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  1. 西宮市議会 2019-09-27
    令和 元年 9月27日決算特別委員会建設分科会−09月27日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 元年 9月27日決算特別委員会建設分科会−09月27日-01号令和 元年 9月27日決算特別委員会建設分科会              西宮市議会               決算特別委員会建設分科会記録             令和元年(2019年)9月27日(金)                  開 会  午前 9時59分                  散 会  午後 2時33分                  場   号委員会室 ■審査事件  (都市局)   認定第5号 平成30年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計          区画整理清算費特別会計
             公共用地買収事業特別会計 ■出席委員   松山 かつのり (主査)   よつや   薫 (副主査)   岩 下   彰   河 本 圭 司   草 加 智 清   坂 上   明   多 田   裕   八 代 毅 利 ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   野 口 あけみ (委員長) ■傍聴議員   佐 藤 みち子   田 中 あきよ ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)   市長      石 井 登志郎   副市長     北 田 正 広  (都市局)   都市局長    清 水 裕 文   都市総括室長  酒 見 考 治   都市総務課長  高須賀 雅 一   市街地整備課長 中 西   実   JR西宮駅南西地区まちづくり担当課長           原   敬 幸   都市計画部長  豆 成 一 郎   都市計画課長  山 本 和 男   交通計画課長  秋 田 修 治   都市デザイン課長           上 河 潔 史   すまいづくり推進課長           岩 田 宏 之   建築・開発指導部長           吹 田 浩 一   建築調整課長  岩 井 一 郎   開発指導課長  東   勝 之   開発審査課長  樋 口 克 利   建築指導課長  佐 藤 亘一郎   住宅部長    芦 田 隆 仁   住宅調整課長  富 山 裕 康   住宅管理課長  田 村 英 男   住宅入居・家賃課長           瀬 川   健   住宅整備課長  竹 嶋 直 樹           (午前9時59分開会) ○松山かつのり 主査   おはようございます。  ただいまから決算特別委員会建設分科会を開会いたします。  この際、お諮りします。  本分科会の審査日程及び順序につきましては、タブレットに配信のとおりとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  なお、予算・決算特別委員会各分科会におきましては、審査の効率化・合理化を図る観点から、総括課長が口頭で行っていた説明は配付資料に記載すること、必要な事項があれば局長の概要説明で補足すること、以上のように議会運営委員会において確認されておりますので、御承知おきください。  ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるように心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、主査にて議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  これより審査日程に従い審査に入ります。  まず、認定第5号平成30年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち都市局分を議題とします。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いいたします。  また、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  まず、決算概要について説明があります。 ◎都市局長   平成30年度一般会計・特別会計決算につきまして、都市局所管分の決算状況を御説明いたします。  なお、説明には、事前にお配りしておりますA4横の資料を使用させていただきます。  また、決算額は円単位ですが、少額のものを除き、1万円未満を切り捨てて御説明させていただきます。  都市局の決算は、一般会計、区画整理清算費特別会計公共用地買収事業特別会計の3会計でございます。  まず最初に、一般会計の歳出から御説明いたします。  配付資料の9ページをお開きください。  ページ一番下の合計欄ですが、歳出総額は、予算現額52億7,905万円に対し、決算額44億6,785万円、次年度への繰り越しは3億2,925万円で、予算残額4億8,194万円、執行率は90.3%となっております。 ○松山かつのり 主査   局長、済みません。  ここで決算特別委員長の挨拶があります。 ◆野口あけみ 委員長   おはようございます。  決算特別委員会建設分科会の開会に際し、私からお願いを兼ねまして一言御挨拶を申し上げます。  委員の皆様には、連日の本会議と常任委員会に続いての会議で、大変お疲れのことと思います。本日から審査をお願いしております平成30年度の決算認定につきまして、さらに精力的に御審査賜りまして、適切なる結論を得ていただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、簡単ではございますが、開会の御挨拶とさせていただきます。  よろしくお願いいたします。 ○松山かつのり 主査   続いて、市長の挨拶があります。 ◎市長   おはようございます。  決算特別委員会建設分科会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  先般、本市職員が有印私文書偽造の容疑で逮捕、起訴されるという事案が発生し、市政への信頼を著しく失墜させましたことにつきまして、改めて深くおわび申し上げます。  市といたしましては、事案の全容が確定した段階において、関係職員の処分とともに、しかるべき措置を厳正かつ適切に講じてまいりたいと考えております。今後、事務処理の見直しや職員の意識改革などを行い、再発防止に向けて組織一丸となって取り組んでまいりますので、何とぞよろしくお願いいたします。  さて、本会議、常任委員会に引き続き、本日より平成30年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算ほかの審査をお願いいたします。連日にわたりお疲れのことと存じますが、当分科会に付託されております所管科目につきまして、何とぞ慎重御審査の上、御承認賜りますようお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○松山かつのり 主査 
     では、清水局長、よろしくお願いします。 ◎都市局長   少し前に戻ったところから説明させていただきます。  まず最初に、一般会計の歳出から御説明いたします。  配付資料9ページをお開きください。  ページ一番下の合計欄ですが、歳出総額は、予算現額52億7,905万円に対し、決算額44億6,785万円、次年度への繰り越しは3億2,925万円で、予算残額4億8,194万円、執行率は90.3%となっております。また、前年度決算との比較では、2億4,934万円、5.3%の減となっております。  増減理由などにつきましては、資料の7から9ページに記載しておりますが、主なものといたしましては、8ページの上から3行目、甲子園駅改善等整備事業費(繰越明許)では、事業の進捗により1億9,896万円の増、5行下の宅地耐震化整備事業費(繰越明許)では、花の峯地区のり面耐震補強工事の実施により1億4,114万円の皆増、9ページの上から5行目、市営住宅等管理経費では、住宅管理に係る指定管理者の変更による委託料の減や、UR借り上げ住宅の返還が進捗したことによる使用料の減など、全体で4億1,639万円の減、4行下の市営住宅整備事業費では、甲子園春風町住宅第2期建替事業の進捗などにより4億6,022万円の増、2行下の市営住宅等改修事業費では、耐震改修工事外壁改修工事の進捗などにより3億9,944万円の減などとなっております。  なお、平成31年度予算への主な予算繰越額ですが、7ページ下から4行目、樋ノ口土地区画整理事業費では、区域内の測量に不測の期間を要したことなどにより事業費の全額8,200万円を次年度へ繰り越し、8ページ上から2行目、甲子園駅改善等整備事業費では、既存建築物移転補償等が遅延したことにより予定していた工程の年度内完了が困難となったことから、事業費の一部1億4,267万円を次年度へ繰り越し、9ページ下から4行目、市営住宅整備事業費では、甲子園春風町住宅第2期建替事業において、台風などの影響により予定していた工程の年度内完了が困難となったことから、事業費の一部9,874万円を次年度へ繰り越しなどとなっております。  次に、一般会計の歳入についてです。  資料の6ページをお開きください。  ページ一番下の合計欄ですが、歳入総額は、予算現額33億5,981万円に対し、調定額33億9,802万円、収入済額は32億704万円となっております。また、不納欠損額は、市営住宅等家賃収入など合わせて2,651万円となっており、調定額に対する収納率は95.1%となっております。また、前年度決算との比較では、11億6,617万円、26.7%の減となっております。  増減理由などにつきましては、資料の1から6ページに記載しておりますが、主なものといたしましては、2ページの下から5行目、社会資本整備総合交付金地域住宅計画事業費)(繰越明許)では、田近野町住宅3号棟ほかの外壁改修工事が完了したことにより1億1,531万円の皆減、その下の行、社会資本整備総合交付金(住宅防災・安全整備計画事業費)では、上ケ原七番町住宅5・6号棟耐震改修工事の完了などにより2億6,988万円の減、その2行下、地域居住機能再生推進事業補助金では、甲子園春風町住宅第2期建替事業の進捗などにより1億8,640万円の増、4ページの下から6行目、兵庫県道路公社貸付元金は、西宮北有料道路の無料化に伴う貸付金の償還が平成29年度完了したことにより12億1,500万円の皆減などとなっております。  次に、特別会計についてです。  資料の10ページをお開きください。  区画整理清算費特別会計は、土地区画整理事業における清算金とその事務費を処理するものです。決算額は、歳入、歳出ともに8万4,854円で、清算金徴収の進捗により前年度に比べ30万1,936円、78.1%の減となっております。なお、平成30年度で清算金の徴収が完了したことにより、本事業は終了いたしました。  次に、資料の11ページをご覧ください。  公共用地買収事業特別会計は、区画整理事業道路整備事業などによる事業用地の取得・売却や用地の維持管理に係る費用で、決算額は、歳入が313万円、歳出が267万円となっております。  また、歳出の前年度比較ですが、道路用地買収事業費では、武庫川広田線事業残地の買収を開始したことにより235万円の皆増、市街地整備用地買収事業費では、用地払い下げによる土地売り払い収入が無かったことなどにより1,840万円の減となっております。  最後に、資料の12ページをお開きください。  12ページから最後の30ページまでは、歳出の予算事業単位での決算状況でございます。表の左上には決算書の該当ページ番号を記載しております。  下の表につきましては、左側より、予算事業名と主管課名、次に予算現額と支出済額を、次に節名と各節の支出済額を、右端の説明欄には各事業の概要と主な執行内容を記載しております。また、平成31年度への繰越事業がある場合には、繰越事業費を記載しております。  以上が都市局の平成30年度決算状況でございます。  御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○松山かつのり 主査   決算概要の説明は終わりました。  なお、当局の詳細説明は配付資料にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  質疑は、一般会計、特別会計一括で行います。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆坂上明 委員   説明がなくなったから早くなりましたね。  都市局は専門的なことばっかりなので、全く初歩的な質問になるんですけれども、何とぞよろしくお願いを申し上げます。  簡単に簡潔に、例えば事務事業評価で言いますと、30ページの甲東瓦木地区・武庫川新駅関係事務、36ページの交通計画等関係事務、それと、ちょっと関連する――関連じゃないんですけども、開発の関係のことをお聞きしたいので、54ページの開発指導、この辺のところの3点お聞きしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  まず、武庫川新駅のことなんですけれど、一般質問なんかでもこの前の質問で11回目をやらせていただいたんですけれども、31ページの「評価結果から明らかになった課題事項など」というところに、「新駅、高架事業、周辺整備事業がバラバラで動いている」、こういう書き方なんです。この書き方がどういう意味で書いてらっしゃるのかわからないんだけども、確かに所管が違うというのはそうなんですよね。新駅は交通計画課、高架事業は都市計画課周辺整備事業というのは市街地整備課ということで、所管が違うというのはわかるんですけども、僕が質問させていただいてからでも少なくとも12年たっているんだけれども、今の時点で「バラバラで動いている」という表現をされているんですけれども、これはどういうことなんですかね。  それで、最終的に「令和2年度以降で対応する予定のもの」として、「3事業の優先順位」――この3事業というのは、恐らく今言いました新駅と高架事業と周辺整備事業、この三つのことだと思うんですけれども、これの「優先順位、必要性の検討」というのも書いてらっしゃるんですけど、あわせて御説明いただけますか。 ○松山かつのり 主査   一問一答でいいですか。 ◆坂上明 委員   はい、一問一答で。 ◎交通計画課長   先ほどの「バラバラで」ということの御質問に対して、今現在、4者検討会以外でも、庁内で調整を行っております。委員御指摘のとおり、都市計画課市街地整備課、そして交通計画課で調整させていただいております。当然、所管それぞれ、市に関連する事業として、市街地整備課では武庫川新駅周辺整備事業、これは都市計画道路であるとか、駅周辺の区画道路の整備事業でございます。都市計画課が所管する阪急神戸線連続立体交差事業、これは、いわゆる高架事業となってございます。あと、交通計画課は、駅の設置について担当して、整備事業を今進めさせていただいております。この三つは、所管が違いますので、当然それぞれで計画を今調整中なんですけれども、やはり最終的には事業全体を円滑に推進していくために、昨年から、各事業の整備内容とスケジュールについて整合性をとっている状態です。そして、整備を行って、実際に事業が動き始めてから滞りのないように、支障のないように進めさせていただきたいというふうに考えております。また、交通計画課が所管しております事業に関しましては、今、駅開業時に最小限必要な駅施設についても検討を行っているところでございます。  以上、そういう庁内調整を通して駅事業の全体的な整合性を図っている状況でございます。  3事業の優先ですね。当然、3事業それぞればらばらで、先ほど説明させていただきましたが、優先性というんですか、工事の中身というのは、当然それぞれに、道路事業であったり、駅前整備であったり、あるんですけれども、勝手ばらばらに動きますと、先ほど申しました、やはり事業全体にそごが生じる。そごが生じないように、各事業の内容について優先順位を決めて段階的に整備を行っていこうということで今調整を行わせていただいております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  「バラバラで動いている」という表現をこの事務事業評価に書くのもちょっと考えものやなと。表現を変えたほうがええと思いますよ。ばらばらで動いているから、ばらばらで動かないように整合性を保つということを今とりあえず御説明いただいたんだから、その優先順位であるとか必要性の検討ということを書いていただくことは当然それでいいと思うんだけど、「バラバラ」というのはね。もうちょっと別の言葉はなかったのかな、そのように思いますね。これは気をつけていただきたいと思います。  御説明いただきまして、ありがとうございます。いずれにしても、縦割り行政の弊害のようなことについてみずからが御説明したような感じになっていると思うんですけれども、今後、何度も言うたように、行政方針に示されてからとか、あるいは陳情が採択されてから、既にとんでもない時間がかかっているということで、今言うたように、兵庫県、そして尼崎市、西宮市、それと阪急さん、こういうところで4者協議としてどんどん、どんどんやられている。そして、この前の阪神南のあれのときにもそういうふうな話も出ているということなんですけれど、いずれにしても、西宮市から発案した――これはキャスチングボードを西宮は持っておるんですよ。市長の公約にもしっかりと書かれている。僕は、一般質問でも言いましたけれども、時間がないからあそこではなかなか言えませんけども、もうけじめをつけなあかんのと違いますか。こんなごちゃごちゃしているんやったら、例えば阪急自体からこんなもんやめときましょうなと言われたらどうしようもなくなることなので、これはどうですかね。 ◎交通計画課長   交通計画課といたしましても、新駅は、市内の公共交通ネットワークの充実というんですか、公共交通ネットワークというのは、当然網の目が細かいほうが利便性が高いので、やはり武庫川新駅は、ポジションというんですか、位置的にも非常に重要というんですか、当然周辺まちづくりにも不可欠な施設というふうに感じておりますので、ぜひとも実現をしたいというふうに考えております。  ただ、先ほど御指摘されましたが、そもそも橋上駅が前提となっておりますので、尼崎市との協力関係というのが欠かせないというふうに考えてございます。なお、どうしても時間がかかってはおりますが、今後も粘り強く協議を進めていきたいというふうに考えてございます。  よろしくお願いいたします。 ◆坂上明 委員   わかりました。  公的な会議でも、尼崎の市長が、うちは反対しているわけではないというふうにおっしゃった。もともと尼崎がこの駅に対して前向きじゃなかったというのは、市バスの影響やったんですよね。その市バスの問題が関係なくなったということになったら、最初に言っていた言いわけはもう通じないわけですよ。だから、西宮がしっかりと今後の計画をつくって――言うたって、去年、おととしにつくったような問題じゃないんですよ。今おっしゃったけれども、駅が決定してから駅設置までおおむね10年かかると言われているんですから、駅を決めてから都市計画を始めても十分いけるんじゃないですか。