管内視察
(
都市局・
土木局)
1
施策研究テーマについて
(
都市局・
土木局・
上下水道局)
1
管外視察について
■
出席委員
岸 利 之 (
委員長)
大 原 智 (副
委員長)
上 田
さち子
河 崎 はじめ
草 加 智 清
中 川 經 夫
まつお 正 秀
■
欠席委員
な し
■
委員外議員等
な し
■
紹介議員
な し
■
傍聴議員(
同行議員)
庄 本 けんじ
■
説明員(
西宮市議会委員会条例第19条による)
な し
■現地での
説明者等
護岸前出し工事(
西波止町外)
(
土木局)
参事 坂 上 英 龍
道路建設課長 川 崎 真 也
高塚町
開発事業
(
都市局)
開発指導課長 東 勝 之
開発審査課長 吹 田 浩 一
西宮市
卸売市場
(
都市局)
JR西宮駅
南西地区まちづくり担当課長
原 敬 幸
(午前9時29分開会)
○
岸利之 委員長
ただいまから
建設常任委員会を開会いたします。
本日は、まず、午前中に
管内視察を行い、午後から5
号委員会室にて、
所管事務調査の件として、本
委員会における今年度の
施策研究テーマの選定を行い、その後、
管外視察について協議を行いますので、御承知おきください。
本日の
視察内容は、護岸前出し工事(
西波止町ほか)、高塚町
開発事業、
西宮市
卸売市場についてです。
それでは、ここで休憩し、これより現場に向かいます。
(午前9時30分休憩)
(午後0時59分再開)
○
岸利之 委員長
先ほどに引き続きまして
建設常任委員会を再開します。
施策研究テーマについてを議題とします。
本日は、本
委員会における今年度の
施策研究テーマの選定を行いたいと
思います。
まず、三つまでには絞らせていただいたんですね。
一つが、「
高齢化社会における
公共交通について」。これは、3人の
委員さんが力を入れてはることだし、この
建設常任委員会としても、去年、
施策研究テーマにしてそのままになっているので、これを引き続きもうちょっとしたらどうかということで、これが
一つ、一応内定しております。
あと二つなんですけど、
二つのうちの「
卸売市場整備を含む
JR西宮駅
南西部再
開発について」。これは、先ほども見てきまして話に出ましたけども、9月に
所管事務報告がある予定なんですね。その結果を聞いて、
建設常任委員会として提案も出しやすいのかなと思うんです。9月に果たして
所管事務報告が出るかどうか、ちょっと不安なところはありますけれども、一応
当局は出す予定ということですので、それを見て、もしくはそれを想定して研究していってはどうかというのが
一つ。
あと、「
阪急電車の
立体交差について」は、直近の
課題ではないんですけども、先々の
課題として考えていくべきことかなということなんですけどね。
正副
委員長で話し合っていたのは、
一つ目の
高齢化社会における
公共交通と、9月の様子を見ながら
卸売市場かなというふうには思っているんですが、
皆さんの
意見も聞きながら、最終的に
二つぐらいに絞れたらなと思ってます。
その中のまず最初、「
高齢化社会における
公共交通について」は、2年目でもありますし、もうちょっと絞って深くやっていきたいなと思っているんですけど、特に
中川委員、
草加委員、
上田委員の
思いですね、ことしにこのことを研究したいということを、それぞれおっしゃってほしいなと
思います。
◆
中川經夫 委員
さっきもちょっと歩きながら話をしていたんやけれど、
西宮市は、各
地域、
地方都市から見れば、決して
交通の不便なところではないんやね。
交通も鉄道があり、
バス事業をしている状況があって、割合にうまくリンクしているんじゃないかなと思うんだけれど、これから年のいった方々が果たして
バスを利用されるのかどうか。大体、
鉄道会社と
バス事業者が一緒やから、最終的には全部、
バスが鉄道の駅に行くようになっている。いろんなところを回ってくるんだけれど、ほんとにお年寄りが行きたいところは病院とか買い物で、
