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  1. 西宮市議会 2019-03-07
    平成31年 3月 7日教育こども常任委員会-03月07日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    平成31年 3月 7日教育こども常任委員会-03月07日-01号平成31年 3月 7日教育こども常任委員会                西宮市議会                  教育こども常任委員会記録               平成31年(2019年)3月7日(木)                  開 会  午前 9時59分                  閉 会  午後 3時09分                  場 所  4号委員会室 ■付託事件  (教育委員会)   議案第601号 西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件   請願第 21号 西宮浜の義務教育学校設置についての請願   議案第602号 西宮市立幼稚園において受ける教育に要する費用徴収条例の一部を改正する条例制定の件
      議案第638号 平成30年度西宮市一般会計補正予算(第10号)   議案第636号 工事請負契約変更の件(香櫨園小学校校舎改築工事)  (こども支援局)   議案第647号 西宮市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件   議案第600号 西宮市認定こども園の認定等の要件を定める条例制定の件   議案第638号 平成30年度西宮市一般会計補正予算(第10号)  (こども支援局・教育委員会)   議案第638号 平成30年度西宮市一般会計補正予算(第10号)  (陳情の審査)   陳情第 42号 指定管理者制度の見直しを求める陳情 ■所管事務調査  (こども支援局)   1 留守家庭児童育成センター指定管理者の公募について   2 塩瀬・山口児童センター指定管理者の公募について  (教育委員会)   1 西宮市立図書館事業計画(素案)に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について   2 西宮市子供読書活動推進計画(素案)に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について   3 西宮市学校施設長寿命化計画(素案)に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について   4 教育課程の確実な実施に向けての授業時数の確保について  (こども支援局・教育委員会)   1 施策研究テーマについて ■出席委員   花 岡 ゆたか (委 員 長)   はまぐち 仁士 (副委員長)   坂 上   明   庄 本 けんじ   山 口 英 治   吉 井 竜 二   脇田 のりかず ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   佐 藤 みち子 ■傍聴議員   一 色 風 子   よつや   薫 ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)   市長      石 井 登志郎  (こども支援局)   こども支援局長 佐 竹 令 次   子供支援総括室長           川 俣   均   参事      池 田 敏 郎   子供支援総務課長           宮 本 由 加   保育施設整備課長           貴 志 健 太   保育幼稚園指導課長           田 中 由 恵   子育て手当課長 山 崎   豊   青少年施策推進課長           牧 山 典 康   子育て支援部長 小 島   徹   育成センター課長           宮 後 賢 至   子供家庭支援課長           岡 田 良 一   子育て事業部長 伊 藤   隆   参事      田 中 玲 子   参事      奥 谷 和 久   保育所事業課長 西 村 聡 史   保育幼稚園支援課長           松 井 亮一郎   保育入所課長  秋 山 一 枝   こども未来部長 岩 田 重 雄   参事      粟 屋 邦 子   子育て総合センター所長           海 部   康  (教育委員会)   教育長     重 松 司 郎   教育次長    山 本 英 男   参与      八 橋   徹   教育総括室長  村 尾 政 義   教育総務課長  薩 美 征 夫   教育企画課長  河 内   真   教育職員課長  北 井   良   学校管理課長  山 下 博 之   学校施設計画課長           柏 木 弘 至   社会教育部長  上 田   幹   育成センター推進課長           宮 後 賢 至   文化財課長   合 田 茂 伸   地域学習推進課長           井 上 明 憲   中央図書館長  北   裕 幸   北口図書館長  中 西 しのぶ   青少年育成課長 牧 山 典 康   教育次長    大 和 一 哉   学校改革部長  津 田 哲 司   学校改革調整課長
              谷 口 麻 衣   学校改革推進課長           奥 谷 和 久   学校教育部長  佐々木   理   学事課長    竹 村 一 貴   学校教育課長  木 戸 みどり   学校給食課長  因 幡 成 人   特別支援教育課長           粟 屋 邦 子   教育研修課長  乾   公 人  (土木局)   営繕課長    伊 東 日出志   学校施設保全課長           平 野 正 彦 ■意見表明者  (請願第21号)   小 川 嘉 憲   豆 柄 幸 子           (午前9時59分開会) ○花岡ゆたか 委員長   ただいまから教育こども常任委員会を開会いたします。  この際、お諮りします。  本委員会の審査日程及び順序につきましては、タブレットに配信のとおりとしたいと思いますが、請願第21号につきましては、意見表明を希望される方がおられます。また、本請願につきましては、議案第601号西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件に関連しておりますことから、請願の審査につきましては、この後、議案第601号の審査と一括して行うこととしたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  なお、日程表に記載のとおり、議案の審査終了後は陳情1件と所管事務調査の件として、こども支援局から2件、教育委員会から4件の報告を受けた後、施策研究テーマについて協議を行いますが、陳情については、所管事務調査の件の1件目、留守家庭児童育成センター指定管理者の公募についての後に審査を行いますので、御承知おきください。  ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるよう、また、意見は討論等で述べるように心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、委員長において議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  次に、当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  これより日程表に従い審査に入ります。  意見表明者の方、説明者の方、御移動をお願いいたします。  ここで市長がいらっしゃいましたので、市長から御挨拶がございます。 ◎市長   おはようございます。  第17回定例会教育こども常任委員会の開会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  委員の皆様におかれましては、本会議に引き続きまして常任委員会開催を賜り、ありがとうございます。  当常任委員会に付託されております議案第601号西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件ほか諸議案につきまして、何とぞ慎重に御審査の上、御賛同、御承認賜りますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶とさせていただきます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○花岡ゆたか 委員長   市長の挨拶は終わりました。  まず、議案第601号西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件、請願第21号西宮浜の義務教育学校設置についての請願、以上2件を一括して議題といたします。  まず、議案第601号について、当局の説明を求めます。 ◎学校改革調整課長   議案第601号西宮市立学校条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。  今回の条例は、西宮浜小学校及び西宮浜中学校義務教育学校として開校するに当たり必要な改正を行うものです。  お手元の資料、条例改正新旧対照表に基づき御説明いたします。  新旧対照表1ページをごらんください。  西宮市公立学校の校種として、義務教育学校を設置するため、条例第1条の文言中に「、義務教育学校」を追加いたします。  続きまして、新旧対照表2ページをごらんください。  義務教育学校設置に当たり、西宮浜小学校及び西宮浜中学校を閉校するため、2ページ中央付近に記載の「西宮浜小学校」、恐れ入ります、4ページまでめくっていただきまして、ページの下あたり、「西宮浜中学校」の名称及び位置を第2条から削除いたします。  続きまして、新旧対照表5ページをごらんください。  5ページの下あたり、「塩瀬中学校」の後ろに義務教育学校の名称及び住所を記載し、新設の義務教育学校を第2条に追加いたします。義務教育学校の名称は今後検討していくため、「西宮市立第1義務教育学校」とし、学校の位置は、現在の西宮浜中学校の所在地である「西宮市西宮浜4丁目2番31号」とします。  施行は、義務教育学校の開校に合わせ、平成32年4月1日としております。  なお、補足資料として、開校に向けた検討や準備の進捗状況をつけております。  説明は以上でございます。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  次に、請願第21号について、紹介議員の佐藤みち子議員から請願の趣旨を説明していただきます。 ◆佐藤みち子 議員   請願趣旨と請願事項について説明をさせていただきます。  文書を朗読させていただきます。    (朗読)  何とぞ本請願に御賛同していただきますようよろしくお願いいたします。  以上、文案の朗読をさせていただきました。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  次に、請願者の意見を聴取いたします。  本日の委員会には、小川嘉憲さん、豆柄幸子さんが出席されております。  この際、意見表明をされる方に申し上げます。  西宮市議会請願及び陳情取扱要綱第7条の規定により、意見表明者の発言は、請願紹介議員を通じて委員長の許可を得て行い、1回につき5分以内にとどめるものとすること、意見表明者2人がこれを行う場合も同様とすること、また、質疑の主たる答弁者は紹介議員であり、答弁者への助言・補足発言のみとすること、以上のようになっておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、意見表明者の発言を許します。 ◎意見表明者(小川嘉憲)  こういう機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  段上町5丁目の小川嘉憲と申します。よろしくお願いします。 ◎意見表明者(豆柄幸子)  瓦林町の豆柄と申します。よろしくお願いします。 ◎意見表明者(小川嘉憲)  では、時間もないので、早速、意見表明をさせていただきます。  西宮浜の義務教育学校の設置について、私たちは1月末以降、新聞報道で具体的なことを知りました。新聞記事や議会での市教委の説明では疑問な点、わからない点がたくさんあり、お勉強会をしようと準備していたら、3月の議会でもう設置条例の案が出されたということを知りました。それは急ぎ過ぎや、パブリックコメントはしないの、一度決めたら後戻りできないよなどの声が噴出しました。皆さんと話し合って、先ほど読み上げられた請願を出すことにしました。疑問点、心配な点は請願に列挙しました。ここでは、一つ目、西宮浜に義務教育学校を設置する理由についての疑問、二つ目、この義務教育学校を特認校として全市域から募集するということについての疑問、この二つの疑問について述べたいと思います。  まず第1点、西宮浜に義務教育学校を設置する理由です。  市教委は主に2点述べられています。一つは、西宮浜の人口減少に伴い、小・中学校が各学年単学級になってしまうことを防ぐということです。学年単学級、小規模学校だとどうしてだめなのか、また、それが義務教育学校設置に結びつくのかが疑問です。小規模学校がだめなら、学力テスト日本一の秋田県や福井県は、中心都市以外はほとんど小規模学校です。小規模校ですばらしい成果を上げています。  また、忍耐に乏しいとか短気だという人もいるようですが、昨年甲子園を沸かせた金足農業の生徒の皆さんの多くは小規模校出身です。もっとも、西宮と違って30人以下学級が多いんですけどね。  さらに、小規模校解消が義務教育学校設置に結びつく必然がわかりません。隣の神戸市では、神戸市立藍那小学校と同じく六甲山小学校が小規模特認校として校区外から生徒を募集しています。藍那小学校では、小さくても輝く特色のある学校づくりをしていて、全国からの視察があるようです。なぜ西宮浜が義務教育学校なのか、小規模特認校で小さくても輝く道は選ばなかったのかわかりません。  二つ目は、小学校から中学校1年生に進むときの負担、いわゆる中1ギャップの解消をするということです。  計画されている四三二制をとることも含めて豆柄より説明をします。 ◎意見表明者(豆柄幸子)  中1ギャップというより小5ギャップが顕著化していることのほうが問題だと考えています。私は、退職後、2年続けて学級崩壊したクラスの担任として復帰しました。御存じのように、学級崩壊したクラスというのは必ずいじめがあります。いじめられた子ももちろん、いじめたほうの子、あるいは傍観していた子、あるいはかかわった子、クラスの子供たち全員が傷ついています。  担任は一人一人に寄り添いながらクラスの人間関係を立て直していくという仕事があります。1年目は4年生で、35人学級のおかげで29人でした。2年目は、その学年が5年生になったときにまた崩壊したんですけれども、クラスの人数は、40人学級のために目いっぱいの40人になっていました。もう入った途端びっくりしました。40人の多人数でクラスの子供たちのストレスは相当なものです。その上、5年生から教科担任制が導入されました。心を許せる担任と触れ合う時間は減っています。  失敗を繰り返しながらゆっくり時間をかけて周りの大人たちの愛情に見守られて豊かな子供時代を過ごすことは、子供に与えられた特権です。5・6年生は児童です。生徒ではありません。四三二制でその特権を奪うことにならないのか心配です。学校は勉強するところです。しかし、子供たちに居場所がある、先生から愛されているという安心感があってこそ伸び伸びと学べるのです。子供でいられる時間を大人が子供から奪ってはならないと思います。六三制はどこが問題でしょうか。 ◎意見表明者(小川嘉憲)  もう一つは、特認校として全市から募集するという問題について述べたかったんですけども、絶対言っておきたいのは、西宮浜の子は義務教育学校以外選べない。六三制教育を受けたければ転校せざるを得ないという、そこは西宮市が言っている…… ○花岡ゆたか 委員長 
     5分を過ぎておりますので、簡潔にお願いします。 ◎意見表明者(小川嘉憲)  最後に、どうしてそんなに急ぐのかという理由ですけれども、私は急ぐべきは、小学校1,000人前後、中学校800人以上の大規模校対策だと思います。手狭になった保健室や図書室、特別教室、プレハブ校舎の解消など課題が山積です。何よりも南海トラフ地震の防災対策をソフト面、ハード面でやらないと心配です。1,000人の児童生徒がどう安全に避難するか、しっかりした対策が必要です。  以上の理由で西宮浜の義務教育学校の設置について、十分検討して時間をかけてやっていただきたい。今回の提案については継続審議という形でしていただければ大変ありがたい、こういうふうに思います。  以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   請願者の意見表明は終わりました。  これより質疑に入ります。議案第601号とあわせてです。  両件に質疑はございませんか。 ◆坂上明 委員   請願第21号の件についてお聞きしたいと思います。  何度も何度も僕はいつもこの場で言っておるんですけれども、義務教育学校というのは自分としてはまだはっきりとわからないといつもここで言っておりますので言うことは変わりませんけれども、ただ、今後の将来に向かっての教育方針の一つではあるのかなと、常にそういう考えではおります。そういうことで、学校教育部長であるとか御担当の方にも今までいろいろと御説明をお願いしてお聞きしてきた、そういう中できょうのこの請願についての質疑をさせていただきたいというふうに思います。  まず、ここに17項目の代表的な事柄というふうに書いていらっしゃいますけれども、当局にお聞きします。この17項目の疑問点ということに対して、少し時間はかかるかもわかりませんが、御説明をお願いできますか。 ◎学校改革推進課長   まず、個々にお答えする前に1点、教育課程にかかわります内容におきましては学校に裁量がございますので、教育委員会としましては、資料の提供ですとか相談に乗るというようなことはございますが、最終的な決定については、あくまで学校が主体となり進めていくというようなものでございますので、先に申し添えておきます。  それでは、順番に参ります。  まず、義務教育学校で単学級は解消できるのかという最初の問いでございますが、義務教育学校になったことだけで単学級が解消されるというわけではございません。しかし、義務教育9年間をオールインワンとした特色ある教育、これを実践し、校区外に在住する児童生徒も希望があれば就学できるような制度を導入することによりまして、単学級の解消の一助としたいと考えております。  二つ目です。そもそも単学級ではいけないのかという問いでございますが、文部科学省の見解にもございますように、単学級になりますと、多様で豊かな出会いの創出でありますとか健全な社会性の育成といった点で、より効果的な学校教育の推進というのが大変難しくなるというふうに考えております。  続きまして、小学校と中学校のチャイムの件でございますが、こちらは既に小学校と中学校のほうで何パターンかのシミュレーションを作成して検討をしていただいているところです。  続きまして、6年生の卒業式がなくなるのかということでございますが、9年間の学校ということになりますので、6年生での卒業式というのはなくなります。ただし、このかわりとしまして、修了式というふうなものを実施する方向で今学校で検討が進められております。  続きまして、多分小学校6年生のことを指してのことだと思いますが、最上級生の自覚や達成感は育てられるのかという御質問ですが、育てられるというふうに考えております。四三二制になりますと、最上級生としての自覚や達成感、これは4・3・2、3度経験をすることとなります。そうした上で、9年生の最高学年としての意識が中学校3年生――9年生になりますと、中3のときとは全然違うような目覚ましい成長を遂げるということで、視察に行きました京都の義務教育学校の管理職の先生のほうからもそういう声をいただいております。  続きまして、小連体はどの学年が行くのかという問いでございます。これは、現行どおり6年生のみの参加となります。  続きまして、児童会や生徒会はどの学年を対象とするのかという御質問ですが、これはこの後の委員会活動、それから、部活動とセットでお答えをいたします。全て教育課程にかかわる内容でございますので、先行事例も参考としながら現在学校のほうで検討していただいております。  続きまして、保健室は一つになるのか、養護教諭は1人になるのかという問いですが、これは県の人事規程に基づく配置になりますので、保健室が一つになるとか養護教諭が1人になるということはございません。  続きまして、図書室も一つになるのか。これは一つにする必要がございませんので、現在その予定はございません。  続きまして、5・6年生の給食の実施方法はどうなるのかということでございますが、こちらのほうは中学校のメニューの量を調整する方向で現在検討をしております。  続きまして、小中の行き来により教員が多忙になるのではないかという御質問ですが、こちらにつきましても、教員の行き来が多忙化につながらぬよう工夫が必要と考えておりまして、そのような工夫を現在検討しております。  続きまして、市内全域からの通学が可能になることにより、登下校の安全はどうなるのかという問いでございますが、基本は、公共の交通機関または徒歩による通学ということになります。  続きまして、防災対策はどうなるのかという問いに関しましては、教育課程にかかわる部分でございますので、統合時に危機対応マニュアルを改定する形で学校のほうで検討していただいているところでございます。  