西宮市議会 2019-03-14
平成31年 3月14日予算特別委員会建設分科会−03月14日-01号
■
出席委員
澁 谷 祐 介 (主 査)
岸 利 之 (副主査)
岩 下 彰
大川原 成 彦
草 加 智 清
中 川 經 夫
まつお 正 秀
や の 正 史
■
欠席委員
な し
■
委員外議員等
篠 原 正 寛 (
委員長)
■
傍聴議員
な し
■説明員(
西宮市議会委員会条例第19条による)
市長 石 井 登志郎
副市長 北 田 正 広
(
都市局)
都市局長 青 山 弘
都市総括室長 酒 見 考 治
都市総務課長 高須賀 雅 一
市街地整備課長 中 西 実
JR西宮駅
南西地区まちづくり担当課長
原 敬 幸
都市計画部長 豆 成 一 郎
都市計画課長 田 中 仁 志
交通計画課長 山 本 和 男
都市デザイン課長
上 河 潔 史
すまい
づくり推進課長
和 田 政 治
建築・
開発指導部長
黒 木 一 彦
建築調整課長 岩 井 一 郎
開発指導課長 東 勝 之
開発審査課長 吹 田 浩 一
建築指導課長 佐 藤 亘一郎
住宅部長 芦 田 隆 仁
住宅管理課長 田 村 英 男
住宅入居・
家賃課長
瀬 川 健
住宅建替
推進課長
樋 口 克 利
住宅整備課長 竹 嶋 直 樹
(午前9時58分開会)
○
澁谷祐介 主査
おはようございます。
ただいまから
予算特別委員会建設分科会を開会します。
この際、お諮りします。
本
分科会の
審査日程及び順序につきましては、タブレットに配信のとおりとしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
澁谷祐介 主査
異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。
なお、予算・
決算特別委員会各
分科会におきましては、審査の効率化・合理化を図る観点から、
総括課長が口頭で行っていた説明は
配付資料に記載すること、必要な事項があれば局長の
概要説明で補足すること、以上のように
議会運営委員会において確認されておりますので、御承知おきください。
ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。
各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるように心がけてください。
なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、主査において
議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。
また、御自身の質疑が終了した後も
関連質問は認められております。
関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。
これより日程表に従い審査に入ります。
この際、当局に申し上げます。
説明の際は、
新規事業あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについては重点的かつ簡潔に、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いします。
なお、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの
政策提案に対し反対の意見または
建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。
初めに、
都市局所管予算の概要について説明があります。
◎
都市局長
おはようございます。
平成31年度当初予算につきまして、
都市局所管分の全体概要を御説明させていただきます。
説明には、事前にお配りしておりますA4横の資料を使用させていただきます。お手元に御用意をよろしくお願いいたします。
では、
都市局の予算ですが、
一般会計及び
公共用地買収事業特別会計の2会計でございます。
なお、30年度までございました
区画整理清算費特別会計につきましては、事業の完了により、今回の
予算計上はございません。
最初に、
一般会計の歳出から御説明いたします。
配付資料の8
ページをお開きいただきたいと思います。
8
ページですが……
○
澁谷祐介 主査
ここで
予算特別委員長の挨拶があります。
◆
篠原正寛 委員長
おはようございます。
中断させまして申しわけありません。
予算特別委員会建設分科会の開会に際し、私からお願いを兼ねまして一言御挨拶を申し上げます。
委員の皆様方には、連日の本会議と
常任委員会に引き続いての会議で、大変お疲れのことと存じます。
本日から審査をお願いしております平成31年度の各予算案につきまして、さらに精力的に御審査を賜りまして、適切なる結論を得ていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
甚だ簡単でございますが、開会の挨拶とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○
澁谷祐介 主査
続いて、市長の挨拶があります。
◎市長
おはようございます。
予算特別委員会建設分科会の開会に当たりまして、御挨拶させていただきます。
本会議、
常任委員会に引き続き、本日より平成31年度
一般会計及び
特別会計予算ほかの御審査をお願いいたします。
連日のことでお疲れのことと存じますが、当
分科会に付託されております
所管科目につきまして、何とぞ慎重御審査の上、御承認賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○
澁谷祐介 主査
都市局長。
◎
都市局長
では、再開をさせていただきます。
資料の8
ページでございます。
都市局では、第5次西宮市
総合計画の策定に合わせまして、
歳出予算の目について整理を行いました。資料では、右側に平成30年度、左側に31年度で対比をしております。
具体の内容といたしましては、資料の網かけ部分でございます。右側、平成30年度の中ほどにございます
目建築指導費及び
目交通対策費を
目都市計画総務費に統合し、また、その下の
目住宅資金費の3事業を統合し、
目住宅政策費としております。
次に、予算額などについてでございます。
資料の7
ページをお開きください。
7
ページ一番下の合計欄ですが、
歳出総額は46億9,343万6,000円で、前年度に比べ7億661万7,000円、13.1%の減となっております。主な増減の理由でございますが、一つ前に戻りまして、資料の6
ページ上から
三つ目の
武庫川広田線整備事業では、
用地買収委託の進捗などにより7,420万円の増、三つ下の
JR西宮駅
南西地区市街地再
開発事業費では、事業の進捗により再
開発準備組合補助金などで8,351万円の増となるものの、同じく資料6
ページの上から四つ目、甲子園駅
改善等整備事業費では、事業の進捗により
駅周辺整備事業負担金などで1億1,030万円の減、次の7
ページの中ほど、
市営住宅整備事業費では、
甲子園春風町第2期建てかえ事業の進捗などにより3億3,532万4,000円の減、
市営住宅等改修事業費では、
外壁改修など大規模な工事を予定しておりませんことから4億2,727万6,000円の減となっております。
次に、
一般会計の歳入についてでございます。
前に戻りまして、資料の4
ページをお開きください。
ページ一番下の合計欄でございますが、
歳入総額は28億8,219万3,000円で、前年度に比べ4億5,258万円、13.6%の減となっております。
増減理由ですが、主なものは先ほど歳出で御説明したものに対する
国庫補助金で、資料2
ページの上段の中ほど、
JR西宮駅
南西地区市街地再
開発事業費では4,357万5,000円の増となるものの、その二つ上の
都市再生整備計画事業費では、甲子園駅
関連等整備事業の進捗により8,825万2,000円の減、また、その下の
住宅費補助金では、
市営住宅において
外壁改修など大規模な工事を予定していないことなどから、
地域住宅計画事業費で1億2,510万4,000円の減、
甲子園春風町団地第2期建てかえ事業の進捗などにより
地域居住機能再生推進事業補助金では1億9,365万5,000円の減などとなっております。
次に、
特別会計についてでございます。
資料の9
ページをお願いいたします。
区画整理清算費特別会計は、
土地区画整理事業における清算金とその事務費を処理するものですが、平成30年度中に
清算金の徴収が完了し、事業が終了したことから、31年度には予算を計上いたしておりません。
次に、資料の10
ページをごらんください。
公共用地買収事業特別会計は、
区画整理事業や
道路整備事業などによる
事業用地の取得・売却や用地の
維持管理に係る経費でございます。
予算総額は、
歳入歳出ともに190万円で、前年度に比べての増減はございません。
