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  1. 西宮市議会 2017-12-13
    平成29年12月13日教育こども常任委員会-12月13日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    平成29年12月13日教育こども常任委員会-12月13日-01号平成29年12月13日教育こども常任委員会  西宮市議会                  教育こども常任委員会記録              平成29年(2017年)12月13日(水)                  開 会  午前 9時59分                  閉 会  午後 6時12分                  場 所  4号委員会室 ■付託事件  (教育委員会)   議案第341号 平成29年度西宮市一般会計補正予算(第4号)   議案第347号 平成29年度西宮市一般会計補正予算(第5号)   議案第382号 指定管理者指定の件(西宮市立山東自然の家)
      議案第388号 工事請負契約締結の件(香櫨園小学校校舎改築工事)   議案第389号 工事請負契約締結の件(香櫨園小学校校舎改築電気設備工事)   議案第390号 工事請負契約締結の件(香櫨園小学校校舎改築衛生設備工事)   議案第391号 工事請負契約締結の件(香櫨園小学校校舎棟改築空調設備工事)  (こども支援局)   議案第375号 指定管理者指定の件(西宮市立鳴尾東留守家庭児童育成センターほか1施設)   議案第376号 指定管理者指定の件(西宮市立上甲子園留守家庭児童育成センター)   議案第377号 指定管理者指定の件(西宮市立名塩留守家庭児童育成センターほか1施設)   議案第378号 指定管理者指定の件(西宮市立南甲子園留守家庭児童育成センターほか3施設)   議案第379号 指定管理者指定の件(西宮市立深津留守家庭児童育成センターほか4施設)   議案第380号 指定管理者指定の件(西宮市立母子・父子福祉センター)   議案第381号 指定管理者指定の件(西宮市立塩瀬児童センターほか1施設)   議案第341号 平成29年度西宮市一般会計補正予算(第4号)   議案第347号 平成29年度西宮市一般会計補正予算(第5号)  (こども支援局・教育委員会)   議案第341号 平成29年度西宮市一般会計補正予算(第4号)   議案第347号 平成29年度西宮市一般会計補正予算(第5号) ■所管事務調査  (こども支援局)   1 第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況について (教育委員会)   1 第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況について   2 教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱の見直しについて  (こども支援局・教育委員会)   1 管外視察報告書・提言について ■出席委員   吉 井 竜 二 (委員長)   一 色 風 子 (副委員長)   岩 下   彰   坂 上   明   庄 本 けんじ   はまぐち 仁士   福 井   浄   松山 かつのり ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   な   し ■傍聴議員   な   し ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)   市長      今 村 岳 司  (こども支援局)   こども支援局長 佐 竹 令 次   子供支援総括室長           川 俣   均   参事      安 福 聡 子   参事      池 田 敏 郎   子供支援総務課長           宮 本 由 加   保育施設整備課長           山 本 大 介   青少年施策推進課長           牧 山 典 康   子育て支援部長 名 田 智 子   育成センター課長           小 島   徹   放課後施策推進課長           中 尾 篤 也   子供家庭支援課長           田 野   宏   子育て事業部長 伊 藤   隆   参事      田 中 玲 子   保育幼稚園事業課長           西 村 聡 史   保育幼稚園支援課長           久保田 和 樹   保育入所課長  玉 田   淳   こども未来部長 岩 田 重 雄   診療事業課長  野 村 和 生   発達支援課長  小 田   晃   地域・学校支援課長           山 本 雅 之   子育て総合センター所長           竹 内 省 吾  (教育委員会)   教育長     重 松 司 郎   教育次長    山 本 英 男   参与      八 橋   徹   教育総括室長  村 尾 政 義   教育総務課長  薩 美 征 夫   教育企画課長  河 内   真   教育人事課長  澤 田 幸 夫   教育職員課長  北 井   良   校務改善課長  谷 口 麻 衣   学校管理課長  柏 木 弘 至   学校施設計画課長           笹 倉 英 司   社会教育部長  上 田   幹   社会教育課長  中 島 貴 子   放課後事業課長 中 尾 篤 也
      文化財課長   合 田 茂 伸   人権教育推進課長           野 田 昭 治   中央公民館長  井 上 明 憲   中央図書館長  北   裕 幸   北口図書館長  中 西 しのぶ   青少年育成課長 牧 山 典 康   青少年補導課長 石 飛 弥 生   教育次長    加 藤 周 司   学校改革部長兼学校改革調整課長           津 田 哲 司   学校改革推進課長           岩 本 康 裕   学校教育部長  大 和 一 哉   学事課長    増 田 俊 也   学校教育課長  中 村 みはる   学校保健安全課長           飯 干 英 典   学校給食課長  因 幡 成 人   特別支援教育課長           粟 屋 邦 子   教育研修課長  乾   公 人  (総務局)   契約課係長   三 桝 浩 一   技術管理課長  岡 部 正 信  (土木局)   営繕課長    伊 東 日出志   設備課長    竹 内 康 浩   学校施設保全課長           平 野 正 彦           (午前9時59分開会) ○吉井竜二 委員長   ただいまから教育こども常任委員会を開会します。  この際、お諮りします。  本委員会の審査日程及び順序につきましては、お手元の日程表のとおりとしたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また意見は討論等で述べるように心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、委員長において議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  次に、当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨が不明確な場合において、その趣旨を明確にするために反問権を認めておりますので、御承知おきください。  また、本日は報道関係者より委員会の撮影等許可申請書が出ております。申請内容を読み上げます。申請者はABC、申請箇所は委員会全般について、申請理由は取材のため、申請区分はビデオカメラとなっております。  議会運営委員会での申し合わせにより、撮影等の可否を委員会で諮らせていただきますが、会議を妨げない範囲でこちらを許可することに御異議ございませんでしょうか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  これより日程表に従い審査に入ります。  まず、議案第341号平成29年度西宮市一般会計補正予算(第4号)及び議案第347号平成29年度西宮市一般会計補正予算(第5号)、以上2件のうち本委員会所管科目、教育委員会分を一括して議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎教育総務課長     (説明) ○吉井竜二 委員長   ここで市長が来られたので挨拶がございます。 ◎市長   おはようございます。  第11回定例会教育こども常任委員会の開会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  委員の皆様におかれましては、本会議に引き続きまして常任委員会を開催賜りまして、まことにありがとうございます。  本常任委員会に付託されております議案第341号平成29年度西宮市一般会計補正予算(第4号)ほか諸議案につきまして、何とぞ慎重に御審査の上、御承認賜りますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶といたします。  よろしくお願いします。 ○吉井竜二 委員長   薩美課長、よろしくお願いいたします。 ◎教育総務課長     (説明) ○吉井竜二 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  両件に御質疑はありませんか。 ◆庄本けんじ 委員   とりあえず1問。補正予算(第4号)のほうですけど、ページ数39ページで、非常にわかりにくいので説明をお願いしたいということで質問をいたします。  教育委員会の職員の給与のところで特別職給744万3,000円増額という補正になっています。これはどういう内容か、説明していただけますか。 ◎教育人事課長   744万3,000円につきましては、当初の予算を組むときには、前教育長が12月末退職ということで、3カ月だけ特別職の形で上げておりました。それまで12月までについては一般職という形で予算計上をしているところですが、今回、現員現給の形で人員の変更に伴う修正に伴いまして、教育長につきましても一般職から特別職の形に振りかえ、こちら744万3,000円という形で計上させていただいていたところでございます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   その振りかえ分だけですか。744万3,000円は振りかえ分だけですか。 ◎教育人事課長   今回、現時点ではまだ条例改正のほうはされておりませんが、人事院勧告に伴う報酬給与改定のボーナス増額分0.1月を補正の予算上はこの段階で計上させていただいているところでございます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   前の教育長が早期退職で3月退職ということであれば、6月の補正で本来出しておくべきではなかったのかと思うんですけれども、その辺の見解はどうでしょうか。 ◎教育人事課長   先ほどお答えした内容と重複するかもしれませんが、こちら12月のこのタイミングで人員の変更に伴う修正をさせていただいております。特別職、一般職の変更につきましては歳出の部分になっておりますので、今回のタイミングで教育長についての修正もさせていただいているという認識でございます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   適切だということですか。 ◎教育人事課長   予算編成上のルールでは、適切な対応ではないかと認識しております。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   ルールがよくわからないんですけど、3月の時点でわかっていて、そのままずっと──変えるべきタイミングがこの12月というのが理解できないんですけど、これを改善してほしいということであれば、それは可能なんですか。6月にしておくべきじゃなかったかというふうに思うんですけど、そういうふうにしておくことも可能だったかどうか、そこをお答えください。 ◎教育人事課長   御指摘いただいている部分で6月にタイミング的に変更ができるのかということであれば、タイミング的にはできたかと思いますが、先ほど申し上げましたように、歳出部分の変更というところでこのタイミングで修正させていただいているというところの認識でございます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員 
     可能ということであれば、なるべく実態を早く反映するような組みかえというのをぜひお願いしたいなというふうに思います。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   205ページの奄美市の交流事業についてちょっとお伺いしたいんですけども、これは台風で流れたというふうに説明いただいたんですけども、このようなことは今後も考えられることから、例えばそういった自然災害によって中止になるという発想と自然災害によって延期をするという考え方があると思うんですけど、その辺、延期するという方策はとれなかったのかなと。予備日を設けるとか、そんなんはできなかったのかなというところを1点ちょっとお聞きしたいと思います。 ◎学校教育課長   今年度初めて実施いたしました奄美市と本市との交流事業でございますが、この8月4日から7日にかけてという日程は、先方奄美市の地元でのお祭りに合わせて訪問させていただく計画となっておりました。ですので、この日程であちらに行くことが不可能となりましたので、今年度につきましては中止ということにしております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   今年度ということは、来年度以降はどういう流れというか、スケジュールになっているんですか。 ◎学校教育課長   来年度以降につきましても、現在はほぼ同じような形態でこの事業を検討しているところでございます。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   対象となる学年とか人数とかはどうなんですか。 ◎学校教育課長   対象でございますけれども、今回の場合ですと、市民に公募をかけまして、親子で5組の方を公募させていただきました。実際多くの御応募がありまして、その中から抽選という形で選ばせていただいております。来年度につきましても、この形を踏襲するか、またさらに別の形がいいのか、このことについてもまた検討していきたいと思っております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   その5組の方の御負担というのはないんですか。 ◎学校教育課長   お子さんにつきましては市の負担とさせていただいております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   結構でございます。 ◆岩下彰 委員   項目は、207ページで2点、それから211ページで2点の四つ、一問一答というか、一つずつ聞きたいんです。  207ページの小学校管理運営事務経費について、これは配分予算ということですかね、まずそこから。 ◎学校管理課長   委員の御質問のとおり、いわゆる配分予算の予算でございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   配分予算ということであれば、トータルすれば360万円ですから、1校当たり10万円あるかないか、平均すれば9万円か10万円だと思うんですけども、小学校のほうは本当に使い切ったらいかんのかどうか。つまり、もう一回再配分というか、再々配分して──足りないものがいっぱいあると思うんですよ、まだこの時期やからね。まだ3学期もあるわけだから。そういう考えはないですか。 ◎学校管理課長   今回のこの300万円ということで配分予算―― 一律大きく包んでしまえばになるんですが、内訳としては、消耗品であるとかコピー機をリースする分の使用料であるとか備品を購入するための費用といったものを合わせて300万円になっています。その中では、特にコピー機なんかですと、借りてしまうとあとほかに使うことというのは余りないようなものですし、備品にしても、当初の計画のものが欠いているということでの執行だということですので、これについては目的を達しているということで減額補正させていただいております。  そして、消耗品については、コピー用紙購入の際、執行ダウンという形が出ておりますので、これについては一定学校のほうに還元したいなというふうに考えておりますので、再配分ということで学校には例年案内させていただいております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   だから、360万円の中には、最後に話があったように再配分している分も含まれていますと。今からされるということですか。 ◎学校管理課長   今委員のほうから御指摘ありましたように、その再配分するものを除いた形で減額させていただいているということです。  以上です。 ◆岩下彰 委員   その点はわかりました。  次が施設整備事業費で、先ほど外壁云々という話があったと思うんですが、6,000万円という額はかなり大きいのと違うかなと思うので、まず何校分の外壁云々を予定されたのか、それを教えてください。 ◎学校管理課長   ただいまの御質問につきましては、外壁改修は小学校のほうで本年度2校に予定していた分に充てられているものになります。  以上です。 ◆岩下彰 委員   2校分でとなると、残の見込みというのが多過ぎませんか。大体1校にこれで3,000万円ずつ残ることになるのかな。もっとかな。3,000万円ずつやね。その辺をちょっと教えてください。 ◎学校管理課長   実際には大体4,000万円ずつぐらいということで見込んではいるんですが、今回の場合は実際は外壁改修ではなくて、外壁が劣化しているということで、全校的に緊急打診の検査の上、補修をしないといけないということで、項目としては変えた関係がありまして、当初予定ではなく、別の工事で子供たちの安全を確保したということで、その結果残った予算を減額させていただいたというふうな経緯でございます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   今の話でもう一回確認しますと、1校分は大体4,000万円ぐらいの外壁のための予算を3月に決めて確保していたと。ところが、実際はそういった外壁ではなくて違うことに振りかえしましたと。そうすると、6,000万円も余っちゃったと。ということは、2,000万円しか使っていないということですか。 ◎学校管理課長   実際のところ、それ以外の部分もあるんですが、ほかの工事の外壁自体の部分も合わせてこの減額ということになっております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   外壁のいろんな修繕とか修理をするとなってくれば、学校としては随分期待すると思うんですよ、学校から見ればね。そうすると、別件の部分で2,000万円使って、残りの6,000万円も残っているわけだから、1校について4,000万円とおっしゃったら、1校でも先にやったほうがいいんと違うんですか。そのあたりはどうなんですか。 ◎学校管理課長   実際、緊急外壁の打診をした際には、夏休みを工事を使いまして、子供たちへの環境を維持しながらさせていただきました。その中で残った予算を次の工事にということで当初考えておりましたが、実際には設計を伴う工事が必要であったりか、授業中に工事をするわけにいきませんので長期の期間を要するということで、新たな工事に充てるということが難しいと判断した結果でございます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   いろんな事情があるのはわかるんだけど、当初予定したところから見れば、ことしは2校しかされなかったわけだから、どうされますか。 ◎学校管理課長   翌年度に計画を繰り延べて考えたいなというふうに思っております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   それで当然だと思うので、来年度きちっとまた予算化を提案されて実施してあげてください。待ってると思いますよ。  それから、今回、特に10月の台風かな、かなり風がきつかったり雨も強かったりして、雨漏りとか壁から水が出てくるとか、そういうことはことしはなかったですか。 ◎学校管理課長   吹き降りの台風、風の強い台風だったこともあり、通常では漏らないような雨漏りということもあったというふうに連絡がありまして、対応はさせていただいております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   対応されたということだったら結構です。  次、行きますね。  次は中学校のほうで、209ページに中学校のものがあると思うんですが、これは管理運営事務経費は同じように配分予算ということですか。 ◎学校管理課長   委員の御質問のとおり、配分予算です。  以上です。 ◆岩下彰 委員   958万円ですから20で割ったら50万はないと思うんですけど、50万円近いお金はあるわけで、これもやはり再配分とかしたほうが学校にとってはありがたいと思うんですが、いかがですか。 ◎学校管理課長   先ほど小学校のほうでもお伝えさせていただいた内容と同じなんですが、一定コピー機で生じました執行残については、また学校のほうに再配分したいというふうに考えておりまして、それ以外の部分で減額をさせていただいているという内容です。  以上です。 ◆岩下彰 委員   念のために、再配分される額はトータルで幾らですか。 ◎学校管理課長   今現在、手持ちでその資料を持ち合わせておりませんので、後ほどということにさせていただきたいと思います。  以上です。 ◆岩下彰 委員   また年間通じたのを含めて資料でお願いしますね。  再配分されるということですのでぜひ早く──もうされたのかな。もうされましたか。 ◎学校管理課長   内容については、各学校のほうに通知させていただいております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   それで結構です。  最後が、先ほどと同じように、211ページの施設整備事業費が5,000万円かな、これも結構大きいなと思うんですが、どういう内容だったのか、先ほどと同じように説明していただけますか。 ◎学校管理課長 
     ただいまの委員の御質問ですが、この場合につきましても、中学校の場合、当初予定しておりました外壁改修工事と屋上防水工事、これを先ほどと同様に、劣化した各学校の外壁の緊急打診工事のほうに充てさせていただいておりまして、それを実施した上で残ったものということで、減額補正させていただいているものでございます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   やっぱり小学校、中学校を考えると、3月までの間に考えていることがいとも簡単に――私、額としてはかなり大きいと思うんですよ。8,000万円とか何千万円という額ですからね。それが年度が変わったら、始まった途端に、いとも簡単にもう違うことに使うんだと。どうですか、それは。 ◎学校管理課長   先ほど委員のほうから御指摘がありましたが、当局としましても計画どおり通常の各校舎の築年数に応じて改修したいというふうに考えておりましたが、校舎についておりますものが落ちる事例がありまして、それに伴って同じ年代以前の建物については、年式に応じて、手を入れられていない校舎というのがまだまだありまして、そういったところの今の状態というのを確認する必要があるだろうということで確認したところ、重篤な状態である学校が出てきたということで、全体を改めて見ないといけないだろうというふうに判断して、子供たちの安全を確保するためにはいたし方なかったかなというふうに考えて判断しております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   となると、来年度予算を考えたときに、今、学校管理課長がおっしゃったようなことは今から既に見越しておかないとだめじゃないかと思います。私はもっとふやして、特に中学校の場合は新しい学校に変えていくというのはなかなか進まないので、古い状態のままで続きますね。老朽化はどんどん進んでいくわけだから、今おっしゃったような劣化を直さないかんところが、増改築するまでの間に多分かなりふえてくると思うんですよ。そういうことを考えると、それを含んでもっとしっかりと予算をとって、外壁もできるし、こういったこともできるしということの対応をぜひ――来年度予算を今組んではると思うんだけれども――やっていただきたいことを申し上げて終わります。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。(傍聴席にて発言する者あり) ○一色風子 副委員長   議案の341号、347号の補正予算について一つずつ、341号の歳出について1点、347号の歳入、歳出それぞれ1点ずつ質問させていただきます。  41ページの幼稚園費になるんですけれども、先ほどの説明で職員の給与費2,362万円が5名の正規職員の退職による減額だということだったんですけれども、その5名の職員の内訳──教諭なのか園長なのかそれ以外なのか、そのあたりの内訳を教えてください。 ◎教育人事課長   内訳としましては、29年度に入ってから任期つきの園長が1名御退職なさっております。それ以外は幼稚園教諭でございまして、28年度中、当初予算の編成後に御退職をされまして、4名とも28年度中の御退職という形になってございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   その4名の教諭の方なんですけれども、それぞれ年齢構成はどのようになっているのか、教えてください。 ◎教育人事課長   年齢構成としましては、33歳が1名、それから39歳が3名でございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   その4名の教諭の方が退職された後の体制というのはどのようになっていますか。 ◎教育職員課長   4名の方の補充につきましては、臨時の常勤講師で対応しております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   現在の公立幼稚園の先生方は、多分保育士の免許も持っていらっしゃったと思うんですけれども、その辺の確認をさせてください。 ◎教育職員課長   現在の幼稚園教諭につきましては、全てが全てということではございませんが、保育士免許を持っているという教諭が多数を占めているという状況でございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   今後の正規職員の雇用について何かお考えがありましたらお聞かせいただきたいんですけれども。 ◎教育職員課長   新規採用につきましては、今後の幼稚園の適正配置をもとに幼稚園教諭数の推移を把握しながら慎重に進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   わかりました。  次に、115ページの特別支援教育体制整備事業費についてなんですけれども、こちらが増額の理由が、医療的ケアを行う看護師に対する補助金の拡充だということだったんですけれども、現在の看護師の体制がどのようになっているのか、教えていただけますでしょうか。 ◎特別支援教育課長   西宮養護学校に嘱託看護師6名、臨時看護師3名、それから地域の小学校のほうに臨時看護師を1名配置させていただいております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   ここは今までと国の方針がちょっと変化したのかなと思うのですが、どのように変わってきたのかというのをお話しいただけますでしょうか。 ◎特別支援教育課長   以前は上限がございましたが、その上限がなくなり、現在は小学校、中学校の看護師配置についても補助金が出るようになっています。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   今後の支援体制の中で看護師についてはどのように考えていらっしゃるか、今お話しできることがあればお願いします。 ◎特別支援教育課長   看護師の配置につきましては、現在、西宮市特別支援教育審議会のほうでいろいろ人的配置について調査、審議を進めているところでございます。そこでの調査、審議を踏まえて施策に反映させていきたいと思っているところです。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   最後なんですけれども、歳出、205ページのこれも特別支援教育にかかわることなんですが、学校協力員の謝金について伺いたいと思います。  こちらなんですけれども、598万円、学校協力員の謝金について増額しているということで、先ほどの説明では、支援に当たる総時間がふえたのでそのための謝金がふえているというようなことだったかと思うんですけれども、対象児童数に関してはどのようになっているのか、教えてください。 ◎特別支援教育課長   予算時では91名で予算を考えておりましたが、現在94名の支援対象児がございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   そんなに対象児童数は変わっていないけれども、支援に当たる総時間がふえてきているという認識でよいですか。 ◎特別支援教育課長   委員のおっしゃるとおりでございます。 ○一色風子 副委員長   私、今回一般質問でお話しさせていただいたんですけれども、インクルーシブ教育の推進ということで、小学校とか中学校の中でも支援体制がすごく必要になってくると思うんですが、学校協力員というのは今回補正予算で598万8,000円ということで、新年度当初から合わせると3,127万3,000円という額がついていると思います。  この学校協力員というのはボランティアになっていると思うんですが、ボランティアでこの体制を続けていくということに関しての見解があれば教えてください。 ◎特別支援教育課長   先ほど申しました西宮市特別支援教育審議会のほうでは、その体制につきまして調査、審議を進めているところです。専門性のある支援体制の構築に向けてただいま審議をさせていただいているところです。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   ありがとうございます。  意見は討論の場で述べさせていただきます。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、両件に対する討論並びに採決は、後刻一括して行います。  次に、議案第382号指定管理者指定の件(西宮市立山東自然の家)を議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎青少年育成課長   議案第382号指定管理者指定の件(西宮市立山東自然の家)について、事前に配付しておりますお手元の資料により説明いたします。  資料1ページをごらんください。  山東自然の家の現在の指定管理期間は本年度末で終了となりますので、改めて平成30年4月1日から指定管理者による管理運営を行うため、条例に基づき指定管理者の指定に係る手続を進めてまいりました。  その結果、次のとおり指定候補者を選定しましたので、本12月市議会に同候補者を指定管理者とする議案を付議するものでございます。  まず、1の指定候補者は、現在の指定管理者である一般社団法人山東自然の家を選定しました。2の指定期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間です。3の対象施設は表記のとおりでございます。4の指定管理者が行う業務については、これまでどおりでございまして、使用許可や使用料徴収に関する事務、それから食堂業務、自然学校の受け入れなどが主な業務となっております。  資料2ページに参りまして、5の選定過程ですが、今回初めて公募の形をとりまして、8月から9月にかけて募集を行いました。指定候補者の選定委員会をその間に立ち上げまして、3回の会議で審議を行ったという経過となっております。なお、応募団体は、一般社団法人山東自然の家1団体のみでした。  次に、6の選定方法等についてですが、学識経験者2名と利用者代表として保護者と学校長1名ずつ、計4名の委員による指定候補者選定委員会で審議を行い、審査基準を決定した上で、提出された事業計画書や収支予算書などによる書類審査に加え、プレゼンテーション、ヒアリングの結果も考慮して総合的に評価、選考していただきました。  選定基準については3ページに記載のとおりで、それをもとに審査基準を別紙1のとおり36項目設け、それぞれの項目を5段階評価で審査、採点をしていただきました。  評価結果としましては、総合得点200点満点中133点となっておりますが、これは各項目の基準点の合計118点を上回る点数となっております。  この評価結果も含め、選定委員会からは、一般社団法人山東自然の家は、指定期間内において適切に管理運営する能力を有していると判断され、指定候補者として妥当であるとの答申をいただいたところでございます。  この選定委員会からの答申を受け、同法人を指定候補者として決定したものでございます。  説明は以上でございます。 ○吉井竜二 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆はまぐち仁士 委員   指定管理の公募のあり方について一問一答で質疑させていただきます。  まず、指定法人の募集に看護師の配置が条件とされていると思うんですけれども、看護師の配置理由をお聞かせください。
