西宮市議会 2018-09-27
平成30年 9月27日決算特別委員会建設分科会−09月27日-01号
区画整理清算費特別会計
公共用地買収事業特別会計
■出席委員
澁 谷 祐 介 (主査)
岸 利 之 (副主査)
岩 下 彰
大川原 成 彦
草 加 智 清
中 川 經 夫
まつお 正 秀
や の 正 史
■欠席委員
な し
■
委員外議員等
篠 原 正 寛 (委員長)
■傍聴議員
な し
■説明員(
西宮市議会委員会条例第19条による)
市長 石 井 登志郎
副市長 掛 田 紀 夫
(都市局)
都市局長 青 山 弘
都市総括室長 酒 見 考 治
都市総務課長 高須賀 雅 一
市街地整備課長 中 西 実
JR西宮駅
南西地区まちづくり担当課長
原 敬 幸
都市計画部長 豆 成 一 郎
都市計画課長 田 中 仁 志
交通計画課長 山 本 和 男
都市デザイン課長
上 河 潔 史
すまい
づくり推進課長
和 田 政 治
建築・
開発指導部長
黒 木 一 彦
建築調整課長 岩 井 一 郎
開発指導課長 東 勝 之
開発審査課長 吹 田 浩 一
建築指導課長 佐 藤 亘一郎
住宅部長 芦 田 隆 仁
住宅管理課長 田 村 英 男
住宅入居・家賃課長
瀬 川 健
住宅建替推進課長
樋 口 克 利
住宅整備課長 竹 嶋 直 樹
(午前9時58分開会)
○
澁谷祐介 主査
おはようございます。
ただいまから
決算特別委員会建設分科会を開会します。
この際、お諮りします。
本分科会の審査日程及び順序につきましては、タブレットに配信の日程表のとおりとしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
澁谷祐介 主査
異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。
なお、予算・
決算特別委員会各分科会におきましては、審査の効率化・合理化を図る観点から、総括課長が口頭で行っていた説明は
配付資料に記載すること、必要な事項があれば局長の概要説明で補足すること、以上のように
議会運営委員会において確認されておりますので、御承知おきください。
ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。
各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるよう心がけてください。
なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、主査において議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。
また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。
これより日程表に従い審査に入ります。
認定第20号平成29年度西宮市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定の件のうち都市局分を議題とします。
この際、当局に申し上げます。
説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いします。
また、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。
まず、決算の概要について説明があります。
◎
都市局長
平成29年度
一般会計・
特別会計決算につきまして、
都市局所管分の
決算状況を御説明申し上げます。
なお、説明には、事前に配付しておりますA4横の資料を使用させていただきたいと思っております。御準備をよろしくお願いいたします。
また、決算額につきましては円単位でございますが、千円未満を切り捨てて御説明をさせていただきます。
都市局の予算は、
一般会計、
区画整理清算費特別会計及び
公共用地買収事業特別会計の3会計でございます。
まず最初に、
一般会計の歳出から御説明をいたします。
配付資料の9ページをお開きください。
○
澁谷祐介 主査
ここで
決算特別委員長の挨拶があります。
◆篠原正寛 委員長
皆様、おはようございます。
途中で失礼いたします。
決算特別委員会建設分科会の開会に際し、私からお願いを兼ねまして一言御挨拶を申し上げます。
委員の皆様方には、連日の本会議と
常任委員会に引き続いての会議で、大変お疲れのことと存じます。
本日から審査をお願いしております平成29年度の決算認定につきまして、さらに精力的に御審査を賜りまして、適切なる結論を得ていただきますよう、改めてよろしくお願い申し上げまして、簡単ではございますが、開会の挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○
澁谷祐介 主査
続いて、市長の挨拶があります。
◎市長
おはようございます。
私からも一言御挨拶を申し上げます。
連日にわたりお疲れのことと存じますが、この
建設分科会に対しまして付託されております平成29年度
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定の件ほかの審査をお願いするところでございます。
何とぞ慎重御審査の上、承認賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
◎
都市局長
それでは、引き続きの御説明でございます。
配付資料の9ページをよろしくお願いいたします。
ページ一番下の合計欄でございますが、歳出総額は、予算現額58億3,229万1,000円に対し、決算額47億1,720万円、次年度への繰り越しは6億9,268万5,000円で、予算残額4億2,240万5,000円でございます。執行率は91.8%となっております。また、前年度決算との比較では、7億9,602万4,000円、14.4%の減となっております。
増減理由などにつきましては、資料の7から9ページに記載しておりますが、主なものといたしましては、8ページの上から3段目、
JR西宮名塩駅
バリアフリー化推進事業では、
屋外エレベーター本体工事の完了に伴い1億4,736万9,000円の減、9ページの上から3段目、
市営住宅等管理経費では、
UR借り上げ市営住宅の返還などにより1億793万6,000円の減、3段下の
市営住宅整備事業費では、
甲子園春風町第1期建てかえ事業の完了などにより13億784万5,000円の減、その下の
市営住宅等改修事業費では、
上ケ原七番町
住宅耐震改修他工事の実施などにより4億2,118万3,000円の増となっております。
なお、平成30年度への主な
予算繰越額ですが、8ページ一番上の段、甲子園駅
改善等整備事業では、電線及び県道の管理者との協議に不測の期間を要したため、
電線共同溝工事及び
駅前広場整備工事合わせて3億293万4,000円を次年度へ繰り越し、5段下の
宅地耐震化整備事業では、本体工事の試験施工時に当初予期できなかった転石が地中にあることが確認されたことから工法及び工期を変更したことにより1億5,623万5,000円を次年度へ繰り越し、さらに、9ページ下から3段目、
市営住宅等改修事業費では、
上ケ原七番町
住宅耐震改修他工事において
地中障害物の撤去などのために工期を延長したことなどから1億3,993万8,000円を次年度へ繰り越しなどとなっております。
次に、
一般会計の歳入でございます。
資料の6ページをお開きください。
ページ一番下の合計欄でございます。歳入総額は、予算現額45億7,362万5,000円に対し、調定額46億2,288万9,000円、収入済額は43億7,321万8,000円となっており、また、
不納欠損額は
市営住宅等家賃収入など合わせて6,829万円となっており、調定額に対する収納率は96.0%となっております。また、前年度決算との比較では、8億1,535万3,000円、22.9%の増となっております。
増減理由などにつきましては、資料の1から6ページに記載しておりますが、主なものといたしまして、2ページの
国庫補助金、下から3段目の
社会資本整備総合交付金、住宅防災・
安全整備計画事業費では、
市営住宅改修事業の進捗により2億9,777万9,000円の増、その下の段、
地域居住機能再生推進事業補助金では、
甲子園春風町第1期建てかえ事業の完了などにより6億2,870万6,000円の減、4ページの下段、兵庫県
道路公社貸付元金では、
西宮北有料道路の無料化に伴う貸付金の返還により12億1,500万円の皆増となっております。
次に、
特別会計についてです。
資料の10ページをお開きください。
区画整理清算費特別会計は、
土地区画整理事業における清算金とその事業費を処理するものです。
決算額は、歳入、歳出ともに38万6,000円で、
清算金徴収の進捗により、前年度に比べ11万円、22.1%の減となっております。
次に、資料11ページをごらんください。
公共用地買収事業特別会計は、
区画整理事業や
道路整備事業などによる
事業用地の取得や売却や、用地の維持管理に係る経費でございます。
決算額は、収入が1,950万円、支出が1,872万5,000円で、
歳入歳出差し引き77万5,000円は次年度へ繰り越しいたします。また、前年度との比較では、
用地払い下げによる土地売り払い収入が前年度に比べ増額となったことなどから、決算額につきましても、前年度に比べ1,804万3,000円、1,238.8%の増となっております。
最後に、資料の12ページをお開きください。
12ページから29ページは、歳出の
予算事業単位での
決算状況でございます。表の左上には決算書の
該当ページを記載しております。
下の表につきましては、左側より、
予算事業名と主管課名、次に予算現額と支出済額を、次に節名と各節の支出済額を、さらに右端の説明欄には各事業の概要と主な執行内容を記載しております。また、平成30年度への
繰越事業がある場合には、
繰越事業費を記載しております。
以上が都市局の平成29年度の
決算状況でございます。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○
澁谷祐介 主査
決算概要の説明は終わりました。
なお、当局の説明は資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。
質疑は、
一般会計、
特別会計を含め、歳出、歳入一括で行います。
本件に御質疑はありませんか。
◆
中川經夫 委員
甲子園駅の
駅改善整備事業で、先ほどの御説明で事業が少々おくれているということ。そのおくれている理由をまずお聞きしたいんですけど。
◎
市街地整備課長