次に、主な事業について御説明させていただきます。
まず、資料の13
ページの次の
ページ、資料1をごらんください。
丸山線整備事業でございます。この
丸山線整備事業は、
都市計画道路丸山線の未
整備区間のうち、有馬川橋梁から
山口南幹線までの区間について、その
整備手法や
道路整備とあわせた周辺の
まちづくりを検討いたします。
次の
ページ、資料2、
武庫川広田線整備事業では、30年度に引き続き、
業務委託を活用した
用地取得を進めてまいりたいと考えております。
次の
ページ、資料3、甲子園駅
改善等整備事業でございます。この甲子園駅
改善等整備事業では、阪神電鉄と協力して、駅と連携した安全で円滑な
交通結節機能の確保や、にぎわいと潤いのある
駅前空間の整備を進めるもので、平成31年度の完成を見込んでおります。
次の
ページ、資料4、
JR西宮名塩駅
エスカレーター改修事業では、
駅改札外の
上りエスカレーターについて
リニューアル工事を行います。
次の
ページ、資料5、
卸売市場再生整備事業を含む
JR西宮駅
南西地区市街地再
開発事業では、再
開発準備組合に対して補助を行い、事業の進捗に取り組んでまいります。
次の
ページの資料6、
市営住宅等整備・
改修事業は、平成24年度に策定した
西宮市営住宅整備・
管理計画に基づき、
市営住宅の建てかえ、改修などの事業を実施いたします。建てかえ事業といたしましては、
甲子園春風町第2期建てかえ事業の31年度中の完成を見込んでいるとともに、
PFI方式によりまして分銅町・末広町
住宅建てかえ事業を進めてまいります。また、
改修事業では、
改良住宅26号棟の
エレベーター改修工事などを実施いたします。
以上が
都市局新
年度予算の全体概要でございます。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○
澁谷祐介 主査
予算概要の説明は終わりました。
まず、議案第611号平成31年度西宮市
一般会計予算のうち
都市局分を議題とします。
当局の説明は
資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
◆
中川經夫 委員
1点だけやけども、甲子園駅の
改善等整備事業、前の
委員会でも話したんやけど、ことしも減額があって、おくれているということは事実やと思うので、何でおくれているのか、その辺のことを。一応
電線共同溝、それと市道の
改良工事については市がやるということで、31年には確実にやりますという形やけれど、本当に31年に全体のあそこができるのかどうか、その辺のことをもう一度お聞きしておきたいなというふうに思います。
1点だけです。
◎
市街地整備課長
甲子園駅の周辺の
関連事業につきましては、前回も御説明しましたとおり、
日吉食堂という阪神の土地を借りて営業していたテナントが、一応和解が成立したということで、立ち退きをしていただくということになっておるんですけども、やはりその立ち退きというか交渉がおくれたことが一番大きな要因で、全体の事業がおくれておるということになっております。
しかしながら、今回、こうやって年度末で和解が成立しまして、来年度は晴れてその家屋も撤去されますので、31年度には必ず事業は完成するものというふうに思っております。
今後の事業としましては、43号線までのプロムナードといいますか、そういう広場の改修というのが主な事業となっております。
以上でございます。
◆
中川經夫 委員
国庫補助事業という形の中で、これは県と阪神が共同でやっているわけやけれど、結局、阪神がそういったことで今おくれているというふうに理解していたらええと思うんやけれど、駅舎は現実に整って、ただ、これから
プロ野球の阪神――この間も
オープン戦があって、この動線については非常に多くの人があれだけの歩道を渡ったりしているので、これはやっぱり早いことせな、また何か事故でも起こったらなということがあるので、できるだけ31年には完成できるように。
それと、車寄せは今後どういうふうになるのかということが、ちょっとイメージがわからへんねんけど、それだけ聞いておきたいと思います。
◎
市街地整備課長
車椅子というか、この事業は、バリアフリーにするというのを主眼に置いた事業でもありますので、車椅子からの……
◆
中川經夫 委員
車寄せやで。
◎
市街地整備課長
車寄せのところを、北行きの道路に車寄せをつくるんですけども、一応形としては完成はしておるということですので、あとはそれを開始するかどうかというところになってきておりまして、全体のバランスを見ながらそこら辺の
供用開始をにらんでいきたいというふうに考えております。
◆
中川經夫 委員
一応は駅舎という形ではきちっと整っているし、今までかなり長い事業になってますので、できるだけ31年には完成ということもおっしゃってましたので、ぜひそれだけは実施いただきたい、これを要望しておきたいと思います。
以上です。
◆まつお正秀 委員
5点についてお願いいたします。一問一答で、一つ目は
開発行政のあり方、2点目は
名神湾岸連絡線、
三つ目は
新聞報道がある
レオパレス問題ですね、四つ目は
UR借り上げ住宅、五つ目は
市営住宅の整備の今後の方向についてということです。
開発行政については、我々はいろいろ、無秩序な開発というのは規制していくべきと思うんですが、毎年、新年度の
予算要望書を出してます。この回答の中で、
マンション戸数・規模の全市的な規制を行うことは、その目的が住環境や
教育環境の確保であったとしても、
財産権の侵害につながるおそれがある、難しいというふうに、そういう回答が来ているんです。全市的な規制が
財産権の侵害と。実際には、
地区計画とか、
景観重点地区ですか、そういうふうなものではそういう制限がされていると思うんです。ただ、この意味というのは、市として、上から目線というか、市民のいろんな財産のところを侵害できない、住民さんが自主的にそういうふうなことで規制するのは構わへんけどもということなのか。
財産権の侵害の位置づけというか考え方というのを教えてください。
◎
都市デザイン課長
委員御指摘のとおり、法的に行政が現行の高度地区なり、容積・建蔽を定めている地域の制限から厳しくするということは、
財産権から考えて非常に難しいことである。そこで、
地区計画を用いて、住民の総意のもとに一定の高さ制限を行うとか、容積の制限を行うとか、
壁面線としての制限を行うとかということが初めて可能になるというのが我々の見解でございます。
◆まつお正秀 委員
それが
地区計画だけで、
景観重点地区も同じということでよろしいでしょうか、そこら辺をちょっと。
◎
都市デザイン課長
景観重点地区では、形態、意匠、
デザインの制限をするというのが趣旨でございまして、高さとか容積であるとか建蔽であるとか
壁面線の位置であるとかいうことを制限することを趣旨としているものではございません。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
名神湾岸連絡線ですけども、
都市局に2点あって申しわけない、市が
事業主体ではないということだと思うんですけど、
事項別明細書で
名神湾岸連絡線に関連する項目というか予算というか、そういうものがこの中に含まれているかどうか、全くないのかどうか、そこら辺をお願いします。
◎
都市計画課長
名神湾岸連絡線に関しての予算ですね、予算書のほうにはございません。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
共産党県会議員団がパンフレットを発行してまして、兵庫県は全国で第2位の
高速道路網を持っていると。一番多いのは広い北海道らしいんですけど、それに次ぐ
高速道路網らしいので、インターネットで
高速道路網の順位を調べたら、なかなかそうではなかったんですけど、こういう表現がもし間違っておったら、
県会議員団のニュースになっているので、この
高速道路網というのは、高
規格道路も含めてなのか、そこら辺、全国的な順位とかいうのがもしわかれば。それはわかりませんか。
◎
都市計画課長
済みません、正確にお答えする資料を持ち合わせておりません。確かに多いというのは聞いておるんですけど、2位なのか3位なのか、そのあたりはちょっと……。北海道は当然、大きいですから、高
規格道路を多くつくっておりますが、ちょっと順位までは存じておりません。
以上です。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
面積で言うと全国12番目が兵庫県なんですよね。それが2位というのは、
県会議員団の資料が正しければちょっと多過ぎるというのもあるし、今回の
名神湾岸連絡線というのは、
阪神高速の
湾岸線の延伸とも絡んでいるということですから、そういう点では、そういう
高速道路をぼんぼんつくっていく、そういう一環だというふうに見えますので、そういう点では必要ない工事だというふうに思います。
