西宮市議会 2015-03-19
平成27年 3月(第16回)定例会−03月19日-08号
平成27年 3月(第16回)定例会−03月19日-08号平成27年 3月(第16回)定例会
西宮市議会第16回定例会議事日程
(平成27年3月19日午後1時開議)
日程順序 件 名 ページ
第1 258
議案第547号 西宮市行政手続条例の一部を改正する条例制定の件
議案第548号 西宮市一般職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定の件
議案第549号 西宮市
職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定の件
議案第550号 市長、副市長及び常勤監査委員の給与条例等の一部を改正する条例制定の件
議案第551号 西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件
議案第552号 西宮市職員の配偶者同行休業に関する条例制定の件
議案第553号 西宮市医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件
議案第554号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件
議案第555号 西宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定の件
議案第556号 西宮市附属機関条例の一部を改正する条例制定の件
2 市民生活の安全及び消防行政について
3 中央病院の経営及び改革について
市民文教常任委員会の所管事務調査の件
1 市民サービスの向上について
2 学校教育及び社会教育について
厚生常任委員会の所管事務調査の件
1 保健・福祉サービスの向上について
2 環境行政について
3 地域産業の活性化について
建設常任委員会の所管事務調査の件
1 建築行政について
2 生活環境の整備について
次期定例会の日程等議会運営に関する調査の件
西宮市議会議長
出 席 議 員
1番 まつお 正 秀 15番 大 原 智 28番 八 木 米太朗
2番 田 中 良 平 16番 山 口 英 治 29番 かみたに 幸彦
3番 岸 利 之 17番 木 村 嘉三郎 30番 草 加 智 清
4番 谷 本 豊 18番 澁 谷 祐 介 31番 田 中 正 剛
5番 川 村 よしと 19番 大 石 伸 雄 32番 中 川 經 夫
6番 や の 正 史 20番 坂 上 明 33番 杉山 たかのり
7番 篠 原 正 寛 21番 野 口 あけみ 34番 上 田 さち子
9番 佐 藤 みち子 22番 和 田 とよじ 35番 中 尾 孝 夫
10番 花 岡 ゆたか 23番 河 崎 はじめ 36番 岩 下 彰
11番 よつや 薫 24番 西 田 いさお 37番 嶋 田 克 興
12番 上向井 賢 二 25番 長谷川 久美子 38番 ざ こ 宏 一
13番 松山 かつのり 26番 山 田 ますと 39番 大川原 成 彦
14番 竹 尾 ともえ 27番 町 田 博 喜 40番 白 井 啓 一
欠 席 議 員
な し
説明のため出席した者の職氏名
市長 今 村 岳 司 土木局長 北 田 正 広
副市長 松 永 博 病院事業管理者 南 都 伸 介
防災危機管理局長 渡 辺 俊 行 中央病院事務局長 出 口 剛
政策局長 田 原 幸 夫 会計管理者 野 網 浩 二
財政部長 須 山 誠 消防局長 坂 本 健 治
市長室長 時 井 一 成
上下水道事業管理者
総務局長 佐 竹 令 次 掛 田 紀 夫
総務総括室長 垣 尾 憲 治 上下水道局次長 中 尾 敬 一
市民文化局長 小 橋 直
教育委員会委員長 中 原 朗 裕
健康福祉局長 田 中 厚 弘 教育長 伊 藤 博 章
健康福祉局担当理事 教育次長 戎 野 良 雄
薗 潤 教育次長 前 川 豊
こども支援局長 山 本 晶 子
選挙管理委員会委員長
こども支援局担当理事・教育委員会 魚 水 啓 子
担当理事 坂 田 和 隆 代表監査委員 亀 井 健
産業環境局長 田 村 比佐雄 農業委員会会長 吉 田 昭 光
都市局長 伊 藤 裕 美
職務のため議場に出席した事務局職員
事務局長 大 野 詔 三 係長 藤 井 山 彦
次長 北 林 哲 二 副主査 湯 田 翔 一
議事調査課長 村 本 和 宏
〔午後0時59分 開議〕
○議長(岩下彰) ただいまから西宮市議会第16回定例会第8日目の会議を開きます。
現在の出席議員数は39人であります。
本日の会議録署名議員に、会議規則第87条の規定により、岸利之議員及び川村よしと議員を指名します。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
これより日程に従い議事を進めます。
日程第1 議案第547号ほか15件を一括して議題とします。
各件に対する委員長の報告を求めます。
まず、総務常任委員長 まつお正秀議員。
◆1番(まつお正秀)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第547号西宮市行政手続条例の一部を改正する条例制定の件、議案第548号西宮市一般職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定の件、議案第549号西宮市
職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定の件、議案第550号市長、副市長及び常勤監査委員の給与条例等の一部を改正する条例制定の件、議案第551号西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第552号西宮市職員の配偶者同行休業に関する条例制定の件、以上6件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、
市民文教常任委員長 坂上明議員。
◆20番(坂上明)
市民文教常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第553号西宮市医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件、議案第554号地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件、以上2件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、議案第553号については異議なく、議案第554号については賛成多数をもって原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、厚生常任委員長 竹尾ともえ議員。
◆14番(竹尾ともえ)
厚生常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第555号西宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定の件、議案第556号西宮市附属機関条例の一部を改正する条例制定の件、議案第557号西宮市
協愛奨学基金条例の一部を改正する条例制定の件、議案第558
号西宮市立児童福祉施設条例の一部を改正する条例制定の件、議案第559号西宮市
勤労福祉センター条例の一部を改正する条例制定の件、議案第560号西宮市農業共済条例の一部を改正する条例制定の件、議案第561号西宮市手数料条例及び西宮市いのしし餌やり禁止条例の一部を改正する条例制定の件、以上7件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、議案第555号については賛成多数をもって、ほかはいずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、建設常任委員長 和田とよじ議員。
◆22番(和田とよじ)
建設常任委員長報告。
ただいま上程中の議案第562号西宮市手数料条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(岩下彰) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、順次発言を許可します。
まず、佐藤みち子議員。
◆9番(佐藤みち子) ただいま上程中の諸議案のうち、議案第554号地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件、議案第555号西宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定の件、以上2件につきまして、日本共産党西宮市会議員団は反対します。
私のほうからは、議案第554号の討論を行います。
この条例は、教育行政の責任の明確化と称して、教育委員長と教育長を一本化し、首長が直接任命する新教育長を教育委員会のトップにするものです。一方で、教育委員会の教育長に対する指揮監督権は奪われます。また、地方自治体の教育政策の方針となる大綱を首長が決定するとしています。大綱には、学校統廃合を進める、愛国心教育を推進するなど、教育委員会の権限に属することまで盛り込むことができ、教育委員会にその具体化をさせる仕組みであります。これでは、教育委員会を首長任命の教育長の支配下に置き、教育行政の首長介入に道を開くことになりかねません。
教育は、子供の成長、発達のための文化的な営みであり、教員と子供の人間的な触れ合いを通じて行われるものであり、自由や自主性が不可欠です。戦前の苦い教訓を踏まえ、憲法のもとで政治権力による教育への介入・支配は厳しく戒められてきたのです。政治が教育に行うべきは、教育条件を整備し、子供の学ぶ権利を保障することです。本条例は、市教育委員会の独立性を奪い、国や首長が教育内容に介入する仕組みをつくり、憲法が保障する教育の自由と自主性を侵害するものであり、断じて容認できません。
以上、反対討論とします。
○議長(岩下彰) 次に、野口あけみ議員の発言を許します。
◆21番(野口あけみ) 私からは、議案第555号西宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定の件について討論を行います。
本条例案は、第6期
介護保険事業計画に基づいて、新年度から3年間の第1号被保険者の保険料率を定めるとともに、介護保険法の改定に伴って、要支援1・2の方の訪問介護、通所介護を保険給付から外して、市が実施する地域支援事業に移し、介護予防・
日常生活支援総合事業として実施する時期を2年間おくらせ、2017年4月1日からとする等の内容です。
第6期
介護保険事業計画は、昨年6月に成立した
医療介護総合確保推進法によって、これまでの介護保険制度を大きく変えるものとなっています。すなわち、
地域包括ケアシステムの構築ということで、高齢者が住みなれた地域で生活を継続できるようにするため、介護、医療、生活支援、介護予防を充実するとして、在宅医療と介護の連携の推進や認知症施策の推進をうたう一方で、次に述べる諸点では、公的介護の土台を掘り崩す大改悪となっています。
1点目は、介護予防・
日常生活支援総合事業です。これは、要支援者の訪問介護──ホームヘルプ、通所介護──デイサービスを、これまでどおりの有資格者である専門家による総合的なサービスから、身体介護や生活援助については、既存の事業所によってではあるが、基準を緩和したサービスで、また、清掃や洗濯等の生活支援はNPOや民間事業者によって、ごみ出し、見守りなどの生活支援は住民などのボランティアによってと切り分けし、安上がりなサービスへと流し込もうとするものです。このことが要支援者の状態を悪化させ、結局、重度化による給付費膨張をもたらすだけだとの懸念が多くの専門家から指摘されています。
また、この3類型のサービスは、実施までの2年間で、市としての基準を設け、報酬を決定することになるものですが、現行の保険給付の単価を上限とし、それ以下に設定することが求められています。既存の介護事業所に、専門職以外に緩和した基準で報酬も低いサービスを担う労働者や有償ボランティアを雇わせることになれば、今でも劣悪な介護職の賃金や待遇のさらなる悪化を招き、人材不足にますます拍車がかかるのではとの批判や警戒の声も上がっています。この2年間での基準、報酬の決定においては、関係者の意見もよく聞き、サービスの質を担保できるものにするよう、市については強く求めておきます。
なお、保険料を設定するには報酬が決まっていることが必要ですが、2017年分については、国が決めた前年度の実績額プラス10%で算定しているとのことです。第7期以降では、介護予防・
日常生活支援総合事業の上限は後期高齢者の人口の伸び率にまで抑え込むとしており、必要な人に必要なサービスが提供できるか、この点でも疑問です。
2点目は、
特別養護老人ホームの新規入所を原則要介護3以上に限定することです。今でも2,000人の待機者がいる特養ですが、要介護1・2の方は待機者にすらなれない事態です。高齢者の住まいのあり方をどうするかは、今後の大きな課題の一つです。介護保険制度が幾ら施設サービスではなく在宅サービスをと誘導しても、日本の住宅事情、家族の労働環境、独居老人の増加などから、施設への入所を求める高齢者は、市内でも3割を超えています。市内では、一定程度、
サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームは確保されていますが、高額なため、誰もが入所できるものではありません。特養への入所が要介護3以上に限定されることから、それにかわる介護施設や低所得者向けの施設の確保は課題です。市でもその認識が事業計画に記載されていますので、実現のための努力を求めます。
3点目は、費用負担の公平化という名目で、一定以上の所得があるとされる利用者に2割の自己負担を課し、低所得者が介護施設を利用する場合に食費、居住費を軽減する補足給付を縮小・打ち切ります。利用料の2割負担は、個人の所得160万円以上、年金収入で280万円以上の層に、また、補足給付の縮小・打ち切りは、入所者が低収入でも、世帯分離している配偶者が住民税課税であれば対象となり、本人の預貯金が調査され、障害年金や遺族年金などの非課税年金も今後は収入と判定されます。これまでの社会保障制度でやってこなかったことに幾つも踏み込む内容となっています。
第4に、今期初めて公費による1号保険料の低所得者軽減策が導入されることになりましたが、消費税10%を財源として当てにしていたことで、市で言えば、当初は3割の1号被保険者に対し約4億円の軽減、これが約2割の被保険者に約7,000万円と、大幅に縮小されてしまいました。しかし、公費による保険料軽減に踏み込んだことから、今後、市の一般会計からの繰り入れによる軽減への道が開けたとも言えます。
以上のようなサービス切り捨てと利用者負担をしても、第6期の65歳以上の介護保険料は、現行の基準額月4,947円が5,200円へ5%の値上げとなります。加えて、まさかの介護報酬のマイナス改定となりました。このマイナス改定は、保険料抑制の要素とはなりますが、一方で施設の5割で経営困難に陥るとも言われており、また、さきに述べたとおり、低賃金や低待遇によって、不足している介護人材の不足にさらに拍車をかけるものとなります。保険料の高騰を抑えながら、サービスの質と人材を確保でき得る介護報酬の引き上げで介護の提供基盤を拡大し、本当に持続可能な制度とするには、国庫負担割合を大幅に引き上げるしかありません。国による大型公共事業の復活や大軍拡路線、行き過ぎた法人税減税などを中止し、介護保険制度の根本矛盾の解決に足を踏み出すべき、また、国による制約の中でも市ができ得る最大の努力を行うことを重ねて求めて、討論といたします。
○議長(岩下彰) 通告による討論は終わりましたが、他に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事の都合により2回に分けて行います。
まず、上程中の各件のうち、議案第554号及び議案第555号の2件を除く14件の採決を行います。
各件は、先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案14件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第554号及び議案第555号の採決を起立により行います。
両件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(岩下彰) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第554号ほか1件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第2 議案第546号を議題とします。
本件に対する委員長の報告を求めます。
総務常任委員長 まつお正秀議員。
◆1番(まつお正秀) ただいま上程中の議案第546号第4次西宮市総合計画・基本計画変更の件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査いたしましたところ、審査の過程において原案に対する修正案が提出されました。
その内容は、お手元に配付のとおり、基本計画各論まちづくり編、ナンバー22、「災害・危機に強いまちづくり」の部、「主要な施策展開」の項、第3号の改正規定中、「の向上を図ります。」を「を合わせ持つ(仮称)総合防災センターを整備します。」に改める内容であります。
本委員会として、まず、修正案について採決いたしました結果、賛成多数をもって承認すべきものと決定しましたので、引き続き、修正部分を除く原案の採決も行い、異議なく承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告は、原案に対する委員会修正の報告であります。
お手元に配付の委員会の修正案について、これを直ちに原案とあわせて議題といたします。
ただいまの報告について、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、順次発言を許可します。
まず、八木米太朗議員。
◆28番(八木米太朗) お許しをいただきまして、ただいま上程中の議案第546号第4次総合計画・基本計画変更の件につきまして、賛否の意思を表明させていただきます。