甲子園駅の整備がおくれている理由についてですけども、この周辺というのは、国道とか県道とかいろいろありまして、その管理者との協議がちょっと難航したというところがありまして、現在おくれているという状況ですけれども、今、コロワが開業しまして、その前の道路に
電線共同溝を整備するということで工事に入っておりますので、順次整備をしていきたいと思います。
以上です。
◆
中川經夫 委員
市がやるやつと電鉄施行の工事に分かれていると思うんですけれど、向こうも動線とか
いろいろ整備がおくれているような感じもするんです。車寄せの整備がちょっとわかりにくいんですけど、今現在はどういう状況になっているのか、進捗状況をお聞きしたいです。
◎
市街地整備課長
車寄せにつきましては、まだ工事は見えてきておらないんですけども、来年度、工事に入っていくという予定にしておりまして、あと、県道部分もありまして、そこも順次整備をしていくということで考えております。まだ工事は未着手と。
◆
中川經夫 委員
駅に沿って県道で工事をしかけているところが車寄せですか、その確認だけ。ちょっとわかりにくいので。図面か何かないの。
◎
市街地整備課長
大きい図面はないんですけども、小さい図面で申しわけないんですけど、高架下の南側のほうに、北行きのほうで車寄せの工事をやるという予定になっておりまして、それがまだ、今後整備していくという予定になっております。
◆
中川經夫 委員
向こうも、朝とか夕方とか、乗降者や送り迎えの人も結構いてはるので、できるだけ早いこと整備するように、これだけ要望しておきたいと思います。
おくれているということは事実なんですけれど、動線も含めて安全確保と、これからも円滑な――甲子園の野球の問題もあると思うんですけれど、かなり長期間の事業になってますのでね。駅舎等については、大体うまくいっているのかなと思うけど、
あと整備関係の――車寄せもそうですけれど、動線についても広場についても、阪神さんとどれだけ協議されているのか、うまくいっているのかどうか、その辺のこともわからないので、これから必ずそういった面できちっとした話し合いをした上で、できるだけ早く進めていただくように要望しておきたいと思います。
それと、一問一答でよろしいですか。ついでやから。
○
澁谷祐介 主査
はい。ほかに何項目ありますか。
◆
中川經夫 委員
1項目だけです。
○
澁谷祐介 主査
わかりました。
◆
中川經夫 委員
交通対策の件なんですけれど、課長からこの間、
バス路線の廃止の報告を一部受けたんですけれど、こういったことについては、当然、関係機関と協議調整されているんだと思うんですけど、
バス路線を廃止するというのは、かなり勇気と、事業者のいろんな事情があると思うんです。まず採算がとれないというようなことで。
そこでお聞きしたいんですが、や
まなみバスについてですけれど、かぶとやま荘が平成30年に廃止されるということですよね。それはちょっとお聞きしているんですけれど、それについての
バスルートの変更があるのか。あそこを回ってはるでしょう。もし変更がなければ、10分でも15分でも無駄じゃないかなという思いもあって、その辺の変更がもしあるとすれば、そういった協議もされているのかどうか。今後、地域の皆さん方が利便性を求めて、こちらへ回ってきていただきたいとか、そういう話があるのかどうか、その辺だけまずお聞きしたいと思います。
◎
交通計画課長
かぶとやま荘の廃止につきましては、
健康福祉局のほうからもお話を聞きまして、阪急ともお話をさせていただきました。その中で、県の保養施設のほうがまだ存続されるということ、それとまた、かぶとやま荘の温泉に入る入浴の部分を、一時、補助をもって県のほうに入れるかどうか等の協議もされているというふうに聞いておりますので、利用自体はやはり多くあるんじゃないかなと思っておりますので、今のところは
バス路線の変更は考えておりませんが、今後、利用状況の実態調査もした上で、やはり利用者が少ないであったりとか乗られていないということがわかるようでしたら、見直しも含め検討していきたいと考えております。
以上でございます。
◆
中川經夫 委員
今おっしゃっているのは
六甲保養荘かな。その事情はわかるんです。ただ、それだけの理由のためにバスを回すというふうなことよりも、もっと、地域の皆さん方にとって必要であれば、こちらのほうに回ってきていただきたいとか、そういった点も一度検討した上で話し合いしてもらいたいなと。せやから、一応今のところはそのまま継続するような話ですけれど、その辺も十分留意していただいた上で、地元と一度話をしていただいた上で、事業者とともに検討をしていただきたいなというふうに思います。
以上です。
◆まつお正秀 委員
項目は9点ぐらいあるんですけど、一問一答でお願いします。一つ目は
事務事業評価の業務委託のところで
立地適正化の関係と、二つ目は
阪神西宮駅整備の進捗。三つ目は
名神湾岸連絡線。四つ目は
屋外広告物条例――
たこ焼き屋さんの広告のこと。あと、
小規模開発、これは
開発事業における
まちづくりに関する条例の件ですかね。河崎委員の一般質問にもありましたので、そのことを少し。あと、市営住宅の今後の方向性。
借り上げ住宅の問題。残り二つは、高塚町の開発にかかわって2点ほど質問をします。
まず、
事務事業評価の138ページの業務委託のところで、
立地適正化計画というのが523万円。私もよく勉強してないのであれなんですけど、都計審の資料などを読むと、全体の計画でじゃないと思うんですけども、国の補助金をもらえないケースがあるので、この計画を作成するということが書いてあるんですけども、具体的にどんなふうな国の誘導というんですか、補助規定があるのか、もしわかればお願いします。
◎
都市計画課長
立地適正化計画に関連します国の
関連補助事業ということでございます。
コンパクトシティーの形成に資する
関連補助事業の採択に当たりましては、この
立地適正化計画というものの策定が前提となっているケースがございます。例えば、都市再
構築戦略事業などにおきましては、コンパクトな
まちづくりを進めていく上で、どこら辺に
都市機能を誘導していくか。この
都市機能の誘導区域の中に、生活していく上で必要な例えば病院であるとか公共の施設であるとか、こういったものを集約する場合に、補助の
かさ上げ等があるというふうに聞いております。また、現在行われています旧
まちづくり交付金、
都市再生整備計画事業などにおきましても、この
立地適正化計画等に位置づけられている事業については補助金の
かさ上げ等があるというふうに聞いております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
都市を集約するところでということだと思うんですけど、この基本的な方針というのが一応つくられて、これから素案をつくられるということらしいんです。私はざっとしか見てないんですけども、例えば北部のほうで、ちょっと人口というか家が少なくなったら、名塩とかそういう家が建っているところに誘導するみたいな、そういうふうな記述があったと思うんですけども、計画の中ではそういうことも方向としてなっているのかどうか、そういうことも補助とかの対象になるのかどうかということも含めて、お聞かせいただきたいと思います。
◎
都市計画課長
現在公表させていただいておりますのは、
立地適正化計画の基本的な方針というものでございまして、北部地域につきましては、少し南部と様子が違うという状況が見てとれます。といいますのも、生活圏域が、どちらかといいますと他市、例えば道場のほうであるとか、宝塚市の駅前のほう、こういったところに
生活サービス機能を一定頼っているという状況が見受けられますねということで、基本方針にも載せていただいたところです。
ただ、今現在の段階は、次に基本計画の素案――こちらも今年度の
都市計画審議会のほうに御報告させていただく内容とはなりますけれども、そちらのほうには、今の具体的な施設の誘導であるとか、そういったものは――20年計画でございますが、20年後にはすぐさま困った状況になるということが見通せていないので、方向性としてはそういう方向を見出しておりますけれども、具体的な施策としては、今のところは考えていない状況です。
また、そういうことですので、補助のほうも当てにはしていないというような状況でございます。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
じゃあ、今度、素案が出てくるに当たっては、
パブリックコメントはされないんですか。1回、基本的な方針でされているみたいですけれども、素案の段階ではされないのか、今後も意見を聞きながらやられるのか。
◎
都市計画課長
都市計画審議会を11月ごろに予定しております。11月15日でございますけど、そちらのほうに素案を御報告させていただいた後、基本的な方針と同じく、いわゆる
パブリックコメント――市民の意見を募集するというふうな手続を踏みたいと考えております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
まだ具体的な素案が出てないので何とも言えないと思うんですけども、ちょっと本を読むと、都市部に建物とかを集約していくような方向で国が補助を考えている、どっちかというたら箱物をつくっていくみたいなところがあるので、そこら辺は注意しておかなあかんのかなというふうに思うので、そういうところは今後私どもも勉強していきたいと思います。
これはこれで終わります。
阪神西宮駅の整備ですけども、概要についてどんな感じで今計画されているかというのをちょっと教えていただけますか。
◎
都市計画課長
先ほども御説明いたしました
立地適正化計画、これは策定中でございますけども、こちらのほうが目指す公共交通の利便性の高いコンパクトな住宅地を形成するという目標がございます。ですので、主要駅等における
都市機能や
交通ターミナル機能の充実が必要だろうと考えておりまして、昨年度の29年度は、
阪神西宮駅北地区におきまして、民間の資本――あそこには余り市有地というものがございません。公園あるいは道路の公共施設はございます。基本的には民間の土地とかということになりますので、民間の資本を活用した駅前広場の再整備等について、事業化に向けた検討などを行ったものでございます。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。あそこの間にある市道の拡幅がなかなか難しいんじゃないかなというふうなことを聞いているんですけども、例えばそういう計画がある程度具体化するとなると、南側は多分阪神の土地やと思うんですけど、北側は民間のお店とかもあるので、どっちかというたら阪神の協力を得てやりたいというのか、民間の立ち退きも含めてそういうこともやっていきたいというふうに考えるのか、そこら辺の市道の扱いについてどない考えているのか。
