西宮市議会 > 2014-04-07 >
平成26年 4月 7日総務常任委員会-04月07日-01号

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    平成26年 4月 7日総務常任委員会-04月07日-01号


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    平成26年 4月 7日総務常任委員会-04月07日-01号平成26年 4月 7日総務常任委員会                西宮市議会                  総務常任委員会記録              平成26年(2014年)4月7日(月)                 開 会  午前 9時59分                 閉 会  午前11時51分                 場 所  1号委員会室付託事件   な   し ■所管事務調査  (消防局)
      1 施策研究テーマ「防災について(消防力について)」  (防災危機管理局)   1 施策研究テーマ「防災について(災害時要援護者支援について)」 ■出席委員   大 石 伸 雄 (委員長)   山 田 ますと (副委員長)   ざ こ 宏 一   篠 原 正 寛   澁 谷 祐 介   たかはし 倫恵   田 中 良 平   まつお 正 秀   松山 かつのり   和 田 とよじ ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■紹介議員   な   し ■傍聴議員   な   し ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)  (防災危機管理局)   防災危機管理局長           渡 辺 俊 行   防災統括室長  坂 田 和 隆   防災計画総務課長           中 川 治 彦   地域防災啓発課長           竹 田   隆   災害避難支援課長           池 井 芳 夫  (消防局)   消防局長    坂 本 健 治   総務部長    山 下 俊 郎   総務課長    川 畑 真 実   企画課長    渡 邉   隆   警防部長    河 村 也寸志   予防課長    長 畑 武 司   指令課長    八 幡 雅 之   警防課長    長谷川 孝 治   救急課長    中 越 仁 志           (午前9時59分開会) ○大石伸雄 委員長   ただいまから総務常任委員会を開会します。  それでは、本日は施策研究テーマの防災についてのうち、まず、消防力についてを協議していきたいと思いますので、よろしくお願いします。  皆様には、先週事前に資料をお配りしておりますので、昨年に引き続き、よろしくお願いしたいと思います。  まず、消防局から所管の説明をお願いしたいと思います。 ◎企画課長   初めに、西宮消防署甲東分署の移転後の署を中心とした半径2キロメートル圏域の包含状況についてご説明いたします。  資料1をごらんください。  地域南部の地図上に各消防署の管轄区域と署を中心とした半径2キロメートル圏域の包含状況を示したものでございます。西宮消防署甲東分署移転予定地で作成しております。  まず、西宮消防署甲東分署の移転に伴う状況から御説明いたします。  西宮消防署アサヒビール西宮工場跡地の場合、約600メートル東に移動いたしますので、現在の未包含区域である小曽根線付近まで、包含でき、東部の未包含区域は減少いたします。西部につきましては、もともと北夙川分署と浜分署の包含区域となっており、西宮消防署の移転による影響はほとんどないと考えております。  また、西宮浜出張所分署昇格にあわせ、乗りかえ出動を解消しておりますので、南西部の消防力はより強化できたと考えております。  次に、甲東分署移転予定地は、現在より約800メートル西側となりますので、一里山町など図の北東部で未包含区域が広がることとなりますが、この区域はもともと瓦木消防署の車両が最先着している区域で、甲東分署の移転によりまして未包含区域に与える影響はほとんどないかと考えております。  これら消防署の移転によりまして、その消防署の車両が移転前に比べ到着が早くなるポイントがある半面、遅くなるポイントもございますが、災害が発生した場合、災害点に対し直近隊を編成する出動体制をとっておりますので、市内全域における出動体制に与える影響は少ないと考えております。  次に、今年度より実施いたしました消防署の管轄区域変更後の状況について御説明いたします。改めて資料1をごらんください。  消防署の管轄区域を色別に明示しており、それぞれ分署の担当区域も実線で区分し、明示しております。  赤色の西宮消防署は国道2号を中心に南北の南部市域の中央部と北夙川分署担当区域である北西部を主に管轄いたします。  青色の鳴尾消防署は、今年度から新たに市南西部担当区域とする浜分署を加え、市の南部及び沿岸部を管轄いたします。  黄色の瓦木消防署は、甲東分署とともに南部市域の北東部を管轄いたします。  昨年の所管事務報告などでも御説明いたしましたが、管轄区域の変更によりまして、3消防署の管轄区域内の人口や防火対象物が以前よりも均等化され、本署と分署の連携により円滑な消防業務が推進できると考えております。  次に、西宮消防署の規模、機能について御説明いたします。資料2をごらんください。  写真1の現庁舎は、上段の表に記載のとおり、敷地面積1,414平米、延べ床面積1,814平米の建物で、昭和41年の竣工から48年が経過し、耐震性や老朽化による庁舎機能の低下などさまざまな問題を抱えております。  消防庁舎の大きな問題として、まず、車庫でございます。現在の車庫は写真2のとおり、車両間や天井高などが非常に狭い状況でございます。写真3は車両のドアを開放したものですが、出動の際、隊員が左右の車両に同時に乗り込むことが困難な状況で、火災出動時、本来であれば写真4のように乗車前に隊員は空気呼吸器を着装しますが、現在、1人がぎりぎり着装できるスペースしかないのが現状です。  また、写真5のように、車両後部も非常に狭く、資機材の点検や作業スペースが確保できない状況で、車庫には安全管理上解決すべき問題がございます。  次に、災害現場で着用する防火衣など個人装備品収納スペースが不足し、写真6のように来庁者も利用する廊下に保管している状況で、ここにも車庫同様、安全管理上の問題がございます。  仮眠室は24時間拘束の中で、15時間30分勤務する消防署員にとって、疲労を回復させる重要な場所でございますが、写真7のとおり大部屋で雑然と睡眠をとっているため、新型インフルエンザなどの感染症拡大により業務継続が不能となることも懸念されます。  現庁舎の北側には、写真8のように消防署員訓練スペースを備えておりますが、訓練を行える十分な広さがなく、はしご自動車1台がかろうじて進入できる程度の広さで、消防ホースを延ばす十分なスペースもない状況でございます。  新庁舎では、これらの問題をクリアするため、隊員と市民の動線を区分し、円滑な出動が可能なスペースを確保した車庫や迅速かつ確実に防火衣などを着装できる出動準備室を新たに整備し、一分一秒でも早く現場到着できる施設の整備に努めたいと考えております。  仮眠室におきましては、個室化により、隊員の疲労回復や衛生上の問題をクリアし、女性職員にも配慮した施設の整備に努めます。  また、当市は河川や広範囲にわたる沿岸部を有しており、潜水士の技術向上は必要不可欠で、特に危険を伴う水難救助訓練は、安全管理においても日常の反復訓練が重要でございます。現庁舎と同等の救助訓練施設に加えまして、水難救助の基礎となる潜水訓練が継続的に行える潜水訓練用プールが必要と考えております。  さらに、西宮消防署が有する車両が連携する訓練や事業所の自営消防隊への指導などが常時敷地内で行えるスペースを確保するとともに、大会議室兼屋内訓練場を設置し、市民への防火管理救急講習消防職員の研修や会議などに対応し、大規模災害時には非常招集職員待機場所としても活用したいと考えております。  また、近年多くの消防本部自家給油施設を保有していることなども参考にしながら、地震などの大規模災害発生時にも消防業務を継続できるよう十分な耐震強度免震構造を備えた消防活動拠点にふさわしい施設にしたいと考えております。  アサヒビール西宮工場跡地には、西宮消防署のほか、中央病院や多目的防災公園などの建設も計画され、特に防災公園緊急消防援助隊など応援を受ける際の集結場所や野営地などに活用でき、施設が隣接するため、西宮消防応援部隊との連絡調整が迅速に図れ、効果的な部隊活動につなげられるなど大きなメリットがあると考えております。  最後に、今後の課題ですが、消防訓練施設につきましては、消防技術の向上や若手職員の育成のためにも、総合的な消防訓練が実施可能な施設の早期整備が必要と考えており、第4次総合計画後期事業建設費用を計上し、用地取得に向け庁内で調整を図っているところでございます。  はしご自動車による放水訓練救出訓練が行える施設や熱煙が充満する実火災現場に近い状態をつくることができる設備を有し、さまざまな想定による人命検索訓練消火訓練など消防救助連携訓練が行え、消防団の総合大会自衛消防隊の訓練などが実施できる施設の整備を考えております。  消防署所の配置につきましては、現在、当市は8署で、国の指針に基づく基準数13署所とはまだまだ差がございます。現在は署を中心とした半径2キロメートルの円を目安として、署の配置に努めておりますが、平成26年度中に消防力に関する調査委託を行い、専門的な視点から当市に見合った消防力について、具体的に検討していきたいと考えております。  次に、3交代制における定員増につきましては、本部指揮隊に3交代制を試行的に2年間導入いたしましたが、一定のメリットデメリットが把握できたものでございます。現場での役割分担の固定化が円滑な現場活動につながるという当初から考えられていた導入効果がメリットとして確認できております。  しかしながら、本部指揮隊のみの導入であったため、2交代制である署との連携面で苦慮した部分もあり、今後導入するとなった場合には、導入の仕方は十分な検討が必要と考えております。  