防災拠点の必要性は、誰しもが認めるところでありますが、さきに私どもの代表質問に対し市長が答弁されたように、私どもも、危機管理の拠点として重要な点は、災害対策本部や情報通信・指令機能等を持つ防災センター機能の強化を図ることであると考えております。したがいまして、そうした機能強化を図るためには物理的な空間が一定必要だということでありまして、箱物としての防災センターがまず最初にありきとは考えておりません。答弁では、防災センター機能の整備は直ちにというような表現ではありませんでしたが、私どもは、昨年8月の台風豪雨災害において、その対応として災害対策本部機能や情報通信・指令機能が十分に発揮できたかどうか十分に精査して、今できることから直ちに取り組んでいただきたいと考えております。したがいまして、箱物をより強調した修正案には、蒼士会は賛同できません。
以上、簡単ですが、態度表明の討論といたします。
○議長(岩下彰) 次に、山田ますと議員の発言を許します。
◆26番(山田ますと) 公明党の討論をさせていただきます。
そもそも基本計画が変更となったそのもとは、昨年の市長選挙でございました。アサヒ跡地取得及び活用の白紙撤回を訴えられた今村市長が市長に当選し、それまでの基本計画が変更となったわけであります。この4次総後期5カ年の大きな柱は、言うまでもなく、一つにはアサヒの土地の取得でありましたが、この件は、2.6ヘクタールを、病院統合予定候補地の一つとして、このたび、西宮市土地開発公社を経由し、取得に至りました。
今回提出されておる修正案に関しまして、「都市防災力の強化」の項目では、当初の基本計画にあった防災啓発機能をあわせ持つ(仮称)総合防災センターを整備するとの記述が削除され、ただ単に防災啓発機能の向上を図るとした内容の記述をもとに戻すというものでありました。
総務常任委員会では、各委員から、防災センター機能をあわせ持った施設整備について変更後の4次総で計画しているのであれば、記述をもとに戻すべきとの意見が多数寄せられました。私ども公明党は、総合防災センター整備という記述に強くこだわるものではありません。しかしながら、都市防災力の強化の観点からは、整備の規模がどうであれ、場所がどこであれ、間違いなく防災機能をあわせ持った施設整備は必要であるとの立場に至っております。また、修正案を出す以前から、委員会ではさまざまな角度から議論がされており、十分に意見交換ができたものと認識をしております。その意味では、全く各委員の、また議会の意を酌み取られていない今回の基本計画案に関しましては、賛同をいたしかねます。とても残念に思うわけでございます。
また、今回の基本計画での記述の変更には至っておりませんが、その賛否にはかかわりませんが、西宮の消防署の件、また、病院の件、また、そもそもの262億円という大きな財源に関する件等々、しっかりとした説明が必要であろう、そのように思うわけでございます。
以上、私ども公明党の修正案に対する賛成討論といたします。
以上です。
○議長(岩下彰) 次に、篠原正寛議員の発言を許します。
◆7番(篠原正寛) 政新会は、議案第546号第4次西宮市総合計画・基本計画変更の件の修正案に賛成の立場から意見を述べます。
本件は、過日、総務常任委員会において質疑が行われましたが、防災センターの整備について、見直し案ではその文言が削除されたにもかかわらず、質疑の中では4次総の中で整備する予定だと明確に答弁をされました。もともと各論には教育委員会庁舎の建てかえにあわせて整備をすると別箇所で記載されていましたので、これが見直されたという理屈はよく理解しております。ただ、その場所に建てられるハードとしての防災センターという意味ではなくとも、いつ発生するかわからない大規模災害に対して、機能の集約・強化策を推進する、その役割としての防災センターについては、当局も、その早期整備の必要性を十分認識されており、それが前述の御答弁につながったのだと理解いたしました。
しかし、これは、外形上大変わかりにくく、他との整合性を気にする余り、防災センターを結局第4次総合計画の期間内に整備するのか、しないのかという疑問に対する答えが曖昧に聞こえています。総合計画は、市長や役所や議会のものではなく、究極的には市民のものです。そのような観点から、より真意がわかりやすいよう、その指すべき意味は変わっているとしても、従前の表現に戻すことが賢明と判断し、これを提案するものです。
以上、賛成討論といたします。
○議長(岩下彰) 次に、上田さち子議員の発言を許します。
◆34番(上田さち子) 議案第546号第4次西宮市総合計画・基本計画変更の件に対する修正案につきまして、日本共産党西宮市会議員団は、採決に加わらず、退場することにいたします。
以下、意見を述べます。
今回提出されている修正案は、基本計画各論まちづくり編、ナンバー22、「災害・危機に強いまちづくり」の部、「主要な施策展開」の項、第3号で、原案から削除された「(仮称)総合防災センターを整備します」ということになっているのを、削除せず、そのまま記述を残すというものです。これは、総務常任委員会の議論を通じ、防災センターの施設については4次総の中で整備すると当局から答弁があったことは事実で、そのことから、修正案は理解できるものです。
しかし、日本共産党は、箱物としての総合防災センターの整備については不急事業であるという立場に立っていることから、今回の修正案についての採決には加わらず、退場することにいたします。
以上です。
○議長(岩下彰) 通告による討論は終わりましたが、他に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事の都合により2回に分けて行います。
まず、委員会の修正案を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(岩下彰) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました委員会の修正案は可決されました。
次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決を行います。
ただいま修正議決した部分を除く原案については、先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、修正議決した部分を除くその他の部分は原案どおり可決されました。
次に、日程第3 議案第567号ほか14件を一括して議題とします。
各件に対する委員長の報告を求めます。
予算特別委員長 田中正剛議員。
〔田中正剛議員登壇〕
◆31番(田中正剛) 予算特別委員長報告。
本委員会は、去る3月5日開催の本会議におきまして、平成27年度の一般会計、特別会計及び企業会計の当初予算案を審査するため、議長を除く全議員を委員として設置されたものであります。
同日、本会議終了後、議長により招集された委員会におきまして、まず、正副委員長の互選が行われ、委員長には、私、田中正剛、 副委員長には、まつお正秀議員、坂上明議員、竹尾ともえ議員、和田とよじ議員がそれぞれ選任されたのであります。続いて、審査方法について協議しました結果、慣例に基づき、常任委員会単位による四つの分科会によって審査を行うことに決定しました。また、分科会の運営につきましては、かねてからの申し合わせに従い、副委員長が所管分科会の主査を兼ね、常任委員会の副委員長にはそれぞれの所管分科会の副主査をお願いすることとなったのであります。
その後、去る12日から16日までの3日間の日程で各分科会を開催し、鋭意審査を願っておりましたところ、去る12日から16日までに各分科会主査から審査を終了したとの報告を受けたのであります。
そして、ただいま上程中の議案第567号ほか14件につきましては、本日午前に開催されました予算特別委員会において、各分科会主査報告を聴取し、討論、採決を行いました結果、議案第567号、議案第568号及び議案第573号については賛成多数をもって、ほかはいずれも異議なく原案のとおり承認すべきものと決定しました。
以上、予算特別委員長報告といたします。
○議長(岩下彰) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、発言を許可します。
杉山たかのり議員。
◆33番(杉山たかのり) ただいま上程中の予算案のうち、議案第567号西宮市
国民健康保険特別会計予算、議案第568号西宮市
食肉センター特別会計予算及び議案第573号西宮市
介護保険特別会計予算、以上3件について、日本共産党西宮市会議員団は反対をいたします。
以下、意見を申し上げます。
まず、
国民健康保険特別会計予算についてです。
国民健康保険料は高過ぎて払えず、滞納世帯が多数いる状況が長期にわたって続いています。その最大の原因は、1984年から国庫支出金の割合を50%から25%に半減させ、加入者に負担を課したことです。西宮市は、市の繰入金をなくし、2007年度までは兵庫県下で最も高い保険料となりましたが、日本共産党西宮市会議員団が繰り返し一般会計からの繰り入れを求め、引き下げることを提案し、2008年度から2億5,000万円、2012年度から10億円の繰り入れを実施し、保険料の高騰を抑制してきました。当議員団は、この間の市の努力を一定評価するものであります。その結果として23億円の基金が積み立てられており、保険料の引き下げが可能な状況となっています。
新年度は、10億円の繰り入れを7億円に減額する予算案となっており、これは、1世帯当たり5,000円の保険料の引き上げに相当します。3億円の減額は明らかに保険料を引き上げることになり、認められません。日本共産党西宮市会議員団は、10億円の繰り入れと23億円の基金を活用して国民健康保険料を引き下げることを強く求めるものです。
次に、
食肉センター特別会計予算についてです。
食肉センターについては、市民への寄与がないことから、多額の税金投入は直ちにやめるべきだと考えています。県への移管、民営化、廃止の三つの選択肢が提言されていました。市長は、できるものは民間にということを言いながら、肝心の食肉センターの民営化は全く取り組もうとしておりません。提言に沿った対応を直ちに求めるものであります。
最後に、
介護保険特別会計予算についてです。
これは、日程第1、議案第555号西宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定の件で野口議員が討論で述べたとおり、西宮市の介護保険事業が大きく後退することにつながるものであります。
以上、三つの特別会計予算についての日本共産党西宮市会議員団の反対討論といたします。
○議長(岩下彰) 通告による討論は終わりましたが、他に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事の都合により4回に分けて行います。
まず、上程中の各件のうち、議案第567号、議案第568号及び議案第573号を除く12件の採決を行います。
各件は、先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案12件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第573号の採決を起立により行います。
本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(岩下彰) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第573号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第567号の採決を起立により行います。
本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(岩下彰) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第567号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第568号の採決を起立により行います。
本件を先ほど委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(岩下彰) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第568号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第4 議案第566号を議題とします。
本件に対する委員長の報告を求めます。
予算特別委員長 田中正剛議員。
〔田中正剛議員登壇〕
◆31番(田中正剛) 予算特別委員長報告。
ただいま上程中の議案第566号平成27年度西宮市一般会計予算につきましては、本日午前に開催されました予算特別委員会において、各分科会主査報告を聴取したところ、原案に対する修正案2件が提出されました。
両修正案の内容は、お手元に配付のとおり、難病保健事業経費のうち特定疾病患者見舞金が計上されていない原案に対して、現行の制度に基づき支給を継続する経費を計上するため予算の一部を修正しようとするもの及び高齢者交通助成事業経費のうち高齢者交通助成金を増額するため予算の一部を修正しようとするものであります。
本委員会として、討論の後、両修正案について、まず、特定疾病患者見舞金に関する修正案、次に、高齢者交通助成金に関する修正案について採決しました結果、いずれも異議なく承認すべきものと決定しましたので、引き続き、修正部分を除く原案の採決も行い、賛成多数をもって承認すべきものと決定いたしました。
以上、予算特別委員長報告といたします。
○議長(岩下彰) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告は、原案に対する委員会修正の報告であります。
お手元に配付の委員会の修正案2件について、これを直ちに原案とあわせて議題といたします。
ただいまの報告について、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、順次発言を許可します。
まず、杉山たかのり議員。
〔杉山たかのり議員登壇〕
◆33番(杉山たかのり) ただいま上程中の議案第566号2015年度西宮市一般会計予算について、日本共産党西宮市会議員団は、二つの修正案については賛成、修正部分を除く原案については反対をいたします。
以下、意見を申し述べます。
代表質問で申し上げたとおり、新年度予算案を編成する際には、市民の暮らしがどうなっているのか、そのことを念頭に置いて検討し、提案されるべきであります。
国会では、日本共産党は、組み替え動議も出して反対した新年度予算案が衆議院を通過しました。その中身はどうでしょうか。安倍政権になって3年連続増額され、4兆9,801億円と、5兆円に迫る規模になった軍事費は、最新鋭の輸送機オスプレイ、F35戦闘機、護衛艦、水陸両用車などを自衛隊に装備する内容で、まさに海外で戦争をする国になるための異常な軍拡予算であります。その一方で、福祉のための社会保障予算は、高齢化などによって見込まれていた自然増予算にまで手をつけ、医療も介護も年金も大幅に後退させられています。自然増予算の削減は、医療崩壊や介護難民をもたらした小泉純一郎内閣以来の方針で、消費税増税の際の社会保障のためという公約さえ完全に投げ捨てるものであります。介護施設の運営を苦境に追い込む介護報酬の引き下げ、高齢者の医療費窓口負担の引き上げ、年金額の抑制や生活保護の一斉の改悪などがめじろ押しであります。物価上昇や実質賃金の低下など、安倍政権の経済政策「アベノミクス」による国民の暮らしの悪化に拍車をかけるものであります。税制改正に盛り込まれた法人税減税は、利益が出ている大企業の負担を軽くするために、赤字企業や中堅企業の負担をふやす、大企業本位のきわみであります。大企業への減税は2年連続で、減税額は来年度には1兆6,000億円に達します。こうした大企業減税とあわせて、安倍政権は、ことし10月からの実施を延期した消費税の10%への引き上げを2017年4月から実施することを税制改正法案に盛り込んでおります。景気が悪化すれば増税は見送る景気判断条項まで削除しており、まさに問答無用で消費税増税を押しつける態度となっています。大企業や大金持ちばかりが優遇され、国民の生活を顧みないひどいものとなっています。このようなもとでの2015年度西宮市当初予算案は、国の悪政から市民生活を守る防波堤とはなっていません。
まず、修正案について述べておきます。
高齢者交通助成金の4割削減──5,000円の助成金を3,000円に削減、特定疾病患者見舞金の廃止を撤回させる修正案であり、これは、我が党議員団だけが代表質問の中で取り上げ、福祉切り捨てだと撤回を求めたものであります。質疑の中で、この重大な福祉の切り捨てを、市民に情報を隠し、やり過ごそうとした西宮市のこそくな実態も明らかにしました。今回、修正案として西宮市の蛮行を許さなかったことは、西宮市議会の良識を示すものと言えます。
高齢者交通助成金については、現行制度を維持するとともに、我が党議員団が提起している高齢者の外出支援策としてふさわしい制度──敬老パスの併用など、しっかりと検討していただきたいと思います。
特定疾病患者見舞金制度については、廃止の理由として、従前は法に基づかない予算事業であった医療助成がことし1月より法制化されたこと、対象疾患が従来の56疾病からことし1月現在で110疾病、夏ごろには約300疾病に拡大され、認定患者数はおよそ2倍になる。西宮市においては、現在の約2,700人から5,200人へとふえ、継続する場合は財政負担が大きいことなどを挙げています。しかし、法制化された医療助成の内容を見てみると、一つに、一部負担の月額限度額を決める際の所得階層区分が、これまでの生計中心の所得から世帯全体の所得に変更される、二つに、これまで医療費とは別に薬代は無料であったものを、薬代も含めて医療費とすること、三つに、入院時の食費については、従前は医療費に含め、限度額の範囲内であったものが、既認定患者は3年間の経過措置があるものの、全額の自己負担へと変更などとなっています。結局、既認定者にとっては、医療助成の法制化で自己負担が重くなっており、見舞金支給の根拠がなくなったとは到底言えません。また、市の単独事業であり、財政負担が大きいとも言いますが、対象者でふえる予算額は6,400万円程度です。西宮市の財政力をもってすれば、継続は不可能ではありません。