続きまして、西宮浜校区で六三制の学校に行かせたいという保護者さんがいらっしゃった場合どうなるのかということですが、西宮はあくまでも校区制を敷いておりますので、市内の他の公立学校に準じる形とさせていただきます。ただし、もし個別にそれぞれそのような御相談があった場合は御対応させていただくようなところも他の公立の学校に準じる形になるというふうに考えております。  続きまして、特別支援学級のお子さんがどうなるのかという問いでございます。小中の教員間の連携がとりやすくなり、児童の障害の状態や特性等に関する情報、小学校段階での指導・支援の内容につきまして、情報が非常に引き継がれやすくなることから、より継続性のある指導・支援が行いやすい状況となり、新しい環境に適応しにくいお子さんにとって過ごしやすい学校環境を整えることが可能となるというふうに考えております。  続きまして、特別支援学級の教室、教員についてということでございますが、こちらは教育課程にかかわる部分でございますので、現在学校のほうで検討が進められているところでございます。  続きまして、不登校の子供を受け入れてもらえるのかという問いでございますが、通常の募集方法にのっとり受け入れのほうは行ってまいります。  続きまして、先生はつけてもらえるのかということでございますが、義務教育学校ということでの特別な加配というのは現在のところはございません。  続きまして、9年間を見通したカリキュラムとはどんなものかという御質問ですが、西宮浜の現状の把握・分析から設定された目指すべき子供像――15歳になったときにどんな姿になっているのか、また、重点目標や育てたい力、これらを実現するために重点化を図る教科等を定め、授業改善の視点から義務教育9年間を見通して作成された目標や方針を含めた教育計画全体を指します。  続きまして、特別なカリキュラムで転出入や私立中学校への進学で困らないかという御質問ですが、こちらは一切困ることはございません。市内の他の公立学校と同様の対応ということになります。通常の教育課程との大きな違い、これは想定はしておりません。  続きまして、小学校も制服を着るのか、制服を何度も買いかえることになるのか、経済的な心配はないのかという御質問、これはまとめてお答えをさせていただきます。全て教育課程にかかわる部分でございます。学校がPTAとともに現在検討を始めているところでございます。  続きまして、校長が1人になるのか。なります。先生が減るのか。減りません。校種や教科の教員免許がない先生が教えるのか。基本的には、義務教育学校になりましても免許がない先生が教えるということはございません。免許がある人だということになります。  続きまして、小5ギャップが四三二制の教科担任制でひどくならないかという問いでございますが、こちらに関しては、一般的に小5ギャップという言葉を今回初めて私のほうも耳にしたようなところでございますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。  それから、教育予算をほかに回してはどうかという最後の質問でございますが、現在その予定はございません。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。  検討中という言葉もかなり多かったですが、実際にこのように17項目として列挙されたので、自分たちもああそうかと、これを見せていただいて初めて具体的な疑問点を持たれた方というのは――委員の皆さんも恐らく大勢いらっしゃると思います。今の点は、全ての危機管理も含めてもう少し詳しい御説明、そして、この質問に対して――代表的な事柄ということで17項目挙げていらっしゃるんですから、しっかりとした説明文を一度つくっていただいて、それは委員ほかにもお配りいただければありがたい。まずこのように言っておきます。  ここで請願事項として2項目書いていらっしゃるんですけれど、これは当局のほうにお聞きしますが、2項目めの「西宮浜の義務教育学校の設置について、慎重に時間をかけて検討すること」というふうな請願事項がございます。今までもこの施策を実現させようと、つまり、来年4月に開校させるための検討をいろいろされ動いていらっしゃったと思うんですけども、今日までの経緯であるとかそういうものを具体的に教えてください。  その中でもちろん地元、地域の方々との合意形成ということもいろいろ図られたと思うのですけれども、その内容。そして、一度聞きましたが、設置準備委員会というものがおありだというふうにお聞きしておりますが、このメンバー。また、地元のいろいろな関係の代表者がその中にいらっしゃると思うんですけれども、その方々の意向――この小中一貫教育の義務教育学校に対してどういう意向をお持ちなのか、その辺のところをまとめて教えてください。 ◎学校改革部長   そもそもの話ですけれども、平成28年度に公聴会というふうなものがあった中で、西宮浜の皆さん方から、西宮浜の人口がすごく減ってくる、何とかしてほしい、何とか解決をという御意見があったことを踏まえまして、市としてもどういう対応策が講じられるかということについては検討してきたところでございます。  そうした中でそれ以降――特に平成29年度に入ってからですけれども、地域の地域活動をされている方々を含めまして、これは公式というよりも非公式な形にはなりますけれども、そういったところで意見を聞く場を設けて、どういう地域課題があるかと。これは学校の課題というふうなことだけでなく、地域課題というものも含めた形の話し合いとかも適宜設けてまいりました。  そういったことをずっと続けていった中で、今度は設置準備委員会を平成30年度、この6月から実施いたしまして、今現在4回ということにはなっておりますけれども、そうした4回以前に当然ながら事前説明なりをする中でいろいろ御意見を聞いたりとかというふうなことを含めまして検討してきたところでございます。  御質問にありましたように、各委員さんがどういう御意見を持っていたのかということでございますけれども、浜が少人数になっていくというふうなことで、まちがそこから廃れていってしまう、特に入ってくるというふうな人も大事だけど、それ以上に浜のところから出ていってしまう親御さんが出て、さらに少人数化に拍車がかかるというふうなことになると、やっぱりまち自体が廃れてしまうというふうなことがあるということと、もっともっと地域のほうも学校に足を運んで、学校と一緒に取り組んでいくべきだ、それでまちおこしということも含めてやるべきだというふうな御意見がかなりありました。  今、開設以来、実質的な小中一貫ということが続けられてきた中で、さらにより魅力的な学校づくりをしていくその中に地域もしっかり入っていくというふうなことになると、実際一貫校ということでいろいろ見てきた情報とかをお伝えした中で、一貫校ということよりもさらに踏み込んだ形の義務教育学校になっていく必要性があるだろうというふうなことが各委員の皆さんからの御意見として強く出てきたところでございます。  そうした御意見も踏まえまして、教育委員会としましても、義務教育学校というふうな方向性で進めていくべきだろうということで、このたび条例化もして出させていただいているという経緯でございます。  以上でございます。 ◎学校改革推進課長   設置準備委員会のメンバーということで、学識経験者がお一人、それから、地域の外部委員さんですとか主任児童委員さんですとか、あとPTAの方、また、教育機関の方等が地域から8名、それから学校から4名、それから教育委員会から2名ということで、全部で15名から成る委員会ということになります。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  ちょっと前後するんですけど、代表的な事柄というところの1番目の単学級が解消できるのかどうなのかというのは、冒頭の説明でもあったし、今、津田部長からの御説明にもあったけれども、義務教育学校になったからこうだああだということをもう少ししっかりとした筋道を立てて説明をしてください。これは皆さんどこまで御理解いただけるのかなと、このように思いながらなんですけれど。  今、津田部長にいろいろなお話を聞かせていただきました。そして、設置準備委員会の15名の方々で特に僕が大事だなと思うのは、地域の御関係の方々だと思います。地域の事情等も一番御存じだと思うんですけれども、8名とおっしゃったこの方々は、この義務教育学校については皆さん賛成なんですか。賛成か反対かということが最終的なことになるんでしょうけれども、どういう御意見をお持ちなんでしょうか。  僕は何度もこの説明を聞いてもなかなかわからないところがあるので、皆さん全員がすぐにクリアによくわかったというようなことになっていらっしゃるのかどうか、もちろん存じ上げないことですけれども、自分の思いからすると、何度御説明を聞いてもこの義務教育学校のところが余り詳しいことがどうしてもわからない。自分に経験がないからなんでしょうけれども、その辺のところ、この8名の方々はどういうふうなお考え、どういうふうな御意見をお持ちなんですか。例えば、この請願の内容と同じ来年4月からということを皆さんどのようにお考えなのかなということも含めて教えてください。 ◎学校教育部長   今の御質問内容についてなんですけれども、まず地域の方々が同様に考えていらっしゃるのは、六三制の小中一貫教育というのは、西宮浜小中のこれまでの取り組みの中で達成されている、だから、今さら六三制で小中一貫にしても大きな変化がないというような意見をお持ちでございました。4・3・2の義務教育学校に踏み込むことのほうがさらなる学校の発展が期待できるという御意見を頂戴しております。そういった意味で、地域の方々からは御賛同をいただいているというところでございます。 ◎学校改革部長   4月ということにつきましては、私どものほうも児童生徒の推計というふうなものを所管しておりますので、その中で予測として、33年の4月になると推計上は単学級になるということは当然お伝えしているところです。そういう状況になってしまうのは非常にぐあいが悪いというふうなことに対する一定の危機感というか、そういったことを皆さんお持ちになって、32年4月、少しでも早い段階で進められるものだったらしたいというふうな御意向もございました。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。  そしたら、地元の方々は、義務教育学校ということに対して、何度も言いますが、賛成なんやね。賛成、それでええんやね。 ◎学校改革部長   この委員の中でも皆さん賛成ということで、はい。 ◆坂上明 委員   当局としては、これは平成28年からというふうな、この2年間の回数であるとか時間数であるとか、今、賛成というふうに地元の方々はおっしゃっているということなので、話し合いの回数も非公式だろうが公式だろうが――非公式な場があってこそ初めて公式な場があるんですから、非公式、公式は置いといて、時間数、話し合いの回数というものは十分に皆さんで達成できたというふうなお考えやということでよろしいんですかね。 ◎学校改革部長   この点につきましては、先ほどの御答弁の中にも申し上げたんですけれども、結構回数を重ねて、時間的にも、1回そういう打ち合わせをすると1時間半から2時間していますので、そういう意味では、賛成ということを言っていただく内容としては十分説明はさせていただいたというふうに――説明だけではなくて、意見もお聞かせいただいたということでもございます。  以上でございます。 ◎学校改革推進課長   公式の会議としましては、設置準備委員会が4回、それから、行政側の庁内開校準備委員会、こちらを5回実施しております。また、会議はそれぞれ2時間程度で非公式というようなことで、例えば地域にこちらのほうから出向いていって一緒にその会に参加させていただくようなことでありますとか、PTAのお招きを受けて御説明に上がったような場合ですとか、あと、教育連携協議会並びにこの設置準備委員会の事前の個々への御説明等々も合わせますと、少なくとももう70回以上は非公式には御相談させていただき、意見聴取のほうも終わらせていただいているようなところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   わかりました。非公式な場があってこそ公式な場がしっかりと充実するので、非公式な場での打ち合わせというのはどの世界の会議でもそうだと思います。いろいろな場で70回やられたということで、それでこのようなことを考えられたということやね。  そしたら、この請願事項の1番目、「西宮浜の義務教育学校の設置について、その内容を市民にオープンにして、広く市民の声をきくこと」とありますが、全体的に意見を聞いて義務教育学校をつくるか否かというようなことが多分この請願事項になっていらっしゃると思うんだけれども、今お聞きしましたところ、2番目のことについては、十分に慎重に時間をかけて、地元としっかりと合意形成がとれた中でつくろうというふうにお考えになったと。それで、来年4月の開校を目指すということですね。  そしたら、地元とそこまでの話をしたから市民全体にオープンにしてこういうことを周知する、そういうお考えのもとで今までやってきていたというふうな感じでよろしいんですかね。それの御返事だけください。 ◎学校改革部長   おっしゃるとおり、時間をかけてそういう形でじっくり進めてきたというふうに認識しているところでございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   わかりました。  以上で僕の質疑は終わらせていただきます。以上です。 ◆庄本けんじ 委員   請願にかかわる話と、それから、この議案601号とどちらも一緒に一遍にやっていいですね。 ○花岡ゆたか 委員長   はい。一遍に。 ◆庄本けんじ 委員   まず、601号の議案に関していろいろちょっとお聞きしたいと思います。一問一答でお願いします。  まず、本会議の質疑でも言いましたけど、今度の西宮浜で義務教育学校をつくるということの中で、仕組みが大きく変わるのが三つあるというふうに認識しています。一つは、法律で位置づけられている義務教育学校という新しい校種に基づく学校がつくられる。もう一つは、西宮市全体からも児童生徒を募集することができるようにする特認校に指定する。もう一つが、総合教育センターの附属学校として位置づける。この三つのことが仕組みとして大変大きな変化を与えると。新しい仕組みを導入するというふうに認識しています。  ですから、これまでずっと続いてきた公教育がどうなるのか、よくなるのか悪くなるのか、これはしっかり議会としても吟味する必要があると思っています。同時に、大きな変化を与える方向へ向かうわけですから、西宮浜の住民の皆さん、それから、特にかかわる保護者、それから、おじいさんおばあさん、児童生徒を家庭に持つ人たち、関係者は、しっかりこのことを理解して、少なくとも西宮浜の皆さんが共感を持って支えていく、そういう教育にしていく必要があるというふうに思います。  それで、客観的にどうなるのか、そういう角度でお伺いしたいのですが、きのう本会議での質疑で、義務教育学校になったら特別のカリキュラムが組めるんじゃないんですか、大まかに言ったらそういう質問をしたんですけど、答弁の基調は、学習指導要領から逸脱しない、一般の小学校、中学校と変わらない、そんな答弁だったと思うんです。私のほうからは、学習指導要領の基準に基づかない特別の教育課程特例校として位置づけられるんじゃないですかというふうに言いましたけど、繰り返しの答弁でもまた同じような、変わらないというふうなことがあったんです。客観的にこの制度として、小学校の段階の指導内容の中学校への後送り、それから、今まで小学校6年生で教えていたのを、義務教育学校では5年生で前倒しして教えることが可能だというふうに私は理解しているんですけど、制度としては、教育課程の特例を活用できるわけですから、やろうと思ったらやれますよね。お答えください。 ○花岡ゆたか 委員長 
     答弁の前に当局に一言申し上げます。  答弁の際は、聞き取りやすいように声量もしっかりと答弁していただければと思います。よろしくお願いします。 ◎学校教育部長   制度上は可能だというふうに認識はしております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   制度上は可能だということになると、そうなるからこそ、例えば学年の早い時期に詰め詰めでやるようなカリキュラムをとるようなことになったら困るなという心配は当然出てきます。これは西宮浜の義務教育学校だけじゃなくて、全市的にそういう教育をしていいんですかということの吟味が必要だし、やっぱり共感を得る、そういうことが必要になってくると思います。西宮浜でつくる義務教育学校はどう考えていらっしゃいますか。 ◎学校教育部長   転出入等の話も先ほど出ておりましたが、そのようなことも考えまして、前倒しの教育課程を行うような予定はしておりません。むしろ、教授法あるいは指導法に関しまして先進的なものを取り入れる、そういった意味で、先ほど庄本委員のほうからの御説明にもありましたが、総合教育センター附属校とすることで、指導面での先進的なものの導入、そういったものを考えているところでございます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   西宮浜では教育課程の特例の活用はできるけれども、あえてそういうことはしないという答弁だと理解していいですか。 ◎学校教育部長   そのように御理解いただいて結構かと思います。 ◆庄本けんじ 委員   政府が決めたこの制度そのものが矛盾を持っているなと私は感じているんですけど、つまり、小学校、中学校、それから、義務教育学校でカリキュラムが違っている。転校したら大変ですよね。そういう矛盾は抱えているというふうに私は感じています。だから、その矛盾を西宮で起こさないために、カリキュラムは、小学校、中学校でやっているように大きな変化のないようにしていくということだと思います。  じゃあ、制度としては、例えば教育課程の前倒しができる。教育委員会にその辺はどうしますかと聞いたら、それは学校が決めますと、こういう答弁ですよね。そしたら、前倒しのようなことは考えていませんということの保証というのはどうやってつくるんですか。決まりごと、ルールというのをつくられるんだったらわからないでもないですけど、その辺はどうですか。今答弁していただいた、前倒しのようなことはしません。だけど、制度としてはやれる。しかも、仕組みは学校が主体的に決めることだ、まあ言ってみたら教育委員会が介入する話じゃないですよということの仕組みの中で動いていくと思うんですけど、だけど、前倒しのようなことはしないとおっしゃっていることの保証はどうやってつけられるのでしょうか。 ◎教育長   義務教育の法律の中に、前期、後期と分かれて6・3でやる、しかも、中身については学習指導要領にのっとってやりなさい、勝手に変えていくことはできませんというふうになっていますので、学校で決めるとしても、それは特認という意味ではなくて、違う教科を入れるということはできますけど、その部分について流れを勝手に変えたりだとかということはしてはならないというふうになっていますので、そういうことにはならないと思います。 ◆庄本けんじ 委員   先ほど答弁で、特例の活用で前倒しができますよと。ある小学校、中学校がやりたい、特例の教育課程をつくりたい、そういう場合は文科省に申請を出す仕組みになっていますよね。義務教育学校にすれば申請しなくていいというふうになっています。だから、今教育長が答弁されたことはちょっと不正確なところがあると思いますよ。  「教育課程特例校の指定等に係る申請手続等について」、平成30年9月12日、新しい通達というか通知が来ています。それを見ても、「学習指導要領等によらない特別の教育課程を編成し実施することができる学校」、こうなっています。学習指導要領によらない教育課程を組んでいいですよと。注意書きには教育長が言われたようなことは配慮しなさいということは書いてありますよ。だけど、学習指導要領によらない特別の、だからこそ教育課程の特例校指定をわざわざするわけですよ。申請をしなくていい義務教育学校がつくられる、そういうことでしょう。 ◎教育次長(大和一哉)  前提から離れていっている議論のような気がしますので、少し話を戻しますが、西宮浜にある小学校、中学校をどのような学校にしようかという議論から生まれた話でございます。ですから、それは41小学校あるうちの一つの小学校であり、20中学校あるうちの一つの中学校でございます。ですから、そこで行う教育内容は学習指導要領に基づいて行うことは当然だと思っております。  ただ、今委員のほうからいろいろと御紹介いただいている話は、例えば地域柄独特の新しい教科を総合的な学習の時間とか生活科とかその辺を組み合わせてやってみようかというようなことは全国的に事例がございます。  それと、域内に一つの義務教育学校しかないというところなどは思い切ったことをやる可能性もあります。ところが、今、私どもは48万人お住まいの大きなまちでございますので、その1校だけ特別な公立学校をつくるということは毛頭考えておりません。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   そういう説明はわかります。西宮ではやらないんですと。制度としてはできるけれどもやらないとおっしゃっている説明だと思うんですよね。だったら、その保証はどうやってつくるんですかということをお聞きしてるんですよ。何かルールをつくるんですかと。 ◎教育長   教育課程というものの意味が大分違うと思うんですよ。要するに、国語、算数、理科、社会――1年の国語、1年の算数、それは1年のときにきちんとやりなさいと。