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  1. 西宮市議会 2018-03-12
    平成30年 3月12日予算特別委員会教育こども分科会−03月12日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    平成30年 3月12日予算特別委員会教育こども分科会−03月12日-01号平成30年 3月12日予算特別委員会教育こども分科会            西宮市議会              予算特別委員会教育こども分科会記録              平成30年(2018年)3月12日(月)                  開 会  午前 9時59分                  散 会  午後 1時45分                  場 所  4号委員会室 ■付託事件  (こども支援局)   議案第428号 平成30年度西宮市一般会計予算   議案第437号 平成30年度西宮市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算
    ■出席委員   吉 井 竜 二 (主 査)   一 色 風 子 (副主査)   岩 下   彰   坂 上   明   庄 本 けんじ   はまぐち 仁士   福 井   浄   松山 かつのり ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   澁 谷 祐 介(委員長) ■紹介議員   な   し ■傍聴議員   な   し ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)   市長職務代理者副市長           松 永   博  (こども支援局)   子供支援局長  佐 竹 令 次   子供支援総括室長           川 俣   均   参事      安 福 聡 子   参事      池 田 敏 郎   子供支援総務課長           宮 本 由 加   保育施設整備課長           山 本 大 介   子育て手当課長 山 崎   豊   青少年施策推進課長           牧 山 典 康   子育て支援部長 名 田 智 子   育成センター課長           小 島   徹   子供家庭支援課長           田 野   宏   子育て事業部長 伊 藤   隆   参事      田 中 玲 子   保育幼稚園事業課長           西 村 聡 史   保育幼稚園支援課長           久保田 和 樹   保育入所課長  玉 田   淳   こども未来部長 岩 田 重 雄   診療事業課長  野 村 和 生   発達支援課長  小 田   晃   地域・学校支援課長           山 本 雅 之   子育て総合センター所長           竹 内 省 吾           (午前9時59分開会) ○吉井竜二 主査   ただいまから予算特別委員会教育こども分科会を開会します。  この際、お諮りします。  本分科会の審査日程及び順序につきましては、お手元の日程表のとおりとしたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 主査   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  なお、予算・決算特別委員会各分科会におきましては、審査の効率化・合理化を図る観点から、総括課長が口頭で行っていた説明は、配付資料に記載すること、必要な事項があれば局長の概要説明で補足すること、以上のように議会運営委員会において確認されておりますので御承知おきください。  ここで、審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるように心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、主査において議事整理を行う場合もございますので御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も、関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  これより日程表に従い審査に入ります。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、新規事業、あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについて重点的かつ簡潔に、また質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いいたします。  また、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので御承知おきください。  まず、こども支援局所管予算の概要について説明があります。 ◎こども支援局長   こども支援局が所管いたします平成30年度当初予算の概要と主な費用について御説明いたします。  それでは、当初予算の概要等について御説明いたします。  お手元の議案第428号及び第437号に係る議案資料により御説明いたします。  なお、金額につきましては1,000円以下を切り捨てて御説明いたします。  まず、資料の5ページをお開きください。資料、よろしいでしょうか。  こども支援局所管の一般会計の歳入は、一番下の行、平成30年度の欄ですが、予算額168億8,058万円、前年度に比べ3億3,584万円、2.0%の増額でございます。これは、主に民間保育所等の整備施設数の増加や公定価格の単価の増額改定などによる国庫負担金及び県負担金の施設型給付費負担金の増額などによるものです。  次に、7ページをお開きください。  一番下の小さな表をごらんください。  こども支援局所管の一般会計の歳出は、予算額303億9,627万円、前年度に比べ8,658万円、0.3%の減額でございます。このうち消費的経費につきましては、予算額275億660万円で、前年度に比べ7億2,200万円、2.7%の増額でございます。これは、認定こども園給付等事業経費における対象施設数の増加による給付費の増額などによるものです。投資的経費につきましては、予算額28億8,967万円で、前年度に比べ8億859万円、21.9%の減額でございます。これは、主に公立保育所改築等整備事業費における整備工事費の減額によるものです。  なお、予算科目ごとの主な増減理由につきましては、歳入は資料の1ページから5ページ、歳出は6ページから7ページのそれぞれ右側、増減理由等説明を御参照くださいますようお願いいたします。  また、投資的事業の詳細につきましては、15ページの「7.投資的事業一覧」を御参照ください。 ○吉井竜二 主査   それでは、ここで予算特別委員長の挨拶があります。よろしくお願いします。 ◆澁谷祐介 委員長   おはようございます。  予算特別委員会教育こども分科会の開会に際し、私からお願いを兼ねまして一言御挨拶申し上げます。  委員の皆様方には、連日の本会議と常任委員会に引き続いての会議で大変お疲れのことと思います。  本日から審査をお願いしております平成30年度の各予算案につきまして、さらに精力的に御審査賜りまして、適切なる結論を得ていただきますようよろしくお願いを申し上げまして、簡単ではありますが、開会の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○吉井竜二 主査 
     続いて、市長職務代理者である松永副市長の挨拶があります。よろしくお願いします。 ◎市長職務代理者副市長   おはようございます。  予算特別委員会教育こども分科会の開会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  本会議、常任委員会に引き続き、本日より平成30年度一般会計及び特別会計予算の御審査をお願いいたします。  連日にわたりお疲れのこととは存じますが、当分科会に付託されております所管科目につきまして、何とぞ慎重に御審査の上、御承認を賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶といたします。よろしくお願いいたします。 ○吉井竜二 主査   それでは、説明の続きをお願いいたします。 ◎こども支援局長   それでは、引き続き御説明いたします。  次に、9ページをお開きください。  下側の表、母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計は、予算額4,105万円で、前年度に比べ87万円、2.2%の増額となっております。これは、償還金の増額によるものです。  特別会計の詳細は、17ページを御参照ください。  次に、主な施策、事業等につきまして御説明いたします。  資料の10ページ、「4.新規事業等の概要」をお開きください。  一番上の児童手当現況届業務の委託化事業は、児童手当現況届業務を委託することで、繁忙期間の業務運営体制の効率化を図り、あわせて児童手当に関する子育てワンストップサービスの実施に向けた体制を構築いたします。  二つ下の保育士等キャリアアップ研修補助事業では、所定の研修を受講し技能を習得することで、保育士等の専門性の向上や自身がキャリアアップできる仕組みの構築を目的とした保育士等キャリアアップ研修の実施に係る費用について補助を行い、市内保育士等の研修受講の機会を確保いたします。  11ページをお開きください。  上から2番目の留守家庭児童育成センター管理運営事業では、待機児童の解消や小学4年生の通年受け入れ、並びに長期休業期間中の開所時間の繰り上げの拡大を図ります。  また、次の留守家庭児童対策施設整備事業では、待機児童解消や施設の環境整備などを図るため、香櫨園育成センター苦楽園育成センター樋ノ口育成センターなどの施設整備工事瓦木育成センターの教室改修、さらには瓦林育成センター男女別トイレ改修などを行うものです。  その次の民間保育所等整備事業は、平成28年度から30年度までの3年間で約1,500人ほどの受け入れ枠拡大を推進するため、保育所等の整備をする社会福祉法人等に対し、施設整備に係る費用を補助することにより、平成31年4月に向けて約700人の定員増を図ります。  一番下の公立保育所改築等整備事業は、入所児童の安全確保を図るために施設改修等を実施するもので、むつみ保育所むつみ児童館解体工事設計今津南保育所の大規模改修工事等を行います。  12ページをお開きください。  一番上のこども未来センター事業の充実は、ペアレント・プログラムの充実を図るほか、人工呼吸器の装着などにより通常のタクシーでは登園できないわかば園の園児と保護者のため、福祉タクシーを借り上げて通園体制の充実を図ります。  一番下の西宮市立北山学園施設整備事業は、園児の療育環境の向上のため、2階トイレの改修工事を行います。  次に、16ページをお開きください。  新規の債務負担行為を御説明いたします。  留守家庭児童対策施設整備事業として、段上西留守家庭児童育成センターの改築工事、限度額9,656万円、その他改築工事等3件を計上しております。  次に、公立保育所改築等整備事業として、津門保育所、津門児童館及び津門留守家庭児童育成センター新築工事設計委託限度額2,804万円、その他設計委託1件を計上しております。  次に、公立保育所園舎賃借料として、朝日愛児館園舎の借り上げ料、限度額1億2,595万円を計上しております。  当初予算の概要と主な施策、事業につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○吉井竜二 主査   予算概要の説明は終わりました。  議案第428号平成30年度西宮市一般会計予算のうち、こども支援局分を議題とします。  なお、当局の説明は資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  質疑は、歳出、歳入一括で行います。  本件に御質疑はありませんか。 ◆はまぐち仁士 委員   1点、質問させてもらいます。  事務事業評価結果報告書74ページ、児童発達支援事業に関連して質問させていただきます。  項目は2点あります。1点目が、わかば園の療育の質について、2点目がリハビリに対する課題について、それぞれについて一問一答でさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  まず、わかば園の保護者の方から、わかば園で実施されている療育の質であったりとか実施内容について懸念を含む声をちょっと聞いております。市は、そういった保護者が抱くこれらの懸念についてどのような認識をお持ちなのか、お答えください。 ◎発達支援課長   わかば園の療育、保育についてお答えいたします。  わかば園の保育士は、現在、正規職員7名、嘱託職員が5名となっております。  こども未来センターが開設以降、正規2人、嘱託1名を増員しまして、体制の強化に努めてきたところです。  ただ、障害児の療育というのは、一定の実務経験も必要ということで、より一層質を向上させていく必要性を感じておるところでございます。  ふだんの療育の中で、ベテラン職員と新人職員、あるいは担任と副担任の組み合わせを工夫する、そういったところで療育・保育技術の継承に努めるとともに、各種研修会への参加、療育公開や児童発達支援事業所放課後等デイサービススキルアップの勉強会などを通しまして、相互交流による保育士の質の向上、あるいは地域における療育力の向上も目指しているところでございます。  今後もこうした取り組みを地道に続けていきまして、質の向上に努めていきたいと思っておるところでございます。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございます。一定、質の向上については図っていらっしゃるということで答弁いただきました。  ただ、実際にサービスをする施設側のそういったお考えとサービスを受ける側、要するに保護者の方々の思いというのが若干違うのかなと思っていまして、こういったことを考えていくと、質というものが双方によってちょっと考え方が異なっているのかなと。こうしたことを考慮したときに、市が目指すべき療育の質とは何か、そういったものを一定定義して、目標として定めて、それに向かって進んでいく、取り組んでいくということも有効だと思うんですけど、それについてはどうお考えですか。 ◎発達支援課長   療育の質というのは、一言で一律に定義していくというのはなかなか難しいかなというふうに考えるところなんですけれども、わかば園のほうでは、平成29年7月に、厚生労働省のほうが定めた児童発達支援ガイドラインというのがあるんですが、それに基づきまして、事業所に求められるニーズであるとか支援目標や支援内容を踏まえて、児童発達支援の具体的な内容を検討しまして、児童発達支援計画、一般的には個別支援計画と言ったりもするんですけれども、そういったものを策定していくといったところでございます。  今後も、児童発達支援ガイドラインの趣旨を生かしまして、そういった運営に努めて、個人個人に応じた支援目標を定めて、適切な支援を行っていきたいというふうに考えております。  ほかの事業所につきましても、児童発達支援事業所であるとか、放課後等デイサービススキルアップ勉強会で相互交流を図りながら、児童発達支援ガイドラインへの理解を深めて、地域全体として質の向上を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございます。この項目については以上です。  次に、リハビリに対する課題について質問したいんですが、平成27年9月にこども未来センターに移行するに当たって、旧わかば園の医療型児童発達支援センターから、要は福祉型の児童発達支援センターに移行しましたね。その理由というのはどのようなものなのでしょうか。 ◎発達支援課長   児童福祉法が一部改定されまして、肢体不自由児とか知的障害児などの障害児施設の障害種別というのが一元化されまして、平成24年4月から、通所施設は福祉型の児童発達支援センターに整理されたという経緯がございます。  医療型は、上肢、下肢、または体幹機能の障害のある児童に対する児童発達支援及び治療を主な目的としております。福祉型は、日常生活の基本的な動作の指導、知識、技能の付与、集団生活への適応訓練などを目的としたもので、旧わかば園のほうは肢体不自由児通園施設であったという経緯もありまして、平成24年4月に医療型の児童発達支援センターに移行したという形になりました。  こういったことで、旧わかば園のほうは、肢体不自由児通園施設ではありましたけれども、こども未来センターに移行する以前から、相当数の発達障害を含む知的障害児も通園していまして、肢体不自由児と違い、必ずしも通園ごとの身体リハビリが必要でない割合の方も増加していたといったことと、わかば園の通園児以外の治療に対応していくといったことで、通園児と通園児以外の診療、リハビリの利用の仕方を取り決めるということを目的にしています。  また、こども未来センターの福祉、医療、教育の連携という新しいコンセプトで、通園領域において、医師の指示をベースに療育の方針を決定してしまう医療型よりも、相互の分野が重複する中で、広い意味では連携、牽制、修正できるような仕組みを投入していくという考え方により、こども未来センターでは福祉型を選択したという形になります。  それともう1点としましては、通園領域に関しては、集団による保育というのを大事にしておりますけども、以前の医療型のときには集団保育を一旦抜けるというか、退出する形でリハビリを実施していたということで、児童が療育に集中できないというデメリットはございました。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございます。  一定そういったお考えの中で仕組みを変えたというところだと思うんですけれども、一方で、こういった仕組みが変わることによって、従前よりリハビリとかを受けている児童の保護者から、この方針によってリハビリを受ける日程が余分にふえるといった新たな負担も生じているというふうに伺っています。  市は、この新たな負担をどのように認識しているのか、あとその負担を改善できる策というのを検討すべきだと考えるんですけど、その辺についてどうお考えでしょうか。 ◎発達支援課長   こども未来センターの通園療育、こちらのほうは福祉型児童発達支援センターとして開設するに当たりまして、保険者、兵庫県と協議しました。その結果、児童発達支援センター診療リハビリ部門の構造設備は独立させる必要がございますということでした。また、正規職員に関しては、専任規定というのがありましたので、リハビリを通園療育のプログラムから独立させて実施しなければならなくなりました。  このことによりまして、保護者の方に一部負担がふえていることは認識しておりまして、リハビリを受ける日程が余分にふえるという期間を考慮しまして、通園時間を、旧わかば園のときの9時20分開始から10時開始という形に改めまして、通園療育の開始前にリハビリを受けていただくということで一定の配慮はさせていただいているところでございます。  以上になります。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございました。  ここから意見要望です。  まず、最初の療育の質の定義についてなんですけれども、療育の質というのは、以前から私も幾つかの保護者の方から御意見を伺っております。実施する方々とそれを受ける側、それぞれにおいて考え方にちょっと食い違いがあったりとか解釈の違いがあるのかなという印象は受けています。今回、福祉型を選択したことによって、未来センターを利用する多くの方々にとって利便性は向上しているというのは理解できました。  その質については、僕は療育にかかる方々の目標になると思っていて、働く方々はここを目指して技術を高めていこう、あるいは療育を高めていこうという意味では、この定義というのはすごく重要だと思うんですね。  例えばなんですけど、西宮市の児童通所支援事業所連絡会、こういった民間の団体があると思うんですけれども、こういった中でそういった質について議論いただいたりとか、その中で一定の定義を設けるとか、そういったこともすごく有効なのではないのかなとも思いますし、また施設と保護者ではなくて、第三者の目で療育はどうなのか、そういった視点もすごく重要なのではないかなというふうに思っています。客観的に未来センターの療育を評価するということも有効だと思いますので、この辺しっかりと検討いただければと思います。  リハビリの課題についてなんですけれども、今回福祉型を選択したことによって、リハビリをする多くの方々にとって利便性が向上することは理解できました。一方で、施設を利用している保護者の中には、今回の選択によって負担がふえたという意見も当然あるわけですね。こうした意見をお聞きしている限り、ちょっと事前の説明が不十分だったのではないかなというところも感じております。ここら辺は、当然一定説明はしていただいていたとは思うんですけど、変わったことによって実質負担もふえていることも事実ですし、時間を変えたということについてもまだまだ改善の余地があるのかなと思っていますので、ぜひとも御意見をお聞きしながら改善できる方向に向かって進めていただきたいなというふうに思っております。  この未来センターというところは、子供たちの療育を行う市の施設であって、全ての療育にとってやはりお手本となるべき位置づけだと思っているんですね。保護者の方から、未来センターが開設されて以降、意見箱の設置はあるけれども、そういった周知はなくて、保護者に対するアンケートが実施されたこともないというふうに伺っているんです。利用する方の御意見というのは、施設の療育の向上に欠かせない情報であるとともに、施設側が意見を伺うといった市民へ寄り添う姿勢、これは必要だと思うし、大事だと思っているんです。なので、施設を利用する方々の御意見をしっかりと聴取いただいて、内容を精査して、療育の向上に資するような取り組みとなるように要望しておきます。  以上です。 ◆坂上明 委員   3点お願いいたします。まず、民間保育所等整備事業地域型保育給付等事業、これはちょっと関連して一つとして質問させていただいた後に、一応当たるんだったら2点目は、児童扶養手当支給等事業のところで関連して、それともう一つは、保育士確保あるいは保育士等キャリアアップ研修補助事業ということで、それも関連して、以上3点。  9月の決算のときにも御質問をさせていただいたり、そして先般の常任委員会のときに若干述べさせていただいたことも含めて、きょうは新たな新年度予算ということで、新年度の新たな事業と、また同じ事業にあって新年度に新しくやっていかなきゃいけないということで、それを踏まえて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず1点目なんですけれども、民間保育所等整備事業、これは主要な事業として約700名の定員増を図るということですよね。そして、今言いましたように、新年度になって新たに事業推進するということで、僕、以前にもこれを聞かせていただいたんですけれども、新しく保育所等をつくってもらうというときに、今の時代の趨勢ということで言わせていただいたのが、病児保育であるとか病後児保育、あるいは休日保育、さらには体調不良児対応型等について、新たに設置をしていただくための保育園、あるいは今までの既存の保育園でも、そういう提案ができそうな保育園というのはやっぱりあると思うんですけれども、そこに向かって提案をされた、あるいは意見交換をしていただいたということがあるのかどうか。そして、もう一度繰り返しになりますけれども、新規に700名の定員増を図るために新しい保育園をつくっていただくところに対してのそういう御提案であるとか御相談というのはしていただいたことがあるのかどうなのか、まずそれを聞かせてください。 ◎保育幼稚園支援課長   病児保育もしくは休日保育等、さまざまな保育サービスがございますが、新規開設を御予定されている事業者のほうで、そういった形の事業について御検討いただけないか、もしくは事業主のほうがある程度御提案されているケースというのもございますので、そういったものにつきましては、意見交換もしくはそのような形でお話を進めさせていただいた経過はございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   新しく700人の定員増でしょう。幾つ保育園をつくられるのかというのは僕何度か聞いたことがあるんですけれども、新しくつくるに当たってそういうところに、病児保育とか病後児保育、あるいは休日――休日保育なんか、今市内に1園だけですよね。1園しかやってないと思うんですよ。でも、休日保育というのは、例えば土曜日、日曜日に仕事をしているお父さんお母さんというのは恐らく大勢いらっしゃると思うんですよね。そのための対応というのは非常に大事だと思うんですけど、それを9月に僕お聞きしたことがあると思うんですけれども、新しくつくるところが700名の定員増といったらかなりの保育園の数だと思うんですよ。そこに対して、こちらから全てこういうことも相談したことがあるんですかということを聞いているんですよ。 ◎保育幼稚園支援課長   新設整備に当たりましては、事業主持ち込み型ですとかさまざまな形がございますが、一定御提案をいただいている中に、病児保育、休日保育、特に病児保育につきましては、施設要件等がございますので、一定の制約はあるかと思いますが、そういったお声を上げていただいている事業者の方につきまして御意見を交換させていただいたことがございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   御提案をいただいているじゃなく、こちらから御提案はされないんですか。あえてされないんですか。向こうがしてくるだけですか。つまり、今、西宮はこういうふうな問題点があるんだというのは、事業主以上に当局のほうが把握されていると思うんですよ。だから、今は病児保育、病後児保育あるいは休日保育というものをどうしても充実したいということをこちらから何で提案しないんですか。検討しますということを9月の決算のときにもおっしゃっていただいたんだけれども、どうなんですかね、その辺。 ◎保育幼稚園支援課長 
     まず、病児保育につきましては、委員のほうからもこの委員会等でいろいろ御提案、御質問、御意見をいただいておるところで、答弁をさせていただいたところでございます。従来からいわゆる採算性の問題ですとか地域偏在の問題もございますので、将来的には現時点での数というのは恐らく不足しているのかなとは考えておりますが、そちらも踏まえて慎重に検討していきたいと考えております。  なお、今回の予算につきましては、現時点では組み込めていないものがあったとしましても、場合によって、こちらにいろんなお声をいただきまして、適切な時期に適切な対応をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ◎子育て事業部長   少し補足になりますけれども、持ち込み型の新設園の場合ですと、事前に相談等もございます。こちらのほうの募集をする場合も、要綱などでもさまざまな特別保育を充実してほしいというような要件をうたった上での募集ということにしておりますので、実際の御相談の際にはそういったことを申し上げる機会もございますし、坂上委員の御指摘にあった病児保育についても、意見交換する中でできるだけ実施してほしいということで、現状決まったものではありませんけれども、年度中あるいは新年度に向けて病児保育を増設したいというような意向を持って対応しているところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  4月からの主要な事業として取り上げていらっしゃるところで、今の時点──今の時点って、今やったらちょっと遅いね。新年度に向けてこういう新たなことをやっていただきたいというのは、当局側から言わなければだめなんじゃないんですかね。それも、9月にも言ったこともありますし、そのときにも検討していくというようなこと、今も検討するというようなことをおっしゃった。いつまで検討が続くのか知りませんけれども、絶好のタイミングというのがあると思うんですよ。タイミングを逸したからできないという事業もあると思うんです。だから、いわば新年度というのは一番タイミングがいいんじゃないですかね。そういう意味も含めて今後考えてくださいよ。  今、保育幼稚園支援課長が、病児保育等が現状足りないかもわからないと。足りないですよ。非常に敷居が高いというところもあるんですよね。そこで、今も言いました地域型保育等給付事業の中で、訪問型病児・病後児保育利用料助成制度というのがありますね。それは、もちろんここに書いてあるように、就労等の事情で保護者による保育が困難なときに、これはベビーシッターの派遣による保育サービス利用料を助成するという制度なんですけれど、ちょっとお聞きしましたら、年間1人の子供について上限4万円と。上限4万円で、1回について半額助成をしていただくということらしいんですね。ベビーシッターというのが、いろいろな会社、各社で差があるけれども、1回につき大体1万円だと。つまり、1回につき大体5,000円の助成をしていただくというようなことだったら、年間大体8回までは半額助成してもらえる、こういう事業らしいんですけれども、僕これは一度、保育幼稚園支援課長に電話したんかな。何でお電話させていただいたかというと、知らない方がやっぱりいらっしゃるんですよ。だから、これに該当するであろう家庭というのは恐らく何万世帯もあると思うんですけれども、大体の認知度とかわかりますか。知らなかったということを実際に僕聞いたので、あえてお電話させていただいたんですけれども、どうなんですかね、該当する家庭での認知度は。 ◎保育幼稚園支援課長   委員の直接の御回答になるかわからないんですが、平成28年度に就学前児童の調査結果というものがございまして、そのときにいわゆる病児保育全体の認知度についてお伺いしたところ、知っており利用したことがある、または知っているけれども利用したことがないとされた方が7割ということでしたので、そういった意味も含めて一定の周知は進んでいると思っておるところですが、毎年度の保育所の入所決定通知、あと留守家庭児童育成センターの御利用決定通知、こちらにあわせてこの病児保育全般の周知を促す文書というものを同封させていただいておりまして、こちらをもって皆様の周知を図っていきたいと考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   1人の子供に対して大体8回ベビーシッターが使えるというようなことになったら、結構な回数を利用できるということなんですよね。兄弟がいらっしゃったら、その兄弟分がもちろん加算されるということらしいんですけれど、今も言いましたように、また課長からの御説明もいただいたように、病児保育、病後児保育、休日保育、それに匹敵するぐらいベビーシッターの助成というのは大事な制度だと思うんですよ。ましてや、病児保育、病後児保育というのが今の状態であれば、どうしてもベビーシッターのこの助成制度というものを利用しなければいけないというかな、せざるを得ないところというのは大勢出てくると思いますので、その辺のところはよく考えてやってください。  要は、病児保育のことでもそうなんですけれども、あるいは体調不良児対応型のことでもそうですけれども、突然その日の朝に発熱した、さあ困った、えらいことだ、自分たちは仕事に行かなきゃいけないのにこの子をどうしようかなというところにこの問題の一番大事なところがあると思うんですよね。そのときに即時対応できるということがそれこそ一番重要であるというふうに考えるのですが、改めてその点の即対応、いろいろな手続等をやる必要というか、当日朝やることはできないですよ。もともと登録制だということはお聞きしているんですけどね、その辺はどうなんですか。 ◎保育幼稚園支援課長   まず、訪問型の病児保育の突発的な、例えばお子様の病状の急変とか風邪を引いたとかというときの対応につきまして、これはあくまでも事業主の事業内容によるものでございますが、当日朝でも原則100%対応していただけるというところが――本市で現在利用いただける事業者は29年度で大体6者程度ございます。そのうちの半分、3者につきましては、当日の朝でも対応していただけると。ただ、手配をしてそこに訪問していただくまでの時間というのは当然必要になりますので、そのあたりについては考慮いただければと考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ぜひよろしくお願いいたします。  病児保育のときでもそうだったんですけれども、申し込み用紙というのは非常に難しいと思うんですよね。あれを書いていって、すぐに対応できるというのはね。  それともう一つね、地域型保育給付等事業の中で、以前もそうですけれども、3歳児からの受け入れについての策というのは考えていただいているんですか。2歳児まで地域型、つまり3歳児ギャップというんですか、何ていうんですかね、言葉、よく言うじゃないですか。その3歳児以上の、つまり3歳児やな。3歳児からの受け入れ体制というのは、地域型がどんどんふえていって、その後、しかし3歳児になってどうなるんだという問題を解決する方法というのは考えていらっしゃるんですかね。それが一つ。 ◎保育施設整備課長   3歳児の壁対策といたしましては、平成30年度の施設整備に当たりましても、2歳児と3歳児の受け入れ定員枠にかなりの差を設けるなどしているところでございますけれども、従前の地域型保育事業の施設の卒園児受け入れも今後検討していく中では、従前より申し上げておりますけれども、場合によっては3歳児以上のみの保育施設を検討していかないといけない、そういう状況になる可能性はあると考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   わかりました。ありがとうございます。  ここから意見と要望ということなんですけれども、何度も繰り返して大変失礼なんですけどね、やはり病児・病後児保育、今言いましたその四つ関連のこと、あるいは3歳児以降の受け入れというのは、今、保育施設整備課長、ありがとうございました。よくわかりました。ぜひよろしくお願いいたします。  それで、何度も言ってますけれども、医師会と相談してくださいよ。どうもそこら辺が消極的なんですよね、不思議なんですけれど。そこに頼るのが一番じゃないですか。市に対して医師会からの要望はいっぱい出てくるんですから、こちらからも要望したらいいじゃないですか。協力をしようということで、ぜひお願いしますよということで。それは今自分で質問をしながら、民間の保育所等にこういうことの課題を課するというのは大変難しいことだと思うんです。それでもあえてちょっとお聞きしたんですけれど、やはり医師会の支援を受けるべきですよ。ちょっとタイムリーな時期は外れたとは思うんですけれどもね、ぜひ今後も御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  2点目なんですけれど、児童扶養手当支給等事業、以前にも申し上げました、非常に貧困であえいでいる子供たちがいるということで御相談をさせていただきました。それに関して、子育て支援部長が数回僕のところにお越しいただいて、この家庭のことについて御相談をさせていただいた。どうもありがとうございました。  あえてこの場で取り上げさせていただいたのは、あくまでも予算という席なんでね、今後ぜひ御検討いただきたいということでちょっとお聞きしたいと思います。  僕がこの対象で話しているのは、両親が健在で、そしておばあちゃんが同居しておって、そこには4人の子供がいらっしゃる。一番上が中学校2年生、この4月から中学校3年生になるから受験を控えるという子です。一番下が4歳だから、この4月には5歳になる。この4人の子供を持って、両親がいて、同居のおばあちゃんがいらっしゃる家庭のこの4人の子たちが大変貧困にあえいでいると。これはもちろん情報としても全てそちらにはお聞きしていただいていると思うんですよね。おにぎりを半分ずつ分けて子供たちが食べたとか、お風呂にも毎日入れないとか、そういうような家庭があると。失礼ながら本当にまれだと思うんです。  今言いましたように、児童扶養手当支給等事業というのは、ひとり親であるとか、あるいはおじいちゃん、おばあちゃん、養育者に対して支給されるということで、この養育者が健在で──お父さんお母さんが健在で、おばあちゃんが同居だったら、当然この支給対象にはならない御家庭であると。そしたら一体どういうふうな救済策があるんだということで、残念ながら、現行法上ではないということだったんです。そこは当局にいろいろ駆使していただいて、結果、生活保護を受けられるようになったということで、一件落着とまではいかないけれども、それなりに何とか方向が見えたのかなというところなんですけれども。  今も言いましたように、何の罪もない子が、普通考えられないですよ、おにぎりを半分ずつ分けて食べようとか、お風呂にも毎日入れない、テレビをつけとったら電気代がかかるからテレビをつけないとか、そういうふうな生活を実際に西宮でやっている子がいるということの現状を踏まえて、今後、4歳の子に口座をつくるなんて当然できないし、子供たちに直接お金を渡すことはできないけれども、何らかの方法というのは考えなきゃいけないのではないかなと思うんですよ。国からの方針等を待っておったら――これ、ないですよ、国の方針なんてね、残念ながら本当に。僕も秘書も長かったですけれども、政権をとったら政権維持するための方策というものばかりを考えるというのは残念なところがあるんですよ。だから、こども支援局をつくって3年ですかね、特化したこういう局をつくられたということ、子育てするなら西宮ということも踏まえて、そういうことを全国に訴えて、そして住みたいまちナンバーワンとかになっているということから考えると、独自政策というものが必要だと思うんですけれども、何度も僕のところにお越しいただいたときにも申し上げさせていただきましたが、改めてお聞きしたいと思いますけれど、こういう子たちが、本当にまれだと思うんですけど、もしまれな子が実際こういうことになったときに、今回自分たち議員に御相談に来られたからそれなりの決着がついたのかなという事案だと思うんです。直接その当人が行ってどうしようかと、何度も何度も相談に行かれた末にこのような何とかなりませんかという話になったんだから、恐らくそうだと思うんです。だから、そういうまれな家庭に対して何らかの方法を考えるということを、局長、できないんですかね。済みません、突然にぱっと振って申しわけない。 ◎こども支援局長   私もその件につきましては耳にしておりまして、我々みんなとても心を痛めた結果、今回最低限の対応ができたということになるんですけれども、困っているということに対しましても、対応がさまざまですので、何か一つの制度を設けてということも恐らく難しいでしょうし、もちろん財政面につきましても、国のほうが全くないものについて市でどこまでできるのかということはあります。例えば貧困であるとか虐待であるとかいうことにつきましては非常に深刻な問題であるとは思っておりますので、今、その件につきましては、できるだけネットワークを張り巡らせて、それらを拾い上げてできる支援をしていこうという方向で進んでおります。将来的には、できましたら我々としても何らかの策が独自でも講じられたらとは思うんですけど、現状では難しくて、特に30年度に関してはそういうのを挙げられていないというのが現状です。そういうものにつきましても、やはりできるだけ我々としても目配りはしていかないといけないとは思っております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  今言った貧困のね、これがどこにどうという線引きというのも当然難しいことですし、所得が幾らだとかそういうふうなものでなければ線引きはできないと思うんですけれど、ただ、今予算のことも局長おっしゃったけれど、まれですよ、こういう今挙げている子供たちのことっていうのはまれだと思うんですね。その子たちに対してやったら、決してそんなに予算が発生するわけでもないんですから、ただ、言いましたように線引きが非常に難しい。どこでどういうふうな判断がというのも非常に難しいことだと思うんですけれど、子供には何の罪もないんですからね、何とか腹いっぱい食べれるようなことであるとかぐらいは、毎日お風呂に入れるぐらいのことはやっぱりしてあげてほしい。聞いてたら悲惨ですよね。ここでは言ってませんけど、そんな家庭が西宮にあるんだなと僕も聞いてびっくりしたぐらい悲惨な家庭なんですね。ましてや、一番下の子はまだ4歳であると。一番上の子はこの4月から受験の時期だということを考えると、思う存分受験に対して没頭できるような体制をつくってあげられればなと思いますけれどね、その辺は行政でしかできないと思いますので、今後十分にお考えいただければと、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。  これは以上です。  最後に、保育士の確保の事業であるとか保育士等キャリアアップ研修補助事業、これは新規でキャリアアップ960万円がついているのですけれど、今全国的に保育士不足ということが大きな問題になっている反面、待機児童対策ということで、全国で今70万人ぐらいと言われているんですかね、潜在保育士──保育士の資格を持ちながら現場で実際には働いていらっしゃらない方々と。ただ、保育士不足を一番補うためには、この潜在保育士という人たちに何とか現場に帰ってきてもらおうということが一番の策だと思うんですよね。  ただ、この潜在保育士は、もちろんお若い方が多いものですから、7割が子育て中であると。自分のところの子育て中だからなかなか現場に帰れないということがあるらしいんですが、反面一つ大きな理由として、待遇面、これは以前僕もお聞きしたことがあると思うんですが、せっかく保育士の資格を取ったけれども、労働条件が非常に悪いと。例えば給料であるとか、あるいは重労働であるとか、重労働なりに給料が高ければいいんだろうけれども、なかなかそれが補えないということで、実際に保育士としてもう一度現場に戻ろうという人が少ないということが全国的なことであって、自民党の政務調査会の資料だったら、男も女もほとんど変わりがないということで、年収300万円、あるいは400万円あればいいじゃないかというふうな実情らしいんですよね。これではなかなか現場には戻りにくいのかなというところもあると思うんですが、それも含めてですよ、300というのは、僕いいほうで300とあえて申し上げました。200、300から400と。200万円台のところがざらにあるということですよね。そこに行くよりも別のところで働きたいということで、なかなか潜在保育士が現場に復帰していただけないということらしいんですが、まず1点目、西宮にこの潜在保育士と言われているような方はどれぐらいいらっしゃるんですか。  それともう一つ、西宮市が来年度4月からは700人の定員を確保するぐらいの増設をしていく上で、何名ぐらい足りないというふうに予測されているのか。現場の保育士さん、保育士不足で何名足りないと考えていらっしゃるのかとか、もし今数字が出るようやったら言ってください。 ◎保育幼稚園支援課長   まず1点目、潜在保育士の数につきましてですが、明確な潜在保育士の数が西宮市にはどれいぐらいいるのかというのは、これは正直割り出すことはできないんですが、推計としましては約4,000人程度ではないかと考えております。つまり、これは国のほうで、保育士の資格登録者は全国で120万人弱、ただ、そのうち勤務者43万人という、いろんな数字が出ておりますが、潜在保育士は、その中で先ほどおっしゃったように76万人程度ということであれば、資格取得者の約64%ということですので、そういったものを逆算していくと、4,000人ぐらいおられるのかなというところが一つ推計値の根拠にはなっております。  あと、2点目の保育所の整備と待機児童数の1,500名の受け入れ枠ということに対しまして、当初計画といいますか、そのプランを立てたときに、それによって少なくとも200名の保育士は要るのではないかというところがございましたので、そちらに向けて当然確保していく必要があると考えております。  なお、不足する人数という表現はちょっとわかりかねますので、要る必要な人数が200名ということでお答えさせていただきます。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  今も申しましたように、待遇面が悪いので潜在保育士さんが現場になかなか復帰されないということなんですが、大体4,000人いらっしゃるだろうということなんですが、例えばキャリアアップに対しては新規で960万円という予算をつけていらっしゃるんですが、今も言いましたように、国の方針というのが非常に大事だとは思うんですが、市としての考えをあえてお聞きしますけれど、潜在保育士さんに現場に復帰していただくために、こういう条件を市独自として示そうやないかというふうなことっていうのはないんですか。キャリアアップには960万円出していらっしゃるんですから、その辺も踏まえて、逆に復帰してもらおうということに対して、保育士不足という現状を鑑みたときにそういうふうな考えというのは、局長、もう一回聞いてもいいですか。 ◎こども支援局長   今のキャリアアップなんかにつきましても、もちろんその中に今働いておられない方向けの研修もございますので、そういこうことに努めるであるとか、あるいは市独自とはなかなか言いにくいですけど、夜勤補助であるとかということで、あとは現場での、給料面で月収で10万円違うというようなことが言われていますので、そこを市として補填できれば一番いいんですけれども、それはやはりこのキャリアアップなんかを通じまして、国の制度を用いて今やろうとしているわけですけれども、それにプラスして、今度は現場での大変さ、その負担軽減なんかの措置もいろいろ講じていかないといけないだろうというふうに考えておりますけれども、市として何か非常に目玉として、これがあれば復帰してもらえるということを打ち出すところまではなかなか行っていないというのが現状でございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   本当にそうだと思います。こども支援局は、毎年ずっと予算が上がってきて、やることというのは、幾らでもやれば切りがないことをやらなきゃいけないところというのがあると思うんですが、現状を踏まえると、本当にこのこども支援局というのは大事な局だと思います。いろいろとやってもなかなか満足することができないというのが正直なところだと思うんですけれどね、現場、現状を踏まえた施策ということで、予算の時期にこれを言ったからといって、絶好のタイミングで今後進められるかといったら、恐らく再来年度になってしまうのかなと思うんですけれどね、それはよく考えてやっていただければと思います。いずれ子供の数も減るんだろうけど、やはり現時点での対応というのが必要で、だからこれだけ国も挙げてやっていることですし、こども支援局というところが新設されたんですから、そのことを十分踏まえた施策ということで今後ともよろしくお願いいたします。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   1点目は助産施設事業、2点目がこども未来センターについて、3点目は民間保育所等整備事業について、4点目が保育所入所手続について、最後5点目が留守家庭児童育成センターについてを一問一答でさせていただきます。 まず、助産施設事業についてなんですけども、事務事業評価では、対象は経済的な理由によって入院・助産を受けることができないということなんですけども、実際本市においてこういったことが起きているんだろうかということがすごい疑問があるんだけども、この経済的な理由によって入院または助産を受けれない人というのは大体どのぐらいいてはるんでしょうか。 ◎子供家庭支援課長   助産のほうなんですけども、平成28年度はゼロ件ということでいなかったんですけども、平成27年度には1件ということで、実際にはいるという状況でありまして、少ないですけれども、起きる可能性はあるのではないかなということでは思っております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   経済的な理由で受けられないということは、どういった手当を講じたんでしょうか。 ◎子供家庭支援課長   こちらの助産施設については、病院のほうを指定しておりまして、西宮の場合でしたら、尼崎医療生協病院と済生会兵庫県病院を指定しておりまして、そちらのほうにお願いして実際に助産をしてもらうという形の対応をしております。金銭面などにおいては、市のほうから持ち出しているという形です。 ◆松山かつのり 委員   今、両方とも尼崎じゃないですか、この病院がね。――神戸か。これね、県病、西宮の県西とも連携するということなんですけど、今その状況はどうですか。 ◎子供家庭支援課長   もともとは兵庫県の福祉協会を通じて要望したんですけれども、なかなかこちらのほう要望として実際は届いていないというような状況で、余りにも福祉協会の要望自身の数が多くて、優先度からしてこちらのほうが下げられたというふうな状況であります。  そして、県の病院局のほうにはどういうふうな状況であるかというのは聞いているんですけど、まだ具体的には進んでないというふうに聞いております。特に県のほうの条例改正が必要となってきますので、そこら辺が課題だというふうに聞いております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   県病が難しかったら、中央病院との連携はどうなんですか。 ◎子供家庭支援課長   中央病院も、もともとは産科があったときには助産施設として登録されていたんですけれども、産科のほうが休診になったため、こちらのほう現状では指定できないという形になっております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   この件は要望なんですけれども、やっぱり国の施策で、子供を産んでください、子供を産んでくださいと言って進めているわけですから、やっぱり子供を産む経済的なものというのは、坂上委員もおっしゃっていましたけれども、大事なことですので、施策として子供を産んでくださいというふうにこれだけ叫んでいる以上、やっぱりその環境もしっかり整えていただきたいと思いますし、平成28年度はゼロ件ということですのであれなんですけれども、貧困問題はエンドがないんで、しっかりこの辺、いつでもウエルカム、受け入れるよ、大丈夫だよと、そういった体制を整えていただきたいと思います。  この件に関しては以上です。  こども未来センターについて、特別支援教育コーディネータースキルアップ研修というのがあるんですね。これはどういったものですか。まず、これを1点教えてください。 ◎地域・学校支援課長   各学校に特別支援教育コーディネーターというものが教員の中で担当として指名をされております。  この特別支援教育コーディネーターというのは、子供の発達と医療、心理、福祉、教育の多様な観点からアセスメントできる力を養うということで、具体的な支援方法、あるいは組織的な対応のコーディネートということで、教育現場における子供の発達支援のことをやっているのですが、その指導的となる立場、学校の中で中心となって育成することもやっていくということで、専門的なことをやっていく研修が特別支援教育コーディネータースキルアップ研修でございまして、現在、子どもの発達科学研究所から講師を招いて開催しております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   昨年では参加者が18名で、これね、将来的には小中全校に1人を設置することを目標にしているということなんですけれども、現状はどうなんですか。 ◎地域・学校支援課長   現在は17名が受講しておりまして、合計すると35名なんですけれども、来年度も20名を枠として、約60名を養成したいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   この人選は誰がどのように行うんですか。 ◎地域・学校支援課長   これは、校長会で説明をいたしまして、各学校の校長に推薦をもらった者が受講するというシステムになっております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   今、養護学校では保育補助員というんですかね、ちょっと忘れましたけど、が行っているとは思うんですね。要は、医療的なケアが必要な子供がふえているということで、先生だけではもう大変だということで、通園とか福祉タクシーとか、タクシーを使ってそれに添乗しながら一緒に通園するというか、そういったニーズがすごい広まっているんですけど、この養護学校との連携とかは考えてないんですか。これは所管が違うんですけれども。
    ◎地域・学校支援課長   特別支援教育コーディネーターも関係するんですが、こども未来センターの地域・学校支援業務で巡回相談の派遣をやっております。西宮養護学校というか、特別支援学校は、センター的機能を発揮しなければいけないということで、依頼があったときに各学校を巡回して子供の支援をしていく役割がございます。それの派遣をこちらのほうで調整をしてやっているという業務がございます。 ◆松山かつのり 委員   これは意見要望で終わりますけれども、今、いろんな障害を持っている子が地元の学校に通うという希望、要望が非常に高いと。それは当然のことやと僕は思います。それをしっかりと受け入れる受け手が、いい学校生活を送れた、いい仲間ができたというので、この支援コーディネーターが非常に重要だと思います。今35名で来年20名ということで、あと少しで全校配置できますので、早急にお願いしたいと思います。  この件は以上です。  次、民間保育所等整備事業の保育ステーションの件で、これはちょっと気になったことがありまして聞くんですけれども、以前、阪神西宮の北側で女児が誘拐された事件があったんですね。これが2006年か何かやったんですけど、4歳か2歳の子かあそこで一回誘拐されているんですね。それに対して、やっぱり一度あることは二度あるということで、そういった安全面はどう考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎保育施設整備課長   送迎保育ステーションを設置予定のエビスタの北側の増棟部分で保育ステーションと小規模保育事業を設置する予定としておるところです。先ほど松山委員がおっしゃられたのは、さらにその北側にあります公園のところでたしか誘拐された女児が見つかったとかそういう話もあったかなと思いますけれども、実際近くでもう既に小規模保育事業を行っていたりしますし、今回、送迎に関しましては、エビスタの立体駐車場の中にまで車両が入れるように現在調整中でございます。極力そういった外部の方、特に送迎の乗降時に、誘拐云々もそうですけれども、自転車や歩行者との接触等がないように、安全については今検討中でございます。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   検討中ということで、これ以上要望しかもう言えないんですけど、ガードマンをつけるのか防犯カメラにするのか、その辺しっかりね、駅というのは不特定多数の方がすごい出入りしますので、親御さんが目を離して子供がどこかに行ってしまったというのが非常に多いんでね、お母さん方も下校時とかお話しする際に目を離してしまうということもありますので、そのときに一番注意しなきゃいけないかなと思うので、しっかりとこの辺は対策をお願いしたいと思います。  この件は以上です。  次、入所についてですけれども、要は入所を受け付けてそれを通知するという作業が保育所の件ではあると思うんですけれども、今実際、本市では何名体制でどれぐらいの時間がかかっているかというのはお答えできますか。受け付けから返信するというか、合否というんですかね。 ◎保育入所課長   主に入所の利用調整とかそういう作業をしているのは大体12名でやっているんですけれども、どこから数えるかによるんですけど、例えば申し込みの受け付けを締め切ってから入所を決定するまでは、何時間というのではなくて、何カ月という形になるんですけど、なぜそれだけかかるかというと、まず受け付けしている期間は、すごい人が窓口にも来られるので、その受け付けた書類の点数をつけるとかいう処理はほとんどできないので、締め切ってから、まず添付の書類の漏れとかがないかというのをチェックして、ある場合は求めたりして、そろった人から――保育所の入所というのは、保育の必要性を点数化していくので、その点数をつける作業というのはまず一番大きな作業になってきます。これがかなりいろんな広範囲にわたっているので、働いている時間であるとか介護状況であるとかというのを一人一人見ていく必要があるので、まずそこが時間がかかるということになっております。そこから後、点数をつけた後に、それを全員でチェックするという作業になっております。ここの点数が間違っていると大変なトラブルになるので、そこをチェックするというのも時間がかかっているところです。最終的にその点数がついた方を、申し込んでもらえるところを点数順に入所決定していくんですけれども、希望施設の申し込みというのが現在数の制限がないので、極端な話、30施設とか申し込んでもいいので、お一人お一人申し込んでいる施設それぞれが利用調整の対象になってくるので、それを利用調整していく作業というのが時間がかかるところです。  AIでその利用調整をやるとすごい短時間で終わったというニュースもあったんですけれども、例えばAIでやったとしても、そのAIを100%信用するならそれでいいんですけれども、普通はそれが出た結果をチェックしないといけないと思うんですけれども、それをチェックしようと思うと、結局同じ作業が発生するので、もしAIでそこの作業をしようと思うと、もう100%AIを信用しないといけないのかなというところがあるんですけれども、それを合わせると、その作業で大体2カ月半かかってくる状況になります。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   なぜこんな質問をしたかというと、合格と言っては変ですけどね、マルというふうに判断された家庭はいいじゃないですか。バツと判断された家庭というのは、そのバツという知らせが早ければ早いほど次の手を打てるということにつながりますので、果たして12名の体制がいいのかどうか、1日早ければ1日早く次の手が打てるという保護者の立場から考えると、2カ月半、12名というのが果たしてこれでいいのかなというのはすごく疑問がありました。  今おっしゃったように、さいたま市でAIのほうをやってかなり時間が短縮されたと。今までさいたま市は、30人の職員でかかっていたものを、一瞬で選定作業ができたということで、その分保護者に行く通知が早いので、バツになった保護者というのはすぐ手を打てるという利便性があるというニュースもあったんで、この12名というのは果たして適当な人員配置かどうか、その辺をちょっとお聞きします。 ◎保育入所課長   保育入所課というのは、以前、新制度認定課で、超過勤務が庁内でも一番多いという課でして、年々人員を増強していただいている状況で、一人一人の負担は年々減っていっている状況なんですけれども、人数がふえてきた状況を私も見てきているんですけれども、ふえ過ぎるとまとまりがつかなくなる。例えば窓口で保護者の方に御説明する場合も、その説明を統一していく必要があるんですけれども、一件一件こういう事案があって、ここを気をつけないといけないという意思統一をしていく必要があるんですけれども、今の人数でもその意思統一をするのがなかなかぎりぎりという感じなので、多ければ多いほどいいという状況ではないと感じています。  また、最終的に園を決める作業についても、人数が多かったら早く済むというわけではなくて、ある程度特定の人数でやらないと効率が悪いというところがあるので、人数がふえれば効率がよくなるということではないと感じております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   わかりました。  私の意図するところは、バツの方に関しては、通知が早く届けば届くほどその人は次の手が打てるということで、このあたりはしっかりまた研究しながらお願いしたいと思います。  この件は以上です。  最後、育成センターについて、今回の予算で男女別トイレの改修がかなり計上されておるんですけれども、このトイレの改修については優先順位はどうなっていますか。 ◎育成センター課長   優先順位ですけれども、やはり高学年児童の受け入れを考慮して進めていっておりますので、高学年の受け入れができる可能性の高いところから整備を考えているところでございます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   今後の予定として、全育成センターのトイレの整備事業が終了するのは、大体見込みとして何年度ぐらいを見込んでいますか。 ◎育成センター課長   今、暫定的に教室の利用とかしています育成センターを除いて、市内に全63センターございます。男女別トイレを整備しているセンター数が12センターございまして、まだまだ数的には足らないような状況でございます。  今年度は、瓦林第1育成センターにつきましてトイレの整備を行いまして、今現在、待機児童対策として今津育成センターを、今津幼稚園舎の改修という形で第2センター、第3センターを整備するとともに、男女別トイレもあわせてやっているところでございます。  それを合わせてもまだまだ半分どころか相当先になりますので、今後新しい施設を整備するに当たっては、男女別トイレを当然整備はしてまいりますが、待機児童対策として新たな施設整備を今後続けていくかどうかも含めまして、なかなか見えないところもございますので、現時点では相当な期間を要するとだけしかちょっとお答えできないような状況でございます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   わかりました。  女児がいたずらされるとか、前も言いましたけども、そんなことも考えて、すごく急がないかん事業の一つなのかなと思いますので、早期の前倒しの事業としてやっていただきたいということを要望しておきます。  以上です。 ◆福井浄 委員   事務事業評価が4点で、それ以外に2点させていただきます。公立保育所について2点させていただいて、民間保育所、それと子育て総合センターをやらせていただきます。  予算措置状況等調のほうで67ページなんですけれども、公立保育所についてですけれども、下から2番目のところですね、老朽化が著しいというところですけども、公立保育所の耐震化未整備の園というのはどれぐらいあるんでしょうか。  一問一答で。 ◎参事(池田敏郎)  公立保育所は23園ありまして、本年度に耐震を完了しました浜脇保育所と、現在工事中の芦原むつみ保育所の完成によって、本年度末で閉園となるむつみ保育所、平成27年度に簡易耐震改修を行い、今後は定員を減らし、閉園予定の芦原保育所を除くと、7園が未整備となっております。  以上です。 ◆福井浄 委員   その7園についてですけれども、いつごろ整備されるのでしょうか。 ◎参事(池田敏郎)  平成30年度に今津南保育所の改修を行います。他の園につきましては、現在手法を検討中のものもありまして、平成34年度末ごろまでには改修を完了したいと考えております。  以上です。 ◆福井浄 委員   工事の方からいろいろお話を聞いたりとかしていて、公立の保育所というのはすごくぼろぼろなので何とかしてあげたいというようなことを聞いて、いろんな工事についても無償でやってあげているんですよみたいな話を聞いているので、老朽化というのが非常に進んでいるのかなと思います。  