以上のことから、二つの修正案について賛成するものであります。
次に、修正部分を除く原案について、具体的な反対箇所、問題点等を指摘しておきたいと思います。
一つ目は、UR借り上げ市営住宅問題についてです。
代表質問、一般質問でも明らかにしましたが、西宮市が継続入居を一切認めないという方針を改めないことは、阪神・淡路大震災の被災地でも異常な対応となっており、通常国会で我が党の堀内照文衆議院議員が予算委員会でも取り上げていますが、質問終了後、自民党の大島予算委員長も、聞いていたらかわいそうだ、追い出しちゃと言われたそうであります。
このような事態になった最大の原因は、公営住宅法第25条第2項、すなわち、入居決定時に借り上げ期限の満了時とそのときに明け渡す旨を通知する事前通知制度を怠ったことであり、西宮市が法律を守っていなかったことであります。市当局は周知できていると強弁していますが、寝耳に水が入居者の声であり、建設分科会では、なぜ事前通知をしなかったのかの問いに当時のことはわからないと答弁しており、わからないのに周知ができているはずがありません。しかも、事前通知よりも募集パンフレットに記載しているほうが重要だと答弁したことは、西宮市が法律は重要視しないと宣言したことに等しく、自治体としての資格がない驚くべき実態であります。
西宮市は、このUR借り上げ市営住宅に関しては、偏向報道対応、メディアの取材にとどまらず、一般市民も含めて、広報課によるビデオ撮影を無条件に行うほど目のかたきにしています。また、何の落ち度もない、罪もない入居者に対して、まるで罪人かのように、訴訟を盾におどしてまで追い出そうとしています。このような対応は直ちにやめて、他の自治体同様、継続入居の方針を確立するよう強く求めます。現在の方針は、市長選挙直前の公開質問により、今村市長自身が他の方法をとるべきだと答えているように、誤ったものであります。加えて、市営住宅をさらに削減することについても反対をするものであります。
二つ目には、保育行政について、3点の意見、指摘、要望を申し上げておきます。
1点目は、むつみ保育所・児童館と芦原保育所の移転合築計画についてです。
市は、ことし1月、むつみ保育所・児童館と芦原保育所を移転合築し、耐震化を図る計画を二つの保育所の保護者らに説明しました。これまでそれぞれの保育所で2回ずつ説明会が持たれたとのことですが、その上でなお合築を進める上で疑問や不安がたくさんあると、今議会に総数1,902筆の署名を添えて請願が出されました。特に問題となっているのは、合築した場合の保育所規模です。二つの園を合築することによって、児童定数は210名の予定とされていますが、市内の公立保育所の最大定員は130人、民間保育所でも入所者数は最高で185人で、200人を超す保育実績はありません。保育所の適正規模について基準はありませんが、多くの専門家は100人以下と提言しています。200人を超す大規模園では、保育者が子供や保護者を十分に把握できていないのではないか、安全で丁寧な保育ができないのではないかと不安に思うのは当然です。そのほか、立地予定地が危険な場所であること、児童館の移転は利用者に説明がされておらず、校区が変わることによる影響はどうなのかなどなど、市には当然これから不安や疑問について説明責任があります。市は、今後、現在の合築計画案に固執することなく、昨年8月に説明する予定であった計画案も含めて、丁寧に説明をし、保護者や保育関係者らの意見、要望に耳を傾けて、老朽化・耐震化対策を進めるよう求めます。
2点目は、保育所保育料引き下げについてです。
当議員団は一貫して引き下げを求めてきましたが、新年度予算案では、所得の高い階層の3歳未満児で約8,000万円の引き下げとなっています。結局、阪神間他都市との比較で、3歳未満児の保育料最高額は最も低くなったとのことですが、一般質問でも指摘しているとおり、阪神間は全国でも高い水準にあります。全体として高いベースにある保育料のさらなる引き下げを求めます。
なお、保育料や育成センター利用料などの設定にかかわる税法上の寡婦控除を未婚の母子、父子にも適用するみなし寡婦控除については、2016年度に実施したい旨、分科会で表明されました。2016年度を待たずに、今年度にも実施できるよう強く求めるものです。
3点目は、西宮市子ども・子育て支援事業計画案についてです。
4月からスタートする子ども・子育て支援新制度は、さまざまな基準の多種多様な幼児期の学校教育・保育施設が併存します。当議員団は、昨年9月議会、条例化に当たって、少しでも質の改善が図れるよう、修正案を提案しましたが、このたび示された西宮市子ども・子育て支援事業計画案には、この修正案の趣旨を踏まえた内容が盛り込まれることになりました。すなわち、小規模保育事業では、職員配置における有資格者の割合が高いA型を中心に整備を進めること、保育ルームや小規模保育等に対し、従事者については全てを保育士資格取得者とするよう努めていくこと、幼保連携型認定こども園について、認可保育所と同様に、1・2歳児に対する職員配置を5対1に、4歳以上児に対する職員配置は20対1にするよう努めること、さらに、育成センターについては、40名定員の実施、静養スペースの確保、児童1人当たりの面積基準の引き上げ等、国基準の早期実現を目指すことなどであります。これらの計画案の内容が確実に実施されるよう、また、引き続き認可保育所整備を含め、待機児童解消に当たるよう求めるものであります。
次に、マイナンバー制度についてです。
マイナンバー制度は、赤ちゃんからお年寄りまで、住民登録をしている全員に生涯変わらない番号を割り振り、社会保障や税の情報を国が一括管理するものです。政府は、ことし10月からの本格実施のため、自治体や企業に準備を急がせていますが、ほとんどの国民は、計画を詳しく知らず、むしろ不安を抱いています。内閣府調査では、プライバシー侵害のおそれが32.6%、個人情報不正利用被害の心配が32.3%、国による監視のおそれが18.2%と、いずれも特に不安がないの11.5%を上回りました。政府が幾ら情報保護のさまざまな措置をとっていると説明しても、懸念と不安は消せません。マイナンバーそのものがプライバシーを危険にさらす仕組みだからであります。既に社会保障番号を導入しているアメリカでは、個人情報の大量流出、不正使用が大問題になっています。国民の権利を危険に陥れる制度は、実施を強行するのではなく、中止を決断し、廃止へ踏み出すべきであります。国の制度であっても、地方自治体としての決断を求めるものであります。
次に、市長の政治姿勢についてであります。
代表質問で私は、最後にこのように述べました。キーワードと感じたのは、正確な情報の提供、市民の知る権利です。例えば偏向報道問題で、市長は公正正確な行政情報を伝えるためと言いながら、事実上、報道規制で市民の知る権利を侵害する、借り上げ住宅問題では、市が法律に基づく正確な行政情報を知らせなかったために大問題となり、情報提供の名のもとに訴訟という情報をあえて知らせ、おどしをてこに住民追い出しを図る。高齢者交通助成金等福祉の切り捨てを、議会を含め市民に知らせず、不意打ちで突破しようとする、市の財政情報は正確に示さず、危機的状況などという誤った情報を流布するなど、今村市政のもとでは、情報を一市民よりも強い権力を持つ市長と市行政が都合勝手に、都合の悪い情報は隠し、マスメディアに規制をかける、都合のよい情報を市政ニュースやマスメディアを使って垂れ流す、これが今村市政の実態、実情です。本来、真っ当な正確情報提供、市民の知る権利を守るべきですが、それができていない。ここには、市政推進が市長の野望から出発しているため、市民の生活の実情、何を市民が願っているのか、市民の声を聞くという姿勢の欠如があるのではないかと思います。誹謗中傷する市民は市政報告会から退場させます、市の都合のいいことを報道しないマスコミは排除します、市の言うことを聞かない市民は裁判で追い出します、このような強行的な排除の論理から市民の幸せは生まれません。こういうふうに述べましたけども、その最後に、いずれ市民との矛盾があらわれると申し上げましたが、既に3月議会中に明確になっております。
偏向報道対応では、広報課によるビデオ撮影では肖像権の侵害などいろいろな問題が噴出してきました。直ちに撤回を求めます。この問題については、後の日程で上田議員が、総務分科会での質疑内容を含め、明らかにいたします。
同時に、市が発信する情報については、市の都合のよい情報のみを発信するなどの偏ったあり方を改めて、正確な情報を市議会、市民に伝えるよう求めるものです。
また、人事では、9月議会、教育委員会委員の選任に続いて、政策アドバイザーでも、いわゆるお友達人事が実施されたことは遺憾であります。
民間委託、民営化とする、いわゆる民間活力の導入は直ちにやめるべきであります。
3月議会を通じて、西宮市が地方自治体としての民主的な機能が破壊されてきているのではないかと危惧しています。地方自治体を企業に例え、みずからを経営者、住民を客とする、この市長の思想は、地方自治の本旨とは相入れません。議会軽視、住民無視の原因となります。福祉の増進という言葉を100回唱えても、福祉の心のない市政では、効率の名による、あるいは持続可能なの言葉による福祉の切り捨てしか出てきません。今の西宮市には、行政執行について、法律や規範に基づいて行われているのか、市役所内部の手続はどうなっているのか、市民にどう正確に情報を伝え、意思を酌み取るのか、何が正しくて何が間違っているのかなど、地方自治体としての正しい判断をする民主的な手続を踏む仕組みと良識が明らかに失われています。ですから、やることなすこと間違いだらけになってきているのではないでしょうか。このような誤った政治姿勢は直ちに改めなければ、取り返しのつかない失敗を引き起こすでしょう。その意味では、UR借り上げ市営住宅問題は、法律どおりできなかった誤りをさらに誤った方針で尻拭いをしようとしたため、今や取り返しのつかない失敗となっています。3月議会では、偏向報道を初め、肖像権の侵害など、報道機関対応にとどまらず、今や市のシステムにまでその悪影響があらわれてきているのではないでしょうか。強く警鐘を鳴らすものであります。
最後に、要望を申し上げます。
まず、義務教育における少人数学級の拡大についてです。
2011年から35人学級が順次拡大される予定だったものが、安倍政権になり、ストップしていましたが、通常国会で安倍首相は、35人学級の実現に向けて努力していきたいとの答弁があり、注目すべき重要な変化となっています。現在、兵庫県では、小学校4年生まで35人学級が実施されており、中学3年生までの35人学級を拡大できるよう、兵庫県教育委員会と協議されるよう強く求めるものであります。
そのためにも、教室不足の解消、さらには、乱開発規制のためのまちづくり基本条例の制定を求めるものであります。
子供の医療費無料制度については、早期に所得制限の撤廃を求めます。
西宮北有料道路無料化については、3年前倒しでよしとせず、さらに実施を早めるよう求めます。
また、名神湾岸連絡線は、環境破壊の不要事業であり、整備の中止を求めます。
最後に、西宮市の全ての施設におけるトイレの洋式化を計画的に進めるよう求めておきたいと思います。
以上、日本共産党西宮市会議員団の修正案に対する賛成討論、修正部分を除く一般会計予算原案に対する反対討論といたします。(拍手)
○議長(岩下彰) 次に、山田ますと議員の発言を許します。
〔山田ますと議員登壇〕
◆26番(山田ますと) 議案第566号平成27年度西宮市一般会計予算並びに修正案2件につきまして、公明党議員団は、特定疾病患者見舞金に関する修正案及び高齢者交通助成金に関する修正案に賛成し、修正部分を除く原案に賛成をいたします。
修正部分を除く原案は、特に公明党議員団の予算要望とも合致しており、賛成の立場から、以下、理由を申し上げるとともに、さらに検討してもらいたい点、工夫を凝らしてもらいたい点を中心に、意見並びに要望をあわせて述べさせていただきます。
まず、予算の全体像。新年度予算は、当初予算として、阪神・淡路大震災直後の平成7年度に次いで、過去2番目の規模となっております。前年度比1.4%増、3,109億2,388万4,000円、基金残高は25年度末でおよそ281億円、26年度末見込みおよそ244億円、また、市債残高はおよそ1,543億円、臨時財政対策債632億円を差し引くと906億円、この数字は、長く指標としてきた平成7年の阪神・淡路大震災以前の数字以下まで減らすことができております。
本市の財政運営は、阪神・淡路大震災以降、行財政改革を断行しながら、住民サービスを維持してきたと認識しております。その運営は、未来に借金を残すような浪費的な財政運営ではない。それどころか、震災以降の20年の歩みは、厳しい財政状況のもとでも市民サービスの充実に努めた。その財政運営には、めり張りが際立つことはなかったかもしれませんが、市民の負担を軽減させながら万遍なく執行されてきた財政運営には、誠実さを感じております。改めて、馬場市長、山田市長、河野市長を初め市職員の皆様の御努力に感謝を申し上げます。
しかしながら、歳出については、市民の負担を最小限に抑え、市民サービスの充実に努めた結果、経常収支比率は全国市町村平均値90.2%に対して94.4%と、依然として高い比率になっており、余裕度の少ない硬直化した財政状況が続いております。また、これからは、これまで先送りにしてきた公共施設の維持補修整備などの投資的事業経費はいよいよ増大し、また、子育て支援や高齢福祉などの社会保障経費はますます増大が顕著な傾向になってまいります。いよいよこれからが今村市長の財政運営の手腕が問われてまいります。
市長は、こうした財政状況を踏まえ、諸課題に対応するため、予算編成に当たって四つの基本方針を挙げられたと聞いております。
一つには、「持続可能性を強く意識した堅実な財政運営」、将来にわたって安定的な財政運営が行えるよう、一般財源総額の範囲内で予算編成を行うとしております。すなわち、会計年度独立の原則のもとで、歳出は歳入の範囲内で行うというスクラップ・アンド・ビルドの考えに立った予算編成の大原則を基本とされていると思います。言いかえれば、あえて無理をしない、身の丈に合った予算編成となります。しかしながら、直近6カ年の決算を見てまいりますと、平成21年度を除いては、財政基金の取り崩しによる収支不足の補填は行われておりません。将来への備えとして一定額の基金の確保を図ることに異論はございませんが、一定額を確保した後の残余については、市民サービスの充実のために予算を配分するなど、いたずらに歳出削減を意識した予算編成にならぬよう努めていただくよう要望させていただきます。
二つ目に、「合理性と公平さの追求」という箇所では、サイレントマジョリティー──物言わぬ多数派も含めた住民全体への価値提供を意識する必要があると言われております。前例やしがらみにとらわれることなく、合理的な判断材料によって事業の取捨選択を行う。また、三つ目には、それぞれの事業、施策が目標の達成のために最少の経費で最大の効果を上げる手段であるかをゼロベースで再検討する。また、社会情勢の変化などにより効果や意義が薄れた事業は、ちゅうちょなく廃止または縮小する。また、部署を越えた周辺の事業との関係性や類似性を意識し、無駄や重複を廃する等々、述べられております。しかしながら、昨年度9月決算における事務事業評価対象事業全490事業の基本方針では、廃止の方向が1事業、縮小が7事業、他事業との整理統合は3という方針でございました。当然、ちゅうちょなく廃止または縮小と言われておりますが、真に不要な事業は廃止・縮小に異論はございません。
しかしながら、今回、市長は、本予算原案では、国の難病疾病の対象が56から約300に拡大したことに伴う財政負担増の理由から、特定疾病患者見舞金をなくす当初案を提示してこられました。また、高齢者交通助成金の支給額も、同様に、将来の財政負担増を理由に、5,000円から3,000円に減額する当初予算案を提示されました。私ども公明党は、難病患者を支援するとの理由から、修正案に賛成をいたしております。また、高齢者交通助成金に関しては、根本的な課題の解決に踏み込まないまま減額だけを行う今回の当初案には反対の立場にあり、修正案に賛成をしております。両案とも、この27年度を経過措置としてしっかりとした議論を尽くし、制度の見直しや課題解決に努めていきたい、そのように思っております。
次に、「資産の有効活用や処分についても全庁的な視点から積極的に推進していく」とございました。市有資産の利活用、売却については、これから新たに売却する土地はどこで、今後新たに削減する施設は何か、計画を発表することの説明責任が問われております。利用予定のない市有地の売却について、対象地、対象施設名、期限等について早期に具体的に計画を策定していただきたいことを要望しておきます。方針を保留せず、利活用するのか、不要と判断するのか、はたまた地域に還元するのか、速やかな結論を出してもらいたい、そのように望むものでございます。
特に高須東小学校の跡地に関しては、用途利用が未定のまま5年が経過しており、維持管理費はおよそ2,900万円余り。仮に売却していたとするならば、固定資産税、都市計画税でおよそ2,180万円の税収効果があったとされております。用途未定の理由は、都市計画法の変更の必要があるためとのことでありました。
また、元食肉センター跡地も、平成3年から10年間は用途未定で進み、平成15年、キッズパークとして暫定利用が決まってからの11年もの間、いまだに暫定利用のままでございます。しかしながら、今回、こども支援局所管の芦原保育所、むつみ保育所の合築の計画が発表されました。その場所がキッズパーク隣接地。なぜこの場所にとの問いに、所管課からは、キッズパークとの一体利用によるメリットを生かした子育て支援エリアとして検討という回答をいただきました。キッズパークの暫定利用という概念とは裏腹に、恒常的な子育て支援エリアとの市の方針が出たわけでございます。これが正式であるならば、正式としてしっかりとした立場で公表していただきたい、そのように思うわけでございます。
