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  1. 西宮市議会 2018-07-04
    平成30年 7月 4日民生常任委員会-07月04日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    平成30年 7月 4日民生常任委員会-07月04日-01号平成30年 7月 4日民生常任委員会                西宮市議会                  民生常任委員会記録              平成30年(2018年)7月4日(水)                  開 会  午前 9時58分                  閉 会  午後 2時50分                  場 所  3号委員会室 ■付託事件  (環境局)   議案第493号 西宮市手数料条例の一部を改正する条例制定の件  (市民局)
      議案第492号 西宮市個人番号を利用する事務等を定める条例の一部を改正する条例制定の件   議案第505号 工事請負契約変更の件〔(仮称)新センター新築工事〕   議案第500号 平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)  (産業文化局)   議案第500号 平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)  (市民局・産業文化局)   議案第500号 平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)  (陳情の審査)   陳情第 37号 市民ソフトボール大会シニア(50才以上の部)大会の突然の中止について ■所管事務調査  (市民局・産業文化局・環境局)   1 第5次西宮市総合計画(素案)について   2 施策研究テーマについて ■出席委員   田 中 正 剛 (委員長)   一 色 風 子 (副委員長)   菅 野 雅 一   佐 藤 みち子   篠 原 正 寛   西 田 いさお   松山 かつのり   よつや   薫 ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   な   し ■傍聴議員   な   し ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)   市長      石 井 登志郎   副市長     掛 田 紀 夫  (市民局)   市民局長    中 尾 敬 一   市民総括室長  森 口   豊   市民総務課長  吉 田 巌一郎   鳴尾支所長   中 塚 和 雄   甲東支所長   三 村 嘉 伸   コミュニティ推進部長           下 野 邦 彦   市民協働推進課長           谷 口 博 章   地域担当課長  和 田  宜   市民部長    名 田 智 子   国民健康保険課長           北 出 美 穂   医療年金課長  中 内 重 代   人権推進部長  保 城 勝 則  (産業文化局)   産業文化局長  太 田 聖 子   参与      北 野   健   産業文化総括室長           部 谷 昭 治   産業文化総務課長           杉 原 和 彦   産業部長    岩  敏 雄   都市ブランド発信課長           岸 本   綾   文化スポーツ部長           小 郷 勝 啓   参事      下 野 隆 正   文化振興課長  谷 川 隆 浩   地域スポーツ課長           田 中 良 紀  (環境局)   環境局長    須 山   誠   環境総括室長  廣 田 克 也   環境総務課長  坂 本 浩 二   環境学習都市推進課長           岩 田 直 美   環境保全課長  池 井 芳 夫   環境事業部長  田 中 義 弘   美化企画課長  森 川 信 也   環境施設部長  野 田 敏 彦  (総務局)   参事      幸 藤 京 一   契約課長    岡   宏 昭  (土木局)   営繕課長    伊 東 日出志           (午前9時58分開会) ○田中正剛 委員長   おはようございます。  ただいまから民生常任委員会を開会します。  この際お諮りします。  委員席につきましては、正副委員長で協議しました結果、現在各位着席のとおりとしたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  次に、本委員会の審査日程及び順序につきましては、お手元の日程表のとおりとしたいと思います。
     これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  なお、日程表に記載のとおり、陳情の審査終了後、所管事務調査の件としまして、市民局、産業文化局、環境局から1件の報告があり、その後は施策研究テーマについて協議を行いますので、御承知おきください。  ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれましては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるように心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、委員長において議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくように心がけてください。  次に、当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。  それでは、ここで市長の御挨拶がございます。 ◎市長   おはようございます。  第13回定例会民生常任委員会の開会に当たりまして一言御挨拶申し上げます。  委員会の皆様におかれましては、本会議に続きまして本常任委員会を開催賜り、まことにありがとうございます。  当常任委員会に付託されております議案第493号西宮市手数料条例の一部を改正する条例制定の件ほか諸議案につきまして、何とぞ慎重に御審査の上、御承認賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   それでは、これより日程表に従い審査に入ります。  まず、議案第493号西宮市手数料条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎環境保全課長   議案第493号西宮市手数料条例の一部を改正する条例制定の件についてでございますが、資料の1ページ、改正の理由及び内容、そのほかに、2ページ、改正の前後表、3ページ、兵庫県下各政令市の手数料一覧を添付しておりますので、あわせてごらんください。  土壌汚染対策法の一部改正によりまして、汚染土壌処理業に係る、譲り渡し及び譲り受け、合併または分割、相続の各承認手続が新たに制定され、本年4月1日より施行されております。  本市には、これまでに汚染土壌処理業の許可申請はなく、処理施設もありませんが、兵庫県下の各政令市が条例で各承認手続の手数料を定めました。これに合わせて、本市においても、汚染土壌処理業に係る、譲り渡し及び譲り受け、合併または分割、相続の各承認手続について、手数料を徴収するため、手数料条例の一部改正案を上程するものです。  なお、兵庫県下における各承認手数料の金額は10万円から12万円となりましたが、本市としましては、国が示した積算根拠をもとに、承認手続に係る申請書等の書類審査など各審査業務に必要な時間値を手数料として算定しております。その結果、各承認手数料の金額は、近隣市であり、汚染土壌処理施設がある尼崎市が手数料条例で制定した金額と同額の10万円に設定したものです。  説明は以上です。  よろしくお願いします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第493号は、これを承認することに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第493号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   この際、当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。  次に、議案第492号西宮市個人番号を利用する事務等を定める条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎医療年金課長   議案第492号西宮市個人番号を利用する事務等を定める条例の一部を改正する条例制定の件につきまして御説明申し上げます。  議案書は4-1ページから4-2ページでございます。なお、お手元の参考資料に基づきまして御説明させていただきます。  資料の1ページをごらんください。  改正の趣旨及び内容ですが、昨年度、兵庫県最終2カ年行革プランに係る、65歳から69歳の方へ医療費の一部を助成する老人医療費助成制度の廃止と、それにかわる高齢期移行医療費助成制度の創設による本市の医療費助成条例の改正につきまして御承認いただいたところでございます。この条例改正に伴いまして、個人番号を利用する事務等を定める条例の別表第2の関係条文につきまして所要の規定の整備をするもので、公布の日から施行の予定としております。  資料の2ページをごらんください。  改正案の新旧対象条文でございます。別表第2、4の項における2カ所の「老人に対する医療費の助成」を「高齢者に対する医療費の助成」へ改め、利用特定個人情報に「介護保険給付等関係情報」の追加を行うものでございます。  説明は以上でございます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆佐藤みち子 委員   今説明がありました高齢期移行医療費助成制度創設にかかわるということで説明があったんですけど、この別表2のところに「介護保険給付等関係情報」をなぜつけ加えるのかについて、もう少し詳しく説明をしてください。  ということと、この6月議会で西宮以外の市も同じような条例改正をやっているのか、お聞きします。  直近のマイナンバーカード交付率――普及率というんですか、その数字を教えてください。  以上です。 ◎医療年金課長   まず、委員から御質問いただきました1点目、2点目までの御回答をさせていただきます。  まず、1点目でございます。介護認定を取り入れたということでございますが、こちらは、まず、県の基準によるものでございます。昨年度、県の行革プランによりまして老人医療を廃止するとともに、新しく創設いたしました高齢期移行医療につきましては、年齢、それから、所得制限につきましてはそのままで、要介護認定というものを資格の要件に加えることによりまして、県の目的でございます、身体的理由により日常生活に支障がある特別な配慮が必要な方に絞りまして医療費助成を継続したいということでございました。そういった制度の見直しが行われましたので、本市におきましても、市の独自事業である所得制限の緩和はそのまま継続いたしまして、県の基準に基づきまして要介護認定を加えたものでございます。条例改正に伴いまして、今回、番号条例にも要介護認定を独自利用の中に加えさせていただいております。  次に、2点目でございます。この6月議会で同じように番号条例を改正しているかということでございますが、各市、番号の利用につきましては進行状況がばらばらでございまして、まず、国の基準と県の基準が少し違っていたところもございまして、早いところでしたら本市と同じように6月議会で改正をしていたり、あるいは平成27年度に条例のほうに載せておりまして、あと、高齢期移行の名称につきましても、各市の名称はそれぞればらばらで規定しているところではございます。あと、おくれているところでしたら、来年度、番号条例に載せていくところもあるというふうに聞いております。  以上でございます。 ◎参事[総務局]   三つ目の御質問のマイナンバーカードの交付枚数についてですけれども、平成30年5月末現在で交付枚数が6万8,187枚ということで、住基人口比率が14.04%というふうに聞いております。  以上です。 ◆佐藤みち子 委員   県の行革の関係で介護認定が必要やということで介護保険の部分を入れるということでした。他市の状況はばらばらで、おくれているところもあれば、早いところもあるという説明でした。直近のマイナンバーカードの交付率は6万8,187枚、住基人口比率14.04%ということなんですけど、介護保険給付等関係情報特定個人情報に入れることによって、市民の人にとってはどのような効果があるのかということと、あと、交付枚数の住基人口比率14.04%を兵庫県内の各市町村と比べたときに西宮市は大体どの辺に位置しているのか、わかればお答えください。  以上です。 ◎医療年金課長   まず、1点目について私から御説明をさせていただきます。  介護認定を条例に入れる効果でございますが、こちらは、今現在、高齢期移行医療費助成制度を御申請いただく際に、介護の認定の状況につきましては、御本人様から承諾をいただきまして、介護保険課にこちらから照合をさせていただいております。介護の状況が重くなられたり、軽くなられたりというところを、介護を受けていらっしゃる方ですので、御本人様が窓口にわざわざお越しいただかなくても、今後、承諾をいただくことによりまして、こちらから内部の情報を提供していただくという形になります。今回、こちらを加えていきますと、他市から転入してこられた場合、国のほうが介護の認定の情報を、これは住基ネットワークなんですけど、そちらに今後載せた場合につきましては、御本人様から転入の際に介護認定の状況の証明を持ってきていただかなくても、他市でどのぐらいの介護を受けていらっしゃるかという状況がネットワークを通じて提供を受けることができます。  今回、まだ国のほうが進んでいないのにこちらを入れた理由でございますが、西宮市内の情報を提供していただくということにつきましても、庁内連携というのが番号法の中にございまして、こちらは、同じ市内の情報であっても、いただくということによりまして、特定の個人情報、特定の個人番号のほうにつながってしまうと。情報をやりとりするということについても条例に規定をするようにというふうに番号法で決まっておりますので、今回、改めて入れさせていただいた次第でございます。  以上でございます。 ◎参事[総務局]   先ほどの御質問のうち、交付枚数の住基人口比が県内でどの位置になるかということでございますが、兵庫県内で10位というふうに聞いております。 ◆佐藤みち子 委員   以上で質疑は終わります。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。 ◆佐藤みち子 委員   個人番号制度については、日本共産党は廃止をせよ、このように一貫して反対をしておりました。今、市民のメリットはということで、本人が窓口に行かなくても証明がとれるということなんですけど、マイナンバーカードの交付率、プラスチックのカードの交付率が14.04%、兵庫県ではこれでも10番目ということで、ほとんど普及をしていないというのは、やっぱり国民がマイナンバーを必要としていない、不信感があるというふうなことがあると思います。幾ら制度を拡充しても、国民から信頼されていない制度、危険があり、矛盾があるということでは、これは一旦廃止して徹底的に国民的な議論をするべき制度やと思っていますので、これについては、日本共産党西宮市会議員団は反対をします。
    ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第492号は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○田中正剛 委員長   挙手多数でございます。したがって、議案第492号は承認することに決まりました。  ここで説明員が一部交代いたします。    (説明員一部交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第505号工事請負契約変更の件〔(仮称)新センター新築工事〕を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎地域担当課長   それでは、議案第505号工事請負契約変更の件〔(仮称)新センター新築工事〕の件について御説明させていただきます。  議案書の17-1ページをお開きください。  本件は、本年の3月議会におきまして御承認いただきました(仮称)新センター新築工事工事請負契約を変更するもので、契約金額を2億3,760万円から2億5,981万4,633円と、2,221万4,633円の増額をお願いするものでございます。  変更の理由といたしましては、国による公共工事設計労務単価の引き上げ及びくい基礎形状の変更に伴い、工事費を増額する必要が生じたことによるものです。なお、契約の相手方、工期については、変更はございません。  変更内容のうち、初めに、国による公共工事設計労務単価の引き上げについて御説明いたします。  国による公共工事設計労務単価の引き上げについては、平成30年2月16日付の国土交通省からの通知「技能労働者への適切な賃金水準の確保について」に基づき、新労務単価の適用基準日である平成30年3月1日以降に当初契約を行う工事契約で、旧労務単価を適用して工事費を算出しているものが特例措置の対象となります。  今回の(仮称)新センター新築工事については、当初契約を平成30年3月22日付で締結し、旧労務単価で算出しているため、対象となります。  受注者に対し当該工事が特例措置案件であることを通知した結果、受注者からの請求があったことから、新労務単価等に基づき算出を行い、金額に反映するものでございます。  次に、くい基礎形状の変更に伴う工事の変更内容について、営繕課長より御説明させていただきます。 ◎営繕課長   引き続きまして、くいの施工に関する工事の変更内容につきまして御説明させていただきます。  説明は、お手元のA4横の参考資料にて行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、表紙をめくっていただきまして、1ページをごらんください。付近見取り図と配置図となっております。  