平成15年に発生しました殉職事故を受け設置しました事故対策委員会の報告、今後の対応と課題の中で、3交代制による隊員管理の充実として、危害防止や現場活動の充実、さらに安全管理体制を充実させるため、早期の3交代制の実施の検討が必要と明記しているとおり、現在のこの方向性は変わらず、署所の配置も含め、具体的に検討し、消防力の充実強化に努めてまいります。  以上でございます。 ○大石伸雄 委員長   はい、ありがとうございました。  事前にお配りしたとおり、消防力について、1番目、西宮消防署甲東分署が移動した後の2キロエリアの空白地の問題、それから2番目、署所の変更後の管轄エリア、それから3番目、西宮消防署の規模、機能、4番目、今後残された課題ということで、署所の配置とか訓練施設、それから3交代制、定員増の問題について、当局から説明をいただきました。  それでは、質疑に入っていきたいと思います。どなたさまからでも結構でございます。よろしくお願いします。 ◆篠原正寛 委員   何もなかったら嫌やから、口火切ってくれと頼まれていたものですから、やらせてもらいます。  まず、2キロ圏域の包含図に対する質問なんですけれども、もしかつて御説明があったのなら、私が質問していたということなので、大変申しわけないんですが、この2キロ圏域という一つの目安というのは、例えば到着時間なのか、要するに区域というか基準、2キロ圏域にする理由みたいなもの。例えば2キロ圏域というのは、つまり着信してから何分以内に到着できる圏域のことだとか、その定義をちょっともう一度教えていただけますか。
    企画課長   基本的に2キロといいますのは、昔からの署所の配置で、基準として独自で配置基準を持っておりました。西宮市消防として持っておりました。その2キロの範囲といいますのは、大体5分でその現場に到着できるという目安として、2キロという円で包含しております。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   円の組み合わせですから、当然ごちゃっと3署が重なってしまうところとか、この円に入らないところが出るわけですよね。例えば北東でしたら、田近野の辺なんですかね。こういうところというのは、5分以内で、じゃあ到着するのが難しいとなると、逆に何か対策といいますか、この円に入らないエリアに対して、特別な対策というのは、今、なされているんでしょうか、工夫でもいいですけれども。 ◎企画課長   今、言われました田近野町、この付近につきましては、瓦木消防署の本署から出動する車両が主に最先着するというところなんですけれども、目安として5分という形で、2キロ包含しておりますので、包含区域外であっても、5分以内に到着できるという地域もございます。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   物すごくそんたくしていると、だから特別なことはしていないんやでという答えでいいですかね。 ◎企画課長   署所の配置場所というのは決まっておりますので、近いところから最先着隊を順次出動させるという出動態勢をとっておりますので、当然地域によりましては、道路状況なども含めて、5分も超えるような地域もございますが、そういった直近隊編成というところで対応しております。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   一生懸命考えて、理解するようにしますけれども、円というのは一つの目安、確かにおっしゃるように目安であって、逆にこれにとらわれていてはいけなくて、この円の中でも、例えば踏切があって、この時間帯は非常に通行、そこを渡らなきゃいけないとか、いろいろあると思うんですけれども、今現在、到着困難区域は言い過ぎかな、要するにここは結構鬼門やなというか、時間かかるなと、恒常的に何時であってもかかっちゃうよねというエリアというのは、幾つか把握されているんですか。余りどこともろに言うと、そこに住んでいる人から何か苦情来たら困るので、危ないぐらいの話でいいですけれども。 ◎総務部長   例えば中津浜線を瓦木から甲子園口1丁目、2丁目あたりに行くに当たっては、中津浜の交通状況が南行きが混めば、当然瓦木消防署からの到着はおくれるということがあります。  鳴尾消防署から北上するに当たっても、戸崎町、甲子園口のあたりにつきましては、現在の阪神踏切高架橋工事がされておりますけれども、現状の体制では右岸線を走行する以外は、北上するに当たっては甲子園筋甲子園球場の東側から上がる以外は、小曽根線、それから学文筋につきましては、北上するに当たって踏切がありますので、あの地域については、西宮消防署が直近で出動しますけれども、若干後続車両の到着はおくれるであろうであったり、ここの未包含区域であります田近野のあたりにつきましては、甲東が仁川の踏切、東側に行くには、踏切状況によっては東側に進めませんので、現状もそうですけれども、瓦木消防署からの到着が一番早いとか、未包含区域については、若干そういった区域もあるというふうに考えております。  それと、当然南部地域につきましては工場、倉庫がありますので、隊の集結状況によりましては、若干活動困難になるとか、災害条件の把握が十分にできないとか、そういった形で南部地域についての倉庫、工場地域についても、当然活動困難な地域というふうに考えておりますし、北部地域につきましても、現在1署、各消防署単位の車両数は充足させておりますけれども、延焼拡大するような災害が起こった場合は、当然南部からの中継が若干おくれるということもありますので、現状はそこは宝塚消防との応援協定によって対応している。神戸、宝塚との応援協定によって対応しているという状況でございます。  災害状況によっても、場所によっても、幾分そういった活動の困難な場所は変わってくるというふうに考えております。  以上です。 ◆篠原正寛 委員   言い方を変えますと、できるかできないかは置いといて、究極の理想は、市内いかなる場所においても5分以内に到達できますよという状態が究極の理想だとすると、その方向に一歩でも進めるための課題というのは、やっぱりこの署所の配置を見直すということになってくるんですか、今後の課題として。 ◎消防局長   今の質問ですが、そのとおりでございまして、常時待機している消防署所、ここの数が多くなりますと、そこから、まず火災といいますのは、もちろん時間との闘いですので、最先着隊1台でもが早く着きますと、そこでもう火がかりといいます、水が出せますので、とりあえず消防車を1台、早く火災現場に着かせたいというのが我々の思いであります。  例えば今の消防署を全部分散して、ばらばらに消防署を分散して、市内のあちこちに置きますと、そうしますと、例えば最初の1台が火災現場に着く時間というのは早くなると思いますが、分散してしまいますと、また別の意味で、署員の管理であるとか、もちろん消防署の維持管理である、その辺でデメリットもございますので、そのあたりの中間あたりで、先ほどの御質問もありましたけれども、まず最初の1台が早く着くためにどうしたらいいかということで、指令システムの中で、例えば踏切であるとか道路状況、そのあたりを計算する仕方があり、入れていまして、一番どこかの車両が早く現場に1台つけるようにという努力はしております。  以上でございます。 ◆篠原正寛 委員   先ほどの御説明では、26年度、本年度に調査を行われて、その答申によって、また改めて、位置が動くかふえるか、ちょっとまだわかりませんけれども、出てきた答えに向けて今後も努力されるということなので、それに期待したいというふうに思います。  あと、これからの課題の中で、訓練施設の新設というのがありました。新しく今の計画どおり事業計画なされたとすると、その訓練のうち、潜水であるとか、いろんなものが充足されますけれども、野外のある程度の規模のあるものとか、実際に火を使うものというのは、当然この署内ではできないので、これに関してはどういった理想をお持ちなんですか。どこかにその場所、広い土地を確保するなのか、違う方法があるのか、そのあたりは。 ◎企画課長   当然西宮消防署にはプール、水難救助訓練施設を設置いたしますが、屋外の、今、委員おっしゃられた総合的な訓練ができる施設といいますのは、なかなか町中でそういった土地を確保するのが難しいですし、あと訓練施設なので、かなり音も、職員の声とかエンジンの音とかそういったものも出しますので、なかなか町中で確保するのは難しいと考えております。  そのため、そういった苦情などが余り出ないような区域で用地を確保して、総合的な訓練施設の整備をしたいなというふうに考えております。  以上です。 ◆篠原正寛 委員   もう少し具体的に、例えば市内の郊外というか、北部地域のほうになるのかもしれません、あるいは南部でも工場地帯とかになるのかもしれません、わかりませんが、そういうところに具体的にもうその場所を確保して、そんなすごい建物とかは多分必要ないと思うんですけれども、そういう野外訓練的なものを近年のうちに確保したいという、そういう思いでいらっしゃるという理解でいいんですか。もうそういう方向で動きたいということで。 ◎企画課長   後期の事業計画の中で、今の段階ですけれども、平成28年度、そういった建築費用を計上しております。場所につきましても、今、おっしゃいましたように、郊外になるのか、南部の沿岸部になるのか、そのあたりは、ちょっと現段階ではまだ未定でございますので、お答えすることはできません。  以上です。 ◆篠原正寛 委員   どのくらいの利用頻度があるんでしょうか。例えば広いところが、どこでもいいです、確保できたとしましょうか。365日、どのぐらい西宮消防としては使いたい、あるいは使えるものなんでしょうか。ざっくりでいいです。 ◎企画課長   各消防署本署には、署員が訓練できる一定の施設は設置しておりますが、複数の車両が連携するような大規模な訓練というのはできないのが現状です。ですので、そういった訓練や夏の救助隊員の訓練があるんですけれども、そういう一部になりますと、ほぼ毎非番というんですか、毎当務訓練するような形にはなると思います。  年間を通じてどの程度活用できるかというものは、実際に設置してみないと、署の行事の都合ですとか、その辺がありますので、現段階ではなかなかちょっとどの程度の活用できるかというのは難しいところです。  