僕は素人なので、その辺の時間の経過というのはわからないんですけれども、やるかやらんかも含めて、早く決断しなきゃいけないんじゃないですか。やりたいんだというのは皆さんそうでしょう。やりたいんだけれども、十何年ずうっとこうやって言っておるようなものじゃないと思うんだけどもね。この辺どうなんでしょうか。僕は、それこそ都市計画のこういうのは専門家でも何でもないのでわからないんだけれども、一般的にこういう計画というのはそんなに時間がかかるものなんですかね。副市長、どうなんですかね。ずっとやってらっしゃった中で、これはどうなんですか。 ◎副市長   今、少し技術的なお話も含めてお尋ねいただきましたので、お答えさせていただきたいと思いますが、何をもって決めるかという話がまずあると思います。法的に言いますと、当然、事業としていろんな手続がございますので、その手続の中で駅をつくっていくんだという、そういう事業の決め方をする。あるいは、先ほど課長が申し上げましたみたいに、川の上につくる駅でございまして、当然、河川の占用許可等、いわゆる法的な設置に対してのいろいろな基準をクリアしていかないといかん、それを決めていくという決め方がございますが、やはりそれにも増して先んじて必要なのは、尼崎市を含めた両市でつくろうという意思決定、これを決めるということになろうかと思います。もちろん手続は、一部は同時並行的に、一部は先行してできるものがあるかもしれませんけれども、少なくとも尼崎市に、基本的にこれを2市で一緒にやっていきましょう、こういう意思決定をいただくのが一番先決かと思います。これがなかなかこれまでの間、合意形成ができていないというのが実情でございますが、石井市長誕生以降、市長も非常に積極的に尼崎市に働きかけていこうということで、先般、本会議でも答弁させていただきましたように、懇談会を設けて課題を一つ二つ挙げる中で、まず第一にこの武庫川新駅を挙げて協議を進めていくというふうなことを進めておりますので、そういう意味では、これからも積極的に尼崎市に働きかけて、まず基本的な合意をいただくというところから進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   僕が初当選させていただいたときからずっとこの件でやっていただいていたので、よろしくお願いします。  でも、ことしだめやったら来年と。つまり、ずうっと尼崎市、尼崎市と――例えばきょうだめやったことがあしたどうなるのかとか、例えば、2年前はこうだった、1年前はこうだった、ことしはこうだ、来年はこうだというような、とにかくこれは、政治的判断というものが非常に大事なところだと思うんですよね。最後は政治的判断だけでしょう。今は多分、その域にまで達していると思うんですよね。それは市長の手腕にかかることだと思うんですけど、とにかく、するかせんかも含めて、早く決めましょうや。せえへんのやったらもうやめて、ぐじゃぐじゃぐじゃ言うて、言うたって地元の人たちも、ずっとつくりたいと言っていた人たちも、少なくともあれから十四、五年たっているんですから、もちろん高齢化は非常に気になるところですし、正直、熱していたものがどんどん、どんどん冷めてきているというのが現実だと思います。これはもう無理だよなというようなことを言っている方もいらっしゃいます。でも、一縷の望みや、せめて自分たちが元気な間に駅を決めてほしい、その後10年かかろうが、あとは後の人にやってもらったらいいけれども、とにかく決定したいということが常々おっしゃっていることなのでね。僕にとっても、去年、おとどしの問題じゃない、何年もずっとされておる懸案事項なので、しっかりとした計画を立てて、いずれにしても、必ず早期に――早期実現、早期実現とずうっとおっしゃっていただいて12年たっておるんですから、もう早期実現は結構です。前も言いましたね。だから、とにかくはっきりと、いついつに決めるということをして、それで今回、政治的判断というものをよろしくお願いします。これは心よりお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず1点目は以上です。  次に、36ページにある交通計画というところなんですけれども、きょうは概要版しか持ってきてないんだけれども、西宮市の総合交通戦略、平成28年9月のもの、これは実際問題、200ページほどあったのかな。すごい調べているんですよね。調べているんだけれども、これを実際に手をつけていくというのになかなか時間がかかっているのかなと思うんです。秋田課長にも御説明いただいたんですけれども、概要版で言いますと何ページになるのかな。概要版だからええのか。ページ数はないんかな。目標年次として、このときが平成28年ですが、20年後の平成47年としますということを書いてらっしゃる。これは令和17年でしょうね。計画期間、施策着手期間として10年間、前期を前の5年、後期を後の5年ということを書いているんだけれども、平成47年、つまり令和17年というような目標年次であるとか、こういうことを書いてらっしゃるんですけれども、今も言いましたように、すごく詳細なデータをもとにこれをつくってらっしゃるということになったら、簡単に考えたら、今後、明らかに高齢化していく、そして少子化していく、そして、人口減少もいずれはやってくるというふうな、明らかにデータはもうできておるわけじゃないですか。そして、ここで言う、ここの施策研究テーマにもなってますけれども、明らかに交通弱者というのは高齢者であり、そして、交通不便地域というのは明らかに公共交通機関が少ないところというのがわかっている中で、これだけの長い時間をかけて、これだけのデータを集めながら、そして、必ず人口も予測される、そういう中で、もっと迅速に――鉄道の駅というのはなかなかできないんだから、バス路線をしっかりと拡充していくということが明確に見えておると僕は思うんです。まずは発生トリップをふやす。それから、高齢化する老人たちも、出かける回数がふえるということは元気になっていく。公共交通を充実することがまず第一の目標、それだけに絞ってもいいと思うんですよね、いろいろなことを書いてらっしゃるんですけれども。これをもっと早い、例えばあしたでも、バス路線をこうしようとか、あるいはコミュニティーバスをこうしようとかいうような計画がどんどんできていくことだと思うんです。今後の計画は、20年後の平成47年が目標年次であるとかいうふうに書いてらっしゃる。それで、評価の見直しが平成32年、つまり来年度に見直しというようなことも書いてらっしゃる。バス路線を充実させる、コミュニティーバスを何とかつくろうじゃないかという、僕は目的が明確にあらわれておると思うんですけども、この辺、即座に手をつけるというようなことを考えることはできないんですかね、どうなんですか。 ◎交通計画課長   まず、平成28年9月に総合交通戦略を作成させていただきまして、これは、20年後の将来都市像を目標として、その実現に向けて今後10年――今は10年のうちなんですけど、来年で5年目なんですが、取り組みをそうやって定めた計画なんです。つくった時期が平成28年なので、その20年後に当たりますので、平成47年の将来都市像を設定して、その実現に向けての取り組みを整理させていただいたということになっております。  当然、今その10年間になりますので、各種取り組みですね、先ほどおっしゃっていただいたコミュニティー交通の導入であるとか路線バスの充実、あと、道路整備であるとか、駅の交通結節点の強化なんかも、今、歩みは遅いですけれども、地味に進めさせていただいていると。  ただ、どの取り組みも、どうしても時間がかかってしまうといいますか、実際にできたとしても、その効果があらわれるにはそれなりにまた時間がかかってしまうというのは御指摘のとおりです。  バスに関しても、今、バス事業者であったり、あるいは公共交通不便地域に入っている地域の方とコミュニティーバスの調整なんかをさせていただいておりますけれども、どうしても道路事情であるとか駅の状況、そういった施設なんかの影響もありまして、具体的に成果が出てまいるのは時間がどうしてもかかってしまうというような面もございます。  ただ、交通計画課としては、できるだけ市民の皆様に交通利便性の向上を実感していただけるように頑張ってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆坂上明 委員   おっしゃったとおりなんです。趣旨としては、ここにも書いておるけれども、つまり、市民の日常生活に必要な生活サービスの施設や、鉄道、バスなどの公共交通の利便性、これは地域によって差がある、これをできるだけ利便性を高めようというのが最大の狙いじゃないですか。もう明確にわかっておるわけですよ。これだけのデータを――概要版でもこれだけのことを書いてらっしゃるんですから、明確に目的の一番はこれだということもわかっている、これだけのデータを集めている、しかし、一応目標年次としてはあと10年後や――そのときからやったら20年後だというふうなことの、その年次設定というものがちょっとおかしいんと違うかな。今の時点でもすごく利便性に欠けている地域があるということはわかっている、今からどんどん、どんどん高齢化することが明らかになっているという段階で、今の人たちをどうやって便利にしてやるかということを考えたら、1日も早く路線バスを充実するであるとか、コミュニティーバスをつくろうやないかというふうなことというのは、誰に相談するまでもなく、わかっていることやと思うんですよ。それを、何でそこまでの時間をかけて成果を見ようやないかとか、そんなことを言うんですか。早くつけてやったらええんと違うの。これはどうですか。僕の単純な思い。 ◎交通計画課長   坂上委員がおっしゃられる気持ちは、私も当然持っております。先ほどの繰り返しになりますけれども、ただ、どうしても交通関係は、いろんな形で、関係者の皆様であったり、地域の皆様との調整事ですね、あと、交通というのはどうしても手段ですね、バスとかタクシーとかそういうところ――鉄道も含めてなんですが、手段のほうに目が行きがちなんですけれども、一番大きいのはやっぱり道路事情なんかに左右されまして、道路事情といいますのは時間がかかってしまうようなところがあります。なので、当然私どもは、早く実現して、皆様の交通利便性の向上に向けて努めてはおるんですけども、結果的に時間がかかってしまうというようなところもございます。なので、なかなかそれを理解してくださいというわけにはいきませんけれども、何とか平成47年ではなくて、できるだけ早い段階で実感していただけるように頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆坂上明 委員   御存じのとおり、ここの委員会の施策研究テーマがまさにこれなんですよね。恐らくこの年度末には報告書として委員長のほうから当局に御提出されると思うんですけれども、恐らくそこには必ず――わかりませんよ。いろいろな意見が先生方から出されると思うんですけれども、一刻も早く利便性を高めるということが最終的な目標だというのは誰もが明らかな中で、そういうふうな報告書が出る。そして、1日も早くやろうじゃないかということになったら、ほかのことをいろいろ考える以上に、このことをまず――今、交通のこともおっしゃったけど、バス路線のこと、道路のこともおっしゃったけれども、例えば今まで1本も走ってなかったところにバスが1本、2本走ったからというて交通の妨げになるとは、僕はどう考えても思わないんだけれども、どこが不便であるとか、どこに行けば住民の人たちが喜ぶであるとか、その辺のところというのは、担当の方は皆さんも多分おわかりやと思うんですよね。それを一刻も早く実現させようと言うたって、今から17年後というのは、失礼ながら、僕らも含めて、ここにいらっしゃる方々が何人この事業に携わってらっしゃるかというのはね。そうじゃないですか。自分たちが今担当者としているときに、汗をかいてこれをやってしまおうじゃないかという気持ちでやられることは、僕は大事やと思うんやけどな。秋田課長、どうですか。 ◎交通計画課長   はい、そのつもりで取り組んでおります。どうしても同じ話の繰り返しになりまして、言いわけにしか聞こえないかもしれないんですけれども、例えば具体的にバス事業者に関しましては、皆さんも御存じかもしれないんですけれども、運転手不足というような問題もありまして、なかなか単純に新しい路線の設定であるとか増便というのは難しいような状態――仮に市が補助金を積んでもなかなか難しいような状況もありまして、そういう社会的な要因なんかも関係しますので、皆さんもここにバスが走ればいいんだということは感じておられるというんですか、それは当然役所のほうも感じておるんですけれども、すんなりいかない部分もあります。ただ、やはり皆さんがそう思われているということは何とか市としても実現したいというふうに努力はさせていただいておりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。 ◆坂上明 委員   コミュニティーバスの有名なところというのは、自分たちが当選して間もないときに武蔵野市のほうに視察に行かせていただきました。これは会派で視察に行ったんです。今は女性市長になってらっしゃるのかな。当時は土屋正忠という市長が、お年寄りの女の人の1通の手紙で、よし、これをやろうと思ったらしいんですよね。目安箱に1通入っていた、とにかく交通不便なので、何とか病院に行くようなことでも便利にしてもらえませんかと。たまたま武蔵野市というのは、電車であるとかバスであるとか、あと、公共の例えば病院であるとかスーパーであるとかというのは非常に小さな範囲の中で、コミュニティーバスを走らすということもたまたま便利だった、コミュニティーバスを走らすにしてもよかったというような地形でもあったらしいんですけれどもね。  何が言いたいかというと、1通の手紙によって、よし、これをやろうということで市長がやり始めたということで、本当に何百メートル先にバス停がとんとん、とんとんできていったりというようなことで、自分たちは、そのバスにも乗らせていただきましたけれども、すばらしい実行力だと思うんですよね。  これは、今問題になっておるんやから、今に解決しなければいけないことですよ。長期的なことじゃなく、これは今瞬時に解決すべき問題でもあると思うんですよ。その辺を念頭に置いて今後進めてくださいよ。令和17年なんてとんでもないですわ。令和7年でも遅いぐらいやと思う。それを考えてこの交通計画というのを――年度末には必ず報告書がこの委員会から出されるんですから、しっかりとこれは重いものだと思っていただいて、ぜひ参考にしていただきたい、このように思いますので、よろしくお願いいたします。  これは以上です。  最後、三つ目なんですけど、今、開発という言い方をしたんですけれども、今、第二庁舎――第二庁舎の所管から言うたら都市局ではないんですが、第二庁舎のほうを今やっている中で、宮水の関係で、先般、ある酒造メーカーから、宮水はどうなるねん、影響はどうなんだというようなことの話があって、説明を担当者がされたという、その辺のところというのはこちらの局のほうで御存じなんですかね。特にこれは当然開発なんですけれども。 ◎開発指導課長   今の第二庁舎に関する宮水への影響についての情報なんですが、宮水については、今現在、宮水条例に基づいて都市ブランド発信課のほうから協議に応じるように向こうに伝えるという形をしているものですから、我々のところに具体的な情報というものは入ってきておりません。  以上です。 ◆坂上明 委員   つまり、宮水保全条例というのは平成30年やね。30年4月からですから、間もなく1年半というところなのかな。だから、条例ができてからまだすごく日が浅いんですけれども、つまり、宮水を守るということと開発事業をうまく事を運ばせていくというのが宮水保全条例の最大の狙いやと思うんですよね。だから、条例ができた限りは、今後、開発のときにはいろいろなとこの関係も出てくるんじゃないかと。範囲が、阪急より下、そして夙川と名神のところまでが一応範囲ということになったら、かなり広い範囲で、そして、この宮水というのは非常に浅いんですよね。大体地下3メートルから5メートルぐらいのところで宮水が発生するというので、水脈もいろいろ、いろいろ、まあ言うたら毛細血管のように散らばっているんだというようなこともお聞きしているんですね。そう思ったら、どこでも開発をやるところというたら、少なくとも3メートルから5メートルというたら、ちょっとしたものを建てようと思ったら下を掘っていくわけじゃないですか。今後いろいろな問題がこれに影響して出てくることも十分想定されると思うんですよね。  公共工事でも、今後、例えばアミティホールの建てかえがあり、もっと言ったら市場のところの再開発なんて目の前にできておるわけ。統合病院ができるというようなことなんかも含めて、全てそれは宮水の関係のところ。本庁周辺の整備事業ということも含めたら、公共事業にもどんどん、どんどんこれが影響してくるわけですよね。この対策というのは非常に大事だと思うんですよね。  宮水をとにかく守らないといけない。小さな酒蔵になればなるほど、宮水にすごく依存しているところが多いらしくて、大手の例えば大関さんであるとか白鶴であるとかというのは、宮水を使っているのは全体の1割から2割ぐらいで、しかし、小さい酒蔵は半分以上を宮水に依存しているというような実態があったら、宮水に関係したら酒造業者というのはすごいダメージを受けるわけですよね。条例ができてから1年半ほどになっているんですけれども、今後もそういうことが十分予測されると思うんですけれども、開発の御担当の方々というのはこの辺を絶対に避けて通れないと思うんですけれども、これは難しい問題やと思うんですね。その辺の危機管理というのか、何かあったときにどうしようかというようなことというのは、ちゃんと対策というかマニュアルみたいなのをつくってらっしゃるんですか。 ◎開発指導課長   宮水条例ができる前についても、宮水の影響範囲――今言われた制限地区ですね、開発の手続の中で開発する案件が我々のところに届け出があった場合には、灘五郷酒造組合のほうと宮水に対する対応策等について協議をするようにという指導までの開発指導ですね。条例の中に宮水について何か書いてあるかと言われると、開発条例の中に宮水を突起したような形で書いているものではないんですけども、市としては、宮水学園とか、いろいろ宮水については保全するという意識の中で、開発の中で灘五郷酒造組合のほうと宮水を守っていけるようにということで、そういう思いの中で指導してまいりました。それで、平成30年度に宮水保全条例ということで新たに条例をつくって、そこが窓口となって、何をしているかと言われると、結局、灘五郷酒造組合さんのほうへ協議に行っていただいて、その上で、灘五郷酒造組合さんとの十分な協議のもとに対策工事をしていただくということの窓口的業務を市がやっているということです。具体的に市が、守るためにこういう対策が必要であるとか、こういう工事をしてほしいとかいう具体的な指導までは、突っ込んだ内容での指導まではこれまでもしてきておりませんでしたので、委員が言われているそういう危機的なことが起こったときに市はどうするのか的なことまで突っ込んだ中身で指導していっているというものではございません。  以上です。 ◆坂上明 委員   おっしゃることもわかるんですけれども、条例をつくったじゃないですか。条例をつくったんだから、条例にのっとっての――それを全てクリアすると、もちろん開発を許可する、認可するのは当然のことだと思います。でも、そこで言う、今言った酒造組合のほうの、西宮だったら何と言うのかな。宮水保存調査会というのがあるんですよね。神戸のほうでは水資源委員会というのかな、こういうのがある中で、当然そこと相談していくことだと思うんですね。今おっしゃったように、そこでの窓口というか、相談のまず一番というのはやっぱり行政だと思うんですよね。こないして条例もつくっておる。公共工事がどんどん今からふえてくるような時期なので、この辺はしっかりと――かといって、完全に工事を中止するわけにもいかないと思います。でも、3メートルから5メートルというて、それで、毛細血管のようにそれだけいろいろなところから水脈というのがわからんぐらい多量やということになったら、恐らくどこかに影響してくると思うんですけれども、影響したときにどうするんだということは、やっぱり専門家としっかりと相談しながら、市の責任というのはあると思うし、公共工事なんかでもまるっきり市の責任のようなことになってしまうこともあると思うんですよね。今後この辺を一度御検討いただきたい、このように思います。話がもし進展するようなことがあったら、ぜひお教えいただきたいと思うんですね。  例えば、この前の第二庁舎の希望というたら、本庁舎と地下通路で渡り合うという、それを上にでけへんのか、これ以上まだ下を掘るのかというふうなことを酒造会社のほうが言うたらしいんです。これ以上影響させんといて、うちらは小さな蔵やからすごい影響なんですわと。実際にどこまでの影響かは知りませんよ。その人たちが言うには、そのようなことをおっしゃったらしいんですよ。地下でなくて上につけてくれと言うようなぐらい、やはり酒造会社にしたら生命線やと思いますので、そのための条例であって、開発とうまくやろうというための保全条例やと思いますので、その辺をもう一度吟味してください。よろしくお願いします。  以上です。 ◆多田裕 委員   一問一答で大きく4項目で質問させていただきます。一つ目が都市計画、二つ目が交通計画、三つ目が都市景観とまちづくり支援事業について、これを合わせて、4点目が市営住宅について、それぞれ順番にお聞きしていけたらと思います。  1点目が都市計画についてで、事務事業としては土木局のところになるんですけども、阪神本線の連続立体交差事業が完成したということで、次はぜひ阪急沿線を進めていっていただけたらと思うんですが、西宮市道路整備プログラムで事業検討路線に上がっている阪急電鉄神戸線連続立体交差事業、こちらの内容をお聞きしたいと思います。