2年生のものを1年に持ってきたりだとか勝手に変えることはできませんよということを言ってるわけです。ただ違うのは、さっき言われたように、新しい教科をつくってそれをやることは特認校は構いませんよというのが義務教育学校です。高校でしたらそれは変えることはできますけど、義務教育ではそれはできないということをちゃんと法律に書いてありますから、きちんと読んでください。 ◎学校改革推進課長   この特例校制度が義務教育学校になりますと、文部科学大臣への申請が要らなくなり、ただし、設置者の判断により行うことができるので、例えば学校がやりたいと言った場合には、教育委員会が一定のフィルターとなってそれを行うか行わないかということは判断できるということですので、学校だけで判断するというようなことではございません。 ◆庄本けんじ 委員   今の説明のほうが正しいと思うんですけど、手引、間違ってるんですか。僕、読み上げてるんですけど。手引には「指導内容の入替え・移行」と。教育長がおっしゃった西宮浜らしい特別の教育をやるということが可能だという説明は教育長の話では理解できますよ。そのための授業を組んでもいいですよと。それは理解しています。その上で、前倒し、先送りという話がちゃんとあるということを手引で言ってますよと言ってるんですけど、いや、そんなことないんだという話だったら、この手引が間違っているという話をされているんですかということになります。  「指導内容の入替え・移行」、「小学校段階の指導内容の中学校への後送り移行」、これは学年の間でカリキュラムを入れかえるということじゃないですか。違うんですか。それから、「中学校段階の指導内容の小学校への前倒し移行」、これができるということじゃないですか。だから、仕組みとしてはそういうことができるから、そういう特別の学校が西宮の中にできたらどうなるんだろうとみんな心配するのは当たり前だと思うんですよ。  先ほどの課長のお話でいったら、申請が要らない、設置者がそれを選択するかどうか、設置者がその特例を活用するかしないか決めるんですというお話です。先ほどの答弁では、西宮浜の義務教育らしい特別の教科はつくるかもしれないけれども、前倒し、後送り、こういうことの特例は活用しませんとおっしゃった。それってやっぱりルールがなかったら、今はそうやって導入されたけれども、行く行く設置者の意向で変えることが可能になります。だから、導入するときに、先々の決め事というものをもって出発する必要が絶対あると思います。仕組み上のことはそういうふうにちょっと理解できたと思います。  次、附属学校の位置づけというのがまだちょっとよくわからないんですけど、いろいろ聞いていますと、西宮浜義務教育学校の四三二制の学年区分だから、4年生が使う校舎――今の小学校ですね、西宮浜小学校に総合教育センターの一部分が行くと。そこを間借りするために――いいですか、そこを間借りするために附属校にするのかなと。いろいろ聞いていて、それだったらちょっと何となくわからないでもないんですけど、なぜ附属校にしなくちゃいけないのかという説明がもうひとつよく理解できないんですよ。わかるように説明していただけませんか。なぜ附属校にしないとだめなのか。 ◎学校教育部長   従前より総合教育センターの附属校とすることについて御説明はさせていただいております。先ほども申し上げましたように、委員が御心配になっておられるような前倒しをしないということについては、こうした公式な議会の場で教育委員会が責任を持って答えていることでございますので、そういった意味ではこれをもって御信用いただくしかないなというように考えております。  加えて、先ほど申し上げましたように、教育課程上前倒し、先送りはいたしませんが、教授法につきましては、西宮市内の総合教育センターでいろいろな先生方が集まって研究された成果、指導方法、そういったものをしっかりと西宮浜の小中義務教育学校で具現化していきたいというふうに思っております。そういった意味では、研究の場であり、研究発表の場である、公開の場である、市内にそういった研究成果を広げる場であるということで、総合教育センターの附属校というふうにさせていただいている次第でございます。  また、加えて、新しい学校をスタートさせるに当たっては、非常に体力の要る話でございます。そういった意味では、総合教育センターを設置することで学校運営に対する支援等もしていけるものというふうに考えておりますので、そういった形をとらせていただいている次第でございます。決して間借りをするためにそういったスペースを設けたわけではございません。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   附属学校にする意味は、教授方法を研究する場所にしたいというふうにおっしゃった、この理解は正しいですか。 ◎学校教育部長   1回の御答弁では一面的なものしか答えることができませんので、それをもって全てというふうにお考えいただくのはよくないかなというふうには思っておりますが、もちろん教育課程中は子供たちのための学校、教育課程の時間帯が終われば、教師が集まって研究を進めるような総合教育センターの役割、そういったものも想定した上での附属校というふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   ごめんなさい、一面的に捉えているわけじゃないんですけど、おっしゃった説明が、僕が理解したそれでいいですかということを聞いたんですけど、もう一回言いますね。教授方法を研究する──それがだめって言っているんじゃないですよ。教授方法を研究する、そういう場所にしたい、義務教育学校をそういうふうにしたい、だから、位置づけが附属学校ですよというふうに説明されたと理解していいですかということをお聞きしているんです。一面的な話をしているんじゃなくて。 ◎学校教育部長   そういった御理解でも結構ですが、もちろん研究成果を市内に発信するという大きな役割も担っているということもつけ加えさせていただきます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   それはこれまでもいろんな場で説明いただいていました。12月議会でもそれはあったと思います。だから、西宮浜の義務教育学校でほかの学校ではやれないことも含めて先行的に、パイロット的にいろんなことをやり、それは総合教育センターの研究機関としてもやる、その研究の場として義務教育学校を位置づけたいということで附属学校になった。それは義務教育学校だけのことでなく、総合教育センターというのは当然西宮市全体の教育のことをやっているわけですから、そこから全体に広げたい、それは理解しています。そんなことだめとも言ってないです。仕組み上のことを聞いてるんですよ。附属学校にする意味は、さっきおっしゃった研究の場にしたいということだということでいいですよね。一つの中にそういう意味があるんですよね。何か批判のために聞いているわけじゃないですから、普通に答えてくれはったらいいんですよ。いいのか悪いのかというのは、そこがわかって評価できる話やから。  研究の場にしたい、それを全市に広げていく、総合教育センターは西宮浜につくる義務教育学校のためだけにあるわけじゃないじゃないですか。だから、そこを研究の場にするために附属学校として位置づけ、それで全市に広げていく。そういう説明ですよね。その中の一つの説明として、義務教育学校が研究の場になるんですかということを聞いてるんですよ。それがいいとか悪いとか言ってないですよ。 ◎学校教育部長   はい、そうです。 ◆庄本けんじ 委員   了解しました。予断を持って答えられるとわかりにくいんですよ。仕組みとして聞いているわけですから、すんなり答えてください。そのほうがわかりやすいので。よろしくお願いします。  次、特認校の指定の問題をお聞きします。  これは単純に、今までの説明でも、基本は学校区が決まり、そこに住んでいる児童生徒は指定された学校に行かなきゃいけない。違う学校に行く場合は、制度にのっとって要望し、教育委員会が認めたら越境して違う学校に通える、そういう仕組みもあって、西宮浜の義務教育学校もその縛りは同じようにありますよと。きのうの本会議でそういうふうに答弁されたと思っていますし、理解しています。  その仕組みの上に、義務教育学校の場合は、特別に全市から来てもいいよということをするために特認校の指定というものをやるということですよね。その目的はどこにあるかといったら、単学級を解消したいと。もっと広く言うと、まちづくりの観点からも、学校がまちづくりの核になるからそういうことをしたいというふうに今までの説明の中では理解しています。  だから、特認校という制度を義務教育学校につけ加える。基本ベースはほかの学校と同じだと。だから、西宮浜に住んでいる子供たちは、義務教育学校に通わなきゃいけない。もし特別な理由があったら、ほかの学校と同じように、保護者、児童生徒の希望がなるほどなと教育委員会が認めたら転校してもいい、別の学校に行ってもいい、校区外の学校に行ってもいいですよと。その仕組みは、西宮浜の義務教育学校も同じですよというところまではわかりました。  それから、きのうのお話でいったら、加えますと、同じことを言ってたんですけど、義務教育学校というそういう学校は嫌よと。嫌よという人が出るのかどうかわからないけど、そういう理由では西宮浜の義務教育学校以外の学校には――例えば近くで言ったら用海小学校に行きたい、浜脇中学に行きたい、そういう理由では西宮浜に住んでいる子たちは当然行けないというふうに理解もしました。  今、校区で指定したとおりになっていない、特別の理由があって校区外に通っている児童生徒は何人ぐらいいるんですか。 ◎学事課長   現在、指定学校以外の学校に通っておられる子供さんは、小中合わせて大体460名程度です。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   保護者の側の理由が認められました、それで、どこどこの学校に行きたい、そんな希望というのはこの制度で認められる可能性はあるんですか。今行っている中学校には行きたくない、その理由は認めます、だけど、どこどこの中学校に行きたいですと言ったときに、そういう希望というのはこの制度に入ってくる余地があるのかないのか、教えてください。 ◎学事課長   現在、指定学校の変更につきましては、現在の学校、行き先の受け入れの学校、保護者の意向、それぞれを総合的に判断した上で決定しております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   ということは、受け入れる側が、もうこれ以上ちょっと受け入れられない、あるいは、そういう状態の児童生徒だったら受け入れるのはちょっと困難だという判断があるのかないのかここはわからないですけど、特に人数で言えばもう受け入れる余地はないということも勘案されて、別の学校へ行きたいという保護者の希望と受け入れてもいいですよということのマッチングがあって初めてこの制度は成立しますよね。マッチングできない児童生徒さんは今現にいらっしゃるんですか。希望自体は認められる、だけど、受け入れ先がないから転校できていない児童生徒さんというのはいらっしゃるんでしょうか。そこまでわからない、どうですか。 ◎学校教育部長   校長経験者としてお答えをいたしたいと思いますが、子供の希望が、あるいは保護者の希望がかなうようにさまざまな学校と協議を進めてというような形で進めております。 ◆庄本けんじ 委員   そうやって進めているから、希望は大体かなっていますよという答弁として理解しておきます。  西宮浜義務教育学校との関係なんですけど、例えば募集をかける、それから、西宮浜に住んでいる児童生徒たちが推定よりもぐんと減っていく、どんな事情によるかわからないけれども減っていく、応募する、それでも単学級になりそうとなったときに、今いろいろ事情があって希望して転校したいと言ったこの460人に、西宮浜ならいいですよと言って誘導するということはありますか。これからですよ。その辺はどうなるのかなと。つまり、人数を確保しなきゃいけないじゃないですか。単学級を避けたいと。そういうことは仕組み上考えておく必要があると思うんです。どうですか。誘導するということはありますか、ないですか。 ◎学校教育部長   そういった意味であっせんするというような発想は今のところ持っておりません。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   ごめんなさい、今のところじゃなく、教育上どうなのか、ひとつお答えいただいていいですか。今のところとおっしゃったので、できてからしばらくしたらそんなことになるのかなという心配をするのかしないのか。 ◎学校教育部長   ございません。 ◆庄本けんじ 委員   了解しました。  私の意見としては、これだけの大きな変化がもたらされる西宮の教育について、今のようなお話よりもまた突っ込んでいろんな疑問に答えていく時間がどうしても必要だと思うんです。今のまま突っ走るというのはちょっと気になります。気になります。なので、よくよく議論する時間をとってほしいんですけど、これは請願者に聞いたほうがいいかな。西宮浜の地域の人たちがこれを理解しているのかどうかというのがちょっと疑問があるんですね。  先ほど坂上委員からの質問で、非公開か公開かということは私は今の段階で全然問題にしません。よくよく議論されてということなんだけど、そのことが西宮浜の地域の人たちに知らされるというのは、1月28日の所管事務報告の後からではないのかなというふうに理解しているんですけどね、そこから西宮浜の住民の人たちが知って──非公開だから当然外に漏れませんよね。知って、で、もう説明会が始まる。西宮浜の人たちが、ちょっと待ってよと、もうちょっとゆっくりやってよと言ったときに立ちどまることができるのかできないのかということが物すごく気になります。  それで、西宮浜の住民の皆さんたちは、坂上さんも言ってたけど、何ぼ聞いてもなかなかわかりにくいことではあると思います。そのわかりにくいことをわかってもらうためには、同じ説明ばかり繰り返されてもわかりにくい、それは理解を広げたということにならないと思うんですね。やっぱりかみ合ってわかってもらう、これにはかなり時間がかかるんじゃないかなと。少なくとも数カ月。そうなると、4月開校というのはなかなか難しいんじゃないかというふうに思っているんですけど、西宮浜の住民の皆さんたちはその辺はどうでしょう。 ◎学校改革部長   先ほど坂上委員のほうからも質問がありまして私どもが答えさせていただいているという部分がありますけれども、私どものほうも条例がしっかり通った上でちゃんと説明に入るというふうなことがございます。そうした中で、当然ですけれども、4月以降、住民の皆さんにも広く、それから、保護者の方にも広く丁寧に説明をしていきたいというふうにも考えておりますし、また、広報的なものもいろいろ考えまして周知を図っていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   もう決まったことを知らせていくというやり方はいかがなものかというふうに思うんですけど、そこで請願者の人にお聞きしたいんですけど、全市的に理解されることも大事です。だけど、直接かかわる西宮浜の人たちがまず知らされてないというふうに思っているんですけど、そこからまず始めていろいろ理解を得るということをしていかなあかんと思うんですけど、請願者はオープンということで言ったらどんなふうに感じておられますか。 ◆佐藤みち子 議員   今の件につきましては、意見表明者の発言の許可をお願いいたします。
    ○花岡ゆたか 委員長   はい、許可します。 ◎意見表明者(小川嘉憲)  私どもは、1月26日に西宮浜に義務教育学校という計画があるそうやぞということで学習会を持ったんです。そしたら、そこに西宮浜の住民の方が来ておられまして、特に印象に残ったのは、今、年長のお子さんを持っている方が来られて、これから小学校で、そんなことは全然知らんかったと。それがいいものか悪いものか、それによっては入学先も含めて考えないかんというようなことをおっしゃったんです。それが1月26日なんです。御夫婦で子供を連れてきておられたんですけどね、びっくりして、ちょっとこれからいろいろ聞いてみるわねというふうなことで帰られたのが典型的です。多分、小学校の中のPTAとかそんなんでは知らされている部分があったと思うんですけども、これから小学校に入る方については全く知られていなかったというのはこれは事実です。その方が言うには事実です。  それからもう一つは、小学校での一定の説明があるというので行ったんだけれども、それはまだここから外には出さんといてほしい、こういうふうに言われたということも親御さんのほうから聞いているんですね。皆非常に誠実な方ばかりなので、だから、これはまだ言うたらいかんのやとなるから、知らされるどころか、むしろ秘密が守られて、それでそうしてたんだけどというふうな話があって、多くの人たちは新聞報道で初めて知ったと。  あるいは、孫が今3年生か4年生になるんやけれどもどうなんだと言って私のほうに聞きにこられた方もおったりして、そういうような形で、まだ地域の理解を得たというような状態ではないと私は判断をしております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   いろんな仕組み上のことで客観的にどういう仕組みになっているかということは、今までよりも議論が深まったというふうに思います。  それで、今の段階で言いますと、よくなることも可能やし悪くもなってしまうんじゃないか、そんな制度の中にこの義務教育学校というのがあるように思うんですね。当然皆さん方は悪くしようなんていうことを思って今制度設計をやっているとは思っていません。やっぱり地域の課題解決ができるようにしたい、何よりも児童生徒たちのこれからの育ちを保障していく、西宮浜の義務教育学校を出た子たちが、その後も自分たちがいい人生を送っていくための糧になったというふうになるためにどうしてもしたいと思ってやっておられると思うんです。私たちもそう思います。だけど、制度上、もしかしたらこうなるんじゃないかという心配が客観的にあります。客観的に制度の仕組みとして。その狭間の中にあるところへ踏み込むときにやっぱりみんなが支えるということを物すごい努力してほしいなというふうに思います。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   請願者の方と当局、どちらにもお聞きしたいんですが、まずその前に、この請願の中にあります小5ギャップという言葉、私のほうでちょっとお調べしますと、小5になっていきなり学習内容が高度化していくと。通塾による学習時間の増加であるとか通塾日数の増加、あとは思春期が始まる時期に加えて自我が芽生えていくことの原因による対人関係のトラブルだとか、こういったことを小5ギャップという形でインターネットには出ているんですけれども、その上で、先ほど請願者の方がおっしゃった小5学級の崩壊というお話がありましたけれども、まさにひどい状況だったと。インターネットとかに出ているいわゆる小5ギャップの内容をもって崩壊しているという認識でよろしいのでしょうか。もしくは、現場の中で小学校5年生の中で起きている学級崩壊というものが具体的にどういったものを示すのか、どのような状況なのかをよろしければお聞きしたいんですけれども。 ◆佐藤みち子 議員   意見表明者の発言の許可をお願いいたします。 ○花岡ゆたか 委員長   はい。許可します。 ◎意見表明者(豆柄幸子)  小5ギャップが即学級崩壊につながるということではなくて、現に小学校5年生で学級崩壊がふえているという事実もあります。授業が成立しない、先生の言うことを聞かない、小学校は一斉授業ですので、一斉授業ができない。ひどい場合は、後ろでトランプをやっているというふうな場面も私は見てきました。ちょっとうざいやつがおると授業中であっても目配せしながら相手を攻撃する。そういった授業が成立しない状況があります。  でも、5年生でもやっぱり信じてあげる。いじめている子も授業を妨害している子も、とにかく担任が信じてあげる。この子はそういうことをやっているけれども、この子にも悩みがあるんだと。決して見捨てることなくいじめを解決していく。私は経験したんですけど、あと一歩で親が被害届を出すんじゃないかというふうなことをやらかした子供たちがいるんですけれども、そこも話し合いながら、こんなことをやったということをまず言わせて、「それ、どう思う」と言うたら、「やっぱりいかんことやったと思う」と。そしたら、いかんことやったと思うんやったら一緒に謝りに行こう、先生はあなたを見捨てないよと。私は生活指導をやっていたので行きませんでしたけれども、担任の先生と教頭先生とみんなでその家に謝りに行ったんですね。そしたら、ことしは忘年会でけへんなと言ってたぐらいの事案だったんですけども、辛うじて向こうの親も納得してくれておさまったと。  とにかくそういう子供たちでも寄り添って寄り添って、信じて信じて、あなたのことを愛してるんだよと、学校の先生がそういうオーラというか、送っていくことがすごく大事だと思うんです。そのためには、5年生、6年生のそういった過ちというものを除外していくんじゃなくて認めていってあげる、人生の中には過ちもあるんだ、でも、それを糧として大きく成長していってほしい。だから、今5年生、6年生でちょっと荒れるから、中学校は割と落ちついているんです。「あんたらあんなことをやったけど、どないしたん」って、「先生、もう疲れたわ。あんなことせえへんわ。あんなあほなことせえへんわ」と、中学校に行った子供たち、卒業生はそういうふうに言うんです。だから、やっぱり5年生ギャップというのは大切な時期ではあると思うんです。 ◆佐藤みち子 議員   発言の許可をお願いいたします。  ○花岡ゆたか 委員長   はい。許可します。 ◎意見表明者(小川嘉憲)  兵庫県は、制度的に二つの点で小5ギャップが起きやすいと。一つは、4年生までは35人学級だけれども、5年生からは40人ということになって、急に教室がいっぱいになってくるという問題が一つと、もう一つは、兵庫型教科担任制ということで、先生がそこからは入れかわるような部分もあると。その二つで、今まで担任の先生となっていたのが、そこでギャップがあるというのが、兵庫県の場合にはその小5ギャップが一層拡大する可能性が──全部がそんなんじゃないけども、拡大する可能性があり、現実にそうなっていると私らは見ているということです。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  今、請願者の方からの御説明と私から冒頭申し上げましたインターネット上の小5ギャップの定義、それらを踏まえた上で、先ほど当局は、四三二制になったら小5ギャップが一層ひどくなるということに対してコメントを差し控えていらっしゃいましたけれども、具体的な内容を聞かれて、これに対して何かお答えできるものはございますか。 ◎学校教育部長   先ほどお話がありましたように、5年生になったら確かに40人学級になっていきます。ただ、少し触れられましたが、新学習システムということで、少人数の指導も入っておりますし、また、兵庫型教科担任制ということで、1人の児童に対して複数の目で見ていくというようなシステムが逆に導入されているわけでございます。中学校現場でも、例えば担任の先生には少し話しづらいけれども、この先生にだったら話ができるとか、数学の先生だったり、あるいは部活動の先生だったりというような形で相談を持ちかけていくような場面もございます。そういった意味では、1人の子供に対して複数の目で大人がかかわっていけるという点については効果的な部分ではないかというふうに考えておるところです。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   義務教育学校の中においてよりこれを緩和していく効果も含まれるということと、もちろん全てが義務教育学校になるわけではないので、ほかの小学校においてもこの小5ギャップの緩和というところはもちろん考えていただきたいのですが、それはちょっとお願いしておきます。  時間の関係もありますので、ちょっとお話を変えます。  広報のあり方なんですけれども、これは当局に一問一答で聞かせていただきたいのですが、西宮浜の人口減を抑止していく、防止していくための一つの試みであるという前提の中でいくと、こちらのスケジュールの中には、広報は「市政ニュース、ケーブルテレビ、さくらFM等による広報を検討中」ということなんですが、これは例えば公立、私立にかかわらず、幼稚園であるとかそういうところに話といいますか、説明会をする予定はあるのでしょうか。説明会というところでいくと、下にもちょっと書いてあるのですけれども、そこにもそういった具体的な表記がなかったもので、お聞かせいただきたいのですが。 ◎学校改革推進課長   実は、設置準備委員会のほうにも幼稚園、保育園のほうからメンバーとして入っていただいているようなこともありまして、これまでも保護者の方からの御意見とかお声とかというのはいただいてきたわけですが、この条例改正が終わった後には、例えば説明会等もまた御相談させていただいたりというようなことで現在お話をさせていただいておるところです。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  義務教育学校というのは、市民の方にとってはまだまだ身近ではない言葉ですし、具体的な内容、今回の請願の中身もいろいろこれだけの項目が入ってくるという不安な点というのもありますので、こういったものも踏まえて、これまでのお話し合いの中で出てきた疑問点、これらを集約した上でQアンドA、それと、そもそも義務教育学校とはというところをわかりやすく記したような冊子をつくっていただいた上で、低学年をお持ちの保護者の方々にその冊子が行き渡るような広報というのを何らかの形で考えていただきたい。全市的にそれを実施していただきたい。そうじゃないと、そもそも不安点の解消にもつながりませんし、当初の目的である西宮浜の人口減というところを抑止するんだという目的も達成しづらくなると思いますので、そのあたりどのようにお考えでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。 ◎学校改革部長   西宮で初めて義務教育学校をしていくということでありますので、周知が大事かと思っております。そうした中で、これからどういう方法が周知の方法として一番効果的かということについては十分検討していきたいと思っております。余り時間もないことですので、その辺は十分に検討したいと思っております。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  口で説明するその場その場での質疑に応答しながら疑問点を全て解消していくというのは基本的に難しいと思いますので、それらを集約した何かしらのわかりやすい資料をつくった上で周知していただくようにお願いしておきます。  以上です。 ◆山口英治 委員   当局に質問いたします。  私ども教育こども常任委員会のほうで英語教育のことでつくば市に視察にお邪魔させていただいていたのですが、くしくもそのときに、こういった義務教育、一貫教育というのを紹介をいただきまして、そこでは徐々にそういったところがふえていっているという事例をお聞きしました。  そういった部分から言いますと、西宮市が全国で初めてこの制度を導入するわけではなく、先進市としてかなり実例があるわけでありまして、いろいろな事案があって、いろいろなことが問題として既に起こってきているわけでございますね。今皆さんが不安に思っていらっしゃることというのは、やっぱり初めてだからこそこの不安があるわけであって、その辺に関しては多くの事例の中でこのようなことがこのような形になっていますとか、そういった先進市の例をしっかりと挙げられて御説明されたほうがよりわかりやすいというふうに思うのですが、その点についてはどのようにお考えですか。 ◎学校改革推進課長   ただいま委員のほうから御指摘がありましたとおり、メリット、デメリットというようなあたりにつきましては、先進事例から学ぶところは非常に多うございまして、そのようなものも資料として今まとめております。またお示しできるというふうに思っております。 ◆山口英治 委員   この17項目の分に関しても、先進市の事例とかこういうのも研究してきたということをしっかりと踏まえて具体的にお答えしたほうがいいと思います。具体性がないから皆さん不安になるわけであって、その辺はしっかりと具体性を持っていくことが一番大切なのかなというふうに思います。  また、他地域において、今回の場合、西宮浜では1小1中という学校区とかいろんなものがあって、高須のほうの方からも、西宮浜を見て高須地域もこういう形でできないだろうか、そういうふうな御意見も逆にいただいているんですね。そういったことを踏まえると、これがどういうふうになっていくのかというのを全市的な形でしっかりとお伝えすることが必要だと思いますが、その辺についてはどのようにお考えですか。 ◎学校改革部長   委員のおっしゃるとおり、そういった点、やっぱりわからないというふうなところも私どものほうは当然研究して調べてやっているところもあります。そうした中で、市民の方々にいかに制度的なものをわかっていただけるか、そのわかっていただいた中で、今おっしゃっていたみたいな高須の地域などもしたいというふうなことがある中のことも本当に十分御理解いただいた上で、その間の御意見なり何なのかというようなことも含めて逆に研究していきたいというふうに思っているところでございます。私どものほうは、その辺も含めてきちんとそういうものを研究して周知していくというふうな方法に努めたいと思っております。  以上でございます。 ○花岡ゆたか 委員長   請願者の方々、私語を慎んでください。 ◆山口英治 委員   やはり何よりもわからない、不安だ、このことが一番の大きな問題だというふうに思っております。このことを踏まえてきちんとした説明というのは必要だと思います。また、この中でありましたけども、PTAとか地域の方とかそういった部分で多くの懇談会を持たれたというのは、先ほど坂上委員からの御質問でわかりました。先ほど脇田委員からも質問がありましたように、入学前の方々に対する御説明というのも大切だというふうに思いますので、その点をしっかりと行っていくことが一番大切ではないかなというふうに思いますので、その点よろしくお願いいたします。  以上です。 ○はまぐち仁士 副委員長   当局へ質問です。通学区域特認校制度についてと西宮浜に住む方々の個別の不安に対する対応、それぞれについて一問一答でさせていただきます。  通学区域特認校制度についてですけれども、この西宮浜で実施することが今後この制度を市内全域に拡充することを意味するのかどうか、この辺をお答えいただけますか。 ◎学校改革推進課長   今回の西宮浜での特認校制度の導入につきましては、あくまでも西宮浜特有の課題解決のための対応策の一つということでございますので、現時点では例外的なものであるというふうに考えております。よって、今後市内全域に拡充するというようなものではないというふうに考えます。  以上です。 ○はまぐち仁士 副委員長   拡充するつもりはないという御答弁でした。今回の特認校制度の部分について、5日に庄本委員が御質疑されました。その中で教育長の答弁で、特認校の受け入れというのは上限を設けているよというお話でした。この上限を設ける理由というのは何でしょうか。 ◎学校改革推進課長   現在使用しております小学校校舎、中学校校舎を義務教育学校になってもそのまま使用するというような計画になっておりますので、その学校のキャパシティーをゆとりを持ってゆったりと教育活動を行うために各学年2クラスずつというような規模が適当であろうというふうに判断をいたしました。  以上です。 ○はまぐち仁士 副委員長   ありがとうございます。  たくさんどっと来るわけではなくて、一定の条件を設けて、今までの環境を維持していこうという意味での上限だというところで理解しました。  この件については以上です。  西宮浜に住む方の個別の不安に対する対応なんですけれども、いろいろ御意見を聞いている限り、新しいことをするということで個別個別で御不安というのはあると思うんですね。今後、こういった御不安に対して相談窓口の設置なんかも検討する必要性というのはあるのかなと思っているのですけど、その辺についてのお考えはどうですか。 ◎学校改革推進課長   現在のところは、学校改革部のほうで御対応はさせていただいているところですが、またこの条例改正が済みましたら、そちらのほうも検討させていただきたいというふうに考えております。 ○はまぐち仁士 副委員長   ありがとうございました。  質疑のほうはこれで終わります。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  態度表明をされる場合、議案601号と請願21号、それぞれの態度表明を行ってください。  両件に御意見はありませんか。 ◆吉井竜二 委員   政新会は、議案第601号に対して賛成、請願第21号については反対の立場から討論させていただきます。  理由は三つあります。
     一つ目の理由としては、請願事項1の「義務教育学校の設置について、その内容を市民にオープンにして、広く市民の声をきくこと」とありますが、ここで重視すべきは地元地域の方々の声を聞くことと考えております。というのも、私自身が西宮浜から少し遠い地域の春風小学校の地域に住んでいるんですけども、春風や甲子園口の人間に市の職員さんから西宮浜の学校の件と話をしても、正直なところ、それほど大きな関心は得られないのではないかなと推測します。これは、春風、甲子園口の話だけではなくて、多くの地域で同じ状況だと考えます。なので、西宮浜の住民の理解が最優先と考えます。先ほどの坂上委員の質疑からもわかるとおり、平成29年1月から地域の方に説明、相談を行っており、設置準備委員会にも地域の役員の方が入っておられます。よって、市民の声を聞くという点については、最も重視されるべき地域住民の声を2年間にわたり聞きながら今回の義務教育学校の設置に当たっているので、この2点については逆に評価できるものと考えます。  2点目につきましては、請願事項2の「慎重に時間をかけて検討すること」とありますが、先ほども述べたように、当局は平成29年1月から地域に対してこの事業の説明に当たっております。ここからまた情報を公開して1年かけて実施に当たると聞いていますので、計画段階から考えると3年以上時間を費やしていることになります。本事業については十分に時間をかけていると判断します。  以上の2点に加えて、何よりも地元民が望んでいるとのことで、この点が何よりも重要なことだと思いますので、これらの理由から政新会は、議案第601号に賛成、請願第21号には反対とします。  以上です。ありがとうございます。 ◆山口英治 委員   公明党議員団は、議案第601号に対しては賛成、請願に対しては反対をいたします。  その理由について2点申し上げます。  まず、1番目の「広く市民の声をきくこと」、これはさまざまな部分でのお声というのは今後また聞いていただきたく思いますが、2番目の「慎重に時間をかけて検討すること」、先ほど坂上委員の御質問でもありましたように、非公開であっても70回以上という形で時間をかけられて、また、準備委員会のメンバー全員がこの分に対して賛同されたと。地域の賛同というのは非常に大きなことだというふうに思っておりますので、慎重に時間をかけてという形ではありますけど、時間をかけるということもありますが、やみくもに延ばしていってしまうということが主ではないと思っておりますので、その点に関しては申しわけございませんが、これに対しては反対の立場とさせていただきます。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   維新プラスは、議案第601号に賛成、請願第21号に対しては反対の立場をとらせていただきます。  請願事項の1に関しましては、既に御意見として他の委員からありましたとおり、地元民の方々から望まれていること、もちろんPTAを含め関係機関との協議を進めた上でこのような形となっていることで進めてきたということになりますので、義務教育学校の設置については十分皆様の話を聞けている、お声を聞けているかと認識いたしました。  2番の「慎重に時間をかけて検討すること」に関しましても、70回以上の協議を重ねてこられたということもありますので、十分に検討の上で今の形があるというふうに理解いたしましたので、申しわけございませんが、維新プラスとしてはこちらに関しては反対の立場をとらせていただきます。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   日本共産党西宮市会議員団は、議案第601号については反対、請願については賛成の態度を表明しておきたいと思います。  理由は、公表されるのは今からという段階です。ですから、しっかり住民の意見を聞いて吟味する時間がとてもないというふうに判断します。ですから、少なくとも意見を聞いて立ちどまる余地を残すべきだと、そういう考えから以上のような態度表明とします。 ○はまぐち仁士 副委員長   会派・ぜんしんは、議案第601号には賛成、請願第21号は不採択とします。  理由は、皆様委員の方が述べられたこととほぼ一緒なんですけれども、小中一貫校という新しい取り組みについて、私も他市の視察も伺いました。当然ながら、デメリット、メリットはそれぞれあるとは思うんですけれども、小中一貫校を実施している校長先生であったり教育委員会の方々にお聞きした限りでは、私はメリットのほうが非常に高いのではないかなというふうには認識しています。私は市域が西宮浜ではありません。樋之池に住んでいまして、この地域は全く逆で、子供がふえて教室が足りないみたいな状況になっているんですね。地域課題ってやっぱりそれぞれあると思うんですよ。だから、西宮浜の小中一貫校の取り組みというのは地域課題の取り組みでもあるのかな、西宮浜の皆さんの思いでもあるのかなというふうに理解しています。  そういった中で、今ずっと御説明を聞いていると、現行六三制では解決できなかったこと、だからこそこの新しい取り組みに地域の方が期待を持っていらっしゃる、そういう思いをやっぱりすごく感じていますし、そのメリットに対する期待もお持ちなのかな、西宮市の方々が新年度からやっていきたいという御意向も一定ある、聞いている限りそういうふうに感じました。  それでいくと、こういった地域の方々の意向を踏まえて教育委員会の方々はしっかりと全力でバックアップしていただきたいと思うんです。当然、先ほどの請願の中にもたくさんの課題があって、ああこういうこともあるんだなとすごく参考になりました。それは皆さんの意見で、やっぱりここは親切丁寧にもっとわかりやすくという山口委員の意見もありましたし、まとめなさいという坂上委員の御意見もありました。こういう意見もあるので、そこら辺はちゃんと整理をしていただいて、御不安を少しでも解消できるように、私も先ほど言いましたけど、個別個別それぞれやっぱり御不安があると思うんです。そこに対しては、ちょっと御苦労にはなるかもしれませんけれども、きちっと相談窓口をつくっていただいてぜひとも対応していただきたい。  そういう理由から、この請願は不採択という形でさせていただきたいと思います。  以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  採決は2回に分けて行います。  まず、議案第601号の採決を行います。  議案第601号は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○花岡ゆたか 委員長   挙手多数と認めます。したがいまして、議案第601号は承認することに決まりました。  次に、請願第21号の採決を行います。  請願第21号は、これを採択することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○花岡ゆたか 委員長   挙手少数と認めます。したがいまして、請願第21号は不採択と決まりました。  意見表明者の方、請願紹介議員の方、席にお戻りください。  次に、議案第602号西宮市立幼稚園において受ける教育に要する費用徴収条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎学校改革調整課長   議案第602号西宮市立幼稚園において受ける教育に要する費用徴収条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。  今回の条例改正は、平成31年度から市立幼稚園で行う預かり保育事業──おむすび広場事業の本格実施に向けて費用徴収する根拠となる条例改正を行うものです。  条例改正新旧対照表をごらんください。  おむすび広場事業を、「教育課程に係る教育時間終了後等に行う教育活動を受けたとき」と規定し、費用については、1回当たりの金額は300円を上限とする旨定めております。  また、回数券の発行を可能としており、1回当たりの料金、回数券の種類及び額面は規則で定めることとしております。  説明は以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に質疑はございませんか。 ◆庄本けんじ 委員   おむすび広場を本格実施されるということで、非常にいいことだなというふうに思っています。  まず、おむすび広場がどんなにいいものか、ちょっとアピールしていただけますか。 ◎学校改革調整課長   3年間、今も試行実施中でやってございます。9割以上の方が利用されていらっしゃいまして、アンケートをとっても、有料化しても今後使い続けますかという問いに対して、9割以上の方が「はい」とお答えいただいている感じでございますので、一定のニーズは満たしているのかなと判断しております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   内容のアピールが欲しかったんですけど、まあいろいろ聞いていますので、今の説明でこれより突っ込んで質問することはしません。  ただ、今回、300円を超えない範囲内で委員会が定める額を徴収できるようにするという条例なんですけれども、この規定があってもゼロということはあり得ますか。 ◎学校改革調整課長   平成31年10月からの開始予定とされております保育料無償化の制度の中でも、この当該事業で行うような公立幼稚園での預かり保育は無償化の対象外となっておりません。したがいまして、私どもも国の方針に基づいてこの事業も無償とする方向では考えておりません。  以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   済みません、今の答弁は最後逆になってませんか。どっちですか。 ◎学校改革調整課長   有償化のお金の費用発生はさせることで考えております。  無償化の対象にはなってないんです。なっていないです。済みません、発言が不明確でした。申しわけございません。 ◆庄本けんじ 委員   この徴収は、西宮市独自の制度になりますか。 ◎学校改革調整課長   はい。今、市が独自でやっている事業でございます。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   できれば無償でやっていただきたいなという思いがあります。  質問は以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に意見はございませんか。 ◆庄本けんじ 委員   今、子育て支援、それから、教育の無償化という流れの中で、ぜひとも無料にしていただきたいという立場から反対をいたします。  以上です。 ◆山口英治 委員   今まで事業を進めていただきまして、この部分に関しましては継続していく意味からも賛成をさせていただきます。  以上です。 ◆吉井竜二 委員   政新会も賛成です。 ◆脇田のりかず 委員   維新プラスも賛成です。合理的な範囲内での受益者負担という観点は特段問題ないかと考えます。  以上です。 ○はまぐち仁士 副委員長   会派・ぜんしんも賛成です。受益者負担の中でやっていただいているというところは十分評価できると思います。