◎
都市計画課長
現在の
阪神西宮駅北地区につきましては、まず、
バスターミナル機能が非常に貧弱であるという状況がございます上に、すぐ北側に東西に渡る市道262号が走ってございます。このあたり、民間主導で
駅前広場整備を御検討いただくというのはありますけども、市道、道路をつけかえるとか、こういったことは民間の開発のほうではなかなかやっていけないという状況がございます。ですので、我々市のほうから、その辺にアドバイスといいますか、こういう手法をしたらどうでしょうかというようなことを御提案させていただいているという状況でございます。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
となると、両側に広げるか、例えば民間の立ち退きも含めて市としては検討していくということなのか。阪神さんの南側のほうだけの提供をしてよということだけじゃなくて、民間の立ち退きも――立ち退きになると、やっぱり土地の補償とかいろいろ要りますから、そこら辺のことも含めて検討してないということなのか、どうでしょうか。
◎
都市計画課長
具体にはまだそういったところまで検討は進んでいない状況でございます。いずれにいたしましても、民間主導で行っていただくということを念頭に今協議を進めているところでございます。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
市の土地もなかなかないということですから、阪神の意向も踏まえていかなあかんので、すぐにはなかなか進まんと思うんです。あそこは、バス乗り場に歩いていく人も非常に危ないところがあるので、今後どうなるかは抜きにして、やっぱり歩行者の安全対策を優先してやっていただきたいというふうに、これは要望しておきたいと思います。
名神湾岸連絡線のところです。
これは、杉山議員が一般質問でやりましたけども、そこら辺も踏まえてやります。
ジャンクションが4層建てぐらいでできるというふうなことが答弁の中であったと思うんですけども、規模が大分大きくなるんじゃないかなと思います。3年前の新聞なんかを見ますと、高架案と地下案とがあって、高架案で用地買収の対象が大体90棟ぐらい、地下案だったら150棟と載っているんですけども、高架案になったから90だと思うんですが、さっきのジャンクションの規模がちょっと拡大するというようなことになりますと、こういった立ち退きももうちょっとふえてくるんじゃないかなと思うんです。そういう対象の施設はどれぐらいふえるかという見通しは、今のところはないんでしょうか。
◎
都市計画課長
現在まだ具体のルート、構造等が示されておりませんので、立ち退き対象となる箇所の具体的な規模であるとか箇所数であるとかはわからない状況でございます。
以上です。
◆まつお正秀 委員
でも、杉山議員の質問では、多分18の町ぐらいがかかわってくるんじゃないかなというふうな、そういうことを指摘しているんです。正確に調べてないというふうな答弁だったと思うんですけども、それでもそれぐらいのところが影響してくるというふうに捉えておいたらいいものか、確認といいますか、お願いしたいと思います。
◎
都市計画課長
現在示されておりますルート帯は、幅が350メートルほどございます。この中のどこかを本体道路が通るということでございます。350メートルですから、直接影響があるところ以外にも、杉山議員がおっしゃるような18町とか、多岐の町にわたるような影響というふうになっておりますけども、具体的に立ち退き等につきましては、もう少し具体のルート・構造が示されましたら影響などがわかるものと思いますが、その全町に立ち退きに関しての影響が出るというふうには、今のところは考えておりません。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。具体的になってきたらということですね。
そうしますと、その時点では、説明会になるのかわかりませんけども、該当のところにはもう一回、全戸といいますか、そういう説明会をされるというふうなことですか。
◎
都市計画課長
まずもって都市計画決定の手続が必要なわけですけれども、まだその都市計画決定がされておりません。都市計画決定をされるときのルートの説明会といいますか、都市計画の意見聴取等はさせていただきますが、具体的な事業はこれまた少し先の状況になりますので、個々の立ち退き等に関する事業調整というのは、事業が行われる前に事業主体によって行われるものと考えております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
私が決まったようなことで質問したので、おかしなことになると思うんですけど、我々はこの計画に反対してますので、そういう点で、やっぱり地元の住民の皆さんにちゃんと意見を聞いて進めていっていただきたいということと、杉山議員の質問にもありましたが、市が地元調整を積極的に買って出るというようになっておりますので、地元住民の意見も聞かないうちにそういうふうなことを公にするのはちょっと問題があると思います。いずれにしても、この計画、我々としては無駄な公共事業の一つだということで反対をしているということを申し上げておきます。
次は、
屋外広告物条例のところですが、これも私はよく勉強してないんですが、予算でもたしか、じゃんぼ総本店がちょっと派手でというようなことで、規制対象ではあるけども、お願いぐらいで規制できないというようなことがあったと思うんです。この店は大阪が発祥らしいんですけど、店の一覧表を見ると、京都とか芦屋には1店も出店してないんですよね。これは、やっぱり条例が厳しいから出店されてないというふうに見たらいいのか、そこら辺の出店のあり方というか、そこら辺はどういうふうに考えておりますでしょうか。
◎
都市デザイン課長
出店の意向というのがどういう基準に沿ってやられているかというのは、そこの企業の戦略でございまして、私どもははかり知れないところになるかなと思います。広告物の許可基準の厳しさが判断基準になっているかということも含めて、そのあたりは私どもとしてはちょっとわからないところでございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
私も広告物条例をよく勉強してないので。でも、ネットを見ても、あそこはちょっと派手で、京都や芦屋やったらなかなか認められないようなね。北口の店なんかは閉店されたみたいですけども、西宮が文教住宅都市やからどうやというようなことは思いませんけども、ちょっと派手過ぎるかなというのがあるので、私も今後勉強していきたいと思います。
この件は以上です。
あと、
小規模開発のほうで、これも河崎議員の質問がありました。たしか500平方メートル未満の開発は住民説明を求めてないというようなことで、でも、やっぱり規制逃れみたいな開発というのはこれまでもあるし、我々も予算要望でそういうふうなことも規制するように求めてきているんです。一旦分けて工事をやって、そこが終わるまではかかっちゃいけないけども、終わったらかかるという、そういうふうなことが、抜け道というのか、そういうふうになっていることもあるんです。例えば300平米とか400平米とか、そういうのを業者に求めるというのは、市としてはちょっとひど過ぎるといいますか、法的にやっぱり問題があるというんですか、そういうふうな開発を規制するという点で、私有財産のどうのこうのになるのかわかりませんけども、500平米からもっと厳しくするとなると何か問題があるといいますか、そういうふうなところがあるのか、市の考え方を聞いておきます。
◎
開発指導課長
小規模開発に基づく500平米を超える・超えないというところでの考え方ですね、さらに、500平米以下から400平米、300平米まで規制してはどうかということだったと思います。
西宮市においては、500平米を基準にして開発条例に該当するかどうかということをまず判断いたします。よく使われるのが、500平米を切る形の敷地において小規模と呼ばれる小割りをして、その一つが終わった段階で次の小規模を工事されるという、開発逃れという言い方をされることが多いんですけども、それが適法なのか、適正なのかということですけども、我々、条例を適用して指導する立場においては、こういう形の開発についても認めていかざるを得ないという立場でございます。
それをさらに規制するために、400平米以下であるとか300平米以下にして、さらに厳しくしてはどうかというお考えですが、これについても、財産権という問題も発生することから、他市の事例も参考にしながら検討する点ではあるかもしれないんですけども、現時点においては500平米をさらに厳しくするというところまでは考えておりません。
以上です。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
500平米未満というのが大体一般的なんですか。もっと厳しくしているところも幾つかあるかどうか、そこら辺の状況がもしわかればお願いします。
◎
開発指導課長
一般的に他市で500平米以下にしている市があるかということですけども、現時点ではそこまでの確認はできておりません。
中高層の4階建て以上あるいは10メートルを超える建物について、西宮市においては、500平米以下の敷地においてはまず建てられないということでの縛りで、さらに厳しい基準でしていると。近隣商業とか商業地域、この地域においては別ですけども、それ以外の住宅系の地域においては、500平米未満の敷地においては4階建て以上・10メートルを超える建物は建築できないというところまでの規制をしております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
わかりました。河崎議員のときにもそういうふうな中高層のことはあったと思いますけども、今でも市内を回っていると、社宅というかそういうものがなくなって、またマンションが建つかなというところがあるので、やっぱり規制を厳しくしないとあかんのかなというふうに私は思います。
これは以上です。
市営住宅の今後の方向性ですけども、前年度が市営住宅整備・管理計画の中間改定が行われた年ですね。平成33年度末で9,000戸、第2次建てかえ計画の完了年度の42年度で8,300戸ということですが、これは花岡議員の質問もあったと思うんですけども、将来的には7,000戸を目指すというふうになっているんですけども、7,000戸というのは、やっぱり国の指導みたいなものがあるのかどうか。将来的にということですけども、もっと減らしていかなあかんというふうな国の指導があるのかどうか、お願いします。
◎