杉山議員が
一般質問で詳しくやりましたし、地元のところにも説明が十分されてない、はっきりまだ計画がわかってませんということですけど、大体計画帯というか、入っているのはわかっているんですから、そういうところが十分なされてないというのが問題ですということは指摘をしておきます。
3番目は
レオパレスの問題なんですけど、西宮市に五つほど
レオパレスの関連の住宅があると
新聞報道に載ってましたけども、その中で何か問題があるような建物があったのかどうかというのはわかりますでしょうか。
◎
建築指導課長
2月の
新聞報道におきまして、
レオパレスの追加の報道がありました。
レオパレスにつきましては、
間仕切り壁が天井裏まで届いていないということで、昨年の4月から
国土交通省のほうから、調査を行って順次改修していくようにというもと、調査が動いておったんですが、ことしの2月に再度、調査の最中に別の違反が見つかりましたということで、それが市内5件ということで上がってきております。ただ、その5件というのは、既に
調査対象に入っておりました市内104件に全部含まれておりますので、新たに
対象物件がふえたわけではないんですが、現在、市内では104件、
対象物件があります。
そのうち、違反が確定しまして、
改修工事も決まった物件が2件、報告が来ております。これは、順次
改修工事をやっていきます。現在、
レオパレスのほうは
全数調査を行いますと言っておりますので、市内104件中、まだ途中ですが、調査を行っておりますというのが45件上がってきております。今後、順次、
違反内容を確定して、
是正工事の予定が決まった物件は報告を上げさせて対応していく予定です。
以上です。
◆まつお正秀 委員
全国的にも、そういう
防火性能の問題で転居を余儀なくされているということもあるんですが、今回は
改修工事ということで、改修に伴って一時的に転居というのはあり得るかもしれませんが、完全にその建物に不備があって転居を余儀なくされるというケースは、市内ではないというふうに理解しておっていいのか、そこら辺を。
◎
建築指導課長
2件、改修を行うと報告がありましたのは、退去をせずに天井裏で工事が可能という物件が2件、報告が上がってきております。その他の物件は、退去が必要な場合も当然想定されますので、今のところ、市内にそれが何件あるかというのはまだ確定してない状況です。
以上です。
◆まつお正秀 委員
確定してみないとということですね。
こういう問題が起きるのには、これは
予算要望会でも言いましたけども、こういう工事は
設計者と
監理責任者が同じでもいいということが、テレビの報道で、どこか東京の自治体の担当者がそういうのも原因ではないかなというような報道があったんですけども、そういうことは問題ないのかどうかという、市の見解はどうでしょうか。
◎
建築指導課長
工事監理につきましては、委員御指摘のとおり、
設計者と違うようにしなければならないという定めはありませんので、通常、
設計者が監理を行うことが多くなっております。ただ、1級建築士という資格を持ちまして業務を行っておりますので、基本的には、きちんと監理するものとして検査及び
工事監理が行われるものと考えております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
だけど、
設計者と
工事監理者が同じということは、やっぱり別の場合と比べて不正が起きやすいと思うんですけど、その辺はどうですか。そういったことは一切なりにくいとか、全く同じだという、そういう考えで確認しておいてもいいんでしょうか。
◎
建築指導課長
実際にこのような問題が起こっておりますので、別の監理者であったほうが抑止力は効くのかなとは考えておりますが、
国土交通省で必要があれば法改正が行われると思っておりますので、現時点では、変えなければいけないというふうに市のほうで動く予定はありません。
以上です。
◆まつお正秀 委員
国が多分規制するのではないかということですね。わかりました。
あと、
UR借り上げの件ですけども、
予算事項別明細書を見てもなかなかわかりにくいんですけど、
借り上げ住宅の裁判で7世帯が訴えられていますが、その人たちの費用が
事項別明細の中では項目の中に含まれていると思うんですが、裁判だけで言うとどれぐらいの金額になるのか、もしわかれば教えていただきたい。
◎
住宅入居・
家賃課長
平成31年度で
予算計上している
UR訴訟絡みの分ですけれども、委託料の中に
弁護士委託料がございます。
◆まつお正秀 委員
345
ページですね。
訴訟委託料ですね。
◎
住宅入居・
家賃課長
はい、
訴訟委託料です。
訴訟委託料、弁護士の委託料として503万2,000円を計上しております。その内訳としましては、高裁にもし控訴された場合に、弁護士さんに着手金として1人当たり20万円支払う必要がありますので、それの掛ける人数分――7人分ですね――を計上させていただいているのと、あと、まだ現状で今後出てくるかどうかはわからないんですけれども、もし新たに
訴訟対象者が出てきた場合の分として、20万円掛ける2人分掛ける消費税なんですけれども、計上しております。また、一審で判決が確定した場合だけに関係してくる部分ですけれども、うちが勝訴して判決が確定した場合の
成功報酬として、着手金の2倍の額――1人当たり40万円掛ける7人分掛ける消費税を計上してあります。この分なんですけれども、控訴された場合は、まだ判決が確定していないので、この
成功報酬を払うということはありません。全ての裁判が確定した時点で支払うということになります。
以上です。
◆まつお正秀 委員
訴訟されている方のことはわかりました。
今、事前予約されている方があり、そうやって計上している予算というふうに思いますが、実際に申し込んだ住宅があきました、引っ越ししてくださいよ、でも、体調が悪くて今は無理ですよというふうなケースがこの間どのぐらいあったかとかいうのはわかりませんか。
◎住宅建替
推進課長
委員の御質問は、今までの延期という話になると思うんですが、昨年度の酷暑、非常に夏場が暑かったということがありまして、その8月、9月に引っ越し時期を予定していた90歳を超える入居者の方がおられまして、その方につきましては、2世帯、2カ月ほど延伸しまして、10月、11月で引っ越しを完了しております。また、もう1件ございまして、その方は、引っ越し時期が決まっていたんですが、急に家族の方が施設入居をされるという申し出がありまして、なかなか施設が見つからないということもあったんですが、やはりそれで1年も2年も延伸するわけにいきませんので、3カ月だけ延伸させていただいて、住みかえていただいたという事例で、合計3件ございます。
以上です。
◆まつお正秀 委員
その方の体調などによって、市は、出てもらうための会議であるアドバイザー会議というのを設置したということで、私が質問を前にしたときには、アドバイザー会議は2回ぐらいしか開かれてませんというようなことだったんですけれども、実際に予約されて転居ということになると、やっぱりその人がいけるか、転居できるかなというのを検討するアドバイザー会議というのは結構開かれているんじゃないかなと思うんですけど、この間、アドバイザー会議の開かれている状況、回数とかはわかりますかね。
◎住宅建替
推進課長
アドバイザー会議につきましては、平成26年4月28日の第1回から現在に至るまで、計5回開催しております。5回の中には、先ほど申しました三つの事例――引っ越しを延期するとか、その他いろんな福祉的なアドバイスを受けることもございますので、議案として上げさせていただいて、アドバイスを受けております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
思ったより回数が少ないのかなというふうに思いますけれども、それなりに提起をされているかなというふうにも思います。
裁判のことが今ありました。裁判でもし控訴になって、次の最高裁がありますね。最高裁とかにもしなれば、期間的には――それはわからないと思うんですけど、大体一般的にはどれぐらいかかるんですか。控訴、次には最高裁に上告というかな。
◎
住宅入居・
家賃課長
神戸市に先行して高裁に上げた事例がありまして、確認させていただいたんですけれども、高裁に控訴しましたというところから判決までちょうど1年ぐらいかかっておりました。ですので、恐らく、本市で控訴になったとしても同じぐらいかかると思います。さらに、そこからもし上告というふうになった場合、最高裁がどれぐらいの期間で結論を出してくれるかはちょっとわかりかねるところがあるんですけれども、そんなにすぐに出るかどうかというのは現時点ではわからないので、どれぐらいかかるかと言われると、ちょっとわかりかねるところがあります。
以上です。
◆まつお正秀 委員
わかりました。そうですね、裁判ですから期間ははっきりわからないと思います。
この問題というのは、