本体建物は鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積597.53平米で、1階床面積303.28平米、2階床面積294.25平米となっております。左側の配置図のA、B、Cの記号は、ボーリング調査位置を示しております。  今回の請負契約変更は、追加ボーリング調査により判明した深さ約20メートルにあるかたい地盤を貫通させるためにくい形状を変更したことによります。  それでは、2ページをお開きください。  左の図面が当初設計のくいの配置図となっております。当初設計では、くい長29メートル、くい径800ミリのくいを12本と、くい径500ミリのくいを2本、計14本のくいを用いた基礎形状としておりました。  次に、3ページをお開きください。地層を示した図面となっております。  当初設計のボーリング調査は、AとBの2カ所で実施いたしました。深さ約20メートルの地層につきましては、Bの②のデータは、転石にたまたま当たり、地盤のかたさを示すN値がはね上がったものとみなし、Aの①のデータにより、N値20前後の地盤であると判断しておりました。  しかし、請負業者は、これまでの施工経験から、現地の地盤特性を課題として捉え、入札時の質疑では、くい形状変更の必要性について質疑を行っておりました。入札後に改めて行った請負業者との協議の中で、深さ約20メートル前後の地層にかたい地盤が存在し、当初設計のくい形状ではこの地盤を貫通することは難しいのではないかと提案があったことから、工事着手前に追加のボーリング調査を行いました。  図面右側のCが追加で行ったボーリング調査結果でございます。③の部分、深さ約20メートルの地層にかたい地盤が存在することがわかったため、3カ所のボーリング調査結果をもとに地盤状況を再度精査いたしました。その結果、深さ約20メートルの地層にはかたい地盤が存在する可能性が高く、当初設計時に選定していたくい形状ではこの層を貫通することが難しいとの判断に至りました。  戻りまして、2ページをごらんください。  中間層にかたい地盤が存在する地層においても施工可能なくい工法について、大型機械の導入等、数種類の案を検討した結果、右の図面で示しておりますように、くい長29メートル、くい径500ミリのくいを25本用いた基礎形状に変更することといたしました。  今回の新築工事は、平成30年3月議会での承認後、4月中旬に着工いたしました。現在、旧藤本邸の解体工事が完了し、敷地境界際にコンクリート塀を築造しているところです。今回変更するくい工事は、議会承認後の7月中旬に着手し、順調に進めば8月上旬に完了する予定です。くい工事の変更に伴う工期の延長はなく、当初の計画どおり平成31年3月中旬の竣工予定で建築工事を進めてまいります。  今回の変更契約の要因は、計画地の地盤特性をきちんと把握できていなかったことです。周辺の地質調査結果等を調べるなど、適切な判断を行うためのデータの収集不足が原因だと考えております。今後、基本設計完了時に複数のベテラン職員と担当者による内部検討会を開催し、法律や条例、立地や地盤などの諸条件をもとに計画プランを確認することで、再発防止に努めていきたいと考えております。  工事内容の説明は以上です。  御審議のほどよろしくお願いします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆篠原正寛 委員   まず、くい基礎形状の変更については理解しました。お伺いしたいのは、もう一つの公共工事設計労務単価の引き上げについてなんですが、これは、私の記憶違いでなければ、申告制、つまり、国のほうで単価は変えました、つまり、上がりましたよ、ただ、欲しいかどうか、その差額を頂戴というのは、企業側のほうが申告して振り込まれるというか、そういうやりとりがあるというふうに聞いたんですけど、企業の手に渡るまでのプロセスをもう一度簡潔に教えていただけますか。  一問一答で行います。 ○田中正剛 委員長   項目は。 ◆篠原正寛 委員   単価に関して、1点です ◎契約課長   まず、労務単価特例と我々は申しておりますが、これの手続につきましては、まず、契約課から対象となる案件につきまして業者側に労務単価特例の対象になる旨を伝えるということと、業者側が労務単価特例の適用を受けたい、変更契約を希望するということでありましたら、各所管課に連絡をとって、最終的には契約課に契約依頼を行う、このような流れになります。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   その際に、お金要りますかと言われて、いやいや、結構という企業はまずないので、基本的には100来たら100の企業がもらうとは思うんですけど、趣旨ですね。なにゆえ追加で支払われるのかというその趣旨についてのやりとりなり、説明なり、書面なり、そういったものはどういったものがありますか。 ◎契約課長   労務単価特例の取り扱いのそもそもの御説明をまず前段としてさせていただきたいと思います。  先ほども御説明をさせていただきましたけれども、国土交通省から「技能労働者への適切な賃金水準の確保について」という通知が来ており、国土交通省が実施している措置を地方公共団体も同様に行うように求めている、このような制度でございます。まず、国がなぜそのような措置をそもそもしているかと申しますと、全国の建設業の技能労働者数を国土交通省が把握しておりまして、その状況について、大きな問題として捉えています。65歳以上の技能労働者が全体の4分の1を占めており、10年後にはその大半が引退していると一つ考えられる、一方で、今後の建設業を支える29歳以下の技能労働者の割合が全体の10%程度しか占めていない、このような中で、若年入職者の確保、育成が喫緊の課題であると考えており、担い手の確保が進まなければ業界が厳しい状態に陥ることも考えられますし、技能労働者の不足で必要な工事が十分に行われなくなるようなことも考えられると。それは誰しもが望んでいないと言えるのではないかと思います。  このような状況がまず背景にありまして、技能労働者の処遇改善を図るための対策の一つとしてこの特例措置が位置づけられていることから、本市としても国と同様の措置を講じているというものでございます。  どのような形で周知を図っているかという御質問でございますが、まず、国がこれを主導しておりますので、国土交通省がまず業界団体にこういう取り扱いをしてますということ自体を通知したり、直接要望したりして周知をさせている、これが一つ目です。本市の取り組みとしましては、入札のしおりですね、入札の参加事業者に対して説明する文書の中で、技能労働者への適切な賃金水準の確保についての記載をしており、周知を図っているというものでございます。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   入札のときに適切な賃金確保をしなはれやというのは、それは一般論としてというか、先ほどるる述べられた背景からしたら別に当たり前の話なので、だから、今回、追加としてお金を払います、別に向こうがくれとか足らんとか言うているわけじゃないけど、国の制度がこうなったので、追加として128万7,800円払いますよという段において、何か特別な意図のやりとりのようなものをしているんですかということを聞いているんです。ただ申請が来たら振り込んでおしまいなのか、それ以上なのかということを聞いてます。意味がわからなかったら反問権を使ってください。 ○田中正剛 委員長   よろしいですか。御答弁いただけますか。 ◎契約課長   まず、国からの通知、それから、入札のしおりでの説明、それと、実際に対象案件になったということでありましたら、この労務単価特例について、適用になりますよという通知を業者にしておりますので、趣旨は伝わっていることかと認識しております。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   じゃあ、伝わっている前提にしましょう。その理解した趣旨が正しく反映されているか、つまり、賃金として末端に行き渡っているかどうかという確認はどのようにとっていますか。 ◎契約課長   この取り扱いの趣旨ですね、変更契約により増額をしたとしましても、それが技能労働者の賃金へ反映されていなければ、目的を達成できたとは言えないという状況であるかと思います。現状、個々の変更契約を適用した事業者に対して、どのように反映させたかということについては把握できていないという状況でございます。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   じゃあ、もう意見、要望にしたいと思います。  日本共産党の上前をはねるつもりはないんですけど、だから、趣旨は伝わってますよと。つまり、労務者の待遇改善のために国がわざわざ後で上乗せでお金をくれますよと。なら、市は、それは通過点かも知らんけど、渡すのは市ですよと。そうしたら、これあなた意味はわかってますねというところまでやっているんだったら、そのとおりきちんと待遇が改善されたのかどうか、それは、別に台帳を出させるとか、誓約書を書かせるとかいうレベルまでいかなくても、少なくとも振り込んだら全く知らん顔をしているのときちんと待遇改善しましたかというアンケートなり回答をもらって、うそをついたらごっつい心苦しい状態にせなあかんようなプレッシャーをかけるのと、意味が違うと思うんです。これは全部税金なので、この税は、おっしゃるように、建設業の未来を暗くしないために、若い人たちとか優秀な人たちが逃げ出さないように、待遇改善のために、税金を使って待遇改善を図っているわけだから、そのとおり業者にきちんと言って、かつ業者からもこういう返事をもらいましたという返事をとるところまでが責任だというふうに思います。我々は、例えば公契約条例とか、そういうのを望んでいるわけではなくて、労務単価そのものにも見積もりの中に利益が入っているんです。だから、何とか工事、1人工何ぼというのは、本人の本当の手取りの金額じゃなくて、そこにも当然会社の利益が乗っているわけですよ。だから、この128万円払った、どのぐらいが行き渡るか、それは各社によって違うと思うけど、一銭も行かずに、全部これが会社の利益になっているというのは、これは明らかに税の搾取になるわけですよね。だから、そんなことは許さないという姿勢を市はしっかり見せるべきだということが意見。これが今エビデンスをとってないから反対だとは言いませんけれども、今後は、こういうことがあった場合、どういうふうにしてエビデンスをとったのかということは厳しく問わせていただきたいと思います。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   1点だけ確認したい、一問一答で。  今、技術的なものがどうのこうのという答弁があって、それをしっかり連携していくという話があったかとは思うんですけども、例えば、A、Bでこういった結果が出ました、20メートルのところにかたい地盤があると。仮の話なんですけど、Cに地盤がかたいのがなかったとしたら、工法的には、当初計画になるのか、変更になるのか、その辺の技術的なものはどうなんですか。 ◎営繕課長   3ページのボーリングの柱状図を見ていただいているかと思うんですけど、例えばCのところでかたい地盤が出てこなかったと仮定しますと、我々としたら、A、B、C――Cもかたい地盤がないとして、三つのボーリングデータから判断しますと、20メートルのところにはかたい地盤がないという判断にこのボーリングデータからはなるというふうに思います。ただ、施工業者のほうは、西宮地域でよくこういったくいの工事をされてますので、そういった経験値からこのあたりの地盤特性をよく把握されてますので、そういった提案を受けて、我々としても、もしかたい地盤が出てこないのであれば、さらに周辺の地質調査等を調べて、このあたりの地盤性状をもう一度洗い出して、その上で判断すると思います。そうでないと、例えばこのままかたい地盤がないとして施工をして、施工途中に工事を中断しないといけないとなりますと、工事の延長も出てきますし、くいの材料代とかの損害賠償の話にもなってきますので、そういうふうなリスクをやっぱり避けるために、そういった施工業者からの提案がありましたら、もう少し慎重に調査、Cで出なかった場合はさらに調査をしていくというふうな考えで今おります。 ◆松山かつのり 委員   Cでかたい地盤が出てこなかったら、再度周辺の地盤調査を行って、それは出るか出えへんかわかりませんけど、もし周辺でかたい地盤が出たとしたら、やっぱり変更したくいの打ち方になるのかなと思うんですが、例えば周辺でかたい地盤が出てこなかった場合、じゃあ、当初の計画でいこうよという、その判断というのは、やっぱり当局が判断するものなんですか。 ◎営繕課長   我々が、あるデータの中で、ベストじゃないんですけど、ベターな判断をして施工に取りかかるというふうに考えてます。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   あとは意見、要望で。  技術的な面をしっかり継承というのはしていただきまして、ベターじゃなくてベストの判断ができるような技術の維持と向上を図っていただきたいということを要望しておきます。  以上です。 ◆西田いさお 委員   単純な質問で、私は技術的な知識が余りないもので教えてほしいんですけれど、くいですけど、800と500がありますけど、それ以上大きいのはないんですか。 ◎営繕課長   1メートルのくいとか1.2メートルの直径のくいとかもございます。この新センターの現場では、こういった800のくいでも設定できますし、500のくいを一つの柱の下に2本とか3本とか設置して設計する場合もありますので、そのあたりの、くい径の選定としましては、ここの現場で使用できるくい打ちの機械であったり、資材の搬入の経路であったり、そういうことを総合的に判断して、もともと800でいけるというふうなことで考えておりました。 ◆西田いさお 委員 
     説明は大体わかりました。単純に考えると、3本打つよりも大きいのを1本打ったら、いろんな経費とかを考えたら安う上がるんと違うかなというような考えなんですけど、いろんな諸条件があってこういうふうに決めたということでいいんですね。わかりました。  結構です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はございませんか。 ○一色風子 副委員長   反対するものではないんですけれども、今回、こういった件は、教育委員会のほうでも、学校の敷地に以前の工事のくいが残っていたということで報告が上がってきています。営繕のほうは多分各部署からの設計の要請があって、それに対応されていると思うんですけれども、再発防止策をとっていくということだったんですが、全庁的にその辺のスケジュール感を、うまく集中しないようにとか、丁寧な仕事ができるようにぜひやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第505号は、これを承認することに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第505号は承認することに決まりました。  ここで説明員が一部交代いたします。    (説明員一部交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第500号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管科目、市民局分を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎市民総務課長   議案第500号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)のうち市民局所管分につきまして御説明いたします。  まず、事項別明細書により、歳出から御説明いたします。  12-10、12-11ページをお開きください。  中ほどの段、款項とも総務費、目48地域振興費のうち市民局所管分は、補正額160万円の増額で、右説明欄のコミュニティ推進事業経費は、一般財団法人自治総合センターが行う宝くじの社会貢献広報事業として、東山台地域自治協議会に対し、東山台コミュニティ会館安心プラザの空調設備の更新のため、コミュニティ事業助成金の交付が決定されたことによるものです。この助成金の交付につきましては市町村を経由して行うこととされており、一旦市より東山台地域自治協議会へ助成金を交付し、後日、市が自治総合センターより同額の助成金の交付を受けるものです。  次の目51支所及び出張所整備費は、補正額2,307万4,000円の増額で、右説明欄の鳴尾支所改修事業費は、老朽化が著しいカウンター及びフロアの全面的改修に向けて工事設計委託料を増額するものです。甲東支所改修事業費は、アプリ甲東に入居する甲東支所における照明器具のLED化工事に係る工事請負費等を増額するものです。なお、財源につきましては、市債の充当を予定しております。地区センター等整備事業費は、本庁北西地区における拠点施設となるよう、(仮称)越木岩センターの整備に向け、調査研究に係る委託料を増額するものです。  同ページ一番下の段、目67市民集会施設整備費は、補正額583万1,000円の増額です。右説明欄の市民集会施設等改修事業費は、甲東支所改修事業にあわせ、アプリ甲東に入居する共同利用施設「甲東センター」における照明器具のLED化工事に係る工事請負費等を増額するものです。なお、財源につきましては、市債の充当を予定しております。  次に、歳入を御説明いたします。  前に戻りまして、12-6、12-7ページをお開きください。  下の段、款諸収入、項目とも雑入のうち市民局所管分は補正額160万円の増額で、右説明欄のコミュニティ事業助成金は、歳出で御説明いたしました市から東山台地域自治協議会へ交付する助成金と同額につきまして、自治総合センターから市が交付を受けるものです。  説明は以上です。  よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ○一色風子 副委員長   今回、市民局の所管分で、集会施設とか支所とか地区センターでそれぞれ整備事業費、改修事業費が上がっているんですけれども、施設マネジメント計画の中で、学校なんかはもう現在個別計画を進めていると思うんですが、市民局所管分も、一つの床面積は大きくなくても数が結構あると思うので、そのあたりは、個別の計画について今検討されているかどうかお伺いしたいのですが。