    ◎青少年育成課長   山東自然の家は、開所以来、看護職員を配置してきた実績もございまして、看護職員は自然学校で学校が連れてくる看護師と連携して生徒児童の応急処置ですとか健康管理に当たっております。この看護職員の配置がリスクマネジメント上、山東自然の家の大きな強みとなっておりますので、今回の応募要件にも看護職員の配置を求めるということをしたものでございます。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   言っている趣旨は理解できるんですけれども、ちょっと確認なんですけど、他の丹波少年自然の家だったりとか、あるいは他市が委託している自然の家は、同様にそういった看護師の配置というのは条件となっている事例というのはあるんでしょうか。 ◎青少年育成課長   委員がおっしゃった丹波少年自然の家のほうには看護師の配置はございませんが、県の施設で自然学校を同じように受け入れしております南但馬自然学校には、自然学校救急員という職員の配置がありまして、この職員については養護教諭または看護師が当たっているということでございます。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   丹波少年自然の家には配置はされていないけれども、別の事例では配置をされているという事例もあると。全体的に配置のなされている事例のほうが多いのか少ないのか、その辺はどのような認識をお持ちですか。 ◎青少年育成課長   他市の状況を確認したところ、配置がない事例のほうが多いという認識でございます。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   わかりました。  私、地図でいろいろ山東自然の家周辺の状況を確認させていただいたんですけど、山東町であったりとか、あるいは近隣の和田山町なんかでは、幾つかの病院、大きな総合病院も存在しているというふうに確認しています。こうした病院が存在するのであれば、看護師の配置というのは委託の条件に必ずしも必要ではないのかなというふうには感じているところなんですけど、その辺は教育委員会としてのお考えはどうでしょうか。 ◎青少年育成課長   山東自然の家は、西宮市の多くの学校が自然学校で利用する施設となっております。質の高い安全・安心なサービスを提供していくためには、人的資源の確保が必要と考えております。  今後、朝来地域において人材確保が困難になった場合には検討も必要かと考えておりますが、現時点では職員構成について大幅な変更は考えておりません。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございます。  ここから意見要望です。  確かに安全に万全を期すという観点からすれば、看護師の配置は決してだめとは思わないですけれども、ただ、今回の山東自然の家に関する指定管理者の募集状況が1件、結果として前回と同様の団体さんに委託をされるという結果になっています。これね、この委託の条件とされる看護師の配置がひょっとしたらハードルを上げているのではないかなというふうな懸念も持っているんですね。学校からも看護師が同伴して実際に自然学校に行っていらっしゃるということもありますし、先ほども説明しましたけど、山東自然の家周辺には多くの病院があるということから、事前に例えば地域の病院と調整を行うことで看護師の配置の必要性というのは解決できるのではないかなと。それによってハードルを下げて、多くの公募が今後も出てくるのではないかなという期待があるので、3ページの評価点を見ても、確かに基準値は超えているんですけど、決して高くもないのかなという認識をちょっと受けるので、できるだけ自然の家のより効果的な事業の推進を考慮するのであれば、多くの幅広い公募を受けて、そういった指定管理の方が運営されることが望ましいのかなと思いますので、公募しやすい条件となるように、看護師の配置条件の見直しをぜひとも検討していただきたいなと思います。要望しておきます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   今の件、ちょっと私は考えが違って、30年近くなると思うんですが、本当に運のいいというか、体制がしっかりしていたこともあったと思うんですけども、子供たちの中で亡くなった方は出てないと私記憶しています。でも、教師は亡くなっているんです。山東自然の家でね。子供にもしそういったことがあったりしたら絶対いけないということで、当初から県教委との話なんかでも、看護師をきちっとつけて、24時間体制でちゃんと、5日間か、最多は5泊6日でしたから6日間、山東自然の家の中に1室設けて、そこに看護師さんが必ずおるよということの体制をつくったことで、今まで30年近く西宮では幸い子供たちがあそこで何かなったという話は私は聞いていないので、課長、そのあたりはどうですか。子供たちが緊急に救急車で病院に運ばれたとか、そういうことはありましたか。 ◎青少年育成課長   28年度実績で医療機関を受診したケースは43件ございますので、そういったケースもあったとは思いますけれども、重大な事故にはつながっていないという認識でございます。 ◆岩下彰 委員   四十数件もあったんですか。もう一回、ちょっと。 ◎青少年育成課長   28年度、医療機関を受診した件数が43件ございました。 ◆岩下彰 委員   それは、救急車に来ていただいて運んだという例ですか。 ◎青少年育成課長   必ずしも救急車ではないということでございます。 ◆岩下彰 委員   私も1回引率で行ったことがあるんですけどね、学校側のほう、教師のほうが自家用車を使って運ぶということはありました。でも、それは施設の中で看護師さんが対応してくれて、手に負えないものについては、はまぐち委員がおっしゃったように近くの医療機関に行ったと思うんですけれども、幸いに命を落とすようなことはなかったということで私はよかったなと思っています。それはそういう体制をつくっているからじゃないかなと思っています。  教師が亡くなった記録はありますか。 ◎青少年育成課長   資料としてそういったケースがあったということは認識しております。 ◆岩下彰 委員   まだ私が現場にいたときの事故ですから、スタートして七、八年ぐらいの間に先生が1人亡くなっているんです。50代の先生です。だから、私と年は余りかわらなかった先生だけども亡くなっていますので、近くに医療機関があるからといって必ずしも命を守ることができなかったケースですから、やっぱり施設としてきちっとそういう体制をつくることは大事なことじゃないかなと。私からすれば、医者が常駐してもいいんと違うかというぐらいね、だって多いときは2校、3校で子供の数は200人ぐらいになるんじゃないですか。違いますかね、もっと多かったですか。 ◎青少年育成課長   本年度も最大で253人の生徒が一時期に利用したケースがございました。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   先ほど申し上げたように、かつては5泊6日だったんですね。今は4泊5日になってますからね、5日間も250人の子供たち、大人も含めたらもっと多くなりますね。指導員、それから学校教師を入れたりしたらもっと多くなるのでね、大変なことですよ、二百六、七十人がずっと5日間連続であの施設にいるわけですから。一つのまちですよ。それが1年間で何日使われてるのか知らないけども、20週ぐらい使われてるのと違いますか。20週、多くてね。そうすると、私は医者がいてもいいぐらいに思っている立場なので、例えば地域の医療機関があるというんだったら、その期間は医師と看護師を派遣してもらいたいぐらいです。私はそういう立場でこれから予算化でこれを要望していきますよ。そのぐらいを考えていますので、はまぐち委員の意見だけではなかったということだけちょっと承知しておいてもらったらいいです。 ◆坂上明 委員   1問だけ、この評価結果のところ、総合得点で200点中の133点、一番最後の5ページだったら無難な内容であるというふうに理解したらいいのかなと思うんだけれども、この中で8番目の収支計画、これは配点が21点、基準点が12点、得点が13点と、つまり非常に基準点に近いということで、債務負担行為のほうで見ると、かなりの額、4億2,600万円、そして審査基準の収支計画のところで見ると、「過去3年間の財務諸表に基づいて」云々、それと「収支計画の内容が効率化を図られたものとなっているか」とか、そして「安全性、利便性、快適性を向上するための設備」、つまりそういうふうなことを盛り込まれているかという、この施設を運営していく上では極めて重要なことがこのように書かれているんだけれども、得点が13点と。これだけの債務負担行為の金額がついていると。  何か問題があってこのような得点、いわば基準点に近いということはすぐれてないということやわね。すぐれてない、収支計画が余り立派なものができてないということだとそのように理解してしまうんだけれども、これは特に何か問題点があるんですか。その1点。 ◎青少年育成課長   今回、確かに基準点に近い得点が多かったんですけれども、この件につきましては、複数の応募があった場合にはっきり点差がつくように、基準点は5段階評価の3番目のB評価となっておったんですけれども、今回は1社のみの応募でございまして、比較対象がなく、提案がすぐれた内容であるかどうかという判断も難しい面もございまして、基準点がB評価に偏ったものではないかと思っております。  委員の中に財務面に詳しい税理士が1人入っていたんですけれども、その方も特に収支面等の問題があるという御指摘は委員会の中ではございませんでした。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ごめんなさいね、ちょっとあんまり理由になっているのかどうかわからないんだけれども、つまり1社だけだから基準点に近くなっているんだというような御説明だったと思うんですけれど、特に収支計画のことに関しては、これだけの金額が投入されるんですから、そしてここに書いているのは、「過去3年間の財務諸表に基づいて、収支計画の内容が5年間安定したものとなっているか」どうなのかということ、内容が効率かとか、あるいは安全性、利便性、快適性というものを求めているということだから、これが基準点に限りなく近かったら、計画として例えばつくり直す必要があるんじゃないかとか何かそのようなアドバイスはできないんですか。アドバイスというか要求をすることはできないんですか。  ごめんなさいね、僕こういうことは詳しくないんでわからないんだけれども、基準点に近いといったら、つまりすぐれてないわけじゃないですか。幾ら1者だからといっても、それをそのまま計画書として上げて、うん、これでオーケーだよと言うこともおかしいと思うんですよね。もう少し見直しをすることはできないのかどうなのかという問いかけはできるんじゃないですか。それに対して向こうがどのように返ってくるかはその後また考えることにして、そのことはどうなんですか。 ◎青少年育成課長   指定管理料につきましては、これから各年度で年度協定を結んで決めていくところでございますので、指定管理者とその辺の効率化の話については毎年度していくことは可能でございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   この審査に当たって、1者だったからという今の言葉とはちょっと整合性がとれてないかなと思うんだけれども、その辺についての話はもうされたんですか。少なくともこの5年間指定管理者になるんですから、頭でやる必要があるんじゃないですか、どうなんですか。 ◎青少年育成課長   現在、12月市議会で指定管理者指定の件をかけさせていただいておりますので、まだ確定ではございませんので、指定管理者とそういったお話はさせていただいておりませんけれども、今後、年度協定を結ぶ上でそういった話もさせていただこうかと考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   まあ確定じゃないですか、そもそも。実際にはまだ確定じゃないけどね、でも確定と一緒じゃないですか。これが確定できんかったらどうするんですか。来年から管理者はいないんですか。そんなことないでしょう。1者でこのような決まったような状態で持ってきているんだから、その辺はもう少し、これだけ債務負担行為としてつけているんですから、しっかりとやるべきだと思いますよ。その辺はあくまでも要望として言っておきます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   一つ、今年度アレルギー対応が従来と変わったと思うんですが、特別に何かありますか、うまくいってますか。 ◎青少年育成課長   アレルギー対応につきましては、アレルギーの原材料表というのをつくりまして、より細かくアレルギー児童への対応ができるようになったと考えております。さらに、学校の先生方についても事前にそれをチェックできるということで、学校の手間も軽くなったと聞いております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   どんなものがアレルギー ――突然のこともあるかもしれないしね、十分注意してもらって来年度もやってください。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   調査表の5番、勤務条件、6番、職員の採用・育成等について、これの評価点もかなり悪いですよね。賃金なんかはちゃんと見ておられるんでしょうか。 ◎青少年育成課長   兵庫県の最低賃金に照らし合わせて実行しております。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   限りなく最低賃金に近かったということになりますか。 ◎青少年育成課長   臨時職員については、最低賃金をぎりぎりクリアしているというところでございます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   1円でも上であれば構わないということというのは余りよくないと思うんですよね。それで、こういうのを指定管理するときに、賃金はこれだけかかってるよという基準がこちらの側はあるんですか。予算を立てるとき、賃金について幾ら幾らというのはあるんでしょうか。 ◎青少年育成課長   基準としては、先ほど申し上げました兵庫県の基準のみでございまして、あとは指定管理者からの提案によるものと考えております。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   これだけは保障しようかなというこちら側の計算というのはないんですか。労務単価の計算。 ◎青少年育成課長   先ほど申し上げたとおりで、市としての基準はございません。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   やはり公的に仕事を任せるわけですから、最賃さえクリアしていればいいという考え方はぜひただしていただきたいなと。その辺も含めてのこういう評価点だと思いますので、労働条件がきちっと引き上がるように指導していただきたいと思います。
     以上です。 ◆松山かつのり 委員   アレルギーについてと施設利用について、2点、一問一答でやらせていただきたいんですけども、この審査基準でアレルギーに対する項目が二つあるんですね。要は、管理運営に関する基本方針の中の⑥とリスクマネジメントの中の⑭、アレルギーに対して審査基準の項目が二つあるということで、このアレルギーに対しては、生徒さんか保護者から、どういうアレルギーを持っているのかということを事前に様式でやりとりするというふうに聞いているんだけども、今御答弁にあったように、それをすることによって教師の負担が減ったということですけれども、これが現場に行ったときに着実に履行できるようなアレルギーに対する専門家といいますか、アレルギーに対して指導できるような栄養士であるとか、そういう方々の配置というのはあるんですか。 ◎青少年育成課長   山東自然の家には栄養士は配置しておりません。先ほど言いました看護師は配置しておりますので、そういった職員が同席の上で、入所の際にアレルギーを持つ児童に対する対応については確認を行っております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   ごめんなさい、よくわからないんですけど、看護師というのはアレルギーの判断ってできるんですか。 ◎青少年育成課長   アレルギーの判断というのは、各児童の親御さんがされるものだと思っておりますので、それは事前に書類で、これは食べられる食べられないというのを出していただいて、除去するですとか代替食を食べるとかそういうことの取り決めをしておりますので、当日の配膳ですとかそういったことに関する打ち合わせをするということでございます。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   これはもう意見要望ですが、事が起こってから──今アレルギーで亡くなる児童のことも報道されている世の中ですから、そこは万全を期すということで、看護師以上に栄養士であるとか、そういった専門の目から見たアプローチをしていただきたいというふうに思っていますので、これは要望しておきます。  次、施設利用について、ホームページを見ましたら、「施設利用等について」という書き出しがあって、ちょっと読みますと、「兵庫県条例「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」の施行に伴い、当施設所有の自転車を利用の際は、自転車損害賠償保険等の加入の有無を確認いたします」とあるんです。これはどのように確認するんでしょうか。 ◎青少年育成課長   県の条例で聞き取り確認をするようにという決まりがございますので、自転車を貸し出す際には確認をすることとしております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   その後にこう書かれているんですよ。「保険等の加入されておられない方へは加入をお勧めいたします」と。要は、加入しなければこれは利用できないということで判断していいんでしょうか。 ◎青少年育成課長   手元に資料がございませんので、後ほど回答させていただきます。 ◆松山かつのり 委員   最後、意見要望です。  例えば学校園の中で事故が起こったとき、誰もが保険を受けれるような仕組みになってますよね。やっぱりこれもそうすべきやと思うんですね。入ってる入っていないにかかわらず、この施設で自転車を利用する方、入ってなかったら利用できない、排除するというそういった物事じゃなくて、来園した児童がやっぱり安心して過ごせるようにするのが大事なことだと思います。保険に入っていようが入っていまいが自転車を利用できる、そこの園の中で起こった事故というのはしっかり保険でカバーできる、そういった仕組みというのが大事やと思いますので、検討していただきたいと思います。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、私ありますので、委員長の職を副委員長にお渡しします。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお預かりいたしました。 ○吉井竜二 委員長   1点だけなんですけど、今回の公募なんですけど、看護師が必要というのがハードルが高かったのかなと思って1者なのかなとちょっと思ってたりするんですけど、まずお聞きしたいんですが、この公募なんですけど、平成29年8月10日付でにしのみや市政ニュースに掲載して、平成29年8月9日から9月8日までホームページに掲載ということなんですけど、看護師が必要ということで、今現状で運営している一般社団法人山東自然の家というのは、8月10日より前に口頭とかで、次、看護師が必要なんですよとか、そういうことは雑談の中で話したりとかしたこととかあるんですか。 ◎青少年育成課長   公募期間以前に指定管理者に対して公募要件をお話しすることはございませんでした。ただ、現在も指定管理者は看護師を配置しておりますので、その点だけは御留意ください。  以上でございます。 ○吉井竜二 委員長   今もずっと看護師がいる状態で運営されているという認識でよかったですか。 ◎青少年育成課長   開所以来、看護師は配置を続けております。  以上でございます。 ○吉井竜二 委員長   わかりました。いいんですけど、もちろんなんですけど、この看護師がハードルが高かったのかなと思っていますので、公募の公平性とかというのはもちろん今のようにキープしたままで運営を続けていただくようにお願いいたします。  以上です。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお返しいたします。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。 ○一色風子 副委員長   議案第382号指定管理者指定の件(西宮市立山東自然の家)に関しては賛成なんですけれども、利用者の8割以上が4歳から18歳ということで、利用者アンケートが大人を対象にしていると聞いています。ぜひ利用者の声、子供たちの声もしっかり聞いていただくように要望いたします。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかに御意見ありませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第382号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第382号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○吉井竜二 委員長   次に、議案第388号工事請負契約締結の件(香櫨園小学校校舎改築工事)、議案第389号工事請負契約締結の件(香櫨園小学校校舎改築電気設備工事)、議案第390号工事請負契約締結の件(香櫨園小学校校舎改築衛生設備工事)、議案第391号工事請負契約締結の件(香櫨園小学校校舎棟改築空調設備工事)、以上4件を一括して議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎契約課係長   議案第388号香櫨園小学校校舎改築工事、議案第389号香櫨園小学校校舎改築電気設備工事、議案第390号香櫨園小学校校舎改築衛生設備工事、議案第391号香櫨園小学校校舎棟改築空調設備工事の契約状況について、一括して御説明いたします。  最初に、議案第388号香櫨園小学校校舎改築工事の契約状況について御説明いたします。  今回の工事案件につきましては、施工能力評価型の総合評価落札方式による制限つき一般競争入札で実施いたしました。  入札の経過につきましては、平成29年9月6日に入札公告を行い、同日から9月14日までの間、入札参加申請を受け付けました。  今回の入札参加条件でございますが、2者による共同企業体であることととし、共同企業体の代表者についは、西宮市競争入札参加資格者名簿または工事複数業種登録者名簿において、J1一般土木建築工事またはJ2建築工事に登録されている者で、建築一式の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が、西宮市に本店、本社を有する者にあっては1,000点以上、西宮市に支店、営業所または出張所を有し届け出のある者にあっては1,200点以上、その他の者にあっては1,500点以上であることとし、また共同企業体の構成員についは、本店、本社が西宮市内にあること、西宮市競争入札参加資格者名簿においてJ1一般土木建築工事、またはJ2建築工事に登録があり、格付等級がAであること、または工事複数業種登録者名簿において第2から第4希望登録業種がJ2建築工事で、建築一式の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が700点以上で、かつ建築一式の2年または3年の年平均完成工事高が1億5,000万円以上であることなどを条件といたしました。  その結果、議案書の61―2ページにございますとおり、二つの共同企業体、新井組・安武建設特定建設工事共同企業体、松田・伸起特定建設工事共同企業体より入札参加の申請がございました。その後、9月21日を期限として当該工事の技術資料等の提出を受け付け、提出資料をもとに技術評価点を決定いたしました。その後、9月21日に競争参加資格確認通知書を全者に発行、同月27日及び28日に電子入札による入札書を受け付けし、29日に開札を行いました。  入札結果につきましては、議案書の61―2ページのとおりでございます。  当該工事案件は、予定価格が5億円以上であることから、ダンピング受注等の防止を目的とした低入札価格調査制度を適用しており、開札の結果、新井組・安武建設特定建設工事共同企業体が調査基準価格を下回ったため、同者に対し低入札価格調査を実施いたしました。  提出された調査資料をもとに審査を行いました結果、今回の入札価格によっても契約内容に適合した履行がされないおそれがないと判断いたしました。その後、10月17日に落札者決定の通知を行い、議案書61―1ページのとおり、新井組・安武建設特定建設工事共同企業体と契約金額、税込み20億8,440万円で10月18日に仮契約を締結いたしました。落札率は88.83%でございました。  なお、今回の案件における評価項目、評価基準及び配点、いわゆる落札者決定基準につきましては、管財部長並びに技術職の部長及び課長の計7名で構成する総合評価の技術的審査に関する庁内組織である総合評価検討会議の技術審査部会において決定しております。  契約業者の経歴につきましては、議案書の61―3、61―4ページのとおりでございます。  続きまして、議案第389号香櫨園小学校校舎改築電気設備工事の契約状況について御説明いたします。  今回の工事案件につきましては、施工能力評価型の総合評価落札方式による制限つき一般競争入札で実施いたしました。  入札の経過につきましては、平成29年9月6日に入札公告を行い、同日から9月14日までの間、入札参加申請を受け付けました。  今回の入札参加条件でございますが、西宮市競争入札参加資格者名簿または工事複数業種登録者名簿において、L1電気工事に登録されている者で、電気工事の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が、西宮市に本店、本社を有する者にあっては700点以上、西宮市に支店、営業所または出張所を有し届け出のある者にあっては900点以上、その他の者にあっては1,200点以上であることなどを条件といたしました。  その結果、議案書の62―2ページにございますとおり、8者より入札参加の申請がございました。その後、9月21日を期限として当該工事の技術資料等の提出を受け付け、提出資料をもとに技術評価点を決定いたしました。その後、9月21日に競争参加資格確認通知書を全者に発行、同月27日及び28日に電子入札による入札書を受け付けし、29日に開札を行いました。  入札結果につきましては、議案書の62―2ページのとおりでございます。  開札の結果、株式会社生瀬電気工業が落札、契約金額、税込み3億1,287万6,000円で10月2日に仮契約を締結いたしました。落札率は93.21%でございました。  なお、今回の案件における評価項目、評価基準及び配点、いわゆる落札者決定基準につきましては、総合評価検討会議の技術審査部会において決定しております。  契約業者の経歴につきましては、議案書の62―3ページのとおりでございます。  続きまして、議案第390号香櫨園小学校校舎改築衛生設備工事の契約状況について御説明いたします。  今回の工事案件につきましては、制限つき一般競争入札で実施いたしました。  入札の経過につきましては、平成29年9月6日に入札公告を行い、同日から9月14日までの間、入札参加申請を受け付けました。  今回の入札参加条件でございますが、本店、本社が西宮市内にあること、西宮市競争入札参加資格者名簿または工事複数業種登録者名簿において、L3管工事に登録されている者で、管工事の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が720点以上であることなどを条件といたしました。  その結果、議案書の63―2ページにございますとおり、4者より入札参加の申請がございました。その後、9月27日及び28日に電子入札による入札書を受け付けし、29日に開札を行いました。  入札結果につきましては、議案書の63―2ページのとおりでございます。  開札の結果、1回目の入札で予定価格の範囲内での応札がなかったため、同日、同条件で再度入札を行い、2回目の入札において予定価格の範囲内で、かつ最低入札価格で応札した株式会社エイダブリューエンジニアリングを落札候補者としました。
     当該工事案件は事後審査型制限つき一般競争入札で実施したことから、落札候補者に対し、入札参加資格の審査を行いました。  その結果、株式会社エイダブリューエンジニアリングが落札、契約金額、税込み1億8,576万円で10月5日に仮契約を締結いたしました。落札率は97.28%でございました。  契約業者の経歴につきましては、議案書の63―3ページのとおりでございます。  続きまして、議案第391号香櫨園小学校校舎棟改築空調設備工事の契約状況について御説明いたします。  今回の工事案件につきましては、制限つき一般競争入札で実施いたしました。  入札の経過につきましては、平成29年10月12日に入札公告を行い、同日から10月18日までの間、入札参加申請を受け付けました。  今回の入札参加条件でございますが、本店、本社が西宮市内にあること、西宮市競争入札参加資格者名簿または工事複数業種登録者名簿において、L3管工事に登録されている者で、管工事の経営規模等評価結果通知書の総合評定値が720点以上であることなどを条件といたしました。  その結果、追1議案書の1―2ページにございますとおり、5者より入札参加の申請がございました。その後、10月20日に競争参加資格確認通知書を全者に発行、10月25日及び26日に電子入札による入札書を受け付けし、27日に開札を行いました。  入札結果につきましては、追1議案書の1―2ページのとおりでございます。  開札の結果、株式会社エイダブリューエンジニアリングが落札、契約金額、税込み2億3,997万6,000円で10月30日に仮契約を締結いたしました。落札率は93.43%でございました。  契約業者の経歴につきましては、追1議案書の1―3ページのとおりでございます。  以上でございます。  工事概要等につきましては、営繕課長より御説明いたします。 ◎営繕課長   引き続きまして、議案第388号から391号までの4件の工事概要につきまして一括して御説明差し上げます。  説明は、お手元のA4横の資料2にて行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、表紙をめくっていただきまして1ページをごらんください。付近見取図でございます。  今回の工事場所は、阪神香櫨園駅から南西に約400メートルに位置しており、西側と北側は市道、南側と東側は住宅地や老人福祉施設に面しております。  次に、2ページをお開きください。配置図と工事概要になります。  敷地面積は1万6,596.81平米です。改築する校舎棟は斜線で示している部分で、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建、建築面積3,094.60平米、延床面積9,192.40平米で、校舎各階の床面積の内訳は資料のとおりとなっております。附属建築物として駐輪場及び既存棟と接続するための渡り廊下を建築し、その他には門扉の設置、建物周りの植栽工事や舗装工事などの外構整備工事を実施する予定でございます。工事の完成時期は平成31年11月29日としております。  今回改築する校舎の基本計画につきましては、地域の代表の方で構成される改築推進委員会と意見交換を行いながら進めてまいりました。  工事の概要でございますが、敷地北側にある既存校舎を解体撤去した後に、同じ場所に斜線で示しております新校舎を建設いたします。新校舎には中庭を設け、その周りにランチルームや普通教室等を配置する計画としております。また、新校舎南西部には育成センターや子育て支援施設を併設し、用途の多機能化を図ることとしております。  それでは、議案第389号の電気設備工事につきましては、敷地の北側より動力引き込みを行いまして、新校舎へ導き、屋上に設置する受変電設備を経由して校舎内へと電源を供給いたします。建物内では幹線動力設備、電灯・コンセント設備、電話・放送設備並びに自動火災報知器を施工いたします。電灯につきましては、省エネルギーの観点から、LED照明器具を全館に採用しております。  次に、議案第390号の衛生設備についてです。  まず、給水設備につきましては、水道本管からの引き込みを敷地北側から行いまして、一旦既存図書館棟の南側にある受水槽に水をためます。その後、隣接するポンプ室内にあるポンプにより各室に給水するものとしております。  次に、衛生設備につきましては、1階から4階に児童用の男女トイレ及び多目的トイレを設置しております。その他、下水排水設備、消防設備、給食室内の厨房機器設備、給湯設備の工事を実施いたします。  次に、議案第391号の空調設備工事についてです。  主にガス式のヒートポンプエアコンを設置しており、普通教室、特別支援教室等の特別教室及び職員室等の管理諸室並びに給食室の空調に使用されます。  室内の吹き出し機については、各部屋での操作だけではなく、職員室に集中制御が可能なリモコンを設け、空調機の管理を行いやすいように計画しております。管理形態が異なる育成センターや子育て支援施設については、電気式の個別エアコンを採用しております。  それでは、次に3ページをお開きください。1階の平面計画でございます。  中庭を中心として回廊型に管理諸室を配置しております。南側に昇降口を設け、それと隣接して職員室や校長室等の管理諸室を配置することで、校内や運動場、そして正門にも目が届きやすく、児童の安全に配慮した計画としております。特別支援教室、プレイルームやランチルームは中庭に面しており、採光や風通しを確保しつつ、児童の活動の幅を広げることができる計画としております。また、給食室は、北側道路からの食材等の搬入や荷さばきを円滑に行えるよう北東部に配置しております。  子育てルームにつきましては、南西部に配置し、専用の通用門からのアクセスとすることで日常の管理を行いやすくしております。  次に、4ページをお開きください。2階の平面計画でございます。  中庭上部の吹き抜け空間を中心として回廊型に教室を配置し、採光、通風に配慮した計画としております。  普通教室は、南側に6教室、東側に4教室、北側に5教室の計15教室を設けております。また、将来的な少子化に対応するため、隣接する図書館棟や育成センターを取り込むことができるよう計画しております。育成センターにつきましては、南西部に配置し、屋外階段を設けることで専用の動線を確保することができ、日常の管理を行いやすくしております。  次に、5ページをお開きください。3階の平面計画でございます。  2階の平面計画と同様の教室等の配置としております。難聴学級については、北東部に4教室設けることで、上の階に教室がないなど静かな教育環境を確保できる計画としております。  次に、6ページをお開きください。4階の平面図です。  この階は、特別教室のフロアとしており、南側に理科室と図工室、東側にPC教室、西側に音楽室を配置しております。また、大規模災害の際に利用する食料や飲料水などを保管する備蓄倉庫を南東部に計画しております。北側からセットバックした3階の屋根には屋上緑化を施すとともに、太陽光発電パネルを設置しております。  次に、7ページをお開きください。屋根伏図です。  4階の屋根には、津波避難のための避難スペース及び空調の室外機置き場を設けるなどしております。  次に、この学校のバリアフリー化について御説明します。  まず、全てのトイレには人感センサーのついた照明や自動水洗の洗面器を設けております。また、多目的トイレについては、各階に1カ所配置しており、非常時の呼び出しを表示する設備などを設置し、安全で快適に利用できる計画としております。段差の解消については、エントランスホール付近にエレベーターを設置し、上下階の移動に配慮した計画としております。  それでは、最後に8ページをお開きください。南西側から見た外観パースとなっておりますので御参照ください。  以上で工事内容の説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○吉井竜二 委員長   説明は終わりました。  ここで休憩に入りたいと思います。  再開は1時とします。よろしくお願いします。           (午前11時50分休憩)           (午後0時58分再開) ○吉井竜二 委員長   それでは再開いたします。  本件に御質疑はありますでしょうか。 ◆福井浄 委員   香櫨園小学校の校舎改築工事の中で、議案第391号についてです。これは追送になっているんですけれども、その理由とかはありますか。全部9月6日という形になっているんですけど、これだけ10月分になってるんですよ。