西宮市議会 2019-07-08
令和 元年 6月(第 1回)定例会−07月08日-07号
議事調査課長
新 田 智 巳
〔午前10時 開議〕
○議長(
大石伸雄) おはようございます。
ただいまから
西宮市議会第1回定例会第7日目の会議を開きます。
現在の
出席議員数は40名であります。
本日の
会議録署名議員に、会議規則第87条の規定により、宮本かずなり議員、
吉井竜二議員を指名します。
本日の議事日程は、タブレットに配信またはお手元に配付のとおりであります。
これより日程に従い議事を進めます。
まず、日程第1 議案第1号ほか10件を一括して議題とします。
各件に対する委員長の報告を求めます。
まず、
総務常任委員長 篠原正寛議員。
◆30番(篠原正寛)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第1号西宮市
附属機関条例の一部を改正する
条例制定の件、議案第2号西宮市
市税条例等の一部を改正する
条例制定の件、議案第3号西宮市
火災予防条例の一部を改正する
条例制定の件、以上3件につきましては、去る7月2日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、議案第2号については賛成多数をもって、他はいずれも異議なく原案を承認すべきものと決定いたしました。
以上、
委員長報告といたします。
○議長(
大石伸雄) 次に、
民生常任委員長 川村よしと議員。
◆19番(
川村よしと)
民生常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第4号西宮市
農業共済条例の一部を改正する
条例制定の件、議案第5号西宮市
食肉センター条例の一部を改正する
条例制定の件、議案第6号西宮市
食肉地方卸売市場条例の一部を改正する
条例制定の件、以上3件につきましては、去る7月3日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、
委員長報告とします。
○議長(
大石伸雄) 次に、
健康福祉常任委員長 うえだあつし議員。
◆7番(うえだあつし)
健康福祉常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第7号西宮市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する
条例制定の件、議案第8
号西宮市立中央病院企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する
条例制定の件、以上2件につきましては、去る7月2日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、
委員長報告とします。
○議長(
大石伸雄) 次に、
教育こども常任委員長 山口英治議員。
◆25番(
山口英治)
教育こども常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第9号西宮市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定の件、議案第10
号西宮市立地域子育て支援施設条例の一部を改正する
条例制定の件、以上2件につきましては、去る7月2日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、
委員長報告とします。
○議長(
大石伸雄) 次に、
建設常任委員長 松山かつのり議員。
◆24番(
松山かつのり)
建設常任委員長報告。
ただいま上程中の議案第11号西宮市
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定の件につきましては、去る7月3日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、
委員長報告といたします。
○議長(
大石伸雄) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、順次発言を許可します。
まず、ひ
ぐち光冬議員。
◆8番(ひぐち光冬) ただいま上程中の諸議案のうち、議案第2号西宮市
市税条例等の一部を改正する
条例制定の件について、
日本共産党西宮市
会議員団は反対いたします。
以下、理由を申し上げます。
本議案は、例年行われる地方税法の改正と、
森林環境税・譲与税などを創設する2本の法案が国会で可決成立したことを受け、関連部分を条例化するものです。その内容は、
消費税増税対策としての
住宅ローン控除の拡充や車体課税の
大幅見直しなどの措置が中心です。
住宅ローン控除の拡充では、所得税における控除期間が延長になったことに伴い、所得税額から控除し切れない額を
個人市民税から控除する措置についても10年間から13年間へ3年間延長するものです。ただし、延長される対象は、
消費税引き上げ日のことし10月1日から来年――2020年12月31日までの15カ月間に新築取得した場合のみに限定されます。個人住宅に係る
負担軽減措置は直ちに否定するものではありませんが、賃貸住宅に居住する者については消費税による
負担増対策はなく、市民の間に不公平感を持ち込むものです。
車体課税の
大幅見直しについては、
自動車産業界の要請に応え、
消費税増税対策として、ことし10月1日以降に
初回新規登録を受けた
普通自動車の
自動車税――これは県税ですが、恒久的に減税となります。あわせて、
