西宮市議会 2017-12-14
平成29年12月14日建設常任委員会-12月14日-01号
上下水道総括室長
大 神 順 一
上下水道総務課長
但 馬 一 生
経営管理課長 北 野 良 太
財務課長 井 田 英 雄
契約担当課長 森 口 知 明
業務課長 江 崎 大三郎
水道工務部長 水 島 靖 晃
水道計画課長 西 尾 久 和
工事課長 原 伸 征
管路維持課長 前 田 哲 也
給水装置課長 阪 本 直 二
施設管理課長 舩 本 和 弘
下水道部長 上 野 史 雄
下水計画課長 永 井 貴 裕
下水建設課長 竹 田 隆
下水管理課長 藤 井 明
下水ポンプ施設課長
中 西 広 宣
下水浄化センター所長
仲 浩 延
(午前9時58分開会)
○岸利之 委員長
おはようございます。
ただいまから
建設常任委員会を開会します。
この際、お諮りします。
本委員会の審査日程及び順序につきましては、お手元の日程表のとおりとしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。
なお、日程表に記載のとおり、
所管事務調査の件として、都市局・土木局・上下水道局から1件、都市局から2件の報告がありますので、御承知おきください。
ここで、審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。
各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるよう心がけてください。
なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、委員長におきまして議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。
また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。
次に、当局に一言申し上げます。
委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。
これより日程表に従い審査に入ります。
まず、議案第355号平成29年度西宮市
水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎財務課長
(説明)
○岸利之 委員長
ここで市長の挨拶があります。
◎市長
おはようございます。
第11回
定例会建設常任委員会の開会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
委員の皆様におかれましては、本会議に引き続きまして常任委員会を開催賜り、まことにありがとうございます。
当常任委員会に付託されております議案第355号平成29年度西宮市
水道事業会計補正予算ほか諸議案につきまして、何とぞ慎重に御審査の上、承認賜りますようお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。
よろしくお願いします。
○岸利之 委員長
続きをお願いします。
◎財務課長
(説明)
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第355号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第355号は承認することに決まりました。
次に、議案第356号平成29年度西宮市
工業用水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎財務課長
(説明)
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第356号は、これを承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第356号は承認することに決まりました。
次に、議案第357号平成29年度西宮市
下水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎財務課長
(説明)
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第357号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第357号は承認することに決まりました。
ここで説明員が交代します。
(説明員交代)
○岸利之 委員長
この際、当局に一言申し上げます。
委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。
次に、議案第336
号西宮市営住宅条例の一部を改正する条例制定の件を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
住宅家賃課長
それでは、議案第336
号西宮市営住宅条例の一部を改正する条例制定の件につきまして御説明させていただきます。
議案書は9-1ページから9-3ページとなっていますが、御説明は、事前に配付しております資料のほうでさせていただきます。
資料1ページをごらんください。
条例改正の背景といたしましては、第7次
地方分権一括法――地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律が平成29年4月26日に公布されたことに伴い、公営住宅法が改正されたことによります。
改正の内容といたしましては、
公営住宅入居者に収入申告等が義務づけられていますが、認知症患者等の入居者においては、収入申告等がなされない場合でも所得に応じた家賃を定めることが可能となったことでございます。この
公営住宅法改正を受け、
西宮市営住宅条例を適合させるために、資料1ページの条例の改正趣旨や概要を示した内容に改めるとともに、
公営住宅法施行規則の条ずれ等の影響などによる所要の改正を行うもので、その内容は、資料の2ページから4ページの新旧対照表のとおりでございます。
説明は以上でございます。
よろしくお願いいたします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
◆河崎はじめ 委員
一問一答で三つほど聞かせてもらいたいんやけど、認知症って誰がどう決めるの。
◎
住宅家賃課長
認知症については、介護保険で認定されているデータを利用させていただきます。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
それは、要介護5とか4とか、それでいくの。それ以外に認知症って書いているか。
◎
住宅家賃課長
私も介護保険の細かいことはわかりませんけど、一応、介護保険との話し合いでそういうデータをもらえる形になって、話をさせていただいています。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
該当者はどれぐらいを予想できるの。
◎
住宅家賃課長
該当者につきましては、今現在、把握はしておりませんけども、それほど多くはないと思います。明らかに該当者と思われる方は、今、成年後見人がついている方がおられます。その方が19人です。その他については、今回初めてですので、一体どれだけになるのか、まだわからないです。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
成年後見人が条件じゃないんやね。
◎
住宅家賃課長
本来、成年後見人がついていれば、問題なく成年後見人から出していただけます。全部がついていれば、この法律の改正すらが必要ないのかもわかりませんけども、今回、ついてない方というイメージを持ってます。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
最後やけど、横出しやけど、今現在、収入を申告してなくて、近傍同種の家賃を取られている人ってどれぐらいいてはるものなんですか。
◎
住宅家賃課長
近傍同種の家賃を取られている方というのは、それほど多くないです。というのは、実際、今年度の家賃改定について、未申告が148名おられました。そのうち84名の方が
生活保護受給者なんです。生活保護の場合は、申告がなかっても家賃が決まります。64名のうち多くは、家賃決定を送った後に、家賃が去年に比べてえらい高いなという格好で来ているので、あと、4月にもそういう形で来られますので、ほとんどないと思ってます。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
わかりました。
以上です。ありがとうございます。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第336号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第336号は承認することに決まりました。
次に、議案第341号平成29年度西宮市
一般会計補正予算(第4号)、議案第347号平成29年度西宮市
一般会計補正予算(第5号)、以上2件のうち本
委員会所管科目、都市局分を一括して議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
都市総務課長
(説明)
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
両件に御質疑はございませんか。
◆河崎はじめ 委員
一問一答で。
5号補正予算のほうの193ページやけど、さっきからずっと出てきている
緊急輸送路沿道建築物耐震化助成金についてと、その下の大規模多数
利用建築物等耐震化助成金、この二つについて一問一答で聞きたいんやけども、この緊急輸送路というもの自体、
災害対策基本法で決めなさいよと。地震が起きたときに建物が倒れてきて、その道が使えんようになったら困るという緊急輸送路に指定するんやけども、県が指定しているけど、西宮市は指定しているの。
◎
建築指導課長
緊急輸送路につきましては、兵庫県が指定しております西宮にある緊急輸送路は、23路線、指定されております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
2号線から、43号線から、西宮の幹第7号とか第10号とか第17号、第26号、西第4号とか、一応ホームページを見せてもろうたんやけども、これは、国が2分の1出してくれて、県が4分の1出してくれて、西宮が4分の1出してという形でやってきているねんけども、事務事業評価を見せてもろうたら、ほとんど使われてないよね。特にこの3年はゼロやけども、ええの。大丈夫か。
◎
建築指導課長
事業につきましては、平成25年度から開始しておりまして、今年度で5年目になります。5年間で申請件数は0件になっております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
例えば2号線とか43号線、12メートル以上の道路の場合は、その道路の半分ぐらいの高さがあるところで、それまでセットバックするか耐震化してくださいということやねんけど、その対象の建物というたらどれぐらいあるの。
◎
建築指導課長
対象建築物につきましては、28年度から調査を開始しておりまして、28年度で、2号線、43号線、171号線、176号線を調査いたしました。調査の結果、対象件数は22件となっております。今年度も、中津浜線及び山手幹線を調査中でございます。来年度、大沢西宮線及び有馬山口線を調査しまして、主な路線はそれで調査を完了する予定です。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
防災上、今見つかっているようなところでも、対象の建物に関しては何かアプローチしていっているの。それで、これは特例も認められているやん。建蔽率とか、特例が認められていて、耐震化するために、今はベランダはこれぐらいやのに、もうちょっと向こうまでやってもいいですよとか、容積率の緩和とか、そういうのもよく言うてやってもらわな、ほんまに倒れてきた日には困るし、どうするつもりなの。
◎
建築指導課長
調査を行いました物件につきましては、所有者を調査いたしまして、補助金の案内を直接郵送しております。28年度、郵送を行ったんですが、お電話等は何件かいただいたんですけども、実際の申請には至っていない状況でございます。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
これは、
耐震改修促進法で耐震診断は義務づけているやんか。それで、耐震化工事は努力義務になっているやんか。耐震診断自体は法律上やりなさいということになっているけど、それは強く言われへんわけか。
◎
建築指導課長
法律で義務づけられている物件につきましては、平成27年度末までに報告義務がありまして、西宮市内の物件は全て報告をいただいております。緊急輸送路の対象建築物につきましては、もう少し規模の小さいものも多く含まれておりますので、緊急輸送路の中で耐震診断を行っていない物件がまだある状況でございます。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
ホームページでも、やってよというてちゃんと書いてあるんやけど、それでも効果がないというのはちょっと考えなあかんし、こんなものが倒れてきてもろうた日には、避難するのに困るし。
それともう一つ困るのは、電柱やと思うんやけどね。電柱がいっぱい電線をつけて倒れてくるとなったら困るので、今の法律では、そういう道を緊急輸送路に指定すると電柱を新設したらあかんみたいなんやけども、違うたかな。たしかそのはずやねんけども、無電柱化というのは、西宮は、特に幹線道路をどう考えているの。
◎
建築指導課長
電柱につきましては、建築指導課としては考えというのは入っておりませんで、今のところ、考えを持ってない状況でございます。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
それはまたいつか、3月の代表質問か何かでもしようかなと思っているんやけども、芦屋なんかは、目標を定めて無電柱化に取り組んだということが出ていたので、西宮も、緊急輸送路を特に最初の目標に定めてやってもええと思うんやけどね。その辺ですわ。まあまあそれは、もうちょっと何とかしてもらわんと、倒れてきたら困るから、努力してもらいたいと思います。
それともう一つは、も
うちょっとはましやねんけども、これもほとんど使われておらへん大規模多数
利用建築物等耐震化助成金。これも国が2分の1、県が4分の1で、今回は皆減ではないけども、予算書から言うと120万円だけ利用しているのかな。まず、これを利用したところとかを教えてくれるか。
◎
建築指導課長
本年度、
西宮協立リハビリテーション病院が耐震補強設計を申請していただいていまして、240万円の補助金を出しております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
これは、病院とか福祉施設とか、そういう人が使うところで、
ショッピングセンターとかそんなんもそうやけども、これは、西宮の進捗度自体はどんなものなの。
◎
建築指導課長
西宮市内におけます補助対象物件が既に3件と絞り込まれております。対象は、明和病院、それと今回の
西宮協立リハビリテーション病院、
あと夙川グリーンタウンが補助対象となるところです。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
これは、言うたら耐震もできてないから、昭和56年以降に建てた、例えばガーデンズなんかやったらちゃんとやっているやろうし、そんなら、あと2件だけなんやね。
それでも、さっきの問題にしろ、こっちにしても、耐震診断に対する補助金で、耐震化は自分でやりなはれでしょう。これは何とかならんの。診断しても、いざ耐震化は自分で責任を持ってやりなさいというて、補助は何にもあらへんみたいなんやけども、まあまあ、それは聞いてもしゃあないか。
わかりました。これはあと2件ぐらいで何とか診断も終わりますよということやね。わかりました。
以上です。
◆まつお正秀 委員
1点だけですけども、197ページの
災害公営住宅の借り上げ料のところで、金額は約2,600万円と大きいんですけども、もう少し詳しく内容というか、早く出ていかれたのでURに対しての支払いが減ったということなのか、そこら辺をもう少し詳しく教えてもらっていいですか。
◎住宅建替推進課長
URの
借り上げ住宅につきましては、期限内の住宅を戸別返還させていただいている住宅が今年度から新たにふえました。その住宅の減数によって、今回2,600万円の減額補正をさせていただいております。
戸数につきましては、具体的な場所といたしましては
ルゼフィール武庫川の住宅で、当初102戸借りていたんですが、現在58戸、結果的に44戸を早期返還することで減額させていただいております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
四つの団地では、今、事前予約制度で申し込まれているんですけど、今後、そういうところでは、申し込みが当たらなければ一定延びるということなんですけど、でも、これぐらいのペースで、3月の補正もこれぐらい減額というか、大きな金額が減額になるのか、その辺の見通しというのはどうでしょうか。
◎住宅建替推進課長
金額的には2,000万円ちょっとぐらいの減額を見込んでおります。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
4団地で全て事前予約をされているということなので、今はシティハイツは裁判ですけども、今後新たに裁判になるということにはならないという理解でいいのか、そこの確認をお願いし
ます。
◎住宅建替推進課長
今のところ、随時あっせんの入居者の方々も新しい住宅に住みかえていただいておりますので、見通しとしたら訴訟ということは考えておりません。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
またちょっと関連してですけど、シティハイツの裁判が行われていて、第3回目の和解協議が決裂ということになっているんですね。市のスタンスが退去を前提ということになっているので、これやったらやっぱり歩み寄りがないと思うんです。市は話し合いの方向は捨ててないということなんですけど、やっぱり退去ありきという考えは変わらないんですかね。そこら辺の確認をお願いしたいと思います。
◎
住宅入居課長
シティハイツの方ですけれども、それ以外のところで今まで市のお願いに応じて移っていただいた方も多数おられるので、このシティハイツの方だけこのまま継続して入居していただくというのは難しいと考えております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
今後裁判で決着がつくのは、高裁とか最高裁になればいつになるかわからないけど、第一審の結論が出るのは、大体の見通しというのはわかりませんか。
◎
住宅入居課長
シティハイツの訴訟なんですけれども、もう3月まで期日の日程は決まっておりますので、恐らく来年度も継続して地方裁判所での訴訟が続くと思われますが、来年度中で結審して判決が出るかどうかまでは、ちょっと現時点ではわからない状況です。
以上です。
◆まつお正秀 委員
結構です。
○大原智 副委員長
補正予算書の191ページ、バス関連助成事業経費について総括的にお伺いしますが、140万円の減という形で、たしか1台当たりの補助額が70万円、だから2台分が余剰になったのかなとも思うんですが、その正確なところを。
それと、バス事業者様が、補助金を全額使い切ってでもしっかりそういう形でノンステップバスを導入していこうというふうにならない原因は何かというお考えはありますか。
以上です
◎
交通計画課長
まず、ノンステップバスの1台当たりの補助金の額ですけれど、国と県と市との協調の補助になっております。通常の価格で1,880万円という基準の価格がありまして、ノンステップバスの価格はもっと高いですので、その差額分の2分の1を国、残りの2分の1の半分を県、残り半分を市という形で、差額の4分の1が市という形になっておりまして、そのうち上限を70万円という形で決めさせていただいております。これは、県も同じように上限70万円という形になっております。
ノンステップバス導入の補助の条件としましては、ワンステップバスからノンステップバス、またはノンステップバスの新規購入という形の要件がありまして、ノンステップバスからノンステップバスの導入につきましては補助の対象にならないという形になっておるんですけれど、当初、阪急バスからは2台、阪神バスからは6台入れかえたいというふうな申し出があったんですけれど、今年度、阪神バスのほうから、ノンステップバスの2台がちょっとぐあいが悪くなったので、ノンステップバスからノンステップバスへの買いかえを2台したいということになったもので、もともと6台予定していたものが4台に変更になったという形になりまして、もともとは阪急バス2台、阪神バス6台の8台を予定しておったのが、合計6台に変更になったことで、2台分140万円を減額補正という形をとらせていただきました。
それと、ノンステップバスの導入について伸びないといったところの御指摘なんですけれど、阪急バスにおきましては、南部地域においてはほぼ100%近い導入率というふうに聞いております。ただ、北部地域のほうが導入が伸びないといったところがありまして、それは、道路の地形上、どうしてもノンステップバスですと底をすってしまうとかといったところで、運行経路の条件によってなかなか導入が進まないといったところがあると阪急バスのほうからは聞いております。