以上です。 ◎警防課長   訓練の回数ですが、まだその施設ができていないので、実際の使用回数はわかりませんが、先ほど冒頭に説明のあった総合的な訓練というものは、年間76回を実施しています。また、救助訓練という部分につきましても、年間百何十件という形でやっていますので、かなりの効果があると思います。  以上です。 ◆篠原正寛 委員   申し上げたかったのは、もしある程度日にちに空きがあるのであれば、例えば芦屋とかと共同でお金を出し合ってやったら合理的かなと。多分、芦屋は規模からいうとなかなか単独でそういう施設って持ちにくいのか、わかりません、あちらのことを全く知らんと、こんな無茶言うているのかもしれませんけれども、思いますし、尼崎も海のほうでなければ、あそこも山がないので、そういうのを確保されているのかどうかわからないので、近隣市で西宮で共同運用みたいなことで、お金も当然いただいてということであれば、充足する、かつ費用も合理化できるという可能性はないのかなというのをちょっと思ったので、一応申し上げておきました。  あとは大体お伺いしたので終わりますけれども、消防のことは本当に僕は素人でわからないんですけれども、恐らく軍隊と同じだというふうに思います。人員と装備と練度を一体化して上げていくというか、それに尽きるということだと思うんですけれども、それぞれに積極的にこういう理由でこうしたい、こうできたら、こんな消防力はここまで上がるんやみたいなことをこれからもどんどんたくさん投げかけて、提案していただきたいなと。何か中で決めて、予算が来たときに、消防やから、このまま通そうかみたいな、そんなんじゃなくて、積極的にこんなふうな理想に向かってこうしたいと、市内の居住者の命をこうやって助けたい、もっと助けられるんやというようなことを積極的に提案をたくさんしていただいて、我々に投げかけていただけたらとお願いをしておきたいと思います。  以上です。 ◆和田とよじ 委員   2点お聞きしたいので、1点目は、今の時間とかそういうことを、基礎的なことで、お聞きしたいなと思っておること。それから2番目には、訓練施設についてお聞きをしたいなと思うんですけれども。  まず、1点目の、先ほど標準時間は5分ぐらいを目安ということで、質問、御回答があったと思うんですけれども、今までに、過去に最大限何分ぐらいかかったんですか。いろんな状況があるでしょうけれども、それをちょっとお聞きしたいなと。 ○大石伸雄 委員長   過去の事例ということでよろしいでしょうか。  わかりますでしょうか。 ◎警防課長   最大限のかかった時間というのはちょっと持ち合わせておりません。平成25年中の建物火災に対して、全市的な平均としては4分7秒という形になっております。  以上です。 ◆和田とよじ 委員   4分7秒ということで、標準じゃなくて混んでいるときは問題だと思うんですけれども、最近、次の質問は、大雨とか大雪とかがありますよね。それで、大雪なんかで、例えば甲陽園の坂道とか、苦楽園の坂道とかいうのがあると思うんですけれども、その辺は、消防車が入れない、上っていけないみたいな、そういうような状況はないんですか。いつもあの辺を通っていると思うんですが。 ◎警防課長   雪の状態にもよるんですけれども、基本的に消防車両はスタッドレスタイヤをはいて、状況によってはチェーンを全て巻くという形ですから、進入できるところまでは必ず進入すると。その後は、ホースを早くつないでという形で、建物には必ず一分一秒でも早く到着して、現場活動ができるように訓練をしておりますので、現体制ではそのあたり問題はないというふうに考えています。  以上です。 ◆和田とよじ 委員   問題ないということなんですけれども、スタッドレスタイヤをはいていてもずり下がるというか、そんなのは思うんですけれども、そういう、今のところは問題ないというお答えでした。そうかなと思うんですけれども。  それから次に、今お話で、例えば中津浜線なんかで渋滞があるというお話があったんですけれども、通常の平時の問題で、西宮は南北交通が弱いわけですよね。そこで、私はその神戸線を上げたらということをよく主張しているんですけれども、そのときに、神戸線を上げれば、今の時間を短縮というのを大分緩和できるなというふうに思っておられますか。それをちょっと聞きたいです。 ○大石伸雄 委員長   阪急の神戸線でよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)(「難しいな」と呼ぶ者あり)(「わかりました。そしたら、難しいので」と呼ぶ者あり)よろしいですか。 ◆和田とよじ 委員   次に、今現在救急としては、救急の、今、何カ所ぐらいで、今、たらい回しというのはよく昔ありましたけれども、今はもうないというふうに思っているんですけれども、それを一応4カ所以上、病院を聞くというのがたらい回しと言われているというふうに聞いているんです。4カ所以上聞いているというのは、何件ぐらいあるんですか、昨年度。 ◎救急課長   現在、24年度のデータしか持っておりませんが、4回以上かかっておるものにつきましては……しばらくお待ちください。 ◆和田とよじ 委員   大体でいいですよ。 ◎救急課長   はい。1,200件ほどになっております。 ◆和田とよじ 委員   それは、通常は、4カ所以上が年間1,200件あるというのは、3回ないし4回ぐらい毎日そのぐらい、4カ所以上聞いているということになるわけですけれども、それは病院も今、集中やったら受けられないということもあるの。そうすると、平均的には何回ぐらい。感じとしては、大体3回以内では、ほとんど収まっているということか。 ◎救急課長   3回以内で収まっているのが93.7%でございます。  以上でございます。 ◆和田とよじ 委員   93.7%ということで、そうすると、昔はよく問題になった10カ所とか、もう10回に近い病院というのは、ほとんどもう今はないというふうに思っていてよろしいんでしょうか。 ◎救急課長   24年のデータでは118回、10回以上はございます。  以上でございます。 ◆和田とよじ 委員   10回以上も118回あるということで、全体から見たら本当にわずかな、大分減ってきているなという感じがします。  そうしたら、次に2番目の質問にします。訓練施設の問題です。ここで今後残された課題の中で、訓練施設の新設というのは、私もそう思います。消防局さんが訓練施設を早急につくらないかんと思っています。それで質問ですが、私は去年でしたか、大雨のときに、たまたまですけれども、北口のアンダーパスのところに行ったんですけれども、そしたら、水がたまっていて、消防局の人がウエットスーツを着て、そこに車が残っていないかというので潜ってはったというのに出くわしたんです。それをずっと見ていたんですけれども、そういう事故のときに、消防員の皆さんは、訓練施設で潜水の訓練というのは、どこでやっておられるんですか。 ◎警防課長   基本的には西宮の場合、市内ですと新西宮浜のヨットハーバーとか甲子園浜の海を利用して実施していることが多いです。そのほか、あと三木市にあります兵庫県の消防学校、ここには潜水プール等ありますので、そこをお借りしまして、訓練を実施しています。  以上です。 ◆和田とよじ 委員   わかりました。そうすると、県の施設でしょうけれども、三木市にある潜水施設を利用しているということらしいんですけれども、今、西宮にはそういうものは今、ありませんよね。近隣都市でそういう潜水の訓練施設を持っているというのは、どこがあるんでしょうか。 ◎企画課長   例えば兵庫県内でいいますと加古川市消防本部、こちらは防災センターに訓練施設を持っておりまして、そちらでプールを持っております。それから、明石市消防本部、こちらもそういった潜水用のプールを保有しております。  以上です。
    ◆和田とよじ 委員   わかりました。そうすると、明石と加古川、神戸も多分持ってはるんだと思うんですけれども、阪神間でそういう訓練施設を持っているところはないということがわかりました。やっぱりそこで平成元年、平成2年ぐらいの大雨、1時間110ミリぐらいの降雨量というのは、西宮では最高なわけですね。それを考えると、今の北口のアンダーパスも含めて、今、JRの札場筋とか、そういうアンダーパスというのがありますよね。そんなのは何カ所ぐらい危険だというふうに思われていますか。何カ所ぐらいあるんでしょうか。 ◎警防課長   今、何カ所危険かというところについては把握できていませんが、基本的には市の道路のほうでポンプをしっかり回せば、水は排出できるということは聞いております。  以上です。 ◆和田とよじ 委員   平成元年か2年のときに、JRの札場筋も完全に冠水をしたんです。そのときに、実際に車も自動車も放置されていた。たしか人命のあれはなかったと思うんですけれども、そういう場合もあるので、その辺、ちょっと危険なところだけは、確かに道路部でポンプで排出すればいいということは言えますけれども、ちょっと何カ所かはつかんでおいていただきたいなというふうに要望をしておきたいと思います。  それで、最後ですが、訓練施設のことなのですが、今、消防局さんは一刻も早く訓練施設をつくりたいとお思いになっているとは思うんですけれども、今の予定は、例えば市の市長部局のほうにずっと要望されていると思うんですけれども、いつごろに訓練施設をつくろうというふうに想定されていますか。構想がありますか。 ◎企画課長   先ほどもちょっと御説明させていただきましたが、後期の事業計画の中で、平成28年度に建築費用を計上しておりまして、できればその時期に整備したいなと考えております。  以上でございます。 ◆和田とよじ 委員   法規の枠内で、しかも28年度の予算計上で考えている。その場所は新設予定の西宮消防署の敷地内に設ける予定ですか。 ◎企画課長   西宮消防署に設けます訓練施設は、消防署に最低限必要な施設と潜水プールを考えております。  以上です。 ◆和田とよじ 委員   そうすると、別途に訓練施設西宮消防署以外に設けるということは考えておられない。 ◎企画課長   総合的な訓練が可能な訓練施設は、消防署以外、別の場所で考えております。  以上です。 ◆和田とよじ 委員   わかりました。  