっております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   そういうのが進んでいるのか、ふえているのか、新しいところは初めからそんなことになっているのか、そのあたりを教えてください。 ◎土木調査課長   件数についてなんですが、平成30年度、新築については287件、既存ですね、ですから、今、枝番がついていない住居について新しく枝番をつけたいと言われてつけたものが10件、総数が297件、これが30年度となっております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   私らは今のところに40年近く住んでいるので、特に何も感じないんだけども、恐らく物を配る人だとか初めて来た人はびっくりすると思うんです。12軒ずつが住所が一緒なのでね。そういったのは進めたほうがいいのかな、どうですかね。 ◎土木調査課長   もちろん誤配等でお困りの状況があれば、この枝番の制度がありますので、申請をしていただければと思います。ただ、申請いただきますと住居表示が変わることになりますので、引っ越しと同じような手続が必要になるということはございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   余り隣近所でも話題にならないので、そういうのがやれるんだとか、恐らく情報としては皆さん持っておられないと思うんです。導入されたのが平成25年だからもう6年目になってますけども、そのあたり、どこかでこうですよというようなことを宣伝されたことがあるのかどうか、市政ニュースなりとかでこうですよということで。その辺はどうでしょうか。 ◎土木調査課長   当初に枝番制度を実施するときには、当然、市政ニュース等で広報等をしております。また、今後につきましても、機会を捉えてそういった広報活動をしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   先ほど件数をおっしゃったように、新しいところは287件もそういうふうな状態になってますよ、平成30年度では10件ほど新しくそういうのをやりました、そういうことは全く知らないと思うんですよ。私は今初めて知ったぐらいで、そういう制度があるんだな、それが広がっているんだなというのだったら、もっと動き出すんと違うかなというような気がするので。6年目になってますから、一度また行政のほうで考えていただいたらありがたいなと思ってます。  以上です。1点目はそれです。  2点目は、事務事業評価の130ページになるのかな、花火で、私の周りでは余りそのことにやかましくはないですが、主に甲子園浜、御前浜、香櫨園浜が中心ですか。ほかの河川敷とかそんなんもやっておられますか。 ◎みどり保全課長   花火についてですけれども、まず、平成20年から、快適な市民生活の確保に関する条例の中で、午後10時から夜明けまでの間に迷惑花火を禁止するという条例ができております。この迷惑花火といいますのは、打ち上げ花火であるとかロケット花火であるとか、音が出るようなもの、飛ぶようなものですね、そういうようなものを禁止しておりました。昨年の7月1日から、迷惑花火の中で花火重点禁止区域というのを指定いたしまして、この区域として指定しておりますのが、甲子園浜海浜公園沖地区・陸地区、あと、御前浜公園――香櫨園浜も含めてになります。それと西宮浜総合公園ですね。この3カ所につきましては、終日迷惑花火は禁止、そういうふうになっております。ですので、河川敷とかにつきましては、この条例上は夜の10時以降は迷惑花火が禁止と。ただ、公園の中につきましては、10時以降につきましても花火を禁止する、これは、都市公園条例のほうでそういうふうな指導をしております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   私は花火がやかましいなという経験がないのでわからなかったんですけど、そういうのは減っているんですか。今は、効果があらわれて減っているのか、成果があらわれているのか、イタチごっこになっているのか、そのあたりを教えてください。 ◎みどり保全課長   特に甲子園浜につきましては、以前はやはり迷惑花火が多かったということがありまして、地域の方々と警察等、行政も一緒にですけども、パトロール等を行っておりました。そういうようなことがありましたので、地域のほうから、そういう迷惑花火についてもっと取り締まりできないかというようなお話もありまして、このような条例の制定になっていったと。  その数についてですけれども、全体としてはやはり減っておると。ただ、皆減といいますか、全くなくなってはいないんですけれども、例えば現場のほうでのぼりを設置するであるとかPR等、あと、量販店等で迷惑花火禁止ですよとか、そういう啓発等も行っておりまして、全体数としては減っておるというふうに考えております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   西宮も、花火大会がなくなってから大分たつので、その辺でストレスがたまってはるのかなと思ったりするんですが、わかりました。  次にいきます。  説明資料13ページのほうに阪神間道路管理者連絡協議会の負担金が出てますね。それから、15ページのほうにも兵庫県道路協会会費というのが書いてあるので、これがどういう活動をされていて、どういう性質のものなのか、教えてください。 ◎土木管理課長   まず、13ページの阪神間道路管理者連絡協議会の負担金等について私から説明させていただきます。  この阪神間道路管理者連絡協議会というのは、阪神間7市1町の道路管理の担当の部署――道路管理者ですね、道路管理者が集まりまして、道路行政の課題について協議しております。例えば一番協議を行っておりますのは、道路占用料の改定についておおむね協議をを行っているところでございます。この道路占用料につきましては、3年に1回改定しておりまして、平成30年度に改定しております。次回につきましては令和3年度になります。その他のものにつきましては、不法占拠の撤去であったりとか、そういうことの協議をしております。  負担金につきましては、この協議会の事務費であったりとか、また、道路法に関係する書物とかの購入費でございます。  以上です。 ◎道路計画課長   15ページの兵庫県道路協会会費につきまして、こちらの兵庫県道路協会は、全国の道路事業の促進に向けてそういった協会があるんですけれども、そこで会費を集めて、それをもとに国への要望活動とか、そういったところを行っているという形でございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   阪神間にしろ兵庫県にしろ、例えば西宮においてだったら176号線のことだとか、阪神間の南阪神では例の名神湾岸連絡線のことだとか、そういったことも話題になって話をしているのかなということをもう一度確認させてください。 ◎道路計画課長   委員御指摘のとおり、そういった内容でございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   どちらもひとつよろしくお願いします。  次に、四つ目にいきます。  公園のことで、危ない遊具をどうのこうのといっぱい出ているんですが、それはどんな感じなんですか。これは事務事業評価116ページに詳しく出てますけども、まだまだなのか、まだまだたくさん残っているのか、あらかた危ないところは済んだんだとなっているのか、ことしも含めて報告してください。 ◎公園緑地課長   公園施設の更新事業についてでございますが、市内には約2,000基の遊具がございます。平成28年度に遊具の長寿命化計画ということで、耐用年数の短い木製遊具であるとかブランコなどの動く遊具を中心に長寿命化計画を策定しております。それに基づきまして、順次それらの遊具の更新を行っているということで、大体ですけれども、1年間で実施できる件数としては、大体30基前後の更新ができていっているという状況でございます。まだまだ全体の基数が多うございますので、しばらくこの事業については継続していくということになります。  以上です。 ◆岩下彰 委員   大きな事故に至ることのないように、その前にきちっと対応すべきことだと思うので、公園ですから待つわけにいかないので、できるだけ早く整備していただくことを要望しておきます。  もう一つ、公園のことで、樹木のことで、私は武庫川の右岸道路を車でもよく通るんですが、かなり危ないな、風が吹いてきて倒れないかなと心配される木が、去年よりは大分切ってあるんですけども、まだまだたくさんあるなという気がしてます。毎回、被害状況なんかを教えていただいたら、必ず倒木だとかそんなんが出てますので、例えば夙川なんかだったら、これは2級河川ということですけども、どんな形で公園緑地課としては対応されてますか。 ◎公園緑地課長   公園の中の樹木の維持管理につきましては、街路樹と違って一定オープンスペースの中で植わっている樹木というところで、年に何回というような決まった定期的な剪定などは行っておりません。その樹木の種類であったり大きさであったり、道路や民有地への越境の状況なども勘案して、職員が巡回している中で必要に応じて対応しているところでございます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   これも先ほどの遊具と一緒で、大変危ないですので、ぜひぜひ公園緑地課としてもしっかり対応をお願いしておきたいと思います。  公園は以上です。  次、五つ目が歩道橋の撤去の話がどこかで出ていたと思うんですが、説明資料の25ページに若草町の歩道橋撤去工事というのが出てます。これも、この間の都市局との話の中で景観の立場から私は話を出させていただいたんですが、歩道橋については土木局としてはどんなふうに捉えておられるのか、まずそれを聞かせてください。 ◎道路補修課長   現在、市内には、先般、若草町の歩道橋を撤去いたしまして、残る横断歩道橋につきましては27橋ございます。これは、定期的に道路橋と同じように点検しておりますが、さまざまな情勢の変化によりまして実際の利用者が大きく減少したであるとか、あと、横断歩道橋のほとんどが現在通学路に指定されておりますので、これの代替の通学路などというのも確保できる見通しが立つであるとか、あと、主にそういったことも絡めた地元要望などがございましたら、個別に撤去について地元と協議していきたいと考えております。現在のところ、撤去を目途とした歩道橋はございませんけれども、今後、先ほど申し上げましたような情勢の変化や地元の御要望に沿って随時協議ということで進めていきたいと考えております。
     以上でございます。 ◆岩下彰 委員   中津浜線の瓦木消防署の四つ角と、小曽根線の1カ所、この二、三年で進んだのはこの2カ所だけだったと思うんです。だから、基本的には、都市局との話の中では、景観の中では要するに撤去の方向、撤去させるべきだというような話だったと思うんですが、景観の立場上ね。土木局としては、先ほど通学路として使われているのでというのが一番大きなネックになっているのかなと思うんですが、信号さえきちっとついて、歩道さえきちっと書いてあれば、子供たちはきちっと守っていきますよ。守らない人もおるんですよ。それは大人ですわ。子供はちゃんと守ります。だから、進めていく立場で、考えてますよということを何かの機会でぜひ広めていただきたいなというふうに私は思います。本会議とかそんな中では、私たちのほうからどんどん話を出していきますので、そういう話をしていただくとありがたいなと思ってます。  今、景観の話をしましたけども、土木局としても電柱を――私は、電線と電柱が一番景観を邪魔しているなと。もちろん大変大切なものですよ。なくては困る電気ですから大切なんだけれども、景観ということから考えたら、やっぱり無電柱化が一番望ましいんじゃないかなということで、都市局のときもちょっと質問してますので、同じことで、景観上そういったことに対して土木局としては無電柱化についてどういう状況なのかということと、どういうふうに考えているのかということを教えてください。 ◎道路計画課長   西宮市における無電柱化事業につきましては、これまで、まちの美観向上ですとか、災害時の救援・輸送活動のための交通流確保などの観点から、主要な幹線道路ですとか駅周辺などで実施しておりました。平成26年3月に都市局で策定しました都市景観向上のための市道等無電柱化計画を参考に、緊急輸送道路などを中心としまして、都市計画道路整備、老朽化した幹線道路の大規模なリニューアル、主要な駅周辺整備等の事業などにあわせて無電柱化整備を行っていきます。現在、緊急輸送道路でございます山手幹線の熊野工区ですとか、阪神鳴尾駅北側、甲子園駅南側などで無電柱化整備を行っております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   震災のときを思い出したら、甲子園段上線の道路が完成したとき、新幹線から北側、周りにまだ家がほとんどないときに、電柱だけぱぱっと立ったんですわ。これは無電柱化の話を出すタイミングを逸してしもうたなということを痛切に感じたんですが、まちづくりをするときに、今は、道路をつくったら必ず電柱がぱぱっと立っちゃうんやね。我先にと電柱を立ててましたわ。私らとしては無電柱化してほしかった気持ちがあったんですが、それを言う機会がなくて過ぎてしもうて。  また違う話をしますけども、この間、オリンピック代表を選ぶマラソンがあって、ずっと放送されてましたね。そうすると、やっぱり東京というところは物すごく無電柱化が進んでいるなと。電線と電柱が画面に映ったのはほんの一部だったと思いますね。ほとんどが無電柱ですわ。やっぱりすっきりしてますわね。  西宮の国道で無電柱だと言っておりながら、ちょっと5メートルほど下がったところには、ばあっと立ってますわね、歩道よりもさらに奥に。だから、道路だけ見たら無電柱化みたいな感じがするんだけども、何かそんな感じはしないですね。まちとして見たときにはやっぱり電柱が立っているのでね。その辺のやり方もちょっと考えていただかないといけないなということを強く感じました。  景観という立場からも、土木局としてもちゃんと捉えて、ぜひ歩道橋だとか電柱については対応していただきたいということを申し上げておきます。  この点は以上です。  山幹について。  先ほどちょっとやりとりがあったんですが、中津浜線から東側ね、進捗状況といいますか、もう一度お願いいたします。 ◎道路建設課長   山手幹線熊野工区の進捗状況ということでございます。  平成30年度末で、買収面積ベースで約86%、22件中の18件が契約済みとなっています。30年度は、山手幹線道路南側の現況歩道の中に電線共同溝等の整備をしているところです。今年度も引き続いて南側の歩道において電線共同溝を整備したり、昨年度までにもう電線共同溝を入れ終わったところ――東側の二見交番あたりのところなんですけれども、そこの歩道整備に今着手しているところです。