     以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第602号は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○花岡ゆたか 委員長   挙手多数と認めます。したがいまして、議案第602号は承認することに決まりました。  ここで休憩に入ります。なお、再開は1時ちょうどといたします。お疲れさまでした。           (午前11時59分休憩)           (午後0時58分再開) ○花岡ゆたか 委員長   再開いたします。  次に、議案第638号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち、本委員会所管科目教育委員会分を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎教育総務課長   議案第638号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第10号)につきまして、教育委員会所管分を御説明いたします。  補正予算書の4ページをお願いいたします。  歳出の一番下の款教育費は9億5,483万7,000円を増額し、補正後を208億397万円とするものでございます。  次に、44・45ページの教育費をお願いいたします。  補正の内容につきましては、ページ右側の説明欄に掲載する予算事業を中心に説明いたします。説明中、特に執行残と表現するものは、契約課による入札や見積もり合わせで生じた設計金額と契約金額との差額でございます。  それでは、説明いたします。  款教育費、項教育総務費、目教育振興費は、354万1,000円を増額し、補正後を1億1,126万5,000円とするものでございます。  内訳としまして、奨学事業経費は、ふるさと納税などの寄附金を奨学基金へ積み立てるため積立金を増額いたしますが、藤田奨学貸付金の不用額の減との差し引きによって、事業費全体では202万2,000円の増額、学習研修等奨励事業経費につきましても、寄附金を教育振興基金へ積み立てるため、積立金を151万9,000円増額いたします。  その下の項小学校費、目教育振興費は、179万円を減額し、補正後を3億1,938万円とするもので、小学校学習指導推進事業経費の講師謝金や音楽会等委託料の不用額でございます。  次の目学校整備費は、8億2,693万7,000円を増額し、補正後を26億1,504万1,000円といたします。これは、小学校施設整備事業費のサッシ改修、トイレ改修でそれぞれ2校ずつ、また、外壁改修で4校など、国の補正予算の補助対象となったことに伴い、31年度に予定していた事業を前倒しするもので、施設整備改修工事費を増額いたしますが、補正額につきましては、執行残や不用額の減額分を差し引きしております。詳細につきましては、後ほど繰越明許費補正のところで御説明いたします。  項中学校費、目学校整備費は、1億2,510万円を増額し、補正後を6億4,786万7,000円とするものでございます。  これは、中学校施設整備事業費で、先ほどの小学校施設整備事業と同様の理由により、中学校2校の外壁改修工事を前倒しするため、施設整備改修工事費を増額いたしますが、補正額につきましては、執行残や不用額による減額分を差し引きしております。詳細につきましては、後ほど繰越明許費補正のところで御説明いたします。  その下、項特別支援学校費、目教育振興費は、239万1,000円を減額し、補正後を1億916万5,000円とするもので、特別支援教育事業経費の通学タクシー借り上げ料の不用額でございます。  次に、44から47ページにかけまして、項高等学校費、目学校整備費は200万円を減額し、補正後を4億6,717万6,000円とするもので、高等学校施設整備事業費の西宮高等学校における屋上防水工事の設計委託料の不用額でございます。  項幼稚園費、目幼稚園整備費は、4,760万円を増額し、補正後を1億188万円とするものでございます。  内容は、幼稚園施設整備事業費で、先ほどの小・中学校の施設整備事業と同様の理由により、幼稚園6園の空調設置工事を前倒しするため、施設整備改修工事費を増額いたします。詳細につきましては、後ほど繰越明許費補正のところで御説明いたします。  その下、項社会教育費、目社会教育施設整備費は、1,264万2,000円を減額し,補正後を4,699万8,000円とするもので、内容としましては、郷土資料館改修事業費の郷土資料館収蔵庫除湿機設置工事などの施設整備改修工事費の執行残及び不用額でございます。  次の目公民館費は、419万3,000円を減額し、補正後を5億2,138万3,000円とするもので、公民館維持管理事業経費の施設管理関係等委託料の執行残及び不用額でございます。  その下の目公民館整備費は、1,621万3,000円を減額し、補正後を1億980万5,000円とするもので、公民館改修事業費の公民館改修設計委託料やエレベーター設備改修工事などの公民館改修工事費の執行残及び不用額でございます。  次の目図書館費は、155万4,000円を増額し、補正後を5億7,379万3,000円とするもので、内容としましては、図書館管理運営事業経費でふるさと納税などの寄附金を図書館振興基金へ積み立てるため、積立金を増額するものでございます。  目図書館整備費は、776万6,000円を減額し,補正後を2億1,457万6,000円とするもので、図書館改修事業費の鳴尾図書館空調設備改修工事における施設整備改修工事費や施設用備品費の執行残及び不用額でございます。  最後に、目青少年教育施設整備費は、290万円を減額し、補正後を1,477万円とするものでございます。これは、山東自然の家改修事業費で、山東自然の家における小荷物専用昇降機の制御改修工事など施設整備改修工事費の執行残及び不用額でございます。  次に、歳入について御説明いたしますので、前に戻っていただきまして、8ページ、9ページをお願いいたします。  8ページの中ほど款国庫支出金、項国庫補助金、目教育費国庫補助金は、2億488万2,000円を増額し,補正後を2億4,675万7,000円とするものでございます。  内訳としましては、小学校のサッシ改修、トイレ改修や、小・中学校の外壁改修などについて、国の平成30年度の補助対象事業となったため、学校施設環境改善交付金を、節小学校費補助金では1億5,436万4,000円、節中学校費補助金では1,261万円をそれぞれ増額いたします。  また、小・中学校と幼稚園のブロック塀緊急対応工事や幼稚園の空調設置に関しましても、国の平成30年度の補助対象事業となったため、ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金を、節小学校費補助金で1,879万7,000円、節中学校費補助金では1,139万円、そして、節幼稚園費補助金については772万1,000円を増額するものでございます。  1枚めくって、10ページ、11ページをお願いいたします。  一番下、款項ともに寄附金、目教育費寄附金は682万3,000円を増額し、補正後を882万6,000円とするものでございます。  内訳としまして、節教育総務費寄附金では、教育振興基金に151万9,000円、奨学基金に375万円、節社会教育費寄附金では、図書館振興基金に155万4,000円の寄附があったことによるものでございます。  最後に、6ページをお願いいたします。  第2表の繰越明許費補正について御説明いたします。  6ページの表、下のほうに教育費がございます。上から順に御説明いたします。  まず、項小学校費、小学校施設整備事業の繰越額9億101万2,000円につきましては、平成31年度に実施予定であった小学校の外壁改修事業、これは神原小、山口小、上甲子園小、高須西小の4校でございます。次に、サッシ改修事業、これは北夙川小、山口小の2校でございます。さらに2校、北夙川小、神原小のトイレ改修事業などについて、国の平成30年度補正予算の補助対象となったため、30年度に前倒しして予算計上することとしておりましたが、学校教育活動への影響などから年度内の執行が不可能であるため、事業費全額を繰り越すもの、また、30年度に実施しているブロック塀改修工事の一部について、近隣との調整に時間を要し、年度内の完成が不可能となったため、当該事業費分を繰り越すものでございます。  その下、項中学校費、中学校施設整備事業の繰越額1億7,293万9,000円につきましては、小学校施設整備事業と同様の理由によって事業費を繰り越すものでございます。内容は、中学校2校、甲武中、平木中の外壁改修工事や、平成30年度に実施しているブロック塀改修工事の一部の事業費を繰り越すものでございます。  その下、項高等学校費、高等学校施設整備事業の繰越額4,227万7,000円につきましては、西宮東高等学校の防球ネット改修工事やブロック塀改修工事の一部で、同一区域内で実施される下水道工事の工期延長に伴い、年度内の完成が不可能となったため、事業費を繰り越すものでございます。  その下、項幼稚園費、幼稚園施設整備事業の繰越額6,161万8,000円につきましては、小・中学校施設整備事業と同様の理由によって事業費を繰り越すものでございます。内容は、幼稚園6園、夙川幼、浜脇幼、門戸幼、越木岩幼、南甲子園幼、山口幼の空調設置事業や平成30年度に実施しているブロック塀改修工事の一部の事業費を繰り越すものでございます。  説明は以上です。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は、後刻一括して行います。  次に、議案第636号工事請負契約変更の件(香櫨園小学校校舎改築工事)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎学校施設計画課長   議案第636号工事請負契約変更の件につきまして御説明いたします。  議案書の47-1ページをごらんいただきますようお願いいたします。  本件は、平成29年12月市議会で契約議案を議決いただいた香櫨園小学校校舎改築工事において、変更契約を行うことについて御説明させていただくものです。  まず、変更事項ですが、契約金額21億704万2,963円を、21億6,086万7,975円とするもので、これによりまして5,382万5,012円の増額となります。  次に、変更理由でございますが、旧校舎の屋上アスファルト防水層にアスベスト含有材が含まれていたことや、当初の契約時点では把握できていなかった地中障害物が中庭等にあったことのほか、土砂の崩壊防止を目的とした自立山どめの設置などに伴い、解体工事に係る設計を一部変更の上、費用を増額する必要が生じたことにより契約変更を行うものです。  なお、このことによる契約の相手方及び工期につきましては、記載のとおり変更はございません。  続きまして、営繕課より変更契約に関する工事内容について説明させていただきます。 ◎営繕課長   引き続きまして、議案第636号の工事内容について御説明差し上げます。  説明は、お手元のA4横の資料を用いて行いますので、よろしくお願いいたします。  まず、表紙をめくっていただきまして、1ページをごらんください。全体配置図・付近見取り図になっております。  工事場所は、阪神香櫨園駅から南西に約400メートルの位置にございます。今回の校舎改築工事では、敷地北側にあった既存校舎を解体した後、斜線で示した場所に新しい校舎を建設いたします。  次に、2ページをごらんください。既存校舎の配置図及び工事概要になっております。  まず、工事概要の①、屋上アスファルト防水層の撤去についてです。  平成30年1月、既存校舎の解体工事に着手する直前に実施した調査により、薄く青色に着色した北校舎、中校舎及び西校舎の屋上のアスファルト防水層にアスベストが含まれていることが判明いたしました。今回のアスベストは、アスファルト層の中に練り込まれてシート状になっており、飛散の可能性は極めて低いものです。しかし、解体処分するに当たっては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、コンクリートなどの他の建築資材と分けて処理することが義務づけられております。このため、校舎本体を解体する前に、国土交通省監修の建築改修工事監理指針に規定された除去方法に従い、適切に分別、解体を行いました。  次に、②の地中障害につきましては、北校舎と中校舎の間及び中校舎と南校舎の間の中庭を掘削しているときに大量のコンクリート殻が出てきたため、これら殻の処分を行いました。  次に、③の鋼製矢板につきましては、設計時に想定していた以上に地下水が多く、地盤が軟弱であったことから、掘削時に地盤が崩れてきたため、崩壊防止を目的とした鋼製の土どめを南校舎の北側と給食室、渡り廊下の西側の地中部に設置いたしました。  次に、④のその他といたしまして、柱の鉄筋の追加や建具の材質の変更などを行っております。  次に、3ページをごらんください。屋上のアスファルト防水層の除去工事の状況を写したものです。  写真①-1は、防水層を除去する前に、湿潤状態にするために散水している状況を撮影したものです。写真①-2は、防水層を手ばらしで除去している状況を写したものです。写真①-3は、除去した防水層を袋詰めし、集積している状況を写したものです。写真①-4は、除去作業終了後に床を清掃している状況を写したものとなっております。  次に、4ページをごらんください。  写真②-1は、掘り起こしたコンクリート殻、写真②-2は、コンクリート殻を集積している状況を写したものです。写真③-1及び③-2は、鋼製矢板の施工状況を写したものです。  現在、校舎新築工事は、4階の躯体工事などを進めており、当初の計画どおり、本年7月下旬に竣工する予定でございます。  以上で工事内容の説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に質疑はございませんか。 ◆庄本けんじ 委員   1点だけ教えてください。  工事変更の総額を示されたんですけれども、工事の種類別でその内訳を教えてください。 ◎営繕課長   屋上のアスファルトの除去工事で約1,800万円、地中障害を撤去する工事で約1,450万円です。土どめを施行するのに1,470万円です。その他、建具の変更等としまして増額が約190万円となっております。
     以上です。 ◆庄本けんじ 委員   わかりました。質問を終わります。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に意見はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第636号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   異議なしと認めます。したがいまして、議案第636号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○花岡ゆたか 委員長   ここで当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  次に、議案第647号西宮市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎子供家庭支援課長   議案第647号西宮市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。  追加議案書の11-1・11-2ページをお開きください。  提案理由は、平成31年4月1日に施行されます児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令が平成31年2月15日に公布され、母子生活支援施設の心理指導担当職員について、大学において心理学を専修する学科等を修めて卒業した者であることが要件の一つであるところ、当該大学に短期大学を含まないことが明確化されたことによるものです。  本市条例におきましては、当初より短期大学は含んでおりませんが、省令の改正に伴い、文言の整理などを行ったものです。  また、同日施行されます同省令の改正におきまして、母子生活支援施設の母子支援員について、専門職大学の前期課程を修了した者を含むことが追記されたことに伴い、本市条例におきましても同様の改正を行うものです。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に意見はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第647号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   異議なしと認めます。したがいまして、議案第647号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○花岡ゆたか 委員長   次に、議案第600号西宮市認定こども園の認定等の要件を定める条例制定の件を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎保育施設整備課長   議案第600号西宮市認定こども園の認定等の要件を定める条例制定の件につきまして御説明させていただきます。  議案書の11-1から11-8ページでございますが、お手元にお配りしております資料により御説明させていただきます。  資料の1ページ目をお開きください。  1の「認定こども園の認定権限の移譲について」。  平成30年6月27日に公布されました地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律により、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の3類型の認定こども園の認定権限が、本年4月1日以降、兵庫県から本市を含む中核市に移譲されることとなりました。このことにより、認定こども園の認定等の要件を定めることが必要となったため、条例を新設するものでございます。  表の上段に記載のとおり、指定都市である神戸市につきましては、既に平成30年度に認定権限が移譲されております。また、表の下段に記載のとおり、幼保連携型認定こども園の認可権限については、子ども・子育て支援新制度開始時の平成27年度より兵庫県から指定都市及び中核市に移譲されており、本市においても、幼保連携型認定こども園の認可基準に関する条例を平成26年度に制定しております。  引き続きまして、2の「認定こども園の類型について」。  表に記載のとおり、認定こども園は、幼稚園型、保育所型、地方裁量型及び幼保連携型の四つの類型に分類されます。表の1段目の「法的性格」は類型によって異なっており、幼稚園型は学校、保育所型は児童福祉施設として位置づけられています。また、幼保連携型は、学校かつ児童福祉施設という単一施設として位置づけられています。  表の2段目の「必要な行政処分」についても類型によって異なっており、幼稚園型であれば、幼稚園の認可に加え幼稚園型認定こども園としての認定が必要となります。保育所型も同様に、保育所としての認可に加え保育所型認定こども園の認定が必要となります。一方、幼保連携型については、幼保連携型認定こども園としての認可ということとなっているため、既存の幼稚園もしくは保育所から幼保連携型認定こども園になる場合には、幼稚園もしくは保育所の認可の廃止をした上で幼保連携型認定こども園としての認可をすることとなります。  表の3段目の「設置主体」についても類型により違いがあり、保育所型及び地方裁量型の設置主体については制限はありませんが、幼稚園型の設置主体は、国、自治体、学校法人に限定されています。また、幼保連携型の設置主体については、国、自治体、学校法人、社会福祉法人に限定されています。  引き続きまして、3の「条例を制定するにあたっての考え方」につきまして、今回、本市が認定要件を定めるに当たりましては、国の基準を基本に考えておりまして、その上で本市の幼保連携型認定こども園や保育所に対して上乗せして定めている基準や兵庫県の独自基準を踏まえた上で認定の要件を設定します。  国の基準とは異なる西宮市の独自基準としましては、(1)の「設備の基準について」で、主にゼロ歳児を対象とした乳児室に係る面積基準があります。国の基準では1人当たり1.65平方メートル以上とされていますが、西宮市の基準として、1人当たり3.3平方メートル以上とし、西宮市の幼保連携型認定こども園や保育所における基準と同じとしています。  また、保育所型認定こども園の屋外遊技場については、西宮市の保育所認可基準において、屋外遊技場は敷地内に置かなければならないとされていることから、付近の公園等による代替は不可としています。  次に、(2)の屋外遊技場に係る既存施設の特例について。  兵庫県では独自基準として、資料の「新たに認定こども園を設置する場合」の囲み記事に記載の①もしくは②のいずれかの基準を満たしておればよいこととなっており、西宮市においてもこれと同じとしています。