杉山議員も
一般質問でしましたように、市が勝っても負けても――勝ってもあんな高齢者を市が追い出すのかと、西宮市はいろんなことで注目されているのに、またしても注目されるし、負たら負けたで、そんな不当なことをしたのかということになりますから、そういう点では、早く和解といいますか、解決を図っていただきたいと思いますが、今後、今の7世帯の方の裁判は、結審はしたと思うんですが、次の判決の予定とか、そこら辺のスケジュールがわかれば教えてください。
◎
住宅入居・
家賃課長
4月24日に判決の日にちが決まっておりまして、その日が判決となります。
以上です。
◆まつお正秀 委員
神戸市なんかは1世帯ずつ判決が出ているんじゃなかったかと思うんですが、西宮市の場合は、7世帯一遍に判決が出るという認識でいいのか、そこら辺をちょっと。
◎
住宅入居・
家賃課長
7世帯分を合併して一つの訴訟としてやっておりますので、7世帯全部が4月24日にあわせて判決が出るという形になります。
以上です。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
できるだけ早く、それまでに和解の方向で糸口を探っていただきたいというふうに思います。
最後、5点目は、
市営住宅。
さっき局長のほうからも、新年度は大規模改修がないということでしたが、公共施設の整備で言うと、今後いろいろ公共施設の建物のやりかえとか、ようけお金が要りまっせというふうなことがずっと宣伝されているんですが、新年度にそういう大規模な、翌年度、翌々年度とか、直近でそういう大規模な計画というのはどういうものがあるのか、大ざっぱでいいんですけど、そこら辺がもしわかれば教えていただきたい。
◎
住宅整備課長
今後の工事につきましては、まず、御指摘のとおり、来年度、大きな工事はないということで、工事はないんですが、今後、9,000戸以上の住宅を抱えている中で、当然手を入れていかないといけないという中で、来年は設計を中心にやっていきたいというふうに思っております。再来年――2カ年後以降の工事につきましては、御指摘のとおり、やはりこれから年に大体3棟から4棟ぐらい、
改修工事を進めていきたいというふうに考えております。それ以外にも、今ある以外に、持っております建てかえ計画における整備事業に基づきまして今後やっていきたいというふうに考えております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
再来年、3棟、4棟と言われるのは、いわゆる改修で、建てかえじゃなくて、耐震化とかそういうふうなことですね。その確認を。
◎
住宅整備課長
3棟、4棟と申しましたのは、主に計画修繕に係る外壁
改修工事を予定しております。ですので、それとはまた別に、建てかえで、今ある住宅を解体してつくり直すというものも含めると、年当たりにしますと、また数棟ふえてまいりますけども、基本的には、計画的に進めてまいりたいと考えておりますのは
改修工事の3棟、4棟と考えております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
そういう計画が決まりましたら、できるだけ早く連絡をいただきたい。要望しておきます。
以上です。
◆岩下彰 委員
6点、一問一答で。
まず、6
ページになります。
武庫川広田線のことで、前の
常任委員会でも出ましたけども、現在の状況と今後の予定ですね、予定というか、33年とお聞きしましたけども、どうなっているのか。
○
澁谷祐介 主査
一度最初に項目はお願いします。
◆岩下彰 委員
次は甲子園の駅で、私は甲子園の駅で50年近く駅頭に立って話をしているんですが、この間、私の友達が、ここでやったらあかんというて、警察の許可証があるのかとかですね。市道でやっているんですよ。市の施設跡地でやっているところがあるんですが、カラーだとわかるんだけど、東改札口の文字のところの……
○
澁谷祐介 主査
岩下委員、一問一答であれば、最初に項目だけおっしゃっていただいて、個別に一問一答していただければ結構ですので。
◆岩下彰 委員
一括してやったらいいんかと思ったら違うんやね。
次は
JR西宮名塩駅のエスカレーターについて、アスベストについて、それから、収入のところに「古民家」という表現があるので古民家について、あと、これには載ってませんが、夙川の学校跡地の建設ですね、それについての六つです。
それで一つずつ聞いていいねんね。
○
澁谷祐介 主査
はい。
◆岩下彰 委員
じゃあ、武庫川のことは先ほど聞きましたので、お願いします。
◎
市街地整備課長
武庫川広田線の現在の状況につきましては、今現在、3件の契約を終わっているという状況で、本年度、まさにきょうも契約に行っているんですけども、あと残り3件、計6件分の契約につきまして、今年度、予定しております。
次年度につきましては、12件ほどの件数を予定しておるんですけど、それに応じた予算の計上ということにしておりまして、33年度までには数件を残して一応は完了したいというふうに思っております。最終的には、強制執行というか、そういうふうなことも視野に入れながらですけれども、できるだけそういうことにならないように、できるだけ理解を得ながら交渉を進めていきたいというふうに思っておりまして、最終的には平成35年度までに全ての事業を完了したいというふうに予定しております。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
買収というのは大変だと思うんですけども、委託をされて新しい方式でやっていて、予算が足りなくなるとか、限られておるとか、そういう感じはあるのかないのか。
◎
市街地整備課長
今年度5月に
阪神高速プロジェクトサポート株式会社というところと交渉の委託契約をしたというところで、2億3,200万円の契約金額で、本年度は3,200万円ほどを出来高払いという形でお支払いする予定にしております。来年度は約9,000万円の支払いを予定しておりまして、これは全て出来高払いということにしておりますので、その出来高に応じて支払いをするということにしております。最終的な分は、強制執行というところにいきますと、またそれに対する委託というのも、現在3件ほど計上しておるんですけども、予想としましては3件もそういうふうなことにはならないというふうには思っておりまして、予算がオーバーするということはまずないというふうに考えております。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
最後の質問で、道路の地図の瓦木中学校の南側の西側のほうが難しいのか、右のほうは田んぼで、交番所の手前まで余り家はなかったと思うんですが、左側、西のほうですか。
◎
市街地整備課長
交渉の相手が多いという意味では、マンションが、やはり権利者が何十名とおられますので、やはりその方々に一件一件理解を求めるということが必要で、契約するときには全ての方と契約を終わらないといかん、ほぼ同時に終わるという形になりますので、それにかなり時間を要するだろうというふうに見ております。あともう1件は、ガレージが丸々道路にとられるというところがありまして、その方はそれを覚悟で来ておられるとは思うんですけど、口ではそんなところをとられたら困るというふうなことをおっしゃってまして、そこをどういうふうに処理するかというのがちょっと苦慮しているというところで、今、大きい問題としてはその2件が大きいかなというように考えております。
以上です。
◆岩下彰 委員
最後と言いましたけど、もう1点。
墓地のほうは大丈夫ですか。墓地側のほうは。
◎
市街地整備課長
墓地につきましては、既にその区域は墓地を含めて区画整理を完了しておりまして、将来形で形は完成しておりますので、移転なんていうことはないというふうに考えております。
以上です。
◆岩下彰 委員
武庫川広田線については以上です。
次は、甲子園駅のことですが、先ほどちょっと言いかけましたけども、私は50年近くあそこで活動した経験があるんですが、この間、友達が、東改札口のちょっと南側です。道路際ですね。電話ボックスがあるところですね。あの左右が市道で、市の土地で、そこでやってくださいと言われて、そこでやるんだったら警察の許可証をもらってくださいとか言われて、そんなことを言われたことは一度もないのになと思って。そのことがわかりにくいですね。阪神の施設と市の施設とか県の施設がどうなっているのかということで、一度これは、ここが阪神のもので、ここが市のもの、県のものとか、それをきちっと明示してほしいんです。その辺はできますでしょうか。
◎
市街地整備課長