自分の思うところにはなかなか行けずというふうな。それで、
高齢化になってくると、どうしても歩くということも難しくなってくる。
そういうときに、
コミュニティーバスとリンクするかもわからへんけれど、現実に
コミュニティーバスは、
西宮で言うたら生瀬で
地域がああいうことでやって、成功されているんだけれど、
西宮市独自で
コミュニティーバスをつくれといったら、いろんな
議論をしているけれども、答えから言うたら、やっぱり金がかかる、金の問題があるから難しいと。そうなったら、
事業者をどう巻き込むかということになってくるね。
バスも、あれだけ大きな
バスでなくて――
路線バスで済むんやったら構わへんねんけれど、やっぱり小型の、あるいは
コミュニティーバス的な
バスを
事業者として考えられるのかどうか、今後話し合いになったときには、これがまず一番や。そんなら、どういうところで進められるのか。南部と北部と分かれているし、
阪神と
阪急とも分かれているしと。だから、そういった側面の中で――そんなに大きくない
バスでも、
コミュニティーと言わず、市内の
観光バスでもええわけや。
考え方として、まず
バス事業者ができるのかどうか、行政がどうかかわるのかということやね。
今、
西宮市は、
バス事業というのを持ってないから、それは非常に助かっているんやけども、助かっているだけに、やっぱりこれからは
お金を使うてもらわなあ
かん。特に、
上田委員も言うてはったように、これは福祉にかかわってくることやから、何も我々の
委員会だけやなくて、今後の
高齢化に対する
交通事情というものを、全市的にというよりも、全国で考えている問題やと思うんです。ただ、
西宮は、どうも
阪急、
阪神に遠慮しているのと違うかなという
思いもあって、もう少し踏み込んで、
事業者とそういったことの生の
意見を交わすような場も今後持っていただけるということだけども、どういう
考え方を持ってはるのか、今のままでええと思ってはるのかどうか。
草加委員も言うているように、
路線でも、思うようなところにせずに、我々
西宮の市民として理解でけへんようなところを走ったりしているわけやから、市内を動いてもらう
バスについて、その辺のことも――多分、
当局はそれは考えていると思うんやけれど、一体どれぐらいの金をそういうところに予算を立てるだけの
思いがあるのか、そのことも
当局にことしは一遍、金をどれぐらい使う気があるねんというか、そういうことを聞いてみたいなということです。
大体そんなところです。
◆
草加智清 委員
簡単に言いますけど、今いろいろ
中川委員も言われたように、私の場合は、例えばですよ、
高齢者の方が
免許を返納したくなるような政策ということで、今言われた
バスのことやら、いろんなことにつながっていくのでね。今、
阪神バスだけが
半額になるのかな、
免許を返したら。
阪急はならんのですね。まずそういうことから足並みをそろえてもらえるように。そんなことから入っていって――
高齢者の方に聞いたら、
免許を返すというても、ごっつい勇気が要るらしいですわ。
そんなことで、生の声を聞いてますし、いろんなことに通じていくので、一言で言うたらそういうことで提案させていただきました。
◆
上田さち子 委員
中川委員がおっしゃるように、
交通不便な
地域ではないというのは、そういう部分も私はあると思うんですね。私が実際に住んでいるところは、
平たん地ですし、あんまり本数は多くないですけども、
バス停がすぐそばにあるんですね。
香櫨園の駅まで歩いて七、八分、
阪神西宮でも、15分ぐらいかけて歩けば、歩いても行ける距離だから、
公共交通は十分あるとは思うんですよ。ところが、ちょっと
自分の住んでいるところ以外に目をやると、夙川の老松とか、あっちのほうの
地域はアップダウンもあるようなところで、夙川の駅が一番最寄りやと思うんですが――苦楽園口かどこかね。そこに行くまででもかなりの距離があったり、段上とか甲武の
地域に行っても同じようなことが言えるということで言うたら、今充足している