軽自動車税も、10月1日から翌年9月30日までの間に取得した乗用車について税率を1%引き下げるなどの措置が行われます。
以上2部門は、
消費税増税の前後での需要の平準化、つまり、増税前の
駆け込み需要を抑え、増税後の需要の落ち込みをできるだけ減らそうという目的での対策ですが、国民の増税による負担増、
消費マインドの冷え込みは、このような小手先の対策で何とかなるものではありません。これまで3回の
消費税増税が行われましたが、今回のように、
実質家計消費が年25万円落ち込み、実質賃金は年10万円低下、内閣府が発表した景気動向指数が6年2カ月ぶりに悪化となるなど、政府自身も景気悪化の可能性を認めざるを得ないような景気後退の局面での5兆円に近い大増税は初めてのことです。
消費税増税ストップは今からでも間に合います。国民の暮らしと日本経済に大打撃を与えるこの無謀な増税の強行を食いとめようではありませんか。
反対箇所ではあと1点、
森林環境税の創設についてです。
当局は、まだ通知がなく、不明としていますが、この税は、2023年度末で期限切れとなる
復興特別住民税にかえて
個人住民税均等割に上乗せ徴収されるものです。
個人住民税の均等割は、固定額の課税であり、所得割が非課税となる人にも課税される逆進性の高い税であり、その均等割への一律額――県税、市税それぞれ500円、合計1,000円上乗せは、低所得者の負担をさらに強めるものです。
また、国や
温室効果ガス排出企業が引き受けるべき負担を、
森林吸収源対策や森林の
公益的機能の恩恵を講じずに国民個人に押しつけるものとなっています。
さらに、
森林環境譲与税として市町村と都道府県に配分されますが、不合理な配分率により、結果として森林のない大都市のほうが森林のある地方部より譲与額が大きくなるという矛盾も生じています。
以上のことから反対です。
なお、未婚の
ひとり親世帯への
個人市民税の
非課税措置の適用などは、必要な措置であり、歓迎するものです。ただし、所得税においてはいまだ改正されていません。この改正も急ぐべきであるということを申し添えます。
以上、反対討論とします。
○議長(
大石伸雄) 次に、
一色風子議員。
◆9番(一色風子) 議案第10
号西宮市立地域子育て支援施設条例の一部を改正する
条例制定の件について意見を述べます。
今回の条例の一部改正については、賛成はいたしますが、
指定管理者制度の中、懸念することがありますので、意見を述べたいと思います。
今回の条例の一部改正について当局は、軽微な仕様の変更としています。ですが、
年間利用者数1,141人の実績がある事業が一つ削られるということは、軽微な仕様変更と言うには、次回の再指定の際に影響は少なからず出てくるものと思われます。
健全育成事業が1日減る分は
子育てひろばをふやすという方針でいらっしゃるということは評価できるものですが、
指定管理料もそのことによりふえる可能性があるものです。
今回は、
子育て総合センター、
育成センター課も、
放課後施策推進課も、熱心に子供たちや
子育て世帯の最善を考えてくださる職員の方々ばかりなので、たまたまそのことが功を奏してよい方向に進んだのかもしれませんが、担当職員がかわる中で、またこの前例をもとに、
指定管理者制度の運用面で仕様の変更が再指定時に考慮されることなく継続して同じ事業所で運営されていくことになる場合、何らかのルールが必要と考えております。そのことを今後の課題として、今回の
条例改正を通して、
指定管理者制度の運用とともに子供たちの生活に影響が出ることがない制度を考えていただくように要望いたします。
以上です。
○議長(
大石伸雄) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事の都合により2回に分けて行います。
まず、上程中の各件のうち、議案第2号を除く10件の採決を行います。
上程中の各件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) 異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました10件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号の採決を起立により行います。
本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
大石伸雄) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第2号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第2 議案第12号を議題とします。
本件に対する委員長の報告を求めます。
まず、
民生常任委員長 川村よしと議員。
◆19番(
川村よしと)
民生常任委員長報告。
ただいま上程中の議案第12号令和元
年度西宮市
一般会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管科目につきましては、去る7月3日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、賛成多数をもって原案を承認すべきものと決定しました。
以上、
委員長報告とします。
○議長(
大石伸雄) 次に、
教育こども常任委員長 山口英治議員。
◆25番(
山口英治)
教育こども常任委員長報告。
ただいま上程中の議案第12号令和元
年度西宮市