住宅整備課長
7,000戸といいますのは、まずは、どれだけ住宅困窮者の方へ向けて住戸を供給していかないといけないかということを算定するための国の算定プログラムというのがございまして、それはもともと県のほうへ配付しているプログラムなんですけども、それを西宮市の状況に当てはめた場合、実際に西宮市の中でどれだけの住宅困窮の方へ向けての住宅を供給する戸数が必要であるかという計算をした結果、7,000戸という数字が出てきました。市内には、公営住宅につきましては、市営住宅以外に県営住宅もございますけども、市営住宅としてカウントする計算結果の数としては7,000戸、そういう数字が出てきておりますので、そちらを長期的な目標として、今後整備・管理を行いながら、最終的にはそこへ向けて縮小していくという、そういう計画で今現在行っております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
ごめんなさい、ちょっと聞き漏らしたんですけど、市内に県営住宅もあるので、それも含めてということですか。そういう扱いになるのか、もう一回そこの辺を。
◎
住宅整備課長
市内において公営住宅は、市営住宅で約9,500戸ですけども、県営住宅が3,000戸弱ほどあります。その中で、将来的に市営住宅が負うべき数としては7,000戸という数字が先ほど申しました国の算定プログラムからはじき出されましたので、そこへ向けて住宅整備をしていく、そういうふうな計画になっております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
ただ、この7,000戸というのは最低限確保しなさいという数字だと思うんですね。だから、別にここにしなさいということじゃないとか、そこら辺の認識について、そういう扱いでいいのか、そういうふうな位置づけでいいのかどうか、お尋ねします。
◎
住宅整備課長
おっしゃられてますように、現在の状況をベースにしましたところ、長期的には7,000戸へ向けてしていくということになりますけども、これから少子高齢化が進みまして、情勢が変わってきた場合、やはり公営住宅に求められる条件ですとか、さまざまな事象に対応するため、とにかくこの7,000戸につきましても、おおむね10年をめどに順次検証していく必要があるかなというふうに考えております。ですので、現在での長期的な目標としましては7,000戸を目標にしておりますけども、今後これが動いていく可能性はまだこれからもございます。
以上です。
◆まつお正秀 委員
この管理計画を見ると、本市の最低限必要な管理戸数として7,000世帯と書いてありますから、そういう点でも別にここに向けてやらなくてもいいと思いますし、確かに人口が減少していくという場面もあると思いますけども、逆に低所得層がどんどんふえていく――今度、生活保護費も減らされますけども、低所得層の所得が減っているということが理由ですから、住宅に困窮する人たちとか、高齢者の人たちだったら保証人がいないとか孤独死の問題もあって、なかなか民間に入れないというふうなこともありますから、そういう点では、やはり公営住宅――低廉な家賃で入れるような住宅を、そこら辺の長期的な目標も含めて、余り削減しないような方向を目指してほしいということを申し上げておきます。
あと、
借り上げ住宅のところですけども、決算資料に、たしか歳入のところで収入未済額で2,278万円ぐらい計上されていたと思うんですけども、これは、裁判になっていて、家賃が入ってこなくて賠償を求められているということで入ってきているのかなと。裁判で賠償が決定すれば、どれだけ入ってくるかわかりませんけども、そういうことだと思うんです。
事前予約して残られている方というのは、今4団地だと思うんですけど、何世帯ぐらいか――シティハイツの1件も入るのかな。そこら辺、何世帯かというのがもしわかればまず教えていただきたいと思います。
◎住宅建替推進課長
現時点で、シティハイツの1件を含め、26世帯が
借り上げ住宅に入居しております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
本当に大分少なくなっているというふうなことですね。
今訴えられている7世帯は、この間、市長が面談されましたけども、実際に今残っている4団地は、事前予約をすればそこにあきが出るまでは継続して住めるというふうになっていると思うんですね。ところが、シティハイツの人たちには、要配慮世帯だけはあったけども、そういう方針じゃなかったと思うんです。市長は相変わらず、公平性、公平性といって、既に転居された方との公平性ということで、あくまで転居を求めるということになって、訴えも取り下げないということになっているんですけど、そこら辺は、4団地の人とシティハイツの訴えられている人の対応というのは公平じゃないと思うんですけど、そういうふうな認識はないかどうかというのをお尋ねします。
◎住宅建替推進課長
シティハイツの借り上げ期限は平成27年9月30日ということで、ほかの4団地につきましては平成29年度が借り上げ期限でございました。ということで、シティハイツにつきましては、ほかの4団地と別枠で、シティハイツ向けのあっせん住宅を当初から用意しておって、それで借り上げ移転の促進を図った次第でございます。ということで、最終的にはシティハイツ向けのあっせん住宅につきましても、今残られている方は応募もせずに、余り状態であったということで、現在の訴訟に至っている次第でございます。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
何かすっきりしないんですね。今の裁判の人たちは、今のように柔軟対応されていたら、そこまで裁判になってなかったかなというふうに思うんですけども。
裁判で市が負ければ、今、裁判の人たちは家賃を供託されてますから、さっき言うた調定額よりも市の家賃が入ってくるし、市営住宅として借り上げを続ければ国の交付税も入ってくると思うんですね。だから、7世帯とか、今26世帯が
借り上げ住宅に住んでいるというふうなことがありましたけど、そういう人たちが住んでいたとしても、2,278万円というのは約2年半の累計での調定額というか対象額というふうに聞いてますけども、そういう金額にはならないんじゃないかなと思うんですよね。例えば7世帯の人たちが残っていても、年間1,000万円に満たないぐらいの――国の補助金とか、本人たちの供託されている家賃も入れると、2,000万円というようなことにもならないと思うんですけど、そこら辺はどうですか。今7世帯が住んでいたとしても、そんなに損害というようなことにはならないと思うんですね。そこら辺の考え方といいますか――いずれ亡くなると言うたらいかんですけど、高齢の人たちですから、そんなに20年も30年も住み続けられるわけじゃないと思うので、そこら辺の金額が余りにも二千何百万円、これからもまたふえていくと思うんですけど、ちょっとかけ離れていくんじゃないかなと思うんですが、住み続けてはったらどうなのかというところの金額との見解をお聞きしたいと思います。
◎住宅入居・家賃課長
今、7被告の方なんですけれども、まつお委員おっしゃられたとおり、それぞれ平成27年度の家賃額で供託されております。今、予算で計上されている損害金については、URから請求されている額になるんですけども、差額としては大体5分の1ぐらいの額が供託されている額になっています。
以上です。
◎住宅部長
この点につきましては、こういった比較をさせていただくような案件ではないというふうに考えてます。現状、市長のほうもやりとりさせていただいておりますけれども、裁判の結果を粛々と受けながら進めていきたいと思っております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
比較するようなものじゃない、そう言われるとどうしようもないんですけども。
さっき、供託されているというふうなことで、その2,278万円の中には供託されている金額は含まれてなくて、5分の1は入ってないのか、入っているなら、それを見越してこの損害賠償となっているのか、そこの確認です。
◎住宅入居・家賃課長
歳入で計上されている損害金というのも、URから市に請求されている額そのものですので、入居者の方が幾ら供託しているとか、そういうのは関係ありません。
以上です。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
本当に高齢の人たちですから、市の対応が宝塚とか伊丹と比べても本当に全然違うというのはやっぱり問題だというふうに思いますので、これは意見として申し上げておきます。
次に、高塚町の件ですけども、これは庄本議員から頼まれているというか、そういう部分もあるんですけども、高塚山は、この間の台風でしたかね、土砂が大谷町の皿池のほうに流れてきているということで、粘土質の土ということで、市も対応されたと思うんですけども、そういう洪水の対応をちゃんとしますと言いながらこういう事態になっていることについての市の見解といいますか、どう思っているのかということをお聞きしたいと思います。
◎
開発指導課長
台風20号・21号の際に土砂が皿池まで流出したということで、地元の住民さんのほうから苦情等もいただきまして、現地確認と皿池の状況を、開発指導課と水路治水課において確認させていただいて、事業者である高塚町の開発工事をしている熊谷組のほうへも状況の確認もしまして、現地で泥といいますか、土砂ですね、粘土層の土が入ってきているということで、工事業者のほうも一部それを認めまして、台風20号の後には1トン土のうで15袋程度の土砂の搬出を一旦していただきました。21号のときにも若干土砂の流入が確認できましたので、それについても搬出する予定になっておりましたけども、引き続き秋雨前線の関係で雨が続いておりましたので、天候を見ながら撤去作業をしていただくという予定になっております。今後についても、沈砂池、調整池のほうが一部できておりますので、その部分を使ってさらに細かい砂の流出を防ぐような対策を事業主、工事業者のほうが今検討しているというふうに聞いております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
自然災害でやむを得ないという。さっき遊水地とおっしゃいましたけども、これは、遊水地をつくるから安心ですよみたいなことを言われていたように聞いているんですけども、それが完成してなくて今回の状況になったのか、ある程度つくられていた上で土砂が流出したのか、そこの確認をお願いします。
◎
開発指導課長