お願いします。 ◎甲東支所長   委員がおっしゃられましたみたいに、現在、LED化につきましては、市のほうでの全体計画というのはございませんが、市民局のほうにつきましては、これまで各施設で大規模改修を行う際にLED化をやっていくということは一部やっております。これまで、瓦木支所が平成27年に耐震化した際にもLED化の工事もやっておりますし、アクタ西宮ステーションにつきましても平成29年にフロア移転をした際にLED化をやっているということで、市民局としましては、そういう施設の改修工事を行うときにLED化も一緒にやるということで一つの方向性を持って取り組みのほうはやっております。  以上です。 ○一色風子 副委員長   LED化以外に、施設全体の改修などの個別の計画というのは今後検討されているのかどうか教えてください。 ◎甲東支所長   例えば施設の外壁改修でありますとか、屋上防水、それから空調等につきましては、市全体の施設として設備部門のほうで中長期修繕計画というのは一つ市の大きな計画としてはございます。ただ、全ての施設がその対象になっているわけではございませんので、個々の施設については、それぞれで判断をしながら、状況を見ながらそういうふうな個別の計画を立てるという形にはなっておりますが、現在、市民局で全てを網羅するというところまでの計画は、現状としては立てられてないという状況でございます。  以上です。 ○一色風子 副委員長   わかりました。 じゃあ、現在はまだ個々、全体的な個別のものというのは計画できていないということでいいでしょうか。わかりました。ありがとうございます。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   ここで当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。  次に、議案第500号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管科目、産業文化局分を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎産業文化総務課長   議案第500号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)のうち産業文化局所管分につきまして、事項別明細書により御説明いたします。  議案書の12-10、12-11ページをお願いいたします。  款項とも総務費、目59市民文化施設整備費は、補正額2,102万円の増額でございます。右側説明欄の市民ホール等改修事業費は、アプリ甲東の照明LED化工事に伴う甲東ホール分の委託料、工事請負費の増額でございます。  次に、12-20、12-21ページをお願いいたします。  款項とも商工費、目15観光費は、補正額598万円の増額です。右側説明欄の都市ブランド発信事業経費は、酒蔵地帯の活性化を図るため、阪神西宮駅に情報発信拠点を設置し、酒蔵ツーリズムの基盤整備を行うため、増額するものでございます。  説明は以上です。  よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  本件に対しましては、お手元に配付のとおり、菅野委員より修正案が提出されております。  原案並びに修正案を一括して議題とします。  それでは、修正案につきまして、菅野委員に提案理由の説明を求めます。 ◆菅野雅一 委員   議案第500号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)の修正案の提案理由を説明します。  修正案は、一般会計補正予算のうち酒蔵ツーリズム推進事業に係る情報発信拠点の運営に要する経費の598万円を削除するものです。  第1の提案理由は、この事業について、公共として果たすべき役割ではないと考えるからです。石井登志郎市長は、所信表明で、「限られた資源を最大限に活かすため、民にできることは民に委ねる」と述べました。私たちもまさに同じ考えに立っています。この観点から考えると、この事業については、市ではなく、酒造業者が資金を出し、運営するのが妥当だと考えます。  第2の理由は、市の都市型観光事業への市民の信頼感の欠如です。市の補助金で阪急西宮北口駅構内に設置されていた観光案内所で不明金が発生し、その直後に案内所は閉鎖されました。阪神甲子園駅に設置していた観光案内所についても、費用対効果を理由に閉鎖されました。市は、多くの公金を投入した観光案内所の閉鎖について十分な説明を行わず、多くの市民の不信感を招いています。それにもかかわらず、補正予算で計上してまで情報発信拠点を設置しようとする市の試みは、市民の理解と支持を得られるものではないと考えます。  市は、西宮観光協会の事務局長の職を平成29年7月から30年3月まで産業文化局都市ブランド発信課長に兼務させました。これは、地方公務員法第35条、職務に専念する義務に抵触するおそれのある行為であり、市も兼務させた事実を認めています。第35条では、「職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない」としています。また、西宮観光協会は、公益的法人等への職員の派遣等に関する条例や施行規則で定められた、市が職員を派遣できる団体に入っていません。市が職員に対して他の団体の固有業務である会計業務の従事を命じることを違法とする判例もあります。これについて、産業文化局の太田聖子局長は、西宮観光協会の事業に影響が出るため、当面臨時的に責任者が決まるまで都市ブランド発信課長に兼務させた、好ましいことではないが、緊急措置としてやむを得なかったと話しています。市として人事面で好ましくない形で都市型観光事業を進めてきたわけです。今回の事業は、都市型観光事業の一環です。  第3の理由は、戦略目標が不透明なことです。市は、平成28年度に18万6,000人だった酒蔵地帯全体への年間来訪者について、情報発信拠点の設置によって平成32年度までに22万人までふやすとしています。しかし、年間来訪者が22万人までふえたとしても、増加要因と情報発信拠点の設置効果との因果関係は不明です。年間来訪者22万人という目標が達成されるかどうかは平成32年度が終わるまでわからず、それまでに継続的に事業費を計上することになります。今回の補正予算では598万円を計上しており、次年度以降の年間事業費はおよそ720万円と見積もられています。つまり、設置効果が不明なまま、平成32年度末までに総額2,000万円を超える費用を費消することになります。短期的な効果検証を行わないという安易な形で行われる事業に市民の大切な税金を使うわけにはいきません。  修正案の提案理由説明は以上です。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  ただいま提出されました修正案につきましては、当局から意見を表明したい旨の申し入れを受けておりますので、ここで修正案に対する当局の御意見をお聞きすることにいたします。  なお、この際当局に申し上げます。  西宮市議会基本条例施行規程第9条第1項ただし書きの規定により、当局が発言される意見の内容は、修正案に対する賛否の意志表示ではなく、修正案が可決された場合における市政運営上の具体的な課題や影響及び法制上の問題に限るものとされておりますので、御承知おきください。  それでは、当局の意見表明をお願いいたします。 ◎副市長   議案第500号平成30年度西宮市一般会計補正予算に対し提出されました修正案につきまして意見を述べさせていただきます。  本修正案は、都市ブランド発信事業経費のうち酒蔵ツーリズム推進事業に係る情報発信拠点の運営に要する経費の予算額598万円を全額減額するものでございます。
     酒造業は本市の代表的な地場産業であり、産業分野にとどまらず、本市の歴史、文化を初めとしたまちづくりに大きな影響を与えるとともに、多くの地域資源を生み出してきたことから、西宮の歴史や西宮の日本酒文化を発信するための拠点を整備することは、その価値を守るための施策の一つとして行政が主体的に取り組むべきものであると考えております。  本市ではこれまで、酒造会社や電鉄事業者、神戸市を初めとした近隣自治体などとともに、各種日本酒振興施策に取り組んできました。その結果、年々酒蔵ツーリズムに対する関心や需要が高まってきております。  このような状況から、酒蔵ツーリズムの拠点として酒蔵地帯への誘客と地域活性化を図ること、日本酒をテーマとした日本遺産認定を視野に日本酒にちなんだ文化財周遊の玄関口とすること、文化施設や歴史的な建造物の紹介、伝統行事やイベント、飲食店情報など、駅利用者や市民が気軽に西宮の情報にアクセスできる拠点ということを目的とした情報発信拠点を阪神西宮駅戎口改札前に設置するため、必要な予算を計上したものでございます。  本修正案により当該予算が減額された場合には、酒蔵ツーリズムの情報発信と来訪者の受け入れ拠点が整備されないこととなり、酒蔵地帯への来訪者を増加させる地域活性化につなげていく取り組みへの影響や、日本遺産認定への影響があるものと考えております。  以上でございます。 ○田中正剛 委員長   提出者の説明並びに当局の意見表明は終わりました。  これより質疑に入ります。  原案並びに修正案に対する御質疑はございませんか。 ◆篠原正寛 委員   当局にお尋ねしたいと思います。  先ほどの修正案の修正理由の中に、観光協会の事務局を、一時的とはいえ職員が兼務していたというようなお話がありました。その中では、何か臨時で緊急事態なので仕方がなかったというような御説明があったというふうに聞いたんですけど、そのあたり、どういう状態だったのか、もう少し詳しく教えていただけませんかね。 ◎都市ブランド発信課長   事務局長の案件につきましては、昨年の7月12日の観光協会の理事会総会におきまして、当時の事務局長を解任し、私が事務局長を兼務するという形になったものでございます。観光協会につきましては、夏から秋にかけまして非常にたくさんの事業を持っておりますことから、事務局長の席を空席にしたまま事務を進めるということにつきましては、事務を進める上で支障が出るものと考えましたことから、緊急的に事務局長を兼務したという状況でございます。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   ごめんなさい、一問一答になります。原案に対して全般という言い方になるかもしれませんけど。  今、7月12日に解任というふうにおっしゃったと思うんですが、一般的に解任というのは、向こうが何らかの理由で私はやめさせていただきますというのではなくて、やめてくださいに近いニュアンスがあると思うんですけれども、そのあたりは何があったのか、もうちょっと教えていただけますか。 ◎産業部長   今回の補正予算のこととは直接関係のない話なんですけど、御質問ということで、お答えをさせていただきます。  もともと不明金が西宮北口駅の案内所のところで発生をしたと。それについて、警察のほうへ被害届を出しました。その時点で、当然観光協会の自主事業の物販事業の中で発生した不明金ということで、このことの責任を、事務局長には当然管理責任があるということで、事務局長のほうを7月12日、解任という言い方をしましたけれども、御本人ともお話をしまして、辞任をしていただいたという経過でございます。 ◆篠原正寛 委員   観光協会の実態がどうなっているのかという話は、本件に非常にかかわる話です。本件とかかわりのない話ではありません。なので続けて聞かせていただきますけども、そもそも西宮の観光協会は、どういう組織になって、何人ぐらいが、プロパーが何人いてとか、どういう運営になっているんでしょうかね。簡単でいいので、教えてください。 ◎都市ブランド発信課長   観光協会につきましては、事務局長を含めまして、嘱託職員が3名、それから、臨時職員が1名の体制で運営を行っております。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   いろいろあって、まずいこともあって、御本人の気持ちなのか、理由はわからないですけど、やめていただくということ自体はあり得ることだと思うんですけども、やめるということが突然起こったんじゃない限り、当然後任をどうするということは考えた上でやめていただくのが筋だと思います。ほかの誰かがかわるか、外から連れてくるかという選択もあり得たと思うんですけれども、何で内部の現職の職員がそれを兼務しなければならなかったのかということについてはどうでしょうか。 ◎産業部長   そもそもが観光協会の大きな課題として、やっぱり組織としての独立ということが大きな課題でありました。ですので、やはり事務局長というのは、組織を独立させていくためにも、それなりの知見とか経験を持たれた方に来ていただいて、運営をしていただきたいという思いがありましたので、当面の間、その方が見つかるまでの間、市の都市ブランド発信課長のほうが兼務をさせていただいたということでございます。 ◆篠原正寛 委員   非常に観光協会自体が組織として弱いというのはお認めになるところやと思いますけども、いただいたパンフレット、涼しげなやつをいただいているんですけれども、この裏に、主催・お問い合わせが西宮日本酒振興連絡会事務局で、観光協会内にあるよと書いてあります。電話番号が書いてあるんですけども、この35-3321――別に個人じゃないので、議事録に載ってもいいと思いますけど、35-3321という電話は、観光協会の持っている電話の番号ですか。あるいはそれ以外ですか。 ◎都市ブランド発信課長   この35-3321という番号は、観光協会が持っております番号でございます。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   そうすると、この日本酒振興連絡会という会の事務局の人は、観光協会の中にいるのか、先ほどおっしゃった観光協会の臨時職員なりが対応しているのか、それはどういう仕組みなんですか。 ◎産業部長   日本酒振興連絡会のことを少し補足説明させていただきますと、平成25年に清酒の普及の促進に関する条例、いわゆる乾杯条例を制定しました。そのときに、清酒・日本酒文化を後世に残していこうというふうな大きな条例でしたので、西宮市と観光協会、商工会議所、酒蔵4社が日本酒振興連絡会をつくって、これからいろんな事業を一緒にやっていこうということで立ち上がった団体でございます。その中で、観光協会は情報発信という役割を担っておりますので、冊子をつくって情報発信して、あるいは電話対応とかで受け付けをしていただくということで、観光協会の業務として、パンフレットに対する問い合わせに対応していただいているということでございます。 ◆篠原正寛 委員   観光協会に関してはもう1問ぐらいにしたいと思うんですけど、ここで、本来、僕の個人的な趣味としては余り言いたくないというか、言うべきではない話になっちゃうんですけれども、いわゆる観光事業の現場でいろんなのをやってますよね。観光事業の現場で、職員が来場者の皆さんに西宮観光協会の何々ですという自己紹介、名乗っているんです。それはうわさじゃなくて、僕はその現場にいたので、聞いたんです。これは、課としての指示、あるいは部、あるいは局としての指示であるのか、現場の者が西宮市の職員と言わずにそういったほうが聞こえがええから勝手に言っちゃったのか、わかりますか。 ◎都市ブランド発信課長   西宮まちたび博での事業の一場面でのことかと推察するんですが、西宮まちたび事業につきましては、西宮観光協会の主催事業として取り組んでおります。ただし、人員的な面、観光協会の体制の面で、市の職員が協力をしていくという場面が従来ございまして、その中で、御参加いただいた方にとっては観光協会の事業として御参加いただいているということになりますので、主催としては観光協会であるということを表明するのが正しいという判断から、そのようにしたものでございます。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   その答え方を聞くともう一回聞かなあかんねんけど、主催が観光協会ですというのは言ったらいいんですよ。それを言うなと言うているんじゃなくて、自分は観光協会の、僕が篠原やったら篠原ですというのはおかしくありませんか、だって身分が違うでしょうと。職務専念義務があるし、別にお金なんかもらってなくても、観光協会に出向しているわけではないはずなので、そう名乗るのはおかしいんだけど、それは個人が勝手にやったことなのか、それとも、組織としてもうほかの会場でもそうなっていたのかを教えてくださいということをお尋ねしております。 ◎産業部長   職員に対して、観光協会と名乗るか、市の職員と名乗るかというところは十分徹底ができてなかったというところで、反省点としてございます。ですので、その時々で、市の職員というふうに答えた者もおるでしょうし、観光協会の者ですというふうに答えた者もおるということで、この点は少し反省をしまして、そういうことは、誤解を招くことがないように、十分改善をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆篠原正寛 委員   反省を出されたら、その辺でこの話は、話題を変えなしゃあないのかもしれませんけど。  本題にいきますと、酒蔵ツーリズムという言葉が出てきます。資料にありますけど、酒蔵ツーリズムとは、酒蔵開放や酒蔵でのさまざまな体験イベント、スタンプラリーなどの仕組みづくり、外国人向けツアーのプロデュースなど、酒をテーマにしたさまざまな取り組みを促進し、地域の活性化に結びつけていくことであると。これは、官公庁のホームページに載っているのと全くほぼ同文で、私も理解しているところなんですが、そこでお尋ねなんですけれども、西宮の案内所をつくろうとしているわけです。案内所が案内する範囲は当然西宮市内だと思うんですよね。灘五郷でも神戸の案内とかは恐らくしなくて、西宮の、そこから恐らく徒歩圏内であるだろう酒蔵通り地帯の案内をすることになると思うんですけども、その酒蔵の中で、酒蔵の開放、体験イベント、スタンプラリー、外国人向けのプロデュースを常設で常時やっている酒蔵というのはどこがあるんでしょうか。 ◎都市ブランド発信課長   まず、酒蔵開放につきましては、常時は行っておりませんで、毎年2月から3月の蔵開きのときに酒蔵地帯全体として実施しておるという状況でございます。  