ただ、阪神バスにおきましては、平面的なところの路線が多いですので、昨年度までは年間1台ないしは2台の導入だったんですけれど、本年度からは導入台数をふやしてどんどん導入していくというふうなことを聞いておるところでございます。
以上でございます。
○大原智 副委員長
ありがとうございました。
今の御答弁では、本来であれば全部使い切れる予定だったんだけれども、ちょっと状況の変化・変更があったので、余らざるを得なかったという状況があるのかなというふうに聞きましたので、その点は安心をさせていただきました。
状況もいろいろあるかと思うんですけれども、実際に阪急バスさんと阪神バスさんのノンステップバスの導入については、やっぱり格差が現状としてあるのかなというふうに思っておるんですけれども、そのあたりも含めて、今後、制度を使いやすい、使い勝手のいいような形、あるいは今後の協議ですね、そういう部分については今後どうしていきたいというふうにお考えですか。
◎
交通計画課長
先ほど申しましたように、ノンステップバスの導入といいますのは、国、県、市の協調補助という形になりますので、まず一つは、国の動向といったところを確認するべきだというふうに思っておるんですけれど、一つ、阪急バスさんのほうから指摘を受けておりますのが、南部地域でノンステップバスを随分導入してきている、そのノンステップバスが悪くなってきて、もう一回ノンステップバスを購入し直したいといったときにはこの補助が使えないといったところも聞いてますので、これについては、県や国なんかともそういったところについては今後話をしていかなあかんかなと思っているところでございます。
以上でございます。
○大原智 副委員長
ありがとうございました。
この話は、一般質問で私も取り上げさせていただいておりますし、しっかり国、県とも要望というか協議を図っていただきながら、格差の解消であったり、導入の今後の推進であったりというのは全力で進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、両件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。
次に、議案第351号平成29年度西宮市
公共用地買収事業特別会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管科目、都市局分を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
都市総務課長
(説明)
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。
次に、議案第383号
指定管理者指定の件(青木町住宅ほか77施設)を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
住宅管理課長
それでは、議案第383号
指定管理者指定の件(青木町住宅ほか77施設)につきまして御説明させていただきます。
議案書は56-1ページから56-5ページとなっておりますが、説明は配付資料でさせていただきます。
資料の1ページをごらんください。指定の概要についてまとめております。
現在の西宮市営住宅等指定管理者につきましては、北部地区を近鉄住宅管理株式会社に、中部地区を一般財団法人西宮市都市整備公社に、南部地区を日本管財株式会社に、それぞれ管理を行わせておりますが、本年度で指定期間が満了するため、新たに次の5年間の指定管理者を指定しようとするものでございます。
このたび市は、西宮市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例に規定する手続に基づき、指定候補者を選定いたしましたので、指定管理者として指定することについて議会の議決をお願いするものでございます。
まず、1番、市が指定候補者として選定した団体は、株式会社東急コミュニティーでございます。
2番、指定管理者を指定する期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。
3番、指定管理者に管理を行わせる施設は、市内全域市営住宅等9,576戸、78団地、3,115区画の駐車場でございます。
4番、指定管理者が行う業務内容は記載のとおりでございまして、このうち、家賃等収納に係る業務が今回新たに追加した業務となっております。
5番、選定過程をまとめたものでございます。
平成29年3月9日に次期市営住宅等指定管理者の募集方針について所管事務報告を行った後、記載の日程で公募を行いました。
2ページをごらんください。
(4)、指定候補者選定委員会を記載の日にちに4回開催していただきました。1回目は、募集要項、業務仕様書、選定基準について討議いたしました。その後、募集を行いました。2回目は、募集状況を確認し、審査方法の確認やプレゼンテーションの進行について協議いたしました。3回目は、応募者によるプレゼンテーションを実施し、採点を行いました。4回目は、選定結果を確認し、答申内容を決定いたしました。
(5)、応募団体は、近鉄住宅管理株式会社、株式会社東急コミュニティー、日本管財株式会社の3者となりました。
6番、選定方法につきまして、(1)、選定方法でございますが、5人の外部委員による選定委員会を設置し、選定委員会において選定方法、選定基準について討議の上、応募者から提出された指定申請書とプレゼンテーションについて総合的に審査し、選考が行われました。
資料の表は、選定委員会のメンバーでございます。
(2)、選定基準でございますが、適正管理を効果的、安定して行う能力を総合的に審査するために、大きく三つの審査項目としております。
3ページをごらんください。
「①市営住宅等の管理を適正かつ確実に実施する能力を有しているものであること」、「②市営住宅等の管理を効果的・効率的に運用することができること」、「③市営住宅等の管理経費が縮減されていること」、以上の3点でございます。
(3)、審査結果でございます。資料の表をごらんください。
先ほど説明させてもらいました3項目の配点は、大きく40点、20点、40点の100点満点でございます。
応募者3者の総合評価点は、A社85.06点、B社80.59点、C社78.64点でございます。内訳は表のとおりとなっております。
(4)、選定委員会の答申、選定理由でございます。
株式会社東急コミュニティーを指定候補者として最も適当と認める団体とした理由でございますが、先ほどの3点のうちの①、組織や人員配置、緊急時対応方針などから、適切に指定管理業務を実施することが認められること、また、個人情報保護や情報公開についての考え方、金銭管理に関する規程や体制について整備しており、適正かつ確実に実施する能力があると認められること。②としまして、コミュニティー活性化や危機管理に関する業務提案から、効果的・効率的な管理が期待できること、提案書とプレゼンテーションが整合しており、信頼性が高いということ。③としまして、市の提示する提案限度額を下回る金額が提案されたこと。これらの点から、総合評価点が100点満点中85.06点と、3団体中最上位の評価を受けたこと。以上となっております。
最後に、7番、指定候補者の決定ですが、市は、選定委員会からの答申を受け、株式会社東急コミュニティーを指定候補者といたしました。
説明は以上でございます。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
◆まつお正秀 委員
ちょっとお伺いしますが、ちょうど5年前も
建設常任委員会で、5年前の指定管理で東急コミュニティーが選定されるということだったんですが、撤回ということで――管理人が使い込みというような事案があって、欠格事項ではないみたいなんですけども、そこから今回、5年後になるんですが、そういう事案があって、今回、東急コミュニティーが選定される、そこら辺の見方というか、経過というか、評価が変わってきたとまで言えないかもしれませんけど、そこら辺の市の見方がどう変わってきたのかということをお願いしたいと思います。
◎
住宅管理課長
指定管理者の経緯でございますが、先ほどの御指摘の経過につきましては、平成24年度ですかね、指定管理で東急コミュニティーと一度契約はしましたけれども、失格要件に該当するかどうかという中で辞退がございまして、1年間、日本管財と契約を結んで実施をし、その後、北部地区は25年度から29年度の契約を結んだという経過のことではないかなと思いますけれども、その当時の内容からしましても、民間の事業者の指定管理の業務という実績につきまして、まだ市内全域で行えるまでの状況でない中で、一応、北部地区について民間指定管理者にお願いしたという経過がございます。
過去の実績も含めまして、今、全国で多くの実績――指定管理者の候補になられる業者が多く見受けられる状況になりましたので、一定の安定感が出たということの中で、今回、全域の指定を一括で行うような判断をしたという状況でございます。
以上です。
◆まつお正秀 委員
ちょっと私の聞き方が……。前回、取り下げになって、1年間は日本管財がやって、あと4年間は東急コミュニティーが受けたんでしたっけ。違いましたよね。そこの確認をお願いします。
◎
住宅管理課長
東急コミュニティーが、その当時、辞退をされて、その後、引き続き日本管財さんに1年間は継続してやっていただいた経過がございます。1年間だけですね。その後、25年度から29年度につきましては、もう一度公募をかけまして、そこで正式に決まりましたのが近鉄住宅管理株式会社になっております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
ですから、初めての事案ですよね、初めての業者ということですし、市内全域が一つになる――確かに全域になれば、スケールメリットで安くはできるんでしょうけども、これまでもそういうふうになかなか一つにしないという――三つに分けて今はやられてますよね。そういう背景には、そういうリスクがあったんではないかなと思うんですよ。当時、改良住宅のある中部地区とか、いろいろ苦情が多いというか、中部は改良住宅が多いということや、災害対応の問題とか、そういうのがあるので、当面、中部は都市整備公社が非公募でやりますよというふうなことだったと思うんですけども、一つがやるというふうなことの懸念というのはないんですかね。そこら辺、市の考え方をお聞きします。
◎
住宅管理課長
前回の公募のときは、中部地区を残している条件の話の中で、確かに災害時の防災業務というものの中心の役割として一つの中部地区を残させていただいた、公社にお任せしたというところの部分ではございます。我々、公募を行うまでにいろんな業者さんにヒアリングをかけております。その中で、一定、防災に関してのいろんな提案もノウハウもお持ちやということは一応確認した上で、今回の一括でまとめるという判断をさせていただいて、28年度の3月で所管事務報告をさせていただいて、全体で進めていくという報告をさせていただいた次第でございます。
ですので、防災、危機管理的な話につきまして、当然市全体の中で進めていく中で、市営住宅の中でやれることについてのノウハウという部分については、一定、民間の指定管理者にノウハウが十分蓄積されたというふうに判断しておりますので、一応全体で進めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
状況が変わってきたということになるかと思うんですけども、当時も、中部地区、主に改良住宅を中心に、市民からの声といいますか、そういうことが3倍ぐらい、南部、北部と違って苦情があるというような報告があったと思うんですけども、そこら辺も含めて東急コミュニティーで大丈夫だというふうな判断をされたということでいいのかどうか、そこら辺のことも伺っておきたいと思います。
◎
住宅管理課長
先ほど申しました平成28年度3月の市会におきまして、一応、民間の指定管理者のアンケートの状況も御説明させていただきましたが、満足度というところも指標になりますので、100%が反映されているかどうかはあるんですけれども、一応そういう苦情部分につきましてはかなり減ってきたという報告をさせていただいた次第でございます。そういうサービス面も含めまして、一定安定したサービスが提供できるという判断の中で、全体を任せていこうというふうに考えております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
苦情も減ってきているということですね。
今回は、全てを1社ということだし、今までは、たしか北部を受けていた業者が募集業務をやっていたんじゃないかと思うんですが、その募集業務もやると。さらに新たに家賃収納の業務をやるということで、全部一手でやるということなので、大変かなというふうに思うんですが、こうやって1社になると、何か問題が発生したときのリスクというのがないのかどうかというのはちょっと懸念するんですけど、そういうリスクというのはどんなふうに捉えていますか。
◎
住宅管理課長
今は3地区に分けて進めておりますが、当然、市の立場としまして、北部地区、南部地区、中部地区それぞれ、指定管理者と市の関係の中で、通常の苦情も含めて、モニタリングをしながら業務を進めております。募集につきましても、粛々と情報を上げていただいて、定期的に指定管理者との会議で協議をしながら、チェックをしながら、そういういろんな危険も含め、ミスも含め、未然に芽を摘むような業務を進めております。そういう流れの中で、今回の家賃業務につきましても、市の業務を今回は任せますけれども、全市的に見ましても、やはり家賃業務についても民間の指定管理者に既に任せている状況もある中で、今回、安全に安心する形で任せられる状況にはなってきたという中で、そういうモニタリング業務をしながら遂行していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
この東急コミュニティーさんは、全国で結構いろいろ、民間マンションも含めて、市営住宅もたくさんやられているみたいなんですけども、主に関東を中心とした業者だと思うんですけども、こういった業者が入ってきて、地元の人たちの雇用がちょっと減るんじゃないかなという懸念はあるんです。そこら辺の地元の雇用との関係でちゃんと保障というか、そういうものが担保されるのかどうか、そこら辺のことをお願いします。
◎
住宅管理課長
雇用につきましては、市としましても、一定、地元を優先的に考えていただいて、地元対策的にも求めるということを行っております。公募の条件ともしております。また、提案の中でも、地元での採用ということを提案の中に明記しておりますので、当然その状況につきましては、具体的にどういう形で採用するのか、採用されたのかというところをモニタリングしてまいりますので、そこは担保されているかなと思います。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
そういうふうになると、都市整備公社さんは中部から外れるということになって、都市整備公社さんの市営住宅に対する役割というか、どんな役割を今後果たしていくのか、任務というか役割というか、そこら辺のことをお願いします。
◎
住宅管理課長
都市整備公社としましては、指定管理者の立場としては外れますので、当然かかわりはないという形になります。中部地区につきましても、市とこのたびの候補者である東急コミュニティーさんとのやりとりという形になってくるということでございます。
以上です。
◆まつお正秀 委員
ちょっと私の誤解かもしれないけど、都市整備公社さんが市営住宅の管理の指導をするような文章をちらっと見たような覚えがあるんですけど、そこら辺のことは間違いですかね。そういうことではないんですかね。
◎住宅部長
都市整備公社につきましては、公社のあり方ということで御説明もあったと思うんですけど、公社の組織の中に、今は住宅管理部として私どもがあるんですけれども、30年度からは住宅管理部そのものが公社の組織としてなくなります。ただ、私どもは、今まで兼務という形で市と公社とをさせていただいておりましたので、30年度以降、市の立場では指定管理者とモニタリング等をしてまいりますけど、ただ、今まで公社と兼務していたノウハウの蓄積がございますので、それは、市の立場として指定管理者に指導していくようになります。
以上でございます。
◆まつお正秀 委員
わかりました。
いろいろ初めてのことなので、問題があるのかと思うので、後でちょっと意見を述べさせてもらいます。
質疑は以上です。
◆河崎はじめ 委員
1点だけ。
総合評価方式でやっていて、「管理経費の縮減」というのはC社にはちょっと負けているところがあるわね。それでも最後のところでは「管理経費が縮減されていると認められる」ということで、もうちょっと具体的に、何が縮減されているのか、C社は、33点に対して35点やったら、何が縮減されていたのかとか、その辺を具体的に教えてくれへんか。
◎
住宅管理課長
③の部分のお話だと思いますが、③の部分につきましては、全体の費用の縮減という形になっております。全体の中の一つのキーワードとしまして、まず、渡し切りの費用――丸々そのまま経費をお渡しして管理をしていただくという部分、それと精算の部分というのがございます。その精算の部分を大きく占める部分としまして、空き家の改修であるとか、そういったものを、今回、基準の金額を提示していただいて、その基準の提示額を提案の要素とさせていただいています。ですので、その基準額の修繕費用と、それと、渡し切りの上限額の枠の中にはまっている渡し切りの費用、これを足した形の中で、一番安い金額を出したところについて満点にして、そこから、85%というところの枠の中で、最低そこぐらいまでの中で安くしていってもらった部分につきましては下がっていくというふうなスキームにさせていただいた経過がございます。
以上でございます。
◆河崎はじめ 委員
多分、渡し切り費用の中に人件費が入っているんやと思うんやけど、議場でもいろんな人が言うているけども、西宮は公契約条例がないじゃないですか。ですから、やっぱりこの辺、総合評価――普通の入札でもそうやけども、今の世の中、やっぱり公契約条例というものがセットやと思うんやけどね。これは意見やけどもね。あんまりここの人件費が安いと、天に向かって唾を吐くみたいに、結局は戻ってきて、今のような状態になっているというところは、どこかで改善せんとあかんような気もしますので、また上の人ら、公契約条例の必要性も検討していただきたいと思います。
以上です。
○大原智 副委員長
具体的な事例を申し上げるんですが、ある住宅で、住民の団体さんのほうが、自分たちの住んでいるところをもっともっとちゃんときれいにしなくちゃいけないねということで、清掃道具を購入されて、市の許可をいただいた上で、ボックスを設置してもいいですよということで、住宅のほうにそういう清掃道具のボックスを設置したと。ところが、当時の指定管理者の方が、そんなものを設置することは認めませんよということで撤去を求められたということで、大変混乱を呈したというような事例があるというふうに伺っているんですね。なぜそんなことが起きてしまうのかということ。
そしてもう一つは、じゃあ指定管理者がどんどん、どんどんかわっていけば、その都度その都度、どこに許可を求めていく必要があるのかとかも含めて、二度とこんなことが起きないようにしてほしいという御要望もいただきました。そのあたりの改善策も含めて、お考えを教えていただければと思います。
◎
住宅管理課長
今の管理の部分につきましては、まず、どういう団体さんが求められたかというところが一つキーワードとしてあると思います。その中で、市としましては、住宅管理運営委員会――入居者で構成された地元の会ですね、そこに対して、一定、住宅の敷地内における清掃、そういったものについて置かれるというところが一つポイントとしてあると思います。今までの経過の中で、自治会という言い方になるんですけども、その自治会というのは、市営住宅外の方が入っている自治会も当然あるわけで、そういったところとの関係の中で、すごくきっちりと規定をすると、住宅入居者以外の人は部外者という形になりまして、その方が利用する・しないという中で、多分、指定管理者としてはそこをかなり強く、そういう部外者が利用されるということの中で、これはちょっとどうかなというやりとりが多分あったのかなというのはあります。
そういうところにつきましては、共益費の一括徴収とか、そういったものでもそうなんですけど、一応4分の3の同意という話の中での移行をしたりとか、その辺の入居者を尊重してという部分はありますので、入居者がそういうものを認めるという流れがあれば、一定そういったものを認めるというところの考え方も示させていただいたということはございます。
以上でございます。
○大原智 副委員長
今のお話でいったら、事実認定の前提が、そちらがもしも把握されてなかったら、また改めてという形で、実際にどこの住宅という話のやりとりをさせていただかんといけないのかなと思うんですけど、ポイントとしては、その団体さんは市に許可を既にいただいていた、ところが、指定管理者はそれを認めなかったという部分についての改善策というか、そういう部分についての対応というのはどうだったんですかということを質問しているので、その部分についての御見解を教えていただきたいと思います。
◎
住宅管理課長
細かい具体的な個別案件につきましては、細かくまたお話をお伺いして調整していきたいと思います。
以上でございます。
○大原智 副委員長
わかりました。そしたら、改めて別の場で行わせていただきたいと思います。
以上です。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
◆まつお正秀 委員