引き続いて道路北側の電線共同溝工事や歩道整備を進めまして、できるだけ早期に完成できるように進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   もう一度確認で、あと何件残っておるんですか。 ◎道路建設課長   平成30年度末現在で4件ですけれども、そのうち2件は、今、交渉がほぼ完了しておりますので、実質未契約は2件でございます。 ◆岩下彰 委員   詳細については別途聞かせていただきますので、ぜひ早く進めていってください。  最後、学校のことなんですが、先ほどの局長の話の中で学校名をざあっと言われたので、随分学校のことを土木局としてもやっておられるんだなということを感じたんですが、134ページを見ると、建設設備工事費というのが平成30年度実施内容にあって、投資的事業の工事が学校施設270件とか、投資的事業の委託で59件とか、消費的事業の工事で1,448件、消費的事業の委託で30件を含むと書いてあるので、できたら一覧表をいただけますかね。今でなくてもいい。一覧表があればいただけますか。要望だけしておきます。  以上です。 ○よつや薫 副主査   では、3点ですね、簡単な質問ですけども、一つは私道のことについて確認しておきたいことと、津門川の去年ちょっとあったことですね、白濁したということで、それから、先ほども質問がありまして、ほとんど答弁されているんですけども、ちょっと確認で、LEDのことですね。その3点です。  まず、確認したいのは、私道ですね、これは、数字がよくわからないので、結局、委員会で直接お聞きすることになったんですけども、ホームページには二つ――ホームページを全部見たわけじゃないんですけども、私道の市道編入についてという項目と、それとは別に、幾つか要件を挙げてアスファルト舗装をするというのがありますね。二つ上がっているんですけれども、その件でどれくらい需要があるというか希望があるかという、その数字を知りたいのと、経費として年間大体どれぐらいかかるのかという、できたら過去3年間ぐらいのことを聞きたいんです。件数とその経費ですね。まずアスファルト舗装、要するにこれは、市道として市に寄附する、市道にするということができないまでも、アスファルト舗装の希望があるというふうな道があると思うんですけども、それが年間何件ぐらいあって、どれぐらいの経費がかかっているかというのを、できたら過去3年間、さかのぼれれば四、五年でも言っていただけるとありがたいんですけれども。まずその点から。 ◎道路補修課長   委員が先ほどおっしゃられましたように、私道の舗装補修の要綱に基づき私道を整備した件数ですけれども、過去3年ということでございますが、現在手元にある資料で申し上げますと、平成29年度については、新たな申請が2件でございました。実際に工事を実施した件数は、過年度から折衝中のものがございますので4件でございました。平成30年度については、申請は1件、工事の実施は0件、令和元年度に入りまして、8月末時点で申請は0件、工事については、過年度からの折衝分の1件のみでございます。過去3年間の経緯としては以上でございます。 ○よつや薫 副主査   実際に工事というか舗装したというのは、2年前が4件で、昨年が0件。それで、予算というか執行額というのは大体どれぐらいを予定というか、毎年度どれぐらいを考えておられるんですかね。 ◎道路補修課長   現在、予算としましては、単年度につき1,000万円ということで用立てるといいますか、予算化しておりますけれども、昨年度のように実施0件ということもあったということでございます。  以上でございます。 ○よつや薫 副主査   要するにどういうことかといいますと、多分そんなに件数はないだろうなと私も思っていたんです。ただ、生活道路として使ってはる、そこを通らなければ公道に出られないという方々は、多分一定数、絶対にこれからもあると思うので、要綱でそこの道路については1回だけの舗装というふうになってますよね、それは、1回すれば、大きな車が通らなければ多分最低二、三十年はもつ、もっともつのかな。だから、それでいいんだろうと思いますけど、これがもし過去に、例えば20年前に1回して、もうできませんというふうになるんですかね。これは運用として柔軟な対応ができますか。 ◎道路補修課長   現在の要綱でございますと、過去何十年前であっても2回目はいたしかねますという返事にはなります。今後、我々としましては、舗装だけでなく、側溝であるとか安全施設であるとかいう他の助成の種目をふやして、ふやしますと当然予算的にも苦しくなりますので、現在の全額市による直営施行から助成金方式というふうな形に持っていく手法も、さまざまなこれまでの経緯からも鑑みて、そういう変更も現在検討中でございます。 ○よつや薫 副主査   そういうことは検討しなくてもいいと私としては思うんです。この平成29年度4件と言われた、これは、1,000万円の予算の範囲内というか、確保している額の範囲内でできているということですか。 ◎道路補修課長   4件ですが、比較的1件単位の規模が小さなものでございましたので、予算の範囲内で実施いたしました。  以上です。 ○よつや薫 副主査   わかりました。  そしたら、ここであえて言うほどのことでもなかったのかもしれませんけども、全額市でやっていただくという方向を堅持していただきたいなと思います。  私道の市への寄附の問題については、こういうことは相談事がぽろぽろあるので、またそれは個別にお聞きしたいと思います。  次に、2点目は津門川でしたね。  これは、昨年の12月に、そのとき――そのときというか後日ですけども、当時の地元の方からお聞きしてということもあって、12月5日ですかね、これは新聞記事にも載っていることでして、白濁して、一旦そこにいた――津門川というのは阪急より北側の部分ですね、何種類かの魚がそこで生息というか暮らしているわけなんですけども、それが150匹ぐらい――これは新聞記事によるとということなんですけども、全部死んじゃった、そういうことで、地元の方にしてみたら非常にショックなことがあったわけですね。予想できなかったことやと思うんですけれども、市としてこれに対しての当初の対応と、今後こういうものに対してどういうふうに対応されるかということだけまずお聞きしたいと思います。 ◎水路治水課長   委員が御指摘の2級河川の津門川につきまして、昨年の12月5日に河川が白濁しまして、大量の魚が死んでいるということをかなり多くの市民の方から電話をいただきました。理由につきましては、JR西日本による山陽新幹線のトンネル補修工事において使用していた補修材が想定以上に地下水にまじったために、それが固まらないまま水路から津門川へ流れたということをJRのほうから聞いております。市は、それを受けまして、JRに早急に水路の清掃及び津門川の清掃について指示をさせていただきました。市の水路につきましては、10日後に水路のほうの清掃につきましては完了しております。また、津門川につきましても、県と合同で、一緒になりまして早急に清掃を行い、地元の方も交えて協議をした上で、3月上旬に清掃を終えております。  今後についてですけれども、事故以降、JRのほうにつきましては補修工事は行っていませんけども、今後工事を再開するに当たりまして、JRに対して二度とこういうふうなことを起こさないように協議と指導のほうを行ってまいります。  以上です。 ○よつや薫 副主査   ありがとうございます。  予測しがたい事故やったのかなと思います。ただ、津門川というたら、はっきり言って、西宮北口の北側の、私らの印象では汚いなというたらあきませんが、生物がそんなにたくさんいると思ってなかったんですけど、今行ったらまたたくさんいるんですね、コイとか、アユも来ているらしいんですよね。それが白濁で一旦はそこにいたのが一気に残念なことになっちゃったということで、そういうことが二度と起こらないようにということと、それから、県と一緒にやっていただかないと――県に要望しないといかんのかな。魚とかがすみやすいような、いわゆる漁礁ですよね、それは市がやるべきことじゃないのかな、その辺はどうなんですかね。要するに、流れが急になっても魚が押し流されてそこにとどまれなくなるから、一旦魚とかが休めるように河床につくっているんですよね。それが大分傷んでいると。これは住民の方の要望なんですけども、そういうのってやっぱり県がやるんですよね、河床は。 ◎水路治水課長   委員の御指摘の、水生生物が育つよう区域を定めたり、漁礁――魚道ですね、それをつくったりにつきましては、県の河川砂防課のほうでやっております。河川砂防課のほうに聞きましたら、近々そういうふうな形で、地元の人とどういうふうなものをやっていくかということを協議しながら、前向きに津門川の自然のあり方を考えていく工事をされるというのは聞いております。  以上です。 ○よつや薫 副主査   わかりました。地元の方にもこちらからもそういうふうにちゃんとお伝えするようにします。  それから、もう二度と起きたらいけないんですけど、また起きた場合に、西宮市としては、やっぱり水路治水課のほうですか。環境保全課か、多分どっちにも連絡が行ったと思うんですけどね、環境局と両方。別にどっちでもいいんですかね。どっちも一応ちゃんと受け付けていただけたらそれでええんやけども。 ◎水路治水課長   これにつきましては、有害物質の流出マニュアルというものがございまして、環境のほうと土木のほうですね、うちの水路のほうが主になって、あと、消防、防災並びに水道のほうも委員の中に入っておりまして、みんなでこういうふうなものが起きたときに収束させるというふうなことになっております。窓口につきましては、窓口が二つあると考えていただいたらいいと思います。  以上です。 ○よつや薫 副主査   わかりました。それはちゃんとホームページにも載せてはるので、それでいいのかなと思います。  この件はそれで結構です。ありがとうございます。  最後、先ほども質問されているんですけれども、私もずっと前からLED化をどんどん進めるべきやと考えていたものですが、先ほどもお答えになっている16億円の経費削減になるということだったんですけども、この内訳は、電気使用料と、あと、電球の耐久性があるわけやから、耐用年数が長いわけやからということでいいんですよね。 ◎道路補修課長   先ほどもこのLEDの経費削減額ということをお答えいたしましたが、まず、現在、LED照明の一般的な耐用年数というのは15年となっておりますので、我々はこの次期交換までの15年で削減額を試算しております。道路と公園の照明灯を合わせまして、15年間で電気代が約9億数千万円、あと、ランプ自体の交換等が6億数千万円で、合計約16億円という内訳でございます。  以上でございます。 ○よつや薫 副主査   わかりました。  単純に考えたら、今することはいいことなんですけれども、いいことやと思いますので、これぐらいの額というか、15年間というのは大体わかっていたんですけれども、非常に大きいので、結構です。よろしくお願いします。  以上です。 ○松山かつのり 主査   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   なければ、私も。 ○よつや薫 副主査   では、主査の職務を交代します。 ○松山かつのり 主査   私のほうから2点だけお聞きしたいと思います。山手幹線についてが1点、もう1点が河川水路維持管理事業について、2点を一問一答でお願いします。  まず、山手幹線からなんですけども、僕の記憶の中で、山手幹線を整備したときに歩道をインターロッキングにするという認識というか記憶があるんですけども、これは間違いないかどうか、それを確認させてください。 ◎道路建設課長   今おっしゃられたとおり、歩道整備のときには透水性のインターロッキングブロックで歩道舗装を整備いたします。  以上です。 ○松山かつのり 主査   アスファルト舗装するのとインターロッキングにするのと、今、予算はどうなんですか。 ◎道路建設課長   価格的には、やはりインターロッキングブロック舗装のほうが高価になります。  以上です。 ○松山かつのり 主査   僕の記憶の中で、インターロッキングで舗装した歩道は、インターロッキングはすぐに目詰まりでがたがたになることがありますよね。特にあそこは、すごく自転車とか、通学路にもなっているし、いろんな人が通るのに、それでいいのかな、つまずきとか事故が起こるもとじゃないかなというふうに思って、僕はインターロッキングには賛同しないんですけども、その辺は、住民からの意見を聞いて決めたということでしょうか。 ◎道路建設課長 
     歩道舗装に当たりまして、アスファルト舗装とインターロッキングブロックの舗装ではどちらがよいかというように特に地元意見を確認してから施工しているわけではございません。幹線道路の2次改築、2次改良ということも含めまして、歩道の美装化も加味しまして、なおかつ透水性と歩行者の歩きやすさに効果が認められる透水性のブロックという形で、インターロッキングブロックを採用しております。  以上です。 ○松山かつのり 主査   繰り返しになって申しわけないんですけども、本当にインターロッキングはすぐがたがたになってしまうという、あんまりお勧めできないような――景観上はいいんですけども、本当に構造上問題があるんと違うかなというふうに思ってます。あそこには甲子園学院があるし、小さいお子さんも通るわけですから、本当にそれでええのかなというその疑問だけは一応呈しておきたいと思います。  この件に関しては以上です。  次に、河川水路につきまして、事務事業評価109ページの河川水路の除草・清掃業務についてなんですけども、これは、水路治水課と美化第3課がやられているんですね。これはどう違うんですか。 ◎水路治水課長   振り分けにつきましては、北部につきましては水路治水課、あと、南部の水路につきまして、大きな水路につきましては水路治水課のほうが業者委託をしております。あと、生活の排水とかそういうふうな小さな水路につきましては美化のほうでやっていただいているという形でございます。  以上です。 ○松山かつのり 主査   今、業者委託していると言ったと思うんですけども、これは、全工程を委託業務にしているんですか。 ◎水路治水課長   除草と清掃業務につきまして委託をいたしております。 ○松山かつのり 主査   これはわかればでいいんですけども、美化第3課も委託でされているんでしょうか。 ◎水路治水課長   いや、美化第3課につきましては直営のほうでやられているということで聞いております。 ○松山かつのり 主査   直営でやっている部分と業者委託している部分、この差があると思うんですけども、当然、業者委託は予算がかかっていると思うんですけども、それはどうなんでしょうか、それでいいんですかということなんですけども。 ◎水路治水課長   先ほど言いましたように、北部の清掃となりますと、美化第3課の場所から大分遠く離れておりまして、業者も近いほうが運搬の距離、時間も余りかからないというところで、北部については業者委託のほうがいいかと思います。  