     以上です。 ◎都市計画課長   御質問の阪急電鉄神戸本線の連続立体交差事業についてですが、市では、西宮北口駅から武庫川までの約1.2キロメートルの間の立体交差化の検討を行っております。この地区は、阪急電鉄神戸本線によって、道路ネットワークが遮断されていることや、踏切による交通安全性、地域分断などの課題がございます。そのため、鉄道の高架化により、これらの課題の解消に加え、先ほどの坂上委員の御質問にも関連しますけれど、現在計画しております阪急武庫川新駅や、甲東瓦木地区内の面的整備や道路整備と連携することにより、地域の活性化やバス路線の充実による交通不便地域の解消などにも大きく効果があるものと考えております。  現在、実施時期のめどまでには至っておりませんが、事業化に向け調査や検討を進めているところでございます。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  坂上委員もおっしゃっていたように、まずは武庫川新駅ありきの話になっているのかなとも思うんですけども、尼崎市との合意形成がなかなか進んでないということもあるかと思うんですが、ぜひ事業化に向けて積極的に取り組んでいっていただけたらなと思います。  あと、要望として、たびたび一般質問でも取り上げられてきているんですけれども、県道82号線と北夙川通りの交差点と、そこの付近の阪急甲陽線踏切の安全対策も、プログラムに西第814号線道路改良事業として上げられてまして、そちらは令和5年までに完成という事業期間が示されてますので、こちらもそろそろ本格的に動き出していただいたらなというふうに考えております。  この点に関しては以上です。  次に、交通計画に関して。  こちらも、坂上委員が取り上げられていたんですが、主にバスの利用についてあと2点ほどお聞きしたいんですけども、ちょっと違った切り口で、私からは、バス利用の促進についてということで、「バス事業者等と運行に関する協議を計10回開催し」とありますけども、そこで挙がった課題と、あとはどういった対策をとっていかれるかということについてお聞きしたい。  あとは、バス乗車数の目標値というので、施策評価のほうで1日5万人という数字が64ページに上がっているんですけども、その数字の根拠とこれからの見通しというものについてもお聞きしたいと思います。  あとは、バス交通利用促進チラシというのが決算資料の17ページに出ておるんですけども、こちらが、事務事業評価で言うと、市内定住者に公共交通の情報を提供するというふうになって、そこで利用されているというお話だったんですけども、どういった内容のものを配られているのかというのと、あとは、配布枚数も、もしわかれば教えていただきたいのと、「公共交通の利用促進を図るため」とあるので、効果検証みたいなものはされているのか。とりあえず以上をお聞きしたいなと思います。 ◎交通計画課長   まず、1点目のバス事業者との協議について、課題と対策ということで、昨年度、バス事業者と、勉強会を4回、個別協議を6回、計10回行わせていただきました。バス事業者とは当然情報共有をしてますが、そのほかに、主に先ほどおっしゃられました利用促進策について協議を進めてございます。特に促進策の中では、広報・周知であるとか、バス停ですね、バスの待合環境の改善、あとはバスのバリアフリー化などについて協議を行って、課題と対策について話し合いをさせていただいてございます。  具体的には、広報・周知につきましては、例えば市政ニュースへのバス情報の掲載であったり、平成28年度からは「阪神地域えきバスまっぷ。」の配布を拡大させていただいてますし、あと、昨年度11月からは、転入者への公共交通情報提供――先ほどチラシとおっしゃっていただいたんですが、その配布を開始させていただいております。  バスの待合環境につきましては、これは平成28年から29年にかけて、路線バスの位置であるとか遅延情報を確認できるバスロケーションシステムを協議の上で整備させていただきました。あと、バス停への上屋あるいはベンチの設置に向けて、市の補助の拡充であったり、整備の目安となる計画の作成につきましても、バス事業者と協議の上で実施させていただいております。  あと、バリアフリー化につきましては、当然、業務促進を申し合わせてございます。  その他、先ほども申し上げましたが、やっぱり乗員不足などが今深刻な課題となっておりますので、その影響について情報共有を行っているところです。ただ、残念ながらこの件に関しましては、いまだ有効な対策は打ち出せてございません。  次に、2点目のバス乗車数の目標値ですね、1日5万人というお話なんですけれども、これは、平成21年度から30年度を計画期間として策定されました第4次総合計画の中で、公共交通に関するまちづくりの指標の一つとして、策定当時のバス利用者の数を踏まえて設定した値、これが5万人となってございます。先ほど多田委員が御指摘のとおり、実は平成27年以降、5万人を達成してございます。なので、より高い目標を考えるべきじゃないかということなんですけれども、今後、当然高齢者人口がふえまして、バス利用者増が想定されるんですが、その反面、人口減少、特に生産年齢人口の減少となって、通勤通学者が減少するであろうということで、5万人の維持が一つの目安になるんじゃないかというふうに考えております。  ただし、先ほども申しましたが、平成28年度9月に作成した総合交通戦略の中では、市内の公共交通利用の評価指標として1人1日当たりの公共交通の利用回数というものを新しく設定しております。これは、1日の鉄道利用者数とバス利用者を足して、それを西宮市内の15歳以上の人口で割った値なんですが、これを採用してございます。今後は、この評価指標をもとに公共交通政策を進めてまいりたいと考えてございます。  3点目でございます。公共交通促進のチラシについて。  今、転入者を対象に公共交通情報のリーフレットを配布させていただいてます。バス、鉄道、そういう公共交通の利用促進を、転入時にそういう情報をお配りして利用していただこうという思いで配布させていただいております。昨年度の11月から配布させていただいておりまして、転入手続の窓口ですね、例えば市民課であったり、各支所、サービスセンターでお配りさせていただいております。現在まで1万3,600部配布させていただいております。  この効果は、まだちょっとはかりようがないというんですか、乗っていただけているものと考えてはおるんですけれども、今後、どういった形でそういった効果がはかれるものかというのも一つ考えてみたいとは思ってます。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  既存路線に関しては、ハード面を含めていろいろと取り組んでおられるということかなと思うんですけども、先ほどの話にもあったように、既存以外の路線の見直しですとか、あと、おっしゃっていた運転手不足という問題に関してはなかなか手がつけられてないというようなことだったかと思うんです。実際、段上とか甲東園の方々からはバス路線の改正を求める声なんかもありますので、その市民の声は業者のほうにきちっと届けてもらえたらなと思います。  あと、事業者のほうも運転手不足ということで、何かそこに対するフォローができればなとは思うんです。例えばバスの大型免許の取得への助成ですとか、他市でバス路線が廃止になったようなところから、もともとそこで運転手をされていた方を呼び込む何かそういうアナウンスですとか、何か手は打てないものかなというふうに思っていますので、ぜひ検討していただけたらと思います。  あと、チラシに関しては、まだ効果検証等はされてないということなんですけども、何かしらアンケートをとるなどして、せっかくお金をかけてつくって配ってということなので、果たしてそれがわかりやすいのか、もうちょっとこういう情報が欲しいとかが出てくるかなと思うんです。実際にバスは、乗りなれてない人にとってちょっと難しかったりするんですね、どこからどこまで行くのにどういった路線があるのかというのは。何かそのあたりのこともぜひアンケート等でヒアリングしていってもらえたらなというふうに思ってます。  転入者にはお配りしているということと、あと、高齢者にも、交通助成割引購入証と一緒に、ちょっと別のチラシにはなるみたいなんですけども、お配りされているようなんです。免許を返納した方というのは、今まで車で生活されていたと思うので、バスになじみがなかなかなかったりする方も多いと思うんですが、そういう方でも気軽に、バスに乗ってみたいなとか、お出かけしたいなと思えるような内容を、こちらも検討していってもらえたらなというふうに思っております。  あと、交通計画に関しては、公共交通網強化策検討委託料というのが決算資料の17ページに出てまして、額で言うと243万円という額が上がっているんですけども、この委託料はどういったことを委託したのかという内容と、その利用目的なんかもお聞きできたらなと思います。 ◎交通計画課長   この事業費につきましては、公共交通不便地域が市内40カ所ございますが、この地域ごとの状況を整理して対策を検討するものとなってございます。実は1カ所、名塩美山も含んでいるので、41地区になるんですけれども、この目的は、実は来年に総合交通戦略について中間見直しを予定しておりまして、その基礎資料とするのが目的でございます。状況整理につきましては、例えば人口動向だったり、道路状況であったり、周辺地域の施設ですね、例えば地域の住民さんの移動ルートなんかを整理させていただいて、公共交通不便地域をカテゴリー分けしまして、基本的な対策案について今整理をさせていただいております。  例えば交通不便地域でも、路線バスによる対応の可能性の高い地域であったり、路線バスではなかなか対応が難しくて、コミュニティー交通をやっぱり考えなあかんのじゃないかというような地域、あと、交通不便地域ではあるけれども、実は周辺の公共交通が充実していて、そんなでもないというような地域、そういったおおむね3パターンの地域に分けられるというふうに考えております。こういった地域分けをしまして、おおむね基本的な考え方を整理させていただいております。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  総合交通戦略の中間見直しに利用されるということですけども、その流れで、見直し順序、及び「令和元年度で対応するもの」として「地域公共交通網形成計画の策定検討」というふうにありますが、これについて、どういった内容なのか、あとは、「策定検討」とありますけども、進捗状況などがあれば教えていただきたいと思います。 ◎交通計画課長   委員おっしゃられている地域公共交通網形成計画と申しますのは、国のガイドラインでは、地域にとって望ましい公共交通網を明示してその形成を図るものと定めてございます。今、全国で524件ほど作成されております。これは7月現在の値なんですが、兵庫県内でも神戸市とか姫路市で策定がされてございます。そこで、本市でも、来年度に予定してます総合交通戦略の中間見直しに合わせて、総合交通戦略を地域公共交通網形成計画としても位置づけていきたいというふうに考えてございます。この両方の計画を兼ねた事例としましては、近隣では姫路市さんがございます。  特に今後のバス路線網の考え方につきましては、総合交通戦略の中で一定バス路線の強化・再編イメージというものを提示させていただいておるんですが、それをベースに、今後の道路整備状況であったり拠点の整備状況を見据えながら、バス事業者と協議して、その結果を将来的に望ましいバス路線網として取りまとめていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  今の総合交通戦略もすごい分厚い内容で充実しているかなと思うんですが、またさらにそれをブラッシュアップされるということなんですけども、坂上委員がおっしゃっていたように、今そこにある問題というのも本当にたくさん挙がっているかなと思うので、やはりこちらも、スピード感といいますか、そういったものもぜひ認識して進めていってもらえたらなというふうには思います。  これに関しては以上です。  次が都市景観とまちづくり支援事業について、事務事業評価ですと40ページと42ページですね、これを合わせてさせてもらえたらなと思うんですけども、決算資料のほうで言いますと13ページ、14ページです。  まず、13ページ、都市景観関係事務経費として、都市景観形成助成金(芝辻邸ほか2件)、14ページに、まちづくり支援事業経費として、古民家活用支援事業補助金(活性化型1件)、こちらの2件があるんですけども、これに関して、どのような内容かと、これだけのお金がかかっているので、何か教育面ですとか観光面で活用されているのか、そういったことについてお聞きしたいなと思います。 ◎都市デザイン課長   まず、都市景観形成助成金についてでございますが、これは、本市が指定しております都市景観形成建築物の維持修繕等に関します助成金となっております。  まず、都市景観形成建築物でございますが、これは、本市の都市景観の形成を図る上で重要な価値のある建築物で、しかも、都市景観を特徴づけているもの、歴史的価値または建築的価値のあるもの、市民に親しまれているものを都市景観形成建築物等と指定し、保全を図るというふうにしておりまして、現在市内で16件について指定を行っております。これらのほとんどは、カヤぶき古民家でありますとか近代洋風建築など歴史的な建造物でございまして、現在では一般的に使われていない技術を使って建造されております。そのため、一般の建築物に比べてその維持に多大なコストがかかってしまうことから、これらの建築物等の保全を図るために、外観の維持にかかる費用の一部を助成する制度を設けているものでございます。  この景観形成建築物等につきましては、ホームページでの広報のほかに、市の実施しておりますまちたび博でこれらの建築物等を見学するガイドツアーを実施しているほか、景観啓発活動を行う市民団体も同様のまちあるきツアーを実施し、市民に建築物等の魅力や価値を知ってもらう機会となっております。今後とも、さまざまな広報を通して市民への周知や活用に努めてまいりたいと考えております。  次に、古民家活用支援事業につきましては、地域の重要な歴史・景観資源である古民家を再生し、定住促進や地域の活性につなげることにより、伝統的木造建築物の維持継承と町並みの維持保全をすることを目的に、古民家を住居または地域の活性化に資する用途に活用するための改修工事にかかる費用の一部を補助している事業でございます。  昨年度は、船坂地区のまちづくりの取り組みの中で、実は平成29年度からカヤぶき古民家の連担するエリアについて地域活性化のための古民家活用の取り組みが行われておりまして、その中で、このカヤぶき古民家1棟につきまして、地域活性化に向けた店舗兼用住宅への改修工事1件に補助を実施したことでございまして、この店舗兼用住宅については、既にカフェの営業を開始されているところでございます。  以上でございます。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  こういったこともすごく大事かなと思うんですけども、どうしてもこれだけのお金がかかっていることですので、もちろんこれを改修できるぐらいとは言いませんけども、何か観光とか地域活性化というのにきっちりと結びつけていっていただけたらなというふうに思います。  以上です。  あとは、市営住宅についてなんですけども、決算資料で言うと26ページあたりからになりますが、今、第2次計画のところの廃止・統合団地の建てかえ、解体が進んでいるということだと思うんですけども、そのあたりのスケジュールの進捗をお聞きできたらなと思います。  以上です。 ◎住宅整備課長   委員御質問の市営住宅の第2次建てかえ計画につきましては、JR神戸線以北の14団地を対象としておりまして、8団地を現地建てかえ、6団地を廃止ということでさせていただいております。  進捗につきましては、計画のうち、最初の建てかえ事業であります分銅町・末広町につきましては、事業に先駆けまして昨年4月に入居者の方に近隣の他の市営住宅へ仮移転していただいておりまして、本年3月に民間事業者とPFI事業契約を結びましたので、それを受けまして、事業者と近隣住民とが認可前の説明を行いました。現在、これらの説明をさせていただきまして、御意見を受けて工事に向けた設計を行っておる状況です。今後につきましては、既存住宅の解体、それから住宅本体の建設工事を行いまして、令和3年8月ごろになりますけども、事業の完了を見込んでおります。  また、計画のうち廃止団地につきましては、このうち広田町及び大社町3・4号棟におきまして、ことし4月に完成いたしました甲子園春風町第2期――こちらは第1次建てかえ計画のほうの最終事業にはなりますけども、こちらのほうの住宅へ一部の入居者の方、約60軒の方に御移転をしていただきました。また、現在、計画そのものはまだスタートしたばかりですので、団地のほうに引き続きお住まいになられている方もたくさんいらっしゃる状況です。