今回の指定管理については、規模が大きく、初めての業者というふうなこともあります。さっき、災害時の対応等でも、あくまで提案というか、マニュアルみたいな、そういうもので出してはるところなので、実際にこれだけ一遍の地域を任せていいのかという懸念が残るので、少し時期尚早だというような感があって、今回は反対をさせていただきます。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第383号は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○岸利之 委員長
挙手多数と認めます。したがって、議案第383号は承認することに決まりました。
次に、議案第385号訴え提起の件(
市営住宅等明渡し等請求事件)を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
住宅入居課長
議案第385号訴え提起の件につきまして、議案書とお配りしています資料で説明させていただきますので、よろしくお願いします。
それでは、議案書58-1ページをお開きください。
1、訴えの事件名、
市営住宅等明渡し等請求事件でございます。
2、訴えの相手方、尾松よし江以下3名でございます。
3、訴えの趣旨は、相手方(1)及び(2)の2名に対して市営住宅の明け渡しと滞納家賃等の支払いを求めること、相手方(2)にあっては加えて駐車場の明け渡しと滞納使用料等の支払いを求めること、相手方(3)にあっては駐車場の明け渡しと駐車場滞納使用料等の支払いを求めることとしております。
また、相手方(1)から(3)にあっては、訴え提起前の和解を申し立てることができることとしております。
以上が訴えの趣旨となっております。
4、訴訟方法等です。
控訴、上告、和解、調停その他本件処理に関する事項は市長に一任するとします。
議案書58-3ページをお開きください。
議案書58-3ページから58-6ページまでは、明け渡しを求める駐車場の位置図及び配置図をお示ししております。
議案書58-7ページをお開きください。
訴えを提起する理由は、相手方(1)及び(2)にあっては家賃を、相手方(2)にあっては、加えて駐車場使用料を長期に滞納し、市の催告にもかかわらずこれに応じないため、相手方(3)にあっては、駐車場使用料の長期滞納並びに駐車場の使用者資格を喪失したため、訴えを提起するものです。
続きまして、お配りしていますお手元の資料について御説明させていただきます。
それでは、資料の1ページをごらんください。
上の表は住宅家賃滞納者について、下の表は駐車場使用料滞納者についてまとめさせていただいております。
議案書では訴えの相手方は番号と名前で表示していますが、個人情報保護のため、配付資料につきましては、ア、イ、ウで表示しています。また、滞納者は、滞納月数が多い順に並びかえております。御審議に際しては、配付資料のア、イ、ウにて御発言いただきますようお願いいたします。
それでは、家賃滞納者ア、イの2件について説明させていただきます。
アについては、平成29年10月31日現在の滞納額は9万900円、月数3カ月となっています。訴えの理由は、平成29年8月に9万900円、3カ月の滞納があり、契約解除通知を送付しましたが、平成29年9月30日までに滞納家賃の全額納付がなかったため、契約解除となりました。
イについては、平成29年10月31日現在の滞納額が0円、月数0カ月となっています。訴えの理由は、平成29年7月に5万4,600円、3カ月の滞納があり、契約解除通知を送付しましたが、平成29年8月31日までに滞納家賃の全額納付がなかったため、契約解除となりました。その後、相手方より、滞納家賃全額の支払いがあったため、家賃滞納は現在は解消されております。
次に、駐車場使用料滞納者イ、ウの2件について説明させていただきます。
イ、ウの理由は、ともに住宅が家賃滞納により契約解除となったことに伴い、駐車場の使用者資格も同時になくなったことによるものです。なお、ウについては、住宅家賃滞納者の表にあるアの同居者です。
最後に、資料2ページ、3ページには、訴えに関する根拠法令等の条文、平成20年度以降の案件についての議決後の経過を記載しております。
以上で説明を終わらせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
◆河崎はじめ 委員
一問一答で2問ほど。これは甲子園九番町の建てかえによる犠牲じゃないのかなというのが1点と、駐車場の滞納というものが1点。2点、一問一答でやります。
まず、アの人やけども、これは甲子園九番町なんやけども、平成24年2月1日はどこにいはったんですか。
◎
住宅入居課長
この方は、もともと建てかえ前の甲子園九番町にお住まいで、建てかえにより新たに建った甲子園九番町に入られた方です。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
そうやね。新しくなって、激変緩和をしているといっても、家賃が1カ月3万300円に上がってしまっているということもあるんじゃないのかな。最初、建てかえ前の甲子園九番町の家賃とかを教えてくれるか。エレベーターも何もなかったとき、こんなにせえへんわね、3万円もね。これは何とかならんのかいな、かわいそうで。
◎
住宅家賃課長
建てかえ前の家賃については、ちょっと今、手持ち資料がないのでわかりません。また後日届けます。
よろしくお願いします。
◆河崎はじめ 委員
それは要らんよ、そんなん。ある程度推測でええけど、エレベーターもついてない甲子園九番町が3万300円もせえへんかったやろうということに対して答えてくれるか。
◎
住宅家賃課長
確かに委員のおっしゃるとおり、エレベーターのついてない家賃は、上ケ原とかも、1万円台だったと推測はできます。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
その辺、何とかならんのかね。建てかえられて便利になってうれしいやろうけども、家賃が上がってしもうて、そのまま新しいところに入ったんやけども、3万300円が多分1万円ぐらいやった――多分の話やけどね。やったと思うんやけど、この場合、3カ月でというのは何とかならんの、部長。
◎住宅部長
家賃を安くする、それを何とかというのは、済みません、それはちょっとなりませんが、建てかえさせていただくときに、基本的にほとんどの方は、仮移転をしていただいて、建てかえ後の新築へ戻り入居していただく方が大半でございます。ただ、今、委員からもあったように、家賃が上がるのははっきりしておりますので、家賃が上がるのが嫌な方については、既存の他の市営住宅への特定あっせんの道はございますので、普通は新しいところへ入りたいと皆さん思いなさると思いますが、中には、仮移転されたまま、そちらでそのまま特定入居される方もおられますので、新築の家賃をまけるわけにはいきませんが、そういう選択肢を選んでいただいたらと思っております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
この人がお幾つなのかも全然知りませんけど、もしお年寄りなんかやったら、年金で、上がってしもうて――せやから、そういう人らは、よく注意しておいて、もし滞納が1カ月ぐらい始まったら、すぐそういうふうにあっせんするとか、ちょっときめ細かい対応をしていただけたらと。これがそのケースじゃない、若い夫婦ですわかもしれんけども。それはわからんよ。せやけど、もしそういうことが起こったら、お年寄りのほかでもあるけど、そういうときには素早く、もうちょっと安いところに住みかえてもらうような方法も、ちょっときめ細かい対応をしてあげてください。今は3カ月の滞納やからね。昔は、6カ月とか、9カ月とか、11カ月とか、かなり長いことあったんやけど、だんだん短うなっているから、もうどうしようもなくなっているみたいな。読んでいたら、建てかえの犠牲なんじゃないかなとちょっと思ったので、その辺、頼みます。
あと、駐車場なんやけど、駐車場は13カ月とかになっているけど、今、何カ月とかいうのはないんかな。駐車場のほうがもっと短くなって、住むところじゃないんやから、もっと取り締まりをきつくしても構わんのと違うかなと僕は思うんやけども、その辺はどうなっているんですか。
◎
住宅入居課長
駐車場の契約解除の基準なんですけれども、要綱上、滞納6カ月ということでさせていただいています。6カ月になった人に対して、指定管理者から指導や通知とかをさせていただいているんですけど、解除する前に住宅のほうも契約解除ということになってしまったので、今回、住宅とあわせて駐車場も訴え提起させていただいた次第です。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
住宅が3カ月で厳しくしているんやったら、駐車場も3カ月にするとかね。そっちのほうが、家賃を払わんかったら出ていかなあかんねんけど、車を手放すというのやったらまだそれで――それやったら車を何とかしなはれと言うたほうが、それでまた家賃が払えたりするやんか、何ぼかで車が売れたりするので。その辺をもうちょっと考えてあげてよ。
以上です。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第385号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第385号は承認することに決まりました。
ここで説明員が交代し、休憩をとらせていただきます。
12時40分スタートということでお願いします。
(午前11時39分休憩)
(午後0時38分再開)
○岸利之 委員長
再開します。
この際、当局に一言申し上げます。
委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。
ここでお諮りします。
先ほど民生常任委員会より、
所管事務調査の件「西宮中央運動公園及び中央体育館・陸上競技場等再生整備基本計画の策定状況について」の所管事務報告について、本委員会との連合審査会を開催されたいとの申し入れがございました。
この申し入れをお受けすることに御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、お諮りします。
連合審査会開催の申し入れをお受けすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、連合審査会開催の申し入れをお受けすることに決まりました。
なお、開催日時は12月15日の午前10時より、場所は4号委員会室で開催されますので、よろしくお願いいたします。
次に、議案第337号西宮市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定の件を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
土木管理課長
それでは、議案第337号西宮市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。
議案書10-1ページをごらんください。
道路占用料につきましては、3年ごとの固定資産税評価がえに合わせて、占用料の改定について検討することとしております。この占用料の改定に当たりましては、阪神間7市1町で構成しております阪神間道路管理者連絡協議会で協議を行い、統一単価を使用することとしております。今回、平成29年度に国が行った改定内容を受け、阪神間道路管理者連絡協議会において調査研究を重ねまして、このたび、道路占用料単価の改定について取りまとめを行ったところでございます。
お手元の資料の1ページ、資料1を御参照ください。
大きな項目の2番で、道路占用料は、道路価格掛ける占用面積掛ける使用料率掛ける修正率掛ける占用期間、この算定式によって求めております。
まず、占用料単価のもととなります道路価格につきましては、平成27年度の固定資産税評価額をもとに算定しており、この道路価格には、平均地価格――平均地といいますのは、宅地、田畑、山林、これらを総称しております。それと商業地価格、この2種類を使用することとなっております。実勢に即して算定した結果、平均地価格におきましては21.3%下がり78.7%となります。商業地価格は20.8%下がり79.2%となります。
次に、使用料率ですが、これは、土地の価格に対する使用料の割合をいいます。これは、今回、国が改正した値をそのまま使用しております。その結果、平均地で3.99%から4.84%、商業地におきましては3.36%から3.71%へ上がることになります。
また、上空と地下を占用している物件につきましては、修正率を掛けることになっております。修正率につきましては、上空、地下とも0.4から0.45へ改定しております。
改正時期につきましては、阪神間7市1町で統一しまして、平成30年4月1日から実施することとしており、
道路占用料徴収条例の一部を議案書の10-1ページから10-4ページのとおり改正するものでございます。
参考に、資料の2ページに道路占用料単価の新旧対照表をつけております。
これらの改正の結果、占用料単価といたしましては、単価が上がるもの、下がるものがございますが、現在の占用物件に新たな単価を適用しますと、道路占用料の歳入は、改正しない場合と比べおよそ7%、金額にすると約6,000万円の増額となります。
また、一般の市民の方に影響の大きい通路橋や、地元商業振興にかかわるアーケードなどにつきましては、占用料単価を据え置いております。
なお、後ほど説明がありますが、道路占用料に準じて定めております水路の使用料と公園の占用使用料の改定をあわせて行います。
説明は以上です。
よろしくお願いします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
◆河崎はじめ 委員
今の説明で、収入が6,000万円ふえると言うてはったのか。
◎
土木管理課長
収入は、歳入ですけども、改正しない場合に比べまして、金額で言いますと約6,000万円、率で言いますと約7%増額します。
◆河崎はじめ 委員
決算書を持ってきたんやけど、歳入ではどこの費目になるの。僕は、行政財産貸付収入かなと思うたんやけども、違うね。どこですか。
◎
土木総務課長
予算科目としましては、款使用料及び手数料、項使用料、目土木使用料……(「ページ数は」と呼ぶ者あり)補正予算には出てまいりません。今回、補正予算は上げておりません。こちらの改正は平成30年4月1日からでございますので、今年度の補正予算には出ておりません。(「もう一回言うて」と呼ぶ者あり)科目におきましては、土木使用料です。
以上でございます。
◆河崎はじめ 委員
わかりました。
ほかのことでちょっと聞きたいねんけど、これは都市局に聞いてしもうたんやけども、無電柱化のことやねんけども、都市局では、緊急輸送路というものの周りの建物の耐震診断とか耐震設計とかの補助金を出しているんやけども、災害が起こったときの緊急輸送路として、法律では市も指定しても構わへんねんけども、県が指定していて、2号線とか、43号線とか、幹何号線とか、西何号線とかあるんやけど、そこら辺の無電柱化となってきたら、この使用料はあっという間に下がるよね。電柱と地下との差がこれを見ておったらかなり大きいじゃないですか。電柱が地下埋設物になったら使用料は下がるやろうというのが一つ。
◎
土木管理課長
修正率が上空と地下で地上物件と異なっておりまして、上空と地下は0.45と同じ値をとっております。上空の占用物件と地下の占用物件では通行に与える影響が違うということから、占用料を下げる目的で、地下の占用物件に対しては地上の占用物件よりも修正率を下げて占用料を安くしております。ですから、電線共同溝で地下に埋設されていきますと、占用料は下がっていくことになります。電線共同溝なんですけども、これにつきましては、例えば電柱とか電線の数量よりも電線共同溝の数量は少ないものとなっておりますので、金額的には電線共同溝を整備していったとしても、占用料は大きくは変わらないと考えております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
ほんまはそこが聞きたいんじゃないけど、例えば電柱は1本4,644円と書いているじゃないですか。地下に埋めたら1メートル84円となっているのと違うの。だから、一本一本の間が100メートルほどあれば変わらへんのやろうけど、10メートルずつやったら、1本なくなっても840円しか取れへんということもあると思うんやけどね。
それはそれでええんだけど、その緊急輸送路の無電柱化とかはどうなっているのかなと思って。都市局は、建物の診断とかで、建物が道路に倒れかかってこんようにということをやっているねんけども、あんまり進んでないねんけども、実際は電柱が倒れたほうがほんまは邪魔になってしゃあないやんか、ああいうときは。その辺はやっているのかなと思って。芦屋なんかは、計画的に電柱を何年までに芦屋市から一掃しますって宣言しているんやけども、西宮はその辺はどうかなと思って。
◎
道路計画課長
無電柱化の整備につきましては、現在、緊急輸送道路でもあります山手幹線の街路事業にあわせての無電柱化事業、それから、鳴尾駅前の整備事業にあわせての無電柱化事業を取り組んでいる状況でございます。緊急輸送道路であります山手幹線につきましては、今後も整備を進めていくという予定をしております。また、新たな無電柱化の路線につきましては、平成25年に都市局が制定しました無電柱化計画の路線を参考にしながら、今後、大規模な街路事業や2次改築にあわせて無電柱化についての判断をしていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
◆河崎はじめ 委員
例えば171号線の広田あたりね、広田というか、広田小学校区あたり、私らの門戸からあの辺、共同溝工事はかなり前に終わっておるねんけど、電柱はなくならへんねんけども、あれの情報は知らんかな。わからんかったらわからんでもええけど。
◎
道路建設課長
ただいまの御質問にお答えいたします。
我々は、今、例にありました市役所前線などでございますが、街路事業として電線共同溝整備、あと、街渠、舗装などが終わりましても、各事業者が電線共同溝、いわゆるさや管をたくさん埋め込んでいるわけなんですけども、そこに順次、電線事業者がみずから入線していかないと電柱を撤去することは不可能でございます。今までの街路事業でも、一気に各電線事業者が入線するというのはほぼ不可能でございまして、毎年順次やってはおるんですけれども、最低2年、やはり3年ほどかかってようやく電柱が抜けるというような状態が、ええか悪いかは別にして、普通でございますので、今、市役所前線についても順次入線を進めているという状況と聞いております。
以上でございます。
◆河崎はじめ 委員
ありがとうございました。
これはさっきも言うたんやけど、3月議会では取り上げて、芦屋市のことをもうちょっと調べてね。芦屋がどういうふうにしてそうやって年次計画を持って進めていくことができるのかというようなことで、西宮もそうしてみたらどうやみたいなことを一遍研究してみますので、またよろしく。
以上です。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第337号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第337号は承認することに決まりました。
次に、議案第338号西宮市が管理する市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例制定の件を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
土木管理課長
それでは、議案第338号西宮市が管理する市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。
議案書の11-1ページをごらんください。
道路標識の種類は、国の道路標識、区画線及び道路標示に関する命令に定められており、道路標識の寸法は、道路法により地方公共団体の条例で定めることになっております。
平成26年と平成29年に命令が改正されたことにより、サービスエリアや道の駅までの距離を標示する標識や、高速道路の番号を標示する標識などが追加されており、標識番号の一部がずれて変更となっております。これらの追加された標識は、市の道路上では設置しない種類のものであり、条例に標識そのものの追加は行いませんが、命令との整合性をとるため、お手元の資料の3ページ、資料2のとおり、別表及び別表備考の標識番号の変更を行うものです。
説明は以上です。
よろしくお願いします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第338号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第338号は承認することに決まりました。
次に、議案第339号西宮市
水路管理条例の一部を改正する条例制定の件を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎水路治水課長
引き続きまして、議案第339号西宮市
水路管理条例の一部を改正する条例制定の件につきまして御説明申し上げます。
議案書の12-1ページをお開きください。
西宮市
水路管理条例の改正につきましては、従前より、都市公園の占用使用料とともに、道路占用料に準じていることから、今回の改正につきましても、西宮市
道路占用料徴収条例の改正に合わせて水路使用料単価を別表のとおり改定するものでございます。
委員会資料の8ページ、資料3は、現行使用料と改定使用料の新旧比較表でございます。