甲子園駅の東改札口のところにつきましては、おっしゃるとおり、県の土地と市の土地と阪神の土地がふくそうしておりまして、なかなかそれを現地で明示するというのがちょっと難しい状況というか、入り組んでいるというところで、ここの土地はどこの土地やということが我々でもなかなか明確にできてないというのが今の状況でございます。ということで、多分、活動されるときにそういうふうな指摘があるのかなと思っておりますけど、今の現状でそれを明確にするというのはなかなか難しいといいますか、はっきりと土地の区分けはできてはおるというふうに考えておるんですけど、そこら辺の処理は難しいというふうには聞いております。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
阪神の土地であれば、阪神の人にそうやって言われても仕方がないということで、気をつけてやりますけども、県道や市道に立っているところで何でそんな言われ方をせなあかんのかなというふうに私は思っているので、また私もいつか東口でやってみますけども、もしあれば、一回、中西課長に立ち会っていただいて、ここが阪神だ、ここは我々の土地だということを明示してほしいんですよ。そういうことを一回言っておきますね。
西側のほうはよくわかりますね。道路だけだなというのはわかりますし、このカラーがよくわかるんですが、これを見たら、青とかは大丈夫ですわね。緑のところは多分だめだと思うので、そんなんでいろいろわかりにくいところがあるので、一回また教えてください。
甲子園の駅については以上です。
JR西宮名塩駅のエスカレーターって、そんなにリニューアルしなければならないほどの年数がたっているんですか。
◎
交通計画課長
委員御質問の西宮名塩駅のエスカレーターでございますが、平成5年に
供用開始しまして、既に25年が経過しておるという状況でございます。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
この間もその前でやっていたんですが、別にふぐあいは感じなかったんですが、何がどうなっておるんですか。ただ古い、25年たったからというだけの理由ですか。
◎
交通計画課長
改修理由の主なものといたしましては、先ほど申しましたように、25年たっておるということで、エスカレーターの法定耐用年数というのは通常15年となっております。それを大きく超えておるといったことがまず一つでございます。それと、あのエスカレーターはメーカーが日立になっておりますが、日立のほうからは、主要部品の製造をもう平成6年に中止しておりまして、それを今抱えているストックで
維持管理を行っているということになってございます。これが平成32年12月にはもう供給を中止すると言われております。また、それまでに部品がなくなったら、なくなり次第、中止という形になりますので、来年度――31年度には改修を行っていきたいというふうに考えておるところでございます。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
急いでせないかんということですね。わかりました。
以上です。
次は、アスベストのことで、ここにはアスベストがあるかもしれないというのは、当局のほうで把握されているわけですか。
◎
建築指導課長
アスベストの存在の仕方なんですけども、いわゆる吹きつけ部材でアスベスト――これが一番問題になっている分でメーンなんですが、アスベスト全体で言いますと、建築材料に練り込まれている分も含めて、全てアスベスト対象となっております。建設年度によって使用されていた時期等があるんですが、実際のところ、この物件にアスベストがある・なしというのは、市のほうで把握できるものではないという状況で、数の把握はできておりません。
以上です。
◆岩下彰 委員
そういうときは、壊してみて初めて気がつくのか、あけてみて気がつくのか、ようわかりませんけども、業者のほうが解体するときに、ここにアスベストがありましたということになるのか、その辺はどうですか。
◎
建築指導課長
吹きつけ材が露出している場合は市民の方も気づかれますので、その場合は、市のほうに、これにアスベストが含有されてますかという問い合わせがありまして、吹きつけの調査補助をやっておりますので、それはわかっていくんですが、実際に露出してない分は、解体のときに初めてわかることになります。解体の場合は、アスベストの有無を調査して、一定の吹きつけ等があった場合は、環境保全課のほうに届け出を行って解体工事を行わなければならないというふうになっておりますので、それでコントロールしております。
以上です。
◆岩下彰 委員
環境のほうに聞けば、今解体しているところにアスベストがあるのかないのかということは把握はされているということですか。
◎
建築指導課長
業者からの報告に基づいて、あれば届け出しなさいということになっておりますので、届け出されている分につきましては、この物件はどのようなレベルのアスベストがあるというのはわかっていると思います。
以上です。
◆岩下彰 委員
私は学校におったので、学校を壊したりするときに、昔はとても危険なところでやっていたことがあるんですが、気をつけないといかんなと思ってますので、よろしくお願いします。
以上です。
次は古民家のことで、ちょっと勉強不足で、西宮に古民家というのがあるんですか。
◎
都市デザイン課長
市内に古民家、いわゆる伝統的木造建造物ですね、これについては、北部を中心に点在しております。
◆岩下彰 委員
南部ではほとんどないんですね。
◎
都市デザイン課長
一部、農家住宅のようなものが、甲東・瓦木地区であるとかその他のエリアにおいても点在をしております。
◆岩下彰 委員
再生促進支援ということですから、人が住んでないような古民家なのか、今住んでいる古民家をもっときちっとしなさいよという意味なのか、そのあたりを教えてください。
◎
都市デザイン課長
空き家になっているかどうかということは問うておりません。地域の重要な景観資源であり、地域の魅力資源である古民家を再生して、それを活用することについて支援をするという事業でございます。
◆岩下彰 委員
最後ですが、それは現に存在しているんですか。そうやって再生された古民家で、ここは再生古民家だなということで何かお店をやってはるとか、そういうことがあるんですか。
◎
都市デザイン課長
今年度から古民家活用支援事業というのを開始しておりまして、現在、船坂において、1件のカヤぶき古民家が、住宅だったものを一部兼用住宅ということでカフェに改修して活用させる事業を支援してございます。
◆岩下彰 委員
わかりました。
最後、項目で出てこないことで質問します。
夙川学院の跡地の開発について、現況を教えてください。
◎
開発指導課長
お尋ねの夙川中高の跡地での大規模開発についてのお尋ねについてお答えします。
開発計画が昨年12月に概要からワンステップ上がって計画書の提出がありまして、現在、各課との協議がある程度調ってきておりまして、あと残りは、下水道、それと道路の詳細協議ですね、これが調えば朱書きという手続に入りまして、住民さんからの調停申し立てがなければ、市との協定を結ぶというところまで来ております。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
要するに、開発の土地と阪急甲陽線の間の道路がきちっとした道路になれば、それを東のほうに行けば5差路のところに行きますね。あそこは、途中まではきちっとできているから、あれにつなげようとするのか、ちょっとその辺。線路よりも大社中学校側の道路があれの対象なのか――道路で何かありましたね。その辺を教えてください。
◎
開発指導課長
お尋ねは都市計画道路山手線の整備のことと思います。
今回の開発の対象地は踏切までということになっておりますので、踏切からさらに東側については、今後、道路計画、道路建設のほうが都市計画道路としての整備を検討していくということです。
以上です。
◆岩下彰 委員
じゃあ、土木のほうに聞いたらいいんですね。
◎
開発指導課長
基本的には、今回の開発では踏切までということですので――東側の甲陽線の、県道ではないほうの踏切ですね。西側は県道の踏切があります。東側が市道の踏切になりますので、市道の踏切の手前までが今回の区域になっております。そこから東側についての整備については、今後、事業認可等をとっていく必要がありますので、土木局のほうで考えていくということです。
◆岩下彰 委員
ということは、山手線のイメージとしては、今開発するところ側の道路がきちっとなって、東側の踏切を越えて新しい開発されている道につなぐのが山手線のことですね。何か前に、阪急甲陽線の地下化をイメージしておったので、すっと行くのかなと思ったらそうじゃないので、そのあたりを教えてください。
◎
開発指導課長
山手線としては、今の都市計画決定は、今、委員がおっしゃるようになっておりますけども、甲陽線の地下化あるいは高架化ということの整備と合わせて都市計画変更をするとかいうことも検討しておりましたので、その分については、今、県の
委員会の中で休止状態ということですので、甲陽線の取り扱いについては今後の開発となっております。
以上です。
◆岩下彰 委員
開発の南側の道路を早く解決していただいて、山手線まできちっと進捗するように努力してください。