今後も順次、転居対象の住宅のほうへ説明等を行いまして、建てかえのほうも行いまして、事業進捗にあわせて移転あっせん等を行いまして、丁寧な対応に努めながら円滑な事業推進に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  第1次計画が完了したと思うんですけど、そのときに幾つか問題とかが出てきたのかなというのと、それに対してあらかじめ対応はできているのかということもあわせてお聞きできたらなと思うんですが、質問します。 ◎住宅整備課長   委員御質問の第1次建てかえ計画での問題ということで、先ほど少し触れましたけれども、例えば、こちらのほうで移転あっせんを御説明しながら、移転に応じられなかったような方が、実際は例えば最後の住宅の1軒だけ残られた、そういうケースもございました。それらにつきまして私たちの反省としましては、もう少し早期の事業自体の御説明ですとか丁寧な対応がもしかすると少し足りなかったのではないかという反省がありますので、そのあたりはできるだけ早期に説明や、それぞれの御事情ですとかお困りのことを確認しながら、できるだけそのあたりの可能な限り手厚い対応に努めていければいいかなというふうに考えております。  以上です。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  やっぱり住みながらそういうのを進めていくというのはなかなか難しい問題もいっぱいあるのかなと思うんですけども、前回の問題に対してはあらかじめ対応されているということで、今回は全てスムーズにいくようにぜひお願いします。  あとは、使用料の収納率のことで、過年度分の使用料収納率が平成30年度決算では2.6%しか収納できてないという低い数字が挙がっているんですが、なかなかこちらは回収が難しいという話もあるんですけども、何か対応策等はとっておられるのかということをお聞きします。 ◎住宅入居・家賃課長   過年度の収納率が低いということに関してなんですけれども、もともと市営住宅というのは低所得の方がお住まいになっていまして、その方が例えば家賃滞納等で退去されたということですので、出られた方は資力が非常に少ないということが考えられます。ですので、実際に過年度の債権についてはほとんど退去された方の分が多いですけれども、そういう方から債権を回収するのは非常に困難です。  ただ、現状で言いますと、平成20年度から民間のサービサーに成功報酬制で債権の回収を委託しておりまして、実際に率としては少ないんですけれども、回収を行っております。  今後の対策としてなんですけれども、実際にできるだけ早期に対応して現年度で滞納を解消していき、過年度に滞納を残していかない、現年度の収納率を上げていくという形で過年度の分を減らしていくように考えております。  以上です。 ◆多田裕 委員   ありがとうございます。  実際、現年度分で言うと収納率は99.8%という非常に高い数字で、これはすばらしいなとは思うんですけども、過年度分も見過ごすにはなかなか大きな額だなと思うので、諦めることなく、何かしらちょっとずつでも手を打っていただけたらなというふうに思います。  私からは以上です。 ◆草加智清 委員   大きく6点ほどお聞きしたいと思います。基本は一問一答で、できるだけ簡単に質問させていただきたいと思います。  都市計画の都市景観関係と交通対策のバス関連、街路事業費、住宅費の住宅整備費、あと、名神湾岸連絡線の件と、県の施行する今津灯台南側の水門工事と新川・東川統合排水機場整備工事について、この大きく6点、お聞きしたいと思います。  まず最初に、都市景観関係でお尋ねしたいんですが、鳴尾地域には、国道2号の武庫大橋や武庫川女子大学の高等部のほうにある芸術館のような歴史的な経緯のある建造物や建築物が存在しておりますけれども、私はこれまで、都市景観形成建築物あるいは建造物に指定するように訴えてきた経過があるんですが、これまでのプロセスですね、平成30年度にこれを実施されたとか、まず、武庫川女子大の高等部の芸術館と国道2号の武庫大橋、この2点について、今の状況というんですかな、進捗状況についてまずお聞きしたいと思います。 ◎都市デザイン課長   武庫川女学院の芸術館につきましては、指定後の活用方法でありますとか、市民への一定の公開を行ったときの問題等から、いまだ大学側の同意を得るには至っておりませんが、本年度に関しましては、まだアプローチができている状況ではございません。今後、大学の同意を得た上で、諸条件が整った場合には、順次指定に向けた手続を進めてまいりたいと考えております。 ○松山かつのり 主査   あと、武庫大橋。 ◎都市デザイン課長   武庫大橋につきましては、これまで、本橋梁が市域をまたぐ工作物でありますことから、対岸の尼崎市との協議を行ってまいりました。指定することについて尼崎市からはおおむねの同意を得ておりますので、今後、保全計画書等、必要書類の作成など指定に向けた実務協議が調った後に、当該橋梁の管理者である国土交通省及び武庫川の管理者との協議を行いまして、同意を得た上で、市条例上の都市景観形成工作物に指定を行ってまいりたいというふうに考えております。 ◆草加智清 委員   まず、今言われた武庫大橋ですな。武庫川の堤防の防災安全対策を含んだ武庫川の防災安全対策工事もほぼ2号線ぐらいまではもう完了してますし、尼崎側との話を積極的に進めていただいて、プロセスを踏んで景観形成の建造物にされるように進めてください。よろしくお願いします。  それと、武庫川学院のは、長年、僕も指定するように言うておるんやけど、何がそんなにネックになっておるのかようわからんのやけどね。これは何回も言うてきていることやけど、戦前は鳴尾競馬場で、戦時中は鳴尾飛行場で、戦前は競馬場の観覧席の、当時、昭和何年か忘れたけど、エレベーターがあったというね。それと、戦時中は鳴尾飛行場で、川西航空機でしたかな、紫電改ですね。写真で見たことがありますけどね。そういうことで、今は武庫川女子大の高等部で、建造物がそのまま残ってます。
     去年でしたかな、鳴尾で歩こう会というのがありまして、なるお会館から浜甲子園のほうまで歩く、そういうイベントがあったんですけども、そのときにたまたま武庫川女子大学の教授の方が、名前はちょっと忘れたんですけど、参加されていて、歩こう会のコースの中でその芸術館を見せていただいたんですよね。私もそれで初めて見せていただいて、そのとき、鳴尾の地区の方が40人ぐらい参加されていたんですけど、多分その方々も初めてだったと思うんですけど、大変喜ぶというか感激というか、こういう歴史的な建造物があるねんなということを改めて認識されて、当時の写真ね、鳴尾競馬場のときの写真とか鳴尾飛行場当時の写真とか、そういうのももちろんありますし、それを見せていただいたんですけどね。この部屋でこの間、天皇が皇太子のときに、高校野球の100回記念大会のときに甲子園球場に来られたときにここで食事をされたとかという話をお聞きして、鳴尾地域の方が本当に喜んでおられましたわ。こういうことをもっともっと後世に伝えていくためにも、ぜひ都市景観形成建築物に指定してもろうて――年間、そんなにしょっちゅう、しょっちゅう開放せなあかんということはないんでしょう。その辺は、1カ月に1回開放せえとか、そんな細かいことまでは決まってないんでしょう。これは確認しておきたいんやけど、それはどうですか。 ◎都市デザイン課長   回数について規定はございません。ただし、一定の公開を行っていただくということが原則になると思います。 ◆草加智清 委員   それやったらなおさらね。多分さっきの歩こう会のときに見せていただいたときも、教授の人が許可をもらっているはずなんですね。当然、こういうことで鳴尾地域の方を含む方々に見学させてあげたいということで許可をもらってやっていることで、そんなにハードルが高かったら、なかなかそれも実現できなかったと思うんですよ。何でハードルが高いかというのは僕もようわからんねんけどね。何か接したときにこういう話を出してほしい。構えた話をするばっかりで、かた苦しいあれじゃなくてね。武庫川女子大学だって、いろいろ地域とのコラボというか、積極的に活動というか、今、阪神本線の高架事業の中で、高架下に武庫女ステーションやったかな、10月7日からオープンするんやけど、そういうことの事業で地域の人との交流というのかな、そういう会館というのかな、そのスペースも提供して、使ってくださいよというようなことも積極的に進めておられるし、いろんなことでかかわりを持ちたいと思っていると、僕らも感覚的にそう思っているんやけどね。  そんなことで、決して諦めずに、今後継続して、指定していただけるように諦めんと働きかけていただきたい、これを強く要望しておきますね。  この点はこれで結構です。  次に、今津港の景観の配慮ということで、県が施工する今津灯台南側の大規模な水門整備工事と新川・東川統合排水機場整備工事についてですけど、これも前々から、市として今津港の景観について県と綿密な協議を継続することとか、今津港の景観を一変させる今回の事業について、県と連携しながら市民への周知を図ってくださいよとか、移設される見通しの一番気になっている今津灯台ね。今津灯台については、市指定重要有形文化財としての価値を維持するため、関係者との調整を積極的に図り、調査研究を踏まえた適切な保護措置の実施を希望することとか、この地域全体の将来的な景観の形成について検討すること、これを要望してきている経過があるんですけども、その進捗状況と、今後の事業予定というんですか、まだ今津灯台は移設されてへんと思うけど、一番気になっておるのがこれなんだけど、それと、いつ完了するのか、ちょっと確認しておきたいと思いますので、お聞かせください。 ◎都市デザイン課長   新川水門と統合排水機場の工事の進捗状況についてでございますが、現在着手しております水門工事につきましては、昨年の台風24号の被害でありますとか、海底の軟弱地盤問題により、約2年、工程がおくれている状況と聞いております。よって、現在のところ、水門工事そのものは令和3年の春ごろに終わるというふうに聞いております。よって、御質問の今津灯台の移設及び排水機場の整備の着手というのは令和3年度以降となる見込みでございます。  現在は、対岸の前方に移設する予定の今津灯台の移設方法でありますとか、移設先の景観的なしつらえについて、土木局、教育委員会と共同いたしまして県と協議を進めているところでございます。  また、排水機場につきましても、詳細設計に今後県が着手してまいりますので、これらについての景観協議も引き続き進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   わかりました。  繰り返しになりますけど、この今津灯台ですよね、外見は、たび重なる修復というんかあれで、もとの建築材はほとんどない、なくなってきているんだけども、幕末の姿を維持していると。というのは、内部は、専門家の目視調査では、4本の大きな柱は幕末のものが残っている可能性が高いという調査結果が出ているということなんですよね。さらに、その木の柱を花崗岩の四角い柱を用いて石積みの土台部分に固定している構造が建造物としての特徴となっているということなんですね。さらに繰り返しになりますけど、特に今津灯台の移設は、水門工事が終わってからということやけど、この辺は令和3年以降やということやけど、十分に気をつけていただくように、この辺は特に慎重に進めていただきたいということは県のほうへ要望していただきたい、このように思います。  この件については以上です。  次に、街路事業というんですか、武庫川広田線の整備事業ね。  たしかこれは、職員の人が直接用地買収に行くんじゃなくて、委託して5年間で話を終えるという条件で、初めて委託したケースやったと思うんですけども、これはまだスタートして間もないからそんなに進捗してへんと思うけど、その辺はうまくスタートを切れたのか、これは初めてのことなのでちょっと気になって聞いておきたいんやけども、今の答えられる範囲だけで結構ですから、教えてください。 ◎市街地整備課長   御質問の武庫川広田線の件ですけども、昨年――平成30年5月に阪神高速プロジェクトサポート株式会社というところと交渉を委託するという契約を結んでおります。それが約2億3,000万円の契約ですけども、昨年度からそういう交渉にも入っていってまして、全体が1,100平米の用地買収面積を買収せないかんということで、件数にしては26件ということになっております。昨年度はそのうちの6件で、約120平米の用地買収を終えておるというところで、また、今年度の9月現在ですけども、3件、面積にして10平米の用地買収を終えているというところです。やはりこういう事業は話のつけやすいところから順番に契約をしていっているんですけど、来年度ぐらいからは、マンションとかそういう大口さんがおられますので、そういうところを重点的にやっていきたいというふうに思っておりますけど、交渉としては順調に進んでおるというふうに考えております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   ありがとうございます。  市の職員が直接行こうが、話のつけやすいところから行くのは、こんなもん当然ですわね。これからが、委託したところで違った結果が出るように、その辺は期待すると言うたらあれですけど、注目はしておきますので、進めていってください。これだけ違うんですよという結果が出るように、その辺は見ていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、名神湾岸連絡線ですね、この件について一問一答で質問させていただきたいと思います。  まず、地元で4回、説明会がされたと記憶しているんですけども、それぞれの参加人数と主にどのような意見が出されたのか、まずこの点をお聞きしたいと思います。 ◎都市計画課長   委員御質問の説明会についてですが、全体説明会として、今津地域及び西宮浜の地域で平日と休日の計4回開催し、310名の方に御参加をいただきました。さらに、今津地域の大東町福祉会及び社前・二葉の福祉会からも要請を受けて説明を行い、53名の方に御参加をいただきました。  皆様からいただいた主な御意見としましては、まず、今後交通量が減っていく中、名神湾岸連絡線は必要ないのではないかというふうな御意見であったりとか、騒音や振動、大気、景観、日照などの住環境への影響に対する御意見、また、遮音壁は設置されるのかなどの具体的な道路構造の御意見、また、用地取得や物件補償の対象となる方からは、いつごろに移転しないといけないのかなどの不安であるというふうな御意見など、さまざまな御意見をいただいたところでございます。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   次に、阪神高速3号神戸線の大阪方面との接続の必要性と、神戸線の大阪方面と接続することによって移転件数がふえますよね。そのことに関して、市の認識というか見解とかを聞いておきたいと思います。 ◎都市計画課長   委員御指摘のとおり、大阪方面との接続により、移転件数がふえることは十分認識をしております。しかしながら、現在、西宮ジャンクション以西の阪神高速神戸線が常に頻繁に渋滞しており、渋滞を避けたい車両が国道43号を通行するため、国道43号の交通量が多くなり、環境面や交通安全性に課題があるというふうな状況でございます。この課題を効果的に改善するには、名神湾岸連絡線と名神高速及び阪神高速神戸線の大阪方面とを接続し、交通を阪神高速湾岸線に転換させることが必要であると我々は考えております。また、阪神高速神戸線や湾岸線などの事故や災害、緊急時の代替路を確保するためにも、大阪方面との接続は必要であるというふうに我々は考えておるところでございます。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   次に、社会資本整備審議会道路分科会近畿地方小委員会というのがあるんですけれども、その委員会で神戸線の大阪方面との接続についてどのような議論があったのか、わかる範囲で教えてください。 ◎都市計画課長   小委員会での議論についてですが、国からは、小委員会では、阪神高速神戸線の渋滞緩和や、災害や緊急時の代替路の確保、阪神港の国際競争力の向上や物流機能強化のためには、阪神高速神戸線の大阪方面との接続が必要であるというふうな議論があったというふうに聞いております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   続いて質問させてもらいますけど、神戸線の大阪方面との接続では、道路が福應神社のすぐ近くを通ることになるんだけど、この神社の今までの静ひつさというんですかね、わかりやすく言うたら静かさやね、その辺は維持できますか、その辺をお答えください。 ◎都市計画課長   委員御質問の福應神社の静ひつさの維持についてですけれど、現在国が実施しております環境影響評価で周辺への環境予測や環境保全策がまず示されます。今後、その結果を踏まえて事業者が実施段階において適切に対応していくこととなります。また、市としましても、できる限り現在の環境が保全できるように、環境保全措置の実施について強く要請していきたいというふうに思います。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   質問はこれで最後にしますけど、計画段階評価の段階から長い期間、名神湾岸連絡線について、名神高速と阪神高速5号湾岸線とを接続する自動車専用道路として説明してきたと思うんですね。その趣旨で市民へのアンケートもとってきましたよね。つまり、神戸線との接続は、名神湾岸連絡線の本質的な部分を大きく変更するものだと考えますが、市の認識をお聞きしておきたいと思います。 ◎都市計画課長   委員御指摘のアンケートでは、阪神高速3号神戸線の渋滞を緩和する道路や災害時などでも通行ができる道路といったところが重要と思われる方が多い結果というふうになっております。このことからも、神戸線の大阪方面との接続は必要というふうに我々は考えております。しかし、大阪方面との接続により移転数がふえることは十分認識しております。今後も引き続き、特にジャンクション周辺の皆様の理解が得られるように進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   最後に意見、要望を言いますけど、明らかになったように、連絡線のルートでは阪神高速神戸線との接続は地域の大きな負担となってますよね。そのことも十分に踏まえて、今後、市民に十分説明していただいて、理解と納得が得られるように、引き続いて丁寧に説明していただきたい。これは強く要望しておきますので、よろしくお願いいたします。  この件については以上です。  次は、バス関連事業の関係で簡単に質問しておきたいと思うんやけど、さくらやまなみバスの更新の時期は令和3年やったと思うんやけど、1点だけ聞きたいんやけど、今はディーゼルのバスですよね。バス車両を更新するのは、今は8台ですけども、一遍に全ては無理なので、2台ずつとかそういうあれやと思うんですよね。そういうふうに記憶しておるんやけども、何が言いたいかというと、電気バス、電動バスね、それは余りにも価格が高いので夢物語で――電気バスの中身が、当初、1回の充電で航続距離も38キロしか走られへんとか、坂を上がっていかないとか、当初のそんなんから、どんどん、どんどん日進月歩はしていっているんやけどね。