あと、南部につきましては、大きな水路ですので、それにつきまして、年間2回、3回と清掃してますので、その辺を踏まえて、業者委託の部分と直営の部分ということで分けさせていただいていると考えております。  以上です。 ○松山かつのり 主査   最後ですけども、水路治水課のほうで委託しているのは、100%仕事を振っているんですか。 ◎水路治水課長   そうでございます。 ○松山かつのり 主査   わかりました。  ちょっとわかりにくかったので質問させてもらいましたけど、直営でできている部分があるのに委託というのはどうなのかなというふうに思いましたので、質問させていただきました。  以上で結構です。 ○よつや薫 副主査   では、主査の職務をお返しします。 ○松山かつのり 主査   ほかにございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、認定第5号の本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○松山かつのり 主査   次に、認定第1号平成30年度西宮市水道事業会計決算認定の件、議案第70号平成30年度西宮市水道事業会計利益剰余金の処分の件、認定第2号平成30年度西宮市工業用水道事業会計決算認定の件、議案第71号平成30年度西宮市工業用水道事業会計利益剰余金の処分の件、認定第3号平成30年度西宮市下水道事業会計決算認定の件、議案第72号平成30年度西宮市下水道事業会計利益剰余金の処分の件及び認定第5号平成30年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち上下水道局分、以上7件を一括して議題とします。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いします。  なお、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  まず、決算の概要について説明があります。 ◎上下水道事業管理者   上下水道局所管の3事業の決算概要と利益剰余金の処分の件につきまして、また、一般会計歳入歳出決算のうち上下水道局所管分につきまして、御説明をさせていただきます。  なお、金額につきましては、百万円単位とし、百万円未満は省略して御説明いたします。  まず、水道事業会計でございます。  分科会資料というものをお配りしております。それの3ページをごらんください。  業務状況につきましては、給水戸数は引き続き増加いたしましたが、給水人口は439人の減少となっております。  続きまして、経営状況についてでございます。4ページをごらんください。  収益的収支の決算額として、収入は、表の中ほどの計――(A)の欄、106億200万円に対し、支出は、下から2行目の計――(B)の欄、97億6,000万円で、その結果、その下の収支差し引き額――(A)-(B)の欄、8億4,100万円の純利益となっております。前年度との比較では、収入の根幹である給水収益は、使用水量の減少により9,600万円の減となっております。また、30年度は、通常経費の計上のほか、包括外部監査の指摘事項に対して未利用資産の減損損失の計上と償却方法の一部見直しを行いました。この結果、収入全体では2億4,500万円の増となり、一方、支出全体では4億9,700万円の増となりました。  続いて、5ページをごらんください。  資本的収支の決算額として、収入は、表の中ほどの計――(C)の欄、10億9,700万円に対し、支出は、表下から2行目の計――(D)の欄、30億9,100万円で、差し引き19億9,400万円の不足額となりました。主な建設改良工事につきましては、下段に記載のとおりでございます。  この資本的収支の不足額につきましては、6ページの補填財源明細をごらんください。資料右側の表のとおり不足額の補填を行い、補填後の資金残高は、右側の表の最下段の40億4,700万円となり、前年度より8億1,000万円の増となっております。  7ページは、一般会計繰入金の状況についてでございます。福祉減免に対する補助金などで合計1億2,800万円となり、前年度より300万円の減となっております。  8ページは給与費明細書で、水道事業の職員給与費は、給与費、法定福利費を合わせた18億1,700万円となり、退職手当の支給基準の見直しなどにより、前年度に比べ1億700万円の減となっております。  9ページは予算決算比較で、記載のとおりの執行状況でございます。  10ページです。平成30年度西宮市水道事業会計利益剰余金の処分の件でございます。  平成30年度決算の結果生じた①平成30年度未処分利益剰余金30億400万円から、②資本金への組み入れ、③減債積立金の積み立て、④建設改良積立金の積み立てを記載のとおり行う処分について御提案させていただいております。  次に、工業用水道事業会計でございます。  11ページをごらんください。  業務状況でございます。給水事業所数は、1事業所が開始し、1事業所が廃止したため、前年度と同数の51所となっております。  続いて、経営状況につきましては、12ページをごらんください。  収益的収支の決算額として、収入は、表の中ほどの計――(A)の欄、4億6,900万円に対し、支出は、下から2行目の計――(B)の欄、3億7,600万円で、この結果、収支差し引き額――(A)-(B)の欄、9,200万円の純利益となっております。前年度との比較は、収入では、給水収益の増等により400万円の増となっております。一方、支出は、減価償却費の減などにより100万円の減となっております。  続きまして、13ページをごらんください。  資本的収支の決算額として、収入は、表の中ほどの計――(C)の欄、7,100万円に対しまして、支出は、表の下から2行目の計――(D)の欄、1億6,600万円で、差し引き9,400万円の不足額となりました。主な建設改良工事につきましては、下段に記載のとおりでございます。  この資本的収支の不足額につきましては、14ページの補填財源明細をごらんください。資料右側の表のとおり不足額の補填を行い、補填後の資金残高は、右側の表の最下段、27億8,000万円となり、前年度より1億400万円増となっております。  15ページは一般会計繰入金の状況で、児童手当に対する補助金、消火栓経費の200万円となっております。  16ページは給与費明細書で、30年度の職員給与費は4,400万円となっております。  17ページは予算決算比較で、記載のとおりの執行状況でございます。  18ページは、平成30年度西宮市工業用水道事業会計利益剰余金の処分の件でございます。  平成30年度決算の結果生じた①平成30年度未処分利益剰余金11億4,200万円から、②資本金への組み入れを記載のとおり行う処分について御提案させていただいております。  次に、下水道事業会計についてでございます。  19ページをごらんください。  業務状況でございます。人口普及率、水洗化率は前年度と変わらず、年間有収水量は、水道事業同様に減少となっております。  続いて、経営状況につきましては、20ページをごらんください。  収益的収支の決算額として、収入は、表の中ほどの計――(A)の欄、120億2,200万円に対し、支出は、下から2行目の計――(B)の欄、108億9,200万円で、この結果、収支差し引き額――(A)-(B)の欄、11億2,900万円の純利益となっております。前年度との比較は、収入では、下水道使用料や他会計補助金の減などで1,700万円の減となっております。一方、支出では、減価償却費、委託料の増等に対し、支払い利息の減などにより、3,100万円の減となっております。  続いて、21ページをごらんください。  資本的収支の決算額として、収入は、表の中ほどの計――(C)の欄、70億1,800万円に対しまして、支出は、表の下から2行目の計――(D)の欄、118億3,800万円で、差し引き48億2,000万円の不足額となりました。主な建設改良工事につきましては、下段に記載のとおりでございます。  この資本的収支の不足額については、22ページの補填財源明細をごらんください。資料右側の表のとおり不足額の補填を行い、補填後の資金残高は、右側の表の最下段の12億1,400万円となっており、前年度より2億1,000万円増となっております。  23ページは、一般会計繰入金の状況についてです。雨水処理経費に対する繰り入れなど45億1,900万円で、前年度より1億2,900万円の減となっております。  24ページは給与費明細書で、30年度の職員給与費は6億8,700万円となり、職員数の増などにより、前年度に比べ800万円の増となっております。  25ページは予算決算比較で、記載のとおりの執行状況でございます。  26ページは、平成30年度西宮市下水道事業会計利益剰余金の処分の件でございます。  平成30年度決算の結果生じた①平成30年度未処分利益剰余金30億2,600万円から、②資本金への組み入れ、③減債積立金の積み立てを記載のとおり行う処分について御提案させていただいております。  最後に、一般会計歳入歳出決算のうち上下水道局所管分についてです。  分科会資料27ページをごらんください。  ここでの金額につきましては千円単位で御説明いたします。  まず、衛生費、水道事業関係でございますが、衛生費の執行実績についてです。支出済額は2億455万9,000円で、不用額は159万円となっております。支出済額の内訳は、福祉減免ほかに対する水道事業会計への補助金が1億984万9,000円、阪神水道企業団への出資金などが9,471万円でございます。  次に、商工費、工業用水道事業関係です。項商工費の執行実績についてです。支出済額は33万6,000円で、不用額は33万6,000円となっております。  続きまして、土木費、下水道事業関係です。土木費の執行実績です。支出済額は45億1,939万9,000円で、不用額は1,403万3,000円となっております。支出済額の内訳は、全額、雨水処理負担金ほかに対する下水道事業会計への負担金及び補助金でございます。  また、上水道事業費のうち阪神水道企業団への出資金などの内訳につきましては、28ページのとおりでございます。  上下水道局所管の3事業と一般会計歳入歳出決算の上下水道局所管分の決算概要の説明は以上でございます。  利益剰余金の処分の件とあわせまして、御審査のほど、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○松山かつのり 主査 
     決算概要の説明は終わりました。  なお、当局の詳細説明は資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  質疑は、全て一括で行います。  これより質疑に入ります。  各件に御質疑はありませんか。 ◆坂上明 委員   上水道、工業用水、下水の順番で一問一答でやらせていただきたいと思います。  僕は建設は今回初めてなので、昨年度末の3月8日に浄水場の整備の将来の方向性についてという所管事務報告をされているので、資料もいただいて御説明もいただいたんですけれども、防災で活用するという鯨池浄水場の今後というのはどのような形になるんでしょうか。特に、あれが3月やった、この10月から予算編成ということなんだから、それなりの具体化というのは3月のときよりも今のほうがなっているんじゃないかなと僕は勝手に拝察しておるんですけども、この鯨池浄水場の今後の防災としての活用ということでの御説明をいただけませんか。 ◎施設管理課長   先ほどの鯨池浄水場の今後の活用について、防災…… ◆坂上明 委員   もうちょっと大きい声で。 ◎施設管理課長   防災の活用も含めてということでお答えをいたします。  鯨池浄水場ですけども、平成30年度に、将来計画としまして、老朽化した鳴尾浄水場の代替施設を鯨池浄水場で整備するという方向性を定めました。水源等は、鯨池浄水場、中新田浄水場の井戸水、武庫川の水利を活用いたしまして、膜ろ過方式等の小型の施設を整備することとしております。また、防災との関連でございますけども、上下水道局で平成27年度に策定いたしました上下水道局事業継続計画――BCP及び平成29年度に策定いたしました上下水道局災害時応援受入計画におけます応急給水活動拠点、応急給水等応援部隊の受け入れ拠点としても位置づけておりまして、浄水場との連携を図ることとして継続のほうを進めております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   それは、この前の3月に御説明されてますよね。それから具体化したところというのはないんですかね。 ◎施設管理課長   この浄水場の方向性のほうもこの3月に定めましたけれども、本格的な検討に関しましては令和5年度あたりからというふうに現在検討を進めているところでございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。令和5年やね。  これは、よそから応援に来てくれた人たちをこの場で、接待と言うたらおかしいね。接待するはずはないんやからね。あそこを拠点にして、そこから活動していただくというふうな、そういう施設をここにつくるという、そういう感覚で思っておったらいいんかな、それはどうなの。まあ言うたら便利なところですし、たまたま広大な土地があいているので、多分その利用方法ということなんでしょうけども、これはどうですか。 ◎施設管理課長   阪神・淡路大震災のときは、たまたま兵庫県の鳴尾の体育館等があいておりまして、そういうところに応援部隊の方が来られたということなんですけども、今はいろんな活用というのを決められておりますので、例えば水道の応急給水、それから応急復旧等の応援に関しましては、いろんなところから来られた方をこの鯨池のほうに宿泊していただくというふうな形で考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。  これはすばらしいことですよね。この場所があったというのが本当によかったんだと思うんですけれども、本当に今後何があるかわからない時代ですから、その辺、ぜひよろしくお願いします。  それで、今、鳴尾浄水場のことを少し舩本課長のほうがお話しされましたけども、自己水源というのが何%ぐらいかな。鳴尾浄水場と丸山浄水場の自己水源が4.6%、今もそのままなんですかね。これは確認の意味で。4.6%というのは今も変わってなくて、つまり、丸山と鳴尾浄水場からは、今も北部の一部と鳴尾の一部のほうには水を供給しているということでよろしいんですかね。 ◎施設管理課長   自己水源なんですけども、割合といたしましては、鳴尾浄水場から市全体の3.5%、丸山浄水場からは1.1%、自己水源全体としましては4.6%となっております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。今言うた4.6%でええということやね。  