西宮市内の幼稚園については、昭和32年2月以前の旧幼稚園基準で認可されている幼稚園が4分の3近くあり、現行の幼稚園基準を満たしていない幼稚園が多数あると推測され、国基準と同じ基準とした場合に、多数の園が幼稚園型認定こども園へ移行ができない可能性があるためです。  説明は以上でございます。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に質疑はございませんか。 ◆坂上明 委員   権限移譲されるということなんですけれど、これは四つの型のうち、御存じのとおり幼保連携型というのがもう圧倒的で、そして、幼稚園型と保育所型、最後に地方裁量型、逆に地方裁量型というのは圧倒的に少ないですが、兵庫県は七つあったときに、姫路のほうの保育園では不適切な保育があったということでいろいろとテレビでもやられましたし、資料にもいろいろ出てきておるんですが、何度か御説明いただいた地方裁量型というのは、各地域で異なるような条件をお示しできるというのは今もそういう解釈でいいんですか。 ◎保育施設整備課長   御指摘の地方裁量型を含め、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の認定こども園の条例の基準と申しますのは、市の状況に応じまして、国の基準を参酌して、国の基準を緩くしたり厳しくすることは可能でございます。しかしながら、幼稚園型は兵庫県の幼稚園認可基準、保育所型は西宮市の保育所認可基準を満たした上での認定となりますので、国の認可基準を下回る認定基準を設定することはできません。  御質問の地方裁量型につきましてですが、国からの財政支援がない認可外保育施設が施設型給付の対象となる認定こども園になることを想定した制度ですので、保育の質を担保する必要があることから、幼稚園型や保育所型と同等の基準を設定しております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   もともと地域によって異なるというふうなことが姫路での不適切な保育への影響があるというふうに解釈したらいいんですかね、どうなんでしょう。 ◎子供支援総括室長   委員御指摘のように、姫路の問題が起こったときと兵庫県の基準は今と変わっておりませんので、西宮市としても基本的には県と大体同様の基準とはしております。ただ、西宮の場合は、監査のほうにつきましては年1回必ずしておりますので、その辺の保育の質の担保についてはできているものと考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   姫路のことに関して言うなら、認定こども園と同じような給付金というか、それがあったんやね。にもかかわらず、監査とかをやっていなかったから、それが一つの原因であるというか、大きな原因であるというふうに解釈したらいいんですかね、この姫路の問題。 ◎子供支援総括室長   私どもが直接所管しておるわけではないですけども、報道等を見ますと、少しそのあたりが欠けていたのかなというふうには理解しております。 ◆坂上明 委員   川俣さん、これはどない言ってたかな。地方裁量型、今後、西宮でこういうことが今考えられている施設というのはあるんですか。 ◎子供支援総括室長   今のところ、いろんな事業者の方からこの地方裁量型の認定こども園を設置したいという御相談はございません。 ◆坂上明 委員   市長の施政方針の中にもこの手のことをしっかりとおっしゃっていただいているので、権限移譲になったということでまさか問題が出るとはもちろん思いませんけれども、そういうことが絶対にないようにだけは十分にお気をつけいただきたいと思います。  以上です。 ◆山口英治 委員   質問ではないのですが、もう一度確認なんですが、整備の基準については、今までどおり西宮市が定められた国よりも厳しい基準という形をこのまま継続をしていくということでよろしいでしょうか。まず、その点をお願いいたします。 ◎保育施設整備課長 
     保育の質という点につきましては、これまでどおり維持していきたいというふうに考えております。 ◆山口英治 委員   ありがとうございます。その点が一番大切だと思いますので、保育の部分に対してはしっかりとやっていただきたいというのと、あと、認定ということで、中核市としてそれだけの責任というのが出てくるわけですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎保育施設整備課長   県でこれまでやっておりましたところもありますので、県でのやり方等も参考にして、問題ない認定事務ができるように努めてまいりたいと思います。 ◆山口英治 委員   責任という部分をしっかりと考えていただいて、基準を満たしていればそれでオーケーではなくて、認定の責任という視点をしっかりと持っていただいて取り組んでいただきたいというふうに思いますので、その点よろしくお願いいたします。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   1点お伺いします。  認定を西宮市でやるようになると。認定どおりずっといってるかというのは、後の監督になりますよね。監査の事務はふえますか。 ◎保育幼稚園指導課長   現在におきましても、幼稚園型こども園につきましては、市の運営に関する基準を定めた条例に基づいた運営が行われているかどうかということの確認監査は行っておりますので、その中でふえた認定の部分について、現場に行って何か変わったこと等があれば確認するというようなことになると思います。具体的に事務が非常にふえるということではないと考えております。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   ということは、認定の事務がふえるだけというふうに理解していいですね。 ◎保育施設整備課長   今委員御指摘のとおり、認定事務がふえるということでございます。 ◆庄本けんじ 委員   ぜひ認定もきちっとしていただいて、それで、後も指導監督が行き届くように頑張ってください。よろしくお願いします。  以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第600号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   異議なしと認めます。したがいまして、議案第600号は承認することに決まりました。  ここで説明員が一部交代いたします。    (説明員交代) ○花岡ゆたか 委員長   次に、議案第638号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち、本委員会所管科目こども支援局分を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎子供支援総務課長   議案第638号平成30年度一般会計補正予算(第10号)のうち、こども支援局所管分につきまして御説明いたします。  歳出から御説明いたします。  補正予算書の24・25ページをお願いします。  款民生費、項児童福祉費、目児童手当費では、右側説明欄にありますとおり、児童手当支給事業経費で2億6,551万円を減額しております。これは、30年11月末時点の支給対象児童数に基づき児童手当給付費の積算を見直したことにより生じた不用額を減額するものでございます。  目児童保育費では、3億1,023万7,000円を減額するものでございます。  民間保育所給付等事業経費は、1億5,501万5,000円を減額しております。これは主に、公定価格上の加算が見込みを下回ったこと、また、施設の開所時期が予定よりおくれたことなどから給付費を減額するものでございます。  認定こども園給付等事業経費は、8,904万6,000円を減額しております。これは主に、新設園の開所時期が予定よりおくれたことや、民間保育所からの移行園において公定価格上の加算が見込みを下回ったことにより、施設型給付費を減額するものでございます。  私立幼稚園給付等事業経費は、2,617万7,000円を減額しております。これは主に、利用人数が見込みを下回ったことにより、施設型給付費を減額するものでございます。  26・27ページをお願いいたします。  私立幼稚園等保護者負担軽減事業経費は、3,999万9,000円を減額しております。これは、私立幼稚園就園奨励助成金の対象者数が見込みより少なかったことなどによる減額でございます。  目児童福祉施設整備費では、6億7,313万1,000円を減額するものでございます。  民間保育所等整備事業費では、6億1,085万2,000円を減額しております。これは主に、予定しておりました民間保育所の整備の一部が行われなかったことなどにより、民間保育所建設等補助金などの不用額を減額しております。  保育所施設改修事業費では、4,908万8,000円を減額しております。これは、台風21号により被災した浜甲子園保育所の改修工事費が当初の見込みを下回ったことによるものでございます。  公立保育所改築等整備事業費では、建石保育所改修計画の見直しによる設計委託料や印刷製本費の減、また、改修工事費や使用料の不用額の減などから、1,319万1,000円を減額するものでございます。  歳出の説明は以上でございます。  続きまして、歳入を説明させていただきます。  ページを戻っていただきまして、8・9ページをお願いいたします。  款国庫支出金、項国庫負担金、目民生費国庫負担金、節児童福祉費負担金は、2億385万8,000円を減額するものでございます。  内訳は右側説明欄をごらんください。  施設型給付費国庫負担金は、歳出で御説明いたしました認定こども園や私立幼稚園の施設型給付費の減に伴う減額でございます。  児童手当措置費の減額は、歳出で御説明いたしました児童手当給付費の不用額の減額に伴うものでございます。  項国庫補助金、目民生費国庫補助金、節児童福祉費補助金は、10億1,917万円を減額するものでございます。  保育対策総合支援事業費は、エビスタ西宮の小規模保育事業所や送迎保育ステーションに係る補助金額の確定に伴い減額するものでございます。  次の保育所等整備交付金と二つ下の認定こども園施設整備交付金は、歳出でも御説明しましたとおり、民間保育所や認定こども園の整備計画の一部が行われなかったこと、また、保育所等整備交付金では、松園町など一部の整備事業の補助金申請を、県補助金の子育て支援特別対策事業費に変更したことなどにより減額するものでございます。  次の幼稚園就園奨励費は、歳出でも御説明しましたとおり、私立幼稚園就園奨励助成金の対象者数が見込みより少なかったため減額するものでございます。  款県支出金、項県負担金、目民生費県負担金、節児童福祉費負担金は、1億2,345万8,000円を減額するものでございます。  施設型給付費県負担金の減額は、国庫負担金と同様に、民間保育所や認定こども園の給付費の減に伴うものでございます。  児童手当措置費の減額は、国庫負担金と同様に、児童手当給付費の不用額の減額に伴うものでございます。  10・11ページをお願いいたします。  項県補助金、目民生費県補助金、節児童福祉費補助金は、子育て支援特別対策事業費で、国庫補助金で御説明しましたとおり、民間保育所等整備事業のうち一部の補助金申請を保育所等整備交付金から変更したことにより、5億963万4,000円の増額でございます。  次の12・13ページをお願いいたします。  款諸収入、項雑入、目、節過年度収入は、児童手当国庫負担金及び県負担金、児童扶養手当国庫負担金の平成29年度分追加交付により、5,422万3,000円を増額するものでございます。  目、節雑入のこども支援局所管分は、浜甲子園保育所改修工事費等負担金収入で、歳出でも御説明いたしましたとおり、浜甲子園保育所の改修工事費が当初の見込みより減額になったことにより、施設の所有者である独立行政法人都市再生機構からの負担金収入、4,908万8,000円を減額するものでございます。  歳入の説明は以上でございます。  続きまして、繰越明許費の追加について御説明させていただきます。  ページを戻っていただきまして、6ページをお願いいたします。  「第2表繰越明許費補正」の1行目、留守家庭児童対策施設整備事業では、夙川第1から第4育成センターの改築工事において、工事資材の需要が増加し、資材調達に時間を要したため工程に遅延が生じたことから、5,804万9,000円を繰越明許するものでございます。  2行目、民間保育所等整備事業では、上甲子園5丁目の新設園の整備工事において、保育事業者の開発手続のおくれから工期全体に遅延が生じたため、6,881万6,000円を繰越明許するものでございます。  一般会計補正予算の説明は以上でございます。御審議どうぞよろしくお願いいたします。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に質疑はございませんか。 ◆庄本けんじ 委員   2点お伺いします。  保育所の工事がおくれてという説明がありました。なぜおくれたか、その辺を説明いただきたいのと、松園のほうの交付金の変更というのをもうちょっと詳しく教えていただけますか。 ◎保育施設整備課長   工事おくれの原因でございますが、開発の手続で開発当局からさまざまな設計上の指導とかを受けるわけなんですが、事業者のほうがそれに対する対応のスピード感がちょっと遅くて時間を要してしまったということが理由です。  もう一つの松園町の交付金の種類変更につきましては、県支出金のほうに変更しているわけなんですが、この県支出金のほうが、工期が年度をまたがってしまった場合に対応が容易だという特徴がありまして、県に御承認をいただきました案件については、国の補助金のほうからこちらの県支出金のほうに変更手続をしたということでございます。 ◆庄本けんじ 委員   了解しました。以上でいいです。 ◆山口英治 委員   民間保育所整備事業のことに関してなんですが、先ほど整備がおくれてしまって繰り越しになってしまったということなんですけど、待機児童対策といたしまして、整備がおくれるということは待機児童に対する影響というのはどのような形であらわれてくるのかという点と、もう一点は、そのおくれでいつ開園の見込みであるのか、この2点、お願いいたします。 ◎保育施設整備課長   問題の開園がおくれた、繰り越しになった園につきましては、定員90人でありまして、待機児童対策への影響といたしましては、こちらの保育受け入れ枠の増ができなくなるというものと考えております。  あともう一点、いつごろになるのかということにつきまして、現在のところ、工事期間は5月末までとなっておりまして、その後、検査とか人員の訓練とかを経まして、夏ごろ開園となっておりますが、今のところ具体的に何月開園というところまで決定してはおりません。  以上です。 ◆山口英治 委員 
     新設のほうで90名の枠というのがやっぱり影響しているわけですね。先ほど申し上げられたように、5月末で工事が終了して夏ごろの開園予定であるという形ですが、これだけの方が待機として待たなくてはいけないということを考えると、もう少しきちっとした形で市が関与しながら、いつごろ開園なのかというのを今の段階でしっかりと詰めてあげてお伝えをしていかないと、ここの地域の方々が、この園ができると思って計画されたことが全て狂っているわけなんですね。その辺のことは、単に工事がおくれました、申請がおくれました、業者の対応が遅かったということだけで終わらせてしまうというのは、僕はちょっと市のほうとしての指導性に対する疑いを持ちます。その辺の部分では各局としっかり連携をとりながら、申請の部分ですから、その辺はどうなのかということをしっかりと予定どおり進んでいるのかということをチェックしながら指導していかないと、単におくれましたとかという形で、この辺が人任せであるというのは、今後の対応についても夏ごろの予定でありますとか、そういった部分の対応の仕方が、待機児童が今問題化している中で、やっぱりもう少し真摯に捉えて対応すべきではないかということを一言意見として述べさせていただきます。  以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は、この後一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○花岡ゆたか 委員長   次に、議案第638号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第10号)のうち、本委員会所管科目を議題とします。  本件に対する質疑は既に終了しております。  これより討論に入ります。  本件に意見はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第638号のうち本委員会所管科目は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第638号のうち本委員会所管科目は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○花岡ゆたか 委員長   次に、所管事務調査の件を議題とします。  本委員会の所管事務中、こども支援局から留守家庭児童育成センター指定管理者の公募について御報告があります。  説明をお願いいたします。 ◎育成センター課長   留守家庭児童育成センター ――以下「育成センター」と言います――指定管理者の公募につきまして御説明をさせていただきます。  お手持ちの資料の1ページをお開きください。  現在、本市では育成センターを小学校区ごとに41施設設置しております。育成センターは、平成19年度から指定管理者の公募制を導入いたしました。平成20年度の公募から指定期間を4年間とし、2年ごとに4カ所ずつ公募を行ってまいりましたが、この方法では全センターの1回目の公募が終了するまでに相当の期間を要することから、平成26年度以降は毎年度4から5施設ずつ公募を実施していくことを、平成25年7月に所管事務報告で御説明させていただきました。平成30年度の公募により全施設の公募が実施されたところでございます。  今後は、指定期間の満了する育成センターから順次公募を実施していく予定です。31年度公募を実施する施設は、1ページの上段の表に記載の8センターでございます。  平成32年度以降の公募計画につきましては、2ページの表のとおりでございます。32年度は公募施設はございませんが、公募欄に記載のとおり、33年度、35年度、36年度と公募を実施いたします。その後も、再指定期間が満了する育成センターを順次公募していく予定でございます。また、指定期間終了後の再指定の計画につきましては、表の下段、再指定欄のとおりでございます。  1ページに戻っていただき、「2 指定期間」をごらんください。  従来どおり指定期間は4年といたします。なお、公募を行った施設につきましては、指定管理者の再指定に係る審査基準に基づき、同一の指定管理者を公募によらず指定できることとしており、その際の指定期間は6年としております。  その下、「3 平成31年度の公募スケジュール」をごらんください。  本日の所管事務報告以降、5月25日号の市政ニュース及びホームページにて事業者の募集について広報いたします。募集期間は7月19日までとする予定でございます。  なお、前回平成30年度までは、7月10日号の市政ニュースで広報し、8月上旬までの募集期間でございました。近年、応募事業者数が減少していることから、公募の時期と期間を変更するものでございます。公募時期を早めることにより、事業者にとって指導員の採用計画が立てやすくなると考えております。また、公募期間を長くすることにより、提案書の作成などに十分な準備期間を確保することが可能になると考えております。これらの変更により、本市にこれまで応募していなかった新規の事業者が応募しやすくなると見込んでおります。応募事業者数がふえることによってよりよい競争を生じさせ、事業運営の質の向上につなげていきたいと考えております。  なお、指定候補者選定委員会以降の日程につきましては、前回までと変更はございません。  以上で育成センター指定管理者の公募についての説明を終わらせていただきます。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はありませんか。 ◆庄本けんじ 委員   ただいまの御説明の中で公募の時期を早めるということで、その理由に応募減があるということです。なぜ減ってきているのでしょうか。 ◎育成センター課長   指定管理者の申請数が減っている理由でございますが、平成25年度から順に年度ごとに説明しますと、6事業者、4事業者、5事業者、8事業者、29年度と30年度については4事業者が応募申請をしていただいております。  指定事業者が減っている理由ということでございますが、人材確保の面で苦慮している事業者があるのではないかというふうに推測をしております。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   指定管理の制度を学童保育に適用するというのはそもそもなじまないというふうに思っていて、そういう立場でいろいろ対応もしてきたんですけれども、せめて非公募で、あるいは直営も交えて、いろんな矛盾が起きたときにさっと対応できる、そんな体制をぜひ検討していただきたいなというふうに思います。そういうことはずっと何回も繰り返し言ってきたと思いますが、改めて意見表明しておきたいと思います。  以上です。 ◆山口英治 委員   指定管理者制度を今までやってきたわけなんですけど、この期間の間に何か問題点とかそういったことというのは具体的にありましたでしょうか。 ◎育成センター課長   指定管理者制度の公募ということでこれまでやってきましたけれども、指定管理者制度で公募をする保育の内容という問題ではなくて、公募の事業者が少なくて十分な競争ができていなかったのではないかというところが一つ課題として挙げられるかと思います。