参考といたしまして、現在の占用物件に新たな単価を適用しますと、水路使用料の歳入は、改定しない場合と比べ3.3%、金額にすると約100万円の減となります。
以上で説明を終わります。
よろしくお願いいたします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第339号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第339号は承認することに決まりました。
次に、議案第340号西宮市
都市公園条例の一部を改正する条例制定の件を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
公園緑地課長
それでは、議案第340号西宮市
都市公園条例の一部を改正する条例制定の件につきまして御説明いたします。
議案書では13-1ページから13-8ページでございます。事前にお配りしております委員会資料では9ページから13ページでございます。
今回の条例改正は、大きく分けて3点ございます。1点目は、公園の占用使用料及び占用できる施設の改正、2点目は、公園駐車場の移管に伴う改正、3点目は、指定管理者が管理する都市公園の改正でございます。
まず、1点目の公園の占用使用料及び占用できる施設の改正でございますが、委員会資料の13ページをお願いいたします。「都市公園の占用使用料改定 新旧比較表」をごらんください。
公園占用使用料は、従前より道路占用料に準じて定めており、先ほど議案第337号西宮市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定の件で御説明いたしましたとおり、このたび道路占用料が改定されることを受け、公園占用使用料を改定することといたしました。
施行は平成30年4月1日からを予定しております。
参考といたしまして、現在の占用物件に新たな単価を適用いたしますと、公園占用使用料の歳入は、改正しない場合と比べ7%、金額にすると約70万円の減となります。
次に、占用できる施設の改正でございますが、同じく資料13ページ、「公園占用使用料改定 新旧比較表」の最下段をごらんください。
これまで保育所などの社会福祉施設を公園内に設置するには、国家戦略特区法の認定を受ける必要がございましたが、本年6月、都市公園法が改正され、国家戦略特区法の認定が不要となりました。このため、占用物件(旧)を(新)「法第7条第2項に規定する社会福祉施設」といたします。
次に、大きな2点目の駐車場の移管に伴う改正でございますが、同じく資料の9ページ、新旧対照表上段に記載しております別表第1(第7条関係)をごらんください。
まず、左側「現行」の西宮市鳴尾浜公園駐車場、いわゆる浜甲子園運動公園の駐車場につきましては、同公園内にある運動施設は平成27年度より産業文化局地域スポーツ課が管理運営を行っており、駐車場につきましても運動施設と一体的に管理運営するほうが効率的であることから、駐車場を地域スポーツ課に移管するもので、別表第1から削除いたします。
同じく別表第1、右側「改正案」をごらんください。
上から3段目の御前浜公園駐車場と一番下の北山公園駐車場を追加いたします。両駐車場は、これまで西宮市都市整備公社が管理運営をしておりましたが、都市整備公社の事業見直しにより、平成30年度から市直営管理とすることから、追加するものでございます。
なお、駐車場使用料は、資料10ページ中ほどの別表第3の2(第11条関係)の左側「現行」、西宮市鳴尾浜公園駐車場を削除し、右側「改正案」に記載のとおり、御前浜公園駐車場と北山公園駐車場の駐車場使用料を新たに規定いたします。
最後に、3点目の指定管理者が管理する都市公園の改正でございますが、資料11ページ中ほどの「(指定管理者)」、第20条をごらんください。
(1)、西宮市北山公園につきましては、これまで西宮市都市整備公社が非公募の指定管理者として管理運営を行ってきましたが、都市整備公社の事業見直しにより、平成30年度から市直営管理とすることから、指定管理者に管理を行わせる都市公園から削除するものでございます。
西宮市
都市公園条例の改正の説明は以上のとおりでございます。
よろしくお願いいたします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
◆河崎はじめ 委員
保育所とかを設置できる、これは特区でやれるということなんやけども、建蔽率の改正もするとか言うていたんやけど、それはなくなったの。中央運動公園のためにとか言わはったけども。
◎
公園緑地課長
中央運動公園といいますか、公園の建蔽率につきましては、今現在、議論を進めております中央運動公園の議論の中でそういうことを一定想定しております。詳細につきましては、あすの連合審査会のほうで説明させていただきたいというふうに思っております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
わかりました。あれは施行規則で対応できるの。ここに書いてあるねんやったら、一緒に条例改正したらよかったんと違うかと思ったんやけども。
◎
公園緑地課長
建蔽率についても条例改正が必要になると思っております。
◆河崎はじめ 委員
そんなら、またもう一回やらなあかんねんな。わかりました。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第340号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第340号は承認することに決まりました。
次に、議案第341号平成29年度西宮市
一般会計補正予算(第4号)、議案第347号平成29年度西宮市
一般会計補正予算(第5号)、以上2件のうち本
委員会所管科目、土木局分を一括して議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
土木総務課長
(説明)
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
両件に御質疑はございませんか。
◆中川經夫 委員
まず、189ページの不正使用取締事務経費、これについて、143万1,000円の減額ということで、あくまでも不法投棄の委託料とか、そういったことなんですけれど、道路上の違法建築等についてということで、随分前からずうっと話をしている笠屋町の交差点の建物の件やけど、この間も、ちょっと接触で、そんな大したけがはなかったらしいんやけれど、あそこについて法的措置をしているという話で、その後一体どうなっているのか。何か事故が起こらん限り――これは、下手したら市に責任を問われる可能性があると思いますよ。今新たにあそこにラーメン屋がまた営業しよった。そういうふうに思うので、何度も何度も市として話し合いをして、相手さんとのやりとりの中で、なめられているんと違うかな、うまくあしらわれているような、そんな気もするんだけれど、もうええかげんに、長年ずうっとああいう状況の中で、実際問題として、道があそこだけちょっと狭くなっているよね。道路と通行する人とをうまく分けているんだけれど、うまく走っていったらええけど、たまたまそういったことで、高齢者の場合、接触したりする可能性が非常にあるということで、そのことをまず、どうしていくのかな、その後どういう目標を持って市として動かれているのかということについて、それを先に聞こうかな。一問一答でやりますわ。
◎
土木管理課長
笠屋町の交差点の西側、そこに店舗が並んでおりまして、そこでひさしが不法占拠しております。これまで、そこの権利者、関係者と話をしてきまして、いい方向へは進んでいたんですけども、ちょっと別の権利者が現在出てきまして、私どもも調査不足だったんですけども、その別の権利者との話を今進めている段階であります。
3月の委員会でも、不法占拠が前へ進まなければ代執行なりの法的措置をとりますと言うておりますので、来年度、もし話がつかずにそのまま残るようでありますと、代執行を今検討しております。また、予算的にも内部調整して、代執行の予算をとるように今検討しております。
以上です。
◆中川經夫 委員
前もそんなような話をされていたんと違うかな。いずれにしても法的措置をとる、相手に対して強制的な措置をとりますよというふうなことやけれど、この案件は結構長いわな。別にある意味では、先ほどの空中のあれを利用するんやったら、逆に使用料を取ったらええというような思いもあるんだけれど、そういう問題じゃないでしょう。何もなければええんやけれど、そういうふうなことで接触があったというようなことも聞いているので――大したことはなかったらしいけれど、やっぱりそれが万が一何か大きな事故でもあって、けがでもされたときに、これは市の責任というふうになるんじゃないか。
別の権利者というて、これはどうなっているの。そこのところがそう簡単に権利がかわって、また別の権利者と話をせえということか。
◎
土木管理課長
今まで話をしてきました関係者なんですけども、実際にはそこの管理を任されている人間であるということで、実際には別の所有者がいるということがわかりまして、今現在、早急にその所有者のほうと話をしている段階であります。
以上です。
◆中川經夫 委員
そういうふうにころころかわられて、かわされているんと違うか。実際にそういうふうなことで受けるつもりはないんと違うかなと思うわ。だから、どこかできちっとした措置をせなあかんのと違うか。そうせな、ほかでいろんなことがあったときに、やっぱり向こうだけこういうふうな状況になっていると言われる可能性もあるわけやから、そのことは、もう一度、市のほうの考え方をお聞きした上で、ぜひ一回、きちっとした対応をしてもらいたいなと改めて申し上げたいと思います。
これは終わります。
それと、土木局の公園の整備についてお聞きをいたします。
維持管理について、先ほど3,144万7,000円、これは設計委託料の不用額というお話をされたんですけど、地域の自治会や団体やお年寄りによって、公園の清掃・管理をしてはるよね。現状、一体どうなっているのかなと。地域の方々で参加されている人は、若い人は参加せえへんやん。ほとんど年寄りで、高齢化になっていって、結構トラブルが起こっているようなことを聞くんやけど、その辺の現状がどうなっているのか、お聞きしたいなと。
◎
公園緑地課長
住民参加清掃業務委託の件だというところで、これは、清掃が必要という公園が市内で大体500カ所ぐらいあって、今現在、約半分の公園で、地域の自治会ですとか、老人会ですとか、子ども会と契約させていただいて、除草清掃、それから施設の点検――簡単な点検でございますけれども、お願いしているというところでございます。これについては、毎年新たにこの契約を結んで参加しようという団体もありましたら、先ほど御指摘もあったとおり、メンバーが高齢化してなかなか集まりにくいというふうなことも聞いて、毎年、何件かふえて、何件か減っているということの繰り返しでございます。
まず、この委託清掃業務については、地域のコミュニティーを醸成するのが一番大きな目的――地域で公園を大切にしていただくというのが目的でございますので、例えば真夏の暑い時期等については、余り無理をせず、常に公園を草一つ生えてない状態にする必要もございませんので、できるだけ無理しない形で健康には十分留意していただいて、委託料等では、タオルですとか清掃用具以外の飲料水ですとか、そういうことにも十分委託料を活用していただいて、決して無理することなく活動を進めていただきたい。継続していただくことが、やっぱり地域にとって、地域の公園としての役割を担っているというふうに考えておりますので、引き続き、例えば活動がしんどくなってやめようという検討をされている団体に対しましては、今申し上げたようなことをお話しさせていただいて、できるだけ継続して活動していただけるように、また、若い世代の方にも加入していただけるような、例えばホームページでの広報等についても努めていきたいというふうに考えております。
以上です。
◆中川經夫 委員
わかりました。市の考え方としてはそうした考え方になろうと。今、コミュニティーを図っていただくために、地域の方々の自治会やら子ども会やら、いろんな形で参加していただくということだと思います。やっぱりそれぞれの考え方、立場、団体の考え方もあるわけやから、特に参加される人はほとんど高齢になっているということで、これがまた、今おっしゃっているように、500カ所のうちの半分を継続せんがために、市はそういう考え方は持っているんだけれど、地域、地域にそれぞれ考え方もあるし、事情もあるわけやから、その辺十分に、この地域のこういうエリアはこういう考え方を持っているという、その辺のことを調べた上で、これからも留意してやってもらいたいなと。決してこの活動自体に反対するものではないし、やっぱり積極的にやっていただきたいということも言いたいと思います。
それと、関連して、鳴尾のエリアで言うたら、遊具の問題で、かなり古くなっているところもあるわな。公園遊具の問題。全部で2,000基ぐらいあると聞いているけれど、そのうちの約半分近く、4割近くが、もう30年以上たって、かえていかないかんのと違うかというふうなことなんやけども、今後もそういった市としての考え方、取り組みは、どういうところからどういうふうにやっていくのかというのをちょっと聞かせてくれるかな。
◎
公園緑地課長
遊具の老朽化の関係でございます。
予算では公園施設更新事業のほうで事業を実施させていただいております。御指摘のように、市内の公園の遊具総数としては約2,000基ございます。そのうちの大部分がかなり古くなっているということで、まずは、事故のリスクが高いブランコとか木製遊具とか、遊具そのものが動く遊具から優先的に更新を進めているところです。
また、昨今、トイレの老朽化、洋式化という課題もございますので、トイレが古くなって、男女別になってないような、もちろん和式トイレとなっているやつを、新しいトイレ――洋式化も含め、多機能ブースも設置したトイレの建てかえについても、今年度から取り組んでいるところです。
いずれもこれは、国の交付金、いわゆる補助金を一部活用させていただいておりますので、そのことも含めて、今後、できるだけ予算を獲得しつつ、早期に老朽化遊具の更新が図れるよう努めていきたいというふうに考えております。
以上です。
◆中川經夫 委員
大体この辺からやっていくというのは決まっているわけか。
◎
公園緑地課長
特段、公園をローラー的にどのエリアからというんではなしに、公園の遊具の設置年度ですとか、あるいは公園の利用状況、特に小さなお子さんがよく遊ばれている公園からできるだけ優先してやっていきたい、全市的にやっていきたいというふうに考えております。
以上です。
◆中川經夫 委員
公園の利用というのは、いろんな形で、今後、公園だけやなくて、そこに建物を建てたりというふうなことになってくるかもわからんのだけれど、公園のあり方というのは、もともとはそういうふうな形で、市民の憩いの場所というふうな形でやっているわけやから、2,000以上もある遊具の中で、先ほどあったけど、建てている遊具なんかは結構古うなってきているよね。それは調べた上で、どこからやっていったらいいのか。トイレなんかでも、今話が出て、それぞれ順序を切りかえてやっていただいていることはよくわかるんですけども、そのことも含めて、やはり遊び場として非常に大事な状況にもなってくるので、ぜひそれだけは要望しておきたいなと思っております。
以上です。
◆草加智清 委員
ちょっと1点簡単に聞いておきますわ。
193ページの街路事業費の土木局関連の立体交差等事業費ね、4,486万9,000円増額になってますね。これの一定の説明を聞いたんですけども、もうちょっと詳しく聞かせてもらえますか。
◎
道路計画課長
県施行事業の地元負担金の増額につきましては、兵庫県内で現在事業をやっております部分で、県の阪神連続立体交差鳴尾工区への分担金が、費用配分がふえたことによりまして、今回、負担金を増額させていただいたと。今回の負担金増額の要素につきましては、主に30年度までに事業を完成させるとして実施しております工事の一部である甲子園駅周辺の擁壁の仕上げ工事、武庫川駅付近で実施しております第3新設交差道路の、現在は仮設で通行させていた部分を本設の通路としての完成形にするための工事、その工事費に充てるとともに、最終的に北側の側道整備区域内に現在あります阪神用地を買収する用地費用ということに充てる予定というふうに考えております。
以上でございます。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
関連で聞きたいねんけど、この12月議会で、まず、阪神鳴尾駅のまちづくりということで一般質問で取り上げて、したんですけども、北田局長のほうから答弁いただいて、地元の方と武庫川女子大生を交えた交流の広場を考えているというようなことの答弁もいただいて、それはいいことやと思ったんですけどね。ぜひ進めてほしいということで意見、要望の中で申し上げたんです。
あと、それに関連して、第1交差道路と第2交差道路の安全対策について質問させていただいたんです。北田局長のほうから一定の答弁をいただいたんですけども、その意見、要望の中で、いろいろ申し上げたんです。
また、この第1交差道路ですよね。ここは、やっぱりこれまでは道路がなかったところにできるので、ましてや車も通行するということで、まず、信号の新設と横断歩道、これは絶対に必要じゃないですかと。注意喚起の看板やら、カーブミラーやら、いろんなあれはあるんですけど、そういうことで意見、要望を申し上げたんです。
もう一つの第2交差道路ですけど、こっちは歩行者自転車専用道路で、以前にできてます町田川橋梁西側の歩行者自転車道は、南側やけども、真っすぐ出られない、直角に曲がっておる、L字形になっておって、一応、自転車に乗ったまま渡りにくくするように工夫はしてあるんですよね。私の見た限りなんですけど、ほとんどの方が自転車に乗ったまま通行すると。それも、若い人も高齢者の方も、年齢に関係なく、ほとんど乗ったまま通行するというのが現状なんですよと。今度の歩行者自転車専用道路は、構造も真っすぐやったね、見た限りではね。それで、かなり工夫せなあかんのと違うかとかということも言って、また、その環境というんですかな、状況は違いますねと。池開公園が南側にすぐある、ホームセンターがある、また、24時間営業の大型スーパーがある。これまで高架が上がる前、小曽根線に踏切があったときから、小曽根線を通行するか、町田川橋梁で阪神のガード下をくぐるぐらいしか行かれへんかったのが、今度はすっと行けるようになる。小松西町や小松南町3丁目の方でもすっと来れるようになるということで、かなり便利になるのはすごくいいんです。それに平行してというのか、県道がやっぱり高くなるので、そういうことで、意見、要望の中でいろいろ申し上げたんやけど。
一般質問の中で一定の答弁をいただいたんですが、その後でいろいろと意見、要望を言うてしもうたもので、その辺を北田局長も本会議を聞いていただいたと思うんやけど、それを聞いていただいた上で、今後のことでどう認識していただけたか、それだけ北田局長に聞いておきますわ。
◎土木局長
先般の本会議で御答弁申し上げたとおり、第2新設交差道路につきましては、歩行者自転車専用道路ということで、特にその中でも自転車の安全対策、これを図っていく必要があろうというふうに考えております。今御指摘の町田川橋梁のところもそうなんですけれども、特に自転車に乗ったまま通行されて、今回のケースは、特に直線でそのまま抜ける空間が確保されていることで、ともすれば乗ったまま飛び出しやすい空間形成がされてしまうところが一番問題があるのかなというふうなことは、我々も認識はしております。現在、町田川橋梁のところもそうなんですけれども、できるだけ自転車の通行はそのまま乗ったまましにくいようにはなっておるんですけれども、どうしても車椅子利用でありますとか歩行者の方の通行を考えると、完全にシャットアウトは非常に難しい状況でございますので、苦労しながら、ポストコーンを立てたりいろいろしながら対策を講じているということでございます。
今回の第2新設交差道路のことで具体を申し上げますと、結構幅が広うございますので、できるだけ新しく整備される横断歩道に向けまして、実際に車道に出ていくところの手前では空間の絞り込みをまずする必要があるだろうと考えております。いわば、6メートルなら6メートルの道路全幅どおんと真っすぐ出ていくんじゃなくて、一定絞った上で、一旦立ちどまっていただけるような構造をとっていくのが大事かなと思ってますので、詳細につきましてはこれからさらに検討を加えてまいりますが、便利になった分だけ事故がふえるというようなことがないように、市としても努めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
ほんまに現在あるところでも、繰り返しになりますけど、JR西宮駅とかJR甲子園口駅にもトンネルがありますわね、歩行者用の。あれはほんまに100%と言ってもいいぐらい、自転車を押して渡っている人を見たことがないですわ。中にはいてはるんかもしれんけどね。そういう監視する人もいてないし、そんなんが今の現状なのでね。繰り返しになりますけど、町田川橋梁の西側でも、ああいうL字形にしていても、乗ったまま行かれる方が多いのでね。それはモラルの問題やと言うたらそれまでですけど、便利になってよかったなというて市民に喜んでもらいたいんやけども、できたために事故が起きたなんていうことだけはやっぱり避けてほしいので、第1交差道路の信号の新設と横断歩道も含めて――信号機なんて、最初からつけてくれへんと、質問の中でも言うたように、小曽根線のときでもそうですよ。3月18日に高架が上がってよかったんやけど、小曽根線を南進する場合、全然信号が見えないんやね。それで、6月に一般質問で取り上げて、これで、予告信号を設置していただくまで5カ月以上かかりましたからね。3月から言うたら9カ月ぐらいかかっておるから、今度の第1交差道路のところについては、最初から信号の新設というのは絶対に言うてほしいな、強く要望してほしいなと。