以上です。
◆草加智清 委員
鳴尾地域の交通不便地域解消のバス関連で質問を簡単に何点かしたいと思います。
私が過去、8年ぐらい前の本会議から提案してきました、過去の市議会での質問だけじゃなく、いろいろしてきた経緯があるんですけど、小曽根線のバスルートの関連で質問したいと思います。
まず、1点目ですけど、兵庫医大方面を経由するバスルート以外の直進ルートですね、鳴尾浜、武庫川団地からJR甲子園口駅へ向かう新たなバスルートの運行が実現されると。今月3月23日から運行されるというのを聞いているんですが、その運行ルート、運行時間、聞いておられる範囲で教えていただきたい。
それとあわせて、一緒に質問しておきますけど、これも提案してきた兵庫医大方面を経由するルートですね、これはまだ地域との調整にもう少し時間がかかるということで、昨年は、試験運行されて、それと、地域の交通調査もされたということで、これまでの経過、それと今後の見通しですね、その点、あわせて聞いておきたいと思います。
以上、よろしく。
◎
交通計画課長
まず、一つ目の御質問の小曽根線の新バスルートにつきましては、委員御指摘のとおり、3月23日の土曜日から運行を開始することになり、3月11日月曜日から、阪神バスのホーム
ページやバス停でのお知らせのチラシの掲示などで既に広報されておるというところになっております。
まず、御質問の運行経路についてですが、JR甲子園口駅の南のバス停から小曽根線を通って、阪神甲子園駅を経由せずに、直接鳴尾地域に向かう経路、ルートとなります。
また、運行につきましては、JR甲子園口駅と高須東の間を結ぶものがほとんどで、平日の朝夕のピーク時の数便のみ、鳴尾浜との間を運行されるというふうになっています。
次に、運行時間ですが、平日は、朝の7時ごろから19時半ごろまでの運行で、JR甲子園口駅方面が1日18本、鳴尾方面が1日13本の便が運行されます。土・休日につきましては、9時半ごろから17時ごろまでの運行で、JR甲子園口駅方面、鳴尾方面ともに1日8本の便が運行されるということになります。
二つ目の御質問の兵庫医大の経由ルートにつきましては、昨年8月に地元住民を対象とした説明会を実施したところ、バスの運行には阪神本線の南側側道の一部区間において一方通行規制などの安全対策を講じてほしいとの要望をいただきました。そこで、10月に交通状況調査を行い、本年2月に、その調査結果の報告も含め、再度説明会を開催し、地元住民の皆様と一方通行規制を含めた安全対策について意見交換を行ったところです。今後、いただいた意見を踏まえて、安全対策案について公安
委員会や道路管理者と協議をした上で再度説明会を開催し、地元住民の皆様と合意形成を図ってまいりたいというふうに考えております。
ですので、現時点で明確な時期などは申し上げられませんが、早期の実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆草加智清 委員
今の兵庫医大方面のルートの件ですけど、道路の全面舗装も進んでいるようですし、この一方通行の件ですけど、いわゆる安全対策ですね、十分に地域の皆さんの意見を聞いて、焦らず進めてもらって、実現できるように慎重に進めてください。これは要望しておきますのでね。
それから、直進ルートの件ですよね。
この件に関して、4カ所ほどバス停ができましたよね。移設したバス停も含めて4カ所ね。それで、1カ所、尼信の駐車場前のバス停――もう場所はわかってはると思いますけど、そこにベンチがあるんですよね。ほかの3カ所は、バス停が一応できておるんですけども、これにはベンチがない。私はこれまで、小曽根線のバス停でベンチのないところの要望――設置してほしいということは、全市的に要望してきた経過があるんですけど、この4カ所に限っても、一般市民が見て、尼信のガレージの前だけベンチがあって、ほかの3カ所、新たにできたバス停に何でベンチがないのかなと、この辺は理解に苦しむと思うので、ベンチの要望は、高齢者のバス利用促進という意味でも、最低ベンチだけでも早急につけていただきたい。上屋とかがあったら一番いいんですけど、最低ベンチだけでも設置要望をしていただきたい。これは強く要望しておきたいと思います。
バス事業の関連については以上ですけども、あと、もう質問はしませんけど、都市景観形成建築物の指定で、武庫川学院と武庫川大橋の件でこれまで言うてきてますけども、なかなかいい返事がもらえないみたいな感じなので質問しませんけども、諦めずに、今後も継続してあらゆる機会を捉えて強く要望していただきたい。もう質問はしませんけど、これは要望しておきますね。
それとあわせて、局長から説明があった末広町と分銅町のPFIの
市営住宅建てかえですよね、これも、解体から入って建築ということで、1棟、2棟、大変期間も長いですよね。かなり老朽化している建物、
市営住宅ですから、解体のときでも本当に一番気になるのはやっぱり振動ですね。あと騒音、ほこり、これは全くなしでできませんので、
常任委員会のときでも言いましたけど、住宅が密集している上に、保育所もあり、お寺もあり、銭湯もあり、散髪屋さんもありというようなところですので、工事車両の運行ルートも含めて、十分に地域住民、地域に配慮して工事を進めていただくように、これは再度強く要望しておきたいと思います。
以上です。
◆大川原成彦 委員
一括して質問させていただきます。
まず、阪急武庫川新駅関係事務の進捗状況について教えてください。
それに関連して、これは将来のビジョンということになろうかと思うんですけども、阪急の連続立体事業への取り組みがどんなふうに進んでいるのか、どのようにお考えか、教えていただければと思います。
それから、鉄道関係についてもう1点、阪急今津線の西宮北口から甲東園の間に幾つか踏切がありまして、従前からいろいろな場所で危険が指摘されているということなんですけれども、今後の取り組みとして、やっぱり歩行者の安全対策、これがやっぱり最優先するべきなのかなということで、拡幅整備ですとか、歩道部分の確保というか、車道と分離したような形での安全対策みたいなことはできないのか。
それと、これはどちらかというと土木局の仕事になるのかもしれないんですけども、通学路として利用されている踏切で、例えば甲東小学校に行く甲東小学校の前の道のところの踏切については、児童のたまり場所ですね、これが、地元の要望があってということだと思うんですけれども、道路に用意されているんですけれども、もう1個、門戸厄神駅との間に小さい踏切があるんですね。ああいった形のものがあそこにもできないか。あそこも甲東小の通学路になっているのでね。これは、所管が違ったらそう言っていただいたら結構です。
あと、交通関係で、バス路線の話になります。
今、草加委員からもバス路線のいろんな整備、高齢化対策の意味もあってという御意見がありました。上ケ原方面ですね、上ケ原方面のバス路線について、いろいろ研究あるいは改良していただいて、利便性は上がっていると思ってます。今津西線ルートの新しいルートができたりということで、それはそれでいいんですけども、本数が少なかったり、時間帯の問題だったり、そこら辺はどういう方法で利用者のニーズを把握しようとしているのか、いろんなモニタリングとかアンケートとか、一定方法があるとは思うんですけども、そこら辺、どういった検討をしているのかについて教えていただければというふうに思います。
次に、都市景観のほうの話です。
公共サインの整備について、何年か前から取り組んできたと思うんです。それがどんなふうに進んでいるのか、その進捗状況について教えていただければというふうに思います。
次に、
市営住宅関係です。
市営住宅では、AEDの設置について。これは、薬事法の変更に伴って、自動販売機に組み込んでというのができなくなったという説明をお聞きしてます。ただ、AEDについては、
市営住宅という公共施設にはやっぱり一定近くに置いておくべきなのかなというふうに思ってますし、
都市局でもいろいろ研究していただいていると思うんですけども、今後の取り組みについてどのようにお考えか、教えていただければというふうに思います。
それから、募集が停止になった住宅の管理について。
これは、募集停止になった棟は居住されてる世帯がどんどん減っていくわけですね。そういったときに、共益費の支援等々、一定の割合で助成があるという仕組みは承知しているんですけれども、やっぱりそれだけでは足りないという部分があったり、あるいは高齢化に伴って、いずれにしてもみんなで分担してするべき作業の担い手がないというような問題に対して、今後どのようにお考えかということをお聞きできればと思います。