もちろん補修とかで済むところもあるかもしれませんけれども、いよいよ建てかえなくちゃいけないなというようなところがあるとしたら、そのようなときに現地で建てかえたりとか移設とかを考えていらっしゃると思うんですけど、そのようなことは今後の方針ではどんな感じになってますでしょうか。老朽化が激しいようなことになっている園について今後の方針ですね。今は補修でしょうけれども、次にどうされるのかということです。 ◎参事(池田敏郎)  老朽化の問題もあると思います。耐震化を図らないといけない園というのは、老朽化が進んでいるところも多いので、耐震化の改修であったりとかも含めて、大規模な改修というのも行うようにしていっております。30年度、今津南保育所につきましても、耐震補強プラスで大規模改修ということで改修を行っていきます。  以上です。 ◆福井浄 委員   ちょっとざくっとした感じになってしまいましたけれども、これパブコメじゃなくても、保育所については量的なものだけじゃなくて、保育の環境の充実も図ってほしいと書いてありました。ということになりますと、これは意見要望ですけれども、保育所を今公立でということをされていますけど、施設をそれぞれ改修というか、建てかえたほうがいいんじゃないかなという希望がありまして、その現地で建てかえられへんかったら、移設を考えているんでしたら移設をできるようにしないかん。そのときには民営、民間のほうでやっていただいたら、きれいな施設が建つのではないかと。今のこのままですと、建てかえするにも大変というのがあって、なるべく延命化しようという形をしていると思うんですけれども、それですと保育の質というかそういうものも担保できないんで、ぜひともそういうものに民営化を進めていただきたいと思います。  次です。同じく公立保育所管理運営事業についてなんですけれども、この中に、「多様な保育ニーズに対応するため、研修等により保育の質の向上を図り、子育て支援の充実を図る」と書かれていますけれども、この多様な保育ニーズというのはどのようなことを考えていらっしゃるんですか。 ◎保育幼稚園事業課長   こちらのほうに書かせていただいていますニーズとしましては、現在実際に預かっている子供さんたちに伴うニーズということで、保育時間が長時間化してきているということや、障害、虐待、家庭支援などの必要性のある子供さんがふえてきているということを書かせていただいております。 ◆福井浄 委員   今、待機児童がたくさんふえている中で、なかなか公立保育所のあり方というのも難しいと思うんですけれども、多様なニーズというものですと、先ほど坂上委員もおっしゃっていたとおりですけれども、病児・病後児とか、民間の保育所がなかなかできないところを公立保育所としてはやるべきところかなと思ったりするんですけれども、病児・病後児とか障害、夜間とか深夜とか休日とか、そのようなところが私は必要なのではないかなと思っていますけれども、そのようなお考えはありますか。 ◎保育幼稚園事業課長   実際のニーズといった言葉を使ったときに、そういったニーズがあるということはこちらも認識しております。事務事業評価で使わせていただいているのは、公立保育所の運営の中で具体的に出ている課題ということで出させていただいています。  実際に今おっしゃったような案件というのは、もちろん公立保育所はセーフティーネットとしての役割はきちんと果たしていかないといけないんですけれども、公立保育所の倍の民間保育所が実際にあるような状態の中で、公立だけでそれを全て賄うということは、もう物理的にも無理だろうなと思います。そういった意味で、そういうことを考えていく上では、西宮市全体の保育というのをどういうふうにしていくかということを考えていかないといけないと考えております。 ◆福井浄 委員   公立保育所のことで話を伺うと、預けられているお子さんが、保育所で御飯を食べると。それが1日の糧になっていて、1日1食ぐらいしか食べれないとかいうようなお話も伺いました。そういうところでいうと、セーフティーネットとして非常に大事なのかとは思いつつ、そのレベルというのは、保育所に行かなければ1食も食べれないということなので、ここは保育所がやるところなのかどうなのかというのはすごく思ったりします。例えば小さい子供さんでしたら乳児院があったりとか、別のところがあるのか、特化するのかというのはちょっと中途半端になっているような気がしますので、意見要望ですけど、民間と公立のあるべきものがあるとすれば、そこを明確にされたほうがいいのかなと思います。  以上です。  その次は、民間保育所についてなんですけれども、保育所の保育・育児にかかる運営費について、各年齢ごとにどれぐらい費用がかかるかというのはお出しできますでしょうか。 ◎保育幼稚園支援課長   当初予算措置状況からの御質問かと思いますが、当初予算積算に当たりましては、給付費につきまして、平成29年度の各園の園児の年齢ですとか、職員配置状況、あと事業の実績などをもとに園ごとに積算はしているところですが、年齢別の運営費といったものにつきましては、把握してございません。  ただ、平成28年度決算における児童1人当たりの運営経費につきましては、一月当たり約11万8,000円程度となっております。  以上です。 ◆福井浄 委員   これね、他都市で、見込みなんですけれども、ゼロ―2歳ですと大体十七、八万円とかいう形で書かれているので、そういうのをちょっと出していただけたらなと思います。  あと、昨年度より定員枠拡大ということで、150人ふえるということなんですけれども、この予算についてはそれぞれ何歳児はどれぐらい入園というような形で見込みはされていますでしょうか。 ◎保育施設整備課長   150人というのは、予算措置状況等調の63ページの定員枠の拡大見込みの平成30年度755人と平成29年度605人を比較されたのかと思うんですけれども、それでよろしいでしょうか。 ◆福井浄 委員   はい。それで結構です。 ◎保育施設整備課長   そちらのほうですね、150人増というか、平成29年度予算で605人分を拡大、30年度予算としては755人分拡大ということで、定員枠が150人増というわけでなく、2カ年で合計したら1,360人分ふやすという形になっております。  何歳児がどれぐらい入園するかということにつきましては、この755人分ということでお話しし、御説明させていただければと思うんですけれども、この年齢別内訳は、ゼロ歳児が57人、1歳児が97人、2歳児が115人、3歳児以上は各162人と今のところ見込んでおります。  以上です。 ◆福井浄 委員   そうですと、今後1,500人の目標を達成するという形になりますけれども、スケジュール的に市の負担というのはどのようになっていきますでしょうか。 ◎保育施設整備課長   整備のほうの予算といたしましては、平成30年度に今回この御審議に上げさせていただいております18億260万5,000円、こちらのほうで企業主導型保育事業なども含めてという形にはなるんですけれども、とりあえず平成30年度予算で1,500人の目標は達成する見込みとなっているところでございます。 ◎保育幼稚園支援課長   引き続きまして、今後の保育施設整備等による受け入れ枠拡大に伴いまして、給付費の増額が見込まれますが、これは31年度の予算でまた御審議いただくことになると思うんですが、一般財源ベースで4億3,000万円程度になるのではないかと見込んでおります。  以上です。 ◆福井浄 委員   今なぜお話を伺っていたかといいますと、今後教育の無償化が進められてくると思うんですけども、内容を見ていくと、教育の無償化なのか保育の無償化なのかというところがちょっとわからないような状態になってきていて、保育ニーズもふえてくるところなんですけれども、一定市民の理解といいますか、お子さんを預けた場合にどれぐらいの負担がかかるんだろうということは周知していたほうがいいんじゃないかなというところがあります。といいますのは、その予算が多分一番大きくなってくるとすれば、ほかに充実しなくちゃいけない在宅家庭のところ等に予算がなかなか行きにくいんじゃないかなということを思いますので、お子さんを預けるのは、自由にいろいろなところで預けていただいたらいいとは思うんですけれども、ただ、そのときにはどれだけの費用がかかるかというのを考えていただくと、お母さん方もちょっと頑張って働かなくちゃいけないねということをもし頭の中で考えていただいたら、保育費用の負担と、無償化ではないよというところで、誰が負担をするかということを非常に考えていただける一助になるかと思っております。  次です。予算措置状況等調70ページの子育て総合センター管理運営事業についてなんですけれども、前市長が挙げた事業でということで承認させていただいたところなんですけども、内容をずっと追っていきますと、ここにお越しの澁谷委員長がかなり内容について把握されていて、事業についても大分整備されていたというのを伺いましたので、確認程度になりますけれども、ここでお話しさせていただきたいと思います。
     次代の親の育成事業ということで、赤ちゃん先生をされていますが、この事業について取り入れる経緯みたいなことを教えていただきたいです。 ◎子育て総合センター所長   この事業につきましてお答えします。  平成24年ごろから学校の教育現場で赤ちゃんと触れ合おうという体験授業をする学校がふえてまいりました。市内でも小学校、中学校で開催されておりました。小学校では、命の大切さを育てる授業、中学校では、保育体験授業として、この事業を継続して開催したいという学校がふえておりました。  市では、世代間交流事業として、子育て総合センターの親子サロンにおいて、中学生から大学生が赤ちゃんや保護者とかかわる保育体験プログラムを実施しておりますが、平成28年度からはこの赤ちゃん先生事業も次代の親の育成事業として位置づけて実施しております。  以上です。 ◆福井浄 委員   子育て総合センターさんのほうでは、児童館等に子育て等のことでアウトリーチをされていると思うんですけれども、NPO等に委託する事業というのはほかにありますでしょうか。 ◎子育て総合センター所長   乳幼児子育て相談とかいろんなアウトリーチを総合センターではしておりますけれども、NPOに委託とかそういう形は余りない形態ではございます。 ◆福井浄 委員   済みません、聞き方が悪かったです。子育て総合センターさんがアウトリーチを実施している事業については、委託をされているのか、直営でやられているのが多いのかということを聞きたかったんです。 ◎子育て総合センター所長   児童館でも、移動児童館事業とかをしておりますけれども、直営でやっております。 ◆福井浄 委員   これを聞きたかったのは、子育て総合センターさんはアウトリーチするときは直営事業でやっていらっしゃるんですよね。この事業についてだけNPOという形でやっていらっしゃるので、この辺どういう経緯でなったのかというのは、少し毛色が違うような事業になっています。ですので、この事業について、今後どのように事業を継続されるのかどうなのかというのをお伺いさせていただきます。 ◎こども未来部長   赤ちゃん先生という事業は、従来から学校で独自にしていた部分もございますし、子育て総合センターで類似の事案もしていたんですけれども、平成29年3月に西宮市青少年問題協議会で「次世代の親を育成するために」という提言を受けました。  この提言の趣旨なんですけれども、赤ちゃんとの触れ合い事業に限定したものではなくて、生命の尊厳や性の大切さを知りとか、それから愛され支えられてきた自己を振り返る機会になると同時に、未来の家庭生活への準備となることを目的に、次世代との触れ合いや体験活動などの機会の提供を行うというものであるため、来年度からは赤ちゃんとの触れ合い事業に限定せずに、このような青少年問題協議会の提言の趣旨に沿った事業者を公募いたしまして、複数登録して学校に選択してもらうような形にさせていただきたいと考えています。  以上です。 ◆福井浄 委員   事業について、生徒がどう評価されるのかというのが一番大事だと思うので、その中で決めていただいたらいいんですけれども、ここは調べていったところで、澁谷委員長のほうが調べたところでも、一つのところだけが選定を常に受けるというのはよくないんじゃないかと。いろんな方々が次代の親の育成事業というテーマの中で選考されて、その中で選ばれるべきだということを進められたと思います。ですから、私も、そのところはそのとおりだと思いますので、公平・公正になるように努めていただきたいと思います。  この件は以上です。  あと2点なんですけれども、最近の新聞等で話を見たところなんですけれども、西宮市では保育の質を担保するのには、運営がしっかりしているかどうかというのを把握する必要があると思うんですけど、新年度に大阪のほうでは保育施設の事故を防ぐために、認可外も含めて抜き打ちでの立入調査を行うということが新聞紙上に出ておりました。  この件につきまして、西宮では質を担保するということで、どのような対策をとられていらっしゃるでしょうか。 ◎保育幼稚園事業課長   保育の質を担保するという意味合いでは、監査としまして、29年度は65カ所の認可外に対して年1回の立入調査を行っております。その立入調査の中で、少し気になるようなことがあったところとか、不自然なところがあったところに対しては、抜き打ちも含めて何度も年内にお伺いしてお話を聞かせてもらったりとかということはさせていただいております。  以上です。 ◆福井浄 委員   抜き打ちのところで、立入調査したところで是正みたいな勧告といいますかね、その例はあるんですか。 ◎保育幼稚園事業課長   まず、認可外の立入調査の基準というのが、最低限守らないといけないものというぐらいのレベルでして、余り詳しいところまで権限を持ってチェックすることはできない、実際その最低限の基準すら満たしていないような状態というのは、もうどうしようもない状態というぐらいのものになります。ですので、どちらかというと、アドバイスとか助言に近いような形で保育の中身について指導とかをしていくという形をとっていることが多いです。  不自然な動きに対しては、やはり何度も行くことによって、見てますよということをきちんとこちらからアピールすることで是正されていくということはよくあることです。  以上です。 ◆福井浄 委員   話が認可外みたいな形になってきたんですけれども、何で質問させていただいたかというと、幼稚園の先生に話を伺って、保育所のほうにたまに行かれたりするときがあるんですって。そのときに、ゼロ―2歳とかそのあたりのところに、西宮で保育の質を担保するのに保育士さんはこれぐらいの人数が要りますよみたいな話をすると、そんなにいたのは見たことないとかという話をするので、じゃあ年齢が多いところにはそれだけやりますよと、何人に対して何人と言うじゃないですか。そうすると、そんなにいないけどなみたいな話を聞くんですわ。それが本当なのかうそなのかはちょっとわかりませんけれども、そのあたりも抜き打ちという形である程度見れるとなるといいのではないかというので今回させていただいたので、認可外もされているということですけれども、事前に来られるよと言うよりも、たまにぱっと行かれるというのは非常に効果があるのかなと思いますので、やっていただけたらとは思います。  最後です。これもちょっとどこに聞いていいかわからなかったところなんですけれども、先ほど申し上げたところで教育の無償化というのが進みまして、保育所ですと11時間、幼稚園ですと4時間という形になるので、これは教育の無償化なのか、保育園の無償化なのかという議論はあると思うんですけれども、いずれにせよ、今後保育所のニーズが高まるということが予想されるんです。そうなると、今、私立の幼稚園というのが市内にありますけど、その私立の幼稚園というのが恐らく保育とか認定こども園とかに移行されるようなことが予想されるんじゃないかなと思っております。このような状況になれば、市内の私立幼稚園が認定こども園になるとすれば、待機児童の対策に非常によいのではないか、市のほうとしては解決が進むんじゃないかなということは思います。  