特に昨年度は、一事業者が手を挙げていた育成センターについて途中で辞退というようなことがございましたので、そういった意味で言いますと、指定管理者公募の効果が十分ではなかったのではないかと考えております。  以上でございます。 ◆山口英治 委員    今回の場合は、課題解決のためにこの部分でのことをしっかりと考えて、期間をしっかりと設定をしてやっていくという意味で、過去の問題点を解決していくために取り組みをしようということでよろしいでしょうか。 ◎育成センター課長   そのとおりでございます。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  次に、陳情第42号指定管理者制度の見直しを求める陳情を議題といたします。  陳情を書記に朗読させます。 ◎書記     (朗読) ○花岡ゆたか 委員長   朗読は終わりました。  これより質疑並びに討論に入ります。  本件に質疑、御意見はありませんか。 ◆脇田のりかず 委員   当局にお聞きしたいんですけど、シダックス大新東ヒューマンサービスが管理者となる2育成センターの求人広告が2月末となっても掲載されているというのがありますけれども、これは人員的には必要な人員体制が整ってないのでしょうか。 ◎育成センター課長   指導員の募集を行いまして、一定の応募があり、今現在責任者を決めて引き継ぎ保育を行っているところでございます。さらに採用を進めてシフトを決めていくことになると思いますが、不測の事態が起こった場合でも、近隣、東大阪市で60カ所の放課後児童クラブを運営していることから、人事異動なども含めて人員を配置することも可能であり、4月からの人員配置は問題ないというふうに聞いております。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。以上です。 ◆坂上明 委員   西宮市も何年か前からいろいろとこの問題というかな、つまり、育成センターには指定管理者制度がそぐわないというふうなことで、全国学童保育連絡協議会、もちろん兵庫県であるとか市にも下部組織があるんですが、その辺のほうからのこういういろいろな御意見があるということです。  今の陳情書の中でいろいろな問題点、つまり、どうして指定管理者がなじまないのかということが幾つか書かれているんですけれども、少し御説明していただきたいところがあるんですが、大きく三つお尋ねします。  1点目、上から7行目ぐらいかな、「育成センターに指定管理者制度を導入する最大の問題点は」云々、いろいろ書かれていますよね。長期継続が制度上保証されていないからこうこうこういうことだと。2点目は、それよりも約7行、8行下の「民間事業者の参入拡大のために募集資格の基準を緩和するなどのことが起これば、本末転倒」であると。それにあわせて、このサービス向上の件は「事業者間の競争意識によるものではない」と。三つ目、下から7行目ぐらいかな、「利用者と管理者との信頼関係や協働関係の構築がとりわけ重要である」、これはもちろんそうだと思うんですけれども、今の三つ目のことに対しては、指定管理者であるということでそういうふうな信頼関係が構築されていないというふうなことが実際に見受けられるのか。以上、この3項目について御説明いただけますか。 ◎育成センター課長   まず一つ目、指定管理者制度で指定期間が決められているのが問題であるという点でございますが、市のほうで指定管理者制度運用指針というものを設けておりまして、指定期間については原則5年であるというふうに定められております。育成センター事業につきましては、継続性であったりとか安定的に同一の管理者による管理が望ましいというふうに考えておりますので、再指定期間を含めて10年という指定期間を設定しているところでございます。国の法律上、特に指定期間を何年にするとかというような縛りはございません。  続きまして、基準を緩和するなどのことが起こればというようなことですが、これにつきましては、先日、報道などで、今現在国の基準で定められているものが参酌すべき基準になるような閣議決定がされたというようなところでございます。ただ、まだ具体的にどういうふうなことを行えというようなところが国から通知は来ておりませんので、それを見た上で今後検討するべきかなというふうに考えております。  最後に、協働関係の構築がとりわけ重要である、今現在、指定管理者と利用者間でそういう信頼関係が結べているのかどうかというところでございますが、これを図る一つの指針としては、本市では利用者のほうにアンケートをとっております。その中で総合的に見て、大変満足している、あるいは満足しているというような答えが85%程度ありました。最新のデータはまだ集計中なんですけれども、この割合はさらに高まって、89%程度満足というような高い水準を保っております。ですので、決して指定管理者制度によって信頼関係が築けていないというようなことはないというふうに考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  西宮市がこの指定管理者にし出してからやっと2巡目ということやね。今最大の問題点というところに対して言うならば、次もまた指定管理者として選んでもらおうと思って――何がそぐわないかの理由の一つとしてこういうことを言っていらっしゃるところもあるんですよね。次も選んでもらいたがために、行政の、つまり当局の言いなりになって、指定管理者としてどうしても自分が受けたいからそういうふうにやっているんじゃないか、それはひいては子供たちのための学童にはならない、それがそぐわない理由の一つであるというふうにおっしゃっているところもあるのですが、その点についてはどう思われますか。恐らく耳に入っていらっしゃると思うんだけど、どうですか。 ◎育成センター課長   もちろん市として基準を定めておりまして、それを指定管理者には守っていただかないといけないというのは大前提でございますが、公募を行いまして事業所を選定するのは選定委員会でございます。選定委員の意見によって事業者が決定されるということですので、市に気に入られようと言いなりになっているというような実態はないというふうに考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   そしたら、陳情事項の1、「市に対し、「育成センター」への指定管理者制度の導入が適切であったのかを検証するよう要請する」というふうに書かれている。検証するのはもちろん必要なことだと思いますし、この陳情者は検証していないというふうなことでおっしゃっているのかどうか、僕は直接お聞きしたことはないのでそれはちょっとわかりません。市としては、先ほども85%というような数字もおっしゃっていたけども、このことについて、導入が適切であったというふうな検証結果というのが出ているという理解でいいんですか。
    育成センター課長   十分に検討、検証を重ねて今回の方針を決めました。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   わかりました。  陳情事項1・2とあるものですからね。僕からの質疑は以上です。 ◆吉井竜二 委員   質問は2点あります。  まず、真ん中より下ぐらいの「今年度ですべての育成センターが公募にかかりました」の段落の前の段落、その4行上かな、「事業者間で情報が共有できていないので」というところがあるんですけど、事業者間で情報共有したりする仕組みというのはないんですか。 ◎育成センター課長   平成30年度現在で五つの指定管理者がございます。その五つの指定管理者の事務局の方に集まっていただいて意見交換をする場を設けております。今年度はまだ1回しか開催できておりません。  以上でございます。 ◆吉井竜二 委員   ありがとうございます。  それは今までもずっとやってきていて、年に1回か2回か数回行われているという認識でよかったですか。 ◎育成センター課長   以前から行っておりますが、年に1回程度でございます。  以上でございます。 ◆吉井竜二 委員   わかりました。  その次の質問に行きます。  そのまた上の行になるんですけど、「サービス向上は、利用時間拡大や4年生の受け入れなど、市が決めて行ったことで、事業者間の競争意識によるものではない」というふうに断言しているんですけど、これは何かエビデンスがあるんですか。というと、例えばアンケートの結果が、4年生の受け入れについてはよかったけど、子供を預けている事業者に対しては満足していないとか、そういうエビデンスがあるんですか。 ◎育成センター課長   先ほど一つ御紹介させていただいた数値については、総合的に見てどうかというようなものでございます。そのほかにもアンケート項目としましては、例えば育成センターではお子さんが楽しく過ごせるような遊びなど工夫されていると思いますかであったり、お子さんは育成センターで大切にされていると思いますかといった項目もございます。こういった項目につきましても、2年前、26年度の調査と比べて28年度は向上しているというふうに分析をしておりまして、特に市のサービスの拡大によって満足度が上がった以外の部分もしっかりとこういった部分で把握をしているというところでございます。  以上でございます。 ◆吉井竜二 委員   ここから討論させていただきます。  政新会は、反対の立場から討論します。  一つ目の理由としてなんですけど、陳情事項の「1. 市に対し、「育成センター」への指定管理者制度の導入が適切であったのかを検証するよう要請する」と書いてあります。続いてですけど、「2. 市に対し、指定管理者制度の対象施設から「育成センター」を除外するよう要請する」としてここに書かれていますけど、検証した結果適切でなければ除外という話であれば理解ができるんですけど、この陳情に関しては検証と除外が混在しており、ちょっと整合性がとれていないのかなと、まずここが1点目です。  2点目の理由として、現状、育成センターの指定管理をしたことで運営に大きな問題は起きていないというふうに伺っています。満足度も85%ということで、市の要求に対して満足度は向上しているなどの努力も見られます。指定管理2巡目に入ってもなお公募をかけられるということは、既存の企業は一層継続して努力しなければなりませんし、参入企業はよりよいものを提案しなければなりません。競争の原理が働いているか働いていないかをこの時点で判断するのは時期尚早であり、競争の原理は働き続けるというのがそもそも指定管理制度の性質でありますので、ここで指定管理制度から育成センターを除外してしまうと、逆に競争の原理が生まれず、それこそ質の低下が想定されると考えます。  以上、2点の理由から政新会は陳情第42号に反対とします。  以上です。 ◆山口英治 委員   質問はありませんので、賛否を発表させていただきます。  私自身、広田校区内にいまして、その中で留守家庭児童育成センターで待機児童が出たときに地域の方々がクラブハウスを使って待機児童の解消に協力したりとか、私自身も新しい施設ができるときにいろいろな御協力をさせていただきながら、いろいろな部分でやらせていただいたという過去の経緯もございます。よく存じ上げていますし、また、地域の方々から、いろんな意見――逆に留守家庭児童育成センターに対する厳しい御意見というのもよくよく聞いております。そういったことも踏まえて、この地域の方々の要望としてのお心というのは非常にわかります。  ただ、先ほど吉井委員からもありましたように、検証というものはやはりすべきであろうと思います。ただ、直ちにこれが今の育成センターの除外に値するのかどうなのかというこの2番目の項目の整合性というのは非常に疑問もありますので、その点でこの陳情に関しては会派としてはやはり反対をせざるを得ない。非常に残念ではありますが、そういう思いでございます。  以上です。 ◆脇田のりかず 委員   維新プラスも陳情に対しては反対の立場をとらせていただきます。  理由は他の会派と似ているんですけれども、ある一定の安定した運営がなされているというふうな認識を持っております。利用者アンケートに関しましてもかなり高い満足度をとっているということで、継続して指定管理者の制度を利用しながら育成センターを運営していっていただくべきだと思うのですが、ただ、質の向上、アンケートに関しましてもその分析と頻度、このあたりに関しまして、指定管理期間中の評価、そういったところに関しましてもしっかりと行っていっていただきたいと思います。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   日本共産党西宮市会議員団は、この陳情に賛意を表明したいと思います。  まず指摘したいのは、当初、非公募がほとんどだった。それで、今回全て公募になった。ここにくっきりと流れの違いがあって、そういうこともあって応募できないわという団体も出てくる。なおかつ、公募に対して応募がどうなるか見通しが立たない、私はそこにすごく不安定性があるというふうに思うんですね。そうなると、一応ルールとしては、指定期間4年、それで問題なければ6年、そういうふうにしてそこに一定の安定性を確保しているというふうに思うんですけれども、やはり全て公募になったというところに大きな断面といいますか、流れが変わってくる。しかも、一つの区切りになっていますので、やはりしっかり振り返って検証は必ず必要だというふうに思います。  指定管理がなじむのかなじまないのかということは、やはり考える必要があるというふうに思っていますので、そういう立場からこの陳情について理解できますし、賛同したいと思います。  以上です。 ○はまぐち仁士 副委員長   会派・ぜんしんは、この陳情に対して不採択とさせていただきます。  理由は皆様が言ってらっしゃる内容にほぼ近しいものがあるんですけれども、加えて言いますと、この陳情の最後の「継続性・安定性が求められる」というところでいきますと、根本的な育成センターの課題が、指定管理者から育成センターを除外することで本当に効果があるのかというところにもやはり疑義があるのかなと。これから保育無償化という未知の動きがあり、今後育成センターに対する需要がもっと高まってくる。現状、育成センターは弾力運営をしているわけで、そういった部分でいくと、質の意味で言えば、やっぱりこの弾力化はまず緩めていかないといけない。そういった課題の中で、この陳情に書かれている指定管理者の除外が本当に効果があるのかと言われると、そこはなかなか難しいのかなというふうに理解しています。そういった意味で、今回は残念ながら不採択とさせていただきます。  以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、質疑並びに討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  陳情第42号は、これを採択することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○花岡ゆたか 委員長   挙手少数と認めます。したがいまして、陳情第42号は不採択と決まりました。  次に、塩瀬・山口児童センター指定管理者の公募について報告がございます。  当局の説明を求めます。 ◎子育て総合センター所長   塩瀬・山口児童センター指定管理者の公募につきまして御説明をさせていただきます。  お手持ちの資料の1ページをお開きください。  現在、塩瀬・山口児童センターにつきまして指定管理者を選定して運営を行っておりますが、これまでは2年ごとに非公募で社会福祉法人西宮市社会福祉事業団を指定管理者として選定してまいりました。指定管理者の指定期間が平成31年度で終了することに伴い、平成32年度の指定分から公募により選定を行うものでございます。  2の「対象施設の概要」、3の「指定管理の概要」でございますが、これまでと変更点はございませんが、改めて記載させていただいております。  2の「対象施設の概要」ですけれども、(1)、塩瀬児童センターと山口児童センターの二つの施設について指定管理者の公募を行います。  (2)ですけれども、児童福祉法第40条に規定されております児童厚生施設でございます。  (3)ですけれども、「対象者、開館日等」ということで、利用対象者ですけれども、乳幼児から中学生まで、開館日は月曜日から土曜日までとなっておりまして、開館時間のほうは、4月から9月までは10時から18時、10月から3月までは1時間早い閉館の10時から17時までとなっております。  次に、3の「指定管理の概要」でございます。  (1)ですけれども、「業務内容」としましては、「①児童福祉法第40条に規定する目的を達成するため市長が必要と認める業務」。②のことは、子育てひろば事業のことでございます。③、④と西宮市立児童福祉施設条例に規定します児童館の使用許可に関する業務や使用の制限に関する業務など以下記載の業務を指定管理者で行うものでございます。  次に、(2)、指定期間ですけれども、指定管理者の指定期間は、育成センター同様4年としておりまして、平成32年4月1日から平成36年3月31日としております。そして、4年の間、良好に施設運営を遂行した場合は、公募によらず再指定できることとしまして、その際の指定期間は6年としております。  次に、4の今後のスケジュールですけれども、こちらのほうは、先ほど留守家庭児童育成センター指定管理者の公募について御説明させていただいたとおり、全く同じスケジュールでございます。  次に、2ページをお開きください。  現在、市内に9カ所ございます児童館、児童センターの一覧でございます。1から6までが市の直営、7が社会福祉法人西宮市社会福祉事業団による民設民営、8、9の分がこのたび所管事務報告をさせていただいております塩瀬・山口児童センターですけれども、現在、社会福祉法人西宮市社会福祉事業団を指定管理者として選定しております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  本件に御質疑並びに意見はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が一部交代いたします。    (説明員交代) ○花岡ゆたか 委員長   次の協議事項に入る前に1点報告がございます。  この点は私のほうから当局のほうに依頼した点なんですけど、皆さん御存じのとおりに、天皇の即位の日と改元に当たって即位礼正殿の儀などが行われる日が休日となる法律が施行されました。それに対する保育所の対応について報告を求めたいと思います。  事務局より資料を配付させていただきます。    (資料配付) ○花岡ゆたか 委員長   それでは、当局より報告をお願いいたします。 ◎子供支援総括室長   ただいまお配りいたしましたお手元の資料をごらんください。  まず、1番でございます。「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律について」でございます。  左側はこれまでのカレンダーを表示しております。それが、右側にありますように、平成31年4月27日土曜日から5月6日月曜日まで最大10日間連続の休日となる予定です。このいわゆる10連休の対応につきまして、現時点でのこども支援局の対応方針を御説明、御報告させていただきます。  「2. こども支援局所管施設・事業等の平時の休日・休館日等について」をごらんください。  表にこども支援局が所管しております各施設の平時の休日、休館日を記載しております。保育所や育成センターなどにつきましては、通常土曜日は開所し、日曜日、祝日を休日としております。そのため、4月27日の土曜日につきましては開所する予定にしておりますが、4月28日の日曜日から5月6日の月曜日までの9日間につきましては、まず表の上から3番目、休日保育事業を実施しております市内2カ所の民間保育所、定員合計30名でございますが、ここで受け入れを行う予定としております。  しかしながら、今般の10連休におきましては、通常の休日等に勤務を要しない保護者であっても、休日が長期にわたることから出勤が必要となる場合が想定されるため、4月30日から5月2日までの3日間につきましては、緊急的な一時預かりを行うため、どこかの公立保育所を開設する方向で現在検討を進めているところでございます。具体的な対応方針につきましては、今後早急に固め、事業者等への周知をしてまいりたいと考えております。  説明は以上です。