今後の丸山浄水場の課題、あるいは鳴尾浄水場の課題というのが出てきているんですけども、それは何か具体化してきていることがあるんですかね。 ◎施設管理課長   鳴尾浄水場は、今、建設後40年以上となっておりまして、非常に老朽化も進んでおります。今後10年程度をめどに施設の更新が必要なんですけども…… ◆坂上明 委員   済みません、もうちょっと前を向いて。ちょっと聞こえにくいので申しわけないです。 ◎施設管理課長   施設の更新が必要なんですけども、鳴尾浄水場は、非常に敷地面積が狭い、それによりまして施設を稼働しながらの更新というのは非常に長期間になるというふうなこと、それから、兵庫県が今進めております武庫川水系河川整備計画によりまして水源井戸の水位低下、それから塩水化の懸念等というのもございますので、そういうところを解決できる、敷地も広くてアクセスもいい鯨池浄水場で整備するというふうなことを検討いたしております。  また、丸山浄水場は、非常に老朽化しておりますけども、あわせて丸山浄水場のほうは、丸山ダムを抱えておりまして、その操作というのもございますので、そのところも含めて丸山浄水場の将来のあり方というものをこれから検討していくというふうに考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   また質問しますけど、もう少し大きい声で。  それで、これは危機管理の点からお聞きしたいんですけども、今言うた自己水源が4.6%、もしそこに何かあった場合は、例えば今、大半が阪水から水をいただいているとか、北部のほうだったら県営のほうからというふうなことがあるんですけれども、今言うた4.6%の自己水源のところに何かあった場合というのは、しっかりとした供給は維持できる――維持というか、できるんですかね、これはどうなんですか。 ◎施設管理課長   自己水に何かあった場合は、阪神水道の水が90%以上ございますから、対応はできます。また、北部に関しましても、県営水道の水が90%以上を占めておりますので、対応はできるということになっております。 ◆坂上明 委員   わかりました。  今、ちょうど阪水の話もされました。僕は、実は今も阪水のほうに行かせていただいている、一昨年とで2回目なんですけどね。阪水で管外視察に行ったときに、ある神戸のほうの議員が、例えば何かあった場合、集団テロがあった場合、一番狙われるのはひょっとしたら飲み水だろう、上水道のほうなので、例えば昔、サリンがあったじゃないですか。そういうふうなことがあった場合でも全て対応できるのかというふうな質問をした議員がいらっしゃいまして、これは川崎のほうに行ったときかな、神奈川県の川崎のほうに行ったときだと思います。向こうでは、いや、絶対にそういう集団テロに遭うような、そんなやわな施設じゃない、そのようなことをおっしゃってました。これを置きかえて言いますと、今言った自己水源の丸山とか鳴尾なんかにもしそういうふうな集団テロ、サリンが流されるとか、そういうようなことがあっては困るんだけれども、つまり、危機管理というのはそこまで考えなきゃいけないことだと思うんです。当時、川崎のほうでは、絶対うちではそんなことはあり得ないというふうなことをしっかりと力強く向こうの職員がおっしゃってましたけれども、この辺はどうなんですか。この二つの自己水源のことに限ってお聞きしますけど。 ◎施設管理課長   この二つの浄水場を含めまして、自己水源の浄水場、それから自己水源の施設に関しましては、全ての施設で警備の強化というものをやっておりまして、施設への侵入の防止、破壊対策として敷地の外周に赤外線のセンサーとか、それから、浄水場の水槽のふたですね、そういったところに赤外線のセンサーなんかを設置しております。また、水源、それから浄水処理過程におきましては、水質自動分析計なんかを設置しておりまして、常に水質のほうを監視しております。ですから、その過程で何かあった場合はそこで水をとめるというふうな措置はできる対策をとっております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   つまり大丈夫ということやね。何が来ても大丈夫やということなんやね。 ◎施設管理課長   程度にもよるとは思いますけども、普通の侵入防止、そういったところには万全の対策というふうなものをとっております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   これは、市民からもしそのような質問があった場合には、自信を持って、そんなことは絶対にあり得ないということを言ってくださいよ。多分できると思いますよと言うたらあきませんよ。やっぱり飲み水ですからね。  それで、厚労省の資料なんかだったら、人口がどんどん今から減っていく、平成12年度をピークにどんどん人口が減っていく、100年後といったら2000年からの100年後、つまり2100年ということなんでしょうけれども、有収水量がピーク時の30%ぐらいまで下がってしまうと。もちろん水道の場合、大体独立採算でいっておるんだと思うんです。今後、もちろんこれは何も上水道だけじゃなく、下水、例えば工業用水、あるいはいろいろなハード面も全てそうでしょうけども、今後老朽化していった場合に、そして、今も言いましたように、人口がどんどん減ってくる、そして、大体独立採算でやっている上水道の今後の更新計画というのは非常に大事だと思うんですよね。その辺のところというのはしっかりと何年計画でというふうな計画というのは、もちろんお金もどんどん、どんどんかかってくることでしょうし、今から少なくとも安く見積もる――老朽化していくとお金が永遠にかかっていくようなことは目に見えてわかるわけですよね。今言いました人口が減ってくる、そして節約をしていくという、そういうふうな考えのもとで、水量がどんどん減ってきているということを考えた場合の計画というのは非常に難しいところがあると思うんですけども、その辺はちゃんとした計画はできていきよるんですかね。 ◎経営管理課長   将来の計画につきましては、上水、工水、下水とも、令和10年度までの経営戦略を立てております。その中では、先ほど委員がおっしゃられました人口等が減っていくというふうな見込みなんですけれども、基本的には、この10年間の間は今の経営を維持したままで、老朽した施設等の更新等の対策をするということの計画は立てております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。  今、北野課長からお答えいただいたんですけれども、興味本位で一回聞かせていただきたいんですけど、上水道ね、飲み水として実際に飲んでいる量がどれぐらいかというのは、例えば割合とか、そういうことは把握はできるものなんですか、どうなんですか。ごめんね、しょうもない、興味本位で聞かせてもろうて申しわけないです。 ◎経営管理課長   基本的には、調定を上げるときに公共用とかそういった形で用途別の水量は出ておりますが、その中で、飲んでいるか、それ以外に使っているかというところまできっちり把握するデータは持ち合わせてはおりません。  以上です。 ◆坂上明 委員   何でこないして聞いたのかというと、北野課長に、僕が一昨年の阪水のときに、水道の水とミネラルウオーターって、味は別にして、安全面ではどちらがいいんだと聞いたら、水道水だとおっしゃったんですよね。なぜかというと、検体の数が全然違うから、つまり、世界で一番安全な水が日本の水道水だと。これだったら、今うちの会派でも置いておるので偉そうなことを言われへんねんけど、ミネラルウオーターを飲んでいるところがほとんどであって、特に小さいお子さんを持ってらっしゃる方々というのは、水道水はやっぱり体によくない、だから、ミネラルウオーターを飲ませなきゃいけないというふうなことを言う方が結構いらっしゃいます。つまり、ミネラルウオーターがおいしいからというのも一つなんだろうけれども、安心なんだということでそれを飲んでいるご家庭が多分多いと僕は思うんですよ。よくそれを聞くので、いや、そうじゃないよというような説明をするんですけれども、その辺の啓蒙活動、それによって、例えば水需要が減ってきているというのをふやすこともできるだろうし、いやいや、水道水というのはここまで安全なんだよということを自信を持ってもっと何かでけへんのかね。せっかく水道にこれだけ携わってらっしゃって、世界一安全なのは日本の水道水だという、そういう水を扱ってらっしゃって、一般的な市民は、僕も含めて、ミネラルウオーターのほうが水を飲むにしても安心なんだというふうな間違った感覚を持ってらっしゃる方というのは多分大勢いらっしゃると思うんです。その辺は、上下水道局として、まして上水道を扱ってらっしゃる方としてどのように思いますか。そういう啓蒙活動というのは絶対にやるべきやと思うんやけどね。 ◎上下水道総務課長   啓蒙活動の一環として、毎年春4月に、さくら祭の時期に、越水浄水場のほうで、私どものほうで水道とミネラルウオーターの飲み比べ、どちらがおいしいですかというふうなことをさせていただきまして、正解される方は半々だったりとかするんですけれども、そのときに、先ほどの検査項目のお話とか、水道の水も安全でおいしいんですよという取り組みはさせていただいております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   実は僕、それを飲んだことがあるんですよ。僕はさっぱりわからへんかってんけどね。つまり、そういうところでやるんじゃなくて、市民全体として、水道はここまでやってらっしゃる、そこまで安全なものをそこまで力を入れていらっしゃる、今後のことを考えると、決して経営的にも非常に厳しい状態であるけれども、安全・安心を保たなきゃいけないという、そういうお立場なんだから、もっともっとコマーシャルをせなあかんのと違うかな。してほしいと逆に思うんですけれどもね。その辺、また考えてください。よろしくお願いします。  次に、工業用水なんですけど、今と同じことなんですよ。これも平成40年度までの経営戦略の中に書いておるんですけれども、今後、工業用水として、アサヒビールが撤退して、今度、森永が撤退していくと。そして、料金収入では、ピークで6億1,000万円ほどあったのが平成9年ですよね、来年度では半分強ですか、3億5,800万円ぐらいまで減る見込みである、そういうふうな予測をされておる中で、今後、南海トラフであるとか、いろいろな不測の事態というものをどんどん考えなきゃいけない、ますます厳しさを増すというところで、それでもってこの経営戦略をつくってらっしゃるんだと思うんだけれども。中新田浄水場で大きな事故があったら、市内ほぼ全ての事業所に影響があるというふうなこともこれに書かれてあるんですけれども、いち早く浄水場付近の――導水と配水の耐震化率でいくと33.6%と40.6%、つまり耐震化はそれだけはできておるんだけれども、それ以外はできてない。その中で、なおさら今言った浄水場付近で大きな事故があったら市内ほぼ全域に影響を及ぼすという見込みがされているということになったら、特に今言いました浄水場付近のしっかりとした耐震化をし、つまり安心できるような設備更新をしなきゃいけないと思うんです。その辺の施設更新計画というのは具体的にされているんですかね、どうなんでしょうか。 ◎経営管理課長   工業用水道事業の計画につきましては、令和10年度までの経営戦略を定めておりまして、その中で、先ほど委員がおっしゃられたとおり、アサヒビール等が廃止して非常に厳しい状況にある、その中でどういった形で施設更新等を行うかということを検討しております。基本的には、将来的に非常に厳しい状況が見込まれるため、現時点でやっていることといいますと、近隣の他事業体と施設の共有化ということで今協議のほうを進めておりまして、それでスケールメリットを生かしてできるだけ経営改善が図れないかというところを今協議しているところでございます。その結果が決まってから施設更新のほうもそれにつれて更新していくことになりますので、それの結論が出次第、どういった形で進めていくか、それによって経路とかも変わってくる可能性もありますので、一番効率的な方法を探っていこうというふうに考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。  今聞こうと思うておったんやけども、この工業用水にしても広域化というのはやっぱり進められてらっしゃるんですね。 ◎経営管理課長   広域化につきましては、今、工業用水道事業を阪神間でやっているのが尼崎市と伊丹市と西宮市、あと神戸市がございます。西宮市と尼崎市と伊丹市、これは3市の共同で今事業をやっているんですけども、神戸市のほうも更新時期等が同じということもございまして、4市と、阪神水道企業団の猪名川浄水場――これは水道のほうの浄水場施設になるんですけども、こちらのほうのダウンサイジング、この予定が将来あるということで、そこのタイミングがほぼ一致しそうだというところで、今、4市と阪神水道企業団の5者で協議を進めているところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   いずれは広域化するという方向ですか。 ◎経営管理課長   我々としましては、検討の結果、それが一番効率的・効果的というふうに認識して、その形で協議を進めているところでございますけれども、ほかの工業用水事業体のほうと一緒にやるということになりますので、それぞれがそれぞれの状況に落とし込んで結論を出すということになりますので、協議は進めているんですけども、結論としましては令和4年度末ぐらいをめどに出していこうというふうに今協議を進めているところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。  最後に一つだけ、僕の個人的な確認をしたいんです。  中新田浄水場というのは平成17年度から民間に包括委託されているんですよね。資料に書いているのは――戦略のところかな、戦略に書いているのだったら、「直営時最終年度の運転管理・維持管理業務の費用と平成29年度包括委託を比べると、52,044千円の費用の削減となり、収支状況の改善に大きく寄与しています」と書いているんだけれども、課題として、「包括委託のメリットを最大限に発揮できるように委託期間・委託内容・発注方式などを適切に選定し、効果的に実施していく必要があります」というようなことが課題として書かれているんです。すごく業務改善はできているんだけれども、よりそんなのが課題と挙げられているのは、今もし具体的何か説明できるようなことがあったら教えていただけませんか。 ◎施設管理課長 