そして、今、局長が言われたように、第2交差道路のほうも、町田川橋梁のところと環境が全然違います。大型のコンビニがすぐ近くにあるみたいなものやから、24時間あいてますからね。コンビニよりも大型やから、いろいろ置いているものもありますので、そんなんで、これまで以上に、公園の利用も含めて、ホームセンターも含めて、今、局長が言われたように、ベストな安全対策を本当に考えていただくように要望しておきます。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
社会資本整備総合交付金の関係で、補正予算書の113ページから、土木費国庫補助金となっていて、社会資本整備総合交付金の道路橋梁新設改良事業費、これは55%やったと思うんやけども。普通の50%よりちょっと多かって、これがふえて、資料で見せてもろうたら、これで地方債が減って、今度は街路事業が、これは立体交差も入っているからやけど、純粋に見たら街路事業費の交付金はふえておるんやけども――資料のほうは立体交差とかとごちゃごちゃになっているからね。公園のほうは交付金が減って地方債がふえている、こういう関係になっているんやけども、113ページにいくと、これはよその分やけど、午前中に話をしていた分で、道路橋梁のすぐ下の都市局の社会資本整備総合交付金の場合は、緊急輸送路沿道建築物耐震化助成事業費とか大規模多数利用建築物等耐震化助成事業費なんかは、返さなしゃあないねんけど、減額補正になっているねんけど、ただ単に使わへんかったからと。これは補助金なんやけどね。国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1で、募集したけども、それをやるところがなかったからこの総合交付金は返さなあかんねんけど、土木局の総合交付金でそういうような性質のものって、ここに含まれているの。もっと公園の整備をちゃんとやれと。もっともっと積極的に西宮も身銭を切らなあかんよ。50%やけど切っていたら総合交付金がついてきたのに、せんかったらこれを返してまうねんみたいな、そんなんはあるの。それか、やっぱり純粋に出してもらわれへんかったのか。
◎
公園緑地課長
公園の補助金で今回の減額補正させていただいている分ですけども、これにつきましては、補助要望額としては1億4,350万円、要望できるマックスを要望しておりました。この交付金については、県を経由して近畿地方整備局、国へ上がっていると。その中で、兵庫県の公園関係事業の枠の中で採択されたのが5,300万円ということで、交付率として約37%しか認められなかったということで、財源の補正をさせていただいているというところで、ほかの部局との交付金のやりとりではなしに、県の枠組みの中での公園関係の総額の中での配分というふうになっております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
よくわかりましたけど、ほかの局とのやりとりじゃなくて、交付金の性質として、ほかの局は、使ったらその分がつくと、ちゃんと工事すれば。せやけど、それは、西宮市が悪いんじゃなくて、西宮市の民間が耐震診断とかをすれば、西宮市は4分の1つけてあげて、県が4分の1つけてあげて、総合交付金が2分の1出てきますという、そういう状態で募集したけども、そういうところがなかったので、減額補正、交付金をもらわないという形になるんやけど、土木局で、例えば公園をもっともっと整備しておけばちゃんとついてきたはずやのにという分なんですかと聞いたんやけど、せやからそうじゃないんやね。そうじゃないというのはわかりました。
だからその分、本当はどうしてもせっぱ詰まってせなあかん場合は、交付金なしでも、こっちの地方債のほうで何とかしている、100%西宮のお金でやりますよということやね。わかりました。
それで申請して37%しかなかったけども、とりあえず当初の分は何とかそういう公園施設整備というのはできているわけか。
◎
公園緑地課長
整備はできております。財源の内訳の補正をさせていただいたというところでございます。
◆河崎はじめ 委員
わかりました。
ありがとうございます。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、両件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。
次に、議案第351号平成29年度西宮市
公共用地買収事業特別会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管科目、土木局分を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
土木総務課長
(説明)
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。
次に、議案第384号
指定管理者指定の件(西宮市
鳴尾浜臨海公園南地区)を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
公園緑地課長
それでは、議案第384号
指定管理者指定の件(西宮市
鳴尾浜臨海公園南地区)につきまして御説明いたします。
議案書では57-1ページ、57-2ページでございます。
それでは、事前にお配りしている委員会資料の1ページをお願いいたします。
1、指定管理者選定委員会において選定された指定候補者は、パークマネジメント鳴尾浜(株式会社日比谷アメニス大阪支店)でございます。
2、指定期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。
3、指定管理対象施設は、鳴尾浜埋立地の南端にある
鳴尾浜臨海公園南地区で、4、指定管理者が行う業務、及び、5、選定の経過は、記載のとおりでございます。
2ページをお願いいたします。
今回の募集に対して、応募は記載の2団体でございました。
6、指定候補者の選定方法等でございますが、(1)、選定の方法につきましては、西宮市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例に基づき、5名の委員による指定候補者選定委員会を設置し、応募団体から提出された応募書類並びに団体によるプレゼンテーションにより評価を行い、選考いたしました。5名の選定委員は、委員一覧表のとおりでございます。
(2)、審査項目及び結果は、資料の3ページをごらんください。
審査は、委員ごとに、定量評価300点、定性評価700点、合計1,000点満点で評価いただきました。
定量評価につきましては、1番目の「応募者の財務的安定性」については、企業の自己資本率によって評価を行っており、配点は100点としております。2番目の「提示された指定管理料の金額多寡」については、最低提案額を基準とした比率によって評価を行っており、配点を200点としております。
次に、定性評価につきましては、応募書類とプレゼンテーション、質疑応答の内容をもとに各委員が個別に採点しております。
定量評価と定性評価を合わせた総合点数といたしましては、表の最下段のとおり、100点満点換算で、パークマネジメント鳴尾浜が85.2点、もう一方が83点となりました。
資料の2ページに戻りまして、6の(3)、選定委員会の答申といたしまして、西宮市立
鳴尾浜臨海公園南地区の指定候補者選定に当たっては、2団体の応募があり、指定候補者選定委員会において審査基準に基づき評価した結果、総合評価における評価点が最もすぐれており、特にサービスの向上、利用者の増加への具体的な創意工夫及び新たにコミュニティーコーディネーターを配置するなど効果的な人員配置を考慮しているパークマネジメント鳴尾浜が指定候補者として妥当であると判断したとの答申をいただきました。
7、指定候補者の決定でございますが、こうした選定委員会の答申を受けまして、次期の
鳴尾浜臨海公園南地区の指定管理につきましては、パークマネジメント鳴尾浜を指定候補者とすることといたしました。
説明は以上でございます。
よろしくお願いいたします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
◆草加智清 委員
今説明を聞いたんですけども、このパークマネジメント鳴尾浜というところは、前回に引き続いて指定管理ということで認識しているんですけど、それで間違いないですか。
◎
公園緑地課長
前回、平成25年度から今年度末までの5年間、指定管理者として管理運営をしておるところでございます。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
コミュニティーコーディネーターを配置するなど云々、こういうことやけど、このコミュニティーコーディネーターという、この辺をもうちょっと詳しく教えてください。どういう仕事内容というか中身をお願いします。
◎
公園緑地課長
コミュニティーコーディネーターと申しますのは、これまでの5年間でも、地域との連携、特に地元鳴尾地域との連携において、指定管理の管理業務を行いつつ、並行して地域との連携を図るというふうなことを一体で行っておったんですけども、指定管理者のほうの考え方としては、専任のコーディネーターを置いて、これまで以上に地元地域との連携を深めていきたいという思いがあって、一般の公園の管理をする人間とは別に、コミュニティーを深めていくための専任の担当者を置くというふうに聞いております。
以上です。
◆草加智清 委員
私ごとですけど、私は、リゾ鳴尾浜のフィットネス、あれに行ってますねん。これが5年前で、その前は団体Bのところがやっていたのと違いますかな。ここに書いてあるから言うてもええやろうけど、阪神園芸がやっておったのと違うんですかね、その管理を。
◎
公園緑地課長
前々回の5年間については、阪神園芸も含めた3団体のグループ企業で指定管理者として、5年間、管理運営をしておりました。
◆草加智清 委員
そのときからフィットネスに行っているんですけど、私は、あんまりその違いが素人やからわからへんのですよ。3ページの点数のこれを見て、例えば10.4ポイント差がついている「サービス向上・利用者の増加」とか、「管理実施計画」とかは9.2ポイント差がついているとか、数字のことはわかるんですよ。選定委員会でちゃんとされて、これはそのとおりやと思うておるんですけど、これの中身は選定委員さんしかわからへんので、まとめて聞きますけども、このパークマネジメント鳴尾浜さんの5年間のこれまでの実績ですか、それで、今説明があったようなコミュニティーコーディネーターを配置するなど具体的な創意工夫及び云々のことを踏まえての今後の取り組みね。そういうふうな結果を見られて、まとめて聞いておきますが、これまでの実績と、そういうことを踏まえての今後5年間の指定管理者としての取り組みね。
僕は、多分優秀やと思うんですよ。このパークマネジメント鳴尾浜に入っている日比谷アメニスという会社が載ってますよね。これは、この間、小田原市へ行って、わんぱくらんどというところへ視察に行ったんですけど、そこの指定管理者の中にも入っていた会社で、優秀な会社やと思うんです。そこはすごい利用者があって、市内の人は2割しか利用せえへんねんけど、市外は8割という、これは別として、かなりの利用者が来られて、すごいにぎわっているところなんですよ。ぜひそういうのをリゾ鳴尾浜でも生かしてもらいたいなという感じを受けたんですけどね。それも感想やけど。
今のことだけ教えてください。
◎
公園緑地課長
今御指摘のありました日比谷アメニス、親会社は日比谷花壇、東京の企業でございまして、日比谷アメニスについても、1971年に設立された、日比谷花壇の中での、当初は造園・土木の施工関係をやっていた会社で、このリゾ鳴尾浜を建築したときにも、室内園芸について一部携わった経験がございます。今現在は、全国でこういう公園関係の指定管理を、平成24年4月でグループ全体で全国で28カ所、139施設で指定管理等の管理運営に携わっているというふうに聞いておりますので、その辺のネットワークももちろん有しているということでございます。
それから、御承知のように、南地区については、平成25年から今年度末まで5年間、現指定管理者として管理運営をしている。その中で、花と緑の教室とか健康関連の教室をもちろん着実に開催していただいているんですけども、それ以外で言いますと、芝生広場を活用したイベント、これは芝生広場フェスティバル――通称「芝ふぇす」と呼んでいるんですけども、こちらのイベントを、西宮観光協会の後援ですとか、リゾ鳴尾浜にも協賛をお願いしてやっております。イベントの内容としては、今はやりのマルシェですとか、音楽コンサートなんかを、土、日の2日間で延べで約5,000人の来場をいただいているというふうなイベントをみずからする。それから、その他の団体が主催する同じようなマルシェですとかフラダンスイベント等、他の民間団体が主催しているイベントについても積極的に誘致を図るという、そういう公園の活性化にいろいろ取り組んでいただいております。
それから、数字的な実績としましては、海釣り広場のほうについては、前指定管理者の最終年度から比較しますと、28年度の数字になるんですけども、海釣り広場の利用者数が3万5,000人から4万9,600人、使用料収入についても、790万円から1,080万円と、それぞれ約1.4倍の活性化にも寄与していると。それから、利用者にアンケートをとったりしているんですけども、それも、満足、やや満足というところでいきますと、約80%の方々に満足あるいはやや満足というふうな回答を得ているというのが現在の実績かなと。
今後の取り組みでございますが、先ほど申しましたように、今後の5年間で、市民と地域と公園をつなぐ取り組みを積極的にしていきたいということで、特に先ほど申しました地元である鳴尾地域との連携に対する思いが強いということで、専任のコーディネーターと。これについては、選定委員の皆さんからも好評価を得ておりますし、市でもその部分については非常に期待しているというところでございます。それから、当然、公園内にあるリゾ鳴尾浜との連携の強化もより一層図っていく案がございますし、広報・PRについても、聞いておりますと、新たに園内GPSマップを作成して、自分が公園内のどこの部分にいるのか、あるいはそこがどういうコーナーなのかがわかるようなことにも取り組んでいきたいというふうに提案を受けておりますので、今後は、そういうふうな取り組みが着実に進められるよう、市のほうも注視していきたいというふうに考えております。
以上です。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
もう終わりますけど、この日比谷アメニスさんという全国的にも展開しておるようなところも入っていて、さっきも言いましたけど、わんぱくらんどにも入っているということで、そういう豊富な経験、これまでのリゾ鳴尾浜での経験、それと、いろんなイベント等の話がありましたけど、御承知のように、リゾ鳴尾浜は、7月、8月はもう来んでもええというぐらい人が来るんですけど、あとは全然、厳しい状況なので、リゾ鳴尾浜の入場増につながるような、むちゃくちゃなことを言うたら、大げさに言うたら、起死回生の何かそういうのまで期待しているということやから、そんなに金をかけんと来てもらえる方法があるんであれば、そんなことも考えながら、私も期待してますので。しょっちゅうリゾ鳴尾浜のフィットネスに行きますから、日々見ておりますので、期待しながら、今後の推移を見ておきたいと思います。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
参考までに教えてほしいんやけど、「再委託の方針・予定」というのが15.2点になっているけど、再委託とかいうて何があるの。参考までに。
◎
公園緑地課長
再委託の主なものといたしましては、海釣り広場の路面清掃ですとか、流れ施設があるので、流れ施設の中の清掃ですとか――園内の日常清掃なんかは指定管理者の雇用した従業員がやることになっておりますが、そのほか、じんかい収集ですとか、指定管理者みずからできないような事業、点検ですとか、その辺を再委託するというふうなこと。これについては、必ず再委託の承認申請を出していただいて、市のほうでその内容をチェックした上で再委託の承認を出すというふうなルールに基づいてやっています。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
同点やったということは、同じことを言うてはるということで思うんやけど、わかりました。
ありがとうございます。
◆まつお正秀 委員
1点だけ。
さっきの草加委員と関係するかな。指定管理者一覧表では、今はパークマネジメント鳴尾浜、これは共同事業体になっているんですけど、今回は「共同事業体」が抜けているんですけど、一体になったのか、どこかが共同事業体を抜けたのか、そこら辺の違いというか、教えていただけませんか。
◎
公園緑地課長
前回は、共同事業体として、もちろん日比谷アメニスがメーンで、それのサブというか、共同事業者として、会社そのものはビルメンテナンスを主になりわいとする業者、ハウスビルシステムというところがあって、そこが最近はこの近隣の海釣り広場の指定管理者業務にいろいろ携わっていたということで、前5年間については共同事業体としてやって、今回からは、日比谷アメニスのほうでも十分対応できるということで、日比谷アメニス単独で応募していると。ただ、引き続き再委託でハウスビルシステムという海釣り広場の管理に携わっている業者と連携するのかということについては、今現在協議中というふうに報告を聞いております。
以上です。
◆まつお正秀 委員
結構です。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第384号は、これを承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第384号は承認することに決まりました。
次に、報告第73号処分報告の件{〔訴え提起の件(
境界確定等請求控訴事件)〕専決処分}を議題とします。
当局の説明を求めます。
◎
土木調査課長
それでは、報告第73号処分報告の件につきまして御説明いたします。
議案書は64-1ページになりますが、事前にお配りしております委員会資料により御説明いたします。
資料の1ページをごらんください。
「1.訴訟の概要」について説明いたします。
まず、今回、市が控訴することといたしました訴訟でございますが、これは、阪神・淡路大震災により土地が移動した朝日エティック株式会社の所有地について、土地所有者である原告が現況構造物に基づく境界確定を求めて平成28年2月に提訴したものでございます。
訴訟の対象となっている箇所を位置図により御説明いたします。
資料の3ページをごらんください。
都市計画道路山手線と久出川の間に位置する松ケ丘町107番1の土地と、その南に接する市道との境界確定についての争いでございます。
資料戻りまして、1ページをごらんください。
「2.訴訟の原因となった経緯」でございますが、平成25年3月22日に原告から市に対して道水路境界明示申請書の提出がなされ、同年5月16日に現地立ち会いを行いました。その際、市は、震災前の道路台帳に基づいて移動前の道路境界の復元を主張しましたが、原告は移動後の現況構造物に基づく線が境界であると主張したため、合意に至らず、その後、平成28年になって原告が市を訴えたものでございます。
ここで、道路台帳とは、道路に関する基礎的な事項を示した証書及び図面でございますが、このうち図面につきましては、民有地との境界確定作業の成果に基づき、道路境界をあらわす図面の整備を昭和46年度から順次行っておりました。この図面には、土地所有者と立ち会って定めた道路との境界点を記載するとともに、隣接する境界点同士の距離などを記載しており、これらのデータを利用して現地で測量することにより、道路と民有地との境界を特定することが可能となっております。このようなことから、本市では、阪神・淡路大震災により移動した道路の境界について、道路台帳に基づき境界の復元作業を行ってきたものでございます。
次に、土地の境界についての詳細を御説明いたします。
議案書の64-3ページをごらんください。この図面は、松ケ丘町107番1の現況図でございます。
先ほど御説明いたしました道路台帳に基づき、震災の影響による土地のゆがみを修正しながら道路境界を復元すると、交点・B´と交点・C´を結ぶ直線が道路との境界であるというのが市の主張でございます。これに対しまして、震災による移動後の現況構造物である現況点・Bと現況点・Cを結ぶ直線が道路との境界であるというのが原告の主張でございます。
もう一度資料の1ページにお戻りください。
「3.第1審判決内容」でございますが、平成29年10月27日に下された判決では、本件土地の移動は阪神・淡路大震災による地殻の変動に伴い、松ケ丘町10番街区といった広範囲にわたって地表面が水平移動したと認めることができるので、現況の境界で土地の境界を確定するというものでございました。
最後に、「4.第1審判決に対する対応~控訴専決処分」でございますが、本市では、震災による土地のずれなどの被害に対し、市民生活再建の基礎となる道路の復旧を最優先課題と考え、先ほど述べましたように、震災前に整備されていた道路台帳に基づき、震災による土地のゆがみを修正しながら道路境界の復元を行ってまいりました。第一審において、このような道路台帳に基づく道路境界の復元を主張いたしましたが、判決では市の主張は全く認められず、原告の主張を全面的に認めるものでございました。この判決につきまして、市側弁護士と協議し、内部でも検討した結果、判決内容は市として承服しがたく、上級審へ控訴すべき方針を決定いたしましたが、控訴期限の平成29年11月10日が迫っており、議会を招集する時間的余裕がなかったことから、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行い、大阪高等裁判所へ控訴を提起したものでございます。