その追送の理由についてお伺いします。 ◎契約課係長   空調設備工事につきましては、9月に一度入札を行いまして、入札不調となってしまった関係で入札スケジュールがおくれまして追送となってしまったものでございます。 ◆福井浄 委員   では、その入札不調についての内容とか理由についてお伺いします。 ◎契約課係長   空調設備工事の不調の案件でございますけれども、入札者は6者ございました。その全者が最低制限価格未満で失格というふうになっております。入札価格につきましては、最も低いもので税抜き1億9,450万円、最も高いもので税抜き2億1,300万円でございました。なお、最低制限価格につきましては2億1,400万900円でございます。 ◆福井浄 委員   ちょっと不可解に思ったりするのは、これ全部で6者入札されたんですけれども、6者全部が最低制限価格を下回っていたということなんですね。市もちゃんと積算しているとは思うんですけれども、何で6者がこれだけ乖離があったというのはわかりますでしょうか。 ◎契約課係長   本市では、国土交通省の公共工事設計労務単価であったり、あるいは資材の実勢価格をもとに予定価格を設定しておりまして、また最低制限価格につきましては、価格設定の客観性、透明性を確保するため、国土交通省の中央公共工事契約制度運用連絡協議会モデルの算定式を用いて設定をしております。そのため、予定価格、最低制限価格については適切に設定できているというふうに考えておりまして、個々の入札価格につきましては細かい調査というのはできておりません。 ◆福井浄 委員   それでは、次、10月に再入札を行ったということですけれども、これは前回との条件の違いとかはあるんでしょうか。 ◎契約課係長   9月の入札不調の段階と10月の入札公告の段階で条件は変えておりません。 ◆福井浄 委員   そうすると、6者の入札をするときに、各者が積算している価格が低かったということで1回目の入札はなくなったということなんですけども、先ほど一番最初のところで申し上げていた香櫨園小学校の校舎改築工事の中で、JV2者のところが最低価格を下回っていたけれども、再度調査して人件費等々について条件的にも大丈夫だということを勘案して入札をしたというふうに伺っていたんです。  今回、6者が積算した最低制限価格より低い価格で出していたということは、恐らく6者が全部間違っているとは思えないんですよ。ですから、そういうところの調査というんですかね、価格がそれが妥当であるんやったら、なぜもう一度同じような高い価格でやったのか、ちょっと懸念されるところがあるので、そういう調査をなぜされなかったのか――調査されたんでしょうか。最低制限価格より下の入札価格だったのを、これはその価格でこの工事ができるんだということをJVのほうでは調査されていたということなんですから、こちらのほうについては調査されていたのかどうなのかということです。 ◎契約課係長   本市におきましては、低入札価格調査制度を導入しておるんですけれども、予定価格5億円以上の案件についてのみ低入札価格調査の実施をしております。空調設備工事につきましては5億円未満ということでしたので、低入札価格調査は実施しておりません。 ◆福井浄 委員   ただ、6者が全部低いというのは、ちょっとそちらのほうが妥当なのかなというのを考えてきていて、市のほうもきちんと積算しているんでしょうけども、その価格でいったとなると、その辺は見直しがあってもいいのかなと思うんですよ。その後、この件で入札されてますけども、そのときそれぞれの会社が再度積算されたと思うんですけども、それは当然前と後とは違う形になっていると思うんですが、それはどういうところが違ってましたか。 ◎契約課係長   1回目と2回目では、設計内容、入札条件ともに変えておりませんので、そこに差はなかったのかなというふうに考えております。 ◆福井浄 委員   ということは、単純に、どこかわからないけども、各者が入札価格を上に増したということですよね。こういう積算等、逆の場合もあると思うんですよ。高かったりとかするのもあるし、6者全体が低い価格で出してたというのも、少し調査して調べるところがあると思います。こういう形でされると、入札価格自体が全部が不調になりますから、そうすると次にどうするんやという話がまた出てきますよね。この市の積算が、言ったら市内業者が全部それをやらなかったら、そしたら価格を上げざるを得ないという場合も出てくるかもしれません。そうすると、積算自体が妥当性ができないと思いますので、この辺はもっと精査していただくようによろしくお願いします。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   関連質問でいいですかね。先ほどの福井委員の御質問の中で、調査を行わなかった金額が5億円未満だったからだと。この5億円未満というので、調査しないするというのはどのルールに沿って行われているんですか。 ◎契約課係長   入札価格調査につきましては、本市の要綱に基づいて実施をしておりまして、実は平成26年度までは予定価格1億円以上の案件について実施をしておりました。平成27年度以降からは、兵庫県の取り扱いと同様に5億円以上の案件を対象ということで変更しております。 ◆はまぐち仁士 委員   つまり、それは市のルールだということで理解していいですか。 ◎契約課係長   おっしゃるとおりでございます。 ◆はまぐち仁士 委員   1億円から5億円に上げた理由は、県に合わせたという理由だけですか。 ◎契約課係長   1億円程度の比較的規模の小さい工事におきましては、業者の企業努力でコストを削減できる余地というのが非常に少ないということがありまして、逆に5億円以上というような規模の大きい工事におきましては、コスト削減の余地が非常に大きくなるということで、予定価格5億円以上の案件を入札価格調査の対象としました。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   その結論に至った理由というのは、やはり調査結果を踏まえた上でという判断でいいですか。 ◎契約課係長   そのとおりでございます。 ◆はまぐち仁士 委員 
     わかりました。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   育成センターについてとオープンスペースについて、避難について、3点を一問一答で簡単にさせていただきます。  育成センターでは、障害のある児童に対して1階を使っていただくというふうに聞いておるんですけれども、ここでは2階、3階に育成センターが設置されるんですけれども、障害のある児童はどうされるんでしょうか。 ◎育成センター課長   1階の育成センターは、第2育成センターをグラウンドの端に設置しておりまして、こちらは平屋ですので、ハンディキャップを持った児童につきましては、第2育成センターでの受け入れを考えております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   わかりました。これに対しては以上です。  次、オープンスペースに関して、これはどういう使い方、目的でつくったのか、まずそれをお聞かせください。 ◎学校施設計画課長   オープンスペースに関しましては、通常、普通学級を使いながら、廊下を取り込んだような形で使うようなオープンスペースというのを、最近の改築校では大体1学年に一つぐらいのフリースペースを設けるような形で整備を行っております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   その使用目的は、どういった使用を想定してつくられたのか。 ◎学校施設計画課長   多様な学習形態に対応できるようにというところで、文科省の整備指針にこういうことが書いてあるんですけれども、実際には2学年一緒に活動するような場合にこういうオープンスペースを使ったりとかいうようなことを、学校ごとに特色はあると思うんですけれども、そういう活動をしているというふうに聞いております。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   なぜこれを出したかといいますと、オープンスペースというのは、音の反響が大きいんですね。難聴児にとってそれが非常に困るといったお声もありまして、それに対して可動式であるとか間仕切りをできるとかなっているんですが、その間仕切りをする取り決めとかはあるんですか。 ◎学校施設計画課長   オープンスペース自体は、これはスペースになっていますので、特に間仕切りというのはございません。  難聴学級に関しましては、先ほどの説明もありましたが、天井から音が聞こえてこないように、そういう支障がないようにということで、3階の北西部分に設置をされています。当然難聴学級のことも十分配慮しながら、香櫨園小学校ではオープンスペース3というところや6というところを恐らくは使用していくことになると思います。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   先ほど可動式間仕切りはないというふうに答弁いただいたと思うんですけれども、パブリックコメントの考え方としては、改築校におけるオープンスペースは可動間仕切りを採用しと書いているんです。通常は間仕切りを閉め、必要においてオープンスペースとして使用が可能となりますとしているんですね。ちょっと矛盾するんじゃないかと思うんですけど。 ◎学校施設計画課長   ごめんなさい、ちょっと説明が不足しておりました。  普通教室の扉については可動間仕切りで、要するにあけ閉めができるような状況で、普通教室とオープンスペースを一体的に使う場合については開いて使えるような、完全にクローズにする場合については、教室をきちっと閉めることができるようなということで可動間仕切りを設置しているという意味合いでございます。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   ということは、僕がイメージしましたのは、各オープンスペースに一つの個体として、個室として間仕切りをする、パーテーションをするというそんなイメージをしてたんですが、それではないということですね。 ◎学校施設計画課長   オープンスペース3とか、2階で言いますとオープンスペース1についてはそういう間仕切りはございません。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   これはこの程度にしますけど、どこかな、ちょっと忘れましたけど、難聴児の方がいらっしゃるということですので、難聴児の人の授業の妨げにならない活用方法をしっかりと今のうちに決めておかないと、トラブルの原因となるのではないかと思いますので、その辺はまたしっかり検討をよろしくお願いします。  次、最後、避難についてですけれども、回廊式になっていますので避難経路を決めておかないと非常に問題かなと思っていまして、回廊式は今非常に多いんですけども、例えば通常の建物であると、避難のランプとかがついているんですけど、学校はどうでしたか。その辺をまずお聞かせください。ここに避難してくださいとなった場合、逃げるような非常灯みたいなものがあるんですけども、避難灯かな、あの辺の整備とかはどうなっているんでしょうか。 ◎学校教育部長   香櫨園小学校の計画から少し離れた一般的な話になりますが、各学校におきまして、火災想定、津波想定等でどのような避難経路をとるかということを想定して年度当初に決めて、子供たち、職員に周知しております。火災想定の場合は運動場にいかに安全に素早く移動できるか、津波想定の場合は建物の上の階にいかに安全に早く避難できるかということで考えております。 ◆松山かつのり 委員   これもパブリックコメントで、児童の避難動線を複数確保する計画にしますと言っていますけど、具体的にどのような計画があるんですか。 ◎営繕課長   平面図を見ていただきたいんですが、例えば2階の平面図、中庭のところに階段が3カ所あるかと思うんですけど、それぞれ、西側にエレベーターのすぐ横に階段が一つ、それと東側の普通教室の前に階段が二つございますので、その階段を使って避難経路が確保できるような計画としております。  例えば、北側の普通教室1の(4)で火災が起きた場合は、普通教室1の(3)の子は西側の階段を使いますし、普通教室1の(5)の児童は東側の階段を通れるような形で、避難経路の確保をしたような計画になっております。  先ほどの質疑の中で、避難の非常灯とかはないのかという御質問があったかと思うんですが、学校に関しましては、法律的にもそういった設置の義務はございませんので、この学校にもそういった施設は設置しておりません。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   僕、初めて学校にはないということを知りました。これは非常に大事なことだと思いますので、特にこのつくりを見ますと、教室が東側に固まっているので、どこのクラスはどこの階段を使って、どこのクラスはどこの階段を使うというその辺はしっかりイメージするといいますか、徹底しておかないと、東側の階段に固まる可能性も非常に考えられますので、その辺は避難に対する規定がないからつけないということじゃなくて、動線をどう導いていくかという表示というのは非常に大事やと思いますので、その辺はまた検討していただきたいと思います。  以上です。 ◆岩下彰 委員   4点で、確認と質問です。トイレのこと、渡り廊下、難聴学級、今の津波のこと、四つ。  トイレのところで先ほど営繕課長の説明で、自洗とおっしゃったような気がするんですが、自洗トイレでしたか、自動トイレだったか何か……(「自動水洗」と呼ぶ者あり)、自動水洗、自洗だと思うんだけど、それをおっしゃった。それは全てのトイレですか。女子も男子も、それから職員も全部そういう自動水洗ですか。 ◎設備課長   トイレに関しましては、児童用と職員用が大きく分かれておりまして、洗面器に関しては自動水洗で考えております。あと、1階の多目的トイレにウォシュレットを整備していく計画でおります。自動水洗に関しましては、洗面台と考えているということです。  以上です。 ◆岩下彰 委員   ジドウ水洗のジドウは、子供の児童ですか。 ◎設備課長   ジドウというのは、手を出して自動に水が出ることを自動水洗という形でお話しさせていただいている状況でありまして、自動手洗いですね。 ◆岩下彰 委員   もうちょっとわかりにくいんで、ウォシュレットでないかだけ言うてください。それで大体わかるんで。 ◎設備課長   ウォシュレットに関しましては、職員用の大便器にのみ整備しております。ウォシュレットに関しては、手を洗うところではありません。 ◆岩下彰 委員   子供たちのトイレはどういうトイレなんですか。 ◎設備課長   子供のトイレに関しましては、洗面器の手洗い部分だけを、水が出る部分を自動水洗という形で、手を洗う部分を自動水洗化していくという形で考えております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   これをするところだけは自動的に出るということですか。私はそれを言ってるんじゃなくて、トイレそのものはどうなんかということで、水洗は水洗だけど、子供たちのはウォシュレットじゃないということですか。 ◎設備課長   委員のおっしゃるとおり、子供のトイレに関しては自動ではありません。  以上です。 ◆岩下彰 委員   学校のトイレにしても、一番新しい小学校をつくるのに、今の世間で言ったら家庭もほとんどウォシュレットじゃないかと思うんですね。それが学校に来たら、和式はもちろん論外ですけれども、ウォシュレットじゃないということはやっぱり戸惑いというのは一緒じゃないかなと思うので、この際思い切って全部ウォシュレットにして、先進的な例にするような気概はありませんか。 ◎学校施設計画課長   委員おっしゃるとおり、トイレにしてもそうですし、空調やエレベーターもそうですし、教育環境の改善をしないといけない項目というのはやはり多々あると思います。改築はもちろん新しくなりますが、今後施設の長寿命化というところで長く学校を使っていかないといけないという中で、どの程度の教育環境を目指していくかということは考えていかなければならないという考えではあると思います。限られた予算の中でどの点をどういうふうにしていくかということを今後は考えていかないといけないと思っております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   エレベーターとか空調は当たり前やと思ってるので質問も意見も言うつもりは全くないんですが、トイレについては、やっぱり快適なトイレというのは生活の中では大事なことですよ。教育委員会のトイレはどんなトイレか知りませんけども、ウォシュレットですか。そうじゃないような顔をしてはるから多分そうじゃないんだろうけれども、やっぱり快適なトイレというのは大事ですよ。重要な要素やと思いますよ、毎日のことですからね。だから、その辺は思い切ったことをしてほしいなということを、せっかく新しい学校を建てるんでね、まだ今からつくるんだったら、例えば1カ所について男子一つ、女子一つはウォシュレットだというような感じで、そのぐらいのことはやってもいいんじゃないですかね。そんなにお金かかりますか、何億も何十億もトイレにかかりますか。かからないでしょう。一度また考えてくださいね。その点はそれでいいです。  渡り廊下です。  この校舎から体育館まではかなり、運動場の幅ぐらいずっと歩いていかないといかんので――渡り廊下の絵を見せてもらいました。こういう学校は幾つかあると思うんですが、一番の課題は、雨と風をよけるようなつくり方になってないんですよ。ここはどうでしたか。確認だけさせてください。 ◎学校施設計画課長   委員御指摘のとおり、体育館までの渡り廊下につきましては、これは壁がない状態でございます。雨風を遮る壁が今はございません。ですので、今回の改築に伴って雨風を防げる壁の設置というのを考えております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   台風が来れば何を用意しとっても役に立たないんだけれども、少々の雨とか風だったらやっぱりよけるような形でこの長い間を通れるようにしてあげてほしいと思いますので、今の方法でいいと思います。  新しいところはこれでいいんだけれども、そうでないところは、今は既存の校舎でそうでないところというのは幾つかあるんじゃないかなと思うんです。学校現場のほうからは多分その要望というのはあると思うんですよ。そういうようなところもきちっと対応を、香櫨園小と差がつかないようにぜひ検討していただきたいということだけ申し上げておきます。それはそれでいいです。  次に、難聴学級のことで、先ほど松山委員の話がありましたけれども、私はそうじゃなくて、四つほどスペースがあったんですかね。教室の固まりが四つほどでしたかね。 ◎学校施設計画課長   今おっしゃっているのは、3階平面図に難聴の特別支援学級が二つと通級学級が二つのことだと思います。  以上です。 ◆岩下彰 委員   私が言いたいのは、難聴学級は香櫨園だけでしたか。 ◎学校施設計画課長   香櫨園だけではなかったと思います。今ちょっと手持ちがございませんので、申しわけございません。 ◆岩下彰 委員   自分の例ばかり言って申しわけないんですけども、私のいた学校にはあったんです。香櫨園にもあって、二十数年前までは2校あったんですが、今もそういう状態ですか。どなたかわかりますか。
    ◎学校教育部長   詳しい資料が手元にございませんので学校名まで挙げることはできませんが、市内に三つ、四つあったかと思っています。 ◆岩下彰 委員   そうやってだんだんふやしていただくのは大変いいなと思いますし、そうすべきだと思っています。というのは、難聴の子供たちが自分の住んでいる学校に学級がないがためにそこの学級のあるところへ行かないとあかんということで、バスに乗っていったり、親御さんが送っていったり、保護者の方が送っていったりとか多分しているんじゃないかなと思うんです。今はどうか知りませんよ。私のいたところは、私の住んでいた段上校区の子が瓦木小学校に来ていました。だから、かなりバスに乗ってきたり、電車に乗ってきたり、おうちの方が運んできたりして、それは6年間毎日のことですからね。中学校はどこに行ったかは覚えてないんですが、中学校は難聴学級はありましたかね。大社のほうにあったかな、今はどうでしたか。 ◎学校教育部長   たしか浜脇中学校にあると思います。 ◆岩下彰 委員   ということで、1カ所だけではなく、だんだんふやしていって、それにかかわる先生もふやしていっていただくということをこれに関連して質問させてもらいました。それで結構です。  最後は、津波と避難ですけども、この地域は浸水の予想は何メーターでしたか。わかりますか。 ◎営繕課長   たしか1メートルだったと思います。1メートルです。 ◆岩下彰 委員   ということは、運動場とか1階がつかる形ですか。 ◎営繕課長   はい。そのとおりです。 ◆岩下彰 委員   それを防ぐような施設はないわけやね。浸入を防ぐような施設は。 ◎営繕課長   津波をここで防ぐような施設は、今のところ計画しておりません。 ◆岩下彰 委員   例えばフェンスで、金網で全面的にするのか、多少積み上げた上にフェンス、金網でするのかであっても、これだけであっても違うと思うんですね。台が例えば50センチぐらいまではコンクリートできちっとつくって、その上に金網のフェンスをつくる、それでも随分違うけど、そういうこともしないということで、もう筒抜けですか。 ◎営繕課長   フェンス等につきましては、全てがコンクリートでつくっているフェンスもございますし、全てをフェンスでつくっているものもございます。グラウンドに面しているところはそういった立ち上がりがなくて、地盤からずっと金網みたいなフェンスを設置しておりますし、正門の前ではそういったものではなくて、コンクリートの壁でつくっているというものもございます。 ◆岩下彰 委員   できる限り1メートル浸水するものが時間がかかるとかそういう形で、直にグラウンドやら校舎に当たらないようなことを考えておかないといかんのではないかなと。海に近いですからね、防ぐことはできないので、津波1メーターというたら相当の力があると思うので、少しでも和らげるような形の設置をしたら2階に逃げる時間も稼げるわけなので、ぜひその辺は、今からつくるところですから、検討する余地があればしていただきたいなと思います。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   2点お聞きしたいと思います。誘導灯のことと入札のことですけど、誘導灯は設置義務がないという話は僕も初めて聞いたんですけど、理由は何なんでしょうか。 ◎設備課長   設置義務は、一応消防法により、今回、学校の用途という部分で学校という扱いをしておりまして、避難誘導灯の設置義務がないというふうに判断しております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   だから、その理由はなぜか。 ◎設備課長   法的には、設置が義務づけされていないという部分で設置していない状況です。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   なぜ法的に設置義務がないのかというその理由の説明というのはできないですか。今できなければ、また聞くべきところに聞いて教えてください。やっぱりあるべきだと思うんですけどね、よろしくお願いします。 ◎設備課長   今言われている内容に関しましては、確認後また御連絡したいと思います。 ◆庄本けんじ 委員   よろしくお願いします。  次、入札の件で、先ほどの質問への答弁で、6者入札があったけど全部失格だと。その1回目失格になった人のところが次また入札可能なんですか。 ◎契約課係長   全く別の案件ということで発注をしますので、同じ業者が入札することは十分可能です。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   じゃ、失格になったところは、なぜ失格になったかというのはわかるんですか。 ◎契約課係長   1回目の入札で不調になった際に、入札参加者には、全者失格により不調になりましたという通知を送っております。通常、失格というのは最低制限価格未満のことを申しますので、参加した業者というのは、自分が失格になったということはもちろんわかっていると思います。 ◆庄本けんじ 委員   わかりました。  以上です。 ◆岩下彰 委員   関連で、避難経路に関係して、西宮浜小ができたときに、その学校へ行くたびに言われるのが、図工室か美術室か何かの逃げ道がないということを盛んに言われたんです。給食室の上か横か何かを通らないかんので、端っこはちょうど壁になってしもうているので、そこに出入り口がなくて、どこに行ったらいいんやということをいつも言われて、何とかならんのか、何とかならんのかと言われて今日に至っているんですが、ここは先ほどの話では、経路としてここを絶対通らなあかんようなところに例えば給食室の火元の一番考えられるようなところがあるとか、そういうことはないですか。その辺は検討されていますか。大丈夫ですか。 ◎営繕課長   1階平面図を見ていただきまして、給食室の位置が校舎の東側になっております。受け渡し場を挟んで階段があるかと思いますが、この階段を利用される児童につきましては、図面でいいますと、そのまま下に職員室のほうに行っていただきまして、昇降口のほうに行っていただく避難経路と、それとその階段から出ていただきまして、北側――図面でいうと上側になるんですけど、上側に出ると、パン・米飯保管庫の横に扉がございますので、そちらのほうに逃げれば、仮に給食室から火が出たとしても児童は安全に避難できるというふうに考えております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   どこの火元を想定しても、子供たちは危ない目に遭わずにきちんと逃げることができますと。それは実際起こってみないとわからないことだけど、想定としては絶対大丈夫だという想定をぜひしていただいて、そういうところを避難経路にしていただきたいということを申し上げておきます。  以上です。 ○一色風子 副委員長   育成センターと子育てルーム、あと契約、入札について、3点質問したいと思います。  まず、育成センターなんですけれども、新しく校舎のほうにできる育成センターは、新制度基準で合ってますか。 ◎育成センター課長   新しくできる育成センターにつきましては、国の子育て新制度基準にのっとった形で運用を行います。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   その後、新しくできたものに関しては弾力運用はされるのでしょうか。 ◎育成センター課長   新しくできた場合には新制度基準に合致させますので、弾力運用につきましては、既存育成センターにつきましても行わないです。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   わかりました。  では、次、子育てルームなんですけれども、この子育てルームについてはいつからの開設になりますか。 ◎子育て総合センター所長   31年9月に校舎の改築予定と聞いておりますので、そのころに合わせて改築の予定を今考えております。  以上です。 ○一色風子 副委員長   31年9月から開設ということで、運営のほうはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎子育て総合センター所長   運営につきましては、公募するかどうかも踏まえまして、地域の子育ての関係者とも協議を重ねまして、公募かどうかについても検討をこれからしていきたいと考えております。 ○一色風子 副委員長   高木北小学校が開校時に今回の香櫨園小学校のように子育てルームと育成センターを同時に二つ指定管理でされていると思います。それで、香櫨園の育成センターは今再指定になっていて、平成34年3月末までは今の団体のほうが指定をされるということで、今後再々指定になるのか公募になるのかわからないんですけれども、次回の指定の際には、高木北小学校のように、同じように子育てルームと育成センターを一緒に指定管理していくのか、それとも別々にしていくのかということを考えないといけないのかなと思っているんですけれども、まず今、高木北小学校でされている育成センターと子育てルームは一緒の運営でやられている、そのことに関して課題検証なんかはされていますでしょうか。 ◎子育て総合センター所長   高木北小学校のことでありますけれども、設計当初から、トイレが共通で使えて、育成センターと子育て支援施設を同じ事業者に指定管理するということで進んでおりました。当初はいろいろ施設対処の違いとかもありましたけれども、今は順調に運営しておりまして、一緒にしたおかげで、将来学校に行く子供が小学生の児童を見る機会ができるとか、そういう効果があったと考えております。  以上です。 ○一色風子 副委員長   ありがとうございます。  次に、契約、入札についてなんですが、先ほど皆さんの話を聞いていて私も確認しておきたいことがあるんですけれども、先ほどの答弁で、失格しても新たな応募になるので失格したところも応募していくことができる、入札をかけることができるとしていましたけれども、その前の話の中で、設計内容に関しては条件は変更していない、再入札のときと当初との差がないとおっしゃっていたんですけれども、その辺の違いというのがよくわからないのですが、説明いただけますでしょうか。 ◎契約課係長   1回目の入札と2回目の入札で設計内容であったり入札条件というのは変えておりません。ですので、入札参加資格についても同じですので、当然同じ業者さんが参加できるということになります。 ○一色風子 副委員長   では、失格となってもという部分は余り関係ないということですか。 ◎契約課係長   失格になった業者というのは、1回目の入札で最低制限価格を割って失格になっています。その案件については入札不調になるので一旦流れてしまいます。改めて2回目に違う案件として同内容で売り出すことになりますので、もう一度改めて入札参加は可能です。 ○一色風子 副委員長   何となくわかったんですけれども、そうなるとどれぐらいの金額で入札されるのかというのは、1回入札をかけると、2回目で大体わかってくるということになりませんか。 ◎契約課係長   1回目の通知の際に全者失格という通知を送っておりますので、自分のところの入札金額よりも上でないといけないということはわかります。ただ、不調になった案件については、予定価格、最低制限価格は公表しませんので、どれぐらい上にあるかということについては業者側としてはわからないということになります。