     中新田浄水場は、平成17年度から包括委託業務を発注しておりますけども、発注の期間、発注の概要、発注方式なんですけども、現在は、発注の期間を5年間、内容としましては民間の事業者に任せる性能発注方式ですから、例えば中新田浄水場の場合は、濁度を3度以下にしなさい、そういうふうな基準を設けて、あとの運営の仕方は民間事業者に任せますという性能発注方式をとっております。仕様発注ではなく、性能発注方式をとっております。  それと、事業者の選定に関しましては、公募型プロポーザル方式といいまして、事業者の提案内容を十分に生かせる方式をとっております。  経営戦略を立てたときが平成29年度なんですけども、ちょうど次の30年度から5年間の発注を決めるときでございまして、そのときに、例えば中新田浄水場は非常に老朽化をしております。老朽化しておりますので、性能発注方式に加えて、例えば老朽化しているポンプ設備なんかもその委託の中に入れて、そのポンプ設備の延命化をどんなふうにするのかというふうな提案をこちら側がさせるというふうな、そういう工夫をして、この平成30年度から34年度までの5年間の発注をしております。このときに、そういう課題がありますよということで書いたものでございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。こうやって大きく改善に寄与しているんだけれども、そのように書かれてあったので、単純にどういうふうなことなのかなと思ったのでお聞きをいたしました。ありがとうございます。  工業用水については、そういうふうな表面的なことばかりをお聞きして申しわけないんですけれども、ありがとうございました。  次に、下水のほうなんですけども、水道事業というのは、普通にできていなければ逆に不満があり、普通にできていて当然だというふうな、サービスをするのには非常に難しいものだと思います。その中で、下水のことなんですけれども、僕が読んでいて気になったのは、この前、上野部長と永井課長にお越しいただいたんですけれども、雨水対策で、オフサイト貯留とオンサイト貯留という非常に聞きなれない言葉があって、一体何のことなのかなと思ってお聞きしたんです。このやり方、つまり、6年に一度の降雨47ミリ、そして10年に一度で55ミリに対するこれを何とかやろうということで、オンサイト貯留というのを今始めているんだけれども、今後、雨水の対策ということについては、今、西宮の危機管理の面から考えた場合に、この二つの対策で十分に賄っていけるだけの処理ができるという、そういう感覚でいいんでしょうかね。そういう理解でいいんですかね。 ◎下水計画課長   今、委員の御質問にありました、オンサイト、オフサイトの整備により今後の雨水対策は十分かというお話でしたが、現在整備を進めております10年に一度の雨といいますのは、国のほうで示されております10年に一度の雨の対策が補助の要件の上限というふうになっておりまして、それの対策を進めるということで、私どもも10年に一度の確率降雨での対策を進めるという内容になっております。  その対策の内容が、これまで整備してきました6年に一度の雨水排水の施設を補完するような形でオフサイト施設が能力が足らなくなったところで、渠から水を引き抜いて貯留するということで10年に一度の降雨に対応するものという形で整備を進めていきたいというふうに考えております。  オンサイトにつきましては、それだけの10年に一度だけの対策では十分ではないということで、超過降雨――10年に一度以上の雨に対して対応できる施設としてオンサイト施設を整備していくという方向で進めておるところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   小中高、63校の市立の学校があるんですけれども、この辺は全てこのオンサイト貯留というのは完備されているんですか、今後の予定も含めて。 ◎下水計画課長   学校のオンサイトにつきましては、委員おっしゃられますとおり、市内に63校ございまして、今55校、整備が完了しているところでございます。あと残りにつきましては、順次整備を進めていくというふうに計画を考えておるところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   最終的には63校を全部やるということでいいんですね。 ◎下水計画課長   そのとおりでございます。 ◆坂上明 委員   ほかにはこの方法でどこかやっているんですか。 ◎下水計画課長   学校だけでは不十分ということで、その後、一定の広さを持った公園について現在整備を進めておりまして、今5園、整備を終えたところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   今後も公園のほうもふやしていくという予定ですか。 ◎下水計画課長   公園の利用者等の利用状況も含めて、どこに整備できるか、今後、公園管理者とも整備箇所について協議を進めたいと考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  雨水の処理と、もう一つは汚水ですね、汚れた生活排水などの処理をやらなきゃいけないということで、特に汚水処理のほうは、経費、つまりお金をもらわなあかんですよね。これは、西宮の場合は経費の回収率というのは100%だというふうに思っておったらいいんでしょうか。 ◎経営管理課長   おっしゃるとおり、今は100%を超えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   全国的にはなかなか回収率が低くて、今後の老朽化したときの施設更新のときにまたそこに大変な負担があるんだということなんですけれども、もちろん西宮も、とにかく総延長距離が1,200キロあるのかな、そのうち50年経過しているところは何ぼと言うていたのかな。今後はそれの施設更新をしなきゃいけないけれども、それとは別に、ポンプ場が14カ所、マンホールポンプが130カ所、処理場が3カ所ある。主にこのポンプ場以外のそういう施設に対しての改修費ということで毎年大体50億円ぐらい使ってらっしゃるということなんです。そのうち国が半分持っているということなんですけれどもね。今も言いましたように、将来の人口減少であり、あるいは節水の意識なんかでいった場合に、この負担というのはすごいですよね。でも、言いましたように、例えばトイレで水を流したら簡単に水が流れていって、きれいな水が上に出てきてというふうな、それが普通になっている中で、今から何かあったときには必ず言われて、水が氾濫したらどうなるんだというふうな問題をいろいろ抱えている下水のほうというのは非常に大変なことだと思うんですよね。今後、耐震化も含めて、地下がどうなった場合にどうなるんだというふうな危機管理のことも考えなきゃいけないんですけれども、その辺のプランということになったら、その中で、今、下水も広域化であるとか共同化というものが国のほうからはいろいろ推進されているようなんです。県下でも幾つか実例があるみたいです。これはメリット、デメリット、恐らく両面があると思うんですけれども、西宮市としては、今後の広域化・共同化というのはどのようなことを考えてらっしゃるんですかね。 ◎下水計画課長   広域化につきましては、以前から広域化のほうを進めておりまして、武庫川上流、武庫川下流につきましては、県の流域下水道のほうに参画しておりまして、近隣市との共同での排水処理を行っているところでございます。汚泥につきましては、広域汚泥処理という形で、武庫川上流・下流、単独で芦屋市、西宮市、尼崎市が、尼崎市の下水汚泥処理場において広域化を図っているところでございます。  今後、私どもの広域化につきましては、市内で施設の統合等により効率化という形で処理のほうを考えていきたいなというふうに考えているところでございます。 ◆坂上明 委員   済みません、そしたら、僕が資料をちゃんと見てなかったんやね。そういう資料を出してらっしゃいますよね。ごめんなさい、そんならそれを僕は読んでなかった。申しわけないです。  そしたら、今からどんどん広域化を進めていくというメリットとデメリットがあるんだと思うんです。ひょっとしたらこういうデメリットがあるというふうなことというのも、もちろん予測されていると思うんですけれど、今後広域化を進めていく上での一番のメリットというのは、やっぱりこの経費の削減なんかがつながってくるんですかね、どうなんでしょうか。 ◎下水計画課長   広域化によりましてどういった対策を考えているかといいますと、今、3処理場――枝川浄化センター、甲子園浜浄化センター、鳴尾浜浄化センターの3処理場を今稼働させておりますが、甲子園浜浄化センターと枝川浄化センターの2拠点化にする予定にしておりまして、鳴尾浜浄化センターを廃止し、ポンプ場化するというふうに考えております。これにより、施設数の減少を図ることができ、維持管理費の減少ができるというふうに考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   済みません、ついでにこの広域化のデメリットというのは何なんでしょうかね。 ◎下水計画課長   デメリットといいますと、整理していく間に非常に長期間かかるということで、その間、非常に事業費もそれに対応する費用がかかってくるということで、最終的にはメリットがあるという判断で今事業を進めているところでございます。 ◆坂上明 委員   経費がかかるというデメリットがあるけれども、メリットとしては経費の削減やということやね。それを、最終的には経費の削減ができるということで進めてらっしゃるというふうな理解でよろしいですよね。  今後の耐震化なんかも当然考えなきゃいけないと思うんですけれども、その辺も含めて、広域化で他市とも連携をよくやっていただきたいと思います。  それともう一つだけ。これを読んでいて、事前に説明を受けていたらよかったんだけれども、1個だけ。この意味だけ教えてください。  合流式下水道の改善というところで、合流式下水道、分流式下水道――分流式というのは汚水雨水管とを分けているんだけれども、そうじゃない合流式の場合、雨の日は大量の水が流れ込むため、一定の量を超えると一部は川や海へ未処理放流されるって書いてるんですけど、この未処理放流というのは何なんですか。 ◎下水計画課長   合流式下水道につきましては、運転時、汚水と雨水を同時にポンプ場まで集水して、ポンプ場から一定の水量――渠が持つ水量ですね――について処理場のほうへ送水し、処理をした後、海域へ放流するという処理を行っております。しかし、集水する水量がポンプ場なり処理場での処理能力を超えた場合、海域へ直接放流するということになりますので、処理をせずに海域へ放流しているということにもなります。 ◆坂上明 委員   だから、未処理放流というのは、まさしく何の処理もせんと、つまり下水処理がされず、汚い水がそのままばっと流されるということなんですか。 ◎下水計画課長   処理場のほうでできるだけ処理をしてきております。高級な処理については今の処理能力、さらに、簡易処理といいまして、塩素などの消毒によって処理をするもの、それでもたえ切れない分については、今ネットワーク幹線等を整備しておりますのでそこへ貯留する、それでも能力が足らなくなった場合については未処理で海域へ放流するということになります。ただ、その時点においては非常に雨水量も多くなってきておりまして、汚水の希釈が図られた上での放流というふうに考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   少なくとも環境を著しく悪化させるとかいうふうな影響は絶対にないというふうに――先ほど津門川の白濁のこともちょっと話をされてましたけど、例えばそういうふうなことというのはこの方式によってはないということでいいんですね。 ◎下水計画課長   国のほうで未処理で放流する際の基準というのが設けられておりまして、その基準内での放流を考えております。今後、貯留施設の増加によってその放流量も減少できるのではないかというふうに考えております。削減方法につきましては、今現在進めております浸水対策事業の中で貯留管を整備しておりますので、これの運用を変えることによって貯留量をふやすことで未処理放流量を減らしたいというふうに考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。  普通にきれいであって当然だ、そういうふうな人の意識の中で、何かあったときには本当にすごい責任が課せられるところであって、日々そういうことばっかりやってらっしゃると思いますので、今後ともとにかくよろしくお願いを申し上げます。またわからないことはしょっちゅう聞かせていただくかもわかりませんけれども、非常に専門的なことが多いものですから、なかなか自分たちにはわからないので、そのときにお教えください。よろしくお願いします。  以上です。 ◆多田裕 委員   私からは1点だけ、下水道に関してなんですけども、高度処理についてお聞きしたいと思います。まず、これがどういったものなのかというのを一問一答でお聞きしたいと思います。 ◎下水計画課長   下水道につきましては、これまで行ってきました標準的な処理方式といいますのは標準活性汚泥法という処理方式でやってきております。これをさらに水質をよくするために処理をするというのが高度処理になります。この高度処理は以前の標準的な処理方式と何が違うかといいますと、下水の水中に溶け込んでおります窒素やリンを削減できる処理方式への転換ということで高度処理と呼んでおります。  以上です。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  窒素という話も出たんですけど、最近、瀬戸内海の沿岸地域のほうでは、イカナゴの不漁ですとかノリの品質低下を受けて、魚介の栄養源となる窒素濃度を回復させようという議論が進んでまして、兵庫県のほうでも下水処理場排水の水質基準を一部撤廃する条例改正案を次の12月議会に提出する方針というふうにもなっているんですけれども、そちらとの兼ね合いなどがもしあればお聞かせください。 ◎下水計画課長   委員がおっしゃられましたとおり、先日の報道によりまして、水質改善が図られた水域において一部の規制を撤廃するという報道がなされているところでございます。この撤廃の検討をされております水域につきましては、播磨灘の淡路島よりもさらに西側の水域の潮通しがいいことによって水質改善が図られておるということでございまして、こちらの水域においてノリの色落ちであったり水生生物の減少が見受けられるということで、栄養塩類の回復を図るということで撤廃を考えられておるということでございます。  私どもが放流しております大阪湾につきましては、閉鎖性水域ということで水の循環が悪い地域がございまして、まだまだ水質基準が未達成なところがあります。前回の報道の中でも、水質改善が図られてない水域について一律撤廃するのはいかがなものかということで委員からも意見が出ておりましたとおり、今、県に確認しているところでございますが、大阪湾は対象から外れるのではないかというふうに聞いております。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  この高度処理に関しては、今、甲子園浜浄化センターで令和2年度には供用開始の見込みとなっているということなんですけども、そのあたりの進捗といいますか、今後の予定などをもう一度お聞かせください。 ◎下水計画課長   委員がおっしゃられましたとおり、今、甲子園浜のほうで高度処理施設の第5番目の系列を築造中でございます。来年度から稼働させることが可能な状況になってきております。  今後の高度処理施設の展開でございますが、改築にあわせて高度処理施設なり耐震化を進めていくというふうに考えておりまして、今老朽化が進んでおります枝川浄化センターでの再構築を検討している状況でございますが、その再構築の際に高度処理化へ転換したいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  先ほど、大阪湾のほうではまだまだ水質改善の余地があるということだったんですけど、自然のことなのでまた状況がいろいろ変わってくる可能性もあるかなと思うんです。そのあたりに対しては柔軟に対応していけるような方針では進んでいるんでしょうか。 ◎下水計画課長   現在供用中の施設を順次改築していく予定にしておりますので、その改築の順序に合わせてそれぞれの水域に応じた処理方式を考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆多田裕 委員 