当初は、国の補助でバスの半額は国が助成するとか、ガソリンスタンドにかわる電気バスの電気スタンド、それは国の補助で設置できるとか、そういうので非公式で提案したこともあるんやけど、なかなか能力的なことと金額的なことと――でも、今でも電気バスは高額ですねんね。国の制度自体も、当初みたいな補助の存在がほとんどなくなっているような状態で、電気バスは無理としても、バス車両の更新のときにせめてハイブリッドバスとかの購入なんかは考えてないのか。環境学習都市宣言している西宮市の山間部を走っていくさくらやまなみバスで、せめてハイブリッドバスが走るということは全くお考えはないのか、その辺の今の時点でのお考えだけ聞いておきたい。 ◎交通計画課長   委員御指摘の、車両更新時に車両の規格をハイブリッドを含めてどのように考えているかについてでございますが、現在、車両は8台ございます。使用年次は、10年目が7台ありまして、9年目が1台ございます。大型の使用期限を阪急バスでは15年と定めておりますので、令和6年までには全て使用期限を迎えることになってしまうんですが、そこで、令和3年度から令和6年度にかけまして順次更新していく予定です。予算関係については今庁内協議中なんですけれども、実際に車両の規格につきましては、今後阪急バスと、ディーゼル車であったりハイブリッド車なんかの比較検討を行いまして、決定してまいります。  以上でございます。 ◆草加智清 委員   繰り返しになりますけど、今のこの時代に逆行するようなことじゃなくて、せめてハイブリッド車の検討はやはり前向きにしてもらいたい。電気バスは夢物語です。そんな8,000万円も1億円もするようなバスは、とてもじゃないけどちょっと夢物語やけど、理想だけで言うたら、環境学習都市宣言をしている西宮市のさくらやまなみバスの路線は電気バスが走ってますというのが理想やねんけど、なかなか電気バスは高過ぎるので、これは夢物語なので、せめてハイブリッドバス、これの導入については積極的に前向きに検討してもらいたい、これを強く要望しておきますのでね。  この件は以上です。  それと、バス関連で簡単に触れておきたいんだけど、バスのことで細かいことでバス停ですよね。バス停の利便性向上のために、ベンチのないバス停が市全体で山ほどありますわね。本当は上屋も言いたいんやけど、上屋もベンチもと言うてもなかなか実現せえへんので、せめてベンチだけでも設置できないかということは、鳴尾地域の小曽根線のバス路線に関連してでもこれまで言うてきているんやけどね。  もう絞って言うけど、小曽根線のことだけで言わせてもらうけど、22カ所、まだバス停にベンチがないんですよね。その中で、10カ所は法的には設置可能ということで話を聞いているんですけどね。これまでにそれなりの答弁もあったけど、話をされるタイミングで、特にこういう利便性向上のためのバス停へのベンチ設置とかも含めた、そういうタイミングは、時期的なことも含めて、毎年の流れというか、ピンポイントの時期とか、さっき聞いたような気もするんやけど、その辺はどうですか。 ◎交通計画課長   委員御指摘のベンチ設置に係る調整のスケジュール感につきましては、これは毎年のことなんですけれども、例年、秋ごろをめどにバス事業者と設置箇所について協議を行いまして、年度末にかけて設置を行っているというところでございます。市では、乗降者数であるとか、福祉施設、病院等の立地状況、あるいは周辺の高齢者人口から、ベンチの設置優先度というのを定めておるんですけれども、この設置優先度に基づいてバス事業者と協議を行っております。今年度も、この10月、11月をめどに協議を行いまして、利用者の要望であるとか全市的なバランスを考えて、計画的な整備を事業者とともに進めてまいりたいというふうに考えてございます。よろしくお願いいたします。 ◆草加智清 委員   わかりました。  全体的なバランスとかも当然ですわ。その中でも特に、私がこれまで訴えてきておる小曽根線のバス路線、ようやく北上するバス路線が――これまでみんな国道2号を右に曲がって北杭瀬方面と宝塚病院方面しか行けへんかったのが、8年間訴え続けてきて、ようやく目の前にあるJR甲子園口駅に向かうようになりまして、鳴尾の高架事業が完成したということが大いにあるんやけどね。そういうところのベンチが設置されていないバス停ということもちょっと頭に置いていただいて、少しでも早く一つでも設置していただけるように、これは合わせて要望しておきたいと思います。  この件はいいですね。  次に、浜甲子園団地地区整備計画に関連して質問しておきたいと思います。  私の記憶では、一言で言うと景観が保たれるような法改正のあった地区―― 一言で言うたらね。いろいろと言うたら時間がなくなるからもう言いませんけどね。AとBと分かれておって、Aは10メートル以下で2階建てしかあかんよとか、Bは10メートル以下でも3階建てはオーケーですよとかいう、何かそういうのは覚えているんですよ。あそこの全体の今の進捗状況を聞きたいんやけども、今後の建てかえ事業の計画と、URが管理している賃貸住宅は、ひとり暮らしの高齢者が多くて、世帯人数も少なかったような記憶なんやけど、建てかえ後のUR賃貸住宅に入居される方の実態はどうなのか。  それと、第2期エリアの戸建てとか、そういう住宅会社も2社ぐらい決まっておったと思うんやけど、売れ行き状況というのかな、その辺を今わかっている範囲で教えてほしい。  それと、この事業はいつ完了するんやったかを教えてもらいたい。  あともう1点だけ、合わせて全部聞きますが、エリアマネジャーの役割というのはどういうことだったのか。  以上をまとめて、全体も含めて答えていただきたいと思います。 ◎すまいづくり推進課長   委員御質問の項目について順にお答えしたいと思います。  まず、昭和37年に入居を開始しましたURの浜甲子園団地ですが、築40年を経過しました平成14年から順に再生事業を開始しております。事業は、主体はURなのですが、31.1ヘクタールと敷地面積が大きゅうございますので、市のほうも、景観や周辺環境に配慮しました安全・安心で快適な住宅市街地の形成を図ることを目標としまして、地区計画の制限というのをかけさせていただいてます。その全体敷地を工区1期から5期というふうに分割している中で、現在、1期から3期までは地区計画の制限をかけさせていただいています。  整備の進捗としましては、1期及び2期のUR賃貸住宅に関しましては、平成17年から27年にかけて順次完成しておりまして、さくら街、なぎさ街として戻り入居が完成しております。現在は、2期の民間共同住宅が完成、入居しまして、同じく2期の民間戸建て住宅の宅地造成が完了しまして、順次戸建て住宅が建設されている状態です。  3期につきましては、URの戻り共同住宅、それから民間の共同住宅、民間の戸建て住宅、ともに設計中となっておりますが、3期の中でもセンター地区という場所に関しましては、ドラッグストアなどが完成して稼働しております。  次に、今後の建てかえ計画についてですが、地区計画の制限が決まっている3期につきましては、これはURが正式に公表しているわけではないですが、URの戻り共同住宅、民間共同住宅、民間戸建て住宅が、これまでの進捗状況から見ていると、令和4年ごろに完成するのかなと思われます。残りのスーパーのライフの南側のブロックの4期、5期というのがあるんですが、そこに関しましては、現在、地区計画の制限はかかっておりませんが、事業の進捗に合わせて順次地区計画を定めていく予定としております。  その4期、5期に関しましては、5期の戻り住宅が建設するというふうには聞いておりますが、現時点においては、詳細についてはまだ決まっておりません。  次に、戻り住宅の方の高齢化等についてですが、1期、2期の戻り入居が完了した1年半後の平成28年9月のデータとちょっと昔のデータで申しわけないんですが、1期で建設したさくら街では、60歳以上の方が61%、平均年齢63歳、1期と2期にまたがるなぎさ街では、60歳以上の方が74%、平均年齢は68歳となっています。  単身世帯ということもあると思うんですが、こちらは、さくら街、なぎさ街を合わせまして、平均の世帯人数というのが1.12人というふうになっております。  続いて、2期の民間住宅販売状況ですが、これが平成31年3月ごろのデータになるのですが、共同住宅のほうは145戸中125戸と8割程度、戸建て住宅のほうは108戸中41戸と4割程度が販売済みです。なお、戸建て住宅のほうは、建て売りという形ではなくて、自由設計で、設計してから建てるということでお聞きしてますので、販売後に建設を順次していくということになります。  次に、全体事業の完成ということなんですが、こちらのほうもURが正式に公表はしておらないのですが、これまでの事業の進みぐあいから推測しますと、大体戻り住宅に対する住民さんへの意向調査をしてから設計、工事、完了までが3年6カ月ほどというスパンで進んでおりますので、令和4年の1月ごろに現在の3期エリアに4期の方の戻り住宅が完成、その後の3年6カ月後ぐらいの令和7年7月ごろに4期エリアに5期の戻り住宅が完成して、5期エリアの解体となるので、恐らく令和9年度ぐらいまでかかるのではないかと推測されます。  最後に、エリアマネジャーの役割ということですが、今回、PPPといいまして、民間版のPFIということで、全ての土地がURさんの戻り住宅というわけではなくて、民間にも一部渡してますので、民間住宅に新たに入ってきた方とUR賃貸に既にお住まいの方のコミュニティーを形成するために、エリアマネジャーという者が動いております。その事業主体としましては、長谷工グループと阪急・阪神ということで運営しておりまして、3期住宅の入居が終了した時点で撤退となると聞いております。4期、5期に予定されている住宅は対象としてはおらないんですが、撤退後そこで尻切れとんぼになるのではなくて、どこに引き継ぐかは未定ですが、地元等にノウハウを引き継ぐ予定と聞いております。  以上です。 ◆草加智清 委員   わかりました。また資料とかも個人的にいただいて、わからんことを聞きたいと思います。ありがとうございます。  鳴尾地域は、高齢者の人口はどんどんふえていって、若い世代の人口が減っていっているという現象の中で、こういうことがどんどん進んでいって、戸建ても今は大分建ってます。若い世代の方にどんどん入ってきていただいて、鳴尾地域がまた活性していったらいいなという思いがあって、質問させていただきました。大体わかりました。ありがとうございます。  最後に、市営住宅の建てかえの関係で1点だけ聞いておきたいと思うんです。  先ほどの委員の質問の中でも出ました分銅町・末広町市営住宅建てかえですよね、一応住民さんには説明をされたということで、大体わかりましたけど、話し合いの中で特に建物に関する何か意見が出なかったのか、今後の話し合いは予定されているのか、その辺、簡単に1点だけ確認しておきたいと思います。  それと、一遍に質問しますけど、この地域に隣接して銭湯があり、お寺があり、保育所があり、また、山手幹線、札場筋以外の道幅が狭いんですよね。それで民家が密集しておるというようなところで、振動、騒音、ほこりというのは避けて通れませんので、そういう意味で、建てかえするには大変な場所ですわ。そんな中での市営住宅の建てかえ事業ですけど、説明会の中での意見、改めて特になかったのか、聞いておきたいと思います。 ◎住宅整備課長   委員御質問の分銅町・末広町整備事業、建てかえ事業における地域への御説明ですとか今後の予定につきまして答弁させていただきます。  こちらの事業につきましては、ことし3月に事業者と契約を締結した後、地元の自治会さん及び近隣住民に対しまして、建物の規模ですとか配置、スケジュール等の事業概要の説明を個別にさせていただきました。また、去る9月6日なんですけども、近隣の住民さんに対しまして、計画説明会を開催させていただきまして15名ほど御参加いただきました。  当日御参加いただいた方からいただきました主な御意見としましては、まず、工事に関することとしまして、作業の時間ですとか、解体工事時の振動ですとか騒音に関しての御心配があるというあたりのことがございました。また、工事後のこととしましては、建てかえ後の建物によります日陰ですね、日陰等に関することなどがありましたけども、計画全体を見直すような、そういう必要が生じるような御意見はございませんでしたので、一応可能な範囲でこれらの御意見を計画に反映させていただきながら、引き続き設計を進めてまいりたいと考えております。  今後の予定としましては、12月上旬ごろに、近隣住民に対しまして今度は工事の説明会を開催させていただく予定をしておりまして、既存の解体工事を来年1月ごろから始めまして、本体建物の着工は来年の7月ごろからを予定しております。建物完成は令和3年――再来年の8月を予定しております。  委員の御質問のように、こちらの住宅は、近隣に保育所ですとか温泉等もございまして、周辺道路も決して広くありませんし、住宅も密集しておりますので、先ほどの計画説明会の中でいただきました御意見の中で、やはり工事に関することも多うございましたので、今後の解体工事を初め工事におきましては、近隣さんへの影響をできるだけ軽減するような対策ですとか安全管理に十分な配慮が必要な事業であろうということは認識しております。ですので、今後も引き続き、地元の御理解をいただけますよう、丁寧な対応に努めてまいりたいと考えております。
     以上です。 ◆草加智清 委員   繰り返しになるけど、そういう地域やということは認識されていると。保育所あり、銭湯あり、お寺もあり、道幅も狭い。まず解体やね、来年1月から解体するということやけど、振動、騒音、ほこりは絶対に避けられへんからね。あれは、何十年と経過しておるかなり古い市営住宅ですわ。振動は、特に最後のほう――上をはつっている間はまだしも、後半の基礎とかになってきたらすごい振動があると思いますわ。僕ら素人でもそんなんを感じますわ。そういう荒っぽい解体をされたら、後々の建てかえの事業も本当にとまってしまいますよ。その辺、十分に――振動、騒音、ほこりは絶対に避けられへんねんけど、何かあって謝りに行くのと、工程はわかっておるんやから、この時期が一番音が出るとか、振動するとか、この時期が一番地域に迷惑をかけるとかいうのはある程度予想ができるわけやから、それを予想しての対応というかね。何か文句が出てから謝りに行くのと、事前にできるだけの対応をして、できるだけの細かい配慮をしてするのと、後々全然違ってくると思うので、その辺、十分に配慮して、そういう地域やと認識されておるんやから、慎重に対応してやっていただきたい。PFI事業とかそんなものは関係ありません。市営住宅の建てかえは市のあれやと市民はみんな見ておるから、その辺は特に神経を使って取り組んでいただきたい。  この分銅町・末広町の整備事業については以上で結構です。  もう時間がないから質問はしませんけど、市営住宅に関連して何点か要望だけしておきますわ。質問したらお昼に入ってしまうので、要望だけお許しください。  市営住宅に関連して、まず、管理運営委員会の収支報告について。  市営住宅では、住宅、集会、駐車場、それぞれに管理運営委員会がありますが、住宅によっては、収支報告が作成・公開されていない、3会計が一体的に運用されている、このような場合がある。このような現状では不明朗な会計の存在を是認、助長するものであり、以下の3点を管理運営委員会に指導していただきたい。  1点目、管理運営委員会における各会計の適正化のための指導。2番目、収支報告書の共通基準を作成し、各管理委員会に徹底すること。3番目、それに基づく収支報告書の公開とチェックの徹底。この3点、よろしくお願いをします。  次に、集会についてですが、市営住宅の集会の運営が、高齢化によって自主的な管理運営が困難となって、やむを得ず閉鎖状態となっている集会――上ケ原四番町、今津巽町、六軒町、薬師町の4カ所存在していることが先日の所管事務報告でわかったんですけど、市のほうで集会の管理支援制度を新設していくということの方針が報告されましたけど、市としての集会の新規設備等を踏まえ、適切な使用料金の設定、あわせて、周辺住民による外部利用促進にかかわる施策への取り組みの強化、常任委員会の報告のときに言いましたけど、使用料金の公平化を強く要望しておきたいと思います。  最後に、駐車場の運用適正化について。  駐車場を有さない市営住宅では、不適切な敷地内駐車が散見されているけども、不適切な駐車をしている者に毅然とした対応を行うこと、今後の対策、スケジュールを早期に策定するように要望しておきます。  また、駐車場について、低廉な金額で提供する必要はなく、近隣相場相当の適正な駐車料金を徴収するよう、料金設定及び必要に応じた改正を行うよう、これは要望しておきたいと思います。  以上、強く要望しておきますので、よろしくお願いいたします。  私の質問はこれで終わります。 ○松山かつのり 主査   ここで休憩に入ります。  再開は1時10分。よろしくお願いいたします。           (午後0時03分休憩)           (午後1時08分再開) ○松山かつのり 主査   それでは再開いたします。  ほかに御質疑はありませんか。 ◆八代毅利 委員   7項目ですね。一つは甲子園駅周辺整備について、二つ目は樋ノ口土地区画整理事業、三つ目は武庫川広田線、四つ目は立地適正化計画、五つ目が公共サイン適正化、六つ目が危険ブロック塀撤去事業、七つ目が市営住宅、以上です。一問一答でお願いします。  まず、事務事業評価シートの20ページ、甲子園駅周辺整備についてですけども、A4横の決算資料の20ページの下ですね、ここのところに書かれている部分について質問をさせていただきます。  下の一番右のところに、注書きみたいになってますけども、平成29年度からの繰越明許費と書いてありまして、説明があるんですけど、「電線及び県道の管理者との協議に不測の時間を要したことにより、事業費の一部を平成30年度へ繰り越していたもの」となっております。これを具体的に説明していただきたいと思いますので、お願いします。 ◎市街地整備課長   決算資料の20ページの中で、29年度の分から繰り越しをしたという説明書きなんですけども、特に電線共同溝を設置するに当たって、警察のほうからいろいろと、歩行者の誘導とかそういうことについて条件がついたりしたというところで着工がおくれたということがまず1点あります。あと、店舗で日吉食堂というところが1軒あったんですけども、そこの立ち退き交渉、これは阪神が主で協議することになっておったんですけど、その交渉がかなり長引いておったというところがありまして、全体の工程の着工というところについて着工がおくれたというところが一番大きな要因でございます。  以上です。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  あと、その下の道路照明灯設置工事とあるんですけども、これは具体的にどこに設置をする部分でしょうか。 ◎市街地整備課長   駅から球場までをつなぐプロムナードですね、広場等を設置するんですけども、それの誘導灯というか、そういうふうなことをするための工事とか、そういうのに照明の工事というのは――済みません、間違えました。市道の照明ですね。プロムナードは阪神がやりますので、我々の事業としては、市の道路の照明をやるということでございます。  以上です。 ◎都市総括室長   少し補足をさせていただきます。  今、課長が言いましたのは、甲子園駅の広場の西側に市道があります。コロワという商業施設の前の道路、南北の道、あそこの工事をやるのに、照明が別発注になりますので、そこの照明灯の工事ということでございます。  