    ○一色風子 副委員長   わかりました。ありがとうございます。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  各件に御意見はありませんか。 ◆庄本けんじ 委員   入札の件でちょっと意見を言うておきたいんですが、今おっしゃったように、1回目不調になった、全部失格と。成立した、落札したようなところがあれば、それぞれ入札結果表というのが出されていて、どこどこの企業が失格ということもわかるんですよね。だから、同じように、やっぱり関連していますので、こういう経過で1回目は不調になりましたという一覧表もセットで出されるように検討していただきたいなと。意見です。賛成はしますが、意見として言わせていただきます。 ◆福井浄 委員   維新プラスとしては賛成させていただきますけれども、少し意見を述べさせていただきます。  今、庄本委員がおっしゃったとおり関連してですけれども、この表面的に出したものだけでは判断できなくて、追送の理由を聞いたら、今回そういう経緯があったということがわかったので、当然ながら同じ案件ということでありますから、その条件がわかるようなところをまず出していただきたいということと、先ほど庄本委員がおっしゃっていた失格すると次の入札はできないというような条件等もあると思うんですが、なぜ失格したら次の同じ入札には参加できないかというやっぱり理由があると思うんですよ。そこの理由があるから失格できないということがあるので、でしたら同じ条件で別の案件ですよと言ってまた同じ業者が入るというのは、何かそこにすごく違和感があります。ですから、そういうところもきっちり説明もしていただいて、変えるところは変えていただくということをしていただいて、このような最低価格を下回った業者が全ての場合に、そのときに入札価格が低いというのであれば、ちゃんと調査をして条件が大丈夫であったら、実際に合わせて市のほうも入札価格を下げるような形のものも考えていただきたいと思います。  以上、要望でございます。よろしくお願いします。 ◆はまぐち仁士 委員   会派・ぜんしんも賛成の立場ではありますけど、意見だけ。  先ほど質疑させてもらいましたけど、要は最低価格そのものが本当に合理的なのかなという疑問はあるんです。国が一定定めたルールなので、それに沿ってやる分にはいたし方がないのかなと思うのですが、一方で、先ほども言いましたけど、JVの調査を入れたら、実際のところは価格以下だったけれども、基本的には十分できるという実態は現にあったわけですね。ただ、5億円未満の調査は入らないということから、これは全部不調、再入札という結果になってしまったと。ここについてはいろんな地域性もありますし、当然ながら、これでもし仮に――回答では効果が低いから5億円にしたんだという答弁だったんですけれども、もうちょっと調査していただきたいなと思います。ここら辺はしっかり検証した上で、本当に先ほどのJVのような同類がこういった事例にも適合できるのであれば、安いコストで安心を担保できるような施設ができてくるわけですから、これは市民にとって有益な話になってくると思うので、これはぜひとも調査していただきたいと思います。  以上です。 ○一色風子 副委員長   入札の件に関しては、皆さんおっしゃっているとおり、もう少しわかりやすいものでしっかりやっていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いします。  育成センターと子育てルームに関しては、子育てルーム開設時に高木北小学校のような件もあったので、運営団体を公募する際には、開設してから3年後にもしかすると育成センターと一緒に運営するようになるようなこともありますよということもきちんとお伝えして運営事業者を選定するような方法をきちんととっていただきたいなと思います。  この件に関しては私も賛成しますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  採決は4回に分けて行います。  まず、議案第388号の採決を行います。  議案第388号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第388号は承認することに決まりました。  続いて、議案第389号の採決を行います。  議案第389号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第389号は承認することに決まりました。  次に、議案第390号の採決を行います。  議案第390号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第390号は承認することに決まりました。  次に、議案第391号の採決を行います。  議案第391号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第391号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○吉井竜二 委員長   ここで当局に一言申し上げます。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。  まず、議案第375号指定管理者指定の件(西宮市立鳴尾東留守家庭児童育成センターほか1施設)、議案第376号指定管理者指定の件(西宮市立上甲子園留守家庭児童育成センター)、議案第377号指定管理者指定の件(西宮市立名塩留守家庭児童育成センターほか1施設)、議案第378号指定管理者指定の件(西宮市立南甲子園留守家庭児童育成センターほか3施設)、議案第379号指定管理者指定の件(西宮市立深津留守家庭児童育成センターほか4施設)、議案第380号指定管理者指定の件(西宮市立母子・父子福祉センター)、議案第381号指定管理者指定の件(西宮市立塩瀬児童センターほか1施設)、以上7件を一括して議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎育成センター課長   議案第375号から第379号、留守家庭児童育成センターの指定管理者の指定の件につきましてまとめて御説明いたします。  議案書のほうは48―1ページから52―2ページまででございます。  それでは、お配りしております議案資料の1ページをごらんください。  現在、本市では小学校ごとに41施設の留守家庭児童育成センターを設置しております。本市の留守家庭児童育成センターにつきましては、平成18年度より公の施設として指定管理者制度を導入しており、また翌平成19年度から指定管理者の公募制を導入し、これまで31施設で公募を行ってまいりました。残る10施設につきましては非公募で指定管理者を指定しておりますが、平成29年度末をもって指定期間が満了になることから、新たに指定管理者を指定する必要がございます。10施設のうち5施設につきましては公募により指定管理者を指定し、残りの5施設については非公募により指定することといたします。  1番、指定管理対象施設及び指定期間についてですが、本年度公募により指定候補者を選定した施設は(1)の表のとおりで、上甲子園・南甲子園・神原・上ケ原・東山台留守家庭児童育成センターの5施設でございます。なお、指定期間は4年としております。  2ページをお開きください。  (2)は、公募によらず指定管理者を指定する施設です。  一番上の欄は、来年度公募予定の5施設で、指定期間は1年です。以下の欄は、平成25年度に公募により選定し、現在の指定管理者を指定期間6年として再指定する4施設でございます。  以下、2番は指定管理者が行う業務を記載しております。  また、3番は、公募及び選定経緯でございます。(1)から(6)には、公募の申請受付期間や選定委員会の開催日程などを、3ページに移りまして、(7)には公募事業者を記載しております。本年度は4団体から申請がございました。  その下、4番をごらんください。指定候補者の選定方法等について記載しております。  (1)選定方法は、西宮市公の施設に係る指定候補者の指定手続等に関する条例に基づき、学識経験者4名で構成いたします西宮市児童福祉施設等指定候補者選定委員会に諮問し、団体の概要、財務状況、管理運営事業基本方針、当該施設管理運営事業実施計画、資金収支計画などについて選考審査が行われました。  公募施設につきましては、各選定委員が審査項目ごとに採点を行い、合計点が一番高い申請者を指定候補者といたしました。また、公募施設のうち申請者が1団体のみでありました東山台留守家庭児童育成センターと非公募の施設につきましても、公募施設同様、各選定委員が審査項目ごとに評価を行い、その評価点を踏まえて指定候補者としての妥当性を総合的に審査いたしました。  (2)選定基準及び評価基準ですが、選定基準は記載のとおりでございます。  評価項目及び評価基準につきましては、別紙1――恐れ入ります、7ページから11ページをごらんください。また、ヒアリングの審査項目及び質問要旨は12ページに記載しております。  恐れ入ります、ページを戻っていただきまして、4ページをお開きください。  (4)は、選定委員会の答申の一部でございます。  5番をごらんください。5番は、指定候補者及び指定期間を記載しております。選定委員会の答申を受け、指定候補者を選定いたしました。  議案第376号、公募施設の上甲子園留守家庭児童育成センターにつきましては、企業組合労協センター事業団を指定候補者として選定いたしました。  議案第378号、公募施設の南甲子園・神原・上ケ原・東山台留守家庭児童育成センターにつきましては、社会福祉法人西宮市社会福祉協議会を指定候補者として選定いたしました。  5ページに移りまして、議案第379号、非公募施設の深津留守家庭児童育成センターほか4施設につきましては、社会福祉法人西宮市社会福祉協議会を指定候補者としております。  また、非公募・再指定施設の議案第375号、鳴尾東及び甲子園浜留守家庭児童育成センターにつきましては、企業組合労協センター事業団を指定候補者としております。  議案第377号、同じく非公募・再指定施設の名塩及び甲東留守家庭児童育成センターにつきましては、社会福祉法人西宮市社会福祉協議会を指定候補者としております。  以上の指定候補者を留守家庭児童育成センターの指定管理者として指定することにつきまして御提案させていただきます。  なお、4ページ一番上(3)の評価結果につきましては、13ページ、別紙2のとおりとなっております。  また、各申請者からの提案書の概要を参考資料1として、さらにこれまでの指定管理者公募施設一覧表を参考資料2としてそれぞれ添付しております。  加えまして、再指定に係る評価シートを参考資料3として添付しております。  資料が多くて大変申しわけございません。議案第375号から379号の説明は以上でございます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ◎子供家庭支援課長   続きまして、議案第380号、西宮市立母子・父子福祉センターの指定管理者指定の件につきまして御説明いたします。  議案書は53―1ページから53―2ページまででございます。  お配りしております議案資料の1ページをごらんください。  母子・父子福祉センターとは、ひとり親家庭を支援するという施設で、場所は、総合福祉センター向かいにあります福祉会館の3階となります。  現在の指定管理者は、平成24年度に公募で選定され、平成25年度から平成29年度の5年間、社会福祉法人西宮市社会福祉協議会が運営しております。  母子・父子福祉センターが入っている福祉会館は、平成31年度中の解体が予定されております。  以上のことから、現在の指定管理者による運営を継続することとし、指定管理者の選定を非公募といたします。  指定期間は2年間といたしますが、工期については現時点での予定であることから、延びる可能性もあることより、母子・父子福祉センターの機能が総合福祉センターに移転した時点で指定期間は終了するものといたします。  1番、指定管理者対象施設及び指定期間についてですが、表のとおりで、母子・父子福祉センターで、指定期間は2年です。  2番は、指定管理者が行う業務を記載しております。
     また、3番は、選定経緯でございます。(1)から(3)には、申請受付期間や選定委員会の開催日程などを記載しております。  それでは、2ページをお開きください。  4番の指定候補者の選定方法等をごらんください。  (1)選定方法について記載しております。選定方法は、留守家庭児童育成センターの選定と同様です。  (2)選定基準及び評価基準ですが、選定基準は記載のとおりです。  評価項目及び評価基準につきましては、別紙1――5ページから9ページをごらんください。  それでは、ページを戻っていただき、2ページをお開きください。  (3)の評価結果につきましては、11ページ、別紙2のとおりとなっております。  再度ページを戻っていただきまして、2ページをお開きください。  (4)は、選定委員会の答申の一部でございます。  3ページをごらんください。  5番は、指定候補者及び指定期間を記載しております。社会福祉法人西宮市社会福祉協議会を指定候補者としております。  以上の指定候補者を母子・父子福祉センターの指定管理者として指定することにつきまして御提案させていただきます。  また、申請者からの提案書の概要を参考資料1として添付しております。  議案第380号の説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ◎子育て総合センター所長   続きまして、議案第381号、西宮市立塩瀬児童センターほか1施設の指定管理者指定の件について御説明いたします。  議案書は54―1から54―2までです。  議案資料の1ページをごらんください。  塩瀬児童センター、山口児童センターを非公募で選定いたしました。指定期間は平成30年4月1日から2年間です。  3をごらんください。  平成29年2月に、「西宮市立児童館・児童センターの今後の方向性について」をまとめました。そこで、今後は地域における課題やニーズを踏まえ、児童館の運営形態について検討を進め、実施時期については、各地域の実情に合わせて検討していくとしております。検討期間といたしまして、今回の指定候補者は非公募とし、塩瀬・山口児童センター運営のあり方についても、今後の2年間で整理検討し、平成32年度以降については公募などの手法も含めて事業者の選定を行います。  2ページをごらんください。  4の選定過程、5の(1)選定方法につきましては、留守家庭児童育成センターと同様です。  (2)の選定基準につきましては、記載のとおりでございます。  評価項目及び評価基準につきましては、別紙1として5ページから7ページに記載しております。  評価結果につきましては、別紙2として9ページをごらんください。  各委員の総合評価として妥当であるとの審査結果により、社会福祉法人西宮市社会福祉事業団が指定候補者として妥当であるとの答申をいただきました。この候補者を指定管理者として指定することを提案させていただきます。  また、申請者からの提案書の概要を参考資料として添付しております。  議案381号の説明は以上でございます。よろしく御審議お願いいたします。 ○吉井竜二 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  各件に御質疑はありませんか。 ◆松山かつのり 委員   議案381号についてちょっとお伺いしたいことがあります。塩瀬児童センターと山口児童センターのことで1点だけ、一問一答でお願いします。  平成28年の避難訓練の状況を見てみますと、塩瀬児童センターと山口児童センターを比べてみますと、山口児童センターでは行っているんですけども、塩瀬児童センターで行っていない――災害種別というのがあって、危険箇所の見回りを山口センターでは行っていまして、塩瀬児童センターでは行っていないんですね。この危険箇所の見守りというのは、小学校からの下校経路を見ているということなんでしょうけども、具体的にはどういったことをされているんでしょうか。 ◎子育て総合センター所長   済みません、ページの内容のほうでございますか。 ◆松山かつのり 委員   これね、児童館についての資料を見たんです。そこに平成28年度の避難訓練の実績が載ってまして、小学校の下校経路の点検というのは非常に大事かなというふうにこれを見たときに思いまして、ただ、塩瀬児童センターはやっていないんですね。ちょっと僕、北部のほうは余りよくわかってないんですけども、小学校から児童センターまでの道のりというのは非常に長いんかなと思ったときに、危険箇所を見守るというのは非常に大事だなというふうに思ったのでちょっと今質問させていただいたんですけどね。 ◎子育て総合センター所長   児童館は、基本的に児童が自分で来て自分で帰る施設でございますので、見守りをしているところもあるかもしれませんけれども、通う際に安全に注意する旨は注意はいたしますけれども、見守りまではしていない現状があるかとは考えております。 ◆松山かつのり 委員   両方とも指定候補者というのは一緒ですよね。一緒のところが見るわけですね。ほんなら、行うべきじゃないかなと思いますが、どうでしょうか。 ◎子育て総合センター所長   塩瀬、山口とも社会福祉事業団、同じ事業者が運営しております。児童館からの下校の見守りの話でございますね。 ◆松山かつのり 委員   質問の仕方が悪かったのでもう一回言いますけど、例えば今御答弁いただきましたように、児童が勝手に来て児童館で遊んでいくので、その下校時の見守りが要らないというふうに捉えたんですね。ところが、山口児童センターでは小学校から下校経路の見守りをやっているわけですね。これは必要ないということになりますよね。どうでしょうか。意味わかりますか。 ◎子育て総合センター所長   ちょっと書いている資料が確認できておりませんので、その資料を確認させていただいて、しっかりと調べまして御説明したいと思っております。 ◆松山かつのり 委員   最後、意見要望で、山口児童センターで小学校から下校の経路点検をやっている。同じ指定管理者が片ややっている、片ややっていないというのは、これはどっちが必要なのか必要でないのか、わからないんですね。だから、僕は下校時からの経路を、小学校の子供が小学校を出て児童センターまで通う道に危険がないかどうか調べるというのは非常に大事なことやと思いますし、同じ一つの指定管理者がやっているんやったら、やっぱり行うべきではないかなというふうに思っているんで、その辺をを踏まえてまた御答弁いただけるなら後日お答えいただければと思います。  以上です。 ◆坂上明 委員   ちょっとお聞きしたいんですけれど、例えば一つの例をとっていくと、留守家庭児童育成センターのところなんかで、14ページのところだったら、一番上が企業組合労協センター事業団、申請者A・Bとあるんだけども、ごめんなさいね、非常に初歩的なことを聞くんですけれども、得点率というのはまず一体何なんですか。  非常に初歩的で申しわけないけども、例えば今言ったのは、議案第375から379号のところを参考にして、その14ページの評価結果のところを見て、参考にしてお聞きしているんです。済みません、説明不足で申しわけないです。 ◎育成センター課長   得点率は、総得点に対して実際に獲得した得点の比率をあらわしているものでございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ということは、もちろん100%であって、今言った企業組合労協センター事業団のところを例に出していくと、1番、団体の概要とか財務状況というのが64.4%ということは、100分の64.4ということでいいんですね。 ◎育成センター課長   そのとおりでございます。ただ、その配点は241点が合計になっておりますけれども、委員さんが4名おられますので、掛ける4と言いたいところなんですが、1番の公認会計士の方が見ていないところもありますので、単純に掛ける4ではございませんが、総得点から獲得した得点の比率でございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   そしたら、この14ページのことだけど、その後もそうなんですけど、例をとってみますと、僕は非常に疑問に思うのが、一番上の上甲子園のところで、申請者Bのところに限って言うと、管理運営事業に関する基本方針、これがなかったらどうしようもない、これが84.5%ですね。4番目の資金収支計画40%なんですよね。その下の表の申請者Aのところ、あるいはさらに下の表の申請者Aのところ、あるいは一番下の上ケ原の場合だったら、申請者A・Bと見ても、この基本方針というのはみんなすばらしいんだと思うんですよね。社会福祉協議会とかそういうようなところとほとんど変わらない。しかし、4番の資金収支計画というのは、それとはまるっきり違うような評価であると。そして、最終的には、例えば一番上の表の合計のところ、得点率70.2%と69.7%と69.2%と、非常に近い数字なんですよね。例えばここで0.5%違っただけで一体何がどうなんだというようなことが出てくると思います。そしたら、ここで社会福祉協議会がこれだけのものをもちろん指定管理者として決定しておるとか、ほかの母子・父子福祉センターであるとか、塩瀬・山口児童センターなんかだったら、今度はまた収支計画、これは社会福祉協議会を見たら75%であるとか、管理運営の基本方針は89.29%とか、今言った児童育成センターとは全然数字もまるっきり違ってきているんですよね。これ、何かな。 ◎育成センター課長   まず、資金収支計画につきましては、いろいろな項目で見ているんですけれども、例えば管理に係る収支予算書であったりとか、あとまた違った見方をしまして、効率的、効果的な運営を行うための方策についてどの程度考えておられるのかというところが採点の基準になっております。  今おっしゃっていたように、育成センターと他の母子・父子福祉センターとかにつきましては、事業者は同じであったとしても、その個別事業についてのお金のかけ方というのは当然違ってくると考えられますので、点数には違いが出ているものと考えております。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   その説明でいいのかどうなのかはちょっと別にしまして、恐らくこの辺の業者さんというのはプロパーな人間がほとんどだと思うんですよね。それが今言ったように基本方針が84.5%というすばらしい評価、しかしながらそれを実際運営していくための資金収支計画というのが40%ではどうしようもないですわね。話になれへんね。でも、合計からいうとほとんど差がない。  例えば西宮の社会福祉協議会なんかに対しては、恐らくこれは今までのずっと歴史の中で西宮のこういうふうなものに対してはいろいろと今まで御尽力されていると思うんですよね。ここで見ていくと、いろいろ考えると、すばらしいこともある、まあ言うたって収支計画は60%であるとか、それよりもっと下のときもあるわけです。こういうのは逆に、過去の実績がこれだけあるんだから、それを踏まえてもう少しすばらしい――僕、教育委員会にも同じことを言うたんやけども、もっとすばらしい事業計画はできないのかとか、限られた範囲で去年よりもことし、ことしよりも来年、実績を踏んでるんだからよりいいものをつくっていこうじゃないかというふうなことを考えた場合と、実際に業者が選ばれているのはちょっと違うような気もするんだけれども、例えば今回の社協なんかに対して、あなた方は何年もやっているんだから、来年はこういうことに対してはもっと力を入れてもっといいものはできないのかというふうなことはおっしゃっているんですか。言うべきやと僕は思うんやけどね。 ◎育成センター課長   選定の経過におきましてはそういったことはなかなか申し上げづらいので、選定が終わった後で、例えば委員様からというのか、下からというのか、またそこも考えなきゃいけないですけど、こういった意見が出てますのでよりよい保育を目指してほしいということは当然伝えるべきであると思っています。伝えることによってスキルが上がれば児童にも返ってくると思っております。  先ほどの財務状況とか管理運営事業に対する基本方針は、ここの点数がいいだけではやはり経営的に破綻する可能性があると、やはりそれがはね返ってくるのは児童になってきますので、中身の運営面もすばらしい、経営も安定している、その辺のバランスで一番すぐれたところを選んでいるような状況でございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   今、僕が最後に言ったのは、社協としては、これだけの歴史がありながら、かといって収支計画56%であるとか、つまり数値の低いところに関しては、この4人の選定委員なのか誰かはちょっとわからないですけども、その辺のことは今までのことがあるんだから、あなた方は新米じゃないじゃないかと。前のことを踏まえて、もっとこうだろうああだろうというのは絶対言うべきですよ。来年になったらこの数字がどうなっているか――来年じゃない、何年後かにどうなるかわかりませんけどね、よりいいものをつくっていこうというお考えなわけですよね。よりいいものを、この数字を上げることが少なくともよりいいものになると思うんですよ。選定委員がかわろうがどうだろうがね。今後はその辺をよく考えていただいて、かといって、余りにもこちらとこちらの数字が違い過ぎるというのは不思議で仕方がないんだけれども、あえてその辺は要望として出させていただきます。  以上です。 ◆福井浄 委員   同じようなところになってしまうので申しわけないんですけども、2点、育成センターの指定管理のほうと、母子・父子福祉センター、こちらについて1点お伺いします。一問一答でお願いします。  私も評価のところで評価の結果、こちらのほうを見させていただいたときに、社協さんのところを見ると、5番目に「決して芳しい評価とはいえません。特に評価が低い項目について迅速な改善を求めます」ということが出ております。  ちょっとお伺いしますけれども、こういう評価というのは、ほかに労協センターでしたら、「評価の低い項目について迅速且つ丁寧な改善を求めます」というコメントが載っているわけなんですけど、評価委員さんとしてはどちらがよりこれをやってくれというふうなニュアンスなんでしょうか。 ◎育成センター課長   まず、評価のこのコメントのほうですけれども、委員さんは4名おられまして、4名様の総意ではないということをまず申し上げさせていただきます。  これまでの運営実績から、今後よりよいサービスを目指すべきであろうというところから、厳しい内容が出ています。社協と労協センターにつきましては、それぞれ同じような思いがございますので、選ばれたからにはそれだけ意識して経営していってほしいという期待を込められたコメントというふうに捉えております。  以上でございます。 ◆福井浄 委員   私が思うところによりますと、思うところじゃないですね、社会福祉法人というのは、社協さんもそうですけれども、市からある程度一定の補助が入ってきて、財政的な援助まであると思いますが、この中で評価の項目、育成センターさんの評価項目の中に、A、Bとか評価されてますけども、財政面とか、あとは資金計画についての項目で結構差がついているような感じがします。ですので、この資金計画や財政のポイントが、市から援助があったら当然上がるんじゃないかと思っていますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎育成センター課長   評価結果につきましては、別紙2の14ページを見ていただきたいと思いますけれども、この中で、「1 団体の概要・財政状況等について」の中で、社協が決して得点が一番高いというわけではないです。  あと、評価項目及び配点につきましては、7ページの別紙1を見ていただきたいと思いますけれども、こちらでは1―2の「団体の財務状況について」の配点が18点というふうになっております。  指定管理者の制度運用マニュアルにおきまして、全ての申請者の小項目の得点及び個々の選定委員の採点については非公表となっているということですので、個別に個々に得点結果をお伝えすることはちょっとできないんですけれども、委員であります公認会計士の方には多角的な視点で見ていただいております。確かに補助が入っているというところはございますけれども、当然余剰があったら返していただくという話にもなりますので、赤字にならないという点においては安定している、よくなるのは当然かという趣旨は一定わかりますけれども、決して社会福祉法人だけが一番高い点数というわけでもございませんので、今後のよりよい保育を目指していく中で、その配点につきましても、考え方につきましても妥当というふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◆福井浄 委員   そうなんですか。市からのある程度の補助が入っていると、やっぱり財政的に運営しやすいというのは僕は確かだと思っているんです。ほかのところは例えば株式会社にしても、同じような補助的なものを出したら――言いたいのは、内容が株式会社とかが出しているものがいいかもしれないということですよ。同じ育成センターに預けられるにしても、よりよいサービスが受けられるとしたら、そこを重点にして持ってみて、それを評価の一番のところに持ってきて、財政的に厳しいのであれば、市がある程度補助していくというのをしていったほうが、受ける子供たちにとってはそちらのほうがいいんじゃないかというふうなことを思いましたので、この質問をさせていただきました。  これはこれで以上です。  母子・父子福祉センターのところで、これもちょっと気になったところなんですけども、候補者の評価結果のところで、これも評価内容のところなんですけどね、「利用者の要望・苦情に対する体制に弱い面があるものの、審査項目において、一定の水準を確保しており」云々という形になっているんですけども、この母子・父子福祉センターのあり方といいますか、要望や苦情に対する体制というのは非常に強くなければならないところだと思うんですけれども、ここの点はどのように思われますか。
    子供家庭支援課長   こちらのほうの「利用者の要望・苦情に対する体制」というのは、相談というよりは、それに対しての要望、苦情という形になっておりまして、こちらについてはこの選定委員会の評価の結果の中で、苦情への処理結果の通知に対する取り組みの記載がなかったため、こういう御指摘になったのではないかなと考えておりまして、社会福祉協議会では、利用者からの要望や苦情を職員が十分に受けとめ、苦情受付担当者を任命し、利用者の立場に立って第三者委員会を設置した体制を整えておりまして、適切に対応しているのではないか考えております。  記載の仕方が十分ではなかったため、今回の御意見をいただいたことにつきまして情報共有をしまして、今後の対応に努めていきたいと考えております。  以上です。 ◆福井浄 委員   ちょっとよくわからない感じですけども、要はここの施設がいかなる目的であるかというのがすごく大事で、今のここに書いてある要望や苦情に対する体制というのは非常に大切なところで、次につなぐところがちょっとできていなくて、相談は聞いていますよという話だったように思います。ですから、これは物すごく次が大事なところなので、一応これは非公募ですかね、また福祉センターが変わっていくところで方向性は次に考えるということですので、ここの点が一番大事なところですので、ここを勘案したところで、次の選定に関しては厳しくその辺はやっていただきたいと思います。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   まず、基本的な確認をさせていただきたいんですが、公募結果について質問させてもらいます。一問一答です。  この結果を踏まえて、留守家庭児童育成センターに限って質問ですけれども、全体の施設のうち、私の認識では社会福祉法人――社協さんが割と大きく占めているのではないかなと思いますが、現状どの程度の割合なんでしょうか。 ◎育成センター課長   西宮市41小学校のうち社協で運営していますのは32校でございますので、率にすると8割ほどでしょうか。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   8割をどう見るかというのは人それぞれだと思うんですけど、今聞いた限りではほぼ多くの学校では社協さんのほうで運営されていらっしゃると。決してそれがいいか悪いかというものではなくて、客観的にこの数字を見たときにちょっとやっぱり思うところがありまして、当然ながら多くの留守家庭児童育成センターが1団体さんの運営で今なされているという現状の中で、例えば予期せぬ事態というのが想定外で起こる可能性は当然ゼロではないわけですね。それが資金的なものなのか、あるいは不祥事なのか、いろんな予期せぬことがあると思うんですけども、そういったときに危機管理という視点で、留守家庭児童育成センターというのは、もしこの事業が滞ってしまうと大変なことになりますから、安定的な運営という観点でいったときに、多くの施設を1団体が運営しているというこの状況というのは、果たしてそれが望むべきものなのかというところで言うその危機管理的な観点からすると、現状をどのように市は認識されていますか。 ◎育成センター課長   たくさんの箇所を運営しているという点におきましては、スケールメリットを生かせるという利点はあるかと思いますが、委員おっしゃるとおり、もしもその団体に何かあったときという感じで考えますと、なかなか楽観もできないというような状況でございます。  危機管理につきましては、毎月月間報告書というのを各育成センターから出していただくのと、あと運営委員会というのを義務づけておりますので、運営委員会には学校の校長であるとかPTAの会長であるとか、地域の代表の方が入っておられるんですけど、そこで運営についての中身をいろいろ見て、それをまた育成センターにフィードバックしているような状況もございます。  また、加えて、育成センターの職員も、ほかの育成センターがどんな様子なのかなと見に行っているところもございますし、さらに危機管理の点で申し上げると、津波の避難訓練であったり、不審者の避難訓練もそれぞれ実施をされているところですので、そこを注視しながら、今後育成センターのみがたくさん運営しているのが本当に妥当かどうかというところも見ていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございます。  ここから意見要望なんですけど、決して社協さんが脆弱な団体だという意味ではないんです。当然これだけの実績があって安定的に運営されているのはわかるんですが、予測できない事態というのは誰もが予測できないわけですから、ここのリスクについてはやっぱり市としても一定検討しておく余地はあるのかなというふうにはちょっと認識しています。今8割ぐらいの割合で一定施設を運営されているというこの現状をこれからどうしていくのかというところも含めて、今後のあり方をぜひ検討いただいて、これはあくまで私の意見としては、何かあったときに別の団体にお願いできるのか、そういった部分が課題になってくるのかなと思うので、事業者さんの育成というのも一つの課題なのかなというふうに思っていますので、ぜひとも検討いただきたいと思います。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   二つの角度から。まず一つは評価結果についてと、それから非公募を公募にされたということについて、一問一答でお聞きします。  まず、評価結果の選定のことなんですけども、この点数で総配点数がもう全て決まるのかどうかということなんですけど、14ページを見てもらって参考にしていただきたいんですが、例えば申請者B、得点率、資金収支計画40%というのがありますね。これが例えば20%という点数になり、ほかのところで点数を稼いで、総得点数がかなりの点数になるといった場合、これが1位になったときにどうなりますか。 ◎育成センター課長   仕組みとしましては、最高点のところが選ばれるという形で進めてまいりましたけれども、例えば今みたいなお話のように、極端に低い場合につきましては、選定委員会の中で選定委員さんに議論いただきまして、どのように決定づけていくのかというのが進められていくものと思われます。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   そういう意味では、客観性を持たせるという意味で、例えば30%未満は失格という基準でも設けられるというのがいいんじゃないかなというふうに思います。  それで、こうやって競争して点数を上げていくということになりますと、公募だと公募の期間が過ぎると指定管理者がかわると。かわるということになったら、利用する側はかなり不安があると思うんです。  それで、非公募、公募という話のほうへちょっと行きますけど、今回幾つか非公募だったのを公募にするという提案になっているんですけれども、何かアンケートや意見を聞くということはなされたのでしょうか。 ◎育成センター課長   この指定管理者制度につきましては、地方自治法の一部改正であるとか西宮市公の施設に係る指定管理制度の条例に基づいて、法令にのっとって進めているところでございます。ですので、今後もこういった形で進めていこうとは思っておりますけれども、アンケートにつきましては公募対象、今年度で申し上げるとこの5施設につきましては保護者説明会を開催しておりますが、その保護者説明会に先立ちまして、指定管理者制度についてのアンケートはしております。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   そのアンケートの中で不安の声というのは、要するに指定管理者がかわるかもしれないという不安の声というのがある程度あったように思うんですけど、その辺はどうでしょうか。 ◎育成センター課長   全ての育成センターでアンケートをとった結果ですけれども、やはり一番声が大きいのは、指導員をかえないでという声が多うございます。それから、環境を変えないでということもございますが、一方では、よりよいサービスを充実させてほしいといった意見も出ているところでございますので、不安に思われている保護者の方が数字上はたくさんおられるようには見受けられますけれども、一方ではこの制度にのっとって公募を進めてほしいという意見も読み取れるところでございます。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   私たちの立場としては、子供を相手にしている事業ですので、安定して不安なくというところが非常に大事だと思いますので、非公募で行ってほしいなという立場ですので、そのことをちょっと述べておきまして、これで質問は終わっておきます。 ◆岩下彰 委員   議案資料の1ページで、平成18年度から始まりましたと書いてあるので、もう既に2度目、3度目になるのかな。2度、3度経験していると思うので、例えば大変な審査が行われていますね。書類審査とヒアリング、この中の例えば書類審査の3―1の①から⑩まであって、①、②、③、④、⑤、⑥、これは方針なんで、要は作文して出すわけやね、書類審査となれば。指定管理者のほうから作文をして書類を出してという意味だと思うので、例えばこの18年以降、既に1度か2度の指定の間に例えば「虐待のおそれ等のある児童への援助」ということが実例としてあったとかなかったとか、そういうことは課のほうでは把握されているわけですか。 ◎育成センター課長   特に実例としては把握はしておりませんけれども、ここまで深刻なものではないんですけれど、やはり子供同士のことですので、ちょっとしたいさかいやけんかということはございます。ただ、発達障害に関することでの報告は市のほうでは把握はしておりません。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   書類審査、書類を書くほうも、そういう実例があった場合、こういう実例があっときはこういうふうに対応しましたと。それを今後ともしますとか、そういうことなのか、きれいごとをさっと書くのか、その辺はどうなんですか。 ◎育成センター課長   現場の声としましては、発達障害とは言いませんけれども、ちょっと気になる児童がふえていっているというところは市のほうも認識しているところでございます。そうしたことから、申請される事業者におきましても、今後恐らくふえていくかもしれない――利用児童数がふえていきますので恐らくふえていくとは考えておりますけれども、ふえていく中でどのように対応していくのかということを、岩下委員のお言葉をかりれば作文というか、そういった申請の文言にはなっているところでございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   ⑥の発達障害より、私は虐待のことを今例に挙げて言ってるので、例えばそういうようなことを発見したことがあるのかないのか、そういうようなことの報告はちゃんと上がっているのかないのか、それに対してどういうふうなことの対応をしたのかとか、そういうようなことの実例がありますかと。 ◎育成センター課長   申しわけございません。虐待につきましては、毎日指導員のほうは児童を見ておりますので、そんなに頻度は多くございませんけれども、時々これは虐待かもしれないというような連絡が市のほうには入ってまいります。そういったことを踏まえて、ちょうどお隣の子供家庭支援課のほうで児童虐待を担当しておりますので、そちらのほうにつなぐということもやっている事例はございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   私は低学年を持っていることが多かったので、例えばプールの季節になれば、着物で隠れる分が少なくなりますから、見たらすぐわかりますね。腕とか背中とか何かないかとか、足に何かないか、あったらやっぱりすぐ何か言いますね。そういうような実例があってこういうふうに対応したとか、余りないということですか。学童では余りそういうことは起こっていませんということなのか、学童ではそういうことは余り見つかっていないというか、そこまではわからないということなのか、あったらどういうふうに対応しますかということの作文だけしているのか、そのあたりはどうなんですか。 ◎育成センター課長   確かに夏になるとプールという話に加えまして、夏休みになると保護者の方がお弁当をつくりますので、その弁当の中身であるとか、あと服装が汚れているのか、同じ服を連続して着ているのかという視点では、市のほうもそれは伝えておりますし、事業者においてもそういったところの視点は抜け落ちずに見ていただいているところです。  そういったことで発見につながった場合は、先ほど申し上げたとおり、市のほうにも連絡がありまして、学校とも連携をとりながら対応しているところでございますので、一概に全て作文というわけではないと考えております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   というよりも、私はこれを評価の点数にすることが難しいという意味で言ってるんでね、まあ言うたらそんなの書類審査やったらどうにでもなるじゃないですか。そんなんでいいんですかということです。平成18年ですからもう9年か8年になるわけでしょう、10年近くなるわけでしょう。そうすると、そういう例が全くゼロだったらそれは構わないんだけど、項目を見たら大変ですね。これが実際問題、毎日毎日、土曜日もやっているわけだから、学校よりも子供たちを見ている日数は多いですよね。そうすると、こういうところに常に配慮しながら子供たちを見ているんだなということで、御苦労さんなことやとわかるんですけれども、これをあえて点数にして評価しているわけでしょう。大変だなと。どちらが大変かようわかりませんけども、されるほうが大変なのか、するほうが大変なのかわかりませんが。  それからまた、ヒアリング審査の中身についてはこの項目で――ヒアリングの例は12ページに載っていますけど、10点満点でこれから何を見はるのかなと思うんですが、これは実際4人の方がそれぞれ個別にヒアリングしているわけやね。それはどのぐらいの時間やっておられるわけですか。 ◎育成センター課長   時間につきましては、1団体につきまして30分でございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   そうすると、ヒアリングの項目なんかについては、全く事前には知らせてなくて、今回は資料のとおりしましたということでこれが出ているのか、毎年これですということなのか、それはどうですか。毎回これなのか、どこに対してもこれなのか、そのあたりを教えてください。 ◎育成センター課長   当然、ヒアリングの内容が申請団体に漏れると適切な申請につながりませんので、その都度、選定委員会のほうでどういったことを聞くというのを審議していただいて、当日ぶっつけで聞いております。特に書類審査で見えない部分につきましてヒアリングで聞くように心がけております。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   そこへ点数をつけるのは本当に大変ですね。その辺も十分見きわめてやってください。  以上です。 ○一色風子 副委員長   育成センターの指定管理者制度についてなんですけれども、4年生の受け入れについて、この指定管理に係る団体の皆さんに市の方針をきちんとお伝えしているのかどうか確認させてください。 ◎育成センター課長   今現在運営していただいている事業者につきましては、4年生の受け入れの方針については伝えているところでございます。また、指定管理者の公募の申請に当たりましては、仕様書の中でこういったところを参照してくださいというところを列記しておりますので、その中で――具体的に言いますと条例なんですけれども、規則に定める育成センターは4学年というのを明記しておりますので、当然4学年を見る可能性があるということは認識していただいていると思います。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   4年生を受け入れるための整備が必要やと思うんですけれども、その整備について具体的に進んでいないような事例があったら教えてください。 ◎育成センター課長   4年生の受け入れにつきましては、28年度からモデル実施をしておりまして、比較的定員に余裕のあるところ、床面積の余裕のあるところから進めてまいりました。ただ、4カ所、5カ所とこの2カ年で9校でやっておりますけれども、来年度は2カ所にとどまっている状況でございます。逆に言うと、その11カ所以外は全て今のままでは受け入れが困難ということですので、新たな施設整備をするという方針と、またそれ以外の手法につきましても研究しながら進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   来年度は2カ所しか施設整備ができない――本当はもう少し進めたいと思うんですけれども、それ以上にできない理由というのがあったら言ってください。 ◎育成センター課長   具体的にどこが進んでいないかというよりかは一般的な話ですけれども、まず予算の要求がどれだけ認められるかというところと、それから予算要求で予算がついたときに、設計をして、その段階で建てる場所によっては近隣の住民の方であるとか地域の団体であるとかそんなところとの調整が必要になってまいります。調整がうまくいったときに、次、入札不調になると計画どおりに進まないというところもございますので、その辺につきましては、学校と教育委員会と連携しながら、地域の方には丁寧な説明をして進めていっておりますので、今後もそういったことは想定されますけれども、前向きに進めていきたいと思います。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   その入札不調なんですけれども、今、入札不調になっている育成センターというのは何カ所あって、どの程度不調が続いていて、どういう整備をしようと思っていたのかというところを教えてください。 ◎育成センター課長   入札不調ですけれども、施設の整備というか設備ですけれども、大社の育成センターにつきましては、非常階段の設置工事の入札不調が続いているところでございます。あと、昨年度、今年度にかけて申し上げますと、山口育成センターの4年生受け入れに伴う便所の改修工事も一度入札不調になっております。また、苦楽園小学校の待機児童対策としまして、体育倉庫との合築の新築工事につきましても今年度入札不調になっております。あと、最近ですと、鳴尾第2育成センターの新築工事につきましても入札不調になっております。  この入札不調につきましては、契約課であるとか営繕課であるとか、また公共施設保全課のほうとも話をしながら、どの程度まで入札不調にならないような工夫というか契約ができるのかにつきましては話をしていきたいと思っております。  以上でございます。
    ○一色風子 副委員長   指定管理者になる事業者さんなんかにしてみれば、来年度、再来年度、どういう体制で4年生を受け入れていくのかというのは、前もって計画的にやっていかないと非常に難しいと思うんです。このようにして例えば入札不調になっていて、4年生の受け入れがちょっとできないんだとか、人数をふやすことができないんだとか、そういったことがあるということを運営者側にも伝えておかなければいけないと思うんですけれども、そのようなことはされていますでしょうか。 ◎育成センター課長   運営者の方とは定期的に打ち合わせの機会を設けておりますので、その中で市の方針であるとか最新の状態であるとかというのは、また逆に児童の様子であるとかというのを聞かせていただいております。その中で、本年度につきましてはこうで、来年度につきましてはここの増設を考えているとかということは前もってお伝えしております。施設がふえていきますと、当然指導員の数が問題になりますので、そこは早目早目にお伝えさせていただいて、なるべく人材確保に努めていただくようにはしていただいているところです。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   以上になります。 ◆福井浄 委員   関連で今4カ所ですかね、述べられたところの入札不調があったということですが、それぞれの入札不調の理由をお聞かせ願えますか。 ◎育成センター課長   金額がちょっと合わなかったというふうには契約課のほうから聞いております。 ◆福井浄 委員   以前いろんな話を聞いた中で、人手が足らなくてというのは聞いたような気がするんですが、この入札不調の中でそういうのはなかったんですか。 ◎育成センター課長   今、工事業者の方々につきましては、東京オリンピックの影響もあろうかと思いますけれども、なかなか人材確保が困難という話は聞いておりますので、そういったことも理由の一つだと思います。  以上でございます。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  各件に御意見はありませんか。 ◆庄本けんじ 委員   日本共産党市会議員団は、376号、378号、非公募を公募にするということについては反対という立場からそういう態度を表明をしておきたいと思います。 ◆福井浄 委員   維新プラスは、賛成とさせていただきます。  ただし、先ほど申し上げたところで、採点の基準というのが市から補助を得ている場合と得ていない場合というのが同一になっているか、ちょっとどうなのかなと。というのは、新しく子供たちのためにできるような魅力あるような提案をなされているところがありまして、そういうのを受け入れていくというのも大事なことだなと思いますので、基準の見直しを少ししていただきたいなということは要望させていただきます。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   会派・ぜんしんは、賛成の立場です。  以上です。 ○一色風子 副委員長   本議案には賛成しますが、指定管理者制度、先ほども庄本委員もおっしゃっていたように、保護者の方々は毎回毎回非公募から公募にかわる場合は心配の声をいただいていますので、やはりそこのところを丁寧に説明を続けながらやっていただきたいなと思っています。  委員の皆さんからも御指摘があったように、評価シートなどもなかなか評価しづらい部分があったりとか、複数センターあると評価シートの平均値なんかも指導員によって評価が変わるケースなんかも出てくると思いますので、その辺は市として、単に預かりではないというような保育指針なんかもしっかりと示していただけるようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、工事の契約が進まない件に関しては、特に命にかかわるようなことだと、市内業者がだめだったら市外へと、そういうことも考えていただいて、早急に進めていただくようによろしくお願いいたします。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  採決は7回に分けて行います。  まず、議案第375号の採決を行います。  議案第375号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第375号は承認することに決まりました。  続いて、議案第376号の採決を行います。  議案第376号は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○吉井竜二 委員長   賛成多数と認めます。したがって、議案第376号は承認することに決まりました。  次に、議案第377号の採決を行います。  議案第377号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第377号は承認することに決まりました。  次に、議案第378号の採決を行います。  議案第378号は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○吉井竜二 委員長   挙手多数と認めます。したがって、議案第378号は承認することに決まりました。  次に、議案第379号の採決を行います。  議案第379号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第379号は承認することに決まりました。  次に、議案第380号についての採決を行います。  議案第380号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第380号は承認することに決まりました。  次に、議案第381号の採決を行います。  議案第381号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第381号は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○吉井竜二 委員長   次に、議案第341号平成29年度西宮市一般会計補正予算(第4号)及び議案第347号平成29年度西宮市一般会計補正予算(第5号)、以上2件のうち本委員会所管科目、こども支援局分を一括して議題とします。  当局の説明を求めます。 ◎子供支援総務課長     (説明) ○吉井竜二 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  両件に御質疑はありませんか。 ◆岩下彰 委員   1点だけ。157ページ、子供支援総務課長の公立保育所管理運営事業経費の説明の中で、パート保育士の報酬1,965万円、これは見込みがどうのこうのとおっしゃったと思うんですが、必要な数はきちっと確保できたという意味なのか、必要な数はこれだけにしてたんだけど来なかったという意味なのか、そのあたりもう少し詳しく教えてください。 ◎保育幼稚園事業課長   嘱託保育士や臨時保育士の人数が見込みを下回ったことという言い方をさせていただいています。これは、例えば臨時保育士ですと、育休の分に対して代替の臨時保育士を入れるんですが、その育休のそもそもの発生が見込みよりも下回ったということとか、あと夏休みの代替職員とかを募集するんですけれども、それが当初思ったようにはなかなか確保できなかったというような、ちょっと下回った部分もあります。  そういったことで、現場が全然足りてないというわけではないんですけれども、いろいろな理由で見込みを下回ったという状態になっております。 ◆岩下彰 委員   今いろんなケースがあるということはよくわかったんですけども、現場から見た場合にちゃんと人を配置してくれてるな、確保してくれたのかなということなのか、しんどいままずっとこの4月以降突っ走ってきたような感じなのか、そのあたりはどういうふうに見ておられますか。 ◎保育幼稚園事業課長   昨年度に比べますと改善はされている状態です。ただ、やっぱり全国的な保育士不足の中、本当はもっとつけたいというような状態のところにきちんとつけ切れていないという部分は実際にまだ残っております。 ◆岩下彰 委員 
     嘱託にしろ臨時にしろパートにしろ、保育士さんの確保というのは大変なんだということはよくわかるんですけども、現場のほうは超過労働みたいになってしもうて、正規の人も嘱託の人もだめになったというのでは困るので、その辺はやっぱり十分見通しを持って早目早目に手を打つようにしてください。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   単純な質問です。二つお聞きしたいんですけど、補正予算の分と債務負担のところで、まず債務負担のところなんですけど、保育所の機械警備なんですけど、15施設分ということで説明がありました。ほかの保育所は機械警備は全部されていますか。 ◎保育幼稚園事業課長   全部しております。 ◆庄本けんじ 委員   わかりました。  次の質問は、157ページ、国庫補助金返納金というのが500万円あるんですけど、これは大体毎年こういうふうに発生するんですか。 ◎子供支援総務課長   金額は多少変更はありますが、毎年大体このぐらい計上させていただいております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、両件に対する討論並びに採決は、この後一括して行います。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○吉井竜二 委員長   次に、議案第341号平成29年度西宮市一般会計補正予算(第4号)及び議案第347号平成29年度西宮市一般会計補正予算(第5号)、以上2件のうち、本委員会所管科目を議題とします。  両件に対する質疑は既に終了しております。  これより討論に入ります。  両件に御意見はありませんか。 ◆福井浄 委員   維新プラスは、議案第341号、補正予算第4号のほうですね、こちらのほう反対させていただきます。詳細は本会議で申し述べます。 ○一色風子 副委員長   341号、347号に関しては賛成なんですけれども、先ほどの質疑の中で意見は討論の中でということでしたので、意見だけ述べさせていただきます。  教育委員会についてなんですけれども、公立幼稚園のことなんですが、今回、正規職員の方が5名退職されたということで、臨時的任用教諭のほうで何とかやっていらっしゃるということでした。31年度の早い時期には西宮市立幼稚園のあり方Ⅱというのを考えていきますというお話でしたので、今までの公立幼稚園がやってきた幼児教育の継承が途切れないようにということだけお願いいたします。よろしくお願いいたします。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  採決は2回に分けて行います。  まず、議案第341号のうち本委員会所管科目は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○吉井竜二 委員長   挙手多数と認めます。したがって、議案第341号のうち、本委員会所管科目は承認することに決まりました。  次に、議案第347号のうち本委員会所管科目は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、議案第347号のうち、本委員会所管科目は承認することに決まりました。  ここで休憩に入ります。           (午後3時11分休憩)           (午後3時30分再開) ○吉井竜二 委員長   それでは再開します。  冒頭に、先ほどの答弁の中で誤りがあったということで修正があるそうなのでお願いいたします。 ◎子供支援総務課長   先ほど12月補正予算歳入を御説明させていただきました際、款分担金及び負担金、項負担金、目民生費負担金、節児童福祉費負担金におきまして、保育所保育料の私立分の4,530万6,000円を増額とするところ、減額と発言いたしました。おわびして訂正いたします。申しわけございませんでした。 ○吉井竜二 委員長   次に、所管事務調査の件を議題とします。  本委員会の所管事務中、こども支援局から第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況について報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎子供支援総務課長   第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況について御報告いたします。  まず、参考資料②をお願いいたします。  こちらは、本年7月4日の総務常任委員会で政策局が所管事務報告いたしました資料の抜粋となります。  第5次西宮市総合計画――以下「5次総」と言います――につきましては、平成31年度を初年度する10年間の計画を予定しており、今年度から政策局を中心に全庁挙げて策定に取り組んでおります。  1ページ目につきましては、5次総の策定趣旨及び基本方針について記載しております。  次に、2ページ目をお願いいたします。  5次総は、現第4次西宮市総合計画――以下「4次総」と言います――と同様、基本構想、基本計画、実施計画の3層構造となっております。このうち、基本構想、基本計画部分は、条例により議決対象となっており、平成30年12月議会での議決を目指して検討を進めております。  5次総の全体像や基本構想に関することは、総務常任委員会にて御議論いただきますが、基本計画部分については、各局が担当の常任委員会にて御報告いたします。  なお、基本計画は、前期5年、後期5年の計画を予定しており、昨今の社会経済情勢の急激な変化に柔軟に対応し得るものとなっております。  3ページ目は、策定スケジュールでございます。  本所管事務報告終了後、各常任委員会での御意見等を集約し、庁内での検討を行い、次回は来年3月ごろに基本計画の素案を御報告する予定としております。  次に、本日御報告します資料①と資料②につきまして、概要と説明の流れを申し上げます。  まず、資料①が「第4次総合計画 施策の主な実績」でございます。こちらは、現4次総の各施策において主要な施策展開に掲げた内容に対し、主な取り組み実績を記載したものとなっております。文頭が黒四角で始まるものが4次総期間前から継続的に実施している取り組み、四角で始まるものが4次総期間での新たな取り組みとなっております。括弧内の実施年につきましては、全て年度をあらわしており、平成29年度、平成30年度につきましては、実施予定のものを含んでおります。  次に、資料②が「第5次総合計画 基本計画の現状と課題」でございます。  4次総で「施策」と表記していた項目が「施策分野」に該当いたします。この施策分野につきましては、施策の区分をあらわすものであり、最終的な施策名称の案ということではございません。施策の区分についても確定ではなく、今後変更することも考えられます。また、4次総では、「いきがい・つながり」といった六つの政策を50の施策に分類しておりましたが、5次総におけるくくり方につきましては現在検討中でございます。こちらの資料では、各施策分野について小項目単位で各取り組みの現状と課題について御説明いたします。なお、5次総開始年度の平成31年度当初時点の現状とした記載内容となっておりますので御承知おきください。  本日の説明の流れといたしましては、まずは資料①にて4次総の各施策の取り組み内容について振り返った後、資料②にて5次総の新体系における各施策分野の現状と課題について、こども支援局、教育委員会ごとに所管区分の報告をさせていただきます。  本日頂戴しました5次総基本計画についての意見等を集約し、庁内での検討を行ってまいります。各常任委員会における所管施策、施策分野の一覧が参考資料①となっておりますので、適宜御参照ください。  それでは、こども支援局所管分の説明に入らせていただきます。  なお、こども未来のセンターの記載につきましては、4次総では障害者福祉部門と学校教育部門の両部門に軸足を置き、子育て支援部門では特別な支援が必要な児童のうちの1項目として部分的に触れておりますが、5次総では、さまざまな悩みや不安について障害のあるなしにかかわらず相談に応じるというこども未来センターの設置趣旨を反映して、子育て支援部門を中心に位置づけて記載しております。  では、資料①「第4次総合計画 施策の主な実績」を御用意ください。  4次総の取り組み内容につきまして簡単に御説明させていただきます。  7ページをお願いいたします。  施策ナンバー10「子育て支援の充実」で、主要な施策展開の「(1)子育て環境の充実」についてでございます。  4次総以前から実施しております取り組みとしましては、健やか赤ちゃん訪問事業の実施がございます。育児不安を抱える子育て世帯が地域の中で孤立するのを防ぐため、生後2カ月ごろの赤ちゃんがいる御家庭に民生委員、児童委員が訪問し、子育てに関する情報提供や、不安、悩みをお聞きしております。  4次総期間での新たな取り組みとしましては、子育てを情報面から積極的に支援するために、平成29年度から子育てアプリ「みやハグ」を稼働しております。平成29年10月末現在で7,172件のインストール実績がありました。  次に、「(2)すべての家庭に対応した自立支援」についてでございます。  4次総以前から実施しております取り組みとしましては、ひとり親家庭や婦人の生活上の悩み事相談、DV相談、養育の相談などを実施し、全ての家庭に対応した相談の機会を通じて、自立に向け必要な支援につなげております。  4次総期間での新たな取り組みとしましては、平成27年度に発達面や生活面などさまざまな課題や不安を持つ子供と保護者の相談に応じ、福祉、教育、医療が連携した切れ目のない支援を行うための拠点としてこども未来センターを開設、また平成28年度に母子生活支援施設を新設し、住宅や生活、養育等に不安を抱えた母子家庭のための施設の環境改善に取り組みました。また、平成28年度から婚姻歴のないひとり親家庭に対する寡婦(夫)控除のみなし適用を実施し、子育て新施策の条件緩和による保育料や使用料等の低減、助成事業の給付額の増額など、生活支援の充実に努めております。  次に、「(3)地域における子育て支援の充実」についてでございます。  4次総以前から実施しております取り組みとしましては、民間保育所等での一時預かり事業を平成29年度現在市内18カ所で実施し、一時的な就労やリフレッシュ等、さまざまな理由での利用に対応しております。また、病気やけがなどで保育が困難な児童を病院等に付設された専用スペースにおいて一時的に保育する施設型病児保育を3カ所で実施しているほか、平成28年度からは新たに訪問型の病児保育の助成制度を導入しております。地域子育て支援拠点事業では、平成29年度中に5カ所の整備を予定しており、合計20カ所となります。児童厚生員のアウトリーチにつきましては、児童館のない地域においても子供たちの遊びや交流の場が充実するように児童職員が地域に出向き、放課後子供教室の実施メニューを指導するなど、児童館の遊びのノウハウを提供する取り組みを進めております。  4次総期間での新たな取り組みとしましては、平成27年度から学校や公民館などを活用して子供たちの安全・安心な遊び場や学びの場を提供する子供の居場所づくり事業を開始いたしました。利用者支援事業――子育てコンシェルジュでございますが――につきましては、現在、市役所本庁舎1階の子供支援案内窓口と中部地域に2カ所を配置しておりますが、今後、南部地域に1カ所、北部地域に1カ所の整備を目指しております。  次に、「(4)保育サービスの充実」についてでございます。  4次総以前から実施しております取り組みとしましては、保育所等待機児童対策の推進や保育所の耐震化、改修でございます。  4次総期間での新たな取り組みとしましては、留守家庭児童育成センターにおきまして、平成22年度から利用時間を午後7時まで延長し、平成24年度からは児童育成センターの整備を、平成28年度からは4年生受け入れ、開所時間繰り上げのモデル実施を行い、順次拡大に努めております。また、平成27年度から保育士確保に対する支援策として、保育士試験による資格取得のための助成制度を設けるとともに、西宮市保育協議会との共催で就職フェアを実施しております。さらに、障害があるなど配慮の必要な児童に対し、よりきめ細やかな保育を行うため、加配の保育士を3対1から2対1に増員するなど、保育の質の向上にも努めております。  次に、「その他」についてでございます。  4次総期間での新たな取り組みとしましては、平成21年度に西宮市次世代育成支援行動計画(後期)を、平成26年度に西宮市子ども・子育て支援事業計画をそれぞれ策定しております。次に、平成28年度に子供の貧困実態調査を実施し、生活困難な子育て世帯の状況を把握するとともに、子供の貧困対策推進のための支援体制整備計画を策定いたしました。  次に、9ページをお願いいたします。  施策ナンバー12「学校教育の充実」で、主要な施策展開の「(1)幼稚園教育の充実」についてでございます。  4次総以前から実施しております取り組みとしましては、私立幼稚園教育振興補助事業を実施しております。
     4次総期間での新たな取り組みとしましては、平成27年度から私立幼稚園就園奨励金の所得制限を撤廃したところでございます。  次に、「(2)小・中学校教育の充実」についてでございます。  4次総期間での新たな取り組みとしましては、平成27年度に開設しましたこども未来センターに教育相談及び適応指導教室を併設し、福祉、教育、医療が連携した切れ目のない支援を実施しております。  次に、10ページをお願いいたします。  「(4)特別支援教育の推進」についてでございます。  4次総期間での新たな取り組みとしましては、(2)の「小・中学校教育の充実」と同様に、こども未来センターに教育相談及び適応指導教室を併設し、切れ目のない支援を実施しております。  次に、13ページをお願いいたします。  施策ナンバー17「障害のある人の福祉の充実」で、主要な施策展開の「(7)診療療育の推進」についてでございます。  4次総期間での新たな取り組みとしましては、発達面や生活面などさまざまな課題や不安を持つ子供と保護者の相談に応じ、福祉、教育、医療が連携した切れ目のない支援を行うための拠点として、平成27年度にこども未来センターを開設しております。  それでは、次に資料②、「第5次総合計画 基本計画の現状と課題」の説明に入らせていただきます。  資料②の4ページをお願いいたします。  施策分野ナンバー6「生活支援」で、小項目「(3)DV被害者等に対する支援の充実」についてでございます。  なお、この小項目が4次総ではどの施策に該当するのかをあわせて申し上げますので、恐れ入りますが、先ほどの資料①もお手元に御用意をお願いいたします。  この小項目は、4次総では、資料①の7ページ、施策ナンバー10「子育て支援の充実」、「(2)すべての家庭に対応した自立支援」に該当いたいします。  現状としましては、問題を抱えた家庭の増加に伴い、離婚やDVなどの相談件数も年々増加しており、専門の相談員が対応しております。  課題につきましては、個人情報の保護を徹底しつつ、関係機関や他の自治体との広域的な連携を図り、安全かつ安心して生活できるよう支援する必要があると考えております。  次に、8ページをお願いいたします。  施策分野ナンバー11「子育て支援」で、小項目「(1)子育てに関する相談や支援体制の充実」についてでございます。  この小項目は、4次総では資料①の7ページ、施策ナンバー10「子育て支援の充実」、「(1)子育て環境の充実」と「(3)地域における子育て支援の充実」に該当いたします。  現状としましては、子育て総合センターを初め、各種の相談支援事業を実施しておりますほか、民生委員、児童委員の協力を得て、健やか赤ちゃん訪問事業を実施し、子育て世帯が地域とつながるよう努めております。しかし、転入世帯も多く、核家族化や地域コミュニティーの希薄化の中での孤独な子育てにより、育児の負担感や育児不安に悩む家庭がふえてきております。  課題につきましては、地域のニーズを把握し、必要な支援が的確に届くように子育てコンシェルジュなどが中心となって、関係機関や地域と連携した相談支援体制の整備が必要であると考えております。  次に、「(2)支援の必要な子育て家庭に対する福祉の充実」についてでございます。  この小項目は、4次総では資料①の7ページ、施策ナンバー10「子育て支援の充実」、「(2)すべての家庭に対応した自立支援」と「その他」に該当いたします。  現状としましては、ひとり親家庭や社会的、経済的に問題を抱えた家庭に対して、各種の相談支援事業を実施しておりますが、子育てについて身近に相談する相手がなく、育児相談や児童虐待等の相談件数が年々増加しております。  課題につきましては、相談内容の多様化や件数の増加に対応するため、相談体制や支援策の強化が急がれるとともに、支援が必要な人に切れ目なく支援施策を届けるためにも、関係機関との連携体制を構築し、情報を共有する必要があると考えます。また、平成28年度に実施しました子供の貧困実態調査の結果を踏まえ、支援体制の整備と子供の貧困対策を推進する必要があると考えます。  次に、「(3)福祉・教育・医療が連携した支援の充実(こども未来センター)」についてでございます。  この小項目は、4次総では、資料①の7ページ、施策ナンバー10「子育て支援の充実」、「(2)すべての家庭に対応した自立支援」、同じく9ページ、施策ナンバー12「学校教育の充実」、「(2)小・中学校教育の充実」、同じく10ページ、施策ナンバー12「学校教育の充実」、「(4)特別支援教育の推進」、同じく13ページ、施策ナンバー17「障害のある人の福祉の充実」、「(7)診療療育の推進」に該当または関連いたします。  現状としましては、発達面や生活面などさまざまな課題や不安がある子供とその保護者に対して、福祉、教育、医療が連携し、切れ目のない支援を行っております。しかし、課題のある子供が増加しているほか、相談、支援のニーズも多様化しておりますため、個々に応じた相談、支援が求められております。  課題につきましては、診療待ち期間の短縮や、待ち期間における保護者の不安の軽減を図るとともに、学校園や障害児通所支援事業所などとのアウトリーチや連携を通して、地域全体としての質の向上を図る必要があると考えます。  次に、「(4)保育サービスの充実」についてでございます。  この小項目は、4次総では、資料①の7ページ、施策ナンバー10「子育て支援の充実」、「(4)保育サービスの充実」に該当いたします。  現状としましては、共働き家庭の増加などに伴い、保育需要が増加傾向にあり、幼稚園においても長時間保育のニーズが高くなっております。また、ハード面では、西宮市耐震改修促進計画に基づき、耐震基準を満たさない公立保育所等の建物について、順次耐震化を実施しております。  課題につきましては、何より待機児童の解消が喫緊の課題となっておりますが、そのためには保育所等の整備による入所枠の拡大や私立幼稚園の認定こども園への移行推進が必要であり、またこうした入所枠の拡大にあわせて、教育、保育の質の向上に向けた取り組みや民間保育所等の保育士確保に対する支援が重要であると考えております。そのほか、保育所は長期閉鎖できないため、整備に当たっては仮設園舎建設もしくは移転のための用地確保も大きな問題となっております。  次に、10ページをお願いいたします。  施策分野ナンバー13「青少年・児童育成」で、小項目「(3)留守家庭・放課後等の児童育成」についてでございます。  この小項目は、4次総では資料①の7ページ、施策分野ナンバー10「子育て支援の充実」、「(3)地域における子育て支援の充実」と「(4)保育サービスの充実」に該当いたします。  