それから、ちょっとまたローカルな話なんですけども、上ケ原四番町住宅関係で、ここは住宅の地域内に駐車対策の黄色いポールが、無数にというか、たくさん立っているんですね。これは、駐車対策、緊急車両の動線確保とか、いろんな意味があってされたという経緯についてはお聞きしているんですけども、実際に住んでいらっしゃる住民の皆さんからは、やっぱり不便やというお声もお聞きしてます。これが設置されるときに、市内全域のほかの住宅も含めてこういう駐車対策をするんだということで説明を受けたというようなことも住民の方からお聞きしたんですけれども、よその住宅は、されてないところもたくさんあって、四番町住宅だけが――だけかどうかわかりませんけれども、住民の皆さんいわく、四番町住宅だけが異常に黄色いポールがたくさん立っていて、不便だし、もうちょっと何とかならんものかというような御指摘があります。この件についてわかれば少し教えていただければと思います。
以上です。
◎
交通計画課長
まず、1点目の武庫川新駅の進捗についてお答えさせていただきます。
武庫川新駅の検討につきましては、平成25年度から、県、本市、尼崎市、阪急電鉄の4者で検討を行っております。その中でも一番ネックとなっておりますのが、御存じかと思いますが、尼崎市との合意形成を図れていないということになっております。尼崎市におきましては、財政難などの政策課題が大きく、新駅設置を積極的に推進していく状況にないという考え方で、ただし、駅の一定の効果は認められるということになっておりますので、現在、4者を中心として効果なんかをはかっているというところでございます。
これまでなかった検討で申しますと、平成28年度には、駅がある場合、ない場合の将来人口の差であったりとか税収見込みの差なんかをはかったり、また、平成29年度におきましては、駅の利用者がどれぐらいの利用者なのかといったところもはかりました。これをはかったところ、大体2万2,000人ぐらいの乗降客数になるだろう、西宮市側においては大体1万人、尼崎市側のほうで1万2,000人程度の利用者が見込めるんじゃないかなといったところもありました。
また、今年度――平成30年度におきましては、駅の利用に当たって駐輪台数がどれぐらい要るのかといった具体的なところもはかっております。大体、西宮市側で800台前後ぐらい、尼崎市側のほうで2,000台前後ぐらいは要るんじゃないかなと台数をはかったり、また、阪急電鉄のほうが中心となって今やっていただいておりますのが、駅の規模であったりとか、一番重要となります概算事業費なんかも今検討を行っていただいているということになっております。
来年度以降につきましては、今申しました阪急電鉄の駅の規模であったりとか概算事業費なんかを細かく精査していったりとかをやっていきたいと思ってますのと、それと、先ほど申しました駐輪場をどのあたりにどういうふうな整備だったらできるのか、その整備にはどんなお金が要るのか、また、整備するに当たって補助面はどういったところが要るのかといった具体的なところを検討させていただいて、尼崎市さんが設置の方向に転換するような働きかけなんかも、こういった検討資料をもとに行っていきたいと思っておるところでございます。
以上でございます。
◎
都市計画課長
関連いたしまして、連続立体交差事業への取り組みについての市のこれまでの内容を報告させていただきます。
阪急神戸本線の西宮北口駅から新駅を検討中の武庫川橋梁区間までの平面区間におきまして、鉄道と道路の連続立体交差に関する基礎的な予備調査の検討などを行ってきております。これまで、平成27年度から29年度まで、鉄道の縦断計画であるとか平面計画の概略検討であるとか、高架時の概略の平面計画、あるいは費用・便益の分析などを行ってきておりまして、昨年度は、新駅等の駅前広場などの
交通結節機能の概略検討などを行っております。
今年度はちょっと足踏みしておったところなんですけども、来年度からまた引き続き、連続立体交差の、あるいは単独で立体交差した場合にどうなるかとかいったことの手法の検討などを行っていきたいと考えております。
いずれにいたしましても、非常に莫大な事業費を要する事業でございます。また、平成17年には、国の要綱が改正されましたことによりまして、これまで県で連続立体交差事業というのは実施してきていただいたんですけども、必ずしもそうではないというようなことになりましたので、費用等の検討も非常に難しくなっているという状況です。いずれにいたしましても、引き続き、阪急電鉄株式会社や兵庫県等と協議、連携しながら、検討を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
引き続き、二つ目の質問の阪急今津線、北口駅から甲東園駅等の歩行者の安全性に関する御質問、それから、通学路踏切のたまり場のことでございますけれども、こちらは、どちらも道路を管理する土木局のほうが所管しておりますので、済みませんが、詳しくはそちらのほうで問うていただきたいと思うんですが、
都市局といたしましても、例えば門戸厄神駅なんかは、駅の前の広場がなくて、非常に狭小な形で、交通安全上の支障があると思っておりまして、将来的に駅周辺の土地利用の変更に伴う用地確保の可能性などが生じるような事案がございましたら、その辺でバスやタクシーの乗り場等の設置について検討する必要があるというのは常々思っております。
以上でございます。
◎
交通計画課長
4点目のバス路線の御質問についてお答えさせていただきます。
特に上ケ原地域のバス路線のニーズの把握であるとか増便などの件かと思います。
これにつきましては、まずは、あの地域でしたら阪急バスになります。阪急バスのほうは、常にバス停の乗降客数であったりとか利用状況を把握しておりますので、増便とかに関しましては、そういった状況をもとに、バスの編成のときにダイヤを組みかえたりとか増便・減便といったところをやっておるというふうに聞いております。また、我々の市のほうとか、また、直接阪急バスのほうにも意見であったりとか要望関係が出てきておりますので、そういったところも踏まえながら、ニーズの把握といったところをされているというふうにお聞きしております。
その中で、先ほど委員の御質問の中に上ケ原のバスのことがありましたけど、我々のほうからも、特に甲東園、関学、
JR西宮であったりとか北口のほうの便数については、かなりいつも人がいっぱいで、乗れないという状況もあるということを聞いておりました。やはり我々のほうで常に増便であったりとかということを要望しておりまして、昨年9月1日からかなり増便をしていただいているというふうな状態になっておりますので、ひとつ御報告させていただきます。
以上でございます。
◎
都市デザイン課長
公共サインの適正化の取り組みについてお答えさせていただきます。
昨年度の1月1日より公共サイン
デザインマニュアルを施行いたしまして、これに伴いまして、屋外広告物条例の施行規則と公共サインの取り扱いに関する要綱を定めて、取り組みを今年度より本格的に始めているところでございます。
夙川公園につきましては、マニュアル策定時点からモデル事業として実施をしてまいっておりまして、夙川公園――正式名称は夙川河川敷緑地でございますが、阪急苦楽園口のあたりから海までの間は、おおむね今年度で全てサインを設置し終える予定でございます。31年度には不要なサインを撤去していって、適正化が図れるものというふうに考えております。
その他につきましては、新設されました鳴尾の自転車駐車場、あと、運動施設を有します市内の公園の駐車場のサインの改編を実施しているほか、一部の水路における注意喚起の看板を設置したこと、あと、不法投棄に係る注意喚起であるとか、犬のふんなどのペットの取り扱いに関する注意喚起につきましても、市民に配布するサインの改善を行っておるところでございます。また、道路、公園における注意喚起看板の適正化のための設置基準でありますとか、標準設計の設定ということに今担当課と一緒に取り組んでいるところでございます。
このサインの適正化につきましては、おおむね3カ年程度の期間をかけまして、必要なものを順次公共サインに置きかえて、不要なものを撤去する、それで適正化を図ってまいりたいと考えております。
◎
住宅管理課長
住宅関連の3点の質問についてお答えさせていただきます。
まず、1点目の
市営住宅におけるAEDの設置についてということでの見解の御質問だと思いますので、お答えさせていただきます。
委員御指摘のように、今年度3月をもって自販機型のAEDが廃止になります。これは、薬事法の関係での廃止でございます。これまで、飲料メーカーがAEDを
維持管理しておったんですけれども、その制度がなくなることによって、市としてもどういった取り組みをしていくかというのが課題になっております。
まず、AED自身が、心肺停止発生から通常5分以内に除細動を可能にする機械になっておりますが、しかしながら、AEDにつきましては、高度医療機器でございますので、やはり設置場所、要は風雨にさらされたりとか、条件的にはやはり屋内が理想であろうということですけれども、屋内管理となっていきますと、やはり住民さんの御協力なしではなかなか管理ができない、このように考えております。しかしながら、AED自身が医療機器ということで、迅速な対応と高度な知識、一定の受講をしてと、そういったことが必要になってきますので、現在