そうすると、28年度で予定をされているのは、潜水プールと、それからその署のものということで、それ以外に別途のところでは、構想としてお持ちだということを理解しました。それでよろしいでしょうか。 ◎企画課長   潜水訓練施設西宮消防署の敷地内といいますか、西宮消防署とあわせて整備したいなと考えております。総合的な訓練施設は別途消防署以外の場所に用地を確保して整備したいというふうに考えています。  以上です。 ◆和田とよじ 委員   以上です。結構です。 ◎救急課長   先ほど3回以内の問い合わせ回数の状況を93.7%と言いましたが、93.1%でした。変更させていただきます。すみません。申しわけありません。 ◆たかはし倫恵 委員   新しい事業計画案で、今回敷地、西宮消防の面積3,000平米で、今、御説明あったように、救助訓練施設をそこに設置するということなんですけれども、これの細かい設計というか、余り私たちは聞いていませんでした。例えばこの3,000平米の敷地に延べ床4,000平米となっていますけれども、救助訓練施設、潜水プールほかとなっている、これが何平米、面積があって、出動準備室が何平米あって、大会議室、屋内訓練場等とかというのが、大体どういう割合になっているのかという施設内容について、もう少し御説明いただけますでしょうか。 ◎企画課長   具体的な細かい面積というのは、ちょっとまだ設計も入っておりませんので、お答えできないんですけれども、説明の中でいろいろな課題を御説明させていただきましたが、そういった問題をクリアするために、この面積は必要であるというふうな形で4,000平米を約という形で計上させていただきました。  以上です。 ◆たかはし倫恵 委員   しかし、救助訓練施設の規模がどのようになるかというのによって、建築の設計費用とかもまた大きく変わるのではないかと思いますし、ちょっとその辺があいまいな、きょうの段階でもお答えできないということであれば、その程度なのかなと思います。  それで、一応潜水プールは、ただ規模としては、これは建物と、さっき一体的に整備のように言われましたけれども、建物の上に、上層階に持ってくるのか、あるいは別棟に持ってきて、別の建物として扱うのかと、その辺の構想を伺えますか。 ◎企画課長   プールですので、水を大量に使ったりいたしますので、庁舎との一体化がいいのか別棟がいいのかといったところも含めまして、設計の中で検討していきたいなと考えております。  以上です。 ◆たかはし倫恵 委員   あと大会議室とかというのは、一応収容人数どのくらいで、面積どのくらいというのは考えていらっしゃるんですか。 ◎企画課長   現在、例えば阪神地区の大きな研修会とか、そういったものを当市のほうで開催しておりまして、そういう研修が実施可能であり、なおかつ雨天ですとか、そういったときに屋内で訓練ができる、そういう広さを確保したいなと考えておりますので、今の段階で具体的に何平米、収容人員がどの程度というのも、ちょっとそのあたりもまだお答えできない状況です。  以上です。 ◆たかはし倫恵 委員   そしたら、今、言われた阪神間で集まってやる会議というのは、大体どのくらいの頻度で開催されているものなんですか。 ◎企画課長   頻度といたしましては、年に1回、実施しております。  以上です。 ◆たかはし倫恵 委員   わかりました。余り細かいことが決まっていないということで、確認いたしました。結構です。 ◆田中良平 委員   私、1点だけ。先ほどの和田委員の質疑の中で、救急で出動したときの病院の問い合わせの回数、3回以上が千何ぼとか、10回以上が百何ぼとかというのがあったと思うんですけれども、中身を見ると、時間的に混みあっているとかいうのもあるんでしょうけれども、実際ではいろんな診療の科目が多岐にわたっているから、なかなか受け入れ先がないとか、中身はいろいろあると思うんですけれども、救急の現場の人からしたら、いつもここで引っかかるなとか、見えてくるものがあると思うんですけれども、市のほうも、救急は今足りてへんということで、力入れようとしているんですけれども、ニーズをどうキャッチするかという面で、ただ消防のほうがもっとこうしたほうがええんちゃうか、ここが全然足りひんやないかということを、例えば保健所のほうに意見を言うとか、感じたことを伝えるというような、そういったことはあるんでしょうか。 ◎救急課長   そのニーズというのでしょうか、多岐にわたるという、複数診療科目にわたるものがやはり多く手配回数がかかるような状況でございます。アルコール中毒、泥酔して、こけて、頭を打ったとか、骨折しているとかになりますと、骨折のところを先に見てくれとか、アルコールが抜けてからこちらのほうにというふうなところが、いろいろ多岐にわたります。それとか精神疾患を持たれていてとか、それでけがをされたとか、女性の方でしたら、腹部が痛いというようになりますと、内科系疾患と産科系疾患をどちらかを否定してから来てほしいというふうなことを言われております。いろんな場合がございまして、これが少ないと収容が難しいというのをこれからいろいろ精査して、訴えていこうかと思っております。  以上でございます。 ◆田中良平 委員   ありがとうございます。  これからということなので、その分、期待したいと思うんですけれども、救急充実するのでも、単に内科医だけか、待っておったら空白の部分が埋まるんかいうたら、そうではないということやと思いますので、できるだけいつもここが足らへんとか、この科目が足らへんなとかいうのがあったら、それを伝えていただいて、その対策をしていただくことによって、また救急が充実していくということにつながると思うので、ぜひともそれをお願いしたいと思います。ありがとうございました。 ◆ざこ宏一 委員   先ほどから話になっております一つは、訓練施設の問題なんですが、訓練施設の充実ということで、僕も訓練のところを見に行って、ロープの上を通ったり、何メートルかの消防署の上に乗ってみたり、いろいろ訓練の様子を見せていただいたことがあるんですが、通常の訓練というのは、その辺の訓練というのは、どこでもやれることやさかい、その施設というよりも、僕は西宮には大規模災害、大規模火災、例えば山口町、あれは何年前やったか忘れたけれども、量販店の火災、あれで1人亡くなったというのがありますね。だから、そういうふうな訓練、大きな災害、前の本会議にも質問したとは思うんですが、大きな災害の、そういう訓練はどうされているんですか。まずそれから。 ◎警防課長   毎月1度以上、各消防署単位で月別警防訓練というものを実施していまして、これが通常建物火災というものを実施しているんですけれども、それが複数台の消防車両が連携して行う訓練ということで、まずやっております。  それ以外には、阪神地区の応援体制の強化ということで、年に1回集まって、各、どこかの市が担当になっていまして、集まって、そこで火災の訓練とか山火事の訓練とか救助訓練とか含めて、大規模な災害が発生した対応の訓練を実施しています。  以上です。 ◎警防部長   先ほど警防課長の長谷川が申しました訓練以外に、委員がおっしゃいました大規模な訓練、実際に火を燃やしたりとか瓦れきの訓練で、ある一定、通しの訓練に関しましては、兵庫県の消防学校が一応しているのがございます。そこへ派遣いたしまして、そういった実践的な訓練を年1回ですけれども、やってございます。 ◆ざこ宏一 委員   訓練はそうしておやりになっているようですが、例えば山口の量販店の火災で1人亡くなった事件が一番大きな、最近ではああいう大きなのはなかった。例えばこの近くの量販店行ったりして、僕はそういうところ行くのが好きですから、よう行くんですが、これもし火事になったら、どないするんやろなというような状況が多いですよね。南のほうのところでも、木材がもうざっといっぱい積まれているというような、ああいうところの火災になったら、果たしてどうなのかな。だから、実際のロープ乗ったり、消防自動車に乗ったりということではなしに、そういうことに対する、これも相手方のあることやから、ほったらかしにできひんのやろうけれども、その辺の訓練というのか、指導というのか、やっぱり訓練もさることながら、そういうことが起こらんようにすることがやっぱり訓練の一つやと思って、そのことに関して何かやはりおやりになっていますか。 ◎警防課長   12月20日が、その量販店で1名亡くなった殉職事故の日で、消防、安全を誓う日ということで、昨年がちょうど10年になったということで、いろんな研修会、通常も前後3日間、必ず所属で訓練、研修、資機材の点検をするようにという形でやっております。  昨年は、鳴尾地区で、先ほど言い忘れましたけれども、量販店を実際に借りて、閉店後、その訓練を実施させていただいております。それで、こういう場合は危険なので、こういう活動をしないようにということは、訓練終わった後に必ず検討会も実施して、同じ過ちがないようにというか、同じ事故がないように取り組んでいるところでございます。  以上です。 ◆ざこ宏一 委員   ですから、相手方、商売人さんにもそういう注意をこちらからよくするということは肝要ではないかなというふうに思いますので、その点もよろしくお願いしたいと思います。  それともう一つは、このエリアの問題なんですが、このエリア、円で書かれると、円みたいなのは誰でも書くんですけれども、この三つ、例えばこれで人口数、世帯数、それからそれに対する職員、つまり機材の配置というのは、どんなふうになっていますか。 ◎企画課長   今回、管轄区域を変更いたしまして、浜分署が鳴尾消防署の分署となったわけでございますが、それに合わせて、担当区域管轄区域を変更しております。変更後の鳴尾消防署の本署と分署の、まず人口が約14万人、これは平成25年9月の数字を基本としております。人口が約14万人、世帯数は約6万3,000世帯、防火対象物の数につきましては約3,000です。職員数は、本署、分署合わせまして88名でございます。  以上です。 ◆ざこ宏一 委員   それなら一度、前にもらっているかわからへんけれども、表にして、何かわかったら、全部、今、鳴尾だけ説明あったけれども、ほかも含めて一度、今はいいですけれども、資料としてもらえたら幸いですので、よろしくお願いいたします。  