    ○花岡ゆたか 委員長   報告は終わりました。  本件に質疑並びに意見はございませんか。 ◆坂上明 委員   簡単に。普通の保育所というのは、一般的に10連休でいくというふうな方向でいいんやね。そうなるんですかね。 ◎子育て事業部長   今委員の御質問の件なんですが、通常、保育所の場合、土曜日を開所しておりますので、9連休ということになるのが原則かというふうに考えております。  その間の受け入れでございますけれども、今御説明申し上げましたように、やはり休日が長期にわたるということでございますので、出勤が必要となる場合も起こり得るのではないかなというふうに考えております。このため、緊急的な一時預かりということを行うことにおきまして、どこかの園での開設の方向で検討しているというのが現状でございます。  御説明は以上でございます。 ◆坂上明 委員   ほかの市もまだ皆さん検討中なのかな。新聞にも10連休のときにどうするんだというようなことが大きく載っていましたけど、ひとつ興味のあることで、さすが委員長がちゃんとこのように報告をしていただける機会を設けていただいたというのは非常にありがたいのですけれども、例えばほかの事例でここはこうだよというような特化したものというのはあるんですか。どうなんでしょう。 ◎子育て事業部長   今、委員の御質問の件ですが、阪神間各市の情報をお聞きする限りは、まだ確かに検討中というところが多いようでございます。あとは、休日保育を実施している市なんかでは休日保育を利用していただくというようなことを考えているというような情報は聞き及んでおります。あと、新聞報道等によりますと、神戸市においては通常の休日保育事業実施施設以外にも拡充をしていくということを発表しているような市もございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   何か固執したような言い方なんだけど、土曜日、日曜日に預かっていただきたいという御家庭も必ずおありやと思うんですよね。それがこの10連休ということになったら、多分、特にお母さんなんかも働かなきゃいけないような人もいらっしゃるんじゃないかなと推測するんですが、例えば私立保育園に、あるいは公立もそうなんですけど、市として――担当局として何とかこの日とこの日とこの日でも1回ちょっとあけてもらえんやろうか、統計的にとったらどれぐらいの子供たちが利用するかちょっとわかりませんけれど、その辺の提案とか、それともお願いであるとか、もっと言ったら命令であるとかというのはできないんですか、どうなんですか。 ◎子育て事業部長   今の委員の御質問ですけれども、民間園につきましても、国の通知がございまして、要請をしてくださいという通知でございますので、その趣旨に沿いまして、民間施設の代表者の集まりがある場で市のほうから要請は行いたいと考えておりますが、命令ができるかという点につきましては、なかなか難しいんじゃないかなというふうに感じているところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   わかりました。  市内の情勢をよく見きわめていただいて、できれば――全員が全員満足いくということはなかなかないんでしょうけれど、少なくとも少数利用者のための施設でもあるということで施策を講じてください。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   関連してですが、受け入れを考えている、お願いもしたいということなんですけど、どのぐらい確保しようと思ってそういう対応をしはりますか。目標みたいなものを持っていますか。 ◎子育て事業部長   特に目標を定めているということは現時点ではありませんで、何施設開設が適当かというようなことは現時点でお答えできるほど結論を得ているものではないというふうな状況でございます。  休日保育の需要がどれだけあるのかというのはなかなかわかりにくいところではございますけれども、4月以降の休日保育を実施する民間施設として、定員が30名というようなことの実情がまず一つございます。これはあくまでも昨年5月の休日保育の利用者数ということで申し上げますと、日曜、祝日が7日間ほどございますけれども、延べ利用児童数は26人ということでございました。そういったことも含めまして、総数としてはそれほど反響があるものではないのかなというふうには感じておりますけれども、今回9連休というような事情でございますので、そのあたりも含めて今後検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   7連休とかの状態と10連休になるのとは質的に状況がちょっと変わると思います。なので、できるだけ要望を把握してもらって、どのぐらい必要なのかということに基づいていろいろ動いていただきたいなというふうに思います。  以上です。 ○はまぐち仁士 副委員長   先ほどの説明では、4月30日から5月2日にかけての部分について公立保育所での一時預かりの検討をされている、そういう理解でよかったですね。大丈夫ですね。 ◎子育て事業部長   委員御指摘のとおり、4月30日から5日2日までの3日間のことでございます。  以上です。 ○はまぐち仁士 副委員長   庄本委員からも、先ほどどれだけ受け入れるねんみたいなところで言うと、なかなか把握が難しいという答弁でしたけど、公立で受け皿をつくるということは、対象としては、公立に預けている方に限定されるのか、幅広く預けることができるのか、その辺の資格的なものは今の段階であるんですか。 ◎子育て事業部長   どういう対象者とするのかという御質問ですけれども、基本的に今現在はどこかの公立保育所を開設する方向で検討しているというふうにお話し申し上げましたけれども、基本的には開設することを前提で申し上げますと、そこの当該保育所に通っていらっしゃる児童だけを対象とするのではなくて、例えばその他の公立保育所でありますとか、その他の私立保育所でありますとか地域型保育、小規模保育施設など、市の認可施設を利用されているような保育の必要性のある方を対象とするということが考えられるのかなというふうには考えているところでございます。  以上です。 ○はまぐち仁士 副委員長   わかりました。  以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   そしたら、私から。 ○はまぐち仁士 副委員長   委員長の職務を交代します。 ○花岡ゆたか 委員長   今、幾つかの園に分けて必要な子を預かる方向で検討しているというお話でしたが、新聞の記事によると、保育施設のほうからは、ふだん預かっていない子供を預かるには、面談などの準備が必要、アレルギー対応などもあり、急に預け先をふやすことが子供のためになるのかというような意見があります。まさにそのとおりだと思うんですけど、その点どうお考えでしょうか。 ◎子育て事業部長   今、御指摘いただきましたように、通常、その当該保育所を利用しておられない方も利用されるということが想定されますので、当然ながらアレルギー対応というようなことについても十分に留意する必要がありますし、必ずしも受け入れ先をふやしていくということが子供のためになるのかという、そういった課題は当然あろうかというのは十分認識しております。  公立保育所で全てを担うのかというのは非常に難しいというような状況にあるのかなと考えておりますので、基本的には休日保育事業を2カ所で行いますので、そういったところを基本的には考えているところでございます。  以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   今のはわかりました。  そしたら、意見を述べたいと思いますけど、まず国は何で5月1日を休日にしたんだろうと。これは、大切な御代がわりを国民が――4月30日は平成最後です。平成の世を思い返して、こんなんだったなと感じていただきたいと。その日に行われる退位礼正殿の儀は国事行為です。そして、5月1日は、新元号と新天皇をお祝いする剣璽等承継の儀と即位後朝見の儀がございます。これも両方国事行為です。これを国民として祝うという日だと思うんです。ですから、私としては、4月30日と5月1日、特にこの2日は休んで国事行為を祝うべきだと思います。9連休になって困る人もいるかもしれません。ふだんの日曜と何が違うんやという考えもできんこともないですが、ぜひ休んで皆さんで――国民全員でこういうのはお祝いするべきじゃないかなと私の意見を述べさせていただきます。  以上です。 ○はまぐち仁士 副委員長   では、委員長の職務をお返しします。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○花岡ゆたか 委員長   次に、教育委員会から西宮市立図書館事業計画(素案)に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について、西宮市子供読書活動推進計画(素案)に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について、以上2件を一括して報告をいただきます。  報告を求めます。 ◎中央図書館長   西宮市立図書館事業計画(素案)及び西宮市子供読書活動推進計画(素案)に対する意見提出手続――以下「パブリックコメント」と申し上げます――の結果について一括して御報告いたします。  本日は資料として、西宮市立図書館事業計画(素案)は2部を、また、西宮市子供読書活動推進計画(素案)は3部の資料をタブレットにアップしておりますが、両計画とも計画案につきましては、昨年11月28日の所管事務報告時の素案の内容から、この後御説明いたします修正箇所が若干ございますが、趣旨や考え方などについての変更は特にございませんので、内容の説明は省略させていただきます。  では、まず、西宮市立図書館事業計画(素案)に対するパブリックコメントの結果でございますが、資料①をごらんください。  パブリックコメントは、平成30年12月10日から平成31年1月16日まで実施し、12名、49件の御意見をいただいております。また、その下の表でございますが、①から⑤の回答分類別に件数を記載しており、パブリックコメントで頂戴しました御意見による素案の修正箇所はございません。  1枚めくっていただきまして、2ページからは素案の記載ページ、御意見の概要、件数、市の考え方、回答分類を記載しております。  主な御意見といたしまして、まず2ページの意見番号3番でございますが、外部評価のマネジメントを行う正規司書の割合をふやすことが反映されていない。専門性が十分に発揮できるよう職員体制を整え、事業計画に盛り込むべきとの御意見をいただいており、図書館では平成29年度から、図書館の組織及び運営の見直しを行っており、人員削減など効率化を図る中で正規司書の割合を増加させ、専門性が発揮できる体制を整え、サービスの向上に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、少し飛びますが、11ページの36番でございます。  「高齢者が増えるので、「ポスティングサービス」を検討してほしい」との御意見に対しましては、図書館では、来館困難な障害のある方や高齢の方も、本に触れ、楽しみ学ぶ機会を確保していくことを重点事業に据えておりますので、現在行っております宅配サービスの拡充や、対象者に周知できるよう広報についても検討していくこととしております。  なお、最後の14ページにつきましては、第5次西宮市総合計画の将来人口推計が見直しされましたので、修正した箇所として記載しております。  続きまして、西宮市子供読書活動推進計画(素案)に対するパブリックコメントの結果でございます。  資料①をごらんください。  これは、昨年11月の所管事務報告以降に委員の御指摘などにより修正した箇所をまとめた資料でございます。  1は、昨年11月の所管事務報告において、読書の目的、効果を明確にすべきとの御意見に基づき、追加修正いたしました。  2は、平成31年度から学校図書館に学校司書を配置するよう取り扱いを変更したため修正しております。  3、4につきましては、当初は新規事業としておりましたが、既に一部取り組みを開始しておりましたため、素案公表前にそれぞれ「継続」、「発展」に改めさせていただいております。  次に、資料②の1ページをごらんください。  本計画素案のパブリックコメントにつきましても、先ほど御報告いたしました図書館事業計画(素案)と同じ日程で実施いたしまして、11名、18件の御意見をいただいております。  また、その下の表でございますが、①から⑤の回答分類別に件数を記載しており、パブリックコメントで頂戴いたしました御意見による素案の修正箇所はございません。  1枚めくっていただき、2ページからは図書館事業計画(素案)と同じく、個別の意見とそれに対しての考え方を記載しており、主なものを紹介させていただきます。  まず、3ページの意見番号5番でございますが、ブックスタート関連事業として、ゼロ歳児全員に新しい絵本をプレゼントしてほしいという御意見に対しましては、本市では、読み聞かせの実施やブックリストの配布を行いたいと考えております。  次に、5ページ、9番でございます。「小学生以下も読書履歴が残るようにしてほしい」という御意見に対しましては、平成31年度4月から、市立図書館ホームページ内に小学生以下も読書履歴を残すことができるように取り扱いを変更する予定でございます。  なお、最後の7ページは、素案公表後に修正いたしました2点を修正箇所として挙げております。  両計画のパブリックコメントの結果についての御報告は以上となりますが、特段素案の内容を修正すべき意見はございませんでしたので、本日お配りしております計画案の内容にて策定を進めることとし、平成31年度からは新たな計画に基づいて事業を遂行してまいりたいと考えております。  報告は以上でございます。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。
     両件に質疑並びに意見はございませんか。 ◆庄本けんじ 委員   一つだけ意見させてください。  ほかのパブリックコメントの関係でも言わせてもらったんですけど、回答の分類というもので「⑤その他」というところの説明に「素案の内容と直接関係のないご意見、感想」というふうに書かれています。じゃあ、それはどんな意見かなというふうに見ますと、⑤に分類されているのを見ますと、「本を入れておくバックやかごを備え付けてほしい」とか「破れや傷んでいるものを修理や買い替えしてほしい」とか、一応関係のある意見を出してくださっているんですよね。なのに、「直接関係のない」というふうな説明がつくと、一生懸命パブリックコメントをこんなに出してるのに切り捨てているようなイメージを受けますので、本当に直接関係のないというものもあると思いますので、提案としては、5項目の分類だけじゃなくて、「その他」のほかに「関係のない」というふうにされるか、少なくとも「その他」とされているんだったら、説明の中身も「その他」ということぐらいにしておかれたほうが絶対いいと思います。  以上です。 ○花岡ゆたか 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、両件はこの程度にとどめます。  次に、西宮市学校施設長寿命化計画(素案)に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について報告がございます。  当局の説明を求めます。 ◎学校管理課長   それでは、西宮市学校施設長寿命化計画(素案)に対する意見提出手続パブリックコメント)の結果について御報告いたします。  資料1を1枚めくっていただきまして、パブコメの結果概要を示しております。  昨年の11月9日から12月10日にかけて長寿命化計画素案に対する意見募集を行ったところ、3名の方から6件の意見を頂戴しました。下の回答分類別のところですが、6件の意見のうち3件が素案に記載済みの内容であり、2件が今後の参考・検討とする御意見、1件がその他の御意見という結果でした。  次のページより各意見の概要、そして、意見に対する市の考え方を記載しております。  左から2番目にあります意見番号1と3、そして次のページの4につきましては、こちらは素案に記載の内容となっておりますので、回答分類を①というふうにしております。市の考え方の欄に該当のページ数を記載をしております。  内容につきましては、計画を固定的に考えるのではなく柔軟に対応すべきということや、学校施設というのは、学校教育だけではなく、避難所としての側面もあることから、これらを含めた計画とするという御意見ですが、いずれも計画については、社会状況等を踏まえ、5年ごとに見直すということや、防災機能の充実もこの計画には入っているところです。  また、意見番号2につきましては、こちらは人口の定着率などについての御意見ですが、長寿命化計画とは直接的には関連がないということから、その他のほうに分類をしております。  また、次のページの意見番号5と6については、こちらは主にコスト面についての御意見となっておりますので、今後参考・検討するというふうにしております。  パブコメの結果報告については以上でございますが、長寿命化計画自体修正するような項目がなかったことから、10月に報告させていただきました素案のとおり、本日お配りさせてもらいました資料2のとおり長寿命化計画とさせていただくことにしております。  なお、今後、3月末ごろにパブリックコメントに対する市の考え方及びこの長寿命化計画をホームページにて公表する予定です。  説明は以上でございます。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  本件に質疑並びに意見はございませんか。  よろしいですか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  次に、教育課程の確実な実施に向けての授業時数の確保について報告がございます。  当局の説明を求めます。 ◎学校教育課長   教育課程の確実な実施に向けての授業時数の確保について御報告させていただきます。  平成32年度――2020年度より小学校から順に新学習指導要領が全面実施となります。今回の改訂内容の主な点としましては、小学校外国語活動の早期化、5年生、6年生では教科になるということです。このことに伴い、小学校の3年生から6年生までが、現状に比べ年間20時間授業時間数がふえます。  現在、授業時数の確保につきましては、学校は気象警報による臨時休校など不測の事態に備え、標準時数よりも時間数を増して計画を立て実施しております。しかしながら、今年度のように気象警報による臨時休校やインフルエンザによる学年閉鎖などにより、年度に入ってからもそれぞれの学校でかなり工夫を重ねながら確保に努めている状況があります。  そこで、今回の20時間の増加につきましては、市全体で共通した取り組みで対応するという方向で教育課程検討委員会で検討してまいりました。  お手元の資料の項目の3番にありますように、平成32年度から3年間、長期休業の短縮の試行を実施し、授業時数確保の方法について検証してまいります。具体的には、小学校、中学校において、夏休みの最後2日間、冬休みの最後の1日間を短縮してまいります。  あわせまして、資料項目4番の補足の(2)にありますように、教育課程の編成には市内規模の行事などについても影響が大きくありますので、検討する委員会を立ち上げ、今後のあり方や運営についても考えてまいります。  報告は以上でございます。 ○花岡ゆたか 委員長   説明は終わりました。  本件に質疑並びに意見はございませんか。  よろしいですか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  以上で付託事件の審査は全て終了いたしました。  次の協議事項に入る前に、ここで当局の挨拶がございます。 ◎教育長   教育こども常任委員会の閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。  各委員におかれましては、平成30年度西宮市一般会計補正予算(第10号)ほか諸議案につきまして、慎重かつ精力的に御審議いただきまして、まことにありがとうございました。  事業の執行に当たりましては万全を期してまいりますので、よろしくお願いします。  なお、今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  本日はありがとうございました。 ○花岡ゆたか 委員長   ここで説明員が退席いたします。  委員の皆様は残ってください。    (説明員退席) ○花岡ゆたか 委員長   先ほどの10連休の件を補足しますね。  教育委員会さんになぜ聞かなかったかというので、教育委員会のほうはもう決めています。小中高、幼稚園、全部10連休です。こま数のやりくりで何とかなるそうです。報告しておきます。  次に、施策研究テーマについて議題といたします。  本日は各委員から、施策研究テーマの報告書として御提出いただいております提言、御意見について協議を行いたいと思います。  各委員の提言や御意見につきましては、タブレット「平成31年3月7日」に配信のとおりとなりますが、この際申し上げておきたいことや追加で御意見等、また、御自身の報告書に加筆修正等はございませんか。  御意見等ございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   なければ、本委員会の施策研究テーマ2件についての報告書はこれで確定させたいと思いますが、これに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   異議なしと認めます。それでは、これをもって確定とさせていただき、当局に送付し、ホームページにも掲載させていただきます。  施策研究テーマについてはこの程度にとどめます。  この際、お諮りします。  本委員会の所管事務中、1、学校教育及び社会教育について、2、子ども・子育て支援サービスの向上について、以上2件について閉会中の継続審査としたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   異議なしと認めます。したがいまして、そのように決まりました。  いま1点、お諮りします。  本委員会で採決しました事件に対する委員会報告書及び請願審査結果報告書の作成につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思います。  これに異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  本日は、議案第601号西宮浜での義務教育学校の件から始まり、一般会計補正予算などさまざまな議案について御審議いただきました。また、所管事務として6件報告を受け、皆様から意見をいただきました。まことにありがとうございました。  これをもちまして、教育こども常任委員会を閉会いたします。  御協力ありがとうございました。           (午後3時09分閉会)...