調整池のほうは、ある程度、物はできております。完成形までには至っておりません。さらに上流側に沈砂池――泥をためて、そこから調整池のほうに水をポンプアップして、水位が上がった段階で越流する形で水が出るという構造になってはおるんですけども、一気に水が流れてきますと、一部、泥水というんですか、濁水という形で流出しますので、その中に土がまじっているという状況での排水になったかと考えます。
以上です。
◆まつお正秀 委員
ということは、完成はしてなかったけども、予想を上回って流れてきたと。もともとの遊水地ができていたら防げたのか、今やってはるのは、今回のことも含めてちょっと追加の遊水地的な工事をされているのか、そこら辺は、今の対応はどっちなんでしょうか。
◎
開発指導課長
現状の中では、通常の沈砂池と調整池という状況で排水されていたんですけども、その中に砂がまじるということですので、さらに砂を流出しにくい構造のものを追加で設置することを検討しているというふうに聞いております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
だから、当初計画ではやっぱりちょっと対応がまずかったということだと思うんですね。既に開発は始まってますから、もとに戻すことはできないし、ただ、裁判にもなってますので、こういう大規模な開発には、今後もきちっと事前に住民の意見も聞いて進めていくようにということをお願いします。
最後の質問は、ごめんなさい、高塚山に関する道路のことなので、これは取り下げますので、8点で終わります。
以上です。
◆草加智清 委員
公共交通の利便性向上施策の中でバス関連事業に関してと、都市景観建築物指定について、この2項目の中で何点かお聞きしたいと思います。
まず、交通不便地域の解消の中でバス関連のことですけども、この
事務事業評価結果報告書の38ページを見ますと、バス事業者等と運行に関する協議を10回ほど開催されてます。バス交通に関する課題とか、いわゆる意見交換会ですね。この10回の中には、建設
常任委員会とバス事業者との懇談というか、そういうふうなものをやった記憶があるんですけども、それもこの中に入っておるのか、そのことも含めて、テーマと中身を簡単に聞いておきたいなと思います。
あわせて、交通政策の検討委員会を1回されてます。これは内部の検討委員会やと思いますけども、そこで、公共交通の利用促進のために、鳴尾浜地域を調査、分析されて、企業を対象としたモビリティーマネジメントを実施したと書いてはるんですけども、まず、このモビリティーマネジメントとはどういうものなのか、確認のためにそれをまず聞いておきたいと思います。それと、なぜ鳴尾浜を対象にされたのかというのも、あわせてお聞きしたいと思います。それと、鳴尾浜のアンケート結果の中身がわかっておれば、わかる範囲でこれもあわせて教えてください。
それと、この鳴尾浜以外にもモビリティーマネジメントをしたところがあるのか、あればそれも教えてください。
バス関連では、交通課題等を把握するための公共交通不便地域を含む2地区で住民アンケートを実施したとありますけども、どことどこなのか、これもあわせて聞いておきたいと思います。
バス関連でこれを聞いておきます。ここで一旦切ります。答弁をお願いします。
◎
交通計画課長
まず、1点目のバス事業者との10回の協議の具体的な内容ですけれど、この10回の協議には個別案件での細かな協議は含んでおりません。主な協議事項で言いますと、一つ目といたしましては、定期的に実施しておりますバス事業者との意見交換会。この意見交換会では、主に
バス路線充実に関する協議を行っており、昨年度は、特に上屋・ベンチを優先して整備するバス停の選定方法であったりとか、運転手不足の課題解消、また、観光施策との連携などの意見交換や協議なんかを行っております。また、二つ目としては、甲山高校と西宮北高校のバス通学問題に関する協議としまして、これは、平成27年以前に、通学時のバスが満員で学生が乗り切れないという問題の発生があり、それから定期的に教育委員会、バス事業者、それと両校で対策の協議を行っているところであったり、また、休日の船坂地区から山口小学校へのバス通学問題に関する協議ということで、これは、平成27年10月の阪急バスさんのダイヤ改正で休日の通学時間帯のバスがなくなってしまい、日曜日等の運動会などの行事の開始時間に間に合わなくなったということもあったことから、必要に応じて市と教育委員会、バス事業者で協議を行っているという形になっております。それと、先ほど委員のほうからもお話があった大きなものとして、昨年12月に実施した建設
常任委員会とバス事業者との懇談会についても、この中に含めさせていただいておるということで、バスの利便性向上についての協議をバス事業者と行ったというものが大きいところでございます。
2点目の鳴尾浜地域のモビリティーマネジメントの件ですが、まず、御指摘のモビリティーマネジメントですけれど、これは、自家用車に頼る状態から公共交通や徒歩などを含めた多様な交通手段を利用する状態に少しずつ転換していただくための取り組み、これをモビリティーマネジメントと申しております。このような取り組みを、昨年度、本市で初めて阪神バスと共同で鳴尾浜地区で実施いたしました。
次に、具体的な内容としましては、企業アンケートであったりとか従業員アンケートなどによる公共交通などの利用実態の把握をまずし、また、鳴尾浜地区に特化したバスマップの配布や、路線バスのお得な乗り方・利用方法、それと、小曽根線の新
バスルートの協議の進捗状況などの情報提供を行い、自家用車の通勤から電車やバスでの通勤に転換することによるメリットなんかを説明させていただいて、公共交通の利用の働きかけを行ったというものになっております。
次に、なぜ鳴尾浜地区で実施したのかですけれど、これは、主に理由としては3点ございます。1点目は、本市で初めての取り組みということで、公共交通への転換の働きかけや取り組みの検証を行いやすい企業地区でまずは実施し、その効果や手法などの課題を確認したいというふうに考えたこと。2点目は、鳴尾浜地区には、地区内の企業で組織する鳴尾浜連絡会という組織があり、この鳴尾浜連絡会は、以前から従業員の駐車場の確保や環境問題などに対して課題意識を持っておられ、今回の取り組みの趣旨に賛同していただいたということ。最後の3点目の理由としては、鳴尾浜地区で働いておられます従業員の皆様のJR甲子園口駅への利用状況や今後のJR甲子園口駅への意向が確認できれば、現在整備を行っております小曽根線の新
バスルートの実現の可能性が高まると考えたこと。これが鳴尾浜の地域でまず実施をした理由になっております。
それと、鳴尾浜地域で行いましたアンケートの結果でございますが、まず、鳴尾浜のアンケートについては、先ほど申しました鳴尾浜連絡会に所属しております124の企業のうち53の企業、従業員1,481人から回答を得たという形になっております。主な調査の内容といたしましては、公共交通の利用の実態把握といたしまして、まず、使われている最寄りの駅はどこなのかとか、出勤や退勤時刻はどれぐらいなのか、通勤に使用している交通手段はどのようなものなのかなどの確認を行ったり、また、公共交通への転換の可能性の把握といたしまして、まずは転換できますかということであったりとか、転換が難しい場合の理由、また、転換ができますよと言ったときにはどういう交通手段にかわるのか、また、バス停はどういうバス停を使われるのかなどの調査をさせていただきました。あわせて、鳴尾浜に現在あります
バス路線の満足度、不満なのかどうなのかといったところも調査をさせていただいたり、それに加えまして、現在協議をしております小曽根線の新
バスルートがもし新設できれば乗られますかどうですかというふうな関係なんかも実施をしたところでございます。
この小曽根線の新
バスルートにつきましては、アンケートの結果からも、全体の24%の351人の方が乗りますよというふうなことをおっしゃっていただいたので、我々としては阪神バスに積極的にアプローチをかけているところでございます。
最後に、鳴尾浜以外でのモビリティーマネジメントの実施状況ですけれど、まず、鳴尾浜につきましては、今年度も引き続き取り組みを行っておりまして、来年度に効果検証を実施する予定としております。また、今年度は新たに西宮浜の地区で実施をしており、現在アンケート調査などの準備を行っているところでございます。今後、この2地区で得たノウハウなどを生かしながら、他の地域へ取り組みを広げていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆草加智清 委員
モビリティーマネジメントですか、今詳しく教えていただいて、鳴尾浜の状況もアンケートの中身も教えていただいて、よくわかりました。
今の答弁の中で、私が提案しておる小曽根線の
バスルートの再編に関係しての答弁があったんですけども、鳴尾浜からJR甲子園口駅への通勤利用ですか、これが24%、351人の方があったというアンケート結果を今お聞きしましたけど、今後、小曽根線の
バスルートに関して話を進めていく中で、こういうアンケート結果を十分に材料として――プラス材料というんですかな、十分にそういう結果も踏まえて進めていただきたいな、このことをまず要望しておきたいと思います。
それと、公共交通不便地域を含む二つの地区でアンケート調査を実施したというのはどことどこなのか、それだけ答弁がなかったと思うので、それだけをもう一回教えてください。
◎
交通計画課長
済みません。2カ所につきましては、1カ所が生瀬――ぐるっと生瀬の今後の検討をしていくためのアンケート調査を行っております。もう1カ所は、不便地域であります苦楽園の地区でアンケートをとっております。
以上でございます。
◆草加智清 委員
わかりました。ありがとうございます。
次に、都市景観建築物の指定に関連して、簡単に2点ほどお聞きしたいと思います。
鳴尾地域における都市景観建築物指定について、武庫大橋と武庫川学院を指定するようにということで今までずっと要望してきた経緯があるので、簡単に聞いておきたいと思います。
まず、武庫大橋ですけど、武庫川の河川整備事業が国道2号までは一応終わりました。建築物指定は、その間は一時ストップというんですかな、とまっていた状態でしたけども、工事も終わりましたので、いよいよ指定に向けて働きかけをしていくチャンス、タイミングやと思うんですけども、その後の状況、武庫大橋の指定に向けての働きかけをされているのか、その状況をまずお聞きしたいと思います。
それと、武庫川学院の建築物ですけども、御承知のように、歴史的な経緯のある建築物です。昭和10年でしたか、戦前は、鳴尾競馬場のスタンド、その中に貴賓席があって、あの当時、エレベーターもあったのかな、そういうことで、鳴尾競馬場のスタンドの顔というか、そういうことで始まって、戦時中は、海軍に接収されて鳴尾飛行場になって管制塔になって、それで戦後、武庫川学院が買われてという、そういう歴史的な経緯のある建築物ですから、特に鳴尾地域の人には知ってもらうためにも、景観建築物の指定をされたらどうかということでこれまで要望してきておるんですけども、今の状況について。