ですから、市としては待機児童の解決策となるということが見込まれて、また私立幼稚園としては、今後保育のほうにニーズが流れる中で、認定こども園に移行することで一定の園児の確保ができていくんじゃないかということになりますので、要はウイン・ウインという関係になってくると思うんです。  これから恐らくそういうことが見込まれるところなので、市としてはどのような対策を立てていらっしゃいますでしょうか。 ◎参事(安福聡子)  私立幼稚園が認定こども園へ移行している状況といたしましては、今現在はそのような流れが余り大きくない状況にございます。  移行していない理由につきまして、大きな理由としては、事務が繁雑となることや幼稚園という名前を保持したいという心理的な要素などがあるのではないかと推察しているところです。  また、認定こども園になることで実際の運営経費や事務量、保育時間や保育の内容がどのように変化するのか、具体的なイメージがない園がほとんどかと思われます。  そのため、本年度、私立幼稚園を対象として経営コンサルタントを講師に招きまして、認定こども園への移行、人材確保に関する研修会を実施いたしました。その中で、認定こども園になったときの運営経費や公定価格の加算について、またメリット、デメリットを御説明するとともに、今後、就学前児童数がどのように減少していくか、また保育所に入所できなかった子供の人数が年齢別にどの程度いるのかといったことをあわせて御紹介いたしました。  委員御指摘のとおり、市が抱える待機児童問題に対して、幼稚園が抱える就学前児童数の減少という課題はどこかで折り合える点があるようにも感じております。  いずれにいたしましても、移行するかどうかを決断するのは各園ということになりますので、お互いが納得する形で課題解決に向かえるよう、私立幼稚園に丁寧に情報提供していくことが重要であると考えております。  具体的には、まず第1段階目としまして、研修会等を実施して情報提供を行い、そこで関心を持った園を対象に、2段階目として、園ごとの移行後の収支シミュレーションを作成するなどして、市としても望ましい、より踏み込んだ方向性を示していくことを考えております。  以上です。 ◆福井浄 委員   ありがとうございます。  心理的なものでなかなか私立幼稚園が進めないとなれば、そういうシミュレーションをつくりながらこども園に移行できるようなマインドをつくっていただくことが大事かなと思いますので、ぜひとも進めていただきたいと思います。  最後、意見要望なんですけど、ここのお話をさせていただく前に、私は、ずっとマイ保育園といったかかりつけの保育園をつくって、在宅の家庭で育てているお母さん方が近くで本当に相談できる場所をつくってあげてほしいと、一時預かりできるところをつくってほしいということをずっと申し上げていたんですけれども、でも、今の状況を考えてみると、マイ保育園がすぐできるとは思えないなというところがありまして、段階としては、やはり待機児童の対策がある程度できてきて、園に入園されるお子さんが全体的に減っていって、それぞれの園がどのようにして自分の園にお子さんに来ていただくかということを考えたときに、初めてこのマイ保育園というのは動いていくのかなと思っております。ですから、ぜひともそのような形でこども園に移行されるのを進めていただきたいと思います。  加えて、認定こども園ですと、その前に幼稚園の先生がそこにいらっしゃって、幼稚園の先生の中にも、大体今の先生はダブル免許で、幼稚園と保育園の免許を持たれる方がいらっしゃるんですけれども、そうでない幼稚園の免許だけ、あと小学校の先生かな、二つの免許を持っている方も何人かいらっしゃると思うんですよ。今、こども園ですと、32年ぐらいまでですかね、幼稚園の先生でもその間に保育の免許を取ればいいと。保育の免許も取りやすい状況に今なっていますので、それも含めて一緒に進めていただけたらなと思います。  某幼稚園の先生に私立の幼稚園で保育免許を持っていない幼稚園の教諭の先生がどれだけいらっしゃるか今調べてもらって、ちょっと間に合いませんでした。保育士の確保ということではなかなか難しいかなと思うんですけれども、今幼稚園のシングル免許、幼稚園の先生だけの免許を持っている方ですと、保育士の免許を取りやすいので、現場に今立たれていますし、保育士がふえたと同じような形になっていますので、この辺もちょっと進めていただけたらなと。保育士資格のために、幼稚園の先生のシングル免許を持っている方を保育士にする、そのようなものを政策で進めていただけたらなと思います。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   児童虐待問題と、それから、保育所の待機児童問題について、一問一答で質問したいと思います。  児童虐待問題なんですけど、まず実態を教えてほしいんですけれども、相談件数、それから、虐待と認知した件数を、27年、28年、29年度、わかれば教えてください。 ◎子供家庭支援課長   家庭児童相談室の相談件数という形のものを御説明させていただきます。  平成27年度が1,741件、平成28年度が1,891件、そして平成29年度なんですけれども、こちらのほうが4月から12月までというところになるんですけれども、2,135件というふうな状況です。  次に、虐待ですけれども、虐待に関しては、認定という形ではなしに、疑いも含めた形の数ということで把握しております。  虐待のほうは、平成27年度832件、平成28年度1,074件、平成29年度が12月末現在で1,014件という形で、徐々にふえているというような状況であります。 ◆庄本けんじ 委員   かなりの相談件数、それに虐待の実態ということだと思いますし、そのふえ方もすごいふえているというふうに思います。虐待というのは、子供のときにこういうことに直面しますと一生影響する問題だと思うんですよね。児童虐待撲滅という観点でぜひ取り組んでいただきたいと思うんですけど、こういう問題を解決する上で体制強化というのが重視されて、いろいろ検討されると思うんですけど、また、一般質問なんかでも取り上げましたけれども、国のほうは子ども家庭総合支援拠点の整備ということを提起されていますけれども、これは西宮市としてはどんなふうに取り組んでいかれるつもりでしょうか。 ◎子供家庭支援課長   本市としましても、児童虐待の発生予防や支援を進めていくためには、必要な職員の配置基準とか設備についても検討のほうを行いまして、子ども家庭総合支援拠点の整備と適切な運営を目指していく考えです。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   そういうことをやりながら、西宮市としても児童相談所をつくっていくということを、検討を視野に入れるというふうな方向性が見えていると思うんですけど、児童相談所を西宮市立としてつくっていくかどうかということについては、どんなふうに考えていますか。 ◎子供家庭支援課長   現在、県の児童相談所と市のほうが二元体制を保ち、関係機関と連携して協力していくことが児童虐待の予防と──介入と予防ですね、支援が十分に機能するために重要かつ適切であると考えております。さらに、児童相談所を設置するためには、施設や、専門的知識を持った人員の確保、人材育成、相当な財政負担等、解決すべき課題が山積しておりまして、現時点においては、児童相談所を設置する考えは持っておりません。  引き続き、国、県、他の中核市の動向を十分に見きわめながら、今後は調査研究のほうを行っていきたいと考えております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   来年度──30年度については、子ども家庭総合支援拠点の整備について、一歩踏み込んで具体化の方向で考えていく予定とか考えはありますか。 ◎子供家庭支援課長   支援拠点の整備に向けましては、配置基準とかありまして、人を確保しないと整備ができないことがありますので、まずは正規職員の増員を要望していく考えであります。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   ということは、平成30年度には人の確保をするために努力しようということですか。 ◎子供家庭支援課長   人の確保については努力していきます。ただ、人数については、配置基準に足るだけの人数配置はなかなか難しいと思いますけれども、年数をかけて体制整備のほうをしていきたいと考えています。 ◆庄本けんじ 委員   それはぜひお願いしたいなと思います。  児童相談所のほう、研究を始めるということなんですけど、平成30年度はどんなふうにして研究されますか。 ◎子供家庭支援課長   中核市に児童相談所は30年度にはまだなかなかできてはいないのかなと思いますけれども、31年度には明石市のほうに児童相談所ができるのではないかと考えておりまして、今後はそういうふうな形の情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ◆庄本けんじ 委員   ということは、他市がいろいろやっていったその経験をとりあえず学んでいこうかなという感じですか。 ◎子育て支援部長   児童相談所の設置につきましては、以前からそういう御質問もいただいておりますし、こちらのほうといたしまして、中核市では既に金沢市と横須賀市がつくっております。ただ、つくったのがたしか平成18年度、大分前になりまして、実際人口も多い市でございますけれども、今になりますとかなりの人数で児童相談所が運営されていると。  児童相談所に関しまして申し上げますと、この児童虐待以外にも療育手帳、いわゆる知的障害のお子様たちの手帳なんかの発行業務であったりとか、あと、今結構話題になってきておりますけれども、里親の問題とかそういったもの、虐待以外のことについても対応しているという関係で、職員もかなりの人数を入れないといけないというとこら辺で、西宮市として仮に児童相談所を設置した場合、西宮市のレベルでどれぐらいの人数が必要になってくるのか、近隣の中核市で相談所を開設されるというのが、明石市が平成31年度ということでございますけれども、明石市がどのような人数体制でやっていかれるのか、開設した当初に、どのような状況になっていくのかも見きわめた上で、仮に西宮市で市営の児童相談所を設置したとする場合、どれだけの人数が必要になってくるのかも踏まえまして、調査研究をさらに進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   わかりました。  体制の規模が当面はどれぐらいが適切かということから見ていきましょうということだったと思います。ぜひそういうところからでも進めていってください。  次に、保育所の待機児童の問題ですけれども、平成28年、29年、30年度で1,500人の待機児童を解消しようということで、目標を持って取り組んでいると。先ほど福井委員の質問への答弁でも、この1,500人は達成できますよということだったと思うんですけど、28年度、29年度、30年度、それぞれ目標を持ってやったと思うんですけど、それぞれの年度で解消目標、実際どこまで到達したのか、4月の時点で入れなかった子供が何人いたのか、その現状をちょっとまず教えていただけますか。 ◎保育施設整備課長   当初の計画は、単に整備ではなくて、いろいろな手法を用いてというような形も含めての1,500人というか、議会に報告させていただいた合計としては1,490人になるんですけれども、平成28年度は560人というところを、実際のところ189人分の定員枠の拡大という形になっております。29年度は、535人と挙げさせていただいているところなんですけれども、実際整備がずれ込んだ園がありまして、30年4月1日現在で、市主導のものとなりますと157人分、年度中にあと195人分の拡大が見込まれるところでございます。合計すると352人分。平成30年度は、予算に上げておりますけれども、755人分という形で見込んでいるところでございます。
     それと、先ほども少し御説明しましたけれども、企業主導型という形で待機児童の対象から外せるという国主導のものが、平成29年度で276人、また今現在わかっているところで、平成30年度中──31年4月1日を目指して103人分の拡大を予定していると聞いております。  以上です。 ◎保育入所課長   実際に入れなかった人数なんですけれども、平成28年4月が636人、平成29年4月が830人です。ことしの4月の入所はまだ手続をしているところなんで、これはまた4月に予定しております待機児童の発表のときに発表させていただきたいと思います。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   ことしの4月、予想はどうでしょうか。 ◎保育入所課長   ことしの4月入所に関しては、1次申し込み、2次申し込み、最終申し込みと3段階ありまして、1次、2次の結果発表が先月の2月5日にありました。その時点の数字で言いますと、入れなかった方は1,060人ですね。去年の同じ時期の人数が1,024人で、36人ふえている状況になっております。  去年で言いますと、この1,024人が、入れたり、申し込みの取り下げがあったりしてどんどん減っていく形になっていきますので、1,024が最終的に先ほど申しました830になってきたところなんですけれども、ただ、この1次、2次の結果発表の時点でほぼ同じ数になっているところを見ると、4月に発表する待機児童も、やはり去年と似たような数字になるんじゃないかということで予想しております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   そういう数の人たちが、それだけの人たちが入れない状態が続く、さらに拡大傾向ということは言っていいと思うんですね。そういうときに、この1,500人という目標が果たして間に合うのかということは改めて検討する必要があると思うんですけど、平成30年度当初の目標に対しては頑張って達成してきたよということをおっしゃるんだけど、依然としてこの待機児童問題は解決できないままと。その現状をどう考えますか。 ◎子供支援総括室長   先ほど庄本委員がおっしゃいましたように、我々平成28年度から3年かけて1,500人を目指して保育所整備に努めております。30年度も、当初予算に上げさせていただいているように、民間の数園が開設予定となっています。  ただ、今委員おっしゃったように1,500人で本当に足りるのかどうかというのは、正直我々も、ひょっとしたら足らないのかなと。といいますのは、お母さん方の就業率が、我々の想定よりもやはり非常に高いというか、働くお母さん方が非常にふえておりますので、そういった意味では、まだまだ必要あるのかなというふうに思っておりますが、先ほど玉田が申し上げましたように、ことしの4月に確定の待機児童数を見ながら、また今後予定されています教育・保育の無償化、それによってどの程度影響が出るのかということも視野に入れながら、また30年度は新たにどのような整備が必要か検討していきたいと考えております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   今年度ですか、入札不調で、計画はしたけれども、実際は整備ができないところが出てきたと。こうなると、目標が先送りということになってくるんですけど、平成30年度は物理的に入札不調になるかもしれないというものはないですか。そもそもそんなふうなものはないというふうに見ていいですか。 ◎保育施設整備課長   昨今の状況を鑑みますと、入札不調にはなり得るものと考えています。 ◆庄本けんじ 委員   計画の中にそういうものが含まれているというふうに考えたらいいですか。目標どおりいかない場合もあると。 ◎子供支援総括室長   29年度に関しましても、我々、入札不調を織り込み済みで計画したわけではなく、結果的に不調になってしまったということです。29年度の状況を見ておりますと、やはり人件費であるとか、あと材料費ですね、そういったものが想定よりも高くなっているということを聞いておりますので、30年度もひょっとしたらそういうことがあり得るのかなという意味で、先ほど保育施設整備課長のほうが答弁したわけでございますけれども、当初から入札不調になるということを織り込んでいるわけではございません。 ◆庄本けんじ 委員   入札不調になるということを織り込んで計画を立てないと。それは当然のことなんですよ。だけど、目標を達成させるということを考えたら、その不安はやっぱりあるよということだと思うんですよね。そしたら、やっぱり教訓をちゃんと引き出す必要があると思うんですよ。入札不調にならないように。なおかつ、そういう不安があるんだったら、不安のない計画をやっぱり立てていくということをやらないと、待機児童を解消しますと言っても、それは計画倒れということに実際なってしまうと思いますので、この3年間、努力はされてきたと思うんです。評価もしたいと思うんですけど、やっぱりニーズに追いつくということは絶対やらなきゃいけないと思いますし、なおかつ計画を立てたら、目標に行くような計画にしていく。入札不調というのは、社会情勢でわかるわけですから、そういうことも踏まえていろいろ本腰入れて、平成30年度までの計画で来たけども、来年度はそれ以後どうするのかということも、すぐに市民に発表できるようにしていただきたいなと思います。  現状の深刻さということも感じるんですけど、ひとり親家庭のところで保育所に落ちたという話を聞くんですよ。平成29年度──今年度ですね、ひとり親家庭の待機ってあるんですか。そういうのはわかりますか。 ◎保育入所課長   ちょっと申しわけないですけど、ひとり親世帯で何人入れなかったというのは把握していないんですけども、今年度はそれを取ろうかということで作業を進めているところなんですけど、まだちょっと数字は出ていない状況です。  あと、ひとり親世帯は、保育所に入るときの利用調整基準表というのがありまして、点数があるんですけれども、加点としてはかなり大きな加点があるんですけれども、やっぱりそもそも就業時間が短い場合であるとか、そういった場合は点数が低くなってくるので、そういうところで入れていないところがあるとか、あと、そもそも申し込む保育所に空きがない場合があって入れない場合があるので、ただ、ひとり親世帯自体は、保育の必要性としてはかなり高い位置にはなっているんですけれども、ちょっとそういったことが起きている状況になっております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   現実にあるかもしれないというお話ですよね。それはね、本当になくす、少なくともひとり親世帯の待機児童をゼロにすると。それはすぐにでもやる必要があると思うんですよね。もう途方に暮れてはります。ぜひ努力していただきたいなと思います。  それで、この待機児童解消の方法なんですけど、今方向性としては、何かね、安かろう悪かろうと。それから、基準を緩和して詰め込んでいくとかということを物すごく危惧するんですよね。それで保育所でいろんな事件が起きたりしていますけど、保育所の法人監査というのは西宮市はどこがやっておられますか。 ◎保育幼稚園事業課長   民間の保育所の法人監査に関しましては、健康福祉局の法人指導課というところになります。そちらのほうに保育幼稚園事業課の保育士も一緒に行って、保育内容などを監査したりしております。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   要望だけ言っておきますけど、できれば保育所の法人監査はこども支援局のほう、保育関係のほうで担う体制をちょっと検討していただきたいなと。かなり量も多いですし、それから、質の確保のための監査ということがすごく大事だと思いますのでね、そういう体制をぜひ考えていただきたいなと思います。  以上で質問を終わります。 ○吉井竜二 主査   それでは、ここで一旦休憩に入ります。  なお、再開は1時10分にします。           (午後0時04分休憩)           (午後1時09分再開) ○吉井竜二 主査   それでは、再開します。  ほかに御質疑はありませんか。 ◆岩下彰 委員   4点、1点目が育成センターのこと、それから2点目が子育て家庭ショートステイ事業のこと、3点目が未来センターのこと、4点目は保育士のこと、一つずつ一問一答で。  初めに、予算措置状況等調の65ページ、予算ではどこに出てくるのかはわからないんだけど、留守家庭児童育成センター管理運営事業のことで質問します。  保護者の希望とかそういったことで、当初市が始めたときの開所時間とか、そういうようなことについて平日の分も、今行われている分も、例えば5時までが5時半になったり6時になったり7時になったり、延びていますね。それから、休業中のことも、これを見たら、8時半から午後5時までのところを、希望者は土曜日を除いて午後7時までします、こうありますね。これ、今年度やったわけやね。  来年度は、そのためだけじゃないと思うんだけど、利用児童数の増加に伴う指定管理料の増ということで8,000万円ふえていきますね。多分、人件費だと思うんですけども、この希望者は土曜日を除き午後7時までとなってくると、朝8時半からですから、あいている時間が10時間半かな。職員はどういうふうな働き方をされていますか。それをまず教えてください。 ◎育成センター課長   指導員は、40名定員のところには常勤指導員が2名、定員が60名のところには常勤指導員が3名おります。  ただ、40名定員のところでも45名を超えると、弾力加配指導員が1名で3名体制に、60名定員のところも、65名を超えると弾力加配指導員が1名で4名体制になります。これ以外にも、障害をお持ちの児童、あるいは気になる児童がおられる場合には、障害の加配指導員がつく場合もございます。  こういった形で運営をしているところでございますが、委員今御指摘のとおり、8時半開所から夜の7時までという相当な時間にはなりますけれども、シフトを上手に組んでいただきまして運営しておりますので、労働基準法に定められる時間外を過ぎるということはございません。シフトで工夫しながら運営している状況ですので、そういったところも踏まえて、夜は7時までやっておりますけれども、朝の8時開所につきましても、今後、来年度、再来年度と拡充していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   シフトでということであれば、子供たちはシフトじゃないですね。その時間に来てその時間に帰るわけでしょう。ということは、定員としては3名、その時間帯は2名になっていますよということになるわけだし、4名のところは3名、またシフトで2名のときもあるかもしれないし、そういったことのやりくりでいいですか。そのあたりどう考えておられますか。 ◎育成センター課長   何より児童の安心・安全につながらないと意味がないと思っております。今の指導員以外にもスポット的に臨時の職員が入る場合もございます。特に夏休みとかは臨時の職員が入る場合もございますので、そういったところから、今なり手がなかなかない状況ではございますけれども、確保しながら安全には今後も努めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   さっきも言ったように、子供はシフトして来るわけではないので、やはりきちっとした体制をつくっておかないとということで質問して、今、臨時ということもおっしゃったので、ふだんですと午後の時間帯はそんな8時間を超すことはまずないと思うので、2名・1名とか3名・1名で対応できるのかなと思っているんですけれども、夏休み、長期休業中なんかは臨時でプラスアルファしてやっているということであれば問題ないと思うんですが、とにかく事故があってはいけないし、保護者の希望は聞かなきゃならない──私は、余りこの保護者の希望を聞くことは賛成じゃないんですよ。このサービスはこの時間帯にやるんですよということで、やっぱり保護者も対応しないといけないんじゃないかなと私は常に思っているんで、また、今課長のほうは、朝も早くからするんですなんて言ってはるから、私は反対ですね、そういうやり方は。保護者のほうも、保育所は保育所でゼロ歳から見ろと言うし、ふやせと言うし、ずっと行って学校に入ったら学童で見いと言うし、中学校も見いと言うて、もうずっと他人が世話せないかんのかなと。世話ってそういう言い方をして悪いけども、社会がもっと協力というかね、多分恐らく7時までというのは、勤務時間の5時まで働いて、あと30分、1時間ほど延ばしてほしいなということからこういうことをやってはるんだと思うんだけれども、やっぱりそれはだめでね、サービスするところがそういう時間であればそれに合うように、社会も保護者も協力しないかんと私は常に思っています。保護者の協力は限界があるだろうと思うんだけど、社会が全然そういうふうな体制に協力しないですね。それはとても残念だけど、そういう残念な中でこうやってサービスがどんどんふえていくというのは余りよろしくないなということだけは私は申し上げておきます。  二つ目行きます。  ショートステイで、午前中も話題が出ましたけれども、私が聞きたいのは、預かった後のことやね。この子たちはどうなっているのか。今までも経験があるわけだから、そのあたり一回ね、出た後どうなっているのか、その子供ってちゃんとノーマルな環境の中で育っているのかとか、その辺をちょっと教えてください。 ◎子供家庭支援課長   ショートステイのほうは、自分が病気になったときとかちょっと息抜きをしたいときとか、そういうときに一時的に預かる制度でありまして、こちらのほう、用事が済んだ状況になりましら、また家庭のほうに戻るという形になっております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   事業概要に書いてあるのは、上の2行はそうだと思うんだよね。上の2から3行目、「また」から後の暴力とか脅迫等により緊急一時的避難も対象になっていますよということを書いてあるのでちょっと聞いているんですよ。その後がどうなっているのか。 ◎子供家庭支援課長   こちらのほうですね、こういった場合、母子生活支援施設のほうに預けるという形になるんですけれども、ずっとという形では制度的にはないので、それ以降につきましては県のほうの女性家庭センターとかそういうところに協力して対応していくことになります。  以上です。 ◆岩下彰 委員   予算措置状況等調にも書いてあるように、「施設と連携しながら、利用者の負担軽減や、DV被害者の緊急一時保護を行う」ということで、継続的なものであれば子供たちにどこかの施設に入ってもらうなりしてするということになるんだと思うんだけれども、そうならないケースでちゃんとこういうふうにして、どう言うたらいいんかな、そういう状態ではないですよということは確認できているのかどうか。そういう作業は子供家庭支援課じゃなくて、こういうところがやっていますというのがあればちょっと教えてください。 ◎子供家庭支援課長   子供家庭支援課の家庭児童相談員がこちらのほうは相談に乗りまして、長期にわたってDV被害から避難するという形でしたら他市の施設というものを御紹介して、そちらに保護するという形になっております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   例えば西宮市内にもそういう養護施設的なものが二つありますね。善照とか、そういうところに入るんですか。 ◎子供家庭支援課長   児童養護施設につきましては、子供だけを対象としますので、母親とかと一緒に暮らすという形になりますと、母子生活支援施設のほうになります。 ◆岩下彰 委員   初めに質問したように、子供たちはどうなっていますか。それをして子供たちは。 ◎子供家庭支援課長   児童養護施設でしたら、子供だけをそちらの施設で預かるという形になります。母子生活支援施設でしたら母親と一緒に暮らせるので、そちらのほうが望ましいのではないかなと考えております。 ◆岩下彰 委員   この事業を活用というか、利用したことによってこういうことがなくなりましたということじゃなくて、どこかに逃げた形というか、避けた形になっているのか、この人や、やった人との関係とかそういうのはどうなっていますか。 ◎子育て支援部長   この子育て家庭ショートステイは、委員のおっしゃるとおり、ここの事業概要に書いてある上3行は、一般的な御家庭の子育てをされている保護者の方がちょっとしんどいとかいうようなときに、一時的に本当に短期間の間、決められた施設になるんですけれども、西宮市の児童養護施設であったり、あと近隣の児童養護施設であったり乳児院であったりというところを使って、お子様を二、三日とか短期間ちょっと預けることによって、お母様御自身とかお父様であったりするかもしれませんが、ちょっと落ちついて病気なりそれの治療に専念されたことによって回復されて、またお子様を御家庭で引き続き育てられると。  ただ、もちろんこういうお話の中で、ちょっと育児に不安があるような場合は、子供家庭支援課に家庭児童相談員というのがおりまして、あと保健師さんと、そちらのほうで一緒に連携しながら、御家庭の状況も見守りながら続けていくということでございます。  この事業概要の後半の部分につきましては、一時預かりというショートステイということよりももっと重篤になってくる場合は、当然、児童相談所のほうがかかわりまして、場合によっては、先ほど申し上げた別施設にお母さんと一緒に動いていただかないといけないケースもありますが、そういったケースは当然児童相談所なり市なりがいろいろと引き続き見守りを続けていきますので、決してそのままで終わってしまうというようなことはございません。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   上3行のことであれば、保護者のほうにちょっと手を貸してあげるという形で捉えますけれども、下2行はやっぱりね、その後どうなるかというのは大変なあれだから、ちゃんとやっていただくことをお願いしておきます。  以上です。  三つ目が、こども未来センターのことで、予算書とかいろいろこういうのは見てきているんですが、決算でお願いしたのか、ちょうど1年前にお願いしたのかどうか忘れたけれども、未来センターというのにはどれだけお金がかかっているのかというのが幾ら探してもわからないんですよ、予算書を見ても。ここを見てくださいというのがあったらまず教えてください。未来センターとしてこれだけの予算ですよというのを。