説明は以上でございます。
よろしくお願いいたします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はございませんか。
◆草加智清 委員
今説明があったんですけど、平成25年と言いはったかな。それならこれは、地震から18年ぐらい経過して相手から提訴されて、市が不服で高裁に控訴ですかな。こんなんは今まで僕の記憶ではなかったと思うんやけど、初めてのケースですかね、今説明を言われたようなこういう中身、こういう内容ね。それをまずお聞きします。
◎
土木調査課長
今御質問がありましたように、訴訟にまで至った経緯というのは、今回が初めてでございます。ただ、道水路境界の明示申請というのは、各土地所有者から地震後いろいろと御自身の必要に応じて市のほうに申請がありますので、その際に、今回説明させていただいた内容と同じ方法で市は道路境界を復元しておりますので、それについて所有者として不服がある場合には、境界の明示確定に至らずに保留となったケースはございますけれども、訴訟に至ったのは今回が初めてのケースでございます。
以上でございます。
◆草加智清 委員
今答弁があったように、こんなんがいっぱいあると思うねんね。いろんなところで、西宮市以外も含めたらね、西宮市の中でも、当然市内でもね。保留になってというのも、それは当然やっぱりあると思うし、こんな裁判、ここまでなるというのは、ほんまにまれじゃないかなと。これまでは、話し合いの中で決着がつく場合もあったと思うんですよ、災害のあれやしね。
そんな中で、今回の裁判結果で、言える範囲でいいんですけど、その辺の敗因というか、敗訴したこの辺も十分踏まえて、高裁に控訴しよるんやから、その辺の対策も十分とってはるのか。敗訴の原因も含めて、次の控訴することの準備というか対応というか、その辺も言える範囲で。この辺は大丈夫かなと心配しているので、それをお聞きしたいんです。
◎
土木調査課長
まず、市といたしましては、先ほど説明させていただいたように、道路境界の復元に当たりましては、公共財産である道路を優先的に正しい位置に復元するという方針のもとに、今まで境界の明示作業をずっと行ってまいりましたので、今回の一審判決を仮に受け入れた場合には、今までの市の境界復元の方針すら覆されるような可能性がありますので、それは承服しがたいと。それと、やはり市の立場として、公共財産を確保するための境界復元というところを控訴審におきましては主張を強くしまして、市の方針として間違ってなかったというような判決をいただけるように闘っていきたいと思っております。
以上です。
◆草加智清 委員
答えられる範囲で十分答えていただいたと思うんですね。これに負けたら大変なことになりますよ。これは、これ以上は何も質問はしませんけども、十分に準備をされて、その辺、答弁があったようにしっかり挑んでいただきたいなと思いますので、よろしく。
以上です。
○岸利之 委員長
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
報告第73号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、報告第73号は承認することに決まりました。
ここで説明員が交代します。
(説明員交代)
○岸利之 委員長
次に、議案第341号平成29年度西宮市
一般会計補正予算(第4号)、議案第347号平成29年度西宮市
一般会計補正予算(第5号)、以上2件のうち本
委員会所管科目を議題とします。
両件に対する質疑は既に終了しております。
これより討論に入ります。
両件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
採決は2回に分けて行います。
まず、議案第341号の採決を行います。
議案第341号のうち本
委員会所管科目は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第341号のうち本
委員会所管科目は承認することに決まりました。
次に、議案第347号の採決を行います。
議案第347号のうち本
委員会所管科目は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第347号のうち本
委員会所管科目は承認することに決まりました。
次に、議案第351号平成29年度西宮市
公共用地買収事業特別会計補正予算(第1号)を議題とします。
本件に対する質疑は既に終了しております。
これより討論に入ります。
本件に御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第351号は、これを承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、議案第351号は承認することに決まりました。
ここで説明員が交代し、休憩します。
45分からスタートします。
(午後2時28分休憩)
(午後2時43分再開)
○岸利之 委員長
再開します。
次に、
所管事務調査の件を議題とします。
本委員会の所管事務中、都市局・土木局・上下水道局から第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況について報告があります。
当局の説明を求めます。
◎
都市総務課長
それでは、第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況について御報告いたします。
初めに、事前に配付させていただいております資料の御確認をお願いいたします。
まず、A4横、ホッチキスどめの資料①「第4次総合計画 施策の主な実績」、同じくA4横、ホッチキスどめの資料②「第5次総合計画 基本計画の現状と課題」、それから、A4縦1枚物の参考資料①「委員会別所管施策(施策分野)一覧表」、同じくA4縦、ホッチキスどめの参考資料②「第5次総合計画の策定について」、以上の4点の資料を使用させていただきます。
まず最初に、第5次西宮市総合計画――以下「5次総」と言います――の全体概要につきまして御説明をいたします。
A4縦のホッチキスどめ、参考資料②「第5次総合計画の策定について」をごらんください。
こちらは、本年7月4日の総務常任委員会におきまして政策局より所管事務報告を行った際にお配りした資料から一部を抜粋したものとなっております。
5次総につきましては、平成31年度より10年間の計画を予定しており、現在、政策局を中心に、全庁を挙げまして策定に取り組んでいるところでございます。
資料の1ページをごらんください。こちらには、5次総の策定趣旨及び基本方針について記載しております。
次に、資料の2ページをお開きください。
5次総は、現在の第4次西宮市総合計画――以下「4次総」と言います――と同様に、基本構想、基本計画、実施計画の3層構造としております。このうち基本構想、基本計画の部分は、条例により議決対象となっており、平成30年12月議会での議決を目指して、現在検討を進めているところです。
5次総の全体像や基本構想に関しましては、総務常任委員会において御議論いただきますが、基本計画部分に関しましては、各担当局よりそれぞれの常任委員会において御報告をさせていただきます。
なお、この基本計画につきましては、社会経済情勢の急激な変化などに対して柔軟に対応することができるよう、前期5年、後期5年の計画とする予定です。
次に、資料3ページをごらんください。こちらは、5次総の策定スケジュールとなっております。
今回の所管事務報告において各常任委員会からいただいた御意見を集約し、庁内で検討を行った上、来年3月ごろには議会に対しまして基本計画の素案を御報告する予定としております。
以上が5次総の全体概要でございます。
なお、ただいま御説明いたしました全体概要を含め、事業計画の全体像、基本構想の検討状況、基本計画施策体系の検討状況、地域別ビジョンの検討状況などにつきましては、昨日開催されました総務常任委員会において政策局より御報告をさせていただいております。
では、続きまして、各局より個別の施策についての説明をさせていただきます。
最初に、本日使用いたします資料①と資料②についての概要と全体の流れを申し上げます。
まず、資料①「第4次総合計画 施策の主な実績」でございます。
資料1ページをお開きください。
こちらは、4次総の各施策におきまして、左端の欄にあります「主要な施策展開」に掲げた内容に対し、右端の「主な実績」の欄には主な取り組み実績を記載しております。また、この「主な実績」の欄ですが、黒四角の項目は4次総期間の前から継続的に実施している取り組み、白四角の項目は4次総期間での新たな取り組みとなっております。
次に、資料②「第5次総合計画 基本計画の現状と課題」をごらんください。
1ページをお開きください。
左端の「施策分野」の欄が先ほどの4次総での「施策」に該当する部分でございます。この施策分野につきましては、施策の区分をあらわしたものであり、具体的な施策名称の案ということではございません。また、施策の区分につきましても、確定したものではなく、今後変更することも考えられます。
4次総では、「いきがい・つながり」といった六つの政策と50の施策に分類しておりましたが、5次総における分類方法につきましては、現在検討中でございます。
こちらの資料では、各施策分野について、小項目単位での取り組みの現状と課題を説明いたします。なお、記載している内容は、5次総の開始年度である平成31年度当初を起点としておりますので、御承知おきください。
この後の説明の流れといたしましては、各局ごとに、まずは資料①を使用して、4次総各施策の取り組み内容のうち主な項目について振り返った後、資料②を使用いたしまして、5次総基本計画の新たな体系における各施策分野の現状と課題のうち主な項目について、その内容を御報告させていただきます。
なお、
建設常任委員会における各局が所管する4次総の施策や5次総の施策分野につきましては、A4縦1枚物の参考資料①「委員会別所管施策(施策分野)一覧表」の裏面一番下の表に記載しておりますので、御確認をお願いいたします。
それでは、都市局所管分につきまして、資料のうち主な項目に絞りまして御説明をさせていただきます。
資料①「第4次総合計画 施策の主な実績」の20ページをお開きください。
ナンバー25「公共交通の利便性向上」についてです。
まず、「(1)交通結節機能の強化」では、JR西宮名塩駅、阪急夙川駅の駅前広場改善と、阪神甲子園駅舎改修にあわせて平成27年度より駅前広場などの整備を進めてまいりました。また、阪神西宮駅北側駅前整備や、JR甲子園口駅北側駅前広場の再整備などについての検討を行っております。
次に、「(2)鉄道の利便性向上」では、平成23年度より阪神甲子園駅駅舎のバリアフリー化、また、平成25年度からはJR西宮名塩駅屋外エレベーター設置などの事業を実施するとともに、阪急武庫川新駅設置に向け関係機関との協議を進めております。
次に、「(3)バスの利便性の向上」では、バス停留所の上屋やベンチの整備に対する補助やノンステップバス導入補助に取り組むとともに、平成21年度からはさくらやまなみバス事業を、また、平成23年度からはコミュニティー交通の導入支援を行っております。
最後に、「(4)総合交通戦略の策定」では、平成28年度に西宮市総合交通戦略を策定いたしました。
次に、23ページをお開きください。
ナンバー28「良好な住宅・住環境の整備」についてです。
まず、「(1)だれもが安心して暮らせる安全な「すまい・まちづくり」」では、高齢者等が居住する住宅のバリアフリー化工事に対する助成事業や、民間住宅の耐震化に向けた耐震診断、耐震改修に対する助成事業に継続して取り組むとともに、平成21年度より長期優良住宅の普及、平成23年度よりサービス付き高齢者向け住宅の供給促進、また、平成28年度より建物の耐震化向上へ向け耐震改修促進事業の助成メニューの拡充を実施いたしました。
次に、「(2)魅力ある西宮の「すまい・まちづくり」」では、地区計画の策定に取り組むとともに、平成22年度に開発事業等における敷地等の最低面積基準見直しを行い、また、平成23年度からは景観重点地区指定による景観誘導を実施しております。
次に、「(3)ストックを活かした環境にやさしい「すまい・まちづくり」」では、マンション管理セミナーでの情報提供に努めるとともに、市営甲子園春風町団地第1期・第2期建てかえ事業や、市営上ケ原七番町住宅7号棟の耐震改修工事などの整備・改修事業に着手し、また、一般住宅に対しては、空き家などの利活用に関する事業や、分譲マンションへの管理アドバイザーの派遣などを行っております。
次に、「(4)協働の「すまい・まちづくり」」では、住宅リフォームセミナーでの情報提供に努めるとともに、住まい・住環境に関する市民ワークショップの開催や、空き家などを活用した地域活動を支援するための専門家派遣、また、平成28年度からは住まいの情報の総合窓口事業を行っております。
最後に、ページの一番下、「その他」では、平成24年度に西宮市営住宅整備・管理計画を策定し、また、平成28年度には西宮市耐震改修促進計画の改定を行いました。
次に、31ページをお開きください。
ナンバー36「美しい都市景観の形成」についてです。
まず、「(1)美しい都市景観を形成する協働のしくみづくり」では、西宮まちなみ発見クラブなどの啓発活動に努めるとともに、平成22年度と27年度に西宮市都市景観賞及び記念講演会を実施しております。
次に、「(2)景観法に基づく制度の活用」では、平成21年度に西宮市景観計画を策定し、甲陽園目神山地区、甲陽園目神山東地区、津門大塚地区、枝川町戸建て住宅A地区を景観重点地区に指定しております。
次に、「(3)個性ある都市空間の保全と創出」では、景観形成建築物の指定を継続して実施しております。
次に、「(4)魅力ある公共空間の創出」では、市道等無電柱化計画や西宮市公共施設景観指針及び同デザインマニュアル、公共サインデザインマニュアルなどを策定しております。
最後に、ページの一番下、「その他」といたしまして、景観計画屋外広告物基準と屋外広告物条例基準の統合を行いました。
次の32ページをお開きください。
ナンバー37「良好な市街地の形成」についてです。
まず、「(1)魅力的な都市核の形成」では、阪急西宮北口駅周辺地区のまちづくりや阪急今津線の高架化に取り組むとともに、平成23年度より阪神甲子園駅のバリアフリー化及び周辺の整備、平成26年度より阪神西宮駅北側駅前広場整備の検討、また、平成27年度からは長年の懸案であった卸売市場の再生整備を含むJR西宮駅南西地区のまちづくりに本格的に着手をいたしました。
次に、「(2)市街地の整備等」では、土木局において阪神電鉄の高架事業にあわせて鳴尾駅周辺土地区画整理事業を実施しております。また、都市局では、平成27年度に長年事業化できずにいた甲東瓦木地区等土地区画整理事業の都市計画を廃止いたしましたが、同地区につきましては、地区のまちづくり及び武庫川新駅の周辺整備の検討を進めるとともに、特に整備効果の高い武庫川広田線の中津浜線から瓦木なかの道間の整備検討を開始し、平成29年度に県の事業認可を得て事業着手しております。さらに、平成29年度からは丸山線の整備及び周辺のまちづくりの検討も開始しております。
次に、「(3)市民主体のまちづくり等」についてです。これは、市民参加のまちづくり活動を支援するとともに、地区計画や景観重点地区などの地区まちづくり計画の活用等により、地域環境の改善や向上を図るものです。
なお、実績につきましては、先ほどのナンバー36「美しい都市景観の形成」のうち「(3)個性ある都市空間の保全と創出」と重複いたしますので、省略をさせていただきます。
最後に、ページの一番下、「その他」についてですが、主なものとしましては、平成23年度に第2次都市計画マスタープランを策定し、平成27年度から28年度にかけて同マスタープランの部分見直しを行いました。
資料①の説明は以上でございます。
続きまして、資料②の説明をさせていただきます。
資料②「第5次総合計画 基本計画の現状と課題」の15ページをお開きください。
上段のナンバー22「景観」についてです。
小項目「(1)地域の景観拠点づくり」、「(2)個性ある都市空間の保全と創出」、「(3)魅力ある公共空間の創出」についてですが、現状としましては、平成20年度に本市は景観行政団体となり、景観法に基づく景観計画を定め、歴史的建築物等の保全、民間建築物等の景観誘導、公共公益施設のデザイン向上、都市景観表彰による啓発などの取り組みを行っております。また、課題としましては、今後のまちづくりを進める上で、より一層都市の印象やイメージ、雰囲気を醸し出す景観資源を生かした都市形成を行う必要があるものと考えております。
次の小項目「(4)住民主体のまちづくり」についてですが、現状としましては、本市は、文教住宅都市としての魅力と特性を生かした良好な住宅地が形成されておりますが、課題といたしましては、それらの地区の特性を維持・向上していくためにも、地域住民の手による住環境を保全する活動をさらに支援する必要があるものと考えております。
次に、同じページ中段のナンバー23「市街地」についてです。
小項目「(1)魅力的な都市核の形成」、「(2)良好な市街地の形成」についてですが、現状といたしまして、南部地域では、全体的に戦前からの耕地整理や戦災復興の区画整理、それから震災復興の面整備事業などにより、良好な都市空間が形成されております。また、北部地域では、大規模なニュータウンにおいて地区計画などの指定による良好な住宅地が保全されております。課題といたしましては、魅力的な都市核形成のための都市核機能のより一層の集約、道路などの整備率が低い地域での都市基盤の整備、人口減少や高齢化等が進む地域における総合的なまちづくりの検討などがございます。
次に、同じページ下段のナンバー24「住宅・住環境」についてです。
小項目「(1)良好な住宅ストックの形成」、「(2)住宅ストックの適切な維持・活用」、「(3)良好な住環境の保全と向上」についてですが、現状としましては、少子高齢化の進展による住宅・住環境を取り巻く状況の大きな変化や、住宅ストック資源を大切に長く使うストック型社会への転換時期にあるという点がございます。また、課題としましては、住宅団地の建てかえに際しては、地域特性に応じた多様な住宅ストックの形成が必要であることや、ライフスタイルや年齢に応じた適切な住宅を選択できる方策の検討、住宅ストックを適切に維持し、市場での流通促進を図ること、地域住民が主体となった住環境の保全活動への支援などがございます。
次の16ページをお開きください。
下段のナンバー26「公共交通」についてです。
小項目「(1)鉄道駅の利便性向上」についてですが、現状としましては、鉄道の利便性や安全性のさらなる向上のため、主要な鉄道駅を中心に、エレベーターの設置などバリアフリー化を進めているという点がございます。また、課題としましては、さらなる利便性・安全性の向上のため、駅の新設を含めた検討やバリアフリー化の推進などがございます。
次の小項目「(2)地域と拠点を結ぶ生活交通の確保」と「(5)地域内交流を促進するバス交通の充実」についてですが、現状としましては、おおむね全市域でバス路線が整備されているものの、停留所までの距離や地理的な高低差など、バス利用が不便な地域も少なからず存在することや、高齢者の外出率が低いなどという点がございます。また、課題としましては、高齢化が一層進展する中、身近な交通手段であるバスの利便性を向上させるため、特に交通不便地域では、既存バス路線の見直しやコミュニティー交通の導入支援などによりバス交通の充実を図り、地域内交流の促進や地域活性化を推進する必要があると考えております。
以上で都市局所管分についての説明を終わります。
ここで
土木総務課長と説明を交代いたします。
◎
土木総務課長
それでは、土木局所管分について、資料のうち主要なポイントに絞って説明をさせていただきます。
資料①「第4次総合計画 施策の主な実績」の19ページをお願いいたします。
施策ナンバー24「道路の整備」についてでございます。
「(1)道路ネットワークの形成」にありますように、市の街路事業としましては西福河原線など5路線ございまして、このうち西福河原線、市役所前線については、既に事業が完了しております。山手幹線熊野工区、競馬場線、武庫川広田線については、現在事業中であり、5次総への継続事業となります。国、県が行っている道路事業のうち、国道176号名塩道路については、平成27年度に名塩工区が開通し、現在、生瀬工区の工事を進めているところであり、国に対する要望活動を継続的に行っているところでございます。
また、「(2)鉄道との立体交差の促進と踏切対策の推進」につきましては、県事業である阪神連続立体交差事業の高架工事が完成し、平成30年度の事業全体の完成に向けて、現在、側道や鳴尾駅前広場などの関連工事を進めているところでございます。
また、「(3)安全で快適な歩行空間の確保」にありますように、中津浜線などでは、歩道や車道のリニューアルを行う道路二次改築事業を実施するとともに、市役所前線、学園花通り、山手幹線羽衣工区においては、電線共同溝整備による無電柱化事業を実施しております。
既存の道路施設の長寿命化については、「(5)道路施設の長寿命化」にありますように、平成21年度より、橋梁長寿命化修繕計画を策定し、継続的に長寿命化修繕事業を実施しているところでございます。
次に、ページ飛びまして、24ページをお開きください。