それから、酒蔵見学につきましては、どうしても、酒造業でございますので、メーカーということもありまして、衛生管理の観点からも、年がら年中開放をしているということは好ましくないということもございますので、時期を限って実施していただいているという状況でございまして、そういった部分も蔵開きにあわせて開催することで相乗効果を図るというような状況でございます。  次のスタンプラリーにつきましては、現在も取り組んでおりますとおり、こういった酒蔵回遊という仕掛けを実施させていただきまして、酒蔵大手4社がアンテナショップを持っておられます。この資料にありますとおり、大関さん、日本盛さん、白鹿さん、白鷹さんがアンテナショップを持っておられますので、そちらに行っていただきましたら、有料での試飲ですとか、そういったものは常時体験していただけるという状況となっております。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   もう終わりにしますが、仮に案内所が駅を出たところすぐにありますよ、誰か来ましたよと。酒蔵をいろいろめぐりたいんですという人が来たときに、あるいは外国の方が、何語でも構わない、そういう人が来たときに、拠点があることによって、どういった案内ができるという想定なんでしょうかね。先ほどの御答弁では、酒蔵を今から見たいと言われても、普通は見られないですよね。たまたまイベント、スタンプラリーをやっているときもあれば、当然やってないときのほうが多い。外国の人、そこには通訳がいたとしても、現地に行って、外国語でいわゆるガイドがなされているかどうかについても、完備されているかというと、それは非常に疑わしい。それで言うと、案内所に来た人が日本人の場合、そして、外国人の場合、どういった案内ができるという想定なんでしょうか。 ◎産業部長   まず、酒蔵の見学なんですけども、白鹿記念酒造博物館、これは明治の酒蔵がそのまま残っているものを、明治のころの酒づくりのものも含めて保存しております。こういったところを見ていただくということで日本酒文化に触れていただくということも可能ですし、白鷹禄水苑につきましては、辰馬家が酒造会社としてかなり繁栄したころの生活道具を展示されたり、そういった酒造会社の生活というところにスポットを当てて展示をされておられますので、外国人の方が見られたら、そういう日本酒文化に触れていただくということは十分可能だというふうに考えております。  以上です。 ◆篠原正寛 委員   つまり、現状でも、それぞれの会社がそれぞれの会社なりに工夫はされているし、レストランもリニューアルされたり、すてきな雰囲気だったりする努力があるので、そこを今現状あるもの、ありのままについて、それをここに行ったらこういうものが見られますという御案内ができるものというふうに解釈をさせていただきました。意見は最後に述べたいと思います。  以上で結構です。 ◆松山かつのり 委員   一問一答で。  この酒蔵ツーリズムの提案というのは、向こうからあったんでしょうか。それともこっちからしたんでしょうか。 ◎都市ブランド発信課長   今回の設置につきましては、酒蔵ツーリズムに対するニーズの高まりであるとか、日本遺産認定に向けた取り組みというのを我々のほうでも進めております中で、阪神電鉄さんのほうから阪神西宮駅の戎口改札前という非常にいい立地で情報発信拠点の設置という提案を受けましたため、これを好機と捉え、設置をするという、整備に取り組むこととしたものでございます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   もう一度ちょっと確認するんですけども、酒蔵ツーリズムという事業をしますよと四方八方にそれを広報して、それで手を挙げたのが阪神ということでよろしいんですか。せやから、複数あって、そこから選んだのが阪神ということでよろしいんでしょうか。 ◎都市ブランド発信課長   酒蔵ツーリズムの事業につきましては、阪神電鉄を含めまして、神戸市、灘五郷酒造組合とともに西宮市も取り組んできたところなんですけども、そういった中で、そういう事業が行われているという前提の中、阪神電鉄さんのほうがエビスタ西宮の改修工事に取り組んでおられまして、ちょうど戎口改札を出たすぐ右のところに宝くじ売り場であるとか定期券売り場というのが今設置されているんですが、そちらを増床の関係で撤去しないといけない、移設しないといけないという動きがある中で、今度、戎口改札の左側のほうに移設をされるという動きがありまして、その中で、ぜひ情報発信拠点を整備してはどうかという御提案を受けたものでございます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   そうしたら、ちょっと費用面で確認したいんですけども、補正で出ている金額というのは人件費というふうに聞いているんですが、阪神さんが費用負担するというのはどんな感じ、その内容、内訳をちょっと教えてほしいんですが。 ◎都市ブランド発信課長   阪神側の費用負担という意味では、まず、案内所を含む移転するスペース全体の整備費というものがかなりの金額でかかると。これはちょっと金額としては非公開ということでお聞きしていますが、かなりの金額がかかる、数千万円規模でかかるということでお聞きしております。あわせて、もしあの場所で賃料を支払うとしたらということなんですが、これも非公開なんですが、市が1カ月に支払う運営費を下らない賃料がかかるであろうというお話もお聞きしております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   甲子園観光案内所は、ちょっと場所が悪くて、目立たなくて、情報発信拠点として値打ちがない、見出せなかったといった話と、甲子園周辺の店等への誘導、動線を築けなかったという、地域の全体の活性化につながらなかったということなんですけども、この西宮の酒蔵ツーリズムに関しては、その辺の課題というのはどうクリアしようとしているんですか。 ◎都市ブランド発信課長   現在の酒蔵への誘客数という面で申しますと、酒ぐらルネサンスと食フェアの来場者数が毎年10万人を超えるという状況がございまして、蔵開きにつきましては、平成25年から開始したものでございますが、当初は約1万人ぐらいの来場であったものが平成29年度には約3万人まで伸びているという状況でございます。現在も実施しております酒蔵めぐりの企画なんですが、こちらも昨年テスト的に実施をいたしましたところ、大体1,000人ぐらいの集客がございまして、10月から2月まで実施をしたんですが、月を追うごとに来場者数がふえているという状況になっておりまして、酒蔵ツーリズムに対する機運が非常に高まっておるエリアであるというところで、観光案内所の設置目的といたしましても、酒蔵地帯への誘客、それから、周辺施設への誘客ということで明確に目的を持って設置するものでございますので、そういう意味で、西宮北口駅、甲子園駅の案内所とは違う性質のものと認識しております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   人件費は、約3人でシフトを組んで回すような人件費って聞いているんですね。仮にやっぱりちょっとさっぱりわややという、全然あかんわ、閑古鳥が鳴いているという状況の中で、もうちょっと市の資金を投入せなあかんという事態になった場合、どういうお考えですか。 ◎都市ブランド発信課長   現状の業務を委託する限りにおきまして、基本的には、市からの追加資金の投入というのは考えておりません。ただし、そういった状況が生じた場合には、こちらのほうから積極的に委託事業者、それから、阪神電鉄のほうと連携をいたしまして、さまざまな取り組みですね、誘客を図るような取り組み、例えば情報発信スペースを活用した新商品のPRであるとか、あと、エビスタ西宮という商業施設という好立地な中に設置されていますので、各店舗との連携によっての誘客促進、そういったことにも取り組んでまいりたいと思いますし、阪神電鉄さんが沿線の情報誌を無料で――「ホッと!HANSHIN」という情報誌を持っていらっしゃるんですが、そういうところも活用しながら、さまざまな情報発信をしていきたい、このように考えております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   最後ですけども、そうしたら、もう一度お聞きします。そういった、ちょっともう全然立ち行かない状況になった場合でも、市は、一定の施策を講じるも、一銭も出さないということでいいんですね。 ◎都市ブランド発信課長   現状の業務を委託する部分におきましては、これ以上の追加ということは考えておりませんので、今の予算の額の中でできる限り全てやっていくということを考えております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   結構です。  以上です。 ◆西田いさお 委員 
     酒蔵ツーリズム推進事業全般について、一問一答でお願いします。  まず、阪神の駅にこういう場所をつくったわけですけれど、これは、市内の乗降客に対してのアピールなのか、外から来る人に対してのアピールの場所にするのか、それはどんなふうに基本的に考えてますか。 ◎都市ブランド発信課長   今回の情報発信拠点の設置目的といたしましては、酒蔵ツーリズムの拠点としての誘客を図るということのほか、日本遺産の認定を視野に、日本遺産の玄関口とすることとあわせまして、通常から駅を利用される方、それから、市民の皆様に対しましても、文化施設の催しであるとか伝統行事、イベント、飲食店情報などを積極的に発信していく拠点として活用していきたい、このように考えております。  以上でございます。 ◆西田いさお 委員   市民というか、市内の乗降客というと、本当に限られた地域だけの人になるんですよね。本来こういうものを観光的に広げようと思ったら、もっと市外から人を呼ばないと、市民の人って、1回行ったら、もうよほどのことがない限りリピーターにはならないですよ。それは、催しがあればリピーターで行くかもわかりませんけど、通常の観光としては、やはり市内ではそんなに誘客は図れないと思うんですね。そうすると、市外からの観光客を誘致せないかんと。それは、神戸の三宮とか、JRでも神戸のほうへ行けば、外人さんとか、いっぱい乗降客があって、そこにあるだけで効果はあるかもわかりませんよ。しかし、西宮の場合は、本当に阪神、あの場所だと、通常の乗降客プラスアルファというのはそんなに望めないと思うんですよね。そのプラスアルファをどんなふうに考えるかというような、そういう計画はあるんですか。 ◎産業部長   確かに市外から来られる方を伸ばしていくということが一つあると思います。平成25年から蔵開きというのを開催しておりまして、その当時は1万1,000人ぐらいであったのが、29年度は3万2,600人、2万人ふえているんですけども、これは、明らかに阪神電鉄を利用されて市外から来られている方がふえてきているということで、そういったところで感触を得ておりますので、阪神電鉄等も含めていろんな方と連携をしながら、市外に情報発信をして、日常的に酒蔵に来ていただくような仕組みをつくっていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆西田いさお 委員   情報発信だけれど、これは、阪神間の各主要駅とか、あるいは各都市ですね、神戸から伊丹の白雪までか、範囲があって、尼崎にはお酒はないんだけど、何か聞くところによると酒蔵のたるをつくっていたと。要するに、阪神間は、酒に関係した都市がずっと並んでいるわけですよね。ということは、結局それぞれに行かれた観光客を逆にまた次のところに送り込むように、各都市間の連携というのはできないんですか。 ◎都市ブランド発信課長   委員御指摘のとおり、都市間の連携というのは非常に重要だと考えておりまして、現在、日本遺産の取り組みの中で、本市を含めまして、伊丹、芦屋、尼崎、神戸との連携を進めておるところでございます。日本遺産につきましては、面でのPRということも非常に重要視されますので、そういった都市間の取り組みを日本遺産認定に向けて進めていくとともに、認定後も引き続き取り組んでいきたい、このように考えております。  以上でございます。 ◆西田いさお 委員   今、日本酒は世界的に物すごく各国から好まれて、例えば小さな地酒のそういう酒造会社にまで外国から視察が来たりとか、本当に人気が物すごく出て、だとすれば、こんなのを言うたらちょっと大きい話になるかもわからないけど、ワインも追い越そうかぐらいの日本酒の人気なんですよね。その人気ある日本酒を西宮は酒造会社を幾つも持っていると。それを観光ブランドにしようというのはわかるんですけど、やはり西宮だけでそういう一つのスポットをつくって、さあと言うて、巣で子鳥が親が持ってくる餌をじっと待っているようではやっぱりだめなので、自分たちでどんどん餌をとりに行かないといけないと。そういう状況の中でありますから、今言ったように、各沿線間の、都市間との、大げさに言えば協定でも結んで、うちの次はここですよというふうな、そういうことをこれからどんどんやっていかないと。済みません、これから意見で。やっていかないと、観光資源の利用というのは…… ○田中正剛 委員長   意見は討論でお願いします。 ◆西田いさお 委員   ごめん、ごめん。ほな、要望で。やっていかないと、どんどん市外からの、というか、外国のお客さんもどんどん引っ張ってこないといけないと思うので、そういう方法をどんどん考えて進めていただきたいと思います。  以上です。済みません。 ◆佐藤みち子 委員   菅野さんのほうから先ほど説明があったんですけど、公共として果たすべき役割ではない、民にできることは民に委ねるというふうな話があったんですけれども、酒蔵ツーリズムに市がかかわることの意義についてお聞きをしたいと思います。  一括で質問します。  西宮北口駅と甲子園駅の観光案内所がなくなって、市民の方からの信頼感が欠如している、市民の理解と支持を得られないという話もあったんですけど、西宮北口駅と甲子園駅は確かに観光案内所がなくなったんですけど、阪神西宮駅にできるのとは違うよと。何がどう違うのかというのを簡単に説明してください。  それと、先ほど掛田副市長のほうから日本遺産の認定という話が出たんですけど、日本遺産というのがちょっと、世界遺産はよく聞くんですけど、日本遺産というのが余りなじみがないので日本遺産というのがどんなものかということをお聞きしておきたいと思います。  確かに西宮というのは神戸と大阪に挟まれていて特徴がなくて、私たちもいろんなところへ行ったときに、阪神甲子園球場のある市ですと言うたら、ああ、そうですかってなるんですけど、お酒であるとか宮水というのは確かに西宮の文化であるし、それがまちづくりの基礎になっているということで、そういったことをほかの県の人とか外国の人に知ってもらうということは、やっぱり大変大事なことだなというふうには思います。  あと、来場者がふえていっているんですけれども、例えば観光地なんかでは、京都なんかでは、余りにも来場者がふえ過ぎて、地元の人たちが生活に支障があるから困っているというふうなことが起こっているんですけれども、西宮でも来場者がこんなふうにふえているんですけど、そういった住民の人たちからの苦情なり、こんなので困っているねんというふうなことは現実にないのかどうかということをお聞きしたいと思います。  それと、あと、来場者が多いということで、周辺のいろんな施設にも観光客の人が行きはって、経済効果というのが多少なりともあるんやろうかなと思うんですけど、そういった経済効果があるのかどうなのか、そういったことを市としてちゃんと調べてはるのかどうか、そのことをお聞きしておきたいと思います。  以上です。 ◎都市ブランド発信課長   まず、1点目の行政が情報発信拠点の整備にかかわる意義につきましてでございますが、まず、酒造業につきましては、宮水という酒づくりに適した貴重な天然資源の存在が本市の酒造業の振興を支えてきたということや、酒造業の存在が西宮の歴史や現在のまちの姿に与えた影響というものを鑑みますと、そういった西宮の歴史、日本酒文化を守っていくということが行政の役割の一つである、このように考えております。今回の拠点整備につきましては、まさにその価値を守るための施策の一つとして行政が主体的に取り組んでいくべきもの、このように考えております。  次に、2点目の西宮北口駅の観光案内所、甲子園駅の案内所との相違点というところでございますが、まずは、設置の目的が明確であるという点が違っております。目的といたしましては、酒蔵ツーリズムの拠点とすること、それから、日本遺産の認定を視野にした日本酒にちなんだ文化財群の周遊の玄関口とすること、それから、駅利用者、市民の方が気軽に西宮に関する情報にアクセスできることという目的を明確に設定しておりますことが1点と、もう一つは、今までのさまざまな日本酒振興の取り組みの中で、酒蔵ツーリズムというものに対する関心が非常に西宮の酒蔵においても高まっておるという状況の中で、今後もさらに酒蔵への誘客が見込まれる、期待されるという場所での設置であるということが違う点でございます。  違う点については以上です。  次の3点目の日本遺産の定義の部分なんですが、日本遺産につきましては、文化庁の事業でございまして、文化庁のほうが文化財を、今までは文化財保護という観点から施策に取り組んできたところなんですが、文化財につきまして、もっと活用して、皆さんに体感していただくなり、周遊していただくための施策が必要だということで取り組みを始めた施策ということでございます。具体的には、地域の歴史的な魅力であるとか特色を通じて日本の文化や伝統を語るストーリーといったものを一つの日本遺産として認定して、有形、無形のさまざまな文化財群を総合的に活用した地域活性化の取り組みというものにつなげていくというものでございます。  今般、西宮市におきましても、近隣の自治体――芦屋、尼崎、伊丹、神戸の5市共同で日本遺産の認定に向けた準備を進めておるところでございます。  日本遺産につきましては以上です。  4点目の来場者がふえていることにつきましての地元の方からの苦情等につきましてですが、現段階で私ども行政のほうに苦情として上がっていることはございません。例えば蔵開きであるとか酒ぐらルネサンスといったことが大きく誘客のイベントとしては考えられるんですが、そういった中での苦情というものは聞いてございません。  