一般会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管科目につきましては、去る7月2日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、
委員長報告とします。
○議長(
大石伸雄) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、順次発言を許可します。
まず、まつお正秀議員。
◆20番(まつお正秀) ただいま上程中の議案第12号、令和元年度――2019年度ですけれども、西宮市
一般会計補正予算(第1号)について、
日本共産党西宮市
会議員団は反対いたします。
以下、理由を述べます。
今回上程されている
補正予算は、総額1億1,570万4,000円ですが、そのうち
消費税増税に伴って政府が行う
プレミアムつき商品券発行に関連する
追加分補正だけで1億641万8,000円となっており、今回の
補正予算のほとんどがこの事業にかかわるものです。
この
プレミアム付商品券事業は、10月から実施される予定の
消費税増税への
負担軽減策として、
住民税非課税の低所得者と、消費税の増税を前提として行われる
幼児教育無償化に伴う施策ではゼロ歳から2歳までは
住民税非課税世帯に限定されることから、その対象外となる乳幼児を持つ世帯からの批判をかわすために、その子供の人数分に
プレミアムつき商品券を配付するとする政府の施策に伴い、その具体化を自治体が担って行う事業です。
具体的な予算として、前年度の3月議会では、その準備のための
補正予算3,300万5,000円が計上されましたが、ことしの10月からの事業実施であることから、こちらは使われずに繰り越しとなっています。そして、本格実施に向けた
新年度の当初予算で5億7,507万2,000円が計上されましたが、その対象などを精査していく、あるいは2歳までだった対象者を3歳半まで拡大したことなどによって、経費が増額となる見込みになったことから、その増額分として今回の
補正予算が提案されているものです。いずれも歳入は国から入ってくるお金ですが、国民の皆さんの税金で賄われる事業であることに変わりはありません。
今回の
商品券事業の問題点を具体的に四つ指摘します。
1点目、低
所得者対策と言いながら、この制度は単年度、すなわちことし10月から来年3月までの半年間だけの制度でしかありませんから、翌年度以降は消費税の増税分が低所得者や
子育て世代にも重く負担がのしかかってきます。
2点目、2万円で2万5,000円の
商品券を買えて5,000円お得になるわけですが、先に2万円のお金がまず必要になるという点です。低所得者が毎月の収支を考えながらやりくりをしている中で、5,000円の
プレミアムがついたとしても、手元に
商品券があることから無駄遣いをして、後でお金がなくなるということになりかねません。
3点目は、そうした批判をかわすために、今回は、4,000円で500円券10枚の5,000円
商品券を1冊として、5回に分けて購入できるようにしましたが、券の発行や券を購入するときに、その手数料が、郵便局の場合は、
商品券で購入できる
商品がありませんから、1冊につき60円、スーパーや商店は、
商品券販売が店の利用につながる可能性が高いことから、1冊20円が支払われ、商店の場合でも5冊で100円の手数料を市が支払うことになります。今回のように分けて購入できるようにしたことで、税金の支出がふえる仕組みになっている点です。
4点目は、自治体の手間や負担がふえるということも大きな問題です。4月からは、
プレミアムつき商品券の新たな部署が設置され、対象世帯を抜き出す作業、さらに、問い合わせに対応するコールセンターも設置されます。また、対象世帯には、引きかえ券を申請するかどうかの確認をまず行い、申請者には購入券を郵送で行うなど、合わせて3回の封書によるやりとりが行われることになり、その経費もばかになりません。この事業をしなければ、こうした人件費や手間がもっと別の形で
市民サービスに使えるということになるのではないでしょうか。
消費税は低所得者ほど負担がふえると言われている中で、今回の増税がさらにそれに拍車をかけることになります。今やらなければいけないことは、消費税に頼らない税の仕組みへ切りかえることであり、日本共産党が提案しているように、大企業に中小企業並みの法人税負担をしてもらう、所得が1億円を超えた途端に所得税が下がる仕組みで、特に外国と比べても大変低い株の売買や配当に対する税率を引き上げるなどによって行うべきと考えます。
今回の増税は、さらに消費不況を深刻にするとともに、店で食べれば10%、持ち帰れば8%になる軽減税率も大変わかりにくく、キャッシュレス決済によるポイント還元の仕組みも複雑で、カードを持っていない世帯は対象外という問題もあります。こうした政権に対する批判をかわす一時しのぎ、あるいは小手先の対策の一つである
プレミアムつき商品券に我が党は反対であることから、今回の
補正予算に反対するものです。
以上が反対討論です。
○議長(
大石伸雄) 次に、
一色風子議員。
◆9番(一色風子) 議案第12号令和元
年度西宮市
一般会計補正予算、こども支援局所管分、児童扶養手当支給等事業経費について意見を述べさせていただきます。
この事業経費は、未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時特別給付金になりますが、これは、消費増税対策と子供の貧困対策ということで給付されるものだということは先日の質疑でも述べましたが、対象は未婚の