市営住宅は、必要でありながら高齢者が多いということもあって、今後の対応をどのようにしていったらいいかというのは今後研究していきたいというふうには考えております。
2点目の公募停止に陥ったときの共益費の支援等、その他、担い手がない中での支援をどのように対応しているかという件だと思いますので、お答えさせていただきます。
まず、委員御指摘のとおり、公募停止になった場合に、共益費、これにつきましては、今、共益費補助という形で制度を設けておりまして、それで対応させていただいております。ただし、共益費補助という補助面の部分と、あと、公募停止住宅で入居率がおおむね50%以下になっている住宅につきましては、夜間警備の巡回等をやっていくというような形で対応しております。
その中で、全体的な
市営住宅の話だとは思いますけれども、高齢化に伴い、要は自主管理の担い手がないというようなことが
市営住宅全体の課題になっておりまして、そういった課題の解決として、平成28年度から共益費一括徴収ということで、今まで地元の方々が共益費を集められ、自主管理していったものを、家賃と一括徴収を行うことによって、市がそういった部分を指定管理者によって管理していく、このような制度がございます。現時点で9団地がその制度を活用しておりまして、新たに平成31年度からは3団地――西宮浜、上ケ原七番町、江上町が新たに加わるということで、今後、市としましても、やはり高齢化に伴い
維持管理がなかなか難しいという団地につきましては、今現在、市と指定管理者あわせて、各管理運営
委員会にそういったPRをさせていただいて、積極的に一括徴収についての方向性を進めるように地元にお話しさせていただいております。
続いて、3点目の上ケ原四番町の駐車場対策のことについてだと思うんですけれども、基本、車の不法駐車対策については、平成18年度から本格的に駐車場の不正駐車の対策を行っておりました。ただ、以前、議会でも一定御指摘がありましたように、平成25年からちょっと事業としてとまっているというような、前へ進んでいないというような状況で御指摘も受けて、今年度からまたそれに向けて再開していくことで進んではおるんですけれども、上ケ原四番町につきましては、18年度以前から、立地条件もあるということで、かなり通路部分に不法駐車が多くございました。上ケ原四番町につきましては、古い団地でしたので通路部分も狭いということで、緊急車両が通れない状況で、その当時の自治会自身から積極的にポールを打っていこうというようなお話があった中で、市としても安全対策として、今見れば車がないだけにとんでもない数のポールになってはおるんですけれども、市としましても、やはり今一定その効果によって不法駐車もないようですから、地元の御意見をお聞きしながら、あと、消防等と意見が合いましたら、ポールを抜いたりとか、そういったことについては対応していくような考えは持っておりますので、今後そういう形で進めたいと思っております。
その他のところ、上ケ原だけがやっているという件につきましては、今年度から新たに不正駐車に対しては、8月から全市的に不正駐車の状況調査というのに入りまして、絞り込みとしまして6団地ほど不正駐車が常態化しているということがございます。それにつきましては、今年度、一応調査に入りまして、来年度以降、地元、管理運営
委員会を含め、所有者を含め、市として積極的にお話ししながら、対策については取り組んでいきたいと思っております。
以上でございます。
◆大川原成彦 委員
御丁寧な答弁、ありがとうございました。
鉄道関係のお話はよくわかりました。
バス関係も、引き続きよく状況を掌握していただいて、より快適なバス路線になるようにお願いしたいと思います。
草加委員からベンチの件が出ましたけども、私も全くそのとおりだと思ってますので、ベンチの設置については私のほうからもお願いしておきたいというふうに思います。
あと、都市景観の公共サインの件については、これもよくわかりました。ありがとうございます。
注意喚起の看板について、注意喚起することが大事なのか、景観が大事なのかみたいな議論が一部であるやにお聞きしている部分はあるんだけども、そこら辺は、現場の要請に応じて賢く判断していただいたらいいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
市営住宅についてですけれども、現場ではいろいろ問題がたくさんあって、当局としてもいろいろ御尽力いただいているところかと思います。
駐車対策も、確かによその団地、上ケ原でも八番町では、投棄された車両が置きっ放しみたいな、そんなのもありますし、そういった対策も頑張っていただきたいなというふうに思います。
あと、1件、追加て質問したいんですけれども、今般、上下水道局と土木局で発生したような事件に対して、
都市局もいろんな形で契約があろうかと思うんですけれども、
都市局の中での取り組みについては――全庁的な取り組みかとは思うんですけれども、
都市局についてはどんな形で進めていただいているのかについて、局長から一言教えていただきたいと思います。
◎
都市局長
ただいまのお尋ねでございます。
都市局としましても、今回の件を重く受けとめておりまして、改めてですけど、全庁的に、技術者の公共工事を発注しているメンバー等にヒアリングをとっておりまして、
都市局もヒアリングは終わりました。そのヒアリング結果なども今分析してまして、日ごろからの意識づけといいますか、その辺の意識の持ち方といいますか、その辺も改めてこの機会にも課内で担当者同士で話をしてもらったり、課長も交えて話をしてもらったりということで、とにかく再発をしてはならないということで重く受けとめて、その辺の中身について真剣に
都市局としても取り組んでいるという最中でございます。
以上でございます。
◆大川原成彦 委員
よくわかりました。今後ともしっかり取り組んでいただくようにお願いします。
以上です。
○岸利之 副主査
1点だけ質問させていただきます。
事項別明細書の325
ページなんですけども、昨年の12月議会でまちなみ
まちづくり基本条例が制定されまして、それによって今年度から
まちづくり協定が各自治会とか各地域でつくられていくと思うんですけども、新
年度予算は、325
ページのコンサルタント派遣謝金と
まちづくり助成金等に該当すると思うんですが、新年度は何件の自治会なり地域に派遣なりこの助成金とかを考えてはるのか、教えてください。
◎
都市デザイン課長
委員御指摘のとおり、
まちづくり協定の策定に係る支援経費というのは、コンサルタント派遣謝金と
まちづくり助成金に含まれているものでございます。これは、実は従前より、
地区計画とか
景観重点地区などのルールづくりを行うであるとか、総合的な住環境の改善のための
まちづくり計画を策定する地区に支援を行う制度として
まちづくり助成要綱というものがございまして、事業を実施してきたものでございまして、これを活用して
まちづくり協定の策定についても支援を行うということを考えてございますが、現状2地区において取り組みが進行している状況でございまして、来
年度予算といたしましては、もう1地区程度の新規地区への支援を行うということを想定してございます。
以上でございます。
○岸利之 副主査
わかりました。
これは意見、要望なんですけども、今回、まちなみ
まちづくり基本条例というのができて、条例自体は大まかなことで、それがこの西宮市にどう溶け込んでいくかという――最初の3件ぐらいが、新年度に決まるかどうかわかりませんが、今回決まっていくことが新たな
まちづくりにとって、西宮市はこういうまちを目指していくんだというものが見えてくると思うので、大事にきちっと進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
以上です。
○
澁谷祐介 主査
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
澁谷祐介 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、議案第611号のうち本
分科会割り当て分に対する討論並びに採決は後日一括して行います。
次に、議案第616号平成31年度西宮市
公共用地買収事業特別会計予算のうち
都市局分を議題とします。
当局の説明は
資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
澁谷祐介 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は後日一括して行います。
以上で本日の日程は終了しました。
なお、あす15日午前10時に
分科会を再開しますので、定刻御参集くださいますようお願いします。
これをもって本日の
分科会を散会します。
御協力ありがとうございました。
(午前11時36分散会)...