最後に、5点目の周辺への経済効果についてのところなんですが、経済効果につきましては、案内所に来られた方に対するアンケート調査等を行いまして、産業連関表という方式でもって、地域でどういう消費行動をとられたかということを捕捉することができると考えておりますので、一定の効果については捕捉できると考えております。  以上でございます。 ◆佐藤みち子 委員   市が、行政がかかわっていく意義というのは、文化を守っていくんやというふうなことをおっしゃいまして、西宮北口駅と甲子園駅との違いはというのは、目的が違う、酒蔵への誘導が見込まれるというふうなことをおっしゃいまして、今のところ住民さんからの苦情はないと。  日本遺産のことなんですけど、有形、無形、魅力、特色、ストーリーが要るというふうなことをおっしゃったんですけれども、日本遺産で今兵庫県内でどれだけが日本遺産に認定をされて、日本遺産に認定された前と後では何がどう違うのかというのをちょっとお聞きしておきたいと思います。 ◎都市ブランド発信課長   現在、兵庫県内では4件の認定がございまして、篠山のデカンショ節、それから、生野のほうの銀の馬車道、それから、淡路の国生みの伝説、四つ目が、他の府県にもまたがってのお話なんですが、焼き物ですね。「きっと恋する六古窯」というネーミングなんですけども、愛知のほうとかも含めて、日本全国の焼き物の里をめぐるというようなストーリーで取り組まれた実績がございまして、その4件が兵庫県では認定されているという状況でございます。  集客につきましての実績についてなんですが、明確に数値としては私どもも把握していないんですけれども、やはり日本遺産に認定されるということで、雑誌での取り上げであるとか、新聞、さまざまな媒体での取り上げがふえていくということは私どもも目にしておりますので、そういった効果が最終的には誘客にも結びついていくものと考えております。  以上でございます。 ◆佐藤みち子 委員   質疑は終わります。 ◆よつや薫 委員   では、まず、菅野委員のほうに1点だけ、一問一答です。というか、1問だけなので。それと、後ほどまとめて当局のほうにお聞きします。  まず、菅野委員が出された修正案に対して、修正案の中身の趣旨はわかりましたけれども、それの前提として、日本酒は、先ほどから御説明もありましたけれども、西宮市は、数年前、いわゆる乾杯条例というものをつくりましたというか、つくられましたというか、実は、私はこの条例に反対したんですけれども。唯一反対した議員やったと思いますけれど。ただ、西宮市の地場産業としての日本酒の産業ということ、酒蔵の活性化ということは、私は別にそれは進めるべきだろうと思っています。この点について、先ほど当局からの説明はあったんですけれども、これまでのこういう観光案内所の、西宮北口駅、それから甲子園駅という、ある種失敗例があって、それと今回の阪神西宮駅でつくろうとされているのとが同じなのかどうなのか、同じなのがどうなのかということ、考えておられる、どういうふうに捉えられているのか、それだけまずお聞きしたいと思います。 ◆菅野雅一 委員   よつや委員の御質問にお答えします。  まず、日本酒が大切な地場産業であり、この活性化を図っていく、これを大切に育てていくという観点においては、よつや委員と全く同意見です。これに非常に不用意に、本当に、民にできることは民に委ねなければならないという、そういう観点から今回これが非常に逸脱しているところが最大の問題であるというふうに思います。公共として果たすべき役割ではないということです。  それで、今おっしゃられた阪急西宮北口駅構内に設置されていた観光案内所、それから、阪神甲子園駅に設置されていた観光案内所、これは失敗例だとおっしゃいましたけども、私もそういう認識であります。でも、ここで一番重要なことは、こうした非常に拙劣なやり方、なおかつそれについて隠蔽して閉鎖していく、こういうやり方が市民の不信感を招いているという、これが一番重要なポイントだと思います。これは、本当に市民がもろ手を挙げてこういうことをやっていこうという機運が盛り上がっているならいざ知らず、市民は、勝手に大切な税金、多分2,000万円を超える税金、庶民が一生懸命汗水たらして働いている税金をこういういいかげんなことで使われることに対しては大変な不信感を持つであろう、そういう観点から、過去の失敗例、二つとも非常にたくさんの公金を投入して失敗しているわけです。その反省を何ら顧みることなく、また同じような失敗をしようとしていること、これに対して、市民の支持も理解も得られないということを提案理由の一つに取り上げているわけです。  以上です。 ◆よつや薫 委員   私がお聞きしたかったのは、立地ですね。それとか、あと、乾杯条例というものを持っているという市の取り組みとして、全く同じものなのかということをちょっとお聞きしたかったんですよ。要するに、西宮市が取り組むべきものとして、もちろん民間にできるものは全部民間に任せるべきだという点もあるかもしれないけれども、これは、市がやはり西宮市の数少ないいわゆる地場産業というか、先ほど文化とも、まあ、日本酒の酒蔵というのは文化かもしれないし、そういうものも含めて、市はそこまで取り組むべきじゃないというふうにお考えというふうに考えたらいいですか、菅野委員。 ◆菅野雅一 委員   やり方はいろいろあると思うんです。日本酒が大切な地場産業であるということは確かなんですね。これは本当に、産業的にも、社会的にも、文化的にも、西宮にとっては宝だという視点はわかるんですけども、そのかかわりぐあいですよね。だから、不用意にたくさんの、市民からもらった大切な税金を安易な形で使うべきではないというのが一番のポイントです。  以上です。 ◆よつや薫 委員   はい、わかりました。ありがとうございました。  では、続いて、産業文化局のほうにお聞きします。  全部で3点になるかと思うんですけれども、一問一答で。ちょっと待ってくださいね。先ほど佐藤委員からも御質問があったので、一つ消えましたので、2点になるかと思いますね。項目を言いますと、数の問題です。どれぐらいの観光客、その話も先ほど出たんですけれども、それが1点と、それから、経費の問題ということで2点、一問一答です。  まず、誘客というか、観光客がふえるだろうということは、予測は出されたと思うんですけれども、実際に阪神西宮駅というのは、酒蔵ツーリズムというふうな感じでのお客さんもいっぱい来はるかと思うんですけれども、えべっさんの最寄り駅であるということもありますよね。そういう意味も含めて、今現在、駅で、要するに、西宮市としてかかわっているところはないわけですから、勢い阪神西宮駅の駅員さんが全部引き受けることになると思うんですね。その問い合わせ件数みたいな、例えば三宮駅であるとか梅田駅であるとかやったら、もっと膨大な数が日々駅の職員の人に聞かれるんだと思うんです。でも、それぞれまた別のところに行って聞いてくださいということもあると思うんです。それの数というのは把握されてますか。まず1点目。 ◎都市ブランド発信課長   数として明確にこちらも把握はしておりませんが、三宮の観光案内所ができたことで、駅員への問い合わせ件数が減少したということはお聞きしております。  以上でございます。 ◆よつや薫 委員   わかりました。 そうしたら、恐らく今予定されている阪神西宮駅につくるとしたら、駅からおりてすぐ左手のところにできるということで、それは、一定数それがさばける可能性はあるのかなという、そういう予測ですか。 ◎都市ブランド発信課長   委員御指摘のとおりの予測でございます。  以上でございます。 ◆よつや薫 委員   わかりました。  あと、先ほどから出てました日本遺産の関係で、近隣の芦屋、伊丹、尼崎、神戸ですかね、あと、西宮の五つで連携してという話だったんですけれども、このうち、例えば、きのうたまたま芦屋の関係者に会って、こういう類いの案内所は芦屋市にはないらしいんですけれども、例えば尼崎とか伊丹でこういうものがあるのであれば、それの年間の維持費は幾らぐらいか、それぞれもしわかればお聞かせください。 ◎都市ブランド発信課長   近隣自治体の伊丹、尼崎の事例といたしまして、伊丹市につきましては、JRの伊丹駅に伊丹市観光物産ギャラリーというものを設置しておりまして、運営は、市から伊丹市観光物産協会に委託という形になっております。年間の経費は約1,500万円で、内訳は、人件費と施設の運営費及び維持管理費ということでございます。賃料は、市の所有施設のため、全額減免を受けている状況でございます。業務内容は、情報発信と名産品販売とお聞きしております。次の尼崎につきましては、JRの尼崎駅のところにあまらぶi+Plusという情報発信拠点を設置しておりまして、運営は、市から民間の事業者へ委託しているという状況でございます。年間の経費は約1,700万円で、人件費と施設の運営費及び維持管理費が主なものでございます。賃料につきましては、非公開ということでございますが、一定負担しているということでお聞きをしております。業務内容は、観光案内、イベントの情報発信、市内のパンフレットラックの維持管理とお聞きしております。  以上でございます。 ◆よつや薫 委員   今お聞きした尼崎市さんと伊丹市さんの内容的には、西宮市がこれからやろうとされていることと大体同じことというふうに考えていいですか。 ◎都市ブランド発信課長   そのとおりでございます。  以上でございます。 ◆よつや薫 委員   わかりました。  質疑は以上です。 ○一色風子 副委員長   済みません、1点だけ。先ほどのよつや委員の質疑を聞いていて、菅野委員に1点、確認だけさせていただきたいと思います。  今回の観光案内所の設置については、今までの失敗例からの不信感からということが大きいのかなと思って聞いています。同じ失敗をするかもしれないという、同じ失敗を重ねて、また大切な税金が使われてしまうかもしれないという危機感から今回の修正案提出ということでよろしいですか。 ◆菅野雅一 委員   先ほども提案理由については三つ述べました。そのうちの一つがそれに対する市民の不信感ということなんです。それが大きな提案理由の一つの柱であることは事実です。  以上です。 ○一色風子 副委員長   わかりました。ありがとうございます。  以上です。
    ○田中正剛 委員長   それでは、ここでちょっと委員長職を交代させていただきまして、私から簡単に質疑を行わせていただきたいと思います。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお預かりします。 ○田中正剛 委員長   十分質疑はされましたので、簡単に。  先ほどのやりとりの中で、阪神電鉄のほうから提案をいただいたということだったんですけれども、これは、お話しいただいたときに、場所だけを借りられるのであれば、賃料が無料ということですので、これは非常にありがたい。なんですけれども、恐らく案内業務とセットで御提案があったと思うんですけども、これは切り離してお願いできませんかという交渉をされたかどうか。されたのであれば、その結果がもちろん今回出てきているんだと思うんですけれども、その交渉をされたかどうかですね。それが一つ。  もう一つが案内業務をしていただくに当たって、ここを使われる来訪者はどの程度と見込まれているのか。要は、案内業務を使われる方がどれぐらいと見込まれているのかをお聞かせいただけますか。  この2点です。 ◎都市ブランド発信課長   賃料と運営費の部分を切り離しての交渉というものはしておりません。賃料は無料であり、そこにかかる人件費の部分は運営費として必要であろうという認識のもと、お話をさせていただきました。  次に、2点目の来訪者の見込みの部分でございますが、1日平均の来訪者数をおおむね40人以上というふうに見込んでおります。この数字につきましては、阪神西宮駅の乗降客数に占めます案内所の利用率というものを三宮のパターンをもとに算出させていただいたものでございまして、三宮の案内所の利用率が0.18%なんですね。乗降客数に占める案内所の利用率が0.18%でございますので、観光都市神戸で0.18%でございますので、西宮はその半分ぐらいということで見積もりまして、阪神西宮駅の乗降客数が4万4,000人でございますので、それに対して0.09%を掛ける形で40人という数字を積算いたしました。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ありがとうございます。  もう1点だけごめんなさい。案内業務を受けるところは阪神電鉄の子会社ということで理解しておいていいのかなと思うんですけれども、そこは自動的に御提案をいただいた段階で随意契約みたいな形になるんでしょうか。 ◎都市ブランド発信課長   委員御指摘のとおり、随意契約という形になります。  以上でございます。 ○田中正剛 委員長   意見は本会議で述べたいと思います。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   委員長職務をお返しします。 ○田中正剛 委員長   ほかにはございませんね。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   それでは、質疑を打ち切ります。  なお、本件に対する討論並びに採決はこの後一括して行います。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、議案第500号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管科目を議題とします。  本件に対する質疑は既に終了しております。  これより討論に入ります。  原案並びに修正案に対する御意見はございませんか。 ◆篠原正寛 委員   政新会は、議案第500号の修正案に賛成をいたします。  酒蔵ツーリズム推進事業は時期尚早と考えられますので、これを削除するという修正案に賛成したいと思います。時期尚早であるという理由を3点述べたいと思います。  一つは、観光協会が脆弱であるということです。これは、事実上市の職員が、事務局長だけではなくて、現場の役割もほとんど肩がわりをしなきゃいけないというその姿そのものから、観光協会には事実上の実態が乏しく、活性化していないということがうかがえます。それは、とりもなおさず、観光業に携わる業者の側にニーズがない、観光協会を使っていろんなことをやってほしい、やりたい、自分たちも協力したいというニーズがないから、その状態で、また新しいツーリズムの紹介事業を始めるということに危惧を覚えるというのが1点。  そして、もう一つ時期尚早だという理由は、まだ酒蔵ツーリズムなるものは確立されていないというのが当方の意見だからです。例えば日本酒蔵ツーリズム推進協議会という官公庁の下にそういう会があるんですけれども、ここには、本市だけではなくて、西宮に本家を置く酒造会社も観光関連会社も、1社も加盟をしていないという実態もあります。  それから、質問で明らかになりましたけれども、各企業は努力をしていますが、それが体系的につながっているとは言いがたく、案内をして訪れていただくという上では、ちょっとツーリズムという形はまだできていないのではないかな、確立されていないのではないかなと。目的を持って一つのループというか、そこを歩いたり、訪ねたりする案内をするにはまだ至っていないのではないかというふうに質問を通して感じられたというのが1点です。  あと、最終的には事業者の利益につながることなので、観光事業というのは、だからこそ観光協会というのを挟んで慎重にしなければならない。結局雇用や税収につながるからこそ市がバックアップする価値はあるわけですけれども、そこを不明確なままでこれを進めることはできないというのが2点目。  そして、三つ目、当局が書いているにもかかわらず、私たち自身は、酒蔵ツーリズムに対する関心や需要は本市においてはまだまだ高まっていないと考えています。  一つには、資料にあるような、酒ぐらルネサンスと食フェアの来場者が10万人を超えてますよという事実、これは、酒蔵ツーリズムに関心が高まっているから10万人を超えているのではなくて、市内の食品の大きなイベント、祭りとして定着してきているから安定的な集客が見込めているという面が大きい。これは私も参加していますので、実感としてよくわかります。  さらに、蔵開きは年々来場者が増加している、酒蔵アンテナショップめぐりでは月を追うごとに来訪者数が増加する、これは事実かもしれませんが、酒蔵ツーリズムに対するニーズが上がっているからどんどん人が訪れているというよりは、各酒造会社の自助努力によって、例えば新酒の振る舞い酒であったりとか、新酒の開発であったりとか、レストランの改装であったりとか、そういう体系的にまだ統一化されていない各酒造会社の努力によってつくられている数字であって、これらを俯瞰で見て、酒蔵ツーリズムに対する関心、需要が高まっているというふうに断定するには時期尚早だというふうに考えられます。  例えばインバウンドの観光客をつかまえるという形でいうと、今、ヒューイットさんが改装工事をやって、多数のお客さんを、宿泊客をたくさん受け入れようとしています。あれはほぼインバウンドの、要するにツアーのお客さんをたくさん入れようとしているわけですが、そのほとんどはアジア系のお客さんだというふうに見てとれます。この方々は、恐らくあそこに泊まって西宮をめぐってくれるのではなくて、大阪や神戸や、もしかしたら京都にツアー、観光に行くのであって、西宮は、大阪、神戸の需要がいっぱいなので、ある種寝場所になっているというふうに考えられます。せっかくここにたくさんの観光客が集まるんだから、例えばこの中からバスを出して、たとえ10人でも20人でも酒蔵ツアーの体験会を提案して、ホテルとも協力して組んでみるとか、そういった努力を重ねて、それがまたその人たちのSNSに上がったりして初めて酒蔵ツーリズムというのはやっぱり世界に発信されたり、喜ばれていくものなのかなと。  それを考えると、そういうことが爆発的に起こるとしても、恐らく2020年の東京オリンピック前後の二、三年ぐらいはかかるだろうと。つまり、それまでの投資が対費用効果の面で非常に無駄になる可能性が高いというふうに考えます。  よって、今これを直ちに税金を投資してここに案内所をつくるということには賛同できないというところから、修正案に賛成するものです。  なお、修正案が否決された場合には、政新会は本案に対する態度表明は行わずに退場させていただきます。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   私は原案に賛成をいたします。  