以上です。 ◆八代毅利 委員   わかりました。ありがとうございます。  要は、電柱を沈めちゃったので、電柱がなくなったので、道路照明灯をつけないと暗いからということですよね。そういう意味でよろしいですかね。 ◎都市総括室長   委員おっしゃったとおりでございます。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  これについてはそれぐらいで、あとは意見、要望をちょっと申し上げますと、これで一連のいろんなものが――駅舎の改築だとか連続立体交差事業も全て完了して、甲子園駅周辺は一旦これで完了という形なんだと思うんですけど、特に甲子園球場に向かう最後の道のところ、プロムナードというか何とかいうのがあって、ある程度人も集まることのできる場所でもありますし、いろんな活用も可能かと思いまして、非常にいい感じになるのかなというふうに期待をしております。  質問してもなかなか厳しいので、一応意見、要望で、二つあるんですけど、一つは、駅の下ですね、阪神の高架の駅の下、甲子園筋が走っているわけですね。あそこは実は照明がないんですよね。照明がついてなくて、これは県ですから、県のほうにも要望したり何かをしておるんですが、道路照明灯をつけるということはなかなかしてくれないような状況がありまして、最悪の場合、市のお金で――道路照明灯だと言っちゃうと都市局じゃないかもわからないですけど、とにかく照明をつけてもらいたいという要望がございますので、また御相談に伺うかとは思います。あそこで事件があったらしいんですよ。実は暴行事件がありまして、そういうこともあったので、やはり治安のためにもぜひつけてもらいたいという話です。県と市が絡むと非常にややこしいんですよね。市がやれとか、市はやらん、県がやれとか、こういう感じになるので、ちょっとややこしいんですけど、また御相談させていただくかもしれませんので、そういう問題があるということをぜひ認識していただければと思います。  もう1点が、これも市街地整備課とかとは直接関係ない話なんですけど、甲子園の駅が非常に立派になっちゃうんですけど、この前の一般質問で申し上げたとおり、やはりホームドアを設置してもらいたい。これは私の非常に強い要望で、地域の方からも私はお話を伺っておるんですけどね。ホームドアにつきましては、あのときに答弁がありましたように、西宮北口駅が、乗客数10万人を超えていて、国が言っている基準にもある程度合致する部分もありますので、優先的にということで、電鉄会社もそうですし、市のほうからも要望いただくということで、まず一番実現しやすいと思うので、そっちのほうをぜひ進めていただきながら、その後には、やはり阪神甲子園駅が、全国から来ますのでね。いろんな方が来られますし、今まで何とか事故がなくて――小さな接触事故はあると思うんですけど、大きな事故にはなってませんけど、やはりいろんな方の行き交う駅です。たしか1日の乗降客が5万人ぐらいだったかな。東京なんか、めちゃくちゃ小さな駅でもホームドアは山ほどついているんですよ。この前の一般質問で申し上げたとおり、東急目黒線というのがあるんですけど、そこなんかを調べてみたら、もう十幾つついていて、10万人以上の乗降数はそのうち三つだけなんですよ。それより小さな駅でもいっぱいついているのが当たり前になってまして、それはオリンピックがあるからとかいろいろあるんですけど、こっちはこっちで6年後には万博もありますから、そういう面で、甲子園駅にはぜひつけられるようにぜひ要望を続けていただきたいなというふうに思います。  以上です。  続きまして、二つ目なんですけども、武庫川広田線の事業、これは事務事業評価シートの24ページ。  これは、草加委員から言及があったので、余り申し上げることはないんですが、1点だけ、今回初めて委託で用地買収を今しているということなんですが、この委託のメリット、デメリットというのはどのようにお考えか、お聞かせください。 ◎市街地整備課長   昨年度から委託で交渉を阪神高速プロジェクトサポートにお願いしているわけですけども、メリットといいましたら、我々課として用地業務に携わっている人間がいない状態で委託したというところで、いろんな手続が用地買収事業には出てきますので、そういう手続的なところを一からサポートしていただけるというところで、この1年ちょっとですけども、かなり事業内容のエキスパートになりつつあるというところが一番のメリットかなというふうに思っております。  特にデメリットというのは、今のところ、まだ事業が順調に進んでいっておりますので、最終的には一番抵抗される方とかいう方がおられるときに、強制執行できるかどうかというようなところが最後のほうの判断になってくると思うんですけども、そういう経験があるコンサルですので、そういうところで、できるだけ事業を令和5年度までに終えたいというところで、最終的にはそういうところの技術力を一番我々としては期待しているというところでございます。  以上です。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  そうしますと、法律に基づき収用ということも視野に、最終的に5年という年限の中でやるとなれば、そういうこともあり得るという感じでよろしいんでしょうか。 ◎市街地整備課長   はい、そのとおりでございます。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。わかりました。  私も、外部の方からこの話をちらっと聞いたりしておりまして、今のところ、先ほどの御答弁の中で順調に進んでらっしゃるということで、どちらかと言うと、最後になるほど険しい山みたいな感じになってきますのでね。僕が思うに、ある程度寄り添った形でやるというのは、やっぱり市が直営でやったほうがいいとは思うんですけど、やっぱりスピーディーさを求めるとすれば、こういう委託でやるというのは、当然それを専門にやっている方ですのでね。土木局のほうでももちろんそういう専門の方がいらっしゃるんですけど、人手が足りないとか、いろんな事情があったかと思いますので、あとはそういうノウハウをしっかりと残していただいて、例えば用地買収であれば土木局になるわけですけど――多少意見、要望ですけど、どっちの局でも何でもいいんですけど、とにかく土地収用についてはどこかの課が全部引き受けるみたいな、そういう形になっているほうがいいのかなという感じがしましたので、意見、要望としてそれを申し上げさせていただきます。  三つ目は立地適正化についてなんですが、事務事業評価シートの34ページです。  西宮市の立地適正化計画というのは、僕も大分前からこれに注目しておったんですけれども、西宮市というのは、人口も、今は横ばいになりつつありますけど、まあまあ物すごい減っているとかそういうわけじゃありませんので、どっちかと言うと、そういうところが先に手を挙げて立地適正化計画を立てて、コンパクト・アンド、何でしたっけ、何かつなぐやつですね。コンパクトにして、それを鉄道等の公共交通でつなぐという、そういうことなわけですけども、この7月に施行したということを聞いておるわけなんですが、この立地適正化計画を今施行した目的をお聞かせください。 ◎都市計画課長   西宮市のその計画は、少子高齢化でだんだん人口が減っていくというふうなことも推測されますので、まずはまちをコンパクトにしていく、そのコンパクトにしたまちを公共交通等で連絡を図っていくといったところで、持続可能な都市といったところを目指していきたいということでの計画となっております。  以上でございます。 ◆八代毅利 委員   一応それは全国共通でつくれと言われて、早くつくったところと、西宮市のように大分ゆっくりというか、つくったところがあるわけですよね。本市の場合、そんなに人口減少が激しいわけでもないですし、それほど急がなくてもいいというのはあるんですけど、まあまあ国からの要請という部分も当然あろうかと思いますので、それを踏まえてつくられたんだと思うんです。  1点だけ申し上げますと、南部と北部の対比で申し上げるんですけど、人口が南部が91%で北部は9%、居住誘導区域の面積は、南部が80%で北部が20%となってまして、居住誘導区域内の人口密度で言うと、南部が125、北部が48.4となってます。今回見てみますと、どちらかと言うと、もともと人が住んでない、あるいは住めないところを市街化区域から外しているという、そういう形になっていると。だから、必要最小限の形でとりあえずスタートしたというイメージを持っているわけなんですが、今後、先ほど課長にお答えいただいたように、少子高齢化等を踏まえてということになってきた場合に、やはりそれ以上に踏み込んでいかないといけないという形になってくるのかなと。特に北部の部分については、もう少し居住誘導区域を絞って、これを鉄道なり公共交通でしっかりとつないでいけるような形、そこを力を入れてやっていかないといけないのかなと思っております。5年後の見直しがあるかと思いますので、その時点では、人口の動向ですとか当然人の動きとかもございますしね。増減の状況というのは特に人口の動きだと思うんですよね。それを踏まえて、見直しのときにはぜひもう少しめり張りをつけた形でやっていただきたいなというふうに思っております。西宮市は、居住誘導区域を少しコンパクトにすれば、インフラの整備というのはとても少ないコストで済んでいくわけですので、やはり持続可能性を考えた場合にこれは非常に重要なテーマだと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  次が公共サインの適正化で、事務事業評価シートの40ページです。  これについては、サインというのはいろんなものがあるわけですね。例えば、公園ですよみたいなサインだとか、道案内みたいなやつもあります。我々が一番市民から要望を受けるのは、注意喚起の看板、これをつけてくれというのが非常に多いんですけども、以前、一般質問させていただいたときに、これは土木局の所管ですけど、交通安全対策課にお願いをして、いろんな検討をしたんですけども、そういう注意喚起看板をつけてもらう以外にないんですよね。ほかに何もできることがなくて、それをお願いしたところ、それは最終的には都市デザイン課が決裁するんですみたいな話になってまして、それはおかしいだろうと。要は、土木局が申請して都市局に決裁してもらって看板をつけさせてもらうというのはおかしいんじゃないかということで、実は地元の自治会長ともお話をしていたんですが、やっぱりそれはおかしいだろうということでお話をさせていただいて、最終的には、交通安全対策課のほうで一定の基準を決めて、これについては都市デザイン課が関与することなく看板をつける、そういう形になったというのは、それは一定の前進かなということで思っておるんです。  ただ、実はついた看板を見ますと、非常に地味な看板で、薄茶色で、文字も白い字で細く書いてあるんですよね。はっきり言って、あれでは注意喚起にならないというのが一般市民の皆様方の御意見なんですよね。公共サインを適正化するのは非常にいいことだと思うんですよ。ほったらかしの看板で今にも飛びそうなやつがあったり、危険なものはいっぱいあるので、それを整理していただくというのは非常にいいんです。しかしながら、注意喚起看板というのは注意を喚起しなければいけないものであるのに、電柱の中に溶け込んでしまって、注意喚起の意味をなさないというのがありますので、ぜひこれについては考え直していただきたいなというふうに思うんですが、それについてどのようにお考えでしょうか。 ◎都市デザイン課長   委員御指摘の看板のことについてでございますが、まず、注意喚起等を含めまして、公共のサイン、看板類をつけるというのは、現在、屋外広告物条例におきまして、公共広告物としての届け出を私どもの都市デザイン課のほうにいただくことになっております。これを受けて、公共サインデザインマニュアルに書いている趣旨への適合について協議をして、この協議の結果に基づいて設置するというルールはできております。  御指摘の注意喚起の看板につきましては、土木局においては多数ございますことから、まず、設置基準について双方で協議を行い、土木局において設置基準を定めましたので、道路上における注意喚起の看板については、この設置基準に基づき土木局が設置していくということで運用しているというところでございます。  御指摘の看板が地味であるということについては、その場所等の情報量等にも左右されます。例えば、その上に道路標識がついているとか、あと、電柱の反射板のようなものが巻いてあるとか、電柱というのは実はいろんな情報が添架されておりますので、そういうところに一気に看板なりをつけていきますと、やはり情報量が過多になってなかなか目立たないこともあるということで、看板のデザインもさることながら、そこの状況に応じてどういう出し方をするのがいいのかというのは今後の研究課題であろうと思っておりますので、この点については、土木局とともに調査研究を重ねてまいりたいと思っております。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  一律にああいう地味なのでいいんだというんじゃなくて、はっきり言って目立たなきゃ意味ないんですよ。幾らほかに看板があろうがなかろうが、そんなことよりも、そっちを見ない人が多いから、ここにせめてこういうのをつけて少しでも安全性を高めようという、こういう形ですので、公共サインデザインマニュアルですかね、それを土木局と協議した上で、ぜひまた改定もしていただければと。もう少し意味のあるものにしていただかないといけないかなと思いますので、よろしくお願いします。  もう1点、意見、要望としまして、市民の意見も聞いていただいたほうがいいかなと思うんですね。はっきり言って、ごみ置き場の看板は物すごく評判が悪いんですよ。非常に小さな字で書いてあって、絵を入れたり、デザイン的にはすごくいいと思うんですけど、デザイン的にいいかどうかというのとごみ置き場がはっきりわかるかどうかというのはまた別の問題ですのでね。さっきの注意喚起の看板と同じで、目的がそれぞれありますので、何でもかんでも同じような茶色っぽいデザインであれば、見た目はいいかもわからないんですけど、本当に役立つのかどうか、市民の意見も、アンケート調査なりが可能であればぜひやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  次に、事務事業評価シートの60ページの危険ブロック塀対策ということで、これは、昨年、大阪府北部地震で、非常に残念なことに、幼い子供さんが地震によるブロック塀の倒壊によって亡くなられて、しかも、事もあろうに、それは学校のブロック塀であったんですよね。それも違法な状態であったということが明らかになったわけですけど、それを受けて補助制度をされたと。もちろん当然ながら、公共施設の危険ブロック塀は全部ちゃんとされているわけですが、民間の危険ブロック塀を少しでもちゃんとした安全なものにかえてもらうための補助制度というふうに理解をしているわけなんですけども、これについての実績をお聞きしたいと思いますので、お願いします。 ◎建築指導課長   危険ブロック塀補助につきましては、平成30年――去年の10月からスタートしまして、昨年度は15件ほど申請を受理しております。本年度は、現在の時点で8件の申請を受理しております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  私がまちで見かけますと、かなりまだまだあるなというのが現実だと思うんですけど、そこが通学路になっているかなってないかということももちろん問題なんですけど、人が通る以上、それは何とか最終的にはちゃんとした適正なものにしていただきたいなと思っておるんですが、逆にどこが危ないとか、そういう情報というのはそちらのほうには入るようになっているんでしょうか。 ◎建築指導課長   危険ブロック塀の情報につきましては、一般市民の方からの通報がまず建築指導課に入ることが多いです。2点目は、教育委員会のほうに学校関係者の方が、通学路上であのブロックは大丈夫ですかというような情報が入りますので、昨年度、地震発生以後、教育委員会と建築指導課は一応情報共有しておりまして、教育委員会に入りました情報は全て建築指導課で受けまして、現地確認を行っております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   それでは、調査をして危険と思われるブロック塀については、調査した後、具体的に何かしてらっしゃるんでしょうか。 ◎建築指導課長   現場に行きましてブロック塀の状況を見た上で、やや危険と判断されるものにつきましては、所有者に対して維持保全の文書を送付しております。その際に、補助を受けられる案件でありましたら、補助制度もあわせて御案内しております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。