     以上で結構です。 ○松山かつのり 主査   どうしましょうか、ここで休憩を入れたいと思うんですけども。    (「はい」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   ここで休憩します。  再開は、3時15分で。           (午後3時02分休憩)           (午後3時12分再開) ○松山かつのり 主査   再開します。  ほかに御質疑はありませんか。 ◆草加智清 委員   全般というか、基本は一問一答で、できるだけ簡単にお尋ねしたいと思います。  まず最初、水道の老朽化。  老朽化の話がさっきから出てますけど、まず、僕はテレビとかマスコミ関係の報道しか知らんねんけど、要は、水道の漏水で老朽が破裂と言うたらええのかな、道路から噴出している、そういう場面をよくテレビでも見るんです。平成30年度に西宮で、そんなことはまずニュースもなかったし、ないとは思うんやけど、その程度のあれはないにしても、道路等での水道の噴出、漏水というのかな、その辺はどれぐらいあったのか、それをまず1点、お聞きします。 ◎水道計画課長   平成30年度に水道の亀裂や道路上で水道水が噴出した実績につきまして御説明させていただきます。  平成30年度中の漏水事故におきましては、住民生活に影響が出るような大規模な漏水事故は発生しておりません。ただ、道路上における漏水件数につきましては、約56件発生しております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   そういうのが発生してなくて、幸い、よかったですね。  僕らは素人でわからんのやけど、漏水を発見する場合、機具の名前は知らんけど、音を聞いてという、初歩的なそんなんしか僕らは知らんねんけど、そういう道路上の漏水なんかは、漏水してきたら対応しているのか、事前に発見する方法というのかね、そんなんとかもなさっているのか、その辺はどうですか。 ◎水道計画課長   今、委員がおっしゃられましたように、水道の漏水につきましては、まず一番おわかりいただきやすいのが、道路上に実際にお水がずうっと上がってくるという、目で見てわかるようなものが一つございます。もう一つは、同じくおっしゃっていただきました耳で聞く、これは音聴法といいます。これで何がわかるかといいますと、要は、水道が割れたときにそこから水が噴き出すと、水のシャーという音が流れるんですけど、その音を聞き取って、ここで漏水が起こっているという形で発見できるような仕組みになっております。  この調査につきましては、当然のことながら、一般市民の方から情報を得まして、ここで漏水が起こっているよとかいう形で情報をいただいて修繕に回るものもありましたら、逆に、局としてある一定区域を漏水調査区域として、これは業者さんに委託するんですけども、そういう漏水調査の委託という形で漏水の件数を減らしたりという取り組みを進めさせていただいております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   わかりました。  高度成長時代、1960年から70年にどんどん水道がね。そんならもう40年、50年――坂上委員の質疑の中でもあったんやけど、それでまだまだあると思うんだけど、そういう老朽化した水道を取りかえる場合、目安というのか基本というか、1キロ取りかえるのに費用はどれぐらいかかるのか、それを教えてください。 ◎工事課長   配水の更新の費用についてなんですが、径とかいろんな諸条件によって異なりますが、おおむね1キロ当たり1億円ということでございます。メートル当たり10万円になります。ただし、今後、厚生労働省のほうでの歩掛かりの改定でありますとか、消費税の改定、あと、資材や人件費の上昇などによりまして、今後こういった工事費については増大してくる見込みでございます。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   1億円ですか。今後さらに1億何千万円とかになる可能性もあるということで、改めてびっくりですけどね。  坂上委員とのやりとりの中でもあったのでちょっとかぶりますけど、確認のために、平成30年度時点の老朽化している水道の残存率と、耐震性を有する路の布設率について改めて聞いておきたいと思います。 ◎水道計画課長   現在、西宮市における配水路の総延長につきましては1,200キロメートルになります。そのうち、法定の耐用年数――約40年ですね、40年を超過する水道につきましては、延長が276キロ、全路の23.1%が残存する形になっております。  委員がおっしゃられました配水の耐震性を有する路の布設延長につきましては、延長が約369キロメートル、全路の30.9%となっております。  以上です。 ◆草加智清 委員   わかりました。  業者へも委託して漏水もわかるとかいうようなことでやっておられるということで、まだまだ将来的にはというんですかな、AIを利用して、ここの地域ではこれぐらいでかえなあかんとかいう――これから先のことですけど、そんなんについても研究検討というのかね、将来を見据えてそういうことやら、一言で言うたら、要は水道事業の効率化に向けて、その辺は、将来的なことを踏まえて研究検討しておいてもらいたいな、これだけ要望しておきたいと思います。  この件は結構です。  次ですね、水道料金ね。  水道料金の電子マネーね。クレジットでの支払いなんかに今対応されてないですね。僕らもようわからんねんけど、テレビのコマーシャルでしか僕らも知らんねんけど、ペイペイでしたかな、現金だけですと言うたら、もう結構ですとかいうコマーシャルしか知らんねんけど、そんな程度しか知らんねんけど、今後の将来に向けた対応ね、今はどう考えておられるのか、その1点だけ聞いておきたい。そういうキャッシュレスへの対応。 ◎業務課長   委員御質問の電子マネー等導入の今後の対応についての考え方を述べさせていただきたいと思います。  電子マネー ――今、委員おっしゃられましたペイペイ、あるいはラインペイ、あるいはクレジットカードの導入が抱える問題点としましては、手数料の負担の増加、あるいはシステム改修に伴う当初負担の増加など、初期開発費用あるいは維持管理費用が一つの障壁となっております。収納経費の増は、ひいては給水収益への影響にもつながる可能性があり、導入には至っていないというのが現実でございます。電子マネーあるいはクレジットカード支払いの導入により利用者の利便性が向上することは確かと思われますが、そのためにコスト負担が許容される範囲であるのか、そして、クレジットカードあるいは電子マネーの支払いが収納額や収納率の向上に結びつくのか、これらが電子マネー等を導入するか否かの重要な判断基準になっております。また、手数料問題など利用者の公平性にも問題がございます。  こうしたことから、現時点において電子マネーあるいはクレジットカード支払いを直ちに導入することは想定いたしておりませんが、徴収額と徴収率の向上、あるいは費用対効果、社会情勢の変化等の側面から、今後も導入の可否について検討を続けてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   おっしゃるとおり、今すぐは無理やと思いますし、僕らはペイペイとかそんなんは全然わかりませんわ。これから時代もどんどん、どんどんそんな時代になっていくとは思うんやけど、その辺、言われていたように、時代の変化等の側面からも、そういうことは全く無視せんと、検討ということで進めてもらいたいなと。時代がどんどん、どんどん進んでいきますので、その辺、よろしくお願いしたいと思います。  この点は結構です。  次は、台風何号やったかちょっと忘れましたが、千葉県に行った台風15号ですかな、大変な停電が発生して、あれが曲がったから千葉のほうへ行ったんやけれど、あれが仮にこっちに来ていたら、西宮市を含んでこの関西方面をああいう台風が通過した場合どれぐらいの影響があったのか、その辺、どれぐらい影響があったのかというのを答えられますかね。 ◎水道計画課長   昨年の台風21号におきましては、停電による断水が苦楽園の一部地域で生じましたが、その他には市内で水道施設の停電で断水に至るような影響はございませんでした。  皆様御存じのとおり、昨年から全国的に発生してます台風によって、長期間、広域的な停電や、北海道での地震による電力のブラックアウトなどが発生しております。仮にこのような災害等によって市内全域が停電した場合、北部地域では自然流下区域が多いために影響は限定的なんですが、南部地域におきましては、阪神水道企業団からの受水を直接加圧ポンプによって配水している区域が約6割存在しています。よって、停電によって大きな影響が生じる可能性がございます。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   それはそうですわな。  本市の水道施設では停電対策としてどのような対応をとられるのか、停電対策について関連で聞いておきたい。 ◎施設管理課長   本市の水道施設における停電対策につきましてお答えをいたします。  本市は、浄水場、配水所、配水槽などの水道施設が64施設あり、このうち停電により配水に影響を与える施設としましては、非常用発電機を設置しております鳴尾浄水場、北山配水所を除く36施設ございます。36施設のうち、影響が大きい芦部谷ポンプ場及び丸山浄水場につきましては、非常用発電機設置の設計を進めているところでございます。そのほかの施設につきましては、スポット的な停電に対応するため電源車等の購入を検討しており、これらの整備を行うまでの間は、仮設の非常用発電機を配置することとしております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   わかりましたけど、電源車等の購入というのは電気自動車か、その辺だけ教えて。 ◎施設管理課長   電源車と申しますのは、トラックに非常用発電機、自家発電機を積んだものでございまして、例えば水道施設のどこかが停電したというときに、その車で乗りつけていって、発電機をつないで停電を発電機で復電するというようなものでございます。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   わかりました。今、あるメーカーの電気自動車なんかでもそういう対応ができるという自家用車ですかな、そういうのもある時代ですからね。わかりました。  結構です。  次に、工水の話も、坂上委員からあったのでちょっと絞って聞きますけど、過去にアサヒビールが撤退するという発表が出たときに、僕の記憶では、市のほうでは寝耳に水というか、事前に全然知らなかったというか、そういう経過やったと思うんですね。森永乳業の近畿工場が生産中止となって、工水も廃止するということで、非常に厳しい経営状況になりますよね。これ以上、大口の使用者が工水を廃止することはないのかなという点で、伊藤ハムの移転の話が新聞などで取り上げられてからちょっと時期がありましたけど、その後の動きというか、何かあったのか、把握してはるのであればそれだけ聞いておきたいと思います。 ◎経営管理課長   今御質問の大口事業者のさらなる廃止、あと、伊藤ハムの状況についてお答えいたします。  まず、今のところ、大口事業者のさらなる廃止というところに関しましては、情報として確認していない状況でございます。  あと、伊藤ハムの状況につきましても同様で、今のところ、マスコミ等で発表されてから、新しい情報が入ったということはございません。  ただ、アサヒビール、森永がそうであったように、大きな工場移転があった場合は、そういうのが一たび決まってしまうと、工業用水道事業というのは急に料金収入が大きく落ち込むことになります。工業用水道事業のあり方につきましては、今、市全体で検討しているところでございますが、このような大口事業者の撤退によって料金収入が急に減少するというリスクにも、どういうふうに対応していくかというところにつきまして整理していく必要があるんじゃないかというふうに考えております。  以上です。 ◆草加智清 委員   ありがとうございます。  ふだんから市全体で情報を共有する姿勢というのか、それを密にすることが大事やと思うので、今後そのことで対応できるようによろしくお願いしておきたいと思います。  本当に工水も将来的には考えなあかんから、また何とか維持はして、広域化という話もありますけど、その辺も含めて、工水を廃止して上下水に切りかえて、補助を出すというのかな、そのほうが経費は安くつくので、そういう取り組みをしているところも東京のほうではあります。そういうのも参考にしながら、広域化も含めて、その辺もいろいろずっとベター、ベストというんですかな、いろんなことを考えながら、将来的には考えていっていただきたいな、こない思いますので、よろしくお願いいたします。  次は、下水道関係かな。  上田南ポンプ場から西宮東高校までの区間の貯留管。下水道事業会計補正予算の中で合流貯留管建設工事その4の説明があったと思うんやけど、鳴尾地域の浸水対策というのか、その辺の効果のあらわれというのか、その辺がすぐあらわれるのか、その辺のことはどうですか。 ◎下水道建設課長   御質問の合流貯留管の整備の効果でございますが、合流貯留管の整備につきましては、本市の治水安全度を向上するため、10年に一度の降雨に対応する総合治水の一環として取り組んでいる事業でございます。まず、合流貯留管は大規模な工事であるため、工事に相当な時間を要しておるということで、そのため、順次、完成した区間から供用を開始していかなければならないのかなと考えております。  御質問の合流貯留管建設工事その4につきましても、大きな工事の全体計画の区間のうちの一部をなすものでございますが、大規模な工事でございます。補正予算書にも書いてあるとおり、完成は令和5年度までかかるということを予定しておりますので、完成次第、速やかに供用を開始し、鳴尾地域の浸水対策に寄与して活用してまいりたいと思います。  以上です。 ◆草加智清 委員   御承知のように、短時間大雨情報というのかな、おまけに竜巻情報まで流れるような、それが当たり前みたいな、近年、異常が異常でなくなってきておるというか、台風も含めて、大雨も含めて、温暖化の影響で何が起こるか将来はわからん、このような状況ですので、この工事だけですぐに効果が出ないというのはわかりました。早期に事業をどんどん進めていただいて、少しでも早く市民が安心して暮らせるように進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  あとは、鯨池浄水場ね、これを整備して云々という話で、こんなんは最初は、これはもう解体すると言うておったと思うんや。何年か前ね、解体すると言うておったけども、解体費用が余りにも大きくかかるので、そういうことで整備されるということは坂上委員のあれでわかりましたので、それは結構ですわ。  それとあわせて、鳴尾浄水場ね。  鳴尾浄水場は廃止という方向性でたしか定めてしていると認識しているんですけど、確認のためにいつごろになるのか、それだけ意見を聞かせてください。 ◎施設管理課長   鯨池浄水場の整備の検討なんですけども、令和5年度あたりから本格的な検討に入りまして、鯨池浄水場の整備の完了後、鳴尾浄水場を廃止するということになります。  以上でございます。 ◆草加智清 委員 