ひとり親世帯が対象だという前提があるにもかかわらず、事務の負担が大きく、国の制度として当事者の暮らしが見えていないと感じる政策です。そのため、基礎自治体では、情報が届くように、また、なるべく支給対象者となる方々の事務負担を軽減するために、担当課は、周知のため、8月と12月の2回、市政ニュースに掲載を予定していること、予定よりも申請者が少ない場合は、案内書の発送をするなどして喚起していくこと、申請期間を最大限の期間、準備していることなど、対応予定です。その分、確認審査や手続等に自治体の担当課には大きな負担も強いることになります。通常業務にプラスする形で業務がふえるということです。
今回の
補正予算には反対するものではありませんが、暮らしの実態に即した運用ができるものであるべきということ、また、基礎自治体に与える影響を考慮されるべきであるということを、ぜひ市長からもこの現状を国に伝えていただきたいということを要望いたします。
以上です。
○議長(
大石伸雄) 次に、田中あきよ議員。
◆2番(田中あきよ) ただいま上程中の議案第12号令和元
年度西宮市
一般会計補正予算、西宮市
プレミアム付商品券事業費について反対の立場から討論させていただきます。
この事業は、今年度10月に予定されている消費税・地方消費税率の引き上げに対する低所得者、
子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起・下支えすることを目的としているという趣旨で行われる事業とされております。必要な経費は国が全額補助するとありますので、市の財政にはそんなに負担はないという考えもあるかもしれません。しかし、そもそもこの事業の税金の使われ方に納得がいかず、そこに人や時間、場所が使われることを市民は理解されるのだろうかということから、反対の立場をとらせていただきます。
反対の理由といたしましては、この
プレミアムつき商品券が低所得者の救済にならないと思うからです。5,000円という
プレミアムがどの程度の恩恵になるのか計算をしてみました。平成29年厚生労働省の統計から児童のいる世帯の平均家計支出が月28万3,000円ということなので、ここでわかりやすく25万円で消費税の計算をいたしますと、8%なら2万円、10%になると2万5,000円で、差額が5,000円。ちょうど
プレミアムつき商品券分ということになります。この計算はインターネットにありまして、大変わかりやすいので拝借しましたが、つまり、約1カ月で5,000円分を使い切ってしまうということになります。それが救済であるとは思えず、国が2,000億円近い税金をつぎ込む割には効果が期待できないことは明白です。
この事業では結局はどこが利益を得ているのかというと、この
商品券を印刷するノウハウを持っている旅行会社などであり、本来の趣旨とは違うところに税金が流れてしまっているということになります。
そのような理由からこの事業自体に反対であることから、
補正予算に対しまして反対するものです。
以上で田中あきよの反対討論とさせていただきます。
○議長(
大石伸雄) 次に、よつや薫議員。
◆21番(よつや薫) 上程中の議案第12号2019
年度西宮市
一般会計補正予算(第1号)につきまして討論いたします。
補正予算案中、
プレミアムつき商品券委託料等事務費6,641万円余り及び事業費4,000万円について国が全額補助するというものであります。
どうしても国がやらなければならないのであれば、国の財源で賄うのは当然であるとしましても、そもそも消費増税をこの秋10月1日に行っていいものかについて、全く疑問であります。消費税はそもそも社会保障の財源とするためとしておりましたが、そうでありましょうか。5%から8%に上げた後、政府は、その増税分は全て社会保障に充てるとしていたのに、実際にはそのうちの16%しか使われておらず、残りの約84%は国の借金返済に充てたと、これは国会の答弁で安倍首相みずから述べています。また、そもそも消費税とは、低所得者に打撃を与え、小売店や中小企業の負担を重くする逆進性の強い税制であることは当初より指摘されてきました。また、景気に与える影響も大きく、1997年、5%に増税したときには、戦後上がり続けていた実質GDPはマイナス3.5%となり、8%に増税した2014年には、内需はマイナス11.4%と落ち込み、実質GDPもマイナス7.1%と落ち込みました。
消費が落ち込まないようにするための手だてであり、経済的に弱い側に打撃を与える逆進性の税制を少しでも緩和しようとされているのがこの
プレミアムつき商品券ではありますが、期限があり、10%という税率が今後も長く続くことを前提とした措置にはなっておりません。また、所得税非課税世帯あるいは
子育て世帯のみを対象としている点も、そこから対象とされない人との公平性は担保できないのではないか、また、実施に当たって自治体の事務量の増加による負担も大きく、それとともに、各小売業者の負担、煩雑さは、それ以上に否めないものであります。
また、この消費税の増税に伴いまして、同時に軽減税率も実施されますが、これもまた、非常に実際の各小売店での混乱と公平性を疑いたくなるような線引きがあります。コンビニで総菜、お弁当は8%、イートインのコーナーで食べれば10%、牛丼、ハンバーガー、テークアウト8%、店内飲食10%、ノンアルコールは8%でビールは10%、オロナミンは8%で医薬品のアリナミンなら10%となって、わけわからへんと市民の声が聞こえてきます。
実質賃金は上がらないまま、10月以降、低所得者のエンゲル係数は
プレミアムつき商品券があっても高くなるとも指摘されています。消費増税そのものが無謀な税制であります。増税が前提の
プレミアム付商品券事業に係る