    こども未来部長   A4の資料の7ページ目を見ていただきますと歳出が載っておりますけれども、ここの下のほうの20、児童発達支援費の職員の給与費、それと児童発達支援事業経費、それから診療・リハビリ事業経費、発達・教育相談事業経費、それと、25から投資的事業なんですけれども、北山学園施設整備事業費、その次の教育費の20の地域・学校支援事業経費です。  未来センターの予算といいますと、25の北山学園施設整備事業費を除いた五つの事業費になります。 ◆岩下彰 委員   それはここで読んでいったらそうなるのかなと思うんですけども、款項目でいったら何もないんですね。例えば子育て総合センター費――そのページの上のほうを見たら、目で子育て総合センター費って出てるわね。だから、ここを中心に見ていったらあるんだろうなと思ったら、またほかのところにも出てくるからちょっとややこしくて読み取れないんだけれども、どういうふうに見たらいいのかということで。 ◎こども未来部長   もともと児童発達支援センター、わかば園の時代から一応障害福祉費のほうにまず一つのスタンスが、障害福祉費がありまして、その中に児童発達支援費というのがありまして、この四つの事業がまず未来センターのものなんですけれども、あと教育と福祉の連携をうたっていますので、教育の部分であった20の教育指導費の部分もあすなろ学級とかの経費としてあります。  以上です。 ◆岩下彰 委員   だから、今部長が説明したようなことを聞かないとわからないような予算ではだめでしょう。未来センターってあんなに大々的にやっている事業が、予算上、目にもならないなんて、ちょっと私としては予算の立て方としてはどうなのかなというふうに思うので、ことしはもうこれでいいとしてもね、来年度以降ちょっと気をつけて検討してもらいたいなと。とにかく一目でわかるようにしてほしい。あんな大きな施設を、説明を聞かないとわからないようではちょっと困りますね。子育て総合センターはそういうふうにちゃんと書いてあるのでね、これは総合センターの予算なんだということで理解していけるわけだけど、未来センターはそうじゃないですね。今みたいな話を聞かないとわからない。去年もそれをつくっていただいて、かなり大きくなったんじゃないかなと思うんです。今どのぐらいですかね、総額でいったら。 ◎こども未来部長   目の20の児童発達支援費プラス教育費の20の教育指導費の中の地域・学校支援事業経費の合計ですので、7億9,000万円ほどとなります。 ◆岩下彰 委員   7億1,495万7,000円が未来センター費で、それから下の教育何とかから7,500万円来るから、合わせて8億円弱ぐらいの予算だというのは、今説明を聞いたらわかるんです。それがやっぱり一目見てわかるようにしていただかないと、何か工夫していただいて、予算上はこの表現しかないということであれば仕方がないかなと思うんですけれども、児童発達支援費はこの四つだけですか、節としては。節というか、説明としては。 ◎こども未来部長   この児童発達支援費というのが、大きく言うと児童発達支援センター関係の費用というような位置づけで書かれていますので、四つ、はい。 ◆岩下彰 委員   その8億円に近い予算の事業をやってはるわけだから、やはり目として上げれないのかどうかを一回検討してください。  未来センターについてはそれだけです。  それから、最後が保育士のことです。  保育士のことがあちらこちらに出てくるので、午前中も議論があったと思うんですが、A4資料でいきますと6ページにまず出てくるので、6ページのことについて質問します。ほかにも出てくると思うんですが。  職員数が335人になります、給与改定による増で335人。嘱託職員が528人です。私、今改めてびっくりしているんですけど、嘱託の職員の方はこんなに多いんですか。 ◎保育幼稚園事業課長   まず、嘱託職員の中には300名ほどのパートの職員、保育士ですね、パート保育士が含まれております。 ◆岩下彰 委員   前も質問して表もつくっていただきましたけども、今年度でいったら336人が保育所のいわゆる定数というか定員というか、ゼロ歳児だったら6人いるから正規が2人とか、5歳児までこういう数字があると思うんですが、それで一覧表といいますか、それで一回出してほしいんですよ。子供の数と正規の職員の数。 ◎保育幼稚園事業課長   定員に対しての数はしばらく変わっておらず、ことしの2月時点でも300名の正規の職員――保育士が保育所の現場で働いております。 ◆岩下彰 委員   前回の質問の内容は、子供たちの数と保育士さんの数がきちっと正規として配置されているかどうかということを聞いて、そうなっていますとおっしゃったので、それはよかったなと思っているんですけども、今度新しくできる保育所なんかでいうと、70人ぐらいから80人ぐらいの職員になると。正規以外も入れてですよ、全部入れてね、何もかも入れたらそうなると。それが保護者の要求で、朝は早く始めないかんし、夜は遅くまでやらないかんということで、もう12時間ぐらいあけていますね。そうなると、正規職員の335人では対応できないと思うんですよ。何ぼシフトで動かしてもね。つまり、私が言いたいのは、職員が一堂に会して何か話し合いをするなんていうことはまずあり得ない。正規だけでもね。そういうようなことでいいのかなということを常に思っているので、先ほど言いました数字は一回出してください。  それから、各保育所ごとのパートの数だとか、朝出るパートはこうだとか、昼はこうだとか、夕方はこうだとかという感じで色分けできると思うので、そういった数字を一回出してください。きょうはいいですが。いけますか、出せますか。 ◎保育幼稚園事業課長   パートの分につきましては、かなり動きが激しいので、なかなか出しにくいものがあるんですけれども、正規の部分については出せますので、出させていただきたいと思います。 ◆岩下彰 委員   保育所ごとに、こういう時間帯で働く方のパートが何人とか出ないんですか。 ◎保育幼稚園事業課長   毎年、子供を預かる時間帯とかによって変わってきます。それから、時差とかそういったものがかなり複雑になっていますので、正直一覧表みたいなもので出すというのはなかなか難しいかなと思います。正規が各園にどれだけ配属されているかという形のものならすぐに御用意はできます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   ある保育所に配置されている正規の職員が何人っていうのは、これはわかりますよ。私が聞きたいのは、その方たちがどのように働いていますかということをまず知りたいわけね。知りたいんですよ。 ◎保育幼稚園事業課長   正規の保育士も、出勤の仕方が少ないところでも5種類ぐらいあります。一番早いのとか一番遅いのとか標準時間、それからちょっと遅い、ちょっと早いという、そういった時間がそれぞれあって、それを月、皆で時差を消化していくというか、時差を受け持ち合いながらやっていきますので、それを1枚にした紙というのは、実際にこちらの管理しているほうも持っていないんですね。言うたら、シフト表みたいな表というのはあるんですけれども、それを各園ごとでもちろん管理しているという状態になるので、各23園のそれぞれの園がどういう働き方をしているかというのは、一覧に出せるかというと、ちょっとそれはやっぱり難しいと思います。 ◆岩下彰 委員   表をつくること自体が難しいんだ、現場は。それだけ複雑になっているわけでしょう。そんなんでいいんですかって聞いてとるんです。ね、局長。働き方としてそんなんいいですか。──いいです。今はいいです。  例えば、皆さんだったら8時45分ですか、ほんで5時何ぼですか、5時15分ですか、5時半ですか。──5時半。それ以外何かありますか。私はきょうは8時15分に来ないかんのやとかありますか、そういうシフトは。僕はないと思うんですよ、ここに座っておられる方は。  何で保育所になったら、土曜日もせないかんわ、朝は早くから開かなあかん、夜は遅くまでせないかん。それはひとえに保護者の要求に応えるからや。際限がなくなっとるんですよ。それを何とかせないかんっていうのは、やっぱりこちらも努力しないとね、何でもかんでもサービスしておったらこうなってしまいますよ。  新しい保育所、子供が150人ですからね、職員は何ぼでスタートするんですか。正規何人で、今のところもう4月1日が近づいてきたので、ちょっと教えてください、もう一回。正規何人で、ほかの職員が何人で4月1日スタートしますっていうのを教えてください。 ◎保育幼稚園事業課長   4月1日につきましては、人事の採用の話とかもありまして、詳しい数字というのがまだ確定というか、お話しできない状況にあります。統合園など──芦原むつみ保育所が4月1日から開所されます。そういった関係で、受け入れ児童の数も変わってきます。そういうので実際人数が変わると思いますけれども、現在のルールで配置することは変わりません。  4月1日の数字というのはなかなか申し上げにくいんですけれども、2月1日の最新の数字でいきますと、正規職員が300名、それから臨時と嘱託の保育士が200名程度、それからパートの…… ◆岩下彰 委員   ちょっとごめんなさい。新しいところの保育所や。新しい保育所だけの人数。300人もおったらありがたいことやけど。 ◎保育幼稚園事業課長   済みません、今全体の話をしました。  芦原むつみ保育所の人数につきましては、他の園とほぼ同じ配置の仕方をします。少し違うのが、大きい保育所になりますので、副所長を2名体制という形でとらせていただきます。あと、加配とかそういったものを充てていくルールはほかの園と変わらずという形になります。  具体的な人数というのは、入る子供の数とかによってまた変わってきますので、今はちょっと申し上げることはできない状態になっております。 ◆岩下彰 委員   二十二、三日、もうじきしたら人事異動の内示でしょう。新しい保育所は子供が何人来るかというのは、保育入所課長がよくわかっているはずなので、それに対してどういう保育士を充ててというのはもう出ていないとおかしいんじゃないですか。子供は150人来たんですか。まず子供のほうから教えてください。 ◎保育入所課長   芦原むつみ保育所の4月1日の入所予定者は、今148人です。  以上です。 ◆岩下彰 委員   148人で、ゼロ歳何ぼ、1歳、2歳何ぼ、それもあるわけでしょう。それに対して保育士の数は何ぼかというのは、もう単純計算で出るじゃないですか。出ないんですか。そんなに難しいんですか。 ◎保育幼稚園事業課長   単純計算した場合は、保育士が17名になります。それは所長、副所長を除いた数字となっております。あと、ここに加配とかそういった人数が追加されていく形になります。 ◆岩下彰 委員   今出た数字だけでも17人と、副所長2人に所長で3名やから20人で、あと加配があって、あと嘱託があって、パートがあって、臨時があってと、こうなってくるわけでしょう。もう4月2日から受け入れせないかんでしょう。1日は日曜日のはずなんで、2日から子供が来るわけでしょう。で、やっぱり朝は7時過ぎぐらいから受け入れて、夜は7時までやるんですか。 ◎保育幼稚園事業課長   はい。ほかの園と同じように、7時半から夜の19時までです。 ◆岩下彰 委員   4月2日から7時半から19時でしょう。11時間30分やね。ほんで、4月2日からほんまにもう用意ドンでできるんですか。まあ、前もって集まるんかな。 ◎保育幼稚園事業課長   今回の統合園につきましては、むつみ保育所がなくなって、あと芦原保育所は、最初の人数を150人でスタートすることから、暫定的に残ります。ですので、完全な統合はできなかったんですけれども、むつみ保育所がなくなることから、むつみ保育所の職員をメーンに統合園のほうには移っていきます。子供たちも一緒に移っていきます。そういうことですので、ややふだんの移転改築とかをしたときとよく似た動きにはなっておりますので、4月からの保育についてはきちんとやっていけるように体制を整えております。 ◆岩下彰 委員   私は、もっと正規をふやして対応すべきだという立場でいろいろ意見を言っていますので、そういうふうに対応していただくと一番いいんじゃないかなと思っているので、また1年間かけて追求していただいたらいいと思います。私も言っていきますので、質問としては以上です。 ○一色風子 副主査   1点だけお願いします。  予算書で言うと227ページ、子育て総合センター費の中の地域子育て支援事業経費について伺います。  一問一答でお願いします。  まず、子育てひろばなんですけれども、目標の20カ所を先日とりあえず達成したということで、新年度、この事業についてどのように考えておられるのか、まずそこを聞かせてください。 ◎子育て総合センター所長   目標の20カ所を達成したわけでございます。また、香櫨園小学校の改築にあわせてもう1カ所計画しております。  しかしながら、今後、地域的な状況などの必要に応じて整備に向けた検討も、これで終わりということではなくて、進めてまいります。 ○一色風子 副主査   今後、整備がもう少し必要な箇所には続けてやっていってくださるということですので、その整備については、地域の実情をよく聞いていただいて、継続していただきたいと思います。  それで、先日できたばかりの子育てひろばのほうに行かせていただいたんですけれども、その中で来てくださっていた親子の方にいろいろお話を聞くことができまして、新しくできた子育てひろばの何カ所かでは食事をすることができるというふうに聞いていて、来てくださっている方も、ここで子供と一緒に御飯が食べられるということで、子供の遊びを中断せずにじっくりとその場所で遊ぶことができてとても助かるというようなお声をいただいています。  以前から子育て総合センターなんかでも、そこで御飯が食べられないんだということで、センターの外で皆さん食事をされていたりするんですけれども、今ある20カ所の子育てひろばの中で、直営でやっているところで食事ができている場所というのはありましたか。 ◎子育て総合センター所長   直営でやっているところは児童館とかが多いですので、設備的な制約とか場所的なものがございます。直営でできているところといいますと、今はありません。 ○一色風子 副主査   なかなか直営ではできないけれども、民間ではできている部分というのもあると思うんですね。工夫していただければ、場所によってはもしかすると直営でもそういったこともできるのではないかなと思いますので、親子で来て食事ができるということも、そこの場所でのつながりということを考えると非常に重要かなと思いますので、今後ぜひ検討していただきたいなと思います。  引き続いてなんですが、子育てひろばというのは、在家庭の親子にとっては、幼稚園とか保育所ではないもう一つの新たなつながりが持てる場所だと思うんですね。それで、そのきっかけとして、ぜひ子育てひろばの中で一時預かりができたらなというふうに考えているんですけれども、そういうことについて、今後考えられるのかどうか、お聞かせください。 ◎子育て総合センター所長   今言われました保護者のニーズとして、子育てひろばでちょっと預かってほしいということも確かにあろうかとは考えておりまして、承知しているところでございます。  しかしながら、子育てひろばの一番の目的といいますのは、保護者同士の交流とか相談ということが挙げられますし、またひろばの職員につきましては、必ずしも専門の職員ではなくて、保育士とかそういう専門的な知識でない方もいらっしゃいます。安全面とかの課題もございますので、今後安全性とかひろばの適性とか設備とか、いろいろ課題を踏まえながら研究していきたいと考えております。 ○一色風子 副主査   今おっしゃったように、子育てひろばというのは親子同士のつながりとか相談ができる場所ということだったんですけれども、相談ができるための第一歩というか、そのための一つのきっかけとして、ふだんそういう場所に行かれないような親子がつながるきっかけの一つとして一時預かりというのをぜひしていただきたいなという思いはあります。長時間でなくていいので、保育所とかでやっているような朝から夜までの預かりをしてほしいという話ではなくて、例えば朝の10時から3時ぐらいまでは一時預かりの時間を設けてやって、その間2時間とか3時間とか利用できますよと。利用していただいた後は、また親子で子育てひろばで遊んでいただける、そういった感じでまず地域の中でつながりを、親子同士のつながりだけじゃなくて、そこの相談してくださる方とのつながりも持っていただけるような仕組みづくりというのをぜひ継続してやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○吉井竜二 主査   ほかにありませんか。
       (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、議案第428号のうち本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は後日一括して行います。  次に、議案第437号平成30年度西宮市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算を議題とします。  なお、当局の説明は資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 主査   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第437号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 主査   異議なしと認めます。したがって、議案第437号は承認することに決まりました。  以上で本日の日程は終了しました。  なお、あした13日午前10時に分科会を再開しますので、定刻御参集くださいますようお願いいたします。  これをもって本日の分科会を散会します。お疲れさまでした。           (午後1時45分散会)...