現状としましては、留守家庭児童育成センターにおいて共働き家庭の増加などから利用ニーズが高くなっていることに加え、児童福祉法の改正により高学年児童も利用対象となりました。児童館、児童センターにつきましては、現在市内9カ所に設置しております。  課題につきましては、留守家庭児童育成センターでは、待機児童対策、高学年受け入れ、子ども・子育て新制度基準にのっとった運営を早期に実現する必要があると考えます。児童館については、放課後施策全体の中でどのような役割を担えるのか検討していく必要があると考えます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○吉井竜二 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆坂上明 委員   今から5次総を作成するにおいての課題ということで資料をこういうふうに書いていただいているところで1点だけ、こども支援局というのは子育てがもちろんメーンなので、そのところで、今はまだ4次総ですけれども、4次総の最初、つまり今から9年前か、それと今度31年となると、子育てに対する国の取り組みももちろん全然違ってきていると思います。西宮も来年四つ、再来年度七つ開園するんですよね。そう聞いておるんですけれども、つまり待機児童の解消ということが子育て支援の最たるものだということでやっていらっしゃると思うんだけども、ここで8ページのところに子育て支援ということ全般を書いていただいていて、そして4次総との比較ということで、7ページを中心とした比較としてそのように書いていただいているんだけれども、僕よく言うんですけれども、今言いましたように、4次総ができるときと今からとは違ってきているというのが、もちろん保護者の感覚も全然変わってきてはいると思いますし、ここで長期間保育のニーズが高くなっているということと同時に、今後の課題として、今言う病児保育であるとか病後児保育ということについての記載というのは今度は必要じゃないかなと思うんですよね。それをどのように書かれるのか。  例えば地域型の保育所、あるいは今度企業型、実際西宮は企業型というのは市としての関与というのは少ないとは思うんですけれども、その辺のことについての具体化するものとそうじゃないものと、それから全般的に書くのといろいろとあると思うんだけれども、子育て支援、保育サービスの充実ということになったら、切っても切れないところがあると思うんですけれど、その辺は今後まとめていく上でどのように考えていらっしゃるんですか。例えばその記載をするであるとか具体的なものをするとか、それは全般としてこれは詳細として各常任委員会なんかでいろいろと所管事務報告を考えているのか、そういうようなことも含めて今もしお答えが出るようだったら教えてください。その1点、以上です。 ◎保育幼稚園支援課長   病児保育についての5次総での取り組みということで、現在、部門別計画としまして、次世代育成対策推進法を根拠とする次世代育成支援行動計画、また子ども・子育て支援関連3法を根拠とする子ども・子育て支援事業計画という部門別計画におきまして、今おっしゃっていただきました病児保育につきましては取り組み方針などを決めておるところでございます。御指摘いただきましたように、病児保育というものにつきましても今後ニーズに合わせて取り組みを決めていきたいとは考えてございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  恐らく一番基本となることということで、現状と課題というこの小さくまとめた冊子になっていると思うんですね。その辺のところに待機児童解消のために国がいろいろとお金を出すとかして地域型でやるとか企業型でやる、あるいは言いました喫緊の課題として病児・病後児保育というのがあると思うんだけれども、ここの現状はこうだけれども、課題としてはこうだというのを書いていないのが何か逆に不思議だなと思いましてね。多分、この課題というものを今後いろいろと克服するためのものをつくっていくのだろうと思うんですけれど、これをつくられる段階において、そういうものがここに記載されていないのが不思議なんだけれども、それはそんなことないよ、これは全般的なことだから、そのこともしっかりと考えて今後の課題としてそれに直面して、今もちろん直面しているんですから、その課題克服のために頑張っていって、しっかりとその辺も今後明記していくという、そういう考えでいいんですか。 ◎子育て事業部長   今、坂上委員からお話しいただきましたように、今回総合計画という中では全ての課題を網羅したものではございませんで、ここに記述していない内容でも多くの課題があるものと認識しております。  今課長のほうから申し上げましたように、部門別計画の子ども・子育ての新プランを策定しておりますけれども、そちらのほうで病児保育については、やはり安心して子育てできる環境を満たしていくためには充実が必要だという意識を当然持っておりまして、その中ではそういった観点からの記述も踏まえて掲載していくという形にしております。  以上です。 ◆坂上明 委員   そうだと思うんですよ。ただ、何度も言うように、課題としてここに挙げていらっしゃらなかったからちょっと気になったもので、それはもちろん全般として、今おっしゃったように部門別の計画はもちろんあり、そして子ども・子育ての新プランとして掲載していくのはそれは当然のことだと思います。しかし、ここの所管事務報告の段階において、この冊子ができたときに課題としてどうして載ってないのかなということで僕はちょっと不思議に思ったんです。その辺はしっかりとやってください。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   ちょっと的外れになったら申しわけないですし、答えられる範囲だけで結構なんですけども、この5次総ができるタイミングと2019年に消費税が上がったときの使い道で、今、幼児教育無償化とかいろんなことが進んでいるんですけども、幼児教育無償化とこれができたというのが大体同じタイミングかなと思うんですけど、幼児教育無償化だったら、今まで在宅でいた子がだあっというふうなニーズがどっと出るという可能性があった場合、また違った考えが出てくると思うんですけど、その辺はどのようにお考えか、それだけちょっと、わからないかもしれないですけど、もしお答えできるようやったら教えてほしいんですけども。 ◎こども支援局長   ただいまおっしゃいましたように、確かに我々も今、国の施策がどうなるのかということで、最終的なものはまだ出てないわけですけれども、その段階でまさにこの計画プランが間に合うのかどうかというのは、我々ももちろん気にはいたしております。当然間に合えば、その施策に応じたものを考えざるを得ないと思いますけれども、どちらかというと分量的なものとして我々対応しないといけないものがたくさん出てくるんじゃないかというふうに思っております。今まで考えもしていなかったような全く違った新しいニーズがぽんと出てくるのかなというのは、今の段階ではまだちょっと見えていないところがありますので、当然その辺の動きも見ながら進めてはいきたいと思っておりますので、今後修正とかそういうこともあり得るものと考えております。  以上でございます。 ◆松山かつのり 委員   結構です。わかりました。 ◆はまぐち仁士 委員   3点あります。一つ目が8ページ、「(1)子育てに関する相談や支援体制の充実」のところの地域ニーズについて、二つ目が「(4)保育サービスの充実」における私立幼稚園の認定こども園への移行について、これは意見だけです。三つ目が、10ページ、「(3)留守家庭・放課後等の児童育成」の部分の「学校施設などを利用し」という部分について、それぞれ一問一答及び意見を述べさせていただきたいと思います。  まず、8ページの地域ニーズの件ですけれども、「地域のニーズを把握し」というふうにあるんですけど、具体的にどのようなニーズをどういった手法で把握するんでしょうか。 ◎参事(安福聡子)  子育てに関する相談・支援事業につきましては、市が直接対応する事業以外にも、民生委員、児童委員や地域団体ほかの協力を得て実施しておりまして、気になる家庭の情報や育児についての悩み、子育て支援に係る市民からの相談等を日常的に市に吸い上げ支援につなげていくよう努めております。また、親同士が気軽に集える場所が欲しいといった子育て世帯のニーズのほか、支援の必要な親子がいるがどこに相談をつないだらいいかわからない、子育て支援者が高齢化しているといった支援者側のさまざまな課題やニーズを把握することも子育てコンシェルジュの役割の一つと考えております。地域の子育て支援者と顔の見える関係を築くことで地域の実情を聞き取り、子育てに関するニーズの把握に努めております。  また、それらに加えて、西宮市子ども・子育て支援事業計画の策定に当たり、5年に一度、直近では平成25年11月に子育て支援事業に係るアンケート調査を実施し、地域の子育て支援サービスの利用状況や、教育・保育事業、一時預かり事業、病児・病後児保育事業等の利用希望や子育て支援で力を入れてほしいことは何かなど、子育て支援事業に係るニーズの分析を一定規模で行っております。  今後ともさまざまな手法により必要な情報やニーズの把握に努め、地域と連携した相談支援体制の整備に努めてまいります。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございます。  ニーズという意味でいうと、それがニーズであるんでしょうけども、例えば今御説明があったような親同士が気軽に集える場所が欲しいであったりとか、これもニーズで、あと支援の必要な親子がいるがどこに相談をつないだらいいかわからない、これって結構従前からわかっているような内容なのかなと思っているんですよ。それを改めて把握する必要性が別にあるのか、理由があるのかなと思っているんです。  例えばニーズがいわゆる正確性に欠いているのか、あるいは実際にアンケートにとった母数にまだ不安があって、よりもっと幅広い御意見を集めたいのか、あるいはここに挙げられたニーズ以外の新しいニーズをさらに見つけていきたいのか、この辺がちょっとよくわからないんですけど、具体的にその辺についてはどうですか。 ◎参事(安福聡子)  アンケート調査によるこういったニーズ把握につきましては、定点観測的に一定の期限でもって再度確認をしまして、その間に実施した施策が効果を発揮しているのかどうかということについても確認をしながら施策の充実に努めていきたいと考えておりますので、ある程度同じ内容の質問についても何度もお聞きしていくことが必要なのかなとは考えております。  ただ、時代の流れに応じまして新たなニーズが出てくることも考えられますので、そのことにつきましては、先ほど申し上げましたような地域のそれぞれの御意見を伺いながら把握していきたいと思っております。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   確かにそういうニーズの把握というのは、今後の施策を検討する上で本当に重要だと思うんですけど、今その手法について例えばコンシェルジュだったりとか地域の民生委員だとか児童委員の皆様が吸い上げてという一定の手法について、やはり一定課題があるのかなというふうに私も思っているんですよ。それでいうと、こういった手法を改めてより精度の高いニーズ、より多くのニーズを拾えるような手法を今後検討すべきかなと思っているんですけど、そういったものも課題に加える必要性というのは考えてないですか。 ◎参事(安福聡子)  この課題に記述を加えるべきという御意見でしょうか。 ◆はまぐち仁士 委員   はい。 ◎参事(安福聡子)  今のアンケート調査もその精度につきましては、そういった質問項目に非常に左右されるところがあると考えておりまして、まずどういうふうに課題を想定してどういうふうに聞いていくかということについては、確かに聞いていく側のアンケート主催者のセンスですとか、それまでに感じているニーズの捉え方にもよってくると思います。5年に1回と申し上げましたけれども、そのほかにも中間見直し等でアンケートなどをある程度の規模で実施する機会というのもございますので、2年か3年に一度ずつこのような形で実施していく予定にはしております。そこでどのようなものを課題と捉えてそこで聞いていくかについては、今後もこちらのほうで検討させていただきたいと考えておりまして、また御意見をいただければというふうに思います。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございます。  意見要望です。  ニーズってほんとに大事だと思うんですよ。やっぱりそれによって施策も大きく変わる可能性があります。ただ、5年に一度のアンケートというその5年で、保育需要の今の伸びを考えたら大きく変化しているわけで、物すごく変化する年数でもあるんですよね。それでいうと、やっぱり5年でいいのかというところもぜひ検討していただきたいですし、いま一度今の手法が本当にニーズの把握に最も適しているのかどうか、私は一般質問でアンケートを実施したらどうかというお話もさせていただきましたし、先ほど松山委員もおっしゃっていましたけど、これから幼児教育無償化みたいな新たな流れが出てくる中で、やっぱり需要の適切な把握をする必要性は本当にあると思っているので、ぜひこれは検討していただきたいと思います。  これについては以上です。  「(4)保育サービスの充実」については意見だけ。  私立幼稚園において保育ニーズに対応するように認定こども園への移行を推進する必要があるという課題が明記されている、これは本当に理解ができるところです。すごく重要なんですが、一方で、質問できないのは、これは教育委員会の所管になってしまうんですけど、じゃあ公立幼稚園はどうするのというのもやっぱり課題としてあると思うんですね。現に平成29年の6月定例会でわたなべ議員のほうから、公立幼稚園も認定こども園化に移行すべきだという質疑に対して、教育委員会のほうでは、保育施設としての視点も考慮するというふうに答弁しています。こういった部分も、私立幼稚園だけ移行してくれ移行してくれというのはなかなか厳しいものがあるので、まずは市も保育需要に沿って、適正配置の観点から移行していく検討も進めていくべきなのではないのかなと。ちょうど今、幼稚園教育のあり方についても議論しているさなかですから、ぜひこれを御検討いただきたいなというふうに、課題に盛り込んでいただければなというふうに意見として申し上げておきます。これは以上です。  最後、留守家庭・放課後等の部分で、「学校施設などを利用した」というふうに記載されていますけれども、実際、学校施設を利用することについては私もこれについてはいいんですけども、問題なのは、施設をどうやって利用するんだという課題が明記されてないんですね。これについてどのようにお考えですか。 ◎放課後施策推進課長 
     この部分につきましては、後ほど教育委員会が報告を申し上げるところですけど、今後、こども支援局、教育委員会が一体となって取り組んでいくところでございますので、私のほうからお答えさせていただきます。  今ほとんどの学校で教室等に余裕がない中、学校施設を活用して事業を実施しておりますけど、その事業を実施する場所としましては、専用スペースではなくて、特別教室など放課後一時的に利用する施設を活用しております。  ただ、放課後一時的に利用するに当たりましても、学校との調整であったり、それから学校の運用のルールがございます。こういったところが課題となって、この事業の展開についてはなかなか進みにくい部分でもございます。この部分は、委員おっしゃるとおり課題でもございますので、こちらの記載につきましては、改めて記載内容について検討したいと思います。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございます。  意見要望です。  確かに学校施設の活用というのは本当に課題だと思う一方で、やはり施設を活用すると、先ほども言ったように、教員への負担というのも当然やっぱり課題として出てくるわけです。なので、そういった課題はしっかり明記して、ここについてしっかりと取り組んでいただく必要性があると思うので、相手のあるという言い方はちょっと語弊があるのかもしれないですけど、学校側の施設の利用実態とか考え方等々もありますので、やっぱりそこら辺はしっかり丁寧に課題として取り上げてやっていただきたいと思います。  私も平成29年9月、教室の活用について質疑させてもらっている中で、指針を設けるというふうに教育委員会に先ほど答弁いただいているので、ぜひ指針をしっかりと設けていただいた上で、学校施設を利用できるように進めていただきたいと思います。  以上です。 ◆岩下彰 委員   これから先まだ来年も議論する機会がたくさんあると思うので余り言いたくなかったんですけども、ちょっと資料①と資料②を見ていて感じたのが、4次総でやってきたことの総括というか、そういうふうなのが何か、4次総にはこういうふうな、課題が総括になるのか僕もよくわからないんだけど、この部分はもう十分にやり切ったとか、これはまだ引き続いて課題がありますよとか、そういう読み方をこれでしたらいいんだろうけども、どうも何かそういうふうにならないなという感じがします。  例えば「(4)保育サービスの充実」というところを見ると、これは4次総なんですよね。例えば私が思うのは、この文章を読んでみると、「保育所待機児童の解消を図るとともに、多様化する保護者のニーズに対応するため、延長保育や一時預かり、休日保育など保育サービスの充実を図り」と、これをやって進めてきたことがどういう問題を生んだのかというのは総括にあるんですか。これは際限ないじゃないですか、保護者のニーズに対応するんだとなったらね。休日保育をせいと。ふだんを延長せい、早くやれ、土曜日やれ、日曜日もやれということですか。そんなふうに応じてきたことがどういう問題を生んできたのか。当然保育士の確保なんかできないですよ、これだけ働かされたら。  どうなんですか、それ、総括というかね、全般的なことでいいですけども。まだ10年たってないから何とも言えないんだけどね、9年近くたってきたわけだから、こういう施策でやってきたことが何を生み出してきたのか。  例えば、私の持論としては、ゼロ歳とか1歳というのは、育児休業とか産前産後休業とかそういうのをきちっと保障して、会社もそれは責任を負うべきやと思ってるんですよ。働いている先もね。幾ら小さくても、自由業であろうと何だろうとね、それを国も社会もそうやってある程度保障していくと。そして、ゼロ歳とか1歳については、保護者におうちで頑張っていただけませんかと。だから、会社員や公務員にある育児休業も大事だけども、それを完全にやらせるにはどうしたらいいかとか、それからそういう会社に勤めてなくても仕事もありますわね。そこで育休が欲しいなと思っても、そういう制度がないからとれない。でも、それを制度としてきちっと保障すべきだとか、そういうことを誰かが言っていかないと、いつまでたっても私はこの問題は解決しないと思うんです。というようなことが総括的なことは何かないですか。どうですか。またこれから議論をいっぱいさせてもらいますけどね、きょうはこの辺をちょっと聞きたいなと。 ◎子供支援総括室長   今、岩下委員おっしゃったことに関しましては、我々、待機児童対策等を進める中で、国の方針といいますか、今おっしゃるような育児休業制度がとれる会社と、特に中小企業なんかは非常にとりにくいところも当然あるかと思いますけども、ある意味我々ができることと我々ではできないところ、ただ、それについて黙っていていいのかというのもありますので、そのあたりはこれからもどのようにそういうことを醸成していったらいいのか、今現在でもワーク・ライフ・バランスが大事だというようなことでの啓発なんかも、一定就業の部分ではそういうこともやっていっていますので、可能な限りで市当局でどういうふうにすべきかというのはまた検討が必要だと思います。  以上です。 ◆岩下彰 委員   一自治体がそんなことを出したって、国の課題ですからそういう対応はなかなか出てこないと思うんだけども、誰かがそれを言っていかないと、どうして日本の会社とか何とかというのはその辺をきっちりとせんのかなと私は思うんですよ。もう日曜日は働いたらあかんのやとか、きょうの昼のニュースだったかな、大阪府立高校なんかでも7時以降は超勤したらあかんと、もう鍵を閉めるんやと、こういうような方針を出してきて、そういう実力行使とかしない限りはいつまでたってもそんなんが直らないという気がしてます。一事が万事、何事についても日本の場合それで共通していて、せっかくいい制度があったとしてもじゃじゃ漏れで何にもならない。  例えば、休日まで公立保育所をやれと言われたらどないされますか。人を確保できるんですか。学校の学童保育もそうじゃないですか。やっと全校が3年生まで実施するようになったら、今度は時間を延ばせでしょう。土曜日もやれでしょう。夏休みももちろんやれと。今度は4年生、5年生、6年生もやれと。保護者は一体子供に対してどうするの、どうなのかね。育児放棄してませんかね。と私は思います。これから言うていきます。誰も言わないんだったら私が言っていきますけども、そういうような感じを、だから総括でも僕は一つ欲しいね。何か総括が抜けているような気がするんだけどね、総括という欄が。  きょうはもういいです。この程度で、このぐらいにしておきます。 ◆福井浄 委員   私も、5次総のほうの中身なんですけども、「子育て支援」に書かれている中で、1番のところの子育て支援で、今までの現状は「民生委員・児童委員の協力を得て、健やか赤ちゃん訪問事業を実施している」、課題が「地域のニーズを把握し、地域と連携した相談・支援体制の整備が必要である」等々言われているんですけれども、全般的なところでいいますと、民生委員や児童委員とかが地域の課題の声を拾ってきて上に吸い上げるという形を書かれているんですけども、今個人に頼るような仕組みになっていて、本当に全部の声が拾えるのかというのはすごい疑問に思います。  研究テーマで行ったところ――堺市に行かせてもらったんですけど、組織的なところで機関というか、保育所がそういう健やか赤ちゃん訪問事業とかをやったりとか、地域の子育てについて相談を聞いたりとかいうことをやってたんですけども、仕組みの上でそういう組織的な形でつくらんと、地域的な声とかを拾うことは非常に難しいんと違うかなと思います。アンケートも期間が長いですし、保育所の方々が訪問していると、その都度都度で吸い上がるような形になっているので、こういう個人に頼る仕組みというのを組織的に変えるというような意見というか、課題解決のところに書かれたりしないんですか。 ◎子供家庭支援課長   健やか赤ちゃん訪問事業についてお答えさせていただきます。  西宮市では、こちらのほうは民生委員、児童委員個人に依頼しているわけではなく、健やか赤ちゃん訪問事業におけます訪問業務を西宮市民生委員・児童委員会に依頼し実施しております。ということは、民生委員・児童委員会という組織になりますので、そういうところからやっているということになります。  また、各校区の主任児童委員と区域担当の民生委員・児童委員が連携して対応していただいておりまして、子育て家庭の孤立化を防ぐことが児童虐待を未然に防ぐことにつながるという考えから、子育て家庭と地域のパイプ役としての役割をお願いしているという形で、組織としてやっていただいているということになっていると考えております。  以上です。 ◆福井浄 委員   今、民生委員さんとか、なり手が非常に少なくなっていて、新しい人を入れていくというのは非常に難しい状況になっていて、子育て世帯の方々もたくさんいらっしゃって、在宅の方もいらっしゃるということになると、数的に全部を訪問して、また民生委員さんは、いろいろ見られる方もいらっしゃるけれども、一定例えば保育士の資格があったりとか専門家でありますよね。ですから、一定の基準を見ながらニーズを把握するときに一定の質というのが出てくると思うんです。ですから、組織的なものを見たらいいんですけれども、会、組織があるから、それが組織だというのはちょっと違うように思うんですけれども、その辺はいかがですか。 ◎子供家庭支援課長   確かに組織として統括的に管理ができているかというと、そこら辺のところにつきましては委員が指摘されるところはありますけれども、やはり西宮市としてはこういった形の今の地域のつながりを重視する形で対応させていただきたいとは考えております。 ◆福井浄 委員   深く言ってもあれですけど、また申し上げていきますけど、今例えば挙げたのは健やか赤ちゃん訪問事業であったんですけども、堺市の場合、そこが保育園に訪問されたりとか一時預かりとかいろんな機能を含めながら効率的にやっていたというところがありますので、全体の組織として市が子育てに対して支援をしていくという体制をもっとつけていかないと、この内容ですと民生委員さんがそのまま事業的に同じような形になっていって、相変わらずなり手が難しいという形で問題はずっと続いていくんじゃないかなと思いますので、組織でやるか個人的に見ていくかというのは全く観点が変わってきますから、ぜひともそういう観点を入れた子育て全体でやる施策にしていただきたいと思います。  済みません、あともう一点あります。  別のことなんですけども、保育園に関して、もちろん待機児童がたくさんになってきているからということで、公立保育園というのもずっと今まで、過去に民営化という議論があったと思うんですが、そのまま進捗していない状況があるんですけども、ここの中には将来において民営化していくかというところが全くないんですが、そこのところはどういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎子育て事業部長   今、委員御質問にあった保育所の民営化の問題でございます。  公立保育所の民営化につきましては、過去平成19年度でございますが、3園を民間移管する計画案を策定しておりましたが、待機児童の問題が非常に深刻化する中で、対象園の近傍市有地に民間保育所を先行整理するという手法に見直しをしたところでございます。まずは待機児童の解消を目指しておりまして、定員を超えた受け入れの提言が可能となる時期に民間保育所の配置状況ですとか、保育需要の推移を考慮しながら、保育所の適正配置を含めて、今後民間移管についても検討していくべき課題であるかなというふうに認識しているところでございます。  以上です。 ◆福井浄 委員   平成19年から待機児童の問題が深刻化してそのまま進んでいないという状態になっております。それがひいては、保育所自体がそのまま新たな改築もほとんどされずに老朽化していき、公立の保育所も状態的に悪くなってきていると。だったら、民営化した後に民設で新しい保育所を建ててもらったほうが、人員も吸収できるでしょうし、施設自体も新たになるんじゃないかと思いますので、ぜひともその辺は5次総のほうに設けないと、ずっとそのままあと10年同じような形で改築しながらとか補修しながらやると、またそれも非常に問題があると思いますので、ぜひともその辺は取り組めるようにお願いいたします。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   資料②のほうで「子育て支援」の施策分野の中の(1)と(2)の両方ともに相談体制ということが書かれているんですけれども、この違いとか、あるいは政府のほうでこういうのをつくれというものがあるのかないのか、そういうことに沿っているのかどうか、教えてください。  聞いていることわかりますか。西宮市独自のことを考えているのか、それとも新しい事業を提起されていて、そういうものをやろうとしているのか。上の(1)のほうも相談・支援体制ですし、(2)も相談体制の強化というふうに書いているんですけど、それぞれどう違うのか、何を考えてはるのか、教えてください。 ◎子育て支援部長   小項目の(1)と(2)の違い、これはこちらのほうで小項目をどういうふうに書いていくかというとこら辺の中での違いなんですけれども、(2)から申し上げますと、「支援の必要な子育て家庭に対する福祉の充実」ということで、ここの中に書いてございますように、ひとり親家庭であったり、社会的、経済的に問題を抱えた家庭に対する相談体制についての相談ということになってまいりまして、(1)のほうの「子育てに関する相談や支援体制の充実」につきましては、特に問題を抱えているというわけじゃないですけれども、子育て家庭全般に対する相談体制についての違いというふうに御理解いただければいいかと思います。  西宮市独自で何か考えているのかというのは、当然相談体制というのは、各課によって相談業務を行っている課が違っておりまして、そこで西宮市独自で行っている施策についても、この取り組み──まだこの課題までしかここには載せておりませんけど、今後取り組みの中で検討した上で書いていくという形になりますので、現時点で何について書くかというとこら辺までは検討の段階ですので申し上げることはできません。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   もう既にやっている事業の充実ということでしょうか。もしやっているとしたら、その事業はこの事業ですというのを教えてもらえますか。 ◎子育て支援部長   当然、今現在やっている相談業務につきましても充実を図っていかないといけない部分というのもございますでしょうし、これから新たに相談体制としてつくり上げていかないといけない部分というのもあると思います。今、4次総と5次総の中で、今回分類が新しくできる関係で違ってきていますので、4次総でここの分類だったものが5次総の(1)に来るというような部分が、細かく言えばいろいろ事業が入ってくる部分がありますので、現時点で4次総の時点で行っている事業も当然5次総の中に入ってきて、その中で今の体制では十分じゃないというとこら辺を拡充するという意味で、既存の施策についても拡充というのは入ってくるかと思います。  以上でございます。 ◆庄本けんじ 委員   今現にやっているのがあれば、例えばこれですというのを挙げるのは難しいですか。挙げてもらえませんか。(1)ならこれ、(2)ならこれと、現事業を。 ◎こども未来部長   (1)に関して申しますと、既に市内20カ所の子育てひろばができる予定です。それから、あと社協が実施しています地域子育てサロン、これが35カ所程度ございます。それは各地域に結構散らばってあるんですけれども、これを有効に連携させて、利用者支援事業──子育てコンシェルジュにつきましても、一応市内に4カ所整備する予定ですので、これらを有機的に活用しまして相談体制を構築したいというふうには考えております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   大体方向性はわかりました。  以上でいいです。 ○一色風子 副委員長   意見だけ。  先ほど岩下委員がおっしゃっていた件なんですけれども、私も本当にそうやろうなというのは思っています。目の前にある課題があって、それに向かって今市のほうは対策を練っていかれているのかなと思うんですけれども、市のほうが主導になって子育て環境をよくすることというのもできると思うんですね。それは、こども支援局だけで考えることというのは非常に難しいことだと思いますので、今回所管局というふうになっていて、こども支援局がここを頑張りますみたいなことだとは思うんですけれども、横のつながりで他局にもしっかりと連携していただいて子育て支援ができるような取り組みをぜひやっていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○吉井竜二 委員長   次に、教育委員会から第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況について報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎教育企画課長   それでは、教育委員会所管分につきまして御説明をさせていただきます。  なお、資料①、4次総の説明に入る前に、少し補足をさせていただきます。  4次総の所管局につきましては、主な局で記載をされております。教育委員会の場合でいいますと、ナンバー1「人権問題の解決」とナンバー8「芸術・文化の振興」の中にも所管分が入っております。あわせて御説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  では、資料①、4次総の主な実績をお願いいたします。  1ページ、ナンバー1「人権問題の解決」でございます。  「(2)人権教育・啓発の充実」のうち、教育委員会所管分です。  4次総での新たな取り組みとして、平成27年度から他文化共生イベント「わ~るど・にじいろ・まつり」を開催しております。  4ページ、ナンバー7「公民館・図書館機能の充実」です。  「(1)公民館事業の充実」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成21年度にインターネットによる予約の受付、25年度に口座振替による使用料の収納、営利目的の使用基準緩和を行いました。また、28年度に使用区分の細分化を行いました。なお、24年度から27年度にかけて4館での耐震化工事も実施をしております。  「(2)図書サービスの充実」でございます。  4次総での新たな取り組みとして、平成21年度に山口分室、若竹分室を開設しました。24年度に北口図書館の開館時間の繰り上げ、27年度に中央・鳴尾・北部図書館の開館時間拡大を実施しました。  「(3)読書活動の推進」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成23年度に学校図書館との連携を拡充し、24年度には、本の修理やイベントを行うボランティア活動の拡充を図りました。  5ページをお願いいたします。ナンバー8「芸術・文化の振興」です。  「(5)文化財の保存と活用」でございます。  4次総での新たな取り組みとして、23年度から史跡等整備事業を実施しました。28年度には、歴史資料のデジタルアーカイブ化を実施しました。  「(6)郷土資料館等の充実」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成24年度に郷土資料館を法に基づく博物館として登録をしております。  8ページをお願いいたします。ナンバー11「家庭教育の支援と青少年の健全育成」でございます。