2点、お聞きしたいと思います。
◎
都市デザイン課長
まず初めに、武庫大橋の景観形成工作物への指定について答弁させていただきます。
武庫川付近の河川改修については、2号線以南は一定終わっていると聞いておりますが、2号線付近の工事についてはこれからということで、今のところ、橋梁周りの河川改修が全て終わったわけではないというふうに認識してございます。
しかしながら、この武庫大橋は、土木学会の選奨土木遺産にも認定されていることもありまして、武庫大橋の保全に影響のない範囲での改修を行うということになっておりますので、昨年度より、本橋梁が市域をまたぐ工作物であるということで、対岸の尼崎市と協議を行っているところでございますけれども、尼崎市は、本市と比較しまして余り指定に対して積極的でない面がございます。しかしながら、この武庫大橋は本市にとりまして非常に重要な景観資源であると認識しておりまして、このことから、今後も、保全契約書等、必要書類の作成のための費用負担など、指定に向けた協議を進めてまいりたいと思っております。
尼崎市との協議が調いました後には、当該橋梁の管理者である国土交通省及び河川管理者との協議を行い、同意を得て、条例上の都市景観形成工作物の指定に向けた作業を進めるとともに、景観法上の景観重要建造物への指定についても検討してまいりたいというふうに考えてございます。
続きまして、武庫川学院の景観形成建築物の指定についてでございますけども、委員御指摘の建築物につきましては、同大学は女子大学であるという性質上、市民への一定の公開を行った場合のセキュリティー問題や施設の活用方法について、いまだ所有者である大学側の同意を得るに至っていない状況でございます。今後、大学の同意を得た上で、諸条件が整った場合に、順次指定に向けた手続を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
まず、武庫大橋ですね。工事は完全に終わってないと。これまでも、景観建築物指定の可能性のある武庫大橋だから、工事は十分に気をつけるようにということで要望していた経過もあるんですけどね。それで、尼崎市さんと話を進めているということ、本市よりそんなに積極的でないというような答弁やったと思うんやけど、そない言わんと、莫大な費用がかかるのやったらまだしも、費用的にもそんなにかかるものでもないし、諦めんと尼崎市さんとも引き続き話を進めてもらいたいと思いますね。これも引き続き要望しておきますので、よろしくお願いします。
あと、武庫川学院の建築物ですよね。武庫川学院さんは何でそんなに拒まれるのか。地域には積極的にいろいろと交流を求められる部分があるんですよね。連続立体交差事業の鳴尾駅のところでも、武庫川学院が借りられて――まだできてないけども、いろんな地域との交流も、そういう面では積極的な面があるんですよ。女子大学やし、何となく心配されている点はわかるんだけど、指定されたからといって、毎週開放するとか、月に1回開放するとか、そんなものでもないと思うし、その辺も踏まえて、やはりこんな歴史的な建築物は、特に鳴尾地域の人や後世に伝えていかなあかんと思うし、武庫川学院さんにとっても決してそれはマイナスにならんと思うし、その辺も、武庫大橋と同じ、繰り返しになりますけど、諦めんと引き続いて――武庫川学院さんと接触するのはあらゆる機会があると思うので、そういう機会も踏まえて継続してアプローチしてもらいますように、決して諦めんように、よろしくお願いしておきます。
以上で結構です。
◆大川原成彦 委員
一括で。
まず、阪急武庫川新駅の開発関係業務。尼崎市の動向はその後どうなっているかについてお尋ねしたいと思います。
次に、都市計画なんですけれども、まず、無電柱化の件ですね。
市内でも一部実施されているところがあるけども、今後の見通しについてどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。
それから、先般の台風あるいは水害に対する、災害対策としての
まちづくりの考え方。ちょっとざっくりした質問で、防災に対する
まちづくりの基本的な考え方についてお聞きしたいと思います。
それから、津門飯田町の森永乳業の工場の撤退について、どのような見通しなのか、わかる範囲で教えていただけたらと思います。
次に、耐震化促進事業について。
耐震化の診断についてという部分と具体的な改修についてという2段階になると思いますけれども、耐震の診断についての業務をされる業者さんが必ずしも耐震化の工事を請け負うわけではないということだそうで、耐震診断はしてくれるけども、改修については知らんというような事例があるやに聞いてます。ここら辺は、市としても、しっかりと工事をきちんと請け負ってくれるところまで利用者の方を御案内できたらいいなというふうに思うんですけども、実態がどんなふうになっているかと、どんな取り組みができるか、お聞きできればと思います。
最後が、市営住宅です。
市営住宅については、管理については指定管理者が新しくかわってということで、引き継ぎの混乱を差し引いた上で、新しい指定管理者の評価をどのようにお考えかと、やっぱり利用する皆さんの評価ですね。サービスの質とか、量も含めてなんですけれども、サービスの内容については、当然指定管理者を選ぶ際の選定の基準にはなっていると思うんですけれども、そこら辺はどのようにお考えなのか。
それから、集会室の管理について、昨今、入居している住民の皆さんの高齢化に伴って、もう管理ができないということから、集会室が使えないというような事案が発生しているという話をお聞きしているんですけれども、これについては、せっかくの施設でもありますし、また、近隣の皆さんの御要望もあろうかと思うんですけれども、自主管理ができなくなった集会室の今後の管理について――管理というか利用についてどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。
市営住宅の最後は、防犯カメラなんですけれども、防犯カメラについては、住民の皆さんから要望があれば設置を許可しているというようなことかと思うんですけれども、そこら辺、市として防犯カメラの設置をもう少し前向きにできないかなと。ある一定の助成をするなりなんなりということも含めて、もう少し防犯カメラの設置に積極的にかかわれないかなと思いますが、いかがでしょうか。
以上です。
◎
交通計画課長
1点目の武庫川新駅への尼崎市さんの動向についてですが、ことしの6月議会で、松山議員の質問に対して市長のほうからも御答弁してますように、市長が就任後すぐに尼崎市の稲村市長と面談していただき、新駅設置を推進するように要請したところでございます。ただ、まだ合意には至ってはおりません。しかしながら、昨年度からかなり具体的に、市、尼崎市、県、阪急の4者検討会の中での利用者数はどうなのかとかの具体的な検討の中でも、尼崎市さんのほうからも積極的に意見があったりとか、こういう考え方でいいじゃないですかというふうな御意見もあったりということで、事務方レベルではかなり前向きな形でいっているんじゃないかなと思っておるところでございます。今年度に入ってからも、既に2回、4者検討会を行っておったりとか、また、今年度に入ってすぐなんですけれど、尼崎市さんと一緒に、新駅と大体同じような駅ということであれば、香櫨園駅が大体よく似ているんじゃないかなということで一緒に視察に回ったりとかということで、具体的な検討なんかも進めているところですので、まだ具体的には合意形成に至っておりませんけれど、今後、費用対効果なんかも示しながら、どれだけ効果があるんですよといったところを知っていただければ、前向きになっていただけるんじゃないかなと思っておるところでございます。
以上でございます。
◎
都市デザイン課長
無電柱化のことについてお答えをさせていただきます。
当課では、都市景観の向上のための市道等無電柱化計画というのを策定しておりまして、これをもとに土木局なり庁内でもって無電柱化を図っていっているというのが現状でございます。
その中で、計画を策定するに当たりましては、景観だけではなくて、当然のことながら、災害に対する対応であるとか、災害が実際に起こってしまった後の緊急輸送路等のことを加味しつつ、整備の優先順位を決めているところでございまして、結果として、緊急輸送路に指定されている、もしくは幹線道路から順次整備を行っていくというふうにしているところでございます。
現状、土木局において整備しておる場所は、今年度は山手幹線の中津浜線以東の熊野工区と、今年度これから工事すると聞いておりますのは、阪神鳴尾駅北側のエリア等でございます。都市局でも、阪神甲子園駅周辺整備事業において無電柱化に取り組んでいるところでございます。
以上でございます。
◎
都市計画課長
台風、特に今回の水害等への対策に対する
まちづくりに関する基本的な考えでございます。
都市計画の分野に限りますけれども、都市計画の対応といたしましては、都市計画マスタープランのほうに、これまでも――これからもですけども、都市防災の方針として、都市防災力の強化ということで、災害に強い市街地の形成、特に防火地域であったり準防火地域、あるいは43号線沿道を含みます広域の防災帯の整備であるとか、交通系の整備とライフラインの確保というようなことで各施設の耐震化の促進、それから、土砂災害対策の推進といたしまして地すべり等の対策事業、それから、武庫川流域における総合治水対策、こういったものを行っておるところでございます。
まだいろいろあるんですけれども、昨今の流れとしまして、先ほどちょっと御説明させていただきました
立地適正化計画におきまして、居住にふさわしいエリアというのを国のほうがつくるということで、いろいろ方針なんかを出しております。今回の土地利用の方針におきましても、土砂災害特別警戒区域、あるいは津波災害特別警戒区域――こちらのほうは本市にはございませんけれども、国のほうでも、こういった災害系のエリアをよく見て居住、緑地を設定するようにという指導を受けておりますので、今回の計画策定において、そのようなところを検討しながら、居住にふさわしいエリアというのを決めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◎
住宅管理課長