     たしか最大10万円の補助だったと思います。当然、所有者が一定負担して、それに対して補助する形ですから、お金がないとかいろんな事情でできない方は当然いらっしゃるとは思うんですけど、これは、私有物ですかね、個人のものを撤去する費用を補助するという形で、私自身はこれが限度かなとは思います。垣根にするときは少しまた別の補助がさらにあるというふうに聞いてますけど、そこをもうちょっと、宣伝じゃないけど、ぜひこの補助をまずしっかり広報していただきたい。  もう1点は、これは国、県、市で補助するという仕組みになっているというふうに聞いているんですが、国の補助等が万一なくなったとしても、ぜひ西宮市としては続けていただきたいなというふうに思いますので、それを意見、要望として申し上げさせていただきます。  最後に、事務事業評価シートの68ページなんですが、市営住宅の改修事業となっております。  まず質問させていただきたいのは、エレベーターのついていない市営住宅というのは、戸数で言って全体の何%ぐらいあるのか、何戸あるのか、お教えいただけますでしょうか。 ◎住宅整備課長   委員の御質問で、エレベーターのついていない市営住宅ですけども、戸数は、今正確な数字はわかりませんけども、まず、ついていない住棟数ということでいきましたら109棟ございまして、全体で言いますと220棟余りだったと思いますので、約半分ですね、約半数の住棟が階段室型住棟となっております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   この中でエレベーターの設置の要望というのはどれぐらいあるんでしょうか。 ◎住宅整備課長   階段室型住棟へのエレベーターの設置の御要望としましては、先般、東鳴尾町1丁目の3号棟のほうから、自治会さんの総意ということで提出をされまして、設置の要望書をいただいております。今後、そちらのほうにつきましても、設置に向けて御説明等を進めてまいりたいというふうに考えておりますけども、全世帯同意ということが今のところは市の方針としてございますので、それらを踏まえて、今後、場合によりましたら方針の見直しなども含めて、引き続き検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   御承知のとおり、高齢化ですし、今触れていただいた、先日、私も市長に面談して、そのときに要望書を地域住民の方と一緒にお渡しさせていただいたんですが、住んでいらっしゃる方は、まずほとんど60代以上、しかも、心臓病を持っておられる、あるいは90代の親と一緒に住んでいて介護している、あるいは視覚障害者、要介護、あるいは膝関節が変形症になっているとか、病気療養中、歩行困難とか、お聞きしてますとかなり大変な状況なんですね。これはまだ、ある面で氷山の一角かもわからないんですけども、東鳴尾1丁目には3棟あるんですが、一つだけ取り残されてまして、それはやはり、かつてつくろうとしたときに、非常に反対する方がいらっしゃった、約1名の方が非常に反対したことでできなかったということなんですけど、状況が大分変わってきまして、ほぼ皆さん、今回は了解されて、ぜひやってほしいということですので、ぜひ前向きに進めていただければというふうに思います。  それともう一つは、全員同意しなければだめというのは余りにもハードルが高過ぎる。例えばマンションの建てかえでも5分の4でいいんですよね。だから、5分の1が反対していてもマンションの建てかえはできるわけですから。全員同意というのは条例か何かに入っているんですか。一つだけ教えてください。 ◎住宅整備課長   全世帯同意につきましては、条例などで設定しておりません。と申しますのは、現在の方針としましては全世帯同意というのをさせていただいておるんですけども、これはやはり、設置によりまして家賃等の御負担が入居者の方に課せられるということがございますので、そういうことも踏まえまして、全ての入居者の方に同意いただくということを最大の趣旨としております。  現在はそういうことを必須条件とはしておりますけども、最近、兵庫県ですとか大阪府の先進事例を持ちます自治体のほうへヒアリングを行ったり、中核市のほうへも調査を行いました結果、やはりそれぞれ同意率の考え方ですとか設置の目的というのはさまざまでして、ですから、これからそのあたりを踏まえて参考にしながら、同意率の考え方ですとか方針そのものの見直しについても取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ◆八代毅利 委員   特に条例改正だとかそういうことをしなくてもいいということでもありますし、改正が必要ならそれはすればいいんですけど、さっき言いましたように、所有しているマンションであっても5分の4でいけるわけですから、建てかえが可能なんですから。反対した人は当然出ていくことになるわけですけど、だから、それはやっぱりある程度どこかで線を引いて、余りにもハードルが高過ぎて――市営住宅というのはセーフティーネットなわけですけど、セーフティーネットから出ていかざるを得ないというのは何か変な話なわけですね。本当は住み続けたいけども、エレベーターがないからどうしようもない、この現状を見まして、東鳴尾の状況を聞きまして、これは余りにも酷な話ですので、1人が反対したから全部パーみたいな、そういうのはなくしてもらいたいなと。5分の4でなくてもいいですから、何でもいいというわけではないんですけど、ある程度の多数が賛成したらオーケーだという形をぜひ考えていただきたいなというふうに思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○松山かつのり 主査   樋ノ口はもういいんですか。土地区画整理の質問はもういいんですね。 ◆八代毅利 委員   済みません、事務事業評価シートの28ページ、樋ノ口土地区画整理事業ですね。  これについては、実は29ページの一番下のほうに「評価結果から明らかになった課題事項など」と書いてあるんですが、ここに書かれてますのが、「土地区画整理事業に関する職員の技術継承が行われていないため土地区画整理組合の許認可事務及び法に基づく技術的援助ができない」という、これが課題として明らかになったということなんですけど、これについてお聞かせいただきたいと思います。 ◎市街地整備課長   委員の御指摘の「評価結果から明らかになった課題事項など」ということで、今おっしゃったような課題がずっと書いてあるわけですけども、要するに、震災当時、かなり区画整理事業というのをやっておったわけですけども、その現役の世代が今はもう定年等でどんどん少なくなっておるところで、事業をやった人間がほとんどいないという状況になってきておるところなんですけど、今回、この樋ノ口の区画整理を契機に、若い人間にもそういうふうな事業の経験をさせて継承を図るというところをやっていく必要があるということでの記載をしているということでございます。  以上です。 ◆八代毅利 委員   ありがとうございます。  確かに見ますと、平成10年代ぐらいで大体終わってまして、直近では一つだけありますね、鳴尾駅前の区画整理があるということで、あれは比較的小規模だとは思うんですけど。ですから、鳴尾駅前でも多少はノウハウを積んでいると思いますので、さっきの用地買収じゃないですけど、やっぱりそういうのを共有化するというんですかね、土木局でやったのを共有化して、少ない材料かもわからないですけど、そういったものを一つの勉強材料として継承していただいて――これを見ますと、「令和2年度以降で対応する予定のもの」と書いてあるところで、「土地区画整理組合の法に基づく技術的援助」と書いてあります。これはどういうことでしょうか。 ◎市街地整備課長   技術的援助というところは、樋ノ口町というのは組合による区画整理事業ということで、組合員の方が主となって事業を行っていくということなんですけども、その主体となる方々が区画整理のことをほとんどわかっておられないという中で、実際の事業をするに当たってはやはり市の援助がどうしても必要になってくるということでございますので、今現在、準備組合というのを設立したところでありまして、その準備組合が設立されると市に技術援助の要請ができると法的に決まっておりますので、それを受けて、今現在、事業に関する調査、設計等を行っておるという状況でございます。  以上です。 ◆八代毅利 委員   先ほどの課題事項の中に、技術継承が、土地区画整理事業に携わった前の年代の方がいなくなったので技術的援助ができないという中で、来年度からそういう技術的援助をする立場になるということですよね。これは非常に大変なことだと思いますので、直近でやっている鳴尾駅前もありますし、そういったところからの情報収集なり、いろんな形で、外部からも当然援助があるかと思うんですけど、しっかりと技術的援助ができるような体制をぜひ整えていただきたい、これは意見、要望で申し上げさせていただいて、これで終わらせていただきます。 ◆河本圭司 委員   事務事業評価結果報告書の65ページのアスベスト除去等助成事業で、「成果・有効性」の評価内容の説明のところで、「アスベストが存在する建築物の数の予測ができないため、目標を設定するのは困難である」というふうに書いてあるんですけども、現状はどのようにされているのかというのをお聞かせください。 ○松山かつのり 主査   これは一問一答でいいですか。 ◆河本圭司 委員   はい、一問一答で。 ○松山かつのり 主査   一問一答で、この1問だけですね。 ◆河本圭司 委員   はい、1項目だけです。 ◎建築指導課長   吹きつけアスベストが使われている建物の把握につきましては、吹きつけ材自体が建物の外から見えない場合が多いことが原因で、実際のところ、市として何棟、何軒あるかというのは把握できてない状況です。ただし、吹きつけアスベストがある場合は教えてくださいというようなアンケートを過去に実施したこともありますし、現在のところ、吹きつけアスベストらしきものがあった場合は、成分調査を行う補助金を出しておりますので、今のところ、すごい数の補助申請がある状況ではないのですが、西宮市の中で吹きつけアスベストが露出してある状況は少ないとは感じております。  以上です。 ◆河本圭司 委員   わかりました。ありがとうございます。  意見、要望としましては、西宮市からアスベストの建物が根絶するように、これからも引き続きよろしくお願いいたします。 ◆岩下彰 委員   説明資料で項目を申し上げます。13ページの景観、17ページのバス利用促進対策補助金について、19ページの武庫川広田線――何度も出てますけども、質問させてもらいますね。それから、24ページの今出ましたアスベスト。五つだったかな。 ○松山かつのり 主査   今四つです。 ◆岩下彰 委員   四つですか。五つ言わなかったですか。 ○松山かつのり 主査   景観とバスと武庫川広田線とアスベスト。 ◆岩下彰 委員   まあ順番にいきますね。  13ページの景観で、前もこれは議論したことがあると思うんですが、私はいつも、電柱とか電線が景観をすごく損ねているんじゃないかという立場からいろいろ聞いているんですけども、一応先ほども出ましたけども、道路上にあるもの全てを景観の対象にしていると思うんですが、どうも電柱、電線というのが余りそちらから出てこないんです。その辺はどんなふうに考えられて位置づけられているわけですか。 ○松山かつのり 主査   これは一問一答でよろしいですか。 ◆岩下彰 委員   はい、一問一答です。済みません。 ◎都市デザイン課長   電柱につきましては、都市景観を阻害する一つの要因でありますと同時に、台風でありますとか地震等の災害の際に倒壊して災害への救助を阻害するなどの問題があるということで、特に我々のサイドといたしましては、都市景観を阻害する要因であるということは思っております。  本市では、都市景観向上のための無電柱化計画というものを数年前につくっておりまして、この中で、優先的に無電柱化を図っていく路線というのは、土木局と協議をし、定めているところでございます。土木局では、優先順位に基づいて事業を一定されているということになってございます。何分、市内全域に電柱がございますので、これを一気に進めるというのはなかなか難しいというところで、着実に土木局において、景観面と災害時の緊急輸送路の確保等の安全確保の面、両面を考えて実施をしていっているという現状でございます。 ◆岩下彰 委員   15年や20年ほど前の議論のときには、逆に無電柱化じゃないほうが、今のほうが災害には強いんだ、無電柱化のほうが弱いんだという言い方を当局はされていたんですよ。今だったら全然立場が変わってますね。今、千葉県の様子なんかを見ていたら、本当に電柱が、あれは東電がサボっているという報道がされているんですけども、何かむちゃくちゃになってますね。阪神・淡路大震災のときの停電とは質が違うので、あれは大変だなと思ってずっと見ていたんですけども、あれがもし無電柱化やったらどうだったんだろうな、あとは鉄塔だけぐらいかなと思ったりしたんですけども、強く感じてますので、進めていただきたいなと。  市としては、なかなか市道でしかできないわけだけども、市道ではどのぐらいできてますかね、何%ぐらいか。無電柱化は出てましたかね。 ◎都市デザイン課長   済みません、数値的なところは把握しておりません。申しわけございません。 ◆岩下彰 委員   また調べてください。土木局でも聞きますけども。  ということで、要するに景色の中で、景観の中にきちっと入れた視点をどんどんそちらから出してほしいわけですよ。  もう一個、歩道橋です。  歩道橋の議論も土木のときはするんですけども、一番最近で撤去されたのは小曽根線かな。本当にすっきりしてますね。その前は中津浜線の瓦木消防署のところですけども、これも本当にすっきりしてます。一番すっきりしているなというのは、よその市ですけど、宝塚市役所のところなんか、撤去されてあって、本当にすっきりして、私はよく通るので、運転しやすいなと思っていつも見ているんですけども、運転しやすいということは、歩く人にも安全だということですからね。歩く人が安全だということは、歩道橋は要らないわけですよ。なければないで、お互いがルールをより守ってやってくるんじゃないかなと私は思ってます。いやいや、通学路には絶対に要るんだとかいう話もありますけども、私は特に要るとは思わないですね、通学で歩道橋が要るとは。そんな1分か2分のことを、急いで早くしたってしようがないわけですから。だから、通学路の歩道橋の話は必要ないなと私自身は考えてます。そういう立場からこれからもまた訴えていきますので、よろしくお願いします。  次にいきます。  次は、バス利用の上屋2カ所、屋根をつくったのに補助を出したということですね。これは、年々ふえて二つなのか、例年どおりぐらいで二つなのか、初めて二つできたのか、その辺はどうですか。 ◎交通計画課長   これは助成をさせていただいておるんですけども、上屋とベンチ、バス事業者さんに――阪神バスさん、阪急バスさん、みなと観光も含めてなんですが、大体例年予算で、上屋は2カ所、ベンチは8カ所の予算をとって、先ほども申し上げましたが、バス事業者の皆さんと設置箇所について協議をして、できるだけ設置を進めていただいているという状況でございます。 ◆岩下彰 委員   これは、予算でもあり、これだけ実施されたという数字でもあるというふうにとったらいいわけですか。 ◎交通計画課長   はい、おっしゃるとおりです。本来であれば、もっと年間の設置箇所というんですか、ふやしていければいいんですけども、バス事業者さんのほうにもやっぱりそういう予算というんですか、限界がありますので、今、市との協議の中では2カ所、8カ所ぐらいで進めていただいているという状況でございます。 ◆岩下彰 委員   全体のバス停は幾つあったんですかね。 ◎交通計画課長   市内全体では実は629カ所ございます。これは、当然、阪急、阪神、やまなみバスも含めてですけれども。 ◆岩下彰 委員   うち、ベンチのほうじゃなくて、上屋のほうで幾つぐらいあるわけですか。 ◎交通計画課長   これはこの3月時点の設置箇所なんですが、上屋は252カ所ございます。 ◆岩下彰 委員   思ったよりたくさんついているんだなという印象は持ちました。進めていただいたらいいと思いますよ。
     バス停については以上です。  それから、樋ノ口――樋ノ口を言うたかな。 ○松山かつのり 主査   いや、出てきてません。 ◆岩下彰 委員   樋ノ口は言うてなかったか。済みません。  樋ノ口のことで私も質問したいんですが、樋ノ口区画整理は、あの地域全体の何%に当たりますかね。対象面積というか、わかりますか。 ◎市街地整備課長   済みません、もう一回。 ◆岩下彰 委員   あの地域の区画整理の対象はどのぐらいで、これがそのうちのどのぐらいに当たるのかということ。 ◎市街地整備課長   甲東瓦木土地区画整理区域ということで決定したのが、昭和の時代ですけど、183ヘクタールとなりまして、その当時、事業ができたのが約4分の1の面積ができたんですけど、残りの4分の3ができてないという状態で長い間停滞しておったということで、一旦その区域の決定を取り消したという経緯がございまして、そういうことで、全体という比較が――その当時の183ヘクタールの計画決定がまだ残っておるとすれば、6.6ヘクタールの区域ですから、その割合ということで確認いただければというふうに思っております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   地域のイメージとしては、中津浜線と阪急神戸線と171号と武庫川、これに囲まれたのが対象だったんですか。もちろん完成しているところもあるだろうし、学校もあるし、その辺はどういうふうに……。 ◎市街地整備課長   今おっしゃったとおりでございまして、武庫川より西、171号より南、阪急よりも北、今津線よりも東で、一部、北東の部分はその区域には入っていないということで、183ヘクタールです。 ◆岩下彰 委員   今津線というのは阪急今津線のことですか。 ◎市街地整備課長   はい、今津線です。 ◆岩下彰 委員   あれよりも東ですか。結構広い地域を指すということですね。  それでいいんですけども、去年の9月にスタートしてから現時点までの進みぐあいをもう一回お願いします。 ◎市街地整備課長   まちづくり協議会というのを去年の9月に設立して、本格的に事業をやっていこうということで、したわけですけども、実はことし8月の末に先ほど言いました土地区画整理事務組合というのが設立されて、これが法的な事実上のスタートということになってるわけですけども、それまでにいろんな測量―― 一つ一つ土地の面積をはかっていったり、計画道路の線形をどうするかとかいうような設計等について今までこの1年間はやってきたと。今後は、仮換地指定というのが一番大きな区画整理の手続ですから、あなたの土地はどこに行ってくださいというようなことで、土地は何平米減りますよというのを通知するわけですけども、それを来年の3月までに何とか同意を得てやっていきたい。その同意をいただければ区画整理組合が正式に発足するということでございます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   全体から言えば少しですけども、着実に進めていただいて、そういうふうにすることがいいんだということを周りの人にも思っていただかないと、これから後が進まないと思うし、甲子園段上線を私の生きている間によろしくお願いしますね。甲子園段上線、お願いしますよ。  それで樋ノ口は終わります。  次が19ページの武庫川広田線で、最後のページに、8平米買収できて、235万7,100円払った、こうなってますね。8平米というのはどこでしたかね、それが一つと、値段的にはどうなのかということを教えてください。 ◎市街地整備課長   今御指摘の8平米につきましては、事業地といいますか、道路にかかっているところはもちろん買収するわけですけれども、残地が残る場合がございます。使い物にならない残地が残った場合に、それもあわせて買収するということにしておりますので、それが用地特会で8平米の残地を買ったということで、金額がたしか235万7,100円という数字になっておりまして、それが8平米の対価ということになります。 ◆岩下彰 委員   一つは、それが妥当だと判断されているのか。この事業は、先ほど出た委託された業者の仕事ですね。じゃないんですか。 ◎市街地整備課長   もちろん、こういう土地を買う場合、不動産鑑定を行うわけですけれども、その鑑定に基づいて平米当たりの単価、こういうのが出てきておりますので、それがお墨つきといいますか、鑑定士に鑑定していただいたということですから、それを採用するということでございます。 ◆岩下彰 委員   妥当だというふうに思ってはるわけで、それはそれでいいんですけれども、先ほど申し上げた、委託された業者がやっていることなのか、そちらがやったことなのか、それを教えてほしいんです。 ◎市街地整備課長   今、委託とおっしゃったのは、多分用地交渉をする阪神高速プロジェクトサポートというところのことをおっしゃっていると思うんですけど、その土地の価格については、そこには委託はしておりません。用地交渉は阪高プロジェクトに委託してますけども、あくまでそういう土地の鑑定につきましては、別途、鑑定士さんに依頼して算定しておるということでございます。 ◆岩下彰 委員   市がやるときのやり方で値段を示して、それが最高値になるのかな。阪神の会社のほうも、それが天井ですよということで相手と交渉していくわけですか。 ◎市街地整備課長   我々が土地の価格を提示すると、それを交渉の材料にできないといいますか、それがファイナルアンサーですので、それで売っていただけるかどうかということになっていくということでございます。 ◎都市総括室長   少し補足をさせていただきます。  用地交渉の交渉自体は委託をしております。