理由をちょっと述べさせていただきたいんですけども、まず、1点目、やっぱり西宮北口駅と甲子園駅、この観光案内所が撤退したというのは、やっぱり非常に不細工な、非常にイメージとしては悪いというイメージはあるんですが、一方で、今回の阪神西宮駅にできるのは、観光案内所としての目的ではなくて、文化を守るという観点から私は捉えております。文化を守るということは、ある程度一定、副市長からの答弁にあったように、経済的な指標だけでははかれないという部分はあると思います。文化を守るということは、やっぱり後世にもその文化を伝えていくという意味合いも込めて今回捉えています。ですので、官がしっかり文化を守るという観点からは、市も関与していただきたいと思っております。  しかしながら、観光案内所二つを潰しているというイメージがやっぱり脳裏にありますので、そのことをとらまえ、ネーミングであるとか、指標であるとか、そういったことをしっかりと見据えて、今後そういった、前回のような、観光案内所のような無様な結果じゃなく、本当に宮水や文化を守ってくれているなという、そういったイメージを与えるような事業にしていただきたいというのは思っております。  以上です。 ◆佐藤みち子 委員   日本共産党西宮市会議員団は、修正案に反対をし、原案に賛成をいたします。  国のほうでは、2006年に観光立国推進基本法という法律が制定されて、何とか外国人の人にたくさん来てもらいたいというふうな取り組みをしています。国のこの基本理念の中には、地域の観光資源を生かし、住民が誇りと愛着を持てる持続可能な観光まちづくりが明記されています。今、市の意義はということでは、文化を守っていくというふうにおっしゃいまして、確かに西宮の文化や歴史なんかを、他市の人、他県の人、外国の人に知ってもらうことは悪いことではなく、むしろ歓迎すべきだなというふうに思います。  ただ、訪れる人がたくさんふえ過ぎて、住んでいはる人に迷惑がかからないような取り組みが必要ではないかなと。住んでよかった、訪れてよかった、そういった取り組みをしていただきたいというふうに思います。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   会派・ぜんしんは、議案第500号平成30年度西宮市一般会計補正予算(第1号)の修正案に賛成し、修正案を除く原案に賛成します。  修正案が否決された場合、原案の採決に加わらず、退場します。  以上です。 ◆よつや薫 委員   私は、修正案に反対し、原案に賛成します。  理由は、質疑の中でいろいろ幾つかのことが明らかにされましたけれども、一つは、修正案の提案者のほうからは、これまでの西宮北口駅、甲子園駅の失敗例というか、そういうふうなことを言われましたけれども、それと阪神西宮駅の状況は違うというのが大前提でありまして、やはり文化としての酒蔵、宮水というものがありまして、それに対しての文化を守るということと、あと、今後爆発的に誘客がふえるかどうかというのはわからないけれども、一つの仕掛けとして、これは発信していくべきだろうという、そういう期待を込めた部分があります。もちろん経費の面でどうなのかということで他市の状況をお聞きしたんですけれども、賃料がかからないという点もあって、西宮市は他市と比べて比較的リーズナブルな形でできるということで、その点からも、あえて反対するべきではないと思いました。  以上です。 ◆西田いさお 委員   無所属西田は、修正案に反対し、原案に賛成いたします。  理由は、今回の案内所は阪神西宮駅という、比較的酒蔵の中心的場所にもあり、これから案内するのに、先ほど私が要望で述べましたけれど、阪神間の連携をとって案内とかいろいろな条件を踏まえていいますと、非常に場所的にもいいところではないかなと。ただ、先ほど篠原委員がおっしゃるように、時期尚早の部分もあるかもわかりませんけれど、逆に今日本酒の人気が物すごく出ている、この時機をチャンスと捉えて、ある意味先行投資という部分もあるかもわかりませんけれど、このツーリズムの事業は進めるべきというふうに思ってますので、原案に賛成します。  以上です。 ○一色風子 副委員長   表決態度は、修正案に反対、原案に賛成という立場で、意見だけ。  提案会派の方々が、過去の失敗例をもとに、やっぱりちょっとそこの部分に関して、そこだけじゃなくて、そこを基本にして3点ほどやっぱり疑義があるということなんですけれども、そこの部分が非常に重要やなというふうに思っています。ただ、文化は大事にしたい、酒蔵文化は大事にしたいという思いは持っていらっしゃるということですので、こういう発信拠点を構えるということは、それだけ西宮の文化を大事にしながら発信拠点を構えていただきたいという思いがありますので、どうぞよろしくお願いします。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにはございませんので、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  本件につきましては、修正案が提出されておりますので、採決は2回に分けて行います。  まず、修正案の採決を行います。  本修正案は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○田中正剛 委員長   挙手少数と認めます。したがって、本修正案は否決されました。  それでは、修正案は否決されましたので、原案の採決を行います。  原案は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○田中正剛 委員長   挙手全員でございます。したがって、議案第500号のうち本委員会所管科目は原案のとおり承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○田中正剛 委員長   次に、陳情第37号市民ソフトボール大会シニア(50才以上の部)大会の突然の中止についてを議題といたします。  本件は、委員会条例第16条の規定により除斥の対象となりますので、西田委員の退席を求めます。    (西田委員退席) ○田中正剛 委員長   それでは、陳情を書記に朗読させます。
       (朗読) ○田中正剛 委員長   朗読は終わりました。  ここで、当局から補足の説明を求めたいと思います。お願いできますでしょうか。 ◎地域スポーツ課長   今回の陳情書の内容につきまして、誤認が多いと思われましたので、私のほうでその内容について確認する必要があると判断したため、関係者に聞き取りを行いました。  まず、ソフトボールシニア大会なんですけれども、これは、ソフトボール協会主催のものとスポーツクラブ21が主催のもの、二つございます。  まず、協会主催のシニア大会なんですけれども、これは、2年前に中止となっております。年間2万数千円の登録料を支払った登録チームが対象とのことで、そのチーム数が非常に少なかったことが一番の原因とのことでした。  続きまして、スポーツクラブ21のシニア大会ですが、この大会は市主催でもありまして、参加料は無料でございます。平成26年度を最後にしまして中止となりました。これは、直近の参加チーム数が三、四チームと少なくなりまして、スポーツクラブ21やスポーツ推進委員さんなど関係者の方々と協議しまして、やむなく中止に至ったわけでございます。  こういった大会の運営の場合は、関係者の皆様がほぼボランティア的にかかわっていただいているわけなんですけれども、そもそも陳情書の中にあります助成金なんですけれども、これをソフトボール協会に市が直接支出していたという事実はございません。よって、中身にあります助成金の打ち切りと大会中止との関係、これも全くございません。  それで、大会の中止の判断なんですけれども、主に市がやっている大会の場合、一般論にもなるんですけれども、新旧の大会のニーズであったり、参加チーム数、人数、それから、当該種目を取り巻く状況などなどを総合的に判断して、改廃とか新旧の入れかえを考えているところでございます。とはいいましても、大会の存在というのは競技されている方のモチベーションにかかわる重要な関心事項であると思いますので、こういったことには十分留意しつつ、スポーツクラブ21や各競技団体などの関係者から御意見を聞きまして合意形成を図って、総合的にこういった改廃の判断はしていく必要があるというふうに考えております。  なお、市主催のシニアの部の大会を中止したんですけれども、その代替としまして、平成27年からは、新たに小学生対象のミニバスケットボール大会を加えている次第でございます。  今後とも、高齢者の方がスポーツに親しむ機会を持つということは非常に大事だと思っておりますので、そういった観点を忘れないで、引き続き生涯スポーツの推進に努めていきたいというふうに考えております。  私のほうからは以上です。 ○田中正剛 委員長   説明は終わりました。  これより質疑並びに討論に入ります。  本件に御質疑、御意見はございませんか。 ◆篠原正寛 委員   質問しようと思ったんですけども、事実関係は今るる御説明いただいたので、結論だけ申し上げますと、事実誤認が多いということが1点、それに基づいて大会中止を撤回しろということを議会もしくは市のほうから働きかけろということですけども、本来そういう立場にあるものではないということが1点、以上をもちまして、本件に関しまして、政新会は不採択とさせていただきたいと思います。 ◆よつや薫 委員   今言われた御意見と同じようなことなんですけども、この文章の中で、とてもわかりにくい文章が幾つかあったんですけど、全体として事実誤認がたくさんあるのかなと。「助成金がないと運営できないのか疑念を抱きます」となってますけど、これについて、市がどうこうできることではないのだなというふうにわかりましたので、もちろん私的な部分で、市民の間で何らかの改善なり事態を変化させていくべきなんだろうと思いますけど、それは市がどうこう言うことじゃないと思うので、ここで陳情を出されてもなというふうな感じがしております。ですが、この陳情を出されたというからにはどっちかはっきりしないといけないので、私は反対ということです。 ◆松山かつのり 委員   これは質疑よかったんでしょうか。 ○田中正剛 委員長   はい。質疑と御意見と。 ◆松山かつのり 委員   質疑、1点だけ済みません。このSC21のチームと協会のチームは、同一チームなのか、別チームなのか、その辺はどうですか。 ◎地域スポーツ課長   ちょっとそこの確認はしてないんですけれども、恐らく協会主催の大会に加盟する団体の登録料が必要ということで聞いておりますので、SC21のソフトボール大会というのはSCが主体となっていると思いますので、ちょっと協会さんとは別の団体かと思っております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   別の団体というか、別のチームということで。 ◎地域スポーツ課長   そうです。 ◆松山かつのり 委員  そうしたら、これは全然もう、誤認が多いので、これはうちも認められないという上で、提案といいますか、意見なんですけども、もしSC21のチームとソフトボール協会のチームが別チームでしたら、このチームを一つにして運営できないのかなというふうに思っただけです。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   なければ、質疑並びに討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  陳情第37号は、これを採択することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○田中正剛 委員長   挙手なしでございますので、陳情第37号は不採択と決定いたしました。  それでは、ここで休憩といたします。  再開は、午後1時15分とさせていただきますので、よろしくお願いします。           (午後0時15分休憩)           (午後1時15分再開) ○田中正剛 委員長   再開します。  次に、所管事務調査の件を議題といたします。  本委員会の所管事務中、市民局・産業文化局・環境局から、第5次西宮市総合計画(素案)について報告がございます。  当局の説明を求めます。 ◎市民総務課長   第5次西宮市総合計画(素案)について御報告いたします。  初めに、お手元に配付しております資料1から8の概要を申し上げます。  資料1につきましては、第5次西宮市総合計画(素案)の基本構想部分であり、本年3月28日に西宮市総合計画審議会へ諮問した原案と同じ内容でございます。  資料2につきましては、5次総(素案)の基本計画部分であり、政策分野及び施策分野の目的と取り組みを体系的に整理し、関連する部門別計画を記載しております。  資料3につきましては、5次総(素案)の参考資料としての「アクションプラン」でございます。基本計画に掲げた各施策分野の取り組みについてより具体的な内容を定めた計画で、基本計画の計画期間――前期5年・後期5年に合わせ、前期アクションプランでは、平成31年度から35年度の取り組みを記載しております。  資料4につきましては、5次総(素案)の参考資料としての「収支見通し及び事業計画」でございます。前半部分に事業計画の全体像及び財政フレーム、後半部分に各事業計画の概要を記載しております。  資料5につきましては、5次総(素案)の参考資料としての「地域別アウトライン」で、地域ごとの現状と課題、主な取り組み予定項目を取りまとめたものでございます。  資料6及び資料7につきましては、第4次西宮市総合計画の実績関係の資料でございます。  資料8につきましては、計画策定に係る現在の進捗状況をお示しする資料でございます。  続きまして、本日の説明の流れを申し上げます。  資料1「基本構想」、資料4「収支見通し及び事業計画」のうち全体像に該当する部分、資料5「地域別アウトライン」につきましては総務常任委員会において政策局より御報告するため、本常任委員会では、資料2の「基本計画」、資料3の「アクションプラン」、資料4の「収支見通し及び事業計画」のうち各事業計画に該当する部分を局ごとに御報告いたします。  なお、本日の所管事務報告後のスケジュールといたしましては、7月25日よりパブリックコメントを実施し、12月ごろに結果報告として各委員会での所管事務報告を予定しております。素案の内容につきましては、7月から8月にかけて、市内9地域での地域別説明会も開催いたします。  それでは、市民局所管分の基本計画を説明させていただきます。  資料2を御用意いただき、3ページをお開きください。  「第Ⅲ部 福祉・健康・共生」の「13.医療保険・年金・医療費助成」ですが、上段に記載のとおり、所管する諸制度の長期的・安定的運用を目的とし、中段に記載しております4項目について取り組んでまいります。  次のページをお開きください。  「16.共生」ですが、「全ての人の人権が尊重され、多様な価値観やライフスタイルを互いに認め合うことができるまちの実現」を目的とし、中段に記載しております五つの項目のうち市民局所管として、「①人権問題の解決」、「②男女共同参画の促進」、「⑤平和意識の醸成」に取り組んでまいります。関連する部門別計画につきましては、下段に記載のとおりです。  次に、8ページをお開きください。  「第Ⅴ部 環境・都市基盤、安全・安心」の「32.地域防犯・交通安全・消費者安全」ですが、「市民が生命・身体・財産を損なう危険にさらされることなく、安全で安心して暮らすことができる地域社会」の構築を目的とし、中段に記載しております三つの項目のうち市民局所管として、「①地域防犯の推進」に取り組んでまいります。  次のページをお開きください。  「第Ⅵ部 政策推進」の「33.住民自治・地域行政」ですが、参画と協働の理念に基づく地域住民主体の住民自治の推進とともに、地域課題解決に向けた最適な地域行政の実現を目的とし、中段に記載しております3項目について取り組んでまいります。  以上が基本計画の市民局所管分となっております。  続きまして、「アクションプラン」から各施策分野における現状と課題、取り組み内容を、「収支見通し及び事業計画」より主な事業内容を御説明いたします。  別途配付しております施策分野一覧も適宜御参照ください。  それでは、資料3を御用意ください。31ページでございます。  「13.医療保険・年金・医療費助成」の現状と課題は記載のとおりですが、国民健康保険被保険者の保険料負担の軽減、福祉医療費助成制度における本市独自制度の運用などが主な課題であると考えております。  次のページ、取り組み内容は記載のとおりですが、①、国民健康保険では、特定健康診査や特定保健指導など生活習慣病の発症や重症化予防などに取り組んでまいります。  次に39ページをお開きください。  「16.共生」の現状と課題は記載のとおりですが、市民局所管として、新たな人権問題にも対応する効果的な人権教育・啓発の推進、仕事と生活の調和による誰もが充実した生活を送れる社会の実現、戦争や被爆体験の次世代への継承などが主な課題であると考えております。  次のページ、取り組み内容は記載のとおりですが、「②男女共同参画の促進」では、男性の働き方や暮らし方の見直し、女性の活躍促進、「⑤平和意識の醸成」では、啓発事業への若い世代の参加促進などに取り組んでまいります。  次に、77ページをお開きください。  「32.地域防犯・交通安全・消費者安全」の現状と課題は記載のとおりですが、市民局所管として、地域防犯活動の充実、防犯灯や防犯カメラの計画的、効果的な設置、維持管理などが主な課題であると考えております。  次のページ、取り組み内容は記載のとおりですが、「①地域防犯の推進」では、市、警察、防犯協会が連携した防犯活動の実施などに取り組んでまいります。  次のページをお開きください。  「33.住民自治・地域行政」の現状と課題は記載のとおりですが、多様な主体間での課題共有、連携協働による地域力向上、支所機能や縦割り行政の見直しを含めた地域行政のあり方検討、地域行政のあり方を見据えた施設の枠組み及び学校施設の活用に向けた検討などが主な課題であると考えております。  次のページ、取り組み内容は記載のとおりですが、「①地域力の向上」では、住民自治組織のあり方や仕組みづくりの検討、「②地域行政の見直し」では、地域課題の効率的な解決のための行政組織・区域等の見直し、「③コミュニティ拠点施設の有効活用」では、地域の拠点施設の枠組みの検討及び学校施設を含めた既存施設の有効活用などに取り組んでまいります。  次に、事業計画における市民局所管分の主な事業内容を御説明いたします。  資料4を御用意ください。12ページでございます。  「33 住民自治・地域行政」では、地域行政・地域活動の拠点整備として記載の事業を予定しており、事業費は17億100万円、そのうち一般財源としては4億3,000万円を計画しております。  そのほか「35 執行体制」に記載の事業のうち市民局所管として、甲東支所が入居しておりますアプリ甲東や芦乃湯会館、男女共同参画推進課が入居しておりますプレラにしのみや、そのほか市民館等、所管施設の保全に取り組んでまいります。  市民局所管分の基本計画、アクションプラン及び事業計画の説明は以上です。  引き続き、産業文化局所管分につきまして、産業文化総務課長より御説明いたします。