ですから、要するにただ円を書いた、色を塗ったということだけではなしに、ここは道が狭い、先ほどそういうのがあったように、山へ行ったら、道大変やでとかいうふうなことがあると思いますので、そのことも含めて、一度、もちろん計算、そんなことも考えてやってはると思いますが、その区分の、今、鳴尾以外のことも今度資料としていただければ幸いだと思います。ほんなら結構です。 ○大石伸雄 委員長   よろしいですか。  そうしたら、今、前回の所管の説明の資料で出せますか。 ◎総務部長   9月6日付で……出せます。 ○大石伸雄 委員長   そうしたら、それを再度、申しわけないですけれども、お願いします。 ○山田ますと 副委員長   1点質問だけで、あと1点、述べて終わります。  西宮消防署の話で、築48年が老朽化というのを僕、聞いていまして、それが今回のアサヒの土地に行くのはよくわかった話やったんですけれども、これだけ狭くて、これだけ機能性が悪くて、これだけ不自由があったというのを初めて知ったわけで、本当に申し訳ないんですけれども、このほか全体8分署ありますね。西宮消防署を除いて7分署というのは、こういう同じような不自由、ふぐあいというのは、施設的に、規模的にもあるんでしょうかというのをお尋ねしたいんですけれども。 ◎企画課長   西宮消防署もこういった状況なのですけれども、甲東分署、今回建てかえを計画しておりますが、甲東分署につきましても、やはり非常に敷地も狭く、建物も古く、建物の内部も老朽化したというような状況です。  ほかの消防署につきましては、職員を増員しておりますので、やはり場所によっては狭いというようなところも感じるところはございます。  以上です。 ○山田ますと 副委員長 
     それがどこなのかいうのは、言えるんですか。余り言わないほうがいいんですか。言っていただいたらいいと思うんですけれども。 ◎企画課長   どこというのはなかなか難しいところなんですけれども、仮眠室が現在一部個室化しておりますけれども、ほとんどがこういう大部屋で雑然と寝ているような状況ですので、特にやはり仮眠室というところは、どこの署においても狭いという印象がございます。  以上です。 ○山田ますと 副委員長   今後5次総以降というふうになってくるんだと思うんですけれども、しっかりその辺またどんどん計画を上げていただければというように思います。お願いします。  あと意見なんですけれども、市民の方がアサヒの跡地に行く西宮消防署が本庁と思っている方がいらっしゃったりするんです。ですから、西宮消防署のまだ北手に本局、消防局の本庁があるということを御存じない方がいらっしゃるんだと思うんですけれども、それが整備されると思っている方がいらっしゃったりします。  あるいは、防災センターが今度教育委員会のところと見直していくというふうな話も出ていますけれども、そういったことをしっかりまた広報が、我々もしていきますけれども、市の広報のほうとまた協議していただいて、正確な情報が伝わるように、今後のこの構想が具体化していった暁には、しっかり出していっていただければなと思います。  あと、訓練施設で、市の今の活用に困っているような場所があるんでしたら、そういったものをまた皆さん方のほうで提示したり、あるいは計画の案を出していただいたりしながら、していただいたらいいと思いますので。総教の広いグラウンドなんかもありますからね、あの総合教育センターの。そういったところがそういった場所に仮に使えるんだったらというのもありますし、どんどん意見を出していただいたら、我々、推せる意見は推していきたいと思いますから、お願いします。  以上です。 ◎警防課長   先ほど和田委員のアンダーパスの件で、すみません、私のほうが市の道路のほうがポンプを回せば問題がないかという話をさせていただいたと思うんですけれども、基本的には、はっきりとした数字はちょっと覚えていませんが、大体約50ミリの時限雨量の分については、ポンプを回したら、その排水が可能だという話をしたら、かなりの雨が降った場合は、当然水がたまるという形にはなるかと思います。  それで、実際には阪急西宮北口の駅のところのアンダーパスやJRの札場筋、あと、神祇官とか津門川沿いのJRの下も高架になっています。あと武庫川右岸線の阪神電鉄の下もなっていますが、そこにつきましては、我々も大雨のときは管内巡視という形で、消防車両を走らせて巡視をしたり、通報があれば、即座に現場にかけつけて、活動をしてまいります。  以上です。 ○大石伸雄 委員長   ありがとうございました。  それでは消防力についての協議はここで終わりたいと思います。  ここで説明員の交代をします。御苦労さまでした。    (説明員交代) ○大石伸雄 委員長   それでは続きまして、施策研究テーマの防災についてのうち、災害時要援護者支援についての所管の協議を行いたいと思います。  それでは、当局の資料説明をよろしくお願いします。 ◎地域防災啓発課長   本日は災害時要援護者の支援について、我々の組織のほうでどのように進めるかについて御説明をさせていただきます。  まず、お手元の配付資料について確認させていただきます。取り組みの流れということで、縦のA3の資料が1枚。そして、A4でホッチキスどめになっておるかと思います、3枚。この資料をお持ちいただけているかと思います。説明させていただきます。  A4のこのホッチキスどめのほうをごらんいただければと思います。  災害対策基本法が昨年の6月に改正されまして、この1枚目に書いております①から④の報告が市に、あるいは自治体等に義務づけられた内容が書かれております。  特に①のところ、避難行動要支援者の名簿の作成を市町村に義務づけるとともに、その撮影に際し、必要な個人情報を利用できるようにしなさいということが一つ。②のところで、避難行動要支援者御本人からの同意を得て、平常時からの消防機関や民生委員等避難支援等の関係者に平常時から情報提供するということがまず義務づけられた。この①、②の2点が大きい内容になっているかと思います。  ③におきましては、災害が発生して、あるいは発生のおそれがあるときには、御本人の同意の有無にかかわらず、名簿情報を避難支援の関係者に御提供する。④のところは、名簿情報の提供を受けたものは、その守秘義務をきちっと守っていただくと。市町村がその支援団体等に守秘義務を課すと。名簿情報の漏えいの防止のために必要な措置を講ずるということが改めて書かれており、名簿を平常時からいかに有効に活用するかという観点で、災害対策基本法は改正されたということを改めて御説明させていただきます。  2枚目をごらんください。  我々、災害時要援護者、ちょっとおさらいでございますが、改めて防災上何らかの御配慮が必要な方々ということでございます。①から⑤の内容の部分の方がいろいろおられると思います。  その中で、今回の災害対策基本法におきましては、避難行動要支援者というふうに、そのうち位置づけまして、真ん中の点々で書いていますところのとおり、災害時要援護者のうち、自力避難が困難で、避難に当たって特に支援を要する方という方に対して、避難行動要支援者というふうな位置づけをされておられます。  そういった方を特に今回我々の取り組みの中でも注目をして、避難の支援を中心にさせていただかなあかん人というふうに位置づけさせていただきたいと思います。  このA4の横の紙の下のところでございますが、避難行動要支援者で、点々と矢印を向けさせていただいている中に、A、B、C、Dという区分がございますが、Aの区分、Bの区分が避難行動要支援者という対象になります。それから外れるCとDが広い意味での災害時要援護者という方になると思います。  Aの区分は、家族等の支援が得られないということで、地域の支援が必要な方がA区分。Bの区分は、自力でもちろん避難できないんですけれども、御家族の支援で避難ができるのではないかという方がBの区分になっております。  すみません、3枚目をごらんください。  本市の避難行動要支援者、先ほどの2枚目のA区分、B区分の方々につきまして、内閣府が出しております避難行動の支援に関する取り組み指針の中で、中身の事例が四角の中に書いています1から6の項目の方を対象とする事例が書いております。本市といたしましても、この1から6の方を対象者とさせていただき、今後の我々の取り組みの該当する方として、考えさせていただいております。  読み上げさせていただきます。1、要介護認定3から5を受けておられる方、2番、身体障害者手帳1、2級の1種を所有する身体障害者の方、3番、療育手帳Aを所持する知的障害者の方、4、精神障害者保健福祉手帳1、2級を所持する方で、単身世帯の方、5番、市の生活支援を受けている難病患者さん、6、上記以外で避難支援団体、自治会などの支援の必要を認めた方と、そういった方の支援を、まずさせていただかなあかんとして位置づけさせていただきました。  なお、これらの区分から外れるような方々や地域の避難支援が必要と考えられる方々につきましても、これから説明します流れの中で、登録の必要があるという方につきましては、もちろん支援していく必要はあると考えております。  乳幼児や妊産婦の方々、あるいは先日協定締結いたしました外国人の方々、西宮市国際交流協会とも締結しましたが、そういった方々も後方支援の考えを持っておりますので、全く断ち切るという考えではございませんので、御理解いただけますようお願いします。  A3の紙のほうをごらんいただければと思います。  上部のところにつきまして、①から④につきましては、災害対策基本法の改正された内容を改めて記入させていただきましたので、この分につきましては、説明省略させていただきます。  このペーパーにつきましては、我々今後この災害時要援護者のうち避難行動要支援者をどのように地域の方の中から見つけるといいますか、御登録いただくといいますか、その流れと地域のほうにどのように名簿を渡していって、そして、最終的にどのような支援をしていただく、あるいは避難行動をともにとっていただくかというような流れを書かせていただいたつもりでございます。  説明の冒頭に先立ちまして申し上げさせていただきますが、我々のこの進め方につきましては、神戸市のような条例の制定で、避難行動要支援者の名簿の作成を進める考えではございません。