     わかりました。  あと、鳴尾浄水場の廃止は、歴史的な経緯がやっぱりありますから十分それを踏まえて、地元住民というか、鳴尾財産区、それと水利組合の方に理解を得られるように丁寧な説明と、やっぱりその辺は、これまでの経緯を踏まえて、御理解いただけるように慎重に進めていただきたい。このことは強く要望しておきます。  私は以上で結構です。 ◆八代毅利 委員   一問一答で水道事業と下水道事業について質問します。  まず、水道事業については、人口が減少して高齢化していくということで、使用量は当然減っていくわけですけれども、料金を改定されましたよね。あれは平成28年度かな。そのときに平成40年度までの計画をつくっているということなんですけども、現状は、その計画との乖離はどの程度あるのか、お聞かせください。 ◎経営管理課長   料金改定につきましては平成28年10月1日から行っておりまして、今回で2年半の分の数値ということになるんですけども、基本的には、先ほど委員がおっしゃられました投資・財政計画、その計画と比較しますと、給水収益につきましては、ちょっと年度によっての上下はあるんですが、ほぼ我々が見込んで計画を立てたとおりの収益を得ております。ただ、将来につきましては、今年度を見ましても、給水戸数とかがふえたりしている状況もありますので、状況がどういうふうに変化していくかというのを見つつ、今度は令和2年度から新しい財政計画を立てることになります。そこでどういうふうに修正して見込んでいくかというところがポイントになるかなというふうに考えておりますが、今のところは順調に推移していると考えております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  人口の推移というのは、予想よりは若干早目に減少してきているとは思うんですけど、まあまあ一応、まだ2年半ぐらいですのであれですけど、一応順調に行っているということですね。  もう1点なんですけど、よく言われているのは、水道について、今年度からでしたっけ、いわゆるコンセッション方式によるインフラ運営、水道等のインフラ運営が解禁になったということで、それについてはどのようなお考えでしょうか。 ◎経営管理課長   コンセッション方式の導入につきましては、今回、10月1日から水道法が改正されまして、この改正によりまして、コンセッション方式を導入する際には、水の供給責任を従来どおり市町村が負う、その上で、料金の上限とか管理内容、こちらの水準を市町村が定める、それを厚生労働大臣が許可するというふうなことで、今回の水道法改正によりまして国や自治体の関与を強めたというふうな内容となっております。コンセッション方式というのは、事業体にとっても官民連携の選択肢の一つだというふうに考えております。  しかしながら、今のところ、コンセッションの導入につきましては、導入事例がありませんし、民間に委ねた際のリスク部分についてどのように整理するのかというふうなノウハウが蓄積されていない状況ですので、本市におきましては、今のところ検討の予定はございません。  以上です。 ◆八代毅利 委員   まあそういう御答弁だと思うんですけど、ある程度非常に厳しい状況になってからコンセッション方式とか言ったって、多分もう受けるところがないし、受けたとしてもすぐ破綻とか手を引いちゃうとかそういうことになります。西宮の場合、そんなに厳しい状況ではなくて、人口減少も緩やかでありますし、一定程度、継続可能性は結構あるので、逆に言えば、それによってコンセッション方式を今後しっかり研究しておけば、もし必要なときに――将来的に人口減少、要するに、国も言ってますけど、市の職員も将来半減するというふうにも言われてますし、やっぱり民間に委ねていくという方法もある程度研究しておく必要があるだろうと思います。西宮のような内容のいいところであれば、幾らでも、逆にそれだけの手数料が結構取れる可能性もありますので、研究課題としてぜひ研究しておいていただきたいなというふうに要望させていただいておきます。  10月1日から、例えば水道料金についての一定の足かせをはめるとか、水道の供給についての責任は自治体が負うとか、そういうきちんとしたものが出てますので、その範囲内である程度そういうことも、今すぐということではないですけど、選択肢として一つ研究はしておく必要があると思いますので、ぜひよろしくお願いします。  あともう1点は、下水道のほうなんですが、西宮市下水道ビジョンというのを見てましたら、下水道長寿命化計画を策定すると書いてあったんですけど、これは今策定されているんでしょうか。 ◎下水計画課長   下水道ビジョンに明記しております長寿命化計画につきましては、従前、国交省のほうから、改修更新する際には長寿命化計画を策定した上で交付申請することと交付要件に指定されておりました。長寿命化計画につきましては、各施設ごとに、どういった状況であるかということで、延命化が図れるのか、改築更新以外にできないのか、状況を確認した上で計画を立てるということですので、その内容についてそれぞれの長寿命化計画を立てていた状況でございます。  しかしながら、交付要件が変わりまして、ストックマネジメント計画を策定した上で交付申請することというふうに制度が改正されておりまして、現在は、全体の状況をストックマネジメント計画に位置づけて交付申請しているということでございます。  以上でございます。 ◆八代毅利 委員   今のはよくわからないんですけど、ストックマネジメント計画というのを策定しているということですかね。 ◎下水計画課長   現在、ストックマネジメント計画を策定しております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   それを一度見せていただけますかね。よろしくお願いします。 ◎下水計画課長   ストックマネジメント計画は、施設の全体を俯瞰して改築・更新計画等を立てていくというものでございますが、現在全ての状況を把握できてない状況でありますので、どういった管理をしていくか、どういう更新をしていくかという方向づけを示した簡易的なストックマネジメント計画にとどまっているところでございます。また御説明をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  あともう1点。  土木局と一緒だと一番いいんですけど、要するに、道路の陥没がありますよね。一番多いのは下水の破損とかで砂が中に入っちゃって、アスファルトの上に重量物が載ったときに、車が載ったときにへっこんで穴があく、こういうものが多いらしいんですけども、道路が陥没したときに、それは道路補修課ですよね。そっちからどんな感じでそちらに連絡が行くんですかね。 ◎下水管理課長   いろんなパターンがございますが、住民の方からの通報が直接道路補修課のほうへ行った場合、まず、道路補修課のほうが確認に行きまして、下水が怪しいというようなことになりますと、こちらのほうに連絡が回ってくる場合がございます。もちろん直接我々の下水のほうに通報がある場合もございます。そうしますと、当然私どものほうが参って確認するということでございまして、最近多いのは、原因がわからないので、土木、下水のほうが立ち会いのもと、原因究明をするということを行っております。  以上でございます。 ◆八代毅利 委員   8月のある日曜日に私の家の近くで道路が陥没しているということで行ったわけなんですよね。そしたら、どなたかが通報して警察が来たということで、警察のほうで中をはかっていたんですよ。見たら確かに物すごい奥深くまで空洞になっているんですよね。私は、その後、用事があったものですから出かけていたんですけども、一応、連絡をいただいて、一旦穴を埋めたということで、道路管理者――要するに、これはたまたま日曜日なんですよ。平日じゃなくて日曜日で、道路管理センターですかね、警察がそこを呼んで穴を埋めたということなんですが、こういう場合というのは、土、日の対応というのはどんな感じになっているんですかね。 ◎下水管理課長   私どものほうに連絡がありましたら、守衛を通じまして、その日担当の担当者もしくは担当係長のほうへ連絡が参ります。単純な下水の詰まりですとかそういった事例でございますと、直接守衛のほうから業者のほうに連絡をとれるような体制をとっております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   実はすぐ埋めちゃっているんですよ。あれを見ると、ただ単に表面が傷んでいてアスファルトをやり直すだけではなくて、中のほうが空洞化してましたので、どうなったのか、その後よくわからなくてあれなので、一度具体的、詳細にいつどこの場所かというのを申し上げますので、それについてちょっとお調べいただきたいと思います。よろしくお願いします。  もう1点だけ質問なんですけど、下水道ビジョンによると、下水道を監視カメラでずっとチェックされているというふうにお聞きしているんですけども、下水道というのは相当な距離があるわけですが、どんな感じでどんなサイクルでやってらっしゃるのか、お聞かせください。 ◎下水管理課長   先ほど永井のほうからもお話ししましたように、長寿命化計画を立てるに当たりまして、渠がどういう状況であるかという調査をしなければいけないということがございまして、平成20年からテレビカメラを用いた管内調査を実施しております。  JR以南につきましては、比較的整備が古い、既に50年以上たったもたくさんある地域でございますので、JR以南からまず順次そういった調査をしてまいりました。JR以南につきましては、ほぼ全て渠の中にカメラを入れて、その老朽化なりを確認した段階でございます。  それから、JR以北――甲子園口北町とかそういったあたりを調査いたしまして、来年度以降は、北部に飛びまして、山口町とかそちらのほうの調査に行くということでございます。重要な路線につきましては、おおむね5年に一度は見なさいということになっておりますので、そういうサイクルになるんですけれども、やはり1,200キロも下水はございますので、全市一巡するのはまだまだ時間がかかるかと考えております。  以上でございます。 ◆八代毅利 委員   わかりました。  先ほどの連携というんですかね、道路補修課と下水道所管課の連携という、そこら辺がやや気になる。穴を埋める人は委託している業者の道路管理センターとかがやっているというのがあって、本当にちゃんと原因がわかっていてできているのかなとやや不安なので、そこら辺はまた具体的な御相談をしますので、ちょっとお調べいただきたいなと思います。  以上です。 ◆岩下彰 委員   鯨池のことと北山ダムのこと。  初めに、北山ダムのほうのあそこの貴重な空き地を私たちは野球でずっと使っていた、大変大切な場所だったんですが、ある年にとられて太陽光発電のパネルがいっぱい並んでしもうて、金もうけを始められたんですね。私は、本会議でいかがなものかというような発言をした記憶があるんですが、あれからどうなってますかね。 ◎施設管理課長   この北山太陽光はあれからどうなっているかということでございますけども、平成26年8月に発電を開始いたしまして、5年以上が経過しております。当初の計画で申しますと、年間の発電量が約55万キロワットアワー、本市の水道事業で申しますと、本市の水道事業で消費する年間電力量の約5%を発電するというふうなものでございました。現状でございますけど、平成30年度は水道事業で消費する年間電力量の約7.6%に相当する68万3,000キロワットアワーを発電いたしまして、年間の売電収入は税抜き2,460万円となっております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   要するに、これは当初の予定どおりですか。予定どおりに推移しているというふうに理解しておっていいですか。 ◎施設管理課長   現在の実績でございますけども、当初予定の約20%以上の増となっており、当初予測よりも発電量が上回っている状況でございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   先ほどおっしゃった2,460万円というのは、それが毎年入ってきてますというふうに理解しておったらいいわけですか。どこを見ても収入に載ってないので、ここを見てくださいというところがあったら教えてください。 ◎財務課長   太陽光発電の収支状況については、こちらの決算書のほうに記載しておりまして、決算書の23ページの、第5、附帯事項の二つ目に、太陽光発電事業の収入及び費用ということで収入と費用という形で記載しております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   これは永久に貸し付けるんですかね。永久でしたか、どうでしたかね。ある程度何年ぐらいというのはありましたかね。 ◎施設管理課長   この事業なんですけども、再生可能エネルギー固定価格買取制度を活用しておりますので、20年間の事業となっております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   もう野球で使えるようなことは考えないほうがいいわけですね。はっきり言うてください。 ◎施設管理課長   固定価格買取制度20年間が終わりましたら、発電をしますので、例えば蓄電池等を設けまして災害時に役に立つような活用とか、そういったことも含めて、20年近くになってきたら検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   7.6%相当ですか、結構大きいんやなと思って、ちょっとびっくりしておるんですけども、本当に多くの市民の方があそこを利用していたわけで、我々も議員野球でずっと練習をあそこでやっていたんですよ。あれがなくなって、議員野球はちょっとこんなふうになってしもうておるんですけども、非常に貴重な場所だったんですけど、そういうことであれば仕方がないかなということで、賛成はしないけども、仕方がないかなということだけ言うておきます。  次に、鯨池のことですが―― 一問一答も何も言わなかったですね。済みません。  鯨池のことで、先ほど坂上委員と草加委員の話でわかったんですけども、私がわからないのは、私はその話をどこかで聞いたことがあるのかなと。宿舎にするとか、どこかで説明があったんですか。それが3月のあれですか、お願いします。 ◎施設管理課長   平成31年3月の建設常任委員会の所管事務報告におきまして、この中で鯨池浄水場の活用計画図等を示しまして、そのあたりを宿舎にするというふうなことを報告させていただいているところでございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   ことしの3月ですか。 ◎施設管理課長   ことしです。 ◆岩下彰 委員   そんなら聞いておらないとおかしいわけやな。  先ほど施設を壊すのに金がかかるからどうのこうのという話があったんだけど、更地にもしなくてそんな施設をつくるわけですか。どういうふうなことですか。 ◎施設管理課長   鯨池浄水場が稼働しておったころに、水質試験所といいまして我々の事務所になっていたところなんですけども、これが平成元年の比較的新しい建物でございます。これの中を一部改修しましてそういう宿舎にするということで、なるべくお金をかけないように、既存の建物を有効利用するという活用でございます。