    産業文化総務課長   続きまして、産業文化局所管分の基本計画を御説明いたします。  産業文化局所管分は、資料2の5ページ、「17.生涯学習」から、6ページの「24.就業・労働」までの8施策分野及び8ページの「32.地域防犯・交通安全・消費者安全」の計九つの施策分野でございます。  それでは、まず、資料2の5ページをお願いいたします。  「17.生涯学習」では、取り組み内容4項目のうち産業文化局所管分といたしまして、「①生涯学習社会の推進」、「②生涯学習関連事業の充実」に取り組んでまいります。  次の「18.文化芸術」では、産業文化局所管として、「①文化芸術に関わる人材への支援」、「②文化芸術の浸透」、「③文化芸術施設の整備」に取り組みます。  「19.スポーツ」から6ページの「24.就職・労働」は、全ての取り組み内容につきまして、産業文化局で取り組んでまいります。  最後に、8ページをお願いいたします。  「32.地域防犯・交通安全・消費者安全」では、取り組み内容3項目のうち産業文化局所管として、「③消費生活の安心・安全」に取り組んでまいります。  続きまして、「アクションプラン」から、各施策分野における現状と課題、取り組み内容の詳細などを御説明いたします。  資料3の41ページをお願いいたします。  「17.生涯学習」の現状と課題を記載しております。生涯学習の成果を社会に還元することなどが課題と考えております。  取り組み内容は43ページに記載しております。「①生涯学習社会の推進」では、生涯学習推進ビジョンに基づく全庁的な推進体制の整備などに取り組んでまいります。  続きまして、45ページをお願いいたします。  「18.文化芸術」では、見る人、する人、支える人といった文化芸術にかかわる人をふやすことなどが課題と考えております。  取り組み内容は、47ページに記載しております。「②文化芸術の浸透」では、小・中学校などで体験型、鑑賞型の文化芸術事業の拡大などに取り組んでまいります。  続きまして、49ページをお願いいたします。  「19.スポーツ」では、ライフステージに応じたスポーツ活動等の促進などが課題と考えており、取り組み内容は50ページに記載しておりますが、「①スポーツ活動の推進と地域スポーツ環境整備」では、年齢、性別、障害の有無を問わず、市民が運動・スポーツに親しめる環境を整備することなどに取り組んでまいります。  51ページをお願いいたします。  「20.都市ブランド」では、ライフスタイルや地域ごとの魅力を発信する観光事業による地域の活性化などが課題と考えております。  取り組み内容は、52ページに記載のとおりでございます。  続いて、53ページをお願いいたします。  「21.大学連携」では、地域、企業、大学のマッチングやコーディネートなどが課題と考えております。  取り組み内容は、54ページに記載のとおりでございます。  それでは、次に、55ページをお願いいたします。  「22.産業」では、新しくビジネスにチャレンジする支援体制の充実などが課題と考えております。  取り組み内容は56ページに記載しておりますが、「③起業・創業の裾野の拡大」では、学生、女性、高齢者を含む、起業、創業を志す人に対する支援を行うことなどに取り組んでまいります。  続いて、57ページをお願いいたします。  「23.農業・食の流通」では、農業後継者を確保し、若い世代による農業の活性化を図ることや、食肉センターの設備等の老朽化対策、卸売市場の再生整備などが課題と考えております。  取り組み内容は、58ページに記載しております。「②持続的な農業の推進」では、計画的な農業生産基盤の強化、「④食肉センターの管理運営」では、設備等の計画的な更新、「⑤卸売市場の再生整備」では、市場施設の再整備と市場機能の強化などに取り組んでまいります。  59ページをお願いいたします。  「24.就業・労働」では、高齢者や障害者の就労促進、女性の就業の拡大、若者の安定的雇用の確保などが課題と考えております。  また、取り組み内容といたしましては、60ページでございますが、「②雇用の促進と多様な働き方の支援」では、大学生を含め、求職者と市内事業所のマッチング事業の充実などに取り組んでまいります。  最後に、77ページをお願いいたします。  「32.地域防犯・交通安全・消費者安全」の現状と課題は記載のとおりでございます。高齢者等が消費者トラブルに遭わないための地域での見守り体制の構築などが課題と考えております。  取り組み内容は、78ページに記載しております。「③消費生活の安心・安全」では、高齢者などに対して、家族や地域などと連携した見守りの促進などに取り組んでまいります。  次に、「収支見通し及び事業計画」より、主な事業内容を御説明いたします。  資料の11ページをお願いいたします。  産業文化局所管として、「18 文化芸術」においては市民ホール等の施設整備を、また、「19 スポーツ」では、新中央体育館及び新陸上競技場の整備、スポーツ施設老朽化及び安全対策事業を、さらに、「23 農業・食の流通」では、卸売市場の再生整備、農業施設の整備、食肉センター設備の整備を計画しております。事業費につきましては、記載のとおりでございます。  産業文化局所管分の基本計画、アクションプラン及び事業計画の説明は以上でございます。  引き続き、環境局所管分につきまして、環境総務課長より御説明いたします。 ◎環境総務課長   続きまして、環境局所管部分の基本計画を御説明させていただきます。  まず、資料2を御用意いただき、7ページをお開きください。  環境局が所管する施策分野は、「第Ⅴ部 環境・都市基盤、安全・安心」のうち、「25.環境保全」と「26.生活環境」の二つの施策分野となります。  まず、「25.環境保全」においては、「参画と協働による環境学習を通じた持続可能なまちづくりを進める」ことを目的とし、記載しております三つを取り組み内容としております。関連する部門別計画につきましては、第3次西宮市環境基本計画など記載のとおりでございます。  「26.生活環境」では、「廃棄物の排出抑制・再資源化及び適正処理により循環型社会を形成するとともに、清潔で快適な生活環境を確保する」ことを目的とし、記載しております五つを取り組み内容として挙げております。関連する部門別計画につきましては、記載のとおりでございます。  以上を環境局所管部分の基本計画としております。  続きまして、ただいま御説明いたしました施策分野につきまして、さらに詳しく、「アクションプラン」から各施策分野における現状と課題等を、「収支見通し及び事業計画」より主な事業内容を御説明いたします。  資料3を御用意いただきまして、61ページをお願いいたします。  「25.環境保全」では、現状と課題といたしまして、「環境学習都市にしのみやを支える人材の育成、地域づくり、環境学習施設の充実に取り組んで」おります。市民、事業者、行政が連携し、学び合いが実践的な行動につながるように環境学習を持続的に行っていく必要があり、温室効果ガスの排出削減に向けたエネルギー施策のための各種啓発、低炭素社会を実現するためのライフスタイルの転換、快適な環境を守るため、公共の場所での歩行喫煙をしないことや夜間花火の禁止など、マナー向上のための啓発が必要です。市民との協働により、ごみの減量化、再資源化、まちの美化、清掃活動などを行うとともに、引き続き環境衛生協議会などへの支援が必要であると考えております。  次に、取り組み内容といたしましては、「①環境学習の推進」のための仕組みづくり、人材育成に努め、各主体、各世代の参画、自律と協働を基本としたまちづくりを進めます。「②低炭素社会の実現」に向けて、地域活動や学校との連携を通した普及啓発を進め、一般家庭、事業所へ効果的な情報提供を通してさまざまな啓発事業を実施し、エネルギーの自家消費を促します。「③快適な環境の確保」のため、マナー啓発などにより、「環境学習都市にしのみやにふさわしい持続可能な様々な環境活動を実践するため」、巡回相談会や研修会を実施いたします。  続いて、63ページをお願いします。  「26.生活環境」では、現状と課題といたしまして、市内各地で行っている監視測定の体制整備、ごみの分別収集による排出抑制と再資源化の推進、さらなるごみ・資源の分別排出と適正処理の徹底、中でも今後は、事業系ごみの削減に向けた取り組みが必要です。西部及び東部総合処理センターについては、老朽化に伴う施設更新に際して、循環型社会の形成を推進する施設整備を進め、産業廃棄物に関しては、不法投棄などの不適正な処理を防止するとともに、PCB廃棄物については期限内に処理させるよう事業者に指導を行う必要があります。空き地・空き家対策では、適正管理を指導するとともに、今後迎える人口減少及び高齢化に伴う管理が不適切な空き家の増加に対する対策、衛生害虫等の駆除により衛生的な生活環境を確保し、市民に対しては、害虫に対する正しい知識や対処法、感染症対策の必要性についての啓発に努め、発生源対策を推進する必要があります。白水峡公園墓地において、市民意識の変化や多様化するニーズに応えるための墓地の整備と供給を計画的に行っていく必要があります。  次に、取り組み内容といたしましては、「①大気、水質等の監視体制の充実」を図り、監視、測定調査を行うとともに、情報収集に努め、適切な対応を図ってまいります。「②ごみの減量・処理施設の整備」として、事業系ごみの削減に向けて、不適正排出事業者に対する指導、市民に対してもごみ減量等推進委員などを通じてマイバックの普及等の3Rを推進し、ごみ減量・再資源化気運の醸成を図ります。また、食品ロスを削減するための3010運動やフードドライブの実施などに取り組みます。ごみ処理施設の計画的な維持管理を行い、施設更新に際しては、循環型社会の形成に向け、環境に配慮した施設整備を行うとともに、規模の適正化を図ります。産業廃棄物の適正処理の推進では、PCB廃棄物の保管事業者及び機器の使用者の掘り起こし調査を実施し、産業廃棄物とあわせて、適正処理の周知、指導及び立入検査を推進いたします。また、監視パトロールにより、産業廃棄物の不適正処理の防止に努めます。「④空き地・空き家対策の推進」に向け、空き地、空き家の所有者等に対する指導啓発を継続して実施し、予防的対策に取り組み、「良好な生活環境の確保」のため、衛生害虫等の防除を効率的・効果的に実施していきます。墓地整備については、合葬式墓地の整備を進めてまいります。  ここで、「26.生活環境」における主な事業内容を御説明いたしますので、資料4を御用意いただき、11ページをお願いいたします。  「26 生活環境」では、ごみ処理施設や清掃車両の整備を実施する予定としており、事業費としては323億3,600万円、そのうち一般財源としては30億1,600万円を計画しております。また、墓地の整備や火葬場の改修では8億8,100万円、そのうち一般財源としては8,700万円を計画しております。  以上を環境局所管分のアクションプラン及び事業計画としております。  環境局所管分の説明は以上です。  3局の説明は以上となります。  よろしくお願いいたします。 ○田中正剛 委員長   大変丁寧な説明が終わりました。  本件に御質疑並びに御意見はございませんでしょうか。 ◆菅野雅一 委員   総合計画の取り組み内容のタイトルについて、ちょっと1点だけ質問させていただきます。  例えば資料3の40ページ、「人権問題の解決」とありますね。取り組みとして人権問題は非常に大切なので、人権意識の向上とか、そういう取り組みは非常に重要なんですけど、「人権問題の解決」という言葉遣いというのが何かちょっと、私は主観的に、例えばこの期間中に人権問題が解決するかといったら、人権問題は常に不断の努力が必要な取り組みですよね。ここにも書いてあるように、新たな人権問題が顕在化していく、だから、時代とともに新たな人権問題が出てきて、それに対して我々は解決に向けて不断の努力をしていかなければならないんだけども、最終的に「人権問題の解決」という言葉を使ってしまうのが本当にいいのかどうなのか、あくまで私の主観的な問題かもわかりませんけれども、私は言葉の使い方としてちょっと違和感を感じるんですが、それについて何か御意見があれば聞かせていただきたいと思います。それ1点です。 ◎人権推進部長   確かに委員がおっしゃるように、実際解決が本当にし切れるのかという話をされますと、本当に非常につらいなというところはあります。でも、やはり委員が言われたように、やはり解決のための努力は不断に続けていくべきやというふうに考えておりますので、こういう表現にさせていただくのが妥当ではないかなというふうには考えております。  以上です。 ◆菅野雅一 委員   それであれば、できるだけそれに沿ったような言葉遣いをされたほうがいいんじゃないか。例えば人権問題解決に向けた取り組みとか、不断の努力とか、あるいは人権意識の向上とか、よりこの計画、実現に向けたための計画ですから、それに沿ったような形にされたほうがいいのかなという感じがします。  それと、あと、意見、要望を簡単に述べますけども、全体的に、取り組み内容を見ていると、実際に事業の取り組み内容を書いている、そういうタイトルがあったり、もう一つは何とかの実現って、目標の部分を書いたり、いろんなちょっと、タイトルのつけ方にある種統一性が感じられないところがあって、その辺は、当局の皆さん方に適宜お考えになっていただければと思います。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   1点だけです。  資料3の63ページの生活環境に当たるとは思うんですけども、ちょっと今気になっていることがありまして、それがどこに当てはまるのか、またはないのかという、そのことを含めて教えてほしいのが、今、インバウンド、訪日、日本に来る外国の方がいらっしゃいまして、民泊でも外国の方がよく住まわれていると。ワンルームでも、僕の家の近所なんですけど、外国の方が非常に多いなという感じがするんですね。そこで、ごみ出しのマナーが全然なってないんですね。きのうも冷蔵庫が出ていたりとか、いろんなものがまざってますし、何曜日に何を出すというマナーが全然なってないというのがすごく気になるんですね。地域住民も、これを何とかしてよという話があって、それで、今後、やっぱり外国の方がどんどん日本に入ってくるというふうに考えたら、そういった対策といいますか、そういうのが要るんじゃないかなと思うんですが、その辺の見解とかがあればちょっと教えてほしいんですけども。 ◎環境局長   民泊をどう捉えるかですね。ですから、ごみの出し方というのは、市民の生活というふうに捉えるか、それとも、観光で来られた方の、例えばごみの出し方が悪いのか、その辺をどう捉えるかですけれども、その辺は、ちょっと私のほうもここの管轄ではございませんので、どういうふうに、今後、民泊の問題が出てきてますので、その部分をどこに入れるかというのは、政策局と関係部局のほうと判断して、そういうところをどう表現するかというのは検討していきたいと思います。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   あと、意見、要望です。  これはだんだんひどくなってくると思うんですね。外国の方が日本へ住まわれて、または一時期滞在するということで、しっかりごみ出しマナーですね、その辺の対策も考えていただきたいと思います。  以上です。 ◆よつや薫 委員   2点。市民局に関連するところです。  資料2で言いますと、資料2の4ページに「共生」というところがありまして、前回というか、前の所管事務報告のときにも指摘したかもしれませんけども、一番最後の資料にもつけてはりますけども、前回の、現在の4次総の中での扱い方とちょっと変わってきたんだなという、大分さま変わりして、ある種小さく、コンパクトにまとめられちゃったという感じがして、これは、前回の、4次総では、それぞれ1項目やったんですよね。基本計画の中で、人権問題の解決、男女共同参画社会の実現、それから、多文化共生社会の構築と国際交流の推進ですかね、それと平和意識の醸成というものがあるんだけれども、平和施策の推進かな、これがそれぞれあるのに、一つの共生の中にぐるっとまとめられちゃったということで、これは何でこういうふうな形になったのか、ちょっともとに戻る議論かもしれませんけれども、その辺だけちょっと説明していただけたらありがたいなと思います。こういう形、これはひょっとしたら政策局に聞かないかん問題かもしれませんけど、そこで何らか、市民局として、そうじゃなくて、違うやり方という意見を言われたのかどうか、この計画をつくる中で。 ◎人権推進部長   確かに4本、うちで言うたら3本なんですけれども、4本が一本にまとめられたということ、この経過につきましては、委員おっしゃるとおり、政策のほうで大きなテーマということでずっと、40ぐらいあるんですかね、その中で一つにまとめられたというのが本当のところでございまして、ただ、それに対して、市民局のほうから、やっぱりこれは2本なり3本なり4本なりに分けてほしいという要望を出したという経過はございません。これを受け入れたというのが正直なところでございます。 ◆よつや薫 委員   済みません、今、一問一答でした。もう1項目、ごみ処理の関係で。  今のお答えで大体、市民局としてはなされなかったのかなというふうに思いますけれども、それぞれ進んだ、先ほどの御意見もありましたように、人権問題とかいうのはずうっと続いていく問題やし、あと、男女共同参画の促進というか、促進という言葉が適切かどうかもまた問題かもしれませんけれども、なかなか進んでいるかどうかというのはわかりにくいんですよね。実際に、これは、ここは先に意見を言ってしまいますと、前回、この間の一般質問でも少し触れましたけれども、やはり多様な生き方ということを認めていくんだという、市としてそれをやっていかないかんのやということをやっぱり別の形で推進せなあかんのに、ちょっと逆行するような印刷物があったのではないかなということで、ということは、庁内でこれが徹底されてなかったんじゃないかというふうに私は感じました。