地域以外に、やっぱり何らかの
公共交通を整備していかない
かん地域がある。
草加委員がずっと言うてはる
小曽根線からずっと甲子園口駅までという、あれはようやく実現……
◆
草加智清 委員
まだわからんけど。
◆
上田さち子 委員
いえいえ、するでしょう。そうなったら、また多くの方が
利便性を
感じられるようになるわけですけども、あれも、言い続けて、言い続けてだったんですね。
◆
草加智清 委員
もう、そうです。
◆
上田さち子 委員
当局も把握している
交通不便地域というのが十何カ所かあるでしょう。それをどうするつもりなのかというのは、やっぱり
当局に聞いてみない
かんわけですよ。
不便地域と承知しながらほったらかしということはどうなのか、これは
都市局サイドになると思うんですが、それを実現しようと思ったら、さっきおっしゃるように、
阪急、
阪神の
事業者と話をして、
採算性の問題があるかもしれん、そこには
財政出動が伴わなかったら、新たな
路線を開拓するという点では、
民間事業者は二の足を踏むわけやから、その辺は福祉の観点で
財政出動をやる気があるのかというところまで踏み込まなかったら、いつまでたっても
交通不便地域というのはなくならへんと私は思うんですね。そういう点からさらに突っ込んだ
議論ができればいいかなと思っています。
もう
一つは、
免許証を持っている人が返上したら
半額になるという――
阪急はまだだけども、一応、
阪神バスはそうなっている。
障害者手帳をお持ちの方は、全てそれを見せれば
半額で乗れるということになってますよね。
西宮市は、
高齢者交通助成制度という5,000円の
割引証を渡すということにはなっているけれども、毎日乗らなければならないような
地域の人はすぐなくなってしまうわけです。やっぱりそれを通年で使えるような
半額助成みたいなのを、全市で
高齢者で一定の年齢の人――70なら70歳以上の人に向けてそういった制度をつくっていく。
免許証を返上していても、
阪神・
阪急バスの
半額助成とか、私はなくてもいいよという人がいれば、そういう人を除いていけば、だんだん原資も少なくても済むだろうし、お隣はやっているわけですよ、
芦屋、尼崎は。
私は、
芦屋のほうによく行くんですけど、普通の
バスです。
路線バスです。
阪急バス。
芦屋は、浜から山手まで、
阪急バスだけなんです、それがずっと走ってますわ。えっ、こんな細い道も行けるのかと思うところまで、
路線バスが結構走っていて、
皆さん、重宝してはって、本数も多いです。70歳以上の人は、申請したら
半額助成パスをもらえるわけやから、ほんとに――私は、実はジムに行ってますやろう。そこは
芦屋やから、
芦屋の人がようけ来てはんねん。ジムの中に
時刻表が張ってある。みんな、その時間に合わせて行ったり来たりしてはるんですね。結構それを使って
自分のやりたいことをやってはる。そばにはスーパーマーケットもあるから、買い物して帰るとかという、うらやましいなと思って、いつも見ているんですけどね。これは、やっぱり
芦屋市の決断なんですよ。
お金が要るんです。
そういうことも、今年度、もしこれを取り上げてもらえるんであれば、そんなことも含めて、もうちょっと突っ込んで
議論ができたらいいかなと思っています。
これは、
交通が便利な
地域に住んでいても
半額だったらうれしいわけで。
○
岸利之 委員長
今のに関連して、ほかの
委員からはよろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
岸利之 委員長
今、3人の方のをお聞きしていて、まずは
市当局の
意見も聞かないといけないけれども、ことし、議題として上げる上で一番
課題になったのは、
事業者との面談を可能にできるかどうか……。
◆
上田さち子 委員
まずね、できたらいいよね。
○
岸利之 委員長
そこが
一つのあれかなと。それまでにこちらとしての
意見を集約して……。
◆
草加智清 委員
そらそうや。
◆
中川經夫 委員