     「(1)家庭の教育力の向上」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成23年に家庭教育に関する五つの実践目標を社会の変化に対応し改定をしております。  「(2)体験活動の推進」でございます。  4次総での新たな取り組みとして、平成21年度より小学校低学年向けのこども野外活動体験事業を実施しております。また、平成27年度に子供の居場所づくり事業を開始しました。  「(3)野外活動指導者の育成」でございます。  4次総での新たな取り組みとして、平成26年度から28年度に野外活動指導者養成講座ジュニアコースを開設しました。  「(4)青少年関係団体活動への支援」でございます。  4次総以前からの取り組みとして、青少年関係団体への事業費等の助成などを実施しております。  「(5)青少年健全育成体制の充実」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成25年度より毎年「インターネット・ケータイガイド」を発行しております。  9ページをお願いいたします。ナンバー12「学校教育の充実」でございます。  「(1)幼稚園教育の充実」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成21年度から幼稚園地域ふれあい事業を実施しております。また、26年度に「市立幼稚園のあり方」を策定し、市立幼稚園の方針を示しております。  「(2)小・中学校教育の充実」でございます。  4次総での新たな取り組みとして、平成21年度から学校情報化を進めました。25年度からはいじめ防止基本方針の策定、学力向上委員会や学校給食審議会の設置などを進めてまいりました。  「(3)高等学校教育の充実」でございます。  4次総での新たな取り組みとして、平成25年度の西宮東高校人文・社会科学コースの設置、26年度からの通学区域拡大に伴う合同説明会の実施などがございます。  10ページをお願いいたします。  「(4)特別支援教育の推進」でございます。  4次総での新たな取り組みとして、平成27年度からインクルーシブ教育システムの構築に向けて取り組んでおります。  ナンバー13「信頼される学校づくり」でございます。  「(1)家庭・地域と共に歩む学校づくり」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成23年度から教育連携事業を実施しております。  「(2)教職員研修・研究活動の充実」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成23年度より教科研究委員による教科研究及び指導助言を始めています。  「(3)安心・安全対策事業」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成25年度より遠距離通学費の補助を実施しております。  「(4)学校組織の確立・活性化」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成21年度からシステム導入による校務改善の取り組み、23年度から小中一貫教育モデル校の指定がございます。  「(5)学校への支援体制の充実」です。  4次総での新たな取り組みとして、平成25年度より学校問題解決支援チームによる学校支援、学校問題主任専門員、教育相談員、スクールソーシャルワーカー、スクールサポーターの配置を始めております。また、29年度よりいじめ相談専用ダイヤルを開設しました。  11ページをお願いいたします。ナンバー14 「計画的・効率的な学校施設運営」です。  「(1)児童急増対策」です。  4次総での新たな取り組みとして、高木北小の新設に加えて、現在、深津小で増築を行っております。  「(2)学校施設の耐震化」です。  4次総での新たな取り組みとして、耐震化推進計画の改正に加えて、上甲子園小と南甲子園小の増改築や非構造部材の耐震化を実施しています。  「(3)学校施設整備」です。  4次総での新たな取り組みとして、夙川小や西宮養護など6校での改築に加え、空調整備やトイレ改修などがございます。ハード整備以外では、23年度の「修繕及び改築における基本的な考え方」、26年度の「施設整備における優先度の考え方及び優先度の高い学校の選定」の策定に加え、29年度より長寿命化計画の策定を進めているところでございます。  資料①の説明は以上でございます。  続いて、資料②、5次総の現状と課題をお願いいたします。  資料②、1ページ「1 地域」でございます。  参考までに、4次総を参照される場合は4ページをごらんください。5次総は1ページ、4次総は4ページでございます。  小項目の「(3)コミュティ拠点施設の有効活用」のうち公民館でございます。  現状としましては、地域の拠点施設として存続させるとしています。  課題につきましては、地域における施設の総合的活用方針に基づき、他の集会施設との間で事業や施設の連携を進め、市全体で効率的に施設を活用する必要があるとしております。  公民館は地域活動の拠点施設として、地域住民が地域課題を発掘し学習する活動が主たる取り組みであるため、「地域」に分類をしております。  7ページ、「10 共生」をお願いいたします。  参考までに、4次総を参照される場合は1ページをごらんください。5次総は7ページ、4次総は1ページでございます。  小項目の「(1)人権問題の解決」のうち教育委員会所管分でございます。  現状としましては、社会の変化に伴い、新たな人権問題が顕在化しております。  課題につきましては、平成28年度にいわゆる部落差別解消推進法などの法律が施行されたことを踏まえ、関係機関と連携し、効果的な人権教育を推進する必要があると考えております。  8ページ、「11 子育て支援」をお願いいたします。  参考までに、4次総を参照される場合は9ページをごらんください。5次総は8ページ、4次総は9ページでございます。  小項目の「(5)幼児教育の充実」です。  現状としましては、幼稚園教育要領のもと、子供主体の遊びを中心とした保育を実施しております。  課題につきましては、新幼稚園教育要領に基づき、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を育ちの方向性とし、学校教育を通して育むべき資質、能力の基礎を培い、小学校教育との円滑な接続を図る必要があると考えております。  9ページ、「12 学校教育」をお願いいたします。  参考までに、4次総を参照される場合は9から11ページをごらんください。5次総は9ページ、4次総は9から11ページです。  小項目の「(1)教育環境の整備」でございます。  現状としましては、校区によって児童生徒数の違いが顕著になっております。  課題につきましては、学校規模の違いによって教育上の効果に悪い影響が出ないよう、教育環境を整備する必要があると考えております。  小項目の「(2)小・中学校教育の充実」です。  現状としましては、学習指導要領のもと、読書活動の推進、理科・科学教育の重点化、基礎学力の定着などに取り組んでおります。  課題につきましては、新学習指導要領のもと道徳や外国語などの新しい教育にも積極的かつ効果的に取り組む必要があると考えております。  小項目の「(3)高等学校教育の充実」でございます。  現状としましては、平成27年度より拡大した通学区域の中で選んでもらえる学校となるよう、特色化を進めております。  課題につきましては、学習指導、生徒指導、部活動等を充実させる必要があると考えております。  小項目の「(4)特別支援教育の充実」です。  現状としましては、インクルーシブ教育システムの構築を目指し、学校教育においても合理的配慮の基礎的環境整備が進むよう、特別支援教育を進めています。  課題につきましては、特別な支援を要する子供の教育的ニーズに応じた合理的配慮の基礎的環境整備のあり方を早急に検討、構築するとともに、医療や福祉ともより一層連携する必要があると考えております。  小項目の「(5)学校生活の安全・安心」です。  現状としましては、いじめ、不登校、食物アレルギー、保護者対応などについて丁寧に対応しております。  課題につきましては、生徒指導体制及び学校問題解決支援体制、安全な学校給食の実施などに取り組む必要があると考えております。  小項目の「(6)心や体の育ちを支える教育活動の充実」でございます。  現状としましては、自然体験活動、トライやる・ウィーク、部活動などに取り組むことを通して、健康な体や人格形成に資するよう取り組んでおります。  課題につきましては、五感に働きかけ心を揺さぶる直接体験、仲間とともに運動や芸術に打ち込む部活動、国際交流、人権教育などに取り組む必要があると考えております。  小項目の「(7)教職員の力量向上」です。  現状としましては、職務研修や専門研修などを計画的に実施しています。  課題につきましては、ライフステージに応じた研修計画に基づき、専門性や人間性を高める研修を行う必要があると考えております。また、総合教育センターのあり方について検討を進める必要もあります。  小項目の「(8)計画的・効率的な学校園施設の整備」です。  現状としましては、耐震化やバリアフリー化などに注力した結果、老朽化が進み、事後保全的な改修で対応していること、良好な教育環境の確保を目的に、優先度の高い学校から改修に取り組んでいること、児童生徒数の増加に伴う教室不足により、仮設教室の配置や校舎の増築等を行っていくことの三つを挙げております。  課題につきましては、財政負担の平準化のため、計画的な維持修繕が必要なこと、維持管理や更新のコスト縮減のため、予防保全による施設の長寿命化が必要なこと、長く使える施設整備や長期的な児童生徒数の減少を見据えた施設整備が必要なこと、教室不足の見込みを把握して、コストと教育環境を勘案した対応が必要なこと、この四つが大きな課題と考えております。  10ページ、「13 青少年・児童育成」をお願いいたします。  参考までに、4次総を参照される場合は8ページをごらんください。5次総は10ページ、4次総は8ページでございます。  小項目の「(1)青少年健全育成体制の充実」です。  現状としましては、体験活動事業の実施や関係団体の活動支援、青少年補導委員による巡回、その他広報・啓発事業を実施しています。  課題につきましては、有効性とニーズを踏まえた事業の見直し、インターネットの問題に関する啓発活動が必要と考えております。  小項目の「(2)地域・家庭の教育力の向上」です。  現状としましては、学校、家庭、地域が連携し、子供の学びと育ちを支えるため、教育連携事業と家庭教育支援事業を推進しております。  課題につきましては、地域人材の育成、孤立した家庭への働きかけが必要と考えております。  小項目の「(3)留守家庭・放課後等の児童育成」のうち教育委員会所管分でございます。  現状としましては、学校施設などを活用して子供の育ちにつながる放課後の居場所づくりを進めております。  課題につきましては、各放課後事業間の連携や調整を図りながら、効果的、効率的に居場所づくりを進める必要があると考えております。  「14 文化・芸術」です。  参考までに、4次総を参照される場合は5ページをごらんください。5次総は10ページ、4次総は5ページでございます。  小項目の「(5)文化財の保存と活用」です。  現状としましては、文化財の保存と活用に関する総合的な計画に基づき、調査、保存、活用等文化財の保護を推進しています。  課題につきましては、文化財保護法の改正を踏まえた行政の推進体制の構築、市民の学習やボランティア活動のニーズに対応し、文化財保護をまちづくりに生かす必要があると考えております。  11ページ、「16 生涯学習」をお願いいたします。  参考までに、4次総を参照される場合は4ページをごらんください。5次総は11ページ、4次総は4ページでございます。
     小項目の「(2)図書館機能の充実」です。  現状としましては、図書館事業計画に基づいた読書活動の推進、市民の課題解決に資する運営に努めております。  課題につきましては、多様化する市民ニーズに対応した情報拠点として積極的に市民生活を支援する必要があると考えております。  説明は以上でございます。  なお、この5次総に係る基本計画につきましては、3月議会で素案をお示しする予定でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○吉井竜二 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆庄本けんじ 委員   1点お聞きします。  トライやる・ウィークですけど、これも継続して取り組む部分に入ると思うんですけれども、チラシ配りとか――ティッシュ配布は見てないですけど、そういうこともあるようなんですけど、体験とは言えない、もう労働になっちゃっているという部分だと思うんです。チラシ配りなんていうのは、体験というよりも労働ということになっていると思いますので、そういうことはきちっと精査していただいて、純粋に体験というふうに言えるようなものにしていただきたいなという──何か意見になっていますが、その辺どうなんですか。見受けたことがあるんですけど、どんなことをやっているかというのは全部把握されてますでしょうか。 ◎学校教育部長   トライやるの実施につきましては、各学校のほうで設置しております推進委員会というところが主となって、各地域の事業所に子供たちの体験活動をお願いするというふうに進めております。体験中は、各教員がそれぞれの事業所を回って子供たちの様子、それから活動の内容等を把握しております。全ての活動が終わりましたら、学校ごとに総括をして、そしてまた市全体でも総括をするというふうな形をとっております。  今年度も総括の会がございまして、もう回を重ねてきておりますので、そもそもこれは何のために始めた事業なのか、一番大事にするのは何だろうかということを確認しました。今委員が御指摘されたように、子供が地域の大人に育てていただく、直接体験をさせていただくということを重視してこれからも進めていきたいという確認をしております。  今、御紹介いただいた場面があったかなかったかというそこの詳細までは把握はしていないんですけれど、例えば私どもが回ったときに、挨拶のお稽古をしていたりとか、それからその事業所で子供たちにできそうな作業を体験させていただいたりということで、一見労働に見えるような場面もあったかと思いますが、そこには必ずその事業所におけるその仕事の役割とか意味というものを語っていただいているのではないかと考えております。  今おっしゃったような単に子供たちが労働力として使われるということがあってはいけないと思いますので、その確認は今後も必ず努めてまいりたいと思っております。 ◆庄本けんじ 委員   あえて繰り返しますけど、チラシ配りというのは明らかに労働になりますから、本来働いている人が配らなきゃいけないのを、かわりに配っている状態ですから、それを横で見ているならいいですよ。子供がどんなふうな雰囲気で配っているのかとかということを見ての体験ならばいいんですけど、完全にこれは労働の域に達していると思いますので、そこまで注意して見てあげていただきたいなと思います。  以上です。 ◆松山かつのり 委員   1点だけです。  ちょっと記憶の部分もあるので、もう一回、申しわけないんですけども、今後、西宮市が高齢社会に向けて、例えば認知症を学ぶであるとか社会保障を学ぶであるとか、そういった学びの場を設けるというふうに僕は認識をしておるんですけれども、それから税ですね、税の使い方であるとか、そういった教育というのは、対高齢社会になっても子供の知識の活用というか、学びの場というのはかなり必要やと思うんですけど、これが反映されているとしたらいいけども、ちょっと見当たらなかったので、その辺のお考えを1点だけお聞きしたいと思います。 ◎学校教育部長   今回お示ししておりますのは、本当に具体的な教育内容まで書き切れていないところがあって大変申しわけないんですけれど、特に小・中学校、高等学校の学校教育の中には、当然社会福祉であるとか、今御指摘いただきました高齢者の問題とか認知症の問題とか、それからあと病気の問題とかさまざまな課題がございます。それらにつきましては、教科書で取り上げられていることも含め、また委員各位から御指導いただいた内容も含めまして、西宮の学校教育の現場で進めていきたいという考えはございます。 ◆松山かつのり 委員   結構です。 ◆坂上明 委員   2点、同じような方法で聞かせてもらいます。  平成31年から10年間ということと、そして4次総の今の時点での現状、課題ということで書かれていらっしゃるんですけれども、そこで9ページに「(2)小・中学校教育の充実」あるいは「(3)高等学校教育の充実」、そしてそれに恐らく合わせてでしょうけれども、「(7)教職員の力量向上」というようなことが書かれています。  ここでちょっと思ったのが、もちろんこれは今後の課題としてですから、全般的に小・中学校のことなんかは新学習指導要領とかに書いていらっしゃるんですけれど、もちろん全般的には書かれるんだろうけれども、18歳選挙権というのが、明治5年かな、明治5年に初等中等教育が確立されてからやから大体130年ぐらいになるかな、その中で初めて高校生に有権者がいる、そういうふうなことが今後未来永劫続くわけじゃないですか。今まででしたら、例えば政治であるとか時事問題というのは結構敬遠されていたところがある。これは政治的中立と非政治性がごっちゃになってしまって、その辺を敬遠するということがよくあったと思うんですよね。あくまでも政治的中立性の上で政治を教えていくというならいいんですけども、非政治性とごっちゃになってしまっていて、今までは先生方も政治問題、時事問題というのはなかなか子供たちに教えられなかった。自分たちが子供のころ、約40年以上前のことでもそうだったというふうに僕は覚えとるんですよ。  その中で、大改革の18歳選挙権ということで、そういう主権者教育についてのことというのは今後の課題として別途書いていただくようなことはできないのかなと。もちろん今後あるんだと思います。課題として載っていないことについて僕はちょっと思ってるんですけれどもね。ということは、やっぱり教職員のこの辺の主権者教育に対する知識というものが非常に要求されるものだと思いますので、その辺のところをどう考えていらっしゃるかというのがまず1点。  それと、9ページの5番目のところの「学校生活の安全・安心」というところで、これ4次総の場合でしたら10ページのナンバー13の3番目、「安心・安全対策事業」として、例えば校門の警備や校内巡視、あるいは通学路や校区内云々とこのように書かれてあるんだけれども、現状としてこういうこともここには書かれてなくて、今後の対策として特に子供たちの生命、安全・安心というのは避けては通れない。確かに防犯カメラのことは別のところに書かれてますよ。市民局やったかな、市民局のところで書かれているのはあるんだけれども、教育委員会としても当然子供の見守り──1ページの「2 安全・安心と日常生活」、「(1)地域防犯の推進」というのは書いていらっしゃるんだけれども、これとは別にやっぱり教育委員会としてしっかりとそれは捉える必要があると思う。4次総にはそれが書かれてあるのに、こっちには書かれてないというのが、今後の課題として本当に克服してしまったのかと。決してそうじゃないと思うんですよ。防犯カメラの台数なんかも考えると、今から幾らでももっともっと整備していかなきゃいけない。ましてや今からの時代というのはその辺が大事だと思うんですよね。とんでもない犯罪者というのは出てきているんですから。  その辺の二つ、この2点だけ、考え方を教えてください。  以上です。 ◎学校教育部長   まず、1点目の18歳選挙権のことなんですが、議会でも御指摘いただいているとおり、私どもも大変大きな改革が行われたと思っております。特に有権者が教室の中にいるという今までになかったことが起こっておりますので、これまで以上に生徒に対しては、政治的な中立性を学校の中で担保しつつ、有権者ですので、自分でしっかりと政治のことについて考えていく力をつけていきたいというふうに思っております。  今回、本当に限られた紙面で表現し切れなかったのは大変申しわけなく思っておりますが、中学校の公民科の教育、それから高等学校の教育には必ずその内容については今後取り組んでいきたいというふうに思っております。  また、あわせて、それを指導する教職員が、本当に今委員が御指摘されたように、しっかりと指導ができなかったらいけませんので、教員自身の資質向上にもしっかりと取り組んでいって、政治的な中立性を担保しつつ、しっかりと政治と向き合う、そういう判断ができる子供を育てていくという力量を備えた教職員を育んでいきたいというふうに考えております。  2点目につきましては、これも御指摘のとおりで、4次総で明記しておりましたその事業レベルまで今回課題のところでは書き切れておりません。ただ、御指摘いただいたように、子供たちの学校における間の安心・安全、それから通学途上の安全、それから地域の方に大変お世話になっております見守り活動も、今後も継続していくことは間違いございませんので、そのことがこのような計画において市民の方に伝わるように表現も今後工夫してまいりたいと思っております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   2点お願いします。幼児教育の充実について、これが一つ目で、二つ目が特別支援教育の充実について、それぞれに応じて質問させてもらいます。  まず、幼児教育なんですけれども、先ほどこども支援局のほうでも意見を言わせてもらったんですけれども、その上にある「(4)保育サービスの充実」のところで、「私立幼稚園においても、保育ニーズに対応するよう、認定こども園への移行を推進する必要がある」というように明記されています。平成29年6月の定例会でわたなべ議員が公立幼稚園の認定こども園化について一般質問をされています。答弁としては、保育施設としての視点も考慮するというふうに答弁されているんですけど、これって課題に入れないんですか。 ◎学校改革部長兼学校改革調整課長   ただいまの御質問ですけれども、今、幼稚園のあり方につきましていろいろな議論、検討をしているところですので、そのあたり、今度の3月ですね、その時点では一定の方向性は示していきたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   今現状で検討されていらっしゃるということなんですけれども、ということは、そのあり方が完成したというか、一定示された時期にこの課題というのは記載しなくても十分問題ないというふうに認識していいんですか。 ◎学校改革部長兼学校改革調整課長   どんな形で盛り込むかというのはこれからの検討になりますけれども、一定そういうふうな部分につきましても、検討した結果は入れることになるだろうというふうに思っております。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   ありがとうございます。  意見要望なんですけど、これからの10年間どうあるべきかという中で、今、「(5)幼児教育の充実」という中でそのあり方について検討されているのは重々理解していますし、それは検討中であることも理解はしているんですけど、そんな簡単に課題ってね、やっぱり10年、多分それぐらいのスパンはかかるのではないかなと思うんです。当然ながら、それ以外にも需要はどんどんやっぱり変化もしていきますし、先ほど松山委員もおっしゃっていたように、幼児教育の無償化、こういった外的な要因も含まれてくるので、どう振れるかわからない状況なわけですよね。なので、検討しておく必要は十分あると思うんですよ。その視点も考慮するというふうに答弁されていらっしゃるので、ここはぜひ課題として入れていただきたいなというふうに思っているんです。  何でそこにこだわるかというと、事が起こってしまってから受け皿を用意するのは、やっぱりどうしても遅いと思ってるんですね。もっと先に先に検討しておく必要性があるのかなと。特に市の施設について。この件については、私も一般質問をいろいろさせてもらいましたので、別に公立幼稚園がだめだとは言ってないです。ただ、需要が今どうであって、それについて市の施設がどこまでそれに応えられているかというところについてはしっかりと向き合う必要があると思っています。例えば保育所待機児童は年々ふえています。こういったことも課題として明確にある。それが一つ。  もう一つ、これは地域性なんですけど、うちの地域で他市の幼稚園のバスが入ってくるんですよね。芦屋市さんとか尼崎市、決してそれは悪いことではないとは思うんですよ。保護者の方が預けたいんだという思いで預けているんだったら別に構わないんです。ただ、どうしても預け先がなくて、泣く泣く芦屋市さんのとか、泣く泣く尼崎市さんの幼稚園に通わせているんですという状況がもし仮にあるのであれば、これはやっぱり市として解決しなくてはいけない課題なのではないかなと私個人的には本当に思うんですね。  そういう中で、今あり方が検討されているという状況が私はすごく大きな疑問を感じているんですね。結論から言うと、市も議会もいわゆる施設側も、要は児童を受け入れる側の施設も、みんな正確な需要を把握していないことが課題なのかなというふうに私は今認識しているんです。先ほど岩下委員がおっしゃっていたように、全てのニーズを受け入れることが必ずしも正しいとは僕も思わないんですよ。ただ、市としては市民の方からの需要──待機もふえていてとなってくると、やっぱりどうしても施設整備していかないといけない。でも、これにもやっぱり限界がありますよね。  本当に保護者の正確なニーズを把握しなければいけない、僕がそこにこだわるのは、もっと細かなところの需要を聞いて、例えばもっとこういうふうにしたら保育園じゃなくて幼稚園に通わせることも可能ではないかとか、要は保護者の働き方とか子供との接し方が変わるようなニーズというか需要というか、そういったものに市はもっと積極的に取り組んでいって、ぜひそれを事業に反映していただきたいなと、そういう思いでそのアンケートの実施というのは前々から私も要望しているところなんですね。  なので、認定こども園にするかどうかというのは、もっともっと詳細なニーズを把握していただいて検討していただきたい。そういう思いでここの部分についてはアンケートの実施であったりとか認定こども園への移行についての検討であったりとか、そういったものも課題として取り組んでいただきたいと思っております。  これについては以上です。  特別支援教育の充実なんですけれども、障害福祉計画の審議会で学校における支援のあり方として特別支援教室という枠ではなくて、障害のない子供と同じ学級における個別の支援というものを実施することがインクルーシブ教育の構築を進める上で重要であるという意見がありました。これは非常に興味深く聞いておったんですけれども、この意見を踏まえて今後の総合計画にこういったお考えを反映させていくというお考えはありますでしょうか。 ◎学校教育部長   インクルーシブ教育システムの構築を進める上で重要なのは、同じ場でともに学ぶことも大事ですが、その一方で、個別の教育ニーズのある子供に対して、自立や社会参加を見据え、その時点で最も的確な指導が提供できる環境を用意することも大事だと思っております。  ですから、今委員が御指摘のように、地域の学校で地域の友達と一緒に学ぶ場面を大事にしたいという保護者もおありでしょうが、その一方で、今この時期にこの施設でこの子に合うこの教育を受けたいと求められる方もあると思います。  私どもは、その保護者のニーズをお聞きして、そしてお子さんにとってどの場面が最もふさわしい教育の場なのかということを相互に情報交換しながら合意形成をして、そして選んでいただける環境を用意することが大事だと思っています。次の第5次総合計画の中ではそのことが具体的に実現できるような環境を整えていきたいというふうに考えております。 ◆はまぐち仁士 委員   御答弁ありがとうございました。  個別の児童にとってよりよい教育または療育の環境という観点においては、特別支援学校であったり特別支援学級の必要性というのは理解できます。とともに、ニーズがあるということもいわゆる障害のある児童を育てている保護者の方から聞いておりますので、その辺は理解できるところです。  一方で、障害に対するさまざまな偏見であったりとか市民生活における不便さ、こういったものというのは、やはり当事者への理解がまだまだ不足しているのではないかなということが大きな要因だと私も感じているんですね。地域の幼稚園とか保育所とかあるいは小・中学校は、障害のある児童が唯一多くの子供たちと保護者、そういった社会に触れ合う貴重な機会なんです。それは同時に、いわゆる障害のない我々であったり子供たちにとっても同じ触れ合う機会だと言えるんですね。  そういう意味でいうと、課題は、障害のある子供たちを要は学校等で受け入れることが過度の負担にならないようにしなきゃいけない。支援に要する人員配置を積極的に進めることになると思っています。学級という枠だけではなくて、児童を個別に支援できることで、できる限り通常の学級での学びの環境を築くことがやっぱり僕も望ましいと思っています。当然今も現場ではそういうことを推進していただいていると思うんですけども、さらにそれを進めていただきたい。  この問題は教育委員会だけで解決できる問題ではないと思います。通学であったりとか放課後の問題であったりとか福祉的な支援というものが含まれてきますので、課題にあるように、教育委員会だけでなくて福祉関係も視野に入れて支援の強化をしていただくように要望しておきます。  以上です。 ◆福井浄 委員   3点ほどですけど、意見でとどめるところもあると思います。一つ目は、学校の施設についてなんですけども、「1 地域」の3番のところの「コミュニティ拠点施設の有効活用」というところと、「12 学校教育」の「(8)計画的・効率的な学校園施設の整備」というところなんですけども、5次総と4次総で私よく比較するんですけども、4次総の当初で915億円で、5次総が798億円というふうによく今言われています。4次総の間は施設整備は余りできていなかったので、そのかわり基金で積みますよという話になっていると思うんですけれども、その基金分を足したとしても、財政調整基金だけ足したとしたら1,000億円ぐらいですかね。減債とか施設の整備に対する基金とかも全部足していくと1,100億円ぐらいになるんですけれども、建設のボリュームを考えると、4次総は915億円で、5次総のほうは1,100億円、基金まで足せばそうなるとしても、全部の施設の財源があるかというと、ないと思うんですよね。そこで考えてくると、ここで一方、市民館等の施設については存続させると書いてあって、これは連携してやりますよと書いていますし、学校の施設においても、長寿命化はしますけれども老朽化したものは建てかえていったりするという形になっています。  ここで考えてくるのは、施設を統合するとか合築していくことしか考えられないんだろうかなと思っております。今まで西宮でしたら、予算はそれぞれの局が要望して、薄く広くという形で分配していた形になると思うんですけれども、学校のところを、例えば今4階になっているのをもう少し階数を上げていって合築することによって公民館や市民館等を一緒にくっつける、また福祉施設を一緒にくっつけるということで、例えば給食施設が福祉施設とうまく利用できれば、給食にもできるし、福祉施設の給食にも役立つとか、そういう形で使っていかないとお金がないんで仕方がないと思うんですね。そういう工夫というのはここの中には余り──書いてあっていいんですけど、これできるのかと思うところがあるんですけども、ちょっとざっくりした質問ですが、その辺はいかがでしょうか。合築に際してはどうでしょうか。 ◎教育総括室長   学校施設につきましては、今も校舎の改築などにおきましては、きょうの香櫨園小学校の工事案件の図面でもありましたように、育成センターですとか子育て支援の施設ですとか、ああいったところなどについての合築とかというようなことをまず検討しているところです。今後は、さらに長期的な視点で見たときには、大分遠い先のことではあるかもしれませんけれども、子供たちも減ってくると。そういったときにはいろいろな部屋を転用して、そこにいろんな施設を入れていけるようなそういった工夫も設計の段階でしながら進めていくということで、必ず設計のときには検討しているところでございます。  したがいまして、今後もそういう形で将来の複合化も見据えた形で改築等については検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆福井浄 委員   まあ言ったら、教育委員会とこども支援局という形での連携やと思うんですけども、今私が申し上げているのは、例えば市民局とか健康福祉局とか、そのような違う局にわたっていったら予算がとりやすいんじゃないかと。それぞれに分かれるはずの予算を合わせると、一つのものに統合したらできるんじゃないかと。あと、市民館とかがあくとなれば、その土地も売り買いする可能性もあるでしょうから、それを財源にすることもできる。というので、いろいろ工夫して、これって書いてあるだけやけど、本当にできるんかというのは思うところなんで、ぜひとも方向を変えて他局と一緒にやるような形にしていただきたいなと思います。  2番目のところは、12番の「学校教育」の中で、一つ目、はまぐち委員が御質問された市民のニーズとは何ですかというところも伺いたかったんですが、アンケートとかそのように進めていただくのは私も同意見なので、ここはやめておきます。  「(2)小・中学校の教育の充実」の中で教育の「教育の結果として資質・能力が身に付くよう教育課程を編成し」と書いてあるんですけども、この資質や能力が身についたというのはどういうふうに判断されるのかということをお伺いしたいんですけれども。 ◎学校教育部長   「教育の結果として資質・能力が身に付くよう」という表現につきましては、32年度から全面実施される学習指導要領の中で使われている言葉です。この学習指導要領は、これまではどちらかというと履修主義的な部分がございましたが、今回は結果として力が身につくというところまで求めて、そして学習内容や指導方法を規定しております。評価のあり方も今後検討されて、少し変わってきます。  ですから、どのように把握するかということにつきましては、学校で行っている学習教科の中で、実際にこの単元の狙いを達成できたかどうかを把握して、子供たちに最終的に狙った力がついたかどうか、それを判断するということでございます。 ◆福井浄 委員   これも要望みたいな形になりますけども、今回の一般質問でも村上議員が言っていた中で、客観的に見る指標としては、テストの点数でしかないのかなということはありましたので、ぜひともそういう点数を継続的に追える形で、評価が客観的になるような形のものをしっかりつけて、その結果がしっかり目に見えてわかるような形にしていただきたいなと思います。  最後は、「13 青少年・児童育成」のところなんですけども、これは決算のほうで私申し上げていて、青少年の健全育成のところで、例えば青パトで児童を補導していくと、最近は部屋の中にいるので、室内化が進んできているので補導の声かけの件数が減っていたとか、今のインターネットの時代にまだ白ポストから不適切な書物を取っているというような形をまだ事業的に続けていたので、インターネット等のいじめや迷惑メールなどの問題、そっちのほうが重要だろうというようなところとか、夜間の補導を広めていったらいいという話もさせていただいていたんです。ですから、これ課題のところで挙げていただいていますから、これは逐次進めていただきたいと思います。  1件だけちょっと聞きたいのは、今インターネットやSNSなどの被害について、現状って把握できているんでしょうか。 ◎学校教育部長   今お尋ねいただきましたインターネット、SNSなどでの被害の状況なんですが、これにつきましては、子供たちが保護者もしくは学校にこのようなことで困っているという相談があったりあらわれがあったときに初めて把握できるという状況でございます。  また、子供同士のトラブルがあったときにいろいろ話を聞いてみると、ネット上で、LINE上で悪口を言い合っているというようなことも出てくることもございます。それから、子供がどうも休みの日にどこへ行ったかわからない、後で聞いてみると、ネット上で知り合った方と出会っていたというようなケースもございます。全てネット上で見つけるのではなくて、子供たちの行動とか子供たちの相談を通して私どもが把握する、学校のほうが指導するというところが現状でございます。  それともう一つ、教育委員会のほうでは、校務改善課のほうでネットパトロールという事業をしておりますが、これはネット上で学校名がヒットすれば子供が学校名を打ち込んで情報発信しているということですので、そこでどんな内容かということを探る事業がございますが、年間50件、60件引っかかるんですけれど、ほとんどは自己紹介をしていたりということで、トラブルの様子というのは全くございません。  以上です。 ◆福井浄 委員 