補正予算について、以上、反対するものであります。
○議長(
大石伸雄) 通告による討論は終わりましたが、ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
採決は起立により行います。
本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
大石伸雄) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第12号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第3 議案第13号ほか17件を一括して議題とします。
各件に対する委員長の報告を求めます。
まず、
総務常任委員長 篠原正寛議員。
◆30番(篠原正寛)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第13号財産取得の件〔
特殊災害対応支援車用資器材(西宮5)〕、議案第14号財産取得の件(
防火装備品)、報告第1号
処分報告の件〔(西宮市
市税条例等の一部を改正する
条例制定の件)
専決処分〕、報告第3号
処分報告の件{〔
訴え提起の件(
国家賠償請求事件)〕
専決処分}、報告第17号
処分報告の件{〔
訴え提起の件(
損害賠償請求事件)〕
専決処分}、以上5件につきましては、去る7月2日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定いたしました。
以上、
委員長報告といたします。
○議長(
大石伸雄) 次に、
健康福祉常任委員長 うえだあつし議員。
◆7番(うえだあつし)
健康福祉常任委員長報告。
ただいま上程中の報告第2号
処分報告の件〔(西宮市
介護保険条例の一部を改正する
条例制定の件)
専決処分〕につきましては、去る7月2日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、
委員長報告とします。
○議長(
大石伸雄) 次に、
教育こども常任委員長 山口英治議員。
◆25番(
山口英治)
教育こども常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第17号
工事請負契約締結の件(
西宮養護学校校舎改築工事)、議案第18号
工事請負契約締結の件(
西宮養護学校校舎改築電気設備工事)、議案第19号
工事請負契約締結の件(
西宮養護学校校舎改築空調設備工事)、議案第20号
工事請負契約締結の件(
西宮養護学校校舎改築給排水設備工事)、議案第21号
工事請負契約締結の件(
春風小学校校舎改築工事)、議案第22号
工事請負契約締結の件(
春風小学校校舎改築電気設備工事)、議案第23号
工事請負契約締結の件(
春風小学校校舎改築空調設備工事)、議案第24号
工事請負契約締結の件(
春風小学校校舎改築衛生設備工事)、議案第26号
工事請負契約変更の件(
尼崎養護学校耐震補強および
施設等改修工事)、以上9件につきましては、去る7月2日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、
委員長報告とします。
○議長(
大石伸雄) 次に、
建設常任委員長 松山かつのり議員。
◆24番(
松山かつのり)
建設常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第15号
訴え提起の件(
市営住宅等明渡し等請求事件)、議案第16号
市道路線認定の件(鳴第521号線ほか4路線)、報告第4号
処分報告の件{〔損害賠償の額の決定の件(平成30年台風20号大雨による
水路法面崩落事件)〕
専決処分}、以上3件につきましては、去る7月3日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定いたしました。
以上、
委員長報告といたします。
○議長(
大石伸雄) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
上程中の各件に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
上程中の各件を先ほどの委員長の報告のとおり可決、承認することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました18件はいずれも原案のとおり可決、承認されました。
次に、日程第4
議員提出議案第1号を議題とします。
提出者の提案理由の説明を求めます。
山田ますと議員。
〔山田ますと議員登壇〕
◆26番(山田ますと) ただいま上程中の
議員提出議案第1号
西宮市議会会議規則の一部を改正する規則制定の件の提案に当たり、僭越ながら提出者を代表して私から提案説明をさせていただきます。
本規則改正の趣旨は、議会の広報に関し協議または調整を行う場として広報委員会を設置するものであります。
議員各位におかれましては、何とぞ本案に対し御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案説明といたします。
○議長(
大石伸雄) 提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
上程中の本件に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、質疑を打ち切ります。
この際、お諮りします。