指定管理者の評価の方法及び利用者の評価ですけれども、評価につきましては、指定管理者の業務につきまして、住宅管理課を含め住宅部のほうでモニタリングという形の評価方法をとっておりまして、日々の修繕業務や管理業務に対する報告を求めて、月にそういったモニタリングを行っております。入居者の利用のサービスの向上の関係を知るに当たりましては、将来的に、アンケート調査を実施いたしまして、一定お住まいの利用者に対する満足度という形を今後とっていきたいと考えております。
続きまして、2点目の集会所の管理についてでございますけれども、集会所自身は、あくまでも市営住宅の入居者の共同施設という形の中で、委員御指摘のとおり、現在、高齢化に伴い自主管理ができないという集会所が市内でもございます。それにつきましては、市営住宅という位置づけの中で地域で管理することはなかなか難しいと考えておりまして、市のほうで今後、直接管理運営等を検討していく中で、一定の基準を定める必要があるのかな、このように考えております。それにつきましては、今後開設するに当たりまして、市全域の中での基本的な考え方を示して、管理基準を含め運営方法、そういったものを検討するため、一定の時間が必要である、このように考えております。
続きまして、3点目の防犯カメラの点についてですけれども、防犯カメラにつきましては、基本的に住民の管理運営委員会からの要望によって現在設置しているという状況になっております。この点につきまして、委員の御指摘に推進するような形の補助というお話があったんですけれども、基本的に設置箇所が住戸内という形で、どうしてもプライバシーという関係、そういったものの中で、設置するに当たりましても、基本、総会にかけて住民の同意をとって初めて許可をしていくという形ですので、市がこれに携わっていくことにつきましては、やはり満場一致での合意形成がとれているかというとなかなか難しい状況になっておりますので、それにつきましては、今後も市として積極的に携わるというのはなかなか難しい、このように考えております。
以上でございます。
○
澁谷祐介 主査
森永乳業と耐震化。
◎
都市局長
森永の件につきましては、報道でございますように、たしか来年――2019年12月ごろまでは操業ということで言われてますので、今、市のほうはその動向を注視しております。庁内的には、産業文化局中心でチャンネルを持って、どういうお考えかというのを常に把握しながら、政策局も交えて検討といいますか、対応をしようということで認識をしております。
どういった方向になっていくかというのは、県のほうが要綱を設けて、大規模な土地利用、特に工場ですね、それの土地利用転換が図られる際には兵庫県知事への届け出が必要となっております。そこで地元市とも
まちづくりについて協議しなさいということになってますので、当然我々は、それを待っている状況でもございます。ただ待つだけでなく、こちらのほうからも、どういう状況ですかというのは常に定期的に働きかけをして、情報把握を進めているところでございます。
以上でございます。
◎
建築指導課長
耐震化促進事業について説明させていただきます。
本市におきましては、住宅に対する耐震化の促進事業のやり方としまして、簡易耐震診断を行っていただきました後、希望される方につきましては、耐震性のある建物にするための計画の策定費補助、最後に、実際の耐震改修工事の工事費補助、この3本立てでやっております。
まず、簡易耐震診断補助なんですけども、これは、兵庫県が簡易耐震診断員――主にこれは建築士の資格を持っている方なんですけども、この方の登録を行っておりまして、耐震診断を希望される方に、大体家から近い方を選ばれるんですけども、診断員の方を選んでいただいて、簡易耐震診断を実施しております。その後、耐震性がないとわかった時点で、耐震補強をしたいとおっしゃる方には、耐震計画の策定の補助に次は進むんですけども、ここまでは主に設計事務所、建築士の方が関与する業務になっております。最後に耐震改修工事になりますと、見積もりをとったりとか費用比較がありますので、ここで工務店等が入ってくることになりますので、診断員が断っている事態はないとは思うんですけども、ちょっとすみ分けがあるのが現状だと思っております。あと、兵庫県のほうも、昔は、診断員は耐震改修の工事の積極的なアピールをしてはいけないという方針をとっておったんですが、それは今はもう撤回されておりますので、どこかの工務店と一緒に仕事をしている建築士であれば、勧めている現状もあるかと思います。
以上です。
◆大川原成彦 委員
ありがとうございました。
特に災害対策のところで、基本的な方針はきちんとあるんだけれども、具体的な形で、まだこの間の台風の後遺症も残っているということもそうですし、あと、今回は停電が全市的にあちらこちらで発生したということで、北海道の地震でも電力の喪失が大きなダメージになっているという報道もお聞きしているところなんですけれども、電力も含めたライフラインの確保については、直接市が所管する分野でないところもあろうかと思いますけども、市民の皆さんが安心して暮らせる
まちづくりに向けて、またいろいろ工夫をお願いしたいというふうに思っています。
あとの部分はよくわかりました。
結構です。
◆岩下彰 委員
視線をひしひしと感じますので、端的にしていきます。
6点ほどあるんですが、今の大川原委員と重なるところもありますが、私なりに質問させていただきますね。武庫川広田線、新駅、無電柱化、空き家のこと、耐震化のこと、アスベストの六つを簡潔にします。
武庫川広田線については、この間も、補正予算で組まれたところを見てきたんですが、コンビニの前の小屋だと思うんですけども、ああいうところを一つ一つ拾っていかないと道路はできないのかということを改めて感じておるんですけども、すかっとなかの道まで行くのはどれぐらいの年数を考えておられますか。
一問一答でいきます。
◎
市街地整備課長
武庫川広田線につきましては、今年度から本格的に事業を開始したところでございまして、測量とか家屋調査を今精力的にやっておるところでございます。最終的には平成35年度をめどに完成をするという予定にしております。
以上です。
◆岩下彰 委員
まだ5年ほどかかるということなんですけども、早期に進めていただきたいなと思いますね。
これはこれで結構です。
2番目は、新駅のことが先ほどありまして、香櫨園駅を視察したという話があったと思うんですが、あんな大規模な駅を考えておられるのか。駅前を考えたら全く開発する必要はないのかな、駅舎があるだけのような感じがするので、そういうことを言っておられるのかと。阪神の武庫川駅を想定したら、駅の部分はほとんど川で、あと、出入り口が土手を越えたところにあるという感じで、駅前の開発というのは余りないんじゃないかなと思うんですが、そういうことを想定していたらいいのか、それなりに絵を描いておられるのかどうかを教えてください。
◎
交通計画課長
香櫨園駅を選んだ理由としましては、香櫨園駅につきましては徒歩と自転車の駅と我々は認識しております。車の寄りつきもなかなかできない、バスの寄りつきもできないといいますと、やはり武庫川新駅の駅開業時の状況とよく似ているんじゃないかなというふうに思っておりますのと、駅の用途地域が住居系ということもありますので、参考になるのじゃないかと。それと、香櫨園駅につきましては、1日当たりの乗降客数が大体1万2,000人ぐらいとなっております。武庫川新駅については、西宮市側で約1万人ぐらいはあるんじゃないかなというふうに想定しておりますので、大体似ているんじゃないかなということで視察をして、検討の材料にさせていただいたというふうに認識させていただきました。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
駅舎というのはどんなことを想定したらいいんですか。川の上にあるような駅舎なのか、あの辺の買収をいっぱいして、どおんとした駅になるのか、そういう周りも含めて。
◎
交通計画課長
駅舎につきましては、まだ具体的なところまでの駅舎になっておりませんけれど、やはり尼崎市と一緒に使える駅という形を前提としておりますので、橋の上のところを前提としておりまして、西宮市側と尼崎市側でどちらからも利用ができる駅というふうなことで想定しております。
また、駅前につきましても、かなり密集地ということで、大きな開発というのはできないと思っておりますので、小さな駅前広場までいけるかどうかわからないんですけど、何らかの形で車寄せであったりとか、自転車の大きな駐輪場であったりとかといったところは考えたいと思っておりますけれど、大がかりな開発、駅前広場といったところは、今のところは想定の前提とはしておらないという状況です。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
阪急北口駅からの高架のことも多分考えておられると思うんだけども、それを考えたときに、今、武庫川がくぐるところがありますね。あの高さはそのままなのか、いやいや、高架を考えて駅舎を考えたときにはもっと大規模なことを考えているんだとか、そういうことは全くまだ先の話として、今の時点では何も考えていないのか、そのあたりを教えてください。
◎
交通計画課長
駅につきましては、委員おっしゃるとおり、新駅だけじゃなしに、あの周辺の
まちづくり、それと連続立体交差事業なんかの三つを含めた形で検討していかなあかんと思っています。ただ、先ほどの大川原委員からの御質問でもありましたように、尼崎市との合意形成さえ図られれば、やはり駅は比較的早く設置できるんじゃないかなと思っておりますので、そうなりますと、駅については橋の上という形――駅につきましては、水平な区間でないと駅をつくることはできませんので、勾配があると駅は設置できませんので、まずは駅を前提という形で、そこから先の連続立体交差事業については、どんな形でできるのかどうなのか、
まちづくりはどんな形でできるのかといったところを、今年度、基本構想的なもので、スケジュールも踏まえながら、どういう構造でいけるのかも含めまして、検討していきたいと思っておるところでございます。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
高架と考えると、中津浜線なんかは高架で下をくぐれるのかなと思うんですけども、もう1本考えてほしいのは、甲子園段上線の道が阪急をどうやって越えていくのかというのを私は大いに関心を持ってますので、そのあたりも含めて、新駅の絡みで十分踏まえた上での開発にしていただきたいなということは申し上げておきます。
これは以上です。
3点目は、無電柱化の話が先ほど出ましたけども、市道での無電柱化を進める計画があるんだということをおっしゃっていただいたんですが、明確に西宮市全体として、
まちづくりとして景観の問題とか災害も考えたら、無電柱化がいいんだとか、そういう意思統一というのはされているわけですか。
◎