ただし、買収契約をするのは、市、あるいは公社で先行買収をしているというところでございますので、あくまでも市が出した単価で買っているということでございます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   まだ8平米ですから、全体の土地から言えば微々たるものかなと思うんですけども、あそこにファミリーマートかな、セブンイレブンやったかな、何かコンビニがありましたね。あそこの前にちょこっとした小屋がありますね。あれのことですか。じゃないのかな。 ◎市街地整備課長   その小屋の隣に三角地がありまして、それが一部道路にかかっているものとかかってないものがあるということで、その三角地が8平米となっております。 ◆岩下彰 委員   わかりました。  かなり入り組んでいるなという感じが今話を聞いていてわかったんですけれども、これも長いね。先ほどの甲子園段上線も長いけども、私の生きている間にひとつよろしくお願いしますね。  次にいきます。次はアスベスト。  先ほども出ましたけれども、アスベスト、除去1件100万円となってます。これはどういう数字なのか。補助として出したのが1件というのは間違いないと思うんですけども、たった1件ですか。 ◎建築指導課長   昨年度の実績で上げさせていただきましたのは除去工事費の補助で、対象物件は1件です。100万円は、補助申請者に対して支払われた金額になります。  以上です。 ◆岩下彰 委員   わかったという返事をせないかんのかな。ようわからんのやけどな。  私が聞いているのは、アスベストの除去が何カ所かあって、市が補助したのは1件ですよとこれを見たらいいのか、それをもう一回教えてほしいんですが、どう読んだらいいんですか。 ◎建築指導課長   建物に吹きつけアスベストが存在した場合は、除去工事費を市のほうで補助することができるようになっております。昨年度、民間マンションの電気室だったんですけども、そこにアスベストがあることがわかりましたので、その所有者の共同住宅の方々から補助申請がありまして、このアスベストを除去しますという形で申請がありました。それに対して補助金を100万円出しております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   そういう仕組みはわかりました。ということは、市民の方から申請というか、アスベストが見つかりましたよがない限りは、市からはわからないということですね。 ◎建築指導課長   市民の方々も、これがアスベストなのかどうかというのは、基本的に見てわかるものではないです。ただし、昔からよく駐車場等にありましたむき出しの綿のようなものが吹きつけアスベストと言われてまして、これは昔からアスベストが含有されている可能性が高いとされてますので、一般の方は、自分の建物を見渡してそのようなものがあれば、まず、これにアスベストが含まれているかどうかの調査費の補助を市はやっておりますので、していただくことになります。調査費の補助は100%補助になってますので、市民の方は1円の負担もなくできるようになってますので、もし御近所に怪しい吹きつけ材があれば、市に申請していただければ、アスベストが入っているか入ってないかの調査をまず行うことができます。昨年度の除去工事を行いました物件も、その前年度に調査費の申請がありまして、その調査結果でアスベストが含まれているということがわかりましたので、次年度に除去工事の補助申請があったという状況です。  以上です。 ◆岩下彰 委員   物を知らなくて申しわけないんだけども、建物を壊したいときには必ず市のほうに知らせないといかんものなのか。大きな建物は当然だと思うんですけども、その辺はどうなってますかね。 ◎建築指導課長   アスベストが含まれている可能性がある建物を解体する場合は、大気汚染法に基づきまして申請が必ず要ります。それは、環境部局のほうで所管してやっております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   というのは、私が勤めていた瓦木小学校というところに、戦前か戦後直後ぐらいの建物が残っていて、それを使っておったんです。ある時点からアスベストがあるから使うなと言われて、物すごく人数の多いときだったんだけども、2階建ての木造建物があって、音楽室があって、私は音楽をやっていたから、今から考えたら恐ろしいことをやっていたんやね。アスベストのある部屋で音楽の授業をやっていたわけだから。 ◎建築指導課長   アスベストの使用目的なんですけども、当初、吸音というか音を吸い込んでくれるということで、今おっしゃられたように、音楽室とかで使われていたことが多いんですが、ただ、その場合でも、天井の裏側であったりとか、露出した状況ではなかなか例が少ないと思います。建物をそこで使用する分には、飛散しなければ特に健康被害はないと考えておりますので、やはり解体するときに含まれているものをきちっと把握して対応することが重要だと思っております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   そうこうしているうちに、この間、私の家の近くのマンションが3カ月ほどかかって解体しました。そこの看板には、アスベストをちゃんと調査して、何ともないことがわかっているとか、そういうことが書いてあって、解体してましたから、これはちゃんとアスベストを調べて解体しているんだなという理解をしているんですけども、そういうのがわずか1件しかないというのはちょっとどうなのかな、私たちは、本当にこんな数字で信用しておっていいんですか。 ◎建築指導課長   正確な数字は今把握してないんですけども、環境部局のほうで、毎年ある分の解体はきちっと申請が上がってきてますので、それがきちっと全て上がってきているかどうかというのは、申請主義になりますからわかりませんが、1件ということではなく、解体事業者は建物の規模に応じて解体前にアスベストの有無を調査しなければならないというふうになっておりますので、それで現在は動いております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   我々市民にとってもっとわかりやすく言ったら――わかりやすいかどうかは別として、何年ぐらいに建ったものとか、この時期にはよく使われてましたよというのがたしかあったような気がしたんですが、それはいつでしたかね。 ◎建築指導課長   昭和38年から50年ぐらいまでが一番多いと言われております。その後、業界の自主規制であったりとか、各種法律の改正が行われてまして、最新の改正は平成18年の建築基準法の改正があるんですけども、昭和50年から平成18年の間でもゼロということはないという状況です。ただし、一番危険な吹きつけが多く行われていたのは、昭和50年ごろまでというふうに聞いております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   これでわかりましたけど、そういうふうな建物が壊されるときは、私たち周りの住民は気をつけておかなきゃならないなということを今感じました。よろしくお願いします。  以上です。 ○よつや薫 副主査   簡単に2点ほど。  先ほどからアスベストの件で、佐藤課長が急に忙しくなって申しわけないんですけども、大体のことは今のお2人の質問でわかった――二つというのは、一問一答で、もう一つはUR借り上げ復興住宅のことについてということで、2問ですね。  そのうちの一つはアスベスト。大体わかったんですけども、先ほどの岩下委員から言われたように、1件というのは、目標値が1となってますよね。これがもしふえた場合はどういうふうな措置をされるのかなというのをまず1点目にお聞きします。
    建築指導課長   事務事業評価で表記させていただいてます補助関係の目標なんですけども、補助関係の事業は、相手方から補助申請が出てきて初めて実績が上がりますので、この評価シートの中で目標値として上げるのはちょっと難しいところがありまして、苦しみながら書いているところではあります。  実際のところ、何件ぐらい出てくるかなということを予想して予算組みはしておるんですが、仮に予算以上の申請が出てきた場合は、財政課と打ち合わせしまして、補正なりで対応していこうと考えております。  以上です。 ○よつや薫 副主査   これはホームページにも上げてはるので、これを見たら、解体とか除去に心当たりのある方は大体わかると思うんですけど、知らん人はそのままスルーしてしまうというか、そんな感じがするんですよね。私もこのアスベストに関しては何回か一般質問でもしてますので、大体いつごろに建てられた建物が危険かというのも大体把握しているつもりなんですけれども、恐らくどんどんふえてくるだろうという予測を立てるべきだろうと思うんですね。  補助対象となる一つの要件としては、公共施設を除く建築物ということですよね、ちょっと具体的に聞きましょうか。これは何でも対象になるということですかね。何でもというか、建物について吹きつけアスベストがある程度推測されるものはということでよろしいんですか。 ◎建築指導課長   まず、補助対象となりますものは、露出して吹きつけされているアスベストについて調査及び除去ということになります。また、解体予定の建物は、現在のところ、補助対象から外しております。  以上です。 ○よつや薫 副主査   わかりました。だから少ないなというのは今のでよくわかりました。解体はすごい勢いで多分これからふえるだろうと思いますので、それはまた環境局のほうで対応していただくということですね。  それと、事務事業評価の中の65ページの課題となったことのところに、「普及啓発活動を充実させる」と書いておられますけれども、これは、具体的に今までもうされていたのか、今年度する予定なのかというのを教えていただけますか。それだけ。 ◎建築指導課長   この補助制度自体は平成23年度からスタートしておりまして、去年で8年間やっております。周知につきましては、市政ニュース、ホームページ等でやっているというのが現状でありまして、当初から特に変わってはおりません。  以上です。 ○よつや薫 副主査   そしたら、これは要望みたいなものになりますけど、もうちょっと何とかなれへんかなと思うんですね。この件数が調べるだけのこと――調べるだけのことと言うたらあれですけど、調べるのというのはなかなか素人は――ほとんどの人が素人なわけですから、もうちょっと周知を徹底していただきたいなと思います。  この点は以上です。  次に、UR借り上げ復興住宅のことにつきまして、4月24日でしたか、第1審の判決が出てしまったということで、入居者の方――これは4月の新聞記事ですけれども、当初のいきさつはきょうはあえてほとんど省略しますけれども、60代から80代の男女9人というか7世帯だと思うんですけれども、その方たちに対して市が訴訟を起こされた、そういう事案ですけれども、判決が出て、やはり非常にしんどい思いを入居者の人たちはされていると思うんですよね。それで、この問題が明らかになって約6年間だと思うんですけれども、その間のしんどさと、特に今度は裁判で訴えられたしんどさというか、つらさがあると思います。  そこで、これは多分、6月議会での一般質問であったと思うんですけれども、とりあえず今現在、どういうふうな――その前に、市長の6月議会のときの御答弁が、全ての借り上げ住宅の入居者に丁寧にきめ細やかな対応を行っていきますという、これは答弁じゃなくて、新聞記事だったですかね。これは4月の裁判直後のコメントやったと思うんですけれども、今はそういう状況がちょっと進んで、現状はどういうふうな対応をされているのかをまずお答えいただきたいと思います。 ◎住宅調整課長   平成31年4月24日に第一審判決が確定いたしました。そして、相手方のほうから、令和元年5月8日に控訴がありました。大阪高等裁判所は、控訴に関する手続を審理し、11月5日に第1回目の期日が指定されることになりました。  以上です。 ○よつや薫 副主査   裁判のことを聞いたということではなかったんですけど、裁判の期日が11月5日に決まったというのは、これは今初めて聞いたんですけど、10月末かなと思っていたんですけども、わかりました。  それで、被告とされた方々に対して、このままであったら非常に苛酷な第一審の判決になると思いますので、市としては、丁寧にきめ細やかな対応を行っていくという市長のコメントもあったわけですから、それで裁判でばんばん、ばんばんやり合うというだけじゃないというふうにあるべきだと思うんです。その点は、できることはされているんですかね。 ◎住宅調整課長   市長のコメントにありますように、今裁判中のURの入居者の方に対しても、丁寧できめ細かい対応をするということで、石井市長が就任してから7回、面会しております。直近では7月18日に入居者と面会する予定でしたけれども、入居者の人が急遽欠席になりましたので、相手方の担当弁護士と面談いたしました。  以上です。 ○よつや薫 副主査   このままやったら余りにもやはり気の毒過ぎると思うんです。そもそもが福祉的な見地からの住宅行政の一つの対応やったわけですよね。それが、ほかの会派の方もおっしゃっていたと思うんですけど、市民を被告にするということになって――それは前市長のときの流れをそのまま引き継いじゃったということなんです。でも、私は、裁判の内外どっちでもいいですけれども、和解とか――はっきりとここで言ってしまうことは難しいと思うんですけれども、そういう対応もあるだろうと。その場合にどういう交渉、協議をするかというのは、なかなかここでは話しにくいと思いますけど、そういうものも視野に入れて、できたらやっていただきたいと思うんですが、その点はいかがですか。 ◎住宅調整課長   委員のおっしゃるように、ただいま訴訟中で、判決が確定しておりませんので、答弁は差し控えるんですけれども、ちなみに、第一審の中では和解の交渉が2回ほどありました。市のほうとしては、お互い弁護士を代理として立てておりますので、直接入居者の方とお話しできるという状況では現在ございませんので、裁判を通してまた何らかのアクションがあればきめ細かい対応をとってまいりたいと思います。  以上です。 ◎住宅部長   今、富山課長からのほうからも申し上げましたとおり、裁判ということで、住みかえを前提という状況ではございますが、そういう状況の中で、また、こういう裁判を今やられている中で、刻々と状況が変わってきておりますので、そういった状況の中でいつでも対応が機敏にできるような体制は今とっております。その中で、どうしても水面下の話ですので、なかなかこういう場で細かいお話はできないので、そこの部分は御了承願いたいんですが、市長も言ってますように、きめ細やかという部分については、我々も当然そういうふうに思っておりますし、議会のほうからも丁寧にというお話を前回もいただいておりますので、そこは配慮しながら、できるだけ救えるような状況をつくっていきたいというふうには考えています。ただ、できる範囲というのがありますので、そこは御理解を得ながらという形にはなりますが、今後もそこは続けていきますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○よつや薫 副主査   お答えできる範囲のことは限られて、この場では難しいと思うので、今、芦田部長からもありましたように、水面下で――水面下でああせえ、こうせえというのをここで言うわけにいきませんから言いませんけど、要するに、あの裁判の一審判決のような形の苛酷なというか非常に厳しい状況をできるだけ緩和するという意味で、本来の住宅行政に立ち返ってやっていただきたいなと思うんですね。  さっきから言ってますように、本当に高齢者の方で、個人的にも、心も体ももうぼろぼろやとおっしゃっていた方もありますし、そういう人たちにこれ以上の厳しい状況を強いるようなことのないようにしていただいたらいいかなと思います。  これ以上言えないですけれども、きめ細かなということが積極的な意味で、本当の意味できめ細やかなという、これはぜひお願いしておきたいと思います。  以上です。 ○松山かつのり 主査   ほかに御質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   では、私のほうから1点だけ。 ○よつや薫 副主査   では、主査の職務をお預かりします。 ○松山かつのり 主査   バス事業の1項目について一問一答でさせていただきたいと思うんですが、さくらやまなみバスの運休が156便あったと。これは多分所管が違うので、お答えできないかもしれませんけども、今、民間の電鉄なんかでしたら計画運休をしてますよね。だんだん災害も厳しく大きく強くなってくる中で、さくらやまなみバスとかぐるっと生瀬に関しても、やっぱり計画運休というものも視野に入れて取り組みをしていかなければいけないんじゃないかなというふうに思っているんですが、その辺、防災危機管理局との連携になってくると思いますが、当局のそのあたりのお考えというのがあればお聞かせ願いたいと思います。 ◎交通計画課長   主査がおっしゃられている計画運休につきましては、JRとかが最近、社会的な混乱を避けるために事前にそういう運休を告知して、一定エリアで全面的に運行をとめるというようなことをされておるんですが、さくらやまなみバスも、御指摘のとおり、156便、台風の影響で運休いたしました。現在、さくらやまなみバスでは、豪雨時であるとか台風時など、そういう運休判断というのは、盤滝トンネルの通行どめ状況に基づいてます。これは、県から阪急バスに直接連絡が行っているんですけれども、そのあたり、運行事業者の阪急バスとも、計画運休についての判断ですとか、考え方について確認はさせていただきました。やはりバスは、鉄道と違いまして、道路が使えればというんですか、道路が運行できれば運行が可能というような事情もありまして、仮に物すごい台風が来るとかであって、事前に運行計画、道路が通行どめになるような情報が物すごく早い段階で出たら、計画運休というのもあり得るのかなという話にはなったんですけれども、ケースとしては非常に少ないのかなというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○松山かつのり 主査   道路が使えたら計画運休は要らなくて、そのまま運行してもいいんじゃないかという話だと思うんですけども、電鉄は、走れるんと違うかなというぐらいのときにもとめてますでしょう。その辺、一定、線路というか道路が――さくらやまなみバスは山の中を通るので、危険度が高いんと違うかなと思っているんですね。そういった意味でも、これは防災危機管理局との連携になってくると思うんですけども、その辺は考え方を一定整理したほうがいいのかなというふうに思います。僕は、線路より道路のほうが危険やと思ってますので、その辺、御検討をお願いします。  以上です。 ○よつや薫 副主査   では、主査の職務をお返しします。 ○松山かつのり 主査   ほかに御質疑はありませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○松山かつのり 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、認定第5号の本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は後日一括して行います。  以上で本日の日程は終了しました。  なお、来る9月30日午前10時に分科会を再開しますので、定刻御参集くださいますよう、よろしくお願いします。  これをもって本日の分科会を散会いたします。  ありがとうございました。           (午後2時33分散会)...