あくまで同意の方、あるいは不同意の方、特に不同意の方などにつきましては、あるいは手を挙げられなかった方につきましては、面談にて御本人の支援を直接お会いするなどして確認をとっていくことが、御本人のためにいいのではないかなと考えております。  そういったことに沿って、特にこのペーパーの⑥、⑦のところで詳しくお話させていただければと思っております。  また、この表の①から⑫まで書いておりますが、その四角囲いの左上のところに、丸の中に健とか丸防とか丸地とか出ております。これは、健が健康福祉局が主体的にこの業務をつかさどる。防につきましては、我々防災危機管理局がその業務をつかさどる。地は地域の支援団体がその業務を中心的につかさどるというふうに御理解いただければと思います。  それでは、①でございます。避難行動要支援者の名簿の作成でございます。  この名簿作成のところでございますが、先ほど申しました避難行動要支援者の名簿の作成の業務でございます。現在のところ、健康福祉部局が中心となりまして、名簿の作成を進めております。関係各課、庁内のいろいろな情報の共有の調整は終わっております。おおむね最終段階の確認作業が残っているところでございますが、おおむね完成に近づきつつある状況でございます。  ②避難団体になり得る団体等への働きかけ、手上げ方式ということで、ここで手上げとは書いておりますが、避難行動要支援者に対しての支援を行っていただく団体に手を挙げていただくというもので、避難行動要支援者御本人に手を挙げていただくという内容ではございません、まずやる気のある団体から手を挙げていただきたいというものでございます。  基本的には、例えば自治会、自主防災会等の地域に対して、今回の取り組みの趣旨の説明や登録を進めていくというものでございます。具体的には説明会を行ったり、パンフレット配布による広報を初め、その他市政ニュース、ホームページによる広報も行っていかなければならないと考えております。  ここで注意しなければならないのは、まず支援団体になってみたものの、こんなことまでするのか、このようなことはできない、難しいといった思い違い、勘違いというようなことがないように、この段階で、支援団体になられる御予定の方、団体に、十分丁寧に、受け持つ範囲の責任範囲はどこまであるかとか、具体的に支援の方法はどのようにするのか、名簿の管理をどのようにする、あるいは守秘義務はどのようにしていっていたらいいのかというような細かいところをきちっとまず説明をし、御理解いただく。そして手を挙げていただき、そういったことで、前向きな姿勢がある団体であれば、必ずこの取り組みができるような入り口のところをきちっと説明する必要があると考えております。  そして、③番、避難支援団体の登録受付。そういった②番での御理解をしていただいた上で、避難支援団体の持つ地区範囲や名簿の取り扱い、あるいは支援活動の方法などについて、市に確認書を支援団体から提出していただいて、避難支援団体として決定させていただきたいと考えております。ここの業務の中心的な部分は我々防災危機管理局が行います。  そして、④でございます。民生委員・社会福祉協議会へ説明。地域の避難支援団体が決まって、すぐ地域のほうに入っていくのではなく、まずその地域におられる民生委員さん、あるいは社会福祉協議会さん等に対して、この地域がそういった活動をし始めはりましたよというような情報をまずお話しさせていただかなあかんのかなと思います。そして、これら民生委員さん、社会福祉協議会の皆様が、この地域の取り組みに対して前向きにうまく進むような後方支援をしていただけるようにまず御理解していただき、その地区が持つ範囲なども改めて御理解していただく中で、十分な説明を行っていくということがまず第一だと思い、ここで④番といった説明の部分があります。ここで説明させていただかなければならないと思います。  そして、⑤番、避難支援団体による地域への取り組みへの広報・啓発。ここで地域の避難支援団体から地域のほうに直接広報のビラの配付をさせていただく。そこのビラには、今回我々がこういった避難支援を取り組むことになりましたと。地域の皆さん、こういう取り組みを進んでやりましょうといった取り組みの趣旨とあわせて要援護者、あるいは避難行動要支援者の方々につきましては、できるだけ恥ずかしがらずに手を挙げていただき、地域全体で助けるような仕組みになるような、地域が頑張るということで、そういった方々への呼びかけもあわせて地域のほうからしていただくというふうに考えております。  このことは、次の⑥番でダイレクトメールというふうに書いておりますが、市がダイレクトメールで避難行動要支援者御本人に呼びかけをする前に、地域のほうでこういった取り組みの機運を高めていただくとか、情報共有していただく趣旨ということが大事と思いまして、⑤番の段階で、この情報を地域の中で共有していただくということがまず大事だと思います。  そのことで、⑥番のダイレクトメールが直接来たとしても、この間、地域が言うてたこの話やなというふうに、避難行動要支援者の方も御理解いただきやすく、すぐ必要があると思い、⑤番にその作業といいますか、この流れを入れております。  そして、⑥番、市による避難行動要支援者のダイレクトメールによる登録勧奨、同意取得ということで、先ほど①番で作成した名簿を基本に、その地域におられる避難行動要支援者の方々に市がダイレクトメールを送らせていただいて、そして、こういった地域のほうが助けるという仕組みを始めているので、登録をしてくださいという登録勧奨、同意取得の手紙を送らせていただくということで考えております。  そして、そこで市がそれらの返事をいただいた中で、オーケーといいますか、同意をしますよという方々につきまして、一旦システム入力を行い、仮名簿を作成して、我々のほうで仮名簿をつくっていくという作業が⑥番でございます。  そして、⑦番に移ります。他の方法による避難行動要支援者の登録勧奨ということで、避難支援団体が受け持つ範囲に仮名簿の作成をした部分をお渡しするというまでの以外に、そこで不同意の意思表示以外といいますか、はっきり意思表示をされなかった方々につきまして、どうなのかというような確認作業が要ると思います。はっきり手を挙げられた方とそうじゃないという意思の方は、それはそれであると思うんですけれども、そうじゃない、全く意思表示をされなかった方につきましては、ここに書いております、まず、ちょっと小さい字であれなんですけれども、まず、四つ点があると思いますが、一つ目の点として、避難支援団体によって、改めてあの方はやっぱり支援が要るんじゃないかなというふうなことに関しては、地域の団体からまた声をかけていただくということ。  あるいは、二つ目の点でございますが、民生委員さんによって高齢者実態把握調査のときにもう一度声をかけていただくということ。あるいはケアマネジャーさんによる登録勧奨、何らかの介護のサービスを受けられている方、あるいはその下の基幹相談支援センターや居宅の事業者によるサービス、そういった事業者が入っておられる方につきましては、事業者のほうから声をかけていただくというようなこともあわせて声がけをして、全く手を挙げられなかった等のフォローといいますか、そういったフォローをきちっとしていかなあかんというところを⑦番でさせていただきたいと思います。  そういったことで、⑥で手を挙げられた方、あるいは⑦番のフォローで、後追いで手を挙げられた方、そういった方をもう一度⑧番のところでシステムベース化、データベース化をきちっとさせていただいて、名簿をきちっとまずつくるという作業が必要かと思います。  そして、⑨番のところで、そういったペーパーベース化できた名簿を支援団体に初めてお渡しするという流れになると思います。  それから、⑩番のところで、避難行動要支援者と避難支援団体による個別避難計画を策定していく中で、名簿を見て、どのような避難を具体的にしていくかというのは、地域に名簿をお渡しして、そこからどのように個別の避難をどうしていくかという話し合いを、この⑩番のところできっちりしていくということになります。  すみません、⑧番のところの右下の点々で囲んでいるところ、あるいは⑩番のところで点々で囲っているところ、こちらのほうにつきましては、不同意の意思をあらわされた方につきまして、どういう状況なのかということを確認の必要があるということで、この点々のところを書かせていただいております。  手を挙げられた方の⑥番のところ、⑦でフォローでまた手を挙げられた方はいいんですけれども、そこから漏れた方はどのようになっているのかという確認も必要かと思います。そのところにつきましては、⑩番の個別支援避難計画を策定する中で、手を挙げられなかった方につきましては、⑩番の右下の点々の括弧の中に書いていますように、健康福祉局等が主体となって、その方にお会いするなど、面談するなどして、あなたは家族の支援がちゃんと得られているんですか、そうじゃないんですか。そうじゃない場合は、やはり地域の力の支援が要るんじゃないですかというような声がけもさせていただきながら、その方のまたすくい上げもしていくということをあわせてさせていただかなければならないと考えております。  そういったことも踏まえて、⑩番のところを経て、⑪番の避難訓練等に結びつけていき、実際の災害に備えるような訓練に結びつけていくということを考えております。  そういった流れで、また来年一からスタートして、毎年毎年確認の作業等いろいろな方のすくい上げ、こういった流れで、今後の手続を進めさせていただければというふうに我々担当部局、考えておる次第でございます。  以上でございます。 ○大石伸雄 委員長   ありがとうございました。  当局の説明は終わりました。  それでは、質疑に入りたいと思います。  質疑のある方はおられますか。 ◆松山かつのり 委員   私のほうから1点だけなんですが、この名簿作成について、この名簿というのは、どこまでの情報をデータベース化しているんでしょうか。 ◎地域防災啓発課長   名簿につきましては、もちろん御本人のお名前、御住所のほか、避難支援を要する理由、介護の程度、身体障害者なのか介護なのか、あるいはその他の状態なのかというとこら辺を簡単に記述させていただき、避難支援団体に提供させていただかなあかんと思っております。  ただし、個人の細かい情報につきましては、避難支援に必要とする範囲で情報を提供することが、必要以上のことはお話しする必要ないのかなと思っておりますが、その辺はちょっと十分注意しながら、最低限の情報をお渡ししていかなあかんと思っております。 ◆松山かつのり 委員   では最後、マイ避難プランという言葉、初めて聞いたんですけれども、マイ避難プランというのは、どんなもんなんでしょうか。 ◎地域防災啓発課長   マイ避難プランにつきましては、本来我々、この取り組みは地域の力でそういった援護を必要とする方を助けていくということになると思っておるんですけれども、その方自身がいろいろ御家族でもう助ける仕組みができているよとか、あるいは介護事業者との中で助ける仕組みができているということでしたら、何もわざわざ地域の力をおかりすることなく避難ができていくという体制ができておれば、それは今、ちょっと単語として避難プランという言葉は出ておるんですけれども、その形の中で御登録いただくといいますか、簡単な様式を我々ちょっとつくらせていただいて、あなたはこの方に助けてもらうというようなことを書面で確認させていただくというような形をマイ避難プランという形で、今後進めさせていただきたいと思っております。 ◆松山かつのり 委員   そのマイ避難プランというのは、自治会や防災会に名簿と一緒に渡るんでしょうか。 ◎地域防災啓発課長   あくまでこの御同意いただけなかった方に対してのマイ避難プランということでございますので、地域のほうには直接この情報はちょっと行きわたらなくなるということでございます。 ◆松山かつのり 委員   はい、結構です。 ◆和田とよじ 委員   1点だけ。今回はまだ導入部分のときの検討しておられるところなので、1点だけお聞きしたいと思うんですけれども、本格的にそれが出た段階でお聞きをしたいと思いますが、この問題は、広義のいわゆる災害時要援護者と、それから避難行動要支援者を絞り込んでいく、それの間をどうとるかということやと私は思っているんですけれども。つまり、どう避難行動要支援者をどう囲い込みをするのかという問題点に帰着すると思うんです。  そこで、3点の質問をしたいと思います。  まず、避難行動要支援者名簿を1から6まで、例えば要介護認定の3から5まで受けている人とか、6項目に切っておられますよね。この数は、全体でいいんですけれども、これでどのぐらいの数になりますか。こういうのは想定していますか。 ◎地域防災啓発課長   現在、我々健康福祉局からの数字の情報を聞いておる範囲では、約1万人弱の方がこの名簿対象になるというふうに聞いております。 ◆和田とよじ 委員   1万弱ですね。  それでは次に、この6項目に入っていない、そもそもこの対象者から外れていることについて、ちょっとお聞きしたいんですけれども、要援護者には、例えば乳幼児とか児童とか、あるいは外国人とかいうのが入っているんですよね。幼児、児童はこの中に入っていないわけですけれども、その中でも、例えば児童福祉法は18歳までが児童です。そういう施設に入っておられる子供たち、例えば親がない子とか。そういう施設には、そもそもこういうのが入っていないということになるんですが。  これは内閣府の指針に基づくものなので、それは仕方ないとしても、そもそも対象から外れている乳幼児とか、それをどう取り組んでいくのかというのは、これはちょっと要望として、まだこの段階として、その答えをもらうということはいたしませんが、それをちょっとお願いしたいと思います。  それから次に、最後ですが、この国の内閣府の取り組み指針、6項目ありますでしょう。これの中で、例えば2番目の身体障害者手帳1、2級の人たちというのも、それは重度の、あるいは療育手帳のAというのは、非常に重い方々のことなので、次に言いたいのは、この対象には、要援護者じゃなくてそもそも入っていない人は別にして、入っているんだけれども、級ごとによって入らなかったという人がこの中にいらっしゃるわけです。つまり、身体障害者の3級、4級、この人たちですね。ですけれども、ほとんど1、2級といえども、3級と4級とはほとんど変わらない。手帳を受けた時点では、3、4級だったけれども、実際に1、2級だった、実質的にという人たちもいるわけです。  こういう方々をどういうふうに見るのかということなので、最後にこれだけ質問しますが、どこかで線を引かないかんということなので、6項目の内閣府の指針で行くというふうに考えられているんですけれども、これを西宮市はもう少し幅を広げて考えるおつもりというのは、今のところありませんか。それだけちょっとお聞きしたいと思います。
    地域防災啓発課長   この取り組みの我々が捉えようとする1から6の項目につきましては変更する予定はございませんが、ただ、取り組みの考え方として、今、委員おっしゃられた3、4級の方でも1、2級に相当する方につきましては、いわゆるこの避難行動要支援者名簿に登録すべき方だと理解するべきだと考えておりますので、そこら辺の取り組みの方向につきましては、地域での声が上がってくることはもちろんでございますが、我々もどこまで積極的にその方をとらえていくかということについては、今後ちょっと十分勉強といいますか、研究させていただきたいと思っております。 ◆和田とよじ 委員   この問題は非常に難しいけれども、いわば広い外円のどの部分を、コアな部分に認定するかという問題につながって、実際には、現実の生活で、家庭の中でお困りの人たちというのはあるわけですね。  例えば精神障害者の福祉手帳1、2級とか療育手帳Aの方とか、そういう方々は自分では判断できない。したがって、その家族構成によって随分変わってくるんです。随分変わってくるので、そこの辺のやっぱり金科玉条のように、この内閣府の指針だけで限定せずに、本当に実質的に取り組みを積極的に市もやるべきだというふうな認定を、やっぱり柔軟にこの取り組みを考える場合、難しいですけれども、どこか線を引かなあかんねんけれども、それはやっぱり考えていただきたいなというのを最後に要望しておきたいと思います。  以上です。 ◆たかはし倫恵 委員   今、和田委員さんからもお聞きされたところですけれども、特にこの避難行動要支援者名簿の対象者が今言った1万人と言われましたけれども、その内訳がこの6項目、6以外でいくと割と機械的に判別されてくるのかなというふうにも思います。  その後、区分Aと区分Bというのを、この分け方ですけれども、これは一体誰がどういうふうにして分けていかれるんですか、手続の。 ◎地域防災啓発課長   Aの区分とBの区分をどのように分けていくかの具体的な説明でございますが、我々先ほどの予算のフローチャートの流れの中で、まず手を挙げていただく、地域の支援を必要とされる方、手を挙げていただくことになると思います。そういった方がまずこの区分のAのほうにまず分類されてくると思います。  そこから外れる方が、単純に言うとBの区分になるということになると思いますが、先ほどの説明の⑦のすくい上げ、⑧、⑨といった流れの中、あと⑩のところの、また、マイ避難プランとのつりあいの中で、マイ避難プランだと思っていた方が、実はやっぱり地域の方の支援が必要じゃないか、例えば身寄りがあるとおっしゃっていたんだけれども、その身寄りの方が本当は大変遠いところに住んでおられて、そんなん現実的にいざというとき、来られる時間がかかるじゃないですかとか、そんな方は、やはり地域の方の支援が要るんじゃないんですかというような、粘り強いお話もさせていただきながら、こういった、どちらに入られるかといいますか、そういったところを十分お話しさせていただきながら、決定していくことになろうかと思います。  以上でございます。 ◆たかはし倫恵 委員   そこの実態を見て、どう判断するかというところがやはり一番大変なところだと思うんですけれども、私は現実にこれだけの名簿を作業するといっても大変な労力ですから、その労力をかけて、地域の方にもお願いし、たくさんの方を動員して、こういう作業が始まろうとしているわけですけれども、実効性のあるものにしないと意味がないですよね。なので、やはりただ機械的に振り分けて、これができた名簿ですよと渡して済むような問題では全然ないので、これが本当にちゃんと地域のすくい上げというか、困っている方に避難できるようになるにはどうしたらいいかというと、やっぱりすごいきめ細かい作業が、たくさんのここに書き切れないものがいっぱい要ると思うんです。  今、かかっていらっしゃる職員の体制ですけれども、一体これは何人でやろうとしているんですか。 ◎地域防災啓発課長   作業の人数につきましては、この4月から新しい災害避難支援課という課、こちらの課長のほうが中心となりまして、専属の課がまずできております。そしてまた、我々地域防災啓発課も何もするんじゃないということではなしに、自主防災の窓口の課でもございますので、地域も一緒に入っていくということで、我々の課で課長以下6名、災害避難支援課、課長以下3名という体制の中で進めていくということはまず必要かと思いますし、状況によっては、局全体での対応も考えていかなければならないと考えております。 ◆たかはし倫恵 委員   今までの体制よりもプラスしてふえているということですか。何名ふえたんですか。その災害避難支援課がふえたのはわかるんですけれども、地域防災課が分かれたというふうに考えるのか、どういうふうになっているんですか。 ◎地域防災啓発課長   人間の頭の数だけ申し上げさせていただきますと、去年地域防災啓発課、課長以下職員7名おりました。それがことし6名ということで、1名減にはなっておりますが、新しい災害避難支援課が3名増となっておりますので、全体的には2名の増ということでございます。 ◆たかはし倫恵 委員   わかりました。ちょっとでも2名の方で、どのぐらいこれが実際にできるのかなというのは、ちょっと不安ですけれども、とにかく法律ができたから名簿をつくって、それに当たる作業を機械的に振り分けてやって、そういう説明会をやってという、マニュアル化した作業にのっとってやることに意味があるのではないことは、もう皆さんよく御承知だと思います。なので、やはりきちんと地域の実態とか家族の方の状況を見るためには、やはり人手が要りますよね。専門できちんと見る人とか、あとやはりシステムをつくっていかないと、単なる名簿づくりに終わってしまいますので、そうならないように、やっぱり改めて体制をきちっとつくり直すといいますか、実効性のあるものにしていただきたいというふうに思います。  