だから、今後、これを促進するとなっても、こういうふうに小さくされてしまうと庁内に発信していくのが難しいんじゃないかと、私はその辺を危惧するわけですけれども、その辺はちょっと答えていただきましょうか。 ◎市民局長   今、問題を小さくするんじゃないかという御質問なんですけれども、共生という形でまとめましたことについては、やはり人権の問題、男女の問題、それから、あと、多文化とか、平和の問題もありますけれども、これ全体をやっぱりよりレベルの高い形でまとめたという意味で、例えば男女の問題でも人権が絡んでくることは当然ありますし、基本的には人権問題に絡むことが多いと思いますし、外国人の問題も当然そうだと思います。それから、平和の問題にしても、最終的には、生きる権利という意味では人権の問題にかかわってきます。そういう意味では、今回、カテゴリーをまとめていく中で、個々それぞればらばらじゃなくて、共通するものをまとめられたというふうに、抽象のレベルでいけば共生という大きなくくりの中に入っただけで、それぞれの問題が小さくなったというふうには捉えておりません。より横のつながりを持って取り組んでいくということでまとまったものかなと。これは、共生だけじゃなくて、ほかのものを見てましても、ある程度カテゴリーはそういう精査をされているものだと思いますので、特に市民局としてこれに異を唱える必要はないというふうに考えております。  以上でございます。 ◆よつや薫 委員   そうしたら、この点については意見にとどめますけども、今、局長がおっしゃったように、横の連携を強めてというふうにおっしゃったのかなと思いますけど、それをぜひ進めていっていただいて、徹底していただきたいなと思います。いわゆる安倍政権が女性活躍ということをずっと標榜してはるわけですから。ちょっと細かく言いますと、財務省のいわゆるセクシュアル・ハラスメント問題とか、あと、いろんな、多様な生き方というか、例えば、ここで私はあえて口にしたくないんだけれども、言いますと、子供が産めない女性も世の中にはたくさんいるし、あと、男性も子供が設けられない男性もたくさんいるわけなのに、まるでみんながみんな子供を産まなければ、もちろん子供を産み育てるということは大変な仕事というか、ことですから、それは施策として、こども支援局だけじゃなくて教育委員会とか全体で、健康福祉局も含めてですけども、取り組まないかん問題なんだけれども、一方で、そういういろんな生き方とか、そういう生き方を選ばざるを得ない人たちが小さくなって生きなければいけないような方向になるような発信はくれぐれも注意していかなければいけないんじゃないかなと思います。そういう意味で、この辺はきっちりとやっていただきたいと思います。  それで、もう一つ言ってました環境局のほうの、これはごみ処理の広域処理の問題ですけど、これは、この総合計画には一切触れてないのだなというふうに思っているんですが、これはどういうふうに、ここで聞くのが適切かどうかわからないんですけれども、一般質問、代表質問でも答えてはりますけれども、これは、もし進めば、本来やったら、ある程度進んでいった段階やったら総合計画に入れるべきであったのかなとか思うんですけど、その点はいかがなんでしょうか。 ◎環境局長   総合計画の資料の中の資料4の7ページの特記事項に、広域化を実施した場合に財政的効果が見込まれますということで、このつくりが、広域化がまだできておりませんので、そこに反映されてないということですので、広域化のほうのお話がどのあたりで効果額を含めて出てくるかということの関係もございますので、今回のしょっぱなの5次総のところで記述ができるのか、また、これは中間年度で見直しますので、そこで反映するのかということでございますが、これは時期的な問題でありますので、その問題が処理できれば、この中に反映できると思います。
     以上でございます。 ◆よつや薫 委員   わかりました。  以上です。 ○田中正剛 委員長   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   では、なければ、本件はこの程度にとどめます。  以上で付託事件の審査は全て終了しました。  次の協議事項に入る前に、ここで一旦当局の挨拶がございます。 ◎副市長   本常任委員会に付託されました議案第493号西宮市手数料条例の一部を改正する条例制定の件ほか諸議案につきまして、慎重審査の上、御協賛賜りましてまことにありがとうございます。  審査の過程でいただきました要望、御意見等につきましては、留意し、今後の行政を的確に執行してまいりたいと考えております。  なお、今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  ありがとうございました。 ○田中正剛 委員長   お疲れさまでした。  ここで説明員が退席いたします。    (説明員退席) ○田中正剛 委員長   次に、施策研究テーマについてを議題とします。  皆さんに施策研究テーマの候補として御意見をいただきました。まとめたものを一枚物にしてお手元にお配りさせていただいております。21項目ということで、大変積極的にいただきまして、本当にありがとうございました。  まさか21件やるわけにいきませんので、これの絞り込みをこれからしていかないといけないんですけれども、まず、正副委員長と、あと、当局のほうとも少し情報交換させていただきまして、一定皆さんに方向性だけ御提案をさせていただいた上で、皆さんからまた御意見をいただけたらなというふうに思っております。  まず一つ目が、21項目を二つ程度に絞っていかないといけないという中で、極力似たような分野というくくりの中で、お一人でというところの分については、一度ちょっと今回は見送るということにしてはどうかなというふうにまず思っております。これがまず一つ。  そこで言いますと、上からいきます……    (「ちょっとよろしいですか」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   はい。 ◆菅野雅一 委員   とりあえずせっかく21の項目が挙がっているんですから、それぞれの挙げていただいた委員の方々にそれを挙げた理由について、簡単でいいので、御説明いただいた上で集約を図っていっていただいたほうがいいかと私は考えます。 ○田中正剛 委員長   わかりました。済みません、それは後でしようと思っておりまして。ちょっと私のほうから方針を御説明させていただいた上で、全部を一個一個説明してもらうと時間もいろいろ、効率的に進めたほうがいいのかなというふうに思っておりますので、その辺はちょっと御理解いただきたいんですけれども。  まず、その方針のもとに、じゃあ、どうくくっていくのかというところなんですけども、まず、1番目と2番目が大きく防犯というくくりになるのかなということで、ここはお二人から防犯について御意見をいただいているというくくりにさせていただきました。次に、3番目と4番目と、これは5番目も含めてなんですけれども、これは地域活動というくくり、地域力とか、その辺のくくりになるのかなということでくくらせていただいてます。6番目と7番目と8番目、これは単体かなというふうに今捉えてます。9番目と10番目、これを二つ、観光というくくりでくくれるのかなというふうに思っております。11番目と12番目と、あと、13番目がちょっと微妙だったんですけども、今のところ11、12、13はそれぞれ単体と言ったらあれですけども、お一つずつというふうに捉えております。次に、14、15、16、これは、ごみ、ごみ処理、ごみの問題ということで大きくくくろうかなというふうに思っております。17番目が、これはまた単体でございます。あと、18と19と20、これがいわゆる環境系と言ったらいいんでしょうか、環境政策というくくりになるのかなというふうに思ってます。21番目は、皆さんの御意見を見て私が出してますので、これは特段もう必要、今も説明もありましたし、一定質疑もしていただきましたので、これは取り下げてもいいのかなというふうに思っております。  以上が今のところ正副でくくらせてもらった枠でございます。  その中で、さらになんですけれども、今の正副の方針で言うと、防犯のこと、地域のこと、観光のこと、ごみのこと、環境のことというところが残ってくるのかなというふうなところでございます。  その中で、今度は、過去に行われた研究テーマで一定提言を、メンバーは違いますけれども、提言書を見れば、これまでの議論というのも見られるというところでございますので、その辺を勘案して、防犯の取り組みについては、2年前にかなり突っ込んで研究をしていただいてまして、一定の提言をしていただいております。これは私の今の判断でございますが、ここからさらに深掘りして何かを研究できるかなというところを考えたときに、ちょっと難しいのかなというふうに感じております。もちろん後で聞きますからね。今は感じております。もちろん提言をしていただいて、それに対する答えとか、今どうなっているのかの調査については、あえて施策研究テーマに挙げなくても、どこかのタイミングでお願いすることは可能なのかなというふうに思っておりますので、一旦絞り込みの中では、今回は見送ってもいいのかなと今のところ思ってます。  次に、地域活動についてなんですけども、こちらも何度か今までテーマとして取り上げられているのかなという認識をしてます。例えば公民館、市民館、この辺のことは一つあったかなというのと、もう一つ、地域内分権という形で取り上げていたのかなというふうに思っておりますが、地域内分権についてはもう少し深掘りできるのかなと、これも私の勝手な感覚なんですけれども、もう少し枠を絞って議論ができるのかなというふうに思っておりますので、これは一旦残しても大丈夫かなと思ってます。  次に、観光なんですけれども、こちらについても、きょうもかなり議論がありましたけれども、こちらも一定残る対象になるのかなと思っております。  あと、ごみ処理なんですけども、これは、まず、大きくざくっとくくりましたので、広域化と減量と、ちょっと種類が違うかなというふうには見られます。先ほどちょっと広域化のお話がありましたけれども、一定当局とお話をした中で言うと、広域化について結論を出すのがもう間もなくで、出なければ、広域化を今回は見送るということになれば、また来年のお話になるので、そこに向けてやるんだということであれば一定議論はできるかもしれませんけれども、今回例えば広域化するって決まれば、もうテーマとしてなかなか研究していくのは難しい状況になるのかなと思いますので、これはあくまで可能性ですけども、ちょっとここは広域化の話をメーンにするのは少し難しくなってくる可能性があると思っておりますので、どちらかというと、ごみの減量のほうに主眼を置く形になるのかなというふうに、広域化も恐らく減量にかかわってくることだと思いますので、これを選べば、減量のほうの議論が中心になってくるのかなというふうに今思ってます。  あと、環境政策のほうなんですけれども、こちらのほうは、少し幅広くなってしまいます。なので、もう少し絞り込みが必要となるかなと思うんですけれども、この点に関して、特に環境計画等のことなんですけれども、これも当局といろいろと話をしながら、副委員長のほうが出していただいている分がございますので、これはまた後ほど副委員長のほうから補足の説明をしていただきたいと思うんですけれども、環境計画ってしてしまうと非常に幅広くなってしまいますので、その中でどういうことをしていくのかというのは少し絞り込みが必要なのかなというふうに思ってます。  今のところ、そういったふうにまとめさせていただきましたので、この後、皆さんから御意見を少しというか、深くいただけたらなというふうに思いますので、お願いをしたいというふうに思います。  では、何か御意見がございましたら。 ◆篠原正寛 委員   まず、枠組みとして、特殊な年になる、つまり、来年、選挙があります。これは、多分全員にかかわる話にもなって、そうなると、気分的にも、スケジュール的にも、それがない年と同じような範囲でスケジューリングするのは難しくなるだろうなというのは容易に想像できますよね。終わった後どうなのかと。例えば全員落選しておっても6月10日までは集まってやるのかとか、そういうあたりの方針を出してもらったほうが腹のくくり方が決まるのかなと。5月までやると言うなら、数にしろ、内容にしろ、腹をくくってやるし、いやいや、結局年が明けたらやらずに、4月が明けたらもう5月でばたばたして、5月末まではこの委員会の任期があるんやけど、事実上もう無理やからやらへんとおっしゃるのであれば、本当にここ半年ぐらいで何ができるかって考えなあかんので、そのあたりのボリューム感をまず聞いておきたいです。 ○田中正剛 委員長   なるほど。まず、私の今の思いとしては、確かにそれは考えました。恐らく来年の4月は、事実上、委員会を開けないかなというふうに思ってます。ただ、今のガイドラインに基づくと、月に1度は開くということになっておりますので、4月に開けないのであれば、3月なり2月に少し前倒しして集中してできるかなと思っておりますので、おおむね月に1回という方針をまず考えてます。ボリュームとしては、月に1回のボリュームで研究テーマを進めていきたいというふうには思っております。4月にできない分に関しては少し前倒し。もっと言うと、5月は最後の確認ぐらいになるのかなというふうに思っておりますので、実質は、2月までにはおおむねの研究は終えておきたいなというのが今の私の思いでございます。実際に進めてみて、どこまでそれができるかというのは、ちょっとこれはやってみないとわからないところもあるんですけれども、そういう方針で皆さんに認めていただけるようであれば、そこまでに何とか研究と、一定のめどがつけられるようなところまで進められるように考えていきたいなとは思ってます。答えになっているでしょうか。済みません。 ◆篠原正寛 委員   おおむねボリューム感はわかりました。正副委員長で1年間操縦されればいいので、僕は運転席からなるべく離れたところに座って、聞こえないように物を言うぐらいかなとは思ってますが、ガイドラインによると月1回ということはなくて、月1回もやってない委員会というのは客観的評価としてアウトですよという話であって、例えばだけど、僕は月2回やりましたし、3回やろうとしてすごく嫌われて困ったりしたこともありましたし、要は、たくさんやるからいいということは全然ないんだけれども、余りボリューム、月1回やというのは、何も別にそれは決めなくてもいいのかなと。やりたいことをやりたいだけ、みんなの合意を得ながらやればいいのかなとは思いますので、そこには余りこだわらなくてもいいのかなとは思いますが、それ以外の、選挙を挟むというのは確かに難しい局面ではある、これは全員共通の、同じ悩みであるので、5月がまとめになるぐらいで、事実上、短い期間でまとめるべきということについてはよくわかりました。  これを言い終えたら、もう運転席からばあっと離れますけど、委員会が行われてから委員会が行われるまでの間がとても大事で、これが充実すると、回数が少なくても物事は進むし、逆に、これが何もないと、何回やってもやった時間の分しか進まないので、それは2人の腕次第かなとは思いますけども。具体的にテーマを与えて、その間に考えてもらい、意見を集約して、次にぐっと進んだ状態からまたスタートできるかというところに回数じゃないところはあるのかなと意見としては申し上げて、一番後ろの車両に乗りかえたいと思います。  以上です。 ○田中正剛 委員長   わかりました。  どうでしょうか。まず、何か意見はありますかというてもなかなか言いにくいと思いますので、まず一つ、今私が申しました1、2、それと、6、7、8、それと、11、12、13、あと17、これは今回見送らせてもらおうかなと思ってるんですけども、いやいや、ちょっと待ってくれという御意見をまず伺いたいと思います。 ◆よつや薫 委員   私はそこで提案している者ではないのですが、とても興味をそそられるテーマが一つありましたので、私の提案二つを下げてでもそれには乗っかりたいと思うテーマが一つあります。篠原委員はよく御存じやと思いますけれども、7番の「女性が輝く社会とは、男女共同参画社会をめざして」という、これは、テーマとして今までなかったと思うんですよね。今、やっぱり問題というか、ぜひ皆さんで一緒に考えていただければ私はいいかなと思いますので、おんなじテーマを私が今もう一つ提案したということにしていただいて、とても強引ですけど、だめですか。 ◆篠原正寛 委員   人間関係が悪くなるよ。 ◆よつや薫 委員   そんなことはないよね。より男女共同参画社会が進むと、皆さんよくなります。 ○田中正剛 委員長   どうでしょう。一旦ここで休憩を挟みましょうか。  じゃあ、ここで休憩いたします。           (午後2時11分休憩)           (午後2時48分再開) ○田中正剛 委員長   それでは、委員会を再開いたします。  施策研究テーマにつきましてでございますが、まず、三つを内定とさせていただきたいと思います。一つが男女共同参画社会について、二つ目がカラス被害の対策について、三つ目が低炭素社会づくりの推進について――これは市民に対するアプローチの観点からということで内定をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  この際、お諮りします。  本委員会の所管事務中、1、市民サービスの向上について、2、地域産業の活性化及び環境行政について、以上2件について閉会中の継続審査としたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  いま一点、お諮りします。  本委員会で採決しました事件に対する委員会報告書の作成につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中正剛 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  本日の委員会のまとめということでございます。本日は、多数の議案を、修正案も提出されまして、終始熱心に議論をしていただきました。適切な結論を出していただけたのかなというふうに思いますので、また今後とも充実した議論をよろしくお願いいたします。  まとめになったかどうかわかりませんけれども、以上をまとめとしたいと思います。  それでは、これをもって民生常任委員会を閉会します。  御協力ありがとうございました。           (午後2時50分閉会)...