上程中の本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の審査を省略することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、上程中の本件につきましては委員会の審査を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
上程中の本件に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
上程中の本件は、これを原案のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました
議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第5 意見書案第1号ほか1件を一括して議題とします。
両件に対する提出者の説明を求めます。
山田ますと議員。
〔山田ますと議員登壇〕
◆26番(山田ますと) ただいま上程中の意見書案第1号台風の襲来に備え、土運船の漂流防止の徹底を求める
意見書提出の件の提案に当たり、僣越ながら提出者を代表して私から提案説明をさせていただきます。
文案朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。
台風の襲来に備え、土運船の漂流防止の徹底を求める意見書(案)
昨年9月4日の台風21号の襲来時には、尼崎西宮芦屋港に停泊していた複数の土運船が走錨・漂流した。阪神高速5号湾岸線の側道である県道芦屋鳴尾浜線の鳴尾橋では、土運船が衝突し、橋げたが40センチずれた。人工島の西宮浜の東側の内防波堤では、押し船と連結の土運船が乗り上げた。湾岸線の側道は、この事故によって全面通行止めになった。橋げたを補強し、昨年12月10日から東行き一方通行としていたが、橋げたの架け替え工事のため、今年6月17日から再び全面通行止めになっており、市民生活に大きな悪影響を与えている。
土運船の漂流が大きな危険をもたらすことについてはこれまでも、専門家から警鐘が鳴らされてきた。例えば、南海トラフ巨大地震に伴う津波が押し寄せた場合、漂流した土運船が防潮堤に衝突して破壊し、そこから大量の海水が入り込んで広範囲に浸水する危険性が指摘されてきた。しかし、このような事態を招いたということは、これまでの指摘が全く生かされていなかったと言わざるをえない。
本市はこの事態を深刻に受け止め、昨年9月14日付けで港湾管理者である兵庫県に対して、土運船への対策や指導を徹底するよう要望書を作成した。石井登志郎市長自らが県の副知事と面談し、直接説明のうえ、提出した。
今年も台風シーズンに入りつつある。昨年の台風21号の記憶が鮮明なこともあって、多くの市民は今年も台風が襲来し、大きな被害を受けることを心配している。土運船の事故により市街地が浸水し、市民生活に重大な悪影響を及ぼす危険性があることを強く懸念している。
国、兵庫県におかれては、下記の事項を実現することを強く求める。
記
台風の襲来に備え、土運船の漂流について効果的な再発防止策を策定して早急に公表するとともに、再発防止を徹底すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
なお、提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、国土交通大臣、兵庫県知事であります。
以上であります。
何とぞ本案に対し御賛同いただきますようお願いしまして、提案説明とします。
続きまして、意見書案第2号日米地位協定の見直しを求める
意見書提出の件の提案に当たり、僣越ながら提出者を代表して私から提案説明をさせていただきます。
文案朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。
日米地位協定の見直しを求める意見書(案)
我が国には、日米安全保障条約に基づく日米地位協定によって、全国に130施設の米軍基地があり、航空機騒音、米軍人等による事件・事故のほか、環境問題等により、基地所在自治体に過大な負担を強いている現状がある。基地周辺の住民から「米軍機がいつ落ちてくるかと不安」「騒音が激しく赤ちゃんが泣いて寝ない」等、安心して暮らせないという声が上がっている。
航空法や環境法令などの国内法があるにもかかわらず、それが適用されずに在日米軍に対して自由に訓練等ができる特権を与えている我が国は、米軍基地のある諸外国と比べても主権国家としての権利が大きく損なわれている。
日米地位協定は1960年の締結以来一度も改定されておらず、補足協定等により運用改善が図られているものの、国内法の適用や自治体の基地立ち入り権もない。
全国知事会は、2018年7月、日米地位協定を抜本的に見直すこと等を盛り込んだ米軍基地負担に関する提言を全会一致で採択した。2019年6月18日現在、この提言を受け7道県197市町村議会が地位協定の見直しを求める意見書を採択している。
よって、本市議会も政府及び国会に対し、日米地位協定を抜本的に見直すことを強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
なお、提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣であります。
以上であります。
何とぞ本案に対し御賛同いただきますようお願いいたしまして、提案説明とします。
○議長(
大石伸雄) 提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