また、いよいよアサヒ跡地の県病との統合方針が決まるまでの暫定利用の土地の件でございます。平成27年度を始点に、最低3年間の暫定利用期間があります。しかしながら、せんだって、3月5日、県議会で質疑がございました。この質疑の内容によりますと、およそ早くて27年度、そして、遅くとも28年度、この2年間において方針を決めるという話が出ております。統合の方針が仮に決まれば、29年度を始点として3カ年の暫定利用がさらに続くわけでございます。およそ短くて3年、長くて5年、この期間が暫定利用の期間となります。方針が未定のまま、野ざらしのまま年月が過ぎることがないよう、市民が喜ぶ、期待する用途を検討してもらいたい。くれぐれも暫定利用期間が終了したときの喪失感だけが残る、そのような暫定利用にならないようにお願いしたいと思います。
また、四つ目には、「「持続可能な文教住宅都市」実現のための政策に重点配分」とありました。この内容は、特に、今日的な政策課題に機動的に対応する事業に重点配分するとあります。次世代を担う世代向け事業、すなわち子育て支援というふうにも受け取れます。確かにそのような予算編成になっております。深夜帯における救急医療体制の充実を図るための24時間電話医療相談の実施であったり、また、子供の居場所づくりのための新放課後事業プランであったり、あるいは病児・病後児保育の拡充であったり、あるいは私立幼稚園での預かり保育の充実のための補助金であったり、保育所における障害のある児童に対する保育士の配置を3対1から2対1に拡充することであったり、また、特別支援教育サポート事業の支援員の配置時間を週23から25時間に拡充するなど、また、未整備の小学校への空調整備やトイレの洋式化などなどでございます。こういった一つ一つのもの、これは、私ども公明党議員団の予算要望といたしましても合致をする点として受けとめており、賛成の判断をしております。
また、先ほどの話の中にも一部触れましたけれども、アサヒの跡地に関する、買わなかった、白紙撤回をしたその代償が果たして何であったのか、予算にどのように反映したのか、262億円の無駄遣い、262億円の財源があればできるさまざまな事業、一体これはどういった内容のものがあるのか等々、しっかりとした説明が要るのではないか、このように思っております。
また、中央病院に関しましては、先ほども申し上げましたように、方針が早くてもこの一、二年というふうに言われております。両病院の統合を前提として本市においては事が進んできております。こうしたことを踏まえ、構想の実現が果たして見通しがあるのかどうか、地域の住民、西宮市民は、期待と不安を覚えております。また、市民病院そのものは築40年以上経過しており、さまざまな利用の不便を感じているのも事実でございます。また、老朽化対策もぎりぎりの状況まで来ております。本委員会で発表された病院の耐震化工事、これは、29年度に実施する、このように発表がありました。しかしながら、最長の予測が、果たして今ある病院との統合までの期間、5年なのか、7年なのか、果たしてそれまでの間、病院がもつのか、こういったことを考えますと、いち早くの病院の移転整備というかじを切っていただきたい、そのように思うわけでございます。
特に学校施設のあり方については、当面は順次建てかえが続くものと思われます。避難所機能や市民に開かれたコミュニティー機能など、これからの人口減少社会を見据えた長期ビジョンを示してもらいたい、そのように思います。
また、保育所と幼稚園の問題、これに関しましては、市長は、潜在的な待機児童の解消こそ取り組むべき優先課題であるとの認識を示されました。潜在的待機児童の中でも、求職中の方については、優先度は低いという理由で、なかなか入所できない状況があります。働きたくても働けない保護者の思いは切実です。この思いの受けとめ、そして、この思いへの対策、こういったことに力を入れていただきたい。待機児童解消のため、公共施設の活用、また、民間の施設の活用等を進めていただきたいと思います。
一方、公立幼稚園の園児数は減少傾向にあります。保育所のニーズは高く、選択肢が少ないような状況がある地域もあります。公立幼稚園は園児が減る、しかし、保育所はニーズが高まる、こういう地域にあって、その課題の解決の一つとして、認定こども園への移行、そういったことへの支援、後押しを考えていただきたい、そのように思うわけでございます。
また、北部地域の医療の課題に関しましても、27年度、しっかりと検討し整備するという話をいただいております。この件に関しましても、応急診療所の開設、また、他市の医療機関を利用した際のベッドの差額の費用負担の軽減についても検討をよろしくお願いいたします。
また、安心・安全なまちづくりは、対応が急務な事業であります。このたびは、防犯灯のLED化、市直営という話が出ております。このLED化が終わり次第、順次防犯カメラ設置を推進していただきたい、そのように願うわけでございます。
また、マイナンバー制導入を契機として、支所機能の向上と市民窓口のより一層の利便向上につなげてもらいたい。また、これまではできなかった各種行政サービスについても、対応可能となるものは多岐にわたります。全庁的なプロジェクトを立ち上げ、マイナンバー導入の契機がそのまま市民サービスの向上、改善につながる、このような検討のプロジェクトを立ち上げていただきたいと望むものでございます。
また、市営住宅の削減については、全体総量の削減目標は提示されておりますが、阪急以北の市営住宅の建てかえ時期については、およその時期や削減数をいち早く明示していただきたい、そのように願っております。
また、まちが美しい、西宮はきれいなまち、これが他市から西宮に移り住んだ人の印象の一つであります。環境に配慮した取り組みを引き続きお願いしたいと思います。
瓶の分別回収等も検討いただきたいと思っております。
また、今行政に求められているさまざまな機能の一つとして、相談機能、課題解決機能があります。保育の相談、子育て相談、教育相談、高齢者相談、福祉相談などなど、何でも相談の充実、これが市民の方が多く市役所、また支所に求める機能でございます。子育てコンシェルジュ、あるいはコミュニティーソーシャルワーカー、生活支援コーディネーターなど、相談機能と課題解決機能をあわせ持った整備拡充の検討をお願いしたいと思います。高齢者も、若者も、女性も、子供も、障害をお持ちの方も、皆が住み続けたいまち西宮となるような安心の市政を目指していただきたいことを願うものでございます。
以上、意見並びに要望を申し上げました。
公明党議員団は、西宮市議会において、これまで一貫して、合意形成のかなめとして、是々非々で市政の円滑な運営を目指して取り組んでまいりました。これからも、その責任と自覚は変わるものではありません。しかし、今村市長のこの1年の行政運営には、かつて御自身が議員時代に最も強くいさめてきた議会軽視を、今は御自身がされていることにも気づいておられないようにも思います。市長は、市役所を当社と呼び、御自身を西宮市政の経営者に見立てております。私には違和感が消えません。
あえてその考えに立つならば、私がもといた会社の一つの指針でございます──パナソニックの系列の会社におりました。そのパナソニックの伝統、これは、経営の神様と言われる松下幸之助最高顧問の話の一つである熱海会談というのがあります。松下が、景気が悪化して、各販売店、代理店の多くが赤字に転落した、需要は低迷、こういうような時期に、全国の店舗、ショップ店が熱海に一堂に会する、こういう会議がございました。その席上は、あたかも松下幸之助相談役に対する糾弾の会議となりました。その中にあって、最後、松下幸之助がとられたこと、それは、素直な心であったというふうに聞いております。この難局を打開するには、とにかく徹底的に対応するしかないという決意のあらわれから、当初並べられていた座席を見た松下幸之助最高顧問は、出席者一人一人の顔がよく見えるように、座席を一列置きにずらし、全員の顔が見えるように並べかえをいたしました。そして、一人一人と対話するかのような会議の流れとなったわけでございます。その結果、その思いに呼応して、ショップ店、また各販売店が大きく堰を切ったように販売へと邁進した、こういう話を聞いております。私がなぜこの話をしたのか。合理的な言葉というだけで正当性を導き出すというのは、非常に難しいものがございます。信頼を築く努力、そして、誠実な対応、そして何よりも素直な心、こういったことが経営としても必要であり、また、代表者としても必要である、このように思っております。
以上、公明党議員団の討論といたします。
御清聴ありがとうございました。
以上でございます。(拍手)
○議長(岩下彰) 次に、大石伸雄議員の発言を許します。
〔大石伸雄議員登壇〕
◆19番(大石伸雄) 議案第566号平成27年度西宮市一般会計予算並びに修正案2件につきまして、政新会は、高齢者交通助成金に関する修正案及び特定疾病患者見舞金に関する修正案に賛成し、修正部分を除く原案に賛成の立場から、意見並びに要望を申し上げます。
今村市長は、議会が既に承認した平成26年度の予算を、議会に諮ることなく、白紙撤回という一言でひっくり返されましたが、このたび上程されました平成27年度の予算は、みずからの手で編成される初めての予算であります。しかし、残念ながら、全てに賛成するというわけにはいきませんでした。
予算の大枠の数値については、既に市民に公表されていることでもあり、あえて今触れることはしません。簡潔にまとめていきたいと思います。
2月25日の市政ニュースの記事には、所得制限撤廃など市民に耳ざわりのよいものは、議会の承認を得る前にもかかわらず、大きく掲載され、市民に負担を強いる項目は掲載されません。しかも、2面に掲載された主要な政策は、発行日現在、審議入りもしていませんでした。
まず、高齢者交通助成金に関する修正案については、70歳以上の高齢者に従来から交通助成金として5,000円支給されていたものを、今後、支出の増加が見込まれ、基金が不足するという理由で、協議もしないまま、いきなり3,000円に引き下げるという無謀なやり方で減額予算化されました。制度そのものに検討しなくてはならない課題がある中、その制度を改善することなく、また、十分周知することなく、金額だけを減額するというやり方は、高齢者にとって無慈悲な所業であります。よって、政新会は、当局と議会がしっかりと制度そのものを協議する時間を1年間とることによって着地点を見つけ出すことを提案し、この修正案に賛成いたします。
次に、特定疾病患者見舞金に関する修正案についてです。当局の方針は、国の制度改定によって指定される特定疾病がふやされ、特定疾病患者が増加することによる措置でありました。このことも、これまでの利用者に負担を強いる結果になることを踏まえ、政新会は、協議する時間を設けることを提案し、この修正案に賛成いたします。
最後に、修正案を除く原案に関しては、疑義がある部分があるので、意見を述べさせていただきます。
まず、政策アドバイザー雇用にまつわる問題についてです。御自分の友人を採用するのに、1週間の公募というこそくなやり方で非常勤職員である嘱託職員として採用したようです。一般職の嘱託職員は、一般の職員の指揮のもと、補助的な事務に当たるものとされており、待遇も、安定性の高い一般の職員に比べると、極めて不安定であることが一般的であります。しかし、今回の採用者Dさんは、週3日勤務で年収600万円です。しかも、うわさでは、もう一つの地方自治体とも兼職であると言われております。この政策アドバイザーは、先日の答弁からは市長の政策アドバイザーとして活用するものと解釈できますが、そうであるならば、堂々と市長が事業として議会に諮り、予算をとって任命するべきであります。
次に、就学前児童の乳幼児等医療費助成制度の所得制限撤廃については、所得制限の緩和で十分であり、年収が何千万円あっても医療費を助成するというのは、福祉のばらまき以外の何物でもないと言えます。議員時代のあなたのスタンスは、市長になったらこうも変わるものかと驚くばかりであります。
また、職員給与については、人事院勧告に基づいて平均2%プラス0.5%の減額となりましたが、市長が思う職員給与の適正化とはこんなものだったのでしょうか。市長が今まで論陣を張っておられた職員給与制度の改革は、もっと突っ込んだものであったはずです。前市長の給与制度改革は組合とのなれ合いと言ってこられた今村市長は、現在の組合との関係を何と表現されるのでしょうか。新年度はこれでいくとして、それ以降については、注視していかなければならないと思います。
次は、財政運営についてです。このたびの予算は、市長方針に沿って教育予算などが増加し、基金の取り崩しが増大しております。持続可能な財政運営を維持するためにも、このような取り崩しがいつまでも続くべくもありませんし、市長が以前から言われておるように、事業の取捨選択をしっかりとしていくべきであり、その準備は新年度中に行わねばならないと申し上げておきます。
次に、中央病院についてであります。委員会審査でもありましたように、このたびの新改革プランは、最後のプランとしてしっかり実施していただきたい。補正予算でも、一般会計から5億円の長期借り入れを追加されました。新築移転を白紙撤回しなければ、29年度には新病院が開院できており、耐震化工事や高額医療機器購入や受電設備の更新など、このような無駄になるかもしれない資金を投入する必要もなかったと考えられます。ましてや、新築移転計画の策定に至るまでの時間とコスト、誰が払うことになったのでしょうか。間違いなく市民が払うことになり、市民は、気づかぬまま負担を押しつけられることになったとも言えます。262億円の無駄という市長が選挙用に仕掛けたキャッチコピーは幻です。白紙撤回で262億円がほかの施策に使えると思った市民は多かったはずです。しかし、262億円が余ってくるというのはもちろん幻で、結果、それ以上のコストがかかる可能性が高いことに気づくべきであります。
以上、述べましたように、修正案を除く原案には政新会として多くの疑義を指摘させていただきましたが、これら全てに反対することは市民生活に及ぶ影響が非常に大きいと考え、修正案2案に賛成した上で、修正案を除く原案にはひとまず賛成し、討論といたします。
御清聴ありがとうございました。
○議長(岩下彰) 次に、中尾孝夫議員の発言を許します。
〔中尾孝夫議員登壇〕
◆35番(中尾孝夫) 市民クラブ改革を代表して討論を行います。
新年度一般会計当初予算額は、前年度比4.1%増の1,747億5,000万円とするものであります。この中で特筆すべきは、教育費が前年度比26.9%の54億2,800万円増の256億2,800万円と、過去20年の中でも最高額を計上していることであります。これは、上甲子園小学校及び南甲子園小学校の校舎増改築事業や高木北小学校新設事業など、学校建設の増加などによるものでありますが、いわゆる学校配分予算も、小学校で5,700万円、中学校で4,000万円がそれぞれ増額されており、文教住宅都市にふさわしいものとなっております。また、現在のわかば園とスクーリングサポートセンターを移転再編した、全国的にも珍しい西宮市立こども未来センターとして、この9月に開所する児童発達支援センター等整備事業に7億9,600万円を計上しており、また、深夜帯の小児救急医療として、伊丹市にある阪神北広域こども急病センターに負担金1,900万円をもって参画し、西宮の子供たちの受け入れ体制が整備されるなど、教育、福祉、医療への傾注が見てとれるのであります。
一方、後退した施策も見受けられます。
その一つは、高齢者交通助成金を1人当たり5,000円から3,000円に減額したことであります。その理由は、対象者数の漸増による事業費の増大と長寿ふれあい基金の枯渇を挙げております。しかし、高齢者の交通費のみならず、高齢者等の社会参加を支援する当該基金が寄附金等で賄われていることを勘案すれば、当該基金の枯渇は自明の理であります。少子高齢化が進行している昨今、新年度においては、この事業の現状継続が妥当と思われます。
後退したもう一つは、特定疾患患者見舞金制度の廃止であります。この制度は、いわゆる難病患者の負担軽減のため、昭和48年度に創設されたもので、見舞金年額3万6,000円、6万円、4万円、2万円と推移し、今年度の見舞金予算総額は5,876万円であります。今般、医療費を助成する、いわゆる難病法が制定され、対象疾患が従来の56疾病から1月現在110疾病に拡大されております。ほかの法制化された医療助成対象者との公平性や財政的負担の拡大により、この見舞金を全廃することとして、新年度当初予算案には計上されておりません。この7月ごろには300疾病に拡大される予定になっており、認定患者数が倍増すると推定されております。300疾病の指定による新たな見舞金の制度設計等を検討すべきでありますが、激変緩和の意味からも、新年度においては、今年度と同条件で総額6,444万6,000円の見舞金制度の継続が必要であります。
なお、高齢者交通助成金の増額分と特定疾患患者見舞金についての修正両案の財源は、財政基金繰入金としております。財政基金条例では、災害復旧その他財源の不足を生じたときの財源に充てることを目的として当該基金を設置しております。具体には、1、「経済事情の著しい変動等により財源が著しく不足する場合において当該不足額をうめるための財源に充てるとき」、2、「災害により生じた経費の財源又は災害により生じた減収をうめるための財源に充てるとき」、3、「緊急に実施することが必要となつた大規模な土木その他の建設事業の経費その他必要やむを得ない理由により生じた経費の財源に充てるとき」、4、「長期にわたる財源の育成のためにする財産の取得等のための経費の財源に充てるとき」、5、「償還期限を繰り上げて行なう地方債の償還の財源に充てるとき」、以上5項目の特別の場合に限り、この基金は処分することができると地方財政法は規定しております。今回の修正両案の財源がこれらに該当するかどうか、疑義があることも承知しております。地方公共団体の役割は、住民福祉の増進を図ることを基本としておりますが、住民ニーズは際限なく噴出しており、施策の優先順位をどう判断するか、適正な行政水準をどう確保するか、限られた財源の範囲内でどう健全財政を確保するか、これは、執行機関と議事機関に課せられた永遠の課題であります。
市民クラブ改革は、修正両案に賛成し、修正部分を除く原案に賛成いたします。(拍手)
○議長(岩下彰) 次に、西田いさお議員の発言を許します。
◆24番(西田いさお) ただいま上程中の議案第566号平成27年度西宮市一般会計予算並びに修正案2件につきまして、むの会は、特定疾病患者見舞金に関する修正案及び高齢者交通助成金に関する修正案に賛成し、
修正部分を除く原案には、採決に加わらず、退場をいたします。
以下、理由を述べさせていただきます。