施策ナンバー29「交通安全対策と駐車対策」についてでございます。
まず、「(1)交通安全施設の整備」では、歩道の新設・改良事業や交通安全施設等整備事業に加え、平成24年度より道路の路肩カラー舗装化といった通学路安全対策事業を実施しております。
「(2)交通安全意識の高揚」では、平成28年度に警察の交通事故情報をもとにした自転車事故マップを作成し、事故頻発箇所や原因などについて地域住民への情報提供を行うことにより、自転車事故の抑制に努めております。
さらに、「(4)自転車駐車場整備と放置自転車の解消」にございますように、4次総期間中、阪急西宮北口北西第4地下機械式自転車駐車場など、自転車駐車場の整備を進めてまいりました。ことし10月には阪神鳴尾自転車駐車場を開設し、来年度にはJR西宮南第1自転車駐車場の増設を予定しております。
また、さらなる交通安全施策の推進を図るため、平成28年度に第10次交通安全計画を策定いたしました。
次に、28ページをお開きください。
施策ナンバー33「緑の保全と創造」についてでございます。
まず、公園の施設整備としまして、「(4)公園緑地の整備」にありますように、西宮浜総合公園、御前浜公園については、平成28年度から事業着手し、平成33年度を完了目標として整備を進めているところでございます。
市民や事業者と連携した緑化施策につきましては、「(6)緑化の推進」にございますように、夙川河川敷緑地を初めとする市内各所の桜の名所を後世に引き継ぐための桜の名所再生事業や、地域住民と連携した花のコミュニティーづくり事業などを実施しております。
次に、ページ飛びまして、41ページをお開きください。
施策ナンバー6「計画的な施設の整備・保全」についてでございます。
このうち、「(1)安全・安心で利用しやすい施設整備」では、学校施設を初めとして災害時に重要な拠点となる施設などの耐震化を進めてまいりました。
「(2)施設の計画的・効率的な保全・改築」では、4次総以前より中長期修繕計画に基づく施設の修繕を行ってまいりましたが、平成28年度に計画の改定を行い、引き続き計画的な修繕に努めております。また、今年度から、教育委員会を中心に、老朽化した学校施設の計画的な改築、修繕、改修を実施するための学校施設長寿命化計画の策定に取り組んでおり、来年度、計画を完成する予定としております。
また、「(3)環境への配慮」としまして、公共施設の新築・改築時の太陽光発電施設の設置を実施し、4次総期間の新たな取り組みとしまして、LED照明器具の導入を行っています。
資料①の説明は以上でございます。
続きまして、資料②の説明をさせていただきます。
資料②「第5次総合計画 基本計画の現状と課題」の1ページをお開きください。
施策分野ナンバー2「安全・安心と日常生活」の小項目「(2)交通安全」についてでございます。
現状としまして、交通事故件数は減少傾向にありますが、高齢者や自転車が関係する事故の割合は増加しており、自動車運転者を初め自転車利用者や歩行者における交通マナーの低下も交通事故の一因と考えられますので、自転車の正しい乗り方や交通ルール・マナーの啓発が必要であると考えております。
また、放置自転車につきましては、現状として、撤去の実施によって台数は減少しておりますが、放置がなくならない状況にはございますので、引き続き放置自転車の撤去を行うとともに、自転車駐車場を整備し、収容台数不足を解消する必要があると考えております。
次に、ページ飛びまして、16ページをお願いします。
ナンバー25「緑と自然」についてでございます。
小項目「(1)公園・緑地の整備」、「(2)緑化の推進」、「(3)自然環境保護・生物多様性」についてでございますが、緑地などに関する本市の現状としましては、甲山、武庫川・夙川などの河川敷緑地や自然海浜など、豊かな自然環境を有しておりますが、公園施設の整備という面では、依然として十分とは言えない状況でございます。特に戦災復興や震災復興事業等のように面的整備が行われていない阪急以北の市街地では公園緑地が不足している地域もあり、こうした地域の公園整備は今後の課題と考えております。また、施設の維持管理の面では、老朽化した遊具やトイレなど公園施設の更新、街路樹や公園の樹木の倒木対策、松枯れ、ナラ枯れの被害への対応がこれまで以上に必要になると考えております。さらに、民有地の緑化や自然環境の保護などについては、引き続き、市民、事業者、行政などが連携して取り組んでいく必要 があると考えております。
次に、17ページをお願いいたします。
ナンバー27「道路」についてでございます。
小項目「(1)道路ネットワークの形成」についてでございますが、現在、本市の都市計画道路の整備率は約84%でございまして、一定整備が進んできてはおりますが、依然として地域内の幹線道路が不足しているエリアがございます。今後、災害に強い魅力あるまちづくりを行うためにも、道路整備の必要性は依然として高く、引き続き街路事業等による道路ネットワークの整備を進めていきたいと考えております。
「(2)鉄道との立体交差化の促進」につきましては、阪神本線連続立体交差事業が平成30年度に完了いたします。今後の課題としましては、中津浜線の踏切などの立体交差を目的とした阪急神戸本線の連続立体交差事業の事業化に向けた検討が必要と考えております。
「(3)道路環境の改善(既存の道路環境のリニューアル)」については、既存の道路施設の更新として、これまでも歩道新設、バリアフリー化、無電柱化などを進めてきたところでございますが、引き続き、計画的な各種施設の更新や老朽化対策を進めていきたいと考えております。
最後に、23ページをお願いいたします。
ナンバー35「信頼される行政」の小項目「(4)計画的な施設の整備保全」についてでございます。現状としましては、中長期修繕計画に基づき施設の修繕を行っているところではございますが、事後修繕への対応が多く、計画修繕は進んでおりません。また、施設の老朽化が進んでいることから、今後、公共施設の更新・改修に係る費用の増大が見込まれます。そこで、計画修繕を実施し、修繕経費を抑えるための建築物の点検強化を図るとともに、施設全体の保全のための方針や計画の策定が必要であると考えております。
土木局分の説明は以上でございます。
ここで上下水道局
経営管理課長と説明を交代いたします。
◎
経営管理課長
続きまして、上下水道局所管分について、資料のうち主要なポイントに絞って御説明させていただきます。
説明に入ります前に、資料の訂正がございます。別途、正誤表をお配りしておりますが、こちらにつきましては、説明の中で訂正箇所を申し上げます。
それでは、資料①「第4次総合計画 施策の主な実績」の21ページをお開きください。
施策ナンバー26「水の安定供給」の主要な施策展開の「(1)安心・安全な水道水の供給」についてでございます。4次総以前から実施している取り組みとして、水質基準に適合した安全な水道水の安定供給に努め、また、鉛製給水管の取りかえを実施しました。
次に、「(2)安定供給のための施設整備と健全な事業経営の持続」についてです。老朽管路の更新及び耐震化の推進については、4次総以前から継続して取り組んでおり、平成21年度・22年度には浄水場の統廃合を、平成26年度には上下水道事業の組織統合を、平成28年度には水道料金の改定を実施いたしました。
次に、「(3)環境に配慮した水道事業の推進」についてですが、水道施設を利用した自然エネルギーの有効活用に取り組み、平成26年度に北山配水所太陽光発電設備の設置を行いました。
また、「その他」といたしまして、平成27年度に西宮市水道事業ビジョン2016を策定しました。
次に、22ページ、施策ナンバー27「下水道・河川の整備」の主要な施策展開の「(1)浸水対策の推進」についてです。短時間の局地的な集中豪雨により発生する浸水被害を軽減するため、時間雨量55ミリに対応する雨水管渠、貯留施設の整備を進めており、平成27年度から合流貯留管の整備に着手しました。
次に、「(2)良好な水環境の創造」についてです。4次総以前から継続して合流改善施設の整備に取り組むとともに、平成24年度から甲子園浜浄化センターにおいて高度処理施設の整備を進めています。
次に、「(4)下水道経営の健全化」についてです。平成26年度から30年度までの新しい中期経営計画を策定し、施設の効率的な維持管理及び経営の効率化を図り、また、平成26年度に上下水道事業の組織統合を実施いたしました。
次に、「(6)地震・津波対策の推進」についてです。4次総以前から実施している取り組みといたしまして、管渠・処理施設の耐震化を進めております。
ここで訂正箇所がございます。別途、正誤表にございますとおり、「甲子園浜1号汚水幹線(ネットワーク幹線)の整備」は4次総以前から実施している取り組みですので、白四角ではなく、黒四角となります。申しわけございませんが、訂正のほうをよろしくお願いいたします。
続きまして、4次総期間での新たな取り組みとしましては、平成21年度から災害用のマンホールトイレの整備を実施しております。
最後に、「その他」として、平成21年度に西宮市下水道ビジョンを策定しました。
以上にのっとり、全体的に計画どおり実施できていると考えております。
資料①の説明は以上でございます。
次に、資料②「第5次総合計画 基本計画の現状と課題」に移ります。
まず、17ページをお開きください。
施策分野ナンバー28「水道」、小項目「(1)適切な水質管理の実施」についてでございます。課題につきましては、水質検査技術の維持・向上、水質に対応した浄水処理の導入、広域連携を強化する必要があると考えております。
次に、小項目「(2)災害等に強い施設整備の推進」についてです。課題につきましては、緊急時に供給が途絶えないように複数水源を維持し、バックアップ機能を強化すること、また、近い将来に発生が予測されている巨大地震等に備えるため、施設の更新や耐震化を進めていく必要があります。特に現在進めている配水管の耐震化につきましては、計画的・効率的に進めていくことが重要であり、執行体制を初め、業務内容の見直し等、改善を図ってまいりたいと考えております。
次に、小項目「(4)健全かつ安定した事業の経営」についてです。
現状としましては、水道事業、工業用水道事業において、使用水量の減少に伴い、水道料金及び工業用水道料金収入が減少傾向にある一方で、耐用年数が経過し、老朽化した施設が増加しております。また、浄水場の統廃合や民間への業務委託の推進等により、組織体制の見直しや職員数の削減を進めている一方で、専門的な知識・経験を有する職員は減少傾向にあります。
課題につきましては、上水道におきましては、今後さらに水量が減少することが見込まれる中で、将来にわたって安定した事業経営を行っていくため、より一層の経費削減に努め、効率化を図る必要があります。また、工業用水道事業におきましては、多額の更新費用を伴う施設整備を含む事業運営について検討する必要があると考えております。
次に、18ページ、施策ナンバー29「浸水対策・水質保全」、小項目「(1)浸水被害の軽減」についてでございます。現状としましては、近年多発している短時間の局地的な集中豪雨による浸水被害が発生しており、降雨確率を見直した施設整備に着手しております。課題につきましては、既存の下水道施設を最大限活用しながら、貯留・浸透施設等を効果的に組み合わせた浸水対策を推進する必要があると考えております。
次に、小項目「(2)良好な水環境の創出」についてでございますが、現状としましては、大阪湾の水質改善が求められており、課題として、水質改善に向けて下水処理の高度処理化と合流改善対策を進めていく必要があると考えております。
次に、小項目「(3)老朽化・地震対策の推進」についてでございますが、課題としましては、限られた事業費で改築及び耐震化を進めるために、効率的な施設管理計画を策定し、着実に実施する必要があると考えております。
最後に、小項目「(4)下水道経営基盤の強化」についてですが、下水道使用料収入が減少傾向にある一方で、老朽化施設の更新や耐震化、さらには浸水対策などに多額の費用が必要となっております。課題につきましては、将来にわたって安定した事業運営を行っていくため、徹底した下水道経営の効率化・健全化を行う必要があると考えております。
上下水道局分の説明は以上です。
よろしくお願いいたします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
本件に御質疑並びに御意見はありませんか。
◆河崎はじめ 委員
下水対策なんやけど、平成21年度に下水道ビジョンとかを策定されたよね。その後、何かつくらなあかんことはなかったんかな。国は、下水道ストックマネジメント計画を出せって去年ぐらいに言うてきたと思うんやけど、それはどう対応されているんですか。
◎
下水計画課長
21年度に下水道ビジョンを策定いたしまして、その後、新たな計画を策定する必要はないかという御質問についてお答えいたします。
平成21年度に策定しました下水道ビジョンにつきましては、下水道の全体計画につきまして策定したものでございまして、この下水道ビジョン、全体計画につきましては、大阪湾流総計画、汚水処理適正化計画に基づいて下水道ビジョンを策定しております。その後、これらの上位計画につきまして改定がなされておりませんので、下水道の全体計画についての見直しは行っていないということでございます。
しかしながら、委員御指摘のように、施設の更新に必要となります長寿命化計画、及びそれを発展させたストックマネジメント計画については、さらに計画を進めるようにというような指示が出ておりまして、私どものほうでは、長寿命化計画につきましては現在策定して、施設更新に努めているところでございます。ストックマネジメント計画につきましては、今年度中に策定し、次年度から実施していくという方向で考えております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
そんなら、4次総の間につくってしまうということやね。5次総でつくりますじゃないんやね。
これをつくらんと、国が下水管から施設までを補修するまで補助金を出しませんでと言うているから、早くつくらなあかんと思うし、つくったらまた議会にも見せてほしいんです。今年度中にそれをつくってもらえるということで、楽しみにしております。
5次総のほうやけども、合流式というのをなるべくやめないと。何かの本に書いてあったけども、人類というものは、海から食料をとっておる割には海をトイレに使うておる異常な生物やというふうに書かれていたから。確かに海の魚を食べている以上は、台所でトイレしているみたいやから、何か変な感じでね。まあまあ海は広いから耐えてはるんやろうけどもね。その辺、やっていただきたいと思います。
今、合流式で大体どれぐらい流れていっているの。何ミリぐらいの雨が降ったら流すという形で、例えば1年間にどれぐらいは海に流してますみたいな、それだけをちょっと教えてください。未処理で排水されているの、日数ぐらいでいいですけどね。
◎下水道部長
今、委員おっしゃられた海のほうへどれぐらい流しているかというのは、今の段階でそういう各処理場・ポンプ場から出ている、そういう細かい数字については持ち合わせておりませんが、施設にもよるんですが、3ミリ、4ミリ程度の雨が降ってくると、どうしても処理場で処理の能力が限界を迎えますので、それ以上の雨になると、どうしても未処理で放流されてしまうと。これは年度によって若干差はあるんですが、1年間で三、四十回程度、未処理で放流されるというような回数でございます。量については、申しわけございませんが、今は持っておりません。
◆河崎はじめ 委員
わかりました。それを5次総で何とかもっともっと改善していっていただきたいと思います。
以上です。
○大原智 副委員長
個別のきょう御説明いただいた部分については、特に質問というのはしません。
ちょっとお伺いさせていただきたいのは、本当に個人的な意見になってしまう部分はあるんですけれども、今回の5次総であったりとかの進め方というのは、当局の皆様方ってどうお感じになられているんでしょうかねという話なんです。私の場合は、はっきり言うて期数はまだまだ浅いんですけれども、実は先輩からお伺いをさせていただいたときに、4次総とかを策定するとかに当たっては、イメージは全く湧かないんですが、当時の議員さんの約半分ぐらいが実際にそれに携わらせていただいて、一緒につくらせていただいて、いろんな形で意見交換をさせていただきながらやったので、次に5次総をされるときは楽しみにしていたらいいよというふうに言われてましたので、すごく楽しみにしていた部分があるんです。でも、実際問題、そういう部分では、こういうふうに決まりました、所管事務報告をさせていただきます、ですから何か御意見があればどうぞというのって、すごい自分の中ではいろんな複雑な思いがあるんです。済みません、本来は政策局なので、違う部署になるのかもしれませんが、実際にこの場におられる皆様方はどうやったのかという部分だけ、大きな話になって、ざっくりして申しわけないんですが、御意見だけもしもいただけるんやったら教えていただきたいと思います。
◎都市局長
4次総の策定に携わった立場で少しお答えをさせていただきたいと思います。
当時、つくるのに当たりまして、議会の皆様との話という意味では、議員の皆さんが集まっていろいろ御検討されたという経過がございました。そういうことを含めて議員の皆様が携わったなというお考えが印象として残っていらっしゃるのかなと思います。
今回の進め方といいますのが、どうしてもその当時と違いますのが、基本計画を議決対象にされておられますので、どうしてもこのような形で委員会のほうに基本計画をお示ししないといけないという使命が我々のほうにございますので、それを政策局のほうで全て総務常任委員会で賄うわけにいきませんので、個々の委員会でこういったそれぞれの所管分野を御説明していくという、この流れは、今の形からするとどうしてもやむなくとらざるを得ないというふうに思っております。
以上でございます。
○大原智 副委員長
お答えいただけるのは局長だけですね。わかりました。ありがとうございます。
自分自身も本当にわかっていない部分があるので、逆にどういうやり方がいいのかというのについては、確かに今のルール上でいくとそういう話になるのかもしれませんけれども、そうですかという話なので、わかりました。
ありがとうございました。
○岸利之 委員長
委員長の職務を副委員長と交代します。
○大原智 副委員長
委員長職務を交代いたします。
○岸利之 委員長
1点だけなんですけども、都市局なんですけど、庄本議員も今回一般質問されて、私も以前に質問したことがあるんですけど、西宮市まちづくり基本条例というものが4次総のほうにも5次総のほうにも載ってなかったように――私はちょっと読み取れなかったんですけれども、これはどこに入ってきて、どういう存在なのかがよくわからなくて、もしよかったら。
◎
都市計画部長
まちづくり基本条例というふうな文言は出てはおらないんですけれども、考え方としましては、住民を主体としたまちづくりというふうな項目の中に、まちづくり条例といいますか、住民さんがつくる地区計画でありますとか、景観重点地区でありますとか、そういったまちづくり系の取り組みというふうなことを支援するというふうな項目の中に入ってくるということで考えております。
以上です。
○岸利之 委員長
そしたら、まちづくり基本条例は、特にいついつまでにつくるとか、そういうものが今は特に予定がないということですか。
◎
都市計画部長
現在策定の作業は進めておりますが、いついつにできるとかというふうなところまではまだいっておらないということでございます。
以上です。
○岸利之 委員長
わかりました。着々と進めていただければと思います。よろしくお願いします。
○大原智 副委員長
委員長の職務をお返しします。
○岸利之 委員長
ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、本件はこの程度にとどめます。
ここで説明員が交代します。
(説明員交代)
○岸利之 委員長
次に、都市局から
市営住宅耐震改修工事の進捗等について報告があります。
当局の説明を求めます。
◎
住宅整備課長
それでは、
市営住宅耐震改修工事の進捗等について御説明させていただきます。
説明は、事前にお配りしました表紙に本日の報告のタイトルが入った資料でさせていただきます。
資料の1ページをお開きください。
「Ⅰ.市営住宅耐震改修について」の(1)、市営住宅の耐震改修に関する市の方針と議会報告等についてです。
平成22年6月の常任委員会所管事務報告におきまして、市営住宅の9団地11棟を対象に、おおむね10年間でデザインビルド方式により耐震改修工事を実施していく方針を御報告いたしました。その後、阪急神戸線以北の建てかえ計画を検討する中で、耐震改修工事の対象住宅を見直し、既に工事実施済みのものも含めました2団地4棟とした上で、老松町住宅3号棟を今後着手を目指す最後の団地として位置づけ、残りの7団地7棟は、建てかえ・統廃合により耐震化を推進することといたしました。このことを昨年8月に所管事務報告させていただき、翌9月に市営住宅等耐震化と第2次西宮市営住宅建替計画について市のホームページにて公表いたしましたところです。
続きまして、(2)、耐震改修の実績及び当初の予定についてであります。
上ケ原七番町7号棟は、平成24年度に実施済みでありまして、同5・6号棟は現在工事中です。これに続きまして、老松町3号棟を平成29年度から改修工事に着手する予定としているところです。
1ページの中ほどの写真ですが、こちらは改修を終えました上ケ原七番町7号棟で、下層階の前に出っ張った形態のコンクリートの枠組みがあるかと思いますが、この部分が耐震補強のための外づけアウトフレームとなっております。現在施工中の5・6号棟も、同様の外づけアウトフレーム工法によるものとなっております。