     わかりました。  このネットによるものというのは、毎日毎日ニュースに出るぐらい危険なものでありますので、ぜひとも積極的にパトロール以上のことを見つけられるように、事があって相談を受けてからという形ではなかなか防止できないと思いますので、進めていただきたいと思います。  以上です。 ◆岩下彰 委員   冒頭の教育企画課長の説明の中で、素案については3月議会で示しますという話があったんですが、どこまで提案されるわけですか。 ◎教育企画課長   3月議会でお示しする素案につきましては、基本計画の素案でございまして、市の取り組みをまず記載するというふうに聞いておりますが、現在政策局でそのあたりを検討しているところでございます。  以上でございます。 ◆岩下彰 委員   今再確認したかったのはなぜかといったら、この会で指摘がなかったからこれはやりますよとか、そういうふうな取り扱い方をされるとかなわんなと。そうであるならば、私、全部逐一やりたいです。でないと、意見がありませんでしたからこれやりますなんて言われたら非常に困るんです。そのあたりはどういうふうに忖度していただけますか。  ──ちょっと難しいかな。12月議会で指摘がなかったからやりますよというような単純な理由でこれをそのまま素案の中に入れるようなことは、素案に入れたときの説明がそういう説明にならないようにちゃんと方向を出していただきたいということは初めに確認させていただきますね。  いっぱいあるんですけども、きょうは時間もありませんので、1点だけ、私、ずっと一貫して本会議等で主張してきたことでどういう表現になっているんかなと思って見ているんですけれども、4次総のほうでは、資料①のほうでは、10ページの「(2)教職員研修・研究活動の充実」というので、その1行目には総合教育センターを中心にやりますよと。そして、最後には、「合わせて、新総合教育センターの整備に向けて取組みを進めます」と。私としてはわくわくするなと思って4次総を見ていたんですが、わくわくするものもなく5次総の話が出てきているので、5次総を見ると、今度9ページですね、(7)に「総合教育センターについては、西宮市に必要な施設の在り方を検討する必要がある」ということで、ちょっと私としては読み取れないですね。  総合教育センターについては、芦原小学校がなくなった跡地利用の中で今の総合教育センターが生まれてきて、もう今は建物も一部解体されましたね。どんどんどんどん細くなっていってますね。新しいものは一体いつ出てくるのかなと思って、私は20年以上ずっと議会の中で言ってるんですけども、一向に出てこない。一向に出てこないんです。そのあたりがこれは5次総では必ず総合教育センター、新総合教育センターという表現にしていただきたいんですけれども、そういうようなのについてやるんだという決意を読み取れるような表現にぜひしていただきたいなということを12月議会である議員が言っとったということで素案の中で取り上げていただくのがいいんじゃないかなと思って今言ってますので、総合教育センターについてはどうですか。どなたが担当になってるのかな。大きいところからちょっと言っていただかないと。 ◎学校教育部長   4次総の中で、中間見直しの時期も含めまして新総合教育センターの構想というものを課題として取り扱ってきたという経緯がございます。その中で、昨今の動きとしまして、教育委員会の建物の跡地にできる第二庁舎の建築に伴って、芦原小学校の建物の解体整備、それから本庁周辺への教育委員会機能の集約というような流れがございます。  今、平成32年度まで旧芦原小学校の東館を中心に総合教育センターの事務所を置きますが、その後は、33年度以降、本庁周辺に事務所を持ってきて、そして研修機能を構築していくということを考えております。まだ今お示しできるような具体的な案までは煮詰まっておりませんが、西宮市として必要な機能とは何かということは、この際、再度研修施設、研究施設、さまざまな機能がございますので、それらが実施できるように、この西宮市48万人都市にふさわしいセンターが構想できるように今後も取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   30年以上前に芦原小学校がなくなったときにまずそれが一つの機会だったと思うんです。次が、震災後に東甲子園小学校がなくなったときに、あそこはどうやというような話も私は言ったことがあります。そのときにわけがわからないうちに特養に変わってしもうたんですね。次は、高須東小学校ですね。これも何やかんやと言われて、いざとなったら保育所に変わるんやって、どういうことやねんって、どこでそんなん決めとんねやと言ってね、機会をずっと逸してきているんです。  それは申しわけないけれども、教育委員会がこんな教育センターをつくりたいんやということを熱を持って示してないからですよ。そのために頑張ってほしいなと思うんですよ。新しい教育長さんもおられるわけですからね、体制が変わったわけだから。当然教育委員会全体として、政策とかを決めるんじゃないですよ。でも市長部局に決めさせるとかおかしいですよ。教育委員会が主体ですよ、これを建ててほしいと言うのは。違いますか。建ててくれますか。委員会が何も言わないのに、教育センターを建てますなんて言ってくれますか。1万平米の土地を用意しますって言ってくれますか。ないじゃないですか、そんなことは。夢のまた夢の話じゃないですか。一体いつになったら、これについて本腰を入れて、教育委員会は頑張ってるなという姿を私らに一日も早く示してもらうことをこれからも言い続けますので、よろしく。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   じゃ、私あるので、委員長の職務をお預けします。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお預かりします。 ○吉井竜二 委員長   これは質疑してだらだらやる段階じゃないので意見要望だけ言わせていただきます。  冒頭で庄本委員のときに――トライやる・ウィークのときに御説明があったんですけど、5次総前にいろんな事業の原点とかその意味とかそういうの考える時期やなと思っているんですね。例えばちょうどトライやるで例に出すと、トライやる・ウィークの原点とかって、多分神戸のあの酒鬼薔薇の事件があって、それで思春期という不安な時期に地域とのかかわりを持って、地域で一緒に育てたりとか、生徒も自分が地域の一員であるみたいな心の教育みたいなことをたしかうたっていたと思います。  それで、僕も一般質問でやったことがあるんですけど、あれはちょうど1年目のときに多分やったんですけど、今3年議員をやっていて、地域のおじさんとか地域の子供とか、今、仲よくなってよくしゃべることとかお祭りで話すことが結構あるんですけど、その地域のおじさんの中にはトライやるを受け入れてたり、畑をやっていたりとかで受け入れたりしているおじさんがいるんですけど、地域のおじさんに聞いたら、受け入れた子とかがまた会いに来たりとか、お祭りで会って話しかけたりするのと聞いたら、いや別にそんなんないと。子供たちに聞いても、地域ので何かあったと聞いても、いや、そんなんよりか仕事がおもろかったみたいな、そういう仕事の話──だから、意図した方向性で多分コントロールはもうできてなくて、ただ、別にトライやるが悪い事業やとは思っていないんですね。それはそれでいい事業やと思うんですけど、原点とか意味とかを考えたときに、もう神戸の事件から20年ぐらいたっていますし、前回の4次総からも10年たちますので、時代とか環境とかもいろいろ変化してきていると思うんですよ。  今トライやるを例に出しましたが、本来の意図とは違う、そんなんいっぱいあると思うんですよ。でも、本来の意図でいくんやという施策と、10年たって、事業としてはいいけれども、今の時代に合ってないけど、またトライやるを例に出すと、心の教育方面で進めていってもいいですし、例えば職業が強いんやったら職業でいくという事業が仮にあったとしても、別にそれはそれで健全かなと思うので、10年たっての変化とかを踏まえてもう一度考えて、いいものを出していただきたいなという大きい枠での話です。それは意見要望なので、お願いいたします。  以上です。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお返しします。 ○吉井竜二 委員長   それでは、ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  ここで説明員が交代します。  暫時休憩で5分休憩でとります。35分に再開いたします。           (午後5時28分休憩)           (午後5時35分再開) ○吉井竜二 委員長   それでは再開します。  次に、教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱の見直しについて報告があります。  当局の説明を求めます。 ◎学校施設計画課長   それでは、資料「教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱の見直しについて」の資料に沿って説明させていただきます。  まず、1ページをめくっていただきまして、本指導要綱の概要ですけれども、良好な教育環境を保全するために、児童生徒の受け入れが困難または困難となることが予測される学校区を公表するとともに、一定規模以上の戸数を有する共同住宅などの住宅開発に対して、延期や中止、計画の変更などを求めております。教室不足の状況であるとか校区内の開発可能な土地の状況などによりまして、現在、受け入れ困難地区、準受け入れ困難地区、特別監視地区、監視地区、予測地区という5段階の地区を指定しまして、開発業者に協力を要請している状況でございます。  今回、地区指定の見直しを予定しておりますのが監視地区と特別監視地区になります。2番の「地区指定の定義」で五つの地区指定の定義を載せておりますが、監視地区と特別監視地区について簡単に御説明させていただきます。  まず、監視地区につきまして定義がございます。通学区域内に大規模な住宅開発の可能な土地などが存在し、児童生徒数が急増すれば仮設校舎の設置などによる対応が困難と見込まれることから、住宅開発の状況を監視するとともに、大規模な住宅開発を抑制する必要のある通学区域と定義しています。  抑制の内容に関しましては、一定規模以上の開発につきましては、開発面積に応じて、算出した戸数を超えない協力と。具体的には、最大可能数の大体2割ぐらいの削減を実質的には要求していくものになります。  これが一つ厳しくなりますと、特別監視地区となります。通学区域内に大規模な住宅開発の可能な土地などが存在し、児童生徒数が急増すれば仮設校舎の設置などによる対応が困難となることから、住宅開発の状況を監視するとともに、ここが違うのですが、上限戸数を定めることにより大規模な住宅開発を抑制する必要のある通学区域というところで、監視地区と違うのは、上限戸数を定めるというところが抑制内容で違うところになります。  それでは、2ページをごらんいただきたいと思います。  今回、地区指定の見直しを行います。1番、「改正の概要」としましては、年に2度、児童数推計などに基づきまして必要に応じて地区指定の見直しを行っているものです。今回、監視地区に指定をしております神原小学校区を特別監視地区に見直しを考えております。  ごらんのとおり、平成29年度には学級数16学級、児童数456人ということでございますが、平成35年度には20学級、児童数596人ということでございます。  現在把握しています校区内の住宅開発を加味しますと、児童数が今後5年間で140名程度の増加を見込んでいます。既存校舎での対応というのが18学級までということになりますので、今後、仮設校舎を設置して対応の必要があると考えております。また、校区の開発状況や公式推計だけではなく上限推計を踏まえまして、今回監視地区から特別監視地区に見直しをしまして、開発戸数を抑制することで教育環境の保全が必要であると考えております。いずれにしましても、今後の児童数推移に十分留意して継続して対応が必要と考えております。  参考に、3ページになります。公式推計と上限推計の考え方です。  まず、1番、「校区内の開発状況」です。  神原小学校区内に大規模な開発が現在見込まれております。近隣のマンションの入居状況などから、今後、児童数が増加するということは間違いないと思われます。ただ、ほかに大規模な開発が可能となる土地というのは、現在のところ把握していません。ですので、いきなり駐車場がマンションになるということはないんですけれども、今現在社宅であるとか寮であるとかそういったものが住宅開発に転じる可能性があります。そういったことを未然に防ぎたいというのが目的です。  2番ですが、上限推計の条件設定を簡単に書かせていただいています。  公式推計に対しまして、一定事業数が増加する要素というのを高目に設定することで、公式推計と上限推計というのを作成しています。  ①の公式推計をごらんいただきますと、これは先ほども見ていただいた推計ですが、監視地区に指定したままで今後の推移を掲載しております。  ②の表は、監視地区に指定したままで上限推計の条件に置きかえた場合どういうことになり得るかということを載せております。38年度まで恐らく学級数も児童数も増加傾向になるだろうという上限推計、アッパーの推計でございますが、そういう推計を見ることができると。  それに対しまして、今回、特別監視地区に地区指定を見直しをすることで、一定児童数を抑えられるだろうというところで③です。上限推計で特別監視地区に見直した場合であると、増加の傾向というのは、②と比べてやや抑えることができるということもありますし、恐らくこの上限推計であれば、仮設校舎の設置で対応することが可能ではないかというふうに見込んでおります。  それでは、最後4ページでございます。  今回、地区指定の見直しを行いますのは神原小学校区のみになります。現在監視地区には4地区ございますが、そのうち神原小学校区が特別監視地区に変更になるということで、ほかについては変更がございません。  説明は以上になります。よろしくお願いします。 ○吉井竜二 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆はまぐち仁士 委員   ちょっと1点だけ確認なんですけど、例えばの話なんですけど、大型の古いマンションを丸ごとリノベーションして新たに販売するみたいな場合、要はこの要綱に引っかかるのか引っかからないのかというところで、わかる範囲でいいですけど、お答えいただけますか。 ◎学校施設計画課長   御指摘のとおり、リノベーションの場合は、特に住宅開発の届け出が必要ございませんので、これは開発案件としてうちで把握することはなかなか難しいんですね。ただ、住宅開発業者には、この指導要綱のほうが十分周知されていますので、そういう大規模なリノベーションの場合でも事前に相談は今までも来ておりますので、こういう状況であるというということで一定の御理解はいただいていております。  以上でございます。 ◆はまぐち仁士 委員   わかりました。ありがとうございます。  意見というか、本市のとある地域でもそういう大型のリノベーションをした販売の実績がどうもあるようなんですね。新たなマンションがどんどん開発されてくると、従前のマンションもどんどん古くなってきて、住居は一定年数たってくると、ある程度耐用年数があればさらにリノベーションして再度リリースという可能性もなくもないのかなと。課題という認識はしていないのですが、可能性もひょっとしたらあるのかなというふうに思っていますので、その辺もぜひ検証いただければと思います。  以上です。 ◆岩下彰 委員   2ページの神原小学校の表を見ながら質問するんですけども、18学級までは今の既存校舎で対応できると。ということは、平成34年まではいけるということですか。 ◎学校施設計画課長   おっしゃるとおり、この推計でいくと34年までは対応可能と考えています。  以上です。 ◆岩下彰 委員   というのは、神原小は、校舎や運動場やといっても、敷地としては非常に狭い小さな学校だと思うんです。瓦林とかも一緒なんだけれども、仮設を建てるところなんかあそこあったかいなと思ったりして、運動場を潰さずに仮設がいけるんですか。二つか三つぐらいだったら。四つまでだったらいけますとかそういうことなのか。 ◎学校施設計画課長   当初より仮設校舎の設置場所については、これは大変なことになるなというふうにこちらも考えていました。ですので、運動場の拡幅工事を先行して──運動場を広げる工事を現在先行してやっております。なので、建てる場所としては運動場しかないんですけれども、仮設が建った後でも現況の運動場とほぼほぼ変わらないぐらいの運動場の確保ができるようにということで、今拡幅を進めているところでございます。  以上です。 ◆岩下彰 委員   私の認識では、建石線の整備が進めば、神原小の運動場をちょっと削らないかんというふうに聞いてたんですが、それはもうないんですか。もちろん進めばそういうことがあるかと思うんだけれども、その辺はどうなってますか。今の話だったら、運動場を広げる工事はもうやってはるんですか。ちょっとようわからんのでもう一回お願いします。 ◎学校施設計画課長   運動場の拡幅工事はもう既にやっております。  おっしゃっているとおり、あそこの県道拡幅という話が確かにありまして、それが今ちょっと休止状態かどうか、その辺が定かじゃないんですけれども、いずれにしろ話が進んでいないのは確かでございます。あそこがもし仮に進むとなると、おっしゃるとおり、学校の敷地というのを多分譲らないといけない状況になるとは思うんですが、そういったときにあそこの擁壁をまた崩すということがあっては二度手間になってしまいますので、一定そういうことがあっても対応できるような形で運動場の拡幅を今行っているところです。 ◆岩下彰 委員 
     建石線沿いは、土手のところが割と木がもう大きくなっていて、一時その話が出たときに、あれを全部削っちゃうとかいう話で、それは自然破壊にもなるしという話を聞いたことがあったりして、今の話だったら、とまってたら──とまってるのがいいのかどうかわかりませんよ。あの建石線も整備しないかん道路やから、甲陽園のあの踏切とともにあわせてどんどん進んでいったら削られるんと違うかなと。それは委員会が抵抗できる筋の話じゃないんじゃないかなと思っているので、ますますあそこは狭くなっちゃうなと思っていて見ているんだけれども、当面はそういうことはないという感じですか。 ◎学校施設計画課長   県道の拡幅がすぐさまあるということは聞いていないです。ただ、おっしゃるとおり、あそこのこんもり、こう木立みたいなのがあると思うんですけれども、運動場として有効的に使えていない木立的な部分がありましたので、そこについては運動場の拡幅をしようと。それに伴って、一部木も切らせていただいています。それについては、地域の方にも御説明をさせていただいた上でそういう工事を行っております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   学校の横の市営住宅なんかの統廃合といいますか、そういう計画はあそこなかったですかね。つまり、土地の確保――仮設校舎の土地の確保とか何かいい方法はないのかなと思ったりするんですが、そのあたりはどうですか。市営住宅の関係。 ◎学校施設計画課長   確かに市営住宅の統廃合も聞いておりますが、ちょっと段差がございますし、同じ敷地として学校として使うのはなかなかちょっと難しいんじゃないかなということで、学校長とその辺の話は一度協議をしましたが、あそこの市営住宅は余剰地が出たとしても学校として使うのは難しいのではないかというふうに考えております。  以上です。 ◆岩下彰 委員   子供たちは絶対受け入れないといかんわけで、その環境が悪いというのは余りよくないと思うので、可能な限り環境を悪くしないで子供たちを受け入れていくという方向で検討してください。  以上です。 ○一色風子 副委員長   1点だけちょっと確認というか、気になっていることがあるので伺いたいと思います。  ここに書かれている監視地区、特別監視地区、準受入困難地区、受入困難地区とあるんですけれども、監視地区は広田小学校区が入っていて、準受入困難地区には高木小学校、高木北小学校、安井小学校、深津小学校、受入困難地区には大社小学校区とあります。この小学校全てに囲まれているのが平木小・中学校なんですけれども、そこって今本当に学級数が減っているという状況で、周りはこんなふうにして教室がいっぱいになっているという状況なのに、そこだけがぽかんとあいているということに非常に違和感を感じております。魅力ある小・中学校だとは思っているのですが、そのことについて教育委員会は何か見解を示されればいいなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎学校改革部長兼学校改革調整課長   今御質問いただいた部分につきましては、平木小学校においてはそういう状況になっているというところで、あくまでも例えばですけれども、北口の地域、あるいは夙川の地域、そこがいっぱいになっているというところでそういう状態になっているので、今回につきましても一定見直しをかけて規制をかけているというふうな状況になっております。そういったことを踏まえてしておりますので、特に平木の部分があいているから何とかというわけではなく、そこに対する一定の対応というので校区の変更なり、あるいは規制をしていくなりというふうなことで対処しているというふうな状況でございます。  以上でございます。 ○一色風子 副委員長   意見なんですけれども、何かしら西宮市の施策として平木小・中学校にもう少し児童数がふえるような方法をとっていただけたらいいなと思っています。教育環境は非常にいいと思っていますし、例えば西宮浜小・中学校を今後魅力ある学校にしていくんだというふうに伺っていますから、そのような形で平木小・中学校の学級数が少ないということをもう少し何かしらの強みにしてやっていただきたいなと思いますし、校区変更はなかなか難しいとは思うんですけれども、区域外登校なんかができればいいんじゃないのかなとも私個人的には考えたりしますので、そういったことも一緒に考えてください。お願いします。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   なければ、本件はこの程度にとどめます。  以上で付託事件の審査は全て終了しました。  次の協議事項に入る前に、ここで当局の挨拶がございます。 ◎教育長   お許しを得まして一言御挨拶申し上げます。  委員各位におかれましては、平成29年度西宮市一般会計補正予算(第4号)ほか諸議案につきまして、慎重かつ精力的な御審議、御指導を賜り、まことにありがとうございます。御審議の中でいただきました御意見、御要望につきましては、十分に留意いたしまして、事業の執行に万全を期してまいります。なお今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  本日はありがとうございました。 ○吉井竜二 委員長   ここで説明員が退席します。ありがとうございました。    (説明員退席) ○吉井竜二 委員長   次に、管外視察報告書・提言についてを議題とします。  報告書をもとにお話をしていきたいと思います。  出していただいたこの報告書について今から意見や感想、提言等について意見交換を行いたいと思います。その後、確認なんですけど、当局への提言は報告書を束ねて提言書とします。本日の意見交換を経て、報告書の修正や追記等がある場合は、12月15日金曜日までに書記に再提出していただきます。期限までに提出がない場合は修正なしとします。提出を行っていただいて、18日の委員会で最終確認を行います。その際に修正や追記等があれば報告書、提言書を再配付します。そして、委員会終了後、年内にホームページへの掲載、当局へ報告書を提出する予定ですので、よろしくお願いいたします。  それでは、本件につきまして、自分の出した提言書についてまとめた感想というか、ここを押しましたみたいなことがあれば教えていただきたいと思います。 ◆福井浄 委員   本当に有意義なというか、非常に勉強になった視察だったと思います。特に私がそう思うところなんかは、戸田市はエビデンスをもって教育をする、また費用対効果を与えて教育結果を量るというのがすごい大事だなと思っています。文科省の方も言ってはったんですけれども、やっぱり教育すると必ず効果はあるよというのはそうなんですよ。でも、限られた財源の中でどれだけ効果的にやるかというのが明確にわかる指標がなければ、やっぱりなかなかよい教育というのはできないのかなというのはすごく勉強になったと思います。  あと、松戸市に至っては、教育コーディネーターとか、あとは子育てひろば的なところというのはこうあるべきなんだよなというのがすごくわかっていて、西宮市の中にもそういう形のものは整備されているけれども、本当にそれって有効に生きているのかなというのが非常にわかりやすいところだったかなと思います。  あと最後、堺市のほうに行かせていただいたんですけれども、民間の力を使いながら上手に運営していて、しかもコストも少なくやりながらというのは物すごく工夫されているところがあったので、これは西宮の中でも、預かり保育ができないからこれができませんよという形で言われたりするので、本当工夫次第ではああいうのもやればできる可能性だってあるよねというのがわかって、非常によかったかなと思います。  以上です。 ◆はまぐち仁士 委員   行政視察を終えて率直な感想としては、非常に学びの多い良い視察だったなという印象を強く受けました。  どこも非常に参考事例が多い取り組みだったんですけれども、中でも特にという部分でいうと、やはり戸田市の印象が非常に強かったなと。私も子供がいますし、子供を育てる多くの保護者からすれば、学校に本当に信頼を持って預けたいわけですし、子供たちが学校という場で本当に生き生きと学んでいただく環境をやっぱり望んでいるわけで、それを学校自身、学校の先生方も自信を持ってやっていただくような環境、そういったものを構築すべきなんじゃないかなというふうに思います。すごく自信を持っていらっしゃるという強い印象を受けたので、ぜひ本市においても、本市の学校の先生皆さんがそういう自信を持っていただけるような一助になるように提言が出せたらなというふうに思っております。  あと一点、堺市のマイ保育園事業、これも非常に強い印象を受けました。視察に行ってよかったなと思います。どちらかというと、出口対策というか、地域の中で子育てに対する相談をどのようにやっていくかという上ではいい取り組みだなというふうに思ったので、ぜひこれも本市で検討いただきたいなというふうに思いました。  以上です。 ◆坂上明 委員   本当に皆様どうもお疲れさまでした。  今も戸田市のこととか話題にありましたけれども、やっぱり人だなと思いました。施策云々は、やはりその土地、その地域によっていろいろな特色を生かしてやろうという、そういうところが十分にうかがえるんですけれども、その後にその施策を推進、実践というんですかね、そういうことになるとやっぱり人なのかなと思いました。担当者のやる気というものでここまで違うんだろうなと思いました。  特に僕は戸田市のことに対しての視察報告というのは、施策云々のことを書かずに教育長の言葉、この教育長だったら、まずどんなことでもリーダーシップを持ってやっていただけるんだろうなと。こういう方が欲しいなと思ったことをここに書かせていただいたんですけれども、今言いましたように施策というものは西宮は西宮、他のを参考にしながら独自のものをつくればいいし、あとはそれをどのように実践していくかということを提言として各担当者、人間として、人としてというところですね。やはり意識改革であるということを十分に御認識いただければなと、このように思います。  以上です。 ◆岩下彰 委員   特にありません。ないです。 ○吉井竜二 委員長   既に皆さんからの意見に含まれていたということで。 ◆岩下彰 委員   とにかく書いたとおりなので、追加も何もありません。よかったです。 ◆庄本けんじ 委員   1個だけ、特出しで感想を言っておきます。  戸田市のやつですけど、アクティブ・ラーニングの視点とエビデンス基盤を据えるという話が新鮮な話だったなというふうに思いました。ただ、まだしばらくいろいろ研究もして見据える必要があるかなというふうに思って、いいところはいいところとして学びながら、どんな成果が上がってくるのかというのはしばらく見ておいたほうがいいのかなというふうに思います。  マイ保育園のやつは、どんなふうに西宮でやったらいいのかというのをちょっといろいろ考えてはいるんですけど、なかなか答えが出てこない。待機児童の問題が西宮ほど深刻じゃないでしょう。やってますよと言っているところがね。そんなこともあって、物理的な条件としてどうなのかなということはちょっと研究課題としては思いました。  以上です。 ◆岩下彰 委員   戸田市だったと思うんだけど、終わってから人事異動なんかはどうなっていますかと聞いたら、5年で必ず異動させますと言ってたので、定着するんかなと思ったりね。それはちょっとね、5年で必ず異動なんだとなってくると、身につけたものがどこかに行ったときには、例えば隣の市にもし異動だったらもう全くないし、戸田市の中だけで異動しているわけじゃないからね、だと思うんですよ。西宮市みたいに規模が大きかったら市内だけで動いても十分できるけども、戸田市の場合はちょっと小さいんかな、よくわからないですけど、5年で異動というのは定着という面ではどうなんかなということは感じました。  書いたほうがよかったかね。終わってから聞いたことだから書かなかったんだけど。次、書けというなら書きます。 ◆松山かつのり 委員   戸田市に関しては、民間との連携でウイン・ウインの関係で利益があろうがなかろうが、お互いがいいところの連携を図っていくというのは、そこまで意思の強い持っていき方というのは担当者の力だろうなというふうに思っています。ややもすれば民間というのは、学校教育のおいしい汁を吸おうという考えがあり、それは一切受け付けないという強い姿勢は感銘を受けました。  在家庭に関しては、これは岩下委員からもあったんですが、幼児教育が広がったら、何もかも保育園とか幼稚園とかになってしまったら本当に受け皿がなくなってしまうということで、第2の受け皿をつくっていくというのは、在宅と幼稚園・保育園のその中間層、これはマイ保育園になるのかどうかわかりませんけど、そういったものを取り入れていかないとなかなか施設面では進まないし、保育士とかの人員の確保も考えるとやっぱりちょっとしんどいかなと思いますので、第2の受け皿はやっぱり考えていかないといけないかなというふうに思っています。  以上です。 ○一色風子 副委員長   戸田市や松戸市は皆さんがおっしゃっているとおり、本当にすばらしい施策をやっていらっしゃるなと思って、私もぜひ取り入れられるものは取り入れていきたいなと思いました。  石川県なんですけれども、石川県は本当に先進的なことをされているなと思ってお話は聞かせていただきました。これがすぐに西宮でどうのこうのということはないかもしれないんですけれども、今までにない着眼点でやっていらっしゃるなと思ったので、引き続き見ていきたいなというふうに感じています。  以上です。 ○吉井竜二 委員長   それでは、私も発表があるので、委員長の職務をお預けします。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお預かりしました。 ○吉井竜二 委員長   個人的に行きたかった戸田市を特出しで述べさせていただきます。  福井委員からもあったように、やはりエビデンスベースという考え方というのは、教育委員会においては余りない考え方だったので、やっぱり効果的かなと個人的には思いました。というのも、自分も会社をやる中で学校に入るメリットだったりというのは、例えば学校と一緒に仕事をやれるメリットというのは、サンプル数が多かったりだとかそういったところ、お金じゃなくてそういったところだと思います。それをうちの学校はこんなことができて、うちの教育委員会はこれだけのことができます、だから企業は来てくださいねというエビデンスがあれば、企業にもすごいアピールしやすいと思ったので、今は学校は学校、教育委員会は教育委員会という時代じゃなくて、産官学民が連携してという時代なので、そういったエビデンスベースの考え方というのを提唱していくというのはすごい大事なのかなと個人的には思いました。  以上です。 ○一色風子 副委員長   委員長の職務をお返しします。 ○吉井竜二 委員長   それでは、今委員間でいろいろな感想が出たと思います。もし追記とか修正とかあれば──もう一度言います。12月15日金曜日15時までに、今週の金曜日15時までに書記に提出をお願いいたします。それまでに提出がない場合は修正なしとみなします。  もう一度確認ですけど、次の18日の委員会で最終確認を行って、委員会終了後、年内にホームページの掲載、当局へ報告書、提言書を提出予定です。  本件はこの程度にとどめます。  この際、お諮りします。  本委員会の所管事務中、1、学校教育及び社会教育について、2、子ども・子育て支援サービスの向上について、以上2件について閉会中の継続審査としたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  いま一点お諮りします。  本委員会で採決しました事件に対する委員会報告書の作成につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思います。  これに御異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○吉井竜二 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  では、委員長まとめを行っていきます。  本日は、教育委員会所管分の議案第382号ほか4件については、異議なく承認されました。次、こども支援局につきまして、375号、377号、379号、380号、381号については、異議なく承認されました。議案第376号、378号につきましては、賛成多数をもって承認されました。そして、議案第341号、347号の一般会計補正予算第4号、第5号につきましては、第4号につきましては賛成多数をもって、第347号、第5号につきましては異議なく承認されました。  その後、所管事務調査の件として、こども支援局からは第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況について、教育委員会からは第5次西宮市総合計画・基本計画の検討状況について、そして教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱の見直しについて報告をしていただきました。そして、その後、管外視察報告書の提言について委員間で協議を行い、今後の方向性を決めていきました。  これをもって…… ◆岩下彰 委員   ちょっと一つ。  きょう昼休みが終わって冒頭にね、朝日テレビか、朝日放送か……(「ABCですね」と呼ぶ者あり)ABCですか、あの人が坂上さんのところまでずかずか入ってくるようなことがあってね、今まで見たことなかったです。幾ら報道の自由があって、テレビ、マスコミが来たとき、出入りするのを今まで何回も見たけども、あんなふうなことはない。朝の一番に田中総務課長とあの3人が一生懸命やりとりしてました。そういうときにやっぱり一定守るべきことをきちっと見ておかないと、あんなん許したらいかんですよ。だから、必ず議長のほうに報告していただいて、これからあす以降の対応にちゃんと生かしていただきたいなと。あんなん許したらだめです。 ○吉井竜二 委員長   わかりました。その点については今後も注意していくよう努力します。ありがとうございます。  それでは、これをもって教育こども常任委員会を閉会します。  皆さん御協力ありがとうございました。           (午後6時12分閉会)...