平成27年度予算、一般会計1,747億5,033万円を初め、特別会計、企業会計を加えた総額3,109億2,388万円に対しましてはおおむね賛成であり、この予算を積み上げていただいた職員の皆様には敬意を表したいと思います。
しかしながら、政策アドバイザーの採用についての問題が浮上し、総務常任委員会で我が会派嶋田議員の質問に対し、議会への説明、対応が不十分であったとの答弁があったことの報告を受けております。この件は、応募から採用までが短期であり、広く有能な人材を求めるには不十分と思います。市長の政策アドバイザーと言いながら、採用審査に市長が加わらないのは疑問です。また、週3日の勤務での報酬は破格であります。この案件は、一般嘱託職員の採用とは性格が異なるため、事前説明が必要ではなかったかと思います。
このように議会への対応不足が目立つ中、市長当選以来、3定例議会において連続で修正案が提出され、可決するなど、市長の政治姿勢と市政運営、議会対応、行動に対して納得できない部分があります。
よって、むの会は、修正案を除く予算案に対する採決には参加せず、退場いたします。
以上です。
○議長(岩下彰) 次に、よつや薫議員の発言を許します。
◆11番(よつや薫) 上程中の議案第566号2015年度西宮市一般会計予算及びそれに対する修正案──特定疾病患者見舞金、高齢者交通助成金についての2修正案について、修正案2案に対しては賛成し、修正部分を除く原案に対しては反対の討論をさせていただきます。
まず、市長は、2015年度施政方針において、「第一に、安心で安全な暮らしの保障は、最も基本的な自治体の責務」とされ、まず、「新年度の施政方針は、安心・安全なまちづくりの中でも、今後、特に力を入れていきたい「防災」と「医療」」とされています。また、「安心・安全なまちづくりと並んで最重点分野となるのが、次代を担う世代のための政策、つまり、子供にかかる政策」だともされています。
それに関連しまして、3月定例会において、一般質問で私は、安全・安心なまちづくりと子育て施策に関連する質問を取り上げましたが、地域における防災を含めた大規模災害の危険を引き起こすかもしれない開発計画で、しかも、これまで何百年に及ぶ歴史に裏打ちされた文化や自然の保護について強く意を用いて今後取り組んでいただきたいと思います。
また、保育所の合築計画については、既に請願も委員会において採択されたとおり、単なる合理性だけで事を進めるのではなく、保育の質の保障と、何よりも児童、子供たちの安全を第一に考えた事業としていただきたいと思います。
また、市の広報全般に係る問題として、1月以降、市長の姿勢が新聞やテレビのニュースでも取り上げられる事態となり、市のマイナスイメージを広げる結果ともなりました。市民の知る権利という言葉を恣意的にもてあそぶことなく、本来の表現の自由から導き出された知る権利に資する行政のあり方、広報活動は、第一義的には報道の自由、取材の自由の保障からであることを肝に銘じるべきであります。また、その結果、市の職員を必要以上に動かすことのないよう、これは強くお願いしておきたいと思います。情報公開制度についても、本来は、市長や行政のためにあるのではなく、市民のための、市民の知る権利を補完するものであることを改めて申し添えます。
次に、具体的な2015年度一般会計について。
既に委員会において可決されております特定疾病患者見舞金に対する修正案については、これまでの支給を継続するための修正であり、本来あるべき予算に戻すものとして、賛成いたします。
また、高齢者交通助成金に関する修正案についても、これまでの額を減額する原案に対して、これまでの額に戻すものとして、賛成するべきものと考えます。
一方、原案のその他の部分については、これまでの前市長から引き続き取り組んでこられた幾つかの点について、評価すべき点も幾つもあります。
再生可能エネルギーの導入や省エネルギーの普及に向けた取り組みを市民と連携して進めるとされている点でも、一定の評価をするべきものと考えています。ただ、学校園において、新築などにおいて、これまで、例えば40キロワットの太陽光パネルを設置された夙川小学校の例のように、同様に設置し、長いスパンでの再生可能エネルギーや省エネルギーに向けた取り組みを進めるべきと考えます。
また、関連するエネルギー政策に関する取り組みとして、この3年間にわたって、電力供給に関して、その自由化のメリットを生かすべきとした電力入札について、これは、積極的に取り組んでこられ、教育委員会におかれても、積極的に進めてこられました。
他方、この予算案の議会費において、今回初めて政務活動費の減額となったことは、これまで半額の削減を主張してきた立場としては、額はともかく、減額については賛成できるものであります。しかし、報酬額、正副委員長への役職加算額など、まだ協議し、改めるべき余地を残して今期を終了することは残念であり、これからも取り組むべきことと考えます。
また、議会の議員が議選議員として監査委員報酬を受けることについても、そもそも必要のないものとして、支出するべきではないと考えます。
同様に、特別職としての市長の報酬については、単なる自主減額ではなく、合理性を重んじる市長におかれては、根本的な額の見直しを図るべきと考えます。
次に、総務費住民基本台帳費に含まれます住基ネット関連経費及びコンビニ交付にかかわる諸経費も、これまでの膨大な無駄遣いを続けてきた政府の住基ネットシステムを肯定してしまうものとして、改めて反対するものであります。
また、来年度から番号の交付事業も始まるとされている社会保障・税番号制度に関する番号制度整備事業費5億1,840万円については、利便性、行政の効率化、公平公正な社会の実現とうたっていますが、まず、利便性の裏にある個人情報の膨大な量のリスクを置き去りにしています。また、行政の効率化が図れる部分があるとしても、大きな額の支出と膨大な事務作業量をどのように図るのか、疑問であります。そして、何よりも、公平公正な部分での不公平、不公正な部分も隠されたままです。この制度への移行自体に賛成するべきではありません。
次に、商工費食肉センター特別会計繰出金について、支出するべき合理的理由がありません。したがって、特別会計予算とともに、繰出金について反対するものであります。
次に、衛生費予防接種事業経費中、接種によって副反応の件数が予想以上に大きいことが明らかになって久しい子宮頸がんワクチン接種事業については、完全にこれを廃止すべきであります。
また、市長の裁量で可能であるにもかかわらず、未婚のひとり親家庭に所得税の寡婦控除をみなし適用して、市営住宅賃料や保育料の減免を実現していただけなかったことは、全ての人に優しい福祉を目指すべき市長として、残念な予算と言えます。今後、再度検討していただきたいと思います。子育て支援は、公正で、弱い立場にこそ手厚くあるべきであります。
最後に、施政方針で市長が述べられた合理的かつ効率的に経営される文教住宅都市が、必要な人材を失ったり、大切な公共財をおろそかにしたり、文化財の消失や人口増を抑制することのない開発に偏ることのないよう、くれぐれも心通う市政となることをお願いしまして、討論といたします。
○議長(岩下彰) 通告による討論は終わりましたが、他に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
なお、採決は議事の都合により3回に分けて行います。
まず、特定疾病患者見舞金に関する修正案につきまして、先ほどの委員長報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました特定疾病患者見舞金に関する修正案は可決されました。
次に、高齢者交通助成金に関する修正案につきまして、先ほどの委員長報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました高齢者交通助成金に関する修正案は可決されました。
次に、修正部分を除く原案について採決を行います。
修正議決した部分を除く原案については、先ほどの委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(岩下彰) 起立多数であります。
よって、修正議決した部分を除くその他の部分は可決することに決定しました。
なお、ただいま修正議決されました本案につきまして、その条項、字句、数字その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 異議なしと認めます。
したがって、条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決定しました。
ここで休憩に入ります。
なお、再開は、午後3時といたします。
休憩です。
〔午後2時43分 休憩〕
────────────────
〔午後2時59分 開議〕
○議長(岩下彰) ただいまから再開します。
次に、日程第5 議案第598号ほか9件を一括して議題とします。
各件に対する委員長の報告を求めます。
まず、総務常任委員長 まつお正秀議員。
◆1番(まつお正秀)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第598号平成26年度西宮市
一般会計補正予算(第11号)のうち本委員会所管科目、議案第603号平成26年度西宮市鳴尾外財産区
特別会計補正予算(第2号)、議案第607号平成26年度
西宮市立中央病院事業会計補正予算(第3号)、以上3件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、
市民文教常任委員長 坂上明議員。
◆20番(坂上明)
市民文教常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第598号平成26年度西宮市
一般会計補正予算(第11号)のうち本委員会所管科目、議案第599号平成26年度西宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)、以上2件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取し、審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、厚生常任委員長 竹尾ともえ議員。
◆14番(竹尾ともえ)
厚生常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第598号平成26年度西宮市
一般会計補正予算(第11号)のうち本委員会所管科目、議案第601号平成26年度西宮市
中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第4号)、以上2件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、建設常任委員長 和田とよじ議員。
◆22番(和田とよじ)
建設常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第598号平成26年度西宮市
一般会計補正予算(第11号)のうち本委員会所管科目、議案第600号平成26年度西宮市
区画整理清算費特別会計補正予算(第1号)、議案第602号平成26年度西宮市
公共用地買収事業特別会計補正予算(第3号)、議案第604号平成26年度西宮市
水道事業会計補正予算(第3号)、議案第605号平成26年度西宮市
工業用水道事業会計補正予算(第3号)、議案第606号平成26年度西宮市
下水道事業会計補正予算(第3号)、以上6件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(岩下彰) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
上程中の各件に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
上程中の各件は、先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案第598号ほか9件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、日程第6 議案第583号ほか15件を一括して議題とします。
各件に対する委員長の報告を求めます。
まず、総務常任委員長 まつお正秀議員。
◆1番(まつお正秀)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第583号平成27年度
包括外部監査契約締結の件、議案第584号丹波少年自然の家事務組合規約の変更に関する協議の件、議案第608号和解の件(瑕疵担保責任の件)、以上3件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、
市民文教常任委員長 坂上明議員。
◆20番(坂上明)
市民文教常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第585号訴え提起の件(
土地所有権移転登記手続請求事件)、議案第596号工事請負契約変更の件(
西宮市立南甲子園小学校校舎等改築工事)、以上2件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、議案第585号については異議なく、議案第596号については賛成多数をもって原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、厚生常任委員長 竹尾ともえ議員。
◆14番(竹尾ともえ)
厚生常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第586号訴え提起の件(
災害援護資金貸付金請求事件)、議案第587号損害賠償の額の決定の件(車両事故の件)、議案第588号平成27年度西宮市
農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価を定める件、議案第589号平成27年度水稲無事もどし金交付に関する件、議案第590号平成27年度園芸施設無事もどし金交付に関する件、議案第591号平成25年度
一般会計繰入金処理の件、議案第592号平成27年度
水稲共済特別積立金の取崩しに関する件、議案第597号工事請負契約変更の件(西宮市
児童発達支援センター等施設整備事業における
施設建築物新築工事)、以上8件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、議案第597号については賛成多数をもって、ほかはいずれも異議なく原案を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、建設常任委員長 和田とよじ議員。
◆22番(和田とよじ)
建設常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第593号訴え提起の件(
市営住宅等明渡し等請求事件)、議案第594号市道路線認定の件(甲第615号線)、議案第595号市道路線廃止の件(瓦第70号線)、以上3件につきましては、去る3月9日開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(岩下彰) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、発言を許可します。
八木米太朗議員。
◆28番(八木米太朗) お許しを得まして、ただいま上程中の、議案第596号工事請負契約変更の件(
西宮市立南甲子園小学校校舎等改築工事)及び議案第597号工事請負契約変更の件(西宮市
児童発達支援センター等施設整備事業における
施設建築物新築工事)、この両議案につき、蒼士会は、反対の立場から意見を述べさせていただきます。
まず、本論に入る前に、一言お断りを申し上げます。
この両案件は、既に昨年12月の平成26年度
一般会計補正予算(第7号)において債務負担行為の追加として上程され、可決されたものでありますので、我が会派のようにこれに賛成した立場の者が今回の具体的な案件に反対するのはおかしいとの御指摘を受けております。この御指摘につきましては、議会事務局に確認いたしましたところ、問題なしとのことではございましたが、私自身におきましては、12月の時点において不勉強にて気づかなかったおのれの非を恥じ、まさに不明のいたすところであると反省いたしているところであります。
では、本論に入ります。
両議案は、簡単に言えば、工事費の高騰により、下請の技能労働者に適切な水準の賃金が支払われていない実態があり、市が工事請負金額を増額することにより、技能労働者への適切な水準の賃金確保を促すために提案された議案でございます。この議案の根拠になっているのは、平成26年1月30日に国土交通省土地・建設産業局長から出された参考通知です。「技能労働者への適切な賃金水準の確保について」という表題の参考通知ですが、この中で「インフレスライド条項の適用について」という項目がありまして、国土交通省の直轄工事では、同日付の新労務単価の設定、すなわち、労務単価の上昇を受けて、1、「一定の既契約工事について、賃金等の急激な変動に対処するためのいわゆるインフレスライド条項(公共工事標準請負約款第25条第6項)を適用する」、2、「平成26年2月1日以降に契約を締結する工事のうち」、平成25年度「当初の労務単価を適用して予定価格を積算しているものについては、新労務単価に基づく請負代金額に変更する」との2点がその通知された内容であります。兵庫県では、この国の参考通知に基づいて、「平成26年2月適用の公共工事設計労務単価等の運用に係る特例措置について」との通知を出しました。今回の工事請負契約変更議案は、これらの参考通知を受けての本市の対応であります。
ここでまず第一に着目すべきは、この国の「技能労働者への適切な賃金水準の確保について」の参考通知は、その名のとおり、あくまでも参考通知であり、何の強制力もない点です。従わなかった場合でもペナルティーはありませんし、通知に従い工事費を増額したからといって、この増額に伴い国等からの補助金が増額されるという約束がされているというものでもありません。要するに、この参考通知に従うかどうかは自治体の判断に委ねられているわけであります。現に近隣では、宝塚市、三田市、川西市、猪名川町では、インフレスライド条項を適用しておりません。