都市デザイン課長
まずは、電柱が都市景観を阻害する要因であるということと、災害時においてこれが倒れたりしますと、道路の通行を妨げたり、また、住宅であるとか建築物であるとか、あとそこを通行なさっている皆さんに危害を加えるおそれがあるものであるということは、庁内的にはというか、全国的に重々認識されているところであろうと思っております。
その上で、本来であれば無電柱化を順次進めていく、あらゆるところで進めていくというのが必要なことかもしれませんが、本市といたしましては、まずは幹線道路――優先順位をつけて、緊急輸送路等、必要性の高いところから整備をしていくということの庁内での意思統一は図られているという状況でございます。
以上です。
◆岩下彰 委員
電力業者のほうが――関電とかそういうところが抵抗勢力だというのを聞いたこともあるんですが、そのあたりのことはどうですか。そういうことの意思統一もできて、無電柱化に向けて進められるところから進めていくという方向でいけるのかどうかを教えてください。
◎
都市デザイン課長
実際、通信事業者や電気事業者等々とのやりとりについては、全てが非常に協力的かといいますと、そうではない部分もあろうかと。現在上空に張っております線を地中に入れるというのは非常にコストも手間もかかるお話でございますので、じゃあ一気にいきましょうというわけにはなかなかいかないというのが現状ではあるかなとは思います。それでも従前に比べますと比較的理解はあるようにはなってきたのかなということは思っております。
以上です。
◆岩下彰 委員
私の住んでいる甲子園段上線の新幹線から北側は、震災後は、ほとんど家もなくて、道路だけばちっと通って、最初に立ったのが電柱だけだったんです。電柱だけばあっとできて、それがなかなか線がつながらなかって、今日まで大分かかってます。そういう意味では、電線が比較的少ないですね。だから、あのときにこの話が私の頭に入っていたら、すべきだったなと思っているんですけども、そうやって道路ができたら、ぱっと電柱が立ってしまって、どうしようもないものかなとふと感じましたので、ぼちぼちとはいえ、進めていただきたいなと思っています。
この件はそれで結構です。
4点目の空き家についてですが、きょうもここに来るまでの間に空き家を1軒見つけたんですが、雑草といいますか、草もいっぱい生えていて、それが枯れた状態ですから、たばこをぽっと落としたら燃えてしまうなということを感じました。隣近所には家がありますから、そこが火事にでもなったら大変だなと思うんですが、空き家に対してどういうふうな――壊すところまではいけないと思うんですけども、どういう状況でしょうか。
◎すまい
づくり推進課長
まず、西宮の空き家の状況なんですけども、平成25年に住宅・土地統計調査がありまして、それで西宮には9.4%空き家がありますというふうなことになってます。全国平均は13.5%なんです。あと、阪神間の中でも西宮は数字で一番低いというふうになっておる、そういう状況がございます。
都市局といたしましての空き家の対策なんですけども、古くなった空き家を潰してしまうとか、そういうのではなくて、利活用という立場から空き家をどうにかしようということで担当しております。
その中で私たちがやっているのは、空き家バンクといいまして、ちょっとした不動産屋さんのようなことですね。不動産屋さんがあんまり扱ってくれないような物件なんかは空き家バンクとかをやったり、あとは、空き家を地域の方が使うというふうなことになりましたら、そこは改修の補助をしようというふうなことなどを行っております。
今、委員おっしゃっているような、空き家で、要は潰れかけみたいな感じ、所有者がよくわからないなんていうような空き家に関しての指導なりをやっているのは、環境衛生課のほうになってきます。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
よその市を見に行ったときには、空き家の利活用ということで、市民たちが集いやすいような場所に活用しているケースをよく見ます。西宮の場合はそういうことはちょっと無理なのかなと思うんですが、ひとつよろしくお願いします。
この件はこれで結構です。
五つ目は、大川原委員も言われていた耐震のことですけども、私は、ちょうど七、八年前に、自分の家を、市の助成と県の助成をいただいて、耐震の診断から工事完成まで全部一括――先ほど三つ言われたことを、診断された方からの紹介で全部やりました。それまでは、先ほど申し上げた甲子園段上線がありますので、あそこをダンプが通ると家が揺れてました。それから、この間の台風のときなんかでも、あんなに強い風が吹くとぐらぐらした感じを感じてました、七、八年前までは。ところが、七、八年前にそれをしていただいて、1週間か10日ほどかかって、家じゅうひっくり返して、壁もどんどん剥いで補強するようなあれをしてくれました。それ以降は、甲子園段上線をダンプが通ろうと、全く微動だにしません。この間の風のときも、ゆらゆらという感じはあんまりなかったですね。それから、6月18日の大阪府北部地震のときも、ちょうど家で体感したんですけども、あちこちぎゅっぎゅっと締めていただいたところが頑張っているような感じがして、全く揺れる感じはなかったです。ということで、これは大いに勧めていただきたいなと。お金もかかりますけども、震度5か6が来たらやっぱり怖いなと思いますのでね。私の場合は、1981年以前の家だったので、すぐ補助がおりたのかどうかよくわからないんですけども、その辺も大いに広報していただいて、やっていただいたらいいなと思うんですが、その広報なんかについてはどんなふうにされてますか。
◎
建築指導課長
耐震化の広報のやり方についてですが、市政ニュースで年2回掲載させていただいてますのと、ホームページで掲載している点と、あと、電話相談等はよくありますので、窓口での相談に応じて、それで対応している状況です。
以上です。
◆岩下彰 委員
大きな地震も想定されていることなので、81年以前の建物も掌握されていると思うので、ぜひ進めていただきたいと申し上げておきます。
これは以上です。
最後の6点目は、アスベストですね。
私も学校に勤めていたころも、当然、アスベストが使われているところに勤務しておりました。議員になってからも、ある幼稚園の先生が退職された後に亡くなられました。中皮腫か何かでね、アスベストのあれです。その幼稚園の先生が勤めておられた幼稚園も、やっぱりアスベストがありました。だけども、公務災害にはならなかったですね。かなりやったんですけども、公務災害にはなりませんでした。多分今だったら、ひょっとしたら、アスベストのもとで働いた経験があれば、恐らくなるんじゃないかなという気がしているんですが。
アスベストがありますよということで、この間も予算を組んでどこかの場所をしましたね。そのときに、そういう病気のことにも関係するかもしれませんみたいなことは、市からは言っておられるんですか、言ってないんですか。
◎
建築指導課長
アスベストにつきましては、環境局と建築指導課のほうで相互に補完し合いながら業務を行っております。環境局のほうとしましては、アスベストが含まれている建物を解体する場合には、きちんと届け出をして、飛散しないように工事を行うように監視しております。建築指導課としましては、アスベストが含まれているかどうかを調べる調査の100%補助をやっておりますのと、アスベストがあった場合に封じ込め・撤去の工事費補助を行っております。
健康被害につきましては、両局ともそこまで踏み込んではおりませんが、現状としましては、吹きつけアスベストが飛散したものを吸った場合に健康被害が起こると考えております。通常の建材の中に含まれているような、練り込まれているようなアスベストと吹きつけアスベストは、ちょっと扱い方が違うようになっております。吹きつけアスベストにつきましては、劣化が進みますと、体が触れたときに崩れて飛散したり等、危険性がありますので、そこを厳しく監視しながら業務を進めているところでございます。
以上です。
◆岩下彰 委員
これは教育委員会とも話をせないかんのですけども、吹きつけのところが――ある建物の中で、例えば学校関係とか幼稚園とか保育所だとか、そういうところにないのかどうかというのは掌握されていると思うんですけども、やっぱり健康被害のこともきちっと、こういうことがありますよということはあわせてぜひ広報していただくことを頼んでおきます。
長くなりましたが、以上です。
◆やの正史 委員
市営住宅の建てかえなんかをする場合、入居しているのは何年ぐらい前まで入居をするんですか。
以上です。
◎住宅建替推進課長
市営住宅の建てかえは現在も進めておりますが、退去していただく期限というか、おおむね3年ぐらい前から説明会とか広報とかをさせていただきながら、その期間の周知を行って、退去を進めていくというような工程になっております。直近で言いましたら、分銅・末広町住宅が今年度の対象になっておりまして、現在では全ての入居者の方がほかの市営住宅に仮移転していただいて、今は解体を残すのみとなって、事業を進めております。
以上でございます。
◆やの正史 委員
市営住宅の場合、下に店舗のある住宅もあるんですけども、3年前、4年前から入居しなくなっていても、あいている場合は、短期間でも潰すまで借りるというようなことは可能なのかどうか。
◎住宅入居・家賃課長
店舗なんですけれども、第2次建てかえ計画により、現時点では公募はとめていますが、この3月の条例改正の中で定期借家制度を設けましたので、今現在、定期借家で店舗を貸し出しする方法とか条件とか、その辺を検討している最中です。
以上です。
◆やの正史 委員
現在検討している最中だから、どないなるかというのはまだ決まらないんですかね。
◎住宅入居・家賃課長
店舗を貸すにしても、年数は決まっているんですけど、どういう人に貸すのかとか、使用料――現状で言いますと、改良住宅の家賃に合わせたような額になってますけど、その額でいいのかとか、その辺を検討させていただいている最中でございます。
以上です。
◆やの正史 委員
わかりました。
以上です。
○
澁谷祐介 主査
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
澁谷祐介 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、認定第20号の本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は後日一括して行います。
以上で本日の日程は終了しました。
なお、あす28日午前10時に分科会を再開しますので、定刻御参集くださいますようお願いします。
これをもって本日の分科会を散会します。
(午前11時56分散会)...