     以上でございます。 ◆岩下彰 委員   そしたら、災害のときの施設なので、ふだんはそれをオープンにしているとか、あの辺の道路側の大きな空き地だとかそういうのは今のままの形だというふうに思っておったらいいわけですか。 ◎施設管理課長   ふだんの使い方なんですけども、これはこれから検討していくことになっておりますので、浄水場の整備とあわせまして、全体的な活用については考えていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   私らは家が近くなので、その辺の話では、報徳さんが買ってくれるのかなとか、そういう話をずっとしていたので、それはなくなったんだなと。今の話だったら、報徳が買うということは永久にないみたいやね。その辺はどうでしょうか。 ◎水道施設部長   鯨池の利用に関しましては、水道事業として将来の浄水場整備のことの所管事務報告がことしの3月なんですけれども、それ以外にも当然土地が、大体あれは2.3ヘクタールございまして、将来の浄水場用地が大体0.7ヘクタールぐらいですので、まだ余ってまいります。先ほど言いました防災拠点として活用する建物はもちろんあるんですが、それ以外にも土地がございます。そこにつきましても、これは市と一緒に事業をやってます阪神水道企業団ですね、こちらのほうの甲東ポンプ場というのがすぐ近くにあるんですが、これはちょっと遠い将来になるんですけども、例えばそこの更新の代替用地とかも今その中で検討されているところがありますので、そういう意味で、水道として将来必要な用地と、そういう利用も含めて考えていきたいなということは考えております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   阪水とのどうのこうのという話は私も初めて聞いたので、そういう事情があれば仕方がないのかなと思うんですけど、2.3ヘクタールって、結構広いんですね。病院のやつは2.6ヘクタールやからね。あれよりちょっと狭いぐらいの広さというたら、そんなに広かったのかなと思うんだけども、上手に使ってもろうたらいいかなと思ってます。  以上です。 ○よつや薫 副主査   ちょうどおととしに、先ほど青山上下水道事業管理者の御説明の中にありました包括外部監査がありまして、それをもとに二、三というか、具体的に言いますと、先ほどちょっと言われていた、一言だけ触れられていた項目が――どうしましょうか、そんなら三つぐらいと言うておこうかな。一つは、どこの項目を言うたらええんですかね。今お手元にありますかね。措置状況報告書、これは11月に出されてますよね。それに基づいてというか、それで、されているところはされているということでいいんですが、ちょっと確認のために3点ほど順番にお聞きしたいと思うんです。恐らくかわいく三つぐらいですので、簡単にお答えいただいたらいいと思います。  一つは、1ページの――今お手元にありますかね。なかったらあれですね。ちょっと言いますわ。1項目めの報告書の92ページ――これは包括外部監査報告書の92ページで、それに対して講じた措置として、「休止・廃止資産のうち鯨池浄水場については、水道事業において重要な資産に位置付けていることから、その土地については不動産鑑定を行い、減損損失の計上の要否の判断を行います」と。これは、先ほど触れられたことなんですか。私は、この辺がよくわからん、最初2億何がしの数字を言われましたよね。そのことですかね。それをまず確認したいんです。 ○松山かつのり 主査   一問一答ですか。 ○よつや薫 副主査   はい、一問一答で。 ◎財務課長   先ほど決算の概要の説明の際に説明した減損損失の計上ということに関しては、この包括外部監査への対応でございます。 ○よつや薫 副主査   わかりました。  それで一応ここの「この減損損失の要否の結果を平成32年度からの次期財政計画に反映させることで中長期の経営計画の見直しを行ってまいります」というのは、このとおりということでいいんですかね。 ◎財務課長   おっしゃられるとおり、平成32年度までに行うということで、30年度の決算において反映させたということでございます。 ○よつや薫 副主査   わかりました。  そしたら、次にいきます。  報告書で言うと102ページで、措置状況報告書で言うと4ページになるんですけれども、ここで、平成27年度に策定した水道事業ビジョン2016における正規職員154人という数値目標があって、その達成に向けて、費用対効果を勘案しながら、さらにアウトソーシングを推進することによって、水道事業の人件費及び職員数の削減を検討すべきであるという――これは包括外部監査人の意見やったんですけれども、それに対して、30年度当初には、27年度172人であったのが164人に減少いたしました、今後も削減や見直しを行い、人件費の削減に努めますと。これは、上下水道局のほうから講じた措置として言っておられるわけですよね。  ところが、それに対して、全然違う項目では、ちょっと飛ぶんですけれども、措置状況報告書の12ページでは、意見としては「滞留債権の回収については、通知書の送付等市の内規に従った事務手続にのみとどまっており、債権回収に向けた積極的な取組みを行うべきである」という意見があって、それに対して講じた措置は、「債権回収の取組みについては、支払督促等の法的措置による債権回収の方法が考えられますが、特に少額債権の多い上下水道料金に対し、限られた人員、資源の中で、どこまで人員、時間、コストををかけ回収することが有効なのか、常に費用対効果が検討されなければならないと考えております」ということは、この滞留債権回収ということで言うと、人手がやっぱり足りんということだと思うんです。それでいいですか。 ◎業務課長   滞留債権に係る部分の措置状況の回答につきましては、委員の見込みのとおりでございます。 ○よつや薫 副主査   わかりました。ありがとうございます。  そしたら、やっぱり何でもかんでも人員削減という方向に向いていいのかどうかというのは、私は、やっぱり立ちどまって考えはったらいいのかなと思いますね。一方で同じ包括外部監査の中で人員削減のことをうたいながら、こっちは債権回収に人手が足らんということが明らかになっているんやったら、それは、上下水道局としては、やはり当初の数字どおりに削減、一方的な削減を考えなくても、適材適所というか、必要なところには必要な人員をやっぱり配置せないかんということで、それは堂々とおっしゃってもいいのではないかなと思います。ただ単なる削減の方向に向かわなくてもいいのかなと私は思っております。だから、当初の目的の数が百五十何人というのも、それは必ずしも達成できなくても、やるべきことをやらなければならないのには必要な人員があるんだということを言っていただけたらいいかなと思ってます。  その点は以上です。  あとは、先ほどの御意見というか質問にもありましたけれども、水道法の改正があって、コンセッション方式ということの御意見というか御質問がありました。これは、包括外部監査の報告書の中の意見としては、「上下水道局にとって官民連携の最適解を見つける不断の努力をすべきである」という意見がそれなんです。それに対しては、先ほどもほとんどおっしゃっていたと思うんですけれども、本市としては、「官民連携の導入例が非常に少なく、またリスク面の整備等不透明な部分も多いため、今のところ検討するには至っていない」と言ってはるので、これは先ほど答えてはるのでこれ以上聞く必要はないのかもしれませんけれども、水というのは命の問題にかかわってくるので、コンセッション方式に対しては非常に危惧する方が――コンセッションというか、要するに官民連携がですね。要するに民間に一部を任せることについて非常に問題があるということはあちらこちらからも指摘されています。今回の法改正では、コンセッション方式の導入判断や民間企業との契約交渉は自治体任せとなっているということについて――これはまだ西宮市としては全然検討もしてないということなので別にいいわけですけれども、要するに、民間の水メジャーと言われるようなところのほうを相手にすると、自治体が対等にやれずに、手玉にとられるんじゃないかという意見もあるということで、私は非常に問題が多いと思います。これは慎重に、必ずしも行け行けどんどんではなくて、水の問題ですから。それとあと、外国の例で言いますと、もう皆さん御存じやと思いますけれども、フランスなんかは二十数年間で3.5倍に水道料金が値上がりしているとか、これはやり方が違うんでしょうけれども、ヨーロッパを中心に、あと世界33カ国267都市で、水道事業が一旦民営化している分をまた公営化に返しているということがあるという意味で、これはよく御存じだと思いますけれども、それだけぜひ念頭に置いて慎重に――研究するのはいいと思うんですけれども、検討はする必要はないと思います。  以上です。 ○松山かつのり 主査   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、認定第5号の本分科会割り当て分に対する討論並びに採決はこの後一括して行います。  これより認定第5号を除く6件の討論に入ります。  各件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  採決は6回に分けて行います。  まず、認定第1号の採決を行います。  認定第1号は、これを認定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   異議なしと認めます。したがって、認定第1号は認定することに決まりました。  次に、議案第70号の採決を行います。  議案第70号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   異議なしと認めます。したがって、議案第70号は承認することに決まりました。  次に、認定第2号の採決を行います。  認定第2号は、これを認定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   異議なしと認めます。したがって、認定第2号は認定することに決まりました。  次に、議案第71号の採決を行います。  議案第71号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   異議なしと認めます。したがって、議案第71号は承認することに決まりました。  次に、認定第3号の採決を行います。  認定第3号は、これを認定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   異議なしと認めます。したがって、認定第3号は認定することに決まりました。  次に、議案第72号の採決を行います。  議案第72号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   異議なしと認めます。したがって、議案第72号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○松山かつのり 主査   次に、認定第5号平成30年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち本分科会割り当て分を議題とします。  本件に対する質疑は終了しております。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  認定第5号のうち本分科会割り当て分は、これを認定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   異議なしと認めます。したがって、認定第5号のうち本分科会割り当て分は認定することに決まりました。  以上で本分科会割り当て分の審査は全て終了しました。
     分科会のまとめでございますが、改めて思いましたのは、上下水道局、また、都市局、土木局の災害についての御意見が非常に多かったので、その辺を参考にしていただきたいと思っております。きょうは、全て異議なく承認・認定されましたので、よろしくお願いします。  ここで当局の挨拶があります。 ◎副市長   本分科会に付託されました認定第5号平成30年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件等につきまして、慎重審査の上、御協賛賜りまして、まことにありがとうございます。  審査の過程でいただきました要望、御意見等につきましては十分留意し、今後の行政を円滑に執行してまいりたいと考えております。  なお、今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  ありがとうございました。 ○松山かつのり 主査   これをもって決算特別委員会建設分科会を閉会します。  なお、来る10月3日午前10時に本会議場において決算特別委員会全体会を再開します。  御協力ありがとうございました。           (午後4時15分閉会)...