わかりやすい卑近な話を申しますと、もしあなたが自分の家を建てているときに、工事業者から、資材の値段が上がったから工事請負契約の金額を上げてくださいと言われたとき、あなただったらどうしますか。はい、よくわかりました、では支払いますと言いますか。きっと、工事請負契約を結んでいるのだから、契約どおりちゃんとやってくださいと言って、工事費の値上げは断ると思います。工事請負契約とは、一旦結べば、そんな簡単に変更すべきものではありません。もし自分のお金だったら、材料費や人件費が上がったからといって、一旦結んだ契約を変更して工事代金の増額を認めないと思います。それが世間、民間一般のルールでございます。なぜ公共工事だけがこのようなことになるのでしょうか。しかも、国の通知はただのお願いであるのにもかかわらず、そのお願いに素直に従い、公共工事をもって安易に増額を認めてもよいのでしょうか。増額をしなければならないというその理由が、私どもにはよく理解できません。今回の2議案で1億円を超える増額でございます。1億円もあれば、市民に役立つ多くの事業を展開することができます。もっと市民の大切な税金を有効に使っていくことを考えるべきだと思います。
また、増額金額においても、各時期の建設費指数から出された建設費指数上昇率に残工事費を掛けて算出された数字であり、積み上げ方式で出された根拠のある数字ではありません。とりわけデザイン・ビルドやPFI方式の工事においては、その手法の特徴からいって、市当局は、基本的な工事費の数値は持っているものの、積算根拠になり得るような詳細な数値を持ち合わせていないという、本来、工事費変更などの検討にはなじまない方式のものであります。
さらに、この国の参考通知は、技能労働者への適切な水準の賃金確保が目的ですが、市の契約課に聞きますと、結論だけ言えば、末端の技能労働者に適切な賃金が支払われているかどうかの追跡調査はできないとの回答でした。言いかえれば、支払われた大切な市民の税金がどのように生かされているのか、費用対効果はもちろんのこと、本来の目的に沿って適正に使われているのかどうか、当局も我々議会も点検、確認ができない状況のもとで増額を認め、支払うということであります。
加えて言えば、今回のような工事請負契約変更がたびたびあるのであれば、入札や請負契約、その審査という一連の制度を根底から揺るがすおそれがございます。仮に入札において、人件費や材料費の上昇率を勘案して工事価格を積算した場合、当然のこととして、この業者の入札金額は、上昇率を加味しなかった業者の金額より高い額となります。結果は明白であります。上昇率を適切に勘案した業者は落札できません。工事途中で特例措置やインフレスライド条項適用を見越して価格をはじき出した業者が落札するようなことになりかねません。このような入札が正常なものかどうか、甚だ疑問であります。私ども議会が何を根拠に是非を判断すればいいのか、よくわからなくなってしまいます。
しかも、最も基本の問題として、契約条項の中に今回のような増額分を市が支払わなければならないというような支払い義務、あるいはそれに類した記載は一切ありません。業者は増額を請求できる旨の記載はありますが、これも、いわゆるすることができる条文であります。
また、大局的な見地から、このような工事費増額が東北地方以外の全国で実施されることにより、工事請負リスクが軽減され、全国各地の業者がより身近で安全な工事を受注しようとする流れになって、東北地方での工事請負が敬遠され、それが復興の妨げの要因の一つになっているという指摘もございます。
私どもは、やみくもに特例措置やインフレスライド条項適用がけしからんと言っているのではございません。仮にそれを認めるとするなら、請求できる内容やその積算根拠などの明確なルールを早急に確立し、契約条項の中に明記すべきです。例えば、明確な積算根拠のもとで請求ができるとしても、請求の上限を決めるとか、支払いは痛み分けで請求金額の2分の1を超えない額というように、あらかじめ契約の是非を我々議会がきちんと判断できるようなルールを決めるべきだと考えております。私どもは、今回の議会を通せば、これがよるべき前提となって、今後同じように契約業者から請負契約金額の増額請求が出れば、応じざるを得ない状況になることを懸念しております。ルール不明の予算執行を今ここでとめるために、また、早急に明確なルールづくりに取り組むことを求めまして、蒼士会は、議案第596号及び議案第597号に反対いたします。
○議長(岩下彰) 他に意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事の都合により3回に分けて行います。
まず、上程中の各件のうち、議案第596号及び議案第597号を除く14件の採決を行います。
上程中の各件は、先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案14件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第596号の採決を起立により行います。
本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(岩下彰) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第596号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第597号の採決を起立により行います。
本件を先ほどの委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(岩下彰) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました議案第597号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第7 議員提出議案第20号ほか2件を議題とします。
各件に対する提出者の説明を求めます。
大石伸雄議員。
〔大石伸雄議員登壇〕
◆19番(大石伸雄) ただいま上程中の、議員提出議案第20号
西宮市議会基本条例制定の件並びに議員提出議案第21号
西宮市議会委員会条例の一部を改正する条例制定の件、議員提出議案第22号
西宮市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例制定の件、以上3件の提案に当たり、僭越ながら提出者を代表して私から提案説明をさせていただきます。
まず、議員提出議案第20号は、西宮市議会における議会及び議員活動の基本的なあり方を総合的、体系的に定めるもので、これまで西宮市議会で行ってきた改革や取り組みを、その時々の情勢や議員の資質に左右されることなく、普遍的なものとするとともに、議会の活性化及び議員の資質向上を通じて、議会に対する市民の関心や信頼を向上させることを目的としております。他の市議会でも議会基本条例の制定が進んでおりますが、西宮市議会では、条文の一つ一つを議員みずからが独自に作成し、約4年にわたる議論を経て、このたび全会派の合意に至ったものであります。
次に、議員提出議案第21号は、常任委員会の数を現在の4委員会から5委員会に改め、その所管する組織を定めるほか、傍聴に関する規定及び出席説明の要求に関する規定について、それぞれ所要の改正を行うものであります。
次に、議員提出議案第22号は、会派または議員に対して交付される政務活動費を、現在の議員1人当たり月額15万円から12万円に減額するものであります。
議員の皆様におかれましては、何とぞ各案に対しまして御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(岩下彰) 提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑の通告を受けておりますので、発言を許可します。
岸利之議員。
◆3番(岸利之) 議員提出議案第21号
西宮市議会委員会条例の一部を改正する条例制定の件に対する質疑を行います。
私は、議会改革特別委員会の委員でも、議会運営委員会の委員でもないので、この場をおかりして質疑させていただきます。
4常任委員会を5常任委員会にすることで議会の活性化を目指すという意味では、反対いたしません。ただ、心配なのが、4常任委員会ならば議長を除けば10人ずつですが、5常任委員会になると、一つの常任委員会が8人となり、議員定数削減の話がしにくくなるのではないかという点です。議会改革特別委員会において議員定数削減の話がされたときに、一部の会派から、5常任委員会で一つの常任委員会が8人、議長を入れて41名で定数削減の話は終わりにしようという発言もございました。今回の常任委員会を4から5にふやすことは、あくまでも議会の活性化が目的であって、議員定数削減の議論を妨げるものではないということを確認の意味で質問いたします。
○議長(岩下彰) 質疑に対する答弁を求めます。
◆19番(大石伸雄) 岸議員の質問に対して回答いたします。
壇上でも説明いたしましたように、委員会条例を改正し、常任委員会を4から5とするのは、議会基本条例の制定に伴って、今まで以上に委員会審議が充実していくことが期待される中、より一人一人の発言や調査能力が問われる少人数による活発な委員会を目指そうという意図によって合意されたものであります。議員定数の問題とは全く関係ありません。今までもそうであったとおり、全ての委員会の人数を一律にしなければならないわけではないので、仮に定数削減の協議が今後行われるとしても、一切の影響はないものと考えます。
以上です。
○議長(岩下彰) 答弁は終わりました。
◆3番(岸利之) 御丁寧なる答弁ありがとうございました。
意見は後ほどさせていただきます。
○議長(岩下彰) 通告による質疑は終わりましたが、他に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、質疑を打ち切ります。
この際、お諮りします。
上程中の各件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の審査を省略することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、上程中の各件につきましては委員会の審査を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、発言を許可します。
岸利之議員。
◆3番(岸利之) 先ほどの質疑に対する大石委員長の答弁で、今回の常任委員会を4から5にすることが議員定数削減の議論を妨げるものでないことがわかりました。
議員提出議案第21号
西宮市議会委員会条例の一部を改正する条例制定の件、異議なく賛成いたします。
○議長(岩下彰) 通告による討論は終わりましたが、他に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
上程中の議員提出議案第20号ほか2件は、原案のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議員提出議案第20号ほか2件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第8 議案第622号を議題とします。
当局の提案理由の説明を求めます。
市長。
〔今村岳司市長登壇〕
◎市長(今村岳司) 議案第622号副市長の選任について同意を求める件につき提案理由を御説明申し上げます。
現在欠員となっております副市長1名については、掛田紀夫氏を適任と認め、選任するに当たり市議会の同意を得るため提案する次第であります。
何とぞ御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(岩下彰) 提案理由の説明は終わりましたが、本件に対する質疑並びに委員会の審査については、これを省略することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、本件に対する質疑並びに委員会の審査は省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、発言を許可します。
ざこ宏一議員。
◆38番(ざこ宏一) ただいま上程中の議案第622号副市長の選任について同意を求める件につきまして、意見を申し上げます。
まず、私は、人事そのものについて、掛田氏について反対ということではありません。掛田氏とは長年のおつき合いをしてきましたので、よく存じ上げております。氏は、今村市長と違い、礼節を重んじ、人間としても立派で、議員からも職員からも信頼が厚く、言われたことはころころ変えない、実行される方で、副市長として最も適任だと思います。賛成をいたします。
ただ、私が昨年の一般質問で、副市長がお1人でよいのかという質問に、市長の答弁は、現在、副市長以下職員までが一丸となって機動的に業務を行っており、現在の体制に直ちに問題がない、また、政策推進において新たな課題が出てきたり、政策推進の品質を向上させるために効果的な役回りがあると判断した場合、もう1人、副市長を選任したいと答弁されました。わずか6カ月の間に、新たな課題が出て、政策の推進の品質ができていなかったのか、いささか疑問に感じています。
ただ、私は、市長が言われています「人選には慎重を期す必要があり、この人選を誤ると、政策推進の効率と品質を低下させ、庁内の士気を大いに下げることにもなりかねません」というくだりには大いに賛成です。今後のあらゆる人事には、慎重が上にも慎重に行ってください。
重ねて申し上げておきますが、今議会の一般質問の答弁を聞いていて、市長の独断専行、市役所の私物化等がよく見えてきました。さらに、市民に対して彼らと言われたことに大いにショックを受け、いかに市長が市民、議会を見下しておられるのか、私なりによく理解ができました。
最後に、この本会議場において私とあなたが相まみえるのは最後になるかもしれませんので、申しておきたいことがございます。私は、市長の人生の大先輩として、また、人間の先輩として申し上げておきたいこと、それは、市長は最高権力者として市役所に君臨されているのは理解できます。しかし、それは、何をやってもいいということではありません。重要な案件に対しては、職員、議会ともよく相談することを申し上げておきたいと思います。
終わります。
○議長(岩下彰) 通告による討論は終わりましたが、他に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
上程中の議案第622号は、これを同意することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、議案第622号は同意されました。
次に、日程第9 議案第623号を議題とします。
当局の提案理由の説明を求めます。
市長。
〔今村岳司市長登壇〕
◎市長(今村岳司) 議案第623号西宮市公平委員会委員の選任について同意を求める件につき提案理由を御説明申し上げます。
平成27年3月31日付で任期満了の辰野久夫氏の後任には引き続き同氏を適任と認め、選任するに当たり市議会の同意を得るため提案する次第であります。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(岩下彰) 提案理由の説明は終わりましたが、本件に対する質疑、討論並びに委員会の審査については、これを省略することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、本件に対する質疑、討論並びに委員会の審査は省略することに決定しました。
これより採決に入ります。
上程中の議案第623号は、これを同意することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、議案第623号は同意されました。
次に、日程第10 議案第624号を議題とします。
当局の提案理由の説明を求めます。
市長。
〔今村岳司市長登壇〕
◎市長(今村岳司) 議案第624号西宮市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件につき提案理由を御説明申し上げます。
平成27年3月31日付で任期満了の、高林喜久生氏の後任には戸谷裕之氏を、藤原治氏の後任には三木繁氏を適任と認め、選任するに当たり議会の同意を得るため提案する次第であります。
何とぞ御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(岩下彰) 提案理由の説明は終わりましたが、本件に対する質疑、討論並びに委員会の審査については、これを省略することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、本件に対する質疑、討論並びに委員会の審査は省略することに決定しました。
これより採決に入ります。
上程中の議案第624号は、これを同意することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、議案第624号は同意されました。
次に、日程第11 議案第625号を議題とします。
当局の提案理由の説明を求めます。
市長。
〔今村岳司市長登壇〕
◎市長(今村岳司) 議案第625号人権擁護委員の候補者推薦の件につき提案理由を御説明申し上げます。
平成27年6月30日付で任期満了の、黒木順子氏、平原マサ子氏、矢野一江氏の後任にはそれぞれ引き続き同氏を、また、神戸地方法務局長から2名増員の推薦依頼があった候補者につきましては、岡本宏美氏、佐伯輝久氏を適任と認め、推薦するに当たり市議会の意見を求めるため提案する次第であります。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(岩下彰) 提案理由の説明は終わりましたが、本件に対する質疑、討論並びに委員会の審査については、これを省略することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、本件に対する質疑、討論並びに委員会の審査は省略することに決定しました。
これより採決に入ります。
上程中の議案第625号は、これを可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、議案第625号は可決されました。