続きまして、「Ⅱ.市営住宅上ケ原七番町5・6号棟耐震改修他工事の進捗と設計変更について」であります。
(1)、工事概要についてです。
ここで資料の一部訂正がございます。1ページの下から3行目の契約工期が平成28年9月16日からとなっておりますが、16日は契約日でございまして、正しくは、契約日の翌日であります17日からとなりますので、訂正をお願いいたします。なお、タブレットへの掲載分につきましては、既に修正済みとなっております。申しわけございませんでした。
それでは説明のほうに戻ります。
工事概要、契約工期等は、資料のとおりとなっております。
また、本工事においての入札参加は、落札事業者の1者でございました。
続きまして、資料2ページをごらんください。
(2)、工事の経過及び進捗状況についてです。
平成28年9月に工事請負契約を行った後、実施設計を行い、平成29年3月に工事に着手しました。11月末現在の出来高は約51%となっており、当初は来年4月27日に工事を完了する予定としておりました。
続きまして、(3)、設計変更についてです。
本工事は、入居者が住みながら行う、いわゆるいながら工事であるため、工事が入居者の日常生活に及ぼす影響をいかに軽減するかが最大の課題であると考えております。そこで、市としましては、この課題への対応を効果的に行うための事業方針としまして、これらの対応を踏まえた設計と施工を一括で行えるデザインビルド方式を採用し、選定された業者の提案に基づき、現在工事を実施しておるところであります。
しかし、高齢の入居者が多い市営住宅の現状におきましては、工事中の入居者への影響は予想以上に大きく、この影響を緩和するために、工事中及び工事後におけるさまざまな対応が必要となりました。また、実施設計段階におきまして耐震設計に必要な条件設定等の精査を行ったところ、耐震フレームの増設、いわゆる構面数をふやす必要が生じました。
以上のことから、主に次の3点について設計変更が必要となりました。
一つ目は、入居者への対応による変更です。
耐震フレームを設置する住戸は、設置する前と比べますとバルコニーからの視界が遮られる部分がふえるなど、使い勝手が変わります。そこで、そのような影響を軽減するための対応として、手すりの取りつけ位置を変更することなどで居住性を確保することとしております。
また、市営住宅には比較的多いタイプなのですが、上ケ原七番町5・6号棟は、洗濯機をバルコニーで使用することを前提に建設された住宅となっております。しかしながら、本工事はバルコニー部分を改修する内容が多いため、最大で7カ月、自宅で洗濯機を使えない住戸もあることから、仮設の配管を設置することとあわせまして、当初予定していた排水用の配管の改修範囲を拡大し、日常生活への負担軽減を行うこととしております。
二つ目は、耐震補強に関する変更です。こちらは、先ほど申しましたとおり、耐震フレームの数を40から45に変更するものです。
三つ目は、その他の変更ということで、くい工事の際に発生しました予定外の地中障害物の撤去や、耐震改修とあわせて行っている外壁改修箇所の増、設計変更に伴い必要となる工期の延長、これによる仮設等経費の増を予定しております。
工期につきましては、当初より1カ月延長し、平成30年5月末までに変更の予定です。
これらの変更による設計変更予定額の概算ですが、現在約4,500万円の増を予定しておりますが、改修工事であること、現在も工事中であることから、金額は変動する可能性がございます。
続きまして、(4)、今後のスケジュールについてです。
これらの設計変更等による変更金額を精査し、請負業者と協議の上、契約変更の承認議案を平成30年3月市議会にて上程する予定です。
続きまして、資料の3ページをお開きください。
「Ⅲ.市営住宅老松町3号棟耐震改修事業の今後の方針について」であります。
老松町3号棟につきましては、今年度中の着手に向け、5月に入札公告を行いましたが、参加者がなく、入札不調となりました。この結果を受け、今後、老松町3号棟についてどのように取り組んでいくか、その方針の決定に向けて検討をいたしました。
検討に当たりまして、今回、本事業に関心を示し、参加を検討しながらも入札を見送った業者にヒアリング調査、それから、上ケ原七番町5・6号棟の耐震改修における入居者への影響や負担についての検証を行いました。
入札参加検討業者へのヒアリング調査をした結果、主に次の三つの意見がありました。一つ目は、立地その他の施工条件のリスクと予定価格が見合っていない、二つ目は、居つき施工であることの入居者対応の問題、三つ目は、ほかの市発注案件が多い中で負担するリスクを考えますと、本件は業者にとっては優先度が低いというものでした。
また、上ケ原七番町5・6号棟の工事における検証につきましては、工事の性質上、躯体のはつりや重機工事が避けられませんが、入居者の大半は70代以上の高齢者で、一日中家におられることが多いため、業者提案による対策の実行はされているんですが、長期にわたる工事により振動ですとか騒音がありますので、入居者へ非常に大きな負担をおかけする状況となっております。また、施工者としましても、対応に相当苦慮している状況があることを市としても認識をいたしました。
資料4ページ、最後のページをごらんください。今後の方針についてであります。
以上の検討の結果、入札不調に至った原因と考えられる事項への対応が相当困難であることと、工事による入居者への影響と負担に鑑みまして、資料の四角で囲んでおります部分にお示ししておりますが、老松町3号棟は、耐震改修工事でなく、第2次建てかえ計画の対象に含めまして、今後ストックとしての活用度を判断し、建てかえあるいは統廃合の対象として選定を行っていくこと。ことし7月に策定しました西宮市営住宅整備・管理計画中間改定からの方針の変更となりますので、当該計画の次回見直し――平成34年度を予定しておりますが、この際に反映することを今後の方針として取り組んでまいります。
説明は以上です。
よろしくお願いいたします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
本件に御質疑並びに御意見はありませんか。
◆中川經夫 委員
先日、担当の課長からこのことについて説明を受けたんですが、耐震改修工事ということで、設計変更があって、結果、金額も増額し、市営住宅の老松町3号棟の耐震工事については不調ということで、こういう工事内容について、一つは、市としてどんな積算をしていたのかなと。結局、老松町3号棟の耐震工事については市の積算ではでけへんという、その理由は何やったのか。こういったことが予測できなかったのかなと思うんですけど、その辺はどうなんですかね。
◎
住宅整備課長
中川委員の御質問にお答えですが、入札不調につきまして、公募の対応につきましては、事業者公募の準備段階から、入札に関する情報収集ということで事前の聞き取り調査を、アドバイザーという委託業者で調査いたしまして、事業の成立性にできるだけつながるような意見を反映した上で、今回の入札公告を行っております。また、上ケ原七番町5・6号棟につきましても、1度不調となりました事実がありますので、2度目の入札前に事前説明会を開催したりですとか、あと、余裕を持った工期設定をするなどの見直し、工夫を行いまして、事業者が決まりました。このときの工夫を今回の老松町3号棟についても反映しましたが、結果、入札不調ということになっております。
予定価格につきましては、御意見が業者からありましたが、価格を上げることが参加意欲を高めるということは承知しておるんですが、耐震改修工事につきましては戸当たり500万円程度かかるのに対して、甲子園九番町等、最近建てかえを行いました工事で申しますと、建設工事だけでなくて、解体工事ですとか設計の工事監理なども含めて戸当たり1,000万円から1,200万円で行えていることを考えますと、耐震改修により耐用年数が延びるわけでもありませんので、費用対効果は薄いと、設計価格をこれ以上つり上げると過大設計となるのではないかというふうに判断をしております。
以上です。
◆中川經夫 委員
こういった内容での設計というか積算というのは初めてですか。そうじゃないでしょう。
◎
住宅整備課長
上ケ原七番町5・6号棟の以前に、7号棟も改修の実施を実際しておりまして、市としては2回目の耐震改修工事ということになっております。同類の耐震改修工事といえども、住棟が違いましたら当然入居者の方も違うということで、やはりいろいろな方がいらっしゃるということもありますし、その時々の状況も違いますので、市としましては、全て予想どおりにいくということはほぼあり得ないのではないかというふうに考えた中での工事発注になっております。
例えば、同じ工事でありましても、どちらの工事におきましても、自宅の洗濯機が使えないという期間も生じますので、工事サイドで共用洗濯機を用意しまして、いわゆるランドリースペースというのを共用部に設けましたけども、仮設配管をしてまで対応しないといけないような状況になりましたのは、この5・6号棟だけであります。また、どちらの現場にも、近くの住棟に、工事中の騒音ですとか振動から避難をしていただくために、入居者が一時的に使用できる住戸というのを用意しておりますが、やはり影響に辛抱し切れないという入居者がおられまして、利用されているのはやはりこの5・6号棟だけであります。そのほか、工事が長期にわたることに関する苦情もやはり5・6号棟のほうが多いわけですね。類似の工事ではありますけども、入居者の反応は異なっておりまして、そのような中で、現在こちらは想定し得る限りの対応を行っているところでございます。
以上です。
◆中川經夫 委員
上ケ原については、変更提案がかなり大きいですからね、変更の額がね。今の説明でよくわかりました。
ただ、老松町については今後どうなるんですか。今の状況で皆辞退しているということだったら、今後どういうふうな形で積算されるかわからんけど、また入札不調が生じるんじゃないんですか。そういうことはないんですか。
◎
住宅整備課長
老松町3号棟の今後の方針につきましては、先ほど御説明いたしましたように、先般策定・公表をしました第2次建てかえ計画の中に含めまして、できるだけスピード感を持った対応をしていきたいとは思っております。ただ、西宮市全体でもまだ2,000戸以上の耐震性に問題がある住戸がありますので、それらと一緒に市営住宅全体のストックを考えながら、詳細の方向性を決めてまいりたいというふうに思っております。
以上です。
◆中川經夫 委員
できるだけ早くやっていただきたいということになるんですけれど、工事内容で、やっぱりこれだけの積算だったらできないという――1者だけじゃなくて、全部参加でけへんという状況が今回起こったわけやから、これはやっぱりある程度ゆゆしき問題ではあるなということで、こういうことは当局として最初から全く予想はできなかったことだろうとは思うんですけど、現実に起こっているわけやから、もう一度積算理由――提案を見ると西宮方式でやっているわけやけど、こういったことで改めて考えてもらわなあかんのと違うかなと。そうでなかったら、参加する業者がおらへんよ。できるだけそういうふうな形で考えてもらいたいなということだけ要望しておきたいと思います。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
老松町3号棟は、ほかの方法は何かないんかいな。もうちょっと住民の人に迷惑がかからんような耐震工事というのはないんかな。
◎
住宅整備課長
工事につきましては、ほかの事例を御紹介させていただくと、今、県内に13万戸の公営住宅がございますが、県のほうに確認しましたところ、耐震改修はここ5年間で20件ほどしかやっておりません。ということは、1年に4件ですね。13万戸もある中で4件しか行ってない。ですから、非常に難易度の高い工事であるということと、先ほど申しました住民さんへの影響・負担というのは、相当それぞれの事業主体さんで検討した中で厳しいという、そういう結果に結びついているんじゃないかなというふうに考えております。ですから、今回も、対象をできるだけ絞り込んで、入居者さんへの影響を最小限に見込めるんじゃないかというところについて発注をしておりますが、それでもこのような結果になってしまったということと、やはり状況ですね、市況といいますか、やはり今、業者さんのほうでも、工事がたくさん発注されていく中で、リスクが大きい工事についてはちょっと敬遠される傾向があるということも一つ大きな原因ではないかなというふうに考えております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
西宮の南部のJR以北ね、改良住宅を除いて、普通市営は、ここもこれで募集停止にかかるわけでしょう。老松町3号棟も募集停止。そうやってやっていったら、神原も1から8まで募集停止、上ケ原四番町も全部募集停止、一ケ谷も募集停止やね。大丈夫なのかということ。そんなことをしていったら、北側はあれへんがな。そういう感じで、なるべく耐震をして――建てかえを急ぐことやねんけどね。建てかえを急ぐことやねんけど、それまでの間、なるべく耐震化をしてでも、ちょっとでも供給していくようにせんと。JR以南は、甲子園九番町も春風もできたから、ちょっとほっとしているけども、JR以北のほうは、樋ノ口とか薬師とか岡田山とか、復興住宅ぐらいで、だんだんあれへんようになってきて、大丈夫かな。だんだん募集が減ってきているような気がするねんけどね。そら、あれだけ募集停止したらね。その辺の見解はどうなんですか。
◎
住宅整備課長
御質問、御指摘のとおり、今現在、市営住宅の約6割で募集停止をかけております。ですから、3割少しが公募対象になっております。年間およそ100戸ぐらい、一般公募をかけていけるような状況とはなっております。他方、市営住宅のストックの適正化と申しますか、市が全体で保有しております施設を、公共施設マネジメントの方向性の中で市営住宅につきましては縮小していくという方向性がある中で、公募で入居者の方を、少しずつですが、減らしていくということが一番効果的だということは動かない事実でありますので、そちらの方向での対応はしております。
ただ、申しましたように、一定の一般公募――外におられて市営住宅を欲しておられる方への対応は必ず必要だと考えておりますので、そちらの数は極力確保するような形で事業全体を展開していく必要があるかなというふうに考えております。
以上です。
◆河崎はじめ 委員
今度北の建てかえが始まるけども、なかなか北の人が、JR以南に一旦行ってもらうというのも、やっぱり嫌がる人が多いんと違うかなと思うし、そうなったら、本当に北のほうの募集停止がすごく多いところも、そこも出ていってもらわなあかんねんから、建てかえる間には一旦どこかに出ていってもらう。だから、耐震化が進まへんかったら、その部分――老松町3号棟なんかでもし耐震化したとしたら、建てかえのときにそこに一旦は入ってもらったりもできる可能性があるものね。だから、ぽろっとそういうものが、いや、全部そっちも出ていってもらうほうになるんやというたら、ほんまに大丈夫かなと思うんやけど。その辺、また僕も研究していきたいと思うんやけども、そうでなくても競争率が10倍を超えているんやから、何とか安定した供給を――減らしていくのはある程度しようがないとは思うけど。以北は、一時的には供給はありませんみたいな感じやね。そんなことにならんようにお願いします。
以上です。
○岸利之 委員長
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、本件はこの程度にとどめます。
次に、
宅地耐震化整備事業について報告があります。
当局の説明を求めます。
◎開発審査課長
現在花の峯で実施しております
宅地耐震化整備事業の経過と工法変更につきまして報告させていただきます。
初めに、配付資料の確認をお願いします。
資料は、表紙を除きまして5枚、6ページとなっております。1ページ・2ページは、本事業の経過と工法変更に至った経過について、3ページは、当初の工法に関する断面図、4ページは、変更予定工法に関する断面図、5ページは、
宅地耐震化整備事業の経過及び花の峯における耐震化工事の概要を示しております。6ページは、当初の工法を採用した際の比較検討資料です。
3ページの資料1をごらんください。
現在、花の峯におきまして、
宅地耐震化整備事業として斜面の補強工事を実施しております。7月の工事請負契約から準備を始め、10月初めに地下水を抜くことと斜面を補強するための排水補強パイプの打設を始めました。資料右下に示しておりますような直径60ミリ、長さ5.4メートルの金属製のパイプですが、断面図で黄緑色に着色しております箇所へ打設することにより、斜面に貫入する工法です。
しかしながら、事前の調査では確認できなかった四、五十センチの大きさの転石などにパイプの先端が当たり、貫入する途中でとまってしまいました。2ページ上の表に実施結果をまとめておりますが、5本のうち3本が貫入不能となっております。そこで、このような状態の土でも実施可能な斜面安定工法を検討いたしました。
4ページ、資料2をごらんください。
斜面を補強する鉄筋と地下水を抜くパイプを別々に施工する工法です。この工法では、どちらも、右下に示しておりますような先端の形をしたドリルを使いまして、あらかじめ斜面に穴をあけることを行います。したがいまして、四、五十センチの大きさの石などがあったとしましても、その石を砕いて斜面に穴をあけることができます。赤色に着色している箇所は、その穴に鉄筋とセメントを入れ、斜面を補強します。紫色に着色している箇所は、塩ビ製の水抜きパイプを挿入します。
しかしながら、先行して斜面に穴をあけるには大きな機械を据えつける必要があり、また、その機械を据えつけるために足場を組む必要があるなど、工事費増加が必要となります。現在は1億4,950万5,000円の予算ですが、この工法による設計をするためには5,500万円の追加予算が必要となり、総額2億450万5,000円の予算が必要となります。
今回の工法変更のめどが立ちましたのが11月に入ってからという状況でございましたので、この12月議会に追送案件として予算の増額補正をお願いしているところでございます。
今回、予算の増額補正を御承認いただけましたら、詳細変更設計を行い、仮契約を結んだ上で、3月議会に工事案件の議案として諮らせていただく予定でございます。
5ページの資料3をごらんください。
左上の表に宅地耐震化の事業経過を示しております。本市では、平成22年度から事業を開始し、市内にはこの花の峯のような大規模盛り土造成地が100カ所あることがわかっております。市南部地域の大規模盛り土造成地などでは、平成7年の阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けた箇所におきまして、27カ所の地すべり対策工事、また、22カ所の急傾斜地崩壊対策工事が完了しており、市内で地震対策が必要な箇所は、この花の峯が最後となっております。
この花の峯におきまして対策工事が行われなければ、震度6クラスの地震が発生した場合、赤色で表示しております範囲内の斜面と道路及び16件の宅地が崩落することとなります。
今回の工事につきましては、工事の年度繰り越しは避けられないものの、工事を継続的に実施し、早期の事業完了を目指したいと考えております。
宅地耐震化整備事業に関します説明は以上です。
よろしくお願いいたします。
○岸利之 委員長
説明は終わりました。
本件に御質疑並びに御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
なければ、本件はこの程度にとどめます。
ここでお諮りします。
本委員会の所管事務中、1、建築行政について、2、生活環境の整備について、以上2件について閉会中の継続審査としたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。
以上で付託事件の審査は全て終了しました。
いま1点、お諮りします。
本委員会で採決しました事件に対する委員会報告書の作成につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岸利之 委員長
異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。
本日は、上下水道局が議案第355号、議案第356号、議案第357号の3件、都市局が議案第336号、議案第341号、議案第347号、議案第351号、議案第383号、議案第385号の6件、土木局が議案第337号、議案第338号、議案第339号、議案第340号、議案第341号、議案第347号、議案第351号、議案第384号の8件と報告第73号の1件を、当局より詳細なる説明を聴取し、議案第383号
指定管理者指定の件(青木町住宅ほか77施設)が賛成多数、ほかはいずれも異議なく承認されました。
また、
所管事務調査の件に関しましては、都市局・土木局・上下水道局から第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況についての報告がありました。また、都市局から2件の報告を受けました。
ここで当局の挨拶がございます。
◎副市長
本常任委員会に付託されました議案第355号平成29年度西宮市
水道事業会計補正予算(第2号)ほか諸議案につきまして、慎重審査の上、御協賛賜りまして、まことにありがとうございました。
審査の過程でいただきました要望、御意見等につきましては留意し、今後の行政を的確に執行してまいりたいと考えております。
なお、今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
ありがとうございました。
○岸利之 委員長
これをもって
建設常任委員会を閉会します。
御協力ありがとうございました。
(午後4時07分閉会)...