以上です。 ◆ざこ宏一 委員   1点なんですけれども、なかなかすばらしいものをもらって、いただきます。この中にいらっしゃる方は誰も経験ないと思うんですが、最近僕は介護で経験したことがあるんですが、10日に1回ぐらい、これぐらいの四角い黄色い紙、そこにいろいろ書いてあって、どないもないですかとか、地域、近隣への異常はなかったですと書いて、最後に「寿交番署」と書いてあった。名前が、警官の名前かな、書いてあったんですけれども、これ見ても、説明の中でも、消防とか警察とのかかわり合い、そういうものが全く説明もないし、お話にも出てこなかったんですが。そういうふうな警察が何のために僕のところに来てくれているのか、知りませんけれども、どんな資料を持って来てくれているのか、全くわからなくて、聞きに行ったわけやないですから、それも頻繁に、10日に一遍ぐらい入っておるわけです。  やっぱり警察も警察として、いろいろ心配してくれているのかなというふうに思うんですけれども、その辺の連携を、要望になりますけれども、よく警察と消防とも連携とってやらんことには、これは大災害ばかり言うてはるみたいですけれども、例えば1番、このあいだ十三で火事があった。ああいうところは絶対避難せないかんわけですから、そういうふうな津波とか地震だけじゃなしに、小規模いうか中規模の災害で避難せないかん人だってあるわけですから、そういうところはやっぱり警察なり消防との連携をせないかんの違うかなと思いますので、その点、もしそれは十分やっているよということならそれでいいんですけれども、何かなければ要望にしておきますけれども。 ◎地域防災啓発課長   委員おっしゃられたとおり、警察あるいは消防の連携の部分で、この取り組みを進める前段のところで、我々災害時要援護者の指針を改定していく必要がございまして、改定に当たりましては、災害時要援護者支援連絡協議会という会を立ち上げ、その会には、今言われた消防の方、警察の方の関係の方々に来ていただいております。もちろん民生委員の方々、福祉関係の方々に来ていただいておりますので、そういったことの中で、この取り組みの趣旨を御理解いただき、災害の経緯に応じて見守りといいますか、それによっても地域と、あるいは地域だけじゃなくて、今言われた消防、警察とのかかわり合いも十分お話し合いをさせていただく場は必要かと考えておりますので、委員おっしゃられた点についても十分留意し、今後の協議会を進めさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆ざこ宏一 委員   よく連携をとって、遺憾のないようにお願いいたします。  以上です。 ◆田中良平 委員   大分具体的な形で資料が具体的な形で出てきたので、ちょっと手続のことで、名簿の提供の仕方についてお聞きしたいと思います。  支援団体の手上げ方式なので、地域によって支援団体があるところとないところというのがこれから出てくると思うんですけれども、ここに出てくる例えば民生児童委員なんかは全市的にカバーできる。西宮の個人情報保護条例では、審議会で公共性を認定していただければ、名簿は提供できるいうことになっていて、現在も市の部局内ではその方法で名簿が提供されていると思うねんけれども、民生児童委員なんかは、法定に基づいて組織されているものであるし、守秘義務等整備されているので、十分審議会の同意で名簿が提供できると思うんやけれども、その方法をとる考えはないんでしょうか。 ◎地域防災啓発課長   まず、災害時要援護者のうち、避難行動要支援者の方々に呼びかけたときに、手を挙げていただくという、御同意いただくときの条件として、情報の提供先にもちろん市、警察、消防、民生委員、児童委員、社会福祉協議会、地域の避難支援団体、避難の実際支援をされる御本人の方とか、そういった方には手を挙げられた方の情報をお渡ししていくということを前提に、この取り組みを進めたいとは考えておりますので、そういうふうな形でございます。 ◆田中良平 委員   わかりました。あくまで審議会で問う形はとらずに、全て同意でいくということです。それについては、私もどっちがいいのか、まだ。要するにこの間の神戸なんかで聞きますと、手上げしてくれない地域もたくさんあるみたいで、限定された地域だけでダイレクトメールで、限定された地域しか手上げされていないということなので、全体的にカバーされる民生児童委員なんかは、その方法をとってもいいん違うかなと思うんやけれども、ここでは、今、この状態でお受けしておきます。  あとはダイレクトメールで個人同意をとるんですけれども、意思能力のない方、返事ができない方、これについてどうされるのか。成年後見人も選任されていない場合は、もう積極的に市から市長申し立てでやっていくのか、どのようにお考えなのか。もうその人は同意がないものとして、名簿に載せないのか、どういうふうに考えておられるんですか。 ◎地域防災啓発課長   今、委員おっしゃられた能力のない方、要はお返事が多分そういった方は十分お返事いただけないという可能性がありますので、我々このフローチャートの、先ほど言いました⑥での漏れた方に該当するという中で、⑦番の取り組みの部分で、改めて避難支援団体さん、あるいは民生さん、ケアマネジャーさん、その他の事業者さん等のすくい上げをまず期待するといいますか、そういったところをまずフォローしていただきたいというところはございます。  そこから漏れた方につきましては、先ほど言いましたマイ避難プランに該当するかどうかにつきまして、市の職員が出向いていくということをさせていただき、可能な限り漏れがないような、すくい上げといいますか、体制をとるということを今現在考えております。 ◆田中良平 委員   ⑦番のフォローの方法と、マイ避難プランの辺はわかるんですけれども、今、私が例に挙げたこういう能力のない方に関しては、一切これは、何ぼ話して「はあ、はあ」言うても、その「はあ」は意思能力がないわけですから、それをどうフォローするのか、市で成年後見の申し立てをもう積極的にやっていくのか、それともこのやり方ではもう同意がとれないから、この名簿には登載しないというのか、どういうふうにお考えでしょうか。 ◎地域防災啓発課長   すみません、回答になっていなくて申しわけなかったです。  委員の今おっしゃられた件につきましては、具体の取り組みを進める中で、今現在、答えはちょっとないんでございますけれども、どういった形がそういった方の対応に答えを導き出すいい方法、これから見つけ出していくという段階でございまして、今、ちょっとこの段階で、こうさせていただくという答えができなくて申しわけないんですが、これから見つけさせていただかなくてはならないと、今からいろいろと考えさせていただいております。 ◆田中良平 委員   はい、わかりました。  まだこれから考えていかなあかんことのポイントもあるということなので、冒頭、条例にはよらないとまず宣言されましたけれども、対策を練っていく中で、何らかの個人情報保護の免除する措置を条例によるというのも一つの方法なので、最初から条例による方法はとりませんと宣言するんじゃなくて、それも全部含めた上で検討して、進めていっていただきたいと思います。  以上です。 ○大石伸雄 委員長   他にありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○大石伸雄 委員長   なければ、本件の質疑は終わりたいと思います。  このルーチンワーク、非常に今回整理して出していただいて、わかりやすくなりました。健康福祉局と防災危機管理局、それから地域と、ここの連携を今後新しい課もできたことですから、しっかりとこれを踏まえてやっていっていただきたいと思います。  ちょっときょうは池井課長、声がなかったので、ちょっと一言だけ決意を表明していただけますでしょうか。 ◎災害避難支援課長   4月1日の異動によりまして、災害避難支援課長として就任しております。  これまでの2年間は、住宅のほうにおりまして、住宅部のほうのURの借り上げ住宅の住みかえのほうも担当しておりまして、今、基準に上がっておりました重度の障害をお持ちの方でありますとか介護の必要な方、こういう方に対しての対応についても、今までやってきておりまして、今後福祉部局とのいろんな調整でありますとか、連携のほうも引き続き必要になるかと思いますので、できるだけ前向きに取り組んでまいりたいというふうに考えています。今後ともよろしくお願いいたします。 ○大石伸雄 委員長   はい、よろしくお願いします。  ちょっと坂田室長も初めてなので、お声をひとつ聞かせていただけましたら。 ◎防災総括室長   同じく4月から、以前の人事のほうから防災総括室のほうに異動になりまして、このたび室長を拝命いたしました坂田でございます。改めましてよろしくお願いいたします。多分ここに来られる皆様から見たら、一番この防災という部分については知識が薄いものだと思っておりますので、これから一生懸命勉強させていただいて、新たな力になれるように頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○大石伸雄 委員長   最後に渡辺局長、単身赴任まで決意されて、マンションを借りられたということで、本当に期待しておりますので、一言ごあいさつお願いします。 ◎防災危機管理局長   このたび防災危機管理局長を拝命しました渡辺でございます。本来私のほうが最初にごあいさつ申し上げて、新しいメンバーを御紹介すればよかったんですけれども、説明へすぐに入ってしまいまして、申しわけございません。  防災危機管理局の局長を拝命しまして、責任重々に感じておりまして、何とかこの要援護者につきましても、誰一人抜けることなく、全員助けたいという気持ち、先ほどたかはし委員さんのほうからもお話ありましたように、やっぱり実効力のある、また継続して持続的な取り組み、いつ災害が起こるかもわかりませんので、持続的な取り組みということを念頭に置きまして、取り組んでまいりたいと思っております。今後ともひとつよろしくお願いいたします。 ○大石伸雄 委員長   はい、ありがとうございました。  以上で本日の協議は終了しました。  これをもって総務常任委員会を閉会します。御苦労さまでした。           (午前11時51分閉会)...