次に、日程第12 意見書案第39号を議題とします。
本件に対する提出者の説明を求めます。
和田とよじ議員。
〔和田とよじ議員登壇〕
◆22番(和田とよじ) ただいま上程中の意見書案第39号家賃改定ルールの改定に際し、安心して住み続けられる家賃制度を求める意見書提出の件の提案に当たり、僣越ながら提出者を代表して私から提案説明をさせていただきます。
文案朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。
家賃改定ルールの改定に際し、安心して住み続けられる家賃制度を求める意見書(案)
都市再生機構(以下「機構」という。)は「独立行政法人改革等に関する基本的な方針」の閣議決定(2013年12月24日)を背景に、次の作業を進めている。
※ 継続家賃の引上げ幅の拡大、改定周期の現行3年を短縮等により家賃収入増を図るため、現行の家賃改定ルールの見直しを行う(2015年度中)
※ 高齢低所得世帯に対する家賃特別措置について、機構負担に替え、公費実施を検討し結論を得る(2014年度中)
※ 収益性が低い団地の統廃合の加速を目指し、「賃貸住宅ストック再生・再編方針」に基づく具体的な実施計画を策定する(2014年度中)
機構はその目的に「家賃収入の最大化」「団地の収益力向上と資産圧縮」を掲げ、団地居住者の居住の安定と、機構が果たすべき公共的な役割についての配慮、施策はまったく見えない。
私たち、浜甲子園団地は、2014年9月、全世帯対象に第10回「団地の生活と住まいアンケート」を行った。回収率50.2%は、団地居住者の生活を如実に示した。世帯主70歳以上が59.2%となり高齢化が目に見えて進んだ。収入も年金だけの世帯は55.4%と増加し、家賃の負担については、「大変重い」「やや重い」は82.2%と耐え難いものにしている。アンケートの意見欄でも「私の年金では家賃が大変です、是非年金受給者に対し家賃を引き下げてください」の声も頂いた。また、78.8%の方が「長く住み続けたい」と、近隣のコミュニティと地域に愛着も持たれている。
しかしながら、当団地は建て替え途中で五分の四は完了したが、新規住宅のさくら街など家賃が高いため入退去が繰り返されている。また、西宮市内の団地でも空き家が増大し、URの入居者募集の看板が途絶えることがない。
よって、国におかれては、下記の事項を実現されるよう強く要望する。
記
1 家賃引き上げ幅の拡大、家賃の改定周期短縮等の家賃改定ルールの見直しでなく、都市機構法付帯決議、住宅セーフティネット法を遵守し、安心して住み続けられる家賃制度に改善すること。
2 低所得高齢者等への家賃減額措置の充実に努め、高齢者・子育て世帯の居住安定を図ること。
3 収益本位の団地統廃合でなく、増大する空き家を早期に解消するなど、公共住宅として居住者の安定を第一とし、国民の生活向上とコミュニティの形成に大いに役立てること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成27年3月19日
西宮市議会
なお、提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、国土交通大臣、都市再生機構理事長であります。
以上であります。
何とぞ本案に対し御賛同いただきますようお願いしまして、提案説明といたします。
○議長(岩下彰) 提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
上程中の本意見書案に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。
この際、お諮りします。
上程中の本意見書案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の審査を省略することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、上程中の本意見書案につきましては委員会の審査を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
本意見書案に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
本意見書案を原案のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました意見書案第39号は原案のとおり可決されました。
なお、ただいま可決されました意見書案の取り扱いにつきましては、正副議長に御一任願います。
次に、日程第13 請願第48号ほか1件を一括して議題とします。
両請願に対する委員長の報告を求めます。
まず、建設常任委員長 和田とよじ議員。
◆22番(和田とよじ)
建設常任委員長報告。
ただいま上程中の請願第48号甲子園口4丁目10番
ワンルームマンション建築工事による被害についての請願につきましては、去る3月9日開催の委員会において、紹介議員から説明を聴取するとともに、意見表明者からも意見を聴取し、提出された関係資料をもとに審査しました結果、賛成多数をもって採択すべきものと決定しました。
以上、委員長報告といたします。
○議長(岩下彰) 次に、厚生常任委員長 竹尾ともえ議員。
◆14番(竹尾ともえ)
厚生常任委員長報告。
ただいま上程中の請願第49号むつみ・芦原保育所の合築計画についての請願につきましては、去る3月9日開催の委員会において、紹介議員から説明を聴取するとともに、意見表明者からも意見を聴取し、審査しました結果、異議なく採択すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
上程中の両請願に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
採決は議事の都合により2回に分けて行います。
まず、請願第49号の採決を行います。
請願第49号は、先ほどの委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、請願第49号は採択されました。
次に、請願第48号の採決を起立により行います。
請願第48号を委員長の報告のとおり採択することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(岩下彰) 起立多数であります。
よって、ただいま採決しました請願第48号は採択されました。
次に、日程第14 請願第47号を議題とします。
本請願は、先ほど意見書が可決されたことにより、既に請願の趣旨が達せられたものと認めます。
よって、上程中の本請願は採択されたものとみなすことにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、請願第47号は採択されたものとみなされました。
次に、日程第15 陳情審査結果報告の件を議題とします。
陳情第63号ほか1件の陳情につきましては、担当常任委員会において審査願っておりましたところ、担当常任委員長から議長に対し、お手元に配付のとおりの審査結果報告が提出されましたので、この際、報告いたします。
次に、日程第16 議案第609号ほか12件を一括して議題とします。
当局の提案理由の説明を求めます。
副市長。
◎副市長(松永博) 提案理由を御説明申し上げます。
議案第609号は、国民健康保険法施行令等の改正に伴い、所要の規定を整備するものでございます。
議案第610号から議案第617号までの8議案は、厚生労働省令の改正に伴う改正で、議案第610号は、
介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準について必要な事項を定めるもの、議案第611号は、
指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準について必要な事項を定めるもの、議案第612号は、
特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準について必要な事項を定めるもの、議案第613号は、
指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに
指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等について必要な事項を定めるもの、議案第614号は、
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等について必要な事項を定めるもの、議案第615号は、
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等について必要な事項を定めるもの、議案第616号は、
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等について必要な事項を定めるもの、議案第617号は、
指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等について必要な事項を定めるものでございます。
議案第618号から議案第620号までの3議案は、介護保険法の改正に伴う改正で、議案第618号は、
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等について必要な事項を定めるもの、議案第619号は、
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等について必要な事項を定めるもの、議案第620号は、
地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準について必要な事項を定めるものでございます。
議案第621号は、介護報酬の改定等に伴い、所要の規定を整備するものでございます。
以上13議案につきまして、何とぞ御賛同賜りますようお願い申し上げます。
以上で提案説明を終わります。
○議長(岩下彰) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
上程中の各件に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。
上程中の各件は担当常任委員会に付託いたします。
付託区分は議事日程に記載のとおりであります。
これより先ほど議案の付託のありました担当各常任委員会を開催し、その後、議会運営委員会を開催するため、暫時休憩します。
〔午後3時50分 休憩〕
────────────────
〔午後5時14分 開議〕
○議長(岩下彰) ただいまから休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩前に和田議員より提案説明のありました意見書案第39号家賃改定ルールの改定に際し、安心して住み続けられる家賃制度を求める意見書提出の件において、配付資料の一部に誤りがございましたので、改めてお手元に配付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、日程に従って進めます。
上程中の議案第609号ほか12件につきましては、担当常任委員会の審査が終了した旨、報告を受けております。
これより各件に対する委員長の報告を求めます。
まず、
市民文教常任委員長 坂上明議員。
◆20番(坂上明)
市民文教常任委員長報告。
ただいま上程中の議案第609号西宮市
国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、先ほど開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、異議なく原案を承認すべきものと決定しました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 次に、厚生常任委員長 竹尾ともえ議員。
◆14番(竹尾ともえ)
厚生常任委員長報告。
ただいま上程中の、議案第610号西宮市
介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第611号西宮市
指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第612号西宮市
特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第613号西宮市
指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに
指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第614号西宮市
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第615号西宮市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第616号西宮市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第617号西宮市
指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定の件、議案第618号西宮市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例制定の件、議案第619号西宮市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例制定の件、議案第620号西宮市
地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例制定の件、議案第621号
西宮市立介護老人保健施設条例の一部を改正する条例制定の件、以上12件につきましては、先ほど開催の委員会において、当局から詳細な説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決定いたしました。
以上、委員長報告とします。
○議長(岩下彰) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
上程中の各件に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
上程中の各件は、先ほどの委員長の報告のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました議案第609号ほか12件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、日程第17 決議案第6号ほか1件を一括して議題とします。
両決議案に対する提出者の説明を求めます。
大石伸雄議員。
〔大石伸雄議員登壇〕
◆19番(大石伸雄) ただいま上程中の、決議案第6号テレビ取材に対する本市のビデオ撮影を止めるよう市長に求める決議の件及び決議案第7号
市政ニュース等本市広報を適正に行うよう市長に求める決議の件の提案に当たり、僣越ながら提出者を代表して私から提案説明をさせていただきます。
文案朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。
決議案第6号。
テレビ取材に対する本市のビデオ撮影を止めるよう市長に求める決議(案)
今村市長は、在京テレビ局の取材報道に対し、1月23日に「市が偏向報道である(後日、放送法に定める趣旨に反する報道と文言修正)とみなす報道をした機関に抗議、今後同様の報道があった場合は取材を拒否する」と発表した。
その後、「取材拒否」は「抗議する」に言い換えたが、抗議が受け入れられない場合の最終的な態度については曖昧であり、同時に映像取材に対しては、取材内容の証拠保全として本市広報課によるビデオ撮影を行うと宣言し、これを実施している。
これらの発表や行為は、「報道や広報が、あえて事実の一部を報道しない、あるいは強調することをもって印象操作をはかることも出来る」危険があるため、これを警戒し、また牽制する意図があるものと思われるが、本件は既にその報道に対する姿勢そのものが報道の自由を脅かす可能性があると各社で報道され、結果として本市の報道に対する態度や本市が行う広報や情報公開に対する取り組みへの信頼性をも棄損させる可能性が高いと懸念される。
報道内容に問題があると考えるのであれば、当該報道機関に対してただちに抗議し、これを公表し、再度の取材を要求するなど、責任ある地方自治体の長として毅然とした態度を示すべきである。
西宮市議会は以上に鑑み、本市が報道機関との信頼関係を回復できるよう、テレビ取材に対する本市のビデオ撮影をただちに止めるよう市長に求めるものである。
以上、決議する。
平成27年3月19日
西宮市議会
決議案第7号。
市政ニュース等本市広報を適正に行うよう市長に求める決議(案)
本年2月25日号の市政ニュースにおいて、平成27年度施政方針とともに、重点施策及び事業として新年度に予定される各事業が掲載された。
しかし、これは例年同時期に掲載されてきたものと大きく異なり、新規事業等が決定したかのように表現され、また市民サービスの向上と受け止められるもののみを掲載し、その財源や市民負担の増大等につながる計画(高齢者交通助成金4割削減、難病患者見舞金の廃止)についてはまったく記載されないなど、事実を公平公正に知らせるという地方自治体の広報に必要な観点から逸脱している面もあると考えられる。
市長自らの指示によるとされる今回の広報は、議会の審議を経ずしてすでに決定したかのような印象を与え、その存在を蔑ろにしかねないものであり、同時に「報道や広報が、積極的な嘘を用いずとも、あえて事実の一部を記載しない、あるいは強調することをもって印象操作をはかることも出来る」という危険を不用意に冒すものと懸念される。
西宮市議会は以上に鑑み、市民の「知る権利」の保障及び行政としての説明責任を果たすため、今後は
市政ニュース等本市広報媒体において最大限表現には留意するとともに、内容においては可能な限り客観的記述を心がけ、これが適正に行われるよう市長に改善を求めるものである。
以上、決議する。
平成27年3月19日
西宮市議会
以上であります。