上程中の両件に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。
この際、お諮りします。
上程中の両件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の審査を省略することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、上程中の両件につきましては委員会の審査を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
上程中の両件に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
上程中の両件を原案のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました両件は原案のとおり可決されました。
なお、ただいま可決されました両意見書案の取り扱いにつきましては、正副議長に御一任願います。
次に、日程第6 議案第27号を議題とします。
当局の提案理由の説明を求めます。
北田副市長。
◎副市長(北田正広) 提案理由を御説明申し上げます。
なお、議案番号のみを申し上げ、事件名を省略いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
議案第27号は、じんかい車と自転車による交通事故に係る損害賠償の額について和解するものでございます。
以上1議案につきまして、何とぞ御賛同賜りますようお願い申し上げます。
提案説明は以上でございます。
○議長(
大石伸雄) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
上程中の本件に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。
上程中の本件は担当常任委員会に付託します。
付託区分は議事日程に記載のとおりであります。
これより、先ほど議案の付託をしました担当常任委員会を開催し、その後、議会運営委員会を開催するため、暫時休憩します。
〔午前10時43分 休憩〕
――――――――――――――――
〔午前11時14分 開議〕
○議長(
大石伸雄) ただいまから休憩前に引き続き会議を開きます。
上程中の議案第27号につきましては、担当常任委員会の審査が終了した旨、報告を受けております。
これより上程中の本件に対する委員長の報告を求めます。
民生常任委員長 川村よしと議員。
◆19番(
川村よしと)
民生常任委員長報告。
ただいま上程中の議案第27号和解の件(車両事故の件)につきましては、先ほど開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された
関係資料をもとに審査しました結果、異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、
委員長報告とします。
○議長(
大石伸雄) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
上程中の本件に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
上程中の本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案第27号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第7
総務常任委員会の
所管事務調査の件ほか5件を一括して議題とします。
各件につきましては、それぞれ担当の委員会において調査願っておりますが、各担当の委員長から今期定例会中に調査を終了する見込みがないため閉会中の継続審査とされたい旨の申し出がありました。
よって、お諮りします。
上程中の6件は、閉会中の継続審査とすることにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、上程中の6件はいずれも閉会中の継続審査とすることに決定しました。
以上で本日の議事日程は全部終了し、今期定例会に付された事件は全て議了しました。
よって、お諮りします。
今期定例会の会期は、あす7月9日までと議決されておりますが、会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大石伸雄) 御異議なしと認めます。
よって、今期定例会は本日をもって閉会することに決定しました。
閉会に際し、市長の挨拶があります。
〔石井登志郎市長登壇〕
◎市長(石井登志郎) 第1回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今議会におきましては、正副議長を初め議会役職の選任が無事終了いたしましたこと、まことに喜ばしく存じます。
また、提出諸議案につきまして、慎重御審議の上、御協賛賜りまして、厚く御礼を申し上げます。御審議に際しまして賜りました貴重な御意見、御要望に関しましては、今後十分に留意いたしまして、その執行に万全を期してまいりたいと存じます。
結びに、議員の皆様におかれましては、引き続き西宮市政の発展のため一層の御支援、御協力をお願い申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(
大石伸雄) これをもって本日の会議を閉じ、今期定例会を閉会します。
御協力ありがとうございました。
〔午前11時18分 閉会〕...