何とぞ両決議案に対し御賛同いただきますようお願いして、提案説明といたします。
ありがとうございました。
○議長(岩下彰) 提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
上程中の両決議案に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。
この際、お諮りします。
上程中の両決議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の審査を省略することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、上程中の両決議案につきましては委員会の審査を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論の通告を受けておりますので、順次発言を許可します。
まず、篠原正寛議員。
◆7番(篠原正寛) 政新会は、決議案第6号テレビ取材に対する本市のビデオ撮影を止めるよう市長に求める決議案及び決議案第7号
市政ニュース等本市広報を適正に行うよう市長に求める決議案に、本件の立案者として、いずれも賛成をいたします。
今回、決議によって議会の意思を明確に伝えるべきとした理由やその内容は、既に朗読された各決議案に記載されておりますので、ここで繰り返すことはいたしません。
お気づきかと思いますが、両案には共通の言葉が使われています。報道や広報は、積極的な嘘を用いずとも、あえて事実の一部を記載しない、あるいは強調することをもって印象操作を図ることもできるという危うさ。報道であれ、行政であれ、中立公正な立場から世に情報や言葉を発しようとするものは、その危うさを自覚し、情報を取り扱うものの責任として、最大限これに注意しなければなりません。市長が偏向報道だと言ったり、取材拒否だと言ったりした背景には、この危うさを悪用することへの疑いがあるのでしょう。しかし、立場を変えれば、その疑いはあなたへも向けられています。広報や報道が持つ危うさ、あるときにはそれを恐れ、それに怒り、でも、あるときにはそれを利用したり、あるいはそれが生む効果を期待している、そのような身勝手がもしあるとすれば、それは公人として許されるものではありません。市民のために特定の印象を持たれるような報道は許さないというなら、市民のために、自分の介入によって特定の印象を持たれるような広報が生まれてこないよう、もっとしっかり心がけるべきだ、それがこの両件にまたがる我らの主張であります。
なお、今回の決議は、先日発行された市政ニュース2月25日号のあり方に対して向けられたものであり、仮に本件が可決されたとしても、将来にわたって市長や本市行政の広報内容を議会が縛ろうという意図はありません。それは、その都度、判断されるべきものであることは念のため申し添えます。
以上、賛成討論といたします。
○議長(岩下彰) 次に、上田さち子議員の発言を許します。
◆34番(上田さち子) ただいま上程されております、決議案第6号テレビ取材に対する本市のビデオ撮影を止めるよう市長に求める決議の件及び決議案第7号
市政ニュース等本市広報を適正に行うよう市長に求める決議の件、この2件につきまして、日本共産党は賛成をいたします。
以下、討論を行います。
まず、ビデオ撮影を直ちにやめるよう求める決議案についてです。
もともとこれは、UR借り上げ公営住宅入居者を敵視する市の誤った政策判断から起因していることを指摘しておかなければなりません。この問題のボタンのかけ違えは、阪神・淡路大震災のときに住宅をなくされた方々に、市が建設した復興市営住宅だけでは足りず、URが建設した住宅団地を西宮市とURとの間で20年の賃貸契約を交わしたことを、あたかも西宮市が入居者との間に20年で退去するという契約があったかのような大間違いをしたことにあります。
この間、議会総務常任委員会の審査で、西宮市が、偏向報道対応だとして、市へのテレビ局の取材を市広報課職員によってビデオ撮影したのは4社5件、全てUR借り上げ問題の取材だということが明らかとなりました。つまり、2月3日はサンテレビとNHK、2月4日は関西テレビ、2月5日はサンテレビ、2月10日はテレビ朝日の取材を市広報課によってビデオ撮影していますが、問題は、この中で、2月5日のサンテレビ取材の際のビデオ撮影です。この日、市民相談課に、UR借り上げ公営住宅入居者への退去通知を市が送りつけていることに対し、住民の皆さんの代理人の弁護士が撤回申し入れ書を市に手渡すという行為、つまり、市当局への取材ではない、全くの第三者の行為までビデオ撮影の対象としていたことです。3月4日の本会議一般質問で、撮影ビデオそのものは公文書であり、情報公開の対象であることを市長が答弁しました。まさに公開される公文書には第三者である市民の姿や声まで記録されていたことが判明したのです。この件に対しては、市民の肖像権侵害に当たることを当局は認めましたが、驚くべきことに、今村市長以下幹部職員に至るまで、一般質問で指摘されるまで記録として撮影したビデオが公文書に当たることを認識していなかったということです。総務常任委員会では、公文書になるという発想は持っていなかったとか、当初、公文書の対応になるかどうか準備不足だったなどの答弁が相次ぎました。何とも無責任な話です。ビデオ撮影することにより、報道の自由を侵害し、市民の知る権利を奪うとんでもないことであるとともに、善意の第三者の肖像権まで侵すという前代未聞の恥ずべき行為が一層浮き彫りになったことは事実です。直ちにビデオ撮影を中止することを改めて要求するものです。
同時に、市民の知る権利を保障しないという点では、2月25日付の市政ニュースにおいて予算案の概要が掲載されましたが、市民に耳ざわりのよいことのみを掲載し、高齢者交通助成金の削減や難病患者への見舞金廃止など、高齢者や弱い者いじめの施策、切り捨ては一切掲載しないという市長の独断と偏見に満ちた広報のあり方、誤りも正さなければなりません。
以上の観点から、日本共産党市会議員団は、ただいま上程されている二つの決議案に賛成するものです。
市長には、この決議を真摯に受けとめ、直ちに方針を撤回、改善することを強く求め、討論を終わります。
○議長(岩下彰) 通告による討論は終わりましたが、他に御意見はありませんか。
〔発言を求める者あり〕
○議長(岩下彰) 嶋田克興議員。
◆37番(嶋田克興) 私は、このたびの決議案第6号、そして同時に決議案第7号も賛成した上で、決議案第6号について意見を申し上げたいと思います。
この問題は、総務常任委員会で議論をさせていただきました。市長さん、その議論を、その経過と内容について報告を受けておられましたか。そのときの内容は、もうこういう報道を規制するようなことはやめましょうよ、私はそのように申し上げました。意味がないし、その担当をする広報課の人間にとって大変な苦痛を与える内容を市長の気持ち一つでやるということについては、私は、直ちにやめるべきだ、このように考えて申し上げました。総務の委員会では、いや、市長の言っているとおりやるべきやという意見は何一つなかったと私は記憶しております。報道関係との関係は、お互いに平等の中で取材をし、そして広報を行っていく立場でありますから、険悪な関係をつくるということは、市政にとって、市民にとって、また、我々議会にとっても、マイナスだと思います。私たちも、嫌なことを報道関係の皆さん方からいろいろ取材をされます。しかし、真っ正面から受け答えをするということに努力してまいりました。その気持ちを忘れないでほしいというように思います。そのことが結果的に、今の西宮市政の中の問題点が何であるかということが市民にわかる、理解できる、その大きな力になるということで、新聞報道というものも大切な市政発展のための材料だと思うんです。あなたの気持ちがどうであるかというのは別です。しかし、仕事をするのは市の職員です。そのときも広報課長は、あなたの方針を擁護するかのように努力をされました。しかし、答弁内容を聞いている限り、力強いものではない、そういう気持ちを私は受けとめました。もっと報道関係と親密な関係の中でお互いやりとりし、あるときはけんかをすることもいいだろうと思いますけども、一方放送にならないようにしてほしいんです。
私は、あなたのブログに、何度も何度も、名前は書かれないけども、議会でこういうやつがおった、年寄りがおった、好きなことを言うとる、どこの会派にも入れてもらえんような人が好き放題言うとると。ある一部分、主観的なあなたの受けとめた内容をブログに書くことほど恐ろしいことはないと思います。今、あなたは市長ですから。しかし、あなたが議員のときも、市長のときも、ブログに書かれたことについて、私たちは抗議をしたことはありません。あなたの主張だというふうに思います。私たちも主張いたしますけども、それは、このようなビデオを撮って、後で立証しようとか、報道を規制するようなことになることは、やっぱり避けるべきだと思います。
そのように総務の委員会での経過をちゃんと聞いていただいたら、この決議が出る前に、あなたから、当局から、この新聞・テレビ報道に対するビデオ撮影についてはやめますという言葉が出てきたんではないかな、このように本当に残念に思います。今でもその気持ちになれるんならば、こういう行為については直ちにやめるという見解を発表すべきだと思います。この本会議が終われば、記者の前ではっきりそういうことを言ってほしいな、この気持ちを込めて、私の賛成の意見を申し上げました。
私も、この本会議でこのような意見を申し上げるのは、きょうが最後の最後です。本当にお世話になりましたけども、年寄りの言葉は、もう少し相手の目を見て受け答えできるようにしてほしいし、お互いに頭を下げたら下げる礼儀も重んじていただくことを最後にお願いし、年寄りの言葉と思いながら聞いていただければ幸いです。
ありがとうございました。(拍手)
○議長(岩下彰) 他にありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
まず、決議案第6号の採決を行います。
決議案第6号は、これを原案のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました決議案第6号は原案のとおり可決されました。
次に、決議案第7号の採決を行います。
決議案第7号は、これを原案のとおり可決することにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま採決しました決議案第7号は原案のとおり可決されました。
なお、可決されました両決議案の取り扱いにつきましては、正副議長に御一任願います。
次に、日程第18 議会改革の推進に関する件ほか1件を一括して議題とします。
両件につきましては、それぞれの特別委員会において調査願っておりますが、いまだその調査を終了されておりませんので、この際、会議規則第45条第1項の規定に基づき、両特別委員会の中間報告を求めたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定しました。
ここでお諮りします。
両特別委員会の中間報告は、既にお手元に印刷配付されておりますので、朗読は省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、中間報告の朗読は省略することに決定しました。
これより質疑に入ります。
上程中の両件に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。
両報告によりますと、なお引き続き閉会中の継続審査とされたいとのことであります。
よって、お諮りします。
ただいま上程中の両件は、閉会中の継続審査とすることにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、上程中の両件は閉会中の継続審査とすることに決定しました。
次に、日程第19 総務常任委員会の所管事務調査の件ほか4件を一括して議題とします。
各件につきましては、それぞれ担当の委員会において調査願っておりますが、各担当の委員長から今期定例会中に調査を終了する見込みがないため閉会中の継続審査とされたい旨の申し出がありました。
よって、お諮りします。
上程中の5件は、閉会中の継続審査とすることにして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、上程中の5件は閉会中の継続審査とすることに決定しました。
以上で本日の議事日程は全部終了し、今期定例会に付された事件は全て議了しました。
よって、お諮りします。
今期定例会の会期は、来る20日までと議決されておりますが、会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩下彰) 御異議なしと認めます。
よって、今期定例会は本日をもって閉会することに決定しました。
閉会に際し、まず、
教育委員会委員長の挨拶がございます。
〔中原朗裕
教育委員会委員長登壇〕
◎
教育委員会委員長(中原朗裕) 第16回定例会の閉会に当たりまして、教育委員会から一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様におかれましては、長期間にわたり、今議会に提案された平成27年度各会計予算、また、教育委員会に係る諸議案につきまして、慎重に御審議の上、御協賛賜り、心からお礼申し上げます。
文教住宅都市西宮は、先人の多大なる御努力によって、現在の教育環境が築かれています。その御努力に感謝するとともに、これからも、教育に寄せる市民の皆様の熱い思いを支えとして、さらなる教育の発展に努めてまいります。
なお、御審議の中でいただきました貴重な御意見、御要望につきましては、十分に留意いたしまして、教育行政をより適切に推進してまいります。
定例会の閉会に際し、厚く御礼申し上げるとともに、今後とも御支援、御指導賜りますようお願いいたしまして、御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(岩下彰) 次に、市長の挨拶がございます。
〔今村岳司市長登壇〕
◎市長(今村岳司) 第16回市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様におかれましては、昨2月20日以来、連日にわたりまして、平成27年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出予算案を初め、提案をさせていただきました諸議案につきまして、終始慎重かつ熱心に御審議の上、御協賛を賜り、厚く御礼を申し上げます。
審議に際し承りました貴重な御意見、御要望などにつきましては、今後十分に留意いたしまして、その執行に万全を期してまいりたいと考えております。
結びになりますが、議員の皆様を初め、市民の皆様から賜りました温かい御支援、御厚情に厚く御礼を申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。
ありがとうございました。
○議長(岩下彰) 第16回定例会を閉じるに当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、私どもの任期最後の定例会として、去る2月20日に招集されて以来、28日間にわたる会期でございましたが、議員の皆様方の終始熱心かつ慎重なる御審議のおかげをもちまして、3,109億円余りに及ぶ平成27年度予算を初め、提案されました数多くの重要議案も滞りなく議了することができ、ここに無事閉会の運びとなりましたことは、まことに御同慶にたえません。
この間、議会運営等、何かと行き届かない私に対しまして、終始温かい御指導、御助言を賜るとともに、予算特別委員長の重責を果たされました田中正剛副議長、また、本会議、委員会を通じ議会運営に御協力いただきました議会運営委員会の正副委員長を初め議員の皆様方に対し、心から感謝申し上げる次第でございます。
また、市長を初め市当局が議会の審議に寄せられました真摯なる態度に対し、謝意をあらわしますとともに、審議の過程で述べられました議員各位からの貴重な意見、要望につきましては、十分尊重され、今後の市政執行に反映していただきますよう、私からも、この際、強く要望しておきます。
さて、私どもの任期は6月10日までとなっておりますが、任期中この議場で皆様方にお目にかかるのも、恐らく本日が最後となることでしょう。思えばこの4年間、議会においては、議会改革の推進に向けた取り組みを積極的に行い、本定例会で議会基本条例を成立させることができました。また、アサヒビール工場跡地問題特別委員会を設置し、本市の喫緊の重要課題に効率的かつ機動的に対応するなど、精力的な取り組みを行ってきたところです。地方が果たすべき役割が増大する中にあって、議会の役割は今後ともますます重要になってくるものと思われます。
また、このたび、任期満了を機に御勇退される議員の皆さんにおかれましては、私どもとしましても、有能練達な同僚を失うことであり、まことに寂しい限りでございます。どうか議席を去られましても、健康保持になお一層努められまして、今後とも市政の発展に何かとお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げる次第でございます。
さて、来月には我々市議会議員の選挙が実施されますが、選挙戦に臨まれます議員各位には、そろって当選の栄に輝かれますよう、そして、再びこの議場で相まみえることができますよう、念願してやみません。
また、今月末をもって退職されます局長を初め多くの職員の方々におかれては、長年にわたり大変御苦労さまでございました。今後とも、健康には十分御留意の上、御活躍されますとともに、本市発展のため、折に触れて御指導、御協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、市長や行政委員を初め理事者の皆様方並びに報道関係の皆様方の御協力に対し、厚くお礼を申し上げます。
まことに不肖、至らない私でございましたが、皆様方の寛容と御協力に対しまして心からお礼を申し上げ、意は尽くしませんが、閉会の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
これをもって本日の会議を閉じ、今期定例会を閉会いたします。
御協力ありがとうございました。
〔午後5時50分 閉会〕...